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2010年1月号 特集:レヴィ=ストロース [別ファイル]
2010年2月号 特集:新政権の総点検
2010年3月号 特集:医療現場への問い――医療・福祉の転換点で [別ファイル]
2010年4月号 特集:教育制度の大転換――現場はどうかわるのか
2010年4月号 臨時増刊号 総特集:ドストエフスキー
2010年5月号 特集:現象学の最前線――間文化性という視座
2010年5月号 臨時増刊号 総特集:ボブディラン
2010年6月号 特集:ベーシックインカム――要求者たち [別ファイル]
2010年7月号 特集:免疫の意味論――多田富雄の仕事 [別ファイル]
2010年8月号 特集:ドラッカー――マネジメントの思想
2010年9月号 特集:現代数学の思考法――数学はいかにして世界を変えるか
2010年10月号 特集:臨床現象学――精神医学・リハビリテーション・看護ケア
2010年11月号 特集:大相撲
2010年12月号 特集:新しい依存症のかたち――回復へのプログラム
■『現代思想』38-02(2010-02) 2010/01/27
連載――ヴィータ・テクニカ
第5回 生命における主体/生態における視点 前 / 檜垣立哉
連載――和辻倫理学とは何か
第11回 「民族」 を語り出すこと 和辻における 「偶像」 の再興 / 子安宣邦
連載――リハビリテーション身体論
第9回 ヴァレラとリハビリテーション オートポイエーシスと認知運動療法 / 宮本省三
連載――家族・性・市場
第51回 ベーシックインカム・3 「非優越的多様性」 / 立岩真也
特集=新政権の総点検
【民主党議員に聞く】
コンクリートの政治を壊したい
「子ども手当」 からワークライフバランスの実現へ / 小宮山洋子 [聞き手=大内裕和]
日米合意の転換を 非核化から始まる安全保障 / 平岡秀夫 [聞き手=大内裕和]
【討議】
鳩山政権一〇〇日の攻防とその行方
新自由主義・利益誘導政治・新福祉国家 / 渡辺治 [聞き手=木下ちがや]
【脱官僚】
「脱官僚」 と決定の負荷 政治的ロマン主義をめぐる考察 / 野口雅弘
【論点】
鳩山政権と郵政民営化見直し 新政権は新自由主義と訣別できるか / 白川真澄
民主党政権による社会保障政策のゆくえ 長期的ビジョンの必要性 / 結城康博
新アイヌ政策の夜明け 今日の 〈アイヌ〉 なる状況 / マーク・ウィンチェスター
【基地問題】
戦後の日米関係と沖縄 普天間問題の意味するもの / 新崎盛暉
日米安保 議論の土俵を作り替えるとき / 梅林宏道
普天間基地問題をめぐって / 高橋哲哉
【政治と民主主義】
未決の時に問う 状況の特徴と社会運動の課題 / 鵜飼哲
「政治の時代」 の到来 / 大内裕和
【グローバル・ガバナンス】
グローバル・エコ・ガバナンスと民主党政権 COP15から見えてくるもの / 高祖岩三郎+平沢剛
研究手帖
普遍性と無条件性 / 亀井大輔
■『現代思想』38-05(2010-04) 2010/04/01
□連載――ヴィータ・テクニカ
第7回 生命における主体/生態における視点 後 ドーキンスと遺伝子の自己 / 檜垣立哉
□連載――和辻倫理学とは何か
第13回 死ぬことができる 「国家」 の提示 和辻はここで終えねばならなかった / 子安宣邦
□連載――リハビリテーション身体論
最終回 身体の自由を求めて リハビリテーション身体論・終章 / 宮本省三
□連載――家族・性・市場
第53回 差異とのつきあい方・2 / 立岩真也
特集=教育制度の大転換 現場はどう変わるのか
【討議】
政権交代と教育制度の転換 / 小森陽一+大内裕和
【インタヴュー】
教育はどう変わるのか / 藤田英典 [聞き手=大内裕和]
子どもの貧困と教育 / 阿部彩
【現場】
センセー 「子ども手当」 は、子どもがつかっちゃいけないの? / 岡崎勝
現場の文法 / 赤田圭亮
【何が変わるのか】
難問だらけの教育問題 / 佐々木賢
提言 教育現場に不要なもの 学校の風景から / 大森直樹+池田賢市+広瀬義徳+渡辺雅之
【制度の転換】
六年制教員養成の問題点 国による教師教育の再統制化 / 佐久間亜紀
全国学力テストの抽出方式への転換は何を意味するか / 中嶋哲彦
教育改革の舵をどの方向に切るべきか? イギリス労働党の教育改革と鳩山政権 / 久保木匡介
【理念の転換】
戦後教育、またしても曲がり角? / 村上義雄
格差と国民主義を考える 二〇一〇年春の教育の現状 / 三宅晶子
□研究手帖
土佐のクロサワ / 吉川孝
■『現代思想』38-04(2010-04e) 2010/04/
【エッセー】
話はそう単純にはいかない 暴走する物語、立ちつくす作者 / 鹿島田真希
牢獄の壁に記す / 黒川創
ドストエフスキーの負のエネルギー / 中村文則
ユーモリストとしてのドストエフスキー / 豊崎由美
実在としてのラスコーリニコフはこの国にまだ現れない / 森達也
公爵は三度ベルを鳴らす / 太田直子
『未成年』 『カラマーゾフの兄弟』 『水死』 / 海老坂武
ドストエフスキーが小説家になったとき / 吉岡忍
ドストエフスキー作品のオペラ化を検討する / 笠松泰洋
グレン・グールドとドストエフスキー ムイシュキン・コンプレックスをめぐって / 宮澤淳一
「意味の世界」 とキリスト教 ドストエフスキー再読 / 大井玄
をんなを描くドストエフスキー / 辻原登
【ドストエフスキー新訳】
チーホンの庵室で 『悪霊』 第二部第九章 / ドストエフスキー (訳・解説=亀山郁夫)
解説 「スタヴローギンの告白」 はどのようにして生まれたか? / 亀山郁夫
【対談 1】
今、ドストエフスキーを読み直す / 平野啓一郎+亀山郁夫
【対談 2】
ドストエフスキー読解の可能性 / 亀山郁夫+望月哲男
【インタビュー】
ドストエフスキーの世界性 / 沼野充義 [聞き手=亀山郁夫]
【作家論】
ドストエフスキーと父親殺し / ジークムント・フロイト (訳=中山元)
ドストエフスキーとフョードロフ 精神的血縁性の系譜 / アナスターシャ・ガーチェワ (訳=安岡治子)
【資料】
オブセッションの連鎖 オレグ・リクーシン 『乞食たちの日』 について / 岩本和久
【コメンタリー】
「ラザロよ、出で來たれ!」
『罪と罰』 第四部第四章コメンタリー / ボリス・チホミーロフ (訳・解説=松本賢一)
【評論】
『罪と罰』 の深層構造 批評の醍醐味はテキストの解体と再構築にこそある / 清水正
『白痴』 をめぐる想念 / 富岡幸一郎
『白夜』 の季節の悪霊的断面 スペシネフの秘密結社論とドストエフスキー / 山城むつみ
ドストエフスキーと自殺 『悪霊』 に見るその様相 / 清水孝純
今日の韓国社会とドストエフスキー パク・チャヌク監督の映画というプリズムを通して / 金玹英
【ロシアからのメッセージ】
奈落の淵にて / イーゴリ・ヴォルギン (訳=杉里直人)
「聴く」 から 「見る」 へ / タチヤーナ・カサートキナ (訳=杉里直人)
ペルソナなきポストモダニズムの大海で / パーヴェル・フォーキン (訳=杉里直人)
ドストエフスキー最期の日々 / ナターリア・アシンバーエワ (訳=杉里直人)
危機の時代のドストエフスキー / エレーナ・ノヴィコワ (訳=杉里直人)
目的としてのドストエフスキー / リュドミラ・サラスキナ (訳=杉里直人)
懐疑の坩堝をくぐり抜ける / ボリス・N・チホミーロフ (訳=杉里直人)
【ドストエフスキーをめぐる言葉 1】
古今東西のドストエフスキー (世界編) / 編=望月哲男+亀山郁夫
【ドストエフスキーをめぐる言葉 2】
古今東西のドストエフスキー (日本編) 私的アンソロジーとして / 編=福井勝也
日本のドストエフスキー / 福井勝也
【作品論】
ドストエフスキーと去勢派 『女主人』 の解釈に寄せて / オリガ・ディラクトルスカヤ (訳=越野剛)
『罪と罰』 の捜査担当官ポルフィーリー・ペトローヴィチ、あるいは文学と法の交錯に関する反人物論的考察 / 番場俊
『白痴』 とホルバイン 「墓のなかの死せるキリスト」 / サラ・J・ヤング (訳=乗松亨平)
アイスランドのスタヴローギン 『悪霊』 への一視角 / リュドミラ・サラスキナ (訳=郡伸哉)
恥と理想(イデヤ) 『未成年』 の世界 / 望月哲男
恥という遺産 『カラマーゾフの兄弟』 論 / デヴォラ・マルティンセン (訳=諫早勇一)
『カラマーゾフの兄弟』 の思想構造における 「大審問官」 / パーヴェル・フォーキン (訳=鈴木淳一)
■『現代思想』38-07(2010-05) 2010/05/01
新連載――出会いと言葉 第1回
わたしと “ことば”、そして “言語” との関係 / 西江雅之
連載――ヴィータ・テクニカ 第8回
確率・環境・自己 前 / 檜垣立哉
連載――和辻倫理学とは何か 第14回
国破れて山河はあるか 和辻国家論の戦後 / 子安宣邦
連載――家族・性・市場 第54回
『税を直す』 の続き / 立岩真也
特集=現象学の最前線 間文化性という視座
【導入】
現象学とその外部 「現象学と弁証法」 をめぐって / 熊野純彦
【討議】
間文化現象学という 〈実践〉 危機への呼応的応用 / 谷徹+松葉祥一
【間文化性】
間文化性と間世界性 要約と展望 / ゲオルク・シュテンガー (訳=神田大輔)
〈異和感〉 が覚起する 〈理性〉 間文化性をめぐる現象学的試論 / 田口茂
【遭遇/衝突】
文化的、イデオロギー的な遭遇と衝突の状況についての現象学的考察
/ ローズマリー・ラーナー (訳=小西真理子)
過てる遭遇の長い影 間文化性と暴力問題 / ミヒャエル・シュタウディグル (訳=藤井裕子)
【共存/不和】
「酔っぱらいの話のように・・・・・・」 歴史の肉と政治的身体 / ジャコブ・ロゴザンスキー (訳=松葉祥一)
被曝身体とパワー/権力 ポスト・ヒロシマ時代の 「見えるものと見えないもの」 / 嘉指信雄
【歴史の生起/沈降】
諸文化を横断する戦闘的な真理 メルロ=ポンティ 「制度化」 概念と 「間文化現象学」 / 廣瀬浩司
【移動/家】
デジタル空間、リスク指向経済、そしてハイデガー的な出口 / ジョン=クォン・リー (訳=小倉拓也)
【精神/身体の交感】
看護実践の合理性と働きに果たす身体化、感情、生活世界の役割
/ パトリシア・ベナー (訳=松葉祥一+三浦藍)
メタファーという治療装置 フォーカシング・フッサール・よしもとばなな / 村上靖彦
研究手帖
現象学とミシェル・アンリ / 川瀬雅也
■『現代思想』38-06(2010-05e) 2010/05
【ボブ・ディラン未邦訳稿】
~インタビュー~
いつもの自分を見せているだけだよ 『ロサンジェルス・タイムズ』 二〇〇四年四月四日
ロバート・ヒルバーンによるインタビュー / ボブ・ディラン (訳=菅野ヘッケル)
~詩篇~
写真詩集 《Hollywood Foto‐Rhetoric : The Lost Manuscript》 より
/ ボブ・ディラン (訳=中川五郎) [写真=バリー・フェインステイン]
【エッセイ】
ボブ・ディランを探して / 友部正人
【討議】
時の轍を辿って / 菅野ヘッケル+ピーター・バラカン
【にぎやかな朝に】
ディランの出現と歌の 「力」 の再興 六〇年代回顧 / 三井徹
ディランの 『若さ』 の意味 / アーサー・ビナード
伝道者ディラン / 瀬尾育生
アレン、ローレンスとハートのジャック ボブ・ディランと二人のビート詩人たち / 山内功一郎
ディランからディランへ 予言者詩人の系譜 / 飯野友幸
ディラン・イン・ジャパン その魅力と言語の壁 / ポール・スワンソン
【61号線のかなたへ】
私たちの時代の始まり / 佐藤良明
ディランという 「思想=夢」 を開ける。 / 岡崎乾二郎
はるか彼方の土地から先祖たちが呼ぶ声 エスニシティの抑圧と顕現 / 長畑明利
ロックと死 偽装するボブ・ディラン / 大和田俊之
ディランのアメリカ音楽地図 / 五十嵐正
【こんがらがった世界で】
そこに俺はいないよ。 / 平井玄
フーテナニーと葛藤の季節 / 荒このみ
ディランから遠く離れて / 吉岡忍
どこにない(ある)夜のボブ・ディラン / 東琢磨
音楽と政治をめぐる対話
ニューポート・フォーク・フェスティバルと第三回全日本フォークジャンボリーを比較して / 南田勝也
Who Hates the Bo(b) Dy(lan) Electric?
ボブ・ディランの電化を語る政治・文化・歴史の言説 / 源中由記
【転がる石のゆくえ】
代書人ボブあるいは〈誤訳〉 / 市田良彦
自己を他者化するパフォーマー / 堀内正規
庭に立つ大きな木 ディランという営み / 湯浅学
【アンケート】
~このディランを聴け!~
青山真治 いしいしんじ 戌井昭人 遠藤ミチロウ
川勝正幸 岸野雄一 サエキけんぞう 酒井隆史 鈴木創士
曽我部恵一 高田漣 多田玲子 田中功起 丹治匠
奈良美智 野崎歓 PANTA 樋口泰人 福永大介
前野健太 真部脩一 毛利嘉孝 山口隆 和田ラヂヲ
【ディスコグラフィ】
~Bob Dylan 1962‐2010~ / 萩原健太
■『現代思想』38-10(2010-8) 2010/08/01
連載――出会いと言葉
第4回 「言語」 の置き換え / 西江雅之
連載――ヴィータ・テクニカ
第11回 テクネーとしての自己 上 告白/牧人司祭権力の両義性 / 檜垣立哉
連載――日本を問い直す
第27回 語り伝えるべきものは何か / 川田順造
連載――家族・性・市場
第57回 「社会モデル」・序 / 立岩真也
特集=ドラッカー マネジメントの思想
【ドラッカー再読】
コンサルタントの条件 / ピーター・F・ドラッカー [聞き手=ジョン・F・ギボンズ] (訳=井坂康志)
今なぜドラッカーが読まれるのか / 上田惇生
政府、政治、経済、社会にかんするドラッカー理論
/ アーメン・チョバニャン+ジャン・エムブレムサバグ (訳=山家歩)
【ドラッカーとは誰か】
耳を澄まし続ける人 / マーシャル・マクルーハン+バリントン・ネヴィット (訳=井坂康志)
脱 「昨日の世界」 の哲学 ウィーン、フランクフルトの時代 / 井坂康志
【マネジメントの思想】
ドラッカーの先見 / リチャード・スミス (訳=長原豊)
市場と国家、そして株式会社
ドラッカーとポランニーの経済社会批判 / ダニエル・イマーヴァール (訳=吉田昌幸)
『マネジメント』 の人間主義的功罪 / 中山智香子
【マネジメントの言説】
ドラッカーの働き方に関する言説と働く場の実態 ‘時代を超える’ 経営イデオロギー / 伊原亮司
『もしドラ』 のストーリーテリングとマネジメントの社会学/精神分析学 / 樫村愛子
【多様化する労働の中で】
「マネジメント」 とその世界を読む レギュラシオン・アプローチの展開を視点にして / 江口友朗
【経営という統治】
柔らかな捕縛 経営者を経営する / アラン・マッキンレイ+ケン・スターキー (訳=長原豊)
研究手帖
ファストファッションと労働 / 柴田努
■『現代思想』38-11(2010-09) 2010/09/01
連載――ヴィータ・テクニカ 第12回
テクネーとしての自己 中 パレーシアとしてのテクネー / 檜垣立哉
連載――日本を問い直す 第28回
では、何ができたか? / 川田順造
連載――家族・性・市場 第58回
「社会モデル」・1 / 立岩真也
追悼・森毅
学問も 「芸のうち」 / 上野千鶴子
特集=現代数学の思考法 数学はいかにして世界を変えるか
【垂直的拡張】
~導入~
現代数学の抽象化・物質現象認識の抽象化 / 小島寛之
~幾何学~
幾何学的探究 / 砂田利一
数学を理解するということ / 深谷賢治
~代数学~
絶対数学の発見 / 黒川信重
【原点】
「数学的経験」 における 「問い」 と 「問題」 カヴァイエスの 「数学的経験」 概念のために / 近藤和敬
カント超越論哲学の数学論から数学概念の相互干渉による概念生成の哲学へ
非可換幾何学における解析学的、代数学的、幾何学的、数論的概念の干渉 / 原田雅樹
【水平的拡張】
~討議~
自然からの出題にいかに答えるか 数学的思考と物理学的思考 / 田崎晴明+加藤岳生+小島寛之
~物理学~
素粒子論のランドスケープ / 大栗博司
オートマトンモデルの背景 / 佐藤讓
~情報科学~
学習理論に現れる数学 / 渡辺澄夫
~経済学~
合理性信仰を離れて 進化経済学はどのような数学を必要としているか / 吉田雅明
~建築~
都市の多数性をめぐって / 南泰裕
~政治学~
民主主義についての講演のスケッチ
プロテスト可能性の発言(不)可能性 / ヴェルナー・ハーマッハー (訳=清水一浩)
声と式 / 松本潤一郎
研究手帖
フィールドとの 「適度な距離」 / 伊原亮司
■『現代思想』38-12(2010-10) 2010/10/01
□連載――出会いと言葉
第5回 “異なった言語” 間の接触へ / 西江雅之
□連載――日本を問い直す
第29回 権力にいかに抗(あらが)うのか / 川田順造
□連載――家族・性・市場
第59回 「社会モデル」・2 / 立岩真也
特集=臨床現象学 精神医学・リハビリテーション・看護ケア
【討議】
統合失調症と自閉症の現象学 / 木村敏+村上靖彦
看護における 「現象学的研究」 の模索 / 西村ユミ+松葉祥一
【当事者研究】
痛みの当事者研究 動きと時間をとめる、覚めない悪夢について / 熊谷晋一郎
うまく話せない当事者研究 / 綾屋紗月
【精神医学】
「あいだ」 の共有 生命の現象学と臨床哲学 メルロ=ポンティ、ヴァイツゼカー、木村敏 / 加國尚志
瞬間の自己性 トラウマ学再論 / 野間俊一
「反精神医学の闘士」 と自己の 「現実」 フーコー 『精神医学の権力』 と制度の臨床現象学 / 廣瀬浩司
【リハビリテーション】
身体と痛みのはざまで 重過ぎる毛布 / ラウラ・ベッレーシ+カルロ・ペルフェッティ他 (訳=小池美納)
「脳のなかの身体」 の痛みを治療する 神経因性疼痛に対する認知運動療法の紹介 / 宮本省三
障害の傍らを通り過ぎる / 河本英夫
リハビリのポイエティーク 神経現象学リハビリテーションの臨床 / 人見眞理
身体は見えるものである 理学療法からダンスへ / 本間直樹+玉地雅浩
【看護ケア】
パーキンソン病患者の生活世界の現象学的研究
/ ヘレナ・サンヴィッソン+バーバラ・ハバーマン+サラ・ワイス+パトリシア・ベナー (訳=松葉祥一+三浦藍)
中から見たメビウス症 顔の表情のない生活 / ジョナサン・コール (訳=宮原克典)
□研究手帖
発声・沈黙・顔 『声』 をあげる自由の空間 / 池田喬
■『現代思想』38-13(2010-11) 2010/11/01
□連載――日本を問い直す
最終回 単一史観は可能か? 必要か? / 川田順造
□連載――出会いと言葉
第6回 “ピジン” に向けて / 西江雅之
□連載――ヴィータ・テクニカ
第13回 テクネーとしての自己 下 フーコーのテクネー論・未来のテクネー論 / 檜垣立哉
□連載――家族・性・市場
第60回 社会派の行き先・1 / 立岩真也
特集=大相撲
【チカラビトの明日へ】
チカラビトは生きつづける / 宮本徳蔵
受け継ぐもの・変わるもの / 乃南アサ
【土俵際からの逆襲】
「国技」 と称され続けるために 吾輩の相撲改革案を語ろう / デーモン閣下
【討議】
大相撲のゆくえ 近代スポーツを超えて / 稲垣正浩+今福龍太+西谷修
【枡席へようこそ】
女、三十にしていかに相撲にハマるか / 久保田智子
【力士とは誰か】
相撲の知覚 / 佐々木正人
【真実とフィクション】
ヒールを排除するこの国の世相 / 森達也
大相撲における真理とは何か / 澤野雅樹
興行としての大相撲 / 松原隆一郎
【人々の中の大相撲】
民衆史としての大相撲 / 高津勝
【寄り集う身体】
越境性の受容 女相撲の観客反応から / 亀井好恵
〈七月の身体〉 / 井上邦子
【大相撲と国家】
帝国日本の相撲 外地から見た 「国技」 と大相撲 / 胎中千鶴
【伝統とは何か】
力士のシンボリズム / 寒川恒夫
相撲の歴史を捉え直す / リー・トンプソン
□研究手帖
謎の女優ミラ・ビレンス / 岩本和久
■『現代思想』38-14(2010-12) 2010/12/01
□連載――ヴィータ・テクニカ
第14回 ゲシュテルとパノプティコン 上 ハイデガーの技術論 / 檜垣立哉
□連載――家族・性・市場
第61回 社会派の行き先・2 / 立岩真也
特集=新しい依存症のかたち 「回復」 へのプログラム
【依存症という問い】
四十六年後の問題提起 / なだいなだ
【依存症サバイバル】
「生存戦略」 としての依存症 / 信田さよ子
薬物依存とトラウマ 女性の依存症者を中心に / 宮地尚子
痛みとアディクト / 熊谷晋一郎+綾屋紗月
【討議】
「回復」 につきあいつづける ダルクの度量 / 近藤恒夫+石塚伸一+重田園江
【依存のかたち】
自立と依存の境界侵犯 ポストアディクションの時代 / 挽地康彦
薬物依存とその精神をめぐって 処罰と治療とに響き合うもの / 佐藤哲彦
医療内アディクションと神経化学的自己 / 美馬達哉
依存から出発する正義と平等 キティ 『愛の労働あるいは依存とケアの正議論』 を読む / 牟田和恵
愛のキアスム 食の病と依存 / 野間俊一
マクドナルドにおける従業員たちの組織への密着 / エレーヌ・ヴェベール (訳=伊吹浩一)
【回復へのプログラム】
〈もう一つの知〉 アルコール依存症者たちの体験とスピリチュアリティ / 葛西賢太
ドラッグ・コート制度 / 尾田真言
同床異夢? 依存問題の当事者活動と援助職者の間で / 西村直之
【統制の論理】
主体なき責任の帰属 ドラッグ政策と診断室のカルテ / 山本奈生
日本のドラッグ政策とは何か? 刑罰を伴わない不可視な統制 / 本田宏治
【対策の功罪】
薬物乱用防止五か年戦略の成果と課題 医療化・福祉化の先にあるもの / 丸山泰弘
薬物依存症に対して社会は何ができるか / 村上友一
□研究手帖
外骨(がいこつ)の白眼(しろめ) / 酒井隆史
*作成:近藤 宏
UP: 20100917 REV: 20100927, 20101110,20101202, 20170530
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『現代思想』
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雑誌
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BOOK