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エジプト・アラブ共和国 2012年1月〜6月


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アフリカアフリカ Africa 2016

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○最新のニュース・企画案内 → エジプト・アラブ共和国

○外務省 各国・地域情勢 エジプト・アラブ共和国

◆2012/01/01 毎日新聞 エジプト:民主化支援事務所を捜索 17カ所で文書押収
◆2012/01/04 nikkei.com エジプト人民議会選、最終回の投票
◆2012/01/05 毎日新聞 2012年の世界を読む:/3 エジプトの作家、アラア・アスワニさん
◆2012/01/06 cnn.co.jp エジプト検察、ムバラク前大統領に死刑求刑
◆2012/01/06 asahi.com ムバラク前大統領に死刑求刑 発砲指示でエジプト検察
◆2012/01/06 yomiuri.co.jp エジプト・ムバラク前大統領に死刑求刑
◆2012/01/06 nikkei.com ムバラク前大統領に死刑求刑 エジプト検察
◆2012/01/06 毎日新聞 エジプト:ムバラク被告に検察が死刑求刑
◆2012/01/09 毎日新聞 NEWS25時:エジプト 第3回の投票率62%
◆2012/01/13 nikkei.com アラブの春1年、イスラム政党台頭遠い融和 外資は投資手控え
◆2012/01/14 yomiuri.co.jp エルバラダイ氏、エジプト大統領選に出馬せず
◆2012/01/15 cnn.co.jp エジプト大統領選、エルバラダイ氏が出馬取りやめ
◆2012/01/15 asahi.com エルバラダイ氏、不出馬表明 エジプト大統領選
◆2012/01/15 nikkei.com エルバラダイ氏、エジプト大統領選不出馬
◆2012/01/16 毎日新聞 エジプト:観光苦境 「アラブの春」の陰で…外国人客、不安定な治安敬遠
◆2012/01/17 nikkei.com エジプトとリビア首脳会談 関係強化を協議
◆2012/01/19 毎日新聞 アラブ地域:湾岸君主国が台頭 エジプト、シリアに代わり 強権で民主化抑え込み
◆2012/01/20 アフリカビジネスニュース インターネット利用2,000パーセント増 アフリカ全体
◆2012/01/20 asahi.com エジプトで放射性物質盗難か 地元紙報道、原発予定地で
◆2012/01/21 asahi.com エジプト下院選、イスラム系7割 穏健派が第1党へ
◆2012/01/21 nikkei.com 米大統領、NGO活動の自由求める エジプト議長に
◆2012/01/21 nikkei.com エジプト議会選、イスラム勢力が圧勝 議席の7割
◆2012/01/22 yomiuri.co.jp エジプト議会選、イスラム勢力が圧勝…議席7割
◆2012/01/22 nikkei.com 軍が議員10人任命 エジプト人民議会
◆2012/01/22 毎日新聞 エジプト人民議会選:イスラム系7割超 穏健派が第1党−−最終結果
◆2012/01/23 日経メディカル オンライン インドネシアとエジプトで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例
◆2012/01/23 外務省 エジプト人民議会選挙結果の発表等について(外務報道官談話)
◆2012/01/23 yomiuri.co.jp エジプト人民議会、初招集…民主化プロセス始動
◆2012/01/23 毎日新聞 エジプト:トルコ成功例、参考に 民主主義、経済政策で−−イスラム穏健派
◆2012/01/24 cnn.co.jp エジプト人民議会招集、ムバラク政権崩壊後初
◆2012/01/24 毎日新聞 エジプト:人民議会初招集、民政移管へ主導
◆2012/01/25 AFP BB News エジプト、非常事態解除へ 30年ぶり
◆2012/01/25 cnn.co.jp エジプト、非常事態令を一部解除 暴徒は除外
◆2012/01/25 asahi.com エジプト、25日に非常事態解除 軍政トップ表明
◆2012/01/25 yomiuri.co.jp エジプト、30年強続いた非常事態「解除」へ
◆2012/01/25 nikkei.com エジプト、デモ1年で非常事態解除
◆2012/01/25 nikkei.com 米大統領報道官、エジプトの民主化歓迎
◆2012/01/25 nikkei.com エジプト、民主化デモ1周年祝う
◆2012/01/25 毎日新聞 エジプト:30年ぶり、非常事態解除へ 反体制デモ1年で
◆2012/01/26 cnn.co.jp エジプト民主化デモから1年、進まない改革に失望の声も
◆2012/01/26 毎日新聞 エジプト:評議会、非常事態令を解除
◆2012/01/26 毎日新聞 エジプト:民主化要求1年 軍政批判、数十万人デモ
◆2012/01/29 yomiuri.co.jp エジプト上院選投票…イスラム勢力の得票が焦点
◆2012/01/30 cnn.co.jp エジプト諮問評議会選挙 13地域で投票始まる
◆2012/02/01 AFP BB News ベドウィンが中国人技術者25人を拉致、エジプト
◆2012/02/01 cri 国連、アフリカにエネルギー政策樹立を呼びかけ
◆2012/02/01 nikkei.com エジプトで中国人労働者20人余り拉致 武装勢力か
◆2012/02/01 nikkei.com 拉致された中国人、25人が解放 エジプト
◆2012/02/01 nikkei.com アフリカで中国人労働者拉致相次ぐ
◆2012/02/02 jp.reuters.com エジプトのサッカー場で73人死亡、サポーターらが衝突
◆2012/02/02 SOCCER KING エジプトサッカー史上最悪の惨事…試合後にサポーターが衝突、70名以上が死亡
◆2012/02/02 yomiuri.co.jp これは戦争だ…サッカー試合で暴動、74人死亡
◆2012/02/02 asahi.com サッカーの試合後に暴動、74人死亡 エジプト
◆2012/02/02 nikkei.com サッカー場暴動で73人死亡 エジプト、最悪の惨事に
◆2012/02/02 nikkei.com エジプトのサッカー場暴動、死者74人に
◆2012/02/02 nikkei.com エジプトの実業家が訪朝
◆2012/02/02 cnn.co.jp サッカー試合の暴動で74人死亡、負傷者は千人に エジプト
◆2012/02/02 毎日新聞 エジプト:サッカーファン暴動、74人死亡
◆2012/02/03 cnn.co.jp サッカー場暴動の死者79人に、首都でも衝突で900人負傷 エジプト
◆2012/02/03 asahi.com エジプト反軍政デモで3人死亡 早期退陣要求強まる
◆2012/02/04 cnn.co.jp エジプトで反軍政デモが激化、負傷者は2000人以上
◆2012/02/04 asahi.com エジプト反軍政デモの死者5人に 負傷者1600人以上
◆2012/02/04 asahi.com エジプト反軍政デモ全土に 武装集団の警察襲撃相次ぐ
◆2012/02/04 毎日新聞 エジプト:各地でデモ、4人死亡 サッカー場で死者、警備に批判
◆2012/02/05 asahi.com エジプト、デモ弾圧強化 治安部隊が発砲、負傷者が急増
◆2012/02/05 asahi.com エジプト、治安部隊と衝突 デモ主導者が重傷
◆2012/02/06 yomiuri.co.jp 米高官の息子も訴追…エジプト、違法資金受領で
◆2012/02/06 nikkei.com エジプト前大統領、刑務所病院へ デモ沈静化狙う
◆2012/02/06 nikkei.com 米国人NGO関係者ら43人訴追 エジプト、違法資金受領で
◆2012/02/06 nikkei.com デモ隊と衝突、民主化指導者が重傷 エジプト
◆2012/02/08 WirelessWire News 2012年末にアフリカの携帯契約数は735百万に
◆2012/02/09 cri エジプト NGOメンバーの違法資金受領を主張
◆2012/02/11 時事ドットコム 前政権崩壊1年でゼネスト=世論分裂、不参加目立つ−エジプト
◆2012/02/11 asahi.com エジプト・シナイ半島で観光客の拉致相次ぐ
◆2012/02/11 読売新聞 若者グループが不服従運動…エジプト
◆2012/02/11 nikkei.com エジプト、軍なお実権 ムバラク政権崩壊1年
◆2012/02/12 時事ドットコム 拉致の韓国人ら解放=エジプト
◆2012/02/13 AFP BB News シリア反体制派全面支援、国連との合同平和維持部隊編成で合意、アラブ連盟
◆2012/02/13 外務省 エジプトに対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換
◆2012/02/14 jp.wsj.com フランステレコム、エジプト合弁の株式大半を取得へ
◆2012/02/14 毎日新聞 エジプト:ムバラク政権崩壊1年 景気低迷、安定は遠く
◆2012/02/15 AllAfrica  Africa: Social Media Updates
◆2012/02/15 nikkei.com エジプト大統領選、5月下旬に
◆2012/02/17 楽天woman パク・シネ、アラブ圏からのバースデーメッセージに感動
◆2012/02/19 cnn.co.jp イラン軍艦、スエズ運河を通過し地中海へ 革命以来2度目
◆2012/02/20 nikkei.com エジプトも駐シリア大使召還
◆2012/02/20 asahi.com イラン海軍艦艇、スエズ運河通過 シリアに入港
◆2012/02/20 毎日新聞 エジプト:駐シリア大使を召還
◆2012/02/20 毎日新聞 イラン:軍艦、スエズ再通過 シリア入港 アサド政権支持、明示
◆2012/02/23 nikkei.com エジプト前大統領、6月に判決
◆2012/02/23 nikkei.com 中国の吉利汽車、エジプトで小型セダン生産
◆2012/02/23 asahi.com カイロの地下鉄、日本製車両導入 自動運転装置を装備
◆2012/02/23 asahi.com ムバラク前大統領公判、判決は6月2日に エジプト
◆2012/02/24 nikkei.com EU、北アフリカ向け債権放棄検討 エジプト支援念頭に
◆2012/02/24 yomiuri.co.jp エジプト大統領選候補、武装集団に襲われ重傷
◆2012/02/27 外務省 ヘガーズィー・エジプト外務省アジア担当外務次官による浜田外務大臣政務官への表敬
◆2012/02/27 外務省 イサーム・シーハ・エジプト「ワフド党」最高委員会委員による浜田外務大臣政務官表敬
◆2012/02/27 情報通信総合研究所 Orange:アフリカにおけるFacebookをトリガーにした顧客開拓
◆2012/02/27 nikkei.com エジプト諮問評議会選、イスラム系が圧勝
◆2012/02/27 asahi.com イスラム政党、上院選は圧勝 エジプト
◆2012/02/27 asahi.com 米NGO職員らの裁判、カイロで開始 民主化妨害批判も
◆2012/03/01 nikkei.com エジプト、5月23、24日に大統領選
◆2012/03/01 cnn.co.jp エジプト大統領選、5月下旬の実施決定 前政権崩壊後、初
◆2012/03/01 asahi.com エジプト大統領選、5月23・24日に実施
◆2012/03/01 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、5月23・24日に
◆2012/03/07 cnn.co.jp エジプトの国会議員、鼻の整形がバレてクビ
◆2012/03/13 asahi.com アフリカ大陸出身の力士「大砂嵐」、初土俵 見事に白星
◆2012/03/19 外務省 エジプトに対する円借款に関する書簡の交換
◆2012/03/22 外務省 玄葉外務大臣とムハンマド・カーメル・アムル・エジプト外務大臣との会談
◆2012/03/30 外務省 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じた難民・国内避難民等への支援
◆2012/03/20 AllAfrica.com Egypt: People's Assembly Approves Increasing Revolt Victims' Compensations to Le 100,000
◆2012/03/26 Al-Bawaba Tamer Husni joins campaign for the hearing impaired
◆2012/04/01 毎日新聞 エジプト大統領選:イスラム穏健派が擁立…議会で最大勢力
◆2012/04/02 毎日新聞 エジプト:ゴマア師、イスラム聖地訪問に批判噴出
◆2012/04/07 asahi.com スレイマン前副大統領が出馬表明 エジプト大統領選
◆2012/04/09 毎日新聞 エジプト大統領選:新興イスラム対旧体制 23人が立候補
◆2012/04/12 AllAfrica.com Egypt: Cabinet - National Council for Handicapped Established
◆2012/04/14 毎日新聞 エジプト:大統領選に暗雲…前政権幹部出馬、軍部後押しか
◆2012/04/15 nikkei.com エジプト大統領選、有力候補ら10人が失格
◆2012/04/17 毎日新聞 エジプト航空:日本と直行便再開 アラブの春から1年超
◆2012/04/18 cnn.co.jp エジプト大統領選で10候補失格、選管が異議を却下
◆2012/04/18 毎日新聞 エジプト:大統領選立候補届け出23人中 10人失格決定
◆2012/04/20 nikkei.com サウジアラビア、エジプトに27億ドル支援
◆2012/04/23 nikkei.com エジプト、イスラエルへのガス供給破棄 外交に影響
◆2012/04/23 asahi.com エジプト、イスラエルへのガス供給停止
◆2012/04/23 毎日新聞 エジプト:イスラエル向け天然ガス輸出契約を打ち切り
◆2012/04/27 毎日新聞 エジプト:大統領選の立候補者 13人を正式に発表
◆2012/04/29 nikkei.com エジプト、米NGOの活動不許可
◆2012/04/29 yomiuri.co.jp カイロで弁護士逮捕抗議デモ、サウジが大使召還
◆2012/05/02 cnn.co.jp エジプト軍部に抗議のデモ隊に襲撃、死傷者数十人
◆2012/05/02 毎日新聞 エジプト:反軍政デモ隊 暴徒に襲われ20人死亡
◆2012/05/03 nikkei.com IMF融資、条件付き容認 エジプト大統領候補のモルシ氏
◆2012/05/03 yomiuri.co.jp カイロ反軍政デモ隊20人死亡…武装集団が襲撃
◆2012/05/03 yomiuri.co.jp 玄葉外相、エジプト議会議長に民主化支援表明
◆2012/05/04 asahi.com 大統領確定なら民政移管前倒し エジプト軍最高評議会
◆2012/05/05 asahi.com エジプトで軍とデモ隊が衝突 100人以上負傷
◆2012/05/06 cnn.co.jp エジプト、首都カイロ中心部に外出禁止令
◆2012/05/12 cnn.co.jp サハラ砂漠で第2次大戦中の英国軍戦闘機を発見 「まさに奇跡」
◆2012/05/14 産経新聞 武器密輸船を拿捕か シリア向けと独誌
◆2012/05/17 nikkei.com [FT]エジプト大統領選、シャフィク元首相急浮上
◆2012/05/17 トラベルビジョン HIS、「憧れのエジプト」ツアー、ツタンカーメン展協賛で
◆2012/05/21 ニューズウィーク日本版 エジプト次期大統領の座に迫る危険な男
◆2012/05/22 毎日新聞 エジプト:独裁体制崩壊後初の大統領選、23日から投票
◆2012/05/23 nikkei.com エジプト大統領選の投票開始 投票所に行列
◆2012/05/23 cnn.co.jp エジプトで大統領選の投票始まる 24日まで
◆2012/05/23 asahi.com エジプト大統領選、投票始まる 事実上初の自由選挙
◆2012/05/23 毎日新聞 エジプト:大統領選投票始まる
◆2012/05/25 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、開票始まる…決選投票の公算
◆2012/05/25 毎日新聞 エジプト:大統領選、決選投票へ
◆2012/05/26 nikkei.com エジプト大統領選、決選投票へ 原理主義系と元首相で
◆2012/05/26 cnn.co.jp 決戦投票は同胞団候補と元首相の対決か、エジプト大統領選
◆2012/05/26 asahi.com ムルシ氏・シャフィーク氏決選投票へ エジプト大統領選
◆2012/05/26 毎日新聞 エジプト:大統領選、決選投票に モルシ、シャフィク両氏
◆2012/05/26 毎日新聞 エジプト大統領選:上位2氏が確定 来月の決選投票へ
◆2012/05/27 asahi.com エジプト大統領選、開票やり直し要求 3位サバヒ氏
◆2012/05/27 毎日新聞 エジプト大統領選:3位候補が異議申し立て 不正投票と
◆2012/05/28 nikkei.com エジプト大統領選、野党候補らが異議申し立て
◆2012/05/28 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、3位候補が異議申し立て
◆2012/05/29 nikkei.com エジプト大統領選、2氏の決選投票確定
◆2012/05/29 nikkei.com エジプト大統領選、決選投票が確定
◆2012/05/29 cnn.co.jp エジプト大統領選、元首相の決選投票進出に抗議デモ
◆2012/05/29 asahi.com エジプトで大規模デモ 元首相の決選投票進出に反発
◆2012/05/29 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、イスラム系と元首相で決選へ
◆2012/05/29 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、決選投票の元首相事務所放火
◆2012/05/29 毎日新聞 エジプト:大統領選、決選投票に イスラム系と元首相で
◆2012/05/29 毎日新聞 エジプト:大統領選投票結果に抗議 選挙本部放火も
◆2012/05/29 毎日新聞 エジプト大統領選:旧態依然に若者の不満再燃…決選投票へ
◆2012/05/29 毎日新聞 エジプト大統領選:対立構図の解消困難…決選投票へ
◆2012/06/01 cnn.co.jp エジプト、30年続いた非常事態令を解除
◆2012/06/01 毎日新聞 エジプト:ムバラク氏2日判決 大統領選に影響も
◆2012/06/02 nikkei.com ムバラク前大統領に終身刑 エジプト、デモ隊殺害で
◆2012/06/02 nikkei.com ムバラク前大統領に終身刑 現地メディア賛否割れる
◆2012/06/02 cnn.co.jp ムバラク前大統領に終身刑、エジプト
◆2012/06/02 yomiuri.co.jp ムバラク氏終身刑判決に歓喜の声と怒り
◆2012/06/02 yomiuri.co.jp エジプトの特設法廷、ムバラク前大統領に終身刑
◆2012/06/02 毎日新聞 エジプト:ムバラク前大統領に終身刑 デモ隊殺害に関与
◆2012/06/02 毎日新聞 エジプト:揺れる世論 大統領選に影響必至
◆2012/06/03 nikkei.com エジプトで大規模デモ 前大統領の終身刑に不満
◆2012/06/03 cnn.co.jp ムバラク前大統領の終身刑判決に抗議デモ、60人超負傷
◆2012/06/03 yomiuri.co.jp ムバラク終身刑判決、1万人抗議「裁判は茶番」
◆2012/06/03 毎日新聞 エジプト:前大統領の終身刑判決に不満 若者らがデモ
◆2012/06/03 毎日新聞 エジプト:前大統領の終身刑不服、検察が控訴へ
◆2012/06/03 トラベルビジョン エジプト航空、成田線順調、ロードファクター7割−乗継需要が好調
◆2012/06/04 nikkei.com エジプト、ムバラク前大統領の終身刑不満で大規模デモ
◆2012/06/04 cnn.co.jp ムバラク前大統領の息子2人、新たに資金洗浄罪で起訴
◆2012/06/06 asahi.com エジプトで大規模デモ続く 旧政権首相の排除求める
◆2012/06/06 毎日新聞 エジプト:カイロで大規模デモ…大統領選や判決に不満
◆2012/06/07 nikkei.com ムバラク前大統領、容体「危険」
◆2012/06/07 cnn.co.jp ムバラク前大統領の容体悪化し「危険」な状態、呼吸器装着
◆2012/06/08 nikkei.com 日立メディコなど、エジプト投資を再開 販社や工場稼働
◆2012/06/11 毎日新聞 エジプト:ムバラク前大統領、脈取れず除細動器
◆2012/06/12 cnn.co.jp ムバラク前大統領「完全な昏睡状態」に 家族が付き添い
◆2012/06/12 yomiuri.co.jp ムバラク氏、容体悪化「極めて深刻な状態」
◆2012/06/12 毎日新聞 エジプト大統領選:迷う有権者 観光客激減で旧体制回帰も
◆2012/06/13 開発メディアganas 干上がるアフリカ大陸、外国企業の土地収奪が増大
◆2012/06/14 毎日新聞 エジプト:公民権剥奪法案は違憲 大統領選続行へ
◆2012/06/15 cnn.co.jp エジプト憲法裁が議会無効の判断、軍が立法権掌握を宣言
◆2012/06/15 asahi.com エジプト議会、再選挙へ 憲法裁、選挙制度一部「違憲」
◆2012/06/15 yomiuri.co.jp エジプト議会解散へ、憲法裁が選挙区選無効判断
◆2012/06/15 nikkei.com エジプト憲法裁、議会選を一部無効と判断
◆2012/06/15 nikkei.com エジプト、軍部と原理主義勢力の対立激化 民政移管大幅遅れも
◆2012/06/15 毎日新聞 エジプト:人民議会の解散命じる 最高憲法裁
◆2012/06/15 毎日新聞 エジプト大統領選:16・17日に決選投票
◆2012/06/15 毎日新聞 エジプト:議会解散の「異常事態」 民主化に暗雲
◆2012/06/16 asahi.com エジプト大統領選、決選投票始まる 21日に発表予定
◆2012/06/16 nikkei.com エジプト大統領選、決選投票始まる
◆2012/06/16 毎日新聞 エジプト大統領選:決選投票始まる
◆2012/06/17 cnn.co.jp エジプト大統領選の決戦投票始まる、21日に開票結果発表へ
◆2012/06/17 asahi.com エジプト議会に解散命じる 「違憲」判決受けて軍評議会
◆2012/06/17 yomiuri.co.jp エジプト軍、人民議会に解散宣告…民主化後退も
◆2012/06/17 毎日新聞 エジプト大統領選:「2候補以外の票」焦点 決選投票続く
◆2012/06/18 asahi.com エジプトの立法権、軍に 軍評議会が「暫定憲法」修正
◆2012/06/18 asahi.com エジプト大統領選、ムルシ氏優勢か 決選投票開票始まる
◆2012/06/18 asahi.com エジプト大統領選、ムルシ氏勝利宣言 同胞団独自集計で
◆2012/06/18 yomiuri.co.jp 「無効票投じよう」大統領選決選投票のエジプト
◆2012/06/18 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、イスラム主義候補が勝利宣言
◆2012/06/18 nikkei.com エジプト大統領選、モルシ氏勝利確実 初のイスラム原理主義系
◆2012/06/18 nikkei.com イスラム穏健派、早くも「勝利宣言」 エジプト大統領選
◆2012/06/18 毎日新聞 エジプト大統領選:イスラム派勝利宣言 モルシ氏過半数と
◆2012/06/18 毎日新聞 エジプト大統領選:モルシ氏勝利宣言に反論 シャフィク陣
◆2012/06/18 毎日新聞 エジプト:軍部と摩擦懸念 「初のイスラム系大統領」か
◆2012/06/19 yomiuri.co.jp エジプトの改正憲法宣言、米国務省報道官が懸念
◆2012/06/19 asahi.com イスラエル・エジプト国境で武装集団が銃撃 3人死亡
◆2012/06/19 asahi.com 「自由万歳」広場で祝福 エジプトのムルシ氏支持者
◆2012/06/19 nikkei.com 米、エジプト軍政長期化に懸念表明 支援見直し示唆
◆2012/06/19 毎日新聞 エジプト:民政完全移管は先送り
◆2012/06/20 cnn.co.jp ムバラク前大統領、容体悪化で軍病院へ 死亡の報道も
◆2012/06/20 cnn.co.jp エジプト大統領選の両候補が勝利宣言、広場では大規模デモ
◆2012/06/20 yomiuri.co.jp ムバラク前大統領が危篤状態、生命維持装置装着
◆2012/06/20 asahi.com ムバラク前大統領、意識不明の重体に エジプト
◆2012/06/20 nikkei.com エジプトのムバラク前大統領、意識不明に
◆2012/06/20 nikkei.com エジプト内政なお混乱 イスラム勢力、軍批判強める
◆2012/06/20 毎日新聞 エジプト:数万人デモ 軍政の権限強化に反発
◆2012/06/20 毎日新聞 エジプト:ムバラク前大統領、危篤状態に
◆2012/06/20 毎日新聞 エジプト:選挙公表延期も…ムバラク氏死亡なら
◆2012/06/20 asahi.com エジプトで反軍デモ 「静かなクーデター」を批判
◆2012/06/21 ニューズウィーク日本版 軍に乗っ取られた? 新生エジプトのピンチ
◆2012/06/21 cnn.co.jp エジプト選管、大統領選の投票結果の発表を延期
◆2012/06/21 yomiuri.co.jp エジプト大統領選・決選投票、結果発表を延期
◆2012/06/21 nikkei.com エジプト大統領選、選管が結果発表を延期
◆2012/06/21 nikkei.com エジプト政府、震災被災者をピラミッドに招待
◆2012/06/21 毎日新聞 エジプト大統領選:投票結果の公表延期 精査に時間必要と
◆2012/06/21 毎日新聞 エジプト:「旧体制“温存”」国民に警戒感 選管発表延期
◆2012/06/21 asahi.com エジプト大統領選、結果発表延期 「異議申し立て審査」
◆2012/06/22 nikkei.com カイロで反軍政大規模デモ 大統領選発表遅れで
◆2012/06/23 cnn.co.jp エジプト、大統領選投票結果の憶測飛び交う
◆2012/06/23 nikkei.com エジプト、軍の強硬姿勢強まる 大統領選結果は24日
◆2012/06/24 cnn.co.jp エジプト大統領選の決戦投票、開票結果は24日午後発表か
◆2012/06/24 nikkei.com エジプト大統領選、24日に結果発表
◆2012/06/24 nikkei.com エジプト新大統領にモルシ氏 選管発表
◆2012/06/24 毎日新聞 エジプト大統領選:モルシ氏が当選…軍部と摩擦必至
◆2012/06/25 jp.reuters.com 焦点:エジプト新大統領が試練の船出、改革実現の鍵は「共生」
◆2012/06/25 外務省 エジプトにおける新大統領選出について
◆2012/06/25 cnn.co.jp エジプト大統領にムルシ氏、勝利演説で「団結」訴える
◆2012/06/25 asahi.com エジプト大統領にムルシ氏当選 初のイスラム主義大統領
◆2012/06/25 asahi.com 国民に融和呼びかけ ムルシ・エジプト新大統領
◆2012/06/25 yomiuri.co.jp エジプト大統領選、イスラム主義候補の当選発表
◆2012/06/25 yomiuri.co.jp イスラエル、モルシ氏に平和条約維持求める
◆2012/06/25 nikkei.com モルシ氏勝利「協調関係の維持期待」 イスラエル首相
◆2012/06/25 nikkei.com エジプト大統領当選のモルシ氏、穏健姿勢を強調
◆2012/06/25 nikkei.com 米大統領、モルシ氏に電話で祝意 民主化支援を継続
◆2012/06/25 nikkei.com [FT]エジプト新大統領モルシ氏、国内融和が課題
◆2012/06/25 毎日新聞 エジプト大統領選:モルシ氏当選、混迷の第2幕
◆2012/06/25 毎日新聞 エジプト:国民の団結呼びかけ…テレビ演説 モルシ大統領
◆2012/06/25 毎日新聞 イスラエル:「平和条約継続を」 エジプト・モルシ氏当選
◆2012/06/25 毎日新聞 イラン:「イスラム系大統領誕生」 モルシ氏当選を歓迎
◆2012/06/26 jp.reuters.com エジプトを「クレジットウオッチ・ネガティブ」に=S&P
◆2012/06/26 cnn.co.jp エジプト新大統領が組閣に着手、軍評議会幹部と会談
◆2012/06/26 nikkei.com エジプト次期大統領、組閣に着手 挙国一致で軍をけん制
◆2012/06/26 nikkei.com エジプト大統領の権限縛るな
◆2012/06/26 nikkei.com (英FT特約)エジプト新大統領決定 国内に不信感、融和が課題
◆2012/06/26 毎日新聞 エジプト:「イランと国交正常化」新大統領当選のモルシ氏
◆2012/06/26 毎日新聞 エジプト:モルシ氏、イランの報道を否定
◆2012/06/26 Egyptian Gazette Let the disabled dream
◆2012/06/26 毎日新聞 チュニジア外相:エジプト「新しい政治体制構築」に期待
◆2012/06/27 cnn.co.jp エジプト新大統領、副大統領に女性やキリスト教徒を起用へ
◆2012/06/27 yomiuri.co.jp シャフィク氏がエジプト出国…汚職捜査開始翌日
◆2012/06/27 nikkei.com IMF報道官「エジプト支援の用意」 大統領選受け声明
◆2012/06/27 nikkei.com 軍への逮捕権付与を停止 エジプトの裁判所
◆2012/06/29 nikkei.com ぜい肉、世界で352万トン 3分の1は米国
◆2012/06/29 nikkei.com モルシ氏、30日にエジプト大統領就任
◆2012/06/30 cnn.co.jp エジプト、大統領当選のムルシ氏が演説 「全国民の権利守る」
◆2012/06/30 asahi.com ムルシ氏が大統領就任「宣誓」 タハリール広場で軍批判
◆2012/06/30 yomiuri.co.jp あなたたちが力の源泉…エジプト次期大統領が演説
◆2012/06/30 nikkei.com エジプト大統領にモルシ氏就任 周辺国は外交注視
◆2012/06/30 asahi.com ムルシ氏、エジプト大統領に就任 軍部と対立含み
◆2012/06/30 毎日新聞 エジプト:「人民の力最強」モルシ氏が大統領就任宣誓
◆2012/06/30 毎日新聞 エジプト:モルシ新大統領就任 「憲法と法を順守」


 
 
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エジプト:民主化支援事務所を捜索 17カ所で文書押収

【カイロ和田浩明】エジプト司法当局は12月29日、民主化支援や人権擁護の国際・国内非政府組織(NGO)事務所17カ所を家宅捜索し文書や機器を押収した。国営通信は「外国の財政支援に関する法律違反容疑」と報じているが、NGO側は、前政権時代にもなかった抑圧として批判、米国務省も「嫌がらせはやめるべきだ」と批判している。

NGOによると、捜索はカイロのほか北部アレクサンドリア、南部アシュートなどで行われた。標的はエジプトの団体と、米系の国際共和研究所(IRI)と米国民主党国際研究所(NDI)の現地事務所。NDIは「(捜索)令状の提示も説明もなかった」と指摘している。

エジプトのNGO「アラブ人権情報ネットワーク」は声明で「活動家を抑えつけ沈黙を強いる治安当局のキャンペーンが始まった」と批判。IRIは「ムバラク時代にもなかったことだ」と批判した。米国務省のヌランド報道官は29日の会見で「深い懸念」を表明した。

毎日新聞 2012年1月1日 東京朝刊



 
 
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エジプト人民議会選、最終回の投票

2012/1/4 0:24

ムバラク政権崩壊後の民主的国家建設を担う人民議会(国会、508議席)選の第3回投票が3日、南北シナイ県やナイル川下流のデルタ地帯のガルビーヤ県などで始まった。投票は4日も行われ、10〜11日に決選投票が行われる。13日にも全選挙結果が公式発表されるとみられている。議会初招集は23日の予定。(カイロ=共同)



 
 
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2012年の世界を読む:/3 エジプトの作家、アラア・アスワニさん

◇独裁の時代は終わった−−エジプトの作家、アラア・アスワニさん(54)

−−中東の民主化運動「アラブの春」は、欧米の「ウォール街占拠運動」などにも飛び火しました。

◆西側の民主主義体制に深刻な問題があるということではないか。イタリアではベルルスコーニ前首相のような腐敗した政治家が長年権力の座にあった。拝金主義的傾向が、民主的制度を破壊しているともいえる。金ではなく、投票用紙でこそ国の方向を決めていくべきなのだ。一方で、アラブには民主制度そのものが無かった。一から作り上げていく必要がある。

−−アラブの民主化は前進していくのでしょうか。

◆エジプトでは軍最高評議会の下での民政移行が遅れている。軍部からは、ムバラク前政権を崩壊させた昨年の革命の参加者を批判するような言動も出ている。これは問題だ。だが、今後について、私は基本的に楽観的だ。「アラブの春」は、独裁政権ですら人々の意思や力を無視できないことを証明した。独裁主義の時代は終わったと考えている。

エジプトの場合、数十万人単位で西側諸国で高等教育を受けた国民がおり、民主化の中心的な担い手や指導者になりうる。インターネットやソーシャルネットワーク、携帯電話や衛星テレビの普及など、技術的インパクトも、変化を求める人々が連携して行動するのを後押しするだろう。

−−今年の展望は。

◆移行の道は平たんではなく、数年間は政治的暴力が続くと思う。シリアでは民主化運動の武力弾圧で多数の国民が死傷しているし、イエメンの独裁的な体制からの移行も簡単ではない。変化はまだ始まったばかりであり、形になるには時間がかかる。また、ペルシャ湾岸の産油国では貧困が相対的に少なく、体制に対する不満が発現しにくい構造もある。

−−チュニジア、エジプトの選挙でイスラム主義者が台頭し、欧米は懸念しています。

◆イスラム主義者といっても、ひとまとめにはできない。他宗教との共存を打ち出し、民主的制度にも寛容な穏健派から、テロを行う過激派まで多様だ。法を守って民主的原則にのっとり、公平な選挙で選ばれたのであれば、社会の一員として尊重すべきだ。

一方で、エジプトの人民議会選挙は、革命を主導した若者たちには不利だったとも考えている。(イスラム主義組織に比べて)彼らには政治的経験や資金、組織力が乏しかったからだ。【聞き手・カイロ和田浩明】=つづく

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■人物略歴

1957年5月カイロ生まれ。アラブ圏で最も人気のある作家の一人。歯科医。米国に17年滞在。11年のエジプト革命で主導的役割を果たし、米外交専門誌フォーリン・ポリシーが「世界の頭脳100人」のトップに選んだ。 毎日新聞 2012年1月5日 東京朝刊



 
 
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エジプト検察、ムバラク前大統領に死刑求刑

2012.01.06 Fri posted at: 10:43 JST

(CNN) エジプトの検察当局は5日、反政府デモ参加者の殺害を指示した罪に問われているムバラク前大統領の公判で、絞首刑による死刑を求刑した。被害者側の弁護士が明らかにした。

ムバラク被告はデモ参加者の殺害を命じ、225人の死亡と1300人の負傷にかかわったとして殺人罪に問われているほか、汚職の罪でも起訴された。同被告側は無罪を主張している。

被害者側の弁護士によると、検察は前大統領とアドリ前内相および側近6人のうち4人に死刑を求刑、残る2人については禁錮刑の最高刑を求刑した。

しかし、事件に詳しい関係者によれば、前大統領がデモ参加者の殺害を命じたとする起訴事実を検察が立証することは難しく、死刑が言い渡される公算は小さいとみられる。

前大統領に対する陪審評決は、反政府デモが始まってから1年目を迎える1月25日より前に言い渡される見通し。30年にわたって同国を支配してきたムバラク政権は昨年2月に崩壊した。

人権団体アムネスティ・インターナショナルの推計では、エジプトの反政府デモでは840人が死亡、負傷者は6000人に上っている。



 
 
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2012年1月6日0時48分

ムバラク前大統領に死刑求刑 発砲指示でエジプト検察

エジプトの反政権デモ参加者への発砲を治安部隊に命じたとして公判中のムバラク前大統領(83)に対し、エジプトの検察は5日、死刑を求刑した。前大統領は昨年8月の初公判で容疑を全面否認し、無罪を主張している。

前大統領は、国民の民主化要求デモを弾圧して激しい反発を招き、軍部からの支持も失って昨年2月に辞任に追い込まれた。その後、不正蓄財などの罪とあわせて起訴された。現在はカイロ近郊の病院内で身柄を拘束されている。

次回の公判は9日に予定されている。判決の期日は決まっていない。(カイロ=山尾有紀恵)



 
 
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エジプト・ムバラク前大統領に死刑求刑

【カイロ=田尾茂樹】反体制デモ参加者を殺害した罪などに問われているエジプトのホスニ・ムバラク前大統領(83)に対する公判が5日、カイロで開かれ、検察側は、前大統領にデモ隊殺害の「法的、政治的責任がある」として死刑を求刑した。

中東各地の民主化運動「アラブの春」で権力の座を追われた元指導者の裁判で、死刑が求刑されたのは初めて。

検察側は、同様の罪に問われた元側近のアドリ元内相と元警察幹部6人に対しても死刑を求刑した。

判決の日時は未定だが、早ければ今春にも判決が下されるとの見方がある。

公判で検察側は「前大統領の指示がなければ、元内相がデモ隊に発砲を命じることもない」とした上で、前大統領がデモ隊殺害に関与している、と主張した。

(2012年1月6日00時25分 読売新聞)



 
 
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ムバラク前大統領に死刑求刑 エジプト検察

デモ参加者の殺害命じた罪で

2012/1/6 9:51

【カイロ=花房良祐】エジプトの検察当局は5日、反政府デモの参加者の殺害を命じた罪に問われたムバラク前大統領らの公判で、前大統領と側近のアドリ元内相らに死刑を求刑した。検察側は、治安部隊がデモ隊を殺害していることを前大統領は知っていたものの、制止しなかったと指摘した。

エジプトでは昨年1月25日から政権が崩壊した同年2月11日までの18日間で、治安部隊による弾圧で800人以上が死亡した。ムバラク前大統領の公判は昨年8月から開始。前大統領は体調の悪化を訴えており、ベッドに横たわったまま出廷している。



 
 
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エジプト:ムバラク被告に検察が死刑求刑

【エルサレム花岡洋二】エジプトのムバラク前大統領(83)の公判がカイロで5日あり、検察当局は昨年1〜2月の民主化要求デモで参加者殺害を指示したなどの罪で死刑を求刑した。ムバラク被告は無罪を主張しているが、検察側は「法的かつ政治的な責任を負わなければいけない」として絞首刑を求めた。

毎日新聞 2012年1月6日 東京朝刊



 
 
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NEWS25時:エジプト 第3回の投票率62%

エジプト選管は7日、人民議会(国会)選挙の最終回である第3回投票の投票率が62%だったと発表した。地元メディアによると、比例代表で穏健派イスラム原理主義団体「ムスリム同胞団」系の「自由公正党」が約35%、厳格なイスラム原理主義政党「ヌール党」が27%を得票。リベラル系政党は「自由エジプト人」が12%など不調に終わった。自由公正党によると、この結果、同党系候補が498議席の41%を獲得、イスラム政党優勢がより鮮明になった。【カイロ】

毎日新聞 2012年1月9日 東京朝刊



 
 
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エルバラダイ氏、エジプト大統領選に出馬せず

【カイロ=長谷川由紀】エジプト出身の国際原子力機関(IAEA)前事務局長ムハンマド・エルバラダイ氏は14日、6月末までに実施される予定の大統領選には出馬しないと表明した。

エルバラダイ氏は声明で「民主主義が確立していない段階で公職に立候補はできない」と述べた。エジプトでは、昨年2月のムバラク政権崩壊後、暫定統治に当たる軍政の強権体質に批判が高まっている。

(2012年1月14日22時31分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選、エルバラダイ氏が出馬取りやめ

2012.01.15 Sun posted at: 11:52 JST

カイロ(CNN) エジプトの民主化運動指導者でノーベル平和賞受賞者のモハメド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(69)は14日、次期大統領選への出馬を取りやめる意向を表明した。大統領選は6月末までに実施される予定。

エルバラダイ氏は動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載されたビデオで、軍最高評議会によるムバラク政権崩壊後の暫定統治を「最悪のやり方だ」と批判。「国営メディアは相変わらず政権の宣伝に終始し、司法制度は欠陥だらけだ」と述べた。

さらに、抗議デモへの軍の対応について「市民が殺され、虐待され、女性参加者は性体験の有無を調べる検査を受けたと聞く。誠に恥ずべきことだ」と批判した。

同氏はムバラク政権を崩壊させた1年前の反政府デモで大きな役割を果たし、一時は次期大統領選の最有力候補とみられていた。しかし、昨年末の人民議会選でイスラム勢力が圧勝したことなどから、世俗派である同氏の求心力を疑問視する声も上がっていた。

エルバラダイ氏は大統領選からは撤退するものの、自由や人権、社会正義といった国民の願いをかなえるために、これからも若者らと取り組みを進めていく考えを明らかにしている。



 
 
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2012年1月15日0時17分

エルバラダイ氏、不出馬表明 エジプト大統領選

元国際原子力機関(IAEA)事務局長でエジプトの民主化運動指導者エルバラダイ氏が14日、ネット上などに声明を出し、6月末までに行われる予定のエジプト大統領選に立候補しないことを表明した。

同氏は声明で、ムバラク政権崩壊後も民主化は進んでいないと批判。「本物の民主主義が根付く前に大統領選に立候補するのは私の良心が許さない」としている。同氏は、国際的な知名度こそ高いものの、昨年1〜2月の反ムバラク政権デモ中もほとんど街頭行動に出ず国内で支持が広がらなかったこともあり、撤退を決めたとみられる。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エルバラダイ氏、エジプト大統領選不出馬

2012/1/15 0:28

国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長は14日、6月末までに実施予定のエジプト大統領選への不出馬を表明した。発表した声明で同氏は「旧政権は倒れていない」と実権を握る軍最高評議会を批判、「民主的な枠組みとならない限り大統領選挙に出馬しない」と述べた。同氏はこれまでアラブ連盟のムーサ前事務局長と並んで大統領選の有力候補とされてきた。(カイロ支局)



 
 
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エジプト:観光苦境 「アラブの春」の陰で…外国人客、不安定な治安敬遠

中東の民主化運動「アラブの春」で昨年2月にムバラク独裁政権が崩壊したエジプトが、国内総生産(GDP)の1割超を占める観光収入の激減に苦しんでいる。不安定な治安を外国人客が敬遠したためだ。初めての民主的国政選挙ではイスラム主義政党が躍進し、観光客の飲酒規制を主張して新たな懸念材料が浮上した。一方で、騒乱の少ない君主制アラブ諸国への観光客は増加しており、民主化が経済を圧迫する皮肉な現象が起きている。【カイロ和田浩明】

◇収入激減「革命ない方がよかった」

エジプト最大の観光資源の一つ、ギザの大ピラミッド。先日訪れると、外国人と見た客引きが次々と群がって来た。「馬車でピラミッドを巡らないか」「格安の入場券があるよ」。その口調はみんな真剣そのものだ。

入場口には100人ほどが並んでいたが、エジプト人が目立つ。革命前は多数見かけた外国人観光客用の大型バスもほとんどない。

「商売はあがったりだ」。ラクダ引きのワリード・アドリさん(35)が嘆く。以前は1日200〜300エジプトポンド(約2550〜3825円)あった収入も、今では10分の1。無収入の日もあるという。5人の子供と妻を養うのは容易ではない。「革命なんてない方がよかった」

フィンランドから来たオラビ・ウィルタネンさん(66)は「娘がカイロにいるから会いに来たけれど、治安は気になるね」と話す。

観光庁のサミ・マフムード次官(国際観光担当)によると、11年の外国人観光客数は1000万人。過去最高を記録した前年の1470万人と比べ32%減少した。ムバラク前大統領が全国的な民主化デモに押されて退陣した2月は実に8割減だった。観光収入も前年比28%減の90億ドル(約6927億円)となり、観光庁は「米国の俳優など有名人を招いてPRしたり、国際会議を開催したり、アジアや南米などの新市場開拓に取り組んでようやく持ち直した」(マフムード次官)が、先行きは楽観できない。

エジプトでは革命後も散発的に騒動が続き、昨年12月にもカイロ中心部でデモ隊と軍部隊が衝突、40人以上が死亡する事件が起きている。暫定統治中の軍最高評議会に、革命を先導した若者団体などが「強権的だ」と反発したためだ。こうした情勢を反映し、日本外務省は、一部地域を除いて渡航の延期か是非の検討を求めている。

◇イスラム化も懸念

11月下旬から1月上旬に行われた、民主化の重要な一里塚である人民議会(国会)選挙の結果も、観光業界の懸念材料だ。イスラム教の聖典コーランの厳密な順守をうたうイスラム原理主義政党「ヌール党」が議席の2割(暫定値)を獲得し躍進したからだ。

ヌール党のムハンマド・ヌール広報担当は「外国人観光客にもエジプトの伝統を尊重してもらわなければならない」と語った。公の場所での飲酒や海辺でのビキニ姿は「イスラムの教えに反する」として禁止したいという。

ただ、同じイスラム原理主義政党でも、穏健派で議席の4割を獲得した「ムスリム同胞団」は柔軟だ。観光収入は、海外からの投資や出稼ぎ者の送金、スエズ運河通航料と並んでエジプトの主要外貨獲得源だ。約8000万の総人口中、600万人の雇用が確保されてきた。治安悪化で停滞した経済の復興には、観光振興が不可欠であることを認識しているためだ。

同胞団幹部のイッサム・エリアン氏は12月中旬、国際的に人気の保養地シャルムエルシェイクで記者会見し規制強化の意向を否定。「アラブ諸国や欧州からの投資を引きつけ、外国人観光客2000万人(年間)を実現したい」と語った。

◇君主制国家に人気

民主化が起きたアラブ諸国で、観光業が低迷しているのはエジプトだけではない。「観光立国」化を進めていたシリアでは、10年には800万人超だった外国人訪問者は、10カ月間続く民主化騒乱で激減。首都ダマスカス中心部のホテルでは「客室の8割が空いている」(ホテル担当者)。アラブの春が始まったチュニジアでも、民主選挙が実施され新内閣が発足するなど民主化は進んでいるが、地元メディアは「昨年の観光収入は前年比半減、観光客数も約4割減」と報じている。

国連観光機関のターレブ・リファイ事務局長によると、北アフリカと中東地域の11年上半期の観光客数は、前年比で1割以上減少した。アラブ観光機関(本部サウジアラビア)は、アラブの春による観光業の損失を70億ドル(約5387億円)と見積もった。

一方で、観光が伸びているアラブ諸国もある。民主化が進んでいないペルシャ湾岸の君主制国家だ。アラブ首長国連邦のドバイでは、ホテルの占有率は11年1〜9月で72%から76%に増加、ホテルの売り上げも2割増加。オマーンでも11年10〜11月の外国人観光客数が前年比5割増えた。地元紙は「他のアラブ諸国で民主化騒乱が起きたため、安定的な国に客が流れた」と分析している。

毎日新聞 2012年1月16日 東京朝刊



 
 
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エジプトとリビア首脳会談 関係強化を協議

2012/1/17 10:14

【カイロ=共同】エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長は16日、リビアの首都トリポリを訪問、リビアを統治する国民評議会のアブドルジャリル議長や、暫定政府のキーブ首相らと会談し、2国間関係の強化やリビア復興策を協議した。エジプトの中東通信などが伝えた。

タンタウィ氏のリビア訪問は、ムバラク政権崩壊後初めて。

双方は、エネルギーや教育分野などでの協力強化で合意。リビアへの出稼ぎ労働者の待遇についても協議したほか、リビア側はエジプトに逃亡した旧カダフィ政権支持者らの引き渡しも求めた。



 
 
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アラブ地域:湾岸君主国が台頭 エジプト、シリアに代わり 強権で民主化抑え込み

【テヘラン鵜塚健】一連の民主化運動「アラブの春」でエジプトやシリアなど共和制国家で混乱が続く中、サウジアラビアやカタールなど君主制のペルシャ湾岸諸国が地域での存在感を高めている。豊富な天然資源による市民への予算ばらまきや、強固な権力基盤を背景に混乱を抑え込み「安定」を図っているためだ。欧米がイランに対抗するためこうしたアラブ湾岸諸国の指導力に期待している面もあり、アラブ域内でのパワーバランスの変化として注目されている。

「殺りくを止めるためにも、シリアに軍を派遣すべきだ」。カタールのハマド首長は15日、米メディアの取材にこう答えた。

民主化デモに対する当局の徹底弾圧で、5000人以上の死者が出ているシリアに対し、「アラブ連盟」(22カ国・機構)は昨年12月以降、監視団を派遣しているがシリアは弾圧を続けている。

アラブ地域では歴史的にエジプトやシリアが指導力を発揮してきた。しかし、両国で「アラブの春」による混乱が続き、地域でリーダーシップを発揮できない状態が続いている。ハマド首長の言葉は、アラブ連盟がこの事態を収拾しなければ結果的に欧米の介入を招くことを懸念してのものとみられるが、エジプトやシリアに代わってアラブ地域を率いる「自信」と「責任」が垣間見える。

カタールでは昨年2月、アラブの春に刺激されデモの呼びかけはあったが、政府は民主化進展を強調し、大きな混乱はない。リビア情勢では、アラブ首長国連邦(UAE)と並びいち早く北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入に協力し存在感を示した。

こうした混乱収拾に対する湾岸の小国の「積極姿勢」には、「アラブの春」への警戒感もある。首長・国王が親族で権力を握る湾岸地域は、アラブの中でも民主化が遅れているところであり、権力側には「アラブの春」が飛び火することへの潜在的な危機感がある。

実際、バーレーンでは昨年、イスラム教シーア派住民からスンニ派ハリファ王家への批判が高まり、混乱が拡大した。このときには、サウジアラビアを中心とする湾岸協力会議(GCC、6カ国)が軍を派遣し住民を徹底的に抑え込み民主化の芽を摘んだ。アラブ君主制国家の体制を維持するためには、軍事力行使も辞さないとするGCCの決意を示す行為として注目された。

また、GCCにはシーア派大国イランへの対抗心がある。昨年12月19、20の両日、サウジの首都リヤドでGCC首脳会議を開催。加盟6カ国による地域同盟創設に向けた結束を確認し、イランによる他国への内政干渉停止を強く求めた。イランの封じ込めを求める米国にとってもGCCの安定は心強いはずだ。

中東和平でも湾岸諸国は比較的現実的な対応をする傾向があり、これも欧米やイスラエルにとって安心感につながっている。人口や知識人の文化レベルなどから長期的にはアラブの中心勢力はエジプトやシリアだが、しばらくは社会的に不安定な両国に代わり、湾岸諸国が指導力を発揮するケースが多くなりそうだ。

毎日新聞 2012年1月19日 東京朝刊



 
 
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2012年1月20日1時35分

エジプトで放射性物質盗難か 地元紙報道、原発予定地で

エジプトの政府系紙アハラムは19日、同国北部ダバーの原発建設予定地に群衆が乱入し、放射性物質の一部が盗まれたと伝えた。盗まれた物質や量などは不明。

同紙などによると、建設予定地では13日、「政府に土地を奪われた」と主張する地元住民らによる建設反対デモがあり、治安部隊との衝突で複数のけが人が出た。その後、集団が予定地に侵入したという。

エジプトでは2006年秋、ムバラク大統領(当時)の次男のガマル与党政策委員長(同)がダバーでの原発建設を発表。当時から利権を巡る腐敗がうわさされたうえ、事故への不安も相まって、反対の声も根強い。ガンズーリ首相は現地での騒乱が明るみに出た後の今月17日、「この計画は全エジプト人の夢だ」と述べ、原発計画の続行を表明している。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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2012年1月21日23時5分

エジプト下院選、イスラム系7割 穏健派が第1党へ

エジプト選管は21日、人民議会(下院)選挙の最終開票結果を発表した。穏健派イスラム団体のムスリム同胞団が結成した自由公正党が比例区(332議席)で38%を獲得。これを受け同党は「小選挙区と合わせ、公選498議席の47%を占めた」としている。より厳格なイスラム法の適用を求める「光の党」が議席の約25%を得て2位となり、イスラム系政党が合わせて7割を占めた。

ムバラク政権の崩壊から間もなく1年。弾圧を受けてきたイスラム勢力が政界の主導権を握る。3位は世俗政党のワフド党で約10%。残りは世俗・左派政党などで分け合った。

新議会は23日に開会し、自由公正党から議長が選ばれる見通し。今後は議会が憲法起草委員会の委員を選び、新憲法案の起草後に、その承認を巡る国民投票をする。今年6月末までの大統領選を経て民政移管を終える予定だ。



 
 
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米大統領、NGO活動の自由求める エジプト議長に

2012/1/21 19:29

【ワシントン=共同】オバマ米大統領は20日、エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長と電話会談し、同国警察当局が昨年末に非政府組織(NGO)事務所を一斉捜索したことに絡み「NGOの活動は自由であるべきだ」と指摘、自由の保障を求めた。ホワイトハウスが発表した。

捜索を受けたNGOは、米国などの財政援助を受けカイロで民主化を支援。オバマ氏は米国がエジプトの民主体制への移行を支援するとした上で「民主主義の社会ではNGOを含む市民社会が重要な役割を果たしている」と強調した。

両氏は、エジプトが国際通貨基金(IMF)に融資を要請していることについても話し合った。



 
 
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エジプト議会選、イスラム勢力が圧勝 議席の7割

2012/1/21 23:30

【カイロ=花房良祐】エジプトの選管当局は21日、昨年11月から今年1月にかけて実施された人民議会(国会、定数508議席)選挙の最終結果を公表した。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下「自由公正党」系の連合が5割弱の235議席を獲得、最大勢力となった。第2党はイスラム政党「光の党」で2割強の121議席を獲得。リベラル政党「新ワフド党」系が47議席で続いた。

人民議会は23日に招集。上院にあたる諮問評議会の選挙を1月下旬から2月にかけて実施してから憲法改正の議論を加速し、6月までに大統領選を実施するなどしてムバラク政権崩壊後の民政移管を本格化させる。



 
 
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エジプト議会選、イスラム勢力が圧勝…議席7割

【カイロ=田尾茂樹】エジプトの選挙管理委員会は21日、昨年11月から今月にかけて行われた人民議会選(下院選、定数498)の最終集計結果を発表した。

イスラム勢力が議席の7割を確保し、圧勝した。

昨年2月のムバラク政権崩壊後、初の国政選挙。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党」が議席の47%にあたる235議席を得て第1党となり、サラフィ主義者と呼ばれる超保守的イスラム教徒が結成した「ヌール党」が約25%の議席で2位だった。

ムバラク前政権下で徹底弾圧されたムスリム同胞団やサラフィ主義者は、政変後は政治参加の自由を獲得。強固な組織力を生かし、貧困層などへの福祉活動を通じて支持を広げた。

(2012年1月22日14時09分 読売新聞)



 
 
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軍が議員10人任命 エジプト人民議会

2012/1/22 23:05

中東通信によるとエジプト暫定統治を担う軍最高評議会のタンタウィ議長は21日、人民議会(国会)の議員10人を任命した。キリスト教の一派、コプト教徒5人や女性2人を含むという。議会の定数508のうち10人は大統領の任命枠だが、今回は現在の軍政のトップを務めるタンタウィ氏が任命した。(カイロ=共同)



 
 
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エジプト人民議会選:イスラム系7割超 穏健派が第1党−−最終結果

【エルサレム花岡洋二】エジプト選管は21日、人民議会(国会、定数508)選挙の最終結果を発表した。30年続いたムバラク独裁政権が昨年2月に崩壊して以来初の国政選挙で、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「自由公正党」が235議席と、選挙で選ばれる498議席の約47%を獲得して第1党になった。第2党は、より厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党」で126議席(約25%)。第5党の穏健派「ワサト党」の10議席と合わせてイスラム系政党が7割以上を占めることになった。

民主化デモを主導した勢力によるリベラル系政党では「新ワフド党」が42議席(約8%)を獲得して第3党になった。別のリベラル系会派「エジプト・ブロック」は35議席で第4位だった。

選挙は、暫定統治中の軍最高評議会が約束する民政移管に向けた重要な一里塚。初議会は23日に招集される。首相は軍最高評議会が指名。大統領選は6月までに行われることになっている。議会は今後、制憲委員会の委員100人を選び、関心は新憲法案をめぐる議論へ移る。制憲委員会が起草する新憲法案では、大統領や軍、議会の権限、宗教と国家の関係や人権にかかわる規定が注目される。

議会選の投票は昨年11月から今年1月にかけて3回に分けて行われ、軍最高評議会が指名する10議席を除く498議席が争われた。3分の2は比例代表制、残り3分の1は各選挙区から2人ずつが選ばれた。

毎日新聞 2012年1月22日 東京朝刊



 
 
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インドネシアとエジプトで鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例

「パンデミックに挑む」編集

鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例情報を集約するWHOのホームページ

WHOは1月19日、インドネシアで1例、エジプトで2例、鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例が確認されたと発表した。鳥インフルエンザH5N1ウイルスのヒト感染例についてのWHO発表は、年明けからこれで6回目となった。昨年の同時期は3回でいずれもエジプトからの報告だったが、今年は倍増しただけでなく、中国、エジプト、インドネシア、カンボジアと地域的にも広がりを見せている。

インドネシアの患者は5歳女児(Jakarta Province在住)で、2012年1月7日、サーベイランスによって感染が確認され病院へ紹介された。同月13日には、患児は呼吸困難に陥った。その後、病状が悪化し、同月16日に死亡した。

今回の女児は、インドネシアの183例目(WHOが1月11日に発表)となった男性の家族。家では鳩を飼育していたが、男性と同様、病気の鳩と接触していた。いまのところ、他の接触者の中に感染は確認されていない。

インドネシアではWHOが統計を取り始めてから184例目(うち死亡152人)となった。

一方、エジプトで確認された患者は、2歳女児(Cairo Governorate在住)と31歳男性(Fayium Governorate在住)の2人。女児は、2011年12月30日に、インフルエンザ様の症状があるためHelwan Fever Hospitalを受診した。その後、RT-PCR検査によって、H5N1感染が確認された。感染経路については、家で放し飼いしている家きん類との接触が疑われている。

2例目の男性は、2012年1月1日に症状が現れ、同月14日にタミフルによる治療を受けた。現在も入院しており、重症管理室で治療を受けている。

感染経路としては、放し飼いの家きん類との接触が疑われている。エジプトでは159例目(死亡55人)となった。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/201201/523290.html?bpnet



 
 
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エジプト人民議会、初招集…民主化プロセス始動

【カイロ=田尾茂樹】昨年2月のエジプトのムバラク政権崩壊後、初めて改選された人民議会(下院、508議席)が23日、初招集された。

6月予定の大統領選を経た民政移行に向け、新憲法制定などの民主化プロセスが本格始動した。

初会議では、選挙で第1党となった穏健イスラム政党「自由公正党」のムハンマド・カタトニ幹事長が議長に選出される見込み。2月まで、上院にあたる「シューラ(諮問)議会」選挙が行われた後、両議会で新憲法の起草委員会の人選が開始される。

人民議会は、ムバラク政権与党が議席をほぼ独占していたが、今回の改選で、自由公正党や超保守的イスラム政党「ヌール党」などを合わせイスラム政党が議席の7割以上を獲得した。

(2012年1月23日20時00分 読売新聞)



 
 
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エジプト:トルコ成功例、参考に 民主主義、経済政策で−−イスラム穏健派

【エルサレム花岡洋二】エジプト人民議会選で、穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」を母体とする「自由公正党」が過半数に迫る議席を獲得し、第1党となった。自由公正党は、原則としてイスラム法(シャリア)に基づく政策をとるとしている。一方で、党幹部らはトルコの“成功”を参考に「自由、社会的公正、平等という価値観を尊重する」と繰り返し発言し、国内外で高まる「民主主義の後退」への懸念の払拭(ふっしょく)に懸命だ。

「中東諸国ではイスラム主義政党が、(イスラム教徒が多数ながら世俗主義の)トルコをモデルにしている。トルコで国民経済がいかに改善されたかを知っているからだ」

カタールのブルッキングズ研究所ドーハ・センターのシャディ・ハミド研究部長が指摘した。昨年のチュニジア、モロッコに続き、穏健派イスラム政党が勝利する潮流が、民主化要求運動「アラブの春」以降の政治情勢となりつつある。

◇女性党員は1000人

党幹部のエルアリアン氏は昨年2月に結党を発表した際、「政策は、国民に広く受け入れられるものとする」と話し、イスラム法が自由・平等など民主主義的な価値観と一致する点を強調。結党時には、登録党員9000人のうち1000人が女性で、100人がキリスト教徒だと説明した。

「政治を独占するとの誤った印象を修正したい」として、今回の選挙を前に、内外からイスラム主義政党とみられているトルコの政権与党「公正発展党(AKP)」に選挙活動への助言を求めた。

特に経済政策ではトルコをモデルとすることを幹部が公言。海外からの投資誘致と国内インフラ整備、製造業・輸出産業の育成を公約に掲げる一方で、社会的弱者の保護にも力を入れると公約した。

また、ムスリム同胞団指導者のバディエ氏は、殺人や拷問に関わった軍・治安当局者の処罰を明言し、79年に結ばれたイスラエルとの和平条約も原則として「尊重する」と公言。背景には、米国からの経済支援や外国からの観光収入に依存している経済事情がある。

◇「ヌール党」躍進

一方で、ムバラク政権下で抑え込まれていたイスラム主義が、国民の間で急速に台頭している。議会では、ムスリム同胞団よりも厳格なイスラム主義を掲げるサラフィストを中心とした「ヌール党」が第2党に躍進し、憲法制定を巡る議論で一定の影響力を持つとみられる。

独立系の地元紙アルマスリ・アルヨウムのムニール・アディーブ記者は「比較的リベラルだとはいえ、自由公正党もイスラム国家を目指している点で他のイスラム主義政党と変わらない。今なお、具体的な政策をどう実行するか明示できていない」と語った。トルコのようにどこまで欧米的な価値観を政治・経済体制に導入できるかは未知数だ。

毎日新聞 2012年1月23日 東京朝刊



 
 
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エジプト人民議会招集、ムバラク政権崩壊後初

2012.01.24 Tue posted at: 09:52 JST

カイロ(CNN) エジプトのムバラク政権崩壊後、選挙で選ばれた人民議会(下院)が23日に初招集された。同国を統治していた軍最高評議会は、人民議会に立法権を移譲したと発表。昨年1月25日に始まった反政府デモから約1年を経て、民主化に向けた体制が始動した。

人民議会は選挙で選ばれた議員498人と、軍最高評議会が任命した10人で構成される。選挙管理委員会が21日に発表した公式開票結果によると、ムスリム同胞団系の「自由公正党」が235議席、保守系の「光の党」が121議席を占め、イスラム系の政党で70%の議席を確保した。議会でイスラム勢力が多数を占めるのは同国史上初。

議長1人と副議長2人も初めて議員の投票で選出される。主要政党の間では、自由公正党のモハメド・カタトニ議員を議長に選出することで合意が成立。イスラム政党から議長が選出されるのは初めてとなる。

一方、軍最高評議会が任命した議員は、10人のうち5人を少数派のコプト教の信者が占めている。

今後は上院にあたる諮問議会選挙が2月に、大統領選挙が6月に実施され、上下両院の合同会議で新憲法制定のための委員100人を任命する。



 
 
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エジプト:人民議会初招集、民政移管へ主導

【エルサレム花岡洋二】エジプトでムバラク政権崩壊後初の国政選挙で選出された人民議会(国会)が23日、招集された。議会は新憲法を起草する委員会の委員100人を選ぶなど民政移管へのプロセスを主導する。選挙では自由公正党などイスラム主義政党が7割以上の議席を獲得した。

毎日新聞 2012年1月24日 東京朝刊



 
 
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エジプト、非常事態解除へ 30年ぶり

2012年01月25日 09:59 発信地:カイロ/エジプト

【1月25日 AFP】 エジプトを暫定統治中の軍最高評議会は、約30年間続いた非常事態宣言を25日、解除すると発表した。

エジプト軍最高評議会のムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)議長は24日、エジプトの国営テレビを通じて「暴徒の取り締まりを除き、全国で非常事態を25日午前から解除する」と宣言した。

今回の解除は、ムバラク(Hosni Mubarak)政権崩壊につながった反体制デモが起きてから丸1年に当たる25日に予定されていた大規模な民主化要求デモの阻止を狙ったものとみられる。人権団体は今回の決定をごまかしに過ぎないとして非難している。

エジプトの非常事態法は警察に多大な逮捕権限を与え、憲法上の権利を制限するもので、国内外の激しい批判にさらされてきた。

非常事態法は1981年に当時のアンワル・サダト(Anwar Sadat)大統領が暗殺され、ムバラク政権が発足した際に制定された。(c)AFP/Jailan Zayan



 
 
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エジプト、非常事態令を一部解除 暴徒は除外

2012.01.25 Wed posted at: 10:09 JST

カイロ(CNN) エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長は24日、ムバラク政権時代から続いてきた非常事態令を一部解除すると発表した。

ただし軍の広報によれば、市民に対して暴力を振るったり、武器を使って公共施設や政府財産を破壊したりする「暴徒」による犯罪行為は、解除の対象には含まれない。

検察当局も、警察が引き続き令状なしに暴徒を逮捕できる権限を持つことを確認。暴徒に対して上訴の権利を認めていない同令に基づき、当局はその身柄を国家治安緊急裁判所に移送できるとした。

2011年1月に始まった民主化要求デモでは非常事態令の解除を最優先課題に掲げていたが、民主化勢力の関係者は24日に発表された一部解除について、デモ開始から1年目となる25日を前に批判をそらそうとする「茶番」にすぎないと一蹴。非常事態令は全面的に解除されるべきだと述べ、「暴徒であっても上訴する権利はある」と強調した。

人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチによると、非常事態令は当局が市民を逮捕したり、訴追しないまま長期間拘束したりする根拠となってきた。最初に制定されたのは1958年で、故サダト大統領の時代には解除されていたが、1981年にムバラク前大統領が権力を握って以来、執行されてきた。



 
 
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asahi.com 2012年1月25日1時55分

エジプト、25日に非常事態解除 軍政トップ表明

エジプトの全権を握る軍最高評議会のタンタウィ議長は、1981年から続く非常事態令を25日に解除すると発表した。24日、テレビで演説して表明した。暴徒の取り締まりなどの権限は残す見通しだ。

エジプトでは81年にサダト大統領の暗殺を受けてムバラク氏が大統領に就任。非常事態令を出して権限を掌握し、約30年にわたる強権的な支配を続けた。

25日は反ムバラク政権デモが始まって1周年。各派が記念デモを計画している。反政権デモを主導した青年グループは非常事態令の撤廃と即時の民政移管を求めて軍部との対立姿勢を深めている。解除で緊張を和らげる狙いがあるとみられる。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト、30年強続いた非常事態「解除」へ

【カイロ=田尾茂樹】エジプトを暫定統治する軍最高評議会のタンタウィ議長は24日、ムバラク前政権時代から30年余り続いた非常事態を「25日朝に解除する」と、テレビ演説で発表した。

ムバラク政権打倒を訴えた大規模デモが始まって25日で1年となるのを記念した措置だが、デモ隊を令状なしに拘束する権限は例外規定として残すとみられる。25日には、軍に即時の権限移譲を求める大規模デモが計画されており、軍が国民の不満をかわそうと先手を打った形だ。

(2012年1月25日01時27分 読売新聞)



 
 
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エジプト、デモ1年で非常事態解除

nikkei.com

2012/1/25 0:59

エジプトを暫定統治する軍政トップのタンタウィ軍最高評議会議長は24日、ムバラク政権から続いていた非常事態を25日に原則的に解除すると発表した。暴徒の取り締まりなどは例外としている。

エジプトの非常事態は、ムバラク政権の独裁体制を引きずるものとして早期撤廃要求が強く、25日の反政府デモ開始1周年に合わせて解除を決めた。ただ、例外規定により、デモ隊を令状なしに拘束する権限は残るとみられる。(カイロ=共同)



 
 
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米大統領報道官、エジプトの民主化歓迎

nikkei.com

2012/1/25 9:44

【ワシントン=共同】カーニー米大統領報道官は24日、エジプトの反政府デモ開始から25日で1年となることに合わせて声明を発表し「エジプトは歴史的な幾つかの節目を経た」と民主化の前進を歓迎した。

報道官はエジプトで非常事態が25日に約30年ぶりに原則解除されることや、ムバラク政権崩壊後初の自由選挙で選出された人民議会が23日に招集されたことを評価。米政府は引き続きエジプトの民主化を支援すると表明した。



 
 
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エジプト、民主化デモ1周年祝う

nikkei.com

2012/1/25 19:55

エジプトは25日、ムバラク政権打倒につながった民主化要求デモの開始から1周年を迎え当局はこの日を休日と定め、航空機の編隊飛行などで祝賀ムードを盛り上げる。デモ1周年に合わせ、旧政権から続く非常事態を原則解除、民主化進展を演出した。主要政党と協力しながら、6月末の民政移管という計画を日程通り進める方針だ。(カイロ=共同)



 
 
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エジプト:30年ぶり、非常事態解除へ 反体制デモ1年で

【エルサレム花岡洋二】エジプトを暫定統治中の軍最高評議会のタンタウィ議長は24日、テレビ演説し、ムバラク前政権時代から続く非常事態令を25日に、約30年ぶりに解除すると発表した。昨年2月に前政権が倒れた後も、軍は非常事態令の適用を継続していた。暴徒の取り締まりなどは例外としている。

タンタウィ議長は、ムバラク政権崩壊につながった反体制デモが起きてから丸1年に当たる25日に合わせて解除を決めた。

軍に対する民主化要求デモなどが縮小するなど、国内情勢が安定したと判断したのも要因とみられる。

非常事態令はムバラク前大統領が81年、大統領に就任した直後に発令した。

毎日新聞 2012年1月25日 東京朝刊



 
 
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エジプト民主化デモから1年、進まない改革に失望の声も

2012.01.26 Thu posted at: 09:27 JST

カイロ(CNN) エジプトでムバラク政権を崩壊させた民主化要求デモの開始から25日で1年を迎え、デモの中心地だった首都カイロのタハリール広場は軍の統治に抗議する数千人の市民らで再び埋め尽くされた。参加者からは、ムバラク政権を倒した以外はほとんど何も達成されていないと失望の声も上がっている。

広場に集まったデモ隊は軍の指導部を批判する横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げた。治安部隊との衝突を警戒して緊張が走る場面もあった。

これまでの1年について、ある教員は「昨年の今ごろは全エジプト国民がムバラク政権に縛られ、その独裁に対して声を上げた者は高い代償を払わされていた」「確かに革命は終わっていないかもしれないが、大きな進展はあった。それは誰も否定できない」と振り返った。

2011年1月にチュニジアで始まった民主化要求デモは、エジプト、リビア、イエメン、シリアなどに飛び火し、北アフリカと中東の各国で長期政権の崩壊につながった。

エジプトでは民主的な選挙で選ばれた人民議会が23日に初招集された。しかしムバラク政権崩壊後の空白を埋めるため暫定統治に乗り出した軍が依然として多くの実権を握っており、改革が進まないことに苛立った市民らによるデモが続いている。



 
 
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エジプト:評議会、非常事態令を解除

【エルサレム花岡洋二】エジプトを暫定統治中の軍最高評議会は25日、ムバラク前政権時代から続く非常事態令を約30年ぶりに解除した。タンタウィ議長が24日のテレビ演説で発表していた。

毎日新聞 2012年1月26日 東京朝刊



 
 
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エジプト:民主化要求1年 軍政批判、数十万人デモ

ムバラク前エジプト大統領を退陣に追い込んだ民主化要求行動の開始から丸1年となる25日、各地で合計数十万人がデモを繰り広げ、首都カイロのタハリール広場では数万人が軍最高評議会に早期の民政移行を求めた。

「(軍政トップのタンタウィ)元帥は去れ」。デモ隊が行進し、広さ数百メートル四方の広場は立すいの余地もないほど。ただ、当局批判よりも祝賀ムードが強く、子連れの姿も目立つ。女性ジャーナリストのシャキールさんは「これではお祭りだ。軍政にもっと圧力をかけて譲歩を引き出さなければ」と不満げだ。

18日間の革命はムバラク政権を崩壊させ、前大統領はデモ参加者殺害に関与した罪で死刑を求刑された。しかし、革命後も前大統領の権力基盤だった軍が暫定統治中で、反政府デモを先導した若者団体「4月6日運動」のムハンマド・タヤルさん(34)は「本質的には何も変わっていない。革命は進行中だ」と述べた。

民主化プロセスは徐々に前進している。弾圧の象徴だった非常事態令が30年ぶりに原則解除され、初の民主選挙で選出された人民議会(国会)も招集された。だが、選挙で躍進したイスラム主義政党は軍政に融和的だとの批判もある。

イスラム政党「自由公正党」のラビー・アンディールさん(36)は「軍は間違いも犯したが、今すぐ後を継げる組織がない」と指摘する。一方、女性デモ参加者のマリアムさん(27)は「軍は権限を早く民政移管すべきだ」と語った。【カイロ和田浩明】

毎日新聞 2012年1月26日 東京夕刊



 
 
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エジプト上院選投票…イスラム勢力の得票が焦点

【カイロ=田尾茂樹】エジプトで29日、昨年2月のムバラク政権崩壊後、初となるシューラ(諮問)議会選(上院選)の第1回投票が始まった。

30日まで。人民議会選(下院選)で7割超の議席を占めたイスラム勢力が、どこまで躍進するかが焦点。

選挙は全国を2分割して実施。第2回投票は2月14、15日に行われ、120議席を比例選、60議席を選挙区選で争う。大勢判明は2月下旬の見込み。

シューラ議会は人民議会とともに、大統領選前の新憲法制定に向け、憲法起草委員会の人選を行う。

(2012年1月29日21時10分 読売新聞)



 
 
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エジプト諮問評議会選挙 13地域で投票始まる

2012.01.30 Mon posted at: 12:09 JST

カイロ(CNN) エジプトで諮問評議会(上院に相当)の選挙が29日始まった。投票は地域ごとに日を分けて実施される。29日は首都カイロや大都市アレクサンドリアを含む13の地域で投票が実施された。

下院に相当する人民議会では、ムバラク政権崩壊後行われた選挙の結果、ムスリム同胞団などのイスラム勢力が優勢となり、議席の約70%を占める。

諮問評議会選挙に先立ち、暫定統治する軍の当局者は、立法権限の一部を人民議会に委譲したと述べていた。だが、現在もなお意思決定権限の多くは軍に属し、この状態は新政権発足まで続くとみられる。両議会は発足後、憲法起草委員会のメンバー100人を選定する。



 
 
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ベドウィンが中国人技術者25人を拉致、エジプト

2012年02月01日 09:39 発信地:カイロ/エジプト

【2月1日 AFP】エジプト治安当局者によると、同国シナイ(Sinai)半島で31日、セメント工場に勤務する中国人技術者25人がエジプトのベドウィン(遊牧民)に拉致された。

25人は同半島中部のレーフェン(Lehfen)地区にあるセメント工場に向かう途中で拉致された。

ベドウィンらによると、25人は現在レーフェンのテント内で拘束され、周囲の道路も封鎖されている。イスラム武装勢力「Al-Tawhid Wal-Jihad」が2004年から06年の間に行った一連の爆弾攻撃のうち、04年のリゾート地タバ(Taba)の攻撃に関連して拘束されたベドウィン5人の釈放を要求している。 

中国国営新華社(Xinhua)通信は、在エジプト中国大使館員の話として、25人は全員無事で一部は大使館と電話で連絡を取り合っていると伝えている。(c)AFP



 
 
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エジプトで中国人労働者20人余り拉致 武装勢力か

2012/2/1 9:33

【北京=共同】新華社電によると、在エジプトの中国大使館は31日、エジプト北部のシナイ半島のアリーシュで、コンクリート工場で働く中国人労働者ら20人余りが何者かに拉致されたと明らかにした。AP通信はエジプトの情報当局者の話として、武装勢力がバスで移動中の労働者を人質にとったと伝えた。武装勢力側が、拘束されている仲間の釈放をエジプト政府に要求しているとの情報もある。

中国人労働者に対する襲撃をめぐっては、スーダンで28日、道路整備を行っている中国国有企業の拠点が反政府武装勢力の襲撃を受け、29人が拉致されたばかり。



 
 
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拉致された中国人、25人が解放 エジプト

2012/2/1 13:04

【北京=共同】新華社電によると、在エジプト中国大使館は1日、エジプト北東部シナイ半島のアリーシュで1月31日に武装勢力に拉致された中国人労働者ら25人が解放されたことを明らかにした。

25人はコンクリート工場で働く労働者24人と通訳1人。解放前の31日の時点では同大使館は、負傷者はいないと発表していた。武装勢力側が、中国人労働者の解放の条件として、拘束されている仲間の釈放をエジプト政府に要求していたという。同政府が要求に応じたかは不明。

28日にはスーダンで中国国有企業が反政府武装勢力の襲撃を受け、29人が拉致されたばかり。



 
 
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エジプトのサッカー場で73人死亡、サポーターらが衝突

(ロイター - 02月02日 07:50)

[カイロ 1日 ロイター] エジプト北部のポートサイドで1日、プロサッカーの試合後に双方のサポーターがピッチになだれ込んで暴動となり、少なくとも73人が死亡、約1000人が負傷した。

衝突は、地元チームのアルマスリが3─1で強豪チームのアルアハリを下した試合後に発生。目撃者によると、ポートサイドを侮辱する内容の横断幕などに怒ったアルマスリのサポーターがピッチになだれ込み、アルアハリの選手やサポーターらを襲撃したという。

死者のほとんどは、パニックになった観衆によって押しつぶされたり、競技場のポーチから転落した人たちだという。

テレビ映像には、サポーター同士が衝突する様子や観客席上部で激しい炎が立ち上る様子が映し出されている。

昨年から政治的な騒乱が続くエジプトなどアフリカ北部では、サッカーの試合をめぐる暴動が増加しているという。

保健省の副大臣は国営テレビで「エジプトのサッカー史上、最悪の惨事だ」とコメントした。



 
 
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エジプトサッカー史上最悪の惨事…試合後にサポーターが衝突、70名以上が死亡

2012年02月02日 12:14

エジプト北東部ポートサイドのサッカー場で、1日にエジプト国内リーグのアル・アハリ対アル・マスリ戦が行われたが、試合後に暴徒化したサポーターらが衝突するという事件が発生した。少なくとも74名が死亡、248人が負傷しているという。

エジプトで行われたサッカーの試合で大惨事が起きた。ホームのアル・マスリが首都カイロを本拠地とするアル・アハリに3−1でリードし、審判がホイッスルを鳴らし試合終了を告げると、その直後にアル・マスリのサポーターがピッチに乱入。これを合図に多くの観客がピッチに入り乱れ、石やペットボトルを投げつけるなど暴動に発展した。多くの死者や負傷者を出すこととなっている。

イギリス『BBC』によると、エジプトの保健省副大臣は、「エジプトサッカー史上最悪の出来事」とコメント。

また、イギリス『スカイスポーツ』は、FIFA会長ゼップ・プラッター氏のコメントを伝えており、「とてもショックを受けている。大勢のサポーター達が死傷してしまったことは悲しくてならない。フットボール界にとって“ブラック・デイ”となってしまった。このような想像を超えた悲劇は二度と起こしてはならない」と話している。



 
 
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これは戦争だ…サッカー試合で暴動、74人死亡

【カイロ=貞広貴志】エジプト北部ポートサイドで1日夜、プロサッカーの試合後に地元チームのサポーターがピッチに乱入して暴徒化し、相手チームサポーターや警官隊と衝突した。

ロイター通信によると少なくとも74人が死亡、1000人以上が負傷した。

ロイター通信によると、サッカー試合に伴う被害では2001年にガーナで126人前後が死亡した事故以来最悪の事態となった。

地元テレビによると、地元チーム「アルマスリ」のサポーターは、3対1で勝利を収めると同時にピッチになだれ込み、対戦相手の「アルアハリ」の選手らに襲いかかった。警官隊も人数に圧倒され、制止できなくなった。

アルアハリの選手は、「これはサッカーでなく戦争だ」と恐怖を語った。政府幹部は「エジプトのサッカー史上、最悪の惨事だ」と述べた。事件を受け、カイロで行われていた別の試合が中止されたところ、サポーターによる放火騒ぎも起き、サッカー連盟はリーグ戦の無期延期を決めた。

(2012年2月2日10時42分 読売新聞)



 
 
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2012年2月2日9時57分

サッカーの試合後に暴動、74人死亡 エジプト

エジプト北東部のポートサイドで1日、プロサッカーの試合終了後、サポーターが暴動を起こし、少なくとも74人が死亡し、1千人がけがをした。

試合は、地元チームのアルマスリーと名門チームのアルアハリで行われた。現地からの報道によると、地元チームの勝利に興奮したサポーター数千人がフィールドになだれ込み、相手チームの選手やサポーターに襲いかかったという。

地元テレビには、サポーターが棒きれなどを持って走り回ったり、人に向けて花火を放ったりする映像が繰り返し流された。

死亡したのは、サポーターのほか警備当局者も含まれる。選手は無事だった。



 
 
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サッカー場暴動で73人死亡 エジプト、最悪の惨事に

nikkei.com

2012/2/2 6:51

【カイロ=共同】エジプト北部ポートサイドのサッカー場で1日夜、試合後に観客による暴動が発生し、同国保健省によると73人が死亡、176人が負傷した。保健省高官によると、同国のサッカー史上、最悪の惨事となった。

暴動は、地元チームのアルマスリが首都カイロの人気チーム、アルアハリを3対1で破った試合の終了後に起きた。原因は不明。国営テレビは、試合後に多数の観客がグラウンドになだれ込み、一部で乱闘が起きている映像を伝えた。サッカー場では火災も発生したもよう。

エジプトでは昨年2月のムバラク政権崩壊後、警察の治安維持能力が低下し、治安が悪化している。惨事の発生を受け、ムバラク政権後の暫定統治に当たる軍政から早期の民政移管を求める声が一層強まる可能性がある。

軍政トップのタンタウィ軍最高評議会議長は事件後、負傷者やアルアハリのファンをカイロに輸送するためポートサイドに軍用機を派遣した。人民議会(国会)は2日に緊急審議を行うことを決めた。



 
 
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エジプトのサッカー場暴動、死者74人に

1000人負傷の情報も

nikkei.com

2012/2/2 10:28  【カイロ=共同】エジプト北部ポートサイドのサッカー場で1日夜、試合直後に観客による暴動が発生し、同国保健省によると、74人が死亡、248人が負傷した。ロイター通信は少なくとも千人が負傷したと報じた。同国のサッカー史上、最悪の惨事となった。

エジプトでは昨年2月のムバラク政権崩壊後、警察の能力低下と治安悪化が目立っており、新たな惨事発生で軍政から民政への早期移管を求める声が強まる可能性がある。

暴動は、地元チームのアルマスリが首都カイロの強豪アルアハリを3−1で破った試合後に起きた。ロイターは目撃者の話として、アルアハリのファンがポートサイドを侮辱する横断幕を広げたのをきっかけに、アルマスリのファンがアルアハリの選手やファンを襲ったと伝えた。死者の多くは逃げようとした際の圧死。治安部隊は暴動にかかわったとして47人を逮捕した。

軍政トップのタンタウィ軍最高評議会議長は地元メディアに、事件の調査委員会を設置し、徹底捜査する方針を表明した。人民議会(国会)は2日に緊急審議を行うことを決めた。

アルアハリの選手の一人はテレビに「これはサッカーでなく戦争だ」と語った。国営テレビは、多数の観客がグラウンドになだれ込み、一部で乱闘が起きている映像を伝えた。

怒ったファンの放火により観客席で火災が起きた。エジプトのサッカー協会はリーグ戦を無期限に停止した。

エジプトでは2009年、ワールドカップ(W杯)予選で同国を訪問したアルジェリア代表のバスが投石を受け、選手が負傷した。



 
 
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エジプトの実業家が訪朝

nikkei.com

2012/2/2 12:21

北朝鮮で携帯電話事業を展開しているエジプトの通信会社大手「オラスコム・テレコム」の元会長、ナギブ・サウィリス氏が1日、平壌に到着した。

訪問目的は伝えられていない。サウィリス氏は昨年1月に訪朝した際、故金正日総書記と会談しており、今回は新指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏と会う可能性もある。(平壌=共同)



 
 
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サッカー試合の暴動で74人死亡、負傷者は千人に エジプト

cnn.co.jp

2012.02.02 Thu posted at: 11:57 JST

カイロ(CNN) エジプト北東部のポートサイドで1日、サッカーの試合終了後に観客がグラウンドになだれ込んで暴動が起き、少なくとも74人が死亡、約1000人が負傷するエジプトサッカー史上最悪の惨事となった。

保健省によると、負傷者のうち150人は重傷で、脳しんとうを起こしたり深い切り傷を負ったりしているという。

暴動はプロサッカーの地元チーム、アル・マスリーがカイロのアル・アハリを3対1で下した試合の後に起きた。当局によると、両チームのファンの間で石を投げたり座席で殴り合ったりするなどの乱闘になり、観客席から転落して多数が死亡したという。

アル・アハリのファンクラブ幹部は「警察はただ黙って見ていた。救急車の到着も遅かった。私は自分で死亡したファンを運んだ」と証言した。アル・マスリーのファンは試合中から選手に石を投げるなどしていたと同幹部は主張。乱闘が起きた後も警察が入口を開けなかったためにアル・アハリのファンはスタジアムから脱出できず、多数が窒息したり、殴られたり、刃物で刺されたりして死亡したと話している。

同スタジアムの収容数は2万5000人。この日の観客は約2万2000人で、うち2000人ほどがアル・アハリのファンだったという。

同国のムスタファ内相は、観客の中にいた集団が意図的に警察を挑発して暴動をあおったとの見方を示し、少なくとも47人が逮捕されたことを明らかにした。捜査当局は病院に運ばれた負傷者から事情を聴くなどして捜査を進めている。

カイロでは怒ったファンが報復を叫び、アル・アハリのファンクラブ前に詰め掛けた。暴動の発端がファン同士の対立にあるのか、政治的背景があるのかは不明だが、この集会が軍の統治に対する抗議デモに発展、参加者は「軍政打倒」「文民による統治」のスローガンを掲げた。

イスラム組織のムスリム同胞団も暴動をめぐって軍に矛先を向け、治安当局が市民を守れなかったと非難している。

一方、カイロのスタジアムでもこの日、試合中に火災が発生したが、ポートサイドの暴動との関連は分かっていない。



 
 
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エジプト:サッカーファン暴動、74人死亡

【カイロ和田浩明】エジプト北東部ポートサイドのサッカー場で1日、プロサッカーの試合後に暴徒化したファンらが衝突、当局によると少なくとも74人が死亡、248人が負傷した。保健省幹部は国営テレビで「我が国サッカー史上最悪の事件」と発言。暫定統治中の軍最高評議会は徹底調査と責任者の処罰を約束した。

衝突は、地元チーム「マスリ」が首都カイロのチーム「アハリ」を3対1で破った後に起きた。地元メディアなどによると、アハリのファンが相手側を侮辱するような垂れ幕を掲げ、怒った地元ファンがグラウンドに入り込みアハリの選手を攻撃しようとし、これを防ごうとする相手チームのファンと衝突した。

毎日新聞 2012年2月2日 東京夕刊



 
 
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サッカー場暴動の死者79人に、首都でも衝突で900人負傷 エジプト

cnn.co.jp

2012.02.03 Fri posted at: 09:52 JST

カイロ(CNN) エジプト北東部ポートサイドのサッカー場で起きた暴動で、2日までに79人の死亡が確認された。同国が3日間の服喪に入る中、首都カイロの内務省周辺では暴動に抗議するデモ隊と警官隊が衝突し、多数の負傷者が出ている。

同国の保健当局によると、2日のカイロの衝突では少なくとも900人が負傷。救急車60台あまりが出動して負傷者を病院に搬送した。デモ隊は3日未明も内務省周辺にとどまっている。

暴動は1日にポートサイドの地元チーム、アル・マスリーと、カイロのアル・アハリの試合で起きた。目撃証言などによると、逃げようとした観客がスタジアムの出口に殺到したにもかかわらず、ゲートが閉まっていたために多数が圧死。アル・マスリーのファンが刃物などを持ち込んでおり、警察は暴徒がグランドに乱入するのを阻止しなかったとの証言もあり、警察に対する批判が強まっている。アル・アハリの関係者は、暴動が仕組まれたものだったとの見方を示した。

当局は今回の事態を受けて、サッカーのプレミアリーグ試合の無期限停止に踏み切った。招集されたばかりの人民議会でも暴動に対する怒りの声が上がり、論議が過熱。議長が生中継の中止を命じたものの、議員の反対に遭ってこの命令を撤回した。

ガンズーリ首相は、ポートサイドの治安当局トップと警察幹部を停職処分とし、知事の辞表を受理したことを明らかにした。事実関係については委員会で調査に当たる。イスラム組織ムスリム同胞団系の自由公正党は、内相の辞任を要求している。



 
 
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asahi.com 2012年2月3日11時21分

エジプト反軍政デモで3人死亡 早期退陣要求強まる

エジプトの首都カイロで2日夜、反軍政を訴えるデモ隊に治安部隊が催涙弾を放ち、地元メディアによると1人が死亡し、1428人が負傷した。東部スエズでも警官隊との衝突で市民2人が死亡、207人が負傷し、デモが激しさを増す可能性がある。

デモは、北部ポートサイドでサッカーの試合後に74人が死亡した1日の暴動をきっかけに始まり、批判の矛先が暴動を防げなかった軍政に向かった。ムバラク政権の崩壊後に全権を握っている軍最高評議会の早期退陣を求める声が高まっている。

カイロでは、デモ隊が治安を統括する内務省の庁舎に近づいたところ、治安部隊が催涙弾を発射。これに反発した1万人以上が庁舎周辺を埋め、「軍政を倒せ」などと連呼した。女性会社員のファドゥワさん(24)は「軍最高評議会は前政権と同じだ。評議会が退陣するまで我々はここから動かない」と話した。弁護士のラミーさん(34)は「この対応は反発を強める。デモは大きくなる一方だ」と話した。(カイロ=杉山正)



 
 
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エジプトで反軍政デモが激化、負傷者は2000人以上

cnn.co.jp

2012.02.04 Sat posted at: 11:03 JST

カイロ(CNN) エジプトで3日、首都カイロなどでデモ隊と警官隊が衝突し7人が死亡した。エジプト北東部ポートサイドのサッカー場で1日、サポーター同士の暴動が起き79人が死亡。その際、サッカー場の警備態勢が不十分だったと報じられたことから、各地でサポーターらの抗議行動が続いている。

エジプト保健省によると、死亡した7人のうち4人は東部スエズで、3人はカイロで死亡したという。死亡者の1人は18歳の少年だった。また、これまでの負傷者は2000人以上で、今後さらに増加する見込みだという。

カイロでは数千人のデモ隊が内務省の周囲に集まり、一部のデモ隊が内務省の建物内に突入する恐れがあったため、治安部隊が催涙弾を発射した。内務省の広報担当によると、税務署の建物を占拠したデモ隊が屋上から火炎瓶を投げ、約200人の警官が負傷したという。保健省は、この衝突で1400人以上が負傷、2人が死亡したとしている。

またスエズでも同様の衝突が発生し、少なくとも18人が負傷した。

エジプト軍最高評議会は交流サイト「フェイスブック」上に「(エジプトは)微妙かつ困難な時期を迎えている。今は、エジプトの歴史上、最も危険かつ重要な時といえる」との声明を掲載した。



 
 
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asahi.com 2012年2月4日1時6分

エジプト反軍政デモの死者5人に 負傷者1600人以上

エジプトの首都カイロなどで2日夜から3日にかけて起きた、反軍政を訴えるデモ隊と治安部隊の衝突で、計5人が死亡し、1600人以上が負傷した。地元メディアが伝えた。

カイロでは、内務省の周辺を埋め尽くしたデモ隊に向かって治安部隊が度々催涙弾を発射。2人が死亡し、1400人以上が負傷した。また、東部スエズでは、警察署などにデモ隊が詰めかけ、警官隊と衝突。3人が死亡し、200人以上が負傷した。負傷者のうちの5人は、目に銃弾を受けるなどしたという。



 
 
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asahi.com 2012年2月4日11時0分

エジプト反軍政デモ全土に 武装集団の警察襲撃相次ぐ

サッカー場の暴動を契機に激しさを増しているエジプトの反軍政デモは、3日に第2の都市アレクサンドリアでも始まるなど全土への広がりを見せている。カイロでは、デモに乗じた武装集団の警察署襲撃が相次ぎ、治安悪化が懸念されている。

デモは、2日にカイロと東部スエズで始まった。地元メディアによると、3日にはアレクサンドリアで数千人規模のデモが起きたほか、北部の複数の町でも発生しているという。さらに3日夜には、カイロ郊外のアルマルグ地区で警察署に機関銃を持った集団が押し入り、27人の収容者が脱走した。さらにドッキ地区でも集団が警察の駐在所を襲い、武器などを奪って逃走したという。

一連のデモが始まって以来の死者は12人、負傷者は2500人以上に上っている。



 
 
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エジプト:各地でデモ、4人死亡 サッカー場で死者、警備に批判

【カイロ和田浩明】AP通信などによると、エジプト北部スエズで3日未明、警察署前での抗議デモに警官が発砲し、保健省によると、少なくとも2人が死亡、207人が負傷した。また、首都カイロでも3日、治安当局に抗議するデモが発生し住民2人が死亡、多数が負傷した。デモの背景には、1日に北東部ポートサイドのサッカー場でファンら74人が死亡し、警備当局に批判が高まっていたことがある。

ポートサイド・サッカー場の事件では警備の不備が指摘されており、2日の人民議会(国会)緊急会合でも批判が続出。イブラヒム内相の辞任要求が第1党の自由公正党議員から提出された。カイロやスエズなどでは3日未明から日中にかけ、数千人が参加した軍政への抗議デモが行われ、内務省によると、2、3両日で1482人が負傷した。

3日は金曜でイスラムの集団礼拝にあたり、各地に民衆が集まり治安部隊との間で緊張が高まった。

毎日新聞 2012年2月4日 東京朝刊



 
 
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asahi.com 2012年2月5日1時19分

エジプト、デモ弾圧強化 治安部隊が発砲、負傷者が急増

エジプトで反軍政を訴えるデモ隊に対し、治安部隊が催涙ガスに加え、散弾銃などを使い始め、負傷者が急増している。サッカー場での暴動をきっかけに始まったデモで、4日までの3日間に死者12人、負傷者は2532人に上っている。

内務省周辺には連日1万人以上が詰めかけ、反軍政を叫んでいる。治安部隊はデモ隊の逃げ場をなくすほど激しく催涙弾を発射。3日午後ごろからは散弾銃を発射し出した。

地元メディアによると、内務省近くで4日未明に負傷した150人のうち、大半が散弾銃によるものだという。さらに散弾銃以外でも実弾を使用しているとみられ、内務省前で20代の男性が頭部に銃弾を受けて死亡したという。

内務省前で散弾を足に受けた男性は弾痕を見せ、「これが軍政の対応だ。我々は全くひるまない」と話した。デモ発生当初は、催涙ガスによる呼吸困難などが多かったが、治安部隊による銃の使用によって死者が増加することが懸念される。(カイロ=杉山正)



 
 
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asahi.com 2012年2月5日23時52分

エジプト、治安部隊と衝突 デモ主導者が重傷

反軍政デモが激化するエジプトの首都カイロで、昨年の反政権デモを主導した若者グループの一つ「4月6日運動」のリーダー、アフマド・マヘルさん(31)が、治安部隊との衝突の混乱のさなかに頭の骨にひびが入る大けがをした。5日、家族や運動の仲間が明らかにした。

マヘルさんは、デモ隊と治安部隊が衝突を繰り返し、多数の死傷者が出ているカイロ中心部の内務省前を訪れた。デモ隊に沈静化を呼びかけ、衝突を回避するために近くのタハリール広場まで引くよう説得していた。その際にけがをして病院に運ばれたという。運動のリーダーの一人は、一時は意識を失ったが、容体は落ち着いたと説明した。

「4月6日運動」は昨年、反ムバラク政権の抗議デモをフェイスブックでたびたび呼びかけるなど主導的な役割を果たした。マヘルさんは、同運動の共同創始者で、昨年のノーベル平和賞候補にも取りざたされた。政権崩壊後は軍政を批判し、即時の民政移管を訴えている。



 
 
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米高官の息子も訴追…エジプト、違法資金受領で

【カイロ=田尾茂樹】エジプト司法当局は5日、無許可で組織支部を開設して国外から不正に資金提供を受けていたとして、エジプト国内で活動する民間活動団体(NGO)の職員約40人を訴追した。

訴追対象には米国人19人も含まれており、米国との亀裂が深まる可能性もある。

訴追を受け、米国務省のヌーランド報道官は5日、「深い懸念」を表明した。

AP通信は、エジプトの治安当局者の話として、訴追された米国人のうち1人がラフード米運輸長官の息子と報じた。

エジプト当局は昨年末、民主化支援などの活動を行っていたNGO17団体の事務所を一斉捜索。1月にはNGOで働く米国人6人の出国を禁止していた。エジプトを暫定統治する軍への抗議デモが続く中、軍政に批判的な団体の活動を封じる狙いがあったとみられる。

(2012年2月6日11時33分 読売新聞)



 
 
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エジプト前大統領、刑務所病院へ デモ沈静化狙う

nikkei.com

2012/2/6 7:37

【カイロ=共同】エジプト内務省当局者は5日、エジプト政変時の反政府デモ隊に対する殺人などの罪に問われ公判中のムバラク前大統領の身柄について、ムバラク氏の支持基盤だった軍の病院から首都カイロの刑務所病院に移送する可能性があると述べた。ロイター通信などが伝えた。

実現すれば、ムバラク氏が刑務所施設に移送されるのは初めて。エジプトではサッカー場暴動で74人が死亡した惨事をきっかけに、暫定統治を担う軍最高評議会に抗議するデモが拡大しており、最高評議会は、移送によってデモ隊の不満を和らげ、沈静化を狙っている可能性がある。

同刑務所にはムバラク氏の側近らが拘束・収監されているが、今後、別の施設に分散して収容されるという。

昨年2月に辞任したムバラク氏は東部シャルムエルシェイクの病院に入院していたが、公判のためカイロに移送。検察側は今年1月5日、ムバラク被告や側近らに死刑を求刑した。



 
 
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米国人NGO関係者ら43人訴追 エジプト、違法資金受領で

nikkei.com

2012/2/6 9:42

【カイロ=共同】AP通信によると、エジプト司法当局は5日、同国の非政府組織(NGO)が外国から違法な資金提供を受けていたとして、米国人19人を含むNGO関係者ら43人を訴追した。

米政府は、NGOは民主化支援の活動をしているとして捜査への懸念をエジプト側に伝えていただけに、訴追は両国の外交問題に発展しそうだ。米国人が拘束されたかどうかは不明。

APによると、訴追された米国人には、政党や市民団体の活動を支援する米共和党系の「国際共和研究所」のエジプトの事務所代表で、ラフード米運輸長官の息子サム・ラフード氏が含まれる。

エジプト警察は昨年末、違法な資金提供を受けていた疑いでNGO事務所を一斉捜索。先月には米国人職員ら数人の出国を禁止し、米政府は出国禁止の解除を求めていた。

エジプトでは軍政に批判的なNGOに圧力をかけるのが摘発の狙いとの見方もある。米国では摘発への反発から、年間13億ドル(約1千億円)に上るエジプトへの軍事支援の見直しを求める発言が出ている。



 
 
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デモ隊と衝突、民主化指導者が重傷 エジプト

nikkei.com

2012/2/6 9:47

【カイロ=共同】エジプト紙アルアハラム(電子版)は5日、エジプトの反政府デモの中核となった若者らの民主化グループ「4月6日運動」の指導者の一人、アハメド・マーヘル氏(31)が首都カイロで治安部隊とデモ隊との衝突を止めようとした際、頭部に重傷を負ったと伝えた。

エジプトでは、北部のサッカー場で1日に発生した暴動で74人が死亡する惨事となったことから、事件に抗議するデモ隊と治安部隊の衝突が続いている。マーヘル氏は放火された政府系施設の木材が頭部に当たり、負傷したという。

マーヘル氏は2008年に友人らと「4月6日運動」を立ち上げ、昨年1〜2月はインターネットなどを通じて大規模デモを主導した。



 
 
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エジプト NGOメンバーの違法資金受領を主張

2012-02-09 13:52:45 cri

エジプトの検察当局は8日「捜索を受けた民間活動団体(NGO)は政府の許可を得ずに海外からの資金提供を受け、支部を開設し、政治活動を行っている」と発表しました。

それによりますと、これら民間活動団体の職員は観光ビザで就労し、税法に違反したということです。

去年12月、司法当局はアメリカの非政府組織を含む17の民間活動団体の事務所を緊急捜索し、およそ16万6000ドルに上る現金、小切手および口座振替記録など関連証拠67点を差し押さえ、アメリカ人19人を含む容疑者43人を訴追しました。 (ジョウ、中原)



 
 
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前政権崩壊1年でゼネスト=世論分裂、不参加目立つ−エジプト

【カイロ時事】エジプトのムバラク前政権が民主化要求デモで崩壊してから1年となった11日、暫定統治する軍最高評議会に即時民政移管を求める圧力を強めるため、一部の政治勢力や組合が呼び掛けたゼネストが始まった。ただ、最大勢力のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団などは参加せず、世論の分裂を印象付けている。

軍評議会は6月末までに大統領選を実施し、民政移管を完了させる方針を示している。軍評議会は10日夜、国営テレビを通じて声明を発表、「エジプトを揺るがそうとする策略に直面している」と述べ、ゼネストに参加しないよう訴えた。

ゼネストを呼び掛けたのは、昨年の民主化要求デモを主導した若者主体の政治集団「4月6日運動」や大学の学生グループ、独立系労組など。これに対し、昨年11月から今年1月にかけて実施された人民議会選挙で圧勝した自由公正党の母体である同胞団は「ゼネストはエジプト経済に大きな影響を与える」として不参加を表明した。(2012/02/11−20:33)



 
 
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2012年2月11日23時35分

エジプト・シナイ半島で観光客の拉致相次ぐ

asahi.com

紅海に面し、シナイ山などの聖地があることで有名なエジプト・シナイ半島で10日、韓国人の観光客3人が武装集団に拉致された。

ロイター通信によると、3人は団体旅行客で、キリスト教の聖地・聖カトリーナ修道院から保養地シャルムエルシェイクに向かうバスに乗っていた。銃を持った集団がバスに停止を命じ、韓国人3人を連れ去ったという。

シナイ半島では、昨年2月のムバラク政権の崩壊後、治安が悪化、連れ去り事件が相次いでいる。AP通信などによると、3人が誘拐された場所の近くで今月3日、武装集団がバスを停止させ、米国人2人らを拉致。1月末以降、中国人労働者やエジプト人警備員が集団で連れ去られるケースも相次いでいる。



 
 
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若者グループが不服従運動…エジプト

【カイロ=田尾茂樹】エジプトのムバラク政権崩壊から1年となった11日、暫定統治に当たる軍最高評議会に即時の権限移譲を求める若者グループなどが、市民に無期限ストを呼びかける「不服従運動」を始めた。

最高評議会は6月末までの民政移行を表明しているが、運動の中核グループ「4月6日運動」などは声明で「不公正な統治を終わらせる」とし、議会への即時権限移譲や、6月の大統領選の前倒し実施を要求。実現まで出社や登校を拒否するよう訴えている。

一方、最高評議会は10日、「国家を混沌(こんとん)に陥らせようとするたくらみ。圧力には屈しない」として運動を批判する声明を出した。

(2012年2月11日20時42分 読売新聞)



 
 
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エジプト、軍なお実権 ムバラク政権崩壊1年

nikkei.com

2012/2/11 0:30

【カイロ=花房良祐】反政府デモでムバラク政権が崩壊してから11日で丸1年を迎えるエジプトでは依然として軍最高評議会が実権を握り、経済の混乱も続いている。若者を中心とする民主化勢力は10日に早期の民政移管を求める抗議デモを実施、11日には全土でストライキを計画している。一方、混乱を嫌気するイスラム政党などの勢力はこうした動きに反対する。「社会の安定」と「軍批判」を巡り国内世論は割れている。

デモを組織する若者グループは10日を「非服従を開始する日」とし、カイロ中心部に数千人が集まった。若者らの軍最高評議会に対する不満は高い。1日に発生した北部ポートサイードのサッカー場の暴動で74人が死亡した際には、治安維持の責任を巡り怒りの矛先は軍に向かい、抗議デモはカイロやアレクサンドリアなど全土に広がった。

社会の安定訴え

これに対し、昨秋以降の人民議会(国会)選挙で最大勢力となったムスリム同胞団系の政党などは社会の安定を損なうとして抗議活動に参加しないように訴えている。

主要産業の観光を含む経済は低迷が続き、政府の資金繰りは苦しくなっているもようだ。資金難から大型インフラ開発のプロジェクトも進んでいない。政府は1月から鉄やセメント工場向けのガス・電気料金を1割強値上げ。燃料補助金を50億エジプトポンド(約650億円)削減し、財政状況を改善させる方針だ。

国際通貨基金(IMF)とは1月に32億ドルの支援を求める方向で交渉に入った。市民の間で融資の見返りに「家庭用の燃料補助金が削減される」との噂が流れ、ガス価格は高騰。家庭用ガスは政変前に比べて4倍程度に上昇、市民生活を圧迫している。

負のスパイラル

エジプトは昨夏、「ペルシャ湾岸産油国から資金援助を受けるのでIMF支援は必要ない」としていたが、あてにしていた援助はほとんど払い込まれなかった。「暫定首相が度々交代するなど政情が不安定なため、産油国は支援の効果がないと考えている」(レバノン経済誌幹部のファイサル・アブザキ氏)もようだ。

“革命”から1年が経過し、市民の高揚感は不満・不安に変わりつつある。「抗議デモ」→「経済の混乱」→「資金不足」という負のスパイラルに陥ったエジプトの処方箋は簡単には見あたらない。



 
 
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拉致の韓国人ら解放=エジプト

【ソウル時事】韓国外交通商省は12日、エジプト・シナイ半島南部でベドウィン(遊牧民)の武装勢力に拉致された韓国人3人とエジプト人のガイド1人が無事解放されたことを明らかにした。

聯合ニュースによると、地元の州知事と警察が、ベドウィンの実力者の仲介で犯人と解放交渉に当たった。4人とも暴行などを受けることもなく健康という。(2012/02/12-14:09)



 
 
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シリア反体制派全面支援、国連との合同平和維持部隊編成で合意、アラブ連盟

2012年02月13日 10:13 発信地:カイロ/エジプト

【2月13日 AFP】アラブ連盟(Arab League)は12日、エジプト・カイロ(Cairo)の本部で外相会合を開き、シリアの反体制勢力と接触を開始し、平和維持部隊の編成で国連(UN)に協力を要請することで合意した。

AFPが入手したアラブ連盟の声明は、「(アラブ連盟の外交官たちは)シリアの反体制派との連絡チャンネルを開き、政治および財政面で全面的に支援するとともに、参加者の統一を(反体制派に)求める」と述べ、「停戦の実施状況を監視するため、国連とアラブ連盟の合同平和維持部隊を編成する決定を下すよう国連安保理に求める」としている。

会合後にアラブ連盟は、攻撃が激しくなったため前月停止していた同連盟のシリア監視団を正式に終了させることも発表した。あるアラブ連盟関係者によると、決議に対する留保を表明したのはアルジェリアとレバノンだけだったという。

シリアの反体制勢力の全国組織、シリア国民評議会(Syrian National Council)の指導者、Burhan Ghalioun氏はアルジャジーラ(Al-Jazeera)テレビに、シリアの体制崩壊に向けた第一歩だと述べてアラブ連盟の動きを歓迎した。一方、シリアのユセフ・アフメド(Yusef Ahmed)駐エジプト大使は、「国連安保理の場でシリア情勢に外国を介入させることに失敗したアラブ連盟各国政府のヒステリーを反映した決定だ」との声明を出し、アラブ連盟の決定を完全に拒否すると述べた。

一方、シリアの反体制派に対する政府軍の攻撃は12日も続き、人権団体「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、この日だけで少なくとも39人の市民が殺害されたと発表した。死者が出たのは主に反体制派の拠点となっているホムス(Homs)で、4日からホムスで1週間以上にわたって続いている攻撃による死者は、500人を超えたとみられる。(c)AFP/Murad Murad



 
 
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フランステレコム、エジプト合弁の株式大半を取得へ

2012年 2月 14日 5:09 JST

フランスの通信大手フランステレコムは新興市場事業を拡大する戦略の一環として、エジプトにあるオラスコム・テレコム・メディア・アンド・テクノロジー・ホールディング(OTMT)との合弁会社の株式のうちOTMT保有分の大半を買収する。(有料購読記事です)



 
 
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エジプト:ムバラク政権崩壊1年 景気低迷、安定は遠く

【カイロ和田浩明】エジプトのムバラク前大統領が、中東の民主化運動「アラブの春」の中で、30年続いた独裁政権の「王座」から追い落とされてから11日で1年がたった。しかし、エジプトの現状は安定には程遠い。暫定統治中の軍最高評議会と民主活動家らの対立は続き、民政移行も未完のままだ。景気は低迷し、ムバラク時代は最大の後ろ盾だった米国との緊張も高まるなど新たな難題も抱えている。

ムバラク前大統領は昨年1〜2月の民主化騒乱でデモ参加者約830人の殺害に関与した罪などで起訴され、裁判は継続中だ。死刑判決もあり得るが、それで直面する国内問題が解決されるわけではない。

民政移管への一里塚となる人民議会(国会)の選挙は1月に完了し、ムバラク政権下で弾圧された穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」系政党が4割以上の議席を確保した。選管が6月予定の大統領選挙の候補者登録を1カ月前倒しして3月10日に開始すると発表するなど、一定の前進は見られる。しかし新憲法作りはこれからで大統領選の期日も確定していない。

一部の民主勢力は軍最高評議会の即時辞任を要求し、騒乱の種になっている。だが、民主化運動を先導した若者団体などが11日に呼びかけたゼネストは不発に終わった。国民の間には「騒ぎはもうたくさん」(主婦のライラ・サイードさん=43)との思いが強まっているのも事実だ。

治安も不安定だ。今月1日に北部ポートサイドのサッカー場で、ファン同士の衝突から観客ら74人が死亡する惨事が発生。警備態勢への批判や軍政の陰謀説まで飛び出した。この事故の影響で首都カイロなどでは抗議デモが発生。当局側は催涙ガス弾やゴム弾を使用して鎮圧を図り、保健省によると16人が死亡し、数千人が負傷した。

さらに、東部シナイ半島で米国や韓国の観光客が拘束中の親族の釈放を求める遊牧民に誘拐される事件や、カイロで国連勤務の外国人女性が射殺される事件も起きている。

観光庁によると、11年の外国人訪問者は前年に比べ32%減少。観光収入も28%落ち、「革命」で大きな打撃を受けた形だ。旅行ガイドのアラア・アシリーさん(24)は「今は仕事の確保の方が大事。まず大統領選をやるべきだ」と安定しない国情にうんざり顔だ。

さらに問題なのが、年13億ドル(約1000億円)と言われる軍事援助を受ける米国との関係悪化だ。8日、民主化支援などを行っていた米国人の非政府組織(NGO)関係者が「外国資金で騒乱をあおった」などの理由で起訴された。米側はクリントン国務長官が援助凍結を示唆し圧力をかけているが、決着の見通しはない。

毎日新聞 2012年2月14日 東京朝刊



 
 
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エジプト大統領選、5月下旬に

nikkei.com

2012/2/15 20:51

【カイロ=花房良祐】エジプトの政府系紙アルアハラムは15日、大統領選挙が5月下旬に実施されると伝えた。アティヤ議会担当相が同紙に語った。ムバラク政権崩壊後に実権を握る軍最高評議会は、これまで大統領選を6月末までに実施する方針だった。選挙の立候補者は3月10日から受け付け、選挙運動は1カ月半にわたるという。

エジプトでは即時の民政移管を求める反軍政デモが頻発。軍最高評議会は選挙の早期実施を明らかにし、民主化勢力の不満を抑える方針だ。



 
 
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02/17 08:30

パク・シネ、アラブ圏からのバースデーメッセージに感動

18日に22歳の誕生日を迎えるパク・シネが、世界各国のファンからバースデーメッセージを受け取った。特に目を惹いたのはアラブ圏国家のファンがYouTubeにアップしたお祝い動画だ。

きょう、所属事務所4HIMエンターテインメントの関係者は、「サウジアラビア、エジプト、イラクなどアラブ圏のファンがYouTubeを通してパク・シネに誕生日を祝う映像をおくり、パク・シネはとても感動していた」と伝えた。

ツイッターのフォロワーが16万人を超えるパク・シネは、アラブ圏だけでなく日本、ベトナム、フィリピン、マレーシアなどアジア各国でファンがパク・シネの誕生日を祝う映像を掲載した。パク・シネがこのように人気なのは、ドラマ『美男<イケメン>ですね』が世界各国で大ヒットしたためだ。パク・シネはファンとコミュニケーションをするため誕生日当日の18日には韓国公式ファンクラブ‘星明り天使’で、24日には東京で単独ファンミーティングを行う。

なお、パク・シネは24日放送の『その女作詞、その男作曲』で初のロマンティック・リアリティー番組に挑戦する。パク・シネはこの番組でユン・ゴンと共に新曲を制作するすがたをみせる。『その女作詞、その男作曲』はMBC MUSICで24日夜に初放送される。



 
 
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イラン軍艦、スエズ運河を通過し地中海へ 革命以来2度目

cnn.co.jp

2012.02.19 Sun posted at: 10:55 JST

(CNN) イランのメヘル通信は18日、同国海軍の艦船がスエズ運河を通過して地中海に入ったと報じた。イランの核開発をめぐり国際社会が同国の動向に注目するなか、国際海運の要衝であるスエズ運河のイラン軍艦通過で地域の緊張がさらに高まりそうだ。

イランの軍艦が同運河を通過したのは、1979年のイラン革命以来2度目。1度目は昨年2月、エジプトのムバラク政権崩壊直後に新政権が通航を許可し、イランと対立するイスラエルの強い反発を招いた。

今回通過したのは駆逐艦と補給艦の2隻とされるが、目的地などは不明。メヘル通信は海軍幹部の話として、地中海を航行することによって周辺諸国に「平和と友好」のメッセージを送り、同国の力を示すことができると伝えた。

イランは核開発問題をめぐり、欧米諸国やイスラエルとの対立を深めている。14日には欧州連合(EU)に、核問題に関する協議を再開する用意があるとの書簡を送ったが、欧米側はイラン側の真意を見極めるとして慎重な対応を示している。



 
 
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エジプトも駐シリア大使召還

nikkei.com

2012/2/20 9:57

【カイロ=共同】エジプト外務省は19日、同国の駐シリア大使を召還したと発表した。反体制派弾圧を続けるシリアのアサド政権に圧力をかける目的とみられる。

エジプトのアムル外相が同日、帰国中の駐シリア大使と協議した後、大使をカイロにとどめることを決めた。シリアも対抗措置として駐エジプト大使の召還を決めた。

米国や欧州主要国、ペルシャ湾岸の親米アラブ諸国は今月上旬に大使召還を発表している。



 
 
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2012年2月20日13時54分

イラン海軍艦艇、スエズ運河通過 シリアに入港

asahi.com

イラン海軍の駆逐艦と補給艦の計2隻が18日、スエズ運河から地中海を経由してシリア西部タルトスに入港した。19日付イラン各紙が報じた。イランの艦艇のスエズ通過は昨年2月に次いで2度目。イランには、反体制デモ弾圧で国際的孤立を深める同盟国シリアのアサド政権への支持を示す狙いがあるとみられる。

核開発問題をめぐり、イランへの軍事攻撃の可能性をちらつかせるイスラエルを牽制(けんせい)する意図もありそうだ。イラン海軍のサヤリ司令官は「イランの力を誇示し、地域と世界に平和のメッセージを伝える目的」と述べた。

スエズ運河を軍艦が通航するにはエジプト国防省の承認が必要。イスラエルに配慮してきたムバラク政権が昨年2月に崩壊し、通航が可能となった。イラン海軍は昨年6月にもイエメン沖のアデン湾と紅海に潜水艦を派遣。「アラブの春」で中東の秩序が混乱するなか、地域での動きを活発化させている。(テヘラン=北川学)



 
 
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エジプト:駐シリア大使を召還

【カイロ和田浩明】エジプト外務省は19日、イスマイル駐シリア大使の召還を決めたと発表した。すでに米欧やペルシャ湾岸のアラブ諸国も大使を引き揚げている。シリアではこの日も各地で弾圧が続き、反体制団体「シリア革命総合委員会」によると、北部イドリブ県を中心に少なくとも13人が死亡した。

エジプト外務省によると、召還の決定は帰国したイスマイル大使と協議したアムル外相が下した。アラブ連盟は12日の閣僚級会合でアサド政権との外交関係凍結を決定していた。

反体制派によると、シリアではイドリブ県やアレッポ県、中部ホムス市などで武力弾圧が継続している。

毎日新聞 2012年2月20日 東京朝刊



 
 
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イラン:軍艦、スエズ再通過 シリア入港 アサド政権支持、明示

【テヘラン鵜塚健】イランの半国営メヘル通信は18日、イラン海軍の駆逐艦と補給艦の計2隻がスエズ運河を通過し、イスラエル沖の地中海を抜けてシリア西部タルトスに入港した、と伝えた。イランの核開発問題でイラン・イスラエル関係は緊張しており、今回の軍艦通過がイスラエルを刺激するのは確実だ。また、シリアに国際社会の非難が集まる中、イランは軍艦入港を通じ改めてシリア・アサド政権への支持を明確にした形だ。

◇イスラエル「動き注視」

イラン軍艦の運河通過は、イスラム革命(79年)以降、昨年2月に続き2度目。運河を管理するエジプトのムバラク政権が昨年倒れ、新政権がイランへの敵対姿勢を修正したため、通過が可能になった。

欧米諸国がイランへの制裁を強化する中、イランは昨年12月末の「ホルムズ海峡封鎖発言」に続き、地中海で海軍を展開することで国内外に軍事力を誇示する狙いだ。サイヤリ海軍司令官は「イランの国力を示し、地域に平和と友好のメッセージを伝えるのが目的だ」としている。

一方、イスラエルは、昨年2月のイラン軍艦の運河通過に「挑発行為だ」と強く反発。AFP通信によると、今回は「本国沿岸に接近しないよう軍艦の動きを注視する」(政府高官)としている。

グルジアとインドの首都では今月13日、イスラエル大使館関係者を狙った爆弾テロや未遂事件が起きたほか、14日にはバンコク中心部で連続爆発があり、イラン人の男が逮捕された。イスラエルはいずれもイランによる工作活動と断定したが、イラン側は否定している。

一方、イラン国内では10年以降、核科学者を狙った爆弾テロが続き、イラン政府はイスラエルの関与を指摘し、双方で非難合戦が過熱している。

さらに、最近ではイランのアフマディネジャド大統領は15日、新型遠心分離機の開発を発表するなど「核開発進展」を強調する一方、イスラエルは「あらゆる選択肢を排除しない」(バラク国防相)と軍事攻撃も示唆するなど両国の緊張は高まるばかりだ。

シリアではアサド政権が反体制デモへの弾圧を続け、国連総会は16日、弾圧中止を求める決議案を採択。周辺アラブ諸国もアサド退陣を求める中で、シリアと歴史的に友好関係にあるイランはシリア国内の反政府デモについて、「外国勢力が扇動したもの」と擁護を続けている。

イラン軍艦はシリア入港後は昨年2月同様、シリアとの共同軍事訓練を実施する可能性がある。

毎日新聞 2012年2月20日 東京朝刊



 
 
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エジプト前大統領、6月に判決

nikkei.com

2012/2/23 10:44

【カイロ=共同】昨年2月のエジプト反政府デモで、デモ隊に対する殺人などの罪に問われ公判中の前大統領のムバラク被告(83)について担当判事は22日、判決を6月2日に下すと明らかにした。検察側は1月、ムバラク被告に死刑を求刑している。

中東の民主化運動「アラブの春」により政権の座を追われた独裁者のうち、ムバラク被告は唯一、本人が拘束され裁判にかけられている。判決は、今後の中東各地の民主化運動にも影響を与えるとみられる。

昨年8月に始まったムバラク被告の裁判は第3回以降、テレビ中継されていないが、判決はテレビ中継される見通し。

ムバラク被告は大規模反政府デモを受け昨年2月11日に辞任。その後、治安部隊にデモ隊殺害を命じた殺人や不正蓄財、公金不正使用などの罪で起訴された。検察側はアドリ元内相と内務省高官6人についても死刑を求刑している。



 
 
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中国の吉利汽車、エジプトで小型セダン生産

nikkei.com

2012/2/23 18:51

【上海=菅原透】中国の民営自動車大手、浙江吉利控股集団(吉利汽車、浙江省)はエジプトの自動車ディーラーと組み、同国カイロで乗用車工場を設けると発表した。吉利が供給する部品を使って、今年7〜9月期から小型セダンの組み立てを始める。エジプト周辺国にも輸出し、中国車の需要が拡大している中東・北アフリカ向けの拠点として活用する。

吉利は2010年にスウェーデンのボルボ・カーを買収、海外でも吉利の知名度は高まりつつある。中国からの輸出台数は昨年、3万8千台と少ないが、前年比伸び率は76%を記録。海外に組み立て拠点を設けることで、吉利ブランド車の海外市場開拓を加速する構え。



 
 
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2012年2月23日10時0分

カイロの地下鉄、日本製車両導入 自動運転装置を装備

asahi.com

エジプト・カイロ市内とカイロ空港を結ぶ地下鉄3号線(全長約34キロ)の第1工区(約4キロ)が完成し、21日、市内東部アバッセイヤ駅で開通式が開かれた。近畿車両、東芝が製造した日本製の車両を三菱商事が納入した。

カイロの地下鉄としては初めて自動列車運転装置(ATO)を備えており、運転士がボタンを押すだけで発車から減速、停車まで自動運転できる。車内にはエアコンも導入された。

開通式の後、試乗したサイード運輸相は「快適な乗り心地だった。次の工区には、日本との技術協力で国産車両を投入する」と語った。(カイロ=石合力)



 
 
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2012年2月23日10時0分

ムバラク前大統領公判、判決は6月2日に エジプト

asahi.com

大規模市民デモで退陣したエジプトのムバラク前大統領の刑事責任を問う裁判の公判が22日に開かれ、判決が6月2日に言い渡されることが決まった。ムバラク前大統領はデモ隊への実弾発砲を命じた罪などで訴追され、検察側は死刑を求刑。前大統領は無罪を主張している。

エジプトでは昨年の反政権デモ中、治安部隊の発砲などで800人を超える市民が死亡している。22日の公判では、共犯として訴追されている側近のアドリ元内相が「デモ隊を撃ったのは外国勢力だ。レバノンのシーア派組織ヒズボラやパレスチナのハマスが撃った」と主張した。

ムバラク政権は崩壊直前、国営メディアなどを使って「外国勢力がエジプトを崩壊させようと陰謀をたくらんでいる」とキャンペーンを張っていた。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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EU、北アフリカ向け債権放棄検討 エジプト支援念頭に

nikkei.com

2012/2/24 1:30

【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)が3月1〜2日の首脳会議で採択する議長総括の原案が明らかになった。経済分野では財政健全化を急ぐとともに、銀行の役員報酬の規制強化を検討するよう欧州委員会に促している。エジプトなど北アフリカ諸国の国家再建・民主化を支援するため、加盟国が政府開発援助(ODA)などの債権放棄を検討する方針も明記した。

欧州債務危機への対応をめぐり、加盟国が金融安全網の再強化について調整に入る。7月に設立する欧州安定メカニズム(ESM)と現在の欧州金融安定基金(EFSF)を合わせた融資上限を5000億ユーロから引き上げるか否かが焦点。オランダやフィンランドは引き上げに前向きな意向を示しており、慎重なドイツの対応がカギを握る。

今回の首脳会議は中東・北アフリカ諸国の民主化運動「アラブの春」から1年余りを経て、欧州にとっての裏庭にあたる「南方近隣諸国」向け基本政策を打ち出す。

EU側が債権放棄(北アフリカ諸国にとっては債務免除)を検討するのは、新憲法制定や大統領選出などの民主化プロセスの着実な実施を後押しする狙いからだ。

債権放棄案はフランスが提案している。債権放棄の金額、手法はこれから詰めるが、数十億ドル規模との見方がある。特に外貨準備が急減しているエジプトへの支援が念頭にあるが、自らが債務危機に直面しているギリシャ、ポルトガルなどが同意するかは不透明だ。

また、中東・北アフリカとの自由貿易協定(FTA)戦略も加速する。EUはエジプト、チュニジア、モロッコなどシリア、リビア以外の国とはFTAを締結しているものの、モノ(財)だけでなくサービス、規制改革を含む広範囲のFTAづくりをめざす。一方、EUは「人権侵害・抑圧があれば支援を打ち切る」として「アメとムチ」の硬軟両様で民主化と人権状況の改善を促す。

経済分野では、債務危機を念頭に「財政健全化が成長・雇用創出の基本的な前提条件」と強調。税制では課税ベースを拡大するとともに、法人税や企業の社会保険料負担を軽減することで雇用拡大につなげる方向を探ることで一致する。

執行機関である欧州委員会が近く、円滑な労働移動の促進、求人企業と求職者の条件が合わない「ミスマッチ」解消などを含む雇用対策をとりまとめる。環境対策を経済成長につなげるため、6月の国連持続可能な開発会議(リオ+20)を主導する意欲も示した。

25〜26日にメキシコ市で20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれるが、この会合で国際通貨基金(IMF)の資金増強策がまとまる公算は小さいため、EU首脳は4月の次回G20会議で合意が得られるように財務相らに作業継続を指示する。



 
 
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エジプト大統領選候補、武装集団に襲われ重傷

【カイロ=田尾茂樹】6月末までに行われる予定のエジプト大統領選の有力候補とされるイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」元幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)が23日夜、カイロで武装集団に襲われ、重傷を負った。

ロイター通信などによると、選挙運動を終え車で帰宅途中、銃を持った覆面姿の3人組に頭などを殴られ、車を奪われたという。エジプトでは、昨年2月のムバラク政権崩壊以降、強盗や誘拐事件が多発し、治安悪化が問題となっている。

(2012年2月24日19時55分 読売新聞)



 
 
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http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2012/Gpre201216.html

2012年2月16日、フランス最大の通信事業者Orangeがアフリカで展開する同社グループ会社にて、どのような携帯電話からでもFacebookにアクセスできるサービスの提供を発表した。

OrangeはアフリカでのFaebookの成長のポテンシャルの大きさに期待しており、今回もUSSD(Unstructured Supplementary Service Data)経由で、どのような携帯電話でもどのようなネットワーク環境下でもあらゆる人々が利用できるような仕組みになっている。

USSD経由のため、古い携帯電話でもネット接続環境がなくても、テキストベースの書き込み、および閲覧が可能である。日本では馴染みがないUSSDだが、アフリカなど新興国で出回っているほとんどの携帯電話では対応しており、携帯電話端末間でテキスト、メッセージの送受信が可能である。SMSと似ているが、USSDはセッションが行われている間のみトランザクションが発生する仕様である。Facebook専用のアプリケーションは不要で、ユーザはUSSD経由でPINコードを入力してFacebookにアクセスし友達検索・リクエスト・承認、近況アップデート、友達へのコメント、「いいね」ボタンなどFacebookの操作が可能である。料金は分・日・週・月単位から選択できて各国によって異なる。

Orangeは2011年末に同社グループ会社でエジプトのMobinilで本サービスを提供して1か月で35万ユーザを獲得している実績がある。まずはコートジボワールから提供し、2012年中にアフリカでの同社グループ向けに提供する予定だ。アフリカでのサービス提供の最初1年で100万以上の加入者を目指している。

Orangeがアフリカで展開する16か国において携帯電話加入者数は既に約2億3,600万いる。そのうちOrangeのグループ会社で約8,000万のユーザがいる。本サービス導入に向けての大きなポテンシャルがある(表1)。

但し、アフリカではプリペイド式のSIMカードが多く1人で複数枚のSIMを保有しているので上記数字は人数ではないので、注意が必要である。

Facebook利用者は16か国で約2,000万である。普及率が高いチュニジアでもまだ約27%程度なのでFacebookの同地域での成長の余地は大いにある。16か国中10カ国が普及率10%以下である。(コートジボワールとギニアビサウの2ヶ国はFacebookに関するデータなし)

今回の取組とは別にOrangeは2011年11月に「Alcatel One Touch」シリーズで、100ドル以下の廉価版Facebook端末を欧州、アフリカ市場に向けてリリースしている。Orangeグループ向け専用にフランスのメーカーAlcatel社が開発した端末である。「ALCATEL ONE TOUCH 908F」というAndroid搭載の廉価版スマートフォンもある。

まとめ

Orangeは今回のFacebookサービスの提供を通じてアフリカ市場での顧客獲得に積極的である。アフリカは携帯電話の市場としても非常に勢いがある。しかし携帯電話を保有している人々はSIMを複数枚保有し、携帯電話を保有できない多くの人々は日常のベーシック・ヒューマン・ニーズ(BHN)にも苦慮している。Orangeがターゲットとしているのは携帯電話を保有している人々で、さらにFacebookのサービスを活用したい既存および新規顧客である。

「Facebookに代表されるソーシャルネットワークは家族や友人たちとの繋がり方を大きく変えた。どのような携帯電話であれ、USSD経由でFacebookに1人でも多くの利用者が繋がることができるようにするのがOrangeの役割である」とOrangeのVice President of Strategic Partnerships、Xavier Perret氏は語っている。

急成長するアフリカの携帯電話市場だが、通信事業者各社ごとの差別化が難しくなってきている。ネットワークカバレッジと料金競争だけでは新規顧客を獲得すること難しい。付加価値サービス(Value Added Service:VAS)が必要なのだ。

OrangeはFacebookという付加価値を提供してアフリカ市場でのプレゼンス向上と顧客開拓、新たな収入源の確保を狙っている。

但し、ご存知のようにFacebookはOrangeグループの独自サービスではない。両社には資本関係もない。今回のOrangeの取組みは他通信事業社も追随可能である。その点を留意しながらも今後、OrangeのアフリカでのFacebookをトリガーにした戦略は注目に値する。

http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_392161



 
 
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エジプト諮問評議会選、イスラム系が圧勝

nikkei.com

2012/2/27 0:34

26日付のエジプト紙アルアハバルによると、大統領や人民議会(国会)の助言機関に当たる諮問評議会(定数270)の選挙結果が25日発表され、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党が選挙枠180議席の約58%に相当する105議席を獲得して圧勝した。憲法起草委員会を選出するのが当面の重要任務となる。(カイロ=共同)



 
 
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2012年2月27日6時57分

イスラム政党、上院選は圧勝 エジプト

asahi.com

エジプトの選挙管理委員会は25日、上院にあたる諮問評議会選挙(定数270、うち公選議席180)の開票結果を発表した。イスラム団体ムスリム同胞団系の自由公正党が議席の6割近くを獲得した。同党は下院でも過半数に迫る議席を得ており、さらに勢いを伸ばしたかたちだ。2位は同党よりもさらに厳格なイスラム解釈を求める「光の党」で、議席の25%を得た。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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2012年2月27日19時31分

米NGO職員らの裁判、カイロで開始 民主化妨害批判も

asahi.com

カイロの裁判所で、米系などの非政府組織(NGO)が正規の組織登録を行わず、不正に国外から資金を受け取ったなどとして米国人職員ら43人が訴追された刑事裁判の公判が始まった。米政府は強く反発しており、対エジプト援助を打ち切る可能性も出てきた。

被告の19人が米国人。ラフード米運輸長官の息子サム・ラフード氏も含まれている。ラフード氏らは出国を禁じられ、米大使館に保護されている。クリントン国務長官がエジプト側に問題提起するなど、米政府は働きかけを強めている。

裁判の根拠となっている法律の一つ、団体規制法はムバラク政権時代の1999年、人権団体や民主化団体などの市民活動を監視下に置くためにつくられた。これまで適用されるケースは少なく、政府がなぜNGOへの圧力を強めたのか臆測が飛び交っている。



 
 
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エジプト、5月23、24日に大統領選

nikkei.com

2012/3/1 11:21

【カイロ=共同】エジプトの大統領選選管当局は29日、昨年2月のムバラク前政権崩壊後、初めての大統領選を5月23、24の両日に行うと発表した。投票結果によっては6月中旬に決選投票が行われ、同月中に新大統領が就任。これにより暫定統治を担う軍最高評議会からの民政移管が完了する。

立候補受け付けは3月10日に始まる。大統領選のほか新憲法制定が民主化プロセスの主要課題だが、具体的なスケジュールは決まっていない。

大統領選には、ムーサ前アラブ連盟事務局長のほか、ムバラク氏の側近だったシャフィク元首相、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の元幹部アブルフォトゥーフ師らが出馬を表明している。

国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏も一時有力候補だったが、1月に不出馬を表明した。



 
 
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エジプト大統領選、5月下旬の実施決定 前政権崩壊後、初

cnn.co.jp

2012.03.01 Thu posted at: 15:51 JST

(CNN) エジプトの選挙管理委員会は2月29日、昨年2月のムバラク政権崩壊を受けた大統領選挙を5月23、24の両日に実施すると発表した。6月21日に当選者を発表する見通し。過半数獲得の候補者が出なかった場合は6月16、17両日に決戦投票を実施する。

前政権崩壊後に全権を握ったエジプト軍最高評議会が定めた民政移管プロセスによると、新大統領が決まった10日後に同評議会は権限を新政府に移譲する。

選挙管理委のスルタン委員長によると、大統領選の立候補受け付けは3月10日から4月8日までの間に行われ、3週間の選挙戦は4月30日から開始される。立候補予定者は全国の15都市で支持者3万人を獲得することが義務付けられる。

在外のエジプト人有権者の投票は5月11日から同17日まで実施する。

同委員長によると、大統領選実施で公式な国際選挙監視団は招請しない。エジプト軍と警察が選挙に伴う警備を担い、選挙管理委が選挙の透明性の確保を図るとしている。

大統領選にはムバラク政権で元外相を務め、現在はアラブ連盟事務局長のアムル・ムーサ氏が既に立候補を表明済み。同じくイスラム穏健派「ムスリム同胞団」の元幹部アブデルメナム・フトゥーハ氏も昨年、出馬を表明したが同氏は先週、暴漢に襲われて車を奪われる被害に遭った。フトゥーハ氏は負傷し入院している。

エジプトでは今年1月から人民議会選挙を順次実施し、ムスリム同胞団の政党「自由公正党」や「光の党」などのイスラム系政党が躍進。最近実施された上院に相当する諮問評議会選挙でも自由公正党が過半数を超える勝利を収めていた。



 
 
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2012年3月1日10時18分

エジプト大統領選、5月23・24日に実施

asahi.com

エジプトの選挙管理委員会は29日、昨年2月のムバラク政権崩壊後初となる大統領選挙を5月23、24の両日に実施すると発表した。過半数を獲得する候補者が出なかった場合、6月16、17の両日に決選投票を行う。

前政権崩壊後に全権を掌握したエジプト軍最高評議会による軍政から民政移管へのプロセスは、大統領選が最終段階となる。

立候補の受け付けは3月10日から始まる。これまでに、元外相でアラブ連盟事務局長のアムル・ムーサ氏や、空軍出身のアフマド・シャフィーク元首相ら複数が立候補の意向を明らかにしている。ノーベル平和賞受賞者で元国際原子力機関(IAEA)事務局長のエルバラダイ氏は一時、立候補の意欲を見せていたが、1月に不出馬を表明した。



 
 
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エジプト大統領選、5月23・24日に

【カイロ=田尾茂樹】エジプト選挙管理委員会は2月29日、昨年2月のムバラク政権崩壊後では初となる大統領選を5月23、24日に実施すると発表した。

過半数の票を得た候補者がいない場合は6月16、17日に決選投票を行い、21日に最終結果が公表される。

エジプトを暫定統治する軍は6月末までに新大統領に権限を移譲し、民政に移行する方針を示していた。

(2012年3月1日17時37分 読売新聞)



 
 
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エジプトの国会議員、鼻の整形がバレてクビ

cnn.co.jp

2012.03.07 Wed posted at: 13:03 JST

(CNN) エジプトの国会に当たる人民議会の議員が、鼻の美容整形手術についてうそをついていたことが発覚し、辞表を提出する羽目になった。この議員が所属していた超保守政党ヌール党の広報が7日までに明らかにした。

ヌール党は超保守で知られるサラフ主義の政党で、美容整形手術ももちろん禁止。先の選挙で同党から当選したアンワル・ビルキミー議員はある日、顔を包帯やガーゼで覆った姿で議場に現れ、銃を持った男たちに襲われたと説明した。

しかしこの話を不審に思ったヌール党が調査委員会を設置して調べた結果、ビルキミー議員がうそをついていたことが分かったという。

地元メディアによれば、同議員は2月28日にカイロ市内の病院で鼻の美容整形手術を受け、翌日別の病院で診察を受けていた。この病院の医師に対しても、銃を持った男に殴られたと話していたという。

ヌール党は交流サイトのフェイスブックに掲載した声明で、「病院関係者からの聞き取りに基づきビルキミー議員の除名を決定し、辞表を提出させた」と発表した。辞表はまだ受理されておらず、同党の党員120人が人民議会に解職を求める予定だとしている。



 
 
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2012年3月13日16時23分

アフリカ大陸出身の力士「大砂嵐」、初土俵 見事に白星

大相撲で初のアフリカ大陸出身力士でエジプト人の大砂嵐(おおすなあらし、20)が13日、大阪府立体育会館で開かれている春場所の前相撲でデビューした。激しい突っ張りからのすくい投げで勝ち、片言の日本語を交えて「これが最初の一歩。私の夢は横綱になることです」と笑顔で語った。

本名はアブデルラフマン・シャーラン。ピラミッドで有名なギザの街で生まれ育った。格闘技好きで、15歳の時、相撲をやっていた友人の誘いで稽古に参加。自分より小さな相手に全然勝てなかったが、「力だけでは勝てないのが面白い」と、逆にとりこになった。

母国の有名大学を2年で休学し、昨夏に来日。いくつかの相撲部屋に受け入れを断られたが、あきらめずにメールを送り続けた。それを見た大嶽親方(元十両大竜)から「熱意を感じた。『3・11』があって外国人が日本に来たがらない時に」と入門を許された。



 
 
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エジプト大統領選:イスラム穏健派が擁立…議会で最大勢力

毎日新聞 2012年04月01日 21時49分

【カイロ和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は3月31日、ハイラト・シャーテル副団長(61)を、5月下旬に予定される大統領選挙に擁立すると発表した。同胞団の系列政党「自由公正党」は人民議会(国会)で半数近くの議席を持ち、組織力・資金力もあるだけに、シャーテル氏はアムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)らと共に最有力候補になりそうだ。

シャーテル氏は80年代から同胞団の熱心な活動家となる一方、家具事業などで巨万の富を築き「同胞団の主要資金源の一人」(地元メディア)と見られてきた。ムバラク政権下では複数回投獄されたが、昨年1〜2月の民主化革命を受け釈放されていた。31日、大統領選準備に集中するため同胞団の副団長ポストを辞任した。

同胞団はこれまで、権力独占を避ける見地から大統領候補は出さないとの立場を取ってきた。方針変更の理由について、同胞団のマフムード・ガジアン報道官は毎日新聞の取材に、エジプトを暫定統治する軍最高評議会とガンズーリ内閣を「国民の要求」に応えていないと批判。これに対抗するには大統領権限を確保する必要があると判断したと説明した。

一方で、アハラム政治戦略研究所のガマル・アブデルガワド顧問は「支持候補をめぐる同胞団分裂の危機を回避するため独自候補を選んだ」との見方を毎日新聞の取材に示した。同胞団は昨年、幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏を大統領選出馬表明後に除名している。

立法府で最大勢力となっている同胞団が、行政府の長である大統領の座も把握しようとする動きは、リベラル世俗勢力から「権力の独占を図ろうとしている」との批判を呼んでいる。

エジプトでは新憲法の起草委員会が設立されるなど、民政移管に向けた準備も進んでいるが、同胞団や厳格なイスラム主義者「サラフィスト」の政治的台頭への懸念も強まっている。



 
 
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エジプト:ゴマア師、イスラム聖地訪問に批判噴出

毎日新聞 2012年04月20日 18時44分(最終更新 04月20日 22時25分)

【カイロ前田英司】エジプトの大ムフティー(イスラム教最高権威者)、アリ・ゴマア師のエルサレム旧市街訪問がエジプト国内で批判を巻き起こしている。旧市街のある東エルサレムは67年の第3次中東戦争以降、イスラエルの占領・併合下にあり、エジプト宗教界はこれに抗議して訪問を拒否してきたためだ。批判の噴出には、ゴマア師が「アラブの春」で倒れたムバラク前政権に任命された経緯もあり、今のエジプトの雰囲気を映し出してもいる。

ゴマア師は18日、エルサレム旧市街のイスラム教の聖地ハラム・アッシャリーフを初訪問し、アルアクサ・モスクで祈りをささげた。ヨルダン経由でヨルダン川西岸のパレスチナ自治区に入り、旧市街に向かったといい、イスラエルは通っていないと釈明したが、批判を受けて19日、急きょ帰国した。

エジプトはイスラエルと平和条約を結んでいるが、親米・親イスラエルに偏重したムバラク前政権に対する国民の不満は強い。パレスチナは中東和平交渉で東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけるが、イスラエルはエルサレム全域を「永久不可分」の自国の首都と主張して拒否している。

イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は「訪問は容認できない。占領の追認だ」とゴマア師を非難した。一方、「アラブの春」で台頭したイスラム厳格派は「旧体制の人間だから(訪問)できるのだ」と皮肉った。



 
 
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2012年4月7日11時20分

スレイマン前副大統領が出馬表明 エジプト大統領選

市民デモで退陣したムバラク前大統領の側近だったオマル・スレイマン前副大統領が6日、5月23日から投票が始まるエジプト大統領選に立候補を表明した。国営中東通信が伝えた。

エジプト大統領選には、同国最大のイスラム団体、ムスリム同胞団幹部のハイラト・シャーティル氏や、元外相アムル・ムーサ氏らが既に立候補を表明している。スレイマン氏が正式に立候補し、軍関係者や旧政権関係者の支持を集めれば、シャーティル氏らに対抗する有力候補となる可能性もある。

スレイマン氏は陸軍出身で、エジプトの情報機関を統括、ムバラク氏の腹心として外交交渉やパレスチナ和平の仲介などにあたってきた。反政権デモが激化した昨年1月末、30年にわたり空席だった副大統領に指名された。昨年2月11日にムバラク氏の退陣を発表したのもスレイマン氏だった。



 
 
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エジプト大統領選:新興イスラム対旧体制 23人が立候補

毎日新聞 2012年04月09日 19時53分

【カイロ前田英司】民主化運動「アラブの春」で独裁政権を打倒したエジプトで、体制崩壊後初の大統領選の立候補が8日、締め切られ、23人が届け出た。先の人民議会(国会)選で第1党に躍進したイスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、本命候補に失格の恐れが浮上して急きょ2人を届け出る事態になったほか、ムバラク前大統領の腹心だったスレイマン前副大統領が最終盤で出馬を決めるなど、情勢は、新興イスラム勢と旧体制有力者の対決の色合いを深めている。

選挙管理委員会によると、届け出たのはスレイマン氏(75)のほか▽同胞団幹部のシャーテル氏(61)▽自由公正党(同胞団系)のムルシ党首(60)▽元同胞団幹部のアブルフトゥーハ氏(60)▽イスラムの徹底を掲げるサラフィ主義のアブイスマイル氏(50)▽ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)▽シャフィク元首相(70)ら。

立候補には有権者3万人の署名か議員30人の推薦、または議席を有する政党の公認でなければならず、本人のほか両親、配偶者が二重国籍者の立候補を認めないなどの要件も付されている。選管が届け出を精査し、26日に正式候補を発表する。

同胞団はナンバー2のシャーテル氏が本命だが、前政権時代の逮捕歴で失格する可能性が浮上し、ムルシ氏も「保険」として届け出た。有力候補のアブイスマイル氏も母親が米国との二重国籍と認定され、瀬戸際にある。



 
 
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エジプト:大統領選に暗雲…前政権幹部出馬、軍部後押しか

毎日新聞 2012年04月14日 21時29分(最終更新 04月15日 01時23分)

【カイロ前田英司】5月下旬実施のエジプト大統領選が迷走している。「アラブの春」で崩壊した独裁末期のスレイマン前副大統領が土壇場で立候補を届け出て、旧ムバラク体制下の権益保持を狙う軍部が後押しする疑念が浮上。議会最大勢力に躍進したイスラム原理主義組織ムスリム同胞団との対立が先鋭化しているためだ。

カイロ中心部のタハリール広場は13日、数万人でごった返した。沿道には参加者を動員したバスが連なる。同胞団を中心とするイスラム勢力がスレイマン氏出馬に反発して呼びかけたデモだ。「大統領がほしい」「軍政を倒せ」とのスローガンが響く。大学4年のアスマ・ワキールさん(21)は「前政権の残党はいらない」と憤った。

スレイマン氏はムバラク前大統領の腹心。情報長官として対イスラエル外交を主導し、アラブの大義のパレスチナ問題を軽視したと悪名高いが、一部では「混乱を治めるには政治経験が必要。大歓迎だ」(タクシー運転手)との支持もある。

「春」以降、沈黙していたスレイマン氏が出馬表明したのは立候補締め切り2日前の6日。軍人出身の土壇場の決断に、エジプトを暫定統治する軍最高評議会が権益保持のため「独自候補」として後押ししたと議論が沸いた。スレイマン氏は否定したが、軍は王制を打倒した52年のクーデター以来の「体制派」で、世論の間には今後の民政移管への不安も高まっている。

これに対し同胞団は今月初め、米ワシントンに代表団を送り、米当局者との関係構築を模索した。カーニー米大統領報道官は同胞団を「今のエジプトで重要な役割を果たしている」と評した。

同胞団の視野に「政権」があるのは明らかで、同胞団が第1党の人民議会は12日、前政権幹部の大統領選出馬を禁じる法案を可決し、スレイマン氏排除に動いた。法案は最終的に軍最高評議会の承認が必要で、実際に立候補できなくなるかどうかは微妙だが、双方の対立は今後さらに深まりそうだ。



 
 
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エジプト大統領選、有力候補ら10人が失格

2012/4/15 20:50

【カイロ=押野真也】5月に行われるエジプト大統領選挙の選挙管理委員会は15日までに、立候補した23人のうち10人について、過去の投獄歴などを理由に、資格要件を満たしていないとの判断を下した。この中には、有力候補であるイスラム勢力「ムスリム同胞団」のシャーテル元副団長や元副大統領のスレイマン氏、厳格なイスラム原理主義者として知られるアブイスマイル氏も含まれる。各陣営とも異議を申し立てる方針で、選管は26日までに最終判断を下す。

大統領選は5月23、24日に行われる。過半数の票を獲得した候補者がいない場合、6月16、17日に上位2人による決選投票を行う。今回失格となった候補以外では、アラブ連盟事務局長などを歴任したムーサ氏、同胞団元幹部のアブルファトゥーフ氏なども有力視されている。



 
 
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エジプト航空:日本と直行便再開 アラブの春から1年超

毎日新聞 2012年04月17日 21時14分(最終更新 04月17日 21時30分)

昨年の中東民主化運動「アラブの春」による政情不安を受け、運航を取りやめていた日本−エジプト間のエジプト航空の直行便が約1年2カ月ぶりに再開、日本人旅行客ら約300人が17日未明(日本時間同午前)、カイロ国際空港に到着した。

空港の歓迎セレモニーでは、エジプト観光省の職員が出迎え。古代の王「ファラオ」にふんした舞踏家が笛の音と共に踊りを披露すると、日本人客らは笑顔を見せて記念撮影するなどした。

同航空は今後、成田−カイロ間を週2回往復、今年9月からは週3回に増便する予定。関西−カイロ線の運航再開については成田線の予約状況を見て検討するという。(共同)



 
 
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エジプト大統領選で10候補失格、選管が異議を却下

2012.04.18 Wed posted at: 18:35 JST

(CNN) 5月に予定されるエジプト大統領選に立候補していた23人のうち、スレイマン前副大統領ら10人の失格が確定した。選挙管理委員会が下した失格の判定にスレイマン氏らが異議を申し立てたが、選管は17日、これを却下した。

選管責任者が14日発表したところによると、スレイマン氏は立候補に際し、15の行政区から3万人の署名を集めるとの要件を満たさず、いくつかの都市のみで署名を集めたことが規定違反とされた。

スレイマン氏はムバラク前政権下で情報長官と副大統領を歴任した人物。同氏の立候補に対し、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は先週、首都カイロで大規模な抗議デモを実施するなど、強い反発を示していた。

一方、ムスリム同胞団の本命候補とされた富豪の実業家、ハイラト・シャーテル氏も失格となった。同氏は前政権下で収監され、政権崩壊後に釈放されたものの、暫定統治を担う軍最高評議会が恩赦に反対の立場を示していた。ムスリム同胞団は17日、同氏に代わる別の候補者を擁立するとの方針を示した。

失格者の中には、野党指導者として2005年大統領選にも出馬したガッド党のアイマン・ヌール党首も含まれている。候補者らは15日に異議を申し立てていた。



 
 
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エジプト:大統領選立候補届け出23人中 10人失格決定

毎日新聞 2012年04月18日 20時39分(最終更新 04月18日 22時26分)

【カイロ前田英司】エジプトの選挙管理委員会は17日、5月下旬の大統領選に立候補を届け出た23人のうち、先に立候補の資格なしと判断した10人について、異議申し立てをすべて却下し、全員の失格を最終決定した。

失格者にはスレイマン前副大統領、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立したシャーテル氏、イスラム厳格派のアブイスマイル氏の有力3氏が含まれ、選挙戦の構図が大きく変わるのは必至だ。

選管は26日、正式に立候補者を発表する。政変後に最大勢力となった同胞団系の自由公正党のモルシ党首やムーサ前アラブ連盟事務局長、同胞団を離脱した改革派のアブルフトゥーハ氏らの争いになるとみられる。

選管によると、失格者救済の手段はない。スレイマン氏は推薦有権者数が規定を満たしておらず、シャーテル氏は同胞団を抑圧したムバラク前政権下での有罪判決が問題視された。また、アブイスマイル氏は母親が二重国籍者と判断され、不適格となった。本人や両親、配偶者が外国籍保持者の立候補を認めていない。

同胞団は「異議申し立てを却下した選管の決定に驚いている」との声明を出した。系列の自由公正党のモルシ氏を予備候補として届け出ており、仕切り直しを図る。一方、アブイスマイル氏を失ったイスラム厳格派は他に明確な候補がいない。旧体制復活と議論を呼んだスレイマン氏の「出馬騒動」も尾を引きそうだ。



 
 
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サウジアラビア、エジプトに27億ドル支援

2012/4/20 9:59

【カイロ=押野真也】サウジアラビア政府は19日までに、経済が混迷するエジプトに対する総額27億ドル(約2200億円)の支援を決めた。エジプト国債の購入や同国企業の事業に対する融資などが主な支援内容になる見通しだ。

複数の現地メディアによると、両国政府はすでに支援内容について大筋で合意しており、4月末までに支援の一部が実施される予定。サウジ側には、アラブの大国であるエジプトの経済不安が深刻化すれば周辺国への影響が大きいとの判断がある。

エジプトは長期独裁政権の崩壊による政情不安で外国人観光客が減り、外貨収入が減少。通貨安を防ぐための市場介入も実施しており、今年3月末時点の外貨準備高は151億ドルと、この1年間で半分以上に減少した。エジプト政府は国際通貨基金(IMF)に32億ドルの融資を要請しているが、交渉は難航している。



 
 
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エジプト、イスラエルへのガス供給破棄 外交に影響

2012/4/23 10:04

【カイロ=押野真也】エジプト国営ガス公社(EGAS)は22日、イスラエルに天然ガスを供給する契約を破棄したと発表した。エジプトによるイスラエルへのガス供給は1979年の両国の平和条約に基づいており、両国の外交関係にも影響を及ぼしかねない情勢だ。国民生活や企業活動への影響が出る可能性もある。

現地からの報道によると、エジプト側は代金滞納など契約違反があったと主張。イスラエル側は「契約破棄は違法と判断する」と表明。法的措置に出る構えを見せているという。

EGASは、イスラエルとの合弁会社を通じてガスを供給。契約破棄の理由は明らかでないが、エジプトの内政状況が影響したとの指摘が多い。ムバラク政権の崩壊後、エジプトではイスラム主義勢力の発言力が強まり、イスラエルへのガス供給にも批判が噴出。パイプラインを狙った爆弾テロが相次いでいる。

そうした中、かつてイスラエルの消費量の4割を担っていたエジプトからの天然ガス供給も既に縮小。現在は1割程度になっているという情報もある。イスラエルのメディアなどは、代替天然ガスの調達策などについて、イスラエル政府が既に調整に入っていると伝えている。



 
 
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2012年4月23日10時17分

エジプト、イスラエルへのガス供給停止

エジプトの国営ガス公社が、イスラエルに対する天然ガス供給契約を破棄したことが22日、分かった。エジプト側は「イスラエル側からの支払いが滞っているため」と説明。イスラエル側は「一方的な契約破棄で違法」と反発している。

エジプトは2005年、イスラエルに発電用燃料などのために天然ガスを供給することで合意した。だが、国民の反イスラエル感情が強いことから批判も強く、ムバラク政権崩壊後、治安の乱れに乗じるかたちで東部シナイ半島でパイプラインが14回爆破された。ガス供給の4割をエジプトに頼ってきたイスラエルは、石炭や石油発電の比重を増やして対処しているとみられる。

イスラエル外務省のパルモア報道官は「両国のガス会社同士で取引上の衝突があったのかもしれないが、エジプト政府からは何の連絡もない」。エジプトガス公社は「イスラエル側からの支払いが4カ月止まっているからだ。政治とは関係ない」と説明している。(エルサレム=山尾有紀恵、カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト:イスラエル向け天然ガス輸出契約を打ち切り

毎日新聞 2012年04月23日 13時08分

【カイロ前田英司】エジプトの天然ガス公社は22日、中東の民主化要求運動「アラブの春」で崩壊したムバラク前政権下で合意した、イスラエル向けの天然ガス輸出契約を打ち切ったと発表した。契約はムバラク前大統領の親イスラエル姿勢を示す「象徴」とされ、政権崩壊後、エジプト国民の非難が集中していた。イスラエルのシュタイニッツ財務相は「両国の平和に影を落とす危険な判断」と懸念を示した。

エジプトは05年、イスラエルと17億立方メートルの天然ガス売買に合意。東部シナイ半島からパイプラインでイスラエルに輸出していた。しかし、実際の売値は市場価格より安く、ムバラク前大統領の周辺が数百万ドルを荒稼ぎしていた疑いが浮上して、見直しを求める声が高まっていた。



 
 
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エジプト:大統領選の立候補者 13人を正式に発表

毎日新聞 2012年04月27日 02時30分

【カイロ前田英司】エジプトの選挙管理委員会は26日、来月実施の大統領選の立候補者13人を正式に発表した。エジプトでは旧王制を倒した52年の軍事クーデター以降、歴代大統領は軍出身者が占めており、民主化要求運動「アラブの春」を受けて議会最大勢力に躍進した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が、大統領の座を手中に収めるかどうかが焦点だ。

投票は5月23、24両日。過半数を獲得する候補者がなければ6月16、17両日に上位2氏による決選投票がある。国を暫定統治している軍最高評議会は6月末で新大統領へ権限移譲するとしており、大統領選はエジプト民主化の「最終段階」と位置づけられている。

主な立候補者は、ムスリム同胞団傘下の自由公正党のモルシ党首(60)、元同胞団幹部のアブルフトゥーハ氏(60)、空軍出身のシャフィク元首相(70)、世俗派のムーサ前アラブ連盟事務局長(75)。この4氏を軸にイスラム勢と、軍部やムバラク前政権支持者を含む世俗派が対決する構図になりそうだ。

選挙情勢は既に波乱含みだ。スレイマン前副大統領(75)、同胞団のシャーテル前副団長(61)、イスラム厳格派のアブイスマイル氏(50)ら有力候補の失格に続き、選管は24日、シャフィク元首相も不適格と発表。だが、異議申し立てを認め翌日に判断を覆した。

「アラブの春」に伴うイスラム勢の台頭を警戒する世俗派や前政権支持者はムーサ氏、シャフィク氏を支持。イスラム勢はモルシ氏と、「改革派」の元幹部で世俗派にも浸透を図るアブルフトゥーハ氏との間で支持が割れる可能性がある。

一方、軍政は「大統領選出までに新憲法を起草すべきだ」との認識を示している。



 
 
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エジプト、米NGOの活動不許可

2012/4/29 21:50

エジプトの当局者はカーター元米大統領が率いる非政府組織(NGO)カーター・センターなど選挙監視や民主化支援を行う8つの米団体について「主権を侵害する」として活動を許可しないことを明らかにした。AP通信が伝えた。

エジプトは5月下旬に大統領選を予定しており、活動不許可の決定は米国の批判を招く可能性がある。カーター・センターは昨年11月から行われた議会選で選挙監視活動を許され、おおむね公正だったとの見解を示していた。

エジプトは2月、外国から違法な資金を受けていたとして米国人のNGO関係者らを起訴し、米国との関係がぎくしゃくしたばかり。米国人は出国を認められ、外交的には一応決着した。(カイロ=共同)



 
 
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カイロで弁護士逮捕抗議デモ、サウジが大使召還

【カイロ=田尾茂樹】サウジアラビア政府は28日、駐エジプト大使を召還するとともに、カイロのサウジ大使館を閉鎖したと発表した。

サウジ当局は4月中旬、巡礼で同国を訪れた人権派弁護士を「薬物不法所持」の容疑で逮捕。これに対し、エジプトの市民がカイロのサウジ大使館前で逮捕に抗議するデモを展開していた。サウジ政府は大使館閉鎖などの理由について、「不当なデモで職員の安全が脅かされた」としている。

(2012年4月29日23時38分 読売新聞)



 
 
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エジプト軍部に抗議のデモ隊に襲撃、死傷者数十人

2012.05.02 Wed posted at: 17:25 JST

(CNN) エジプトの首都カイロで2日、大統領選の立候補者が失格となったことに抗議していたデモ隊が武装集団の襲撃を受け、目撃者らによると1人が死亡、数十人が負傷した。

現場の医療関係者によると、デモに参加していた男性1人が撃たれて即死したほか、実弾を受けた負傷者が病院へ運ばれた。中には重体の患者もいて、死者がさらに増える恐れもあるという。

デモ隊は、23日からの大統領選に立候補していたイスラム法学者ハゼム・アブ・イスマイル氏が失格となったことをめぐって暫定統治を担う軍最高評議会に抗議し、3日前から国防省前で座り込みを続けていた。

デモ参加者によると、数十人の私服の集団がデモ隊に石やブロックを投げ付け、催涙ガスを発射した。投石などで反撃すると、散弾銃を撃ち込んできたという。集団が去った跡に軍支給の食料が残っていたことなどから、参加者らは軍要員による攻撃だったとの見方を示している。

選挙管理委員会は先月、大統領選の立候補者23人のうち10人に失格の判定を下した。イスマイル氏は母親が米国籍を持っていたとの理由で失格となったが、同氏は事実ではないと主張している。



 
 
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エジプト:反軍政デモ隊 暴徒に襲われ20人死亡

毎日新聞 2012年05月02日 23時29分(最終更新 05月02日 23時41分)

【カイロ前田英司】カイロのエジプト国防省周辺で2日早朝、ムバラク前政権崩壊後から続く軍政の終結を求めて泊まり込んでいたデモ隊が暴徒に襲われ、AFP通信によると、少なくとも20人が死亡、数十人が負傷した。

エジプトでは23、24両日に民政移管の最終段階となる大統領選が控えているが、立候補者の資格審査を巡る混乱や軍政への不満が高まっている。

デモ隊は大統領選への立候補が認められなかったイスラム厳格派の支持者ら。約600人が国防省周辺で4夜連続の泊まり込みを続けていたところ、銃や刃物などで襲われた。

暴徒の詳細は不明。国営メディアは過去の同様の事件で「デモで生活に支障をきたす周辺住民が怒って襲った」と報じていたが、警察や軍が背後で糸を引いているとの見方もある。



 
 
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IMF融資、条件付き容認 エジプト大統領候補のモルシ氏

2012/5/3 1:07

【カイロ=押野真也】5月23、24日に投票予定のエジプト大統領選挙の有力候補、モルシ自由公正党(FJP)党首(60)は2日、同党の反対で交渉が難航している国際通貨基金(IMF)からの支援を条件付きで容認する姿勢を示した。外交面ではイスラエルとの平和条約を順守するとも述べ、現実路線を模索する考えを強調した。

カイロ市内で日本経済新聞などの取材に応じた。FJPはイスラム勢力「ムスリム同胞団」傘下で、上下院でそれぞれ5割以上の議席を持つ有力政党。2011年2月の政変後、エジプトはIMFに32億ドル(約2600億円)の支援を要請しているが、FJPは欧米主導のIMFからの支援に慎重で合意に至っていない。

ただ、モルシ氏は「融資が新政権発足前でなく発足後に実施されるならば、使途も明確になり、反対はしない」と条件付きで容認する考えを示した。エジプトは外貨準備が1年間で半減しており、IMFの支援が不可欠との判断に傾いたようだ。

「外国からの投資呼び込みと観光振興を重視する」とも強調。外資や外国人観光客を呼び込むため「治安の改善に優先的に取り組む」と述べた。だが、2日には大統領選で失格となった候補を支援するデモ隊が群衆と衝突し、20人が死亡する事件が発生。モルシ氏は「(実権を握る)軍政はこうした事件を防ぐ責任がある」と強く批判した。

外交面では、イスラエルとの対立を望まず「(1979年に結んだ同国との)平和条約を尊重し、順守する」と明言した。ただ、両国の国境付近でイスラエル兵がエジプト兵を殺害した過去の事件を引き合いに「イスラエルは条約を尊重していない」とも指摘。「(条約維持には)相互の尊重が不可欠」とイスラエル側に注文を付けた。



 
 
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カイロ反軍政デモ隊20人死亡…武装集団が襲撃

【カイロ=田尾茂樹】カイロの国防省前で2日、エジプトを暫定統治する軍政に反対する座り込みを続けていたデモ隊が武装集団に襲撃され、AFP通信によると、20人が死亡、50人以上が負傷した。5月23、24日投票の大統領選を前に混乱が拡大する可能性がある。

100人以上のデモ隊は、大統領選の立候補が認められなかったイスラム法学者ハゼム・アブイスマイル氏(50)の支持者ら。「サラフィ主義者」と呼ばれるイスラム教の原点回帰を目指す厳格派のイスラム主義者だ。同氏が失格となったのは、「軍の陰謀」と主張し、4月下旬に座り込みを開始した。

目撃者によると、武装集団は2日未明、デモ隊を散弾銃や火炎瓶で攻撃。デモ隊側も投石などで応じ、激しい衝突に発展したという。

(2012年5月3日00時19分 読売新聞)



 
 
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玄葉外相、エジプト議会議長に民主化支援表明

【カイロ=石田浩之】玄葉外相は3日午前(日本時間3日夜)、エジプト人民議会のムハンマド・カタトニ議長とカイロで会談した。

玄葉氏は「安定したエジプトが重要であり、民主化移行プロセスを支援する」と述べた。カタトニ氏は「エジプトに重要なのは経済問題だ。日本の経験を頂けるとありがたい」と応じた。玄葉氏の訪日招請に対し、カタトニ氏は「調整したい」と語った。

中東各地に広がった民衆蜂起「アラブの春」後、日本の閣僚がエジプトを訪問するのは初めて。カタトニ氏は穏健なイスラム原理主義組織の幹部で、今回の会談は、ムバラク政権崩壊後の民政移行を主導するイスラム勢力と関係を構築する狙いがある。

(2012年5月3日23時40分 読売新聞)



 
 
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2012年5月4日0時11分

大統領確定なら民政移管前倒し エジプト軍最高評議会

エジプトの軍最高評議会は3日、記者会見し、今月下旬に実施される大統領選の第1回投票で、大統領が確定すれば、当初予定されていた6月末の民政移管を前倒しすると発表した。

イスラム勢力主導の議会などが民政への早期移管を求めるなか、移管時期を5月下旬に早める可能性に言及したものだ。大統領選では、今月23、24日の第1回投票で過半数を得る候補がいない場合、6月中旬に決選投票となる。

評議会幹部は「軍政は当初から権力を追い求めていない」と述べ、大統領選を予定通り実施することも強調した。カイロ中心部の国防省前で2日、早期の民政移管を求めるデモ隊と私服暴徒との衝突で多数の死傷者が出た事件については、デモに反対する地元住民らによるものと発表し、軍の関与を否定した。(カイロ=石合力)



 
 
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2012年5月5日1時45分

エジプトで軍とデモ隊が衝突 100人以上負傷

エジプト・カイロ中心部の国防省前で4日午後、民政への早期移管を求める数万人のデモ隊と軍が衝突、双方の投石や軍側による催涙ガス、放水銃の使用で騒乱状態になった。騒乱は11人が死亡した2日に続くもので、軍側が実弾を使用したとの目撃情報もある。

朝日新聞記者が現場で少なくともデモ隊側100人以上の負傷を確認。軍側は兵士約20人が負傷したと発表した。負傷者の多くは頭部を負傷、バイクで路上の救護施設に運ばれた。デモに参加したムハンマド・ゲンディさん(20)は「軍が我々に投石してきた。軍政ではなく、革命政府を樹立して大統領選を実施すべきだ」と語った。軍政側は、大統領選の第1回投票で当選者が決まれば5月末にも民政移管すると発表しているが、革命を主導した青年グループやイスラム勢力を中心に民政移管の前倒しを求める声が高まっている。(カイロ=石合力)



 
 
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エジプト、首都カイロ中心部に外出禁止令

2012.05.06 Sun posted at: 16:44 JST

カイロ(CNN) エジプトの暫定統治を担う軍最高評議会は5日、前日にデモ隊と治安部隊が激しく衝突した首都カイロ中心部アッバセイヤ地区に夜間外出禁止令を発令した。エジプト国営ナイルテレビによると、外出禁止は4日の夜から5日早朝まで続いた。

4日、カイロでは軍最高評議会に対する抗議デモが激化し、デモ隊と治安部隊が衝突。1人が死亡、300人以上が負傷した。現場で撮影された映像には、一部のデモ隊が治安部隊に石を投げ、一方の治安部隊は国防省付近で抗議活動を行うデモ隊に放水銃で水を噴射する様子が写っている。

軍最高評議会は「アッバセイヤでの衝突に関与した者、および暴動を扇動した者は法に従って処分する」との声明を出した。

抗議デモが勃発した背景には、昨年2月のムバラク政権崩壊後の改革の遅れや、民政移管に消極的な軍最高評議会に対する国民の不満がある。

アッバセイヤでは2日にも激しい衝突があり少なくとも11人が死亡、多くの負傷者が出ていた。アッバセイヤの国防省の外では1週間前からデモ隊が軍最高評議会に抗議し、座り込みを行っている。

軍最高評議会の広報担当は「デモ隊が最初に治安部隊に石を投げ、侮辱し、有刺鉄線を突破した」と述べ、「標準的な手順で暴動に対処しただけで、実弾は一切使用していない」と説明した。



 
 
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サハラ砂漠で第2次大戦中の英国軍戦闘機を発見 「まさに奇跡」

2012.05.12 Sat posted at: 12:46 JST

(CNN) 第2次世界大戦中の1942年6月28日にエジプトのサハラ砂漠に墜落した英国空軍の戦闘機キティホークとみられる残骸がこのほど発見された。

ポーランドの石油会社の社員が発見し、保存状態は極めて良好で、機体、主翼と尾翼、操縦室の計器類の大部分が無傷の状態で残っており、専門家らは「まさに奇跡」と驚きを隠さない。

当時24歳だった英国空軍のデニス・コッピング軍曹は同戦闘機の修理のため、別の空軍基地に向かっていたが、途中で方向を誤り、その後サハラ砂漠に墜落した。

戦史家アンディ・サウンダース氏は、コッピング軍曹は飛行中に頭が混乱したと見ている。

そして軍曹が過ちに気付いた時には、すでに燃料不足で引き返せない状況だった。墜落現場には、日よけとして使ったと見られるパラシュートなど、軍曹が無事に着陸したことを示すいくつかの証拠が残されていた。

しかしサハラ砂漠の猛暑の中で、そう長くは生きていられなかったと見られる。

パラシュートは空から発見してもらうための目印になるし、上空を通過する飛行機に向かって光を反射させるための鏡やわずかながら発煙筒もあったはずだ。それにもかかわらず、なぜコッピング軍曹は飛行機を離れたのか。

サウンダース氏は「恐らく、誰も助けに来ないと悟って自暴自棄になり、助かる唯一の方法は助けを求めて歩きだすことだ」と考えたのだろうと推測する。

コッピング軍曹の話が知られるようになり、英国当局はこの戦闘機を英国に持ち帰り、ロンドンにある英国空軍博物館に展示したいと考えている。

現在、博物館の代表がエジプトの英国大使館と英国防省と連携して輸送手段などを検討中だ。



 
 
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武器密輸船を拿捕か シリア向けと独誌

2012/04/15 01:23

ドイツ週刊誌シュピーゲル(電子版)は14日、シリアのアサド政権向けに、イランで調達した武器を密輸しようとしていた貨物船が地中海沖で拿捕されたと報じた。貨物船はドイツの海運会社が所有、ウクライナの会社がチャーターしていたという。

同誌によると、数日前にジブチの港で重火器や弾薬が貨物船に積み込まれた。海運会社にアサド政権関係者から密告があり、シリア西部タルトスから約80キロの沖合で拿捕された。武器の具体的な種類や量は不明。

DPA通信はシリア反体制派の話として、エジプト当局が拿捕したと伝えた。(共同)



 
 
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[FT]エジプト大統領選、シャフィク元首相急浮上

2012/5/17 14:00

(2012年5月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

エジプトのムバラク政権末期に首相を務めたシャフィク元空軍司令官は昨年まで、自ら失言しては改革派から軽くあしらわれる存在だった。

■世論調査でトップに

テレビ局とのインタビューで「残念なことに、改革は成功した」と発言して視聴者を驚かせ、ムバラク氏への称賛を隠そうともしない同氏は、5月23〜24日に実施されるエジプト初の自由投票による大統領選でも、歴史の裏側に取り残された泡沫(ほうまつ)候補として片付けられていた。

だが、最後に笑うことになるのはシャフィク氏かもしれない。エジプトの独立系紙アルマスリ・アルヨウムが16日に発表した世論調査で、シャフィク氏が同大統領選の有力候補であることが示されたからだ。

シャフィク氏は16.3%の支持を得て13人の大統領候補中トップに立ち、ムーサ元外相をわずかにリードしている。

エジプトでは世論調査の信頼性が低く、無党派層が多いため選挙当日に情勢が急変する可能性もある。そんな中で、シャフィク氏が政治の混乱やこの14カ月間の景気悪化にうんざりする多くの国民の不満に乗じる兆しがみられる。

シャフィク氏の選対本部にポスターを受け取りに来た医薬品セールスマンのサミール・イスマイルさんは「シャフィク氏は閣僚経験があり、政治に精通している。治安や景気の回復に取り組んでくれると思う。妻にニカブ(全身を覆う衣装)着用を強制するような大統領は望んでいない」と話す。

エジプト北部ブハイラ県にあるイスマイルさんの村では、退職した警察官など地元有力者がシャフィク氏の選挙運動を支えているという。

■「旧体制の残党」を軍が支持か

新たな民主社会の到来を待ち望む多くのエジプト国民は、シャフィク氏を究極の「フェロール」(旧体制の残党)とみる。これはムバラク政権下の民間・軍事組織の権力層の生き残りを指している。

エジプトの政権移譲を監視する軍幹部らが大統領選で特定の支持者はいないと断言しているにもかかわらず、観測筋の間では、軍はシャフィク氏を支持しているとの見方が大勢を占めている。

ある政治活動家は「軍最高評議会などはムバラク政権をどんな形であれ再生しようと必死に取り組んでいる」と指摘。「彼らは(民間人の)ムーサ元外相ではなく、軍出身者(のシャフィク氏)を選ぶつもりだ。改革の道のりはなお長いため、我々は個人ではなく政策による判断を迫られている。シャフィク氏が勝てば、改革の道のりはさらに長くなる」と懸念を示した。

シャフィク氏は軍の土地をムバラク一族に不正に売却した件に関わったとして議員から追及を受けている。

だが、シャフィク氏の支持者はこうした告発も意に介さない。石油エンジニアのアデル・マームッドさんは「旧体制は何でも悪で、誰もが泥棒だと言うのか。シャフィク氏は軍出身で、この国は戦う者を必要としている」と話した。

By Heba Saleh



 
 
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エジプト次期大統領の座に迫る危険な男

Egypt's Rising Power Player

5月23〜24日に行われる大統領選で有力候補と目されるアムル・ムーサ元外相は、ムバラク政権の中枢メンバーだったが、今も国民に支持される理由

2012年05月21日(月)16時07分

ダン・エフロン(エルサレム支局長)

[2011年8月24日号掲載]

部外者から見れば、アムル・ムーサ(74)が今秋の選挙でエジプト大統領になる見込みはほとんどない。何しろ今回はエジプト史上初の、真に自由な大統領選挙。そして十指に余る立候補予定者のうち、この2月に辞任を強いられた独裁者ホスニ・ムバラクに最も近いのがこの男だ。

ムーサは91年から2001年まで、ムバラク政権の外相だった人物。その後もアラブ連盟(要するにムバラクと大同小異の独裁者たちの集まり)の事務局長を務めてきた。

にもかかわらず、ムーサは次期大統領の最有力候補だ。さまざまな勢力を味方に付け、支持率では国際原子力機関(IAEA)前事務局長のモハメド・エルバラダイをはるかに上回る。今年初めに首都カイロのタハリール広場を埋め尽くし、ムバラクを退陣に追い込んだ民衆の中にいたのは、ムーサではなくエルバラダイだったのだが。

決起した民衆が求めたのは、圧政と失政を繰り返してきた既成勢力との決別だったはず。そうであれば、ムーサのような人物の出番はあり得ない。なのに、なぜムーサが支持されるのか。

最大の理由は、彼が一貫してイスラエルを敵視してきたことにあるようだ。タハリール広場に面するアラブ連盟の事務所で本誌の取材に応じたときも、ムーサはイスラエルに対する敵意を隠さなかった。

「今の和平交渉は有害な言葉遊びだ。いたずらに話し合いを重ね、マスコミに写真を撮らせるだけのごまかしにすぎないことに、私たちは気付いた。実のある交渉は何もない。こんなことを続けるわけにはいかない。冗談じゃない」

宿敵イスラエルとの深い因縁

それもそのはず。ムーサの職業人生において、イスラエルは常に最大の問題だった。イスラエルとの関係が極度に緊張していた70年代、ムーサは当時の外相イスマイル・ファハミのお気に入りだった。

77年に当時のサダト大統領が歴史的なエルサレム訪問を決断したとき、ファハミは反対した。そんなことをすればアラブ世界のリーダーとしての地位を失ってしまうと訴え、職を辞した。当時41歳だったムーサは悩んだ末、イスラエルとの平和条約の立案を行うチームに加わった。

この平和条約によって、エジプトはシナイ半島を取り戻すことができた。しかしファハミが警告したとおり、アラブ世界におけるエジプトの評判はガタ落ちになった。

ムーサが外相になった頃には、イスラエルによるヨルダン川西岸やガザ地区への入植が進み、パレスチナとの和平は暗礁に乗り上げていた。当然、イスラエルとエジプトの関係も冷え込んでいた。

やがてムーサは、エジプトにおけるイスラエル批判の急先鋒となった。イスラエル側の主張には強く反論し、テレビに出演すれば激しいイスラエル批判を繰り返した。

ムーサの反イスラエル姿勢はヒットソングの詩にまで歌われた。人気歌手シャーバン・アブデルラヒムの「私はイスラエルが大嫌い」(00年)だ。このタイトルを何度も繰り返した後、アブデルラヒムは高らかに歌う。「私が愛するのはアムル・ムーサだ」

ムバラク政権崩壊直前に電話で大統領に直訴

ムーサのイスラエル嫌いは筋金入りだと、外務省で彼の報道官を4年間務めたナグイ・エルガトリフィは言う。ただ、自分が怒りを爆発させると国民がどんな反応を示すか、よくわきまえていることも確かだ。

今年4月に発表されたピュー・リサーチセンターの世論調査によれば、今ではエジプト国民の54%がイスラエルとの平和条約を破棄すべきだと考えており、和解の継続を望む声は36%にすぎない。ムーサを知る欧米の外交官の1人は、「彼の人気はイスラエル嫌いのアラブ民族主義者というイメージから来ている」と言う。

だがムーサ自身は、平和条約の破棄を主張していない。「要点は2つだ。まず、私は平和条約を破棄しない。また、この国の再建に当たって冒険主義的な手法には頼らない」と言う。

イスラエル嫌いという以外、ムーサに大した政治的実績はない。自分は外相時代にも政権への批判を繰り返してムバラク大統領に煙たがられ、「ムバラクと私の関係は緊張したものになっていた」。しかし1年前のテレビ出演ではムバラクを支持すると公言し、「大統領が再び立候補するのであれば、必ず彼に投票する」と言い切った。

今年1月に民衆による抗議デモが拡大したとき、ムーサはスイスのダボスで開かれていた世界経済フォーラムに参加していたが、日程を切り上げてカイロに戻った。アラブ連盟事務局のオフィスの窓から数十万人のデモを見ながら、彼はムバラクに電話したという。

「『大統領、これは革命です』と私は言った。そして武力による弾圧をしないよう、大統領に嘆願した。『彼らの声に耳を傾けるべきです。血が流されてはなりません』と訴えた」。ムバラクが軟禁状態に置かれている今、この話の真偽を確かめることは不可能だ。

複数の地元紙の報道によると、デモが始まって2週目にムーサはデモ隊に合流し、ムバラクの追放を求めないよう説得したという。だがムーサは、この情報は政敵が広めたもので、事実ではないという。

アメリカにとっては悪くない相手?

東欧でも89年の共産主義政権崩壊の後、巧みにイメージチェンジして民主的な選挙で当選した元共産党幹部は少なくない。革命後の社会を研究するカリフォルニア大学バークレー校の政治学者スティーブン・フィッシュは、ムーサも生き残るかもしれないとみる。

米ジョージ・ワシントン大学の政治学者マーク・リンチによれば、極端にアメリカ嫌いの候補より、元外相のムーサのほうがアメリカ政府にとっては好ましい。「欧米はムーサを許容するかもしれない」と彼は言う。

ムバラク政権を打倒した民衆はどうか。彼らはムーサを受け入れるのか。彼が当選したら、民主化は諦めるのか。

最近、記者がカイロの地下鉄に乗ったときのこと。路線地図を見ると駅名がかき消された駅が1つあった。乗客に尋ねてみると、その駅は「ムバラク」という名だったが、「殉教者」という意味の新しい駅名に変更されるという。

エジプトの人々は過去を水に流すことにしたのだろうか。そうであれば、ムーサも選挙に勝てるかもしれない。



 
 
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エジプト:独裁体制崩壊後初の大統領選、23日から投票

毎日新聞 2012年05月22日 19時32分

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で約30年に及んだ独裁体制の崩壊後、初のエジプト大統領選の投票が23日に始まる。エジプトは昨年2月のムバラク前大統領の退陣以降、軍最高評議会の暫定統治下にあり、大統領選は民政移管に向けた最終段階と位置づけられている。先の人民議会(国会)選で躍進したイスラム勢と、旧体制下での政治経験をアピールする世俗派による接戦の様相だ。

投票は23、24両日。過半数を獲得する候補者がなければ上位2氏が6月16、17日の決選投票に進出する。

立候補しているのは▽アムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)▽アフマド・シャフィク元首相(70)▽穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)▽元同胞団幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)−−ら12人。告示後に1人がムーサ氏支援に回り選挙戦を離脱した。

前政権崩壊後に悪化した治安・経済の回復を主な争点に、ムーサ、シャフィク両氏の世俗陣営、モルシ、アブルフトゥーハ両氏のイスラム勢が争っている。



 
 
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エジプト大統領選の投票開始 投票所に行列

2012/5/23 19:35

【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙の投票が23日午前8時(日本時間午後3時)に始まった。自由選挙で大統領を選ぶのは事実上初めてとあって国民の関心は高く、各地に設けられた投票所には開場前から行列ができた。目立った混乱は伝えられていない。

投票は23、24日の両日実施し、29日に投票結果を発表する。過半数の票を得る候補がいなかった場合は6月16、17日に決選投票を実施する。エジプトでは18歳以上の男女に投票権があり、有権者数は約5000万人。



 
 
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エジプトで大統領選の投票始まる 24日まで

2012.05.23 Wed posted at: 16:42 JST

(CNN) ムバラク政権崩壊から約1年3カ月がたったエジプトで23日から24日にかけ、大統領選挙の投票が行われる。同国で初めての自由、公正な大統領選とされ、12人が立候補している。

海外在住者はすでに投票を済ませた。第1回投票で過半数の票を獲得した候補者がいない場合は、6月中旬に決選投票が実施される。同国を暫定統治する軍最高評議会は、6月末までに文民に政権を移譲すると表明している。

立候補しているのは、イスラム原理主義組織ムスリム同砲団系の自由公正党を率いるモルシ氏、ムバラク政権下で外相を務めた前アラブ連盟事務局長のムーサ氏、独立系のイスラム穏健派アブルフトゥーハ氏、ムバラク政権最後の首相を務めたシャフィク氏、左派のダークホースとされるサバヒ氏ら。

同国では軍最高評議会に対する国民の不満などを背景に、最近も激しいデモが起きている。1月の総選挙ではイスラム勢力が圧勝。人民議会の498議席中、自由公正党が235議席を獲得して第1党、厳格なイスラム法の導入を求める光の党が121議席で第2党となった。



 
 
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2012年5月23日15時31分

エジプト大統領選、投票始まる 事実上初の自由選挙

民主化運動「アラブの春」によるムバラク政権崩壊後、初となるエジプト大統領選の投票が23日、始まった。エジプトで事実上初めて、市民が自由投票で大統領を選ぶ。各地の投票所では朝から有権者の列ができた。投票は24日まで。結果は29日に発表される。

選挙には元外相アムル・ムーサ氏(75)、元首相アフマド・シャフィーク氏(70)ら世俗派と、ムスリム同胞団幹部のムハンマド・ムルシ氏(60)、同胞団を脱退した元幹部アブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)ら12人が立候補している。

第1回投票で過半数を得る候補者がいなければ、6月16日から2日間、上位2人による決選投票が行われる。今のところ第1回投票で過半数を得る候補が出る可能性は低く、決選投票にもつれ込むことが有力視されている。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト:大統領選投票始まる

毎日新聞 2012年05月23日 19時12分(最終更新 05月23日 19時41分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で独裁体制が崩壊したエジプトで23日、初の民主的な大統領選が始まった。投票は24日夜まで続き、開票結果の公式発表は29日になる。旧体制下での政治経験をアピールする世俗派と、先の人民議会選で躍進したイスラム勢の接戦とみられている。

立候補者は総勢12人。アムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)、アフマド・シャフィク元首相(70)の世俗派と、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)、元同胞団幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)のイスラム勢を軸とする戦いの構図だ。過半数を獲得する候補者がなければ上位2氏が6月16、17日の決選投票に進む。

先の人民議会選では、社会の刷新を求める浮動票をイスラム勢が取り込んだ。しかし、有権者の間にはイスラム勢による権力独占を警戒する声も強く、混戦模様になっている。



 
 
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エジプト大統領選、開票始まる…決選投票の公算

【カイロ支局】昨年2月のムバラク政権崩壊後、初めてとなるエジプト大統領選は24日夜(日本時間25日未明)、2日間にわたった投票が締め切られ、開票作業が始まった。

AFP通信によると、投票率は50%前後とみられる。混戦模様でいずれの候補も過半数を獲得できず、上位2候補が6月17〜18日の決選投票に進むとの見方が強い。

(2012年5月25日12時13分 読売新聞)



 
 
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エジプト:大統領選、決選投票へ

毎日新聞 2012年05月25日 20時40分(最終更新 05月26日 01時09分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で独裁崩壊後、初のエジプト大統領選は23〜24日の投票で過半数を獲得した候補者がなく、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)による決選投票の可能性が濃厚になった。同胞団が25日、毎日新聞の取材に答えた。大統領選は「民主化」の総仕上げだが、旧体制下からの既存勢力が勝ち残り、変革を求めた若者世代の声は埋没した形になる。

選挙管理委員会によると、投票率は約50%。政府系紙アルアハラム(電子版)によると、全国27県のうち25県の開票終了時点で、モルシ氏が1位、小差でシャフィク氏が2位。変革を求めるリベラルな有権者の支持を集めた左派のハムディン・サバヒ氏(57)が3位で猛追した。

公式結果は発表されておらず、同胞団以外の陣営は開票動向に「ノーコメント」とした。

モルシ氏は、同胞団の本命候補が出馬要件を満たさず失格したことを受けて選挙戦を本格化したため、当初は出遅れ感があった。しかし、医療や福祉などの草の根活動で庶民に浸透する同胞団が組織力を総動員し、激しく追い上げた。

同胞団は長年、非合法組織として弾圧を受けてきたが「春」の後、正式に政治活動が認められ、先の人民議会選で第1党に躍進した。モルシ氏が勝利すれば、同胞団が権力の中枢を「独占」することになり、「イスラム化」を懸念する世論が高まるのは必至だ。

一方、シャフィク氏はムバラク前政権末期の首相で、閣僚経験も長く、旧体制の「残党」と批判が根強い。しかし、エジプトは52年の軍事クーデターで王制を打倒して以来、歴代の大統領4人は全員が軍出身者で「体制候補」としての基盤があった。豊富な行政経験を強調して混乱した治安や経済の再生を訴え、安定を優先したい有権者を取り込んだ。

サバヒ氏は、既存勢力による「世俗対イスラム」の構図を嫌った浮動票を取り込み、有力候補とされたアムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)や、改革派の元同胞団幹部アブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)の支持層に食い込んだ。

◇エジプト大統領選◇

総勢12人の候補者で争った初の民主的な大統領選挙。エジプトでは05年、当時のブッシュ米政権の民主化圧力で複数候補制が導入されたが、ムバラク前大統領が得票率88.6%の圧勝で5選。それ以前は信任投票。昨年2月の前政権崩壊から国の暫定統治を続ける軍最高評議会は6月末までの民政移管を約束し、大統領選はその最終段階と位置づけられている。



 
 
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エジプト大統領選、決選投票へ 原理主義系と元首相で

2012/5/26 10:51

【カイロ=押野真也】23、24日に実施したエジプト大統領選挙は26日までに開票作業がほぼ終了した。今回の投票では過半数の票を得る候補はなく、首位であるイスラム原理主義勢力「ムスリム同胞団」系のモルシ氏(60)と2位のシャフィク元首相(70)が、6月の決選投票に進むことがほぼ確実になった。

1回目の投票結果は29日に正式発表する予定だ。現地メディアによると、モルシ氏の得票率が24.9%でトップ。2位のシャフィク氏は24.5%。3位は左派系のサバヒ氏(57)の21%だった。

ムバラク前大統領への反対運動を支援したグループや貧困層などがモルシ氏を支持する一方、治安安定などを望む人々は豊富な行政手腕を持つシャフィク氏を支持したようだ。当初、有力視されていた同胞団元幹部のアブルフトゥーフ氏(60)とアラブ連盟元事務局長のムーサ氏(75)の得票率は10%台にとどまった。

決選投票は6月16、17日に実施予定。決選投票に向け、モルシ、シャフィク両氏は他候補との連携を模索し始めた。モルシ氏は同じ同胞団出身のアブルフトゥーフ氏に連携を呼びかけ、同氏も応じる意向を示している。「サラフィスト」と呼ばれる厳格なイスラム原理主義勢力やリベラル派がどちらを支援するかが今後の焦点になりそうだ。



 
 
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決戦投票は同胞団候補と元首相の対決か、エジプト大統領選

2012.05.26 Sat posted at: 16:00 JST

(CNN) 23、24両日に投票されたエジプト大統領選で、イスラム団体のムスリム同胞団が擁立するムハンマド・ムルシ氏と旧ムバラク政権で最後の首相を務めたアフマド・シャフィーク氏が決選投票で対決する公算が大きいことが一部開票結果で25日わかった。

最終の開票結果は29日発表される。地元紙アルアハラム(電子版)は27県のうち25県の開票が終了した段階で、ムルシ氏が26.48%の支持率を獲得して首位に立ち、シャフィーク氏が24.74%で追っていると報じた。

3位には約20%を得た世俗左派候補のハムディン・サバヒ氏が入り、イスラム穏健派の独立候補である元同胞団幹部のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏が4位、元外相で前アラブ連盟事務局長のアムル・ムーサ氏が5位と続いている。

開票作業が続くのはカイロ、ギザ両県のみとなった。同胞団は先に記者団に対し、開票率約90%の段階で同胞団系の自由公正党のムルシ党首が首位で、シャフィーク氏が2位に付けていることを明らかにしていた。

過半数の支持率を超えた候補者がいない場合、6月16、17両日に決戦投票が実施される。大統領選には計13人が出馬したが、うち2人は途中で撤退していた。大規模な民衆デモによるムバラク政権の崩壊を受けた今回の大統領選は、同国で初の自由、公正な大統領選となっている。

米シンクタンク、ブルッキングス研究所のエジプト問題専門家は、決選投票がムルシ、シャフィーク両氏の対決となった場合、リベラル派やムバラク政権打倒の中心勢力となった「革命派」は非常に失望するだろうと分析。多数のエジプト人はイスラム勢力の候補者と旧政権の首相だった人物のどちらかを選ばなければならない最悪の組み合わせと受け止めるだろうとも述べた。

仮にリベラル派などが投票したとしても、その票がどの候補に流れるのかは予想が難しいとも指摘。決戦投票でどちらが勝っても抗議行動や暴力が再燃し、革命の「パート2」が起きる可能性があるとも述べた。

エジプトでは今年1月にムバラク政権崩壊後、初の人民議会(498議席)選挙が実施され自由公正党が235議席、イスラム保守派の「光の党」が121議席を得る躍進を見せていた。



 
 
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2012年5月26日11時21分

ムルシ氏・シャフィーク氏決選投票へ エジプト大統領選

24日まで投票が行われたエジプト大統領選で、ムハンマド・ムルシ氏(60)を擁立する穏健派イスラム団体ムスリム同胞団は25日、ムルシ氏が首位、2位にムバラク政権下で最後の首相を務めたアフマド・シャフィーク氏(70)が入り、この2人が決選投票に向けて勝ち抜けた、と発表した。

公式発表は29日に行われる予定だが、シャフィーク氏陣営も「ムルシ氏が首位、シャフィーク氏が2位」としている。両者の間で6月に決選投票が行われることが確実な情勢だ。

同胞団の非公式集計では、ムルシ氏の得票率は25.3%、2位のシャフィーク氏は24%。3位は世俗左派のハムディン・サバヒ氏(57)だった。複数の地元紙(電子版)や民放も、数字は多少違うものの、同じ順位の非公式結果を伝えている。同胞団は、決選投票での協力を得るため、3位のサバヒ氏や4位の元同胞団幹部アブドルメナム・アブルフトゥーハ氏の陣営と協議を始めることを明かした。

アブルフトゥーハ氏を支援していたイスラム厳格派グループ、イスラム集団は25日、決選投票ではムルシ氏を支持するとの声明を出した。シャフィーク氏も世俗派やキリスト教徒の票固めに向かうとみられる。

一方、決選投票が「イスラム主義者対旧政権幹部」の構図となることで、同胞団とシャフィーク氏双方に批判的な世俗リベラル派や青年グループの反発は必至で、投票ボイコットが起きる可能性もある。

シャフィーク氏は、世俗派や旧体制支持層、革命後の混乱に疲れて「安定」を求める層、同胞団を警戒する一部のキリスト教徒の支持を集めた。リベラル層などの支持を集めたサバヒ氏は善戦したが、3位にとどまった。

選管は今後、各陣営からの異議申し立てなどを受け付ける。その審議次第で29日の公式発表の結果が変動する可能性は残る。決選投票は6月16〜17日。同月21日に最終結果が発表される。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト:大統領選、決選投票に モルシ、シャフィク両氏

毎日新聞 2012年05月26日 11時32分(最終更新 05月26日 12時01分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で独裁政権が崩壊した後、初めて実施されたエジプト大統領選は25日夜までに開票作業が終わり、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、アフマド・シャフィク元首相(70)が6月16〜17日の決選投票への進出を決めた。政府系紙アルアハラム(電子版)などが伝えた。

それによると、モルシ氏が得票率25.3%でトップ。シャフィク氏が23.74%で続き、左派のハムディン・サバヒ氏(57)は猛追及ばず21.6%で3位だった。

同胞団は25日夜、カイロ市内で記者会見し、第1回投票で敗れたサバヒ氏ら他候補や政治グループを招いて26日に会合を開き、決選投票での協力を求めると明らかにした。会合は将来の副大統領ポストや連立構想も視野に入れた話し合いになるという。

同胞団は、ムバラク前政権末期の首相で閣僚経験も長いシャフィク氏との一騎打ちとなる決選投票で「『革命』を守らなければならない」と強調した。

改革派の元同胞団幹部で得票率4位(17.93%)だったアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)はモルシ氏を支持する意向を表明した。



 
 
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エジプト大統領選:上位2氏が確定 来月の決選投票へ

毎日新聞 2012年05月26日 21時34分

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」による独裁政権崩壊後、初めて実施されたエジプト大統領選は25日夜までに開票作業が終わり、政府系紙アルアハラムなどによると、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)が首位、アフマド・シャフィク元首相(70)が2位となり、両氏が6月16〜17日の決選投票への進出を決めた。3位は左派のハムディン・サバヒ氏(57)。

同胞団は26日、第1回投票で敗れたサバヒ氏ら他候補や政治グループを招いて会合を開催。副大統領ポストや連立構想も視野に入れ、決選投票での協力を求めたとみられる。同胞団は、ムバラク前政権末期の首相で閣僚経験も長いシャフィク氏との一騎打ちとなる決選投票で「『革命』を守る」と強調している。4位のアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)はモルシ氏支持を表明した。



 
 
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2012年5月27日22時36分

エジプト大統領選、開票やり直し要求 3位サバヒ氏

エジプト大統領選の第1回投票で3位となった世俗左派ハムディン・サバヒ氏(57)が26日夜に会見し、「他陣営に複数の不正があった」として選管に異議を申し立て、開票のやり直しを求める考えを示した。

陣営幹部のムハンマド・ムニーブ議員(左派カラマ党)は、決選投票への勝ち抜けが確実視されているムスリム同胞団のムハンマド・ムルシ氏(60)と元首相アフマド・シャフィーク氏(70)の陣営について「いくつもの地域で有権者を買収したなどの情報がある。まだ公式開票結果は発表されておらず、我々はあきらめない。サバヒ氏を推した青年たちも黙っていない」と述べた。選管は29日に公式結果を発表する予定だ。

サバヒ氏はまた、両陣営から副大統領ポストと引き換えに支持要請を受けても、拒否すると述べた。

組織力を誇る同胞団が支えるムルシ氏と、旧政権支持者や体制の変化を望まない世俗保守派などの支持を集めたシャフィーク氏の両陣営は決選投票に向け、「せいぜい5位」との選挙前の予想を覆してサバヒ氏を押し上げた世俗リベラル派や若者の支持を得ようとしており、各派の駆け引きが続きそうだ。

カイロ西部の事務所前で開かれたサバヒ氏の会見には、狭い路地に若者を中心に1千人を超える支持者が密集。サバヒ氏が登場すると「ハムディン、ハムディン」と熱狂的に叫び、気を失って倒れる人も出た。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト大統領選:3位候補が異議申し立て 不正投票と

毎日新聞 2012年05月27日 18時46分(最終更新 05月27日 19時12分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で独裁体制が崩壊した後、初めて実施されたエジプト大統領選を巡り、非公式集計で3位だった左派のハムディン・サバヒ氏が26日、不正投票の疑いがあったと選挙管理委員会に申し立てた。別の立候補者のアムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長も同様に不正の疑いを指摘した。選管は29日に公式の開票結果を発表する予定。

サバヒ陣営などによると、非公式集計で2位だったアフマド・シャフィク元首相の得票について、内務省が90万票を不正に割り当てた疑いがあるという。一方、ムーサ陣営は、投票権のない治安当局者が偽の身分証明書で投票したと訴えた。

23〜24日の投票で過半数を獲得した候補者はなく、上位2氏が6月16〜17日の決選投票に進出する。非公式集計では、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下のムハンマド・モルシ自由公正党党首が得票率25.3%で1位。シャフィク氏が24%で2位、サバヒ氏は20.2%で3位だった。



 
 
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エジプト大統領選、野党候補らが異議申し立て

2012/5/28 9:31

【カイロ=共同】エジプト大統領選の第1回投票で3位となり敗退した左派系野党のサバヒ氏らは27日、選挙戦で他陣営に不正があったとして選管に異議を申し立てた。開票のやり直しなどを求めるとしている。国営テレビが報じた。

異議を申し立てたのはイスラム穏健派ムスリム同胞団元幹部アブルフォトゥーフ氏やムーサ前アラブ連盟事務局長らの計4陣営。

非公式集計で、同胞団が擁立したモルシ自由公正党党首とシャフィク元首相の上位2人が決選投票に進むことが明らかになっている。選管は29日に公式結果を発表する予定。



 
 
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エジプト大統領選、3位候補が異議申し立て

【カイロ=田尾茂樹】23、24日投票のエジプト大統領選で、非公式集計で3位となった活動家ハムディーン・サバヒ氏(57)が26日、2位で決選投票に残った元首相アフマド・シャフィク氏(70)に約90万票の不正票が投じられたなどとして選挙管理委員会に異議を申し立て、選挙手続きの停止を求めた。

両氏の得票差は約70万票だった。4位のイスラム主義組織ムスリム同胞団の元幹部アブドルモネイム・アブルフトゥーハ氏(60)や5位の元外相アムル・ムーサ氏(75)も異議を申し立てた。

(2012年5月28日16時57分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選、2氏の決選投票確定

2012/5/29 1:39

【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙の選挙管理委員会は28日、イスラム原理主義勢力「ムスリム同胞団」系のモルシ氏(60)とシャフィク元首相(70)が6月16、17日の決選投票に進むとの24日の選挙結果を発表した。「原理主義対旧体制派」の構図が鮮明になった。

得票数はモルシ氏が576万票でシャフィク氏は550万票だった。公式の得票率は発表していないが、両氏とも25%程度にとどまったようだ。過半数の票を得た候補がいないため、規定により上位の両氏が決選投票に進む。全体の投票率は46%だった。



 
 
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エジプト大統領選、決選投票が確定

2012/5/29 22:37

【カイロ=共同】エジプト選挙管理委員会は28日、ムバラク政権崩壊後の新指導者を選ぶ23〜24日の大統領選の結果を正式発表した。メディアなどの非公式集計と変わらず、イスラム穏健派ムスリム同胞団が擁立したモルシ氏と、旧政権最後の首相シャフィク氏の決選投票進出が確定した。

決選投票は6月16〜17日。人民議会(国会)第1党のイスラム勢力の同胞団と、安定を重視する守旧派の対決の構図。リベラル派の中道候補はいずれも敗退、今後は決選投票の両陣営による連合模索が本格化する。

一方、首都カイロで28日、シャフィク氏の選挙事務所を群衆が襲撃、放火した。昨年2月に大規模デモでムバラク政権を崩壊させた若者勢力などは、軍出身のシャフィク氏を「旧体制の残党」として反発しており、混乱が拡大する懸念も出ている。

選管の発表によると、投票率は46.42%。同胞団系の自由公正党党首のモルシ氏が24.77%を得票、シャフィク氏は23.66%。3位には浮動票を集め事前の予想を大きく上回った左派系野党のサバヒ氏。世論調査で首位だったムーサ前アラブ連盟事務局長は5位だった。

サバヒ、ムーサ両氏ら敗退した候補は開票のやり直しなどを求めて異議を申し立てたが、選管はいずれも退けた。



 
 
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エジプト大統領選、元首相の決選投票進出に抗議デモ

2012.05.29 Tue posted at: 09:54 JST

カイロ(CNN) エジプト選挙管理委員会は28日、大統領選第1回投票の結果を発表し、イスラム原理主義組織のムスリム同胞団が擁立する自由公正党ムハンマド・モルシ党首と、ムバラク政権最後の首相を務めたアハマド・シャフィク氏が決選投票に進むことが正式に決まった。シャフィク氏の決戦投票進出に対する抗議デモが、同国各地で展開されている。

選管によると、第1回投票ではモルシ氏が570万票、シャフィク氏が550万票を獲得。投票率は46%だった。過半数を獲得した候補がいなかったため、6月16〜17日に両氏の間で決選投票を実施することが確定した。

この知らせを受けて、カイロ中心部のタハリール広場には数千人が集まり、「革命はどこへ行った」などと主張。シャフィク氏を失格とするよう裁判所に求めた。一部のグループは同氏の選挙事務所を襲って放火したが、同陣営の報道担当者によると、火はまもなく消し止められた。

同様のデモは、アレクサンドリアなど国内各地で行われた。主催者側は、29日にも裁判所前でデモを実施すると予告した。

シャフィク氏は元空軍将校で、軍部とのつながりも深い。昨年来の変革に疑問を抱き始めた層などに支持されている。

モルシ氏は米国で教育を受けた技術者。民主主義や女性の権利擁護、イスラエルとの関係改善を公約に掲げている。一方で、大統領選に女性が立候補することに反対し、イスラエルの指導者らを「吸血鬼」と呼ぶなど強硬発言でも知られる。決選進出にはムスリム同砲団の組織票が大きく貢献したとみられる。



 
 
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2012年5月29日10時17分

エジプトで大規模デモ 元首相の決選投票進出に反発

エジプト大統領選の決選投票(6月16、17日投票)に、ムバラク政権で最後の首相を務めたアフマド・シャフィーク氏(70)が進出することへの抗議デモが28日夜、カイロ中心部タハリール広場であり、若者を中心に千人以上が集まった。カイロ西部では同氏の選挙事務所が襲撃、放火され一部が焼けた。死傷者はいなかった。

元空軍司令官のシャフィーク氏は、同じ空軍出身のムバラク前大統領の側近だった。選挙戦では「革命は終わった。日常に帰れ」「革命は何ももたらさなかった」と演説した。体制の変化を望まない世俗保守派や、イスラム団体ムスリム同胞団の伸長を望まないキリスト教徒の一部の支持を集め、第1回投票で同胞団のムハンマド・ムルシ氏(60)に次いで2位となった。

シャフィーク氏に対しては、昨年の反ムバラク政権デモに参加した若者を中心に「旧政権の残党」との批判が相次ぎ、演説中に靴を投げつけられたり、演説会場周辺で座り込みが起きたりしていた。

決選投票が同胞団対旧政権幹部の構図となったことで、「政治のイスラム化」も「旧体制の復活」も望まないリベラル層や若者が行き場を失い、棄権の動きが広がったり、デモが激化したりする可能性が高い。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト大統領選、イスラム系と元首相で決選へ

【カイロ=田尾茂樹】エジプトの選挙管理委員会は28日、大統領選(23、24日投票)の開票結果を発表した。

有効投票の過半数を獲得した候補者はおらず、首位のイスラム主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)と2位の元首相アフマド・シャフィク氏(70)が6月16、17両日に行われる決選投票に進むことが正式に決まった。

ロイター通信によると、モルシ氏は得票率24・4%、シャフィク氏は同23・3%。3位は活動家ハムディーン・サバヒ氏(57)、4位は同胞団元幹部アブドルモネイム・アブルフトゥーハ氏(60)、5位は元外相アムル・ムーサ氏(75)だった。不正投票があったとして、サバヒ氏らが申し立てていた異議は、すべて却下された。

(2012年5月29日00時48分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選、決選投票の元首相事務所放火

【カイロ=田尾茂樹】エジプト大統領選の決選投票(6月16、17日)に、元首相アフマド・シャフィク氏(70)が進んだことに抗議するデモが28日夜、カイロ市内で行われ、デモ隊の一部が暴徒化、同氏の選挙事務所を襲撃し、放火した。

地元テレビによると、死傷者はいないという。

昨年2月に崩壊したムバラク政権で最後の首相だったシャフィク氏に対しては、「前政権の残党」との批判が根強い。

一方、カイロ中心部のタハリール広場では同夜、シャフィク氏とイスラム主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)が決選投票進出を決めた開票結果に抗議するデモが行われ、約1000人が参加した。

(2012年5月29日11時28分 読売新聞)



 
 
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エジプト:大統領選、決選投票に イスラム系と元首相で

毎日新聞 2012年05月29日 01時13分(最終更新 05月29日 01時32分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で独裁体制が崩壊した後、初めて実施されたエジプト大統領選(23〜24日投票)について、選挙管理委員会は28日、開票結果を発表した。過半数を獲得した候補者はなく、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)の上位2氏による決選投票(6月16〜17日)が確定した。

選管によると、投票率は46.42%。モルシ氏が得票率24.7%でトップ、シャフィク氏が23.6%で2位に入った。左派のハムディン・サバヒ氏(57)が20.7%、「改革派」の元同胞団幹部アブドルメナム・アブルフトゥーハ氏(60)が17.4%で続き、アムル・ムーサ前アラブ連盟事務局長(75)は11.1%にとどまった。

サバヒ氏やアブルフトゥーハ氏、ムーサ氏らが投開票を巡る不正の疑いなどで異議を申し立てたが、選管はいずれも却下した。

選挙監視に当たった米国のNGO(非政府組織)「カーターセンター」は、投票について「平穏で秩序が守られていた」と評価する一方、「全国集計の状況を把握できず、全体的な透明性が損なわれた」と指摘した。

エジプトでは今回が初の民主的な大統領選。当初はムーサ氏やアブルフトゥーハ氏も有力候補とみられていたが、サバヒ氏が変革を求めるリベラルな浮動票の受け皿となり、最終盤で猛追して両氏を抑えた。



 
 
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エジプト:大統領選投票結果に抗議 選挙本部放火も

毎日新聞 2012年05月29日 12時28分(最終更新 05月29日 14時48分)

【カイロ前田英司】エジプトの首都カイロ中心部のタハリール広場などで28日夜、大統領選第1回投票の結果に抗議する若者らによる数千人規模のデモが行われた。一部は、6月の決選投票に進出した空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)のカイロ市内にある選挙運動本部を襲撃、放火する事態に発展。混乱が拡大した。

選挙管理委員会が28日発表した第1回投票(23〜24日)の開票結果によると、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ氏(60)が1位(得票率24.7%)、シャフィク氏が小差で2位(同23.6%)だった。左派のハムディン・サバヒ氏(57)が3位(20.7%)につけた。

しかし、投票数の4割以上が決選投票に進む上位2氏以外の「革命派」の候補に流れ、変革を求める若者らの間では、「同胞団」対「軍部(旧体制)」という既存勢力の決選投票への不満が強まっている。とくにシャフィク氏は民主化要求運動「アラブの春」で退陣に追い込まれたムバラク前政権の最後の首相で閣僚経験も長い。

28日のデモでは、参加者らが両氏による決選投票に抗議したり、シャフィク氏を「旧体制の残党」として非難し、ロイター通信によると、デモ参加者の一部がシャフィク氏の事務所を放火した。火はすぐに消し止められた。

エジプトでは、6月2日に、殺人罪に問われ死刑を求刑されたムバラク前大統領への判決が予定されている。また、決選投票は6月16〜17日に実施される。量刑や開票結果次第ではデモが拡大するおそれもある。



 
 
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エジプト大統領選:旧態依然に若者の不満再燃…決選投票へ

毎日新聞 2012年05月29日 22時12分(最終更新 05月29日 22時17分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で昨年2月にムバラク独裁政権が崩壊してから初めてのエジプト大統領選は28日、イスラム主義候補と旧政権幹部の間で6月16、17日に決選投票が行われることが確定した。しかし、選択肢が既成勢力に限られたため民主化を先導した若者世代の不満が噴出。国内各地で抗議デモが発生し、旧政権候補の事務所が焼き打ちされるなど混乱が広がった。暫定統治中の軍政は民政移管後も権益確保を図る懸念が残り、大統領権限を定める新憲法案の策定も停滞するなど、前途は多難だ。

◇デモ激化、事務所放火

「『革命』は誰の手にも渡さない!」。選挙管理委員会が決選投票実施を発表した28日夜、ムバラク前政権を退陣させたデモの聖地であるカイロのタハリール広場に、数千人の若者らが集まった。「タハリールから大統領を送りだそう」と書いたサインを掲げ怒りをあらわにした。

決選投票に進むのは穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相。ムバラク時代に根を持つ政治家だ。



 
 
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エジプト大統領選:対立構図の解消困難…決選投票へ

毎日新聞 2012年05月29日 22時34分(最終更新 05月30日 01時45分)

【カイロ前田英司】6月の決選投票が確定したエジプト大統領選は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身のアフマド・シャフィク元首相(70)の対決構図となった。どちらの候補が当選しても、内政や外交で国内諸勢力の対立解消は容易ではなく、政情の流動化が続きそうだ。

ムバラク前体制下で弾圧され、ムバラク前政権を崩壊させた昨年の民主化運動へも最終段階で関与を強めた同胞団は、シャフィク氏を旧体制の「残党」と批判。自らは「革命の継続」を掲げて支持を訴えている。自由公正党のオサマ・ヤシン幹事長は「モルシ氏は今や『同胞団候補』でない。全エジプトの候補者だ」と強調した。

しかし、モルシ氏はイスラム法(シャリア)の実践を繰り返し主張する。人民議会議長を出している同胞団が大統領も手中に収めれば、政治のイスラム化が進むと懸念する世俗派は少なくない。国の守護者を自任する軍部との摩擦も必至だ。

一方、シャフィク氏は「新時代の到来だ。後戻りはできない」とイメージ刷新に躍起だ。昨年の民主化政変後の治安混乱を回復するために断固とした対応も訴え、実業家層などから一定の支持を集めている。イスラム化を懸念するキリスト教の一派コプト教信者にも同氏の軍との太いパイプに期待する声がある。

しかし、旧体制からの決別を求める人々の敵対心は激しく、イスラム教では侮辱とされる靴の裏を見せつけるなどして、選挙運動を妨害した。

AP通信によると、エジプトの「春」を本格化させた警官による暴行事件の犠牲者、ハーリド・サイードさん(当時28歳)の母親は「『残党』が勝てば息子は報われない」と訴える。

民主化運動の中核を担った若者グループ「4月6日運動」のムハンマド・アフィフィ氏(26)も、前政権最後の首相だったシャフィク氏の復権を「革命の失敗」と見る。シャフィク氏当選なら、同胞団などイスラム勢が議席の約7割を占める議会との対立も避けられない。

一方、外交分野でも、どの候補が当選しても対イスラエル関係を中心に影響が出そうだ。79年にイスラエルと締結した平和条約を巡り、モルシ氏は「修正」を明言。シャフィク氏は「現状維持」を表明するが、前政権の親イスラエル政策への世論の反発は根強く、何らかの対応は不可欠との見方が有力だ。



 
 
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エジプト、30年続いた非常事態令を解除

2012.06.01 Fri posted at: 17:46 JST

(CNN) エジプトを暫定統治する軍最高評議会は5月31日、30年以上にわたって続いた非常事態令の解除を発表した。

人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)によれば、エジプトで非常事態令が最初に出されたのは1958年。サダト政権下で解除されたものの、ムバラク前大統領が就任した81年に再び発令。非常事態令により、当局は市民を逮捕、勾留する幅広い権限を手にしたという。

HRWの関係者は「エジプト議会は非常事態令の下で行われた人権侵害について十分な調査を行い、責任者の訴追を行うべきだ」と語り、議会に行動を求めた。

昨年ムバラク政権を崩壊させた民主化運動では非常事態令の解除を求める声が強く、今年1月には軍最高評議会のタンタウィ議長が一部解除を発表していた。だが一部解除では不十分だとの不満の声や、反対派をなだめるためのポーズに過ぎないとする批判の声が上がっていた。

エジプトでは6月16〜17日に大統領選の決選投票が行われる。シャフィク前首相とともに決選投票に臨むのは、ムスリム同胞団が擁立したモルシ氏だ。HRWによればモルシ氏は29日、「非常事態に戻る必要ない。既存の法律で十分だ」と解除に賛成する意見を述べたという。



 
 
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エジプト:ムバラク氏2日判決 大統領選に影響も

毎日新聞 2012年06月01日 20時34分

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で失脚し、デモ隊の殺害を指示した罪などに問われたホスニ・ムバラク前エジプト大統領(84)の判決公判が2日、カイロ郊外の警察学校で開かれる。無罪を主張するムバラク被告に対し、検察は死刑を求刑している。この裁判はエジプト民主化のうえで、独裁の過去と決別する象徴でもあるが、大統領選ではムバラク政権最後の首相が決選投票(16〜17日)に進出しており、判決は選挙の行方にも影響しそうだ。

「アラブの春」で倒れた独裁者が本人出廷の下、裁かれるのは初めて。

ムバラク被告は退陣後、デモ隊の殺害指示のほか不正蓄財などの罪で起訴された。昨年8月の初公判では、警察学校に特設された法廷内のおりに囲まれた被告席でベッドに横たわる姿がテレビ中継された。公判中は起訴内容の認否や出廷確認以外、ほとんど口を閉ざしていた。裁判は2月に結審した。被告とともに、アドリ元内相と内務省高官6人も死刑を求刑されている。

昨年1月25日から18日間続いた民衆蜂起では約850人が犠牲になった。英BBCによると、検察は発砲命令を受けたとする警官ら約2000人から事情聴取したという。



 
 
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ムバラク前大統領に終身刑 エジプト、デモ隊殺害で

2012/6/2 18:04

【カイロ=共同】昨年2月のエジプト政変時の大規模な反政府デモをめぐり、参加者の殺害を指示した罪などで死刑を求刑された前大統領のムバラク被告(84)に対する判決公判が2日、首都カイロ郊外で開かれ、被告に終身刑の判決が言い渡された。被告は無罪を主張していた。

判決は今後の治安情勢や16〜17日に行われる大統領選の決選投票にも影響しそうだ。

民主化運動「アラブの春」で退陣に追い込まれた独裁政権のトップが身柄を拘束され、罪を問われている唯一のケース。裁判は「革命」で独裁政権を打倒し民主化を進めるエジプトが過去との決別を果たす象徴でもある。判決には控訴が可能。

昨年1月、市民のデモでチュニジアのベンアリ独裁政権が崩壊したことを受け、エジプトでも各地で反政府デモが激化。同2月11日の政権崩壊までに治安部隊の弾圧などで約850人が死亡した。ムバラク被告は治安部隊に殺害を指示した罪のほか、不正蓄財、公金不正使用などでも起訴されている。

ムバラク後の新指導者を決める大統領選は、ムバラク政権最後の首相シャフィク氏と、イスラム穏健派ムスリム同胞団のモルシ氏の対決で、旧政権支持の守旧派と政権崩壊後に台頭したイスラム勢力が激突する構図。

当時のアドリ内相や内務省幹部も死刑を求刑されているほか、ムバラク被告の息子2人も汚職などの罪に問われている。



 
 
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ムバラク前大統領に終身刑 現地メディア賛否割れる

2012/6/2 19:59

【カイロ=押野真也】エジプトのムバラク前大統領(84)が反体制デモ参加者の殺害を指示した罪などに問われ、死刑を求刑された裁判で、同国特別法廷は2日、前大統領を終身刑とする判決を言い渡した。現地メディアなどの量刑への賛否は割れているが、刑が軽すぎるという声が強まれば、6月中旬の大統領選挙の決選投票で旧体制批判を前面に出すイスラム原理主義系候補の支持が広がる可能性もある。

今回の裁判は中東の民主化運動「アラブの春」で崩壊した独裁政権の指導者が法廷で裁かれた初のケース。チュニジアでも亡命中のベンアリ前大統領が死刑を求刑されている。無罪を主張するムバラク前大統領は控訴するとも伝えられるが、判決はチュニジアの裁判にも影響を与えそうだ。

判決は軍幹部の証言などをもとに、治安維持の権限があった前大統領と側近のアドリ元内相が殺害行為を止めなかった責任は重いと認定。ただ審理の過程で治安部隊などに殺害を直接指示したことを示す明確な証拠が示されなかったため、両者を終身刑とした。

前大統領は不正蓄財の罪にも問われていたが、これについては無罪とした。同じ罪に問われた2人の息子の訴追は棄却した。法廷には前大統領本人も出席。ベッドに横たわってサングラスをかけており、表情はうかがえなかった。

検察の訴えなどによると、2011年1月のエジプトの反体制デモで、鎮圧に当たった治安部隊が実弾を使用し約850人が死亡。検察は前大統領らが殺害を指示したとして死刑が相当と主張していた。

判決は6月16、17両日の大統領選挙の決選投票にも影響を与える公算が大きい。

選挙戦はムバラク政権で首相を務めたシャフィク氏と、イスラム原理主義勢力「ムスリム同胞団」系のモルシ氏の2人が争う。有権者が判決に納得すれば今後の治安維持能力などを重視するとみられ、シャフィク氏が行政経験への支持を集め「旧体制派」のイメージを払拭する可能性が大きい。量刑を不満とする声が強まれば、旧体制との決別を訴えるモルシ氏に追い風が吹きそうだ。



 
 
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ムバラク前大統領に終身刑、エジプト

2012.06.02 Sat posted at: 18:11 JST

(CNN) エジプトの首都カイロ郊外で2日、ムバラク前大統領に対する判決公判が開かれ、終身刑の判決が言い渡された。

ムバラク前大統領は昨年の大規模な反政府デモをめぐり、参加者の殺害を指示した罪などで死刑を求刑されていた。



 
 
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ムバラク氏終身刑判決に歓喜の声と怒り

【カイロ=田尾茂樹】ムバラク前大統領に終身刑判決が言い渡された2日、カイロの特設法廷前では、数百人の市民がラジオの生中継に耳を傾けた。

判決の直後には、「ムバラクは裁かれた」などと歓喜の声が響き、祝砲の花火も打ち上げられたが、興奮がさめると、次第に死刑判決ではなかったことへの怒りが強まった。

デモ弾圧で近親者を失い、前大統領の死刑を求めてきた人々は、判決に怒りをあらわにし、法廷の警備にあたっていた警官隊と衝突した。

反政府デモの集結地点だったカイロ中心部や、北部アレクサンドリアなどでは判決に反発するデモが起きた。

(2012年6月2日22時07分 読売新聞)



 
 
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エジプトの特設法廷、ムバラク前大統領に終身刑

【カイロ=貞広貴志】エジプトを約30年にわたって統治し、昨年2月の政変で退陣に追い込まれたムバラク前大統領(84)が、デモ参加者を殺害した罪などに問われた裁判の判決公判が2日、カイロの特設法廷で開かれ、前大統領は終身刑を言い渡された。

中東の民主化運動「アラブの春」で失脚した国家指導者が裁判所で直接、裁かれるのは初めて。アラブの大国エジプトが刑事裁判を通じて旧体制の清算に動いたことは、独裁打倒と民主制確立に向け試行錯誤が続く「アラブの春」にも追い風となるとみられる。

裁判では、約850人が死亡したデモ隊への発砲を前大統領が指示したかどうかの事実認定が争われた。判決は、検察側が前大統領による直接指示を立証できなかったとしつつ、「殺害を阻止しなかった責任」を認定し有罪とした。前大統領の側近だったアドリ元内相にも終身刑が言い渡されたが、同じ罪に問われた元警察幹部6人は無罪となった。検察側は、8人全員に死刑を求刑していた。

別件の収賄罪に問われた前大統領の2人の息子は、時効成立などを理由に無罪を言い渡された。

(2012年6月2日22時43分 読売新聞)



 
 
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エジプト:ムバラク前大統領に終身刑 デモ隊殺害に関与

毎日新聞 2012年06月02日 19時55分(最終更新 06月03日 00時05分)

【カイロ前田英司】中東の民主化要求運動「アラブの春」で権力の座を追われ、デモ参加者の殺害を指示した罪などに問われたエジプト前大統領、ホスニ・ムバラク被告(84)の判決公判が2日、カイロ郊外の警察学校で開かれ、アハマド・リファート裁判長は、殺害関与を認定し終身刑(求刑・死刑)を言い渡した。「春」で失脚した独裁者が本人出廷の下、裁かれたのは初めて。被告は無罪を主張しており、AFP通信によると、弁護人は控訴の意向を明らかにした。

国営テレビによると、ムバラク被告は公判後にカイロ近郊の刑務所に移送されたが、体調不良となり治療を受けた。

約30年にわたりエジプトに君臨し、古代の王「ファラオ」にも例えられた元指導者の公判は、独裁の過去と決別する象徴でもあった。16〜17日に控えるエジプト大統領選の決選投票や、アラブの春に影響されて民主化を求める反体制派を長期独裁政権が武力弾圧するシリアの情勢にも、影響を与えそうだ。



 
 
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エジプト:揺れる世論 大統領選に影響必至

毎日新聞 2012年06月02日 21時37分(最終更新 06月03日 00時07分)

【カイロ前田英司】約30年に及ぶ独裁体制を敷いたホスニ・ムバラク前大統領(84)に対する2日の終身刑判決について、エジプト世論は複雑に揺れている。高齢なども考慮して評価する声がある一方、求刑通りの死刑でなかったことへの不満は根強い。エジプト社会は既に大統領選を巡り割れており、判決が国内外の情勢に影を落とすのは必至だ。

「私はデモの最中に右手を失ったが、判決で正義は守られた」。公判が開かれたカイロ郊外の警察学校に北部アレクサンドリアから駆けつけたオサマ・モガジーさん(40)は泣いて喜んだ。「新指導者はこの判決から学ぶはずだ」といい、ムバラク政権末期のアフマド・シャフィク元首相が新大統領になっても「気にしない」と言い切った。一方、昨年1月のデモの最中に16歳の息子を失ったラマダン・アフメドさん(52)は「死刑でなければ息子は浮かばれない」と落胆し、「大統領選に行くつもりはない」と憤った。

エジプト大統領選は16〜17日、ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首とシャフィク元首相による決選投票がある。どちらも旧体制下からの既存勢力で、とりわけ元首相はムバラク政権の「残党」と非難されている。政治評論家のイブラヒム・ナワール氏は「判決でシャフィク氏への反発が高まるだろう」と分析した。

カイロ中心部のタハリール広場などには判決直後から数千人が不満を訴えて集まり、「新たな革命が必要だ」と息巻く若者もいた。

一方、長年の最高権力者が一転して国民の前で裁かれたムバラク公判は、混迷するシリア情勢を含め、非暴力的な権力移行の前例になる可能性はある。

父子2代で40年余にわたりシリアを統治するアサド大統領は国内少数派のイスラム教アラウィ派出身で、要職を親族ら同派関係者で固め、強権体制を築いた。政権崩壊はアラウィ派の危機であり、反体制派弾圧を続ける大統領の脳裏に、徹底抗戦の末に殺害されたリビアの元最高指導者カダフィ大佐の末路があるかもしれない。

民主化要求運動「アラブの春」で失脚した他の独裁者では、チュニジアのベンアリ前大統領がサウジアラビアに亡命し、昨年6月に欠席裁判で有罪判決を受けた。イエメンのサレハ前大統領は今年2月、刑事訴追の免責を条件に退陣した。

◇ムバラク前大統領

元空軍司令官。サダト大統領の暗殺を受け、81年10月、エジプトの副大統領から大統領に就任し、5期約30年の長期政権を敷いた。親米・親イスラエル路線で、イスラエルとアラブの仲介役や中東和平プロセスの進展などに努めたものの、「アラブの春」が波及し、独裁体制に国民の批判が集まり、11年2月に大統領を辞任した。

  ◆ムバラク前大統領の歩みとアラブの春◆

1981年10月 ムバラク副大統領から大統領に就任

10年12月 チュニジア青年の自殺を機に「アラブの春」始まる

11年1月 チュニジアでベンアリ政権崩壊

  1月25日 エジプト各地でムバラク大統領退陣要求デモ

  2月11日 ムバラク大統領がエジプト東部の保養地に逃避、大統領辞任

  5月24日 デモ参加者殺害指示などの罪で起訴される

  8月3日 初公判で無罪主張

  10月20日 リビアのカダフィ大佐が銃殺される

12年1月5日 ムバラク被告に死刑求刑

  2月27日 イエメンで33年にわたるサレハ体制が崩壊

  6月2日 ムバラク被告に終身刑判決



 
 
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エジプトで大規模デモ 前大統領の終身刑に不満

「死刑」求める市民ら集まる

2012/6/3 9:39

【カイロ=共同】反政府デモ参加者の殺害を指示したとしてエジプトの前大統領、ムバラク被告(84)に終身刑が言い渡されたことを受け、「求刑通り死刑にすべきだ」と不満を訴える市民らが2日から3日にかけて、首都カイロなどで大規模デモを行った。

イスラム穏健派ムスリム同胞団や昨年のデモを主導した若者グループ「4月6日運動」は2日、ムバラク被告への終身刑や元内務省高官ら6被告への無罪判決を不服として、抗議デモを呼び掛けた。

カイロ中心部にある「革命の聖地」タハリール広場では約1万人が集まり、夜を徹して座り込みが行われたほか、第2の都市、北部アレクサンドリアでも「被告らに死刑を」とのスローガンでデモが行われた。

中東の衛星テレビによると、今月中旬の大統領選決選投票に進んだ同胞団のモルシ氏は、自分が新大統領に選ばれれば「裁判をやり直す」と述べ、今回の判決に不満を持つ浮動層の票取り込みを図った。

対する決選投票候補で、ムバラク旧政権最後の首相シャフィク氏は、今回の判決について「現在のエジプトでは法律が絶対で、誰もが判決を受け入れるべきだ」との考えを示した上で、ムバラク政権時代に立ち戻ろうとする人はいないと強調。支持拡大のため、自らへの「旧政権の残党」との疑念を払拭しようとした。



 
 
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ムバラク前大統領の終身刑判決に抗議デモ、60人超負傷

2012.06.03 Sun posted at: 09:55 JST

カイロ(CNN) 昨年の反政府デモで参加者殺害を指示した罪などに問われたエジプトのムバラク前大統領(84)らに終身刑、前大統領の息子や側近ら6人に無罪を言い渡した刑事裁判所の判決に対し、首都カイロのタハリール広場などで2日、大規模な抗議デモが起きた。国営テレビによると、国内全体で少なくとも61人の負傷者が出た。

判決では、死刑を求刑されていたムバラク前大統領とアドリ元内相が終身刑となった。前大統領はただちにカイロ南部の刑務所へ移送された。検察は、刑務所内の病院に収容されるとの見通しを示した。

判決と同時に傍聴席からは抗議の声が上がり、法廷内は一時騒然となった。

タハリール広場のデモには多数の参加者が集まり、国旗を振って判決に抗議した。また、大統領選の決選投票に進出しているシャフィク元首相のポスターに火をつけ、元首相を失格とするよう求めて中心街を行進した。決選投票で元首相と対決するムスリム同砲団のモルシ氏は記者会見で、「私が当選したら反政府デモ参加者の殺害や汚職を裁くための刑事捜査を指示する」と述べ、裁判のやり直しを主張した。警察学校前ではデモ隊が石を投げたり、車を破壊したりして抗議した。

国際人権団体などからは、元指導者を国内法廷が裁いたことに一定の評価を与える一方で、側近らを無罪としたことなどを問題視する声が上がっている。



 
 
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ムバラク終身刑判決、1万人抗議「裁判は茶番」

【カイロ=田尾茂樹】エジプトのムバラク前大統領に2日、言い渡された終身刑判決などに抗議するデモが同日夜、カイロ中心部のタハリール広場であり、1万人以上が集結、「裁判は茶番だ」と気勢を上げた。

死刑が回避されたことに加え、デモ隊殺害の罪に問われた元警察幹部らが無罪とされたことに反発の声が強まっている。広場には数百人が泊まり込み、3日も早朝からデモが続いた。

ロイター通信によるとエジプトの検察当局は3日、前大統領とアドリ元内相を終身刑とし、元警察幹部や前大統領の2人の息子を無罪とした判決を不服とし、控訴した。前大統領の弁護側は控訴の方針を決めている。

(2012年6月3日23時49分 読売新聞)



 
 
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エジプト:前大統領の終身刑判決に不満 若者らがデモ

毎日新聞 2012年06月03日 20時15分(最終更新 06月03日 23時25分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で失脚したムバラク前エジプト大統領への終身刑判決を受け、カイロ中心部のタハリール広場には2日夜から3日未明にかけて1万人近い若者らが集まり、「司法の浄化を」などと判決への不満を訴えた。一方、ムバラク政権最後の首相で大統領候補のアフマド・シャフィク氏の選挙事務所2カ所が、若者らに襲撃された。元首相は一部から旧体制の「残党」と敵視されており、判決の余波は拡大を続けている。

カイロ市内では2日夜、大勢の若者らが幹線道路を事実上占拠し、タハリール広場へ行進した。広場では一連の騒乱で死亡した犠牲者の「墓」を作り、遺影を飾って無言の抗議を示す遺族もいた。

北部アレクサンドリアから駆けつけた牛乳販売員のファラグ・ムハンマドさん(27)は「不正義だ。(デモ隊殺害に対し)『目には目を』でなければならない」と話し、死刑を求刑されながら終身刑となったムバラク被告への判決に憤った。



 
 
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エジプト:前大統領の終身刑不服、検察が控訴へ

毎日新聞 2012年06月03日 22時40分(最終更新 06月04日 00時25分)

エジプトの検察当局は3日、2日に言い渡された前大統領のムバラク被告への終身刑判決を不服として、控訴することを決めた。元内務省高官ら6被告についても、無罪判決を不服として控訴する。国営テレビが報じた。検察側はムバラク被告に対し死刑を求刑していた。【カイロ支局】



 
 
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エジプト、ムバラク前大統領の終身刑不満で大規模デモ

2012/6/4 1:07

【カイロ=共同】反政府デモ参加者の殺害を指示したとしてエジプトの前大統領、ムバラク被告(84)に終身刑が言い渡されたことを受け、「求刑通り死刑にすべきだ」と不満を訴える市民らが2日から3日にかけて、首都カイロなどで大規模デモを行った。

エジプトの中東通信などによると、数十人の群衆が3日未明、大統領選の有力候補シャフィク元首相のカイロ南方にある選挙事務所を襲撃、放火した。イスラム穏健派ムスリム同胞団や若者グループ「4月6日運動」は2日、ムバラク被告への終身刑や元内務省高官ら6被告への無罪判決を不服として、抗議デモを呼び掛けた。

カイロ中心部にある「革命の聖地」タハリール広場では約1万人が集まり、夜を徹して座り込みが行われたほか、第2の都市、北部アレクサンドリアでも「ムバラク被告らに死刑を」とのスローガンでデモが行われた。



 
 
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ムバラク前大統領の息子2人、新たに資金洗浄罪で起訴

2012.06.04 Mon posted at: 11:46 JST

カイロ(CNN) エジプトのムバラク前大統領が終身刑、息子2人や側近らが無罪となった刑事裁判所の判決に抗議が集中するなか、検察は3日、息子らを資金洗浄罪で起訴すると発表した。

改めて起訴されたのは、前大統領の長男アラ被告と次男ガマル被告。2日の判決言い渡し後、側近ら5人が釈放されたのに対し、両被告は収監されたままとなっていた。

これまでの裁判では、前大統領とアドリ元内相が反政府デモ参加者への発砲を指示した罪で終身刑を言い渡された。また先週、前大統領とアラ、ガマル両被告が、国内株式市場でのインサイダー取引で20億エジプトポンド(約260億円)の利益を得たとして追起訴されたものの、この罪状では全員無罪となっていた。

判決後に発表された風刺画には、前大統領の頭部が刑務所に入れられる一方で、「ムバラクの政権」と書かれた体が、血のしたたる手で「無罪」の紙切れを振りながら歩き去る場面が描かれていた。

首都カイロのタハリール広場には3日も、判決を非難するデモ隊が詰め掛け、暫定統治を担う軍最高評議会などに不満をぶつけた。



 
 
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2012年6月6日9時57分

エジプトで大規模デモ続く 旧政権首相の排除求める

エジプトで5日夜、ムバラク前大統領と旧政権幹部に下された判決を「軽すぎる」と批判し、ムバラク政権で最後の首相を務めたシャフィーク氏を大統領選から排除することなどを求めるデモが行われ、首都カイロと第2の都市アレクサンドリアを中心に多くの市民が集まった。

エジプトでは2日にムバラク氏らに対する判決が言い渡されて以降、判決を批判するデモが続いている。大統領選の決選投票(16〜17日)がイスラム組織ムスリム同胞団のムルシ氏対シャフィーク氏という構図になったことから、双方を嫌う世俗リベラル派や青年層を中心に、シャフィーク氏の排除を求めて構図を変えようとする動きも強まっており、今後もデモが続く可能性が高い。参加したITエンジニア、ワリード・ハキームさん(30)は「軍部が選挙も裁判もコントロールして、革命をゆがめようとしている。ムルシにもシャフィークにも投票したくない」と話した。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト:カイロで大規模デモ…大統領選や判決に不満

毎日新聞 2012年06月06日 00時51分(最終更新 06月06日 01時05分)

【カイロ前田英司】エジプト大統領選の第1回投票の結果やムバラク前大統領の終身刑判決に不満を訴える若者らが5日、一斉に抗議行動を起こした。大統領選に「革命派」として出馬した候補者らが大規模デモを呼びかけ、カイロ市内では各地のモスク(イスラム礼拝所)から中心部のタハリール広場に向かって行進した。

第1回投票で3位の左派のハムディン・サバヒ氏や、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団元幹部で4位だったアブドルメナム・アブルフトゥーハ氏らも参加。組織を動員して「革命支持」をアピールした。

大統領選の決選投票にムバラク前政権最後の首相のアフマド・シャフィク氏が残ったことへの不満に加え、死刑求刑に対し終身刑が言い渡された2日のムバラク被告への判決に対する反発から、タハリール広場では抗議行動が続いている。

サバヒ、アブルフトゥーハ両氏らの陣営は4日、記者会見を開き、サバヒ氏に投じた票が破棄されていたり、投票資格のない警官らがシャフィク氏に投票したりしていたと不正疑惑を訴えた。



 
 
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ムバラク前大統領、容体「危険」

2012/6/7 1:43

【カイロ=共同】中東通信は6日、反政府デモ参加者殺害を指示した罪で2日に終身刑判決を受け、カイロの刑務所施設の病院に収容された前大統領のムバラク被告(84)の容体が急変し「危険な段階に入った」と報じた。医師団の勧告により、設備の整った軍病院などに移送される見通し。被告は集中治療室(ICU)におり、数時間で人工呼吸器を5回装着した。神経性ショック、深刻なうつ状態、血圧上昇などの症状があるという。



 
 
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ムバラク前大統領の容体悪化し「危険」な状態、呼吸器装着

2012.06.07 Thu posted at: 15:51 JST

カイロ(CNN) エジプトの検察当局などは6日、旧政権崩壊につながった反政府デモの参加者殺害に絡んだ罪で2日に終身刑判決を受けたムバラク前大統領(84)の容体が悪化、人工呼吸器が数度装着される状態になっていると述べた。

エジプトの中東通信によると、前大統領は血圧上昇や呼吸障害の症状を示し、集中治療を受けている。同通信は「容体は危険な段階にあり、過去数時間内に人工呼吸器の装着を5度受けた」と報じた。

また、判決を言い渡されて病院に収容された後、神経性ショックと深刻なうつ状態に襲われた。当局筋の情報として、軍もしくは民間病院へ移送する計画が検討されているとも報じた。

前大統領は判決を受けた後、カイロの刑務所病院に収容されていた。以前から健康の悪化を訴えており、2日の判決公判には担架に横たわったまま出廷していた。



 
 
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日立メディコなど、エジプト投資を再開 販社や工場稼働

2012/6/8 1:09

医療や生活関連メーカーがエジプト投資を再開する。日立メディコはカイロに販売会社を設立。ユニ・チャームも紙おむつなどの工場を稼働させる。中東・北アフリカ各国は人口増加率が年2〜3%と世界で最も高い地域のひとつで、特に人口が多いエジプトでは大きな需要が期待できる。中東の民主化運動「アラブの春」による政情不安はくすぶるが、市場の将来性を重視した形だ。

日立メディコは中東販社を拠点に、サウジアラビアなどペルシャ湾岸産油国やエジプトなど北アフリカ諸国で、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)を拡販する。昨年の政変後、アラブ首長国連邦で販社設立も検討したが、エジプトの政情不安が一定の落ち着きをみせたと判断。コスト面や立地からカイロでの設立を決めた。

ユニ・チャームはカイロ近郊に建設中の工場で、今年度中に紙おむつと生理用品の生産を始める。同社はすでにサウジに工場を持つが、中東・北アフリカでの供給能力が追いつかないため、エジプト投資を決めた。投資額は100億円近くとみられる。大統領選を巡りデモが起きるなどエジプトの政情は完全に落ち着いたとはいえないが、「長期で見れば市場が必ず立ち上がる。大きな流れを重視した」という。

エジプトでは政変後、外資の投資が落ち込んだが、トヨタ自動車が4月に委託生産を始めた。昨年7月には味の素が販社を設立するなど日本企業の投資再開の兆しが出ている。医療や生活関連は人口増が売り上げ拡大に直結することに加え、長期的には民主化で生活水準や医療水準が向上すれば、購買力拡大につながる可能性が高い。経済成長率も政変前の水準に回復する見込みで、投資再開の動きが加速しそうだ。



 
 
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エジプト:ムバラク前大統領、脈取れず除細動器

毎日新聞 2012年06月11日 23時32分(最終更新 06月12日 08時47分)

民主化要求運動「アラブの春」で政権を追われたエジプト前大統領、ホスニ・ムバラク被告(84)の健康状態が悪化している。AP通信によると、11日に脈が取れなくなったため、心臓の働きを正常にする除細動器が使われたと治安担当者が語った。意識は混濁し、点滴で水分補給を受けている状態だという。

ムバラク被告は今年1月、デモ参加者の殺害に関与したなどとして死刑を求刑され、今月2日に終身刑を言い渡されたが、検察、弁護側共に控訴の意向を示していた。カイロ南部のトラ刑務所の病院で治療を受けているという。【金子淳】



 
 
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ムバラク前大統領「完全な昏睡状態」に 家族が付き添い

2012.06.12 Tue posted at: 09:04 JST

カイロ(CNN) エジプトのムバラク前大統領(84)が11日、首都カイロ市内の刑務所付属病院で完全な昏睡(こんすい)状態に陥った。検察の報道官によると、電気ショックによる蘇生措置が何度か繰り返されている。

内務省の報道官によれば、前大統領は2日に反政府デモ参加者の殺害で終身刑を言い渡されてから健康状態が悪化の一途をたどり、高血圧や呼吸困難、不整脈などがみられていた。

インサイダー取引などの罪で収監中の長男アラ、次男ガマル両受刑者は前大統領に付き添いたいとの申請を出し、受理されたという。スザンヌ夫人や両受刑者の妻にも10日、面会許可証が出た。

前大統領の弁護士も、容体は「重篤」との見方を示した。9日に見舞った際も、意識がなくなっては戻るという繰り返しだった。同弁護士は、刑務所付属病院は設備が不十分だとして、軍病院への移送を要請している。



 
 
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ムバラク氏、容体悪化「極めて深刻な状態」

【カイロ=貞広貴志】AFP通信によると、デモ参加者を殺害した罪で2日に終身刑を言い渡されたエジプトのムバラク前大統領(84)の容体が悪化し、「きわめて深刻な状態」となった。

前大統領の主任弁護士が11日、明らかにしたもので、本人は「当局は私を殺そうとしている」などと話しているという。

一方、複数の地元メディアは11日、内務省筋の情報として、前大統領の容体は「良くはないが、安定している」と報じた。

(2012年6月12日11時16分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選:迷う有権者 観光客激減で旧体制回帰も

毎日新聞 2012年06月12日 21時48分

【ルクソール(エジプト南部)前田英司】エジプト大統領選の決選投票(16、17日)を巡る情勢が混とんとしている。先月の第1回投票で「革命派候補」を支持した有権者が、「イスラム」と「旧体制」の対決に態度を決めきれずにいるためだ。古都ルクソールでは激減した観光客の呼び戻しのため安定を願う声が漏れる一方、革命派が集う首都カイロの広場では「棄権か」とあきらめ顔の若者も。積極的に候補を支持できない苦悩が浮かぶ。

「もう1週間近く客がない。最悪だ」。ナイル川沿いに位置するエジプト屈指の観光地ルクソールで11日、観光馬車を営業するムハンマドさん(43)が嘆いた。近くの名所で古代エジプトの遺跡・カルナック神殿のこの日の来客数は1630人で、民主化闘争以前の約4割。「観光に悪影響のない大統領を選ばなければ……」

決選投票は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のモルシ党首と、ムバラク前政権のシャフィク元首相の対決だ。ルクソール市は旧与党・国民民主党の牙城。第1回投票はシャフィク氏が順当に1位通過し、モルシ氏は3位。左派のサバヒ氏が2位に食い込む「驚きの結果」(地元記者)だった。

タクシー運転手のモハシンさん(35)はサバヒ氏に投票した一人。「決選候補は最悪の組み合わせ」と憤るが「商売を考えるとシャフィク氏」。観光馬車のムハンマドさんもサバヒ氏の支持者だが、「次はシャフィク氏かな」と打ち明けた。地元記者によれば「イスラム系大統領ならアルコール販売を禁じたりしかねず、外国人観光客が敬遠する」との懸念があり、観光局幹部も「この業界では(世俗派の)シャフィク氏が強い」と言明する。

一方、カイロ・タハリール広場では、女性エンジニアのノハさん(27)が「シャフィク氏だけは嫌。次は棄権か、モルシ氏に」と迷う。政治活動家のイサームさん(37)は「両氏に反対。棄権するしかない」と話す。

モルシ氏は最近、人権侵害的な側面があるとの批判もあるイスラム法(シャリア)の導入を強調した第1回投票時の姿勢を修正。女性の権利保護などを訴え「我こそ革命派」とアピールする。シャフィク氏は同胞団バッシングを展開し、「全国のあらゆる広場を意見表明の場に開放する」と宣言して若者らの懐柔に努めている。

決選投票を巡っては最高憲法裁判所が14日に審理する旧体制幹部の公民権剥奪法案の行方もカギだ。4月に人民議会(国会)で可決。シャフィク氏は出馬不適格とされたが、異議申し立てで憲法裁の判断に委ねられた。

憲法裁がシャフィク氏失格を合憲とすれば、大統領選自体がやり直しになる可能性もある。同時に憲法裁は議会選挙制度も審理する予定で、違憲となれば、同胞団が第1党の人民議会は解散を強いられる恐れがある。



 
 
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エジプト:公民権剥奪法案は違憲 大統領選続行へ

毎日新聞 2012年06月14日 23時28分

【カイロ前田英司】エジプトの最高憲法裁判所は14日、人民議会(国会)が先に可決した旧体制幹部の公民権剥奪法案について、違憲と判断した。16〜17日の大統領選決選投票には、昨年の民主化闘争で崩壊したムバラク前政権のシャフィク元首相が進出しているが、違憲判断で選挙続行が決まった。

一方、憲法裁は同時に審理した議会選挙制度について、一部で不備を認め、前政権崩壊後に選出された人民議会(定数508)の公選分498議席のうち、3分の1を無効とした。制度上、議席の3分の1は独立系の候補者に割り当てられたが、政党の候補者が出馬して議席を獲得していた。

人民議会は、自派候補がシャフィク元首相と決選投票で対決する穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や、さらに保守的なイスラム厳格派といった「イスラム系」が議席の7割超を占めており、憲法裁の判断に反発するのは必至だ。



 
 
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エジプト憲法裁が議会無効の判断、軍が立法権掌握を宣言

2012.06.15 Fri posted at: 09:58 JST

カイロ(CNN) エジプトの最高憲法裁判所は14日、議会選挙について定めた法律の全条項について無効とする判決を言い渡した。これによって人民議会は解散されることになり、ムバラク政権崩壊後の同国を暫定統治していた軍の最高評議会が立法権の完全掌握を宣言。こうした動きを「クーデター」と批判する声も強まり、大統領選の決選投票を控えて再び混乱が広がっている。

4カ月ほど前に発足した人民議会はイスラム勢力が多数を占めるが、軍は以前から同勢力に対して根強い不信感を抱いてきた。立法権掌握を宣言した軍最高評議会は、15日までに100人の議員を選び、新憲法を起草すると表明。これに対して同国最大のイスラム政党「ムスリム同胞団」は、軍最高評議会による権限掌握は「真の民主主義に反する」と反発した。

判決ではさらに、ムバラク政権時代の閣僚らが大統領選に出馬することを禁じた法律を無効と認定。16日と17日に投票が行われる大統領選の決選投票に、ムバラク政権下の最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏が出馬することを認めた。決選投票はシャフィーク氏と、ムスリム同胞団系「自由公正党」のムハンマド・ムルシ党首の一騎打ちとなる。

シャフィーク氏はカイロで記者会見して憲法裁判所の判断を歓迎、「清算の時代は過去のものになった。法律と憲法を特定の個人に対して行使する時代は終わった」と強調した。

一方、ムスリム同胞団はこの判断を批判し、「旧政権が一夜にして復活することのないよう、ムルシ氏の勝利に向け全力を尽くす」と表明。自由公正党の一部議員は「完全なクーデターであり、軍最高評議会はこれを通じてエジプト史上最も崇高な部分を抹消しつつある」と訴えている。

人権団体の関係者は「エジプトで最も円滑な軍事クーデターが起きた」「我々がこれほど疲弊していなければ怒りが爆発していただろう」とツイートした。別の団体の代表も、エジプトにとって「最悪の結果」だと述べ、民政への移行は「実質的に終わった」と指摘。「エジプトは非常に危険な段階に入りつつある」と危機感を示した。

裁判所前には抗議デモを見越して判決が言い渡される前から警察や軍の治安要員が配備され、装甲車も出動。軍の情報当局者の姿もあった。シャフィーク氏の出馬を認める判決が言い渡されると集まった市民らから抗議の声が上がったが、治安部隊が裁判所前の道路を封鎖して阻止した。

米国務省のクリントン長官は14日、「民主的に選ばれた文民政府への全面的な権限移行を期待する。エジプト国民が求めた民主政権への移行が後戻りすることがあってはならない」と強調した。

エジプト司法省は判決言い渡し前日の13日に事実上の厳戒令を出し、軍が民間人を逮捕できる権限を強化している。ムスリム同胞団は14日、同令の無効を求める申し立てを起こし、クリントン米国務長官も懸念を表明した。



 
 
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2012年6月15日01時05分

エジプト議会、再選挙へ 憲法裁、選挙制度一部「違憲」

エジプトの最高憲法裁判所は14日、同国議会について「選挙制度の一部が法の下の平等に反しており違憲で、議会の当選は無効」とする判決を出した。議会全体が解散、再選挙となる見通しだ。一方、同時に審理された旧ムバラク政権幹部の公民権を停止する法律についても「違憲」と判断。アフマド・シャフィーク元首相(70)の大統領選への立候補資格は改めて認められた。大統領選の決選投票(16、17日)は予定通り行われる。

憲法裁のスルタン長官は同日、「人民議会(下院)はすべて解散することになる」とロイター通信などに述べた。人民議会選は昨年11月~ 今年1月に実施された。議席の3分の2が比例代表制、残りが小選挙区制で争われたが、「無所属候補は比例区に立候補できないのに、政党所属候補は小選挙区にも立候補できるのは不平等で違憲だ」との申し立てが出ていた。

議会では、穏健派イスラム組織ムスリム同胞団の自由公正党が議席の半数近くを占める。同胞団は大統領選に同党党首のムハンマド・ムルシ氏(60)を擁立し、シャフィーク氏と決選投票を争っており、議会が無効となる判決は痛手だ。立法権が議会から戻ってくることになる軍最高評議会は14日、緊急会合を開いた。

同胞団は「判決に従い、大統領選を続ける」としている。だが昨年の反体制デモを主導した青年グループなどもシャフィーク氏の選挙からの排除を求めてきており、各派の反発は強まりそうだ。シャフィーク氏は「歴史的な決定」としている。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト議会解散へ、憲法裁が選挙区選無効判断

【カイロ=田尾茂樹】エジプトの憲法裁判所は14日、昨年11月から今年1月に実施された人民議会選(下院選、定数498)が違憲だったとの判断を下し、選挙区選の結果を無効とした。

決定に基づき人民議会は近く解散され、再選挙が実施される見通しだ。16、17の両日に大統領選決選投票を控えたエジプト政局の混迷は必至だ。

判断は、政党候補に比例選のみならず、選挙区選への立候補も認めた議会選挙法そのものが違憲だったとした。同国を暫定統治する軍最高評議会は14日、緊急会議を開催、議会の解散を正式に決める見通しだ。

議会は、ムスリム同胞団などイスラム主義勢力が議席の7割を占めている。決定には、イスラム勢力の影響力拡大を警戒した軍政の意向が働いた可能性がある。

(2012年6月15日03時07分 読売新聞)



 
 
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エジプト憲法裁、議会選を一部無効と判断

2012/6/15 0:38

【カイロ=押野真也】エジプトの最高憲法裁判所は14日、2011年11月に実施した人民議会(国会)選挙を巡り、一部選挙区枠を無効とする判断を示した。無所属の個人を選ぶ選挙区で政党候補の擁立を認めた選挙法を憲法違反と認定したため。議会が解散し、再選挙が行われるとの見方もあるが、議会の解散権は6月中に誕生する新大統領が持つことになるとみられ、先行きは不透明だ。再選挙を実施すれば同国の内政は一層混乱しそうだ。



 
 
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エジプト、軍部と原理主義勢力の対立激化 民政移管大幅遅れも

2012/6/15 21:14

エジプトで実権を握る軍部とイスラム原理主義勢力との対立が強まっている。両者を事実上代表する2候補が競う大統領選挙の決選投票を16、17日に控え、同国の憲法裁判所が人民議会(下院、国会に相当)の解散を命じたことから、主導権争いが先鋭化。混乱が続けば6月末に予定している民政への移管が大幅に遅れる可能性があり、国内外で懸念が広がっている。

14日、憲法裁判所は人民議会を「違憲」として解散を命じる判断を下した。これに原理主義組織「ムスリム同胞団」は強く反発している。議会は同胞団系の自由公正党(FJP)が議席の半数近くを占めるため、同胞団幹部は「軍が(同胞団に圧力を加えるため)裁判所を通じてクーデターを起こした」と怒りをあらわにする。

司法権は形式上、実権を握る軍最高評議会から独立しているが、判事は2011年2月に崩壊する以前の独裁政権下で任命されており、軍と判事との結びつきを疑う見方は根強い。軍政幹部は議会が解散されれば「立法権は軍に属することになる」との見方を示している。

実際に議会が解散されれば、国内が混乱することは確実だ。エジプトでは16、17日に大統領選挙の決選投票を実施し、6月末に軍政から民政に移行する予定だった。再選挙になれば民政への移行は実現できず、ただでさえ遅れている新憲法の起草作業がさらに先送りされることになる。

ただ、実際に議会を解散し、再選挙を実施するかは不透明な要素も多い。議会の解散権は評議会トップのタンタウィ議長が持つとの見方が有力だ。しかし、解散権を行使すれば国内外の批判が軍に集中しかねず、「軍は議会を解散できない」との見方を示す現地メディアもある。

軍と同胞団との対立の根は深い。ムバラク政権が崩壊するまで、軍は原理主義組織を弾圧してきた経緯がある。独裁政権崩壊後は、一転して議会で多数派を占めるなど原理主義勢力の存在感が高まり、軍の警戒感が強まった。軍と同胞団が対立することで、国際機関からの経済支援などが停滞するケースもあった。

今回の大統領選挙の決選投票では、同胞団系のモルシ氏と、空軍司令官や首相などを務めたシャフィク氏の2人が争う。両者は事実上、原理主義勢力と軍の代表という見方が一般的だ。このため大統領選挙でモルシ氏が当選すれば、議会と大統領を原理主義勢力が独占することになるため、軍の警戒感は一層強まっていた。

軍と原理主義勢力との対立がさらに深まり、民主化プロセスが遅れれば、チュニジアやリビアなど、ほかのアラブ諸国の民主化にも影響を与えかねない。

クリントン米国務長官は14日、エジプト情勢について「エジプト国民が求める民主的な(権力の)移行を後戻りさせてはならない」などと懸念を表明。エジプトの民主化の行方を周辺国や国際社会も注視している。(カイロ=押野真也)



 
 
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エジプト:人民議会の解散命じる 最高憲法裁

毎日新聞 2012年06月15日 01時59分(最終更新 06月15日 07時23分)

【カイロ前田英司】エジプトの最高憲法裁判所は14日、議会選挙制度に不備があったとして、昨年の民主化闘争でムバラク前政権が崩壊した後に選出された人民議会(国会・定数508)の解散を命じた。制度上、公選される498議席の3分の1(小選挙区枠)は無所属候補に割り当てられているが、政党の候補者が出馬して議席を獲得していたため、選挙結果を無効とした。

この判断を受け、人民議会は解散・再選挙になる。議会が「不在」になれば、立法権限は国を暫定統治する軍最高評議会に移る。

一方、憲法裁は先に人民議会が可決した旧体制幹部の公民権剥奪法案について、違憲と判断した。16〜17日実施の大統領選の決選投票には前政権のシャフィク元首相が進出しているが、違憲判断で選挙続行が決まった。

人民議会は、決選投票にシャフィク氏の対抗馬を送り込む穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が、議席の約半数を占める。決選投票直前の司法判断には、空軍出身のシャフィク氏に肩入れする軍部の意向が働いたとの見方もある。スルタン憲法裁長官は選挙管理委員会のトップも務めている。



 
 
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エジプト大統領選:16・17日に決選投票

毎日新聞 2012年06月15日 20時44分(最終更新 06月15日 21時05分)

【カイロ花岡洋二】エジプト大統領選は、最高憲法裁の判断を受け、予定通り16、17の両日、決選投票が実施される。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の傘下にある自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、ムバラク前政権で最後の首相を務めたアフマド・シャフィク氏(70)の争い。結果は21日に公式発表されるが、大勢は18日中にも判明する見通し。

大統領選は、民主化要求運動「アラブの春」でムバラク独裁政権が崩壊したエジプトの今後を左右するだけでなく、中東各国で伸長するイスラム勢力の勢いを占う材料にもなりそうだ。5月の第1回投票ではモルシ氏が1位、シャフィク氏が2位に入ったが、小差でいずれも得票率は25%以下だった。

モルシ氏の基盤は、イスラム主義に基づく貧困層への福祉など草の根運動。シャフィク氏は、豊富な行政経験による経済・治安の安定を公約している。「アラブの春」の原動力となり、第1回投票で2人以外に入れた世俗的な若者たちの票の行方が注目される。ムバラク前大統領への終身刑判決(2日、求刑は死刑)も、有権者心理に影響しそうだ。



 
 
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エジプト:議会解散の「異常事態」 民主化に暗雲

毎日新聞 2012年06月15日 21時41分(最終更新 06月16日 00時48分)

【カイロ前田英司】エジプト最高憲法裁判所が14日、人民議会(国会)の解散を命じたことで、いまだに新憲法のないエジプトは議会さえ不在の「異常事態」に陥った。立法権限は国を暫定統治する軍最高評議会に移り、6月末までの民政移管の約束に逆行して軍政支配は一層強まっている。一部では「クーデター」との批判も上がっており、エジプト社会のさらなる混迷は避けられない情勢だ。

憲法裁は14日、大統領候補のムハンマド・モルシ氏(60)を推す穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が第1党の人民議会(国会)に解散を命じた。一方、対抗馬で元首相のアフマド・シャフィク氏(70)がやり玉に挙げられた公民権剥奪法案は違憲とした。

同胞団幹部は判断について「正真正銘のクーデターだ」と憤った。モルシ氏は支持基盤を崩されただけに打撃は必至で「『革命』を継続するため投票に行かなければならない」と会見で呼びかけた。



 
 
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2012年6月16日17時2分

エジプト大統領選、決選投票始まる 21日に発表予定

エジプト大統領選の決選投票が16日、始まった。穏健派イスラム団体ムスリム同胞団系列の自由公正党首ムハンマド・ムルシ氏(60)と、ムバラク政権で最後の首相だった元空軍司令官アフマド・シャフィーク氏(70)が争う。イスラム勢力による政治の革新か、旧政権幹部による世俗政治の継続かを問う選挙。双方を嫌う青年たちの間では、ボイコットも広がっており、投票率は低迷する可能性がある。

投票は17日まで。有権者は約5千万人。公式結果は21日に発表される予定だ。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト大統領選、決選投票始まる

2012/6/16 19:01

【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙の決選投票が16日午前8時(日本時間午後3時)に始まった。投票は2日間の日程。正式発表は21日だが、早ければ18日にも大勢が判明する見通し。決選投票はイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」系のモルシ氏とムバラク政権で首相を務めたシャフィク氏の2人が争う。エジプトの有権者数は約5000万人。



 
 
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エジプト大統領選:決選投票始まる

毎日新聞 2012年06月16日 20時17分(最終更新 06月16日 20時39分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」による独裁体制崩壊後初のエジプト大統領選は16日、決選投票が始まった。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身でムバラク前政権のアフマド・シャフィク元首相(70)の戦い。「イスラム系」と「旧体制派」の対決と評され、変革を求める世俗派の一部はボイコットを呼びかけており、投票率が結果を左右しそうだ。

決選投票は、最高憲法裁判所が14日に人民議会(国会)の解散を命じるなど、政治的な緊張が高まる中での実施となった。投票は17日までの2日間で、選挙結果の公式発表は21日。大勢は18日中にも判明するとみられる。

モルシ氏は当初、宗教色を強調して支持固めを図ったが、決選投票では「革命派」のイメージを前面に押し出して浮動票の取り込みを狙った。シャフィク氏は国を暫定統治する軍政とのつながりや行政経験をアピールし、前政権崩壊から混乱を続ける治安や経済の再生を公約して、支持を訴えた。



 
 
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エジプト大統領選の決戦投票始まる、21日に開票結果発表へ

2012.06.17 Sun posted at: 15:38 JST

カイロ(CNN) 昨年2月の旧ムバラク政権崩壊を受けたエジプトの大統領選の決戦投票が16日から始まった。投票は17日までで、最終開票結果は21日に発表される見通し。

決戦投票は、ムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏とイスラム団体ムスリム同胞団系列の自由公正党首ムハンマド・ムルシ氏の対決。昨年末から今年1月にかけて実施された人民議会(下院)選挙で躍進したイスラム勢力による統治か、旧政権幹部による世俗政治の継続かの選択を迫る選挙となっている。

ただ、大統領の権限の範囲を決める新憲法草案はまだ作成されていない。決戦投票でシャフィーク、ムルシ両氏のどちらが勝っても、ムバラク政権の崩壊後、実権を握る軍最高評議会と協議しながらの国政運営を迫られる。

同国では初の民選による大統領選だが、ムバラク政権打倒に動いた勢力の間では両候補による決戦投票への失望感も強く、投票ボイコットが広がる可能性もある。エジプト大統領選管理委員会によると、16日の投票は午前8時から開始され、予定より1時間遅らせて午後9時に締め切られた。投票に関する不正行為はほとんど報告されていない。

軍最高評議会は15日、議会の解散を命じた。同国の最高憲法裁判所が14日、一部の選挙制度を違憲とし議会の構成は無効とする判断を示したことを受けた措置で、再選挙が実施されることになる。再選挙の日取りは決まっていない。

最高憲法裁はまた、ムバラク政権下で幹部などを務めていた人物の公民権を停止していた法律も違憲とした。これによりシャフィーク元首相の大統領選への立候補資格が改めて認められた。

軍最高評議会による議会解散は、軍への疑心がくすぶるイスラム勢力が議会の主流派となっていることへの政治的な対抗手段との見方もある。軍が実権を手放す考えはないことを見せ付けた行動との指摘もある。ムスリム同胞団は議会の解散命令は軍による危険な行動と非難し、命令の是非を問う新たな国民投票の実施を要求した。



 
 
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2012年6月17日23時02分

エジプト議会に解散命じる 「違憲」判決受けて軍評議会

エジプト軍最高評議会のタンタウィ議長は、議会の解散を求める最高憲法裁判所の判決を受け、エジプト人民議会(下院)に対して解散を命じた。17日付の政府系紙アハラムが報じた。憲法裁は14日、「現行の議会選制度は違憲で無効」とする判決を出している。

アハラムが伝えたタンタウィ氏の命令によると、議会は15日付で解散となり、議員らが議会棟に入ることは禁じられるという。

議会では大統領選に党首ムハンマド・ムルシ氏を擁立しているムスリム同胞団系の自由公正党が半数近くを占めている。同胞団は「国民の自由選挙で選ばれた議会を解散する権限は、軍部にはない。解散を巡る国民投票が必要だ」との声明を出し、軍部の決定を批判した。

AFP通信はエジプト軍筋の話として、立法権は軍評議会が取り戻し、17日まで行われている決選投票で新大統領が選出されても、予算編成権も軍が握る意向だと伝えた。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト軍、人民議会に解散宣告…民主化後退も

【カイロ=田尾茂樹】エジプトを暫定統治する軍最高評議会は16日、人民議会(下院)に対し解散を宣告した。

14日に最高憲法裁判所が、昨年11月から今年1月にかけて行われた人民議会選の一部を無効とする決定を下したのを受けた措置。政府系中東通信が伝えた。

再選挙までは軍が立法権を掌握するとみられるが、再選挙の日程は不明で、議会不在の状態が長期化する可能性もある。17日に投票が終了する大統領選で選出される新大統領の就任も、新議会発足まで延期されるとの見方も出ている。6月末までに新大統領に権限を移譲するとしてきた軍政の継続や、民主化プロセス後退が現実味を帯びてきた。

議会最大会派のイスラム主義組織ムスリム同胞団系自由公正党は声明で「選挙で選ばれた議会の解散には国民投票が必要だ」と主張して反発した。議長を務めていたカタトニ氏も、軍が昨年3月に公布した憲法宣言(暫定憲法に相当)が「軍に議会の解散権はない」としていることを挙げて解散を批判した。

(2012年6月17日19時38分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選:「2候補以外の票」焦点 決選投票続く

毎日新聞 2012年06月17日 20時40分(最終更新 06月17日 23時46分)

【カイロ花岡洋二】民主化要求運動「アラブの春」による独裁体制崩壊後初のエジプト大統領選の決選投票は17日、最終日の2日目を迎えた。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下にある自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)と、空軍出身でムバラク前政権の最後の首相、アフマド・シャフィク氏(70)の対決だ。第1回で2人以外に流れた過半数の票の行方が、結果を大きく左右しそうだ。

カイロ中心部の投票所は出足が悪く、地元メディアによると、投票率は前回(46.4%)を下回る見通しだ。「革命」を主導した世俗的な若者らを中心に、両候補の間で決めかねる人が多い。両者に印を付けて無効票を投じた女性病院職員のニスリーンさん(32)は「1人は全てをイスラム教で支配しようとし、1人は旧体制の人間だ」という。

主婦のライラ・アワドさん(65)は、今回はシャフィク氏に投じた。敬虔(けいけん)なイスラム教徒だが「市民国家を望むので、原理主義はいけない。行政で実績のあるシャフィク氏に治安回復と経済立て直しを望む」と語った。

一方、モルシ氏支持の自動車修理工、サイエド・タウフィークさん(53)は「旧体制ではコネがないと何事も不利だった。国を変革し、安定をもたらしてほしい」と話した。

結果は21日にも公式発表される。



 
 
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2012年6月18日10時38分

エジプトの立法権、軍に 軍評議会が「暫定憲法」修正

エジプト軍最高評議会は17日、暫定憲法に当たる「憲法宣言」を修正した。政府系の中東通信などが伝えた。修正された暫定憲法では、14日に最高憲法裁判所が人民議会(下院)の解散を求める判決を出したことを受け、新議会ができるまで立法権は軍評議会が握ると規定。また、軍評議会は憲法案の条文に拒否権を持ち、新大統領は軍に治安出動を命じることができるとしている。

軍評議会は憲法裁判決を受け、15日付で議会に解散を命じている。これにより、これまでの議会で半数近い議席を得ていたムスリム同胞団の影響力は衰え、憲法起草と選挙制度改正で軍部が発言権を強めたことになる。

一方、人民議会のカタトニ議長(同胞団)は「軍部に議会を解散する権限はない」と反発しており、次に議会の開会が予定されている19日に、軍の解散命令を無視して議員らが集まる可能性もある。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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2012年6月18日10時55分

エジプト大統領選、ムルシ氏優勢か 決選投票開票始まる

エジプト大統領選の決選投票は17日夜に終了し、即日開票に入った。各地の開票立会人の情報などを基にしたムスリム同胞団の非公式集計では、同胞団が擁立したムハンマド・ムルシ氏(60)が得票率53%、元首相アフマド・シャフィーク氏(70)が48%でムルシ氏がやや優位に立っている。民放など複数の地元メディアの独自集計でも同様な傾向だが、シャフィーク氏の優勢を伝える局もあり、情勢は流動的だ。

選挙管理委員会は投票率について、46%だった第1回投票を下回るとの見通しを示している。18日未明の段階で正確な開票率は明らかになっていないうえ、カイロなど都市部の開票はほとんど進んでいない。このため、情勢が変わる可能性は十分ある。18日中には大勢が判明する見通しだ。

公式開票結果は21日に発表される予定だ。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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2012年6月18日11時46分

エジプト大統領選、ムルシ氏勝利宣言 同胞団独自集計で

エジプト大統領選の決選投票は17日夜終了し、穏健派イスラム団体ムスリム同胞団系列の自由公正党党首ムハンマド・ムルシ氏(60)は18日未明、勝利を宣言した。開票立会人の情報に基づいた同胞団の独自集計の結果、ムルシ氏が52.5%を得票し、同氏と争う元首相アフマド・シャフィーク氏(70)は47.5%だったとしている。

カイロで会見したムルシ氏は「自由と民主主義の正しい道に導いた神に感謝する」「全ての人々の権利を守りたい」と述べた。

一方、シャフィーク氏の陣営は「(ムルシ氏勝利は)間違った情報だ。我々の集計では開票は終わっておらず、シャフィーク氏が優勢だ」と否定している。選挙管理委員会は、選挙違反などを巡る各陣営の異議を受け付け、審査したうえで21日に公式発表する予定で、最終確定までは流動的な部分が残る。

ムルシ氏は米国で博士号を取得した工学研究者。同胞団が非合法組織だったムバラク政権下で、団員が無所属として立候補する戦術で2000年の総選挙で議員に当選。同胞団の議員団長を務めた。政党結成が認められた昨年、自由公正党党首に就任した。

軍最高評議会は今月末までに民政移管する考えを示しているが、一方で最高憲法裁判所が議会の選挙制度は違憲とする判決を出したことを受け、同評議会は15日付で議会の解散を命令した。同胞団は軍と対立しており、ムルシ氏の当選が公式に発表されても、民政移管が遅れる可能性がある。(カイロ=貫洞欣寛、村山祐介)



 
 
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「無効票投じよう」大統領選決選投票のエジプト

【カイロ=井上亜希子】17日に大統領選決選投票の最終日を迎えたエジプトでは、若者らを中心に、「無効票を投じよう」と呼びかける動きが見られた。

イスラム主義組織ムスリム同胞団の推すムハンマド・モルシ氏(60)とムバラク政権最後の首相アフマド・シャフィク氏(70)という顔合わせに最後まで不満な有権者にはけ口を提供しようというものだが、「無意味だ」との冷ややかな声も聞かれる。

投票日初日の16日、カイロの繁華街では無効票投票を呼びかける若者グループが、行き交う人々や信号待ちの車に近づき、ビラを配り始めた。マフムド・エルヘッダさん(25)は、「モルシでもシャフィクでもない、第3の選択肢があることを有権者に示したい」と、ビラを手に汗まみれになりながら話した。

(2012年6月18日10時24分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選、イスラム主義候補が勝利宣言

【カイロ=井上亜希子】エジプト大統領選の決選投票は17日午後10時(日本時間18日午前5時)、投票が締め切られ、即日開票された。

イスラム主義組織ムスリム同胞団が推すムハンマド・モルシ氏(60)の陣営は18日未明、独自集計(開票率約98%)に基づき、モルシ氏が得票率52・5%で、前政権の元首相アフマド・シャフィク氏(70)の47・5%を破り、当選を決めたと発表した。

1952年以来の共和制下で世俗主義の路線をとってきたエジプトに、イスラム主義の大統領が誕生すれば初めてで、中東各国に広がる民主化運動「アラブの春」の行方にも大きな影響を与えることになりそうだ。モルシ氏は18日未明、「神の導きで勝利した」と勝利宣言した。

シャフィク陣営は同日未明、モルシ氏の勝利宣言を「拒否する」と発表した。選挙委員会は、21日に公式集計を公表するとしている。

(2012年6月18日13時23分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選、モルシ氏勝利確実 初のイスラム原理主義系

2012/6/18 20:24

【カイロ=押野真也】17日に終えたエジプト大統領選挙の決選投票で、イスラム原理主義系のムハンマド・モルシ氏(60)の勝利が18日、確実になった。原理主義系の大統領は初めてで、実権を握る軍との対立は必至だ。ただ、現時点でエジプトに憲法はなく、原理主義勢力の影響力拡大を恐れる軍は大統領権限を限定するよう画策。軍が権限を維持し続ければ民主化が停滞しかねない。

選挙管理委員会による正式な選挙結果は21日に発表の予定だが、現地の主要メディアが選挙管理委員会の集計結果を18日に報じた。獲得票数はモルシ氏が53%、対立候補のシャフィク元首相(70)が47%だったもよう。モルシ氏は同日、「私はすべてのエジプト人を代表する大統領になる」などと勝利を宣言した。

モルシ氏は原理主義勢力「ムスリム同胞団」傘下の最大政党「自由公正党」党首。エジプト国民の中には原理主義を嫌う国民も多いが、シャフィク氏はムバラク政権下で閣僚や首相を歴任。独裁政権を支えた同氏が大統領に就任すれば民主化に逆行すると判断した有権者が多かったようだ。

◆大統領権限は限定か

ただ、モルシ氏が大統領に就任しても、どの程度の権限を持つか決まっていない。大統領の権限を定める新憲法の起草作業が停滞しているためだ。実権を握る軍最高評議会は近く、憲法起草委員会に対し、中断している起草作業を再開するよう命令する見通しだ。

起草作業で焦点となるのは大統領が持つ権限の扱いだ。モルシ氏が大統領に就任することが確実になったことから、評議会が持つ実権の多くは大統領には移譲せず、大統領を象徴的な存在にとどめたい考えだ。

評議会幹部のシャヒーン氏は18日、カイロで記者会見し、「今月末に新大統領に権限を移譲する」と述べる一方、軍の指揮権や交戦権発動などの軍事関連や国家予算にかかわる権限は移譲しないとも明言。現時点では外交権など限られた権限の移譲にとどまりそうだ。

今後の起草作業で、大統領の権限を巡って議論が紛糾すれば、再び起草作業が暗礁に乗り上げる可能性がある。大統領への大幅な権限移譲を求める同胞団と軍との間で対立が激化しそうだ。

すでに、軍は同胞団との対立を見据え、準備を進めている。13日には法務省が軍と情報機関に対して民間人を拘束できる権限を与えた。この決定は、評議会に不満を持つ同胞団が大規模なデモなどを主導しないように評議会側が強くけん制したものと受け止められている。

◆行政・立法権は軍に

これ以外にも、同胞団系議員が多数派を占める人民議会(下院、国会に相当)に対し、評議会のタンタウィ議長が解散を指示するなど、「民主化に逆行する動き」(同胞団幹部)を進めている。現在、議会の前には治安部隊が配置され、議員は立ち入れない状態だ。

議会の解散を受け、立法権は評議会に移管されている。今後、再選挙を実施する見通しだが、選挙日程について評議会幹部は18日、「4カ月以上先で、年内の早い時期」とコメント。当面は議会が存在せず、行政権と立法権は評議会が持つことになる。

民主国家では、政治権力の多くは民意で選ばれた首相や大統領が持つ。軍が権力に固執すればエジプトの民主化は進まないばかりか、昨年の反体制運動を支持した若者たちの不満が高まり、混乱が広がる可能性がある。



 
 
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イスラム穏健派、早くも「勝利宣言」 エジプト大統領選

2012/6/18 12:37

【カイロ=共同】エジプトの大統領選決選投票は17日夜(日本時間18日早朝)に締め切られ開票を開始、イスラム穏健派ムスリム同胞団系の自由公正党党首ムハンマド・モルシ氏(60)の陣営は18日、世俗派で前政権時代の最後の首相アハメド・シャフィク氏(70)に勝利したと宣言した。

ロイター通信によると、同胞団は全投票所のうち95%の投票所を調査したところ、モルシ氏が約52%、シャフィク氏が約48%の得票率だったと主張している。選管は開票状況をまだ発表していないが、18日中にも大勢が判明する見通し。

5月の第1回投票ではモルシ氏が得票率約25%、シャフィク氏が約24%と小差だった。

最高憲法裁判所は14日、昨年11月からの選挙でイスラム勢力が議席の7割を占めた人民議会(国会)に無効の判断を示し、暫定統治に当たる軍最高評議会は人民議会に解散命令を出した。フランス公共ラジオによると、軍最高評議会は17日、同評議会が暫定的に立法権などを持つことを定めた改正憲法令を発布した。

議会解散にイスラム勢力などが猛反発しており、選挙後も混乱が続くことが懸念されている。

投票は16、17日の2日間実施され、投票時間は両日とも延長された。「どちらにも投票したくない」という有権者が多いとみられ、投票率は、第1回投票の46%を下回ったとみられる。選管は21日に公式結果を発表する予定。



 
 
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エジプト大統領選:イスラム派勝利宣言 モルシ氏過半数と

毎日新聞 2012年06月18日 11時49分(最終更新 06月18日 13時00分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」による独裁崩壊後初のエジプト大統領選は17日夜、決選投票が終了した。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は18日未明、独自集計の結果、自派候補で自由公正党のムハンマド・モルシ党首(60)が、前政権時代最後の首相アフマド・シャフィク氏(70)を破り、勝利したと発表した。シャフィク陣営は公式声明を出していない。選挙管理委員会の公式発表は21日の予定。

同胞団は、開票作業がほぼ終了した時点での得票率をモルシ氏52.5%、シャフィク氏47.5%と発表。地元メディアもほぼ同様の得票率でモルシ氏リードと報じている。モルシ氏は18日未明、カイロ市内の事務所で記者会見し、「エジプト国民は革命に前進した。よりよい明日に向かって踏み出した」と勝利宣言した。

一方、昨年の民主化闘争後、国を暫定統治してきた軍最高評議会は17日、昨年3月の国民投票で承認された憲法改正案を修正し、軍政が大統領権限の一部や議会機能を引き継ぐと発表した。大統領権限を制限する一方、軍部の支配強化につながる内容。大統領選の結果判明前に先手を打った形だが、新大統領との対立は必至だ。

政府系紙アルアハラム(電子版)によると、新憲法の起草が進まず判然としていない大統領権限の明確化が目的。軍政トップのタンタウィ議長が従来は大統領が務めた国軍最高司令官に就任。新大統領は軍政の承認なしに宣戦布告できない。新憲法起草までの暫定措置だが、軍政は起草委員会メンバーを選出する権限も握った。

エジプト軍部は独裁政権と二人三脚だった旧支配勢力で、イスラム勢力の台頭を警戒してきた。軍最高評議会は同胞団との摩擦を深めており、モルシ氏の勝利が確定すれば緊張関係が強まるのは避けられないとみられる。



 
 
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エジプト大統領選:モルシ氏勝利宣言に反論 シャフィク陣

毎日新聞 2012年06月18日 21時40分

【カイロ前田英司】エジプト大統領選を戦ったシャフィク元首相の陣営は18日、声明を発表し、対抗馬であるモルシ氏の勝利宣言に対して「暫定結果では我々の得票が間違いなく上回っている」と反論した。陣営はシャフィク氏が得票率51〜52%の過半数を獲得したと主張している。

地元紙アルマスリアルヨウムの最終集計では、モルシ氏の得票率51.13%に対し、シャフィク氏は48.87%だった。モルシ陣営もほぼ同様の得票率を発表している。



 
 
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エジプト:軍部と摩擦懸念 「初のイスラム系大統領」か

毎日新聞 2012年06月18日 23時24分(最終更新 06月19日 08時28分)

【カイロ前田英司】エジプト大統領選は18日、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の擁立したムハンマド・モルシ氏(60)が勝利宣言し、初の「イスラム系」の大統領が誕生する可能性が高まった。変革を求めた人々にとってモルシ氏勝利は「革命」の成就である一方、国家の宗教色が強まる懸念はつきまとい、軍部との摩擦は必至だ。

今回の大統領選はモルシ氏と前政権最後の首相のアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ちとなり、「イスラム系」対「旧体制派」と評されて有権者を分断した。

ただ、浮動層にとって両氏のスタンスは「極端」で、投票ボイコットの動きもあった。大学1年のムハンマド・アシュマーウィさん(20)は「2人とも嫌だが、旧体制に戻らないように、との一点だけでモルシ氏に入れた」と話した。モルシ氏は18日の勝利宣言で、選挙戦で訴えたイスラム法(シャリア)の導入には触れなかった。



 
 
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エジプトの改正憲法宣言、米国務省報道官が懸念

【ワシントン=山口香子】米国務省のヌーランド報道官は18日の記者会見で、エジプトを暫定統治する軍最高評議会が、大統領権限を制限する内容の改正憲法宣言を出したことに「懸念」を表明した。  また、「最高評議会は約束を守り、民主化移行プロセスへの国民と国際社会の信頼を回復すべきだ」として、選挙結果に従い、民主体制への権限移譲を強く求めた。

国防総省のリトル報道官も、同宣言を「深く懸念している」と述べた。

米国は、巨額の軍事援助をエジプトに毎年提供。3月も13億ドル(約1022億円)の拠出を決めている。

(2012年6月19日18時46分 読売新聞)



 
 
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2012年6月18日20時32分

イスラエル・エジプト国境で武装集団が銃撃 3人死亡

イスラエル南部のエジプトとの国境付近で18日朝、イスラエル側の防護壁の建設現場を、エジプト側から越境したとみられる武装集団が銃撃し、イスラエル人労働者1人が死亡、軍の応戦で武装集団の2人が死亡した。

防護壁は、エジプト・シナイ半島からの武装勢力や不法移民の侵入を防ぐ目的で建設されている。イスラエル軍によると、武装集団のうち、3人ほどがイスラエル側に逃げこみ、行方がわからなくなっているという。

イスラエル軍は同日午前、パレスチナ自治区ガザを空爆。ガザからの情報によると、イスラム聖戦のメンバーら2人が死亡した。同軍は、エジプト国境での事件とは無関係としている。

シナイ半島ではムバラク政権の崩壊後、治安が急速に悪化。イスラエルに天然ガスを供給するパイプラインがたびたび爆破され、同半島経由でイスラエルに侵入したとみられる武装集団による連続襲撃事件も起きている。

一方、エジプト大統領選ではパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの母体のムスリム同胞団系の候補が勝利宣言しており、イスラエルは両国の平和条約の見直しにつながりかねないと警戒している。バラク国防相は18日、「誰が選ばれても、エジプトがイスラエルとの条約と国境の治安に責任を持つことを期待する」と述べた。(カイロ)



 
 
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2012年6月19日13時48分

「自由万歳」広場で祝福 エジプトのムルシ氏支持者

エジプト大統領選の決選投票で18日、イスラム団体ムスリム同胞団のムハンマド・ムルシ氏(60)が独自集計の結果から勝利を宣言したことで、カイロ中心部のタハリール広場では同日夜、数千人の市民が繰り出して祝った。一方、対立候補のアフマド・シャフィーク元首相(70)の陣営は敗北を認めていない。

昨年1月に反ムバラク政権デモ以来、エジプト中の「怒れる人々」が集まる場所となっているタハリール広場は、久々に笑顔であふれた。「ムルシ、ムルシ」「自由万歳」といったシュプレヒコールがあちこちで上がり、花火を打ち上げる若者もいた。

集まったのは、同胞団員や旧来の支持者だけではない。北部シャルキーヤ県から来た中学教師サラハ・ヤヒヤさん(36)は、第1回投票では世俗左派ハムディン・サバヒ氏に投票した。決選投票では「自分はイスラム主義者ではないが、シャフィーク氏を当選させて旧体制が復活するのはいや」とムルシ氏に投票したという。「ムルシ氏に革命を続けてほしい」

これまでの選挙で、全国に組織を持つ同胞団の独自集計の精度は高く、選管の公式発表とほぼ一致していた。だが、無効票や選挙違反の審査は今後行われることなどから、21日に発表される予定の公式発表は同胞団の集計と異なる可能性がある。医師アフマド・ベイトさん(25)は「同胞団を嫌う軍部が結果を操作するかもしれない。そうなったら、第2革命だ」と話した。(カイロ=貫洞欣寛、村山祐介)



 
 
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米、エジプト軍政長期化に懸念表明 支援見直し示唆

2012/6/19 9:38

【ワシントン=共同】米国務省のヌランド報道官は18日の記者会見で、エジプトの軍最高評議会が大統領選実施を前に人民議会の解散を命令するなど「軍部の権限保持を長期化させるような判断」をしたことに懸念を表明。国民に約束した憲法制定と民政移管を「できる限り早期に」実現するよう強く要求した。

国防総省のリトル報道官も、議会解散や同評議会への立法権付与などが、大統領選に合わせて発表されたことを「深く懸念する」と話した。

ヌランド報道官は、エジプト国民でさえ事態を理解できていないと指摘し、同評議会は憲法制定や議会選を今後どう進めるのか明示する必要があると強調。今後の判断は「米国とエジプトとの関係に影響する」と述べ、巨額の軍事支援見直しもあり得ると示唆した。

ヌランド報道官は、イスラム穏健派ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏が当選を確実にした選挙結果には言及を避け、民主的な大統領選は「エジプトにとって非常に重要だ」と述べた。



 
 
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エジプト:民政完全移管は先送り

毎日新聞 2012年06月19日 20時24分

イスラム勢力の初の大統領誕生が確実となったエジプトでは19日までに、暫定統治を担う軍最高評議会が立法権を持つ人民議会(国会)に解散を命じた上、自らに立法権を与える改正憲法令を発布した。議会再選挙は年末となる可能性もあり、完全な民政移管は当分の間、先送り。イスラム勢力は猛反発しエジプト情勢の混迷は深まっている。

一方、AP通信によると、イスラム勢力が多数を占める人民議会の一部議員は19日、閉鎖された議会建物への突入を計画。軍は周辺に兵士を配置するなどイスラム勢力と軍の間で緊張が高まっている。(共同)



 
 
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ムバラク前大統領、容体悪化で軍病院へ 死亡の報道も

2012.06.20 Wed posted at: 09:06 JST

カイロ(CNN) エジプトのムバラク前大統領(84)が19日夜、首都カイロ市内にある収容先の刑務所付属病院で心臓発作と脳卒中を起こし、同市郊外の軍病院に移送された。同国の中東通信(MENA)は、心拍と自発呼吸が停止する「臨床死」が宣告されたと伝えた。

一方、軍最高評議会の幹部はCNNに「臨床死ではないが、容体は悪化していて重体だ」と語った。

同幹部によると、前大統領は心臓発作で心停止となったが電気ショックで蘇生し、人工呼吸器を装着。その後、脳卒中も発症し、ヘリコプターで軍病院へ搬送された。

前大統領の弁護士も「脳卒中は発症したが死亡してはいない」と述べた。

前大統領は昨年2月、民主化などを求める「アラブの春」の流れのなかで辞任。今月に入り反政府デモ参加者の殺害で終身刑を言い渡されてから、健康状態が悪化の一途をたどっていた。内務省報道官によれば、高血圧や不整脈、呼吸困難がみられ、先週には完全な昏睡(こんすい)状態に陥っていたとされる。



 
 
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エジプト大統領選の両候補が勝利宣言、広場では大規模デモ

2012.06.20 Wed posted at: 18:21 JST

カイロ(CNN) エジプト大統領選の決選投票で対決したイスラム団体「ムスリム同胞団」系政党「自由公正党」のムハンマド・ムルシ党首とアフマド・シャフィーク元首相は19日までに、ともに勝利を宣言した。

また軍最高評議会が権限強化を発表したことに対し、ムルシ氏の支持者らがカイロのタハリール広場で大規模なデモを展開している。

決選投票の結果をめぐっては、ムルシ氏が18日の勝利宣言で「誰の権利も排除されず、誰も他を支配することのない」包括的な政府の樹立を約束した。

一方、国営ナイルTVによると、シャフィーク陣営の報道担当者は19日、同氏が当選したと発表。同担当者は記者会見で、「手元にある数字が正しいと確信している」と述べた。同氏は旧ムバラク政権で最後の首相を務めた人物だ。

ただ最終的にどちらの候補が当選したとしても、新大統領がどれだけの権限を握ることになるかは不透明だ。暫定統治を担う軍最高評議会は人民議会(下院)の解散を命じたのに続き、暫定憲法の修正を発表。立法権と予算の決定権は、新憲法が起草されて次期議会が選出されるまでの間、評議会が掌握すると宣言した。軍の人事権なども評議会が握る。大統領は宣戦布告の権限を持つものの、評議会の承認が必要とされる。

こうした軍の動きに対し、若者らの民主化グループ「4月6日運動」やムスリム同胞団のメンバーらが19日、タハリール広場で「100万人行進」と称するデモを実施した。広場には同日夜までに数千人の参加者が集まり、国旗を振りながらムルシ氏の名前などを唱えた。

ムスリム同胞団の代表者を名乗る政治家は「評議会が憲法を修正し、7月以降も権限を維持することには反対する。憲法は国民のものだ」と訴えた。同団体は、評議会の発表を「クーデターだ」と非難している。



 
 
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ムバラク前大統領が危篤状態、生命維持装置装着

【カイロ=田尾茂樹】エジプトのホスニ・ムバラク前大統領(84)が19日、危篤状態となり、生命維持装置を装着された。

ロイター通信が複数の軍当局者らの情報として伝えた。

政府系中東通信は前大統領の心拍が停止して「臨床的に死亡した」と報じたが、前大統領の弁護士は地元テレビに「前大統領は生存している」と述べ、死亡ではなく蘇生が施されている状態だと説明した。

前大統領は6月2日に反体制デモ参加者を殺害した罪で終身刑の判決を受け、カイロ南部の刑務所付設病院に収監された。19日夜に脳卒中を起こして意識不明となり、近くの軍病院に移送された。移送前にも電気ショックで心臓の動きを正常に戻す除細動器も使われたといい、軍病院で延命措置が続いている模様だ。

前大統領は収監後、極度のうつ状態となり、容体の深刻化が伝えられていた。

(2012年6月20日11時08分 読売新聞)



 
 
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2012年6月20日08時13分

ムバラク前大統領、意識不明の重体に エジプト

昨年の反政権デモ弾圧に関与したとして終身刑判決を受けたエジプトのムバラク前大統領(84)が19日、意識不明の重体となった。軍関係者によると「極めて厳しい状態」といい、救命措置が続いている模様だ。収監先のカイロ郊外の刑務所からカイロ市内の軍病院に運ばれたという。

政府系の中東通信は19日夜、「脳卒中などを起こし、心臓が停止した。除細動器を使っても反応しない」「刑務所の病院からカイロの軍病院に移送された」と伝えた。ロイター通信などは治安当局筋の話などとして「ムバラク氏は意識を失い、医師団が人工呼吸器を使っている」と伝えた。

軍関係者は同日、朝日新聞に「ムバラク氏は軍病院に移送され、医師団が人工呼吸器などを使って生命維持を続けているが極めて厳しい状態だ」と語った。

ムバラク氏の代理人、ディーブ弁護士は米CNNテレビに「10日前から肺に水がたまって血圧が低下し、人工呼吸器を使っていた。現在は昏睡(こんすい)状態で、投薬などに反応を示さない状態になっている」と述べた。

国営テレビは20日未明、「間もなく公式声明が出る」との見通しを伝えた。

昨年2月に反体制デモにより退陣したムバラク氏は今月2日、カイロの刑事裁判所で終身刑判決を受け、刑務所の付属病院に収監された。その後、体調の急速な悪化が伝えられていた。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプトのムバラク前大統領、意識不明に

「死亡宣告」報道も 軍幹部は否定

2012/6/20 8:19 (2012/6/20 9:51更新)

【カイロ=押野真也】エジプトのムバラク前大統領(84)が19日、意識不明の状態に陥り、収容されているカイロの刑務所から軍の医療施設に搬送された。医師団が死亡を宣告したとの現地報道もあり、情報が交錯している。

複数の現地メディアによると、前大統領は19日に脳卒中を発症。意識不明の状態で人工呼吸器を装着している。エジプトの中東通信は医師団が死亡を宣告したと報道したが、直後に軍幹部がこの情報を否定した。

前大統領は2日、2011年1月に反体制デモ隊の殺害を指示した容疑などで終身刑を言い渡されたばかり。判決後、カイロにある刑務所内の病院に収容されたが、極度のうつ状態に陥るなど体調の悪化が伝えられていた。

一方、反体制運動を支持した勢力などの間では前大統領への量刑が軽いとの不満が高まっていた。17日に終えた大統領選挙の決選投票ではイスラム原理主義系のモルシ氏の勝利が確実な情勢。この選挙では、量刑への不満がモルシ氏の票を押し上げたとの見方もある。



 
 
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エジプト内政なお混乱 イスラム勢力、軍批判強める

2012/6/20 23:30

【カイロ=押野真也】エジプト内政の混乱が広がっている。実権を握る軍政側が約束していた6月中の「民政への完全移管」が不可能となり、軍が権力を持ち続けることに対し、反発するデモが続発。大統領選を制し、勢いを増すイスラム原理主義勢力は軍に対する批判を強めている。内政の先行きを不安視し、株と通貨が下落するなど、経済面にも影響が及んでいる。

軍の最高評議会が新大統領の誕生後も軍の指揮権や立法権、憲法案に対する拒否権を軍が持ち続ける方針を示したことに反発が広がっている。17日の大統領選挙の決選投票で勝利をほぼ確実にしたイスラム原理主義系政党のモルシ党首は「軍による独裁の再来」などと批判を強めている。

19日夜にはカイロ中心部の広場で原理主義勢力の支持者や2011年の反体制運動を支持した若者など数万人が抗議デモを実施した。原理主義側は軍政に反発するデモを今後も呼びかける方針で、軍政側との対立が深まっている。

内政の先行きを不安視し、代表的な株価指数「EGX30」は急落。通貨、エジプト・ポンドもドルに対して下落するなど、経済面への影響も広がってきた。今後もデモが続発するようだと、外国人観光客の足が遠のきかねず、主要産業である観光業がさらに低迷する可能性もある。



 
 
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エジプト:数万人デモ 軍政の権限強化に反発

毎日新聞 2012年06月20日 10時01分(最終更新 06月20日 11時26分)

【カイロ花岡洋二、前田英司】エジプトの首都カイロのタハリール広場で19日、人民議会(国会)の解散を命じた軍最高評議会に抗議する大規模デモがあった。穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や若者グループ「4月6日」運動など数万人が参加し、「民政移管を遅らせている」と軍を批判した。

軍は議会を解散し、立法権を一時的に掌握することや、大統領の権限を制限する決定などを下し、ムスリム同胞団などが強く反発している。デモに参加した公認会計士のマフムード・アブドルハメドさん(43)は「ムバラク前政権に逆戻りしたような状況で、不安だ」と話した。

一方、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)と、前政権の最後の首相となったアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ちとなった大統領選の結果を巡っては両陣営が19日、記者会見を開いてそれぞれ「勝利宣言」した。



 
 
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エジプト:ムバラク前大統領、危篤状態に

毎日新聞 2012年06月20日 11時02分(最終更新 06月20日 11時09分)

【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」で権力の座を追われ、デモ隊殺害に関与した罪で今月2日に終身刑判決を受けたホスニ・ムバラク前大統領(84)は19日夜、脳卒中を起こすなどして容体が急変し、収監先のカイロ近郊の刑務所から市内の軍病院に移送された。国営の中東通信は一時、「臨床死」と報じたが、ロイター通信などは軍当局者らの話としてこれを否定し、危篤状態と伝えた。

中東通信によると、ムバラク前大統領は刑務所施設内の病院で心停止し、救命医が除細動器で蘇生措置を実施。その後、脳卒中を引き起こしたため、治療態勢の整った軍病院へ移送された。

容体については、中東通信が病院到着後、心停止状態から回復せず「臨床死」を宣告されたと伝えたのに対し、ロイター通信などは「意識不明」「生命維持装置を使用している」と報じた。また、国営テレビは「(前大統領が)治療に反応を示した」と伝えるなど、情報が錯綜(さくそう)している。



 
 
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エジプト:選挙公表延期も…ムバラク氏死亡なら

毎日新聞 2012年06月20日 21時29分(最終更新 06月20日 21時44分)

【カイロ前田英司】初の民主的な大統領選を終えたエジプトの今後の政治プロセスを巡り、19日夜に危篤に陥ったムバラク前大統領(84)の容体が影を落としている。選挙管理委員会が21日に大統領選の公式結果を発表し、国を暫定統治する軍最高評議会は6月末での民政移管を実現する予定だが、主要紙アルアハラム(電子版)は20日、前大統領死亡の際は選挙結果の公表が延期される可能性を伝えた。軍政の支配強化が懸念される中、エジプト民主化は混迷の度合いを深める一方だ。

アルアハラムは当局者の話として、選挙結果の公表延期とともに、葬儀を無事執り行うため夜間外出禁止令が出される可能性も伝えた。ムバラク前大統領が移送されたカイロ南部の軍病院前には19日深夜、支持者と反対派の双方が集まる騒ぎとなった。死亡の際には支持者が、かつての「英雄」の国葬を求めて混乱する可能性もあり、昨年2月に前大統領を退陣に追い込んだ民主化要求運動「アラブの春」以来の社会的緊張に拍車をかける恐れもある。

軍政は17日、国民投票を経て昨年3月に発出した「憲法宣言」(暫定憲法)を修正。新憲法が制定されるまで軍政トップのタンタウィ議長が国軍最高司令官に就き、予算や人事を含む軍事案件の全決定権を手にした。さらに、新憲法制定が順調に進まなければ、憲法の起草メンバーを軍政側が再選出できるとし、選挙法の違憲判断で解散させられた人民議会(国会)に代わり立法権も掌握した。

新大統領は内閣の任免権を持つが、軍政の承認なしには外国に宣戦布告できず、国内騒乱時の軍出動も命じられないなど、権限が限られている。

軍政は18日の会見で6月末での民政移管を改めて強調したが、カイロ中心部のタハリール広場には19日夜、数万人が集まり「クーデターだ」と反発した。

親米だったムバラク前政権下のエジプトを中東の要としてきた米国は、軍政の支配強化に警戒を強めている。

米国務省のヌーランド報道官は18日、「エジプトにとって重大な時であり、世界が注視している」と軍政の動きをけん制。「対エジプト政策に影響するのは当然だ」と述べ、ムバラク前政権時代から続く年間13億ドル(約1000億円)の軍事援助の見直しをちらつかせ、民政移管を完全実施するよう圧力をかけた。



 
 
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2012年6月20日16時50分

エジプトで反軍デモ 「静かなクーデター」を批判

エジプトの軍最高評議会が人民議会(下院)に解散を命じたうえ、暫定憲法を修正して立法権を評議会に移したことに抗議するデモが19日午後、カイロやアレクサンドリアなどであった。穏健派イスラム団体ムスリム同胞団や青年グループなど各派が軍の行動を「クーデター」と批判。カイロのタハリール広場に集まった議員やデモ隊の一部は議会に向かい、治安部隊とにらみ合った。

元裁判官のマフムード・ホデイリ議員(無所属)は警官に議会への立ち入りを拒否され、デモに加わった。「法制度上、国民の意思以外で議会は解散できない。これは軍による静かなクーデターだ」と語った。

一方、大統領選に擁立したムハンマド・ムルシ氏の勝利を宣言をした同胞団は19日、各開票所から選管に送られる報告書を報道陣に公表。「ムルシ氏は約52%にあたる約1324万票を得ており、勝利は間違いない」と改めて主張した。同胞団は全開票所に開票立会人を送っており、報告書を入手できる立場にある。

ムルシ氏と争う元首相アフマド・シャフィーク氏の陣営は同日、「得票率51.5%でシャフィーク氏が勝った」とした。根拠となる票数は示さなかった。選管は各陣営の異議申し立てなどを審査した上で21日に公式結果を発表する予定だ。

最高憲法裁判所は14日、「議会選制度は違憲」との判決を出し、これを受け軍の評議会は議会に解散を命じた。軍部は17日、憲法の修正を発表。議会に代わって立法権を握り、新憲法の起草作業でも条文の拒否権を持った。憲兵と軍情報部に市民の逮捕権を与える法令も出しており、今月末に予定される民政移管後も、権限の多くは軍が握り続けることになる。(カイロ=貫洞欣寛、村山祐介)



 
 
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軍に乗っ取られた? 新生エジプトのピンチ

Egypt's New Dictator?

反政府デモの間は民衆の味方を演じた軍部が行政、立法、司法の三権を掌握、本性を表した

2012年06月21日(木)18時43分

エリン・カニンガム

エジプトの大統領官邸に、反政府勢力が押し寄せた訳ではない。国営放送局が突然占拠されたり、真夜中に政治家が処刑された訳でもない。

しかし先週からカイロで起きている出来事を、多くのエジプトの専門家は「軍事クーデター」と表現している。「戦車ではなく司法によるクーデターだ」と、カイロ・アメリカン大学の歴史学部長ハレド・ファハミは言う。

今月16日にエジプト大統領選の決選投票が締め切られた1時間後、暫定統治を行う軍最高評議会(SCAF)は、行政権だけでなく立法権と無期限の憲法統治権を自らに付与する憲法令を発布した。この2日前には最高憲法裁判所が、昨年11月〜今年1月に選挙で選ばれた人民議会(下院)の議員の3分の1が違法に選出されたとして、議会を無効とする判断を下したばかりだった(軍はその後、下院を解散してしまった)。

大統領選の非公式の途中集計では、イスラム主義組織「ムスリム同胞団」が支持するムハンマド・ムルシが僅差で過半数を獲得し、アフメド・シャフィク元首相を下したとされている。

しかし軍部の権限拡大によって、選挙結果はほとんど意味を持たなくなった。新大統領に残されたのはうわべだけの権力だ。

軍部は今月30日にすべての統治権を文民政府に移譲すると約束している。しかし新たな憲法と議会ができるまで、司法権だけは軍部が継承するという。

「事実上の『国家内国家』が設立された」と、長年エジプトの軍事問題を分析してきたファハミは語る。「SCAFを定義する法律をSCAF自身が立法する。それを誰が止められるのか? 法の支配の深刻な危機だ」

「市民の擁護者」だったはずが

以前のエジプト軍は、影響力は大きいもののもっぱら舞台裏で活動してきた。しかし昨年、ムバラク政権が民主化運動によって崩壊した後は、暫定的な統治者となった。

打倒ムバラクを掲げる反政府デモが吹き荒れた昨年1月、軍は戦車を街頭に出動させたが、反体制派の市民に向かって発砲したりしないと約束。市民は兵士たちを自分たちの味方として歓迎した。

昨年2月には軍部の将軍たちがムバラクに引導を渡し、その後も生まれたばかりの民主主義の擁護者の役割を果たしてきた。「議会が選出されて憲法が制定されるまで、当時の状況では軍部がこうした役割を担う必要があった」と元准将の軍事アナリスト、モハメド・カドリーは言う。

ところが新憲法の下でも、軍部は特権にしがみつき、ムスリム同胞団が支持する自由公正党や民主主義活動家たちの妨害をするようになった。

決選投票の直前には軍警察の逮捕権限を拡大する決定が発表された。

SCAFの狙いは権力ではないかと疑念を抱いていた人々にとってさえ、今回の憲法令は驚きだった。「軍部の独断は予想を遙かに超えるものだ」と、ファハミは言う。「軍部は憲法を自ら作り、法律を作り、それを執行しようとしている」

カイロ郊外ギザ地区のムスリム同胞団の組織幹部アミル・ダラーグも、「エジプト政界に対する開戦宣言だ」と危機感を強めている。「エジプト政治には、文民勢力がもう一人も残っていない」

(GlobalPost.com特約)



 
 
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エジプト選管、大統領選の投票結果の発表を延期

2012.06.21 Thu posted at: 10:37 JST

カイロ(CNN) エジプト国営ナイルテレビは20日、大統領選の選挙管理委員会が21日に予定していた大統領選の公式結果発表を延期したと報じた。

選挙管理委員会のある委員は「委員会は、2人の大統領候補から出された計400件の選挙違反報告の確認作業を終えていない」とし、さらに「選挙結果の発表は1日か2日延期される可能性が最も高いが、まだ何も決まっていない」と語った。

一方、ナイルテレビは19日にムバラク前大統領(84)が臨床死したと報じたが、ムバラク氏の弁護士によると、その後同氏の容体は改善し、生命維持装置も外されたという。

ムバラク氏は19日に刑務所内で発作を起こし、カイロ市内の軍病院に搬送されたと報じられた。



 
 
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エジプト大統領選・決選投票、結果発表を延期

【カイロ=田尾茂樹】エジプト選挙管理委員会は20日、21日に予定していた大統領選決選投票(16、17日実施)の公式集計発表を延期することを明らかにした。イスラム主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)と元首相アフマド・シャフィク氏(70)の両陣営が申し立てた計約370件の異議申し立て審査に時間がかかるためとしており、発表は23日か24日になる見込みという。

モルシ氏は18日未明に陣営の独自集計に基づき、勝利宣言。主要メディアもモルシ氏が得票率約52%でシャフィク氏の約48%を上回ったと伝えたが、シャフィク陣営は「我々が勝っている」と主張している。

(2012年6月21日10時53分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領選、選管が結果発表を延期

2012/6/21 10:02

【カイロ=共同】エジプトの中東通信によると、同国選管当局は20日、今月中旬に行われた大統領選決選投票について、21日に予定していた結果発表の延期を決めた。決選投票で争った2候補の陣営から違反行為などをめぐる申し立てが出ており、処理に「さらに時間が必要だ」としている。

選管は延期幅について詳細は示していない。数日程度との情報もある。

各開票所の集計結果の積み上げでは、イスラム穏健派ムスリム同胞団が擁立したモルシ自由公正党党首が、旧政権最後の首相シャフィク氏を上回ることが確実。だが、両陣営は双方の違反行為をめぐり計約400件の申し立てをしており、選管は精査に追われている。

月末には、ムバラク独裁政権崩壊後の実権を握る軍最高評議会から新大統領への民政移管が予定されているが、選挙結果の確定がずれ込めば、民政移管日程にも影響が出る恐れがある。

今月16〜17日の決選投票について、プロセスの監視に当たった外国の非政府組織(NGO)などは、投票に大規模な違反はなかったとの見解を示している。



 
 
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エジプト政府、震災被災者をピラミッドに招待

2012/6/21 11:38

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の被災者21人を、エジプト政府がこのほど同国に招待、19日に首都カイロに到着した一行は同市近郊ギザのピラミッドを訪れ歓声を上げた。24日まで滞在の予定。

エジプトでは昨年、東日本大震災の影響や、各地でムバラク大統領の退陣を求める大規模デモが相次ぎ治安が悪化したことで、日本からの観光客が激減。アブデルヌール観光相が今年4月に観光PRのため訪日、被災者の招待を申し出ていた。

一行はこの日、カイロの名所ムハンマド・アリ・モスクを見学した後、ギザを訪問。ピラミッドの前で「想像以上の迫力」「雄大さに驚いた」と感嘆の声を上げながら記念撮影をした。「一瞬でも地震のことが忘れられた」と話す参加者も。

20日には南部ルクソールに移動し、古代エジプトのカルナック神殿を見た後、さらに南方のアスワンまで船中泊をしながらナイル川クルーズを楽しむ。

津波で自宅を失い、現在も仮設住宅暮らしという岩手県陸前高田市の看護師、佐々木久美子さん(58)は「エジプトも政情不安で大変だと聞いていたが、街を歩いている人々が生き生きしている。元気をもらい、私もくじけてはいけないなと感じた」と笑顔で話した。

福島県石川町にある学校法人石川高校の森涼校長(48)は「温かく歓迎してもらい感謝する。エジプトで見聞きして得た経験を、教育者の立場から復興の取り組みに役立てていきたい」と語った。(カイロ=共同)



 
 
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エジプト大統領選:投票結果の公表延期 精査に時間必要と

毎日新聞 2012年06月21日 09時37分

【カイロ前田英司】エジプトの選挙管理委員会は20日、大統領選決選投票の結果公表を当初予定していた21日から延期すると発表した。国営の中東通信が伝えた。不正を訴える申し立てが計約400件あり、「精査にさらなる時間が必要」と説明した。公表時期について主要紙アルアハラム(電子版)は23〜24日との見通しを示した。

決選投票では穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が推すモルシ自由公正党党首と、シャフィク元首相の両候補が「勝利宣言」したが、地元メディアはモルシ氏勝利と報道。20日には開票作業の監視を支援した改革派の判事グループが記者会見し、モルシ氏が88万余の得票差で勝利したとの非公式集計の結果を発表した。

AP通信によると、モルシ陣営は選管に対し、投票権のない兵士や既に死亡した人が投票者一覧に含まれていたと申告。一方、シャフィク陣営はあらかじめ記入済みの投票用紙が各地に送られていたなどと申し立てた。

国を暫定統治する軍最高評議会が新大統領の権限を制限し、民政移管への懸念が高まっている。ムバラク前大統領の容体急変もあり、開票結果の遅れは選挙の信用性を低下させ、混乱に拍車をかける恐れもある。



 
 
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エジプト:「旧体制“温存”」国民に警戒感 選管発表延期

毎日新聞 2012年06月21日 21時23分

【カイロ花岡洋二】エジプトの選挙管理委員会が20日、当初21日に予定していた大統領選決選投票の結果の公表を延期すると発表したことに対し、「旧体制を“温存”する動きだ」と国民の一部に警戒感が強まっている。大統領権限を制限する決定を下した軍などと並び、選管は「旧体制派」の一部とみられている。旧体制下で非合法化されていた穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)の大統領選勝利が報じられる中、混乱に拍車がかかりそうだ。

決選投票はモルシ氏と、ムバラク政権最後の首相のアフマド・シャフィク氏(70)の一騎打ち。国営の中東通信によると、両陣営から異議申し立てがあり、選管は「調査に時間が必要」と判断したという。地元メディアは結果が23〜24日に公表される可能性を報じている。開票を監視した判事グループは20日、「モルシ氏勝利」の非公式集計結果を発表した。



 
 
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2012年6月21日11時27分

エジプト大統領選、結果発表延期 「異議申し立て審査」

エジプトの大統領選の選挙管理委員会は20日、大統領選決選投票の公式開票結果の発表を当初予定されていた21日から延期するとの声明を出した。政府系の中東通信などが伝えた。「各陣営の異議申し立てなどの審査に時間がかかっているため」としている。

選管は声明で新しい発表期日を明らかにしていないが、選管幹部は地元民放テレビなどに「23日か24日になる」との見通しを述べた。

16〜17日に行われた決選投票の後、ムスリム同胞団のムハンマド・ムルシ氏(60)と元首相アフマド・シャフィーク氏(70)の両陣営が、独自集計の結果として勝利を宣言し、互いの選挙違反などの異議を選管に申し立てている。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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カイロで反軍政大規模デモ 大統領選発表遅れで

2012/6/22 23:14

大統領選決選投票の公式結果発表が遅れているエジプトの首都カイロで21日夜から22日にかけて、数千人規模のデモが行われた。参加者らは暫定統治を担う軍最高評議会への不満を訴えたり、イスラム穏健派ムスリム同胞団が擁立したモルシ氏の当選を主張したりした。

カイロ中心部の「革命の聖地」タハリール広場に集まった人々は、選管発表を前に改正憲法令を発布し自らの権限維持の動きを見せる軍評議会を批判。軍が新大統領に完全に民政移管するまで座り込みを続けるとしている。

デモ参加者は同胞団支持者らや若者グループ。エジプトでは、今月中旬に行われた大統領選決選投票について、モルシ氏と、旧政権最後の首相シャフィク氏の両陣営が、相手の陣営に選挙違反行為があったとして申し立てをしており、選管当局は21日に予定していた結果発表の延期を決めた。(カイロ=共同)



 
 
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エジプト、大統領選投票結果の憶測飛び交う

2012.06.23 Sat posted at: 10:29 JST

カイロ(CNN) 22日、エジプトの首都カイロのタハリール広場に、軍政からの脱却を望む市民数千人が先週行われた大統領選挙の決選投票の結果発表を求めて集結した。

エジプト大統領選挙は先週末、イスラム団体「ムスリム同胞団」系政党「自由公正党」のムハンマド・ムルシ党首とシャフィーク元首相との間で決選投票が行われ、19日までに両候補が勝利宣言をした。しかし、選挙管理委員会が21日に予定していた公式の結果発表を延期したことから、投票結果についてさまざまな憶測が飛び交っている。

そんな中、エジプトのニュースサイト「アフラム・オンライン」が投票結果について相反する2つの記事を掲載した。

アフラムは22日、同社の英語版サイトで、政府筋の情報として、ムバラク政権で最後の首相を務めたシャフィーク候補が24日に新大統領に指名されると報じた。アフラムは、シャフィーク候補が得票率50.7%で勝利宣言するとしている。

一方、同社のアラビア語サイトでは、選管関係者の話として、ムルシ氏が依然としてリードしていると伝えている。

今のところ、政府の正式な発表はない。また選管関係者によると、現在当局が2人の大統領候補から出された計400件の選挙違反報告の確認作業中だという。



 
 
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エジプト、軍の強硬姿勢強まる 大統領選結果は24日

2012/6/23 23:21

【カイロ=押野真也】混迷が続くエジプトで、実権を握る軍の姿勢が一段と強硬になってきた。大統領選挙の正式結果の発表前に勝利を宣言したイスラム原理主義勢力を強く批判。軍に反発するデモには「厳しく対処する」とし、反軍政の動きをけん制している。これまで延期していた大統領選挙の結果は24日に発表される見通しとなり、結果次第ではさらなる混乱も予想される。

エジプト統治の実権を持つ軍最高評議会は22日に声明を発表。選挙管理委員会の正式な結果発表前の18日に勝利宣言した原理主義組織「ムスリム同胞団」系のモルシ候補に対し、「時期尚早な発表で国内を混乱させている」と批判した。

評議会は22日、同胞団や若者が連日、カイロ中心部で数千人規模の反軍政デモを実施していることについて「公共の利益が損なわれる動きには厳しく対処する」との声明を出した。軍は13日に民間人を拘束できる権限を法務省から付与されており、こうした権限をちらつかせることで同胞団を強くけん制したものとみられる。

一方、軍と同胞団は対立を深めつつ、直接交渉にも動き始めたようだ。交渉で同胞団は、軍が命じた人民議会(下院、国会に相当)の解散を撤回するよう要求。評議会側は、軍事全般の権限を軍が持ち続けると規定した暫定憲法を同胞団側に認めるよう迫っているという。

政府系の新聞、アルアハラム(電子版)は「両者の交渉は合意に達することができる」との評議会幹部の発言を伝えている。ただ、両者の溝は大きく、合意は簡単ではなさそうだ。

同紙は、交渉が決裂すれば軍がさらに強硬となり、選挙結果に介入する可能性があることを示唆。この場合、大統領選挙の勝者がモルシ氏ではなく、対立候補のシャフィク元首相になることもあり得ると伝えている。

エジプト大統領選挙の決選投票は17日に終了し、21日に選管が結果を発表する予定だった。しかし、決選投票に臨んだ両陣営から双方の違反を指摘する意見が400件以上寄せられたとして発表を延期。23日、選管は24日午後3時(日本時間同10時)に発表することを明らかにした。



 
 
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エジプト大統領選の決戦投票、開票結果は24日午後発表か

2012.06.24 Sun posted at: 14:59 JST

カイロ(CNN) エジプトで6月16、17両日に実施された大統領選の決戦投票で同国の選挙管理委員会当局者は23日、公式の最終開票結果が現地時間の24日午後3時に発表されると述べた。

ただ、地元テレビによると、選挙管理委のスルタン委員長は決選投票に進んだ候補者2人の陣営による選挙違反の申し立ての処理が続いており、開票結果の発表日時は決まっていないと語った。異議申し立ての件数は約400件とされる。

決戦投票では、旧ムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏とイスラム団体ムスリム同胞団系列の自由公正党党首ムハンマド・ムルシ氏が対決。両陣営は独自集計の結果として、小差での勝利をそれぞれ宣言している。

最終開票結果は当初、21日に発表の予定だったが、選挙管理委は選挙違反の申し立てなどを理由に延期していた。

開票結果の発表の遅れや実権を握る軍に対する住民のいら立ちも強まっているとみられ、ムバラク政権を崩壊させた民衆デモの主要舞台となった首都カイロのタハリール広場には23日、前夜に続いて住民が集結した。

一方、決選投票の開票結果発表に伴う政治的混乱を懸念する軍最高評議会は、公共の秩序などに脅威を与える行為には厳しく対処すると警告した。



 
 
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エジプト大統領選、24日に結果発表

2012/6/24 1:46

【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙の選挙管理委員会は23日、17日に終えた決選投票の結果を24日午後3時(日本時間同10時)に発表すると明らかにした。イスラム原理主義勢力「ムスリム同胞団」系のモルシ氏とシャフィク元首相が争った選挙で、結果発表が延期されていた。同胞団は独自集計を根拠に、すでに勝利を宣言。これにシャフィク氏が反論していた。エジプトでは同胞団と、実権を握る軍の対立が深まっており、連日数千人規模のデモがカイロで起きている。



 
 
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エジプト新大統領にモルシ氏 選管発表

イスラム原理主義系で初

2012/6/24 23:48

【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙の選挙管理委員会は24日、イスラム原理主義系のムハンマド・モルシ自由公正党党首(60)が勝利したと発表した。ムバラク独裁政権が倒れてから約1年5カ月を経て、国民が選ぶ大統領がようやく誕生する。イスラム原理主義系の大統領は初めて。

モルシ氏は6月中に就任する見通し。選管は同氏の得票率が約52%で対立候補のアハマド・シャフィク元首相(70)を上回ったと発表した。選挙結果を巡ってはモルシ氏とシャフィク氏の両陣営が勝利を主張していた。

実権を持つ軍が介入し、モルシ氏の勝利を阻止するとの見方もあったが、当面の混乱は回避されそうだ。イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は独自集計を根拠に対立するシャフィク氏が勝利するとの結果が出れば「(シャフィク氏との関係が深い)軍が選挙に不法介入した」として、大規模な反軍政デモの実施を計画していた。

初の原理主義系大統領の誕生に、国内人口の1割を占めるキリスト教徒の警戒感は強い。外交面でも同胞団はイスラエルとの平和条約破棄を主張した時期もあるだけに同国は今後の条約の動向に神経をとがらせている。



 
 
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エジプト大統領選:モルシ氏が当選…軍部と摩擦必至

毎日新聞 2012年06月24日 23時43分(最終更新 06月25日 02時33分)

 【カイロ前田英司】民主化要求運動「アラブの春」による独裁崩壊後初のエジプト大統領選で、選挙管理委員会は24日、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の擁立したムハンマド・モルシ自由公正党党首(60)がアフマド・シャフィク元首相(70)を破り、当選したと発表した。1952年の軍事クーデター以来初の「イスラム系」大統領の誕生で、歴代大統領を占めてきた軍部との摩擦が強まるのは必至だ。

国を暫定統治する軍最高評議会は6月末までの民政移管を約束するが、決選投票(16〜17日)最終日に「憲法宣言」(暫定憲法)を修正して新大統領の権限を制限するなど、支配強化の動きを強め、同胞団は反発してデモを続けている。選管発表によると決選投票の結果、得票率はモルシ氏51.73%、シャフィク氏48.27%。投票率は51.85%で、第1回投票(5月23〜24日)の46.42%を上回った。



 
 
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焦点:エジプト新大統領が試練の船出、改革実現の鍵は「共生」

(ロイター - 06月25日 19:30)

[カイロ 25日 ロイター] エジプト大統領選挙の決選投票で、イスラム穏健派「ムスリム同胞団」系の自由公正党党首ムハンマド・モルシ氏が勝利し、次期大統領となることが決まった。しかしこれは、同胞団と軍部との長い権力闘争の新たな幕開けといえるだろう。

これまで大半の期間を非合法とされてきた同胞団の出身で、エジプト初の自由選挙で選ばれた指導者となるモルシ氏は歴史的な勝利を飾ったとはいえ、変革はすぐには望めそうにない。モルシ氏が掲げた選挙公約のいくつかは棚上げされる可能性がある。

首相の任命など組閣を行うのはモルシ氏だが、今の議会では法案が通らない。1月に自由公正党主導の議会が成立したものの、暫定統治を行う軍最高評議会が、人民議会選挙についての最高憲法裁判所の違憲判断を受けて解散を命じたからだ。

米ケント州立大学のヨシュア・スタッチャー氏は「大統領としての足場を固め、徐々に力を蓄えて、軍最高評議会の権力を弱めたいとモルシ氏は考えていただろう」と指摘。「ただ現状は、民衆が選んだ大統領が、エジプトが長らく抱えてきた問題の責任を取らされる一方で、軍最高評議会は批判を免れることになる。軍はまるで王様のようだ」と語った。

<エジプトの新たな共生>

ムスリム同胞団にとって、大統領選での歴史的な勝利よりも重要かもしれない試練が待ち受けている。エジプトの新しい統治システムを定める新憲法の行方だ。

同国の首都カイロにいる西側のある外交官は「これは細心の注意を必要とする新たな政治的妥協、つまりエジプトの新たな共生の1つだ」と表現した。

新憲法には大統領の権限のほか、軍部の役割などが規定されるが、ムスリム同胞団はこれまで、軍の利権を保護する内容を盛り込む可能性を示唆している。

同胞団を含む制憲委員会は先週、草案作りに着手したが、一方で軍部は、新憲法作成プロセスにおいて権限を強化しており、もし現行の制憲委員会が失敗したと判断されれば、新たな委員会を設立する権限も有している。裁判所は26日に現委員会の正当性を審査する。

<根深い既得権益>

モルシ氏にとって、軍部よりも手ごわい敵となりかねないのが、既得権益にしがみつく治安機関などだ。欧州外交評議会のイライジャ・ザーワン氏は「モルシ大統領は国家のかじ取りに苦労するだろう。主要な機関から改革の足を引っ張られる可能性がある」と分析。そのような抵抗に遭った場合、モルシ氏が権力を乱用する可能性もあるが、「それは間違っている」と指摘した。

対抗馬のアハメド・シャフィク元首相に対して得票率3.5%ポイント差での勝利は十分だが圧勝とは言いがたく、モルシ氏は反対勢力に協力を仰ぐ必要にすぐに直面した。勝利演説の中で、モルシ氏は全ての国民のための大統領になると語り、幅広い人材を集めた内閣とすると公言した。

組閣プロセスは25日に始まるが、ムスリム同胞団幹部によると、改革派のモハメド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長の名前も挙がっているほか、シャフィク氏も要請があれば入閣する用意があると語っている。

ムスリム同胞団の活動家は軍最高評議会に対し、立法権などの実権は今後も軍が握るとするなどの最近の決定を撤回するよう要請。一方で、水面下では評議会と妥協点を探っている。

取引が行われることを誰も疑うはずがないと語るのは、ブルッキングス・ドーハ・センターのシャディ・ハミド氏。「権力を分担する一時的な協定がなされるはずだ」と話す。

カイロ大学のムスタファ・カマル・アル・サイード教授も、両者には極めて重大かつ対立する問題が存在するとし、「モルシ氏にとって重要なのは、そうした問題を解決するか、もしくは妥協を受け入れるかのどちらかだということ。さもなければ、彼の統治が損なわれることになる」と指摘した。

(原文執筆:Tom Perry記者、翻訳:伊藤典子、編集:梅川崇)



 
 
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エジプト大統領にムルシ氏、勝利演説で「団結」訴える

2012.06.25 Mon posted at: 09:39 JST

カイロ(CNN) エジプトの選挙管理委員会は24日、大統領選の決選投票で穏健派イスラム団体、ムスリム同胞団系列の自由公正党から立候補したムハンマド・ムルシ氏が当選したと発表した。ムルシ氏は同日のテレビ演説で、国民が立場の違いを乗り越え共通の利益のために団結するよう呼び掛けた。

同国で民主的な選挙により大統領が選ばれたのは初めて。選管によると、ムルシ氏は1300万票余り、52%弱の票を獲得して当選した。旧ムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏の得票数は1200万票余り、得票率は48%強だった。

発表を受けて、首都カイロのタハリール広場では大きな歓声が上がり、祝砲が響いた。広場には38度近い暑さの中、ムルシ氏の支持者が詰め掛けていた。同国第2の都市アレクサンドリアでも同様の集会が開かれた。

自由公正党のある党員は「我々は7000年間待ち続けた。初めて自分たちの手で選んだ大統領だ」と語った。広場にいた別の男性は「旧政権の名残を克服できたことがうれしい」と話していた。

ムルシ氏は結果発表の直後、ムスリム同胞団と自由公正党から脱退し、全国民を代表する姿勢を示した。テレビ演説では「全国民の団結こそが、エジプトをこの困難な危機から救う唯一の道だ」と呼び掛けた。

同氏はまた、「国内外の合意事項はすべて維持する」と表明した。イスラム系の大統領誕生については、対イスラエル関係の悪化を懸念する声があがっていた。さらに女性や子どもの権利を守り、キリスト教徒とイスラム教徒も平等に扱うことを約束した。

ただ、同氏が大統領としてどれだけの権限を掌握することになるかを疑問視する声もある。暫定統治を担う軍最高評議会は、新憲法が起草されて次期議会が選出されるまでの間、立法権と予算の決定権、軍の人事権などを握ると宣言している。宣戦布告の権限は大統領が持つものの、評議会の承認が必要とされる。



 
 
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2012年6月25日1時0分

エジプト大統領にムルシ氏当選 初のイスラム主義大統領

エジプト大統領選の選挙管理委員会は24日、穏健派イスラム団体、ムスリム同胞団系列の自由公正党党首ムハンマド・ムルシ氏(60)の当選を発表した。同国で自由な大統領選が行われ、文民が当選するのは初めて。イスラム主義の大統領も初となる。軍部は民政移管前に立法権などを握り直すなど、自らの権限を強化している。新憲法起草などを巡り、同胞団などとの主導権争いが続きそうだ。

昨年、民主化運動「アラブの春」で独裁政権が倒れた周辺諸国でもイスラム勢力がさらに伸長する可能性がある。

選管発表によると、ムルシ氏は1323万票(得票率51.73%)を獲得した。対立候補の元首相アフマド・シャフィーク氏は1234万票(同48.27%)で、投票率は51.85%だった。

軍最高評議会は月末までに民政移管するとしている。一方で評議会は決選投票直前、自由公正党が半数近くを占めていた人民議会に解散を命じ、17日の投票終了直後には暫定憲法を修正して新議会発足までの立法権を握った。議会の再選挙は新憲法の起草後まで行われない予定だ。

また、憲兵(軍事警察)と軍情報部に市民を逮捕する権限を与え、治安権限も手にした。

軍が権限の多くを取り戻した状態で大統領に就任するムルシ氏は、与党の支えもないまま苦しい政権運営を強いられるとみられる。また、同胞団が掲げてきた行政機構の改革などでは、軍と官僚組織の抵抗が予想される。

民主化デモで、ムバラク政権打倒という目標で一致した同胞団と、青年グループ、世俗派政党など各派は、政権崩壊後は団結力を失い、相互不信を募らせてきた。特に「イスラムの価値観に従った社会改革」を掲げる同胞団に対し、宗教と政治の分離を求める世俗派からの反発や、キリスト教徒の警戒心は根強い。一方、「政治の厳格なイスラム化」を期待してムルシ氏に投票したイスラム厳格派は、圧力を強めそうだ。

ムルシ氏は外交面で、イスラエルとの和平条約は維持する考えを示す一方、旧政権が続けてきた対米追従・親イスラエル路線を改める姿勢を見せており、中東情勢にも変化が出る可能性がある。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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2012年6月25日20時45分

国民に融和呼びかけ ムルシ・エジプト新大統領

エジプト大統領選で当選を決めた穏健派イスラム団体ムスリム同胞団系の自由公正党前党首ムハンマド・ムルシ氏(60)が24日夜、国営テレビで演説した。国民に融和を呼びかけ、国際社会に対しては、イスラエルとの平和条約などを順守する姿勢を示した。

決選投票を争ったアフマド・シャフィーク氏はムルシ氏に「困難な任務が成功するよう祈る」とする祝電を送り、敗北を受け入れた。「アラブの春」で独裁政権が倒れた国で穏健派イスラム勢力が新政権に就くのは、チュニジアに続いて2カ国目になる。

ムルシ氏はもともと、カイロ大工学部を卒業して米国で博士号を取得した研究者。2000年に国会議員となった。

エジプトで自由な大統領選が実施され、文民が当選するのは初めて。ムルシ氏は演説で「もし私があなた方に奉仕するという神の導きに従わないなら、みなさんも私に従う必要はない」と力説した。また、「キリスト教徒、イスラム教徒、すべて法の下に平等だ」とし、初のイスラム系政権に身構えるキリスト教徒の警戒を解きたい考えを示した。

軍部はこのところ、議会の解散を命じるなど権限強化に動いており、同胞団との対立も予想される。ムルシ氏は「特別な感謝を送りたい。私たちは全て軍を愛している」と配慮をみせた。

そのうえで、「目的を達成するため、革命は続く」「エジプト人は偉大な国民だ」「国民の団結こそが、危機を脱してエジプトに発展をもたらす唯一の道だ」として、分裂を続ける社会に対し、団結を求めた。

同胞団によると、ムルシ氏は同日、当選に伴って同胞団と自由公正党から離脱した。大統領として各派との公平感を保つための措置とみられる。

ムルシ氏は演説で「各国と共通利益と相互の尊重に基づいた関係をつくる」とも語り、エジプトがイスラエルとの平和条約をはじめとする国際条約や協定を順守する考えを示した。

イスラエルとの武装闘争を続けてきたイスラム組織ハマスを支持する同胞団系のムルシ氏が、イスラエルとどんな関係を築くかを米国などが注視しており、そこを考慮したとみられる。

エジプトの人口の1割を占めるキリスト教の一派コプト教会幹部のアンジェルス神父は「ムルシ氏の勝利は民主主義の勝利だ」と述べ、当選を祝った。政府系の中東通信が伝えた。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト大統領選、イスラム主義候補の当選発表

【カイロ=井上亜希子】エジプトの選挙委員会は24日、今月16、17日に投票が行われた大統領選の決選投票で、イスラム主義組織ムスリム同胞団が推すムハンマド・モルシ氏(60)が元首相のアフマド・シャフィク氏(70)を破って当選したと発表した。イスラム主義の大統領は同国史上初で、自由な直接選挙で元首が選ばれたのはアラブ諸国で初めて。同国を暫定統治する軍最高評議会は選挙の混乱に乗じて権限拡大を図っており、今後、大統領との対立の激化が予想される。

公式開票結果によると、モルシ氏は得票率51・7%、シャフィク氏は48・3%だった。大統領の任期は4年。

モルシ氏は、急速なイスラム化を懸念する世論に配慮して「国民の融和」を呼びかけ、連立政権の樹立の意思を表明している。外交政策では、対米依存を「改める」としており、米国やイスラエルとの関係は冷却化しそうだ。

(2012年6月25日02時25分 読売新聞)



 
 
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イスラエル、モルシ氏に平和条約維持求める

【エルサレム支局】イスラエルのネタニヤフ首相は24日、エジプト大統領選でのモルシ氏勝利について声明を発表し「結果を尊重する」とした上で、「平和条約に基づき、エジプト政府との協力関係を維持することを望む」として、モルシ氏に1979年締結の平和条約を維持するよう求めた。

モルシ氏が選挙戦を通じ、平和条約を見直す可能性に言及したため、イスラエルは同氏が反イスラエル政策を取ることへの懸念を強めている。

(2012年6月25日10時43分 読売新聞)



 
 
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モルシ氏勝利「協調関係の維持期待」 イスラエル首相

2012/6/25 9:55

【エルサレム=共同】エジプト大統領選でモルシ氏が当選したことを受け、イスラエルのネタニヤフ首相は24日「両国の平和条約に基づき、エジプト政府との協調関係が維持されることを期待している」とする声明を発表した。

両国は1979年に平和条約を締結したが、エジプト国民には反イスラエル感情が根強い。イスラエルは、モルシ氏がパレスチナ寄りの政策を採用し、将来的にイスラエルとの平和条約を破棄する事態を懸念している。

声明は「エジプトの民主化プロセスを高く評価し、大統領選の結果を尊重する」とした上で、平和条約は両国民のためにも中東の安定のためにも重要だと強調した。

一方、同胞団を母体とするパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの有力幹部ハニヤ氏は、モルシ氏に電話で祝意を伝達。別の有力幹部ザハル氏もモルシ氏の当選は「(イスラエルの)占領政策を拒絶する運動を後押しする」と歓迎した。



 
 
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エジプト大統領当選のモルシ氏、穏健姿勢を強調

国営テレビで初演説

2012/6/25 10:17

【カイロ=押野真也】エジプト大統領選挙で勝利したイスラム原理主義系のモルシ氏は24日のテレビ演説で、同国初の原理主義系の大統領誕生への懸念が国内で高まっていることを踏まえ、少数派のキリスト教徒らに配慮する姿勢を示した。実権を握る軍への批判は抑え、イスラエルとの平和条約も維持する考えを示すなど、穏健姿勢を強調することに努めた。

モルシ氏の任期は4年。当選後初めて24日夜(日本時間25日早朝)に国営テレビで演説した同氏は「私は(イスラム教徒だけでなく)すべての国民の代表だ」と強調。国内人口の1割を占めるキリスト教徒の政治的・社会的な権利を確保するよう努めると語った。

エジプトで実権を握る軍は政治権力の独占を画策。モルシ氏が属する原理主義組織「ムスリム同胞団」は権限移譲を求めて軍と対立している。この点について、モルシ氏は「我々は改革を継続する」と述べるにとどめ、軍への直接的な批判は抑えた。同胞団と軍との対立激化を懸念する声に配慮したものとみられる。

外交面では、同胞団はイスラエルとの平和条約破棄を主張したこともあるが、モルシ氏は「国際的な合意は順守する」と言明。同国との平和条約を維持する考えを示した。イスラエルでは同胞団系のモルシ氏に対する警戒感が強い。



 
 
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米大統領、モルシ氏に電話で祝意 民主化支援を継続

2012/6/25 12:07

【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は24日、エジプト大統領選に勝利したモルシ氏に電話し、祝意を伝えた。同時に「エジプトの民主化を支援し続ける。米国とエジプトの共通の利益のために緊密な連携を取っていきたい」と表明。これに対しモルシ氏は米国の民主化支援に歓迎の意向を示した。

オバマ政権はエジプト大統領選後の情勢混乱から同国の民主化への動きが後退する事態を懸念していた。オバマ氏自らがモルシ氏に直接電話することで、米政府による民主化の支援継続をエジプト内外に訴える狙いがある。

オバマ氏は敗北したシャフィク元首相にも電話した。選挙での健闘をたたえたうえで、エジプトの民主化のために政界で重要な役割を担うよう求め、モルシ氏への協力を促した。

これに先立ちカーニー米大統領報道官は今回の大統領選は民主化に向けた「一里塚」とする声明を発表。モルシ氏には女性やキリスト教徒らの人権を尊重するよう要請した。



 
 
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[FT]エジプト新大統領モルシ氏、国内融和が課題

2012/6/25 14:00

(2012年6月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

エジプト大統領選挙で24日、イスラム原理主義系のムハンマド・モルシ自由公正党党首の当選が明らかになった。60年に及ぶ軍の支配が終わりを告げ、民主的に選ばれた初の大統領誕生となった。

■「革命がもたらした一歩」と評価する声

軍とイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が権力を二分するエジプトは新たな不透明の時代に突入しそうだ。

同胞団が擁立したモルシ氏は、空軍司令官を務め、軍との太いパイプを持つ対立候補のアハマド・シャフィク元首相を僅差で破り勝利した。

この結果についてアナリストや外交筋は、軍の影響力は引き続き強いものの、昨年ムバラク独裁政権を崩壊させた民主化の動きがまだ勢いを保っている表れだとみる。

ある西側外交官は「勇気ある投票だ。エジプト人は過去との決別を選んだ。ムスリム同胞団が完璧とは言えないが、シャフィク氏が勝っていればさらに安定は遠のいただろう。革命がもたらした正真正銘の一歩だ」と語った。

24日、勝利を喜ぶ数万人のモルシ氏支持者がカイロ中心部「タハリール広場」に集まり、街頭にも人々があふれ出した。

■他勢力に残る根強い不信感

一方、今回の選挙は国内の深い亀裂を浮き彫りにした。変化は希望とともに不安も広げている。

シャフィク氏は敗れはしたが、「イスラム系政権では暗黒時代に逆戻りする」と訴えて、48%強の支持を集めた。

エジプト社会はキリスト教徒ら多様な勢力で構成される。彼らはムスリム同胞団系大統領による個人の自由の制限や差別の拡大を懸念している。

ここ数週間、モルシ氏は各勢力との融和策を模索してきた。女性やキリスト教徒らも要職に起用するとし、同胞団以外の勢力から首相を選ぶ方針や、世俗派や若い活動家による不正監視の仕組みを打ち出した。しかし、根強い不信感は簡単には消えない。

リベラル派のワエル・ナワラ氏は「ムスリム同胞団はこの1年半、(リベラル派や左派との)約束を破り続けた。軍と共謀して革命の頓挫を狙ったことすらある。今後の行動を監視しなければならない。選挙結果からわかる通り、国内は大きく分裂している」と語った。

■軍との関係が最大の課題

モルシ氏にとって最大の課題は軍との関係だ。軍最高評議会は裁判所を通じ、原理主義勢力が議席の大半を占める議会に解散命令を出し、立法権や憲法起草委員の任命権を握ろうとした。これに対し、革命運動グループは軍事クーデターだと非難し、ムスリム同胞団はタハリール広場に集まった支持者を擁護することで軍最高評議会へのけん制を強めている。

今後、軍とイスラム原理主義者が共存をめざすには、幾多の波乱が待ち受けると予想される。若者を中心とする革命運動グループは街頭にとどまり、いずれかが独裁主義の兆候を見せれば、即座に抵抗する構えを示す。

米ブルッキングス研究所ドーハ・センターのアナリスト、オマル・アシュール氏は、今後の民主化進展の成否は、ムスリム同胞団が解散前の議会で示したような「他派を排除する」傾向を封印できるかどうかにかかっていると指摘する。

同氏は「(実権を握る軍に対抗するため)同胞団は若い革命勢力との連立政権樹立に頼らざるを得ない。また厳格なイスラム国家を目指すつもりはないことを国際社会に明確に意思表示すべきだ」と述べた。

By Haba Saleh and Borzou Daragahi



 
 
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エジプト大統領選:モルシ氏当選、混迷の第2幕

毎日新聞 2012年06月25日 01時16分

【カイロ前田英司】エジプト大統領選は24日、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の擁立したムハンマド・モルシ自由公正党党首(60)の当選が確定し、非軍人出身の初の大統領が誕生した。歴代大統領を占めてきた旧支配勢力で、国を暫定統治する軍最高評議会との権力闘争が激化するのは必至だ。大統領選はエジプト民主化の「総仕上げ」と位置づけられたが、今後も内政、外交両面で不安定な状況が続くのは確実で、混迷の第2幕が開いたといえそうだ。

選挙管理委員会が24日の記者会見で「モルシ氏当選」を発表すると、カイロ中心部のタハリール広場では、詰めかけていた大勢の同胞団支持者らが喜びを爆発させた。両陣営がそれぞれに「勝利宣言」する中、選管発表が当初の21日から遅れ、緊張が高まっていた。

新大統領が決まったことで、当面の焦点は6月末までに予定される民政移管に移った。軍政は22日、改めて移管の実行を強調し、これまでに実施した施策は「すべて国の利益のためだ」と訴えた。



 
 
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エジプト:国民の団結呼びかけ…テレビ演説 モルシ大統領

毎日新聞 2012年06月25日 12時09分(最終更新 06月25日 12時42分)

【カイロ前田英司】初の民主的な選挙でエジプト大統領に当選したムハンマド・モルシ氏(60)は24日夜、国営テレビを通じて国民に向けて演説し、民主国家の建設を約束し、「全国民を代表する大統領になる」と宣言した。昨年の民主化闘争の犠牲者に哀悼の意を表す一方、国を暫定統治する軍最高評議会の支配強化には触れず、国民融和と団結を呼びかけて衝突回避に腐心した。また、「国際条約を順守する」とイスラエルとの平和条約を維持する意向を示し、初の「イスラム系」大統領を注視する国際社会に配慮も見せた。

演説の中でモルシ氏は、自由で社会正義を守る国造りには「団結が不可欠だ」と指摘。女性や少数派のキリスト教徒、人権の保護に尽力すると約束し、「有言実行でなければ私に従う必要はない」と述べて協力を求めた。

第5代大統領に決まったモルシ氏は初の非軍人出身の大統領でもある。地元メディアによると、モルシ氏は当選後、出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団や、その傘下の自由公正党を離脱した。「中立」の立場をアピールする狙いがある。



 
 
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イスラエル:「平和条約継続を」 エジプト・モルシ氏当選

毎日新聞 2012年06月25日 12時17分(最終更新 06月25日 12時45分)

【エルサレム花岡洋二】エジプト大統領選で穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の擁立したモルシ氏が当選したことを受け、イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「平和条約に基づく協力関係を継続することが共通の国益であり、地域に安定をもたらす」との声明を発表した。

エジプトは79年、アラブ国家として初めてイスラエルと平和条約を締結した。イスラエルはエジプトとの平和条約を安全保障戦略の中核に位置づけている。モルシ氏は条約を尊重すると公約しているが、イスラエル国内では警戒感も強い。

一方、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの報道官は「エジプト一国でなく、アラブやイスラム諸国を代表する大統領が選ばれた」と歓迎した。



 
 
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イラン:「イスラム系大統領誕生」 モルシ氏当選を歓迎

毎日新聞 2012年06月25日 12時19分(最終更新 06月25日 12時26分)

【テヘラン鵜塚健】エジプト大統領選で穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の擁立したモルシ氏が当選したことを受け、イラン国営メディアは24日夜、「市民が独裁政権を倒し、ついにイスラム系大統領が生まれた」「国民は歓喜に沸いている」と好意的に報じた。敗れたシャフィク元首相陣営の反発や落胆の様子などは一切伝えていない。

イランは、エジプトがイスラム革命(79年)で亡命したパーレビ国王を受け入れ、イスラエルと平和条約を結んだことに反発して断交した。しかし、昨年のムバラク政権崩壊後は関係修復を目指してエジプトに接近し、イスラム系新政権に期待を寄せている。



 
 
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エジプトを「クレジットウオッチ・ネガティブ」に=S&P

(ロイター - 06月26日 03:10)

[ニューヨーク 25日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日、エジプトの長期ソブリン格付けを「クレジットウオッチ・ネガティブ」に指定した。ムバラク前政権からの移行が不安的になる可能性があるとしている。

エジプトの現在の格付けは「B」。

S&Pは声明で「同国では最近、他の政治グループの反対を押し切り、軍最高評議会(SCAF)が権限統合に向けて動いている。前政権からの移行は長引き、不安定になる公算が大きい」との見方を示した。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスの同国の格付けは「B2」。フィッチ・レーティングスは「Bプラス」としている。



 
 
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エジプト新大統領が組閣に着手、軍評議会幹部と会談

2012.06.26 Tue posted at: 09:55 JST

カイロ(CNN) エジプトで初めて民主的な選挙で大統領に選ばれたムハンマド・ムルシ氏は25日、組閣作業に着手した。組閣には数日かかる見通し。大統領はまた、暫定統治を担っている軍最高評議会の幹部と会談した。関係者が明らかにした。

ムルシ氏の支持者らが集まる首都カイロのタハリール広場は、前日に続いてこの日も当選を祝うお祭りムードに包まれた。しかしムルシ氏の前には、国内外で多くの課題が山積している。

同国は現在、軍最高評議会が国政上の広範な権限を有し、大統領は名目的な存在に近いともいえる。国営メディアやムスリム同胞団系の自由公正党関係者は、ムルシ氏が評議会幹部と会談したと伝えている。

軍最高評議会は大統領選の決選投票を前に暫定的な「憲法宣言」を発表し、新憲法が起草されて新しい議会が選出されるまでの間、立法権や予算の決定権を握ると表明。国民からは「権限を持っているのはモルシ氏ではなく軍最高評議会だ」と懸念する声も出ている。

ムルシ氏は24日夜の演説で、国を動かしていく責務が自分にはあると強調。同氏はまた「国内外の合意事項はすべて維持する」と表明した。イスラム系の大統領誕生については、対イスラエル関係の悪化を懸念する声があがっている。

国内外の指導者や首脳らも歓迎の意を表明。オバマ米大統領は電話でムルシ氏に祝意を伝え、エジプトの民政移行を支援すると強調した。



 
 
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エジプト次期大統領、組閣に着手 挙国一致で軍をけん制

2012/6/26 1:17

【カイロ=押野真也】エジプトの新大統領に決まったイスラム原理主義系のモルシ氏は25日、今月末の就任に向けた組閣作業に着手した。大統領選挙で争った対立候補やキリスト教徒など、幅広い組織から人材を集める方針。新内閣が発足しても憲法がないため、権限は未確定だが、「挙国一致」内閣を発足させることで、権力の移譲に消極的な軍をけん制する狙いがありそうだ。

モルシ氏の当選を受け、現在のガンズーリ首相が率いる暫定政権は25日、実権を握る軍最高評議会に辞表を提出し、承認される見通しだ。モルシ氏は今月末に予定されている就任式までに内閣を発足させる方針だ。

モルシ氏は新内閣に幅広い組織から人材を登用する見込みだ。現時点では、首相や閣僚の候補として、大統領選挙で争った、元同胞団幹部のアブルフトゥーフ氏や国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長らの名前が浮上している。

このほか、少数派のキリスト教徒や女性を入閣させる可能性もある。モルシ氏は24日のテレビ演説で「私は(イスラム教徒だけでなく)すべての国民を代表する」と述べた。新内閣は宗派や性別、政治信条などが異なる組織から人材を集めた「挙国一致内閣」にする方針だ。

背景には国内の分断を解消し、国民の融和を進める狙いのほか、実権を握る軍をけん制する思惑もありそうだ。軍は当面、軍事全般にかかわる権利のほか、立法権などを掌握し続ける方針を示している。新大統領や内閣が持つ権限は現時点では確定しておらず、今後制定する新憲法で規定することになる。

モルシ氏は挙国一致内閣を発足させることで幅広い政治勢力からの支持を得たい考えだ。こうした支持を背景に軍に対抗し、軍からの権限移譲を引き出す方針だ。一部の政治勢力は原理主義系のモルシ氏には協調しない姿勢を示しているため、どの程度の勢力から人材を登用できるかが課題になりそうだ。



 
 
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エジプト大統領の権限縛るな

2012/6/26 3:30

エジプトの新大統領に穏健派イスラム原理主義組織のムスリム同胞団が推すムハンマド・モルシ氏が決まった。ムバラク独裁政権の崩壊後、自由選挙による大統領選出は初めてである。新しい秩序作りの重要な一歩と評価したい。

気がかりなのは暫定統治にあたる軍最高評議会が、新大統領の就任後も影響力を残そうとしていることだ。最高評議会は大統領選の結果判明の直前に議会を解散し、立法権や予算の執行権を当面、自らが握る決定を下した。

軍が大統領の権限を縛り、民主化が停滞することはあってはならない。最高評議会は速やかにすべての権限を民政へ移し、モルシ新大統領を中心とする国造りを支えるべきである。

選挙はモルシ氏と、軍出身で、前政権最後の首相であるアハマド・シャフィク氏の決選投票となった。同胞団の組織力が旧体制を代表するシャフィク氏を制した。

ところが、イスラム勢力が多数派を占めていた議会は解散させられ、新憲法の制定も遅れている。新大統領の権限は外交や閣僚の任命など限定的となる見通しだ。軍による露骨な権益維持の動きに反発が広がるのは当然である。

モルシ氏も当選したとはいえ、治安や経済の回復を掲げたシャフィク氏との得票率の差は3%あまり。急速な社会のイスラム化を警戒する有権者を意識し、国民融和に取り組む必要がある。

今回は民主化要求運動「アラブの春」により、政権が交代した国で実施された初めての大統領選挙である。エジプトの行方はほかのアラブの民主化の今後も占う。軍とイスラム勢力が権力闘争を繰り広げる余裕はない。議会の再選挙や、憲法制定など次のステップに着実に進まねばならない。

国際社会はエジプトの民主化を支えていく必要がある。日本は昨年度、エジプトから液化天然ガス(LNG)を緊急輸入した。同国の安定は日本にも無縁ではない。エジプトを支える国際社会の輪に積極的に加わるべきである。



 
 
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(英FT特約)エジプト新大統領決定 国内に不信感、融和が課題

2012/6/26付

エジプトで24日、イスラム原理主義系のモルシ自由公正党党首の大統領当選が決定した。60年に及ぶ軍の支配が終わりを告げ、民主的に選ばれた初の大統領が誕生した。ただ、軍とイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が権力を二分するエジプトは、新たな不透明な時代に突入しそうだ。

同胞団が擁立したモルシ氏は、軍との太いパイプを持つ対立候補のシャフィク元首相を僅差で破り勝利した。この結果をアナリストや外交筋は、軍の影響力は引き続き強いが、昨年ムバラク独裁政権を崩壊させた民主化の動きがまだ勢いを保っている表れだとみる。

西側外交官は「勇気ある投票だ。エジプト人は過去との決別を選んだ。ムスリム同胞団は完璧とはいえないが、シャフィク氏が勝っていればさらに安定は遠のいただろう」と語った。

一方、今回の選挙は国内の深い亀裂を浮き彫りにした。変化は希望とともに不安も広げている。

エジプト社会はキリスト教徒ら多様な勢力で構成される。彼らはムスリム同胞団系大統領による個人の自由の制限や差別の拡大を懸念している。ここ数週間、モルシ氏は各勢力との融和策を模索してきた。女性やキリスト教徒らも要職に起用するとし、同胞団以外の勢力から首相を選ぶ方針も打ち出した。それでも不信感は簡単には消えない。

リベラル派のナワラ氏は次のように語る。「ムスリム同胞団はこの1年半(リベラル派や左派との)約束を破り続けた。今後の行動を監視しなければならない」

モルシ氏にとって最大の課題は軍との関係だ。軍最高評議会は裁判所を通じ、原理主義勢力が議席の大半を占める議会に解散命令を出した。

米ブルッキングス研究所ドーハ・センターのアナリスト、アシュール氏は、民主化進展の成否は、ムスリム同胞団が解散前の議会で示したような「他派を排除する」傾向を封印できるかにかかっていると指摘。同時に「厳格なイスラム国家を目指すつもりはないことを国際社会に明確に意思表示すべきだ」と述べた。

(25日付)

=英フィナンシャル・タイムズ特約



 
 
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エジプト:「イランと国交正常化」新大統領当選のモルシ氏

毎日新聞 2012年06月26日 00時26分(最終更新 06月26日 00時51分)

【カイロ前田英司】穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立し、エジプト新大統領に当選したムハンマド・モルシ氏は25日、新政府発足に向けた協議を始めた。国民融和と団結を図る「救国内閣」の樹立を掲げ、幅広い勢力との連携を目指す構えだ。一方、イランのメディアによると、モルシ氏は30年以上にわたり断交するイランとの国交正常化を目指す考えを示した。国際社会は核兵器開発疑惑を巡りイランの孤立化を図っており、モルシ氏の発言は米欧の警戒を招きそうだ。

イラン革命防衛隊系のファルス通信が25日伝えた。モルシ氏はインタビューで「政治的、経済的な協力関係を促進して国交を回復しなければならない。イランとのより良い関係が地域の均衡を図る」と、中東の戦略上、イランとの国交回復は不可欠との認識を示した。

両国の関係は79年、イランのイスラム革命の際、パーレビ国王の亡命をエジプトが受け入れ、さらにイスラエルと平和条約を締結したことに反発して、イランが80年に断交した。81年から昨年の民主化闘争で倒れるまで独裁を続けたムバラク前政権は親米・親イスラエルに偏重し、関係改善は進まなかった。

ムバラク前政権崩壊後は、イラン艦船がイスラム革命以降初めてスエズ運河(エジプト)を通過するなど、「雪解け」の兆候はあった。

ムスリム同胞団の出身であるモルシ氏について、国際社会は表向き民意が選んだ結果を歓迎する一方、初の「イスラム系」大統領の政策を慎重に見極めてもいる。



 
 
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エジプト:モルシ氏、イランの報道を否定

毎日新聞 2012年06月26日 10時18分(最終更新 06月26日 10時49分)

【カイロ前田英司、テヘラン鵜塚健】エジプト大統領に当選したムハンマド・モルシ氏の陣営は25日、イラン革命防衛隊系のファルス通信が報じたモルシ氏のインタビュー記事について「取材を受けた事実はなく、報道内容には根拠がない」と否定した。エジプト国営の中東通信が伝えた。陣営関係者も毎日新聞の取材に同様の見解を示した。

これに対し、ファルス通信は「インタビューは録音しており、発言もすべて正しく引用している」と反論している。

ファルス通信はこの記事を25日に報じた。取材は24日、エジプトの選挙管理委員会がモルシ氏の大統領当選を発表する数時間前に実施したという。

記事は30年以上にわたり断交しているエジプト・イラン関係について、モルシ氏が「政治的、経済的な協力関係を促進して国交を回復しなければならない」などと発言したと伝えていた。



 
 
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エジプト新大統領、副大統領に女性やキリスト教徒を起用へ

2012.06.27 Wed posted at: 11:58 JST

カイロ(CNN) エジプト初の民主的な大統領選で当選し、組閣作業を進めているムハンマド・ムルシ氏が、副大統領に女性やキリスト教徒を起用する意向を示していることが分かった。政策顧問のアフマド・デイフ氏が25日、CNNに語った。

同氏は「エジプト史上初めて、女性が(副大統領の)地位に就く」と述べ、「特定の政策やグループを代表するのではなく、強力な権限を持つ副大統領」として任命されるとの見通しを示した。

ムルシ氏はかつて、女性の大統領就任を禁止すべきだと主張したこともある。しかし大統領選の決選投票前には、男女平等や女性の権利尊重を訴えていた。

デイフ氏によると、もう1人の副首相にはキリスト教徒が任命される見通し。大統領は少数派の権利を守ることも約束している。デイフ氏は、エジプトがイスラム国家となることは決してないと強調した。

一方、大統領選で敗れた旧ムバラク政権最後の首相、アフマド・シャフィーク氏は26日、国外へ旅立った。同氏の事務所によると、私人としてアラブ首長国連邦とサウジアラビアを訪問する。サウジでは2人の娘とともにメッカ巡礼を予定している。帰国後には新党を結成する意向だという。



 
 
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シャフィク氏がエジプト出国…汚職捜査開始翌日

【カイロ=田尾茂樹】エジプト大統領選で敗北した元首相アフマド・シャフィク氏(70)の事務所は26日、同氏がエジプトを出国したと明らかにした。

事務所のウェブサイトによると、シャフィク氏は26日早朝、巡礼のため、アラブ首長国連邦経由でサウジアラビアに向かったという。ロイター通信によると、検察当局は25日、市民からの告発を受けて、シャフィク氏が民間航空相時代に土地取引などを巡る汚職にかかわっていた疑いで捜査を始めていた。

(2012年6月27日09時24分 読売新聞)



 
 
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IMF報道官「エジプト支援の用意」 大統領選受け声明

2012/6/27 9:53

【ワシントン=共同】国際通貨基金(IMF)の報道官は26日、エジプト大統領選でイスラム穏健派ムスリム同胞団系のモルシ氏が当選したことを受け、同国が抱える諸問題への対応をめぐり「支援する用意がある」との声明を発表した。

声明は、今回の大統領選は「エジプトの政権移行への重要な一歩だ」と指摘。成長の回復や、財政や貿易の赤字への対処など重大な経済課題に直面するモルシ新政権との「緊密な協力を期待している」としている。



 
 
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軍への逮捕権付与を停止 エジプトの裁判所

2012/6/27 9:53

【カイロ=共同】エジプトの中東通信などによると、同国の裁判所は26日、軍の憲兵や情報局員などに一般市民の犯罪取り締まりのための逮捕権を付与するとした暫定政府の措置を停止するとの判断を示した。

暫定政府は13日、新憲法制定までの時限措置として逮捕権付与を発表。だが、治安当局に過大な権限を与え、旧ムバラク政権の強権体制を支えた非常事態法の復活だとして人権団体などが反発、訴えを起こしていた。



 
 
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ぜい肉、世界で352万トン 3分の1は米国

2012/6/29 12:53

体格指数(BMI)が30を超える「肥満」の大人が抱えている余分な肉の重さは2005年現在、世界合計は352万トンで、米国が3分の1を占めるとの研究結果を英ロンドン大衛生熱帯医学大学院の研究チームがまとめた。

BMIが25を超える「太りすぎ」の超過体重は計1548万トン。これを維持するエネルギーを国別に比較した肥満ランキングは、米国が1位で、以下クウェート、クロアチア、カタール、エジプトの順。日本は155カ国中、118位だった。

太った人は標準的な人より余分にエネルギーが必要なため、世界で米国並みに肥満や太りすぎが増えれば、4億7000万人分の食料が追加的に必要になるという。チームは「世界的な肥満増加は食料需給にも影響を与えかねない」として、対策強化を訴えている。

チームは、世界保健機関(WHO)のデータなどを使い、BMIや体重を求め分析。「太りすぎ」の超過体重を維持するため世界で消費されている食料は、標準体重の1億1000万人分に上った。

日本は世界的には優等生で、平均BMIは22.9。世界各国が日本並みのBMIの割合になると、1億1000万人分の食料消費を抑制できるという。米国の平均BMIは28.7。

肥満ランキングは、超過体重を維持するのに使っている国別の総エネルギーを人口で割り、1人当たりを求めて比較した。人口が世界の1万分の1以下の国は除外した。

BMIは、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った数値。日本では、日本肥満学会がBMI25以上を「肥満」と定めている。(ワシントン=共同)



 
 
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モルシ氏、30日にエジプト大統領就任

2012/6/29 19:56

【カイロ=押野真也】エジプトの大統領選挙で勝利したイスラム原理主義系のムハンマド・モルシ氏(60)が30日、同国5代目の大統領に就任する。軍出身者以外の就任は初めて。同日の就任式では、カイロの憲法裁判所で宣誓する。モルシ氏は人民議会(下院、国会に相当)での宣誓を主張していたが、裁判所での宣誓を求める軍に配慮した。



 
 
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エジプト、大統領当選のムルシ氏が演説 「全国民の権利守る」

2012.06.30 Sat posted at: 10:18 JST

(CNN) エジプト大統領選で当選を決めたムハンマド・ムルシ氏(60)は29日、タハリール広場に集まった大勢の市民の前で演説を行い、同氏の大統領としての権力の源は国民だと語った。

ムルシ氏は「(政治家や軍事指導者を含む)全国民が私の意見に従う」とした上で、「国民の権威に勝る権威はない」と語った。また「私に反対する人も権利を奪われることはない」と述べ、選挙で自分に投票したか否かを問わず、すべての国民の権利を守ると公約した。ムルシ氏は30日に正式に大統領に就任する。

また演説の終わりに、93年の世界貿易センタービル爆破事件に関与したとして米国で終身刑判決を受け、現在服役中の盲目のイスラム指導者シェイク・オマール・アブデル・ラーマン師に言及し、政治犯の釈放に向け尽力する意向を示した。

ムルシ氏は今回の演説で、イスラム原理主義国は作らないとするかねてからの公約を再確認した形だ。ムルシ氏はムスリム同胞団系列の自由公正党の前党首で、エジプト国民の間ではイスラム国家への移行が懸念されていたが、同氏は「誠実に共和制を実行、維持し、法と主権を尊重する」と語った。

ムルシ氏は大統領選の決選投票で、旧ムバラク政権で最後の首相を務めたアフマド・シャフィーク氏を破り、大統領に選出された。決選投票の得票率はムルシ氏が52%、シャフィーク氏が48%だった。

ムルシ氏は選挙期間中、当選したら民主主義、女性の権利、イスラエルとの友好関係を支持すると宣言していた。



 
 
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2012年6月30日10時59分

ムルシ氏が大統領就任「宣誓」 タハリール広場で軍批判

穏健派イスラム団体ムスリム同胞団が擁立し、エジプト大統領選に当選したムハンマド・ムルシ氏が29日、カイロ中心部タハリール広場で、数万人の支持者らの前に姿を見せ、就任宣誓文を読み上げた。30日の公式宣誓を前に、まず「革命の聖地」で就任をアピールした。

エジプト軍最高評議会は、大統領選の結果発表の直前、同胞団が半数近くを占めていた人民議会(下院)に解散を命じ、軍部が立法権などを握り直す措置を取った。このため本来、議会で行われる就任宣誓式の会場は、最高憲法裁判所に変更された。ムルシ氏と同胞団は議会解散命令を批判しており、反ムバラク政権デモの中心地だったタハリール広場で非公式な宣誓を行うことで、軍部への反発を示した。

「神に誓い、憲法を尊重し、国の安全と国民の利益に尽くす」と宣誓文を読み上げたムルシ氏は「これは革命である」「だれも人民が与えた力を越えることはできない」と述べ、権限の維持を図る軍部を批判した。

さらに、エジプト出身の宗教指導者で、1993年の米世界貿易センタービル爆破事件に関与した罪で、米国で終身刑が確定しているアブドルラーマン受刑者について「釈放のために動く」と述べた。同受刑者の釈放は、選挙戦終盤にムルシ氏支持に動いたイスラム厳格派などが要求しており、ムルシ氏が当選後、初めて見せた「イスラム色」として注目される。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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あなたたちが力の源泉…エジプト次期大統領が演説

【カイロ=貞広貴志】エジプト大統領選で当選したイスラム主義組織ムスリム同胞団出身のムハンマド・モルシ氏(60)は29日夕、昨年2月の政変の舞台となったカイロ中心部のタハリール広場で演説し、「あなたたちこそが力の源泉だ。いかなる組織もこれを超えることはない」と約1万人の支持者に訴えた。

大統領の権限を制約しようとしている軍政をけん制したものだ。

モルシ氏は、30日の正式な宣誓式を前に「私は神のもと、共和制を守り、法の支配を尊重することを誓う」とも述べ、群衆を前に象徴的な「宣誓」を行った。軍政が、同胞団の権力基盤である人民議会(下院)での宣誓を拒否し、最高憲法裁判所での宣誓式を決めたことへの反発とみられる。

(2012年6月30日11時23分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領にモルシ氏就任 周辺国は外交注視

2012/6/30 20:26 (2012/6/30 22:50更新)

【カイロ=押野真也】エジプトで30日、新大統領に自由選挙で選ばれたイスラム原理主義系のモルシ氏(60)が就任し、民主化が一歩進んだ。ただ、新憲法起草が遅れ、大統領が外交でどこまで実権を握るかは不透明なままだ。イスラエルは新政権がパレスチナ寄りの姿勢を強めることを警戒し、中東和平交渉がさらに停滞しかねない情勢。自国で原理主義勢力が伸びる呼び水になると懸念するアラブ諸国も多い。

モルシ氏は30日に最高憲法裁判所で宣誓し、その後にカイロ大学で演説した。「国家の安全保障を維持し、国境の安全を守る」「エジプトは(過去の独裁に)後戻りしない」などと述べ、安全保障と民主化の推進を継続させる方針を示した。

ただ、新憲法の起草作業が遅れ、大統領の権限は就任時点でも決まっていない。実際に権力を握っている軍は大統領に外交の一部権限を譲るものの、宣戦布告や軍の指揮など、軍事に関わる権限は移譲しない方針。エジプト外交がモルシ政権の発足後、どこに向かうのか方向感は定まらない。

隣国イスラエルはこんな現状を注視する。大統領の出身母体である原理主義組織「ムスリム同胞団」は1948年の建国以降、反イスラエル政策を続けて勢力を拡大した。30日の演説では「国際条約は守る」とイスラエルとの平和条約を維持する方針を示唆したが、選挙戦では見直しに言及しており、一貫性を欠く。

大統領は演説で「パレスチナ人民を支持する」とも明言。同胞団はパレスチナの原理主義勢力「ハマス」の設立母体で、ハマスはイスラエルとの和平に反対している。大統領や同胞団がハマス寄りの姿勢をより鮮明にすれば、イスラエルの反発は必至だ。2010年秋以降、停滞している中東和平交渉はさらに困難になりかねない。

モルシ大統領の誕生は周辺国にも波紋を広げている。エジプトと同様、独裁政権が崩壊したチュニジアとリビアの現政権は、自国でも原理主義勢力が伸長することを警戒。原理主義勢力には王制に批判的な組織も多いため、サウジアラビアなどペルシャ湾岸諸国も懸念を共有する。

新政権の対米政策も焦点だ。米国はエジプトを中東政策の要と位置づけ、年間13億ドル(約1040億円)の軍事費を支援。イスラエルとの平和条約の維持や中東和平仲介の見返りとの意味合いが強い。米政府は現時点では、支援の継続を約束している。

ただ、モルシ氏は5月、対米関係について「従属関係を拒否し、対等な関係を目指す」と語った。新政権の出方次第では、米国も戦略の見直しを迫られかねない。



 
 
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2012年6月30日21時06分

ムルシ氏、エジプト大統領に就任 軍部と対立含み

エジプト大統領選に当選したムハンマド・ムルシ氏(60)が30日、カイロの最高憲法裁判所で宣誓し、正式に大統領に就任した。軍部による民政移管式典も行われた。「アラブの春」に一つの区切りがつくかたちだが、軍部は直前に議会を解散させて立法権など多くの権限を握っており、不完全な「移管」となった。

ムルシ氏は、穏健派イスラム団体のムスリム同胞団が擁立し、自由な選挙で選ばれた初の文民大統領。宣誓式では「神に誓い、憲法を尊重して国と国民のために尽くす」とした。

その後、カイロ大学の講堂で演説し、「選挙で選ばれた機関が戻れば、軍も国防という本来の職務に戻る」と述べ、解散状態となった議会の再選挙と完全な民政移管を求めた。新憲法の起草と、その後に行われる再選挙まで、新政権と軍との対立は続きそうだ。

就任宣誓式は本来、議会で行われる規定だが、大統領選の結果発表の直前、同胞団が半数近くを占めていた人民議会(下院)の解散を軍最高評議会が命令。宣誓会場も憲法裁に変えた。

軍部はまた、暫定憲法を修正し、議会の再選挙まで立法権を握り、軍の人事などの独立や、新憲法起草での条文への拒否権などの権限も手にした。

これに対しムルシ氏は、29日にカイロ・タハリール広場で数万人規模の市民を前に就任宣誓文を読み上げ、非公式な就任宣誓を実施。「誰も人民が与えた力を越えることはできない」と語って軍部を批判した。

ムルシ氏と同胞団は、エジプトの行政機構の腐敗と改革の必要性を訴えた。その行政機構の中心にいるのは、軍部だ。軍事予算の非公開などの特権を握り、行政機関や公営企業などに多数の「天下り」も続けてきた。軍需産業も束ね、利権も握っている。

このため、「軍は今も同胞団を国家体制への脅威と見なしている」とも指摘されている。一方で世俗派には「ムルシ氏と同胞団は軍と取引し、対決ポーズをみせているだけ」との見方がある。ムルシ氏は、同胞団と軍部、世俗派のせめぎ合いのもとでの政権運営となりそうだ。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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エジプト:「人民の力最強」モルシ氏が大統領就任宣誓

毎日新聞 2012年06月30日 11時56分(最終更新 06月30日 12時06分)

【カイロ前田英司】エジプト新大統領に当選したムハンマド・モルシ氏(60)は29日、カイロ中心部のタハリール広場で「人民の力に勝る力はない」と演説し、軍政との権力闘争に強い姿勢を示した。モルシ氏は広場を埋めた数万人の支持者を前に就任を宣誓し、初めて民主的に選ばれた大統領であることを印象づけた。

モルシ氏は30日、最高憲法裁判所の前で正式に宣誓就任する。通常は人民議会(国会)の前で宣誓するが、先に憲法裁によって違憲と判断されて解散させられている。

モルシ氏の母体の穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団は、議会解散に反対で、憲法裁での宣誓は違憲判断を受け入れることにつながると警戒。宣誓会場を巡り、同胞団と、国を暫定統治する軍最高評議会が、水面下で激しい神経戦を繰り広げていた。そのため、タハリール広場で国民を前に非公式の宣誓就任を先に行った。

モルシ氏は演説で「革命はすべての目標を達成するまで続く」と強調し、「市民のための法治国家を築く」と訴えた。

一方、民主化要求デモで逮捕され軍事法廷にかけられたデモ参加者の釈放を約束するとともに、米ニューヨークの世界貿易センタービル爆破事件(93年)に関与したとして終身刑判決を受けて服役中のオマル・アブデルラーマン師の釈放にも尽力すると強調した。



 
 
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エジプト:モルシ新大統領就任 「憲法と法を順守」

毎日新聞 2012年06月30日 20時20分(最終更新 07月01日 01時39分)

【カイロ前田英司】エジプトのムハンマド・モルシ新大統領(60)が6月30日、最高憲法裁判所での式典で宣誓し、第5代大統領に正式に就任した。52年の軍事クーデターで共和制に移行後、非軍人で「イスラム系」の大統領は初めて。昨年2月の前政権崩壊以降、国を暫定統治してきた軍最高評議会は大統領に行政権限を移し、公約した6月末での民政移管を取り繕ったが、全権移譲にはほど遠く、大統領と軍政の主導権争いが激化しそうだ。

大統領は就任式で「憲法と法の原則を順守する」と宣言、「エジプト国民は真の民主主義に向かう新たな一歩を歩みだした」と強調した。この後、カイロ大学で演説し、軍の民政移管セレモニーに出席した。軍政は「憲法不在」を理由に権限を維持しており、今後は新憲法制定の行方が焦点だ。

軍政は昨年2月、前政権崩壊に伴い憲法を停止。翌3月に大統領任期の制限などを盛り込んだ憲法改正案が承認されたのを受け、暫定憲法に当たる「憲法宣言」を出した。



UP:2012 REV:
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