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ス―ダン共和国 2008年1月〜6月

アフリカアフリカ Africa 2014


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○外務省 各国・地域情勢 ス―ダン共和国

◆2008/01/01 北京週報  国連・AU合同平和維持部隊、ダルフ―ルに配置
◆2008/01/01 AFP BB News ダルフ―ル、国連・AU合同部隊が活動開始へ
◆2008/01/01 MSN産経ニュ―ス 米大使館員が銃撃され重体 ス―ダン
◆2008/01/01 AFP BB News ス―ダンで米大使館の車両に銃撃、運転手と米外交官が死亡
◆2008/01/02 cnn.co.jp 米外交官が路上で銃撃受け死亡、ス―ダン政府はテロ否定
◆2008/01/02 NIKKEI NET 米外交官、ス―ダンで銃撃され死亡
◆2008/01/02 nikkansports.com ス―ダンで米外交官が撃たれ死亡
◆2008/01/03 AFP BB News ス―ダン当局「米外交官銃撃はテロではない」
◆2008/01/05 JANJAN ス―ダン:石油開発の陰で忍び寄る環境破壊
◆2008/01/07 toyokeizai.net 次期大統領候補の発言に見る対中・外交政策
◆2008/01/09 外務省報道官会見記録(1月9日付) ス―ダンにおける南北包括和平合意(CPA)履行について
◆2008/01/09 外務省 ス―ダンにおける南北包括和平合意(CPA)の履行について
◆2008/01/10 NHK ダルフ―ルPKO 対応不十分
◆2008/01/10 NIKKEI NET ス―ダン軍、国連の車列を銃撃・ダルフ―ル
◆2008/01/10 時事ドットコム 2008/01/10-09:57 ダルフ―ルPKOの展開遅延=ス―ダン政府の非協力が原因−国連高官
◆2008/01/10 中日新聞 PKO施設に自衛官派遣検討 政府、訓練指導で国際貢献
◆2008/01/12 時事ドットコム 2008/01/12-10:43 ダルフ―ルPKO襲撃を非難=展開妨害なら「新たな対応」−安保理
◆2008/01/12 NIKKEI NET 国連安保理が非難声明、ダルフ―ル銃撃事件で
◆2008/01/14 MSN産経ニュ―ス 【グロ―バルインタビュ―】「世界で最も困難な職務 国連事務総長」ジェ―ムズ・トラウプ氏
◆2008/01/15 diamond.jp 北京五輪ボイコットが叫ばれる背景とは
◆2008/01/18 JANJAN 米国:米議会、クラスタ―爆弾と少年兵問題で動く(全訳記事)
◆2008/01/19 JANJAN 2007-08年の課題:国連、米国の支配で無力化
◆2008/01/19 NIKKEI NET 米俳優G・クル―ニ―氏、国連平和大使に任命
◆2008/01/20 Daily Sports G・クル―ニ―が平和大使に
◆2008/01/20 MSN産経ニュ―ス カンボジアで米女優ミア・ファロ―さんが反中デモ
◆2008/01/20 AFP BB News 米女優ら企画の集会中止に、ダルフ―ル問題で中国に配慮か カンボジア
◆2008/01/20 Reuters 米俳優G・クル―ニ―、国連の平和大使に
◆2008/01/21 asahi.com アラブ民兵のリ―ダ―格、ス―ダン政府の大臣顧問に任命
◆2008/01/21 eiga.com ジョ―ジ・クル―ニ―、国連平和大使に任命される!
◆2008/01/21 エンタメ 虐殺の地で中国に抗議デモ ダルフ―ル問題で米女優
◆2008/01/23 AFP BB News ザンビア ス―ダンに快勝し白星発進
◆2008/01/24 JANJAN 2007-2008年の課題:国連、米国の支配で無力化(全訳記事)
◆2008/01/28 時事ドットコム 2008/01/28-23:32 ダルフ―ル支援で治安部隊派遣=EU外相理が決定
◆2008/01/29 asahi.com 心温まるハンドメイドに見るス―ダンの文化
◆2008/01/29 外務省 ス―ダン共和国に対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力「南部ス―ダンにおける道路修復及び地雷除去計画」に関する書簡の交換について
◆2008/01/29 MSN産経ニュ―ス 【危機を脱した世界遺産】ヌビア遺跡群(2)
◆2008/01/30 MSN産経ニュ―ス 【危機を脱した世界遺産】ヌビア遺跡群(3)
◆2008/01/31 外務省 ス―ダン共和国に対する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じた無償資金協力「ダルフ―ルにおける難民及びス―ダン国内避難民の帰還及び再統合並びにキャンプ運営支援計画」に関する書簡の交換について
◆2008/01/31 MSN産経ニュ―ス 【危機を脱した世界遺産】ヌビア遺跡群(4)
◆2008/02/01 nikkansports.com クル―ニ―平和大使「中国の指導力期待」
◆2008/02/01 MSN産経ニュ―ス ジョ―ジ・クル―ニ―さんが国連の平和大使就任 ス―ダン・ダルフ―ルの治安回復を訴える
◆2008/02/01 asahi.com 米俳優ジョ―ジ・クル―ニ―さんが国連平和大使に就任
◆2008/02/01 yomiuri.co.jp 「オスカ―より責任重い」クル―ニ―国連平和大使が会見
◆2008/02/01 中日新聞 無償資金協力4億円超 ダルフ―ル紛争で日本
◆2008/02/01 東京新聞 難民支援へ4億円 政府 オスロ表明の2倍に
◆2008/02/01 jp.reuters.com 米俳優G・クル―ニ―「自分の名声、国連の平和活動のため使う」
◆2008/02/01 varietyjapan.com 国連平和大使ジョ―ジ・クル―ニ―の一日
◆2008/02/01 MSN産経ニュ―ス 「ス―ダン紛争解決で中国はさらなる指導力を」クル―ニ―氏
◆2008/02/01 MSN産経ニュ―ス 【危機を脱した世界遺産】ヌビア遺跡群(5)
◆2008/02/02 ワン・ワ―ルド・フェスティバル ト―ク「ス―ダンの視覚障害者が直面する課題と国際協力」
◆2008/02/03 MSN産経ニュ―ス 【危機を脱した世界遺産】ヌビア遺跡群とカカドゥ国立公園
◆2008/02/04 eiga.com ジョ―ジ・クル―ニ―が国連の平和大使任命式に出席!
◆2008/02/05 東京新聞 ダルフ―ル避難民キャンプルポ 少年『外国人になりたい』
◆2008/02/05 MSN産経ニュ―ス 特許庁出身の高木氏、WIPO事務局長選に立候補
◆2008/02/09 AFP BB News 国連PKO局事務次長、ダルフールでの「代理戦争」に強い懸念を表明
◆2008/02/10 MSN産経ニュ―ス ス―ダン捜査当局、米外交官ら殺害の容疑者2人を逮捕
◆2008/02/10 AFP BB News スーダン捜査当局、米外交官ら殺害の容疑者2人を逮捕
◆2008/02/11 JANJAN ス―ダン:女性、ダルフ―ル危機解決を訴える
◆2008/02/11 AFP BB News ダルフールから1万2000人チャドに避難、UNHCR報告
◆2008/02/12 UNCHR Japan-News UNHCR、南ス―ダンへの難民帰還のため6300万米ドルを要請
◆2008/02/13 NIKKEI NET スピルバ―グ監督、北京五輪の芸術顧問を辞退
◆2008/02/13 cnn.co.jp スピルバ―グ監督、北京五輪の芸術顧問を辞任
◆2008/02/13 nikkansports.com ス―ダン・ダルフ―ル問題とは?
◆2008/02/13 varietyjapan.com スピルバ―グ、北京オリンピックを降板
◆2008/02/13 中日新聞 北京五輪の芸術顧問辞退 スピルバ―グ監督
◆2008/02/13 Sponichi スピルバ―グ氏 北京五輪顧問辞退
◆2008/02/13 Reuters 五輪=ノ―ベル平和賞受賞者ら、ダルフ―ル問題で中国政府に書簡
◆2008/02/14 Sponichi スピルバ―グ監督 北京五輪顧問を辞退
◆2008/02/14 Sponichi 中国 スピルバ―グ監督を批判
◆2008/02/14 時事ドットコム 2008/02/14-18:27 スピルバ―グ氏抜きでも影響ない=五輪芸術顧問辞任で中国
◆2008/02/14 nikkansports.com ロゲIOC会長も署名
◆2008/02/14 国境なき医師団 ス―ダン・ダルフ―ル地方:空爆と攻撃により数千人の市民がチャドに避難
◆2008/02/15 中国情報局NEWS スピルバ―グ五輪の芸術監督辞任で、外交部「遺憾だ」
◆2008/02/16 時事ドットコム 2008/02/16-11:00 ス―ダンに自衛隊派遣検討=南部地域でPKO活動
◆2008/02/16 時事ドットコム 2008/02/16-15:08 スピルバ―グ氏を尊重=北京五輪の芸術顧問辞任で−IOC会長
◆2008/02/16 Daily Sports ロゲ会長 スピルバ―グ氏辞退の決断を尊重
◆2008/02/16 朝鮮日報 五輪控えた中国にダルフ―ル問題で国際圧力
◆2008/02/16 朝鮮日報 五輪控えた中国にダルフ―ル問題で国際圧力
◆2008/02/18 AFP BB News JICA、ス―ダン南部の復興支援を行うと表明
◆2008/02/19 asahi.com ス―ダン・ダルフ―ル―学者の目
◆2008/02/19 MSN産経ニュ―ス 英首相、五輪ボイコットに反対表明と中国テレビ
◆2008/02/19 MSN産経ニュ―ス 遅れるPKO展開 ダルフール、情勢悪化懸念
◆2008/02/19 「ナショナル ジオグラフィック日本版」編集長の「地球からの報告」 古代エジプトに君臨した黒い肌のファラオたち
◆2008/02/20 people.ne.jp 中国政府ダルフ―ル問題特別代表が英国・ス―ダン訪問
◆2008/02/20 Daily Sports IOC会長「ボイコットは過去のもの」
◆2008/02/20 中国情報局NEWS 英首相:ダルフ―ル問題で中国を絶賛-中国新聞社
◆2008/02/20 people.ne.jp 国際社会はダルフ―ルの政治プロセスを加速すべき
◆2008/02/20 JANJAN スーダン:ダルフール危機、平和維持軍派遣をめぐって綱引き
◆2008/02/21 latina.co.jp 中国の公的新聞、スピルバ―グを批判
◆2008/02/24 北京週報 ス―ダンの新聞、ダルフ―ル問題での中国の立場を高く評価
◆2008/02/24 北京週報 中国のダルフ―ル問題特別代表、ス―ダンに到着
◆2008/02/25 AFP BB News 高村外相がス―ダンPKO参加に意欲示す、英紙インタビュ―で
◆2008/02/26 中国経済ヘッドライン ブッシュ大統領、北京五輪式典に出席 ダルフ―ル紛争対応評価
◆2008/02/26 北国新聞 6月にも自衛隊派遣で調整−政府、ス―ダン南部PKO(2/26 19:23更新)
◆2008/02/27 中国情報局NEWS スピルバ―グ監督の五輪芸術顧問辞任と米大統領
◆2008/02/27 NIKKEI NET 自衛隊PKO、新規派遣・政府検討、中東などの司令部に
◆2008/02/28 外務省 ナ―フィア・ス―ダン共和国大統領補佐官の来日
◆2008/02/28 AFP BB News ダルフ―ル紛争、解決の見通し立たず6年目を迎える
◆2008/02/28 Daily Sports 英外相、五輪ボイコットの動き批判
◆2008/02/28 MSN産経ニュース 脆弱国No1はどこ? 北朝鮮15位、中国は74位
◆2008/03/03 asahi.com ス―ダン・ダルフ―ル―ラクダ商人
◆2008/03/04 時事ドットコム 2008/03/04-22:24 途上国に250億円の食糧供与=過去最大規模の人道援助−欧州委
◆2008/03/04 NIKKEI NET EU、過去最大の食糧援助・途上国に250億円
◆2008/03/05 asahi.com ス―ダンPKO、自衛隊含め貢献策模索 町村官房長官
◆2008/03/05 毎日新聞 町村官房長官:ス―ダン要人と会談 自衛隊派遣の支援検討
◆2008/03/06 asahi.com ス―ダンの債務32億円、免除の方針 高村外相、表明へ
◆2008/03/06 時事ドットコム 2008/03/06-12:06 ス―ダン債務32億円免除=サミット控えアフリカ支援−政府
◆2008/03/06 時事ドットコム 2008/03/06-22:55 ス―ダン債務を一部免除=高村外相が大統領補佐官に表明
◆2008/03/06 AFP BB News ス―ダンの対日債務、32億円免除へ
◆2008/03/07 時事ドットコム 2008/03/07-10:18 ス―ダン派遣「具体的指示ない」=石破防衛相
◆2008/03/07 NIKKEI NET 政府、PKO派遣先地ならし・ス―ダンなど候補に
◆2008/03/07 AFP BB News EU部隊の仏兵、行方不明後にス―ダンで死亡
◆2008/03/07 時事ドットコム 2008/03/07-16:49 スピルバ―グ氏に事情説明した=ダルフ―ル問題で中国代表
◆2008/03/07 共同通信PRワイア― ス―ダン“西ダルフ―ル危機”から5年 セ―ブ・ザ・チルドレンの支援で22,440人が学校に いまだ紛争や動乱も続く
◆2008/03/07 外務省 コンゴ(民)、ス―ダン、チャドに対する国連地雷対策支援信託基金(UNMAS)を通じた無償資金協力「中央部及び東部アフリカ諸国における地雷除去計画」に関する書簡の交換について
◆2008/03/07 外務省 ス―ダン共和国に対する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じた無償資金協力「南部ス―ダンにおける帰還民統合及びホスト・コミュニティ支援のための教育施設建設計画」に関する書簡の交換について
◆2008/03/08 MSN産経ニュ―ス ダルフ―ルと五輪問題 中国の外交攻勢で欧州主要国が軟化
◆2008/03/11 varietyjapan.com スピルバ―グ監督の抗議、中国への国際的な圧力に
◆2008/03/11 AFP BB News ダルフ―ルで援助物資の強奪横行、配給量半分に
◆2008/03/13 AFP BB News ス―ダン・チャド和平会議、ス―ダン大統領欠席で延期
◆2008/03/14 yomiuri.co.jp ス―ダンの小火器、9割は中国が売却…米人権団体が報告書
◆2008/03/14 asahi.com ス―ダン、チャドが和平合意
◆2008/03/14 cnn.co.jp チャド、ス―ダンが和平協定 国連事務総長立ち会い調印式
◆2008/03/14 時事ドットコム 2008/03/14-08:07 人道支援に5000万円寄付=ダルフ―ル問題で米スタ―
◆2008/03/14 NIKKEI NET チャドとス―ダンが和平合意
◆2008/03/14 時事ドットコム 2008/03/14-14:23 小火器の9割、中国が供給=ス―ダンの紛争助長−米人権団体
◆2008/03/14 NIKKEI NET ス―ダン大統領「チャドに野心持たない」
◆2008/03/18 asahi.com ス―ダン・ダルフ―ル―馬上の悪魔
◆2008/03/21 AFP BB News ダルフ―ル攻撃は「計画的」軍事作戦、国連報告書
◆2008/03/24 毎日新聞 高村外相:シンポで「国連PKOへ積極参加を」
◆2008/03/24 COMPUTERWORLD ダルフ―ル問題の啓蒙サイトがハッキング被害、FBIは中国の関与を調査
◆2008/03/25 時事ドットコム 2008/03/25-18:29 鶴田真由さんがス―ダン訪問へ=親善大使として
◆2008/03/25 MSN産経ニュ―ス 油田地帯で高まる緊張 ス―ダン南部
◆2008/03/25 JANJAN 国連安全保障理事会の監視を回避するチベット
◆2008/04/01 AFP BB News チャド大統領、子ども誘拐未遂の仏援助団体メンバ―らに恩赦
◆2008/04/01 MSN産経ニュ―ス 「ゾ―イの箱船」メンバ―6人、大統領恩赦で釈放
◆2008/04/02 AFP BB News UNHCRが支援しているス―ダン南部の帰還プログラムにより、10万人がふるさとへ【UNHCR】
◆2008/04/02 asahi.com ス―ダン・ダルフ―ル―AUの挑戦
◆2008/04/03 sponichi.co.jp 聖火リレ―通過時 抗議に千人動員
◆2008/04/04 時事ドットコム 2008/04/04-07:44 各国首脳は五輪開会式欠席を=ダルフ―ル問題で米民間団体
◆2008/04/07 外務省 鶴田真由TICAD・親善大使のケニア及び南部ス―ダン視察(結果)
◆2008/04/08 読売新聞 クリントン候補「大統領は北京五輪開会式の出席見送るべき」
◆2008/04/10 cnn.co.jp オバマ氏もブッシュ大統領に開会式欠席を要求、北京五輪
◆2008/04/10 eiga.com ジョ―ジ・クル―ニ―が英ブラウン首相とダルフ―ル問題を協議!
◆2008/04/10 MSN産経ニュ―ス オバマ氏も大統領に開会式欠席要求
◆2008/04/11 MSN産経ニュ―ス 欧米有力紙が斬る「北京五輪」
◆2008/04/12 朝鮮日報 韓国政府、ダルフ―ルに調査団を派遣
◆2008/04/13 JANJAN ス―ダン:拷問を受けたとの申し立てで死刑判決に疑念
◆2008/04/14 AFP BB News ス―ダンの南部政府が国勢調査をボイコット、ダルフ―ル和平交渉にまたも暗雲
◆2008/04/15 読売新聞 自衛隊海外派遣 「平和協力国家」を目指すなら(4月15日付・読売社説)
◆2008/04/15 asahi.com ス―ダン南部ジュバ…日本の支援
◆2008/04/16 sponichi.co.jp スピルバ―グ氏 ダルフ―ルの取り組み要請
◆2008/04/16 時事ドットコム 2008/04/16-08:01 スピルバ―グ氏、国連総長と会談=ダルフ―ル問題協議
◆2008/04/17 MSN産経ニュ―ス スピルバ―グ、国連事務総長と会談ダルフ―ル紛争で意見交換
◆2008/04/17 MSN産経ニュ―ス 国内避難民2600万人に
◆2008/04/17 時事ドットコム  2008/04/17-22:43 07年の国内避難民、2600万人=NGO
◆2008/04/19 AFP BB News 米女優ミア・ファロ―さん、聖火リレ―に合わせ香港で講演
◆2008/04/23 毎日新聞 チャリティ―イベント:こどもを救おう!アフリカの現状紹介--来月3日から/大阪
◆2008/04/23 47news.jp ダルフ―ル紛争の死者30万 国連が新推計示す
◆2008/04/23 AFP BB News ダルフ―ルの死者は30万人の可能性も、国連調整官
◆2008/04/23 NIKKEI NET ダルフ―ル紛争、「死者30万人」・国連調整官、5年間で
◆2008/04/23 cnn.co.jp ダルフ―ル紛争の死者30万人に 国連調整官報告
◆2008/04/23 毎日新聞 ユニセフのつどい:アフリカ紛争地の子どもの現状紹介--きょう横浜で /神奈川
◆2008/04/24 JANJAN ダルフ―ル紛争:国連―アフリカ連合特使とス―ダンの反政府組織が会談
◆2008/04/24 AFP BB News ス―ダンで南北是正を目指す国勢調査を実施、実効性には疑問視
◆2008/04/24 NIKKEI NET 欧州議会、対中武器禁輸の継続求める
◆2008/04/25 Reuters 五輪=米国選手団、北京大会の政治問題化には温度差
◆2008/04/29 時事ドットコム 2008/04/29-14:46 ス―ダン援助、本格再開へ=4年で2億ドル、「平和協力国家」アピ―ル
◆2008/04/30 NIKKEI NET 外務省、副大臣・政務官をス―ダンに派遣
◆2008/04/30 外務省 ス―ダン等への外務省高官の派遣について
◆2008/04/30 外務省 ス―ダン等への外務省高官の派遣
◆2008/05/01 時事ドットコム 2008/05/01-19:16 M・ファロ―さんの入境認める=香港
◆2008/05/01 中国情報局NEWS 外交部、ダルフ―ル問題解決での中国の役割を強調
◆2008/05/02 nikkansports.com ス―ダン南部で航空機墜落、国防相ら死亡
◆2008/05/02 AFP BB News グアンタナモ拘束のアルジャジ―ラカメラマン、6年ぶりに釈放
◆2008/05/07 外務省 第3回ス―ダン・コンソ―シアム会合(概要と評価)
◆2008/05/07 外務省 小野寺外務副大臣のス―ダン訪問(5月3日〜5日)(概要と評価)
◆2008/05/08 中国情報局NEWS 中国、ダルフ―ルの諸問題解決に努力
◆2008/05/11 asahi.com ス―ダン、反政府勢力と戦闘 首都に外出禁止令
◆2008/05/11 NIKKEI NET ス―ダンがチャドと断交
◆2008/05/11 NIKKEI NET ス―ダン首都に夜間外出禁止令
◆2008/05/11 AFP BB News ス―ダン首都で国軍と反政府組織が戦闘
◆2008/05/11 MSN産経ニュ―ス 首都に夜間外出禁止令 ス―ダン
◆2008/05/12 外務省 ス―ダン反政府勢力による武力攻撃について
◆2008/05/12 AFP BB News ス―ダンがチャドと断交、ダルフ―ル反政府勢力を支援と非難
◆2008/05/15 外務省 副大臣会見記録(5月15日付)「ス―ダンPKOへの要員派遣」
◆2008/05/15 MSN産経ニュ―ス ス―ダン関連株式を売却 マケイン上院議員の妻
◆2008/05/17 時事ドットコム 2008/05/17-00:06 ス―ダンPKOに自衛官=司令部要員を派遣へ−政府
◆2008/05/17 NIKKEI NET 政府、ス―ダンPKOへの自衛官派遣へ調整
◆2008/05/20 asahi.com アフリカ・ス―ダン南部 そこに住む人々の今
◆2008/05/28 47news.jp 81カ国で拷問・虐待続く アムネスティ年次報告
◆2008/05/28 NIKKEI NET 米プロバスケの放送停止・中国、四川大地震で国民感情考慮
◆2008/05/29 公明新聞 ケニア、ス―ダン大統領と会談
◆2008/05/29 NIKKEI NET 首相、ダルフ―ル問題の早期解決促す・ス―ダン大統領と会談
◆2008/05/29 時事ドットコム ス―ダン−チャド戦を延期=FIFA
◆2008/05/30 NIKKEI NET 自衛隊派遣「首相が検討」 ス―ダン大統領
◆2008/05/30 中国情報局NEWS 四川大地震:国際社会、引き続き四川被災地を援助
◆2008/05/30 cinematoday.jp ジョ―ジ・クル―ニ―、国連平和維持軍の兵士を称える映像声明を出す
◆2008/05/30 毎日新聞 北東アフリカ協力会議:アフリカ開発会議に合わせ初開催
◆2008/06/01 nhk.or.jp 新BSディベ―ト:アフリカからの声
◆2008/06/10 MSN産経ニュ―ス ス―ダン南部で内戦寸前 石油資源争奪が“火種”に
◆2008/06/11 NIKKEI NET ス―ダンの空港で旅客機が着陸後炎上、100人死亡か
◆2008/06/11 NIKKEI NET ス―ダンで旅客機炎上、28人の死亡確認
◆2008/06/11 MSN産経ニュ―ス 旅客機炎上、120人死亡 ス―ダンの空港、着陸後に
◆2008/06/11 MSN産経ニュ―ス 死者28人に修正 66人は生死不明 ス―ダンの旅客機炎上
◆2008/06/11 asahi.com 旅客機が着陸後に炎上、28人の死亡確認 ス―ダン
◆2008/06/11 外務省 ス―ダンにおける南北包括和平合意(CPA)アビエ議定書履行の行程表に関する合意について
◆2008/6/21 AJF/CAPEDS/生存学 座談会「大学における視覚障害者支援の現状と課題 ス―ダンで今求められていること」 @立命館
◆2008/06/21 立命館大学生存学研究センタ― 他 座談会「大学における視覚障害者支援の現状と課題 ス―ダンで今求められていること」報告
◆2008/06/24 外務省 任期付外務省職員の臨時募集(アフリカ平和構築分野(特にス―ダン関連))
◆2008/06/30 時事ドットコム 2008/06/30-21:05 ス―ダンPKO派遣を伝達=福田首相、潘国連総長と会談

ni Japan 2007年6月号 特集/ダルフ―ルを見捨てるな
ニュ―・インタ―ナショナリスト・ジャパン編・発行 定価600円 必要な方はこちらへ
内容
  1. イントロダクション ス―ダンレッド
  2. ダルフ―ルの戦争と平和
  3. ダルフ―ル その事実と経過
  4. レイプという武器
  5. アフリカの苦悩と団結
  6. 石油開発とつくられた紛争
  7. コンタクトポイント

【News Sites】
○allafrica.com http://allafrica.com/sudan/
○BBC Country profile: Sudan
○Jeune Afrique Soudan
○ダルフ―ル・ニュ―ス http://darfur-news.seesaa.net/

【Related Sites】
○ス―ダン障害者教育支援の会 http://capeds.org

○アフリカNOW 78号 特集:アフリカ障害者の10年〜アフリカの障害者の取り組みは今
2007年10月20日発行 一部500円(送料実費) 必要な方はAJF事務局こちらへ
内容
【参考図書】
民族紛争を生きる人びと―現代アフリカの国家とマイノリティ
栗本英世著 世界思想社 ¥2,345 四六版 1996年4月 [amazon]

近代ス―ダンにおける体制変動と民族形成
栗田禎子著 大月書店 ¥19,950 809p A5版 2001年3月 [amazon]


 
 
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国連・AU合同平和維持部隊、ダルフ―ルに配置

国連とAU・アフリカ連合の合同平和維持部隊が 31日ス―ダンのダルフ―ル地域に正式に配置され、AUに代わって地元の平和維持任務を担当することになった。

国連・AU合同平和維持部隊特別代表のアダダ氏はこの日の引継式で、「合同平和維持部隊の配置は、ダルフ―ルの治安情勢の改善にプラスとなり、交渉を通じてダルフ―ル問題を解決することに良い雰囲気を作ったことになる」と述べた。

国連のパン・ギムン事務総長とAU委員会のコナレ議長はこの日、平和維持部隊に書簡を送り、「平和維持任務を効果的に遂行するため、国連とAUはダルフ―ルに最も精鋭の部隊を派遣した」と語った。

また、ス―ダン政府のキビル代表は、「ダルフ―ルの平和を実現するため、ス―ダン政府は、国連・AU合同平和維持部隊と合意し協定を遵守するとともに、平和維持部隊に必要な支持と協力を提供する」と表明した。

なお、アメリカ国務省もこの日、声明を発表し、国連・AU合同平和維持部隊がダルフ―ル地域の平和維持任務を担当することに歓迎の意を表した。

「CRI」2008年1月1日



 
 
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ダルフ―ル、国連・AU合同部隊が活動開始へ

2008年01月01日 03:27 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【1月1日 AFP】(写真追加)ス―ダン西部ダルフ―ル(Darfur)地方の紛争解決に向け、国連(UN)とアフリカ連合(African Union、AU)の合同平和維持部隊(UNAMID)が12月31日、AUの単独任務に代わり活動を開始する。AUは約5年間の活動で、同地域の紛争に歯止めをかけることができなかった。

今回の任務引き継ぎで、AU軍の兵士は緑のベレ―帽から、国連主導の任務のため国連軍の青いベレ―帽をかぶることになる。ただ、合同部隊の派遣には障害があり、協力国から必要な装備が提供されていないのが現状だ。

国連最大規模の部隊となるUNAMIDには、兵士2万人、警察官6000人に加え、文民要員も参加することになっているが、現在、兵士と警察官の派遣は合わせて約9000人にとどまっている。

また、UNAMIDの大半は、過去3年間平和維持活動を行っているAU軍兵士7000人だという。

資金と装備不足に悩まされたAU軍は、同軍基地で破壊的な攻撃に直面。AU軍はこれまでに、少なくとも50人が死亡している。(c)AFP/Mohamed Hasni



 
 
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米大使館員が銃撃され重体 ス―ダン

2008.1.1 21:05

ス―ダンの首都ハルツ―ムで1日、米国大使館職員が乗った車両が銃撃され、職員が重体となり、ス―ダン人運転手が死亡した。ロイタ―通信が外交筋の話として伝えた。犯行声明などは出ていない。

外交筋によると、職員は同日未明、帰宅途中に襲われたとみられる。中東のテレビ局アルアラビ―ヤは、事件はハルツ―ムの大通りで発生したと報じた。(共同)



 
 
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ス―ダンで米大使館の車両に銃撃、運転手と米外交官が死亡

2008年01月01日 22:47 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【1月1日 AFP】(1月1日 一部更新)ス―ダンの首都ハルツ―ム(Khartoum)で1日、米国大使館の車両が銃撃を受け、外交官と運転手の2人が死亡した。同大使館が1日、発表した。

同大使館は声明で「2008年1月1日未明、米国際開発庁(United States Agency for International Development)職員が銃撃を受け負傷した。同日午後、負傷が原因で職員は死亡した」と発表した。地元当局と協力して事件の捜査に当たっているという。

大使館は同日午前、「銃撃で米国人1人が負傷し、ス―ダン国籍の運転手が死亡した」と発表していた。その時の発表によると1日0時過ぎ、Al-Amrat中心地の国道60号線で、身元不明の一団が大使館の車両に向かって発砲した。犯人や動機については不明だとしている。(c)AFP



 
 
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米外交官が路上で銃撃受け死亡、ス―ダン政府はテロ否定

ス―ダン・ハルツ―ム――米国務省などによるとアフリカ北東部、ス―ダンの首都ハルツ―ムで1日未明、米外交官の乗用車が銃撃を受け、外交官と運転手が死亡した。テロ事件なのかは不明。

ス―ダン外務省はテロを否定、路上での他の車両との口論が原因だったとの見方を示した。この情報の出所は不明だが、新年行事に参加する車で道路は混雑しており、車同士でいさかいがあったと指摘。この後、単独の男が同外交官の車に発砲したとしている。

被害者はジョン・グランビル氏(33)で、新年のパ―ティ―に出席後、帰宅途中だった。搬送先の病院で死亡したという。同氏の姉妹によると、腹部、肩や手などが撃たれた。運転手は即死だった。

ス―ダン西部のダルフ―ル紛争では解決策をめぐって米国がス―ダン政府を批判、両国関係はきしんでいる。



 
 
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米外交官、ス―ダンで銃撃され死亡

【ナイロビ1日共同】ス―ダンの首都ハルツ―ムで1日未明、米外交官が乗った車両が銃撃され、外交官と運転手が死亡した。AP通信が米大使館の話として伝えた。犯行声明などは出ていない。

ス―ダン西部ダルフ―ル地方での紛争をめぐり、米国はス―ダン政府を批判しており、両国は緊張関係にある。米政府は今後、ス―ダンに事件の真相解明を強く求めるとみられる。

ス―ダン内務省によると、殺害された外交官は人道援助担当で、頭や肩などを計5回撃たれたという。米国、ス―ダン両政府が捜査を進めている。ロイタ―通信によると、外交官は帰宅途中だったとみられる。

ダルフ―ル地方では昨年12月31日に国連安全保障理事会の決議に従い、アフリカ連合(AU)部隊から国連・アフリカ連合合同平和維持活動(PKO)部隊(UNAMID)に権限移譲されたばかりだった。(00:46)



 
 
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ス―ダンで米外交官が撃たれ死亡

ス―ダンの首都ハルツ―ムで1日未明、米外交官が乗った車両が銃撃され、外交官と運転手が死亡した。AP通信が米大使館の話として伝えた。犯行声明などは出ていない。

ス―ダン西部ダルフ―ル地方での紛争をめぐり、米国はス―ダン政府を批判しており、両国は緊張関係にある。米政府は今後、ス―ダンに事件の真相解明を強く求めるとみられる。

ス―ダン外務省によると、殺害された外交官は人道援助担当で、頭や肩などを計5回撃たれたという。米国、ス―ダン両政府が捜査を進めている。ロイタ―通信によると、外交官は帰宅途中だったとみられる。

ダルフ―ル地方では昨年12月31日に国連安全保障理事会の決議に従い、アフリカ連合(AU)部隊から国連・アフリカ連合合同平和維持活動(PKO)部隊(UNAMID)に権限移譲されたばかりだった。

[2008年1月2日0時0分]



 
 
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ス―ダン当局「米外交官銃撃はテロではない」

【1月3日 AFP】ス―ダンの首都ハルツ―ム(Khartoum)で1日、米国大使館の車両が銃撃され、外交官ら2人が死亡した事件で、ス―ダン当局は、テロ攻撃ではないという見方を示した。

2国間の関係は長期にわたって緊張状態が継続している。米政府は、ス―ダン西部のダルフ―ル(Darfur)地方で5年近く続く紛争について、同国政府が大量虐殺を行ったとして非難していた。(c)AFP



 
 
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報道官会見記録(平成20年1月9日(水曜日)17時07分 〜 於:本省会見室)

ス―ダンにおける南北包括和平合意(CPA)履行について

(報道官)ス―ダンに関連して一言申し上げます。今日1月9日は、ス―ダンにおける南北包括和平合意(CPA)が締結されて、ちょうど三周年になるという節目です。日本政府として、ス―ダンの南北包括和平合意に署名した当事者、即ち北部ス―ダンの主要勢力である国民会議党(NCP)と、南部ス―ダンの主要勢力であるス―ダン人民解放運動(SPLM)両者の努力によって、和平合意の履行が進められてきたことを歓迎する立場を表明したいと思います。この包括和平合意の履行なくしてス―ダン全体の和平と安定の実現はあり得ないということ、また、この和平合意の着実な推進というものが、ダルフ―ル紛争の解決にも資するものであると認識します。

ちなみに、我が国は既に総額2億ドルを超える対ス―ダン平和の定着支援を実施しておりますけれども、今般この1月からG8の議長国に就任し、更に本年5 月にはTICAD IVを主催するにあたり、より一層、このス―ダンにおける南北包括和平合意(CPA)の履行促進を促すス―ダン支援を進めて参りたいと思っています。

ご参考までに申し上げますと、ス―ダン支援というコンテクスト(文脈)では、昨年12月、10億円の食糧支援、更に約1500万ドルの平和構築無償を供与する閣議決定を行っています。更に今年の補正予算の中で、南部ス―ダンに対する支援として、約3600万ドル、日本円で約40億円に相当するODA予算を計上しています。これから国会で補正予算の審議を頂く訳ですが、ス―ダンの和平推進・復興の為に、日本として積極的な役割を果たすべく、平和構築支援などに取り組んでいこうと思っています。

只今申し上げた件については、外務報道官談話という形で後程、発表したいと思います。



 
 
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ダルフ―ルPKO 対応不十分

アフリカ、ス―ダンのダルフ―ル地方で始まった国連のPKO=平和維持部隊について話し合う国連の安全保障理事会の協議が行われ、現状の報告にあたった国連事務局は、部隊や装備の提供の遅れなど各国からの貢献が不十分だと指摘しました。

(1月10日 7時57分)



 
 
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ス―ダン軍、国連の車列を銃撃・ダルフ―ル

【エルサレム=安部健太郎】国連は8日、紛争が続いているス―ダンのダルフ―ル地方で、国連などによる平和維持部隊が護衛する物資運搬車列をス―ダン軍が銃撃する事件が7 日夜に起きたと発表した。銃撃により運転手が重傷を負ったほか、トラックなどが破壊された。AP通信によると、ス―ダン兵が車列を武装勢力のものと誤認したとの情報もある。

ダルフ―ル紛争を巡っては、昨年12月31日にそれまでのアフリカ連合(AU)部隊に国連が加わった合同平和維持部隊(UNAMID)が指揮権を引き継いだばかり。出足から今後の活動の難しさを示すこととなった。



 
 
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2008/01/10-09:57 ダルフ―ルPKOの展開遅延=ス―ダン政府の非協力が原因−国連高官

【ニュ―ヨ―ク9日時事】国連のゲ―ノ平和維持活動(PKO)局長は9日、昨年末からス―ダン西部ダルフ―ル地方で活動を始めたアフリカ連合(AU)・国連合同部隊(UNAMID)の現状について安保理に報告した。ゲ―ノ氏は、ス―ダン政府の協力が不十分であることから、UNAMIDの全面展開は「さらに遅延する事態に直面している」との危機感を表明した。



 
 
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PKO施設に自衛官派遣検討 政府、訓練指導で国際貢献

2008年1月10日 夕刊

政府は、国連平和維持活動(PKO)の訓練・教育施設に、自衛隊として教官を派遣する方向で検討に着手した。外務省や内閣府によると、これまでPKO訓練の教官を海外に派遣した例はないという。自衛隊のPKO参加に対する要請が強いアフリカ諸国への派遣を想定。自衛隊のPKO参加自体は紛争当事者間の停戦合意など「PKO参加5原則」を満たさなければならないなどハ―ドルが高いため、ソフト面で国際貢献をアピ―ルするのが狙い。政府筋が明らかにした。

PKO訓練施設は世界各地にある。アフリカではガ―ナの「コフィ・アナン国際平和維持訓練センタ―」やマリの「PKO訓練学校」などで兵士が停戦監視活動などの訓練を受けており、欧州など各国部隊から教官が派遣されている。政府筋は「自衛官のレベルは高い。これまでの参加でノウハウも熟知し、各国の評価も高い」と強調する。

アフリカPKOをめぐっては、深刻な人道危機が続くス―ダン西部のダルフ―ル地方で近く展開する国連・アフリカ連合(AU)合同のPKO部隊(UNAMID)をめぐり、ブルンジが自衛隊ヘリによる兵員輸送支援を要請。政府筋によると、タンザニアからも自衛隊ヘリ部隊の派遣を打診されたが、いずれも「包括的和平合意に達しておらず、PKO参加5原則をクリアしていない」(内閣法制局)などの理由で見送っている。

【PKO参加5原則】日本がPKOに参加する際の要件。(1)紛争当事者間の停戦合意(2)紛争当事者による日本のPKO活動参加への同意(3)中立的立場の厳守(4)以上が満たされなくなった場合の即時撤退(5)武器使用は要員の生命保護など必要最小限−の5項目で、いずれもPKO協力法に明記されている。



 
 
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2008/01/12-10:43 ダルフ―ルPKO襲撃を非難=展開妨害なら「新たな対応」−安保理

【ニュ―ヨ―ク11日時事】国連安保理は11日、ス―ダン西部ダルフ―ル地方で平和維持活動(PKO)に当たっているアフリカ連合(AU)・国連合同部隊(UNAMID)のトラック襲撃事件に対し、「最大限の表現で非難する」との議長声明を全会一致で採択した。

声明は襲撃をス―ダン政府軍によるものと断定し、同軍を含めUNAMID展開を妨害する勢力への「対応策を講じる用意がある」と警告した。



 
 
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国連安保理が非難声明、ダルフ―ル銃撃事件で

【ニュ―ヨ―ク=松浦肇】国連の安全保障理事会は11日、紛争が続いているス―ダンのダルフ―ル地方で国連平和維持部隊が攻撃された事件を非難する議長声明を採択した。声明はス―ダン政府が事実解明と再発防止にあたるよう要請。ス―ダンが国連の平和維持活動に協力しない場合、制裁措置も辞さない姿勢を示した。

国連部隊は昨年末から治安回復を担ってきたアフリカ連合(AU)部隊に合流し、合同平和維持部隊(UNAMID)として指揮権を引き継いだ。しかし今年1月7日夜に、UNAMIDが護衛する物資運送車列をス―ダン軍の一部隊が銃撃する事件が発生した。(11:57)



 
 
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【グロ―バルインタビュ―】「世界で最も困難な職務 国連事務総長」ジェ―ムズ・トラウプ氏

2008.1.14 09:11

潘基文・前韓国通商相が第8代国連事務総長に就任してから1年がたった。紛争の仲介や人道問題への対処など事務総長は「世界で最も困難な職務」といわれる。前任の第7代事務総長アナン氏に関する著書があり、ニュ―ヨ―ク・タイムズ・マガジンなどに寄稿しているジェ―ムス・トラウプ氏に、潘事務総長の評価などについて聞いた。一問一答は次の通り。(ニュ―ヨ―ク 長戸雅子)

       --潘事務総長の1年を振り返ってみてどうか

「まず重要なのは『事務総長がどれほどの成果を上げたか』はその時々の国際情勢や危機への対処に負うところが大きいということだ。その点でこの1年は(ス―ダンの)ダルフ―ル紛争のような困難な問題はあったが、(国際社会が分裂するほどの)深刻な危機はなかった。事務総長として明確な評価を下せるような出来事がなかった分、潘氏は彼のスタイルや姿勢で評価されがちだ」

--アナン氏と比較しての印象は?

「全く違う。アナン氏は確かに2期目には困難な時期を過ごし、打ちひしがれているように見えるときもあったが、紳士的で善人の雰囲気を持っていた。(ブダペスト駐在スウェ―デン公使として多くのユダヤ人を救った)ラウル・ウォ―レンバ―グ氏のめいが夫人であることと恐らく関係しているかもしれないが、彼に道徳性やロマンチックなイメ―ジを抱いていた人も多い。その点、潘氏は冷静で控え目、官僚的な印象があり、発言も非常に慎重だ」

--潘氏はダルフ―ルと気候変動問題、事務局改革を最初の年の課題にした

「いずれも非常に大きな問題で、これらに取り組む中で潘氏は自身の穏健で調和型の手法の限界とぶつかったか、その過程にいるのではないかと思う。例えば、ダルフ―ルへの平和維持活動(PKO)部隊派遣などで、彼はス―ダンのバシル大統領に『静かな外交』で臨んだ。しかしバシル大統領は約束をしてはほごにし、明らかに国連と事務総長の権威を落とすよう計算し尽くした行動をとった。潘氏は非公式に自らが乗り出して交渉し、バシル大統領にタフに迫っていると聞くが、思うような結果は出ていない。いつか潘氏はス―ダン政府を公然と批判する決断をしなければならないのではないだろうか」

--潘氏は親米色が強いとされるが

「播氏の場合、アナン氏以上に親米と受け取られていると思う。もし、現在が2003〜04年当時のように、(イラク戦争問題で)米国と、他のほぼすべての国との間で対立があったような状況だったのなら、そのことが混迷を招いていただろう。だが、現状はそうではなく、国連の空気は当時よりは対立色が薄い。そうした事情から、今のところ、播氏の親米色は大きな問題になっていないが、将来は問題化することは大いにあり得る。

例えば、国連事務局改革のような課題に取り組もうとすれば、(総会の多数派を形成する)途上国諸国からの譲歩を引き出すために、播氏は彼らの側に立っていると思わせなければならない。また、最近になって播氏は経済開発問題に言及しているが、これは『経済開発では私は(南北問題での)南(=途上国)に立っている人間であり、解決を進めていきたい』と宣言しているに等しい。彼が『親米派』であるという印象に対抗し、途上国側から少しでも評価を得ようとするのなら、この種のことをやっていかねばならない」

--韓国人スタッフに囲まれているとの指摘については?

「韓国人スタッフが公式にせよ非公式にせよ、潘氏の顧問団のようになっているのは事実だ。播氏は過去35〜40年を韓国の官僚機構内で過ごしてきた人物であり、彼が知っていて信頼しているのも同じ機構内の人間であることを考えれば、理解はできる。

ただ、これが、播氏は同国人の壁の内側にいるという感じを与えているのが問題だ。また、潘氏の韓国人スタッフは勤勉で強固な意志を持っている一方、秘密主義的なところがみられる。国連事務局の上層部には現在もアナン氏に強い忠誠心を抱いている人もおり、問題を複雑にしている」

--国連事務総長の職務とは?  「不可能に近い、本当に困難な職務だ。事務総長は巨大組織の管理者というだけでない。潘氏には氏をすぐれた行政官たらしめている組織人としての資質がある。彼の国際社会への知識や賢明さなどは過小評価されているのではないか。だが、偉大な事務総長となるにはそれだけでなく精神的なものが必要で、現在の潘氏にはこの部分がやや欠けているように思う」



 
 
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米俳優G・クル―ニ―氏、国連平和大使に任命

【ニュ―ヨ―ク=中前博之】国連は18日、知名度を生かして国連の活動を世界にアピ―ルする国連平和大使に、米国の俳優ジョ―ジ・クル―ニ―氏を任命したと発表した。主に平和維持活動(PKO)分野での啓発活動を期待している。

同氏は昨年、ス―ダン西部のダルフ―ル紛争を取り上げたドキュメンタリ―映画を制作するなど、国連に積極的に行動を起こすよう働きかけてきた。国連は同地域への大規模PKO部隊の派遣を決めたが、現地政府が難色を示し実施がずれ込んでいる。(01:00)



 
 
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G・クル―ニ―が平和大使に

国連は18日、人道危機が続くス―ダン西部ダルフ―ル紛争の解決を訴えてきた米俳優のジョ―ジ・クル―ニ―が潘基文事務総長により9人目の国連平和大使に任命されたと発表した。

クル―ニ―はこれまで現地を訪れたり、ダルフ―ル紛争を題材にしたドキュメンタリ―映画の制作にかかわってきた。任命を受け、クル―ニ―は「世論の支援を高めるために働けることを楽しみにしている」とのコメントを寄せた。

ダルフ―ルには国連・アフリカ連合の合同平和維持活動(PKO)部隊が展開しているが、要員や機材の不足は深刻。国連はクル―ニ―の任命で、国際社会の関心が高まることを期待している。

紛争解決や人権改善などを広くアピ―ルする国連平和大使には、バイオリニストの五嶋みどりさんらが任命されている。



 
 
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米俳優G・クル―ニ―、国連の平和大使に

2008年 01月 20日 13:04 JST 記事を印刷する | ブックマ―ク [-] 文字サイズ [+]

[国連 18日 ロイタ―] 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は18日、人気ハリウッド俳優のジョ―ジ・クル―ニ―さん(46)を9代目の平和大使に指名した。

クル―ニ―さんは、ス―ダン西部ダルフ―ル地方の紛争や難民問題に取り組んでいた。

国連では、その活動への関心を高めることを目的に、芸術やスポ―ツの分野で活躍する有名人を大使として任命している。

クル―ニ―さんは現在ス―ダンに滞在しており、今月31日にニュ―ヨ―クの国連本部で、同大使への任命を受ける予定。



 
 
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アラブ民兵のリ―ダ―格、ス―ダン政府の大臣顧問に任命

2008年01月21日21時05分

ス―ダン西部ダルフ―ル地方の紛争での大量虐殺関与が疑われる、アラブ民兵「ジャンジャウィ―ド」のリ―ダ―格とされるム―サ・ヒラル氏が、ス―ダン政府の連邦政府担当大臣顧問に任命された。同氏はダルフ―ル問題も取り扱うことになるため人権団体が抗議している。AP通信などが21日伝えた。

米人権団体「ヒュ―マン・ライツ・ウオッチ」は「ヒラル氏はジャンジャウィ―ドの残虐行為のシンボルだ」として、ス―ダン政府に任命を取り消させるよう、国連に求めている。



 
 
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ジョ―ジ・クル―ニ―、国連平和大使に任命される!

[eiga.com 映画ニュ―ス] 中東を舞台にしたポリティカルスリラ―「シリアナ」(05)の演技で、アカデミ―助演男優賞を受賞した俳優のジョ―ジ・クル―ニ―が1月18日、潘基文(ハン・キブン)国連事務総長から“国連平和大使”に任命された。

クル―ニ―は、06年9月14日に国連安全保障理事会で、国連平和大使でノ―ベル平和賞受賞作家ビ―ゼルと共に、アフリカのス―ダン西部ダルフ―ル地方における“ジェノサイド(大虐殺)”の実態を演説するなど、多くの難民を生んだダルフ―ル紛争の解決を求めて運動してきた。今後は、国連(UN)軍による平和維持活動の認知度を世界各地で広める役割を担う。

国連平和大使は現在、アメリカ人俳優マイケル・ダグラス、世界的な指揮者兼ピアニストのダニエル・バレンボイム、ブラジル人作家パウロ・コエ―リョ、イギリス人動物行動学者ジェ―ン・ク―ドル、チェロ奏者のヨ―ヨ―・マ、ヨルダンのハヤ王女(夫はUAEのシェイク・モハメド殿下)、作家エリ・ビ―ゼル、日本のバイオリン奏者五嶋みどりがおり、クル―ニ―で9人目となる(モハメド・アリ、ルチア―ノ・パバロッティなど前任者もいる)。

クル―ニ―は1月31日、ダルフ―ルのUN軍総本部で行われる任命式に参加する。

また、クル―ニ―は「オ―シャンズ」シリ―ズの親しい仲間のブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チ―ドル(「ホテル・ルワンダ」)、製作者ジェリ―・ワイントロ―ブと共に、チャリティ基金「Not On Our Watch」を設立。名声を利用して、200万人とも言われるダルフ―ル紛争の難民救済などの人道支援への協力を呼びかけている。07年12月にはそうした平和活動が認められて、ロ―マでチ―ドルと共に平和サミット賞を授与された。

07年にはダルフ―ル紛争の実態を描くポ―ル・フリ―ドマン監督のドキュメンタリ―映画「Sand and Sorrow(砂と哀しみ、の意)」のプロデュ―サ―兼ナレ―タ―を務めた。

* 国連平和大使プロフィ―ル(英語)

* 「Save Darfur」オフィシャルサイト(英語)

* 「Not On Our Watch」の活動内容(英語)

* eiga.com映画ニュ―ス ジョ―ジ・クル―ニ―、ダルフ―ル紛争のドキュメントを製作

* eiga.com映画ニュ―ス 過熱する米大統領選でオバマ対クリントン両陣営の支持者は誰?

(eiga.com速報)



 
 
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2008/01/28-23:32 ダルフ―ル支援で治安部隊派遣=EU外相理が決定

【ブリュッセル28日時事】欧州連合(EU)は28日、当地で外相理事会を開き、内戦で政情不安が続くス―ダン西部ダルフ―ル地方からの大量難民を支援するため、約3700人の治安維持部隊を派遣することを決定した。

EU部隊の派遣は、昨年9月の国連安保理決議に基づくもの。ス―ダンの隣国チャドと中央アフリカ共和国の難民キャンプで、治安維持や人道支援物資の供給確保、国連要員保護などの活動を1年間にわたって行う。数週間以内に展開が開始される予定。



 
 
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心温まるハンドメイドに見るス―ダンの文化

2008年01月29日

JEN@ス―ダン

ス―ダンに赴任して早4カ月が過ぎました。担当の職務が総務・経理であるため、事務所内での仕事が主ですが、外出の際に南部ス―ダンの中心都市ジュバの活気あふれる日常を見渡しています。ジュバ市内には、南部ス―ダン政府の行政機関、ジュバが属する中央エカトリア州の行政機関などが密集しているだけでなく、援助機関の事務所も点在しています。大きな国連関係だけでも地雷(UNMAO)、難民(UNHCR)、教育(UNICEF)、開発(UNDP)、調達(UNOPS)、食糧(WFP)などの機関が集まっています。また、援助関係者以外にも、レストラン経営、ホテル建設など、個人経営の商店や企業が集中しています。外国資本のレストランやホテルも増加の一途をたどっており、商用でジュバに滞在している外国人の姿を見かけることもよくあります。

外国人の一人としてジュバで生活する中で、頭をかかえる問題のひとつが深刻な物不足です。ジュバで見つけることのできる多くの日用雑貨(文房具、食料品、生活雑貨、事務所備品、等々)は、隣国のウガンダやケニアなどを経由してここにやってきます。しかし、インフラ整備が遅れているために、乾季と雨季に分かれるス―ダンでは、雨季には交通事情が悪くなり、ライフラインのすべてが滞ってしまいます。たとえば、飲料水として必要不可欠なミネラルウォ―タ―さえも輸入に頼るため、価格が急騰します。また、先日、ケニアの首都ナイロビで発生した選挙関連の暴動によって、ガソリンの値段は3倍から5倍にはね上がりました。

多くの生活物資を輸入に依存するジュバで、私にとってもっとも印象的なことは、現地の人々の生活手段です。たとえば、町中の市場に「揚げド―ナツ屋さん」があります。ここでは、炭をつかって火をおこし、ド―ナツを揚げてくれます。またジュバ事務所では、国際スタッフの昼食や夕食用に毎月1匹の羊を殺し、細かく切って冷凍庫に入れ保存し、毎食それを調理します。

生まれて初めてニワトリをさばくのを見た時の、生々しい心臓が忘れられません。真っ赤な色をしたとても小さい、親指の先くらいの大きさでした。

一方、日本の食べ物は、いつも安定した品質で、規定の量だけ生産され、納期通りに出荷され、販売されていく、というサイクルが成立しています。この仕組みは、消費者に安定した供給と安心感を与えるだけでなく、利潤を追求する上でも不可欠です。そんな日本での生活に慣れ親しんだ私にとって、ジュバで出会った手作り品の数々は、大いに新鮮であり、目下、興味の対象でさえあります。そして、大量生産された製品ではないハンドメイドの品物に対して有難いと思える心も生まれました。

食べ物だけではありません。ジュバでは現地の多くの人が「トゥクル」と呼ばれる、木と泥と藁で作られた家に住んでいます。ほとんどの場合が手作りで、大掛かりな機械は使いません。JENのジュバ事務所の敷地内にも先日一軒建設しましたが、5人の男性の手で、工事着手から2週間余りで完成しました。出来上がったトゥクルは、レンガなどで造られた家とは違い通気性に優れ、藁を通して、あたかも家自身が呼吸しているかのようです。トゥクル同様に家具も手作りです。事務所に設置している棚は、木製のオ―ダ―メイドです。寸法と形とデザインを伝え、それに合わせて大工さんが作ってくれました。

大量生産の技術や設備がなく、必要なものを隣国からの輸入に依存しているこの国で、深刻な物不足に頭を抱えながらも、実は、手作り感溢れる自然との共存という贅沢な生活をおくっているのではないだろうか、などと思いながら、日中30度をゆうに越える乾季真只中を迎えようとしています。

【メモ】

JENス―ダン事務所で働く現地スタッフの誰もが、「教育環境の改善がなければ、復興はありえない」と言います。彼ら自身が教育の機会を寸断され、祖国に帰還した現在でも希望する教育を受ける自由がないことが、実感として大きな障碍となっているからでしょう。それでも彼らは、JENで働くかたわら、それぞれの方法で勉強を続けています。

希望を持って帰還した祖国で、未来を選択する自由を得られるように。JENはス―ダン南部の復興を支えていきます。

ス―ダンの事業についてもっと知る!⇒JENス―ダン支援速報

【インフォメ―ション】

2007年7月に開始したス―ダンでの衛生教育事業。ピクチャ―カ―ドを使用したり、劇や歌を使って生徒が楽しみながら衛生について学びました。このたび、プロジェクトの立ち上げに携わり、12月にス―ダン勤務を終えた浦 香織里が活動の報告をいたします。

報告では、衛生教育で実際に使った教材や、このプロジェクトがもたらす地域への波及効果をご報告します。

加えて、昨年JENが自主制作したス―ダンのドキュメンタリ―フィルム(「大地に響く歌」製作:JEN、放映時間:20分)も上映します。皆様、ふるってご参加ください。

【詳細】

報告者:浦 香織里(プログラムオフィサ―)

場所:JEN東京本部(JR、地下鉄 飯田橋駅徒歩4分)

日時:1月30日 17時45分上映開始、18時30分報告開始、20時終了

定員:25名 ※定員になりしだい締め切らせていただきます。

参加費:JEN&JSC会員無料、非会員500円

お問合せ・お申込みは、電話、E−mailで東京本部事務局(担当:西丸)まで、氏名、ご所属、ご連絡先をお知らせください。

TEL:03−5225−9352

E−mail:info@jen-npo.org

詳しくは、JENホ―ムペ―ジをご覧ください。



 
 
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米俳優ジョ―ジ・クル―ニ―さんが国連平和大使に就任

2008年02月01日17時01分

国連平和大使に任命された米国の人気俳優ジョ―ジ・クル―ニ―さん(46)が31日、国連本部で就任式に出席、記者会見でス―ダン西部のダルフ―ル危機について、「彼らにとって国連は唯一の希望。失敗は許されない」と協力を呼びかけた。

黒のス―ツに無地の白いシャツというあらたまったいでたちで会見に臨んだクル―ニ―さんは、「アカデミ―賞受賞よりも責任重大です」。国連平和維持活動の現場をよく知ろうと、直前までダルフ―ル、チャド、コンゴ(旧ザイ―ル)などを視察訪問していたことを明かした。

今年の米大統領選についても触れ、「次の大統領が誰であれ、今の政権よりも国連とのかかわりを密にしてほしい」と注文をつけた。



 
 
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「オスカ―より責任重い」クル―ニ―国連平和大使が会見

【ニュ―ヨ―ク=白川義和】国連平和大使に任命された米人気俳優、ジョ―ジ・クル―ニ―さん(46)が1月31日、国連本部で記者会見し、ス―ダンのダルフ―ル紛争などに「光を当てていく」ことが有名人としての役割であると強調した。

最近もダルフ―ル地方を視察したクル―ニ―さんは、当事者間の和平協定が守られず、国連・アフリカ連合(AU)合同部隊が人員、機材不足で機能していない実態を指摘。国連の平和維持活動(PKO)強化に向け、「関心を高めるためならどこにでも行く」と決意を示した。アカデミ―賞受賞と今回の任命の重みの違いを聞かれると、「責任はこちらの方がずっと大きい。オスカ―(アカデミ―賞で贈られる彫像)はパ―ティ―の後に酒を飲むだけだからね」と笑わせた。

(2008年2月1日10時27分 読売新聞)



 
 
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無償資金協力4億円超 ダルフ―ル紛争で日本

2008年2月1日 夕刊

【ハルツ―ム=浜口武司】ス―ダン西部の西ダルフ―ル州で活動する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のアシェ駐ス―ダン代表と日本の石井祐一大使が31日、ハルツ―ムのUNHCR事務所で「紛争予防・平和構築」への支援として約4億3000万円の無償資金協力の書簡に署名した。

日本は2005年に開かれたオスロ支援国会合で「当面1億ドルの支援実施」を表明していたが、これで総額は2億ドルを超えることになる。

UNHCRへの支援は、西ダルフ―ル州での学校や井戸の修復、避難所の整備などに充てられる。

また、世界食糧計画(WFP)による食糧援助に10億円、同じくス―ダン南部での道路修復と地雷除去に13億円が拠出される。



 
 
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難民支援へ4億円 政府 オスロ表明の2倍に

2008年2月1日 夕刊

【ハルツ―ム=浜口武司】ス―ダン西部の西ダルフ―ル州で活動する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のアシェ駐ス―ダン代表と日本の石井祐一大使が三十一日、ハルツ―ムのUNHCR事務所で「紛争予防・平和構築」への支援として約四億三千万円の無償資金協力の書簡に署名した。

日本は二〇〇五年に開かれたオスロ支援国会合で「当面一億ドルの支援実施」を表明していたが、これで総額は二億ドルを超えることになる。

アシェ代表が謝意を示したのに対し、石井大使は「ダルフ―ルの人々が普段の生活に戻れるよう支援したい」と答えた。

日本政府は昨年十二月の閣議で、三件の国際機関に対する無償資金協力を了承。UNHCRへの支援は、西ダルフ―ル州での学校や井戸の修復、避難所の整備などに充てられる。

また、世界食糧計画(WFP)による食糧援助に十億円、同じくス―ダン南部での道路修復と地雷除去に十三億円が拠出される。



 
 
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米俳優G・クル―ニ―「自分の名声、国連の平和活動のため使う」

2008年 02月 1日 17:00 JST

[国連 31日 ロイタ―] 米俳優ジョ―ジ・クル―ニ―さん(46)が31日、国連の平和大使に就任し、自分の名声をス―ダン西部ダルフ―ル地方などでの国連の平和活動に「注目を集めるため」に使いたい、と抱負を述べた。

この日、両親とともにニュ―ヨ―クの国連本部を訪れたクル―ニ―さんは「関心を向けるためにはどこへでも行く」と力強く語った。



 
 
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国連平和大使ジョ―ジ・クル―ニ―の一日

2008/02/01

俳優として、スクリ―ンではいつも自分以外の人物を演じる、ジョ―ジ・クル―ニ―。新・国連平和大使としての彼は、いま、素顔のままの自分で公共の場に姿をみせている。

1月31日(木)、46歳のクル―ニ―はアメリカの国連本部に到着した。入り口には、彼を一目見ようと、女性ファンたちが携帯電話のカメラを構えて待つ。「やあ、皆さん!」と、爽やかに現れたクル―ニ―の姿に、ファンたちは歓声を挙げる。

同伴した両親と一緒にしばしポ―ズを取り、数人のファンたちと握手を交わしたあと、クル―ニ―はビルの中に姿を消した。潘基文国連事務総長による平和大使任命式に出席するため、国連本部を訪れたのだ。

つい先日までクル―ニ―は、ス―ダンのダルフ―ル地方を訪ね、国連平和維持軍に大きく貢献しているインドを経て、アメリカに戻って来たばかり。国連当局によると、クル―ニ―と平和維持活動事務総長補佐のジェ―ン・ホ―ル・ル―トは、技術アセスメントの使命を担って、ダルフ―ルや中央アフリカ共和国、チャド、そしてコンゴ民主共和国における国連ミッションを訪問したという。

これまでクル―ニ―は、ダルフ―ルでの4年半に渡る紛争の終結に向けてはたらきかけ、紛争に巻き込まれた何百万人もの人々への救援活動を行なってきた。そしてこの度、重要な国際政治・社会問題に、世間の関心を集める彼の努力が評価され、9人目の国連平和特使として選ばれた。

彼は、両親を伴い、その日はハリウッド・スタ―であることを返上して、国連の事務室や窓のない会議室を周り、ニュ―ス媒体からのインタビュ―に次々に応じたりして1日を過ごした。

その日、国連本部では、中東やアフリカ、ハイチ、アフガニスタン、東ティモ―ルなどにおける17の国連平和維持活動に部隊を派遣した国々が、会議を行っていた。クル―ニ―も、当初この会議に出席する予定になっていたが、出席国のなかに、彼の出席をよしとしない声があったため、キャンセルされた。



 
 
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「ス―ダン紛争解決で中国はさらなる指導力を」クル―ニ―氏

2008.2.1 14:39

ス―ダン西部ダルフ―ル紛争の解決を訴え、国連平和大使に任命された米俳優ジョ―ジ・クル―ニ―さんは1月31日、国連本部で記者会見し、国際社会は「中国のさらなる指導力に期待している」と述べ、ス―ダンと関係の深い中国の紛争解決への積極関与を求めた。

現地には国連・アフリカ連合(AU)ダルフ―ル合同活動(UNAMID)の部隊が展開しているが、ス―ダン政府がアフリカ以外からの要員受け入れに難色を示し、機材も不足している。要員受け入れに向けた中国の圧力に期待をかけ、ヘリコプタ―など必要機材の提供を各国に呼び掛けた。

最近現地を訪問したクル―ニ―さんは、レイプされて病院にいた女性が「米国でも中国でもロシアでもなく国連に来てほしい」と訴えていた話を紹介し、UNAMIDの一日も早い本格展開を促した。(共同)



 
 
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ジョ―ジ・クル―ニ―が国連の平和大使任命式に出席!

[eiga.com 映画ニュ―ス] 1月18日に国際連合の平和大使に任命された映画スタ―のジョ―ジ・クル―ニ―が、31日にニュ―ヨ―クの国連本部で行われた国連平和大使任命式に出席し、正式に平和大使に就任した。

クル―ニ―は、両親のニック、ニ―ナと共に国連本部に到着、人気ハリウッドスタ―を一目見ようと入口に集まったファンの歓声に迎えられて会場へ。任命式で、潘基文(ハン・キブン)国連事務総長から、平和大使であることを証明する証書と、代々平和大使に贈られる鳩のバッジが授与された。

クル―ニ―はこれまでも、アフリカのス―ダン西部ダルフ―ル地方の大虐殺“ダルフ―ル紛争”の平和的解決を求める活動に尽力してきており、今回も式の直前までダルフ―ル地方を訪れていた。

その一方で、俳優として「フィクサ―」(4月12日公開)の演技で今年のアカデミ―賞主演男優賞にノミネ―ト、また監督としてもアメリカンフットボ―ル映画の最新作「レ―ザ―ヘッド」(08年公開)が控えている。今後は国連平和大使としての活動も増え、さらなる多忙な日々を送ることになりそうだ。



 
 
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ダルフ―ル避難民キャンプルポ 少年『外国人になりたい』

2008年2月5日 朝刊

【ダルフ―ル(ス―ダン西部)=浜口武司】五年間も紛争が続くス―ダン西部ダルフ―ルの避難民キャンプに三日、記者は入った。国連とアフリカ連合(AU)の合同部隊(UNAMID)の展開が始まって一カ月。同地域の大半は平穏にみえるが、一部で政府軍によるとみられる空爆が報告され、キャンプ内でも強盗や女性への暴行が相次ぎ治安改善の兆しは見えない。進まない和平に人心は荒廃し切っていた。

記者は、北ダルフ―ル州の州都エル・ファ―シェル郊外のザムザム、アブ・ショウク両避難民キャンプを訪れた。

治安の悪いザムザム避難民キャンプへはUNAMID警察部隊のパトロ―ルに同行した。キャンプ手前でス―ダン治安部隊が検問。一歩、キャンプに入ると反政府側の武装グル―プが治安を担当している。丸腰のUNAMIDに実際の警察力はほとんどない。ボシロング部隊長(50)は「信頼関係を築くのが目的」と明かした。

キャンプ内は低い土壁とカヤで区画され、子どもたちが非政府組織(NGO)の設けた学校に通う。ほとんどの子ははだしで服はボロボロだ。

貧しいながら安定しているようにみえるが長老のアリ・イスハックさん(52)は「昼はまだいい。夜は警察もいない。安全がない」と訴える。キャンプの外にまきを拾いに行った女性が暴漢に襲われることも度々という。

新たに流入してくる避難民は食料も毛布も持たず、住民から盗もうとするケ―スが多発し、いさかいが絶えない。

ハッサン君(9つ)は十代半ばの兄と妹の三人暮らし。学校から帰れば、食事を作り、勉強をして寝るだけ。遊びに行くこともできない。父はハルツ―ムの病院に入院している。「村に帰りたい。父も戻ってきて一緒に暮らせる」と願っている。モアタセン君(6つ)は両親との三人暮らし。何になりたいと聞かれ「外国人になりたい。ス―ダン人は嫌だ」と答えた。

<ダルフ―ル紛争> ス―ダン西部ダルフ―ル地方で、2003年に始まったアラブ系民兵組織とアフリカ系反政府勢力の紛争。政府の支援を受けたアラブ系民兵組織がアフリカ系住民を迫害、虐殺し史上最悪の人道危機の一つに発展した。一昨年5月に和平合意したが和平プロセスは進んでいない。昨年末から国連とアフリカ連合(AU)の混成部隊が現地展開を始めている。



 
 
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特許庁出身の高木氏、WIPO事務局長選に立候補

2008.2.5 17:28

特許庁は5日、国連の世界知的所有権機関(WIPO)に、特許庁出身でWIPO執行役部長を務める高木善幸氏(52)をWIPO事務局長選の候補者として伝えた。同選挙には途上国や欧米から10人前後の候補者が出る見込みで、混戦になりそう。投票は5月で、任期は9月から6年間。同事務局長は現職のス―ダン人、イドリス氏の任期が2009年まであるが、同氏の年齢詐称が発覚して1年前倒しで行われることになった。



 
 
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国連PKO局事務次長、ダルフールでの「代理戦争」に強い懸念を表明

* 2008年02月09日 17:31 発信地:ニューヨーク/米国

【2月9日 AFP】国連(UN)平和維持活動(PKO)局のジャンマリー・ゲーノ(Jean-Marie Guehenno)事務次長は8日、国連(UN)安全保障理事会(Security Council)に対し、スーダン政府とチャド政府が互いに相手国の反政府勢力を通じて代理戦争を行っていると伝えられていることついて、地域のさらなる不安定化と紛争の拡大につながる恐れがあると強い懸念を表明した。

ゲーノ事務次長は、スーダンの隣国チャドで起きている政府軍と反政府勢力の戦闘が状況を悪化させていると述べた上で、チャドの反政府勢力がスーダン政府の支援を受けている、また、スーダンの反政府勢力がチャド政府の支援の下に活動しているという報道が数多くなされていることにより、この地域がさらに不安定化するのではないかという見方が強まっていると指摘した。

同事務次長は、スーダンとチャドの政府が非難合戦を続け、両国間の不信や緊張が高まれば、この地域の紛争が国際紛争の様相を呈する可能性があると警告した。

これに先立ち、スーダンの反政府組織「正義と平等運動(Justice and Equality Movement、JEM)」のAbdel Aziz Nur al-Asher司令官は、西ダルフール(West Darfur)州の州都ゲネイナ(Geneina)から55キロ北のAbu Soruj村でスーダン政府軍が3つの集落を攻撃し、住民少なくとも150人が死亡あるいは負傷したと語った。(c)AFP



 
 
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ス―ダン捜査当局、米外交官ら殺害の容疑者2人を逮捕

2008年02月10日 13:55 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【2月10日 AFP】ス―ダンの捜査当局は9日、前月1日に首都ハルツ―ム(Khartoum)で米外交官が乗った車両が銃撃され外交官と運転手が死亡した事件の容疑者2人を逮捕したと発表した。

容疑者はハルツ―ム近郊でナイル(Nile)川対岸の都市オムドゥルマン(Omdurman)に潜伏していたところ、警察の強制捜査が行われ逮捕されたという。警察の突入時に銃撃戦となり、警官数人と民間人1人が負傷した。容疑者のうち1人も負傷した。

ス―ダン警察のAbidin Taher犯罪捜査部長は、国営ス―ダン通信(SUNA)のインタビュ―に、容疑者の事情聴取が直ちに行われると語った。

この事件で死亡したのは、米国際開発局(US Agency for Internernational Development、USAID)の職員のジョン・グランビル(John Granville)氏(40)と運転手のAbdel Rahman Abbasさん(33)。乗っていた乗用車には多数の銃弾が打ち込まれた。

事件の捜査には米連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation、FBI)の関係者も参加していたとされる。ハルツ―ムの米国大使館からコメントは得られていない。

ス―ダン警察はこれまで、容疑者について氏名や国籍、特定の組織に属するかなど一切の情報を公表していない。

この銃撃事件にはAnsar al-Tawhidと名乗るグル―プが前月4日、ウェブサイト上で犯行声明を出している。

各国の過激派などを監視する米機関SITEによると、同グル―プの声明には、犯行がキリスト教の旗をス―ダンで掲げようとする試みへの返答だと述べられたという。(c)AFP/Mohamed Hasni



 
 
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スーダン捜査当局、米外交官ら殺害の容疑者2人を逮捕

* 2008年02月10日 13:55 発信地:ハルツーム/スーダン

【2月10日 AFP】スーダンの捜査当局は9日、前月1日に首都ハルツーム(Khartoum)で米外交官が乗った車両が銃撃され外交官と運転手が死亡した事件の容疑者2人を逮捕したと発表した。

容疑者はハルツーム近郊でナイル(Nile)川対岸の都市オムドゥルマン(Omdurman)に潜伏していたところ、警察の強制捜査が行われ逮捕されたという。警察の突入時に銃撃戦となり、警官数人と民間人1人が負傷した。容疑者のうち1人も負傷した。

スーダン警察のAbidin Taher犯罪捜査部長は、国営スーダン通信(SUNA)のインタビューに、容疑者の事情聴取が直ちに行われると語った。

この事件で死亡したのは、米国際開発局(US Agency for Internernational Development、USAID)の職員のジョン・グランビル(John Granville)氏(40)と運転手のAbdel Rahman Abbasさん(33)。乗っていた乗用車には多数の銃弾が打ち込まれた。

事件の捜査には米連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation、FBI)の関係者も参加していたとされる。ハルツームの米国大使館からコメントは得られていない。

スーダン警察はこれまで、容疑者について氏名や国籍、特定の組織に属するかなど一切の情報を公表していない。

この銃撃事件にはAnsar al-Tawhidと名乗るグループが前月4日、ウェブサイト上で犯行声明を出している。

各国の過激派などを監視する米機関SITEによると、同グループの声明には、犯行がキリスト教の旗をスーダンで掲げようとする試みへの返答だと述べられたという。(c)AFP/Mohamed Hasni



 
 
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UNHCR、南ス―ダンへの難民帰還のため6300万米ドルを要請

2008年 2月 12日

ジュネ―ブ(12日)――UNHCRは本日、8万人のス―ダン難民の周辺国からの自発的帰還と再定着支援を含めた2008年度の南ス―ダン事業のため、6300万米ドルの要請を打ち出した。

2005 年1月に包括的和平合意が成立し、長年の紛争に終止符が打たれてから、すでに16万9000人のス―ダン難民と190万人のス―ダン国内避難民が帰還を果たしている。しかしながら依然として26万人のス―ダン難民はス―ダンの国境外にいるため、UNHCRは帰還プロセスを継続的に支援するための資金を確保する構えであると述べた。

「帰還のペ―スが十分に支援されなければ、持続的な社会復帰への課題はさらに大きくなるだろう」とUNHCRアフリカ局長のマ―ジョン・カマラはその重要性を訴えた。

UNHCR はウガンダから4万5000人、ケニアから1万7000人、エチオピアから1万6000人、エジプトから2000人のス―ダン難民の自発的帰還の促進を計画している。最優先はエチオピアからの帰還であり、帰還のペ―スが保たれるならば、自発的帰還は2008年中に完了する見込みである。さらに、UNHCR の各活動拠点では、難民の自発的帰還の促進と並行し、国内避難民の帰還も支援する方向である。

UNHCR は政府や国連機関、その他のパ―トナ―と連携を図り難民支援に従事している。難民および国内避難民の再定着先での基本的なサ―ビスが滞っている地域に対し、再定着プロジェクトを引き続き行う予定である。日本からのNGO、ADRA Japanは帰還民のための中継基地を、日本国際ボランティアセンタ―は車両整備と職業訓練の事業を、ピ―ス ウィンズ・ジャパンと難民を助ける会は井戸掘削や衛生支援を実施し、帰還民の再定着へ寄与している。一方で、首都ハルツ―ムにある主な国内避難民の避難先では、UNHCRは今後も保護状況に関してモニタリングを続ける。

帰還先では基本的なサ―ビスが不足しており、特に保健、教育、また成長を取り戻しつつあるが、経済活動などが十分でないのが現状である。これらの問題が改善されない限り、帰還する難民は過密都市の地域に流入するか、また庇護を受けていた国に戻るという事態を引き起こしかねない。

和平合意成立後、南ス―ダンでの状況は改善しつつあるが、UNHCRはいくつかの地域における不安定な治安状況に加え、5月から11月の雨季によってもともと不足している道路が通行困難になり、人の移動に関して未だ様々な困難に直面している。



 
 
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スピルバ―グ監督、北京五輪の芸術顧問を辞退

「私の良心がいつものように仕事を続けることを許さない」――。「シンドラ―のリスト」などで知られる米映画監督スティ―ブン・スピルバ―グ氏は12 日、ス―ダン西部ダルフ―ル問題に対する中国政府の対応への不満から、北京五輪の芸術顧問から退くとの声明を出した。国家事業の五輪を半年後に控えた中国には、イメ―ジダウンにつながる可能性がある。

約20万人が死亡したダルフ―ル紛争の解決を訴えるスピルバ―グ氏は声明で、政治・経済両面でス―ダン政府を支援する中国に対し、事態改善へ向けて「影響力を行使するよう再三要請してきた」と強調。だが、中国の態度は煮え切らず、開閉会式の芸術顧問への就任辞退を決断したという。

ダルフ―ルではス―ダン政府が支援するアラブ系民兵と反政府組織の対立が継続。中国はス―ダンから石油を大量に輸入する一方、同国に武器を輸出している。(ニュ―ヨ―ク=中前博之)(14:02)



 
 
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スピルバ―グ監督、北京五輪の芸術顧問を辞任

ニュ―ヨ―ク(AP) 米映画監督のスティ―ブン・スピルバ―グ氏は12日、ス―ダン西部ダルフ―ル紛争や人道危機の解決を求めて中国政府に政治的影響力の行使を促すため、今年8月に開催される北京五輪の開閉会式の芸術顧問を辞任すると発表した。

スピルバ―グ氏は声明で、「現在起きている(ダルフ―ル)危機の責任の大半はス―ダン政府にあるが、国際社会、特に中国はもっと努力するべきだ」と述べ、経済・軍事・外交面でス―ダン政府とつながりを持つ中国が、危機解決に向けて影響力行使を継続する必要性を指摘した。

一方、米女優ミア・ファロ―さんと水泳の元五輪選手シャノン・シェイクスピアさん、ニッキ・ドライデンさん(ともにカナダ)も、ニュ―ヨ―ク市内の国連本部で中国側に胡錦涛国家主席への公開書簡を届け、ダルフ―ル紛争終結への一層の努力を中国政府に求めた。書簡にはノ―ベル平和賞受賞者や著名人、元五輪選手13人が署名した。

ファロ―さんは、ス―ダン政府が支援するアラブ系民兵組織ジャンジャウィ―ドの武装解除や、ス―ダン政府による民間人攻撃の差し止め、国連平和維持部隊の安全確保に向けて、中国政府が経済面で影響力を及ぼすことを提案した。

ス―ダンから輸出されている原油の3分の2は中国向け。中国からス―ダンには兵器が輸出され、中国は国連安全保障理事会でス―ダン政府を擁護している。



 
 
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ス―ダン・ダルフ―ル問題とは?

ス―ダン西部ダルフ―ル地方で2003年2月、アラブ系の中央政府に対する黒人系勢力の反政府活動が激化。政府軍はアラブ系民兵と協力し、黒人系住民の村々を無差別に襲撃。国連によると、約250万人が難民や避難民となり「世界最大の人道危機」ともいわれる。紛争による死者数は、病死者なども含め20万人以上と推定されている。アフリカでの資源獲得を推進する中国はス―ダンの石油の大半を購入しているとされ、欧米からはダルフ―ル紛争問題を軽視しているとの批判が上がっている。

[2008年2月13日10時12分]



 
 
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スピルバ―グ、北京オリンピックを降板

2008/02/13

映画監督のスティ―ヴン・スピルバ―グが今夏の北京オリンピックにア―ティスティック・アドバイザ―として関与する要請を辞退した。

スピルバ―グによると、中国の北京オリンピック委員会は1年前に契約書を送付してきたが、スピルバ―グは承諾していなかった。中国政府がス―ダンのダルフ―ルでの集団虐殺を終結させるために尽力を注がないことに抗議しての決断という。

これまでには、中国がス―ダンから原油を購入する資金が紛争の資金となっていること。また、スピルバ―グ監督が、その中国で開催されるオリンピックのア―ティスティック・アドバイザ―となっていることにも、批判が集まっていた。

この決断で、ダルフ―ル問題だけではなく、その他の政治問題がオリンピックに影響するのを避けようとしていた中国政府の宣伝広報活動は、水泡に帰することとなった。

スピルバ―グは本日出した声明の中で、「熟慮ののち、北京オリンピックの開会式/閉会式のア―ティスティック・アドバイザ―を辞退することを、ここに決断しました。私は再三、中国政府がその独自の影響力を駆使してダルフ―ルに平和と秩序をもたらすようお願いしてきました」と述べた。

「いくつか進展もありましたが、ス―ダンの状況は悪化する一方で暴力はむしろエスカレ―トしていています。以上のことが念頭にあり、この仕事を続けることはできないと感じたのです。私はオリンピックに時間とエネルギ―を費やすより、ダルフ―ルで行われているような、言うに堪えないほど非人道的な事態を終わらせることに努力したいと思います」



 
 
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北京五輪の芸術顧問辞退 スピルバ―グ監督

2008年2月13日 11時24分

【ロサンゼルス12日共同】米映画監督スティ―ブン・スピルバ―グ氏は12日、深刻な人道危機が続くス―ダン・ダルフ―ル問題への中国政府の外交姿勢を不満として、8月の北京五輪の芸術顧問から退くとの声明を発表した。開閉会式の演出を担当する予定だったが、北京五輪組織委員会とは正式に契約していなかったとしている。

五輪を通じて「大国」をアピ―ルしたい中国が、世界的著名人に国際的な指導力不足の烙印を押された形で、中国製ギョ―ザ中毒事件に続きダメ―ジとなりそうだ。

スピルバ―グ氏は「わたしの時間とエネルギ―は五輪ではなく、ダルフ―ルでの人道犯罪の終結に費やすべきだ」とし「ス―ダン政府と経済的、軍事的つながりを持つ中国政府は、変化に向け圧力をかける義務がある」と述べ、外交努力が足りないとの認識を示した。



 
 
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2008/02/16-15:08 スピルバ―グ氏を尊重=北京五輪の芸術顧問辞任で−IOC会長

【ロンドン15日時事】国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は15日、米映画監督のスティ―ブン・スピルバ―グ氏が北京五輪の芸術顧問辞任を発表したことについて、「彼の決断を尊重する」と話した。ロイタ―通信が伝えた。

フランスのテレビ番組で語ったもので、同会長は「彼を尊敬している。しかし、その不在が大会の質を損ねることはない」とも話した。ス―ダン西部のダルフ―ル紛争への中国の対応が辞任理由であることについては、「IOCの役目は五輪を開催することで、スポ―ツ団体でも政治組織でも人道主義的な目標を持つ集まりでもない」と述べるにとどまった。



 
 
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JICA、ス―ダン南部の復興支援を行うと表明

2008年02月18日 13:40 発信地:ジュバ/ス―ダン

【2月18日 AFP】国際協力機構(JICA)の緒方貞子(Sadako Ogata)理事長は17日、アフリカのス―ダン南部の治安改善が確認されたとして、JICAが同地の復興支援を行う方針を明らかにした。

ス―ダンとエチオピアを歴訪中の緒方理事長は、ス―ダン南部ジュバ(Juba)で、「JICAがス―ダン南部の復興活動を支援できることを嬉しく思う」と述べた。支援活動の内容は保健衛生、教育分野が中心となる予定だという。

JICAは前月、ス―ダン政府との和解に応じ統一内閣に復帰した旧反政府勢力の招きを受けて同地に調査団を派遣し、治安状況を調べた。その結果、現地の治安状況はJICA職員が活動を行うのに支障のないレベルだと確認されたとしている。

これに先立って、複数の日本メディアは16日、日本政府が陸上自衛隊の部隊をス―ダン南部で展開する国連平和維持活動(PKO)に派遣する可能性を検討しはじめたと報じている。(c)AFP



 
 
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ス―ダン・ダルフ―ル―学者の目

2008年02月19日

編集委員・竹内幸史

ス―ダンの紛争地、ダルフ―ル地方に、気候変動や温暖化がいったいどんな影響を及ぼしているのか――。そんな難しい質問に、明解なデ―タを持って答えてくれた地元の研究者が1人だけいた。

北ダルフ―ルのエルファシェ―ル大学で教鞭をとるアブドゥルジャバル・アブデラ助教授(54)である。

アブデラ氏は首都ハルツ―ムで開かれた国際的な環境問題の会議に来ていた時、出会った。そしてエルファシェ―ルでも旧式のオ―スティン・ロ―バ―の愛車に乗って宿舎に来てくれて再会し、長時間にわたって話を聞かせてくれた。もともと政府の農業省に勤めていた農業の専門家である。

アブデラ氏は「ダルフ―ルでも60年代以降、気温上昇と雨の減少が始まり、人々の暮らしを直撃して来た」という。

まず大きく変わったのは、気温だ。1965年には最高37度に過ぎなかったが、今は最も暑い5月〜6月には45度に達する。02年には史上最高の47度を記録した。ダルフ―ルはアフリカ大陸北部のほぼ真ん中にある「アフリカのヘソ」のような場所である。ここにも地球温暖化の影響が現れているのだという。

降雨量と雨の降り方にも大きな変化が見られる。60年代には雨季は5月から10月まで約150日あったのに、今では事実上40〜50日しかない。雨は年250ミリあったのが、00年以降は150ミリ程度になったというから、実に3割も減少したわけだ。ダルフ―ル最北部にいたっては、雨季は8月のわずか1カ月だけとなってしまった。

「地域の主な作物はミレットなどの雑穀と野菜、ゴマ、ゴムの樹などだが、多くの作物は90日程度の雨期がないと生育が難しい。このままでは農村の食料安保にかかわる」と、アブデラ氏は懸念した。

気候変動に伴い、砂漠化の広がりや干ばつ、水不足の深刻化が人々の生活に悪影響を及ぼしている。もちろん、これらは気候変動だけでない人為的な要因もある。大きいのは人口圧力だ。

ス―ダンの人口は2005年の推定で3600万人。面積は約250万6000平方キロと日本の6倍以上あり、アフリカでも最大の大きさであり、9つの国と国境を接する。中でもダルフ―ル地方はフランス全土並みの面積がある広大な地域だ。

ダルフ―ル地方の人口は、ス―ダンが独立した1956年には約130万人。人口密度は1平方キロ当たり2人に過ぎなかった。それが今、推定560万人に増え、人口密度は1平方キロ当たり22人に達した。人口圧力が大地に大きな負担をかけていると言える。北ダルフ―ルの州都エルファシェ―ルの人口も、60年代の約2万5000人から今、約60万人と20倍以上の増え方だ。

これに伴い、食糧需要は増し、羊やウシ、ヤギなどの家畜も増える一方だ。放牧する羊などの頭数が増え過ぎて牧草がなくなる「過放牧」の現象も起きて来た。また、家庭の燃料に使う薪や、家を建てるのに使う木材などを集めるため、森林伐採にも拍車がかかった。

エルファシェ―ル郊外の農村を歩くと、心地よい木陰を提供している樹種に気づいた。「ニ―ムの木」だ。「インドセンダン」と呼ばれるインド原産のこの木は、乾燥地に強いうえ、殺菌作用など独特の薬効があることで知られる。ス―ダンでも農民は枝を切ってほぐして歯ブラシ代わりに使ったり、葉っぱは家の中で衣類の箱に入れ、防虫剤やカビよけ代わりに使ったりする。こんな薬効があることから、この木陰の下で休み、空気を吸い込むだけで、体に良いといわれている。

乾燥地に強く、生育が早いうえ建材に使えるユ―カリも、多く見かけた。ところが、ダルフ―ルで残っているまともな木は、こうした有用な一部の樹種や果樹くらいになってしまっている気がした。ダルフ―ルを知るス―ダン政府のある外交官は「昔は森があり、緑豊かな場所だった」という。多くの樹木は伐採され、薪になってしまったようだ。

砂漠化が進む地域には、分厚い葉を持ち、大人の背の高さほどになる植物があるが、これは白い樹液が出る毒草だ。あとはサボテンくらいしか残っていない。



 
 
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遅れるPKO展開 ダルフ―ル、情勢悪化懸念

2008.2.19 19:45

紛争が続くス―ダン西部ダルフ―ル地方で、国連・アフリカ連合(AU)合同平和維持活動(PKO)部隊(UNAMID)の展開が遅れる中、政府軍が反政府勢力を空爆するなど情勢の悪化が懸念されている。国連や人権団体はス―ダン政府に対し、PKO部隊の早期受け入れを求める声を強めている。

UNAMIDは昨年12月31日、装備や資金不足から停戦監視の能力不足を批判されていたAU部隊から権限を完全に引き継いだ。最終的に最大約2万6000人の要員がダルフ―ルに展開する予定だが、ス―ダン側が依然、自国に批判的な欧米諸国の部隊受け入れに難色を示しており、現在、以前から駐留していた旧AU部隊を核とする約9000人が展開するにとどまっている。

AP通信によると、ス―ダン軍は今月8日、反政府勢力を攻撃するためダルフ―ルの3つの町を空爆したことを明らかにした。ス―ダン軍は「(ダルフ―ルにいる)反政府勢力を隣国チャドに退却させた」と主張するが、反政府勢力側は「町にはわれわれはおらず、市民ら約200人が死亡した」と反論し、双方は対立を激化させる一方だ。

ロイタ―通信によると、この空爆でダルフ―ルからチャドへの避難民の数は約1万2000人に上ったという。

国連の潘基文事務総長はス―ダン軍の空爆を激しく非難。国際人権団体ヒュ―マン・ライツ・ウオッチ(本部ニュ―ヨ―ク)もス―ダン政府に対し市民への攻撃停止やUNAMID受け入れを求める声明を発表するなどス―ダン政府への国際的な圧力が強まっている。(共同)



 
 
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高村外相がス―ダンPKO参加に意欲示す、英紙インタビュ―で

2008年02月25日 11:28 発信地:ロンドン/英国

【2月25日 AFP】高村正彦(Masahiko Koumura)外相は、25日付の英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)に掲載されたインタビュ―で、日本の国際平和維持活動(PKO)の一環でス―ダンに要員を派遣することを検討していると語った。

高村外相は「国力と比較し、わが国の国際貢献にはまだ努力の余地がある」とし、国連(UN)がス―ダンで展開する国際平和維持活動(PKO)を参加候補の1つに挙げた。一方で、派遣先は和平合意に達した南北内戦の地方とし、紛争が続く西部ダルフ―ル(Darfur)地方は含まないとも強調した。

高村外相は、PKO拡大については「方向付けを確認している段階」だとしつつ、「資源の少ない島国である日本の繁栄には、平和で安定した国際情勢が不可欠だ」と述べ、日本の国際貢献拡大に向け努力する意向を示した。(c)AFP



 
 
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6月にも自衛隊派遣で調整−政府、ス―ダン南部PKO(2/26 19:23更新)

政府は26日、ス―ダン南部で展開している国連平和維持活動(PKO)のス―ダン派遣団(UNMIS)への自衛隊派遣を、6月にも実施する方向で本格調整に入った。7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)で、福田康夫首相が掲げる「国際協力国家」として日本の国際貢献をアピ―ルしたい考えだ。

政府関係者によると、現段階の構想ではまずス―ダンの首都ハルツ―ムにあるUNMIS本部に自衛隊員4人前後を派遣し、連絡調整、治安情勢分析などの任務を担当。ス―ダン南部の現地情勢を詳しく把握した上で、地雷除去や道路などインフラ整備に取り組む陸上自衛隊施設部隊を派遣することを検討している。

防衛省は連絡調整要員などの本部派遣について前向きに検討する意向を示しているが、施設部隊派遣には慎重な姿勢を崩していない。



 
 
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自衛隊PKO、新規派遣・政府検討、中東などの司令部に

政府は国連平和維持活動(PKO)への新たな自衛隊派遣の検討に入った。中東やアジアなどで、PKO部隊の運営を統括する現地司令部に要員を出し、情勢が把握できれば実動部隊も派遣する。福田康夫首相は平和構築に積極的に関与する「平和協力国家」を提唱しており、7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)までに実施計画を閣議決定する考えだ。

司令部要員の派遣先として、東ティモ―ルの国連東ティモ―ル統合派遣団(UNMIT)や、イスラエルなど中東4カ国の国連休戦監視機構(UNTSO)などを想定。ス―ダン南部の国連ス―ダン派遣団(UNMIS)も検討する。数人程度の要員でPKO部隊の運営を補佐、自衛隊にどのような活動ができるかを調査したうえで、実動部隊の派遣を探る。 (06:58)



 
 
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ナ―フィア・ス―ダン共和国大統領補佐官の来日

(木村副大臣)まず、私から1点だけ申し上げます。ナ―フィア・ス―ダン大統領補佐官が3月3日(月曜日)〜9日(日曜日)までの7日間、外務省賓客として来日します。正確な名前はナ―フィア・アリ―・ナ―フィア・ス―ダン共和国大統領補佐官です。ダルフ―ル問題の政府代表を務めておられますので、これらの問題についての意見交換も可能かと思われます。高村大臣と会談する他、政府及び関係機関の要人との意見交換を行う予定です。我が国はTICAD IV、G8北海道洞爺湖サミットを控え、ス―ダンを我が国の今後の対アフリカ外交、平和構築支援における重要な国の一つとして捉えております。ス―ダンはダルフ―ル問題などの諸問題を抱えておりますが、我が国は同国との対話を通じて、同国政府の取組強化を促し、ス―ダン、更には周辺地域の平和と安定の強化を図っていく必要があると考えております。今回の同補佐官の来日の機会を捉え、これらの諸問題の進展に向けた働きかけを強力に行っていく考えです。なお、ナ―フィア大統領補佐官は同政府のナンバ―5に当たりますが、非常に大きな力を持っている方であると理解しております。



 
 
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ダルフ―ル紛争、解決の見通し立たず6年目を迎える

2008年02月28日 01:58 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【2月28日 AFP】ス―ダン西部のダルフ―ル(Darfur)地方で続く紛争は26日、解決の見通しも立たないまま発生から6年目を迎えた。ス―ダン政府は平和維持部隊の全面的な介入を拒み続けており、同地方に対する新たな爆撃も懸念されている。

事態解決に向けての努力は続けられており、高官協議のため米国のRichard Williamson特使や中国の劉貴今(Liu Giujin)特使が相次いでス―ダン入りした。

■紛争の経緯

この紛争は、2003年2月26日、黒人系住民の経済的・社会的排斥に不満を訴える反政府勢力が、北ダルフ―ル(North Darfur)州の政府軍駐屯地を襲撃したことがきっかけで始まったとされる。これに対し、アラブ系のス―ダン政府軍は、同政府の支援を受けているとされる民兵組織ジャンジャウィ―ド(Janjaweed、アラビア語で「馬上の悪魔」の意)とともに、激しい焦土作戦を展開してきた。

国際機関の統計によると、ダルフ―ル紛争では2003年以降、20万人が死亡し、同地方の人口(約600万)のうち3分の1以上が避難を余儀なくされているという。これに対し、ス―ダン政府は死者数を9000人と発表している。また、同地方では、約420万人が援助機関が配給する物資に頼った生活を送っている。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、今月8-9日に行われた反政府勢力への激しい爆撃や攻撃で、約1万2000人が隣国のチャド東部に避難したとしている。

■影響力を強める中国政府

中国政府は、ス―ダン政府側に反政府勢力掃討のための武器の多くを供給し、同地方での非人道的行為に対しても外交的に目を背けているとして非難を浴びている。

劉特使は25日、給水施設や学校、医療機器など、8000万元(約12億円)に上る援助計画に調印し、中国政府は、ス―ダン政府への援助を拡大する用意があると語った。

■遅れる国際社会の対応

国連(UN)は今週初め、ダルフ―ル地方の住民数千人が新たな爆撃の危険にされされているとして、同地方から避難することを許可するよう求めている。同地方からはすでに推定220万人が避難したとされている。

ジョ―ジ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は、同地方ではジェノサイド(集団虐殺)が行われていると発言している。

米政府は、国連とアフリカ連合(African Union、AU)の合同平和維持部隊(UNAMID)の展開が遅れていることに対し、いらだちを示している。UNAMIDは最終的には2万6600人の軍・警察部隊で構成される予定だが、現在、派遣されているのはわずか9200人だけとなっている。

ス―ダン政府は、UNAMIDの展開の遅れは、英、仏、米などの責任だと指摘し、欧米諸国からの批判に対して強く反発している。(c)AFP/Jennie Matthew



 
 
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ス―ダン・ダルフ―ル―ラクダ商人

2008年03月03日

編集委員・竹内幸史

北ダルフ―ル州の州都、エルファシェ―ル南郊のオムシゲ―ラ村に家畜市場があると聞き、出かけてみた。サッカ―の競技場がいくつも入りそうな広大な砂地に区画を設け、ウシ、羊、ヤギなどが数百頭集められ、売り買いされていた。来ているのは、アラブ系の遊牧民や商人が多い。

とりわけ市場で目を引くのは、ラクダである。100頭余りが居並ぶ姿は壮観だ。ひとこぶラクダばかりだが、体は大型、中型、体毛が長いものなど種類はいくつもあるという。よく見ると、逃げ出さないように前脚か後ろ脚の1本をロ―プで縛られたまま突っ立っている。キョトンとしたユ―モラスな表情を浮かべながらも、平然としている様子に、かえって哀れみを誘われる。くたびれて座り込んでいるのや、お母さんラクダの乳をしゃぶる幼な子もいる。

遊牧民のひとりは一匹の背にまたがると、「見ていろ」とばかり猛然と走り出した。座り込むラクダたちの間を、西部劇のロデオさながらの調子で駆け回る。ラクダはインド、アフガニスタンなどでも見てきたが、走る姿は初めて見た。なかなかのスピ―ドだ。若いラクダを飼いならしているのだという。

商人らによると、値段は1頭500ドルから1000ドル程度。1日20〜30頭、多い時には200頭くらいが取引される。ラクダは砂漠の中で1〜2カ月も水を飲まずに働くが、商人のひとりは「ス―ダンのラクダは丈夫で知られている。リビアやエジプトにまで輸出されているんだ」と自慢していた。「輸出」とは言っても、遊牧民が陸路で数百キロ〜1000キロ以上も連れていくのだから、大変な距離の交易である。

ラクダのほおや首筋には烙印が押され、どこの村か、どの部族が育てたラクダか分かるようになっている。この市場にも西隣のチャドや中央アフリカ、さらにはるか西のモ―リタニアなどからもラクダが売られてくることがあると聞いた。やはりとんでもない距離を旅してくるわけだ。

ところが、商人の話を聞くと、この市場にもダルフ―ル地方の環境変化が現れていることに気づいた。

遊牧民は半砂漠地帯で牧草地と水を求めて雨期に北上し、乾期に南下する生活を続けている。前回にも紹介したエルファシェ―ル大学助教授のアブドゥルジャバル・アブデラ氏によると、北緯14度〜15度の間を南北に移動してきたという。しかし、サハラ砂漠の拡大に伴い、南下して滞留する期間が長くなっているというのだ。

半砂漠地帯からさらに南下して湿度が高い地域に行くと、ツェツェバエなどが媒介する病気もある。人間も家畜も恐ろしい眠り病にかかる吸血性のハエだ。ス―ダン中部の北緯15度周辺からジンバブエなどがある南緯20度周辺は「ツェツェベルト地帯」とも言われる。だが、「ラクダは水がなくても生きていけるが、牧草がなければ生きていけないので仕方ない」と、遊牧民のひとりは南下の理由を語る。

家畜市場で会った37歳のアラブ系商人からは興味深い話を聞いた。彼はエルファシェ―ルの北東にあるメリット地区で遊牧民の家庭に生まれ、一家で移動しながら羊を売ったり、砂漠地帯を町から町へ荷を運んだりしていた。だが、まだ少年だった1985年に家族ぐるみで遊牧生活を断念し、ラクダの取引業に転じた。

そのきっかけは、農民との衝突だったようだ。牧草地を求めて南下し、農村に入っていった時に、農民との間で何らかのトラブルを起こしたらしい。その結果、「袋だたきにされ、一家で持っていたラクダ50頭をまるまる失った」という。

彼は、私がアラブ系でなく黒人の通訳を連れていたせいか、それ以上は詳しく語らなかった。だが、話のニュアンスからは小競り合いの末、農民が武器を持ち出し、力づくでトラブルの謝罪を求めたと推察された。

遊牧民の生活に詳しいアブデラ氏によると、砂漠化や干ばつによる環境変化に伴い、遊牧民の移動範囲が狭まり、農民たちと生活圏が重なり始めるようになった。水がある場所を奪い合い、農地荒らしや家畜泥棒などの摩擦が増えたという。

アブデラ氏は「モ―タリゼ―ションの波」も指摘した。「自分も子供のころ、遊牧民にカネを払ってラクダに乗せてもらい、半砂漠地帯を横切り物資の買い出しに行った。しかし、トラックによる物流が普及し、遊牧民の仕事は減ってきた」と語る。

さまざまな環境変化によって遊牧民の暮らしも変貌しつつあるようだ。



 
 
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2008/03/04-22:24 途上国に250億円の食糧供与=過去最大規模の人道援助−欧州委

【ブリュッセル4日時事】欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は4日、国際的な食料品価格高騰などのしわ寄せを受けている開発途上国に対し、総額1億6000万ユ―ロ(約250億円)の食糧を供与することを決定した。欧州委による人道援助としては過去最大規模という。

欧州委によると、援助の対象はス―ダンやチャド、ソマリアなどアフリカ諸国、アフガニスタン、ネパ―ルなどアジア諸国、南米のコロンビアのほか、パレスチナ自治区(ヨルダン川西岸とガザ地区)の計17カ国・地域。対象住人は推計約1870万人とみられる。



 
 
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EU、過去最大の食糧援助・途上国に250億円

【ブリュッセル=下田敏】欧州連合(EU)の欧州委員会は4日、穀物価格の高騰に直面する途上国向けに、過去最大の約1億6000万ユ―ロ(約250億円)の食糧援助を決めた。ス―ダンやチャド、アフガニスタン、パレスチナ自治区など17カ国・地域が対象。

食糧援助の増額は穀物価格の大幅上昇をにらんだ対応で、欧州委は今年中に追加的な援助を行う計画だ。



 
 
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ス―ダンPKO、自衛隊含め貢献策模索 町村官房長官

2008年03月05日19時02分

町村官房長官は5日の記者会見で、ス―ダン南部での内戦の和平合意を受けた平和維持活動(PKO)に関連し、「すでに3億ドルの資金協力を行ってきたが、人的協力はほとんどしていない。自衛隊を含む人的協力がどのような形で可能か、ス―ダン政府、関係部局と話し合って決めていきたい」と述べ、自衛隊派遣を念頭に人的貢献策を模索する考えを示した。

福田首相が「平和協力国家」を目指す方針を掲げていることに加え、5月に横浜である第4回アフリカ開発会議(TICAD)や7月の北海道洞爺湖サミットに向けて、内戦や貧困を抱える「アフリカ問題」に取り組む姿勢をアピ―ルする狙いがあるとみられる。

町村氏は会見に先立ち、ス―ダンのナ―フィア大統領補佐官と会談し、北部のイスラム教徒主導政府と南部のキリスト教徒系反政府勢力の間で結ばれた包括和平合意の着実な履行を要請。補佐官は合意が履行されていることを強調した。

ス―ダン南部へのPKOをめぐっては、外務省では「PKOを派遣できる地域はないか検討しており、南部も除外はしていない」(幹部)としている。ただ、防衛省などに現状では安全確保が困難だとして派遣に否定的な意見が根強く、政府内の調整は進んでいない。



 
 
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町村官房長官:ス―ダン要人と会談 自衛隊派遣の支援検討

町村信孝官房長官は5日、首相官邸でス―ダンのナ―フィア大統領補佐官と会談し、同国での宗派間対立の解決を目指して支援する考えを伝えた。会談後、町村氏は記者団に「自衛隊を含む人的協力が、どのような形で可能か、ス―ダン政府と話し合いたい」と述べた。同国南部で展開中の国連平和維持活動(PKO)「国連ス―ダン・ミッション」(UNMIS)への自衛隊派遣を、検討することを改めて示した。

同国では83年から北部のイスラム教系と南部のキリスト教系の対立が激化。05年に包括和平合意が交わされたものの、和平は実現していない。会談で町村氏は「和平合意を履行し、相互信頼を醸成することが重要だ」と指摘。補佐官は「国際社会の協力をお願いしたい」と応じた。【鵜塚健】

毎日新聞 2008年3月5日 19時32分



 
 
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ス―ダンの債務32億円、免除の方針 高村外相、表明へ

2008年03月06日20時05分

高村外相は6日、ダルフ―ル紛争を抱えるアフリカ・ス―ダンのナ―フィア大統領補佐官と東京都内で会談し、同国の対日債務約450億円のうち32億円を免除する方針を表明した。

日本政府は、内戦や債務返済の滞りなどを理由に83年からス―ダンへの円借款の供与を停止している。今回の債務免除は、国勢調査など和平定着に向けた取り組みやダルフ―ル紛争の解決に努力することなどが条件。

会談で高村外相はダルフ―ル紛争について「反政府勢力が交渉のテ―ブルにつくよう政府側が働きかける必要がある」と大統領補佐官に要請した。



 
 
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2008/03/06-12:06 ス―ダン債務32億円免除=サミット控えアフリカ支援−政府

政府は6日、アフリカ北東部ス―ダンの対日債務約450億円のうち、32億円を免除する方針を決めた。政府は同国の内戦や対外債務状況の悪化を受け、西側諸国と歩調を合わせて1983年に円借款を停止したが、同国の和平定着と経済復興を支援するため、各国に先駆けて債務削減に踏み切る。

高村正彦外相が同日午後、来日中のナ―フィア・ス―ダン大統領補佐官と会談して政府の方針を伝える。外相は同国西部ダルフ―ルでの紛争解決にも努力するよう働き掛ける考えだ。

債務削減は、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の主要議題の一つである「アフリカ支援」に取り組む日本の姿勢を、米国をはじめとした国際社会にアピ―ルするのが狙い。債務の免除に当たっては、和平の定着に向けてス―ダン政府が具体的な行動を取ることなどを条件とした。



 
 
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2008/03/06-22:55 ス―ダン債務を一部免除=高村外相が大統領補佐官に表明

高村正彦は6日午後、東京・麻布台の外務省飯倉公館でス―ダンのナ―フィア大統領補佐官と会談し、対日債務455億円のうち32億円を免除する方針を正式に伝えた。債務の免除に当たっては、長期内戦の末に成立した和平の定着や西部ダルフ―ル地域での紛争解決に向けた具体的な行動などを条件とした。

同補佐官は日本の措置に謝意を表明するとともに、「日本側が満足できる(和平定着に向けた具体的な)提案をする」と述べた。



 
 
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ス―ダンの対日債務、32億円免除へ

* 2008年03月06日 20:35 発信地:東京

【3月6日 AFP】政府は6日、ス―ダン西部ダルフ―ル(Darfur)地方の紛争解決を促すと同時に、05年に締結されたス―ダン内戦の南北包括和平合意の定着を支援するため、同国の対日債務の一部を免除する方針を発表した。

これに先立ち、オマル・バシル(Omar al-Beshir)ス―ダン大統領の側近で来日中のナフィア・アリ・ナフィア(Nafie Ali Nafie)大統領補佐官は、日本政府高官と複数の会談を行った。会談では日本側がダルフ―ル紛争解決に向け働きかけていく方針が示された。 

外務省高官はAFPの取材に対し「ス―ダンの対日債務を免除し、内戦後の和平プロセスを支援する可能性を検討している。これまでも日本政府は和平プロセスを支援してきた」と述べた。2005年に南北和平合意が成立するまでス―ダンでは21年間にわたり内戦が続いていた。

時事通信は同日、政府筋の談話として、日本側は債務免除に関する担当を設け、ダルフ―ル紛争の平和的終結へ向けた具体的措置を取っていくと報じている。

1983年、ス―ダン北部のアラブ・イスラム系民族が主導する中央政府と、南部の非イスラム系民族による南北内戦が勃発(ぼっぱつ)すると、日本政府は欧米諸国と歩調を合わせ、ス―ダンへの円借款を停止した。

ス―ダンは1996年に世界銀行が発表したイニシアチブで、重債務貧困国(HIPC)42か国のひとつとして挙げられているが、これまでにパリクラブ(主要債権国会議)参加国からの債務免除を受けたことがない。時事通信によると政府は今回、ス―ダンの対日債務450億円のうち32億円を免除する方針だ。(c)AFP



 
 
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2008/03/07-10:18 ス―ダン派遣「具体的指示ない」=石破防衛相

石破茂防衛相は7日午前の閣議後の記者会見で、政府がス―ダン南部に展開する国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣を検討していることに関し「(首相官邸などから)具体的にス―ダンに出すよう検討しなさい、ということが防衛省にあったわけではない」と述べた。

また、石破氏は「いろんな方面から検討することは必要だ。どのような地域で、どのようなことをやろうとしているか、いろいろと考えなければいけないことはある」と述べ、具体的な指示があった場合は慎重に判断する考えを示した。



 
 
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政府、PKO派遣先地ならし・ス―ダンなど候補に

政府は自衛隊の国連平和維持活動(PKO)への参加を巡り、新規派遣先の絞り込みに入った。有力候補の一つにス―ダン南部が浮上しており、首相官邸や外務省は同国高官を招いて現地情勢を聴取するなど地ならしを進めている。ただ、防衛省には依然として派遣に慎重な意見が強く、実現にはなお政府内の調整が必要だ。

高村正彦外相は6日、都内の飯倉公館でス―ダンのナ―フィア大統領補佐官と会い、紛争が続いている同国西部ダルフ―ル地方の治安情勢などについて意見交換した。同国南部のPKO「国連ス―ダン派遣団」(UNMIS)への自衛隊派遣を巡り、外相は「これからどうするか考えている」と表明。ナ―フィア氏は日本の貢献に期待を示した。(07:03)



 
 
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EU部隊の仏兵、行方不明後にス―ダンで死亡

* 2008年03月07日 04:47 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【3月7日 AFP】チャドに展開している欧州連合(EU)の平和維持部隊が、誤って国境を越えてス―ダン・ダルフ―ル(Darfur)地方に侵入、同国政府軍と交戦となった際にフランス兵1人が行方不明となっていた事件で、ス―ダン政府軍は6日、このフランス兵がアラブ系遊牧民に1度は生存した状態で発見されたが、その後に死亡していたことを明らかにした。

最初に遊牧民が発見した際、重傷を負っていたもののこのフランス兵は生存していた。だが、言語の違いが障害になって助けることができなかったという。その後、再び発見したときには、すでに死亡しており、遊牧民が遺体を収容しようしたところ、フランス兵の手りゅう弾の1つが爆発し、4人が死亡したという。

フランスの特殊部隊に所属していたこの兵士は、EUの平和維持部隊の車両少なくとも1台が3日、誤ってス―ダン領内に侵入した後、同国政府軍と交戦となり、その際に行方不明になっていた。この戦闘では、別のフランス兵1人も負傷し、ス―ダン側も民間人5人が死亡、兵士2人を含む8人が負傷したとされるが、事件の詳細ははっきりしていない。(c)AFP/Jennie Matthew



 
 
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ダルフ―ルで援助物資の強奪横行、配給量半分に

2008年03月11日 23:16 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【3月11日 AFP】世界食糧計画(World Food Programme、WFP)は10日、紛争による人道危機が深刻化しているアフリカのス―ダン西部ダルフ―ル(Darfur)地方で、援助物資の食糧の強奪が相次いでいることから、配給量を半分にせざるを得なくなったと発表した。また、WFPが現地で行っている人道援助関係者の航空輸送を、追加資金の調達ができなければ、3月末で打ち切る方針を示した。

ス―ダンのWFP事務所代表の忍足謙朗(Kenro Oshidari)氏は、「陸路の危険性が高くなり、ヘリコプタ―や航空機がこれまで以上に必要になっている。にもかかわらず、資金切れのため人道援助関係者の空路による移動ができなくなる恐れがある。異例の事態だ」と窮状を語った。

WFPによると、現在ダルフ―ルへの食糧輸送は通常の半分になっているという。その上、危険な陸路を走るのをトラック運転手が嫌がることから、配送にかかる時間が長くなっている。

WFPは、主要配送ル―トの安全確保が不可欠だと訴える。今年に入り、WFPの乗用車5台と契約トラック45台が、強盗グル―プの襲撃を受けた。「トラック輸送請負業者は、極めて危険な状況下で食糧を配送しており、このような状況が続いてはならない」と声明は述べている。

ダルフ―ルでは5月から10月にかけての雨季が近付き、人道援助を必要とする人数が増えることから、援助食糧の必要量は最大で50%増える見込みだという。WFPが配送を続けられなければ、一部地域で配給量を減らさざるを得なくなる。

陸路での輸送の危険に加えて、WFPは空路での人道援助関係者の輸送を、資金不足から3月末で打ち切らざるを得なくなったと発表。影響は数千人に及ぶが、追加資金が即時提供されない限り、現段階では1月当たり620万ドル(約6億4000万円)の費用をまかなえず、資金が調達できるまで空輸活動は中止せざるを得ないとしている。(c)AFP



 
 
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ス―ダン・チャド和平会議、ス―ダン大統領欠席で延期

2008年03月13日 12:34 発信地:ダカ―ル/セネガル

【3月13日 AFP】セネガルの首都ダカ―ル(Dakar)で12日に予定されていたス―ダンとチャドの和平会議は、ス―ダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Beshir)大統領が頭痛のため出席できず、翌13日に延期された。セネガルのアブドゥラエ・ワッド( Abdoulaye Wade)大統領が明らかにした。

セネガルの仲介で設定された今回の会議では、国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長も出席し、バシル大統領とチャドのイドリス・デビ(Idris Deby)大統領との間で不可侵条約締結を目指す。両国間では近年緊張が高まり、戦争に発展する危険性が指摘されている。(c) AFP/Alexandre Grosbois



 
 
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ス―ダンの小火器、9割は中国が売却…米人権団体が報告書

【ワシントン=大塚隆一】米国の人権団体ヒュ―マン・ライツ・ファ―ストは13日、中国が2004年から06年にかけて、ダルフ―ル紛争の続くス―ダンに5500万ドル(約55億円)相当の小火器を売却し、紛争に油を注いでいると批判する報告書を発表した。

ス―ダンがこの期間に購入した小火器の9割にあたるという。

報告書によると、中国はス―ダンの原油利権を確保するため、他の国が武器輸出を減らした間げきをつく形で自動小銃や弾薬の供給を増やしている。報告書は中国に、武器売却を直ちにやめるよう求めている。また、北京五輪が開かれる今年は「中国に圧力をかける好機」だと訴えている。

ロイタ―通信によると、在米中国大使館の報道官は「報告書の結論は正しくない」と反論した。

(2008年3月14日21時28分 読売新聞)



 
 
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ス―ダン、チャドが和平合意

2008年03月14日21時43分

アフリカ西部セネガルからの報道によると、互いの国の反政府組織を支援しているとして、非難し合ってきたアフリカ中部のス―ダン、チャド両政府が13日、和平協定に合意した。ス―ダン側には、世界最悪の人道危機と呼ばれる紛争の続くダルフ―ル地方があり、両国国境をはさんで220万人以上の難民、国内避難民が暮らす。協定合意が、難民問題の解決に好材料となるとの期待もあるが、実効性には疑問も残っている。

協定はセネガルの首都ダカ―ルで、ワッド大統領が仲介した。ス―ダンのバシル大統領とチャドのデビ大統領が、潘基文(パン・ギ・ムン)国連事務総長らの見守るなか、協定文書に署名した。

協定で両首脳は、武装勢力の活動を許さず、自国と相手国を不安定にさせるような目的で双方の領土を使わないことに合意した。リビアやセネガルなどアフリカ5カ国の外相らによる監視システムを新設し、毎月、協定の実施状況を確かめる。失敗に終わった過去の同種の協定に比べ、履行状況を監視できることから、一定の成果が期待されている。

これまでチャド政府は、同国東部を拠点とする反政府勢力をス―ダン政府が支援していると非難。ス―ダン側は、ダルフ―ル地方を拠点とする反政府勢力を、チャド政府が支援していると抗議してきた。同地方では03年以降、アラブ系の政府軍の後押しを受けたとされるアラブ系民兵が黒人住民を襲撃し、人道危機が続いている。



 
 
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チャド、ス―ダンが和平協定 国連事務総長立ち会い調印式

(CNN) ス―ダンとチャドが、自国の反政府勢力を互いの政府が支援していると非難し合い、緊張が高まっている問題で、両国の大統領は13日夜、反政府勢力の越境を禁じる和平協定に調印した。調印式には、国連の潘基文事務総長と、仲介役を務めたセネガルのワッド大統領が立ち会った。

ス―ダンのバシル大統領とチャドのデビ大統領は、セネガルの首都ダカ―ルでの2日間に及ぶ会談の末、協定締結で合意に達した。国連の報道官によると、両国の国交を正常化するとともに、互いの領土の不可侵を定めた内容。

チャドは調印式の数時間前にも、ス―ダンの武装勢力がチャドに侵入したとの声明を出していた。

両国間ではこれまでに数回、和平協定が成立したが、いずれも長続きしていない。今回の協定については、ス―ダン西部ダルフ―ルに展開する国連・アフリカ連合合同部隊(UNAMID)が実行状況を監視する見通しだ。



 
 
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2008/03/14-08:07 人道支援に5000万円寄付=ダルフ―ル問題で米スタ―

【ロサンゼルス13日時事】米人気俳優ジョ―ジ・クル―ニ―さんやブラッド・ピットさん、マット・デイモンさんらが共同設立した人道支援団体「ノット・オン・アワ―・ウオッチ」は13日までに、紛争が続くス―ダン西部ダルフ―ル地方での国連主導の援助活動を支援するため、50万ドル(約5000万円)を新たに寄付した。

クル―ニ―さんらは「追加の資金提供がないと、ダルフ―ルでの援助活動はまひしてしまう」と考え、国連の世界食糧計画(WFP)向けの寄付を決めた。昨年にも、100万ドルをWFPへ寄付している。



 
 
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チャドとス―ダンが和平合意

ロイタ―通信などによるとス―ダンのバシル大統領とチャドのデビ大統領は13日、セネガルの首都ダカ―ルで開いているイスラム諸国会議機構(OIC)の場で和平合意に調印した。両首脳は二国間の関係を正常化し、双方が反政府武装勢力への支援を停止することを約束した。

和平合意はワッド・セネガル大統領が仲介した。ス―ダンと国境を接するチャド東部にはス―ダン西部ダルフ―ル地方の紛争激化を逃れて多くの難民が流入している。両国の対立は国際社会の支援実施を一段と困難にし、人道危機を深刻化させていた。

チャドでは2月初めに反政府勢力が首都ヌジャメナに進攻し、デビ政権は非常事態を宣言した。デビ政権はス―ダンが反政府勢力を支援していたと非難した。(ジュネ―ブ支局)(16:03)



 
 
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2008/03/14-14:23 小火器の9割、中国が供給=ス―ダンの紛争助長−米人権団体

【ワシントン14日時事】米人権団体「ヒュ―マン・ライツ・ファ―スト」は13日、中国が2004年から06年までの期間、ダルフ―ル紛争の続くス―ダンに自動小銃など5500万ドル(約56億円)相当の小火器を売却し、紛争悪化を助長していると批判する報告書を公表した。

ス―ダンが買い付けた小火器の約9割が中国からの輸入で、中国はス―ダンにとって実質的に唯一かつ最大の小火器供給国になっているという。報告書は、中国はス―ダンの石油産業への権益を拡大する目的で、小火器の輸出を積極化させていると批判。北京夏季五輪までに輸出を停止するよう要求している。



 
 
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ス―ダン大統領「チャドに野心持たない」

アラブ首長国連邦(UAE)を訪れたス―ダンのバシル大統領は11日、ドバイでの記者会見で「チャドには野心を持たない」と述べ、隣国チャドの反政府武装勢力をス―ダンが支援しているとの見方を否定した。ス―ダン、チャドの両国首脳が12日にセネガルで会談し、和平合意するとの観測には「チャドとはすでに五項目の合意がある」と指摘、否定的な見解を示した。

セネガルでは13日にイスラム諸国会議機構の首脳会議が開幕、2003年以降のス―ダン、チャド間の摩擦の打開も協議する可能性がある。(ドバイ支局)



 
 
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ス―ダン・ダルフ―ル―馬上の悪魔

2008年3月18日

* 大野良祐・前ジュネ―ブ支局長

日中の、突き刺さるような日差しが西にだいぶ傾き、薄暮が訪れた。町の中心部にある市場は、買い物客でごった返し、砂ぼこりで辺りが淡い紫色にかすんでいる。果物、野菜、ナツメヤシの実からサンダルやつめ切り、せっけんといった日用雑貨まで、ありとあらゆる物が露天で売られている。食堂から、羊肉を焼くにおいが流れてくる。

しかし、通訳として取材を手伝ってもらった青年(23)の表情からは逆に、笑顔が消えていった。「そろそろ戻らないと……」

ス―ダン・北ダルフ―ル州の州都エルファシェ―ル。郊外にある三つの国内避難民キャンプの一つに彼は住んでいる。アラブ系民兵組織「ジャンジャウィ―ド」の襲撃を逃れてきた非アラブ系の黒人住民だ。ふるさとを離れて4年余りになる。

暗くなると、キャンプ周辺には避難民を脅して金品を巻き上げようとするごろつきが出没する。時に暴力も振るう。避難民たちは警官や兵士の仕業だと言うが、真相ははっきりしない。キャンプ周辺だけではない。町なかでも、私服の警官や軍情報機関の関係者が避難民の行動を監視しているとされる。ス―ダン当局は、避難民と反政府組織とのつながりに神経をとがらせているのだ。

ダルフ―ルの取材は難しい。

03年に黒人住民が反政府組織を結成し、アラブ系による支配を続けてきた中央政府に反旗を翻すと、これを抑え込むためにアラブ系民兵組織による黒人住民への無差別襲撃が始まった。国連は、20万人が死亡し、200万人が国内避難民になったと推計している。この数字をめぐっては議論があるが、それはそれとして、国連高官が「世界最悪の人道危機」と表現したダルフ―ル紛争で、欧米諸国の政府とメディアはス―ダン政府を厳しく指弾してきた。

ス―ダン政府は欧米メディアがダルフ―ル地方で取材するのを制限するようになった。私たちは、政府からエルファシェ―ルの滞在許可は得たものの、地元で国際機関の動きや外国人の行動を管理する政府の「人道援助委員会」の担当者からは「市外に出ることは認めない」と、なかば脅されるようにクギを刺された。

町の人びとは人なつこく陽気だ。しかし、取材となると態度が一変した。欧米諸国から「悪者扱い」されているアラブ系住民は外国メディアへの警戒感が強く、まともに答えようとしない。官憲の目や「密告」を恐れてもいる。避難民(黒人住民)は、いわゆる西側メディアに窮状を訴えたがっている。しかし、彼らも同様に当局の目におびえていた。避難民からの取材は、目立たないようにキャンプに通うしかなかった。

ダルフ―ル紛争の根源に、水資源や砂漠化が進む牧草地・可耕地をめぐる、アラブ系遊牧民と定住黒人農民の間の緊張や対立があったのではないか。地球温暖化が間接的に紛争の芽を膨らませた、とは言えまいか。それを見きわめたいと思っていた。それには農民や遊牧民の声を拾っていくしかなく、それは、襲撃の生々しい様子を聞き取る作業でもあった。

ジャンジャウィ―ドは、民兵組織が自ら名乗っている名前ではなく、襲われた側が「馬上で武器を振り回す男たち」という意味で呼び習わすようになった名だ。欧米メディアは「馬上の悪魔」と呼んだ。

避難民たちによると、ジャンジャウィ―ドは突然やって来た。数百人、証言によっては数千人の騎馬集団が村を襲って回った。男たちはカラシニコフ銃を乱射し、草ぶきの家々に火を放っていった。多くの場合、武装した男たちを荷台に乗せた四輪駆動トラックに先導されていた。男たちは無線機で連絡を取り合っていた。そして、上空を旧ソ連製の貨物機が飛び、爆発物を落としていったという証言が多い。軍が襲撃を支援していた、とする指摘の根拠の一つである。

逃げまどう村人に、民兵は「出て行け。さもないとまた襲いにくるぞ」などと叫んだ。北ダルフ―ルのある村の村長だったアフメドさん(52)は、逃げ遅れた村人13人が村の南側の広場でうつぶせに並べられ、端から頭部を撃ち抜かれていったのを目撃した。襲撃後に人びとが戻った村は、2度、3度と襲われた。破壊され、無人化した村はダルフ―ル全域で500とも2000とも言われている。組織的な襲撃が繰り返されたことに疑いの余地はないようだ。

ス―ダンの「アラブ化」を狙う中央政府が、民兵を組織して一方的に攻撃を仕掛けてきた、と避難民キャンプの指導者たちは口をそろえる。そして、異口同音に「過去、アラブ系とは共存してきた。小さないさかいはあったが、すべて解決してきた」という。

だが、「両者の関係の歴史はそれほど単純ではないだろう」と和平交渉に携わる国連関係者の一人は言う。

避難民やアラブ系のラクダ商たちの重い口から、80年代には農民と遊牧民の緊張が高まっていた様子がうかがえる。農地・牧草地の減少と人口圧力で両者の接触と摩擦が増えた。そこに武器の流入やス―ダン政権、チャドなど周辺国の思惑が絡んだ。農民が遊牧民を襲った事件も多数あった。そして、報復があった。構図は複雑だ。

黒人住民が「アラブ人」という時、そこには「野卑な連中」という侮蔑(ぶべつ)の意識が込められている、と避難民の一人は言った。アラブ系は黒人を「奴隷ども」と吐き捨てた。ジャンジャウィ―ドの馬群が村にやって来た時、憎悪はすでに用意されていた。そう見る人は少なくない。



 
 
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ダルフ―ル攻撃は「計画的」軍事作戦、国連報告書

2008年03月21日 03:14 発信地:ジュネ―ブ/スイス

【3月21日 AFP】国連(UN)は20日、ス―ダン政府軍が1、2月に西ダルフ―ル(West Darfur)州の4村を狙って行った攻撃について、「計画的な」軍事作戦だったとする報告書を発表した。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)とダルフ―ル地方に展開する国連アフリカ連合平和維持部隊(UNAMID)が合同でまとめた報告書によると、一連の攻撃で少なくとも115人が死亡した。

報告書は攻撃について、「生活必需品を含め、民間人の所有物の破壊度からみて、この攻撃は計画的な軍事作戦」とした上で、「国際人権法違反であり、民間人の所有物と軍事目的の見境がなかった」と非難している。

ス―ダンでは2003年、黒人住民らの反政府組織と政府側との紛争が始まって以来、深刻な人道危機に見舞われている。

政府と連携したアラブ系の民兵組織は、反政府組織を鎮圧するため、民間人に対し、過激な暴力行為を行ったとして非難を浴びてきた。

米政府はダルフ―ルでの戦闘行為をジェノサイド(大虐殺)だとしている。(c)AFP



 
 
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油田地帯で高まる緊張 ス―ダン南部

2008.3.25 16:21

20年以上続いた内戦が2005年に終結したス―ダン南部の油田地帯で、政府が支援しているとされるアラブ系民兵と元反政府勢力ス―ダン人民解放軍(SPLA)の衝突が相次ぎ、緊張が高まっている。SPLAは和平合意が履行されていないとして政府に不満を抱いており、和平崩壊の危機が高まっている。

同国では03年以降、西部ダルフ―ルでも紛争が続いており、南部の和平崩壊は同国の混乱に一層拍車を掛けると懸念する声が出ている。

日本政府はス―ダン南部の国連平和維持活動(PKO)への自衛隊参加を検討しているが、政府の最終決定にも影響を与える恐れがある。(共同)



 
 
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UNHCRが支援しているス―ダン南部の帰還プログラムにより、10万人がふるさとへ【UNHCR】

2008年04月02日 10:07 発信地:東京

【日本UNHCR協会】

UNHCRジュネ―ブ3月28日発 UNHCRは、3月25日(金)、2005年12月に開始された帰還プログラムにより、10万人にのぼる難民がふるさとの南ス―ダンに帰還を果たせたことを発表しました。

ウガンダからふるさとに帰る難民が最も多く、一週間で約2700人もの難民が帰還しています。カクマ難民キャンプから直接飛行機が飛んでいることもあり、2008年には5000人以上の難民がふるさとに帰還し、4月には2000人もの人々が帰還をすると考えられています。エチオピアからは、現在では一週間に約1200名の難民が帰還を果たしており、エチオピアに避難した3万5000人にのぼる人々が身を寄せていた3つの難民キャンプのうち、2つが閉鎖される予定です。

問合せ先:

特定非営利活動法人 日本UNHCR協会

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)国内委員会

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル(UNハウス)6F

info@japanforunhcr.org

TEL/03-3499-2450(受付時間 10:30〜17:30)FAX/03-3499-2273

(c)日本UNHCR協会



 
 
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ス―ダン・ダルフ―ル―AUの挑戦

2008年4月2日

* 前ジュネ―ブ支局長・大野良祐

「よう兄弟、どうした?」

黒い肌の、長身の兵士が陽気に声をかけてきた。北ダルフ―ル州の州都エルファシェ―ルの町はずれにあるアフリカ連合(AU)ス―ダン派遣団(AMIS)の基地を訪ねた時のこと。土曜日は休日体制で、訪問者受付は無人だった。仕方なく、自動車進入遮断機があるだけの正門から構内に入った。人気はなく、このまま中へ進んで行っていいものか、迷った。何せ軍事基地だ。侵入者として銃でも向けられたらトラブルになる。しかし、向けられたのは銃口ではなく、「よう兄弟」の明るい声だった。

広報官に会いにきたと来意を告げると、身分証明書の提示を求めるでもなく、目的の事務所に連れていってくれた。おおらかといえばおおらかだが、緊迫した治安情勢が続くダルフ―ルで、平和維持の最前線に立つ国際部隊の基地が「これで大丈夫なのか」という思いもした。

「われわれにとっては何もかもが初めてのこと。仕方がないさ」。広報官のダニエル・アデケラ氏(ナイジェリア)は苦笑いを浮かべた。02年に発足したAUにとって、AMISは初めての平和維持活動。国連での勤務経験が長いアデケラ氏の目から見ると、「日々混乱」だという。「アフリカの流儀はわかっているつもりだが、国によってこれほどまでに勤務態度もコミュニケ―ションのとり方も違うとは思っていなかったよ」

エルファシェ―ル郊外にある三つの国内避難民キャンプへのAMIS文民警官隊のパトロ―ルに同行した。

ブルキナファソ、ガ―ナ、モ―リシャス、ナイジェリア、ルワンダ、南アフリカ……それぞれのお国の制服に身を包んだ警察官10人ほどが、四輪駆動車に分乗してキャンプに向かう。車列の前後を、護衛の武装兵士を乗せた車両が固める。

武装した護衛兵士はキャンプ入り口まで。あとは拳銃も持たず、警察官たちは「丸腰」でキャンプに入っていく。避難民を刺激しないためだ。ス―ダン政府は、ダルフ―ル問題で同政府に厳しい姿勢をとる欧米諸国に不快感をあらわにしてきた。AUによる平和維持部隊をまず受け入れたのも、欧米諸国が主導権を握る部隊に仕切られるのを嫌ったからだとされる。逆に言うと、避難民にはAMIS部隊がス―ダン政府寄りと映る。パトロ―ルの警官隊への避難民のまなざしは険しい。

AMIS警官隊に同行した私たちへの視線もそうだ。「AMISの仲間か」という不信感。加えてもう一つ、彼らを警戒させたとこがある。避難民たちを出身地域ごとに束ねているオンダと呼ばれる長たちは、話を聞こうとする私たちを遮ってこう言った。「あなたは中国人ではないのか。日本人だというなら、まずそれを証明してくれ」。中国とス―ダンは資源外交を通じて、結びつきを強めている。中国はス―ダンに多額の投資と援助をつぎ込んでいる。国際社会からもス―ダンの後ろ盾と見られ、批判されてきた。避難民も中国人への反感を隠さない。同じ顔つきの私たちは、ダルフ―ルのあちこちで「中国人と間違われると、危険な場合もある」と助言された。

そんななか、AMISは実際、治安維持に相当な苦労をした。部隊は段階的に増強されたが、それでもフランスに匹敵する広大なダルフ―ル地方で投入されたのはわずか7000人。3年半の任務期間中に約100人が死傷した。ハルツ―ムのAMIS本部のメズニ報道官は「平和維持がわれわれのミッション(任務)だ。しかし、紛争当事者は停戦合意を守らず、互いに武力行使を続けている。維持すべき平和がないのに、どうしろというのだ」とまくし立てた。決定的に兵力、装備が不足するなかで、アラブ系民兵やアフリカ系反政府組織の攻撃を抑え込めず、一般住民や避難民から「AMISは役立たずだ」と恨まれる。

軍事部門のマ―チン・ル―サ―・アグワイ司令官(ナイジェリア)は私たちに、「AMISは失敗だったという人もいる。しかしそれは、私たちに何を期待したか、という認識の問題だ。避難民キャンプの部族間対立の仲裁もしたし、女性の水くみのエスコ―トもした。先日は若い母親のお産の手伝いだってした。がんばってきたのだ」と訴えた。

避難民キャンプの生活は、厳しい。

エルファシェ―ル近郊のアブシュク、アルサラム、ザムザムの3カ所だけで避難民人口は13万人にのぼる。世界食糧計画(WFP)が配給する穀物や食用油、塩砂糖などで何とかしのぐしかない。田畑を捨てて逃げ延びてきた人びとに生活のすべはない。

エルファシェ―ルの北西約130キロにあるクトゥムの避難民キャンプで出会った若い女性(24)は、「煮炊きをする薪を手に入れるのも難しくなっている。4年前、キャンプに来た時は、1時間も歩けばロバの背に山のように積めるだけの薪が拾えた。でも今は、片道4時間あるいてもわずかしか拾えなくなった」とため息をついた。避難民数万人がひしめき合うキャンプ一帯では、まず周囲の樹木がどんどん切り倒されていく。人びとの命をつなぐために、林も森も丸裸にされていくのだ。それがまた、避難民たちを苦しめていく。

衣食住何もかもが足りない。安全もない。「だが、人びとにとって最もつらいことは」とアブシュク・キャンプの男性が言った。「この暮らしがいつまで続くのかわからないことだ」

08年から、ス―ダン政府との合意に基づいて、国連とAUの合同平和維持部隊(UNAMID)がAMISを引き継ぐかたちで活動を始めた。2万6000人規模の国連平和維持活動(PKO)史上最大規模になる予定だ。しかし、展開は進んでいない。ス―ダン政府が様々な条件をつけているためだ。現在の陣容は軍部隊7200人、文民(警察官を含む)1750人。AMISと大して変わらない。



 
 
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聖火リレ―通過時 抗議に千人動員

北京五輪の聖火リレ―で、北米大陸唯一のル―トとなる米サンフランシスコの市民団体「サンフランシスコ湾地域ダルフ―ル連合」は2日、聖火が通過する9日に沿道で1000人以上を動員し、中国政府に抗議行動をすることを明らかにした。

同団体は、ス―ダン西部ダルフ―ルの人道危機解決に向け、経済、軍事的につながりの深い中国がス―ダン政府に影響力を行使していないと批判。チベット暴動鎮圧に反発する団体も抗議を予定しており、混乱が予想される。

「ダルフ―ル連合」によると、当日は約10キロの聖火ル―ト沿いで、1000人以上がダルフ―ル問題への対応改善を求めるメッセ―ジを記した緑色のTシャツ、帽子を着用。同様の内容のビラ40万枚も地元有力紙に折り込んで事前に配布し、聖火見物の際に表示するよう促すという。

抗議を計画しているサンフランシスコのチベット人組織「北カリフォルニア・チベット協会」のツェリン会長は「(警備に当たる)警察はわれわれの表現の自由を奪わないでほしい」と主張している。

一方、サンフランシスコのニュ―ソム市長は「抗議する権利はあるが、聖火を否定する権利はない」と冷静な対応を市民に呼び掛けている。 (共同)

[ 2008年04月03日 17:44 ] ドリ★スタのオススメ商品



 
 
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2008/04/04-07:44 各国首脳は五輪開会式欠席を=ダルフ―ル問題で米民間団体

【ワシントン3日時事】ス―ダン西部ダルフ―ル地方での紛争終結に向けた活動を続けている「セイブ・ダルフ―ル連合」など5つの米民間団体は3日、共同声明を発表し、中国がス―ダンに武器を輸出するなどして、紛争を助長していると非難、ブッシュ大統領ら各国首脳に北京五輪の開会式出席を見送るよう呼び掛けた。

米国内では議会を中心に中国当局によるチベット自治区でのデモ鎮圧を理由に、ブッシュ大統領に五輪開会式を欠席するよう求める圧力が高まっているが、ダルフ―ル問題でも出席見送りを求める声が強まってきた。 (了)



 
 
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ジョ―ジ・クル―ニ―が英ブラウン首相とダルフ―ル問題を協議!

[eiga.com 映画ニュ―ス] 国連平和大使を務める俳優ジョ―ジ・クル―ニ―が4月8日、ロンドンのダウニングストリ―トにある英首相公邸を訪れ、ゴ―ドン・ブラウン首相にス―ダンのダルフ―ル問題についての協力を求めた。なお、この会談はクル―ニ―が国連平和大使に就任した1月に、同首相に申し込まれていたという。

会談後に英メディアに答えたクル―ニ―は、「素晴らしい提案があった」と会談の成果を明らかにした。ス―ダンのダルフ―ル地方では、国連(UN)・アフリカ連合(AN)合同平和維持部隊の活動展開が遅れているため、いまだ政府軍と反政府勢力の戦闘が続き、今年2〜3月だけでも5万8000人が難民になったと指摘したブラウン首相は、英政府として平和維持活動用ヘリコプタ―の調達を援助し、ダルフ―ル問題の和平交渉をロンドンで開く考えがあることを示した。

サラ夫人と記念撮影に収まったブラウン首相は、「この人道的危機に対し、精力的に活動するジョ―ジ・クル―ニ―のリ―ダ―シップを讃える」と語った。

なお、その日はフランスのパリで北京五輪聖火リレ―が中断される事件が起こったが、クル―ニ―とブラウン首相の間で、ス―ダンの軍事政権と親密な関係にある中国については話し合われなかった。

同日夜には、クル―ニ―の最新監督作「レザ―ヘッズ(Leatherheads)」のロンドンプレミアが、レスタ―スクエアの映画館で行われ、クル―ニ―は共演者のレニ―・ゼルウィガ―とレッドカ―ペットに登場した。



 
 
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韓国政府、ダルフ―ルに調査団を派遣

韓国政府は11日、内戦中のス―ダン・ダルフ―ル地方の国連平和維持活動(PKO)への参加に向けた検討を行うため、調査団を現地に派遣する。新政府は「国格外交」の一貫として、韓国の経済規模に見合った線でのPKOへの参加を拡大するという立場を示しており、実際に派兵が決まる可能性が高い。

韓国政府当局者はこの日、「外交部と国防部、合同参謀本部などで構成された調査団が、17日までの日程でダルフ―ルでス―ダン政府関係者に会い、国連からは地域の様子について説明を受けるなど、現場の状況を把握する予定だ」「今回の調査団の派遣は、派兵を前提としてものではなく、調査の結果を基に派兵について検討を行うためのものだ」と述べた。

ダルフ―ルは激しい部族対立ですでに20万人以上が虐殺されている地域だ。昨年7月にはアフリカ諸国と国連による合同のPKOが開始され、現在ナイジェリア、南アフリカ共和国、中国、タイなどから派遣された9000人以上の兵士がPKO活動を行っている。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は韓国に対し、ヘリや輸送機などの装備を中心にダルフ―ルでのPKOに参加することを何度か要請していた。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS



 
 
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ス―ダンの南部政府が国勢調査をボイコット、ダルフ―ル和平交渉にまたも暗雲

2008年04月14日 15:46 発信地:ジュバ/ス―ダン

【4月14日 AFP】今月15-30日に国勢調査が予定されていたス―ダンで、南部政府は13日、国勢調査には参加しないと表明した。これにより、ダルフ―ル(Darfur)紛争をめぐり対立するアラブ系の中央政府と黒人系の南部政府の和平の進展に再び暗雲が垂れ込めている。

国勢調査は、アフリカ最長の紛争の1つであるス―ダン内戦を終結させる2005年の包括的和平協定に、その実施が盛り込まれた。目的は選挙民の登録で、内閣の(アラブ系が多い)北部および(黒人系が多い)南部出身者の登用比率を決定する意味合いもある。だが、資金面とロジスティックの問題から延期されていた。

南部政府は、「国境紛争やダルフ―ル問題など、南北間のさまざまな紛争を解決する方が先だ。国勢調査を今行っても所定の目標は達成されない」として、11月か12月まで延期するのが望ましいとの見解を示している。また、民族や宗教に関する項目が調査に含まれていないことも不満としている。

南部のこうした決定に伴い、政府は臨時閣議を13日に開催。統一内閣に参加する南部の旧反政府勢力ス―ダン人民解放運動(Sudan People’s Liberation Movement、SPLM)率いるサルバ・キ―ル(Salva Kiir)第1副大統領はオマル・バシル(Omar al-Beshir)大統領との緊急会談のため急きょ首都ハルツ―ム(Khartoum)に向かった。

与党国民会議(National Congress Party)は、「2009年の大統領選が延期される可能性も出てきた」として、南部政府の決定を強く批判した。

また、国勢調査の実施に6500万ドル(約66億円)を援助している国連(UN)側は、「国勢調査をボイコットした場合、キ―ル第1副大統領の立場は弱まるだろう」と指摘している。(c)AFP/Jennie Matthew



 
 
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自衛隊海外派遣 「平和協力国家」を目指すなら(4月15日付・読売社説)

国際社会の一員として日本は、より積極的に自衛隊の海外派遣に取り組むべき時ではないか。

福田首相は1月の施政方針演説で、「世界の平和と発展に貢献する『平和協力国家』として、国際社会において責任ある役割を果たす」と強調した。内閣が重点を置く五つの基本方針の一つにも掲げた。

しかし、日本の現状は、首相の目標と大きく離れている。

1月末時点で、国連の平和維持活動(PKO)と政治派遣団への参加人数は、中東のゴラン高原などの計38人で世界82位だ。主要8か国(G8)と中韓両国を含めた10か国では、最下位である。

外務省などは、国連ス―ダン派遣団(UNMIS)や中東の国連休戦監視機構(UNTSO)への陸上自衛隊派遣を提起している。UNMISは、ダルフ―ル地域ではなく、停戦合意が成立しているス―ダン南部が対象だ。

防衛省には、「危険を冒してアフリカにまで派遣する国益があるのか」などの声があるが、あまりに消極的すぎないか。

自衛隊の国際平和協力活動は昨年1月、本来任務に格上げされた。陸自はその後、国際平和協力活動の調査・研究を担う国際活動教育隊や、PKOなどの先遣隊となる中央即応連隊を新設した。

例えば、ス―ダンの首都ハルツ―ムのUNMIS司令部に陸自の要員を派遣するのも一案である。司令部の一員として役割を果たすとともに、PKOの実態を自ら調査する格好の機会となろう。

ス―ダン南部に展開する本隊では、どんな活動が求められ、どんな危険があるのか。そうした生の情報を踏まえ、陸自部隊に何ができるか、検討すればいい。PKOのノウハウを着実に蓄積することが、防衛省の財産となる。

自衛隊の海外派遣全般に関する恒久法の検討も急ぐべきだ。

2月末に設置される予定だった与党の検討チ―ムは、いまだに発足していない。公明党が消極的な姿勢を示しているためだ。

インド洋での海自の給油活動の期限は来年1月に切れる。今から恒久法の内容を議論しても、早すぎることはない。切羽詰まる前に、日本の国際平和協力活動のあり方を様々な観点から論議しておくことが望ましい。

自衛隊員の武器使用は現在、厳しく制限されている。これを国際標準並みとし、任務遂行目的の使用を可能にすることが急務だ。それが、陸自のPKO参加拡大への重要なカギともなる。

(2008年4月15日01時30分 読売新聞)



 
 
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ス―ダン南部ジュバ…日本の支援

2008年4月15日

* 編集委員・竹内幸史

ス―ダン西部のダルフ―ルが赤い砂漠の大地なのに対し、ナイル川の上流にあるス―ダン南部は赤土の中に草原が広がるサバンナ地帯だ。それでも乾期の昨年12月中旬に南部の拠点都市ジュバを訪れると、空気は乾燥し、ほこりだらけだった。空港の外にあるゴミ箱を見ると、無数のミツバチがわずかな水分を求め、ジュ―スの空き缶にブンブン群がっていた。

街の中心部では未舗装の赤土の道路を、国連やNGOの四輪駆動車が土煙をあげて行き交う。市場では、ペットボトルに入れたガソリンや袋詰めの木炭が売られている。大繁盛しているのは、家を建て直すための材木や竹、屋根を葺くカヤを売る店だ。壁も土造りの家が多いダルフ―ルに比べ、南部では竹材を器用に編み、組み合わせて家の壁を築く。

ジュバは、3年前に和平合意が実現するまで南北内戦の戦場だった。北部のイスラム教徒中心の政府と、キリスト教徒が多い南部の間で22年も続いた内戦が2005年に終結した。そこに今、復興の槌音が響き渡っているのだ。

ジュバ周辺には06年以降、日本のNGO7団体が相次いで進出し、復興援助を展開している。

アフガニスタンなど世界の紛争地で緊急人道援助を手がけてきたJEN(本部・東京)は2007年4月、ジュバに開設した事務所に日本人職員2人を派遣。ジュバ近郊のラ―ニャ郡、テレケタ郡の農村に68ある学校を訪問し、農民や子供を相手に衛生教育を実施している。さらに学校内に井戸掘りやトイレ建設などの支援を進めている。

ス―ダン南部は、ヴィクトリア湖から流れるナイル川の上流域。ダルフ―ルに比べ、水に恵まれてはいるが、安全な飲み水は不足している。貧しい農民は川の水をそのまま飲み、コレラや腸チフスなどの感染症にかかる例が後を絶たない。コレラは年に約2万人が発症し、300人近い死者が出ている。下痢症に苦しむ人も多い。マラリアの常襲地帯でもある。

内戦中にウガンダやケニアなどのキャンプに逃れた難民は、和平の実現後、ス―ダン南部の農村に帰還しつつある。しかし、せっかく帰郷しても、村の衛生環境が悪ければ、復興も定住も進まない。このため、井戸掘りで飲み水を確保しながら、同時に衛生教育を進め、ハ―ド、ソフト両面で水問題と感染症の対策を講じる…それが、JENの活動だ。

衛生教育では、人形劇や合唱も交え、「川の水はそのまま飲んではいけない」「水は煮沸して飲もう」「食べる前に手を洗おう」など基礎的な内容を教えている。指導するのは、JENが雇った「衛生プロモ―タ―」の元難民ら12人だ。

そのひとり、ガブリエルさん(27)は、ジュバから80キロ離れた農村に生まれ、幼くしてウガンダの難民キャンプに逃れた。村長だった父は南部勢力を支援していたが、内戦が激化した1994年、政府軍に連行され、刑務所で死んだ。

「和平合意を伝えるBBCのニュ―スを難民キャンプのラジオで聞いた時のことは忘れられない。喜び勇んで友達と一緒にバスに飛び乗り、ジュバに戻ったんだ」。しばらく国際赤十字の事務所で働いた後、JENの募集に応募したという。

今は衛生教育の先頭に立つガブリエルさんは「教えているのは平和な村では誰もが知っている当たり前なことばかり。しかし、内戦で基礎的な教育さえ壊れてしまった」と話した。

JENは、井戸掘りは07年に5カ所、08年にはさらに10カ所で進める計画。だが、地下水層は年々深くなっており、100メ―トル前後まで掘る必要がある。その作業ができる業者も掘削機もス―ダンにないため、ケニアの業者に依頼しており、工費は一件1万2000〜1万8000ドル。学校にはトイレ建設支援をしているが、これも一件あたり5000ドルもかかる。「セメントはもちろん、建設用の石や砂利さえ現地で入手しにくいので高くつく。多くの資材はウガンダやケニアからの輸入品です」と、JENの駐在員はこぼしていた。

一方、ジュバの中心街で古い自動車整備工場を拠点に職業訓練所を開いたのは、日本国際ボランティアセンタ―(JVC、本部・東京)だ。06年の開設時には、内戦時代のさびた弾丸がごろごろ出てきた。今も壊れた車の残骸が何台も残っている。

JVCはカンボジア復興での経験を生かし、最長2年程度の研修コ―スを組み、日本人を含め整備士5人が教えている。研修生15人は内戦中に故郷を失った元難民たち。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの資金支援に加え、月40台ほどの整備収入を財源に訓練手当も支給し、「技術と自立心が身につくように教えている」(今井高樹ス―ダン所長)という。

ジュバをス―ダン南部復興の核と位置づけて支援することは、「長期的にはス―ダンを襲う砂漠化など環境悪化を食い止めることにもつながる」(熊岡路矢JVC理事)という。

こうしたNGOの支援を知る世界食糧計画(WFP)の忍足謙朗ス―ダン局長は「南部での支援はありがたい。日本のNGOはボランティア意識が抜けず、プロ集団とは言えない組織もあったが、だんだん力をつけてきた」と話していた。

一方、政府機関の日本国際協力機構(JICA)は、ジュバのナイル川河畔に桟橋を建設し、南部での物流強化に貢献している。

ジュバなどス―ダン南部では、内戦で北部との間の道路の橋が破壊、寸断され、トラックも思うように行き来できない。WFPの南部への食料輸送は、ウガンダやケニアからの陸上輸送のほか、北部からの河川交通に頼っているが、北部のクスティからジュバまでは1500km以上あり、船で3週間かかるという。JICAは桟橋は応急措置のパイロット事業と位置づけており、「物流の改善で人々に平和の配当を意識してもらいながら、次の本格支援を見極めたい」という。また、JICAは人材育成の職業訓練にも乗り出している。

こうしたNGOやJICAによる人手をかけた支援は、今のところ、ほとんどス―ダン南部に集中している。和平実現後も南北間の対立はくすぶり、南部復興のペ―スも遅れ気味だ。それでも治安は比較的良いため、日本の外務省は「南部への重点支援」を掲げ、NGOもそれに従っている。

05年の南北和平以降、日本はス―ダンへの資金支援を増やし、過去3年で約2億ドルに上る。このうち南部とダルフ―ルにほぼ半分ずつ配分してきたが、ダルフ―ルにはWFPやUNHCRなど国連機関を通じた資金と救援物資ばかりだ。確かに南部支援にも大きな意味があるし、ダルフ―ルの治安情勢は予断を許せない。だが、日本が南部で進めているような難民や復興支援をダルフ―ルでも進めてよい時期がいずれ来る。そのタイミングを見極めるためにも、ダルフ―ルについて確かな現地情報の収集が必要だ。



 
 
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2008年04月16日

スピルバ―グ氏 ダルフ―ルの取り組み要請

米映画監督スティ―ブン・スピルバ―グ氏は15日、ニュ―ヨ―クの国連本部で潘基文事務総長と会談した。関係者によると、スピルバ―グ氏はス―ダン西部ダルフ―ル紛争への国際社会の一層の取り組み強化を訴えた。

スピルバ―グ氏はこれまでもダルフ―ル問題の早期解決を訴えている。2月にはス―ダンと関係が深い中国の外交姿勢を不満として、北京五輪の芸術顧問を辞退する意向を明らかにした。 (共同)

[ 2008年04月16日 11:38 ]



 
 
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2008/04/16-08:01 スピルバ―グ氏、国連総長と会談=ダルフ―ル問題協議

【ニュ―ヨ―ク15日時事】北京五輪の芸術顧問を辞退した米映画監督スティ―ブン・スピルバ―グ氏は15日、国連本部を訪れ、ス―ダン西部ダルフ―ル地方の紛争について潘基文事務総長と約50分にわたり話し合った。

国連筋によれば、スピルバ―グ氏はこの中で、ダルフ―ル紛争の解決にはス―ダン政府と関係の深い中国の一層の関与が必要と強調した。



 
 
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スピルバ―グ、国連事務総長と会談ダルフ―ル紛争で意見交換

2008.4.16 09:27

【ニュ―ヨ―ク=長戸雅子】中国のダルフ―ル(ス―ダン西部)紛争への対応を批判して、北京五輪の芸術顧問を辞退した米映画監督スティ―ブン・スピルバ―グ氏は15日、国連本部で潘基文事務総長と同紛争について会談した。

関係者によると、会談はチベット問題がダルフ―ル紛争への関心を低下させる恐れを懸念したスピルバ―グ氏側が申し入れたという。会談ではチベット問題に関する話題は出ず、スピルバ―グ氏は紛争の解決に中国の関与が重要だと強調したという。



 
 
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国内避難民2600万人に

2008.4.17 18:41

ノルウェ―の非政府組織(NGO)、ノルウェ―難民委員会は17日、紛争などで家を追われた世界各地の国内避難民は2007年末時点で計2600万人に上り、旧ソ連や旧ユ―ゴスラビアでの紛争に伴う避難民が多かった1994年以来の高水準に達したと推計する報告書を発表した。

国内避難民は、国境を越える「難民」と異なり国際支援の手が届きにくい。約1300万人とされる難民の2倍の規模まで膨れ上がったことになり、問題の深刻さがあらためて浮き彫りになった。

治安状況が悪いイラク、ソマリアなどで国内避難民の増加が止まらないほか、避難民の帰還ペ―スが足踏みしているため、06年に比べ150万人の増加となった。避難民の数が最も多いのは、西部ダルフ―ル地方の紛争が続くス―ダンの580万人。(共同)



 
 
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2008/04/17-22:43 07年の国内避難民、2600万人=NGO

【ジュネ―ブ17日時事】非政府組織(NGO)の国内避難民監視センタ―(IDMC)は17日、昨年末時点で内戦などにより国内で避難生活を強いられている人が世界52カ国で2600万人に達したことを明らかにした。06年末時点の2450万人を6%上回り、1990年代初頭以来、最悪の水準としている。

宗派対立で治安状況の改善が進まないイラクの国内避難民は約250万人。西部ダルフ―ル地方で紛争が続くス―ダンでは、580万人が避難を強いられている。



 
 
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チャリティ―イベント:こどもを救おう!アフリカの現状紹介--来月3日から /大阪

◇「命を守る鍵」がテ―マ――来月3日から新梅田シティ

「第5回こどもの日チャリティ―イベント・困難に直面している世界のこどもを救おう!」(主催・同実行委員会=委員長、岩崎正・積水ハウス梅田オペレ―ション社長)が5月3日から5日まで、北区の新梅田シティ・ワンダ―スクエア(梅田スカイビル・中央広場)で開催される。正午〜午後6時。入場無料。

今年のテ―マは「アフリカの子どもの命を守る鍵<保健><栄養><水と衛生>」。会場には3張りのテントを設置。子どもたちの命を脅かすアフリカの現状と、これに対してユニセフ(国連児童基金)がどのような支援策を実施しているのかを三つのキ―ワ―ドに沿って展示する。

ス―ダンの現状が目で見て分かる23枚の写真パネル▽地雷のレプリカや地雷回避教育の紙芝居▽栄養価の高い補助食品(プランピ―ナッツ)を手にとって見てもらう▽アフリカ各国の国旗の塗り絵に色を塗ってもらう--などのコ―ナ―を設け、親子で楽しみながらアフリカの子どもたちのことを学んでもらう。

日本ユニセフ協会大阪支部は、来場者に、書き損じたはがきや未使用の切手、海外旅行で余ったコインを持ち寄ってもらい、集まった寄付金とともに、困難に直面している子どもたちを救う資金として使用する。【中島章雄】

毎日新聞 2008年4月23日 地方版



 
 
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ダルフ―ル紛争の死者30万 国連が新推計示す

【ニュ―ヨ―ク22日共同】国連緊急援助調整官室(OCHA)のホ―ムズ室長(事務次長、英国)は22日、国連安全保障理事会の会合で、人道危機が続くス―ダン西部ダルフ―ル地方の人道状況を報告、紛争に絡む死者が計30万人に上っている可能性があるとの新たな推計を明らかにした。

国連はこれまで、2006年時点で20万人が死亡しているとの推計を示してきた。紛争が依然続き、状況も悪化していることを増加の根拠にしているが、具体的な積算理由は示していない。ス―ダン政府は9000人と主張してきた。

ホ―ムズ室長は安保理で「06年の調査は20万人の死亡を推計した。現在はもっと増えているはずで、(増加数は)その半分程度かもしれない」と指摘。約5年前に始まった紛争での戦闘行為で死亡した人だけでなく、紛争による食料不足など間接的な影響で亡くなった人も含む数字であることを記者団に強調した。

2008/04/23 09:45 【共同通信】

もっと知りたい ニュ―スの「言葉」

ダルフ―ル紛争(2008年2月13日)ス―ダン西部ダルフ―ル地方で2003年2月、アラブ系の中央政府に対する黒人系勢力の反政府活動が激化。政府軍はアラブ系民兵と協力し、黒人系住民の村々を無差別に襲撃。国連によると、約250万人が難民や避難民となり「世界最大の人道危機」ともいわれる。紛争による死者数は、病死者なども含め20万人以上と推定されている。アフリカでの資源獲得を推進する中国はス―ダンの石油の大半を購入しているとされ、欧米からはダルフ―ル紛争問題を軽視しているとの批判が上がっている。(共同)

国連安全保障理事会(2006年7月11日)米国、英国、フランス、ロシア、中国の常任理事国5カ国と、地理的配分の原則を基に選ばれる任期2年の非常任理事国10カ国の計15カ国で構成する。国連加盟国を拘束する決定を行う権限を持つ唯一の機関として、国際平和と安全への脅威や脅威になり得る問題に対し/(1)/決議/(2)/議長声明/(3)/報道陣向け声明―などの措置を取ることができる。ただし、法的拘束力がある決議採択には9カ国以上が賛成し、かつ常任理事国のどの国も拒否権を行使しないことが必要。議長声明や報道陣向け声明に拘束力はなく、全会一致で採択、...

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ダルフ―ルの死者は30万人の可能性も、国連調整官

2008年04月23日 12:02 発信地:ニュ―ヨ―ク/米国

【4月23日 AFP】国連(UN)のジョン・ホ―ムズ(John Holmes)人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官は21日、ス―ダン西部ダルフ―ル(Darfur)地方で、紛争、飢饉(ききん)、病気が重なったことで2003年からの死者が30万人に上った可能性があると指摘した。

ホ―ムズ氏は、国連の安全保障理事会(Security Council)で発言し、この数値を「既知の情報から推測したもの」とした上で、「2006年の調査では、紛争が原因で20万人が命を落としたと推定されるが、この数値はかなり増加し、おそらく5割程増加している」とした。

一方、ス―ダンのAbdalmahmood Abdalhaleem国連大使は、直ちにこの数値を否定。記者団に対し、「われわれ独自の計算では、死者は1万人を超えない。これは最新の数値だ」と主張した。

大使は、この数字には病気や栄養失調、飢餓(きが)で死亡した人々は含まれていないが、これらによる死者はごくわずかだと強調した。

ホ―ムズ氏は、20万人という数値は2006年に国連が使用したもので、世界保健機関(World Health Organization、WHO)が行った調査に含まれていた情報を基に推測したものだと訂正した。(c)AFP



 
 
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ダルフ―ル紛争、「死者30万人」・国連調整官、5年間で

【ニュ―ヨ―ク=中前博之】国連のホ―ムズ人道問題調整官(事務次長)は22日、ス―ダン西部ダルフ―ル地方の現地情勢について安全保障理事会に報告し、紛争ぼっ発から5年間で30万人が死亡した恐れがあるとの見解を明らかにした。国連はこれまで、当初3年間の死者を約20万人と見積もっていた。

死者数には戦闘や虐殺による死者のほか、紛争のあおりを受けた栄養失調などによる病死者も含まれるという。同調整官の推計に対し、ス―ダンの国連大使は「客観的でも専門的でもない。紛争による死者は4年間で1万人にすぎない」と強調。記者団に独自の数字を示して反論した。(11:15)



 
 
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ダルフ―ル紛争の死者30万人に 国連調整官報告

ニュ―ヨ―ク――国連緊急援助調整官のジョン・ホ―ムズ氏は22日、安全保障理事会でス―ダン西部のダルフ―ル紛争について報告し、紛争の犠牲者は当初の推計よりはるかに多く、過去5年で30万人に達するとの見方を明らかにした。

国連などが3月に発表した統計では、ダルフ―ル紛争で20万人が死亡し、250万人が家を追われたとされていた。

しかしホ―ムズ調整官によると、犠牲者はさらに増え、2008年だけで10万人が避難を余儀なくされた。性的暴行も増加し、食糧配給は略奪や価格高騰の影響で半減する見通しとなっている。

反政府勢力間、民族間の衝突も続き、「ダルフ―ルの和平はかつてなく遠のいて見える」とホ―ムズ調整官は報告。紛争勃発から5年たっても解決の糸口が見えないことに「悲しみと怒りを覚える」と語った。

ダルフ―ル紛争は2003年、ダルフ―ル地方で反政府勢力が政府による長年の差別を訴えて武装蜂起し、ス―ダン政府の支援を受けたとされるアラブ系の民兵組織ジンジャウィ―ドとの衝突が激化。ジンジャウィ―ドは住民に対し、虐殺や強姦などの残虐行為を行っているとされる。



 
 
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ユニセフのつどい:アフリカ紛争地の子どもの現状紹介--きょう横浜で /神奈川

アフリカの紛争地域の子どもたちの現状を考える「第2回ユニセフのつどい」が26日、横浜市栄区の「あ―すぷらざ」である。

国内紛争が続く東アフリカのス―ダンでは両親を目の前で殺害された子どもも少なくない。つどいでは、ユニセフのス―ダン事務所担当者やアフリカに詳しいジャ―ナリスト、大津司郎さんが現地の様子を報告。「できることから始めよう〜世界の子供たちのために」と題したパネルディスカッションでは、横浜国立大付属横浜中の生徒らが話し合う。

つどいは正午〜午後3時半。入場無料。セネガルの菓子を試食できるコ―ナ―や、西アフリカの打楽器、ジャンベの演奏もある。

人身売買やエイズといったアフリカの子どもたちの現状が分かる写真展も29日まで同じ会場である。問い合わせは日本ユニセフ協会県支部(045・473・1144)。【中嶋真希】

毎日新聞 2008年4月26日 地方版



 
 
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ス―ダンで南北是正を目指す国勢調査を実施、実効性には疑問視

2008年04月24日 01:51 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【4月24日 AFP】ス―ダンで22日、15年ぶりの国勢調査が始まった。ダルフ―ル(Darfur)和平交渉が暗礁に乗り上げるなかで、実施が危ぶまれていた。

国勢調査は、アフリカ最長の紛争の1つであるス―ダン内戦を終結させる2005年の包括的和平協定に、その実施が盛り込まれた。目的は、2009年の総選挙を前にした選挙民の登録で、中央政府の(アラブ系が多い)北部および(黒人系が多い)南部出身者の登用比率を決定する意味合いもある。

南部政府が、民族や宗教に関する項目が含まれていないことを不服としたこともあり、調査は4回延期されていた。

なお、南部の武装勢力は、アラブ系の中央政府が「国勢調査を操作してアラブ系の影響力を強め、国民の大半を占めるアフリカ系を周縁に追いやろうとしている」として、ボイコットを表明している。ダルフ―ル最大の反政府組織「正義と平等運動(Justice and Equality Movement、JEM)」は、避難民の多くが難民キャンプや隣国チャドにいる現状での国勢調査の実効性に疑問を呈している。

国勢調査初日、首都ハルツ―ム(Khartoum)では4月には珍しく雨が降った。この日は祝日となり、店も会社も閉められ、自宅待機が命じられているために道路に人影はなかった。

国勢調査員を乗せた飛行機は南部にも向かったが、ここも豪雨に見舞われ、洪水のためルンベク(Rumbek)に着陸することはかなわなかった。

調査員には6万人が動員され、200人の監視員のもとブル―の野球帽とジャケットというおそろいの格好で1戸ずつ巡り、2週間かけて人口を調査する。同国の人口は推定4000万人。国連(UN)の支援も受けた調査にかかる総費用は、1億300万ドル(約100億円)だ。

北部の国勢調査本部は、「すべてがスム―ズに行われている」とコメントしたが、AFPの取材では、首都ハルツ―ムでも、南部でも、大半の人が「調査員は見かけなかった」と答えている。

政府は、国勢調査の結果は早ければ9月にも判明するとしている。(c)AFP/Jennie Matthew



 
 
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五輪=米国選手団、北京大会の政治問題化には温度差

2008年 04月 25日 12:30 JST

[シカゴ 23日 ロイタ―] 北京五輪にソフトボ―ルの米国代表メンバ―として参加するジェシカ・メンド―サ(27)は、大会中にダルフ―ル問題での中国政府の姿勢に抗議を表明する計画はあるかと聞かれ、複雑な表情を見せる。

メンド―サは、米国の元スピ―ドスケ―ト選手ジョ―イ・チ―クらが2年前に結成した「チ―ム・ダルフ―ル」にも所属。ダルフ―ル問題への意識を高めることを目的とするこの団体には、約300人が参加している。メンド―サは「考えたことはあるが、計画はしていない。第一の目標は、ほかの選手とそこで話をすることだ」と述べた。

国際問題の専門家らによる推計では、ダルフ―ルでは約5年前に始まった紛争で20万人前後が死亡し、250万人が避難生活を強いられており、そういった状況を米国政府は「虐殺」だとしている。

中国は、ス―ダンの石油産業に多額の投資を行うと同時に、ス―ダンにとって最大の武器供給国。人権団体などからは、中国がダルフ―ル紛争の解決に十分な努力を行っていないとの非難の声が上がっている。またチベット問題でも、中国は西側諸国から厳しい批判の声を浴びている。

北京五輪を控えた米国代表チ―ムのメディア向けイベントで、メンド―サやサッカ―選手のアビ―・ワンバックなど一部の選手は、ダルフ―ル問題などに対する自身の考えを表明すべきか、スポ―ツと政治的問題は切り離すべきかという相反する価値観に挟まれ、ジレンマを抱えていたように見える。

一方、ほかの一部選手からは、五輪の平和や協調の精神を乱したくないとの声も聞かれる。開催国である中国の感情を傷つけたり、チ―ムメ―トのパフォ―マンスの邪魔になったり、長時間のトレ―ニングの成果を犠牲にしたりするのは避けたいという気持ちもあるようだ。

体操のシェイラ・ウォ―リ―(17)は「練習に心から集中している。私たちは若いし、あらゆる政治的な問題は、それを仕事とするほかの人に任せる」と語った。

8月の北京五輪開催に向け、このところの新聞紙面では、親チベット派の活動家らによる聖火リレ―の妨害行為が大きく取り上げられている。

これまでにも、政治問題を理由とした五輪ボイコットはあったが、チベット問題に関心が高まるなかでの中国での開催により、五輪をめぐるさまざまな政治的思惑が強まっている。

北京五輪開会式には世界の指導者は参加を見合わせるべきという意見も少なくない。米女優ミア・ファロ―は、ダルフ―ルなどの紛争地域で1カ月間の「五輪停戦」を求めたが、国際オリンピック委員会(IOC)は「国の行動を指示する政治的な権限は(IOCには)ない」としている。

米映画監督のスティ―ブン・スピルバ―グは、ダルフ―ル紛争に対する中国の政策を理由に、北京五輪での芸術顧問を辞退した。

前述の「チ―ム・ダルフ―ル」のチ―クは、スポットライトを浴びる一瞬のために人生を捧げてきた選手に重圧がかかるのは理解できるとした上で、注目を浴びるその瞬間こそ、一生に一度の主張のチャンスでもあると語る。

40年前のメキシコ五輪では、米国のトミ―・スミスとジョン・カルロスの2人が、男子200メ―トル走の表彰台で黒の手袋をはめた手を掲げ、人種差別への抗議を訴えた。

一方、米国オリンピック委員会(USOC)のシェア最高経営責任者(CEO)は、選手が自身の考えを表明するのは自由だが、それは個人的に行われるべきもので、五輪憲章にも違反すべきではないと指摘。同憲章では五輪が行われるすべての場所において、いかなるデモや政治的、宗教的、人種的な主張はしてはならないとうたわれている。

(ロイタ―日本語ニュ―ス 原文:Andrew Stern 翻訳:宮井伸明)

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2008/04/29-14:46 ス―ダン援助、本格再開へ=4年で2億ドル、「平和協力国家」アピ―ル

政府は29日、1992年から停止していたアフリカ北東部ス―ダンへの2国間援助を本格的に再開する方針を固めた。7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を控え、内戦の傷跡が残る同国への支援を再開することで、福田康夫首相が唱える「平和協力国家」としての取り組みをアピ―ルする狙いがある。

ス―ダンでは、83年から20年以上にわたって内戦が続いた。日本政府は、同国の人権侵害状況を踏まえ、人道援助などを除いて2国間援助を停止していた。

援助再開は、中山泰秀外務政務官が5月5日からオスロで開かれるス―ダン支援国会合で表明する。地域開発や教育関連プロジェクトなどを対象に、2008年から4年間で約2億ドルとする方針。大半は国連開発計画(UNDP)などを通じて拠出するが、一部は2国間の無償援助とする。



 
 
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外務省、副大臣・政務官をス―ダンに派遣

外務省は30日、小野寺五典外務副大臣と中山泰秀政務官をそれぞれス―ダンに派遣すると発表した。かねて政府が検討している同国南部の平和維持活動「国連ス―ダン派遣団」(UNMIS)への自衛隊の参加に向けた地ならしで、現地情勢などを把握する狙いだ。

政務官以上の政府高官の同国派遣は2006年2月の塩崎恭久外務副大臣(当時)以来で、ダルフ―ル入りは初めて。

小野寺副大臣は5月2日から首都ハルツ―ムと紛争が続く西部ダルフ―ル地方を訪れ、国連・アフリカ連合(AU)合同部隊(UNAMID)などを視察。中山政務官は5日からノルウェ―のオスロで開くス―ダン支援の国際会議への出席後にス―ダン南部入りし、UNMISの活動を視察する。(30日 22:16)



 
 
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ス―ダン南部で航空機墜落、国防相ら死亡

ロイタ―通信によると、ス―ダン南部ルンベック近郊で2日、航空機が墜落し、乗っていた南部自治政府のディム国防相と大統領顧問らが死亡した。

同機には約20人が搭乗し、南部ワウからジュバに向かっていた。

AP通信によると、生存者はいないとの情報もあるが、ス―ダン治安当局者は確認していない。

[2008年5月2日23時52分]



 
 
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グアンタナモ拘束のアルジャジ―ラカメラマン、6年ぶりに釈放

* 2008年05月02日 19:38 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【5月2日 AFP】キュ―バのグアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地収容所に拘束されていたカタ―ルの衛星テレビ「アルジャジ―ラ(Al-Jazeera)」のス―ダン人カメラマンが6年ぶりに釈放され、2日早朝、ス―ダンの首都ハルツ―ム(Khartoum)に帰国した。

釈放されたサミ・ハジ(Sami al-Haj)氏は、2001年12月にアフガニスタンとの国境付近でパキスタン軍に逮捕され米国に身柄を引き渡されたあと、容疑事実も明確にされないまま2002年6月から6年間、グアンタナモの収容所に拘束されていた。

同様にグアンタナモに拘束されていたス―ダン人2人とともに2日、米空軍機でハルツ―ムの警備施設内に降り立ったハジ氏は、家族の歓迎を受けたあと、健康検査のために病院に搬送された。

ハジ氏の解放を求める活動を行ってきた国際ジャ―ナリスト団体「国境なき記者団(Reporters Without Borders、RWB)」のロベ―ル・メナ―ル(Robert Menard)事務局長は米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で、ハジ氏の釈放への安堵を示す一方、「米当局は、ハジ氏がテロ活動に関与した証拠もないまま不当に長期間にわたって拘束した。グアンタナモでまん延する人権侵害の一例だ」と非難する声明を発表した。

RWBによると、ハジ氏は拘束中、拷問や200回を超える尋問を受けたという。また2007年1月にハジ氏がハンストを行った際には、強制的に栄養を摂取させたという。

ハジ氏の釈放について、米国防総省からのコメントは得られていない。(c)AFP



 
 
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ス―ダン、反政府勢力と戦闘 首都に外出禁止令

2008年05月11日09時52分

ス―ダンからの報道によると、首都ハルツ―ムの北方の都市オムドゥルマンで10日、西部ダルフ―ル地方の反政府勢力「正義と平等運動」(JEM)と政府軍の戦闘が発生した。政府軍の声明を国営テレビが伝えた。またス―ダン内務省は、同日午後から翌朝にかけてハルツ―ムに外出禁止令が出されたと発表した。

戦闘規模や死傷者などは不明だが、ロイタ―通信は「非常に激しい銃撃戦が続いている」との住民の声を伝えた。



 
 
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ス―ダンがチャドと断交

【ロンドン=岐部秀光】ス―ダン政府は11日、隣国チャドとの外交関係を断絶すると発表した。前日に首都ハルツ―ムを襲撃した西部ダルフ―ル地方の反政府武装勢力を支援したとして、バシル大統領が国営放送を通じてチャドを激しく批判した。

政府は反政府勢力「正義と平等運動」(JEM)を撃退したと発表。首都で出ていた夜間外出禁止令も11日解除した。反政府軍との戦闘が首都近郊にまで迫ったのは初めてとみられ、政府は危機感を強めているもようだ。(11日 23:26)



 
 
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ス―ダン首都に夜間外出禁止令

【カイロ=安部健太郎】ス―ダン政府は10日、首都ハルツ―ムに夜間外出禁止令を発令した。ダルフ―ルを拠点とする反政府組織「正義と平等運動」(JEM)と政府軍の戦闘が首都近郊で激化したため。(07:02)



 
 
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ス―ダン首都で国軍と反政府組織が戦闘

* 2008年05月11日 08:36 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【5月11日 AFP】ス―ダン当局は10日、ダルフ―ル(Darfur)地方を拠点とする反政府組織の激しい攻撃があったが、首都ハルツ―ム(Khartoum)への侵入を阻止したと述べた。与党国民会議(NC)Kamal Obeid氏が明らかにした。

目撃情報によるとハルツ―ムの川向こうにあるオムドゥルマン(Omdurman)で、軍と反政府組織、正義と平等運動(Justice and Equality Movement、JEM)の激しい戦闘があったという。ハルツ―ムには緊急外出禁止令が発令されている。

今回の戦闘による死傷者はまだ分かっていない。

Obeid氏は「ス―ダンの治安悪化を図ったイドリス・デビ(Idriss Deby)大統領の作戦は失敗した」と述べ、今回の攻撃にチャド政府が関与しているとして非難した。

一方チャド政府は声明で「チャド政府は今回の攻撃へのあらゆる関与を否定する。また今回の攻撃を主導した者が誰であってもそれを非難する」と述べ容疑を否定した。

ス―ダン、チャド両政府は反政府勢力を支援しているとして互いの政府を非難している。(c)AFP/Mohammed Ali Saeed



 
 
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首都に夜間外出禁止令 ス―ダン

2008.5.11 01:14

ス―ダンからの報道によると、西部ダルフ―ル地方の反政府勢力が10日、首都ハルツ―ム近郊オムドゥルマンを攻撃した。これを受けてス―ダン政府は同日、首都での夜間外出禁止令を出した。

軍スポ―クスマンは国営テレビで「ハルツ―ムで午後5時から翌日午前6時までの間、外出を禁止する」と述べた。ダルフ―ルの反政府勢力が首都のこれほど近くで攻撃を仕掛けるのは異例。

オムドゥルマンでは当時、爆発音や銃声が聞こえたという。

反政府勢力は9日から10日にかけ、ハルツ―ムと接する北コルドファン州で政府軍と交戦を続けていた。(共同)



 
 
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ス―ダンがチャドと断交、ダルフ―ル反政府勢力を支援と非難

* 2008年05月12日 10:12 発信地:ハルツ―ム/ス―ダン

【5月11日 AFP】(写真追加)ス―ダン政府は11日、ダルフ―ル(Darfur)地方の反政府勢力による首都ハルツ―ム(Khartoum)への攻撃を支援したとして、チャドと断交すると発表した。ハルツ―ムでは、残存する反政府勢力を捕らえるため外出禁止令が無期限に延長された。

ス―ダン政府は、政権転覆を公言してハルツ―ム郊外まで攻め込んできた「正義と平等運動(Justice and Equality Movement 、JEM)」を撃退したと発表した。チャド政府が支援している疑いがあるとしている。

一方、ス―ダン軍当局は、逃亡中の武装勢力を捕らえやすくするため外出禁止令を無期限延期したと発表した。また、エジプトの中東通信(MENA)は、ハルツ―ムの国際空港が治安上の理由から閉鎖されたと伝えた。

ス―ダン、チャド両政府は、互いに双方の政権転覆を狙って反政府勢力を支援しているとして非難しあっており、10日の戦闘についてもス―ダン政府はただちにチャドを非難した。

ス―ダン外務省高官のAli Yousif氏は、「チャド政府ならびにハルツ―ムのチャド大使館と(反政府勢力と)の間に通信があったという証拠がある。この観点から断交を決定した」と述べた。

さらにAli Yousif氏は、チャドの大使はハルツ―ムにはいなかったが、「5-6人の」チャド高官が「おそらく退去の準備をしている」と述べるとともに、チャドの外交官の通行の安全を保障した。

Ali Yousif氏は、戦闘による犠牲者の情報は得ていないが、「外国人の負傷者や死者は出ていない」と話した。

また、JEM側がハルツ―ムで交戦したと主張していることについて、Yousif氏は、戦闘はオムドゥルマン(Omdurman)で起こり、10日夜には終了したと述べた。

2月には、ス―ダン政府の支援が疑われる武装勢力が、チャドの首都ヌジャメナ(Ndjamena)にある大統領宮殿の門まで到達した後、撃退されていた。

国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は、「即時の交戦停止」を呼び掛けている。(c)AFP/Mohammed Ali Saeed



 
 
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ス―ダンPKOへの要員派遣

(問)一部の報道でス―ダン南部へのPKOの調査団派遣という記事がありますが、これについての外務省の見解を聞かせて下さい。

(小野寺副大臣)現在のところ、調査団の派遣の予定はありません。

(問)それは、検討もしていないということでしょうか。

(小野寺副大臣)この地域に対してどのような支援が出来るかということは当然政府内の多方面で検討を行っています。まだ派遣についての決定をしたことはないということです。



 
 
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ス―ダン関連株式を売却 マケイン上院議員の妻

2008.5.15 10:16

AP通信によると、米大統領選の共和党候補指名が確定したマケイン上院議員の妻シンディさんが14日、ダルフ―ル地方の人道危機を抱えるス―ダンと取引のある企業の株式、200万ドル(約2億1000万円)超を売却した。

マケイン氏はス―ダンに対する経済制裁の強化を訴えるなど、強硬姿勢を示していた。11月の本選に備え、民主党陣営からの批判の的となる可能性のある要素を早めに摘み取っておく狙い。

株式は投資信託を通じて買われており、ス―ダンと関係の深い中国の石油企業も投資先に含まれていた。シンディさんは投資先を把握していなかったが、ス―ダンと関連があることが分かったために売却したと、マケイン陣営は説明している。(共同)



 
 
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2008/05/17-00:06 ス―ダンPKOに自衛官=司令部要員を派遣へ−政府

政府は16日、アフリカのス―ダン南部の国連平和維持活動(PKO)に自衛隊要員を参加させる方針を固めた。同地に展開する国連ス―ダン派遣団(UNMIS)の司令部に自衛官数人を派遣する案が有力だ。7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)や今月下旬のアフリカ開発会議(TICAD)を控え、アフリカでの平和構築に貢献する日本の姿勢を明確にする狙いがある。



 
 
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政府、ス―ダンPKOへの自衛官派遣へ調整

政府は検討を続けてきたス―ダン南部に展開する国連平和維持活動(PKO)の国連ス―ダン派遣団(UNMIS)司令部への自衛官派遣について、本格的な調整に入った。外務省を中心に情報収集に力を入れており、派遣に慎重だった防衛省も態度を軟化しつつある。現地情勢などを踏まえ最終判断したい考えだ。

従来も首相官邸、外務省は派遣に積極的で、小野寺五典外務副大臣らが現地入りするなど情勢把握に努めてきた。実際に要員を派遣する防衛省には慎重意見も残るが、石破茂防衛相は16日の閣議後の記者会見で「主体的に積極的に考えていかなければならない」と前向きに検討する意向を示した。(17日  07:02)



 
 
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アフリカ・ス―ダン南部 そこに住む人々の今

2008年5月20日

* JEN@ス―ダン

「井戸が出来る前は、学生たちはみんな、学校から2km離れた池で汚れた水を飲んでいた。学校に井戸が出来たことで、子どもたちが以前のように頻繁に下痢をすることがなくなった」と、ジェンが井戸とトイレを設置したス―ダン南部、ラニャ郡ロカ・ウェスト小学校のジェ―ムス先生(33)は言います。

アフリカ東部に位置するス―ダン共和国は、日本の約6.6倍もの国土を持つ、アフリカ最大の国です。ス―ダンでは、2005年までの約20年間、北部の政府軍と、南部を拠点とするス―ダン人民解放軍(SPLA)との間で、激しい戦闘が繰り広げられていました。

紛争終結から3年あまりが経った今も、ス―ダン南部に住む人々はとても厳しい生活を強いられています。一部のごく限られた地域を除いては電気も上下水道もなく、舗装された道路もありません。ほとんどの生活物資を近隣諸国からの輸入に頼っているため、物価は日本よりも高いほどです。

今年は、横浜で5月末に第4回アフリカ開発会議(TICADIV)の開催が予定されています。また、北海道の洞爺湖では7月にG8サミットが開催されます。これらの会議では、アフリカ諸国における成長の加速化や、ミレニアム開発目標達成に向けた国際社会の取組み推進といった政策課題について、マクロな視点から協議がなされます。

では、各国首脳によるこうした政府レベルでの話し合いがされる中、現在、アフリカで実際に生活する人々は、どのような問題を抱え、何を思いながら生活しているのでしょうか。

ジェンは帰還民の再定住を支援するため、2007年4月より中央エクアトリア州のラニャ郡とテレケカ郡で、学校水衛生改善事業を実施しています。

たとえ紛争が終わっても、安全できれいな飲み水や、子どもを安心して通わせられる教育環境がなければ、戦渦を逃れていた人々は自分たちの家に戻ることはできません。ジェンは、企業や個人支援者の皆さま、そしてジャパン・プラットフォ―ムや外務省の協力の下、2郡にある68校の小学校で衛生教育を実施し、また必要に応じて、井戸の掘削やトイレの建設も実施しています。

コミュニティの中心となる学校を対象に事業を展開することで、大きな波及効果をもたらすことが可能になります。

冒頭の井戸ができた学校の近くに住むチャリティさん(28)は「井戸ができてから、私が知っているだけでも、4家族が井戸の近くに戻ってきた」と教えてくれました。彼女自身、ウガンダにあるライノ難民キャンプから、昨年の3月に母親と3人の子どもと一緒に戻ってきた帰還民の1人です。井戸が設置される前は、毎日3Km離れた隣村の井戸まで、1日3回、ポリタンク4缶分の水(80リットル)を汲みに行っていたそうです。

そうした水衛生環境の改善が見られる一方で、住民の多くは苦しい経済状況の中で生活しています。ジェ―ムス先生は、滞りがちな政府からの給与だけでは、同居する両親と5人の子どもを養うことができず、農業をしてなんとか日々の糧を得ています。

ロカ・ラウンド小学校に通うヘレンちゃん(13)は、お父さんが高齢で働くことができず、学校の授業料を払うのがとても大変であることを教えてくれました。「勉強して将来はお医者さんになりたいけど、いつまで学校に通えるか分からない」と言います。

それでも、自分たちの家に戻ってきた帰還民は、自らの力でコミュニティを復興させるために動き始めています。事業を始めた当初は、ジェンの職員に対してあれが足りない、これが欲しいという風に、要望を伝えるだけでした。

しかし、ジェンが「与える支援」ではなく「支える支援」を行う団体であり、復興の担う主役は住民自身であることを説明し実践するうちに、彼らの行動にも変化が現れています。ジェ―ムス先生によると、ジェンが設立を支援し、維持管理トレ―ニングを行ったロカ・ウェスト校の施設管理委員会が、最近自分たちで住民から寄付を募り、故障した井戸を直したそうです。

アフリカでは、安全な水が近くにないために、自分の家に帰れなかったり引っ越しを強いられたり、日本では想像しにくい環境で暮らしている人々が大勢います。今年はTICADIVやG8サミットの開催に合わせ、日本でもアフリカ関連の様々なイベントや報道番組が企画されています。この機会に、アフリカの今についてまずは知ることから始めてみませんか。(JENジュバ事務所長 川勝健司)

【メモ】

JENス―ダン事務所で働く現地スタッフの誰もが、「教育環境の改善がなければ、復興はありえない」と言います。彼ら自身が教育の機会を寸断され、祖国に帰還した現在でも希望する教育を受ける自由がないことが、実感として大きな障碍となっているからでしょう。それでも彼らは、JENで働くかたわら、それぞれの方法で勉強を続けています。

希望を持って帰還した祖国で、未来を選択する自由を得られるように。JENはス―ダン南部の復興を支えていきます。

ス―ダンの事業についてもっと知る!⇒JENス―ダン支援速報

【インフォメ―ション】

今回の記事を執筆した川勝健司(ジュバ事務所長)が6月に帰国。現地で今起こっていること、JENが進めていること、ス―ダンの人々が過ごす日々などについて、生の声を届けます。

加えて、昨年JENが自主制作したス―ダンのドキュメンタリ―フィルム(「大地に響く歌」製作:JEN、放映時間:20分)も上映します。皆様、ふるってご参加ください。

◆詳細

報告者: 川勝 健司(ス―ダン ジュバ事務所長)

場 所: JEN東京本部(JR、地下鉄 飯田橋駅徒歩4分)

日 時: 6月5日(木)

17時45分 受付開始

18時00分 上映開始、

18時30分 報告開始、

20時30分 終了(懇親会へ)

定 員: 25名 ※定員になりしだい締め切らせていただきます。

参加費: JEN&JSC会員無料、非会員500円

お問合せ・お申込みは、電話、E−mailで東京本部事務局(担当:濱坂)まで、氏名、ご所属、ご連絡先をお知らせください。

TEL:03・5225・9352

E−mail:info@jen−npo.org

詳しくは、JENホ―ムペ―ジをご覧ください。



 
 
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81カ国で拷問・虐待続く アムネスティ年次報告

【ロンドン28日共同】国際人権団体アムネスティ・インタ―ナショナル(本部ロンドン)は28日、世界の81カ国以上で人々がいまだに拷問・虐待を受け、54カ国以上で不公正な裁判制度が存続しているなどと指摘した2008年版の年次報告を発表した。

カ―ン事務総長は、国連が1948年に世界人権宣言を採択してから60年となる今も「不正義、不平等がまん延している」と各国指導者の取り組み不足を批判。またテロ容疑者を裁判なしに無期限に拘束する米政府の姿勢をあらためて非難し、「米大統領選で誰が当選しても、次期大統領は12月10日(の世界人権デ―)にグアンタナモ米海軍基地の収容所の閉鎖を発表すべきだ」と訴えた。

国際社会が直ちに取り組むべき問題として、ス―ダン西部ダルフ―ル地方、ジンバブエ、パレスチナ自治区ガザ、イラク、ミャンマ―での人権危機5つを特に名指しして強調。

2008/05/28 14:25 【共同通信】



 
 
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首相、ダルフ―ル問題の早期解決促す・ス―ダン大統領と会談

福田康夫首相は28日午前、横浜市内のホテルでス―ダンのバシル大統領と会談した。首相は国際的に懸念を招いている同国西部のダルフ―ル紛争について「日本が(経済)支援できるかどうかは大統領次第だ」と述べ、紛争の早期解決を促した。大統領は「反政府勢力が交渉に参加しないのが問題だ」と応じ、反政府勢力に圧力をかけるべきだとの認識を示した。

一方、大統領は日本が今後4年間で2億ドルの支援を決定したことに謝意を表明。日本が同国南部での国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣を検討していることを念頭に「南部、ダルフ―ルを含むス―ダンには開発支援が必要だ」と語り、南部などへの経済支援にも期待感を示した。(07:03)



 
 
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ス―ダン−チャド戦を延期=FIFA

【ロンドン29日時事】国際サッカ―連盟(FIFA)は29日、ス―ダンがチャドとの国交を断絶したことを受け、両国が31日に対戦予定だった2010年ワ―ルドカップ(W杯)南アフリカ大会アフリカ予選の試合延期を決めた。同大会の組織委員会が、この試合の取り扱いなどについて判断する。 (了)

(2008/05/29-16:37)



 
 
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自衛隊派遣「首相が検討」 ス―ダン大統領

アフリカ北部ス―ダンのバシル大統領は30日、都内で記者会見し、福田康夫首相と会談した際のやり取りについて「ス―ダン南部への自衛隊派遣を検討していると首相が伝えてきた」と語った。アフリカ開発会議(TICAD)に出席するため訪日中の大統領は28日に首相と会談した。しかし、日本政府関係者は「自衛隊派遣に関するやり取りはなかった」と否定した。(30日 21:19)



 
 
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ジョ―ジ・クル―ニ―、国連平和維持軍の兵士を称える映像声明を出す

2008年5月30日 17時22分

[シネマトゥデイ映画ニュ―ス] 2008年5月29日は、国連平和維持ミッションが創設されて60年。この60周年記念を受け、ジョ―ジ・クル―ニ―が平和維持軍の兵士たちを称える声明を発表した。ジョ―ジは、アフリカのス―ダンで激化するダルフ―ル紛争の解決を促したり、難民のための基金活動を行ったりと、さまざまな平和キャンペ―ン活動を続けており、今年1月には、パン・ギムン国連事務総長から「国連平和大使」に任命された。今回の声明は「平和は難しい」と題されたスポット映像で、ジョ―ジは視聴者に対し、10万人もの平和維持軍兵士たちが海を越えて危険な地域で活動していることを示し、「みんなのために、彼らは危険な仕事を担ってくれている。彼らのおかげで一般市民が守られ、選挙が尊重されているんだ」と語っている。



 
 
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北東アフリカ協力会議:アフリカ開発会議に合わせ初開催

ス―ダンのダルフ―ル紛争など北東アフリカの地域情勢について意見を交わす閣僚級の「北東アフリカ協力会議」が30日、東京都内の外務省・飯倉公館で開かれた。第4回アフリカ開発会議(TICAD4)に合わせて初めて開催された。

北東アフリカにはス―ダンのほか、ケニアなど政情不安定な国が多数あり、日本主導で対話の枠組みを提供し、各国間の信頼を醸成するのが狙いだ。

高村正彦外相のほか、エジプト、ケニアなど7カ国の外相、駐日大使ら、アフリカ連合(AU)など2国際機関の代表者が出席した。【古本陽荘】

毎日新聞 2008年5月30日 20時38分



 
 
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ス―ダン南部で内戦寸前 石油資源争奪が“火種”に

2008.6.10 16:48

日本が国連平和維持活動(PKO)部隊として自衛隊派遣を検討しているス―ダン南部。20年以上続いた内戦が2005年に終結したばかりだが、政府軍と元反政府勢力ス―ダン人民解放軍(SPLA)の対立が最近、激化している。南北境界線近くの油田地帯をめぐる争いが原因で、内戦再開を危惧(きぐ)する声も出ている。

“火種”となっているのは、油田地帯のアビエイ地区。5月中旬、政府軍とSPLAが激しく交戦し、双方に多数の死傷者が出た。国連によると、約9万人の国内避難民が発生、西部ダルフ―ル地方とは別の新たな人道危機に発展する恐れも出ている。

アビエイ地区はSPLAの支配下にある南部と同国北部を隔てる南北境界線沿いに位置。ロイタ―通信によると、ス―ダンの石油生産量の半分近くがこの付近で産出されており、新たな対立は石油資源の争奪戦が原因とされる。(共同)



 
 
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ス―ダンの空港で旅客機が着陸後炎上、100人死亡か

【ナイロビ11日共同】AP通信によると、ス―ダンの首都ハルツ―ムのハルツ―ム国際空港で10日夜(日本時間11日未明)、ヨルダンの首都アンマンから到着した旅客機が着陸後に炎上した。乗客乗員200人以上が搭乗していたとみられ、ス―ダンのテレビは少なくとも100人が死亡したと報じた。

在ス―ダン日本大使館が、日本人が事故に巻き込まれていないかどうか確認を急いでいる。乗客の大半が脱出したとの情報もある。

APによると、事故当時、現場は激しい雷雨で、事故機は滑走路からそれた後、炎上した。現地警察当局者は、悪天候により旅客機が着陸に失敗したとの見方を示した。一方、空港当局者は、着陸後に旅客機のエンジンが爆発したとの見方を示すなど、事故当時の状況については情報が錯綜している。

APによると事故機は、ス―ダン国営航空のエアバスA310で、シリアのダマスカスからアンマンを経由、ハルツ―ムに到着した。乗客のほとんどがアフリカ人だったとみられる。(07:29)



 
 
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ス―ダンで旅客機炎上、28人の死亡確認

ス―ダンの首都ハルツ―ムの空港で10日夜、ス―ダン航空機が着陸後に炎上、ロイタ―通信は少なくとも28人が死亡したと伝えた。66人の生死が依然として不明。ス―ダンの日本大使館は邦人搭乗客の有無の確認を急いでいる。

炎上したのはエアバスA310機で、乗客203人、乗員14人の計217人が搭乗していた。空港の医療当局者は確認できた生存者は123人としている。ハルツ―ムは10日、砂嵐や雷雨など悪天候で、着陸に失敗した可能性が高いとみられる。事故機は滑走路をオ―バ―ランし、着陸後しばらくたってエンジンが爆発、炎上した。(カイロ支局)(10:04)



 
 
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旅客機炎上、120人死亡 ス―ダンの空港、着陸後に

2008.6.11 08:05

AP通信によると、ス―ダンの首都ハルツ―ムのハルツ―ム国際空港で10日夜(日本時間11日未明)、ヨルダンの首都アンマンから到着した旅客機が着陸後に炎上した。

乗客乗員200人以上が搭乗していたとみられ、ス―ダンのテレビは少なくとも100人が死亡したと報じた。

在ス―ダン日本大使館が、日本人が事故に巻き込まれていないかどうか確認を急いでいる。乗客の大半が脱出したとの情報もある。

APによると、事故当時、現場は激しい雷雨で、事故機は滑走路からそれた後、炎上した。現地警察当局者は、悪天候により旅客機が着陸に失敗したとの見方を示した。一方、空港当局者は、着陸後に旅客機のエンジンが爆発したとの見方を示すなど、事故当時の状況については情報が錯綜(さくそう)している。(共同)

                 ◇

ロイタ―通信によると、空港医療当局者は11日、死者が120人、生存者が97人と語った。(共同)



 
 
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死者28人に修正 66人は生死不明 ス―ダンの旅客機炎上

2008.6.11 09:32

【カイロ支局】ス―ダンの首都ハルツ―ムのハルツ―ム国際空港で10日夜(日本時間11日未明)、ヨルダンの首都アンマンから到着した旅客機が着陸後に炎上した。ロイタ―通信は、空港の医療関係者の話として、217人の乗員乗客のうち、28人が死亡、123人が生存、66人の生死は不明と伝えた。

死者数は当初、100人以上と伝えられ、ロイタ―通信は空港医療関係者の話として120人と報じていた。

AP通信によると、事故当時の現場の天候は激しい雷雨だった。このため、悪天候による着陸失敗の見方が浮上している。その一方で、空港で事故発生を目撃した同通信社記者が、着陸後に、機体が炎上し、複数回の爆発音を聞いたと話していることなどから、エンジンが爆発した可能性も出ている。

 
 


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旅客機が着陸後に炎上、28人の死亡確認 ス―ダン

2008年6月11日10時30分

【ナイロビ=古谷祐伸】ス―ダンの首都ハルツ―ムの空港で10日夜、ス―ダン航空機が着陸後に炎上した。ロイタ―通信によると、乗員乗客217人のうち少なくとも28人の死亡が確認された。当時は天候が悪かったという。

現地からの報道によると、同機はシリアの首都ダマスカス発ヨルダン経由のエアバス310型機。乗客は大半がス―ダン人だった模様だが、日本人がいたかどうかは分かっていない。123人の生存が確認されたが、残る66人の安否は不明。

炎上した原因は、はっきりしていないが、着陸後にエンジンのひとつが爆発した可能性があるという。



 
 
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2008/06/30-21:05 ス―ダンPKO派遣を伝達=福田首相、潘国連総長と会談

福田康夫首相は30日午後、首相官邸で国連の潘基文事務総長と会談し、ス―ダン南部に展開する国連平和維持活動(PKO)の国連ス―ダン派遣団(UNMIS)司令部へ自衛官を派遣する方針を伝達した。7月7日に開幕する北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)でアフリカ支援が主要議題の一つとなるため、議長国として積極姿勢を示すのが狙い。

会談で首相は「平和協力国家として包括的貢献を行っていく。ス―ダン派遣団に自衛隊から司令部要員を派遣する」と表明。潘氏は「日本の積極的対応に勇気付けられる」と評価した。首相はまた、ガ―ナやケニアにあるアフリカのPKOセンタ―に自衛官を講師として派遣することも伝えた。



UP:20040110 REV:20070502, 14, 29, 0618, 24
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