HOME > WORLD >

南アフリカ共和国 2007年


アフリカアフリカ Africa 2014


Achmat, Zackie
Mandela
Xolani Nkosi (Nkosi Johnson)

TAC (Treatment Action Campaign)

○1970年代のニュース、企画案内 → 南アフリカ共和国 1970年代
○1980年代のニュース、企画案内 → 南アフリカ共和国 1980年代
○1990年代のニュース、企画案内 → 南アフリカ共和国 1990年代
○2000〜2006年のニュース、企画案内 → 南アフリカ共和国 2000〜2006年
○2008年のニュース、企画案内 → 南アフリカ共和国 2008年
○最新のニュース、企画案内 → 南アフリカ共和国

■2007

○外務省 各国・地域情勢 南アフリカ共和国

◆2007/01/03 JANJAN 南南貿易が変えるグローバルオーダー
◆2007/01/08 TAAA南アフリカ帰国報告会 南アフリカの子どもたちの教育環境 〜移動図書館と図書の支援を通じて〜
◆2007/02/07 マイコミジャーナル アフリカでもブロードバンド普及へ - ワイヤレス接続中心も、地域で格差
◆2007/02/27 株式会社フェイバリット・ディー・ビー NGO「アジア・アフリカと共に歩む会」と『フェイバリットDB』の図書館バス寄贈キャンペーン実施について
◆2007/03/23 TRAVEL VISION 現地レポート 南アフリカ−リピーターも狙えるサファリ体験と滞在を紹介
◆2007/04/04 NIKKEI NET 日立、南アフリカで小規模医療機関向け卓上型臨床分析装置を販売開始
◆2007/04/04 JANJAN 南アフリカの光と影〜映画「ツォツィ」
◆2007/04/05 くまにちコム 再審査求め10代向け試写会 映画「ツォツィ」R指定で
◆2007/04/13 IZA リアルな南アの「今」描く 映画「ツォツィ」
◆2007/05/01 IZA 2010年W杯、南アで不可能なら日本で?代替地候補に
◆2007/05/11 TRAVEL VISION 南アフリカ、中国東方航空のヨハネスブルグ線を歓迎−日本発6経由地に
◆2007/05/14 時事ドットコム 「ツォツィ」主演男優、養育義務違反で訴えられる=南ア
◆2007/05/22 北京週報 外交部長、南アフリカとの戦略的パートナー関係の強化を強調
◆2007/05/28 『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版 貧しい国々は被験者の宝庫
◆2007/05/29 swissinfo 南アのW杯も、FIFA 現会長ブラッター氏お気に入りの記事に加える
◆2007/05/29 国境なき医師団 南部アフリカ:医療従事者不足がHIV/エイズ治療へのアクセス拡大を制限 −MSFの新たな報告書「人材求む」発表−
◆2007/05/30 国境なき医師団 人材求む!−HIV/エイズ治療の拡大に立ちはだかる、危機的な医療従事者の不足−
◆2007/05/31 New Internationalist No.400 南アフリカの村落女性運動の軌跡
◆2007/06/01 asahi.com 「安穏と日々を送るな」 マンデラ氏、ブレア首相を一喝
◆2007/06/02 毎日新聞 南アフリカ:史上最大の公務員ゼネスト ANCに黒人反発
◆2007/06/02 Sankeiweb 「新聞の未来」を模索 南アで3日から世界新聞大会
◆2007/06/02 中国情報局NEWS 南アフリカ:上海で観光PRキャンペーン開催へ
◆2007/06/03 毎日新聞 南アフリカ:公務員スト、70万人賃上げ求め職場放棄
◆2007/06/03 Sankeiweb 日本への象牙輸出承認 ワシントン条約常設委
◆2007/06/08 TRAVEL VISION タイ国際航空、南アフリカ研修旅行を実施、15社が参加
◆2007/06/14 ジェトロ アフリカ初のインフラファンド設立 (南アフリカ共和国)
◆2007/06/14 GAYJAPANNEWS アフリカのエイズ対策、医師不足が深刻な課題
◆2007/06/15 毎日新聞 象牙輸出:今回だけ追加、9年間は新規認めず 条約国会議
◆2007/06/19 JVCアフリカまるわかり講座 第5回:もう一つの紛争 − 南アフリカのアパルトヘイト @東京
◆2007/06/19 IZA FIFA会長が南ア視察 W杯準備を前向き評価
◆2007/06/22 IZA トヨタ自動車、南アで7割増20万台体制 欧州にらみ270億円投資
◆2007/06/27 毎日新聞 南アフリカ:公務員ゼネスト1カ月 医療機関などに影響が
◆2007/06/29 毎日新聞 南アフリカ:1カ月間の公務員ゼネスト終結
◆2007/06/29 毎日新聞 南アフリカ:賃上げ政府案受諾、公務員のゼネスト終結
◆2007/07/08 DailySports online 杉山組が逆転で決勝進出
◆2007/07/08 Sponichi 杉山組 決勝で敗れ準優勝
◆2007/07/09 AFP BB News 環境保護コンサート「ライブ・アース」、世界9都市同時開催
◆2007/07/13 GOAL.com 10月にイタリア代表が南アフリカと親善試合
◆2007/07/18 yomiuri.co.jp マンデラ前大統領、世界的指導者らの政策提言集団を創設
◆2007/07/18 cnn.co.jp マンデラ氏、89歳に ブランソン氏ら提案の人道活動へ
◆2007/07/19 asahi.com マンデラ氏、カーター氏らが人道組織「エルダーズ」設立
◆2007/07/20 NIKKEI NET 新興航路でも運賃上げ・海運3社、海上コンテナ10%前後
◆2007/07/29 毎日新聞 タンタン:南アで出版中止 黒人描写が「差別的」
◆2007/07/30 AFP BB News バイオ燃料生産に意欲みせるアフリカ大陸、先行きは不透明
◆2007/08/03 VOICE OF INDIA インドと南アフリカの貿易額:2010年までに180億ドルに
◆2007/08/05 NIKKEI NET 経産省、レアメタルで資源外交・南アなどに官民訪問団
◆2007/08/07 AFP BB News モザンビーク観光開発で南ア投資家と住民が対立
◆2007/08/09 NIKKEI NET ANAセールス、2名に1名のベテラン添乗員が同行するヨーロッパ・アフリカ旅行を発売
◆2007/08/11 JANJAN “ワイルドウェイ”、分断された大陸に橋をかける(全訳記事)
◆2007/08/15 東京新聞 希少金属 南アと開発 近く合意 政府、資源外交強化へ
◆2007/08/16 中国情報局NEWS 中興通迅:携帯電話の輸出台数が1000万台超に
◆2007/08/18 毎日新聞 南アフリカ:元警察相、有罪 アパルトヘイト末期、黒人指導者を暗殺未遂
◆2007/08/18 毎日新聞 南ア:白人の元警察相、暗殺未遂で執行猶予付きの有罪判決
◆2007/08/19 Daily Sports 女子テニス・杉山組が決勝進出
◆2007/08/20 Sankeiweb 欧米の視点から脱却を…南アが24時間国際ニュース放送
◆2007/08/20 nikkansports.com 杉山組が第1シード破り優勝/テニス
◆2007/08/21 NIKKEI NET 原発大手、ウラン争奪激化・仏アレバは採掘権相次ぎ拡大
◆2007/08/23 Sponichi 開催国・南アフリカ W杯予選出場
◆2007/08/23 TRAVEL VISION 現地レポート:南アフリカ−ブライデ・リバー・キャニオン自然保護区
◆2007/08/29 毎日新聞 南ア:コンドーム2000万個回収へ 強度や買収の疑問
◆2007/08/29 Sankeiweb 世界最大のダイヤ? 南アで巨大原石発掘
◆2007/08/30 毎日新聞 南アフリカ:政府、コンドーム2000万個回収へ 製品強度に問題、エイズ感染の危険
◆2007/08/30 yomiuri.co.jp 抑圧に抵抗の象徴、マンデラ前南ア大統領の像が英国会前に
◆2007/09/05 NIKKEI NET サッカー=南ア代表選手、交通事故で死亡
◆2007/09/10 Sankeiweb 台湾、アフリカと初のフォーラム
◆2007/09/11 外務省 気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する第3回閣僚級対話 概要と評価
◆2007/09/13 毎日新聞 南アフリカ:核の闇市場、まだ活動中−−大使が調査結果発表
◆2007/09/13 日本経団連タイムス サブサハラ地域委員会企画部会が初会合
◆2007/09/15 毎日新聞 グローバル・アイ:温暖化対策の制約 省資源との両立に知恵を=西川恵
◆2007/09/15 yomiuri.co.jp サッカーW杯南ア大会まで1000日、各地で記念行事
◆2007/09/17 JANJAN アルゼンチン:不公正な『債務による支配』への挑戦始まる
◆2007/09/21 TRAVEL VISION 南アフリカ政観、認知度向上を目指し旅行博に出展
◆2007/09/24 外務省 森喜朗総理特使による国連気候変動ハイレベル会合におけるステートメント
◆2007/09/24 外務省 国連気候変動に関するハイレベル会合 概要と評価
◆2007/09/26 JANJAN CIBS4カ国が世界の『パワーバランス』を変える(全訳記事)
◆2007/09/26 AFP BB News 英国外相、日本などの国連常任理事国入り支持を表明
◆2007/09/26 外務省 米国主催の気候変動に関する主要経済国会合への高村外務大臣の出席について
◆2007/09/27 サンパウロ新聞 アフリカに目:資源開発積極化:ペトロブラスとバーレ・ド・ドーセ
◆2007/09/27 ohmynews 同性愛をめぐる世界最新事情
◆2007/09/28 外務省 エネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国会合 概要と評価
◆2007/10/05 cnn.co.jp 全員救出、原因究明で6週間の操業停止 南ア金鉱の停電
◆2007/10/05 時事ドットコム テルモ、南アフリカに駐在員事務所開設
◆2007/10/08 中日新聞 12月で10年間執行ゼロに 韓国『死刑廃止国』へ
◆2007/10/08 JANJAN 南アフリカ:国の医療問題が近隣地域へ拡大
◆2007/10/09 asahi.com 「世界最大」ダイヤモンド、偽物でした
◆2007/10/10 MSN産経ニュース 謎深まる「世界最大ダイヤ」偽物や密輸出説も
◆2007/10/10 西日本新聞 南アで新譜を作曲 ジャズピアニスト 松居慶子
◆2007/10/14 AFP BB News モザンビークでアフリカ最大規模のエタノール生産事業が開始へ
◆2007/10/23 AFP BB News 海辺で暮らした人類最古の住居跡、南アで発見
◆2007/10/24 JANJAN 南アフリカ、シンガポールイシューに関して譲歩なし
◆2007/10/25 asahi.com 経産相、南ア・ボツワナ訪問 レアメタル確保へ
◆2007/10/26 MSN産経ニュース 南アがアワビ漁禁止 密漁で絶滅の恐れ
◆2007/10/27 TRAVEL VISION 南アフリカのホテルと都市がワールド・ベスト・アワードに選出
◆2007/10/27 FujiSankei Business i. 南ア銀に20%出資 中国工商銀
◆2007/10/29 AFP BB News 南アのレゲエ歌手ラッキー・デューベの葬儀、数千人が参列
◆2007/10/30 NIKKEI NET 日本と南ア、レアメタル鉱山開発で協力
◆2007/11/01 朝鮮日報 アフリカの銀行に触手伸ばす中国
◆2007/11/02 AllAfrica.com South Africa: Govt to Employ More Disabled Public Servants
◆2007/11/04 The Times Cheap, effective relief for hard of hearing
◆2007/11/05 JANJAN 中東:ツツ大司教、イスラエルの行為をアパルトヘイトにたとえる
◆2007/11/06 MSN産経ニュース 資源機構がアフリカ各国とレアメタル調査合意へ
◆2007/11/07 FujiSankei Business i. レアメタル確保へ アフリカ各国で地質調査
◆2007/11/07 AllAfrica.com South Africa: North West Prioritises Work for the Disabled
◆2007/11/08 JANJAN IPSコラム:国連ミレニアム目標達成には現在のペースは遅すぎる(全訳サンプル)
◆2007/11/08 jp.reuters.com 南アのスタンダード銀、中国工商銀<1398.HK>への株式売却で12月に株主総会
◆2007/11/09 NIKKEI NET 伊藤忠、南アで白金開発
◆2007/11/11 NIKKEI NET 杉山組、初優勝逃す・女子テニスのツアー選手権
◆2007/11/11 asahi.com 決勝はエナン−シャラポワ、杉山組が決勝へ 女子テニス
◆2007/11/12 cnn.co.jp エナンがシャラポワ破り連覇、今季最終戦のツアー選手権
◆2007/11/12 時事ドットコム エナンがシャラポワ下し連覇=女子複、杉山組は準優勝−女子テニス最終戦
◆2007/11/12 時事ドットコム 杉山組は準優勝=女子テニス最終戦
◆2007/11/13 NIKKEI NET 経産相、南ア・ボツワナ訪問・レアメタル探査や採掘で協力へ
◆2007/11/15 asahi.com レアメタル連携強化で合意 経産相、南ア大統領と会談
◆2007/11/25 TAAA南アフリカ帰国報告会 南アフリカの子どもたちと共に歩む〜移動図書館車運行から学校菜園プロジェクトまで〜
◆2007/11/27 中日スポーツ 2010年W杯南ア大会 各大陸の組み合わせ決まる
◆2007/11/27 travelvision.jp 南アフリカ観光局、JATAの南アワーキンググループの視察旅行を実施
◆2007/11/28 AJF/JVC/TAAA 南アフリカ座談会〜アフリカの大地に生きる二人の女性が語る
◆2007/11/29 FujiSankei Business i. トヨタ、南アで新型カローラ生産…有力市場アフリカに先手
◆2007/11/30 AFP BB News 「治療のため」ニシキヘビを所有していた男逮捕
◆2007/12/01 cnn.co.jp 世界エイズデー、マンデラ氏主催でコンサート
◆2007/12/03 外務省 「エネルギー供給の安定と気候保全を推進する外交政策」外相会議について
◆2007/12/03 RI On International Disability Day, Number of States Ratifying UN Disability Rights Convention Climbs to Ten
◆2007/12/04 外務省 「エネルギー供給の安定と気候保全を推進する外交政策」外相会議(概要と評価)
◆2007/12/04 日本国際ボランティアセンター(JVC)南アフリカ現地代表 津山直子・一時帰国報告会 虹の国 南アフリカはどこへ行く?〜アパルトヘイト後13年で変わったもの、変わらなかったもの〜
◆2007/12/09 中日新聞 アフリカの太鼓ジェンベ楽しむ 福井大で公開講座
◆2007/12/15 VOICE OF INDIA 南アフリカ、インドを観光誘致のメイン・ターゲットに
◆2007/12/18 UN enable Ratifications (障害者の権利条約)
◆2007/12/18 時事ドットコム 2007/12/18-19:40 南アが世界最終予選へ=北京五輪野球
◆2007/12/19 asahi.com 南ア与党ANCの新党首、ズマ氏に決まる
◆2007/12/19 MSN産経ニュース ズマ氏、南アフリカのANC議長に
◆2007/12/19 MSN産経ニュース 刑事被告から大統領候補へ 貧困育ち、庶民の人気者
◆2007/12/26 asahi.com 「黒いダイヤ」 南アで黒人中流層増加 変わるアフリカ
◆2007/12/27 日刊通商弘報 南部アフリカ開発共同体、EUとの経済連携協定交渉難航 (南アフリカ共和国・南部アフリカ) 2007年12月27日
◆2007/12/28 LNEWS 商船三井/アジア-南アフリカ航路改編

○楠原彰 日本の反アパルトヘイト運動小史とその問題点

【2007年スタディツアー】
南アフリカ ソウェトとケープタウン:草の根の交流から学ぶ旅
2007年8月18日(土)〜8月26日(日)
アパルトヘイトのたたかいに勝利した南アフリカの人びと。きびしい暮らしとのたたかいは続きますが、人びとは着実に前進しています。そんな南アフリカの歴史を知り、文化に触れ、自然を体感しながら、日本に住む私たちとの関わりの過去・現在・未来を考える旅をしてみませんか。
呼びかけ:関西・南部アフリカネットワーク
TEL/FAX (06)6723-0929
旅行費用:328,000円 申込期限:6月30日(土)
詳しくは呼びかけ団体に問い合わせてください。


 
 
>TOP

リアルな南アの「今」描く 映画「ツォツィ」

産経新聞

04/13 14:54

昨年のアカデミー賞で外国語映画賞に輝いた南アフリカの作品「ツォツィ」(監督・脚本=ギャヴィン・フッド)は、赤ちゃんとの交流を通して人間性を回復する凶悪ギャングの物語だ。アパルトヘイト(人種隔離政策)廃止後の経済格差拡大などに苦しむ南アの現状も伝える。主演のプレスリー・チュエニヤハエは「どの登場人物にも共感すべき部分がある。いまの南アの状況をリアルに描写している映画」と話した。(岡田敏一)

舞台は南アのスラム街。「ツォツィ」(不良という意味)と呼ばれる少年ギャング団のリーダー(チュエニヤハエ)は、仲間とつるんで窃盗やカージャック、時には殺人まで犯すなど暴虐の限りを尽くしていた。ツォツィは自身の出生に関する悲しい過去を封印し、未来に絶望して犯罪を重ねる。

ところがある日、ツォツィは銃撃して略奪した乗用車の中に生後数カ月の赤ちゃんが乗っているのをみつける。仕方なく自宅に連れ帰って世話をするうちに、この赤ちゃんに昔の自分の姿を重ねる。赤ちゃんと向き合うことで人間性を回復し、明日への希望と贖罪の意識が芽生え始める。

一方、超高級住宅街では彼の発砲によって重傷を負った母親と父親が赤ちゃんの帰りをひたすら待っていた…。

チュエニヤハエは、これが映画デビュー作。「とても出来が良くて興味深い脚本だったし、何としても出演したいと思った」という。

オーディションで見事な演技を披露し、主役に抜擢。撮影にあたっては「凶暴で嫌なやつが最後は善人になるんだけど、劇的でも感傷的でもだめ。役柄に耳を傾け、彼の人生のリズムの変化を忠実に演じた。内側から変わろうと努力したんだ」と述懐する。映画のなかでは、主人公の目付きや表情がじつに微妙に変化していく。

「役づくりのために多くの時間をくれた監督にも感謝したい。彼は元役者だから、僕の立場や気持ちを良く理解してくれた」とチュエニヤハエ。

もうひとつ、この作品で印象的に描かれるのは、南アの強烈な経済格差だ。ツォツィは広場の土管をねぐらに暮らすが、そこから車で少し走った場所には中世ヨーロッパ風の豪邸が立ち並ぶ高級住宅街が広がる。同じ国の風景とは思えない。

「だけどあれこそが、リアルな南アなんだ」

チュエニヤハエは、そう話す。実は彼自身も南アの貧困地域で育った。将来を案じた母親の薦めで演劇の世界に身を投じたそうだ。

「アパルトヘイトの廃止以降、一部の黒人だけが富裕層にのし上がって、壮絶な格差社会ができた。政府は公営住宅の供給など低所得者の支援政策を打ち出しているけれど…なかなかね」

だから、映画をアピールするこんな言葉も、切実に響く。「最近は海外資本も南アの映画に興味を持ち始めている。若い世代の優秀な作り手も登場している。この作品が南アの映画市場の活性化につながってほしい」。

映画のラストシーンは、観る人に深い余韻を残すだろう。「観客一人ひとりが答えを見つけて欲しい。ツォツィのその後は、作り手が提示するのではなく、観客が考えることなんだ」



 
 
>TOP

2010年W杯、南アで不可能なら日本で?代替地候補に

サンケイスポーツ

05/01 08:15

【ローマ4月30日】国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は、2010年W杯が不測の事態で南アフリカでの開催が不可能になった場合、代替開催地の候補の一つは日本であると語った。英BBC放送(電子版)が30日、伝えた。

ブラッター会長は「南アで自然災害などが起こった場合」と前置きした上で「何とか南ア開催の方法を探るが、無理な場合は別の国でやらなければならない」と、日本のほかイングランド、米国、メキシコ、スペインを候補地に挙げた。

FIFA関係者の一部には、南アでのW杯は治安面などから開催能力を疑問視する声もある。



 
 
>TOP

2007/05/14-13:20 「ツォツィ」主演男優、養育義務違反で訴えられる=南ア

【ヨハネスブルク13日】昨年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した南アフリカの問題作「ツォツィ」に主演したプレスリー・チュエニヤハエさん(22=写真)が子供の養育義務を怠ったとして訴えられた。

報道によると、訴えたのは元恋人のソベルング・ソムフラさん。チュエニヤハエさんが2人の生後7カ月の息子に対し、養育費として500ランド(約8600円)を2回払っただけで、息子に1度も会わなかったため、法的手続きに訴えたという。チュエニヤハエさんは、ソムフラさんが妊娠していた昨年、ソムフラさんに別れを告げた。

チュエニヤハエさんは、コートジボワールの偽の自動車免許証を所持していたとして、罰金5000ランドまたは禁固6月の有罪判決を受けたばかり。

チュエニヤハエさんはヨハネスブルクのスラム街の実情を生々しく描いた「ツォツィ」で、世界の注目を浴びた。 〔AFP=時事〕



 
 
>TOP

日本への象牙輸出承認 ワシントン条約常設委

野生生物の国際取引を規制するワシントン条約の常設委員会は2日、オランダのハーグで会合を開き、南部アフリカ3カ国が申請していた象牙の輸出再開を承認した。委員会に出席していた日本政府当局者が明らかにした。輸出先は日本1カ国に限定された。再開時期は未定。

今回、輸出再開が認められたのは南アフリカ、ボツワナ、ナミビアの3カ国が保有する象牙計約60トン。

ワシントン条約の締約国会議は象牙の国際取引を1989年に全面禁止した。常設委は昨年10月にも3カ国の輸出再開申請を審議したが、象牙密猟の実態やゾウの個体数に関する基礎データが整っておらず、密猟監視態勢も不十分だとして却下した。常設委は今回、条件が整ったと判断した。

ただ、常設委は中国の輸入申請に関しては異例の投票を実施し、申請を却下した。昨年10月の常設委でも、中国は密売象牙流通の監視態勢が不備であることなどを理由に輸出先として認められておらず、今回も中国に対する各国の不信が反映された結果となった。

中国は常設委で投票権のある15カ国のメンバー。(共同)

(2007/06/03 09:40)



 
 
>TOP

アフリカ初のインフラファンド設立 (南アフリカ共和国) 2007年6月14日

アフリカ開発銀行は、アフリカ最大の年金運用機関である南アフリカのPublic Investment Corporation(PIC)や民間金融機関と合同で、パンアフリカ・インフラ開発ファンド(PAIDF)を設立した。好調な経済成長や鉱山投資の拡大を背景にインフラ需要が伸びていることから、関連プロジェクトへの投資による採算性は高いとみている。



 
 
>TOP

アフリカのエイズ対策、医師不足が深刻な課題 2007/06/14 21:35

(南アフリカ共和国/ケープタウン)「国境なき医師団」が先月24日に公表した報告書によると、エイズ対策が緊急の課題となっているアフリカで、医師・看護師不足が深刻な課題となっている。同日、AP通信が伝えた。

報告書によると、アフリカでは、治療を受けているエイズ患者数が、2003年10万人から、2006年には130万人に増加。しかし、医療従事者の不足により、抗HIV薬の処方等に関する活動を拡大できずにいる。

国境なき医師団のエリック・ゴエマエレ医師は、「国際社会は、(抗HIV薬が)世界中どこでも入手可能となることを目指し、カイェリチャ(ケープタウン南西部の貧困地域)でも目標に近付いています。しかし、ここまできて、事態は崩れ始めています。私たちは、本当に毎日、手一杯な状態です。(エイズ治療の)順番待ちリストを見ると、再び、(エイズとの)たたかいに負け始めている気がしてしまいます」と話している。

南部アフリカでは、エイズの蔓延が深刻な問題。現在4000万人のエイズ患者を抱え、一日あたりのエイズによる死者数は8,000にも上る。先進国ではエイズ治療薬の開発が進む中、治療薬を必要とするアフリカのエイズ患者の70%以上が、薬を手にできていない。

国境なき医師団によるクリニックには、一日平均およそ200人のエイズ患者が集まる。クリニックまでたどり着けずに自宅で苦しむ患者も多く、その原因は、薬不足ではなく、医師や看護師が足りないことだという。

カイェリチャのクリニックでは、成人の30%がHIVに感染し、現在およそ6,000人が抗HIVの治療をうけている。しかし、治療を開始できる新規患者数は、1ヶ月あたり、2006年5月には270だったが、同年12月には100に激減。背景には、深刻な医師・看護師不足がある。

クリニックで働く看護師のンプメレロ・マンタンガナさんは、他の看護師たちが、給料の高い私立や海外の職場に移ってしまったため、仕事量が急激に増えたと話す。マンタンガナさんには、他の看護師たちがクリニックを去った理由が理解できるという。

エイズ対策の現場は激務で、給料は少ない。マンタンガナさんは、「私は、自分たちが今やっていることへの情熱だけで、仕事を続けています。(クリニックへ)来る人たちは本当に具合が悪いのですが、私たちは、彼らが回復するのも見ています。それだけが、私たちに力を与えてくれます」と話す。

南アフリカ共和国には、10万人あたり、393人の看護師と74人の医師がいる。しかし、私立の施設で働く人の割合が高く、特に都市部から離れた地域での医師・看護師不足が深刻。アメリカの10万人あたりの看護師と医師の数は、それぞれ、901、247。日本では、看護師900人、医師200人(10万人あたり)。

南アフリカ共和国同様にエイズの蔓延が深刻なレソトでは、10万人あたり、看護師63人と医師5人しかいない。マラウィでは、看護師56人、医師2人。モザンビークでは、看護師20人、医師3人(いずれも10万人あたり)。

国境なき医師団は、南部アフリカの4カ国に焦点をしぼって報告を行っている。それによると、マラウィのチョロ地区では、1人の医師が、1日あたり200人の患者を診察。モザンビークのマヴァレーン地区では、多くの患者が、治療開始を待つ最初の2ヶ月の間に死亡している。また、レソトの主要な病院では、看護師の仕事の半数以上が空席。

報告書は、南部アフリカにおける深刻な現状について、通常医師が行う仕事を看護師に許可する、通常看護師が行う仕事を准看護師や地域福祉従事者に許可するなど、「タスク・シフティング」によってのみ改善が可能だと指摘する。

マラウィでは、すでに「タスク・シフティング」を行っている。南アフリカ共和国は、病院をベースとしたエイズ治療から、コミュニティ・ベースの治療に移行。レソトでは、医師ではなく、看護師をベースとした治療を行っている。しかし、これらだけでは現状には太刀打ちできない。

報告書は、貧困国でのエイズ対策に資金を提供する国々にも言及し、先進国が、抗HIV薬やクリニックの建設費は提供しているものの、エイズ対策に関わる医師や看護師への給料については提供していないと指摘した。

報告書は、「HIV/AIDSとともに生きる人びとは、薬やクリニックだけを必要としているのではない。訓練をうけた、やる気ある医師や看護師による診断、観察、治療が必要」としている。(翻訳・編集 山下梓)



 
 
>TOP

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●第5回:もう一つの紛争 − 南アフリカのアパルトヘイト
------------------------------------------------------------------------
【日時】 6月19日(火) 19:00〜21:00
【講師】 峯 陽一氏(大阪大学大学院人間研究科助教授)
【内容】 JVCの活動国でもある南アフリカ共和国。アパルトヘイト(人種隔離)政
策はなぜ起こりなぜ崩壊したのか。ソウェト蜂起のもたらしたものとは?黒人意
識運動のリーダー、スティーヴ・ビコの拷問死から30年。虹の国として生まれ
変わったこの国の歴史からもう一度、日本を見直してみましょう。

※参考図書
峯陽一『南アフリカ − 虹の国への歩み』(岩波新書)
スティーヴ・ビコ著(峯陽一ほか訳)『俺は書きたいことを書く − 黒人意識
運動の思想』(現代企画室)


 
 
>TOP

FIFA会長が南ア視察 W杯準備を前向き評価

06/19 09:11

国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は18日、2010年にワールドカップ(W杯)を開催予定の南アフリカを視察し「W杯の開催を妨げるものは何もない」と述べ、準備の進ちょく状況を前向きに評価した。AP通信などが伝えた。

会長が南アを視察するのは、試合が行われるスタジアムの新築や改築が始まって以来初めて。

会長は今年4月、自然災害など不測の事態が生じた場合に他国で代替開催する可能性を示唆して波紋を広げたが、今回の視察では「計画はおおむね予定通りに進んでいるといえる」と強調した。(共同)



 
 
>TOP

トヨタ自動車、南アで7割増20万台体制 欧州にらみ270億円投資

ビジネスアイ

06/22 08:48

トヨタ自動車は、南アフリカ共和国で完成車組立工場の生産能力を7割増強した。アフリカ市場の需要増加や欧州向け輸出の強化に対応したもので、約270億円を投じて年産能力を20万台に拡大した。年内には新型カローラの生産も開始するとみられ、大型の追加投資も検討している。

現地の合弁生産会社「トヨタ サウスアフリカ モーターズ」は、カローラ、ハイエース、新興国向け戦略車「IMV」シリーズのハイラックス、フォーチュナーなどを生産している。今回の設備増強は塗装ラインの更新が中心で、これまで年間12万台だった生産能力を同20万台に引き上げた。

トヨタは南アの生産拠点をアフリカ市場向けだけでなく、欧州向けの重要な輸出拠点と位置付けている。また、昨年10月に日本で発売された新型カローラも年内には南アで生産が始まるとみられ、生産能力の増強は喫緊の課題となっていた。

南アの自動車市場は2002年に約38万台だったが、06年には約71万台となり、タイ(06年実績は約68万台)を上回る規模に成長している。独フォルクスワーゲン、米ゼネラル・モーターズ(GM)、米フォードなどの欧米勢や日産自動車が現地に進出しているが、トヨタは1962年に南アで現地生産を開始し、昨年の販売台数は約15万台と20%超のトップシェアを確保している。

アフリカ諸国はBRICsほどの爆発的な伸びは期待できないものの、着実な成長が見込まれるだけに、今後もトヨタでは継続的な投資を行う公算が大きい。現地には約50年前からデンソーがカーエアコンの製造販売を行っているほか、トヨタ紡織が05年7月に自動車用シート、ドアトリムの製造販売会社、豊田合成が同年11月にエアバッグモジュールの組み立て生産会社を設立するなどグループ企業の南ア進出も活発化している。



 
 
>TOP

南アフリカ:公務員ゼネスト1カ月 医療機関などに影響が

【ヨハネスブルク白戸圭一】南アフリカで今月1日から、黒人公務員を中心にゼネストが1カ月近く続き、国民生活に深刻な影響を与えている。スト参加者は多い日で200万人に達し、公立校は休校、公立病院では重症患者が十分な治療を受けられない状況にある。政府と賃上げ交渉を続ける労組側は「黒人大衆の支持」を期待しているが、高額の診療費がかかる私立の医療機関を受診できない黒人貧困層の間では逆に、労組への怒りが広まっている。

政府は先月、現場の公務員に6%の賃上げを提示した。だが、インフレの持続に加え、来年度の大統領の給与が57%上がる可能性があることが明らかになると、複数の労組が12%の賃上げを求めてストに入った。

南アの首都圏、ハウテン州政府によると、公立病院で十分な治療を受けられない患者200人が私立の医療機関へ転院した。こうした転院の費用は南ア全土で1000万ランド(約1億7000万円)に達するとの推計もある。ヨハネスブルクの公立病院では清掃員がストに入ったため、使用済み注射器などが院内にあふれている。

政府は昇給率を7.5%に上げる妥協案を提示し、25日に一部労組がスト離脱を表明したが、最大労組「南ア労働会議」は拒否した。労組の強硬姿勢は世論の反発を招き始めており、ヨハネスブルクの地元紙は27日、朝刊1面で12歳の少年が心臓手術中の手術室前で、ダンスに笑い興じるスト参加者の写真を掲載し、強い調子で批判した。

病院以外の公的機関も機能停止状態にある。運転免許は更新できず、裁判所は公判が停止している。期限切れ間近のビザが更新できず、一時帰国を強いられる外国企業社員もいる。スト不参加の労働者への暴力も報告され、ムベキ大統領は「暴力と嫌がらせの停止」を呼びかけている。

毎日新聞 2007年6月27日 19時34分



 
 
>TOP

南アフリカ:1カ月間の公務員ゼネスト終結

【ヨハネスブルク白戸圭一】南アフリカで今月1日から1カ月近く続いていた公務員のゼネストは28日、最大労組「南ア労働会議」がスト終結を宣言して終わった。ストによって公立病院の機能停止や公立校の全面休校など国民生活に深刻な影響が生じ、労組の姿勢に国民の批判が集中。12%の賃上げを求めていた労組は、最終的に7.5%の政府案を受諾した。

毎日新聞 2007年6月29日 12時28分



 
 
>TOP

南アフリカ:賃上げ政府案受諾、公務員のゼネスト終結

【ヨハネスブルク白戸圭一】南アフリカで今月1日から1カ月近く続いていた公務員のゼネストは28日、最大労組「南ア労働会議」がスト終結を宣言して終わった。ストによって公立病院の機能停止や公立校の全面休校など国民生活に深刻な影響が生じ、労組の姿勢に国民の批判が集中。12%の賃上げを求めていた労組は、最終的に7・5%の政府案を受諾した。

毎日新聞 2007年6月29日 東京夕刊



 
 
>TOP

杉山組が逆転で決勝進出

ウィンブルドン第13日(8日)、女子ダブルス準決勝で全仏オープン準優勝の第4シード、杉山愛(ワコール)カタリナ・スレボトニク(スロベニア)組が第1シードのリサ・レイモンド(米国)サマンサ・ストーサー(オーストラリア)組に1-6、6-3、6-2で逆転勝ちした。

杉山はパートナーを代えながらウィンブルドン通算5度目の決勝で、03年以来2度目の優勝を目指す。8日に第2シードのカーラ・ブラック(ジンバブエ)リーゼル・フーバー(南アフリカ)組と対戦。

8日の最終日は、男子ダブルスでアルノー・クレマン、ミカエル・ロドラ組(フランス)が、優勝した。

杉山、スレボトニク組は女子ツアーで誰もが認めるナンバーワンペアを全仏の準決勝に続いて破った。弾けるような2人の笑みが緑の芝によく映えた。

「最初は1ポイントを取るのすら大変だった」と杉山。第2セットの0-3までは相手のネットプレーとサーブに一方的にやられていた。そんな状況でも「前向きにプレーを続けた。笑顔でコミュニケーションをたくさん取った」と自分たちのダブルスを忘れなかった。いったん落ち込むと立ち直れなかった相手ペアとは対照的な姿だった。

杉山自身はペアを代えながら、ウィンブルドン決勝でプレーするのは5度目。03年以来の優勝がかかる。「パートナーに恵まれている。楽しいのが一番」。充実感にあふれる32歳が4年ぶりの頂点を狙う。



 
 
>TOP

杉山組 決勝で敗れ準優勝

テニスのウィンブルドン選手権女子ダブルス決勝で杉山愛(ワコール)カタリナ・スレボトニク(スロベニア)組は6―3、3―6、2―6でカーラ・ブラック(ジンバブエ)リーゼル・フーバー(南アフリカ)組に敗れ、準優勝だった。

杉山は別のパートナーと組んだ2003年以来2度目、四大大会女子複では通算4度目の優勝を狙狙ったが、果たせなかった。 (共同)



 
 
>TOP

環境保護コンサート「ライブ・アース」、世界9都市同時開催

* 2007年07月09日 20:35 発信地:ニューヨーク/米国

【7月9日 AFP】米国のアル・ゴア(Al Gore)前副大統領が提唱する、地球環境保護コンサート「ライブ・アース(Live Earth)」が7日、世界9都市で同時開催された。ポップスターや政治家、ハリウッドの著名人らが地球温暖化の危機に対して関心を持つよう呼びかけた。

7日のグリニッジ標準時午前2時にシドニーから始まった24時間コンサートは、東京、上海、ヨハネスブルク(Johannesburg)、ハンブルク(Hamburg)、ロンドン、ワシントンD.C.、ニューヨーク、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)へとリレーされ、インターネットや世界120のテレビ局で中継された。主催者は全世界で約20億人が視聴すると予測した。

米国ではニューヨーク郊外のジャイアンツ・スタジアム(Giants Stadium)で、80年代に活躍し最近再結成されたパンクグループ、ポリス(The Police)や、ラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)が演奏した。またワシントンD.C.の会場では、ガース・ブルックス(Garth Brooks)やトリーシャ・イヤウッド(Trisha Yearwood)も登場した。アーティストたちは、一人一人が持続可能なライフスタイルの責任を負うよう観客に訴えた。

環境活動家としても著名なゴア前副大統領は、ニューヨーク会場から世界中の観客に向け「あなたがライブアースです(You are Live Earth!)」と呼びかけた。地球上に残る「二酸化炭素の足跡」を減らし、各国政府や産業界に温室効果ガス排出量の削減を働きかけるなど、環境を守るための「7つの誓い」を唱えた。

前副大統領を紹介した映画俳優のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)は、「われわれ全員がこの問題に直面している。自分たちのためにも未来の世代のためにも、失敗は許されない。SFの世界でしかありえないと思われていた状況が現実の、否定できない事実となっている」と警告した。

ニューヨーク会場を訪れたセネガル人のFatou Salleさん(25)は、「これは私たちの世代のコンサート。ゴア氏は物事に変化を与える良いことをしている」と述べた。

ロンドンではレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)、メタリカ(Metallica)、ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)などがウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で演奏し、午後10時には省エネルギー行動の象徴として会場の照明が消された。9時間におよんだコンサートのとりは、マドンナ(Madonna)が務めた。ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)の「ファーギー」ことステイシー・ファーガソン(Stacy Ferguson)は、「現在の状況や古い習慣に別れを告げるのは難しいこと。けれど、それが難しいのは正しいことだから」と語った。

元ピンク・フロイド(Pink Floyd)のボーカル、ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)は記者会見で、有権者は「環境問題に関して明確な政策を持たない政治家には投票しない、とはっきり意思表示しなければならない」と語った。

ハンブルクではシャキーラ(Shakira)とエンリケ・イグレシアス(Enrique Iglesias)、ラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)らが雨の中、パフォーマンスを披露した。

ヨハネスブルクのコンサートでは、チケットがほぼ完売となった。第49回グラミー賞(The 49th Annual Grammy Awards)を受賞した南アフリカのソウェト・ゴスペル・クワイヤ(Soweto Gospel Choir)やベナンの歌手アンジェリク・キドジョ(Angelique Kidjo)、英国の歌姫ジョス・ストーン(Joss Stone)、レゲエグループのUB40らが参加した。

ブラジル、リオデジャネイロの会場には40万人が集まり、レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)、シューシャ(Xuxa)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)らが出演。同日、「新世界七不思議」のひとつに選ばれたばかりのコルコバード(Corcovado)の丘のキリスト像(Cristo Redentor)を背に、コパカバーナビーチ(Copacabana beach)で開催された。

一方、上海の会場に集まった観客は約2700人とわずか。しかし、すでに世界1位の温室効果ガス排出国となりつつある中国において、気候変動に対する人々の意識を高めることに意義が置かれた。大学院生のSun Jieさんは、「この種のコンサートは人々、とりわけ若者の環境保護への意識を高めることができると思う」と語った。

ライブアースでは再生可能エネルギーを多く利用し、ステージもリサイクル可能な素材で作られた。ロンドン会場で販売されたハンバーガーの箱はすべて、生物分解性の繊維とサトウキビのパルプで作られ、売店で使用された料理用油はバイオディーゼル油の原料として回収された。

スポンサー企業らも環境問題への取り組みをアピールした。ハイブリッド4WDの新型エコカー「グリーン(green)」を宣伝する米国自動車ブランドのシボレー(Chevrolet)は、「ライブアース」のウェブサイトのスポンサーとなり、ダイムラークライスラー(DaimlerChrysler)はハンブルク会場のスポンサーになった。

しかし、コンサート開催自体が環境汚染を作り出すという非難など、ライブアースに対する批判も聞こえた。ワシントンD.C.では「Live Earthは地球を殺す」と書かれたポスターも貼られた。ゴア氏はワシントンD.C.からニューヨークまで電車を使用したが、自家用ジェット機で開催地に到着したスターもいた。(c)AFP/Luis Torres de la Llosa



 
 
>TOP

10月にイタリア代表が南アフリカと親善試合 2010年W杯開催地南アフリカで

ロベルト・ドナドーニ監督率いるイタリア代表は、10月に南アフリカにて同国代表チームと親善試合を行う。17日の開催が有力視されている。

また、2010年W杯のホストカントリーである南アフリカ代表チームは、これ以外に2試合の親善試合を予定している。8月22日のスコットランド戦と11月17日の米国戦だ。さらに、9月8日には待望の公式戦も控えている。アフリカ選手権最終予選のザンビア戦だ。



 
 
>TOP

マンデラ前大統領、世界的指導者らの政策提言集団を創設

【ヨハネスブルク=角谷志保美】南アフリカのネルソン・マンデラ前大統領は、89歳の誕生日を迎えた18日、世界的指導者らによる新たな政策提言集団を創設したと明らかにした。

同集団には、カーター元米大統領、アナン前国連事務総長らが名を連ね、紛争や貧困といった世界的な懸案に取り組むという。

同集団について、ネルソン・マンデラ財団などは、「世界的な指導者らが見識や指導力を結集し、長期的な紛争や人々の苦悩を軽減するため、大胆で革新的な解決策を検討する」としている。

マンデラ氏は18日昼、カーター、アナン両氏らとともに、ヨハネスブルクで記者会見に臨み、目標などを説明する予定。

(2007年7月18日20時3分 読売新聞)



 
 
>TOP

マンデラ氏、89歳に ブランソン氏ら提案の人道活動へ

2007.07.18

Web posted at: 17:22 JST - CNN/AP

ヨハネスブルク──南アフリカのアパルトヘイト反対運動の指導者として知られるマンデラ前大統領は18日、89歳の誕生日を迎えた。マンデラ氏は、英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長と、貧困救済慈善コンサート「ライブ・エイド」などを主導したピーター・ガブリエル氏が提案した、国際的な人道支援活動に乗り出す。

活動は、国際社会の長老から成る国際会議を設立し、紛争やエイズ、地球温暖化といった問題に取り組む構想。ブランソン氏とガブリエル氏は18日夜、マンデラ氏の誕生日祝賀行事に出席する予定。

祝賀行事は24日まで1週間続き、各国著名人も参加。クリントン前米大統領は19日、反アパルトヘイト運動で1960年にノーベル平和賞を受賞した故アルバート・ルツーリ元アフリカ民族会議(ANC)議長と、93年に同じ賞を受賞したマンデラ氏に関する展示の開幕に立ち会う。

18日にはケープタウンで行われるサッカーの特別試合に、往年のブラジル代表ペレ氏や、カメルーン代表サミュエル・エトー氏らが出場。22日には毎年恒例の記念講演で、アナン前国連事務総長が演壇に立つ。



 
 
>TOP

マンデラ氏、カーター氏らが人道組織「エルダーズ」設立

2007年07月19日18時46分

アパルトヘイト(人種隔離)の廃止に尽力した南アフリカのマンデラ前大統領は18日、ヨハネスブルクで記者会見し、国際的な人道グループ「エルダーズ」を設立すると発表した。「年配者たち」を意味する名前通り、カーター米元大統領(82)やアナン前国連事務総長(69)ら経験豊かな大物政治家が名を連ねる。マンデラ氏はこの日、89歳になった。

他のメンバーは、アパルトヘイトに抵抗し続けノーベル平和賞を受賞したツツ元大主教(75)やバングラデシュのグラミン(農村)銀行総裁の経済学者ムハマド・ユヌス氏(67)ら。ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏(62)の席もあったが、軍事政権による軟禁で空席のままだった。

同グループは数年前、英国のブランソン・バージングループ会長とロック歌手のピーター・ガブリエル氏が発案し、マンデラ氏に持ちかけたという。豊かな知恵と経験を結集し、貧困や紛争、エイズ問題、地球温暖化などに取り組む。

マンデラ氏は「不安があるところは勇気を支援し、紛争があるところは合意を育み、絶望があるところには希望を与えるだろう」と意気込みを語った。



 
 
>TOP

タンタン:南アで出版中止 黒人描写が「差別的」

世界的に人気のベルギー漫画「タンタンの冒険旅行」シリーズをめぐり、南アフリカの出版社が、アフリカが舞台となった作品について、黒人の描写が人種差別的であることを理由に、同国の公用語の1つアフリカーンス語版の出版を中止することを決めた。南ア放送協会が28日、報じた。

問題の作品は「タンタンのコンゴ探検」で、日本でも今年1月、翻訳が出版された。英国の人権機関が今月初め、作品に登場する現地の黒人が「野蛮で愚かな下等な人間」のように描かれていると批判したことなどを受け、南アでの出版中止を決めたという。

同漫画は、ベルギーの漫画家エルジェが1929年に生んだ少年新聞記者タンタンの冒険物語。AP通信によると、シリーズ作は77の言語に翻訳され、全世界で計約2億2000万部が販売された。(共同)

毎日新聞 2007年7月29日 10時33分



 
 
>TOP

インドと南アフリカの貿易額:2010年までに180億ドルに

2007/08/03 FRIDAY 00:00:00 JST

8月2日、ニューデリー(UNI):インドのアシュワニー・クマール産業相は、インドと南アフリカの二国間貿易額が今年度末に60億ドルに達するであろうと発表した。

また、2010年にはその3倍の180億ドルに達すると見られている。

南アフリカのヨハネスブルグで開催されているインド商業会議所設立100周年の記念式典に出席したクマール産業相は、2005-06年に40億ドルだった両国の貿易額が、2007年には60億ドルに達すると語った。この記念式典には南アフリカのムベキ大統領も出席した。

昨年、マンモハン・シン首相が南アフリカで開催されたサッティヤーグラー(無抵抗不服従運動)100周年を記念するインドと南アフリカの共同記念式典で、シン首相はムベキ大統領と2010年までに二国間貿易額を3倍にするよう努力することで同意しており、今回の発表は、二国間貿易が良好に発展していることを証明する形となった。

クマール産業相は、二国の間には強い政治と経済関係が形成されているとし、将来の二国間貿易の成長と投資の拡大に期待していると語った。

さらに「貿易額が驚異的に成長している。インフラやIT、テレコム、鉱業、エネルギー、バイオテクノロジー、ヘルスケア、メディア、スポーツ、エンターテイメントなど、まだ潜在力を持つ市場で協力すれば、素晴らしいビジネス・オポチュニティーが生まれるだろう。インド企業は現在総額20億ドルにのぼるプロジェクトを南アフリカで進めており、南アフリカの企業も1兆ドルの経済市場、3億人の中産階級を抱えるインドで積極的にビジネス展開するべきだ」と語った。

南アフリカの企業もインド市場に進出し始めている。ACSA や Bidvestなどの企業は先日、ムンバイー国際空港の拡張整備工事で契約を結んだ。また、SAB-Millerはインドで二番目に大きいビールの醸造企業である。

また、Altecも近いうちにインドでセットトップボックス市場に参入を始める。First Rand Bankはインドで初めて設立されたアフリカ系銀行だ。

今回のクマール産業相の南アフリカ訪問には、各界から200人のインド人を引きつれ南アフリカを訪問している。



 
 
>TOP

ANAセールス、2名に1名のベテラン添乗員が同行するヨーロッパ・アフリカ旅行を発売

2名様に1名の「ベテラン添乗員=旅のコンシェルジェ」が同行!

「大切な人と行く特別な旅 ヨーロッパ・アフリカ」 (成田発9−11月出発) 発表

●添乗日数1000日を越えるベテラン添乗員が「旅のコンシェルジェ」として旅をサポート。2名様からの参加申込単位につき1名の「旅のコンシェルジェ」が同行します。

●送迎や観光はお客様だけの専用車と専属ガイドがご案内。(アフリカ内の行程一部を除く)

●空の旅はビジネスクラス、宿泊は一流ホテル、食事はミシュラン星付きレストランなど、様々な場面で最上のおもてなしをご用意。

ANAセールス株式会社(代表取締役社長;四十物実・本社東京都港区)では、「大切な人と行く特別な旅」として、ヨーロッパ・アフリカ方面への"最上の旅"を発表します。

「大切な人と行く特別な旅」では、旅にゆとりとこだわりを求める層に向け、移動手段、現地でのご案内、宿泊施設、お食事等すべてに「こだわり」を持ったヨーロッパ・アフリカ方面への旅、全5コースをご提案します。

当コースでは、旅行中、参加申込単位(2名様以上)に1名の現地のご案内やお困りの際にサポートする「旅のコンシェルジェ」が同行します。「旅のコンシェルジェ」は添乗経験日数が1,000日をこえる旅を熟知したベテラン添乗員が務め、観光案内のみならずご旅行中にお客様が快適にお過ごしいただけるよう、それぞれのお客様に応じたきめ細やかなサービスを提供します。

日本とヨーロッパ・アフリカ間の移動には、ゆとりある空の旅をお楽しみいただけるようにビジネスクラスを利用。また、現地到着後は、お客様だけの専用車がお出迎えします。送迎・観光などの全行程を専用車でご案内しますので、他のお客様に気兼ねすることもなく、ご自身のペースで旅をお楽しみいただくことができます。宿泊は5つ星のホテルなど最高級の設備とサービスを誇るホテルを利用、食事もミシュランの星付きレストランをはじめとしたその土地の特色が色濃く感じられるレストランを厳選しました。さらに観光内容も、コースごとにテーマに沿った世界遺産観光やオペラ鑑賞、名画鑑賞などを組み込んで、ヨーロッパの歴史や文化をたっぷりと体感いただける内容にしました。

当ツアーは、ANAマイレージクラブ会員の限定として発売を開始し、当ツアーの専用デスク0120−747−076(受付時間9:30〜18:30、土日祝は17:30まで)にて旅のご相談を承ってまいります。

【大切な人と行く特別な旅 コース一例 】

(旅行代金は成田発ビジネスクラス・2名1室利用時・大人1名様の旅行代金・9月〜11月の特定日出発)

〜美しい風景と美食を堪能する〜 南仏とパリで過ごす優雅な休日9日間 旅行代金/2,600,000円

33歳にしてミシュラン3つ星を獲得したことでも有名なフランス料理界の重鎮アラン・デュカス氏がプロデュースするレストラン2箇所を含む計5回のミシュラン星付きレストランでの食事をご堪能いただくとともに、モナコ王侯貴族ご用達のモナコNO1ホテル「ホテル・ド・パリ」をはじめとした豪華一流ホテルに滞在しながら、「鷲の巣村」やフランスで最も美しい村と言われる「ムスティエ・サント・マリー」などの南仏各地の見どころへご案内します。

〜水の都から音楽の都を目指して〜 「走る貴婦人」オリエント急行の優雅な休日9日間 旅行代金/2,200,000円

ベニスから旅は始まり、憧れの豪華列車「動く豪華ホテル」とも言われる「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」での特別運行ルート、ベニス〜ブタペスト間にご乗車いただきます。ブタペストでは世界遺産の街並みを堪能、その後、ウィーンでは「バベルの塔」や「接吻」などの名画を訪ねる特別観光に加え、ウィーン国立オペラ座での「スペードの女王」鑑賞もお楽しみいただける充実の旅です。

〜豪華列車ロボスレイル「PRIDE OF AFRICA」で駆け抜ける〜 ウィクトリア・フォールズ・喜望峰とサファリ体験13日間 旅行代金/2,400,000円

アフリカが世界に誇る豪華列車ロボスレイルのデラックス・スイートの2泊3日の旅を行程中に組み込み、ウィクトリアフォールズからケープタウンまで南アフリカの見どころを網羅します。大自然の中のサファリドライブや、世界遺産の植物園観光など盛りだくさんの13日間です。

※上記のほかにも「トスカーナで過ごす優雅な休日9日間」「ダ・ウィンチの絵画を堪能する9日間」もご用意しています。



 
 
>TOP

希少金属 南アと開発 近く合意 政府、資源外交強化へ

2007年8月15日 朝刊

政府は十四日、家電製品などに不可欠な希少金属(レアメタル)や油田の開発を目指す資源外交を強化する方針を固めた。南アフリカと希少金属の共同開発や技術協力で近く合意する見通し。原油確保では中南米諸国に協力を打診する。

日米欧の景気拡大や新興国の経済成長によって、希少金属や原油の需要は世界的に拡大。価格も上昇しており、資源の安定確保にはアフリカ、南米、中央アジアなどの資源国との関係強化が必要と判断した。

中国がアフリカ諸国との首脳外交で原油などの資源確保を目指しているが、日本は技術力や産業基盤整備などをてこに対抗する考えだ。

経済産業省や大手商社は九月にも南アフリカに代表団を派遣。希少金属の共同探査に合意し、開発の具体化に動きだす。南アフリカは、自動車部品などに使うプラチナでは世界生産量の八割を産出。特殊鋼などに欠かせないクロムやバナジウムも四割を占める。代表団はニッケル、コバルトを埋蔵しているマダガスカルの訪問も検討する。

アフリカ諸国との資源外交で先行する中国は、希少金属の産出国でもあり、日本などに輸出もしてきた。だが、工業生産の拡大によって、中国国内での利用が増加。最近は希少金属の輸出を抑制しており、日本の産業界は危機感を強めている。



 
 
>TOP

南アフリカ:元警察相、有罪 アパルトヘイト末期、黒人指導者を暗殺未遂

【ヨハネスブルク白戸圭一】南アフリカ・プレトリアの高等裁判所は17日、アパルトヘイト(人種隔離)体制末期の89年に黒人解放運動指導者の暗殺を計画したとして、当時の白人政権の警察相だったアーディリア・フロック被告(70)に禁固10年、執行猶予5年を言い渡した。フロック被告の部下だった当時の警察幹部4人にも執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。

◇人種和解優先、減刑に反発も

アパルトヘイト時代の人権弾圧で白人政権の閣僚に有罪判決が出たのは初めて。判決を評価する声がある一方で、人種間の「和解」を優先する検察が元警察相と司法取引をして減刑したことへの不満も噴出した。アパルトヘイト時代の人権弾圧を裁く難しさを浮き彫りにする裁判となった。

判決によると、フロック元警察相は89年、南ア教会協議会総幹事として解放運動を指導していたフランク・チカネ氏を殺害するため、同氏の衣服に致死性の毒物をつけるよう指示した。計画は実行されたが、チカネ氏は一命を取りとめ、現在はムベキ大統領の顧問に就任している。

南ア政府は94年の民主化後、人種間の「和解」を進めるため「真実和解委員会」を設置し、同委に罪を告白した加害者を免責した。元警察相は暗殺未遂事件への関与を認めなかったために起訴されたが、昨年になってチカネ氏に個人的に謝罪。白人政権の人権弾圧の情報を提供する見返りに減刑を求める司法取引が行われ、執行猶予付きの判決となった。

現在は大統領顧問である被害者のチカネ氏は立場上、裁判を機に人種間の緊張が高まるのを懸念しているとみられ、判決後の会見で「(元警察相が)刑務所へ行くことは望まない」と判決を評価。検察の報道官も「裁判は報復ではない」と「和解」を強調した。しかし裁判所の前では「元警察相のすべての犯罪を裁くべきだ」と判決に不満を唱える黒人の団体がデモ行進した。

白人政権高官による人権弾圧では、マラン元国防相や生物兵器開発に携わった医師らが殺人罪などで起訴されたが、いずれも証拠不十分で無罪になっている。

毎日新聞 2007年8月18日 東京夕刊



 
 
>TOP

南ア:白人の元警察相、暗殺未遂で執行猶予付きの有罪判決

【ヨハネスブルク白戸圭一】南アフリカ・プレトリアの高等裁判所は17日、アパルトヘイト(人種隔離)体制末期の89年に黒人解放運動指導者の暗殺を計画したとして、当時の白人政権の警察相だったアーディリア・フロック被告(70)に禁固10年、執行猶予5年を言い渡した。フロック被告の部下だった当時の警察幹部4人にも執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。

アパルトヘイト時代の人権弾圧で白人政権の閣僚に有罪判決が出たのは初めて。判決を評価する声がある一方で、人種間の「和解」を優先する検察が元警察相と司法取引をして減刑したことへの不満も噴出した。アパルトヘイト時代の人権弾圧を裁く難しさを浮き彫りにする裁判となった。

判決によると、フロック元警察相は89年、南ア教会協議会総幹事として解放運動を指導していたフランク・チカネ氏を殺害するため、同氏の衣服に致死性の毒物をつけるよう指示した。計画は実行されたが、チカネ氏は一命を取りとめ、現在はムベキ大統領の顧問に就任している。

南ア政府は94年の民主化後、人種間の「和解」を進めるため「真実和解委員会」を設置し、同委に罪を告白した加害者を免責した。元警察相は暗殺未遂事件への関与を認めなかったために起訴されたが、昨年になってチカネ氏に個人的に謝罪。白人政権の人権弾圧の情報を提供する見返りに減刑を求める司法取引が行われ、執行猶予付きの判決となった。

現在は大統領顧問である被害者のチカネ氏は立場上、裁判を機に人種間の緊張が高まるのを懸念しているとみられ、判決後の会見で「(元警察相が)刑務所へ行くことは望まない」と判決を評価。検察の報道官も「裁判は報復ではない」と「和解」を強調した。しかし裁判所の前では「元警察相のすべての犯罪を裁くべきだ」と判決に不満を唱える黒人の団体がデモ行進した。

白人政権高官による人権弾圧では、マラン元国防相や生物兵器開発に携わった医師らが殺人罪などで起訴されたが、いずれも証拠不十分で無罪になっている。

毎日新聞 2007年8月18日 10時36分 (最終更新時間 8月18日 13時08分)



 
 
>TOP

欧米の視点から脱却を…南アが24時間国際ニュース放送

南アフリカの国営メディア、南ア放送協会(SABC)が24時間の国際ニュース専門チャンネルを開設した。来年4月の本格スタートを目標に7月末から試験放送を始めており、SABCは「世界のニュースをアフリカの視点で伝えたい」と意気込んでいる。

ニュース部門の責任者ジカララ氏によると、米CNNや英BBCなど、欧米の視点を中心とした従来の国際ニュースからの脱却を図るのが狙い。

特にアフリカのニュースはこれまで、貧困やエイズなど「ネガティブな話題のみが伝えられがちだった」とし、「アフリカ諸国の結束や経済発展」など、「前向きな話題」を伝えたいという。

現在は衛星放送を通じてアフリカや欧州の一部で放送しているが、今後は中国での放送も予定。米国の放送局から問い合わせがあるほか、日本での放送も視野に入れている。

欧米の既存支局に加え、中国やジャマイカ、ブラジルなどアフリカ以外の取材拠点を増やし、自前のニュースを提供。現在は英語の放送のみだが、来年4月以降はフランス語でも伝える予定。

SABCは国内の批評家などから「報道姿勢がアフリカ諸国の指導者や南ア政権に甘い」との批判をたびたび受けているが、ジカララ氏は「批判するべき時は明確に批判する。偏ってはいない」と強調している。(共同)

(2007/08/20 19:32)



 
 
>TOP

開催国・南アフリカ W杯予選出場

10年W杯が行われる南アフリカが、開催国ながら大陸予選に出場することが21日分かった。通常は開催国の出場権があるために予選を免除されるが、今回のアフリカ予選は10年アフリカ選手権アンゴラ大会予選を兼ねることが決定。南アフリカは予選の結果を問わずW杯に出場するが、20カ国を5組に分けて争う最終予選でグループ最下位に終われば、15カ国に与えられるアフリカ選手権出場権を逃すことになる。なお、南アフリカがW杯に出場可能なグループ1位になった場合は、同2位が繰り上げでW杯出場権を獲得する。

過去のW杯開催国で大陸予選に出場したのは34年第2回大会の舞台となったイタリアだけで、この時はギリシャとのプレーオフを制して出場権を獲得。38年フランス大会から開催国に出場権が与えられるようになった。



 
 
>TOP

世界最大のダイヤ? 南アで巨大原石発掘

南アフリカで28日までに、巨大な原石が発見され、発掘した業者は「7000カラットほどの世界最大のダイヤモンドとみられる」と述べた。地元メディアなどが伝えた。

正式な鑑定結果は出ていないが、本物であれば、これまでで最大のダイヤの約2倍。ロイター通信は、結晶の形などから「ダイヤではないようだ」とする専門家のコメントを紹介している。

原石は27日、同国北西州の鉱山で発掘され、現在はヨハネスブルクの銀行の金庫で保管されている。緑がかった色合いで、サッカーボールほどの大きさとみられる。

これまでの世界最大は、20世紀初頭に同じく南アで発見された約3100カラットのダイヤ原石「カリナン」。(共同)

(2007/08/29 12:29)



 
 
>TOP

抑圧に抵抗の象徴、マンデラ前南ア大統領の像が英国会前に

【ロンドン=森千春】ネルソン・マンデラ前南アフリカ大統領(89)のブロンズ像の除幕式が29日、ロンドンの国会前広場で行われた。

マンデラ氏は式典で、「この像は抑圧に抵抗したすべての人々の象徴だ」と感謝の言葉を述べた。ブラウン英首相は反アパルトヘイト(人種隔離)闘争での功績をたたえた。

像は高さ2・7メートルの全身像で、演説中のマンデラ氏をかたどっている。アパルトヘイトを告発した映画「遠い夜明け」(1987年)の原作者の南ア出身ジャーナリスト、ドナルド・ウッズ氏が設置を提唱した。

国会前広場には、チャーチル元英首相やリンカーン元米大統領らの像が設置されている。存命中に像が設置されるのは破格の扱い。

(2007年8月30日12時56分 読売新聞)



 
 
>TOP

サッカー=南ア代表選手、交通事故で死亡

[ヨハネスブルク 4日 ロイター] サッカーの南アフリカ代表MFギフト・レレミが3日、交通事故に遭い、死亡したと、所属クラブと警察が4日に発表した。22歳だった。



 
 
>TOP

南アフリカ:核の闇市場、まだ活動中−−大使が調査結果発表

【ウィーン会川晴之】南アフリカ政府で大量破壊兵器拡散防止を担当するミンティー大使は11日、ウィーンの国際原子力機関(IAEA)で会見し、南アからリビアやパキスタンにウラン濃縮用機器が不正輸出された事件の調査結果を発表した。大使は核の闇市場について「まだ活動している」と述べた。

IAEAの協力を得て南ア当局が調査した。これによると、ドイツ国籍のゲルハルト・ビッサー、スイス国籍のダニエル・ガイゲスの両被告が80年代後半から03年までの間、パキスタンの「核開発の父」と呼ばれるカーン博士によって構築された「核の闇市場」の注文を受け、ウラン濃縮用遠心分離機の部品などの不正輸出を繰り返した。2人の動機は「金もうけ」(同大使)だった。「闇市場」には、「30カ国以上」(同大使)が関与したと見られている。

毎日新聞 2007年9月13日 東京朝刊



 
 
>TOP

サッカーW杯南ア大会まで1000日、各地で記念行事

【ヨハネスブルク=角谷志保美】2010年にアフリカ初のサッカー・ワールドカップ(W杯)が開かれる南アフリカ各地で15日、「開幕まで1000日」を記念する行事が行われ、カウントダウンが始まった。

大会は同年6月11日に開幕する。

南アのムベキ大統領はこれに先立ち、「W杯は世界にアフリカを紹介する黄金の機会。今こそアフリカの時代の到来を示す時だ」との声明を発表した。

試合はヨハネスブルク、ケープタウンなど9都市10会場で開催。競技場は、総工費84億ランド(約1428億円)を投じて5会場が新築、5会場が改築される。

各都市では、競技場建設や交通網の整備が本格化しているが、公共交通機関や電力の不足、世界最悪水準といわれる治安状況など課題が残っており、開催を危ぶむ声も根強い。

(2007年9月15日22時17分 読売新聞)



 
 
>TOP

英国外相、日本などの国連常任理事国入り支持を表明

* 2007年09月26日 09:39 発信地:ロンドン/英国

【9月26日 AFP】英国のデービッド・ミリバンド(David Miliband)外相が25日放送のインタビューの中で、日本、南アフリカ、ブラジルおよびインドの4か国の国連安全保障理事会(UN Security Council)常任理事国入りを支持すると表明した。

そのほか、欧州連合(EU)が安保理に議席を持つことも、英国が拒否権を含む常任理事国のポストを返上することもあり得ないと言明した。

ミリバンド氏は、「南アフリカ、日本、ブラジルおよびインドには常任理事国になるための十分な資格と権利がある。国連機構改革は進めていかねばならない」とBBCとのインタビューで語った。

ドイツの常任理事国入りは望んでいるか、との問いに明確な回答はしなかったが、インタビューの後で英国外務省の報道官はAFPに対し、「英国が望んでいるのは日本、ドイツ、ブラジルおよびインドのいわゆるG4と、アフリカに常任理事国の席を与えること」と語った。

今年7月、ドイツは広範囲な国連機構改革を優先させるためとして、常任理事国入りの希望を一時的に取り下げている。(c)AFP



 
 
>TOP

全員救出、原因究明で6週間の操業停止 南ア金鉱の停電

2007.10.05

Web posted at: 17:22 JST - CNN/AP

南アフリカ・カールトンビル――南アフリカの主要都市ヨハネスブルクの南西80キロのカールトンビルにある金鉱で3日午前6時ごろ、水道管の落下に伴う停電が起き、作業員用エレベーターが止まった。この影響で坑内にいた約3200人の作業員が地下2キロの地点に閉じ込められたが、電力の復旧とともに坑内からの避難作業を始めた。

事故が起きたのは、ハーモニー・ゴールド社のエランズランド金鉱で、同社は徹夜の救出作業を進め、4日夜までに全員の作業員を助け出した。1人が脱水症状を呈しているほか、負傷者はいないとしている。

作業員は坑内の換気口周辺に集まり、助けを待っていた。飲料水も与えられていた。ただ、労組関係者は、地下のガスや酸欠、浸水で、作業員らの生命が脅かされる可能性があるとの懸念を表明した。

この事故を受け、政府は同国の基幹産業の一つでもある金鉱山の安全操業対策を徹底させることを決定。今回の停電事故の原因究明まで、同金鉱の操業を少なくとも6週間、停止させることを決めた。

労組関係者によると、同鉱山の立て坑は長期間、保全作業が行われておらず、非常口はない。利益追求を重視し、安全操業を無視していたと経営側を非難している。



 
 
>TOP

2007/10/05-12:03 テルモ、南アフリカに駐在員事務所開設

テルモは5日、南アフリカのヨハネスブルクに駐在員事務所を開設したと発表した。アフリカの東半分はドバイ支店(アラブ首長国連邦)の管轄だが、南アフリカの事業規模が大きいため新たに支店の出先機関を置いた。駐在員は、日本人の事務所長1人と現地スタッフで合計8人。



 
 
>TOP

「世界最大」ダイヤモンド、偽物でした

2007年10月09日21時36分

南アフリカで7500カラットもある「世界最大」のダイヤモンド原石が見つかったと公表されたが、約1カ月半にわたる鑑定の結果、樹脂製の偽物とわかるという騒ぎがあった。地元紙が報じた。

地元紙などによると、「ダイヤ」は人のこぶしほどの大きさ。8月末に実業家ブレット・ジョリー氏が「発見」を公表していた。重さはこれまで見つかった最大のダイヤ原石の倍で、本物なら1500万ポンド(約36億円)の価値があるとされ、専門家が鑑定していた。

ジョリー氏は鉱山関係者の男性からダイヤの採掘権付き農場の購入を持ちかけられていた。しかし「そこからダイヤはそんなに出そうにない」という専門家の助言があったので渋っていたところ、男性がこの「ダイヤ」を持ち込んだという。

詐欺事件として警察が捜査に乗り出すことになりそうだ。



 
 
>TOP

謎深まる「世界最大ダイヤ」偽物や密輸出説も 

2007.10.10 18:25

南アフリカの鉱山で今年8月、「世界最大のダイヤモンド」の原石が発掘されたと話題になった。だが、この原石は、その後も専門家の鑑定が行われず、偽物説や密輸出説まで飛び出して、謎が深まっている。

鉱山側の窓口となった実業家のジョリー氏は8月末、南ア北西州の鉱山で「約7000カラットのダイヤとみられる原石」を発見したと発表。本物なら、20世紀初頭に同国で見つかり、現在世界最大の約3100カラットの原石の約2倍となるだけに鑑定結果が注目されていた。

しかし、英紙ガーディアンなどによると、鑑定などを進めようとした世界ダイヤモンド取引所連盟のブロム会長は1カ月以上たっても現物を見せてもらえず、「ダイヤが存在する可能性はあると思うが、何か(きな臭い話)が進行している」と不信感を抱き、今月、鑑定作業から撤退した。

鉱山関係者が巨大ダイヤが見つかったと偽り、ジョリー氏に鉱山周辺の土地を高く売り付けようとした可能性もあるという。

同氏によると、鉱山関係者が簡易鑑定装置でダイヤであることを示したが、装置には細工をした形跡があったという。

ジョリー氏は「(鑑定されたのは)明らかにプラスチックだった」と激高。ただ、同氏は「原石は実在すると信じている」と述べ、税逃れなどのため既に国外へ密輸出された疑いもあるとしている。(共同)



 
 
>TOP

南アで新譜を作曲 ジャズピアニスト 松居慶子

●音でいろんな人の心を結び付けたい

「最近は空の上に住んでるって言った方がいいですね」。ジャズピアニスト松居慶子は、日本と米国、南アフリカ共和国を巡りながら、ナイジェリア、カメルーンなどの演奏家と新譜「moyo」を完成させた。

初めて自らプロデュースしたアルバム。締め切りもレコーディングの予定も決めないまま南アへ向かい作曲した。何度もコンサートで訪れた土地。「人とのつながりを通じてこれほど膨らんでいったプロジェクトはない」と、目をキラキラ輝かせる。

地元のトロンボーン奏者に紹介されたピアノ倉庫のガレージにこもった。コートやひざ掛けをまとい、ピアノに囲まれて作曲に没頭。むき出しの地面から冷たさが伝わる日暮れ時には作業を終え、その後はライブや観劇を楽しんだ。

今回のアルバムでは、多くのミュージシャンから得た人間愛、体感した自然の美しさからモチーフが浮かんだ。曲は「ア・グレイト・ロマンス」として結実。ソプラノサックスがすがすがしくメロディーを奏でる「アフター・ザ・レイン」は、朝霧で真っ白だった草原が朝日で一気にオレンジに染まった神秘的な景色に触発されて生まれた。

おだやかなスムースジャズの第一線で活躍。世界各地で、民族の違いを超えてファンの心をとらえてきた。「作品は、その時々の自分を映し出す鏡のような存在。音で、いろんな人の心を結び付けることができたかな」

=2007/10/10付 西日本新聞夕刊=



 
 
>TOP

海辺で暮らした人類最古の住居跡、南アで発見

* 2007年10月23日 14:45 発信地:パリ/フランス

【10月23日 AFP】海辺で暮らした人類の居住跡としては最古となる、氷河期の16万4000年前後のものとみられる遺跡が、南アフリカ沿岸の洞穴で発見された。米アリゾナ州立大学(Arizona State University)などの研究チームが、18日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」上で発表した。初期人類がアフリカからどのように世界に旅立ったのかを知る手掛かりになるかもしれないという。

■食糧求め早い時期に海岸地域に移動

洞穴遺跡からは、イガイの貝殻のほか、赤色の顔料となる鉱石の破片や細石器も見つかった。研究チームによると、これは現生人類がアフリカのサバンナに出現後、かなり早い時期に海へ向かったことを示すという。氷河期に陸上での食料採取が困難になった人類は、豊かな海産物を栄養源にしながら海岸沿いを移動していった。そして、アフリカ大陸の外へと向かったのだという。

これまで見つかった人類が海辺で暮らした証拠となる最古の遺跡は12万年前、人類がアフリカ東部のサバンナに出現したと化石から推定される20万年前から8万年後のものだった。

研究者の間では、海岸への移住は、もっと早い時期に始まったに違いないと考えられていたが、問題はこの仮説を裏付ける証拠を見つけることだった。

19万5000年から13万5000年前までの氷河期には大量の海水が凍結したため、海面は現在より125メートルも低かった。気温の上昇で氷河の溶解が進むに従って海面は次第に上昇し、海岸は水没して遺跡も流失してしまった。

南アフリカのモッセルベイ(Mossel Bay)近郊ピナクルポイント(Pinnacle Point)のインド洋を見下ろすがけの洞穴で発見された遺跡は、水没を免れた貴重な遺跡のひとつだ。

この洞穴遺跡は現在でも海抜15メートルと非常に高い場所にあり、人類が居住していた時代には、海からは5から10キロほどの距離にあった。

アリゾナ州立大学のCurtis Marean氏率いる研究チームは、洞穴で調査した壁と床から、いろりの跡や、茶色のイガイを中心とした数十枚の貝殻、明るい赤色も含む57片の顔料、細石器の「小石刃」40個近くを発見した。

前後1万2000年程度の幅があるものの、この遺跡はおよそ16万4000年前のものとみられ、アフリカ大陸からの人類の移動を理解するのに役立つと考えられている。

■海産物を栄養源に世界各地へ

長い氷河期の間、アフリカ南部は現在より気温が低く、乾燥していたことから、人類は狩猟採集により動物や果物、木の実を食料とすることが難かしいと判断した。そこで海岸に移動することで、まったく新しい食料供給源を手に入れたのだとMarean氏は説明する。

「氷河期には陸上の食料生産性が低下し、そのような時期に人類が生き延びるためには、貝類は非常に貴重な食料源だっただろう。当時、アフリカ南部の大半は、より乾燥しており、居住地はおそらく現在は水没している沿岸地域に集中していたとみられる」(Marean氏)

こうした海産物への食の移行は、最後の氷河期が終わりごろに家畜の飼育が始まるおよそ1万1000年前まで、人類の食生活の歴史の中で起きた最も大きな転換だった。

人類は豊かな海の恵みを生命維持のための栄養源として、紅海沿いにアフリカ大陸を脱出。北上して中東へ移動後、海沿いに南アジアへ、さらに島伝いにオーストラリアとニューギニアにわたったとされる。(c)AFP



 
 
>TOP

南アがアワビ漁禁止 密漁で絶滅の恐れ

2007.10.26 18:04

南アフリカ政府は25日、密漁の急増などで絶滅の恐れがあるため、天然アワビ漁を来月1日から、禁止する方針を明らかにした。

ロイター通信によると、南アで押収された密漁アワビの数は1994年の約2万1000個から最近は100万個以上まで急増。同国のアワビは、特にアジアで珍重され、南アの研究機関は中国の犯罪組織の関与も指摘している。今回の漁獲禁止に対し、密漁を助長するとの見方も出ている。

環境・観光省によると、漁獲制限のなかった60年代、南アのアワビ漁獲量は3000トン近い規模だったが、その後の規制で最近の年間漁獲許容量は過去最低水準の125トンまで減少していた。

アワビなどを食べるとされるロブスターが、アワビの生息地域に移動したこともアワビ減少の原因という。米国などでもアワビの漁獲が禁止されている。(共同)



 
 
>TOP

南アのレゲエ歌手ラッキー・デューベの葬儀、数千人が参列

* 2007年10月29日 13:37 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【10月29日 AFP】25日に殺害された南アフリカのレゲエ歌手、ラッキー・デューベ(Lucky Dube、43)の葬儀が28日、クワズールーナタール(KwaZulu-Natal)州ニューキャッスル(Newcastle)市郊外で開催され、数千人のファンが最後の別れを惜しんだ。

南ア放送協会(SABC)によると、ラスタファリ主義者のほかに、ルワンダ、リベリア、米国などから駆けつけたファンが葬儀に出席したという。白い衣服をまとったAfrican Christian Shembeの信者たちが葬列を先導し、デューベをアフリカ音楽の伝説とたたえる賛辞が続いた。デューベの棺は牛皮で覆われ、親族のみの葬儀で埋葬された。

ズールー(Zulu)語、アフリカーンス(Afrikaans)語、英語で歌ったデューベは、南アフリカで最初にレゲエを始めたミュージシャンのひとりで、海外でも広く知られていた。

デューベは25日夜、2人の子どもの目の前で、ハイジャックを狙った犯人に撃たれて死亡した。デューベの殺害には世界中から非難が相次ぎ、国内では死刑制度の復活を求める声も上がっている。(c)AFP



 
 
>TOP

日本と南ア、レアメタル鉱山開発で協力

甘利明経済産業相は30日、南アフリカ共和国のソンジカ鉱業エネルギー相と都内で会談し、携帯電話などを作るのに不可欠な希少金属(レアメタル)の鉱山開発などについて協力することで一致した。甘利経産相は11月中旬に南アとボツワナを訪問する予定で、会談では「レアメタルはハイテク製品に使われる重要な物質。南アと相互に利益のある協力をしたい」と語った。(20:20)



 
 
>TOP

資源機構がアフリカ各国とレアメタル調査合意へ

2007.11.6 21:52

携帯電話やパソコンなどのハイテク製品の部品に欠かせないレアメタル(希少金属)の権益確保に向け、独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、タンザニアやマダガスカルなどのアフリカ諸国で地質調査に乗り出すことが6日、分かった。

今月中旬に甘利明経済産業相が南アフリカを訪問するのに合わせ、同国での地質調査実施で合意する。また、他のアフリカ諸国についても、早ければ今年度中にも調査実施で合意できる見通しとなった。

ハイテク製品の小型液晶画面や電池、基板、電池などの部品にはインジウムやコバルト、プラチナなどの多数のレアメタルが使用されている。ハイテク製品の普及で世界的に需要が急増。供給不足や価格高騰を招き、争奪戦が激化している。

一方で、地表面の分析から始める地質調査でレアメタルを掘り当てる確率は、油田と同じように「千三つ」(1000分の3)と呼ばれている。

同機構は、これまで環太平洋地域を中心にニッケルなどのレアメタルの地質調査を行ってきた。しかし、争奪戦の激化を受け、資源が豊富にあると期待されながら、あまり開発が進んでいないアフリカに注目。2年前からアフリカ諸国の鉱業関係者が集まる「南アフリカ鉱業会議」に参加し、鉱山や未調査地域の情報収集やネットワーク作りを進めてきた。

現在、南アフリカに続く調査の候補に挙がっているのは、タンザニア、ボツワナ、マダガスカル、ナミビアなど。タンザニアとボツワナでは電池の電極などに使われるプラチナの産出が見込めるほか、マダガスカルでは電池に欠かせないコバルトが、ナミビアには液晶パネルに必要なインジウムが眠っていると期待されている。

同機構では、今年度中にいずれかの国と調査実施で合意することを目指している。

アフリカではオーストラリアやカナダ、中国の企業がすでに調査を始めている。日本は出遅れているが、同機構は調査の実績を積むことで各国との関係強化を図り、より有望な地域での調査につなげて、レアメタルの権益確保を目指す。

甘利経産相も14日から南アフリカとともにボツワナを訪問する。南部アフリカ14カ国が加盟しボツワナに事務局がある「南部アフリカ開発共同体」(SADC)に対する経済支援を表明するなど、各国との関係強化を図る。



 
 
>TOP

レアメタル確保へ アフリカ各国で地質調査

資源機構が年度内合意へ

FujiSankei Business i. 2007/11/7  TrackBack( 0 )

携帯電話やパソコンなどのハイテク製品用の部品に欠かせないレアメタル(希少金属)の権益確保に向け、独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、タンザニアやマダガスカルなどのアフリカ諸国で地質調査に乗り出すことが6日、分かった。

今月14日から甘利明経済産業相が南アフリカを訪問するのに合わせ、同国での地質調査実施で合意するが、他のアフリカ諸国についても、早ければ今年度中にも調査実施で合意できる見通しとなった。

ハイテク製品の小型液晶画面や電池、基板などの部品にはインジウムやコバルト、プラチナなどの多数のレアメタルが使用されている。ハイテク製品の普及で世界的に需要が急増し供給不足や価格高騰を招き、争奪戦が激化している。一方で、地表面の分析から始める地質調査でレアメタルを掘り当てる確率は、油田と同じように「千三つ」(1000分の3)と呼ばれている。

同機構は、これまで環太平洋地域を中心にニッケルなどのレアメタルの地質調査を行ってきたが、争奪戦の激化を受け、資源が豊富にあると期待されながら、あまり開発が進んでいないアフリカに注目。2年前からアフリカ諸国の鉱業関係者が集まる「南アフリカ鉱業会議」に参加し、鉱山や未調査地域の情報収集やネットワーク作りを進めてきた。

現在、南アフリカに続く調査の候補に挙がっているのは、タンザニア、ボツワナ、マダガスカル、ナミビアなど。タンザニアとボツワナでは電池の電極などに使われるプラチナの産出が見込めるほか、マダガスカルでは電池に欠かせないコバルトが、ナミビアには液晶パネルに必要なインジウムが眠っていると期待されている。

同機構では、今年度中にいずれかの国と調査実施で合意することを目指している。

アフリカではオーストラリアやカナダ、中国の企業がすでに調査を始めている。日本は出遅れているが、同機構では調査実績を積むことで、各国との関係強化を図り、より有望な地域での調査につなげ、レアメタルの権益確保を目指す。

甘利経産相も中旬に南アフリカとともにボツワナを訪問。南部アフリカ14カ国が加盟しボツワナに事務局がある「南部アフリカ開発共同体」(SADC)への支援を表明し、各国との関係強化を図る。



 
 
>TOP

南アのスタンダード銀、中国工商銀<1398.HK>への株式売却で12月に株主総会

2007年 11月 8日 16:02 JST

[ヨハネスブルク 8日 ロイター] 資産規模でアフリカ最大の銀行である南アフリカのスタンダード銀行(SBKJ.J: 株価, 企業情報, レポート)は8日、中国最大の銀行である中国工商銀行(1398.HK: 株価, 企業情報, レポート)に株式の20%を売却することについて、株主の承認を得るため12月3日に株主総会を開くことを明らかにした。

中国工商銀行によるスタンダード銀行の株式の取得は、10月25日に発表されたもので、ディーロジック社の統計によると、海外勢による対アフリカ投資としては過去最大規模となる。

スタンダード銀行によると、売却額は367億ランド(56億4000万ドル)、取引は2008年2月12日に行われる予定。

今回の取引は、中国の商業銀行による海外資産取得としても、これまでで最大規模となる。



 
 
>TOP

伊藤忠、南アで白金開発

伊藤忠商事は南アフリカ共和国でプラチナ(白金)の開発に乗り出す。現地の資源会社と包括提携する方向で最終調整に入った。埋蔵が確認されている新規鉱山に約200億―300億円を投資し、数年以内に生産を始めると見られる。白金は自動車排ガス浄化の触媒などに使われる希少金属で現在、価格が高騰している。権益確保で日本への輸入を目指す。

提携先は現地資源大手のムベラファンダ社(ヨハネスブルク)。埋蔵量2800万オンスの白金鉱山の権益を保有し、製錬と地金生産を手がけている。日本政府も希少金属を国内に安定供給するため伊藤忠の取り組みを後押ししており、来週予定されている甘利明経済産業相の南ア訪問に合わせて最終合意する見通し。 (07:00)



 
 
>TOP

レアメタル連携強化で合意 経産相、南ア大統領と会談

2007年11月15日23時45分

甘利経済産業相は15日、訪問先の南アフリカ・ケープタウンでムベキ大統領と会談し、ハイテク製品の生産に欠かせないレアメタル(希少金属)の安定確保に向けた連携強化で合意した。17日までの日程で隣国ボツワナも訪れ、出遅れているレアメタルの国際争奪戦で巻き返しを図る。

南アは、自動車排ガス浄化の触媒などに使うプラチナで世界シェア8割を誇る資源大国。甘利経産相は会談で、未開発の資源の探査や地質分析などの技術協力に加え、原料を加工して付加価値を高める産業協力も提案。南アで10年に開かれるサッカー・ワールドカップをにらみ、フーリガン対策やチケット偽造防止技術などでの協力も申し入れた。共同声明では、日本からの貿易・投資促進に向けて協議を進めることなどを盛り込んだ。

このほか、政府系の石油天然ガス・金属鉱物資源機構は16日、中国が9割のシェアを握るレアアース(希土類元素)の開発に向けた覚書を南アの地質調査所などと結ぶ。伊藤忠商事もプラチナ権益を持つ南ア企業と提携し、共同開発を目指す。



 
 
>TOP

TAAA南アフリカ帰国報告会

  南アフリカの子どもたちと共に歩む

 〜移動図書館車運行から学校菜園プロジェクトまで〜

「アジア・アフリカと共に歩む会」(TAAA)は、15年間に南アフリカ共和国の教育の立ち遅れた地域の学校に英語の本(約33万冊 )と移動図書館車(27台)を送り、図書普及活動を行なってきました。

現地NGOと協力して2年間、HIV/AIDSピア教育を行なってきた地域で、今年6月からJICA委託事業として、学校菜園プロジェクトを開始しました。キャベツ・人参などが生徒の手で育ってきており、収穫後は給食に使います。この20校には図書室や文庫がほとんどありません。

TAAAは学校菜園促進と同時に図書室・学級文庫の充実にも力を入れていきます。

日 時  2007年11月25日(日)2時〜4時半

会 場  埼玉県労働会館 3階 第8会議室
      (終了後5時〜第2会議室にて懇親会)
 さいたま市浦和区常盤9〜24〜13
      Tel: 048-832-2151
      JR京浜東北線 北浦和駅西口
国道17号を東京方面へ200m右側

参加費  500円

内 容
 1部 講演 平林薫(TAAA南ア事務所代表)
  ・南アの村の暮らしと学校の状況 / 学校菜園に取り組む子供たち / 読書指導  2部 グループ討議
  ・南アと私たちを結ぶもの / 日本の私たちにできる事

主 催  アジア・アフリカと共に歩む会
Together with Africa and Asia Association

後 援  特定非営利活動法人アフリカ日本協議会(AJF)

連絡先  〒338-0012 さいたま市中央区大戸5〜17〜1
      アジア・アフリカと共に歩む会(代表 野田)
Tel:048-832-8271 Fax:048-832-3607
     E-メール:cnoda01@mc.ejnet.ne.jp  
URL: http://www.taaa.jp/



 
 
>TOP

2010年W杯南ア大会 各大陸の組み合わせ決まる

2007年11月27日 紙面から

【ダーバン(南アフリカ)原田公樹】2010年W杯南アフリカ大会、各大陸の組み合わせ抽選が25日、当地で行われた。日本がアジア3次予選第2組に入り、バーレーン、オマーン、タイと戦うことについて、日本協会の小倉純二副会長は「すべて行ったことがある国なので安心した。日本にとってはいいグループに入ったと思う。ラッキーだと思う」と語るなど、W杯出場に向けて幸先はいい。10年W杯はどんな戦いが繰り広げられるのか。見どころを記してみたい。

【アジア】予選の見どころは、前回大会ベスト16のオーストラリア、2004年アジアカップ準優勝の中国、2006年アジアカップ優勝のイラクが入った死のグループ、第1組だ。3次予選で強豪がお互いをつぶし合い、うち1チームは最終予選へ進めないため、日本にとっては、ラッキーな組み合わせといえる。

韓国と北朝鮮が対戦する第3組も注目だ。両者は90年、94年大会予選で対戦したが、いずれも集中開催だったため中立地で行われた。ホームアンドアウエー方式が定着してからは初の対戦。

北朝鮮は一昨年、ソウルで韓国と2試合戦ったが、韓国が北朝鮮でプレーするのは1990年以来。公式戦としては初めて北朝鮮国内で試合を行う。

【欧州】予選は明暗が分かれた組み合わせになった。

イングランドが入った第6組に第1シードのなかから、クロアチアが割り当てられた瞬間、抽選会場は大きな拍手が沸いた。4日前、欧州選手権予選最終戦でイングランドはホームでクロアチアに2−3で敗れ、3大会ぶりに予選敗退。マクラーレン監督が解任される騒動があった因縁の相手との再戦が決まったからだ。イングランドのリベンジが注目だ。

またポルトガルとスウェーデン、デンマークの強豪がひしめく第1組も厳しいグループだ。

一方、イタリア、ギリシャはともに楽な組み合わせになった。

【アフリカ】地区の注目は開催国、南アフリカと強豪ナイジェリアが入った第4組が注目だ。今回の予選は2010年アフリカ選手権アンゴラ大会の予選も兼ねるため、開催国の南アフリカも参戦する。94年大会で母国ブラジルを率いて優勝したパレイラ監督を招聘(しょうへい)し、強化に余念のない南アフリカだが、もし敗退すれば盛り上がる国内のW杯開催ムードを冷ますことになりかねない。すでに出場権を得ていながらも、国民の期待を背負った、プレッシャーのかかった戦いになる。

全200チームが参加する予選はすでに南米、オセアニア地区などで始まっているが、来年2月から本格的に本大会出場の残り31枠をかけた戦いが、世界各地で始まる。



 
 
>TOP

南アフリカ観光局、JATAの南アワーキンググループの視察旅行を実施

[掲載日:2007/11/27]

南アフリカ観光局は南アフリカ航空(SA)の協力のもと、11月22日から12月1日の日程で、日本旅行業協会(JATA)の「南アフリカ旅行拡大ワーキンググループ」の参加メンバーを招いた視察旅行を実施中だ。メンバーは、旅行会社やオペレーターなど10名。

今回の視察旅行はワーキンググループが、2010年までに日本人訪問者数5万人達成という目標にむけ、「南アフリカのイメージ」、「商品造成」、「安全・安心」、「航空関係」という4つの課題に取り組むアクションプランの一環。南アフリカ観光局が推すムプマランガ州を中心に訪問し、新たな観光素材の掘り起こしや新ルートを組み込んだ旅行商品の造成などをめざす。また、南アフリカ空港公団とのミーティングを設け、ロストバゲージの防止に向けた空港システムの警備強化を要請する。

ルートとしては、ヨハネスブルグやクルーガー国立公園、ケープタウンなどを周遊。サファリ体験や緑豊かな大渓谷などを訪れる。また、伝統料理や民族文化に触れる体験、近隣諸国と組み合わせた商品造成の見地から、ジンバブエのビクトリアフォールズも見学する。



 
 
>TOP

トヨタ、南アで新型カローラ生産…有力市場アフリカに先手

FujiSankei Business i. 2007/11/29

トヨタ自動車は、南アフリカで新型カローラの生産を開始したことを明らかにした。海外で新型カローラを生産するのは中国に次いで2番目。アフリカ諸国はBRICsの次の市場と期待されているだけに、欧米に先駆けて最量販車の新モデル投入に踏み切った。

新型カローラの生産を開始したのは、現地の合弁生産会社「トヨタ サウスアフリカ モーターズ」(TSAM)。排気量1400〜1800ccのガソリン車3モデルと2000ccのディーゼル車1モデルの計4モデルで、いずれも主力のセダン。

トヨタは今年に入り約270億円を投じ、南ア工場全体の生産能力を年間12万台から20万台に引き上げ、新型カローラの立ち上げ準備を進めてきた。

今年1〜9月の南アにおけるカローラ販売台数は約2万5000台。モデル末期のために前年同期比約4割減と大幅にダウンしていることもあり、新型車の生産・販売に踏み切った。

TSAMはカローラ以外にもハイエース、新興国向けの戦略車「IMV」シリーズのハイラックス、フォーチュナーを生産している。カローラセダンは南アで高級車と位置付けられ、トヨタにとってはピックアップトラックのハイラックスと並ぶ主力車種。また、同国ではカローラセダン以外にも、ハッチバックとミニバンのカローラも販売しているが、これらは輸入で対応している。

新型カローラは誕生40年にあわせ、昨年10月に国内発売された10代目モデル。南アでの現地生産車は、今年5月に中国・天津で生産を開始した海外仕様車。南ア生産を欧米より先行させたことについて、トヨタは「モデルチェンジのタイミングの問題」(関係者)と説明する。

しかし、南アを中心とするアフリカ諸国はBRICsのような爆発的な勢いはないが、着実な伸びが見込まれ、2010年以降の成長市場と期待されている。それだけに今回の新型カローラ生産は、トヨタがアフリカ戦略の強化に先手を打ったことを意味する。

南アの自動車市場は2002年に約38万台だったが、06年に約71万台となり、タイ(06年実績は約68万台)を上回る規模に成長。トヨタは1962年に同国で現地生産を開始し、昨年の販売台数は約15万台と市場シェアは20%超とトップを確保している。



 
 
>TOP

「治療のため」ニシキヘビを所有していた男逮捕

【11月30日 AFP】南アフリカ南東部ウムタタ(Umthatha)で29日、絶滅危惧(きぐ)種のニシキヘビを不法所持していたとして、39歳の男が逮捕された。現地警察当局が明らかにした。

男は当局の許可を得ずにニシキヘビを所持しており、ニシキヘビを「病人の治療」に使うつもりだった話しているという。男の身元は公表されていない。絶滅危惧種の生物を所有していた罪で近く起訴される見込み。

保護されたニシキヘビは現在、イースト・ロンドン動物園(East London Zoo)で保護されている。(c)AFP



 
 
>TOP

日本国際ボランティアセンター(JVC)

南アフリカ現地代表 津山直子・一時帰国報告会

虹の国 南アフリカはどこへ行く?

〜アパルトヘイト後13年で変わったもの、変わらなかったもの〜

<対談>津山直子×勝俣誠(明治学院大学国際学部教授、同大学国際平和研究所所長)

アパルトヘイトが終わったとき、これで人種間の格差はなくなる、と誰もが期待しました。

黒人も白人も一緒になった「虹の国」づくりをスローガンに、自分たちの将来に希望を抱きました。

それから13年。南アフリカは「世界の縮図」と呼ばれ、世界で最も経済格差の大きい国といわれています。

アパルトヘイト下で戦った人々は今何を目指しているのか。

「黒人の国ではない」と言われてしまう南アフリカは

アフリカの人たちの目にどのように見えるのか。

10年以上南アフリカで暮らし活動する津山の活動報告と、アフリカに長く関わられている勝俣氏との対談から、今後の南アフリカについて、アフリカあるいは世界における南アフリカについて、そしてなぜJVCが南アフリカに関わり続けるのかについて考えていきたいと思います。

こんなゼイタクな対談は滅多にお目にかかれません!

皆さまふるってご参加ください。

【日時】2007年12月4日(火) 19:00〜21:00(開場18:30)
【会場】文京シビックセンター 4階区民ホール
    http://www.b-civichall.com/access/main.html
東京都文京区春日1−16−21  TEL.03-3812-7111
・東京メトロ丸の内線・南北線 後楽園駅 徒歩1分
・都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分
・JR総武線 水道橋駅 徒歩8分
【参加費】500円(JVC会員は無料。当日ご入会の方も無料となります。)
【定員】100名
【主催】日本国際ボランティアセンター(JVC)

*************************************************
【お申込み・問合せ】なるべく事前にお申込みください。
日本国際ボランティアセンター(JVC)担当:渡辺
Tel: 03-3834-2388  Fax:03-3835-0519 
Email:nabekama@ngo-jvc.net URL:http://www.ngo-jvc.net

※ファックス、メールでお申込の際は下記ご記載ください
・お名前 
・ご所属 
・ご連絡先 
・Eメールアドレス
*************************************************



 
 
>TOP

アフリカの太鼓ジェンベ楽しむ 福井大で公開講座

2007年12月9日

アフリカの伝統的な太鼓、ジェンベに触れ、世界のリズムを感じる公開講座「ドン・どこ・ドン!アフリカの太鼓」が8日、福井市文京3丁目の福井大アカデミーホールであった。

講座には、2歳児から高齢者まで約50人が参加した。ジェンベは、木製の筒の片面にヤギなどの皮を張った太鼓で、祭りなどで広く使われるという。福井大教育地域科学部の橋本竜雄教授(52)が、2拍子と3拍子が混合するアフリカ伝統音楽のリズムについて解説した後、南アフリカ共和国出身で日本で活動しているミュージシャン、ジョセフ・ンコシさん(38)の指導で、実際に太鼓を手でたたいてみた。

最初は遠慮がちだった参加者も、ジョセフさんの陽気な掛け声のリードで次第に緊張が解け、会場内にはジェンベ独特の音が響き渡っていた。

同大2年の小原慶子さん(19)は「みんなでリズムを合わせていくうちに、だんだん楽しくなってきた。手が痛くなるのも忘れていた」と話していた。

(川本光憲)



 
 
>TOP

南アフリカ、インドを観光誘致のメイン・ターゲットに

2007/12/15 SATURDAY 00:00:00 JST

12月15日:南アフリカ・ツーリズム社(South African Tourism, SAT)が、インドをその主要な市場の一つとすることを決定したとインドの旅行情報サイト、Travelbizmonitorが伝えた。

南アフリカの主要な市場は、これまでイギリス、フランス、ドイツ、アメリカなどの7カ国で、アジアの国が主要市場に加えられるのはインドが初となる。この決定は、SATがインドからの旅行者数のデータを見直した結果を受けている。インドから南アフリカへの観光客の数は、2001年にはわずか8000人だったが、今年は5万人に届く勢いだった。

SATのモソラCEOによると、同社はインド人観光客の誘致、また航空便の増便促進などを行い、その努力が実ってインドからの観光客数が増えたのだという。

「SATは5年間にわたりインドに事務所を構え、すでに5万人に近いインド人観光客を受け入れている。大部分は個人旅行だ。中国からの観光客がほとんど団体客で、ここ30年間にわたって4万人程度であるのとは対称的だ。これこそ、私たちはインドを主要な市場の一つに加えることにした理由だ。中国はまだ、私たちにとって未来の市場だ」(モソラCEO)

また、モソラ氏によると、「戦略の変更が必要なときは、関連業界からのアドバイスを受けています。その結果、例えば今後は南アフリカの観光ビザの発行は今までより早くなるでしょう」



 
 
>TOP

2007/12/18-19:40 南アが世界最終予選へ=北京五輪野球

野球の北京五輪アフリカ予選は17日、南アフリカのヨハネスブルクで最終日が行われ、南アがガーナに15−0で大勝し、5戦全勝の1位で来年3月の世界最終予選(台湾)への出場を決めた。

世界最終予選はメキシコ、カナダ、オーストラリア、英国、スペイン、韓国、台湾、南アの8カ国・地域が出場。上位3チームが五輪出場権を得る。 (時事)



 
 
>TOP

南ア与党ANCの新党首、ズマ氏に決まる

2007年12月19日10時58分

南アフリカ与党のアフリカ民族会議(ANC)は18日、ポロクワネでの党大会で党首選を実施し、副党首のジェイコブ・ズマ前副大統領(65)が現職のムベキ大統領(65)を破って当選した。09年に新大統領に就く公算が大きい。

党首選の実施は58年ぶりといい、ズマ、ムベキ両氏の因縁の対決となった。大統領2期目のムベキ氏は、憲法で大統領3選が禁止されている中で党首続投を狙ったが、庶民派をうたうズマ氏が総投票数の約6割を獲得して勝利を収めた。ムベキ氏は今回の敗北で、残る任期での求心力低下が懸念されている。

ズマ氏は05年、汚職やレイプの疑いが発覚して副大統領職を解任された。捜査は終わっていないという。



 
 
>TOP

ズマ氏、南アフリカのANC議長に

2007.12.19 08:44

【ロンドン=木村正人】南アフリカの与党、アフリカ民族会議(ANC)の議長(党首)選が18日、58年ぶりに行われ、前副大統領のANC副議長ズマ氏(65)が現職のムベキ大統領(65)を破って当選した。武器不正取引疑惑を抱えるズマ氏だが、これで2009年の大統領就任が有力になった。ムベキ大統領の経済優先政策が変更される恐れを指摘する声が広がり、党内にも深刻な亀裂が残った。

英BBC放送などによると、投票は16日に予定されていたが、手続きをめぐり紛糾、2日延期された。18日朝から、各地方の代表約4000人が秘密投票を行い、60%以上の票を集めたズマ氏が予想通り勝利を収めた。

憲法により2期10年を迎える09年に退任するムベキ大統領は大会初日の16日、3時間に及ぶ演説で「道徳的な指導者を」と強調。05年にエイズ女性患者レイプ疑惑(無罪)や汚職疑惑で副大統領だったズマ氏を解任しことを念頭に置いての批判だった。今後、別の武器不正取引疑惑でズマ氏が起訴され、大統領就任の宣誓式前に収監される恐れも十分にある。

こうした疑惑にもかかわらずズマ氏が勝利した背景には、「ソ連仕込みの民主集中制」と揶揄(やゆ)されるムベキ大統領の閉鎖的な政治手法、経済優先で黒人貧困層への対策が置き去りにされたことに対する根強い不満があった。

ズマ氏はかつてANC軍事組織に所属、反アパルトヘイト(人種隔離)の武力闘争に参加し10年間投獄された。世俗的で近づきやすいカリスマ性を持つズマ氏は典型的な大衆政治家で、故郷の村を訪れる時はヒョウ皮の民族衣装をまとい、米国ではビジネスマンと握手する臨機応変のパフォーマンスで人気を集めた。

南ア最大の黒人系労働団体、南ア労働組合会議や南ア共産党の支持を受けるズマ氏が大統領になれば、経済優先から福祉優先に政策が大きく変更されるとの懸念が広がるが、ズマ氏陣営は、現行の経済政策は変更しないと主張している。

議長候補を一本化できず党内に深刻な対立を残したことについて、1984年にノーベル平和賞を受賞したツツ元主教は「両氏とも候補者にふさわしくなかった」と批判している。



 
 
>TOP

刑事被告から大統領候補へ 貧困育ち、庶民の人気者

2007.12.19 09:22

刑事裁判の被告から一転、次期大統領レースのトップに躍り出た。

ムベキ大統領とは犬猿の仲とされる。副大統領だった2005年、汚職への関与をめぐり解任、起訴された。ズマ氏側は「政治的陰謀」と反発。手続き上の問題で裁判は中止されたが、検察は再起訴に意欲をみせる。

同じく2年前、強姦(ごうかん)罪にも問われた。相手はエイズウイルス(HIV)に感染した女性。結果的に無罪となったが、公判で「自分が感染する確率を下げるため、直後にシャワーを浴びた」と発言し、物議を醸した。

いわく付きの経歴だが、黒人貧困層や低賃金労働者の人気は絶大だ。「出世して裕福になっても庶民の声に耳を傾ける姿勢が人々の心をつかんでいる」と地元紙記者。

クワズールー・ナタール州生まれ。貧しい家庭で育ち、公教育すら受けられなかった。10代後半でアフリカ民族会議(ANC)に参加し、軍事部門を通じてアパルトヘイト(人種隔離)に抵抗。

マンデラ前大統領と同様、「監獄島」と呼ばれた南ア沖のロベン島へ流刑になった“闘士”の1人。同国最大民族ズールーの出身。65歳。(共同)



 
 
>TOP

「黒いダイヤ」 南アで黒人中流層増加 変わるアフリカ

2007年12月26日00時45分

「ブラックダイヤモンド」。南アフリカで最近増える中流層の黒人を指す。91年に廃止されるまでアパルトヘイト(人種隔離)政策下で貧困にあえいでいた黒人住民が、好景気の恩恵を受け、いま消費者として脚光を浴びる。国内最大のタウンシップ(旧・非白人居住区)で反アパルトヘイト運動の象徴だったソウェトは、モールやホテルが新築され、華やかな街に変わりつつある。

ソウェトの人気美容室はカット料金が250ランド(約4千円)と安くないが、行列で店内がごった返していた

ネルソン・マンデラ元大統領(89)が9月末、ソウェト最大の「マポーニャ・モール」の開店式に姿を見せた。リボンを切り、「ここに開店を宣言する」と述べると、出席者から歓声が上がった。

敷地面積6万5000平方メートルの巨大モールを建設したのは、洋服屋の在庫係から出世を遂げた黒人のマポーニャさん(82)。モールにはスーパーやシネコンなど190店が入り、毎月130万人が訪れる。総工費約100億円。従業員約2千人の雇用は地元民を優先した。

今月半ば、地元の音楽家シャンゲさん(46)が電器店で42インチ型液晶テレビを品定めしていた。値段は1万2500ランド(約20万2000円)。月収に相当するが、「これは買い。先月は2万ランドしていた」と話した。

AP通信によると、ソウェトでは、貧困から抜け出し、月収6万5000〜11万円の「中流の下」に入る住民が93年の3倍の15万人に増加。その8割がヨハネスブルクなどソウェト以外で消費するとされる。このため地元企業は「黒いダイヤ」を標的に商機をうかがう。

10年に南アで予定されるサッカーのワールドカップでは、ソウェトが練習会場になる。治安は最近大幅に改善し、投資を後押しする。中心部には10月末、外資系四つ星ホテル「ホリデーイン・ソウェト」(48室)がオープン。ティバン副支配人(28)は「顧客層は外交官やビジネスマン、観光客」と言う。マポーニャさんも来年、トヨタ自動車のディーラーを開く計画だ。

一方で貧困層は取り残されている。ホテル近くで、火災で放棄された住宅跡に住む女性(76)は「電気はない。水道は共用。月250ランド(約4000円)の年金で生きている。これが私のソウェトなのです」と嘆く。



 
 
>TOP

南部アフリカ開発共同体、EUとの経済連携協定交渉難航 (南アフリカ共和国・南部アフリカ) 2007年12月27日

南部アフリカ地域では、南部アフリカ関税同盟(SACU)が欧州自由貿易連合(EFTA)との自由貿易協定(FTA)発効を2008年1月に控える一方、南部アフリカ開発共同体(SADC)とEUとの経済連携協定交渉は難航している。南アフリカ共和国側がサービス分野の自由化などに反発していることが背景にある。



REV:......20030114,0209,18,19,0414,0525,0815..20040216,1027,1108,12,20070515,0618,24
アフリカ  ◇世界  ◇HIV/AIDS  ◇峯 陽一  ◇牧野 久美子
TOP HOME (http://www.arsvi.com)