HOME > WORLD >

国連エイズ計画(UNAIDS)



◆2002/07/18 稲葉さんより(↓)
 Subject: [viva_hiv_aids] バルセロナ会議:
 ホームページから入手できる重要な資料と文献(翻訳・要約スタッフ求む)
◆2002/09/17 南ア主要企業、独自にHIV感染者救済策を打ち出す
 Today's Top News (19.09.02)
◆2002/11/26 国連エイズ計画(UNAIDS) 『エイズウイルス(HIV)感染に関する年次報告書』
 http://www.who.int/hiv/pub/epidemiology/epi2002/en/


◆20020718 稲葉さんより

Subject: [viva_hiv_aids] バルセロナ会議:
ホームページから入手できる重要な資料と文献(翻訳・要約スタッフ求む)

 皆様 こんにちは。

 先週行われたバルセロナの国際エイズ会議ですが、林さんのコメントなどにも垣間
見られるとおり、アフリカにおけるエイズ治療の問題や、グローバル・エイズ問題と
いう視点から見ると、かなり内容の濃いものだったようです。
 いくつかのホームページを探すと、バルセロナ国際エイズ会議で行われた報告や発
表されたデータなどで、私たちが共有しておく必要のあるものがかなり見つかりま
す。いくつかご紹介するとともに、翻訳または要約をやっていただける方を募りま
す。

【重要な資料類】
■UNAIDS, UNICEF "Children on the Brink 2002: a Joint Report on Orphan
Estimates and Program Strategies", July 2002 (国連エイズ合同計画、「崖っぷ
ちに立たされた子どもたち:孤児の推計とプログラム戦略に関する合同レポート」)
○本文12ページ、資料21ページ
○内容:UNAIDSとUNICEFが、エイズ孤児の問題について、現状の分析および2010年ま
での将来予測を行い、今後の戦略を提示している資料。2001年末までに88ヶ国を調査
した結果として、現在、エイズが原因で15歳以下で父・母の一方もしくは両方を失っ
ている孤児は1340万人(全孤児数の12.4%)おり、2010年にはこれが2500万人(全孤
児数の24%)に増大するだろう、また、アフリカでは、全児童数の12%が孤児であ
り、これはアジア(6.5%)、中南米・カリブ海諸国(5%)に比べてもきわめて大
きな値であると述べている。その上で、エイズ孤児の増大による社会的インパクトが
分析され、孤児たちをサポートする戦略(孤児たちを保護し、ケアする家族の機能の
強化とサポート、コミュニティによる対応の動機付けと強化、子どもたちと若い世代
のニーズを満たす能力の強化、もっとも弱い層の子どもたちを保護するための政府の
政策・法的・プログラム的枠組みの強化、HIV/AIDSの影響を受けている子どもたちに
対するサポートを可能にする環境を作るための社会啓発)が示されている。(←「戦
略」についても、妥当性の吟味が必要です)
 林さんが「ネクスト・ジェネレーション」ということを書いていらっしゃいました
が、それを探る上でも、本レポートの内容を知ることは必要です。
○入手:http://www.unaids.org/barcelona/presskit/childrenonthebrink.html

■Medicins sans Frontieres, "from Durban to Barselona: Overcoming the
Treatment Deficit", july 2002
(国境なき医師団、「ダーバンからバルセロナへ:治療の欠落を克服する」)
○本文13ページ
○内容:「発展途上国には、抗HIV薬による治療が必要な程度に病状が進んだHIV感染
者・AIDS患者が600万人いるが、そのうち抗HIV薬にアクセスできているのはわずか
23万人で、そのうちの半数がブラジルに在住する人である」という導入に始まる。国
境なき医師団が現在、様々な発展途上国で行っている抗HIV薬供給のプロジェクトに
よって、多くの患者・感染者の病状が回復しているという事実を示し、「途上国にお
いてエイズ治療は可能である」と宣言する。その上で、現在見られる「予防」と「医
療」を二項対立に持ち込み「予防」を優先する構図が、倫理的でないだけでなく経済
的にも、また医療的にも大きな損失をもたらすものであることを示し、大規模な資源
の投入によってエイズ治療に乗り出すことが、長期的には多くの店でメリットをもた
らすことを示す。勇気ある提言といえる。
○入手:
http://www.doctorswithoutborders.org/publications/reports/2002/fdtb_07-2002.pdf

【バルセロナ会議での報告など】

■Update: July 11, 2002, It's A Different World Without Medicines:
Testimony From Kenyan HIV/AIDS Patients Who Do and Don't Have Access to ARV
Treatment
○報告記事
○内容:国境なき医師団(MSF)が実施しているケニアでの抗HIV薬供与のプロジェク
トなどで抗HIV薬を確保している4人のケニア人のPHA(People living with
HIV/AIDS:エイズ患者・HIV感染者のこと)が、バルセロナ会議で抗HIV薬の重要性に
ついて証言した内容を紹介した記事。非常に重要。
○入手:http://www.doctorswithoutborders.org/news/2002/kenya_07.shtml

■Time to Treat: Transforming AIDS Treatment From Right to Reality:
Statement of Fred Minandi of Chiradzulu, Malawi
○報告記事
○内容:国境なき医師団(MSF)が実施しているマラウィでの抗HIV薬供与プロジェク
トを農村で受けているマラウィ人の男性のPHAが、ARVの必要性について証言した内容
を紹介した記事。非常に重要。
○入手:
http://www.doctorswithoutborders.org/publications/speeches/2002/fm_aids.shtml

【バルセロナ会議について報じた記事など】

■Chileans 'trading Aids drugs for food' Researchers say some people are
profiting from Aids treatments
○BBCニュース・ホームページ
○内容:チリで、海外から輸入されたり、国の保健システムを使って安く入手された
抗HIV薬が、ブラックマーケットに出回って闇取引の材料になっているという発表が
あったという記事。一定の重要性はある。
○入手:http://news.bbc.co.uk/hi/english/health/newsid_2122000/2122684.stm

■Analysis: The changing face of Aids
○BBCニュース・ホームページ
○内容:エイズの20年を振り返る記事。ゲイ・コミュニティの病として見られた初期
から、エイズ治療薬の開発、そしてグローバル・エイズ問題という現代的認識の形成
に至るまでのプロセスをコンパクトに紹介している。
○入手:http://news.bbc.co.uk/hi/english/health/newsid_2115000/2115745.stm

■AIDS2002: ARV treatment can work in poor communities
○IRINから入手(直接の入手はNigerian Journalists against AIDS: JAAIDS)
○内容:南アフリカ共和国とウガンダの地方のクリニックで抗HIV薬の投与が実験的
に行われ、成果を上げている。結果的に、貧困なコミュニティでも抗HIV薬の治療は
可能なのだということが示されている。
○入手:http://www.nigeria-aids.org/MsgRead.cfm?ID=821

■AIDS2002: M2M2B-An innovative mentoring programme for mothers
○Olayide Akanni Nigeria-AIDS eForum correspondent Barcelona, Spain による記事
○内容:南アフリカ共和国の、感染していない子どもを持つ4人のPHAの母親が、お
互いのピア・カウンセリングなどによって励まし合い、支え合う「M2M2Bプログラ
ム」の実践について証言したことを報じる記事。
○入手:http://www.nigeria-aids.org/MsgRead.cfm?ID=814

【その他、より重要な資料等の入手先】

 私は、いくつかのサイトをランダムに見て上の資料・記事を入手しましたが、それ
以上に重要な、もしくは基本的な情報が以下のサイトから入手できるかも知れませ
ん。

○UNAIDSのバルセロナ会議に関する特集サイト 
  http://www.unaids.org/barcelona/index.html
○今回の会議について包括的に記録している「カイザー・ネットワーク」のサイト
  http://kaisernetwork.org/aids2002/syndication.asp?show=portal.html
○「国境なき医師団・スペイン」のサイト
  http://www.msf.es/msf_aids/home_eng.asp


 上記のうち、UNAIDSとMSFの資料については、なるべく早急に翻訳する(もしく
は、要約を作成する)ことが必要だと思います。現在、「保健分野NGO研究会」で
は、バルセロナ会議の報告会を8月上旬に行うことを計画しており、エイズ&ソサエ
ティの樽井先生に講師の一人を依頼しています。そこで、上記のような資料をある程
度配布できるようにしておきたいのです。
 UNAIDSの資料は、枚数は多いように見えますが、統計の引用なども多く、思ったほ
ど翻訳は大変ではないと思います。また、MSFの資料についても、非常に簡潔かつわ
かりやすい、また、内容が見えやすいものなので、作業ははかどるのではないかと思
います。別途、個別に当たらせていただくかも知れませんが、「ぜひ私がやりたい」
という人はご連絡お願いします。(稲場、もしくはAJFまで:
ajf@mtb.biglobe.ne.jp)

   

◆2002/09/17 南ア主要企業、独自にHIV感染者救済策を打ち出す
 Today's Top News (19.09.02)

UNAIDSの広報担当者から毎日送られてくる
Today's Top News (19.09.02)に次の記事がありました。
現在、感染症研究会が取り組んでいるコーク・キャンペーンにも関わる内容なので、全文訳で紹介します。

The Star (South Africa) 17 September 2002
Major firms go it alone to help HIV+ workers
By Mluleki Mntungwa

南ア主要企業、独自にHIV感染者救済策を打ち出す

ムルレキ・ムツングワ筆

 政府がエイズ治療薬の毒性を強調している一方で、いくつもの民間企業が、独自に従業員へ抗エイズ治療薬を供給をすることを決定している。
 運輸大手トランスネットの一部門である南アフリカ港湾事業(South African Ports Operations: Sapo)が、公営企業としては初めて従業員に提供する治療の中に抗エイズ薬治療を含めることを明らかにした。
 今年初め、鉱山大手アングロ・アメリカンおよびデ・ビアスが従業員への抗エイズ薬治療を無料で開始した。
 すでに治療を開始している企業としては、18カ月前から従業員に抗エイズ治療薬を供給しているBPがある。
 月曜日から開始されたSapoの取り組みには、従業員にVCTの提供を告知し、テストを受けることを勧める二つのプログラムがある。
 従業員に提示されたこのプログラムは日和見感染症の治療および抗エイズ薬治療を前提としたものである。
 Sapoは従業員にどれだけのHIV感染者・エイズ患者がいるのかを把握していないので、VCTを開始したのだ。
 Sapoの報道担当者マーク・グレッグ・マクドナルド(Mark Gregg-MacDonald)氏は、エイズ教育とエイズ医療をHIV感染者、非感染者を問わず全従業員に対して実施することで労働者をより健康にしていくためにプログラムが開始された、と語った。
 トランスネットは、このプログラム遂行のために当面5年間で5億ランドを確保しており、今年度は8000万ランドの支出を見込んでいる。
 クワズールーナタール州保健局局長ステファン・ヘンドリック(Stephen Hendricks)教授は、保健局はSapoの決定を歓迎する、このプログラムの執行にあたってはできうる限りの支援をする、と語っている。

 

 

◆[viva_hiv_aids] 転送:「UNAIDS/WHO2002年末世界の状況(全訳)」掲載のお知らせ

斉藤@足立区です。
標記のお知らせが、jaidsで流れてきました。

「UNAIDS/WHO2002年末現在の世界の状況(全訳)」掲載のお知らせ
「HIV/AIDS最新情報(2002年末現在)」は、UNAIDS/WHOが発表した「AIDS epidemic update-December 2002」の日本語版です。
「エイズ予防情報ネット」にある、以下のURLから
http://api-net.jfap.or.jp/siryou/siryou_Frame.htm
あるいは(財)エイズ予防財団のHP
http://www.jfap.or.jp/oshirase/oshirase.htm
からご覧になれます。
Wordファイル(822KB)でダウンロードできます。
また近日中にPDFファイルも掲載予定です。
ファイルの1枚目、表紙下の囲み内容に御注意の上、御利用ください。
とのことです。
英語・仏語・ロシア語の原文は
http://www.unaids.org/
でPDFファイル、WORDファイルでダウンロードすることができます。


REV:......20030215
HIV/AIDS  ◇HIV/AIDS 2002
TOP HOME (http://www.arsvi.com)