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2004年01月号 特集:マトリックスの思想
2004年02月号 特集:藤田省三
2004年03月号 特集:死刑を考える
2004年04月号 特集:教育の危機
2004年04月臨時増刊号 総特集:マルクス
2004年05月号 特集=アナーキズム
2004年06月号 特集:フェミニズムの最前線前――女性の動員と主体化
2004年07月号 特集:分析哲学
2004年08月号 特集:いまなぜ国家か
2004年09月号 特集:家族とは何か
2004年09月臨時増刊号総特集=ブックガイド60――今読んでおくべき従来の古典から現代の古典までが4頁で分かる
2004年10月号 特集:日本国憲法
2004年10月臨時増刊号 総特集:チェ・ゲバラ
2004年11月号 特集:生存の争い――医療・科学・社会 →(別ファイル)
2004年12月号 特集:ジャック・デリダ
注:発行月日が便宜的に発行された月の一日になっている場合があります。ご注意ください。
■『現代思想』32-01(2004-01) 2004/01/01
□新連載――ことばの哲学者
第1回 大尉の息子 / 池内紀
□連載――国家と祭祀
第7回 再帰する始源の呪縛 伊勢神宮の現在 / 子安宣邦
特別掲載
グラムシ 獄舎の思想 3 国家・倫理的社会・ヘゲモニー / 上村忠男
特集=マトリックスの哲学
【レボリューションズ】
「作物」栽培学 残酷な記憶術 / 長原豊
MatR(em)ix Reactor / 上野俊哉
イデオロギーVS内在性 あるいはなぜ『マトリックス』がネグリとハートの『帝国』よりも優れているか / マーク・ドリスコル (訳=栩木玲子)
『マトリックス』とスペクタクル / 吉本光宏
WINTER IN AMERICA 「マトリックス」と「ポスト歴史的な気分」 / 廣瀬純
夢見る人類の母なる子宮(ドリームズ マトリックス) / コリン・マッギン (訳=高岡昂太)
組織化される現実 超心理学からのマトリックス論 / 石川幹人
『マトリックス』の素晴らしき新世界 / ヒューバート&スティーブン・ドレイファス (訳=中村麻里子)
マトリックス世界はリアルか? チャルマーズによる懐疑論への形而上学的解答 / 水本正晴
象徴界と「選択」について / 斉藤環
【リローデッド】
スキズマトリックスの哲学 レム、スターリン、ゴーシュ / 巽孝之
プログラムは、恋をする / 小谷真理
終わりは始まり 『マトリックス』とアニメの黙示録 / スーザン・ネイピア (訳=嶋田洋一)
「マトリックスとはなにか?」 / デイビッド・ブレア (訳=栩木玲子)
選択・力・カンフー / 矢部史郎
【夢】
明晰夢、死、転生 世界という夢から覚めるために / 渡辺恒夫
因果律、変則性(アノマリー)、明晰夢 自由意志の性質に関する形而下的考察 / 蛭川立
□研究手帖
政治哲学の不幸 / 柴田寿子
■『現代思想』32-02(2004-02) 2004/02/01
□連載――ことばの哲学者
第2回 陸軍幼年学校生 / 池内紀
□連載――国家と祭祀
第8回 「国家神道」という遺産 近代神社神道史の言説 / 子安宣邦
特別掲載
ドグマ人類学の問い 全能幻想と限界の知 / 西谷修
特集=藤田省三
【テクスト】
「実感」の意味 / 藤田省三
幕末・維新思想史演習 福沢諭吉研究 / 藤田省三
黙示録の響き / 藤田省三+谷川雁
【精神】
不良精神とコミットメント 藤田省三の倫理学をめぐる断想 / 川本隆史
藤田省三の声の方位について 独立精神とは何か / 本堂明
【マルクス主義】
普遍主義とマルクス主義 藤田省三をめぐって / 牧村弘
反時代的「確信」 の問題について / 長原豊
【経験】
経験の後ろ姿 ヴジェーヌ・アッジェを見る藤田省三 / 港千尋
「あらゆる批判は控えてください」 / 東琢磨
【高度成長】
天皇制・総力戦・農本主義 初期藤田省三と松下圭一をつなぐもの / 道場親信
「藤田省三の世界」の成立 / 和田悠
【歴史】
藤田省三における歴史の発見 「天皇制国家の支配原理」から『維新の精神』へ / 花森重行
藤田省三氏についての断章 全体主義と時、もしくは「精神の野党性」と今日の風景 / 鱈場真史
□研究手帖
国家論への視座 / 萱野三平
■『現代思想』32-03(2004-03) 2004/03/01
□連載――ことばの哲学者
第三回 池内紀 軍人失格
□連載――国家と祭祀
第九回 子安宣邦 神道と近代宗教学 ――神道は国民的宗教なり――
特集=死刑を考える
【討議】
死刑文化からの抜け道を求めて
戦争と死刑/オウムと日本社会/仏教的なるもの/アメリカの死刑/キリスト教の死刑肯定論/殺害と死刑の間/復讐と法/被害者感情/文学と死刑/情動のエコロジー/死刑文化からの脱出
森達也・鵜飼哲
【インタヴュー】
国家と死刑 オウムという転換点 安田好弘
【死の文化】
死刑と正義とのあいだ 晴らせぬ怨念の行方を考える 池田浩士
死のかなたでいかに出会うか 鵜飼哲
【死刑と世論】
いくじなし宣言 森毅
死刑肯定と減刑嘆願のアナロジー 吉田智弥
死刑と喫煙 中山千夏
【死刑と暴力】
死刑の文字と精神 自律と他律と 港道隆
死刑をめぐる幾つかのパラドクス 澤野雅樹
暴力の合法性と非対称性 萱野三平
【死刑廃止への道】
人間性剥奪への道(死刑に関して)J・ラプランシュ 郷原佳以訳
死刑存廃議論の沸騰のなかで 一九七〇-八〇年代フランス 郷原佳以
死刑・主権・赦し 松葉祥一
【法】
死刑と国際人権法 国際法における死刑存置論をめぐって 前田朗
終身刑導入と刑罰政策の変容 終身刑は死刑の代替刑となりうるか 石塚伸一
【戦争と死刑】
戦争裁判と死刑 内海愛子
【被害者の視点から】
弟を殺した加害者と僕 原田正治
「被害者」の声を聴くということ 死刑に関する「語り」をめぐって 坂上香
□研究手帖
殺人者たちの24時間 / 栩木玲子
■『現代思想』32-04(2004-04) 2004/04/01
□連載――ことばの哲学者
第4回 言語演技 / 池内紀
□新連載――『大菩薩峠』を読む
第1回「帝国」を描く文学 / 成田龍一
□連載――国家と祭祀
最終回 戦う国家と祀る国家 国家の連続性と祀り / 子安宣邦
特別掲載
デモクラシー、ディセンサス、コミュニケーション/ ジャック・ランシエール (訳=松葉祥一+山尾智美)
特集=教育の危機
【討議】
教育と社会 規律訓練権力の質的転換 / 大内裕和+酒井隆史
【教育基本法】
教育基本法改悪と「戦争をする国」 / 小森陽一
「国民」教育と犠牲のポリティクス / 高橋哲哉
教育は誰のものなのか 教育基本法「改正」問題のアリーナ / 大内裕和
【法と教育】
期待される人間像の〈裂け目〉 教育基本法「改正」問題によせて / 児美川孝一郎
もう一つの教育基本法 教師たちの戦後責任とナショナリズム / 小国喜弘
【大学改革】
大学の混乱と自己破壊 平成一五年度『文部科学白書』を読む / 岩崎稔
「運動初心者」たちのたたかい 「今どきの学生たち」とともに / 長谷川宏
【授業】
生と死の教育 / 大谷いづみ
「楽しい」授業の隘路 社会参加と参加型学習 / 鈴木隆弘
【学校】
労働と教育 / 佐々木賢
「日の丸・君が代」の強行実施 その後の学校は? / 伴はるみ
【教師とは誰か】
無知な教師 / クリスティン・ロス (訳=松葉祥一+山尾智美)
教育改革の限界、教育改革の幻想 / フランク・プポー+サンドリンヌ・ガルシア (訳=櫻本陽一)
□研究手帖
「表象しえない」ものの写真 / 郷原佳以
◆大谷 いづみ 20040401 「生と死の教育」
『現代思想』32-4(2004-4):142-157(特集:教育の危機)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/oi01.htm
■『現代思想』32-05(2004-04e) 2004/04
【エッセイ】
早春断想 / 大西巨人
【テクスト】
『独仏年誌』 に掲載された手紙 / カール・マルクス+ルーゲ (訳=村岡晋一)
インドの反乱 『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』(1857年9月16日、第5119号) / カール・マルクス (訳=村岡晋一)
【グローバリゼーション】
マルクスにおける歴史的時間の概念 / 今村仁司
商品の言語、商品の性、そして屑の時間 / 田崎英明
理論に残されたもの/理論の左とは? ヘイヴァーストック・ヒルのフラットからアメリカ合衆国のクラス・ルームへ / G・スピヴァク (訳=長原豊)
【理論】
われら瑕疵ある者たち / 長原豊
資本の修辞学 / 佐藤隆
資本主義のマテリアリティ / 沖公祐
マルクスの包摂論と現代 仮想実効的な包摂 / チョ・ジョンファン (訳=浅羽祐樹)
【レトリック】
マルクスのレトリック / 三島憲一
翻訳としての 『資本論』 / 鈴木直
【資本主義】
宗教としての資本主義 / ヴァルター・ベンヤミン (訳=三島憲一)
市場社会主義を考える / 中山智香子
【フェミニズム】
クレオンの相貌 『アンティゴネー』 と退蔵貨幣 / 足立眞理子
【歴史】
国家儀礼の修辞学的構造 / 今村真介
■『現代思想』32-6(2004-05) 2004/05/01
□連載――ことばの哲学者
第5回 文例集の周辺 / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第2回 描き出される「近代」と「帝国」の暴力 (その1) / 成田龍一
特集=アナーキズム
【アナーキズムとは何か】
新しいアナーキストたち / デヴィッド・グレーバー (訳=安藤丈将+栗原康)
アナーキズム的モーメント / 森政稔
「アナーキー」あるいはその「実践倫理」の波長域 / 高祖岩三郎
【グローバリゼーションとアナーキズム】
反グローバル化運動におけるアナーキズム 「真のグローバル化」を模索するアナーキストたちによせて / 田中ひかる
テロリズムと代表制 二〇〇四年三月一一日から一四日までのスペイン / ジョン・ブラウン (訳=廣瀬純)
アナーキズム新論 / 平井玄
【アナーキズムの可能性】
幸徳秋水のなかのアナーキズム 自由思想と大逆と / 山泉進
身体感覚的社会主義のゆくえ 大杉栄のアナーキズムと脱植民地主義の言説 / 梅森直之
運動論的運動者――向井孝小論 対話と交流のためのノート3 / 道場親信
社会的な権力に対抗する〈生〉 大正期アナーキズムの可能性をめぐって / 芹沢一也
日本映画におけるアナーキズム試論 / 平沢剛
【アナーキズムの現在】
アナキズムとフェミニズムは似ている、性別は違うのでしょうが / 山の手緑
新自由主義のアナーキー / 矢部史郎
街頭における自由の問題 / noiz
「衝動」としてのアナキズム / 鹿島拾市
なぜか、そこに。 / 究極Q太郎
□研究手帖
「教育しよう」への歯止め / 桑原真木子
■『現代思想』32-07(2004-06) 2004/06/01
目次
□連載――ことばの哲学者
第六回 池内紀 幕合喜劇
□連載――『大菩薩峠』を読む
第三回 成田龍一 描き出される「近代」と「帝国」の暴力(その2)
特集=フェミニズムの最前線 女性の動員と主体化
討議 国家の中から、国家を越えて 上野千鶴子+李小江
【戦争と暴力 】
女性革命兵士という問題系 上野千鶴子
女の<占領>と<解放> 加納実紀代
中国女性学の創出 李小江はどこへ向かうのか 秋山洋子
「父の娘」の戦争 中尾知代
【資本と身体】
二重のヴェールを剥ぐ アンティゴネーと非連続なる資本 足立眞理子
闇への跳躍 プライベートなものの生成について 後藤浩子
ポスト人間身体への展望 自己愛と暴力のアイロニー 新田啓子
『弔鐘』-断片 書評ー貸借表 G・C・スピヴァック 長原豊訳
【国家の境界線上で】
荒野のなかの人権 岡野八代
国家を棄てる日 在日朝鮮人の社会保障・戦後補償問題を中心に 金富子
境界に立つということ テレサ・ハッキョン・チャの『ディクテ』を読む 池内靖子
近いイメージ/遠いイメージ 嶋田美子
「皇室改革」という言説 宮内庁ホームページに見る皇室表象 北原恵
□研究手帖
「言ったもん勝ち」の掲示板と「自己表現」 石村多門
■『現代思想』32-8(2004-07) 2004/07/01
□連載――ことばの哲学者
第7回 教程の行方 / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第4回 流謫(ディアスポラ)の人びと (その1) / 成田龍一
特別掲載
グラムシ 獄舎の思想 4 〈組織された生産者社会〉の夢 / 上村忠男
特集=分析哲学
【分析哲学とは何か】
分析哲学としての哲学/哲学としての分析哲学 / 飯田隆
【討議】
私の成り立ち・他者の意味 / 野矢茂樹+大庭健
【私と懐疑】
意味論的実在論 / 金子洋之
独我論は何であり得ないか / 豊島徹
スコーレムとスコーレム的懐疑論者 / クリスピン・ライト (訳=小島明彦)
【経験と世界】
世界を経験する / ジョン・マクダウェル (訳=荒畑靖宏)
自らの声で 喪失・出立・再生――カベルによるエマソンの道徳的完成主義
/ 齋藤直子+ポール・スタンディッシュ
認識的仲介者なき経験主義は可能か / 村井忠康
【形而上学】
分析哲学における伝統的形而上学の復興 / 加地大介
行為における真 行為の言語的解明とその系譜 / 神崎繁
【認知】
指さしの記号機能はどのように発生するか あるいは、〈ゆうちゃんの神話〉 / 菅野盾樹
□研究手帖
喪失とやり直し / 坂上香
■『現代思想』32-9(2004-08) 2004/08/01
□連載――ことばの哲学者
第8回 文化村の日々 / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第5回 流謫(ディアスポラ)の人びと (その2) / 成田龍一
特集=いまなぜ国家か
【理論】
資本・国家・宗教・ネーション / 柄谷行人 [聞き手=萱野稔人]
国家を思考するための理論的基礎 / 萱野稔人
【討議】
支配されたがる人々 / 斎藤貴男+森達也
【法】
国家による安心と夢の簒奪 / 笹沼弘志
【資本主義】
現代国家の変貌 グローバリゼーション・新自由主義・帝国主義 / 渡辺治
アバーブ・ザ・ライン 基軸通貨の根拠とドル化 / 本山美彦
【ヨーロッパ】
例外状態 / ジョルジョ・アガンベン (訳=高桑和巳)
ヨーロッパ統合と《国民=国家》概念 / 廣瀬純
【戦争】
自殺国家 / ポール・ヴィリリオ (訳=松本潤一郎)
世界内戦とリンチ的暴力 「市民的」不服従のアソシエーションへ / 土佐弘之
米国による紛争後の国家再建 軍事力のジレンマと理念主義のジレンマ / 篠田英朗
【歴史】
帝国の移転 近代国家システムと「神の国」アメリカ / 山内進
誠敬の政治思想 / 友常勉
統治権力としての大正デモクラシー 内在と同質性の政治テクノロジー / 芹沢一也
□研究手帖
棘の先端 / 花森重行
■『現代思想』32-10(2004-09) 2004/09/01
□連載――ことばの哲学者
第9回 妻籠にて / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第6回 民衆的世界と「近代」、および「帝国」 (その1) / 成田龍一
特別掲載
われらの誠実さを! おのおのは自国で、しかし二人はヨーロッパで。
垣根を乗り越えてきたある友情の歴史――ユルゲン・ハーバーマス、七五歳の誕生日に寄せて/ ジャック・デリダ (訳=鈴木直)
特集=家族とは何か
【討議】
戦後史と家族 / 鹿野政直+加納実紀代
【国家と家族】
皇太子が言ったこと 一つの注釈 / 関曠野
ポスト家族の時代 家族と管理社会 / 毛利嘉孝
生者と死者のはざまに浮かぶ〈家族〉 / 東琢磨
【インタヴュー】
家庭科が映す家族政策 / 鶴田敦子
【家族と社会】
クルド難民家族に訊く 内向きの国家暴力を解除するために / 入江公康 インタヴュー・構成=渋谷望
韓国的アイデンティティの暗い基盤 家父長制と植民地性 / 梁鉉娥 (訳=河かおる)
【共同体】
家族の両義性 / 岡野八代
コミュニティ・オブ・チョイス(自らが選択する家族) 犯罪者の更生施設から見た家族問題とオルターナティブ / 坂上香
物語としての家族 / 飯田祐
【理論】
偽装の貨幣 アンティゴネー間奏 / 足立眞理子
家族――脱オイディプスの可能性 / 後藤浩子
神々の掟と人間の掟 ジュディス・バトラー『アンティゴネーの主張』の読みをとおして〈対幻想〉を考える
/ 友常勉
□研究手帖
1950年代の夢 / 和田悠
■『現代思想』32-11(2004-09e) 2004/09
□古典を読む / 木田元
『ソクラテス以前の人々の断片集』 ディールス+クランツ編 / 三浦要
『国家』 プラトン / 小池澄夫
『形而上学』 アリストテレス / 神崎繁
『告白』 アウグスティヌス / 中川純男
『神学大全』 トマス・アクィナス / 山本芳久
『存在の一義性』 ドゥンス・スコトゥス / 山内志朗
『君主論』 ニッコロ・マキャヴェッリ / 竹山博英
『方法叙説』 ルネ・デカルト / 小泉義之
『リヴァイアサン』 トマス・ホッブズ / 長尾龍一
『エチカ』 バルフ・デ・スピノザ / 上野修
『人間知性論』 ジョン・ロック / 一ノ瀬正樹
『モナドロジー』 ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ / 佐々木能章
『人性論』 デイヴィッド・ヒューム / 秋元ひろと
『人間不平等起源論』 ジャン=ジャック・ルソー / 関曠野
『道徳感情論』 アダム・スミス / 清水和巳
『判断力批判』 イマヌエル・カント / 佐藤康邦
『精神現象学』 フリードリッヒ・ヘーゲル / 岩崎稔
『意志と表象としての世界』 アルトゥール・ショーペンハウアー / 河本英夫
『死に至る病』 ゼーレン・キルケゴール / 藤野寛
『種の起原』 チャールズ・ダーウィン / 長野敬
『資本論』 カール・マルクス / 沖公祐
『悦ばしき智恵』 フリードリヒ・ニーチェ / 大貫敦子
『算術の基礎』 ゴットロープ・フレーゲ / 金子洋之
『物質と記憶』 アンリ・ベルクソン / 守永直幹
『夢判断』 ジークムント・フロイト / 新宮一成
『数学原理』 ラッセル+ホワイトヘッド / 加地大介
『資本蓄積論』 ローザ・ルクセンブルグ / 足立眞理子
『一般言語学講義』 フェルディナン=ド・ソシュール / 加賀野井秀一
『国家と革命』 ウラジミール・レーニン / 長原豊
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 マックス・ウェーバー / 荒川敏彦
『存在と時間』 マルティン・ハイデガー / 高田珠樹
『デカルト的省察』 エドムンド・フッサール / 谷徹
『自由と社会的抑圧の原因にかんする諸考察』 シモーヌ・ヴェイユ / 冨原眞弓
『複製技術時代の芸術作品』 ヴァルター・ベンヤミン / 田崎英明
『矛盾論』 毛沢東 / 丸川哲史
『存在と無』 ジャン=ポール・サルトル / 澤田直
『知覚の現象学』 メルロ=ポンティ / 松葉祥一
『大地のノモス』 カール・シュミット / 田中純
『全体主義の起原』 ハンナ・アーレント / 岡野八代
『哲学探究』 ルードヴィヒ・ウィトゲンシュタイン / 野矢茂樹
『悲しき熱帯』 クロード・レヴィ=ストロース / 原毅彦
『エロティシズム』 ジョルジュ・バタイユ / 酒井健
『全体性と無限』 エマニュエル・レヴィナス / 合田正人
『地に呪われたる者』 フランツ・ファノン / 浜邦彦
『公共性の構造転換』 ユルゲン・ハーバーマス / 朝倉輝一
『ドストエフスキーの詩学』 ミハイル・バフチン / 番場俊
『マルクスのために』 ルイ・アルチュセール / 宇城輝人
『エクリ』 ジャック・ラカン / 十川幸司
『否定弁証法』 テオドール・W・アドルノ / 細見和之
『グラマトロジーについて』 ジャック・デリダ / 宮崎裕助
『差異と反復』 ジル・ドゥルーズ / 澤野雅樹
『存在論的相対性』 クワイン / 丹治信春
『再生産』 ピエール・ブルデュー&J・C・パスロン / 櫻本陽一
『監獄の誕生』 ミシェル・フーコー / 萱野稔人
『象徴交換と死』 ジャン・ボードリヤール / 塚原史
『千のプラトー』 ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリ / 鈴木泉
『知識人とは何か』 エドワード・サイード / 本橋哲也
『ジェンダー・トラブル』 ジュディス・バトラー / 竹村和子
『ポストコロニアル理性批判』 ガヤトリ・スピヴァク / 新田啓子
『帝国』 アントニオ・ネグリ+マイケル・ハート / 水嶋一憲
■『現代思想』32-12(2004-10) 2004/10/01
□連載――ことばの哲学者
第10回 文法の本 / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第7回 民衆的世界と「近代」、および「帝国」 (その2) / 成田龍一
特集=日本国憲法
日本国憲法 (昭和二一年一一月三日)
【討議】
憲法を語る / 井上ひさし+小森陽一
【憲法と思想】
複数の「憲法感覚」に向けて 竹内好における「憲法感覚」の変容と安保体験 / 花森重行
一歩前進、二歩後退 / 長原豊
戦後世界と日本国憲法 続・『菊と刀』と東アジア冷戦 / 道場親信
【憲法とは何か】
文書館の思想 / 蟻川恒正
Arma virumque cano 憲法学と「時務の論理」 / 石川健治
「自己実現」と人権論 / 石埼学
市民生活における自由と安全 / 小山剛
外国人の権利保障と憲法 / 近藤敦
力と信頼 / 笹沼弘志
〈国家を縛るルール〉から〈国民支配のための道具〉へ?
「憲法とは何か?」をめぐる改憲論の策略と混乱 / 西原博史
鏡の国の憲法学 / 棟居快行
異質な言説の温床 憲法の説き方に関する憂鬱な省察 / 渡辺洋
【憲法と世界】
それは可能なのか? ロシア・パレスチナ・日本 憲法を語る人々 / 鎌倉英也
二重の民主的正統性における代理人問題 韓国の盧部鉉大統領弾劾という事例 / 浅羽祐樹
□研究手帖
「日本文学史」の怪 見過ごされている“皇国史観” / 村井紀
■『現代思想』32-13(2004-10e) 2004/10
総特集=チェ・ゲバラ
【対談】
ゲバラとは誰か / 太田昌国+星野智幸
【ゲバラと民衆文化】
革命家は顔が命 / 井上尚登
彼らはなぜゲバラのTシャツを着ているのか / 陣野俊史
音楽ラフ・ガイド チェ・ゲバラを歌った 「アスタ・シエンプレ」 雑記 / フジカワ・PAPA‐Q
イタリア大衆音楽におけるチェ・ゲバラ / 波津博明
【旅と冒険】
路上の紳士 国境の 「南」 とチェ・ゲバラ / 越川芳明
「彼は腕を大きく広げ、目を見開いていました」 / 港千尋
【青春と革命】
ゲバラ、その聖と俗 / 八木啓代
チェ・ゲバラ断章 ことし八月一日急逝した梅村尚久君の思い出に / 伊高浩昭
カストロとゲバラ 二人のマルティ主義者 / 後藤政子
映画とゲバラ試論 / 平沢剛
【革命と旅】
革命戦争への道程――コンゴ編 / エルネスト・チェ・ゲバラ (訳=神崎牧子+太田昌国)
パレスチナで生き続けているゲバラ説話 / 足立正生
元ゲリラ闘士三七年目の証言 チェと歩いた道 / 構成=義井豊 (訳=井上亜木)
ベトナム帰りのゲバラ / 東琢磨
グァテマラの “チェ” グァテマラ 「春の十年」 とエルネスト・ゲバラ / 中田英樹
【チェ・ゲバラの思想】
チェとの出会い / ハリー・マグドフ (訳=浜邦彦)
ゲバラとマリアテギ その思想的接点 / 小倉英敬
エルネストの背嚢、またはゲバラの 「即興の共同体」 について / 杉浦勉
“NEW BEIJING” 小劇場 現代中国小劇場と公共領域 / 韓毓海 (訳=佐藤賢)
チェについての覚書 (抄訳) / ジョン・ウィリアム・クック (訳=廣瀬純)
十月の空虚 ジョン・W・クック 「チェについての覚書」 への解題 / D・ストゥルバルク+廣瀬純
■『現代思想』32-14(2004-11) 2004/11/01
→(別ファイル)
□連載――ことばの哲学者
第11回 狼暮らし / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第8回 ユートピアとディストピア (その1) / 成田龍一
□新連載――建築と破壊
第1回 破壊すべきものたち 1 / 飯島洋一
特集=生存の争い 医療・科学・社会
【討議】
生存の争い / 立岩真也+小泉義之
【社会と医療】
社会的なものと医療 / 市野川容孝
科学技術ガバナンスの再構築 〈安全・安心〉ブームの落とし穴 / 平川秀幸
【遺伝子工学の行方】
ジェネティック・シチズンシップとは何か
/ デボラ・ヒース+レイナ・ラップ+カレン・スー・タウシッグ (訳=仙波由加里)
優生学と遺伝子工学のユートピア / マーガレット・ロック (訳=押小路忠昭)
【生存の争い】
より苦痛な生/苦痛な生/安楽な死 / 立岩真也
「尊厳死」言説の誕生 / 大谷いづみ
死の権利化に抗して / 佐藤憲一
【病を生きる】
脳死者は生きている 管理社会の中の先端医療 / 小松美彦
“舞踏病”と舞踏の邂逅 / 武藤香織
人工呼吸器の人間的な利用 / 川口有美子
脳生と呼ばれてなお / 橋本みさお
【生命科学と医療】
強度と発生 / 澤野雅樹
ヒトクローン・ウォーズ 「生存の争い」なのか? / 粥川準二
〈生〉のテクノスケープ 生命科学技術の地景 / 美馬達哉
□研究手帖
不死なる者と死すべき者のはざまで / 三浦要
■『現代思想』32-15(2004-12) 2004/12/01
□連載――ことばの哲学者
最終回 死の前後 / 池内紀
□連載――『大菩薩峠』を読む
第9回 ユートピアとディストピア (その2) / 成田龍一
□連載――建築と破壊
第2回 破壊すべきものたち 2 / 飯島洋一
□新連載――ニューヨーク烈伝
第1回 世界民衆都市(メトロポリス)への招待 / 高祖岩三郎
緊急特集=ジャック・デリダ
【テクスト】
傷つける真理 言語の格闘 / ジャック・デリダ (訳=逸見龍生)
また近いうちに、ジャック・デリダ / エティエンヌ・バリバール (訳=西山雄二)
「自分の生と名に、いかに最後に応えるか」 / ジュディス・バトラー (訳=竹村和子)
強化/慰め、唯一化/悲嘆 / ジャン=リュック・ナンシー (訳=吉田晴海)
【討議】
遺産相続 / 鵜飼哲+長原豊
デリダ行 木ガナイトコロニ木ガオチタ / 吉増剛造
アルジェからの旅立ち ジャック・デリダの訃報を聞いて / 磯崎新
〈エクリチュール〉の衝撃 / 小林康夫
TRACE=TRAININGS 『火ここになき灰』への火 / 芥正彦
「絶対」の思考 / 高橋哲哉
タナトグラム2 / 港道隆
異境から ジャック・デリダに捧ぐ / 増田一夫
ジャック・デリダの〈痕跡〉に即して 追悼とオマージュ / 湯浅博雄
秘密からパッションへ デリダにおける文学の問いと来るべき民主主義 / 守中高明
テクストを支配しないために ジャック・デリダに―― / 梅木達郎
「共通性(コミュノテ)なき共同体(コミュノテ)」は可能か / 松葉祥一
デリダ「追悼」 / 藤本一勇
留保なきヘーゲル主義のために / 田崎英明
誰も彼のようには・・・・・・ / 十川幸司
非同一性の非同一性 途上の「アドルノとデリダ」 / 合田正人
端諸は、割れ遺るべく、ある――引用集 / 長原豊
デリダ・正義・アメリカ “Perhaps,perhaps”という声がする / 下河辺美知子
亡霊を待ちながら アメリカのデリダ / 新田啓子
呼ばれたのか呼んだのか デリダ『他者の単一言語使用』の縁をめぐって / 新城郁夫
読むことの盲目と明察 ジャック・デリダとポール・ド・マンのあいだ / 宮崎裕助
デリダと(は)自動車(である) 晩年のセミネール紹介を兼ねて / 郷原佳以
オルターグローバリゼーション運動とジャック・デリダ / 重光哲明
喪の仕事 / 中山元
□ジャック・デリダ年譜 / 郷原佳以
□ジャック・デリダ著作目録 / 宮崎裕助
□研究手帖
魂の居場所 / 中川純男
□現代思想2004年 総目次
UP:20041028 REV:20060303,20070604, 20080920, 20170622
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『現代思想』
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雑誌
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BOOK