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ナイジェリア連邦共和国 2015年1月〜6月


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アフリカアフリカ Africa 2018


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究センター運営委員


○外務省 各国・地域情勢 ナイジェリア連邦共和国

* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版で内容を確認してください。

* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。


○2007年までのニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 〜2007年
○2008年のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2008年
○2009年のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2009年
○2010年1月〜6月のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2010年1月〜6月
○2010年7月〜12月のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2010年7月〜12月
○2011年1月〜6月のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2011年1月〜6月
○2011年7月〜12月のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2011年7月〜12月
○2012年のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2012年
○2013年のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2013年
○2014年1月〜6月のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2014年1月〜6月
○2014年7月〜12月のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国 2014年7月〜12月
○最新のニュース、企画案内 ナイジェリア連邦共和国

◆2015/01/01 cnn.co.jp ボコ・ハラムが村を襲撃、15人死亡 ナイジェリア北部
◆2015/01/04 毎日新聞 人工衛星だいち:データで下水調査 アフリカの衛生対策に
◆2015/01/04 cnn.co.jp 過激派ボコ・ハラム、また住民拉致 少年ら40人
◆2015/01/04 asahi.com ナイジェリアで男子40人誘拐 ボコ・ハラムの犯行か
◆2015/01/04 毎日新聞 ボコ・ハラム:支配拡大 チャド国境の基地奪取
◆2015/01/05 yomiuri.co.jp ボコ・ハラム、ナイジェリア東北部の基地制圧
◆2015/01/05 cnn.co.jp ボコ・ハラム、多国籍部隊の基地を占拠 ナイジェリア
◆2015/01/05 asahi.com ボコ・ハラムが軍事基地制圧か ナイジェリア北東部
◆2015/01/05 nikkei.com ボコ・ハラムが軍事基地制圧か ナイジェリア北東部
◆2015/01/05 毎日新聞 ボコ・ハラム:政府軍基地制圧 軍の「敗走」は社会に衝撃
◆2015/01/06 FNN 春の高校バレー 超高校級のなにわガールに注目しました。
◆2015/01/06 SPORTSPHOTO.PRO [バレーボール] 2015 春の高校バレーが開幕
◆2015/01/06 毎日新聞 ボコ・ハラム:政府軍基地制圧は戦闘能力強大化の証し
◆2015/01/07 nikkei.com 原油安が資源国に打撃 財政悪化で歳出抑制
◆2015/01/07 産経west 【春高バレー】ヒヤリ金蘭会、最後は1年宮部爆発「トス持ってきて、決めるんで」
◆2015/01/07 zakzak 1年生エース・宮部大暴れ 金蘭会3冠へ好発進!! 春高バレー女子
◆2015/01/07 東京新聞 東亜学園3回戦へ バレーボール全日本高校選手権
◆2015/01/08 nikkei.com シェル、原油流出で100億円支払い ナイジェリア住民側に
◆2015/01/09 asahi.com ボコ・ハラム、町を焼き100人超殺害か ナイジェリア
◆2015/01/09 nikkei.com ボコ・ハラムが住民多数殺害 ナイジェリア北東部
◆2015/01/09 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラムが国境の町バガ全域を焼き払う
◆2015/01/10 cnn.co.jp ボコ・ハラムが大量虐殺か、町や村制圧 ナイジェリア
◆2015/01/11 nikkei.com 女児が市場で自爆、19人死亡 ナイジェリア北東部
◆2015/01/11 yomiuri.co.jp 女児が自爆テロ、19人死亡…ボコ・ハラムか
◆2015/01/11 nikkei.com 女児「自爆」、19人死亡 ナイジェリア
◆2015/01/11 毎日新聞 ナイジェリア:少女が自爆テロ ボコ・ハラムの犯行か
◆2015/01/12 asahi.com 女児につけられた爆弾が爆発、19人死亡 ナイジェリア
◆2015/01/12 asahi.com 女児使い「自爆」・学校襲撃… ナイジェリアのテロ激化
◆2015/01/12 yomiuri.co.jp 女が自爆、「恐怖で走り出した」少女も爆発
◆2015/01/12 nikkei.com 女児2人が自爆か ナイジェリアで2日連続
◆2015/01/12 nikkei.com 女児使い爆弾テロか ナイジェリア
◆2015/01/12 AFP BB News ナイジェリアで少女の自爆相次ぐ、ボコ・ハラムが強制か
◆2015/01/12 cnn.co.jp 少女の着衣の爆弾が爆発、何者かが遠隔操作か ナイジェリア
◆2015/01/12 nikkansports.com 金蘭会182cm1年宮部藍梨3冠決めた
◆2015/01/13 nikkei.com [FT]アフリカ、中東のテロも忘れるな(社説)
◆2015/01/13 cnn.co.jp 大量虐殺から9日 遺体散乱、避難者は窮地に ナイジェリア
◆2015/01/13 yomiuri.co.jp 女が自爆、少女も「恐怖で走り出した」後に爆発
◆2015/01/14 毎日新聞 高校バレー:長身のエース、宮部藍梨 金蘭会の初V導く
◆2015/01/14 yomiuri.co.jp 「逆らったら生き埋め」自爆テロ強要された少女
◆2015/01/17 nikkei.com ボコ・ハラムのテロ拡大 ナイジェリア周辺も標的
◆2015/01/18 nikkei.com 外国人ら6人の死刑執行 インドネシア、薬物犯罪で
◆2015/01/18 Information Nigeria Match Made In Heaven! Deaf & Dumb Couple Wed In Lagos
◆2015/01/24 時事ドットコム ボコ・ハラム襲撃、15人死亡=ナイジェリア
◆2015/01/25 時事ドットコム 人質192人を解放=6日に拉致、ボコ・ハラムか−ナイジェリア
◆2015/01/25 asahi.com ボコ・ハラム、村人ら200人解放か ナイジェリア
◆2015/01/26 asahi.com ボコ・ハラムが州都襲撃、200人死亡か ナイジェリア
◆2015/01/26 cnn.co.jp ボコ・ハラムが州都を襲撃、要衝制圧か ナイジェリア
◆2015/01/26 nikkei.com ボコ・ハラムが州都襲撃 ナイジェリア北東部
◆2015/01/26 nikkei.com ボコ・ハラム、ナイジェリア北東部の州都襲撃 200人以上死亡
◆2015/01/26 yomiuri.co.jp 「仲間の異教徒の元に帰れ」拉致の190人解放
◆2015/01/27 Pulse Nigeria Watch disabled man on wheelchair joggle the ball just as well as Ronaldo, Messi
◆2015/01/29 cnn.co.jp ボコ・ハラム、「子ども兵士」多数の画像公表 訓練基地か
◆2015/01/31 AJF アフリカNOW 101号 特集:エボラウイルスの大流行に立ち向かう
◆2015/02/02 cnn.co.jp ナイジェリアの過激派ボコ・ハラム、ボルノ州都を再び襲撃
◆2015/02/02 nikkei.com ボコ・ハラムが州都襲撃 ナイジェリア、8人死亡
◆2015/02/02 nikkei.com [FT]ボコ・ハラム、アフリカで脅威拡大(社説)
◆2015/02/03 cnn.co.jp 大統領の集会直後に自爆テロ、2人死亡 ナイジェリア
◆2015/02/03 asahi.com ボコ・ハラム、少年兵の訓練画像公開 イスラム国模倣か
◆2015/02/04 毎日新聞 チャド:ボコ・ハラム掃討ナイジェリア領内に地上部隊侵攻
◆2015/02/05 nikkei.com ボコ・ハラム200人殺害 チャド軍
◆2015/02/05 National Mirror 2015 polls: How will the blind, cripple, deaf vote?
◆2015/02/08 cnn.co.jp ナイジェリア、治安懸念で大統領選を延期
◆2015/02/09 asahi.com ナイジェリア、大統領選を延期 ボコ・ハラムの攻撃続き
◆2015/02/09 yomiuri.co.jp ボコ・ハラムのテロでナイジェリア大統領選延期
◆2015/02/09 nikkei.com ナイジェリア大統領選を延期 相次ぐテロ活動で
◆2015/02/09 毎日新聞 ナイジェリア:大統領選延期…ボコ・ハラム攻撃で治安悪化
◆2015/02/09 Pulse Nigeria MAMA 2014's Best New Act celebrates birthday with the disabled
◆2015/02/10 asahi.com マララさん、国際社会の鈍い対応批判 女子生徒誘拐事件
◆2015/02/12 FAST COMPANY These African Dolls Are Outselling Barbie In Nigeria
◆2015/02/14 nikkei.com ボコ・ハラムが州都に侵入 ナイジェリア北東部
◆2015/02/16 nikkei.com ナイジェリア北東部で女が自爆テロ、10人死亡
◆2015/02/16 asahi.com 10代少女が自爆テロか 子どもら16人死亡
◆2015/02/16 Nigerian Tribune Governorship candidate donates bus, mobility devices to disabled
◆2015/02/16 AllAfrica.com Nigeria: CCD Calls on Pres Jonathan to Assent to Disability
◆2015/02/17 nikkei.com 過激派、アフリカでも猛威 政情不安の国に拠点
◆2015/02/17 yomiuri.co.jp ナイジェリアで少女が自爆テロ…16人死亡
◆2015/02/18 nikkei.com ナイジェリア軍、過激派ボコ・ハラムの300人殺害
◆2015/02/18 asahi.com ボコ・ハラム、ナイジェリア大統領選妨害を宣言
◆2015/02/18 JETRO 【ナイジェリア】市場開拓5つのヒント(2015年2月)
◆2015/02/19 asahi.com ボコ・ハラム、テロ38人死亡 「大統領選させぬ」
◆2015/02/21 yomiuri.co.jp アフリカで爆弾テロや襲撃相次ぐ…100人死亡
◆2015/02/23 yomiuri.co.jp 7歳ぐらい女児?自爆7人死亡…爆発物巻き付け
◆2015/02/23 asahi.com ボコ・ハラム、7歳女児使い「自爆」テロか 5人死亡
◆2015/02/23 毎日新聞 ナイジェリア:少女が自爆テロ 市民ら7人死亡
◆2015/02/23 AllAfrica.com Nigeria: JAMB Allays Fears of Exclusion of Visually Impaired Candidates From Computer Based Test
◆2015/02/23 the Daily Mail Is this Britain's cleverest girl? Ten-year-old is accepted on university course to study maths degree despite not going to school
◆2015/02/24 nikkei.com [FT]ナイジェリア石油相、消えた大金情報公開に前向き
◆2015/02/24 cnn.co.jp 原油安で痛手のナイジェリア、OPEC緊急会合求める
◆2015/02/25 cnn.co.jp ナイジェリアで米女性拉致 身代金要求も
◆2015/02/25 yomiuri.co.jp ナイジェリア北部で自爆テロ…ボコ・ハラムか
◆2015/02/25 asahi.com ナイジェリアで米女性誘拐、武装集団が身代金要求
◆2015/02/26 Vanguard 10 year old Nigerian in UK varsity
◆2015/02/27 nikkei.com 爆破テロ相次ぎ35人死亡 ナイジェリア、過激派か
◆2015/02/27 yomiuri.co.jp ナイジェリアで2件の爆弾テロ、35人死亡
◆2015/03/02 Nigerian Tribune INEC assures people living with disability
◆2015/03/03 cnn.co.jp ボコ・ハラム、男性2人の殺害ビデオ公開 ISISを模倣か
◆2015/03/03 毎日新聞 ボコ・ハラム:拘束男性2人の斬首映像をネットに公開
◆2015/03/03 AllAfrica.com Nigeria: Polls - Disabled Persons Will Vote in Enugu - REC
◆2015/03/06 yomiuri.co.jp 「ボコ・ハラム」が襲撃、住民68人死亡
◆2015/03/08 cnn.co.jp ボコ・ハラム、ISISへの「忠誠」を表明
◆2015/03/08 yomiuri.co.jp ボコ・ハラムか、5度の連続爆発…54人死亡
◆2015/03/08 yomiuri.co.jp ボコ・ハラム、「イスラム国」忠誠誓うツイート
◆2015/03/08 asahi.com ボコ・ハラムが「イスラム国」に忠誠表明 ネットに音声
◆2015/03/08 nikkei.com ナイジェリアで爆発、47人死亡 ボコ・ハラム関与か
◆2015/03/08 nikkei.com ボコ・ハラム、「イスラム国」に忠誠誓うメッセージ
◆2015/03/08 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラムがISに忠誠 テロ死者58人
◆2015/03/09 cnn.co.jp ナイジェリア北部で自爆テロ 死者54人、負傷者139人
◆2015/03/09 cnn.co.jp ニジェールとチャド、ボコ・ハラム掃討作戦を開始
◆2015/03/11 yomiuri.co.jp 少女の自爆テロ、34人死亡…ナイジェリア
◆2015/03/11 nikkei.com ナイジェリアで爆発、12人死亡 女が自爆テロか
◆2015/03/12 Information Nigeria NOA Urges Persons With Disability To Collect PVC
◆2015/03/12 Daily Sun Behold, Akure deaf & dumb couple who sew for the rich
◆2015/03/14 asahi.com 「イスラム国」、ボコ・ハラムの忠誠受け入れ
◆2015/03/21 CHANNELS TELEVISION Buhari Promises To Give Attention To Disability Law
◆2015/03/23 Bella Naija Buhari pledges to End Discrimination Against Persons with Disability if Elected
◆2015/03/25 nikkei.com 子ども・女性500人拉致との報道 ボコ・ハラム
◆2015/03/25 cnn.co.jp 拉致事件乗り越え大学へ ナイジェリアの少女たち
◆2015/03/26 nikkei.com シェル、ナイジェリア鉱区など2000億円で売却
◆2015/03/26 外務省 ボコ・ハラムによるテロ行為について(外務報道官談話)
◆2015/03/26 The Nation Newspaper 15,000 visually-impaired Voters get free eye treatment
◆2015/03/27 nikkei.com ナイジェリア大統領選、28日投票 経済・治安が争点に
◆2015/03/27 News24 Nigeria Group sensitises deaf women on reproductive health
◆2015/03/28 nikkei.com ナイジェリア大統領選始まる
◆2015/03/28 cnn.co.jp ナイジェリア軍、「ボコ・ハラム」本部の奪還を発表
◆2015/03/28 yomiuri.co.jp ナイジェリア軍、「ボコ・ハラム」の本部を制圧
◆2015/03/29 nikkei.com ナイジェリア大統領選、投票日を29日まで延長
◆2015/03/29 cnn.co.jp 混乱のナイジェリア大統領選、投票延期や過激派の襲撃も
◆2015/03/29 asahi.com ナイジェリア大統領選、現職と元軍政トップ対決
◆2015/03/29 asahi.com ナイジェリア大統領選 イスラム過激派襲撃で41人死亡
◆2015/03/29 nikkei.com ナイジェリア、投票所襲撃で14人死亡 大統領選
◆2015/03/29 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラム凶暴化 地域ごと火攻め
◆2015/03/30 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラム凶暴化 地域ごと火攻め 燃え尽きた草ぶき屋根の村
◆2015/03/30 yomiuri.co.jp テロ連発の大統領選、投票所などで41人死亡
◆2015/03/30 yomiuri.co.jp ナイジェリア「大統領選に不正」数千人抗議デモ
◆2015/03/30 yomiuri.co.jp ナイジェリア大統領選混乱、選管事務所に放火も
◆2015/04/01 nikkei.com ナイジェリア大統領選、野党候補が勝利宣言
◆2015/04/01 NHK ナイジェリア大統領選 元軍政指導者が当確
◆2015/04/01 nikkei.com ナイジェリア大統領選、現職が敗北受け入れ 政権交代へ
◆2015/04/01 nikkei.com ナイジェリア、政権交代へ 大統領選で野党候補が54%得票
◆2015/04/01 asahi.com ナイジェリア初の政権交代 野党候補が大統領選勝利宣言
◆2015/04/01 cnn.co.jp ナイジェリア大統領選、現職が敗北認める
◆2015/04/01 毎日新聞 ナイジェリア:民政後初の政権交代…大統領が敗北宣言
◆2015/04/01 毎日新聞 ナイジェリア:政権交代後に待ち受ける貧困と汚職問題
◆2015/04/01 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラム対策課題 政権交代、変革期待
◆2015/04/01 毎日新聞 国連安保理:ボコ・ハラム ナイジェリアから周辺国へ拡大
◆2015/04/01 外務省 ナイジェリア大統領選挙について(外務大臣談話)
◆2015/04/01 荻上チキ・Session22 「ボコ・ハラム」はどのような組織なのか−−激動する西アフリカ情勢 白戸圭一×荻上チキ
◆2015/04/02 asahi.com 国連人権理特別会合、「ボコ・ハラム」非難決議案を採択
◆2015/04/02 nikkei.com ナイジェリア、政権交代 大統領に元軍政トップ
◆2015/04/02 nikkei.com 米大統領、ナイジェリア次期大統領らと電話協議
◆2015/04/02 nikkei.com ナイジェリア新大統領、5月29日就任予定
◆2015/04/02 nikkei.com [FT]ナイジェリアで民主的政権交代(社説)
◆2015/04/03 cnn.co.jp バス停で爆発、5人死亡 女がバッグ置き去る ナイジェリア
◆2015/04/06 cnn.co.jp 「世界の暴力と抑圧の終結を」 ローマ法王、復活祭で祈り
◆2015/04/06 cnn.co.jp うれしい悩み? 米名門大13校に合格、NYの17歳
◆2015/04/08 Leadership Newspapers Deaf Association Tasks Buhari On Campaign Promises
◆2015/04/13 通商弘報 ズマ大統領がブハリ氏に祝辞、「民主的選挙」と称賛−ナイジェリア大統領選挙への反響−
◆2015/04/14 cnn.co.jp ボコ・ハラム襲撃で子ども80万人が避難 ナイジェリア
◆2015/04/14 asahi.com ボコ・ハラム、1年で5500人殺害 アムネスティ報告
◆2015/04/14 毎日新聞 ボコ・ハラム:今も220人の消息不明…女子生徒拉致1年
◆2015/04/18 cnn.co.jp 世界の女性富豪 各地域のトップは?
◆2015/04/19 毎日新聞 ナイジェリア:謎の病気発生 WHO「除草剤原因」
◆2015/04/19 AFP BB News ナイジェリアで「謎の病」、24時間で死亡 既に18人が犠牲に
◆2015/04/20 cnn.co.jp 18人が相次ぎ「謎の死」、原因は密造酒か ナイジェリア
◆2015/04/20 専修大学社会科学研究月報 ナイジェリアにおける石油戦争−国家・少数部族・環境汚染−
◆2015/04/22 asahi.com ナイジェリア「謎の病」、原因は… WHOが沈静化図る
◆2015/04/24 The Guardian Nigeria Groups task President-elect on anti-corruption war, disability bill
◆2015/04/28 cnn.co.jp ナイジェリア北東部の町に数百人の遺体 ボコ・ハラムか
◆2015/04/28 通商弘報 両国関係に亀裂、経済への影響を懸念−南アの外国人排斥運動−
◆2015/04/29 cnn.co.jp ナイジェリア軍、少女ら293人救出 ボコ・ハラム拠点急襲
◆2015/04/29 asahi.com ナイジェリア軍、ボコ・ハラムから少女ら293人救出
◆2015/04/29 yomiuri.co.jp ボコ・ハラム拉致の少女ら293人、軍が救出
◆2015/04/29 毎日新聞 ナイジェリア:拉致された少女、女性ら293人を救出
◆2015/04/30 nikkei.com ナイジェリア軍、ボコ・ハラム拠点から新たに160人救出か
◆2015/04/30 Leadership Newspapers Including Persons Living With Disability In The Scheme Of Things
◆2015/04/30 AllAfrica.com Nigeria: Hearing Impaired Adolescents Excluded From Sexual Health Education
◆2015/05/01 cnn.co.jp ナイジェリア軍、さらに人質160人救出 過激派が拉致
◆2015/05/01 yomiuri.co.jp ボコ・ハラムのキャンプから女性ら460人救出
◆2015/05/02 cnn.co.jp 過激派人質の少女ら救出続く、新たに234人 ナイジェリア
◆2015/05/02 nikkei.com ナイジェリア軍「新たに234人救出」 ボコ・ハラムの拠点から
◆2015/05/02 asahi.com ナイジェリア軍、ボコ・ハラムから少女ら234人救出
◆2015/05/06 Leadership Newspapers DESOPADEC Donates 35 Tricycles To Disabled Persons In Delta
◆2015/05/07 asahi.com 世界の国内避難民3800万人に 前年比470万人増
◆2015/05/10 cnn.com Teen accepted by all 8 Ivy League schools chooses Yale
◆2015/05/17 Pulse Nigeria Why visually impaired singer would like to see for 1-day
◆2015/05/18 AllAfrica.com Nigeria: Video - Campaign for Medical Outreach to School for the Deaf
◆2015/05/22 cnn.co.jp アフリカ最大の産油国で深刻なガソリン不足
◆2015/05/24 cnn.co.jp ナイジェリア軍、ボコ・ハラム拠点を攻撃 女性ら20人救出
◆2015/05/24 cnn.co.jp 西アフリカで巨大鉄道網実現へ 経済発展を視野に
◆2015/05/25 AllAfrica.com Nigeria: Government Hasn't Done Well for People With Disability - - Dr Yinka Akindayomi
◆2015/05/26 cnn.co.jp ボコ・ハラムが村を襲撃、10人殺害 ナイジェリア北東部
◆2015/06/01 asahi.com ナイジェリア、モスクで爆発26人死亡 ボコ・ハラムか
◆2015/06/02 cnn.co.jp ナイジェリアでタンクローリーがバス停に突入、69人死亡
◆2015/06/02 SOCCER KING ナイジェリア北東部ムビのサッカー場で爆弾攻撃…サポーター標的に
◆2014/06/03 毎日新聞 ナイジェリア:北東部の中心都市でテロ、50人死亡
◆2015/06/04 asahi.com 市場で爆発、50人死亡 過激派ボコ・ハラムの犯行か
◆2015/06/04 asahi.com ナイジェリア軍、市民8千人超殺害か アムネスティ報告
◆2014/06/05 毎日新聞 ナイジェリア:軍拘束7000人以上死亡 人権団体発表
◆2015/06/08 Leadership Newspapers SUCCOUR: Al-Makura Takes Custody Of 6-year-old Disabled Boy
◆2015/06/13 AFP BB News 豪がナイジェリア下すも試合終了間際にハプニング、女子サッカーW杯
◆2015/06/14 Leadership Newspapers Disabled Urges Zamfara Govt To Establish Boarding School
◆2015/06/17 cnn.co.jp ボコ・ハラムに拉致され妊娠、救出後も疎外 被害女性が語る実態
◆2015/06/23 asahi.com 少女2人が自爆テロ、30人死亡 ボコ・ハラムの犯行か
◆2015/06/24 cnn.co.jp 12歳少女が市場で自爆、10人死亡 ナイジェリア
◆2015/06/24 Leadership Newspapers Al-Makura Urges NASS To Pass Disability Bill
◆2015/06/26 Jeune Afrique シアの実:「需要はまもなく供給を超えるだろう」
◆2015/06/26 Voice of America Turning Nigeria's Disabled From Beggars to Workers


【参考】
◇ブログ ナイジェリアの生活日記 4年間過ごしたナイジェリアでの想い出を綴ります


【参考図書】
アフリカと政治 紛争と貧困とジェンダー 改訂版
戸田真紀子著 お著の水書房 2,400円+税 2013年9月 [amazon]

「わたしたちがアフリカを学ぶ理由」とのサブ・タイトルも付された本は、内容がもりだくさんで、論じられている事象や地域についてなじみがない人にはちょっととっつきにくいかなと感じました。
ケニアの女性が立ち上げて運営するママ・ハニ孤児院を紹介する終章「立ち上がる草の根の人々とその声」、次いであやうく「姦通罪」への処罰としての石打ち刑で殺されるところであったアミナ・ラワルさんが直面したナイジェリアの政治情勢を分析する第7章「女性だけが背負う重荷」と読み進め、そこで論じられている問題を読み解くために他の章を読むという読み方がありそうだなと思いました。

序章 アフリカを勉強する10の理由
第1部 アフリカの「民族紛争」の神話と現実
 第1章 アフリカの「民族」とは何か
 第2章 アフリカの民族紛争の「神話」
 第3章 突出する紛争犠牲者
 第4章 選挙民主主義が紛争を生み出す矛盾
 第5章 ナイジェリアの宗教紛争
第2部 ジェンダーから見るアフリカ
 第6章 アフリカの女性と「人間の安全保障」
 第7章 女性だけが背負う重荷
終章 立ち上がる草の根の人々とその声


アフリカ可能性を生きる農民−環境-国家-村の比較生態研究
島田周平著 京都大学学術出版会 ¥3,780 四六判 270p 2007年2月 [amazon]

ナイジェリア、ザンビアでの農村調査を比較・検討しながら、アフリカの農村の多様性と共通性について考察する。

アフリカの医療・障害・ジェンダー−ナイジェリア社会への新たな複眼的アプローチ
落合雄彦, 金田知子編 晃洋書房 ¥3,300 A5版 257ページ 2007年3月 [amazon]

精神障害当事者の手記、当事者インタビューなども収録。ナイジェリアの精神医療がどうなっているのか、どのように調べていけばよいのかが判る。

【関連するセミナーを開催しました】
落合さんの話、たいへん興味深いものでした。
僕にとっては、以下が印象的でした。

  1. 精神医療に関心をもつ連れ合いさんと一緒に調査旅行を行ってきた中で、ナイジェリア、リベリア、シエラレオネなどの精神病院を訪ねたり、精神科医や患者へのインタビューを行うようになった。
  2. 西アフリカの精神病院に入院している患者にはアディクションの人が多く、ドラッグ依存症の人たちの話を聞いて、違ったアフリカが見えてきた。
  3. 精神病の診断、治療は、患者そして医療者の暮らす社会の文化、慣習、歴史などが大きく関わっているので、「アフリカ植民地期精神医療」という概念がなりたつ。
  4. 1990年代から、アフリカ植民地期精神医療に関する研究が発表されるようになっている。
  5. 英植民地省は、1950年代末〜60年代初めにかけてケニア中央部(ホワイト・ハイランド)で展開された「マウマウの乱」の調査を精神科医に命じ、その報告書が残されている。
  6. 現在アフリカ社会は、高ストレス社会であり、まだ調査結果の数字として現れていないもののうつ病を患うアフリカ人はかなり多いと思う。
  7. アフリカのドラッグ依存症の人びとに話を聞いていると、こんなにもと思うほど誰にも頼ることができず孤独と感じる。


 
 
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ボコ・ハラムが村を襲撃、15人死亡 ナイジェリア北部

cnn.co.jp

2015.01.01 Thu posted at 13:23 JST

ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北部の村がイスラム過激派「ボコ・ハラム」の襲撃を受け、少なくとも15人が殺害されたほか、複数の住宅が放火されたことが1日までに分かった。逃げ出してきた村民や軍将校が明らかにした。

襲撃があったのは12月30日。数十人のボコ・ハラムのメンバーが銃や火炎瓶で武装して村に進入し、無差別に銃を撃ち、住宅に火を放った。

逃げ出した村人によれば、ボコ・ハラムは15人を殺害した。犠牲者の大部分は、ボコ・ハラムからの襲撃に備えて村を警備をしていた若者たちだったという。

ボコ・ハラムは昨年4月、北東部の学校を襲撃して、女子生徒200人以上を誘拐した。生徒の多くを奴隷として売ったと主張するなど、国際社会から非難を浴びている。



 
 
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人工衛星だいち:データで下水調査 アフリカの衛生対策に

毎日新聞 2015年01月04日 14時05分(最終更新 01月04日 15時20分)

日本の人工衛星の観測データを、途上国の感染症対策に生かす試みが始まり、途上国や世界保健機関(WHO)の期待が高まっている。宇宙からとらえた地形データをもとに、ウイルスを含む可能性のある水の流れを把握することによって、感染源の調査などに活用できるという。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は昨年7月、WHOの要請を受け、陸域観測技術衛星「だいち」(2011年運用終了)の観測結果から作成した西アフリカの地形データを提供した。だいちは、災害時の被害把握にデータを利用したほか、地球全体の地形データを収集した。

WHOから求められたのはナイジェリアのデータ。同国では、下水を採取してポリオウイルスの有無を調べ、感染源や流行地域を推定している。しかし、下水道が整備されていないため、下水は地形に沿って流れ、採取地点の選定や排出源の把握が難航していた。

WHOは、5メートル単位で高低差などを見分けられるだいちに着目。地形データから下水の排出源や流れを割り出し、効率的な採取地点を探せるようになった。排出源の面積が、従来の分析より5倍広がった地域もあったという。WHOは「地形が入り組んだ都市部でも役立つ」と評価している。

JAXAは今後、エボラ出血熱などの患者を医療機関に搬送する最短ルートを決める際にも、データ活用を提案する予定だ。JAXA衛星利用推進センター国際業務推進室の矢部志津・主任開発員は「衛星データは、標高図や航空写真が整備されていない途上国で需要が高まっている。今後も、公衆衛生分野での活用を提案したい」と話す。【大場あい】



 
 
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過激派ボコ・ハラム、また住民拉致 少年ら40人

cnn.co.jp

2015.01.04 Sun posted at 14:54 JST

(CNN) アフリカ西部ナイジェリアの北東部ボルノ州で4日までに、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が1カ所の村落を襲い、10〜23歳の少年ら40人を拉致する事件が起きた。

拉致から逃れた一部の住民が証言した。これによると、攻撃ライフル銃などで武装する戦闘員は先月31日、マラリ村を襲撃、ボコ・ハラムの過激な教義を説いた後、約40人を拉致し車で森の方角へ連れ去ったという。

事件発生の情報は、ボコ・ハラムによる同州内での以前の攻撃で携帯電話の中継塔が破壊されたことなどがあり、伝達が遅れていた。

ボコ・ハラムはナイジェリア内におけるイスラム法(シャリア)に基づく厳格な統治の実現を求めて武装闘争を進めている。暗殺や爆弾テロの他、住民らの大規模拉致も繰り返している。

昨年4月には同州チボクで女子生徒200人以上を誘拐し、国際社会の非難を集めていた。若い男性や少年の拉致事件も起こしており、同年8月にはドロン・バガ村を襲い、少なくとも97人を連れ去っていた。



 
 
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ナイジェリアで男子40人誘拐 ボコ・ハラムの犯行か

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年1月4日18時43分

ナイジェリア北東部で、武装集団が村を襲い、10代と20代前半の男子40人を誘拐した。昨年4月に女子生徒200人以上を誘拐したイスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。逃げてきた村人が状況を周囲に伝え、3日に明らかになった。

AFP通信などによると、武装集団は昨年12月31日夕、銃を備え付けたトラックで村を襲撃。屋外に村のすべての男性を集めた後、10〜23歳の男子だけを選んで連れ去ったという。

村人によると、イスラム国家の樹立を目指すボコ・ハラムは最近、組織の戦闘員として使うため、近くの村々を襲って若い男子を誘拐しているという。

一方、隣国のカメルーン北部では1日、ボコ・ハラムとみられる武装集団がバスを襲い、15人以上を殺害した。多数のけが人が出ており、治安関係者は、死者数は増加する恐れがあるとしている。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラム:支配拡大 チャド国境の基地奪取

毎日新聞 2015年01月04日 21時36分(最終更新 01月05日 01時23分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派「ボコ・ハラム」は3日、チャドとの国境に近いバガに侵攻し、軍基地を奪った。隣国カメルーン北部への侵入と攻撃も繰り返しており、従来のゲリラ戦術から転じて勢力圏拡大を図るボコ・ハラムが、国境周辺での攻勢を強めている。

◇ゲリラ戦から転換

AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、ナイジェリアやチャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきたバガの基地に激しい攻撃を加えた。数時間の交戦の末、4日までに政府軍は基地を放棄し退却した模様だ。バガはナイジェリア北東部ボルノ州北部で政府側が掌握していた最後の都市とも伝えられており、多くの住民が漁船やカヌーなどに乗ってチャド湖の対岸にあたるチャドに逃げている。

隣国カメルーンでも同国政府軍とボコ・ハラムとの衝突が激化している。1日には同国北部のワザで路線バスを襲撃し、少なくとも乗客15人が死亡した。

ロイター通信によると、ボコ・ハラムは先月28日ごろにも、カメルーン北部のリマニなど5カ所に一斉に侵攻し、アシガシヤで軍施設をいったん制圧したが、政府軍の空爆を受け退却したという。カメルーン軍がボコ・ハラムを空爆したのは初めて。一連の戦闘でボコ・ハラム戦闘員40人以上が死亡した。先月17日にもカメルーン軍との交戦で116人が死んでいる。

ボコ・ハラムは、これまでにもカメルーン北部で中国人労働者やカメルーンの副首相の妻らを拉致する事件を起こし、同国軍がナイジェリア国境近くに精鋭部隊を展開していた。

ボコ・ハラムは2009年以降、ナイジェリア北東部で政府機関やキリスト教会、穏健派イスラム指導者などに対しテロを繰り返してきた。昨年4月には女子高を襲撃し、少女約270人を拉致して世界中の批判を集めた。12月31日にも、ボコ・ハラムと見られる武装集団が村を襲い、少年ら約40人を拉致した。

従来ゲリラ戦術をとってきたボコ・ハラムだが、イラクとシリアで勢力を拡大するイスラム過激派「イスラム国」によるイスラム国家建国宣言(昨年6月)に支持を表明して以降、イスラム国をまねるように町や村を制圧する戦術もとり始め、昨年8月には支配地域でイスラム国家樹立を宣言した。

ボコ・ハラムは国際テロ組織アルカイダの北・西アフリカ分派組織から武器支援を受けてきた。さらに最近では、カダフィ政権崩壊後に武器の国外流出が続く北アフリカのリビアから、チャドやカメルーンを経由してボコ・ハラムに武器が流入している可能性を指摘する声も出ている。

ナイジェリア北部は石油を産出する南部に比べて貧しく、政治などに不満を抱く若者をボコ・ハラムが戦闘員として吸収してきた側面がある。カメルーン北部やチャドのチャド湖沿岸地域も貧しい地域で、ボコ・ハラムにとって新しい戦闘員の供給源となっているとみられ、ボコ・ハラムは武器の流通路や戦闘員の供給源の確保を狙い、隣国への浸透を図っている模様だ。

また、ボコ・ハラムは、政府軍に拘束された戦闘員と交換する目的で組織的に少年や少女を拉致している、との分析がある。



 
 
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ボコ・ハラム、ナイジェリア東北部の基地制圧

The Yomiuri Shimbun

2015年01月05日 11時48分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」は3日、隣国チャドとの国境に近い東北部ボルノ州バガの軍事基地を攻撃、目撃者によると、4日までに制圧した。

基地は、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3か国の合同部隊がボコ・ハラム対策の重要な拠点としていたが、数時間の戦闘の末に撤退したという。

ボコ・ハラムは基地の他、周辺の5町村を攻撃、数百の住宅に放火するなど略奪行為も行っており、死者も出ている。大勢の住民がチャドに向かって逃げたという。

ボコ・ハラムは昨年8月、ナイジェリア東北部で「イスラム国家」の樹立を表明。その後、ボルノ、アダマワ両州を中心に支配地域を拡大している。



 
 
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ボコ・ハラム、多国籍部隊の基地を占拠 ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.01.05 Mon posted at 10:33 JST

(CNN) ナイジェリア北東部バガの郊外にある多国籍部隊の基地がイスラム過激派「ボコ・ハラム」に襲撃され、数時間にわたる戦闘の末に占拠された。政府当局者が明らかにした。

当局者によると、重装備した相当数の集団が3日に基地を襲撃し、ナイジェリア、ニジェール、チャド軍で構成する多国籍部隊との間で戦闘が発生。ボコ・ハラム側が多国籍部隊を圧倒し、基地を占拠した。当時基地にいた兵士の数は分かっていない。

多国籍部隊は軽火器の蔓延や人身売買の横行に対抗する目的で1998年に創設され、最近ではボコ・ハラムの掃討にかかわっていた。

隣国チャドに逃れたバガの住民は、武装集団が数百棟の民家に放火し、商店を略奪したと証言。住民に対する無差別な銃の乱射で大量の犠牲者が出た可能性があると話している。

ボコ・ハラムは2009年以来、ナイジェリア北部で警察や学校、教会、民間人に対する襲撃や、政府庁舎を狙った爆弾事件を繰り返している。



 
 
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ボコ・ハラムが軍事基地制圧か ナイジェリア北東部

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年1月5日11時45分

ナイジェリア北東部の軍事基地が、イスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる武装集団に襲われ、制圧された模様だ。AFP通信などが伝えた。襲撃は3日にあり、目撃者の証言などで4日、明らかになった。

同通信などによると、基地は隣国のニジェール、チャド、カメルーンとの国境近くにあり、各国の合同部隊によって越境犯罪やボコ・ハラム対策の司令部として使われていた。ナイジェリア軍が主に駐屯していた。

ボコ・ハラムとみられる集団は武装車両で基地を襲い、数時間の銃撃戦の末、基地を制圧した。犠牲者の数は明らかになっていないが、数百の家が焼かれ、住民はチャドに逃げているという。

昨年12月31日には、ナイジェリア北東部の村で、ボコ・ハラムとみられる武装集団が10〜23歳の男子40人を誘拐。今月1日にはカメルーン北部でバスが襲われ、15人以上が殺害されている。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラムが軍事基地制圧か ナイジェリア北東部

nikkei.com

2015/1/5 10:09

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ボルノ州バガ近郊の同国軍の基地が3日、イスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団に襲撃され、数時間にわたる銃撃戦の後に基地の兵士らが逃走、制圧された。フランス公共ラジオなどが伝えた。

バガはニジェール、チャド、カメルーンとの国境近く。武装集団はバガや周辺の地域も襲撃し、多くの住民らがチャドに逃げ込んだという。英国放送協会(BBC)は4日、逃走した住民の話として、多くの人が殺され、バガの町は炎上したと伝えた。

ロイター通信によると、基地は国境を越えた犯罪を取り締まる各国の合同部隊の司令部とされるが、実際にはナイジェリア軍の兵士だけが駐屯している。

ボコ・ハラムは昨年4月、ボルノ州で女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難を浴びた。その後もナイジェリア北東部で町や村の襲撃を繰り返し、管理の緩い国境をまたいでカメルーンなどにも勢力を拡大している。



 
 
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ボコ・ハラム:政府軍基地制圧 軍の「敗走」は社会に衝撃

毎日新聞 2015年01月05日 18時01分(最終更新 01月05日 18時06分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムが3日、チャド国境に近いバガに侵攻し、政府軍の基地を制圧した。ボコ・ハラムが武器も奪取していれば、さらに攻勢を強めるのは必至だ。一方、軍の「敗走」は社会に衝撃を与えるとみられる。

AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきたバガの基地に激しい攻撃を加えた。数時間の交戦の末、政府軍側は基地を放棄して退却した模様だ。

バガは、ナイジェリア北東部ボルノ州の北部で政府側が掌握している最後の都市とも伝えられていた。多くの住民が、漁船やカヌーなどに乗ってチャド湖の対岸にあるチャドに逃れたという。

バガ侵攻でボコ・ハラムは、大量の戦闘員を送り込んで、軍や住民による自警組織を数で圧倒したとも報じられている。ボコ・ハラムは最近、拠点のナイジェリア北部だけでなく、チャド、カメルーンなどで戦闘員への勧誘活動を加速させているという。

また、カダフィ政権崩壊後に国外への武器流出が続く北アフリカ・リビアから、チャドやカメルーン経由で武器を入手しているとの見方もあり、装備面でも強大化している可能性がある。



 
 
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[バレーボール] 2015 春の高校バレーが開幕

SPORTSPHOTO.PRO

春の高校バレーとして長年親しまれてきた、第67回全日本バレーボール高等学校選手権大会が5日、東京体育館で開幕した。第1日目の5日は、シード校はまだ出場せず6日からの参戦となる。

男子の最注目選手は、何と言っても秋田・雄物川の2年生アタッカー、鈴木祐貴だ。203cmの長身から繰り出すスパイクは止まらない。「大きな試合の方が気持ちいいですね」と話す、身長に見合った大物ぶりだ。6日は高松工芸と対戦。

優勝の大本命はインターハイ、国体の2冠を制し、3冠を狙う東福岡。エース金子聖輝と永露元稀が牽引する。京都の強豪・洛南高校と第1試合で戦う。

春高出場権獲得の夜に倒れ、翌朝亡くなった小磯前監督のシューズをはいて指揮を執るというコーチから昇任した佐藤監督率いる東亜学園も1回戦を勝ち進んだ。

女子の最注目選手は、熊本信愛の古賀紗里那。全国無冠のスーパー女子高生がタイトルを獲得する最後のチャンスだ。

大阪・金蘭会が優勝筆頭候補。ナイジェリアハーフの1年生・宮部藍梨を中心に、攻撃力の高いバレーを展開する。長岡商業と対戦。

2回戦からの日程は、1月6日(火)・1月7日(水)、10日(土)・11日(日)、東京体育館にて。



 
 
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ボコ・ハラム:政府軍基地制圧は戦闘能力強大化の証し

毎日新聞 2015年01月06日 01時41分

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムが政府軍基地を制圧したことは、同勢力の戦闘能力が強大化していることを示している。基地制圧時に軍の武器も入手していれば、攻撃力のさらなる向上は必至で、今後カメルーンなど隣国でも大規模な攻撃や侵攻に出る恐れもある。

AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、チャド国境に近い北東部バガの基地を攻撃。数時間の戦闘の末、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきた基地を奪った。

バガ侵攻に際しボコ・ハラムは、大量の戦闘員を送り込んで、軍や住民による自警組織を数で圧倒したと報じられている。

ボコ・ハラムは最近、拠点のナイジェリア北部だけでなく、チャド、カメルーンなどで戦闘員への勧誘活動を加速。また、カダフィ政権崩壊後に国外への武器流出が続く北アフリカ・リビアから、チャドやカメルーン経由で武器を入手しているとの指摘もある。

ボコ・ハラムは昨年末、カメルーンの5カ所の町や村に一斉に侵攻。1日には同国北部ワザでバスを襲撃し、少なくとも15人を殺害するなど、隣国での攻撃も頻発している。



 
 
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原油安が資源国に打撃 財政悪化で歳出抑制

nikkei.com

2015/1/7 1:01

【カイロ=押野真也】原油など商品価格の下落がロシアやブラジルなど資源国の経済に打撃を与えている。年明け早々に1バレル50ドルを割り込む急速な原油安は多くの産油国にとって想定外で、歳出抑制など一段の対応を迫られそうだ。消費国に恩恵となる原油安は世界経済全体にとってはプラスとみられるが、資源国経済の急速な悪化が各地に広がり混乱をもたらすリスクも意識されている。

原油価格は昨年6月のピークの半値以下に下がった。資源国の一部は歳入の大部分を商品の輸出代金に頼っており、経済や財政が悪化する懸念から通貨に下落圧力が増す。

通貨の急落を防ぐため緊急利上げに追い込まれる国も相次ぐ。ロシアは昨年12月に6.5%の大幅な緊急利上げを決めた。

ロシアはウクライナ危機を巡る欧米の経済制裁に原油安が追い打ちをかけた。外貨準備高は昨年12月時点で4000億ドル(約48兆円)弱あるが、景気低迷下で金利と物価が上がる厳しい状況となっている。政府はこれまでのような大規模なインフラ事業や福祉関連の支出は抑制せざるを得なくなる。

イランは3月に始まる新年度予算で、前提となる原油の想定価格を今年度の1バレル100ドルから72ドルに引き下げた。財政がさらに悪化すれば、食料補助金の削減や所得税の増税に着手するとの観測もある。

世界最大の産油国であるサウジアラビアが昨年12月25日に発表した新年度予算では原油販売収入の減少見通しから4年ぶりの赤字予算となった。

ガソリン輸入が多いブラジルは目先、原油安の恩恵を受ける。ただ、中長期的には政府が期待を寄せる海底油田の開発に悪影響が出る恐れがある。

同国が5日発表した14年の貿易収支は14年ぶりの赤字に転落した。鉄鉱石など資源価格の低下が響いた。通貨下落に伴い民間企業の外貨建て債務を巡って市場の不安が広がっている。外貨準備が急減したベネズエラはデフォルト(債務不履行)懸念が高まっている。

ナイジェリアは昨年11月、利上げと通貨の切り下げに追い込まれた。物価が高騰し、貿易収支が悪化すると懸念される。国連アフリカ経済委員会(UNECA、本部アディスアベバ)のカルロス・ロペス事務局長は「原油価格の下落はアフリカ経済にとって(西アフリカで猛威を振るう)エボラ出血熱よりもはるかに深刻だ」と警戒する。

国際通貨基金(IMF)は昨年12月、7%超えと予測していたナイジェリアの15年の国内総生産(GDP)の伸び率を5%前後に下方修正した。ドイツ銀行はアフリカ大陸で2位の産油国であるアンゴラについて、15年に財政収支を均衡させるには原油価格が1バレル110ドル前後を維持する必要があり、大幅な歳出削減を迫られる可能性があると指摘した。

産油国ガーナのマハマ大統領は「(価格が)落ち込んだままであれば歳出に影響する」と述べ、道路や港湾などインフラの建設計画を見直す必要があると示唆した。

民主化が遅れる資源国では政府が補助金など財政の大盤振る舞いで国民の不満をそらしてきた面がある。原油安による大幅な歳出削減は政治的な安定を損なう恐れもある。



 
 
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2015.1.7 21:49

【春高バレー】
ヒヤリ金蘭会、最後は1年宮部爆発「トス持ってきて、決めるんで」

産経west

1月7日、東京体育館で行われた「春高バレー」全日本高校選手権。女子で高校3冠を狙う金蘭会(大阪)を準々決勝の窮地から救ったのは、1年生エースの宮部だった。「ここまで来て、緊張しているのは言い訳にならない」。身長182cm、最高到達点309cmの豪打が炸裂し、粘る鹿児島女を振り切った。23−25、25−23、25−23。

2019の第3セット。「トスを持ってきてください、決めるんで」。タイムアウトでセッターの堀込主将に頼み込んだ。第1セットを落とし、このセットも中盤まで追う展開。宣言後は右に左にアタックを決め、最後は高い打点からセンターに豪快にたたきつけてフィニッシュ。「自分がやらないと負けると思った」とコートをはねて喜んだ。

父がナイジェリア出身。昨年のアジアユースではMVPに輝いた注目株だが「(周囲に)打たされているだけ」(池条監督)のおとなしい選手だった。だが、堀込主将らから常にエースの自覚を求められ、変わった。「甘えている部分があった」。この日、率先してトスを要求した姿に堀込主将は「頼もしかった」とうれしそうにほめた。

池条監督が「何回も諦めかけた」とこぼすほどの大接戦を制し、金蘭会初のベスト4に進んだ。「3冠という目標がある。1年間やってきたことをぶつけて集大成を見てもらいたい」と宮部。舞台をセンターコートに移しても、一歩も引かない。(坂井朝彦)



 
 
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1年生エース・宮部大暴れ 金蘭会3冠へ好発進!! 春高バレー女子

zakzak

2015.01.07

バレーボールの全日本高校選手権第2日は6日、東京体育館で2回戦が行われた。女子は全国高校総体、国体に次ぐ3冠を狙う金蘭会(大阪)や2連覇を狙う九州文化学園(長崎)、熊本信愛女学院が、男子は総体覇者の東福岡や創造学園(長野)、東亜学園(東京)が3回戦に進出した。

昨年のインターハイ、国体を制した金蘭会が、3冠に向けて好発進。1年生エースの宮部は「まずは1勝できてほっとしている。もっといいプレーが出せるようにしたい」と気を引き締めた。

ナイジェリア出身の父を持つ宮部は、身長182センチのアタッカー。昨年のアジア・ユース選手権で最優秀選手に選ばれた。ストレート勝ちしたこの日の長岡商戦も最高到達点306センチの高い打点から強打を打ち込み、攻撃の中心として活躍。

精神面の成長も後押ししている。「(これまでは)どこかで、自分じゃなくて他の人がやってくれるかなって、少し甘えている部分があった」と話すが、弱気な素振りは微塵も見せない。セッターの堀込主将は「エースという意識を持たせて練習してきた。その自覚を発揮してくれた」と後輩の成長をたたえた。

主砲の攻撃力だけでなく、レシーブなど守備面も堅い。選手たちが大舞台に慣れていることも強みだ。池条監督は「普段通りやってくれている。特別な気持ちが見えず、落ち着いている」と力強くうなずいた。



 
 
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東亜学園3回戦へ バレーボール全日本高校選手権

東京新聞

2015年1月7日 朝刊

バレーボールの全日本高校選手権第2日は6日、東京体育館で2回戦が行われ、女子は全国高校総体、国体との3冠を狙う金蘭会(大阪)や2連覇を狙う九州文化学園(長崎)熊本信愛女学院が、男子は総体覇者の東福岡や創造学園(長野)東亜学園(東京)が3回戦に進出した。男子は203センチの注目選手、鈴木祐を擁する雄物川(秋田)と前回準優勝の鹿児島商が敗退した。

 金蘭会は長岡商(新潟)に、日本代表の古賀を擁する熊本信愛女学院も就実(岡山)にストレート勝ちした。東福岡は2−1で洛南(京都)に競り勝ち、雄物川は1−2で高松工芸(香川)に敗れた。7日は3回戦と準々決勝が行われる。

◆3冠目指す金蘭会 1年宮部、攻撃の要

 昨年のインターハイ、国体を制した金蘭会が3冠に向けて好発進した。1年生エースの宮部は「まずは1勝できてほっとしている。もっといいプレーが出せるようにしたい」と気を引き締めた。

 父がナイジェリア出身の宮部は身長182センチのアタッカーで、昨年のアジア・ユース選手権で最優秀選手に選ばれた。ストレート勝ちしたこの日も最高到達点306センチの高い打点から強打を打ち込み、攻撃の中心として機能した。



 
 
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シェル、原油流出で100億円支払い ナイジェリア住民側に

nikkei.com

2015/1/8 1:05

【フランクフルト=加藤貴行】英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは7日、2008年に起きたナイジェリアでの原油流出事故の責任を取って、総額5500万ポンド(約100億円)を住民側に支払うことで和解したと発表した。環境破壊による賠償責任を巡り、両者が裁判で争っていた。

事故は同国南部ボドのパイプラインで2度にわたり原油が漏れ、周辺のマングローブなどの環境が破壊された。シェルは運営面での過失を認め、漁師ら住民に対し総額3500万ポンド、自治体に2000万ポンドを支払う。ただシェルは他の原油の流出について「パイプラインからの違法な原油の抜き取りなどが原因」と主張している。

かつてナイジェリアはシェルにとってアフリカ最大規模の生産国だった。近年の収益悪化を受けて昨年に損失を計上し、油田権益の売却を進めている。



 
 
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ボコ・ハラム、町を焼き100人超殺害か ナイジェリア

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年1月9日19時02分

ナイジェリアでテロ攻撃を続けるイスラム過激派「ボコ・ハラム」が、同国北東部バガの政府軍基地を制圧し、町全体を焼き払って少なくとも100人以上が殺害された模様だ。犠牲者数は今後大幅に増える可能性がある。

ロイター通信などによると、ボコ・ハラムは3日にチャド国境に近いバガのナイジェリア軍基地を襲撃・制圧。その後、6日から市民に無差別射撃を開始し、家を焼き始めた。町から逃げてきた複数の目撃者によると、すでに町全域が焼き払われており、複数の女性が誘拐され、女性や子どもを含めた多数の遺体が路上に放置されているという。バガの人口は約1万人とされるが、町に人の気配はないという。

ボコ・ハラムは昨年4月に学校を襲って女子生徒200人以上を誘拐し、昨年だけで1万人以上を殺害。来月14日の同国大統領選を前に、活動を活発化させている。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラムが住民多数殺害 ナイジェリア北東部

nikkei.com

2015/1/9 10:18

【アディスアベバ=共同】ロイター通信によると、ナイジェリア北東部ボルノ州バガが6日から7日にかけ、イスラム過激派ボコ・ハラムの武装集団による襲撃を受け、住民ら多数が殺害され、住宅が燃やされた。

バガは3日にも襲撃され、ナイジェリアと周辺国でつくる合同部隊の基地が制圧されたばかり。地元有力者は8日、この襲撃で100人以上が殺害されたと語った。基地は依然としてボコ・ハラムの支配下にあるとみられる。

ボコ・ハラムは昨年4月、ボルノ州で女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難を浴びた。その後も北東部で町や村の襲撃を繰り返し、管理の緩い国境をまたいでカメルーンなどにも勢力を拡大している。



 
 
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ナイジェリア:ボコ・ハラムが国境の町バガ全域を焼き払う

毎日新聞 2015年01月09日 12時14分(最終更新 01月09日 13時05分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムが7日、チャドとの国境に近いバガの町に激しい攻撃を加えた。地元住民の話などを報じた英BBC放送によると、町のほぼ全域が焼き払われ、多数の遺体が通りに散乱している状態で、相当数の犠牲者が出た模様だ。

バガの人口は約1万人とされるが、攻撃後は町から人気が消え、多数の遺体が野ざらしになっているという。

ボコ・ハラムは今月3日にバガに侵攻し、数時間の戦闘の末、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に用いてきた軍基地を奪っていた。7日になって今度は町そのものと市民を標的に大規模攻撃をかけた可能性がある。



 
 
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ボコ・ハラムが大量虐殺か、町や村制圧 ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.01.10 Sat posted at 15:49 JST

(CNN) アフリカ西部ナイジェリア北東部の地方行政当局者は10日までに、同国北部に拠点を築くイスラム過激派「ボコ・ハラム」が先週末、北東部のバガ町や隣接する複数の村落を制圧し、数百人もしくは数千人規模の住民らを殺害したと述べた。

3万人以上が居住先を失ったという。北東部では3日、ボコ・ハラムが多国籍部隊の基地を襲撃し、占拠していた。同部隊はボコ・ハラムの掃討作戦に従事していた。

バガを管轄する地方政府の責任者は殺害された住民らは2000人以上と主張した。ただ、この数字の根拠には触れなかった。一方、バガの行政の責任者は被害者は数百人規模とした。正確な数字は戸別調査が終了すれば判明すると述べた。

同町の住民は4日、CNNの取材に応じ、ボコ・ハラムは数百戸の民家に放火し、略奪を重ねたと証言。逃げ惑う住民に無差別発砲も行ったとし、犠牲者は相当な人数に達する可能性を示唆した。

バガ町の行政責任者は、ボコ・ハラムは先週末の襲撃で16カ所の村落を制圧、逃げた住民の自宅などを焼いたと述べた。

ボコ・ハラムのテロ活動は2009年以降激化し、警察署、学校、教会や一般住民を襲い、政府庁舎への爆弾攻撃も行っている。また、女子生徒などの拉致も繰り返している。



 
 
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女児が市場で自爆、19人死亡 ナイジェリア北東部

nikkei.com

2015/1/11 1:49

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で10日、10歳前後とみられる女児が自爆し、少なくとも19人が死亡した。フランス公共ラジオなどが伝えた。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。この市場では昨年にも2回、女性による自爆テロがあった。

市場の入り口で、金属探知機に反応した女児が身体検査を受けている際に爆発したという。目撃者は「女児は体に何を装着されているか知らなかったのではないか」と語った。

ボコ・ハラムは今月初めにボルノ州バガとその周辺を集中攻撃するなど、北東部で支配圏を拡大。一方でマイドゥグリなど政府軍による警備が厳重な都市部では爆破テロを繰り返している。



 
 
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女児が自爆テロ、19人死亡…ボコ・ハラムか

The Yomiuri Shimbun

2015年01月11日 00時34分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリア東北部ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で10日、自爆テロがあり、少なくとも19人が死亡、大勢の負傷者が出た。

警察関係者は「犯人は10歳ぐらいの女児」としており、爆発物を体に巻き付けていたという。

犯行声明は確認されていないが、同国のイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」は、拉致した少年や少女を自爆テロ犯として使っているとされ、関与が疑われている。この市場では先月も2人の女による自爆テロが起きていた。



 
 
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女児「自爆」、19人死亡 ナイジェリア

nikkei.com

2015/1/11 19:54

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で10日、10歳前後とみられる女児に装着された爆発物が爆発し、少なくとも19人が死亡した。欧米メディアは「自爆」と報じた。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。この市場では昨年にも2回、女による自爆テロがあった。

市場の入り口で、金属探知機に反応した女児が身体検査を受けている際に爆発したという。目撃者は「女児は体に何を装着されているか知らなかったのではないか」と語っており、自爆を強制された可能性もある。

女児はイスラム教徒が髪を覆うためのヒジャブ(スカーフ)をかぶっていた。遺体を確認した医療関係者は「とてもかわいい女の子だった」と述べた。

ボコ・ハラムは昨年4月、ボルノ州で女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難を浴びた。今月初めにボルノ州バガとその周辺を集中攻撃するなど、北東部で支配圏を拡大。一方でマイドゥグリなど政府軍による警備が厳重な都市部では爆破テロを繰り返している。



 
 
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ナイジェリア:少女が自爆テロ ボコ・ハラムの犯行か

毎日新聞 2015年01月11日 21時07分

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアからの報道によると、北東部の主要都市マイドゥグリの市場で10日、大きな爆発が起きた。10歳ぐらいの少女による自爆テロとみられ、AFP通信によると少なくとも19人が死亡した。女性や少女を自爆テロ実行犯に使う傾向がみられるイスラム過激派ボコ・ハラムの犯行が疑われる。

捜査関係者の話を伝えたロイター通信によると、少女の体に巻き付けられた爆発物が爆発したらしい。

最近になってボコ・ハラムは少女による自爆テロ戦術を取っており、マイドゥグリでは昨年11月25日にも、10代の少女2人によるとみられる自爆テロがあり、少なくとも30人が死亡した。同7月下旬には、北部の中心都市カノで4回の自爆テロが相次いだが、いずれも10代の少女が実行犯だったと報じられた。



 
 
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女児につけられた爆弾が爆発、19人死亡 ナイジェリア

asahi.com

アディスアベバ=三浦英之2015年1月12日01時51分

ナイジェリア北東部の市場で10日、10歳前後とみられる女児につけられた爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡した。同国でテロを繰り返しているイスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行が疑われている。

AFP通信などによると、市場の入り口付近で、金属探知機などで女児の身体検査をしていたところ、体に巻き付けられていた爆弾が突然爆発した。目撃者は「女児は体に何を装着していたのか知らなかったのではないか」「爆発は遠距離操作されたようだった」と話しているといい、女児が「人間爆弾」として使われた可能性が出ている。(アディスアベバ=三浦英之)



 
 
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女児使い「自爆」・学校襲撃… ナイジェリアのテロ激化

asahi.com

マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之2015年1月12日23時08分

ナイジェリア北東部で、イスラム過激派「ボコ・ハラム」によるとみられる攻撃が激化している。10、11両日には少女らによる複数の「自爆テロ」が発生。今月上旬には政府軍の軍事基地が制圧され、周囲の町が焼き尽くされて、数百人以上が殺害される事件も起きた。

現地の報道などによると、ボルノ州の州都マイドゥグリの市場では10日、10歳前後とみられる少女の体に巻き付けられた爆発物が突然爆発。少なくとも19人が死亡、多数のけが人が出た。目撃者によると、爆発は少女が市場の入り口で金属探知機による身体検査を受けている最中に起きた。何者かが遠隔操作で爆発物を起爆させた疑いが持たれている。

ヨベ州ポティスクムの市場でも11日、少女ら2人が「自爆テロ」を行い、少なくとも3人が死亡した。2人の年齢については「ともに10歳前後」という報道と、「15歳と23歳」という報道がある。

昨年4月、ボコ・ハラムはボルノ州チボックの学校を襲って200人以上の女子生徒を誘拐。昨年12月にはボルノ州の村を襲撃して180人の子どもや女性を誘拐した。今後、誘拐された子どもや女性が「人間爆弾」として使われるのではないか、との見方も出ている。

ボコ・ハラムは3日にボルノ州バガの政府軍基地を襲って制圧。周辺の町で無差別射撃を行い、住宅に放火した。正確な犠牲者数は不明だが、米CNNは地方政府の当局者の話として「2千人以上」「数百人規模」となる可能性を伝えた。同基地は、隣国のニジェール、チャドなどの国境に近く、各国の合同部隊の司令部として使われている。大量の武器や弾薬が奪われた可能性もある。

ナイジェリア軍の広報官は10日、バガへの攻撃が、ボコ・ハラムのテロが激化した過去6年間で「最悪」とした上で、「これで全世界はボコ・ハラムが邪悪だと知った。彼らを止めるために、協力しなければならない」と国際社会に支援を訴えた。

だが、ナイジェリア政府は国際的な信用を失っている。昨年10月、ボコ・ハラムと停戦合意に達したと発表したものの、直後にボコ・ハラム側から「我々は誰とも交渉していない」と全否定されたためだ。

さらに、ナイジェリア軍兵士の士気の低下も問題になっている。兵士らには十分な武器や食料が行き渡っていないとされ、戦線を離脱する兵士が続出。昨年12月には軍法会議で、戦闘を拒否した兵士54人に死刑判決が言い渡された。

同国では来月14日に大統領選が予定されており、ボコ・ハラムがさらに攻勢を強めるとの懸念が広がっている。(マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之)



 
 
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女が自爆、「恐怖で走り出した」少女も爆発

The Yomiuri Shimbun

2015年01月12日 20時52分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリア東北部ヨベ州ポティスクムの市場で11日、15歳の少女と女による爆弾テロがあり、4人が死亡した。

10日には隣接するボルノ州で10歳ぐらいの女児による自爆テロで少なくとも19人が死亡したばかり。いずれも、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の関与が疑われている。

ポティスクムの警察関係者によると、女の自爆後、少女は「恐慌をきたして走り出した後に爆発した」といい、何者かが遠隔操作で爆発させている可能性も指摘されている。



 
 
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女児2人が自爆か ナイジェリアで2日連続

nikkei.com

2015/1/12 6:42

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ヨベ州ポティスクムの市場で11日、爆発が2回あり、少なくとも3人が犠牲になった。ロイター通信は目撃者の証言から、10歳ぐらいの女児2人による自爆テロだったと伝えた。一方、フランス公共ラジオは10代半ばの少女と20代前半の女性の犯行と報じ、情報は錯綜(さくそう)している。

北東部では10日にも、ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で、10歳前後の女児に装着された爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡したばかり。いずれもイスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。

11日のポティスクムでの爆発についてフランス公共ラジオは、市場の入り口近くで20代前半の女性の爆発物が爆発し、直後に現場から離れようとした少女の爆発物も爆発したと報じた。

ボコ・ハラムは昨年後半から女性や少女による自爆テロを繰り返しており、若い女性らが強制されている可能性が指摘されている。



 
 
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女児使い爆弾テロか ナイジェリア

nikkei.com

2015/1/12 19:05

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ポティスクムの市場で11日、爆発が2回あり、3人が犠牲になった。ロイター通信は目撃者の証言として、10歳ぐらいの女児2人が身に着けた爆弾によるテロだと伝えた。フランス公共ラジオは、10代半ばの少女と20代前半の女性によるテロと報じた。

北東部では10日にも、ボルノ州マイドゥグリの市場で、10歳前後の女児に装着された爆弾が爆発し19人が死亡した。いずれもイスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われており、女児らが強制された可能性がある。

ボコ・ハラムは昨年後半から女性や少女による自爆テロを繰り返している。

フランス公共ラジオは11日の事件について、20代前半の女性の爆弾が爆発し、直後に現場から逃げようとした少女の爆弾も爆発したと報じた。

昨年12月には北部カノでスカーフの下に爆発物を隠していた少女(13)が逮捕された。AP通信によると、少女は記者会見で、父親にボコ・ハラムの拠点に連れて行かれて自爆テロを持ちかけられ、拒否したが、殺害すると脅され、爆発物を詰め込んだ衣服を装着されたと明かした。

ボコ・ハラムは北東部の町や村を襲撃し、支配圏を拡大する一方、治安当局が厳重に警備する都市部では爆破テロを起こしている。



 
 
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ナイジェリアで少女の自爆相次ぐ、ボコ・ハラムが強制か

AFP BB News

2015年01月12日 10:36 発信地:カノ/ナイジェリア

【1月12日 AFP】ナイジェリア北東部ヨベ(Yobe)州のポティスクム(Potiskum)で11日、人々で賑わう市場で15歳の少女と女が自爆し、4人が死亡した。隣接するボルノ(Borno)州のマイドゥグリ(Maiduguri)では前日、10歳前後とみられる少女が自爆し、19人が死亡する事件が起きたばかり。

ポティスクムは過去にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による攻撃を頻繁に受けている。10日には、警察署前で車が爆発し運転手と警察官1人が死亡する事件も発生していた。

専門家らによると、比較的年齢が上の女性は、ボコ・ハラムの過激思想への共感や、政府軍に殺された夫や息子の復讐といった動機から、自ら自爆を願い出る場合がある。一方、10日や11日の事件のように若い女性や少女が自爆する場合は、強制されて行った可能性が高い。

10歳の少女が自爆したマイドゥグリの事件を目撃した自警団員は、「少女は自分の体に巻き付けられたものが何なのかを知らなかったと思う」と語った。また爆弾は遠隔操作されていたとの証言もあり、ナイジェリア北部で多発している一連の自爆攻撃での目撃証言と一致する。

ポティスクムでの自爆現場で救護活動にあたった治安担当者は、「2人目の犯人は(最初の)爆発を見て恐れをなし、道路を横断して逃げ出したが、彼女もまた爆発した」と語った。

ボコ・ハラムは今月上旬、ボルノ州の町バガ(Baga)や周辺の少なくとも16町村を襲撃。具体的な死者数は明らかになっていないものの、6年に及ぶボコ・ハラムの武装蜂起の中でも最悪の被害がでたとみられている。政府軍はこうした事態を受け、ボコ・ハラムとの戦いにおける支援を世界各国に呼びかけた。

ナイジェリアは来月に選挙を控えていることから、世俗主義をとる現政権の信頼性失墜を狙うボコ・ハラムによる攻撃はさらに続くと、治安問題の専門家らは予測している。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR、Ola AWONIYI



 
 
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少女の着衣の爆弾が爆発、何者かが遠隔操作か ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.01.12 Mon posted at 10:18 JST

ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部ボルノ州マイドゥグリで10日、少女が身に着けた爆弾が爆発し、少なくとも20人が死亡した。負傷者は警察の推計で18人、病院の推計では51人に上っている。

11日には隣接するヨベ州でも女2人が自爆する事件があり、3人が死亡、43人が負傷した。

目撃者などの証言によると、マイドゥグリの事件では10日午後零時40分ごろ、大勢の人出でにぎわう同市最大の市場の入り口で、金属探知機による検査を受けていた少女の身に着けていた爆弾が爆発した。

目撃者は「少女の着衣の下の金属に反応して金属探知機の警報が鳴り、少女を人混みから引き離す前に爆発が起きた」「離れた場所から見ていた共犯者が遠隔操作で作動させたらしい」と話している。

この爆発で少女のほか、市場入場者の身体検査を行っていた警備員などが死亡。病院に運ばれた負傷者も多数が重体となっている。

少女の年齢は不明だが、治安関係者によれば17〜18歳だったという情報があるほか、目撃者の1人は10歳前後に見えたと話している。

マイドゥグリ市の市場を狙った自爆テロは7月以来、これで4度目。犯行声明は出されていないが、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が関与したとの見方が強まっている。

ボコ・ハラムはナイジェリア各地で襲撃を繰り返して住民を殺害し、若者を自爆テロ犯に仕立てているとされる。



 
 
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金蘭会182cm1年宮部藍梨3冠決めた

nikkansports.com

<バレーボール・全日本高校選手権:金蘭会3−0大阪国際滝井>◇女子決勝◇11日◇東京体育館

女子は金蘭会(大阪)が大阪国際滝井との大阪対決を制して初優勝し、全国高校総体、国体との3冠を達成した。20年東京五輪のエース候補、1年生の宮部藍梨(あいり)が、両チーム最多の24得点を挙げた。

最後もエース宮部が決めた。24−20で迎えた第3セット、身長182センチのバネある体をしならせ、相手ブロックの上から強烈なスパイクを突き刺した。初優勝に加え、高校3冠。両手の拳を突き上げながら、まだあどけなさの残る、つぶらな瞳を輝かせて喜んだ。

序盤は緊張からミスもあったが、両チーム最多の24得点。バックアタックも7本決め、勝利の立役者となった。「先輩方と3冠をとれてうれしい。楽しく悔いなくプレーできました。バックアタックはよくなったけれど、レシーブがダメ」。有頂天にならず、課題も口にした。セッター堀込主将は「頼もしかった。普段は天然だけど、コートに入ると顔つきが変わる」と絶賛した。

昨年6月に東京五輪メダル獲得に向けた特別強化選手を集めた日本バレーボール協会の「チーム・コア」に選出。10月のアジアユース選手権ではMVPに。「日の丸でプレーする前に行動もしっかりしないと」と自覚が芽生えた。あいさつをされても無言で会釈することが多かったが、「『お』から『す』までしっかり言わないとダメ」。おはようございます、お疲れさまです、など私生活から徹底している。

ナイジェリア人の父を持ち、身体能力は世代NO・1。高校9冠と、大学進学の文武両道が目標。その先に五輪のヒロインになる大目標がある。【鎌田直秀】

◆宮部藍梨(みやべ・あいり)1998年(平10)7月29日、兵庫・尼崎市生まれ。小3に金楽寺クラブで始め、金蘭会中3年で全中準優勝。JOC杯都道府県選抜では大阪北選抜の一員として優勝。好きな食べ物はオムライス。182センチ、64キロ。最高到達点は日本代表のエース木村沙織(東レ)を超える3メートル6センチ。家族はナイジェリア出身の父と日本人の母、妹。

[2015年1月12日9時58分 紙面から]



 
 
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[FT]アフリカ、中東のテロも忘れるな(社説)

nikkei.com

2015/1/13 14:00

この6日間、欧米諸国の関心は、パリで17人が犠牲になった殺害事件にくぎ付けになってきた。風刺画家、警備員、警察官だけでなく、ユダヤ人の人質が過激派に殺害された。広がる哀悼や、多くの人が参加して11日にフランスで実行された行進は、パリにおける残忍な行為に対する当然の熱い反応だった。

これとは対照的に、アフリカや中東における一連のむごいジハーディスト(イスラム過激派)の攻撃に関する欧米の反応は弱い。ナイジェリア北部では先週、数百人あるいは2千人にものぼる人々がイスラム主義のグループであるボコ・ハラムに虐殺された。イエメンでは、パリで風刺週刊紙「シャルリエブド」の襲撃事件が起きた日に、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)が指揮したテロリストの暴力によって37人が死亡した。これらの事件への関心が欧米で低いことを懸念する声もある。ナイジェリアのカトリック教会のイグナティウス・カイガマ大司教は先週、「フランスでの出来事と、ここで起こっていることの間には大きな差がある」と指摘した。

欧米がパリにおける暴力に気をとられていても、やむを得ない。どの国の政府も最優先すべき義務は自国民の保護だ。パリで起きたことは、罪なき市民への許されざる攻撃であり、フランスや欧州全域における安全保障政策や各国の連携への疑問を想起させた。

■ジハーディストの脅威はグローバルに

それでも世界は、カイガマ大司教らの懸念にこたえるべきだ。欧米諸国の政府や報道機関は、アフリカやアラブ諸国における攻撃の犠牲者が西洋人でなければ関心が低いようだ。こんな状況では、アフリカや中東での不法行為が見逃されるだけでない。(イスラム過激派による)ジハーディズムがいまや世界的な現象だという事実を見過ごしてしまう。

欧米諸国の指導者はこの食い違いの解消に取り組まないといけない。欧州における複数の極右リーダーは、国境警備を強め、国内では厳格なテロ対策を採用するだけでジハーディストの挑戦に対応できると考えている。しかし、米国と、フランスをはじめとする同盟国が認めているように、これらの脅威は軍事的な手段で根こそぎにしなければならない。イスラム国と戦うイラク政府を支援するという米国などの決断はそれを証明している。

ナイジェリアやイエメンのような地域での暴力が無視できない理由はほかにもある。多くの政治家はパリでの襲撃事件を、イスラムと欧米との「文明の衝突」がある証拠だとみなしたがる。だが、ナイジェリアとイエメンで先週起きたジハーディストの攻撃ではたくさんのイスラム教徒が殺された。ボコ・ハラムやAQAPによる襲撃でわかることは、私たちが目にしている対立がイスラム教の価値観と米欧の対立でなく、穏健なイスラムと過激なイスラムの対立であることだ。

民兵と戦う国の政府を支援する場合、米国と同盟国は困難に直面する。イスラム国を打倒するには、米国がイラク政府を数年にわたり軍事面で支援する必要が生じるかもしれない。ナイジェリアでは、英国がボコ・ハラムとの戦闘を支援するため、情報を提供し、訓練を助けている。だが、ナイジェリア政府がもっとしっかりしないと、民兵に勝てない。

それには時間がかかるだろう。いま大事なことは、欧米諸国の指導者が、言葉と行動によって、ジハーディストの挑戦がグローバルな問題だと示すことだ。政治家や市民の関心は最近の数日間、パリで民兵が引き起こした大惨事に集中している。それはもっともなことだ。だが、ジハーディストの脅威はアフリカ西部からシリア、パキスタンにまで及んでいる。その危機はグローバルであり、犠牲者も世界各地に広がっているのだ。

(2015年1月13日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)



 
 
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大量虐殺から9日 遺体散乱、避難者は窮地に ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.01.13 Tue posted at 17:14 JST

ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部ボルノ州で大量の住民が虐殺された事件は、発生から9日たった今も現場に遺体が散乱したまま放置され、避難した住民は孤立して窮地に追い込まれている。ナイジェリア軍は、イスラム過激派「ボコ・ハラム」による過去最悪の襲撃事件との見方を示した。

武装集団は今月3日、夜明けとともに同州バガや周辺の村を襲撃して銃撃や爆破を繰り返し、森や茂みの中に隠れた住民は追いかけて射殺、自宅に隠れた住民は家ごと焼き払った。

隣国チャドに逃れようとした住民の多くは、チャド湖を泳いで渡ろうとして溺れ、命を落とした。

地元当局によると、犠牲者は数百人から2000人に上る。襲撃から12日で9日が過ぎたが、茂みの中には今も遺体が散乱しており、地元自治体の関係者は「まだ遺体を安全に回収できる状況ではない」と話す。

村はまだ武装集団に占拠されていて、救急隊が入ることもできないという。ボルノ州議員は「バガはまだボコ・ハラムに占拠されていて近付けない」と語った。

ボコ・ハラムは2009年以来、同国で警察や学校、教会、民間人を狙った襲撃を繰り返してきた。昨年4月に学校から連れ去られた200人あまりの女子生徒は今も行方が分かっていない。

しかし3日の襲撃はそれ以上に凄惨を極めた。国連難民高等弁務官の特使を務める女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは談話を発表し、「ボコ・ハラムの犯行は回を重ねるごとに残虐さを増す。これはボコ・ハラムが一切のとがめを受けずに行動している状況に起因する。彼らは大量殺人、強姦、女性や子どもの奴隷化をやり抜けるたびに増長する」と指摘。「証拠を集めて襲撃犯に裁きを受けさせる」ため、ナイジェリアを支援するよう米国などの各国に呼びかけた。



 
 
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女が自爆、少女も「恐怖で走り出した」後に爆発

The Yomiuri Shimbun

2015年01月13日 08時35分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリア東北部ヨベ州ポティスクムの市場で11日、15歳の少女と女による爆弾テロがあり、4人が死亡した。

10日には隣接するボルノ州で10歳ぐらいの女児による自爆テロで少なくとも19人が死亡したばかり。いずれも、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の関与が疑われている。

ポティスクムの警察関係者によると、女の自爆後、少女は「恐慌をきたして走り出した後に爆発した」といい、何者かが遠隔操作で爆発させている可能性も指摘されている。



 
 
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高校バレー:長身のエース、宮部藍梨 金蘭会の初V導く

毎日新聞 2015年01月14日 11時03分

バレーボールの全日本高校選手権(5〜11日、東京体育館)で、新たなヒロインが現れた。金蘭会(大阪)を初優勝に導いた1年生エースの宮部藍梨(あいり)だ。父はナイジェリア人で母は日本人。182センチ、64キロのすらりとした長身と高い跳躍力で、未来の代表のエース候補として期待が集まっている。

決勝の大阪国際滝井(大阪)戦のマッチポイント。宮部はレフトからのスパイクで2枚ブロックの上を抜き、レシーバーをはじき飛ばした。両チームトップの17得点を挙げ、特に豪快なバックアタックは11本中7本を決めた。「1年生で優勝でき、いい経験になった」と笑みを浮かべた。

兵庫県尼崎市出身で、小学3年で競技を始めた。2013年末の全国都道府県対抗中学大会で、最も将来有望な選手に与えられるJOC・JVAカップを受賞。昨年6月、20年東京五輪へ向けた日本協会の集中強化対象(男子10人、女子8人)の一人となり、昨年10月のアジアユース選手権(17歳以下)ではMVPに選ばれた。最高到達点306センチは、バスケットボールのリングより高く、日本代表のエース木村沙織の304センチを上回る。

高い向上心が成長を支えてきた。優勝直後も「スパイクはコースに打てていないし、ブロックアウトももっと取りたい」と口を突くのは課題ばかり。金蘭会の主将でセッターの堀込奈央は「普段はおちゃらけているが、コートでは顔つきが変わる。自覚がでてきた」と目を細める。

宮部同様、高校時代から大型アタッカーとして注目され、日本代表で活躍した大山加奈さんは「私は高校1年の頃、全国大会で何もできなかった。落ち着いてプレーできていて精神力が強い」と見る。自他ともに挙げる課題はレシーブだが、大山さんは「長身の選手がレシーブを頑張ろうとやり過ぎるとケガにつながる」と助言する。

まだ16歳の宮部。将来の代表や五輪に関する質問には「特には、まだ……」とはにかむ。ただ、視察に訪れた日本代表の真鍋政義監督は「高さは素晴らしい。決勝で最後に決めたのも何か持っている」と絶賛。金の卵の成長を誰もが願っている。【小林悠太】



 
 
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「逆らったら生き埋め」自爆テロ強要された少女

The Yomiuri Shimbun

2015年01月14日 07時23分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が、自爆テロに少女や女児を使い始めた。

警戒されにくいからとみられる。女子生徒ら若い女性を拉致してきたボコ・ハラムは、「(民兵と)結婚させた」などと説明してきたが、救出された少女は自爆テロを実行するよう強要されたと証言した。

ナイジェリア北東部ボルノ州マイドゥグリの市場で10日、10歳ぐらいの女児が隠し持っていた爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡した。

AFP通信によると、女児が市場の入り口でボディーチェックを受けている時に爆発が起き、チェックしていた自警団員らが死亡した。目撃者は、同通信に対し「(女児は)自分が何を持っているのかもわかっていなかったのではないか。誰かが遠隔操作で爆発させたのだろう」と語った。

隣のヨベ州ポティスクムの市場でも翌11日、10代半ばくらいの少女2人による自爆テロがあり、4人が死亡した。最初の少女が爆発したのを見たもう1人の少女は、パニックになって逃げ出し、その時に爆発した。何者かが遠隔操作で爆発させた可能性が高い。

いずれもボコ・ハラムの関与が疑われている。治安当局は、ボコ・ハラムが拉致した少女を脅迫したり洗脳したりして自爆テロを強要しているとみている。

少女を使うのは、北部はイスラム教徒が多く、女性は警戒されにくいことと、ほとんどの女性が身にまとう全身をゆったり覆う服の中に爆弾を隠しやすいことがあるとみられる。

◆200人消息不明

北部カノで昨年12月10日、少女2人が自爆し、10人が死亡した。この時、自爆テロを起こすために現場にいた3人目の少女(13)は、最初の爆発でけがをして病院に担ぎ込まれたところを警察にテロ未遂で逮捕された。この少女は、12月下旬に記者会見した。

AP通信によると、ボコ・ハラムのメンバーは少女に対し、「天国に行きたければ、自爆テロをしなければならない。逃げようとしたら殺す」と脅し、爆発物付きのベストを着せた。ボコ・ハラムのキャンプでは逆らったものは生き埋めにされていたといい、少女は「生き埋めにされるのが怖かった」と話した。キャンプには同い年ぐらいの少女が何人かいたという。

ボコ・ハラムは昨年4月、ボルノ州チボックで200人以上の女子生徒を拉致した。アブバカル・シェカウ指導者はビデオ映像で「(女子生徒は)みな結婚した」と宣言したが、消息は依然不明だ。自爆テロを強要されているのではないかとの懸念が出ている。



 
 
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ボコ・ハラムのテロ拡大 ナイジェリア周辺も標的

2015/1/17 23:44

日本経済新聞 電子版

【カイロ=押野真也】西アフリカのナイジェリアでイスラム過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」によるとみられる大がかりなテロが続発し、地域の深刻な脅威となっている。一般市民の殺害や拉致、少女に自爆を強要するなど、残虐な手口が特徴だ。襲撃対象は周辺国にも拡大し、多くの避難民が発生した。掃討作戦は難航し、欧米諸国の介入を求める声も出ている。

今月10、11日に北東部の市場で2日連続して爆発が起き、買い物客などが死傷した。目撃者が現地メディアに語った証言によると、いずれも10代の少女が身につけた爆弾が爆発したという。

北東部ボルノ州では複数の集落が襲撃を受け、この1カ月だけで1千人近くが殺害されたとの情報もある。国際機関などの現地入りも難しく実情を把握するのは難しいが、AFP通信は12日、現地住民の話として「(集落の)至る所に死体が散乱している」と伝えた。

過去数カ月で北東部の集落から隣国のチャドに逃れた避難民は1万人以上と見られている。ボコ・ハラムはカメルーンにも襲撃対象を拡大している。同国政府は12日、カメルーン軍基地を襲撃しようとしたボコ・ハラムの戦闘員143人を殺害したと発表。影響が周辺国に及んでいる実態が浮き彫りとなった。

ナイジェリア軍は給料の支払いが遅れ士気が低下。兵器はボコ・ハラムよりも劣っているとされ、掃討作戦の効果が上がらない。中部ジョスのイグナティウス・カトリック教会大司教は英BBCに「ナイジェリアやその周辺国にも(欧州と同様の)対テロ支援が必要だ」と訴えた。

昨年4月、270人以上の少女が拉致された事件を受け、米政府は専門家チームを派遣する意向を表明したが、軍事介入には消極的だ。

2月14日には大統領選挙と議会選挙が予定される。大統領選は、現職のジョナサン大統領と、1983年のクーデターを主導し、軍政を率いたブハリ元最高軍事評議会議長との一騎打ちの構図だ。現状ではジョナサン氏が優勢と見られているが、治安対策や汚職、経済低迷などで同氏には批判も向けられている。



 
 
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外国人ら6人の死刑執行 インドネシア、薬物犯罪で

nikkei.com

2015/1/18 22:19

【ジャカルタ=共同】インドネシア司法当局は18日、違法薬物の密輸などの罪で死刑判決が確定していたインドネシア人1人と外国人5人の刑を執行したと発表した。違法薬物がまん延するインドネシアは死刑には犯罪抑止効果があるとの立場だが、欧州や国際人権団体からは執行取りやめを求める声が相次いでいた。

司法当局によると、インドネシアでの死刑執行は、ユドヨノ前政権下の2013年以来。5人の国籍はオランダ、ブラジル、ベトナム、ナイジェリア、マラウイ。18日未明に6人の銃殺刑が執行された。

ロイター通信によると、オランダのクーンデルス外相は「(死刑は)残酷で非人間的な刑罰」と抗議し、駐インドネシア大使を召還した。ブラジルも大使を呼び戻し、「2国間関係に深刻な影響を与える」との声明を出した。



 
 
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ボコ・ハラム襲撃、15人死亡=ナイジェリア

時事ドットコム

【マイドゥグリ(ナイジェリア)AFP=時事】ナイジェリア北東部マイドゥグリ近郊で23日早朝、イスラム過激派ボコ・ハラムの戦闘員が村を襲撃して村長を含む15人を殺害し、村に火を放った。治安筋や住民が24日、明らかにした。

マイドゥグリ周辺ではボコ・ハラムによる襲撃が相次いでいる。(2015/01/24-20:46)



 
 
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人質192人を解放=6日に拉致、ボコ・ハラムか−ナイジェリア

時事ドットコム

【カノ(ナイジェリア)AFP=時事】ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団に拘束されていた人質192人が23日、北東部ヨベ州の州都ダマトゥル近郊で解放された。軍関係者らが24日、明らかにした。

218人の女性と子供が6日、ヨベ州の村で拉致されていた。解放された192人は大半が女性だった。村長は「解放された妻の話では、ボコ・ハラムへの参加を拒否したら解放された」と述べた。26人の少年がまだ拘束されている。(2015/01/25-16:35)



 
 
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ボコ・ハラム、村人ら200人解放か ナイジェリア

asahi.com

カイロ=三浦英之2015年1月25日18時42分

AFP通信は25日、ナイジェリア北東部ヨベ州で、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が人質として誘拐していた200人近くの女性や子どもを解放した、と伝えた。今月6日に同地域で誘拐された村人だとされ、ナイジェリア軍が24日に明らかにしたとしている。同軍は25日、北東部ボルノ州で、ボコ・ハラムに対する大規模な掃討作戦を実施した。

同通信によると、ボコ・ハラムの戦闘員が6日、数十人規模で同州の州都ダマトゥル近郊の村を襲って25人を殺害、女性や子ども218人を誘拐した。23日、女性ら192人が解放されたが、少年ら26人はまだ拘束されているという。襲撃された村のリーダーは「誘拐された村人は、ボコ・ハラムに加わって聖戦を戦うよう求められたが、拒否したところ解放された」と話している。

ナイジェリア軍は昨秋、ボコ・ハラムと停戦合意したと発表したが、直後にボコ・ハラム側から全否定されている。同国では来月14日に大統領選が予定されていることから、今回の発表も政府の「宣伝工作」の可能性があるとの指摘が出ている。25日にはケリー米国務長官が同国を訪問し、ジョナサン大統領と会談する予定。

ボコ・ハラムは昨年4月、同国北東部で学校を襲い、女子学生200人以上を誘拐しているが、現在も解放されていない。(カイロ=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラムが州都襲撃、200人死亡か ナイジェリア

asahi.com

アンマン=三浦英之2015年1月26日11時04分

ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」は25日、同国北東部ボルノ州の州都マイドゥグリを攻撃し、ナイジェリア軍と大規模な戦闘になった。双方で200人以上の死者が出ている模様だ。同時に百数十キロ北方の都市モングノも襲撃し、軍事基地も制圧したとみられている。ロイター通信などが伝えた。

モングノには軍の兵舎があり、マイドゥグリを攻略する上で重要な戦略拠点となる。州都で交通の要所でもあるマイドゥグリが陥落した場合、ボコ・ハラムによる支配が一気に拡大する恐れがある。

ナイジェリアでは同日、ケリー米国務長官が来訪し、ジョナサン大統領とボコ・ハラム対策などを協議したとみられており、襲撃が両者の会談に合わせて実行された可能性がある。

同通信などによると、マイドゥグリへの攻撃は同日未明に始まり、防衛にあたっていたナイジェリア軍は空軍などを使って反撃した。一方、同時に襲撃を受けたモングノは午後に陥落。軍事基地が占領された。マイドゥグリから40キロ離れた別の町も襲撃を受けたが、こちらは撃退した。

ナイジェリアでは来月14日に大統領選が予定されており、ボコ・ハラムは選挙をにらんで攻勢を強めるとみられている。(アンマン=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラムが州都を襲撃、要衝制圧か ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.01.26 Mon posted at 09:44 JST

ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリが25日未明、イスラム過激派「ボコ・ハラム」に襲撃された。軍や住民の証言によると、郊外では政府軍との間で激しい銃撃戦が展開されている。

ボコ・ハラムは同州のモングノも同時に襲撃した。マイドゥグリにいる軍の当局者は、モングノがボコ・ハラムに制圧されたようだとの見方を示し、「最初は軍がテロリストを撃退したが、相手はさらに多くの戦闘員を動員し、総力を挙げて我が軍を圧倒し、後退させた」と語った。

モングノはマイドゥグリから約135キロの距離にあり、人口は約10万人。マイドゥグリの人口は60万人。いずれもチャドやカメルーンとの国境付近にある。

モングノには軍の兵舎があり、ボコ・ハラムによるマイドゥグリ進攻を阻止するうえでの重要な戦略拠点だった。ボコ・ハラムは、同地を陥落させれば、目標としてきたマイドゥグリの進攻に向けて優位に立つことになる。

マイドゥグリに対する襲撃は同日午前5時ごろ、近郊のジンティロ村で始まり、同地にいた部隊との間で銃撃戦が発生。軍はジンティロに援軍を派遣してボコ・ハラムを空爆した。

住民は自宅から避難して市内に逃れ、軍は24時間の外出禁止令を出した。

ボルノ州知事は25日午後、記者団に対し「我々にリソースがある限り、平和を取り戻すことを最優先課題として尽力を続ける」と強調。住民には警戒を続けるよう促し、不審な人物や挙動を見かけた場合は当局に通報するよう呼び掛けた。



 
 
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ボコ・ハラム、「子ども兵士」多数の画像公表 訓練基地か

cnn.co.jp

2015.01.29 Thu posted at 17:38 JST

ナイジェリア北東部カノ(CNN) アフリカ西部ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」は29日までに、多数の子どもたちが自動小銃AK47を構える画像をツイッター上に載せた。

ボコ・ハラムの公式な宣伝メディアと名乗る団体のアカウント名で公表された。この画像の真偽は不明。ただ、米情報機関筋は、本物とみられるとの見方を表明。子どもを強制徴集して兵士として育てるとのボコ・ハラムの公言を裏付ける画像としている。

また、米国務省も画像には信ぴょう性があるとの判断を示し、無実の者を虐殺するボコ・ハラムは子ども兵士のための訓練キャンプを設けていると主張した。

画像にはイスラム教の教えを唱和する場面も含まれ、イラクやシリアの一部地域を支配するイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のメディア戦術を模倣しているような形跡もうかがえる。

先週にはツイッターの同一のアカウントにボコ・ハラムの報道担当と自称する人物との会見のビデオが掲載されてもいた。この人物と質問者は共に覆面姿で登場し、ボコ・ハラムの従来のメディア戦術には見られなかった巧妙な手口が示されていた。

ボコ・ハラムはナイジェリア北東部などで村落住民らを大量に拉致する活動を拡大。昨年4月にはチボックで学校を襲い、女子生徒200人以上を連れ去った。昨年末にはボルノ州で10歳から23歳までの男児や若い男性40人を拉致した。これらの男児が兵士として強制的に訓練されている可能性もある。

北東部アダマワ州の地方議会議員は29日までに、ボコ・ハラムが過去2週間、カメルーンとの国境に近いミチカ地区で数十カ所の村落を襲撃し、男性の住民を虐殺したり、拉致したりしたと報告した。

この攻撃を受け数千人規模の住民がカメルーンに越境して避難したという。「動物のように住民を殺害した」とも証言した。同地区の住民の7割が自宅などを追われたとも述べた。



 
 
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ボコ・ハラムが州都襲撃 ナイジェリア北東部

nikkei.com

2015/1/26 1:41

【カイロ=共同】ナイジェリア北東部ボルノ州で25日、イスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団が州都マイドゥグリを襲撃し、政府軍と大規模な戦闘になった。フランス公共ラジオなどが伝えた。双方に死傷者が出ているもよう。軍は戦闘機を出動させ、市内には外出禁止令が出されたという。

ロイター通信は治安当局者の話として、政府軍が武装集団を撃退したと伝えた。 ボコ・ハラムは北東部の町や村の襲撃やテロ、拉致を繰り返し、勢力を拡大しているが、マイドゥグリは政府軍が防衛していた。人口80万人以上のマイドゥグリが陥落すれば、北東部のボコ・ハラムの実効支配が加速する恐れが出てくる。

ナイジェリアのジョナサン大統領は24日、2月に予定される大統領選の選挙活動でマイドゥグリを訪れたばかり。「再選されれば、治安問題にきちんと取り組む」と発言し、ボコ・ハラムが反発した可能性もある。

マイドゥグリから約140キロ北の町モングノもほぼ同時に襲撃された。ナイジェリア軍はツイッターで「軍部隊はマイドゥグリとモングノでテロリストの同時攻撃を撃退中だ。上空と地上での作戦を連携して実施している」と明らかにした。

ボコ・ハラムは「イスラム支配圏の一部」だと主張して北東部の制圧を進めている。国境を越えてカメルーンなどでも攻勢を強めている。



 
 
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ボコ・ハラム、ナイジェリア北東部の州都襲撃 200人以上死亡

nikkei.com

2015/1/26 22:00

【ドバイ=久門武史】ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる武装集団が25日、北東部ボルノ州の州都マイドゥグリを襲撃した。2月14日に大統領選を控えるなか一段と攻勢を強め、支配拡大を狙っているとみられる。

現地からの報道によると政府軍はマイドゥグリで武装集団を撃退し、戦闘で200人以上が死亡した。ボコ・ハラムは主に北東部の町や村を襲い、テロや拉致を重ねてきた。マイドゥグリでも爆破テロはあったが、都市部が襲撃を受けるのは異例だ。

ケリー米国務長官は25日、ナイジェリアの最大都市ラゴスを訪ね、各政治勢力に大統領選を平和的に実施するよう求めた。2011年の前回選挙ではジョナサン大統領の当選に不満を抱く勢力が暴動を起こし、800人以上が死亡した。ボコ・ハラムは再び選挙で混乱が生じれば、これに乗じて支配を強めようとしているもようだ。

ボコ・ハラムは昨年末から国境を越えてカメルーン北部で町や村を襲撃。今年1月にはボルノ州のバガなどを攻撃し、勢いを増している。掃討は大統領選の重要な争点になっている。



 
 
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「仲間の異教徒の元に帰れ」拉致の190人解放

The Yomiuri Shimbun

2015年01月26日 08時51分

ロイター通信などは25日、ナイジェリア東北部ヨベ州で今月上旬、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に拉致された女性や若者ら約190人が、24日までに解放されたと報じた。

助かった女性によると、ボコ・ハラムへの参加を拒否したところ、「我々の教えを拒むなら、仲間の異教徒の元に帰れ」と立ち去るよう求められたという。

同州東部の村では今月6日、ボコ・ハラムの襲撃により25人が死亡、約220人が拉致されていた。AFP通信によると、拘束されていた女性らは、4台のトラックに乗せられ、同州都ダマツル近郊の村に置き去りにされたところを当局に保護された。ただ、一部は今も人質となったままだという。(ヨハネスブルク支局 上杉洋司)



 
 
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ナイジェリアの過激派ボコ・ハラム、ボルノ州都を再び襲撃

cnn.co.jp

2015.02.02 Mon posted at 12:14 JST

カノ(CNN) ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムは1日、同国北東部ボルノ州の州都マイドゥグリを襲撃した。ボコ・ハラムは先週も同市への侵攻を図ったものの、軍に阻止され撤退していた。

マイドゥグリの住民によると、ボコ・ハラムの部隊は同日午前3時ごろに攻撃を開始。同市近郊の3カ所から砲撃や銃撃を仕掛けた。

軍と自警団がこれに反撃し、数時間にわたって戦闘が続いた。当局者らによると、軍の戦闘機も出動して空爆を加えた。ある住民は「ボコ・ハラムは退散した」と話している。

軍は1月25日にも、マイドゥグリを襲ったボコ・ハラムを撃退した。ボコ・ハラムはこの時、同市から約135キロの位置にある要衝モングノを制圧した。

マイドゥグリは近隣から多数の住民が逃げ込み、人口が約200万人に膨れ上がっている。

ナイジェリアでは14日に予定される選挙を前に、暴力の多発が懸念されている。隣接するヨベ州では1日、有力政治家の自宅で自爆テロが発生。7人が死亡、数人が負傷したが、政治家本人にけがはなかった。犯行声明は出ていない。



 
 
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ボコ・ハラムが州都襲撃 ナイジェリア、8人死亡

nikkei.com

2015/2/2 9:39

【カイロ=共同】ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団が1日、北東部ボルノ州の州都マイドゥグリを襲撃し、少なくとも8人が死亡した。ロイター通信が伝えた。

軍や自警団が撃退し、市内への侵入を阻止したが、ボコ・ハラムは1週間前にもマイドゥグリを襲撃したばかり。人口80万人以上の州都を制圧し、北東部での実効支配を確立させようとの狙いがあるとみられる。

ボコ・ハラムは昨年7月に過激派「イスラム国」への支持を表明。ナイジェリア北東部の町や村を襲撃し、カリフ(預言者ムハンマドの後継者)を頂点とする「イスラム国家の一部」として支配下に置いたと主張している。

ナイジェリア北東部では1日、ヨベ州ポティスクムの与党議員の自宅前で自爆テロも発生、10人が死亡した。議員は無事だった。

ボコ・ハラムは国境を越えてカメルーンなどでも攻勢を強めている。



 
 
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[FT]ボコ・ハラム、アフリカで脅威拡大(社説)

nikkei.com

2015/2/2 14:00

ナイジェリアが、貧しい北東部で活発に活動するイスラム過激派「ボコ・ハラム」を自力で封じ込められないことは、しばらく前から明らかだ。ボコ・ハラムは1日、ボルノ州の州都マイドゥグリを再び攻撃。今回は撃退されたが、人口200万人の州都の包囲網を狭めつつある。ナイジェリア軍が掃討作戦の拠点を置くマイドゥグリが陥落すれば、5年に及ぶ紛争で象徴的にも戦略的にも勝利したことになる。ボコ・ハラムは今やボルノ州の約3分の2と隣接州の一部を支配下に収め、その過程でおびただしい数の残虐行為を積み重ねている。

■紛争、飛び火する恐れ

ボコ・ハラムの野望はナイジェリア国内だけにとどまらないのも明らかだ。支配地域は隣国のカメルーン、チャド、ニジェールと接し、チャド湖に近い戦略的に重要な町も含まれる。過激派「イスラム国」がシリアとイラクで行ったように、ボコ・ハラムも勢力圏を拡大し、ゲリラやテロリストの手法や通常の軍隊の戦法も取り入れている。さらに広く兵士を集めており、ナイジェリア政府筋によると、チャドなど他国から流入する戦闘員が増えているという。

ボコ・ハラムが制圧する地域で長期的な支配を確立する事態になれば、紛争が他の地域へ飛び火する恐れがある。貧困、不満、不平等が広がる似たような状況はアフリカ全域にあり、脆弱な国では限られた対応しかとれないからだ。

近隣国がナイジェリア軍の掃討失敗に警戒するのは当然だが、なかなか参戦してくれない近隣国にナイジェリアが不満を募らせるのも一理ある。各国が協調し、限られた武器を寄せ集めれば、供給網を分断してボコ・ハラムを追い詰めるチャンスは増す。アフリカ連合(AU)が先週、市民を守り、テロ組織による西アフリカ全体の不安定化を阻止することを地域合同軍に委任すると決めたのは理にかなっている。各国軍は既に切迫感を持って行動し、過去のあつれきを脇に置いて連携を強めている。

■宗教や人種の違いで分裂も

ナイジェリアは1960年以降で最も危機的状況にある。国民はアフリカ最大の人口を持つ同国が新たに独立した国々を率いて大陸を再生できると信じたが、内戦の勃発で希望は打ち砕かれた。2週間後に実施される大統領選では宗教や人種の違いで国が分裂する恐れがある。北部のイスラム教徒は野党のブハリ元最高軍事評議会議長を広く支持しているのに対し、南部のキリスト教徒は現職のジョナサン大統領に投票する見通しだ。

ボコ・ハラムは今後の情勢のカギを握る可能性がある。100万人を超える紛争の避難民には選挙権が与えられないだろう。さらに数百万人が暴力で脅されて投票を思いとどまれば、選挙結果の信頼性に疑問符がつく恐れがある。テロリストがこれに伴う分裂に付け込もうとするのは間違いない。

ナイジェリアがこうした脅威に立ち向かうには、軍の士気と統率を立て直し、再装備を進めなくてはならない。一方、主権を巡るデリケートな問題は忘れて事態の深刻さを認め、外部からの支援をもっと受け入れるしかない。AU軍はこの枠組みの端緒にはなるが、団結できるまでには時間がかかるだろう。ボコ・ハラムがアフリカ全体の問題に広がらないようにするには、技術面や後方支援、軍事面の国際支援を早急に拡充しなくてはならない。

(2015年2月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)



 
 
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大統領の集会直後に自爆テロ、2人死亡 ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.02.03 Tue posted at 12:24 JST

(CNN) ナイジェリア北東部ゴンベにあるスタジアムの前で2日、自爆テロとみられる爆発が起き、2人の死者が出た。現場ではこの直前、ジョナサン大統領が選挙に向けた集会を開いていた。

警察は、自爆犯の女と別の女性1人が死亡したと発表した。一方で救急隊や病院の情報筋は、2人とも自爆したと述べた。

負傷者についても、地元警察責任者が軽傷6人と発表したのに対し、同情報筋は18人と報告するなど情報が交錯している。

警察責任者によれば、自爆犯は警備態勢に阻まれて集会に近付けなかったとみられる。大統領は1時間前に会場を出発し、すでに市外へ出ていたという。

現時点で犯行声明は出ていない。

ナイジェリアでは今月14日に選挙が実施される予定。ゴンベを含む同国北東部では最近、イスラム過激派「ボコ・ハラム」による攻撃が続発している。



 
 
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ボコ・ハラム、少年兵の訓練画像公開 イスラム国模倣か

asahi.com

アンマン=三浦英之2015年2月3日10時49分

ナイジェリア北東部などで子どもの誘拐を繰り返しているイスラム過激派「ボコ・ハラム」は3日までに、多くの子どもが自動小銃の訓練を受けているとみられる画像をツイッター上に公開した。米CNNなどが伝えた。

CNNによると、画像の真偽は不明だが、米情報機関や米国務省は画像には信頼性があるとみており、「誘拐した子どもを少年兵にする」というボコ・ハラムの戦略と一致しているとしている。CNNは、ボコ・ハラムのメディア戦略について、「過激派組織『イスラム国』を模倣しているようだ」と伝えている。

ボコ・ハラムは昨年4月、北東部の学校から200人以上の女子学生を誘拐。今年1月には隣国カメルーンに越境し、約50人の子どもを連れ去った。一方、同月には、ナイジェリア北東部の市場で10歳前後とみられる少女に爆発物を巻き付け、「自爆テロ」を強要するなど、誘拐した子どもを少年兵や「人間爆弾」として使っている。

最近では2度にわたって北東部ボルノ州の州都マイドゥグリを襲撃。人口80万人以上の大都市を本格的に攻撃するなど、北東部の実効支配に乗り出している。(アンマン=三浦英之)



 
 
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チャド:ボコ・ハラム掃討ナイジェリア領内に地上部隊侵攻

毎日新聞 2015年02月04日 20時17分(最終更新 02月05日 00時34分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムの掃討のため、隣国チャド軍の地上部隊が3日、ナイジェリア領内に侵攻した。AFP通信などが伝えた。ナイジェリア軍の鎮圧作戦が奏功しない中、チャドが本格介入に着手した可能性がある。

ボコ・ハラムは昨年12月以降、国境を越えて隣国カメルーンの北部で攻撃を強めてきた。チャド軍は1月からカメルーン軍支援のため国境地帯のカメルーン領内に展開。先週から、ボコ・ハラムが制圧したナイジェリア側の国境の町、ガンボルに空爆を繰り返していた。

AFP通信によると、チャド軍の装甲車両と約2000人の兵士が3日、橋を渡りカメルーン側からガンボルに進駐した。ナイジェリア当局は2日、ガンボルを奪還したと主張していたが、ロイター通信が伝えたチャド軍関係者によると、戦闘が続いている。

ロイター通信は「チャド軍は合意に基づき、テロリスト対策の全体計画に合わせて動いている」とのナイジェリア国防省報道官のコメントを報じており、チャド軍侵攻についてナイジェリア側は了承済みとみられる。

イスラム国家樹立を宣言しているボコ・ハラムは、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、これまでにナイジェリア北東部で130以上の町村を制圧。国境を越えた攻撃に加え、チャドやカメルーンなどでの戦闘員勧誘を始めており、周辺国の危機感が強まっている。アフリカ連合(AU)は先週、チャドも含めた5カ国による、ボコ・ハラム対策に当たる7500人規模の多国籍部隊の発足を決めた。チャドは同部隊の展開に先んじる形で介入したとみられる。

チャド軍は実戦経験が豊富で精鋭として知られる。2013年1月にマリ北部で始まったイスラム過激派掃討作戦では、フランス軍と並んで多国籍部隊の主力を担った。



 
 
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ボコ・ハラム200人殺害 チャド軍

nikkei.com

2015/2/5 1:36

【カノ(ナイジェリア北部)=共同】チャド軍は4日、隣国ナイジェリア北東部ガンボルで、イスラム過激派ボコ・ハラムの戦闘員200人以上を殺害したと発表した。フランス公共ラジオが伝えた。チャド軍側は9人が死亡した。チャド軍は1月31日から空爆を実施し、カメルーン政府の要請で同国に派遣していた地上部隊約2千人が3日に国境を越えてガンボルに入り、ボコ・ハラムと戦闘になった。



 
 
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ナイジェリア、治安懸念で大統領選を延期

cnn.co.jp

2015.02.08 Sun posted at 10:55 JST

アブジャ(CNN) ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、今月14日に予定されていた大統領選を治安上の理由で3月28日に延期すると発表した。

同国では最近、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が軍要員や市民を狙った攻撃が激化している。選管責任者は治安当局からの助言を考慮し、「適切な安全措置なしで選挙を実施するわけにはいかない」との判断に至ったという。

大統領選で再選を目指すジョナサン大統領には最近、ボコ・ハラムへの対応が不十分との批判が集中している。1月には、北東部を訪問した大統領の車列に住民らが石を投げ付けて抗議した。

大統領の与党・国民民主党(PDP)に挑む最大野党・全進歩会議(APC)は、選挙延期を「ナイジェリア民主主義の大きな後退だ」と批判した。

ボコ・ハラムは2009年以降、ナイジェリア北部で警察や学校、教会、民間人への襲撃や政府機関の爆破などを繰り返し、隣国のカメルーンやチャドにも勢力を広げている。この3カ国にベナン、ニジェールを加えた計5カ国は7日、ボコ・ハラムの掃討に向けて軍要員と警官、文民計8700人を展開すると発表した。



 
 
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ナイジェリア、大統領選を延期 ボコ・ハラムの攻撃続き

asahi.com

ナイロビ=三浦英之2015年2月9日10時47分

ナイジェリアの選挙管理委員会は9日までに、今月14日に予定されていた大統領選を来月28日に延期すると発表した。AFP通信などが伝えた。同国北東部では、イスラム過激派「ボコ・ハラム」がテロや誘拐を繰り返しており、選管は「安全な選挙を実施できない」と説明している。

大統領選では、南部出身のキリスト教徒で、与党・国民民主党(PDP)の現職ジョナサン大統領と、北部出身のイスラム教徒で、最大野党・全進歩会議(APC)のブハリ元最高軍事評議会議長との「南北対決」の構図となっている。

国内では、ボコ・ハラムのテロを鎮圧できないジョナサン大統領への批判が噴出しており、ブハリ氏陣営は「時間稼ぎだ」と選挙の延期に強く抗議。各地で抗議デモが起きており、選挙日程をめぐって、混乱が続く可能性がある。

ボコ・ハラムの攻撃が続く北東部では、数十万人が住む場所を追われている。ナイジェリアやカメルーン、チャド、ベナン、ニジェールの5カ国は7日、ボコ・ハラム掃討のため、治安部隊など計約8700人を展開させると発表した。(ナイロビ=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラムのテロでナイジェリア大統領選延期

The Yomiuri Shimbun

2015年02月09日 11時05分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、14日に予定されていた大統領選を3月28日に延期すると発表した。

イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によるテロが頻発する中、安全が確保できないためとしている。

ナイジェリア東北部や周辺国では今月に入り、各国軍とボコ・ハラムによる戦闘が頻発している。

大統領選は、現職のジョナサン大統領と、野党で元軍人のムハンマド・ブハリ氏の事実上の一騎打ち。ボコ・ハラム対策で後手に回るジョナサン政権に対する批判の声は強く、選挙は接戦が予想されている。



 
 
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ナイジェリア大統領選を延期 相次ぐテロ活動で
3月28日に

nikkei.com

2015/2/9 9:52

【カイロ=押野真也】ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、今月14日に投票を予定していた大統領選挙を3月28日に延期することを決めた。イスラム過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」によるテロ活動が相次ぎ、選挙の安全が確保できないことなどを延期の理由としている。

今回の大統領選挙は、現職のジョナサン大統領と、かつて軍政を率いたブハリ元最高軍事評議会議長との事実上の一騎打ちの構図。相次ぐテロや汚職への批判などで、ジョナサン大統領には逆風となっており、接戦との見方が大勢だ。米政府は大統領選の延期について「深く失望している」との声明を発表している。



 
 
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ナイジェリア:大統領選延期…ボコ・ハラム攻撃で治安悪化

毎日新聞 2015年02月09日 10時43分(最終更新 02月09日 14時31分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアの選挙管理委員会は7日夜、今月14日に実施予定の大統領選と議会選を3月28日に延期すると発表した。北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムの攻撃やテロで治安悪化が進んでいることを受け、選管が異例の決定に踏み切った。

選管のジェガ委員長は会見で「治安・情報当局は(選挙の)実施について安全が保証できないと繰り返している」などと説明し、延期決定への理解を求めた。

ボコ・ハラムは2009年以降、テロ攻撃を繰り返し、これまでに約150万人が避難したと見られている。さらに、イスラム国家樹立を一方的に宣言し、北東部のボルノ、ヨベ、アダマワの3州で町や村を次々制圧。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、130以上の町村を支配している。これらの状況から、選挙を実施しても北東部の相当数の有権者が投票できないことが予測される。

アフリカ連合(AU)は7日、隣国チャド、ニジェールなどを含む5カ国による8750人の多国籍部隊創設を承認。同部隊展開に先んじる形で今月3日にはチャド軍がナイジェリア領内に進攻し、ボコ・ハラムが支配していた町を奪回。ジェガ委員長は、ボコ・ハラム掃討作戦に必要な日数を「少なくとも6週間」とする当局の見方を明らかにしている。ナイジェリア政府は他国部隊の力も借りて、早期に鎮圧したい考えとみられるが、6週間後の3月末の投票日までに状況が好転するかは不透明だ。

大統領選は現職のジョナサン大統領に対し、野党候補で1980年代の一時期に軍事政権トップだったブハリ元最高軍事評議会議長が挑む前回(11年)と同じ構図。ブハリ氏支持者側には選挙延期への反対が強いとされるが、ロイター通信によると、ブハリ氏は8日、平静を保ち暴動を起こさないよう支持者らに訴えた。



 
 
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マララさん、国際社会の鈍い対応批判 女子生徒誘拐事件

asahi.com

ロンドン=渡辺志帆2015年2月10日17時33分

ナイジェリア北東部でイスラム過激派「ボコ・ハラム」が昨年4月、200人以上の女子生徒を誘拐した事件から300日が経過したことを受けて、昨年のノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん(17)が、同国の指導者らに向けて事件の早期解決を強く求めるメッセージをブログで発表した。

「300日は長すぎる」と題したブログで、マララさんは、「もし女の子たちが政治的、経済的に力のある親を持っていれば、解放に向けてもっと多くのことがなされたでしょう」と、ナイジェリアの指導者や国際社会のこれまでの鈍い対応を批判。「若い女性たちは教育を受けるために、すべてを危険にさらしていた」として、「この危機解決のために、もっと多くのことができるし、しなければいけない」と訴えた。

また、ボコ・ハラムによるテロや誘拐の影響で3月に延期されたナイジェリア大統領選を念頭に、「立候補する政治家たちは共感を示すだけでなく、責任をとるべきだ」と求め、「リーダーたちは協力し、女子生徒の解放を就任当初100日間の最優先課題にするべきだ」と訴えた。(ロンドン=渡辺志帆)



 
 
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These African Dolls Are Outselling Barbie In Nigeria
An entrepreneur decided that it’s time African girls had dolls that looked like them.

FAST COMPANY
02.12.15
BY ADELE PETERS

Until recently, it was hard - or even impossible - to find a black doll in Nigeria. Eight years ago, when he was looking for a birthday present for his niece, Nigerian entrepreneur Taofick Okoyo realized that none of the dolls his niece owned looked like her. He couldn’t find an African doll in stores. So Okoyo decided to start his own line.

Today, his Queens of Africa dolls are selling better than Barbie in the local market. And Okoyo believes that might be helping young Nigerian girls feel better about the way they look.

“I realized [my daughter] was not too happy with the fact that she is black when she was younger,” he says. “This, I believe, came about from not having any dolls or her favorite characters in her image. … I felt it’s very important to have her embrace her skin color and race, and be proud of who she is. I believe this will lead [her to be] a more confident adult.”

Granted, the dolls are somewhat Barbie-esque, with impossibly thin figures and giant doe-like eyes. The company plans to introduce more diverse body types in the future (though an early attempt at plumper dolls failed to sell). But Okoyo says the dolls’ range of brown skin tones and traditional costumes help girls identify with them.

The Queens of Africa line was inspired by the three largest tribes in Nigeria, and the company plans to soon make specific dolls for other African countries. It’s also making music, comic books, and an animated series based on the characters.

“I created my range of dolls for children of African decent to have a doll that they can identity with, and to tell stories that are relevant to them and their race,” Okoyo says. “I don’t believe Mattel created Barbie for African girls.”

The startup had a slow beginning - at first, girls weren’t interested in buying African dolls, and Okoyo took time to focus on education before actually marketing the toys. Eventually, the demand for black dolls grew.

“I attribute that to over two years of talking about the importance of children owning dolls in their likeness, through various media mediums,” he says. “Creating awareness made some people realize that indeed their was a lack of black dolls, and they supported and encouraged me. Once the word started going around, this helped sales.”

The company also created a line of dolls that was more affordable; in the past, dolls have been seen as a luxury item in Nigeria. “The plan is to reach children regardless of the income bracket of their parents,” says Okoyo.

To keep prices cheap, the dolls are made in China, though they’re assembled in Nigeria, where workers also make local clothes and braid the dolls’ hair in traditional styles. Eventually, Okoyo hopes to begin manufacturing locally as well.

As Barbie sales continue to plummet around the world - Mattel reported a 59% drop in the company’s total earnings over the past few months - the Queens of Africa dolls keep getting more popular.

The company now sells between 6,000 and 9,000 dolls each month, making up around 10 to 15% of the total doll market in Nigeria. Mattel, meanwhile, doesn’t have any plans to expand in Africa.

ABOUT THE AUTHOR
Adele Peters is a staff writer at Fast Company who focuses on solutions to some of the world's largest problems, from climate change to homelessness. Previously, she worked with GOOD, BioLite, and the Sustainable Products and Solutions program at UC Berkeley. More

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ボコ・ハラムが州都に侵入 ナイジェリア北東部

nikkei.com
2015/2/14 23:56

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ゴンベ州で14日、イスラム過激派ボコ・ハラムの戦闘員数百人が州都ゴンベを襲撃、検問所を突破して市内に侵入、銃を乱射し、来月の大統領選挙をボイコットするよう脅迫した。フランス公共ラジオなどが伝えた。

同ラジオによると、市街地に入った戦闘員は中心部の交差点で大統領選に参加しないように呼び掛けるチラシをまいたという。

ボコ・ハラムは昨年後半からナイジェリア北東部の町や村を次々と制圧。今年に入って北東部ボルノ州の州都マイドゥグリといった都市部も襲撃し始めたが、いずれも市内に入る前に撃退されていた。



 
 
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ナイジェリア北東部で女が自爆テロ、10人死亡

nikkei.com

2015/2/16 9:59

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ヨベ州の州都ダマトゥルで15日、女による自爆テロがあり、10人が死亡、30人が負傷した。ロイター通信が伝えた。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。

現場はバス停留所で、乗降客らで混雑していた。ボコ・ハラムは昨年後半から女や少女を使った自爆テロを繰り返している。

一方、フランス公共ラジオは15日、隣国ニジェールの当局が東部ザンデールで、ボコ・ハラムとの関連が疑われる数十人を拘束したと報じた。ボコ・ハラムは6日に初めてニジェールの町を襲撃していた。



 
 
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10代少女が自爆テロか 子どもら16人死亡

asahi.com

三浦英之2015年2月16日17時32分

ナイジェリア北東部ヨベ州の州都ダマトゥルで15日、10代とみられる少女が自爆テロを行い、少なくとも16人が死亡、30人がけがをした。AP通信が伝えた。同地区でテロや誘拐を繰り返しているイスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。

同通信によると、現場はバスターミナルの入り口付近。少女は身体検査を通り抜けようとしたところ、「自爆」したとみられている。目撃者によると、犠牲者の多くは近くでピーナツなどを売っていた子どもたちで、自爆した少女は「16歳前後だった」という証言がある。

ボコ・ハラムは昨年4月、学校を襲って200人以上を誘拐。今年1月には、北東部の市場で10歳前後とみられる少女に爆発物を巻き付け、「自爆テロ」を強要するなど、誘拐した子どもを「人間爆弾」などとして使っている。(三浦英之)



 
 
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ナイジェリアで少女が自爆テロ…16人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年02月17日 11時30分

【ダルエスサラーム(タンザニア)=上杉洋司】AP通信によると、ナイジェリア北東部ヨベ州の州都ダマツルのバス停で15日、10代の少女による自爆テロがあり、少なくとも16人が死亡、30人が負傷した。

死傷者の多くは子供だった。同国で活動するイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」は最近、少女らを使った自爆テロを繰り返しており、関与が疑われている。

隣接するゴンベ州では14日、ナイジェリア軍とボコ・ハラムの間で戦闘が発生。ボコ・ハラムは住民に対し、3月28日に延期された大統領選で投票しないように脅迫したとされる。AP通信によると、「(投票日には)すべての投票所を攻撃する」と書かれたビラが配られたという。



 
 
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ナイジェリア軍、過激派ボコ・ハラムの300人殺害

nikkei.com

2015/2/18 23:40

【ナイロビ=共同】ナイジェリア軍報道官は18日、イスラム過激派ボコ・ハラムの戦闘員300人以上を殺害し、支配下にあった11カ所の町や村を奪還したとの声明を発表した。ロイター通信などが伝えた。軍側の死者は兵士2人という。

ボコ・ハラムは昨年後半からナイジェリア北東部の町や村を制圧し、軍は守勢に立たされていたが、今年に入って周辺国が掃討作戦に加わり、形勢が変わりつつある。

声明によると、ナイジェリア軍は空爆も実施。北東部ボルノ州の町モングノなどを奪還し、ボコ・ハラムの装甲車や対空砲を破壊したという。



 
 
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ボコ・ハラム、ナイジェリア大統領選妨害を宣言

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年2月18日18時30分

ナイジェリア北東部でテロを続けるイスラム過激派「ボコ・ハラム」は17日、インターネット上に動画を公開し、3月28日に予定されている大統領選について「我々が死んでも、選挙はさせない」と妨害を宣言した。AFP通信が伝えた。北東部では17日、2件の自爆テロがあり、計38人が死亡、多数のけが人が出た。

大統領選は当初、今月14日に予定されていたが、ボコ・ハラムのテロによる治安の悪化などから延期された。混乱は収束の見通しが立たず、さらなる延期も予想されている。

ボコ・ハラムは自分たちへの掃討作戦をする政府に反発。AFPによると、ボコ・ハラムのアブバカル・シェカウ指導者は動画の中で「選挙の実施は、神が許さない」と脅迫している。ボコ・ハラムは14日にも北東部の町を襲い、住民に「我々は投票所を攻撃する。イスラム教徒は近づくな」と警告した。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラム、テロ38人死亡 「大統領選させぬ」

asahi.com

2015年2月19日05時00分

ナイジェリア北東部でテロを続けるイスラム過激派「ボコ・ハラム」は17日、インターネット上に動画を公開し、3月28日に予定されている大統領選について「我々が死んでも、選挙はさせない」と妨害を宣言した。AFP通信が伝えた。北東部では17日、2件の自爆テロがあり、計38人が死亡、多数のけが人が出た。

大統領選は当初、今月14日に予定されていたが、ボコ・ハラムのテロによる治安の悪化などから延期された。混乱は収束の見通しが立たず、さらなる延期も予想されている。

ボコ・ハラムは自分たちへの掃討作戦をする政府に反発。AFPによると、ボコ・ハラムのアブバカル・シェカウ指導者は動画の中で「選挙の実施は、神が許さない」と脅迫している。ボコ・ハラムは14日にも北東部の町を襲い、住民に「我々は投票所を攻撃する。イスラム教徒は近づくな」と警告した。

(ヨハネスブルク)



 
 
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7歳ぐらい女児?自爆7人死亡…爆発物巻き付け

The Yomiuri Shimbun

2015年02月23日 10時49分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリア北東部ヨベ州ポティスクムの市場で22日、自爆テロがあり、買い物客ら少なくとも7人が死亡した。

実行犯は7歳ぐらいの女児だったという。

目撃者によると、市場の入り口では手荷物検査が行われていたが、女児はこれを拒否。警備員と言い争いになった後、女児が体に巻き付けていた爆発物で自爆した。

ナイジェリア北東部では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が拉致した子供を使って起こす自爆テロが相次いでおり、関与が疑われている。



 
 
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ボコ・ハラム、7歳女児使い「自爆」テロか 5人死亡

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年2月23日09時31分

ナイジェリア北東部ヨベ州のポティスクムの市場で22日、7歳前後とみられる女児の体に装着された爆弾が爆発し、少なくとも5人が死亡、19人がけがをした。AFP通信が伝えた。子どもを誘拐し、戦闘員などとして使っているイスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。

同通信によると、女児は市場の入り口で、身体検査をすり抜けようとしたところ、爆発した。同市場の近くでは先月11日にも、少女ら2人に装着された爆弾が爆発し、6人が死亡、37人がけがをしており、自警団らは「女児は市場に来る年齢ではないため、4回ほど追い返したが、ロープをくぐり抜けて、爆発した」と述べている。

一方、ナイジェリアのジョナサン大統領は、22日付の地元有力紙のインタビュー記事で、ボコ・ハラムについて「能力を過小評価していた」と言及。その上で、ナイジェリア軍は最近、武器や弾薬を充実させてきており、間もなくボコ・ハラムを打倒できると述べた。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ナイジェリア:少女が自爆テロ 市民ら7人死亡

毎日新聞 2015年02月23日 21時28分

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部ポティスクムの市場で22日、自爆テロがあり、市民ら7人が死亡した。自爆犯は7歳ぐらいの少女だったとみられ、イスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行の可能性が高い。

AFP通信が報じた地元自警団の話によると、自爆テロを警戒する自警団などが、売り物を何も持たない7歳ぐらいの少女が市場に入ろうとするのを4回阻止したという。その後、少女は隙(すき)を見て市場に入ろうとして自爆したとみられる。

北東部の中心都市マイドゥグリでは先月10日、10歳ぐらいの少女による自爆テロがあり、少なくとも19人が死亡している。ボコ・ハラムは最近、爆弾を体に巻き付けた少女を自爆テロに用いる戦術を取り始め、自爆犯の低年齢化も進んでいる。ポティスクムの市場付近では先月にも自爆テロがあり6人が死亡。この時の自爆犯の一人は15歳ぐらいだったという。



 
 
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[FT]ナイジェリア石油相、消えた大金情報公開に前向き

nikkei.com

2015/2/24 14:00

ナイジェリアのアリソンマドゥエケ石油相によれば、彼女は多額の石油収入の行方がわからなくなっている問題に関する調査結果の全容の公表には前向きだ。だが、同国政府が「概要」だけを公表すると決定したことで、国内では反発が強まっている。

石油相はフィナンシャル・タイムズ紙(FT)の取材に対し、同氏とジョナサン大統領は大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)による国の石油勘定の法定監査を公表することに反対しないと述べた。だが、実際に公表するかどうかは会計監査機関が判断することであり、石油相の判断では明らかにできないと付け加えた。

2月に入りジョナサン氏はこの報告書を受け取ったが、現時点で政府が公にしたのはわずか3ページの「概要」だけで、200億ドルが消えたナゾの一端しかわからない。アリソンマドゥエケ氏は概要が公表された当時、これで「無実が証明された」と指摘していた。

■選挙前、不明金巡り野党が注目

「消えた大金」のナゾが浮上したのは2014年だった。ナイジェリア中央銀行のサヌシ総裁(当時)は、ナイジェリア国営石油公社(NNPC)が12年1月から13年7月の間、国庫に対する200億ドルの送金を怠ったことを示す証拠を明らかにした。サヌシ氏は任期途中で解任され、いまではナイジェリア北部のイスラム教徒が多い地域にあるカノ地区の首長を務めている。

与野党の接戦が予想される3月の総選挙を前に、政権に批判的な勢力は、消えた大金を巡るナゾに注目している。

アリソンマドゥエケ氏は調査結果の全容開示については「賛否両論」があると主張。反対論の例として、「猛反発」(する勢力)が「(報告書全文の)重箱の隅をつつくような細かい追及を始め、(国民の)関心事に仕立て上げる」可能性を指摘した。ここで同氏が反発する勢力として言及したのは、1999年の民政移管後では支持率が現政権に最も近づいてきた最大野党・全進歩会議(APC)である。

14年のサヌシ氏による暴露に関する調査を担当する上院委員会のメンバーであるサラキ議員(APC)は2月初め、「私たちは報告書の全文を公表すべきだと考える。政権が何も隠していないというのならば、みんなでチェックしないといけない」と語った。

PwCによる監査の「概要」は、サヌシ氏が指摘したいくつかの食い違いを埋めるためNNPCと関連会社が国庫に収めるべき額は14億8000万ドルにすぎないと結論づけた。

サヌシ氏はこれを受け、報告書の全文を精査しなければ結論を出せないと主張した。

同氏はFTに対し「私が問題視しているのはこうした資金が違法に留保されているという点であり、使途に関する説明が不十分だということではない」と説明した。

サヌシ氏の資料によると、石油や灯油に関する補助金の配分において数十億ドルが不正に処理されただけでなく、憲法に反して国有の石油資産が民間に移された。これにNNPCの経営判断の誤りが重なり、損失が膨らんだとみられる。

NNPCの経営幹部は調査概要の公表にあたり、監査は「原油収入の未送金を巡る疑惑は茶番にすぎないという私たちの主張が正しいことを証明した」と述べていた。

By Tom Burgis

(2015年2月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)



 
 
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原油安で痛手のナイジェリア、OPEC緊急会合求める

cnn.co.jp

2015.02.24 Tue posted at 11:27 JST

(CNNMoney) 原油価格の急落で大きな打撃を受けているナイジェリアが、石油輸出国機構(OPEC)の協調減産に向けた緊急会合を開催したいとの意向を示した。一方でOPEC最大の産油国サウジアラビアは、減産拒否の立場を貫いている。

OPECの定期総会は昨年11月に開かれ、次回は6月に予定されている。しかしナイジェリアの石油相は23日、英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、原油安がこのまま続いた場合は緊急会合が必要になると述べた。

OPECは前回の総会でサウジなどの主張通り、原油安に歯止めをかけるための減産を見送ると発表した。原油価格はその後、さらに30%も下落している。

だが専門家らによれば、たとえOPECが近く緊急会合を開催したとしても、そこで減産が決まる可能性は低い。サウジやクウェート、アラブ首長国連邦(UAE)といった有力国が依然として減産に消極姿勢を示しているからだ。

ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、石油依存度が非常に高い。ドイツ銀行の推計によれば、財政収支の均衡を保つためには1バレル120ドル近い原油価格を維持する必要がある。

一方でサウジの石油相は昨年末、たとえ原油価格が1バレル20ドルに落ち込んでも減産に踏み切るつもりはないと表明した。

原油安の背景には、米国で進むシェールオイル開発による供給過剰がある。サウジには原油価格を低く抑えることでシェールに対抗し、シェアを奪還する狙いがあるとみられる。

だがこの狙いも、ナイジェリアにとってはほとんど意味を持たない。最大の市場だった米国への輸出は、2010年7月の3640万バレルから、昨年11月には170万バレルまで激減した。

2008年の原油価格暴落を事前に予測した実績を持つ米シティグループのエドワード・モース氏は最近、OPEC崩壊の可能性に言及している。同氏によれば、原油価格の下落は今年も続き、第2四半期には1バレル35ドルまで落ち込む見通し。60ドルまで回復するのは来年以降になるという。



 
 
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ナイジェリアで米女性拉致 身代金要求も

cnn.co.jp

2015.02.25 Wed posted at 09:37 JST

ラゴス(CNN) ナイジェリア中部コギ州で23日、遊牧民族の教育に携わっていた米国人女性が拉致された。犯行グループは6000万ナイラ(約3500万円)の身代金を要求している。

拉致されたのはキリスト教メソジスト派の宣教師、フィリス・ソーターさん。現地で、遊牧生活を営むフラニ族の子どもたちの教育を目的とした非政府組織(NGO)を率いている。ナイジェリアの米大使館と米連邦捜査局(FBI)が連絡を受けた。

州警察によると、ソーターさんの勤務先の学校に、覆面の2人を含む5人組の男が塀を乗り越えて侵入。ソーターさんを連れ去り、近くの山へ逃げ込んだ。犯人らは空中へ向けて発砲し、周囲を威嚇していたという。

ナイジェリア北東部では最近、イスラム過激派「ボコ・ハラム」によるテロ攻撃が激化しているが、コギ州は地理的に離れているため、テロとの関連性は薄いとみられる。ただ、分派組織による犯行の可能性や、ソーターさんが別の組織に売り渡される可能性は否定できないという。



 
 
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ナイジェリア北部で自爆テロ…ボコ・ハラムか

The Yomiuri Shimbun

2015年02月25日 14時52分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信によると、ナイジェリア北部カノのバス停で24日、2人の男による自爆テロがあり、警察によると少なくとも10人が死亡した。

イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。

一方、隣国のニジェール南部ディファでは同日、何者かが仕掛けた地雷によって、兵士2人が死亡した。ニジェール政府は、ボコ・ハラムの活動により、ディファで同日まで発令していた非常事態宣言の期間延長を発表した。ニジェールはナイジェリアなど周辺国と共同して、ボコ・ハラムの掃討作戦を行っている。



 
 
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ナイジェリアで米女性誘拐、武装集団が身代金要求

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年2月25日18時48分

ナイジェリア中部コギ州で23日、米国人女性が武装集団に誘拐された。6千万ナイラ(約3540万円)の身代金が要求されているという。米CNNなどが伝えた。

CNNなどによると、誘拐されたのは、キリスト教宣教師の白人女性で、現地で遊牧民の教育に携わっていた。武装集団は学校に銃を発砲しながら侵入し、宣教師を山に連れ去った。ナイジェリア北東部でテロを続けるイスラム過激派「ボコ・ハラム」との関係は不明だ。

一方、同国北東部や北部では24日、2カ所のバスターミナルで爆弾テロがあり、少なくとも27人が死亡、多数のけが人が出た。

AFP通信によると、最初のテロは北東部ポティスクム郊外で発生。男が荷物を持ってバスに乗り込んできた直後に爆発し、17人が死亡した。さらに4時間後、北部カノのバスターミナルで、男2人がバスを下車した直後に爆発。10人が死亡した。いずれもボコ・ハラムの犯行とみられている。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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爆破テロ相次ぎ35人死亡 ナイジェリア、過激派か

nikkei.com

2015/2/27 6:22

【ナイロビ共同】ナイジェリア北東部ボルノ州ビウと中部ジョスの2カ所で26日、バスの乗り場などを狙った爆破テロが相次ぎ、計35人が死亡した。フランス公共ラジオなどが伝えた。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。

ナイジェリアでは24日にも北部カノなどでバス乗り場を狙った自爆テロが続発し、少なくとも26人が死亡したばかり。軍は北東部でボコ・ハラムの掃討作戦を進めているが、作戦と無関係の地域で起こる爆破テロを防げていない。

ビウでは旅行者を装った男がバス乗り場で自爆し、地元住民らによると、18人が死亡した。別の男も自爆しようとしたが、爆発する前に治安当局者に射殺されたという。

またジョスでは何者かが走行中の車から、バス停車場に向かって2度にわたって爆発物を投げ込んで爆発させ、少なくとも17人が死亡した。



 
 
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ナイジェリアで2件の爆弾テロ、35人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年02月27日 09時59分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリアで26日、2件の爆弾テロがあり、少なくとも35人が死亡した。

いずれもイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の関与が疑われている。

東北部ボルノ州ビウのバス停では、人混みの中で男が自爆し、少なくとも18人が死亡。ロイター通信によると、別の男も自爆を試みたが、装置を起爆させる前に群衆に捕まり、殴り殺されたという。

中部の中心都市ジョスでは、バス停と大学前の2か所で、通りすぎる車から人混みに向かって爆弾が投げつけられ、爆発で少なくとも17人が死亡した。



 
 
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ボコ・ハラム、男性2人の殺害ビデオ公開 ISISを模倣か

cnn.co.jp

2015.03.03 Tue posted at 16:33 JST

ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」は2日、男性2人の首をはねて殺害したとするビデオをインターネット上で公開した。イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のビデオと共通する特徴がみられる。

ビデオは長さ6分間。アラビア語と英語、フランス語の字幕付きで、ツイッターに掲載された。「スパイ」とされる男性2人を後ろ手に縛ってひざまずかせ、カメラに対面させている。もう1人の男がナイフをかざして立ち、一方の男性の首に手を伸ばしたところで画面が切り替わる。続いて男性らのものとみられる血まみれの頭部と、切断された体が映し出される。

過激派の活動を監視する米団体「SITE」によると、殺害場面の前に流れる「尋問」のシーンで、一方の男性は自分がナイジェリア北東部バガに住む農民だと説明。警察から情報提供を求められ、応じれば「金持ちになれる」との説得を受けたと話している。

ボコ・ハラムがネット上で人質の殺害ビデオを公開したのは今回が初めてとされる。しかしこれまでに何度か、仲介者を通して報道陣にビデオが送り付けられたことはある。過去のビデオには、頭部を切断する場面そのものが収録されていた。

2010年2月のビデオには、警官2人が頭部を切断される現場が映っていた。ビデオの長さは12分間、撮影場所は不明とされた。

昨年2月には、軍にボコ・ハラムの拠点を知らせたとされる人物の斬首ビデオが出た。同10月に送付された10分間のビデオは、ボコ・ハラムに撃墜されたナイジェリア軍機のパイロットの首をはねたとする内容だった。

どのビデオでも最後に「処刑者」が登場し、当局の掃討作戦に手を貸す者を捕らえたら同様の処刑を繰り返すと予告していた。

専門家らによると、ボコ・ハラムの活動では半年ほど前から、人質の処刑や支配地拡大、ソーシャルメディアを駆使した巧妙な手口など、ISISの模倣とみられる特徴が目立っている。

指導者のアブバカル・シェカウ容疑者がキリスト教徒らの拉致について「イスラム教の聖典コーランで認められている」と繰り返す主張も、ISISの立場と共通する。

また、ISISの旗をボコ・ハラムの戦闘員が掲げたり、ビデオの中で映し出したりした例も報告されている。



 
 
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ボコ・ハラム:拘束男性2人の斬首映像をネットに公開

毎日新聞 2015年03月03日 19時51分

◇ISをまねた可能性

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアで勢力を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムが2日、拘束した男性2人を斬首したとする内容のビデオ映像をインターネット上で公開した。同様の「処刑」映像を多数公開してきたイラク、シリアのイスラム過激派「イスラム国」(IS=Islamic State)をまねた可能性がある。

ビデオでは、2人の男性がひざまずかされ、刃物を手にした戦闘服を着た男の詰問に、一人の男性が「警官から5000ナイラ(約3000円)受け取った。任務は情報提供だ」と、「スパイ行為」を告白させられる。その後、斬首後の遺体の映像が映る。斬首する場面は含まれていない。

ボコ・ハラムは、ISのイスラム国家建国宣言(昨年6月)の直後に支持を表明。それまでのテロ攻撃から、ISの手法をまねるように町や村を全面的に支配する戦術を取るようになり、同8月にはイスラム国家の樹立を宣言した。これまで北東部3州を中心にベルギーに匹敵する約3万平方キロを制圧したとの指摘もあり、カメルーンなど隣国への越境攻撃も増えている。



 
 
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「ボコ・ハラム」が襲撃、住民68人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年03月06日 10時17分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信は5日、ナイジェリア北東部ボルノ州の村が、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に襲われ、住民少なくとも68人が死亡したと報じた。

襲撃があったのは3日で、目撃者によると、ボコ・ハラムは逃げまどう子供や老人に向かって、銃を乱射した。ほとんどの家屋が火炎瓶などで焼け落ちたという。

ナイジェリアやカメルーン、チャドなどの国はそれぞれ軍を展開し、1月以降にボコ・ハラムに制圧された複数の町や村を奪還している。これに対し、ボコ・ハラムは自爆テロやゲリラ的な攻撃を繰り返しており、不安定な情勢が続いている。



 
 
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ボコ・ハラム、ISISへの「忠誠」を表明

cnn.co.jp

2015.03.08 Sun posted at 09:09 JST

アフリカ西部ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」は7日、アブバカル・シェカウ指導者を名乗る音声メッセージで、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への忠誠を表明した。

音声メッセージはインターネット上で公開された。ISIS指導者、アブバクル・バグダディ容疑者の別名を挙げ、「カリフ(イスラム共同体の最高指導者)」に忠誠を誓うと述べている。

CNNはメッセージが本物かどうかを確認できていない。

ボコ・ハラムは現地の言葉で「西洋の教育は罪」という意味。ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を掲げて政府軍と戦ってきたが、近年は村落を襲撃して多数の住民を拉致、殺害したり、市場やキリスト教会、異宗派のモスク(イスラム礼拝所)に攻撃を仕掛けたりするなど、民間人を巻き込む動きが目立つ。ナイジェリアだけでなく、カメルーンやチャドなど近隣国を狙った攻撃も増えている。



 
 
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ボコ・ハラムか、5度の連続爆発…54人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年03月08日 16時08分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】AP通信などによると、ナイジェリア北東部ボルノ州マイドゥグリで7日、市場など町の中心部で4件の自爆テロを含む5度の連続爆発があり、少なくとも54人が死亡、143人が負傷した。

イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の犯行と見られている。

最初のテロが起きたのは同日昼頃で、人でにぎわう魚市場で自動三輪車の運転手が自爆。その後、近くの郵便局や別の市場、バス停でも自爆テロが起きた。

また、町の中心部から約75キロ離れた軍の検問所では自動車が爆発し、兵士1人と自警団員2人が負傷した。犯人は町の中心部を目指していたと見られるという。



 
 
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ボコ・ハラム、「イスラム国」忠誠誓うツイート

The Yomiuri Shimbun

2015年03月08日 16時12分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】米国のテロ情報監視団体「SITE」によると、ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が7日、イスラム過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓うとする声明をツイッターに投稿した。

声明は、アブバカル・シェカウ指導者の名前で出された。ボコ・ハラムは過去に「イスラム国」への「支持」を表明していたが、これまでに具体的な協力関係は確認されていない。



 
 
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ボコ・ハラムが「イスラム国」に忠誠表明 ネットに音声

asahi.com

ナイロビ=三浦英之2015年3月8日23時49分

アフリカ西部ナイジェリアで勢力を広げるイスラム過激派「ボコ・ハラム」の指導者、アブバカル・シェカウ容疑者が7日、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者、バグダディ容疑者に忠誠を誓うとする音声をネット上に公開した。AFP通信が伝えた。

シェカウ容疑者は声明の中で「カリフへの忠誠を宣言する」と述べた。バグダディ容疑者は、イスラム教の預言者ムハンマドの代理人を意味する「カリフ」を自称している。

ボコ・ハラムは2002年の設立以降、国際テロ組織アルカイダと連携してきた。だが昨年7月にISへの支持を表明。最近はネットで政府を挑発したり、支援者を獲得しようとしたりするなど、ISの手法を強く意識している。

またナイジェリア北東部ではテロを続ける。ボルノ州の州都マイドゥグリでは7日、3件の爆破事件があり、少なくとも計58人が死亡した。3日には同州内の村が襲われ、少なくとも45人が殺害された。

同国では今月28日に大統領選挙が予定されている。ボコ・ハラムは妨害を宣言しており、今後もテロ攻撃を続けるとみられている。(ナイロビ=三浦英之)



 
 
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ナイジェリアで爆発、47人死亡 ボコ・ハラム関与か

nikkei.com

2015/3/8 0:27

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの3カ所で7日、女による自爆テロなど爆発が相次ぎ、少なくとも47人が死亡し、50人が負傷した。フランス公共ラジオなどが伝えた。イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。

最初の爆発は魚市場で発生し、女が原動機付きの三輪車から降りた直後に自爆した。約1時間後には別の市場で、その後にバス乗り場でも爆発があった。自爆テロかは不明。

ボコ・ハラムは1月下旬から2月初めまでにマイドゥグリを2回襲撃し、制圧を試みたが、撃退された。ナイジェリアと周辺国の軍による掃討作戦で守勢に立たされたボコ・ハラムがテロ攻撃を多用する戦略に回帰したと指摘されている。



 
 
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ボコ・ハラム、「イスラム国」に忠誠誓うメッセージ

nikkei.com

2015/3/8 18:49

【カイロ=押野真也】ナイジェリアの過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」は8日までに、シリアとイラクを拠点とする過激派「イスラム国」に忠誠を誓う音声メッセージをインターネットで公開した。ボコ・ハラムはナイジェリアだけでなくカメルーンやチャドなど周辺国にも活動範囲を広げている。イスラム国への忠誠を表明することで、西アフリカでの影響力を高める狙いとみられる。



 
 
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ナイジェリア:ボコ・ハラムがISに忠誠 テロ死者58人

毎日新聞 2015年03月08日 21時50分(最終更新 03月08日 23時11分)

【ヌジャメナ(チャド)服部正法】英BBC放送は7日、西アフリカ・ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムが、イラク、シリアで勢力を伸ばすイスラム過激派「イスラム国」(IS=Islamic State)に忠誠を誓う内容の声明をインターネット上に公表したと報じた。事実とすれば、サハラ砂漠以南のアフリカにもIS傘下の過激派組織が生まれたことになる。ボコ・ハラムは隣国チャド軍の介入などで勢いに陰りが出ており、ISとの関係強化でてこ入れを図った可能性もある。

ロイター通信が伝えた米国のテロ監視団体SITEの発表によると、ボコ・ハラムは「我々はカリフへの忠誠を表明する」との内容の声明を出した。カリフは歴史的なイスラム指導者の称号だが、ISのバグダディ指導者が昨年6月、カリフ就任とイスラム国家建国を宣言している。

ボコ・ハラムは元々国際テロ組織アルカイダの分派から援助を受けてきたが、ISがイスラム国家建国宣言を出すとすぐに支持を表明。ISをまねるように町や村を面的に制圧する作戦を始めた。

昨年8月には支配地域でイスラム国家樹立を宣言。これまでにナイジェリア北東部でベルギーに匹敵する約3万平方キロを制圧し、隣国カメルーンなどへの攻撃も強めてきた。

これに対し、アフリカ連合(AU)は先月7日、周辺国による多国籍部隊の投入を正式承認。これに先立ち、チャド軍は先月3日から介入し、ナイジェリア北東部のガンボル、ディクワを奪回した。ナイジェリア政府軍も先月下旬、ボコ・ハラムに1月上旬に奪われたバガを奪還した。

一方、ボコ・ハラムは最近、自爆テロを頻繁に実行している。AFP通信によると、7日にナイジェリア北東部の主要都市マイドゥグリで自爆テロが3回立て続けに発生。少なくとも死者が計58人、負傷者が計139人にのぼった。劣勢に陥ったボコ・ハラムが、再びテロ攻撃主体の戦術に戻したことも考えられる。



 
 
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ナイジェリア北部で自爆テロ 死者54人、負傷者139人

cnn.co.jp

2015.03.09 Mon posted at 10:20 JST

ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北部ボルノ州マイドゥグリで7日、市の主要市場と魚市場、バス乗り場の3カ所で自爆テロが発生し、当局によれば、一連の自爆テロで少なくとも54人が死亡し、139人が負傷した。

目撃者によると、自爆したのは女3人、男1人の計4人だという。

最初の爆発は魚市場の外で起きた。目撃者によると、午前11時20分ごろ、ヒジャブをかぶった女性が原動機付き軽三輪車を降りた直後に自爆したという。

2つめの爆発は、その1時間後、市の主要市場の外で発生した。市場の入口の手荷物検査の列に2人の女が並び、そのうちの1人が自爆。そして負傷者を助けるため人々が集まってくると、もう1人が自爆した。

3つめの爆発はバス乗り場で発生。目撃者によると、男がバス乗り場近くにやってきて、手に持っていた遠隔起爆装置を押したという。

いずれの組織からも犯行声明は出ていない。

ナイジェリアでは北部やその他の地域で同様のテロが相次いでおり、その背後には同国を拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」の存在がある。ボコ・ハラムは、ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を目指している。同組織のテロ行為の影響で、ここ数カ月間に数百人の死者が出ている。



 
 
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少女の自爆テロ、34人死亡…ナイジェリア

The Yomiuri Shimbun

2015年03月11日 10時05分

【ルアンダ(アンゴラ)=上杉洋司】AP通信によると、ナイジェリア北東部ボルノ州マイドゥグリの市場で10日、10代の少女による自爆テロがあり、目撃者によると少なくとも34人が死亡した。

イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。

また、ナイジェリアのメディアによると、マイドゥグリの東約100キロにあるヌガムドゥ村が同日、ボコ・ハラムとみられる武装集団に襲われ、村人数十人が死亡したという。



 
 
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ナイジェリアで爆発、12人死亡 女が自爆テロか

nikkei.com

2015/3/11 10:25

【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリで10日、爆発があり、少なくとも12人が死亡した。ロイター通信が伝えた。治安当局筋によると、女による自爆テロとみられるという。犯行声明は出ていないが、イスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。

現場は市場近くの環状交差点。マイドゥグリでは7日にもこの市場など3カ所で爆発が相次ぎ、少なくとも58人が死亡したばかり。

また、マイドゥグリから約100キロ東の町ヌガムドゥでも10日、ボコ・ハラムとみられる武装集団による襲撃があり、多数の死傷者が出た。

ナイジェリアと周辺国の軍は今年に入って掃討作戦を強化し、ボコ・ハラムの支配地域の一部を奪還したと発表。一方、ボコ・ハラムは今月、インターネット上で中東の過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓う声明を公開した。



 
 
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「イスラム国」、ボコ・ハラムの忠誠受け入れ

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年3月14日04時16分

過激派組織「イスラム国」(IS)は12日、IS指導者のアブバカル・バクダディ容疑者が、アフリカ西部ナイジェリアの過激派ボコ・ハラムによるISへの忠誠表明を受け入れたとする音声をネット上に投稿した。

音声はアラビア語で約27分間。アドナニと名乗る広報担当者の声明となっている。ISが西アフリカへ拡張したと誇示する半面、「シリア・イラク入りが困難な戦士はアフリカへ行くように」とも呼びかけている。欧米諸国やアラブ諸国は戦闘員のIS合流を阻止する動きを強めており、声明は戦闘員流入が一時ほどの勢いではない様子をうかがわせている。

IS支配下にあったシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)の陥落や、イラク中部ティクリートがイラク軍などに一部制圧されている状況に関連し、前進や撤退があるのが戦場であり、いくつかの村を明け渡しただけだと主張。「我々は不動であり勝利を続ける」としている。(カイロ=翁長忠雄)



 
 
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子ども・女性500人拉致との報道 ボコ・ハラム

nikkei.com

2015/3/25 21:44

【ナイロビ=共同】ロイター通信は24日、ナイジェリア北東部ボルノ州ダマサクで、イスラム過激派ボコ・ハラムが「500人以上の子どもや女性を拉致し、うち約50人を殺害した」との地元住民の証言を報じた。

ニジェールとの国境近くにあるダマサクは昨年11月にボコ・ハラムに制圧された。ニジェールとチャドの軍が今月に奪還したが、町からはボコ・ハラムに殺害されたとみられる70人以上の遺体が見つかった。

ロイターによると、ボコ・ハラムは町から撤退する際に「(子どもや女性は)奴隷でわれわれの所有物だ」と言い、連れ去ったという。

ボコ・ハラムは昨年4月に女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難を浴びた。今月には中東の過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓うと宣言した。ナイジェリアと周辺国の軍は連携してボコ・ハラム掃討作戦を進めている。



 
 
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拉致事件乗り越え大学へ ナイジェリアの少女たち

cnn.co.jp

2015.03.25 Wed posted at 15:33 JST

(CNN) ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」による学校襲撃事件で辛くも脱出した少女たちが、ナイジェリア・アメリカン大学(AUN)に通い始めた。つらい記憶を乗り越えて、夢に向かうその姿を取材した。

学内の控え室でおしゃべりに興じる4人の女子学生たち。取材班はその中の1人に見覚えがあった。昨年4月、北東部の村チボクの学校から300人近い女子生徒が連れ去られた事件で、友人たちとともにトラックから飛び降り、幸運にも助かった少女だ。

あの日から学校には怖くて行けなくなった、と少女は振り返る。しかし今、再び教室に戻った彼女は、将来も教師としてここにとどまり、自分が受けているような教育を子どもたちに授けたいと願っている。

AUNではこの少女のほかにも、チボクの事件で助かった学生21人が学んでいる。あの夜、「学校に通っていた」というだけの理由で狙われた少女たちにとって、学び続けることはそのまま自分たちの勇気と決意の表明でもある。教育を受け、社会を変えようとする決意だ。

「人々は私の力を必要としている。私が学校へ行くことが変革につながる」と、1人の学生が語った。事件のこん跡をみじんも感じさせない毅然(きぜん)とした表情で、「外科医になる」と将来を描く。

そんな彼女たちに尋ねてはいけない質問もある。事件の夜のこと、今も行方が分からない学友たちのことは、つらすぎて答えられないという。

奨学金を得て大学に通う自分は幸運だと、彼女たちも自覚している。チボクには、同じように脱出した少女たちがほかにも46人いる。全員がAUNで学ぶには資金が足りなかったのだ。

AUN副総長のエンサイン博士は、大学の基金を通じてさらに資金を集め、これを実現したいと願っている。同博士は昨年、チボクの少女たちがAUNへの進学を希望していると聞いて資金集めに奔走した。入学前には警備責任者とたった2人で危険を冒し、少女たちを迎えに行ったという。

AUNのキャンパス自体も非常事態宣言下のナイジェリア北東部にあり、決して安心できる環境ではない。ボコ・ハラムの影を警戒して厳しいパトロールなどが実施されている。

苦難や恐怖をどのように克服しているのかという質問に、1人の少女はかすかにほほ笑んでこう答えた。「私はとても勇敢で意志が強いから」−−確かにその通りだ。しかし彼女もほかの少女たちも、勇気を奮い起こす必要などなくなる日が来ることを、何よりも願っているのだ。



 
 
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シェル、ナイジェリア鉱区など2000億円で売却

nikkei.com

2015/3/26 9:38

【フランクフルト=加藤貴行】英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは25日、ナイジェリアの陸上鉱区と関連するパイプラインの権益を同国のエネルギー大手、アイテオに売却したと発表した。売却総額は約17億ドル(約2000億円)。ナイジェリアはアフリカ有数の産油国だが、欧州石油大手が原油安と同国の治安情勢などを理由に事業を縮小している。

売却した鉱区は2014年に平均で日量4万3千バレル(原油換算)の原油と天然ガスを生産し、シェルは30%の権益を持っていた。シェルによると、この鉱区の権益の10%を保有する仏トタルと、5%を持つイタリア炭化水素公社(ENI)も売却したという。シェルは20日にもナイジェリアの別の鉱区を7億3700万ドルで売却したばかりだ。



 
 
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ナイジェリア大統領選、28日投票 経済・治安が争点に

nikkei.com

2015/3/27 23:25

【カイロ=押野真也】西アフリカのナイジェリアで28日、大統領選の投票が実施される。同国は世界有数の産油国で、経済はアフリカで最大規模だが、足元の原油価格低迷が経済を揺さぶっている。イスラム過激派の活動も活発で、治安は悪化し、経済と治安の安定が大きな争点だ。まん延する汚職も現職のジョナサン大統領には逆風となっており、接戦の様相だ。

当初、大統領選は2月14日に予定していたが、国内の治安悪化を理由に延期していた。今回の選挙戦はキリスト教徒で現職のジョナサン大統領と、1983年のクーデターを主導し、軍政を率いたイスラム教徒のブハリ元最高軍事評議会議長との一騎打ちの構図だ。

ナイジェリアでは99年の民政移管以降、ジョナサン大統領が属する国民民主党(PDP)出身の候補が大統領に就いてきた。ブハリ候補は最大野党、全進歩会議(APC)に属しており、政権交代が実現するかが焦点となる。

選挙戦を左右するのは経済と治安だ。ブハリ陣営は軍政時代に汚職や貧困の対策に取り組んだ実績をアピールし、支持を広げている。現地からの報道では、両者の支持は拮抗しており、先行きは予断を許さない情勢だ。

ナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、歳入の大半を原油収入が支える。それだけに原油安の影響は大きく、通貨ナイラは2014年10月以降、対ドルでほぼ一本調子で下落。同年11月に利上げと通貨切り下げを実施したものの下落基調が続き、足元では史上最安値圏の1ドル=200ナイラ前後で推移している。

同国は食料や日用品の多くを輸入しており、通貨下落で物価は上昇傾向にある。原油価格下落に伴う財政悪化で、同国財務省は歳出削減を検討している。インフラ開発など、生活基盤の整備が遅れる懸念も出ている。

足元の景況悪化に加え、ジョナサン大統領には汚職疑惑も根強い。14年2月、ジョナサン大統領はサヌシ中銀総裁(当時)を突然更迭。サヌシ氏は国庫に入るべき石油収入200億ドル(約2兆4000億円)以上の所在が不明になっているとして議会に調査を要求していた。サヌシ氏の更迭劇は内外から「疑惑隠し」との批判が起きた。

治安も大きな争点だ。イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」はシリアとイラクの過激派「イスラム国」の傘下に入り、北東部や周辺国を中心に住民の虐殺や拉致を繰り返している。ジョナサン大統領は今年2月、ボコ・ハラムについて「(戦闘能力などを)過小評価していた」と語り、政策の誤りを認めた。

ブハリ氏は軍政を率いた「強いリーダー」とのイメージを強調し、ボコ・ハラムの掃討に取り組む姿勢を示す。

ボコ・ハラムは経済格差に不満を持つ若者などを勧誘して勢力を強めてきた。ボコ・ハラムの根絶には目先の掃討作戦に加えて汚職や貧困の撲滅などに取り組む必要があり、どちらが勝利しても治安回復には時間がかかりそうだ。



 
 
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ナイジェリア大統領選始まる

nikkei.com

2015/3/28 18:37 (2015/3/28 23:25更新)

【カイロ=押野真也】ナイジェリアの大統領選挙の投票が28日に実施された。同日に開票作業に着手し、数日で大勢が判明する見通し。今回の選挙戦はキリスト教徒で現職のジョナサン大統領と、1983年のクーデターを主導し、軍政を率いたイスラム教徒のブハリ元最高軍事評議会議長との一騎打ち。同日には東北部の投票所が過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」とみられるメンバーに襲撃され、2人が死亡した。今回の選挙は接戦が予想されており、結果を巡って混乱が生じる可能性もある。



 
 
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ナイジェリア軍、「ボコ・ハラム」本部の奪還を発表

cnn.co.jp

2015.03.28 Sat posted at 15:17 JST

(CNN) イスラム過激派「ボコ・ハラム」の掃討作戦を進めるアフリカ西部のナイジェリア国防省は27日、同派が昨年樹立を宣言した「カリフ(預言者ムハンマドの代理人)制国家」の本部とする北東部の町グウォザを同日朝、奪還したとの声明を発表した。

地上軍や空軍戦力を投入しての戦果で、同町に通じる複数の町や村落でもボコ・ハラムを駆逐したと述べた。複数のボコ・ハラム戦闘員を殺害、多数を拘束したとし、大量の武器や弾薬を押収。グウォザの行政本部として用いられた施設を全面的に破壊したとも述べた。

同町はボルノ州内にあり、ボコ・ハラムは昨年8月、カリフ制国家の樹立を宣言。今月初旬には、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への忠誠を表明していた。

同国では今月28日に大統領選や36州の知事選が実施される。選挙は当初、2月14日に予定されていたが、選挙管理委員会は同月7日、ボコ・ハラム支配の地域での治安確保が難しいとして6週間の延期を発表していた。

再選を目指すジョナサン大統領はボコ・ハラム対策が不十分として批判されていた。同大統領は27日、グウォザ奪取を受けた全国向けの放送で国防に甚大な犠牲を払っているナイジェリア軍の功績を称賛した。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは26日に発表した声明で、ボコ・ハラムの攻撃による民間人の死者は今年これまでで少なくとも1000人に達したと報告。グウォザを制圧した際には、住民約300人を森林地帯にあるキャンプへ連行したとも述べた。

ボコ・ハラムによるテロ攻撃などは2009年以降に本格化。その活動範囲はナイジェリア内が大半だったが、最近は隣国のカメルーンやチャドなどにも拡散。これを受け両国はボコ・ハラム掃討に兵力を投入し、アフリカ連合も統合部隊を編成し、軍事介入している。



 
 
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ナイジェリア軍、「ボコ・ハラム」の本部を制圧

The Yomiuri Shimbun

2015年03月28日 10時39分

【ラゴス(ナイジェリア南部)=上杉洋司】ナイジェリア軍は27日、北東部ボルノ州グウォザのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の本部を制圧し、グウォザを奪還したと公式ツイッターで発表した。

グウォザはボコ・ハラムが押さえる主要都市。ツイッターによると、ボコ・ハラムの戦闘員数人が死亡し、同軍が多くの戦闘員を捕らえたとしている。

ボコ・ハラムは昨年8月、グウォザで「イスラム国家」の建国を宣言。今年に入って勢力圏を拡大し、一時はベルギーと同じ広さの3万平方キロ程度を支配下においたとされた。しかし、その後、ナイジェリア軍の掃討作戦に隣国チャドなどが参戦し、戦況が一転。ボコ・ハラムは劣勢に立たされているとみられる。

ただ、ナイジェリア軍の攻勢についての詳細は不明だ。同国の大統領選の投票が28日に実施される予定で、「宣伝」との見方もある。



 
 
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ナイジェリア大統領選、投票日を29日まで延長

nikkei.com

2015/3/29 1:02

【カイロ=押野真也】ロイター通信によると、ナイジェリアの選挙管理委員会は28日、同日に実施した大統領選の投票日を29日まで延長する方針を示した。一部の投票所で有権者を管理するシステムが機能せず、投票に必要な登録ができなかったため。28日には東北部の投票所が過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」とみられるメンバーに襲撃され、8人が死亡した。今回の選挙戦は現職のジョナサン大統領と、ブハリ元最高軍事評議会議長との一騎打ち。接戦となっており、結果を巡って混乱が生じる可能性もある。



 
 
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混乱のナイジェリア大統領選、投票延期や過激派の襲撃も

cnn.co.jp

2015.03.29 Sun posted at 10:48 JST

ラゴス(CNN) ナイジェリア大統領選は28日に投票が行われたが、一部地域では新たに導入された装置の不具合などにより29日に延期された。また、イスラム過激派「ボコ・ハラム」による投票所などへの攻撃で、少なくとも11人が死亡した。

装置は有権者の本人確認を電子化して不正を防ぐために導入された。しかし現職のジョナサン大統領が出身地バイエルサ州で投票した際には指紋の読み取りに20分以上かかるなど、不具合が続発した。

選管は一部の投票所で従来通りの写真確認に切り替えたが、この方法は今まで不正の横行につながってきたと批判されている。

また別の地域では、投票用紙の到着に遅れも生じた。

さらに北東部ゴンベ州では、複数の投票所がボコ・ハラムとみられる武装集団に襲われ、死者11人、負傷者2人が報告された。ある村では有権者3人が投票所で殺害されたうえ、州議会議員1人が自宅で殺されたという。

別の村では武装集団が住民1人を殺害し、投票所から当局者らが避難した後で、選挙関連の文書などを焼き払ったという。

ボコ・ハラムはまた、28日夜に北東部ボルノ州の村を襲撃。住民や地元政治家の話によると、23人が頭部を切断されて殺された。

これに加え、選管の公式ウェブサイトに28日午後、「ナイジェリア・サイバー軍」と称する集団に乗っ取られたとのメッセージが表示された。同サイトはその後、アクセスできない状態が続いている。

一方、同日夜までに投票を終えた多くの地域では、公開開票が始まった。

ボコ・ハラムの拠点となっている北部を含め、各地の投票所には多くの有権者が足を運んだ。最大都市ラゴスの選管当局者は「最後の1人が投票するまで見届けるのがわれわれの任務だ」と語った。

大統領選は、現職のジョナサン大統領とブハリ元最高軍事評議会議長による事実上の一騎打ち。同時に国内36州の知事選も実施されている。ボコ・ハラム対策をはじめ、世界的な原油安と通貨の急落で深刻な打撃を受けている同国の経済や汚職、貧困問題などが争点となっている。

開票結果は投票が完了してから48時間後に出るという。一部で投票が延期された結果、30日だった予定が31日にずれ込む見通しだ。

大統領選で勝利するためには全体の過半数の得票に加え、3分の2以上の州で少なくとも4分の1の票を獲得する必要がある。この条件を満たす候補がいない場合は、7日後に決選投票が実施される。



 
 
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ナイジェリア大統領選、現職と元軍政トップ対決

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年3月29日01時34分

西アフリカのナイジェリアで28日、大統領選の投票が始まった。イスラム過激派「ボコ・ハラム」の台頭で国内の治安が急激に悪化するなか、南部出身のキリスト教徒で現職のジョナサン氏(57)と、北部出身のイスラム教徒で元軍政トップのブハリ氏(72)との「南北対決」の構図となっている。

大勢は29日にも判明する見通しだが、正式な結果は週明けになるとみられている。

最大の争点は治安。北東部を支配するボコ・ハラムは昨年4月、学校を襲って200人以上の女子学生を誘拐。その後も各地でテロや誘拐を繰り返し、これまでに1万人以上の犠牲者が出たとみられているが、ジョナサン政権は有効な手立てが打てないでいる。今回の大統領選も当初は2月に予定されていたものの、急きょ延期が決定。野党や市民からは「意図的な時間稼ぎだ」と強い非難が上がっている。

これに対し、野党・全進歩会議のブハリ氏は、1983年にクーデターを主導し、85年まで最高軍事評議会議長として軍事政権を率いた「実績」を強調。ボコ・ハラムの打倒や国内に蔓延(まんえん)する汚職の追放を訴えて、ジョナサン氏の基盤である南西部にも支持者を広げているとみられている。現地報道によると両者の支持は伯仲しており、政権交代の可能性も伝えられている。

一方で、ボコ・ハラムは「選挙の実施は神が許さない」と大統領選の妨害を宣言。28日には北東部の投票所がボコ・ハラムとみられる武装勢力に襲われ、少なくとも2人が死亡したとの情報がある。同組織は昨年8月、イスラム国家の樹立を宣言しており、大統領選の結果にかかわらず、政府などへのテロ攻撃を続けていくものとみられている。

ナイジェリアは1960年に英国から独立後、長く軍事政権が続き、99年に民政に移管。以来、すべての大統領選でジョナサン氏が所属する与党・国民民主党が勝利してきた。現職のジョナサン氏は大統領代行だった2010年、ヤラドゥア大統領(当時)の病死に伴い大統領に昇格し、11年の大統領選でブハリ氏らを破って当選している。

11年の大統領選では、ジョナサン氏勝利の結果をめぐって両陣営が衝突。約1千人が死亡したとみられており、選挙後の両陣営の動向にも注目が集まっている。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ナイジェリア大統領選 イスラム過激派襲撃で41人死亡

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年3月29日19時55分

西アフリカのナイジェリアで28日、大統領選が実施された。AP通信などによると、妨害を宣言しているイスラム過激派「ボコ・ハラム」が投票所などを襲撃し、少なくとも41人が死亡。一部地域では身元確認用のシステムに不具合が生じたため、29日にも投票が実施された。結果は週明けにも判明する見通しだ。

AP通信などによると、北東部ボルノ州では27日夜から28日未明にかけて、ボコ・ハラムが村を襲い、民家に放火。逃げようとする村人を銃撃し、25人を殺害した。村人は「選挙に参加させないための脅迫だ」と話したという。北東部ゴンベ州などでも28日、投票所などがボコ・ハラムに襲われ、少なくとも16人が殺害された模様だ。

大統領選は、ボコ・ハラムの台頭で極度に悪化した治安が争点。南部出身のキリスト教徒で現職のジョナサン氏(57)と、北部出身のイスラム教徒で元軍政トップのブハリ氏(72)との「南北対決」の構図となっている。現地報道によると、両者の支持は伯仲しており、政権交代の可能性も指摘されている。

前回2011年の大統領選では、ジョナサン氏勝利の結果をめぐって両陣営が衝突し、死者数は約1千人に上ったという。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ナイジェリア、投票所襲撃で14人死亡 大統領選

nikkei.com

2015/3/29 22:22

【アブジャ=共同】アフリカ最多の人口と最大の経済規模を誇るナイジェリアで28日に行われた大統領選挙で、イスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団が北東部の投票所3カ所を襲撃し、住民ら計14人が死亡した。ロイター通信が伝えた。死者は当初、6人と報じられていた。

ボコ・ハラムが選挙の妨害を予告していたことから、厳戒下の投票となっていた。フランス公共ラジオによると、投票前日の27日も武装集団が北東部の村を襲撃し、住民23人を殺害した。

一方、選挙管理委員会は28日、選挙の一部投票所で身元確認用の機械に不具合が生じたとして、該当する投票所で投票を2日間に延長すると発表。29日も投票が行われた。

AP通信によると、全体の投票終了を待たずに各地で28日夜、開票作業も始まった。

不具合が生じたのは、指紋で本人確認をする機械で、今回初めて導入された。地元メディアによると、再選を目指す現職ジョナサン氏が南部バイエルサ州の投票所で投票する際にも本人確認がうまくできなかった。

産油国のナイジェリアでは、キリスト教徒の多い南部は石油収入で比較的潤っているのに対し、イスラム教徒の多い北部は開発から取り残され、貧しい地域が多い。選挙は南部出身のジョナサン氏と、北部出身のブハリ元最高軍事評議会議長の事実上の一騎打ち。



 
 
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ナイジェリア:ボコ・ハラム凶暴化 地域ごと火攻め

毎日新聞 2015年03月29日 22時28分(最終更新 03月29日 23時32分)

西アフリカ・ナイジェリア北東部のイスラム過激派「ボコ・ハラム」が最近、町や村を「火攻め」にし、地域全体を破壊するケースが目立っている。2月中旬、ボコ・ハラムが隣国チャドに初めて越境攻撃を仕掛けたチャド湖岸の漁村ヌグブアでは、草ぶきの家々が燃え尽き、黒こげになった大地が広がっていた。これまでにナイジェリアでは、ボコ・ハラムの襲撃で約150万人が家を追われ、約20万人が難民として周辺国へ脱出したと言われる。そして今、地域を焼き尽くす蛮行が、国境を越えて広がりつつある。【ヌグブア(チャド西部)で服部正法】

今月中旬、ヌグブアで出会った若い女性が地面を指さした。「ここで2人が死んだ」。その先に直径約3メートルの黒く丸い跡が点在していた。乾いた草で作った伝統的な家は、火がついたらひとたまりもない。イスラム教徒が多くモスク(イスラム礼拝所)もあるが、その垣根も焼け焦げていた。

地元の人の話などによると、2月13日午前2時ごろ、約30人のボコ・ハラム戦闘員がチャド湖を小舟で渡りヌグブアに上陸。家を失った女性ファティマ・サイドゥさん(40)は「銃声が聞こえたので外に出たら、あちこちから火が出ていた」と話した。女性のファルマタ・クレアスクさん(35)が吐き捨てるように言った。「町を焼く彼らのどこがイスラム教徒だと言うのか」

ヌグブアの詳しい被害状況は不明だが、今年1月、対岸にあるナイジェリア北東部のバガ、ドロンバガが焼き払われ、計約2000人が死亡したとの指摘もある。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「ボコ・ハラムによるおそらく最悪の虐殺だ」と非難した。また今月初旬、同じ北東部ヌジャバの村が焼かれ60人以上が死亡した。

ドロンバガを脱出し、今は国連児童基金などが支援するチャド西部バガソラのキャンプで難民生活を送る農業の男性、ナシル・サイドゥさん(37)が襲撃時の様子を語ってくれた。戦闘員は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と唱えながら来襲し、それと同時に火が放たれ、中心部の魚市場から煙が上がった。

湖岸へと逃げ、ボートに100人ほどが乗り込んで離岸。だが、直後に頭を布で巻くなどした若いボコ・ハラム戦闘員約20人がオートバイなどで乗りつけ、銃撃した。湖に向かって逃げる男性らが、次々撃たれた。女性や子供も倒れ、岸辺は悲鳴で満たされた。



 
 
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ナイジェリア:ボコ・ハラム凶暴化 地域ごと火攻め 燃え尽きた草ぶき屋根の村

毎日新聞 2015年03月30日 東京朝刊

西アフリカ・ナイジェリア北東部のイスラム過激派「ボコ・ハラム」が最近、町や村を「火攻め」にし、地域全体を破壊するケースが目立っている。2月中旬、ボコ・ハラムが隣国チャドに初めて越境攻撃を仕掛けたチャド湖岸の漁村ヌグブアでは、草ぶきの家々が燃え尽き、黒こげになった大地が広がっていた。これまでにナイジェリアでは、ボコ・ハラムの襲撃で約150万人が家を追われ、約20万人が難民として周辺国へ脱出したと言われる。そして今、地域を焼き尽くす蛮行が、国境を越えて広がりつつある。

今月中旬、ヌグブアで出会った若い女性が地面を指さした。「ここで2人が死んだ」。その先に直径約3メートルの黒く丸い跡が点在していた。乾いた草で作った伝統的な家は、火がついたらひとたまりもない。イスラム教徒が多くモスク(イスラム礼拝所)もあるが、その垣根も焼け焦げていた。

地元の人の話などによると、2月13日午前2時ごろ、約30人のボコ・ハラム戦闘員がチャド湖を小舟で渡りヌグブアに上陸。家を失った女性ファティマ・サイドゥさん(40)は「銃声が聞こえたので外に出たら、あちこちから火が出ていた」と話した。女性のファルマタ・クレアスクさん(35)が吐き捨てるように言った。「町を焼く彼らのどこがイスラム教徒だと言うのか」

ヌグブアの詳しい被害状況は不明だが、今年1月、対岸にあるナイジェリア北東部のバガ、ドロンバガが焼き払われ、計約2000人が死亡したとの指摘もある。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「ボコ・ハラムによるおそらく最悪の虐殺だ」と非難した。また今月初旬、同じ北東部ヌジャバの村が焼かれ60人以上が死亡した。

ドロンバガを脱出し、国連児童基金などが支援するチャド西部バガソラのキャンプで難民生活を送る農業の男性、ナシル・サイドゥさん(37)が襲撃の様子を語った。戦闘員は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と唱えながら来襲し、それと同時に火が放たれ、中心部の魚市場から煙が上がった。

湖岸へと逃げ、ボートに100人ほどが乗り込んで離岸。だが、直後に頭を布で巻くなどした若いボコ・ハラム戦闘員約20人がオートバイなどで乗りつけ、銃撃した。湖に向かって逃げる男性らが、次々撃たれた。女性や子供も倒れ、岸辺は悲鳴で満たされた。

サイドゥさんはチャド側の島に11時間後に到達。途中で別の島に避難民がいるのを目撃したが、後に虐殺されたと聞いた。険しい表情をしたサイドゥさんが言った。「我々は彼らに従うつもりがない。そうした人間を全部殺すつもりなのだ」【ヌグブア(チャド西部)で服部正法】



 
 
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テロ連発の大統領選、投票所などで41人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年03月30日 01時02分

【ラゴス(ナイジェリア南部)=上杉洋司】アフリカ最大の経済大国ナイジェリアで28日、大統領選の投票が行われた。

不正防止のため初導入された指紋認証システムの不具合で、一部では29日も投票が続くなど、混乱が生じた。イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」は北東部の投票所などでテロを連発、27、28の両日で少なくとも41人が死亡した。

大統領選は与党・国民民主党(PDP)のグッドラック・ジョナサン大統領(57)と、最大野党・全進歩会議(APC)のムハンマド・ブハリ氏(72)の事実上の一騎打ち。選挙妨害を公言してきたボコ・ハラムが影を落とした。

国軍は投票前日の27日、北部ボルノ州にあるボコ・ハラムの拠点を奪還したと発表したが、28日未明には同州で武装集団が民家を襲撃。少なくとも25人が死亡した。隣接するゴンベ州では投票所が襲撃され、2人が死亡。投票所に武装集団が押し入り「選挙に来るなと警告したはず」と叫んで銃を乱射する事件も起きた。



 
 
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ナイジェリア「大統領選に不正」数千人抗議デモ

The Yomiuri Shimbun

2015年03月30日 12時42分

【アブジャ=上杉洋司】アフリカ最大の経済大国ナイジェリアで28日に行われた大統領選で混乱が拡大し、地元テレビによると、南東部リバー州ポートハーコートで29日、選挙に不正があったとして、野党支持者ら数千人が抗議デモを行った。

同州では28日に衝突があり、地元警察は兵士1人を含む3人が銃撃で死亡したと説明した。これに対し、野党側は、与党を支持する武装集団によって、多数の野党支持者が殺害されたと主張して対立が激化した。

一方、AP通信は、北東部バウチ州では、大統領選の妨害を宣言しているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が、州都バウチに向かっているとの地元住民の証言を伝えた。バウチ郊外でナイジェリア軍と戦闘になった模様だ。地元警察の報道官は、「銃で武装した集団が(同州の)投票所を襲った」と話している。

ボコ・ハラムは、隣接するゴンベ州などでも28日に投票所を襲うなどして、市民40人以上が死亡している。



 
 
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ナイジェリア大統領選混乱、選管事務所に放火も

The Yomiuri Shimbun

2015年03月30日 18時59分

【アブジャ=上杉洋司】ナイジェリアの大統領選を巡る混乱が拡大し、地元テレビによると、南東部リバー州ポートハーコートで29日、「選挙に不正がある」と訴える野党支持者数千人が抗議デモを行った。

選挙管理委員会の事務所が何者かによって放火されたという。同国の選管は30日中に大統領選の結果を発表するとしているが、遅れる可能性もある。

同州の地元警察は28日、兵士1人を含む3人が銃撃で死亡したと発表。これに対して野党側は29日、与党支持の武装集団が野党支持者を殺害したと主張し、与野党間の緊張も高まっている。

別の地元メディアによると、北東部バウチ州の住民は28日、選挙妨害を公言するイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が州都バウチに向かったと証言。バウチ郊外でナイジェリア軍と戦闘になった模様だ。当局は同日、同州の一部で夜間外出禁止令を発令したが、29日に一部住民が反発し、選管事務所に押しかける騒ぎもあった。



 
 
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ナイジェリア大統領選、野党候補が勝利宣言
混乱広がる懸念も

nikkei.com

2015/4/1 1:21

【カイロ=押野真也】西アフリカのナイジェリアで3月28、29日に実施された大統領選で、野党候補のブハリ元最高軍事評議会議長の陣営は31日、勝利宣言した。選挙管理委員会による正式発表前で、現職のジョナサン大統領の陣営が反発する可能性があり、混乱が広がる懸念も出ている。

ブハリ氏が属する野党全進歩会議(APC)の報道官は31日、支持者らに対し、「勝利に自信を持っている」などと述べた。選管による開票作業は続けられているが、ブハリ氏と同じイスラム教徒が多い北部を中心に得票数が伸びたもようだ。

ロイター通信は独自集計として全36州のうち35州でブハリ陣営が1510万票、ジョナサン氏側が1170万票を獲得したと報じた。

ナイジェリアは石油輸出国機構(OPEC)に加盟する有数の産油国で2013年の国内総生産は南アフリカを上回りアフリカ最大となった。

1999年に民政に移行してから、現在の与党である国民民主党(PDP)以外から大統領が誕生するのは初めて。

ブハリ氏は1983年のクーデターを主導し、軍政を主導した経歴を持つ。ナイジェリアでは過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」が活動を強めている。国内で一般市民を無差別に殺害するほか、女性や子供の拉致を繰り返している。

最近ではイラクとシリアに広がる過激派組織「イスラム国」(IS)の事実上の傘下組織となり、ニジェールやカメルーンなど周辺国にも攻勢を強めている。ジョナサン大統領はボコ・ハラムの掃討が進んでいると選挙戦でアピールしていたが、治安悪化に対する国民の不信感は根強かった。

ジョナサン大統領については、国庫に入るべき原油収入が行方不明になったり、親族を側近に登用したりと、汚職疑惑への国民の反発も強かった。貧しいイスラム教徒が目立つ北部とキリスト教徒が多く比較的裕福な南部との経済格差にも大きな不満が募っていた。

一方、かつて軍政を率いたブハリ氏の陣営は「強い指導者」としての同氏の実績をアピールした。ボコ・ハラムのテロ抑止を優先的な課題に掲げたほか、軍政時代に汚職の摘発に乗り出したことを国民にアピールした点も票を伸ばした要因だ。

ナイジェリアの主力産業である原油産業は原油安が直撃し、財政悪化の懸念が出ている。ブハリ氏が大統領に就任すれば、治安安定と経済再生が大きな課題となる。



 
 
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ナイジェリア大統領選 元軍政指導者が当確

NHK

4月1日 6時08分

イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によるテロが頻発する西アフリカ、ナイジェリアの大統領選挙は、元軍事政権指導者のブハリ氏が当選を確実にし、テロ対策を強化して過激派組織を封じ込めることができるのか手腕を問われることになります。

28日と29日に投票が行われたナイジェリアの大統領選挙は、開票作業がほぼ終わり、現地メディアなどは、最大野党の候補で元軍事政権指導者のブハリ氏が現職のジョナサン大統領を破って当選を確実にしたと伝えています。

ナイジェリアでは、北東部を拠点にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」がテロや襲撃を繰り返し、多数の住民を殺害するなど治安情勢の悪化が懸念され、選挙戦ではテロ対策の強化が最大の争点となっていました。

1999年に軍事政権から民政に移行して以来、政権交代が行われるのは初めてで、現職のジョナサン大統領には、テロの封じ込めに失敗したとして批判が集まったものとみられます。

1億7000万の人口を抱えるナイジェリアはアフリカ最大の産油国で、経済規模が最も大きく、安定した成長につなげるためにも、新政権がテロ対策を強化して過激派組織を封じ込めることができるのか手腕を問われることになります。



 
 
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ナイジェリア大統領選、現職が敗北受け入れ 政権交代へ

nikkei.com

2015/4/1 9:18

【カイロ=押野真也】3月28、29日に実施したナイジェリアの大統領選挙で、現職のジョナサン大統領が3月31日夜(日本時間4月1日未明)までに敗北を受け入れた。選挙管理委員会による正式な開票結果は発表されていないが、1999年の民政移管以来、初の政権交代が確実な情勢だ。今後は政策の継続性が焦点となる。

AP通信によると、現職のジョナサン大統領は対抗馬で野党候補のブハリ元最高軍事評議会議長に対し、電話で祝意を伝え、敗北を認めた。これに先だって、ブハリ候補は勝利を宣言していた。ブハリ候補は1983年のクーデターを主導し、軍政を率いた経歴から「強い指導者」とのイメージを強調。汚職撲滅に取り組んだ実績をアピールして支持層を広げた。

現地からの報道によると、ブハリ候補の勝利が確実だと伝わった31日夜には、同候補の支持者が多い北部を中心に街頭で歓声を上げ、歓喜する市民が多く見られた。

2011年の前回の大統領選では、結果を巡って対立する陣営の支持者などが衝突。双方で合わせて800人以上が死亡したとされる。今回も同様の事態発生を懸念し、治安部隊が市街地に配置され、当面は治安維持にあたるもようだ。

ナイジェリアの過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」は選挙の実施自体に反対し、選挙当日には投票所を襲撃し、最低でも14人が死亡した。治安当局は陣営同士の衝突のほか、選挙の結果が発表されるタイミングなどを狙ってボコ・ハラムのテロが起きないか警戒している。



 
 
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ナイジェリア、政権交代へ 大統領選で野党候補が54%得票

nikkei.com

2015/4/1 13:34

【カイロ=押野真也】3月28、29日に実施したナイジェリアの大統領選挙は、野党候補のブハリ元最高軍事評議会議長が現職のジョナサン大統領を破り勝利した。同国選挙管理委員会は1日未明、ブハリ氏が得票数の54%を獲得したと発表した。同氏の大統領就任で1999年の民政移管以来、初の政権交代となる。

AP通信によると、ジョナサン大統領はブハリ氏に対し、電話で祝意を伝え、敗北を認めた。ブハリ候補は1983年のクーデターを主導し、軍政を率いた経歴から「強い指導者」とのイメージを強調。汚職撲滅に取り組んだ実績をアピールして支持層を広げた。

現地からの報道によると、ブハリ候補の勝利が確実だと伝わった31日夜には、同候補の支持者が多い北部を中心に街頭で歓声を上げ、歓喜する市民が多く見られた。

2011年の前回の大統領選では、結果を巡って対立する陣営の支持者などが衝突。双方で合わせて800人以上が死亡したとされる。今回も同様の事態発生を懸念し、治安部隊が市街地に配置され、当面は治安維持にあたるもようだ。

ナイジェリアの過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」は選挙の実施自体に反対し、選挙当日には投票所を襲撃し、最低でも14人が死亡した。治安当局は陣営同士の衝突のほか、選挙の結果が発表されるタイミングなどを狙ってボコ・ハラムのテロが起きないか警戒している。



 
 
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ナイジェリア初の政権交代 野党候補が大統領選勝利宣言

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年4月1日10時45分

西アフリカのナイジェリアで実施された大統領選で3月31日、最大野党のブハリ元最高軍事評議会議長(72)の当選が確実となり、ブハリ氏陣営は勝利を宣言した。現職のジョナサン大統領(57)も敗北を認める声明を出した。同国では1999年の民政移管後、初の政権交代となる。

選挙管理委員会は集計をほぼ終えており、得票数でジョナサン氏が逆転する可能性はなくなった。ジョナサン氏は「ナイジェリアを導く機会が与えられたことを国民に感謝し、在職期間が終わるまで全力を尽くす」と声明で述べた。

ブハリ氏は北部出身のイスラム教徒。83年、クーデターを主導し、85年まで国家元首の最高軍事評議会議長として軍事政権を率いた。前回2011年の大統領選にも立候補したが、ジョナサン氏に敗れた。

今回の大統領選では、イスラム過激派「ボコ・ハラム」のテロを抑え込めないジョナサン政権に国民の批判が集中。ブハリ氏は軍政を率いた実績を強調し、出身の北部だけでなく、ジョナサン氏の基盤である南部にも支持を広げた模様だ。

一方で、選挙の妨害を宣言していたボコ・ハラムは投票日に投票所などを襲って40人以上を殺害。大統領選の結果にかかわらず、今後もテロや誘拐を頻発させていくとみられており、新政権にとっては激化する過激派をどう封じ込めていくかが喫緊の課題となりそうだ。

また、前回の大統領選では、選挙の結果をめぐって衝突が発生し、800人以上が死亡したとみられており、今回も治安当局などが警戒を強めている。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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ナイジェリア大統領選、現職が敗北認める

cnn.co.jp

2015.04.01 Wed posted at 09:55 JST

(CNN) 3月28、29日に実施されたナイジェリア大統領選は、野党・全進歩会議(APC)のブハリ元最高軍事評議会議長(72)が現職のジョナサン大統領を抑えて勝利を確実にした。ジョナサン氏は31日、ブハリ氏への電話で敗北を認めた。

与党・国民民主党(PDP)の報道担当者も、ジョナサン氏がブハリ氏に電話をかけたことを確認した。

選管の集計作業はまだ完了していないが、これまでに発表された数字では、ブハリ氏が圧勝する勢いを示している。

ブハリ氏は1983年末のクーデターで文民政権を倒し、85年8月まで軍事政権を率いた。「無規律との戦い」の名の下に進められた軍政運営には、人権侵害を指摘する声も上がっている。イスラム過激派「ボコ・ハラム」が勢力を拡大し、ジョナサン政権の対応が批判されるなかで、ブハリ氏は治安改善と汚職追放を訴えてきた。

大統領選を巡っては不正に抗議するデモなどが続発している。南東部リバー州では29日、デモ行進の参加者らが発砲し、地元選管事務所に火をつけた。ブハリ陣営が同州での投票を無効とするよう求めたのに対し、大統領側は「投票結果には大統領を支持する住民の願いが反映されている」と主張した。

投票は当初、2月14日に予定されていたが、選管はその1週間前、「治安上の懸念」を理由に1カ月半の延期を発表。この決定に対しても抗議デモが起きていた。

11年の大統領選では、結果をめぐって北部各地で暴動が起き、800人以上の死者が出た。



 
 
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ナイジェリア:民政後初の政権交代…大統領が敗北宣言

毎日新聞 2015年04月01日 13時06分

【ヨハネスブルク服部正法】3月28、29日に投票が行われた西アフリカ・ナイジェリアの大統領選で31日、最大野党「全進歩会議(APC)」のブハリ氏(72)の当選が確実となった。事実上の一騎打ちとなっていた「国民民主党(PDP)」の現職ジョナサン大統領(57)は同日、勝利宣言したブハリ氏に電話で祝意を伝えて敗北を認めた。1999年の民政移管後、同党が一貫して政権を担ってきており初の政権交代となる。

AFP通信によると、ナイジェリア選管も1日、ブハリ氏の当選を正式に発表。確定得票数はブハリ氏が約1542万票(得票率約54%)。ジョナサン氏は約1285万票(同45%)。北部出身のイスラム教徒のブハリ氏と南部のキリスト教徒のジョナサン氏の対決だったが、ブハリ氏は地盤の北部で票を固め、キリスト教徒が比較的多い南西部各州でも大きく支持を広げた。

一方、ジョナサン氏は出身地の南東部で強さを見せたが及ばなかった。ジョナサン政権に対して、北部でテロ攻撃を強めるイスラム過激派ボコ・ハラムを鎮圧できない指導力や汚職横行などを巡り、国民の間に批判が高まっていた。

ブハリ氏は軍出身で、84〜85年には最高軍事評議会議長(国家元首)として軍事政権を率いた。民政移管後は大統領選に3回出馬し、いずれも敗北。今回は強権イメージが、ボコ・ハラムに悩まされる国民に「強い指導者」と受け取られ期待が集まった面もある。

今回と同様に「ジョナサン氏対ブハリ氏」の構図となった前回(2011年)選挙では、イスラム教徒とキリスト教徒の衝突に発展、800人以上が死亡したとされる。今回も大規模な衝突の発生を危惧する声があるがジョナサン氏の速やかな敗北宣言が混乱を抑止する可能性もある。



 
 
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ナイジェリア:政権交代後に待ち受ける貧困と汚職問題

毎日新聞 2015年04月01日 19時49分

【ヨハネスブルク服部正法】3月28、29両日に投票が行われた西アフリカ・ナイジェリアの大統領選で、選挙管理委員会は1日、最大野党「全進歩会議(APC)」のブハリ氏(72)の当選を正式発表した。事実上の一騎打ちとなっていた与党「国民民主党(PDP)」の現職ジョナサン氏(57)は発表に先立ち、敗北を認めた。1999年の民政移管後初の政権交代を受け、変革への国民の期待を背負ったAPC政権は、イスラム過激派ボコ・ハラム対策や汚職根絶など山積する課題に向き合うことになる。

ジョナサン氏がブハリ氏に電話で祝意を伝えたことが報じられると、首都アブジャやブハリ氏の地盤である北部カノなどでは大勢の支持者が路上に繰り出し、選挙戦で陣営が用いた「汚職追放」の象徴であるほうきを振り、歌やダンスで喜びを爆発させた。

ロイター通信などによると、勝利を決めたブハリ氏は支持者らに対し「一党(支配)国家を脱した。変革の時が来た」と述べた。得票数はブハリ氏が約1542万票(得票率53.95%)、ジョナサン氏は約1285万票(同44.96%)だった。

ブハリ氏は北部のイスラム教徒でジョナサン氏は南部のキリスト教徒。両者が同様に競った前回選(2011年)では、選挙後に発生した暴動が両教徒の対立に発展し、約800人が死亡したとされる。ジョナサン氏はテレビ演説で「いかなる政治的野心も人々の流血には値しない」と、平静を保つよう国民に訴えた。

ボコ・ハラム対策はもちろんだが、新政権に対する汚職根絶と格差是正への国民の期待は強い。

アフリカ最大の1億7000万人以上の人口を抱えるナイジェリアは、アフリカ一の産油国。経済規模も南アフリカを抜いてアフリカでトップの地域大国だが、1日1ドル(約120円)未満で暮らす貧困層は人口の6割にも上り、特に、油田に恵まれる南部と貧困層が多い北部の格差は大きい。一方で、1960年の独立以降、国庫に入るべき約4000億ドル(約48兆円)が消えたとも指摘され、長年の腐敗は深刻だ。変革を掲げるブハリ氏の手腕が注目される。



 
 
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ナイジェリア:ボコ・ハラム対策課題 政権交代、変革期待

毎日新聞 2015年04月01日 20時08分(最終更新 04月02日 00時00分)

【ヨハネスブルク服部正法】3月28、29両日に投票が行われた西アフリカ・ナイジェリアの大統領選で、選挙管理委員会は1日、最大野党「全進歩会議(APC)」のブハリ氏(72)の当選を正式発表した。事実上の一騎打ちとなっていた与党「国民民主党(PDP)」の現職ジョナサン氏(57)は発表に先立ち、敗北を認めた。1999年の民政移管後初の政権交代を受け、変革への国民の期待を背負ったAPC政権は、イスラム過激派ボコ・ハラム対策や汚職根絶など山積する課題に向き合うことになる。

ジョナサン氏がブハリ氏に電話で祝意を伝えたことが報じられると、首都アブジャやブハリ氏の地盤である北部カノなどでは大勢の支持者が路上に繰り出し、選挙戦で陣営が用いた「汚職追放」の象徴であるほうきを振り、歌やダンスで喜びを爆発させた。

ロイター通信によると、勝利を決めたブハリ氏は支持者らに対し「一党(支配)国家を脱した。変革の時が来た」と述べた。得票数はブハリ氏が約1542万票(得票率約54%)、ジョナサン氏は約1285万票(同45%)だった。ナイジェリアでは投票権がない18歳未満の子供が人口の半数程度を占めており、登録有権者数は7000万人弱とされる。

ブハリ氏は北部のイスラム教徒でジョナサン氏は南部のキリスト教徒。両者が同様に競った前回選(2011年)では、選挙後に発生した暴動が両教徒の対立に発展し、約800人が死亡したとされる。ジョナサン氏はテレビ演説で「いかなる政治的野心も人々の流血には値しない」と、平静を保つよう国民に訴えた。

ボコ・ハラム対策はもちろんだが、新政権に対する汚職根絶と格差是正への国民の期待は強い。

アフリカ最大の1億7000万人以上の人口を抱えるナイジェリアは、アフリカ一の産油国。経済規模も南アフリカを抜いてアフリカでトップの地域大国だが、1日1ドル(約120円)未満で暮らす貧困層は人口の6割にも上り、特に、油田に恵まれる南部と貧困層が多い北部の格差は大きい。一方で、1960年の独立以降、国庫に入るべき約4000億ドル(約48兆円)が消えたとも指摘され、長年の腐敗は深刻だ。変革を掲げるブハリ氏の手腕が注目される。



 
 
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国連人権理特別会合、「ボコ・ハラム」非難決議案を採択

asahi.com

ローザンヌ=松尾一郎2015年4月2日01時29分

国連人権理事会は1日、特別会合を開き、ナイジェリアを中心に活動するイスラム過激派「ボコ・ハラム」を強く非難する決議案を無投票で採択した。

ザイド国連人権高等弁務官は冒頭で演説し、ボコ・ハラムが女性や児童を含む人々を誘拐し、性奴隷化を含む数々の人権侵害を行っている事例などを列挙。「ボコ・ハラムの指導者たちは恐ろしい人権侵害について法廷で責任を問われることを理解しなければならない」と述べた。

決議案は、国連人権高等弁務官に対し、ボコ・ハラムによる人権侵害と残虐行為を調査して人権理に報告することなどを求めている。(ローザンヌ=松尾一郎)



 
 
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ナイジェリア、政権交代 大統領に元軍政トップ

nikkei.com

2015/4/2 0:23

【カイロ=押野真也】ナイジェリアの選挙管理委員会は1日、3月下旬投票の大統領選で野党候補のブハリ元最高軍事評議会議長が勝利したと発表した。1999年の民政移行以来、初の政権交代となる。ブハリ氏は80年代にクーデターで全権を掌握した軍政の元トップだ。再登板の背景には治安悪化や汚職などに対する国民の不満がある。同氏は過激派組織「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」への対決姿勢を強めている。

選管の発表によると、ブハリ氏の得票数は1542万4921票で、得票率は53.96%。対立候補で現職のジョナサン氏は1285万3162票(得票率44.96%)だった。ブハリ氏と同じイスラム教徒が多い北部を中心に得票数が伸びたとみられる。一方でジョナサン氏は南部を中心とするキリスト教徒の支持を得ていた。

1日早朝(日本時間1日午後)に支持者の前で演説したブハリ氏は「歴史的(な勝利)だ」と語った。「ボコ・ハラムはすぐに(同組織打倒に向けた)我々の強く結束した意思を思い知るだろう。(打倒に向けた)努力は惜しまない」とも述べた。新政権は月内にも発足する見込みだ。

当初、懸念されていた対立候補のジョナサン氏支持者らとの大規模な衝突は報告されていない。ジョナサン氏が選管の正式発表の前に敗北を認めたことで、同氏の支持者が暴徒化する事態は抑えられているようだ。

ブハリ氏は治安の安定と汚職の撲滅などを選挙戦で訴え続けた。ボコ・ハラムがナイジェリア国内で集落を次々に襲撃し、住民が無差別に虐殺され、女性や子供が誘拐される事件が相次いでいる。ブハリ氏はボコ・ハラムの勢力拡大について「(ジョナサン氏の)大きな失政だ」などと厳しく批判していた。

汚職撲滅に取り組む姿勢も評価されたようだ。ナイジェリアはアフリカ最大の産油国でありながら、原油収入の恩恵が貧困層に及んでいないとの指摘は多い。アフリカ最大の1億7800万人の人口を抱え、世界銀行の統計ではこのうち46%が貧困にあえいでいる。

ジョナサン政権では、国庫に入るべき原油収入200億ドル(約2兆4000億円)が行方不明になっているとされる。親族の側近登用など、ジョナサン政権の汚職への批判は根強く、こうした不満票がブハリ氏に流れたようだ。

ジョナサン氏に対しては、外資企業を誘致し、原油産業以外の製造業を育成して産業の多角化に取り組んだと評価する声もある。日本貿易振興機構(ジェトロ)ラゴス事務所の佐藤丈治所長は「こうした産業政策が今後も継続されるのか日系を含めた外資企業は注目している」と話す。

ナイジェリアの持続的な成長には外資企業の誘致が欠かせない。今後ブハリ氏が新大統領としてどのような産業政策を打ち出すかに注目が集まりそうだ。



 
 
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米大統領、ナイジェリア次期大統領らと電話協議

nikkei.com

2015/4/2 9:47

【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は1日、ナイジェリアの大統領選で敗れたジョナサン大統領と、勝利したブハリ元最高軍事評議会議長と電話で協議した。ブハリ氏の勝利を祝福し、ジョナサン氏が支持者に選挙結果を受け入れるよう呼びかけたことを称賛した。ホワイトハウスが同日発表した。

オバマ氏はイスラム過激派「ボコ・ハラム」に対抗するため周辺国との協力が必要だと指摘し、米が支援を続けると約束した。



 
 
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ナイジェリア新大統領、5月29日就任予定

nikkei.com

2015/4/2 9:57

【カイロ支局】ナイジェリアで3月下旬にあった大統領選で勝利した野党候補、ブハリ元最高軍事評議会議長は、5月29日に大統領に就任する予定だ。日程は同国の規定に基づく。ただ同氏が対決姿勢を取る過激派組織「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」が各地で抵抗を続けており、就任日がずれ込む可能性もある。



 
 
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[FT]ナイジェリアで民主的政権交代(社説)

nikkei.com

2015/4/2 15:00

ナイジェリアは大きく予想を裏切った。3月28日の大統領選について、政治家やアナリストは様々なケースを想定したが、その多くは崩れ去った。1999年以降政権を握ってきた与党、国民民主党(PDP)の有力者達は、投票が行われる前から暫定的な中央政府を立ち上げようともくろんでいた。PDPの中には、現職のジョナサン大統領の対抗馬で野党のブハリ元最高軍事評議会議長への敗北を認めるより、軍に政権を移譲しようという考えもあった。

大統領選では、ナイジェリアの数百万人の国民が辛抱強く、おおむね平和的に投票の列をつくった。230万票という大差とはいえないものの、アフリカの中枢であり、分裂の危機にあるこの国の国民は、汚職の撲滅、より公平な富の分配、法や秩序の再建などを訴えた元軍政トップのブハリ氏を評価した。必然ではなかった結果だからこそ、いっそう注目に値する。

最終的な開票結果が発表される前に、ジョナサン氏が敗北を受け入れ、ナイジェリア国民の投票に対する不信感は瞬時に消え去った。ジョナサン氏は、おそらく多くの人命を救った謙虚さにおいて高い評価に値する。また、この選挙結果は、アフリカの多くの国々で民主化への道のりに険しさが残る中、大陸中の政治改革論者を活気づかせた。

■前例なかった現職大統領の敗北宣言

ナイジェリアの将来には多くのリスクが残されている。しかし、現職の大統領が投票で敗北して潔く敗退を受け入れたという、この国において前例のない出来事の重要性は過小評価することはできない。

ジョナサン氏は、より皮肉なPDP党員や同氏が政権にいたことで恩恵を受けていた故郷で産油地域ニジェール地方の出身者の一部からは、再選を果たせなかったことで批判されるかもしれない。しかし、より広い目で見れば、動き出した民主化路線から外させようとする圧力に抵抗し、理にかなったルールを敷いてその険しい道のりを滑らかにしようとしていたのは、5年の任期中の失敗を考慮しても称賛に値する。

選挙管理委員会も極めて重要な役割を果たした。当初は問題もあったが、新たな投票者識別技術は国民が不満に思う政治家を選挙で排除できないという皮肉が出るほどの選挙違反の抑制につながった。国内の体制は脆弱なままであるが、選挙管理委員会は安定に寄与する強さを得てきていることを見せつけた。

ブハリ氏の選出は、汚職や身内での排他的な資本流通、ナイジェリアの潜在力を弱体化させた犯罪行為などを国民が拒絶したことを示している。同氏の支持者の大部分は、過去15年間の不均衡な経済成長の時代に、その恩恵にあずかることがほとんどなかった抑圧された人々だった。こうした人々には、自身の選択で新たに政権についた人々に対するいっそうの一体感と信頼感が生まれるはずだ。

原油価格の下落とナイジェリア財政を考えると、国民の期待に応えるためには新政府には難しい課題が待ち受けている。しかし、民主化の追い風を受けるナイジェリアにとっては、原油依存を減らし、政治体制を食い物にする人々に立ち向かい、全国民が恩恵を受けるより広範な経済を育てるためのすばらしい機会である。

(2015年4月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)



 
 
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バス停で爆発、5人死亡 女がバッグ置き去る ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.04.03 Fri posted at 12:02 JST

ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部ゴンベのバス停で現地時間の2日午後8時半ごろ爆発があり、目撃者などによると少なくとも5人が死亡、十数人が重傷を負った。

爆発はモーターパーク前のバス停で起きた。満員のバスの前に女がハンドバッグを置き去り、バッグの中の爆弾が爆発した。バスは125キロ離れた中部の都市ジョス行きだった。

近くの商店主は、女がジョスへ行くふりをして、乗客の乗り降りを待っていたバスの周りを歩き回り、「携帯電話で話しながら、バスを待つふりをして車体の横にバッグを置いた」と証言。「女はバス停を見渡しながら、何かを買いに行くかのような素振りで商店の方へ移動して、姿を消した。その直後にバッグが爆発してバスが炎上した」と話している。

犯行声明などは出されていない。ただゴンベなどナイジェリア北部では、イスラム過激派「ボコ・ハラム」がバス停や市場を狙った自爆テロや爆破事件を繰り返していた。

ナイジェリアでは3月下旬の大統領選で勝利した野党のムハンマド・ブハリ氏が、ボコ・ハラム撲滅を宣言している。



 
 
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うれしい悩み? 米名門大13校に合格、NYの17歳

cnn.co.jp

2015.04.06 Mon posted at 17:01 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米ニューヨーク郊外ロングアイランドの男子高校生がこの春、米北東部の名門私立大学8校(通称アイビー・リーグ)を含む志望校すべてに合格した。今後、各大学を見学したうえで進学先を決めるという。

ハロルド・イケさん(17)はアイビー・リーグのほか、マサチューセッツ工科大学(MIT)やジョンズ・ホプキンス大学など13校に出願し、全校から合格通知を受け取った。

イケさんはナイジェリア出身。8歳の時、家族とともに渡米した。大学入試の小論文では、新たな環境になじめず、米国史の授業にまったくついて行けなかったことなど、当時の苦労をつづった。

それなりに快適だったナイジェリアでの暮らしを捨てて、なぜ引っ越さなければならなかったのか−−。繰り返し尋ねるイケさんに、両親は「米国には教育の機会をはじめ、たくさんのチャンスがあるから」と答えたという。

イケさんの通う高校は、アフリカ系など少数派の生徒が99%を占める。卒業生代表を務めるイケさんは、「この成果は両親や学校、地域社会のおかげ」と強調する。

大学では神経生物学か化学を専攻し、神経外科医を目指したいという。その夢の背景には、イケさんが11歳の時にアルツハイマー病と診断された祖母の存在がある。米インテル社が主催する今年の科学コンテストでは、不飽和脂肪酸がアルツハイマー病の進行を抑える仕組みの研究で準決勝まで進んだ。

研究のほかにも教会の聖歌隊や模擬国連部などで活躍し、人気投票で高校のキングに選ばれた。米国史の上級クラスを含め、成績はもちろんトップクラスだ。高校の校長は「これほど謙虚な人物には会ったことがない」と話す。

進学先は未定だが、CNNMoneyとのインタビューでは「エール大学に傾いている」と話した。「模擬国連」の大会で訪れたことがあり、情熱あふれる雰囲気が気に入った。知り合った学生たちとその後も親交を深め、受験についてアドバイスを受けたという。

その恩返しにと、高校の後輩たちの進路相談に乗り、名門大学への合格を後押しするプロジェクトも立ち上げた。

高校生たちへのアドバイスを尋ねると、「両親がいつも言っていたように、成功の秘訣(ひけつ)は不屈の決意です」という答えが返ってきた。



 
 
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ボコ・ハラム襲撃で子ども80万人が避難 ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.04.14 Tue posted at 12:38 JST

(CNN) ナイジェリア北部でイスラム過激派「ボコ・ハラム」と政府軍や市民の自警団の衝突が激化している影響で、約80万人の子どもが自宅を離れて避難を強いられている。ユニセフが13日に発表した報告書で明らかにした。

それによると、ナイジェリア国内で避難したり、隣国チャドやニジェール、カメルーンに逃れて難民となった子どもの数は、この1年足らずで倍以上に増えた。

自宅から逃れた150万人あまりの住民のうち、約120万人はナイジェリア国内に、残る30万人はチャドなどの3カ国に避難。うち88万人以上は人道支援がほとんど行き渡らず、ただでさえ悪化している健康状態や教育問題、社会問題が一層深刻化しているという。

昨年4月14日に北東部チボックの女子校から200人以上の生徒が連れ去られた事件から1年。この事件は「ナイジェリアと周辺地域でとてつもない規模で繰り返される終わりのない悲劇の1つにすぎない」とユニセフは述べ、拉致された子どもたちがボコ・ハラムに戦闘員として使われたり、若い女性が結婚を強制され、労働を強いられたりレイプされたりしていると指摘する。

昨年は確認できただけで300校以上の学校が破壊され、教員196人と子ども314人が殺害されたという。

ユニセフはインターネットで新たなキャンペーンを展開してナイジェリアや周辺国で暮らす子どもたちの写真を共有、「私たちの子ども時代を返せ」と訴えている。



 
 
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ボコ・ハラム、1年で5500人殺害 アムネスティ報告

asahi.com

ロンドン=渡辺志帆2015年4月14日10時41分

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部・ロンドン)は14日、ナイジェリア北部のイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が、昨年初頭からの1年間に、住民約5500人を殺害した、とする報告書を発表した。同勢力は、同じ期間に少女を含む約2千人の女性を誘拐したという。

アムネスティは、一般の住民を狙った少なくとも300件の襲撃事件と38件の誘拐事件を、被害者や目撃者の証言などから特定。昨年8月に北東部グウォザで約600人が殺されるなど、この1年余りで少なくとも5500人が殺害された、としている。

ボコ・ハラムは誘拐した女性をレイプしたり、強制的に戦闘員と結婚させたりするほか、戦闘員として襲撃などに加担させてもいるという。少年を含む男性も拉致して戦闘員にしているほか、無差別な殺害を日常的に行っているという。

昨年4月にナイジェリア北東部チボックでおきた女子生徒約280人の誘拐事件では、ソーシャルメディアを通じて早期救出を求める運動が世界中に広がった。アムネスティは「氷山の一角に過ぎない」と指摘している。(ロンドン=渡辺志帆)



 
 
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ボコ・ハラム:今も220人の消息不明…女子生徒拉致1年

毎日新聞 2015年04月14日 19時31分(最終更新 04月14日 22時35分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部チボクで女子生徒約270人がイスラム過激派ボコ・ハラムに拉致された事件から14日で1年を迎えた。自力で脱出した少女もいるものの、いまだに約220人の少女の消息が不明で、救出のめどは立っていない状況だ。

チボクからめい2人が拉致された北部カノ在住の男性、チロマ・ヤガさんは14日、毎日新聞の電話取材に「とてもつらい1年だった。だが、神のご意思によって少女たちが間もなく戻るだろうと期待している」と語った。

地元メディアによると、次期大統領に就任するブハリ氏は13日に声明を発表。拉致された女子生徒について「居場所が分からず、救助できるかわからない」と捜索の難航を認める一方、「市民の苦しみに耳を傾け、ボコ・ハラム打倒に全力を尽くす」と強調した。

事件は昨年4月14日深夜から翌15日未明にかけて発生。武装集団が女子校を襲撃し、少女らをトラックに乗せて連れ去った。同5月5日には、ボコ・ハラムのシェカウ最高指導者がビデオ声明で犯行を認め、「彼女たちは奴隷。奴隷を売る市場で売り払う」と明言したことから批判が高まり、「少女たちを取り戻せ」を合言葉としたキャンペーンが世界に広がった。

少女救出を目指すナイジェリア政府に対し、米、英、フランス、中国などが支援を表明したが、状況は好転していない。逆に活発化したボコ・ハラムは昨年7月ごろから支配地域を拡大し、8月にはイスラム国家樹立を宣言。隣国チャド軍などがボコ・ハラム掃討目的でナイジェリアに進攻した今年2月以降は、支配地域から相次いで撤退したものの、いまだ完全掃討には遠い状況だ。

英BBCは13日、ボコ・ハラムが司令部を置いていた北東部グウォザで拉致された少女50人以上を見たとの住民の目撃証言を報じた。グウォザはその後、先月末に政府軍に奪還されており、少女らの消息は不明。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは14日、ボコ・ハラムによって昨年以降、女性や少女約2000人が拉致され、多くが性奴隷や戦闘員にされたとの調査報告を公表した。



 
 
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世界の女性富豪 各地域のトップは?

cnn.co.jp

2015.04.18 Sat posted at 09:00 JST

(CNN) 富裕層専門の調査機関ウェルス・エックスとスイスの金融機関UBSが昨年行った億万長者調査によると、資産10億ドル(約1200億円)以上の富豪は世界に2325人で、そのうち女性はわずか12%強だという。

世界で最も裕福な女性たちの総資産の合計は9300億ドル(約110兆円)で、2015年にさらに増える見込みだ。

現在確認されている286人の女性億万長者のうち、自ら財を成したのは17%。その数が最も多いのは米国だが、今後は主に新興市場から生まれると見られている。

女性富豪たちの平均年齢は61歳で、全体の65%はウォルマートやロレアルといった多国籍企業の創業者の資産を受け継いだ。

以下は、世界各地で最も裕福な女性たちだ。

北米一の女性富豪

北米で最も裕福な女性、クリスティ・ウォルトン氏は、米小売最大手ウォルマートの創業者サム・ウォルトン氏の次男ジョン・ウォルトン氏の未亡人として、2005年のジョン氏の死後、ジョン氏の資産を受け継いだ。ウォルトン氏の総資産は推定379億ドル(約4兆5000億円)で、世界で最も裕福な女性だ。

ウォルトン氏は最近、映画製作の分野にも進出し、ルドルフォ・アナヤの小説を基にした2013年公開の映画「ウルティマ、ぼくに大地の教えを」に出資した。

米国は男女合わせて世界最多の億万長者を抱え、世界で最も裕福な人々のうち609人が米国人だ。

欧州一の女性富豪

世界の女性富豪リストの中で最高齢は、昨年92歳を迎えた化粧品世界大手ロレアルの創業者の娘リリアンヌ・ベタンクール氏だ。

ベタンクール氏は15歳の時、父親が創業したロレアルに見習いとして入社した。総資産額313億ドル(約3兆7000億円)の同氏は、欧州で最も裕福な女性であり、また世界でも2番目の女性富豪だ。

欧州は地域として、世界最多の億万長者を抱え、世界の億万長者のうち775人は欧州にいる。

豪州一の女性富豪

オーストラリアで最も裕福な女性は、鉄鉱石王の娘ジーナ・ラインハート氏(60)だ。米フォーブス誌が「世界の鉄鉱石取引の女王」と評するラインハート氏は、豪鉱山開発会社ハンコック・プロスペクティングの会長を務め、資産総額は推定148億ドル(約1兆7600億円)に上る。

ラインハート氏は、鉄鋼以外の分野にも手を広げており、豪新聞大手フェアファックス・メディアや豪テレビ放送局テン・ネットワーク・ホールディングスの大株主でもある。

中南米一の富豪三姉妹

ヴァネッサ・スリム氏、マリア・スリム氏、ジョアンナ・スリム氏の3人は、メキシコの億万長者カルロス・スリム氏の娘で、中南米で最も裕福な女性たちだ。

3姉妹は、2003年から父カルロス氏の資産の増加分を受け取っているという。1人当たりの資産額は63億ドル(約7500億円)と見られ、3人の資産総額はおよそ190億ドル(約2兆2600億円)に上る。

米金融専門誌インスティテューショナル・インベスターによると、3姉妹はカルロス氏が設立した慈善財団の運営に積極的に関わる一方、父のビジネスには一切関与していないという。

アジア一の女性富豪

楊惠妍(ヤンホイジュエン)氏(33)は、世界の女性富豪リストの中で最年少であり、またアジアで最も裕福な女性でもある。楊氏は、2007年に中国不動産開発大手「碧桂園」の創業者である父、楊国強氏から同社の株式の7割を受け継いだとされ、現在の資産総額は推定63億ドル(約7500億円)に上る。

フォーブスによると、楊氏は昨年、新株発行による4億1000万ドル(約490億円)の資金調達に貢献したという。

中東一の女性富豪

米国生まれのイスラエル人、シャリ・アリソン氏は、クルーズ客船運航大手カーニバル・コーポレーションの創業者である父、テッド・アリソン氏から財産を受け継ぎ、中東で最も裕福な女性となった。アリソン氏は、イスラエルのハポアリム銀行の支配株主であるアリソン・インベストメンツを所有している。

またアリソン氏は、都市部の配水効率の最大化を目指す水道会社ミヤにも出資している。

アフリカ一の女性富豪

世界の億万長者のうち40人はアフリカに住んでいるが、そのトップはナイジェリアで石油、ファッション、印刷事業を展開するフォロルンショ・アラキジャ氏だ。

アラキジャ氏は、服の仕立て業で起業家としてのキャリアをスタートさせ、一代で財を成した。現在、ナイジェリアの石油探索・生産会社ファムファ・オイルを所有し、資産総額は推定12億ドル(約1400億円)に上る。

世界の女性富豪 各地域のトップは?



 
 
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ナイジェリア:謎の病気発生 WHO「除草剤原因」

毎日新聞 2015年04月19日 20時30分(最終更新 04月19日 23時02分)

【ヨハネスブルク服部正法】AFP通信によると、西アフリカ・ナイジェリア南部オンド州の当局者は18日、大半の患者が発症後24時間以内に死亡する「謎の病気」が同州オデイレレで発生し、「発症した23人のうち18人が死亡した」と述べた。ナイジェリア政府や世界保健機関(WHO)の専門家が原因特定のために現地入りしたが、WHO報道官は19日、ツイッターで「これまでの検査でウイルスや細菌に感染した形跡はなく、現在の仮説としては除草剤が原因」との見方を示した。

患者は今月13〜15日に発症したとみられる。WHOも、14人が発症し、少なくとも12人が死亡したとの情報を得ている。視界が突然ぼやけ、頭痛や意識障害といった症状が出た後、1日で死に至るケースが多いという。



 
 
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ナイジェリアで「謎の病」、24時間で死亡 既に18人が犠牲に

AFP BB News

2015年04月19日 11:41 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【4月19日 AFP】ナイジェリア南西部で今月13日以降、発症から24時間以内に命を奪う「謎の」病気による死者が相次いでいる。南西部オンド(Ondo)州保健省のダヨ・アデヤンジュ(Dayo Adeyanju)長官は18日、AFPに対し、23人がこの病気にかかり、うち18人が死亡したと明らかにした。

これに先立ちAFPの電話取材に応じていた同州政府報道官は、同州のオデイレレ(Ode-Irele)という町で発生したこの病気にかかると頭痛や体重減少、かすみ目、意識消失などの症状が出て発症から1日以内に死亡するが、検体検査ではエボラウイルスやその他のウイルスは検出されていないと述べていた。

一方、世界保健機関(World Health Organization、WHO)は、これまでに14人が発症し、うち12人が死亡したという情報を得ていると明らかにした。WHOのタリク・ヤシャレビチ(Tarik Jasarevic)報道官はAFPに宛てた電子メールでこの病気の調査を進めていると述べた他、WHOの別の報道官グレゴリー・ハートル(Gregory Hartl)氏は予備的な報告によるとこの病気の患者は全員が今月13〜15日の間に発症したとしている。

オンド州のアデヤンジュ保健長官によれば、WHOや国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)、ナイジェリア疾病対策センター(Nigerian Centre for Disease Control、NCDC)の専門家らが調査のため、既にオデイレレに入っている。(c)AFP

ナイジェリアで「謎の病」、24時間で死亡 既に18人が犠牲に



 
 
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18人が相次ぎ「謎の死」、原因は密造酒か ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.04.20 Mon posted at 10:25 JST

(CNN) ナイジェリア南西部オンド州で先週から原因不明の死者や病人が相次いでいる。地元で密造された酒による中毒症状との見方もある。

オンド州保健当局の責任者が19日に語ったところによると、同州では13日以降、合わせて18人が死亡し、5人が治療を受けている。

患者の年齢は25〜60歳で、症状は頭痛や視力障害、失明、意識障害など。伝染性の病気ではないとみられる。

同責任者の発表より先に、世界保健機関(WHO)は同日、患者18人のうち少なくとも13人が死亡したと発表していた。

WHOによれば、患者の血液や尿、髄(ずい)液を最大都市ラゴスの大学へ送り、詳しく調べている。ウイルスや細菌による感染症の可能性はすでに排除されたという。

WHOの報道官は、病院で死亡した患者1人の遺体について医師団が毒物検査を実施すると述べた。



 
 
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ナイジェリア「謎の病」、原因は… WHOが沈静化図る

asahi.com

ジュネーブ=松尾一郎2015年4月22日07時39分

AFP通信などによると、アフリカ西部ナイジェリアで今月中旬以降、「謎の病気」により、19人が死亡する出来事が起き、社会不安が広がっている。現地で疫学調査を実施する世界保健機関(WHO)は20日、この原因について「メタノールに汚染された地場産のジン(蒸留酒)の消費との強い関連がみられる」との同国保健相の発言を発表し、沈静化に乗り出した。ただ、原因確定はまだという。

同国では昨年、エボラ出血熱で7人が死亡しており、「謎の病気」への人々の不安が高まっていた。

メタノールは有毒だが、密造酒の原料として広く使われ、近年ではインドや中国、アフリカなどで多くの犠牲者を出している。日本でも戦中戦後の物資が足りない時期にメタノール入りの酒が出回っており、漫画「サザエさん」の初期の作品でも「メチール」として紹介されたこともある。(ジュネーブ=松尾一郎)



 
 
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ナイジェリア北東部の町に数百人の遺体 ボコ・ハラムか

cnn.co.jp

2015.04.28 Tue posted at 19:00 JST

ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリア北東部ボルノ州の町ダマサクで、数百人の腐乱した遺体が見つかった。先月までこの町を占拠していたイスラム過激派「ボコ・ハラム」が、住民らを殺害したとみられる。

ダマサクは昨年11月からボコ・ハラムが支配していたが、ナイジェリアとチャドの連合軍が奪回した。遺体は先週末、ボコ・ハラム支配下での被害を調べるために町を訪れていた州当局の調査委員会が発見した。

地元当局の報道官が27日、CNNに語ったところによると、遺体は地面に浅い穴を掘って印を付けた20カ所の集団墓地に埋められたり、路上に放置されたりしていた。

ボコ・ハラムに殺害された男女や子どもたちとみられる。地中に埋められた遺体は腐乱が激しく、路上の遺体は風にさらされて乾き切っていた。

同報道官は遺体の数を明言しなかったが、発掘作業に参加したボランティアの住民は「墓地と路上で合わせて400体以上」と話している。

ダマサクでは先月の奪回直後にも、90人前後の遺体が埋められているのが見つかった。



 
 
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両国関係に亀裂、経済への影響を懸念−南アの外国人排斥運動−(ナイジェリア、南アフリカ共和国)

ラゴス事務所

2015年04月28日

南アフリカ共和国のタウンシップ(黒人居住区)におけるアフリカ系移民の排斥運動を受け、ナイジェリア各地で抗議デモが発生している。首都アブジャの南アフリカ共和国大使館および在ラゴスの同国領事館が一時閉鎖に追いやられるなど、両国関係の緊張が高まっている。

通商弘報



 
 
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ナイジェリア軍、少女ら293人救出 ボコ・ハラム拠点急襲

cnn.co.jp

2015.04.29 Wed posted at 11:38 JST

ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリア国軍は28日、同国北東部のサンビサ森林地帯にあるイスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点を急襲し、少女200人と女性93人を救出したと発表した。

同地からそれほど遠くない北東部の村チボクの学校では昨年4月、200人あまりの女子生徒がボコ・ハラムに連れ去られる事件が起きている。

しかしナイジェリア陸軍の報道官は、今回救出されたのはチボクの女子生徒ではないと語った。別の当局者は、他の拠点への攻撃で救出された人々の中に、チボクの生徒が含まれている可能性があるとしている。

救出された女性たちはまだ身元を確認している段階で、家族との再会は果たしていないという。

関係者によれば、軍はボコ・ハラムの複数拠点を急襲して破壊した。この中には幼い子どもの訓練に使われていた場所も含まれるという。今回の作戦でボコ・ハラムの複数メンバーが死亡したとしているが、人数は明らかにしていない。

軍や自警団は数週間前からサンビサ森林地帯に踏み込んでいた。22日にはボコ・ハラムが仕掛けた爆弾のために一時撤退したが、27日に再度森に入って28日に拠点を急襲し、女性たちを救出した。



 
 
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ナイジェリア軍、ボコ・ハラムから少女ら293人救出

asahi.com

ナイロビ=三浦英之2015年4月29日22時31分

ナイジェリア軍は28日、同国北東部の森林地帯にあるイスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点を攻撃し、少女200人と女性93人を救出したと発表した。ボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボックの学校を襲い、女子生徒200人以上を誘拐したが、今回救出された少女らの中には、チボックの学生は含まれていないとみられる。米CNNなどが伝えた。

一方、ニジェール政府は28日、チャド湖周辺にある軍基地がボコ・ハラムに襲われ、兵士46人と民間人28人が殺害されたと明らかにした。AFP通信が伝えた。ニジェールは、ナイジェリアの周辺国チャドやカメルーンなどと共にボコ・ハラムの掃討作戦に加わっており、その反撃とみられている。(ナイロビ=三浦英之)



 
 
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ボコ・ハラム拉致の少女ら293人、軍が救出

The Yomiuri Shimbun

2015年04月29日 19時26分

【ヨハネスブルク=上杉洋司】ナイジェリア軍は28日、同国北東部でイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」のキャンプから、少女200人と女性93人を救出したと発表した。

ボルノ州などに広がるサンビサ平野で3か所のキャンプを制圧、救出に成功したという。ボコ・ハラムは昨年4月、同州チボックで女子生徒200人以上を拉致しているが、AP通信によると、軍報道官は「チボックの少女らは含まれていない」としている。



 
 
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ナイジェリア:拉致された少女、女性ら293人を救出 

毎日新聞 2015年04月29日 20時34分

【ヨハネスブルク服部正法】ナイジェリア軍は28日、北東部で実施中のイスラム過激派ボコ・ハラム掃討作戦で、ボコ・ハラムに拉致されていたとみられる200人の少女と93人の女性を救出したと発表した。昨年4月に北東部チボクの女子校から拉致された約220人の少女はこの中に含まれていないという。

ボコ・ハラムは北東部の広域を支配下に置いてきたが、今年2月にチャド軍が、3月にはニジェール軍がナイジェリアに介入。ナイジェリア政府軍と協力して掃討作戦に乗り出して以降、各地で撤退を余儀なくされている。3月下旬には司令部を置いたグウォザも政府軍が奪還した。

ナイジェリア軍は最近になってボコ・ハラムの中核が潜伏する北東部の森林地帯への攻撃を強め、この地帯で4カ所のボコ・ハラム拠点を制圧し、作戦の過程で少女や女性を救出したという。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ボコ・ハラムによって昨年以降、少女や女性約2000人が拉致され、多くが性奴隷や戦闘員にされたとの調査報告をまとめている。



 
 
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ナイジェリア軍、ボコ・ハラム拠点から新たに160人救出か

nikkei.com

2015/4/30 22:40

【ナイロビ=共同】フランス公共ラジオによると、ナイジェリア軍報道官は30日、同国北東部にあるイスラム過激派ボコ・ハラムの拠点から女性約60人、子ども約100人を新たに救出したと明らかにした。

軍は28日に少女ら293人を救出したと発表しており、事実であれば450人以上の拉致被害者が助け出されたことになる。昨年4月にボコ・ハラムに拉致された200人以上の女子生徒が含まれているかは不明。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、ボコ・ハラムは昨年から今年初めまでに、女子生徒らを含め少なくとも2000人の少女や若い女性を拉致した。性奴隷にされたり、子ども兵として戦闘を強制されたりしているという。



 
 
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ナイジェリア軍、さらに人質160人救出 過激派が拉致

cnn.co.jp

2015.05.01 Fri posted at 09:46 JST

ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリア国軍は4月30日、イスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点からさらに女性60人と子ども100人を救出したと発表した。

軍の広報官によれば、救出作戦で人質の女性と兵士の1人ずつが死亡した。

広報官は「誘拐されていた人のなかには心の傷を負ったり洗脳されたりした人も多い」と述べた。

28日には同じ北東部のサンビサ森林地帯で293人が救出されている。ただし、昨年4月に北東部の村チボックの学校から拉致された女子生徒たちではないという。

今回の作戦で救出されたなかに、チボックの女子生徒が含まれるかどうかは明らかになっていない。

広報官は「なかには精神的に混乱し、心の傷のせいで実際とは異なる情報を述べる人もいる。だから彼女たちの出身地がどことは(現時点では)言えない」と述べた。

広報官によればまだ救出作戦は続いており、最終的な人数が何人になるかは分からないという。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば昨年以降、ボコ・ハラムによって誘拐された女性や少女は2000人以上に上る。 ナイジェリア:拉致された少女、女性ら293人を救出  毎日新聞 2015年04月29日 20時34分  【ヨハネスブルク服部正法】ナイジェリア軍は28日、北東部で実施中のイスラム過激派ボコ・ハラム掃討作戦で、ボコ・ハラムに拉致されていたとみられる200人の少女と93人の女性を救出したと発表した。昨年4月に北東部チボクの女子校から拉致された約220人の少女はこの中に含まれていないという。 関連記事 姿消した原油泥棒、価格下落で割に合わず−ナイジェリア[WSJ日本版]=3月28日 「イスラム国」、ボコ・ハラムの忠誠受け入れ表明[WSJ日本版]=3月14日 国会の秘密監視機関:通報窓口、権限強化 委員から必要の声 識者の話 旅券不正取得:イラク拘束の元自衛官を任意聴取 大阪府警 米国:初の黒人女性司法長官 上院がリンチ氏承認  ボコ・ハラムは北東部の広域を支配下に置いてきたが、今年2月にチャド軍が、3月にはニジェール軍がナイジェリアに介入。ナイジェリア政府軍と協力して掃討作戦に乗り出して以降、各地で撤退を余儀なくされている。3月下旬には司令部を置いたグウォザも政府軍が奪還した。  ナイジェリア軍は最近になってボコ・ハラムの中核が潜伏する北東部の森林地帯への攻撃を強め、この地帯で4カ所のボコ・ハラム拠点を制圧し、作戦の過程で少女や女性を救出したという。  国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ボコ・ハラムによって昨年以降、少女や女性約2000人が拉致され、多くが性奴隷や戦闘員にされたとの調査報告をまとめている。



 
 
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ボコ・ハラムのキャンプから女性ら460人救出

The Yomiuri Shimbun

2015年05月01日 20時03分

【ガリッサ(ケニア)=上杉洋司】AFP通信などによると、ナイジェリア軍は4月下旬、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が同国北東部に設営した複数のキャンプを制圧し、女性や子供ら約460人を救出したと発表した。

この中には妊娠している女性や少女がおり、強制的に戦闘員と結婚させられたり、性的暴力をふるわれたりしていたとみられている。

ボコ・ハラムは昨年4月、ボルノ州チボックで女子生徒200人以上を拉致しているが、軍報道官は「(今回救出された人の中に)チボックの少女らが含まれているかどうかは不明だ」としている。

国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)は、昨年1月以降にボコ・ハラムに拉致された女性と少女は少なくとも2000人以上と推計している。少年兵として使役されている男児もいるとみられる。



 
 
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過激派人質の少女ら救出続く、新たに234人 ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.05.02 Sat posted at 16:13 JST

(CNN) アフリカ西部ナイジェリアの軍報道官は1日、同国北東部で実施したイスラム過激派「ボコ・ハラム」の掃討作戦で人質となっていた女性や少女計234人を新たに救出したと発表した。

作戦はボコ・ハラムの拠点とされるサンビサ森林地帯で行ったもので、同軍は先に約450人の女性や少女も助け出していた。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、ボコ・ハラムが拉致した女性らの数は昨年以降、2000人以上。

同国北東部のチボック町では昨年4月、学校を襲撃された女子生徒200人以上が拉致されていたが、今回新たに救った234人の中に同町の女子生徒が含まれているのかは不明。女子生徒の大量拉致事件は国際社会の同情も集め、ソーシャルメディアなどで救出キャンペーンも始まっていた。

ナイジェリア軍報道官は声明で、サンビサ森林地帯の制圧を含む作戦の目的は民間人人質の救出とボコ・ハラム野営地などの破壊としている。

ナイジェリア北部を勢力圏とするボコ・ハラムは厳格なイスラム法(シャリア)適用による国家樹立を狙う武装闘争を続けている。



 
 
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ナイジェリア軍「新たに234人救出」 ボコ・ハラムの拠点から

nikkei.com

2015/5/2 18:15

【ナイロビ=共同】ナイジェリア軍は1日、ツイッターで、北東部のイスラム過激派ボコ・ハラムの拠点から「新たに234人の女性と子供を救出した」と発表した。AP通信によると、昨年4月にボコ・ハラムに拉致された女子生徒らが含まれているのかは明らかになっていない。

発表によると、少女らを救出したのは、北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの南に広がるサンビサ森林地帯。



 
 
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ナイジェリア軍、ボコ・ハラムから少女ら234人救出

asahi.com

三浦英之2015年5月2日17時37分

ナイジェリア軍は1日、同国北東部の森林地帯にあるイスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点を攻撃し、ボコ・ハラムに誘拐されたとみられる少女や女性計234人を新たに救出したと発表した。AFP通信などが伝えた。

同軍は先月28日と30日にも、同じ森林地帯で、少女や女性ら計約450人を救出したと発表。救出された少女らの総数は約700人に上る見通しだ。今回、救出された少女たちの中に、昨年4月に北東部チボックの学校から誘拐された200人以上の女子生徒が含まれているかは不明。

国際人権団体によると、ボコ・ハラムに誘拐された女性は昨年以降、約2千人に上っているという。(三浦英之)

 
 


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アフリカ最大の産油国で深刻なガソリン不足

cnn.co.jp

2015.05.22 Fri posted at 17:39 JST

ラゴス(CNN) ナイジェリアと言えばアフリカ最大の産油国であり、1年前には経済規模でもアフリカ諸国のトップに立った国だ。そんなナイジェリアでガソリン不足が大きな問題となっている。

主要都市ラゴスのガソリンスタンドには、空のポリタンクを手にした住民が殺到。路上では彼らの乗る車が1キロにわたって行列を作り、渋滞の原因になっている。

ようやく給油の順番が回ってきた男性は「午前4時からここにいる。ひどいものだ。もう午後3時近い。みんな今日は仕事にならない」と、ため息をついた。

ナイジェリア国営石油会社によれば、ガソリン不足は3月から続いている。ガソリンの輸入業者が政府の未払いを理由に供給停止に踏み切ったことが原因だ。同国の産油量は1日当たり250万バレルに達するが、国内に十分な規模の石油精製施設がないため、ガソリン供給は輸入に頼らざるを得ない。

影響は車だけにとどまらず、社会全体に広がっている。ほとんどの世帯に対し1日に数時間しか電力が供給されないナイジェリアでは、住宅や企業の自家発電機を動かすのにもガソリンが使われるからだ。

ナイジェリアのオコンジョイウェアラ財務相はCNNに対し、状況の複雑さを説明。「政府としては支払いを行う前に、輸入業者の主張が正しいかどうか確認しなければならない。現政府の任期が終わりに近づいているので、業者は非常に神経質になっている。早急な支払いを求める口実として、ガソリン不足を利用しているのだ」と述べた。

ただちにガソリン不足を解消するなら支払いを終わらせるのが一番のはず。だが政府は国内の石油価格を低く維持するために補助金を出しており、原油相場が下落する現状では、なるべく支出を切りつめたいと考えている。



 
 
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ナイジェリア軍、ボコ・ハラム拠点を攻撃 女性ら20人救出

cnn.co.jp

2015.05.24 Sun posted at 11:13 JST

(CNN) ナイジェリア軍は23日、イスラム過激派「ボコ・ハラム」への掃討作戦でメンバー数十人を殺害し、女性や子ども20人を救出したと発表した。

軍報道官によると、女性らはボコ・ハラムの拠点とされるサンビサ森林地帯から救出された。人質になっていたのかどうかは明らかでない。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば、ボコ・ハラムには過去1年間だけで2000人以上の女性や子どもが拉致されている。

ナイジェリア軍はこの数カ月間、人質救出を含む掃討作戦で一定の成果をあげてきた。

サンビサは野生動物の保護区として知られた広大な森林地帯。ナイジェリア軍は今回の作戦で、ボコ・ハラムの弾薬庫2カ所と、装甲車1台、オートバイ70台のほか車両10台以上を破壊した。現在も空爆や砲撃による攻撃を続けているという。

ボコ・ハラムは現地の言葉で「西洋の教育は罪」という意味。ナイジェリア全土へのイスラム法(シャリア)導入を掲げ、近年は北東部の学校から多数の女子生徒を拉致するなど民間人への攻撃を繰り返している。



 
 
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西アフリカで巨大鉄道網実現へ 経済発展を視野に

cnn.co.jp

2015.05.24 Sun posted at 21:00 JST

(CNN) われわれの携帯電話、ノートパソコン、自動車、飛行機に使用されている鉱物の大半は、資源豊富な西アフリカの地域に見つけることができる。そんな地域で今、採鉱地と港湾を結ぶ国際的な鉄道プロジェクトが進んでいる。

ナイジェリア、ブルキナファソ、ニジェールなどの西アフリカ諸国では、鉱物の輸出量が現在の年間10万9000トンから2030年には年間340万トンに増加すると見込まれ、経済発展の主要な原動力として期待されている。

しかし、それだけの急成長を遂げるには、採掘現場から主要な港に鉱物を輸送するためのインフラ整備が必要になる。

鉄道は、最も費用効率の高い陸上長距離輸送手段の1つと考えられているが、西アフリカの鉄道はまばらな上に各線がつながっていない。新たな国に入るたびに別の列車への荷物の積み替えを余儀なくされ、鉄道輸送のコストを引き上げる原因となっていた。

そこで現在、西アフリカ諸国と採掘会社各社は、全長3000キロという巨大な鉄道プロジェクトに投資している。このプロジェクトが完成すれば、ベナン、ブルキナファソ、ニジェール、コートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、トーゴが鉄道で結ばれることになる。

この鉄道網は、新たに建設される鉄道と今後改修が予定される既存の鉄道とを結ぶもので、アフリカ大陸で最も輸送コストが高いニジェールなどの内陸の国々は特に恩恵を受けることになる。

輸送される鉱物は大半のアフリカ諸国にとって商業的重要性が高いことから、鉄道網の完成はアフリカの経済発展をさらに加速させる可能性も秘めていると専門家らは指摘する。



 
 
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ボコ・ハラムが村を襲撃、10人殺害 ナイジェリア北東部

cnn.co.jp

2015.05.26 Tue posted at 14:41 JST

(CNN) イスラム過激派「ボコ・ハラム」の集団がナイジェリア北東部のアダマワ州マダガリ地区で村落を襲い、住民10人を殺害した。同地区の責任者が25日に発表した。

現場は同地区の行政の中心、グラクから約5キロの村落。同責任者によると、ボコ・ハラムのメンバー数十人が22日、なたを持って押し寄せた。夜明け直前の時間帯で、住民らはまだ眠っていたという。

ボコ・ハラムは昨年8月、マダガリ地区から軍部隊や数千人の住民を追放して同地区を占拠した。軍は今年3月の反撃で同地区を奪還。ボコ・ハラムが退却したとの宣言を受けて住民らも帰宅したが、襲撃はその後も続発している。

今月17日には近くの村落がボコ・ハラムの集団に襲われ、住民3人が死亡、女性7人が連れ去られた。地区責任者は今回の犯行グループについて「最近襲撃を繰り返しているのと同じ集団で、近隣の林や山に隠れている」との見方を示した。当局は地元の狩猟家や自警団員を動員して行方を追っているという。



 
 
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ナイジェリア、モスクで爆発26人死亡 ボコ・ハラムか

asahi.com

カノ〈ナイジェリア北部〉=三浦英之2015年6月1日00時12分

ナイジェリア北部のマイドゥグリのモスク(イスラム教礼拝所)で30日、男が爆弾を爆発させた。現地警察は朝日新聞の取材に対し、少なくとも26人が死亡したと話した。イスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行とみているという。

ナイジェリアではブハリ新大統領が29日に就任し、ボコ・ハラムの打倒を宣言したばかり。就任演説では、対ボコ・ハラムの司令本部をマイドゥグリに設置すると表明しており、今回の犯行はそれへの反発とみられている。

地元警察によると、犯行は午後の礼拝中にあった。容疑者は市場の業者を装ってモスク内に入った。約50人が建物内から運び出されたという。現地報道によると、爆発でモスクの壁が崩れ落ちている。

ボコ・ハラムは30日未明にも、マイドゥグリ郊外にロケット砲を撃ち込み、現地報道によると、少なくとも市民ら13人が死亡した。(カノ〈ナイジェリア北部〉=三浦英之)



 
 
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ナイジェリアでタンクローリーがバス停に突入、69人死亡

cnn.co.jp

2015.06.02 Tue posted at 11:18 JST

(CNN) ナイジェリア南東部の町オニチャでタンクローリーがバス停に突っ込み、69人が死亡、35人が負傷して病院へ運ばれた。

現地の赤十字は、死傷者の数がさらに増える可能性を指摘している。

現場に出動した州消防当局によると、この事故でバス12台が破壊された。主要な建物などに被害はなかったという。

同国では供給不足による燃料の価格高騰が続いている。燃料業界が最近、政府による10億ドル(約1200億円)の未払いを理由に供給を一時停止し、事態はさらに深刻化した。

燃料が値上がりする中で今回のような事故があると、漏れ出したガソリンを集めようとする住民らがバケツを持って現場に殺到する。今回同様の事態が起きているかどうかは不明だが、2012年に南東部リバーズ州でタンクローリーが横転した事故では、このような行動に出た住民らが火災に巻き込まれ、100人以上の死者が出た。



 
 
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ナイジェリア北東部ムビのサッカー場で爆弾攻撃…サポーター標的に

SOCCER KING

2014.06.02. 15:06

ナイジェリア北東部にあるアダマワ州のムビで1日、サッカー場で爆弾が爆発し、地元クラブの試合を観戦に来ていた、40名以上が亡くなっている。この攻撃はイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の関与が疑われている。大手メディア『スカイスポーツ』など各メディアが報じている。

この事件ついてムビの警察官は、匿名を条件に、「爆発は午後6時半(日本時間2日午前2時半)に起こり、地元クラブの試合終了後、サッカー場を去ろうとしていたファンが狙われた。それによって40人以上は亡くなっている」と語っている。また、メディアに事件について語ることを許可されていないため、同じく匿名を条件に、ムビ総合病院の看護師も、同警察官の証言を支持している。

犠牲者に選手が含まれているかは明らかになっていないが、試合を見に来ていた地元民は、爆発は帰ろうとしている人ごみの中から発生したとし、「女性や子供も含まれていた」と証言。警察や看護師も多くの犠牲者はファンだと明言している。

アダマワ州は、1年以上非常事態宣言がされている地域の1つで、ナイジェリア国軍とボコ・ハラムの間で5年も衝突が続いている。ムビは、2012年10月に学生寮が襲撃されるなど、以前も同組織による襲撃があった地域。同組織は主に、スポーツ施設や非宗教的なカリキュラムを採用している学校などを、西洋の影響があるものとし、攻撃の対象にしている。

今回の事件は早い段階からボコ・ハラムの関与が疑われているが、ナイジェリア東部では過去にボコ・ハラムとは関与のないサッカー場への攻撃も起きている。

ナイジェリア北東部ムビのサッカー場で爆弾攻撃…サポーター標的に



 
 
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ナイジェリア:北東部の中心都市でテロ、50人死亡

毎日新聞 2015年06月03日 10時59分

西アフリカ・ナイジェリアからの報道によると、北東部の中心都市マイドゥグリの市場で2日、大きな爆発があり、多数の死者が出た。ロイター通信は、約50人が死亡したと報じている。イスラム過激派ボコ・ハラムの犯行が疑われる。マイドゥグリでは、5月30日にも約20人が死亡する自爆テロがモスク(イスラム礼拝所)で起きたばかり。【ヨハネスブルク】



 
 
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市場で爆発、50人死亡 過激派ボコ・ハラムの犯行か

asahi.com

ゴンダール〈エチオピア北部〉=三浦英之2015年6月4日01時10分

ナイジェリア北東部マイドゥグリで2日、食肉市場で爆発が起き、約50人が死亡した。ロイター通信が伝えた。イスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。

マイドゥグリでは先月30日にもモスクで自爆テロとみられる爆発があり、26人が死亡した。先月29日に就任したブハリ新大統領は、マイドゥグリに対ボコ・ハラムの司令本部を設置する方針を示した。犯行はそれへの反発とみられている。(ゴンダール〈エチオピア北部〉=三浦英之)



 
 
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ナイジェリア軍、市民8千人超殺害か アムネスティ報告

asahi.com

アディスアベバ=三浦英之2015年6月4日11時01分

国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は3日、西アフリカのナイジェリア政府軍が実施している、イスラム過激派「ボコ・ハラム」への制圧作戦のなかで、8千人以上の市民らが政府軍の拷問などの虐待によって死亡した、とする報告書を発表した。AP通信などが伝えた。

ボコ・ハラムはこれまでに、テロで約1万3千人の市民を殺害したとされるが、アムネスティは「政府軍も残虐行為に関わっている」と指摘した。ナイジェリア国防省は「偏見だ」と反発している。

アムネスティは数年にわたり、軍関係者や目撃者など400人以上にインタビューを実施。政府軍が少年を含む2万人以上を非人道的な環境下で拘束しており、「火の上で棒につるしたり、深い穴に放り込んだりするなど、過去に拘束された人や軍高官は、拷問がいかに日常的に実施され、死に至らしめていたかを説明している」と主張している。

対ボコ・ハラム作戦における、政府軍の蛮行は国内では広く知られており、ボコ・ハラムに参加する若者が後を絶たない理由の一つとして指摘されていた。(アディスアベバ=三浦英之)



 
 
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ナイジェリア:軍拘束7000人以上死亡 人権団体発表

毎日新聞 2015年06月05日 11時04分(最終更新 06月05日 19時59分)

【ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派ボコ・ハラムのテロ攻撃が広がるナイジェリア情勢を巡り、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)は3日、ナイジェリア軍が2011年以降にボコ・ハラムのメンバーと疑って拘束した7000人以上が、軍施設内で死亡していたとの調査結果を発表した。拷問や飢えなどが死亡原因とみられるという。アムネスティはさらに、ボコ・ハラムの鎮圧作戦の過程で軍が1200人以上を超法規的に殺害したとも指摘した。

ナイジェリア軍は発表内容を否定したが、今後、軍に対し国際的な批判が高まる可能性もある。

ボコ・ハラムは09年にナイジェリア北東部で政府機関やキリスト教会などへのテロ攻撃を開始した。アムネスティの調査によると、テロ激化に伴い、少なくとも2万人がボコ・ハラム戦闘員などの疑いで軍に拘束され、うち7000人が死亡した。多くの遺族には死亡したことが知らされていないという。軍による殺害としては、14年3月に北東部マイドゥグリで少なくとも640人が1日で殺された例を挙げた。

アムネスティは、軍の行為について「適切な捜査が行われてこなかった」と批判し、先月29日に就任したブハリ大統領に「軍が行った残虐行為に関する捜査」を進めるよう求めた。

アムネスティは、ボコ・ハラムのテロと当局の掃討作戦により、これまでに1万7000人が死亡したと推計している。



 
 
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ボコ・ハラムに拉致され妊娠、救出後も疎外 被害女性が語る実態

cnn.co.jp

2015.06.17 Wed posted at 16:08 JST

(CNN) ウム・ハリーマさん(仮名)は当時まだ16歳だった。ナイジェリアの過激派「ボコ・ハラム」に拉致され、結婚を強要されて妊娠。生まれ育った村は放火や略奪の被害に遭った。

拘束されていた間、男性や女性や子どもたちが虐殺される場面を目の当たりにした。無理やり結婚させられた「夫」を憎みながら、待つことを強要された。3人の友人と共に何度も逃げようとしてつかまり、ようやく脱出できたのは半年後だった。

「夫が2週間不在だった時に逃げようとしたが、見張りに連れ戻されて殴られた」。

やがて見張りの隙を突いて脱出に成功する。恐怖に駆られながら歩き続け、ようやく安全な場所にたどり着いた。

父がボコ・ハラムに殺害されたことは、自宅に戻ってから知った。さらに自分がボコ・ハラムの夫のために妊娠していたことも知る。

妊娠7カ月でCNNのインタビューに応じたハリーマさんは、ボコ・ハラムの犠牲になった女性たちの代表にはなりたくないと話した。そして今、恐怖を感じるのは、自分自身の村の男性たちだという。

「この村の人たちは、妊娠を理由に私を拒絶する。私が死んだら喜ぶ人もいるだろう。中絶すべきだという人もたくさんいる」

それでも中絶は考えないという。ボコ・ハラムの子どもが村にいるのは許せないという態度をあからさまに示されても、自分と生まれた子どもを殺すと脅されても。

援助団体や政府当局者は、ボコ・ハラムから救出された少女が高い確率で妊娠していることに危機感を募らせる。

ナイジェリア国内に避難した人たちのキャンプを運営する国連人口基金(UNFPA)によれば、キャンプ内だけでも外見から妊娠が分かる女性は214人に上っている。ただ、ボコ・ハラムに拘束されている間に妊娠した女性の数は把握できておらず、まだ妊娠初期の女性がいる可能性もある。UNFPAは解放された女性たちの身体的、精神的ケアに努めている。

ナイジェリア軍はボコ・ハラムの拠点を急襲して女性や子どもを救出する作戦を展開。4月下旬から5月上旬にかけて700人あまりの女性を救出した。

ハリーマさんの母親は、娘が連れ去られた時点で最悪の事態を覚悟したと振り返った。「ボコ・ハラムに拉致された人は死んだものと想定される」

妊娠を知った母親の多くは、中絶しかないと考えるという。しかしハリーマさんの母親は、娘がその危険を冒すことを望んでいない。「中絶を試みた後に死亡した少女もいる。母も赤ん坊も助からなかった。その少女は母親にとって唯一の子どもだった」

村の自警団の指導者はCNNの取材に対し、「この村にボコ・ハラムに妊娠させられた女性がいるとは認識していない」と話した。「もし妊娠している女性が見つかれば、伝統に従ってその妊娠はハラム(不法)と見なされる。それを心から受け入れることはできない。言ってみればヘビの子どものようなものだから」

イスラム社会では、意思に反した妊娠であることを母親が証明できない限り、婚外妊娠は不法とみなされることがある。

ハリーマさんが結婚を強要されたという話は信じていないと自警団長は話し、母親も生まれて来る子どももずっと不信の目で見られるだろうと語った。自分たちがどう対応するかについては明言しなかった。

しかし他人に何を言われようと、拉致されて脱出し、生き延びた経験は自分に強さを与えてくれたとハリーマさん。生まれてくる子どもには生きる価値があると力を込めた。



 
 
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少女2人が自爆テロ、30人死亡 ボコ・ハラムの犯行か

asahi.com

ヨハネスブルク=三浦英之2015年6月23日11時08分

ナイジェリア北東部マイドゥグリのモスク(イスラム教礼拝所)付近で22日、2人の少女に装着されていたとみられる爆弾が爆発し、約30人が死亡、多数のけが人が出た模様だ。イスラム過激派「ボコ・ハラム」の犯行とみられている。AP通信が目撃者の証言として伝えた。

APによると、マイドゥグリで今月、自爆テロとみられる爆発が起きたのはこれで4回目。目撃証言によると、少女は2人とも10代。1人はモスクの人混みに近づいた時に爆発し、もう1人はそこから逃げだそうとしたところ、爆発したように見えたという。

国連児童基金(ユニセフ)の5月末の報告書によると、今年5カ月間で確認された自爆テロは約30件。少なくともその4分の3の事件で、女性や子どもが体に爆弾が巻き付けられ、爆発を強要させられたとみられている。

爆弾処理の軍専門家はAPの取材に対し、少女や女性には遠隔操作で爆発する装置が取り付けられており、少女たちは爆発を操作することができないとしている。

先月末、ブハリ新大統領が対ボコ・ハラムの司令本部を首都アブジャからマイドゥグリに移すと宣言して以降、新政権に反発するボコ・ハラムの爆弾テロが激化。犠牲者はすでに200人近くに及んでいる。(ヨハネスブルク=三浦英之)



 
 
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12歳少女が市場で自爆、10人死亡 ナイジェリア

cnn.co.jp

2015.06.24 Wed posted at 18:23 JST

ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリア北東部ヨベ州で23日、12歳前後とみられる少女が自爆し、10人が死亡、30人以上が負傷した。

現場は都市部から遠く離れた村で、この日は週1回の市が開かれていた。少女は商人や買い物客らが行き交うなかで自爆した。

犯行声明は出ていないが、同州ではイスラム過激派「ボコ・ハラム」による攻撃が続発している。

隣接するボルノ州の州都マイドゥグリでは22日、17歳の少女がバス停で自爆。20人が死亡、50人が負傷していた。

先月末に就任した同国のブハリ大統領は、ボコ・ハラムの掃討を最優先課題に挙げている。



UP:2015 REV:20280108, 0406
川田 薫  ◇玉井 隆  ◇アフリカ  ◇世界 
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