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エジプト・アラブ共和国 2009年

アフリカアフリカ Africa 2014

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○外務省 各国・地域情勢 エジプト・アラブ共和国

◆2009/01/05 NIKKEI NET ハマス、エジプトに代表団派遣
◆2009/01/07 cnn.co.jp エジプトがガザ停戦案提示 緊急会合も盛り込む
◆2009/01/07 NIKKEI NET エジプトがガザ調停案 イスラエル「真剣に受け止め」
◆2009/01/07 NIKKEI NET 米、エジプトのガザ調停案を歓迎 安保理で閣僚級会合
◆2009/01/07 NIKKEI NET エジプト大統領、イスラエル首相にカイロ訪問を要請
◆2009/01/07 yomiuri.co.jp アッバス議長、エジプト調停案を支持…国連安保理が会合
◆2009/01/07 yomiuri.co.jp ガザ紛争、エジプトが調停案…即時停戦・人道ルート確保
◆2009/01/07 jp.reuters.com エジプト、イスラエル・パレスチナ停戦案を発表
◆2009/01/07 asahi.com ガザ時限停戦案、イスラエル「検討」 エジプトが提案
◆2009/01/07 毎日新聞 ガザ時限停戦案、イスラエル「検討」 エジプトが提案
◆2009/01/08 asahi.com イスラエル、エジプト停戦案「原則同意」
◆2009/01/08 毎日新聞 ガザ侵攻:エジプトが仲介 イスラエル、停戦案に理解
◆2009/01/08 NIKKEI NET エジプトのガザ停戦案、詰めの協議必要 米大統領報道官
◆2009/01/08 NIKKEI NET 安保理、エジプト停戦案支持の議長声明出せず ガザ情勢
◆2009/01/08 yomiuri.co.jp ガザ停戦案、協議入りへ…エジプトが仲介
◆2009/01/09 AFP BB News 古代エジプトの女王とみられるミイラ、エジプト・カイロ郊外で発見
◆2009/01/10 NIKKEI NET ハマス代表団、停戦交渉でエジプト入り
◆2009/01/10 NIKKEI NET ハマス、エジプトと停戦再協議 ガザ境界の管理焦点に
◆2009/01/10 NIKKEI NET ハマス、停戦でエジプトと再協議 ガザの死者800人超す
◆2009/01/10 毎日新聞 イスラエル:ガザ侵攻 エジプトの調停不調 パレスチナ人死者、800人に
◆2009/01/12 外務省 有馬中東和平担当特使とアブルゲイト・エジプト外相との会談(概要)
◆2009/01/12 yomiuri.co.jp イスラエル軍爆弾の破片、エジプト側に落ち5人負傷
◆2009/01/12 yomiuri.co.jp 停戦調停案「支持」…有馬中東特使、エジプト外相会談
◆2009/01/12 毎日新聞 イスラエル:ガザ侵攻 エジプトの調停、イスラエル重視 攻撃は続行
◆2009/01/13 外務省 中曽根外務大臣とアブルゲイト・エジプト外相の電話会談
◆2009/01/13 yomiuri.co.jp エジプト批判広がる、ガザ封鎖にイスラム諸国「裏切り」
◆2009/01/13 毎日新聞 イスラエル:ガザ侵攻 ハマス、エジプト調停に協力も 封鎖解除が前提
◆2009/01/14 NIKKEI NET ハマス、エジプト調停案を受諾か 中東のテレビ局が報道
◆2009/01/14 NIKKEI NET 国連総長、エジプト到着 ガザ停戦に向け中東歴訪
◆2009/01/14 NIKKEI NET クウェートでアラブ首脳会議 エジプト、サウジが出席
◆2009/01/14 毎日新聞 イスラエル:ガザ侵攻 救えぬ命――救助活動のエジプト人医師
◆2009/01/15 NIKKEI NET ハマス、ガザ停戦受諾は明言せず エジプト調停案
◆2009/01/15 asahi.com ハマス、停戦に「前向き」強調 エジプトとの協議終える
◆2009/01/16 NIKKEI NET イスラエル、ガザ停戦再協議 高官がエジプト訪問
◆2009/01/16 NIKKEI NET ガザ問題で有志国会合、エジプトなど欠席 アラブ分裂鮮明に
◆2009/01/18 AFP BB News エジプト、ハマス代表と会談、パレスチナ各派は1週間の停戦申し入れで合意
◆2009/01/18 NIKKEI NET エジプト大統領、ガザ復興へ国際会議提唱 人道支援など
◆2009/01/18 時事ドットコム ガザ復興の国際会議呼び掛け=即時停戦を要求−エジプト大統領
◆2009/01/18 NIKKEI NET エジプト調停難航、ハマスなお強硬姿勢
◆2009/01/18 asahi.com スフィンクスもピンチ エジプトの遺跡、塩害で破壊進む
◆2009/01/19 時事ドットコム ガザ停戦恒久化を協議=欧州・中東首脳会議−エジプト
◆2009/01/19 MSN産経ニュース ガザ復興で国際会議開催へエジプト
◆2009/01/22 毎日新聞 ガザ:密輸トンネル、稼働再開 エジプトから物資
◆2009/01/23 毎日新聞 イスラエル:ガザ侵攻 エジプトが調停を再開
◆2009/01/26 マイライフ手帳@ニュース H.I.S.、「impresso」からエジプトでクフ王のピラミッドに貸切入場できる商品を発売
◆2009/01/26 yomiuri.co.jp 「停戦1年とガザ封鎖解除を」ハマス、仲介・エジプトに提案
◆2009/01/27 毎日新聞 米国:中東特使、エジプト、イスラエル、サウジなど訪問へ
◆2009/01/27 マイコミジャーナル クフ王のピラミッドに貸切入場できる! - H.I.S.、新エジプトツアー発表
◆2009/01/28 毎日新聞 米国:中東特使がカイロに到着
◆2009/01/28 AFP BB News イスラエル軍、ガザ-エジプト境界の密輸トンネルを空爆 目撃者証言
◆2009/02/04 yomiuri.co.jp 日本のガザ救援物資、エジプトに10日間留め置き
◆2009/02/06 asahi.com ナチス戦犯「死の医師」、エジプト潜伏中に死亡か
◆2009/02/06 yomiuri.co.jp ハマス幹部の現金10億円ガザ持ち込みを阻止…エジプト
◆2009/02/10 毎日新聞 エジプト:2600年前のミイラ30体発見
◆2009/02/10 AFP BB News 4300年前の墓からミイラ30体などを発見 エジプト・カイロ近郊
◆2009/02/12 AFP BB News エジプト・サッカラ遺跡のひつぎを開封、保存状態の良いミイラを発見
◆2009/02/13 yomiuri.co.jp ヘビメタ 音を上げず
◆2009/02/19 asahi.com エジプト野党党首を釈放 ムバラク大統領の対立候補
◆2009/02/23 asahi.com カイロの観光地で爆弾テロか 1人死亡21人負傷
◆2009/02/23 時事通信 爆弾テロで仏人死亡、22人負傷=カイロの観光地区−エジプト
◆2009/02/23 産経新聞 カイロ観光地で爆発 1人死亡
◆2009/02/23 読売新聞 カイロの観光名所で爆弾テロ、仏人観光客1人が死亡
◆2009/02/23 毎日新聞 <エジプト>カイロで爆弾テロ?…フランス人1人死亡
◆2009/02/23 AFP BB News カイロの市場で爆発、26人死傷 外国人観光客狙ったか
◆2009/02/23 AFP BB News エジプト・カイロの市場爆発、容疑者3人逮捕
◆2009/02/27 AFP BB News エジプト3300年前の木棺を発見、早大調査隊
◆2009/03/01 AFP BB News クリントン米国務長官、中東・欧州歴訪に出発
◆2009/03/01 AFP BB News エジプトの結合双生児、サウジで分離手術に成功
◆2009/03/02 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新5
◆2009/03/02 swissinfo.ch 古代エジプトに魅せられたジャコメッティ
◆2009/03/03 AFP BB News ガザ復興支援会議、エジプトで開幕 数十億ドルを拠出へ
◆2009/03/03 AFP BB News ガザ復興支援会議、約45億ドルの拠出を表明
◆2009/03/04 毎日新聞 エジプト:ラムセス2世孫娘の墳墓発見 早大調査隊
◆2009/03/05 usfl.com ファラオの像2体発見 エジプト・ルクソール
◆2009/03/05 毎日新聞 エジプト:ラムセス2世の孫娘、3300年ぶり目覚め 早大、墓発見
◆2009/03/06 AFP BB News 3500年前のファラオ像2体を発掘、エジプト・ルクソール
◆2009/03/10 TRAVEL VISION 燃油費値下げ:エジプト航空、ニュージーランド航空、フィリピン航空
◆2009/03/10 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新6
◆2009/03/11 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新7
◆2009/03/14 時事ドットコム カイロ名物のハト料理健在=鳥インフルも何のその−エジプト
◆2009/03/15 毎日新聞 エジプト:カイロの歴史保存街区で火災
◆2009/03/19 外務省 わかる!国際情勢Vol.30 地域大国としてのエジプト
◆2009/03/19 AFP BB News 面積8万8000平方メートル!世界最大のプールがエジプトで建設中
◆2009/03/20 AFP BB News 3000年前のミイラ製作用木製ベッドを復元、エジプト
◆2009/03/21 時事ドットコム 屈折ピラミッドの内部公開へ=初めて観光客に−エジプト
◆2009/03/23 外務省 エジプト・アラブ共和国に対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について
◆2009/03/23 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新8
◆2009/03/24 cnn.co.jp エジプトで養子縁組の米夫婦、人身売買の疑いで訴追
◆2009/03/24 jp.reuters.com エジプトで59例目の鳥インフルエンザ感染
◆2009/03/26 外務省 エジプト・日本科学技術大学の設置に関する日本国政府とエジプト・アラブ共和国政府との間の協定の署名について
◆2009/03/26 NIKKEI NET エジプトとイスラエル、平和条約30年 残る相互不信
◆2009/03/26 毎日新聞 バシル・スーダン大統領:エジプトで首脳会談 逮捕状問題など協議か
◆2009/03/26 AFP BB News 「死のメッセージ」のうわさ広がる、政府が否定に乗り出す エジプト
◆2009/03/27 毎日新聞 日本・エジプト:科学技術大学が9月開校 設置協定に署名
◆2009/03/29 毎日新聞 NEWS25時:エジプト 日本協力で大学設置へ
◆2009/03/30 毎日新聞 アース・アワー:ピラミッドも「消灯」ーーエジプト
◆2009/03/30 毎日新聞 エジプト:事実上最大野党・最高指導者代理に聞く 「政権への平和的対応変わらぬ」
◆2009/04/01 National Geographic News 古代エジプト王妃、真の容貌が明らかに
◆2009/04/02 MSN産経ニュース エジプト、鳥インフル感染60人に
◆2009/04/05 AFP BB News 乱交パーティー主催の夫婦に有罪、エジプト
◆2009/04/08 毎日新聞 イスラエル:ネタニヤフ首相、エジプト大統領との首脳会談を承諾
◆2009/04/08 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新9
◆2009/04/08 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】エジプトで最悪の犯罪。夫婦そろって刑務所行き。
◆2009/04/10 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新10
◆2009/04/13 AFP BB News 集団墳墓から「鮮やかなミイラ」数十体発見、エジプト
◆2009/04/16 asahi.com クレオパトラ「石像は美人だった」 エジプトで発掘
◆2009/04/16 AFP BB News クレオパトラの墓まもなく発見か、頭部彫像など見つかる
◆2009/04/17 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新11
◆2009/04/19 毎日新聞 バレンボイム氏:エジプトで指揮 楽団と和平共演
◆2009/04/20 AFP BB News クレオパトラの墓まであと少し?ドミニカの女性エジプト学者の執念
◆2009/04/21 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新12
◆2009/04/22 asahi.com 古代エジプトの4神殿を発見 シナイ半島北部
◆2009/04/22 yomiuri.co.jp 古代エジプトの神殿を新発見…ファラオ描いた壁画も
◆2009/04/22 yomiuri.co.jp 米大統領、イスラエル・自治政府・エジプト首脳と個別協議へ
◆2009/04/22 AFP BB News 古代エジプト王朝の「暗黒時代」の謎を解く壁面彫刻を発掘
◆2009/04/22 MSN産経ニュース 鳥インフルで6歳少年死亡 エジプト
◆2009/04/23 毎日新聞 エジプト:鮮明!古代の赤 王朝の4神殿発見
◆2009/04/23 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新13
◆2009/04/24 毎日新聞 エジプト:鳥インフル急増 感染者68人に
◆2009/04/24 MSN産経ニュース 鳥インフル感染、68人に エジプトで急増
◆2009/04/24 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】頼んだ料理と違うじゃないかっ!夫が妻を殴り殺す。
◆2009/04/25 MSN産経ニュース 鳥インフルエンザで女性死亡 エジプトで26人目
◆2009/04/26 毎日新聞 鳥インフルエンザ:エジプトで死者26人――06年の初確認後
◆2009/04/27 毎日新聞 北朝鮮:ミサイル発射 実験は許容――エジプト外務次官
◆2009/04/28 外務省 中曽根弘文外務大臣のニュージーランド、オーストラリア、イラン及びエジプト訪問
◆2009/04/28 外務省 西村康稔外務大臣政務官のウズベキスタン、アゼルバイジャン、グルジア、オーストリア、シリア、ヨルダン、エチオピア、ジブチ、ケニア、南ア、モザンビーグ及び英国訪問
◆2009/04/29 AFP BB News エジプト、ブタを即時全頭処分へ
◆2009/04/29 yomiuri.co.jp トンだ災難…エジプト政府、国内飼育の豚を即時処分
◆2009/04/29 毎日新聞 新型インフル:エジプトの豚とばっちり 20万頭殺処分も
◆2009/04/29 MSN産経ニュース 【新型インフル】“不浄な豚” エジプトが全頭殺処分へ
◆2009/04/30 毎日新聞 新型インフルエンザ:広がる動揺 豚すべて殺処分、エジプト政府決定
◆2009/04/30 jp.reuters.com エジプトが国内すべての豚処分へ、FAOは再考促す
◆2009/04/30 asahi.com エジプト、国内の豚全35万頭処分へ 新型インフル懸念
◆2009/05/02 毎日新聞 新型インフルエンザ:エジプト、豚殺処分 国際機関「不適切」
◆2009/05/02 National Geographic News 要塞都市で発見された古代エジプト壁画
◆2009/05/04 NIKKEI NET 中曽根外相、エジプト大統領と会談 中東和平に向け協力確認
◆2009/05/04 毎日新聞 エジプト:スンニ派最高権威機関総長、米の融和姿勢を評価
◆2009/05/04 毎日新聞 新型インフル:豚殺処分に3百人抗議 警官隊発砲 カイロ
◆2009/05/04 毎日新聞 中東和平:中曽根外相、エジプト大統領に2国共存支持表明
◆2009/05/04 yomiuri.co.jp 豚全頭処分のエジプト…業者が治安部隊と衝突、投石で抵抗
◆2009/05/04 AFP BB News ブタ殺処分に反対の養豚業者ら、機動隊と衝突 エジプト
◆2009/05/06 AFP BB News ネフェルティティの胸像、実は「ニセモノ」だった スイス人美術史家
◆2009/05/06 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新14
◆2009/05/08 yomiuri.co.jp 豚全頭処分のエジプト、養豚の少数派キリスト教徒は猛反発
◆2009/05/09 NIKKEI NET 米大統領、エジプトや仏独訪問へ イスラム社会との融和訴え
◆2009/05/09 毎日新聞 新型インフルエンザ:豚殺処分「差別だ」 政府の決定に少数派教徒が反発――エジプト
◆2009/05/09 yomiuri.co.jp オバマ大統領、6月にエジプトでイスラム世界向け演説
◆2009/05/09 cnn.co.jp オバマ大統領、エジプトで対イスラム諸国政策で演説へ
◆2009/05/11 asahi.com 全頭処分、養豚担う少数派コプト教徒反発 エジプト
◆2009/05/11 毎日新聞 鳥インフルエンザ:エジプトで69人目
◆2009/05/11 MSN産経ニュース エジプトでまた鳥インフル 69人目
◆2009/05/13 NIKKEI NET イスラエル首相、エジプト大統領と会談 中東和平など協議
◆2009/05/13 MSN産経ニュース カイロ南方で狩猟用品、硬貨など発掘
◆2009/05/15 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新15
◆2009/05/17 AFP BB News カイロで「禁煙の日」のイベント、エジプト
◆2009/05/18 AFP BB News ブタ殺処理のユーチューブ映像に猛抗議、エジプトの新型インフル対策
◆2009/05/19 yomiuri.co.jp 古代エジプトでワインは薬代わり!?
◆2009/05/21 MSN産経ニュース エジプト政財界の大物に死刑判決 レバノン女性歌手殺害で
◆2009/05/21 MSN産経ニュース ムバラク大統領、孫の死で訪米中止
◆2009/05/21 時事ドットコム 政財界大物に死刑判決=女性歌手殺害スキャンダル−エジプト
◆2009/05/22 cnn.co.jp エジプト議員に死刑判決か、女性歌手殺害 恋愛関係のもつれか
◆2009/05/22 AFP BB News 美人歌手の殺害を依頼、エジプト政財界の大物に死刑判決
◆2009/05/22 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新16
◆2009/05/24 asahi.com 爆弾テロ容疑者7人逮捕 エジプト、1人死亡21人負傷
◆2009/05/27 cnn.co.jp オバマ氏がサウジも訪問 イラン核など エジプト、欧州歴訪
◆2009/05/28 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新17
◆2009/05/30 yomiuri.co.jp 豚肉が消えた…新型インフルで全頭処分のエジプト
◆2009/05/31 毎日新聞 新型インフルエンザ:エジプト保健相「大巡礼帰国者隔離も」 イスラム指導者反発
◆2009/05/31 AFP BB News 親の勧める結婚に抵抗、男性が自分の性器を切断 エジプト
◆2009/06/01 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新18
◆2009/06/02 AFP BB News ツタンカーメンの父親は?DNA鑑定で解明なるか
◆2009/06/02 毎日新聞 エジプト:宗教指導者「大量破壊兵器禁止を」 イスラム国に宗教令
◆2009/06/02 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新19
◆2009/06/03 AFP BB News エジプトで新型インフル感染者を確認、アフリカで初めて
◆2009/06/04 毎日新聞 米国:オバマ大統領の主要演説の骨子、携帯へメール配信――在エジプト米大使館
◆2009/06/04 yomiuri.co.jp イスラムと「新たな始まり」米大統領演説、関係修復を訴える
◆2009/06/04 NIKKEI NET オバマ大統領のカイロ演説、14言語に翻訳 米ホワイトハウス
◆2009/06/04 AFP BB News オバマ米大統領エジプト訪問、イスラム世界との関係改善目指し
◆2009/06/05 MSN産経ニュース オバマ大統領がピラミッド見学 「何て巨大」とびっくり
◆2009/06/05 毎日新聞 オバマ米大統領:アラブ圏で初演説 米とイスラム、未来志向の協力決意
◆2009/06/05 毎日新聞 オバマ米大統領:カイロ演説 再出発示す配慮と率直
◆2009/06/05 AFP BB News オバマ米大統領、エジプトでピラミッドを見学
◆2009/06/08 毎日新聞 From:エジプト 何がなされるのか
◆2009/06/08 cnn.co.jp オバマ大統領はツタンカーメンの子孫? エジプトで遭遇
◆2009/06/12 MSN産経ニュース 【新型インフル】エジプト感染者12人に
◆2009/06/16 MSN産経ニュース エジプトが駐イラク大使を指名 05年に殺害後初
◆2009/06/16 毎日新聞 サッカー:ブラジル、エジプトに辛勝 コンフェデ杯
◆2009/06/16 AFP BB News ブラジル カカのPKでエジプトに辛勝、コンフェデ杯09
◆2009/06/19 cnn.co.jp コンフェデ杯、W杯覇者のイタリアがエジプトに敗れる波乱
◆2009/06/19 AFP BB News エジプトがイタリアを破る、コンフェデ杯09
◆2009/06/22 cnn.co.jp ブラジルと米国が準決勝進出 サッカーのコンフェデ杯
◆2009/06/22 NIKKEI NET スエズ運河の通航数、底入れの兆し 5月は2月比15%増の水準
◆2009/06/22 毎日新聞 エジプト:鳥インフル感染拡大 困難な防疫の徹底
◆2009/06/22 AFP BB News 米国 エジプトを下し準決勝進出、コンフェデ杯09
◆2009/06/24 毎日新聞 露大統領:アフリカ歴訪を開始 資源開発参入で関係強化
◆2009/06/28 毎日新聞 街角:カイロ 翻弄されるレバノン
◆2009/07/01 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新20
◆2009/07/09 AFP BB News カイロの考古学博物館で「早大エジプト発掘40年展」
◆2009/07/13 毎日新聞 ドイツ:スカーフ女性を刺殺 「差別」とエジプトで反発
◆2009/07/15 MSN産経ニュース なぜだ! 大統領を風刺しただけで禁固3年 エジプト
◆2009/07/15 MSN産経ニュース エジプトとイラン、関係改善か 外相同士が3回会談
◆2009/07/16 AFP BB News 印パキスタン首脳会談、テロ対策協力で一致
◆2009/07/24 TRAVEL VISION エジプト航空、2010年に20万人へ、成田デイリー化にも意欲−新支社長就任で
◆2009/07/27 AFP BB News 米特使が中東歴訪、和平交渉再開に向け外交活動活発化
◆2009/07/27 東京都美術館で「トリノ・エジプト展」―初来日のツタンカーメン像も 東京都美術館で「トリノ・エジプト展」―初来日のツタンカーメン像も
◆2009/07/31 ブルームバーグ 【新興市場トップニュース】中国株、ブラジル、トルコ、エジプト中銀
◆2009/08/01 時事ドットコム 小型のワニ、機内で御用=乗客パニックに−エジプト航空
◆2009/08/03 Techinsight 【海外仰天ニュース】エジプト航空機でフライト中にパニック発生。 “ワニだ!”
◆2009/08/05 コミックナタリー トリノ・エジプト展の限定チケットに山岸凉子イラスト
◆2009/08/08 AFP BB News 「マイケル・ジャクソン」激似の古代エジプト像が話題、米シカゴの博物館
◆2009/08/09 AFP BB News 犬の名前は「アンワル・サダト」、サダト氏娘が米映画関係者を提訴
◆2009/08/11 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新21
◆2009/08/13 NIKKEI NET 遺伝子組み換え作物、エジプトが輸入禁止の方針
◆2009/08/13 NIKKEI NET エジプト、21日から冬時間に 断食月対策で繰上げ実施
◆2009/08/14 NIKKEI NET エジプト、遺伝子組み換え作物の輸出入禁止を否定
◆2009/08/15 cnn.co.jp 海賊拉致の漁船と乗組員が逃走、薬飲ませて反撃とも アデン湾
◆2009/08/19 NIKKEI NET ガザ付近で爆発物1トン押収 エジプト警察 密輸用トンネルも発見
◆2009/08/19 AFP BB News ツタンカーメンの墓が非公開に?「湿気」で王墓が消滅の危機
◆2009/08/20 yomiuri.co.jp 和平交渉早期再開へ努力…米・エジプト首脳
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◆2009/08/21 AFP BB News エジプトではまもなくラマダン入り
◆2009/08/24 時事通信社 エジプトでも「婚活」=結婚難で相談所盛況
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◆2009/08/27 LNEWS 沖データ/エジプトのIT機器販売会社と提携
◆2009/08/27 マイコミジャーナル OKIデータ、プリンタ・複合機拡販のためにエジプトのIT機器販売大手と提携
◆2009/08/27 ChinaPress エジプトIT販売大手スマート・テクノロジー社と販売提携
◆2009/08/31 国立感染症研究所 感染症情報センター 鳥インフルエンザ−エジプトにおける状況−更新22
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◆2009/09/25 韓国ニュース 世界青少年ワールドカップ開幕
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◆2009/09/25 TSP SPORTS U-20ワールドカップ2009開幕
◆2009/09/26 Sponichi Annex U―20W杯開幕 エジプトが快勝発進
◆2009/09/30 AFP BB News 古代エジプトの有名ミイラ、死因は「結核」 英大学調査
◆2009/10/02 Isram Online.net "The Seven Million Handicapped Movement"
◆2009/10/05 NIKKEI NET 対北朝鮮制裁、UAE・エジプトと認識共有 米調整官
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◆2009/10/07 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】”未婚の非処女”を親族が殺害も。“人工処女膜キット“使うと国外追放に。(エジプト)
◆2009/10/09 毎日新聞 エジプト:「古代遺物を盗品と知りながら展示」 仏ルーブルと協力関係凍結
◆2009/10/09 Lnews 2009年10月09日日通/大エジプト博物館研修員に技術協力、ワークショップ開催
◆2009/10/10 cnn.co.jp 仏政府がルーブル購入の遺物をエジプトへ返却、古代墓の壁画
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◆2009/10/10 AFP BB News 原理主義的?「顔まで覆う女性」にエジプト当局が危機感
◆2009/10/11 毎日新聞/jp.reuters.com 世界の雑記帳:ルーブル所蔵の古代壁画、盗品としてエジプトに返還へ
◆2009/10/17 毎日新聞 エジプト:次期大統領選 世襲に「NO!」 ムバラク氏次男「有力」、野党強く反発
◆2009/10/25 cnn.co.jp カイロ近郊で列車衝突、20人以上死亡
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◆2009/10/25 毎日新聞 エジプト:旅客列車衝突25人死亡55人負傷 カイロ近郊
◆2009/10/25 毎日新聞 エジプト:天体観測会 日本製小型望遠鏡で100人参加
◆2009/10/27 TRAVEL VISION エジプト、カイロ考古学博物館にて「イヤホンガイド」強制レンタル開始
◆2009/10/28 毎日新聞 エジプト:古代遺物を米が返還へ 100年以上不明
◆2009/10/31 cnn.co.jp ビヨンセ、エジプト公演に暗雲 衣装などが反イスラム的と
◆2009/11/02 毎日新聞 エジプト:野党最高指導者、ムバラク政権の「世襲」批判
◆2009/11/02 cri 中国・アフリカ協力フォーラム第4回閣僚級会議がまもなく開催
◆2009/11/05 TRAVEL VISION エジプト、カイロ考古学博物館「イヤホンガイド」強制レンタル開始-続報
◆2009/11/06 毎日新聞 イタリア:エジプト人誘拐でCIA要員に実刑ーーミラノ地裁
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◆2009/11/07 REUTERS Egyptian policeman jailed for beating disabled man
◆2009/11/09 cri エジプト大統領、中国・アフリカ協力の原則を発表
◆2009/11/11 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】「メードイン・エジプト」の時代到来?進む中国のエジプト進出。(エジプト)
◆2009/11/11 AFP BB News 「王家の谷」のツタンカーメン王墓、修復作業へ エジプト
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◆2009/11/12 NIKKEI NET エジプト提案の和解案、ハマスに受け入れ訴え パレスチナ議長
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◆2009/11/15 cnn.co.jp サッカーW杯アフリカ予選、カメルーンなど本大会進出
◆2009/11/15 jiji.com カメルーン6度目の出場=エジプト−アルジェリアはプレーオフへ−W杯サッカー予選
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◆2009/11/20 usfl.com 駐アルジェリア大使を召還 W杯予選めぐりエジプト
◆2009/11/21 cnn.co.jp W杯予選で暴動、アルジェリア大使館付近で負傷者も エジプト
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◆2009/11/21 毎日新聞 サッカーW杯:エジプトでデモ 予選敗退に失望
◆2009/11/21 SANSPO.COM W杯“場外戦”!敗者エジプトが連盟脱退
◆2009/11/22 Goal.com エジプト代表ザキ:「アルジェリア人とはプレーできない」
◆2009/11/26 毎日新聞 カダフィ・リビア大佐:エジプト×アルジェリアの仲裁役に――W杯予選巡り
◆2009/11/30 Sponichi Annex ファン暴走問題が飛び火 エジプト 国際大会主催を辞退
◆2009/12/04 NIKKEI NET 前IAEA事務局長、エジプト大統領選挙への出馬検討
◆2009/12/05 asahi.com 前IAEAエルバラダイ氏、エジプト大統領選立候補検討
◆2009/12/05 cnn.co.jp ナイル川でフェリーと小型船が衝突、死傷者 エジプト北部
◆2009/12/05 毎日新聞 エジプト大統領選:IAEA前局長、出馬検討 「公正」条件に
◆2009/12/05 毎日新聞 エジプト:ナイル川で渡船衝突 数十人不明 
◆2009/12/13 毎日新聞 パレスチナ:ガザ「密輸トンネル」、エジプト側が遮断壁
◆2009/12/15 AFP BB News フランス、ルーブル所蔵の盗品のステラをエジプトに返還
◆2009/12/15 jp.reuters.com ロゼッタストーンの返還、エジプトが大英博物館に要求
◆2009/12/17 ecool [環境CSR]世銀、中東・北アフリカ諸国の太陽熱発電開発に55億ドルを投資
◆2009/12/18 毎日新聞 エジプト:クレオパトラの塔門回収
◆2009/12/18 AFP BB News クレオパトラ時代の神殿石柱を発見、エジプト海底遺跡発掘調査で
◆2009/12/21 毎日新聞 世界の雑記帳:ネフェルティティ像、エジプトがドイツに返還要求へ
◆2009/12/21 NIKKEI NET イラク首相がエジプト訪問 投資拡大策など協議
◆2009/12/21 yomiuri.co.jp 「美しき王妃」像返せ…エジプト、独に要求へ
◆2009/12/21 jp.reuters.com ネフェルティティ像、エジプトがドイツに返還要求へ
◆2009/12/21 cri 初の「中国とアフリカ法律フォーラム」がカイロで開催
◆2009/12/22 毎日新聞 エジプト:古代王妃像、返還要請 独博物館「合法的に取得」と拒否
◆2009/12/23 yomiuri.co.jp 密輸用トンネル封鎖へ、ガザ境界の地中に鉄壁
◆2009/12/25 毎日新聞 パレスチナ:デモ期間中もエジプトが検問所閉鎖
◆2009/12/26 NIKKEI NET 太陽エネ発電計画、中東・北アフリカで相次ぐ 温暖化対策と両立
◆2009/12/27 NIKKEI NET イスラエル、エジプトと首脳会談へ 中東和平など協議
◆2009/12/29 NIKKEI NET イスラエル首相、エジプト大統領と会談 中東和平など協議
◆2009/12/30 cnn.co.jp イスラエル、エジプトが首脳会談 パレスチナ和平交渉など


 
 
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ハマス、エジプトに代表団派遣

【カイロ=安部健太郎】ハマスは5日、エジプトへ同日中に代表団を派遣することを明らかにした。ロイター通信が伝えた。イスラエルによる先月のガザ空爆開始後、ハマスが初めての対外交渉に動いたことになる。代表団は停戦に向けた協議をするとみられる。 (15:35)



 
 
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エジプトがガザ停戦案提示 緊急会合も盛り込む

国連本部(CNN) エジプトは6日、イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ情勢を受け、即時停戦案を提示した。イスラエルや「パレスチナの各派閥」の指導者による緊急会合の開催も盛り込まれている。

エジプトのムバラク大統領はこの日、中東歴訪中のサルコジ仏大統領と会談した。ムバラク大統領は終了後の合同記者会見で、暴力沙汰の拡大回避、イスラエルとガザ地区の境界保護、境界検問所の開放を焦点とするべきだとコメントした。

エジプトの停戦案の概要は6日夜に国連本部で配布され、直ちに国連安全保障理事会理事国の多くが支持を表明。停戦調停のためブッシュ米政権から国連本部に派遣されたライス米国務長官は、ムバラク大統領の発言を歓迎する意向を示し、イニシアチブを実行に移したい考えを明らかにした。

複数の米国務省高官によると、ライス長官は一時停戦案を依然支持していない。米国はガザ情勢が大幅に変わらない場合「現状」に逆戻りする恐れがあるとして、一時停戦案を受け入れない姿勢を表明している。ライス長官は「持続可能で真の治安につながる」停戦が緊急に必要だと指摘した。

外交筋によると、ムバラク大統領案は一時的停戦を求めるもので、人道支援のためイスラエルとガザ地区の境界を開放するのが狙い。案に盛り込まれた緊急会合には、欧州連合(EU)に米国とロシア、国連を加えた、いわゆる中東和平の「カルテット」も招かれる可能性がある。その一方、イスラエルや米国、EUがテロ組織と位置づけるイスラム原理主義組織ハマスが、会合でどのような役割を果たすか不明。ハマスを正式に招いた場合、イスラエルが出席する可能性は低下する。

6日夜国連本部では、リビアをはじめとするアラブ諸国が、安保理へのイスラエル非難決議案提示を依然計画していると発言。こうした決議が、ムバラク大統領案に沿ってカイロで開かれる見通しの会合を補完するとの見解を表明した。その一方フランスは、包括的な決議案の採決は難しいとの認識を示した。

シリアのアサド大統領はこの日会談したサルコジ仏大統領から、停戦支援を要請された。アサド大統領はCNNに対し、ハマスがイスラエルの攻撃停止とガザ撤退を条件に、和平を受け入れる用意があると語った。



 
 
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エジプトがガザ調停案 イスラエル「真剣に受け止め」

戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ問題の解決に向けた国際社会の動きが一段と加速してきた。エジプトのムバラク大統領は6日、ガザ境界の治安対策強化、期間限定の即時停戦などを軸とする調停案を公表。同日の国連安全保障理事会ではライス米国務長官が同案を歓迎する意向を示した。一方、オバマ次期米大統領は 20日の就任後直ちに中東問題に積極関与する方針を明らかにした。

【カイロ=安部健太郎】エジプトのムバラク大統領は6日夜、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの停戦に向け、ガザ境界の治安対策強化や検問所開通、イスラエルによる封鎖解除を軸にした調停案をまとめたと明らかにした。「イスラエル、パレスチナ側双方と合意に向けた緊急会議を開く」としており、7日にもエジプトで協議を始める見通しだ。サルコジ仏大統領とエジプト東部のシャルムエルシェイクで会談した後、明らかにした。ロイター通信によると、イスラエルの国連大使は提案を「非常に真剣に受け止める」と述べた。 (11:51)



 
 
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米、エジプトのガザ調停案を歓迎 安保理で閣僚級会合

【ニューヨーク=中前博之】パレスチナ自治区ガザ情勢の収拾を目指す国連安全保障理事会は6日、関係各国の閣僚級が参加し、公式会合を開いた。アラブ側とイスラエル側は非難の応酬を続けたが、米国のライス国務長官はエジプトの調停案を歓迎する意向を表明。安保理外での外交交渉に期待が高まっている。

会合には26カ国・地域・組織の閣僚級・大使級が参加。フランスのクシュネル外相が議長を務め、英国のミリバンド外相も出席した。国連安保理は7日午前に再び会合を開く予定。

これまで即時停戦を求める安保理決議や議長声明に反対してきた米国のライス長官は6日の会合で「緊急に停戦が必要なことは理解している」と言明。エジプトのムバラク大統領が示した調停案については「称賛したい」と述べた。 (17:38)



 
 
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エジプト大統領、イスラエル首相にカイロ訪問を要請

【ニューヨーク=中前博之】フランスのクシュネル外相は6日夜、パレスチナ自治区ガザでの紛争に関連し、エジプトのムバラク大統領がイスラエルのオルメルト暫定首相に対して7日にカイロを訪問するよう要請したことを明らかにした。国連本部で記者団に語った。

この日の安保理議長を務めた同外相は「われわれは(訪問要請に)賛成だ。(オルメルト暫定首相からムバラク大統領への)回答を待っている」と述べた。 (15:04)



 
 
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アッバス議長、エジプト調停案を支持…国連安保理が会合

【ニューヨーク=白川義和】国連安全保障理事会は6日、パレスチナ自治区ガザ紛争に関する閣僚級会合を開いた。

パレスチナ自治政府のアッバス議長はエジプトのムバラク大統領の停戦調停案への支持を表明。フランスのクシュネル外相は、イスラエルが調停案に前向きの反応を示すことを期待すると語った。

ライス米国務長官も調停案支持の立場を表明したが、紛争前の状態に戻るだけの停戦は「受け入れられないし、長続きしない」と強調。イスラム原理主義組織ハマスへの武器密輸ルート遮断など「持続可能な停戦」の枠組みが必要だとした。

一方、イスラエルのシャレフ国連大使は記者団に調停案を「真剣に検討する」と述べた。

非常任理事国のリビアは同日、停戦決議案を安保理に提出したが、パレスチナ寄りの内容で、採択の可能性はほとんどない。米国が停戦決議の早期採択に否定的なため、当面は調停案を軸にした外交が活発化するとみられる。

(2009年1月7日12時47分 読売新聞)



 
 
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ガザ紛争、エジプトが調停案…即時停戦・人道ルート確保

【カイロ=加藤賢治、ニューヨーク=白川義和】エジプトのムバラク大統領は6日夜、パレスチナ自治区ガザ情勢に関し、即時停戦や、人道支援ルートの確保などを骨子とする調停案を示した。

中東歴訪中のサルコジ仏大統領と、エジプト東部シャルムエルシェイクで会談後、明らかにしたもので、ガザに侵攻したイスラエルと、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを含むパレスチナ諸勢力が参加する協議をエジプトで開催する用意があると述べた。

調停案は〈1〉一定期間の停戦を即時実施し、ガザへの人道支援ルートを確保する〈2〉その後、ガザ封鎖解除や、密輸トンネルがあるエジプト・ガザ間の境界線の監視強化など、紛争の再発防止策を協議する――との内容。

停戦が実現するかは不透明だが、AFP通信によると、サルコジ大統領は、調停案をイスラエルのオルメルト首相に伝えたと明らかにし、「即座に反応があるはずだ」と述べた。

国連安全保障理事会も6日、パレスチナ自治区ガザ紛争に関する閣僚級会合を開き、パレスチナ自治政府のアッバス議長はエジプトの調停案への支持を表明。ライス米国務長官も支持の立場を示したが、紛争前の状態に戻るだけの停戦は「受け入れられないし、長続きしない」と強調。ハマスへの武器密輸ルート遮断など「持続可能な停戦」の枠組みが必要だとした。

一方、イスラエルのシャレフ国連大使は記者団に調停案を「真剣に検討する」と述べた。

非常任理事国のリビアは同日、停戦決議案を安保理に提出したが、パレスチナ寄りの内容で、採択の可能性はほとんどない。米国が停戦決議の早期採択に否定的なため、当面は調停案を軸にした外交が活発化するとみられる。

また、イスラエル首相府は7日未明、声明を出し、ガザ地区への生活物資の輸送路となる「人道回廊」を設ける方針を明らかにした。輸送路周辺への攻撃を一時的に停止するという。

(2009年1月7日13時26分 読売新聞)



 
 
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エジプト、イスラエル・パレスチナ停戦案を発表

2009年1月7日

[シャルムエルシェイク(エジプト) 6日 ロイター] エジプトのムバラク大統領は6日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの侵攻をめぐり、即時停戦を経て、ガザ封鎖の解除などを含めた長期的な取り決めについて協議することを提案すると表明した。

当地でサルコジ仏大統領と会談した後、声明を発表した。

外交筋によると、ハマスによる武器密輸を防ぐための国際部隊派遣などが協議されているが、提案はこうした選択肢の多くには言及していない。

また、協議においてハマスがどのような役割を果たすかについても言及しなかった。イスラエルや、調停に積極的な姿勢を示している欧州は、ハマスと接触のパイプを持たない。

エジプトの提案は、イスラエルとパレスチナ勢力に対し、一時的な即時停戦を受け入れるよう要求。これによって、ガザ地区への人道支援ルートの安全が確保できるほか、包括的、持続的な停戦に向けたエジプトの努力を継続することが可能になるとした。

また、イスラエル、パレスチナ双方を緊急会合に招くとし、情勢悪化の再発を防ぎ、国境警備や検問所の再開、封鎖解除などの方法で原因に対処するための取り決めを結ぶ必要があると提案した。

さらに、パレスチナ自治政府と武装勢力に対し、国民的和解に向けたエジプトの努力に応じるようあらためて呼びかけるとした。



 
 
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ガザ時限停戦案、イスラエル「検討」 エジプトが提案

2009年1月7日13時21分

【カイロ=井田香奈子、ニューヨーク=松下佳世】エジプトのムバラク大統領は6日、パレスチナ自治区ガザの情勢に関し、負傷者の救出や支援物資の搬入など人道危機を食い止めるための期間を限定した即時停戦、その間にガザとイスラエル、エジプト双方を結ぶ「人道的回廊」を設置することなどを内容とした調停案を提示した。米国のライス国務長官もこの案の支持を表明。イスラエルは、調停案の協議を始めることについては「真剣に検討する」としている。

ロイター通信によると、調停案はこのほか、パレスチナの穏健派ファタハとハマスの両派が和解協議に入るよう求めている。エジプトは、この提案に基づいてイスラエル、パレスチナ両者との協議を早急に始める。時限停戦をまず実現し、長期的かつ包括的な停戦の検討を促す。

調停案は、ムバラク大統領が6日夜、エジプトのシャルムエルシェイクでのサルコジ仏大統領との会談後に明らかにした。

エジプトもこの提案に基づき、イスラエルに包囲されたガザが唯一エジプト国境と接するラファ検問所の通行拡大に応じる考えだ。

国連安全保障理事会の閣僚級会合に出席しているライス米国務長官は6日、エジプトの調停案について「称賛できるものだ」と同案を支持する姿勢を明らかにしたが、ハマスのイスラエル攻撃能力を取り除く必要があると付け加えた。安保理議長国フランスのクシュネル外相も「イスラエルの前向きな返事を期待している。安保理もこれを支持すべきだ」と呼びかけた。

協議後、イスラエルの国連大使は、ムバラク大統領がカイロでの早期の和解協議開始を提案していることについて、「我々は事態の解決を求めるすべての提案を尊重し、真剣に検討する」と語った。

一方、AP通信によるとイスラエル首相府は7日未明、声明を出し、ガザに「人道的回廊」を設置する方針を明らかにした。ガザ住民に生活物資を供給することが目的で、ガザの一部地域で攻撃を中止し、ガザに生活物資を搬入する。日時や具体的な経路などの詳細は明らかにしていない。



 
 
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ガザ侵攻:エジプトが停戦案 武器密輸、境界で監視強化

【カイロ高橋宗男】エジプトのムバラク大統領は6日夜、パレスチナ自治区ガザ情勢収拾のため、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの双方に即時停戦案を提示したと発表した。停戦案の詳細は判明していないが、ロイター通信によると、一時的な停戦で人道支援ルートを確保、さらに国際部隊によるエジプト・ガザ境界の監視によって武器密輸防止をはかり、持続可能な停戦を目指す内容とみられる。

エジプトを訪れたサルコジ仏大統領と会談し、その後の共同会見で明らかにした。

ライス米国務長官は6日、国連安保理で演説し、エジプト案について「称賛できるもので、実現に移したい」と支持を表明。国連の潘基文(バンギムン)事務総長も来週、イスラエルと同自治区をはじめ、中東を歴訪する予定だと述べた。イスラエル軍による国連機関の学校3校への砲撃で、死傷者が多数出たこともあり、停戦に向けた国際社会の動きが加速してきた。

ムバラク大統領はまた、境界をめぐる治安問題の取り決めを協議するため、イスラエルとパレスチナの双方に緊急会合の開催を呼びかけた。仏は現在、国連安保理の議長国を務めており、サルコジ大統領は「当事者を含む協議が行われる以上、安保理決議を急がない」と、協議を優先させる考えを示した。

エジプト案が目指す国際部隊による境界監視は、イスラエルが求めてきた武器密輸防止のためのシステムと合致する。

毎日新聞 2009年1月7日 11時41分(最終更新 1月7日 12時34分)



 
 
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イスラエル、エジプト停戦案「原則同意」

2009年1月8日11時6分

【エルサレム=村上伸一】パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルは7日、国際社会の停戦圧力が高まるなかで、エジプトの停戦案について「原則同意する」との立場を表明した。イスラエルの国防省幹部が8日にエジプトを訪問し、停戦案について協議する。ただイスラエル政府高官は、一部記者団に対し、「実際にどうするかは先の話になる」と述べ、協議にはなお時間がかかる見通しを示した。

パレスチナでイスラム過激派ハマスと対立する穏健派ファタハはエジプト案を支持している。ハマスは「検討する」との姿勢で、今後もエジプト側と個別協議を続けると見られる。

エジプトの停戦案は、6日にガザの難民キャンプで国連が運営する学校をイスラエル軍が攻撃し、子供ら40人以上が死亡した事件の後、フランスとの調整をへて発表された。ガザを支配するハマスがイスラエルに撃ち込むロケット弾攻撃を止めるため、ハマスへの武器を運ぶ密輸トンネルが集中するガザとエジプトとの境界警備の強化などが盛り込まれている。

これに対し、イスラエルはトンネルを破壊する権限を持つ国際部隊など、もっと強力な措置を求めている。

イスラエル政府は7日の治安閣議で、ガザ攻撃の最終段階となる市街地への地上部隊侵攻の是非を協議したが、決定を先送りした。停戦圧力に配慮したと見られている。

一方、イスラエル軍は7日夕、人道援助の安全を確保するためガザに対する攻撃を3時間だけ停止した後、空爆や地上攻撃を再開。同夜には密輸トンネルを破壊するため、南部ラファのエジプトとの境界沿いで暮らす約2万人に向けて空から警告書をまき、自宅を退去して避難するよう命令した。トンネルへの空爆による爆風や破片で周辺の家屋も破壊された。



 
 
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ガザ侵攻:エジプトが仲介 イスラエル、停戦案に理解

【エルサレム前田英司】エジプトのアブデルアジズ国連大使は7日、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事衝突を巡り、当事者のイスラエルとイスラム原理主義組織ハマス、それにパレスチナ自治政府の3者をカイロに招き、エジプトが停戦の仲介に当たると発表した。エジプトは3者と個別に協議し、同国とフランスがまとめた停戦案の細部を詰める。事態収拾に向けた動きがようやく本格化してきた。

AP通信によると、大使は記者団に「(協議では)前向きな動きがなければならない。つまり停戦だ」と語った。イスラエルは仏・エジプトの停戦案を「大筋で理解できる」(首相府報道官)と評価しており、国防省高官を8日、カイロに派遣する。パレスチナ自治政府からはアッバス議長が9日に到着する。ハマスの対応は不明だが、幹部の一人はイスラエルのメディアに「48時間以内の停戦実現も可能だ」と楽観的な見通しを示した。

ただ、イスラエル、ハマス双方が自らの停戦条件を押し通すのは確実で、調整の行方は予断を許さない。

一方、イスラエル軍は7日夜、ガザ南部のエジプト境界に対する空爆を強化し、戦線を南部に拡大した。軍は、ハマスが境界の地下に掘ったトンネルで武器を密輸しているとみており、停戦の流れが固まる前に密輸基盤を破壊する狙いがある模様だ。

AFP通信によると、12月27日の空爆開始後のパレスチナ人死者は702人に達した。このうち220人以上が子供とみられる。

毎日新聞 2009年1月8日 11時33分



 
 
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エジプトのガザ停戦案、詰めの協議必要 米大統領報道官

【ワシントン=弟子丸幸子】ペリーノ米大統領報道官は7日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、エジプトが示した停戦案について「イスラエルは詳細を知りたがっている」と指摘し、停戦条件を詰める協議がなお必要との立場を示した。イスラム原理主義組織ハマスによる攻撃の完全な停止、再武装防止の確約などが焦点になるとみられる。

米国務省のウッド副報道官は7日の記者会見で、エジプトの停戦案を歓迎する一方で「別のアイデアも検討している」と明らかにした。ただ、具体的な説明は現段階で「できない」と繰り返した。(14:06)



 
 
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安保理、エジプト停戦案支持の議長声明出せず ガザ情勢

【ニューヨーク=中前博之】国連安全保障理事会は7日、パレスチナ自治区ガザ情勢をめぐる閣僚級協議を続けた。米英仏3カ国がエジプトの停戦案を支持する議長声明案を提示したが、より拘束力のある停戦決議案の採決を目指すアラブ側の賛同を得られなかった。

エジプトの国連大使は協議後、イスラエル、イスラム原理主義組織ハマス、パレスチナ自治政府の三者による実務者協議が8日にカイロで始まるとの見通しを示した。

欧米側が安保理に示した議長声明案はエジプトによる停戦案を歓迎し、民間人の保護を強調する穏健な内容。当初からイスラエルや米国が反対していた「即時停戦を要請する」との表現は、「即時かつ持続的な停戦の緊急な必要性を強調する」という間接的な表現に和らげられた。(11:32)



 
 
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ガザ停戦案、協議入りへ…エジプトが仲介

【ニューヨーク=白川義和】エジプトのアブデルアジズ国連大使は7日、同国が示したパレスチナ自治区ガザ紛争の停戦調停案について、イスラエルとパレスチナ自治政府、イスラム原理主義組織ハマスの「実務者レベルの代表団」が8日までにカイロに入り、協議を始めるとの見通しを明らかにした。国連本部で記者団に語った。

ただ、エジプトのアブルゲイト外相は、イスラエルとハマスが直接協議することはないだろうと述べ、エジプトが仲介役になることを示唆した。

(2009年1月8日14時08分 読売新聞)



 
 
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古代エジプトの女王とみられるミイラ、エジプト・カイロ郊外で発見

* 2009年01月09日 03:35 発信地:カイロ/エジプト

【1月9日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)南郊のピラミッドのサルコファガス(石棺)から、古王国時代の紀元前2300年ごろに第6王朝を開いたテティ王(King Teti)の母親、シェシェティ女王(Queen Sesheshet)とみられるミイラが発見された。エジプト考古最高評議会(Supreme Council of Antiquities、SCA)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長が8日、明らかにした。

発見されたミイラは布にくるまれた状態で、長さ22メートル、幅4メートルの石室内から発見されたという。また、ハワス事務局長はこのサルコファガスは盗掘にあっているとの見方を示した。

ハワス事務局長はAFPに対し、「このピラミッドは崇拝の対象としてではなく、墓所として造られたものであることから、このミイラはシェシェティ女王であるとみられる」と語った。

発掘チームは、古代エジプト文字ヒエログリフが刻まれたコインや金の指輪なども発見したという。(c)AFP



 
 
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ハマス代表団、停戦交渉でエジプト入り

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けているイスラム原理主義組織ハマスの代表団が9日夜、エジプト入りした。国連安保理の停戦を求める決議後も戦闘は続いており、エジプトが提案した調停案などをもとに同国と停戦に向けた協議をする。

ただ、イスラエルの攻撃停止、経済封鎖解除などを停戦の条件として求めるハマスと、武器密輸防止のための境界管理強化、ハマスの再武装防止などを求めるイスラエルとの溝はなお深い。エジプトの仲裁が実を結ぶかは不透明だ。 (14:32)



 
 
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ハマス、エジプトと停戦再協議 ガザ境界の管理焦点に

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けているイスラム原理主義組織ハマスの代表団は10日、仲裁役のエジプトと、カイロで停戦に向けた再協議に入った。焦点となっている停戦実現時のガザの境界管理では、ハマスが外国部隊受け入れを拒絶しており、エジプトとパレスチナ自治政府による管理案などを検討しているもようだ。

ハマスは11日にかけてエジプトと詰めの協議をする。イスラエルもエジプトと11日に再協議する予定だが、調停が実を結ぶかは不透明だ。

停戦に向けては、イスラエルは武器密輸阻止のためガザ境界の管理強化などを要求している。密輸はガザ南部とエジプトとの境界下のトンネルが主なルート。AFP通信によるとエジプトは、パレスチナ自治政府のアッバス議長の指揮下にある治安部隊がガザ側を、エジプト側が同国治安部隊を増強する形で境界を管理する案などを提示しているようだ。 (01:39)



 
 
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ハマス、停戦でエジプトと再協議 ガザの死者800人超す

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍との戦闘を続けているイスラム原理主義組織ハマスの代表団は10日、仲裁役のエジプトと、カイロで停戦に向けた再協議に入った。ガザ封鎖解除などを停戦条件とするハマスと、武器密輸阻止へガザ境界の管理強化などを求めるイスラエルとの溝はなお深く、仲裁が実を結ぶかは不透明。ハマスが拒絶している停戦実現後の外国部隊受け入れなどを巡り、進展を引き出せるかが焦点となる。

ハマスは9日夜にガザから代表団をエジプトに派遣。10日夜までに在シリアの政治部門幹部も加わり、11日に詰めの協議をする見通しだ。

イスラエル軍は9日夜から10日朝にかけ、ハマスの武器庫など約40カ所を空爆。地上戦も続き、先月の空爆開始後の死者はパレスチナ人は820人超、イスラエルは13人となっている。 (21:32)



 
 
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イスラエル:ガザ侵攻 エジプトの調停不調 パレスチナ人死者、800人に

【エルサレム高橋宗男】イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区侵攻で、フランスと共同で停戦案を出し、調停を仲介するエジプトとイスラエルの協議が9日行われた。だが、エジプト・ガザ境界の管理を巡り、両国の意見の相違が際立った。

ロイター通信によると、イスラエルが境界のエジプト側への国際部隊展開を要求しているのに対し、エジプトは国際技術支援を受けて同国軍が展開すると主張している。

一方、イスラエル軍は9日夜もガザ地区を攻撃。先月27日の空爆開始後のパレスチナ人死者は800人に上っている。

毎日新聞 2009年1月10日 東京夕刊



 
 
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イスラエル軍爆弾の破片、エジプト側に落ち5人負傷

【カイロ=福島利之】パレスチナ自治区ガザと陸続きで接するエジプト東部の町ラファで11日、イスラエル軍が投下したとみられる爆弾の破片がエジプト側に落ち、AFP通信によると、エジプトの警察官3人と子供2人の計5人が負傷した。

イスラエル軍はエジプトからガザへの物資密輸に使われている地下トンネルを空爆で破壊し続けており、境界付近に落ちた爆弾の破片がエジプト側に飛び散ったとみられる。

エジプト当局は12日現在、公式に反応していない。

(2009年1月12日19時50分 読売新聞)



 
 
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停戦調停案「支持」…有馬中東特使、エジプト外相会談

【カイロ=福島利之】エジプト訪問中の有馬竜夫・中東和平担当特使は11日、カイロでアブルゲイト外相と会談し、パレスチナ自治区ガザの紛争を巡ってエジプトが提案した停戦調停案を「支持する」と表明した。

記者会見した有馬特使によると、外相は「まず停戦の実現が重要。(ガザとの)境界の管理は今後の問題」と述べ、イスラエルがエジプトに求める境界管理を棚上げした上で停戦にこぎつけたい考えを示した。

(2009年1月12日01時43分 読売新聞)



 
 
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イスラエル:ガザ侵攻 エジプトの調停、イスラエル重視 攻撃は続行

【エルサレム前田英司】イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ地区の中心都市ガザ市でイスラム原理主義組織ハマスの戦闘員と交戦し、少なくとも10人を殺害した。ガザ市郊外に侵攻している陸上部隊が包囲網を狭めて、ハマスの力の中枢への攻撃を強めている模様だ。

イスラエルのオルメルト首相は11日の閣議で「目標達成の時は近い。さらなる行動が必要だ」と述べ、攻撃続行の姿勢を示した。一方、バラク国防相はエジプトが仲介する調停を重視する考えを強調。ビルナイ副国防相はイスラエル放送に対し、「(国連安保理の停戦決議採択で)我々に与えられた余地はそれほどない。作戦は終結に近づいているだろう」と語った。

ハマスの代表団は11日、カイロでエジプト当局と会談し、停戦に応じる前提として改めて、ガザの封鎖解除を要求した。イスラエルは12日にも、特使を再びカイロに派遣する。

毎日新聞 2009年1月12日 東京朝刊



 
 
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エジプト批判広がる、ガザ封鎖にイスラム諸国「裏切り」

エジプトはガザで死傷者が増え続ける今も、一部重傷者の搬入を除いて、ガザと自国との境界を閉鎖し続けている。

これについて、同国政府は11日、緊急記者会見を開き、閉鎖は2005年の多国間協定を順守しているに過ぎないと弁明。その上で、パレスチナ国家樹立のために自国が果たしてきた役割を強調した。

こうした弁明を強いられたのは、エジプト在外公館へのデモやメディアのエジプト批判がイスラム諸国で続いているからだ。イランの過激な学生グループは、ムバラク大統領を暗殺した者に懸賞金を与えるとの広告まで出すに至った。

イラン政府は「暗殺奨励は国家の立場とは無関係」としたが、同国のアフマディネジャド大統領も10日、エジプト政府に「シオニスト政権のパートナーか否か、速やかに立場を明らかにせよ」と迫っていた。

ハマスは昨年11月、エジプトの仲介で開催される予定だったパレスチナ統一のための協議を直前でボイコットした。しかし、エジプトが境界閉鎖を続けるのは、これでメンツをつぶされたからだけではない。過激なイスラム原理主義の還流を恐れているのだ。

エジプトは、1981年のサダト大統領暗殺から、外国人観光客58人が虐殺された97年のルクソール事件まで、原理主義集団のテロに悩まされてきた。こうした集団の思想的母体となったのが、非合法ながら事実上の最大野党勢力である「ムスリム同胞団」だった。ハマスはこの同胞団のパレスチナ支部として発足しており、境界開放は、今は沈黙している国内の過激派を再活性化しかねない。

エジプトがハマスとヨルダン川西岸を統治するファタハの和解に尽力するのも、分裂が固定化し、「自国の足元(ガザ)に、イランの影響を受ける原理主義者の国が出来るという悪夢」(イマド・ガド・アハラム政治戦略研究所員)を払拭(ふっしょく)したいという側面がある。

パレスチナ人の後見役を名乗ってきたエジプトに出来ることは、エジプトからガザへの地下通路を利用した物資の搬入を黙認することしかない。だが、それも、イスラエルは武器密輸ルートになっているとして、今回の空爆で大半を破壊。さらに停戦の条件として、境界の両側に密輸などの監視を徹底する国際部隊の駐留を求め、エジプトを困らせている。

(2009年1月13日03時13分 読売新聞)



 
 
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イスラエル:ガザ侵攻 ハマス、エジプト調停に協力も 封鎖解除が前提

【エルサレム前田英司】パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスのハニヤ最高幹部は12日夜、イスラエルとの停戦を仲介するエジプトの調停努力に協力の用意があると表明した。ただ、停戦にはあくまで、イスラエル軍のガザからの撤退と、ガザの封鎖解除の実現が前提になると繰り返しており、実際に調停の前進につながるかどうかは微妙だ。

イスラエル、ハマスはともに国連の停戦決議を無視する一方で、エジプトとの協議には応じ続けており、事態の収拾を模索する動きは活発化している。

ハニヤ最高幹部はハマス系のテレビで演説し、「我々の勝利は近い。ガザは決して陥落しない」などと語った。ハマスの代表団は13日、エジプト側と11日に続いて再び停戦条件について協議する。ロイター通信によると、レバノンのハマス幹部は依然、エジプト提案との間に乖離(かいり)があると明らかにした。

イスラエル軍は12日、ガザ・エジプト境界の地下トンネルなど60カ所以上を空爆。ガザからは30発近くのロケット弾がイスラエル南部アシュケロンなどに撃ち込まれた。AFP通信によると、先月27日の空爆開始以降のパレスチナ人死者は918人に達した。

毎日新聞 2009年1月13日 東京夕刊



 
 
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ハマス、エジプト調停案を受諾か 中東のテレビ局が報道

【カイロ=安部健太郎】中東の衛星テレビ局アルアラビーヤは14日、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム原理主義組織ハマスが停戦に向けたエジプトの調停案を受け入れたと報じた。昨年末にイスラエル軍の大規模空爆で始まった戦闘が終息に向かう可能性がある。ロイター通信はハマスが同日午後8時(日本時間15日午前3時)に記者会見を開くと伝えた。

停戦に向け、イスラエルはガザへの武器密輸防止のため境界管理の強化などを求めていた。ハマスは境界監視のための外国部隊派遣を拒絶していたが、エジプト、パレスチナ自治政府が境界を管理し欧州連合(EU)が監視団を派遣する案を受け入れた可能性がある。

一方、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は14日、停戦協議のため、中東歴訪の最初の訪問地エジプトに入り、調停外交を進めている同国のムバラク大統領とカイロで会談した。イスラエルやヨルダン川西岸のパレスチナ自治区、シリア、レバノンなども訪問し、ガザでの即時停戦や人道危機の打開を働きかける予定だ。 (01:22)



 
 
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国連総長、エジプト到着 ガザ停戦に向け中東歴訪

【カイロ=安部健太郎】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は14日、戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの停戦に向けた協議のため、中東歴訪の最初の訪問地エジプトに入った。調停外交を進めている同国のムバラク大統領とカイロで会談。イスラエルやヨルダン川西岸のパレスチナ自治区、シリア、レバノンなども訪問し、ガザでの即時停戦や人道危機の打開を働きかける予定だ。 (22:51)



 
 
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クウェートでアラブ首脳会議 エジプト、サウジが出席

【カイロ=松尾博文】ガザ紛争への対応を話し合うアラブ首脳会議が19日前後にクウェートで開かれる見通しになった。エジプトのムバラク大統領は13 日、サウジアラビアのリヤドで同国のアブドラ国王と会談、クウェートでの会議出席を確認した。首脳会議を巡ってはカタールが同国での16日の開催を提案していたが、エジプトやサウジが難色を示し、19日にクウェートでの開催が決まっているアラブ経済サミットにあわせてガザ問題を協議することになった。

アラブ諸国の間では昨年12月のイスラエルの攻撃開始直後から首脳会議開催の構想が浮上しながら、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスに対する立場の違いから調整がつかず、ずれ込んでいた。 (17:52)



 
 
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イスラエル:ガザ侵攻 救えぬ命――救助活動のエジプト人医師

◇けが人路上に放置/重傷の子動かせず/検問で救急足止め

【アリーシュ(エジプト東部)澤田克己】イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区に12日夜、エジプトの救急隊が初めて入り、ガザ市やジャバリヤ難民キャンプの病院から負傷者42人をエジプト側に運び出した。空爆などの間隙(かんげき)を縫った悪条件下の救出について救急隊のエジプト人医師は「路上にけが人が倒れていても救助できなかった」と無念そうに語った。搬送時の危険性が高く重傷の子供を運ぶことも困難という。

ガザ地区の境界から約50キロ離れた、エジプト東部アリーシュにある軍事病院に運び込まれたワレさん(13)は11日、自宅近くに落ちた爆弾で両足に大けがをした。一緒にいたいとこは死亡したという。

付き添っていた叔父のゼーネムさん(25)は「ガザの病院には薬もなく、満足に治療を受けられる状況じゃない。私たちはエジプト側に来ることができて幸運だった」と胸をなでおろした。

だが、ワレさんのようにエジプトへ搬送された子供は多くない。

救急隊に加わったエジプト人医師、ハッサム・アテフさん(40)は「子供たちの多くは、搬送に耐えられず途中で死亡するリスクが高いと判断され、対象から外さざるをえなかった」と話す。爆撃で破壊された道路を走るため振動が激しく、イスラエル軍の検問で長時間止められる危険性があるからだ。

救急隊は、人道支援物資搬入のためにイスラエル軍が攻撃を停止する1日3時間の時間帯を使ってガザ地区に入った。それでも途中、イスラエル軍の検問で約30分間足止めされたため、ガザ市とジャバリヤ難民キャンプの計2カ所の病院で負傷者を乗せ、帰路に就く直前に停戦時間が終わってしまった。このため、救急隊は爆弾が落ちてくる中をエジプト側へ戻ることになった。

アテフさんによると、帰路の途中、路上に放置されている負傷者を何人も見かけたが、車を止める余裕すらなかった。「救急車の患者をエジプトへ連れて行くことと、新たな負傷者の手当ての両方はできない。搬送を選ばざるを得なかった」という。

アテフさんは率直に「怖かった」と振り返る。だが、「許可が出れば、またガザへ行くよ」と語る口調に迷いは感じられなかった。

毎日新聞 2009年1月14日 東京夕刊



 
 
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ハマス、ガザ停戦受諾は明言せず エジプト調停案

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けているイスラム原理主義組織ハマスの当局者バルダウィル氏は14日夜、カイロで記者会見し、停戦に向けてエジプトが作成した調停案に関するハマス側の見解を同国に伝えたと述べた。だが、停戦を受諾したかどうかは明らかにしなかった。イスラエル側もハマスの対応を慎重に見極める方針で、決着まではなお曲折がありそうだ。

中東の衛星テレビ局アルアラビーヤなどは14日、ハマスがエジプトの調停案を受け入れたと報道。だが、バルダウィル氏は「エジプト指導部と意見の相違はない」とする一方「調停案の条項を巡り(イスラエルと)どう対処するかという点で一致しない点がある」と述べた。在レバノンのハマス幹部も「エジプトの調停案にはまだ相違点がある」としている。

イスラエルは15日に使節をエジプトに派遣する。アブルゲイト・エジプト外相は「我々がハマスから得たものをイスラエルに伝える」としており、イスラエル首脳は使節の帰国を待って対応を判断するとみられる。(19:11)



 
 
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ハマス、停戦に「前向き」強調 エジプトとの協議終える

2009年1月15日13時42分

【カイロ=平田篤央】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派ハマスは14日、エジプトの仲介する停戦協議を終えた。ハマスは前向きな姿勢を強調している。イスラエルの今後の対応が焦点になる。

ハマス幹部のバルダウィ氏は14日夜に記者会見し、「エジプト提案に異論はない」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。さらに(1)イスラエルの攻撃停止(2)ガザからの撤退(3)ガザ境界の全検問所の開放、が必要だと停戦への条件を強調した。ただ、これまで挙げていた「ガザへの外国部隊の受け入れ拒否」には触れなかった。

イスラエルは、ガザ撤退後にハマスが武器を密輸するのを阻止するため、境界に国際部隊を展開することを求めている。パレスチナ筋によると、ハマスはエジプトに「トルコなどの部隊なら拒否しない」と伝えた。ハマスは仲介に加わったトルコを通じてイスラエル側から「幹部を暗殺しない」との心証を得て方針転換したという。

イスラエル国防省幹部のアモス・ギラド氏が15日にカイロ入りした。イスラエル政府は、同氏がエジプトからハマスの見解を確認したうえで態度を決める見通しだ。



 
 
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イスラエル、ガザ停戦再協議 高官がエジプト訪問

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザでの停戦に向けた交渉のためイスラエル国防省高官が15日、カイロを訪問し、エジプト政府との再協議に臨んだ。ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスはエジプトの調停案に対する返答を前日に同国へ伝えている。イスラエルはエジプトから受けた詳細の説明をもとに、調停案受諾の是非を判断する見通しだ。

国防省高官は協議後、イスラエル首脳に内容を報告するため帰国の途についた。エジプト当局者は協議で「好ましい」反応があったとしているが、イスラエル側がハマスの返答を精査した後、再協議を要請する可能性も示唆した。エジプトは48時間以内の回答を求めているもようだ。 (09:20)



 
 
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ガザ問題で有志国会合、エジプトなど欠席 アラブ分裂鮮明に

【カイロ=松尾博文】ガザ紛争への対応を話し合うアラブの有志国首脳による会合が16日、カタールで開かれた。同国の呼びかけにイランのアハマディネジャド大統領やパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスも参加。ハマスと距離を置くエジプトやサウジアラビアは欠席した。アラブ連盟は同日、クウェートで緊急外相会議を開催、紛争をめぐりアラブ世界の亀裂が鮮明になった。

首脳会合の冒頭演説したシリア在住のハマス指導者メシャル氏は「イスラエルの停戦条件は受けられない」と戦闘継続を表明した。

カタールは当初、アラブ諸国全首脳による緊急会合の開催を提案していたが、開催に必要な15カ国の支持を得られなかった。ハマスに近いカタールやシリア主導の開催にサウジやエジプトなどの親米穏健派が難色を示し、19日にクウェートでの経済首脳会議の場でガザ問題を取り上げるよう主張していた。 (00:48)



 
 
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エジプト、ハマス代表と会談、パレスチナ各派は1週間の停戦申し入れで合意

* 2009年01月18日 22:24 発信地:カイロ/エジプト

【1月18日 AFP】イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃停止を一方的に宣言したイスラエルとハマスを仲介し、停戦に導きたいエジプト政府は18日、ハマスの代表と会談した。

エジプトのホサム・ザキ(Hossam Zaki)外務省報道官は、今月6日に提案したまま宙に浮いていたエジプトによる和平イニシアチブは「依然、有効で生きている」と語った。このイニシアチブでエジプトは、イスラエル側のガザ境界の封鎖解除、パレスチナ側の武器の密輸停止、パレスチナ和平交渉の再開を求めていた。

エジプトの発表に前後し、パレスチナの武装勢力各派はシリアのダマスカス(Damascus)で会合を開き、1週間の停戦を申し入れることで合意した。イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の広報官によると、境界の通行を再開し、人道援助物資の流入を可能にするためだという。(c)AFP



 
 
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エジプト大統領、ガザ復興へ国際会議提唱 人道支援など

【カイロ=岐部秀光】中東・欧州の指導者は18日午後、エジプト紅海沿岸のシャルムエルシェイクで、ガザ情勢を協議する緊急首脳会議を開いた。首脳らはイスラエルとハマスの双方に停戦の維持を呼びかける一方、ガザの民衆に対する人道支援など、長期的に有効な停戦を後押しする方策を話し合った。

エジプトのムバラク大統領とフランスのサルコジ大統領が共同議長を務めた。ムバラク大統領はガザの復興・人道支援を目的とした国際会議の開催を提唱。英国のブラウン首相は、イスラエル軍によるガザからの即時撤退とパレスチナ民兵によるロケット攻撃の即時停止を求めた。欧州首脳は、ガザへの武器密輸の監視・阻止で協力する立場を表明した。

会議にはメルケル独首相、ギュル・トルコ大統領、アブドラ・ヨルダン国王、潘基文・国連事務総長らが出席した。イスラエルのオルメルト暫定首相は同日夜、同国に欧州首脳を招き、エジプトでの会議は参加を見送った。 (01:15)



 
 
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ガザ復興の国際会議呼び掛け=即時停戦を要求−エジプト大統領

【カイロ17日時事】エジプトのムバラク大統領は17日、テレビを通じて演説し、パレスチナ自治区ガザに侵攻しているイスラエルに対し、即時、無条件で停戦し、全面撤退するよう求めるとともに、援助国や関係機関によるガザ復興支援のための国際会議の開催を呼び掛けた。

同大統領は、国際会議は「ガザでのインフラ破壊と重大な損失を補償し、再建に必要な資源を集める」のが目的と説明した。(2009/01/18-00:01)



 
 
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エジプト調停難航、ハマスなお強硬姿勢

【カイロ=松尾博文】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは11日、調停にあたるエジプト政府と協議を継続した。エジプトは停戦案受諾の可否を12日朝までに回答するようハマスに要求したが、ハマス指導者はイスラエル軍がガザへの攻撃を停止し、境界封鎖を解除しなければ停戦には応じないと表明。

シリア在住のハマス指導者、メシャル氏は10日夜、カタールの衛星テレビ局アルジャズィーラを通じて演説し「無実の市民を多数殺害した敵は何の成果も得ることができず、道徳的に敗北した」と批判。停戦案の焦点となっているハマスの再武装防止やガザ境界管理のための国際部隊展開の構想について改めて拒否した。

イスラエル代表団は12日にもカイロ入りし、エジプト政府と再協議に臨む。イスラエルは停戦協議が決裂した場合、少なくとも20日間軍事作戦を続ける方針を確認。軍事作戦続行の姿勢を明確にすることで、仲介役のエジプトに圧力をかける狙いがあるとみられる。 (20:31)



 
 
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スフィンクスもピンチ エジプトの遺跡、塩害で破壊進む

2009年1月18日11時30分

エジプトの古代遺跡が崩壊の危機にさらされている。首都カイロ近郊にあるギザのスフィンクスは、胴体を分断するように大きな亀裂が走っていた。首から胸にかけて表面の岩がぼろぼろと崩れ、痛々しい。現地の研究者は「気候変動や人口増加によって、この10年で急激に悪化した塩害が原因だ」とみている。

「このままだと100年しないうちにスフィンクスの首が落ちる」。そう語るのは、昨年末に現地を訪れた大阪大の谷本親伯(ちかおさ)特任教授(岩盤工学)。95〜98年に修復保存調査を行っている。

調査によると、スフィンクスと同じ材質の岩と周辺の地下水に多くの塩分が含まれていた。岩にしみ込んだ地下水は塩分を溶かし、その後に蒸発する。岩の細かいすき間で再結晶化した塩が亀裂を広げ、岩を崩していくことがわかった。一帯は7千万〜8千万年前に海底でつくられた石灰岩が隆起した場所。その岩を削って4500年ほど前に造られたスフィンクスに、塩分がもともと含まれていた。

ピラミッドやスフィンクスは砂漠の真ん中にある印象が強いが、実態はすぐ近くまで住宅街が迫る。周辺は、人口増加による都市化が進み、食糧増産に向けて農地が拡大。その影響で地下水位の変動が激しくなり、塩分が溶け出して被害を拡大しているとの指摘がある。

強風が吹くと周囲の砂を巻き上げ、スフィンクスの表面の岩を削り取っていることもわかった。特に首から胸に強い風が当たり、被害が激しいという。

谷本特任教授は「首のあたりは、原形より最大で1メートルほど細くなった可能性がある。世界の研究者に呼びかけて早急な保存に向けた対策をとるべきだ」と語る。

カイロの南450キロのルクソール。ツタンカーメンの黄金マスクが見つかった王家の谷など多くの遺跡が集まり、エジプトの主要な観光地だ。ここでも、塩害による遺跡の破壊が進む。

中でもカルナック神殿では、柱や石壁に刻まれた壁画が崩れ落ちる被害が相次いでいる。壁画の表面に塩が白く吹く。地面近くでは、模様が描かれた壁面がはがれ落ちてしまった場所もある。

米ミズーリ大とエジプト国立天文・地球物理学研究所の調査で、新規開発された周辺の農地にまかれた水が、地下水となってカルナック神殿に向かって流れ込んでいることがわかった。その結果、地下水位が上がり、地中に閉じ込められていた塩分が溶け出しているという。

エジプト考古最高評議会遺物保存修復中央管理本部長だったカイロ大のアハメッド・シュエイブ教授(遺跡保存修復学)は「遺跡の被害の実態がわかってきたのがこの20年ほど。何も手を施さないと50年後には壁画のほとんどが崩れて失われてしまう」と警鐘を鳴らす。

シュエイブ教授らは03年から関西大学と協力、エジプト古代墳墓が点在するサッカラ地区の埋葬室の壁画の保存にも取り組んでいる。ここも塩害による壁画の損傷が激しい。石灰岩の上に覆われた石膏(せっこう)部分に描かれた絵画を、掛け軸やふすまの装丁に使う日本の技術で守るという。(坪谷英紀)



 
 
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ガザ停戦恒久化を協議=欧州・中東首脳会議−エジプト

【カイロ18日時事】イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が続いたパレスチナ自治区ガザの情勢について協議するため、欧州・中東諸国などによる首脳会議が18日、エジプト・シナイ半島の保養地シャルムエルシェイクで開かれた。会議では、イスラエル、ハマス双方が停戦を宣言したのを受け、これを恒久化する方策などが話し合われた。

ムバラク・エジプト大統領は会議で、停戦を確固としたものにするために国際社会が引き続き協力するよう呼び掛けた。会議ではこのほか、イスラエル軍のガザ撤退への筋道や、同軍の攻撃で大規模な被害を受けたガザの復興支援の方針も議題に上ったとみられる。

ただ、会議は短時間で終了。実質的な討議より、ガザ紛争の包括的解決に向けた各国の協調姿勢を誇示する象徴的意味合いが強い。(2009/01/19-00:34)



 
 
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ガザ復興で国際会議開催へエジプト

2009.1.19 09:04

エジプトのムバラク大統領は18日、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスが停戦を発表したパレスチナ自治区ガザの復興問題を協議する国際会議を主催すると発表した。具体的な日程は不明。東部シャルムエルシェイクで同日主催したガザ情勢を話し合う国際会議の終了後、明らかにした。

フランス公共ラジオによると、今回の戦闘による被害額は総額約4億7600万ドル(約430億円)に相当。4000戸の住居や政府庁舎など48の建物が破壊されるなどし、破壊または損傷を受けた建物はすべての建物の14%に及んだ。(共同)



 
 
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ガザ:密輸トンネル、稼働再開 エジプトから物資

イスラエル軍が全面撤退したパレスチナ自治区ガザ南部のエジプト境界ラファで、エジプト側に通じる密輸用の地下トンネルの稼働が再開していることが21日、AP通信系の映像配信会社APTNの報道で明らかになった。

約3週間続いたイスラエル軍の大規模攻撃と、それ以前からの経済封鎖で、ガザ住民の生活が困窮を極めていることが背景にあるとみられる。

ただ、イスラエルはトンネルを通じイスラム原理主義組織ハマスが武器を入手し、武装強化することを強く警戒しており、イスラエル軍の攻撃再開を招く可能性がある。

映像には、トンネルを通じて運ばれたガソリンを車に積み込む姿や、破壊されたトンネルを修復する作業員の様子も映っていた。

大規模攻撃開始後、イスラエル軍は空爆などで、数百本から千本以上あったトンネルのほとんどを破壊。エジプトも一部の人道物資以外の搬入を認めていない。(共同)

毎日新聞 2009年1月22日 7時54分



 
 
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イスラエル:ガザ侵攻 エジプトが調停を再開

【エルサレム高橋宗男】イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区攻撃で、停戦仲介に失敗したエジプトが22日、現状の「暫定的停戦」の永続化を目指し、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの調停を再開した。

カイロでイスラエル軍高官がエジプト側と協議しガザ地区への武器密輸防止策を含む境界管理策などを話し合った。ハマスの代表団はカイロ入りを延期し、週末にも個別協議を行う予定。

毎日新聞 2009年1月23日 東京夕刊



 
 
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「停戦1年とガザ封鎖解除を」ハマス、仲介・エジプトに提案

【カイロ=加藤賢治】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの代表団は25日、イスラエルとの長期停戦に関する協議を当地で行い、仲介役のエジプトに1年間の停戦とガザ封鎖解除を提案した。

AP通信などが伝えた。代表団は協議後、記者団に対し、イスラエルが1年半の停戦と、封鎖の部分解除をエジプトに提案したことを明らかにし、これを拒否する意向を示した。イスラエルとハマスは18日から暫定的な停戦に入り、エジプトを介して長期的な停戦条件を協議している。

(2009年1月26日11時59分 読売新聞)



 
 
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米国:中東特使、エジプト、イスラエル、サウジなど訪問へ

【ワシントン草野和彦】ウッド米国務省報道官代理は26日、ミッチェル中東特使の中東・欧州訪問日程を発表した。来月3日までの日程で、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦を確実化するのが主な目的。関係国などと、エジプトからパレスチナ自治区ガザ地区への武器密輸防止やガザへの人道支援などを協議する。

報道官代理によると、ミッチェル特使はハマスとは接触せず、ガザ地区に向かう予定もない。中東和平交渉の再開に向けた具体的方策は、各国での会談内容をオバマ大統領やクリントン国務長官に報告した後、詰めることになる。

国務省当局者によると、訪問先はエジプト▽イスラエル▽パレスチナ自治区ヨルダン川西岸▽ヨルダン▽サウジアラビア。欧州ではパリとロンドンを訪れる。

毎日新聞 2009年1月27日 18時01分



 
 
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米国:中東特使がカイロに到着

【ワシントン草野和彦】米国のミッチェル中東特使は就任後初の中東・欧州諸国訪問をスタートさせ、27日にカイロに到着した。関係国と協議し、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦を確実にするのが狙い。

米国務省によると、来月3日までの日程で、エジプト▽イスラエル▽パレスチナ自治区ヨルダン川西岸▽ヨルダン▽サウジアラビア▽フランス▽英国を訪問。各国との間で、パレスチナ自治区ガザ地区への武器密輸防止策やガザへの人道支援について協議する。ハマスとの直接の接触やガザ地区入りの予定はないという。

毎日新聞 2009年1月28日 1時04分



 
 
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イスラエル軍、ガザ-エジプト境界の密輸トンネルを空爆 目撃者証言

* 2009年01月28日 12:09 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区

【1月28日 AFP】イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)とエジプトの境界にある密輸トンネルを空爆した。目撃者が語った。

目撃者によると、ミサイルか爆弾で大規模な爆発が起きたが、負傷者は出なかったという。

パレスチナ人1300人の死者を出した22日間にわたるイスラエル軍のガザ地区攻撃の目的の1つは、トンネルを利用したエジプトからの密輸を阻止することだった。イスラエル側は、同国に向けて発射されるロケット弾などの兵器の密輸にトンネルが利用されていると主張している。(c)AFP



 
 
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日本のガザ救援物資、エジプトに10日間留め置き

【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で被害を受けた住民のため、日本政府が送った毛布などの救援物資が10日間、ガザに搬入されずにエジプトで留め置かれていることが2日、わかった。

救援物資は、毛布2万9000枚やブルーシート8000枚など9000万円相当で、1月24日に、ガザ境界に近いエジプトのエルアリシュ空港で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に引き渡された。

救援物資は通常、イスラエル経由でガザに送られるが、在エジプト日本大使館によると、イスラエル政府がガザのイスラム原理主義組織ハマスの再武装を警戒し、厳しい物流規制を続ける中で、UNRWAは食糧を優先しているため、日本や外国からの援助物資搬入が大幅に遅れている。

ガザでは停戦入りした1月18日時点で国連学校などに4万人以上が避難しており、学校開校後、行き場を失って、テント生活を強いられている人が多い。

(2009年2月4日03時06分 読売新聞)



 
 
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ナチス戦犯「死の医師」、エジプト潜伏中に死亡か

2009年2月6日20時19分

【ミュンヘン(ドイツ南部)=金井和之】ナチス戦犯の大物とされ、逃亡中だったオーストリア人のアリベルト・ハイム医師が、すでにカイロで死亡していた可能性が高いことが、ドイツ第2公共テレビ(ZDF)と米紙ニューヨーク・タイムズの共同調査で明らかになった。

ナチス親衛隊に所属していたハイム医師は第2次世界大戦中、強制収容所の人体実験で多くのユダヤ人収容者らを殺害し、「死の医師」と呼ばれた。戦後に逃亡し、当局やユダヤ人団体が南米などで行方を追っていた。

5日に放送されたZDFの番組では、ハイム医師が「タレク・フセイン・ファリド」の偽名でカイロに滞在し、イスラム教に改宗していたと紹介。92年に滞在先のホテルで、がんで死亡したという。かばんに収められた診断書や銀行明細、手紙なども死後に見つかった。

62年に指名手配したバーデン・ビュルテンブルク州の捜査当局は報道について、「遺体確認ができていないので断定はできないが、我々が入手した情報とほぼ同じだ」と認めた。今後はエジプト側に遺体確認の協力を要請する。



 
 
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ハマス幹部の現金10億円ガザ持ち込みを阻止…エジプト

【カイロ=福島利之】ロイター通信によると、エジプト当局は5日、パレスチナ自治区ガザと接する同国東部ラファの検問所で、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの幹部アイマン・タハ氏が10億5000万円相当の現金をガザに持ち帰ろうとしたのを阻止した。

タハ氏は、米ドルとユーロ紙幣を入れたスーツケースを所持していた。タハ氏は治安当局者に近くの銀行に連行され、全額をエジプトの銀行に預けさせられた。

現金の出所や使途は不明。ハマスはイスラエルによる攻撃で家を失った住民に約5000米ドル(約45万円)の支給を表明しており、そのための資金だった可能性がある。

タハ氏は、イスラエルとの停戦を探る交渉団の一員で、5日はエジプト当局との協議後、ガザに戻るところだった。

(2009年2月6日11時15分 読売新聞)



 
 
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エジプト:2600年前のミイラ30体発見

エジプト考古最高評議会は9日、カイロ郊外サッカラ遺跡で四千数百年前にさかのぼる古代エジプトの墓を新たに発見、中から約2600年前のミイラなど約30体を発見したと発表した。

同評議会のザヒ・ハワス事務局長によると、墓の中には深さ約11メートルの井戸があり、その底に複数のひつぎを発見。ひつぎの覆いを取り除いたところ、紀元前640年ごろのミイラが完全な形で納められていた。約30体のミイラの一部はひつぎなどに、残りは壁のくぼみに安置されていた。

AP通信によると、事務局長は井戸について「ミイラの安置所だったのだろう」と話している。

サッカラは古代エジプトの墓域で、世界最古の巨大石造物とされる「階段ピラミッド」などの遺跡で知られる。(共同)

毎日新聞 2009年2月10日 10時26分(最終更新 2月10日 12時50分)



 
 
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ヘビメタ 音を上げず

保守的イスラム国で「がい骨」「鼻ピアス」ファン熱狂

エジプトで「悪魔の音楽」として演奏が禁止されてきたハードロックの一種、ヘビーメタル(ヘビメタ)が静かに復活している。治安当局の度重なる「妨害」にもかかわらず、熱烈なファンに支えられ、コンサートが開かれるようになった。(カイロ 福島利之、写真も)

当局は妨害「悪魔崇拝の儀式だ」

カイロ中心部を流れるナイル川の中州、ザマーレク地区にあるライブハウス「エルサーウィー」。昨年12月のある夜、がい骨の絵を描いた黒いTシャツに鼻ピアスという格好の若者が次々に集まってきた。

「今日は演奏できて最高だぜ!」――

ヘビメタの人気バンド「ユア・プリンス・ハーミング」のボーカル、シャーディー・ヌールさん(17)が叫ぶと、観客は一斉に「イエーイ」と、こぶしを突き上げた。

このライブハウスはエジプトで唯一、ヘビメタの演奏がほぼ黙認されている公的な空間だ。

大音響のギターや絶叫調のボーカルが特徴のヘビメタは、エジプトでは1990年初めごろに人気に火がつき、外国人バンドのコンサートも開かれた。しかし、97年にカイロで行われたコンサートで、「悪魔崇拝の儀式を行った」と治安当局が約100人のファンを逮捕して以来、ヘビメタの演奏は禁じられた。

当時の政府系新聞はコンサートの模様を「ドラッグをやりながら、死体を墓から掘り出した」と報じている。イスラム教スンニ派の最高権威、アズハル機関も「若者は悪魔の儀式をやめなくてはならない」とのファトワ(宗教令)を出すなど大きな社会問題になった。

今では、事件は当局の誤解だったとみられている。エジプトは保守的なイスラム教国なだけ、過激なファッションや化粧を施した若者に、当局が腰を抜かしたのが真相のようだ。

その後も、若者たちはこっそりヘビメタを聞き、2004年ごろから当局の目を盗み、郊外の邸宅を借りて秘密のギグ(ライブ)を度々開いた。エルサーウィーの創設者、ムハンマド・エルサーウィーさん(52)はそのころ、「偏見をなくしたい」との思いから、ヘビメタバンドに月1回ほど演奏の機会を与えた。

観客には酒やドラッグを禁じ、バンドには「叫ばない」「観客の中に身を投げない」などの制約を設け、当局と折り合いをつけた。

ヘビメタのコンサートに集まった観客たち。スカーフをかぶった女性も多い

しかし、先月のコンサートでも、警察官が「騒がしい」と会場に押し入り、演奏を止めようとした。

当局がヘビメタを全面的に解禁しないのは、こうした若者が反政府の暴動などを起こし、治安を不安定にする事態を恐れているためだ。

実は、冒頭のシャーディーさんは、05年の大統領選で得票数がムバラク大統領に次いで2位だった民主運動家、アイマン・ヌール氏(44)の二男。ヌール氏は大統領選後、公文書偽造の罪で懲役5年の判決を受けて収監され、欧米各国は「抑圧」として釈放を求めている人物だ。

当局は家族の動きにも神経をとがらせているが、シャーディーさんは「歌に政治的なメッセージは込めていない」と涼しい顔。「曲を作って演奏するのは私そのもの。当局が圧力をかけようともやめない」とロッカーの目で言い切った。

エジプトで主流の音楽と言えば、恋愛を歌うアラブポップスだ。社会の矛盾や怒りなど、硬派の内容を詞に織り込むヘビメタはその対極にある。

ヘビメタが一部の若者に支持される背景として、中東のヘビメタ事情を調べている米カリフォルニア大学アーバイン校のマーク・レビン教授(中東史)は「抑圧された社会や閉塞感のある政治に対する反抗として、ヘビメタに傾倒している」と分析している。

(2009年2月13日 読売新聞)



 
 
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エジプト野党党首を釈放 ムバラク大統領の対立候補

2009年2月19日10時13分

【カイロ=田井中雅人】エジプト政府当局は18日、有力野党ガッド党の党首だったアイマン・ヌール氏(44)を3年余りぶりに釈放した。「心臓疾患などで健康状態が悪化したため」としている。

ヌール氏は05年9月、「中東民主化」を掲げる米ブッシュ政権の圧力で実施された、エジプト初の複数候補による大統領選挙に立候補。一時はムバラク大統領の有力対立候補と言われたが、同年12月、政党設立に関する届け出書類を偽造した罪で禁固5年の実刑判決を受けて収監された。

野党勢力への弾圧を続けるムバラク政権が、再び有力な大統領候補となりうるヌール氏の政治生命を絶つための投獄だとして、米政府が強く非難していた。突然の釈放は、オバマ米新政権発足を機に、米側との関係改善を望むムバラク政権の意向の表れとも受け止められている。

ヌール氏は釈放後、「エジプトに真の民主化を実現するため、政治活動を再開したい」と話した。



 
 
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カイロの観光地で爆弾テロか 1人死亡21人負傷

2009年2月23日10時30分

【カイロ=田井中雅人】カイロ中心部の観光地ハン・ハリーリで22日夜、爆弾テロとみられる爆発があり、エジプト内務省によると、フランス人女性1人が死亡、21人が負傷した。日本人が巻き込まれたとの情報はない。

犯行声明は出ていないが、パレスチナ自治区ガザ情勢をめぐり、イスラエル寄りとされる欧米やエジプト政府の対応に批判的な勢力が、外国人観光客らを標的にした犯行の可能性が指摘されている。

AFP通信によると、死亡した女性はフランスからの若者訪問団の参加者で17歳。負傷した仏人13人の多くも10代の若者で、ほかにエジプト人やサウジアラビア人など8人が負傷した。

現場は、外国人観光客らに人気が高い地区で、著名なモスク(イスラム教礼拝所)やカフェ、土産物屋などが立ち並ぶバザール(市場)の一角。治安当局によると、広場のいすに仕掛けられていた爆弾が爆発したとみられる。近くで別の爆弾も見つかったが、治安当局が現場付近を封鎖して爆破処理した。

現場近くの土産物店主サイエダ・アブドルアティさん(30)は「血だらけの外国人女性が道に倒れ、パニック状態の群衆がその横を逃げまどっていた」と話した。近くのモスク内にいた学生(22)は「人々が逃げ出そうと出口に押し寄せたが、警察官が『出るな』と押し戻して尋問を始めた」。

この付近では05年にも爆弾テロがあり、仏人観光客ら3人が死亡。ムバラク政権に反感を抱く「イスラムの誇り旅団」を名乗る小規模な組織が犯行声明を出した。



 
 
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爆弾テロで仏人死亡、22人負傷=カイロの観光地区−エジプト

2月23日5時30分配信 時事通信

【カイロ22日時事】エジプトの首都カイロ中心部の観光客が多い繁華街で22日、爆弾がさく裂し、AFP通信によれば17歳のフランス人女性1人が死亡したほか、仏人15人を含む22人が負傷した。エジプトの治安は近年安定しており、特にカイロでの爆弾テロは異例。

在カイロ日本大使館によれば、死傷者に日本人がいるとの情報はない。



 
 
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カイロ観光地で爆発 1人死亡

2月23日16時51分配信 産経新聞

【カイロ=村上大介】エジプトの首都カイロの繁華街で22日、爆弾が爆発し、フランス通信(AFP)はフランス人女性1人が死亡し、フランス人ら22人が負傷したと伝えた。現場は外国人観光客が多く、観光客を狙った爆弾テロの見方が出ている。在エジプト日本大使館によると、死傷者に日本人はいないという。

爆発が起きたのは、土産物店が並ぶハンハリーリ市場隣のフセイン広場。付近のホテルから爆弾が投げ落とされたという目撃情報がある一方、ベンチの下にバッグが置かれていたとの情報もある。爆弾は2個で、うち1個は不発だったため、警察当局が処理した。

亡くなったのはフランスからの団体観光客の少女(17)とみられる。



 
 
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カイロの観光名所で爆弾テロ、仏人観光客1人が死亡

2月23日11時16分配信 読売新聞

【カイロ=加藤賢治】エジプトの首都カイロ中心部の観光名所「ハン・ハリーリ市場」近くで22日夜、爆弾テロがあり、国営テレビによると、フランス人観光客1人が死亡、フランス人13人を含む23人が負傷した。

土産物屋が集中する同市場は、日本人を含む外国人観光客でにぎわう観光地で、外国人を狙ったテロの可能性が高い。在カイロ日本大使館によると、日本人が負傷したとの情報はない。

爆発は、市場に隣接するフセイン広場で起きた。現場から約100メートル離れた飲食店の男性店員(45)は本紙に、「ビルが倒壊したかと思うほどの衝撃だった。観光客らは悲鳴を上げて逃げ惑っていた」と話した。

国営テレビによると、治安当局は、爆弾はベンチ下に仕掛けられていたと見ている。同広場に面したホテル屋上から爆弾が投げ込まれたとの目撃情報もある。事件後、現場からは不発弾1発も見つかった。犯行声明などは出ていない。

同市場では、2005年4月にも米、仏人ら4人が死亡した爆弾テロが発生。エジプトでは、06年4月に同国東部シナイ半島の保養地ダハブでの連続爆弾テロ(23人死亡)以降、大規模テロは起きていないが、今回の事件は、親米穏健派のムバラク政権を敵視する勢力による犯行の可能性もある。



 
 
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<エジプト>カイロで爆弾テロ?…フランス人1人死亡

2月23日10時11分配信 毎日新聞

【カイロ高橋宗男】カイロ中心部に近い市場「ハン・ハリーリ」で22日夜、爆弾が爆発した。ガバリ保健相はフランス人女性1人が死亡し、フランス人やエジプト人ら21人が負傷したと明らかにした。観光客らを狙った爆弾テロとみられる。

ハン・ハリーリは14世紀末にできた市場の一部で、入り組んだ細い路地に土産物屋などが軒を連ねる観光名所。日本人観光客も多い。オートバイに乗った男が爆弾を放り投げたとの目撃情報があるが、国営通信社は近隣のホテルから投げ落とされたと伝えたほか、喫茶店の椅子に仕掛けられたとの情報もある。

ハン・ハリーリでは05年4月にも爆弾テロでフランス人や米国人3人が死亡した。



 
 
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カイロの市場で爆発、26人死傷 外国人観光客狙ったか

* 2009年02月23日 15:12 発信地:カイロ/エジプト

【2月23日 AFP】(一部更新)エジプトの首都カイロ(Cairo)中心部にある観光客に人気のバザール(市場)で22日、爆弾が爆発し、ツアー旅行で来ていたフランス人少女1人が死亡、外国人を含む25人が負傷した。エジプト国内で欧米人を狙ったとみられる攻撃は、2006年以来となる。

目撃者証言によると、爆発があったのは22日夜で、1500年の歴史を持つカイロ有数の観光名所、「ハン・ハリーリ(Khan al-Khalili)」市場付近。

運ばれた病院で死亡した少女は、パリ(Paris)から来た十代の少女ら54人のツアーグループの1人で、事件発生時は翌日の帰国に備えてみやげ物を買いに来ていた。ツアーグループの17人が負傷し、うち1人が重体、ほかに2人が入院しているという。

エジプト保健省によると、ほかにドイツ人1人、サウジアラビア人3人、エジプト人4人が負傷した。

爆発の経緯については証言が混乱している。

目撃者らと警官1人の話によれば、市場を見下ろす建物の屋上から手製の爆弾2発が投げ落とされ、路上で1発が爆発した。爆発しなかった1発は後で爆発物処理班が遠隔操作で処理したという。負傷した外国人旅行客らは、爆弾が屋上から自分たちに向けて投げつけられたのを見たと証言している。

一方、エジプト議会の安全保障委員会のメンバーの1人は、警察当局は「原始的な」爆弾がコンクリート製のベンチの下に置かれていた可能性を捜査中だと話した。このベンチは爆発で粉砕されている。これに先立って国営MENA通信は治安当局筋の話として、「爆発物は多数のくぎと共にビニール袋に入れられ、ベンチの下に置かれていた」と伝えていた。

これまでのところ、犯行声明などは出ていない。(c)AFP/Samer al-Atrush



 
 
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エジプト・カイロの市場爆発、容疑者3人逮捕

* 2009年02月23日 18:53 発信地:カイロ/エジプト

【2月23日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)中心部のバザール(市場)で22日に発生した爆発に関連し、エジプト警察は23日、容疑者3人を事件後、現場近くで逮捕していたことを明らかにした。

カイロ有数の観光名所、ハン・ハリーリ(Khan al-Khalili)市場付近で起きた爆発では17歳のフランス人少女1人が死亡、負傷者25人の大半も外国人だった。

観光を大きな収入源とするエジプトで、欧米人を標的とした攻撃で死者が出たのは2006年以来。今回の事件に関し、これまでに犯行声明は出ていない。警察では現在、目撃者からの聴取を進めている。(c)AFP/Samer al-Atrush



 
 
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エジプト3300年前の木棺を発見、早大調査隊

* 2009年02月27日 14:20 発信地:カイロ/エジプト

【2月27日 AFP】早稲田大学エジプト学研究所(Institute of Egyptology at Waseda University)の調査隊が、カイロ南郊ダハシュール(Dahshur)にある墓地遺跡で、約3300年前のラムセス王朝(Ramesside)時代の木棺4つを発見した。エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長が26日、発表した。

ハワス事務局長によれば、墓はかなり以前に盗掘され棺の中は空だった。棺には古代エジプト王朝の神々が浮き彫りで描かれており、松やにで黒くコーティングされ、黄色の碑文が書きこまれていた。Tutpashuという名の男性と、Iriseraaという名が確認できたという。

ほかにも、ミイラをつくる際に遺体の内臓を納める木製の「カノピック壺(つぼ)」3点と、人形の木像の入った箱「ウシャブチ」4個が発見されたとしている。(c)AFP



 
 
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クリントン米国務長官、中東・欧州歴訪に出発

* 2009年03月01日 15:49 発信地:ワシントンD.C./米国

【3月1日 AFP】米国のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は28日、中東と欧州歴訪に出発した。

クリントン長官を乗せた航空機は同日午後10時50分(日本時間1日午後12時50分)ごろ、メリーランド(Maryland)州のアンドリュース空軍基地(Andrews Air Force Base)から飛び立った。

2日にはエジプトの紅海沿いの保養地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で、ガザ地区(Gaza Strip)再建のための支援国会議に出席する。

スイス政府関係者によれば、5日にはベルギーのブリュッセル(Brussels)で北大西洋条約機構(NATO)要人と会談後、非公式な夕食会に参加する。

クリントン長官は6日にスイスのジュネーブ(Geneva)で、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と国務長官就任後初の米露外相会談を行う予定。(c)AFP



 
 
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エジプトの結合双生児、サウジで分離手術に成功

* 2009年03月01日 15:05 発信地:リヤド/サウジアラビア

【3月1日 AFP】(写真追加)サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)で28日、エジプト人の結合双生児の分離手術が行われ、無事に成功した。手術はサウジアラビア保健省の主導のもと総合病院King Abdulaziz Medical Cityで70人の医療チームによって行われた。

手術に関わった医師のSaud al-Jadaan氏はAFPの取材に、「生後9か月のハッサン(Hassan)ちゃんとマフムード(Mahmoud)ちゃんは腹部が結合した双生児として生まれたが、9時間にわたる手術で無事に分離が成功した」と語った。術後の経過も順調だという。

ハッサンちゃんとマフムードちゃんは現在小児科病棟の個別の集中治療室でそれぞれ、共有していた腸、尿路、性器などを再建する治療を受けている。

手術の様子は病院のウェブサイトで生中継された。病院の広報担当Sami al-Shalan氏によると、当初は手術が15時間かかると予想されていたという。

同氏は、予定よりも早く手術が終わったのはこの医療チームの経験によるところが大きいと述べた。この病院で分離手術が成功したのは今回で21例目。

合併症がなければ、2人は2か月ほどで両親とともにエジプトに帰国できる見込みだという。(c)AFP



 
 
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2009/03/02 - 15:25

古代エジプトに魅せられたジャコメッティ

20世紀のスイスを代表する芸術家アルベルト・ジャコメッティ ( 1901〜1966 ) といえば、針金のような人物の彫刻で象徴される。キュービズムやシュールレアリストとの交流があったジャコメッティだが、実際は古代エジプト美術に魅了されていたという。

100フラン紙幣の裏に印刷されているジャコメッティ作の「歩く男」が、古代エジプト彫刻に影響されていることを明かす展覧会「ジャコメティ、エジプト人展 ( Giacometti, der Agypter ) 」が、現在チューリヒで開催中だ。

一生の目標

グラウビュンデン州で生まれたジャコメッティは1920年のフィレンツェで、古代エジプト美術に遭遇したという。その後キュービズムやシュールレアリズムにも接したが、芸術家としての一生の目標としたのはエジプト美術だった。

展覧会場の最初の部屋に展示されているエクナトン ( 古代エジプトのファラオ、アメンホテプ4世、紀元前1467〜1350ころ ) の像とその横に掛けられたジャコメッティの自画像は、いずれも顔が細長くあごが尖っている。ジャコメッティはエクナトン像のスケッチを残しており、2点を並べて展示し、ジャコメッティが古代エジプト彫刻に影響されたことをより明らかにした。

古代エジプトの彫刻は地面を表すような台の上に置かれているが、ジャコメッティの「歩く男 ( Homme qui marche 1947年 ) 」といった彫刻も長方形の台の上を歩く。

「ジャコメッティもエジプト美術も、人物像が乗っている台は人物が存在する空間を表したものであり、歩いているようで止まっている、 止まっているようで歩いているといった人の動きを表すもの」

とドイツの「ベルリン美術館 ( Staatliche Museen zu Berlin )」の古代エジプト学教授ディートリッヒ・ヴィルドゥンク氏は言う。よって「こうした作品は、展示会場の壁面に対して平行に置かれなければ意味がない」。ヴィルドゥンク氏はジャコメッティと古代エジプト美術の関係に魅了され、ベルリンの古代エジプト博物館でチューリヒの展覧会に先駆け今年2月中旬まで、ジャコメッティの12点の彫刻を展示した。

ジャコメッティは死の床にあっても、エジプト彫刻の写真集を見ながらスケッチをしていた。

「そもそもエジプトの彫刻は、死んだ人が生き返ったときに戻る場所として作られた。ジャコメッティはそうしたエジプト美術の内面に惹 ( ひ ) かれた」

と展覧会のキュレーター、クリステァン・クレム氏は語る。展覧会場の最後の部屋に置かれた「緑の頭 ( Gruner Kopf ) 」( エジプト紀元前400年ころ ) と比較されるジャコメッティ晩年の作「ローターII/III ( Lother II/III )」の目は、表面が荒々しい胸部とは対照的に、死を見つめるかのようで、静かで澄んでいる。

それぞれを再発見

「ジャコメッティの古代エジプトへの傾倒は、芸術家が一時的にギリシャ彫刻やローマ、ルネサンスに影響されるといった、類 ( たぐい ) のものではない。一生、古代エジプト美術に魅せられ、研究し続けた」

とヴィルドゥンク氏はジャコメッティにとっての古代エジプト美術を位置づける。ジャコメッティの作品と並べられた古代エジプトの彫刻は

「これまでのように考古学的な見地からとらえるのではなく、芸術としての価値が見出されていく。すべての芸術作品は、それが作られた時には現代芸術だったということも忘れてはならない」

2月中旬まで開催されていたベルリンでの展覧会では、ジャコメッティの作品が古代エジプトの彫刻にすっかり溶け込んでしまい、見学者は「( 展覧会の意図を ) 気づかなかったかも知れない」とヴィルドゥンク氏は明かす。一方、チューリヒの展覧会では

「訪れる人に、新しいジャコメッティと古代エジプトを発見してもらえるのではないか」

とクレム氏も期待の言葉を述べた。

小規模ながら、ベルリン美術館の質の高い古代エジプトの彫刻と、ジャコメッティの本場クンストハウスが選んだスイスの彫刻家の作品をゆったりとした雰囲気の中で比較できる展覧会である。

swissinfo、佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )



 
 
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ガザ復興支援会議、エジプトで開幕 数十億ドルを拠出へ

* 2009年03月03日 01:29 発信地:シャルムエルシェイク/エジプト

【3月3日 AFP】イスラエル軍の攻撃により破壊されたパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の再建や経済復興に向けた国際会議が2日、エジプトのシャルムエルシェイク(Sharm El-Sheikh)で開幕した。同会議では総額数十億ドル(約数千億円)規模の拠出が表明される見込み。

一方で、会議に出席しているヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は、パレスチナへの経済支援は、イスラエルとの包括的和平合意の締結に向けた努力と切り離して考えることはできないと語った。

会議参加国は、拠出される資金について、欧米諸国などから支持を得ているマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長率いるパレスチナ自治政府を通して供給されるとし、ガザ地区を実効支配するイスラム教原理主義組織ハマス(Hamas)には渡されないと強調した。イスラエルや欧米諸国がテロ組織に指定しているハマスは、今回の会議には招かれなかった。

パレスチナ自治政府は、会議に参加した約70の国や団体などから、28億ドル(約2700億円)の拠出を見込んでいる。

米政府は9億ドル(約880億円)の拠出を明言しているが、クリントン国務長官は拠出した資金が「渡ってはいけない者」の元に届いてはいけないとあらためて強調した。(c)AFP/Ezzedine Said



 
 
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ガザ復興支援会議、約45億ドルの拠出を表明

* 2009年03月03日 07:23 発信地:シャルムエルシェイク/エジプト

【3月3日 AFP】エジプト・シャルムエルシェイク(Sharm El-Sheikh)で行われていた、、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の復興に向けた国際会議で、参加国は2日、総額44億8100万ドル(約4370億円)の拠出を決めるとともに、イスラエルに対しガザ地区の封鎖を直ちに解除するよう求めた。

エジプトのアハマド・アリ・アブルゲイト(Ahmad Ali Abul Gheit)外相は、会議終了後、「すでに決定している措置に加え、われわれは本日、44億8100万ドルの拠出を決めた」と語った。

同外相はまた、会議参加国が、ガザ地区の封鎖を緩和するため、イスラエルと同地区との境界検問所の「即時かつ全面的、無条件の開放」を求めたことを明らかにした。140万人が暮らすガザ地区は現在、イスラエルによって封鎖されており、医薬品などの人道支援物資以外は搬入ができない状態になっている。

会議参加国はさらに、停滞している中東和平交渉の再開に向け、速やかに行動が起こされることを訴えるとともに、ガザ地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)とマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ(Fatah)が和解することが極めて重要だとの認識を示した。(c)AFP/Ezzedine Said



 
 
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エジプト:ラムセス2世孫娘の墳墓発見 早大調査隊

早稲田大・サイバー大合同古代エジプト調査隊の吉村作治隊長(サイバー大学長)は、エジプトのカイロ南方約40キロにあるアブ・シール南丘陵遺跡で古代エジプトで最有力だったとされるファラオ(王)、ラムセス2世の孫娘、イシスネフェルトの墳墓を発見した、と4日発表した。

墳墓は、約3300年前の新王国時代第19王朝のものとみられる。イシスネフェルトはラムセス2世の第4王子、カエムワセトの唯一の娘。カエムワセトは、ラムセス2世の宰相として巨大建造物建設などを指揮し、後継者と目されたが、90歳まで生きたラムセス2世より10年早く死去したため、ファラオにはなれなかった。イシスネフェルトについては、名前以外詳しいことが分かっていない。

合同調査隊は2月14日、この丘陵の地下約4.6メートルで約4メートル四方の埋葬室を発見。中に石灰岩製の石棺(せっかん)があり、3体のミイラが入っていた。石棺には、王族の女性に使う称号「高貴な女性」と「イシスネフェルト」という名前があった。

王族の墓が建材を運ぶのに手間がかかる丘陵の頂上部で見つかったのは、エジプト初という。吉村隊長は「今後は、まだ見つかっていないカエムワセト本人やその妻、息子らの墓が周辺で見つかるかもしれない」と話した。【鈴木英生】

毎日新聞 2009年3月4日 19時06分(最終更新 3月4日 20時46分)



 
 
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ファラオの像2体発見 エジプト・ルクソール

エジプト考古最高評議会は5日、エジプトと欧州の調査団が南部ルクソールのナイル川西岸で、古代エジプトのファラオ(王)、アメンヘテプ3世(在位、紀元前1388年ごろ-同1350年ごろ)の像2体を発見した、と発表した。

1体は座像で、黒い御影石でつくられていた。もう1体はスフィンクスの形で、石灰岩でつくられた板も見つかった。

アメンヘテプ3世はエジプト第18王朝の王で最盛期の専制君主。各地で大建築事業を行った。ルクソールは古代エジプトの都テーベがあった場所で、王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿など多くの遺跡がある。(共同)



 
 
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エジプト:ラムセス2世の孫娘、3300年ぶり目覚め 早大、墓発見

早稲田大・サイバー大合同古代エジプト調査隊の吉村作治隊長(サイバー大学長)は、エジプトのカイロ南方約40キロにあるアブシール南丘陵遺跡で古代エジプトで最有力だったとされるファラオ(王)、ラムセス2世の孫娘、イシスネフェルトの墳墓を発見した、と4日発表した。

墳墓は、約3300年前の新王国時代第19王朝のものとみられる。

イシスネフェルトはラムセス2世の第4王子、カエムワセトの唯一の娘。イシスネフェルトについては、名前以外詳細は分かっていない。

合同調査隊は2月14日、この丘陵の地下約4・6メートルで約4メートル四方の埋葬室を発見。中に石灰岩製の石棺があり、3体のミイラが入っていた。石棺には、王族の女性に使う称号「高貴な女性」と「イシスネフェルト」という名前があった。

王族の墓が建材を運ぶのに手間がかかる丘陵の頂上部で見つかったのは、エジプト初という。【鈴木英生】

毎日新聞 2009年3月5日 東京朝刊



 
 
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3500年前のファラオ像2体を発掘、エジプト・ルクソール

* 2009年03月06日 13:40 発信地:カイロ/エジプト

【3月6日 AFP】エジプト考古最高評議会は5日、ナイル(Nile)川沿いの観光都市ルクソール(Luxor)で、約3500年まえのファラオ、アメンホテプ3世(Amenhotep III)の石像2体を発掘したと発表した。

石像は、ルクソールの多柱式神殿で、エジプトと欧州の考古学チームが土に埋まっているのを発見した。うち1体は高さ1メートル以上、アメンホテプ3世を象徴するスフィンクスの形をしている。もう1体は黒花こう岩で造られ、ファラオの冠を被っているという。

アメンホテプ3世は紀元前1411-1375年にエジプトを支配したファラオで、自分の石像を数多く造らせた。ルクソールは古代エジプトの都テーベ(Thebes)があった地で、王家の谷(Valley of the Kings)など数々の遺跡で知られる。(c)AFP



 
 
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カイロ名物のハト料理健在=鳥インフルも何のその−エジプト

【カイロ14日時事】鳥インフルエンザによる被害が続くエジプトで、観光客にも人気の名物ハト料理が健在だ。政府当局は鳥インフルが流行した数年前に鳩舎(きゅうしゃ)の撤去を求めたが、今もエジプトの風景に溶け込んでいる。

同国では数年前に鳥インフルで死者が相次ぎ、今月上旬にも8歳の男児が感染して入院した。エジプトは主要な渡り鳥の移動経路に当たり、アジアとともに鳥インフルの大流行が懸念されている。

エジプトの田舎を歩くと、ブルジュ・ハマム(ハトの塔)と呼ばれる鳩舎が青空に向かって立っているのを目にする。土をこねて固めた円すい形の構造物で、ハトが出入りする穴が幾つも開いている。自然に住み着いたハトのひなが食べごろになったら頂く仕組みだ。

カイロ近郊でブルジュ・ハマムを管理するアリさん(37)は「ハトは鳥インフルと無関係。大丈夫だ」と気にする様子はない。カイロ市民の台所アタバ市場でもハト専門店が飲食店向けに大量のハトを処理していた。店主によれば、売れ行きは好調という。(2009/03/14-07:06)



 
 
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エジプト:カイロの歴史保存街区で火災

エジプトの首都カイロ中心部ダウンタウン地区の九階建てビルで14日、火災が発生、14人がやけどなどで負傷した。現場は19世紀の建物を保存するためのプロジェクトに基づき修復が進められている地域。

カイロ中心部では昨年8月にもエジプト議会の一つの諮問評議会庁舎で火災が発生、一部が損害を受けた。(共同)

毎日新聞 2009年3月15日 8時27分



 
 
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面積8万8000平方メートル!世界最大のプールがエジプトで建設中

* 2009年03月19日 04:13 発信地:カイロ/エジプト

【3月19日 Relaxnews】エジプト・シャルムエルシェイク(Sharm El-Sheikh)で55億ドル(約5200億円)をかけ建設中の観光施設内に、約8.8ヘクタール(8万8000平方メートル)の世界最大のプールが建設されることが明らかになった。

このプールの建設は、開発業者が「シティ・オブ・スターズ(City of Stars)」と名付けたもプロジェクトの一部で、プールは2009年7月に完成予定だという。シティ・オブ・スターズでは、5つ星ホテルや美術館、ショッピングモール、従業員や客用の3万棟の居住施設、11の人口ラグーンなどが建設されるという。

現在、世界最大のプールとされているのは、チリのサンティアゴ(Santiago)にあるシーサイドリゾート、サンアルフォンソデルマル(San Alfonso del Mar)のプールで、面積は8ヘクタール。(c)Relaxnews



 
 
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屈折ピラミッドの内部公開へ=初めて観光客に−エジプト

【ダフシュール(エジプト)20日時事】エジプトの首都カイロ南方約80キロのダフシュールにある「屈折ピラミッド」の内部が1、2カ月内にも一般公開される見通しとなった。同国考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長が20日までに報道陣に明らかにした。

屈折ピラミッドの内部には玄室や回廊があるが、これまでは一般観光客向けには開放されていなかった。

ギザの大ピラミッドで知られる古代エジプトのクフ王の父であるスネフェル王が紀元前2600年ごろに造営したとされる。下部の傾斜角は54度と急だが、途中から43度と緩やかになっており、設計ミスなど建築方法に欠陥があったために傾斜角が変更されたとの説がある。(2009/03/21-06:10)



 
 
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エジプトで養子縁組の米夫婦、人身売買の疑いで訴追

カイロ(CNN) エジプトの児童養護施設から子供を引き取ろうとした米国籍の女性2人が、人身売買にかかわった疑いで夫らとともに訴追され、このほど首都カイロの裁判所で初公判に出廷した。

訴追されたのはスザンヌ・ヘゲロフ、アイリス・ボトロスの両被告とそれぞれの夫、医師2人、児童養護施設の運営者、エジプトの銀行家の8人。子供を不正に養子にして出国させる目的で、文書を偽造した罪に問われている。

ヘゲロフ被告は夫とともにエジプトに住む米国人で、1年前にキリスト教会が運営する児童養護施設から子供を1人引き取って養子にした。同被告によれば、金銭のやり取りはなかった。

ボトロス被告はその数カ月後、夫とともに米国で経営していた飲食店をたたみ、自分の出身国であるエジプトに渡って同じ教会が運営する別の施設から双子を引き取る手続きをした。その際に衣料品代や施設への寄付として、約4600ドル(約45万円)を払ったという。

両被告とも子供を米国に連れて行くため、カイロにある米国大使館にビザ発給を申請した。弁護側によれば、この際に2人が提出した証明書には、医師の署名入りでそれぞれが子供の生みの母であると記されていた。偽造文書であることは2人とも知っていたという。

しかし2人の年齢などから不審を抱いた大使館職員がエジプトの当局に通報し、ヘゲロフ、ボトロスの両被告とその夫、証明書を書いた医師らが逮捕された。

養子縁組はエジプトの法律で禁止され、イスラム法でも禁じられている。国内では人身売買を非難する声が高まり、昨年になって罰則が強化された。ヘゲロフ被告の弁護人によれば、検察側は今回の事件を、子供の人身売買にかかわる組織ぐるみの犯行に仕立て上げたい考えとみられる。

両被告とも、自分たちのしたことが違法だとの認識はなく、人身売買とは無関係だと主張している。米国大使館と米国務省は、公判が進行中であることを理由にコメントを避けた。

次回公判期日は5月16日。6―8カ月にわたる公判を経て、有罪になれば最長で10年の禁固刑を言い渡される可能性がある。



 
 
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エジプトで59例目の鳥インフルエンザ感染

2009年3月24日

[ジュネーブ 23日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は23日、エジプトで38歳の女性が強毒性の「H5N1型」鳥インフルエンザウイルスに感染したと発表した。同国での鳥インフルエンザ感染はこれで59例目となり、インドネシア、ベトナムに次いで世界で3番目に感染者が多い国となる。

この女性は14日に同国中部のElfathで発熱し、治療薬のタミフルを服用。現在、容体は安定している。

WHOによると、女性は病気によって死んだ家禽(かきん)と接触していたという。



 
 
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エジプトとイスラエル、平和条約30年 残る相互不信

【カイロ=安部健太郎】エジプトとイスラエルが平和条約を結んで26日で30年。4度の中東戦争で戦火を交えた両国の歴史的和解は、紛争の多い中東で地域情勢の一段の悪化を防いだ。だが2国間関係は今も「冷たい平和」と言われ、根強い相互不信が続く。

「我々は占領地(シナイ半島)を取り戻したが、シリアはゴラン高原が返ってこないままだ」。エジプトのアルアハラム政治戦略研究所のアブドルモネム・サイド所長は言う。中東戦争をともに戦ったシリアは昨年、8年ぶりにイスラエルとの和平交渉を再開したが、交渉は停滞している。 (07:00)



 
 
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「死のメッセージ」のうわさ広がる、政府が否定に乗り出す エジプト

* 2009年03月26日 04:19 発信地:カイロ/エジプト

【3月26日 AFP】エジプトで、「海外のどこかから」全国各地に送信された携帯電話のテキストメッセージを受信した人びとが死んでいるといううわさが広がっており、エジプト政府がうわさの否定に乗り出す異例の事態になっている。

エジプト保健省と内務省は、首都カイロ(Cairo)南部Mallawiで、特定の数字の組み合わせを含んだテキストメッセージを受信した男性1人が死亡したとの報道を受け、動き出した。

25日の英字紙エジプシャン・ガゼット(Egyptian Gazette)によると、男性は見知らぬ電話番号から送られてきたメッセージを受け取った直後に吐血し、さらに脳卒中を起こして死亡したという。同紙は「電話番号は、+の記号から始まり111で終わっていた」と報じている。

メッセージを受信した人が頭が割れるように痛んだ後、脳内出血を起こし死亡するという話もあるが、半国営の中東通信(MENA)は、「政府の治安筋」がこの話を否定したと伝えている。

保健省から発表された声明では、複数地域の保健当局者の話として「そうした症状の報告は行われていない」とされているほか、「こうしたうわさは、あらゆる科学的事実と矛盾している」と述べられている。

また、MANAによると、内務省はうわさを流したとの容疑で石油会社の作業員3人を拘束し、尋問を行っているという。(c)AFP



 
 
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日本・エジプト:科学技術大学が9月開校 設置協定に署名

【カイロ和田浩明】日本とエジプトが協力して運営する科学技術大学の設置協定が26日、両国間で署名された。カイロ近郊で行われた署名式には日本側から石川薫大使、エジプト側はアブルナガ国際協力相らが出席した。

「エジプト・日本科学技術大学」はエジプトの国立大学として今年9月に北部アレキサンドリアに開校される予定。日本側は教員や専門家を派遣して日本式高等教育を提供、エジプト側が土地・建物を提供して運営する。

大学院レベルの学生50人前後でスタートし、数年以内に中東や北アフリカ諸国などから約3000人を受け入れる計画。

毎日新聞 2009年3月27日 19時27分



 
 
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NEWS25時:エジプト 日本協力で大学設置へ

日本とエジプトは26日、カイロ近郊で両国が協力して運営する科学技術大学の設置協定に署名した。エジプトの国立大学として今年9月に北部アレクサンドリアに開校予定。日本側が教員や専門家を派遣し、エジプト側が土地・建物を提供する。【カイロ】

毎日新聞 2009年3月29日 東京朝刊



 
 
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アース・アワー:ピラミッドも「消灯」ーーエジプト

【カイロ和田浩明】夜間に一斉消灯して各国首脳に温暖化防止の重要性を訴える世界規模イベント「アース・アワー」が28日夜、ニュージーランドを皮切りに各地で行われ、エジプトでもカイロ近郊のピラミッドやスフィンクスなどの照明が落とされた。

世界自然保護基金(WWF)が呼び掛けたもので、3年目の今年は88カ国、約4000自治体が参加。趣旨に賛同する市民や都市などが、それぞれの現地時間午後8時半から1時間消灯した。今年は10億人の参加を目指した。温暖化で海面が急上昇すればナイル川河口地域が水没する懸念もあるエジプトでは、環境省が一般家庭などに参加を呼び掛けていた。

毎日新聞 2009年3月30日 東京朝刊



 
 
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エジプト:事実上最大野党・最高指導者代理に聞く 「政権への平和的対応変わらぬ」

【カイロ和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義組織で、非合法化されている事実上の最大野党「ムスリム同胞団」のナンバー2、ムハンマド・ハビブ最高指導者代理(66)は28日、毎日新聞と会見した。同団はアケフ最高指導者(81)が引退を表明したばかりで、後継候補のハビブ氏は今後の活動方針について「政権への平和的対応は変わらない」と強調、合法的な政治参加を進める意向を示した。

ムスリム同胞団は人民議会(454議席、国会に相当)に系列議員88人を擁する「野党第1党」。政治組織としては非合法化されているが、社会奉仕活動などで支持を広げ、中東諸国にも勢力を維持している。

ハビブ氏は、同団への抑圧政策を続けるムバラク政権について「対立解消のため対話努力を続ける」と述べる一方、言論や政治参加の自由拡大に努めるよう求めた。

ムスリム同胞団は、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの母体でもある。ハビブ氏はハマスとの関係を「ハマスは独自に意思決定している」とした。

また、中東和平推進を掲げるオバマ米政権については「金融危機への対処に精力を奪われるのではないか」と悲観的。欧米との関係では「イスラム教に対する誤った恐怖が広がっている」と指摘、誤解を解くための対話の重要性を強調した。

毎日新聞 2009年3月30日 東京朝刊



 
 
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古代エジプト王妃、真の容貌が明らかに

National Geographic News

April 1, 2009

最新のCTスキャン技術によって、古代エジプト王妃ネフェルティティの胸像(写真右)の内部が明らかになった。新たな研究によると、胸像の内側には精密に彫刻された石灰石の素像が隠れており、その顔には幾筋ものしわが刻まれている。研究者は、この顔こそがネフェルティティの真の容貌を写したものではないかと考えている。

この有名な胸像は1912年、古代エジプト王室に仕えた彫刻師トトメスの工房跡を発掘していたときに発見されたもので、3300年以上前の作とされる。現在はベルリン旧博物館に展示されている。

ベルリンにある映像科学研究所の所長アレキサンダー・フッペルツ氏によると、この胸像のCT画像が初めて撮影されたのは1992年だが、その後の技術的な進歩によって、現在ではより精密なCT画像が撮影できるのだという。

今回撮影された画像を見ると、石灰石で作られた素像の上に漆喰(しっくい)が何層にも塗り重ねられており、場所によって漆喰の厚みが違うことがわかる。そこには、より真に近いネフェルティティの容貌(写真左下)が隠されていた。口角とほおの辺りには幾筋ものしわが見られ、ほお骨もあまり高くなく、鼻筋には小さなこぶがある。

フッペルツ氏は次のように話す。「内部の素像は、ネフェルティティ本人の容貌を丹念に写し取ったもので、それ自体が見事な芸術作品だ。CT画像にはそれが鮮やかに映し出されている」。

最終的に顔のしわや鼻筋の小さなこぶは漆喰で整形されている(写真左上)。フッペルツ氏は、「ここから当時の美貌に対する理想がうかがえるのではないか」と指摘する。

CT画像からは、漆喰が非常にもろく慎重な扱いを要する個所も明らかになった。今回の調査結果は、「こうした極めて貴重な芸術作品を傷付けることなく大切に保存する上でも役立つだろう」とフッペルツ氏は話している。

同氏の研究は「Radiology」誌4月号に掲載されている。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=98625446&expand



 
 
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エジプト、鳥インフル感染60人に

2009.4.2 00:20

中東通信によると、エジプト保健省広報官は1日、同国での鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染者が60人になったと発表した。このうち23人が死亡した。感染者数は北部メノフィア県が最も多く7人だった。(共同)



 
 
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乱交パーティー主催の夫婦に有罪、エジプト

* 2009年04月05日 18:40 発信地:カイロ/エジプト

【4月5日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)のAgouza刑事裁判所は4日、夫婦で乱交パーティクラブを運営していたとして、被告の公務員の夫(48)と教師の妻(37)にそれぞれ禁固7年と3年の判決を言い渡した。政府系日刊紙アルゴムフリア(Al-Gomhuria)が5日伝えた。この事件はエジプト社会の保守派から強く批判されていた。

エジプトでは法律の多くがイスラム法に基づいており、婚外性交渉は違法行為とされている。

カイロ在住の夫妻は、「マジー(Magdy)」と「サミラ(Samira)」との偽名を使い、ウェブサイトや電子メールを通じて、夫婦交換パーティーや乱交パーティーを開催していたという。

夫婦は、前年10月に売春容疑で逮捕され、別の3組のカップルと性的な関係を持っていたことを自供した。これまでに、ウェブサイト経由で、44組のカップルがカイロでの乱交パーティーに登録していたという。

判決で判事は、同事件を「史上最悪の犯罪の1つ」と断じた。

エジプトでは1961年に、金銭のやりとりが無い場合でも、特定の性交渉については売春として起訴することができる法律を制定しており、人権団体などはこの法律を批判している。(c)AFP



 
 
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イスラエル:ネタニヤフ首相、エジプト大統領との首脳会談を承諾

【ジブチ和田浩明】エジプトのムバラク大統領は6日、イスラエルのネタニヤフ新首相にエジプトでの首脳会談を申し入れ、ネタニヤフ首相も受け入れた。イスラエル政府が発表した。ネタニヤフ氏はパレスチナとの和平促進に消極的との観測が強まる中、ムバラク氏は直接相手の姿勢を確認するとともに、和平協議の停滞を防ぐ意図があるとみられる。

外交筋によると、首脳会談は「数日から数週間」のうちに開催される見通し。

毎日新聞 2009年4月8日 東京朝刊



 
 
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集団墳墓から「鮮やかなミイラ」数十体発見、エジプト

* 2009年04月13日 09:43 発信地:カイロ/エジプト

【4月13日 AFP】エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)は12日、カイロ(Cairo)南方のファイユーム(Fayoum)・オアシスで、鮮やかに彩色された4000年前のミイラ数十体が納められたネクロポリス(集団墳墓)を発見したと発表した。

評議会事務局長のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士によると、Ilahunピラミッド付近に、紀元前2061-1786年の中王国のものと見られる53基の石窟(せっくつ)墳墓を発見し、ミイラ数十体を見つけた。

このうち4体のミイラは第22王朝(紀元前931-725年)のもので、これまでに発見された最も美しいミイラの1つに数えられるという。

ミイラは亜麻布で覆われ、明るい青緑色や赤褐色、金色が鮮やかに残っていた。

発掘隊は、供物台が備えられた中王国の霊安室も発見した。紀元前30年から紀元後337年までの古代ローマ時代まで使用されていた可能性があるという。

また、彩色されたマスク15枚やお守り、陶器も複数発見されたという。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2592164/4026793



 
 
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クレオパトラ「石像は美人だった」 エジプトで発掘

2009年4月16日11時42分

【カイロ=田井中雅人】エジプト考古最高評議会は15日、古代エジプト・プトレマイオス朝の最後の支配者だった女王クレオパトラ(クレオパトラ7世、紀元前69〜同30年)の顔をかたどった石像や銅のコイン22枚などが北部アレクサンドリア近郊で見つかったと発表した。

また女王と恋に落ちたローマの実力者アントニウスとみられる顔型(マスク)も発掘。2人は一緒に埋葬されたと言われているため、墓がある可能性もあるとみて本格的な発掘調査に取りかかる。

評議会のザヒ・ハワス事務局長は「研究者らの間には(絶世の美女と言われる)クレオパトラが美人ではなかったとの説があるが、石像やコインに描かれた顔は美人だったことを証明している」と述べた。



 
 
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クレオパトラの墓まもなく発見か、頭部彫像など見つかる

* 2009年04月16日 12:29 発信地:エジプト

【4月15日 AFP】(一部更新、写真追加)クレオパトラ(Cleopatra)とその恋人で共和制ローマ末期の軍人・政治家のマルクス・アントニウス(Mark Antony)の墓が、近く発見される可能性がある。調査隊を率いるエジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)事務局長のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士らが15日、明らかにした。

調査隊はこのほど、エジプト・アレクサンドリア(Alexandria)西部の神殿タップ・オシリス・マグナ(Taposiris Magna)で3年間続けていたレーダー調査を終了した。

同評議会によると、調査隊は来週、レーダー調査で「2人の墓がある可能性」が確認された神殿付近の3か所で、発掘調査を開始するという。

ザヒ博士と共に調査隊を率いるドミニカ共和国のエジプト学者、キャスリーン・マルチネス(Kathleen Martinez)氏は、「クレオパトラとアントニウスが一緒に埋葬されたことは帝政ローマの伝記作家、プルタルコス(Plutarch)の著作にも記されている」と語る。

発掘予定地の付近ではこれまでに、27基の墳墓からミイラ10体が発見されている。うち2体には金箔(きんぱく)が貼られるなど、ミイラは高貴な人物のものと思われ、クレオパトラとアントニウスの墓が近くにある可能性を示しているという。

また、調査隊はこの付近でクレオパトラの顔が彫られた銅製のコイン22枚、雪花石こうでできたクレオパトラの頭部の彫像なども発見している。

英ニューカッスル大学(University of Newcastle)は2007年、古代ローマの銀貨に彫られた顔から、「クレオパトラの顔は大きくてかぎ鼻。絶世の美女とは言い難い」との研究結果を発表しているが、ザヒ博士は新たに発見されたコインや彫像などから、「クレオパトラは美人だった」と主張している。(c)AFP/Rayad Abou Awad



 
 
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バレンボイム氏:エジプトで指揮 楽団と和平共演

【カイロ共同】中東和平推進に積極的な活動を続ける世界的なイスラエル人指揮者兼ピアニスト、ダニエル・バレンボイム氏が16日、エジプトの首都カイロのオペラハウスで、カイロ交響楽団と初共演、総立ちとなった満場の聴衆から拍手を受けた。イスラエルと平和条約を結んで30年のエジプトでは「公正な和平が実現されるまで文化交流も拒むべきだ」との声があり、著名なイスラエル人音楽家の公演は初めてとみられる。

毎日新聞 2009年4月19日 東京朝刊



 
 
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クレオパトラの墓まであと少し?ドミニカの女性エジプト学者の執念

* 2009年04月20日 12:59 発信地:ブルグ・エル・アラブ/エジプト

【4月20日 AFP】エジプトの考古学チームは19日、エジプト・アレクサンドリア(Alexandria)西部の神殿タップ・オシリス・マグナ(Taposiris Magna)で、クレオパトラ(Cleopatra)の墓があると思われる場所の発掘を開始した。クレオパトラは、2000年前に恋人のマルクス・アントニウス(Mark Antony)の隣に埋葬されたとされる。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)事務局長のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士とドミニカ共和国のエジプト学者、キャスリーン・マルチネス(Kathleen Martinez)氏が率いる調査隊は、紀元前約300年にエジプト神イシス(Isis)に捧げられたとされるこの神殿で、3年前から調査を続けてきた。アレクサンドリアから西に50キロのこの地では、古くは19世紀に、ナポレオン(Napoleon)遠征隊が発掘作業を行っている。

マルチネス氏は、これまでに発見された男性頭部の彫像、あごが割れているマスクの破片、コインなどから、アントニウスはこの神殿に埋葬されているとにらんでいる。また、クレオパトラの遺体もその付近にあるはずだと信じている。「クレオパトラとアントニウスが一緒に埋葬されたことは帝政ローマの伝記作家、プルタルコス(Plutarch)の著作にも記されています」とマルチネス氏。

■「クレオパトラの墓は絶対ここにある」――マルチネス氏の信念

弁護士を目指していたこともあるマルチネス氏は、クレオパトラとアントニウスの墓の発掘は「趣味で始めた」と語る。

マルチネス氏は、クレオパトラの研究を14年間続けてきた。その結果、クレオパトラはわざとコブラに噛まれて自殺したとの定説に対し、「クレオパトラは宗教儀式の一環として、コブラに噛まれ、タップ・オシリス・マグナに埋葬された」との自説を立てた。「彼女が(恋人の)アントニウスとは別の場所に埋葬されたとは考えられない。彼女もイシスに守られていたはずだ」(マルチネス氏)

彼女の説は、最初は専門家からそしりを受け、発掘許可を得るまでに6年を要した。だが現在では、エジプト考古学の最高権威であるハワス博士でさえも彼女の説を熱烈に支持している。仮に2人の墓が発見されると、同国では、英国人の考古学者ハワード・カーター(Howard Carter)が1922年にツタンカーメン(Tutankhamun)の墓を発見して以来の大きな発見となる。

クレオパトラの墓がこの神殿に埋葬されていることを示す大きな手がかりとなった陶製の破片は、ハンガリーの調査隊が4年前に発掘作業を終えた場所からわずか数センチのところで発見された。発見したのは、マルチネス氏の調査隊だ。「ビギナーズラックが物を言うかもしれないわね」と同氏は言う。

これまでのレーダー調査で、地中に墓所とおぼしき2つの大きな部屋と通路があることがわかっている。調査隊は現在、クレオパトラの墓に通じる通路の入口を探している。(c)AFP/Cris Bouroncle



 
 
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古代エジプトの4神殿を発見 シナイ半島北部

2009年4月22日18時14分

【カイロ=田井中雅人】エジプト考古最高評議会は21日、シナイ半島北部のスエズ運河東側で、古代エジプト新王国第18、19王朝(紀元前1550〜同1186年ごろ)のものとみられる四つの神殿を発見したと発表した。

最大の神殿は泥れんが造りで、縦80メートル、横70メートルの敷地にあり、厚さ4メートルの防護壁で囲まれていた。「天空の神」であるホルス神や、繁栄を築いた第19王朝のラムセス2世らの肖像が描かれていた。

神殿は古代の軍事道路沿いに位置し、補給拠点だったことを示す貯蔵庫群も見つかった。評議会は「シナイ半島で最大の発見の一つ。国土防衛の拠点であり、外国からの訪問者に繁栄を印象づける狙いもあった」とみている。



 
 
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古代エジプトの神殿を新発見…ファラオ描いた壁画も

【カイロ支局】エジプト考古最高評議会は21日、スエズ運河の東約4キロ・メートルのシナイ半島で、古代エジプト新王国第18、19王朝(紀元前1500年代中盤〜1100年代前半)時代のものとみられる神殿を発見したと発表した。

神殿は、かつてエジプトとパレスチナを結んだ軍事道路沿いにあり、最も大きな神殿は、広さ約5600平方メートル、厚さ3メートルの壁で囲まれていた。

壁には当時のエジプトを治めたファラオ(王)のトトメス2世や、ラムセス1、2世の姿が色鮮やかに描かれていた。

考古学者は、「神殿は防衛上の拠点で、壁画は外国からの訪問者に国力を印象づける目的があった」と分析している。

(2009年4月22日22時06分 読売新聞)



 
 
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米大統領、イスラエル・自治政府・エジプト首脳と個別協議へ

【ワシントン=本間圭一】ギブス米大統領報道官は21日、オバマ大統領が近くイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのムバラク大統領の3首脳をホワイトハウスに招き、中東和平について個別協議することを明らかにした。

大統領は同日、和平交渉について「今後数か月で進展があることを望む」と述べており、事態打開のため、大統領自身が仲介に乗り出す。

報道官によると、協議は、6月上旬に大統領が渡仏する前に行う予定。

(2009年4月22日18時29分 読売新聞)



 
 
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古代エジプト王朝の「暗黒時代」の謎を解く壁面彫刻を発掘

* 2009年04月22日 13:19 発信地:カイロ/エジプト

【4月22日 AFP】エジプトの考古学調査隊はこのほど、シナイ(Sinai)半島にある4つの古代寺院で、古代エジプト王朝の歴史において最もベールに包まれている「ヒクソス(Hyksos)」時代の複数の壁面彫刻を発見した。関係者が21日、AFPの取材で明らかにした。

寺院は、中期王朝(紀元前2134-1569年)から新王朝(紀元前1570-1070年)にかけて建てられたもので、場所はスエズ運河(Suez Canal)の東隣にあたる。

調査隊を率いる考古学者のMohammed Abdel Maksud氏によると、壁面彫刻の1つには、ラムセス1世(Ramses I)が、「ヒクソス」らに崇拝されていたセト(Set)神の前に立つ場面が描かれていた。

「ヒクソス」とは、第12王朝時代(紀元前1991-1802年)にエジプトに侵入したアジア系部族で、ナイルデルタのアバリス(Avaris)を首都とする独自の王朝を築き上げてエジプトを100年以上にわたり統治したとされる。

古代ギリシャ語で「外国の統治者たち」を意味するヒクソスは、非常に憎まれていたため、エジプトの王による支配が復活した際に、ヒクソスに関するモニュメントや記録はことごとく破壊されたといわれる。ヒクソスに関連した壁面彫刻が発見されたのは、今回が初めてだという。

調査では、そのほかの神や王に関連した碑文も発見されている。1986年からこの地で発掘を続けてきたMaksud氏は、「ヒクソスの時代における多くの謎が解明され、シナイの歴史が塗り替えられるかもしれない」と話している。(c)AFP



 
 
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鳥インフルで6歳少年死亡 エジプト

2009.4.22 08:03

AP通信によると、エジプト保健省報道官は21日、鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染していた首都カイロ近郊に住む6歳の少年が同日死亡したと発表した。エジプトでの鳥インフルエンザ感染による死者は24人目。

少年は鳥インフルエンザ感染の症状を示し先月、入院。治療薬タミフルの投与を受けていた。

エジプトでは最近、鳥インフルエンザ感染の報告が相次いでおり、感染者はこれまでに65人に上っている。(共同)



 
 
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エジプト:鮮明!古代の赤 王朝の4神殿発見

2009年4月23日 12時12分 更新:4月23日 12時46分

【カイロ和田浩明】エジプト・シナイ半島北部で3000年以上前に建てられた古代エジプト王朝の神殿4カ所がこのほど発見された。

エジプト考古最高評議会によると、神殿は第18、19王朝時代(紀元前1550〜同1186年ごろ)のもので、日干しれんがで造られていた。うち最大の神殿は縦70メートル、横80メートルの敷地にあり、内部には古代エジプトの王トトメス2世やラムセス2世、古代の太陽神ホルスなどの色彩画が描かれていた。要塞(ようさい)のように厚さ3〜4メートルの壁も見つかった。



 
 
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エジプト:鳥インフル急増 感染者68人に

ロイター通信が伝えたエジプトの中東通信の報道によると、同国北部タンタで23日、エジプト人女性が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していることが確認された。同国での感染者は68人目。エジプトでは最近、感染者や死者が急増、4月だけで08年の1年間に匹敵する8人が感染、うちほとんどが子供という。(共同)

毎日新聞 2009年4月24日 20時10分



 
 
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鳥インフル感染、68人に エジプトで急増

2009.4.24 10:25

ロイター通信が伝えたエジプトの中東通信の報道によると、同国北部タンタで23日、エジプト人女性が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していることが確認された。同国での感染者は68人目。

エジプトでは最近、感染者や死者が急増しており、4月だけで2008年の1年間に匹敵する8人が感染、うちほとんどが子供という。(共同)



 
 
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鳥インフルエンザで女性死亡 エジプトで26人目

2009.4.25 10:35

ロイター通信によると、エジプトの中東通信は24日、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していたエジプト人女性(33)が同国北部で死亡したと伝えた。エジプトでの鳥インフルエンザ感染による死者は26人目。

女性は高熱などで苦しみ15日から入院、感染が確認されていた。

エジプトでは21、22両日にも鳥インフルエンザ感染で死者が出ている。(共同)



 
 
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鳥インフルエンザ:エジプトで死者26人――06年の初確認後

【カイロ和田浩明】エジプトで24日、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していた女性(33)が死亡した。これでエジプトでは06年に感染を初確認してから死者が26人となった。世界保健機関(WHO)などによると、年初からの感染報告数は24日までに17例で昨年の倍。ロイター通信によると、無症状感染者の存在も懸念され、エジプト政府はWHOと共同で調査に乗り出す。

毎日新聞 2009年4月26日 東京朝刊



 
 
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北朝鮮:ミサイル発射 実験は許容――エジプト外務次官

【カイロ和田浩明】エジプトのゾルカニ外務次官(アジア担当)は25日までに毎日新聞と会見し、北朝鮮の5日の弾道ミサイル発射に関し「国際法に反しない限り、各国は自らを防衛するため、いかなる機器や武器の実験も行うのは自由だ」と述べた。一方で、「エジプトは核兵器のない世界を求めている」と語り、北朝鮮も含め核保有に反対の姿勢も強調した。

ゾルカニ次官は北朝鮮との関係について「アラブとイスラエルの紛争でアラブ側の立場を強く支持しており、友好国と考えられている」と説明。各国のミサイル発射実験に対しては、国際法や加盟する関連条約に反しない限り、許容するとの立場を示した。

中東地域では、イスラエルが核兵器保有国とみなされ、イランも米欧などに核兵器開発の意図を持つと疑われている。エジプトは「中東非核化構想」を提唱しており、ゾルカニ次官は「どんな国でも核兵器を保有してほしくない」と語った。

毎日新聞 2009年4月27日 東京朝刊



 
 
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エジプト、ブタを即時全頭処分へ

* 2009年04月29日 22:25 発信地:カイロ/エジプト

【4月29日 AFP】エジプト政府は29日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の流行の阻止をねらい、同国内のブタを「ただちに」全頭殺処分するよう指示したと、ハーテム・ガバリ(Hatem al-Gabali)保健・人口相が発表した。

ガバリ保健相は、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領との会談後、記者団に対し「エジプト国内のすべてのブタの処分を、ただちに開始するよう指示が出された」と述べた。

エジプト農業省によると、同国のブタの頭数は25万頭。少数派のキリスト教系コプト教(Coptic Christian)の信者らが食用として飼育している。(c)AFP



 
 
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トンだ災難…エジプト政府、国内飼育の豚を即時処分

【カイロ=加藤賢治】エジプト国営テレビによると、同国政府は29日、新型インフルエンザの感染を防ぐため、国内で飼育されているすべての豚を即時処分することを決めた。

推定頭数は30万〜40万頭。新型インフルエンザの国内感染例は報告されていないが、予防的措置を講じた形だ。

エジプトの国教であるイスラム教は豚肉を食べることを禁じているが、国内ではキリスト教一派のコプト教徒らが豚を飼育、特定の店で豚肉も販売されている。

複数の地元メディアによると、農業・土地開拓省は豚の所有者への補償金として総額5億ポンド(約85億円)の支払いを検討。すでに県知事の指示で処分が始まった地域もあるという。

同国人民議会(国会)は28日、豚の即時処分を政府に要求。イスラム原理主義系の議員は本紙に、「宗教上の理由で豚の飼育に反対しているわけでない」とした上で、「エジプトには設備が整った養豚場がない。住宅街に近い、不衛生な環境で豚が飼育されており、危険だ」と説明した。

(2009年4月29日22時43分 読売新聞)



 
 
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新型インフル:エジプトの豚とばっちり 20万頭殺処分も

【カイロ和田浩明】新型インフルエンザの世界的流行を受け、エジプト政府は国内で飼育されているすべての豚約20万頭の殺処分を検討している。29日の関係閣僚会議で判断する見通し。エジプトでは感染例は確認されていないが、人民議会(下院)が処分を勧告していた。一部自治体は既に独自に処分を決めている。

人民議会の広報担当者によると、ソロル議長は28日、ナジフ首相への書簡で国内の豚全頭を処分すべきだとの議会勧告を実施するよう求めた。エジプト政府は当初、豚の人口密集地域からの移転を検討していたが、移転先の議員らから強い反発が出ていた。

カイロの北に位置するカリュービーヤ県では28日に県内のすべての豚の殺処分を決定した。エジプトの一部メディアによると、実施を始めた自治体もある。

イスラム教では豚は不浄の動物とされるが、エジプトではキリスト教系コプト教徒らが飼育している。エジプト政府はコプト教指導者に対しても殺処分に理解を求める方針だ。

毎日新聞 2009年4月29日 19時40分(最終更新 4月29日 21時22分)



 
 
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【新型インフル】“不浄な豚” エジプトが全頭殺処分へ 

2009.4.29 23:08

エジプトのガバーリ保健・人口相は29日、新型インフルエンザの世界的な拡大を受けて、同国で飼育されている25万〜35万頭の豚全頭を直ちに殺処分とすることを決めたと発表した。処分は同日から開始されるという。同国の中東通信などが伝えた。

豚はイスラム教では「不浄な動物」として嫌悪されているが、エジプトでは少数派のコプト教徒(キリスト教徒)が食用に飼育している。政府は首都周辺の養豚場を郊外に集団移転させる案も検討しものの、人民議会(下院)は28日、全頭を即刻、殺処分にするよう政府に勧告していた。

エジプトではまだ、新型インフルエンザの感染例は確認されていない。一方、鳥インフルエンザでは今月も死者1人が確認され、これまでに26人が死亡している。ニワトリの全羽殺処分などは行われていない。

政府の決定によると、処分された豚は廃棄されず、当面、冷凍保存されるという。政府が豚飼育者らに支払う補償金が巨額になるのを避けるための措置だとみられる。(カイロ 村上大介)



 
 
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新型インフルエンザ:広がる動揺 豚すべて殺処分、エジプト政府決定

【カイロ和田浩明】新型インフルエンザの世界的流行を受け、エジプト政府は国内で飼育されているすべての豚約20万頭の殺処分を決定し、29日に着手した。

人民議会の広報担当者によると、ソロル議長は28日、ナジフ首相へ国内の豚全頭を処分すべきだとの議会勧告を実施するよう求めた。政府は当初、豚の人口密集地域からの移転を検討していたが、移転先の議員らから強い反発が出ていた。イスラム教では豚は不浄の動物とされるが、エジプトではキリスト教系コプト教徒らが飼育している。

毎日新聞 2009年4月30日 東京朝刊



 
 
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エジプトが国内すべての豚処分へ、FAOは再考促す

2009年4月30日印刷ソーシャルブックマーク

[カイロ/ローマ 29日 ロイター] エジプト政府は29日、新型インフルエンザの被害が世界的に拡大していることを受け、国内で飼育されている豚30万─40万頭すべてを殺処分にすることを決めた。

これに対し、国連食糧農業機関(FAO)は、「間違った判断」と再考を促している。

エジプトのガバリ保健相は、国営通信社を通じて発表した声明で、「エジプト国内の豚全頭を本日から処分することに決めた」と述べた。

一方、FAOのドメネック主任獣医は同日、ロイターに対し「間違った判断。そうした処分を行う理由はない。これは豚ではなく、人間のインフルエンザだ」とコメント。エジプト政府に連絡を取ろうとしていると話した。



 
 
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エジプト、国内の豚全35万頭処分へ 新型インフル懸念

2009年4月30日20時40分

【カイロ=平田篤央】エジプト政府は29日、新型インフルエンザ対策として、国内で飼育されている豚約35万頭の全頭処分を決め、作業を始めたと発表した。政府は養豚業者に対して豚の移動を禁止した。処分に対しては金銭補償を行う方針。

同国政府によると、鳥インフルエンザの人への感染例は68件報告され、26人が死亡しているが、豚インフルエンザの感染は確認されていない。ただ、隣国イスラエルで感染が発表されたことで、政府は警戒を強めている。

エジプト人の約9割が信仰するイスラム教では豚は不浄な動物とされ、主にキリスト教の一派コプト教徒が飼育している。このため、国民の間で豚に対する嫌悪感からパニックが起きたり、コプト教徒への反感が高まったりすることを防ぐ狙いもあると見られる。



 
 
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新型インフルエンザ:エジプト、豚殺処分 国際機関「不適切」

【カイロ和田浩明】新型インフルエンザの世界的流行を受けエジプト政府が決めた国内の豚全頭の殺処分を、国際獣疫事務局(OIE)や国連食糧農業機関(FAO)が批判している。現状で豚から人間への感染を示す科学的データはないため殺処分は感染予防につながらず「不適切」との内容だ。OIEは声明で殺処分への「強い反対」を表明。豚や豚肉からの感染は確認されていないとし、エジプトを含む同事務局加盟国に対し、豚の疾病監視や、豚を扱う場所での感染対策強化を行うべきだと勧告している。

毎日新聞 2009年5月2日 東京朝刊



 
 
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要塞都市で発見された古代エジプト壁画

National Geographic News

May 2, 2009

エジプト、シナイ半島。古代エジプトのファラオ、ラムセス2世(写真右)が大地の神ゲブに供物を捧げている様子を描いた壁画。エジプト北東部のシナイ半島北部にある、これまでで最大規模の泥レンガ製寺院の内部で発見された。

エジプトの考古学関係政府機関が4月21日に発表したところによると、今回の発掘現場は、スエズ運河に近いイスラエルとの国境付近で発見された4つの古代寺院の1つだという。

要塞化した都市の廃墟内で見つかったその寺院は、古代パレスチナなど東方からの旅行者がエジプトでの最初の休憩施設に使う場所だったと考えられている。訪問者にエジプトの威光を印象付けるように作られたこの都市は、戦争と征服の時代であった新王国期(紀元前1539〜1075年)にエジプト軍の拠点だったようだ。

「この寺院はきわめて美しかった。訪問者はこの寺院がエジプト文化の象徴だと思っただろう」と、今回の調査を率いたエジプト最高考古庁のモハメド・アブデルマクスード氏は話している。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009050201&expand



 
 
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中曽根外相、エジプト大統領と会談 中東和平に向け協力確認

【カイロ=安部健太郎】中曽根弘文外相は3日、エジプトを訪問し大統領府でムバラク大統領と会談した。外相は中東和平に向けた両国の協力を確認するとともに大統領に訪日を招請。エジプト政府が、パレスチナでガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとアッバス自治政府議長の支持基盤ファタハの和解に向けた協議を後押ししていることに対し、日本の支持を伝えた。

中曽根外相はエジプト訪問に先立ち、イランの首都テヘランで2日夜、同国のアハマディネジャド大統領と会談した。外相が米オバマ政権の対話呼びかけに「イランは目に見える形で応じることが必要」と促したのに対し、大統領は「米国の変化や行動を見ていきたい」との考えを示した。

また外相がイランのウラン濃縮活動への懸念を伝えたのに対し、大統領は「透明性を持って核開発を進めている」と継続の意志を強調した。(04日 00:33)



 
 
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エジプト:スンニ派最高権威機関総長、米の融和姿勢を評価

【カイロ和田浩明】カイロにあるイスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルの総長、ムハンマド・タンタウィ師(80)は2日までに毎日新聞と会見した。4月のトルコ訪問で「イスラムとの融和」姿勢を打ち出したオバマ米大統領に関し、「対話は義務であり、すべての問題に解決を見いだす最善の方法だ」と語り、「相互利益と相互理解」を通じイスラム世界での信頼回復を図る方針を評価した。

タンタウィ師は、イスラム教の多数派であるスンニ派の法学者として最も影響力を持つ一人で、穏健派として知られる。

オバマ大統領について「米国と他国の対話の必要性を確認した」と指摘、「対話は人類社会に安全を広げる」と語った。

イスラム世界と非イスラム世界の緊張関係は、実行犯がイスラム教徒だった01年9月の米同時多発テロをきっかけに深まった。タンタウィ師は「アズハルとしては、イスラムの教えに矛盾する、すべての宗教に否定された行動だと批判した」と述べ、非イスラム世界との関係改善に努めていると説明した。

イスラム世界では女性の権利が男性に比べ制限されているとの指摘もあるが、タンタウィ師は「シャリア(イスラム法)は女性の尊厳を重視している」と主張した。

中東和平の見通しについては「政治家に向けるべき質問」として回答を避けた。

毎日新聞 2009年5月4日 東京朝刊



 
 
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新型インフル:豚殺処分に3百人抗議 警官隊発砲 カイロ

【カイロ和田浩明】カイロ市内で3日、新型インフルエンザ対策として殺処分する豚の運搬で訪れたエジプト政府関係者に対し、反発した住民らが投石、警官隊が威嚇射撃や催涙弾の発射を行い、負傷者が出た。AFP通信などが報じた。

衝突が起きた地区は貧困層住民が多く、集めたゴミで豚を飼育している。殺処分担当職員が来ると住民ら約300人が「生活の道が奪われる」などと投石を始め、警察が制圧のため発砲した。

エジプトでは新型インフルエンザの感染例は未報告。政府は国内の豚すべての殺処分を決定したが、国際獣疫事務局(OIE)は「不適切」と批判した。

イスラム教で不浄な動物とされる豚の飼育は、エジプトではキリスト教系コプト教徒が主に行っている。地元紙によると、同教徒の飼育業者は殺処分をやめさせるよう宗教指導者に介入を要請した。

毎日新聞 2009年5月4日 0時23分(最終更新 5月4日 12時31分)



 
 
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中東和平:中曽根外相、エジプト大統領に2国共存支持表明

【カイロ和田浩明】中東歴訪中の中曽根弘文外相は3日、エジプトのムバラク大統領とカイロで会談し、中東和平で「2国共存」案に向けた国際努力を支持する日本の立場を説明した。ムバラク大統領は停滞している和平交渉に関し「平和と安定のため、イスラエルは譲るべきところは譲らなければならない」と発言。一方で、和平交渉のためにパレスチナ諸派も統一政府を作る必要があり、今月中旬に諸派間の和解協議を仲介すると述べた。

毎日新聞 2009年5月4日 東京朝刊



 
 
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豚全頭処分のエジプト…業者が治安部隊と衝突、投石で抵抗

【カイロ=福島利之】新型インフルエンザの感染予防策として、政府が飼育されている豚の全頭処分を決めたエジプトで3日、処分に反発する養豚業者と治安部隊が衝突し、国営テレビによると、12人が負傷した。

養豚業者が密集する首都カイロ西部マンシーヤ・ナセル地区では、政府の役人が豚を無理やり処分場に運ぼうとしたところ、業者が石を投げて抵抗。治安部隊がゴム弾を発砲した。

同国は豚肉を食べないイスラム教徒がほとんどだが、同地区は豚を飼育しているキリスト教一派のコプト教徒が住むスラム。ナハル・サミールさん(30)は「豚なしでどうやって生計を立てればいいのか。徹底的に戦う」とまくし立てた。

(2009年5月4日00時56分 読売新聞)



 
 
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ブタ殺処分に反対の養豚業者ら、機動隊と衝突 エジプト

* 2009年05月04日 09:30 発信地:カイロ/エジプト

【5月3日 AFP】(一部更新、写真追加)エジプトの首都カイロ(Cairo)などで3日、政府が新型インフルエンザの流行阻止対策として、ブタの全頭殺処分を指示したことに抗議する養豚業者らと機動隊が衝突した。

AFP特派員によると、市内モッカタム(Moqattam)の貧困地区で、若者を中心とする住民ら300〜400人が殺処分に対する抗議デモを行っていたところ、警官隊がブタを連れ去りに到着したため、住民らは石や瓶などを投げつけた。これに対し、警官隊はゴム弾の発砲や催涙ガス散布などを行った。

医療関係者によると、この衝突で、少なくとも住民8人が負傷した。また、治安当局の話では、警察官7人も軽傷を負ったという。

一方、半国営の中東通信(MENA)によると、カイロ近郊ハンカ(Khanka)やバサティーン(Basateen)でも同日、農民と機動隊との衝突があった。

今回の新型インフルエンザについては、ブタから人への感染を示す確証はないと世界保健機関(World Health Organisation、WHO)が発表しているにもかかわらず、エジプト当局は2日から全土で計25万頭全頭の殺処分を開始した。

豚肉を食することを禁じるイスラム教徒が多数を占めるエジプトで、養豚業を営むのは、主に少数派のキリスト教系コプト教の信者たちで、豚の殺処分により生活手段が奪われると抗議している。政府は養豚業者らに対し、補償金の支払いを約束している。

エジプトの人口はアラブ世界最多。これまでに、新型インフルエンザ「インフルエンザA型(H1N1)」の感染例は伝えられていないが、2006年以降、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)で26人の死者を出している。(c)AFP



 
 
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ネフェルティティの胸像、実は「ニセモノ」だった スイス人美術史家

* 2009年05月06日 10:28 発信地:パリ/フランス

【5月6日 AFP】ドイル・ベルリン(Berlin)の旧博物館(Altes Museum)にある3400年前のものとされるネフェルティティ(Nefertiti)王妃の胸像が、実は古代エジプト人たちが使用していた顔料の発色を調べる目的で1912年頃に制作された「複製品」だった――スイスの著名な美術史家、アンリ・スティルラン(Henri Stierlin)氏が、最近出版した自著のなかでこのような説を展開している。

エジプト、中東、古代イスラム世界に関する多数の著書があるスティルラン氏によると、くだんの胸像は、ナイル(Nile)川河畔での発掘に携わっていたドイツの考古学者ルートウィヒ・ボルハルト(Ludwig Borchardt)が、王妃が所有していたネックレスを実際に身につけさせ、さらに発掘現場で見つかった古代の顔料の着色試験も兼ねて、Gerardt Marksという名の彫刻家に作らせたものだという。

だが1912年12月6日、この胸像を目にしたドイツの皇太子に「本物」であると称賛されたボルハルトには、真実を告げる勇気がなかったのだとスティルラン氏は主張する。

ネフェルティティの胸像を25年間研究してきた同氏は、これが複製品であるとするいくつかの根拠を挙げている。 

まず、左眼が彫られていないこと。これは、像を本人と見なしていた古代エジプト人にとっては不敬にあたる。

次に、肩が19世紀以降のアール・ヌーボー(Art Nouveau)風を思わせるように、垂直方向にカッティングされていること。古代エジプトの彫像は、肩が水平方向にカッティングされているという。

さらに、発掘現場に居合わせたフランス人の考古学者らは、胸像について一切言及しておらず、発見に関する記録も残していないこと。また、極めて重要な発見にもかかわらず、ボルハルトは詳しい報告をしていないばかりか、この胸像をスポンサーの自宅に10年間も放置していたという。

胸像に関する科学的な報告書が発表されたのは、「発見」から11年後の1923年のことだった。

なお、この胸像が何年に制作されたかは、石の本体にしっくいが塗られているという構造のため、科学的な推定は不可能だという。 

エジプト政府は、この胸像が1923年に初めて展示されて以来、ドイツ政府に対し、「独特なかぶりものをしている」この像の返還を求めている。ネフェルティティ王妃の胸像は、現在修復工事中で今年10月に再開予定の新博物館(Neues Museum)に移されることになっている。(c)AFP



 
 
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豚全頭処分のエジプト、養豚の少数派キリスト教徒は猛反発

【カイロ=加藤賢治】新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)対策として、エジプト政府が始めた豚の全頭処分に対し、豚を飼育する少数派のキリスト教一派コプト教徒が猛反発している。

同教徒は、豚を不浄とみなすイスラム教徒による差別だと訴えるが、政府は「飼育環境が不衛生で、野放しにできない」と処分を進めている。

「感染者が出ていないエジプトで、なぜ豚を処分するんだ」

カイロ西部マンシーヤ・ナセル地区で、豚約100頭を飼育する男性(33)は、怒りをぶちまけた。住民の大半は廃品回収業のコプト教徒で、生ゴミで豚を飼育、副収入にする貧困層だ。3日には処分に反発する住民と治安部隊が衝突した。

「新型」ウイルスは、人から人にうつる型に変異しており、感染拡大に豚はもはや無関係。それでもエジプト政府は、国内の推定30万〜40万頭の豚を処分する計画だ。

新型インフルエンザの世界的な広がりは、日ごろから不衛生な豚飼育を駆逐する機会をうかがっていた政府に、絶好の口実を提供したとの見方が広がっている。

◆コプト教=キリスト単性論の立場をとる一派。信徒はエジプトの人口(約8300万人)の約9%を占める。ローマ帝国時代に異端とされ、19世紀の英国進出で信教の自由を獲得した。ブトロス・ガリ元国連事務総長も信徒。

(2009年5月8日00時34分 読売新聞)



 
 
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米大統領、エジプトや仏独訪問へ イスラム社会との融和訴え

【ワシントン=弟子丸幸子】ギブズ米大統領報道官は8日、オバマ米大統領が6月4日からエジプト、ドイツ、フランスを歴訪すると発表した。エジプトではイスラム世界との連帯を訴える演説をする予定。ドイツでは旧ナチス政権の強制収容所跡地などを訪れ、フランスでは1944年のノルマンディー上陸作戦の記念式典に出席する。

オバマ大統領はまず4日にエジプトを訪問。中東和平のカギを握る同国で、就任演説から打ち出してきたイスラム社会との融和を訴える。ギブズ報道官は「エジプトはアラブの中心地である」と演説の場に同国を選んだ理由を説明した。

大統領は翌5日にドイツのドレスデンに移動した後、ナチスが設けたブーヘンバルト強制収容所跡を訪れる。同収容所は大統領の母方の大叔父が米陸軍兵士として解放にかかわった地。多くのユダヤ人を収容した場に足を運ぶことで、イスラエルへの配慮も示す。 (22:01)



 
 
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新型インフルエンザ:豚殺処分「差別だ」 政府の決定に少数派教徒が反発――エジプト

エジプト政府が新型インフルエンザ対策として進める豚の全頭殺処分が波紋を広げている。カイロで豚の飼育をなりわいとする少数派のキリスト教系コプト教徒は「豚を不浄の動物とみなす多数派イスラム教徒による宗教的差別だ」と反発。一方で「国民は政府の決定に従うべきだ」との声も聞かれる。【カイロ和田浩明】

カイロには「ザバリーン」(ゴミの人)と呼ばれる、主にコプト教徒の住民が約5万人いる。民家からゴミを回収、再利用可能な資源は分別し、生ゴミで飼育した豚を売り生計を立てている。全頭処分は収入の大幅減を意味する。

「殺処分決定は、コプト教徒に対する差別だ」。カイロ市内の処分場に自分が育てた豚80頭を運んできた男性(54)は、声をひそめて語った。「一族28人が豚の飼育で食ってる。どうすりゃいいんだ」

政府は処分した豚1頭あたり50〜250エジプトポンド(約880〜4400円)の補償金を支払っている。農業省幹部で処分を監督するスワイド・エルフーリ氏は「反発もあったが、補償されると聞いて自発的に豚を連れてくる人もいる」と説明する。カイロ全体で約6万3000頭のうち、既に1万頭を処分したという。

ただ、豚を飼育する別の男性によると、従来は30頭を売れば1万エジプトポンド(約17万6000円)になったが、処分に出すと受け取る金額は8分の1ほどに減ってしまう。「政府の決定は間違っている。新型インフルエンザの発生源とされるメキシコでも殺処分はしていない」。男性は苦々しげに語った。エジプトでは今のところ感染は報告されていないが、ザバリーンの中にはゴミ回収時に敷地に入れてもらえなかったり、感染を疑われるケースもあるという。

一方、ザバリーンのリーダー格で、政府寄りのシャハタ・アルメカデス氏(47)は「殺処分の決定を受け入れる」と述べ、宗教的差別との指摘を否定した。ザバリーンと警官隊が衝突する事件も起きているが、同氏は「(衝突は)若者が暴発した結果」と指摘。政府には豚以外の動物を購入して飼育できるよう補償を求めているという。

毎日新聞 2009年5月9日 東京朝刊



 
 
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オバマ大統領、6月にエジプトでイスラム世界向け演説

【ワシントン=黒瀬悦成】ギブス米大統領報道官は8日、オバマ大統領が6月4日にエジプトを訪問し、イスラム世界に向けた演説を行うと発表した。

エジプトを選んだ理由は、同国が「アラブ世界の中心地であるため」と説明し、「イスラム諸国の指導者ではなく民衆に対し、米国とイスラム諸国の安全と将来の幸福に向けて、共に力を合わせていく方策を語りかける」と述べた。

エジプトは反体制派への弾圧などの人権侵害を国際社会から批判されており、ブッシュ前政権が熱心に唱えた中東の「民主化」や「人権状況の改善」でどう言及するかも注目される。

大統領は続いて5日に、第2次大戦末期の米英軍による無差別爆撃で多数の市民が犠牲になった独ドレスデンとなどを訪問。6日は仏ノルマンディー海岸で、連合軍による上陸作戦(Dデー)の65周年記念式典に出席する。

(2009年5月9日20時57分 読売新聞)



 
 
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2009.05.09 Web posted at: 12:18 JST Updated - CNN

オバマ大統領、エジプトで対イスラム諸国政策で演説へ

ワシントン(CNN) ホワイトハウスのギブズ報道官は8日、オバマ大統領が6月4日にエジプトを訪問し、米国とイスラム諸国との関係について演説すると述べた。大統領は今年4月6日、トルコ・イスタンブールで同様の演説を行っている。

エジプトで、イスラム世界との関係強化へ意欲を改めて示すとみられる。トルコでの演説では、イスラム諸国と敵対はしないなどと強調していた。

オバマ大統領は、就任後、100日以内にイスラム政策に関する演説をイスラム諸国で行う方針を明らかにしていた。ただ、エジプトのムバラク政権が政治改革に消極姿勢を見せていることから、オバマ氏の同国訪問に批判的な見方も出ている。

ギブズ報道官によると、大統領はエジプトの後、ドイツのドレスデンへ向かい、ナチス・ドイツのブーヘンバルト強制収容所跡を訪問する。この後の6日にはフランス・ノルマンディーを訪れ、第2次大戦の連合国軍上陸作戦の65周年記念式典に出席する。



 
 
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全頭処分、養豚担う少数派コプト教徒反発 エジプト

2009年5月11日5時4分

【カイロ=田井中雅人】エジプト政府が新型の豚インフルエンザ対策として、国内で飼育されている約35万頭の豚の全頭処分に着手したことに対し、養豚業を手がけてきたキリスト教系のコプト教徒が強く反発している。豚を「不浄の動物」とみなす多数派のイスラム教徒との、宗教上のあつれきも高まっている。

カイロ中心部から車で東に15分のマンシェイト・ナセル地区。養豚業のジョージ・サイードさん(25)は「子供のころからこの仕事をしているが、インフルエンザどころか健康体そのものだ。生活の糧である豚がなぜ殺されなくてはならないのか」と憤る。

エジプトで養豚は、ごみのリサイクルと裏腹だ。市街地で集めるごみを分別し、残飯のみ豚に与えて飼育。豚は食肉工場に、分別した残りのごみはリサイクル業者に出荷する。人口の1割と言われるコプト教徒のうち約3万5千人が、この地区でごみ処理と養豚で生計を立てており、1日にトラック2千台分のごみが運び込まれ、約6万頭の豚が飼育されているという。

3日には、豚の処分のためこの地区を訪れた保健当局者や機動隊に対し、住民数百人が投石して抗議。機動隊も催涙弾などで応戦し、12人が負傷する騒ぎになった。

エジプトでは、まだ新型インフルエンザの感染は確認されていないが、政府は「予防措置」として先月末に豚の全頭処分に着手。保健当局によると、9日までに約1万1千頭を処分した。

政府は業者に対し、豚1頭あたり100エジプトポンド(約1800円)程度の補償の可能性も示しているが、サイードさんは「補償は一時しのぎにすぎない。我々がいなければ政府の方も困るはずだ。カイロの街は、ごみの山に埋もれてしまうだろう」と反発する。

コプト教徒が多く暮らすカイロ北部ショブラ地区の豚肉専門店。店員アイード・ブトロスさん(50)は「風評被害で客が半減した。豚肉を食べないイスラム教徒の政治家らがインフルエンザという口実を得て、すべての豚を処分しようとしているのだ」。

一方、カイロ在住のイスラム教徒で退役軍人のムハンマド・ラシドさん(60)は「エジプトはイスラム国家。そもそも豚を飼うべきではない」と政府の全頭処分を支持する。

世界保健機関(WHO)は新型インフルについて「豚肉が感染源になることはない」と明言しており、冷静な対応を求めている。国連食糧農業機関(FAO)幹部も「豚を処分する理由がない。(エジプト政府の対応は)全くの誤りだ」と批判している。



 
 
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鳥インフルエンザ:エジプトで69人目

エジプト保健省は10日、中部ナイル川沿岸のソハーグ県の5歳の少女が鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染したと発表した。エジプトでの鳥インフルエンザ感染者は69人目。少女はH5N1に感染した鳥に接触して感染。タミフルの投与を受け、現在は容体が安定しているという。中東通信が伝えた。【共同】

毎日新聞 2009年5月11日 東京夕刊



 
 
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エジプトでまた鳥インフル 69人目

2009.5.11 09:59

エジプト保健省は10日、中部ナイル川沿岸のソハーグ県の5歳の少女が鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染したと発表した。エジプトでの鳥インフルエンザ感染者はこれで69人目。少女はH5N1に感染した鳥に接触して感染。タミフルの投与を受け、現在は容体が安定しているという。中東通信が伝えた。

エジプトではこれまでH5N1に感染した26人が死亡。今年になって感染者が急増している。(共同)



 
 
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イスラエル首相、エジプト大統領と会談 中東和平など協議

【シャルムエルシェイク=安部健太郎】イスラエルのネタニヤフ首相は11日、エジプトのシナイ半島の保養地シャルムエルシェイクを訪れ、ムバラク大統領と会談した。中断しているイスラエルとパレスチナ自治政府の和平交渉について協議するとともに、核開発を進めるイラン情勢などについて話し合ったとみられる。

ネタニヤフ氏の外国訪問は3月末の首相就任後初めて。来週には訪米し、中東和平推進に意欲を見せるオバマ大統領と会談する予定だが、米国など国際社会が支持するパレスチナ国家の樹立によるイスラエルとの「二国家共存」案にネタニヤフ氏は消極的で、和平交渉は暗礁に乗り上げている。 (07:00)



 
 
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カイロ南方で狩猟用品、硬貨など発掘

2009.5.13 00:46

エジプト考古最高評議会は12日、カイロ南方のファイユーム県のカールーン湖北部で古代エジプト先王朝時代(紀元前5000年ごろ−同3000年ごろ)からイスラム教がもたらされた7世紀に至るまでの狩猟用品、ガラスの首飾り、硬貨などを発見したと発表した。

評議会が公表した硬貨の製作年代は不明だが、赤茶色の硬貨の表面には文様が描かれるなど、さまざまな意匠が施されている。(共同)



 
 
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ブタ殺処理のユーチューブ映像に猛抗議、エジプトの新型インフル対策

* 2009年05月18日 18:29 発信地:カイロ/エジプト

【5月18日 AFP】新型インフルエンザ対策としてエジプトでブタが殺処理されている件に関連し、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿されたビデオ映像の残酷な殺処理方法に、猛抗議する声が殺到している。

ビデオを投稿したのは、エジプトの独立系新聞アルマスリ・アルヨウム(Al-Masri Al-Yom)。鉄の棒で打ちのめされるブタや、次々に刺される子ブタ、また生きたままブルドーザーのシャベル部分に蹴り落とされるブタたちなどが撮影されていた。

このビデオは前週末にユーチューブで公開されて以来、戦慄を覚えたイスラム教徒やキリスト教系のコプト教徒らの猛反発を招いている。コプト教会の信徒らはエジプトの養豚業界を担っており、またイスラム教徒らはブタ肉を食べない。殺処理が開始される前、エジプト国内には約25万頭がいたと推測される。

新型インフルエンザA型(H1N1)の感染はこれまでのところ、エジプトではまだ確認されていないが、同国は世界で唯一、ブタの殺処理を決定した国となっている。しかし、世界保健機構(WHO)は、ブタの殺処理は科学的に正当性がないと指摘している。

ビデオの中では首都カイロ(Cair)に近いKashkusの副市長が、ブタが詰め込まれた貨物トラックに上から化学薬品を流し込み、ゆっくりとブタたちが死んでいった様子を説明もしている。ブタの死骸が埋められた投棄場の責任者は「ブタには化学物質がかかっていた。死ぬまで30〜40分放置されていた」と証言した。

しかし、農業相は化学薬品でブタを殺処理した点は否定している。また感染症対策担当局の責任者サベル・アブデル・アジズ・ガラル(Saber Abdel Aziz Galal)氏は「かけたのは消毒のための殺菌剤だ。埋める前にブタののどをかき切った」とAFPに反論した。AFPが独自に入手した写真では、ブタは開腹されていたがのどは切られていなかった。

カイロ・アズハル大学(Al-Azhar University)のイスラム教のファトワ(宗教令)委員会を率いるサリム・モハメド・サリム(Salim Mohammed Salim)師はAFPに、こうした方法で動物を殺害することは「イスラム教では厳しく禁じられている。その動物がブタであっても、なにであっても」と語った。(c)AFP/Alain Navarro



 
 
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古代エジプトでワインは薬代わり!?

古代エジプトでは、ワインはハーブを加えて薬代わりに使われていたことが、米ペンシルベニア大のパトリック・マクガバン博士の研究でわかった。

紀元前3100年に王がワインを入れていた甕から見つかった残留物を分析した結果、ハーブを加えたワインが痛み止め、下剤、利尿などに使われていた可能性が高いという。

(2009年5月19日 読売新聞)



 
 
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エジプト政財界の大物に死刑判決 レバノン女性歌手殺害で

2009.5.21 19:16

【カイロ=村上大介】レバノン人女性歌手、スザンヌ・タミームさん(30)=当時=の殺害を指示したとして殺人罪に問われたエジプト政財界の大物、ヒシャーム・タルアト・ムスタファー被告(49)に対する判決公判が21日、カイロで開かれ、死刑が言い渡された。

同被告は、不動産開発を中心とするエジプト有数の財閥の元総帥で、昨年9月の逮捕当時、上院に相当する諮問評議会議員や与党・国民民主党(NDP)の政策委員会書記を務めていた。被告は2007年まで約3年間、タミームさんと関係を続けていたが、タミームさんはその後、エジプトを離れ、昨年7月、ドバイの自宅で惨殺された。

判決によると、ムスタファー被告は、自分が建設したホテルの警備担当だった元警官に200万ドルを支払い、タミームさん殺害を指示。実行犯の元警官も死刑を言い渡された。



 
 
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ムバラク大統領、孫の死で訪米中止

2009.5.21 08:36

【カイロ=村上大介】エジプト国営中東通信は20日夜(日本時間21日未明)、同国のムバラク大統領が25日からの米国公式訪問を中止したと伝えた。オバマ米大統領と26日に首脳会談を行う予定だった。ムバラク大統領の12歳になる孫が18日に病気で死去したためで、大統領は悲しみのあまり19日の葬儀にも参列できなかったという。

イスラエル・パレスチナ2国家共存案を軸とした中東和平達成に前向きな姿勢を示すオバマ大統領と、和平プロセスの仲介役の一人であるムバラク大統領の初会談は、18日のネタニヤフ・イスラエル首相とオバマ大統領の会談と並び、オバマ政権にとって具体的な政策を探るに当たっての重要な会談の一つに位置づけられていた。28日にはアッバス・パレスチナ自治政府議長とオバマ大統領の会談も予定されている。

ただ、オバマ大統領は6月4日にエジプトを訪問し、アラブ諸国に向けた演説を行う。米エジプト首脳会談はその際に仕切り直すことが可能であり、ムバラク大統領の訪米中止による和平協議への実質的な影響は少ないとみられている。



 
 
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政財界大物に死刑判決=女性歌手殺害スキャンダル−エジプト

【カイロ21日時事】エジプトの裁判所は21日、レバノン人女性歌手、スーザン・タミムさん(30)=当時=が殺害された事件で、殺人を依頼したとして、不動産開発大手タラアト・ムスタファ・グループの元社長で、上院に当たる諮問評議会議員であるヒシャム・タラアト・ムスタファ被告に対し、死刑判決を言い渡した。

昨年7月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでタミムさんの惨殺死体が見つかり、防犯カメラの映像からエジプト人警官が実行犯と割り出された。警官は200万ドル(約1億9000万円)でムスタファ被告から殺害を依頼されたと自供、同被告が同9月に逮捕、起訴された。(2009/05 /21-16:00)



 
 
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2009.05.22 Web posted at: 21:23 JST Updated - CNN

エジプト議員に死刑判決か、女性歌手殺害 恋愛関係のもつれか

カイロ(CNN) エジプトの首都カイロの裁判所は21日、諮問評議会(上院に相当)議員で不動産業の大立者であるヒシャム・タラアト・ムスタファ被告と、実行犯の元警官に対し、レバノンの女性人気歌手スザンヌ・タミムさんの殺害の罪で有罪判決を下した。量刑判決は6月25日だが、死刑となる可能性が大きい。

被告と犠牲者の間の恋愛関係のもつれが原因ともみられる。検察側は、タミムさん殺害は「報復」と主張したが、詳細は不明。一方、弁護側は、被告はタミムさんを愛していたが、第2の妻とすることを家族から反対されていたと述べている。エジプトで一夫多妻は認められている。

タミムさんはアラブ首長国連邦(UAE)の自宅アパートでのどをかききられる遺体となって発見されていた。ムスタファ被告は元警官に約200万ドル(約1億9000万円)を与え、タミムさん殺害を依頼していた。同被告は昨年9月に逮捕、起訴されていた。

被告は、与党・国民民主党に所属している。起訴後、議員の特権ははく奪されている。



 
 
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美人歌手の殺害を依頼、エジプト政財界の大物に死刑判決

* 2009年05月22日 10:20 発信地:カイロ/エジプト

【5月22日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)の裁判所は21日、レバノン人の人気女性歌手、スーザン・タミム(Suzanne Tamim)さん(当時30)の殺害を指示したとして殺人罪に問われていたエジプト政財界の大物、ヒシャム・タルアト・ムスタファ(Hisham Talaat Mustafa)被告に対し、死刑判決を言い渡した。このほか、タミムさん殺害を実行したエジプト人元警官にも死刑判決が下った。

タミムさんは2008年7月、ドバイ(Dubai)の高級マンションで惨殺遺体で発見された。その後の調べによると、ムスタファ被告はタミムさんが英ロンドン(London)の高級百貨店ハロッズ(Harrods)で出会ったイラク人キックボクサーと結婚した後、実行犯の元警官にタミムさん殺害を依頼。警官はタミムさんの後をつけて自宅を割り出し、ビル管理人の関係者を装って玄関を開けさせると、タミムさんののどを切って殺害した。ムスタファ被告はこの警官に200万ドル(約1億9000万円)を支払ったという。

ムスタファ被告は同年9月に逮捕、起訴された。被告は開発大手タラアト・ムスタファ・グループ(Talaat Mustafa Group)の元社長でエジプト諮問評議会議員。エジプトで財界の有力者が有罪になることは珍しい。ムスタファ被告の弁護士は記者団に対し、判決を不服として控訴する方針を明らかにした。(c)AFP



 
 
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爆弾テロ容疑者7人逮捕 エジプト、1人死亡21人負傷

2009年5月24日19時37分

【カイロ=平田篤央】エジプト内務省は23日、今年2月にカイロ中心部の観光地ハン・ハリーリでフランス人1人が死亡、21人が負傷した爆弾テロ事件で、犯行グループの7人を逮捕したと発表した。

同省によると、グループは国際テロ組織アルカイダとつながりがあり、7人にはエジプト人のほかパレスチナ人、チュニジア生まれのベルギー国籍、エジプト生まれの英国籍、アルバニア生まれの仏国籍が含まれている。エジプトから密輸トンネルでパレスチナ自治区ガザに入り、爆弾の扱い方などの訓練を受けていた。シナイ半島の観光地や欧州でのテロ計画もあったという。



 
 
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2009.05.27 Web posted at: 16:38 JST Updated - CNN

オバマ氏がサウジも訪問 イラン核など エジプト、欧州歴訪

ワシントン(CNN) ギブズ米大統領報道官は26日、オバマ大統領が来週予定するエジプト、欧州歴訪にサウジアラビア訪問が追加されたと発表した。6月3日にサウジ入りし、アブドラ国王と会談する。イランの核開発問題や中東和平などが主要議題になるとみられる。

オバマ氏はサウジに一泊した後の4日にエジプト入りする。同国では、米政府のイスラム政策に関する演説を行う。

エジプトの後は、ドイツのドレスデンへ出発し、ナチス・ドイツの強制収容所跡も訪問。はフランスのノルマンディー海岸も訪れ、第二次大戦の連合国軍上陸作戦の65周年式典に臨む。



 
 
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豚肉が消えた…新型インフルで全頭処分のエジプト

【カイロ=福島利之】新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染予防策として豚の全頭処分を決めたエジプトで、豚肉が店頭からほぼ姿を消した。

入荷が途絶えたことに加え、風評によって消費者が豚肉の購入を控えているためだ。豚肉業者は「これでは廃業だ」と悲鳴を上げている。

イスラム教徒が人口の9割を占めるエジプトで、豚肉を食べる少数派のキリスト教一派コプト教徒が多く暮らす首都カイロ北部のシュブラ地区。アイザット・アミーンさん(57)の豚肉店の棚は空っぽで、ハムやソーセージなど加工品がわずかに置いてあるだけだ。アミーンさんは「新鮮な肉はないし、客も来ない」と嘆いた。

カイロの豚肉加工業者5社、豚肉店31店は、どこも開店休業状態。大手豚肉加工業者アター・ファハリさん(55)は「政府の補償は何もない。45人の従業員にどうやって給与を払えばいいのか」と怒りをぶちまけた。

(2009年5月30日22時07分 読売新聞)



 
 
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新型インフルエンザ:エジプト保健相「大巡礼帰国者隔離も」 イスラム指導者反発

【カイロ和田浩明】エジプト政府幹部が、新型インフルエンザの感染予防措置としてイスラム教徒の一大行事「ハッジ(大巡礼)」からの帰国者を隔離する可能性に言及し、波紋を広げている。

ハッジはサウジアラビアのメッカ聖地巡礼などイスラム教徒が可能な限り行うべき義務の一つ。各国から毎年200万人が参加、エジプトからも約50万人が加わるといわれる。今年は11月下旬に「巡礼月」が始まる。

エジプトのガバリ保健相は20日付の独立系地元紙「アルマスリ・アルヨウム」のインタビューで、昨年のハッジに参加したエジプト人数千人がインフルエンザに感染して帰国したと指摘。今年は新型インフルエンザの感染者が出る可能性があり、場合によっては帰国時の隔離も選択肢になると述べた。

これに対し、メッカがあるサウジなど他の中東諸国のイスラム教指導者からは「感染リスクが誇張されている」との批判が出ている。

エジプトでは新型インフルエンザの感染報告はないが、政府は4月、国内の豚すべての殺処分を開始した。

中東では唯一、鳥インフルエンザの人への感染報告が続いていることもあり、保健当局は新型ウイルスの侵入阻止のため空港などでの検疫を強化している。

毎日新聞 2009年5月31日 東京朝刊



 
 
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親の勧める結婚に抵抗、男性が自分の性器を切断 エジプト

* 2009年05月31日 22:55 発信地:ケナ/エジプト

【5月31日 AFP】エジプトで31日、親が決めた結婚に抵抗する証として、男性が自分の性器を切断する事件があった。

この男性はエジプト南部シーク・エイサ(Sheikh Eissa)村の25歳で、病院に急送されたが、容態は安定しているという。

当局の発表では、男性は別の女性と恋愛関係にあったが、両親はその女性との結婚を認めず、別の女性と結婚するよう命令した。すると男性はナイフを持ち出し、自分の部屋でペニスを切断したという。当局によると、医師らは再結合手術を試みたが、成功しなかった。(c)AFP



 
 
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エジプト:宗教指導者「大量破壊兵器禁止を」 イスラム国に宗教令

【カイロ和田浩明】エジプトの大ムフティ(指導的イスラム法学者)であるアリ・ゴマー師(エジプト政府任命)は5月31日、核兵器や化学・生物兵器などの大量破壊兵器の使用を禁止するファトワ(宗教令)をイスラム国家に対し発した。エジプト政府は中東非核地帯構想を提唱しており、核軍縮を推進するオバマ米大統領の4日のカイロ訪問に呼応する形の立場表明とみられる。

一方でゴマー師は、イスラム国家による核兵器保有は「敵を抑止するためであれば、必要な行為」だとして許容する姿勢も明示した。

ゴマー師は、大量破壊兵器を使用すれば、標的国が非イスラム国であっても同国内に居住するイスラム教徒が命を失い、さらに標的国だけでなく周辺国の非戦闘員も死傷する可能性があると指摘。一部の「使用許容論」は誤りだと述べた。

イスラム諸国では、パキスタンが核兵器を保有している。イランも核兵器に転用可能なウランの濃縮活動を継続しており、米欧は「原爆開発が目的」と批判しているが、イランは「平和利用目的」と反論している。

中東諸国では、イスラエルの核兵器保有に対する脅威論が根強い。エジプトの中東非核地帯構想の提唱も、イスラエルをけん制する意図があると見られている。

毎日新聞 2009年6月2日 東京朝刊



 
 
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米国:オバマ大統領の主要演説の骨子、携帯へメール配信――在エジプト米大使館

【カイロ和田浩明】ケータイでオバマ演説を読もう――。在エジプト米大使館は3日、オバマ大統領がカイロで4日に行う主要演説の骨子を携帯電話に配信すると発表した。インターネットで電話番号を登録すれば、世界約250カ国・地域で受け取れる。

大統領演説は日本時間4日午後の予定。登録用ウェブサイト(http://www.america.gov/sms.html)によると、英語、アラビア語、ウルドゥー語、ペルシャ語の4言語でテキスト送信される。演説はホワイトハウスのウェブサイトでも複数言語で生中継される予定だ。

毎日新聞 2009年6月4日 東京朝刊



 
 
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イスラムと「新たな始まり」米大統領演説、関係修復を訴える

【カイロ=宮明敬】中東・欧州歴訪中のオバマ米大統領は4日、エジプトのカイロ大学でイスラム世界に向けて演説し、「イスラムは米国の不可欠な一部だ」と指摘した上で、「過去の相互不信や猜疑(さいぎ)心」を捨てて「新たな始まり」を迎えようと呼びかけた。

オバマ氏は大統領就任以来、ブッシュ前政権時代に悪化したイスラム世界との関係修復を目指している。演説では、新たな関係を構築する課題として、国際テロ組織「アル・カーイダ」などイスラム過激派のテロ活動や、頓挫した中東和平プロセスなどを挙げた。

このうち和平プロセスの核であるイスラエル―パレスチナ関係については、「2国家共存以外に解決策はない」と語り、パレスチナ国家樹立を目指す姿勢を明確にした。また、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの武装闘争を非難すると同時に、将来のパレスチナ領土と想定されるヨルダン川西岸へのユダヤ人入植地建設の凍結も求めた。

オバマ大統領は、ブッシュ政権が敵視したイランとも「条件をつけずに対話を進める用意がある」と言明し、イランの核武装は認めないものの、核を平和利用する権利は「どの国にもある」と語った。

(2009年6月4日21時18分 読売新聞)



 
 
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オバマ大統領のカイロ演説、14言語に翻訳 米ホワイトハウス

【ワシントン=弟子丸幸子】米ホワイトハウスは4日、オバマ米大統領の同日のカイロでの演説全文をアラビア語など14言語に翻訳する取り組みを始めた。米イスラム関係の「新たな始まり」を訴えたメッセージを幅広く伝えるのが目的。ホームページに掲載する。米国家安全保障会議(NSC)当局者によると、字幕をつけた映像版も近く複数言語で用意する。

ホワイトハウスは演説から12時間以内に11言語の翻訳版を掲載。イスラム国家の言語が中心で、アラビア語のほか、アフガニスタンのパシュトゥー語、パキスタンのウルドゥー語、イランのペルシャ語、インドネシア語が含まれる。今後はヘブライ語、マレー語などを加える予定だ。 (18:14)



 
 
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オバマ米大統領エジプト訪問、イスラム世界との関係改善目指し

* 2009年06月04日 19:10 発信地:カイロ/エジプト

【6月4日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は4日、訪問中のエジプトでホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領と初会談に臨み、オバマ政権の外交政策にとって優先課題である中東和平プロセスの今後の進め方などについて協議した。

ムバラク大統領との会談ではイスラエル・パレスチナ問題を中心に、域内のすべての当事者にとって平和と繁栄がもたらされる建設的な進め方について協議したことを、オバマ大統領自身が明らかにした。

また、米国とイスラム教徒の関係の全面的な修復に取り掛かろうとしているオバマ大統領は4日、反米・反イスラエル感情の温床とされるカイロ大学(Cairo University)での演説を予定している。

会場にはオバマ政権が得意とするニューメディアの機材を持ち込み、フェースブック(Facebook)やツイッター(Twitter)、マイスペース(MySpace)といったソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じ、インターネット上で配信して演説の効果を最大限にしたいと意気込んでいる。(c)AFP/Stephen Collinson



 
 
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オバマ大統領がピラミッド見学 「何て巨大」とびっくり

2009.6.5 09:05

エジプト・カイロ大でイスラム社会向けの演説を行ったオバマ米大統領は演説直後の4日午後、首都カイロ郊外ギザを訪問、約1時間半にわたって古代エジプトのピラミッドなどを見学した。

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長らの案内で、オバマ氏はピラミッドの基礎石の一つに登り「何て巨大なんだ」とびっくりした様子。「宇宙人が造ったという証拠はないね」との言葉も。

オバマ氏は、ほかにスフィンクスや古代の王の副葬品である大型木造船「太陽の船」も見学。近くにいたラクダの前では、期待する記者団に「皆さんを満足させてしまうから乗れないよ」と軽口をたたくなど、終始ご機嫌だった。(共同)



 
 
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オバマ米大統領:アラブ圏で初演説 米とイスラム、未来志向の協力決意

<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 国際>

◇「新たな始まりを」

【カイロ和田浩明】オバマ米大統領は4日、エジプトのカイロ大学でアラブ圏初の主要演説を行い、「世界のイスラム教徒と米国との新たな(関係の)始まりを求める」と述べた。イスラム世界との未来志向の関係構築に決意を示したもので、焦点の中東和平問題ではイスラエルとパレスチナの「2国家共存」が「解決への唯一の道」と改めて強調した。(7面に演説要旨)

大統領はまず、イスラム世界で育った体験を踏まえ、互いの差異より共通点に目を向け、「パートナー」として世界の平和と繁栄に責任を果たそうと呼びかけた。「相互の利益と敬意」に基づく関係強化を強調し、ブッシュ前政権のイラク戦争で悪化したイスラム世界との関係改善に強い意欲を示した。

その上で大統領は、同盟国イスラエルの占領によって「パレスチナ人の苦しみが続く現状は認められない」と断言。パレスチナ側に暴力放棄を求める一方、イスラエルによる占領地でのユダヤ人入植地建設は「受け入れられない」と強調した。

また、占領地の返還などと引き換えにイスラエルとの関係正常化を提示したアラブ側の和平構想を「重要な出発点」と評価した。

イランには、核問題などでの無条件の対話再開を呼びかけた。「中東での核軍備競争を防ぐ」ためと強調。核拡散防止条約(NPT)の枠内で原子力の平和利用を認め、核兵器廃絶を求める姿勢を改めて言明した。

◇中東和平、独自構想提示なく

【エルサレム前田英司】オバマ大統領はカイロでの演説で、自ら最重要課題と位置づける中東和平問題については、独自の和平構想を示すまでには至らなかった。当事者のイスラエル、パレスチナ双方は、大統領が本格仲介に乗り出す前段階とにらみ、今後の動向を注視している。

イスラエル政府は当初、オバマ大統領によるイスラム社会への「急接近」に疑心暗鬼だった。イスラエル放送によると、これまで米大統領が重要演説をする際には事前に内容を知らされてきたが、今回は把握できなかったためだ。しかし、実際の演説は占領地ヨルダン川西岸での入植中止を強く要求したものの、「驚くような内容はなかった」(地元テレビ)との見方が主流。米国とイスラエルの強い結束にも言及されたことで、一応の安堵(あんど)が広がった形だ。ただ、ネタニヤフ首相は演説終了後、ただちに大統領発言の「真意」について内部協議を始めた。

これに対し、パレスチナ側は演説を好意的に受け止めた。自治政府のルデイネ議長顧問は、オバマ大統領が▽入植中止▽パレスチナ国家樹立▽パレスチナ人の困窮――に言及した点を評価。「米国の新たな中東政策を好発進させる重要な機会になった」と評価した。しかし和平交渉が停滞してきた経緯から「必要なのは和平の『プロセス』でなく『実行』」(自治政府筋)というのが本音で、オバマ大統領の実行力を見極めている。

◇交渉再開の環境整わず

【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は4日、中東和平への取り組みを強調したが、交渉再開の環境は整っていない。それでも演説で触れたのは、和平機運を高め、重要度が増すイスラム社会から協力を得るためだ。

演説に先立ち、ネタニヤフ・イスラエル首相とアッバス・パレスチナ自治政府議長をホワイトハウスに招いた大統領だが、両者の間の溝を埋めることはできなかった。首相は占領地での入植活動の完全凍結を拒否。議長は入植活動凍結までは交渉に応じない姿勢だ。

中東和平を巡るブッシュ前政権のイスラエル偏重は、「イスラム敵視」と受け止められてきた。一方で、中東では「核競争」(大統領)を招きかねないイランの核開発問題を抱え、イスラム過激派はアフガニスタンやパキスタンへ拡大した。

大統領はこうした課題に対処するためにも、中東和平の公正な仲裁役を務めることで、イスラム社会の対米不信を解消する必要に迫られている。

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◇米国が関与した中東和平に向けた動き

78年 9月 米国の仲介でイスラエルとエジプトが中東和平の枠組みで合意(キャンプデービッド合意)

93年 9月 オスロでの秘密交渉を経てワシントンで「パレスチナ暫定自治共同宣言」に調印(オスロ合意)

00年 7月 米キャンプデービッドで米・イスラエル・パレスチナの首脳会談が決裂

03年 4月 「2国共存」を柱とする米主導の新中東和平案「ロードマップ」公表

07年11月 米アナポリスの中東和平国際会議で和平交渉再開合意

08年 1月 ブッシュ米前大統領がイスラエル・パレスチナ訪問

09年 5月 イスラエル首相、パレスチナ自治政府議長がワシントンでオバマ米大統領と相次いで会談

毎日新聞 2009年6月5日 東京朝刊



 
 
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オバマ米大統領:カイロ演説 再出発示す配慮と率直

【カイロ和田浩明】オバマ米大統領の4日のカイロ演説では、イスラムに対する否定的な固定観念を改める決意を表明すると同時に、イスラム側の対米意識の問題点も指摘するという、「配慮」と「率直さ」が目立った。イスラム世界から価値観の「押し付け」などを批判されたブッシュ前政権との違いを際立たせる意図がにじむ内容だった。

◇コーラン3回も引用/イスラム米国の一部/政体押し付けできぬ

オバマ氏は演説で、イスラム世界がギリシャ・ローマの古典文化を守り、欧州の文芸復興(14〜16世紀)や啓蒙(けいもう)運動(18世紀)へ道を開いたと言及し、その歴史的貢献を称賛。イスラム教の聖典コーランから3回も引用し、相手の文化を尊重する姿勢を示した。

イスラム系米国人の活躍にも触れて「イスラムは米国の一部」と明言。「イスラムに対する否定的固定観念と戦うのは米国大統領としての自分の責務」と言い切った。一方「自己利益のみを求める帝国」とのイスラム側の対米認識も事実に反するとして再考を促した。

政治体制の民主化についても、「いかなる政体も他国に押し付けることはできない」と発言した。ブッシュ前政権がイラク戦争を契機に、中東・北アフリカ地域の「民主化構想」を提唱、親米アラブ諸国からも「米国的価値観の押し付け」と猛反発されたことへの反省とみられる。

イランについては「米国は冷戦中、民主的に選ばれたイラン政府を転覆させた」と述べ、53年のモサデク政権転覆に関与したことを認めた。

アフマディネジャド・イラン大統領が要求していた謝罪には踏み込まなかったが、イランを「悪の枢軸」と決めつけた前政権との違いを際立たせた。

オバマ演説へのイスラム圏の反応はおおむね好意的で、エジプト政府系のアハラム政治戦略研究センターのハッサン・タリブ副所長は「過去8年間(のブッシュ時代)の憎しみと誤解を解こうとの試み」と評価した。一方、エジプトの事実上の最大与党、イスラム同胞団の幹部からは「我々の同情と支持を買おうとしたが、シオニスト(イスラエル)を支持するなど前任者と何ら変わらない」との厳しい声も上がった。

◇「ハマス援助」容認へ

【ワシントン草野和彦】オバマ米政権は、イスラエル占領下のパレスチナ自治区で、テロ組織に指定するイスラム原理主義ハマスを含む統一政府が樹立された場合でも財政援助ができるよう、準備を進めている。条件付きとはいえ、ハマスに援助が渡ることを禁止した従来方針を転換した格好だ。

米国がテロ組織に指定するハマスは、06年のパレスチナ評議会(国会に相当)選挙で勝利し、単独政府を発足させた。ブッシュ前政権はハマスのイスラエル承認拒否などを理由に直接援助を停止。ハマスがその後、アッバス自治政府議長の出身母体ファタハと統一政府を樹立した後も、米国は援助を控えてきた。

統一政府は米欧からの支援途絶で行き詰まり、ハマスによるパレスチナ自治区ガザ地区の武力制圧につながった。自治区はハマスがガザ地区、ファタハがヨルダン川西岸を支配する分断状態にある。

ファタハとハマスは現在、エジプトの仲介で統一政府樹立に向けた交渉を継続。オバマ政権の方針転換はこれを後押しするものだ。援助は、統一政府としてイスラエル承認や暴力の停止など3条件をのめば実施される。8億4000万ドルの予算案が両院協議会を経て承認される見通しだ。

クリントン国務長官は議会証言で、現段階でハマスが条件を受け入れる見通しはないとする一方、「(援助可能な統一政府の成立に備え)ドアを開けておきたい」と述べた。

毎日新聞 2009年6月5日 東京夕刊



 
 
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From:エジプト 何がなされるのか

6月4日、カイロに異変が起きた。交通渋滞が消えたのである。

人口2000万とも言われる中東最大のこの街は、車の数も半端ではない。渋滞でイラつくドライバーたちが鳴らすクラクションは、モスクから大音量で流れるアザーン(礼拝の呼びかけ)と共に、音の景観の主旋律だ。

異変の原因は、バラク・オバマ米大統領だった。今年1月の就任前から公約していたイスラム世界向け演説を行うため、同日朝カイロに到着した。市民の多くは、市内に敷かれた厳重な警備を敬遠して、家にこもった。地元メディアは「自発的な外出禁止令」と報じた。

「イスラムと米国の新たな始まり」をうたった演説は、町行く人にはおおむね好評だった。「聞いていない」「興味がない」という人も、少なからずいたけれど。

テレビで聞いたカイロ大生、ムスタファ君(21)は「(イスラム教の聖典)コーランから3回も引用した。イスラムへの敬意を感じた」と満足げだった。アブドラさん(30)は「民主主義の拡大を支持するという発言が気に入った」そうだ。

ただ、カイロっ子たちの最大の関心は、演説で設定した目標の実現のため、何がなされるのか、だった。オバマ氏は焦点の中東和平問題で、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を支持し、イスラエル側にはパレスチナ自治区ヨルダン川西岸での入植地建設の完全凍結を、パレスチナ側には暴力行為の停止を強く求めた。

「演説は単なるメッセージ。大事なのは、構想をどう形にするかよね」。主婦のナーラさん(37)。米国で暮らした経験から「米政府の政策をイスラエル寄りに動かしてきた強力な圧力団体に、どれだけ抵抗できるかを注目している」と話した。

ペットショップを経営するラディさん(55)も現実的だ。「中東和平に関しては、いろんな大統領の約束をさんざん聞いたけど、結果はゼロだった」と手厳しい。

入植地問題では、右派主導のネタニヤフ・イスラエル政権はかたくなに凍結を拒否する。オバマ氏の要求を受け入れれば入植地拡大を求める勢力の離反を招き、政権維持が難しくなるからだ。

パレスチナ側も、西岸の自治政府を主導するファタハと、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスに分裂している。エジプト政府の仲介にもかかわらず、解消の兆しはまだ見えない。

米国で間近に見た大統領選挙で「ナイーブ」「あまりに理想主義的」と批判されることも多かった「オバマ節」は、この地でも健在だった。現実は厳しいが、理想がなければ、現実を変える勇気も生まれまい。

「チェンジ(変革)」を呼びかけるオバマ氏の理想が、短命に終わったカイロの交通渋滞解消のような運命をたどらぬよう、心から祈っている。【カイロ和田浩明】

毎日新聞 2009年6月8日 東京朝刊



 
 
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2009.06.08 Web posted at: 15:09 JST Updated - CNN

オバマ大統領はツタンカーメンの子孫? エジプトで遭遇

(CNN) エジプト訪問中に観光名所ギザのピラミッドを訪れた米オバマ大統領が、自分そっくりの壁画に出会ったというエピソードを、7日に放映されたCNNの番組で側近が披露した。

ホワイトハウスのアクセルロッド上級顧問によると、忙しい日程の合間を縫ってピラミッドを観光したオバマ大統領は、壁に刻まれたある肖像画に目を留めた。そこに描かれた顔は、特に自他共に認める特徴的な耳が、オバマ大統領にそっくりだった。

大統領本人も「これは私だ」と驚いた様子だったという。ツアーガイドは「オバマ大統領はツタンカーメン王の子孫かもしれない」と請け合った。

アクセルロッド氏は「もちろん証明はできないし、あのガイドは賓客にはみんな同じことを言っているのかもしれない」と慎重な見方ながらも、「それにしても、あの耳は本当によく似ていた」と振り返った。



 
 
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【新型インフル】エジプト感染者12人に

2009.6.12 08:46

エジプト保健省報道官は11日、米国からロンドン経由で首都カイロに到着した1歳半の男児について、新型インフルエンザ感染を確認したと明らかにした。中東通信が伝えた。エジプトの感染者は計12人となった。

男児は居住地の北部アレクサンドリアの病院に搬送された。タミフルの投与を受け、容体は安定しているという。(共同)



 
 
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エジプトが駐イラク大使を指名 05年に殺害後初

2009.6.16 23:32

エジプト外務省は16日、2005年に次期駐イラク大使がイラクの首都バグダッドで拉致、殺害されて以来、初めて駐イラク大使を指名したと発表した。フランス公共ラジオなどが伝えた。

外務省報道官は「両国関係の結び付きを修復するもの」と強調。数週間以内に外交活動を始めたいとしている。

アラブ諸国は治安の悪化や、イランがイラクへの影響力を強めていることへの反発から、イラクと外交面で距離を置いていたが、近年は関係修復が進んでいる。(共同)



 
 
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サッカー:ブラジル、エジプトに辛勝 コンフェデ杯

【プレトリア(南アフリカ)江連能弘】サッカーのコンフェデレーションズカップは第2日の15日、1次リーグB組の2試合を行った。06年ワールドカップ(W杯)優勝国として出場したイタリアは当地で北中米カリブ海チャンピオンの米国と対戦し、ロッシの2得点などで3―1で逆転勝ちした。

もう1試合はブルームフォンテーンで行われ、南米覇者のブラジルが試合終了間際にカカのPKで勝ち越し、アフリカ王者のエジプトを4―3で振り切った。

毎日新聞 2009年6月16日 11時53分(最終更新 6月16日 13時08分)



 
 
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ブラジル カカのPKでエジプトに辛勝、コンフェデ杯09

* 2009年06月16日 09:38 発信地:ブルームフォンテーン/南アフリカ

【6月16日 AFP】(記事更新、写真追加)コンフェデレーションズカップ2009(Confederations Cup 2009)1次リーグB組、ブラジル対エジプト。試合はブラジルが4-3でエジプトに辛勝した。

スペイン1部レアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が決まったカカ(Kaka)が、試合終了間際にペナルティーキック(PK)を決めてチームを救った。

ブラジルは、カカ、ルイス・ファビアーノ(Luis Fabiano)、ジュアン(Juan)が得点を挙げ、3-1で前半を折り返したが、後半に入ると連続で得点を許して同点に追いつかれた。

試合は引き分けに終わるかと思われたが、終了間際にエジプトのアーメド・アル・ムハマディ(Ahmed al-Muhamadi)がペナルティーエリア内で故意にハンドを犯したとして退場となり、ムハマディが献上したPKをカカが冷静に決めてブラジルが勝利した。

試合後、エジプトはPKの判定を不服として国際サッカー連盟(FIFA)に対し意見書を提出している。(c)AFP/Martin Parry



 
 
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2009.06.19 Web posted at: 11:53 JST Updated - CNN

コンフェデ杯、W杯覇者のイタリアがエジプトに敗れる波乱

(CNN) サッカーの大陸間王者決定戦コンフェデレショーンズカップは18日、1次リーグB組の2試合があり、ワールドカップ前大会の覇者イタリアが、エジプトに0─1で敗れる波乱があった。

国際サッカー連盟(FIFA)の最新ランキングでは、イタリアは4位だがエジプトは40位。エジプトは前半40分に挙げた先制点が決勝点となった。

もう1試合では、ブラジルが米国に3─0で圧勝し、ブラジルが2連勝で勝ち点6と一歩リード。イタリアとエジプトが1勝1敗勝ち点3で並んでいる。米国は2連敗。

B組の最終戦は21日にあり、イタリアがブラジルと、エジプトが米国と対戦する。



 
 
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エジプトがイタリアを破る、コンフェデ杯09

* 2009年06月19日 07:24 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【6月19日 AFP】(写真追加、記事更新)コンフェデレーションズカップ2009(Confederations Cup 2009)1次リーグB組、エジプト対イタリア。試合はエジプトが1-0でイタリアから勝利を収めた。

前半40分にモハメド・ホモス(Mohamed Homos)のヘディングシュートで先制し、ゴールキーパー(GK)エサム・エル・ハダリ(Essam al-Hadary)が好セーブを連発したエジプトが、5万1000人の観客の前で世界王者イタリアを破った。一方、敗れたイタリアは、1次リーグ敗退の危機に立たされた。

この結果、エジプトとイタリアは勝ち点3で並び、21日に行われる1次リーグ最終戦でイタリアはここまで2戦全勝のブラジルと、エジプトは米国と準決勝進出をかけて対戦する。(c)AFP/Martin Parry



 
 
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2009.06.22 Web posted at: 13:13 JST Updated - CNN

ブラジルと米国が準決勝進出 サッカーのコンフェデ杯

(CNN) サッカーのコンフェデレーションズ・カップは21日、1次リーグB組の最終節2試合を行い、ブラジルがイタリアに3─0で勝ち、1次リーグ3試合全勝の同組首位で準決勝進出を決めた。

序盤から主導権を握ったブラジルは、ファビアーノが2ゴールをマークし、ロビーニョのクロスがイタリアのオウンゴールを誘った。イタリアは後半に巻き返しを図ったものの、ブラジルの固い守りに阻まれた。

残り1試合では、米国が3─0でエジプトに快勝。これまで同組最下位だった米国は、総得点差でイタリアを抜いて2位に浮上し、準決勝に駒を進めた。

準決勝は、24日にスペイン─米国戦、25日にブラジル─南アフリカ戦が行われる。



 
 
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スエズ運河の通航数、底入れの兆し 5月は2月比15%増の水準

昨秋以降、世界的な景気悪化などで減少傾向が続いてきたエジプトのスエズ運河の通航船舶数に底入れの兆しが出てきた。ただ、貨物満載状態の船舶は依然として少ないもようで、世界的な荷動き回復の兆候と判断できるかどうかはなお不透明だ。

同運河の5月の通航船舶数は1468隻で通航料収入は3億4240万ドル。前月比で14隻、前年同月比では372隻少ないが、1272隻まで落ち込んだ2月からは15%以上増え、回復の跡がみられる。 (07:00)



 
 
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エジプト:鳥インフル感染拡大 困難な防疫の徹底

鳥インフルエンザの人間への感染報告数がエジプトで増えている。06年3月の初報告以降、今年6月2日までに感染者78人、死者27人に達した(世界保健機関=WHO=調べ)。今年の感染報告数は27件と世界最多だ。新型インフルエンザ感染も加わり、エジプト政府は対策に躍起だが、防疫措置の徹底は容易でない。無症状感染者が存在する可能性も指摘され、政府とWHOが共同疫学調査を実施する予定だ。【カイロ和田浩明】

■ヒトとの雑居

「鳥インフル? 全然怖くないよ」。多くの人でにぎわうカイロ中心部のサイエダ・ゼナム市場。ガリラーさんは売り物の生きたハトにいとおしそうにキスして見せた。別の売り子の女性は口うつしでハトに水を与えている。

市場には、生きたニワトリを店先に置く精肉店も。すぐ近くで店員が処理する肉を客が買っていく。ハトはつがいで18エジプトポンド(約305円)、ニワトリは1キロ=12〜14ポンド(約203〜237円)と格安だ。

国民の約4割が1日200円未満で生活するエジプト。イスラム圏で「不浄」とされるブタの食用は一般に避けられるため、鳥肉は重要なたんぱく源だ。家禽(かきん)類を飼育する世帯は500万と言われる。ウイルスの伝染源になりうるニワトリやハト、ガチョウなどが住民と雑居する光景は珍しくない。

WHO東地中海地域事務局(カイロ)のズヘイル・ハラジ伝染病特別顧問(67)は、鳥インフルエンザが疑われる事例が発生しても、報告すれば周辺住宅のトリ類処分の可能性があるため「非難を恐れて隠す人がいる」と語る。国立家禽生産品質管理研究所の疫学班長、シェリーン・ガラル博士(35)も「処分後の補償措置がなく、報告を促す環境とは言い難い」という。

■幼児患者多く

エジプトでは06年に初めて鳥インフルエンザの人への感染例が報告された。同年は18人中10人が死亡し、翌年25人感染、9人死亡。08年は8人感染、4人死亡と減ったが、09年に入り再び増え、6月2日で27人が感染、4人が死亡している。今年の発生は他に中国(7人感染、4人死亡)とベトナム(4人感染、4人死亡)だけだ。

今年の感染例で特に懸念されているのは、幼児患者の多さだ。27人中23人が6歳以下だ。WHOによると、▽幼児が病気や死んだ鳥に触った▽政府の広報努力で病院に連れてくる親が増えた――などの理由が考えられる。また、日常的接触により鳥インフルエンザのウイルスへの耐性が生じた成人の無症状感染者が感染源になっている可能性もある。

エジプト国立研究センター(NRC)によると、09年になって感染力が強くなったウイルスが出ているという。エジプト政府はWHOと共同で疫学調査を計画中だ。

■新ワクチンを開発

エジプトでは約8000万人の人口のほとんどがナイル川沿岸地域に居住している。ハラジ氏は「今後、川沿いに感染が広がる可能性もある」と警告する。エジプト政府は家禽類へのワクチン接種や発生地での処分、国民への広報活動などの対策を展開している。新型インフルエンザの対応では、国内の豚をすべて処分することまで決定し、感染対策に神経質になっている。

NRCはこのほど、エジプトで採取した鳥インフルエンザウイルスをもとに、家禽用の新ワクチンを開発した。研究開発チーム主任のモハメド・アリ教授(49)によると、新ワクチンは投与する家禽の約8割に有効だという。従来の輸入ワクチンは効能性が3〜4割だった。問題は大量生産だが、「生産開始のめどが立っていない」。

WHOのハラジ氏は「鳥インフルエンザは国境を越えて広がる危険がある。国際社会はエジプトを支援すべきだ」と強調。ウイルス調査設備や家禽類の処理・冷蔵施設などが必要だと語った。

◇日本の専門家も注目 新型交雑で強毒化の恐れ

エジプトの強毒性鳥インフルエンザ(H5N1型)報告数の増加は、日本の専門家も注視している。鳥インフルエンザウイルスが現在流行している新型と遺伝子交雑を起こし、毒性がさらに強いウイルスに変異する恐れがあるためだ。一方で致死率は下がり始め、感染対策の好例になりそうだ。

新型は、人と鳥、豚に感染するインフルエンザウイルスが同時感染することで遺伝子再集合して発生する。6月2日にはカイロの空港で米国人の新型感染者が見つかり、危機感が高まった。河岡義裕・東京大教授(ウイルス学)は「新型だけでなく、H5型ウイルスの強毒性を担う遺伝子が新型か季節性の遺伝子と再集合しないかを警戒すべきだ」と指摘する。

ただ、エジプトの感染者の致死率は昨年まで36〜55%だったが、今年に入り15%に落ち着いた。60%を超える世界全体よりかなり低い。永井美之・理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター長は「タミフルなどの治療薬で早期治療した効果だろう。早期発見と治療が対策の鍵になる」と話す。【関東晋慈】

毎日新聞 2009年6月22日 東京朝刊



 
 
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米国 エジプトを下し準決勝進出、コンフェデ杯09

* 2009年06月22日 11:15 発信地:ルステンブルク/南アフリカ

【6月22日 AFP】(写真追加、記事更新)コンフェデレーションズカップ2009(Confederations Cup 2009)1 次リーグB組、エジプト対米国。試合は米国が3-0でエジプトに快勝した。この結果、エジプトと米国、そして同日に行なわれた試合でブラジルに0-3で敗れたイタリアが勝ち点3で並び、エジプトを得失点差で上回り、さらにイタリアを総得点数で上回った米国がB組2位で準決勝に進出した。

勝ち点なし、得失点差マイナス5だった米国は、18日にイタリアを破ったエジプトとの対戦待たず、敗退が決定したものと見られていた。ところが米国は、前半のチャーリー・デイヴィス(Charlie Davies)、後半のマイケル・ブラッドリー(Michael Bradley)とクリント・デンプシー(Clint Dempsey)の得点により予期せぬ快勝を収めた。

米国は、同日行われた試合でブラジルに0-3で敗れたイタリア、エジプトと勝ち点で並び、イタリアとは得失点差もマイナス2で並んだが総得点数で上回り、準決勝進出を果たした。

エジプトは勝ち点3で米国とイタリに並んでいたが、得失点差マイナス3で及ばずB組最下位に終わり、1次リーグは劇的な幕切れとなった。

24日にブルームフォンテーン(Bloemfontein)で行われる準決勝で米国は、A組首位のスペイン、ブラジルは翌25日にヨハネスブルク(Johannesburg)で南アフリカと対戦する。(c)AFP/David Legge



 
 
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露大統領:アフリカ歴訪を開始 資源開発参入で関係強化

【モスクワ大木俊治】ロシアのメドベージェフ大統領は23日、エジプト訪問を皮切りにアフリカ歴訪を開始した。24日にナイジェリア、25日にナミビア、26日にアンゴラを訪れ各国首脳と会談する。エジプト以外の3カ国はいずれもロシアの首脳が訪れるのは初めて。訪問には大手企業の代表団が同行、エネルギー協力や資源開発への参入で経済協力を強め、アフリカでのロシアの存在感を高めることを狙っている。

インタファクス通信によると、ナイジェリアではガス田開発を視野に、ロシア政府系天然ガス企業「ガスプロム」とナイジェリア国営石油会社が合弁企業設立文書に調印する。またナミビアにはウラン採掘、アンゴラにはダイヤモンド採掘の分野でロシア企業が進出しており、経済協力を後押しする。

ロシアは06年、当時のプーチン大統領が南アフリカを初訪問するなど、経済協力で先行する中国に対抗してアフリカとの関係強化に動いている。

毎日新聞 2009年6月24日 19時25分



 
 
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街角:カイロ 翻弄されるレバノン

カリムさん(39)にとって、バレンタインデーは不吉な日だ。

05年2月14日。ベイルートにいた婚約者が、泣きながら電話をかけてきた。「大きな爆発音が聞こえた。何が起こったの」。レバノンのハリリ元首相が殺害された車爆弾テロの発生だった。

事件はレバノン国民の怒りをあおり、関与が疑われたシリアは約30年駐留していた軍を完全撤退。だが、安定は遠かった。06年7月には、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとイスラエルの戦闘が始まり、08年5月に与党とヒズボラなど野党勢力の武力衝突が起きた。

カリムさんは、エジプトのカイロで働きながら、母国の動乱を見守ってきた。妻となった婚約者との間に生まれるだろう子供たちのために「安定がほしい」と願いながら。

その願いをレバノン政治に反映させる機会が6月7日にやってきた。国民議会選挙だ。「ヒズボラが勝てば、各宗派が曲がりなりにも共存してきた国の形が変わってしまう」。キリスト教マロン派のカリムさんは、1票を投じようとベイルート行きの飛行機に乗り込んだ。結果はヒズボラの敗北に終わった。

選挙直前、オバマ米大統領は、カイロ演説でイスラム世界との未来志向の関係構築を打ち出した。ヒズボラを支援するイランにも、改めて対話を呼びかけた。だが、カリムさんはその姿勢に懐疑的だ。「あまりに純朴。オオカミの群れに素手で入っていくようなものだ」。そう語る胸元には、周辺国の思惑に翻弄(ほんろう)され続ける小さな母国をかたどったペンダントが光っていた。【和田浩明】

毎日新聞 2009年6月28日 東京朝刊



 
 
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ドイツ:スカーフ女性を刺殺 「差別」とエジプトで反発

ドイツ東部ドレスデンでスカーフをかぶったイスラム教徒のエジプト人女性が刺殺される事件があり、エジプト国内外で「イスラム差別が背景にある」と反発を呼んでいる。

ドイツのメルケル首相は主要8カ国(G8)首脳会議(ラクイラ・サミット)で、エジプトのムバラク大統領に弔意を伝達。反欧米姿勢を強めるイランのアフマディネジャド大統領も「国連安全保障理事会による糾弾を求める」と非難するなど政治問題化している。

薬剤師マルワ・シェルビニさん(31)はスカーフを理由に「テロリスト」などと侮辱されたとして、隣人でロシア生まれのドイツ人の男(28)を提訴。その審理が行われていた法廷で1日、この男に突然刺殺された。妊娠3カ月だった。

シェルビニさんが18回も刺されたことや、守ろうとした夫が守衛に誤って撃たれ重傷を負ったこともエジプト国内での怒りを増幅させた。シェルビニさんの出身地、北部アレクサンドリアでは数千人が抗議デモを実施。地元紙は「スカーフの殉教者」と報じた。

こうした動きにエジプトでは「国内のイスラム主義者は女性にスカーフ着用を促すために、事件を利用している」(ジャーナリストのハマラウィ氏)との見方もある。(カイロ共同)

毎日新聞 2009年7月13日 10時18分



 
 
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なぜだ! 大統領を風刺しただけで禁固3年 エジプト

2009.7.15 09:52

エジプト南部の町役場に勤務していた公務員男性が、ムバラク大統領を風刺する詩を書いたとして、国家元首侮辱罪の最高刑である禁固3年を言い渡され、今年5月に収監されていたことが分かった。英BBC放送(電子版)などが14日、伝えた。

BBCなどによると、男性は友人を楽しませようと風刺の詩を書いたが、同僚に告発され罪に問われたという。詩の内容は公表されていないが、男性の家族が地元紙で当局に減刑を訴え、事件が明らかになった。

エジプトは1981年からムバラク大統領の独裁体制にある。大統領風刺はインターネットなどで流布しており、BBCは「なぜこの男性が罰せられたか分からない」としている。(共同)



 
 
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エジプトとイラン、関係改善か 外相同士が3回会談

2009.7.15 10:26

AP通信によると、国交のないイランとエジプトの外相が今週、3回にわたりエジプト国内で会談したと、両国の外交官が14日、明らかにした。悪化している両国の関係改善につながる可能性もある。

イランのモッタキ外相は、エジプト東部シャルムエルシェイクで行われていた非同盟諸国会議の閣僚会議出席のため12日に同国を訪問。その後、エジプトのアブルゲイト外相と3回会談し、APが伝えたイラン外交官の話では「前向きで温かい雰囲気」だったという。

イランは1979年、イスラエルと平和条約を結んだエジプトを非難し断交。最近でもエジプトは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスに対するイランの支援を批判している。(共同)



 
 
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印パキスタン首脳会談、テロ対策協力で一致

* 2009年07月16日 22:02 発信地:シャルムエルシェイク/エジプト

【7月16日 AFP】前年のインド・ムンバイ同時テロ事件以降、関係が悪化していたパキスタン、インド両国は16日、非同盟諸国会議(CNAC)が開かれたエジプトで首脳会談を行い、協力してテロ対策に取り組むことで一致した。

パキスタンのユサフ・ギラニ(Yousuf Raza Gilani)首相とインドのマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相は、会談の後の共同宣言で「両国の指導者はテロリズムと戦う決意と、その目的のために協力することを確認した」と発表した。

核保有国である両国の会談は、インドで166人の死者を出した08年11月のムンバイ同時テロ事件以降、わずか2度目だが、中断していた和平協議再開に期待をもたせた。宣言には「シン首相はムンバイ事件の容疑者らを裁きにかけることの必要性を強調し、ギラニ首相はこの件に関して、パキスタンができるすべてのことを実行すると保証した」とも盛り込まれた。

また、宣言はテロリズムを「両国にとって主要な脅威」と位置づけたが、一方で両国はテロリズムに対して起こす行動と、和平協議は結びつけて考えるべきではないという見解でも一致した。

首脳会談は、エジプトのシャルムエルシェイク(Sharm El-Sheikh)で行われた発展途上国を中心とする非同盟諸国会議の首脳会議にあわせて行われた。(c)AFP/Samer al-Atrush



 
 
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米特使が中東歴訪、和平交渉再開に向け外交活動活発化

* 2009年07月27日 10:03 発信地:カイロ/エジプト

【7月27日 AFP】米国のジョージ・ミッチェル(George Mitchell)中東和平担当特使は26日、イスラエルとシリアに続いて、エジプトに到着した。米政府は、停滞している中東和平交渉を再び活発化させたい構えだ。

ミッチェル特使は27日、エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領と会談する。同特使はこれに先立ち、シリアのダマスカス(Damascus)でバッシャール・アサド(Bashar Assad)大統領、イスラエルのテルアビブ(Tel Aviv)でエフド・バラク(Ehud Barak)国防相と会談している。

ミッチェル特使は、パレスチナ自治区ラマラ(Ramallah)で、マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長とも会談を行う予定。さらに、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とも会い、米国が求めるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)地区でのイスラエルの入植活動中止を中心に協議を行う。

ミッチェル特使の中東訪問に続き、27日にロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官がイスラエルを訪問するほか、28日からジェームズ・ジョーンズ(James Jones)米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が3日間の日程で中東を歴訪する。

ミッチェル特使はダマスカスで、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、中東地域に「安定、安全、繁栄」を保証するため、イスラエルと近隣アラブ諸国の包括的和平を達成する決意だと語った。(c)AFP/Samer al-Atrush



 
 
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【新興市場トップニュース】中国株、ブラジル、トルコ、エジプト中銀

 7月31日(ブルームバーグ):日本時間午前6時の時点での新興市場関連ニュースの主な項目は以下の通り。

1.中国株の売買代金が、2008年1月の集計開始以降初めて日米英株の合計を上回ったことは、上海総合指数を82%押し上げた投資家の「投機熱」の表れだと、米GMOのE・チャンセラー氏は指摘した。

2.ブラジルのボベスパ指数が上値抵抗線の5万5000を上抜けしたことで、5万8000に向けて上昇する可能性がある。米トレーディング・セントラルが予想した。

3.ブラジル石油公社(ペトロブラス)の米輸出入銀行からの借入金20億ドルは2倍以上に膨らむ可能性がある。同行のフレッド・ホッチバーグ総裁がインタビューで明らかにした。

4.トルコ市場では、国債、株式、通貨リラがトリプル高。JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーが、同国金利が最大1.25ポイント低下する可能性に言及したのを受けた。

5.新興国市場株はロシア株の主導で上昇。原油相場が2週間ぶりの安値から大幅反発したことや、世界経済回復の兆しを受けて金属相場が上昇したことが背景。ガスプロムが高い。

6.ブラジル中銀当局者は、現在の政策金利はインフレを加速させることなく経済成長を促進する水準にあると説明。年末まで金利を据え置く準備があることを示唆した。

7.エジプト中央銀行は、政策金利の翌日物預金金利を50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げ8.5%にすると発表した。

8.鉄鉱石生産最大手、ブラジルのヴァーレは、2009年4―6月(第2四半期)が大幅減益だったものの、金属需要は回復し始めているとして、生産を拡大すると明らかにした。

9.アフリカの3大産金会社アングロゴールド・アシャンティ、ゴールド・フィールズ、ハーモニー・ゴールド・マイニングの利益は、通貨ランドの大幅な上昇によって圧迫されている。

原題:Top Stories: Emerging Markets (抜粋)

更新日時 : 2009/07/31 08:25 JST



 
 
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小型のワニ、機内で御用=乗客パニックに−エジプト航空

【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビからカイロに向かっていたエジプト航空機内で31日、全長30センチほどの小型のワニがいすの下や通路をはい回り、一部の乗客をパニックに陥れる騒ぎがあった。AFP通信が伝えた。

ワニは、乗員によって捕獲されて同機がカイロの空港に着陸後、当局に引き渡された。乗客全員を調査したが、ワニを機内に持ち込んだと名乗り出た者はいなかった。ワニは、カイロの動物園で飼育されることになるという。(2009/08/01-06:01)



 
 
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犬の名前は「アンワル・サダト」、サダト氏娘が米映画関係者を提訴

* 2009年08月09日 21:31 発信地:カイロ/エジプト

【8月9日 AFP】エジプトのアンワル・サダト(Anwar Sadat)元大統領の娘ロケヤ・サダト(Roqeya Sadat)さんが、「アンワル・サダト」と名づけられた犬が登場する米国映画のプロデューサーらを相手取り、訴訟を起こした。弁護士が9日、明らかにした。

問題のハリウッド映画のタイトルは「40男のバージンロード(I Love You, Man)」。 劇中で、ジェイソン・シーゲル(Jason Segel)演じる主人公は、似ているからという理由で自分の犬を「アンワル・サダト」と名づけている。ロケヤさん側のサミル・サビル(Samir Sabri)弁護士によると、口頭弁論は9月1日にカイロ(Cairo)の裁判所で行われる。

中東通信(MENA)によるとロケヤさんは、この映画が父親の思い出を汚す「侮辱的」な映画だとして憤慨。「エジプトと中東における(エジプトの)威信も傷つけている」とも主張している。サビル弁護士によると、この映画の公開を許可したという点で、エジプトの通信・情報技術相も訴えたという。

映画自体の内容は、米映画製作大手ドリームワークス(DreamWorks)のジョン・ハンブルク(John Hamburg)監督作品のロマンティック・コメディ。今年序盤にエジプトで公開されたが、現在は同国内ではいっさい上映していない。

ロケヤさんは08年には、父親の前任者である故元大統領ガマル・アブデル・ナセル(Gamal Abdel Nasse)大統領の娘、ホダ・アブセル・ナセル(Hoda Abdel Nass)さんが、サダト大統領はスパイだったと述べた件で訴えを起こし、勝訴している。

故サダト元大統領は、1979年のイスラエルとの平和条約を導いた78年のキャンプ・デービッド(Camp David)合意を結んだ。イスラエルとの平和協定を結んだのはこのとき、アラブ諸国内でエジプトが初めてだった。しかしその3年後、1981年10月6日に、カイロで軍事パレード中にイスラム系過激派の兵士たちに撃たれ暗殺された。(c)AFP



 
 
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遺伝子組み換え作物、エジプトが輸入禁止の方針

【カイロ=安部健太郎】エジプト政府は12日、遺伝子組み換え作物ではないとの証明がなければ小麦やトウモロコシ、大豆などの輸出入を禁じる方針を打ち出した。アバーザ農業・土地開拓相が政府系の中東通信で明らかにした。エジプトでは今夏、遺伝子組み換えを含むとみられるロシア産の低品質の飼料用小麦が食用として輸入されていたことが発覚し、国民の間で対応を求める声が出ていた。

エジプトはパン用など世界有数の小麦輸入国で、食用を中心に年間700万〜800万トン前後をロシアや米国、フランスなどから輸入している。遺伝子組み換え食物・食品を完全に排除すれば大豆油などは生産国が限定されるが、エジプト政府内でも輸出入禁止の対象範囲をどこまでとするかは固まっていないもようだ。 (17:12)



 
 
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エジプト、21日から冬時間に 断食月対策で繰上げ実施

エジプト政府は21日に夏時間から冬時間に移行すると発表した。同国では翌22日ごろにイスラム教徒のラマダン(断食月)が始まるとみられるため。日本との時差は1時間広がり7時間となる。

ラマダン中はイスラム教徒の多くは日中に飲食しない。ビジネスマンの場合、勤務終了時刻が固定されていれば、冬時間では食事をとることができる日没までの時間を1時間短縮できる。(カイロ支局) (20:01)



 
 
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エジプト、遺伝子組み換え作物の輸出入禁止を否定

エジプト政府系の中東通信は13日、小麦などで遺伝子組み換え作物の輸出入を禁止するとしたアバーザ農業・土地開拓相の前日の発言を事実上取り消す報道を行った。国内外の各メディアは12日、中東通信を通じたアバーザ氏の発言を伝えたが、政府高官は13日「(禁止方針に関する)新聞や海外通信社の報道は事実ではない」と述べた。国内外で反響が大きく、打ち消しに走ったとみられる。(カイロ支局) (12:01)



 
 
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2009.08.15 Web posted at: 19:03 JST Updated - CNN

海賊拉致の漁船と乗組員が逃走、薬飲ませて反撃とも アデン湾

カイロ(CNN) エジプト政府当局者は14日、アフリカ東部のソマリア北部のアデン湾で今年4月、海賊に乗っ取られていた漁船2隻と乗組員34人が解放されたと述べた。

身代金は支払っていないとしている。海賊は数百万ドル単位の身代金を要求していたという。34人はイエメン経由でエジプトに帰国する見通し。同当局者は、34人は13日、監視していた海賊をなたなど使って制圧、逃走に成功したとの一部報道には言及しなかった。この攻撃で海賊2人を殺害したともされていた。

ソマリア北部のボーサオを拠点にする海賊筋によると、乗組員解放の交渉に当たっていたエジプト当局の要員が海賊に意識を失わせる薬剤が入った飲み物を与えた後、乗組員が逆襲を始めたとしている。ソマリア沖やアデン湾は世界最悪の海賊多発海域だが、人質が海賊に抵抗し、逃走に成功したのは異例。

海賊1人が負傷、病院に運ばれたという。別の海賊11人は漁船乗組員によって陸上に送られたとしている。漁船、乗組員の解放作戦には、エジプトの他、イエメンも加わったという。



 
 
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ガザ付近で爆発物1トン押収 エジプト警察 密輸用トンネルも発見

【カイロ=安部健太郎】エジプト警察は18日、パレスチナ自治区ガザとの境界付近で計1トンの爆発物を押収した。ガザはイスラム原理主義組織ハマスが実効支配しており、エジプトとガザの境界下に掘られた密輸用トンネルでガザ側へ持ち込もうとしていたとみられる。エジプト警察は密輸用トンネル5本も発見し、これを破壊したという。

ガザはイスラエル、エジプトによる経済封鎖が続いている。密輸用トンネルでは住民の生活物資のほか武器などもガザへ搬入されているとみられ、イスラエル軍は今月もトンネルを狙った空爆を行っている。(13:08)



 
 
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ツタンカーメンの墓が非公開に?「湿気」で王墓が消滅の危機

* 2009年08月19日 11:16 発信地:ルクソール/エジプト

【8月19日 AFP】エジプト南部ルクソール(Luxor)の「王家の谷」にある古代エジプトの王たちの墓は、このまま観光客への一般公開を続けた場合、今後150年から500年以内に消滅してしまう恐れがある――。著名考古学者がこのような警鐘を鳴らしている。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は17日、墓の壁に描かれた彩色画や彫刻などが湿気とかびで損傷しつつあると話した。観光客の呼吸と不十分な換気が原因だという。

同評議会は、新しい換気設備の導入や観光客の入場制限といった対策を行っているが、一部の墓を完全非公開にすることが新たに決定されたという。これにはツタンカーメン(Tutenkhamun)、ネフェルティティ(Nefertiti)王妃、セチ1世(Seti I)などの墓も含まれ、代わりに実物大の複製が付近の別の場所に展示される。現在、複製を作る専門家のチームが、レーザー技術を使って採寸などを行っている最中だという。(c)AFP/Riad Abu Awad



 
 
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和平交渉早期再開へ努力…米・エジプト首脳

【ワシントン=岡本道郎】オバマ米大統領は18日、エジプトのムバラク大統領とホワイトハウスで会談し、パレスチナ・イスラエル和平プロセスの早期再開に全力を傾けることで一致した。

オバマ大統領は会談後、記者団に対し、イスラエルのネタニヤフ政権が過去5か月間、ヨルダン川西岸での新規入植地建設の入札を行っていないことを「正しい方向だ」と評価。パレスチナ側やアラブ諸国もイスラエルへの信頼醸成措置を示すよう訴えた。

ムバラク大統領は「交渉が再開すればアラブ諸国は和平プロセスを支援する」と述べ、イスラエルによるすべての入植活動停止が先決と強調。再開交渉は、治安や経済支援にとどまらず、聖地エルサレムの帰属などを協議する最終地位交渉として行うべきとの考えを示した。

(2009年8月20日01時14分 読売新聞)



 
 
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神戸物産/エジプトに子会社を設立

(海外 / 2009年08月20日)

神戸物産は8月20日、9月中旬の予定でエジプトに子会社「神戸物産グリーンエジプト」を設立すると発表した。資本金は1億2500万エジプトポンド(上限)で、CEOは沼田 昭二会長兼社長が兼務する。

神戸物産はエジプトに所有している約3000haの土地で作物栽培を準備しており、収穫した作物を加工する工場の設立が決まっている。

工場設立予定地は保税地域で、各種免税(法人税、消費税、関税などの直接税)の他にも工場用地の無料提供など優遇措置が施されていること、エジプト国内での事業とフリーゾーン内での事業を一企業で執行する事ができないことなどから、エジプト国内で食品を加工するための子会社を設立する。



 
 
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エジプトではまもなくラマダン入り

* 2009年08月21日 17:36 発信地:カイロ/エジプト

【8月21日 AFP】エジプトは、22日からイスラム教の断食月ラマダン(Ramadan)に入る。

イスラム教の暦で9番目の月にあたるラマダンは、今年は夏にあたる。約1か月のラマダン中は日の出から日没まで水も食べ物も口にしてはならないとされており、エジプト当局は昼間を短縮するため、サマータイムの終了を1か月早める措置をとる。そのため22日午前0時に、時計の針は1時間戻される。(c)AFP



 
 
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エジプトでも「婚活」=結婚難で相談所盛況

(時事通信社 - 08月24日 17:02)

【カイロ時事】地縁や血縁を中心とした伝統的な価値観での結婚が一般的だったエジプトで、結婚相談所の数がここ数年急増している。若者や社会の価値観の変化があるとみられ、いわゆる「婚活」が一般的になりつつある。

英字紙デーリー・ニューズによると、人口約7500万人のエジプトで、結婚適齢期の女性は約900万人に上る。約10年前に登場した結婚相談所は当初3社しかなかったが、現在は134社以上と活況を呈している。

同国では、「ハタバ」と呼ばれる伝統的な結婚仲介人が活躍。しかし、結婚相手としての理想像の変化や女性就職人口の増加、結婚費用の上昇で結婚難が叫ばれており、結婚を希望する人が相談所に駆け込むケースが増えている。

ある相談所の代表は同紙に「若者たちは仕事で忙しく、親族に会う機会も減っている」と指摘。別の相談所幹部は、毎週パーティーを開催して男女の出会いの場を設けると語った。



 
 
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エジプト、今年の人気ナツメヤシは「オバマ」 不況で値下げ余儀なく

* 2009年08月24日 16:15 発信地:カイロ/エジプト

【8月24日 AFP】エジプトではイスラム教の断食月ラマダン(Ramadan)中にイスラム教徒らが食べる果実ナツメヤシに、その年に話題となった人物の名前を付けて販売する伝統がある。

今年の人気ナンバーワンは、カイロ(Cairo)で6月、世界中のイスラム教徒に向けて演説したバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領にちなんで名付けられた「オバマ」という名のナツメヤシだが、世界的な景気後退の影響で値下げを余儀なくされているという。

ナツメヤシ「オバマ」は、キロあたり25エジプト・ポンド(約430円)で販売される見込みだったが、ある果物商は「そんな値段では、今年は誰も買えない。だから、15ポンド(約260円)まで値下げせざるをえなかった」と嘆く。

ラマダン月中、日の出から日没までの断食が終わると、イスラム教徒は予言者ムハンマド(Prophet Mohammed)に倣って、ナツメヤシとミルクを飲むのが伝統だ。

よいナツメヤシは、あめ色で光沢があり、甘みの強いものとされている。

「オバマ」に対抗する人気ナツメヤシは、アスワンハイダム(Aswan High Dam)にちなんだ「ハイ・ダム」で、価格は2番目に高価な18エジプト・ポンド(約310円)。「ハイ・ダム」は、地元サッカーチーム「アルアハリ(Al-Ahly)」の人気ストライカー、モハメド・アブトレイカ(Mohammed Abutrika)選手にちなんだナツメヤシと同品種のものだ。こうした事実からも、エジプト人の生活から、政治とサッカーは切っても切り離せないものであることがうかがえる。

ほかにも、エジプトのテレビで繰り返し放送され、根強い人気を集めている1970年代の米テレビドラマ『刑事コロンボ(Columbo)』で、ピーター・フォーク(Peter Falk)が演じたロサンゼルス市警殺人課のコロンボ警部補(Lieutenant Columbo)にちなんだナツメヤシ「コロンボ」が、10エジプト・ポンド(約170円)で売られている。

エジプトは世界最大のナツメヤシ生産国で、年間110トンを生産する。(c)AFP



 
 
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OKI データ、エジプト IT 販売会社と販売提携

著者japan.internet.com 編集部

OKI データは2009年8月27日、エジプトの IT 機器販売会社、Smart Technology とエジプトにおけるビジネス用プリンタ/複合機販売と保守サービスで提携した、と発表した。

この提携により OKI データは、Smart Technology をプリンタ/複合機の総代理店とし、共同で、エジプト各地で展示会や販売店教育を実施、2009年度は2008年度売上の倍増を目指す。

Smart Technology は、エジプトにおいて IT/ネットワークソリューションのコンサル、販売、教育、サポートサービスを行っている。



 
 
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エジプト大統領、イスラエル首相に入植の完全凍結要求

【カイロ=安部健太郎】イスラエルのネタニヤフ首相は13日、エジプトの首都カイロを訪問し、中東和平などについてムバラク大統領と会談した。イスラエルがヨルダン川西岸などで入植住宅増設を続けていることに関し、ムバラク大統領の報道官は「大統領は(人口の)自然増に対応した(住宅増設などの)入植活動を含む、すべての入植活動を凍結するようイスラエルに求めた」と述べた。

パレスチナ自治政府は入植活動の完全凍結が対イスラエル和平交渉再開の条件としており、エジプトも改めてこれを支持した格好だ。一方、イスラエル側は首脳会談について「イスラエルとパレスチナ、アラブ諸国、国際社会のそれぞれが中東和平前進に向けた役割を果たさなければならないと合意した」との声明を出すにとどめ、入植活動に関する見解は示さなかった。(11:01)



 
 
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住友商事と日立製作所、エジプトの超臨界圧火力発電向けタービン受注

住友商事と日立製作所は、エジプトの電力会社、東デルタ発電からスエズ湾岸に建設のエジプト初の超臨界圧火力発電所向け蒸気タービン発電設備2台を約 300億円で受注した。650MWの発電機2台を含む機器製造と設置、試運転までの一括請負で、完成・引き渡しは2013年夏を予定している。

受注した発電設備は、カイロの東南東約120キロのアインソフナ地区に新規建設する発電所に設置する。超臨界圧火力発電は、蒸気を高温高圧化して発電効率を高め、CO2排出量を抑制する技術で、エジプトでは初めての採用。主な燃料は天然ガス、発電所全体の総出力は1300MW。

経済成長を背景にエジプトの電力需要は増加し2012年まで年6〜7%の伸びを予想。継続的に発電プラントの建設が予定されていることから両社はビジネスチャンスととらえ、今後も実績をアピールしながらエジプトや周辺地域で積極的な受注活動を行っていく。(日経エコロジー/日経BP環境経営フォーラム)



 
 
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イスラム諸国でラマダン終了、当局は新型インフルに警戒

* 2009年09月21日 08:01 発信地:カイロ/エジプト

【9月21日 AFP】世界各地のイスラム諸国では19日、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」が終了し、20日から断食明けの祭り「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」が始まった。一方、大規模な祝宴やサウジアラビア・メッカ(Mecca)から帰国する巡礼者などにより、新型インフルエンザA型(H1N1)の感染拡大に懸念が高まっており、各国政府当局は注意を促している。

新型インフルで2人が死亡し、約900人以上の感染者が報告されているエジプトの首都カイロ(Cairo)では、イスラム教の聖職者らが、断食明けの祈りを人びとが多数集まるモスクではなく自宅で行うことを提案した。

カイロの空港当局は、ラマダンの終了でサウジアラビアから数千人の巡礼者が帰国することから、新型インフルの検査態勢を強化している。

巡礼中の新型インフル感染拡大の懸念から、今年のイスラム教の大巡礼「ハッジ(Hajj)」の中止を検討する国も多い。

ヨルダン当局は、感染防止のため、信者同士が行うあいさつ代わりのキスを控えるよう求めた。

イード・アル・フィトルは新月が確認されることで開始され、正式な日付はイスラム諸国や宗派により異なる。(c)AFP/Jailan Zayan



 
 
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ユネスコ:事務局長選 落選のホスニ・エジプト文化相「米国とユダヤ主義者が圧力」

【パリ福原直樹】ユネスコ(国連教育科学文化機関)の事務局長選の決選投票で落選したエジプト文化相・ホスニ氏が、敗北の背景に、「シオニスト(ユダヤ主義者)の圧力があった」と指摘、波紋を広げている。同氏は過去の反イスラエル的発言で批判されていたが、米国が各国に投票を控えるよう求めたとも発言。今後、組織運営でしこりが残る懸念も出ている。

カイロからの報道によると同氏は23日の帰国後、選挙戦に「欧米対アラブの対立構造がある」「ユネスコは政治的に翻弄(ほんろう)された」と発言。「米は(同氏の落選に向け)全力をつくした」「北(先進国)は南(途上国)を支配する」と話した。

ホスニ氏は最有力候補だったが「エジプトの図書館のイスラエル文書を燃やすべきだ」との発言があり、ユダヤ団体やマスコミが批判。同氏は謝罪していたが、米国や欧州連合(EU)は、ブルガリアの女性ユネスコ大使・ボコバ氏の支持に回り、同氏が当選した。

ボコバ氏は来月のユネスコ総会の投票で、過半数の支持を得れば、事務局長として正式承認される。

ボコバ氏はホスニ氏について「選挙を通じ友人となり、協力を誓った」と話している。

毎日新聞 2009年9月25日 東京夕刊



 
 
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UPDATED 2009/9/25

U-20ワールドカップ2009開幕

エジプトが快勝スタート

9月 24日 -- サッカー 20歳以下の世界選手権、U-20ワールドカップ2009がエジプトのアレクサンドリアで開幕し、開催国で 1次リーグ A組のエジプトがトリニダード・トバゴと対戦して 4-1で勝利した。

前半は 1-1だったが、後半にエジプトが攻勢を強め、 51分に右コーナーから中央にこぼれたボールをアブダラが叩き込んで勝ち越した。 59分と 90分に追加点を入れて勝った。

大会は 24カ国が参加し、1次リーグは 6組に分かれて対戦する。決勝は 10月 16日に行われる。

日本は昨年 11月の U-19アジア選手権2008の準決勝で敗れたため、出場を逃している。



 
 
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U―20W杯開幕 エジプトが快勝発進

U―20W杯がエジプトのアレクサンドリアで24日に開幕し、1次リーグA組で開催国エジプトがトリニダード・トバゴに4―1で快勝した。

1次リーグは24チームが6組に分かれて戦い、各組上位2位と同3位の成績上位4位までが決勝トーナメントに進出。決勝は10月16日に行われる。前回まで7大会連続で出場していた日本はU―19アジア選手権でベスト4に入れず、出場権を逃した。

[ 2009年09月26日 ]



 
 
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古代エジプトの有名ミイラ、死因は「結核」 英大学調査

* 2009年09月30日 14:05 発信地:パリ/フランス

【9月30日 AFP】約2600年前、ナイル(Nile)河畔で、ベッドに横たわった高貴な女性が止まらぬ咳に苦しんでいた。彼女の命を奪ったものは「結核」だった――。保存状態が極めて良い、紀元前600年ごろの第26王朝に生きた「Irtyersenu」のミイラの死因について、新たな証拠が30日の英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に発表された。

このミイラは、古代エジプトの最も有名なミイラの1つで、初めて科学的な解剖を行った英国の産科医アウグスタス・グランビル(Augustus Bozzi Granville)氏の名前をとって「グランビル博士のミイラ」とも呼ばれている。

グランビル氏は1825年、その6年前にテーベ(Thebes)の墓地遺跡で発掘されたこのミイラの包帯を外し、解剖を行った。6週間の詳細な調査で、ミイラは女性で、腹部の皮膚に複数のしわがあり、かつては太っていたことがわかった。また、臓器は取り出されてはおらず、その大半は本来の場所に、無傷の状態で収まっていた。

女性は出産経験があり、骨盤骨の薄さから50〜55歳で亡くなったと推定された。グランビル氏が最も注目したのは、右の卵巣が大きくはれていたことだ。同氏はこれを「卵巣浮腫」と診断。これが死因だったと記録している。

なお、ミイラの主は、ひつぎのふたに記されていたヒエログリフから「女主人(lady of the house)」を意味するIrtyersenuであることが明らかになった。

このミイラはその後、大英博物館(British Museum)に売却され、1994年に残存する一部を使って2度目の解剖が行われた。病理学者によると、この卵巣の腫瘍は命を奪うほどのものではなかったことが判明したという。マラリアの可能性も指摘されたが、病理検査でその可能性は低いことがわかった。

しかしながら、ミイラの胸郭は、胸腔に水がたまって危険な状態に陥る「肺胞内滲出」を示しているとの興味深い所見が提出された。

■新たな証拠

英ロンドン大学ユニバーシティーカレッジ(University College London)の研究チームは、ハイテク装置による死因分析を行った。保存状態の良いDNAの採取は難しいため、骨と軟組織からサンプルを採取し、これを液体クロマトグラフィーにかけて化学的な証拠を探した。

すると、肺の組織と胸膜、横隔膜、大腿骨から、結核を引き起こすヒト型結核菌の細胞壁を示す生体指標が検出された。

前回2回の調査で確認されている、脂肪が骨格筋の中に混じり込んでいる状態も、結核のような長く患う末期疾患の特徴と整合しているという。

「古人類病理学」研究者らは以前、古代エジプトでは結核がまん延していたとの指摘を行っている。(c)AFP



 
 
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対北朝鮮制裁、UAE・エジプトと認識共有 米調整官

【カイロ=共同】オバマ米政権で対北朝鮮制裁を担当するゴールドバーグ調整官は4日、アラブ首長国連邦(UAE)に次いで訪問したエジプトの首都カイロで、UAE、エジプト両国政府とも、国連安全保障理事会の制裁決議履行の重要性について認識を共有していると指摘、両国と有意義な協議ができたと語った。

米政府は、ミサイル開発でイランやシリアと協力する北朝鮮が核開発でも両国と連携しているのではないかとの懸念を募らせており、中東の金融センターとして機能しているドバイがあるUAEと、重要な物流ルートであるスエズ運河を抱えるエジプト両国に、制裁履行に向けた協力強化を呼び掛けたとみられる。 (11:01)



 
 
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ナイル川:上流国VS下流国 水めぐる綱引き今も

<世の中ナビ ワイド NEWS NAVIGATOR 国際>

◇エチオピア・ケニア… VS エジプト・スーダン

全長約6650キロに及ぶ世界最長級の河川ナイル川。流域の「命の源」として世界四大文明の一つエジプト文明をはぐくんだ流れは、「血の一滴」とも言われる水を巡る争いの種にもなってきた。20世紀に入ってからは、下流国に有利と見なされる取り決めに上流国が反発する構図が続いている。流域国間の交渉がこう着する中、最大取水国エジプトでは日本の支援で水の有効利用を図る動きもある。【カイロ和田浩明】

地中海岸のエジプト・アレクサンドリアで7月末、「ナイル流域イニシアチブ(NBI)」の閣僚会合が開かれた。ナイル川の水利用に関する新協定案の合意を目指したが、結論は出ず、協議は半年間延長されることになった。消費される水の95%をナイル川に頼る最下流国エジプトと、水利権拡大を目指すエチオピアなど上流・水源国の対立が解けなかったためだ。

NBIはナイル川開発での協力などを目的に99年発足し、世界銀行の支援を受ける。加盟国は上流のタンザニア、ブルンジから下流のスーダン、エジプトまでの9カ国で、エリトリアがオブザーバー参加している。

ナイル川流域国の水配分は基本的に、1929年にエジプトと英国(支配下のアフリカ4カ国を代表)、59年にエジプトとスーダンがそれぞれ結んだ二つの協定に基づく。ナイル川の年間水量を推定840億トンと規定。うち約100億トンを蒸発喪失分として差し引き、エジプトは555億トン(約75%)、スーダンは185億トン(約25%)の取水権を持つ。

他の流域国の取り分については「要求があれば両国が共同対処する」(59年協定)とあるだけ。エジプトは自国の取水に影響が出る上流国でのナイル川関連事業などに対する事実上の拒否権(29年協定)も保持している。

ナイルの水使用を「歴史的権利」(アハメド・ワファ・カイロ大教授=国際法)と考えるエジプトに対し、60年代初頭に独立した上流・水源国のほとんどにとって、既存の協定は植民地時代の「あしき残滓(ざんし)」と映る。エチオピアやケニアでは干ばつの影響で、1600万人以上が食料不足に直面しているとの国際NGO報告もある。人口増加率が高い貧困国が多く、水は国の存亡にかかわる資源だ。

水問題に詳しい石川薫駐エジプト日本大使は「アフリカでもアラブでも『水は命』と言われ、非常に重要な問題。決着には地道な努力が必要だろう」と指摘する。

◇配分効率化でトラブル半減――河口デルタ地区

流域国の政治的駆け引きが続く一方、ナイル川の水の有効利用を目指す草の根的な事業もある。その一つが、日本の国際協力機構(JICA)が支援するエジプトの「水管理改善プロジェクト」だ。灌漑(かんがい)施設の整備、水利組合の設立・活動促進による水配分の効率化が狙いだ。

ナイル河口デルタのバハル・ヌール地区では、水田など1600ヘクタールを対象に灌漑用取水ポンプや配水パイプラインが設置され、水利組合を通じた効率的な水配分が図られた。この結果、「米の収量は10〜15%向上。使用可能な耕地も増えた」(エジプト水資源灌漑省の出先機関担当者)という。

また、灌漑水路からの取水を巡る地域住民のトラブルも「年間40〜50件の水争いが半減した」(水利組合紛争処理担当)。同プロジェクトで現地派遣されたJICA専門家、進藤惣治さん(45)は「水不足は他の流域国でも起きている。エジプトは経験を共有し、指導的立場を発揮してほしい」と話した。

◇世界各地で水争い 世銀幹部、戦争ぼっ発懸念

世界では水を巡る争いは枚挙にいとまがない。米オレゴン州立大の調査では、48〜99年に37件の武力衝突が発生した。中東では、ヨルダン川の水利問題が67年の第3次中東戦争の一因になったと言われる。世界的にも「21世紀には水資源の争奪から戦争が起きるだろう」(世銀幹部)との懸念がくすぶる。ヨルダンの元水資源相、ムンター・ハッダディン氏は「合意できなければ国際司法裁判所を利用する方法もある。武力で水紛争を解決するのでは意味がない」と話している。

毎日新聞 2009年10月5日 東京朝刊



 
 
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2009.10.07 Web posted at: 20:50 JST Updated - CNN

盗掘の遺物購入したとルーブル美術館との協力中断、エジプト

カイロ(CNN) エジプト考古最高評議会7日、フランスのルーブル美術館がエジプトから盗まれた遺物と知りながら購入したとして返還に応じるまで同美術館との協力関係を中断すると発表した。

同評議会は過去にも、同様の理由でイングランドとベルギーの美術館との交流関係を絶ったことがあるが、問題となっていた遺物が戻った後、正常化している。

ルーブルは、盗掘グループが1980年代に持ち出した、古代エジプトの首都テーベの墓の壁にあった壁画5片を購入したとしている。同協議会は1年前、ルーブルに書簡を送り、壁画の返還を要請。美術館は同意したものの、具体的な行動は取らなかったとしている。

エジプトは世界中の美術館、博物館と遺物の交換事業を実施しており、ルーブルもその1つだった。同美術館は、エジプト遺物で世界でも最多級の保持点数を誇る。評議会は、エジプトがフランス、英国の統治時代に持ち去られた遺物は問題にしないとしながらも、独立後に盗掘、強奪された遺物は返還の対象になると主張している。



 
 
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エジプト:「古代遺物を盗品と知りながら展示」 仏ルーブルと協力関係凍結

【カイロ和田浩明】エジプト考古最高評議会(ザヒ・ハワス事務局長)は7日、古代エジプトの遺物を盗品と知りながら購入、展示したとして、フランスのルーブル美術館との協力関係を凍結したと発表した。エジプトは近年、外国に流出した遺物の返還を強く求めており、今回の措置もその一環と見られる。

同評議会によると問題の遺物は、新王国時代(紀元前16世紀〜同11世紀ごろ)の王が多数葬られた「王家の谷」があるエジプト南部ルクソールの貴人の墓から、1980年代に盗み出された壁画4点。

協力凍結で、同美術館の元エジプト考古学部門長の講演や、エジプト北部の古代遺跡都市サッカラでの発掘作業が中止された。

フランス文化省の7日の声明によると、ルーブル美術館が展示していた遺物は00年と03年に入手したもの。当時は盗品との認識はなかったが、08年に出所とみられる墓が再調査されて問題が表面化。ミッテラン文化相は、専門家委員会の裁定を待って速やかに返還する意向を示している。

毎日新聞 2009年10月9日 東京夕刊



 
 
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2009年10月09日

日通/大エジプト博物館研修員に技術協力、ワークショップ開催

日本通運は10月9日、国際協力機構(JICA)と東京文化財研究所(東文研)の要請で、1日〜8日にかけて大エジプト博物館保存修復センターより派遣されたエジプト人技術研修員のため、美術品に関する移送・梱包ワークショップを開催した。

ワークショップはJICAの技術研修員受入事業の一環として行われ、日通の美術品輸送の技術と収蔵品管理のシステムを、国際協力として提供した。また、美術品輸送の移送・梱包の講義と実習に加えて、講習には朝日新聞社が主催する東京都美術館で開催されていたトリノ・エジプト展の撤収作業も含まれ、実際の美術品輸送の現場視察も行われた。



 
 
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2009.10.10 Web posted at: 18:42 JST Updated - CNN

仏政府がルーブル購入の遺物をエジプトへ返却、古代墓の壁画

(CNN) エジプト考古最高評議会が、フランスのルーブル美術館がエジプトから盗まれた遺物と知りながら購入したとして返還に応じるまで同美術館との協力関係を中断した問題で、フランス文化省は9日、この壁画5点を返却すると発表した。

ミッテラン仏文化相は声明で、ルーブル美術館の購入には悪意はなかったとしながら、返還の決定は文化財の不法な密輸に反対するフランス政府と同美術館の決意を示すものだと強調した。返却の具体的な時期は不明。同文化相は、エジプト考古最高評議会の決定後、美術館の関係者に対し背景調査を命じていた。

同評議会は過去にも、同様の理由でイングランドとベルギーの美術館との交流関係を絶ったことがあるが、問題となっていた遺物が戻った後、正常化している。

壁画は、ルクソール近くにある古代エジプトの首都テーベの墓から盗掘グループが1980年代に持ち出していた。ルーブルは2000年、03年に購入していた。

同協議会は1年前、ルーブルに書簡を送り、壁画の返還を要請。美術館は同意したものの、具体的な行動は取らなかったとして交流中止に踏み切っていた。

エジプトは世界中の美術館、博物館と遺物の交換事業を実施しており、ルーブルもその1つだった。同美術館は、エジプト遺物で世界でも最多級の保持点数を誇る。評議会は、エジプトがフランス、英国の統治時代に持ち去られた遺物は問題にしないとしながらも、独立後に盗掘、強奪された遺物は返還の対象になると主張している。



 
 
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ルーブル“盗難”壁画をエジプトに返還

【パリ=林路郎】フランスのミッテラン文化通信相は9日、パリのルーブル美術館が所蔵するエジプトのフレスコ画(壁画)5枚を同国に返還することを決めた。

エジプト側が「壁画は王家の墓から盗まれたものだ」と返還を要求し、返還されるまでルーブル美術館との協力を停止する方針を示したため、仏側が応じた。

5枚の壁画は、ルクソールにあるエジプト第18王朝(紀元前1550〜1292年)の王子の墓の壁に描かれた一部。文化通信省の声明によると、ルーブル美術館は2000年と03年に購入したが、昨年11月の専門家の調査で「所蔵に至る経路について重大な疑いが生じた」という。

一方、エジプト側は「ルーブル美術館は1980年代に盗品と知りながら入手した」と主張。両国間には、盗難文化財は返還する取り決めがあり、考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は7日、返還に応じないルーブル側との協力停止を表明した。

同評議会は、ロンドンの大英博物館に所蔵されているロゼッタ・ストーンなど、欧州にある他の古代エジプトの文化遺産の返還も求めている。

(2009年10月10日19時33分 読売新聞)



 
 
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原理主義的?「顔まで覆う女性」にエジプト当局が危機感

* 2009年10月10日 11:28 発信地:カイロ/エジプト

【10月10日 AFP】エジプトではイスラム教徒の女性たちはたいてい、髪の毛を隠すヒジャブを身につけている。ところが最近、首都カイロ(Cairo)では、顔をすっぽり覆う「ニカブ」まで付けている女性の姿が目立つようになってきた。黒い手袋をはめている女性もいる。原理主義の台頭を避けたい政府にとっては心配の種だ。

この問題は今週、イスラム教スンニ派の最高学府であるアズハル大学(Al-Azhar University)のムハンマド・タンタウィ(Mohammed Tantawi)総長が傘下の高校を訪問した際、ある女子生徒にニカブをとるように言ったと報じられたことがきっかけで大きな注目を集めるようになった。エジプト最高の宗教的権威であるタンタウィ総長は、アズハル大学でのニカブの着用を禁止する方針を示したともされる。

宗教財産省は、ニカブの着用は非イスラム的と説明するパンフレットを配布している。一方で保健省は、女性の医師や看護師のニカブ着用を禁止したいと考えている。

■ニカブを着用した学生に対する教育現場の反応

国立のカイロ大学(Cairo University)の寮でのニカブ着用も禁止されたとの報道があるが、大学側はこれを否定している。

あるガードマンは、教育省からの命令であることをほのめかしたが、同省スポークスマンは「禁止令のようなものは一切出していない」と否定。「去年、ニカブを着用した数人の男が寮に侵入して逮捕された事件があったので、ニカブを着けた学生は身元確認のためにニカブをとってほしいということだ」と付け加えた。

同国の人権監視団体「Egyptian Initiative for Personal Rights」のホッサム・バーガト(Hossam Bahgat)氏は、「反体制的思想を持つ学生、特に(非合法ながら事実上の最大野党となっている)イスラム原理主義組織のムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)に近い学生は、寮に住むことが禁じられる傾向にある」と話す。もっとも、選挙を通じてイスラム体制の実現を目指しているムスリム同胞団は、ニカブとはあまり関係がない。

ニカブを支持する人々は、「これを着用した女性は神により近づくことができる」、「自分の服を選ぶ権利は認められるべき」と主張している。

■ニカブとサラフィズム

ニカブは、中東では、一般的にサラフィズムの信仰と結びついている。サラフィズムとは主にサウジアラビアで信奉されている超保守的な信仰上の考え方。アルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者のイデオロギーとの共通点も多いが、現実には信者の大半が政治とは距離をおき、初期イスラム教の実践と信仰を遵守するピューリタン的信念を流布することに重点を置いている。

専門家らは、ニカブを着用する傾向は、政府のみならずアズハル大学にとっても懸念材料だと指摘する。

エジプト政府は1981年のアンワル・サダト(Anwar Sadat)大統領の暗殺以来、原理主義勢力との大規模な武力衝突をたびたび繰り返している。そして、サラフィズム信者の多くは、アズハル大学が教えている神学の内容を軽べつしている。(c)AFP/Samer al-Atrush



 
 
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世界の雑記帳:ルーブル所蔵の古代壁画、盗品としてエジプトに返還へ

[パリ 9日 ロイター] フランスのミッテラン文化相は9日、古代エジプトの墓から盗まれたとされるルーブル美術館所蔵の壁画5点をエジプト政府に返還すると発表した。この問題をめぐっては、エジプト考古最高評議会が同美術館との協力関係を停止する事態となっていた。

ミッテラン文化相の声明によると、この壁画は同美術館が2000年から2003年の間に盗品と知らずに購入したもの。2008年に墓が発掘された後、この墓から盗掘されていたものとの疑いが浮上し、エジプト側が返還を求めていた。

フランス文化省は同日、壁画を直ちに返還する考えを示した。

2009年10月11日 9時37分



 
 
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エジプト:次期大統領選 世襲に「NO!」 ムバラク氏次男「有力」、野党強く反発

【カイロ和田浩明】エジプトのムバラク大統領(81)が次男ガマル氏(45)への「権力継承」を狙っているとして、野党勢力が反対キャンペーンを展開している。ガマル氏は与党国民民主党(NDP)政策委員長の要職にあり、11年に予定されている大統領選での有力候補と目されている。

有力野党ガッド党のアイマン・ヌール党首が14日にキャンペーンを始めた。AFP通信などによると、ムバラク氏の権力掌握から28年となる記念日に合わせてカイロで行われた開始イベントには、事実上の最大野党だが非合法化されているイスラム同胞団のメンバーや他の野党関係者らも参加した。

ヌール氏は「我々の憲法は(権力が世襲される)王国のためのものではない」と述べ、ガマル氏の大統領就任への反対を強調した。

ヌール氏は、米国や国内の民主化要求などによりエジプトで初めて複数候補の立候補が許された05年大統領選挙で、圧勝したムバラク氏に次ぐ得票率(約8%)だった。しかし、その後文書偽造の罪で有罪判決を受けて約3年間収監され、野党勢力などは「政治的弾圧」と批判した。

ムバラク氏は、後継候補について明言していない。NDPは人民議会の議席の7割強を押さえており、78年の結成以来、与党の座を維持している。

毎日新聞 2009年10月17日 東京夕刊



 
 
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2009.10.25 Web posted at: 12:43 JST Updated - CNN

カイロ近郊で列車衝突、20人以上死亡

カイロ(CNN) エジプトの首都カイロから約70キロ離れたアルアイヤートの村で24日、旅客列車同士が衝突し、20人以上が死亡、40─50人が負傷した。国営ナイル・ニュースTVや中東通信(MENA)が伝えた。

当局者によると、カイロ発アシュート行きの列車が、停車していたギザ発ファユーム行きの列車に激突した。現場が運河に隣接しているため、捜索救助活動は難航している。

運輸省は直ちに調査を指示し、捜査官らが列車の記録装置の捜索に着手。エジプト国営鉄道も独自の調査に乗り出した。また、衝突現場の当局者は、犠牲者の遺族に一時金を支払う意向を表明した。

エジプトではここ12年間の列車事故で、何百人もの死者が出ている。



 
 
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エジプトで列車追突、18人死亡39人けが

【カイロ=田尾茂樹】エジプト・カイロ南郊のギルザで24日、停車中の旅客列車に後続の別の旅客列車が追突して18人が死亡、39人が負傷した。

目撃者によると、先行の列車が牛をはね、停車していたところに後続列車が減速せず突っ込んできた。沿線に有名なギザのピラミッドがあり、観光客の利用も多い路線だったが、在エジプト日本大使館によると死傷者に日本人は含まれていなかった。

現場近くにいたマハムード・フセインさん(19)は、「大きな音がした後、血まみれの乗客が大勢、列車から運び出されていた」と事故直後の模様を語っていた。

(2009年10月25日21時36分 読売新聞)



 
 
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エジプトの首都カイロ近郊で停車中の旅客列車に後続列車が追突する事故 80人以上死傷

エジプトの首都カイロ近郊で停車中の旅客列車に後続の列車が追突する事故があり、80人以上が死傷した。

衝突した車両は、大きくひしゃげていて、中にはまだ乗客が残されているとみられており、懸命の救出作業が続けられている。

事故があったのは、首都カイロから南に50kmのアイヤート付近で、24日夜、線路上で停車していた旅客列車に、後ろから別の旅客列車が追突した。

AFP通信によると、乗客ら少なくとも25人が死亡し、55人が負傷した。

目撃者は「牛と列車が衝突して止まったんだ」と話した。

死者はさらに増えるとみられているが、日本人が巻き込まれたという情報は入っていない。

(10/25 12:20)

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00165385.html



 
 
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エジプト:旅客列車衝突25人死亡55人負傷 カイロ近郊

エジプトの首都カイロ南方約40キロのギルザ近郊で24日、南へ向かっていた旅客列車に後続の別の旅客列車が追突、AP通信によると、乗客ら少なくとも25人が死亡し、55人が負傷した。在エジプト日本大使館によると、死傷者に日本人が含まれているとの情報はない。

列車はカイロ近郊ギザ発中部ファイユーム行きと、カイロ発中部アシュート行き。目撃者らによると、ファイユーム行き列車がウシと衝突して停車中に、後続のアシュート行き列車が追突したという。列車後方の車両に後続列車の先頭車両がのめり込む形で大破した。

現場は農村地帯で、近くの住民ら千人以上が見守る中、救急隊員らが列車内に取り残された乗客の救出を急いだ。

現場近くに住む農業マハムード・フセインさん(19)は「血まみれの乗客が次々と運び出された」と興奮した様子で語った。別の男性(22)は「1キロ離れたモスク(イスラム教礼拝所)でも激しい衝突音が聞こえた」と話した。(共同)

毎日新聞 2009年10月25日 11時04分(最終更新 10月25日 11時14分)



 
 
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エジプト:天体観測会 日本製小型望遠鏡で100人参加

【コッタミア(エジプト北東部)和田浩明】国際天文学連合が世界中で天体観測を呼びかけた「ガリレオの夕べ」にあわせ、日本製の小型望遠鏡を使った天体観測イベントが24日、カイロ東方のコッタミア天文台で行われた。エジプトの中学生ら100人以上が参加、砂漠の上に広がる星空に思いをはせた。

今年はイタリアの天文学者ガリレオが望遠鏡で天体観測を行ってから400年で、天文学への理解促進を目指す「世界天文年」と定められている。日本製望遠鏡は、世界天文年日本委員会の「君もガリレオ」プロジェクトが41カ国に提供した約2万個の一部で、ガリレオの望遠鏡と同程度の倍率(10倍と35倍)。今年3月にエジプトを訪問した国立天文台の関口和寛教授が協力を要請、エジプト側が2000個購入した。イベントには、カイロ日本人学校の中学生やヒラール高等教育相、石川薫大使らも参加。エンジニア志望のムハマド・クリード君(15)は「天体観測は初めてだけど、すごく楽しい」と木星を観測しながら笑顔で話した。

コッタミア天文台は日本の国立天文台岡山天体物理観測所と同型の188センチ望遠鏡を持ち、修理に日本側が協力している。

毎日新聞 2009年10月25日 22時04分(最終更新 10月26日 0時05分)



 
 
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エジプト:古代遺物を米が返還へ 100年以上不明

【カイロ和田浩明】エジプト考古最高評議会は27日、米ニューヨークのメトロポリタン美術館が、古代エジプト王アメンエムハト1世のナオス=祠堂(しどう)=の礎石を購入し、近くエジプトへ返却されると発表した。100年以上も行方不明だった。エジプトは欧米へ流出した遺物の返還を求める姿勢を強めている。ハワス同評議会事務局長は「偉大な行為だ」と評価した。

問題の遺物は赤色花こう岩製の板状で、古代エジプト文字4文字が刻まれている。エジプト南部ルクソールのカルナック神殿にあるプタハ神殿に残るナオスの基礎の一部で、1902年にはなくなっていたことが写真などで確認された。

アメンエムハト1世は古代エジプト中王国時代(紀元前2055〜同1650年)の王。ナオスには神像などが安置される。

同評議会によると、メトロポリタン美術館は昨年10月、ニューヨークの美術品収集家からエジプトに返還するため買い取った。購入額は不明。母国への返還目的での買い取りは極めて異例で、収集家は「70年代に買った」と話しているという。

エジプトは今月7日、ルクソールの貴人の墓から盗み出された壁画を「盗品と知りながら購入し展示した」として、パリのルーブル美術館との協力関係凍結を発表した。

エジプトから流出し、考古最高評議会が返還を求めている代表的な遺物として、独ベルリンのエジプト博物館が所蔵する古代エジプトの王妃ネフェルティティの胸像、ロンドンの大英博物館にあり古代エジプト文字解読の手掛かりとなった石碑「ロゼッタストーン」などがある。仏は07年にラムセス2世のミイラから盗まれた頭髪を返還している。

毎日新聞 2009年10月28日 10時21分(最終更新 10月28日 10時41分)



 
 
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2009.10.31 Web posted at: 20:50 JST Updated - CNN

ビヨンセ、エジプト公演に暗雲 衣装などが反イスラム的と

(CNN) 米人気歌手ビヨンセさんが11月6日に予定しているエジプト公演に、地元のイスラム原理主義組織が「衣装などが反イスラム的だ」として糾弾、興行実施が危うくなってきた。

ビヨンセさんは現在、3月から始まった「I am...」と題したワールドツアー中で、来年3月までカナダや中国も含めた全世界で公演を予定している。ビヨンセさんのエジプト公演は初めてで、アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アルアラビアによると、チケットは400ドル(約3万6000円)にまで値上がっている。

しかし、これまでのビヨンセさんの公演衣装などを、イスラム原理主義組織のムスリム同胞団が「ほとんど裸同然だ」と切り捨てた。女性が肌を露わにすることはイスラム法シャリアに反し、公演を認めた政府は人々を罪に陥れるとも非難している。

さらに、ビヨンセさんの公演を認める一方で、国内のイスラム的なバンドに宗教的な歌を歌うことを認めないのは「二重基準」だと批判している。

エジプトではこれまでにも欧米歌手の公演が批判されたことがあった。あるイスラム指導者は昨年、2007年に首都カイロで開かれたコロンビア出身のシャキーラさんの公演で「売春婦」などと酷評し、論議を招いた。ビヨンセさんの公演では、シャキーラさんの二の舞を演じないよう、興行主が公演場所をカイロから数百キロ離れた紅海沿いのリゾート地に設定していた。



 
 
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エジプト:野党最高指導者、ムバラク政権の「世襲」批判

【カイロ和田浩明】エジプトの穏健派イスラム原理主義団体で、非合法化されている事実上の最大野党「ムスリム同胞団」のモハメド・マフディ・アケフ最高指導者(81)は1日、毎日新聞と会見した。同胞団メンバーの拘束を続けるムバラク政権について「専横的な警察国家を運営している」と批判、ムバラク大統領の有力後継候補として取りざたされている次男ガマル氏(46)による「権力世襲」は「現体制の延長になる」と反対した。

ムスリム同胞団は人民議会(国会に相当、454議席)の2割弱に当たる88議席を保持、慈善活動などで国民の支持を得ている。一方、エジプト治安当局は「非合法団体に所属している」などの理由で幹部やメンバーを拘束するなどしている。アケフ氏によるとこれまでに幹部約320人が逮捕されたという。

人民議会は来年に選挙が予定されており、アケフ氏は「治安当局の介入がなければ、議席数を拡大できる」と自信を見せた。

ガマル氏が政策委員会委員長を務める与党・国民民主党は、今年の年次総会で貧困軽減策などを打ち出し国民の支持確保を図っているが、アケフ氏は「同じ政策の繰り返し。貧しい者は貧しいままだ」と批判した。

ムスリム同胞団内部には路線対立があるとされ、10月中旬には、来年1月の任期切れを前にアケフ氏が辞任するとの報道もあった。だが、同氏は「我々は安定しており、組織力もある」と主張した。

また、同胞団は、女性や少数派のキリスト教系コプト教徒が大統領に就任することに反対している。ただ、アケフ氏は「シャリア(イスラム法)に基づく方針だが、最終的な決定権は国民にある」と述べ、有権者の選択を尊重する意向を示した。

毎日新聞 2009年11月2日 22時24分(最終更新 11月2日 22時28分)



 
 
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イタリア:エジプト人誘拐でCIA要員に実刑ーーミラノ地裁

【ローマ共同】イタリア北部ミラノ地裁は4日、ミラノの路上で2003年、テロ容疑者のエジプト人を拉致、連行したとして誘拐罪に問われた米中央情報局(CIA)要員ら米国人23人と、協力者の元イタリア情報機関員2人に対し、禁固3〜8年の実刑判決を言い渡した。ANSA通信などが伝えた。米国が引き渡しを拒否しているため、判決は被告不在のまま言い渡された。

毎日新聞 2009年11月6日 東京朝刊



 
 
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「王家の谷」のツタンカーメン王墓、修復作業へ エジプト

* 2009年11月11日 16:34 発信地:カイロ/エジプト

【11月11日 AFP】エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)は10日、同国南部ルクソール(Luxor)の「王家の谷(Valley of the Kings)」にあるツタンカーメン(Tutankhamen)王墓の修復作業を開始すると発表した。

SCAは、米ゲティ保存修復研究所(Getty Conservation Institute、GCI)と協力して、王墓や壁画の保存・管理を行う。

SCAのザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は、「ゲティ研究所がツタンカーメン王墓を美しい状態で保存してくれることを喜ばしく思う」「王墓が修復され、少年王ツタンカーメンの栄光が再び戻ってくることが非常に楽しみだ」と語った。

GCIのティム・ウェイレン(Tim Whalen)氏は、「SCAとGCIの共同プロジェクトは、壁画に損傷をもたらしている問題を詳細に分析することも行う」「だが、最終的な目標は、同様の問題を抱える遺跡などのモデルケースになるような、長期間にわたる保存管理計画を立てることだ」と語った。

25歳ほどで謎の死を遂げたとされているツタンカーメン王の墓は、1922年に英国の考古学者らによって発掘され、世界的なセンセーションを巻き起こした。(c)AFP



 
 
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2009.11.12 Web posted at: 16:49 JST Updated - CNN

外国人憎悪でエジプト人女性を殺害の男に終身刑、ドイツ

(CNN) ドイツの裁判所は11日、名誉棄損訴訟の審理で原告のエジプト生まれの女性を法廷内で刺殺していたドイツ人の男性被告(29)に終身刑の判決を下した。被告は無職のロシア系のドイツ人で、犯行の動機は外国人憎悪が一因と断定された。女性は妊娠3カ月だった。

犠牲者で薬剤師のマルワ・シェルビニさんは2003年、博士号取得のため留学した夫に同行してドレスデンに到着。昨年、被告から「テロリスト」「イスラム原理主義者」と呼ばれたことから名誉棄損の訴えを起こしていた。判決で被告の敗訴が決まり、780ユーロの罰金が命じられたが、控訴。

控訴審は今年7月1日に開廷し、シェルビニさんが証言した後、被告はバックパックから突じょナイフを取り出して襲い掛かっていた。シェルビニさんの夫ら2人も刺傷を受けていた。警官が介入、発砲するなどして騒ぎを収めていた。

シェルビニさん殺害のニュースはエジプトなどイスラム教国で反発を招き、ドイツ国内でのイスラム教徒差別への批判も出ていた。ベルリンではイスラム教徒による抗議デモも起きていた。



 
 
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エジプト提案の和解案、ハマスに受け入れ訴え パレスチナ議長

【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治政府のアッバス議長は11日の演説で、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスに対し「我々は和解に向け手を差し伸べている」と述べ、エジプトの提案した和解案を受け入れるよう求めた。ヨルダン川西岸ラマラで、アラファト前議長の死去5年を受けた追悼演説で述べた。

エジプト案は来年1月予定の議長選、評議会(国会に相当)選を半年間延期し、その間は自治政府を主導する組織ファタハとハマスによる合同委員会がパレスチナを統治することなどが柱。アッバス議長の支持基盤ファタハは受諾を表明しているが、ハマスは拒否している。(07:00)



 
 
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2009.11.14 Web posted at: 14:53 JST Updated - CNN

サッカーのアルジェリア代表チームに投石、選手負傷 W杯予選

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のアフリカ予選で、エジプトで14日行われる同国代表との試合のため首都カイロに到着したアルジェリア代表チームのバスがエジプトサポーターの投石攻撃を受け、選手3人が負傷する事件があった。

事態を重く見た国際サッカー連盟(FIFA)はエジプトに対し警備を厳重するよう申し入れた。投石でバスの車窓が割れ、ゴールキーパーらが負傷した。決して浅い傷ではないという。

アルジェリアはエジプト戦で1986年以来のW杯本大会出場を賭けている。



 
 
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古代エジプトも動脈硬化に悩む、米研究チーム発表、ミイラをCTで調査。

2009/11/18付

古代エジプトの上流階級では、中高年で動脈硬化症を患う人が多かったと、米カリフォルニア大などの研究チームが18日付の米医師会誌に発表した。約4000年前までのミイラ20体をコンピューター断層撮影装置(CT)で調べたところ、心臓や動脈を確認できた16体のうち、9体に動脈の石灰化がみられた。このうち7体が、死亡時に45歳以上だったと推定される。最も古い「患者」は、約3500年前の30〜40歳の子守の女性だった。

研究チームがこの調査をしたきっかけは、エジプト考古学博物館にあるファラオ「メルエンプタハ」のミイラ。60歳ごろに死去し、動脈硬化と関節炎、虫歯を患っていたとされる。

動脈硬化による心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞が死因になったかや、当時の食生活は不明。しかし、現代の生活習慣上のリスク以外にも、動脈硬化を招く要因があるかどうかを検討する手掛かりになるという。

【図・写真】古代エジプトのミイラをCTで調べる様子=米カリフォルニア大のマイケル・ミヤモト博士提供



 
 
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動脈硬化:古代エジプト人も生活習慣病? ミイラCTスキャン、22体中9体に症状

【ニューヨーク共同】現代の生活習慣が主な原因とされる動脈硬化が古代エジプトの時代にも存在したことが、米研究チームのミイラへのコンピューター断層撮影装置(CT)による調査で分かり、17日にフロリダ州で開かれた米心臓学会で発表された。AP通信が報じた。

中部アメリカ心臓研究所(ミズーリ州カンザスシティー)のランドール・トンプソン医師は「ファストフードや喫煙、運動不足などの現代的なリスク要素が動脈硬化の原因と考えられているが、今回の結果は必ずしもそれだけではないことを示している」と語った。

APによると、研究チームは紀元前1981〜紀元334年のミイラ22体にCTスキャンを実施。うち9体に動脈硬化の症状が見られ、1体には心臓発作が起きた形跡があった。カリフォルニア大サンディエゴ校のマイケル・ミヤモト医師は「ミイラと現代の患者の動脈硬化が似ているのにびっくりした」と述べた。

毎日新聞 2009年11月19日 東京夕刊



 
 
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バレー:日本男子、エジプトを降し2連勝 WGCC第2日

バレーボールの国際大会、ワールドグランドチャンピオンズカップは19日、大阪市中央体育館で男子の第2日を行った。日本はエジプトを3―1で降して2連勝。エジプトの強いサーブに苦しめられたが、途中出場の米山(東レ)が攻守に貢献。清水、福沢(ともにパナソニック)らの強打も決まり、着実にリードを広げた。

北京五輪銀メダルのブラジルはイランに快勝。同金メダルの米国を破って北中米選手権を制したキューバは、ポーランドに逆転勝ちした。  

◇苦手のエジプト戦、新星・米山が悪い展開を打破

近年、エジプトに分が悪い日本。9月のワールドリーグ入れ替え戦では強いサーブに苦しめられ、連敗を喫した。この日も同じ展開に陥りかけたが、新星がムードを変えた。25歳の米山(東レ)だ。

第2セット途中から出場すると、正確なサーブレシーブでコンビ攻撃の安定に貢献した。アタッカーとしては小柄な185センチだが、植田監督は「米山がサーブレシーブすると(セッターへの)パスが安定し、彼が打たなくてもチームとしての攻撃の決定力は上がった」という。「あまり攻撃は期待されてません」と本人は苦笑するが、ブロックやスパイクで5得点を挙げた。

「内容ある試合ができている。若い選手もそろってきた」と植田監督は満足げ。2カ月前の悔しさをバネに、留飲を下げる一戦となった。【田内隆弘】

◆バレー記録1

日  本 3 25―15 1 エジプト

(2勝)   22―25   (2敗)

      25―21

      25―17 

◆バレー記録2

ブラジル(2勝)3―1イラン(1勝1敗)、キューバ(1勝1敗)3―1ポーランド(2敗)

毎日新聞 2009年11月19日 21時25分(最終更新 11月19日 23時13分)



 
 
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2009.11.20 Web posted at: 20:57 JST Updated - CNN

エジプト入りしたアルジェリア代表への投石、FIFAが調査へ

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に向けたアフリカ予選で、エジプト入りしたアルジェリアの選手が乗ったバスが投石攻撃を受け、選手が負傷した問題で、国際サッカー連盟(FIFA)が調査することを決めた。場合によっては、エジプトのサッカー協会が罰せられる可能性もある。

アルジェリア代表は14日に開催された対エジプト戦のため、首都カイロに12日に到着。滞在先のホテルへバスで移動中、エジプトのサポーターが投げた石で車窓が割れ、ゴールキーパーら3人が負傷した。

この日の試合はエジプトが2─0で勝ったが、勝ち点などでまったくの互角となり、18日に一発勝負のプレーオフに突入。アルジェリアが1─0で勝ち、W杯への切符を手にしていた。

FIFAは12日に投石を受けたという報告を受けており、規律委員会にかけてエジプトへの対応を決める。



 
 
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エジプトが北アフリカ連盟から一時脱退=W杯プレーオフでのファン負傷−サッカー

【ロンドン時事】エジプト・サッカー協会が北アフリカ・サッカー連盟から一時脱退したことが19日、分かった。AFP通信が地元メディアの報道として伝えた。18日にスーダンで行われたワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アフリカ最終予選のアルジェリアとのプレーオフ後に、自国ファンがアルジェリアのサポーターから石を投げられるなど襲撃を受けたことについて、同連盟を構成するアルジェリア、リビア、モロッコ、チュニジアに抗議を表明した。エジプトは0−1で敗れ、W杯出場を逃した。

エジプトは19日に、駐アルジェリア大使を本国に召還するなど、今回のW杯予選をめぐる騒動は外交問題にも発展している。

両国は14日の同最終予選の対戦前に、アルジェリア・チームがカイロ入りした際に投石を受け、選手らが負傷する事件が起きたほか、18日の試合後には、アルジェリアのサポーターにもけが人が出た。  (2009/11/20-09:15)



 
 
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サッカーW杯予選で「場外戦」=駐アルジェリア大使を召還−エジプト

【サヌア時事】サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会出場を懸け、アフリカ最終予選C組プレーオフで激突したエジプトとアルジェリアの「場外戦」が過熱している。エジプトのファンや選手に負傷者が出るなどし、同国政府が19日、駐アルジェリア大使を本国に召還する事態に発展した。

18日夜に中立国スーダンで行われた決戦では、アルジェリアがエジプトを1−0で破り、6大会ぶりの本大会出場を決めた。試合後、エジプトのファンが乗ったバスが投石を受け、同国高官は21人が負傷したと主張。エジプト外務省は19日、カイロ駐在のアルジェリア大使を呼び、「非常に強い不快感」を表明した。

12日夜には、カイロ遠征中のアルジェリア代表3人がエジプトのファンの投石で軽傷を負った。一方、アルジェリアでは、エジプト企業子会社の事務所15カ所が襲撃され、同社幹部によれば、少なくとも500万ドルの被害が出たという。

両国メディアも激しい中傷合戦を展開。エジプトのある識者は「政治的な自由が制限され、失業など社会問題の山積する両国の若者にとってサッカーは不満のはけ口になっている」と分析している。 (2009/11/20-06:25)



 
 
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更新2009年11月20日 12:57米国東部時間

駐アルジェリア大使を召還 W杯予選めぐりエジプト

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会予選で対戦したアルジェリア、エジプト両国代表のファンが暴走、両政府当局者による非難の応酬となり、エジプトが19日、「事情聴取」のため駐アルジェリア大使を召還する騒ぎに発展した。

カイロでは12日、対戦を2日後に控えたアルジェリア代表のバスが投石を受け、選手3人が頭部などを負傷。14日の予選最終戦は2-0でエジプトが勝利した。両代表は18日、スーダンでプレーオフに臨み、今度はアルジェリアが1-0で勝ち南ア大会出場を決めた。

19日のエジプト各紙によると、エジプト人ファンがプレーオフの試合後、アルジェリア人ファンに襲われ負傷。一部紙はエジプト人学生(22)が死亡したと伝えた。スーダン警察は「死者や重傷者はいない」と反論し、スーダン外務省は同日、エジプトの駐スーダン大使を呼び、報道に関して抗議した。(共同)



 
 
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2009.11.21 Web posted at: 18:25 JST Updated - CNN

W杯予選で暴動、アルジェリア大使館付近で負傷者も エジプト

カイロ(CNN) エジプトの首都カイロのアルジェリア大使館近くで20日、サッカーのワールドカップ(W杯)アフリカ予選でエジプトが敗れたことに怒ったファンが暴徒化し、警官ら1000人以上が駆けつける騒ぎとなった。エジプト内務省が明らかにした。警官ら39人が負傷したという。

14日の第2戦ではエジプトが勝ち得失点差などで全くタイとなり、18日にスーダンで一発勝負のプレーオフが実施されてアルジェリアが勝ち、W杯への出場を決めた。これをきっかけに、エジプト国内などで「場外」戦が勃発、エジプトが19日に駐アルジェリア大使を召還した。

これを受けてアルジェリアは同日、エジプト人の航空機着陸を拒否するなど、外交問題に発展している。エジプト機はアルジェリア国内にいるエジプト人の避難のため、派遣されたものだった。

エジプトとアルジェリアの直接対戦では、12日にカイロ入りしたアルジェリア代表が乗るバスが投石を受け、選手3人が負傷する事態となっていた。この投石では、国際サッカー連盟(FIFA)が調査に乗り出している。



 
 
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エジプト・アルジェリア、W杯巡り場外乱闘

【カイロ=田尾茂樹】サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会出場を争ったエジプトとアルジェリアの間で、ファン同士の激しい衝突の末、政府レベルでも対立が発生している。

予選で同組だった両国は、14日の直接対決でエジプトが勝って首位に並び、18日に第3国スーダンで行われたプレーオフでアルジェリアが勝って、来年の本大会出場を決めた。

だが、14日の試合前にはエジプト入りしたアルジェリア代表選手が石を投げられて負傷したほか、試合後にはアルジェリアでエジプト系企業事務所が襲撃された。

18日にも試合後にエジプトのファンがアルジェリアのファンに襲われる騒ぎがあり、カイロのアルジェリア大使館周辺では19日夜から20日にかけて抗議デモが発生している。

この間、19日にはエジプト政府が駐アルジェリア大使召還を発表。アルジェリア政府も20日、エジプトの大使を呼び出して抗議するなど、W杯場外戦は外交問題化の様相だ。

(2009年11月21日19時19分 読売新聞)



 
 
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エジプト・アルジェリア、W杯予選が外交問題化 大使を一時召還

サッカー2010年ワールドカップ(W杯)の南アフリカ大会予選で、アフリカ最後の出場枠を争ったエジプトとアルジェリア間の場外戦が収まらず、外交問題にまで発展してきた。20日にかけてもカイロのアルジェリア大使館を警備していた警官への投石などで30人以上が負傷。19日にはエジプトが駐アルジェリア大使を一時召還する事態となった。

W杯予選はエジプトが同国開催の14日の直接対決で同組首位のアルジェリアに並んだ。その後、18日のスーダンでのプレーオフではアルジェリアが勝ち、W杯への出場を決めた。

最初の対戦前にはカイロ入りしたアルジェリア代表のバスへの投石事件が起き、複数の選手が負傷。スーダンでは両国ファンの対立により負傷者が出たとされるほか、アルジェリアではエジプト関連企業が襲撃されたとの報道も出ている。(カイロ=安部健太郎)(11:20)



 
 
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サッカーW杯:エジプトでデモ 予選敗退に失望

【カイロ和田浩明】サッカーのワールドカップ(W杯)予選でアルジェリアに敗北して本戦出場を逃したエジプトでは19日夜から20日にかけ、首都カイロのアルジェリア大使館周辺でデモが発生、AFP通信によると、警備の警官35人が負傷し、デモ参加者ら約20人が逮捕された。両国関係はサポーター同士の暴力行為からエジプトによる駐アルジェリア大使召還など外交的対立に発展している。

カイロ中心部のアルジェリア大使館付近は20日、数百人の機動隊員によって道路が事実上封鎖され、厳戒態勢が敷かれた。前夜にエジプト人の若者を中心としたデモや投石が発生、周辺の商店や車に被害が出たためだ。

14日の予選最終戦でエジプトがアルジェリアに勝って首位に並んだが、18日のプレーオフでアルジェリアが1―0で競り勝って本戦出場を決めた。プレーオフが行われたスーダンの首都ハルツームでは、エジプト人サポーターがアルジェリア人サポーターに襲われ負傷した。14日の試合でもカイロに来たアルジェリア代表のバスに投石があり、選手らに負傷者が出ている。

エジプトでは地元テレビでムバラク大統領の長男アラア氏が「敵意には対抗する必要がある」などと発言。デモを許容した形になった。本戦出場への期待が極めて高く、18日の決定戦前は市内で国旗を掲げて代表チームにエールを送る車が多数見られただけに、敗北の失望感は深かった様子だ。

毎日新聞 2009年11月21日 11時36分(最終更新 11月21日 11時51分)



 
 
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W杯“場外戦”!敗者エジプトが連盟脱退

2009.11.21 05:05

アフリカでも20日、南アW杯予選をめぐって国際問題が勃発(ぼっぱつ)した。アフリカ最終予選C組プレーオフで激突したエジプトとアルジェリアが、“場外乱闘”状態に陥ってしまった。

18日夜に中立国スーダンで行われた試合は、アルジェリアがエジプトを1−0で破り、6大会ぶりのW杯出場を決めた。しかし、試合後にエジプトのサポーターが乗ったバスが投石され、同国政府高官は負傷者21人と発表。エジプトは駐アルジェリア大使を本国に召還し、さらにカイロ駐在のアルジェリア大使を呼び出して「非常に強い不快感を持っている」と通達した。

エジプト・サッカー協会はこの投石事件に抗議して、アルジェリア、リビアなどが加盟する北アフリカ・サッカー連盟からの一時脱退を決めた。そんなエジプトに対して今度は国際サッカー連盟(FIFA)が、14日の両国の試合前にアルジェリアのチームバスがカイロで襲われ3選手が負傷した事件を受け、エジプト協会に懲戒手続きを下す準備に入ったことを発表した。 

20日付の両国メディアも「恥を知れ」「黙っていろ」などと激しい中傷合戦を展開。失業問題を抱え、政治的自由の少ない両国では、サッカーが若者の不満のはけ口になっている側面もあり、事態は混沌としていくばかりだ。



 
 
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エジプト代表ザキ:「アルジェリア人とはプレーできない」

ポーツマス移籍を完全否定

2009/11/22 19:19:09

ワールドカップ(W杯)アフリカ予選プレーオフのアルジェリア対エジプトは、アルジェリアの勝利に終わり、エジプトは本大会出場を果たすことができなかった。エジプト代表の選手は、今でもこの敗北を受け入れることができないようだ。

ウィガンFWアムル・ザキのその一人。ポーツマスへの移籍が噂される彼だが、現段階では誘いに応じるつもりはないという。その理由はアルジェリア代表DFナディル・ベルハジが所属することや、イスラエル人のアブラム・グラント氏がフロントにいるからだそうだ。

ザキは次のように語っている。

「前にポーツマスからのオファーを断ったけど、もう彼らのところに行くという選択肢はない。ポーツマスには、イスラエル人選手(ベン・ハイム)とイスラエル人ディレクターがいる。それですべて終わりだ」

「その上、僕はポーツマスに移籍してアルジェリア人選手とプレーするなんてできない」



 
 
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ファン暴走問題が飛び火 エジプト 国際大会主催を辞退

エジプトの中東通信によると、エジプト・ハンドボール連盟は29日、来年2月にエジプトで開催する予定のアフリカ選手権の主催を辞退すると発表した。「安全上の理由」のためという。

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会予選をめぐり、エジプトとアルジェリア両国のファンが暴走し、選手やファンが負傷。エジプトが19日に駐アルジェリア大使を召還するなど外交問題に発展しており、ハンドボール選手権の主催辞退も両国の外交関係悪化が背景にあるとみられる。

エジプト連盟は選手権の開催延期を求めていたが、アフリカ連盟はこれを却下していた。 (共同)

[ 2009年11月30日 10:20 ]



 
 
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前IAEA事務局長、エジプト大統領選挙への出馬検討

国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長は2011年のエジプト大統領選挙への出馬を検討していることを明らかにした。4日付エジプト各紙がエルバラダイ氏の声明を伝えた。民主的選挙の実施と独立系候補の立候補を容易にする法改正を出馬の条件としている。

エジプトでは1981年のサダト大統領暗殺を受けて就任したムバラク大統領が28年にわたる長期政権を維持、11年の次期選挙では大統領の子息ガマル氏の立候補が有力視されている。ノーベル平和賞を受賞するなど国際的な認知度と国民の人気が高いエルバラダイ氏が出馬すれば有力候補になる見通し。

エルバラダイ氏は出馬の条件に求める民主選挙の具体策として「国際監視団と司法当局の監視」と選挙法の改正を挙げた。現行法では政党に属さない独立系候補の出馬には一定数の人民議会議員の支持が必要。同議会ではムバラク大統領の出身母体、国民民主党(NDP)が定数の7割以上を押さえており、同党員以外の立候補は難しい。(ドバイ=松尾博文) (23:47)



 
 
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前IAEAエルバラダイ氏、エジプト大統領選立候補検討

2009年12月5日22時5分

【カイロ=田井中雅人】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長(67)は声明を出し、2011年予定のエジプト大統領選への立候補を検討する考えを示した。AFP通信が4日、報じた。「国際監視団による監視のもと、民主的で公正な選挙が実施されることが条件」としている。大統領選をめぐり、同氏が態度を明らかにしたのは初めて。

エジプトでは前回05年の大統領選で初めて複数候補制がとられたが、立候補には一定数の議員の支持が必要とされるなど、与党側が圧倒的に有利。28年にわたり大統領の座にあるムバラク氏の後継者として次男ガマル氏が有力視されている。

こうした状況を打破しようと、少数野党が国際的知名度の高いエルバラダイ氏の擁立を模索している。



 
 
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2009.12.05 Web posted at: 18:18 JST Updated - CNN

ナイル川でフェリーと小型船が衝突、死傷者 エジプト北部

(CNN) エジプト北部ラシード近くのナイル川で4日、フェリーと小型船が衝突、3人が死亡し、6人が負傷した。地元紙が報じた。狭い水路で衝突は起きており、生存者の捜索作業が難航している。

衝突の原因は明らかでない。

2隻に乗っていた人数は不明だが、フェリーには約50人がいたという。10人以上が救助されたが、行方不明者がいるとの情報がある。

地元の県行政当局者は、衝突した船の1隻が転覆したとも述べた。



 
 
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エジプト大統領選:IAEA前局長、出馬検討 「公正」条件に

【カイロ和田浩明】エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(67)が、11年に予定されるエジプト大統領選への具体的な出馬条件を示していたことが4日、エジプト各紙などの報道で分かった。独立系候補の立候補を可能にする憲法改正や、選挙監視の独立委員会の設置、国際監視団の受け入れなど「民主的な選挙態勢」が条件とされ、独裁的なムバラク現政権下での実現は容易ではないと見られる。

独立系のアルマスリ・アルヨウム紙などによると、エルバラダイ氏は3日の声明で立候補検討の諸条件を明示した。同氏は次期大統領候補は「国民的支持を得ることが望ましい」と指摘。民主的で透明性の高い選挙が行われる環境整備が出馬の条件だと述べた。

エルバラダイ氏は11月上旬、米CNNテレビで出馬の可能性について「自由で公正な選挙が行われるなら検討するが、エジプトでは(実現できるか)疑問だ」と述べていた。

エジプトでは81歳のムバラク大統領の統治が28年間続いており、次期大統領候補には次男ガマル氏が有力視される一方、ムバラク氏が6選を目指す可能性も否定されていない。

05年の前回大統領選挙で初めて複数候補制が導入されたが、ムバラク氏が2位以下に大差で勝利。07年の憲法改正で、立候補は合法的政党の幹部職を1年以上経験した者に制限されている。

毎日新聞 2009年12月5日 東京夕刊



 
 
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エジプト:ナイル川で渡船衝突 数十人不明 

エジプト北部ロゼッタ近くのナイル川で4日、2隻の渡船が衝突、数十人が行方不明になったとみられ、救急当局が救助活動に当たった。ロイター通信は、治安筋の話として行方不明者は14〜38人と報道。フランス公共ラジオは地元知事の発言として約20人が不明と伝えており、情報は錯綜(さくそう)している。

同知事は地元テレビに19人が救助され、うち6人が入院したと述べたが、死者数も含めて詳細は不明。

ロイターによると、2隻のうち一方は船体が真っ二つになり、もう一方は転覆。転覆した方には乗客のほか車も載っていたが、けが人などはなかったという。

ロゼッタは、古代エジプトの象形文字解読の手掛かりとなったロゼッタストーンが発見されたことで知られる。

エジプトでは10月に旅客列車の衝突事故があり、18人が死亡。運輸相が責任を取って辞任している。(共同)

毎日新聞 2009年12月5日 10時35分



 
 
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パレスチナ:ガザ「密輸トンネル」、エジプト側が遮断壁

◇イスラエル反発考慮ーー効果は「?」

【カイロ和田浩明】パレスチナ自治区ガザ地区のエジプト側境界で、鋼鉄製の遮断壁を地下に埋め込む作業が進んでいる。ガザ地区との地下トンネルを通じた密輸防止が目的と見られる。AFP通信などがエジプト当局者や地元住民の話として報じた。「トンネルをテロリストが利用している」と主張するイスラエルの反発を考慮した形だが、封鎖状態にあるガザにとって密輸トンネルは「生命線」であり、住民生活に影響が出る恐れもある。

ガザ地区は07年6月にイスラム原理主義組織ハマスが武力制圧して以来、イスラエルが封鎖。エジプトとの間のラファ検問所は数カ月に1度、開かれる程度だ。食料や衣料といった生活物資の多くは、地下トンネル経由で密輸されている。

検問所近くに住むエジプト人男性(51)は、毎日新聞の電話取材に「20日ほど前に掘削作業が始まった」と語った。重機による掘削が行われ、20〜30メートルの深さに鉄板が埋め込まれているという。

ただ、密輸業者はAFP通信に「遮断壁ができても、その下を通るトンネルを掘ればいい」と話しており、密輸防止の効果には否定的な見方が強い。

背景には、イスラエルの同盟国である米国を意識して密輸対策を取らざるをえないが、アラブ諸国や国内のイスラム過激派が反発する完全封鎖もできないというエジプトの苦しい事情があるようだ。

毎日新聞 2009年12月13日 東京朝刊



 
 
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フランス、ルーブル所蔵の盗品のステラをエジプトに返還

* 2009年12月15日 11:47 発信地:パリ/フランス

【12月15日 AFP】(写真追加)ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領は14日、ルーブル美術館(Louvre)に収蔵されている古代エジプトのステラ(石碑)をエジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領に返還した。

返還されたステラは、エジプト・ルクソール(Luxor)の「王家の谷(Valley of the Kings)」にある、約3000年前のエジプト第18王朝の貴族「Tetiky」の墓の壁画からはぎ取られ、持ち去られていた計5枚のうちの1枚。残る4枚もムバラク大統領の滞在中、エジプト大使館に返還されるという。

ルーブル美術館は、2000年と2003年にこれら5枚を購入。エジプトは今年10月、同館に対しステラの返還を求めるとともに同館との協力関係を停止した。フランス政府はその後、返還することで合意した。

パリ(Paris)のエリゼ宮(Elysee Palace)で行われた返還式で、サルコジ大統領は「フランスは文化財の違法な密売と熱心に闘っていく」と語った。

ユネスコ(UNESCO)の1972年の「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」は、文化財はそれをもともと有していた国の財産であり、国外に持ち出された文化財は返還されなければならないとしている。

エジプトは、大英博物館(British Museum)所蔵のロゼッタ・ストーン(Rosetta Stone)やベルリン(Berlin)の新博物館(Neues Museum)所蔵のネフェルティティ王妃(Queen Nefertiti)の胸像を含む多くの文化財について、返還に向けた努力を加速させている。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は、今回返還されたステラについて、「ルーブルは盗品と知りながら購入していた」と非難している。(c)AFP



 
 
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ロゼッタストーンの返還、エジプトが大英博物館に要求

2009年 12月 15日 14:05 JST

[ロンドン 14日 ロイター] エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長が、古代エジプト文字の解読のカギとなったロゼッタストーンをエジプトに返還するよう、大英博物館に要求することを明らかにした。

ハワス事務局長は、ロイターの取材で「大英博物館に書簡を送るつもりだ。ロゼッタストーンを永久にエジプトに戻す必要があることを伝える」と話した。同事務局長は当初、2012年にカイロ近郊に開館する博物館への一時的な貸し出しを求めていたが、今は貸し出しだけでは受け入れることはできないとの考えを示している。

紀元前196年のものとされるロゼッタストーンは、1799年にナポレオンの遠征軍が発見し、1801年に英国軍がフランス軍を破ったことから、英国の手に渡った。

大英博物館側は、博物館としての目的を果たすために収蔵品の一部を失うことはできないと説明。エジプトへの一時的な貸し出しについては、時期を見て検討すると発表している。



 
 
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エジプト:クレオパトラの塔門回収

【アレクサンドリア共同】エジプト考古最高評議会は17日、同国北部アレクサンドリアの港近くの海底遺跡から、古代エジプト・プトレマイオス朝のクレオパトラ女王の治世(紀元前51〜30年)に、神殿に使われていたとみられる塔門の一部を引き揚げ、報道陣に公開した。評議会によると、1998年にギリシャとエジプトの調査団が発見した約400点の遺物の一つ。評議会のザヒ・ハワス事務局長は「神殿の近くに、クレオパトラの霊廟(れいびょう)があるかもしれない」と話している。

塔門の一部は高さ約2・3メートル、重さ約9トンの石片で、花こう岩から切り出されていた。女神「イシス」にささげられた神殿の一部だったようだ。

同遺跡にはプトレマイオス朝の神殿のほか、宮殿の跡もあり、地震や地盤沈下で海中に沈んだと考えられている。事務局長は「古代アレクサンドリアの歴史を考える上で貴重な遺物だ」と語った。

毎日新聞 2009年12月18日 東京夕刊



 
 
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クレオパトラ時代の神殿石柱を発見、エジプト海底遺跡発掘調査で

* 2009年12月18日 10:15 発信地:アレクサンドリア/エジプト

【12月18日 AFP】エジプトの地中海沿岸都市アレクサンドリア(Alexandria)の沖合で17日、古代エジプトの女王クレオパトラ(Cleopatra)時代の女神イシスを祭った神殿の石柱の一部が引き揚げられた。

この石柱は花こう岩製で、重量は9トン。紀元前1世紀にこの地域を統治していたクレオパトラ女王の神殿とされる、海底に沈んだ遺物の付近で発見された。

アレクサンドリア沖では1998年からギリシャの考古学チームによる海底発掘調査が行われている。エジプトのファルーク・ホスニ(Faruq Hosni)文化相によると、今回の石柱はこれまでの海底発掘作調査で見つかった遺物の中で最も重要な発見物だという。(c)AFP



 
 
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世界の雑記帳:ネフェルティティ像、エジプトがドイツに返還要求へ

[カイロ 20日 ロイター] エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、3400年前の古代エジプト王妃ネフェルティティの胸像を返還するよう、ドイツに求める方針だと明らかにした。

同事務局長の声明によると、独ベルリンの新博物館の館長が提示した文書で、ドイツ人の発見者が石灰石でできた王妃の胸像をドイツに持ち帰る際、「石こうに色を付けた王女の胸像」と偽って持ち出したことが分かったという。 

世界中から多数の見学者が訪れるこの胸像をめぐり、エジプトとドイツは所有権を主張し、両国間に亀裂を生じさせていた。

ハワス事務局長は、古代エジプトの品々の返還を求めるキャンペーンで、大英博物館に対してもロゼッタストーンの返還を求めている。同氏は「以前から博物館の収蔵品を戻すよう要求してきたが、いつも実現している」と自信を見せている。

2009年12月21日 17時35分



 
 
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イラク首相がエジプト訪問 投資拡大策など協議

【カイロ=安部健太郎】イラクのマリキ首相は20日、首都バグダッドでの「第2回日本イラク経済フォーラム」に出席後、2日間の日程でエジプトの首都カイロを訪問した。21日にはムバラク大統領と会談する予定。2国間関係の強化や、イラク復興に向けたエジプト企業の投資拡大策などを協議するとみられる。

エジプトは2005年に次期駐イラク大使が「イラク聖戦アルカイダ組織」にバグダッドで誘拐され、殺害された。以降、イラクへの大使派遣を見送ってきたが、11月に新任大使をイラクに着任させたのを機に2国間関係を深めたい考え。イラクでは土木・建設分野などでエジプト企業が進出している。(16:35)



 
 
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「美しき王妃」像返せ…エジプト、独に要求へ

【カイロ=福島利之】エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、ドイツ・ベルリンの新博物館が所有する古代エジプトの王妃ネフェルティティの胸像が今から90年以上前に不正に持ち出されたことが確認されたとして、返還を求める方針を明らかにした。

声明によると、胸像が持ち出された1913年の書類にドイツ側は胸像が石灰石の王妃のものと知りながら、「石こうの王女の胸像」と虚偽の記載をしたという。ドイツは合法的に入手したとして返還を拒否してきた。

ネフェルティティ(紀元前14世紀半ば)は、古代エジプト新王国第18王朝のファラオ、アクエンアテンの正妃で、絶世の美女と言われた。胸像は1912年、ドイツの考古学者が発見した。

(2009年12月21日11時56分 読売新聞)



 
 
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ネフェルティティ像、エジプトがドイツに返還要求へ

2009年 12月 21日 17:35 JST

[カイロ 20日 ロイター] エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、3400年前の古代エジプト王妃ネフェルティティの胸像を返還するよう、ドイツに求める方針だと明らかにした。

同事務局長の声明によると、独ベルリンの新博物館の館長が提示した文書で、ドイツ人の発見者が石灰石でできた王妃の胸像をドイツに持ち帰る際、「石こうに色を付けた王女の胸像」と偽って持ち出したことが分かったという。 

世界中から多数の見学者が訪れるこの胸像をめぐり、エジプトとドイツは所有権を主張し、両国間に亀裂を生じさせていた。

ハワス事務局長は、古代エジプトの品々の返還を求めるキャンペーンで、大英博物館に対してもロゼッタストーンの返還を求めている。同氏は「以前から博物館の収蔵品を戻すよう要求してきたが、いつも実現している」と自信を見せている。



 
 
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エジプト:古代王妃像、返還要請 独博物館「合法的に取得」と拒否

【カイロ和田浩明】ベルリンの博物館に展示されている約3400年前の古代エジプトの王妃ネフェルティティの胸像を巡り、エジプト考古最高評議会が「ドイツの取得方法に問題があった」と返還を求める意向を正式に発表。ドイツ側は21日に拒否した。この胸像は10月に70年ぶりに再開館したベルリンの「新博物館」の目玉展示に据えているため、ドイツ側はかたくななようだ。

ネフェルティティ像は1912年にドイツ人考古学者がエジプト中部アマルナで発掘、両国の1913年の合意書などに基づきドイツに移送された。同評議会によると、胸像は石灰岩製だが、同合意書では質の劣る「石こう製の王女像」と記されており、「発掘者が欺まんの意図をもってエジプト側担当者をミスリードした」結果、独側が取得することになったという。

新博物館のゼイフリート館長は21日、「当時のプロイセンは間違いなく合法的に取得した」と反論している。

ネフェルティティは古代エジプトでクレオパトラと並ぶ美女とされ、紀元前14世紀中葉のアメンホテプ4世の王妃。

エジプトは近年、欧米諸国が保有するエジプト起源の遺物の返還要請を強め、成果を出している。

毎日新聞 2009年12月22日 東京夕刊



 
 
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密輸用トンネル封鎖へ、ガザ境界の地中に鉄壁

【カイロ=田尾茂樹】エジプト当局が、パレスチナ自治区ガザとの境界付近に長大な鉄製の壁を地中に埋設する工事を開始したことで、イスラエルの経済封鎖下にあるガザ住民らが猛反発している。

鉄の地中壁は、エジプトからガザに食料や燃料などを運ぶ密輸用トンネルの遮断が目的。2007年6月にイスラム原理主義組織ハマスが武力制圧したガザでは、イスラエルによる境界封鎖が続くため、「抜け穴」としてのトンネルが急増。昨年末のガザ紛争時には、イスラエルの空爆で多くが破壊されたが、なお数百本残るとみられる。

イスラエルは「トンネルが武器密輸やテロリストの移動に使われている」と主張し、エジプト側も対応を迫られた格好だ。地中壁に関連して、エジプトのアブルゲイト外相は地元誌に「国土を守らなければならない」と述べている。

イスラエル紙ハアレツなどによると、壁は数週間前に設置が始まり、トンネルとほぼ同じ深さの地下20〜30メートルまで埋められている。完成すると、総延長10キロになる。密輸業者は「さらに深いトンネルを掘る」と言うが、住民生活への影響も予想され、21日にはハマスの支持者ら数百人が境界付近で抗議デモを行った。

ハマスは「ガザの破局につながる行為だ」と、エジプトへの反発を強めている。

(2009年12月23日16時14分 読売新聞)



 
 
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パレスチナ:デモ期間中もエジプトが検問所閉鎖

【カイロ和田浩明】パレスチナ自治区ガザ地区で、昨年12月のイスラエル軍攻撃開始(27日)から1年がたつのに合わせて計画された国際的デモ行進に、同地区外の参加予定者が合流できない可能性が強まっている。エジプト政府が出入り口の検問所をデモ期間中も封鎖する意向を示したためだ。主催者側はぎりぎりまで交渉を続ける意向。

デモ行進は「ガザ・フリーダム・マーチ」の名称で31日に予定され、ガザ地区北部エレツ検問所付近まで約5キロを歩く。米欧やパレスチナ自治区などの市民団体らが計画。昨年12月27日に始まったイスラエル軍の攻撃や今年1月18日の停戦後も続くガザ地区の封鎖による現地住民の被害に、国際的関心を喚起するのが目的だ。ガザ住民5万人と、42カ国の約1300人が参加する見通し。しかし、エジプト外務省は20日、ガザへのエジプト側からの入り口であるラファ検問所の閉鎖を少なくとも来年1月まで継続すると主催者側に通告した。同外務省は21日の声明で「デモへの協力は困難」と述べた。イスラエル政府の反発を懸念した措置と見られる。

エジプトはガザ境界で密輸を防ぐ地下遮断壁の建設を進めているとされ、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは建設中止を求めている。

毎日新聞 2009年12月25日 1時53分



 
 
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太陽エネ発電計画、中東・北アフリカで相次ぐ 温暖化対策と両立

【カイロ=安部健太郎】エジプトやアルジェリアなど中東・北アフリカ諸国で太陽エネルギーを利用した大規模な発電事業計画が相次いでいる。世界銀行や中国政府も資金支援計画を明らかにし、欧州企業は独自の太陽熱発電計画を策定した。各国は太陽エネルギー活用で地球温暖化対策と電力需要増への対応の両立を狙うとともに、先進国への排出枠売却などもにらんでいる。

世銀はアルジェリアやヨルダンなど5カ国で官民による太陽熱発電所建設に55億ドル(約5000億円)超を投資する。鏡やレンズで太陽光を集めて熱を発生させ、水蒸気でタービンを回す集光型太陽熱発電所で今後3〜5年間に11施設を建設。総発電能力は100万キロワット規模となる見通しだ。(09:01)



 
 
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イスラエル、エジプトと首脳会談へ 中東和平など協議

【カイロ=安部健太郎】イスラエルのネタニヤフ首相は27日の閣議で、エジプトを29日に訪問し同国のムバラク大統領と会談することを明らかにした。パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが2006年に拉致してガザ地区で拘束しているイスラエル兵の解放に向けた交渉や、頓挫している中東和平交渉の再開策などについて話し合うとみられる。

ネタニヤフ首相はイスラエル兵の解放交渉について「現段階では決着には近づいていない」と述べており、ハマスとの交渉の仲介国の一つであるエジプトにハマスへの圧力を高めるよう求めるとみられる。

一方、イスラエル軍による大規模攻撃開始から27日で1年を迎えたパレスチナ自治区ガザでは、各地で追悼式が行われた。ガザ紛争ではパレスチナ人 1400人以上、イスラエル人13人が死亡。ガザでは27日、昨年の攻撃開始時刻に追悼のサイレンが各地で鳴り響き、住民が犠牲者の冥福を祈った。 (01:35)



 
 
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イスラエル首相、エジプト大統領と会談 中東和平など協議

【カイロ=安部健太郎】イスラエルのネタニヤフ首相は29日にエジプトを訪問し、中東和平交渉の再開策などを巡りムバラク大統領と協議した。エジプトのアブルゲイト外相は会談後、頓挫している和平交渉について「米国が複数の打開案を準備している」と述べ、同外相が協議のため1月上旬に米国を訪問すると明らかにした。

イスラエル政府は第3次中東戦争で併合した東エルサレムに入植住宅約700戸を増設する計画を28日に発表。和平交渉再開の妨げとなるため、ムバラク大統領は「すべての入植活動の停止」を求めた。両首脳はパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが拉致しているイスラエル兵の解放交渉についても話し合った。 (01:42)



 
 
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2009.12.30 Web posted at: 15:41 JST Updated - CNN

イスラエル、エジプトが首脳会談 パレスチナ和平交渉など

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は29日、エジプトの首都カイロを訪れ、ムバラク大統領と会談、停滞しているパレスチナ和平交渉の打開策などについて話し合った。イスラエル首相府が声明を発表した。

イスラエル政府は28日、1967年の第3次中東戦争で一方的に併合した東エルサレムでユダヤ人住宅約700戸を新規建設計画を発表、パレスチナ自治区政府の反発を買っている。イスラエルは今年11月、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸の入植住宅の新規着工を10カ月間凍結する方針を発表。しかし、東エルサレムはこの対象外との判断を示していた。

パレスチナ自治区政府は、東エルサレムを将来の国家の首都と想定している。

また、両首脳はエジプトなどを仲介役にパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム強硬派ハマスとイスラエルの間で行われている捕虜交換交渉などについても協議した。ハマスは2006年、イスラエル、ガザの境界線付近でイスラエル兵士1人を拘束。イスラエル刑務所などに拘置されるパレスチナ人980人との交換交渉が最近表面化していた。

イスラエルは同兵士の解放を、ガザ封鎖解除の交換条件にしているともされる。



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

UP:2009 REV:
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