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「最後のフロンティア」アフリカにおける小農の現在と日本
〜ナカラ回廊開発/プロサバンナ事業からの問題提起


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アフリカアフリカ Africa 2018


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究センター運営委員


【12月7日(月)14時〜16時半:現地調査報告会】
「最後のフロンティア」アフリカにおける小農の現在と日本
〜ナカラ回廊開発/プロサバンナ事業からの問題提起

アフリカが 「最後のフロンティア」として注目を集めるようになって久しい。

石油や石炭・天然ガス・レアメタル等の豊富な天然資源、広大な大地。エネルギーや原材料、食料の供給拠点としての「ポテンシャル」が、関心と投資を惹き付けてきた。

このような潮流の中から、アフリカ内陸部の資源開発を推し進め、鉄道・道路・港湾の輸送網を整備する「アフリカ経済回廊開発」の構想が打ち出され、日本も外務省・JICA・企業らが、官民連携の下に、これを後押ししている。中でも、日本が特に注目を寄せてきたのが、モザンビーク北部のナカラ回廊である。

昨年1月に安倍晋三首相がモザンビークを訪問した際には、18企業が同行し、ナカラ回廊開発のため5年間で700億円の供与が発表された。

すでに日本の援助により、(1) 経済戦略の策定、(2)鉄道・道路・港湾・電力設備等のインフラ整備が進められ、(3)農業支援(プロサバンナ)事業が回廊沿いの3州19郡で展開されている。回廊の先端では、日本企業による炭鉱や天然ガス開発が着手され、アフリカ最大規模の取り組みが進められている。

急速に進む大規模経 済開発事業を通じた開発協力は、地域住民や社会にどのような影響を及ぼしているのか?特に、圧倒的多数を占める小規模農民は、今何を経験しているのだろうか?

これらの点について、モザンビークから農民組織をゲストに招くとともに、本年2度にわたって実施した現地調査の報告を行うことで、回廊沿いに暮らす小農からみた回廊開発と国際協力の課題について明らかにし、幅広い参加者とともに活発に議論する機会とします。

是非、ご参加下さい。

【日時】2015年12月7日(月)14時〜16時30分
(*13時30〜50分の間に参議院議員会館ロビーにお越し下さい)
【場所】参議院議員会館 1F 101会議室
【アクセス】永田町駅1番出口すぐ、国会議事堂前駅1番出口徒歩5分
 案内図(PDFファイル)
【参加人数】100名(申込み先着順)
【言語】日本語・英語(逐語通訳あり)
【要予約】
*下記フォームに、お名前、ご所属、メールアドレスを入力下さい。
*締切12月4日(金)正午
 申し込みフォーム
【資料代】500円

【プログラム】
司会:津山直子(アフリカ日本協議会)

1. 【趣旨説明】
「偽りのフロンティア」〜アフリカに見る日本の開発協力の最前線
(高橋清貴 / 恵泉女学園大学)
2. 【アフリカ農民組織からの問題提起】
回廊開発による土地収奪と小農・食料主権〜アグリビジネス・鉱物資源開発・インフラ整備
(ヴィセンテ・アドリアーノ / モザンビーク全国農民連合UNAC)
3. 【現地調査に基づく報告(1) 】
農民主導の調査から分かったこと〜ナカラ回廊農業開発・プロサバンナ事業を中心に
(渡辺直子 / 日本国際ボランティアセンター)
4. 【現地調査に基づく報告(2)】
食料・農民主権の視点からプロサバンナ事業を検証する
(池上甲一 / 近畿大学)
5. 【コメント】
(若林秀樹 / アムネスティ・インターナショナル日本)

【共催】日本国際ボランティアセンター、オックスファム・ジャパン、 アフリカ日本協議会、ATTAC Japan, No! to Landgrab, Japan、 モザンビーク開発を考える市民の会

*本報告会には、メディア取材による撮影等が入る可能性があります。(撮影に写らない席を設けます)

【お問い合わせ】オックスファム・ジャパン(担当:森下)
〒110-0005 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル7F
電話:03-3834-1556 FAX:03-3834-1025
メール:media@oxfam.jp

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UP:20180416 REV:
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