米の平均寿命、世界42位に後退 健康保険の不備が影響
2007.08.14
Web posted at: 14:44 JST - AP
ワシントン(AP) 平均寿命の国別比較で、米国が数十年にわたって順位を下げ続け、42位になったことがこのほど、国内外の調査で判明した。
統計局などの調査によると、04年に米国で生まれた赤ちゃんの平均寿命は77.9歳。これは、国際比較では42位で、20年前の11位から大きく順位を落としている。
専門家は、健康保険に入っていない国民が4500万人に上っていることを主要な原因として指摘。さらに、肥満成人の比率の高さや、不摂生をしやすい社会環境、人種による格差、1歳未満児の死亡率の高さなどを要因にあげている。
平均寿命が最も長いのは、フランスとスペインのピレネー山脈にある小国アンドラ(83.5歳)で、日本、マカオ、サンマリノ、シンガポールが続いている。
反対に短い国々は、エイズウィルスの感染拡大や内戦などの問題を抱える、サハラ砂漠以南のアフリカに集中。最短はスワジランド(34.1歳)で、ザンビア、アンゴラ、リベリア、ジンバブエが続いている。
台湾の国連加盟を支持 アフリカと初サミット
2007年9月9日 19時22分
【台北9日共同】台湾と、台湾が外交関係を持つスワジランド、ブルキナファソなどアフリカ5カ国の初の首脳会議が9日、台北市内で行われ、双方の関係強化や台湾の国連加盟支持を盛り込んだ「台北宣言」を採択し、閉幕した。
中国は昨年11月に北京でアフリカ48カ国と初の首脳会議を開いており、台湾はこれに対抗する形でアフリカ友好国との会議を開催した。
首脳会議では、台湾が情報技術(IT)、経済貿易、医療衛生、環境などの各分野でアフリカ5カ国への援助協力を強めることで合意した。
台湾の陳水扁総統は会議で「台湾は中国の圧力で国連から排除されている」としながら、国連の方針に沿い「アフリカの長期的な平和と安全に寄与したい」と強調した。
陳総統は、台湾名での国連加盟申請運動を展開しており、首脳会議で呼び掛けた結果、宣言に加盟支持が盛り込まれたとみられる。
台湾、アフリカと初のフォーラム
台湾とアフリカ諸国が情報技術(IT)や経済面での協力について討議する初めての「台湾アフリカ進歩パートナー・フォーラム」が10日、台北市内で開かれた。
台湾はこうした会議を通じて、中国に対抗してアフリカ諸国との関係強化を図る狙い。中国は「金銭外交」などと強く反発している。
フォーラムには、台湾と外交関係を持つスワジランドなど5カ国のほか、中国と国交を持つケニアや南アフリカなど39カ国の計44カ国から計100人余りの官僚や学者、企業家らが出席。
陳水扁総統はフォーラムのあいさつで「中国の圧力により、参加を希望していた一部のアフリカの国会議員らが来られなかった」と中国を批判した。
台湾と、台湾が外交関係を持つアフリカ5カ国は9日、初の首脳会議を台北市で開いた。(共同)
(2007/09/10 22:38)
たけし&中曽根元首相&石原都知事、異色サミット!
タレントのビートたけし(60)が、日テレ系バラエティー特番「ビートたけしの独裁国家で何が悪い!?」(29日・後9時)で、中曽根康弘・元首相(89)、石原慎太郎・東京都知事(74)と異色対談した。同番組内のコーナーで、くりぃむしちゅーの上田晋也(37)を進行役に世界に点在する独裁国家や日本のリーダーについて熱いトークを披露した。
日本を代表する映画監督でお笑いタレントのたけしが、日本を代表する大物政治家2人とガチンコトークを展開した。
同番組は、世界第2位の経済大国でありながら格差社会や年間3万人を超える自殺者が出る日本の現状を踏まえ、北朝鮮などの独裁国家は「善か悪か」を各界からのパネラーを招き検証していくもの。トルクメニスタン、スワジランド、ブータンなど6か国の独裁国家を独自に取材し、知られざる事実を紹介。その後の目玉企画として、異色の3人が顔をそろえることになった。
コーナーの冒頭、中曽根元首相を前に「電池仕掛けの人形です」とジョークを飛ばしたたけしだが、その後は真剣そのもの。独裁国家について元首相が「地球上から減らしていく努力が必要」と力説。独裁国家には絶対的リーダーが存在するが、石原都知事は「民主主義でも強いリーダーは必要」と、安倍政権へのメッセージも寄せた。
リーダーに必要なものと聞かれ、中曽根、石原両氏ともに「愛国心」と口をそろえたことに対し、たけしは「当時(中曽根首相時代)は、愛国心という言葉に“アレルギー”があった」と本音をぶつける場面も。日本への提言として旧ソ連のゴルバチョフ元大統領、キッシンジャー元米国務長官らもビデオで登場する。
対談を終え、たけしは「中曽根さん、石原さんじゃやりづらいと思っていたが、トークバラエティーとしては面白かった。民主主義なのにこれだけ格差社会になると、(独裁国家が)悪いとも言ってられない。ただ、結論的に独裁国家がなぜ悪いかというと、悪いことをする自由もないということ」と話した。
(2007年9月12日06時04分 スポーツ報知)
朝鮮−スワジ 外交関係樹立
朝鮮民主主義人民共和国とスワジランド王国両政府間の外交関係設定に関する共同コミュニケが20日、ニューヨークで発表された。
朝鮮政府とスワジランド政府は両国人民間の親善関係を図り強化しようとする念願から、平等、自主権、独立、領土の保全、内政不干渉に基づき、そして国連憲章の原則と目的、外交関係に関する1961年4月18日のウィーン条約の条項に合致するよう共同コミュニケに署名した日から大使級外交関係を樹立することにした。
両国国連大使が共同コミュニケに署名した。(朝鮮通信)
[朝鮮新報 2007.9.26]
北朝鮮が「対外関係における変化」を強調する理由
北朝鮮が最近、機関紙などを通じて「世界の中の朝鮮」「国際経済関係」「国際関係の規範順守」を強調し、対外関係の変化を相次いでうたっている。とりわけ北朝鮮は外国との対外関係改善について、「根本的な変化」「事変的な出来事」などの意味付けを行いながら人民を説得している。
北朝鮮専門家たちはこのような動きについて、▲米国との関係改善を念頭に置いた事前作業、▲外国からの大規模資本誘致による経済開放を推進する方向への転換を念頭に置いた準備作業、などと分析しており、注目を集めている。
北朝鮮の立場を代弁してきた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙である朝鮮新報は30日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が南北首脳会談開催中に金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官を呼んで6カ国協議での合意事項を報告させたのは、「根本的な変化を示す場面」と報じた。また昨年10月の核実験、今年2月の6カ国協議での合意、10月の南北首脳会談などを、「金総書記が政策を推進した結果」とし、「北東アジアの国際関係再編過程とつながっている」と報じた。
労働新聞は29日付の社説で、「握りこぶしで生産と建設を行う時期は過ぎ去った。世界の中に朝鮮がある」との主張を展開した。同紙はさらに「自分だけの力でやると言いながら、古い技術や方法を踏襲し、経験主義にこだわって現代科学技術を無視するのは、今日の自力更生とは無縁だ」「われわれが自力更生を強調するのは、決して国際経済関係を無視して経済建設を行おうとするものではない」と主張した。自力更生とは、1990年代の深刻な経済難の中でも継続して打ち立ててきた、北朝鮮の経済戦略の核心的な実践スローガンだった。
同紙はさらに、「共和国は資本主義の国々とも善隣友好関係を発展させるという立場を堅持してきた」「国際関係の規範と原則を順守するという共和国の意志は確固として不動のものだ」と報じた。
また「最近わが国が世界各国と相次いで外交関係を樹立しているのは事変的な出来事であり、共和国の大きな外交的成果だ」と訴えた。今年北朝鮮はすでに5カ国(アラブ首長国連邦・スワジランド・ドミニカ共和国・グアテマラ・モンテネグロ)と修好し、2カ国(ミャンマー・ニカラグア)とは断絶していた外交関係を修復した。
アン・ヨンヒョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
ミナミシロサイ つがいで仲間入り…兵庫・姫路セントラルパーク
兵庫県姫路市豊富町神谷の「姫路セントラルパーク」に24日、アフリカ・スワジランドからミナミシロサイのつがいが仲間入りした。同園では冬の寒さが峠を越す来年の春休み前後から一般公開する。
オスは2歳で体長約2・5メートル、体重約800キロ、メスは3歳で体長2・5メートル、体重約1000キロ。約20時間の空の旅を経て中部空港に着き、24日早朝、トラックで姫路入りした。長旅の疲れからか到着直後は2頭とも獣舎の壁に突進したり、体を左右に揺らして威嚇したりと興奮していたが、飼育係の世話で次第に落ち着きを取り戻し、草を食べたり、水を飲んだりしている。
角を狙った狩猟の影響で絶滅が心配されている種で、1984年から飼育してきた同パークでも2004年にオスが死んでからはメス「ナクール」(25歳)と同「サラ」(28歳)だけとなっていた。担当者は「2世の誕生が楽しみ。日本の寒さに早く慣れてほしい」と話している。
(2007年11月25日 読売新聞)
平均寿命、72・3歳に=依然として残る性差、地域差
二〇〇六年生まれの人は、二〇〇五年生まれの人より平均寿命が五カ月長い。これは、三日に発表されたブラジル地理統計院(IBGE)報告による。
四日のフォーリャ紙によると、二〇〇一年〜〇六年は年平均四カ月弱の伸びであるから、今回の伸びは若干大きく、全体としての平均寿命は、七一・九歳から七二・三歳となった。四日のエスタード紙は、保健サービス向上、予防接種の普及、周産期と新生児への医療の向上、学歴向上、衛生設備の普及、医学の発達等が原因としている。
ただ、国民全体が同じ条件で恩恵を受けているわけではない。一九六〇年〜〇六年で見ると、男性の平均寿命は五三・一歳が六八・五歳になり、女性のそれは五六・一歳が七六・一歳に。伸長率なら、男性二八・九%に対し、女性三五・七%で、六〇年時点の性差三年は七・六年に広がった。それについて伯字紙は、男性は、殺人等で若い時期に死ぬケースが多いためという。統計では、外因性の死の一二・五%にあたる暴力的な死(他殺、自殺、交通事故、その他、避けようと思えば避けえた死)の八三・五%が男性。二〇歳から二九歳の男性の場合、外因性死の五五・一%が殺人による。
外因性の死については一九八〇年と〇六年の統計があるが、交通事故死は二八・四%で変わらないものの、殺人は一九・八%から三七・一%にほぼ倍増したことが目をひく。また、男性の自殺率が四・九%から六・四%に伸びたことも気になる(女性は八・三%が八・七%に)。
また、地域別に見ると、北伯、東北伯の平均寿命が短く、最長の連邦特別区が七五・一一歳、最短のアラゴアス(AL)州が六六・三六歳。さらに性差が加わると、連邦特別区女性の七八・九六歳に対しAL州男性は六二・四五歳で、一六・五歳の差(一九八〇年は一八・三歳差)がある。
また、平均寿命の伸びには新生児死亡率低下(六〇年〜〇六年で六四%)の影響が大きいが、これも地域差があり、昨年の南リオ・グランデ州では一〇〇〇人の新生児中一カ月での死亡は一三・九人、聖州で一六人と続くが、AL州では未だ五一・九人であった。最も改善したのはセアラ州で一一一・五人が三〇・八人で七二・四%減だった。
ちなみに世界一の長寿国はアンドラ公国で八三・五歳、短命は二二二位のスワジランドで三二・二歳。日本は八二歳で三位、伯国は一一四位となっている。伯国では平均寿命が伸びたため、年金受給までの労働期間が六カ月のびることになるという。
2世誕生に挑戦!絶滅危惧種シロサイ 姫路
12/15 22:05更新
記事本文 絶滅の危機に直面している大型哺(ほ)乳類「シロサイ」の繁殖を目指して、兵庫県姫路市の姫路セントラルパークにミナミシロサイのカップルが仲間入りした。「種の保存」が危ぶまれている動物を救おうと、国内の飼育施設で約5年間途絶えている“2世誕生”に挑戦する。
シロサイは、アフリカ中南部のサバンナなどに生息。地上ではゾウに次ぐ大型の動物で、動物園でも人気もの。しかし現地では、ツノを狙った乱獲などが原因で個体数が激減し、野生では1万1090頭(2005年)しか確認されていない。
このため、ワシントン条約では商業目的の取引を禁じ、学術目的取引でも輸出入国の許可が必要となる「付属書I」に該当。国際自然保護連合(IUCN)のレッドデータブックでも絶滅危惧(きぐ)種に区分されている。
国内では、約20の施設で45頭前後のシロサイを飼育。各施設で繁殖が試みられてきたが、平成14年に姫路セントラルパークで1頭が生まれて以降は、出産の成功例が途絶えている。
セントラルパークでは、昭和59年の開園と同時にミナミシロサイ5頭の飼育を始め、これまでに8回繁殖に成功。このうち4頭が無事に出産し、国内外の施設に引き取られた。しかし、平成16年にはオスが死に、残ったメス2頭も今年で26、27歳と繁殖を試みるには高齢となっていたため、アフリカ南部のスワジランドから若い雌雄のミナミシロサイ2頭(いずれも2歳)を購入。繁殖を試みることにした。
スワジランド―気候変動と人々の生活
2008年01月28日
スワジランドは南部アフリカに位置する人口100万人程度の自然豊かな小さな王国です。去年の干ばつの被害で、農村にいる人々は深刻な食料不足に直面しています。農村の人々の多くが天水に頼り、メイズ(白トウモロコシ)の単一栽培をしています。メイズは一定の時期に十分な水を必要とするため、雨季がずれたり降水量が減少したりすると凶作につながります。
日本に住んでいる時は、日常の中で気候変動の影響をそこまで感じることはありませんでした。せいぜい夏の猛暑や食料の価格が少し上がるなどの程度です。
しかし、農村地域には干ばつの被害によりメイズの収穫が殆どなかったため、食事を十分にとれない人々が大勢いました。気候変動の影響と思われる異常気象が、最も弱い立場にいる人々の生活をいかに脅かしているかを目の当たりにし、衝撃を受けました。彼らにとっては明日食べられるかという切実な問題につながっているのです。自分なりに環境に対する問題意識はもっているつもりだったのですが、このような状況を見て危機感を覚えずにはいれませんでした。
このような苦しい状況の中で最も傷つくのは子どもたちです。エイズなどで親を失い兄弟だけで肩を寄せ合い生活している「子ども世帯」の子どもたちも少なくありません。大人の保護を十分に受けられない子どもたちは虐待や搾取の危険にさらされています。それでも力強く生き、笑顔を見せてくれる子ども達がとてもたくましく見え、逆に励まされています。
事業の対象地域に住む16歳のザンディーレちゃんという女の子は両親を亡くし5人兄弟で生活しています。ザンディーレちゃん兄弟は長男が日雇いで稼ぐほんのわずかな収入と、国連世界食糧計画(WFP)から2ヶ月に一度配給される食糧で生活をしています。彼女に、「将来の夢は何?」と聞くと「看護師になること!」と満面の笑みで語ってくれました。しかし生活が苦しいため最近学校を退学することを余儀なくされたそうです。
こんなザンディーレちゃんのような子どもたちが大きな夢に向かって歩みながら、そして子どもらしく安心して生活できるような世界になってほしいと心から願いながら、現地での支援事業に従事する日々です。
プロフィール
大木悠子
(特非)ワールド・ビジョン・ジャパン スワジランド駐在国際基督教大学(ICU)国際関係学科卒、2005年に同大学大学院教育学研究科を修了。大学院修了後ユニセフ・パキスタン・カントリーオフィスでのインターンを経験。10月にパキスタンを襲った大地震の緊急支援事業のため、同事務所のEmergency Programme Support Groupに教育コンサルタントとして勤務。9ヶ月間の勤務を経て、現在はWV緊急援助/人材派遣課のジュニア・プログラム・オフィサーとして勤務。2007年11月よりスワジランド駐在中。ワールド・ビジョン・ジャパンのホームページは、http://www.worldvision.or.jp/。
南部アフリカ・スワジランドで、処女7万人が国王に捧げるダンス
* 2008年09月02日 14:55 発信地:Ludzidzini /スワジランド
【9月2日 AFP】スワジランド国王ムスワティ3世(King Mswati III)に捧げられる毎年恒例のダンスの儀式「リードダンス(Reed Dance)」が、首都ムババーネ(Mbabane)郊外の宮殿で開催され、過去最高の7万人の少女たちが参加した。
若い処女のみの参加が許されるこの儀式の最終日には、カラフルな伝統衣装をまとった少女たちが各地から集合し、自分たちの文化と美徳への誇りをダンスに込めた。最年少の参加者は6歳だ。
大学生のLandile Hlongwaさん(24)は、「スワジ人の若い女性として、儀式への参加は非常に重要なこと。14歳の頃から毎年参加しているの」と語った。
ムスワティ3世には13人の妻がいるが、ダンサーの中から気に入った女性を14人目の妻にめとる可能性もある。「王様に選ばれることは、至上の幸せ。わたしもいつか(妻になって)宮殿の1つをあてがわれたいものだわ」と、Hlongwaさんははにかみながら話した。
儀式には、エイズへの啓発と禁欲のススメという、より重大なミッションも含まれている。南部アフリカの小さな山国であるスワジランドは、成人のエイズ感染率が約40%と、世界で最も高い国の1つとなっている。(c)AFP
スワジランド独立40周年記念式典
* 2008年09月09日 12:16 発信地:ロバンバ/スワジランド
【9月9日 AFP】スワジランドが1968年に王国として独立してから40周年の6日、王都ロバンバ(Lobamba)のソムロロ国立競技場(Somhlolo National Stadium)で、40歳の誕生日を迎えた国王ムスワティ3世(King Mswati III)はじめアフリカ諸国首脳や各国要人が出席して記念式典が開かれた。
アフリカの小国スワジランドでは経済の低迷が続き、エイズ(HIV-AIDS)感染率は世界で最も高く、人口の3分の2は貧困にある。一方、ムスワティ国王は前月、米経済誌フォーブス(Forbes)が発表した世界で最も裕福な王族ランキングで、国王は上位15人の中に入っている。(c)AFP
スワジ国王、貧困の国民を横目に数億円 贅沢三昧の誕生日
スワジランド・ムババーネ──アフリカ南部スワジランドの国王ムスワティ3世が11日までに、自身の40歳誕生日と、独立40周年を祝福するパーティーを開催した。同国はエイズ率が世界でも最も高く、平均年齢が31歳以下と、大多数の国民が苦しんでいる。しかし、ムスワティ国王の祝賀パーティーは、この国内の諸問題を横目に数億円をかけた贅沢(ぜいたく)三昧なものだった。
スワジランドは、アフリカ大陸最後の絶対君主ムスワティ国王が行政・立法権を持ち、野党活動を禁止している。同国王はこれまでにも、女性のズボン着用が世界の諸問題の元凶であると発言したり、「人権は神の前では醜悪なもの」と人権活動を非難したほか、若い女性を集めてトップレス姿で伝統舞踊を踊らせて新たな妻を選ぶなど、国際的な批判を浴びている。妻は年々増え、現在13人いる。
40歳の誕生祝賀パーティーにかかった費用は、公式発表では250万ドル(約2億7000万円)となっているが、少なくともこの5倍に相当する1250万ドル(135億円)がかけられたと見られている。
誕生を祝うために、妻13人のうち8人がチャーターしたジェット機で中東ドバイに出向き、大量の衣装を購入。祝賀パーティーでは、伝統衣装をまとった国王が高級車BMWのオープンカーに乗ってパレードしながら、会場のスタジアムへ向かった。
スタジアムには数万人の国民が集まり、ムスワティ国王を祝福。周辺諸国からも重要人物が出席し、事実上の独裁政治体制を敷くジンバブエのムガベ大統領が姿を見せると、集まった人々が大きな拍手を送った。
国連の統計によると、スワジランドではエイズ問題が深刻化し、1998年以来、平均年齢が半分以下となって、現在は31歳以下。また、国民の5人に1人が国際的な食糧援助を受けている。
米サンディエゴの動物園でアフリカゾウの赤ちゃん誕生
* 2009年03月14日 16:10 発信地:サンディエゴ/米国
【3月14日 AFP】米サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)のワイルド・アニマル・パーク(Wild Animal Park)で13日、アフリカゾウのオスの赤ちゃんが誕生した。
これで同施設で飼育されているアフリカゾウは12頭に増えた。赤ちゃんと母親のUmnganiは、今後数日間かけてゆっくりと、ほかのアフリカゾウと引き合わされることになる。
赤ちゃんにはまだ名前が付けられていないが、飼育係と専門家らは親子の観察を続け、母親が適切に子育てを行っているか確認し、さらに赤ちゃんの発達に関する重要な情報を得たいとしている。
Umnganiを含む7頭のアフリカゾウは2003年、アフリカ南部スワジランドにあるBig Game Parksで個体数が過密化したために間引きされるところを、ワイルド・アニマル・パークによって救出された。Umnganiはスワジランドの公用語シスワティ語で「友達」を意味する。
同国は土地が狭く、また長期にわたる干ばつで、個体数の多いアフリカゾウに適切な生息地がなくなっている。(c)AFP
2010/03/22 09:23:01
サッカーW杯:北朝鮮がスワジランドに「図々しい」要求!?
「キャンプを行う条件としてカネをよこせ」
北朝鮮サッカー代表が、ワールドカップ(W杯)が開催される南アフリカ共和国の隣国スワジランドでキャンプを行う条件として、190万リランゲニ(約2350万円)を要求したのに対し、スワジランドから拒否されていたことが分かった。
スワジランドの日刊紙『スワジ・オブザーバー』は17日、フロブシレ・ウンドロブ体育文化青少年相のコメントを引用し、W杯本戦進出国の一つがキャンプを実施する条件として190万リランゲニを要求したが、これに応じないことにした、と報じた。ウンドロブ大臣は国の名前には言及しなかったが、同紙は北朝鮮だと明示した。
通常ならキャンプを行う側が現地に費用を支払う、という慣例からすると、これは実に図々しい。北朝鮮が要求したという190万リランゲニが、交通や宿泊・食事の費用を換算したものなのか、それとも別途に現金を要求したのかは、明らかになっていない。
一方で北朝鮮は、来月14日にナイジェリア代表チームと平壌で評価試合を行う予定だ。しかし、ナイジェリア紙『コンプリート・スポーツ』が報じたところによると、ナイジェリアチームの飛行機代の負担をめぐり双方が対立しているため、実現できるかは不透明だという。評価試合では、招待した側が交通費を負担するのが原則となっているが、北朝鮮はナイジェリア側に飛行機代を負担するよう要求している、と同紙は報じた。
チョン・ビョンソン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
産業ないのに贅沢三昧、王妃13人国王への憤り
【ヨハネスブルク=中西賢司】アフリカ南部スワジランドで、国王ムスワティ3世(43)の退任を求めるデモが散発的に発生した。
伝統を重んじ忠誠心が強いとされる国民の間に、贅沢(ぜいたく)三昧を続ける君主への憤りが芽生えている。
中部マンジニで12日、1000人あまりがデモを行い国王退任などを求めた。治安部隊がゴム弾や放水で抑え込み100人以上を逮捕した。首都ムババーネでは3月、1万人規模のデモがあった。中東政変に触発された民主化グループが「国王の無駄遣いを許せば国は滅びる」と危機感を募らせ、交流サイト・フェイスブックでデモを呼びかけた。
英国留学を終え1986年に18歳で即位した国王は司法、立法、行政の全権を握り、「アフリカ最後の絶対君主」とも呼ばれる。
一夫多妻の伝統が残る同国で、国王は、数万人もの未婚の少女らが踊る年に1度の舞踊祭で見初めた女性を次々と王妃に迎え、今では少なくとも13人の王妃がいるという。
散財ぶりも有名だ。王妃それぞれに宮殿と運転手付き高級車を与え、議会の反対を押し切って約37億円の自家用飛行機を購入。08年には独立40年と自身の40歳を祝う盛大な式典を開いた。その準備のため王妃8人がチャーター機でアラブ首長国連邦のドバイへ出かけ、約3億円の買い物をしたと報じられた。
米誌フォーブスによると、ムスワティ3世は、資産総額が推定約165億円で「世界で最も裕福な王族15人」にランクイン。
だが目立った産業がないスワジランドは、周辺国と作る関税同盟からの配当金が歳入の柱で、国際社会の経済支援も受ける。
外交筋によると、王族予算は国家予算の2・5%に当たる約25億円。その一方、国民の7割が1日1ドル(約83円)以下で暮らす。
(2011年4月20日09時56分 読売新聞)
HIV感染率世界一のスワジランドで「処女ダンス」、問題視される舞台裏
2011年08月31日 17:06 発信地:エズルウィニ/スワジランド
【8月31日 AFP】スワジランドの首都ムババーネ(Mbabane)近郊の王宮で29日、今年も「リードダンス(Reed Dance)」と呼ばれる儀式が行われ、約6万人の少女たちが参加した。自分が処女であることをアピールする毎年恒例のこの伝統行事は、舞台裏での良からぬ行為が問題視されるようになっている。
国中から集まった少女たち(最年少は10歳)は、上半身はだかのまま、周囲の丘から刈り取ったアシを王宮に捧げ、国王ムスワティ3世(King Mswati III)の前でダンスを披露した。
既に13人の妻を持つムスワティ3世がこうした少女の中から新たな伴侶を選ぶことは、もはや慣例となっている。
少女たちは、出身地から同行した男性の「お目付役」により守られ、少女たちが儀式の期間中に寝起きするベースキャンプには警官が配備されるとも言われている。だが、親の監視を離れて自由時間もたっぷりある10代の少女数万人が集まるとなると、セックスのことしか頭にない男たちも吸い寄せられるように集まってくることになる。
キャンプの入り口付近をうろついていた大勢の男たちの1人は、「なにしろたくさんいるんだ。選び放題さ。フェンスの隙間から声をかければいいだけの話さ」とAFP記者に語った。
キャンプは歌声と笑い声で満ちあふれ、陽気なムードが漂っている。だが、少し離れた場所となると話は別だ。
少女たちは太陽が昇るころに、付近の川で丸裸になって体を洗う。男たちはこの光景を欲望のまなざしでのぞき見する。この川に沸く温泉、別名「カドルパドル(抱擁の水たまり)」は、セックスの隠語となっている。
「わたしたち、今夜はカドルパドルに行って、明日はクラブに行くの」と、ある18歳の少女は自慢げに話した。
■コンドームの配布は禁止
平均寿命がわずか49歳のスワジランドは、HIVの感染率が世界一高い国だ。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)が2007年に行った調査では、13〜24歳の女性の3人に1人が、性暴力を受けたことがあると回答した。これは驚異的な数字だ。性暴力の被害に遭うと、HIV感染率は4倍になり、自殺の確率も2倍に増えると予想されている。
HIV感染予防のための活動を行う各NGOにとって、リードダンスは狙われやすい少女たちに教育を施す絶好の機会だ。だが、コンドームの配布は処女性をアピールする儀式の性格上、違法行為とされている。そのため少女たちに自制を求め、一度に複数の男性と寝ることの危険性を周知していくしか方法はないという。
王室メンバーでもある、NGO「Population Services International」職員のTsabile Dlaminiさん(18)は、少女たちに、「私はバージン。それを誇りに思っている。祖国の文化も愛している」と話していた。彼女自身、リードダンスに数回参加した経験を持つ。着ているTシャツには、「わたしは処女。わたしの花はわたしが守る」の文字が。田舎で育った少女たちにとってはタブーとなっている体やセックスについて、仲間同士で意見を交換するよう勧めていた。(c)AFP
コカコーラ社、スワジランド国王支援で訴えられる!
2012年1月5日 13:00
人権保護団体ら、コカコーラ社を訴える
コカコーラ社はアフリカで最後の絶対君主、スワジランド国王ムスワティ3世(King Mswati III)を支援したとして人権保護団体らに訴えられた。
訴えた団体の1つ、スワジランド民主化運動団体(Swaziland Democracy Campaign)の調整係Mary Pais Da Silva氏はコカコーラ社に対しスワジランドからの撤退を訴えた。
「コカコーラ社は間違った人とビジネスしていることを理解しなくてはならないのです。最終的には経済に貢献していないのです。スワジランドの国民が何も恩恵を受けない中、国王が日に日に金持ちになっていくだけなのです。」
とスワジランド民主化運動団体の調整係Mary Pais Da Silva氏。
スワジランド国王ムスワティ3世
スワジランド国王ムスワティ3世には13人妻がおり、年に一度行われる処女リード・ダンスの主催者であり、またそのなかから新たな妻をめとっている。その妻たちに与える宮殿の建設など多額金を費やしており、国王の散財癖は有名だ。
コカコーラ社はスワジランドの国内総生産(GDP)の内40%を占めており、スワジランド支社はアフリカで最大だ。コカコーラ社は国王ムスワティ3世にいかなる利益も流れていないとしている。しかしながら、同社は売り上げた飲料の消費税がどのくらいスワジランドの政府に流れているかわからないと認めている。
編集部 殿塚
http://www.africa-news.jp/news_sEOPRoE08.html
世界の殺人発生率、最も高い国はホンジュラス 国連
cnn.co.jp
2014.04.12 Sat posted at 13:23 JST
(CNN) 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は12日までに、世界各国の殺人事件の発生率などに関する報告書を発表した。
報告書によると、殺人事件の発生率が最も高い国は中米ホンジュラス。同国では2012年に10万人当たり90.4件の殺人事件が起きた。2011年に発表された前回の報告書でも同国の発生率が最も高かった。
南北米大陸での殺人事件の発生率は1950年代半ば以降、欧州やアジアの5〜8倍の水準で推移している。これについて報告書は「政治や犯罪が絡んだ暴力が数十年続いた結果」としている。
報告書によると、2012年に全世界で殺人事件の犠牲者となった人は約43万7000人。凶器の種類では火器が41%、刃物などの鋭利な物体が24%を占めた。
UNODCが発表した殺人事件の発生率が高い上位10カ国は以下の通り。
1.ホンジュラス:90.4件(10万人当たり)
2.ベネズエラ:53.7件
3.ベリーズ:44.7件
4.エルサルバドル:41.2件
5.グアテマラ:39.9件
6.ジャマイカ:39.3件
7.スワジランド:33.8件
8.セントクリストファー・ネイビス:33.6件
9.南アフリカ:31.0件
10.コロンビア:30.8件
成人3割がHIV感染の王国 一夫多妻の風習、温床に
asahi.com
ムババーネ=三浦英之2014年9月25日05時21分
成人の約3人に1人がエイズウイルス(HIV)に感染している南部アフリカの王国スワジランド。世界で最も感染率が高いとされる小さな国を訪ねると、一夫多妻制といった固有の文化と風習が、感染予防の妨げとなっている現実が見えた。
8月下旬、首都ムババーネ近郊。国内全土の集落から、少女や、未婚で子どものいない成人女性らが長さ約2〜3メートルの「リード」と呼ばれるアシを持ち、王宮目指して行進してきた。
その数、約8万人。裸の上半身に伝統的な飾りを身につけ、「今こそ王家に集う時」などと足を踏みならして歌う。王家への忠誠を示し、女性たちの連帯を深めるため、年に1度開かれる「リードダンス」と呼ばれる祭りだ。古来の風習を取り入れて、1940年代に始まったとされる。
女性たちは王宮にアシを献上すると近くの競技場に移り、観客席にいる国王ムスワティ3世(46)の前で踊りを披露した。終盤には国王も競技場に下り、駆け足で女性たちを見て回る。
女性たちがリードダンスに熱狂するのは、国王が毎年のように、この祭りを通じて新たな妃を選んできたからだ。一夫多妻制の風習が残るスワジランドで、国王の妻は14人いるといわれる。見初められれば、裕福な暮らしが約束される。
参加者の一人、ノジコ・ンバータさん(18)は「リードダンスは母国の文化。参加できて誇りに思う」。ノシミロ・ワイトロンさん(19)は「来年こそ、妃に選ばれたい」と笑った。
■避妊や検査を見下す風潮
ところが、この固有の祭りは、HIV感染率を世界一にまで高めてしまった「象徴」ではないかとの声もある。
2011年の政府統計によると、成人(18〜49歳)の感染率は31%。特に30〜34歳の女性では54%、35〜39歳の男性では47%だ。「ここまで広まってしまった原因の一つに、この国の文化や風習があることは否めません」。現地でHIV対策に取り組む国際協力機構(JICA)の持田敬司調査員は話す。
一夫多妻制の風習が残るスワジランドでは、男性の多くが、交際している女性の数を誇ったり性交渉の回数を自慢したりする傾向がある。その一方、避妊したりHIV検査に行ったりすることを見下す風潮があるという。
既婚の中年男性と10代の少女が交際することも、当たり前のように行われている。男尊女卑の傾向も強く、レイプや家庭内暴力が後を絶たない。
国王や政府は、コンドームの使用や不特定多数との性交渉を控えるよう呼びかけているが、HIV関連の教育に携わるNGO「ニーチェ」のレイモンド・モー共同設立者は、「自らはリードダンスで毎年のように年少の妻をめとっている国王の発言に説得力はない」と話す。
未婚女性が集まるリードダンスはHIV啓発の絶好の場だが、「祭りへの参加は性交渉の経験がないことが条件とされ、コンドームの配布さえもはばかられてしまう」(レイモンド氏)のが現状だ。
■感染者「周囲が急に冷たくなる」
HIVに感染した女性に話を聞いた。
南アフリカとの国境沿いの村で暮らすランギレ・ドラミニさん(36)は、「ここでは、女性は子どもをたくさん産むことが求められる。だからHIVに感染すると、子どもを産めないと誤解され、周囲が急に冷たくなる」と打ち明けた。
世界保健機関(WHO)の統計(11年)によると、スワジランドでは1人の女性が約3・3人の子どもを産む。ランギレさんは10代後半、年上の男性と性交渉を持った。「学校や家庭で性について語ることはタブーだった。そういうものだと思っていた」
22歳の時、体調が急変し、検査でHIV感染が確認された。以来、仕事に就くことができない。
感染前に1人、感染後に2人の子どもを産んだ。母子感染は免れたが、子どもたちには自らの感染のことは話していない。将来、子どもたちが学校や職場で偏見や差別を受けることを心配するためだ。
ランギレさんは「スワジランドは小さな国。子孫を増やして国や民族を守るためには、一夫多妻制やリードダンスのような文化は必要だと思う」。その上でこう言った。「でも、それがHIVの感染拡大や偏見につながっているのだとしたら、私たちは文化を少しずつ変えなければならないのかもしれません」(ムババーネ=三浦英之)
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〈スワジランド〉 南アフリカとモザンビークに囲まれた内陸国。日本の四国とほぼ同じ面積で、人口は約125万人。1968年、英連邦加盟の王国として独立。伝統文化やその暮らしぶりから「最後のアフリカ古王国」とも呼ばれる。
交通事故で王の花嫁候補38人が死亡、スワジランド
AFP=時事 8月30日(日)9時34分配信
【AFP=時事】アフリカ南東部のスワジランドで28日、国王ムスワティ3世(King Mswati III)が新しい花嫁を選ぶ伝統的な儀式「リード・ダンス(Reed Dance)」に向かう途中だった少女らが交通事故に巻き込まれ、同国で民主化運動を行う団体によると38人が死亡、20人が重傷を負った。
同国の民主化運動の活動家らによると、事故があったのは28日夜で、現場は、2つの主要都市である首都ムババーネ(Mbabane)とマンジーニ(Manzini)を結ぶ道路。儀式に向かう少女らを乗せたトラックが乗用車に衝突したという。
王制のスワジランドで民主化運動を行う団体「スワジランド・ソリダリティ・ネットワーク(Swaziland Solidarity Network)」の広報担当者はAFPに対し、「荷台に少女たちを乗せたトラックが、路上で停車していた乗用車に衝突した」、「計38人の少女たちの死亡が確認され、他に20人以上が重傷を負った」と述べた。
「リード・ダンス」は31日に行われる予定で、数万人の少女たちが集まり、一夫多妻の王の前で踊りを披露する。王はその中から新しい妻を1人選ぶという。ムスワティ3世は2013年にこの儀式で14人目の妻を選んだ。アフリカ最後の絶対君主とされるムスワティ3世は、1982年の父親の死去以降、同国を治めている。
同国警察は事故について、「死者がでた」ことを認めたが、正式な死者・負傷者数についてはコメントを避けた。29日朝の地元メディアもさまざまな数字を伝えており、政府の新聞「オブザーバー(The Observer)」は数百人が負傷したと報じたが、「スワジ・ニュース(Swazi News)」は7人が死亡し、そのうち6人が少女だったと伝えた。
地元の報道関係者がAFPに語ったところによると、同国の公共テレビでは事故の報道がされておらず、報道関係者は事故現場の写真撮影を禁止されているという。【翻訳編集】 AFPBB News
妃選ぶ行事前、車衝突し少女ら65人死亡 スワジランド
asahi.com
ナイロビ=三浦英之2015年8月30日13時00分
南部アフリカの王国スワジランドで28日、伝統行事の準備中に車の衝突事故が起きた模様だ。当局は詳細を明らかにしていないが、現地報道は29日、行事に参加していた少女ら65人が死亡したと伝えた。
同国では、年に1度の伝統行事「リードダンス」の準備中だった。国内各地から数万人の少女や未婚女性たちが「リード」と呼ばれる長さ数メートルのアシを持って王宮に集まり、国王が参加者の中から新たな妃を選ぶことが慣例となっている。現地報道によると、少女たちはトラックの荷台に乗って、行事で使うアシを取りに行く途中だったとみられている。(ナイロビ=三浦英之)
国王花嫁候補38人が交通事故死 スワジランド
nikkei.com
2015/8/31 0:29
【ナイロビ=共同】アフリカ南部の王国スワジランドで28日にあった交通事故で、少女や若い女性ら少なくとも38人が死亡し、20人が負傷した。毎年開催され、国王の花嫁が選ばれる伝統行事のために少女らは王宮に向かう途中だった。AP通信などが29日、人権団体の話として伝えた。
8日間の行事は「リードダンス」と呼ばれ、数万人の少女や未婚女性が上半身裸で歌や踊りをささげる。絶対王制を敷く国王が毎回、参加者の中から花嫁を1人選ぶことが慣例となっている。
28日の事故では、少女らを荷台に乗せたトラックが車に衝突し、後方から来た別のトラックに追突されたという。
(CNN) 米テキサス州のダラス動物園など3動物園が、アフリカ南部スワジランドの保護区に生息するゾウ18頭を引き取る計画を発表した。これに対して動物保護団体などから反対の声が上がっている。
米国への輸送が計画されているのはゾウのオス3頭とメス15頭。米魚類野生生物局が先月、ダラス動物園とカンザス州ウィチタおよびネブラスカ州オマハにある動物園のゾウ輸送計画を承認していた。
動物園の発表によると、ゾウ18頭はスワジランドの施設でサイのためのスペースを確保するため、殺処分されるはずだったという。
3動物園はゾウと引き換えに、サイ保護プロジェクトのための資金をスワジランドに提供する。スワジランドでは記録的な干ばつで野生生物の生存が脅かされているとして、ゾウの輸送を急ぐ方針。
これに対して動物保護団体などは、ゾウを遠く離れた国へ輸送すれば健康状態が悪化しかねないと訴え、各国の保護団体の署名が入った公開書簡をインターネットに掲載した。
書簡では、動物は自然の生息地にいる方がいいと指摘し、米国の動物園がゾウの個体数を増やすためにスワジランドを利用していると批判。「ゾウは知能が高く感受性豊かで社交的な動物。飼育下で苦しませるのは論外だ」と述べ、「輸送される18頭は悲惨で不確かな未来に直面する」とした。
一方、ダラス動物園などは、「ゾウたちの安全な未来のために努力する」と反論。同じ群れを維持するよう努め、飼育舎も十分な広さを確保すると約束している。
魚類野生生物局によれば、ゾウは過去にもスワジランドから米国に空輸されたことがあるという。18頭がいつ輸送されるのかは不明。