HOME > BOOK > 雑誌 > 『アステイオン』 >

『アステイオン』第60号

国際知的交流委員会(CIC)日本委員会 編 20040330 阪急コミュニケーションズ,244p,

Tweet
last update: 20191222

このHP経由で購入すると寄付されます


■国際知的交流委員会(CIC)日本委員会 編 20040330 『アスティオン』第60号,阪急コミュニケーションズ,244p. ISBN-10: 4484042053 ISBN-13: 978-4484042053 欠品 [amazon][kinokuniya]

■内容

山崎 正和「現代の倫理と倫理的感受性――一つの楽観的随想」より引用(本書:pp.8-9.)

 二〇〇一年の春から二年間にわたって、私たちはサントリー文化財団の助成のもと、現代社会における倫理をテーマに研究会をつづけてきた。十人の中心メンバーにそのときどきのゲストを加えて、通常の会合を二三回、一泊の合宿研究会を三回重ねるという熱心さであった。その中間報告は本誌「アステイオン」五八号の誌面を借りて、「平等と公正」という特集を組むかたちでおこなった。今回、研究会の一応の終了を見るにあたり、ふたたび参加者の有志の論文を特集にまとめて、プロジェクトの最終報告に代えることにした。いうまでもなく各論考は研究会のなかで切磋琢磨を受け、参加者全員の見解を微妙に △8 反映しながら、あくまで執筆者それぞれの個人的な業績であることを付記しておく。


■目次

特集 多元主義時代の倫理を考える

序文 現代の倫理と倫理的感受性について
山崎 正和
リベラリズムの倫理はいかにして可能か――グローバル経済時代の倫理と責任
佐伯 啓思
近代国家と自由の相互承認――ルソーとヘーゲルの「原理」
竹田 青嗣
格差の拡大と機会平等の欠如――今の日本で起こっていること
橘木 俊詔
自由市場と企業倫理――市場は不正を排除できるか?
森口 親司
文化越境と異文化倫理――はたして異文化理解は可能なのか
張 競
性をめぐる倫理――近代から現代へ――夫婦愛至上主義の誕生と崩壊
佐伯 順子
多文化社会の真実――共存のための倫理と技法
大澤 真幸


第2特集 イラク戦争とアメリカ

「裏切り者」呼ばわりはもうたくさんだ――ブッシュの対テロ戦争を支持する
アダム・ミフニク
民主主義の敵と妥協してはならない――アダム・ミフニクへの手紙
パオロ・フローレス・ダルケース
分裂する欧州知識人――イラク戦争をめぐる二つの深い亀裂
マーク・リラ
イラク戦争とドイツのタブー――J・フリードリッヒが新著で問う「第二次大戦の被害」
マリアム・ラウ
イラク戦争と日本、ふたつの「占領」――ルース・ベネディクト再考
アレクサンデル・スティレ


海外論壇速報

名門ル・モンドに転記
秩序なき破綻国家
アボリジニの土地所有権をめぐって
移民は国を助ける?
コロンビアの子供兵士
カリブのベルルスコーニ?
アルゼンチンの歴史の終焉


■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:岩ア 弘泰
UP: 20191222 REV:
『アステイオン』  ◇身体×世界:関連書籍  ◇雑誌  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)