HOME > World / Africa >

マダガスカル共和国 〜2009年


Tweet


アフリカアフリカ Africa 2018


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究センター運営委員


○最新のニュース、企画案内 マダガスカル共和国

○外務省 各国・地域情勢 マダガスカル共和国

◆1991/08/11 日本経済新聞 デモ隊に軍が発砲 7人が死亡1000人負傷 マダガスカル首都
◆1991/08/17 日本経済新聞 民主化の動き暗礁に マダガスカル・ザイール 政府の弾圧強まる
◆1991/08/18 日本経済新聞 地方の5州が連邦制移行宣言 マダガスカル
◆1992/08/23 朝日新聞 国民投票、新憲法を承認
◆1994/02/05 毎日新聞 サイクロン襲い、11人死亡 マダガスカル
◆1995/08/22 東京新聞 アフリカの空舞う下町和凧 向島の職人さん世界を飛ぶ 南アなど3カ国訪問“日本文化”を紹介
◆2007/06/01 外務省 マダガスカルに対する渡航情報(危険情報)の発出
◆2007/06/08 NIKKEI NET 森永乳業、デザート「プティポ とろふわバニラプリン マダガスカル産バニラ」を発売
◆2007/06/15 ゲンダイネット 秘境とハワイにハマる団魂世代の海外旅行
◆2007/06/27 時事ドットコム 済州島など3カ所を自然遺産登録=ユネスコ
◆2007/07/11 FujiSankei Business i 住友商事 加藤進新社長に聞く 質向上で次なる成長路線
◆2007/07/19 時事ドットコム サルのアイアイの赤ちゃん順調に成長
◆2007/07/19 スポーツ報知 サルの生態に織田裕二感慨
◆2007/07/30 中国情報局NEWS 中聯石油:マダガスカルの石油採掘事業に期待
◆2007/07/31 毎日新聞 秋篠宮さま:眞子さまとマダガスカル訪問へ
◆2007/07/31 Sankeiweb 秋篠宮さま、眞子さまマダガスカルご訪問へ
◆2007/07/31 FujiSankei Business i 妊婦にも優しいコーヒー UCC、低カフェイン種を開発
◆2007/08/02 NIKKEI NET 三菱総研、マダガスカルでの「吸収源CDMの方法論」をCDM理事会が承認
◆2007/08/05 NIKKEI NET 経産省、レアメタルで資源外交・南アなどに官民訪問団
◆2007/08/07 中日新聞 香りそのまま低カフェイン コーヒーの新品種開発
◆2007/08/17 asahi.com 住商、ニッケル鉱山に640億円投資へ
◆2007/08/23 NIKKEI NET 住友商事、国際協力銀行とマダガスカル鉱山業向けプロジェクトファイナンス契約を組成
◆2007/08/23 NIKKEI NET 国際協力銀など、2400億円協調融資・住友商事のニッケル鉱山開発
◆2007/08/25 Sankeiweb 秋篠宮さまが帰国
◆2007/08/27 yomiuri.co.jp マダガスカル最高の現場
◆2007/08/27 四季報オンライン 21億ドルのプロジェクトファイナンス成立、総額37億ドルのニッケル開発スタート
◆2007/08/30 毎日新聞 アフリカ南部3カ国視察:貧困地に生きる先進国の人々 豊かな母国離れ運命を共に
◆2007/08/31 NIKKEI NET ポーラ、“ラヴィドール”からジュエリー「ピンクサファイアシリーズ」を発売
◆2007/08/31 四国新聞 アフリカの生命力、舞台覆い尽くす−音楽紀行
◆2007/09/07 バンコク週報 工業省、宝石研磨専門家を養成
◆2007/09/13 中国情報局NEWS [夢中株]中聯石油:マダガスカル給油所を買収
◆2007/09/20 神戸新聞 島々渡った人々たどる オセアニア大航海展
◆2007/09/25 時事ドットコム 住友商事の鉱山開発で保険引き受け=日本貿易保険
◆2007/10/03 TRAVEL VISION マダガスカル航空、初のイメージモデルを起用−訪問者数好調に推移
◆2007/10/04 FujiSankei Business i. 日本企業が年内排出権量1億トン…削減目標達成へ権利獲得
◆2007/10/07 紀伊民報 母国の医療向上へ アフリカから技術実習
◆2007/10/16 Sponichi マダガスカル勝利でアフリカも開幕
◆2007/10/17 TRAVEL VISION マダガスカル航空、11月にセミナー開催−サザンクロス街道とバオバブ群生地紹介
◆2007/10/22 中日新聞 マダガスカル料理教える 駒ケ根で協力隊が活動PR
◆2007/10/25 外務省海外安全ホームページ マダガスカルに対する渡航情報(危険情報)の発出
◆2007/11/06 MSN産経ニュース 資源機構がアフリカ各国とレアメタル調査合意へ
◆2007/11/07 FujiSankei Business i. レアメタル確保へ アフリカ各国で地質調査
◆2007/11/14 外務省 マダガスカル共和国に対する無償資金協力(「首都圏南部地区接続道路建設計画」及び「アンチラベ農業機械訓練センター拡張及び機材整備計画」)に関する書簡の交換について
◆2007/11/15 NIKKEI NET JTBグランドツアー&サービス、2008年3月〜11月出発の新商品を発表 JTBグランドツアー&サービス
◆2007/11/15 TRAVEL VISION マダガスカル航空、新デスティネーションなどで集客狙う−メディア露出増へ
◆2007/11/16 TRAVEL VISION JTBグランドツアー、1名参加限定日設定、08年春から秋商品で設定方面1.5倍に
◆2007/11/26 外務省 採用情報 「経済協力調整員」募集及び説明会のお知らせ
◆2007/11/27 ValuePress マイティーリーフ、「バニラビーン」新発売/A>
◆2007/11/28 MSN産経ニュース 
フィリップ・フォール氏が駐日大使
◆2007/11/30 MSN産経ニュース 【秋篠宮さま誕生日会見】質問(4)マダガスカルご訪問では
◆2007/12/08 MSN産経ニュース 【アラーキーがゆく】ホーチミン編 どこに行ってもホーおじさん
◆2007/12/13 MSN産経ニュース アフリカのレアメタル明記、資源外交強化へ 外務省ODA白書
◆2007/12/13 AFP BB News 国際人権デー(12/10)マダガスカルの刑務所で受刑者の医療アクセスと人権擁護ために活動しています【世界の医療団】
◆2007/12/18 伊賀タウン情報 総合 : 青年海外協力隊でマダガスカルへ 名張市の須賀さん
◆2007/12/19 中日新聞 マダガスカルへ「交流の懸け橋に」 青年海外協力隊・名張の須賀さん
◆2008/01/06 中国新聞 政府、41カ国に重点支援 温暖化対策で主導権狙い '08/1/6
◆2008/01/06 中日新聞 “進化”!ストーブで暖 モンキーセンターのワオキツネザル
◆2008/01/08 中日新聞 インフラに2500億円 アフリカ支援で政府
◆2008/01/11 日経トレンディネット 明治製菓、プレミアムカカオを厳選してつくったチョコレート
◆2008/01/12 cnn.co.jp 新種のヤシ発見、開花は100年に1度 マダガスカル
◆2008/01/17 AFP BB News マダガスカルで新種の巨大植物発見、実を結ぶと枯れる不思議なヤシの木?
◆2008/01/23 CNET マイクロソフト、教育支援プログラム「Partners In Learning」を強化へ
◆2008/01/29 TRAVEL VISION メディア情報、マダガスカル各地がテレビで放映
◆2008/02/03 東京新聞 温暖化対策100億ドル支援第1弾 アフリカ4カ国候補に 外務省、週内に現地派遣
◆2008/02/06 時事ドットコム アフリカ3カ国を支援=セネガルなどで砂漠化防止−政府
◆2008/02/07 日刊工業新聞 政府、アフリカ3カ国の砂漠化防止を支援
◆2009/02/09 jp.reuters.com マダガスカルで大統領の退陣求める抗議、28人以上が死亡
◆2008/02/13 TRAVEL VISION コンスタンスホテルズ、ジャパン・ビジネス・サービスとGSA契約を締結
◆2008/02/25 西日本新聞 政府 アフリカ2国に18億円 セネガルとマダガスカル 温暖化対策を支援
◆2008/02/27 外務省 マダガスカル共和国におけるサイクロン被害に対する緊急援助について
◆2008/03/07 財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン 国際女性デーに際して 気候変動が男女間の不平等を悪化させる可能性
◆2008/03/11 外務省 新任駐日マダガスカル大使の信任状捧呈について
◆2008/03/11 外務省 マダガスカル共和国に対するノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換について
◆2008/03/24 朝鮮日報 韓国企業連合、マダガスカルで鉱山開発を受注
◆2008/05/08 ザテレビジョン 高橋克典がアフリカ・マダガスカル上空からの絶景に大興奮!
◆2008/05/17 sankei.co.jp 【教育】全米模擬国連大会で交流
◆2008/05/22 外務省 マダガスカルに対する無償資金協力(首都圏南部地区接続道路建設計画)に関する書簡の交換について
◆2008/05/29 asahi.com 日本企業、アフリカ熱 豊富な資源・消費に期待
◆2008/05/29 ascii.jp 世界中でDLの嵐の予感 Firefoxがギネスに挑戦する日
◆2008/05/29 NIKKEI NET 首相「マラソン会談」完走
◆2008/05/29 MSN産経ニュース 住友商事、マダガスカルに「住商文庫」順次設置
◆2008/05/30 ゲンダイネット 【見るならこの1本】「驚異の絶景ミステリー」《世界中の上空から地上を撮影》
◆2008/05/30 FujiSankei Business i. マダガスカルの教育支援 住友商事が書籍やパソコン寄贈
◆2008/05/31 MSN産経ニュース 仙台・八木山動物公園、マダカスカルの動物園と協定
◆2008/06/01 sanspo.com アフリカの動植物園と希少動物保護などで協定 仙台市八木山動物公園
◆2008/06/04 河北新報ニュース 河北抄
◆2008/06/12 外務省 マダガスカルに対する無償資金協力(予防接種強化計画)に関する書簡の交換について
◆2008/08/11 CNETニュース  デル、カーボンニュートラル化達成を発表
◆2008/08/12 National Geographic News フォトニュース:絶滅危惧種に新しく指定された霊長目(1)シロクロエリマキキツネザル
◆2008/09/12 外務省 アフリカ貿易・投資促進合同ミッション(南部ミッション)(結果概要)
◆2008/10/31 AFP BB News 生物の宝庫マダガスカル、鉱山開発の「危険な賭け」
◆2009/01/07 らばQ 保護色で景色に溶け込んだ生き物の写真(Part2)8枚
◆2009/01/23 jp.reuters.com マダガスカルにサイクロン被害、2600人がホームレスに
◆2009/01/28 AFP BB News 首都で反大統領デモが暴徒化、少なくとも34人死亡 マダガスカル
◆2009/01/28 AFP BB News 【図解】マダガスカルの反大統領デモ
◆2009/01/28 yomiuri.co.jp マダガスカルで大統領退陣デモ、暴徒化し37人死亡
◆2009/01/29 AFP BB News マダガスカル反大統領デモ、死者68人に
◆2009/02/01 AFP BB News マダガスカル、首都の市長が国家指導者宣言
◆2009/02/07 MSN産経ニュース デモ群衆に発砲、25人死亡 マダガスカル警察
◆2009/02/08 毎日新聞 NEWS25時:マダガスカル デモに発砲、30人死亡
◆2009/02/08 yomiuri.co.jp マダガスカルで大統領退陣要求デモに発砲、30人死亡
◆2009/02/08 時事ドットコム 反政府デモ隊に発砲、28人死亡=マダガスカル
◆2009/02/09 jp.reuters.com マダガスカルで大統領の退陣求める抗議、28人以上が死亡
◆2009/02/10 外務省 マダガスカルの政治・治安情勢について
◆2009/03/10 TokyoWalker 日本“初上陸”スイーツ満載!「スイート・スイーツ ジャパン」とは
◆2009/03/11 時事通信 72時間以内に事態収拾を=政治危機で軍が最後通告−マダガスカル
◆2009/03/16 毎日新聞 マダガスカル:反大統領デモ続発 当局発砲で100人超死亡
◆2009/03/17 asahi.com マダガスカル大統領官邸を占拠 クーデターの様相
◆2009/03/17 時事通信 大統領官邸で銃撃戦=軍が突入−マダガスカル
◆2009/03/17 共同通信 マダガスカル、軍が大統領府占拠 戦車が突入
◆2009/03/17 毎日新聞 マダガスカル 野党支持者騒乱が拡大 大統領府に装甲車
◆2009/03/17 CNN.co.jp 国軍が大統領支持者らを攻撃、緊張高まる マダガスカル
◆2009/03/17 東京新聞 マダガスカル 軍が大統領府占拠 首都前市長派、政権転覆か
◆2009/03/17 asahi.com マダガスカル大統領辞任、軍へ権限 反大統領派が官邸に
◆2009/03/17 AFP BB News マダガスカル軍、大統領府へ突入 内部で銃撃戦
◆2009/03/17 MSN産経ニュース 軍が大統領府を占拠 マダガスカルで政治危機
◆2009/03/17 MSN産経ニュース マダガスカル大統領が退陣 野党支持の軍に権限移譲
◆2009/03/18 asahi.com 政変主導者が大統領代行に マダガスカル憲法裁認定
◆2009/03/18 時事ドットコム マダガスカル大統領が辞任=野党「2年以内に選挙」
◆2009/03/18 毎日新聞 マダガスカル:野党指導者に軍が権限一任
◆2009/03/18 毎日新聞 マダガスカル:大統領が辞任 軍に権限移譲、政治混乱収束へ
◆2009/03/18 MSN産経ニュース 「野党指導者に全権移譲」 マダガスカル海軍幹部
◆2009/03/18 MSN産経ニュース マダガスカル新大統領に野党指導者 21日就任
◆2009/03/19 外務省 マダガスカル情勢について
◆2009/03/19 AFP BB News 憲法裁判所がラジョエリナ氏を新大統領と認定、マダガスカル
◆2009/03/20 cnn.co.jp マダガスカルの大統領代行就任認めず、南部アフリカ開発共同体
◆2009/03/21 時事ドットコム ラジョエリナ「大統領」就任=国際社会から孤立の船出−マダガスカル
◆2009/03/21 NIKKEI NET 米政府、マダガスカルへの経済支援停止
◆2009/03/21 NIKKEI NET マダガスカル野党指導者、「大統領」就任 EUなどは非難
◆2009/03/21 毎日新聞 マダガスカル:政権移譲、AUは「クーデター」 加盟資格を停止
◆2009/03/21 yomiuri.co.jp 政権奪取の野党指導者、大統領就任式を強行…マダガスカル
◆2009/03/21 asahi.com ラジェリナ氏が「暫定大統領」就任 マダガスカル
◆2009/03/21 MSN産経ニュース 韓国企業に農地の半分無料貸与 国民反発で大統領退陣 マダガスカル
◆2009/03/21 MSN産経ニュース クーデターに等しいと米 対マダガスカル援助停止
◆2009/03/23 毎日新聞 マダガスカル:ラジョエリナ氏、暫定大統領就任式 国際社会認知せず
◆2009/03/25 asahi.com マダガスカル前大統領、復帰に意欲 支持者に電話
◆2009/03/31 NIKKEI NET マダガスカル新指導者、資源開発契約の見直し表明
◆2009/05/05 毎日新聞 NEWS25時:マダガスカル 年末までに大統領選
◆2009/07/11 毎日新聞 G8ラクイラ・サミット:閉幕 アフリカ農地争奪に指針 中国、中東の買収をけん制
◆2009/07/22 AFP 外国企業に収奪されるアフリカの土地、新たな被支配の構図
◆2009/07/24 ECO JAPAN 石弘之:「地球危機」発 人類の未来「始まった農地の争奪―中国や産油国が獲得に走る“食料権益”」
◆2009/08/11 asahi.com マダガスカル、15カ月以内に大統領選実施合意
◆2009/08/13 外務省 マダガスカル情勢について
◆2009/08/23 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】お尻の部分がくっついたまま生まれた結合双子、死亡。(マダガスカル)
◆2009/08/28 外務省 わかる!国際情勢>Vol.44 農地争奪と食料安全保障
◆2009/09/01 AFP BB News キツネザルの密猟が急増、高級食材としてレストランに マダガスカル


 
 
>TOP

1991.8.11

デモ隊に軍が発砲 7人が死亡1000人負傷 マダガスカル首都

日本経済新聞

アンタナナリボ10日=ロイター

マダガスカルの首都アンタナナリボ郊外で十日、政治改革を求めるデモ隊に軍が発砲、少なくとも七人が死亡、約千人が負傷した。



 
 
>TOP

1991.8.17

民主化の動き暗礁に マダガスカル・ザイール 政府の弾圧強まる

日本経済新聞

長期独裁政権の支配が続くアフリカのマダガスカルとザイールで、いったんは動き始めた民主化が暗礁に乗り上げている。両国とも永年の経済停滞を背景に政府側が民主化を進める構えを示してきた。しかし、反政府側は東欧の民主化にも刺激を受けて要求を拡大させ、いっそうの譲歩を拒否する政府と対立を深めており、マダガスカルでは政府側が民主化運動の弾圧に乗り出す事態となっている。

マダガスカルの首都アンタナナリボでは今月十日、政府軍が大統領宮殿へ行進していた反政府勢力のデモ隊に発砲。六月に反政府運動が始まって以来、始めて大規模な衝突に発展し、少なくとも三十人以上が死亡、千人余りが負傷した。

ラチラカ大統領は七月二十八日に年末までに新憲法と選挙法を制定すると表明。民主化の動きに応じる姿勢をみせたが、反政府側は「あくまでラチラカ辞任を求める」として、ゼネストと大規模デモを続行した。同大統領は「これ以上の妥協はできない」と辞任を拒否、強硬姿勢に転じている。

モブツ独裁政権が二十六年間続くザイールでは十三日、野党が政府主催の国民会議のボイコットを表明した。同会議はモブツ政権成立以来初めての国会で、反政府勢力に譲歩する形で七日から開いていた。野党はボイコットの理由として・政府が会議出席者の大部分を政府支持者で固めている・会議に憲法改正権や政策決定権がない ーー などを挙げており、政府ペースで進んできた民主化がとん挫している。



 
 
>TOP

1991.8.17

地方の5州が連邦制移行宣言 マダガスカル

日本経済新聞

ナイロビ17日共同

国営マダガスカル放送は十七日、首都圏を除く地方の五州が連邦制への移行を宣言したと報じた。権限強化を伴う臨時地方政府の樹立に着手するとしており、ラチラカ大統領は連邦大統領として政権にとどまる。



 
 
>TOP

1992/08/23

国民投票、新憲法を承認

朝日新聞

ナイロビ支局22日

アフリカ南部の島国マダガスカルからの報道によると、19日に行われた国民投票で、圧倒的多数が新憲法制定を承認した。新憲法は大統領権限を縮小し、本格的な複数政党制に道を開くもので、ラチラカ大統領の実権支配に国民が反発を示したといえる。



 
 
>TOP

サイクロン襲い、11人死亡 マダガスカル

毎日新聞
1994年2月5日
ナイロビ4日共同

インド洋上の島国マダガスカルからの報道によると、同国当局者は4日、同国を3日夜に襲ったサイクロン(発達した熱帯低気圧)により少なくとも11人が死亡、多くの負傷者が出たほか、約10万人が家を失ったと語った。



 
 
>TOP

秘境とハワイにハマる団魂世代の海外旅行

団塊の世代が、風変わりな旅行にハマっている。

客1人に添乗員1人でも催行されるツアーをJTBグランドツアー&サービスが投入。行き先はパプアニューギニア、マダガスカル、ブータンなど世界の秘境ばかり。1人100万円を超える額だが、申込者がいるというから驚く。

もっとも夫婦2人でとなるとハワイが人気。

「団塊世代はハワイへの憧れが強いですからね」(JTB関係者)

年に1度、ハワイで「ホノルルフェスティバル」というイベントが開かれる。ハワイを訪れる外国人、ハワイに住む人々、そして日本人との文化交流が目的だが、このイベントに日本の団塊世代が殺到している。なぜ?

「日本のカルチャースクールでフラダンスを習っている女性や、和太鼓、空手などを趣味にする男性がハワイを発表の場にしているようです」(フェスティバル関係者)

今年春は3日間の開催で、日本人にもなじみ深いアラモアナ・ショッピングセンターのステージなどで練習の成果を披露。最終日はワイキキのカラカウア大通りが車両通行止めになり、大パレードが繰り広げられた。日本の女性陣がムームーを身にまといワイキキでフラダンスを踊る。「最高のぜいたくです。旦那? フラダンスは参加していませんが、一緒にハワイを楽しんでいます」(参加者の60代女性)。なるほど、フェスティバルへの参加と夫婦旅行の一石二鳥というわけか。

「最近は私立高校が修学旅行の一環として参加するケースもあります。1年間練習したダンスを発表する舞台として選んでいるようです」(前出の関係者)

同世代ばっかりじゃなく若手が大勢参加しているところが、団塊世代には魅力的なのかも。

口コミで評判が広がり「来年春のフェスティバルにぜひ出ましょうよ」と熱心にフラダンス練習に励む中高年女性も増加中とか。お父さんは太鼓か空手、剣道あたりで参加する? そういえば日本伝統文化「南京玉すだれ」で参加していた人たちもいた。ともかく何かにチャレンジしてワイキキで初舞台だ。



 
 
>TOP

2007/06/27-22:54 済州島など3カ所を自然遺産登録=ユネスコ

【パリ27日時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)によると、ニュージーランドのクライストチャーチで開催中の世界遺産委員会は27日、韓国済州島の火山地帯と溶岩洞窟(どうくつ)、中国南西部のカルスト(石灰岩台地)、マダガスカルのアツィナナナ雨林の3カ所を新たにユネスコの世界自然遺産リストに登録することを決めた。

済州島については、漢拏山天然保護区域、城山日出峰、拒文岳溶岩洞窟系の3つを合わせて「済州火山島と溶岩洞窟」として登録する。韓国の世界自然遺産の登録は初めて。



 
 
>TOP

住友商事 加藤進新社長に聞く 質向上で次なる成長路線

FujiSankei Business i. 2007/7/11

住友商事の2007年3月期連結決算は、資源・エネルギー事業の好調を追い風に、最終利益が4期連続で過去最高を更新した。現時点で世界経済に大きなマイナス材料はなく、今期も最高益を見込む。4月からは2カ年の中期経営計画「GGプラン」がスタート。6月末に岡素之前社長からバトンをうけた加藤進社長は、「この2年間に資産の入れ替えを通じて質の向上を進め、次なる成長路線につなげたい」と抱負を語った。(上原すみ子)

−−前社長から経営のボトルネックがあるとすれば、人材育成が事業拡大に追いついていない点だと課題を託されました

「新規事業への取り組み、資産の入れ替えによる事業売却が増え、従来以上に経営ノウハウや経験が求められており、人材育成の重要性を実感している。しかし、人材育成は簡単ではなく、ひとつの解決方法がM&A(企業の合併・買収)だろう。事業だけではなく、人材への投資という視点からいかに優秀な経営陣を囲い込めるかがポイントだ。05年のタイヤ大手のTBC買収の際にも、事前に経営哲学や経営者の人格を重視したほか、買収後も経営や物事の考え方などを徹底して議論している」

−−今年からの2カ年にネットで2800億円を投資する計画ですが

「約20%に相当する550億円を資源・エネルギー事業に、290億円を金属事業に投資するが、石油やLNG(液化天然ガス)など既存の分野だけでなく、カザフスタンのウランや事前調査中のマダガスカルのニッケル、ハイテク製品に不可欠のレアメタルの権益取得を加速したい。世界的に自動車関連ビジネスが拡大しているほか、インフラ開発も進んでおり輸送機、建機などにも300億円を投資する計画だ。既存の資産の入れ替えを進めるため、実際には6000億円程度の投融資になる見通しだ」

−−米国住友商事は、純利益で前年比70%増と商社トップの235億円を稼ぎ出しました

「世界的な石油などの資源開発を背景に油井用の鋼管販売が順調に拡大しているほか、TBCも収益に貢献している。これらは、先輩たちがまいた種が結実したものだ。年内には配管用塩化ビニールパイプを扱うカンテックスのアリゾナ新工場も稼働し、西海岸の需要を取り込みながら事業を拡大できるとみている」

−−中期経営計画をどう位置づけますか

「体質強化の4年を経て、最近の4年間は日本と世界経済の回復を背景に、収益基盤の拡大と成長戦略をとってきた。しかし、必ずしも質を点検してきたとはいえない。資産の見直しを進めると同時に、事業の将来性など投資の中身を再点検し、成長路線を続けていきたい」

                  ◇

【プロフィル】加藤進

かとう・すすむ 70年神戸大経卒、住友商事入社。2000年取締役、常務執行役員、専務執行役員を経て、07年4月から副社長執行役員。60歳。大阪府出身。



 
 
>TOP

2007/07/19-09:48 サルのアイアイの赤ちゃん順調に成長

東京・上野動物園で飼育されている原猿類(原始的なサル)の一種であるアイアイの赤ちゃんが、巣箱から顔をのぞかせるようになった。5月15日に生まれたオスで、名前はまだ付いていない。

同動物園によると、この赤ちゃんは母親のソア(推定9歳)の与える乳を飲んで順調に成長。今後は果物や昆虫なども食べられるようになるという。アイアイは、霊長目アイアイ科でアフリカ・マダガスカルに分布し、体長と尾長はそれぞれ約40センチ、体重は約3キロになる。中指が細長く、指先が鋭いかぎ爪になっているのが特徴。



 
 
>TOP

サルの生態に織田裕二感慨

俳優の織田裕二(39)が、TBS系ドキュメンタリー「僕らはサルだ! 織田裕二の類人猿とふれ合う感動紀行」(8月20日・後9時)に出演、アフリカなどで3種類のサルと出会い、人類の原点を探った。

泣いたり笑ったり、助け合ったりする一方、憎しみ合いや殺し合いもする人間。「そんな人間の特徴に対する答えが、もしかしたらサルにあるのでは」と、人間と同じルーツをもつ類人猿に注目し、“人類代表”の織田が秘密に迫っていく。

05年1月のマダガスカルロケでは小さいキツネザル、06年8月のロケではタンザニアでチンパンジー、ルワンダではマウンテンゴリラと手の届くような至近距離で対面。同じ葉っぱを食べてみたり、同じ水を飲んでみるなど数々の挑戦も。類人猿の家族の営みを観察するため、それぞれの個体を識別できるほどの事前勉強を積んだ。タンザニアでは娘が育児放棄した孫チンパンジーを育てる祖母のチンパンジーの撮影に観察史上初めて成功するなど、貴重な映像も収められた。織田は「これからの僕たちがもしかして参考になることが含まれているのでは」と感慨深かった様子だ。

(2007年7月19日06時03分 スポーツ報知)



 
 
>TOP

中聯石油:マダガスカルの石油採掘事業に期待

2007/07/30(月) 12:44:40更新

 中聯石油化工国際有限公司[香港上場、中聯石油(シノユニオン)、0346]の伝栄国CFO(最高財務責任者)は27日の臨時株主総会後、マダガスカルでの石油採掘事業が今後同社の売上高の90%を占めるとの見通しを述べた。27日付で香港・経済通が伝えた。

 伝CFOはまた、許智明主席が保有するマダガスカルの2社の石油会社の株式を購入する権利を得たことについて、権利を行使した場合は、融資によって資金を調達する必要があると述べた。同社の現在の手元現金は約1億−2億香港ドルで、今後1年の事業成長に対応できないという。

 陝西延長石油集団とマダガスカルの油田を共同開発する計画については、現在先方と商談中だ、と述べた。(編集担当:服部薫)



 
 
>TOP

秋篠宮さま:眞子さまとマダガスカル訪問へ

秋篠宮さまと長女の眞子さまがマダガスカルを、高円宮家の三女絢子さまがニュージーランドを訪問することが、31日の閣議で報告された。秋篠宮さまは、家禽(かきん)などの研究のため、今春学習院女子高等科に進学した眞子さまを伴って8月13〜25日の日程で訪れる。

また、同科2年生の絢子さまは、国際的視野を広めるため、初めての外国訪問として同月8〜22日の日程でホームステイなどで過ごす。

毎日新聞 2007年7月31日 11時29分



 
 
>TOP

秋篠宮さま、眞子さまマダガスカルご訪問へ

秋篠宮さまと長女の眞子さまが8月13日から25日までの日程でマダガスカルを私的に訪問されることが、31日の閣議で報告された。同国の生物の多様性や鳥類についての調査をされる予定。

また高円宮家の三女、絢子さまがホームステイのため、同月8日から22日までニュージーランドを訪問されることが、同日の閣議で報告された。絢子さまの外国ご訪問は初めてという。

(2007/07/31 11:55)



 
 
>TOP

妊婦にも優しいコーヒー UCC、低カフェイン種を開発

FujiSankei Business i. 2007/7/31

UCC上島珈琲は30日、マダガスカル政府と共同で、カフェイン含有量が通常の4分の1のコーヒー新品種「GCA」の開発に世界で初めて成功した、と発表した。今後、マダガスカルで栽培を本格化し、2010年の製品化を目指す。日本で人気の低いカフェインレスコーヒー市場を掘り起こし、コーヒー市場の拡大につなげる。

新品種はマダガスカルの固有種でカフェイン含有量の低いユージノイデス種と、ブレンドコーヒーなどに使用され世界のコーヒー豆の30%を占めるカネフォラ種を配合。染色体を2倍に増やしたうえ、世界のコーヒー生産量の7割を占めるアラビカ種を掛け合わせることで、通常のアラビカ種の4分の1の0・28%のカフェイン含有量の品種を作り出した。

記者会見で上島達司社長は「安全でおいしい商品の提供がトップメーカーの使命。2010年を目標にカフェイン含有量0・1%、将来的にはゼロの製品を提供したい」と抱負を語った。

また、ラディフェラ ジョスラン駐日マダガスカル共和国特命全権大使は、「コーヒー産業はマダガスカルの主産業の1つだったが、衰退してしまった。世界初の低カフェインコーヒーがコーヒー産業を活発化させてくれる」と、新品種効果に期待を示した。

UCCによると、カフェインは、興奮作用があるため眠れなくなる、利尿作用が高く頻尿になるといった観点から、コーヒーの飲用自体を控える人が多いという。

米国では、人工的にカフェインを除去したカフェインレスコーヒーが、市場の15%を占めるなど需要が高い。しかし、カフェインを除去する際に他の成分も失われるため、味や香りが落ちるのが悩み。このため「嗜好(しこう)性の強い日本の消費者からは人気が低く、コーヒー生豆輸入量のうち、0・15%にとどまっているのが現状」(上島社長)という。

UCCでは、「GCA」をカフェインの摂取を控える妊娠、授乳中の女性や高齢者などにも売り込みたいと話している。



 
 
>TOP

三菱総研、マダガスカルでの「吸収源CDMの方法論」をCDM理事会が承認

「吸収源CDMの方法論」をCDM理事会が承認

−衛星データを用いたモニタリング手法を開発−

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長田中將介東京都千代田区大手町二丁目3番6号)は、王子製紙株式会社(代表取締役社長篠田和久東京都中央区銀座四丁目7番5号)がマダガスカル共和国において計画している吸収源(植林)CDM*1,*2 プロジェクトのための新規方法論*3 の開発にCDMアドバイザー*4 として参画し、国連が国連気候変動枠組条約(UNFCCC)に基づきCDMの監督を目的として設置したCDM理事会により方法論の承認を得ました。

本方法論は、吸収源CDMにおいて我が国の機関・組織が主体的に開発した方法論として第一号となるものであり、効率的なモニタリング手法としての衛星データの解析技術を導入するなど、新たなアプローチが盛り込まれています。

株式会社三菱総合研究所(以下、三菱総研)は、王子製紙株式会社(以下、王子製紙)がマダガスカル共和国において計画している、持続的な森林生産活動による「再生可能な製紙原料と二酸化炭素クレジット(先進国間で取り交わされる取引可能な温室効果ガスの排出削減量証明書)の獲得」を目的とした吸収源CDMプロジェクトに対してCDMアドバイザーとして協力しています。

このたび、王子製紙が三菱総合研究所を含むCDMアドバイザーの協力により開発した吸収源CDMのための新規方法論「荒廃地における持続的な森林生産のための新規植林、再植林」が、ドイツのボンで開催された第33回CDM理事会(2007年7月27日)において8例目の吸収源CDMの方法論として承認されました。

本方法論は、吸収源CDMにおいて我が国の機関・組織が主体的に開発した方法論としては第一号であり、製紙業界が行う本格的な産業植林を前提とした方法論としては世界初となります。この方法論の特徴として、地域の住民と環境に配慮した植林作業の実施を条件とすることやモニタリングにおける衛星データ活用の促進などがあげられます。三菱総研は、本方法論のために、効率的なモニタリング手法としての衛星データの解析技術の導入をはじめとする、プロジェクト対象地域の状況を配慮したプロジェクトの設計・モニタリング手法の開発に寄与しています。

三菱総研は、吸収源CDMプロジェクトの方法論開発から事業設計・実施の支援までを総合的に事業展開しており、地球温暖化対策と途上国の持続可能な発展に資するプロジェクトの形成に貢献しています。

*1 CDM(Clean Development Mechanism)は、地球温暖化防止のための手段(京都メカニズム)のひとつで、先進国が途上国において温室効果ガスの排出削減(吸収源)活動を行った結果、削減(吸収)した量を、いわゆるクレジットとして獲得する仕組みのことです。

*2 吸収源(植林)CDMは、植林(新規植林・再植林)による二酸化炭素吸収量を温室効果削減量とみなすCDMです。吸収源CDMは、生態系や地域環境の保全、地元社会の貧困削減を含む複合的な便益をもたらすプロジェクトですが、制度的な難しさから実施例が限られています。

*3 方法論(Methodology)は、CDMプロジェクトにおける温室効果ガスの削減(吸収)量の定量化やモニタリング方法などを定めるもので、CDM理事会による事前の承認が必要です(UNFCCCウエブサイト:http://cdm.unfccc.int/methodologies/ARmethodologies)

*4 CDMアドバイザー
 ・社団法人海外産業植林センター
 ・株式会社三菱総合研究所科学技術研究本部地球科学技術グループ
 ・株式会社あらたサステナビリティ
 ・有限会社クライメート・エキスパーツ

◆王子製紙が最初に植栽した100haの植林地(左)と住民の歓迎セレモニー(右)
 (※参考画像を参照) [写真は王子製紙より提供]

◆参考:
 王子製紙ニュースリリース(2006年6月14日)
  「吸収源CDMの新方法論申請について〜マダガスカルにおける吸収源CDM産業植林〜」
  http://www.ojipaper.co.jp/release/cgi-bin/back_num.pl5?sele=89&page_view_selected_=1



 
 
>TOP

経産省、レアメタルで資源外交・南アなどに官民訪問団

経済産業省は鉱物資源の豊富な南アフリカとマダガスカルで、デジタル家電や特殊な鋼材を作るのに必要な希少金属(レアメタル)の探査、獲得に乗り出す。9月にも経産省・資源エネルギー庁や石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、大手商社などによる官民訪問団を派遣する。資源探査の覚書を結び、開発権確保を目指す。

南アフリカには耐熱合金などに不可欠なクロムやマンガン、バナジウムなどを埋蔵する鉱山が多い。マダガスカルは携帯電話の電池などに使われるニッケルやコバルトが大量に埋蔵されているとされるが、本格的な採掘はこれからだ。(07:01)



 
 
>TOP

香りそのまま低カフェイン コーヒーの新品種開発

2007年8月7日

UCC上島珈琲は、マダガスカル政府と共同で、カフェインの含有量が通常の四分の一しかない低カフェインの新品種のコーヒー「GCA」を開発することに成功した。二〇一〇年の発売を目指している。

夜に眠れなくなるなどの理由で、カフェインが少ないコーヒーを好む人がいる。カフェインレスコーヒーは、人工的にカフェインを抽出除去するため、コーヒー本来の香りや味が損なわれやすい欠点がある。

そこで、UCCは一九九九年から、マダガスカルでカフェインを通常の十分の一程度しか含有しないユージノイデス種をもとに、アラビカ種などと掛け合わせて、低カフェインでおいしいコーヒーの開発研究を進めている。

このほど開発にめどがたったということで、同社が都内で記者発表。「世界で初めての自然でおいしい低カフェインコーヒー。不眠や妊娠などでコーヒーを控えたい人に提供できる」と語った。



 
 
>TOP

住商、ニッケル鉱山に640億円投資へ

2007年08月17日06時09分

住友商事は、権益を持つマダガスカルのニッケル鉱山の開発・生産投資に、約5.5億ドル(約640億円)を投じる方針を決めた。日本企業による非鉄金属資源への投資額では過去最大規模となる。需要の高止まりが続くニッケルの権益を、金属資源事業の新たな収益の柱とする考えだ。

同国北西部のニッケル鉱山に、韓国資源公社などと共同出資する。住商の出資比率は27.5%。05年から参画し事業化調査を続けた結果、国際協力銀行を中心とした金融支援を前提に、開発へ踏み切ることを決めた。

2010年前半をめどに生産を始める予定で、精錬所も新設し、地金まで一貫生産する。年間生産量は6万トンで、住商はうち50%分の販売権を持つ。総事業費は2500億円程度の見込み。

ステンレス合金や半導体材料に用いられるニッケルは、世界的な需給の逼迫(ひっぱく)が続く。03年まで1キロ当たり10ドル以下だったが、07年前半には50ドル前後まで高騰。史上最高値圏で推移している。開発・生産費用も上昇しているが、需要増が続くとみて巨額投資に踏み切る。

レアメタルなど非鉄金属資源を巡っては、中国などアジア勢が加わって国際的な争奪戦が激化している。韓国の国策会社と組むことで、競合を和らげる狙いもある。



 
 
>TOP

国際協力銀など、2400億円協調融資・住友商事のニッケル鉱山開発

国際協力銀行は22日、三菱東京UFJ銀行など民間7行や韓国やカナダの政府系金融機関と、住友商事が参加するマダガスカルのニッケル開発事業向けの協調融資をまとめた。非鉄分野としては最大級の総額21億ドル(約2400億円)をプロジェクトファイナンス方式で融資する。

融資対象の「アンバトビープロジェクト」は、マダガスカルで鉱山開発から製錬所までの生産設備を2010年までに整備する事業で、日本の総需要の25%に相当する年間6万トンのニッケル地金と、同40%に相当する年間5600トンのコバルト地金の生産を見込んでいる。住友商事が27.5%の権益を保有し、半分以上を日本の鉄鋼・特殊鋼、電池メーカーに販売する計画。(07:01)



 
 
>TOP

秋篠宮さまが帰国

秋篠宮さまと高校1年の長女、眞子さま(15)は25日夕、アフリカのマダガスカルから、バンコク経由の航空機で成田空港に到着、帰国された。

2人は13日に出発され、秋篠宮さまは現地で動物やニワトリなどを研究。夏休み中の眞子さまが同行されていた。

(2007/08/25 19:33)



 
 
>TOP

マダガスカル最高の現場

島 泰三(しま・たいぞう)さん

日本アイアイ・ファンド代表

1946年、山口県生まれ。理学博士。2000年、マダガスカルの第5等勲位「シュバリエ」を受勲。2002年には、マダガスカルの自然保護に取り組む「日本アイアイ・ファンド」を設立。 在野の霊長類学者

1969年1月、東大・安田講堂に立てこもった全共闘と機動隊の攻防戦。東大理学部の学生で、「本郷学生隊長」だった島泰三は、最後まで講堂内にとどまり、公務執行妨害などの罪で懲役2年の判決を受けた。

「服役中は、読書ざんまい。同房には、人生経験や教養が豊かな人がいて、思索を深めることができたなあ」

何だかのんきな刑務所暮らしから解放されると、野生動物の保護・研究を行う財団の設立に奔走した。だが、足の引っ張り合いに嫌気が差し、9年で自ら退いてしまった。

「このときばかりは、すべて失ってゼロになったと思った」。しかし、その間に、霊長類学者にとって最高のフィールドを見つけていた。

アフリカ大陸に寄り添うように浮かぶマダガスカル。小さな島国に、大陸に匹敵する多様な生物が暮らし、絶滅種を含む5科74種の霊長類が確認されている。島は、テレビの動物番組の制作に参加し、原猿のアイアイを撮影するため、83年に初めて訪れた。

アイアイから学ぶ

アイアイは、日本では童謡に歌われ、名は知られていたが、絶滅の危機にあり、生態はほとんど不明だった。苦心の末、世界で初めて映像の撮影に成功。その後も取材と調査のため、さらに後には、国際協力事業団(JICA)の派遣専門家としても繰り返しマダガスカルに渡った。

アイアイの手は、中指だけが針金のように細く長い。ラミーという植物の種に鋭い前歯で穴をあけ、中身を中指でかきだして食べる。その姿から、「何を主食とするかによって、手と口の形が決まるのでは」とひらめいた。

この考えを「口と手連合仮説」と名付け、人間を含む他の霊長類でも検証した。我々の祖先は、太い親指と立派な奥歯で、何を食べていたのか――。人類の直立歩行の謎にも迫る新しい学説だった。論考をまとめた「親指はなぜ太いのか」(中公新書)は、データをもとに、謎を解くような楽しさもあり、新聞や雑誌の書評で高く評価された。

翌年に発表した「はだかの起原」(木楽舎)では、人類が体毛の多くを失った理由について、独自の説を展開。生物学の大原則である「最適者生存」に疑問を投げかけた。在野の研究者の新説に、賛否両論が渦巻いた。

学生運動にかかわらなければ、もっと楽な道を進めたかもしれない。そう考えたことはないのだろうか。

「東大教授になっていたとしても、退官したらただのジジイ。私は東大の三四郎池でザリガニを釣れるジジイとして、孫娘には、たいそう尊敬されているんだよ。ただのジジイ対決なら負けないぞ」。おどけた口調に、肩書に頼らずに歩んできた自負をのぞかせた。

(敬称略)

飯田祐子

(2007年8月27日 読売新聞)



 
 
>TOP

8053 住友商事

21億ドルのプロジェクトファイナンス成立、総額37億ドルのニッケル開発スタート

住友商事は、マダガスカルでのニッケル鉱山開発・精錬所建設計画に対する21億ドルのプロジェクトファイナンス契約を締結した。これで総額37億ドルの野心的なプロジェクトは本格的に動き出した。

同プロジェクトは、住友商事(権益比率27.5%)、カナダの鉱山開発会社シェリットインターナショナル(同40%)、韓国の資源開発会社コリアリソーシズコーポレーション(同27.5%)、カナダのエンジニアリング会社エスエヌシー(同5%)が現地に採掘会社と精錬会社を設立。現地ではニッケル鉱山を開発、海岸部にニッケルメタルの精錬所を建設、そこまでのパイプライン(ニッケル鉱石を水に溶かしてパイプラインで運ぶ)、精錬されたニッケルメタル運搬用の鉄道、道路、積み出し用の専用バースといったインフラまで含めて、初期投資額は33億ドルを予定している。これに建設中の金利などを含めたトータル事業費が37億ドルにのぼる巨大プロジェクトだ。

現地会社が国際開発銀行などからプロジェクトファイナンスで総額21億ドルを調達する。そこにスポンサー4社が出資と劣後融資、計16億ドルを拠出、37億ドルをまかなう計画となっている。住商は、出資と劣後融資分5.5億ドル、完工保証(ファイナンス分は完工後ノンリコース)8.5億ドルの合計14億ドル(一部、パートナー企業への融資・連帯保証含む)を負担する。

今後、3年間の建設期間を経て、2010年後半に操業を開始。2013年を予定するフル生産時にはニッケルメタルを年間6万トン、工程の副産物となるコバルトメタルを年間5600トン生産する。年間6万トンというのは、現時点の世界の年間需要の4%強、日本の需要の約4分の1に当たる。鉱山の寿命は少なくとも27年で世界屈指の巨大鉱山となると想定している。

ステンレスの原料であり、電池材料などにも使われるニッケルの価格は2005年は1ポンド6ドル程度だったが、昨年下期(7〜12月)は14ドル、今年5月には25ドル近くまで暴騰した。その後、下落傾向にあるが、足元では11ドル程度だ。投機資金の影響もあるが、基本的には中国などの需要の高まっているのに対して、生産者が寡占化しているといった状況にある。

同プロジェクトの事業採算性は、5ドルで計算されており、この前提で生産開始後2年で単年度黒字化、総事業費の回収は5年後だという。このとき住商の収益には1億ドル以上のプラスとなる見通し。現状の11ドルならば生産開始初年度に黒字化、数年で回収、ということになる。

このバラ色シナリオへは平坦な道ではない。建設から操業までスケジュール、予算がオーバーしないことが大前提。カントリーリスクもゼロではない。ただ、同プロジェクトは世界銀行の指導下にあるマダガスカル政府が、同国過去最大の外資開発案件としてサポートしているという。環境許可も取得済みで、今後の法制・税制面の変更があっても、プロジェクトには影響しないという契約がなされている。もちろん、資源ナショナリズムの台頭する世界にあって、完全にリスクフリーということはありえない。

その中でも出資分はカントリーリスクを保険でカバー、ローン部分は前述のように完工後はノンリコースなので、ある程度のリスクはスキーム的に回避している。

住商の同プロジェクトへの参画は2005年8月11日(プレスリリース)。そこから2年、詳細な事業化計画、パートナーの組み替えなど困難を乗り越え、ようやくスタートラインにたどり着いた。このプロジェクトを走りきったとき、住商は資源で新しいポジションに立っている事は間違いない。

【山田 雄大記者】

《東洋経済・最新業績予想》
(百万円)    売 上  営業利益 経常利益  当期利益 1株益¥ 1株配¥
◎本2007.03  10,528,277 239,748 331,929 211,004 169.9 33 
◎本2008.03予 11,200,000 273,000 379,000 235,000 190.2 37 
◎本2009.03予 11,700,000 280,000 385,000 238,000 192.6 37-38 
◎中2006.09  5,246,611 119,913 160,044 102,052 82.0 15 
◎中2007.09予 5,500,000 130,000 170,000 107,000 86.6 18 
単本2007.03  5,732,575 24,582 60,134 70,274 56.2 33 
単中2006.09  2,816,750 13,009 39,569 39,555 31.7 15 

(株)東洋経済新報社 四季報オンライン編集部

(2007年08月27日 08時18分)



 
 
>TOP

アフリカ南部3カ国視察:貧困地に生きる先進国の人々 豊かな母国離れ運命を共に

作家の曽野綾子さんに同行し、アフリカ南部の3カ国を視察してきた。人も物も不足したマダガスカル、マラウイ、南アフリカの医療、教育現場。帰国後改めて曽野さんにインタビューし、この地とヨーロッパ、日本との関係について考えた。【手塚さや香】

◆産院の日本人シスター

6月26日の独立記念日を前に、日干しれんがの赤茶けた家々の庭先に白、赤、緑3色のマダガスカル国旗がはためいていた。首都アンタナナリボから南へ170キロ。アンツィラベの街の一角にアヴェマリア産院はあった。病棟や診察室など、れんが造り2階建て建物が並ぶ。日本の医療施設と比べると簡易で粗末だが、地域の人々からは「アヴェマリアに行けば助けてもらえる」と大きな信頼を寄せられている。曽野さんの毎日新聞朝刊(83〜84年)の連載小説『時の止まった赤ん坊』はここでの取材に基づいている。

『時の止まった赤ん坊』は、日本人シスター入江茜が助産師としていくつもの生命の誕生と死に立ち会い、生かすこと、人間が生きることの意味を自分自身に問いかける。

曽野さんの取材に協力したのが、当時この産院の助産師だったシスター遠藤能子(よしこ)だった。産院訪問の前日、首都アンタナナリボで、他国のシスターと一緒に葬られている遠藤さんの墓に手を合わせた。遠藤さんは昨年12月に体調を崩し、都市の病院へ向かう途中に亡くなったのだ。63歳だった。

彼女に代わり迎えてくれたのが、現在産院で働くシスター牧野幸江とマダガスカル人シスター、そして曽野さんが取材時に寄付し時を刻み続ける分娩室の壁掛け時計だ。

「シスター遠藤はとっても優しい人でした」と曽野さんは振り返る。83年、小説の取材に訪れた時に遠藤さんが患者にお釣りを渡していた仕草が印象的だったという。お釣りを手渡さずに床に投げるのは、現地の人々が『黒人以外から手渡されるものには悪魔がついている』と信じているから。「それは『信仰よりも寛大が優先』というキリスト教の教えであり、現地の人々の感情を大切にしたシスターの優しさです。彼女たちはその国と運命をともにする覚悟がある。そのくらいの覚悟がなければその国に尽くしているといえないと思います」

◆HIVと闘うイタリア人

これに先立って訪れたマラウイでも、「国のために生きる」意味を考えさせられた。出迎えてくれたイタリア人、ヴィザーロさんの一族は1世紀以上前にこの国に根付いた。夫人はここで生まれ育ち、21歳の時に訪れた夫のヴィザーロさんは「アフリカの大地に自由を感じて」マラウイで観光業を起こすことを決めた。父の跡を継いだ長女サンドラさんが経営するリゾート施設に2日間滞在した。

このリゾートは巨大なマラウイ湖に面し、46のコテージやレストランがある南国風のつくりで、海外からの旅行者が大半だ。その豪華な施設に足を踏み入れると、それまでに見て来た壊れかけの手術室や小さな家、現金をねだる子どもとのギャップに正直釈然としない思いがした。しかしサンドラさんらの活動を知るうち、彼らが事業を行う意味に気付くことになった。

マラウイでは、多産と家庭内暴力が常態化し女性の地位が低い。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の一因にもなっている。サンドラさんは彼女たちを雇用して自立を促すことに苦心し、時には暴力を振るい給料を奪う夫と対決することも辞さない。

ヴィザーロさん一家が、リゾート経営の傍ら薬や物品の援助をしている病院や孤児院にも足を運んだ。「20年でこの国は悪くなった」とヴィザーロさんは嘆く。政治の腐敗や治安の悪化で人々は覇気を失ってしまった、と。

この地で深刻な問題の一つが頭脳流出だ。医師や技術者など高度な専門知識を持った人たちは旧宗主国のイギリスなどに行ったまま戻らない。そんな中で、実業界でも医療現場でも多くの外国人がマラウイのために尽力していた。アフリカで白人というと、今も搾取するイメージがついて回るが、そんな単純な構図では表せないのがアフリカの現実だった。「アフリカと運命をともにする覚悟があるか否か」は、肌の色や国籍だけの問題ではないのだ。

==============

◇現地が自ら選び取るために−−作家・曽野綾子さんに聞く

−−今回のマダガスカル訪問は、シスターの墓参り以外にも目的がありました。

◆ 私たちのNGO「JOMAS(海外邦人宣教者活動援助後援会)」が建てたマリードラパッション小学校が無事完成しているかどうかを見ることでした。学校は、海辺のリゾート地ムルンダヴァから南へ190キロ、四輪駆動車に分乗して岩の上や川をまたいで8時間という悪路の先の農村で、130人の子供たちの学びの場になっていました。アフリカの子どもたちの教育には協力を惜しまないというのが私たちの考えです。

−−教育の成果はどのような形で表れるでしょう。

◆10年や20年で成果が出るとは思っていませんが、マダガスカルは初めて訪れた時よりも良くなってきています。産院も徐々に改良されているし、都市を結ぶ道路も良くなった。これは教育のおかげでしょう。長い目で見ると、教育が必要なのは、アフリカの人々が自分自身で考えて選択する力を持つためです。例えばアフリカでは「民主主義」という西欧的な価値観がまだ根付いていません。そうした価値観や自分たちの使う言語、思想、宗教を、ゆるやかに彼ら自身に選び取らせることが重要です。

−−白人と現地の人々との関係をどうご覧になりましたか。

◆これまで私は、植民地支配という問題を正面から扱ったことはありませんでした。ただウガンダなどいくつかの国で、白人主導だから成り立つ商売の話や植民地時代に宗主国の白人に世話になったという話を見聞きして、両者の関係性に関心を持ちました。

観光や輸出産業は、白人が先進国の感覚を導入して経営するしかないのが現状です。例えば白人やアジア人は、アフリカに野生を求めて観光に訪れても衛生的で快適な生活を求める。しかしトイレや空調の感覚は白人と現地の人々ではまったく違います。これは人種の優劣ではなく、長い年月で培われた感覚や生活文化の問題なのです。それを差別だと言うのは、日本人のアフリカに対する『過度のいたわり』だと思います。

==============

◆マダガスカル

首都アンタナナリボ。国土面積は日本の1.6倍の58.7万平方キロ。人口1910万人。主要産業は、生産量世界一のバニラ、コーヒー、米など農業と漁業。平均余命は58歳。1人あたりの国民総所得は290ドル(日本は3万8980ドル)。牧野さんらの属する「マリアの宣教者フランシスコ修道会」から同国に派遣されている日本人シスターは、牧野さんと平間理子さんの2人。1960年にフランスから独立。(外務省のホームページなどより)

◆マラウイ

首都リロングウェ。人口1290万人。国土面積は北海道と九州を合わせた11.8万平方キロ。主要産業はタバコ、茶など農業。平均余命は39歳。15〜49歳人口の少なくとも12.7%がHIVに感染し、世界で9番目に高い。女性の平均結婚年齢は18歳で、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は6.0。1人あたりの国民総所得は160ドル。1964年、イギリスから独立。(マラウイ人口・保健調査2004年版などより)

毎日新聞 2007年8月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

アフリカの生命力、舞台覆い尽くす−音楽紀行

2007/08/31 10:01

アフリカ大陸の南東に浮かぶマダガスカル島の音楽を紹介する「アフリカ音楽紀行 マダガスカル」(MIN―ON主催、四国新聞社共催)が30日、香川県高松市玉藻町の県民ホールグランドホールで行われ、ダイナミックな歌や踊りを約1700人が楽しんだ。

コンサートは、日本では聴く機会の少ないアフリカ各地の音楽を紹介しようと、MIN―ONが1999年から隔年で開催。これまでエチオピア、ザンビアなどを取り上げ、今回が5回目になる。

この日の舞台には、マダガスカルで活躍する伝統舞踊団や現代音楽など9つのグループから18人のアーティストが出演。「スーディナ」と呼ばれる笛など民族楽器の演奏に合わせて、舞台いっぱいにパワフルな歌と踊りを披露。素朴ながら生命力あふれるいきいきとしたステージに、客席からは盛んに拍手が送られた。



 
 
>TOP

工業省、宝石研磨専門家を養成

タイ工業省産業振興局は、タイ外務省傘下の国際開発協力事務所(TICA)と連携、9月4日からマダガスカル人の宝石研磨専門家養成を支援する「宝石研磨トレーニング・プロジェクト」をスタートした。

今回のプロジェクトは昨年に続き、2回目。昨年のプロジェクトには今回参加する6人を含む計12人が参加したが、今回は教育内容を高めたため、対象者が狭まった。

今回のプログラムに参加したのはマダガスカル人の主に20代の女性2人と男性4人。参加者の中には学生のほか、鉱物学や宝石研磨の学位を修めた者もいる。期間は9月4日−10月29日までの約50日間で、各地の産業開発事務所の宝飾業部門が指導にあたる。

タイ政府は経済協力拡大にあたり、他大陸の国々との関係強化戦略を採用。2005年に関係強化を目指したのはアフリカ大陸で、うちマダガスカルは強化対象となったアフリカ7か国のうちのひとつだった。

マダガスカルが選らばれたのは、タイの主要産業のひとつである宝石業にとり重要な原石供給国だからだ。

しかし、マダガスカルは宝石の原石は豊富なものの、宝石に関する知識や宝石研磨に関する技術は低い。このため、タイ政府は同国の宝石研磨支援の目的で、昨年から同プログラムをスタートしている。

同プログラム開会を宣言した工業省産業振興局のプラモート局長は「マダガスカルには豊富な宝石資源があり、タイには宝石研磨でスキルの高い技術者がいる。これを結びつけることは両国にとって有益。将来的にマダガスカルに宝石研磨技術を移転できる現地人材を養成したい」と訴えた。

一方、マダガスカルから来た研修生は、「自国の宝石研磨技術は低い。さらにそれを教える学校も2校ほどあるが授業料が高い。タイで学んだことを自国に移転できる研磨指導者になるのが目標だ。技術を身に付けることで、自国の経済発展にも貢献できると考えている」と話していた。

なお、工業省産業振興局では同プログラムの予算を、前回比約4%増の250万バーツとしている。



 
 
>TOP

[夢中株]中聯石油:マダガスカル給油所を買収

2007/09/13(木) 14:19:31更新

 中聯石油化工国際有限公司[香港上場、中聯石油(シノユニオン)、0346]は、許智明主席が出資するGood Progress Groupより2億6000万香港ドル(約38億1400万円)で、マダガスカルの給油所とDolaway Groupの全権益を買収すると発表した。

 同社は買収額のうち6000万香港ドル(約8億8015万円)を現金で支払い、残額2億香港ドルは1株当たり1.44香港ドルで新株1億3900万株を発行し対価とするという。(聨合亜洲網訊有限公司)



 
 
>TOP

島々渡った人々たどる オセアニア大航海展

2007/09/20

大海原に点在する島々を行き交った、いにしえの人々の歩みをたどる企画展「オセアニア大航海展―ヴァカ モアナ、海の人類大移動」が、国立民族学博物館(大阪府吹田市)で開かれている。同館は今秋で開館三十年。長年、積み重ねた研究の成果を、ニュージーランド・オークランド博物館の協力も得て、来場者に伝えている。

同展はオセアニア全域に広がる同じ系統の言語を話す「オーストロネシアン」と呼ばれる人々に焦点を当て、その歴史を概観。さらには、各地に広がった彼らの子孫が築いた多様な文化などにも目を向けている。

オーストロネシアンは、紀元前四〇〇〇年ごろから紀元一二〇〇年ごろまでの間に、東南アジアから太平洋を横切り、東は南米側のラパヌイ(イースター島)、西はアフリカ大陸に近いマダガスカルまで、何千キロにもわたる移動を続けた。

羅針盤の誕生以前に、星や太陽、波や鳥の動きなどからさまざまなシグナルを読み取った彼らの高度な航海術に触れると、その豊かな知識に圧倒される。同展は、こうした伝統的な航海術の復興を目指す近年の動きも、合わせて紹介している。

海上の交通手段であったカヌーの船首や船尾を飾る工芸品は、いずれも精巧な彫刻を施され、美しい。命をまるごと預けるカヌーに、彼らが寄せた思いの深さを見るようだ。

一方、海を渡った先での「入植者」としての側面にも着目。さらに、十五世紀以降にスペインやポルトガルなどが太平洋の島々を“探検”した際、もたらした影響などにも触れている。

十二月十一日まで。水曜休館。十一月三、十七、十八日は無料観覧日。毎週土曜は小中高校生は無料。映画や講演会などの関連行事もある。TEL06・6876・2151

(新開真理)



 
 
>TOP

2007/09/25-16:36 住友商事の鉱山開発で保険引き受け=日本貿易保険

独立行政法人の日本貿易保険(NEXI)は25日、住友商事がアフリカ東海岸沖の島国マダガスカルで参加するニッケル鉱山開発・精錬事業の海外投資保険を引き受けると発表した。事業は同社と韓国、カナダ両国の企業が共同実施し、住友商事が権益の27.5%を取得している。引き受け額は2億5400万ドル(約279億円)。計画では2010年後半にニッケルメタルやコバルトメタルなどを生産する工場の操業開始を目指す。



 
 
>TOP

日本企業が年内排出権量1億トン…削減目標達成へ権利獲得

電力・鉄鋼は積極的

FujiSankei Business i. 2007/10/4

日本企業が海外での温室効果ガス削減事業を通じて獲得する京都議定書で定める排出権の量が、年末までに1億トン(複数年にまたがる事業を年換算して算出)を超える見通しとなった。日本は、2008〜12年の年間排出量を現在より約1億8000万トン減らす義務を負っており、排出権の獲得で目標達成に近づける方針。

≪途上国支援で獲得≫

中国山東省で今年3月、同国最大のフロンメーカー「東岳化工」が、これまで大気中に放出していた温室効果ガスの分解処理装置を稼働させた。支援したのは三菱商事と新日本製鉄で、両社はこれにより年換算で約1000万トンの排出権を獲得する計画だ。

王子製紙はマダガスカルの荒廃地で、森林再生事業に取り組む予定。排出権獲得に向け、近く事業に着手するという。

京都議定書では、先進国の企業が途上国で温室効果ガスの削減事業に参加すれば、削減分を目標達成のために利用できる「クリーン開発メカニズム」などの手法が認められている。削減余地が少ない先進国の企業が排出量の多い途上国の事業に参加することで、地球全体の排出量を抑える仕組みだ。

経済産業省によると、制度開始の02年から今年9月までに政府が承認した事業は227件で、排出権量は9968万トン。年内にさらに約20件が承認され、排出権量は1億トンを超える見通しだ。

これらの排出権は最終的にほかの国に売却されなければ日本の削減量に加算される。

排出権の獲得に積極的なのは、電力や鉄鋼といった温室効果ガスの排出量が多い業種で、日本経団連の方針に沿って排出量削減の自主目標を定めている。ただ、排出権獲得に動いた鉄鋼メーカー幹部は「鉄鋼需要の拡大で生産を増やさなければならず、目標達成が厳しくなりつつある」と打ち明ける。

≪読めない商社≫

排出権の大半は三菱商事や丸紅といった大手商社が獲得している。これら企業は大量に保有する排出権を小口に分け、国内外の需要家に販売する予定だ。

しかし、排出権がほかの国に売却されれば日本の削減量には加算されない。経産省幹部は「商社の動きが読めず、現状で1億トンもの企業の排出権があっても京都議定書の目標達成に十分とはいえない」と指摘する。

政府は目標の着実な達成に向け、今年度に400億円、来年度に800億円超(概算要求)の予算を投じ、商社などから排出権を取得する契約に乗り出す方針だ。



 
 
>TOP

マダガスカル勝利でアフリカも開幕

【マダガスカル6―2コモロ】10年W杯アフリカ予選が14日に開幕した。1試合が行われ、マダガスカルがホームのアンタナナリボで初参戦のコモロと対戦。FWアンドリアシマが4ゴールを挙げる活躍で、6―2と圧勝した。アフリカ地区は51カ国が出場し、5カ国(開催国の南アフリカを除く)が本大会に出場する。

[ 2007年10月16日付 紙面記事 ]



 
 
>TOP

マダガスカル料理教える 駒ケ根で協力隊が活動PR

2007年10月22日

楽しみながら国際協力を考える「協力隊週間inこまがね みなこい地球市民」が二十一日、上伊那南部四市町村で始まった。二十八日までで、最終日が最大の企画。初日は「地球の料理教室」と題したマダガスカル料理教室が、駒ケ根市上穂栄町の駒ケ根総合文化センターであった。

駒ケ根青年海外協力隊訓練所や駒ケ根協力隊を育てる会、地元商店街組合などによる実行委員会が主催し、ことしで十四回目。

料理教室は、マダガスカルで活動した元協力隊員塩沢綾乃さん(36)=駒ケ根市赤穂=が教えた。午前の部には、隊員候補生と近隣住民の計二十八人が参加。豚肉やトマトなどを煮込んだスープカレーのような「ルマザバ」、南アフリカ共和国で肉料理の付け合わせにする「サツマイモの煮込みシナモン風味」を作った。

期間中は書き損じ・未使用はがき、なわとびや日本語の絵本、寄付金を募る。タンザニアの隊員の映画「アサンテ・サーナ」の上映は四市町村で一日ずつある。

最終日の目玉は、JR駒ケ根駅付近の商店街での「こまがね国際広場」。訓練生や語学教師らが世界各国の料理屋台や語学教室などを繰り広げる。料理教室と同じマダガスカル料理屋台もある。問い合わせは、市企画財政課=電0265(83)2111=へ。 (石川尚里)



 
 
>TOP

フィリップ・フォール氏が駐日大使

2007.11.28 08:27

【パリ=山口昌子】11月27日発行のフランス政府公報はジルダ・ルリデック駐日大使の後任としてフランス外務省次官のフィリップ・フォール氏が任命されたと述べた。ルリデック大使はマダガスカル駐在大使に任命された。

フォール新駐日大使は来年早々に日本に赴任の予定だ。新大使はエリート校のパリ政治学院、高級官僚養成学校の国立行政学院(ENA)出身。1976年にENA卒業と同時に外務省入り。米国やスペイン勤務の経験がある。一時、民間企業に転出後、2000年に外務省に復帰してメキシコ、モロッコ大使を歴任した。

来年は主要国首脳会議(G8)が北海道・函館で開催されるほか、日仏修好条約150周年やパリ・京都姉妹都市40周年にも当たり、サルコジ仏大統領の来日が予定されているほか、記念行事も多数準備されるなど日仏関係の節目の年でもある。



 
 
>TOP

【秋篠宮さま誕生日会見】質問(4)マダガスカルご訪問では

2007.11.30 08:33

《質問4》殿下にお伺いします。殿下は今年、東京大学総合研究博物館の特任研究員に就任され、アジアの大学や研究機関との標本の相互貸し出しなどについて助言をされていると伺っています。また、この夏には眞子さまとともに、マダガスカルを訪問され、研究をさらに深められました。最近の研究活動や、マダガスカルの訪問で印象に残ったことをお聞かせください。

秋篠宮さま「東京大学の総合研究博物館では、今年のはじめから特任研究員にしていただいて、月1回ぐらい行っているわけですけれども、来年の3月に総合研究博物館と山階鳥類研究所の両方が協力して企画展をする予定になっていますので、そのようなことの話し合いが頻繁に持たれています。私の研究についてですけれども、大きくというか、テーマとしては、私自身は家畜化というものに非常に興味があるわけですね。そのうちのひとつが、タイと日本と両方の研究者が共同して行っている鳥とヒトの多面的関係の研究ということがあります。これはいろんな分野の人が集まるわけですけれども、さまざまな家畜というのは人間が作ったものですから、常にそれ自体を、対象物自体をそれ単独で見てはいけないわけですね。さまざまな関係性の上で考えないといけないものですので、いろいろな視点から、どうして人間は鳥を家禽にしたのか。家禽にした後、どういう周りの文化や環境によっていろいろな種類ができてきたのか。そういうようなことをいま調べているところです。それがひとつありまして」

「もうひとつは、私は葉山にある総合研究大学院大学の葉山高等研究センターの特任研究員でもあるわけですけども、そこでひとつ行っているのが、これは鳥に限らずそれ以外の動物も含めた家畜化ですね、家畜化をどういう風にモデルで表せるか。家畜化モデルの構築なんですけども、そういうのをまあ、先ほど話した鳥と同じような形で、いろいろな家畜についてどのようなモデルを構築できるか。そのふたつのことが主だったものであります。なかなかこういうものは結論がすぐ出るというものではなくて、時間がかかるでしょうし、それから鳥をひとつとっても、今、例えばタイと日本でやっている、北タイを中心に見るわけですけども、その周りの地域というのも見ていく、つまり伝播(でんぱ)というものがあると思います。その意味でマダガスカルは大切な場所だと思います」

「アジアからニワトリが移動しています。ですので今回、マダガスカルに行ったのは、やはりそれを少し調べてみたいという気持ちも、資料を集めたいというのがありました。一方、マダガスカルに行く用事がいくつかあったんですけども、まあ非常に植物、動物とも固有種もあって、独特なところなわけですけれども、家畜も非常に面白いんですね。あの地域は主にこぶ牛です。ゼブーというこぶ牛なんですけども、以前からずっと気にかかっていたのが、毛色とか紋様のバリエーション。普通のいわゆるゼブーでない牛の毛色や紋様がゼブーの方でも見られるんですね。それがどうしてそのようなものができてきたのかというのが、果たしてヨーロッパから入ったものとの交雑がどれくらいあるのかとか、そういうのが非常に関心がありますし、これからもフォローしてみたいと思っております」

「また植物についてもかなり長時間ドライブをしながら、有名なのはバオバブの木ですけれども、3種類ぐらいのバオバブの自生地が移動中に変わっていくわけですね。そのようなものや、植物が別に地理的なバリアが表面から見てるとあるわけではないんですけども、あるところから突如として違うものに、別の種類に変わるとか。そういうのはやっぱり順を追って見ていくことによって気が付く。教えてもらわないと、もちろん私などは分かりませんけれども、そういうことは大変、私にとって印象に残っております」



 
 
>TOP

【アラーキーがゆく】ホーチミン編 どこに行ってもホーおじさん

2007.12.8 08:55

「ベトナムはフレンチもイケるんだろ!? 赤ワインでも飲みたいね」。アラーキーはビストロ「ロンテット」を訪れた。笑顔で出迎えたのはフランス人のアルドリック・ページ店長(35)と、旧仏領マダガスカル人のホビーさん(27)。

「やあ、この街は異邦人の男女が入り交じってる。その混沌とした空気が街を蠱惑(こわく)的に見せてんだろね。小説『愛人(ラマン)』だってフランス人と中国人の情事のコトだしな」とアラーキー。

ふと、色気とは対極の革命画に気づいて「どこ行ってもこのおじちゃんだ!」。建国の父、ホー・チ・ミンの肖像。公共施設で、紙幣で、この好々爺の微笑に何度も出合った。「でも、南部で肖像画を飾ったりするのは外国人くらい」と、現地人のガイドはクールに言う。そして「粛清や汚職がつきものの共産党政権にあって、私欲のない高潔な人柄であった彼は政治思想を超えて『ホーおじさん』と敬愛されています」とも付け加えた。

ホー・チ・ミンの死後、南ベトナムを制圧した党の後継者らは、南の首都サイゴンをホーチミンと改称した。サイゴンを愛したベトナム戦時下の本紙特派員、近藤紘一記者はこう記している。「私は今も確信している。彼が存命していれば、断じて自らの名を町に冠するような真似はしなかったであろう」(「妻と娘の国へ行った特派員」より)と。(荒木経惟)

協力・ベトナム航空



 
 
>TOP

アフリカのレアメタル明記、資源外交強化へ 外務省ODA白書

2007.12.13 01:10

外務省が平成19年版政府開発援助(ODA)白書に「アフリカにおけるレアメタル(希少金属)事業」という項目を設けることが12日分かった。ODA白書に同項目を設けるのは初めてで、資源外交強化の姿勢を鮮明に打ち出す。白書は高村正彦外相が今月下旬に閣議に報告する。

アフリカのレアメタル事業の項目では「資源小国の日本にとって資源確保の観点から官民連携を推進することが重要」と指摘。個別企業名を出し、住友商事がマダガスカルで行っているニッケル事業などを紹介する。また、日本企業の事業環境をODAで整えることについて「資源エネルギーの安定的確保に資する」と明記し、石油やレアメタルなど資源確保に向けた外交を強化する姿勢を鮮明にする。

一方で、資源需要が急増する中国がアフリカで「資源外交を活発化している」とも指摘。膨大な資金とトップ外交で資源獲得に力を注ぐ中国への警戒感もにじませる内容とする。

レアメタルは日本が得意とするハイテク製品に欠かせないが、需要の急増から争奪戦が激化している。中国などに比べて、日本のレアメタル確保戦略は遅れていたが、先月中旬に甘利明経済産業相が南アフリカ、ボツワナを訪れ、レアメタルの調査を始めることで合意するなど資源外交強化に動き始めている。



 
 
>TOP

国際人権デー(12/10)マダガスカルの刑務所で受刑者の医療アクセスと人権擁護ために活動しています【世界の医療団】

* 2007年12月13日 10:34 発信地:東京

【世界の医療団 メドゥサン・デュ・モンド】

世界の医療団は2005年以来、マダガスカルの法務省の協力を得て同国の刑務所内部での支援活動を続けてきました。拘留中の生活条件は極めて憂慮すべき状態にあり、過密状態、不潔な構内施設、不衛生な飲料水、食糧配給、日常的な暴力等、多くの問題を抱えています。

2005―2006年、このプロジェクトの初期段階では、2ヶ所の刑務所の受刑者を対象に医療へのアクセスと衛生環境の改善、栄養不良問題の解決を目指し活動しました。この活動の結果、質の高い医療サービスが定着し、死亡率が大幅に低下、重度の栄養障害患者は当初の7%から2%に減少しました。

2007年春以降、このプロジェクトを更に強化し、受刑者の法的、社会的問題の解決を含む活動へと範囲を広げました。対象となる受刑者は、マハジャンガ、マンピコニー、アンツォイヒー、アンバンジャ、アンチラナナの5箇所の刑務所に服役する1,725人です。具体的な活動内容は、法律に沿う形で勾留施設の条件を整え、刑務所監督責任者と協力して環境改善に必要な活動を決定し、実行に移すことです。

以上のような目的を叶えるために、世界の医療団は、上記5ヶ所の刑務所の受刑者だけでなく看守その他の刑務所職員を対象にアンケート調査を行い、構内設備、医療、衛生、食事、栄養、人権問題等に関する質問を通して服役者の実態を把握し評価しました。

アンケートの結果、この調査に関わった関係者から、様々な問題が指摘されました:

-収容能力の171%という高い過密状態

-不衛生な施設と劣悪な待遇(特に女性と未成年者に対して)

-勾留者の中で、容疑者又は被疑者として拘束されている者の占める割合が異常に高い(勾留者の60%が拘留期間中)

2007年10月、世界の医療団は、多くの関係組織にアンケート結果を検証するワークショップへの参加を呼びかけました。このことは、勾留条件の改善に向けて司法当局と協力する重要な足がかりとなりました。

現在アンケート結果の詳細な報告書を作成中です。この報告書は、受刑者の人権問題についてその問題意識を高め、教育活動の内容として考慮されなければならないことを知る上で重要な役割を果たすでしょう。

マダガスカルの行政担当者は、勾留条件の改善にたとえどれ程の時間と忍耐を要しても、自国が人権を尊重し向上を目指す国であることを証明したいと努力していることは注目に値します。しかしいま早急に必要なことは、既に開始された改革計画に加え、マダガスカル全域の刑務所に拘留中の受刑者に対して真に人間らしく生活できる条件を保障するための有効な対策を講じることです。

(c)MDMJapon



 
 
>TOP

総合 : 青年海外協力隊でマダガスカルへ 名張市の須賀さん

投稿者: 編集部 投稿日時: 2007-12-18 15:15:00

青年海外協力隊員の日本語教師として来年1月から2年間、アフリカ大陸の東南にある島国マダガスカルに赴任する、名張市つつじが丘北8番町、元ケーブルテレビ社員、須賀彩乃さん(34)が12月18日名張市役所を訪れ、亀井利克市長を表敬訪問しました。【亀井市長(左)と話す須賀さん=名張市役所で】



 
 
>TOP

マダガスカルへ「交流の懸け橋に」 青年海外協力隊・名張の須賀さん

2007年12月19日

青年海外協力隊に参加して来年1月からアフリカ大陸東のインド洋にあるマダガスカルで日本語を教える名張市つつじが丘北の須賀彩乃さん(34)が出発を前に18日、同市役所を訪問して亀井利克市長から激励を受けた。

須賀さんは来年1月7日に出発し、2年間マダガスカルの首都アンタナナリボにある国立の技術系単科大学で日本語を教える。

須賀さんは、市内のケーブルテレビに勤務していたが、海外で日本語教師として外国人に日本語を教えたいと退社。日本語教師になるための学校へ通ったほかタイへ留学するなどし、夢を実現させた。

亀井市長から「マダガスカルは日本の1・6倍の国土を持つ島で人口は2000万人に満たないと聞いているが」などマダガスカルについての質問を受けた。須賀さんは「公用語がフランス語とマダガスカル語で日本に親近感を持っていると聞いている」など答えた。また「日本語を教えるだけでなく、日本の伝統文化を伝え、日本とマダガスカルとの交流の懸け橋になれるよう頑張りたい」と話し、同市長は「体に気を付けて頑張ってほしい」と激励した。 (川合正夫)



 
 
>TOP

“進化”!ストーブで暖 モンキーセンターのワオキツネザル

2008年1月6日 朝刊

たき火にあたるニホンザルが冬の風物詩となっている愛知県犬山市の日本モンキーセンター(加藤章園長)で、この冬、マダガスカル固有種のワオキツネザルが電気ストーブで暖を取るようになった。

ストーブに集まるのは、同園で飼育している約40匹のほとんど。もともと体温の調節能力が低く、普段は日光浴をして体を温める。だが12月に飼育員用としてストーブを設置すると、日が陰ると決まってそばに集まるようになった。

ストーブの前では、少しでも熱を得ようと両手を高く上げ、ぎりぎりまで近づき、時には場所の取り合いもする。ストーブで暖を取るかわいらしい姿は、日光浴ができない曇りの日や、体が冷え始める夕方によく見られるという。

通常、サルは機械を怖がるため、なぜ突然近づき始めたかは分からないというが、担当飼育員の1人は「最初は1匹のオスザルが興味半分で近づいた。気持ち良くて離れられなくなったようで、次第に周りもまねをしたのではないか」と分析する。



 
 
>TOP

新種のヤシ発見、開花は100年に1度 マダガスカル

アンタナナリボ──多くの固有種が生息することで知られるインド洋の島マダガスカルで、花が咲いて結実するのが100年に1度と考えられる、大きなヤシの新種が見つかった。植物学の権威である英ロンドンのリンネ協会が17日、発表した。

リンネ協会によると、新種と判明したヤシの木は、高さ18メートルまで生長し、葉の大きさは5メートルに及ぶ、マダガスカルでも最も大きなヤシ。

しかし、生長して開花するまで100年以上かかるうえ、個体数が島全体で約100本ほどしかないため、新種だとは考えられていなかったと見られる。

最初に、珍しいヤシの花に気付いたのは、地元でカシューの農場を営むフランス人だった。すぐに植物園に連絡したという。

花が咲いて結実し、その数カ月後には枯れた様子が観察され、新種と判明した。新種のヤシが見つかったのは島の北西部で、近くの村人たちは大きなヤシとして知ってはいたものの、花が咲くのを見るのは初めてだと話している。

新種として報告した植物学者、ジョン・ドランスフィールド博士は、5000キロ以上離れたアジアに近縁種が見られるが、なぜこの場所に生えているのか、非常に興味深いとしている。

マダガスカル島は、世界で4番目に大きな島。島に生息する動植物の9割が、ここにしか生息しない固有種と見られている。特に、キツネザルやシファカなどの原猿類、バオバブの木などが知られている。



 
 
>TOP

マダガスカルで新種の巨大植物発見、実を結ぶと枯れる不思議なヤシの木?

【1月17日 AFP】生物学者チームは17日、新種のヤシを同定したと発表した。このヤシは衛星写真でも確認できるほど巨大で、開花後は枯れてしまうという。

この巨大なピラミッド型の植物は、マダガスカル北西部の奥地を歩いていたフランス人一家によって偶然発見された。ヤシの幹は長さ18メートルを超え、葉は直径5メートルほどもあり、これまで知られている花を付ける植物の葉としては最大だという。さらに、新しい種というだけでなく、新しい属でもあるという。

英ロンドン(London)のキュー王立植物園(Kew Gardens)の専門家らによると、このヤシは非常に大きく成長した後、幹の先が枝分かれし、数百の小さな花を咲かせるという。

「それぞれの花は受粉して実を付ける。その後すぐにみつをしたたらせ、昆虫や鳥を引き寄せる。植物に蓄えられた養分は、結実直後に完全に使い尽くされ、木全体が不気味に枯れてしまう」と英ブラックウェルパブリッシング(Blackwell Publishing)はプレスリリースで述べている。この植物は巨大なので、(衛星写真提供サイト)グーグル・アース(Google Earth)でも確認することができるいう。

この植物に関する報告は、17日発行の英ロンドン・リンネ協会(Linnaean Society)の「ボタニカル・ジャーナル(Botanical Journal)」に発表される。リンネ協会は植物学者の国際的機関で、植物の命名・分類を行っている。

新種の植物の学名は、新種の植物が発見された際の伝統にのっとり、ボタニカル・ジャーナルの発行までは極秘にされている。(c)AFP



 
 
>TOP

マイクロソフト、教育支援プログラム「Partners In Learning」を強化へ

Microsoftは、現地時間1月23日にベルリンで開催される「Government Leaders Forum」において、世界中の教育機関、教員、生徒に向け、ソフトウェアやトレーニングを提供する「Partners In Learning」プログラムへの再投資を発表する予定である。Microsoftは、同プログラムを5年延長させて取り組むことになる。

これまでの最初の5年間で、同プログラムが100カ国の9000万人に達したと、Microsoftは明らかにしている。Microsoftは、今後5年間で2億3550万ドルを注ぎ込み、合計で5億ドルを同プログラムへと出資することになっており、これまでの5年間の約2倍に上る人々へ、次の5 年で達することを目標に掲げている。

さまざまな取り組みの中でも、Partners in Learningでは、教員向けのトレーニングや資格認定、教師たちが協同で参加でき、新しいカリキュラムのアイデアを共有可能なオンラインスペースなどが提供される。

Microsoftの新セグメントユニットであるUnlimited Potential部門のシニアバイスプレジデントOrlando Ayala氏は「われわれはPartners in Learningが、経済的チャンスを与える上で、真の基礎を築くものになると確信している。われわれのソフトウェアは、経済的な成功をもたらす上で、重要な役割を担ってきた」と述べた。

Ayala氏は、いくつか最近の特筆すべきプログラムを紹介した。例えば、アフリカにおける生物の多様性に関する共同教育プロジェクトを進めるため、スウェーデンの教師が、マダガスカルの学校と協力していること、災害発生を仮定し、ロボット工学により公共の安全を検証するロボティクスプロジェクトに、マレーシアの学生が取り組んでいることなどが挙げられた。

コロンビアでは、Microsoftが7つの学校でプログラムを展開し、学生たちは基本的にノートPCを活用して、各自がまったく自分のペースに応じて独自に学習を進めている。このプログラムは、5年前にスタートした時は、かなり多くの議論を呼んだと、Ayala氏は語りつつも、「現在では、(このプログラムに参加した)学生たちは、これまでのスタイルで学ぶ(他の学生たち)よりも良い成績を収めている」と述べた。

Microsoftは米国内においては、ペンシルバニア州フィラデルフィアの「School of the Future」(未来の学校)を支援している。そこでは、生徒たちは教科書の代わりにタブレットPCを活用している。

Ayala氏は、地方自治体や非営利的団体とのパートナーシップが、Partners in Learningにおける重要な要素であると指摘しつつ、「われわれは、どの単一のモデルも、すべての人に合うようなことは決してないと理解している」と語った。(CNET Japan)

(2008年1月23日)



 
 
>TOP

韓国企業連合、マダガスカルで鉱山開発を受注

パッケージ型資源開発に成功

アフリカ東部マダガスカル島のアンバトビー・ニッケル・プロジェクトに参加している慶南企業、大宇インターナショナル、STXなど民間のコンソーシアム(企業連合)3社が、1億8400万ドル(約182億円)規模の鉱山開発プラント事業の受注に成功した。マダガスカルはアフリカ南東のインド洋に浮かぶ島国で、モザンビーク海峡を挟んでモザンビークと向かい合っている。

今回受注した事業は、新政府が提示しているパッケージ型資源開発のモデルになるものとみられる。

鉱業振興公社は23日、「アンバトビーのニッケル鉱山開発に参加している慶南企業など民間企業3社が、鉱山開発に必要なプラントの敷地での工事や、アンモニア運搬施設の工事、石灰石貯蔵倉庫の建設など、総額1億8400万ドル規模のプラント建設事業者として最終的に決定した」と発表した。

現代エンジニアリング、大宇インターナショナルなども昨年2月にマダガスカル島で1億7500万ドル(約174億円)規模の石炭火力発電所事業を受注しており、この地域の鉱山開発における韓国企業の受注額は総額3億9200万ドル(約389億6088万円)に達した。

朴淳旭(パク・スンウク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS



 
 
>TOP

高橋克典がアフリカ・マダガスカル上空からの絶景に大興奮!

「驚異の絶景ミステリー 空から見た地球〜あなたの知らないこの星の奇跡〜」記者発表会見(高橋克典)

5月31日(土)にテレビ朝日系で放送されるドキュメンタリー「驚異の絶景ミステリー 空から見た地球〜あなたの知らないこの星の奇跡〜」の記者発表会見が7日、都内で行われ、同番組で旅人兼ナビゲーターを務めた高橋克典が出席した。

同番組は、高橋、石原良純、伊藤淳史、香椎由宇ら4人の旅人が、それぞれ世界各地の選りすぐりの空撮映像を紹介し、その美しくも奇妙な造形のミステリーを解明する地球環境ドキュメンタリー。

旅人としてアフリカ・マダガスカルを訪れ、このたびロケから帰国した高橋は、「ピースでした! マダガスカルはアフリカ本土よりもまったりとした場所でしたね。(現地は)フランス語とマダガスカル語なんですが、フランス語を話すせいか、街がすごくかわいい。それに、人が生活するのに非常に厳しい条件ではありながら、“奪い合い”なんかがなかったですね。とても居心地がよかったです」と現地の印象を語った。 一方、上空から見た地球については「鳥たちの目線なんですよね、ほんとにキレイでしたよ。理屈はない! ただキレイ。僕は上空から写真を撮ったりしてたんですが、いろんな“芸術作品”の絵柄がそこにはありました。夢中でシャッターを切りましたよ」と感動覚めやらぬ様子。

また、同番組のナビゲーターとして、見どころを聞かれた高橋は、「土曜日の夜に、ゆったりと鳥になって、世界旅行を楽しんでいただけたらと思います。この番組を見てもらえたら…あなたの旅費、うかせます(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、しっかりとPRした。

「驚異の絶景ミステリー 空から見た地球〜あなたの知らないこの星の奇跡〜」

5月31日(土)夜9:00-10:51 テレビ朝日系で放送

日時: 2008年5月 8日 23:45



 
 
>TOP

【教育】全米模擬国連大会で交流

□京産大附属高校など7校が参加

世界中の高校生が各国の“大使”になって懸案議題を討議する「全米模擬国連大会」がこのほどニューヨークで開かれ、関西から京都産業大学附属高校と星光学院高校のメンバーが日本代表団として参加。各国の同世代の若者たちと活発に討議を繰り広げた。

この大会は5月16、17の両日、ニューヨークの国連本部で開催。米国を中心に日本やインド、中国、ドイツ、イギリス、ブラジルなどから高校生総勢約2300人が参加した。

日本代表団は昨年11月、東京で開かれた「第1回全日本高校模擬国連大会」に参加した24校から7校が選ばれ、今回の大会ではWHO(世界保健機関)などの委員会でアフリカのマダガスカル代表を担当し、本番さながらの活発な議論を展開。また、現地滞在中、国連日本代表部やニューヨークの高校も表敬訪問し、互いに交流を深めあった。

参加した京都産業大学附属高校3年の鈴木光さん(17)は「ふだんテレビや新聞で見ていた国連本部の会議場で実際に意見をアピールでき、感動しました」。同じ3年の北村亜樹奈さん(18)も「世界中の高校生とふれ合うことができ、視野が大きく広がりました」といい、ともに将来は国際関係の仕事に就くのが夢だという。顧問の松浦京子教諭は「生徒にとっても同世代と競い合うことで大きな刺激になったのでは。今後も継続してこの活動を続けていきたい」と話している。



 
 
>TOP

住友商事、マダガスカルに「住商文庫」順次設置

2008.5.29 23:09

住友商事はマダガスカルに対する教育支援を始めた。首都・アンタナナリボの小学校教員養成施設に、教員向けの図書(英語、仏語、日本語など)やパソコンなどを寄贈した。こうした取り組みは「住商文庫」と名付け、総額約10万ドル(約1050万円)の予算を用意。2010年度までに8〜10カ所に拡大する計画だ。

住商はマダガスカルで、2010年をめどに韓国、カナダの計4社で約37億ドル(約3885億円)を投資し、ニッケルなどレアメタル(希少金属)を開発・生産する準備を進めている。その過程で「子供たちを教える教員の数が少ない」というマダガスカルが抱える課題を知り、現地への社会貢献活動の一環として文庫の開設を決めた。

日本の民間企業によるアフリカ支援では、三菱商事がアルミ精錬事業を行っているモザンビークやクロム事業を展開する南アフリカで、現地の校舎改修やパソコンの寄付といった教育関連支援を行っている。



 
 
>TOP

【見るならこの1本】

2008年5月30日 掲載

「驚異の絶景ミステリー」

《世界中の上空から地上を撮影》

5月31日(土)

「驚異の絶景ミステリー 空から見た地球〜あなたの知らないこの星の奇跡」(テレビ朝日、21時)

空の上から地球を見ると、その美しさがよく分かる。それに、環境破壊の跡も……。ということでフランスの国営放送と共同制作したのがこの番組。世界中の上空から高画質カメラで地上を撮影し紹介する。  その旅人と場所。高橋克典はマダガスカル、香椎由宇はボリビア、伊藤淳史はビキニ環礁、そして石原良純が東京湾。それぞれ絶景と、そこに暮らす人々の姿を追う。(狸)



 
 
>TOP

マダガスカルの教育支援 住友商事が書籍やパソコン寄贈

FujiSankei Business i. 2008/5/30

住友商事は、レアメタル(希少金属)のニッケルの大規模開発プロジェクトを計画しているアフリカ南東部の島国・マダガスカルに対する教育支援を行う。2010年度までに現地の小学校教員養成施設8〜10カ所で書籍やパソコンを寄贈する「住商文庫」を順次設置していく計画だ。

横浜市で28日から30日まで開かれている「第4回アフリカ開発会議」(TICAD)では、日本政府がアフリカ諸国で計1000カ所の小中学校を新設することを表明しており、官民による教育支援が一段と活発化しそうだ。

「住商文庫」では、教員養成に必要な英語や仏語、日本語の書籍のほか、インターネットに接続できるパソコンなどを寄贈する。10年度までの予算総額は、約10万ドル(約1050万円)を計画している。

すでに首都アンタナナリボにある施設に第1号の文庫を開設。今年度はニッケル開発プロジェクトを行う鉱山の近くにあるムラマンガなど3カ所に設ける予定で、来年度以降も毎年2カ所ずつ増やしていく。

住商は10年の操業開始を目指し、韓国やカナダの企業3社と共同で約37億ドル(約3885億円)を投じて、特殊鋼などの原料となるニッケル鉱山を開発し加工する「アンバトビー・プロジェクト」を進めている。

計画の準備を進めるなかで、「子供たちを教える教員の数が少ない」というマダガスカルが抱える課題を知り、現地への社会貢献の一環として文庫の開設を決めた。

日本の民間企業によるアフリカ諸国に対する教育支援では、三菱商事もアルミ精錬事業を行っているモザンビークや、クロム事業を展開する南アフリカで学校の校舎改修やパソコンの寄付などを実施した例がある。



 
 
>TOP

仙台・八木山動物公園、マダカスカルの動物園と協定

2008.5.31 11:13

仙台市八木山動物公園とアフリカ・マダガスカルのチンバザザ動植物園は31日、希少動物の保護や環境教育の促進に向け、同市で包括協力協定に調印した。式典には、アフリカ開発会議(TICAD)で来日したラベロマナナ同国大統領や梅原克彦仙台市長も出席。

協定では、動物の交換や職員の相互派遣を予定。マダガスカル固有種であるワオキツネザルの繁殖飼育に成功している八木山動物公園の職員が技術指導することも計画している。

マダガスカルはアフリカ沖のインド洋に浮かぶ島国。原始的なサルの一種、アイアイなど希少動物が多く生息しているが、近年は人口増や焼き畑などによる自然破壊が危惧(きぐ)されている。

八木山動物公園は「希少動物の保護に協力することで市民への環境教育につなげたい」としている。



 
 
>TOP

★アフリカの動植物園と希少動物保護などで協定 仙台市八木山動物公園

仙台市八木山動物公園とアフリカ・マダガスカルのチンバザザ動植物園は31日、希少動物の保護や環境教育の促進に向け、同市で包括協力協定に調印した。

式典には、アフリカ開発会議(TICAD)で来日したラベロマナナ同国大統領や梅原克彦仙台市長も出席。

梅原市長は「動物を介した友好関係が発展することを期待している」と述べ、ラベロマナナ大統領は「マダガスカルには希少な動物がたくさん生息しており、世界の人の力を借りて後世のためにこれらの動物を残していきたい」と応えた。



 
 
>TOP

河北抄

梅雨を手招きするような曇天の日が続いている。先週、南の島から来た客人方は、この時期の仙台の寒さにさぞ驚いたことだろう。  アフリカ大陸東南のインド洋にある島国マダガスカル。国立チンバザザ動植物公園と、仙台の八木山動物公園が協力協定を結んだ。

職員の相互派遣や飼育・繁殖の技術交流を進める。原猿アイアイの受け入れも数年後、実現する見通しで、人気者がまた増えそう。

希少動植物の楽園と思われがちの同国だが、森林破壊が猛烈なスピードで進む。他のアフリカ諸国同様、環境保全が緊急課題だ。

先日のアフリカ開発会議で福田首相は、アフリカへの政府開発援助(ODA)の倍増を約束した。実のある支援にすることが、今回の動物園連携でも同じように求められる。

「人気の動物による誘客に終わらぬように」「遠いアフリカの地の自然保護や住民支援の大切さを市民にどう伝えられるか」。調印式後のシンポジウムでは、専門家から協定への期待が語られた。  地方の動物園が、国際理解や環境教育の重要な場になりつつある。私たち市民はその大きな輪の中にいる。

2008年06月04日水曜日



 
 
>TOP

デル、カーボンニュートラル化達成を発表

Dellは、自ら計画したスケジュールよりも5カ月早く、正式にカーボンニュートラル企業になったと発表した。

Dellの自社施設のエネルギー効率の向上と、6億4500万kWh分の米国、中国、インドでの「グリーン」電力の購入と風力発電への投資により、40万メートルトンの二酸化炭素排出を削減し、目標を達成した。

Dellはグリーンエネルギーに年間30億ドル投資し、4年間でグリーンエネルギーの消費量を約10倍の1億1600万kWhに増やした。

Dellの地球環境、健康、安全担当ディレクターであるDane Parker氏は、目標達成は、Dellの省エネルギー、リサイクルなどのエコ活動に関する長年のポリシーによるものだと述べた。

Parker氏は、目標達成を、「地球で最も環境に優しい技術企業になるという取り組みにおける大きな一歩であり、業界他社だけでなく、地球上のすべての業界を指導する立場を確立する」偉業だとたたえた。

さらに、「エネルギーには、コスト、持続性の問題があり、将来も競争力を維持するためには、グリーンエネルギーの安定した供給が必要だ。そのため、Dellは地球全体でこれを実現するために努力していく」と付け加えた。

しかし、Dellの鳴り物入りの発表に対し、一部から疑惑の目が向けられた。ビジネス、IT調査会社であるQuocircaのClive Longbottom氏は、「現実には不可能にもかかわらず、いくつもの企業がカーボンニュートラル化を達成したと主張するのは本当に悩ましい」と述べた。

「そういった企業が、社員全員の通勤や亜鉛の採掘にまでさかのぼって、コンピュータの製造に使われるすべての原料を考慮に入れているのか、疑問に思う必要がある」(Longbottom氏)

Longbottom氏はさらに、「カーボンニュートラルには多くのごまかしがある。コンピュータ企業は、コンピュータ内部の有害物質の削減やコンピュータの消費電力の削減に対する近年の進展に焦点をあてるべきだ。このような大きな主張をすれば、企業は自ら再び打撃を被ることになる」と述べた。

さらに、Dellは、マダガスカルの熱帯雨林59万1000エーカーを保全するため、Conservation Internationalと提携したことを発表した。このプロジェクトにより、今後5年間で大気中に放出される二酸化炭素の量が50万メートルトン削減されると期待されている。

また、このプロジェクトでは、マダガスカルにのみ生息する世界で最も希少な霊長類2種が保護される。

Conservation InternationalのToby Jansen Smith氏は、Dellとの提携を歓迎し、気候変動に取り組むこのプロジェクトの重要性を強調した。

「熱帯雨林の破壊による温室効果ガス排出量は全体の20%を占めており、自動車、トラック、飛行機を合わせた排出量よりもずっと多い」(Smith氏)

2008年08月11日 15時48分



 
 
>TOP

生物の宝庫マダガスカル、鉱山開発の「危険な賭け」

* 2008年10月31日 08:24 発信地:フォート・ドーファン/マダガスカル

【10月31日 AFP】マダガスカルは貧困克服への道として、鉱業の発展に全精力を注いでいるが、これによって環境や社会がこうむるリスクは大きい上、見返りが確実に得られるかどうかも疑わしい状況だ。

マダガスカルは世界の最貧国の一つだが、地下の鉱物資源は豊富で、なかでもサファイア、ニッケル、ボーキサイト、イルメナイトなどは世界一の埋蔵量を誇る。しかし、現在のところ同国のGDP(国内総生産)に鉱業が占める割合は4%に過ぎず、鉱物価格高騰の影響もあって、未採掘であるマダガスカルの巨大な鉱脈に、多くの外国企業が熱い視線を向けるようになっている。

例えば、英豪系鉱業大手リオ・ティント(Rio Tinto)とカナダ鉱山会社のシェリット(Sherritt)はそれぞれ、世界最大のイルメナイト鉱山とニッケル鉱山をマダガスカル内に建設中だ。

東部モラマンガ(Moramanga)の原始の森には、シェリットのブルドーザーが行き来する幅20メートルの「傷跡」が走り、原猿類の生息域を脅かしている。ニッケル鉱建設に40億ドル(約3940億円)が投資され、世界で5本の指に入る採掘プロジェクトだ。

そのほかの大手企業も後れまじと、全土が北米のゴールドラッシュ再来の様子を呈し、マダガスカルの伝統的な社会を突如、大混乱させている。

■「インド洋のノアの箱舟」に大きな傷

マダガスカル政府は2006年、シェリットのアンバトビィ・ニッケル・プロジェクト(Ambatovy Nickel Project)を承認した。2010年から27年間にわたり、ニッケル、コバルト、硫安を生産するという計画だ。

だが地元の環境保護団体はこのプロジェクトによって、原生林1300-1700ヘクタールが破壊され、47の原産種を含む1378種の植物種が絶滅する可能性を指摘する。マダガスカルは、生物多様性が極めて豊富ゆえに「インド洋のノアの箱舟」と呼ばれている。 

政府は、観光資源でもある生物多様性の保全と、積極的な鉱山開発の間には、適切なバランスが取れていると主張する。シェリット側はAFPの取材には応じなかったが、ウェブサイトでは「生物多様性を守りつつ、環境向上にまい進していく」と明言している。

■経済も変容、物価上昇、漁業にも大打撃

鉱業の発展が環境に及ぼす影響に加え、新たな経済産業の効果を疑う声もある。

つい最近まで風光明媚でのどかな街だった同国最南端のフォート・ドーファン(Fort-Dauphin)は、2005年にリオ・ティントが海上に大規模なイルメナイト採掘施設の建設を開始して以来、風景が一変した。3年間で人口は7万人に倍増し、古いコロニアル様式の建物が並ぶ景観を、派手な外観の新築ホテル群がさえぎるまでになった。

「鉱業が、交通網などのインフラの整備、ホテル産業の興隆などを街にもたらした」と地元当局は手放しの喜びようだが、国際非政府組織(NGO)「ケア・インターナショナル(CARE International)」の地元事務所は、「恩恵を受ける人はごく一部に限られるのではないか」と慎重だ。ある野党議員は「今のところ、プロジェクトが人々に富をもたらすことはなく、生活向上には結びついていない」と指摘する。

同地で料理店を営む女性は、コメ、肉、野菜の物価が40%も上昇し、賃貸料はこの2年で3倍に跳ね上がったと嘆く。

最も深刻な影響を受けているのは、漁師たちだ。フォート・ドーファンは、もともと、ロブスター漁が盛んな場所だ。ある漁師によると、かつては魚介類が豊富に獲れ、毎日漁に出ていたが、現在の出漁は週に2度だけだ。一部の漁師は政府から補償金を受け取っているが、それでも収入は減りつつあるという。(c)AFP/Lucie Peytermann



 
 
>TOP

マダガスカルにサイクロン被害、2600人がホームレスに

2009年 01月 23日 11:49 JST

[ポートルイス 22日 ロイター] マダガスカル西部を通過したサイクロンが、住民2600人が住む所を失う被害をもたらした。マダガスカル当局が22日、明らかにした。

サイクロンFaneleは最大風速150キロ(時速)で21日早くに上陸すると、建物に多大な被害を与え、広範囲にわたる洪水を引き起こした。

マダガスカル当局は、2600人が家を失い、さらに4000人が被害を受けたと述べた。地元メディアは1人が死亡したと報じた。

住む場所を失くした住民のために、学校や教会など十数カ所の避難所が設けられ、約8万世帯に供給する水や電力の復旧作業が行われている。



 
 
>TOP

首都で反大統領デモが暴徒化、少なくとも34人死亡 マダガスカル

* 2009年01月28日 13:40 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【1月28日 AFP】マダガスカルの首都アンタナナリボ(Antananarivo)で26日に暴徒化したマルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)大統領に対する抗議デモでは、27日に少なくとも31人の遺体が発見され、これまでに確認された死者は34人となった。関係当局が27日明らかにした。

消防隊は27日、全焼したショッピングセンターのがれきの中から焼死体25体、大統領所有の食品会社の倉庫から6体、計31体の遺体を収容した。警察によると、この6人は、倉庫を略奪しようと押し入った際に将棋倒しになって死亡したという。

27日にはこのほかにも刑務所からの脱走を試みた受刑者らに治安部隊が発砲して1人が死亡、10人が負傷した。26日には抗議デモで2人の死亡が確認されている。

■デモの経緯

反政府デモは、反大統領派のAndry Rajoelinaアンタナナリボ市長(34)が呼びかけたもので、26日にはデモ隊が国営ラジオ局など複数の建物を襲撃・放火し、混乱が広がった。

市長の代理人によると、大統領が所有する民放テレビ局MBSをデモ隊が包囲した際、ガードマンが発砲し、デモ隊の1人が頭を撃ち抜かれた。市長は27日、デモの中止を呼びかけたが、その一方で、このガードマンが法の裁きを受けるまでは話し合いに応じないとしている。

市長は2007年の市長選に無所属で出馬し、大統領与党の対抗馬を破って当選。以来、「自由の縮小」や、韓国企業への大規模な農地の貸し出しをめぐり、大統領への批判を容赦なく繰り返してきた。前月には、ディディエ・ラチラカ(Didier Ratsiraka)前大統領とのインタビューを放映したとして自身が所有するテレビ局Vivaが閉鎖されたこともあり、政府への非難を強めてきた。

■政情不安の歴史

マダガスカルは政治の混乱に翻弄(ほんろう)されてきた。2001年にラベロマナナ現大統領と当時現職だったラチラカ前大統領が争った大統領選では、ラチラカ氏が敗北を認めなかったため、暴力と政治危機を招いた。

両候補はそれぞれの政府を樹立したため、2002年5月にラベロマナナ氏が正式に大統領に就任するまで、2つの首都、2つの政府、2つの軍が併存する異常事態が続いた。なお、ラチラカ前大統領は同年7月フランスに出国。現在はフランスで亡命生活を送っている。

2006年の大統領選ではラベロマナナ大統領が再選されたが、選挙中から首都で多数の手榴弾がさく裂するなど、極度の政情不安に見舞われた。(c)AFP/Gregoire Pourtier



 
 
>TOP

マダガスカルで大統領退陣デモ、暴徒化し37人死亡

【ヨハネスブルク=中西賢司】ロイター通信によると、アフリカ南東部沖の島国マダガスカルの首都アンタナナリボで、ラバロマナナ大統領(59)の退陣を求める数万人規模のデモが起き、参加者の一部が暴徒化、26〜28日の間に少なくとも37人が死亡した。

(2009年1月28日20時30分 読売新聞)



 
 
>TOP

マダガスカル反大統領デモ、死者68人に

* 2009年01月29日 16:47 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【1月29日 AFP】マダガスカルの首都アンタナナリボ(Antananarivo)での反大統領デモによる死者は、28日の警察発表で、少なくとも68人にのぼっている。

デモは、反大統領派のアンドレイ・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)アンタナナリボ市長(34)が呼びかけたもので、26日に一部が暴徒化した。地元警察によると、死者の大半は26日から27日にかけての暴動によるものだという。マルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)大統領は、政情不安をあおっているとして、市長を強く非難した。

一方で旧宗主国であるフランスの政府関係者は、死者は80人以上と見ている。事態を受け、地元当局は複数の地域に外出禁止令を発令した。(c)AFP/Gregoire Pourtier



 
 
>TOP

マダガスカル、首都の市長が国家指導者宣言

* 2009年02月01日 14:46 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【2月1日 AFP】マダガスカルの野党指導者で首都アンタナナリボ(Antananarivo)の市長、アンドレイ・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)氏(34)は31日、同市で開かれた集会に集まった数千人の支持者を前に、自分が国家指導者であると宣言し、マルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)大統領の即時辞任を議会に求めると述べた。

マダガスカルでは1月25日に暴動が起き、過去1週間で少なくとも68人が死亡した。28日にもデモが行われたが、暴動にはならなかった。

一方、ラベロマナナ大統領は31日、アンタナナリボの大統領宮殿で会見し、依然として自分が大統領であり、国家の発展のために必要なことをしていくと述べた。ラジョエリナ市長への対応について問われると、「法務省と憲法裁判所がその任務を果たすだろう」と述べた。

前年12月、当局がラジョエリナ氏が持つテレビ局Vivaを閉鎖し、アンタナナリボで抗議活動が起きたことをきっかけにラジョエリナ市長とラベロマナナ大統領の対立は一気に激しさを増した。このところラジョエリナ氏は大統領を独裁者と呼ぶなど、批判を強めている。

野党を束ねる団体は30日声明を出し、ラジョエリナ氏を支持し、同氏が提唱する暫定内閣に賛成する声明を出した。ラジョエリナ氏は暫定政権は2年以内に大統領選挙を行うとしている。

国連(UN)、米国、カナダはマダガスカルに事態の沈静化を呼び掛けている。(c)AFP



 
 
>TOP

デモ群衆に発砲、25人死亡 マダガスカル警察

2009.2.7 23:02

アフリカ南東部の島国マダガスカルからの報道によると、同国の首都アンタナナリボで7日、ラベロマナナ大統領の退陣を求めてデモ行進していた群衆に警察が発砲、記者を含む多数が死亡した。現場の警察当局者はロイター通信に「これまでに25人が死亡した」と述べた。大統領は「独裁的」だとして国民の不満が高まっている。デモは野党指導者のラジョエリナ氏が呼び掛け、大統領退陣を求めて大統領官邸に向かっていたという。(ナイロビ 共同)



 
 
>TOP

NEWS25時:マダガスカル デモに発砲、30人死亡

アフリカ南東部の島国マダガスカルからの報道によると、同国の首都アンタナナリボで7日、ラベロマナナ大統領の退陣を求めてデモ行進していた群衆に治安当局が発砲、AP通信は地元ラジオの報道として約30人が死亡したと伝えた。死者の中に記者が含まれているとの情報もある。【共同】

毎日新聞 2009年2月8日 東京朝刊



 
 
>TOP

マダガスカルで大統領退陣要求デモに発砲、30人死亡

【ヨハネスブルク=中西賢司】アフリカ南東部の島国マダガスカルの首都アンタナナリボで7日、ラバロマナナ大統領(59)の退陣を求めるデモを大統領府前で行っていた数万人規模の群衆に向かって、治安部隊が発砲。

AP通信によると、約30人が死亡した模様だ。

同国では、大統領と、政府に首都の市長を解任された野党指導者のラジョエリナ氏(34)が対立。1月下旬のデモでは参加者の一部が暴徒化し、AFP通信によると、少なくとも68人が死亡した。

(2009年2月8日00時56分 読売新聞)



 
 
>TOP

反政府デモ隊に発砲、28人死亡=マダガスカル

【アンタナナリボ8日AFP=時事】アフリカ東岸沖のマダガスカルで7日、大統領官邸に向かっていた反政府デモ隊に大統領警護隊が発砲し、少なくとも28人が死亡、212人が負傷した。国家警察スポークスマンが8日明らかにした。(写真は大統領官邸近くで銃撃から逃れようとする男性)

デモ隊は、ラベロマナナ大統領の退陣を要求する首都アンタナナリボのラジョエリナ前市長の呼び掛けで市内の広場で集会を開いた後、大統領官邸に向かっていた。前市長が反政府デモの実施を訴えた1月26日以降の死者はこれで96人になった。

ラベロマナナ大統領は7日、テレビ演説で平静を取り戻すよう呼び掛けたが、ラベマナンジャラ首相は国営テレビを通じ、首都に発令されている夜間外出禁止令の1週間延長を発表した。

通常日曜日は発行しない「ガゼット」紙は8日、特別号を出し、銃撃の模様をとらえた写真を1面に掲載、「大虐殺」の見出しで報じた。大統領官邸に向かう道路はこの日、治安部隊によって封鎖されたが、道路には前市長派のシンボルカラーであるオレンジ色の靴や帽子が散乱していた。〔AFP=時事〕(2009/02/08-20:40)



 
 
>TOP

マダガスカルで大統領の退陣求める抗議、28人以上が死亡

2009年2月9日

[アンタナナリボ 8日 ロイター] アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶ島国マダガスカルで、ラベロマナナ大統領の退陣を求める抗議デモが行われ、少なくとも28人が死亡した。反政府の指導者は8日、さらなる抗議活動を計画していると明らかにしている。

治安当局は大統領官邸の周囲を警備していたが、7日に数千人のデモ隊が警官隊と衝突していた。

首都アンタナナリボの主要病院には、先に同市の市長職を解任され、反政府指導者となっているラジョエリナ氏を支援する多くの負傷者が運ばれている。

警察当局はロイターの取材に対し、7日のデモ隊と警察の衝突で「首都にある3つの病院で28人の死亡、212人のけが人が確認されている」と述べた。過去2週間では120人以上が死亡したという。

2002年に政権に就いて以来、経済成長を維持してきたラベロマナナ大統領だが、国民の声に耳を傾けなくなり、貧困問題に取り組まなかったとの批判が出ている。

ラジョエリナ氏は裁判所にラベロマナマ大統領の弾劾を求めていた。



 
 
>TOP

72時間以内に事態収拾を=政治危機で軍が最後通告−マダガスカル

3月11日0時6分配信 時事通信

【ロンドン10日時事】ラベロマナナ大統領と首都アンタナナリボのラジョエリナ市長との権力闘争で政治危機に陥っているアフリカ東岸沖の島国マダガスカルの軍は10日、与野党に対し、72時間以内に事態を収拾させなければ軍が権力を掌握すると最後通告を行った。

同国からの報道によると、陸軍参謀総長が国営テレビを通じ「政治家と市民団体、その他関係者に対し、国家を危機から救うため、協力して72時間以内に解決策を見いだすよう求める。さもなければ軍が国政の責任を担い、国益と統一性を守る」と宣言した。ただ、軍の中立維持も強調した。 

最終更新:3月11日0時6分



 
 
>TOP

マダガスカル:反大統領デモ続発 当局発砲で100人超死亡

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南東部のインド洋に浮かぶ島国マダガスカルで、ラベロマナナ大統領の退陣を求める抗議デモが1月から続発、治安当局の発砲などで死者が100人以上に上っている。野党指導者で首都アンタナナリボのラジョエリナ市長が呼びかけるデモは地方に拡大。軍は大統領派と反大統領派に分裂を始め、内戦も懸念される。

野党支持者は14日、ラジョエリナ市長が大統領に就任し、暫定首相を任命したと一方的に宣言したが、大統領側は認めていない。

毎日新聞 2009年3月16日 東京朝刊



 
 
>TOP

マダガスカル大統領官邸を占拠 クーデターの様相

2009年3月17日9時11分

【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ東部マダガスカルからの報道によると、首都アンタナナリボで16日夕、軍の兵士約100人が軍用車2台とともに大統領官邸を占拠した。ラベロマナナ大統領(59)に対抗する勢力が軍の一部の支持を得て、大統領辞任を求めており、クーデターの様相を呈してきている。

大統領官邸周辺では大きな爆発や銃声が続いている。ラベロマナナ氏は首都郊外の別の場所で、大統領警護隊約500人に守られており、無事の模様だ。

反大統領派を率いるアンタナナリボの前市長で元ディスクジョッキーのラジェリナ氏(34)は16日、ロイター通信に「ラベロマナナに力はない。次の48時間には多くのことが起きるだろう」と語った。この日、治安部隊にラベロマナナ氏の逮捕を命じたとも発表している。軍幹部は同日、「軍の99%がラジェリナ氏の側にある」と語った。

ラジェリナ氏の経営するテレビ局が08年12月、前大統領へのインタビューを放送した後、当局に閉鎖されたことがきっかけで、ラベロマナナ氏の独裁を批判する反大統領派の抗議行動が繰り返されてきた。反大統領派は、当局の鎮圧作戦で1月以降に135人が死亡したと主張している。



 
 
>TOP

大統領官邸で銃撃戦=軍が突入−マダガスカル

3月17日1時36分配信 時事通信

【ロンドン16日時事】ラベロマナナ大統領派と反大統領派の対立で緊張が続くアフリカ東岸沖の島国、マダガスカルからの報道によると、同国軍が16日、首都アンタナナリボにある大統領官邸に突入し、官邸内で銃撃戦が繰り広げられた。

大統領自身は市内から約10キロ離れた別の建物に避難しており、無事のもよう。一方、市内中心部でも大きな爆発が2回にわたって起きた。



 
 
>TOP

マダガスカル、軍が大統領府占拠 戦車が突入

【ナイロビ17日共同】アフリカ南東部の島国マダガスカルからの報道によると、首都アンタナナリボ中心部で16日、戦車が大統領府に突入、国軍兵士らが大統領府を占拠した。野党支持者などから退陣圧力が高まっているラベロマナナ大統領は一層追い詰められた形となった。

軍は同日、大統領と対立する野党指導者ラジョエリナ氏への支持を表明。軍として大統領に対し、退陣要求の強い意思を示す狙いがあったとみられる。一方、ラジョエリナ氏は「(大統領府の制圧を)命じたのは私ではない」と自身の関与を否定した。

ラベロマナナ大統領は首都近郊にいるが、近日中に退陣に追い込まれる可能性もある。

首都中心部では16日、銃撃戦が起きたほか、大きな爆発音もするなど緊張が高まった。死者は出ていないもよう。アフリカ連合(AU)や欧州連合(EU)は軍の行動を非難した。

2009/03/17 09:26 【共同通信】



 
 
>TOP

マダガスカル 野党支持者騒乱が拡大 大統領府に装甲車

3月17日12時18分配信 毎日新聞

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南東部のインド洋に浮かぶ島マダガスカルで、首都アンタナナリボのラジョエリナ市長(34)が呼びかけたラベロマナナ大統領(59)の退陣を求める野党支持者らの抗議行動は16日、軍が装甲車などで大統領府に突入した。

AP通信によると、爆発音が聞こえるなど緊迫した状況が続いたが、ラベロマナナ氏は約10キロ離れた大統領宮殿に逃げていた。同日開かれた野党支持者らの集会で、ラジョエリナ氏は治安部隊に、大統領を国家反逆罪の疑いで逮捕するよう呼びかけた。

発端は昨年12月、元DJのラジョエリナ氏運営の放送局がラチラカ前大統領のインタビューを放映し、それを理由に政府が放送局を閉鎖。再三の営業再開要請も認められず1月26日、野党支持者が国営放送局を占拠するなど暴徒化した。

同月末、ラジョエリナ氏は自らを「国家指導者」と宣言。大統領の即時辞任と暫定政権発足、2年以内の大統領選実施を訴えた。大統領は2月初めにラジョエリナ氏の免職処分を決定したが、混乱は収まらず、死者は100人以上に上っている。軍内部にも野党派が支持を広げ、大統領の命令系統は機能していない。

大統領は15日、国民投票実施を提案したが、ラジョエリナ氏は拒否し、ついに軍の大統領府突入に発展した。

マダガスカルは世界第4の大きさの島で、独自の進化を遂げた固有種の動物が多く観光地として人気がある。



 
 
>TOP

国軍が大統領支持者らを攻撃、緊張高まる マダガスカル

3月17日11時34分配信 CNN.co.jp

(CNN) アフリカ南東部の島国マダガスカルで16日、国軍兵士らが首都アンタナナリボ中心部の大統領府外で、退陣圧力が増しているラベロマナナ大統領の支持者らを攻撃した。

目撃者がCNNに明らかにしたところによると、大統領府付近に2台の戦車が出動し、大統領府の建物を守ろうとしていた群集に向けて兵士らが銃を発砲した。現地からの報道は、国軍指導者を名乗る人物が、大統領と対立している野党への支持を表明したと伝えている。

一部の大統領支持者らは並んで列を作り、国軍の大統領府突入を阻止していた。大統領府が国軍に占拠されたかは不明。ラベロマナナ大統領は当時外出中だった。

アンタナナリボ市内の米大使館職員が匿名を条件に語ったところによると、大統領府からは爆発音や銃声が数回響いた。また、アフリカ連合(AU)は緊張が高まるマダガスカルの権力闘争を受け、臨時会合を開く方針を明らかにした。

ラベロマナナ大統領は15日に続投を表明し、国軍に介入しないよう促した。関係者によると、大統領は危機打開に向けて会合を開きたい意向にある。



 
 
>TOP

マダガスカル 軍が大統領府占拠 首都前市長派、政権転覆か

2009年3月17日 夕刊

【ロンドン=星浩】アフリカ南東部の島国マダガスカルの首都アンタナナリボで十六日、軍が大統領府や中央銀行を占拠した。ロイター通信などによると、現地ではラベロマナナ大統領への退陣圧力が高まっており、軍が政権転覆に乗り出したとみられる。

同国では昨年末以来、大統領と、政敵で首都のラジョエリナ前市長(34)の政治的対立が激化。支持者同士の衝突もあり、これまで百三十人以上が死亡したとされる。十四日には、ラジョエリナ氏が大統領への就任を宣言していた。治安部隊も同氏支持を打ち出し、十六日には首都中心部の大統領府に装甲車が突入、周辺で銃撃戦が起きるなどの動きがあった。アフリカ連合(AU)は「クーデターの企てを非難する」との声明を出した。



 
 
>TOP

マダガスカル大統領辞任、軍へ権限 反大統領派が官邸に

2009年3月17日23時12分

【ナイロビ=古谷祐伸、ムラマンガ(マダガスカル中部)=黒沢大陸】アフリカ東部マダガスカルで反大統領派が、軍の一部とともにラベロマナナ大統領(59)の辞任を求めて首都アンタナナリボの大統領官邸を占拠した問題で、ロイター通信は17日、大統領が辞任したと伝えた。

同通信によると、大統領報道官が、ラベロマナナ氏は海軍提督に大統領権限を明け渡したと明らかにした。この提督を含む軍部は、反大統領派を率いるアンタナナリボ前市長で元ディスクジョッキーのラジェリナ氏(34)による暫定政権を支援する方針だという。

ラジェリナ氏は17日、大統領官邸に入った。反大統領派は憲法を改め、2年以内の選挙を実施するとしている。ラベロマナナ氏は首都郊外の別の官邸にいたが、さらに別の場所に移動したという。

今回の政変に対し、アフリカ連合(AU)の高官は17日、反大統領派の動きを批判、「軍はラジェリナ氏に権力を渡すべきではない」と語った。

今回の政変は08年12月、ラジェリナ氏が経営するテレビ局が当局に閉鎖されたのがきっかけ。反大統領派は今年1月以降の抗議行動で市民ら135人が殺されたと主張、軍の一部が反大統領派につき、大統領への圧力を強めた。

アンタナナリボ住民への電話取材によると、中心部の「独立大通り」は17日、ラベロマナナ氏の独裁を批判する市民であふれた。一方、ラベロマナナ氏がいるとみられる郊外の官邸には大統領派の市民らが集まり、バリケードを築いていたという。



 
 
>TOP

マダガスカル軍、大統領府へ突入 内部で銃撃戦

* 2009年03月17日 03:37 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【3月17日 AFP】(写真追加)マダガスカル軍が16日、首都アンタナナリボ(Antananarivo)の大統領府に突入した。大統領府内では、軍の突入直後から銃撃戦が行われている。AFPの現地特派員が伝えた。

軍兵士は、兵士の1人が拡声器で大統領府内にいる全員に退去するよう呼びかけた後、建物に突入した。現地時間午後7時(日本時間17日午前1時)ごろ、大統領府の敷地内から大きな爆発が2回起こった。また、装甲車が大統領府の正面玄関を破壊し、投光器の光が大統領府の建物を照らし出した。

マルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)大統領は大統領府内にはおらず、首都から12キロメートルの場所にある大統領宮殿に身を潜めている。

アンタナナリボでは同日、野党支持者ら数千人が参加した集会が開かれており、その中で野党指導者のアンドレイ・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)氏が、同国の治安部隊に対し、政権に居座り続けるラベロマナナ大統領を国家反逆罪で逮捕するように求めていた。

ラベロマナナ大統領は15日、3か月にわたる政治危機の打開策として、国民投票を行うよう提案していたが、ラジョエリナ氏はただちにこれを拒否していた。ラベロマナナ大統領の家族のほとんどは前週、国外に出ている。(c)AFP



 
 
>TOP

軍が大統領府を占拠 マダガスカルで政治危機

2009.3.17 09:28

アフリカ南東部の島国マダガスカルからの報道によると、首都アンタナナリボ中心部で16日、戦車が大統領府に突入し、国軍兵士らが大統領府を占拠した。

軍は16日、大統領と対立する野党指導者、ラジョエリナ氏への支持を表明。軍として大統領に退陣要求の強い意思を示す狙いがあったとみられる。ラジョエリナ氏は「(大統領府の制圧を)命じたのは私ではない」と関与を否定した。

首都中心部では16日、銃撃戦が起き、緊張が高まった。死者は出ていないもようだ。アフリカ連合(AU)や欧州連合(EU)は軍の行動を非難した。

マダガスカルでは「独裁的で公金を無駄遣いしている」として大統領への批判が強まり、1月以降、大統領の退陣を求めるデモが繰り返されている。(共同)



 
 
>TOP

マダガスカル大統領が退陣 野党支持の軍に権限移譲

2009.3.17 23:05

ロイター通信によると、アフリカ南東部の島国マダガスカルの、ラベロマナナ大統領の報道官は17日、大統領が軍に権限を移譲したことを明らかにした。

軍は野党指導者ラジョエリナ氏の支持を表明しており、ラベロマナナ氏は野党支持者らの圧力に屈し、退陣に追い込まれた形だ。

今年1月以降、大統領の退陣を求めるデモが繰り返され、暴動などで135人が死亡した同国の政治混乱はひとまず収拾に向かうとみられる。ただ、野党側の強引な手法に、アフリカ連合(AU)や欧州連合(EU)など国際社会からは非難を浴びそうだ。

ラベロマナナ氏の報道官によると、同氏は大統領府を去り、現在は別の場所にいるという。一方、ラジョエリナ氏は17日、支持者らと大統領府に入り、中にいた兵士らから歓迎を受けた。(共同)



 
 
>TOP

政変主導者が大統領代行に マダガスカル憲法裁認定

2009年3月18日23時31分

【ナイロビ=古谷祐伸】反大統領派による政変でラベロマナナ大統領が辞任したマダガスカルの憲法裁判所は18日、反大統領派を率いる首都アンタナナリボの前市長、ラジェリナ氏(34)を大統領代行に認定すると発表した。ロイター通信によると、ラジェリナ氏は21日、正式に大統領代行に就任するという。

AFP通信によると、ラジェリナ氏は元ディスクジョッキー。アンタナナリボで18日、1万5千人が集まった集会で「国民が貧困から脱せるよう、できることを何でもやる」と演説した。ラジェリナ氏は今後、憲法を改正し、24カ月以内に選挙を実施すると約束している。首都は平穏を保っている模様だ。

海軍中将に大統領権限を移譲する形で17日辞任したラベロマナナ氏の動静は不明。この中将を含む軍部はラジェリナ氏への権限移譲を主張していた。

ラジェリナ氏は08年12月、自身の経営するテレビ局が、ラベロマナナ氏の政敵だった元大統領のインタビューを放映後、当局に閉鎖されたことをきっかけに、ラベロマナナ氏を「独裁だ」と批判する抗議行動を展開してきた。マダガスカルは国民の約7割が1日1ドル以下で暮らしているとされ、ラジェリナ氏は国民の不満を自身への支持につなげてきたとされる。



 
 
>TOP

マダガスカル大統領が辞任=野党「2年以内に選挙」

【ロンドン17日時事】AFP通信などによると、アフリカ東岸沖の島国マダガスカルのラベロマナナ大統領(59)は17日、声明で、軍に権力を委譲し、辞任したことを発表した。同大統領をめぐっては、野党陣営が退陣を求めて1月から大規模な抗議行動を展開。軍部も野党支持に回り、大統領は苦境に追い込まれていた。

野党指導者ラジョエリナ氏(34)はこれより先、多数の支持者を引き連れ、前日から軍部隊が占拠している首都アンタナナリボの大統領官邸に入った。同氏は、自らが先月設置した「暫定政府」が国政を取り仕切ることを改めて宣言した上で、「2年以内」に大統領および議会選挙を実施する考えを表明した。

ただ、大統領が発表した軍への権限委譲については、ラジョエリナ氏も軍も拒否したと伝えられており、新指導部の体制には不透明な部分もある。(2009/03/18-01:06)



 
 
>TOP

マダガスカル:野党指導者に軍が権限一任

【ヨハネスブルク高尾具成】マダガスカルで17日に辞任したラベロマナナ大統領から権限を移譲された軍は、野党指導者ラジョエリナ氏にその権限を引き渡した。同氏は憲法改正後、暫定政府を発足させ、2年以内に大統領選と議会選を実施すると約束しているが、軍部に頼った強引な手法に国際社会からは懸念の声が上がっている。権限移譲がスムーズに実施されるかなど課題も多い。

アフリカ連合(AU)は17日、「軍部がラジョエリナ氏に手を貸した事態は憲法に反する行動。AU加盟のルールにも抵触する」と非難。潘基文(バンギムン)国連事務総長も懸念を表明した。

毎日新聞 2009年3月18日 東京夕刊



 
 
>TOP

マダガスカル:大統領が辞任 軍に権限移譲、政治混乱収束へ

【ヨハネスブルク高尾具成】マダガスカルのラベロマナナ大統領(59)は17日、1月末から続く政治混乱を受け、軍に権限を移譲し、辞任した。AP通信などが伝えた。大統領の退陣を求めてきた野党指導者ラジョエリナ氏(34)を支持する軍兵士が16日、大統領府を占拠していた。

ラベロマナナ氏は17日、ラジオ演説で「政府の解散と軍当局への政権移譲を決めた。国の発展のため苦しい決断をした」と語った。同氏は大統領宮殿に避難していたが、権限移譲後、別の場所へ移った。一方、ラジョエリナ氏は軍部隊を従えて市内をパレードし、権力の掌握をアピール。24カ月以内に大統領選と議会選を実施する考えを表明した。

1月以降の反政府デモや暴動などの犠牲者は約130人に上った。大統領の辞任で混乱は収束に向かうが、クーデターまがいの権力奪取にはアフリカ連合(AU)などから非難の声が上がっている。

混乱の源は01年12月の大統領選にある。ラベロマナナ氏はラチラカ前大統領と対立し、独自集計をもとに一方的に勝利宣言。再集計でラベロマナナ氏の当選が確定したが、しこりを残した。今回の騒動は昨年12月、ラジョエリナ氏の放送局がラチラカ前大統領の政権批判を放映し、政府に閉鎖させられたことがきっかけになった。

ラジョエリナ氏は1月末、自らを「国家元首」と宣言していた。現行憲法は国家元首を「40歳以上」と規定しており、同氏が元首になるには憲法改正が必要になる。

==============

■ことば

◇マダガスカル

アフリカ大陸の南東、インド洋に浮かぶ島国。日本の総面積の約1.6倍に相当する58万7000平方キロに約1968万人が暮らしている。1896年にフランスの植民地となったが、1958年に自治共和国となり、60年に独立。主要産業は農業でバニラやコーヒーなどを輸出している。独自の進化を遂げた動植物が生息する熱帯雨林は観光地として人気がある。

==============

◆マダガスカルの最近の動き◆

08年12月    野党指導者ラジョエリナ氏の放送局がラチラカ前大統領の政権批判を放送。政府は放送局を閉鎖

09年 1月    野党派集会が繰り返され、26日、国営放送局を占拠するなど暴徒化。同月末、ラジョエリナ氏が「国家元首」を宣言

   2月 3日 ラベロマナナ大統領は首都アンタナナリボ市長だったラジョエリナ氏を解任。7日、大統領府前で治安部隊が発砲、野党支持者ら約30人が死亡

   3月16日 軍部隊が大統領府を占拠。17日にラベロマナナ大統領が軍に権限移譲し、辞任

毎日新聞 2009年3月18日 東京朝刊



 
 
>TOP

「野党指導者に全権移譲」 マダガスカル海軍幹部

2009.3.18 11:11

アフリカ南東部の島国マダガスカルの海軍幹部は17日、記者団に、「野党指導者、ラジョエリナ氏に全権を移譲する」と述べ、同氏が暫定政府トップに就くことを明らかにした。

ラベロマナナ大統領が同日、退陣し、この海軍幹部に軍政を敷くよう要請したが、軍側は拒否。暫定政府トップにラジョエリナ氏の名前が挙がっていた。

大統領支持者は、不当に権力をつかもうとしているとしてラジョエリナ氏を批判していた。(共同)



 
 
>TOP

マダガスカル新大統領に野党指導者 21日就任

2009.3.18 23:14

マダガスカルからの報道によると、大統領退陣に追い込まれたラベロマナナ氏(59)から権限を移譲された国軍は17日、野党指導者ラジョエリナ氏に全権を移譲、憲法裁も18日、これを認めた。ラジョエリナ氏は21日、正式に新大統領に就任する。

しかし、アフリカ連合(AU)や南部アフリカ開発共同体(SADC)は「民主的に選ばれた大統領を辞任に追い込んだ、憲法に反する行為」などとして野党側の一連の動きを強く非難。ラジョエリナ氏は早くも外交的困難に直面しそうだ。

元ディスクジョッキーのラジョエリナ氏は34歳と若く、端正な顔立ちで人気が高い一方、憲法が規定する大統領の最低年齢より六歳も若い。ラベロマナナ氏の支持者らからは、不当に権力をつかもうとしているとの批判もくすぶっている。(共同)



 
 
>TOP

憲法裁判所がラジョエリナ氏を新大統領と認定、マダガスカル

* 2009年03月19日 06:49 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【3月19日 AFP】マダガスカル憲法裁判所は18日、野党指導者のアンドレイ・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)氏(34)を同国の新大統領として認定した。前大統領のマルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)氏は前日、軍に権限を移譲し退陣していた。

マダガスカルでは数か月にわたって死傷者を伴う政治的混乱が続いていたが、ラジョエリナ氏を支持する軍が大統領府に突入し、ラベロマナナ氏を退陣させたことを受け、ラジョエリナ氏が政権を掌握することになった。

元ディスクジョッキーのラジョエリナ氏は、フランスのテレビ局に対し、「大統領と呼んでもらってかまわないよ」と語った。(c)AFP/Lucie Peytermann



 
 
>TOP

マダガスカルの大統領代行就任認めず、南部アフリカ開発共同体

(CNN) 反大統領派による政変でラベロマナナ大統領が辞任したアフリカ南東部のマダガスカル政情で、南部アフリカ開発共同体(SADC)は19日、野党指導者ラジェリナ(34)の大統領代行の就任を認めないと発表した。スワジランドでの会合で決めた。

民主的な手続きを踏んでいないとして、代行就任の合法性に異議を唱えている。ラベロマナナ大統領は17日、国軍に政権を譲渡して辞任、軍は18日に統治の権限を首都アンタナナリボ前市長のラジェリナ氏に委ねていた。同国高裁はこれを追認していた。代行には21日に就任予定。

SADCにはアフリカ南部諸国が加盟。一部加盟国からはSADCやアフリカ連合(AU)からの除名を求める声も出ている。AUは先に、軍の力を借りた権力移行はクーデターに等しいと批判していた。

ラジェリナ氏陣営は政情正常化のため、2年内の選挙実施などを公約している。マダガスカル憲法は、大統領の資格年齢を40歳以上と規定しており、ラジェリナ氏の代行就任が論議を呼ぶ可能性もある。



 
 
>TOP

ラジョエリナ「大統領」就任=国際社会から孤立の船出−マダガスカル

【ロンドン21日時事】マダガスカルからの報道によると、同国の首都アンタナナリボで21日、軍の支援を受けて政権を奪取した野党指導者アンドリー・ラジョエリナ氏(34)の「大統領」就任式が行われた。ただ、欧米やアフリカ諸国は「クーデターで政権を奪った」と批判しており、国際社会から孤立した船出となった。

同氏は就任式で数万人の支持者を前に「国民のために最善を尽くす」と述べるとともに、国民の生活水準向上と安全保障を最優先課題にすると強調した。一部報道では、米欧など各国外交団は就任式に姿を見せなかった。

同国の憲法規定では大統領に就任できるのは40歳からで、ラジョエリナ氏は6歳も若い。このため同氏は自らを「暫定大統領」と称している。(2009/03/21-21:26)



 
 
>TOP

米政府、マダガスカルへの経済支援停止

【ワシントン=弟子丸幸子】米国務省のウッド報道官代行は20日の記者会見で、アフリカ南東部マダガスカルで、野党指導者が大統領権限を掌握した政変を受け、米国から同国への経済援助を停止すると発表した。マダガスカルの政権交代は「クーデターに等しい」と述べ、強く非難。早急に選挙を実施するよう求めた。

マダガスカルではラベロマナナ大統領が軍や野党による辞任要求を受け入れて退陣し、野党指導者のラジョエリナ氏が18日に権力を掌握した。現地からの報道によると、アフリカ連合(AU)は20日、マダガスカルの加盟資格の停止を決定した。 (19:02)



 
 
>TOP

マダガスカル野党指導者、「大統領」就任 EUなどは非難

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信によると、アフリカ南東部マダガスカルで軍の支持を受けラベロマナナ大統領を辞任に追い込んだ野党指導者のラジョエリナ氏が21日、新大統領として「就任式」を開いた。ただ欧州連合(EU)議長国チェコのトポラーネク首相は野党による政権奪取を「クーデター」と非難した。アフリカ連合(AU)もマダガスカルの加盟資格を停止。主要国大使は就任式への出席を見送った。 (00:35)



 
 
>TOP

マダガスカル:政権移譲、AUは「クーデター」 加盟資格を停止

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ連合(AU)は20日、野党指導者ラジョエリナ氏(34)が軍部の介入でラべロマナナ大統領(59)を退陣に追い込んだマダガスカルの政権移譲を「クーデターに当たる」として、加盟資格停止を決定。半年以内に選挙を実施しなければ、制裁を科すことも検討すると発表した。米国やフランスも相次いで政変を非難、マダガスカルは国際的な孤立を深めている。

AFP通信などが伝えた。米国務省のウッド報道官代行は20日「米国はマダガスカルとのパートナー関係を維持しない」と述べ、人道支援以外の援助を停止する構えを明らかにした。かつてマダガスカルを植民地支配していたフランスのサルコジ大統領も同日「混乱を終わらせるただ一つの方法は早期の選挙だ」と述べ、大統領選挙を実施するよう求めた。南部アフリカ開発共同体(SADC)は19日、「ラジョエリナ氏を新指導者として認めない」と非難した。

ラジョエリナ氏は1月から本格的な反政府活動を展開。今月17日、ラベロマナナ大統領を辞任に追い込んだ。同国の憲法裁判所は18日、ラジョエリナ氏を大統領代行として認め、21日にも正式就任する予定。

毎日新聞 2009年3月21日 東京夕刊



 
 
>TOP

政権奪取の野党指導者、大統領就任式を強行…マダガスカル

【カイロ=加藤賢治】マダガスカルで軍部の後押しを受けて政権を奪取した野党指導者ラジョエリナ氏(34)が21日、首都アンタナナリボで大統領就任式を強行した。

AFP通信によると、同氏は支持者約4万人を前に「国民のために最善を尽くし、法を尊重する」と演説した。だが、欧米やアフリカ連合(AU)は政変をクーデターと非難、新政権を認めない方針を示しており、同氏への圧力を強めている。

AUは20日、同国の資格停止を決め、半年以内の大統領選実施を求めた。旧宗主国フランスのサルコジ大統領も同日、政権交代を「クーデター」と明言、唯一の事態収拾策は早期の大統領選実施だと述べた。米国務省報道官は対マダガスカル援助の一部凍結方針を発表した。同通信などによると、就任式に駐マダガスカル各国大使の姿はなく、新政権の孤立を裏付けた。

国際社会が反発するのは、ラジョエリナ氏の強権的な手法が目に余るからだ。マダガスカル憲法は、大統領の資格要件を40歳以上と規定しているが、軍部など同氏支持勢力に押された憲法裁は18日、同氏への大統領権限の移譲を追認。19日の「初閣議」では、辞任したラバロマナナ大統領の支持勢力が多数派を占める議会の機能停止を決定した。

同氏は、国際社会の批判をかわすため、2年以内に大統領選を実施し、新政権はその間の「暫定政権」と主張しているが、自らの大統領就任を可能にする憲法改正も行うとみられている。

就任式強行で政権交代を既成事実化したラジョエリナ氏だが、政治手腕は未知数。ディスクジョッキー経験もあり、貧困層など民衆の扇動は巧みだが、政治歴は首都の市長を1年余務めただけ。実業家でもあるラバロマナナ氏と利権を争い対立し、同氏の政敵ラチラカ元大統領と共闘したとの指摘もある。軍部の支持も一枚岩ではないとされ、政情安定化を実現出来るか疑問視されている。

(2009年3月21日22時48分 読売新聞)



 
 
>TOP

ラジェリナ氏が「暫定大統領」就任 マダガスカル

2009年3月21日22時37分

【ハボローネ=古谷祐伸】マダガスカルの政変で、ラベロマナナ前大統領(59)の辞任を受け21日、首都アンタナナリボの前市長で元ディスクジョッキーのラジェリナ氏(34)が「暫定大統領」に就任した。諸外国はクーデターと批判している。

ロイター通信などによると、ラジェリナ氏は首都の競技場で4万人の支持者を前に「我々は独裁や国家運営の無駄、うその終わりを宣言する。法律を尊重すると誓う」と演説した。各国外交団は出席していない模様だ。

ラジェリナ氏らは軍部を味方につけて大統領官邸を占拠、ラベロマナナ氏を辞任に追い込んだ。憲法裁判所はラジェリナ氏への権限委譲を認めたが、ラジェリナ氏は憲法の規定する大統領の最低年齢40歳に満たない。

アフリカ連合は20日、マダガスカルの加盟国資格を停止した。米国は人道目的以外の支援を止める方針を示した。



 
 
>TOP

韓国企業に農地の半分無料貸与 国民反発で大統領退陣 マダガスカル

2009.3.21 21:48

【ロンドン=木村正人】アフリカ南東部のインド洋の島国マダガスカルで、軍の介入で前大統領を退陣に追い込んだ野党指導者、ラジョエリナ氏(34)が21日、新大統領に就任した。欧米やアフリカ諸国は「クーデターに等しい」と非難を強めているが、政変の一因には前大統領が耕作可能面積の半分に当たる国土を韓国企業に無料貸与した問題がある。浮かび上がってくるのは、将来の食糧不足を見据え、豊かな資金を持つ中東やアジアの国々が、商取引を通じてアフリカで農地確保を進める実態だ。

現地からの報道によると、マダガスカルでは今年1月以降、「公金を無駄遣いしている」としてラベロマナナ大統領(59)の退陣を求めるデモが繰り返され、135人以上が死亡する混乱が続いた。今月16日になって軍が大統領府に突入、大統領を退陣に追い込んだ。軍は野党指導者ラジョエリナ氏に全権を移譲し、憲法裁判所も18日追認した。

これに対し、米国務省は20日、「非民主的で法の支配に反する」と人道支援を除くすべての援助を停止すると発表し、アフリカ連合(AU)もマダガスカルの加盟資格停止を決めた。

大半が農業に従事し土地に深い愛着を持つマダガスカルの国民が、ラベロマナナ氏に怒りを爆発させた理由のひとつは、マダガスカルの耕作可能面積250万ヘクタールの半分を海外の1企業に長期無料貸与するという同氏の暴挙への反発だった。

ラベロマナナ氏は昨年11月、ベルギーの国土の半分に相当する130万ヘクタールもの広大な土地を韓国の旧財閥系商社、大宇ロジスティックスに99年間無料貸与する契約を結んだ。大宇側は地元住民を雇って耕地開発し、トウモロコシやパーム油を採取できるヤシを栽培し、主に韓国に輸出する計画を表明。今後25年間で60億ドル(約5700億円)のインフラ整備を行うとしていた。

端正な顔立ちで人気の高い元ディスクジョッキーのラジョエリナ氏は18日、大宇側との契約について「憲法では祖国の土地は売ることも貸すこともできない」と述べ、一方的に契約破棄を宣言した。大宇側は「政権が交代してもプロジェクトは継続したい」と話している。

マダガスカルは貧富の差が激しく、1人当たりの国民総所得は320ドル(約3万230円)。人口2020万人の約7割が1日1ドル(約94円)以下で暮らす。世界食糧計画(WFP)が約60万人に食糧支援を実施し、3歳以下の半数が慢性的な栄養不足で知能障害に苦しんでいるとされる。

昨年、穀物価格高騰による食料危機で世界各地で暴動が続発し、自給率が低い韓国では海外での農地確保が課題になっている。中東の産油国や中国がアフリカの農地を次々と確保するなど争奪戦は激しくなる一方で、国連食糧農業機関(FAO)は「新植民地主義」を招く恐れがあると警告している。



 
 
>TOP

クーデターに等しいと米 対マダガスカル援助停止

2009.3.21 11:27

米国務省は20日、アフリカのマダガスカルで軍の支持を受けた野党指導者が大統領を退陣に追い込んだことを「クーデターに等しい」とし、人道支援を除くすべての援助を停止すると発表した。

国務省は声明で、今回のマダガスカルの政治混乱は「非民主的で法の支配に反する」と断言し、自由で公正かつ平和的な選挙が行われるよう求めた。民主的に選ばれた政府が憲法に反する手段で打倒された場合、米政府はその国への援助を停止することを法律で規定している。(共同)



 
 
>TOP

マダガスカル:ラジョエリナ氏、暫定大統領就任式 国際社会認知せず

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南東部マダガスカルで、ラベロマナナ大統領(59)を退陣に追い込んだ野党指導者ラジョエリナ氏(34)は21日、暫定政府の大統領として就任式を行った。ただし、国際社会はクーデターと非難し新政権を認めない方針で、新大統領は多難な船出を強いられる。

ラジョエリナ氏は同日、支持者ら数千人を前に「マダガスカルは世界と友好を築き、新しい希望、自由な未来を求めている」と演説した。しかし、アフリカ連合(AU)は同国の加盟資格停止を決定。旧宗主国フランスのサルコジ大統領も早期の大統領選実施を求めている。米政府は援助支援凍結を発表し、就任式に駐マダガスカル大使の姿はなかった。

同国は人気の観光地だが、1月末から続いた政情不安で観光客が激減している。

毎日新聞 2009年3月23日 東京朝刊



 
 
>TOP

マダガスカル前大統領、復帰に意欲 支持者に電話

2009年3月25日23時14分

【カイロ=古谷祐伸】アフリカ南東部マダガスカルで今月起きた政変で、辞任に追い込まれたラベロマナナ前大統領(59)が25日、アフリカ南部スワジランドから電話でマダガスカルの支持者らに復帰を誓った。周辺国に対し、自国への制裁を働きかけている模様だ。

ラベロマナナ氏は17日の辞任後、所在不明だった。AP通信などによると、23日にスワジランドに到着して同国王のムスワティ3世と会談。25日には電話で、マダガスカルに集まった約4千人の支持者に「もう一度、国と主権を一緒に守ろう」と呼びかけた。

マダガスカルでは今月、中立を保っていた軍部の一部が反大統領派につき、首都アンタナナリボの前市長で元ディスクジョッキーのラジェリナ氏(34)が暫定大統領になった。



 
 
>TOP

マダガスカル新指導者、資源開発契約の見直し表明

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信によるとアフリカ南東部マダガスカルで、軍の支援を受けラベロマナナ大統領から政権を奪取した野党指導者のラジョエリナ氏は30日、過去に外国企業との間で交わした資源開発に関する契約をすべて見直すと表明した。同国で住友商事が参加するニッケル鉱山開発の大型事業にも影響が及ぶ可能性がある。

同事業はマダガスカルで鉱山開発から製錬所までを整備する大型プロジェクト。国際協力銀行と日本の民間銀行による協調融資もまとまっている。ラジョエリナ氏は一般的な話として、契約が国に不利な内容になっていると指摘し「専門家を招いて見直しを進めている」と述べた。

同国ではラベロマナナ氏を支持する大規模なデモが発生するなど、力で政権を奪ったラジョエリナ氏への民衆の反発も広がっているもようだ。(12:01)



 
 
>TOP

NEWS25時:マダガスカル 年末までに大統領選

アフリカ南東部の島国マダガスカルで、ラベロマナナ大統領(59)を退陣に追い込んだ野党指導者ラジョエリナ氏(34)率いる暫定政権はこのほど、「アフリカ連合」(AU)に対し、今年末までに大統領選を実施する準備があることを明らかにした。ロイター通信が伝えた。【ヨハネスブルク】

毎日新聞 2009年5月5日 東京朝刊



 
 
>TOP

G8ラクイラ・サミット:閉幕 アフリカ農地争奪に指針 中国、中東の買収をけん制

<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

◇飢餓解消に食料生産増を支援

【ラクイラ藤好陽太郎】主要8カ国(G8)と中国、インドなど新興国にアフリカ諸国を加えた拡大会合は、食料安全保障に関する共同声明を出し、アフリカの貧困国で起こっている農地の争奪を念頭に「(農地は)国の所有権を原則とする、世界的な努力を支持することで合意」との指針を盛り込んだ。農地争奪に拍車が掛かる一方で、慢性的な飢餓と貧困は解消していない現状を是正する狙いがある。

声明には、まず「食料生産増強のため、持続可能な投資の増加」と明記。一時的な食料援助ではなく、食料の生産を助ける長期的な投資に改める必要性を示した。

世界人口は50年には90億人に達し、将来、深刻な食料不足に陥る可能性も指摘されている。こうした中、中東諸国や中国は積極的にアフリカで農地買収を進めている。だが、スーダンは投資家などが生産した穀物の7割を国外へ輸出しているのに、国は海外からの食料援助を頼る皮肉な状況にある。中国は、複数の国で農地買収するほか、原油など資源の確保も急いでおり、「アフリカには100万人の中国人がいる」(英系銀行)とされる。

マダガスカルでは韓国系企業が130万ヘクタールの土地のリースを受けたことが国民の反発を受け、政権崩壊を招いた。南アフリカでも農地買収の話があり、同国の穀物団体、グレイン南アフリカのホーキンズ理事は「サウジアラビアの政府高官が2カ月前に農地買収を求めてきたが、農地の争奪は危険だ」と警告した。

声明は他国の企業などによる農地買収をけん制し、「世界的な統治の改善」も盛り込んだ。ただ実効性は不透明で、農地の争奪に歯止めが掛かるか注目される。

毎日新聞 2009年7月11日 東京朝刊



 
 
>TOP

マダガスカル、15カ月以内に大統領選実施合意

2009年8月11日14時35分

【ナイロビ=古谷祐伸】3月に政変があったアフリカ南東部の島国マダガスカルで9日、互いに対立する各陣営が、移行政権を作って15カ月以内に大統領選を実施することで合意した。

政変では、元ディスクジョッキーで首都アンタナナリボ市長だったラジェリナ氏が、当時のラベロマナナ大統領の腐敗などを批判して抗議行動を展開、辞任に追い込み、自ら暫定大統領に就任した。その後、モザンビークのシサノ前大統領の仲介で協議が進められていた。

AFP通信によると、政変後に南アフリカへ出国したラベロマナナ氏自身は移行政権には加わらず、所属政党「マダガスカルを愛す」が参加するとの考えを示している。協議には元大統領のラチラカ、ザフィの両氏も加わった。

政変の際の抗議行動への治安当局の鎮圧で100人以上が犠牲になった。政変への批判を受けて国際社会からの援助が相次いで止まり、孤立していた。



 
 
>TOP

キツネザルの密猟が急増、高級食材としてレストランに マダガスカル

* 2009年09月01日 07:52 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【9月1日 AFP】アフリカ・マダガスカルでは、キツネザルの密猟が急増しており、キツネザルの多くの種の生存が危ぶまれている。密猟されたキツネザルは、「高級食材」としてレストランに売却されるという。国際環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル(Conservation International、CI)」は、マダガスカルでのキツネザルの乱獲を止めさせるよう国際社会に呼びかけている。(c)AFP



UP:2007 REV:20180702
アフリカ  ◇世界 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)