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『グローバル・エイズ・アップデイト』第39号
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アフリカ日本協議会


■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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 第39号 2006年(平成18年)3月16日
  Vol. 2-No. 16 Date: March 16, 2006

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

◆発 行:アフリカ日本協議会
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はじめに:発行趣旨
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○HIV/AIDS問題は、現代世界に於ける保健医療上の最大の問題の一つです。
○しかし、日本では、こうしたグローバル・エイズ問題の深刻さや最新の情報が伝わっておらず、この問題へのコミットメントが薄いのが現状です。
○このメールマガジンは、グローバルなHIV/AIDS問題の最新動向を日本語で伝えるメディアが必要だという認識から生まれました。
○HIV/AIDSに関わる主要なウェブサイトの記事を日本語で要約し、隔週で発行いたします。

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■「第38号」目次
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地域情報
● アフリカ
1.南ア:女性の権利を守る法律とアフリカの慣習との衝突(ニューヨークタイムズ論説)
2.ジンバブウェ:予防対策と分権化が感染率減少に貢献

● アジア太平洋地域
1.タイ:タイ・アメリカの自由貿易協定交渉にNGOが懸念表明
2.中国:警察がHIV陽性者に暴行―輸血でHIV感染した被害者らが病院に抗議
3.インド: アンドラ・プラデシュ高等裁判所、HIV陽性者の被雇用権を支持
4.アジアのメディア:メディア企業の首脳がバンコクに集結―エイズへの挑戦
5.タイ:宗教団体 コンドーム使用によるエイズ予防キャンペーンに反対

● 会議情報
メキシコ: 第17回国際エイズ会議開催国として決定
〜ラテンアメリカ・カリブ海諸国地域で初の開催〜


-------------------------------------------- Vol.2-No.16 ★----

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★ 南アフリカ:女性の権利を守る法律とアフリカの慣習との衝突(ニューヨークタイムズ論説)
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南アフリカ共和国で最大の人口を有する民族、ズールー人 Zulu の社会では、現在も処女性確認テストが習慣として行われている。

昨年11月、14才のシボンギレさん Sibongile は、外のテントに呼び出され、10人以上の年配女性が見守る中、わらのマットに寝かされた。そして、審査官役の女性がシボンギレさんのスカートをまくりあげて「処女でない」と判定した。他にも56人の少女がテストを受けたという。シボンギレさんは実際には性行為は未経験だったが、いやな思いをしたという。

女性の権利の活動家はこの習慣は非科学的で、処女を失ったと宣言された少女が差別される原因をつくる、と主張している。この主張が認められ、南ア議会はついに2005年12月、処女性確認テストを禁止して最高10年の懲役という罰則を制定した。

多くのアフリカの国ではこれまで女性は男性に比べて権利が保証されず、差別されてきた。一連の動きは、女性の権利が法律によって保護されつつあることを示している。法律による女性の権利の保護や政治的な立場という意味においては、女性の地位は以前と比べて格段に向上した。

スワジランドでは、女性の権利は憲法の条文で定められている。女性は法的に男性と同等となり、所有権を持ち、男性の保証なしに借金をすることもできる。ジンバブウェでは女性が父親や夫から財産を相続することができると定めている。

2005年11月、15のアフリカ諸国が、女性の人権を保護する条約を批准し、各国でアフリカの人権憲章の一部として発効している。

しかし、たとえ法律で規定されていたとしても、女性の権利保護は十分担保されているとはいえない。アフリカ諸国の条約に関して言えば、アフリカ各国の政府は対外的な条約や協定を批准しても国内法整備が不十分となる傾向があり、国内法を制定したとしても、実際に運用できていないことが多い。

ギニアでは、女性器の切除は1965年から法律で禁止され、最高刑は終身刑または死刑と定められている。しかし、性器を切除された女性は全体の99%にものぼっているのに、この40年間で裁判に持ち込まれた事例すらない。ユニセフによれば今日でも性器を切除される女性の割合は減っていないという。

アフリカ地域の伝統民族社会では、男性の長老が、伝統的な慣習を基準に何が法かを決める。多くの場合、族社会の伝統的慣習が、政府が定めた法律より優先的効力をもっている。女性の権利団体である「ジェンダーリンクス」 Gender Links のロウェ・モルナ代表Lowe-Morna は、政治家にとっては、二重の法律システムが都合が良いという。なぜなら、この二重の仕組みによって、彼らは法律に進歩的な内容を盛り込んでいることをアピールできる一方、実際には何もしなくてよいからである。

南アの処女性テストに関しては、「伝統的指導者会議」 Congress of Traditional Leaders ののパテリケ・ホロミサ氏 Patekile Holomisa は、罰則が設けられても意に介していない様子だ。「私たちはこの伝統と習慣を今後も守っていく。」と話している。また、女性の中にも処女性テストを支持する人もいる。ノマググ・ンゴベセさん Nomagugu Ngobese は、「刑務所に入れるというなら入れればいい。処女性テストはレイプや近親相姦の被害者を特定して、防止するのに役立ってきた。」という。

南アフリカの副大統領は、処女性テストは堕落した西洋文明と同じ道をたどらないために有効なもので、政府が口出しをすることではないとコメントしている。議会は処女性テストの禁止に賛成票を投じた後、態度を後退させ、テストは16歳以上の同意した少女に限る、という条件付ながらも事実上、処女性テストの存続を認めた。

国連のアフリカ地域HIV/AIDS事務総長特別代表のスティーブン・ルイス氏 Stephen Lewis は、「女性の権利を保護するためのユニセフの女性版といえるような、強力な国連組織が必要だ。」と最近のインタビューで話している。ルイス氏は、現状では女性の権利侵害は緊急の問題として捉えられておらず、拘束力を持って介入できる組織がないことを問題視している。

原題: Women's Rights Laws and African Custom Clash
日付: December 30, 2005
出典: NEW YORK TIMES
URL: http://www.nytimes.com/2005/12/30/international/africa/30africa.html?ex=1293598800&en=87f1d0f4c03a8554&ei=5090&partner=rssuserland&emc=rss

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★ ジンバブウェ:予防対策と分権化が感染率減少に貢献
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2005年12月8日、国連合同エイズ計画 UNAIDSは、ジンバブウェが南部アフリカの国として、初めて累積HIV感染者数の減少が認められたと報告した。7日にUNAIDSによる、疫学的かつ行動学的データを盛り込んだ『ジンバブウェにおけるHIV感染率減少の検証 Evidence for HIV decline in Zimbabwe 』の中では、累積感染者の数に加え、国内新規HIV感染者が減少しているとも言及している。

ロンドン大学インペリアル・カレッジ Britain's Imperial College の調査では、ジンバブウェの妊婦におけるHIV感染率は、2002年の26%から2004年には21%に減少した。こうした結果はジンバブウェ政府が行った調査からも判明しており、政府は、国内HIV感染率はここ2年間急激に減少したと述べている。

 最新の報告では、不特定多数との性交渉の際のコンドーム使用や貞操観念の増大などが感染率の低下につながったと分析されている。UNAIDSの疫学専門家ピーター・ギス氏は、ジンバブウェのエイズ対策には課題が多いこと、また、政府が近年全国で大規模に行ったスラムの強制撤去政策で70万人の人々が住居を追われ、HIV対策にも支障をきたしたことに懸念を表明した。しかし一方でギス氏は、ジンバブウェにおけるHIV/AIDS対策が有効に機能したために感染率が低下したとも述べた。

 ギス氏は、ジンバブウェにおけるHIV/AIDSは1980年代中盤まで遡ることができ、90年代に入ってから感染が拡大した南部アフリカの周辺諸国よりも古い歴史を持っている、と述べた。たしかに、ウガンダなど80年代前半に感染拡大が生じた国では、その後、急激な感染率低下を記録している。

 ギス氏は、新規感染事例の減少については、ジンバブウェ政府の予防政策が大きな意味を持ったと指摘した。ジンバブウェのある地方の調査では、多くの女性の初交年齢が上がり、複数の相手と性行為をする率が減り、コンドームの使用率も上がっている。また、ギス氏はジンバブウェ政府が早期からエイズ対策の地方分権化を進めたことも評価する。ジンバブウェ政府は早期の段階でエイズ対策税 AIDS Levy を導入し、これを地方でのエイズ対策の財源に役立てた。そのことが、今になってHIV感染率の低下につながったとギス氏は評価している。



原題:ZIMBABWE: Prevention campaigns successful as HIV rate drops
日付:8 Dec 2005
出典:IRIN Plus News
URL: http://www.irinnews.org/report.asp?ReportID=50575&SelectRegion=Southern_Africa&SelectCountry=ZIMBABWE


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★タイ:タイ・アメリカの自由貿易協定交渉にNGOが懸念表明
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タイと米国両政府は2006年1月9日から11日にかけて、タイのチェンマイで自由貿易協定(FTA)締結に向けた第6回目のの政府間協議をった。両国は現在FTA交渉中であり、この交渉は2006年中頃まで続く予定となっている。
タイHIV感染者・AIDS患者ネットワーク (TNP+)および市民社会のネットワーク10団体により構成される市民社会連合は今回の協議に関して、「タイ米間のFTAが締結されれば、農業、サービス産業や公衆衛生にマイナスの影響は免れない」と懸念を表明している。

米国で大量生産方式で安く生産された農産物が輸入されれば、タイの零細農家は生計が立てられなくなる。また、今回の協議では知的財産権も議題にあがっている。特許権をはじめとする知的財産権の保護が強化されれば、医薬品の分野で欧米のブランド製薬企業が独占を続け、薬の値段を高く管理することが可能になる。その結果、癌や心疾患、HIV/AIDSなどの慢性的疾患のための新しい医薬品が高額になり、貧しい人の手に渡りにくくなることが予想される。すでに米国は、シンガポールおよびオーストラリアとの間の協定で、医薬品の特許保護期間を20年から25年に延長するべく知的財産権に関する法律を改正するよう要求している。

TNP+とNGOネットワークは、基本的人権として医療を受ける権利を強調して、政府に下記の5点をを提案している。

1.自由貿易協定の交渉に、知的財産権を含めないこと
2.ジェネリック薬の製造、国内で生産できない医薬品の並行輸入を維持すること。
3.薬の品質と値段を管理する独立機構を設立すること。
4.全体の利益と公平を保証するために、既存の公衆衛生プログラムをひとつの保健管理計画に統合すること。
5.不可欠な新薬に関する研究開発を援助すること。

TNP+とNGOネットワークは国際的な市民社会による活動支援を要請している。世界中で公衆衛生など治療活動に取り組んでいる活動家たちに対して、各国のタイ大使館に要求書を提出し、1月9日には各国のタイ大使館前で抗議活動を行うなどして団結していこうと呼びかけている。
原題:Statement: Watch Thai-US FTA- The 6th round of talks
日付:6 January 2006
出典:Sea-Aids Listserv
URL: http://archives.healthdev.net/sea-aids/msg01681.html

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★中国:警察がHIV陽性者に暴行―輸血でHIV感染した被害者らが病院に抗議
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1月12日、中国吉林省の徳恵市で2人のHIV陽性の女性が警察官に電気警棒で殴られるという事件が起きた。女性らは、人民病院 the People's Hospital 病院の患者で病院側の給付金不払いに抗議して逮捕された男性患者リュー・ビンズ氏Liu Bingzhu の釈放を求めていた。女性たちの身体には大きなあざが残っている。

女性らとリュー氏は、2003年に同病院が行った、安全性が確認されていない輸血が原因で、HIVに感染して入院中だった。同様の輸血が原因で、他にも約25人がHIVに感染したという。同病院は、感染が発覚した後、被害者に治療を提供し、毎日15元(約220円)を支払うことで和解した。しかし、複数の患者が事件前の2日間にわたって支払いを受けておらず、リュー氏が責任者への面会を要求したが、却下された。それに対して抗議したリュー氏が警察に取り押さえられた。

事件の翌日(13日)には、10人のHIV陽性者がリュー氏の釈放と関係した警察官の処罰を求める陳情書を提出した。その一人であるワン・シュホン氏Wang Shuhongは「警察の行為は違法で、彼らはHIV陽性者を差別している。」と憤っている。また、他のHIV陽性者で同病院に入院している男性は「HIV感染の原因となった輸血を行った病院の治療は信用できない。一刻も早く転院したい」と、他の病院での治療を要求している。一連の輸血によるHIV感染が原因で6人の保健関係者が失職あるいは、謹慎処分されたという。

1990年代以降、中国全体で違法な売血や医療機関のずさんな血液管理が原因で何千人もの人々が輸血を経てHIV/AIDSに感染したと推測されている。多くの被害者は、今もHIV感染の事実を知らずにいるという。

原題:Female AIDS patients beaten with electric batons in China
日付:January 12, 2006
出典:dnaindia.com
URL:http://dnaindia.com/report.asp?NewsID=07070

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★ インド: アンドラプラデシュ高等裁判所、HIV陽性者の被雇用権を支持
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南インドアンドラプラデシュ高等裁判所 the High Court of Andhra Pradesh は、HIV陽性者が警部補 Sub Inspector として雇用される権利を認めた。1997年、ボンベイ高等裁判所は、肉体労働が中心の業務に関してもHIV陽性者の被雇用権を認めるとの判決を下したが、それ以降、HIV陽性者の被雇用権を保障する判例は数多く存在してきた。

この事件の発端は、原告の予備警察巡査官が、警部補のポジションに応募したところ、彼は健康診断、筆記試験共に合格したにも関わらず、HIV陽性との診断結果により、後日不合格となったことである。アンドラ・プラデシュ州の警察官マニュアル修正版 the A.P. Revised Police Manual 70条3項は、HIV陽性であった場合、そのほかの分野で合格した場合でも、警部補に任命することを禁止している。

男性は、弁護士協同組合HIV/AIDS部門the Lawyers Collective HIV/AIDS Unit を通じて、アンドラ・プラデシュ裁判所に令状を提出した。補足資料として、HIV/AIDS陽性であっても、平均3〜18年の潜伏期間中は健康であり、業務には差し支えがないとする医学的証拠も提出した。HIV/AIDS陽性というだけで雇用を認めないのは、彼の人生の権利を否定するものである。

高等裁判所は、警察官マニュアル70条3項は、憲法で保障された平等権(14条)と公的職業における雇用差別禁止(16条)を侵害するものだとして男性の訴えを認め、男性を警部補に任命することを命じた。

原題:Statement: Affirmation of PWHAs right to employment Lawyers Collective HIV/AIDS Unit, India
日付:January 16, 2006
出典:sea-aids listserv
URL:http://archives.healthdev.net/sea-aids/msg01698.html

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★ アジアのメディア:メディア企業の首脳がバンコクに集結―エイズへの挑戦
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2005年12月7日、タイのバンコクで、インターニュース・ネットワークInternews Network 主催、米国国際開発庁(USAID)後援で南アジアのメディア企業の首脳たちによる会議が開催された。バングラデシュ、インド、パキスタンなどの各地から放送、出版のメディア関係者が参加した。HIV/エイズに対するメディアの素早い対応について話し合ったこの会議は、HIV/エイズと開発に関するアジア太平洋リーダーシップフォーラム(APLF)の先陣となった。

UNAIDSとWHOの報告書「2005 UNAIDS/WHO AIDS Epidemic Update」によると、南・東南アジアで1年間に新たに100万人がHIVに感染したという。

タイのNGOである「人口と開発協会」PDA(Population & Development Association)の総裁ミーチャイ・ウィラワイタヤ氏Mechai Viravaidya は基調講演で、エイズ問題が政治的・社会的に重要な協議事項とされるためのニュースメディアと政府の責任を協調した。

会議への参加者は、HIV/エイズ関連の取材により多くの放送時間と記事スペースを割くこと、および地域の声の通信と放送、プログラムの概念・アイデア・情報を共有することなどを約束した。また参加者たちは、実行計画のひとつとして、HIV/エイズの全国的なメディアフォーラムの結成と、アイデアや考えをやり取りできるインターネットを基礎とした仕組みの作成を要求した。

APLFは、アジアと太平洋での地域的および全国的な課題としてエイズが最優先とされること、効果的な指導の促進と全てのレベルでの責任強化を目指している。

原題:Asian Media Leaders Step Up to the AIDS Challenge
日付:December 14, 2005
出典:Inter News ウェブサイト
URL: http://www.internews.org/news/2005/20051214_thai.html

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★ タイ:宗教団体 コンドーム使用によるエイズ予防キャンペーンに反対
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2005年11月23日〜25日バンコクにて開催された「国民エイズフォーラムPeople's AIDS Forum」では、エイズ関連NGOと宗教団体の間で、明らかな態度の違いが見られた。NGOがコンドームを配布したり、HIV/AIDS予防、治療・カウンセリングセンターに関するチラシを配布したのに対し、仏教、カトリック、イスラム教などの宗教団体は、「無責任な欲求による性行為」を非難するチラシを配布した。

タイ人の95%は仏教徒であるが、仏教徒団体は宗教観念が軽んじられている状況を懸念している。
カミリアン・ソーシャル・センター Camillian Social Center のジョバンニ・コンタリン神父Giovanni Contarinは、「われわれは他の団体と同じように、国内HIV/AIDS問題に真剣に取り組んでいるが、コンドームの使用は対症療法に過ぎないと思っている。それどころか、『自由な性交渉」のシンボルとして性行為を助長しかねない。」と話した。彼は、人々は、コンドームに頼る代わりに、婚外性交渉を拒否する貞節観念を見直すべきだという。コンドームによる予防は破損などにより完全に安全とは言えないという医療専門家の意見にも言及している。

タイ・エイズ・ムスリム・ネットワーク the Muslim Network On AIDS in Thailand コーディネイターティーラコット・サジャクル氏Teerachot Sajjakulは、イスラム教でもコンドーム使用は禁じられており、エイズ問題は長期的には信仰によって解決されるべきだと主張する。エイズは政府や公衆衛生に限った問題ではなく、国民全体に関わる問題である。イスラム教徒の多いタイ南部の寺院は、ほぼ診療センターとなっているという。
イスラム教徒も、コンドームの使用は禁じられていると話す。一方家族計画に関しては、教義が2通りあり、イスラム教では受胎は神の意志によるので、いかなる干渉も認められないというものと、射精前にやめる方法は、ムハンマド師の言行録にも記されており認められるという。しかし、彼らにとっては、コンドームの使用は避妊のために使用はできない。

1990年代、タイはエイズ教育とコンドームキャンペーンにより感染対策の成功例とされてきた。現在の感染率は1991年に比べると減っているが、若者の間で広がっている予防なしの性交渉により、感染者数は再び増えつつある。

原題:Interfaith Network Says 'No' To Condoms In Anti-AIDS Campaign
日付:December 7, 2005
出典:missio-aachen website
URL:
http://www.missio-aachen.de/menschen-kulturen/nachrichten/Interfaith_network_says_No_to_condoms_in_anti-AIDS_campaign.asp

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★ メキシコ: 第17回国際エイズ会議開催国として決定
〜ラテンアメリカ・カリブ海諸国地域で初の開催へ〜
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メキシコが、ラテンアメリカ・カリブ海諸国として、初めて国際エイズ会議の開催国となることが決定した。 2006年8月に行われる第16回トロント国際エイズ会議の次の開催国となる。

第17回メキシコ国際エイズ会議は、2008年8月3日から8日までの6日間、メキシコシティにて行われる予定で、科学者や政治家、活動家らHIV/AIDSに関わる人々が一同に会し、HIV/AIDSについて議論が交わされる。また2,500名以上のメディア関係者らが会議に出席し、同年世界で最も大きな保健医療に関するイベントの一つとなっている。

会議は、国際エイズ学会 International AIDS Society IAS が主催し、UNAIDSやその他ドナー組織や市民社会組織が共催する。第17回エイズ会議 開催責任者 ペドロ・カーン氏 Pedro Cahn は、「今回のエイズ会議が、メキシコひいてはラテンアメリカ・カリブ海諸国地域で開催されることに意義を感じるとともに、同地域でHIV/AIDSに対する意識向上、知識の共有、現場からの声を吸い上げ、より効果的な対策を考えていくことができれば」と、意気込みを話している。

メキシコが、今回の開催国としてIASより選ばれた背景には、エイズのインパクトの大きさ、会議開催の十分なインフラ整備、そしてHIV陽性者らが、自由に活動できているなどの基準を満たしていたため。IAS代表 Executive Director クレイグ・マックルーア氏 は「2000年の南アフリカ・ダーバン、2004年タイ・バンコクという流れを鑑みれば、2008年はラテンアメリカ・カリブ海諸国地域というのは妥当な決定である。」と、説明を加えた。

メキシコ合衆国政府代表として、メキシコHIV/AIDS予防管理センター el Centro Nacional de Prevencion y el Control sobre el VIH/SIDA(スペイン語表記) CENSIDA代表 ホルヘ・サーヴェドラ医師は、「メキシコでの会議開催の重要性と唱え、政府が会議成功のためにコミットメントすることを約束する」と、強いコメントを寄せた。

原題: MEXICO CITY BECOMES FIRST IN LATIN AMERICA AND CARIBBEAN TO HOST WORLD'S LARGEST CONFERENCE ON HIV/AIDS
日付:13 February 2006
原典:International AIDS Society
出典:af-aids listserv
URL:http://archives.healthdev.net/af-aids/msg02310.html

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■□編集後記
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皆様、ご購読ありがとうございます。グローバル・エイズ・アップデイトも39号を無事に発行することができました。
さて、先日舞浜駅に降り立つ機会があったのですが、電車に乗った時間が悪かったのか、人・ひと・ヒト…平日昼間にも関わらず、たくさんの若い方々がいらっしゃいました。それもそのはず、もう春休みなんですね。中には、その日に卒業式をしたのか、羽織袴を履いていらっしゃる方々もちらほら。色々な形で新しい門出を迎えるのだなぁと、世代!?を感じてしまいました。
もう少しで春ですね。ココロもカラダもウキウキしてしまいますが、そんな時こそコンドームを携帯して、万全を期しておきましょうね。それでは次号のGAUをお楽しみに下さい。

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  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第13号 2005年03月31日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第14号 2005年04月14日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第15号 2005年04月28日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第16号 2005年05月19日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第17号 2005年06月02日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第18号 2005年06月16日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第19号 2005年06月30日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第20号 2005年07月13日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第21号 2005年07月28日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第22号 2005年08月11日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第23号 2005年08月18日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第24号 2005年09月01日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第25号 2005年09月15日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第26号 2005年09月29日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第27号 2005年10月13日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第30号 2005年11月24日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第31号 2005年12月08日
  ◇『グローバル・エイズ・アップデイト』第32号 2005年12月22日

  ◇メールマガジン「グローバル・エイズ・アップデート」について(2004/10/17)


Date: Wed, 18 Aug 2004 17:31:01 +0900
Subject: 【AJFからの案内】AJF Now 2004.8

斉藤@AJF事務局です。

AJFにこれまでメールを下さった方々にBCCで送信しています。
AJFウェブサイトの最新情報は、以下の通りです。
一読いただければ幸いです。

稲場雅紀「ケニア・ウガンダHIV/AIDS対策調査日報」
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/treatment_access/kenya_uganda01.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/treatment_access/kenya_uganda02.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/treatment_access/kenya_uganda04.htm

2004年度第2回AJF食料安全保障研究会セミナー報告
http://www.ajf.gr.jp/food_security/20040725.htm

第15回国際エイズ会議バンコク会議 参加記
 バンコク発 林達雄
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_hayashi01.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_hayashi02.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_hayashi03.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_hayashi04.htm

バンコク国際エイズ会議:会場からのレポート 稲場 雅紀
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_inaba01.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_inaba02.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_inaba03.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_inaba04.htm
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/from_bangkok_inaba05.htm

バンコクにて 斉藤 龍一郎
http://www.ajf.gr.jp/hiv_aids/bangkok2004/in_bangkok_saito.htm

AJF:これまでの活動、現状、これからを
http://www.ajf.gr.jp/update.html

AJFは、会員として活動に参加する方、財政的に支援してくれる方を求めています。


 
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 *以下未整理

◆2003/04/09 「途上国におけるHIV/AIDS の治療に踏み出した現代世界」
 アフリカ日本協議会感染症研究会

◆林 達雄(アフリカ日本協議会代表) 2002/10/31 「エイズ治療薬と「特許」:米国の国際戦略とWTO――私たちはなぜ今政治的にならざるをえないか」(講演)
 オックスファム・セミナー「HIV/エイズと貧困」
 http://www2.odn.ne.jp/oxfam/hivaids/1031seminar.html

◆200209 パンアフリカン治療実現行動宣言、コカコーラ・キャンペーン呼びかけ文
 http://www.ajf.gr.jp/aids_taskforce_appeal.htm

斉藤 龍一郎 200204 「感染者が治療に応じることこそが最大の予防――エイズ治療薬をキーワードにアフリカのエイズ問題を追ってきて見えてきたこと」
 『アフリカNow』(アフリカ日本協議会)第60号

◆斉藤さんより(20020415)

4月27日「アフリカに祝福を!〜 HIV とともに生きる〜」イベントへ

斉藤@AJF事務局です。

【転送歓迎!】

アフリカに祝福を!〜HIVとともに生きる〜

エイズの発見から20年。先進国では治療薬のおかげで、すぐに死ぬ病気では
なくなりました。一方でアフリカでは、去年一年間だけで240万人がHIVで死
亡しています。途上国では高価な治療薬を入手することさえできません。ア
フリカと日本とでは、人の命の価値が違うのでしょうか?ピースボートに乗
ってアフリカのHIV感染の現実の触れてきたメンバーと、世界的な製薬会社
や国連、WTOなどの治療薬をめぐる動きを追ってきたメンバーとが一緒に、
HIVの現実を見据えて「アフリカに祝福を!」の声をあげます。今私たちに
出来ることは何でしょうか!?

●日時・内容
4月27日(土)午後2時〜5時
第一部 わたしのセックスとエイズ
第二部 あなたはエイズでアフリカが滅びると思いますか?
第三部 わたしにできること あなたにできること
●主催 「アフリカに祝福を HIVとともに生きる」実行委員会
●連絡先
 ピースボート事務局(03-3363-7561、山本隆・中村佐知江)
 AJF事務局(ajf@mtb.biglobe.ne.jp、斉藤龍一郎)
●会場
 明治学院大学白金キャンパス
〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37 TEL03-(5421)-5111
白金キャンパスの最寄り駅は、「白金台」「白金高輪」「高輪台」の3駅と
なります。
会場案内図
http://www.meijigakuin.ac.jp/images/stsubway.jpg

▼「白金台駅」より
営団地下鉄「南北線」および都営地下鉄「三田線」「白金台駅」で下車。2
番出入口、あるいは1番出入口より徒歩約7分。

▼「白金高輪駅」より
営団地下鉄「南北線」および都営地下鉄「三田線」白金高輪駅」で下車。1
番出入口より徒歩約7分。

▼「高輪台駅」より
都営地下鉄浅草線「高輪台駅」で下車。徒歩約7分。

●参加費
 500円
●準備作業、内容を作っていく作業に加わってくれる仲間も求めています。
興味のある方、連絡下さい!

アフリカ日本協議会(AJF)事務局
 斉藤 龍一郎
mailto:ajf@mtb.biglobe.ne.jp
http://www.ajf.gr.jp
FAX 03-3834-6903


  以上
  cf.◆HIV/AIDS

 

◆斉藤さんより

斉藤@AJF事務局です。

AJF事務局にある名簿に収録されたアドレスにBCCで送信しています。
【転送歓迎!】

以下は学習会のご案内です。
この研究会では食料安全保障をテーマに学習会を行っています。
今回はガーナを事例に日本の農業協力の在り方とNGOの役割について
講師の方と共に考えてみたいと思います。
お時間がありましたら是非ご参加ください。

*以下転載歓迎*

第4回AJF食料安全保障研究会公開学習会
『農村・農業開発におけるNGOの役割〜ガーナ国での活動を通して〜』

講師:
増見国弘氏
(日本大学生物資源科学部助教授、国際開発フロンティア機構理事長)

講師からのひと言:
我が国の途上国への農業協力(ODA)は、今日まで相手国農民の実態から問題発
掘をして行く現場直結型プロジェクトというより、セクター別縦割り技術の政
府間技術移転という性格を持ち、現在もその色彩を色濃くしている。我が国の
NGO農業協力はこうしたODA農業協力とどのような力点の差を置いて活動すべき
なのか。ガーナでのIDFO(NGO)とJICA農業プロジェクトとの活動体験をもとに
述べると共に、今後の日本のアフリカへの農業協力のあり方とNGOの役割と活
動について皆様と考えていきたい。

・日時:2002年4月25日(木)18:30-21:00
・会場:東京都文京区立茗台生涯学習館
営団丸の内線茗荷谷駅から徒歩10分
(文京区春日2-9-5 / tel. 03-3817-8306)
会場への行き方は下記をご参照ください。
http://www.city.bunkyo.tokyo.jp/shisetsu/syougai/myoudai.html

【 食料安全保障研究会とは 】
アフリカ日本協議会(http://www.ajf.gr.jp)が来年東京で開催予定のアフリ
カ開発会議(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/index.html)に向け
て設けた二つの研究会のうちの一つです。アフリカのどういった人々がどのよ
うな状況で食料に困っているのかを理解し、食料問題に対するアフリカの人々
の取組みや活動に対し、日本にいる私たちがどのように支援・協力できるのか
を考え、社会に提言していくための研究会です。「アフリカの食料安全保障〜
誰のための食料安全保障か〜」をテーマに定期的に学習会を行っています。

【 お問合せ・ご連絡先 】
アフリカ日本協議会事務局(担当:河内)
〒110-0015東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3階
FAX:03-3834-6903 e-mail:ajf@mtb.biglobe.ne.jp


*以上*

 
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◆[info-jsds] 12月9日感染症研究会公開講座

斉藤@AJF事務局です。

以下をアナウンスします。
転送大歓迎です。よろしく。

感染症研究会公開講座
ケニア・ウガンダに見るエイズ戦略の課題
カミングアウトから全てが始まる
講師 林達雄
日時 2001年12月9日(日)午後1時半〜4時半
会場 千代田区富士見区民会館(出張所と同じ建物、「千代田まちづくりフォーラム」名、会場地図はhttp://www.ajf.gr.jp/africa_news/fujimi.gif

資料代 500円
プログラム
感染症研究会からの問題提起 斉藤龍一郎
ケニア・ウガンダ基礎知識  須藤永祥
 講演           林達雄
質疑応答
終了後 会場近くで懇親会を予定してます。

 今年2月、インドの製薬会社シプラがカクテル療法用のエイズ治療薬セットを一人あたり年間350ドルで供給することを表明し、国際医療NGO・国境なき医師団がシプラから購入した薬を東アフリカで無償での治療に使う計画を明らかにしたことから、エイズ治療薬そしてエイズ治療をめぐる劇的な動きが始まった。
 4月、南アフリカ共和国で薬事法が特許の強制実施権を規定していることを知的所有権侵害と訴えていた製薬会社39社の訴訟取り下げ=敗北、エイズ治療薬を特許の強制実施権を活用して国産化してきたブラジルへのアメリカ合衆国からの圧力の後退、急速に広がっている大手製薬会社による特定国(特に貧困にあえぐサハラ以南アフリカ諸国)へのエイズ治療薬はじめとする医薬品の無償贈与・大幅割引販売、そしてタイでの必須医薬品アクセス法制定の動き、などの動きはフォローするだけでも一苦労である(これらの動きに関するニュースの一部はアフリカ日本協議会のホームページhttp://www.ajf.gr.jp/africa_news/で読むことができます)。
 感染症研究会は、9月の公開講座「保健と特許権」(講師・上山明博さん)、10月の勉強会「エイズ戦略の必要性」(問題提起・稲場雅紀さん)を踏まえ、8月末から2カ月、ヨーロッパ・ケニア・ウガンダでエイズ治療薬めぐる問題を中心にインタビュー、聞き取り調査を行ってきた林達雄さんの報告と問題提起を中心にした公開講座を開催します。

 連絡先 110-0015 台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3F アフリカ日本協議会
fax 03-3834-6903 e-mail ajf@mtb.biglobe.ne.jp 担当 斉藤

 
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◆2001011 齊藤さんより

10月28日(日)、感染症研究会勉強会「エイズ戦略の必要性」

斉藤@足立区です。

感染症研究会は、以下の要領で勉強会を開きます。

テーマ: エイズ戦略の必要性
レポーター: 稲場雅紀
報告: 感染症対策国際シンポジウム参加報告 斉藤龍一郎
日時: 10月28日(日)午後1時半〜4時半
場所: 千代田区九段社会教育会館第二集会室(「千代田まちづくりフォー
ラム」名です)
資料代: 300円
問い合わせ:AJF事務局 03-3834-6902(火曜・木曜 午後2〜6時のみ)
      斉藤・職場 03-5603-1861(10時〜18時)
      斉藤・ケータイ 090-6100-8451

アメリカ・ヨーロッパそしてアジア太平洋のエイズへの取り組みの歩みを振
り返りつつ、感染予防の啓発・具体的な活動(コンドーム配布など)、感染
の可能性に不安を持つ人々へのカウンセリング・HIV/AIDS感染者へのカウン
セリングやケアそして延命治療の実現など他分野にわたって長期的な展望を
持った「エイズ戦略」が必要とされることを、確認していきます。
レポーターをつとめる稲場さんは、ゲイ・コミュニティーの一員として以前
からHIV/AIDS感染者を支える活動にも関わってきており、アジア太平洋エイ
ズ会議へも何度も参加しています。
また、10月2日、外務省主催で開かれた「感染症対策国際シンポジウム」参
加報告を斉藤がします。すでにAJF-INFOおよびbccメールで送った報告に加
え、会場の雰囲気などを伝えることができればと思っています。
先週末、メルボルンで開かれたアジア太平洋エイズ会議の報告を受けること
もできるかもしれません。

9月23日に開催した公開講座「エイズ治療薬と特許権」については、僕の感
想をまとめた文章をAJFのホームページ「エイズとアフリカ資料集」ページ
においてあります。その後、気になった点・質問などあればお寄せ下さい。
昨日、AJFのホームページ「エイズとアフリカ資料集」ページ
http://www.ajf.gr.jp/africa_news/)を大幅に更新しました。

このメールは転送歓迎です。よろしく。

斉藤 龍一郎
 ryosaito@jca.apc.org
 http://www.asahi-net.or.jp/~LS9R-SITU/index.html


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◆感染症研究会公開講座『保健と特許権 -TRIPS協定成立の背景と 21世紀の課題』

 斉藤さんより

次の日曜日、下記の公開講座を開催します。

テーマ 保健と特許権-TRIPS協定成立の背景と21世紀の課題
日時  9月23日(日)午後1時半〜4時半
講師  上山明博さん(文春新書「プロパテント・ウォーズ」著者)
会場  文京区立音羽生涯学習館
    (電話 5976-1290 文京区大塚5-40-15
     有楽町線護国寺駅徒歩5分 日大豊山高校隣
     護国寺駅から不忍通りへ向かい、左折するとすぐ)
資料代ほか 500円(「エイズとアフリカ資料集 第二集」代金を含みます)
内容  南アフリカ共和国でのエイズ治療薬と特許権めぐる裁判について
      感染症研究会から報告・提起をします
    特許権、知的所有権についての基礎知識について
    また、TRIPS協定例外規定の背景について講師から話をしていただ
きます
主催  アフリカ日本協議会(AJF)企画委員会
    電話 03-3834-6902(AJF事務局 火・木午後のみ)
       03-5603-1861(企画委員会感染症研究会担当・斉藤の職場、
10時〜18時)
    E-mail ajf@mtb.biglobe.ne.jp
    URL http://www.ajf.gr.jp/
    住所 110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3F
       上記URLに地図を掲載

公開講座への参加を呼びかけます

 今年4月19日の木曜日、日本経済新聞夕刊に以下の記事が載った。

エイズ薬裁判和解へ 南アフリカ
【ロンドン18日=加藤秀央】安価なエイズ後発医薬品(ジェネリクス)の製
造を認めた南アフリカの法律が知的所有権を侵害するとして大手製薬会社
39社が南ア政府を訴えていた裁判は、19日にも和解が成立する見通しとなっ
た。非政府組織(NGO)や欧米政府からの圧力を受け、製薬会社の大半が18
日、提訴を取り下げる方針を固め、南ア政府との間で和解条件の協議に入っ
た。
 南アフリカ共和国には、470万人のHIV感染者、エイズ患者がいると言われ
ている。南アフリカ共和国国民の9人に1人がHIV/AIDS感染者ということにな
る。アフリカ大陸全体で2200万人のHIV/AIDS感染者がいると見積もられてい
る。南アフリカそしてアフリカ大陸各地でエイズで苦しむ人びとの多くにと
って、特許権に守られたエイズ治療薬はあまりに高く、手の届かないもので
あった。
 南アフリカ共和国ではすでに1997年に安価な医薬品製造を認める規定を持
つ薬事法が制定されていた。制定直後、規定が特許権侵害につながるとして、
製薬会社40社が提訴した。とはいえ、現実に安価な医薬品を製造・供給する
企業・組織が登場しなければ、規定の適用そのものは「仮定」にすぎなかっ
た。
 ところが、特許権法が制定されていないインドの企業が、欧米の大手製薬
会社が開発したエイズ治療薬のコピー薬を30分の1の価格でアフリカ諸国の
政府およびアフリカでエイズ治療にあたるNGOに提供する準備がある、と発
表したことから、事態は動き出した。
 審理そのものが止まっていた裁判が、今年になって急テンポで動き出し、
4月に製薬会社が訴訟を取り下げ、法律の規定の正当性が確認された。
 この裁判を提訴した製薬会社の言い分は、『(この裁判に負ければ)南ア
では特許システムを無視してよいのだという解釈を招く。世界の特許システ
ムを脅威にさらすことになる』に端的である。南アフリカ共和国一国の問題
ではない、と言うのだ。
 『製薬会社はエイズ患者を死に追いやっている』という世界中で広がった
声の前で、製薬会社が一歩引いた形で、南アフリカの裁判は終わり、欧米の
大手製薬会社が最貧国にエイズ治療薬などを無償あるいは格安の価格で提供
する動きが広がっている。
 こうした動きは、最貧国に提供された無償あるいは低価格の医薬品が、特
許権で守られた先進国市場へ入り込まないよう監視・管理する仕組み作りと
セットになっている。
 こうした現状の背後にある特許権、知的所有権とは何か、TRIPS協定が現
代世界にもたらそうとしているものについての基礎知識を得て、現状理解を
深めていくために、公開講座を開催します。
 多くの方々の参加をお待ちします。

参考資料 上山明博著「プロパテント・ウォーズ」文春新書
     AJF作成・発行「エイズとアフリカ資料集 第一集」
  (一部はhttp://www.ajf.gr.jp/africa_news/で読むことができます)


「エイズとアフリカ資料集 第二集」できました。A4, 48pの冊子で500円です。
「エイズとアフリカ資料集 第一集」も残部が少しあります。こちらは300
円です。
内容の一部はhttp://www.ajf.gr.jp/africa_news/で読むことができます(
国連が配布・配信している資料・レポートと、研究会参加者の論考・呼びか
けだけです。集成した新聞記事は版権問題がありますので、ホームページに
は掲載していません)。
欲しい方は、僕宛にメールを下さい。
送料は実費をお願いします。

斉藤 龍一郎
 ryosaito@jca.apc.org
 http://www.asahi-net.or.jp/~LS9R-SITU/index.html
アフリカ日本協議会(AJF)のホームページ
 http://www.ajf.gr.jp/
メールマガジン「AFRICA ON LINE」バックナンバーページ
 http://www.jca.apc.org/~ryosaito/


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2005年9月22日 4:06
[viva_hiv_aids] 【AJF新企画案内】9/24あふりかひろば

皆さん、こんにちは。
アフリカ日本協議会(AJF)の茂住です。

 9月24日(土)から、アフリカへの理解を深めることを目的とした、AJF新
企画「アフリカひろば」が始まります。今後月1回のペースで、「アフリカ
を知りたい、近づきたい、触れたい」人たちと共に、様々なイベントを開催
します。

 「アフリカひろば」の最初の企画では、9月〜12月までの予定で、在日ア
フリカ人の方々のお話を聞き、質疑応答を行いながら、アフリカへの理解を
深めていきます。

 第一回目は、セネガル出身のマサンバさんが、セネガルの社会や生活を写
真と共に紹介し、自身のセネガルでの小学校支援のプロジェクトの報告、そ
して在日アフリカ人として日本で見えた問題について話します。その後、ア
フリカ料理を食べながらの交流会を講師と共に行います。在日アフリカの方
々から、日本でじっくりお話を聞くチャンスなので、みなさん参加してみて
ください。
 なお、会場の都合上、事前の人数把握が必要です。また、交流会の場とな
るレストランについても、スペースに限りがあり、定員は約20名です。参加
を希望される方は、(担当:橋場)まで、文末にあるフォ
ームにてお申し込み下さい。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アフリカひろばvol.1
「セネガルの生活、学校作り、そして在日セネガル人として生きる日本」
■ 講師:ディウラ・エル・ハッジ・マサンバ氏
■ 日時:2005年9月24日(土)15時から17時
■ 場所:早稲田奉仕園スコットホール2F 222号室
     http://www.hoshien.or.jp/map.html
■ 参加費:AJF会員500円、一般 700円
■ 交流会:アフリカンレストラン“クスクス”(高田馬場駅徒歩3分)に

      18時〜20時、参加費は一人あたり2500円くらいを想定
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜ディウフ・エル・ハッジ・マサンバさんのプロフィール〜
 1958年セネガル生まれ
 モロッコにある国立郵政・通信で情報通信技術を学んだ後、セネガルの電
子機器会社で
電話回線の普及と修理の仕事をしていました。1990年に初来日。以来民間の
語学学校でフランス語の講師をしています。また、2年間在住している横浜
市の市立小学校で国際理解講師として子ども達のアフリカ理解に努めてきま
した。1999年にセネガルの小学校支援を目的とした「バオバブの会 
Baobabu Association」を設立して活動を続けています。

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アフリカひろば(9月24日)参加申し込み票
○お名前
○ご所属
○メールアドレス
○交流会への参加の有無(参加 不参加)
○講師への質問、セネガルについての関心事項など


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茂住 衛(Mamoru MOZUMI)


UP:2006

HOME(http://www.arsvi.com)