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『現代思想』2016

『現代思想』
青土社 http://www.seidosha.co.jp

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2016年12月号 特集:霊長類学の最前線
2016年11月号 特集:大学のリアル――人文学と軍産学共同のゆくえ
2016年10月号 緊急特集:相模原障害者殺傷事件
2016年9月号 特集:精神医療の新時代――オープンダイアローグ・ACT・当事者研究…
2016年8月号 特集:特集:<広島>の思想――いくつもの戦後
2016年7月号 特集:報道のリアル
2016年6月号 特集:日本の物理学者たち
2016年5月号 特集:人類の起源と進化――プレ・ヒューマンへの想像力
2016年4月号 特集:教育サバイバル
2016年3月号 特集:3・11以後の社会運動
2016年2月号 特集:老後崩壊――下流老人・老老格差・孤独死…
2016年2月臨時増刊号 総特集:辺野古から問う――現場のリアル
2016年1月号 特集:ポスト現代思想

『現代思想』2016年1月号 特集:ポスト現代思想・表紙   『現代思想』2016年2月臨時増刊号 総特集:辺野古から問う・表紙   『現代思想』2016年2月号 特集:老後崩壊――下流老人・老老格差・孤独死…・表紙   『現代思想』2016年3月号 特集:3・11以後の社会運動・表紙   『現代思想』2016年4月号 特集:教育サバイバル・表紙   『現代思想』2016年5月号 特集:人類の起源と進化――プレ・ヒューマンへの想像力・表紙   『現代思想』2016年6月号 特集:日本の物理学者たち・表紙   『現代思想』2016年7月号 特集:報道のリアル・表紙   『現代思想』2016年8月号 特集:<広島>の思想――いくつもの戦後・表紙   『現代思想』2016年9月号 特集:精神医療の新時代――オープンダイアローグ・ACT・当事者研究…・表紙   『現代思想』2016年10月号 緊急特集:相模原障害者殺傷事件・表紙   『現代思想』2016年11月号 特集:大学のリアル――人文学と軍産学共同のゆくえ・表紙   『現代思想』2016年12月号 特集:霊長類学の最前線・表紙  


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■『現代思想』44-1(2016-1) 2016/01/01
 特集:ポスト現代思想
 青土社,254p. ISBN-10: 4791713125 ISBN-13: 978-4791713127 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2291

特別掲載 偶有性操縦法4  / 磯崎 新

連載 分解の哲学 第二回 積み木の響き(中) / 藤原辰史

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第三回 この大地はだれのものか 1 神聖なるグランド・キャニオンと「所有せざる人々」の土地 / マニュエル・ヤン

連載 科学者の散歩道 第二五回 ニュートリノ「スーパーポジション」 / 佐藤文隆

連載 第一一九回 加害のこと少し 生の現代のために・8 / 立岩真也

特集*ポスト現代思想

【討議】
権威(オーソリティ)の問題 思弁的実在論から出発して / A・ギャロウェイ+千葉雅也 小倉拓也・千葉雅也

【エッセイ】
人文学と反復不可能性 / 東浩紀
エクストロ=サイエンス・フィクションは可能か? / 佐々木敦
マンゴーと手榴弾 語りが生まれる瞬間の長さ / 岸政彦

【討議】
ポスト現代思想としての日本哲学 / 檜垣立哉+北野圭介

【ニュー・リアリズム】
ヘルメスによる真理 秘密と伝達についての諸定理 / F・ラリュエル 小倉拓也訳
中立的な実在論 / M・ガブリエル 斎藤幸平訳

【ニュー・マテリアリズム】
ラディカル無神論的唯物論 メイヤスー批判 / M・ヘグルンド+吉松覚訳

【非人間的なもの】
長い過去の後で 現在の歴史への回顧的導入 / B・マッスミ+原島大輔訳
フルッサー、知られざる群島としての / 上野俊哉
(非)人間化への抵抗 リオタールの「発展の形而上学」批判 / 星野太

【フェミニズム】
形式/物質/コーラ オブジェクト指向存在論とフェミニズムの新しい唯物論 / R・シェルドン 難波阿丹訳

【エステティクス】
聴くことの絶滅に向かって レイ・ブラシエ論 / 仲山ひふみ
二つのリアリズムと三つの自動性 新しいシネフィリーのために / 三浦哲哉
「芸術」の終わり ミニマリズムと構造表現 / 荒川徹

【考古学】
死者は事物に宿れり 考古学的想像力と現代思想の物質的転回 / 佐藤啓介

□研究手帖  綴られた希望を「読むこと」 / 山家悠平


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■『現代思想』44-2(2016-2e) 2016/01/30
 2月臨時増刊号 総特集:辺野古から問う――現場のリアル
 青土社,190p. ISBN-10: 4791713133 ISBN-13: 978-4791713134 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2292

 米軍沖縄基地普天間飛行場移設に関して、辺野古埋め立て承認の是非をめぐる政治の動きに、注目が集まっている。
 新基地建設問題それ自体はもちろんだが、一方で「観光立国」の一大拠点として、カジノ構想や日米新薬研究拠点の建設、USJ誘致なども叫ばれている。
 日本の未来が集約される磁場として辺野古/沖縄を見つめ、現場のリアルを詳らかにする緊急特集。

【エッセイ】
在日沖縄人が見た辺野古 / 石川文洋
辺野古新基地問題が私たちに突きつける三択 米国の「州」を目指すのか、「独立国」を目指すのか、「属国」のままでいるのか / 想田和弘
辺野古から問う正義 憲法九二条・九五条が示す民主主義のかたち / 木村草太
なぜ辺野古へ行くのか 抵抗の知を沖縄から学ぶ  / 五野井郁夫~ 

【フォトドキュメント】
辺野古2015の三日間 / 石川文洋

【インタビュー】
辺野古の現場から発信する民主主義 / 山城博治
辺野古代執行訴訟から見えてきた日本の未来 / 桜井国俊
基地のある〈日常〉から発信する / 元山仁士郎

【現場から】 沖縄から羽ばたいて / 三上智恵
辺野古断念こそが「唯一の選択肢」である / 布施祐仁
基地ゲート前の暴力と法 平等をつくる / 森川恭剛

【政治・経済から問う】
「思い込み」政治に抗する / 佐藤 学
辺野古をめぐる二つの政治 代表政治と直接行動 / 大野光明
辺野古基金における寄付の意義 / 林 公則

【歴史から辿る】
軍道二四号線の朝 「コザ暴動」の記憶 / 田仲康博
沖縄、記憶の肖像 岐路にあって、繰り返し、問い直されること / 若林千代
米軍統治期の沖縄保守勢力と「島ぐるみ」 「オール沖縄」に繋がる水脈 / 櫻澤 誠

【思想から問い直す】
倫理としての辺野古反基地運動 辺野古から嘉手納、宮古、八重山へ / 新城郁夫
非暴力の牙 / 真島一郎
日本と沖縄の「連帯」の条件 / 小松 寛

【環境問題とは何か】
ハワイから金武湾、辺野古、高江まで  海をひとつにつなげる世界反基地・反開発運動に向けて / 上原こずえ
漁業からみた普天間基地移設問題 襞に埋没する名護の海人  / 佐々木貴文

【ジェンダーからの視点】
基地・軍隊 ジェンダーの視点から抗する / 秋林こずえ
人種主義の深淵 伊波普猷における優生学と帝国再編 / 徳田 匡

【メッセージ】
未来世代に基地を残さないために / 古謝美佐子+佐原一哉


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■『現代思想』44-3(2016-2) 2016/02/01
 特集:老後崩壊――下流老人・老老格差・孤独死…
 青土社,230p. ISBN-10: 4791713141 ISBN-13: 978-4791713141 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2293

 来るべき老後のために、私たちは何ができるか。  下流老人、孤独死、老老介護、年金問題…そうした言葉が各メディアでたびたび登場していることからわかるように、いま老後は「悪夢」として語られている。  本特集は、日本の「老後」を取り巻く危機的状況に対峙しつつ、一方で存在する老いの可能性を新たに拓き、これからの社会の在り方を思考する。

連載 

特別掲載
偶有性操縦法5 / 磯崎新

連載 分解の哲学
第三回 積み木の響き(下) / 藤原辰史

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ
第四回 この土地はだれのものか2 カウボーイと浮浪者が死にゆく土地 / マニュエル・ヤン

連載 家族・性・市場
第一二〇回 国立療養所/筋ジストロフィー――生の現代のために・8 / 立岩真也

特集*老後崩壊  下流老人・老老介護・孤独死…

【討議】
「下流老人」を生み出す 社会の貧困に抗して / 春日キスヨ 藤田孝典

【エッセイ】
経済状況から見た老老格差 / 橘木俊詔
Hさんのこと / 赤石千衣子
介護の経験と贈与論 / 平川克美

【高齢化社会の現在地】
無届施設のリアルが投げかけるもの 超高齢化/人口減少社会における社会構想 / 天田城介
ひとり暮らし高齢者の貧困と社会的孤立 / 河合克義
「アカルイ老後生活」のための制度再設計は可能か / 岩田正美

【ジェンダーから問う】
「下流老人」の中核としての貧困高齢女性 / 竹信三恵子

【ブラック化する社会と高齢者】
介護ビジネスが招いたツケにどう立ち向かうべきか / 長岡美代
「与える世の中」をつくるために / 鈴木大介

【病と生きる】
認知症の精神療法 人類学的考察 / 北中淳子

【ケアに際して】
障害者介護保障運動と高齢者介護の現状 高齢者介護保障運動の可能性を考える / 渡邉琢
福祉レジームと海外人材の位置づけ / 安里和晃

【〈出口〉を探して】
世代闘争へ? 生態社会学で考える高齢社会のゆくえ / 山下祐介
ダンゴムシあたり 〈高齢化する社会〉と〈老朽化する街〉を分解する / 猪瀬浩平
「わたしたち」が、「老後」を物語るために、「今」できることについて、考えてみた。 / アサダワタル

研究手帖
書斎の「窓」 / 西川純司


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■『現代思想』44-7(2016-3) 2016/03/01
 特集:3・11以後の社会運動
 青土社,230p. ISBN-10: 4791713184 ISBN-13: 978-4791713189 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2297

連載 分解の哲学 第四回
人類の耐久性 チャペックから考える(上)  / 藤原辰史

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第五回
この大地はだれのものか 3 「水が流れ、草が生えるかぎり」先住民が共有する土地」  / マニュエル・ヤン

連載 生の現代のために・10(予告)  / 立岩真也

特集=3・11以後の社会運動 交差する人々 

討議Ⅰ
〈官邸前〉から〈国会前〉へ  / 小熊英二 ミサオ・レッドウルフ 奥田愛基

 交差する人々
火を守り、場を温める  / 服部至道
あの日の後 路上にて  / 吉田理佐
新しい世界のために、パーティを続けよう!  / いとうやすよ

社会は変わったか
波が寄せれば岩は沈む――福島原発事故後における社会運動の社会学的分析 / 小熊英二

 継続と展開
共同意識と「神話」の再生――複合震災から五年 / 木下ちがや
運動と政権を繋ぐ回路のために――社会運動と民主党政権との「連携」と「乖離」 / 大井赤亥

 新しい声
震える足で地を踏みしめて  / 大澤茉実 木下ちがや(聞き手)
街の声を聞きながら レイシズム・カウンターからSEALDsへ / 朴亜悠 木下ちがや(聞き手)

 討議Ⅱ
裁判で社会を変える 福島生業訴訟が問いかけるもの / 白井 聡 馬奈木厳太郎

 避難と復興
避難者にとって「復興プロセス」とはなにか  / 市村高志
法廷は原発事故のなにを明らかにしたか 原因追究の場としての原発集団訴訟 / 添田孝史

 脱被曝の試み
ある原因による健康障害発生予測とその対策――福島第一原発事故後の対策立案のための基礎知識 / 津田敏秀
あれから五年、リスクコミュニケーションが私たちから奪うもの  / 影浦 峡
未完のイマジネーション ひとびとの動き・流れ・市民科学者国際会議に関する手記 / 岩田 渉

 3・11と世界
「フクシマ・エフェクト」――「脱原発社会」への道を歩み出す台湾 / 鈴木真奈美

研究手帖 生(の力)を別の仕方で思考すること?  / 吉松覚



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■『現代思想』44-9(2016-4) 2016/04/01
 特集:教育サバイバル
 青土社,237p. ISBN-10: 4791713206 ISBN-13: 978-4791713202 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2299

連載 分解の哲学 第五回
人類の耐久性 チャペックから考える(中)  / 藤原辰史

連載 科学者の散歩道 第二六回
工部大学校 後進国の先進性 / 佐藤文隆

連載 第一二二回 国立療養所――生の現代のために・11 / 立岩真也

特集=教育サバイバル 

討議
「教育の病」から見えるブラック化した学校現場 「感動」「一体感」「理不尽さ」を問い直す / 内田良+大内裕和

概論
格差社会の教育状況  / 佐々木賢

改革の内実
センセイ、ぼくの「やる気スイッチ」を押してください! あれ? センセイの「やる気スイッチ」がないのですよ 強制再起動しましょうか? / 岡崎勝

工場化する学校 「チーム学校」の問題点から考える / 赤田圭亮
6・3・3制の変容 私立中高一貫校の受験“矛盾”を問い直す / 横田増生

教育と政治
一八歳選挙権・新安保法制と政治教育の課題 / 藤田英典
奨学金と「経済的徴兵制」 / 布施祐仁

子どもの貧困・格差
ニューカマーの若者の現在 第二世代の直面する格差問題 / 三浦綾希子
学力と貧困問題 / 山田哲也

労働との結節点
ブラックバイト問題を「労働」から読み解く / 今野晴貴
今、若年層に必要とされているワークルール教育 / 笹山尚人

現場から問う
コンヴィヴィアル・メディア・リテラシー そして「障害者の自立と共生」から何を学ぶか / 柴田邦臣
〈日常〉のなかで政治を考える T-nsSOWLからみたデモの現場で / 福田龍紀
未完のイマジネーション ひとびとの動き・流れ・市民科学者国際会議に関する手記 / 岩田渉

ジェンダー教育とは何か
少子化対策の教育への浸潤 「医学的・科学的に正しい知識」とは / 柘植あづみ
LGBTを含めた全ての子どもたちが生きやすい未来のために ReBiTの挑戦から / 藥師実芳

研究手帖
「知的なるもの」の影銭 / 廣承平


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■『現代思想』44-10(2016-5) 2016/05/01
 特集:人類の起源と進化――プレ・ヒューマンへの想像力
 青土社,245p. ISBN-10: 4791713214 ISBN-13: 978-4791713219 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2910

【特別掲載】ザハ、無念 / 磯崎 新

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第六回
わたしたちはいかに打ち克つのか1 公民権運動と労働者をつなぐ直接行動 /マニュエル・ヤン

連載 科学者の散歩道 第二七回
重力波検出実験の社会科 久しぶりの米国 /佐藤文隆

連載第一二三回 国立療養所・2 生の現代のために・12 /立岩真也

特集*人類の起源と進化――プレ・ヒューマンへの想像力

【討議Ⅰ】
プレ・ヒューマンへの想像力は何をもたらすか /山極寿一+諏訪 元

【起源へのアプローチ】
ホモ・サピエンスの本質をゲノムで探る /篠田謙一
ヒトの体と心のなりたちについて /長沼 毅
人類の起源という考えそのものについて /吉川浩満

【討議Ⅱ】
ネアンデルタール人との交替劇の深層 /赤澤 威+西秋良宏

【ヒトびとの軌跡】
揺らぐ初期ホモ・サピエンス像 出アフリカ前後のアフリカと西アジアの考古記録から /門脇誠二
考古学から見た人類活動の変化 旧石器時代の物質文化を中心に /長沼正樹
日本旧石器時代の現代人的行動と交替劇 /仲田大人

【インタビュー】
脳から考えるヒトの起源と進化 /養老孟司

【進化へのパースペクティブ】
〈社会性〉への不可解な進化 /大澤真幸
文化系統と文化進化 継承のパターンからプロセスを推論する/三中信宏
人間進化と二つの教育 人間進化の過程において教育はどのような役割を果たしたか/中尾 央
恥ずかしさの起源と進化 /木村大治

【ヒト以前の思考へ】
オリジナルな起源 W・デーヴィスの「イメージ・メーキングの起源」論が問いかけるもの/佐藤啓介
人類史という「詭弁」 メイヤスー「祖先以前性」概念に基づくカント人類学の批判/大橋完太郎

【研究手帖】
ラテンアメリカ先住民と持続可能性の現在 /近藤 宏


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■『現代思想』44-12(2016-6) 2016/06/01
 特集:日本の物理学者たち
 青土社,229p. ISBN-10: 4791713230 ISBN-13: 978-4791713233 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2925

特別掲載 ザハ、無念 2  / 磯崎 新

連載 第一二四回 国立療養所・3 生の現代のために・13 / 立岩真也

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第七回
わたしたちはいかに打ち克つのか 2 ハゲ頭の立派な背広と新左翼の「美的次元」 / マニュエル・ヤン

特集*日本の物理学者たち

討議 ニュートリノ実験の社会科 / 梶田隆章+佐藤文隆

インタビューⅠ 物理法則の美しさを求めて / 佐藤勝彦 横山広美(聞き手)

物理学のフロント
暗黒宇宙と素粒子物理 / 相原博昭
量子力学の転換点 量子測定・不確定性原理・重力波検出 / 小澤正直
銀河系地球・惑星物理学の時代 / 松井孝典
カオス理論から見た心脳研究の私的遍歴 / 津田一郎
物理帝国主義の衰退と、科学の現状 / 茂木健一郎

インタビューⅡ 社会のなかの物理学者 / 小沼通二 中尾麻伊香(聞き手)

インタビューⅢ 「二足のわらじ」をはいて / 益川敏英

日本の物理学者たち
寺田寅彦の人生と文理の融合 / 池内 了
原爆開発研究における仁科芳雄とその周辺 / 江沢 洋
疎外されゆく物理学者たち 加速器から原子力まで / 中尾麻伊香
ヘミ・グローバリゼーションのもとでの日本物理学者 坂田昌一と弁証法的唯物論 / 金山浩司
ポスト・ノーマル・サイエンスの射程からみた武谷三男と廣重徹 科学者の社会的責任論のなかでの再定位 / 塚原東吾

ノーベル賞
日本の物理学とノーベル賞 湯川秀樹と朝永振一郎の受賞まで / 岡本拓司

物理学者たちの現場
高エネルギー物理学研究所の誕生 共同利用機関とは / 平田光司

研究手帖
「もの」の傾向性  / 能作文徳


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■『現代思想』44-13(2016-7) 2016/07/01
 特集:報道のリアル
 青土社,229p. ISBN-10: 4791713249 ISBN-13: 978-4791713240 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2933

連載 分解の哲学 第六回
人類の耐久性 チャペックから考える(下)・1 / 藤原辰史

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第八回 わたしたちはいかに打ち克つのか 3 黒豹と「天気予報士」が「ミスター・ジョーンズ」と闘う日々 / マニュエル・ヤン

連載 科学者の散歩道 第二八回 大戦のストレステスト 「理研百年」、高木貞治 / 佐藤文隆

連載 第一二五回 国立療養所・4 生の現代のために・14 / 立岩真也

特集*報道のリアル

インタビュー
マスメディアの「解放区」を切り開く  / 田原総一朗

エッセイ
報道の現場に希望への意思は生まれたか  / 森 達也

TVはどう変わったのか
日本のテレビ報道でいま何が起きているのか メディア危機の日本的諸相 / 金平茂紀
ゴツゴツした報道を取り戻そう  / 水島宏明

討議
現場に立ち返るジャーナリズムのあり方  / 斎藤貴男+古川美穂

政治・経済とメディア
脅かされる表現の自由 安倍政権「メディア支配」の特異性 / 松田 浩
異常さに慣れるな 安倍政権とテレビ / 砂川浩慶

現場を問い直す
労働問題の現場から見るメディアの課題――「派遣村」・「ブラック企業」報道から偏向報道へ / 今野晴貴
「家族」の内/外を歩んで  / 杉山 春

インタビュー
潮だまりのジャーナリズム  / 本橋成一

批評とドキュメンタリー
オルタナティブ・ジャーナリズムの可能性 / 金子 遊
ジャーナリズムとドキュメンタリー 謝罪の身体をめぐって / 萩野 亮

ローカル・ドキュメンタリー
時代を超えるテレビドキュメンタリー / 阿武野勝彦
「空気を読む」ことの恐ろしさ  / 圡方宏史

環境を問い直す
報道のいまと余生 / 粉川哲夫
「不自由なメディア」から「自由なメディア」への試行錯誤 / 白石 草

研究手帖 「みじめさ」のゆくえ  / 深田耕一郎


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■『現代思想』44-15(2016-8) 2016/08/01
 特集:<広島>の思想――いくつもの戦後
 青土社,246p. ISBN-10: 4791713265 ISBN-13: 978-4791713264 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2961

連載 分解の哲学 第七回
人類の耐久性 チャペックから考える(下) /  藤原辰史

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第九回
「全世界というひとつの大きな刑務所」からから逃亡する流れ者と労務者 / マニュエル・ヤン

連載 科学者の散歩道 第二九回
「昭和反動」下の“科学”と“科学的” / 佐藤文隆

連載 家族・性・市場
第一二六回 国立療養所・5 / 立岩真也

特集*〈広島〉の思想――いくつもの戦後史

【エッセイ】
ヒロシマ、絶対的矛盾の中に佇む十字架 / 姜尚中
福島以降の広島 / 白井 聡
自発的プロパガンダの連鎖を断って / 森 達也

【討議】
広島は「復興」したのか 「平和都市」再考 / 西谷 修+東 琢磨

【インタビュー】
広島を「私物化」する 「ひろしま」が語りかけてくるもの / 石内 都
ワシはカッパとなって広島の川を掻く 清掃員画家・ガタロさんインタビュー / ガタロ/佐々木俊輔(聞き手)

【〈広島〉の思想】
記憶のケアから記録の修復へ 一人の被爆者の「物語」に寄せて / 川本隆史
被爆者という主体性と米国に謝罪を求めないということの間 / 直野章子
そこに歴史はない ベルリンからグラウンド・ゼロとしての広島を思う / 柿木伸之
ギュンター・アンダースのヒロシマ 政治でも、道徳でも、ヒューマニズムでもなく / 渡名喜庸哲

【いくつもの戦後史】
失われた広島と五月二七日の基町アパート / 佐々木俊輔
日々の喪失、平和の喧伝 相生通りと動員される「平和都市」 / 仙波希望
「平和」と「復興」の狭間を生きた「在広朝鮮人」 / 権鉉基

【〈広島〉の想像力】
崇高な(の)こけおどしを嗤い越える / 東 琢磨
「海の歌」が響き渡る場所 『原子爆弾の記録――ヒロシマ・ナガサキ』と蘭嶼 /  川口隆行
生政治の線引きと分かち合う線描 ヒロシマから思考するチャールズ・オルソンとベン・シャーン / 井上間従文
影の被曝者 / 崔真碩

【アメリカとヒロシマ】
オバマ大統領の広島訪問 / 高橋博子
オバマの広島演説を歴史化する アメリカの原爆言説は変わったのか / 柴田優呼
原爆投下をめぐる「必然性」と「自由」 政治的責任を論じるために / 大井赤亥

【〈平和都市〉の諸相】
「慰霊祭」の言説空間と「広島」 「無難さ」の政治学 / 福間良明
被爆地ヒロシマで揺らぐ「平和」 / 藍原寛子
「ヒロシマの平和を疑う」人間にとっての八月六日 広島におけるヘイトスピーチの展開 / 加藤有希

研究手帖
思想に横から吹く風をとらえる / 金山浩司


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■『現代思想』44-17(2016-9) 2016/09/01
 特集:精神医療の新時代――オープンダイアローグ・ACT・当事者研究…
 青土社,229p. ISBN-10: 4791713281 ISBN-13: 978-4791713288 1300+ [amazon][kinokuniya] ※
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2966

特別掲載 走れメロス 思考の方法論について / 見田宗介

連載 科学者の散歩道 第三〇回 占領下異物としての学術会議 / 佐藤文隆

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第一〇回 見張りの塔で自画像を描くアーティストと反乱する都市から逃げられない労働者 / マニュエル・ヤン

特集*精神医療の新時代――オープンダイアローグ・ACT・当事者研究…

【討議】
オープンダイアローグがひらく新しい生のプラットフォーム / 斎藤 環+村上靖彦

【臨床の新風景】
ダイアローグ、そして、まだ見ぬ実践のためのノオト / 高木俊介
精神医療からの逃走 / 信田さよ子
ポストモダンな幸せ? / 柳澤田実
適応することと潜勢力としての思考 / 酒井 崇

【生きていく場】
その老人が変わった日 自殺で亡くなるひとの少ない地域の人間関係 / 森川すいめい
精神医療に吹く「当事者研究」の風 / 向谷地生良
当事者研究の展開 自閉スペクトラム症当事者の立場から / 綾屋紗月
ほっとする場所 / 棚谷直巳+岡本晃明

【転形期の精神医療】
過渡期の精神 / 小泉義之
脱精神医学化の二つのエッジ RDoC(研究領域基準)とマッドネス / 美馬達哉
語りに基づく科学 当事者/科学者の誕生 / 北中淳子

【運動と制度】
最近流行りのオルタナティブと意思決定支援に対する反論 / 桐原尚之

【事件】
七・二六殺傷事件後に / 立岩真也

研究手帖 XS, XS, XS, XL / 佐々木俊輔


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■『現代思想』44-19(2016-10) 2016/10/01
 緊急特集=相模原障害者殺傷事件
 青土社,246p. ISBN-10: 4791713303 ISBN-13: 978-4791713301 1300+ [amazon][kinokuniya]
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2976

連載 科学者の散歩道 第三一回
アカデミックな職場の変容 / 佐藤文隆

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第一一回
轟く雷鳴の高潮線を消し去るヤンキー・パワー / マニュエル・ヤン

緊急特集*相模原障害者殺傷事件

【エッセイ】
「事件」の特異性と普遍性を見つめて / 森 達也
障害と高齢の狭間から / 上野千鶴子
ぼちぼちの人間世間へ / 最首 悟
この不安をどうしたら取り除くことができるのか / 大澤真幸
「日本教」的NIMBYSMから遠く離れて / 斎藤 環
「個人の尊重」を定着させるために / 木村草太

【「当事者」からの視点】
◎事件の後で / 熊谷晋一郎
◎相模原障害者虐殺事件を生み出した社会 その根底的な変革を / 尾上浩二
相模原市障害者殺傷事件から見えてくるもの / 中尾悦子
◎相模原市で起きた入所施設での大量虐殺事件に関して / 白石清春
「言葉に詰まる自分」と向き合うための初めの一歩として / 星加良司

【反復する優生思想――障害をめぐる生政治】
◎反ニーチェ / 市野川容孝
◎「生きるに値しない生命終結の許容」はどのように語られたか / 大谷いづみ
◎優生は誰を殺すのか / 杉田俊介
◎事件が「ついに」起こる前に「すでに」起こっていたこと / 児玉真美

【「障害者殺し」の系譜――運動史からの問い】
七・二六殺傷事件後に 2 立岩真也
◎「殺意」の底を見据えること / 荒井裕樹
◎相模原障害者施設殺傷事件と優生思想 / 廣野俊輔

【医療観察と「社会防衛」――精神障害をめぐるポリティクス】
◎精神医療と司法・警察の「入り口」と「出口」という問題系 / 高木俊介
◎〝役に立たない〟〝危険な人間〟二つの苦しみ / 桐原尚之
◎精神障害者の立場からみた相模原障害者殺傷事件 / 船橋裕晶

【介護労働の現在】
◎介護者は「生気の欠けた瞳」をしているのか / 深田耕一郎
◎障害者地域自立生活支援の現場から思うこと / 渡邉 琢
◎津久井やまゆり園の悲劇 / 西角純志

【憎しみの時代ヘイトクライムとしての相模原事件】
「これはヘイトクライムである」の先へ / 明戸隆浩
◎このいま、想像力の圧倒的な欠如 / 岡原正幸
土地の名前は残ったか? / 猪瀬浩平

研究手帖 ステロイドと「薬剤化」 / 牛山美穂

□関連

◎は以下で言及
立岩真也杉田俊介 2016/12 『相模原障碍者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』,青土社

◇立岩 真也 2016/09/25 「『現代思想』相模原殺傷事件特集掲載稿・01――「身体の現代」計画補足・215」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1779864322280547
◇立岩 真也 2016/09/26 「『現代思想』相模原殺傷事件特集・02――「身体の現代」計画補足・216」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1780362328897413
◇立岩 真也 2016/09/27 「『現代思想』相模原殺傷事件特集・03――「身体の現代」計画補足・217」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts//1781003122166667

高木俊介 2016/10/01 「精神医療と司法・警察の「入り口」と「出口」という問題系――相模原市障害者施設殺傷事件をめぐって」,『現代思想』44-19(2016-10):169-173
桐原尚之 2016/10/01 「〝役に立たない〟危険な人間〟二つの苦しみ――精神障害者の立場から捉えた津久井やまゆり園事件」,『現代思想』44-19(2016-10):174-179
◇船橋裕晶 2016/10/01 「精神障害者の立場からみた相模原障害者殺傷事件」,『現代思想』44-19(2016-10):180-184


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■『現代思想』44-21 (2016-11) 2016/11/01
 特集=大学のリアル――人文学と軍産学共同のゆくえ
 青土社,229p. ISBN-10: 479171332X ISBN-13: 978-4791713325 1300+ [amazon][kinokuniya]
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2986

連載 科学者の散歩道 第三二回
超新星爆発とSSC中止の間 / 佐藤文隆

連載 第一二七回 生の現代のために・16 / 立岩真也

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ 第一二回
日の沈む合衆国で生まれて、そして生まれ変わる異教徒 / マニュエル・ヤン

特集*大学のリアル――人文学と軍産学共同のゆくえ

【エッセイ】
君マッド・サイエンティストになることなかれ 大学と軍事研究 / 香山リカ

【討議】
科学のスケールダウンと大学の未来 / 池内 了×藤原辰史

【科学と大学】
軍学共同に抗する大学自治を支える力 / 多羅尾光徳
戦時科学史から見た軍事研究と科学者 / 河村 豊
ゲノム編集時代における大学と大学人 とくに倫理的問題への態度について / 粥川準二

【産学共同の内実】
イノベーションと産学連携 アメリカの実態と日本への含意 / 宮田由紀夫
地域圏大学での試み デュアルユース研究と地域創生 / 尾西康充

【ネオリベラルに抗する】
研究費の誘惑と研究者の憂鬱 デュアルユース時代の科学者・技術者の倫理 / 林 真理
研究と実践は大学寄附講座の上で交叉するか? 米国の大学における男性学の制度化と文化支配 / 海妻径子
ヴォーリズの夢? 国際基督教大学本館建替え問題をめぐって / 田仲康博

【専門職業大学とは何か】
「専門職業大学」設置と大学改革の迷走をめぐって / 児美川孝一郎
「大学の専門学校化」批判の問題性 専門職業大学の創設に関連して / 植上一希

【大学人とは誰か】
人文学部ヒラの准教授の目から見た地方国立大学の現実 / 平野幸彦
ある研究者のストライキ / オペライズモ研究会

【ジェンダーから見た大学】
一橋大学ロースクール事件について 命はすくえなかったのか / 南 和行
RANT / 清水晶子
大学の企業化と人権の危機 / 生駒夏美

研究手帖 自立生活運動の前史をふりかえる / 廣野俊輔


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■『現代思想』44-22 (2016-12) 2016/12/01
 特集=霊長類学の最前線
 青土社,229p. ISBN-10: 4791713338 ISBN-13: 978-4791713332 1300+ [amazon][kinokuniya]
 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2996

連載 科学者の散歩道
第三三回 アインシュタイン生誕一〇〇年と「改革開放」初期 周陪源と方励之 / 佐藤文隆

連載 家族・性・市場 
第一二八回 生の現代のために(番外篇) / 立岩真也

連載 ボブ・ディランが歌うアメリカ
第一三回 茶番劇帝国シンガーとラッキー・ウィルベリーのポストモダン的栄枯盛衰 / マニュエル・ヤン

特集*霊長類学の最前線

【討議】
性という謎から霊長類をまなざす / 山極寿一×田中雅一

【霊長類の分かれ道】
類人猿はなぜ熱帯雨林を出られなかったのか 人類進化の分かれ道を探る / 山極寿一
“ふつう”のサルとヒトの平行進化 類人猿からは見えてこない人類進化論 / 中川尚史

【導入】
「サル学」の視座 人間以外の社会を理解するとは / 中村美知夫

【社会の多面体】
ヒト科の性と社会の進化 攻撃性はなぜ高まり、どう抑制されたのか / 古市剛史
謎に包まれたアジアの同胞 半単独性生活と性の特徴から迫るオランウータンの社会 / 久世濃子
社会性を育む群れ社会 ハグで仲直りするニホンザル、挨拶をするクモザル / 下岡ゆき子
霊長類社会の多様性 「群淘汰」再考 / 濱田 穣
DNA分析が明かす大型類人猿の分散パターン / 井上英治

【心・認知・知性】
社会的知性の進化 心・文化・社会はヒト特有のものなのか / 平田 聡
遺伝子から探る霊長類の社会と心 / 村山美穂

【表象】
アメリカン・ゴリラの愛と死 「改革の時代」のサルたち / 丸山雄生

【擬人化を超えて】
非人間への生成 非連続的思弁と連続的実践の狭間で / 久保明教
霊長類学者は擬人化を超えて言語能力獲得の進化史に迫れるだろうか / 香田啓貴
民族霊長類学からみた人間と非人間の境界 コンゴ盆地北西部を事例として / 大石高典

研究手帖
学術の内と外を隔てる壁を超えて / 竹峰誠一郎


UP: 2016 REV: 20170525, 0529
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