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エジプト・アラブ共和国 2008年7月〜12月

アフリカアフリカ Africa 2014

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○最新のニュース・企画案内 → エジプト・アラブ共和国

○外務省 各国・地域情勢 エジプト・アラブ共和国

◆2008/07/05 iZa 日本、エジプトに競り勝つ バレー男子Wリーグ
◆2008/07/14 JCN NETWORK エジプト航空がスターアライアンスに正式加盟
◆2008/07/15 iZa シリアの核「証拠ない」 エジプト駐日大使
◆2008/07/15 NIKKEI NET マレーシア国営石油、前期純利益2兆円 原油高の恩恵
◆2008/07/16 ナショナルジオグラフィック グローバル・フード・クライシス - 第13回 エジプトで深刻なパンの価格高騰
◆2008/07/17 iZa 列車と車両衝突40人死亡 エジプト北部
◆2008/07/18 毎日新聞 NEWS25時:エジプト 列車と車衝突42人死亡
◆2008/07/18 iZa 男性62%にセクハラの経験 エジプトの人権団体調査
◆2008/07/21 iZa 北京の前に“日本の夏”を、エジプト代表が盆踊り
◆2008/07/25 中日新聞 【世界の街から】カイロ 楽才では負けるけど
◆2008/07/28 毎日新聞 エジプト・イラン:関係改善へ暗雲 映画でサダト前大統領を「裏切り者」
◆2008/08/08 毎日新聞 エジプト:パッケージ写真は未来のあなた…禁煙運動で国内全たばこ掲示へ
◆2008/08/10 asahi.com ツタンカーメンの娘? 胎児ミイラ2体、DNA鑑定へ
◆2008/08/17 AFP BB News 医師も驚く七つ子ちゃん誕生、エジプト
◆2008/08/17 asahi.com エジプトで七つ子誕生 男児4女児3、母子ともに順調
◆2008/08/17 cnn.co.jp エジプトで7つ子誕生 男児4人女児3人
◆2008/08/17 毎日新聞 エジプト:七つ子誕生 母子ともに安定 
◆2008/08/17 Techinsight 【海外仰天ニュース】エジプトで7つ子が誕生!しかも赤ちゃんたちが大きい!
◆2008/08/17 iZa エジプトの農家で七つ子誕生 政府がミルク支援へ
◆2008/08/18 毎日新聞 エジプト:アレクサンドリアで七つ子誕生
◆2008/08/20 NIKKEI NET エジプト議会で火災、十数人が負傷
◆2008/08/20 cnn.co.jp エジプト議会入る宮殿建物で出火、漏電か 負傷者
◆2008/08/20 iZa カイロ中心部で黒煙立ち上る エジプト諮問評議会で火災
◆2008/08/20 iZa 【人】エジプト日本科学技術大学創設に尽力 カラム・ハリールさん
◆2008/08/20 eiga.com ベネチア映画祭、エジプトの巨匠ユーセフ・シャヒーン監督追悼へ
◆2008/08/21 yomiuri.co.jp エジプト国会で火災、1人死亡16人けが…電気トラブル?
◆2008/08/22 NIKKEI NET (8/22)日産の中国合弁、輸出を開始 まずエジプトに900台
◆2008/08/27 AFP BB News エジプト大統領、北京五輪不振の「原因究明委員会」設置を命令
◆2008/08/27 AFP BB News グランド・ハイアット・カイロが酒類の販売を再開、展望レストラン限定で
◆2008/09/01 毎日新聞 NEWS25時:エジプト きょうから断食月入り
◆2008/09/02 AFP BB News 胎児のミイラ、双子でツタンカーメン王の子どもの可能性
◆2008/09/03 毎日新聞 エジプト:大富豪の愛、なれの果て レバノン人歌手を委嘱殺人容疑、有力議員を逮捕
◆2008/09/03 iZa レバノンの美人歌手殺害、エジプト国会議員を逮捕
◆2008/09/04 japan.internet.com 国連職員のメールアカウントがハッキングされる
◆2008/09/07 yomiuri.co.jp 巨岩の一部が崩壊して31人死亡…エジプト・カイロ東部
◆2008/09/07 asahi.com カイロ郊外で大規模がけ崩れ 100人超、生き埋めか
◆2008/09/07 毎日新聞 NEWS25時:エジプト がけ崩れで24人死亡
◆2008/09/07 AFP BB News カイロでがけ崩れ、20人以上死亡
◆2008/09/08 毎日新聞 エジプト:がけ崩れの死者、31人に――カイロ
◆2008/09/08 AFP BB News カイロがけ崩れの救出難航、500人生き埋めか
◆2008/09/09 Response 住友電工と住友電装、エジプトに自動車用ワイヤーハーネス製造拠点を新設
◆2008/09/11 AFP BB News 36年前に盗難に遭ったファラオの「目」、エジプトに返還へ
◆2008/09/13 AFP BB News 改宗は長くつらい道のり、エジプトのあるキリスト教徒の苦闘
◆2008/09/16 AFP BB News ラムセス2世の神殿と巨像の一部を発見、カイロ
◆2008/09/16 JCN NETWORK 三菱重工、エジプトの西部デルタ発電会社から蒸気タービン2基を受注
◆2008/09/19 AFP BB News トウモロコシ窃盗の罪でロバに禁固刑 エジプト
◆2008/09/19 Response 日産の中国工場、東風日産が輸出を開始…エジプト向け
◆2008/09/19 MOTORmedia 東風日産、乗用車累計生産台数が100万台
◆2008/09/20 毎日新聞 グローバル・アイ:オーガニックコットン 支えるのは理念と志=西川恵
◆2008/09/22 asahi.com 欧州からの観光客ら19人拉致 エジプト南部
◆2008/09/22 AFP BB News サハラ砂漠で覆面グループ、19人を誘拐
◆2008/09/22 MSN産経ニュース/iZa エジプトの“秘境”でドイツ、イタリアの観光客ら19人誘拐/エジプトの“秘境”で外国人観光客ら19人誘拐
◆2008/09/22 MSN産経ニュース 【ナイルの風 中東のまつりごと】(1)ブログが「沈黙の壁」破った
◆2008/09/22 時事ドットコム 外国人観光客ら19人誘拐=スーダンへ移送か−エジプト
◆2008/09/23 AFP BB News サハラ砂漠の旅行者誘拐事件、エジプト政府が解放へ努力継続
◆2008/09/23 yomiuri.co.jp エジプト南部で外国人観光客ら19人誘拐、スーダンに拉致か
◆2008/09/24 毎日新聞 NEWS25時:エジプト 外国人ら19人を誘拐
◆2008/09/25 MSN産経ニュース 古代エジプト有力王、ラムセス2世像の顔か エジプトで発掘
◆2008/09/25 AFP BB News ラムセス2世像の頭部を発掘、エジプト
◆2008/09/25 AFP BB News ミッキーマウスは「悪魔の手先」ではない、エジプトのイスラム聖職者
◆2008/09/29 MSN産経ニュース 誘拐の観光客ら全員解放 エジプトの通信社
◆2008/09/29 MSN産経ニュース 【ナイルの風 中東のまつりごと】(2)「警官の暴行・拷問」ブロガーが告発
◆2008/09/29 AFP BB News サハラ砂漠の旅行者誘拐事件、誘拐実行の武装集団6人を射殺
◆2008/09/29 yomiuri.co.jp エジプトの観光客誘拐事件、19人全員を無事解放
◆2008/09/30 AFP BB News エジプト旅行者誘拐、人質全員解放
◆2008/09/30 毎日新聞 NEWS25時:エジプト 誘拐被害の19人解放
◆2008/10/01 AFP BB News エジプト旅行者誘拐、人質解放状況の情報が錯綜
◆2008/10/02 Daily News Egypt Experts recommend inclusive education
◆2008/10/08 NIKKEI NET 中東でも株価下落 エジプト16%超安
◆2008/10/08 毎日新聞 世界株安:中東にも波及 エジプトで16%超の最大下げ幅
◆2008/10/10 外務省 中曽根外務大臣とヒラール・エジプト高等教育相兼科学技術研究担当国務相の会談について
◆2008/10/12 cri EU、引き続き中東和平プロセスを推進
◆2008/10/15 cri 世界主要国、金融危機対応策を急ぐ
◆2008/10/16 TRAVEL VISION 関空、わくわくセミナーでエジプト観光セミナーと抽選会を開催
◆2008/10/16 AFP BB News グレイトフル・デッド、伝説のエジプト・ライブを収録したCD&DVDコレクション発売
◆2008/10/16 National Geographic News エジプトの“メッカ”、アビドス復元へ
◆2008/10/27 asahi.com 太陽とピラミッドに再会 エジプト到着
◆2008/10/29 asahi.com クレオパトラを捜せ!   〜エジプト編〜
◆2008/10/31 毎日新聞 エジプト:海中考古博物館を建設へ 政府が構想
◆2008/11/02 AFP BB News 国民的人気の歌使ったED治療薬CM、抗議殺到で中止 エジプト
◆2008/11/03 asahi.com クルマが届かない! 通関で早くも不測の事態
◆2008/11/04 asahi.com やっとクルマが届いた! アレキサンドリア〜アイン・スクナ
◆2008/11/07 asahi.com この遅れを取り戻せるのか?
◆2008/11/07 IBTimes 中東諸国、オバマ新大統領に期待
◆2008/11/08 asahi.com アスワンで奇跡が起こった
◆2008/11/10 毎日新聞 中東4者協議:和平進展へ来春会議…交渉継続を確認
◆2008/11/10 yomiuri.co.jp エジプトで中東和平4者会合、オバマ政権でも交渉継続
◆2008/11/10 asahi.com ビンラディン容疑者の息子、エジプトでも入国拒否
◆2008/11/10 NIKKEI NET ビンラディンの息子、カタールへ スペイン、エジプトが入国拒否
◆2008/11/11 時事ドットコム 4300年前のピラミッド発掘=第6王朝創始者の母の墓−エジプト
◆2008/11/12 NIKKEI NET エジプトの遊牧部族が「蜂起」、警官25人を一時拉致
◆2008/11/12 asahi.com 約4300年前のピラミッド公開 エジプト
◆2008/11/14 NIKKEI NET 紅海沿岸諸国、ソマリア沖の海賊対策で会合開催へ
◆2008/11/18 インド新聞 エジプトのムバラク大統領、FDIの拡大を期待
◆2008/11/18 J's GOAL TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2008 アフリカサッカー連盟(CAF)代表は、アルアハリ(エジプト)に決定 [ JFA ]
◆2008/11/19 外務省 エジプト、ガーナ両PKOセンターへの本邦よりの講師派遣について
◆2008/11/20 AFP BB News オバマ氏当選を歓迎するアフリカ諸国、問われる自国の民主主義
◆2008/11/21 NIKKEI NET 海賊対策で協調 エジプトなど周辺諸国、対策会合を開催
◆2008/11/21 cnn.co.jp ソマリアの海賊問題でアラブ6カ国が会議、共同対策で合意
◆2008/11/21 asahi.com 紅海沿岸諸国ピリピリ 海賊事件多発、対策会議を開催
◆2008/11/21 yomiuri.co.jp ソマリア沖の海賊対策、紅海沿岸6か国が連携に合意
◆2008/11/21 jp.reuters.com 英フィナンシャル・タイムズ紙ヘッドライン(21日付)
◆2008/11/21 外務省 柴山外務大臣政務官のエジプト訪問について
◆2008/11/29 AFP BB News ナイル川に大量の「バナナ」、アート・イベント
◆2008/12/01 時事ドットコム エジプトはセクハラ天国?=調査報告に大統領夫人反論
◆2008/12/04 外務省 エジプト・アラブ共和国に対する円借款の供与について
◆2008/12/10 外務省 わかる!国際情勢 Vol.19 アフリカにおける紛争の現状と平和構築〜PKOセンターへの支援
◆2008/12/13 J's GOAL 【FCWC 2008 アルアハリ vs パチューカ】レポート:ハーフタイムを挟み状況は一変 パチューカが2点差をひっくり返しアルアハリに勝利 [ J's GOAL ]
◆2008/12/13 AFP BB News 16歳の少年が転落死、外出禁止で自宅窓から外に出ようとして カイロ
◆2008/12/15 asahi.com 北朝鮮で携帯電話サービス開始 エジプトの通信大手
◆2008/12/15 AFP BB News エジプトでバスが川に転落、50人以上が死亡
◆2008/12/17 ITmedia 北朝鮮で初の3Gモバイルネットワーク、エジプトの通信企業が立ち上げ
◆2008/12/18 J's GOAL 【FCWC 2008 アルアハリ vs アデレード】マヌエル・ジョゼ監督(アルアハリ)記者会見コメント(08.12.18)
◆2008/12/18 朝鮮新報 〈担当記者座談会 08年を振り返る-中-〉 外交
◆2008/12/19 AFP BB News ハマス、イスラエルとの停戦終了を発表
◆2008/12/20 cnn.co.jp 地中海の海底ケーブル切断でネット通信ほぼ出来ず、エジプト
◆2008/12/20 AFP BB News 欧州・中東・アジア間の電話が不通に、地中海の海底ケーブル断線で
◆2008/12/22 asahi.com エジプト、4300年前の歌姫の墓発見 名はサナハ
◆2008/12/23 AFP BB News エジプトの「階段ピラミッド」付近で4300年前の墓発見
◆2008/12/23 AFP BB News 結婚・出産というプレッシャー、社会の偏見に立ち向かう女性たち エジプト
◆2008/12/25 AFP BB News 2000年前のネコのミイラ盗んだ疑いで豪男性捕まる、エジプト
◆2008/12/26 klug エジプト中銀 政策金利を11.50%で据え置き
◆2008/12/26 AFP BB News 宿題忘れた児童けって死亡させた教諭に禁固6年
◆2008/12/27 AFP BB News 「電話で悔い改め」は盗聴されるから駄目、エジプト・コプト正教会
◆2008/12/29 AFP BB News イスラエルのガザ空爆、世界各地で抗議広がる
◆2008/12/29 毎日新聞 ガザ空爆:非難の矛先ハマスに 自治政府、エジプト一転
◆2008/12/31 asahi.com エジプトの砂漠緑化、投資集まらず計画から遅れ


 
 
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日本、エジプトに競り勝つ バレー男子Wリーグ

07/05 19:47更新

バレーボール男子のワールドリーグ小牧大会第1日は5日、小牧市スポーツ公園総合体育館で1次リーグD組の1試合を行い、北京五輪に出場する世界ランキング12位の日本は、同14位のエジプトにフルセットの末に競り勝った。通算成績はともに3勝4敗となった。

日本は山本(パナソニック)の強打などで主導権を握って第1、2セットを連取したが、続く2セットは連係ミスとサーブレシーブの乱れから失った。第5セットは越川(サントリー)の鋭いサーブがさえ、石島(堺)の強打を絡めて振り切った。

日本は6日もエジプトと対戦する。

 
 


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シリアの核「証拠ない」 エジプト駐日大使

07/15 19:42更新

エジプトのアブデルナーセル駐日大使は15日、東京都内の日本外国特派員協会で会見し、米国が主張するシリアの核開発疑惑について「いかなる証拠もない」と述べ、疑惑を否定するシリア側を擁護した。

アブデルナーセル氏は、エジプトが進める原子力発電所計画に関し「エジプトは多くのエネルギーが必要だ」と述べ、計画の意義を強調。その上で「イランも含め、いかなる国でも平和目的の核開発なら支持する」と述べた。

また、事実上の核保有国とされるイスラエルについては「核施設を公開したり、国際機関の査察を受けるよう求め続けなくてはいけない」と主張した。(共同)



 
 
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列車と車両衝突40人死亡 エジプト北部

07/17 11:05更新

16日、エジプト北部の地中海沿岸マルサマトルーフ郊外で発生した、列車と車両の衝突現場(AP) エジプトの中東通信によると、同国北部の地中海沿岸マルサマトルーフの東方約80キロの場所で16日、踏切前で待機していた車列にトラックが追突、押し出されたバスやトラックなど数台が通過中の旅客列車と衝突、地元行政当局者は40人が死亡、40人が負傷したと述べた。負傷者は60人との情報もある。

詳しい原因などは不明だが、フランス公共ラジオは目撃者の話として、踏切が丘の頂上にあるため、近づく直前まで通過する列車が見えなかった可能性を伝えた。先頭の客車2両が転覆し、他の2両が脱線したという。

現場に近いマルサマトルーフはエジプト第2の都市アレクサンドリアの西方約250キロ。リゾートとしてエジプト人らに人気があるが、在エジプト日本大使館によると、同日夕の段階で日本人が巻き込まれたとの情報はない。(共同)



 
 
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NEWS25時:エジプト 列車と車衝突42人死亡

エジプトの中東通信によると、同国北部の地中海沿岸マルサマトルーフの東方約80キロの場所で16日、踏切前で待機していた車列にトラックが追突、押し出されたバスやトラックなど、数台が通過中の旅客列車と衝突、地元行政当局者は42人が死亡、41人が負傷したと述べた。負傷者は60人との情報もある。【共同】

毎日新聞 2008年7月18日 東京朝刊



 
 
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男性62%にセクハラの経験 エジプトの人権団体調査

07/18 12:45更新

体に触るなどのセクハラ(性的嫌がらせ)行為について、エジプト人男性の62%が「したことがある」と回答、女性の83%が「受けたことがある」と答えていたことが、17日発表されたエジプトの女性人権団体の調査で分かった。ロイター通信が伝えた。

同団体は「セクハラが急速にまん延、日常化している」と指摘、エジプトの女性を取り巻く環境が悪化していると警告した。調査では、女性の側もセクハラを「楽しんでいる」「半ば期待するような服装をしている」と答えた男性も計53%に上った。

イスラム教を国教とし、礼拝を欠かさない敬虔(けいけん)な信者が多いエジプトだが、在留外国人の間では被害を訴える声が多い。調査では外国人女性の98%がセクハラを経験したことがあると回答した。(共同)



 
 
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北京の前に“日本の夏”を、エジプト代表が盆踊り

07/21 11:39更新

東京都板橋区の商店街で開かれた盆踊り大会に参加した、アテネ五輪レスリング金メダリストのカラム・ガベル選手(左)らエジプト代表=20日夜 北京五輪に出場するレスリングのエジプト代表チームの選手7人が20日夜、東京都板橋区の商店街で開かれた盆踊り大会に参加、住民との交流を楽しんだ。

日本文化に親しんでもらおうと同区宮本町の「板橋イナリ通り商店街」が企画し、住民ら約400人が参加。合宿のため来日した選手らは午後7時すぎから神社の境内で、法被姿に着替え踊りの輪に加わり、戸惑いながらも笑顔で体を動かした。

アテネ五輪の金メダリストで男子グレコローマンスタイル96キロ級のカラム・ガベル選手(28)は「テレビで見たことがあるが、踊るのは初めて。楽しかった。北京では連覇を狙いたい」と話した。

エジプト代表チームは14日に来日。今後、商店街から徒歩約5分のナショナルトレーニングセンターで合宿し、最終調整に入る。



 
 
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カイロ 楽才では負けるけど

2008年7月25日

昨年のロン・ティボー国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝した田村響さん(21)が、カイロでリサイタルを開いた。

オーストリアのザルツブルクを拠点とする田村さんだが、中東は初訪問。本番前日には、私と同郷ということもあり、エジプト料理をごちそうすることになった。

「小さいときからピアノで遊んでいた」「いい演奏のときは、音楽に引き込まれていく」「技術は後から学べる。でも音楽は学べない」

失礼ながら、スポーツ刈りにジーンズの田村さんは、どこにでもいる純朴な青年という印象だ。指もどっちかというと短く、太い。

その彼がタキシードを着て、鍵盤に向かうと、存在感は圧倒的だった。なるほど天才と呼ばれる理由を見せつけられた。

その彼が言う。「カイロに来て、車の騒音で耳が痛くなりました」。そこで暮らす自分は、耳の丈夫さだけは天才より上か。

 (浜口武司)



 
 
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エジプト・イラン:関係改善へ暗雲 映画でサダト前大統領を「裏切り者」

【カイロ高橋宗男】国交回復の機運が生まれていたエジプトとイランの間で、サダト前エジプト大統領の暗殺事件を描いたイラン製ドキュメンタリー映画を巡って摩擦が高まり、関係改善への暗雲となっている。

エジプト紙アルマスリ・アルヨウムが今月6日、イラン人プロデューサーが製作し同国でテレビ放映された映画「ファラオの暗殺」について、サダト前大統領がイスラエルと和平条約を結んだ「裏切り者」として描かれていると報じたことがきっかけだ。

エジプト政府はこれまでに、イランのエジプト代表部の責任者を呼びつけ、非難するなど不快感を表明。今月22日には、イランの国営アラビア語放送局、アルアラム・テレビのカイロ事務所を閉鎖し、コンピューターなどの機材を押収した。

イラン外務省は「映画は民間製作で政府のスタンスとは無関係」との立場だが、エジプト側の怒りが収まる気配はない。サダト前大統領の遺族は一時、映画製作者らを名誉棄損で訴える構えを見せ、エジプト・サッカー協会は8月に予定していた同国代表とイラン代表との親善試合をキャンセルした。

イランはイスラム革命(79年)後、イスラエルとの和平条約調印やパーレビ元国王の亡命を受け入れたエジプトと80年に断交。サダト大統領(当時)は81年10月の軍事パレード中にイスラム過激派組織「ジハード」のメンバーに暗殺された。

両国は今年1月、エジプトのムバラク大統領とイランのハダドアデル国会議長が断交以来初めてとなるトップレベルの公式会談を持ち、関係改善に前向きな姿勢を示していた。

毎日新聞 2008年7月28日 東京夕刊



 
 
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エジプト:パッケージ写真は未来のあなた…禁煙運動で国内全たばこ掲示へ

【カイロ高橋宗男】世界有数の喫煙大国エジプトで今月から、喫煙の健康被害を訴える新たなキャンペーンが始まった。国内で製造されるたばこのパッケージに、酸素マスクを付けベッドに横たわる男性の写真を印刷、消費者の視覚効果に訴える。ライセンス生産を含め年間40億箱に及ぶ国内製造たばこすべてに新デザインが適用されるという。

エジプトは、たばこ消費の削減を目指す世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約を05年に批准し、空港や地下鉄駅構内での禁煙を実施するなど分煙政策に着手したが、徹底されていない。政府は新たなキャンペーンを機に、受動喫煙の危険性などについても啓発を進める方針だ。

ただ、国内の喫煙者は成人男性の約6割に当たる1700万人に及ぶとされ、紙巻きたばこだけでなく、「シーシャ」と呼ばれる水たばこの愛好者も非常に多い。喫煙文化が浸透するエジプトでキャンペーンが効果を発揮するかは未知数だ。

毎日新聞 2008年8月8日 東京朝刊



 
 
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ツタンカーメンの娘? 胎児ミイラ2体、DNA鑑定へ

2008年8月10日1時6分

【カイロ=田井中雅人】エジプト考古最高評議会は6日、同国南部ルクソールの「王家の谷」のツタンカーメン王墓で見つかった女の胎児のミイラ2体について、DNA鑑定を実施すると発表した。数カ月かけてツタンカーメン王のミイラのDNAサンプルと比較し、親子関係にあるかどうかを調べるという。

ツタンカーメンは3千年以上前の古代エジプト第18王朝の王。王墓は1922年に英国の調査隊に発見された。

王は19歳で死亡したとされ、子供をもうけたとの記録はない。だが評議会は、女児のミイラは死産した実子の可能性があるとして鑑定を進め、謎に包まれた王家の家族関係を知る手がかりにしたい考えだ。

ただ、研究者の中には「数千年前のミイラをDNA鑑定するのは困難」と懐疑的な見方もある。



 
 
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医師も驚く七つ子ちゃん誕生、エジプト

* 2008年08月17日 14:54 発信地:カイロ/エジプト

【8月17日 AFP】エジプト北部の地中海(Mediterranean)に面した港湾都市アレクサンドリア(Alexandria)で、医師団も「奇跡」と驚愕(きょうがく)する七つ子が誕生していたことが明らかになった。16日、同国の中東通信(MENA)が伝えた。

七つ子を産んだのはガザラ・ハミス・オマル(Ghazala Ibrahim Omar)さん(27)。出産予定日より6週間早く帝王切開で、男の子4人と女の子3人を無事出産した。

病院関係者によると、誕生直後の七つ子の体重は2000グラムから3000グラムだったといい、保育器で育てられているという。(c)AFP



 
 
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エジプトで七つ子誕生 男児4女児3、母子ともに順調

2008年8月17日19時20分

【カイロ=井上道夫】AP通信などによると、エジプト北部アレクサンドリアの病院で16日、七つ子が誕生した。エジプト人女性のガザラ・ハミスさん(27)が男児4人、女児3人を出産。母子ともに順調だという。

ガザラさんは妊娠8カ月だったが、母体に負担がかかるとして帝王切開で出産。医師団の一人は「33年の医師歴で初めての経験」と驚いている。

ガザラさんには、すでに3人の娘がいるが、男児の出産を希望して排卵誘発剤の投与を受けていたという。親類によると、複数の胎児を妊娠したことが分かった時点で家族は中絶を検討したが、「イスラム教で中絶は許されない」と考え直し、「神の意思に任せることにした」という。



 
 
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エジプトで7つ子誕生 男児4人女児3人

エジプト・アレクサンドリア(AP) エジプト北部沿岸の港町アレクサンドリアで16日未明、27歳女性が帝王切開で7つ子を出産した。母子ともに健康という。家族と入院先の病院関係者が明らかにした。

母親のガザラ・ハミスさんは輸血を受けたものの、容体は安定している。7つ子は男児4人と女児3人で、体重は1.45─2.8キロ。現在は未熟児への特別対応部門を持つ病院4カ所の保育器に移されている。今のところ異常は確認されていない。

担当医師はハミスさんが腎臓を圧迫されていることを踏まえ、妊娠8カ月を経過した時点で帝王切開を決めた。ハミスさんには既に娘3人がおり、息子欲しさに排卵誘発剤を使っていた。

ハミスさんの親族は「7つ子妊娠」を知って中絶も検討したものの、「宗教上禁止されているので神の意思に従った」という。親族によると、エジプト保健当局者は7つ子にミルクとおむつを2年間無料で提供すると発表した。



 
 
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エジプト:七つ子誕生 母子ともに安定 

AP通信によると、エジプト北部アレクサンドリアで16日、農民の妻ガザラ・ハミスさん(27)が七つ子を出産した。病院によると、母子ともに安定した状態という。

七つ子は男の子4人と女の子3人で、体重は1.45〜2.8キロ。誕生後、最初の検査で臓器の異常などはなかったが、特別な保育器を備えた4カ所の病院に移された。

ガザラさんは妊娠8カ月だったが、腎臓が圧迫されていたため帝王切開で出産。排卵誘発剤を使っていたという。ガザラさん夫婦には既に3人の女児がいる。

親族によると、政府はミルクとおむつを2年間無料で提供することを決めた。(共同)

毎日新聞 2008年8月17日 19時32分



 
 
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【海外仰天ニュース】エジプトで7つ子が誕生!しかも赤ちゃんたちが大きい! 2008年08月17日 07:59

医学が発展した今も、命の危険を冒してまでも7つ子を出産する母親がエジプトにいた。しかも、ひとりずつが案外大きかったためか、赤ちゃんたちには何も問題がなく、安定した状態にあることを[AP通信]が報じた。

エジプトで16日朝、27歳の母親ガザラ・カーミスさんが7つ子を、妊娠8ヶ月と早めだが帝王切開で出産した。男の子が4人、女の子が3人、一番小さい子でも1451g、最も大きい子で2798gもあるというから驚きだ。

赤ちゃんの状態も安定しており、しかし4つの違う病院に分けられ、未熟児として手当てを受けている。ガザラさんは輸血しながらの出産となったが、現在の状態は良好とのことである。

「本当に珍しい出産で、33年間で初めての出来事です。腎臓への圧迫が原因で帝王切開になりました」と、病院のダーウィッシュ博士はメディアに説明した。ガザラさんにはすでに3人の娘がいるが、男の子が欲しくて排卵誘発剤の力を借りたという。

夫は、一時は堕胎も考えたが、宗教的にそれは禁じられていると考え直し、神のご加護があることを信じた。なお、エジプトでは生後2年までミルクとオムツが無料で子宮されるという。

(編集部 Joy横手)



 
 
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エジプトの農家で七つ子誕生 政府がミルク支援へ

08/17 01:29更新

AP通信によると、エジプト北部アレクサンドリアで16日、農民の妻、ガザラ・ハミスさん(27)が七つ子を出産した。病院によると、母子ともに安定した状態という。

七つ子は男の子4人と女の子3人で、体重は1・45〜2・8キロ。誕生後、最初の検査で臓器の異常などはなかったが、特別な保育器を備えた4カ所の病院に移された。

ガザラさんは妊娠8カ月だったが、腎臓が圧迫されていたため帝王切開で出産。排卵誘発剤を使っていたという。ガザラさん夫婦にはすでに3人の女児がいる。

親族によると、政府はミルクとおむつを2年間無料で提供することを決めた。(共同)



 
 
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エジプト:アレクサンドリアで七つ子誕生

【カイロ共同】AP通信によると、エジプト北部アレクサンドリアで16日、農民の妻ガザラ・ハミスさん(27)が七つ子を出産した。母子ともに安定した状態という。

七つ子は男の子4人と女の子3人で、体重は1・45〜2・8キロ。誕生後、最初の検査で臓器の異常などはなかったが、特別な保育器を備えた4カ所の病院に移された。ガザラさん夫婦には既に3人の女児がいる。親族によると、政府はミルクとおむつを2年間無料で提供することを決めた。

毎日新聞 2008年8月18日 東京朝刊



 
 
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エジプト議会で火災、十数人が負傷

【カイロ=安部健太郎】エジプトで上院に相当する諮問評議会(シューラ)の建物で19日夕、火災が起き、上層階を中心に建物の過半が焼けたもようだ。出火原因は不明だが、地元テレビは議会関係者の話として漏電の可能性を指摘している。夏季休会中で議員は不在だったとみられるが、消防関係者や議会職員ら十数人が煙を吸い込むなどして負傷した。

諮問評議会はカイロ市内中心部にあり、現場周辺は火災見物の人でごった返した。評議会の建物は1890年代に建てられたとされる歴史的建造物。石やレンガ造りの多いカイロでは珍しく木材を多く使って建築しているため鎮火に手間取り、黒煙は数キロメートル離れた地点からでも視認できるほど空高く上がった。(12:56)



 
 
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エジプト議会入る宮殿建物で出火、漏電か 負傷者

カイロ――エジプトの首都カイロの消防当局によると、同国議会の一つである諮問評議会が入る19世紀建造の宮殿で火災が発生、議会職員ら5人が煙を吸うなどして病院に運ばれた。

同建物は3階建てだが、2、3階が火に包まれた。詳しい出火原因は不明だが、同国の治安当局はテロの介在を否定。漏電の可能性がある。

消防士のほか、ヘリコプター2機も出動、近くのナイル川で水を汲み、上空から建物にかける消火活動を実施した。周辺の道路は一時、通行止めとなり、市内の交通に乱れが生じた。

カイロ郊外では2002年2月、満員状態の旅客列車内で火災が発生、乗客ら370人が焼死などする惨事もあった。



 
 
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カイロ中心部で黒煙立ち上る エジプト諮問評議会で火災

08/20 09:15更新

【カイロ=村上大介】エジプトの首都カイロ中心部で19日夕、上院に相当する諮問評議会(定数264)から出火、木造3階建ての本館が全焼に近い被害を受けた。現場は観光客でにぎわうカイロ博物館などのあるタハリール広場に近く、夕方のラッシュアワーで混雑するカイロ中心部は、立ち上る黒煙とエジプト軍のヘリも投入された消火作業で数時間にわたり物々しい雰囲気に包まれた。

建物は19世紀に建てられた美しい木造建築。夏季休会中で建物に議員たちはいなかったが、消防士ら10人以上が煙で呼吸困難となり、病院で手当てを受けた。出火原因は明らかになっていないが、漏電の可能性があるという。

消火には十数台の消防車のほか、数機の軍のヘリも投入された必死の消火作業にもかかわらず、木造建築のために火のまわりが速く、火災は同日深夜まで続いた。



 
 
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【人】エジプト日本科学技術大学創設に尽力 カラム・ハリールさん

08/20 20:22更新

毎週のようにエジプトのミステリーや遺跡に関連したテレビ番組が放映されている。「エジプトの遺跡ファンが増えることは大歓迎なんですが、それだけでは…。両国関係を進展させるプロジェクトが必要です」

そこで「未来のピラミッドにしたい」というのが、両国政府が協力して設立するエジプト日本科学技術大学(仮称)だ。  「エジプトにはアメリカン大といった欧米系の大学があるけど、いずれも私立。これができれば、エジプトにとって外国政府が関与する初の大学となり、日本にとっても初めて海外で設立する政府系の大学になるんですよ」と両国にとっての“初”を強調する。

場所はアレクサンドリア郊外で、2010年のソフトオープンを目指す。参事官の任期が終わるこの夏もエジプト側の責任者として日本の官庁や大学関係者との会合に奔走した。

日本との出合いは、高校の教科書で学んだエジプトの詩「日本の乙女」がきっかけ。日露戦争の従軍看護婦の愛国心をうたった作品で、「とても美しい詩で何度も暗唱しました」。

日本への興味がふくらみ、カイロ大学日本語日本文学科に3期生として入学。そこで久山宗彦教授(現・カリタス女子短大学長)から、「『あいうえお』の基本から、日本文学の奥の深さまで教わりました」

新大学では日本から教授陣も迎え、日本のお家芸である電気・電子などを学ぶ。日本研究コースも設立予定で、ハイテクだけでなく文化にも触れられるようにするのがミソだ。

両国の交流は幕末に福沢諭吉ら欧州使節団がエジプトに立ち寄ったことにさかのぼる。その長い交流の間に、日本文学を日本語で外国人に教えるほどのエジプト人が育ち、そうした人々が新大学という橋をかける。(大家俊夫)



 
 
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ベネチア映画祭、エジプトの巨匠ユーセフ・シャヒーン監督追悼へ

[ローマ 19日 ハリウッド・レポーター] 「アレキサンドリアWHY?」(78)等の作品で知られ、今年7月27日に82歳で亡くなったエジプト映画界の巨匠ユーセフ・シャヒーン監督に、ベネチア国際映画祭がオマージュを捧げることになった。

ベネチア映画祭は、昨年も同監督の遺作となった犯罪ドラマ「Chaos」がコンペティション部門に出品されたほか、02年にはオムニバス映画「11'09'01/セプテンバー11」の監督の1人としてユネスコ賞を受賞するなど、シャヒーン監督には縁のある映画祭だ。

また、16日に閉幕したばかりのロカルノ映画祭でも、97年に同映画祭に出品された「炎のアンダルシア」を再び上映し、シャヒーン監督に哀悼の意を評した。

ベネチアでは、8月31日の深夜0時から、シャヒーン監督が監督・主演した58年の作品「カイロ中央駅(Cairo Station)」の上映が行われることになっている。

第65回ベネチア国際映画祭は8月27日から9月6日まで開催される。



 
 
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エジプト国会で火災、1人死亡16人けが…電気トラブル?

【カイロ=福島利之】エジプトの首都カイロ中心部にある「シューラ(諮問)議会」(国会上院に相当)で19日夕、火災が発生、建物の大半が焼失した。

消火にあたった消防隊員1人が死亡、16人が軽いけがをした。

原因について、国営テレビは電気系統のトラブルの可能性があると報じた。

(2008年8月21日01時24分 読売新聞)



 
 
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エジプト大統領、北京五輪不振の「原因究明委員会」設置を命令

* 2008年08月27日 01:15 発信地:北京/中国

【8月27日 AFP】エジプトのムハンマド・ホスニ・ムバラク(Muhammad Hosni Mubarak)大統領(80)は25日、銅メダル1個という結果に終わった北京五輪について、エジプト選手団のふがいなさの原因究明委員会を立ち上げるよう命じた。

中東通信(MENA)によると、大統領の命を受けたアハマド・ムハンマド・ナジフ(Ahmed Muhammad Nazif)首相は、ムフィド・マハムード・シハブ(Mufid Mahmoud Shehab)法律問題・議会担当相を委員長とする委員会を立ち上げることを決定した。委員会は、チームの目標と結果を比較するとともに、成績不振の「戦犯」を特定することを目指す。

エジプトは177人の選手団を北京に送り込んだが、獲得したメダルは、柔道男子90キロ級、ヒシャーム・メスバハ(Hesham Mesbah)選手の銅メダル1個のみだった。(c)AFP 



 
 
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グランド・ハイアット・カイロが酒類の販売を再開、展望レストラン限定で

* 2008年08月27日 03:22 発信地:カイロ/エジプト

【8月27日 AFP】イスラム教の戒律に従って酒類の販売が中止されていたエジプトの首都カイロ(Cairo)の五つ星高級ホテル、グランド・ハイアット・カイロ(Grand Hyatt Cairo)が、4か月ぶりに酒類の販売を再開した。ホテルの広報担当者が25日明らかにした。

酒類の販売は、イスラム教徒でサウジアラビアの王族でもあるオーナーのアブデル・アジズ・イブラヒム(Abdel Aziz Ibrahim)氏の意向で4月27日から中止されていた。同氏は5月にホテルを訪れ、30万ドル(約3300万円)相当の酒類2500本をその場で廃棄したという。

その後、ハイアット側とオーナーとの話し合いで、41階の回転式展望レストランでのみ販売することで折り合いがついた。ホテル内のほかの11のレストランやスイートルームを含む各部屋のミニバーでは、販売は再開されない。ただしルームサービスでの注文は可能という。

エジプトの観光業のガイドラインでは、三つ星以上のホテルはアルコール飲料の販売が求められていることから、観光省は同ホテルに対し、二つ星に格下げすると通告していた。(c)AFP



 
 
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NEWS25時:エジプト きょうから断食月入り

エジプトのイスラム法の権威は30日、イスラム教で最も神聖な月、ラマダン(断食月)が9月1日から始まると発表した。宗派の異なる一部を除き、イスラム教の2大聖地メッカ、メディナを抱えるサウジアラビアなど大部分のイスラム圏で同日から一斉に始まる。【共同】

毎日新聞 2008年9月1日 東京朝刊



 
 
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胎児のミイラ、双子でツタンカーメン王の子どもの可能性

* 2008年09月02日 18:35 発信地:ロンドン/英国

【9月2日 AFP】古代エジプトの若き王ツタンカーメン(Tutankhamun)の墓で発見された胎児のミイラ2体が双子で、ツタンカーメンの子どもである可能性が高いとの報告を1日、英国の研究者が発表した。

発表したのは英リバプール大学(University of Liverpool)自然人類学部のロバート・コノリー(Robert Connolly)教授で、胎児2体のDNA鑑定を行った。コノリー教授は1960年代に初めてツタンカーメンのミイラの鑑定を行い、今回、エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)から胎児のミイラ鑑定を依頼されていた。

2日に英マンチェスター大学(University of Manchester)で行われる鑑定報告では、3300年前ごろに19歳の若さで死亡した伝説的なファラオ(古代エジプト王)に関する「胸躍る」考察を発表すると、同教授は意気込んでいる。

コノリー教授によると、1979年に大きい方の胎児のミイラから採取した血液データと、1969年にツタンカーメンのミイラから採取したデータを比較したところ、胎児はツタンカーメンの若い妻、アンケセナーメン(Ankhesenpamon)の子どもである可能性が浮上した。2体のミイラは身長などは異なるが、王妃が同時期に妊娠した双子と考えるのが自然で、よって2人共ツタンカーメンの子どもである可能性が高いという。

ツタンカーメンと胎児らのミイラは、英国人の考古学者ハワード・カーター(Howard Carter)が1922年、ナイル川(Nile River)沿岸のルクソール(Luxor)で王の墓を発見した際に同時に見つかった。以来、胎児のミイラはカイロ大学(University of Cairo)に保管されている。

胎児たちの母親と推測されるアンケセナーメンは、絶世の美女として名高いネフェルティティ(Nefertiti)王妃の娘だったとされる。(c)AFP



 
 
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エジプト:大富豪の愛、なれの果て レバノン人歌手を委嘱殺人容疑、有力議員を逮捕

【カイロ高橋宗男】エジプト司法当局は2日、レバノン人女性歌手、スザンヌ・タミムさん(30)の殺害を元警官に命じた委嘱殺人容疑で、エジプト国会のヒシャム・タラアト・ムスタファ議員(49)を逮捕、同罪で起訴した。国営の中東通信が伝えた。ムスタファ被告は不動産開発を柱とする巨大財閥の経営者で、実行役の元警官に200万ドル(約2億1700万円)の報酬を支払っていたという。

タミムさんの遺体は今年7月28日にアラブ首長国連邦ドバイの自宅で発見された。複数回にわたって刺され、のどがかき切られていた。元警官は2日後に逮捕され、「ムスタファ被告に殺害を依頼された」と供述した。

報道によると、タミムさんとムスタファ被告は約3年間親密な関係にあったが、数カ月前に破局。被告は元警官にエジプトからドバイに移り住んだタミムさんの追跡と殺害を命じたという。

被告はエジプト政権与党、国民民主党に所属し、上院にあたる諮問評議会の議員。ムバラク大統領の有力後継候補である次男ガマル氏と関係が深いとされる。

タミムさんは96年に出演したテレビ番組をきっかけに人気歌手への階段を上った。しかし、2度にわたる離婚などトラブルが絶えず、07年以降は活動を休止していた。

毎日新聞 2008年9月3日 東京夕刊



 
 
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レバノンの美人歌手殺害、エジプト国会議員を逮捕

09/03 20:31更新

殺害された歌手、スザンヌ・タミームさんの葬儀=8月4日、ベイルート(ロイター) 【カイロ=村上大介】エジプト検察当局は2日、レバノン人女性歌手、スザンヌ・タミームさん(30)殺害を指示した疑いで、エジプトの上院に当たる諮問評議会のヒシャーム・タルアト・ムスタファー議員(49)を逮捕、起訴した。ムスタファー被告は、不動産開発を中心として約30社を束ねるエジプト有数の財閥の総帥で、ムバラク大統領の有力後継者である次男、ガマル氏の取り巻きの一人とされる。

タミームさんは7月28日、アラブ首長国連邦ドバイの高級マンションで数十カ所を刺されて死亡しているのが見つかった。検察の発表によると、ムスタファー被告は自分が建設したホテルで警備を担当していた元警官(准将)に200万ドル(約2億1600万円)の報酬を払い、タミームさん殺害を指示した疑い。

タミームさんは1996年にレバノンでデビューし、2人目の夫の音楽プロデューサーと金銭問題などでもめ、エジプトに活動拠点を移した。同被告とは約3年間にわたって関係を続けていたとされるが、2007年に突然、芸能活動を中断、姿を消していた。

ムスタファー被告に近いガマル氏は、市場経済の徹底的な導入に向けた経済改革を進め、有力財界人を与党幹部に登用。同被告は、上院経済委員長や与党・国民民主党(NDP)の政策委員会書記を務めていた。

殺害指示の動機は明らかになっていないが、男女の痴情関係のもつれだけではなく、「タミームさんがムスタファー被告と交際中に同被告の財閥の不正や腐敗に関する内部事情を知り得たことから、口封じの必要が生じた」(地元紙編集長)との憶測も出ている。

エジプト独立系紙ドゥストゥールが8月初め、「事件に『エジプトの有力者』が関与している」と報じ、政府は同紙を一時発禁処分にした。しかし、事件直後に実行犯の一人が「エジプト以外のアラブ国」でドバイ捜査当局に逮捕されたことから、エジプト側のもみ消しが難しくなったとの観測も出ている。ドバイは被告引き渡しを求めているがエジプトは拒否している。



 
 
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国連職員のメールアカウントがハッキングされる

著者japan.internet.com 編集部

国内internet.com発の記事

アラブ首長国連邦の首都である Abu Dhabi に拠点を置く国際連合事務所の女性職員の個人メールアカウントをハッキングした男が逮捕された、と ArabianBusiness.com が2008年9月2日に報じた。男は、3か月にわたって収監された。

この24歳のエジプト人男性は、「MN」としてだけ知られており、被害者となった女性の秘書として国連事務所で雇われていた。

男が女性上司に送りつけたメールには「あなたのメールをいただいたし、写真やファイルを手に入れた。土曜の夜までの2日間に返事をしろ」とあった。その後、メールアカウントをハッキングした男は、IP アドレスをたどって特定され、逮捕にいたった。

同サイトは、男は書類送検された後、強制送還されるだろうとしている。被害者の女性は、ハッキングに気づいた後、メールサービスのプロバイダに問い合わせパスワードを変更したそうだ。



 
 
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巨岩の一部が崩壊して31人死亡…エジプト・カイロ東部

【カイロ=福島利之】エジプトの首都カイロ東部ドゥワイカ地区で6日、「ムカッタムの丘」と呼ばれる巨大な岩の一部が崩壊し、エジプト当局によると、岩の下敷きになるなどして少なくとも31人が死亡、23人が負傷した。

地元テレビによると、崩れた岩は数百トンとみられ、民家数十棟が埋没した。岩の崩落の原因は不明。付近は、不法に建てられた家が数百棟ひしめく貧困地区。

(2008年9月7日01時16分 読売新聞)



 
 
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カイロ郊外で大規模がけ崩れ 100人超、生き埋めか

【カイロ=井上道夫】カイロ近郊の丘陵地で6日、大規模ながけ崩れがあり、多数の住居が岩石の下敷きになった。ロイター通信によると、31人が死亡、23人が負傷した。生き埋めの住民も多く、死傷者数は増える見通し。

小高い丘の岩壁部分が幅50メートル以上、高さ10メートル以上にわたって崩れ落ち、ふもとの住居数十世帯を直撃。100人以上が生き埋めになった恐れがあるという。下敷きになり、携帯電話で助けを求める住民もいるが、重機の搬入が難しく、救助は難航している。

地元住民によると、現場は以前から崩落の危険が指摘され、小規模な落石が続いていた。周辺は下水施設が整っていないため、住民が流す排水で地盤が緩んでいたと指摘する声もある。



 
 
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NEWS25時:エジプト がけ崩れで24人死亡

カイロ東部で6日午前7時ごろ、大規模ながけ崩れが発生し、AP通信によると、これまでに24人の死亡が確認され、35人が負傷した。500人以上が生き埋めになっているとの情報がある。

現場はカイロ市街を一望する「ムカッタムの丘」のふもとで、貧困層の密集居住地帯として知られる。少なくとも八つの巨大な岩(70トン規模)が、がけ下に広がる数十の住宅を直撃した。【カイロ】

毎日新聞 2008年9月7日 東京朝刊



 
 
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カイロでがけ崩れ、20人以上死亡

* 2008年09月07日 08:36 発信地:カイロ/エジプト

【9月6日 AFP】(一部更新、写真追加)エジプトのカイロ(Cairo)北部で6日、がけ崩れで住宅数十棟が岩石の下敷きになり、少なくとも24人が死亡、36人が負傷した。エジプトの救急当局が発表した。

治安当局高官によると、市内Deweka地区を見下ろすMoqattam丘で午前8時50分(日本時間午後3時50分)、巨大な岩石が複数落下した。落石の原因はわかっていない。

岩石が大きいため救助作業は難航している。救助隊員はクレーンなど岩石を引き上げる重機が現場に到着するのを待たざるを得なかった。

がけ崩れがあったのは低所得者が多く住む人口過密地区で、現場のAFP記者によると、現場は行方不明者や親類を探す人びとで混乱状態になっているという。

れんが造りの自宅が岩石の下敷きになったJamal Badr(32)さんは、「2年前に当局が落石の危険性を注意していたが、今日それが起きてしまった」と話した。

エジプトの建築物の安全性にはこれまでにも問題が指摘されていた。無許可で階層の増築など、建築基準違反が原因だとされている。7月にもナイル川下流のデルタ地帯(Nile Delta)で3階建ての建物が倒壊し、5人が死亡した。

エジプトでは、1996年にカイロの住宅地域ヘリオポリス(Heliopolis)で建物が崩落し、64人が死亡した事故を受けて、法律に違反する建築業者に対する罰則の強化を盛り込んだ法律が成立している。(c)AFP



 
 
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エジプト:がけ崩れの死者、31人に――カイロ

【カイロ支局】カイロ東部で6日に発生したがけ崩れで、AP通信によると7日までに死者数は少なくとも31人に上った。岩山から落下した巨岩は貧民層の住居密集地を直撃。数百人が生き埋めになっているとの情報もある。

周辺は道路が狭く、重機を使った本格的な救助作業が遅れた。

毎日新聞 2008年9月8日 東京朝刊



 
 
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カイロがけ崩れの救出難航、500人生き埋めか

* 2008年09月08日 12:59 発信地:カイロ/エジプト

【9月8日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)北部で6日発生した大規模ながけ崩れは、7日までに33人の死亡と47人の負傷が確認されたものの、救出は難航しており、依然として多数が生き埋めになっている。

崩れ落ちた岩盤の大きさは幅60メートル、高さ15メートルに及び、約35棟が下敷きとなった。地元テレビ局は、行方不明者は500人余りに上るとの推計を報じている。

現場は住宅密集地で重機が入れないため、人々は素手でがれきをかき分けたり救助犬を投入するなどして昼夜を問わず懸命の救助活動を行っているが、猛暑と砂じんのため作業は難航。現場当局者は、生き埋めとなった人びとが生存している見通しは極めて少ないと述べた。

7日朝には、遅々として進まない救助作業に怒った住民らが、現場を訪れた政府関係者に対し投石したりののしる姿も見られた。

当局は、重機を入れるため現場付近の住居を解体する必要があるとして住人らに避難を命じており、AFP記者によると住民らは政府が用意した避難所に移動しているという。

中東通信(MENA)によれば、アリ・モセルヒ(Ali Moselhi)社会保障相は犠牲者の遺族に5000エジプト・ポンド(約10万円)、負傷者には1000エジプト・ポンド(約2万円)の見舞金を支給する方針を明らかにした。また、事故調査委員会も設置された。(c)AFP/Mona Salem



 
 
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住友電工と住友電装、エジプトに自動車用ワイヤーハーネス製造拠点を新設

2008年9月9日 ライン

住友電気工業と住友電装の英国合弁会社のスミトモ・エレクトリック・ワイアリング・システムズ(ヨーロッパ)(SEWS-E)は、欧州地域への自動車用ワイヤーハーネスの供給体制を強化するために、エジプト・ポートサイド市に自動車用ワイヤーハーネスの製造会社を設立したと発表した。

新会社は、エジプトにおける住友電工グループ初の自動車用ワイヤーハーネスの生産拠点となる。

住友電工と住友電装は、自動車用ワイヤーハーネス事業をグローバルに展開し、世界各地のカーメーカーに自動車用ワイヤーハーネスを供給している。特に、欧州は生産体制を強化しており、2007年の欧州全体の売上高は2000億円程度に達している。

こうした状況のもと、欧州向け製造拠点の拡充にあたり、物流面や生産コスト等を総合的に勘案し、エジプトへの進出を決した。

新会社はSEWS-Eが100%出資する。従業員数は1400人で2009年8月から自動車用ワイヤーハーネスを製造する。2010年の売上げ50億円を目指す。

《編集部》



 
 
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36年前に盗難に遭ったファラオの「目」、エジプトに返還へ

* 2008年09月11日 12:45 発信地:カイロ/エジプト

【9月11日 AFP】エジプトのファルーク・ホスニ(Faruk Hosni)文化相は10日、古代エジプトのファラオ、アメンホテプ(Amenhotep)3世の像から36年前に盗まれた「目」が、このたびスイスから返還されることになったと発表した。

ホスニ文化相によると、アメンホテプ3世像は1970年にルクソール(Luxor)の神殿で見つかった。「目」の大きさは長さ50センチほどで、72年に神殿付近で火災が発生した際に盗まれた。

その後、「目」は米国の古物商が犯人から買い上げ、競売会社サザビーズ(Sotheby's)で競売に掛けられた。これをドイツの古物商が買い、最終的にスイス・バーゼル(Basel)の博物館に収蔵されていた。

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長は、スイスの博物館は「無条件での返還を了承した」と語った。

アメンホテプ3世は古代エジプト第18王朝で40年間にわたりファラオとして君臨した。この時代は、古代エジプト史で最も繁栄した時代のひとつとされる。(c)AFP



 
 
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改宗は長くつらい道のり、エジプトのあるキリスト教徒の苦闘

* 2008年09月13日 22:11 発信地:カイロ/エジプト

【9月13日 AFP】エジプトでイスラム教徒として生まれた元警察官のマーヘル・アル・ゴハリ(Maher al-Gohari)さん(56)は、30年前にキリスト教に改宗した。しかし、それを公にしようと決意したのはつい最近のことだ。

ゴハリさんは今年になって、高等行政裁判所に対し、公式身分証明書の宗教欄の「イスラム教徒」を「キリスト教徒」に変更するための申請を届け出た。

エジプトでは、公式身分証明書を常に携行していなければならない。身分証明書がないと、公的なサービスが一切受けられないのだ。だが、キリスト教への改宗は、違法ではないものの、実質的には不可能に近い。

1月には、同じくイスラム教からキリスト教に改宗した男性が同様の申請をしたが、却下された。このときは、「(イスラム教よりも)古い宗教への改宗」を禁じるイスラム法(シャリーア、Sharia)が根拠にされた。

■身内から命を狙われる

ゴハリさんの改宗申請のニュースは全国に報じられ、ゴハリさん自身もテレビに出演して改宗を告白した。しかし弟がこれを知り、家の外で銃を手にゴハリさんを待ち受けるようになったため、ゴハリさんは引っ越さざるをえなくなった。

ゴハリさんの選択は「名誉を汚した」と、親族の怒りを買っている。イスラム世界では、背教は極めて重い犯罪で、死刑が宣告される場合もあるという。

「わたしはイスラムを侮辱したことなど一度もない。わたし自身の権利、わたしの選択を国に認めてもらいたいだけ」とゴハリさん。

彼は30年前にキリスト教に魅了されたが、洗礼は容易なことではなかった。秘密警察のスパイだと疑われ、複数の教会に洗礼を断られたあと、ギリシャ正教への入信がかなった。現在は、信者数がエジプト人口の6-10%を占めるというキリスト教の一派、コプト教の信者だ。

ゴハリさんは2度の離婚を経てイスラム教徒の女性と再婚したが、この妻もキリスト教に改宗した。前妻との娘を含め、娘たちも全員、自分たちをキリスト教徒だと思っている。ただ、14歳のダイナさんだけは、公的にはイスラム教徒と見なされていたため、コーラン学校に通わなければならなかった。

■「改宗は自由」の宗教令は出たものの・・・

ゴハリさんのケースは、エジプト、そしてイスラム諸国における「宗教の自由」が改めて問われる機会となる。

1年前、エジプトの大ムフティ(高位のイスラム法学者、指導者)であるアリ・ゴマー(Ali Gomaa)師は、「イスラム教徒は自由に改宗することができる」とするファトワ(宗教令)を出している。

ニューヨークに本部を置く国際人権監視団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)」は、身分証明書に宗教欄がもうけられていることについて、キリスト教への改宗者や少数派宗教への差別につながるとして強く非難している。(c)AFP/Magdi Samaan



 
 
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ラムセス2世の神殿と巨像の一部を発見、カイロ

* 2008年09月16日 17:27 発信地:カイロ/エジプト

【9月16日 AFP】エジプトの考古学チームは、カイロ(Cairo)東部のアイン・シャムス(Ain Shams)で古代エジプトの国王ラムセス2世(Ramses II)の神殿および巨像の一部を発掘した。中東通信(MENA)が15日伝えた。

神殿に使用された石灰岩の巨大なスラブ(石板)も発見されたという。

ラムセス2世は紀元前1304年から紀元前1237年まで約68年間ファラオを務め、90歳で没したとされる。ミイラはカイロのエジプト考古学博物館に展示され、多くの観光客を集めている。(c)AFP



 
 
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トウモロコシ窃盗の罪でロバに禁固刑 エジプト

* 2008年09月19日 08:15 発信地:カイロ/エジプト

【9月19日 AFP】エジプトのナイル川下流のデルタ地帯(Nile Delta)の地方裁判所で、地元の農業調査機関の敷地内にある畑からトウモロコシを「盗んだ」罪で、「被告」のロバに禁固刑が言い渡された。国営アルアハラム(Al-Ahram)紙が18日、報じた。

この「氏名不詳」のロバは、農業調査機関の所長からの通報を受け、警察が設置していた検問所で飼い主とともに逮捕された。逮捕時、ロバは農業調査機関のトウモロコシを「所持」していたという。

地元地裁は、このロバに対し窃盗罪で24時間の「禁固刑」を言い渡した。なお、ロバの飼い主は50エジプト・ポンド(約960円)の罰金刑ですんだ。(c)AFP



 
 
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日産の中国工場、東風日産が輸出を開始…エジプト向け

2008年9月19日 ライン

日産自動車は、中国の合弁会社である東風日産乗用車公司(東風日産)が、『リヴィナC-Gear』と『シルフィ』をエジプト向けに出荷したと発表した。

東風日産が生産した車両を海外に輸出するのは初めてとなる。輸出された両モデルはエジプトの日産ディーラー網で販売される。

日産のコリン・ドッジ常務は「輸出開始は東風日産製のクルマが高品質であるということの証明である。今後も中国市場での販売拡大と同時に、さらなる輸出の検討もしていきたい」とコメントしている。

《編集部》



 
 
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グローバル・アイ:オーガニックコットン 支えるのは理念と志=西川恵

三笠フーズの汚染米転売問題をはじめ、相次ぐ産地偽装や不正表示で改めて思うのは、理念を持つ企業とそうでない企業の落差である。

最近、オーガニックコットンを扱う企業で、毎日ファッション大賞の大賞を受賞した大正紡績を取材した。オーガニックコットンは農薬や化学肥料が残留していない畑で、有機農法で栽培された綿花である。

汎用的な糸を作ってきた大正紡績がオーガニックコットンなど、環境に優しい天然素材を使った独自の糸開発に転換したのは94年、親会社のクラボウから移ってきた近藤健一氏(取締役営業部長)の下でだった。

同氏は長年、外国で紡績工場の設立にかかわってきたが、米国の女性昆虫学者のサリー・フォックス氏と知り合い、目を見開かされた。フォックス氏は農薬に代わって有益昆虫を用いた綿花栽培法の研究・開発を行い、これをカリフォルニアで実地に移して綿花の栽培をしていた。

かつて綿花は完熟したものを手で摘んでいた。しかしいま先進国では大量生産のため、九分ぐらい熟れると促進剤と枯れ葉剤を飛行機で大量にまいて、機械で摘む。これが自然を傷め、農家の健康問題や消費者のアレルギー問題を生んでいる。

大正紡績でオーガニックコットンを経営の柱に据えた近藤氏は、各国の栽培農家と契約する時は現地を見、農薬使用と手摘みの有無をチェックする。現在は米国、インド、トルコ、エジプト、ウガンダから入れており、アジア、アフリカでは人手を使った昔ながらの無農薬、手摘み農法に追い風となっている。

「インドでは農薬や化学肥料代もいらなくなって、綿花栽培農家の収入が増えたと喜ばれました。途上国を先進国の大量生産の論理に組み込むのでなく、彼らと共存していく方法を先進国も考える必要があります」

環境と人に優しい商品と、途上国の人々との共存――理念と志をもった企業人と話すと、こういう企業と企業人が増えてほしいと思う。ただ産地偽装を持ち出すまでもなく、厳しい競争にあるビジネス世界は、逸脱と常に背中合わせである。

オーガニックコットンの世界もブームを見越し、いま多くの企業が参入してきている。しかし肝心のオーガニックコットンの生産量は0・1%と極めて少ない。「最近、オーガニックコットンと銘打った商品の中には、こんな値段ではあり得ないというものが出ています」と近藤氏。

いま同氏はオーガニックコットンのチェック機関の設立を働きかけている。(専門編集委員)

毎日新聞 2008年9月20日 東京朝刊



 
 
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欧州からの観光客ら19人拉致 エジプト南部

2008年9月22日22時35分

【カイロ=田井中雅人】エジプト観光省などによると、同国南部のスーダン国境近くで22日、欧州からの外国人観光客ら19人が拉致された。犯行声明は出ていない。同省によると、覆面をした集団による身代金目的の犯行とみられる。ガラーナ観光相が犯人側と電話で解放交渉を進めているという。

拉致されたのはドイツ人5人、イタリア人5人、ルーマニア人1人の外国人観光客計11人と、ガイドや運転手、警備員らエジプト人8人。

治安当局によると、観光客らは同国南部の観光拠点アスワンに滞在後、車で砂漠へのツアーに参加したとみられる。拉致後、スーダンに連れて行かれたとの情報がある。

97年に南部ルクソールで日本人観光客らがイスラム過激派に殺害されたテロ事件を受けて、エジプト政府は治安対策を強化。近年、南部でテロや外国人観光客拉致などの事件は起きていなかった。



 
 
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サハラ砂漠で覆面グループ、19人を誘拐

* 2008年09月22日 23:21 発信地:カイロ/エジプト

【9月22日 AFP】エジプト南西部サハラ(Sahara)砂漠の辺境地帯を旅行中だった外国人とエジプト人のグループ19人が、覆面をした一団に誘拐される事件が発生した。エジプト当局が22日、発表した。

観光省ではこの事件について、テロリズムではなく強盗団による犯行だと発表した。一味からは身代金の要求があったという。金額は明らかにされていないが、関係筋の間では、400万ドル〜600万ドル(約4億2600万円〜約6億3900万円)が要求されたという情報もある。

国営中東通信(MENA)は、人質の返還交渉が現在進行中だというゾヘイル・ガラーナ(Zuhair Garana)観光相の説明を報じた。

誘拐された人たちの国籍はドイツ人5人、イタリア人5人、エジプト人4人、ルーマニア人1人。しかし、MENAはエジプト人について、ガイド2人、運転手4人、警備員1人、旅行会社オーナー1人の計8人が誘拐されたと報じており、人数が食い違っている。

グループが誘拐されたのは、エジプトとリビア、スーダンとの国境に近いGilf el-Kabir。現場の南にあるアスワン(Aswan)市の警察署長は、犯人は覆面をかぶった4人のエジプト人だったと発表した。(c)AFP/Charles Onians



 
 
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エジプトの“秘境”でドイツ、イタリアの観光客ら19人誘拐 

2008.9.22 22:35

【カイロ=村上大介】エジプトの中東通信によると、同国南西部のギルフ・カビール地方で22日、外国人11人を含む観光客のグループ19人が何者かによって誘拐された。地元の遊牧民による身代金目当ての犯行の可能性が強く、テロなどの政治的背景はないもようだ。

現場は、エジプト、スーダン、リビア3カ国の国境地帯。標高約1900メートルの広大な台地、ギルフ・カビール高原があり、エジプトの首都カイロから砂漠の中を四輪駆動車で3〜5日かかる遠隔地。観光省によると、誘拐されたのはドイツ人5人、イタリア人5人、ルーマニア人1人と、エジプト人のガイドや運転手ら8人。犯人らは人質を連れて、スーダン領内に逃げ込んだとの情報もある。

この地域は現在、砂漠だが、人が泳いでいる様子や樹木や動物を描いた約1万年前の壁画が良好な状態で洞窟(どうくつ)で発見されており、最近は一般の観光地に飽きた一部の観光客が訪れる“隠れた名所”となっている。1996年にアカデミー賞9部門で受賞した映画「イングリッシュ・ペイシェント」(英国人の患者)の物語の舞台となった。



 
 
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【ナイルの風 中東のまつりごと】(1)ブログが「沈黙の壁」破った

2008.9.22 07:53

■極限の閉塞感「もう、たくさんだ」

あの「事件」が起きたのは、2年前の10月24日。イスラム教のラマダン(断食月)明けの祭り、イードルフィトル初日の夜だった。

首都カイロ中心部の繁華街でお茶を飲んでいたエジプト人ブロガー、マーリク・ムスタファー(27)の携帯が鳴った。

「若い男たちが女性を手当たり次第に追いかけ回している」。車の中から事件を目撃した女友達が知らせてきた。現場のタルアト・ハルブ広場周辺まで、わずか5分。一緒にいた友人のブロガー、ワーエル・アッバース(34)と現場に走ったマーリクは、信じられない光景を目にした。

数百人の群衆が、逃げまどう通行人の女性たちを取り囲んで、体に触れようとしたり、服を引き破ろうとしたりしていたのだ。

「女性たちはタクシーの運転手に助けられたり、商店主にかくまわれたりした。服を破られた女性もいた。僕たちは最初、写真とビデオを撮っていたが、現場の手前で女性たちに近寄るなと警告を始めたんだ」

警官たちはなすすべもなく立ちつくすだけで、機動隊が出動することもなく、騒ぎは深夜まで4時間以上も続いた。2人はすぐに、この模様を自分たちのブログに動画付きでアップした。

                  ◇

イスラム教で「最も神聖な月」とされるラマダン直後の宗教祭に首都の真ん中で起きた“集団セクハラ暴動”は、政権にとって何とも都合の悪い事態だ。27年間続くムバラク政権下では「治安維持」などの理由で言論や報道の自由に一定の制限が課されており、事件について国営メディアは沈黙する。政府による介入の口実となることを嫌った独立系商業紙も一行も報じることはなく、事件は闇に葬られようとした。

ところが2日後、アラビア語衛星放送のトーク番組に生出演したあるエジプトの女性知識人が突然、マーリクらのブログに言及し、多くの国民が知るところとなった。当初は「何も起きていない」と否定していた政府も、ついに「事件」を認めざるを得なくなった。ブログがエジプトの報道統制に風穴を開けた瞬間だった。

                  ◇

「貧困と貧富の格差の拡大。言論の自由の封殺…国民の閉塞(へいそく)感は極限にきている。しかし、立ちはだかる強権体制の『恐怖の壁』の前に声を上げることができなかった。それを打ち破ったのが『キファーヤ(もう、たくさんだ)運動』だった」

運動創設者の一人、ジョルジュ・イスハク(68)は「2004年ごろから少しずつ空気が変化し始めた」と語る。キファーヤ運動は、ムバラク大統領が5選を目指した05年の大統領選挙を前に、現状に不満を持つ市民や政治グループが立場にとらわれず、横断的に声を上げたエジプト初の緩い市民連合体となった。

その新しさは、デモや集会が厳しく制限される中、「政府批判も首相まではOK。しかし、大統領批判はタブー」という政治風土を打ち破り、カイロ中心部で「反ムバラク」を唱えたことにあった。

01年の9・11(米中枢同時テロ)後、米国が中東民主化構想を掲げたことで、親米のムバラク政権も露骨に弾圧できなかったと指摘される。しかし、キファーヤ運動が、マーリクらブロガーに代表されるネット活動家とも結びついて、変化をもたらしたことは確かだ。

キファーヤ運動を含む雑多な勢力が呼びかけた今年4月6日の「全国ゼネスト」は、フェースブック(ネット上のSNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でエジプトのネット活動家が呼びかけたのが発端だった。

呼びかけはブログや電子メールで広がり、衛星テレビや独立系紙が報じ、一般大衆にも伝わった。参加者の実数は不明だが、この日のカイロの渋滞はやや軽減し、国営繊維工場で労働争議が続くカイロ北方デルタ地帯にあるマハッラ・クブラーでは労働者と警官隊の衝突に発展した。

                  ◇

悠久の歴史に耐えてそびえる巨大なピラミッドの国、エジプト。親米と独裁、民主化とイスラム、宗派対立など中東を彩る課題がここでも渦巻いている。微動だにしなかったスフィンクスは歩き始めるのか。エジプト社会の底流に吹き始めた微妙な変化の風を追う。=敬称略

(村上大介)

                  ◇

【用語解説】フェースブックとSNS

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とは、社会的なネットワークをインターネット上で構築するサービスで、コメントなどのコミュニケーション機能をもつ。広い意味ではブログなども含まれるが、一般的にはコミュニティー型の会員サービスを指す。フェースブックは、米国の学生向けにスタートしたが、2006年から一般にも開放された。日本では最大の会員数をもつmixi(ミクシィ)が有名。mixiは会員の紹介で入会し、各会員のページには、自己紹介、日記機能などがあるほか、さまざまなコミュニティー掲示板もある。



 
 
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外国人観光客ら19人誘拐=スーダンへ移送か−エジプト

【カイロ22日時事】エジプト観光省が22日、明らかにしたところによると、南西部のスーダンおよびリビアとの国境に近いギルフ・カビール高原で、外国人観光客11人を含む19人のグループが武装集団に誘拐された。事件の発生日時は不明。

同省は声明で、観光客の内訳はドイツ人5人、イタリア人5人、ルーマニア人1人で、運転手やガイドらエジプト人8人も連れ去られたとしている。犯人は覆面をした4人組で、4台の車に分乗した観光客のグループを襲ったという。

当地での報道によれば、19人はスーダン領内に移送された可能性がある。犯人は身代金を要求しているもようで、人質解放に向けた交渉が行われているという。(2008/09/22-23:03)



 
 
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サハラ砂漠の旅行者誘拐事件、エジプト政府が解放へ努力継続

* 2008年09月23日 10:08 発信地:カイロ/エクアドル

【9月23日 AFP】エジプト南西部サハラ(Sahara)砂漠を旅行中だった外国人観光客とエジプト人の計19人が武装集団に誘拐された事件で、中東通信(MENA)は23日、エジプト政府関係者の話として、同政府による人質解放に向けた努力が依然として続いていると報じた。

これに先立ち、ニューヨーク(New York)を訪問中のアハマド・アリ・アブルゲイト(Ahmed Ali Abul Gheit)外相は、人質19人は無事解放されたと発表しているが、報道はこれを否定するものとなった。

中東通信によると、ホサム・ザキ(Hossam Zaki)外務省報道官も「外相のコメントが正しく伝わっていない。エジプト政府からの情報によると、事態に変化はない」と認めた。

この事件では、イタリア人5人、ドイツ人5人、ルーマニア人1人とエジプト人のガイド、運転手、警備員ら計19人が武装グループに誘拐されている。



 
 
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エジプト南部で外国人観光客ら19人誘拐、スーダンに拉致か

【カイロ=加藤賢治】エジプト観光省は22日、同国南西部の対スーダン国境付近で、欧州の外国人観光客11人とガイドらエジプト人8人の計19人が、武装した4人組に誘拐されたと発表した。

在カイロの欧州外交筋は読売新聞に、「犯人は身代金600万ドル(約6億3600万円)を要求している」と語った。

外国人は、イタリア人とドイツ人各5人、ルーマニア人1人。車4台で砂漠地帯を観光中だった。エジプト政府当局によると、19日に誘拐され、スーダンに連れ去られたという。

(2008年9月23日20時19分 読売新聞)



 
 
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NEWS25時:エジプト 外国人ら19人を誘拐

エジプト観光省は22日、カイロの南西約900キロのギルフ・カビール高原で、外国人観光客ら19人が武装した4人組に誘拐されたと発表した。政治的背景はない模様だが、犯行グループは身代金1500万ドル(約15億8000万円)を要求している。

誘拐されたのは、ドイツ人5人▽イタリア人5人▽ルーマニア人1人の観光客11人と、運転手やガイドらエジプト人8人。【カイロ】

毎日新聞 2008年9月24日 東京朝刊



 
 
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古代エジプト有力王、ラムセス2世像の顔か エジプトで発掘

2008.9.25 08:03

エジプトのホスニ文化相は24日、首都カイロの北東約80キロのテルバスタで、古代エジプトで最も有力な王とされる紀元前13世紀のラムセス2世をかたどったとみられる像の顔部分を発掘したと発表した。花こう岩製の像は地下1・5メートルで見つかり、鼻部分が損傷、あごひげ部分がなくなっている。

全身像は高さ4・5メートルとみられ、他の部分の発掘を急いでいる。ラムセス2世は第19王朝の王でスーダン国境に近いアブシンベル神殿などエジプト各地に自分自身の像を残した。

テルバスタはナイル川東岸デルタ地帯にある神殿と都市の遺跡で、都市は古代エジプト第4王朝からローマ帝国東西分裂(紀元前2613年ごろから紀元後395年)まで栄えた。(共同)



 
 
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ラムセス2世像の頭部を発掘、エジプト

* 2008年09月25日 16:35 発信地:カイロ/エジプト

【9月25日 AFP】エジプトのファルーク・ホスニ(Faruq Hosni)文化相は24日、首都カイロ(Cairo)から北へ80キロのテルバスタ(Tell Basta)で、古代エジプト国王ラムセス2世(Ramses II)の巨像の頭部が発見されたと発表した。

テルバスタはナイル川東岸デルタ地帯(Nile Delta)の遺跡。通常の発掘作業中に、花こう岩でできた高さ76センチの頭部が見つかった。鼻の部分が損傷し、あごひげ部分はなくなっていた。

エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)の事務局長を務めるザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士は「近くにラムセス2世の大神殿があったことを示しており、重大な発見だ」と述べた。

テルバスタでは現在、大規模な開発計画が進行中で、博物館とビジターセンターの建設が進んでいる。

ラムセス2世は紀元前1304年から紀元前1237年まで、約68年間ファラオとして君臨し、90歳で没したとされ、エジプト中に自らの功績をたたえる遺跡を残した。ラムセス2世のミイラはカイロにあるエジプト考古学博物館に展示され、多くの観光客を集めている。(c)AFP



 
 
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ミッキーマウスは「悪魔の手先」ではない、エジプトのイスラム聖職者

* 2008年09月25日 01:39 発信地:カイロ/エジプト

【9月25日 AFP】人気キャラクターのミッキーマウス(Mickey Mouse)は「根絶すべき悪魔の手先」だ――サウジアラビアのイスラム教聖職者が前週出したこの宗教令について、エジプトのイスラム教聖職者がこうしたばかげた宗教令をやめるよう求めた。エジプトの英字紙エジプシャン・ガゼット(Egyptian Gazette)が24日、報じた。

サウジアラビアの元外交官で、同国のテレビに頻繁に出演しているイスラム聖職者のSheikh Mohamed al-Munajid師は前週、ネズミは「悪魔の手先」で根絶すべきものだとした上で、「シャリーア(Sharia、イスラム法)が求める根絶すべきネズミの中には、あの有名な漫画のネズミも含まれる」と語った。また、ミッキーマウスのせいで人びとがネズミに優しくなっているとした。

これに対し、エジプトの女性イスラム聖職者で、宗教令についての人気テレビ番組の司会を務めるSuad Saleh氏は、Munajid師の発言は「イスラムのイメージを損ねる」と指摘した。

Saleh氏はエジプシャン・ガゼット紙に対し「宗教令は、知識や論理、根拠に基づくものであるべきだ」としたうえで、「イスラムの教えに従えば、もちろんネズミは殺すべきだが、キャラクターのネズミを生きているものと同じように扱って殺そうとするなんて非論理的だ」と語った。

エジプトでは2005年、世界最古のイスラム教教育機関であるアズハル大学(Al-Azhar University)の元学長が、性行為中に裸になると婚姻は無効になるとの宗教令を出して物議をかもした。また、今月初めにもサウジアラビアのあるイスラム法学者が、「不道徳な」内容を放送している衛星放送局の所有者は死に値すると発言している。

Saleh氏は、イスラム聖職者はメディアをよく理解するために努力しなければいけないと指摘する。(c)AFP



 
 
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誘拐の観光客ら全員解放 エジプトの通信社

2008.9.29 20:23

スーダン国境に近いエジプト南部で外国人観光客ら19人が誘拐された事件で、エジプトの中東通信は29日、救出作戦の結果、全員が解放されたと報じた。いずれも無事だという。

誘拐されていたのはドイツ人、イタリア人、ルーマニア人計11人と、ガイドや運転手らエジプト人8人。砂漠地帯を車で移動中に誘拐された。

スーダン軍報道官は28日、スーダンのリビアとの国境地帯で犯人グループの6人を殺害したとした上で、誘拐された外国人らは隣国チャド領内にいると発表していた。(共同)



 
 
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【ナイルの風 中東のまつりごと】(2)「警官の暴行・拷問」ブロガーが告発

2008.9.29 07:40

■政府の油断をついた

「最近、治安機関も干渉してこない。彼らがあきらめたとは思っていないけど…」

エジプトの警官によるさまざまな拷問や暴行を告発する専門ブログ「エジプトの拷問」を運営する女性ブロガー、ノハ・アーテフ(24)は苦笑した。

ノハがブログを始めたのは、名門アインシャムス大学を卒業して間もない2006年。この年の11月、裸にされたバス運転手のむき出しの下半身に警官が虐待を加える映像がネット上に流出し、ノハもブロガー仲間から入手した映像を自分のブログに転載した。

別の運転手と警官の口論に巻き込まれ、警官に逆恨みされた事件で、映像は居合わせた同僚の警官が面白半分で撮影したものだったらしい。当局はこの映像を無視できなくなり、警官を逮捕せざるを得なくなった。

ノハはその後も、自白を強要する警官らによる拷問などの事例を地道に集め続け、国際人権団体からも注目されるブロガーとなった。警官の実名を容赦なく暴露し、場合によっては被害者たちの体に残る生々しい傷跡の写真も掲載する。告発するだけでなく、政府への補償請求など裁判情報も丹念に追い続ける。

「日常化している警官の暴行に黙っていられなかった。人権団体と連絡を取っているうちに、被害者の家族などから直接、情報が入るようになった。信憑(しんぴょう)性は、できるだけ関係者に会って確認するし、人権団体やマスコミが協力してくれることもある」

                  ◇

「警官の暴行や拷問」は長年、国民の口にのぼってきた。当局は今も、この問題を「単発の不祥事」と片付けようとするが、社会の暗部に切り込むノハのブログは問題が根深いことを白日の下にさらし、ノハ自身は治安機関から“危険分子”としてマークされることになる。

ノハや家族のもとには内務省管轄の治安機関から「会って話がしたい」「娘をだまらせろ」といった脅迫めいた電話が入るようになった。ノハは「両親に心配をかけるのが心苦しかった」と振り返るが、昨年、父親が病死して以来、不思議なことに治安機関からの直接的な接触は途絶えた。

英字紙デイリー・ニュース・エジプトの編集長、ラニヤ・マリキ(36)は「かつてのエジプトの常識ならもっと激しい“弾圧”があってもおかしくなかった。ノハが逮捕されなかったこと自体が驚きだ」と語る。80、90年代、エジプトを揺るがしたイスラム過激派を容赦なく弾圧したこわもての治安機関は、なぜ黙っているのか。

確かに当局はたびたびブロガーを拘束し、牽制(けんせい)を繰り返しているものの、起訴まで持ち込まれたのは1件だけだ。イスラム世界最古の最高学府の流れをくむアズハル大学でイスラム法を学んでいた男子学生が「自由な考え方を抑圧するアズハルなど、ごみ箱に捨ててしまえ」と強烈に批判し、昨年2月、宗教侮辱などの罪で禁固4年の実刑判決を受けたケースだ。だが、これも社会の建前となっているイスラム教を攻撃したという特殊性があったから可能だったとの見方もある。

                  ◇

「私自身も2年前は、貧しいエジプトではネットやブログは限られたエリートの道具にすぎず、そこでの体制批判の影響力は限られていると考えていた。政府も油断していたに違いない」。カイロ・アメリカン大学のマスコミュニケーション学部長、ナイラ・ハムディ(50)は、治安当局のブロガーへの“奇妙に緩い対応”の背景をこう分析する。

いまブログは政府系メディアが伝えない出来事を伝え、それを独立系商業紙やアラブ圏をカバーする衛星テレビが取り上げれば、たちどころに広まる。

こうした状況に危機感を抱いたのか、政府・与党の国民民主党(NDP)は6月、衛星放送やインターネットに網をかけるメディア規制法案を提出し、秋に国会審議が始まる。「社会の平穏、国民の団結、公共の秩序、社会的価値を攻撃」したジャーナリストには最高3年の禁固刑を科すことができるという、あいまいな内容だ。

これに対し、エジプトだけでなく他国の衛星放送で働く記者からも反発の声が上がり、カイロ市内の高級ホテルでシンポジウムが開かれるほど反対運動も盛り上がっている。

「10年前なら、反対の声も上げられないまま、一方的に決められていただろう。だが、いまかんかんがくがくの議論になっている。気がついてみれば、それ自体が大きな変化だ」。ハムディは、民主化に向けた社会の動きには「楽観的だ」と語る。=敬称略

(村上大介)

                  ◇

■アラブ各国 ネット活用に警戒感

サウジアラビアなどの湾岸諸国では、宗教的な見地から、反イスラム教的内容を含むサイト、イスラム過激派系サイト、ポルノなどは厳しく遮断されている。経済発展が著しいアラブ首長国連邦(UAE)では、特別にネット監視を弱めた「特区」を設置し、外国企業を誘致している。だが、一般向けの規制は厳しいうえ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を遮断。WIKIPEDIAによると、商業上の理由でスカイプなどのインターネット電話サービスにも規制をかけている。

一方、エジプトやヨルダンは比較的、アクセスの規制は緩く、エジプトからはイスラム過激派のサイトなどにもアクセスできるが、治安当局によって接続記録は監視されている。

アラブ連盟(加盟21カ国・1機構、本部・カイロ)情報相会議は今年2月、サウジ・エジプトの共同提案による衛星放送を中心とした規制案を採択。アラブ各国が衛星放送やネットによる情報流通の拡大を警戒していることをうかがわせた。



 
 
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サハラ砂漠の旅行者誘拐事件、誘拐実行の武装集団6人を射殺

* 2008年09月29日 09:04 発信地:ハルツーム/スーダン

【9月29日 AFP】エジプト南西部サハラ(Sahara)砂漠を旅行中だった外国人観光客とエジプト人ガイドら計19人が武装集団に誘拐された事件で、スーダン軍は28日、銃撃戦の末、武装集団6人を殺害したと発表した。

スーダン軍によると、同軍はスーダンとリビア、エジプトの3か国の国境にまたがる山岳地帯Jebel Uweinatで誘拐された19人を捜索中、移動する白い車両を発見。兵士が停止を命じようとしたところ、車内から銃撃を受け銃撃戦になったという。

同軍は、この銃撃戦で武装集団の6人が死亡、2人が拘束されたことを明らかにするとともに、人質についてはチャド国内にいるとの見方を示した。(c)AFP/Peter Martell



 
 
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エジプトの観光客誘拐事件、19人全員を無事解放

【カイロ=加藤賢治】エジプト南西部の砂漠地帯で欧州の外国人観光客ら19人が誘拐された事件で、同国国営テレビは29日、19人全員が無事解放されたと報じた。

犯人は身代金を要求、隣国スーダンに人質を連れ去っていた。

金銭目当ての犯行とみられている。

(2008年9月29日21時33分 読売新聞)



 
 
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エジプト旅行者誘拐、人質全員解放

* 2008年09月30日 02:10 発信地:カイロ/エジプト

【9月29日 AFP】(写真追加)エジプト南西部サハラ(Sahara)砂漠を旅行中だった外国人観光客とエジプト人ガイドら計19人が武装集団に誘拐されてから10日目、人質となっていた全員が無事解放された。

29日のエジプト国営放送によると、全員健康状態は良好で、カイロ(Cairo)空港に移送された。解放に際して身代金の支払いは一切なかった。

またムハンマド・フセイン・タンタウィ(Mohamed Hussein Tantawi)国防・軍需産業相によると、誘拐を実行した武装グループの半数が殺害された。(c)AFP



 
 
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NEWS25時:エジプト 誘拐被害の19人解放

スーダン国境に近いエジプト南部で外国人観光客ら19人が誘拐された事件で、エジプトの中東通信は29日、救出作戦の結果、全員が解放されたと報じた。いずれも無事だという。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、エジプト軍特殊部隊が救出、犯人グループ約35人の半数近くを殺害した。グループはスーダン西部ダルフールの反政府勢力と関係があるとみられる。【共同】

毎日新聞 2008年9月30日 東京朝刊



 
 
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エジプト旅行者誘拐、人質解放状況の情報が錯綜

* 2008年10月01日 17:46 発信地:ベルリン/ドイツ

【10月1日 AFP】前月19日、エジプト南西部サハラ(Sahara)砂漠を旅行中の外国人観光客ら19人が武装集団に誘拐され、10日後に全員が無事解放された事件で、人質となっていたドイツとイタリアの観光客は30日、それぞれ無事に欧州に戻った。

誘拐されていたのはドイツ人5人、イタリア人5人、ルーマニア人1人、エジプト人運転手8人の計19人。解放されたドイツ人とルーマニア人はエジプト・カイロ(Cairo)からチャーター機でドイツ・ベルリンのテーゲル(Tegel)国際空港に到着した。テーゲル空港では出番がなかったドイツの対テロ特殊部隊「GSG9」の隊員達が降り立つ姿も見られた。イタリア人観光客はイタリア北部のトリノ(Turin)に到着した。

エジプト当局によると30日未明、約30人の同国の特殊部隊が救出作戦を行い、人質を全員無事解放した。ムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)国防・軍需生産相は、犯人の半数が作戦で殺害されたと発表した。しかし、欧州の当局者は、作戦では暴力行為はほとんど、あるいはまったくなかったと主張している。

イタリアのANSA通信は、匿名の当局者の話として、エジプトの治安部隊が人質を解放した時には、すでに犯人は逃走していたため、流血沙汰にはならずに人質は救出されたと伝えている。

スーダンの国営スーダン通信(SUNA)は、犯人グループは解放前日、スーダン軍兵士と交戦し逃走したと報じている。スーダンの警察筋の話では、エジプトに向かう犯人グループをスーダン兵士が追跡したが、その際に人質は放置された。

人質となっていた運転手の1人シェリフ・ファルク・モハメド(Sherif Faruq Mohammed)さん(36)がAFPに語ったところによると、犯人グループがオフロード車を1台残していったため、人質全員はそれに乗り込み、すし詰めの状態で助けを求めて移動したという。モハメドさんは、犯人グループは「大半が子どもだった」と明らかにした。

モハメドさんは人質について、「われわれを殺すつもりがないのは明らかだった。大半が15-6歳くらいの子どもで、それより年上の男が数人いた」とし、「事件が終わりに近づいたころには、犯人グループは相当うんざりしていたようだ。『金はどこだ?金さえあればすぐ逃げるのに』と何度も繰り返していた」と語った。

イタリアのフランコ・フラティーニ(Franco Frattini)外相は、身代金の支払いを否定している。犯人グループは、ドイツ政府に対し600万ユーロ(約9億円)を支払うよう要求し、人質となっていたツアー企画者のドイツ人妻にそれを手渡すよう指示していたが、ドイツ政府はこの件についてコメントを控えている。

スーダン政府は、犯人グループは同国西部ダルフール(Darfur)の反政府組織「スーダン解放軍(Sudan Liberation Army、SLA)」一派に属していると述べたが、組織側は事件への関与を否定している。(c)AFP/Deborah Cole



 
 
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中東でも株価下落 エジプト16%超安

【カイロ=安部健太郎】中東諸国の株価が7日、軒並み下落した。エジプトの主要株価指数は前営業日比16%超低い5896.8で取引を終え、2006年 8月以来の水準まで下げた。断食月(ラマダン)明け休暇などがあったためこの日が1週間ぶりの取引となり、世界的株安を受けて売りが膨らんだ。

サウジアラビアでは主要株価指数が前日比約7%低い水準で取引を終了。休暇明けの6日から2日間の下げ幅は約16%に達した。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでも主要株価指数が5%超低下し、この3日間の下げ幅は約20%となった。(14:27)



 
 
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世界株安:中東にも波及 エジプトで16%超の最大下げ幅

【カイロ高橋宗男】米国の金融危機の影響が中東の株式市場にも波及している。エジプトの代表的な株価指数であるCASE30は7日、16.4%と過去最大の下げ幅を記録したほか、湾岸産油国の7市場で、同日までの3日間に時価総額が1500億ドル(約15兆円)減少した。潤沢なオイルマネーに支えられる中東も世界同時株安の影が忍び寄っている。

中東最大の株式市場であるサウジアラビアでは、全上場株株価指数のTASI指数が6日の732ポイント安に続き7日も472ポイント下げ、2日間で16.1%下落した。クウェートやアラブ首長国連邦などの湾岸産油国でも同様の傾向が続いている。

背景には、米国の低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に伴う銀行経営への影響や、不動産ブームの行き詰まりに対する投資家の不安があるとみられ、「5年に及んだ不動産ブームが終わりを迎える」との観測も出始めた。

サウジの経済評論家、アブダヒシュ氏はAFP通信に「世界市場が金融混乱の影響を受け続ける限り、われわれも不安定で予測不能な状況に置かれるだろう」と述べている。

毎日新聞 2008年10月8日 13時00分



 
 
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EU、引き続き中東和平プロセスを推進

2008-10-12 13:49:02 cri

欧州議会のぺテリング議長は11日、ヨルダンで「中東地区で公平かつ広範な和平プロセスの実現のため、EU・欧州連合がより重要な役割を果たさなければならない」と述べました。同日、エジプトを訪問中のEU議長国であるフランスのクシュネル外相も、「EUは引き続き中東和平プロセスを推進していく」と強調しました。

ぺテリング議長は欧州・地中海議会会議に参加し、「欧州議会は、中東地区の和平実現のために最善を尽くしていく」とした上で、パレスチナ、イスラエルがともに存在を認める「両国案」を支持し中東和平はこの案を踏まえるべきだというEUの姿勢を繰り返し表明しました。

同日エジプトを訪れたフランスのクシュネル外相は、エジプトのゲイト外相との共同記者会見で、「両国は年内に平和協定を結ぶ可能性はないが、中東問題に関係する国連とアメリカ、ロシア、EUという枠組みの中で、和平プロセスを推進するために、EUは引き続き和平に向けた役割を果たしていきたい」と強調しました。(朱丹陽)



 
 
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世界主要国、金融危機対応策を急ぐ

2008-10-15 15:16:18 cri

アメリカのブッシュ大統領は14日、7000億ドルに及ぶ米金融支援計画の枠内から2500億ドルを調達して金融機構の株を購入し、金融市場の回復を促進すると発表しました。

ブッシュ大統領は、「これは金融機構に資金を注入して、信用貸付市場の回復を狙うものである。金融市場の安定を図りながら、経済の促進を目指す」とした上で、「これは短期的な対応策で、国有化を進めることが目的ではない」と強調しました。

これと同時に、EU欧州委員会のバローゾ委員長も、「EUは力をあわせて金融危機を乗り越える必要がある」と改めて強調しました。また、「国際間の金融危機対応策の協調、とりわけアメリカとの協調がEUの急務である」と指摘しました。さらに同日、フランスのサルコジ大統領は、フランスの主要銀行と保険会社の責任者を集めて、政府が打ち出した金融救援計画を早急に実施するよう求めました。

中国商務省の陳徳銘長官も同じ日、「金融危機に対応するため、中国とロシアの協力を強化すべきである」と指摘しました。エジプト政府も、金融危機による影響を軽減するため、工業と輸出の成長を保つ一連の特別措置と緊急対策を講じると発表しました。(翻訳:KH)



 
 
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グレイトフル・デッド、伝説のエジプト・ライブを収録したCD&DVDコレクション発売

* 2008年10月16日 12:12 発信地:ニューヨーク/米国

【10月16日 AFP】米人気バンド「グレイトフル・デッド(Grateful Dead)」のCD&DVDコレクション『ロック・イン・ザ・クレイドル:エジプト1978(Rocking The Cradle: Egypt 1978)』の発売記念サイン会が14日、ニューヨーク(New York)の米家電量販店最大手ベストバイ(Best Buy)で開催された。

同作品は、1978年にエジプトのピラミッドの前で行われた伝説のライブを収録したもの。会場には多くのファンが来場した。(c)AFP/Getty Images



 
 
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エジプトの“メッカ”、アビドス復元へ

Andrew Bossone in Cairo

for National Geographic News

October 16, 2008

エジプトのアビドスという考古学的に重要な場所で、最も神聖とされた巡礼地が開発ラッシュの被害に遭っているという。

アビドスは死の神オシリスの聖地で、初期のファラオが数多く埋葬された地でもある。紀元前664年〜紀元 395年には、何百万というエジプト人が周囲に広がる砂漠を渡って巡礼に訪れていた。

5キロに及ぶ土地に点在する神殿や墓は、最古のエジプト文字ヒエログリフが残されていることでも知られる。古代エジプトのメッカとも称されるほどの場所だが、ここ数年の土地需要の高まりで新たな農地や建物の建設地とされ、大きな損傷が生じている。

そこでこのたび、アビドスの被害を食い止めようと、国際考古学チームが集結することになった。今月中にも、政府の推進する復元プロジェクトが開始されるという。「エジプト文化の(ファラオの)起源を知るための手掛かりが最も多く残された貴重な遺跡だ」と、ドイツ考古学協会のギュンター・ドライヤー氏も期待を寄せている。

アビドス遺跡は、アラビア語で「つぼの里」を意味する“Omm El Qaab”という愛称でも呼ばれている。セティ1世、ラムセス1世と2世、そして4世の墓地や神殿の周りの砂漠地帯から、巡礼者が残したおびただしい数の陶器のかけらが見つかっているためだ。

古代のファラオたちが神聖な埋葬場所をナイル川流域ではなく砂漠地帯に定めたのは、川の氾濫を避けるためでもあったらしい。ダムによって川の流量が調節されるまで、年に1度の洪水が耕地を潤すおかげで農業が盛んになったことはよく知られている。

しかし、国土のほとんどを砂漠が占めるエジプトでは現在、人口のほとんどがナイル川流域に集中し、耕地として使用できる土地の希少価値が高まっている。そのため、地元の農業従事者の間には、アビドスの砂漠地帯のうち古代神殿の壁までの土地を返還するよう求める動きも出ているという。「もちろん、いまここに住む人々にも権利がある。古代遺跡の保存は大切だが、エジプト全体が博物館化して人が飢えや死に至るような事態は本末転倒だ」と前出のドライヤー氏は語る。

もっとも、遺跡の損傷は最近になって農地が増加したことが原因ではなく、ほとんどが数十年前の建設ラッシュによるものだ。アビドス近郊の町で人口が急増し、遺跡の周辺が開発される中で一部が壊滅的なダメージを受けた。

政府は1970年代に、考古学上重要な場所に住む人々をすべて移住させ、相応の補償を実施した。だが、空き家となった建物はそのまま残されている。今回の復元プロジェクトでは、放置された空き家を撤去して瓦礫を片付け、景観を整えて観光案内所が建設される予定だ。考古学者らの手によって遺跡の保護計画も作成される。

「この一帯には、アビドスをはじめ、人類にとってもエジプトにとっても非常に重要な文化遺産を抱える場所がいくつもある。慎重に作業を進めなくてはならない」とドライヤー氏は述べている。

プロジェクトに関わる建築士によると、このたびの復元は当初の設計を尊重したものになるという。アビドスの周縁は、かつて生けるものの生活の場と死者の眠る聖地とをはっきりと区分する境界となっていた。「生と死、つまりナイルの谷と砂漠とを区切る境界だ」と建築士のタレク・ワリー氏は言う。この境界線は 1970年代の開発時に消えてしまったが、今回のプロジェクトでの復元が期待されている。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=13951194&expand



 
 
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エジプト:海中考古博物館を建設へ 政府が構想

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は30日、地中海に面したエジプト北部アレクサンドリアに、周辺の海底から発掘した古代の遺跡などを展示する海中考古博物館の建設構想を発表、予備調査に着手したことを明らかにした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)との共同事業。

紀元前332年にエジプトを征服したアレクサンダー大王が建設したアレクサンドリア周辺の海底には、古代地中海文明の遺跡や都市の遺構が多数眠っている。

博物館は水上部分と水深七メートルの海中部分で構成。ガラス製通路を通じ、アントニウスが女王クレオパトラに贈った建築物の遺構など「沈んだ古代都市」を見ることができるという。

調査は2009年9月までに終了、ユネスコの審査を経てエジプト政府が建設に向けた最終決定を行う。(共同)

毎日新聞 2008年10月31日 7時29分



 
 
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国民的人気の歌使ったED治療薬CM、抗議殺到で中止 エジプト

* 2008年11月02日 20:30 発信地:カイロ/エジプト

【11月2日 AFP】エジプトのメディアは1日、同国で人気の歌「Keep the Weapon Awake(武器を眠らせるな!の意)」を用いたED治療薬のテレビ広告に対し、視聴者からの抗議が殺到したため、同広告の放送が中止されたと伝えた。

エジプトの独立系日刊紙アルマスリ・アルヨウム(Al-Masry Al-Yom)によると、ED治療薬のテレビCMで使用された歌は、1973年の第4次中東戦争でイスラエル軍がスエズ運河(Suez Canal)まで到達した際に、エジプト軍を鼓舞するため、エジプト人詩人アハメド・シャフィーク・カメル(Ahmed Shafiq Kamel)が作曲したもの。

あるエジプトの衛星放送局の所有者は「気に障る広告で、正しくない」として、同広告の放送を中止したと語った。

第4次中東戦争は、エジプト・イスラエル間の和平協定や、1967年の第3次中東戦争でイスラエルに奪われたエジプト領からのイスラエル軍撤退などの成果につながった。このため多くのエジプト人が強い誇りを感じている。

毎年10月には、第4次中東戦争を記念する政府主催の軍事パレードが開催されている。(c)AFP



 
 
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中東諸国、オバマ新大統領に期待

2008年11月07日 09:34更新

中東では、これまでの米大統領の考え方は皆同じでイスラエルを一方的に擁護し続けるため、イスラエル―パレスチナ紛争やガザ地区の混乱が収束しない状態にあるとの考え方が強くあったが、黒人のオバマ大統領が新大統領に就任することで、これまで反米感情の強かった中東諸国において、米国との関係が改善し、新たな時代が訪れるとの期待が高まっている。

これまでブッシュ政権によるイラク戦争、イランとの戦争懸念、米グアンタナモ囚人に対する虐待などの件で、中東では米ブッシュ政権が反イスラム、反アラブ体質であるとして反感が高まっていた。オバマ氏が黒人、父方がムスリム系であることなどが中東諸国から親近感を抱かせている。そのため中東ではオバマ氏が米大統領となることで、今後パレスチナに対しより同情的なアプローチを行い、イスラエル―パレスチナ問題の交渉をうまく導いてくれるのではないかという期待が高まっている。

今後中東諸国がオバマ新政権に対し、新たな外交政策を提案してくることが予想される。オバマ氏は米軍が2011年までにイラクから撤退することを誓約している。これは中東諸国にとっては歓迎すべき立場を示したことになる。またイラン核開発問題に対する懸念、イランの中東諸国全域に対する高まる影響に対してもオバマ氏がイランと開かれた直接交渉を行うことで改善されることが期待されている。イランアハマディネジャド大統領もオバマ氏の勝利を祝うメッセージを送った。1979年のイスラム革命以来、イラン指導者が米大統領選出に祝辞を送るのは初めてのことである。

中東諸国の一番の関心事は、初の黒人大統領であるオバマ氏がイスラエル和平問題をどのように推し進めるかにある。シリアもイスラエルとの米国を介した直接交渉を期待している。シリアはオバマ新政権を介して米国とのより良い関係が築けることを願っている。中東メディアではオバマ新大統領の選出を称賛する報道をする一方、中東アナリストらの多くはオバマ新大統領政権にあまり過度な期待を抱かないように呼びかけている。一方でイスラエルではオバマ大統領の誕生によってイラン核兵器開発の道を助長させるのではないかとの懸念も高まっている。また一部親米派の中東諸国では、イランの中東への影響力が強まるのではないかとも懸念されている。

エジプト女性の人権問題活動家でこれまで米国批判の記事を書き続けてきたIman Bibars氏は「オバマ氏が勝利したことで、アメリカン・ドリームが蘇ったように感じた。通常良い人が勝利できない世界で良い人が勝利することができた」と称賛するコメントを述べた。エジプトイスラム教スンニ派組織「ムスリム・ブラザーフッド」活動家のAbdelmonem Mahmoud氏は、「オバマ新大統領誕生によってイスラエル‐パレスチナ交渉がうまく進むだろう。オバマ氏は米国に新たな考えを生み出すだろう」と期待を述べた。イスラム教の伝統的なチャドルを着用した女子大生Sarah Haidarさん(18)は「オバマ大統領の誕生でより希望のある未来が見えるようになった。イラン、シリア問題に対してより発展的な交渉ができるだろう」と述べた。エジプト首都カイロで理容室を経営するMahmoud Hassanさんはオバマ新大統領誕生に安堵の感を示し、「彼の中に自分自身を見ているようだ。私たちと同じ様に見えるアフリカ出身の人が世界の指導者になる。もしオバマ氏に会うことがあれば、私たちに平安を与え、希望を削がないようにお願いしたい」と述べた。



 
 
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中東4者協議:和平進展へ来春会議…交渉継続を確認

【シャルムエルシェイク(エジプト・シナイ半島)前田英司】米露、欧州連合(EU)、国連で構成する「中東和平4者協議」は9日、エジプトのシャルムエルシェイクで外相級会合を開いた。直接当事者のイスラエルとパレスチナ自治政府が「2国共存」の実現に向け交渉継続の意思を表明。4者も支援を再確認した。

4者はまた、交渉の進展を目指して来春、モスクワで国際会議を開く方針で合意した。米国の政権移行(来年1月)やイスラエルの総選挙(2月)を控えた不安定な政治情勢下で、交渉機運を維持する必要性を打ち出した形だ。

会合にはライス米国務長官、ラブロフ露外相、ソラナEU共通外交・安全保障上級代表、国連の潘基文(バンギムン)事務総長らが出席。昨年11月の米アナポリス国際会議を機に約7年ぶりに再開された和平交渉の経過について、イスラエルのリブニ外相、パレスチナ自治政府のアッバス議長から説明を受けた。

4者は、イスラエルとパレスチナの双方が交渉継続の意思を改めて示したことを評価。今後も支援していく姿勢を明確にした。リブニ外相とアッバス議長は共同会見で「アナポリス後、新たな展開が確かに生まれ、和平実現の希望が見えている」(リブニ外相)などとこれまでの「成果」を強調した。

毎日新聞 2008年11月10日 12時22分



 
 
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エジプトで中東和平4者会合、オバマ政権でも交渉継続

【シャルムエルシェイク(エジプト東部)=三井美奈】中東和平を推進する米、欧州連合(EU)、国連、ロシアの4者は9日、当地で閣僚級会合を開き、米政権交代後もイスラエル、パレスチナの和平交渉を現在の枠組みで継続すべきとの方針を確認した。

4者は来春、モスクワで再び会合を開く見込みで、次期米政権は発足早々、中東和平への取り組みを求められる。

4者特使のブレア前英首相は会合後の記者会見で、「米新政権は発足初日から(中東和平に)取り組むことが重要」と、オバマ次期大統領への期待を表明した。

会合では、パレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエル側交渉団長のリブニ外相が約1年間の交渉の経緯を説明し、将来のパレスチナ国家領、首都、難民などの重要問題で「包括的合意を目指す」方針を表明。これを受け、4者は声明で、交渉は「意義深く可能性がある」として、第三者の仲介を排した現在の直接交渉の継続を促した。

和平交渉は昨年末、ブッシュ米大統領が「任期中の合意」を目指して再開させた。4者会合は目標断念を確認する場となったが、ライス米国務長官は「現在の和平プロセスは、中東紛争に対する国際社会の回答だ」と述べ、意義を強調した。

(2008年11月10日11時09分 読売新聞)



 
 
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ビンラディン容疑者の息子、エジプトでも入国拒否

2008年11月10日19時45分

【カイロ=田井中雅人】国際テロ組織アルカイダ指導者オサマ・ビンラディン容疑者の息子オマル氏が8日夜、現在居住するエジプトのカイロ空港に戻ったところ、入管当局から入国を拒否された。このため9日、英国人の妻とともにカタールに向かった。AFP通信が伝えた。オマル氏は今月3日、スペイン・マドリードの空港で「生命が危険にさらされている」と政治亡命を申請したが、却下されていた。



 
 
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ビンラディンの息子、カタールへ スペイン、エジプトが入国拒否

国際テロ組織アルカイダの最高指導者ビンラディンの息子オマル氏が9日、エジプト当局から入国を拒否され、カタールの首都ドーハに到着した。同氏はスペインでも亡命申請を拒否されており、カタールに入国できるかどうかは微妙だ。

同氏はビンラディンの息子19人のうちの1人。アルカイダのメンバーだったが、2000年に離脱し、最近は英国籍の妻とエジプトに居住していた。中東で危険にさらされているとして、3日にマドリードの空港でスペインへの亡命を申請したが、拒否されていた。

カタールの衛星テレビ、アルジャズィーラによると、同氏はその後、空路でエジプトに戻ったが、入国を許可されず、ドーハ行きの航空機に搭乗した。同氏は07年に現在の妻と結婚し、英国の居住ビザを申請していたが、英国当局が5月に申請を却下している。(ドバイ支局) (20:28)



 
 
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4300年前のピラミッド発掘=第6王朝創始者の母の墓−エジプト

【サッカラ(エジプト)11日時事】エジプト考古学最高評議会のハワス事務局長は11日、エジプトの首都カイロ郊外のサッカラで、約4300年前の王の母の墓とみられる小規模なピラミッドが発掘されたと発表した。

ピラミッドの主を示す碑文などは見つかっていないが、古王国第6王朝の創始者テティ王(在位紀元前24〜23世紀ごろ)の母セシェシェトのものとみられる。(2008/11/11-21:10)



 
 
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エジプトの遊牧部族が「蜂起」、警官25人を一時拉致

【カイロ=安部健太郎】エジプトのシナイ半島東部で11日、武装した遊牧部族ベドゥインが警察トラックを襲撃し、警官25人を一時的に拉致する事件が起きた。前日に警官が麻薬取引の容疑で部族民を射殺したことに反発したためで、同半島マドフォウナでは警察署を数百人の部族民が包囲し、タイヤを燃やしたり銃を空に向けて撃つなどの騒動も起きた。

拉致された警官はイスラエルとの国境近くの山岳地帯で解放された。同半島では警官との銃撃戦も起き、部族民3人が死亡した。

警察当局は反政府勢力や、パレスチナ自治区ガザへの密輸・武器搬入組織などが潜伏しているとみて、シナイ半島で強権的な捜索を行っており、地元民の不満が爆発した格好だ。部族民側は当局へ、収監した部族民の釈放や公正な裁判実施などを求めている。(13:01)



 
 
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約4300年前のピラミッド公開 エジプト

2008年11月12日17時10分

【カイロ=井上道夫】エジプト考古最高評議会は11日、カイロ南方のサッカラで発見した約4300年前のピラミッドを公開した。古代エジプト第6王朝のテティ王の母シェシティ女王のものとみて、調査を進めている。

第3王朝ジェセル王の「階段ピラミッド」があることで知られるサッカラの砂漠地帯で、エジプトの調査隊が深さ20メートルほど掘り進めて見つけた。

基底部1辺の長さは約22メートル。現在の高さは約5メートルだが、建設当時の高さは約15メートルあったと推計されている。盗賊が侵入した際にあけたとみられる穴も見つかった。

一帯ではテティ王や同王の妻2人のピラミッドが見つかっていた。近くピラミッド内部の調査に入る予定で、同評議会のザヒ・ハワス事務局長は「第6王朝の歴史を知る上で貴重な手がかりになる」と話している。



 
 
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紅海沿岸諸国、ソマリア沖の海賊対策で会合開催へ

イエメンのキルビ外相は13日、同国やエジプトなど紅海の沿岸諸国がソマリア沖での海賊被害の対策を話し合うため、20日にカイロで会合を開くと明らかにした。今年に入りソマリア沖の海賊被害は昨年比で倍増しており、北大西洋条約機構(NATO)が10月に艦船を派遣している。(ドバイ支局) (12:01)



 
 
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エジプトのムバラク大統領、FDIの拡大を期待

4日間の日程でインドを訪問中のエジプトのムバラク大統領は17日、インドからの海外直接投資(FDI)総額が8億ドル(771億円)に達したことを表明し、数年以内に20億ドル(1927億6,000万円)までの拡大を見込んでいると語った。

同大統領はインド商工会議所連盟(FICCI)、インド商工会議所協議会(ASSOCHAM)、インド工業連盟(CII)が合同開催した会合に出席し、「インドがこれまでエジプト企業200社あまりに行ってきた投資は今後も増えるだろう。特に建設、農業、原油、ガス、金融、観光などの分野には、大きな可能性がある」と述べた。

またエジプト政府としても、インド企業を誘致するためには、潜在的な投資家を対象にあらゆる奨励や支援を行っていくと語った。

これを受け歓迎スピーチを行ったカマル・ナート商工相も、古来より重要な交易相手だったエジプトは、現在も北アフリカ地域との貿易総額のうち4割を占めている最大の貿易相手国であることを強調、「2カ国間での貿易総額は、現在の25億ドル(2,409億5,000万円)レベルから大幅に増加すると確信している」と語った。

既に、ランバクシー(製薬)、キルロスカ(車両)、ダブール(健康食品)、アショク・レイランド(商用車)、エッセル(医療品)などの企業がエジプトに進出済み。

大統領の訪印中には、両国間での協定がいくつか交わされる模様だ。

インド・エジプト間の貿易総額は2006年に22億ドル(2,120億4,000万円)だったが、両国は2010年までに、4倍以上となる100億ドル(9,638億円)まで増やすことを目指している。

2008/11/17 4:11 PM(ニューデリー発)UNI



 
 
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海賊対策で協調 エジプトなど周辺諸国、対策会合を開催

【カイロ=安部健太郎】ソマリア近海の海賊被害への対策を協議するため、エジプト、イエメンなど紅海周辺6カ国が20日、カイロで高官級会合を開き、各国が協調して海賊対策を強化することで合意した。緊急対策などの具体策は打ち出せず、来年1月にイエメンで開く会合に持ち越す。

会議にはサウジアラビア、スーダンなどが参加した。エジプトはスエズ運河を利用する各国船舶の通航料が国家収入の柱のひとつ。同運河への経路であるアデン湾での海賊被害を避けるため、南アフリカ共和国の喜望峰回りの航路に切り替える動きも出ており、政府は神経をとがらせている。(13:01)



 
 
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ソマリアの海賊問題でアラブ6カ国が会議、共同対策で合意

(CNN) アフリカ東部のソマリア沖で多発する海賊の乗っ取り事件を受け、紅海沿岸のアラブ6カ国が20日、カイロで会議を開き、海賊行為を非難すると共に、船舶の自由航行を保障するための共同対策を検討する必要性などを盛り込んだ声明を発表した。

イエメンの外務省高官によると、会議では海賊対策としての軍事的問題は取り上げられなかった。海賊対策での情報共有、協力体制の構築で意見を交換、イエメンに地域的な海事センターを発足させることも検討した。

エジプト政府主催の会議には、サウジアラビア、イエメン、スーダン、ヨルダンとジブチが参加。海賊は、スエズ運河を経由する紅海はインド洋とつながっているが、この間のアデン湾とソマリア沖が世界最悪の海賊多発海域となっている。

エジプト政府は、海賊多発の事態を放置すれば、スエズ運河の通航料収入が減少することを懸念している。

エジプト外務省高官は、海賊を減らすためにはほぼ無政府状態にあるソマリアの安定化が喫緊の課題として、国際社会が同国の暫定政府に人道、経済、政治各面で支援を提供することが大事との認識も示した。



 
 
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紅海沿岸諸国ピリピリ 海賊事件多発、対策会議を開催

2008年11月21日21時22分

【カイロ=井上道夫】アフリカ東部のソマリア沖周辺で海賊事件が多発していることを受け、紅海沿岸の6カ国が20日、カイロで対策会議を開いた。海賊行為が治安上の問題だけでなく、経済的にも大きな脅威になっているエジプトは「海賊問題に対処するため、あらゆる手段を検討する必要がある」と訴えた。

会議には、エジプト、イエメン、サウジアラビア、スーダン、ジブチ、ヨルダンのほか、ソマリア暫定政府の高官が出席。合同対策をまとめる委員会の創設や実務者レベルの協議を近くイエメンで開くことを決めた。

紅海はスエズ運河を通りアジアと欧州を結ぶ海上交通の要所。海賊事件は紅海への出入り口付近にあたるイエメン、ソマリア沖合のアデン湾で多発している。今後、スエズ運河を航行する船が減れば、エジプトは経済的に大きな損失を被ることになる。運河を航行する船舶は年間約2万隻で、通航料収入は07年7月からの1年間で約52億ドル(約5千億円)に達する主要な外貨獲得源になっている。



 
 
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英フィナンシャル・タイムズ紙ヘッドライン(21日付)

2008年 11月 21日 12:15 JST

★エジプト、自国経済にとって非常に重要なスエズ運河の通航量が急速に落ち込むリスクに直面。ソマリア沖の海賊を避けるため海運会社が航路を変更する動きを受け。[カイロ、ロンドン]



 
 
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ナイル川に大量の「バナナ」、アート・イベント

* 2008年11月29日 23:48 発信地:カイロ/エジプト

【11月29日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)のナイル川(Nile River)で28日、川の中央にある噴水に大量の「バナナ」が現れた。

オーストリア大使館の文化部であるオーストリア文化フォーラム(Austrian Cultural Forum)主催の「ゴーイング・バナナズ(Going Bananas、「熱狂する」などの意味がある)」と銘打たれたアート・イベントで、長さ1.6メートルのビニール製「バナナ」2000本が、噴水に取り付けられた。

噴水の力でバナナを空中に噴き上げる予定だったが、技術上の問題で計画通りには行かなかった。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2543920/3569023



 
 
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エジプトはセクハラ天国?=調査報告に大統領夫人反論

【カイロ30日時事】エジプトにいる女性の大多数が何らかのセクハラ被害に遭ったとする報告書が、このほど公表された。主要産業である観光に悪影響を与えかねない内容だけに、スーザン・ムバラク大統領夫人が「誇張されている」と強く反論するなど波紋を広げている。

「エジプト女性人権センター(ECWR)」の報告書によれば、エジプトに在住または旅行中の外国人女性の98%、同国人女性の83%がセクハラを受けた経験があると回答。問題の深刻さを強調している。

これに対し、スーザン夫人は地元紙に「1、2件とか10件程度の(セクハラ)事件はあるだろうが、エジプトは8000万の人口を抱える。これを一定の現象とみることはできない」と語った。(2008/12/01-05:52)



 
 
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16歳の少年が転落死、外出禁止で自宅窓から外に出ようとして カイロ

* 2008年12月13日 17:24 発信地:カイロ/エジプト

【12月13日 AFP】エジプトの首都・カイロ(Cairo)で、自宅からの外出を禁止された16歳の少年が、4階の自室の部屋から外に出ようとして転落、死亡した。国営アルアハラム(Al-Ahram)紙が12日、伝えた。 

少年の父親は、交友関係について少年を叱り、数日前から少年の外出を禁止していたという。

地元警察は、少年が窓から外に出ようとした際に誤ってバランスを崩して転落したとみており、自殺の可能性はないとの見解を示している。(c)AFP



 
 
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北朝鮮で携帯電話サービス開始 エジプトの通信大手

2008年12月15日18時9分

【カイロ=井上道夫】エジプトの携帯電話通信大手、オラスコム・テレコム社は14日、北朝鮮で第3世代(3G)携帯電話サービスを15日から始めることを明らかにした。AP通信が伝えた。

同社は今年1月、北朝鮮の国営通信会社と合同で企業を設立、通信網整備を進めていた。通話可能地域は当面、平壌など主要部にとどまるとみられる。情報統制が厳しい北朝鮮で携帯電話利用がどの程度広がるかは不透明だ。



 
 
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エジプトでバスが川に転落、50人以上が死亡

* 2008年12月15日 00:54 発信地:Dahrut/エジプト

【12月15日 AFP】エジプトで14日、運河にバスが転落し、少なくとも52人が死亡、10人が負傷し病院に運ばれた。同国としては過去20年間で最悪の交通事故になるとみられる。

治安当局によると、転落したのは公共バスで少なくとも60人が乗車していた。バスはナイル川沿いの都市ミニヤ(Minya)から首都カイロ(Cairo)に向かっていたが、カイロの南200キロにあるDahrut村付近で主要幹線道路を走行中、対向車線から接近してきたトラックを避けようとして道路からそれ、イブラヒミヤ(Ibrahimiya)運河に転落した。

現場には20台以上の救急車と付近の住民が駆けつけて救助活動を行った。死者の多くは大学生で、救助隊は現在、生存者や遺体の捜索を続けている。警察はトラックとバスの両方の運転手を拘束し取り調べている。

エジプトでは道路状況の悪さと交通規制の緩さから、毎年数千件の交通事故が発生し、約6000人が死亡、約3万人が負傷している。交通安全の向上を目指してこの8月から新たな幹線道路条例が施行された。同国運輸省によれば車両の維持管理が不十分なことも交通事故多発の原因の一つだという。(c)AFP



 
 
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北朝鮮で初の3Gモバイルネットワーク、エジプトの通信企業が立ち上げ

2008年12月17日 08時35分 更新

エジプトの通信企業、Orascom Telecom(OTH)は12月15日、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)において、同国初の3Gモバイルネットワークを提供する新会社「Koryolink」を立ち上げた。Koryolinkは、OTHが75%、北朝鮮のKorea Posts and Telecommunicationsが25%出資する合弁会社。

OTHは今年1月に、北朝鮮での3Gモバイルネットワーク構築の認可を受けた。Koryolinkはまず、人口200万人以上の平壌でサービスを展開し、順次エリアを拡大していく計画という。



 
 
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ハマス、イスラエルとの停戦終了を発表

* 2008年12月19日 13:56 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区

【12月19日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の軍事部門イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades)は、現地時間19日午前6時(日本時間同午後1時)過ぎ、エジプトの仲介で6月に成立した停戦が正式に終了したと、ウェブサイトで発表した。

ウェブサイトの声明は、「停戦は期限切れを迎え、延長はされない。シオニストの敵が(停戦)条件を尊重しないためだ」と述べ、責任はイスラエル側にあるとしている。

これに先立ってハマス報道官は18日、ハマスは「パレスチナの人々に対するシオニストの攻撃に反撃する権利、義務がある」と述べ、ハマスは「現実の状況に合わせて」行動すると表明していた。

一方、イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相の報道官は同日、内閣が21日に状況を検討し、「エジプトとの協議結果を尊重して」対応すると述べている。(a)AFP/Adel Zaanoun



 
 
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地中海の海底ケーブル切断でネット通信ほぼ出来ず、エジプト

エジプトの通信情報技術省は19日、地中海を通る海底ケーブル3本が切断され、同日朝からエジプトのほぼ全域でインターネット通信に障害が出ていると発表した。ケーブルはイタリア・シチリア島近くを通っているが、切断の原因は不明。

接続が完全に切れたり、断続したりしている。イエメンやスーダンのネット通信にも影響が出ている。

修理まで数日間要する見通し。この間、アジア地域のケーブルを使い、通信を復旧させる。

エジプトでは今年1月にも海底ケーブルが切れ、ネット障害に見舞われていた。



 
 
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欧州・中東・アジア間の電話が不通に、地中海の海底ケーブル断線で

* 2008年12月20日 04:20 発信地:パリ/フランス

【12月20日 AFP】地中海で海底ケーブル3本が損傷し、欧州ー中東ーアジア間のインターネット通信と電話が19日、著しい通信障害に見舞われている。フランステレコム(France Telecom)が発表した。

フランステレコムは声明で「シチリア(Sicily)島とチュニジア間の地中海で、シチリア島とエジプトをつなぐ回線が断線した。原因はわかっていない」と発表した。また、同社広報担当者は、攻撃による断線の可能性は低いと述べた。

復旧作業のため現場に向かったボートの到着は22日以降になり、回線が通常の状態に復帰するのは遅ければ12月31日になるという。

フランステレコムによると、欧州とアジアをつなぐ企業間の回線は、大半が米国経由で接続されているという。一方、アジアの数か国と欧州との一般通話は19日早くから不通となっているという。

欧州とインド間では65%が不通となり、シンガポールでは59%、マレーシアは44%、サウジアラビアで55%、エジプトで52%、台湾で39%、パキスタンで51%が不通となっている。(c)AFP



 
 
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エジプト、4300年前の歌姫の墓発見 名はサナハ

2008年12月22日10時24分

【カイロ=井上道夫】エジプト文化省は21日、カイロ南方のサッカラで、古代エジプト第5王朝のウナス王(紀元前2356〜同2323年)に仕えた女性歌手と資産管理人の墓がそれぞれ見つかったと発表した。

2基の墓は、第3王朝ジョセル王の「階段ピラミッド」の南西約400メートルの砂漠地帯にあり、そのうち「サナハ」と呼ばれていた女性歌手の墓の入り口には「女性歌手の監督」という文字が刻まれていた。

もう一つの墓は「真実の道を歩む者」という称号を与えられた男性のもので、ナイル川上流のアスワンなどから宮殿に石材を運び込む作業の監督を務めていたほか、宮殿の資産管理を任されていたとみられている。



 
 
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エジプトの「階段ピラミッド」付近で4300年前の墓発見

* 2008年12月23日 09:27 発信地:カイロ/エジプト

【12月23日 AFP】エジプト考古最高評議会は22日、カイロ(Cairo)南方のサッカラ(Saqqara)で、4300年以上前の古代エジプト時代の墓2基が発見されたと発表した。

墓は、世界最古とされる古代エジプト・ジョセル王の「階段ピラミッド」から南西約400メートルの共同墓地で見つかった。エジプト文化相は11月、同地域で4300年前のピラミッドの土台が見つかったと発表していた。

同評議会のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長によると、墓の1つは古代エジプト第5王朝の最後の王ウナス王に使えていた男性のもので、カイロ近くのToraなどの採石場を監督していたとみられる。もう1つは、ウナス王の歌手団の監督の墓だという。(c)AFP



 
 
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結婚・出産というプレッシャー、社会の偏見に立ち向かう女性たち エジプト

* 2008年12月23日 22:32 発信地:カイロ/エジプト

【12月23日 AFP】結婚・出産というプレッシャーに押しつぶされそうになっているエジプトの女性たちを救おうと、1人の若い女性が立ち上がった。

ヨムナ・モフタル(Yomna Mokhtar)さん(27)は、半年前、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェースブック(Facebook)上に「変革を求める未婚女性の会」というコミュニティーを立ち上げた。未婚女性への偏見を正し、父権社会における女性の苦しみを和らげることを目指した同コミュニティーには、これまでに550人以上がメンバー登録している。

ヘッドスカーフを巻いたモフタルさんは、「未婚者への世間の目は冷たく、心理的な負担は大きい」と語る。エジプトでは、キリスト教徒、イスラム教徒を問わず「結婚」は義務だ。未婚女性は「不完全」と見なされ、人々から「どこかおかしいのだろうか」といぶかしがられる。そうした娘を持つことを親族は究極の恥と感じるという。裕福な家庭の娘や大学に通う娘は多少の「猶予」は与えられるが、それでも30歳に近づくにつれかげ口は多くなる。

モフタルさんのコミュニティーにはメディアが興味を示し、既婚者や未婚男性もメンバーに加入している。こうしたことは、「女性は結婚して子どもを産むのが当たり前」とされてきたエジプト社会における、わずかながらの変化の兆しだとモフタルさんは言う。

■「今の状況は普通じゃない」

このコミュニティーのことをテレビで知ったというラバブ・イブラヒム(Rabab Ibrahim)さん(33)は、「結婚は幸福をもたらしてくれるという社会通念が、実際には不幸をもたらしている」と主張する。「結婚しても不幸な人はたくさんいる。良い夫に巡り会えないのであれば、一生独身を貫いた方がましよ」

「30年前の常識が今は通用しないってことを社会が認識していないことが問題だわ。女性は変わったし、メンタリティも変わったの」 

25歳のある男性メンバーは、「今の状況は普通じゃない。誰かが声を上げなければ」と話す。「僕の友だちのほとんどは結婚して子どもがいる。彼らは、会うと必ずこう言うんだ。『早く結婚できるといいね』『誰か紹介してあげようか?』」

モフタルさんは、自身のコミュニティーは「シングルでいる権利」を声高に叫ぶようなものではなく、越えてはならない一線を越えるものでもないと強調する。「わたしたちは結婚に反対しているのでも、男性に抗議しているのでもない。健康でしっかりとした家庭を築きたいだけです」

未婚の薬剤師、ガーダ・アブデル・アル(Ghada Abdel Al)さん(29)が、社会からのプレッシャーをはねのけようと始めたユーモアたっぷりのブログは評判を呼び、先ごろ『わたしは結婚したい(I Want to be Married)』という本になって発売された。本の中で、彼女は次のように書いている。「おそらく、多くの若い女性たちが学業や仕事に野心を抱いているでしょう。しかしわたしは彼女たちに言いたいのです。あなたたちの最大の野心は、もう結婚はしたくないということなのではないですか、ということを」(c)AFP/Ines Bel Aiba



 
 
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「電話で悔い改め」は盗聴されるから駄目、エジプト・コプト正教会

* 2008年12月27日 17:11 発信地:カイロ/エジプト

【12月27日 AFP】キリスト教系のエジプト・コプト正教会(Coptic Orthodox church)の教皇シェヌーダ3世(Pope Shenuda III)はこのたび、信者が司祭に罪を告白し悔い改める「痛悔」を電話で行うことについて、「各国の情報機関が盗聴しているかもしれない」との理由で禁止した。エジプトの独立系新聞アルマスリ・アルヨウム(Al-Masri Al-Yom)が26日、伝えた。

同紙によると、シェヌーダ3世はインターネットを介した痛悔についても、ネットユーザーたちに読まれる危険があるため妥当ではないとの見解を示したという。

シェヌーダ3世は、「電話での痛悔は禁止する。なぜなら会話の内容が監視され、罪の告白が国家安全保障の問題とまでなる可能性もあるからだ。インターネットでの痛悔も、痛悔とは見なされない。誰もがその内容を見ることができ、秘密にできないからだ」と述べている。

痛悔(宗派によっては告解)はキリスト教の秘跡の1つで、ローマカトリック教会、東方正教会でも行われている。通常は悔悟者と司祭との間の非常に個人的な会話とされ、司祭は処罰を受ける恐れがあったとしても、痛悔の秘密を厳格に守らなければならない。また、多くの国では法によって特別に「懺悔(ざんげ)の封印」が保護されている。

コプト教のアンバ・モルコス(Anba Morcos)総主教はAFPに対し、信者らが痛悔に電話を使用し始めたのは「4-5年前からで、新しい問題」と述べた。また、シェヌーダ3世が「修道士は外界から隔絶されているべき」だとして、コプト教修道院での携帯電話使用も禁じたことを明らかにした。

ちなみにローマカトリック教会でも、告解を電話やインターネットを通して行うことは認められていない。(c)AFP



 
 
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イスラエルのガザ空爆、世界各地で抗議広がる

* 2008年12月29日 09:28 発信地:ロンドン/英国

【12月29日 AFP】イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に大規模な空爆を行い300人近い死者が出ていることに対し、世界各地で抗議行動が広がっている。

28日、ロンドン(London)のイスラエル大使館前では、抗議デモが暴徒化して大使館の防護柵を破壊し、英警察の機動隊が出動して10人を拘束する事態となった。

デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)でも、警察発表で約700人、主催者側発表で約2000人が参加して抗議デモが行われた。デモ中、警察官らに火炎ビンを投げた男1人が警察に逮捕された。

パリ(Paris)ではシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りに約200人が集まったほか、北アフリカ出身者が集まるバルベス(Barbes)地区では1300人が反イスラエルの抗議集会を行った。

スペイン・マドリード(Madrid)のイスラエル大使館前では、「イスラエルはテロリスト」や「国家テロリズムを止めろ」「パレスチナ人のホロコーストにノーを」と書かれたプラカードを掲げた数百人が抗議活動を行った。

エジプト南部Assiutでは、約8000人が参加する同国最大規模の抗議集会が行われた。首都カイロでも約4000人が抗議集会を行ったほか、地中海沿岸のアレクサンドリア(Alexandria)でも同規模の集会が開かれた

トルコの十数都市でも数千人規模の反イスラエル集会が開催された。シリア・ダマスカス(Damascus)中心部では、抗議集会参加者がイスラエルと米国の国旗を燃やすなどして抗議の声を上げた。地元の治安関係者によると、抗議集会の現場から約2キロ離れた米大使館周辺では、警備が強化されているという。

ヨルダンの首都アンマン(Amman)でも、イスラム系政党の国会議員が主導する数百人規模の抗議集会が行われ、イスラエル国旗を燃やして同国大使館の閉鎖を訴えた。(c)AFP



 
 
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ガザ空爆:非難の矛先ハマスに 自治政府、エジプト一転

【エルサレム前田英司、カイロ高橋宗男】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への空爆で、パレスチナ自治政府やエジプト政府の非難の矛先が、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスに向けられている。パレスチナを含むアラブ諸国は従来、イスラエル軍の攻撃に団結してきたが、反イスラエル最強硬派のハマスやその後ろ盾のイランに対し、「穏健派」の不満が噴出した形だ。

「我々は何度も停戦維持を求めた。虐殺は回避できた」。アッバス自治政府議長は28日、カイロでムバラク・エジプト大統領との会談後、空爆を誘発した責任はイスラエルとの停戦延長を拒んだハマスにあると非難。この前日に空爆を「犯罪行為だ」と呼んだ姿勢から一転した格好だ。

パレスチナはハマスが昨年6月にガザを武力制圧して以来、ハマス支配のガザと、自治政府支配のヨルダン川西岸に分断。和解の模索は両者の権力闘争に発展し、頓挫を繰り返した。議長は、ガザを蚊帳の外に置くイスラエルに同調し、和平交渉を再開。最近では来月の任期満了の先延ばしを図る議長にハマスが猛反発し、対立の深さを露呈していた。

一方、エジプトは停戦延長や、パレスチナの分裂解消の仲介に応じないハマスに不満を募らせた。ハマスはエジプトの野党勢力ムスリム同胞団に由来し、対外的なライバルであるイランとの関係も深い。政府関係者の間からは内外の懸念を逆なでするハマスに「もはや手に負えない」との本音が漏れていた。

アラブ民衆の目にはエジプトが「イスラエルのガザ封鎖に手を貸してきた」と映っている。空爆に対する抗議デモはレバノンやイラク、ヨルダンなどに拡大している。

ハマスは自治政府やエジプトの姿勢を「裏切り者」と切り捨てた。イスラエルのメディアによるとハマスは27日の空爆前、エジプトから「イスラエルは軍事行動に出ない」との感触を伝えられたという。エジプトは空爆の負傷者を受け入れるためガザ境界に救急車を待機させたがハマスは「攻撃に加担した」として一時、支援の打診を拒絶していた。

ハマスを支持するシリアは空爆を受け、トルコを仲介役としたイスラエルとの和平交渉の停止を宣言。エジプトとの対応の差を際立たせている。

毎日新聞 2008年12月29日 22時08分(最終更新 12月30日 2時06分)



 
 
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エジプトの砂漠緑化、投資集まらず計画から遅れ

2008年12月31日9時26分

砂漠を農地に――。エジプト政府が人口増加に伴う食糧問題などを解決しようと11年前に始めた砂漠緑化事業が難航している。東京都に匹敵する土地を農地に変え、2017年までに300万人を定住させる壮大な計画だったが、実現した農地はまだ5%の1万ヘクタール程度。背景を探った。

エジプト南端の遺跡都市アブシンベルから車で1時間。荒涼とした砂漠の向こうに、真っ青な水をたたえた用水路と緑の畑が見えてきた。

トシュカ地区の「南部農園」だ。政府系企業が経営する畑では落花生の出荷作業に追われていた。政府が増産をめざす小麦やトウモロコシなどの穀物のほか、メロンやスイカも栽培している。

砂漠地帯だったトシュカの緑化は97年に始まった。エジプトでは人口が毎年100万人以上増えているが、砂漠地帯が国土の95%を占め、人口や農地は残りの5%に集中。政府は住宅難や食糧不足、雇用問題をトシュカ開発で一挙に解決しようと考えた。

計画では、ナセル湖の水をくみ上げるポンプ場と総延長200キロ以上に及ぶ用水路を政府が建設。民間投資で22万ヘクタールの土地を農地に変える予定だった。実際、ポンプ場は完成、灌漑(かんがい)施設の工事も8割ほど終わったが、生産が始まったのは南部農場とサウジアラビア資本の農場だけ。定住者も1万人にとどまる。

トシュカの砂漠緑化は技術的には可能だ。専門家も「水や土壌が汚染されておらず、安全な農作物を栽培できる」と太鼓判を押す。しかし、誤算だったのは投資や人が思ったように集まらなかったことだ。夏には40度を超える厳しい自然。学校や病院、商店もない。家族定住は難しく、ポンプ場職員約400人の大半は独身か単身赴任の男性だ。

政府は計画の見直しに着手。地価をナイル川下流の25分の1程度に抑えるなどして投資を促し、公務員住宅などの建設で地域を発展させていく方針だ。(トシュカ〈エジプト南部〉=井上道夫)



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

UP:2008 REV:
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