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ス―ダン共和国 2010年7月〜12月

アフリカアフリカ Africa 2014


○2007年9月30日以前のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国 〜2007年9月
○2007年10月〜12月のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国 2007年10月〜12月
○2008年1月〜6月のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国 2008年1月〜6月
○2008年7月〜12月のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国 2008年7月〜12月
○2009年のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国 2009年
○2010年1月〜6月のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国 2010年1月〜6月
○最新のニュ―ス、企画案内 → ス―ダン共和国

○外務省 各国・地域情勢 ス―ダン共和国

◆2010/07/06 NIKKEI NET スーダンPKO 陸自部隊の派遣、13日に是非判断
◆2010/07/13 NIKKEI NET スーダンPKOへの部隊派遣見合わせ 仙谷官房長官
◆2010/07/13 NIKKEI NET スーダンPKO、陸自ヘリ部隊の派遣見送り
◆2010/07/13 asahi.com 初の集団殺害罪でも逮捕状 スーダン大統領に国際刑事裁
◆2010/07/13 読売新聞 スーダンPKOへの陸自ヘリ部隊、派遣見送り
◆2010/07/14 毎日新聞 バシル・スーダン大統領:2度目の逮捕状 集団殺害容疑
◆2010/07/14 毎日新聞 PKO:陸自スーダン派遣、見送り
◆2010/07/17 MSN産経ニュース 反政府組織300人殺害 スーダン軍、ダルフールで
◆2010/07/18 asahi.com スーダン軍と反政府側が戦闘、375人死亡 ダルフール
◆2010/07/22 asahi.com スーダン大統領訪問、隣国チャドが大歓迎 逮捕状は無視
◆2010/07/24 ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版 スーダンで繰り広げられるポーカーゲーム
◆2010/07/28 毎日新聞 アフリカ連合:ソマリアに数千人増派 イスラム勢力と対決--首脳会議合意
◆2010/07/28 NIKKEI NET アフリカ連合首脳、ソマリア部隊増強で合意
◆2010/08/04 ANN News 防衛大臣に潘事務総長「PKO活動に一層の貢献を」
◆2010/08/05 AFP BB News 女装した若者らに公開むち打ち刑、スーダン
◆2010/08/09 国境なき医師団 スーダン:医療援助の一部中断を受け、医療活動の尊重を要求
◆2010/08/12 NIKKEI NET 中国、アフリカ農業投資を拡大 基金創設も検討
◆2010/08/15 MSN産経ニュース PKO要員2人誘拐 スーダン西部ダルフール
◆2010/08/18 国境なき医師団 スーダン:MSFの活動状況 -2010年8月現在-
◆2010/08/18 MSN産経ニュース 誘拐のPKO要員2人解放 ダルフール
◆2010/08/20 cnn.co.jp アフガンとアフリカ 食料不足の危険性大 国連調査
◆2010/08/20 NIKKEI NET  [FT] 中国の「ナンバー2」昇格は大国の台頭だ
◆2010/08/22 cnn.co.jp スーダン南部に動物かたどった都市建設の構想
◆2010/08/23 毎日新聞 スーダン:南北境界の画定難航 分離問う住民投票に延期案
◆2010/08/23 NIKKEI NET スーダンも原発計画、20年の稼働目指す
◆2010/08/24 yomiuri.co.jp 米民間軍事会社、武器輸出違反で罰金36億円
◆2010/08/25 jp.wsj.com CNPC、スーダンの第6鉱区で新油田の稼働を開始
◆2010/08/27 毎日新聞 ケニア:新憲法に大統領が署名
◆2010/08/27 国境なき医師団 スーダン:南部で発生したカラアザール流行を受け活動拠点を増加
◆2010/08/28 asahi.com ケニア新憲法式典にスーダン大統領 ICC逮捕状を無視
◆2010/09/15 国境なき医師団 スーダン:北ダルフール、タバラット市場での激しい暴動による負傷者を治療
◆2010/09/21 OOPS! レディオヘッド、ピンク・フロイドら人気バンドのドラマーがスーダン支援で集結
◆2010/09/22 国境なき医師団 スーダン:ゲダレフ州、7週間で栄養失調児3000人を治療-緊急対応医療コーディネーターへのインタビュー
◆2010/09/25 毎日新聞 スーダン:南部独立巡る住民投票、必ず実施を−−米大統領
◆2010/10/05 毎日新聞 ルワンダ:スーダンPKO部隊撤退を否定−−駐日大使
◆2010/10/06 世界銀行 世界銀行コーヒーアワー第32回 「スーダン視覚障害者教育支援 〜出会いが繋ぐ国際協力・『夢の貯金箱』助成プロジェクト〜 」
◆2010/10/20 yomiuri.co.jp アフリカ中西部、洪水で377人死亡…6月以降
◆2010/10/20 jp.wsj.com CNPC、スーダンの製油所は2月に大型保守作業へ
◆2010/10/22 cnn.co.jp ダルフール紛争で中国の弾薬、国連報告案に中国反発
◆2010/11/05 国境なき医師団 カラアザール:草分け的研究に評価、MSFの医療アドバイザーがオランダで受賞
◆2010/11/05 国境なき医師団 スーダン:南部のマラカルにカラアザール治療拠点を増設
◆2010/11/09 国境なき医師団 スーダン:タブーを破る─−内側からのメッセージ
◆2010/11/11 毎日新聞 スーダン:南部独立、住民投票に暗雲 欧米と政府、思惑にずれ--来年1月
◆2010/11/13 NIKKEI NET スーダン南部、軍の誤爆で死者
◆2010/11/16 Sudan Tribune Disabled persons in South Sudan call for inclusion in referendum processes
◆2010/11/17 asahi.com スーダンのテロ指定、住民投票尊重なら解除 米が表明
◆2010/11/24 AFP BB News 女性器切除の廃絶、「敵対」ではなく社会的アプローチを 国連機関
◆2010/11/26 マイコミジャーナル OESF、Androidの産学共同の研究開発拠を八王子に開設
◆2010/11/27 MSN産経ニュース 有権者登録期間を延長 スーダン住民投票
◆2010/11/28 NIKKEI NET 貨物機墜落で6人死亡 パキスタン 乗員は絶望か
◆2010/11/28 cnn.co.jp 貨物機が住宅地に墜落、乗員8人死亡 パキスタン
◆2010/11/29 NIKKEI NET パキスタンで貨物機墜落、11人死亡
◆2010/12/02 Tennis Navi 高橋優、1回戦突破ならず/スーダンF2
◆2010/12/02 Human Rights Watch ICC: Keep Pledges to Strengthen International Justice
◆2010/12/03 MSN産経ニュース 襲撃で南部兵士ら12人死亡 北部は関与否定 スーダン
◆2010/12/07 RBB TODAY Skypeが国際救援活動を支援……UNHCRの現地スタッフへ通信手段を提供
◆2010/12/09 AFP BB News 男女共演のファッションショーは「わいせつ」、モデルに有罪判決 スーダン
◆2010/12/10 時事ドットコム 政府、スーダンに選挙監視団=23日から順次出発
◆2010/12/12 スーダン障害者教育支援の会 【スーダンカフェ 2010】〜見て知って食べて、まるごと味わうスーダン〜
◆2010/12/12 毎日新聞 スーダン:緊張高まる南部 来月、分離独立問う住民投票 日程先延ばし案、火種に
◆2010/12/13 Human Rights Watch Zambia: Civil Society Groups Urge Arrest of al-Bashir
◆2010/12/14 毎日新聞 赤十字の男:中立を闘った25年/8 91年 スーダン内戦
◆2010/12/14 時事ドットコム 安保理の重要性強調=米大統領
◆2010/12/15 MSN産経ニュース むち打ち刑動画、ネットに スーダン、女性数十人デモ
◆2010/12/20 国境なき医師団 スーダン:南部でカラアザールが過去8年で最大の流行 −医療・人道危機がさらに深刻化
◆2010/12/21 ナショナルジオグラフィック 超高温の隕石からアミノ酸を発見
◆2010/12/22 MSN産経ニュース 避難民280万人の発生も想定 スーダン住民投票で国連
◆2010/12/24 cnn.co.jp スーダンで住民投票の準備進む 1月実施へ
◆2010/12/25 MSN産経ニュース 反政府組織40人殺害 スーダン・ダルフール地方
◆2010/12/27 国境なき医師団 スーダン:カラアザールが猛威をふるう南部からの報告−証言2: MSFの看護師−
◆2010/12/27 国境なき医師団 スーダン:カラアザールが猛威をふるう南部からの報告−証言1: 患者の母−
◆2010/12/27 毎日新聞 WorldVoice:最後の1匹を終えると、最初の1匹がまた空腹になるの…
◆2010/12/29 国境なき医師団 スーダン:MSFの活動状況(概況、北バハル・エル・ガザル州、西バハル・エル・ガザル州) −2010年11月現在−
◆2010/12/30 cnn.co.jp G・クルーニーさん、衛星でスーダン監視のプロジェクト
◆2010/12/30 NIKKEI NET 陸自ヘリ部隊派遣を再検討 スーダンPKO
◆2010/12/30 MSN産経ニュース 係争地の住民投票絶望的 スーダン内戦再燃に懸念
◆2010/12/30 時事ドットコム スーダンの南北問題
◆2010/12/31 毎日新聞 スーダン:ダルフール緊迫 西部で反政府勢力結集、「南部独立」住民投票に影
◆2010/12/30 国境なき医師団 スーダン:MSFの活動状況(中央エクアトリア州、東エクアトリア州、西エクアトリア州) −2010年11月現在−
◆2010/12/31 国境なき医師団 スーダン:MSFの活動状況(ジョングレイ州、ユニティー州) −2010年11月現在−

視覚障害学生支援技法
青木慎太朗編 立命館大学生存学研究センター A5判 182p 2009年2月 送料実費で頒布

第一部 
 第1章 大学における視覚障害者支援の概要 青木 慎太朗 12-30
 第2章 文字情報へのアクセスとその支援 韓 星民 31-68

第二部 
 第3章 視覚障害者への情報支援と著作権法上の課題 青木 慎太朗 70-81
 第4章 出版社の対応とその背景 植村 要 82-108

第三部 
 第5章 スーダンと日本、障害当事者による支援の可能性 斉藤 龍一郎 110-126
 第6章 異なる身体のもとでの交信――COE&新学術領域研究で目指すもの 立岩 真也 127-147

資料編 テキスト校正ガイドブック 立命館大学障害学生支援室 150-178

ni Japan 2007年6月号 特集/ダルフ―ルを見捨てるな
ニュ―・インタ―ナショナリスト・ジャパン編・発行 定価600円 必要な方はこちらへ
内容
  1. イントロダクション ス―ダンレッド
  2. ダルフ―ルの戦争と平和
  3. ダルフ―ル その事実と経過
  4. レイプという武器
  5. アフリカの苦悩と団結
  6. 石油開発とつくられた紛争
  7. コンタクトポイント

【News Sites】
○allafrica.com http://allafrica.com/sudan/
○BBC Country profile: Sudan
○Jeune Afrique Soudan
○ダルフ―ル・ニュ―ス http://darfur-news.seesaa.net/

【Related Sites】
○ス―ダン障害者教育支援の会 http://capeds.org

○アフリカNOW 78号 特集:アフリカ障害者の10年〜アフリカの障害者の取り組みは今
2007年10月20日発行 一部500円(送料実費) 必要な方はAJF事務局こちらへ
内容
【参考図書】
民族紛争を生きる人びと―現代アフリカの国家とマイノリティ
栗本英世著 世界思想社 ¥2,345 四六版 1996年4月 [amazon]

近代ス―ダンにおける体制変動と民族形成
栗田禎子著 大月書店 ¥19,950 809p A5版 2001年3月 [amazon]


 
 
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スーダンPKO 陸自部隊の派遣、13日に是非判断

2010/7/6 12:14

仙谷由人官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相は6日午前、国連平和維持活動(PKO)国連スーダン派遣団(UNMIS)への陸上自衛隊ヘリコプター部隊の派遣を巡り協議し、13日に結論を出すことを決めた。

北沢俊美防衛相は閣議後の記者会見で「国民投票という限定された日時があるから、時間的には極めて厳しい」と指摘。既に運用上の問題などから難しく、「防衛省とすれば一定の結論は出ている」と強調した。

政府は5月にスーダン南部で展開中のUNMISに調査団を送った。来年1月予定の南部の分離独立を問う住民投票を支援するため、陸自のヘリが投票箱などを輸送する可能性を検討している。



 
 
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スーダンPKOへの部隊派遣見合わせ 仙谷官房長官

2010/7/13 16:57

仙谷由人官房長官は13日午後の記者会見で、国連平和維持活動(PKO)スーダン派遣団への陸上自衛隊ヘリコプター部隊の派遣を見合わせると発表した。

理由として(1)内陸部への部隊の輸送・展開が困難であること(2)ヘリコプター運用の支援態勢がまったくなく運用が困難であること−−を挙げた。〔NQN〕



 
 
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スーダンPKO、陸自ヘリ部隊の派遣見送り

2010/7/13 19:39

政府は13日、国連平和維持活動(PKO)国連スーダン派遣団(UNMIS)への陸上自衛隊ヘリコプター部隊の派遣を見送ると決めた。派遣に積極的な岡田克也外相に対し、北沢俊美防衛相が慎重論を唱え調整が長引いていたが、仙谷由人官房長官が同日の記者会見で「派遣を見合わせる」と明言した。

仙谷長官は「部隊の輸送展開、特に内陸部への陸上輸送に想定を超えた困難な面がある。ヘリの支援態勢が全くないことによる困難が極めて大きい」と説明。これに先立ち首相官邸で外相にこうした判断を伝えた。スーダンへの新たな資金協力については「具体的検討には入っていないが、積極的に協力していきたい」と強調した。

政府は5月、スーダン南部で展開中のUNMISに調査団を派遣。来年1月に予定される南部の分離独立を問う住民投票を支援するため、陸自のヘリが投票箱などを輸送する可能性を検討していた。

外相は住民投票を支援する重要性を強調し、部隊派遣に積極姿勢を示してきた。これに対し防衛省は検討の結果、輸送や運用上の問題に加え、投票結果によっては治安悪化の恐れがあり、費用対効果も不透明と判断。防衛相は6月から「時間的に厳しい」と繰り返していた。



 
 
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初の集団殺害罪でも逮捕状 スーダン大統領に国際刑事裁

2010年7月13日20時1分

【ブリュッセル=井田香奈子】スーダンのダルフール紛争をめぐって、同国のバシル大統領を人道に対する罪で国際手配している国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)予審裁判部は12日、新たに集団殺害(ジェノサイド)罪で同氏の逮捕状を出した。

集団殺害罪は国際刑事法上最も重い罪で、ICCがこの罪で逮捕状を発行するのは設立以来、初めて。

バシル氏は今年、大統領に再選された。ICCの訴追に向けた動きを批判し、ICC加盟国への出入りを避けて逮捕を逃れている。

検察側は2008年、集団殺害罪を含む逮捕状を請求したが、予審裁判部は09年3月、人道に対する罪と戦争犯罪に絞った逮捕状を出した。検察側は同年7月、集団殺害罪も容疑に加えるよう上訴裁判部に請求。今年2月、上訴裁判部は予審裁判部の判断を破棄、差し戻した。



 
 
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スーダンPKOへの陸自ヘリ部隊、派遣見送り

(読売新聞 - 07月13日 20:51)

政府は13日、スーダン南部で国連平和維持活動(PKO)を展開する国連スーダン派遣団(UNMIS)への陸上自衛隊ヘリ部隊の派遣を見送ることを決めた。

仙谷官房長官が同日の記者会見で「内陸部への陸上輸送に想定を超えた困難な面がある。ヘリの運用上の支援態勢が全くない」と述べ、見送りを発表した。スーダンでは来年1月、南部の分離・独立を問う住民投票が予定され、国連は日本政府にヘリによる投票箱輸送などの任務を要請していた。

スーダンへのPKO部隊派遣について、岡田外相は、中国が影響力を増大させているアフリカで日本の存在感を示す意義などから積極的だった。これに対し、防衛省・自衛隊は、住民投票前に治安情勢が悪化する懸念や、軍事要員輸送などの任務を現地で要請される可能性を挙げ、難色を示していた。調整の結果、首相官邸は防衛省の判断を尊重した形だ。



 
 
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バシル・スーダン大統領:2度目の逮捕状 集団殺害容疑

【ブリュッセル福島良典】オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は12日、スーダン西部ダルフール地方の紛争を巡り戦争犯罪などで逮捕状が出されているバシル・スーダン大統領に対し、反政府勢力を支持する住民に対する集団殺害(ジェノサイド)の容疑で新たに逮捕状を発行したと発表した。逮捕状発行は昨年3月に続き2度目。

毎日新聞 2010年7月14日 東京朝刊



 
 
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PKO:陸自スーダン派遣、見送り

政府は13日、スーダン南部に展開する国連平和維持活動(PKO)国連スーダン派遣団(UNMIS)への陸上自衛隊ヘリコプター部隊の派遣について「内陸部への陸上輸送に想定を超えた困難がある」などとして、見送ることを決めた。

スーダンでは来年1月、南部の分離独立を問う住民投票が予定され、日本には国連を通じた支援が期待されていた。政府は今年5月、現地調査団を派遣し、UNMIS司令部やスーダン政府関係者らと協議してきた。

その結果、陸上輸送の難しさに加え、ヘリ運用上の各種支援体制が整備されていないことなどが判明。仙谷由人官房長官は13日午後の記者会見で「総合的な判断の結果、見合わせる」と述べた。資金面での協力についても「具体的な検討に入っていない」と述べた。

スーダン派遣をめぐっては、防衛省側が治安情勢の不透明さや派遣経費が膨大になることを理由に難色を示していた。これに対し、外務省側は国際貢献の観点から積極的で、政府として派遣の是非を検討してきた。野党関係者は「米国側が日本からの派遣を望んでいたようだ」と指摘している。【野口武則、横田愛】

毎日新聞 2010年7月14日 東京朝刊



 
 
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反政府組織300人殺害 スーダン軍、ダルフールで

2010.7.17 19:41

AP通信によると、スーダン政府軍関係者は16日、西部ダルフール地方で政府軍と反政府組織「正義と平等運動」(JEM)の戦闘が数日間続き、JEMメンバーの少なくとも300人を殺害し、86人を拘束したと国営通信社に語った。

一方、JEM側は「政府軍に勝利した」と主張している。現地の国連平和維持活動(PKO)の国連・アフリカ連合(AU)ダルフール合同活動(UNAMID)は戦闘の事実を確認したが、死者数は明らかにしていない。

JEMは2月、政府との間で全面停戦を含む和平に向けた枠組み合意に調印。最終的な和平合意に向けて交渉を続けていたが、5月上旬、新たに武力攻撃をしたとして政府を非難、和平交渉を打ち切った。(共同)



 
 
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スーダン軍と反政府側が戦闘、375人死亡 ダルフール

2010年7月18日21時34分

【ナイロビ=古谷祐伸】スーダン西部ダルフール地方の北部で、最大の反政府勢力「正義と平等運動(JEM)」と政府軍の戦闘があり、政府軍によると、JEM戦闘員300人と政府軍兵士75人が死亡した。戦闘は13日発生、国営スーダン通信を通じて政府軍が16日夜、明らかにした。

世界最悪の人道危機と呼ばれるダルフール地方の紛争は2003年に始まり、国連推計で30万人が犠牲になった。戦闘の数は近年、大幅に減ったとされるが、反政府勢力の細分化で和平協議は難航している。JEMは今年に入って和平に前向きな姿勢を見せたが、政府軍の攻撃が再発したとして5月、政府との話し合いをボイコットした。



 
 
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スーダン大統領訪問、隣国チャドが大歓迎 逮捕状は無視

2010年7月22日12時12分

【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ・スーダンのバシル大統領が21日、隣国チャドを訪問し、デビ大統領の歓迎を受けた。チャドは国際刑事裁判所(ICC)の加盟国。ICCはスーダン西部ダルフール紛争に関してバシル氏に集団殺害の罪などで逮捕状を出しており、チャドの無責任な対応に批判が強まっている。

2009年3月にICCから逮捕状が出たバシル氏がその後、ICC加盟国を訪れたのは初めて。チャドには逮捕状執行に協力義務があるが、拒んでいる。

チャドからの報道によると、バシル氏の訪問は、国際会議出席が目的。チャドの内相は「彼は逮捕されない。国際機関の指図は受けない」とICCを挑発した。

国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウオッチは、チャドが「ICCが訴追した人物をかくまった、最初のICC加盟国という恥ずべき称号を得る」と批判した。

チャドとスーダンは、ダルフール地方などを拠点に、それぞれの反政府勢力を通した代理戦争を続け、犬猿の仲だった。ところが今年2月、デビ氏がスーダンを訪問し、両国関係の正常化に合意した。両国とも今年から来年にかけ、大統領選などの重要な政治日程があり、安定を重視しての動きとみられている。

ICCがアフリカばかり標的にしているとの批判がアフリカ連合諸国にあり、バシル氏逮捕に非協力的な空気が広がっているのも、チャドやスーダンには追い風になった。



 
 
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防衛大臣に潘事務総長「PKO活動に一層の貢献を」(08/04 14:42)

日本を訪問中の国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は北沢防衛大臣と会談し、PKO=国連平和維持活動に自衛隊を積極的に参加させるなどさらなる協力を求めました。

潘氏は「憲法上の制約は承知しているが、そのなかでもさらに貢献できる」としたうえで、今 PKOを行っている紛争地などに自衛隊のヘリ部隊を派遣するよう求めました。北沢大臣は「真剣に検討したい。民主党政権は海外での貢献に前向きだ」とこれに応じました。一方で、PKOをめぐっては、国連が去年、スーダンに投票箱を輸送するためのヘリ部隊を派遣するよう求めましたが、先月、政府は移動や運用で危険があるとして断念した経緯があります。これについて、潘氏は「残念だったが、主権国家としての決断は尊重する」と理解を示しました。



 
 
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女装した若者らに公開むち打ち刑、スーダン

* 2010年08月05日 15:54 発信地:ハルツーム/スーダン

【8月5日 AFP】スーダンの裁判所は4日、イスラム教徒の若い男性19人に対し、「女装した」罪で公開のむち打ち刑を実施した。

首都ハルツーム(Khartoum)からナイル川を挟んだ対岸にあるオムドゥルマン(Omdurman)の裁判所は、「不適切な服装」など公衆道徳に反する行為を禁じる法律に違反したとして、各人にむち打ち30回の刑および500〜1000スーダンポンド(約1万7000〜3万4000円)の罰金刑を言い渡した。

むち打ち刑は判決後ただちに執行され、AFP特派員によると、数百人が見守った。

国内メディアは、被告らは「同性愛者」で、同性婚をしようとしていたと報じている。スーダン北部では、同性愛を禁じるイスラム法が適用されている。

同国では去年、ズボンを履いた女性記者が同じく「不適切な服装」を禁じる法に触れ、むち打ち刑が言い渡されるという事件があった。その後、国際的な批判を受け、この女性記者は罰金刑へ減刑された。(c)AFP



 
 
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PKO要員2人誘拐 スーダン西部ダルフール

2010.8.15 18:14

スーダンからの報道によると、同国西部ダルフール地方で14日、国連平和維持活動(PKO)を行っている国連・アフリカ連合(AU)ダルフール合同活動(UNAMID)の要員2人が武装グループに誘拐された。UNAMID報道官が明らかにした。

2人は警察顧問。国籍などは明らかにされていない。武装グループは3人組で、車で連れ去ったという。

ダルフールではPKO要員や援助関係者の誘拐が多発している。(共同)



 
 
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誘拐のPKO要員2人解放 ダルフール

2010.8.18 15:34

スーダン外務省は17日、同国西部ダルフール地方で14日に武装グループに誘拐された国連平和維持活動(PKO)のヨルダン人要員2人が無事解放されたことを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。

2人は現地で展開するPKOの国連・アフリカ連合(AU)ダルフール合同活動(UNAMID)に警察顧問として従事。けがなどはない。

ダルフールでは2009年3月以降、援助関係者やUNAMID要員計19人が誘拐され、援助団体の米国人女性1人以外は解放されている。(共同)



 
 
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2010.08.22 Web posted at: 12:24 JST Updated - CNN

スーダン南部に動物かたどった都市建設の構想 

スーダン南部ジュバ(CNN) サイをかたどった街の耳のあたりに遊園地を作り、目のあたりに五つ星ホテル、キリン型の街の胸部分にゴルフ場、尾の位置には下水処理場――。スーダン内戦からの復興を目指す同国南部に、動物型の都市を建設する案が浮上している。貧しい地域の壮大な計画に、資金源などを疑問視する声も上がっている。

南部自治政府がこのほど発表した計画は、予算101億ドル(約94億円)で数十年をかけ、南部10州の州都を動物の形に再建する内容。立案者の都市開発当局高官、ダニエル・ワニ氏は「手ごたえは上々で、各地から問い合わせが来ている」と話す。

スーダンでは長年の南北内戦が2005年に終結し、南部には暫定的な自治政府が誕生。南部独立の是非を問う住民投票が11年に予定されている。だが自治政府の今年の歳入は2億ドル未満、その98%を石油収入に頼る財政状況のもと、復興事業は停滞気味で、舗装道路さえほとんど整備されていない。

住民からは「計画が実現すれば、各国から多くの人が見に来る」と期待の声が上がる一方、「保健や教育、インフラ整備など、ほかに優先して取り組むべき課題が山積している」との批判も強い。

当局は計画資金の70%を民間投資でまかないたい構え。日本やアラブ首長国連邦の企業が関心を示し、すでに現地を訪問しているという。ただ、スーダン政府の閣議による最終的な承認は得られていない。投資の動きが本格化するのは、南部スーダン銀行から5億ドルの銀行保証が得られてからになるとみられるが、ワニ氏は「何としても実現させる」と断言している。



 
 
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スーダン:南北境界の画定難航 分離問う住民投票に延期案

【ヨハネスブルク高尾具成】来年1月に予定されるスーダン南部の分離独立を問う住民投票で「延期案」が浮上している。北部のスーダン統一政府と南部自治政府の設けた委員会が南北間の境界線画定などで暗礁に乗り上げているためだ。

南部自治政府を主導する「スーダン人民解放運動」(SPLM)は「境界線画定の有無にかかわらず住民投票は実施される」とする一方、北部の政権与党「国民会議党」(NCP)側は「境界線が画定するまで住民投票は延期」と主張。14日には「委員会は両政府に技術的な問題を理由に延期を求めた」と公式に発表した。

来年1月には同時に、内戦の激戦地で南北の境界線上にあるアビエイ地区住民が、北部、南部のどちらに帰属するかを決定する投票も実施予定だ。同地区は産油地帯として知られ、これまでも南北間で利権配分を巡る議論が続いてきた。石油資源を巡る南北間の駆け引きも画定を難しくしている。

毎日新聞 2010年8月23日 東京朝刊



 
 
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スーダンも原発計画、20年の稼働目指す

2010/8/23 9:43

ロイター通信が伝えた国営スーダン通信の報道によると、スーダン政府当局者は22日、国内の電力不足に対応するため原子力発電所建設を計画していると述べた。

当局者によると、スーダン政府は今年初めから原発開発計画に着手、2020年の稼働開始を目指す。今週にも国際原子力機関(IAEA)の代表団が同国を訪問するという。

スーダンは米国から「テロ支援国家」に指定され、経済制裁を受けている。核開発をめぐって欧米との対立が続くイランとも良好な関係を維持しており、計画が具体化すれば欧米との緊張の種となりそうだ。(カイロ=共同)



 
 
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米民間軍事会社、武器輸出違反で罰金36億円

【ワシントン=本間圭一】米国務省は23日、米民間軍事会社「ブラックウオーター社」(現Xe社)が2003〜09年に武器を数か国に無許可輸出していたことについて、罰金4200万ドル(約36億円)の支払いに同意したと発表した。

発表によると、同社が、米国の国際武器取引規制(ITAR)に違反した件数は288件に及んだ。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、違反行為には、アフガニスタンへの違法な武器輸出や、スーダンでの部隊訓練の提案などが含まれる。同社は07年、イラクで多数の市民を射殺する事件を起こし、国際的な批判を受けた。

(2010年8月24日19時42分 読売新聞)



 
 
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CNPC、スーダンの第6鉱区で新油田の稼働を開始

* 2010年 8月 25日 16:00 JST

【北京】石油生産で本土最大手の中国石油天然気集団(CNPC)は24日、スーダンの第6鉱区にある新油田が稼働を開始したことを明らかにした。

CNPCによると、これは同社初の軽質原油の整装油田(油層が断層で切断されることなく、連続している油田)である「ジェイク油田」。このプロジェクト...(有料会員向け記事です)



 
 
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ケニア新憲法式典にスーダン大統領 ICC逮捕状を無視

2010年8月28日23時27分

【ナイロビ=古谷祐伸】スーダン西部ダルフール地方の紛争への関与で、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ているバシル大統領が27日、ナイロビを訪れ、ケニア新憲法の公布式典に出た。ケニアはICC加盟国。逮捕に協力する義務を無視した。

ケニア観光相のエスコートで現れたバシル氏は、つえを振って、どよめく群衆に愛敬を振りまいた。事前に発表された外国要人の出席者リストに、その名前はなくサプライズ出席だった。

2007年末の大統領選をめぐって起きた暴動や民族対立の解決を目指し、ケニアは新憲法を制定した。暴動の首謀者の捜査はICCに委ねた。

それだけにバシル氏を、国の一大行事の賓客として招いたケニア政府の対応は、人々を驚かせた。ICCは同日、国連安保理に事態を報告、しかるべき対応を求めた。

ダルフール紛争の犠牲者は推定30万人。ICCは09年3月に人道に対する罪などで、今年7月には集団殺害罪で、バシル氏の逮捕状を出した。

だが、バシル氏はアフリカ外遊を繰り返し、7月にはICC加盟国のチャドを訪問。アフリカ連合は同月の首脳会議で、ダルフール和平に悪影響を及ぼすから逮捕に協力しないよう、加盟国に呼びかけた。そのため、バシル氏のアフリカでの行動は事実上、逮捕状に影響されていない。



 
 
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スーダン:南部独立巡る住民投票、必ず実施を−−米大統領

【ニューヨーク草野和彦】スーダン情勢に関する約40の関係国・機関の閣僚級会議が24日、国連本部で開催され、オバマ米大統領が演説した。来年1月に予定されるスーダン南部の分離独立を問う住民投票について、大統領は「平和へ進むか、流血の事態に戻るかを決める可能性がある」と述べ、期限通りの実施と結果の受け入れを、スーダン北部の統一政府と南部の自治政府に求めた。

スーダンの南北内戦は、05年の南北包括和平合意(CPA)までに約200万人の死者、約400万人の難民・避難民を出したとされる。住民投票はCPAの柱だ。

会議には統一政府のタハ副大統領と自治政府のキール大統領も出席。オバマ大統領は、両政府がCPA上の義務を守れば、「米国とスーダンとの関係改善につながる」と訴えた。

会議は潘基文(バンキムン)・国連事務総長が主催した。

毎日新聞 2010年9月25日 東京夕刊



 
 
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CNPC、スーダンの製油所は2月に大型保守作業へ

* 2010年 10月 20日 21:00 JST

【上海】ハルツーム製油所は2月に大型メンテナンス作業を実施する、と中国石油天然気集団(CNPC)は20日、社内ニュースレターで明らかにした。同製油所はCNPCとスーダン政府が合同で保有している。

CNPCは日量10万0,410バレル規模の製油所のメンテナンス計画にかんする詳細は示...(有料会員向け記事です)



 
 
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スーダン:南部独立、住民投票に暗雲 欧米と政府、思惑にずれ--来年1月

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ・スーダンで来年1月9日に予定される南部の分離独立の是非を問う住民投票まで2カ月を切った。南部支援を鮮明にし住民投票実現を求める欧米と、北部主導で南部独立に消極的立場のスーダン統一政府と姿勢の違いが浮き彫りになってきた。スーダン統一政府からは、住民投票を延期すべきだとの声も聞かれ、予定通りの投票実施が危ぶまれている。

オバマ米大統領はケリー上院議員を先月から今月にかけ2度にわたりスーダンへ派遣した。米国は、公正な住民投票の期日通りの実施▽選挙結果の受け入れ▽南北境界と南北での石油利益配分の確定--を条件に、「早ければ来年7月にもテロ支援国家指定(93年から継続)を解除する意向がある」と統一政府に伝えた。

一方で米政府は今月1日、スーダンへの制裁(97年から継続)を1年延長し、「アメとムチ」で住民投票を実施させたい考えだ。欧州各国も住民の意思で南部を独立させ、それを支持したいとの思いは強い。イスラム色の強い北部に対し、南部にはキリスト教徒が多いほか、地下資源開発への思惑もあるためだ。

これに対し、統一政府の本音は、南部の独立を阻止しスーダン統一を維持すること。バシル大統領率いる統一政府与党「国民会議」は、「南北境界を画定しないまま住民投票を実施すれば再び内戦になる」と明言し、欧米の圧力をけん制している。

南北の境界については、油田のあるアビエイ地区の帰属などで南北双方が対立したままだ。南部の住民投票管理委員会は先月、投票登録を11月半ばに開始すると発表。統一政府高官は「アビエイ地区について誰が投票するかで合意ができておらず実施の延期は避けられない」と述べた。

スーダンではアラブ系でイスラム教徒中心の政府が80年代、キリスト教徒や土着宗教中心の南部にもイスラム法を導入しようとしたことなどを機に内戦に突入。政府と南部の主要勢力「スーダン人民解放運動」(SPLM)が05年に「包括和平合意」(CPA)を結んだが、約20年間で推定200万人が死亡した。

南部独立の住民投票は南部出身者が投票する予定でCPAの合意事項の一環。CPAには、アビエイ地区住民の帰属決定投票の実施も盛り込まれている。欧米メディアは南部独立を支持する有権者が多数との見方を示しているが、南部を主導するSPLMは一部部族に支配されていることや不十分なインフラへの不安もあり、独立に否定的な住民もいる。

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◇南北スーダンを巡る動き◇

1899年 英・エジプトの共同統治下に置かれる

1955年 英・エジプトからの独立運動下で南北内戦発生

 56年 スーダン独立

 71年 クーデターで権力奪取した革命評議会のヌメイリ議長が大統領に

 72年 アディスアベバ(エチオピア)合意により第1次南北内戦終結

 83年 ヌメイリ政権がイスラム法導入。反発する南部ディンカ人を主体とするスーダン人民解放軍(SPLA)との間で第2次南北内戦発生

 89年 バシル准将が無血クーデターで権限掌握

 93年 バシル氏が大統領に就任

2005年 南北包括和平合意(CPA)で停戦。暫定政府が発足し6年間の移行期間開始

 10年 4月に総選挙を実施。バシル大統領再選、キール氏が南部自治政府大統領に当選

 11年 南部独立を問う住民投票(予定)

毎日新聞 2010年11月11日 東京朝刊



 
 
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スーダン南部、軍の誤爆で死者

2010/11/13 23:23

【ジュバ(スーダン南部)=共同】南部独立が焦点となっているスーダンの南北境界近くで12日、反政府組織「正義と平等運動」(JEM)を攻撃していた北部の政府軍が誤って南部を空爆、死傷者が出た。南部のスーダン人民解放軍(SPLA)報道官が13日明らかにした。

AP通信が伝えた南部駐在の国連当局者の話では、死傷者は数人とみられる。



 
 
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スーダンのテロ指定、住民投票尊重なら解除 米が表明

2010年11月17日22時10分

【ニューヨーク=丹内敦子】来年1月に南部地域の独立などを問う住民投票が設定されているスーダンをめぐり、クリントン米国務長官は16日、スーダン政府が予定通りに住民投票を実施して結果を受け入れるなら、米政府によるテロ支援国家指定解除の手続きを始めると表明した。

国連安全保障理事会で開かれた閣僚級会合で発言した。住民投票をめぐっては、準備の遅れが指摘されているが、石油資源が豊富な南部は独立を選択する可能性が高いと見られている。一方で、住民投票後の紛争の再発も南北間などで懸念されている。

クリントン氏は、「いかなる結果でも住民の意思は尊重されるべきだ」と強調。南北スーダンで石油収入の配分や境界線をめぐる合意形成を急ぐべきだと主張した。スーダン政府が西部ダルフール紛争の平和的な解決など「平和への道」を選択すれば、経済制裁の解除も検討するとの考えを示す一方、「紛争を選べば、さらなる圧力や孤立を招く」と警告した。

この日の安保理では、今月の安保理議長国である英国のヘイグ外相が議長声明を発表し、予定通りの住民投票実施を促した。日本は松本剛明外務副大臣が出席し、「監視団の派遣に向けて準備を行っている」と表明した。ただし日本は7月、自衛隊のヘリ派遣は見送っている。



 
 
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有権者登録期間を延長 スーダン住民投票

2010.11.27 13:59

ロイター通信によると、スーダン南部の分離独立の是非を問う来年1月9日の住民投票の投票管理委員会当局者は26日、有権者登録の期限を12月8日まで1週間延長すると述べた。南部で登録に訪れる人が殺到、登録用の書類が足りなくなったことが理由としている。

1月9日の実施に変更はないと強調している。住民投票は、20年以上続いた南北内戦を終結させた和平プロセスの最終段階で、南部の独立選択が確実視されている。ただ、境界画定が完了していないなど準備が大幅に遅れており、予定通りの実施を危ぶむ声が出ている。

南部住民など住民投票の有権者は推計約550万人。今月15日の登録開始以降、少なくとも約130万人が登録を済ませた。(共同)



 
 
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貨物機墜落で6人死亡 パキスタン 乗員は絶望か

2010/11/28 10:37

【イスラマバード=共同】パキスタン南部カラチで28日未明、貨物機が離陸後間もなく空港近くの住宅地に墜落、炎上し、地元テレビによると、現場から6人の遺体が見つかった。乗員8人の生存は絶望視されているが、遺体が乗員かどうかは不明。地上にいた男性が少なくとも1人負傷した。

乗員はロシア人との情報がある。

航空当局によると、貨物機は海軍関係者が住む地区にある建設中の建物に墜落した。スーダンの首都ハルツームに物資を運ぶところだった。

地元テレビは目撃者の話として、墜落直前、貨物機の左翼から炎が出ていたと伝えた。

カラチでは今月5日に小型チャーター機が離陸直後に墜落、乗客乗員21人が死亡する事故が起きている。



 
 
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貨物機が住宅地に墜落、乗員8人死亡 パキスタン

2010.11.28 Sun posted at: 09:07 JST

(CNN) パキスタン当局者によると、同国南部の最大都市カラチで28日未明、新興住宅地に貨物機が墜落、炎上した。墜落機に乗っていた少なくとも8人が死亡した。

民間航空当局の報道担当者によると、貨物機は同日午前1時45分にカラチのジンナー国際空港を出発し、スーダンの首都ハルツームへ向かったが、数分後に墜落した。死者は全員、同機の乗員だった。

目撃者の1人はCNNに、墜落前に翼が燃えているのを見たと語った。

現場周辺の住民らがCNN系列局に語ったところによると、地上では工事中の建物2棟が破壊されたが、死傷者は報告されていない。

現場からの映像は、消防士ら数十人が現場へ駆け付ける模様を伝えている。



 
 
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パキスタンで貨物機墜落、11人死亡

2010/11/29 0:29

【イスラマバード=共同】パキスタン南部カラチで28日未明、カラチ国際空港を離陸した貨物機が間もなく近くの住宅地に墜落、炎上し、地元テレビによると、現場からロシア人の乗員8人を含む11人の遺体が見つかった。ほかに男性1人が大やけどを負った。

航空当局によると、貨物機は海軍関係者が住む地区にある建設中の集合住宅に墜落した。乗員以外の死者は現場に滞在していた建設作業員とみられる。

貨物機はロシア製のイリューシン76で、スーダンの首都ハルツームに物資を運ぶところだった。

地元テレビは目撃者の話として、墜落直前、貨物機の左翼から炎が出ていたと伝えた。

カラチでは今月5日にも小型チャーター機が離陸直後に墜落、乗客乗員21人が死亡する事故が起きている。



 
 
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襲撃で南部兵士ら12人死亡 北部は関与否定 スーダン

2010.12.3 13:26

ロイター通信によると、国連平和維持活動(PKO)スーダン派遣団(UNMIS)報道官は2日、同国南部ユニティ州で、南部自治政府のスーダン人民解放軍(SPLA)兵士やその家族を乗せた車両が武装集団の襲撃に遭い、12人が死亡、10人が負傷したと述べた。

SPLA報道官は、北部の政府軍が襲撃に関与したと非難、北部側は否定している。スーダンでは南部の分離独立の是非を問う住民投票が来年1月9日に予定されており、今回の事件を受け南北間の緊張がさらに高まることも予想される。

同報道官によると、襲撃は1日にユニティ州の州都ベンティウ付近で発生。死者のうち10人はSPLAの兵士で、2人は一般人だった。(共同)



 
 
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男女共演のファッションショーは「わいせつ」、モデルに有罪判決 スーダン

* 2010年12月09日 15:09 発信地:ハルツーム/スーダン

【12月9日 AFP】男女のモデルが一堂に会するファッションショーに出演したのは「わいせつ行為」にあたるとして、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)の刑事裁判所は8日、男性モデル7人と女性モデル1人に有罪判決を下し、それぞれ200スーダン・ポンド(約2万7000円)の罰金刑を命じた。むち打ち刑は免除した。

8人は今年6月、ハルツーム市内のクラブで開かれた同市史上初の男女モデルが共演するファッションショーに出演し、逮捕された。

このショーの観客はモデルの家族や友人たちで、ステージでは欧米の衣装をまとった男性モデルがシャツの前をはだけた格好でポーズを決めたり、女性モデルがパーティードレス姿でキャットウォークするなどしていた。このショーがらみでは20人以上が逮捕されている。

スーダンの法律では、「わいせつ行為」や「不適切な服装」で有罪になると、罰金200スーダン・ポンドとむち打ち40回が科される。今回有罪となったモデルたちの弁護人によると、男女が同じ場所にいるだけでも犯罪と見なされるという。

弁護人は、判決を不服として上訴する方針を明らかにした。

スーダンの厳しい服装取り締まりをめぐっては前年、ズボンをはいていた女性記者が逮捕・起訴され、むち打ち刑が下されたことが欧米で大きく報じられた。国際社会の批判を受け、女性記者は罰金刑に減刑された。(c)AFP



 
 
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政府、スーダンに選挙監視団=23日から順次出発

政府は10日午前の閣議で、来年1月9日から15日までスーダン南部の分離独立を問う住民投票が行われることを受け、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく選挙監視団の派遣を決めた。国連の支援要請に基づくもので、今月23日から順次日本を出発し、来年1月中旬に帰国する。

選挙監視団は、石井祐一前スーダン大使を団長に、官民の計15人で構成。派遣期間中は、首都ハルツームと南部の中心都市ジュバを拠点に、投票所の巡回や開票作業の監視などを行う。 

スーダンの住民投票をめぐっては、政府は先に、陸上自衛隊ヘリ部隊による投票箱の輸送を検討。部隊運用の困難さなどから、最終的に派遣を見送った経緯がある。

スーダンでは、20年以上に及ぶ南北間の内戦を経て、2005年に包括和平合意が成立。その際、住民投票の実施が約束されていた。(2010/12/10-10:23)



 
 
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スーダン:緊張高まる南部 来月、分離独立問う住民投票 日程先延ばし案、火種に

【ヨハネスブルク高尾具成】スーダンで来年1月9日に予定されている南部の分離独立の是非を問う住民投票を巡り、独立を目指す南部の政治勢力と「独立阻止」を狙う中央政府(北部)の間で緊張が高まっている。投票実務を担う住民投票管理委員会が「投票日の先延ばし」を示唆したことに対し、南部の独立推進派が「意図的な遅延だ」と猛反発。住民投票が実際に先送りとなれば、混乱は必至の情勢だ。

同国では、政府が83年にイスラム法を導入し、キリスト教徒主体の南部が反発して内戦が始まった。内戦は05年の包括和平合意で終結し、この時に住民投票が約束された。南部には現在、旧反政府勢力「スーダン人民解放運動」が主導する自治政府が存在し、住民投票による独立承認を目指している。

投票の有資格者は推計約600万人おり、投票管理委は当初、先月15日〜今月1日を有権者登録期間としていた。しかし同委は先月26日、「技術的な問題の発生」を理由に登録期間を今月8日まで延長した。同日までに約300万人が登録したとみられるが、同委は登録締め切り前の2日に「投票日の3週間先延ばし」を決定するようバシル大統領に要請する意向を示唆した。

これに対し、南部の自治政府側は「独立阻止を目指す政府の投票引き延ばし」と反発。予定通り1月9日に投票を強行する構えを見せており、大統領が投票先延ばしを決定するかが焦点になっている。

南部のユニティ州では今月2日、自治政府兵士や住民が乗った車が何者かに襲撃されて12人が死亡するなど暴力事件が相次いでいる。自治政府側は「政府が情勢を混乱させようと事件を起こしている」と非難し、政府への不信感は頂点に達している。

◇財政支える原油生産地

南部は国家財政の大半を生み出す原油の産地であるため、北部に拠点を置く中央政府は南部の独立に消極的。今回の住民投票を巡っては、内戦中から南部側を支援してきた米国が先月、「予定通りの実施」と「結果受け入れ」を条件に、スーダン政府に「テロ支援国家指定解除手続きの開始」をちらつかせるなど、実施を後押しする国外の圧力も強まりつつある。

毎日新聞 2010年12月12日 東京朝刊



 
 
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赤十字の男:中立を闘った25年/8 91年 スーダン内戦

◇アフリカ、悲劇の規模も広大

アフリカは広大だ。救助を必要とする悲劇の規模も、それまでいた中東や中南米とはスケールが違った。

1991年末、ミシェル・ミニグ氏はケニア北部ロキチョキオの難民キャンプに降り立った。空港から倉庫、病院、国連機関の事務所が集まっている。隣国スーダン内戦(1983〜2005年)の避難民を受け入れる国際センターで、スーダン領内は危険なため、国境から25キロの同地に設営されていた。

赤十字国際委員会(ICRC)だけで職員約100人。何トンもの食料を運ぶC130輸送機や大型旅客機DC8を改造した専用チャーター機まである。ミニグ氏は、この大所帯を切り回し、他機関との分担を調整する責任者を任された。

アフリカ最大の国スーダンは、北部のアラブ系政権がイスラム化政策を推し進め、南部のキリスト教徒を含む黒人諸民族が反発。油田利権も絡み、内戦が続いていた。停戦までの死者200万人、難民400万人。第二次大戦後、最大規模の紛争の一つだ。干ばつや洪水の被害も重なり、人道的惨事はまさに大陸規模で拡大した。

「レバノンの惨事はシニカルで破滅型。激烈だが、規模は町や丘の域を出ない。スーダンは激しさの前に規模が尋常でない。初めて難民の群れを見た時は、ぼうぜんとした」

中東や中南米の移動はランドクルーザーだが、アフリカは飛行機だ。ところが、スーダンは広すぎる上に通信が完備しておらず、救助に向かう知らせが、紛争地の相手に届いたのか分からない。

上空から目指す村が見えると、赤十字マークを見てもらうため、高高度で旋回しながら少しずつ降下していく。茂みから砲撃しようと狙っているかもしれない。標章を見ただろうか。いつでも確信は持てないが、ある時点でミニグ氏が決断しなければならない。着陸すると、どこからともなく何百人もの村人が現れる。地上でも敵機かどうか様子をうかがっているのだ。

コメや水を配り終えた帰りの飛行機で、負傷者を数百キロ遠方から連れ帰り、次々と数百のベッドが並んだ病院に担ぎ込む。

「戦争外科とは恐るべき特殊医療だ。医者たちはのべつ幕なしに人体を切りまくる。においもすごい。でも、手足のない人、体に穴のあいた人が人工器官や器具を取り付けられて、数カ月後に立ち上がるようになる。負傷者が歩き出す光景を見た時は息をのむくらい感動する。人の姿は何て美しいんだろう、と」【ジュネーブ伊藤智永】=つづく

毎日新聞 2010年12月14日 東京朝刊



 
 
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安保理の重要性強調=米大統領

【ワシントン時事】オバマ米大統領は13日、ホワイトハウスで開かれた国連安保理メンバーの会合に参加、国連および安保理の重要性を強調した。会合には、日本の西田恒夫国連大使も出席した。

会合は、ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)とライス国連大使が主宰。オバマ大統領は、来年1月に行われるスーダン南部の分離独立を問う住民投票を控え、安保理が一致団結して全当事者に包括和平合意を順守させることが重要だと指摘。北朝鮮やイランの核問題などにも言及した。(2010/12/14-13:04)



 
 
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むち打ち刑動画、ネットに スーダン、女性数十人デモ

2010.12.15 19:54

スーダンの女性がむち打ち刑を受ける様子とされる映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿されたのを受け、同国の首都ハルツームで14日、女性数十人がむち打ち刑に抗議するデモを行い、逮捕された。ロイター通信などが伝えた。

シャリア(イスラム法)が敷かれているスーダンでは、飲酒などに対してむち打ち刑が執行されているが、人権団体などから批判も出ている。

投稿映像では、周囲に人がいる中で警官2人が笑いながら、ひざまずいて泣き叫ぶ女性に対しむち打ちを行っている。

法務省前で抗議デモを行った女性たちは「女性を辱めることは国民を辱めることだ」などと訴えた。現場にいた英BBC放送の記者が取材機材を当局に押収された。(共同)



 
 
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超高温の隕石からアミノ酸を発見

Andrew Fazekas

for National Geographic News

December 21, 2010

ヒ素を食べて増殖する生命体の発見に続いて、今度は生命の基礎となるアミノ酸を、存在しないはずの場所からNASAが発見した。2008年にスーダン北部に落下した隕石はかつて非常に高温だったが、意外なことにその破片の内部からタンパク質の前駆物質であるアミノ酸が発見されたという。

アミノ酸はこれまでも、炭素を豊富に含むさまざまな隕石から発見されているが、いずれも比較的低温の環境で形成されたものだった。しかし今回初めて、自然の状態で摂氏約1100度にまで温度が上昇していた隕石からアミノ酸が発見された。研究を率いたメリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターの宇宙生物学者ダニエル・グラビン氏は、このような極端な温度では内部の有機物質は完全に破壊されるはずだと話す。

同氏は声明の中で、「これまでは、小惑星でアミノ酸ができるには、単純に比較的低温な環境と液体の水の存在が必要だと考えられていた。しかし、非常に高温の小惑星が冷える過程で生じる気体の反応でもアミノ酸が生成される可能性がでてきた」と述べている。さらにこの発見によって、「生命の源が小惑星によって地球に飛来したとする説を裏付ける証拠が1つ増えた」という。

この隕石は、約1500万年前に他の天体と衝突したために地球に接近し2008年に地球の大気圏に突入した直径約4メートル、重さ約59トンの小惑星の破片である。地球の大気圏に突入する前に発見された史上初の天体となった。

この小惑星が落下したスーダンのヌビア砂漠で後に行われた調査で、600個近い隕石の破片が発見された。「この隕石から地球外アミノ酸の証拠が発見されたことは重大な意味を持つ。地球上で生命が誕生する以前に宇宙でどのような化学変化が起きたかを知ることができる」とグラビン氏は期待する。また、「初期地球や火星などの太陽系の惑星でアミノ酸が形成された一因がこのような隕石だった可能性がある」。つまり、小惑星によってアミノ酸などの有機化合物がもたらされることは、太陽系ではこれまで考えられてきた以上に一般的な現象なのかもしれないという。

この研究は「Meteoritics and Planetary Science」誌2010年12月15日号に掲載されている。



 
 
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避難民280万人の発生も想定 スーダン住民投票で国連

2010.12.22 13:02

スーダン南部の独立の是非を問う来年1月9日の住民投票について、国連は投票に伴い深刻な混乱が生じた場合、最悪で280万人の避難民が発生して周辺国に大規模流入する可能性も想定し、危機管理計画を策定していることが分かった。AP通信が21日伝えた。

一方、スーダンのバシル、南部自治政府のキール両大統領は同日、首都ハルツームで隣国エジプト、リビア両首脳と会談し、平和裏の投票実施を呼び掛ける共同声明を発表。住民投票は境界線画定の難航などによる南北の対立が解消されないまま実施が迫っており、4首脳の会談は危機感の強さを示していると言えそうだ。

エジプトのムバラク大統領、リビア最高指導者カダフィ大佐は、統一維持を支持する姿勢を見せていたが、声明では独立、統一維持にかかわらず結果を尊重することを確認した。(共同)



 
 
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スーダンで住民投票の準備進む 1月実施へ

2010.12.24 Fri posted at: 12:19 JST

(CNN) スーダンからの独立の是非を問う住民投票が来年1月に行われる南部スーダンに22日、20トンあまりの投票用紙が到着した。

投票用紙を積んだ飛行機は南部スーダン自治政府の首都ジュバの空港に着陸した。その後、投票用紙は国連統合住民投票・選挙部(UNIRED)スタッフらの確認を受け、トラックで安全な場所へと運ばれた。

住民投票は1月9日から15日まで行われる。UNIREDは選挙監視を支援するための専門家委員会を設置しており、タンザニア前大統領のベンジャミン・ムカパ氏が委員長を務める。

この住民投票は、スーダンの南北内戦を終結させた2005年の和平条約に重点条項として盛り込まれたものだ。内戦はアラブ系のイスラム教政府と、キリスト教やアニミズムを信仰する南部の黒人住民との間で戦われ、1983〜2005年に200万人が死亡、数百万人が南部スーダンなどから追放された。



 
 
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反政府組織40人殺害 スーダン・ダルフール地方

2010.12.25 20:13

国営スーダン通信によると、同国西部ダルフール地方で24日、「正義と平等運動」(JEM)、「スーダン解放運動」(SLM)の反政府2組織と政府軍の戦闘があり、政府軍はJEMメンバーら40人を殺害、武器など多数を押収した。

深刻な人道危機が指摘されたダルフール紛争をめぐっては和平機運が一時高まったが、最近は再び戦闘が散発的に起きており治安悪化の傾向にある。来年1月9日には、同国南部の分離独立の是非を問う住民投票が予定されており、20年以上続いた南北内戦の再燃を懸念する声も出ている。(共同)



 
 
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WorldVoice:最後の1匹を終えると、最初の1匹がまた空腹になるの…

◇最後の1匹を終えると、最初の1匹がまた空腹になるの。母乳では足りず、1日5回は特製ミルクをあげているわ

ドイツで9月にローデシアン・リッジバックの子犬17匹が生まれたことについて飼い主の女性が。名前を覚えるのが大変という。21日のAP通信より

◇大統領への世論は、「聖戦の戦士」から泥棒に変わるだろう

スーダンのバシル大統領が国の資金90億ドルの大半を銀行に隠した疑惑で、国際刑事裁判所の主任検察官が。ウィキリークス入手の米公電を報じた英紙ガーディアン(電子版)より

◇敵を追いやり、消滅させることを期待してきたし、今後も期待し続ける

アフガニスタン駐留の国際治安支援部隊の報道官が、今年の外国部隊の死者が700人に達したことについて。時事AFPより

◇単なる情報収集で、検証や報告をするつもりはない

1952年以降の未確認飛行物体(UFO)に関する数千もの目撃情報が公開され、ニュージーランド軍が。同国紙ドミニオン・ポストより

毎日新聞 2010年12月27日 東京朝刊



 
 
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G・クルーニーさん、衛星でスーダン監視のプロジェクト

2010.12.30 Thu posted at: 11:09 JST

(CNN) 米国の人気俳優ジョージ・クルーニーさんの率いる人道団体が、1月に住民投票を控えたスーダンの情勢を人工衛星から監視するプロジェクトを開始した。

プロジェクトは、クルーニーさんが共同設立者となり、スーダン西部ダルフールの紛争解決に尽力してきた団体「ノット・オン・アワ・ウォッチ」が資金を提供。国連や米インターネット検索大手グーグル、ハーバード大学が協力する。

上空から国境付近の「危険地帯」にスポットを当てて民間人への脅威や避難民の動き、村落襲撃の状況などを監視し、ネット上にリアルタイムで公開する。専用サイトは29日に開設された。

クルーニーさんは声明で「大量虐殺などの戦争犯罪を犯そうとする者に、われわれが見ているということ、世界が見ていることを知らせたい」「戦争犯罪者は暗闇で活動する。メディアの注目を浴びれば集団的な残虐行為は犯しにくくなる」と述べた。

1月の住民投票は南部スーダン独立の是非を問う内容で、南北内戦を集結させた2005年の和平条約に基づいて実施される。内戦では200万人が飢えなどで死亡した。住民投票をめぐる対立で暴力が再燃する事態も懸念されている。



 
 
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陸自ヘリ部隊派遣を再検討 スーダンPKO

2010/12/30 23:42

政府は30日、スーダンで展開中の国連平和維持活動(PKO)スーダン派遣団(UNMIS)に陸上自衛隊のヘリコプター部隊を派遣する検討に入った。7月にいったん断念した経緯があるが、UNMISの要請を受けて再検討する。スーダンで1月に実施される南部独立の是非を問う住民投票の結果やその後の現地情勢をにらみ、来春以降の派遣を調整する。



 
 
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係争地の住民投票絶望的 スーダン内戦再燃に懸念

2010.12.30 19:46

スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票が来年1月9日に迫る中、係争地の油田地帯アビエイ地区の帰属を決める同地区の住民投票の同時実施が絶望的となっている。有権者の範囲に関する対立に加え、石油資源をめぐる南部と北部の争いが背景にある。同地区の混乱が内戦再燃の導火線になりかねないとの懸念が高まっている。

アビエイ地区は約200万人が犠牲になった南北内戦の激戦地の一つ。内戦を終結させた2005年の包括和平合意(CPA)で、帰属先を決める住民投票を、南部住民投票と同時に行うことが規定された。だが投票管理委員会さえ設置されておらず、準備は全く行われていない。

原因の一つは、同地区の土地をめぐる南部系黒人農耕民族ディンカと、北部のアラブ系遊牧民ミッセリアによる長年の対立。北部側は伝統的に乾期に同地区へ南下し家畜の放牧を行ってきたミッセリアの投票権を主張。「CPAでアビエイはディンカの領域と規定された」とする南部側との溝は埋まっていない。(共同)



 
 
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スーダンの南北問題

スーダンの南北問題 アラブ系イスラム教徒が多数を占める北部が伝統的に支配層を形成し、キリスト教徒の多い南部が反発する国内対立。西欧全域にほぼ匹敵する面積を持つスーダンには多様な民族が暮らしているが、1983年にアラブ系のヌメイリ政権がイスラム法を軸に統一を強化しようとしたため南北間の内戦が勃発。2005年の内戦終結までに200万人以上が犠牲になった。

住民投票で独立が承認されれば、05年の和平合意が期限切れを迎える11年7月、南部は新国家となる見通し。ただ、内戦など混乱を経て全土に散在する南部出身者が、独立した南部から切り離される事態を懸念する声もある。(ロンドン時事)

(2010/12/30-14:53)



 
 
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スーダン:ダルフール緊迫 西部で反政府勢力結集、「南部独立」住民投票に影

【ヨハネスブルク高尾具成】南部の独立を問う住民投票が来月9日に行われるアフリカ・スーダンで、南北の対立とは別に、西部ダルフール地方の紛争が再燃する兆しを見せており、住民投票への波乱要因になっている。先週にはダルフールで政府軍と反政府勢力による戦闘が発生、反政府側の40人が死亡した。背景には独立を目指す南部との微妙な駆け引きにダルフール紛争が影響を及ぼさないよう、バシル大統領が軍事攻撃を含めた“解決”を目指し、強硬になりつつある事情がある。これを受け、分裂していた反政府勢力は結集しつつあり、情勢は混とんとしつつある。

アラブ系の中央政府に対し、黒人住民らの反政府勢力が対立していたダルフール紛争は今年2月、政府と主要反政府勢力「正義と平等運動」(JEM)が和平実現に向けた枠組み合意に調印した。しかし、他の反政府勢力などとの足並みがそろわず、断続的な交渉は続くものの最終合意には至っていない。

24日にダルフールで起きた戦闘では、JEMなど複数の反政府勢力が数年ぶりに結集し、「政府軍に重大な損失を与えた」と発表した。直接的には関係のない南部住民投票を機に、ダルフールの反政府勢力がまとまりを見せ始めている。

バシル大統領にはダルフール紛争での「戦争犯罪」などの容疑で09年と10年、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出されている。南部住民投票の結果を認めるよう国際的に圧力を受け、南部と交渉を続けなければならないバシル大統領にとってはダルフール紛争の解決は急務だ。

バシル大統領は29日、「反政府勢力側が最終合意に至らないなら(中央政府は)和平交渉から退くことになる」と警告した。

国連によると今月10日以降、西部での戦闘で新たに推定3万2000人が避難民化しており、事態悪化が懸念されている。

一方、住民投票は来月9〜15日に実施される。AFP通信によるとバシル大統領は29日、「南部の同胞の決定を否定しない」とし、分離・独立が決定した場合でも「新たな同胞国家として最初に承認する」と述べた。21日にはキール南部自治政府大統領を交え、隣国エジプト、リビア両首脳と会談。平和な投票実施を呼び掛ける共同声明も発表した。

しかし、南北の境界線画定などを巡り、南北間の対立は解消されていない。住民投票を支援する米国はバシル大統領に対し「予定通りの実施」「結果の受け入れ」を求めている。

毎日新聞 2010年12月31日 東京朝刊



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