HOME > WORLD >

ジンバブエ共和国 2008年4月〜6月


アフリカアフリカ Africa 2014


●2007年までのニュース・資料 ジンバブエ共和国 〜2007年
●2008年1月〜3月のニュース・資料 ジンバブエ共和国 2008年1月〜3月
●2008年7月〜9月のニュース・資料 ジンバブエ共和国 2008年4月〜6月
●2008年10月〜12月のニュース・資料 ジンバブエ共和国 2008年10月〜12月
●最新のニュース・資料 ジンバブエ共和国

○外務省 各国・地域情勢 ジンバブエ共和国

◆2008/04/01 毎日新聞 ジンバブエ:議会選で与党の敗色濃厚 現職閣僚も次々落選
◆2008/04/01 AFP BB News 下院議員候補、得票数「0票」で落選 ジンバブエ総選挙
◆2008/04/01 cnn.co.jp 開票結果は未発表、ジンバブエ大統領選 野党は不正疑う
◆2008/04/02 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、最大野党が勝利宣言
◆2008/04/02 東京新聞 結果未公表の異常事態 ジンバブエ大統領選
◆2008/04/02 AFP BB News ジンバブエ大統領選、決選投票の公算
◆2008/04/02 毎日新聞 ジンバブエ:野党議長「勝利する」…決選投票の観測を否定
◆2008/04/02 毎日新聞 ジンバブエ:残るのは絶望だけ…豊かな農業国一変
◆2008/04/02 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選の開票遅れ、野党党首「結果発表待つ」
◆2008/04/02 NIKKEI NET 国連事務総長、ジンバブエ大統領選開票に声明
◆2008/04/02 AFP BB News ジンバブエ、ムガベ氏が辞任に同意か
◆2008/04/02 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:3週間後に決選投票へ
◆2008/04/02 北海道新聞 決選投票の可能性大 ジンバブエ大統領選 与党幹部、野党の優勢認める(04/02 08:23)
◆2008/04/02 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、野党が勝利宣言
◆2008/04/02 AFP BB News ジンバブエ大統領選、野党が勝利宣言
◆2008/04/02 毎日新聞 ジンバブエ:悲嘆…困窮にあえぐ農民
◆2008/04/02 nikkansports.com ジンバブエ大統領選、異例の結果未公表
◆2008/04/02 MSN産経ニュース ジンバブエの大統領選、中国が強い関心
◆2008/04/03 MSN産経ニュース ムガベ氏が敗北認識か ジンバブエ大統領選
◆2008/04/03 毎日新聞 ジンバブエ:米報道官が大統領選評価「変化求めている」
◆2008/04/03 毎日新聞 ジンバブエ:下院選で与党、過半数割る…選管最終発表
◆2008/04/03 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:「第1回投票は野党議長勝利」ーー最大野党の独自集計
◆2008/04/03 AFP BB News ジンバブエ下院議員選、与党の過半数割れ確実
◆2008/04/03 AFP BB News ジンバブエ大統領選、与党は決選投票態勢へ
◆2008/04/03 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:国民、変化求めたーー米国務省報道官
◆2008/04/04 毎日新聞 ジンバブエ:大統領が生き残り策模索 周辺国と協議
◆2008/04/04 毎日新聞 ジンバブエ:外国人記者2人を地元警察が連行
◆2008/04/04 dailynk.com ‘暴風前夜’のジンバブエ, 選挙ねつ造を試みるか?
◆2008/04/04 NIKKEI NET ジンバブエ与党「大統領が決選投票の用意」
◆2008/04/04 AFP BB News ジンバブエ当局、外国人記者2人を拘束 無許可取材で
◆2008/04/04 AFP BB News ジンバブエ当局、外国人記者2人を立件
◆2008/04/04 毎日新聞 ジンバブエ:最大野党の事務所を家宅捜索 緊張高まる
◆2008/04/04 読売新聞 ジンバブエで米紙記者2人拘束、大統領選「無許可」取材と
◆2008/04/05 NIKKEI NET ジンバブエ議会選、与党過半数割れ
◆2008/04/05 asahi.com ジンバブエ大統領選、決選投票へ 結果未発表で1週間
◆2008/04/05 MSN産経ニュース ジンバブエ 与党は決選投票戦う方針
◆2008/04/05 cnn.co.jp 決選投票実施で国連の介入要請、ジンバブエ野党
◆2008/04/05 MSN産経ニュース 野党が国連に介入要請 ジンバブエ大統領選
◆2008/04/05 cnn.co.jp ムガベ大統領、決選投票の用意があると発表 ジンバブエ
◆2008/04/05 AFP BB News ジンバブエ当局、外国人記者2人を不起訴処分
◆2008/04/05 AFP BB News ジンバブエ、大統領が決選投票へ意欲示す
◆2008/04/05 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:大統領、生き残り模索 政局、混迷 決選投票受諾か居座りか
◆2008/04/06 NIKKEI NET ジンバブエ与党「大統領が決選投票の用意」
◆2008/04/06 AFP BB News ジンバブエ大統領選、与党が再集計求める
◆2008/04/06 cnn.co.jp ジンバブエ大統領選の野党候補、決選投票に反対表明
◆2008/04/06 AFP BB News ジンバブエ大統領選、野党党首が勝利宣言
◆2008/04/06 asahi.com ジンバブエ大統領選 与党が再集計を要求、野党は抗議
◆2008/04/07 毎日新聞 ジンバブエ上院選:与党側が半数
◆2008/04/07 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:与党、選管に再集計要求
◆2008/04/07 毎日新聞 ジンバブエ:大統領選結果の早期公表求め、野党が提訴
◆2008/04/08 cnn.co.jp ジンバブエ選管関係者5人逮捕 ムガベ氏得票数操作容疑
◆2008/04/08 毎日新聞 ジンバブエ:大統領選の得票数を操作 選管関係者5人逮捕
◆2008/04/09 cnn.co.jp ジンバブエで白人農園を強制占拠、大統領支持の退役兵ら
◆2008/04/09 AFP BB News 白人農園で立ち退き強要 ジンバブエ
◆2008/04/09 毎日新聞 ジンバブエ:野党、暴力行為の拡大を批判
◆2008/04/11 朝鮮新報 五輪男子マラソン 出場資格を獲得
◆2008/04/13 cnn.co.jp SADC首脳会議、ジンバブエ大統領選の結果発表求め閉幕
◆2008/04/13 AFP BB News ジンバブエ問題で南部アフリカ14か国が緊急会議
◆2008/04/13 AFP BB News ジンバブエ大統領選、選管が23選挙区で票の再集計を指示
◆2008/04/14 NHK ジンバブエ 再集計で野党反発
◆2008/04/16 時事ドットコム 2008/04/16-23:49 政治暴力の被害者157人=選挙後約2週間で、拷問も−ジンバブエ
◆2008/04/16 AFP BB News ジンバブエ、当局が野党支持者ら56人を拘束
◆2008/04/16 MSN産経ニュース ジンバブエなど協議
◆2008/04/17 外務省 ジンバブエ情勢に関するG8外相ステートメントの発出について
◆2008/04/17 外務省 ジンバブエ情勢に関するG8外相ステートメントの発出
◆2008/04/17 時事ドットコム 2008/04/17-07:11 インフレ率16万%以上に=ジンバブエ
◆2008/04/17 Daily Sports 中村礼子“1分切り”成功!決勝も狙う
◆2008/04/18 MSN産経ニュース 中国の武器輸出で武力弾圧の懸念強まる ジンバブエ
◆2008/04/19 MSN産経ニュース 選管が再集計を開始 ジンバブエ大統領選
◆2008/04/20 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、再集計
◆2008/04/22 MSN産経ニュース 中国からの武器輸入阻止へ ジンバブエ向け、米政府
◆2008/04/23 MSN産経ニュース 米、武器積んだ中国船の荷揚げ拒否を要請
◆2008/04/23 MSN産経ニュース 対ジンバブエ武器禁輸を ブラウン英首相
◆2008/04/24 AFP BB News ジンバブエ政府、ジャーナリストを弾圧 現地メディア団体
◆2008/04/24 AFP BB News アフリカで入港拒否の武器貨物船、中国帰還へ
◆2008/04/24 NIKKEI NET 欧州議会、対中武器禁輸の継続求める
◆2008/04/25 TRAVEL VISION ジンバブエが「渡航の是非検討」に、渡航中止や旅程変更の対応に
◆2008/04/25 毎日新聞 ジンバブエ:5000万、2500万ドル 超インフレ、また新札発行
◆2008/04/25 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:割れるアフリカ各国、「出ない結果」に対応苦慮
◆2008/04/25 MSN産経ニュース 野党候補が勝利と米高官 ジンバブエ大統領選
◆2008/04/26 NIKKEI NET ジンバブエ警察、野党本部で100人以上逮捕
◆2008/04/26 MSN産経ニュース 野党の本部を強制捜査、選挙後混乱のジンバブエ
◆2008/04/27 AFP BB News ジンバブエ議会選、再集計も野党優勢
◆2008/04/28 AFP BB News ジンバブエ野党、「大統領選後に殺害された支持者は15人」 うち1人は5歳少年
◆2008/04/28 TRAVEL VISION ジンバブエのツアー催行に努力、条件付、旅程変更など増加−振替輸送の対応も
◆2008/04/29 Record China ジンバブエ向け武器輸送の中国船「安岳江」、ルアンダ港に寄港―アンゴラ
◆2008/05/01 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、決選投票の見通し・通信社報道
◆2008/05/01 MSN産経ニュース 政府高官が敗北確認か ジンバブエ大統領選
◆2008/05/03 cnn.co.jp 大統領選の開票結果ようやく発表、与党反発 ジンバブエ
◆2008/05/03 MSN産経ニュース 野党候補優勢も決選投票へ ジンバブエ
◆2008/05/03 時事ドットコム 2008/05/03-09:35 青木、倉本とも出遅れ=米シニアゴルフ
◆2008/05/03 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、決選投票と発表
◆2008/05/03 asahi.com ジンバブエ大統領選、決選投票に 選管ようやく結果発表
◆2008/05/04 時事ドットコム 2008/05/04-10:37 青木54位、倉本66位=米シニアゴルフ
◆2008/05/04 47NEWS/Daily Sports 青木と倉本、巻き返せず 米シニアゴルフ
◆2008/05/05 MSN産経ニュース 青木、倉本は71位 米シニアゴルフ
◆2008/05/05 nikkansports.com 青木、倉本そろって71位/米シニアゴルフ
◆2008/05/05 時事ドットコム 2008/05/05-11:47 青木、倉本は71位=米シニアゴルフ
◆2008/05/05 47NEWS 青木、倉本は71位に終わる 米シニアゴルフ最終日
◆2008/05/07 国境なき医師団 ジンバブエ:選挙プロセスによる情勢不安が続くなか、数千人の患者に医療ケアを継続
◆2008/05/10 NIKKEI NET 南ア大統領がジンバブエ訪問
◆2008/05/11 JANJAN 南アフリカのジンバブエ難民に対する保護と侮蔑
◆2008/05/11 NIKKEI NET ジンバブエ野党指導者、大統領選決選投票参加を表明
◆2008/05/18 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、6月27日に決選投票実施
◆2008/05/21 MSN産経ニュース ジンバブエ大統領選「野党勝利ならクーデターの恐れ」 国際シンクタンク指摘
◆2008/05/26 毎日新聞 ジンバブエ:野党議長、1カ月半ぶり南アから帰国
◆2008/05/27 AFP BB News 南ア政府、外国人襲撃の沈静化を宣言 死者は56人に
◆2008/05/28 AFP BB News 南アフリカ政府、外国人襲撃による犠牲者の救済策を協議
◆2008/05/28 47news.jp 81カ国で拷問・虐待続く アムネスティ年次報告
◆2008/05/29 外務省 日・ジンバブエ外相会談
◆2008/05/29 asahi.com ジンバブエ・ムトコ地方の小さな村で
◆2008/05/30 ohmynews.co.jp アフリカン・フェア2008 パシフィコ横浜で開催中、6月1日まで
◆2008/05/31 JANJAN ジンバブエ:政府による有権者への暴力続く
◆2008/06/01 時事ドットコム 青木と倉本は40位=米シニアゴルフ
◆2008/06/01 47NEWS 倉本、青木は40位 米シニアゴルフ第2日
◆2008/06/02 asahi.com イランやジンバブエ、「孤立」首脳も出席 食糧サミット
◆2008/06/02 毎日新聞 ジンバブエ:大統領がローマ入り 食糧難巡り先進国批判へ
◆2008/06/02 MSN産経ニュース 【明解要解】なぜ「暴君」に? ジンバブエのムガベ大統領
◆2008/06/02 AFP BB News ジンバブエ、野党の有力政治家を拘束
◆2008/06/02 SANSPO.COM 【米シニア】青木と倉本が40位、尾崎直は60位
◆2008/06/03 東京新聞 「国民の飢餓招いた張本人」 ジンバブエ大統領 出席に欧州が批判
◆2008/06/03 TRAVEL VISION ジンバブエ、外務省にビクトリアフォールズの渡航情報引下げを要望
◆2008/06/03 ユニバーサロンリポート 《TICAD》会議で忘れられたアフリカの障害者――ジンバブエのピィリさんが訴え
◆2008/06/04 MSN産経ニュース 大統領選の野党候補を拘束 ジンバブエ警察
◆2008/06/05 毎日新聞 ジンバブエ:最大野党の議長を警察が拘束 遊説中
◆2008/06/05 NIKKEI NET ジンバブエ:最大野党の議長を警察が拘束 遊説中
◆2008/06/06 MSN産経ニュース 米英大使館員らを一時拘束 ジンバブエ警察
◆2008/06/06 時事ドットコム 2008/06/06-06:13 ジンバブエでの外交官拘束非難=米
◆2008/06/13 AFP BB News 野党ナンバー2を国家反逆容疑で拘束、ジンバブエ
◆2008/06/13 毎日新聞 ジンバブエ:野党幹部の拘束相次ぐ
◆2008/06/14 AFP BB News 米国がジンバブエ政府を批判、子ども向け援助食糧を与党支持者に分配
◆2008/06/18 AFP BB News ジンバブエ大統領、決選投票前に国連関係者と会談
◆2008/06/19 asahi.com ジンバブエ大統領選の決選投票中止提案 南ア大統領
◆2008/06/20 AFP BB News 野党ナンバー2を訴追 ジンバブエ
◆2008/06/21 AFP BB News ジンバブエ野党、大統領選の決選投票参加を再検討か
◆2008/06/21 AFP BB News ムガベ大統領「わたしを解任できるのは神のみ」
◆2008/06/22 AFP BB News ジンバブエ野党党首、決選投票回避案に反論
◆2008/06/22 NIKKEI NET ジンバブエ野党議長、大統領選の決選投票出馬取りやめ
◆2008/06/23 AFP BB News ジンバブエ大統領選、野党が決選投票出馬を取りやめ
◆2008/06/23 AFP BB News ジンバブエ大統領選、野党候補出馬取りやめに国民は「安堵」
◆2008/06/23 AFP BB News ジンバブエ野党本部に家宅捜査、関係者60人拘束される
◆2008/06/23 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、決選投票の予定変えず
◆2008/06/23 NIKKEI NET ジンバブエ野党のツァンギライ氏、EU上級代表が支持表明
◆2008/06/23 asahi.com オランダ大使館に保護求めた模様 ジンバブエ野党指導者
◆2008/06/23 asahi.com ジンバブエ、野党関係者を拘束 大統領選決選投票強行か
◆2008/06/23 asahi.com ムガベ大統領に国際社会の非難集中 ジンバブエ大統領選
◆2008/06/23 asahi.com 野党候補が不参加表明 ジンバブエ大統領選決選投票
◆2008/06/23 usfl.com 野党候補が不参加表明 ジンバブエ大統領選決選投票
◆2008/06/23 時事ドットコム 野党、被害拡大で撤退迫られる=暴力横行、危機継続も−ジンバブエ大統領選
◆2008/06/23 時事ドットコム 野党指導者、決選投票前に撤退=「国際社会は介入を」−ジンバブエ大統領選
◆2008/06/24 AFP BB News ジンバブエ、野党議長がオランダ大使館に避難
◆2008/06/24 NIKKEI NET 国連安保理、ジンバブエ非難で声明 野党弾圧中止求める
◆2008/06/24 時事ドットコム 2008/06/24-10:20 ジンバブエ非難の声明採択=大統領選延期へ圧力−安保理
◆2008/06/24 毎日新聞 ジンバブエ:最大野党本部を家宅捜索 60人以上を拘束
◆2008/06/24 毎日新聞 ジンバブエ:「決選投票強行やめて」国連安保理が議長声明
◆2008/06/24 毎日新聞 ジンバブエ:「決選投票を予定通り強行」政府側
◆2008/06/24 asahi.com 安保理、ジンバブエ政府を非難 議長声明を採択
◆2008/06/24 jp.reuters.com ジンバブエ大統領選で公正な決選投票は不可能=国連安保理
◆2008/06/24 NIKKEI NET ジンバブエ野党指導者、オランダ大使館に
◆2008/06/24 AFP BB News ジンバブエ情勢、ジェノサイドの可能性も 英上院議員
◆2008/06/24 AFP BB News 日本政府、ジンバブエ政治情勢を非難
◆2008/06/24 外務省 ジンバブエ情勢について
◆2008/06/25 jp.reuters.com アフリカ南部の首脳、25日にジンバブエ情勢を協議=タンザニア
◆2008/06/26 asahi.com 大統領選強行実施へ 国際社会から孤立必至 ジンバブエ
◆2008/06/26 asahi.com ムガベ大統領のナイト剥奪 英女王、弾圧に抗議
◆2008/06/26 NIKKEI NET 米大統領、ジンバブエに自由で公正な選挙を要求
◆2008/06/27 MSN産経ニュース ジンバブエ 野党不在の大統領決選投票始まる
◆2008/06/27 asahi.com ジンバブエ 野党不在の大統領決選投票始まる
◆2008/06/27 外務省 ジンバブエに関するG8外相共同声明(仮訳)
◆2008/06/28 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、決選投票実施
◆2008/06/28 MSN産経ニュース 「投票強要」と野党が批判 ジンバブエ大統領選
◆2008/06/28 時事ドットコム 2008/06/28-19:58 ムガベ大統領「勝利宣言」へ=収拾策急務、周辺国に期待−ジンバブエ
◆2008/06/28 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選「自由、公正ない」 国連安保理が声明
◆2008/06/28 NIKKEI NET ジンバブエ大統領選、決選投票締め切り
◆2008/06/29 cnn.co.jp ジンバブエ国営TV、ムガベ大統領の「勝利宣言」放送
◆2008/06/29 NIKKEI NET ムガベ氏、公式に勝利宣言へ ジンバブエ大統領選
◆2008/06/29 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:決選投票を非難 ブッシュ米大統領「国連、制裁措置を」
◆2008/06/29 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:決選投票、開票が本格化
◆2008/06/29 MSN産経ニュース ムガベ大統領「当選」宣言 ジンバブエ
◆2008/06/30 時事ドットコム 2008/06/30-10:01 ムガベ大統領の当選を発表=ジンバブエ
◆2008/06/30 時事ドットコム 2008/06/30-06:10 対立勢力との対話模索=野党、投票結果の不承認要請−ジンバブエ大統領
◆2008/06/30 時事ドットコム 2008/06/30-20:58 ジンバブエ危機を協議=アフリカ首脳会議始まる−エジプト
◆2008/06/30 時事ドットコム 2008/06/30-13:10 アフリカの指導者はもはやムガベ政権を受け入れまい=英首相
◆2008/06/30 時事ドットコム 2008/06/30-01:10 ムガベ大統領が5選、就任式強行=国際社会の反発必至−ジンバブエ
◆2008/06/30 asahi.com ムガベ大統領「5選」、就任式強行 国際社会は批判
◆2008/06/30 NIKKEI NET ジンバブエ大統領、野党と対話に意欲 選挙監視団は批判
◆2008/06/30 NIKKEI NET ムガベ氏、大統領就任式を強行 ジンバブエ
◆2008/06/30 NIKKEI NET アフリカ連合首脳会議が開幕 ジンバブエ情勢など協議
◆2008/06/30 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:米は制裁強化へ AU選挙監視団「自由、公正さない」
◆2008/06/30 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:ムガベ氏5選、就任宣言 暴行・復讐、恐怖渦巻く
◆2008/06/30 毎日新聞 ジンバブエ大統領選:ムガベ氏が215万票獲得、大差の「勝利」
◆2008/06/30 MSN産経ニュース 国連総長が批判声明 ジンバブエ・ムガベ大統領の「当選」
◆2008/06/30 MSN産経ニュース 独裁ムガベ氏「5選」 ジンバブエ大統領選
◆2008/06/30 AllAfrica.com Zimbabwe: Translator Finally Secures Sponsorship for Pageant
◆2008/06/30 外務省 ジンバブエ情勢(大統領決選投票)について

[cf]
○あふりかくじら 『あふりかくじらの自由時間』


 
 
>TOP

ジンバブエ:議会選で与党の敗色濃厚 現職閣僚も次々落選

【ハラレ高尾具成】アフリカ南部ジンバブエの大統領選(29日)と同時に行われた国会議員選挙で、現職閣僚が次々落選、ロバート・ムガベ大統領率いる与党の敗色が濃厚になっている。

地元の報道などによると、チナマサ司法相が首都ハラレ東部で落選したのをはじめ、情報・広報担当の閣外相チムテングウェンデ氏も落選した。選挙監視団体の分析では、この2人のほかムジュル副大統領、セケラマイ国防相など6閣僚が落選しているという。

選管は下院210議席のうち、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線が26議席、最大野党「民主変革運動」などの野党が計26議席を獲得したと発表しているが、民主変革運動は下院の6割の議席を獲得したと予想している。



 
 
>TOP

下院議員候補、得票数「0票」で落選 ジンバブエ総選挙

【4月1日 AFP】ジンバブエで大統領選と同時に実施された総選挙で、首都ハラレ(Harare)で立候補した無所属の下院議員候補がなんと1票も獲得できずに落選した。同国中央選管が3月31日、発表した。

得票数「0票」だったWhisper Chivandire候補は、ハラレ郊外の中産階級が多く住むHatfield地区で立候補していたが、なぜか自分自身にも投票しなかったようだ。

同地区では、最大野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のTapiwa Mashakada候補が、9575票を獲得して当選した。

ジンバブエでは大統領選と並行して、下院議員210議席と地方議会議員約2000議席の投票も行われていた。(c)AFP



 
 
>TOP

2008.04.01 Web posted at: 21:19 JST Updated - CNN

開票結果は未発表、ジンバブエ大統領選 野党は不正疑う

曾有(みぞう)の高インフレ率など経済が崩壊状態にあるアフリカ南部、ジンバブエで3月29日投票された大統領選で、同国の選挙管理委員会は4月1日現在、公式の開票結果は依然、公表していない。

時間が掛かり過ぎていることから野党陣営では、5期目を目指すムガベ大統領、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線が権力維持を狙い、開票などの不正工作のため時間稼ぎを図っているとの懸念が出ている。

前回の2002年選挙でも、有権者の威嚇、買収などの不正行為は広範に行われたとの指摘があった。ムガベ氏は、1980年の独立から長期独裁政治を続け、選挙による政権交代の歴史はない。

同国の非政府組織の選挙監視グループ「ジンバブエ選挙支援ネットワーク」は、出口調査のデータを基に、野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が支持率49.4%を獲得、ムガベ大統領の41.8%を上回っていると報告している。MDCは支持率67%を獲得したとして勝利宣言を既に行っている。

与党が勝利を表明し、ムガベ氏続投となった場合、野党が態度を硬化、同国の政治情勢が緊迫する可能性も極めて強い。

大統領選の他の主要候補は、大統領とたもとを分かったマコニ元財務・経済開発相(58)となっている。大統領選では過半数に達しない場合、上位2人の決選投票を実施する。

選挙管理委は31日、大統領選と同時実施した下院選の一部開票結果を発表、確定した109議席のうち、与党が53、MDC51、MDCの分党5としている。



 
 
>TOP

更新: 2008/04/02 23:55

ジンバブエ大統領選、最大野党が勝利宣言

【ロンドン=岐部秀光】ムガベ大統領による圧政が続くアフリカ南部ジンバブエで29日行われた大統領選挙で、対抗馬のツァンギライ議長の属する最大野党・民主変革運動(MDC)が30日、同議長の勝利を宣言した。同国選挙管理委員会は「開票作業中で公式の結果ではない」とこれを否定し結果判明には数日かかると指摘。与党側も集計作業途中での勝利宣言を批判した。

経済が崩壊の瀬戸際にあるジンバブエ国民の政府に対する不満は大きい。政府の公式発表の結果次第では野党支持者による暴動につながる可能性もあるとみられ緊張が高まっている。



 
 
>TOP

結果未公表の異常事態 ジンバブエ大統領選

2008年4月2日 16時44分

【ヨハネスブルク2日共同】3月29日投票のジンバブエ大統領選で、開票結果が全く公表されない異常事態が続いている。1980年の独立以来、独裁を続けるムガベ大統領(84)が劣勢のもようで、不正選挙のうわさが飛び交う中、欧米諸国はムガベ氏の退陣を求める声を強めている。

米政府はジンバブエを「圧政国家」と非難。経済破たんや人権侵害などが深刻な同国で、ムガベ独裁政権が存続できるかが焦点。

選管は選挙以来、同時に実施した下院選の結果を小出しにするばかりだが、独立系の選挙監視団体が野党民主変革運動(MDC)議長のツァンギライ候補の優勢を示す推計を公表。ロイター通信は、与党内にも同様の推計が存在すると報じた。

開票結果の公表が遅れ、与党による結果改ざんなど不正操作を疑う声も出る中、ツァンギライ候補は1日の会見で、自らの優勢を強調しつつも「最終結果の公表まで待つ」と余裕を見せた。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票の公算

【4月2日 AFP】前月29日に投票の行われたジンバブエの大統領選で、同国の政府系日刊紙ヘラルド(Herald)は1日、週末に行った世論調査の結果、各候補者とも50%以上の票を獲得する可能性は低く、再投票が行われるとの見通しを伝えた。

同紙はアナリストの話として、「大統領選挙の結果パターンからいって、50%以上の票を獲得できる候補者画出るのは難しく、再投票を余儀なくされるだろう」と伝えた。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ:野党議長「勝利する」…決選投票の観測を否定

【ハラレ高尾具成】ジンバブエ大統領選の有力候補で、最大野党「民主変革運動」を率いるモーガン・ツァンギライ議長(56)は1日、ハラレで選挙後初めて記者会見し、「過半数を獲得し、勝利する」と述べ、議長が過半数に届かずロバート・ムガベ大統領(84)との決選投票が行われるとの観測を否定した。また議長はムガベ大統領と政権移譲について交渉しているとの報道も否定した。 

議長は「選管の発表を待ちたい」としながらも、勝利を前提として「困窮した国を回復する課題に直面している」と話した。

選挙結果が公表されていない点については欧米から批判が集まっており、米ホワイトハウス国家安全保障会議の担当者は「ジンバブエ国民が変革のため投票したのは明確だ」と早期の公表を求めた。



 
 
>TOP

ジンバブエ:残るのは絶望だけ…豊かな農業国一変

【ハラレ高尾具成】「絶望しか残らない」。大統領選(3月29日投開票)の結果発表が遅れ、ロバート・ムガベ大統領(84)による「不正」が指摘されるアフリカ南部・ジンバブエで、黒人農家は苦しい胸の内を明かした。大統領が黒人有権者の歓心を買うため、白人農家から土地を強制収用。黒人に再分配したが、技術が低下したうえ干ばつや欧米の経済制裁も重なり、農地は荒廃寸前だ。農家は「これが国の現実だ」と話す。 

ハラレ北部郊外。黒人に再分配された農地が広がる。弱々しく伸びるトウモロコシの周りに雑草が伸び放題に茂る。ポール・ハマッドさん(70)、ジャネット・ムチネリピさん(60)夫婦は「食べ物、水。すべてが欠乏している」と話す。

畑に入るとかんがい施設があった。「もう何年も稼働していない。このメーターを見てくれ」。生活用水も電気も不通の状態が何年も続く。現金収入はわずかで、年率10万%のインフレですぐに紙くず同然になる。

2年前、次女が病死後に夫が蒸発、8歳の孫2人が残された。「教育どころじゃない。食べさせるだけで精いっぱいだ」と天を仰ぐ。

80年の独立当時、ジンバブエは豊かな大河を生かす一大農業国だった。輸出で外貨も稼いでいた。白人の大農場地主だけでなく、黒人の小規模農家も高い生産性を維持していた。「何でもよく実った。誇りを持って仕事をし、生活も安定していた」と振り返る。

「経済の黒人主権の確立」。大統領が白人農家から土地を奪った理由だ。強制収用は00年から本格化された。

技術のある白人農家は去り、用水など基盤整備も放置され、農業生産性は極度に悪化した。白人と黒人の対立をあおる大統領の強硬姿勢に欧米は経済制裁を発動、経済はまひ状態となった。

「井戸も枯れた。お手上げだ」。ハマッドさんは約500メートル離れた土地を深く掘り、バケツで水を得て農地を必死に維持する。

夫婦は選挙には口をつぐむ。秘密警察が目を光らせているからだ。「制裁で苦しむのは私たちだ。助けてほしい」。握手を交わした夫妻の深いしわから汗と共に涙がこぼれた。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選の開票遅れ、野党党首「結果発表待つ」

アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、同国で29日行われた大統領・議会選挙で野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)は1日、記者会見し、遅れている票の集計作業の結果発表を待つと表明した。ムガベ大統領(84)による長期の圧政と経済混乱を巡る不満から選挙では野党が広い支持を獲得したとみられるが、結果発表が大幅に遅れ、与党による不正操作の懸念が強まっている。(欧州総局)(12:22)



 
 
>TOP

国連事務総長、ジンバブエ大統領選開票に声明

国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は1日、週末に実施されたジンバブエ大統領選の開票結果の公表が遅れていることに関し「国民が選挙手続きに全幅の信頼を置けるよう、最大限の透明性を同国に要請する」という異例の声明を出した。劣勢が伝えられるムガベ大統領が開票結果を改ざんするため、結果公表を遅らせているとの情報も飛び交う中、潘氏は同国関係者に「冷静な対応」を求めた。(米州総局)(12:22)



 
 
>TOP

ジンバブエ、ムガベ氏が辞任に同意か

【4月2日 AFP】前月29日に大統領選と議会選の投票が行われたジンバブエで1日、28年に及ぶロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(84)の時代が終わりを告げ、長年にわたる政敵モーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)氏が政権を握る見通しが強まってきた。

ムガベ氏からの敗北宣言はないものの、外交官や与党幹部までもがムガベ氏が辞任に基本合意したと話している。

ツァンギライ氏が議長を務める民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)は勝利宣言したが、ツァンギライ氏自身は勝利宣言せず、交渉が行われていることも認めていない。

選管の正式発表を待つとしながらもツァンギライ氏は記者団に対し変革への明確な委任状を受け取ったと述べている。ツァンギライ氏は同日、投票後初めて記者会見を開き、「選管が結果を承認するまで待つ用意がある」と述べた。自らが正当な大統領かどうかとの質問への回答は避けつつも、大統領就任には疑念の余地はなさそうだ。

ツァンギライ氏の会談に先立ち複数の情報筋から両陣営の交渉は良好だとの見通しがささやかれていた。

与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)幹部は「ムガベ氏は決選投票に出馬することで恥をかきたくないので辞任する意向だ」と述べた。(c)AFP/Godfrey Marawanyika



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:3週間後に決選投票へ

【ハラレ高尾具成】アフリカ南部ジンバブエの大統領選(3月29日投開票)で、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線の独自集計でも最大野党「民主変革運動」のツァンギライ議長(56)が現職のロバート・ムガベ大統領(84)を抑えてトップに立つ公算が大きいことが分かった。ただ、勝利に必要な51%の得票には届かず、3週間後に決選投票が行われる見通しだ。

ロイター通信が1日、与党関係者の話として伝えた。

与党側の集計によると、ツァンギライ議長が得票率48・3%で首位に立ち、ムガベ大統領が同43%で続いている。

毎日新聞 2008年4月2日 東京朝刊



 
 
>TOP

決選投票の可能性大 ジンバブエ大統領選 与党幹部、野党の優勢認める(04/02 08:23)

【カイロ1日鄭真】三月二十九日に投票が行われたジンバブエの大統領選挙で、現職のムガベ大統領(84)を擁する与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線の幹部は一日、野党候補の優勢を認めた上で、決選投票が行われるとの見通しを示した。ロイター通信が伝えた。一九八〇年の独立以来、事実上の独裁を敷いてきたムガベ氏は苦戦している。

選挙結果はまだ公表されていないが、与党幹部は、最大野党・民主変革運動から立候補したツァンギライ議長(56)の得票率が48・3%に達し、ムガベ氏の43・0%を上回った、と述べた。

同国の大統領選は、過半数を制した候補がいない場合、上位二人による決選投票を二十一日以内に行う規定。独立系選挙監視団体も出口調査の結果を基に、決選投票の可能性を指摘していた。

ジンバブエ当局は今回、ムガベ氏に批判的な欧州などの選挙監視団の入国を拒否した。投票から三日が過ぎても結果が公表されない異常事態に、野党や国際人権団体は「選挙の不正操作が行われている」との批判を強め、欧米諸国も懸念を表明していた。

同国の大統領選はこれまで、ムガベ氏が圧勝を続けてきた。しかし野党や国際社会は毎回、不正を指摘。今回、与党側が決選投票の見通しを示したことについても「新たな不正や野党支持者への脅迫で、与党側の態勢を立て直すのが狙い」との見方が出ている。

これに対し与党は不正を否定。結果公表の遅れは、選挙区の増加や議会選との同時実施によるものだとしている。大統領選には、ムガベ氏に反旗を翻し与党から除名された元財務・開発相のマコニ氏(58)も出馬している。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、野党が勝利宣言

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエで29日行われた大統領選挙で野党・民主変革運動(MDC)は2日、記者会見を開き、独自集計でツァンギライ議長が過半数の票を獲得し、現職のムガベ大統領を破り当選を確実にしたと勝利宣言した。与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)はこれを「希望的な考え」と退けており、対立が鮮明になってきた。

選挙を巡っては公式の集計結果の発表が遅れているため欧米主要国や野党は与党による不正操作への懸念を強めている。政府系機関紙ヘラルドは2日付で、過半数の得票者がおらず上位2人による決選投票となる可能性が大きいと報じていた。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、野党が勝利宣言

2008年04月02日 21:34 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月2日 AFP】3月29日に投票が行われたジンバブエ大統領選で、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)は2日、独自の集計結果を元にモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)MDC議長の勝利宣言をした。

MDCのテンダイ・ビティ(Tendai Biti)事務局長は、ツァンギライ候補は50.3%を獲得し、現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は得票率43.8%と発表。ビティ氏は、「ツァンギライ氏は票の50%以上を獲得したので、決選投票を行う必要はない。モーガン・ツァンギライが大統領に選ばれたのだ」と、勝利を宣言した。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ:悲嘆…困窮にあえぐ農民

何年も供給が止まった水道設備を前に、「これが国の現実だよ」と窮状を訴えるハマッド夫妻=ハラレ北部で高尾具成撮影

大統領選(3月29日投票)の開票が遅れ、事実上の独裁体制を敷くムガベ大統領の「不正工作」が指摘されるアフリカ南部・ジンバブエで、黒人農家が困窮にあえいでいる。

大統領が人気取りのため白人農家から土地を強制収用。黒人に再配分したが、技術力や基盤整備が伴わず生産性が低下。干ばつや欧米の経済制裁が追い打ちをかけた。ハラレ郊外の農家、ハマッド夫妻は壊れたかんがい施設を前に「生き残れない。国際社会は見捨てないで」と訴えた。【ハラレ高尾具成】

毎日新聞 2008年4月2日 11時49分(最終更新 4月2日 12時37分)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、異例の結果未公表記事を印刷する

3月29日投票のジンバブエ大統領選で、開票結果が全く公表されない異常事態が続いている。1980年の独立以来、独裁を続けるムガベ大統領(84)が劣勢のもようで、不正選挙のうわさが飛び交う中、欧米諸国はムガベ氏の退陣を求める声を強めている。

米政府はジンバブエを「圧政国家」と非難。経済破たんや人権侵害などが深刻な同国で、ムガベ独裁政権が存続できるかが焦点。

選管は選挙以来、同時に実施した下院選の結果を小出しにするばかりだが、独立系の選挙監視団体が野党民主変革運動(MDC)議長のツァンギライ候補の優勢を示す推計を公表。ロイター通信は、与党内にも同様の推計が存在すると報じた。

開票結果の公表が遅れ、与党による結果改ざんなど不正操作を疑う声も出る中、ツァンギライ候補は1日の会見で、自らの優勢を強調しつつも「最終結果の公表まで待つ」と余裕を見せた。

ムガベ氏劣勢が現実味を帯び始めた1日、ムガベ氏の退任について与野党が極秘に会談したとの情報が駆け巡ったが、与野党の幹部は否定。今投票で過半数獲得候補は出ず、3週間後に上位2候補の決選投票が行われる可能性が強まっている。

ムガベ氏は2000年以降、白人地主らの農園を強制収用して黒人住民らに配分する土地政策を断行。これに反発する欧米諸国との対立を深めており、欧州連合(EU)議長国スロベニアのルペル外相は「ムガベ氏が退陣するのを望む」と発言。米国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官も「国民が変化を求めたのは明らか」と述べた。

ムガベ氏の土地政策は失敗。欧米の制裁もあり、同国はインフレが世界最悪の年率10万%を超す経済危機に陥っている。

[2008年4月2日16時44分]



 
 
>TOP

ジンバブエの大統領選、中国が強い関心

2008.4.2 21:19

【北京=矢板明夫】中国のメディアはジンバブエの大統領選挙に高い関心を持ち、連日最新情勢を詳しく伝えている。これまでに10回以上の訪中経験を持つ盟友のムガベ大統領が落選すれば、中国にとってアフリカ南部における影響力の後退を意味し、大きな痛手になるからだ。

中国メディアの報道などによれば、中国は1980年に独立したジンバブエを最初に承認した国の一つ。それ以後、両国間の交流は順調に発展。87年にムガベ大統領が就任し、中国との関係はさらに接近した。大統領は独立運動を指導していた時代から毛沢東思想を信奉。若いころに約10年間投獄されたが、その間、「毛沢東選集」を繰り返し読んだという。

2002年、大統領が白人の農園を強制収用し、野党を弾圧したことなどを理由に、欧米諸国から経済制裁を受けた。四面楚歌(そか)の中、中国だけが支援の手を差し伸べ続け経済交流を拡大させた。ジンバブエからクロム、銅などの天然資源を輸入し繊維製品、医薬品などを輸出した。二国間の貿易額は01年に約1億4000万ドルだったが、07年には約3億4000万ドルに増えた。今年1月にはジンバブエの経済混乱を受け、中国は5000トンの緊急食料援助を行った。

ジンバブエと強固な関係を維持してきた中国は、豊富な天然資源の安定した供給源を確保した。同時にアフリカ南部で影響力を保ち、台湾と国交のある同地域の国を牽制(けんせい)するなど、政治的な意味合いもあるといわれる。

ムガベ大統領の汚職疑惑などについて、中国紙も外電を引用する形で報じているが、大統領に好意的な記事も多い。29日付の「広州日報」(電子版)は「西側社会はムガベ大統領をアフリカの旧式独裁者とみているが、多くのアフリカ人民からみれば、彼は西側植民地主義者と勇敢に戦いジンバブエを独立に導いた英雄だ」と高く評価している。



 
 
>TOP

ムガベ氏が敗北認識か ジンバブエ大統領選

2008.4.3 19:29

南アフリカの経済紙ビジネス・デーは3日、ジンバブエで3月29日に投票が行われた大統領選や上下院選などについて、ムガベ大統領が家族や一部の側近に敗北を認めたと伝えた。

関係筋によると、苦戦が伝えられる大統領選で、ムガベ氏ら上位2候補による決選投票が行われる見通しが強まる中、ムガベ氏周辺の強硬派が最後まで戦い抜くよう促す一方、家族は引退を求めているという。

同国の選管は3日、下院(定数210)選の最終開票結果を発表。与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANUーPF)は97議席と過半数に届かず、99議席を獲得した野党民主変革運動(MDC)に及ばなかった。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ:米報道官が大統領選評価「変化求めている」

【ワシントン小松健一】米国務省のマコーマック報道官は2日、ジンバブエ大統領選について、報道陣に対し「議会選挙を見ても分かるように、投票を通して国民が変化を求めているのは明らかで、過去にジンバブエで見られなかったことだ」と指摘。大統領選の結果発表が遅れていることに「票の集計への疑念を深めるだけだ」と語った。

ブッシュ米政権はムガベ政権の人権抑圧を非難し、イラン、北朝鮮、キューバなどと並んでジンバブエを「圧政国家」と位置づけている。マコーマック報道官は「ムガベ大統領は民主的指導者として国を統治してこなかったことは事実であり、国内に多大な損害をもたらした」と述べた。

毎日新聞 2008年4月3日 10時12分



 
 
>TOP

ジンバブエ:下院選で与党、過半数割る…選管最終発表 

【ハラレ高尾具成】大統領選(3月29日投開票)の結果発表が遅れ、欧米が「不正工作」を指摘するアフリカ南部・ジンバブエで、選挙管理委員会は3日、大統領選と同時に行われた下院選(定数210)の最終結果を発表、これまで3分の2を占めていた与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線が過半数を割り込んだことを明らかにした。

大統領選の投票行動も同様の傾向とみられる。野党側は大統領選での勝利も主張しており、大統領は苦しい立場に追い込まれた。

ロイター通信によると、与党が97議席を得たのに対し、最大野党「民主変革運動」が99、同党の分派が10を獲得。野党側が過半数を占めることになった。

毎日新聞 2008年4月3日 11時55分



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:「第1回投票は野党議長勝利」ーー最大野党の独自集計

【ハラレ高尾具成】大統領選挙が行われたジンバブエで、最大野党「民主変革運動」は2日、独自集計の結果、モーガン・ツァンギライ議長が50・3%を得票し第1回投票で勝利したと発表した。ムガベ大統領の得票は43・8%だったという。選管の公式発表は出ていない。

地元紙は両氏とも過半数に達せず、決選投票が行われるとの見通しを伝えているが、野党側は「大統領は混乱を避けるために敗北を受け入れるべきだ」と訴えた。

毎日新聞 2008年4月3日 東京朝刊



 
 
>TOP

ジンバブエ下院議員選、与党の過半数割れ確実

2008年04月03日 03:37 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月3日 AFP】ジンバブエで大統領選挙とともに実施された下院議員選挙(定数210議席)で、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領率いる与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)が、過半数を維持できなかったことが、選挙管理委員会が2日に発表した開票結果で明らかとなった。

最新結果によると、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)が105議席を獲得。無所属で出馬したジョナサン・モヨ(Jonathan Moyo)元情報広報相も議席を維持した。

ただし、同国の政治状況は複雑だ。MDCの幹部は分裂しており、新たに選出されたMDC議員のうち9人が、同党のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)に反目し、元学生運動指導者のアーサー・ムタンバラ(Arthur Mutambara)氏率いる派閥に属している。

これまでに結果が判明していないのは残り8議席。選挙運動中に死亡した3人の候補者の選挙区では後日投票が行われるが、残りの議席の行方に関係なく、現時点で93議席しか獲得していないZANU-PFの過半数割れは確実となった。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、与党は決選投票態勢へ

2008年04月03日 21:02 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月3日 AFP】前月29日に投票が行われたジンバブエ大統領選で、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は3日、28年に及ぶロバート・ムガベ(Robert Mugabe)政権の維持を目指し、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)モーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)MDC議長との決選投票態勢に入ったと発表した。

国内各メディアは、29日の投票結果では勝負がつかず、決選投票にもつれこむ可能性が最も高いと報じている。一方、野党MDCは遅れる選挙結果発表を待たずして、同党のツァンギライ議長が決選投票を必要としない単独過半数を獲得したと2日に勝利宣言した。

これに対しZANU-PF副党首のBright Matonga副情報広報相は3日、「ZANU-PFは決戦への準備ができている。決選投票で勝つ」と断言した。また、第1回投票では決選投票へ向けて余力を残す選挙運動をしたと述べた。

「戦略的にいえば第1回投票に注いだエネルギーはまだ25%程度。残る75%の力をすべて決選投票に注ぐ」(Matonga広報相)

同日早く、選管は大統領選と同時に行われた下院選の最終結果を発表した。MDC109議席、ZANU-PF97議席で結果は野党の勝利だった。しかし、大統領選の公式結果については依然、発表されていない。

選管関係者によると3日中に各候補陣営の代表者らが集められ、選挙結果の確認に立ち会う予定となっている。しかし、大統領選の結果発表は4日遅くまでずれ込む可能性があるという。(c)AFP/Godfrey Marawanyika



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:国民、変化求めたーー米国務省報道官

【ワシントン小松健一】米国務省のマコーマック報道官は2日、ジンバブエ大統領選について、報道陣に対し「議会選挙を見ても分かるように、投票を通して国民が変化を求めているのは明らかで、過去にジンバブエで見られなかったことだ」と指摘。大統領選の結果発表が遅れていることに「票の集計への疑念を深めるだけだ」と語った。

ブッシュ米政権はムガベ政権の人権抑圧を非難し、イラン、北朝鮮、キューバなどと並んでジンバブエを「圧政国家」と位置づけている。マコーマック報道官は「ムガベ大統領は民主的指導者として国を統治してこなかったことは事実であり、国内に多大な損害をもたらした」と述べた。

毎日新聞 2008年4月3日 東京夕刊



 
 
>TOP

ジンバブエ:大統領が生き残り策模索 周辺国と協議

【ハラレ高尾具成】大統領選(3月29日投開票)の結果発表が遅れ、ロバート・ムガベ大統領(84)の「不正工作」が指摘されるアフリカ南部・ジンバブエで、与党幹部は4日、大統領を支持し決選投票を受け入れる方針を確認した。野党側が勝利宣言し、議会選挙でも与党が過半数割れして窮地に追い込まれている大統領は、周辺諸国首脳と善後策を協議するなど生き残りを模索しており、決選投票を受け入れるのか、判断が注目される。

報道などによると、与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」の幹部会は、決選投票になれば、大統領を支持することを確認した。選挙法制によると、大統領選でどの候補も得票率が過半数に達しない場合、21日以内に決選投票が行われる。最大野党「民主変革運動」は決選投票受け入れを表明しており、大統領側が認めるかが焦点だった。

ただ、決選投票になれば大統領側が時間的余裕を得て、治安維持強化やメディア弾圧など反転攻勢に出る可能性もあり、野党側は警戒感を解いていない。

民主変革運動の独自集計では、モーガン・ツァンギライ議長(56)の得票は過半数を確保しており、野党側があくまで大統領退任を求める可能性もある。AP通信によると、民主変革運動は、軍幹部向けに政権交代後の生活を保障する手紙を準備するなど、政府の切り崩しを試みている。同党のホナレボ・ジリ・モーゼス下院議員(57)は「今後、与党から野党へ支持の流れは加速する」とみる。

一方、大統領は敗色濃厚な中でどう生き残るか画策している模様だ。外交筋によると大統領は3日、隣国・南アフリカのムベキ大統領と今後の対応を話し合った模様だ。ムガベ大統領自身や家族の身の安全、不正を追及する訴追の回避などが議題になったとみられる。一部の報道によると、大統領の家族が退任を勧め、居座りを主張する側近らと対立し始めているという。

大統領が選挙結果を無視して続投に固執すれば、反政府運動が高まり、非常事態宣言など強権を発動するのではないかとの観測も流れ始めている。

選挙管理委員会は4日、まだ大統領選の結果を発表していない。

毎日新聞 2008年4月4日 20時19分(最終更新 4月5日 1時16分)



 
 
>TOP

ジンバブエ:外国人記者2人を地元警察が連行

【ハラレ高尾具成】大統領選(3月29日)後の混乱が続くジンバブエの首都ハラレで3日、外国人記者が宿泊しているホテルを地元警察が取り囲み、2人を連行した。AP通信によると、取材証を持たずに報道活動をしていた疑いがあるという。連行された1人は、ピュリツァー賞を受賞した米紙ニューヨーク・タイムズのビアラク特派員とみられる。

また、同国の最大野党「民主変革運動」によると、同党が事務所として使っていたホテルの客室も何者かにより荒らされた。警察による取り締まりの可能性もあるという。

【関連記事】

ジンバブエ大統領選:経済壊滅…市民、不満もインフレ 独裁下、口つぐむ

ジンバブエ大統領選:野党側「勝利収めた」 ムガベ氏も5選に自信

ジンバブエ大統領選:結果発表遅れる 「不正操作」野党警戒

【写真特集】写真で振り返るコソボ紛争 独立への道程

【写真特集】スマイル@××世界の街角にあふれる笑顔

毎日新聞 2008年4月4日 13時03分(最終更新 4月4日 13時56分)



 
 
>TOP

‘暴風前夜’のジンバブエ, 選挙ねつ造を試みるか?

[2008-04-04 15:54 ]

アフリカのジンバブエ(Zimbabwe)に暴風前夜の静寂が流れている。ジンバブエでは29日に大統領と上・下院を同時に選出する選挙が実施されたが、未だに選挙結果が発表されていない。

今回の選挙は28年間長期執権を続けてきたロバート・ムガベ大統領の独裁を終息させ、平和的政権交替を実現することができるかをめぐり、選挙前から注目されてきた。また、開票結果により、2007年12月の大統領選挙の後遺症で、種族間の内紛が発生したケニアの事態が再現されるのではないかという国際社会の憂慮もある。

選挙前の世論調査でムガベ大統領に8%ポイント以上先んじていた'民主変化同盟(MDC)'のモーガン・ツアンギライ候補陣営は、“開票の結果発表が遅れているのは、ムガベが選挙結果をねつ造しているという強い証拠”と言い、結果の発表が遅れていることに対する疑惑を提起した。

MDCのテンダイ・ビティ事務総長は記者会見で、“与党が開票を終えてからも結果発表をしていないのは、国家の不安定を高めるだけ”と言い、“今回は2002年の大統領選挙の過ちを再度繰り返さずに、必ず政権交替を実現する”と強調した。

こうした状況の中、アメリカと欧州連合(EU)もジンバブエ政府の迅速な選挙開票結果の発表を促した。

ホワイトハウスのトニー・プラト副代弁人が31日、“ジンバブウェの選挙結果発表が引き延ばされており、憂慮している”と述べ、“ジンバブエの国民の意志と選択を反映した票を正直に集計して、その結果を迅速に公開するように”と選挙管理委員会に促した。

EU執行委員会のジョン・クランシー代弁人も同日のブリーフィングで、“ジンバブエの選挙管理委員会は独立性を見せて、不必要な疑惑を避けるためにも、可能な限り早く最終開票結果を公表しなければならない”と明らかにした。

ジンバブエの選挙法上、1位の候補が51%以上の票を獲得することができなければ、決選投票を行わなければならない。選挙のねつ造を疑う外部の視線は、“ムガベ側が開票のねつ造を通じて、51%以上の得票で1度で当選するようにするか、それとも決選投票を狙うか検討している”という分析を出している。すなわち、相手候補であるツアンギライ候補もムガベも、51%を越えることができなかったという結果を出して、決選投票の宣言を選択することもできるということだ。

だが、決選投票を行っても、大々的に不正選挙が行われない限り、ムガベ大統領は絶対的に不利だろうという観測が支配的だ。選挙戦の世論調査で、8%以上の支持率で3位を記録した野党候補のシムバ・マコニ元財務長官も、“もし決選投票が行われたら、MDCのチンギライ候補を支持するだろう”と既に明らかにしたからだ。

現状況を見ると、ムガベ大統領が51%以上の支持率を得て当選したと宣布するには、国内外的な負担が非常に大きいため、再度選挙のねつ造を試みることができる機会と時間を稼ごうと、決選投票を選択する可能性がある。

複雑に入り組んだジンバブエ大統領選挙の結果発表がいつおこなわれるのか、ムガベ大統領がどのような選択をするのか、国際的な関心が集まっている。



 
 
>TOP

ジンバブエ与党「大統領が決選投票の用意」

英BBCテレビなどによると、アフリカ南部ジンバブエで先月29日に行われた大統領選挙で与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANUーPF)は3日、ムガベ大統領が結果次第で決選投票に臨む用意があるとの立場を明らかにした。

同国国営テレビは同日、選挙後初めて大統領の姿を伝えており、劣勢が指摘されている大統領が選挙の敗北を受け入れ退陣表明するとの観測が後退している。

ムガベ氏による長期独裁を批判する野党・民主変革運動(MDC)は2日、ツァンギライ議長が決選投票の必要がない過半数の票を獲得したと発表している。大統領選の投票終了から5日を経ても選挙管理委員会による公式な集計結果は発表されておらず、野党はいら立ちを強めている。(欧州総局)(11:58)

関連記事

ジンバブエ議会選、与党過半数割れ確実・選管発表(4/3)

ジンバブエ大統領選、野党が勝利宣言

国連事務総長、ジンバブエ大統領選開票に声明(4/2)

ジンバブエ大統領選の開票遅れ、野党党首「結果発表待つ」(4/2)



 
 
>TOP

ジンバブエ当局、外国人記者2人を拘束 無許可取材で

2008年04月04日 07:32 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月4日 AFP】前月に大統領選・総選挙が行われたジンバブエで、米ニューヨーク・タイムズ(New York Times、NYT)記者らジャーナリスト2人が3日、無許可で取材していたとして当局に拘束された。警察当局とNYTが発表した。

ジンバブエ警察当局の広報によると、2人は首都ハラレ(Harare)中心近くの高級宿泊施設ヨークロッジ(York Lodge)で拘束され、警察当局によって留置されているという。

一方NYTのビル・ケラー(Bill Keller)編集主幹は、Barry Bearak記者が拘束されたことを認めたが、居場所は分からないとしている。Bearak記者はアフガニスタンの取材で2002年にピュリツァー賞(Pulitzer Prize)を受賞している。

3月29日に行われた選挙ではほとんどの外国報道機関が取材を禁じられたが、英国放送協会(BBC)を始めいくつかの報道機関が身分を隠して取材を続けている。ジンバブエ当局は前週、国内に潜入し無許可で取材している報道関係者を見つけた場合には厳しい措置を取ると表明していた。(c)AFP/Susan Njanji



 
 
>TOP

ジンバブエ当局、外国人記者2人を立件

2008年04月04日 20:24 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月4日 AFP】(4月5日 一部修正)ジンバブエの警察は4日、無許可で取材活動をしていたとして首都ハラレ(Harare)で3日拘束した外国人ジャーナリスト4人のうち2人を立件したと発表した。

訴追されたのはニューヨーク・タイムズ(New York Times、NYT)のBarry Bearak記者(58)と、英国のジャーナリスト(45)。同国の警察は3日、2人を含む4人をハラレ中心部の高級宿泊施設で拘束していた。国家警察の報道官によれば他の2人は近く釈放されるという。

ジンバブエでは前月29日に大統領選・総選挙が行われたが、当局は大半の外国の報道陣の取材を禁じていた。しかし英BBCを含む報道各社は身分を隠して取材を続けていた。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ:最大野党の事務所を家宅捜索 緊張高まる

【ハラレ高尾具成】ジンバブエの治安当局は3日、外国人記者2人を連行したのに続き、最大野党「民主変革運動」の事務所として使われているホテルを家宅捜索した。市街では治安部隊が各所に配備されている。ムガベ政権は強権的な姿勢を一挙に強め、緊張が高まっている。欧米は記者の拘束をやめるよう強く要求した。

「民主変革運動」の事務所があり、多数の支持者が宿泊する別のホテルでも3日夜、当局による家宅捜索が実施された。ホテル周辺は4日から、厳重に警戒されている。同党のツァンギライ議長は無事だった。

欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表の報道官は「記者拘束は中止しなければならない。選挙結果を発表して混乱を収拾すべきだ」と述べた。また米ホワイトハウスの報道官は「困惑している。記者は活動を許されるべきだ」と述べた。

ムガベ政権は、「独裁政権」への批判を強める欧米メディアに対する取材入国を拒否。許可証のない欧米メディアの潜伏取材に対し、警戒網を敷いてきていた。選挙監視団の派遣なども拒否しており、欧米諸国との対立構造が一層、鮮明になってきている。

毎日新聞 2008年4月4日 21時12分



 
 
>TOP

ジンバブエで米紙記者2人拘束、大統領選「無許可」取材と

【ヨハネスブルク=角谷志保美】3月29日に大統領選の投票が行われたアフリカ南部ジンバブエからの報道によると、同国警察は首都ハラレで3日夜、許可なく取材活動を行った疑いで米ニューヨーク・タイムズ紙の記者ら外国人2人の身柄を拘束した。

ジンバブエは報道規制が厳しく、今回の大統領選では大部分の外国報道機関が取材を許可されていない。

AP通信などによると、機動隊が外国人記者らが宿泊していたハラレ市内のホテルを取り囲み、捜索を行った上で2人を連行した。ニューヨーク・タイムズ紙は「速やかな解放に向け全力を尽くしている」との声明を発表した。

大統領選は公式結果の発表が遅れ、5選を目指すムガベ大統領(84)に対し、最大野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ党首(56)陣営が独自集計結果に基づいて勝利宣言して緊張が高まっている。

警察当局は3日夜、MDCが事務所として使用しているホテルも捜索。逮捕者は出なかったものの、MDC側はムガベ政権による「弾圧が始まった」と警戒を強めている。

(2008年4月4日11時16分 読売新聞)



 
 
>TOP

ジンバブエ議会選、与党過半数割れ

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエの選挙管理委員会は2日、3月29日に大統領選挙と同時に行われた議会(定数210)選挙でムガベ大統領率いる与党は97議席にとどまり、過半数割れが確実になったと発表した。経済混乱などで国民の不満が高まり、独立以来の大統領による長期支配が終わるとの見方が広がっている。

ただ、ツァンギライ議長率いる野党・民主変革運動(MDC)が勝利宣言した大統領選挙を巡っては公式の結果発表が遅れている。野党支持者らがいらだちを強めているもようだ。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票へ 結果未発表で1週間

2008年04月05日10時48分

【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、同国の大統領選は、3月29日の投票から約1週間たっても結果が発表されないまま、決選投票が実施される見通しとなった。

5期目を狙うムガベ大統領(84)率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟・愛国戦線」が4日、緊急会合。終了後の会見で与党幹部が「間違いなく決選投票がある」と語った。選挙管理委員会は4日夜までに結果を発表していないが、強権支配してきた与党が方針を示したことで、決選投票は決まったも同然とみられる。

決選投票は、どの候補の得票も過半数に満たない場合に実施される。独自集計をもとに勝利宣言した野党「民主変革運動」のツァンギライ議長(56)側は、既に過半数を得票したことを主張しつつ、「決選投票もいとわない」としている。ただし、日程は大幅に先延ばしされる模様。その間の野党弾圧や与党による不正の可能性が指摘されている。



 
 
>TOP

ジンバブエ 与党は決選投票戦う方針

2008.4.5 16:42

アフリカ南部ジンバブエで3月29日に行われた大統領選で、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)は4日、幹部会を開き、決選投票が行われた場合、ムガベ大統領を支持して戦う方針を表明した。大統領選の投票結果は法定期限の4日も公表されず、野党側は高等法院に即時開示を求めた。

1回目の開票でどの候補も過半数に届かなかった場合、上位2候補による決選投票が投票日から21日以内に行われる。しかし、劣勢が伝えられる大統領側は決選投票を90日後に引き延ばし、その間に野党勢力の封じ込めを図るとの懸念が広がっている。(ロンドン 木村正人)



 
 
>TOP

2008.04.05 Web posted at: 19:32 JST Updated - CNN/AP

決選投票実施で国連の介入要請、ジンバブエ野党

ハラレーー3月29日に大統領選を実施し公式開票結果の発表が異例に遅れているアフリカ南部のジンバブエ情勢で、最大野党「民主変革運動(MDC)」は5日、決戦投票に絡み街頭で流血の惨事が起きる前に国連に対し介入を要請した。

長期独裁政権を敷き5期目を目指すムガベ大統領(84)率いる与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANUーPF)による野党や支持者弾圧を警戒しての要請となっている。国連の介入で決戦投票の円滑な実施を促している。

決戦投票は、公式の開票結果の発表から21日以内の実施が決められている。

ツァンギライ議長を擁立した野党は大統領選で、独自の集計結果に基づき勝利を宣言。しかし、独立系の選挙調査団体は与野党候補の得票率はいずれも過半数に達せず、決戦投票と予想している。

大統領選と同時に実施した下院選では、ZANUーPFの獲得議席数が過半数を割り込み、大統領選でもムガベ氏敗退の可能性が強まっている。

与党は4日、ムガベ大統領は決選投票に臨む準備があるとの立場を表明。一方で、与党は政府の治安部隊に野党事務所を強制捜査させるなど締め付けを強めている。野党は一部党員を標的にした動きで、大統領選を受けたムガベ政権の弾圧の開始と反発している。



 
 
>TOP

野党が国連に介入要請 ジンバブエ大統領選

2008.4.5 20:54

開票結果の発表が遅れているジンバブエの大統領選で、野党の民主変革運動(MDC)は5日、ムガベ大統領の陣営による暴力や脅迫の恐れが高まっているとして「国際社会の助けが必要だ」と訴え、混乱を防ぐため国連の介入を求めた。AP通信が伝えた。

選挙戦はムガベ氏とツァンギライMDC議長との決選投票に持ち込まれる公算が高まっている。

ムガベ氏の苦戦が伝えられる中、4日には過去に野党への暴力を主導したとされる退役軍人ら約400人が首都ハラレ市内を行進するなど、ムガベ陣営が不穏な動きを見せ始めている。(共同)



 
 
>TOP

2008.04.05 Web posted at: 12:49 JST Updated - CNN

ムガベ大統領、決選投票の用意があると発表 ジンバブエ

ハラレ(CNN) アフリカ南部、ジンバブエ与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)は4日、ムガベ大統領は決選投票に臨む用意があると発表した。

大統領選は3月29日に投票が実施されたが、選挙管理委員会はいまだに公式結果を発表していない。決選投票は、いずれの候補も得票率が過半数に達しない場合に実施される。

ZANU-PF関係者によると、党内はムガベ大統領が辞任すべきだと考える層と、大統領の座にとどまるため戦うべきだと考える層に分裂している。ムガベ大統領はジンバブエが独立した28年前から政権トップに君臨してきた。

選挙の公式結果発表が遅れていることをめぐっては、ムガベ大統領がもし自分に不利な選挙結果が出た場合でも大統領の地位にとどまる方法を画策しているのではとの憶測を呼んでいた。決選投票に臨む姿勢を発表することは、4日に開いた党指導部の長時間にわたる会議で決まったという。



 
 
>TOP

ジンバブエ当局、外国人記者2人を不起訴処分

2008年04月05日 09:00 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月5日 AFP】ジンバブエの検察当局は4日、無許可で取材活動をしていたとして首都ハラレ(Harare)で拘束された外国人ジャーナリスト2人を不起訴処分とした。拘束された2人の弁護士、Harrison Nkomo氏が同日、検察の発表として明らかにした。

Nkomo氏は、「検察が2人に対する容疑での起訴を見送ったことで、法的には2人は解放されるはず。警察が実際に2人を解放するか、ほかの容疑での立件を試みるかは不明」と語った。

2人はニューヨーク・タイムズ(New York Times)のBarry Bearak特派員(58)と英国のジャーナリスト(45)。3日、許可なく選挙の取材をしたとしてハラレ市内の宿泊施設で警察当局により拘束されていた。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ、大統領が決選投票へ意欲示す

2008年04月05日 05:30 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月5日 AFP】前月29日に大統領選・総選挙投票が行われたジンバブエで、総選挙で敗北を喫した与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は4日、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領が決選投票に出馬すると表明、併せて総選挙結果の再集計を求める方針を明らかにした。

ZANU-PFの政治局会合後、幹部の1人はムガベ大統領が「確実に」決選投票に出馬すると述べ、第1回投票で野党候補を敗退させることができなかったことを初めて認めた。

また野党に敗れた16議席について敗北を覆すため再集計を求める意向を示した。

これについて野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)は、与党には選挙結果に異議を申し立てる「民主的権利」があると述べた。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:大統領、生き残り模索 政局、混迷 決選投票受諾か居座りか

【ハラレ高尾具成】大統領選(3月29日投開票)の結果発表が遅れ、ロバート・ムガベ大統領(84)の「不正工作」が指摘されるアフリカ南部・ジンバブエで、与党幹部は4日、大統領を支持し決選投票を受け入れる方針を確認した。野党側が勝利宣言し、議会選挙でも与党が過半数割れして窮地に追い込まれている大統領は、周辺諸国首脳と善後策を協議するなど生き残りを模索しており、決選投票を受け入れるのか、判断が注目される。

報道などによると、与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」の幹部会は、決選投票になれば、大統領を支持することを確認した。選挙法制によると、大統領選でどの候補も得票率が過半数に達しない場合、21日以内に決選投票が行われる。最大野党「民主変革運動」は決選投票受け入れを表明しており、大統領側が認めるかが焦点だった。

ただ、決選投票になれば大統領側が治安維持強化やメディア弾圧など攻勢に出る可能性もある。

民主変革運動の独自集計では、モーガン・ツァンギライ議長(56)の得票は過半数を確保しており、野党側があくまで大統領退任を求める可能性もある。AP通信によると、民主変革運動は、軍幹部向けに政権交代後の生活を保障する手紙を準備するなど、政府の切り崩しを試みている。同党のホナレボ・ジリ・モーゼス下院議員(57)は「野党への支持の流れは加速する」とみる。

一方、外交筋によると大統領は3日、隣国・南アフリカのムベキ大統領と今後の対応を話し合った模様だ。ムガベ大統領自身や家族の身の安全などが議題になったとみられる。一部の報道によると、大統領の家族が退任を勧め、居座りを主張する側近らと対立し始めているという。

大統領が選挙結果を無視して続投に固執すれば、反政府運動が高まり、非常事態宣言など強権を発動するのではないかとの観測も流れ始めている。

選挙管理委員会は4日、まだ大統領選の結果を発表していない。

==============

■ことば

◇ムガベ大統領

南アフリカの大学を卒業後、小学校教師から政界入り。64年、ローデシア(現・ジンバブエ)で、白人少数派が支配していた政府に逮捕され、11年間の獄中生活を経て、ゲリラ闘争を指揮。80年の独立時に首相に就任。87年には大統領となり一貫して政権を率い「独立の父」と呼ばれた。「黒人の主権国家」を掲げ、00年から白人農地を黒人に分配する強制収用を推進したが失敗。経済悪化を招き、支持を失った。

毎日新聞 2008年4月5日 東京朝刊



 
 
>TOP

ジンバブエ与党「大統領が決選投票の用意」

英BBCテレビなどによると、アフリカ南部ジンバブエで先月29日に行われた大統領選挙で与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU−PF)は3日、ムガベ大統領が結果次第で決選投票に臨む用意があるとの立場を明らかにした。

同国国営テレビは同日、選挙後初めて大統領の姿を伝えており、劣勢が指摘されている大統領が選挙の敗北を受け入れ退陣表明するとの観測が後退している。

(欧州総局)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、与党が再集計求める

2008年04月06日 17:27 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月6日 AFP】前月29日に大統領選・下院選の投票が実施されたジンバブエで、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領率いるジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)が、大統領選の全結果について再集計を求めた。6日の同国営通信が伝えた。

サンデー・メール(Sunday Mail)紙によると、ZANU-PFは前週末の大統領選の集計で発生した誤りや集計ミスを「異常な事態」だとみなし、ジンバブエ選挙委員会(ZEC)に対し集計のやり直しと、大統領選の結果発表の延期を要求したという。

ZANU-PFは4つの選挙区に関し、ムガベ大統領再選の可能性を損ねた「誤差や集計ミス」を指し示す証拠文書を選管に提出した。文書に添付された書簡の中で同党は、該当する選挙区の委員や選管チームが、ムガベ大統領だけでなくほかの候補者についても明らかに不利な集計ミスなどを犯したと非難し、広くまた根深い深刻な事態だと責めた。

選管は大統領選と同時に実施され、ZANU-PFが敗北した下院選挙(定数210)の結果は発表したが、大統領選の結果はこれまでに何も発表していない。 

ZANU-PF側は、29日の投票で圧勝しなかった点については認めており、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長との決戦投票の実施は受け入れている。

ツァンギライ候補は前日、勝者は明らかに自分であり決選投票は必要ないと宣言、ZANU-PFの行為は国民に対する挑戦だとして非難した。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選の野党候補、決選投票に反対表明

ハラレ(CNN) 大統領選の開票結果の発表が遅れているジンバブエで5日、勝利を主張している最大野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長が、決選投票の実施に反対する意向を表明した。

ツァンギライ議長は、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)ののムガベ大統領が全国に民兵や軍人を展開し、有権者弾圧の用意を進めていると発言。一方のZANU―PFは、同議長の懸念は事実無根だとしている。

ZANU―PFは4日、選挙管理委員会の要請があれば、ムガベ大統領が決選投票に応じると発表した。法律の規定によると、決選投票は過半数の票を獲得した候補者がいなかった場合、選管による開票結果発表から21日以内に実施される。

開票結果の発表期限に関する規定はないが、今回の結果発表の遅れは異例。MDCは4日、開票結果の発表命令を裁判所に請求した。審理は5日に予定されていたが、選管の資料準備が間に合わないとの理由で、6日正午に延期された。

ツァンギライ議長は、インドや南アフリカ、フランスといったジンバブエより人口が多い各国の選挙結果が24時間以内に発表されると指摘し、ジンバブエ選管が投票後1週間以内に有権者250万人の開票結果を発表できなかった理由について、疑問を投げかけた。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、野党党首が勝利宣言

2008年04月06日 09:23 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月6日 AFP】ジンバブエの最大野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長は5日、大統領選の勝利宣言を行った。ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領率いる与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は権力への執着を捨てきれず、暴力に訴える危険性があると警告した。

ツァンギライ氏の会見から数時間後、国営テレビはムガベ大統領支持派が、現在まで続く数少ない白人所有の農場1か所を占拠したと報じた。

ツァンギライ氏はZANU-PFが暴力行為をあおっている明白な証拠があり、決選投票では暴力によりムガベ氏への投票を強要する準備を整えていると非難した。

「決選投票では民衆の勝利が暴力という新しい武器で覆されるだろう。ZANU-PFは2000年と同様に、ジンバブエ国民に対する戦争をするつもりだ」と述べた。2000年、ムガベ大統領は国民投票で大統領権限の拡大を仰いだが否決されている。

選挙管理委員会は5日、上院の投票結果について与野党が各30議席を獲得したと発表した。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選 与党が再集計を要求、野党は抗議

2008年04月06日22時19分

【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、5期目を狙うムガベ大統領(84)の与党は6日までに、大統領選の選挙管理委員会に対し、票の再集計と結果発表の延期を求めた。独自集計で勝利宣言した野党側は「結果が発表されていないのに、再集計を求めるのはおかしい」と抗議、選管に早急な発表を求めている。

大統領選は3月29日に投票されたが、選管は開票結果を発表していない。同時に行われた下院選では野党が勝利しており、大統領選でも現職ムガベ氏の劣勢との見方が強い。だが、6日付の政府系地元紙によると、与党は集計には誤りや異常があると主張している。ロイター通信などによると、ツァンギライ議長(56)の勝利宣言をした野党は、選管を相手取り早急な結果公表を求める訴訟を5日に起こした。

与党は、野党の勝利宣言を無視し、決選投票を戦う方針を確認。過半数割れした下院選でも野党側に選挙違反があったとして、16選挙区の再集計を選管に求めた。野党が提案した挙国一致内閣結成も拒んだ。

ツァンギライ議長は「決選投票は必要ない。もし実施すれば、与党は暴力を行使するはずだ」と述べ、国際社会の圧力を呼びかけている。ブラウン英首相は5日、ムベキ南ア大統領との会談後に「決選投票の場合は国際的な監視団が必要だ」と語った。3月の投票時には、ジンバブエ政府は大半の欧米諸国の選挙監視団の入国を拒否している。



 
 
>TOP

ジンバブエ上院選:与党側が半数

【ハラレ高尾具成】ジンバブエで、選挙管理委員会は5日、大統領選と同時に行われた上院選(93議席のうち選挙区選出分60議席)の最終結果を発表。与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」が半数の30議席を獲得した。

最大野党「民主変革運動」(MDC)は24議席、同党の分派が6議席だった。

下院選(定数210)では与党が97議席を獲得したのに対し、MDCが99議席、同党の分派が10議席を獲得するなど、野党側が過半数を占めた。

毎日新聞 2008年4月7日 東京夕刊



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:与党、選管に再集計要求

【ハラレ高尾具成】開票結果の遅れから混乱が続くジンバブエ大統領選で、政府系サンデー・メール紙は6日、ムガベ大統領率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」が選管に再集計を要求したと伝えた。AP通信によると、最大野党「民主変革運動(MDC)」側は「発表されていない結果をどのように再集計するんだ」と反発している。

独自集計で過半数の得票率を得たと主張しているMDCの大統領候補、ツァンギライ議長は5日、「大統領は敗北を認めるべきだ」と指摘。与党側が模索している決選投票は「不必要」としていた。

選管によると第1回投票での当選には51%の得票が必要。MDCは「50.3%を獲得した」と発表しており、決選投票にもつれこむ公算が大きくなっている。

毎日新聞 2008年4月7日 2時38分



 
 
>TOP

ジンバブエ:大統領選結果の早期公表求め、野党が提訴

【ハラレ高尾具成】ジンバブエ最大野党「民主変革運動」(MDC)は6日、選挙管理委員会を相手取り、3月29日投票された大統領選の結果を早期に公表するよう求め、ハラレの高等裁判所に訴えを起こした。

同党のムチャデハマ弁護士によると、高裁は「管轄権が及ぶかどうか検討し、7日にも決定する」とした。訴えが認められれば、高裁は直ちに選管に対して、選挙結果の公表を要請する。

毎日新聞 2008年4月7日 10時52分



 
 
>TOP

2008.04.08 Web posted at: 10:53 JST Updated - CNN

ジンバブエ選管関係者5人逮捕 ムガベ氏得票数操作容疑

ハラレ(CNN) 7日付のジンバブエの国営紙ハラレ・ヘラルドは、3月29日に行われた同国大統領選で、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)のムガベ大統領の得票を実際より少なく数えた疑いで、選挙管理委員会の関係者5人が逮捕されたと伝えた。

5人はムガベ氏の得票数を5000票近く操作したとされ、汚職罪もしくは公務員職権乱用罪で起訴されている。警察は別の1400票が絡む不正疑惑2件についても捜査中という。大統領選の投票数は230万票余り。

こうしたなかジンバブエ最高裁は、大幅に遅れている大統領選の結果発表を、選管に命令する権限があるとの判断を表明した。最大野党「民主変革運動(MDC)」は4日、開票結果の発表命令を裁判所に請求していた。最高裁は8日午前10時、発表が急を要するか判断を示す見通し。



 
 
>TOP

ジンバブエ:大統領選の得票数を操作 選管関係者5人逮捕

アフリカ南部ジンバブエの政府系地元紙によると、同国警察当局は8日、3月29日投票の大統領選で得票数を不正操作したとして、選挙管理委員会関係者5人を逮捕したと発表した。

5人は現職のムガベ大統領に不利になる不正行為を行ったという。詳細は捜査中として明らかにせず、選管側もコメントしていない。【ハラレ支局】

毎日新聞 2008年4月8日 19時51分



 
 
>TOP

2008.04.09 Web posted at: 19:53 JST Updated - CNN

ジンバブエで白人農園を強制占拠、大統領支持の退役兵ら

ハラレ(CNN) アフリカ南部、ジンバブエの農場主団体は8日、与党支持者らが同日、白人が経営する農場少なくとも60カ所を強制占拠、地主や従業員ら約450人が立ち退きを強いられたことを明らかにした。

占拠は5、6両日に散発的に起き、8日の24時間で一気に拡大した。一部の農場には警官隊が出動したが、地主らが戻ることを阻止するのが目的だったとも述べた。

占拠したのは兵士出身者が多く、長期独裁政権を敷くムガベ大統領の支持者。同国軍は大統領を支えている。ムガベ政権は2000年以降、白人農園を強制収用し、経済崩壊のきっかけを作っている。今回の占拠も国際社会の批判を招きそうだ。

今回の白人農園の収用について、政府報道官は、ムガベ政権による農地分配政策を無視し、黒人地主を追い出したためと主張している。強制占拠は、政府が指示したものとみられる。

退役兵らは、3月29日の大統領選と同時に実施された下院選で与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)が敗退したことを受け、白人地主が黒人地主を追放する動きを強めたことに反発していたという。ただ、農場主団体は根拠のない主張と退けている。

大統領選は、公式開票結果が遅れる異例の事態となっている。最大野党「民主変革運動(MDC)」は独自開票結果を基に擁立候補の勝利を主張。大統領選でも5期目を目指すムガベ大統領が敗北したとの見方が根強い。

ただ、与野党候補とも当選に必要な過半数を獲得したのかは不明で、決戦投票実施への流れが強まっている。



 
 
>TOP

白人農園で立ち退き強要 ジンバブエ

2008.4.9 13:53

大統領選の結果発表が遅れているジンバブエからの報道によると、白人農園主らでつくる商業農場主連合は8日、約60の白人地主が先週末以降、与党支持者らに立ち退きを強いられたことを明らかにした。

野党の民主変革運動(MDC)は、自党支持者宅への放火なども含め「与党陣営が武装し、大規模な暴力行為を展開している」と周辺国に介入を要請。MDCを「西側(白人)の手先」と批判するムガベ大統領の陣営はAP通信に「暴力行為など起きていない」と反論している。

ムガベ政権は2000年以降、白人農園を強制収用する施策を進めて未曾有の経済崩壊を招き、欧米との対立を深めただけに国際的にも批判が再燃しそうだ(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ:野党、暴力行為の拡大を批判

【ハラレ高尾具成】大統領選(3月29日投開票)の結果発表が遅れ、ロバート・ムガベ大統領(84)の「不正」が指摘されるアフリカ南部・ジンバブエで8日、最大野党「民主変革運動」は、独立闘争の元兵士を再武装させていると大統領側を非難。「野党関係者が犠牲となる暴力行為が国内全土に拡大している」と指摘した。大統領側は否定している。

元兵士は市内で連日デモを行ったり、一部で農家を占拠するなど、野党側への威嚇を続けている。会見で民主変革運動は、具体的な暴行被害事例をあげ、「暴力行為を挑発している」と批判した。

また、「すべての集票コンピューターを片付けた」とする選管主任の証言を引き「ムガベ政権による不正工作で、法律の危機だ」と訴えた。

他方、民主変革運動が選管を相手取り、大統領選の結果を早期に公表するよう求めた訴訟では、ハラレの高等裁判所が訴えを受理し、9日にも審問が開始されることになった。

毎日新聞 2008年4月9日 11時04分(最終更新 4月9日 11時30分)



 
 
>TOP

SADC首脳会議、ジンバブエ大統領選の結果発表求め閉幕

ザンビア・ルサカ(CNN) 大統領選後のジンバブエ情勢の混迷打開を図る南部アフリカ開発共同体(SADC)諸国の首脳会議は13日、選挙結果の早期発表を求める宣言を採択し、ジンバブエが危機的状況にないと結論して閉幕した。

会議ではSADCの対応能力や、問題解決への積極性および決意が試されるとみられていた。しかし2ページの報告書は、開票結果がまだ不明だとしたうえで、ジンバブエの大統領選が自由選挙であり、現政権が正当だと述べている。その一方、再選挙が実施される場合は監視員を派遣する方針を示している。

SADCはこれまでにも、強権体制で長期政権を維持しているジンバブエのムガベ大統領や、不正選挙、人権問題を非難するには至っていない。同国の選挙管理委員会は、ムガベ大統領の与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)が開票結果の不一致を主張している少なくとも23選挙区で票の再集計を行う予定だが、報告書はこの件も非難していない。



 
 
>TOP

ジンバブエ問題で南部アフリカ14か国が緊急会議

2008年04月13日 07:14 発信地:ルサカ/ザンビア

【4月13日 AFP】ジンバブエ問題を話し合う南部アフリカ開発共同体(SADC)緊急首脳会議が12日、ザンビアの首都ルサカ(Lusaka)で開幕した。

ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は欠席したが、ザンビアのレビ・ムワナワサ(Levy Mwanawasa)大統領は「加盟国の1つが政治的、経済的苦痛を経験しているときに目をつぶっていることはできない」と述べ、14か国の加盟国首脳に問題解決への助力を呼び掛けた。

ジンバブエでは2週間前に実施された大統領選の結果発表が遅れ、政治的緊張が高まっている。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、選管が23選挙区で票の再集計を指示

2008年04月13日 11:04 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月13日 AFP】ジンバブエ選挙管理委員会は、先に投票が行われた大統領選、上下院、および自治体議会選挙で、全国210の選挙区のうち23区で19日に票を再集計するよう各選管などに指示した。国営新聞Sunday Mailが13日、George Chiweshe選管委員長の発表として報じた。

Chiweshe委員長は、これらの選挙区で集計に誤りがあったと信じるに足る根拠があり、選挙結果に影響を及ぼしかねないとの見方を示したと同紙は伝えている。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ 再集計で野党反発

4月14日 6時36分

大統領選挙の結果が公表されず、ムガベ政権と野党との対立が深まるアフリカ南部のジンバブエでは、地元の選挙管理委員会が票の再集計を行う考えを明らかにし、野党側は、与党側が不正な方法で劣勢を覆そうとしているとして反発を強めています。

ジンバブエでは先月29日、28年間政権を担ってきたムガベ大統領が再選されるかどうかを焦点に大統領選挙が行われましたが、投票から2週間が過ぎた今も開票結果が一切公表されていません。これについて、ジンバブエの選挙管理委員会は13日、一部の選挙区で票の集計作業をやり直すことを明らかにしました。またやり直しには、大統領選挙と同時に行われ、野党が勝利した議会選挙も含まれるとしています。大統領選挙では、野党のツァンギライ党首が独自の集計の結果、過半数の票を得たとして勝利を宣言しています。また、議会選挙で再集計が行われる23の選挙区のほとんどは、下院選挙で野党側が勝利したところです。このため野党側は、再集計を通じて与党側が劣勢の選挙区の票を操作して、選挙結果を不正な方法で覆そうとしているとして強く反発しています。野党側は再集計を阻止するため司法判断を求める構えで、アフリカでも有数の長期にわたるムガベ政権の行方をめぐり混乱が続いています。



 
 
>TOP

2008/04/16-23:49 政治暴力の被害者157人=選挙後約2週間で、拷問も−ジンバブエ

【ロンドン16日時事】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、同国の医師団体「人権のためのジンバブエ医師協会」は16日、3月末に大統領・議会選が実施されてから今月14日までの間に、同協会メンバーが「組織的暴力あるいは拷問」による負傷者計157人を治療・検診したとする声明を発表した。

声明によると、患者の3分の1は女性で、15歳の少女や妊婦も含まれる。多くは鈍器で尻などを激しく殴られた跡があり、骨折した人もいるという。医師団は全当事者に対し、対立勢力への暴力や拷問、恐喝をやめるよう訴えた。



 
 
>TOP

ジンバブエ、当局が野党支持者ら56人を拘束

2008年04月17日 17:20 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月17日 AFP】ジンバブエの首都ハラレ(Harare)で16日、ゼネストを計画した野党関係者ら56人を当局が拘束した。ゼネストは失敗に終わった。

野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)によると、「国会議員を含むMDCメンバーを中心に50人以上の人が逮捕された」。MDCが呼びかけたゼネストが不調に終わり、治安部隊が首都の警戒態勢を縮小した直後、警察がMDC支持者らを拘束したという。

警察当局は容疑を「公務執行妨害」としているが、MDCは「拘束理由はわからない。仕事を休むのは犯罪ではない」としている。

前月29日に行われた大統領選挙の結果は、投票から2週間以上たった現在も明らかにされていない。医療関係者は、選挙後の政治的弾圧で150人以上の負傷者がでていると指摘する。

国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)事務総長は、ジンバブエの政治的混乱がアフリカ諸国の民主主義に影響する危険があると警告。東京で17日開幕した「主要8か国(G8)ビジネス・サミット」に出席したG8財務相らも、共同声明で「ジンバブエ国民の希望の即した迅速で信頼できる真に民主的な解決」を呼びかけ、法に則った選挙結果の即時公開を求めた。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエなど協議

2008.4.16 08:55

国連の潘基文事務総長は15日、ブッシュ米大統領と電話会談した。国連報道官によると、大統領選の結果公表が遅れ与野党間の緊張が高まるジンバブエ情勢やコソボの独立問題などを協議した。

ジンバブエに関して事務総長は同日、記者団に「透明性ある選挙結果を直ちに公表することが必要だ」と述べ、ムガベ政権に対し先月29日の投票結果を速やかに公表するようあらためて求めた。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ情勢に関するG8外相ステートメントの発出

(小野寺副大臣)ジンバブエ情勢に関するG8外相ステートメントの発出について報告をさせていただきます。本日午前10時、ジンバブエ情勢に関してG8外相によるステートメントを発出致しました。ジンバブエでは3月29日に総選挙が行われましたが、未だ大統領選挙の結果が発表されず緊張が高まっております。このような情勢を踏まえ、G8外相として、状況に深い懸念を表明すると共に、問題解決の為の南部アフリカ開発共同体(SADC)による努力を歓迎し、早期に選挙結果が発表されることを期待し、ジンバブエ国民の希望に基づき、早急に且つ真に民主的な形で問題が解決されるよう求める、このようなことを内容とするステートメントを発出致しました。我が国は今年のG8議長国です。今後も6月のG8京都外相会合、7月の北海道洞爺湖サミットに向けてアフリカを含む地域情勢についてのG8における議論を、しっかりと主導していきたい、そう思っております。



 
 
>TOP

2008/04/17-07:11 インフレ率16万%以上に=ジンバブエ

【ロンドン16日時事】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、同国の2月のインフレ率が16万4900%に達したことが16日発表された公式統計で明らかになった。1月時点では約10万%だったが、食糧や燃料の慢性的な不足がインフレに拍車を掛けた。



 
 
>TOP

中村礼子“1分切り”成功!決勝も狙う

女子百メートル背泳ぎ予選で、アテネ五輪二百メートル銅メダルの中村礼子(25)=東京SC=が59秒96をマーク。日本人初の“1分切り”に成功した。2月に樹立した二百メートルの短水路世界新記録は、12日にコベントリー(ジンバブエ)に一気に2秒33も更新されたばかり。「少し追いついた。でも背中しか見えていない。横に並べるよう頑張りたい」と戦える手応えを感じた。夜の準決勝も1分00秒05で首位通過。17日の決勝で再び59秒台を狙う。



 
 
>TOP

中国の武器輸出で武力弾圧の懸念強まる ジンバブエ

2008.4.18 19:06

【ロンドン=木村正人】ジンバブエ向けの武器を積んだとされる中国のコンテナ船が南アフリカ東部のダーバン港に停泊していることを17日、南ア政府が確認した。ジンバブエでは先月29日に大統領選が行われたが開票は凍結され、ムガベ独裁政権による武力弾圧の懸念が強まっている。圧政国家に武器輸出を続ける中国の姿勢に国際世論の批判が強まりそうだ。

英紙ガーディアンが入手した4月1日付の書類には、半自動小銃AK47と弾薬、迫撃砲93砲と迫撃弾2500発、携帯型対戦車ロケット弾(RPG)1500発など小火器77トン分が記載されている。中国から輸出され、荷受け人はジンバブエ国防省。船は14日にダーバンに到着、南ア税関当局が検査中だ。

ムガベ大統領は劣勢だった大統領選をほごにし、白人農地の収奪、野党勢力への弾圧を指示していると伝えられる。それだけに小火器輸入は「武力弾圧の準備」との危惧(きぐ)を増幅させる。



 
 
>TOP

選管が再集計を開始 ジンバブエ大統領選

2008.4.19 21:02

大統領選の結果発表が遅れているジンバブエからの報道によると、同国の選挙管理委員会は19日、票集計に不備があったなどとして、全210選挙区のうちの23選挙区について票の再集計を始めた。

ムガベ大統領の苦戦が伝えられる中、大統領選の結果は3月29日の投票から約3週間を経ても一切公表されておらず、国内外から与党側の不正操作を疑う声が強まっている。

選管筋はロイター通信に「再集計には3日ほどかかる」と述べたが、結果の発表時期は不透明。大統領選と同時に実施され、与党の敗北が明らかになっている下院選の再集計も行われる予定で、結果が覆る可能性もある。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、再集計

【ロンドン=岐部秀光】与野党対立が深まるアフリカ南部ジンバブエで19日、先月29日に行われた大統領・議会選挙の再集計作業が始まる。公式結果の発表がないままの異例の数え直しで、劣勢とされるムガベ大統領が「不正操作を行う」と野党は警戒を強めている。

再集計は23選挙区が対象。野党・民主変革運動(MDC)は再集計差し止めを求める訴訟を起こしたが認められなかった。(20日 07:02)



 
 
>TOP

中国からの武器輸入阻止へ ジンバブエ向け、米政府

2008.4.22 20:25

大統領選後の混乱が続くジンバブエに輸出する大量の武器を積んだ中国船に対し、武器が政権による野党弾圧に使われる恐れがあるとして周辺各国に貨物を荷揚げしないよう米政府が働き掛けていることが22日、分かった。AP通信が米政府当局者らの話として伝えた。

中国船はジンバブエ治安部隊用の迫撃砲など大量の武器を積載。ジンバブエは内陸国のため周辺国の港で荷揚げする必要があるが、南アフリカは18日、荷揚げを拒否。その後、モザンビークでも同様に拒否されたため、現在、中国船はアンゴラかナミビアに向かっているとみられる。

中国外務省は22日、武器輸出は昨年の契約によるもので、最近のジンバブエの混乱と関連はないとして「政治問題にすべきでない」と反発している。(共同)



 
 
>TOP

米、武器積んだ中国船の荷揚げ拒否を要請

2008.4.23 17:11

【ワシントン支局】アフリカ南部ジンバブエ向けの武器を積んだ中国船「安岳江」をめぐり、米国務省のケーシー副報道官は22日、アフリカ南部の関係各国に荷揚げさせないよう働きかけていたことを認めた。  ジンバブエは内陸国で、船積みの物資は周辺国の港で荷揚げしなくてはならない。ロイター通信によると「安岳江」は18日、南アフリカでの荷揚げを拒否された。その後、モザンビーク、アンゴラも領海に入ることを認めない方針を表明し、次の寄港地は判明していない。

副報道官はこれら3カ国やナミビアなどに協力を求めたほか、中国にも武器を供与しないよう求めたことを明かし、「情勢が不安定で、武器などを運び入れる時期ではないことは明らかだ」と述べた。

こうしたなか、中国外務省の姜瑜報道官は22日、ジンバブエへの武器輸出契約は昨年締結したもので、3月29日投票の同国大統領選以降の混乱とは無関係の通常取引だと強調した。また、ジンバブエ側への武器引き渡しが不可能なため、船を引き戻すことを検討していると言明した。

ジンバブエ大統領選は投票後、集計結果が公表されない異常事態が続き、1980年の独立以来、独裁を敷いてきたムガベ大統領が劣勢に立たされているためではないか-との憶測も出ている。AP通信によると、「安岳江」の積み荷には迫撃砲弾や弾丸が含まれ、野党支持者の弾圧に使われるとの懸念が出ていた。



 
 
>TOP

対ジンバブエ武器禁輸を ブラウン英首相

2008.4.23 23:10

ブラウン英首相は23日、大統領選後の混乱が続くジンバブエへの武器輸出禁止を国際社会に呼び掛ける方針を明らかにした。英議会で述べた。

首相は選挙結果が発表されないという「全く受け入れられない」事態を受け「われわれはジンバブエへのあらゆる武器の輸出禁止の提案を推進していく」と述べた。

ジンバブエへの武器輸出をめぐっては、同国治安部隊用の迫撃砲など大量の武器を積んだ中国船が最近、アフリカ南部で確認されたが、南アフリカなどが荷揚げを拒否。米政府は同船からの荷揚げを行わないよう、内陸国ジンバブエの周辺国に働き掛けたことを明らかにしている。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ政府、ジャーナリストを弾圧 現地メディア団体

2008年04月24日 01:06 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月24日 AFP】前月実施された大統領選の投票結果をめぐり混乱が続くジンバブエで23日、現地のメディア団体が、ジャーナリストに対する投獄や暴行を含む政府の弾圧を非難した。

ジンバブエのジャーナリスト団体「Zimbabwe Union of Journalists(ZUJ)」は、ジャーナリストが拉致、暴行、また不法拘束されていると訴え、政府の職権乱用を非難。「ジャーナリストは弾圧におびえている」と訴えた。

3月29日に実施された大統領選の投票以降、ますます孤立化しているジンバブエ政府は、報道規制の強化を続けており、ジャーナリスト数人が投獄されたり暴行を受けるなどしている。

現在も投獄されたままとなっているジャーナリストの1人に、フリーのFrank Chikowore氏がいる。同氏は21日、野党が宣言したストに関連して発生した暴力事件に、多数の野党活動家とともに関与したとして疑いがかけられている。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ:5000万、2500万ドル 超インフレ、また新札発行

【ハラレで高尾具成】ジンバブエ中央銀行はこのほど、5000万(約125円)と、2500万(約62・5円)のジンバブエドル札を発行した。年率10万%以上の超インフレへの対策で、今年1月に最高額紙幣として1000万ジンバブエドル札が登場したばかりだった。

正式には代用小切手だが紙幣同然に流通している。会社員の男性(35)は「札束でなくポケットに簡単に入るのがうれしいね。でも、これでインフレが抑制されるとは思わないよ」と語った。

毎日新聞 2008年4月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:割れるアフリカ各国、「出ない結果」に対応苦慮

【ヨハネスブルク高尾具成】大統領選挙(3月29日)の結果発表が遅れているアフリカ南部ジンバブエへの対応をめぐり、アフリカ諸国の足並みが乱れている。欧米が「独裁」批判を強める中、干渉すべきかどうか意見が対立、ムガベ・ジンバブエ大統領の強硬姿勢を助長している面もある。ただ、ジンバブエ行きの武器を積んだ中国貨物船の荷揚げは「拒否」で国際社会は一致しており、今後、欧米とアフリカが共同歩調をとるかが注目される。

この問題では隣国ザンビアが積極的に仲介を試みている。ザンビアは91年に一党支配から複数政党制へ移行を経験しており、民主化を容認したカウンダ元大統領が調停の用意を南ア紙に語った。ザンビアは今月中旬、ルサカで南部アフリカ開発共同体(SADC)諸国緊急首脳会議を開催。積極的な仲介策を打ち出すよう画策したが不発に終わった。対照的なのが南アフリカで、不干渉を主張する。ジンバブエが自ら変わるのを待つ南アの「静かな外交」には、欧米のいら立ちが募っている。

毎日新聞 2008年4月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

野党候補が勝利と米高官 ジンバブエ大統領選

2008.4.25 08:22

AP通信によると、フレーザー米国務次官補(アフリカ担当)は24日、開票結果の発表が遅れているジンバブエの大統領選について「野党民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が勝利した」と述べ、ムガベ大統領が敗北したとの見方を示した。

訪問先の南アフリカで、独自の情報をもとに記者団の質問に答えた。

大統領選は先月29日に投票が行われたが、4週間近くを経ても結果は公表されていない。劣勢が伝えられるムガベ氏の陣営が不正を働いているとの疑念が強まっており、米国はムガベ政権に圧力をかけていく方針だ。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ警察、野党本部で100人以上逮捕

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信によると先月末の大統領選挙の結果公表が遅れ、与野党対立による緊張が高まっているジンバブエの首都ハラレで25日、警察が野党・民主変革運動(MDC)の本部に踏み込み、暴力を扇動したとして100人以上を逮捕した。コンピューターや書類も持ち去ったという。

大統領選挙を巡っては米国や英国が「現職ムガベ大統領は敗北した」として結果公表の遅れを批判。フレーザー米国務次官補はジンバブエ周辺国を歴訪中でムガベ氏への圧力を強めている。(07:02)



 
 
>TOP

野党の本部を強制捜査、選挙後混乱のジンバブエ

2008.4.26 11:55

大統領選の開票結果の公表が遅れ、混乱が続くジンバブエで25日、武装警官が野党民主変革運動(MDC)の本部を強制捜査し、MDCによると、与党側の暴力を恐れて避難していた支持者や党員らが逮捕された。AP通信によると逮捕者は約300人という。

容疑内容は不明だが、警察は選挙の関連資料を捜索していたといい、ムガベ大統領の敗北を示すMDC独自の集計資料を押収する目的もあったとみられる。

投票は3月29日に実施。ムガベ氏の劣勢が伝えられるなか、MDCは独自集計を基に党首に当たるツァンギライ議長の勝利を宣言している。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ議会選、再集計も野党優勢

2008年04月27日 07:35 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月27日 AFP】3月29日に行われたジンバブエ議会選は、26日までの再集計作業で、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change)が与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)を上回ることが明らかになった。

再集計の対象となった23選挙区のうち18区について結果の変更はなく、残り5議席を与党が獲得したとしても過半数には満たないため、1980年以来初めてZANU-PFが過半数を下回ることが確実となった。

ブライト・マトンガ(Bright Matonga)副情報広報相はAFPに、再集計の結果は選挙制度の透明性を示したとしたが、MDC広報は再集計は「時間の無駄だ」と断じた。

一方大統領選の再集計について選挙管理委員のGeorge Chiweshe委員長は、28日までには終了するとの見通しを示した。(c)AFP/Susan Njanji



 
 
>TOP

ジンバブエ野党、「大統領選後に殺害された支持者は15人」 うち1人は5歳少年

2008年04月28日 04:34 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【4月28日 AFP】3月29日に議会選と共に実施された大統領選の投票結果をめぐり混乱が続くジンバブエで、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)は、独立系の「The Standard」紙に、選挙後の暴動で政府支持者によって殺害された15人を「民主化のための殉教者」とし、うち8人を1ページ全面に掲載した。

うち1人は5歳の少年Brighton Mbweraくんで、北東部のUzumba地区にある自宅で寝ていたところを、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の支持者に放火され、焼死したとされている。

警察当局はこれまでのところ、この記事の内容に関してコメントは発表していない。

大統領選の投票から1か月以上がたつが、最終的な公式開票結果は出ておらず、不安が高まっている。一部再集計された大統領選と議会選での投票結果では、野党が与党に歴史的勝利を収めたことが判明している。

また、弁護士らが、投獄された野党の活動家約200人の釈放を求めている。(c)AFP/Susan Njanji



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票の見通し・通信社報道

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信は30日、アフリカ南部ジンバブエ政府当局者の話として、投票から1カ月以上を経ても結果が公表されていない同国大統領選挙について、与野党双方の候補者とも過半数の得票がなく決選投票が必要な見通しであると報じた。同当局者によると、野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長の得票は47%で現職ムガベ氏の得票が43%だったという。

同国では選挙後、野党支持者への恐喝や暴力も伝えられており、決選投票では与党側がムガベ氏の勝利を導くため、警察などがさらに圧力を増す恐れがある。野党側は決選投票ボイコットを示唆するが、その場合にはムガベ氏がそのまま勝利宣言して政権に居座る事態になりかねない。

ツァンギライ氏は警察による暴力の対象になることを恐れ、ジンバブエを離れ周辺国などに協力を求めて回っている。(13:01)



 
 
>TOP

政府高官が敗北確認か ジンバブエ大統領選

2008.5.1 12:24

開票結果の公表が遅れているジンバブエの大統領選で、同国の複数の政府高官は4月30日、ロイター通信に対し、ムガベ大統領が野党民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長に敗れたとの見方を示した。

ただ、政府高官らの情報では、ムガベ氏の得票率43%に対し、ツァンギライ氏は47%。同国の法律は過半数の得票が当選の条件としており、高官の1人は、規定で2人による決選投票が行われるとの見通しを示唆した。

MDC側は独自の集計を基に、同議長が過半数の票を得て勝利したと宣言する一方、ムガベ氏の支持者らから暴力を受け、3月29日の投票以来、20人の党員が殺されたと主張。政権側はこれを否定している。

(共同)



 
 
>TOP

大統領選の開票結果ようやく発表、与党反発 ジンバブエ

ハラレ――結果発表が大幅に遅れていたアフリカ南部ジンバブエの大統領選で、選挙管理委員会は2日、ようやく正式集計結果を発表した。得票率は野党・民主変革運動(MDC)のモーガン・ツァンギライ議長が47.9%、ロバート・ムガベ大統領が43.2%だった。

ジンバブエの法律では、50%以上の票を獲得した候補者がいない場合、決選投票を実施することになっている。

ムガベ大統領は決選投票に臨む用意があると表明。一方、MDCはこれまで決選投票には参加しない意向を示しており、その場合はムガベ大統領が再選されると選挙管理委員長は述べた。

MDC側は選管が発表した開票結果に異議を唱え、投票に不正があったと主張。ツァンギライ議長が50.3%の票を獲得して勝利したと主張している。

2日に記者会見したMDC副議長は、決選投票参加の可能性を完全には否定しなかったものの、暴力と抑圧の中で今は決選投票ができる環境にないと指摘。党内で3日に会合を開いて今後の対応を協議すると語った。

3月29日に投票が行われた大統領選をめぐっては、不正投票があったと主張するMDCに対し、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)側も野党が選挙結果を不正操作したと訴え、開票結果発表が大幅に遅れていた。28年間大統領の座にあったムガベ氏に対し、辞任を求める声も高まっている。



 
 
>TOP

野党候補優勢も決選投票へ ジンバブエ

2008.5.3 17:00

アフリカ南部のジンバブエ選挙管理委員会は2日、3月29日に行われた大統領選の結果を1カ月あまりぶりに発表した。野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)が47・9%▽ムガベ大統領(84)が43・2%の得票率で、過半数に達する候補者がいなかったため、決選投票が行われる見通しとなった。野党側は「選挙は盗まれた」と非難しているが、決選投票に参加する可能性を否定しなかった。

決選投票は選挙から21日以内に実施されると規定されているが、日程はまだ決まっていない。ムガベ政権はすでに野党勢力への弾圧を強めており、独裁維持のため強行突破を図る構えを見せている。 (ロンドン 木村正人)



 
 
>TOP

2008/05/03-09:35 青木、倉本とも出遅れ=米シニアゴルフ

【ニューヨーク2日時事】米シニアゴルフ、チャンピオンズツアーのフェデックス・キンコーズ・クラシックは2日、テキサス州オースティンのヒルズCC(パー72)で第1ラウンドを行い、青木功は4オーバー76で64位、倉本昌弘は5オーバー77で69位とともに出遅れた。65をマークしたニック・プライス(ジンバブエ)が単独首位に立った。 (了)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票と発表

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると大統領選挙管理委員会は2日、3月末の投票から1カ月以上を経てようやく集計結果を公表した。野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長の得票が現職ムガベ大統領を上回ったが、過半数には届かず決選投票が行われるという。

発表によるとツァンギライ氏の得票率は47.9%でムガベ氏は43.2%。(00:54)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票に 選管ようやく結果発表

2008年5月3日19時52分

【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ南部ジンバブエの選挙管理委員会は2日、3月末にあった大統領選の選挙結果をようやく発表した。野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長が、5期目を狙う現職ムガベ大統領を上回ったものの、当選に必要な50%以上の得票に届かず、決選投票に入ることになった。決選投票は結果発表から21日以内と法律で定められている。

選管発表によると、ツァンギライ議長の得票率は47.9%、ムガベ氏は43.2%。

MDCは独自集計でツァンギライ議長の得票率が50.3%とし、当選していると主張してきた。「選管発表には不可解な票が12万混じっている。この問題がはっきりしない限り、先には進ませない」と訴えている。選管は「23の選挙区で集計に誤りがあった」として、4月中旬から再集計していた。



 
 
>TOP

2008/05/04-10:37 青木54位、倉本66位=米シニアゴルフ

【ニューヨーク3日時事】米シニアゴルフ、チャンピオンズツアーのフェデックス・キンコーズ・クラシックは3日、テキサス州オースティンのヒルズCC(パー72)で第2ラウンドを行い、青木功は74で回り、通算6オーバーの150で前日の64位から54位へ順位を上げた。倉本昌弘は通算8オーバーで66位。

ニック・プライス(ジンバブエ)が通算12アンダーの132で首位を守った。 (了)



 
 
>TOP

青木と倉本、巻き返せず 米シニアゴルフ

【レークウエー(米テキサス州)3日AP=共同】米シニアゴルフのチャンピオンズツアー、フェデックス・キンコーズ・クラシックは3日、米テキサス州レークウエーのヒルズCC(パー72)で第2ラウンドを行い、青木功が74で回って通算6オーバーの150で54位、倉本昌弘は通算8オーバーで66位となった。

ニック・プライス(ジンバブエ)が通算12アンダーで首位を守った。

2008/05/04 10:05 【共同通信】



 
 
>TOP

青木、倉本は71位 米シニアゴルフ

2008.5.5 15:03

米シニアゴルフのチャンピオンズツアー、フェデックス・キンコーズ・クラシックは4日、米テキサス州レークウエーのヒルズCC(パー72)で最終ラウンドを行い、青木功が81、倉本昌弘は79と大きくスコアを落とし、ともに通算15オーバー、231で71位に終わった。デニス・ワトソン(ジンバブエ)が通算10アンダー、206で逆転優勝した。(AP)



 
 
>TOP

青木、倉本そろって71位/米シニアゴルフ

<米シニアゴルフ:フェデックス・キンコーズ・クラシック>◇最終日◇4日(日本時間5日)◇米テキサス州レークウエー、ヒルズCC(パー72)

前日まで54位タイの青木功は1バーディー、6ボギー、2ダブルボギーの9オーバーと大崩れし、通算15オーバーの71位タイで終了した。

2日目まで66位タイの倉本昌弘は3バーディー、4ボギー、3ダブルボギーの79をたたき、通算15オーバーと青木と並んで71位だった。

デニス・ワトソン(ジンバブエ)が2位と1打差の通算10アンダーで優勝した。

[2008年5月5日8時51分]



 
 
>TOP

2008/05/05-11:47 青木、倉本は71位=米シニアゴルフ

【ニューヨーク4日時事】米シニアゴルフ、チャンピオンズツアーのフェデックス・キンコーズ・クラシックは4日、テキサス州オースティンのヒルズCC(パー72)で最終ラウンドを行い、青木功は81、倉本昌弘も79と振るわず、ともに通算15オーバーの231で71位に終わった。

前日4位のデニス・ワトソン(ジンバブエ)が69で回り、通算10アンダーの206で逆転優勝した。 (了)



 
 
>TOP

青木、倉本は71位に終わる 米シニアゴルフ最終日

【レークウエー(米テキサス州)4日AP=共同】米シニアゴルフのチャンピオンズツアー、フェデックス・キンコーズ・クラシックは4日、米テキサス州レークウエーのヒルズCC(パー72)で最終ラウンドを行い、青木功が81、倉本昌弘は79と大きくスコアを落とし、ともに通算15オーバー、231で71位に終わった。

デニス・ワトソン(ジンバブエ)が通算10アンダー、206で逆転優勝した。

2008/05/05 10:36 【共同通信】



 
 
>TOP

南ア大統領がジンバブエ訪問

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信によるとムベキ南アフリカ共和国大統領は9日、3月末の大統領選挙をきっかけに与野党対立が深まる隣国ジンバブエを訪問しムガベ大統領と会談した。危機回避に向けた方策を話し合ったもよう。

ジンバブエ情勢を巡りムベキ氏は、ムガベ氏批判を強める欧米諸国とは一線を画している。14カ国で構成する南部アフリカ開発共同体(SADC)は先月の首脳会議で、影響力のあるムベキ氏に同問題での調停役を要請していた。

ジンバブエ選挙管理委員会は投票から1カ月以上を経て結果を公表したが、過半数の得票者はいなかったとしている。決選投票の期日も明らかにされておらず、ムガベ氏が政権に居座るシナリオが懸念されている。(10日 22:01)



 
 
>TOP

ジンバブエ野党指導者、大統領選決選投票参加を表明

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信によるとアフリカ南部ジンバブエ野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は10日、隣国南アフリカ共和国で記者会見を開き、現職ムガベ大統領との大統領選挙決選投票を争う立場を表明した。国際的な監視団受け入れを条件とした。

ただチナマサ司法・議会担当相は同日「投票は国内の憲法に基づき行う」と述べ、友好国以外の監視団やメディアの受け入れを拒否する立場を強調している。野党側は決選投票ボイコットも示唆したが、その場合にはムガベ大統領がそのまま勝利宣言して政権に居座る見通しだ。

3月末の大統領選挙を巡って野党は決選投票の必要がない過半数の票を獲得したと主張。選管が今月に入りようやく発表した結果を「白昼堂々の略奪」と反発していた。同国では選挙後、野党支持者への暴力拡大も伝えられる。決選投票では与党側がムガベ氏の勝利を導くため警察などを通じた締め付けを強める恐れがある。(07:02)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、6月27日に決選投票実施

【ヨハネスブルク=岐部秀光】ジンバブエ選挙管理委員会は16日、3月投票の大統領選で過半数の得票候補者がいなかったため決選投票を6月27日に実施すると発表した。(00:38)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選「野党勝利ならクーデターの恐れ」 国際シンクタンク指摘

2008.5.21 19:04

【ロンドン=木村正人】国際シンクタンク「国際危機グループ」(本部ブリュッセル)は21日、アフリカ南部のジンバブエで、6月27日に行われる大統領選の決選投票で野党候補が勝利した場合、ムガベ大統領を支持する軍事クーデターが起きる危険性が高まっているとの報告書を発表した。報告書は、南部アフリカ開発共同体(SADC)などの仲介で、与野党が挙国一致政府の樹立を目指すのが危機回避の最善策と提案している。

大統領選は3月29日に行われ、5月2日にジンバブエ選挙管理委員会が結果を発表。野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(得票率47・9%)がムガベ大統領(同43・2%)に勝利したが、過半数には達せず、決選投票が行われることになった。

しかし、選挙後、選管委員の4分の3がクビになり、選挙の実務を担当した教師が「票を不正操作した」疑いで逮捕されたり、大統領支持者から襲撃されたりする事件が続発。100人以上が重傷を負ったとされる。MDCによると、野党支持者も襲撃され、死者は少なくとも43人に達したという。

17日に帰国する予定だったツァンギライ議長は暗殺計画が発覚したとして訪問中の南アフリカでの滞在を延期し、決選投票に向け18日に予定していた党集会への出席を取りやめた。70年代に独立闘争を主導した退役軍人会の強硬派が決選投票前の大規模弾圧を準備しているという証言もある。



 
 
>TOP

ジンバブエ:野党議長、1カ月半ぶり南アから帰国

【アスマラ(エリトリア)高尾具成】3月の大統領選の開票結果をめぐり政情不安が続くアフリカ南部ジンバブエで、最大野党「民主変革運動(MDC)」のモーガン・ツァンギライ議長(56)が24日、約1カ月半ぶりに隣国の南アフリカから帰国した。来月27日に実施される大統領選の決選投票に向け、現職のロバート・ムガベ大統領(84)との選挙戦に臨む。

毎日新聞 2008年5月26日 東京朝刊



 
 
>TOP

青木と倉本は40位=米シニアゴルフ

【ニューヨーク31日時事】米シニアゴルフのチャンピオンズツアー、プリンシパル・チャリティー・クラシックは31日、アイオワ州ウエストデモインのグレンオークスCC(パー71)で第2ラウンドを行い、初日57位の青木功は69をマークし、通算イーブンパーで40位に順位を上げた。20位から出た倉本昌弘は72とスコアを伸ばせず、青木功と同じ40位に後退。尾崎直道は通算3オーバーの60位。

ニック・プライス(ジンバブエ)が66で回り、通算6アンダーの136で単独首位に立った。 (了)

(2008/06/01-12:17)



 
 
>TOP

倉本、青木は40位 米シニアゴルフ第2日

【ウエストデモイン(米アイオワ州)31日AP=共同】米シニアゴルフのチャンピオンズツアー、プリンシパル・クラシックは31日、米アイオワ州ウエストデモインのグレンオークスCC(パー71)で第2ラウンドを行い、69で回った青木功と72の倉本昌弘は通算イーブンパーの142で40位となった。尾崎直道は通算3オーバーで60位。

66をマークしたニック・プライス(ジンバブエ)が通算6アンダーの136で単独首位に立った。

2008/06/01 10:48 【共同通信】



 
 
>TOP

ジンバブエ:大統領がローマ入り 食糧難巡り先進国批判へ

【ローマ藤原章生】3日に開幕する国連食糧農業機関(FAO)の食糧サミット出席のため、アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領(84)が1日夜、ローマ入りした。国際社会で孤立するムガベ氏にとっては久しぶりの表舞台で、自国の食糧難をめぐり、旧宗主国の英国をはじめとした先進国批判を展開するものとみられる。

ムガベ大統領の外遊は、選挙結果をめぐり大混乱に陥った3月の第1回大統領選後、初めて。ムガベ氏は00年、貧民救済を理由に英国系などの大農場から白人農民を追い出す事件を引き起こし、制裁措置として欧州連合(EU)諸国への渡航を禁じられてきたが、今回は主催者の国連の招待ということでローマ入りが実現した。

ムガベ大統領は開幕日の3日、福田康夫首相やサルコジ仏大統領、ルラ・ブラジル大統領をはじめ、初の西欧外遊となるイランのアフマディネジャド大統領ら主な首脳と共に演説する予定。

ジンバブエは90年代まで農業輸出が伸び、国際通貨基金(IMF)から「アフリカ経済の優等生」と呼ばれた。しかし、白人農民追放後、大農場経営は滞り、経済制裁で物価高が続き、深刻な食糧難が広がっている。

アフリカでは今も、「すべては欧州の植民地主義が悪い」という民族主義的主張が大衆に支持される。今回のサミットは、ムガベ氏にとり、反欧州的な主張を改めて強調し、世界に存在感を示す絶好の機会といえる。

【ことば】ムガベ大統領 元ゲリラのムガベ氏はジンバブエ独立(80年)の英雄で、アフリカ民族主義の代表格として、一部左翼からは今も支持を受ける。3月29日に行われた大統領選は、約1カ月後に出た選管発表によると、最大野党・民主変革運動のツァンギライ議長が47.9%、ムガベ氏が43.2%の得票率でいずれも過半数に届かず、6月27日に決選投票が行われる。

毎日新聞 2008年6月2日 19時12分



 
 
>TOP

【明解要解】なぜ「暴君」に? ジンバブエのムガベ大統領

2008.6.2 08:21

■旧宗主国・英国への遺恨が背景か

年間インフレ率16万5000%、失業率80%―。国家崩壊の危機にあるアフリカ南部ジンバブエ。大統領選の決選投票が27日、第1回投票から約3カ月ぶりに行われる。野党候補の勝利が予想される中、1980年の独立以来、独裁体制を敷くムガベ大統領の周辺はクーデターを準備しているとも伝えられる。独立時に欧米から「自由の戦士」と称賛された英雄はなぜ「暴君」に転落したのか。(ロンドン 木村正人)

南アフリカの作家ホランド女史は昨年12月、大統領とのインタビューに成功し『ムガベとの晩餐(ばんさん)』を出版した。女史は1975年、ムガベ氏がモザンビークに出国し武装闘争を始める直前に初めて会った。鉄のように無表情だった50代の闘士は32年後、ダークスーツに赤の絹ネクタイという英国紳士風に変わっていた。

欧米から「暴君」と非難されるムガベ氏についてホランド女史は地元紙に「氏の深層心理を読み解くキーワードは旧宗主国、英国への遺恨だ」と分析する。

                 ◆◇◆

ムガベ氏は24年、首都ハラレ郊外の集落で生まれ、カトリック教徒として育った。ほとんどの子供は自分の名前も書けなかったが、氏はイエズス会の学校で学び教師の資格を取った。恥ずかしがり屋でいつも母親から離れず、本を読むのが好きな少年だったという。

南アのフォートヘア大を卒業後、ガーナ滞在中の58〜60年、アフリカ独立運動の父、エンクルマ初代ガーナ大統領の影響を受けて帰国。破壊活動を扇動したとして64年から10年間投獄された。出獄後、人種差別政策を推し進めるスミス白人少数政権に対し、激しい武装闘争を展開した。

英国の仲介で80年に独立したとき初代首相に就任したムガベ氏は、ローデシア(旧国名)首相だったスミス氏を免罪する寛容さを見せた。白人社会との融和政策は「アフリカでの黒人による国家建設のモデル」と称賛され、88年には第2回アフリカ賞を授与された。

その裏で80年代前半、北朝鮮の訓練を受けた精鋭の第5旅団が反政府デモを行ったヌデベレ族2万人(推定)を虐殺するなど、暴君の一端を見せ始めていた。

国内の優良農地は白人農場主にほぼ独占され、黒人に分配する“農地改革”は難航。融和政策の見返りとして英国に期待した白人農地の買収資金の援助が十分に得られず、ムガベ氏に「遺恨」が残ったとされる。総選挙を控えた2000年、ムガベ氏は人気とりのため独立闘争を戦った退役軍人による白人農地の収奪を黙認。これが裏目に出て「アフリカの穀倉」といわれた生産力はガタ落ちし、欧米による経済制裁や干魃(かんばつ)が国家の窮状に拍車をかけた。

南ア在住の英国人記者ブリッジランド氏は「ムガベ氏を支持する将軍たちは独立闘争を戦わなかった野党民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長らが権力を握るのを絶対に許さないだろう」とクーデターが起きる恐れを指摘している。



 
 
>TOP

ジンバブエ、野党の有力政治家を拘束

* 2008年06月02日 04:40 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月2日 AFP】今月27日に大統領選の決選投票を控えたジンバブエで、最大野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)から分裂した野党の指導者が1日、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領に批判的な文章を発表したとして警察に拘束された。これまで拘束された野党支持者としては最も有力な人物となる。

Arthur Mutambara氏は1日、首都ハラレ(Harare)にある自宅で拘束された。Mutambara氏は決選投票でのムガベ大統領追放に向け、対立候補のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)MDC党首と協力することを明言していた。(c)AFP/Godfrey Marawanyika



 
 
>TOP

【米シニア】青木と倉本が40位、尾崎直は60位

プリンシパル・クラシック第2日(5月31日=日本時間6月1日、米アイオワ州、グレンオークスCC=パー71)、69で回った青木功(65)と72の倉本昌弘(52)は通算イーブンパーで40位となった。尾崎直道(52)は通算3オーバーで60位。ニック・プライス(51)=ジンバブエ=が通算6アンダーで単独首位に立った。



 
 
>TOP

「国民の飢餓招いた張本人」 ジンバブエ大統領 出席に欧州が批判

2008年6月3日 夕刊

【ロンドン=池田千晶】ローマで三日開幕する国連食糧農業機関(FAO)の食料サミットに、国際的に孤立するジンバブエのムガベ大統領が出席することをめぐり、他の参加国から「大統領は国民に飢餓をもたらした張本人」などと抗議の声が上がっている。

同大統領の外遊は、選挙結果の発表遅れなどで与野党が対立して大混乱した三月の大統領選後、初めて。同サミットで演説し、欧州の経済制裁が自国の食料危機を招いたとして欧米批判を展開するとみられている。

英BBC放送によると、英代表のアレグザンダー国際開発相は二日「ムガベ大統領の出席には憤りを覚える」と強く非難。オーストラリアのスミス外相は「食料支援を政治利用し国民に飢餓をもたらした張本人の出席は不愉快だ」と話した。



 
 
>TOP

大統領選の野党候補を拘束 ジンバブエ警察

2008.6.4 23:58

ジンバブエからの報道によると、同国の警察は4日、今月27日に行われる予定の大統領選の決選投票で、1980年の独立から政権を握るムガベ大統領と対決する野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長を拘束した。MDCスポークスマンが明らかにした。AP通信によると、ツァンギライ氏は同国南部ブラワヨ近郊の町で選挙活動中、警察に止められ、ほかのMDC関係者十数人とともに拘束されたという。MDCは「われわれの選挙活動を混乱させようとしている」と与党側を非難、同氏らの即時釈放を求めている。ジンバブエの大統領選をめぐっては「公平性に欠ける」として国際社会からも批判が出ている。ムガベ氏は現在「食料サミット」参加のためローマに滞在中。(共同)



 
 
>TOP

ジンバブエ:最大野党の議長を警察が拘束 遊説中 

【キスム(ケニア西部)高尾具成】ジンバブエからの報道によると、今月27日に実施される大統領選挙の決選投票に臨む最大野党「民主変革運動」(MDC)のモーガン・ツァンギライ議長(56)が4日、警察当局によって身柄を拘束された。野党報道官が明らかにした。

ツァンギライ議長は同国南西部を遊説中の同日朝、乗っていた車を警察官に止められ、同行の党幹部らと共に警察署に連行された。警察は拘束理由を明らかにしていないが、党報道官は「選挙活動を中断させるための違法な拘束だ」と非難した。

同国では3月29日の大統領選で候補者のいずれも過半数に達せず、上位2人のツァンギライ議長と現職のロバート・ムガベ大統領(84)の決選投票が決まった。ツァンギライ議長は先月24日、約1カ月半ぶりに隣国の南アフリカから帰国。一方、ムガベ大統領は1日から、食糧サミット出席のためローマを訪れており、議長拘束は大統領不在の間のクーデターの発生を懸念した政権与党の警告との見方もある。

毎日新聞 2008年6月4日 23時33分(最終更新 6月5日 2時08分)



 
 
>TOP

イランとジンバブエ大統領、食料サミットで先進国批判

核開発や人権問題で国際社会と対立するイランのアハマディネジャド大統領とジンバブエのムガベ大統領が3日からローマで開催している国連食料サミットに参加した。両大統領は183カ国から集まった聴衆を前に、サミットの主題である食料問題そっちのけで先進国批判を展開した。

アハマディネジャド大統領は「彼らは原油価格を人為的に操作し、農産物からエネルギーを引き出すことを支援している」などと先進国を批判。「さらに悪いことには(イランに)クリーンで安い核エネルギーを開発させないようにしている」と語った。

ムガベ大統領は白人農民の追放などで非難され、欧州連合(EU)から渡航禁止の処分を受けた。今回は国連の招待で例外的に訪問が許された。ムガベ氏は「英国は欧州、北米、豪州などの同盟国を動員してジンバブエに対して不当な経済制裁を科している」と述べた。

(ローマ=市村孝二巳)(07:03)



 
 
>TOP

米英大使館員らを一時拘束 ジンバブエ警察

2008.6.6 01:02

ロイター通信などによると、大統領選をめぐる混乱が続くジンバブエで、警察当局が5日、同国駐在の米国や英国の大使館員ら計11人を一時拘束した。米国大使館当局者が明らかにした。

同当局者によると、11人は首都ハラレ近郊で、ジンバブエ大統領選後の暴力行為による被害者を訪問後、車両を警察に止められ拘束されたという。米国大使館のスタッフ1人が殴られたほか、タイヤを切りつけられた車両もあった。11人は数時間後に釈放された。

ジンバブエ大統領選をめぐっては、米英両国が「公平性に欠ける」と批判していた。

4日には、27日に行われる予定の大統領選の決選投票で、ムガベ大統領と対立する野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長も約8時間、警察に拘束された。(共同)



 
 
>TOP

2008/06/06-06:13 ジンバブエでの外交官拘束非難=米

【ワシントン5日時事】マコーマック米国務省報道官は5日の記者会見で、アフリカ南部ジンバブエで米英外交官が警察に一時拘束された事件について、「容認できない」と非難した。また、米政府はこの問題を国連安保理に提起し「強い懸念」を表明する方針を明らかにした。



 
 
>TOP

野党ナンバー2を国家反逆容疑で拘束、ジンバブエ

2008年06月13日 07:11 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月13日 AFP】(写真追加、一部更新)今月27日に大統領選挙の決戦投票を控えたジンバブエで、選挙活動のため南アフリカから帰国したばかりの最大野党のナンバー2が12日、国家反逆の容疑で首都ハラレ(Harare)の空港で拘束された。

民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のテンダイ・ビティ(Tendai Biti)事務局長は、3月29日に行われた大統領選挙の結果をめぐり不正工作を計画したなどの容疑を受けており、有罪の場合は死刑となる可能性もある。

警察当局の報道官によるとビティ氏は、選挙結果を操作する計画の詳細を含むとされる書類を作成した容疑のほか、3月の選挙で公式発表に先立ちMDCの勝利を宣言したことで「国に不利益をもたらす虚偽情報を伝達し出版した」容疑を受けている。

一方、MDC党首で大統領候補のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)氏も同日、2度にわたって拘束されたが、いずれもそのまま釈放された。ツァンギライ氏が拘束されるのは過去8日間で4回目。

ツァンギライ氏は3月29日に行われた大統領選挙で過半数にわずか及ばず、約2週間後の決戦投票で現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領と争うこととなった。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ:野党幹部の拘束相次ぐ

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南部・ジンバブエからの報道によると今月27日に実施予定の大統領選挙(3月29日)の決選投票に臨む最大野党「民主変革運動(MDC)」のモーガン・ツァンギライ議長(56)が12日、警察当局により一時拘束され、約2時間後に釈放された。同議長の拘束は今月に入り3度目。また、隣国南アフリカから帰国したMDCナンバー2のテンダイ・ビティ事務局長も同日、逮捕された。「選挙結果の虚偽公表」の疑いが逮捕理由とみられる。

現職のロバート・ムガベ大統領(84)の指導する政権与党は、苦戦が予想される決選投票を前に、野党幹部や米英外交官を一時拘束するなど弾圧を強めている。また、野党支持者への暴力行為も続いており、国際社会からの批判は高まっている。

毎日新聞 2008年6月13日 1時17分



 
 
>TOP

米国がジンバブエ政府を批判、子ども向け援助食糧を与党支持者に分配

2008年06月14日 02:20 発信地:ワシントンD.C./米国

【6月14日 AFP】米国は12日、今月27日に大統領選の決選投票を控えたジンバブエで、米国際開発局(USAID)が食料不足に苦しむ子供たちのために拠出した援助物資をジンバブエ軍兵士や警官が差し押さえ、与党支持者に配布したとして、ジンバブエ政府を非難した。

米国務省のゴンザレス・ガレゴス(Gonzalo Gallegos)報道官によると、北部ハラレ(Harare)近郊で前週、穀物、豆類、食用油など20トンを積んだUSAID傘下の米援助団体のトラックが政府軍兵士や警察官に止められ、積み荷を差し押さえられた。差し押さえはマニカランド(Manicaland)州知事の指示によるもので、USAIDによると、これらの物資はムタレ(Mutare)で6日行われた、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の現職ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領の選挙集会に集まった支持者に配られたという。

ガレゴス報道官は、この事件はムガベ大統領側が決選投票を有利に導くため「食糧を武器にしている」ことを示しており、野党支持者の子供たちも政争に巻き込んでいると批判した。

ジェームズ・マックギー(James McGee)ジンバブエ大使も、ワシントンD.C.(Washington D.C.)で前週行われたビデオ会議で、ムガベ大統領が政権を保持するための手段として食糧を利用している事実を示す十分な証拠があると証言している。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領、決選投票前に国連関係者と会談

2008年06月18日 08:16 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月18日 AFP】国連(UN)に近い消息筋によると、ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は17日、国連のHaile Menkerios政治問題担当事務次長補(アフリカ担当)と同国の政治状況をめぐって会談した。同国では、人権団体や欧米各国が暴力が横行していると指摘する大統領選挙の決選投票が27日に迫っている。

ジンバブエでは、野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のテンダイ・ビティ(Tendai Biti)事務局長が国家反逆罪で拘束されたままとなっており、政情不安が懸念されている。ビティ事務局長は、拘束が不当なものだとして裁判所に訴えたが認められなかった。

大統領選の決選投票で、ムガベ大統領はMDCのモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長と大統領の座を争うことになっている。ツァンギライ議長は、第1回目の投票では勝利したものの、公式集計では過半数に足りなかったとされている。この集計は議論の的となっている。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選の決選投票中止提案 南ア大統領

2008年6月19日20時49分

南アフリカからの報道によると、同国のムベキ大統領は18日、隣国ジンバブエで27日にある大統領選の決選投票を中止し、与野党の統一政権を組むよう提案した。現職ムガベ氏と最大野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長の両候補と相次いで会談し、説得した。

投票日が近付くに連れて政権側の野党弾圧が目立ち、自由で公平な選挙は不可能と見られている。ツァンギライ氏はムガベ氏との直接会談を受け入れる方針を示したが、ムガベ氏の反応は伝わっていない。(ナイロビ)



 
 
>TOP

野党ナンバー2を訴追 ジンバブエ

2008年06月20日 06:29 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月20日 AFP】大統領選挙の決選投票を次週に控えたジンバブエで19日、最大野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のテンダイ・ビティ(Tendai Biti)事務局長が国家政権転覆罪などで訴追された。有罪の場合は死刑となる可能性もある。一方、各地では暴行が多発している。

ビティ事務局長は国家政権転覆罪をはじめ、選挙での不正や「大統領が邪悪な人間であるかのように見せたこと」など4つの罪に問われている。

検察側の主張によると、ビティ事務局長は3月29日に行われた下院選・大統領選において、投票結果を不正に操作する計画の詳細を含むとされる書類を作成したという。

MDCのモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)党首は訴因について「根拠のないもの」と否定した。ツァンギライ氏と現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)氏は今月27日に大統領選の決選投票に臨む。

一方、人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が同日発表した声明によると、ジンバブエ各地で12人の遺体が見つかり、その大部分は「拉致犯による拷問で死亡した」とみられるという。

アムネスティは、被害者を拉致したのは与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の支持者とみられ、政府当局者とみられる武装集団が付き添っているケースもあったとしている。

また、南アフリカでの報道によると、同国のターボ・ムベキ(Thabo Mbeki)大統領は連立政権樹立に向けた協議を行うためジンバブエ大統領の決選投票の延期を望んでいるという。

ムベキ大統領は南部アフリカ14か国で作る南部アフリカ開発共同体(Southern African Development Community、SADC)で、ジンバブエの危機的状況の打開に向け仲介役に選ばれたが、仲介に消極的だとして非難を集めている。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ野党、大統領選の決選投票参加を再検討か

2008年06月21日 03:25 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月21日 AFP】ジンバブエ最大の野党、民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)は22日に、今月27日に予定されている大統領選挙の決選投票への参加の是非を検討することを計画している。同党のスポークスマン、Nelson Chamisa氏が20日、AFPに明らかにした。

「暴力と脅迫がまん延しているなか、決選投票で国民の意思が実現される状況なのか、決選投票がよい結果につながるのか見極めたい」(Chamisa氏)

Chamisa氏の発言は、あくまで選挙運動を続けるとしていたMDCの法務責任者Innocent Gonese氏の発言と矛盾するものだ。

Gonese氏は20日、Chamisa氏の発言に先立ち、AFPに対し「国民はひどい暴力と脅迫にさらされていて、我々が有権者に接触できていないことに落胆している。国民はなにがあっても撤退すべきではないと言っているし、我々も撤退したところでなにも解決しないと信じている」と語った。

決選投票から撤退する可能性を問われたMDCの財務責任者Roy Bennett氏は南アフリカのヨハネスブルク(Johannesburg)でAFPに対し「ナンセンスだ。そんなことはない」と語った。

MDCは、3月29日の第1回投票からの3か月で同党支持者約70人が殺害されたとしている。

ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領は、暴力事件を起こしたとして複数の野党指導者を逮捕する姿勢をちらつかせている。ジンバブエの警察は20日、大半の暴力事件の責任はMDCにあり、決選投票日前に取り締まりを行うと発表した。

国連(UN)は、暴力事件の大半はムガベ大統領の支持者が起こしたものだとしている。(c)AFP



 
 
>TOP

ムガベ大統領「わたしを解任できるのは神のみ」

2008年06月21日 07:27 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月21日 AFP】ジンバブエ最大の野党、民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)が大統領選挙の決選投票への参加の是非を検討するなか、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領は20日、自分を解任できるのは「神のみだ」と発言した。

ジンバブエでは、大統領選の第1回投票の結果をめぐって暴動が広がっている。

ムガベ大統領は、ジンバブエ第2の都市ブラワヨ(Bulawayo)で演説した際、「MDCがこの国の政権を握ることは永遠にない。わたしを解任できるのは、MDCでも英国政府でもなく、わたしを指名した神のみだ」と述べた。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ野党党首、決選投票回避案に反論

2008年06月22日 07:36 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月22日 AFP】ジンバブエの野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長は21日、大統領選挙の決選投票が棚上げされるとの報道を受け、「選挙を中止する権利など誰にもない」と述べた。

同国のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)現大統領は、決選投票を中止し、野党を含めた統一政府樹立案を検討しているとされる。

ツァンギライ議長は支持者に向けて演説を行い、「現政権は、決選投票を行えば負けるとわかっている。法的に、選挙を中止する権利など誰にもない」と述べた。(c)AFP/Fanuel Jongwe



 
 
>TOP

ジンバブエ野党議長、大統領選の決選投票出馬取りやめ

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は22日、首都ハラレで会見し、27日に予定されている大統領選挙決選投票への出馬を取りやめると表明した。

これを受け同国では独裁体制を敷くムガベ大統領の支配が続く見通し。欧米諸国などから同氏への批判が一段と強まるとともに、野党支持者の暴動発生なども予想され緊張が高まりそうだ。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、野党が決選投票出馬を取りやめ

2008年06月23日 11:04 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月22日 AFP】(一部更新、写真追加)ジンバブエの野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長は22日、決選投票が自由で公正な選挙となる見込みがないとして、今月27日に実施予定の大統領選の決選投票への出馬を取りやめると発表した。

ツァンギライ議長は報道陣を前に「MDCに所属するわれわれとしては、投票すれば命にかかわりかねない状況で(有権者に)27日の投票を呼びかけることはできない」、「選挙プロセスの暴力的で不正なでっち上げに、われわれはこれ以上、関与しない」などと述べた。

さらに、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領が「銃弾(bullet)が投票(ballot)に取って代わったと述べて宣戦布告した」ため、「国民の意志を反映した選挙の実施は不可能だと考える」と述べた。

ツァンギライ議長の撤退により、27日の決選投票では現職ムガベ大統領の当選が見込まれる。

ツァンギライ議長の撤退表明を受け、国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長や米国をはじめとした国際社会は相次いで非難声明を発表した。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、野党候補出馬取りやめに国民は「安堵」

2008年06月23日 12:27 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月23日 AFP】ジンバブエの野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長が22日、大統領選の決選投票への出馬を取りやめると発表したことについて、国民は「多くの人命が救われることになる」と歓迎している。

首都ハラレ(Harare)で洗車場を営む男性は、「彼は最良の決定を下した。多くの命が救われるだろう。暴力の横行により、明日の命をも知れぬ状況になっているのだから」と話す。

ハラレのある警備員も、「多くの命が救われる」と同意見だ。同日は与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)から「わが党の集会に参加しなければ殴打する」との脅しを受けたため、教会のミサに出席することができなかったという。

ツァンギライ議長は、自宅で記者会見を開き、「ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領陣営による弾圧でMDC支持者の80人以上が殺害された。大統領派の民兵がレイプ、拷問、殺人、放火、誘拐などの残虐行為を行っているのに、警察は傍観している」と非難。「公平な投票は望めない」と出馬取りやめを発表すると、集まった支持者らは拍手喝采した。

MDCは、与党による弾圧で1万人が負傷し、20万人が国内避難民となり、家屋2万戸以上が破壊されたと主張している。

一方で、ハラレ市の当局者は、同氏の出馬取りやめで暴力がなくなるとの見方には懐疑的だ。「暴力は都市部でひどくなるだろう。今後5年間は経済がどん底になり、状況はひどくなるばかり。首都圏が孤立するのは必至だ」(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ野党本部に家宅捜査、関係者60人拘束される

2008年06月23日 23:04 発信地:ハラレ/ジンバブエ

【6月23日 AFP】ジンバブエ警察は23日、大統領選決選投票への党首出馬取りやめを前日発表した野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)の本部を家宅捜査し、政治的暴力から避難して身を寄せていた被害者らを含む党関係者約60人の身柄を拘束した。

MDCのNelson Chamisa報道担当官は声明で「午後1時ごろ(日本時間午後8時ごろ)、機動隊がハーベスト・ハウス(党本部)を急襲し、女性や子ども、政治的暴力の被害者たちを中心とする60人以上が拘束された」と発表した。

前日にはモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)MDC議長が、暴力的状況の中で公正な選挙は見込めないとして、今月27日に実施される大統領選の決選投票への出馬を取りやめると発表したばかりだった。

首都ハラレ(Harare)にあるMDC党本部では、暴動鎮圧用の装備で身を固めた警察官10人以上が強制捜査を行った。

当初の発表でChamisa報道担当官は、家宅捜査を受けた理由を党本部はつかめておらず、また本部から拘束された人の数についても不明だとし、「彼らの見え透いた選挙には参加しないという決断をわれわれはした後で、今回の行為は絶望的で落胆させられるものだ」と述べた。

野党MDCは、決選投票を控える中で、襲撃や暴力によって80人以上の同党支持者が殺害され、数千人が負傷したと主張している。こうした暴力の被害者の一部は、安全を求めて党本部に避難していたとみられる。(c)AFP



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票の予定変えず

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると同国政府は23日、野党候補者が参加取りやめを決めた27日の大統領選挙決選投票を強行する方針を明らかにした。ムガベ大統領の支配継続が合法的手続きによるものであることを強調し、欧米諸国の批判をかわす構えだ。

政府高官は23日、野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が決選投票への参加取りやめを表明したことについて「再考し、この民主的なプロセスに参加」するよう求めた。

ツァンギライ議長は不参加の理由について、与党側による脅迫や暴力を挙げている。現地からの報道によると、同議長は同日、暴力の停止などを条件に「与党と話し合いを持つ用意がある」と述べた。首都ハラレでは同日午前から警察が野党支持者による暴動などに備えて警戒態勢を敷き、緊張が高まっている。 (23:02)



 
 
>TOP

ジンバブエ野党のツァンギライ氏、EU上級代表が支持表明

欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表は22日、ジンバブエの野党指導者ツァンギライ氏が大統領選決選投票への不参加を表明したことを受け「政府側の不法行為を考えれば理解できる」とする声明を発表し、同氏への支持を表明した。

声明は、ジンバブエ政府に対し「アフリカ連合(AU)などの呼び掛けに応え、理性を取り戻すべきだ」と指摘した。(ブリュッセル=共同) (11:31)



 
 
>TOP

オランダ大使館に保護求めた模様 ジンバブエ野党指導者

2008年6月23日23時51分

【カイロ=井上道夫】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、27日の大統領選決選投票を前に、野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長(56)は23日、首都ハラレのオランダ大使館に入り、保護を求めた模様だ。現職候補のムガベ大統領(84)陣営の弾圧が続いており、国内にとどまることは危険と判断したものとみられる。

ツァンギライ議長は22日、「与党陣営による暴力によって公正な選挙を期待できない」として、決選投票の不参加を公表していた。

AFP通信によると、23日には、10人以上の警官隊がハラレにあるMDC本部の捜索に入り、党関係者を拘束し、バスで連れ去ったという。拘束されたのはムガベ大統領陣営による弾圧を恐れ、事務所内で避難生活を送っていた関係者という。MDCの広報担当者は「捜索容疑は分からない」と話している。

ツァンギライ議長は22日に決選投票への不参加を表明したが23日午前までは、「与党陣営による政治的暴力の停止」を条件に、ムガベ大統領陣営との話し合いに応じる姿勢を示していた。

一方、ムガベ大統領率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)」は「ツァンギライ議長の立候補取りやめは策略だ」と訴え、支持者に対し、決選投票の勝利に向けて、さらに激しく選挙運動を展開するように呼びかけた。ムガベ大統領は「私を大統領の座から降ろせるのは神だけだ」と述べ、5期目の当選に向けて強硬姿勢を崩していない。

選挙管理当局は「ツァンギライ議長は立候補取りやめの公式な手続きを済ませていない」として、決選投票を予定通り実施する方針を示している。



 
 
>TOP

ジンバブエ、野党関係者を拘束 大統領選決選投票強行か

2008年6月23日23時42分

【カイロ=井上道夫】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、27日の大統領選決選投票を前に、野党への弾圧が問題になっている同国の首都ハラレで23日、警察当局が野党「民主変革運動(MDC)」の本部を捜索し、党関係者を拘束した。現職のムガベ大統領(84)陣営は投票を強行する構えを見せている。

MDCのツァンギライ議長(56)は22日に決選投票への不参加を表明したが23日午前、「与党陣営による政治的暴力の停止」を条件に、ムガベ大統領陣営との話し合いに応じる姿勢を示していた。この捜索によって実現は難しくなったとの見方が強い。

AFP通信によると、10人以上の警官隊が本部事務所に捜索に入り複数のMDC関係者を拘束し、バスで連れ去ったという。拘束されたのはムガベ陣営による弾圧を恐れ、事務所内で避難生活を送っていた関係者という。MDCの広報担当者は「捜索容疑は分からない」と話している。

一方、ムガベ大統領率いる与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)」は「ツァンギライ議長の立候補取りやめは策略だ」と訴え、支持者に対し、決選投票の勝利に向けて、さらに激しく選挙運動を展開するように呼びかけた。ムガベ大統領は「私を大統領の座から降ろせるのは神だけだ」と述べ、5期目の当選に向けて強硬姿勢を崩していない。

選挙管理当局は「ツァンギライ議長は立候補取りやめの公式な手続きを済ませていない」として、決選投票を予定通り実施する方針。



 
 
>TOP

ムガベ大統領に国際社会の非難集中 ジンバブエ大統領選

2008年6月23日10時53分

【カイロ=井上道夫】アフリカ南部ジンバブエの大統領選決選投票に、最大野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)がムガベ大統領(84)陣営による弾圧を理由に立候補取りやめを表明したことで、国際社会からは大統領に対する非難が相次いだ。

ロイター通信などによると、米英両政府は「ジンバブエ政府とその凶悪犯たちは今すぐ暴力を停止しなければならない」(米ホワイトハウス声明)、「3月の大統領選初回投票で勝った野党こそ正統だ」(ミリバンド英外相)と厳しく非難。欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表も「(ムガベ大統領陣営は)脅しや暴力を組織的に繰り返しており、立候補をやめた事情は理解できる」との声明を出した。

一方、ジンバブエの選挙管理当局は「ツァンギライ議長から公式に撤退の連絡を受けていない」として、大統領選決選投票を予定通り27日に実施するとしている。司法省も、立候補取りやめには書面などの手続きが必要であり、選管当局が正式に辞退を認めない限り、決選投票は実施されるとの見解を示した。

ツァンギライ議長は「25日までにムガベ大統領陣営による弾圧がなくなれば、決定を変えることもあり得る」とも述べ、情勢次第では決選投票に参加する可能性も示唆している。



 
 
>TOP

野党候補が不参加表明 ジンバブエ大統領選決選投票

2008年6月23日0時50分

【カイロ=田井中雅人】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、最大野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長(56)は22日、首都ハラレで記者会見し、27日予定のムガベ大統領(84)との大統領選決選投票への参加を取りやめる意向を表明した。国際社会のムガベ批判が高まるのは必至で、ジンバブエの政治状況は混乱の度を深めそうだ。

ツァンギライ議長は「ムガベ氏を勝たせるための国家的策略が施されており、自由で公平な決選投票は望めない。暴力的で正当性のない選挙プロセスにこれ以上参加しないことを決めた」と説明した。

選挙戦では、ムガベ大統領陣営による弾圧で70人以上の野党支持者が殺害されたと主張。国連やアフリカ連合(AU)に対して「虐殺」を止めるよう求めた。

3月の第1回投票では、ツァンギライ議長が得票率47・9%で、5期目を狙う現職のムガベ氏の43・2%を上回った。だが、双方とも勝利に必要な過半数に届かず、決選投票に持ち込まれた。

ツァンギライ氏の不参加が確定すれば、ムガベ氏が権力を維持することになる。弾圧によるツァンギライ氏の「駆逐」に成功したかたちだが、政権の正当性には国際社会から疑問符がつく。米政府は即座に「ジンバブエ政府は暴力を即時停止し、全党派が選挙に参加できるようにすべきだ」との声明を発表した。



 
 
>TOP

公正な決選投票は不可能 米長官がムガベ体制非難

ジンバブエ野党民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が22日、ムガベ大統領陣営による暴力を理由に27日の大統領選決選投票への不参加を表明したことについて、ライス米国務長官は23日、そうした状況下で「自由、公正または平和的な選挙(決選投票)を行うことは不可能だ」と非難する声明を発表した。

声明はまた「決選投票が成立しなければ、ムガベ体制を正統な政権と見なすことはできない」と述べた。(共同)



 
 
>TOP

野党、被害拡大で撤退迫られる=暴力横行、危機継続も−ジンバブエ大統領選

【ロンドン22日時事】ジンバブエの野党・民主変革運動(MDC)指導者ツァンギライ議長が大統領選決選投票への不参加を決断した。投票日が近づくにつれ政権側の弾圧がエスカレートし、支持者の被害拡大を防ぐため撤退を余儀なくされた形だ。

これにより、ムガベ大統領が自動的に再選される方向だが、各国政府や監視団がプロセスの正当性を認めるかどうかは不明。また、国内は政治暴力のまん延で極度の混乱に陥っており、何らかの国際介入がない限り、今後も危機的な事態が続くのは確実だ。

ムガベ氏は「わたしを辞めさせることができるのは神のみだ」と強硬手段に訴えてでも勝利を獲得する構えを見せており、このまま決選投票に臨んだ場合、MDC側がさらなる犠牲を強いられることは目に見えていた。

今後は「勝利」を手にした政権側が反体制派の一掃に乗りだす恐れもあり、ツァンギライ議長は記者会見で国際社会の即時介入を訴えた。ジンバブエに強い影響力を有し、同国与野党の仲介を担ってきた隣国南アフリカ共和国の出方に焦点が集まっているが、ムベキ・南ア大統領はこれまでムガベ政権に直接圧力を掛けるのを控えており、効果的な役割を果たせるかどうかは不透明だ。(2008/06/23-00:55)



 
 
>TOP

野党指導者、決選投票前に撤退=「国際社会は介入を」−ジンバブエ大統領選

【ロンドン22日時事】ジンバブエからの報道によると、同国野党・民主変革運動(MDC)の指導者ツァンギライ議長(56)は22日記者会見し、27日の大統領選決選投票への不参加を発表した。同議長は、ムガベ大統領(84)陣営による弾圧や暴力が激化している事態を受け、「自由で公正な投票は不可能だ」と理由を述べ、国際社会の介入を求めた。

ツァンギライ議長の決選投票不参加で、1980年の独立以来、権力を握るムガベ大統領が再選されることになり、欧米諸国のムガベ氏批判が一層強まりそうだ。

ジンバブエでは決選投票を控え、野党の勝利阻止を図る大統領陣営が暴力をエスカレート。MDC支持者の被害が増大しており、暴力による死者は少なくとも70人に達していた。

同議長は「ムガベ(大統領)はブレット(弾丸)がバロット(投票)に取って代わったとし、戦争を宣言した」と指摘。「政権によるムガベ勝利の工作が横行、暴力が拡大しており、ジェノサイド(大虐殺)状態になっている」と批判し、国連とアフリカ連合(AU)、南部アフリカ開発共同体(SADC)に介入を求めた。

MDCはこの日、全国執行委員会を開催し、同議長の決選投票参加問題を検討。「委員会では参加すべきだという意見と、断念すべきだとの意見が真っ二つに分かれ、激論になった」(英BBCテレビ)という。しかし、暴力激化への懸念が強く、同議長は結局、不参加を決断した。

3月29日の第一回投票ではツァンギライ議長がムガベ氏を上回る47.9%を得票したが、過半数に届かなかったため決選投票に持ち込まれていた。(2008/06/23-00:25)



 
 
>TOP

ジンバブエ、野党議長がオランダ大使館に避難

2008年06月24日 00:23 発信地:ハーグ/オランダ

【6月24日 AFP】ジンバブエの野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長が、首都ハラレ(Harare)のオランダ大使館に避難した。オランダのマキシム・フェルハーヘン(Minister Maxime Verhagen)外相のBart Rijs報道官が23日、発表した。

同報道官はAFPに対し、「ツァンギライ氏は現在、一時的にハラレのオランダ大使館に避難している」と述べた。

また、「22日にMDCより要請があった。フェルハーヘン外相は、ツァンギライ氏が安全を必要としているのであれば避難を認めようと判断した」と述べた。(c)AFP



 
 
>TOP

国連安保理、ジンバブエ非難で声明 野党弾圧中止求める

【ニューヨーク=松浦肇】国連安全保障理事会は23日、ジンバブエ大統領選でムガベ政権が野党を弾圧しているとされる問題について、同国政府を非難する議長声明を全会一致で採択した。自由で公正な選挙は不可能になったと指摘、27日の決選投票を延期するよう求めた。

安保理は声明でジンバブエの「野党に対する暴力」と「野党が自由に選挙を展開する権利を否定する政府活動」を非難、暴力や政治的な脅迫をやめるよう同国政府に促した。野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が得票率でムガベ大統領を上回った第1回投票の結果を「尊重すべきだ」とした。

潘基文(バン・キムン)国連事務総長も23日、決選投票について「国の分裂を深めるだけだ」と強調、「投票強行を思いとどまるよう強く促す」と表明した。一方、ジンバブエの国連大使は「(選挙は)憲法で定められていること」と語り、決選投票を強行する構えをみせている。(13:24)



 
 
>TOP

2008/06/24-10:20 ジンバブエ非難の声明採択=大統領選延期へ圧力−安保理

【ニューヨーク23日時事】大統領選の決選投票を27日に控えたジンバブエで政府が野党弾圧を強めている問題で、国連安保理は23日、同国政府を非難する議長声明を全会一致で採択した。野党候補不在の決選投票を延期に追い込むため、国際圧力を高める狙いがある。

ただ、ジンバブエの国連大使は採択後、決選投票は日程通り「進められる」と語り、選挙強行の方針を示した。

議長声明は「野党を標的にした一連の暴力」と「自由な選挙活動の権利を否定する政府の行動」を非難。暴力や政治的脅迫、議会権限の制限、野党指導者の拘束を終結させるようジンバブエ政府に求めた。



 
 
>TOP

ジンバブエ:最大野党本部を家宅捜索 60人以上を拘束

【ヨハネスブルク高尾具成】ジンバブエの警察当局は23日、首都ハラレにある最大野党「民主変革運動」(MDC)本部を家宅捜索し、支持者ら60人以上を拘束。MDCのツァンギライ議長は、現地のオランダ大使館に保護を求め駆け込んだ。オランダのメディアによると、議長は亡命申請などはしていないという。

議長の大統領選決選投票不参加表明で、国際社会はムガベ大統領に対する非難を一段と強めているが、大統領は野党への弾圧を緩めず、5選へ向け強行突破を図る姿勢を明確にしている。

ジンバブエ選管は「(ツァンギライ議長からの)正式な不参加表明は受理していない」としている。チナマサ法相は「不参加を書面で選管に提出しない限り、(27日の)決選投票は実施される」とし、書面が提出された場合は「残る候補者が大統領となる」と述べ、ムガベ大統領が自動的に当選するとの認識を示した。

これに対し、「暴力により権力に固執するムガベ政権に未来はないと認識すべきだ」(ミリバンド英外相)、「アフリカの民主主義を最大限に否定する事態」(クシュネル仏外相)など、各国は強い調子でムガベ大統領を非難。米英はジンバブエ情勢の改善に向け国連安保理による緊急会合の開催を要請し、23日にも安保理で討議が行われる予定だ。

毎日新聞 2008年6月23日 23時00分(最終更新 6月24日 0時46分)



 
 
>TOP

ジンバブエ:「決選投票強行やめて」国連安保理が議長声明

【ニューヨーク小倉孝保】国連安全保障理事会は23日、アフリカ南部ジンバブエで27日の大統領選決選投票を前に激化している暴力について同国政府を非難し、決選投票を強行しないよう促す議長声明を採択した。大統領選を巡る一連の混乱で議長声明の採択は初めて。南アフリカや中国は安保理が内政に干渉することに消極的だったが、人権侵害の激化で欧米の主張に抗し切れなくなった。

声明は、ジンバブエ政府が政治的に敵対する人々の自由な選挙運動を否定していることを非難。同政府に対し暴力を停止し、議会の権限規制を解き、拘束した政治指導者の釈放などを求めている。

さらに、決選投票については「暴力が発生し、野党の活動が規制されている現状で自由で公正な選挙は不可能」と強行すべきでないとの考えを示唆したうえで、「(野党候補が最多得票を獲得した)第1回投票の選挙結果を尊重すべきだ」とした。

潘基文(バンギムン)事務総長も23日、安保理協議出席後、記者団に対し、「決選投票を強行すべきでない。強行すれば国の分裂を招くし、結果は信頼性のないものになるだろう」と述べた。

一方、ジンバブエでは23日、警察当局が首都ハラレにある最大野党「民主変革運動」(MDC)本部を家宅捜索し、支持者ら60人以上を拘束。MDCのツァンギライ議長は、ハラレのオランダ大使館に保護を求めて駆け込んだ。

毎日新聞 2008年6月24日 12時01分



 
 
>TOP

ジンバブエ:「決選投票を予定通り強行」政府側

ジンバブエの国連大使は23日、27日に予定されている大統領選の決選投票について「金曜日に行う」と言明、選挙を予定通り強行する方針を示した。

ムガベ大統領の野党側への弾圧を非難し「自由で公正な選挙は不可能」とした国連安全保障理事会の議長声明案採択後、記者団に語った。(ニューヨーク共同)

毎日新聞 2008年6月24日 12時03分



 
 
>TOP

安保理、ジンバブエ政府を非難 議長声明を採択

2008年6月24日11時53分

【ニューヨーク=松下佳世】大統領選の決選投票をめぐって混乱が続くジンバブエ情勢について、国連安全保障理事会は23日、ムガベ大統領が率いる現政権を非難する議長声明を採択した。安保理がこの問題で一致して行動するのは初めて。

27日に予定される決選投票を前に、ムガベ大統領陣営による弾圧で野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長が参加を取りやめ、オランダ大使館に保護を求めるなど混乱が広がっている。

声明は「野党に対する一連の暴力行為により、大勢の政治活動家や国民が殺されたことを非難する」と言明。その上で政府に対し、「暴力と政治的威嚇の停止や、集会の権利に対する規制の撤廃、拘束した政治指導者の釈放」などを求めた。また、決選投票について「自由で公正な実施は不可能だ」と主張。議長が得票率で大統領を上回った3月の第1回投票の結果を尊重するよう求めた。

これに対してジンバブエの国連大使は、投票を決行する考えを示した。

潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長も23日、記者団に「このような条件下で開かれる決選投票はあらゆる合法性を欠くものだ」と述べ、投票延期を求めた。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選で公正な決選投票は不可能=国連安保理

2008年6月24日

[国連 23日 ロイター] 国連安全保障理事会は23日、暴力や野党への規制により、ジンバブエで自由かつ公正な大統領選決選投票を行うのは不可能だとする議長声明を採択した。安保理がジンバブエについて正式な行動をとるのはこれが初めて。

この非拘束の声明は全会一致で採択された。これは、議長声明が、ジンバブエの危機についてこれまで安保理が協議することに反対してきた南アフリカや中国、ロシアの支持を得ていることを意味する。

声明は「暴力や野党への規制によって、6月27日に自由で公正な選挙を行うことが不可能になったのは遺憾だ」とした。

一方、ジンバブエの国連特使は、議長声明にかかわらず、投票は行われると述べた。



 
 
>TOP

ジンバブエ野党指導者、オランダ大使館に

【ロンドン=岐部秀光】オランダ外務省は23日、アフリカ南部ジンバブエ野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が同国首都ハラレにあるオランダ大使館に自身の安全を求めて逃れていることを明らかにした。議長は前日、27日に予定される大統領選挙決選投票への参加取りやめを表明したばかり。

ロイター通信によると議長は22日からオランダ大使館に滞在しているが、政治的亡命を求めているわけではないという。オランダのフェルハーヘン外相が議長の身の安全を保証すると伝えた。

一方、与党側は23日、野党側が不参加でも決選投票を予定通り行う方針を表明した。ムガベ大統領の支配継続の合法性を強調する目的とみられる。欧米諸国はムガベ政権への制裁強化の検討に入っており対立が深まりそうだ。(02:02)



 
 
>TOP

ジンバブエ情勢、ジェノサイドの可能性も 英上院議員

* 2008年06月24日 15:13 発信地:ロンドン/英国

【6月24日 AFP】大統領選の決選投票を控え、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領側による弾圧が懸念されているジンバブエについて、元ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表のパディ・アッシュダウン(Paddy Ashdown)氏は24日に発表されたインタビューの中で、このままではジェノサイドも起こりうる可能性があり、その場合には軍事介入も選択肢の1つだと指摘した。

アッシュダウン氏は英タイムズ(The Times)紙に対し、1993年のルワンダでのジェノサイドに言及し、「ジンバブエ情勢は悪化し、ルワンダのようにジェノサイドが発生する可能性がある」と指摘した。

さらに、ジェノサイドが発生する状況に陥った場合には軍事介入を行うことも選択肢の1つで、その際には、ジンバブエの旧宗主国である英国は「きわどい役割」を果たさなければいけないと語った。

アッシュダウン氏は、英自由民主党の元党首で、アフガニスタンへの国連特使の候補者にも名前が挙がったことがある人物で、現在は英上院議員を務めている。(c)AFP



 
 
>TOP

日本政府、ジンバブエ政治情勢を非難

* 2008年06月24日 23:27 発信地:東京

【6月24日 AFP】ジンバブエで発生している政治的暴力に関し、高村正彦(Masahiko Komura)外相は24日、明確に非難する姿勢を示し、週末に京都で開催される主要8か国(G8)外相会議で議題に挙がるだろうと述べた。

高村外相は、ジンバブエの大統領選について触れ、政治的暴力の影響で野党候補が出馬を断念させられるような状況が許されるべきではないと述べ、国際社会に対し、異議の姿勢を鮮明に示すよう呼び掛けた。

また26-27日に京都で開催されるG8外相会議で、ジンバブエ情勢が議題として取り上げられることに期待を見せ、閉会時の総括でジンバブエについて言及することも可能だろうと述べた。

高村外相によると、G8外相会議では核不拡散や平和構築政策について主に協議される予定。(c)AFP



 
 
>TOP

アフリカ南部の首脳、25日にジンバブエ情勢を協議=タンザニア

2008年6月25日

[ナイロビ 25日 ロイター] アフリカ南部の首脳が、25日にスワジランドの首都ムババーネで混迷するジンバブエ情勢について協議する。タンザニア政府の声明で明らかになった。

協議は、南部アフリカ開発共同体(SADC)の呼びかけによるもの。

ロイターが入手したタンザニア政府の声明によると、タンザニア、アンゴラ、スワジランド各国の首脳のほか、SADCの議長であるムワナワサ・ザンビア大統領、ムベキ南アフリカ大統領も出席する予定。

ジンバブエ問題をめぐっては、国連安全保障理事会が23日に野党勢力に対する暴力行為を非難し、自由かつ公正な大統領選決選投票を行うのは不可能とする議長声明を採択したが、ムガベ大統領はこれを事実上無視する姿勢をみせている。



 
 
>TOP

大統領選強行実施へ 国際社会から孤立必至 ジンバブエ

2008年6月26日23時33分

【ヨハネスブルク=井上道夫】アフリカ南部ジンバブエのムガベ大統領(84)は、27日の大統領選決選投票を強行する構えだ。野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)はムガベ政権による弾圧を理由に決選投票不参加を決めており、同大統領の「当選」は確実な情勢。国際社会からの批判が強まる中、最後まで投票実施への強硬姿勢を崩さなかった同大統領の孤立化は避けられない。

AFP通信によると、在ジンバブエ・オランダ大使館に避難している同議長は26日、英BBC放送に対し「ムガベ大統領は自分自身を破滅させている。たとえ『勝利宣言』をしても、それは究極の失敗にほかならない」と述べ、決選投票の正当性を否定した。

国際社会から激しく非難されているムガベ大統領は「政府は誰とでも話し合うが、その前に法的プロセスを完遂しなければならない」とし、決選投票を中止や延期する意思がないことを示している。



 
 
>TOP

ムガベ大統領のナイト剥奪 英女王、弾圧に抗議

2008年6月26日10時46分

【ロンドン=土佐茂生】英国のエリザベス女王は25日、ジンバブエのムガベ大統領に94年に与えた名誉ナイト爵位を剥奪(はくだつ)した。27日に予定される同国大統領選の決選投票を前に、野党側への弾圧を強めるムガベ大統領に対する「強い抗議の象徴」(英外務省)として決めた。

ムガベ大統領には、反植民地闘争の英雄として、当時のメージャー首相から爵位が授与された。ミリバンド外相が取り消すよう建議し、女王が認めた。かつての宗主国英国は、国際社会の先頭に立って大統領を批判し続けている。

ブラウン首相は同日、英国発祥で、旧植民地などで盛んなスポーツ、クリケットのジンバブエ代表チームが来年から、試合で英国に入国することを禁止する、と表明した。



 
 
>TOP

米大統領、ジンバブエに自由で公正な選挙を要求

【ワシントン=弟子丸幸子】ブッシュ米大統領は25日、アフリカ南部ジンバブエで27日に予定する大統領選の決選投票で、ムガベ大統領が野党候補を出馬取りやめに追い込んだことに触れ「ムガベ政権は国民をおびえさせている。このままではまがい物の選挙になる」と強く批判し、自由で公正な選挙の実施を求めた。

国連安全保障理事会のメンバーとホワイトハウスで会談して語った。大統領は安保理が先に全会一致で採択したジンバブエへの非難声明を高く評価。アフリカ連合(AU)にも、選挙結果を正当と認めないよう要請する方針を示した。ジンバブエは北朝鮮やイランと並ぶ「非民主的国家」として大統領が一般教書演説で名指しした5カ国の1つ。(13:02)



 
 
>TOP

ジンバブエ 野党不在の大統領決選投票始まる

2008.6.27 21:47

英BBC放送などによると、アフリカ南部のジンバブエで27日、大統領選の決選投票が始まった。有権者の出足は3月の第1回投票に比べて鈍いという。最大野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)がムガベ政権による弾圧で出馬辞退に追い込まれており、独裁体制の維持をもくろむムガベ大統領(84)の当選はすでに決まっている。

ムガベ政権は暴力と脅しで有権者に投票を強制しており、野党支持者は手を焼かれたり、足を切り落とされるなどの弾圧を受けている。現地のオランダ大使館に避難している同議長は英メディアに「命を守るためならムガベ大統領に投票しなさい。もし得票率が90%を超えたとしても、イラクのサダム・フセイン元大統領の99%と同じことだ」と語った。(ロンドン 木村正人)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、投票始まる ムガベ氏「当選」確実

2008年6月27日23時8分

【ヨハネスブルク=井上道夫】アフリカ南部ジンバブエで27日、大統領選(任期5年)の決選投票が始まった。野党候補はムガベ政権による弾圧を理由に参加していないため、現職候補ムガベ氏(84)の5期目の「当選」が確実になっている。

野党や国際社会は「公正な選挙ではない」として決選投票の正当性を認めていないが、ムガベ氏は国民に選ばれたという既成事実を作り、批判をはねつける構えだ。

ジンバブエからの報道によると、投票は予定通り同日早朝から始まった。ムガベ氏陣営によって同氏への投票を強制されている市民もいるという。野党支持者による暴動などの情報は入っていない。

AFP通信によると、立候補の取りやめを22日に表明した野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)は27日午前、投票実施について「恥ずべきことであり、ムガベ大統領にもたらされる勝利には意味がない」と述べた。

一方、自身への票を投じるために投票所を訪れたムガベ氏は選挙の見通しについて「楽観的だ」と報道陣に語った。同氏は選挙演説で「我々は法に従い選挙を実行する。我々の選挙を支配できる国はない」と主張していた。

3月の第1回投票ではツァンギライ議長が得票率47.9%でムガベ氏の43.2%を上回ったが、ムガベ政権の影響下にあるとされる選挙管理委員会は「双方とも当選に必要な過半数に届いていない」とし、決選投票に持ち込まれた。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票実施

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエで27日、大統領選挙の決選投票が現職ムガベ氏の対立候補不在のまま行われた。1980年から政権の座にあるムガベ氏の再選(任期5年)が投票締め切り後、すぐに発表される見通し。

警察による野党支持者への暴力や脅迫を背景に野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は22日、選挙戦からの撤退を発表したが、同議長の名も投票用紙には記載されているという。

AP通信によると同議長は支持者あてのメッセージで「投票結果は民意を反映しておらず無意味だ」と指摘した。(27日 23:02)



 
 
>TOP

「投票強要」と野党が批判 ジンバブエ大統領選

2008.6.28 11:50

ジンバブエ大統領選の決選投票は27日夜、締め切られ、選挙戦からの撤退を表明していた野党の民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は同日の記者会見で「国民は大がかりな脅迫によって投票を強要された」とムガベ大統領を批判した。

現地の選挙監視グループなどによると、ムガベ氏派とみられる集落の有力者らが住民に投票を強要したり、投票者の名前や投票用紙の通し番号を書きとめたりしたとの情報があるという。

MDCは支持者に対し、身の危険がない限り、投票をやめるよう呼びかけた。ロイター通信によると、3月実施の第1回投票に比べて投票率は低いとみられるが、国営テレビは長い行列をつくる投票所の映像を流し、有権者がMDCの要請を無視したと伝えた。(共同)



 
 
>TOP

2008/06/28-19:58 ムガベ大統領「勝利宣言」へ=収拾策急務、周辺国に期待−ジンバブエ

【ロンドン28日時事】27日に強行されたジンバブエ大統領選決選投票は28日、開票が進められ、唯一の候補であるムガベ大統領が近く「勝利宣言」する見通しだ。今後は各国の対応が焦点となるが、米英などは投票結果を認めない方針を既に表明。アフリカ諸国も介入姿勢を強めており、高まる国際圧力を受けて同大統領が何らかの譲歩に動くか、注目される。

報道によると、28日付のジンバブエ政府系紙ヘラルドは、選挙は「平和裏に」行われ、投票率も「過去最高の可能性がある」と指摘。しかし、ムガベ大統領への投票を強要されたとする住民の声が多数伝えられ、「公正で自由な選挙が行われる状況ではなかった」(国連安保理声明)のは確か。出馬を取りやめたツァンギライ民主変革運動(MDC)議長は「大規模な脅迫の中での権力行使だ」と厳しく非難した。

投票強行を受け、ミリバンド英外相は「『新政府』に正統性はない」と一蹴(いっしゅう)。ライス米国務長官も「(状況は)受け入れられない」と批判した。

ただ、ムガベ大統領と対立関係にある欧米諸国の打つ手は限られるため、対ジンバブエで影響力の大きいアフリカ諸国の役割が注視される。ムベキ南アフリカ共和国大統領が、野党との連立政権樹立に向けて水面下で説得を続けているとされるほか、30日にはエジプトでアフリカ連合(AU)首脳会議が開幕し、ムガベ大統領も出席する予定。権力維持に執念を燃やす同大統領に対し、アフリカ諸国が示す対応に事態打開への期待が強まっている。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選「自由、公正ない」 国連安保理が声明

【ニューヨーク=中前博之】アフリカ南部ジンバブエで大統領選挙の決選投票が現職の対立候補不在のまま強行されたのを受け、国連安全保障理事会は27日、「自由で公正な条件が存在しないまま選挙が実施されたことに、深い遺憾を覚える」とする報道向け声明を出した。

米英仏などは「選挙結果に正統性はない」と断定する声明を目指したが、南アフリカが「安保理に選挙の正統性を判断する権限はない」と反論。結局、批判色を薄めた内容で妥協した。

米国のハリルザド国連大使は同日、対ジンバブエ制裁決議案に言及し、「既に数カ国と議論を始めている」と述べた。安保理筋によると、欧米側はアフリカ連合(AU)による対応を待って、来週にも決議案を安保理に提示する見通し。(28日 14:19)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選、決選投票締め切り

【ロンドン=岐部秀光】AP通信などによると、アフリカ南部ジンバブエで行われた大統領選挙の決選投票が27日夜(日本時間28日未明)締め切られた。「公正な選挙が期待できない」として野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が撤退。投票は現職ムガベ氏の対立候補不在のまま強行されたが、この日も市民への脅迫が各地で報告された。

欧米諸国は選挙手続きが民主的でないと批判を強めているが、ムガベ氏は任期5年の再選を近く発表する見通し。同氏は首都ハラレで投票後「非常に前向きな気分だ」と記者団に語ったという。

与党側は「広い国民の支持を受けての再選」を演出するため、市民に投票所に向かうよう圧力をかけたもよう。ツァンギライ氏も支持者に、今回の投票では自分たちの身の安全を優先するよう呼びかけていた。各地での投票率が焦点となるが、欧米諸国はムガベ氏の影響下にある選挙管理委員会の発表の信頼性は極めて低いとみている。(14:02)



 
 
>TOP

ジンバブエ国営TV、ムガベ大統領の「勝利宣言」放送

(CNN) 27日に野党勢力や国際社会の反対を押し切って強行されたジンバブエ大統領選の決選投票について、同国の国営テレビは29日、現職ムガベ大統領が勝利宣言するもようを放送した。

国営テレビの映像によると、ムガベ大統領は妻の親族の葬儀の席上で、首都ハラレ全体と、その他多数の選挙区で勝利したと明言。圧勝の理由は不明だとしている。

選管は29日中に、 選管本部で決選投票の結果を発表する予定。南部アフリカ開発共同体(SADC)の選挙監視スタッフは「許し難い高レベルの暴力」があったと指摘し、投票の信頼性に疑問を呈している。



 
 
>TOP

ムガベ氏、公式に勝利宣言へ ジンバブエ大統領選

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると同国で27日、対立候補不在のまま投票が行われた大統領選挙の決選投票で、現職ムガベ氏は29日にも公式に勝利宣言する。選挙は「公正でない」と各国から批判を浴びたが、ムガベ氏は手続きの合法性を強調。30日からエジプトで開くアフリカ連合(AU)首脳会議に「民意を受けた正式な指導者」として出席する構えだ。

ムガベ氏は28日夜、親族の葬儀に出席し「あなたがたの投票の結果、圧勝した」と述べた。3月末の第1回投票では首都ハラレの26選挙区中25選挙区が野党支持だったが、今回はすべてが大統領支持にまわったと説明したという。

決選投票は、警察による野党支持者への暴力や脅迫を背景に野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長が直前に出馬を断念した。ただ当局はこれを認めず用紙にも議長の名が記されていた。第一回投票ではツァンギライ氏の得票がムガベ氏を上回っていた。 (19:59)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:決選投票を非難 ブッシュ米大統領「国連、制裁措置を」

【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領は28日、ジンバブエ情勢について緊急声明を発表し、ムガベ大統領が強行した大統領選決選投票を「見せ掛けの選挙」と非難した。

また、国連で厳しい制裁措置を実施するよう求めた。

大統領は、決選投票強行について「ジンバブエ国民の意思を無視した」と非難し、国務、財務両長官に、制裁措置を検討するよう指示。

「米国は国連に対し武器禁輸や政府当局者の渡航禁止を含む強硬な措置をとるよう要請する」と強調した。

毎日新聞 2008年6月29日 東京朝刊



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:決選投票、開票が本格化

【ヨハネスブルク支局】アフリカ南部ジンバブエの大統領選決選投票は終了し、28日、開票作業が本格化した。選挙直前に最大野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ議長(56)が撤退を表明し、現職のムガベ大統領(84)の「再選」がほぼ確定している。

選挙はツァンギライ議長の撤退を選管が受け付けず、形式上、ムガベ大統領との二者択一となった。だが、野党支持者の多くが投票を棄権した。自宅でテレビ中継を見守る家庭も多かった模様だ。

政府は「選挙は自由で公正に実施された」と発表。決選投票は得票率に関係なく最多得票者が当選し、数日中にも開票結果が明らかになる予定だ。

毎日新聞 2008年6月29日 東京朝刊



 
 
>TOP

ムガベ大統領「当選」宣言 ジンバブエ

2008.6.29 19:09

【ロンドン=木村正人】アフリカ南部ジンバブエの大統領選で、ムガベ大統領(84)は29日、「われわれは大勝利を収めた」と「当選」を宣言。激しい野党弾圧で、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)が出馬を断念し、ムガベ政権は27日に大統領選の決選投票を強行した。1980年の独立以来、独裁体制を築いてきたムガベ氏は5期目に入る。

英BBC放送によると、ムガベ氏は国営放送で「MDCの地盤でも圧倒的な強さを見せた」と勝利を宣言。直ちに大統領就任式を行う。選挙管理委員会から開票結果はまだ公表されていない。

欧米の選挙監視団は入国を拒否され、近隣アフリカ諸国の200〜300人が監視活動を実施したが、投票用紙にはムガベ、ツァンギライ両氏の顔写真と名前が掲載され、事前にムガベ氏の欄にチェックが入った用紙を渡された人もいた。

有権者は「退役軍人に監視されている。ムガベ大統領に投票しなければ、土地を奪われ、ひどい目に合わされる」などと話した。

ムガベ氏は30日、エジプトでのアフリカ連合(AU)首脳会議に出席、政権の正当性を強調するとみられる。

AU内には、欧米の求める制裁強化に慎重な見方が強いが、ケニアのオディンガ首相らが「アフリカ大陸から独裁をなくすために結束するときが来た」とジンバブエへのAU部隊派遣を主張するなど、支持を失いつつある。



 
 
>TOP

2008/06/30-10:01 ムガベ大統領の当選を発表=ジンバブエ

【ハラレ29日AFP=時事】ジンバブエの選挙管理委員会は29日、27日に実施された同国の大統領選決選投票で、ムガベ大統領(84=写真)が圧倒的多数で当選したと発表した。しかし、今回の選挙に関しては、国際社会から不公正な選挙だとの非難の声が高まっている。

3月の第1回投票でムガベ氏を上回る票を得た野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は22日、支持者への暴力などを挙げて、公正な選挙が期待できないとして出馬取り消しを表明した。決選投票の得票数はムガベ氏が約215万票、まだ投票用紙に名前が残っていた同議長は約23万票だった。

この結果を受け、ムガベ大統領が1980年の独立以来、同国の権力を掌握し続けることが確実になった。

ムガベ氏は選挙延期を求める国際社会の声を無視して選挙を強行した。欧米諸国の多くは選挙はごまかしだと非難し、アフリカ諸国からもムガベ氏がツァンギライ議長が出馬を取り消したにもかかわらず、実質的に候補者が1人の選挙を行ったことに対する批判が高まっている。 〔AFP=時事〕



 
 
>TOP

2008/06/30-06:10 対立勢力との対話模索=野党、投票結果の不承認要請−ジンバブエ大統領

【ロンドン29日時事】ジンバブエからの報道によると、大統領選決選投票で5選を決めたムガベ大統領は29日、就任式典の演説で「違いを最小化し、団結と協力を促進するため、すぐにでも各政党と対話したい」と述べ、混乱打開に向け、対立勢力との対話を模索する考えを表明した。

ロイター通信によると、野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長はこれに対し、30日にエジプトで開かれるアフリカ連合(AU)首脳会議で、投票結果を承認しないよう求めると言明。AUが仲介すれば、ムガベ政権との対話に臨む意向を示した。



 
 
>TOP

2008/06/30-20:58 ジンバブエ危機を協議=アフリカ首脳会議始まる−エジプト

【カイロ30日時事】アフリカ連合(AU)首脳会議が30日、エジプト・シナイ半島の保養地シャルムエルシェイクで2日間の日程で開幕した。ジンバブエのムガベ大統領が不正に対する内外の批判を無視して大統領選挙の決選投票を強行した問題も議題になるとみられ、実効性のある打開策を打ち出せるかどうかが焦点となる。



 
 
>TOP

2008/06/30-13:10 アフリカの指導者はもはやムガベ政権を受け入れまい=英首相

【ワシントン29日AFP=時事】ブラウン英首相は29日放映された米CNNテレビとのインタビューで、アフリカ諸国の政府にはもはや、ジンバブエの弾圧的な政権を容認する用意はないと語った。ブラウン首相のインタビューは、ジンバブエで対立候補不在のまま大統領選決選投票が実施され、勝利した現職のムガベ氏が同日、大統領に就任したのに合わせて放映された。(写真は首都ハラレで慌ただしく就任宣誓するムガベ・ジンバブエ大統領=中央)

ブラウン首相はその中で、「この数カ月間で根本的に変わったのは、アフリカの指導者にはもはや、弾圧的な政権を受け入れる用意がないということだ。この政権は野党を脅し、公正で自由な選挙の実施を認めていない」と述べた。対立候補不在のままの決選投票強行に対しては、世界各地で非合法だとの非難の声が上がっている。

同首相はさらに、「何人かのアフリカの有力指導者は声明を出し、これはもはや容認できないし、アフリカの名声やアフリカの民主主義の名声がこのように傷つけられるのを傍観することはできないとの立場をはっきりさせている」と指摘した。

ムガベ氏は大統領府で大統領就任の宣誓をした後、国民の団結を訴えた。野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は、支持者への脅迫や暴力が続いたため、決選投票への出馬を取りやめた。ただ、投票用紙には名前は残されていた。 〔AFP=時事〕



 
 
>TOP

2008/06/30-01:10 ムガベ大統領が5選、就任式強行=国際社会の反発必至−ジンバブエ

【ロンドン29日時事】ジンバブエ選挙管理委員会は29日、同国で27日に実施された大統領選決選投票の結果、ムガベ大統領(84)が85.51%の票を獲得し、大差で勝利したと発表した。これを受け、ムガベ氏は大統領就任式典を強行し、「大統領府で国のために誠実に尽くす」と勝利を宣言した。

欧米諸国は投票結果を認めない方針を既に示しており、5選の既成事実化に国際的な批判が強まるのは必至の情勢だ。

野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長は、支持者への脅迫や暴力が続いたため、出馬を取りやめたものの、投票用紙には名前が残っており、得票率は10%未満にとどまった。同議長は、招待された就任式典への出席を拒否した。

アフリカ連合(AU)の全アフリカ議会が派遣した選挙監視団の責任者は、投票では「自由も公正さもなかった。政治情勢は敵意に満ちあふれ一触即発だ」と述べ、投票の正当性に疑問を呈した。



 
 
>TOP

ムガベ大統領「5選」、就任式強行 国際社会は批判

2008年6月30日1時15分

【ヨハネスブルク=井上道夫】ジンバブエ大統領選の決選投票で、同国選挙管理委員会は29日午後(日本時間同日深夜)、ムガベ大統領(84)の5期目の当選を発表した。しかしアフリカ連合(AU)の選挙監視団は同日、決選投票の正当性を否定し、選挙の再実施を要求。欧米諸国も経済制裁などの圧力を強める構えで、ジンバブエの国際的な孤立がさらに深まっている。

AFP通信などが報じた選管の発表によると、ムガベ氏は215万票を獲得。立候補を取りやめていた野党・民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)は23万票だった。ムガベ氏の得票は3月の第1回投票から倍増した。投票率は42.3%だった。

当選発表を受け、ムガベ氏は同日午後、首都ハラレで就任式を行った。ムガベ氏の新たな任期は5年。

これに対し、MDCの広報担当者は29日、米CNNに対し、「選挙はムガベ政権によるいんちきの連続で、当選も決まっていた」と述べ、結果を受け入れない考えを示した。

現地からの報道では、AUの「汎アフリカ議会」の選挙監視団は29日、首都ハラレで記者会見し、決選投票を「選挙戦で脅しや暴力、誘拐や殺人が横行した」「自由、公正で信頼できる選挙が実施できる状況になかった」と批判。正常な選挙を再実施するための条件を早急に整えるよう、同国政府に要請した。

決選投票をめぐっては、国連安全保障理事会が23日と27日に非難声明を相次いで採択。またブッシュ米大統領は28日、「偽りの選挙だ」とする声明を発表し、大統領や支持派への新たな制裁措置を表明するなど、国際社会の非難は高まる一方だ。しかしムガベ政権はこうした声を無視する一方、隣国・南アフリカのムベキ大統領による仲介もはねつけて、投票を強行した。

AUは30日にエジプトで開幕する首脳会議で、この問題を協議する見通し。出席が予定されるムガベ大統領を説得し、何らかの譲歩を引き出すことができるかが注目される。

アフリカ諸国からは、「AUは部隊派遣で介入すべきだ」(ケニアのオディンガ首相)と武力を伴う強硬手段を求める意見や、「これまでの成り行きを見れば、制裁強化は効果的ではない。政府と野党の連立政権発足を働きかけるべきだ」(リビアのトレイキ・アフリカ担当相)などの意見が出ているという。

AFP通信によると、ノーベル平和賞受賞者の南アフリカのツツ元大主教は、「アフリカの首脳はムガベ氏には正当性がないと一致して言うべきだ」と、AUがこの問題で結束するよう訴えている。



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領、野党と対話に意欲 選挙監視団は批判

【ロンドン=欧州総局】アフリカ南部ジンバブエの大統領選挙決選投票で勝利を宣言した現職ムガベ氏が29日、大統領就任式典でスピーチし、野党側との「真剣な話し合い」に意欲を示した。AP通信が伝えた。一方、ロイター通信によると周辺国の選挙監視団は同日、「選挙は民意を反映していない」として、対立候補が不在のまま実施された今回の決選投票を批判した。

ムガベ氏はジンバブエ選挙管理委員会が同氏の勝利を発表したことを受け就任式典を強行した。

これに対し、ジンバブエを含むアフリカ南部14カ国が加盟する南部アフリカ開発共同体(SADC)の選挙監視チームは、今回の投票が「民主的な選挙運営を規定した地域の基準に沿っていない」と非難。野党候補のツァンギライ氏が政権側による野党支持者への暴力行為によって選挙戦から撤退したことを理由に挙げた。(12:02)



 
 
>TOP

ムガベ氏、大統領就任式を強行 ジンバブエ

【ロンドン=岐部秀光】アフリカ南部ジンバブエからの報道によると、同国で27日に対立候補不在のまま投票が行われた大統領選挙の決選投票で、現職ムガベ氏が29日、勝利宣言した。同国の選挙管理委員会も同氏の勝利を発表。任期5年5期目の就任式典を同日強行した。30日からエジプトで開くアフリカ連合(AU)首脳会議に「正式な指導者」として出席する。

選挙は「公正でない」と各国から批判を浴びたが、ムガベ氏は手続きの合法性を強調している。全アフリカ議会が送った選挙監視団も29日までに「自由で公正な投票ではなかった」と指摘した。 (00:30)



 
 
>TOP

アフリカ連合首脳会議が開幕 ジンバブエ情勢など協議

【カイロ=安部健太郎】アフリカ連合(AU)の首脳会議が30日、エジプトのシナイ半島の保養地シャルムエルシェイクで開幕した。2日間の日程で、前日に再選を宣言したジンバブエのムガベ大統領も参加。野党弾圧で不当な大統領選だったと批判されているジンバブエ情勢に関して、AU議長のタンザニアのキクウェテ大統領は「国際社会は南部アフリカ開発共同体(SADC)諸国とともに解決策を見いだしてほしい」と述べ、欧米諸国などとも協議を進める必要性を指摘した。(30日 21:30)



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:米は制裁強化へ AU選挙監視団「自由、公正さない」

【ヨハネスブルク支局】アフリカ南部ジンバブエの大統領選は29日、現職のムガベ大統領(84)が当選を決め、第1回投票(3月29日)から3カ月を経て一応の決着をみた。しかし選挙戦を通じての野党への激しい弾圧で、欧米ではムガベ氏への非難が一層高まり、国際社会でのジンバブエの孤立が深まるのは必至。30日にムガベ氏も出席してエジプトで開かれるアフリカ連合(AU)首脳会議では、ジンバブエ情勢の打開策が検討される見込みで、その結果が注目される。

来日中の潘基文(バンギムン)国連事務総長は30日声明を発表し、「国民の本当の意思を反映したものではない」と、ムガベ氏当選という選挙結果に強い疑問を呈した。ブッシュ米大統領は選挙を「まやかし」と非難し単独制裁を強化する姿勢を示した。ライス国務長官は国連安保理に制裁決議案提案の方針を示し、29日には北京で「国際社会が行動すべき時だ」と訴えた。

これに対し中国の楊潔〓(ようけつち)外相は「状況は安定に向かっている」と制裁強化に消極的で、大統領と野党との対話による解決を求めた。

アフリカ域内でも、批判が強まっている。AUが派遣した全アフリカ会議の選挙監視団代表は「自由も公正さもない」と言明。南アフリカのツツ元大主教やケニアのオディンガ首相は、ジンバブエへのAUや国連部隊派遣を提案している。

ジンバブエでは、野党支持者らに、選挙終了への安堵(あんど)感など、複雑な心情が広がっている。選挙戦で野党発表で90人前後が殺され、20万人の国内避難民を生んだ。野党支持の女性は「ほっとした。圧政が続き、経済環境は厳しくなるが、殺し合いのない平和はそれ以上に尊い」と語った。

一方、国内には「西側諸国と対等に渡りあえるのはムガベ氏しかいない」(50代男性)などと、大統領に根強い人気があるのも事実だ。

毎日新聞 2008年6月30日 東京夕刊



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:ムガベ氏5選、就任宣言 暴行・復讐、恐怖渦巻く

◇野党のTシャツ、持っていただけで殺害

◇水が流れるコンクリ床、下着姿で拘置

【ヨハネスブルク支局】ムガベ大統領が一方的に就任宣言したアフリカ南部・ジンバブエでは、大統領派による暴行や拷問の実態が次第に明らかになっており、投票を拒否した野党支持者が復讐(ふくしゅう)におびえている。経済破綻(はたん)によるインフレも激化しており、国民の苦難は増す一方だ。

現地の情報によると、ここ2週間で野党支持者に対する暴力が激化しており、ハラレ中心部に近い貧民街「ムバリ」で今月中旬、最大野党「民主変革運動」のTシャツを持っていただけで男性3人、女性2人が殺害された。同党のツァンギライ議長の生家に近い中部ザカでは、大統領派が同党事務所を急襲。1人を銃殺、数人を負傷させた。住民の一部は国外へ避難を始めた。

「国家反逆罪」などで今月末まで約2週間拘束された同党のビティ事務局長について、野党関係者は「水の流れるコンクリートの床で下着だけで拘置されていた」と証言した。事務局長は神経が衰弱状態にあるという。

選挙での不正も報告されている。地方都市では番号付きの投票用紙が配られ、投票者が特定された。「身を守るため白票を投じたが、特定される恐れがある」(地方都市の30代男性)との懸念が広がる。投票終了後は、二重投票を防ぐ名目で投票者の左手指にインキが付けられたが、このインキがない住民が“ 反逆者”として狙い撃ちされる恐れもある。既に「仕事で投票できなかったのに与党関係者に追及を受けた」(ハラレ、50代男性)との証言もある。

大統領の失政による経済破綻に欧米の制裁が拍車をかけており、年率16万%といわれるインフレはさらに激化している。先月からは政府が農業関係者への決済用に使っていた500億ジンバブエドル(約500円)と250億ジンバブエドル(約250円)の「特別農業用小切手」が紙幣として利用され始めた。

パン1斤100億ジンバブエドルなど、日用品も異常な価格になっているが、1日当たりの現金引き出しは250億ジンバブエドルに制限され、市民は紙幣が確保できない状態だ。

ブッシュ米大統領が28日、国連安保理での制裁を求めるなど、国際社会は態度を硬化させている。一方、南部アフリカ開発共同体(SADC)の仲介役、南アフリカのムベキ大統領は制裁を嫌い、与野党の連立政権を模索している。ムガベ大統領は30日、エジプトで開幕するアフリカ連合(AU)首脳会議に出席予定で対応が注目される。

毎日新聞 2008年6月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

ジンバブエ大統領選:ムガベ氏が215万票獲得、大差の「勝利」

【ヨハネスブルク支局】ジンバブエのムガベ大統領は29日、欧米諸国の非難にもかかわらず、就任式を開き、5期目の大統領をつとめるとの宣誓を行った。これで大統領は80年以来一貫して権力の座に居座り続けることになる。国連安保理議長国の米国は30日から安保理で制裁を議論するとしており、ジンバブエの国際的孤立は一層深まる。

ロイター通信などによると、選管発表で投票率は約42%。ムガベ大統領の得票は約215万票で、最大野党「民主変革運動」のツァンギライ議長は約23万票と大差の「勝利」となった。議長は大統領派による暴力を理由に決選投票からの撤退を表明したが、大統領は撤退を認めず、2候補による決選投票を形式的に行った。

毎日新聞 2008年6月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

国連総長が批判声明 ジンバブエ・ムガベ大統領の「当選」

2008.6.30 12:21

ジンバブエのムガベ大統領が大統領選決選投票を強行し「当選」を決めたことについて、国連の潘基文事務総長は30日、選挙の「結果はジンバブエ国民の真の意思を反映していない」と批判する声明を発表した。

一方で声明は「暴力と威嚇を終わらせるための政治的解決に向けた双方の取り組みを奨励する」として、野党の民主変革運動(MDC)に対するムガベ氏の対話呼び掛けを歓迎した。(共同)



 
 
>TOP

独裁ムガベ氏「5選」 ジンバブエ大統領選

2008.6.30 00:37

【ロンドン=木村正人】アフリカ南部ジンバブエの選挙管理委員会は29日、大統領選の結果、ムガベ大統領(84)=写真=が当選したと発表。大統領も「われわれは大勝利を収めた」と宣言し、就任式を行った。激しい野党弾圧で民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(56)が撤退を宣言したが、ムガベ政権は大統領選決選投票を強行した。

1980年の独立以来、独裁体制を敷くムガベ氏は5選目。ムガベ氏は国営放送で「MDCの地盤でも圧倒的な強さを見せた」と述べた。選管によると、ムガベ氏215万269票▽ツァンギライ氏23万3000票▽無効13万1481票。投票率は42・37%だった。

近隣アフリカ諸国の200〜300人が選挙監視活動を実施したが、投票用紙にはムガベ、ツァンギライ両氏の顔写真と名前が掲載され、事前にムガベ氏の欄にチェックが入った用紙を渡された人もいた。有権者は「ムガベ大統領に投票しなければ、土地を奪われ、ひどい目に合わされる」などと話していた。

ムガベ氏は30日、エジプトでのアフリカ連合(AU)首脳会議に出席、政権の正当性を強調するとみられるが、ケニアのオディンガ首相が「アフリカ大陸から独裁をなくすために結束するときが来た」とジンバブエへのAU部隊派遣を主張するなど、支持を失いつつある。



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

UP:2007 REV:
アフリカ  ◇世界
TOP HOME (http://www.arsvi.com)