HOME > World / Africa >

マダガスカル共和国


Tweet


アフリカアフリカ Africa 2017

○2009年までのニュース、企画案内 マダガスカル共和国 〜2009年

○外務省 各国・地域情勢 マダガスカル共和国

○Guest Book 深澤秀夫のブログ 深澤秀夫 マダガスカル研究のページ

◆2010/02/15 AFP BB News 2009年世界報道写真、大賞にイラン大統領選に抗議する女性 AFP通信3人も受賞
◆2010/02/18 cnn.co.jp 霊長類634種の約半数に絶滅の恐れ 自然保護団体が報告
◆2010/02/18 AFP BB News 霊長類25種に絶滅の恐れ、過去3年で急激に悪化
◆2010/03/10 AFP BB News 世界初、絶滅した鳥の卵殻化石からDNA抽出 豪研究
◆2010/03/15 天神経済新聞 千鳥屋本家、新天町店内のパティスリーを独立店にーカフェも併設
◆2010/03/22 BARKS コンピ『Water Works』で、きれいな水を世界の子どもたちに
◆2010/04/17 AFP BB News ワオキツネザルの親子、ドイツ動物園
◆2010/05/27 cnn.co.jp マダガスカル固有の鳥類、絶滅種に指定
◆2010/06/21 毎日新聞 マダガスカル:とげで音出す哺乳類、メカニズムなど解明
◆2010/06/30 NIKKEI NET 中韓など、海外農地「囲い込み」 現地では反発も
◆2010/06/30 NIKKEI NET FAO事務局長ジャック・ディウフ氏「農業投資ルール確立を」
◆2010/07/01 asahi.com ユネスコ本部でマダガスカル無形遺産展 朝日新聞協力
◆2010/08/02 AFP BB News レユニオン島など新たに6つを世界遺産に登録、ユネスコ
◆2010/08/05 PR TIMES 発表!地球にやさしい12のプロジェクト「ワールドチャレンジ2010」ファイナリストをBBCワールドニュースで10月2日(土)より放送
◆2010/09/10 タウンニュース茅ヶ崎版 アフリカにきれいな水を TAPプロジェクト18日から
◆2010/09/15 TRAVEL VISION マダガスカル航空代理店が組織変更、新会社に業務を承継
◆2010/09/17 タウンニュース海老名・綾瀬版 飲食店で水に寄付−TAPプロジェクト マダガスカルに安全な水を あす始動、海老名・綾瀬から9店舗参加
◆2010/09/17 タウンニュース大磯・二宮・中井版 アフリカにきれいな水を
◆2010/09/21 ナショナル ジオグラフィック 世界最大のクモの巣:幅25メートル
◆2010/09/21 ナショナル ジオグラフィック 世界最大のクモの巣:川をまたぐ網
◆2010/10/19 BUSINESS WIRE Diplocom Communications:世界保健機関たばこ規制ガイドラインは「アフリカの貧困と飢餓を促進」
◆2010/10/29 Record China 政治的混乱続くマダガスカルで違法伐採が横行=98%が中国向けに輸出―COP10
◆2010/11/18 asahi.com マダガスカル軍の一部反乱 昨年クーデター、混乱続く
◆2010/11/18 毎日新聞 マダガスカル:軍の一部が「国の権限掌握」宣言
◆2010/11/18 AFP BB News マダガスカルで軍の一部が「実権掌握」を宣言
◆2010/11/21 cnn.co.jp マダガスカルのクーデター騒ぎ、軍幹部ら投降で事態収拾
◆2010/11/21 asahi.com マダガスカル軍の反乱、収束 けが人ゼロで解決
◆2010/11/24 ABNNews オーストラリア市場レポート 2010年11月24日: Endocoal (ASX:EOC) の Orion Downs プロジェクトで JORC 資源量が4,120万トンへ増加
◆2010/11/30 WirelessWire News 新興国に広がるモバイル・バンキング - 潜在成長力に期待する欧州系通信キャリア
◆2010/12/03 サイゾーウーマン 募金付き化粧品で平和を願う? 「STORY」美魔女がチャリティーを語る
◆2011/02/17 ABNNews オーストラリア市場レポート 2011年2月17日: Malagasy Minerals (ASX:MGY) はマダガスカルでのバナジウム掘削を開始
◆2011/05/04 NIKKEI NET 中国企業、鉄鉱石確保を加速 アフリカ鉱山などへ出資
◆2011/06/27 毎日新聞 特集:南部アフリカ・フォーラム2011(その2止) 家族のような温かさ、心の古里
◆2011/07/01 greenz.jp 2011年のバックミンスター・フラーは、海と人類の共存共栄を実現する「Blue Ventures」に決定!
◆2012/02/15 アフリカビジネスニュース 【速報】大型サイクロンがバニラの産地、マダガスカルを襲う
◆2012/02/16 National Geographic News 絶滅の危機、新種ミニカメレオン
◆2012/02/16 National Geographic News 世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオン
◆2012/06/27 PreventionWeb Using information and communication technology to protect citizens against natural disasters
◆2012/07/03 NHKニュース うなぎ激減 アフリカ産を初輸入
◆2012/08/08 nikkei.com ギターのギブソンに罰金、黒檀を違法輸入
◆2012/12/03 nikkei.com 世界の違法伐採、中国が加速 NGOが報告書
◆2013/04/02 AFP BB News カメレオン、「いかだ」でアフリカからマダガスカルに移動 新説
◆2013/05/03 nikkei.com 日本、アフリカ投資に出遅れ 巻き返しへ官民連携
◆2013/05/20 毎日新聞 アフリカ:日本企業の進出加速 中国先行に焦り
◆2013/05/26 nikkei.com マリやコンゴ情勢協議 AU首脳会議
◆2013/05/30 NHK アフリカの成長をとりこめ “チームジャパン”の新戦略
◆2013/06/02 asahi.com ダイヤマネー、教育へ 「優等生」ボツワナ、大統領に聞く アフリカ開発会議開幕
◆2013/06/02 nikkei.com アフリカ向けコメ売却債権、577億円放棄 政府
◆2013/09/06 JICA 稲作大国マダガスカルに革命を
◆2013/10/23 アフリカビジネスニュース ニトリがマダガスカルにて綿花事業を展開
◆2014/01/23 nikkei.com 最大級ニッケル鉱山が稼働 マダガスカルで住商など
◆2014/03/27 一般社団法人 アフリカ協会 第1回大使を囲む懇談会開催
◆2014/04/07 JOGMEC マダガスカル共和国鉱山省とMOU締結〜ボツワナ・地質リモートセンシングセンターでの人材育成事業の実施及び探査開発の促進に合意〜
◆2014/05/10 nikkei.com 甘い香りバニラ急騰が映す 甘くないアフリカの現実
◆2014/09/23 cnn.co.jp 中国製の拷問道具、世界に輸出 人権団体が警鐘
◆2014/11/28 nikkei.com マダガスカルでペスト流行 40人以上死亡、WHO警戒強化
◆2014/12/25 外務省国際協力局 「将来有望な国」から「現在成長を続ける国」へ
◆2014/12/25 外務省国際協力局 日本の昔からの知恵と経験が活きる農業・農村開発
◆2014/12/26 朝日新聞 ひと:マダガスカルの医療過疎地で助産師を続ける 牧野幸江さん(81)
◆2015/02/01 cnn.co.jp マダガスカルでペスト、死者40人 WHOが感染拡大を懸念
◆2015/06/04 asahi.com キャプテン・キッドの財宝発見か 沈没船から銀50キロ
◆2015/08/08 市民ネットワーク for TICAD (Afri-Can) 「アフリカの魅力を知る」4回連続セミナー:第1回 マダガスカル−奇跡の島の魅力と人々の暮らし
◆2016/01/14 nikkei.com 住商、ニッケル開発で減損770億円 16年3月期損失拡大も
◆2016/01/14 asahi.com 住商ニッケル事業、770億円損失見通し
◆2016/01/19 AFP BB News アフリカ南部、1400万人に飢餓の危機 国連が警鐘
◆2016/02/17 ダイヤモンド・オンライン 資源安だけではない総合商社が抱える真のリスク
◆2016/04/06 cnn.co.jp 世界の死刑執行数、1634人と過去四半世紀で最多
◆2016/04/13 ロケットニュース24 【検証】東京大学が手掛けた「国産カカオ豆のチョコレート」を外国産と食べ比べてみた
◆2016/05/30 nikkei.com 押収「希少ガメ」守れ アフリカに戻せず、横浜で繁殖成功
◆2016/06/21 cnn.co.jp 不明マレーシア機乗客の所持品か、マダガスカル東部に漂着
◆2016/07/31 東洋経済ONLINE アフリカで最も「柔軟」なマダガスカルの流儀
◆2017/01/30 AFP BB News トラックが川に転落、新郎新婦ら47人死亡 マダガスカル
◆2017/02/15 The Huffington Post マダガスカルは危機的な食糧危機にさらされている
◆2017/03/16 Jeune Afrique CAF : comment Ahmad Ahmad est devenu le nouveau patron du foot africain


 
 
>TOP

2010.02.18 Web posted at: 16:31 JST Updated - CNN

霊長類634種の約半数に絶滅の恐れ 自然保護団体が報告

(CNN) 地球上の霊長類634種のうち、48%が絶滅の危機に直面しているとの報告を、国際自然保護連合(IUCN)が17日、発表した。熱帯雨林の破壊などが主な原因とみあれる。

IUCNは2000年以来1年おきに、絶滅が強く懸念される霊長類25種に関する詳しい報告書を出している。

霊長類が危機に陥る原因としては、食用、ペットとしての違法取引も指摘されている。

新たな報告によると、ベトナム・トンキン湾にのみ生息するゴールデンヘッドラングールは、現在60―70匹しか残っていない。また、アフリカ・マダガスカル島のキタイタチキツネザルの生息数は100匹を切り、ベトナム北東部のヒガシクロテナガザルも110匹前後と、深刻な危機に直面している。



 
 
>TOP

霊長類25種に絶滅の恐れ、過去3年で急激に悪化

* 2010年02月18日 14:34 発信地:パリ/フランス

【2月18日 AFP】国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)などの自然保護団体は18日、緊急に対策をとらなければキツネザル、サル、ゴリラなど25種の霊長類が絶滅するおそれがあるとする報告書を発表した。

報告書によると、このうち5種はマダガスカル(Madagascar)、6種はアフリカ、3種は南米、11種は東南アジアに生息している。最も絶滅のおそれが高いのはベトナムのトンキン湾(Gulf of Tonkin)のカトバ(Cat Ba)島でしか見つかっていないゴールデンヘッドラングールで、現在の生息数はわずか60〜70頭にすぎない。

IUCNによれば、世界に生息する634種の既知の霊長類の半数近くが程度の差はあれ絶滅の危機に瀕しているという。IUCNは3年前には約3分の1が危機にあると指摘しており、短期間に急激に危険が高まったことが分かる。

IUCNの専門家は、脊椎動物のなかでも霊長類は特に絶滅の危険が高いと指摘。(c)AFP/Marlowe Hood



 
 
>TOP

世界初、絶滅した鳥の卵殻化石からDNA抽出 豪研究

* 2010年03月10日 23:13 発信地:パリ/フランス

【3 月10日 AFP】オーストラリアの研究チームは10日、世界で初めて、モアや象鳥など絶滅した鳥類の卵殻化石からDNAを抽出したと発表した。研究論文は英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に掲載された。

DNAの抽出は、人類によって絶滅した鳥類のゲノムを知るための大きな一歩となるが、一方で、これによって映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』のように絶滅した生物を復活させられるわけではないと研究者たちは話している。

■卵殻化石からDNAを抽出

豪マードック大学(Murdoch University)のマイケル・バンス(Michael Bunce)氏が率いる研究チームは、豪、マダガスカル、ニュージーランドの13か所で見つかった卵殻化石の内膜からDNAを分離した。

モア(ディノルニス、Dinornis)と象鳥(エピオルニス、Aepyornis)のDNAが抽出された。モアはダチョウの仲間で飛ぶことができず、脚の先から頭までの高さは最大で4メートルに達した。モアはニュージーランドの原住民マオリ(Maori)によって18世紀後半までに滅ぼされた。象鳥もモアやダチョウと同じ走鳥類で、最大3メートルまで成長した。象鳥は、マダガスカルが欧州の植民地になっていくなか1700年までに絶滅していた。

その他、オーストラリア原産のフクロウ1種とニュージーランド原産のカモ1種の卵殻化石からもDNAの抽出に成功した。使用した中でもっとも古い卵殻化石はエミューで、約1万9000年前のものだった。

■ゲノム1%分のDNA

バンス氏によると、それぞれの卵殻化石からは、ごく少量のDNAしか抽出されなかったという。抽出できたのはわずか250の塩基対(えんきつい)に過ぎず、鳥類のゲノムの1%にも満たないという。

同氏はAFPの電話取材に「重要なのは、原理の証明だ。それが可能だと示すことができた」と話した。

DNAはこれまで、骨や保存されていた髪の毛から採取されていた。骨のDNAからは、現生人類に最も近いネアンデルタール人のゲノムの大部分が解読されている。驚いたことに、DNA抽出用の素材として見過ごされてきた卵殻は、DNAを強固に保持していることが分かった。

■絶滅種はよみがえるのか?

モアや象鳥、肉や帽子の羽根をとるために乱獲されて絶滅したドードー鳥は、再び歩き出すのだろうか?

バンス氏は「ゲノムを集め、絶滅した種の姿を推定することはできる。しかし復活させるのは空想科学小説(SF)の領域だ。まったくの仮説であり、正直言って議論したくもない」と述べる。

研究に参加したシャーロット・オスカム(%%Charlotte Oskam%)氏も「一定の遺伝子を生存種に注入した研究者もいるが、それによって絶滅種をよみがえらせることはできない」と指摘する。

「卵殻化石からマンモスのような絶滅種のゲノムを得ることは可能だろう。しかし、そこから絶滅種のクローンを作れると考えるのは飛躍しすぎている。個人的には、絶滅した種を再び作り出すことは倫理に反すると思う」(オスカム氏)

(c)AFP/Richard Ingham



 
 
>TOP

2010.05.27 Web posted at: 16:51 JST Updated - CNN

マダガスカル固有の鳥類、絶滅種に指定

ロンドン(CNN) 鳥類保護団体のバードライフ・インターナショナルは、潜水が得意なマダガスカル固有の小さな鳥、ワキアカカイツブリが、国際自然保護連合(IUCN)の定義する絶滅種に指定されたと発表した。

バードライフによると、ワキアカカイツブリはマダガスカル最大の湖、アラオトラ湖でかつて生息が確認されたが、肉食魚が持ち込まれたことや、地元漁師がナイロン網を使用したことなどの影響を受け激減した。

バードライフのレオン・ベヌン博士は、「この鳥の生息に望みはない。人間の行為が予期せぬ結果を招いた新たな例だ」と語り、外来種を原因とする絶滅は世界中で起きている大きな脅威だと指摘した。

キューバ南西部の湿地帯に生息するキューバクイナも、外来種のマングースやナマズの影響で「絶滅危惧IA類」の指定を受けた。

またアジアやオーストラリアでは、沿岸湿地の汚染により、オバシギやホウロクシギなどの鳥類が減少している。バードライフによると、渡り鳥の重要な休憩地点である韓国のセマングム干潟の破壊により、オバシギの数は20%減少したという。

一方で、保護活動の効果が出ている例もある。特に、大西洋上の島に生息するアゾレスウソは、自然植物の再生活動が奏功し、「絶滅危惧IA類」から、より危険性の低い「絶滅危惧IB類」に変更された。

コロンビアのキミミインコは、営巣地の保護や地域住民への環境保全教育により、生息数が増加した。

バードライフの広報担当者は、CNNに対し「世界の鳥類の全般的な状況は年々悪化しつつあるが、この2例は保全活動の効果を示している。我々には(生物の絶滅を防ぐ)技術と専門知識があるが、政府による資金面での協力も必要だ」と話している。



 
 
>TOP

マダガスカル:とげで音出す哺乳類、メカニズムなど解明

インド洋の島国、マダガスカルに生息する小型の哺乳(ほにゅう)類「シマテンレック」が、背中にあるとげをこすり合わせて音を出す詳しい仕組みを、東京大総合研究博物館の遠藤秀紀教授(遺体科学)らが発見した。羽をこすり合わせて音を出すスズムシやコオロギと似た原理。同様の仕組みを持つ哺乳類は他になく「島国での極めて特異な進化の結果」だという。日本動物学会誌で発表した。

シマテンレックは約30種が知られる「テンレック」の一種で、マダガスカルの固有種。体長約15センチで外見はハリネズミのようだが、遺伝子解析の結果、ゾウやジュゴンに近いことが最近分かった。

全身が針状の太い体毛で覆われ、背中の後ろの方に特殊なとげが15本程度密集して生えている。とげは成体で長さ8〜9ミリ、直径0.8ミリ。他の体毛よりさらに太く短く、ギザギザの刻みがある。とげの下の皮膚には長さ2センチ弱、幅約1センチ、厚さ約3ミリの薄い円盤状の特殊な筋肉が見つかった。この筋肉は特に素早い動作が可能な「速筋」でできており、とげを高速でこすり合わせて「ジー」という音を出すという。

とげで音を出すことは知られていたが、解剖して体の部位を調べ初めて詳しい仕組みが分かったという。遠藤教授は「シマテンレックのように半分地下で生息する動物は、(視覚が制限されるため)音でのコミュニケーションが重要。シマテンレックはのどが小さいため発声が難しく、独自の発音機構を進化させたのではないか」と話している。【奥野敦史】

毎日新聞 2010年6月21日 15時00分

http://mainichi.jp/life/today/news/20100621k0000e040065000c.html



 
 
>TOP

中韓など、海外農地「囲い込み」 現地では反発も

2010/6/30 0:37

【ソウル=山口真典】韓国や中国、中東の湾岸産油国が対外農業投資を加速している。穀物需給の逼迫(ひっぱく)をにらみ、国策としてアフリカや東南アジアなどで農地を取得し、自国向けに食料を確保するためだ。世界で外国による農地開発はすでに日本の面積の1.3倍以上に達したとの推計もある。途上国への投資は生産増につながる一方で、地元では「農地囲い込み」に対する反発も高まっている。

韓国政府は昨年「海外農業開発10年計画」を策定し、民間企業による海外農地取得を支援する方針を打ち出した。年240億ウォン(約17億円)を融資や調査費として供与する。韓国の穀物自給率は27%程度にとどまり、年間1400万トンを輸入している。

農村経済研究院国際農業開発協力センターによると、昨年9月時点で、韓国企業28社が極東ロシアや東南アジアなど10カ国で農地開発を手掛ける。今年4月には資源開発大手JSKインターナショナルがインドネシア政府との間で同国の未開発地域で93万ヘクタールの農地開発をすることに合意し、7月から開発を始める。

食料自給率が1割程度の中東諸国も海外農地取得に動いている。サウジアラビアは2008年に小麦の自給体制の維持を断念。海外で自前の農場を取得し、安定調達する体制づくりに着手した。政府が資金面で全面支援し、企業は収穫の一定量をサウジに輸出する。

カタール政府は農業投資目的のファンドを設立。クウェートやアラブ首長国連邦(UAE)もアジアやアフリカ諸国と投資交渉に入っている。

囲い込み加速の背景には07年から08年にかけての穀物価格高騰がある。中国も国有企業を通じ、アフリカ各地で穀物栽培に乗り出した。全世界での外国企業による農地開発の規模は5000万ヘクタールに上るとの推計もある。

アフリカ諸国などでは農地投資に関する法整備が遅れ、不透明な契約や強引な取引も指摘される。韓国の大宇ロジスティックスによる08年のマダガスカルへの投資では、農地100万ヘクタール以上を無償で99年間貸し付けるという契約に国民が反発。クーデターに発展し、契約は破棄された。日本政府などは地元住民に配慮した透明性の高いルールを国際的に導入するよう働き掛けている。



 
 
>TOP

FAO事務局長ジャック・ディウフ氏「農業投資ルール確立を」

2010/6/30付

このほど来日した国連食糧農業機関(FAO)のジャック・ディウフ事務局長は食料増産には農業投資拡大が不可欠と説く一方、各国が順守すべき投資ルールを確立するよう訴えた。主な発言は以下の通り。

「2007年から08年にかけて食料価格が高騰し、各地で飢餓や暴動が起きるという重大な危機に直面した。金融危機による需要減などで、現在の価格は落ち着いているが、気候変動や人口増といった構造的な需給逼迫(ひっぱく)要因に変化はない」

「食料需要増には人口増と中国やインドなど新興国での食生活の向上という2つの側面がある。需要を満たすには50年までに発展途上国の生産を倍増させ、世界全体でも70%増やさなければならない」

「増産の潜在力が大きいのはアフリカと南米だ。それには投資が欠かせない。降雨頼みから脱却するための灌漑(かんがい)設備や、倉庫・輸送網へのインフラ投資が不可欠だ。公的部門だけで世界で年間440億ドル規模の投資が必要となる」

「私はかねて発展途上国を舞台とした管理不能な農地争奪の動きに警鐘を鳴らしてきた。生産増に投資は不可欠だが、間違った投資の悲劇的な結末はマダガスカルの例でも明らかだ。途上国への農業投資には土地所有者の権利保護、地元住民や環境への配慮といった“行動規範”がいる。食料安全保障の観点から、こうしたルールの受け入れを各国に訴えている」

(聞き手は国際部 古川英治)



 
 
>TOP

ユネスコ本部でマダガスカル無形遺産展 朝日新聞協力

2010年7月1日10時34分

【パリ=国末憲人】パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で6月30日、マダガスカルの無形文化遺産「ザフィマニリの木彫りの技術」を紹介する特別展の開会式があった。朝日新聞の取材班が撮影した写真も展示され、遺産の保護と継承を訴えている。

「マダガスカル 伝統と現代の間で」展(同国ユネスコ代表部主催)。取材班の一員として3月に同国中央高地の秘境ザフィマニリ地方を訪れた写真家の千葉康由氏が撮影したものを含めた約40点の写真を使ったパネル、木彫りの作品約20点などが展示されている。本展の開催は2日まで。



 
 
>TOP

アフリカにきれいな水を TAPプロジェクト18日から

2010年9月10日号

公益社団法人日本青年会議所・関東地区神奈川ブロック協議会(高橋幸一会長)と(財)日本ユニセフ協会、横浜市水道局は9月2日、横浜市中区のホテルで「TAP KANAGAWA きれいな水を、世界の子どもに」の実施に関する記者発表を行った。

TAPプロジェクトは、世界の水問題の解決に協力しようと07年にニューヨークで始まった活動。昨年の横浜に続いて、今年は神奈川県内全域で実施されることになり、約600のホテル・レストランが参加を予定している。期間は9月18日から10月4日まで。

開催方法は趣旨に賛同するホテルやレストランで飲食した際、通常は無料で提供される水やお茶にお客が任意の募金を行い、店が回収するというもの。募金はユニセフがマダガスカルで行う給水設備やトイレの設置に利用される。

記者発表にはゲストとして、Jリーグ湘南ベルマーレの坂本紘司選手が登場。募金方法を体験した坂本選手は「スポーツ選手として普段多くの水分を摂るが、世界にはきれいな水を飲めない人も多くいる。こうした身近な活動を通して多くの人にアフリカの水問題に関心を持ってもらえれば」と話していた。同プロジェクトの詳細はhttp://tapkanagawa.comで。

●TAP KANAGAWA参加レストラン(茅ヶ崎)/茅ヶ崎でん(元町4−7)、熊や本店(元町4−39小澤プラザ2階)、Kumaya dining(新栄町13−45 鴨志田ビル4階)



 
 
>TOP

飲食店で水に寄付−TAPプロジェクト マダガスカルに安全な水を あす始動、海老名・綾瀬から9店舗参加

2010年9月17日号

レストランなどで提供される水に対し寄付を募り、アフリカ大陸の南東に浮かぶ島国・マダガスカルに「安全な水」を届けようという取り組み「TAP  KANAGAWA〜きれいな水を、世界の子どもに〜プロジェクト」があす、18日から県内約600の飲食店などが参加し始まる。

海老名市内からはカフェベヴェリーノ(海老名サティ内)、カフェ&レストラン「アルエット」(オークラフロンティアホテル海老名内)、日本料理四季(同)、ラウンジ&バー「ザ・ラウンジ」(同)、ザ・ウイングス海老名レストランの5店が、綾瀬市内からは「食堂あやせ」(上土棚中)、イタリアンレストラン「バフェット」(深谷)、「アルトモンテ」(早川)、「小田急藤沢ゴルフクラブレストラン」(深谷南)の4店が活動に参加する。

活動に参加するホテルやレストランでの飲食時、通常は無料で提供される水やお茶に客が任意の募金を行い、店が回収する仕組み。募金はユニセフがマダガスカルで行う給水設備やトイレの設置に利用される。

支援先となるマダガスカルは約半数の世帯しか清潔で安全な水が利用できず、トイレが利用できる世帯も10%台だという。不衛生な水と環境の悪さが原因で、子どもたちの半数以上が水に関する病気にかかっているという。



 
 
>TOP

アフリカにきれいな水を

2010年9月17日号

公益社団法人日本青年会議所・関東地区神奈川ブロック協議会(高橋幸一会長)と(財)日本ユニセフ協会、横浜市水道局は9月2日、横浜市中区のホテルで「TAP KANAGAWA きれいな水を、世界の子どもに」の実施に関する記者発表を行った。

TAPプロジェクトは、昨年の横浜に続いて、今年は神奈川県内全域で実施されることになり、約600のホテル・レストランが参加を予定している。期間は 9月18日から10月4日まで。

開催方法は趣旨に賛同するホテルやレストランで飲食した際、通常は無料で提供される水やお茶にお客が任意の募金を行い、店が回収するというもの。募金はユニセフがマダガスカルで行う給水設備やトイレの設置に利用される。



 
 
>TOP

世界最大のクモの巣:幅25メートル

National Geographic News

September 21, 2010

マダガスカル島の川に架かる巨大な網をパークレンジャーが見上げている(2008年撮影)。新種のクモ「ダーウィンズ・バーク・スパイダー(英名:Darwin's bark spider、学名:Caerostris darwini)」の巣で、生物学的に最強と考えられる素材でできており、クモ一匹の網としては世界最大だという。

プエルト・リコ大学の動物学者インギ・アグナルソン(Ingi Agnarsson)氏率いる調査チームは、ダーウィンズ・バーク・スパイダーの幅25メートルに及ぶ網を複数発見した。大型バス約2台分に相当する長さだ。

「アンダシベ・マンタディア(Andasibe-Mantadia)国立公園のパークレンジャーたちは以前からその存在を知っていて、旅行者に見せていたらしい」とアグナルソン氏は話す。だが、ダーウィンズ・バーク・スパイダーとその記録的な大きさの網は、同氏のチームが調査するまで科学的研究の対象にはなっていなかった。

今回の発見は「Journal of Arachnology」誌2010年第2号と「PLoS ONE」誌の最新号に掲載されている。



 
 
>TOP

世界最大のクモの巣:川をまたぐ網

National Geographic News

September 21, 2010

マダガスカル島のアンダシベ・マンタディア(Andasibe-Mantadia)国立公園で2010年に撮影された「ダーウィンズ・バーク・スパイダー(英名:Darwin's bark spider、学名:Caerostris darwini)」という新種のクモの巣。このクモの生態は、発見者インギ・アグナルソン(Ingi Agnarsson)氏らの調査によって徐々に明らかになってきた。その中で特に注目されたのは、川をまたぐような網をどうやって張るのかという点だ。

「ターザンのように糸にぶら下がったままスイングして移動するのを見た」というレンジャーの目撃情報もあったようだが、アグナルソン氏によれば、「何度も確認を試みたが、結局は作り話であることがわかった」という。このトリックについてはその後、調査チームのマチャズ・グレゴリッチ(Matjaz Gregoric)氏が解明に成功した。近く論文にまとめて発表する予定だという。



 
 
>TOP

政治的混乱続くマダガスカルで違法伐採が横行=98%が中国向けに輸出―COP10

2010 年10月26日、中国の木材需要の高まりと現地の政治的混乱に伴い、マダガスカル共和国での違法伐採が深刻化しているとの報告書が発表された。27日、 BBCが伝えた。

26日、名古屋で開催中の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、報告書を発表したのは国際NGOのグローバルウィットネスと環境調査機関(EIA)。アフリカの島国・マダガスカル共和国では2009年、クーデターが発生。政権が交代したものの、なお政治的混乱が続いている。

混乱につけこみ、現地では違法伐採や野生動物の乱獲が相次いでいるという。報告書によると、従来はひそかに実施されていた違法伐採が大規模化し、今や国家森林公園まで大規模な伐採が実施されるようになった。切り出されたマホガニーなどの木材のうち98%は中国向けに輸出されるという。

マダガスカル共和国政府も木材輸出の規制を始めている。最後の輸出許可証は1年前に発行されたもの。また中国政府も昨年、海外における木材企業の行動準則を策定したが、NGOの調査では中国企業は明らかに準則を守っていない。違法伐採は単に環境破壊をもたらすのみではない。最終的にマダガスカルが得る富は木材最終価格の1%以下にとどまっている。なお、COP10に参加している中国代表はこの件についてコメントしていない。(翻訳・編集/KT)

2010-10-29 06:27:05 配信



 
 
>TOP

マダガスカル軍の一部反乱 昨年クーデター、混乱続く

2010年11月18日10時20分

【ナイロビ=古谷祐伸】アフリカ東部の島国マダガスカルで17日、軍の一部が反乱を起こし、実権を掌握したと宣言した。しかし、政府側は否定し、ラジェリナ暫定大統領(36)も「軍の大半は自分の味方だ」と述べた。18日になって政府側と反乱派の交渉が始まったという。

現地からの報道によると、一部の軍幹部らが首都アンタナナリボの空港そばの駐屯地で、「政府の機能を差し止め、軍事評議会がその仕事を引き継ぐ」と宣言。別の駐屯地の部隊も反乱に加わったという。交渉内容は不明だが、反乱派は追い込まれているとの見方が出ている。首都は平静だという。

同国では、ラベロマナナ前大統領の失政に対する国民の不満に乗じて、昨年3月に軍がクーデターを決行。軍の支援で、元ディスクジョッキーのラジェリナ氏が暫定大統領に就いた。今回の反乱は、その後の軍の内紛が原因とみられている。

クーデターで誕生したラジェリナ政権は、援助の凍結など国際社会から制裁を受けている。



 
 
>TOP

マダガスカル:軍の一部が「国の権限掌握」宣言

【ヨハネスブルク高尾具成】昨年3月の政変後、政情不安が続くアフリカ南部・インド洋の島国マダガスカルで17日、憲法改正を問う国民投票の最中、軍の一部が「国の権限掌握」を宣言。18日、首都アンタナナリボの空港近くの軍施設に立てこもった状態が続いている。クーデターとの見方もあるがラジョエリナ暫定政府大統領(36)は権限移譲を否定、鎮圧する構えをみせている。

「権限掌握」を宣言をしたのは軍高官ら約20人。17日、「国民は政治危機の解決を待っている」と、暫定政府を解散、軍事評議会が引き継ぐと宣言した。

ラジョエリナ氏は昨年3月、ラベロマナナ前大統領を退陣させ、憲法手続きを経ないで暫定政府を発足させた。今回の「権限掌握」には当時、暫定大統領を支持した主要メンバーがかかわっている。

17日の国民投票は来年5月の大統領選に向けた手続きだった。

暫定政府はアフリカ連合(AU)から加盟停止処分を受けるなど外交的に孤立、経済制裁も受けているため、軍内部に不満がくすぶっていたとみられる。

 ◇ ◇ ◇

一方、不安定な政情の中、固有種が動植物の8割以上を占める豊かな自然への破壊が進んでいる。経済制裁に苦しんだ暫定政府が乱開発を黙認、貴重な森林の伐採や焼き畑の横行を許している。

中西部ムルンダバには樹齢数百年のバオバブの大木が群生。周辺には固有種のキツネザルなどが生息するキリンディー森林保護区があり、保護区外でもキツネザルの一種ベローシファカの群れが樹木上で見られる。

ところが、観光ルートを数キロ外れるとバオバブに黒く焼け焦げた跡が残り、周辺の樹木が焼き払われていた。一帯は稲作農家が大半で、島の南部でみられる焼き畑農業は一般的でないのに火が付けられた。地元では政治家や有力者の土地収奪が暫定政府に黙認されているとうわさされる。

保護区のガイド、アンジェリーナさん(29)は「ベローシファカは水を飲まないため、水分をバオバブなどの果実や木々の葉から得る。森があってこそ生息できる」と危機感を募らせる。

制裁で困窮した暫定政府は以前は禁止していた島の北部特産の貴重な木材「紫檀」の輸出を昨年9月に合法化した。世界自然保護基金(WWF)は国連への報告の中で紫檀の輸出収入が暫定政府へと流れていると非難した。今年4月に禁止措置を再開したが自然保護団体は「伐採が国立公園や保護区内にも及んでいる」と指摘する。

毎日新聞 2010年11月18日 20時32分



 
 
>TOP

マダガスカルで軍の一部が「実権掌握」を宣言

* 2010年11月18日 08:13 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【11月18日 AFP】(写真追加)マダガスカルで17日、一部の軍幹部が政府の実権を掌握したと宣言した。当日は憲法改正の是非を問う国民投票が実施されていた。アンドリー・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)暫定政府大統領は、反乱はただちに鎮圧されるとした。

ノエル・ラコトナンドラサナ(Noel Rakotonandrasana)将軍は、首都アンタナナリボ(Antananarivo)の空港近くの陸軍基地で、約20人の兵士に取り巻かれながら、「すべての政府機関が停止された。ただ今から軍事評議会が国の運営をつかさどる」と宣言した。同将軍は前年3月、ラジョエリナ氏が当時の大統領を退陣させた際に中心的な役割を担った人物。

一方ラジョエリナ氏は、アンタナナリボの自宅近くの投票所で、「首相官邸で軍との会議が開かれているところだ。取るべき行動が決定されるだろう。辞任しなければ殺害するとの脅しを受けているが、怖くはない。神がわたしを守ってくれているからだ」と、穏やかな表情で述べた。(c)AFP/Gregoire Pourtier



 
 
>TOP

マダガスカルのクーデター騒ぎ、軍幹部ら投降で事態収拾

2010.11.21 Sun posted at: 11:36 JST

アンタナナリボ(CNN) アフリカ東海岸沖の島国マダガスカルで17日にクーデターを宣言した軍幹部らが、暫定政権側との交渉の末、20日に投降し、事態はいったん収拾した。

反乱を起こしたのは軍トップらが率いるグループ。イバト空港近くの軍施設に立てこもっていたが、軍によると最終的に計30人が投降した。当局者らによると、このうち6人は逮捕され、首都アンタナナリボ郊外の刑務所に収監された。負傷者などの報告はないという。

暫定政権のビタル首相は20日夜の記者会見で、「事件は司法に委ねられた」と述べた。

同国では17日、昨年のクーデターで就任したラジェリナ暫定大統領の任期延長を可能にする憲法改正をめぐって住民投票が実施され、軍の一部がこれに反発していた。米国は暫定政権を「違憲で非民主的」と非難する立場を取っている。



 
 
>TOP

マダガスカル軍の反乱、収束 けが人ゼロで解決

2010 年11月21日23時14分

【ナイロビ=古谷祐伸】マダガスカルで軍の一部が17日に反乱を起こして政府を転覆しようとした事件は、20日夜、反乱派の拠点に軍が突入し、首謀した将校16人が逮捕されて失敗に終わった。

現地からの報道によると、反乱派は17日、首都アンタナナリボの空港そばを拠点に、政府の機能停止や実権掌握を宣言した。政府側は反乱派と交渉を開始したが、20日、兵士数百人が反乱派拠点に突入して銃撃戦になった。反乱派が投降したため、けが人なしに事件は解決した。

マダガスカルは2009年3月、軍事クーデターに乗じて元ディスクジョッキーのラジェリナ氏(36)が大統領に就任して以来、国際社会の制裁を受けて孤立している。ラジェリナ氏を後押しした軍幹部が、その後に軍の内紛で権力を失い、今回の事件を起こしたとされる。

周辺国は09年クーデター以来、マダガスカルの正常化に向けた解決策を模索してきた。しかしラジェリナ氏は仲介案に妥協せず、自身の権力掌握を合法化する新憲法案をつくり、17日に国民投票にかけた。今回のクーデターは未遂に終わったものの、国民の不満はくすぶっており、20日にも首都で数百人がデモを実施した。



 
 
>TOP

オーストラリア市場レポート 2010年11月24日: Endocoal (ASX:EOC) の Orion Downs プロジェクトで JORC 資源量が4,120万トンへ増加

2010年11月24日 05:30

ABN Newswire

Endocoal Limited (ASX:EOC) は今日、クイーンズランド州 Bowen Basin の同社100%保有 Orion Downs 石炭プロジェクトでの JORC 全資源量が54%増加し4,120万トンとなったと報告した。この増加は Meteor Downs South プロジェクトでの初回 JORC 資源量1,440万トンを取り込んだことによる。 Meteor Downs South プロジェクト地の大半では玄武岩被覆が薄く、浅部の厚い炭層を有していることから、露天掘りに適している。採掘計画が進行中で、これらの資源量を JORC 表示段階へと移行すべくコアリングも進められている。

Austin Exploration Limited (ASX:AKK) は、12ヶ月前に同社の経営再編成が行われてから3件目の大規模石油プロジェクトとなる Bombing Range 鉱脈における権益34%の取得に伴い、米国の石油・ガスに対する同社権益の更なる拡大を発表した。鉱泉掘削に対し同社は約32万米ドルを支出する予定で、掘削作業は2010年12月第2週の開始が見込まれている。

Brumby Resources Limited (ASX:BMY) は最近、西オーストラリア州の同社 Brilliant Well プロジェクトでの RC 掘削プログラムを完了した。掘削では、2010年4月・5月の掘削プログラムで示された金・ベースメタルの前向きな結果の更なる試験が続けられた。最良の交差は1356 ppm 銅での11mを示した BWRC055 穴で得られ、これには深さ51mからの1750 ppm 銅での1mが含まれる。この銅特異帯は深部で東へ開いている。追加掘削により銅特異の範囲がさらに明確化される予定である。

Malagasy Minerals Limited (ASX:MGY) は、マダガスカルの同社主要ニッケル・銅・ PGE プロジェクトおよびVMS型銅・銀・金プロジェクトでの掘削・探査計画を加速させる320万豪ドルの資金調達を発表した。巨大な硫化構造と Bisha 型銅・銀・金鉱化の試験に向け、広域掘削と地域的探査が来年に予定されている。

Tetsuya Okada
Asia Business News Japan Bureau
Tel: +61-2-9247-4344



 
 
>TOP

オーストラリア市場レポート 2011年2月17日: Malagasy Minerals (ASX:MGY) はマダガスカルでのバナジウム掘削を開始

Sydney, 2011年2月17日, (ABN Newswire) - Malagasy Minerals Limited (ASX:MGY) はマダガスカル南部の同社100%保有 Fotadrevo プロジェクトにおいて、バナジウム鉱脈地域に対する総合的な掘削プログラムを開始した。この Fotadrevo プロジェクトは、2010年下旬に0.683% V2O5 グレードでの表示・推定合計資源量5,920万トンが発表された Energizer Resources (CVE:EGZ) の Green Giant プロジェクトに隣接している。このプログラムからの対象地では必要に応じて探査および・もしくは掘削が行われる予定である。

Atlantic Limited (ASX:ATI) は北米・アジア・ヨーロッパの機関投資家へ向けた上級担保付手形の発行を通じ3億3,500万米ドルを調達した。集められた資金は、西オーストラリア州にある Windimurra バナジウムプロジェクトの建設および試運転、関連資産の取得、現存する外部負債の解消、更なる運営資金の供給に利用されることとなる。同プロジェクトでは2011年第3四半期の生産開始が見込まれており、生産規模は含有バナジウムが年間5,700トン、鉄鉱石微粒子が年間100万トンとなっている。

Energia Minerals Limited (ASX:EMX) は、西オーストラリア州の同社100%保有 Nyang ウランプロジェクトの一部である Carley 掘削鉱床に対する JORC 規格推定鉱物資源量23%増を報告した。この更新版資源量には、920万ポンドの含有 U3O8 に対する320ppm U3O8 での推定資源量1,300万トンが含まれている。また同社は Nyang プロジェクトに対し、300から500ppm U3O8 のグレードでの1,500万から2,500万ポンドの U3O8 探査目標増加を設定した。 

Senex Energy Limited (ASX:SXY) は Cooper 地区の西側にある同社 Growler 油田からの生産を再開し、積極的な掘削プログラムを開始すべく掘削装置を搬入した。2010年12月、同社は2011年1月に Growler 油田への代替アクセス路を建設すると発表していた。これは探査および開発掘削の開始に向けたアクセスを2月中に再開する目的であったもので、同社の石油生産量と資源量の大幅な増加が目標とされている。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Japan Bureau
Tel: +61-2-9247-4344



 
 
>TOP

【速報】大型サイクロンがバニラの産地、マダガスカルを襲う

2012年2月15日 12:00 

非常に強いサイクロンが上陸

バニラビーンズなどの生産が盛んである、マダガスカルに大型のサイクロンが上陸していることを、14日のBBC Newsで取り上げられた。風速約60Kmもの早さで進んでおり、木々や電柱などを倒しながら進んでいるという。

ジョヴァンナという名のこのサイクロンは、一夜にしてトアマシナ州東部へ月曜日に上陸した。ロイター通信によると、今現在では、少なくとも1人死亡としている。

人々は、職場や学校では電気などが使えないため、自宅にいるそうだ。電話も使えない状態のため、記者はトアマシナ地域の住民からインタビューも行えないとのこと。被害の詳細も確認ができない。

過去最大級のサイクロン

気象学者であるミケ・ピゴット氏は、今回の被害が死者200人、4,000人の避難者を出すであれば、マダガスカルにとって最大の被害をもたらした、1994年のものと同じ規模になるであろうと、警報を鳴らしている。

1994年のサイクロンは、約300,000ヘクタールもの農作物をなぎ倒し、ホームレスとなった人は数千人にものぼった。

この嵐は、バニラやコーヒー、ニッケルを生産する地域を横断しながら弱まっていくと予想されており、現在モザンビーグに向かっているという。

編集部 柴崎 翠

http://www.africa-news.jp/news_u2tI8JttQ.html



 
 
>TOP

絶滅の危機、新種ミニカメレオン

National Geographic News

February 16, 2012

マダガスカルで発見された新種カメレオンの1種、ブロケシア・デスペラータ(Brookesia desperata)が、左右に離れた目でカメラを見つめている。

新種は4種とも小型であるため、生息環境の破壊に非常に弱い。新たに付けられた学名もその弱さを表している。例えば種小名「デスペラータ」はラテン語で「絶望的な」という意味だ。

研究者は論文で、「生息地域は実際ほとんど保護されていない。人間に起因する環境問題が数多く発生し、生息地が深刻なダメージを受け、この種の存続は脅かされている」と書いている。

別の新種の学名、ブロケシア・トリスティス(Brookesia tristis)の「トリスティス」とは、「悲しい」だ。この学名は「分かっている限りで、この種の生息地域全体がすさまじい森林伐採と環境破壊にさらされている事実」を表している。

Photograph courtesy Frank Glaw

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012021603&expand&source=gnews



 
 
>TOP

世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオン

National Geographic News

February 16, 2012

アフリカ東岸の島国マダガスカルで新種のカメレオンが4種発見された。その中の最小種が、マッチ棒の先程度の大きさしかないブロケシア・ミクラ(Brookesia micra)だ(写真は子ども)。成体の平均体長は鼻先から尾まで2.9センチで、爬虫類として世界最小の部類に入る。

生物が島の限られた資源で暮らしていると体が小型化する現象を「島嶼矮化(とうしょわいか)」と呼ぶが、この小さな新種カメレオンはその極端な例ではないかと研究者は考えている。

研究を率いたドイツのバイエルン州立動物学博物館のフランク・グラブ(Frank Glaw)氏は、「このような小さな爬虫類が極端に小型化した場合、身体の設計に数々の特殊化が生じていると考えられる。これは今後有望な研究分野だ」と話している。

新種のカメレオンについての研究論文は、オンライン科学誌「PLoS ONE」に2月14日付けで発表された。

Photograph courtesy Frank Glaw unknown

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012021601&expand&source=gnews



 
 
>TOP

うなぎ激減 アフリカ産を初輸入

7月3日 4時52分

うなぎは近年、稚魚が減り供給量が激減していますが、消費が増える夏を迎え、量が豊富なアフリカ産を輸入する新たな動きが出始め、関係者は、安定供給にめどが立つのではないかと期待しています。

うなぎは近年、稚魚の極端な不漁が続き、日本鰻(うなぎ)輸入組合によりますと、供給量は最盛期の20分の1に激減しています。こうした状況を受け、消費が増える夏を迎えて、静岡県浜松市の卸業者が先月下旬、アフリカ・マダガスカル産の食用うなぎの輸入に踏み切りました。

また、東京の業者も、今週中にもマダガスカルからうなぎを輸入する予定です。

組合によりますと、これまで輸入の実績があるヨーロッパ産やオーストラリア産は出荷に制限がかけられ、稚魚が豊富で量が確保できるアフリカ産が注目されるようになったということで、日本への輸入は初めてだということです。

アフリカ産は、現在、高騰が続いている日本のうなぎの6割ほどの価格で流通が可能だということで、2つの業者は、味や調理のしやすさを確認して、問題がなければ流通に乗せることにしています。

浜松うなぎ販売組合の加茂仙一郎副組合長は「この夏、うなぎを提供できるか不安があったが、これで安定供給にめどが立つのではないか」と話しています。



 
 
>TOP

ギターのギブソンに罰金、黒檀を違法輸入

2012/8/8 10:00

【ワシントン=共同】米司法省によると、大手楽器メーカー「ギブソン・ギター」は7日までに、ギター部品用にマダガスカルから黒檀(こくたん)を違法に輸入した疑いを認め、罰金30万ドル(約2360万円)の支払いと、黒檀など約26万ドル相当の木材の没収などに同意した。

司法省は、ギブソン社が罰金を受け入れたことから、希少動植物を保護する法律に違反した罪での刑事訴追は取り下げるとした。

AP通信によると、ギブソン社の最高経営責任者(CEO)は「不当にターゲットにされたと感じている」との声明を発表し、捜査への不満を表明した。

司法省によると、マダガスカルの黒檀は成長が遅い上、乱伐によって供給が危機にひんしている。そのため同国は2006年から黒檀の伐採などを禁止している。



 
 
>TOP

世界の違法伐採、中国が加速 NGOが報告書

nikkei.com
2012/12/3 9:43

英国の環境系の非政府組織(NGO)であるEIAは中国の消費拡大が世界の森林の違法伐採を加速させているとの報告書を発表した。中国は世界一の木材消費・輸入・輸出国だが、現地政府の許可なく切り落とした樹木に関しても最大の輸入国という。

EIAによると、中国が2011年に輸入した違法な丸太や木板は少なく見積もっても1850万立方メートル。総額は中国の木材輸入の1割に当たる37億ドル(約3千億円)。輸入を主導しているのは国有企業という。

例えば高級家具に使う紫檀(したん)はカンボジア、ラオス、タイ、マダガスカルで違法に伐採されたものが多い。ラオスでは紫檀1立方メートル分に150万円の値段がつくという。

中国は自国では植林に熱心で国家林業局は「植林面積は世界一」と宣伝する。だがEIAは「中国は事実上、森林破壊を輸出している」と批判。中国政府に違法伐採への対策を求めている。(北京=森安健)



 
 
>TOP

カメレオン、「いかだ」でアフリカからマダガスカルに移動 新説

AFP BB News
2013年04月02日 15:26 発信地:パリ/フランス

【4月2日 AFP】カメレオンは約6500万年前、波に乗って、現在のアフリカ大陸からマダガスカル島(Madagascar Island)へ渡ったとする説が先月27日、発表された。

カメレオンといえば、種によっては体色を変えることができる類まれな能力や、舌を使って光のような速さで獲物を捕らえる能力がよく知られている。しかし生物学者たちは長年、もっと大きな問いに頭を悩ませてきた。カメレオンは一体、どこから来たのか?という問いだ。

現存する195種のカメレオンの大半はアフリカかマダガスカル島に生息している。どちらも約1億2000万年前に分裂したといわれる超大陸ゴンドワナ(Gondwana)の一部だったとされる。この分裂を通じ、アフリカ大陸とマダガスカル島は海によって隔てられ、今日両者は400キロ離れている。

化石証拠で最初のカメレオンが登場するのは、時期ではこの大陸分裂の後だけだが、「どこが最初か」については長年論争の的となってきた。

■カメレオンは「いかだ」でアフリカからマダガスカルまで移動か

今回の新たな研究は、カメレオン174種の遺伝学的分析に基づき、カメレオンはアフリカからマダガスカルへ移動したと主張している。カメレオンたちが、洪水によってアフリカの大河から押し流されたがれきに「いかだ」のように乗って移動したとする説だ。

論文の主著者である南アフリカ国立生物多様性研究所(South African National Biodiversity Institute)のクリスタル・トリー(Krystal Tolley)氏によると、アフリカとマダガスカルに生息するさまざまな種類のカメレオンが分岐した時期を推算したところ、分岐が最初に起きたのはおそらく約6500万年前の白亜紀後期で、その後、約4500万年前の漸新世にも起きたようだと突き止めた。これらの時期、海流は現在とは逆で、アフリカからマダガスカルに向かって流れていたという。

「いかだ」のように浮いているものに乗って、動植物が何百キロも離れた場所に分散することは珍しいが、知られていない例ではないという。トリー氏は「難しい旅なのでそう頻繁には起きないし、海流の方向が正しいことも必要だ。カメレオンがそうした状況に恵まれたのは数度しかなかったのではないか。また、アフリカとマダガスカル間でそうした状況が起きたのはその二つの時期だけだったと考える」と述べた。(c)AFP

カメレオン、「いかだ」でアフリカからマダガスカルに移動 新説



 
 
>TOP

最大級ニッケル鉱山が稼働 マダガスカルで住商など

nikkei.com
2014/1/23 19:26

住友商事は23日、マダガスカルでカナダ社などと進めていた世界最大級のニッケル鉱山開発事業で鉱石の採掘・処理、ニッケル地金の商業生産が始まったと発表した。



 
 
>TOP

★一般社団法人 アフリカ協会からのお知らせ★

第1回大使を囲む懇談会開催

2014年3月27日

新企画「大使を囲む懇談会」を開催する事となりました。一時帰国や帰任された大使にお時間を戴き、現地の最新の政治・経済状況などを伺い、併せて意見交換なども行う懇談会です。今回が第1回で駐マダガスカル細谷大使にお願い致しました。

◆細谷駐マダガスカル大使を囲む懇談会

3月27日午後、日仏会館会議室において、休暇帰国中の細谷龍平大使を囲む懇談会を開催致しました(出席者:会員企業などから計17名)。まず細谷大使からマダガスカルの最近の政情、経済、対外関係、日本との関係などについて説明があり、次いで出席者から資源開発の現況、経済特区、農業政策と主な農産物、観光業、金融、エネルギー事情、仏語の使用度、インフラ整備、公共投資などについての質問が出され、活発な意見交換・質疑がなされました。また、駐マダガスカル大使館が兼轄しているモーリシャスとコモロについての質問や、これらの国と地理的に近いセイシェルとの比較などについての意見も出されました。今回は初めての試みでしたが、有意義であったと思われます。

(担当委員:鈴木優梨子)

http://www.africasociety.or.jp/forum04.html



 
 
>TOP

甘い香りバニラ急騰が映す 甘くないアフリカの現実

2014/5/10 7:00

日本経済新聞 電子版

シュークリームやプリン、アイスクリームなどの甘い香りを演出するバニラの供給が、危機的な状況に陥っている。主な産地のアフリカで、植物由来の天然の原料「バニラビーンズ」が10年ぶりの不作となり、ここ1年間で日本の輸入価格は2倍に急上昇した。国内の一部洋菓子店はコスト高を吸収しきれず、製品の値上げに動くケースも出ている。世界中の甘党をひき付けてやまない代表的な香料の品薄。供給難の背景を探った。

■バッタの異常発生で不作に

シュークリーム店「ビアードパパの作りたて工房」を全国展開する麦の穂(大阪市)は、4月の消費増税に合わせて主力商品を1個150円から160円(税込み)に値上げした。大阪市の洋菓子店「谷町スイーツ倶楽部K&R」も人気商品のプリンを10円上げて280円としたほか、神戸市に本店を置くエスト・ローヤルも今春にシュークリームの価格を約6%引き上げて184円とした。大阪市で4店舗を営む英華堂は、プリン表面の砂糖を焦がしたブリュレ製品の価格が194円となり、2012年に比べて2割値上がりしている。

各店とも価格上昇の理由について「原材料の高騰」と口をそろえる。小麦粉や生クリーム、卵などとともに、値上がりした材料として挙がるのが香料のバニラだ。

シュークリームのカスタードや高級アイスに含まれる微細な黒い粒がバニラビーンズだ。香り豊かなクリームを作るためには欠かせない材料で、その大半を熱帯地域から輸入している。財務省の貿易統計によるとバニラビーンズの最近の輸入価格は1キロ約8千〜1万円と、1年前の2倍近くに上昇している。

世界生産量の7割前後を占めるマダガスカル産の不作が原因だ。アフリカの島国である同国は近年、幾度となくサイクロンに見舞われた。暴風雨の直接的な被害は大きくなかったとされるが、サイクロンがもたらしたその後の高温で湿った天候が続き、バッタが異常発生した。大量のバッタがマダガスカル各地の作物を食い荒らし、バニラも大きな打撃を受けたという。輸入商社のサンエイト貿易(東京都港区)の担当者は「病害や虫害による作柄悪化は顕著で、質のよいバニラビーンズを確保しづらくなった」と説明する。

■作付面積の減少も追い打ち

バニラは開花や受粉を経て、豆のような実(ビーンズ)が実る。例年7月前後から収穫期を迎えるが、さらに数カ月間は天日干しや発酵を繰り返して香りの成分となるバニリンを醸成。早ければ11月以降に出荷する。アイスや洋菓子に使用するのは、ビーンズを細かく砕いたものだ。

2000年代の後半以降は安値で推移したため、コーヒー豆など他の換金作物に植え替える農家が続出。作付面積が減ったところに不作が追い打ちをかけた。複数の有力商社の話では、13年のマダガスカルの推定生産量は約900〜1000トンにとどまり、凶作だった03年以来の低い水準まで落ち込んだという。

一方、世界中の需要は旺盛だ。天然香料の消費が増えている欧州などに加え、最近は中国など新興国からの買い付けも増えている。品薄感が強まれば投機買いの標的となり、高値に拍車が掛かっている。都内の輸入業者は「最近の円安もあって調達価格は上がる一方。とても吸収できない」と悲鳴を上げ、洋菓子店への販売価格を2〜3割引き上げた。

大手香料メーカーも頭を痛める。高砂香料工業は13年、マダガスカルで天然バニラから香料原料のエキスを製造する合弁会社を設立した。原料を安定的に確保する狙いだったが、仕入れ担当者は「13年産の調達価格は2倍に跳ね上がった」とこぼす。同社は化学合成により製造する合成バニリンも欧米などから輸入しているが、こちらも円安で調達コストが上がったため、一部顧客に香料の値上げを要請しているという。

マダガスカルの北東部に産地が集中するバニラビーンズは、他の農産物に比べるとバッタの大量発生による被害は限定的だったとされる。主食となるコメやトウモロコシ、牧草などは甚大な被害を受けた。所得水準が世界で最も低い水準とされる同国の食料事情が悪化すれば、深刻な飢餓問題をもたらしかねない。

事態を重くみた国連食糧農業機関(FAO)は、国際的な支援を再三要請している。日本の外務省は4月下旬、現地のFAO事務所と2億600万円の無償資金協力の実施に合意したと発表した。害虫被害の分析や駆除作業などに充てる考えだ。

途上国に産地が偏在する天然バニラは、嗜好品として先進国や新興国で大量に消費している。洋菓子の店頭価格の値上がりは、アフリカの生産国の食料問題が深刻になっている実情も映している。

(商品部 小野嘉伸)



 
 
>TOP

マダガスカルでペスト流行 40人以上死亡、WHO警戒強化

nikkei.com

2014/11/28 22:55

【ロンドン=共同】アフリカ南東部の島国マダガスカルで、致死性が高くかつて「黒死病」として恐れられたペストが流行している。9月以降、40人以上が死亡。世界保健機関(WHO)は感染が急拡大する恐れがあるとして警戒を強めている。WHOによると、最初の感染者は8月31日に確認され、9月3日に死亡した。今月16日までの感染者は死者を含めて119人に上る。

特に懸念されているのは、人口が密集する首都アンタナナリボで感染が確認されたことだ。貧困にあえぐマダガスカルでは、医療インフラが脆弱なことや、ペスト菌を媒介するノミの殺虫剤への耐性が高まっていることが大きな不安材料となっている。WHOは、現段階ではマダガスカルへの渡航や貿易の制限は不必要としているが、ノミの駆除など対策の強化が重要だと強調している。



 
 
>TOP

「将来有望な国」から「現在成長を続ける国」へ

原稿執筆:在マダガスカル日本国大使館 山田 重周 一等書記官

ODAメールマガジン 2014年12月25日発行 第291号

マダガスカルは,
アフリカ大陸の南東約500キロメートルに位置する島国です。

人口は2,200万人程度。
面積は約58万平方キロメートルで
日本の1.6倍程度(フランス本土より少し広い)。
海岸線の長さは約5,000キロメートルです。

マダガスカルは,ゴンドワナ大陸分裂の過程で,
約6,500万年前(白亜紀後期)にアフリカ大陸から分裂して誕生しました。

他の地域と隔絶されたことにより,マダガスカルでは,
以降,多くの固有種を誇る独自の自然史が展開されることとなります。

また,マダガスカル島の主要部は,
古生代以前の古い地層から形成されているため,
昔から稀少な鉱物が産することでも知られています。

このように,マダガスカルは希少動植物等の観光資源を擁している他,
農業や水産業の将来性も高く,
鉱物・石油資源や水産資源に恵まれています。

また,アジアと東アフリカ間及び喜望峰回りの船舶にとっての
主要な航路上にある上,
国内市場は人口2千万以上の規模となり,
東南部アフリカ及びインド洋の地域経済において
重要な役割を果たし得る潜在能力を有しています。

しかし,現在,マダガスカルでは,
貧困の悪化が問題となっています。

どうしてこのような状況が生じているのでしょうか。

マダガスカルの経済的な潜在能力の高さは,
1960年の独立前後から既に注目されていました。
但し,若干の皮肉を含みつつ。

マダガスカル独立前後に宗主国である
フランス大統領であったシャルル・ド・ゴール将軍が,
「マダガスカルは将来有望な国であるが,
「将来有望な国」に留まり続けるであろう」
と述べたとの逸話があります。

ド・ゴール将軍の発言の真意は不明ですが,残念ながら,
事態は同発言のとおりになってしまっているのかもしれません。

マダガスカルの潜在能力がなかなか開花しない理由の一つとして,
独立以降,10〜15年程度の周期で生じている
政治危機に起因する「政治的不安定」をあげることができます。

最近では,2009年に政治危機が生じ,
憲法手続きに則らない形で暫定政府が発足しました。

マダガスカル経済は,2003年以降2008年までの間,
主に繊維業,観光業,鉱業等が経済成長の牽引役となり,
約6%の成長率を記録しました。

しかし,2009年政変により暫定政府が発足したことに伴い,
国家予算の半分近くを占めていた主要ドナーからの援助は
凍結されてしまいます。

その結果,経済は停滞し,
経済成長率は,2009 年に−0.4%を記録して以降,
+2%前後で低迷しています。

2013年の世界銀行の報告によれば,
国民の92%以上が一日2ドル以下で生活しており,
貧困状況は悪化しています。

2013年末,マダガスカルは
日本を始めとする国際社会の支援を受け,
民主的に大統領選挙・国民議会選挙を実施しました。

2014年1月には,この選挙で選出された
ヘリー・ラジャオナリマンピアニナ大統領が就任したことで,
政治危機を脱出しました。

新政権にとり,政治危機の間に停滞してしまった経済復興が
最大の課題となっています。

政治危機の間は,日本もマダガスカルに対する新規案件の実施を停止していました。
しかし,2014年4月にようやく,マダガスカルの経済成長停滞の大きな理由となってきた
政治的不安定を解消すべく,民主的に選出された新政権を支えるために,
日本は他ドナーに先駆けて経済協力の再開を表明しました。

経済協力の再開に伴い,日本政府は,
マダガスカル政府と対話しながら
対マダガスカル国別援助方針の策定をしていくこととしています。

この中,マダガスカル政府が特に重要視している課題として,
(1)農業・農村開発,(2)経済インフラ開発,
(3)基礎生活分野の向上(保健・教育),(4)ガバナンスの改善
の4分野が挙げられ,
日本は各分野における協力の可能性を検討しています。

具体的には,(1)の農業・農村開発分野では,
マダガスカルの主食であるコメ生産を中心に,
同じくコメを主食とする日本の知見・経験を
活かすことを考えています。

農業インフラの整備・生産性向上・流通システム改善等を通じて,
貧困層の経済自立及び食糧安全保障確立のための支援を検討中です。

(2)の経済インフラ開発分野では,
経済の安定的成長を支えると同時に,現在及び将来において
マダガスカルで事業を展開する日本企業の活動に資するよう,
日本の技術力を活用しつつ,
港湾等の経済インフラの開発を支援していくことを検討しています。

(3)の基礎生活の向上分野では,
保健・教育分野における人材育成・インフラ整備を実施することで,
マダガスカル国民の生活水準の向上に貢献できるものと考えています。

上記(1)〜(3)は,2009年政変以前にも,
日本の対マダガスカル経済協力において重要分野として掲げられており
日本が伝統的に得意とする分野です。

他方で2014年1月に就任した大統領は,経済復興のためには
「グッドガバナンス及び法治国家の確立」
が最重要事項であると表明していることから,
今後は,経済発展のための土台構築に向けた支援の重要性が
高まっています。

「ガバナンス」はその指示対象が広い用語ですが,その中でも,
マダガスカルで課題とされている国家歳入増加を実現するための
税徴収システム改善などの財政分野をはじめ,
司法分野,汚職対策分野でのガバナンス改善といった課題に対し,
日本の知見・技術が活用できると考えています。

こうした課題に対し日本が支援することによって,
マダガスカルが政治的安定を確立しつつその潜在能力を開花させ,
「将来有望な国」から「現在成長を続ける国」になることで,
マダガスカル国民の生活向上が達成されるとともに,
日本の重要なビジネスパートナーとして立ち現れてくることになります。

日本政府は,このようなウイン・ウイン関係の構築を目指し,
今後も,同国において,
日本らしいきめ細やかな支援を実施していきます。



 
 
>TOP

日本の昔からの知恵と経験が活きる農業・農村開発

原稿執筆:JICAマダガスカル事務所 首藤 めぐみ 企画調査員

ODAメールマガジン 2014年12月25日発行 第291号

マダガスカルでのODA事業の筆頭にあげられるのが,
稲作を中心とした農業・農村開発です。

当国は位置的にアフリカに分類されますが,
日本と同様にコメを主食とし,その国民の多くは,
見た目にも性格的にも,実にアジア的です。

そのためか,当地では日本がかつて利用してきた知恵が
あちこちに取り入れられ,それが大きな成果を上げています。

改良稲作技術の開発・普及を目指す技術協力プロジェクト
「中央高地コメ生産性向上プロジェクト(PAPRIZ)」では,
日本で培われた様々な稲作技術を紹介しています。

例えば,収量増加に向けて丈夫な苗にするため,
水苗代と畑苗代を併せた日本生まれの「折衷苗代」(*1)の技術が
導入されています。

実践した農家の殆どが,
その収量を2倍以上も増加させるほどの成果を出しており,
こうした技術はこの国で着実に広まりつつあります。

最近では,田植えが近づくころに水田地帯を通りすぎると,
この短冊型の緑のじゅうたんのような苗代を
あちこちで見かけるようになってきました。

ちなみに,田植えにかなり小さな若苗を利用することも,
日本の水田のように規則正しく一定の間隔を空けて植える手法も,
当地の在来技術にはありませんでした。

農民たちには,収量が上がるのに播く種子の量が
大幅に減ったと,大好評です。

また,稲作現場で利用される農業器具にも,
除草機,脱穀機,唐箕(とうみ)(*2)など,
モーター付きの農業機械が導入される以前の日本で利用されていたものと
ほぼ同じ型のものが導入されています。

この手動式の素朴な農機でも,農作業の効率化には大きく役立つため,
同プロジェクトでは,あちこちの農村でデモンストレーションを行ったり,
農機を製造する職人に製造方法を伝授する研修を行ったりして,
その普及に取り組んでいます。

その他にも,過去に日本で実施した研修に対する
フォローアップ協力を利用して行っている
「農村生活改善プロジェクト」は,第二次世界大戦後,
貧困に喘いでいた日本の農村部で展開された
生活の質の向上のための取り組み「生活改善運動」を,
現地で再現しようとする試みです。

日本の生活改良普及員にあたる現地の普及員たちが,
農民たちに,この生活改善アプローチを紹介していきます。

今では世界有数の経済大国となった日本の
経験に基づくアプローチということが農民の関心を引くようで,
発音が難しいにもかかわらず,普及員たちは,
「Seikatsu Kaizen」という日本語を敢えてそのまま使っています。

日本独特のこの精神論も,農民たちに意外とすんなり受け入れられ,
生活水準向上に向けた彼らの意識改革・行動変容が確認されています。

農業生産だけでなく,保健衛生,栄養,教育,給水,住居,被服,
環境保全,収入創出活動に治安対策まで,
ありとあらゆるセクターの活動に及び,
農村にちょっとした革命を起こしているところです。

このプロジェクトの中で,特に,
戦後の日本の家庭でも利用されていた
「改良かまど」がブームとなっています。

当地では,森林伐採,焼畑,森林火災が原因による
森林の消滅が進んだ結果,
調理用の燃料となる薪の調達が困難な状況にあります。

そのため必要な薪の量が3分の1に減少するという
経済的・環境的な効果のあるこの改良かまどが,今,注目を集めており,
他の国際機関からも問い合わせが舞い込むほどです。

煙の量も減るため健康への害も少なく,
さらには,材料は農家の庭先にある土や藁などで,
誰でも簡単に作れることもあり,
たくさんの家庭で多く利用されるようになってきています。

広く普及するだけでなく,農民のアイデアで,
かまどの質や型もどんどん進化しています。

このかまど以外にも,
日本が発明したマイクロファイナンスの原型とも言える
頼母子講(*3)を導入しているコミュニティーもあり,
中にはこのシステムを利用して,家を建てた農民もいます。

このように,マダガスカルの農業・農村開発の協力現場に訪れると,
昔の日本の農村風景を彷彿させ,非常に懐かしい気持ちに駆られます。

日本生まれのこうした素朴な技術の移転は,
単なる農業・農村開発に寄与するだけでなく,
農民の日本への関心と親近感を高めることで,
マダガスカルの農民と日本を繋ぐ外交的な架け橋としても貢献しています。


(*1)水苗代と畑苗代とを組み合わせたもの。
苗床を水に浸したり干したりして水量を変える方式で,
丈夫な苗ができ,収穫増が見込める。

(*2)脱穀した穀物に風を送り,その風によって,
籾殻や藁くずを選別する農具。

(*3)別名を無尽とも言い,
資金の融通を目的とする民間互助組織。
定められた期日に構成員が掛け金を出し合い,
くじや入札などで決定した構成員内の当選者に
一定の金額を給付するもの。
全構成員にこの給付の機会が行き渡ったときに解散する。
その起源は,鎌倉時代に遡り,江戸時代に流行した。



 
 
>TOP

ひと:マダガスカルの医療過疎地で助産師を続ける 牧野幸江さん(81)

朝日新聞 2014年12月26日

「ほおら、大丈夫。泣かないで」。乳児にそっと手を触れ、日本語で語りかけると、マダガスカル人の母子に笑顔が戻った。「言葉なんて関係ないの。赤ちゃんは人の表情を見てるんだから」

アフリカ大陸の東側にある島国マダガスカル。中部アンツィラベの産院で助産師を務めて、通算で四半世紀ほどになる。

京都の仏教徒の家庭に育った。看護学校の先輩に誘われてカトリック教会に通い始め、親に内緒で洗礼を受けた。以後、シスター兼助産師として修道会の依頼日本語応じる形で東京、札幌、台湾などに赴いた。多い日には1日8件、計約1万件の出産に立ち会ってきた。

初めてマダガスカルに派遣されたのは1979年。麻酔なしの切開手術、使い捨て注射器の再利用。基本的な医薬品も乏しく、日本では生き延びる未熟児が当たり前のように死んでいった。

体調を崩し、3年後に日本に帰国した。東京の病院を定年退職した94年、再び医療過疎地のアンツィラベに戻った。「私が一番必要とされた場所、それがマダガスカルだったの」。6畳一間の宿舎に暮らし、産院で現地の若い助産師たちの指導に当たる。

「人助け」が趣味。「他人に喜んでもらえて、自分も温かな気持ちになれる。おせっかいなおばあちゃん。そんな風に思ってくれたら、どんなに幸せなことでしょう」

文・写真 三浦英之



 
 
>TOP

マダガスカルでペスト、死者40人 WHOが感染拡大を懸念

cnn.co.jp

2015.02.01 Sun posted at 11:53 JST

(CNN) アフリカ南東部のインド洋に浮かぶ島国マダガスカルで伝染病のペストが流行し、世界保健機関(WHO)の専門家らが懸念を示している。

WHOによると、同国では昨年11月からペストの流行が始まった。年末までに少なくとも119人の感染が確認され、40人が死亡した。

ペスト菌はネズミなどからノミを媒介として人間に感染する。WHOによれば、ノミは殺虫剤への耐性を強めているという。

特に、人口が密集する首都アンタナナリボのスラム街で感染が広がっている。同市内では昨年末までに少なくとも20地区で患者が確認された。

WHOのマーガレット・チャン事務局長は、マダガスカルで最近発生した洪水で数万人が避難し、大量のネズミが移動したことで感染が拡大する恐れもあると指摘した。

感染した患者は腺ペストを発症することが多いが、まれに菌が肺で増殖すると肺ペストになる恐れがある。肺ペストは24時間以内に死亡するケースもあるほど致死率が高く、飛まつ感染で広がるため、最も危険な伝染病のひとつとされている。

欧州では14世紀に「黒死病」と呼ばれたペストの大流行で約5000万人が死亡したとされる。



 
 
>TOP

キャプテン・キッドの財宝発見か 沈没船から銀50キロ

asahi.com

2015年6月4日11時18分

伝説の海賊の財宝発見か−−? アフリカ東部の島国マダガスカルで5月、「キャプテン・キッド」と呼ばれた17世紀の海賊ウィリアム・キッドのものとみられる沈没船から、銀の延べ棒50キロが見つかった。英BBCなどが報じた。

キッドはスコットランド生まれ。英政府に海賊退治を命じられた後、自らが海賊となった。1701年にロンドンで処刑された後、彼が隠したとされる財宝の行方は人々の関心を集め続け、エドガー・アラン・ポーの冒険小説「黄金虫」などの主題となった。

キッドのものかどうかは更なる調査が必要だが、発見した米国の探検家バリー・クリフォード氏は「まだ、たくさんの財宝が沈んでいる」と話した。



 
 
>TOP

住商、ニッケル開発で減損770億円 16年3月期損失拡大も

nikkei.com

2016/1/14 0:09

住友商事は13日、海外で進めるニッケル開発の投資回収が見込めなくなり、2016年3月期の連結決算(国際会計基準)に約770億円の減損損失を計上すると発表した。世界的な資源安が打撃で「他にも減損の可能性がある」(猪原弘之副社長)という。2300億円の黒字を見込んでいた最終損益(前期は731億円の赤字)は「未定」に変えた。

住商は15年3月期にもシェール開発の失敗などで3100億円の減損損失を計上、16年ぶりに最終赤字に転落した。他の大手商社も今後、資源安が原因の損失を計上する可能性があるなかでも、後発組の住商の収益力の低さが目立つ。

ニッケル開発はマダガスカルでカナダ、韓国の事業体と共同で行う。07年に10年の稼働を目指し投資を決定したが、生産開始は約2年ずれ込んだ。総事業費は当初見込みの37億ドルから72億ドルに拡大、住商の投資残高も24億ドルまで膨らんだ。

一方、10年ごろには1重量ポンド=10ドル前後で推移していたニッケル価格は、足元で4ドルを切る水準に下落している。住宅設備などに幅広く使われるニッケルは中国の景気減速を受け需要が落ち込んでいる。住商は価格低迷が長引く前提で資産価格を計算し直し、投資額の3分の1を減損した。

他の資源価格も下落しており、チリの銅やブラジルの鉄鉱石などの資源開発案件で追加減損の可能性がある。未定とした今期の利益は「1000億円は超えたい」(猪原副社長)とするが市場では懐疑的な見方もある。



 
 
>TOP

住商ニッケル事業、770億円損失見通し

asahi.com

2016年1月14日05時00分

住友商事は13日、資源価格の低迷を受け、アフリカで進めるニッケル生産事業で約770億円の損失が出そうだと発表した。2016年3月期の業績見通しは「未定」という。米シェールオイル開発の失敗などがあった前期に続く巨額損失で、世界的な資源安が同社の業績を直撃している。

損失を出すのは、アフリカのマダガスカルで、ニッケル採掘から精錬まで手がける事業。05年に参画し、カナダや韓国の企業と運営する。資材高騰などで総事業費は72億ドル(約8700億円)と当初見込みから倍増し、計画より2年遅れの12年に生産を始めた。

ところが、ニッケル価格は生産開始時の半分以下の1ポンドあたり約4ドルまで大きく下がった。ニッケルは、住宅向けのステンレス合金などに使われるが、中国で住宅需要が低迷したことなどが響いたためだ。

住商は、シェールの失敗などで15年3月期の純損益が16年ぶりの赤字になった。16年3月期は黒字に転じ、2300億円の純利益が出ると予想してきたが、今回の損失で、大幅に下方修正されそうだ。

同社は、メディア関連など資源以外の分野は堅調だとし、赤字転落については否定している。2月5日の15年4〜12月期の決算発表時に新たな見通しを示す予定だという。(宮崎健)



 
 
>TOP

資源安だけではない総合商社が抱える真のリスク

ダイヤモンド・オンライン

週刊ダイヤモンド編集部 2016年2月17日

総合商社は真冬の時代に突入するのか。大手商社7社の2015年4〜12月期連結決算が出そろい、資源安にもがく各社の苦境が一層鮮明となった。

住友商事はマダガスカルのニッケル事業770億円に加え、鉄鉱石や銅などで16年3月期の減損損失が1700億円に達する見通し。三井物産はチリの銅鉱山で200億円、丸紅は北海やメキシコ湾での油・ガス田開発で730億円、伊藤忠商事も北海油田開発で180億円の減損を計上した。

こうした一過性の損失と市況低迷が各社の収益を圧迫し、伊藤忠商事、丸紅、双日を除く4社が今期純利益予想の下方修正を余儀なくされた。

さらに今年に入っても資源価格の下落は続き、鉄鉱石や原料炭の先行きについては「価格が回復するのに2年はかかる」(住友商事の高畑恒一専務)といった悲観シナリオも出始めた。

各社とも資源に代わる非資源事業の強化に躍起になっているが、今回の決算から読み取れるのは、ポスト資源の収益の柱と目されてきた食糧でも、各社とも苦戦を強いられている実情だ。

各社とも食糧事業で苦戦

三井物産はブラジルで穀物の生産、流通を手掛けるマルチグレインで90億円の減損を計上。マルチグレインといえば、三井物産が11年までに470億円を投じて完全子会社化し、新たな「コアビジネス」と位置付ける穀物事業会社だ。ところが穀物市況の低迷に天候不順が追い打ちをかけ、コアビジネスどころか同社の“お荷物”となりつつある。マルチグレインなど食糧を含む生活産業分野は唯一の赤字部門となる見通しだ。

また丸紅が13年に2700億円で買収した米穀物メジャー、ガビロンは15年3月期にのれん代の減損500億円を計上しているが、いまだに「期待している(収益)レベルまでどうしてもこない」(國分文也社長)。丸紅や三井物産は人員削減を含むコスト構造を抜本的に見直し、てこ入れを図る方針だ。

業界トップの三菱商事も、14年に1500億円を投じて完全子会社化したノルウェーのサケ養殖大手セルマックの業績が、市況低迷で振るわない。非資源に強い伊藤忠商事も、米ドールから買収したアジア青果物事業で苦戦を強いられている。天候不順でバナナの生産量を確保できず、販売単価が下がっていることが原因で「想定外に収益が低迷している」(鉢村剛CEO)。

要するに各社ともこの数年、巨額を投じて食糧事業の強化に傾注してきたが、成功の果実を手にした商社は見当たらない。「一体何で稼げばいいのか」(財閥系商社社員)といったため息も聞こえてくるが、資源バブル崩壊後の成長エンジンをいまだに見いだせないことこそが、商社が抱える本当のリスクなのだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 重石岳史)



 
 
>TOP

押収「希少ガメ」守れ アフリカに戻せず、横浜で繁殖成功

2016/5/30 0:56

日本経済新聞 電子版

野生では数百匹しかいないアフリカ原産の「ヘサキリクガメ」が横浜市の野毛山動物園に集まっている。警察が密輸事件などで押収した個体だ。生態系への配慮から故郷に戻せず、同動物園が受け入れてきた。今春には技術的に難しい繁殖に成功。関係者は「希少カメを絶滅から守る一助になれば」と工夫を重ねながら飼育を続ける。

野毛山動物園の「爬虫(はちゅう)類館」。気温が20度を超えた4月下旬の午後、外気より10度以上高く温度設定され、蒸し暑い展示室の中を2匹のヘサキリクガメがのっそりと歩き回っていた。

生息地は日本から1万キロ以上離れたアフリカ東南部のマダガスカル島。盛り上がった背中と、船のヘサキのように突き出した喉元の甲羅が特徴だ。森林伐採の影響や密猟で数が減り、現在の生息数は推定で100〜400匹とされる。国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定し、世界で最も絶滅の危機にひんしているリクガメだ。

野毛山動物園は8匹のヘサキリクガメを飼育し、国内で唯一、一般向けに展示している。「こんなに珍しいカメを間近に見られるなんて」。ガラス越しにのぞいていた川崎市の女性会社員(42)は、希少性を説明したパネルを見て驚いていた。

希少カメはワシントン条約などで国内外の取引が厳しく制限されているが、爬虫類愛好家の間で人気が高く、密輸や違法な飼育も目立つ。警察が種の保存法違反罪で摘発・押収しても、日本で付着した細菌などが生態系に影響を及ぼす恐れがあり、原産地に戻すことはできない。

爬虫類飼育のノウハウや施設がそろう野毛山動物園は「生きた証拠品」の扱いに苦慮した警察からの依頼を受け、希少カメを積極的に引き取ってきた。2003年以降は主に警視庁からヘサキリクガメのほか、ホウシャガメなど約300匹を受け入れた。

爬虫類担当の飼育員、桐生大輔さん(46)は「生息状況を調べ、最適な飼育環境をつくり込むのは難しい」。国内での飼育実績がないヘサキリクガメを受け入れた当初は、マダガスカルの気温表や海外の文献も時間をかけて読み込んだ。

餌は野生の個体が食べている多肉植物に近い「コダカラソウ」を専門業者に頼んで栽培してもらっている。生息地の雨期と乾期に合わせて、餌の種類や頻度を変えるなど、試行錯誤を重ねてきた。

5年前からは繁殖にも挑戦。今年2〜3月に2個の卵が初めてふ化。ふ化のニュースをフェイスブックやブログで発信したところ注目を集め、関西からわざわざ見に来る人もいた。5月25日には3個目の卵がかえった。桐生さんは「今後は繁殖技術を確立し、ヘサキリクガメの絶滅を防ぐことに貢献したい」と話している。



 
 
>TOP

不明マレーシア機乗客の所持品か、マダガスカル東部に漂着

cnn.co.jp

2016.06.21 Tue posted at 11:20 JST

(CNN) 2年以上前に消息を絶ったマレーシア航空370便の乗客の所持品と思われる漂着物が、インド洋のマダガスカル沖で見つかった。付近では先に同機の機体の一部とみられる残骸も見つかっているが、乗客の所持品はこれまで発見されていなかった。

マレーシア航空370便は乗客乗員239人を乗せて2014年3月に消息を絶った。2年以上たった今も捜索が続けられているが、墜落場所は特定できていない。

漂着物はマダガスカルの海岸を個人で捜索していたブレイン・ギブソンさんが発見した。小型のバックパックや財布、コンピューターケース、携帯電話ケース、機内持ち込み用の手荷物など15〜20点が6月7日〜16日にかけて見つかったという。

持ち主を特定できる情報はなく、ギブソンさんは同便の乗客の家族支援団体に写真を送って確認してもらっているという。

マレーシアとオーストラリアの当局もギブソンさんから連絡を受け、漂着物を回収する方針。

ギブソンさんはほかにも、370便の機体の一部と思われる残骸2点を新たに発見。いずれもマダガスカル東部のノシ・ブラハ島で見つかったという。

同機の捜索についてはマレーシアとオーストラリア、中国の当局者が今週クアラルンプールで会合を開き、対応を協議する。20日の発表によると、新たに有力な手がかりが得られない中、3カ国の間では2015年4月の時点で、指定範囲の捜索を終えた時点で捜索を打ち切ることで合意していた。

指定された12万平方キロの捜索は、早ければ8月にも完了する見通し。オーストラリア当局によれば、これまでに捜索した範囲は10万5000平方キロに及ぶ。



 
 
>TOP

アフリカで最も「柔軟」なマダガスカルの流儀
気質はアジア寄り、ビジネスはフランス流

東洋経済ONLINE
竹村 真紀子 :IWCJ代表
2016年07月31日

アフリカ大陸にある国なのに、気質はアジア寄り、ビジネスはフランス寄りと、さまざまな要素が混じっている国。それがマダガスカルです。
「柔軟」という言葉を地で行くマダガスカルの人には学べる点がたくさんあります。マダガスカル大使館 臨時代理大使、ラソアマナリヴォ・ロゼット・ララティアさんに聞きます。

さまざまな地域の文化が混ざっている

−−大使館のお部屋に入った途端に、バニラのよい香りがしました。

マダガスカルのバニラです。バニラの世界総生産の60%をマダガスカルが占めているのですよ。ご存知でしたか?

−−日本のスーパーで売っているチョコレートにマダガスカル産のバニラを使用しているものもありますよね。正直なところ、マダガスカルといえば子ども向けのアニメ映画のアフリカ動物の印象が強く、それ以外で身近なものがあるのにびっくりしました。

マダガスカルにはアジア、フランス、アフリカ、アラブの文化が混ざっていると言ったら驚きますか? 地理的にはアフリカ大陸の近くにありますが、祖先はインドネシアやマレーシアから来ているアジア人です。ですから、顔もアジアに近い人が多いのです。
さまざまな地域の文化が混ざっているので、マダガスカルは8個目の大陸とも言われることもあるほどです。私たち自身もアフリカ、アジアどちらに属しているのかと聞かれると、どこを言っていいのかわからないため「マダガスカルはマダガスカル」と答えます。それぐらい多様な文化が混ざっています。

−−知り合いのマダガスカルの人たちが「アフリカの各国から来た人たちの中にいると、彼らのテンションについていけない」と言っていました。

それはわかります。私たちの行動スタイルはアジアなのです。マダガスカルの人は控えめでオープン、優しくアジアの気質に近いです。
でも面白いのは、ビジネスの形式はフランスだということです。Yes/Noをはっきりと言います。フランスの占領下に入った時に、書類や公的な文書などはすべてフランス式になったため、マダガスカルではどんな詳細なことも書類に残すことが重視されています。
ミーティングが終ったら議事録をとり、決定事項も書類にする。昔、上司から「すべての書類、FAXのコピーを取って2部ずつ保管しておきなさい」と言われました。部下をしかるときなども、顔を見て直接しかることが多いですが、中にはあえて「どうしてこんなことをしたの?」と書面やメールでしかることもあります。その場合は返信もメールか書面で送ってくることを望みます。

−−証拠を残すためですか?

そうですね。ですから、ものすごい量の文書を管理しなければいけないのです。そういったことから書類などをシステマティックに管理するのは得意ですよ。

−−マダガスカルの人をPCに例えて考えてみると、本体のハードはフランス式、ソフトはアジア式ということでしょうか? アラブやアフリカ式のところはありますか?

ハードのデザインはアフリカ式と言っておきましょうか。民族衣装は全体的にアフリカスタイルで軽い服です。温かい海側はアフリカの民族衣装ですが、高地に行くとスカーフを巻くなど、アジアに近い服になります。服装でどこの出身かがわかるほどです。
マダガスカルには「ムラムラ」という言葉があるのですが、これは「Flexible (柔軟)」という意味です。暖かければアフリカの服を着るし、寒ければアジアの服を着ます。与えられた環境に応じるのがマダガスカルです。アフリカの人たちの中には日本に来ても自分たちの価値観や生活スタイルを維持しようとして「なんで日本式にしなければいけないのだ」という人もいますが、マダガスカルの人は与えられた環境に順応します。

−−確かに、私はアフリカやアラブ30カ国以上から来たインターンシップ生に対し、日本のビジネスマナーの講義を担当していますが、タイムマネジメントや品質管理など「自分の国のやり方が一番」という人が結構います。でも、マダガスカルの人は柔軟に対応していますね。

言語に関してもとても柔軟なので、マダガスカル人は外国語を学ぶことが好きです。英語、フランス語などはビジネス、スポーツ、観光などの中に入っていますし、祖先がインドネシアから渡ってきた人が多いので、インドネシア語の中にはマダガスカル語と似ている単語があるのですよ。そしてマダガスカルでは日本への興味もあります。若い人は日本のファッションやマンガが好きですね。
その中でマダガスカルにとってよかったことがあります。それは、18の部族がいても、すべての部族がマダガスカル語を使い続けたことです。国がマダガスカル語でまとまっており、コミュニケーションが楽に行えます。イギリス、フランスなどの影響を受けましたが、フランスの影響化でも、フランス語は公的な文書などで使用されるのみで、家庭ではマダガスカル語を話していました。自分たちの言葉を持ち続けたことが文化のひとつです。

長い長い名前のワケ

−−名前にもマダガスカル語が使われていますよね。それもとても長い! 今の大統領は、歴代で一番名前が長いと聞きます。どうして名前が長いのですか?

大統領の名前はHery Martial Rakotoarimanana Rajaonarimampianina。本当に長いですよね。ファミリーネームが2つとファーストネームが1つで名前になります。ときにマダガスカル語とフランス語が混ざることもあります。
名前には単語ごとに意味があり、親が願いを込めて過去からのものを守りつつ、さらに単語をいつでも加えて行くことができるのです。
大統領のRajaonarimampianinaという名字を見ると、たぶん最初は“Rajao=男性“という意味だけだったのが、”Nari =子どもに恵まれますように“と、子どもを望んだ時かお腹にいる時か、元気に育つようにと付け加えたのだと思います。さらに”Mampianina=満足した”ということで、これは幸せになった時につけたと推測できます。

−−先祖からの想いが重なった名前なのですね。呼び方が難しいのですが、どのように呼べばよいのですか?

その人によってどう呼んでほしいかは異なりますので「どう呼べばよいですか?」と聞いてください。呼びやすいものを選んでいると思います。
ビジネスで成功するためには、お互いの理解が必要ですが、比較的マナーは日本と似ているので、とてもスムーズに進められると思います。私たちもお辞儀をするのですよ。日本のように深々とはしませんが、握手をしてから軽くお辞儀をします。握手はボスが手を出してこなければ会釈だけです。目下の人から握手を求めるのは失礼です。

−−マダガスカルはさまざまな地域のよい面を柔軟に取り入れて、独自の文化を作り上げているのですね。

その中でもアジアとの共通点が多いので、最近はインド、中国、日本からの進出も増えてきています。気質がアジアと似ているので、入りやすいですし、そのうえ、YES/NOがはっきりしているので、話が早いのです。

細かい作業が得意

−−手先が器用で製品の質がよいとも聞きました。

はい。バニラや民芸品などさまざまなものがありますが、マダガスカルの人は細かい作業が得意なので、物作りに適しているのですよ。そのことから日本からの投資の声も増えています。フランス式に、最初に契約書や製品の詳細を決めて、すべて書類に記載します。書類に記載されているものは確実にこなしていくというのがマダガスカルのビジネスにおいての信条です。質としては、日本の基準を保証できます。Made in Madagascarを将来的にはトップの品質にしたいですね。
しかし、現在の課題は量を生産できないことです。日本企業は量を求めてきますので、現状では対応できないことが多いのが残念です。これから日本には大量生産にむけてのシステム構築のサポートしていただければと思っています。マダガスカルは今までは観光に力を入れていましたが、これから貿易に力を入れていきます。日本が必要としている質の良い素材を持っていますので、ぜひこれから一緒に広げていきたいです。

(撮影:梅谷秀司)

アフリカで最も「柔軟」なマダガスカルの流儀



 
 
>TOP

トラックが川に転落、新郎新婦ら47人死亡 マダガスカル

AFP BB News
2017年01月30日 08:31 発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【1月30日 AFP】インド洋(Indian Ocean)の島国マダガスカルで、結婚式の参加者らを乗せたトラックが道路からそれて川に転落し、新郎新婦や子ども10人を含む少なくとも47人が死亡、22人が負傷した。警察当局が29日明らかにした。

 事故は28日未明、首都アンタナナリボ(Antananarivo)からおよそ90キロ離れた町アンズズルベ(Anjozorobe)の郊外で発生。前日に行われた結婚式の参加者が搭乗していた。

 警察は事故原因について、運転手が貨物輸送用のトラックに多数の人を乗せた上、交通警察の目を逃れるためスピードを出していたとの見方を示している。運転手は曲がる場所を間違えた後コントロールを失い、トラックはマナナラ(Mananara)川に落ちたという。

 悪路が多いマダガスカルでは、トラックによる人の輸送が広く行われている。(c)AFP

トラックが川に転落、新郎新婦ら47人死亡 マダガスカル



 
 
>TOP

マダガスカルは危機的な食糧危機にさらされている

The Huffington Post | 執筆者: Dominique Mosbergen
投稿日: 2017年02月15日 19時05分 JST 更新: 2017年02月15日 19時05分 JST

収穫の多い年があっても、マダガスカルには飢餓が蔓延している。この国では人口の90%以上が貧困線(それ以下の収入では最低限度の生活も維持できないと考えられる統計上の境界線)を下回る生活を強いられ、子供の約半数は慢性的な栄養失調や発育不良が見られる。

3年連続で起きた深刻な干ばつ、広範囲にわたる不作でマダガスカルは「大惨事」の危機にあると国連が警告している。

複数の機関によると、マダガスカル南部では人口の半数以上にあたる約85万人が現在「警告を発する」レベルの飢餓に直面している。この地域では20%以上の世帯が食糧危機に瀕している。

「この人たちは食糧危機に瀕しています」と、国連世界食糧計画(WFP)のクリス・ニコイ地域局長は述べた。「多くの人は野生の果物以外に食べるものがありません。私たちは今、命を救うために共に行動しなければなりません」

マダガスカルで聞いた話は希望のないものばかりだった。子供たちは食べ物や水を探すために学校から引っ張り出され、3世帯に1世帯は生きるための「最終手段」として物乞いをしたり土地を売っている。また10世帯に4世帯は、栽培用に保存していた大事な種子をやむなく食べて生き延びているため、次の植え付けの時期には何も残らない。

「私が出会った女性は、道端に生えている赤いサボテンの実以外赤ちゃんに食べさせるものがないと言いました」とWFPのアーサリン・カズン事務局長は最も被害が深刻な地域を数カ所訪ねた後に語った。

赤いサボテンの実は重い便秘を引き起こすと言われているが、ニュースメディア「インター・プレス・サービス(IPS)」によると、数千人のマダガスカルの子供たちが野生の果物だけを食べて生活している。

「こんな飢えは経験したことがありません」と、4人の子供を抱える地元の農家ラソアナンデアサナ・エミリエンヌさんはIPSに語った。「私たちは1日1日を精一杯生きています。今度いつ雨が降るかは誰にも分かりませんから」

マダガスカルは3年続けて不作と水不足に悩まされた。中東カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」によると、3月まで次の収穫がないという。

WFPは国連食糧農業機関とユニセフと共に、食糧の運搬やマダガスカルの飢えた地域を支援するため、1億4000万ドル(約146億円)以上が必要だと述べた。この費用は20万人の妊婦、授乳期間中の母親、5歳以下の子供の栄養不良の治療などに充てられる。

カズン氏は「極めて憂慮すべき状況です」と述べた。「私たちが目にしている飢えや栄養不良は、3年間収穫が壊滅的な状態だったことが原因です。必要な資金を受け取り、手遅れになる前に対処しなければなりません」 特に強力なエルニーニョ現象によって悪化している気候変動の影響で乾燥状態が悪化し、作物の生産数は減っている。これはマダガスカルだけではなく、アフリカ南部全域の問題だ。マラウイ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、レソト、南アフリカなどの国では、現在推定1400万人が干ばつによる飢えに苦しんでいる。

「アフリカでもっとひどい干ばつが起きると言われ始めています」と人道支援組織ワールド・ビジョンの責任者ベアトリス・ムワンギ氏は2016年初め、ガーディアン紙に語った。「昔は10年に1度大規模な干ばつが起こりました。それが5年に1度になり、今の傾向を見ると3〜5年に1度になるかもしれません。だから私たちが危機的状況に置かれているのは、間違いありません」

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

マダガスカルは危機的な食糧危機にさらされている



UP:2010 REV:
アフリカ  ◇世界 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)