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エジプト・アラブ共和国 2010年1月〜3月

アフリカアフリカ Africa 2014

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○最新のニュース・企画案内 → エジプト・アラブ共和国

○外務省 各国・地域情勢 エジプト・アラブ共和国

◆2010/01/06 毎日新聞 パレスチナ:ガザ・地下トンネル エジプト側、手配師の豪邸 「密輸は人助け」
◆2010/01/06 時事ドットコム 「盗んだ遺物返せ」=30カ国招待、4月に国際会議−エジプト
◆2010/01/06 jp.reuters.com 古代エジプト中流階級の墓発見、習慣など解明の手掛かりに
◆2010/01/07 AFP BB News ガザ、地下壁抗議のデモで衝突 エジプト警官1人死亡
◆2010/01/07 cnn.co.jp パレスチナ人とエジプト治安部隊がガザ境界で衝突 1人死亡
◆2010/01/07 yomiuri.co.jp パレスチナ境界、エジプト兵1人撃たれ死亡
◆2010/01/07 NIKKEI NET エジプト治安要員1人死亡 ガザ境界で衝突
◆2010/01/07 毎日新聞 エジプト:ガザとの境界で緊迫 密輸トンネル封鎖巡り
◆2010/01/07 cnn.co.jp 教会前で銃乱射、ミサ参列の信者ら6人死亡 エジプト
◆2010/01/07 NIKKEI NET エジプト、遺産返還求め国際会議 4月に開催
◆2010/01/07 VOGUE.COM 世界一高いビルにアルマーニホテル開業へ。
◆2010/01/08 asahi.com 暴行へ報復?コプト教徒らに銃乱射、7人死亡 エジプト
◆2010/01/08 毎日新聞 エジプト:銃乱射、7人死亡 宗教対立、背景か
◆2010/01/08 AFP BB News 古代エジプト人のアイメークは目の疾患予防のため、仏研究
◆2010/01/09 毎日新聞 エジプト:イスラム教徒3人逮捕 コプト教信者殺害
◆2010/01/09 時事通信 クレオパトラの化粧、医学的効用も=有害物質が免疫機能刺激−仏研究者
◆2010/01/11 jp.reuters.com ギザでピラミッド労働者の墓、「奴隷が建設」の通説覆す発見
◆2010/01/11 cnn.co.jp イスラエル、エジプト国境に壁を建設 ネタニヤフ首相が決定
◆2010/01/11 NIKKEI NET イスラエル、エジプト国境にフェンス建設へ 密入国阻止狙う
◆2010/01/11 NIKKEI NET スエズ運河通航料収入、09年は20%減の3950億円
◆2010/01/11 毎日新聞 ピラミッド:建設労働者の墓を発見…「奴隷説覆す」
◆2010/01/11 AFP BB News クフ王ピラミッド近くに労働者の墓、「奴隷が建設」の通説と矛盾 エジプト
◆2010/01/11 時事通信 クフ王ピラミッドの労働者の墓=「奴隷ではない証拠」−エジプト発掘隊
◆2010/01/13 読売新聞 ピラミッドは労働者が作った?墓群見つかる
◆2010/01/13 yomiuri.co.jp 3連覇狙うエジプト、ナイジェリアに逆転勝ち
◆2010/01/18 毎日新聞 エジプト:野党最高指導者にバディ氏を選出
◆2010/01/19 NIKKEI NET スエズ運河、今年の通航料据え置き
◆2010/01/20 AFP BB News 猫の女神の像を発掘、プトレマイオス朝では初
◆2010/01/21 毎日新聞 サッカー:ナイジェリアが準々決勝へ アフリカ選手権
◆2010/01/22 jp.reuters.com クリントン米国務長官がサイバー攻撃を非難、中国に調査要求
◆2010/01/22 INTERNET Watch クリントン米国務長官、ネット検閲やサイバー犯罪に反対表明
◆2010/01/22 CNET Japan クリントン米国務長官、中国からの撤退も示唆したグーグルに支持を表明
◆2010/01/25 TRAVEL VISION エジプト航空、関空/カイロ線を増便−夜便に変更で乗継利便性も向上
◆2010/01/26 スポーツナビ カメルーン、延長で敗退=エジプト、ナイジェリアが4強−アフリカ選手権サッカー
◆2010/01/26 cnn.co.jp サッカーのアフリカ選手権、4強出そろう 準決勝は28日
◆2010/01/26 毎日新聞 サッカー:アフリカ選手権 カメルーン降し、エジプトが4強
◆2010/01/26 トムソンロイター サッカー=アフリカ・ネーションズ杯、エジプトがカメルーン下す
◆2010/01/26 AFP BB News エジプトとナイジェリアが準決勝進出、アフリカ・ネイションズカップ
◆2010/01/27 スポーツニッポン カメルーン守乱露呈!準々決勝で敗退
◆2010/01/27 news.leaf-hide.jp 障害者のための就職フェアを開催 エジプト
◆2010/01/29 cnn.co.jp エジプトとガーナが決勝へ、サッカー・アフリカ選手権
◆2010/01/29 毎日新聞 サッカー:アフリカ選手権 決勝はエジプトとガーナで
◆2010/01/29 AFP BB News 王者エジプトとガーナが決勝進出、アフリカ・ネイションズカップ
◆2010/01/29 時事ドットコム 決勝はエジプト対ガーナ=アフリカ選手権サッカー
◆2010/01/29 共同通信 エジプトとガーナが決勝へ サッカーアフリカ選手権
◆2010/01/29 トムソンロイター サッカー=アフリカ・ネーションズ杯、決勝はエジプト対ガーナ
◆2010/01/30 欧州通信 アルジェリア、3人退場でアフリカ杯敗退 マルセイユでは暴動も
◆2010/02/01 cnn.co.jp エジプト、ガーナを下し3連覇 サッカー・アフリカ選手権
◆2010/02/01 新華社 海信(エジプト)エアコン生産基地、生産を開始
◆2010/02/01 AFP BB News エジプトが3連覇、アフリカ・ネイションズカップ
◆2010/02/01 毎日新聞 サッカー:エジプトが初の3連覇…アフリカ選手権
◆2010/02/01 AFP BB News ツタンカーメン王のDNA鑑定結果、17日に明らかに
◆2010/02/02 AFP BB News 3連覇のエジプト代表が凱旋帰国、アフリカ・ネイションズカップ
◆2010/02/03 毎日新聞 経産省:衛星売り込みへ、アフリカに官民訪問団派遣
◆2010/02/03 マイコミジャーナル 日本の宇宙技術を海外に - 経産省が宇宙産業ミッション団をアフリカに派遣
◆2010/02/04 AFP BB News スフィンクス像が並ぶ古代エジプトの道、来月一般公開 全長2.7キロ
◆2010/02/04 AFP BB News エジプトで女子大生に聞いた「わたしたちがベールをかぶるわけ」
◆2010/02/04 THE SECOND TIMES イスラム教徒向けSNS「Muxlim」、フィンランドの「2009年国際賞」に選出
◆2010/02/10 AFP BB News 荒廃する穀倉地帯、ナイルデルタに海水侵入
◆2010/02/12 外務省 エジプト・アラブ共和国に対する環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換
◆2010/02/12 ecool 日本、エジプトの太陽光発電システム導入で無償資金協力
◆2010/02/15 毎日新聞 エジプト:実り豊かなジャトロファ バイオ燃料、砂漠緑化、雇用対策…注目の植物
◆2010/02/15 毎日新聞 イタリア:ミラノで暴動 警察が不法移民掃討始める
◆2010/02/17 AFP BB News ツタンカーメン王はマラリアで死亡、アクエンアテン王が父 ついになぞが明らかに
◆2010/02/17 cnn.co.jp ツタンカーメンの死因はマラリア? 医学誌に研究報告
◆2010/02/17 asahi.com ツタンカーメンは病死 両親も判明 ミイラをDNA鑑定
◆2010/02/17 ロイター ツタンカーメンの死因は骨折とマラリア=専門家
◆2010/02/18 yomiuri.co.jp ツタンカーメンは「病死」、DNA解析で判明
◆2010/02/18 FNNニュース 古代エジプトの王、ツタンカーメンの父親がDNA鑑定によってほぼ明らかに
◆2010/02/18 THE SECOND TIMES PlaySpanのプリペイドカード「Ultimate Game Card」、さらに販売地域を拡大
◆2010/02/19 NIKKEI NET 北アフリカで鉄道整備加速 アルジェリアやモロッコ
◆2010/02/19 マイコミジャーナル 全世界2500の企業システムに7万5000台のボットネットを構成する「Kneber」
◆2010/02/19 Philippines News International support to end polio now
◆2010/02/21 毎日新聞 エジプト:エルバラダイ氏、1500人が帰国歓迎
◆2010/02/21 asahi.com 大統領選へ意欲?エルバラダイ氏、厳戒の中エジプト帰国
◆2010/02/22 時事ドットコム 大統領選前にエルバラダイ氏待望論=長期停滞政治に倦怠感−エジプト
◆2010/02/23 yomiuri.co.jp 色彩豊か!古代エジプトのひつぎ、返還へ
◆2010/02/24 毎日新聞 エジプト:3000年前の彩色ひつぎ、米から返還へ
◆2010/02/26 cnn.co.jp 豪華客船がリゾート地の桟橋に衝突、死傷者 強風と エジプト
◆2010/03/02 毎日新聞 イタリア:移民、初のスト ローマ市内、数千人デモ
◆2010/03/03 外務省 ゴマア・エジプト大ムフティー(最高イスラム法官)の訪日
◆2010/03/05 日経レストラン FOODEX JAPAN 2010速報(2)メニュー開発に大活躍!エジプト産玉ネギを使った濃縮ペーストに大注目!
◆2010/03/06 yomiuri.co.jp エジプト大統領、ドイツで胆のう摘出手術
◆2010/03/07 NIKKEI NET エジプト大統領が胆のう摘出 手術は成功
◆2010/03/07 毎日新聞 ムバラク・エジプト大統領:胆のう炎で手術 滞在先の独で成功
◆2010/03/07 cnn.co.jp エジプト大統領が訪問先ドイツで入院、手術
◆2010/03/10 インド新聞 鳥インフルエンザが63カ国に:インド、人へは未感染
◆2010/03/11 AFP BB News エジプトのタンタウィ師死去、物議を醸したイスラム教スンニ派指導者
◆2010/03/13 AJF・DPI日本会議・gCOE生存学共催学習会 エジプトにおける障害者支援の現状と課題
◆2010/03/15 ITmedia エンタープライズ 国境なき記者団が「ネットの敵」発表 中国など12カ国
◆2010/03/16 asahi.com エジプトの風力発電所建設、388億円の借款 日本政府
◆2010/03/16 yomiuri.co.jp エジプトの風力発電、日本が円借款供与
◆2010/03/20 NIKKEI NET エジプト大統領、スンニ派機関の総長任命
◆2010/03/21 NIKKEI NET  ダルフール復興支援で会議 カイロ
◆2010/03/21 NIKKEI NET ダルフール復興支援会議 770億円拠出へ
◆2010/03/21 毎日新聞 街角:カイロ 女性運転手の誇り
◆2010/03/22 毎日新聞 スーダン:ダルフール復興に総額760億円支援
◆2010/03/22 yomiuri.co.jp ダルフール支援、拠出額は目標の3分の1


 
 
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パレスチナ:ガザ・地下トンネル エジプト側、手配師の豪邸 「密輸は人助け」

◇「密輸は人助け、封鎖こそ問題」

【ラファ(エジプト北東部)和田浩明】封鎖下にあるパレスチナ自治区ガザ地区とエジプトをつなぐ唯一の検問所があるラファ。両地を結ぶ地下トンネルでの密輸が盛んで、エジプト政府は地下に遮断壁を埋め込むなど対応を急いでいる。だが、エジプト側の手配師の一人は4日、毎日新聞の取材に「正当な商取引だ」と主張。ガザ住民の生活用品などを扱う密輸ビジネスは莫大(ばくだい)な利益をもたらしており、近所には新築の豪邸もみられた。

ラファはエジプトの町だったが、67年の第3次中東戦争でガザ地区がイスラエルに占領された際、現在の境界線で分断された。イスラエル軍は05年9月にガザから撤退したが、07年6月に同地がイスラム原理主義組織ハマスに武力制圧されると、エジプト側は検問所を事実上閉鎖し、人道的理由などによる限定的な往来にとどめている。

ガザ・イスラエル間の検問所も事実上閉鎖されているため、エジプトとの境界にあるラファには数百本とも言われる地下トンネルがつくられ、密輸が活発化。イスラエルはガザに武器類が運び込まれているとして、エジプト政府に取り締まりなどを求めているが、成果は上がっていない。双方の地元住民には大きな富を築く人も出ている。

アブ・ムハンマドと名乗る40代の男性もその一人だ。1年前に新築したばかりの2階建ての豪邸が、ラファ名物の桃畑の中にそびえている。「このあたりで大きな家を建てた連中は、みな同じ商売をしてるよ」と話した。

2年前、親類のつてでガザの手配師と取引を始めた。扱うのはテレビなどの電化製品や羊などの家畜が主。電話で注文を受け、配下を使って首都カイロ周辺などで品物を調達。ラファ市内だけで20カ所ものエジプト警察の検問所があるが、「時にはわいろを払って」すり抜ける。利益は「テレビ1台につき200〜300エジプトポンド(約3380〜5070円)」。月50万円程度はもうかるという。人口の4割が1日2ドル(約184円)以下で生活するエジプトでは大金だ。

「この家も、この商売のおかげで内装が終わった」。アブ・ムハンマドさんは、高価な大理石を敷き詰めた客間で笑顔を見せた。エジプト政府が埋設している遮断壁の影響は「今のところない」。

自分の商売が「密輸」と呼ばれることには抵抗がある。地元住民の間には、仕事を創出できない政府への不満もある。アブ・ムハンマドさんは「隣人であり親族もいるガザの人を助けている。最大の問題は、ガザ封鎖じゃないのか」と語った。

ラファ検問所は3日、久しぶりに開門された。4日、エジプトで心臓病の治療を受けるためガザから出てくる親族を待っていたマウラドさん(31)は「エジプト側の出入り規制は理解するが、同じイスラムの兄弟が自由に行き来できないのはつらい」と話した。

毎日新聞 2010年1月6日 東京朝刊



 
 
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「盗んだ遺物返せ」=30カ国招待、4月に国際会議−エジプト

【カイロ時事】エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は6日、イタリアやギリシャなどを招いて、外国の博物館に収蔵されている文化財の返還を求める国際会議を4月にカイロで開催すると発表した。

3日間にわたる会議にはこのほか、アフガニスタンや中国、韓国、イラク、タイなど計約30カ国の考古学関係者が参加する見込み。遺物返還に関する提言をまとめるほか、返還を求める各国の遺物をリスト化した文書作成への準備を進めるという。(2010/01/06-20:19)



 
 
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古代エジプト中流階級の墓発見、習慣など解明の手掛かりに

2010年 01月 6日 12:45 JST

[カイロ 5日 ロイター] エジプトの首都カイロ南方約30キロにあるサッカラ遺跡でこのほど、約2500年前の古代エジプト中流階級が所有していたとみられる2つの墓が発見された。同階級の埋葬習慣などを知る上で貴重な資料だという。

発見された墓は、エジプト第26王朝(紀元前664年-紀元前525年)時代のものとみられ、考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は5日、「王族ではなくエジプトの中流階級が所有していたもので、名前が記されてない」と説明。「多くの人に繰り返し使われており、当時の埋葬習慣や宗教について多くの情報を得られる可能性がある」と話した。

墓のうち1つは、サッカラ遺跡でこれまでに発見されたものとしては最大で、巨大な石室とそこに続く廊下や多くの小室が見つかっている。  

墓はローマ時代末期に盗掘されたとみられ、何度か開けられた形跡があるが、多数の棺や人骨、動物のミイラ、土器などが残されており、これほど有名な同遺跡で盗掘されていない部屋が見つかるのは珍しいという。



 
 
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ガザ、地下壁抗議のデモで衝突 エジプト警官1人死亡

* 2010年01月07日 18:59 発信地:ラファ/パレスチナ自治区

【1月7日 AFP】エジプト境界にあるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza)ラファ(Rafah)で6日、パレスチナ側のデモの後、パレスチナ人と配備されていたエジプトの警官隊が衝突、発砲の応酬となり、エジプトの警官1人が死亡した。パレスチナ人5人も重傷を負った。

ガザ地区はイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配した2007年以降、イスラエル政府とそれに協力するエジプト政府によって事実上、封鎖されている。

ガザ地区にひそかに日用品や武器を持ち込むためにパレスチナ人が掘ったトンネルは数百に上っているが、エジプト政府は地下に遮断壁を建設しようとしており、同日はこれに対する抗議をハマスが呼び掛けたパレスチナ側のデモがあった。

デモに備えエジプト側は警官数百人のほか、消防車や救急車両を配備し境界周辺の警備を強化していた。衝突はこのデモの直後に起こった。

目撃者によるとパレスチナの若者約200人がエジプトの警官隊に対して投石したところ、エジプト側から発砲があり、パレスチナ側も応戦し、銃撃戦となった。エジプト側によると死亡した1人のほか警官9人が投石で負傷した。また群衆を散らそうと催涙弾などを使ったハマスの治安部隊により、パレスチナ人15 人も負傷した。(c)AFP/Said Khatib



 
 
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2010.01.07 Web posted at: 11:34 JST Updated - CNN

パレスチナ人とエジプト治安部隊がガザ境界で衝突 1人死亡

エルサレム(CNN) パレスチナ自治区ガザの境界付近で6日、人道支援物資の到着遅れをめぐりパレスチナ人の群衆とエジプト治安部隊が衝突し、エジプト兵1人が死亡した。エジプトとパレスチナの双方の消息筋が語った。

エジプト保健省がCNNに語ったところによると、死亡した21歳のエジプト兵は後方から2回銃撃され、その傷が死因となった。エジプト国営テレビは、ガザ地区側からパレスチナ人が銃を発砲していたとの見解を伝えた。

またガザ地区のパレスチナ立法評議会のスポークスマンはCNNに対し、衝突でパレスチナ人35人が負傷したと述べた。うち10人は銃弾によるけがを負い、2人は重体とされる。

支援物資を輸送していた車列は5日、エジプト北東部の港湾都市アリーシュで足止めされた。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスはデモを開催。最初は平和的だったものの、パレスチナ人が境界で投石を始めたことから衝突が発生した。

現場で撮影された映像には銃声が記録されているが、誰が銃を発砲しているかは不明。エジプト当局は6日夕方までに、車列の一部のガザ地区入りを認めたが、何台の車が越境したかは分かっていない。

エジプト外務省のスポークスマンは、車列にセダン車43台が含まれていた点が問題だったことを明らかにした。同省はトラックを利用した物資輸送を止めない方針だが、セダン車の利用は想定していなかった。同省スポークスマンは、車列が昨年合意された所定の手続きを意図的に無視してガザ地区に入ろうとしていたと指摘し、合意に従っていなかったのはエジプト側だとの見方を否定した。

物資輸送は、英議員が主導する人道支援活動として行われていた。輸送主催者によると、アリーシュのエジプト当局は、車列の25%がイスラエルの検問所を通過するよう要求。ガザ地区に直接入れるエジプト・ラファの検問所通過を求めた活動家らとエジプト治安部隊との間で、5日夜に衝突が発生した。この際に活動家10人が負傷し、うち4人は重傷を負った。さらに7人が拘束されたという。

エジプト政府に対するパレスチナ側の反発は強まりつつある。ハマスはここ3年間のガザ地区封鎖をほう助しているとして、エジプトがイスラエルの「共犯者」だとの認識を示している。



 
 
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パレスチナ境界、エジプト兵1人撃たれ死亡

【カイロ=田尾茂樹】エジプトとパレスチナ自治区ガザの境界ラファで6日、エジプトが進める地中壁設置工事に反発する抗議デモがあり、デモ隊とエジプト治安部隊が衝突、エジプト兵1人が撃たれて死亡し、双方の計十数人が負傷した。

エジプト国営テレビなどが伝えた。

デモでは、集まった数百人の若者らがエジプト側に投石、エジプト側も発砲などで反撃した。エジプト当局は、イスラエルの経済封鎖下にあるガザへの密輸用トンネルを遮断するため、地中壁を建設中で、ガザ住民の反発が高まっていた。

(2010年1月7日00時56分 読売新聞)



 
 
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エジプト治安要員1人死亡 ガザ境界で衝突

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界付近で6日、密輸阻止強化に動くエジプト当局に抗議するガザ住民と治安部隊の間で衝突が起きた。ガザ側からの狙撃でエジプトの治安要員1人が死亡、数十人規模で負傷者が出たもようだ。(12:56)



 
 
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エジプト:ガザとの境界で緊迫 密輸トンネル封鎖巡り

【カイロ和田浩明】封鎖下のパレスチナ自治区ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所付近で6日、ガザ住民とエジプト治安部隊が衝突し、エジプト人警官1人が死亡、ガザ住民10人が負傷した。ラファ近郊では5日夜から6日未明にも、エジプト側からガザへ援助物資を運び込もうとした国際市民団体がエジプト治安部隊と衝突し、55人が負傷するなど緊張が高まっている。

ラファでは、地下トンネルによるエジプト・ガザ間の密輸を防ぐため、エジプト政府が地下に鉄製の遮断壁を埋設するなどしている。6日は、生活物資の入手などで密輸に頼っているガザ住民数百人が、検問所付近で抗議デモを実施。境界の分離壁を挟んでエジプト側に投石するなどした。治安部隊側は発砲などで応酬した。死亡したのは、監視塔の警官とみられる。

ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、エジプトの地下遮断壁建設を強く非難。境界付近では最近、ガザ側からエジプト人作業員を狙った発砲事件が相次いでいた。

一方、ラファの西にあるエジプトの港湾都市エル・アリッシュでは、英国を拠点とする国際的な市民団体「ビバ・パレスタイン」と機動隊が衝突。同団体によると55人が負傷した。エジプト当局者は毎日新聞の取材に対し、「5日夜に大型車両約60台のラファ通過を拒否した。交渉は一時決裂し、衝突に発展した」と話した。

この団体には英下院議員ジョージ・ギャロウェイ氏も参加。救急車など約200台で医療物資などをガザに運搬するため、エル・アリッシュで待機中だった。団体側は結局、許可を得た約150台でガザ入りし、08年末のイスラエル軍のガザ攻撃以降最大規模の援助物資を運び込んだ。

ガザ地区への国際支援活動に対し、エジプト政府は極めて神経をとがらせている。ハマスはエジプトで非合法化されている事実上の最大野党「ムスリム同胞団」と関係が深く、ガザ支援がエジプトの国内政治にも影響を与えかねないからだ。

一方で、エジプト政府の対応は、イスラエル支配下にあるパレスチナ自治区への支援拒否とも受け止められかねない。反イスラエル感情の強いアラブ諸国から反発を招くことも考えられ、エジプト当局は微妙なかじ取りを求められている。

毎日新聞 2010年1月7日 11時32分(最終更新 1月7日 14時12分)



 
 
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2010.01.07 Web posted at: 18:43 JST Updated - CNN

教会前で銃乱射、ミサ参列の信者ら6人死亡 エジプト

(CNN) エジプト東部の町ナグ・ハマディで6日深夜、キリスト教の教会前に集まっていた信者が銃撃される事件があり、内務省によると6人が死亡した。

この日はキリスト教の一派、コプト教のクリスマスイブに当たっており、現地時間の午後11時半ごろ、ミサを終えた信者たちが教会を出て来たところ、通りかかった車から銃を乱射され、信者5人と警察官1人が死亡、7人が負傷した。

逃げた車には銃撃実行犯のほかに数人が乗っていたといい、治安当局が行方を追っている。

米中央情報局(CIA)の統計によると、エジプトは人口の90%がイスラム教徒だが、コプト教徒も9%を占めている。



 
 
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エジプト、遺産返還求め国際会議 4月に開催

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は6日、盗掘などで海外に持ち出され、欧米の博物館などで所蔵・展示されている歴史的遺産の返還を求める国際会議を4月にカイロで開くと発表した。ギリシャや中国、イラク、アフガニスタン、ペルーなど30カ国が参加する見通し。返還請求の権利などを国際法の観点から議論し、返還を求める歴史的遺産リストの作成を進める。

エジプトから海外に持ち出された遺物には、古代エジプト文字解読のきっかけとなったロゼッタ石(大英博物館で展示)などがある。エジプト側は返還を求めているが、話し合いが進まないため、多国間の協議で圧力を高める路線に切り替えたもようだ。(カイロ=安部健太郎) (12:56)



 
 
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暴行へ報復?コプト教徒らに銃乱射、7人死亡 エジプト

2010年1月8日7時13分

【カイロ=田井中雅人】エジプト南部のキリスト教系コプト教会付近で6日深夜、車で通りかかった男らが銃を乱射し、同教のクリスマス礼拝に集まっていたコプト教徒ら6人と警備員1人が死亡した。これを受けて7日にはコプト教徒ら約3千人が警官隊と衝突する事態に発展した。

治安当局によると、現場は古代遺跡で知られる観光地ルクソール近郊のナガハマディ。昨年11月にコプト教徒の男がイスラム教徒の12歳の少女に暴行する事件があり、報復が懸念されていた。

イスラム教徒が多数派のエジプトで、コプト教徒は人口の約1割を占め、1月7日に独自のクリスマスを祝う。



 
 
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エジプト:銃乱射、7人死亡 宗教対立、背景か

【カイロ和田浩明】エジプト南部ケナ県で6日深夜から7日未明にかけ、クリスマスの深夜ミサを終え教会から出てきたキリスト教の一派コプト教の信者に、車に乗った男3人が自動小銃を乱射、AFP通信などによると信者ら7人が死亡、6人が重傷を負った。エジプト当局は、昨年11月に起きたイスラム教徒少女の暴行事件に対する報復と見ている。

7日の事件後、犠牲者の遺体安置所に集まったコプト教徒約2000人が投石し、警官隊が催涙ガスで応戦するなど混乱が続いた。

現場は古代エジプト遺跡で有名なルクソールの北西約65キロのナグハマディ。初期キリスト教写本が発見された場所として知られる。東方正教会に属するコプト教徒はクリスマスを1月7日に祝う。

ナグハマディでは昨年11月、12歳のイスラム教徒の少女がコプト教徒の男に暴行され、コプト教徒の商店が焼き打ちされる騒ぎが起きていた。地元教会幹部は報復を懸念していたという。

エジプトは人口の約9割がイスラム教徒だが残り約1割はコプト教徒。保守的な南部を中心に対立事件も起きている。昨年10月にミンヤ県で両教徒が衝突し30人が逮捕された。08年11月には首都カイロでも数千人規模の衝突が発生している。

毎日新聞 2010年1月8日 東京朝刊



 
 
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古代エジプト人のアイメークは目の疾患予防のため、仏研究

* 2010年01月08日 21:37 発信地:パリ/フランス

【1月8日 AFP】約4000年前の古代エジプト人が目にアイメークを施していたのは、邪気から身を守ったり美しく見せたりするためだけでなく、目の疾患予防の目的もあったとする研究報告が、7日の化学専門誌「Analytical Chemistry」電子版に掲載された。

研究を行ったのは仏ルーブル美術館(Louvre)とフランス国立科学研究センター(National Centre for Scientific Research、CNRS)の合同研究チーム。チームを率いるフィリップ・ウォルター(Philippe Walter%%)氏によると、古代エジプト人は鉛や鉛塩を調合したものをアイシャドーとして用いていた。調合に1か月かかる場合もあったという。

一般的に鉛は有害と考えられているが、化学分析を行った結果、極めて少量の鉛を使用する分には細胞は破壊されず、代わりに、酸化窒素の分子を作りだして、目の疾患の原因となるバクテリアを撃退する免疫防御システムを活性化させることが分かった。

チームは毛髪の10分の1の細さの電極を利用して、古代エジプト人が作り出した塩化鉛が細胞にどのような影響を与えるかを調べた。(c)AFP



 
 
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エジプト:イスラム教徒3人逮捕 コプト教信者殺害

【カイロ和田浩明】エジプト南部ケナ県でキリスト教の一派コプト教の信者ら7人が殺害された銃乱射事件で、エジプト治安当局は8日、地元のイスラム教徒の男3人を逮捕した。地元メディアによると、現場のナグハマディでは同日、コプト教徒がイスラム教徒の商店に投石するなど両教徒間の緊張が続いており、当局は市街への出入りを規制して事態の沈静化を図っている。

6日深夜の事件発生後、容疑者らは現場近くのサトウキビ畑に逃げ込んだが、治安部隊に包囲され投降した。犯行の動機は昨年11月に起きたイスラム教徒少女の暴行事件への報復とみられている。

地元の教会には8日、数百人のコプト教徒が集まり事件への「報復」を叫びながら政府の治安対策を批判。市内中心部でイスラム教徒の商店を破壊した。

両教徒はおおむね共存しているが、南部では対立事件が散発しており、00年にはコプト教徒20人以上が死亡した衝突も発生している。

毎日新聞 2010年1月9日 11時44分



 
 
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クレオパトラの化粧、医学的効用も=有害物質が免疫機能刺激−仏研究者

1月9日5時25分配信 時事通信

【カイロ時事】古代エジプトの女王クレオパトラの派手な化粧には、医学的効用もあった−。エジプトの墓穴で見つかった化粧品のサンプルを分析したところ、目元の化粧に含まれる塩化鉛の一種ラウリオナイトなどが免疫細胞を活性化させることが分かったと、仏国立科学研究センターの研究者らが7日の米化学会誌「アナリティカル・ケミストリー」(電子版)に発表した。

研究者は、化粧品サンプルや古代エジプトの化粧品製造方法を手がかりに研究。塩化鉛が人為的に合成され、メーク材料に使われたことを確認した。

塩化鉛は人体に有害とされてきた。しかし、微量なら免疫防御機能を刺激することが分かり、研究者は「鉛化合物は人為的に生成され、免疫細胞を活性化させて目の病気を予防したり、治療したりするのに使われた」との結論を導いた。 

最終更新:1月9日5時25分



 
 
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ギザでピラミッド労働者の墓、「奴隷が建設」の通説覆す発見

2010年 01月 11日 13:14 JST

[カイロ 10日 ロイター] エジプト考古最高評議会は10日、首都カイロ近郊のギザで、クフ王の大ピラミッドなどの建設に従事した労働者の墓を発見したと発表した。ピラミッドは奴隷が建設したされる通説を覆す重要な資料だという。

考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は、声明で「墓が王のピラミッドのそばに作られたということは、この人たちが奴隷ではなかったことを示している」と説明。

墓の壁に「クフ王の友人」という文字が記されていることからも、労働者が奴隷でなかったと考えられるという。

発見された墓は4510年前のもので、労働者はクフ王のほか、カフラー王のピラミッド建設にも従事したとみられる。

またハワス事務局長は、北部デルタ地帯などの農民らが労働者の食料として、水牛21頭、羊23頭を毎日送っていた証拠も見つかったと発表。これにより、農民らは納税が免除されていたという。



 
 
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2010.01.11 Web posted at: 20:16 JST Updated - CNN

イスラエル、エジプト国境に壁を建設 ネタニヤフ首相が決定

エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は10日、違法入国を防ぐため、南部のエジプト国境に壁を建設すると発表した。

イスラエル首相府によると、壁の建設場所はパレスチナ自治区ガザ南部ラファの南方と、紅海沿岸のエイラートの北方の2カ所。建設開始日時は未定だが、数年をかけて完成させるとしている。総工費は約10億シェケル(約250億円)。

イスラエルの警察当局によると、約210キロにわたる南部の国境からは、1週間の不法入国者は推定で100─200人に達している。

イスラエルで移民労働者を支援する団体によれば、1年間に数千人がイスラエルへやってきており、このうち90%がアフリカ北部からの違法入国者だという。

ネタニヤフ首相は、「侵入者やテロリストを防ぐため、イスラエル南部の国境を閉めることを決めた。イスラエルは戦争難民に対しては門戸を開くが、南部の国境を越えてくる違法入国者や不法労働者は受け入れられない」と述べている。



 
 
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イスラエル、エジプト国境にフェンス建設へ 密入国阻止狙う

【カイロ=安部健太郎】イスラエルのネタニヤフ首相は10日夜、エジプトとの国境沿いに密入国を防ぐフェンスを建設する計画を承認した。建設費は3億〜4億ドル規模となる見込み。アフリカ諸国からエジプトのシナイ半島を経由した密入国者が多いため、270キロメートル弱にわたる国境の少なくとも半分程度をフェンスで遮断する。

シナイ半島経由でエリトリア、スーダン、エチオピアなどからイスラエルへ職を求め密入国した人や亡命を図った人は、ここ数年で数万人に上るとされる。イスラエル当局はテロ関係者の入国を警戒しており、段階的にエジプトとの国境の大半にフェンスを設置する方針とみられる。

AFP通信によると、エジプトの治安当局は昨年だけでイスラエルに向かっていたアフリカ人20人を国境付近で射殺。人権団体などが批判している。(11日 23:01)



 
 
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スエズ運河通航料収入、09年は20%減の3950億円

【カイロ=安部健太郎】エジプトのスエズ運河の2009年の通航料収入は42億9100万ドル(約3950億円)となり、前年より20.2%減少した。エジプトの内閣情報決定支援センターが10日、速報値を明らかにした。世界的な景気悪化で貨物量が減ったうえ、ソマリア沖の海賊を警戒して一部の船舶が南アフリカ共和国の喜望峰回りの航路を選択したことが影響したようだ。(11日 23:01)



 
 
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ピラミッド:建設労働者の墓を発見…「奴隷説覆す」

【カイロ和田浩明】エジプト・ギザでクフ王の大ピラミッドやカフラー王のピラミッドの建設に従事した労働者の複数の墓が新たに見つかったとホスニ文化相が10日発表した。通説ではピラミッドは奴隷が建設したとされてきたが、発掘を担当した考古最高評議会のハワス事務局長は「墓は王のピラミッドのそばに造られており、労働者が奴隷でなかったことを示す貴重な発見」と指摘している。

墓は古王国時代の第4王朝(約4600年前)ごろのもので、泥れんがを石こうで固めた構造。発掘現場からは、労働者の食料として上流階級の家族が毎日、野牛21頭とヤギ23頭を送っていたことを示す証拠も見つかったという。

ピラミッド建設労働者の墓は1990年にも見つかっている。

毎日新聞 2010年1月11日 20時29分(最終更新 1月11日 21時19分)



 
 
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クフ王ピラミッド近くに労働者の墓、「奴隷が建設」の通説と矛盾 エジプト

* 2010年01月11日 14:12 発信地:カイロ/エジプト

【1月11日 AFP】エジプトの考古学チームが、同国最大のクフ王(Cheops)のピラミッドの建設に従事した労働者の墓群を発掘したと、ファルーク・ホスニ(Faruk Hosni)文化相が10日、発表した。ピラミッドは奴隷によって造られたとされる定説が覆る可能性がある。

見つかった墓群は第4王朝(紀元前2694年〜2513年)期のもので、エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長が主導する考古学チームが発見した。

ハワス事務局長は、労働者の墓の存在は、ピラミッドは奴隷によって建設されたとの定説に矛盾すると指摘している。

まず、墓の位置はピラミッドを臨む近距離にあるが、ハワス事務局長によれば、奴隷の墓ならばピラミッドに隣接した位置に存在することはありえない。さらに、上エジプト(Upper Egypt)やナイ川デルタ(Nile Delta)の豪族が、免税の見返りとして、毎日子牛11匹、羊23匹とともに、労働者を派遣した証拠も見つかったという。

クフ王の墓の建設に従事した労働者の数について、ハワス事務局長は1万人未満ではないかと話した。(c)AFP



 
 
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クフ王ピラミッドの労働者の墓=「奴隷ではない証拠」−エジプト発掘隊

1月11日0時23分配信 時事通信

【カイロ時事】エジプトのホスニ文化相は10日、首都カイロ南西にあるギザ台地の三大ピラミッドのそばで、最大のクフ王の大ピラミッドや南西隣りに立つカフラー王のピラミッドの建設に従事した労働者の墓穴を、考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長率いるエジプトのチームが発掘したと発表した。労働者が奴隷ではなかったことを示す貴重な発見という。

同事務局長は声明で「墓は王のピラミッドに並んで造られており、これら労働者は奴隷ではなかったことを示す。もし奴隷ならピラミッドのそばに(墓は)造られない」と指摘した。

墓穴は、古王国時代の第4王朝(紀元前2614年ごろ〜同2479年ごろ)に属し、泥れんがが石こうで固められている。また、建設現場に毎日、労働者の食料として水牛21頭と羊23頭が送られていた証拠も見つかった。

事務局長は、こうした貢ぎ物は強いられた税金ではなく、民衆の中に国家事業を支える意識があったと強調した。 

最終更新:1月11日0時23分



 
 
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ピラミッドは労働者が作った?墓群見つかる

1月13日9時14分配信 読売新聞

【カイロ=田尾茂樹】エジプトの首都カイロ近郊ギザにあるクフ王のピラミッド近くで、ピラミッドの建設に従事していた労働者のものとみられる墓群が見つかった。

ホスニ文化相が10日発表した。

発掘された遺物や骨などから、3大ピラミッドが建造された古代エジプト第4王朝時代(約4500年前)の墓群と判明。エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は「墓はピラミッドのすぐそばにあり、建設したのが奴隷ではないことを示している」と指摘。奴隷が携わったとの見方も根強いピラミッド建設時の労働実態を解明するうえで注目を集めている。

墓は様々な形状で、周りを泥れんがで補強。監督役であることを示す文字が刻まれた石のほか、上流階級層から労働者に食用として野牛21頭、羊23頭が毎日、送られていたことを示す遺物もある。

最終更新:1月13日9時14分



 
 
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3連覇狙うエジプト、ナイジェリアに逆転勝ち

【ロンドン=大塚貴司】サッカーのアフリカ選手権は12日、アンゴラでグループリーグC組の2試合が行われ、3連覇を目指すエジプトがワールドカップ(W杯)出場国のナイジェリアを3―1で下した。

エジプトは12分に先制されたが、34分と54分のゴールで逆転し、終盤にダメ押し。優勝最多6度を誇る実力国の意地を示した。

モザンビークとベナンは2―2で引き分けた。

(2010年1月13日10時42分 読売新聞)



 
 
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エジプト:野党最高指導者にバディ氏を選出

【サヌア和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織で事実上の最大野党「ムスリム同胞団」は15日、任期満了で引退したモハメド・マフディ・アケフ最高指導者(81)の後任に、保守派と目されるモハメド・バディ氏(66)を選出したと発表した。

非合法化され政府の厳しい弾圧を受ける同団は、昨年12月の指導部選挙でも保守派が優勢で、政治参加路線から組織強化や社会奉仕の重視にかじを切っていると見る専門家もいる。AFP通信によると、バディ氏は選出後の会見で「憲法にのっとった漸進的改革」を進める意向を表明。「暴力はいかなる形でも拒否する」と述べた。

毎日新聞 2010年1月18日 東京夕刊



 
 
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スエズ運河、今年の通航料据え置き

【カイロ=安部健太郎】エジプトのスエズ運河庁は19日、今年の同運河の船舶通航料を据え置くと発表した。世界的な景気悪化の影響で船舶会社から値下げ要求があったとみられるが、通航船舶数は昨春には底入れしているため変更しない。

2009年のスエズ運河の通航船舶数は1万7228隻、通航料収入は42億9100万ドル(約3860億円)で、ともに前年比約20%減った。同庁は今年の通航料収入は昨年比2.4%程度の増加を見込んでいる。 (01:17)



 
 
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猫の女神の像を発掘、プトレマイオス朝では初

* 2010年01月20日 08:58 発信地:カイロ/エジプト

【1月20日 AFP】エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)は19日、地中海沿岸都市アレクサンドリア(Alexandria)で、プトレマイオス3世(King Ptolemy III、在位紀元前246〜同222年)の妻ベレニケ2世(Queen Berenike)の神殿の一部を発掘し、古代エジプトの猫の女神バステト(Bastet)の像が多数出土したと発表した。

コム・アル=ディッカ(Kom al-Dikka)地区で発掘された神殿の一部は、高さ60メートル、幅15メートル。神殿は後世に石切り場として使用されたこともあり、大部分が破壊され、消滅したという。

中からは600個程度のさまざまな像が発掘され、一部がバステトの像だった。プトレマイオス朝時代の神殿でバステトの像が発見されるのは初めてのこと。同評議会は、バステト信仰が古代エジプト時代の衰退後も続いていた事を示すものだとしている。

プトレマイオス朝は、ギリシャ人により統治されていた時代で、紀元前305年からローマ帝国に滅ぼされる同30年まで続いた。首都はアレクサンドリアに置かれ、ギリシャ文化と交易の中心地として栄えた。(c)AFP



 
 
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クリントン米国務長官がサイバー攻撃を非難、中国に調査要求

2010年 01月 22日 12:50 JST

[ワシントン/北京 21日 ロイター] クリントン米国務長官は21日、世界には自由なインターネット環境が必要であり、サイバー攻撃に関与する者は国際的な非難を受けると述べた。

インターネットの自由について演説したクリントン長官は「世界の多くで新たな情報のカーテンが下ろされている。人類全体が知識や意見に平等にアクセスできる1つのインターネットを支持する」と表明。インターネットの検閲やブロガーへの嫌がらせを行っている国として、中国やイラン、サウジアラビア、エジプトなどを名指しで批判した。

また「サイバー攻撃に関与する国家や個人は報いを受け、国際的な非難に直面するだろう」とも指摘。米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)がサイバー攻撃を受けたことなどを理由に中国撤退を検討する問題については「中国当局が徹底した調査を行うよう期待する」と述べた。

一方、中国外務省の何亜非外務次官は21日、「グーグル問題を2国間関係に結び付けたり、大げさに解釈したりすべきでない」と発言。中国側は、インターネット問題をめぐって米国との関係が一段と緊張するのを避けようとする動きもみられる。



 
 
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クリントン米国務長官、ネット検閲やサイバー犯罪に反対表明

中国には「徹底的な調査を求める」

ヒラリー・クリントン米国務長官は21日、「インターネットの自由」に関する演説を行い、ネットへの規制の動きに反対していく姿勢を表明した。また、Googleなどに対して行われた攻撃については、中国当局に対して徹底的な調査を求めるとしている。

クリントン氏は、「昨年1年間にも、情報の自由な流れに対する脅威があった」として、中国、チュニジア、ウズベキスタンではインターネットの検閲を強化していると説明。また、ベトナムでは人気のSNSへのアクセスが遮断され、最近ではエジプトで30人のブロガーや活動家が拘束されたといった事例を挙げ、ネットに対する検閲や規制の強化に対する懸念を示した。

また、サイバー攻撃の増加に対しても懸念を示し、「サイバー攻撃に携わった国や個人は非難に直面するべきだ」として、国際的な取り組みの必要性を強調。Googleなどに対して行われた攻撃については、中国当局に対して徹底的な調査を求めていく姿勢を示した。

クリントン氏は、こうしたインターネットと情報の自由の問題については、企業の決定も大きな影響を与えるとして、「米国企業にはこれらの問題について、細心の注意を払うことを望む」と説明。検閲を回避し、表現の自由を行使できるようにするためのツールの開発にも、資金を提供していくとした。

クリントン氏の演説内容(英文)
 http://www.state.gov/secretary/rm/2010/01/135519.htm

(三柳 英樹)

2010/1/22 19:53



 
 
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2010.01.26 Web posted at: 21:12 JST Updated - CNN

サッカーのアフリカ選手権、4強出そろう 準決勝は28日

(CNN) アフリカ南部のアンゴラで開催中のサッカーのアフリカ選手権は25日、準々決勝の残り2試合が行われ、エジプトとナイジェリアが勝ち、準決勝へ進んだ。これでガーナ、アルジェリアを含めた4強が出そろった。

準決勝は28日にあり、ガーナ対ナイジェリア、アルジェリア対エジプトとなる。エジプトは同選手権3連覇を狙う。

25日のエジプト対カメルーン戦は、1─1のまま延長に突入、エジプトが延長前半に2点をもぎとり、カメルーンを突き放した。カメルーンは今年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本と同組に入っている。

もう1試合のナイジェリア対ザンビア戦は、無得点のままPK戦に突入し、全員が成功したナイジェリアがベスト4入りを決めた。



 
 
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サッカー:アフリカ選手権 カメルーン降し、エジプトが4強

【ヨハネスブルク高尾具成】25日、準々決勝2試合を行い、3連覇を目指すエジプトが、6月開幕のワールドカップ(W杯)で日本代表と対戦するカメルーンを延長戦の末に3ー1で破った。また、ナイジェリアがPK戦でザンビアを降した。

これで4強が出そろい、28日に準決勝が行われる。アルジェリアとエジプトが対戦し、ナイジェリアはガーナとぶつかる。

毎日新聞 2010年1月26日 東京夕刊



 
 
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サッカー=アフリカ・ネーションズ杯、エジプトがカメルーン下す

トムソンロイター2010年1月26日(火)10:32

[ベンゲラ(アンゴラ) 25日 ロイター] サッカーのアフリカ・ネーションズカップ(杯)は25日、準々決勝の残りの2試合を行い、前回覇者のエジプトが主将ハッサンの2ゴールの活躍でカメルーンを3―1で破った。

カメルーンは今年開催されるワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の1次リーグで、日本と同じE組となっている。

エジプトは準決勝でアルジェリアと対戦する。

このほか、ナイジェリアはザンビアを0―0で迎えたPK戦を5―4で制した。

ナイジェリアは準決勝でガーナと対戦する。



 
 
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エジプトとナイジェリアが準決勝進出、アフリカ・ネイションズカップ

* 2010年01月26日 14:13 発信地:ルアンダ/アンゴラ

【1月26日 AFP】(写真追加)サッカーアフリカ・ネイションズカップ(アフリカ選手権、African Nations Cup 2010)は26日、準々決勝の2試合が行われ、前回大会の王者エジプトとナイジェリアが準決勝に進んだ。

 エジプトは前半25分に同国代表記録となる170試合目の出場を飾った主将アハメド・ハッサン(Ahmed Hassan)のオウンゴールで先制を許したが、同37分にハッサンが30メートルのロングシュートを決めて同点に追いついた。

試合は1-1の同点のまま延長戦に突入した。

エジプトは途中出場したモハメド・ナギ・ゲド(Mohamed Nagy 'Gedo')が延長前半2分に得点を決めて勝ち越すと、同5分にはハッサンがフリーキック(FK)からを得点を決めて加点した。

ゴールキーパー(GK)のイドリス・カルロス・カメニ(Idriss Carlos Kameni)が弾いたボールがクロスバーに当たりゴールラインを越えたと判断され、ハッサンの得点は認められたが、カメラ映像ではボールはゴールラインを越えていなかった。

ナイジェリアは0-0で迎えたPK戦を5-4で制し、ザンビアを下した。

PK戦でナイジェリアのGKビンセント・エニェアマ(Vincent Enyeama)はトーマス・ニレンダ(Thomas Nyirenda)のシュートをセーブすると、最後は5人目のキッカーとしてシュートを沈めて試合を決めた。

準決勝は28日に行われ、エジプトはアルジェリアと、ナイジェリアはガーナと対戦する。(c)AFP/Nick Reeves



 
 
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2010.01.29 Web posted at: 11:22 JST Updated - CNN

エジプトとガーナが決勝へ、サッカー・アフリカ選手権

(CNN) サッカーのアフリカ選手権は28日、アフリカ南部アンゴラで準決勝の2試合があり、エジプトとガーナがそれぞれ決勝へ進んだ。

大会3連覇を狙うエジプトは、ワールドカップ(W杯)アフリカ予選のプレーオフで敗れたアルジェリアに4─0で圧勝し、雪辱を果たした。アルジェリアはレッドカードが続いて3人の退場者が出た。

もう1試合では、ガーナがナイジェリアに1─0で競り勝った。過去、4度の優勝経験があるガーナが決勝に進出するのは1992年大会以来、18年ぶり。

決勝は31日にアンゴラの首都ルアンダで行われる。



 
 
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サッカー:アフリカ選手権 決勝はエジプトとガーナで

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南西部アンゴラで開催中のサッカーのアフリカ選手権は28日、首都ルアンダなどで準決勝2試合を行い、3連覇を狙うエジプトとガーナが決勝に駒を進めた。

6月に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会への出場国同士の対戦となったガーナとナイジェリアの試合は、ガーナが前半21分の先制点を守り抜き、92年以来18年ぶりの決勝進出。エジプトはW杯予選プレーオフで敗れたアルジェリアを相手に速いパス回しでゲームを支配し、4ー0で勝った。

決勝は31日、ルアンダで開催。30日には西部ベンゲラで、ナイジェリア対アルジェリアの3位決定戦も行われる。

毎日新聞 2010年1月29日 10時03分



 
 
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王者エジプトとガーナが決勝進出、アフリカ・ネイションズカップ

* 2010年01月29日 11:29 発信地:ルアンダ/アンゴラ

【1月29日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカーアフリカ・ネイションズカップ(アフリカ選手権、African Nations Cup 2010)は28日、準決勝の2試合が行われ、アルジェリアに4-0で快勝した王者エジプト、ナイジェリアに1-0で勝利したガーナが決勝に進出した。

ナイジェリア、モザンビーク、ベナン、カメルーン、そして因縁の相手アルジェリアに勝利し、全勝で決勝までたどり着いたエジプトは、通算7度目の優勝に王手をかけた。

11月の2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)アフリカ予選プレーオフでアルジェリアに敗れ本大会出場を逃したエジプトは、ホスニ・アブド・ラブー(Hosni Abd Rabou)のペナルティーキック(PK)、モハメド・ジダン(Mohamed Zidan)、途中出場のモハメド・アブデル・シャフィ(Mohamed Abdel-Shafy)とモハメド・ナギ・ゲド(Mohamed Nagy 'Gedo')が得点を記録し、退場者を3人出したアルジェリアを一蹴してリベンジを果たした。

この結果、チュニジアで開催された2004年大会のアルジェリア戦を最後にアフリカ・ネイションズカップでは敗れていないエジプトは、同大会での無敗記録を18試合に伸ばした。

ミカエル・エシアン(Michael Essien)ら中心選手をけがで欠くガーナは、経験不足を露呈することなく同じW杯出場組のナイジェリアに1-0で勝利した。

5度目の優勝を目指すミロバン・ライェバッチ(Milovan Rajevac)監督率いるガーナは、前半にアサモアー・ギャン(Asamoah Gyan)が挙げた得点を守り切り、同大会18年ぶりの決勝進出を決めた。(c)AFP/Nick Reeves



 
 
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決勝はエジプト対ガーナ=アフリカ選手権サッカー

【ロンドン時事】サッカーのアフリカ選手権は28日、アンゴラのルアンダなどで準決勝2試合が行われ、3連覇を狙うエジプトとガーナが31日の決勝に進んだ。  エジプトはワールドカップ(W杯)予選プレーオフで敗れたアルジェリアに4−0で完勝した。アルジェリアは3人の退場者を出した。W杯出場国同士の対戦となったもう1試合は、ガーナがナイジェリアを1−0で下し、9大会ぶりの決勝進出を果たした。 (2010/01/29-08:57)



 
 
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エジプトとガーナが決勝へ サッカーアフリカ選手権

共同通信2010年1月29日(金)10:04

【ベンゲラ(アンゴラ)ロイター=共同】サッカーのアフリカ選手権は28日、アンゴラのベンゲラなどで準決勝2試合を行い、大会3連覇を狙うエジプトとガーナが勝って31日の決勝に進んだ。エジプトはワールドカップ(W杯)の南アフリカ予選プレーオフで敗れたアルジェリアを4―0で破った。前半の得点を守り切ったガーナはナイジェリアを1―0で破り、18年ぶりの決勝進出を決めた。



 
 
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サッカー=アフリカ・ネーションズ杯、決勝はエジプト対ガーナ

トムソンロイター2010年1月29日(金)13:45

[ベンゲラ(アンゴラ) 28日 ロイター] サッカーのアフリカ・ネーションズカップ(杯)は28日に準決勝の2試合を行い、エジプトとガーナが決勝進出を決めた。

大会3連覇を目指すエジプトはこの日、アルジェリアに4―0で大勝。ガーナはナイジェリアに1―0で勝利した。

3位決定戦のナイジェリア対アルジェリアは30日に、決勝のエジプト対ガーナは31日に行われる。



 
 
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2010.02.01 Web posted at: 13:09 JST Updated - CNN

エジプト、ガーナを下し3連覇 サッカー・アフリカ選手権

(CNN) サッカーのアフリカ選手権は1月31日、アフリカ南部アンゴラの首都ルアンダで決勝を行い、エジプトが1─0でガーナを下し、3連覇を達成した。

エジプトは試合終了間近の後半40分、MFゲドのゴールが決勝点となった。

エジプトの優勝は大会最多の通算7度目となった。ガーナは過去4度の優勝経験があり、1992年以来18年ぶりの決勝進出だった。



 
 
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海信(エジプト)エアコン生産基地、生産を開始

2010年02月01日

【新華社カイロ=陳公正、馮康】 中国家電企業が北アフリカに設けている初のエアコン生産基地が28日、エジプト・カイロ南郊のhelewan市で生産を開始した。

海信科龍副総裁の任立人氏は典礼で、「35年の歴史を誇るHelewanグループはエジプト系企業の優れた代表だ。このたび、海信集団と helewanが協力して設立したエアコン生産基地運営は、海信とhelewanの協力が斬新な段階に突入したことを示し、同時に海信ブランドの国際化も推進されている」とあいさつした。

エアコンの生産に携わる従業員はすべて地元の住民を雇用している。中国側のエンジニアは技術指導を務め、スプリット型エアコンとウインドウ・エアコンの年産は5万台に達し、主に北アフリカ、中東、東アフリカ、欧州市場に輸出される。

2010年、海信は、北アフリカ、西アフリカおよび南アフリカで新たなエアコン、冷蔵庫、テレビ生産基地を建設し、全力で国際化を推進し続ける方針だ。

エジプトから海運により5〜7日間でスペイン、フランスに、10〜14日間で英国に到着することができる。輸出型生産基地の建設には恵まれた立地条件となっている。現在、中国の自動車、テレビ、建材、製靴、衣料品加工企業などが、ともにエジプトに生産基地を設けている。

(翻訳 劉英)



 
 
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エジプトが3連覇、アフリカ・ネイションズカップ

* 2010年02月01日 10:09 発信地:ルアンダ/アンゴラ

【2月1日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカーアフリカ・ネイションズカップ(アフリカ選手権、African Nations Cup 2010)決勝、ガーナ対エジプト。試合はエジプトが1-0で勝利し、大会通算7度目の優勝を3連覇で飾った。

エジプトは、後半18分からピッチに立ったモハメド・ナギ・ゲド(Mohamed Nagy 'Gedo')が終了5分前に決勝点を決めた。ゲドが今大会で挙げた計4得点は、すべて途中出場から記録している。

大会史上初の3連覇を達成したエジプトは、同大会での無敗記録を19試合に伸ばしている。(c)AFP



 
 
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サッカー:エジプトが初の3連覇…アフリカ選手権

【ヨハネスブルク高尾具成】サッカーのアフリカ選手権は31日、アフリカ南西部アンゴラの首都ルアンダで決勝を行い、エジプトがガーナを1ー0で破って大会初の3連覇を果たした。通算7度目の優勝で大会最多記録を更新した。

エジプトは後半40分、途中出場のFWゲドが左サイドでジダンとの壁パスによってガーナDF陣を崩し、右足で決めて均衡を破り、そのまま逃げ切った。

エジプトは、6月に開幕するワールドカップ(W杯)南アフリカ大会への出場を逃したが、W杯出場5カ国を抑えてアフリカの頂点に立った。

毎日新聞 2010年2月1日 11時37分(最終更新 2月1日 16時47分)



 
 
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ツタンカーメン王のDNA鑑定結果、17日に明らかに

* 2010年02月01日 16:41 発信地:カイロ/エジプト

【2月1日 AFP】古代エジプト最大の謎の1つとされてきた若き王ツタンカーメン(Tutankhamun)の血筋が、もうじき解明されるかもしれない。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は31日、ツタンカーメン王のミイラから採取したDNAの鑑定結果を、17日にカイロ(Cairo)のエジプト考古学博物館(Egyptian Museum)で発表することを明らかにした。

新たに公表されるのは、「DNA鑑定から判明したツタンカーメン王の家族や親族関係」だという。また、ツタンカーメン王の墓から発見された胎児のミイラ2体のDNA鑑定結果も公表する。この胎児らは、絶世の美女として名高いネフェルティティ(Nefertiti)王妃の娘、アンケセナーメン(Ankhesenpamon)王妃とツタンカーメン王との間の子どもの可能性が高いとみられている。

エジプト考古最高評議会は、2008年8月にツタンカーメン王と胎児のミイラからDNAを採取していた。

ツタンカーメン王は紀元前14世紀、9歳の若さで古代エジプト第18王朝のファラオの座に就いたが19歳で死去した。死因はわかっていない。ミイラは1922年に王家の谷(Valley of the Kings)を発掘していた英国の考古学者らによって発見され、世紀の大発見として話題となった。(c)AFP/Mohamed Dahir



 
 
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3連覇のエジプト代表が凱旋帰国、アフリカ・ネイションズカップ

* 2010年02月02日 12:46 発信地:カイロ/エジプト

【2月2日 AFP】サッカーアフリカ・ネイションズカップ(アフリカ選手権、African Nations Cup 2010)で大会史上初の3連覇を達成したエジプト代表が1日、凱旋帰国を果たし、同国の首都カイロ(Cairo)ではホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領が代表チームを出迎えた。

ムバラク大統領は、カイロ国際空港(Cairo International Airport)でハッサン・シェハタ(Hassan Shehata)監督をはじめ選手一人一人に声をかけ、凱旋の様子は国営放送で中継された。(c)AFP



 
 
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経産省:衛星売り込みへ、アフリカに官民訪問団派遣

経済産業省は7〜12日、宇宙産業の官民訪問団をアフリカに派遣する。現地政府や企業に日本の小型衛星などを売り込むのが狙いで、アフリカへの派遣は初めて。先行する欧州や中国勢に官民一体で巻き返しを図る。

IHIや三菱重工業など約10企業・団体がエジプトと南アフリカの政府機関や企業を訪問する。

経産省によると、地上撮影などに使う地球観測衛星や通信放送衛星の需要は拡大しており、世界の09〜18年の衛星打ち上げ予測は260機と、99〜08年(128機)から倍増する見通しだ。中でも自国での開発が難しい途上国の市場をめぐり、フランスや中国、ロシアなどが激しい受注競争を展開している。

しかし、日本は衛星に取り付ける太陽光パネルなど個々の技術力は高いものの、商用衛星や打ち上げサービスを国際市場に売り込むノウハウに乏しく、アフリカでの受注実績はない。官民訪問団の派遣により、市場開拓のきっかけをつかみたい考えだ。【柳原美砂子】

毎日新聞 2010年2月3日 東京朝刊



 
 
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スフィンクス像が並ぶ古代エジプトの道、来月一般公開 全長2.7キロ

* 2010年02月04日 10:09 発信地:ルクソール/エジプト

【2月4日 AFP】古代エジプトの都テーベ(Thebes)があったルクソール(Luxor)で発掘作業が進められている、ルクソール神殿(Luxor Temple)とカルナック神殿(Karnak Temple)を結ぶ古代エジプト時代の道が、来月3日から一般に公開される。地元当局が3日明らかにした。

幅76メートル、全長2.7キロの道は、約3400年前の古代エジプトの王アメンホテプ3世(Amenhotep III)が建設を始め、ネクタネボ1世(Nectanebo I、在位紀元前380〜363年)時代に完成したとみられている。かつて道の両側には、テーベ地方の大気の守護神アメン(Amun)とその妻ムト(Mut)への貢ぎ物を納めたチャペルとともに1350体のスフィンクス像が建っていたとみられ、うち650体が発掘されている。古代エジプト人は年に1度、アメンとムトの像を持ってこの道を歩き、結婚の儀式を再現していたとされる。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長によると、発掘は最終段階にあり、当時の状態を復元する作業が進められているという。

また、発掘作業中に、ルクソールでは初となる古代エジプトの女王クレオパトラ(Cleopatra)の名前を記したカルトゥーシュ(王の名前を囲む曲線)が発見された。ハワス事務局長は「クレオパトラが(共和政ローマの政治家)マルクス・アントニウス(Mark Anthony)との旅行中にこの道を訪れ、カルトゥーシュを残した」としている。(c)AFP/Riad Abu Awad



 
 
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エジプトで女子大生に聞いた「わたしたちがベールをかぶるわけ」

* 2010年02月04日 19:38 発信地:カイロ/エジプト

【2月4日 AFP】エジプト政府とイスラム教スンニ派の指導者らが、学校での女子のニカブ(目の部分だけが開いた黒いベール)着用を禁止しようと手を尽くすなか、カイロ大学(Cairo University)には、これを無視してニカブをかぶる女子学生の姿が目立つ。

目の部分にスリットが入ったニカブで顔をすっぽり覆っている法学部学生のマルワさん(19)は、「街を歩いている時や交通機関で、セクシャルハラスメントに遭わないよう着用しています」と答えた。

しかし、ハラスメントがなくなったらニカブを脱ぐのかと質問すると、「とんでもない。ベールはわたしに尊厳を与えてくれるもの。それに男たちが仕事も住まいも容易に見つけられない現状では、かれらのフラストレーションは消えず、ハラスメントもなくなりません」とピシャリ。

エジプトでは、イスラム女性の大半がニカブなど、髪や首を覆うスカーフの「ヒジャブ」を着用しており、ヒジャブの着用は宗教的義務だという見解を示す宗教指導者もいる。

だが、イスラム教スンニ派の最高学府であるアズハル大学(Al-Azhar University)のムハンマド・タンタウィ(Mohammed Tantawi)総長が前年10月、「ニカブは伝統に過ぎず、宗教との関連性はない」と発言し、学校でのニカブ着用を禁止する宗教令を示したことから、激しい論争が巻き起こった。

これに対し、1月27日には国内の裁判所が、着用禁止への反対論に屈するかたちで、宗教令を延期する命令を発令した。

政府とアズハル大学は、ニカブはサウジアラビアとイエメンの一部で実践されている超保守的なサラフィー主義(Salafi)にもつながると懸念を募らせている。ニカブは顔をすっかり隠すため、治安面から禁止すべきだとの意見もある。

またニカブで顔を隠せば、別人が本人になりかわって学校の試験を受けることもできる。一部の大学は、男子学生がニカブを着用して女子寮に忍び込もうとした事件もある。

一方で、エジプトではセクシャルハラスメントが横行しているというのも事実だ。「エジプト女性の権利センター(Egyptian Centre for Women's Rights)」の2008年の調査によると、セクシャルハラスメントを受けたことがあると答えた女性は83%にも上っている。

カイロ大学のある女子学生は、「政府は、米国人や外国人のまねをさせるためにニカブを禁止しようとしている。エジプトがモダンで発展した国だということを印象づけるためにね」と話した。(c)AFP/Mona Salem



 
 
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荒廃する穀倉地帯、ナイルデルタに海水侵入

* 2010年02月10日 17:02 発信地:ロゼッタ/エジプト

【2月10日 AFP】古代から世界有数の穀倉地帯となっているエジプトのナイルデルタ(Nile Delta)が、海面上昇により塩分の多い荒れた土地に変わりつつあり、一部の農民たちが移住を余儀なくされている。

専門家らによると、地球温暖化の影響で、ナイルデルタに面した地中海の水位が過去100年間で20センチ上昇し、海水の浸入が深刻な問題となっている。

政府の最新予測によると、2025年までに海面は30センチ上昇し、エジプト第2の都市アレクサンドリア(Alexandria)の沿岸部約200平方キロが水浸しになる。その結果、住民50万人以上が移住を余儀なくされ、7万人が失業する可能性があるという。

専門家らは、このような状況が続くと大規模な食糧不足が起こり、今世紀末までに700万人の「気候難民」が発生すると指摘する。

肥沃なナイルデルタで生産される農産物は、エジプトの人口8000万人の食糧の3分の1を供給するうえに、大半は外国にも輸出され、同国の重要な収入源となっている。

■防水壁で海水防ぐ計画も

そんななか、エンジニアリング企業のHamza Associates社は、海と陸地を効果的に隔てる防水壁を建設し、海岸を2メートル底上げするという計画を提案している。これにより、地上だけではなく地下でも水の浸入を防ぐことが可能という。

この計画は2007年に政府に提出されたが、壁は地中海のビーチリゾートの景観を損ねるとの懸念から、ゴーサインは出ていない。(c)AFP/Fatma Ahmed



 
 
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エジプト:実り豊かなジャトロファ バイオ燃料、砂漠緑化、雇用対策…注目の植物

<世の中ナビ ワイド NEWS NAVIGATOR>

中東で原油枯渇を見越した代替エネルギー源の確保が関心を集める中、エジプトで「ジャトロファ」と呼ばれる植物が注目を集めている。航空機や自動車のバイオディーゼル燃料(BDF)として、「地球温暖化」対策の切り札とも期待されている。荒れ地でも育ち、食糧不足を招く心配もないが、乗り越えるべきハードルはある。試験栽培に取り組むエジプトの現場を見た。【カイロ和田浩明】

青梅ほどの実がたわわに揺れていた。

カイロ近郊のアブラワッシュ下水処理場。その一角、農業省などが運営するジャトロファ農園で、マフムード・バユーミー所長(55)は「とても育てやすいんだ」と強調した。

これまで廃棄していた1次処理水を、週に1度畑に引き入れるだけで、肥料を与えなくても問題なく生育する。実は年に3回収穫できるという。エジプトの国土の9割は砂漠だが、こうした土地でも処理水を使うだけで手間いらず。砂漠の緑化にも役立ち、一石二鳥である。

大豆やトウモロコシなど食用作物をバイオ燃料として利用すれば、08年のような価格高騰による世界的な食糧不足を再び招きかねない。その点、非食用のジャトロファでは心配は無用だ。

この農園では4年前、荒れ地の緑化目的で試験栽培を始めたが、ジャトロファがバイオ燃料源として脚光を浴び始めた中で、現在の約1・3ヘクタールの栽培面積をさらに広げる予定だという。

中東は原油・天然ガス資源が豊富だが、無限ではない。また、それらの化石燃料の消費国では今後、地球温暖化対策も絡んで再生可能エネルギーへの転向が急速に進む可能性が指摘されている。

そうした危機感を反映して、アラブ首長国連邦は昨年、国際再生可能エネルギー機関を招致した。サウジアラビアも昨年開校したキング・アブドラ科学技術大学などで太陽光・代替エネルギー研究に力を注いでいる。

大産油国ほどには資金力のないエジプトが着目したのが、相対的に生産コストが安価とされるジャトロファだった。

エジプトでは全国10カ所でジャトロファが試験栽培されている。燃料生産の産業化支援として、日本の国際協力機構(JICA)も研究・調査を続けている。JICAエジプト事務所によると、当面は欧州向けのジェット燃料としての「開発」が想定されているという。

欧州連合(EU)は温室効果ガス削減策の一環として、2012年から域内発着の全航空会社に対し、排出量規制と排出量取引制度を適用する。排出枠は12年で04〜06年平均の97%、13年で同95%に抑制し、超過分の排出量はどこかから購入しなければならない。

生育時に二酸化炭素(CO2)を吸収するジャトロファのような植物由来のバイオ燃料は、代替した化石燃料のCO2排出量分を削減でき、ジェット燃料としての活用が注目されているのだ。

JICAによると、欧州でのジャトロファの市場規模は20年時点で26億ドル(約2386億円)が見込まれる。これは現在のエジプトの全輸出額の1割に相当するという。

ジャトロファから精製した燃料は、ニュージーランド航空や米コンチネンタル航空が飛行実験に使用した実績があり、エジプト国立研究センター化学工学部のサルワ・ハワッシュ教授(59)は「油の抽出など技術的な問題はない」と自信を見せる。

◇採算性、資金集めが課題に

だが、産業化に向けた課題がある。第一は、ジャトロファ栽培の生産性をいかに向上させ、採算ベースに乗せるかだ。現在は1ヘクタール当たり3トン程度の実を収穫できる。教授は「品種改良をして3倍以上に引き上げたい。技術的に可能だ」と説明する。

将来的には大規模な生産体制の確立も必要だ。教授は「投資資金をいかに集めるかがカギだ」と指摘した。

一方でハワッシュ教授は「栽培面積を拡大すれば、南部などの開発途上地域で新たな雇用を生み出すこともできる」と語り、失業や雇用対策につながり、貧困問題の改善にも役立つと期待を抱く。

エジプト政府は昨年12月末に関係省庁会議を開き、ジャトロファ開発政策の策定に向け調整を本格化させると確認している。

一方、東南アジアでは日本企業が関与するプロジェクトも進行中だ。中国電力などはカンボジアで、ジャトロファ油での発電実験を実施した。豊田通商は昨年6月、シンガポール企業に資本参加し、アジア・アフリカ・中南米地域でジャトロファの種苗事業を展開すると発表しており、各国で今後、ジャトロファへの関心が一段と高まる気配がある。

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■ことば

◇ジャトロファ

中南米原産の落葉低木。16世紀以降、商人によって世界に広がり、現在、熱帯・亜熱帯の約40カ国で栽培されている。日本名はナンヨウアブラギリ。成長が速く、病気や干ばつに強い。種子の6割は油分で、毒性があるため食用にならない。トウモロコシなどと違って燃料に使っても食糧供給を圧迫しないメリットがある。

毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊



 
 
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イタリア:ミラノで暴動 警察が不法移民掃討始める

【ローマ藤原章生】イタリア北部のミラノで19歳のエジプト人男性が刺殺されたのを機に北アフリカ出身の住民が暴動に走り、警察当局は14日、不法移民掃討作戦を始めた。今後、政権による移民排斥策が強まりそうだ。

現場はミラノ北東郊外の、南米と北アフリカ住民の多い地区で、ミラノ警察によると刺殺容疑者はペルー、エクアドル人とみられ、これに怒った北アフリカ人約100人が13日夜、南米系住民の車17台や商店を破壊し、36人が拘束された。警察は地区の一軒一軒を回り、不法移民の捜索を始めた。

毎日新聞 2010年2月15日 20時40分



 
 
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ツタンカーメン王はマラリアで死亡、アクエンアテン王が父 ついになぞが明らかに

* 2010年02月17日 06:51 発信地:ワシントンD.C./米国

【2月17日 AFP】古代エジプト王朝のツタンカーメン(Tutankhamun)王は、内反足を患い、つえをついて歩き、マラリアにかかって死亡したとする研究報告が16日、発表された。現代の遺伝子検査とコンピューター技術を駆使した研究によって、古代エジプトの謎が解き明かされた。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長率いるエジプト、イタリア、ドイツの研究者からなる研究チームは、DNA検査やCT(コンピューター断層撮影装置)スキャンを駆使して、ツタンカーメン王の家系や体つき、死因などを調べた。

研究チームは、ツタンカーメン王を含むミイラ11体からDNAを取り出して分析。さらにはミイラ10体をCTスキャンにかけ、家系的なつながりを調べたほか、遺伝性疾患や感染性疾患の痕跡を探し、ツタンカーメン王の死因を特定した。

ツタンカーメン(紀元前1333〜1324年)は、9歳の若さで古代エジプト第18王朝のファラオの座に就いたが19歳で死去した。

■ツタンカーメン王は病弱だった

報告書は、「これまでに多くの研究者たちが、戦車からの落下、馬などの動物に蹴られた、敗血症、大腿骨骨折に伴う脂肪塞栓症、後頭部殴打による殺害、毒殺などの仮説を立ててきた」と説明。

しかし、遺伝子検査の結果、ツタンカーメンが、致死性のマラリアを引き起こすことの多い熱帯熱マラリア原虫(plasmodium falciparum)に感染していたことを示す痕跡が見つかったという。

また、CTスキャンや遺伝子指紋法などを使ってツタンカーメンのミイラを調べたところ、ツタンカーメンが一族の多くがかかった複数の疾患を抱えていたことも明らかになった。疾患には、骨疾患や内反足などもみられたという。

これらのことから研究者らは、ツタンカーメン王について、威厳のある王というこれまでの描写よりもむしろ、「若く虚弱で、骨壊死症のために歩くのに杖を必要とし、ときにフライバーグ病(第2ケーラー病)の痛みに苦しみ、右足は欠指症で、左足は内反足だった」と描写した。

ツタンカーメン王が抱えたさまざまな疾患は、時間をかけて王の免疫システムを弱らせていったとみられる。報告書は、王が免疫不全の状態で、「おそらく落下により、突然足を骨折」したために命にかかわる状態となって、マラリアに感染し死亡したのだろうとの見解を示した。

■父親は「アクエンアテン」王

また研究者らは、遺伝子指紋法によりY染色体の部分情報から、古代エジプトで宗教を改革しようとしたアクエンアテン(Akhenaten)王(紀元前1351〜1334年)が、ツタンカーメンの父であると特定。母はアクエンアテン王の姉妹であるとした。

また、ツタンカーメン王は娘2人の父親となるはずだったが、いずれも胎内で死亡していたことが分かった。

■女性的なルックスの証拠は無し

一方で、3000年前の遺物では女性的な体形で描かれることの多いツタンカーメンとアクエンアテンだが、それを示す証拠はまったく見つからなかったという。

報告書は、「古代エジプトの王は一族を理想的な姿で描くことが多い」と指摘し、「ツタンカーメンとアクエンアテンが実際にとても風変わりで女性的な体形をしていたとは考えにくい」と述べた。(c)AFP/Karin Zeitvogel



 
 
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2010.02.17 Web posted at: 18:02 JST Updated - CNN

ツタンカーメンの死因はマラリア? 医学誌に研究報告

(CNN) 黄金のマスクで知られる古代エジプト王、ツタンカーメンは、マラリア感染と骨折による合併症により17―19歳前後で死亡したとの研究結果が、米医学誌JAMAの最新号で発表された。ミイラのDNAなどから明らかになったという。

チームは、ツタンカーメンをはじめ、同じ時代のミイラ10体を、人類学、放射線学、遺伝子検査などの手法で調べた。

調査を率いた考古学者ザヒ・ハワス博士によると、DNA鑑定の結果、ツタンカーメンは同博士がかねて推測していた通り、同じ第18王朝の王アクエンアテン(アメンホテプ4世)の息子だったことが分かった。母親はアクエンアテンの姉妹とみられ、近親婚による遺伝病を患っていた可能性がある。調査対象のミイラからは全体として、循環器などに先天性とみられる異常が多く見つかったという。

CTスキャンなどにより、ツタンカーメンは背骨が後ろに曲がり、足の指が欠損していたことも明らかになった。その結果左足がはれ上がり、歩行には激しい痛みが伴ったと考えられる。

同博士によれば、壁画などに描かれたツタンカーメンはほかの人物のように立った姿勢でなく、馬車に座って矢を放っている。これは立つのが困難だったためと考えられる。また、墓に納められた100本の棒は従来、権力の大きさを示すと考えられていたが、ツタンカーメンが実際に使っていたつえではないかと、同博士は指摘する。

ツタンカーメンをはじめ、多くのミイラのDNAからは、マラリアの病原体である寄生虫の痕跡が見つかった。ツタンカーメンが大たい骨に重度の骨折を負っていたことも判明した。同博士は、ツタンカーメンはマラリア感染と転倒などによる骨折が重なった結果、死に至ったのではないかと結論付けている。



 
 
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ツタンカーメンは病死 両親も判明 ミイラをDNA鑑定

2010年2月17日23時51分

【カイロ=田井中雅人】エジプト考古最高評議会は17日、黄金のマスクで知られる古代エジプトの少年王ツタンカーメン(第18王朝、在位・紀元前1333〜1323年ごろ)の死因や血縁関係をミイラのDNA鑑定によって解明したと発表した。

国際チームが古代エジプト王族のミイラ十数体のDNA鑑定を実施。19歳ごろ亡くなったとされるツタンカーメン王のミイラからマラリア原虫のDNAが見つかり、マラリアを主因とする合併症が死因だった可能性が高いことがわかった。同王については権力闘争に巻き込まれての暗殺説や事故死説があったが、真相は謎だった。今回の調査で「歩くのにつえをつき、多くの病気を抱える虚弱な王」(評議会のザヒ・ハワス事務局長)の姿が浮き彫りになった。

父親は、多神教から一神教への宗教改革を断行した先王のアクエンアテン(アメンホテプ4世、在位・紀元前1351〜1334年ごろ)だったと認定。母親は、アクエンアテン王の姉か妹にあたるとみられる。また、ツタンカーメン王に子供がいたかどうかは不明だったが、王の墓から見つかった死産した胎児のミイラ2体が実子だった可能性が高いこともわかった。

ツタンカーメン王の墓は、1922年に英国の考古学者ハワード・カーターが、エジプト南部ルクソールで発見。盗掘を免れた黄金のマスクなどの副葬品が多数出土し、「20世紀最大の発見」と言われた。



 
 
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ツタンカーメンの死因は骨折とマラリア=専門家

(ロイター - 02月17日 12:55)

[シカゴ 16日 ロイター] 黄金のマスクで知られる古代エジプトのファラオ(王)、ツタンカーメンは、内反足と骨の痛みのため足を引きずって歩き、転倒か何かによる骨折にマラリアが重なって死んだ可能性が高いという。エジプトやドイツなどの専門家が16日発表した調査結果で明らかになった。

ツタンカーメンの墓は1922年、エジプトの王家の谷でほぼ盗掘されていない状態で発見された。11歳で即位し、紀元前1324年ごろに19歳の若さで死んだとされるが、その死因については他殺や病気などさまざまな憶測があった。

研究チームは2007─09年に王族のミイラ16体を対象に遺伝学的検査と放射線を使った検査を実施。ツタンカーメンを含む4体が重度のマラリアに感染していたことを突き止めた。

調査に加わったエジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は、米医学誌への発表で「ツタンカーメンは複数の障害を抱えていた」と指摘。若いがつえをついて歩く虚弱な王だったのかもしれない、と述べた。

研究者らはまた、ツタンカーメンの父親アクエンアテン(アメンホテプ4世)および祖母ティイのものと思われるミイラもほぼ特定した。



 
 
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ツタンカーメンは「病死」、DNA解析で判明

【カイロ=福島利之】エジプト考古最高評議会は17日、古代エジプト新王国第18王朝のファラオ(王)、ツタンカーメン(紀元前14世紀)の死因が、足の骨の異常に加え、マラリアなどの複合要因だったとの調査結果を発表した。

ツタンカーメンの死因を巡っては、大腿(だいたい)骨骨折による敗血症や毒殺説など諸説があったが、記者会見した最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は、「死因を巡る謎に答えを出せた」と語った。

同評議会などは2007〜09年にツタンカーメンを含むミイラ11体を、エックス線撮影やデオキシリボ核酸(DNA)解析にかけて調査した。その結果、ツタンカーメンの左足甲の骨にマラリア感染の跡を確認したほか、足の骨の形に異常があり、つえなしで歩くのが困難だったことも判明したという。19歳で死亡したツタンカーメンについて、ハワス事務局長は、「若かったが、ひ弱な王だったとみられる」と述べた。

調査では、これまではっきりしなかったツタンカーメンの父親は唯一神信仰を導入した王アクエンアテン(アメンホテプ4世)で、母親は同王の女きょうだいだったと結論づけられた。近親婚が多かった王族には、骨の先天的な発達不全が多発していた。

(2010年2月18日01時25分 読売新聞)



 
 
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古代エジプトの王、ツタンカーメンの父親がDNA鑑定によってほぼ明らかに

黄金のマスクで有名な古代エジプトの王、ツタンカーメンの父親が、DNA鑑定によってほぼ明らかになった。

エジプトの研究グループは17日、これまで謎とされてきたツタンカーメンの父親は、古代エジプトに唯一神信仰の導入を試みたアクエンアテンとほぼ断定されたという。

また19歳前後の若さで死亡し、他殺説など諸説あったツタンカーメンの死因についても、DNAやCTスキャンでの調査の結果、マラリアと骨折の合併症によるものと判明した。

多くの謎に包まれてきたツタンカーメンだが、最先端の技術でその姿が少しずつ明らかになってきた。

(02/18 11:09)



 
 
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エジプト:エルバラダイ氏、1500人が帰国歓迎

【カイロ共同】ノーベル平和賞受賞者で、昨年11月まで国際原子力機関(IAEA)の事務局長を務めたエルバラダイ氏(67)が19日、離任後初めて故郷エジプトに〓凱旋(がいせん)帰国〓し、来年の同国大統領選での立候補を求める野党支持者ら約1500人から大歓迎を受けた。

ムバラク大統領による独裁的な体制が28年余り続くエジプトでは、民主化を求める一部の若者や野党支持者が、インターネットの会員制交流サイト「フェースブック」などで、エルバラダイ氏に出馬を求める運動を展開している。憲法は独立系候補の出馬を認めておらず、現時点ではエルバラダイ氏の出馬は不可能。同氏は昨年12月、民主的な選挙が行われることが出馬の条件だと表明した。

毎日新聞 2010年2月21日 東京朝刊



 
 
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大統領選へ意欲?エルバラダイ氏、厳戒の中エジプト帰国(1/2ページ)

2010年2月21日1時24分

【カイロ=平田篤央】ノーベル平和賞受賞者で、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長(67)が19日、昨年11月の離任後初めて母国エジプトに降り立った。だが、首都カイロの空港で出迎えたのは歓迎よりも厳戒態勢。次期大統領選に担ぐ動きに神経をとがらす当局が、支持者らを近づけないよう多数の警官を空港に配備したためだ。

検問所では、警官らが乗客には搭乗券を確認し、家族らの出迎えは便名を聞き、入場を厳しく制限した。到着便を知らせる空港の掲示板は電源が切られたまま。エルバラダイ氏が着くとされた午後3時が近づくと、到着ロビーにいた客が次々と追い出された。

それでも空港周辺には「エジプトに正義と自由を」などの看板を掲げた数百人が集まった。ただ、エルバラダイ氏は当局に「警護」されて移動したとみられ、支持者に応える機会はなかった。同氏は帰国直前、地元テレビに「エジプトのために力を尽くす用意がある」と述べ、立候補への意欲をにじませていた。

28年にわたり権力の座に君臨するムバラク大統領も81歳。現在の任期が切れる来年の大統領選で、与党の政策委員長を務める次男ガマル氏(46)への継承が既定路線とされる。世襲に反発し、民主化を求める知識人や若者が期待するのが、国際的に知名度の高いエルバラダイ氏だ。

インターネット上では、同氏を大統領選に担ぎ出そうという運動が広がりを見せる。主宰者は、すでに5万5千人の会員がいると主張し、空港での歓迎集会も呼びかけた。

ただ、現行憲法は立候補の要件として、5年以上存続する政党の党首を1年以上務めるか、無党派の場合は国と地方の議員250人以上の推薦が必要だとしている。力のある野党が存在せず、与党が議員の大半を占める状況では、極めて高いハードルだ。

また、庶民や農村の間でエルバラダイ氏の名はさほど知られていない。1984年からIAEAで働き、国外暮らしの長い同氏に対し、国営メディアは「自国のことはほとんど知らない」と批判する。

大統領選は与党の推薦候補への信任投票だったが、長期政権への国民の反発や中東民主化を掲げた米ブッシュ政権の圧力などで、05年に複数候補制となった。しかし、国軍最高司令官で、議会の解散権なども持つ現職大統領の力は圧倒的で、ムバラク氏が9割近い得票率で当選した。



 
 
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大統領選前にエルバラダイ氏待望論=長期停滞政治に倦怠感−エジプト

【カイロ時事】2011年のエジプト大統領選を前に、国際原子力機関(IAEA)事務局長を退任したエルバラダイ氏(67)への待望論がわき起こっている。28年余りのムバラク大統領(81)の長期政権に倦怠(けんたい)感を抱いてきた幅広い層の支持を受けるが、厳しい立候補要件もあり現状での出馬は困難。だが、同氏擁立へ改憲を探る動きもあり、選挙に向け「台風の目」になる可能性がある。

エジプト出身の同氏は、「核の番人」として05年にノーベル平和賞を受賞するなど文句のない経歴で、「停滞するエジプト政治に予測困難な要素をもたらした」(地元紙)と変革への期待を担う。会員制交流サイト(SNS)「フェースブック」の「11年大統領選候補エルバラダイ氏」には約7万人が登録。民主化を求める大衆運動組織「キファーヤ(もうたくさん)」などの活動も盛り上がりを見せ始めている。

ただ、出馬への壁は厚い。憲法規定では、1年以上の政党幹部職経験や、無所属の場合には人民議会など政治家250人の署名が立候補要件となっており、政権与党、国民民主党(NDP)が議会を押さえる現状では、エルバラダイ氏の出馬はほぼ不可能だ。(2010/02/22-14:19)



 
 
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色彩豊か!古代エジプトのひつぎ、返還へ

【カイロ=福島利之】エジプトのホスニ文化相は22日、米国の税関当局が差し押さえた約3000年前の古代エジプトのひつぎが3月にエジプトに返還されると発表した。

ひつぎは、古代第21王朝(紀元前1070〜945年)期の「エムス」という人物のものとみられるが、1884年に国外へ持ち出されていた。文化相は「色彩豊かな宗教画が描かれた最も美しいひつぎの一つ」としている。

ひつぎは、2007年にスペインで展示された後、同国の業者により、翌年には米国に送られたが、書類の不備などで米当局に接収された。

(2010年2月23日11時30分 読売新聞)



 
 
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エジプト:3000年前の彩色ひつぎ、米から返還へ

【カイロ支局】19世紀後半にエジプトから盗まれ、米国で押収された約3000年前の彩色されたひつぎが、3月に返還されることになった。エジプトは最近、国外に流出した遺物の返還に力を入れている。

エジプト考古最高評議会の発表によると、ひつぎは長さ約150センチの木製で、紀元前1081〜同931年ごろの男性のもの。表面には、死後の旅路を守るとされる像などが彫り込まれている。

1884年に盗まれ、07年にはスペインの博物館に一時展示されていた。08年10月に米南部フロリダ州マイアミの空港で、輸入者が所有権を証明する書類を提示できず、米税関当局が押収。エジプト側に連絡していた。同評議会のザヒ・ハワス事務局長が3月にワシントンで受け取る予定だ。

毎日新聞 2010年2月24日 東京夕刊



 
 
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2010.02.26 Web posted at: 21:15 JST Updated - CNN

豪華客船がリゾート地の桟橋に衝突、死傷者 強風と エジプト

(CNN) エジプトの国営ナイルTVは26日、同国東部の紅海沿いに位置するリゾート地シャルムエルシェイクで同日、豪華客船が桟橋に衝突、乗務員3人が死亡したと報じた。

犠牲者の国籍は、インド人2人、ブラジル人が1人。英国人女性3人とイタリア人男性1人が負傷し、病院に運ばれたが、症状は安定しているという。同船の乗客数は147人だった。

衝突の原因は不明だが、強風が吹くなど悪天候に襲われていたという。地元の中東通信によると、荒れた天候で数カ所の港湾が閉鎖に追い込まれ、陸上では交通事故が数十件起きたという。

エジプトの紅海港湾管理当局によると、同船「コスタ・ユーロパ」は同国のサファガからシャルムエルシェイクに到着していた。



 
 
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イタリア:移民、初のスト ローマ市内、数千人デモ

【ローマ藤原章生】イタリア国内の約60の都市などで1日朝から、移民による初のストライキが行われた。中南米移民が一斉に仕事を放棄した06年の米国でのストをまねたもので「我々なしの1日」と銘打った抗議行動だったが、大きな混乱はなかった。ローマではデモに数千人が参加した。

イタリアには人口の7・6%に当たる約450万人の移民が暮らす。ベルルスコーニ政権は今月の地方選を前に「国が移民に占領される」というキャンペーンを繰り広げ、ストは右派政権に対する抗議を前面に打ち出している。エジプト出身の警備員、アリさん(56)は「不況のせいで、私が移住した20年前よりも外国人嫌悪がひどくなった。経済に貢献していることを知ってほしい」と訴えた。

毎日新聞 2010年3月2日 東京夕刊



 
 
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エジプト大統領、ドイツで胆のう摘出手術

【エルサレム=加藤賢治】ロイター通信は6日、エジプトのムバラク大統領(81)が同日、訪問先のドイツで胆のうの摘出手術を受けた、と伝えた。

ドイツで痛みを訴え、5日の検査で炎症が確認されたという。職務復帰までの間、大統領権限はナジフ首相に委ねられた。

(2010年3月6日22時46分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領が胆のう摘出 手術は成功

エジプトのムバラク大統領(81)は6日、ドイツ・ハイデルベルクで胆のうの摘出手術を受けた。ロイター通信によると、手術は成功した。手術を前に大統領はその権限を復帰までナジフ首相に一時的に委譲したという。エジプトでは2011年に大統領選挙が実施される。高齢のムバラク氏はまだ進退を明らかにしていないが、次男を後継者に推すとの観測が出ている。(カイロ支局) (07:00)



 
 
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ムバラク・エジプト大統領:胆のう炎で手術 滞在先の独で成功

【カイロ和田浩明】エジプト国営通信によると、ムバラク大統領は6日、滞在先のドイツ・ハイデルベルクで胆のうの除去手術を受けるため、帰国時まですべての権限をナジフ首相に代行させると発表した。エジプト憲法に基づく措置。手術は成功したという。

ムバラク大統領は4日にメルケル独首相と会談したが、その後、体調不良を訴え、診断の結果、「胆のうの炎症」が判明した。

81歳と高齢のムバラク大統領は来年に大統領選挙を控えており、健康や後継の問題が地元メディアなどで取りざたされる機会が増えている。

毎日新聞 2010年3月7日 東京朝刊



 
 
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2010.03.07 Web posted at: 15:06 JST Updated - CNN

エジプト大統領が訪問先ドイツで入院、手術

(CNN) 中東エジプトのムバラク大統領(82)は5日、公式訪問先のドイツで痛みを訴え、北西部ハイデルベルクの大学病院で胆嚢(たんのう)と十二指腸ポリープの摘出手術を受けた。医師団は6日、手術が成功したと語った。

大統領は意識がはっきりしており、この日夜には家族や医師団と会話していた。大統領がエジプトに帰国するまで、アハメド・ナジフ首相が大統領代行を務める。

1981年就任のムバラク大統領について健康問題が浮上したのは初めてではないが、エジプト政府は国内でこの件に関する報道を規制している。ムバラク大統領の任期は来年で終了するが、専門家筋は大統領が息子で与党指導者のガマル氏に権力を継承させる準備を進めているとの見解にある。



 
 
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鳥インフルエンザが63カ国に:インド、人へは未感染

日本外務省は8日、「鳥インフルエンザの流行状況について(2010年3月)」というタイトルの感染症広域情報を出し、注意を喚起した。その内容は以下の通り。

03年11月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生している。現在も引き続き、世界各地でトリからトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されている。

国際獣疫事務局(OIE)は10年1月7日以降、バングラデシュ(ダッカ県、チッタゴン県)、ブータン(チュカ県)、カンボジア(タケオ州)、インド(西ベンガル州)、イスラエル(ハイファ地区)、ミャンマー(ヤンゴン)、ネパール(カスキ郡)及びベトナム(デイエンビエン省、ハテイン省、ソクチャン省、ゲアン省、カインホア省、カマウ省、クアンチ省、コンツム省、ナム・ディン省、ハザン省、トゥエンクアン省)で、トリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認されたと発表した。

ブータンにおける発生が確認されたのは今回が初めてであり、H5N1型鳥インフルエンザのトリ感染の発生国・地域は63カ国・地域となった。アジアではブータンのほか、インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオスの 17カ国・地域に達している。そのほか、中東9、欧州26、アフリカ11の国・地域で確認されている。

<ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況>

10年1月7日以降、世界保健機関(WHO)は、エジプト(ベニスエフ県、ダカハリーヤ県、アスユート県、シャルキーヤ県、モノフェーヤ県、ヘルワーン県、カフルエルシェイク県)で14人が感染(3人死亡)、インドネシア(ジャカルタ特別州)で2人が感染(1人死亡)、及びベトナム(カインホア省、ティエンザン省、トゥエンクアン省)で3人が感染(2人死亡)したことが確認されたと発表した。

10年3月 4日現在、ヒトへの感染が確認された国は15カ国となっている。ヒトへの確認感染者数は486人、うち287人が死亡している。ヒトへの感染確認最多国はインドネシアの163人(うち135人死亡)。以下、ベトナムの115人(うち58人死亡)、エジプトの104人(うち30人死亡)、中国38人(うち 25人死亡)、タイ25人(うち17人死亡)と続く。

なお、感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった)も確認されているので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意すること。(10年3月8日、日本外務省発表から)

03/09/2010



 
 
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エジプトのタンタウィ師死去、物議を醸したイスラム教スンニ派指導者

* 2010年03月11日 11:20 発信地:カイロ/エジプト

【3 月11日 AFP】中東通信(MENA)によると、エジプト・カイロ(Cairo)にあるイスラム教スンニ派最高権威機関アズハル(Al-Azhar)の総長、ムハンマド・タンタウィ(Mohammed Tantawi)師が10日、心臓発作のため訪問先のサウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)で死去した。81歳。

タンタウィ師は1996年にアズハル総長に就任。柔らかい物腰と裏腹に、その発言は国内外のイスラム社会で物議を醸してきた。

前年10月には、イスラム教徒の女性が顔全体を隠すニカブについて、アズハルのすべての付属学校と寮での着用を禁止する宗教令を出し、激しい論争が巻き起こった。

2003年には、自爆攻撃犯を「イスラムの敵」と称し、「過激主義はイスラムの敵である」と発言した。

01年の9.11米同時多発テロ後には、「子どもを含む数千人もの無実の人々を殺害することは、勇気でも何でもない」と嫌悪感をあらわにし、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者が呼びかける「西洋に対するジハード(聖戦)」を強く非難した。

08年には、宗教会議の席でイスラエルのシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領と握手したことが問題視された。タンタウィ師は当時、「(大統領本人であることを)知らなかった」と話している。(c)AFP/Jailan Zayan



 
 
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エジプトの風力発電所建設、388億円の借款 日本政府

2010年3月16日20時1分

【カイロ=田井中雅人】エジプトが紅海沿岸で進める風力発電所建設事業に日本政府が約388億円の円借款実施を決定し、石川薫・駐エジプト大使とエジプトのアブルナガ国際協力相との署名式が15日、カイロで行われた。

紅海沿岸のガルフエルゼイト地域に220メガワットの風力発電所を円借款で建設し、2015年の完成をめざす。事業にはドイツやスペインも参加し、同地域に計900メガワット超の世界最大級の風力発電所をつくる計画。

日本政府は、途上国の温暖化対策を支援する「鳩山イニシアチブ」の一環と位置づけている。



 
 
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エジプトの風力発電、日本が円借款供与

【カイロ=福島利之】エジプト東部の紅海沿いで計画中の世界最大級の風力発電所に日本の円借款が供与されることになり、日本とエジプト両国政府間の調印式が15日、カイロ近郊の首相府で行われた。

円借款で建設されるのは、カイロの南東約350キロ・メートルにあるガルフ・ゼイト地区の発電施設(出力22万キロ・ワット)。供与額は389億円で、2015年の完成を予定している。ドイツやスペインの支援分を合わせると、同地区の発電容量は90万キロ・ワットとなる。

エジプトは、20年までに総発電量の20%を風力や水力など再生可能エネルギーに切り替える目標を掲げており、今回の発電所はその一環となる。

(2010年3月16日02時08分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領、スンニ派機関の総長任命

2010/3/20 20:10

エジプト政府系の中東通信は19日、同国のムバラク大統領がイスラム教スンニ派最高権威機関であるアズハル総長に、アハメド・タイブ・アズハル大学長を任命する大統領令を出したと報じた。前任の総長だったタンタウィ師は10日に訪問先のサウジアラビアで心臓発作で死去していた。アズハル総長が出すファトワ(宗教令)は世界のスンニ派教徒への影響力が大きいが、エジプト大統領令で任命されるため同国政府の意に沿った発言が多い。(カイロ支局)



 
 
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街角:カイロ 女性運転手の誇り

イナス・ハサン・アリさん(35)は、10代の子ども2人を抱えるシングルマザー。カイロの混とんとした路上でタクシーのハンドルを握る。去年、募集広告を見て「女性客の需要がありそう」と飛び込んだ。客として男性運転手にセクハラを受けた経験があったからだ。

今のところ商売は順調だ。売り上げの月額ノルマは8400エジプトポンド(14万円弱)。目標未達成の時は休日も車を出す。朝5時から夜8時まで働くことも。「きついけれど、経済的に自立できる仕事だから」と、ヘジャブ(スカーフ)をかぶった顔は満足げだ。

保守的で男性優位と言われるアラブ世界だが、エジプトでは女性の社会進出は他国より進んでいる。それでも、タクシー運転手は「男の仕事」の印象が強い。イナスさんも「当初は世間の目が気になった」という。

女性運転手の存在は社会的な関心も集め、テレビの討論番組に出たこともある。リベラル派の女性弁護士からは「女性のための女性運転手は、男女平等に反する」と批判を浴びた。

男性、女性どちらも乗せるイナスさんは「女性がいいというお客さんの要望に応えているだけ」と反論する。「男女平等」論には「西側の価値観をまねしているだけ」と手厳しい。

彼女も含め、これまで出会ったエジプトの女性は、おおむね優秀で元気だ。ヘジャブや顔を覆うニカブは、欧米基準では「女性抑圧の象徴」に見えるのかもしれない。だが、身につけた当人たちは、部外者には思いのほか確かな声で「わたしの物語」を語ってくれる。【和田浩明】

毎日新聞 2010年3月21日 東京朝刊



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

UP:2010 REV:
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