HOME > World / Africa >

リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国) 2015年


Tweet


アフリカアフリカ Africa 2016


○2007年までのニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2007年
○2008年〜2009年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2008年〜2009年
○2010年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2010年
○2011年1月〜2月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年1月〜2月
○2011年3月1日〜15日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月1日〜15日
○2011年3月16日〜31日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月16日〜31日
○2011年4月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年4月
○2011年5月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年5月
○2011年6月〜7月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年6月〜7月
○2011年8月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年8月
○2011年9月〜10月のニュース・情報は リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国) 2011年9月〜10月
○2011年11月〜12月のニュース・情報は リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国) 2011年11月〜12月
○2012年のニュース・情報は リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国) 2012年
○2013年〜2014年のニュース・情報は リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国) 2013年〜2014年
○最新のニュース・情報は リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国)

○外務省 各国・地域情勢 リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国)

* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版で内容を確認してください。

* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。


◆2015/01/04 cnn.co.jp 米大使館爆破事件の被告、NYの病院で病死
◆2015/01/09 Newsweek日本語版 嫌イスラームの再燃を恐れるイスラーム世界
◆2015/01/09 AFP BB News 「チュニジア人記者2人を処刑」、リビアのイスラム国が声明
◆2015/01/27 nikkei.com リビア首都で武装勢力がホテル襲撃 外国人ら8人死亡
◆2015/01/27 yomiuri.co.jp リビアで襲撃、8人殺害…「イスラム国」系か
◆2015/01/27 毎日新聞 リビア:武装集団がホテル襲撃8人殺害 3人が自爆
◆2015/01/28 cnn.co.jp 武装集団がホテル襲撃、12人死亡 リビア
◆2015/01/28 cnn.co.jp ホテル襲撃でISISが犯行声明、実行犯を公表 リビア
◆2015/01/28 毎日新聞 リビア:ホテル襲撃 死者は9人に 外国人は5人
◆2015/01/29 yomiuri.co.jp リビアのホテル襲撃、「イスラム国」が犯行声明
◆2015/02/05 yomiuri.co.jp リビア油田で13人殺害…「イスラム国」関与か
◆2015/02/11 asahi.com 地中海で難民300人以上不明 ボート4隻波にのまれる
◆2015/02/11 nikkei.com リビアからの移民ら300人超不明 イタリア沖
◆2015/02/12 cnn.co.jp 地中海で難民のボート4隻が遭難、300人死亡か
◆2015/02/14 asahi.com リビアの国営ラジオ局占拠 「イスラム国」系組織か
◆2015/02/14 毎日新聞 リビア:IS名乗る武装集団が国営ラジオ局を占拠
◆2015/02/16 nikkei.com 21人殺害映像を「イスラム国」系が公開 リビアで拘束のコプト教徒
◆2015/02/16 cnn.co.jp コプト教徒を「集団処刑」 ISISが動画公開
◆2015/02/16 毎日新聞 「イスラム国」:リビアでエジプト人21人殺害映像
◆2015/02/16 nikkei.com エジプト軍、リビアで空爆 「イスラム国」に報復
◆2015/02/16 nikkei.com エジプト、リビアの「イスラム国」空爆 21人殺害に報復
◆2015/02/16 asahi.com エジプト人21人殺害か 「イスラム国」新たな映像公開
◆2015/02/16 asahi.com エジプト軍がリビア空爆 「イスラム国」に報復
◆2015/02/16 毎日新聞 エジプト:リビアのISに報復空爆
◆2015/02/17 cnn.co.jp エジプト、リビアのISIS拠点を空爆 殺害動画への報復
◆2015/02/17 nikkei.com 過激派、アフリカでも猛威 政情不安の国に拠点
◆2015/02/17 yomiuri.co.jp イタリア、リビア大使館を閉鎖…治安悪化理由に
◆2015/02/17 毎日新聞 イタリア:在トリポリ大使館を閉鎖、職員らが帰国
◆2015/02/17 毎日新聞 21人殺害:分断リビアを侵食…IS、組織肥大化の恐れ
◆2015/02/17 nikkei.com 「リビアへの軍事介入、国連決議採択を」 エジプト大統領
◆2015/02/18 nikkei.com 米欧、対「イスラム国」戦線拡大を懸念 リビア介入に慎重
◆2015/02/18 yomiuri.co.jp エジプト、有志連合に軍事作戦への支援要請
◆2015/02/19 yomiuri.co.jp リビア、武器禁輸の解除求める…安保理緊急会合
◆2015/02/19 asahi.com リビア外相「武器禁輸解除を」 対イスラム国で安保理に
◆2015/02/19 毎日新聞 IS:リビアを南欧出撃拠点に イタリアがテロ警戒
◆2015/02/20 毎日新聞 リビア:爆発、45人死亡…IS分派が犯行声明
◆2015/02/21 nikkei.com リビアで爆弾テロ、40人死亡 「イスラム国」系が犯行声明
◆2015/02/21 yomiuri.co.jp アフリカで爆弾テロや襲撃相次ぐ…100人死亡
◆2015/02/21 毎日新聞 リビア:爆弾テロで米が非難
◆2015/02/22 毎日新聞 IS:リビアでの勢力拡大 識者「軍事介入は危険」
◆2015/02/23 nikkei.com エジプト大統領、アラブ連合軍に言及 対「イスラム国」
◆2015/02/25 yomiuri.co.jp 「イスラム国」持ちこたえている状態…高橋教授
◆2015/03/10 cnn.co.jp リビアの油田襲撃、フィリピン人ら9人を拉致 ISISか
◆2015/03/17 nikkei.com EU、リビア情勢を協議
◆2015/03/18 cnn.co.jp ISIS、リビアの病院スタッフを解放 条件付きで
◆2015/04/06 cnn.co.jp 「世界の暴力と抑圧の終結を」 ローマ法王、復活祭で祈り
◆2015/04/11 asahi.com (風 エジプトから)リビア混迷、死と隣り合わせ 翁長忠雄
◆2015/04/12 nikkei.com リビアで韓国大使館銃撃2人死亡 「イスラム国」犯行声明
◆2015/04/12 nikkei.com リビアの韓国大使館銃撃、警官3人死傷 「イスラム国」名乗る
◆2015/04/12 yomiuri.co.jp リビアの韓国大使館で銃乱射、警備員2人死亡
◆2015/04/12 毎日新聞 リビア:韓国大使館に乱射、警官2人死亡 IS名乗る声明
◆2015/04/13 nikkei.com モロッコ大使館にもテロ攻撃 リビア、「イスラム国」犯行声明
◆2015/04/15 cnn.co.jp イタリア漂着の難民激増 8480人救助、400人不明か
◆2015/04/15 毎日新聞 船転覆:アフリカ難民ら400人死亡か リビアを出港
◆2015/04/16 yomiuri.co.jp リビアからの難民船が転覆、400人死亡か
◆2015/04/16 nikkei.com [FT]EU、地中海難民の救済に支援を(社説)
◆2015/04/17 cnn.co.jp 難民船でキリスト教徒12人突き落とし殺害か、イスラム教徒15人逮捕
◆2015/04/17 yomiuri.co.jp 密航船でキリスト教徒殺害…イスラム教徒を拘束
◆2015/04/17 nikkei.com イタリア:密航でも宗教対立 キリスト教徒大量殺害で逮捕
◆2015/04/17 毎日新聞 船転覆:アフリカ難民ら400人死亡か リビアを出港
◆2015/04/19 nikkei.com リビア沖難民船700人死亡か 伊首相、EU首脳会合要請
◆2015/04/19 nikkei.com キリスト教徒殺害の映像 「イスラム国」が公開
◆2015/04/19 毎日新聞 地中海:難民船転覆 700人乗り、28人救助数百人不明
◆2015/04/20 cnn.co.jp 難民船転覆でまた数百人死亡、「集団虐殺」に対応呼びかけ
◆2015/04/20 asahi.com IS、エチオピア人30人殺害か リビアで拘束
◆2015/04/20 毎日新聞 地中海転覆:難民700人以上死亡か…密航船、最悪規模
◆2015/04/20 毎日新聞 EU:リビア安定へ軍艦派遣…会議で難民対策提案へ
◆2015/04/21 cnn.co.jp 地中海の難民船転覆、救助に向かった貨物船が原因か
◆2015/04/21 asahi.com 欧州に押し寄せる難民船 転覆で昨年3500人死亡
◆2015/04/21 毎日新聞 密航船:EU「事前に破壊」 緊急行動10項目で合意
◆2015/04/22 nikkei.com 地中海渡る難民増加 EU首脳、23日に対策会議
◆2015/04/22 nikkei.com 密航ビジネスが横行 リビア、内戦で国境警備手薄
◆2015/04/22 毎日新聞 密航船転覆:「船長は酔っぱらって操船」生存者証言
◆2015/04/22 cnn.co.jp 圧政、飢え、人身売買 難民たちが地中海を目指す理由とは
◆2015/04/23 nikkei.com EU、移民・難民問題を協議 緊急首脳会議
◆2015/04/23 yomiuri.co.jp 密航船転覆、地中海で最悪の死者800人以上か
◆2015/04/24 yomiuri.co.jp 「数百人、船と共に沈む」転覆事故生存者が証言
◆2015/04/24 毎日新聞 イタリア:戦火逃れ危険な海渡り…難民はさらに北を目指す
◆2015/04/25 nikkei.com 「チュニジア、テロ予防へ若者の起業支援」 UNDP常駐代表
◆2015/04/29 asahi.com リビアで不明の記者5人、遺体で発見 IS系組織関与か
◆2015/05/03 asahi.com 欧州、密航業者取り締まり強化へ 急増する移民へ対応は
◆2015/05/05 yomiuri.co.jp 密航船移民6500人、伊が保護…リビア出港か
◆2015/05/09 cnn.co.jp 伊海軍、難民ら乗る船残がいを海中で発見 800人死亡か
◆2015/05/11 asahi.com トルコ船にリビアから砲撃、船員1人死亡 21キロ沖合
◆2015/05/27 cnn.co.jp リビア首相暗殺未遂、車列妨害の車から銃撃
◆2015/06/10 毎日新聞 リビア:中部シルト、ISが制圧 内乱に乗じ勢力拡大
◆2015/06/11 asahi.com IS、リビア中部のシルト制圧 カダフィ氏の出身地
◆2015/06/13 毎日新聞 リビア:反ISデモ隊に発砲、7人死亡
◆2015/06/15 cnn.co.jp アルジェリア人質事件の首謀者死亡か、米機がリビアで空爆
◆2015/06/15 asahi.com アルジェリアの邦人人質事件、首謀者死亡か 米軍が空爆
◆2015/06/15 nikkei.com アルジェリア人質事件の首謀者、米空爆で死亡 リビア政府確認
◆2015/06/15 毎日新聞 アルジェリア人質事件:米軍空爆で首謀者死亡か
◆2015/06/16 nikkei.com アルジェリア人質事件首謀者の死亡否定 リビアのテロ組織
◆2015/06/22 nikkei.com EU、密航業者への軍事作戦開始を決定 外相理事会
◆2015/07/01 asahi.com チュニジア銃乱射容疑者、リビアで軍事訓練
◆2015/07/08 nikkei.com チュニジア、リビア国境に壁建設へ テロ対策で
◆2015/07/28 cnn.co.jp カダフィ大佐次男に死刑判決、被告不在のまま リビア
◆2015/07/29 asahi.com カダフィ氏次男に死刑判決 殺人、強姦扇動などの罪
◆2015/08/02 cnn.co.jp リビアの「勇気ある被害者」、亡命先の米国で有罪評決
◆2015/08/06 cnn.co.jp 地中海で700人の難民乗せた船が転覆 死者多数か
◆2015/08/06 cnn.co.jp 獄中のカダフィ息子の拷問映像出回る、殴打や侮辱 リビア
◆2015/08/06 nikkei.com リビア沖で不法移民船が転覆 600人乗り、救助続く
◆2015/08/12 asahi.com 地元民兵組織が蜂起、住民の支持得てIS撃退 リビア
◆2015/08/23 毎日新聞 イタリア:密航の4400人、地中海上で救助
◆2015/08/27 毎日新聞 リビア沖:難民密航船で55人死亡 排ガス吸引か
◆2015/08/28 毎日新聞 リビア沖地中海:密航船沈没 200人死亡の恐れ
◆2015/08/29 cnn.co.jp リビア沖の船から52人の難民遺体、10人逮捕 伊当局
◆2015/09/02 毎日新聞 難民:人道支援団体「救助船が足りない」…リビア沖
◆2015/09/03 nikkei.com クラスター弾の被害、14年445人 国際NGOが報告
◆2015/10/09 AFP BB News リビア主要勢力、挙国一致内閣の設置で「合意」 国連
◆2015/10/09 AFP BB News A Libyan militia confronts the world’s migrant crisis: In a chaotic country, a militia tries to halt the ships bound for Europe. But is it possible to stop the migrants?
◆2015/10/16 The Washington Post Tiny Gambia has a big export: Migrants desperate to reach Europe
◆2015/10/23 AFP BB News クリントン氏、領事館襲撃を議会で証言 共和党の攻勢に対抗
◆2015/11/15 cnn.co.jp 米軍、リビアでISIS指導者を殺害 国防総省が発表
◆2015/11/15 nikkei.com 米、リビアで空爆 「イスラム国」幹部を標的に
◆2015/12/14 nikkei.com リビア挙国一致政権を支援 多国間閣僚級会合
◆2015/12/17 nikkei.com リビア、統一政府発足へ 合意案に署名
◆2015/12/17 東京新聞 IS、リビアを狙う 内戦2勢力、統一政権へ動き活発化
◆2015/12/18 cnn.co.jp リビアで統一政府樹立へ 国連仲介で合意
◆2015/12/18 asahi.com リビア統一政府へ合意書署名 世俗派とイスラム系勢力


【参考図書】
リビアを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
塩尻 和子著 明石書店 ¥2,100 B6版 399ページ 2006年8月 [amazon]

リビア物語―世界遺産と大砂漠の旅
滝口 鉄夫著 論創社 ¥2,625 B6版 196ページ 2007年1月 [amazon]

砂漠の思想―リビアで考えたこと
野田 正彰著 みすず書房 ¥2,730 B6版 240ページ 2005年2月 [amazon]


 
 
>TOP

米大使館爆破事件の被告、NYの病院で病死

cnn.co.jp

2015.01.04 Sun posted at 11:58 JST

(CNN) 1998年にタンザニアとケニアで起きた米大使館爆破事件の主犯格として米連邦裁判所に起訴されていたリビア出身の国際テロ組織アルカイダ幹部、アブ・アナス・リビ被告(50)が2日夜、ニューヨーク市内の病院で死亡した。

同被告の息子が3日、リビアの首都トリポリからの電話でCNNに語ったところによると、米国内の担当弁護士から家族に連絡が入ったという。

米司法省が3日、裁判所に提出した文書によれば、持病が突然悪化した。12月31日に拘置施設から病院へ運ばれたが、治療のかいなく死亡したという。病院では弁護士とイスラム教聖職者が立ち会ったとされる。

リビ被告は殺人の共謀などの罪で01年に起訴され、13年10月にトリポリの自宅前で米軍特殊部隊に拘束された。米海軍艦上で数日間にわたって尋問を受けた後、ニューヨークへ送られた。連邦裁判所での罪状認否では無罪を主張していた。

リビ被告の妻は、同被告が拘束時にはすでにアルカイダから脱退し、一般市民として生活していたと語った。息子はCNNに、C型肝炎を患っていた被告が拘束後に肝がんを発症し、病院ではこん睡状態に陥っていたと主張。被告の死を巡り、米政府の責任を追及する構えを示している。



 
 
>TOP

「チュニジア人記者2人を処刑」、リビアのイスラム国が声明

AFP BB News

2015年01月09日 09:39 発信地:チュニス/チュニジア

【1月9日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」のリビアを拠点とする傘下グループは8日、昨年9月にリビア東部で行方不明となっていたチュニジア人ジャーナリスト2人を「処刑」したとする声明をインターネット上で発表した。チュニジアではこれを受け、怒りや悲しみが広がっている。

グループはイスラム過激派系ウェブサイトで、ソフィアン・チョウラビ(Sofiene Chourabi)氏とナディル・クタリ(Nadhir Ktari)氏が写った4枚の画像を公開し、両氏に対し「アラーの法」を適用したと発表。「宗教にあらがう衛星テレビ局」のために働いていたとして、両氏を非難した。

画像の1枚には、2人が武装した覆面姿の戦闘服の男に連れ去られる場面が写っている。4枚目の画像はほとんど真っ暗で、ひざまずいた人物に銃弾を撃ち込む場面とみられる。

画像の信ぴょう性は今ところ確認することができない。チュニジア内務省も現時点では信ぴょう性は不明だとしている。(c)AFP



 
 
>TOP

リビア首都で武装勢力がホテル襲撃 外国人ら8人死亡
「イスラム国」系が犯行声明

nikkei.com

2015/1/27 23:13

【アンマン=押野真也】リビアの首都トリポリにあるホテルを27日、武装勢力が襲撃し、外国人5人を含む少なくとも8人が死亡する事件が起きた。武装勢力は自動車に搭載した爆弾を爆発させた後、銃を持ってホテルに侵入した。ロイター通信によると、イスラム過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓うリビアの過激派が犯行声明を出した。イスラム国の勢力が他の国々まで広がりをみせていることがうかがえる。

犯行声明は米国のイスラム武装組織の監視団体「SITE」が確認したという。AP通信によると、襲撃されたのは、トリポリにある高級ホテル「コリンシア・ホテル」。外国人のビジネス客などがよく利用するホテルで、襲撃犯がホテル内にとどまっているとの情報もある。今後、犠牲者の数はさらに増えそうだ。

リビアは、長期独裁のカダフィ政権が2011年に崩壊して以降、複数の民兵組織同士の衝突が続き、実質的な内戦状態に陥っている。一部の民兵組織はシリアやイラクで勢力を強める過激派組織「イスラム国」への忠誠を誓っている。

国連の仲介で今月14日、リビアの和平交渉が始まったものの、紛争の当事者である有力な民兵組織は参加しておらず、当初から実効性に疑問が持たれていた。現状では国軍の編成も遅れており、軍に治安維持能力はない。

カダフィ政権の崩壊前後から、リビアには大量の武器や弾薬が流入し、地域の不安定要因になっていた。今回のホテル襲撃がイスラム国の関連組織によるものであれば、同組織がリビアにも浸透している証しともいえる。

周辺のエジプトやアルジェリア、チュニジアなどは、リビアが過激派組織の温床になることにかねて懸念を示してきた。リビアが不安定な状態なままだと自国の安全保障にも影響しかねず、周辺国が介入する可能性もありそうだ。



 
 
>TOP

リビアで襲撃、8人殺害…「イスラム国」系か

The Yomiuri Shimbun

2015年01月27日 22時44分

【カイロ=柳沢亨之】AP通信などによると、リビアの首都トリポリで27日、武装勢力が高級ホテルを襲撃し、外国人5人を含む計8人を殺害、複数の人質を取った。

イスラム過激派組織「イスラム国」系の集団が犯行声明を出したとの情報も出ている。

同通信によると、覆面姿の男5人が同ホテルに侵入し、ロビーで銃を乱射。近くの駐車場では車爆弾がさく裂した。殺害された外国人や人質の詳細は不明だが、中東の衛星テレビ「アル・アラビーヤ」によると、死者に複数の欧州人が含まれている。米国のテロ情報監視団体「SITE」によると、イスラム国の「トリポリ州」を名乗る集団が犯行声明を出した。

リビアでは2011年のカダフィ政権崩壊後、政情の混乱が続いている。現在は東西に二つの政府が併存し、治安が悪化している。



 
 
>TOP

リビア:武装集団がホテル襲撃8人殺害 3人が自爆

毎日新聞 2015年01月27日 21時19分(最終更新 01月27日 23時24分)

【カイロ秋山信一】リビアの首都トリポリの高級ホテル「コリンシア」に27日、武装集団が押し入り、ロビーで銃を乱射した。AP通信によると、外国人客5人とホテルの警備員3人の計8人が死亡した。死亡した客の国籍は不明だが、従業員はAP通信に「イタリア人、英国人、トルコ人が滞在していた」と証言した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、治安当局との銃撃戦の末、武装集団のメンバー3人が自爆した。1人が逮捕され、自爆の巻き添えで人質1人が死亡したとの情報もある。

イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)のトリポリ支部を名乗るグループが、ツイッターで犯行への関与を示唆したが、真偽は不明だ。ISと敵対する国際テロ組織アルカイダ元幹部で、2013年10月に潜伏中のリビアで米軍特殊部隊に拘束されたアナス・リビー被告(今月病死)を巡る報復だとも主張しており、グループとISに主従関係があるかは不明だ。

リビアでは11年のカダフィ政権崩壊後、権力闘争が絶えず、現在はトリポリと東部トブルクに二つの「政府」が分立している。地元テレビは、襲撃されたホテルに滞在する「トリポリ政府」のハッシ首相が武装集団の標的だったと伝えた。ハッシ首相は当時不在だった。このホテルは、国連職員ら外国人客が多いことでも知られる。

国連は今月、スイスでリビアの和平調停を始めたが、難航している。ISは混乱に乗じて、リビアに軍事キャンプを作っている。



 
 
>TOP

武装集団がホテル襲撃、12人死亡 リビア

cnn.co.jp

2015.01.28 Wed posted at 09:36 JST

(CNN) リビアの首都トリポリで27日、高級ホテルが武装勢力に襲撃され、米国人やフランス人など外国人5人を含む少なくとも10人と、犯行グループの2人が死亡した。内務省の治安当局者が明らかにした。

武装集団は「コリンシア・ホテル」の駐車場で自動車爆弾を爆発させ、銃を乱射しながらホテルに押し入った。同ホテルは政府関係者などがよく利用していて、住居として使っている当局者もいた。

目撃者によると、銃撃戦が発生し、治安当局はホテルにつながる道路をすべて封鎖。住民などには近寄らないよう呼びかけた。

治安当局によれば、死亡したのは米国人とフランス人が各1人、タジキスタン人3人、リビア人5人。襲撃側はリビア人だったとみられる。米国務省とフランス外務省もそれぞれ、犠牲者の中に米国人とフランス人がいたことを確認した。米連邦捜査局(FBI)はこの事件について捜査に乗り出す見通し。

今回の事件について、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支持するグループが「アブ・アナス・リビ」被告の名でインターネットに犯行声明を出した。

リビ被告は国際テロ組織アルカイダの工作員として、アフリカで起きた米大使館爆破事件に関与したとされる。リビアで米特殊部隊に拘束され、今月米国の病院で死亡した。



 
 
>TOP

ホテル襲撃でISISが犯行声明、実行犯を公表 リビア

cnn.co.jp

2015.01.28 Wed posted at 19:18 JST

(CNN) リビアの首都トリポリで高級ホテルが武装勢力に襲撃された事件で、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のリビア支部と称する組織が犯行声明を出し、死亡した実行犯2人の写真と名前を公開した。

リビア内務省の治安部門報道官によると、実行犯はいずれもリビア人だった。ただし公表された2人の名前には、それぞれチュニジアとスーダン出身の一族であることを示す部分が含まれている。

襲撃事件では米国人、フランス人ら外国人5人を含む10人が死亡した。

米国の民間警備会社クルーシブルによると、死亡した米国人は同社の従業員デービッド・ベリー氏とみられる。米連邦捜査局(FBI)が捜査に乗り出す構えを示しているという。

犯行を巡っては、ISISを支持するグループがインターネット上で声明を出したと報じられていた。米大使館爆破事件に関与したとして米特殊部隊に拘束され、今月死亡したアブ・アナス・リビ被告のために実行したとの内容だった。



 
 
>TOP

リビア:ホテル襲撃 死者は9人に 外国人は5人

毎日新聞 2015年01月28日 11時28分(最終更新 01月28日 11時42分)

【カイロ秋山信一】リビアの首都トリポリの高級ホテル「コリンシア」が27日、武装集団に襲撃された事件で、リビア治安当局は同日、少なくとも外国人5人とホテル警備員ら4人の計9人が死亡したことを明らかにした。AFP通信などが伝えた。死亡した外国人はフィリピン人2人と米、仏、韓国人各1人。

武装集団のうちの数人は、治安当局との銃撃戦の末、ホテル内で自爆した。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)のトリポリ支部を名乗るグループが、ツイッターで犯行への関与を示唆したが、真偽は不明だ。

リビアでは2011年のカダフィ政権崩壊後、権力闘争が絶えず、現在はトリポリと東部トブルクに二つの「政府」が分立している。ホテルには当時「トリポリ政府」のハッシ首相が滞在していたが、避難して無事だった。

このホテルは、国連職員ら外国人客が多いことでも知られる。国連は今月、スイスでリビアの和平調停を始めたが、難航している。ISは混乱に乗じてリビアに軍事キャンプを作っている。



 
 
>TOP

リビアのホテル襲撃、「イスラム国」が犯行声明

The Yomiuri Shimbun

2015年01月29日 12時02分

【カイロ=柳沢亨之】過激派「イスラム国」傘下のラジオ局「バヤーン」は28日、リビアの首都トリポリの高級ホテルが27日に襲撃された事件について、イスラム国の地元組織が犯行声明を出したと伝えた。

同局によると、声明はイスラム国の「トリポリ州」名で出された。犯行集団を「殉教者」と称賛し、犯人2人のゲリラ名とみられる名前を紹介。名前には、それぞれチュニジアとスーダンの出身であることを示唆する表現が記されている。同事件では、米国や韓国、フランス、フィリピン出身の外国人5人を含む少なくとも9人が死亡した。



 
 
>TOP

リビア油田で13人殺害…「イスラム国」関与か

The Yomiuri Shimbun

2015年02月05日 10時19分

【カイロ=柳沢亨之】AFP通信は4日、リビア中部シルテの南約100キロ・メートルにあるマブルーク油田に3日夜、武装集団が侵入し、外国人5人を含む13人を殺害したと報じた。

ロイター通信はフランス外交筋やリビア当局者の話として、イスラム過激派組織「イスラム国」が関与しているとの見方を伝えた。

外国人の国籍は、フィリピン人3人とガーナ人2人。この油田はフランスの石油大手「トタル」などが所有し、リビアの地元企業が運営。事件発生時は生産を中止していたという。

リビアでは2011年のカダフィ政権崩壊後、武装勢力が割拠し、治安が悪化している。イスラム国は昨年11月、政情不安に乗じる形でリビアに「州」を置くと宣言。1月27日には首都トリポリのホテルが襲撃され、外国人ら9人が死亡する事件があり、イスラム国系の地元過激派集団が犯行声明を出した。



 
 
>TOP

地中海で難民300人以上不明 ボート4隻波にのまれる

asahi.com

山尾有紀恵2015年2月11日22時47分

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は11日、リビアから欧州へ向かっていた難民のゴムボート4隻が地中海で波にのまれ、少なくとも300人が行方不明だと発表した。生存の可能性は小さいとみられている。

地中海では8日にも、悪天候のなか、ボートで渡ろうとした難民29人が体温の低下で死亡している。

中東・アフリカでの紛争の悪化で、欧州へ密航する難民は増加傾向にあり、欧州の玄関口のイタリアへは1月だけでも3528人が到達。約2割はシリアからの難民だったという。昨年は21万8千人が地中海経由で欧州に渡ろうとし、約3500人が死亡している。(山尾有紀恵)



 
 
>TOP

リビアからの移民ら300人超不明 イタリア沖

nikkei.com

2015/2/11 23:05

【ジュネーブ=共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は11日、北アフリカのリビアからボートで欧州を目指していた移民ら約300人が、イタリア沖の地中海で行方不明になっていると発表した。ANSA通信は少なくとも330人が死亡したと報道。UNHCRは「大きな悲劇に衝撃を受けている」とのコメントを発表した。

UNHCRによると、行方不明者の大半はサハラ砂漠以南のアフリカ諸国からの移民や難民。7日にリビアからボート4隻で出発し、うち1隻目の29人が8日に死亡、110人以上がイタリア南部の島に上陸した。2隻目、3隻目にもそれぞれ100人以上が乗っていたが、生存者は計9人だけだという。

4隻はいずれもイタリアを目指していたとみられ、飲食物なしで数日間過ごしたという。

シリア内戦の激化やアフリカ諸国の政情不安などに伴い、近年は中東やアフリカからイタリアやギリシャなどに渡る難民や移民が増加している。UNHCRによると、昨年は少なくとも21万8千人が地中海を渡って欧州にたどり着いた。



 
 
>TOP

地中海で難民のボート4隻が遭難、300人死亡か

cnn.co.jp

2015.02.12 Thu posted at 11:53 JST

(CNN) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は11日、北アフリカのリビアから欧州に向かっていた難民の乗ったボート4隻が遭難し、約300人が死亡した可能性があると明らかにした。

国際移住機関(IOM)によれば、難民らは7日、ゴムボートでリビアを出発した。

死者は、ボートが欧州の海域に入る前から出ていた可能性もある。UNHCRによれば、最初の報告は、ボートに乗っていた29人が8日、主に低体温症で死亡したとの内容だったという。

110人以上がイタリア当局および商船に救助され、同国のランペドゥーザ島に到着した。

ボートには食糧も水もなかったことがUNHCRの聞き取り調査で確認されている。1隻のボートでは生きて救助されたのは107人中2人、もう1隻では109人7人にとどまったという。

イタリア当局は残る1隻のボートを捜索しているが、海が荒れており難航している。

UNHCRのバンサン・コシェテル欧州局長は「これは非常に大きな悲劇であるとともに、身の安全を求める人々が海に運を任せるという状況が続く限り、さらなる人命が失われるだろうということをはっきり示している」と述べた。



 
 
>TOP

リビアの国営ラジオ局占拠 「イスラム国」系組織か

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年2月14日23時47分

リビア中部シルトにある国営ラジオ局が12日、過激派組織「イスラム国」を名乗る武装勢力に占拠された。聖典コーランや、同組織の最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者の演説などを放送しているという。AFP通信などが伝えた。シルトの実効支配を始める可能性がある。

同局を占拠したとみられるライフル銃を持った戦闘員が、放送室でマイクの前に座っている写真がインターネットに投稿されている。シルトはリビアで独裁を続けたカダフィ氏の出身地で、2011年の「アラブの春」でカダフィ派の最後の拠点となった都市。

リビアでは西部トリポリで先月27日、「イスラム国」系組織が外国要人らが利用する高級ホテルを襲撃。東部デルナでは昨年11月に「イスラム国」に忠誠を誓った別の武装組織が、実効支配を進めている。

リビアはカダフィ政権崩壊後に内戦状態に突入。リビアから多数の戦闘員がシリアやイラクへ向かったほか、チュニジアやスーダン、ニジェールなど周辺国の戦闘員もリビア経由でシリア・イラクへ送り込まれた。最近は「イスラム国」などで経験を積んだ戦闘員がリビアに帰還しているもようだ。(カイロ=翁長忠雄)



 
 
>TOP

リビア:IS名乗る武装集団が国営ラジオ局を占拠

毎日新聞 2015年02月14日 10時19分(最終更新 02月14日 16時48分)

◇バグダディ指導者の演説などを放送

【カイロ秋山信一】リビア中部シルトで12日、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)を名乗る武装集団が国営ラジオ局を占拠し、ISを率いるアブバクル・バグダディ指導者の演説などを放送し始めた。AFP通信が地元住民の話として伝えた。東部デルナでも昨年11月ごろからIS系の武装勢力が実効支配を拡大しているとの情報があり、ISがシリア、イラクに続きリビアの拠点化を進めているとの見方が広がっている。

AFPによると、武装集団は国営ラジオ局のスタジオを占拠し、バグダディ指導者やIS報道官の演説を放送するよう強要しているという。中心街に拠点を作り、シルトの実効支配を狙っているとの見方もある。

シルトは、約42年間政権を握り2011年に殺害されたカダフィ氏の故郷で、内戦後は複数のイスラム過激派組織が拠点を築いているという。こうした組織の一部が、ISに共鳴して、動いている可能性もある。

リビアでは11年以降、反カダフィ派の内紛が続き、互いに正統性を主張する勢力が東西に独自の「政府」を樹立した。東部トブルクを拠点とする世俗派中心の勢力は国際社会の支持を受けているが、対立するイスラム勢力も首都トリポリを掌握するなど実効支配を広げている。

1月から国連による和平調停が続いているが、協議は難航しており、国情安定の道筋が見えない状況だ。



 
 
>TOP

21人殺害映像を「イスラム国」系が公開 リビアで拘束のコプト教徒

2015/2/16付

日本経済新聞 夕刊

【カイロ=共同】過激派組織「イスラム国」のグループは15日、リビアで拘束していたエジプトのキリスト教の一派、コプト教徒21人を殺害したとみられる映像をインターネット上に公開した。残虐な映像により、リビアでの勢力を誇示する狙いとみられる。

コプト教徒は、イスラム国に忠誠を誓うリビアの過激派に拉致されたとされる。12日に公開されたイスラム国の英字機関誌「ダビク」は、リビアで「イスラム国の戦士が21人のコプト教徒を拘束した」と伝えていた。

エジプトの中東通信によると、コプト正教会は「殺害された21人を追悼する」と表明。シシ大統領は国防評議会を緊急招集した。

映像では、覆面姿の戦闘員が「十字軍の兵士たちよ。おまえたちの安全は希望でしかない」と英語で警告。地中海沿岸とみられる浜辺に多数の戦闘員が並び、その前に1人ずつオレンジ色の着衣の男性がひざまずかされ、首を切られ殺害された。

シリアとイラクにまたがる地域に国家樹立を一方的に宣言したイスラム国に対し、一部過激派が忠誠を表明しており、エジプト・シナイ半島に続き、リビアの過激派も活動を活発化させていた。

リビアはエジプトの隣国で、エジプト人の出稼ぎ労働者が多い。エジプトはイスラム教を国教とするが、人口の1割弱はコプト教徒が占める。



 
 
>TOP

コプト教徒を「集団処刑」 ISISが動画公開

cnn.co.jp

2015.02.16 Mon posted at 09:37 JST

(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は15日、リビアの海岸でキリスト教の一派であるコプト教徒のエジプト人約20人の首をはねて殺害したとするビデオを公開した。

ISISの宣伝部門「アルハヤト・メディア」が約5分間のビデオを流した。オレンジ色の服を着て後ろ手に縛られた犠牲者ひとりひとりの背後に、黒装束の過激派メンバーらが立っている。

ビデオには英語を話す覆面の人物が登場し、米軍が殺害した国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の名を挙げて「お前たちがビンラディン師の遺体を隠した海に、お前たちの血を混ぜることを神に誓う」と宣言。合図とともに犠牲者全員が倒され、首を切られる場面が収録されていた。

エジプトのマハラブ首相は13日、リビアで行方不明となった労働者21人の捜索に全力を挙げると話していた。

地元メディアによると、リビア議会は同日、ISISの英字機関誌「ダビク」が公開した写真に基づき、同国内でコプト教徒のエジプト人労働者21人が殺害されたことを確認した。エジプト政府は殺害を確認していない。



 
 
>TOP

「イスラム国」:リビアでエジプト人21人殺害映像

毎日新聞 2015年02月16日 10時30分(最終更新 02月16日 14時31分)

◇シシ大統領、「報復」表明

【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)は、リビアで誘拐したキリスト教徒のエジプト人21人を一斉に殺害したとする映像を15日、インターネット上で公開した。エジプト政府は殺害の事実を確認した。シシ大統領は15日夜、国営テレビで「非道な殺人だ。適切な時期に適切な手段で報復する権利がある」と述べ、報復を表明した。

ISが、シリアやイラクの支配地域以外で、誘拐した多数の外国人を一斉に殺害したのは初めて。中東屈指の軍事力を誇るエジプトは、米国主導の対ISの空爆などの作戦には参加していないが、事件を契機に国外で軍事行動に踏みきる可能性がある。

殺害されたのはキリスト教の一派、コプト教の信者たち。リビアへの出稼ぎ労働者らで、昨年12月から今年1月の間に誘拐されたとみられる。

映像はIS広報部門のロゴ入りで約5分間。首都トリポリ近くの地中海沿岸だとされる場所で、オレンジ色の服を着た人質が一斉に殺害される場面が映っている。ISの分派「ISトリポリ州」の戦闘員らしき男が英語で「お前たち十字軍に平安な場所などない」と述べた。

ISは、2010年にエジプトでイスラム教への改宗を妨害され、コプト教会で拷問を受けた中部ミニヤ県の女性の報復だと主張。コプト教会は女性の拘束や拷問を否定し、「保護している」と説明していた。

エジプトはイスラム教徒が多数派だが、コプト教徒と共存してきた歴史があり、人口の約1割はコプト教徒。今回の映像公開は、リビアでの勢力誇示や、エジプトでも影響力を伸ばしたい思惑があるとみられる。

リビアでは11年にカダフィ独裁政権が崩壊した後、反カダフィ派が世俗派やイスラム主義者に分裂し、武力闘争を続けている。ISは混乱に乗じて、東部デルナや中部シルトに進出し、訓練キャンプも設置。豊富な石油資源を狙っているとの見方もある。今年1月に外国人5人を含む9人が死亡したトリポリの高級ホテル襲撃事件でも犯行声明を出した。

一方、エジプトでも東部シナイ半島を拠点に別の分派「ISシナイ州」が活動しており、エジプト軍が掃討作戦を続けている。



 
 
>TOP

過激派、アフリカでも猛威 政情不安の国に拠点

2015/2/17 0:56

日本経済新聞 電子版

【カイロ=押野真也】過激派組織「イスラム国」のグループがリビア国内でエジプト人21人を殺害したことは、過激派の活動が中東、アフリカ諸国で一段と拡大していることを示した。これらの組織は国境の枠を超えて相互に連携し、国家の統治が及ばない地域を拠点に勢力を強めている。中東、アフリカにはエネルギー物流の要衝もあり、過激派の台頭は国際経済にとっても脅威だ。戦闘員が世界各地でテロを起こす脅威も高まっている。

イスラム国は15日、リビアで拘束していたコプト教徒21人を惨殺する映像をインターネット上に公開。エジプトのシシ大統領は16日、カイロの聖マルコ大聖堂でコプト教法王のタワドロス2世と面会し、哀悼の意を示した。国連の潘基文事務総長は「宗教を理由に標的にすることは嘆かわしい」と非難した。

中東やアフリカでは政変が相次ぎ、政情が不安定な国が多い。貧困や経済格差、汚職の横行など、社会問題は根深く、社会に不満を持つ若者が過激派に身を投じるケースも多い。イエメンとソマリア、リビアでは政府が機能せず、過激派組織の温床となっている。

リビアでは一部のイスラム民兵組織が2014年夏ごろから「イスラム国」を名乗り、テロ行為に及んできた。このうち、東部の民兵組織と「アンサル・シャリア」と呼ばれる組織がリビアのイスラム国の中心とみられるが、ほかの複数の組織も合流しているとされる。

リビアのイスラム国の実態は不明だが、リビアからシリアには500人以上が戦闘員として流入。このうち一部がシリアとイラクのイスラム国に加わり、リビアに戻って双方の関係を深めているとされる。

リビアでは暫定政府が発足しているが、複数のイスラム系民兵組織は同政府には正統性がないとして独自に政府を樹立。イスラム国の一部もこの政府に参画しているとされ、国家は事実上分裂した状態にある。

エジプト政府は自国民にリビアへの渡航自粛を呼びかけているが、天然資源が豊富なリビアでの労働希望者は多く、在エジプト・リビア大使館には連日多くのエジプト人がビザ取得のために長い列を作っている。

イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」がテロを繰り返してきたが、最近ではイスラム教シーア派の武装組織も影響力を強めている。イエメンとソマリアは紅海への入り口となる海峡に面し、過激派組織が海運を妨害する可能性も指摘されている。

紅海は北方のスエズ運河を経て地中海とつながっており、同運河は原油や天然ガスを運搬するための物流の要衝だ。イエメンとソマリアの過激派が海峡で挑発行為を強めればスエズ運河の航行にも影響を与えかねない。

米エネルギー情報局(EIA)によれば、13年にスエズ運河を通過した原油は日量150万バレル。運河の通航料収入はエジプトにとって重要な外貨の獲得手段だ。エジプト政府は運河の航行が妨害されれば軍事介入も辞さない姿勢を示している。

アフリカ有数の産油国であるナイジェリアでは、過激派「ボコ・ハラム(西洋の教育は罪)」がシリアとイラクの「イスラム国」を支持。一般市民の殺害や少女誘拐などのテロ行為を続ける。

最近では隣国のカメルーンやチャドに対しても軍事挑発を拡大。ニジェール政府は南東部のディファ州に対し、非常事態宣言を発令した。

ナイジェリアの選挙管理委員会は今月14日に投票を予定していた大統領選挙を、治安悪化を理由に3月28日に延期することを決めた。ナイジェリアはアフリカ最大の経済規模をほこるだけに、ナイジェリアがこれ以上混乱に陥れば、有望市場として期待が高まるアフリカの経済成長を阻む要因になりかねない。



 
 
>TOP

イタリア、リビア大使館を閉鎖…治安悪化理由に

The Yomiuri Shimbun

2015年02月17日 17時54分

【ロンドン=青木佐知子】ANSA通信によると、イタリア外務省は15日、治安悪化を理由にリビアの大使館を閉鎖した。

大使館職員やリビアに滞在するイタリア人など約60人は、16日までにイタリアに帰国したという。イタリアはリビアの旧宗主国。



 
 
>TOP

イタリア:在トリポリ大使館を閉鎖、職員らが帰国

毎日新聞 2015年02月17日 00時49分

【ローマ福島良典】北アフリカ・リビアにおけるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)系武装集団の勢力拡大を受け、旧宗主国のイタリアは15日、在トリポリ大使館を閉鎖した。大使館職員や会社員らリビア在住イタリア人の第1陣数十人が15日、海路、出国し、16日未明に帰国した。イタリア議会は19日、政府の部隊派遣案などを審議する。

ANSA通信によると、欧州諸国は昨年8月、トリポリの大使館を相次いで閉鎖し、イタリアの大使館のみが開いていた。軍の警護を受けて帰国したイタリア人は「IS系武装集団の一部がすでにトリポリに入っている」などと語ったという。

ISは15日、エジプト人コプト教徒21人を殺害したビデオ映像の中で「以前はシリアの丘陵地帯だったが、今、自分たちはローマ南方のリビアにいる」と宣言。13日に対IS国際部隊への参加の用意を表明したジェンティローニ外相を「十字軍イタリアの外相」と形容するなどイタリアへの警告を強めている。



 
 
>TOP

21人殺害:分断リビアを侵食…IS、組織肥大化の恐れ

毎日新聞 2015年02月17日 00時52分(最終更新 02月17日 03時08分)

【カイロ秋山信一】リビアでイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の分派がキリスト教徒のエジプト人21人を殺害した事件は、ISがリビアで拠点化を進めている実態を浮き彫りにした。リビアは2011年のカダフィ独裁政権崩壊後、武装勢力が割拠し、混乱が続いている。豊富な石油資源を有するリビアがISの温床になれば、組織の肥大化が進む恐れがある。

ISの分派「ISトリポリ州」が15日にインターネット上で公開した映像は、IS本体の広報部門のロゴマーク入りで高画質だった。黒ずくめの戦闘員は殺害された人質と同人数おり、組織が小規模なテロ集団にとどまらないことを示唆した。戦闘員が人質を連行する写真は、ISが12日に発行したウェブ版英字機関誌にも掲載されており、今回の事件はIS本体の主導だった可能性がある。

ISが昨年6月にシリアとイラクの実効支配地域で「建国」を一方的に宣言した後、リビアでも既存のイスラム過激派組織の一部がISに忠誠を誓った。昨年11月にはISのバグダディ指導者がリビアへの勢力拡大を宣言。IS分派は東部デルナや中部シルトで政府庁舎などを制圧し、実効支配の足がかりをつかもうとしている。

中央政府の不在もISの勢力拡大を助長している。昨年6月の暫定議会選の正当性を巡って、選挙で勝利した世俗派と、イスラム主義者が対立。イスラム勢力は首都トリポリを武力制圧し、東部トブルクを拠点にした世俗派との東西対立が続く。国連が1月に始めた和解調停も成果は上がっていない。エジプトやアラブ首長国連邦(UAE)は世俗派、トルコやカタールはイスラム勢力を支援し、周辺国の足並みも乱れている。

広域的な実効支配以外に、資源施設を狙っている可能性もある。英石油大手BPによると、リビアは世界9位の原油埋蔵量(485億バレル)を誇る。ISはシリアやイラクで油田を制圧し、原油密売を資金源にしてきた。米軍主導の有志国連合が、シリアやイラクでISの製油施設を集中的に空爆。資金源が細ったため、ISが新たな資金源としてリビアの油田に着目しているとの見方もある。



 
 
>TOP

リビア、武器禁輸の解除求める…安保理緊急会合

The Yomiuri Shimbun

2015年02月19日 20時08分

【ニューヨーク=水野哲也】国連安全保障理事会は18日、イスラム過激派組織「イスラム国」の脅威が高まっているリビア情勢に関する緊急会合を開いた。

会合ではリビアのダイリ外相が、「テロに対処するには、武器の禁輸を解除して、軍を強化することが必要だ」などと訴え、カダフィ政権時代の2011年から続く安保理によるリビアへの武器禁輸制裁を解除するよう求めた。

「イスラム国」は15日、リビアで拘束したエジプト人の人質21人を殺害したとする映像を公開した。エジプトのシュクリ外相も会合に出席し、リビアに対する支援を呼びかけた上で、武装組織に武器が流入するのを阻止するため、過激派が支配する地域で海上封鎖を行うことなどを求めた。

国連外交筋によると、理事国のヨルダンなどが武器禁輸の解除などを盛り込んだ決議案の検討を始めた。



 
 
>TOP

リビア外相「武器禁輸解除を」 対イスラム国で安保理に

asahi.com

ニューヨーク=金成隆一2015年2月19日15時51分

過激派組織「イスラム国」系の武装勢力が北アフリカのリビアで勢力を広げている問題で、リビアのムハンマド・ダーイリー外相は18日、国連安全保障理事会の緊急会合に出席し、リビア軍を強化するため、安保理が2011年にリビアに科した武器禁輸の措置を解くよう求めた。

リビアでは「イスラム国」がエジプト人21人を殺害したとみられる事件が起きた。ダーイリー氏は、過激派の脅威が「中東から北アフリカにかけての地中海エリアなどに広がった」と指摘。その上で、リビアには軍の強化を支える国際社会の「断固とした姿勢」が必要で、武器の禁輸解除を求めていると訴えた。失敗すれば「過激派を利するだけ」とも述べた。

隣国リビアにある「イスラム国」関連組織の拠点を空爆したエジプトのサーメハ・シュクリ外相も同日、安保理で演説し、リビアの過激派組織への武器流入を防ぐため、過激派の支配地域での海上封鎖などを提案した。(ニューヨーク=金成隆一)



 
 
>TOP

IS:リビアを南欧出撃拠点に イタリアがテロ警戒

毎日新聞 2015年02月19日 19時11分(最終更新 02月19日 23時24分)

【ローマ福島良典】北アフリカ・リビアにおけるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の勢力拡大を受け、地中海の対岸に位置する旧宗主国イタリアがISによるテロを警戒している。18日付英紙デーリー・テレグラフは、ISがリビアをイタリアなど南欧への出撃拠点と位置づけ、戦闘員をアフリカ・中東の難民に紛れ込ませて送り込み、主要都市や船舶を攻撃する計画を立てていると報じた。

報道によると、ISの戦闘員リクルート担当者とみられる人物は、内部文書で「リビアからは南方の十字軍国家(南欧)にボートでも到達することが可能だ」「不法移民の密航を利用すれば南欧の都市に修羅場をもたらし、十字軍の船やタンカーを狙うことさえもできる」と言及した。

イタリア南部のランペドゥーサ島などには昨年、中東やアフリカから欧州を目指す17万人以上の難民・移民が上陸し、今年は20万人を超すとの予想もある。このため、ピノッティ国防相はIS戦闘員が難民らに紛れて上陸する可能性も「排除できない」としている。

ジェンティローニ外相は17日、ケリー米国務長官とリビア情勢への対応を電話で協議。18日には紛争の「政治的解決」を訴える一方、(1)停戦監視(2)平和維持(3)インフラ復興(4)民兵の正規軍への統合−−などの国連平和維持活動(PKO)をイタリアが主導する考えを表明した。

これに対し、ISはビデオ映像で「以前はシリアの丘陵地帯だったが、今、自分たちはローマ南方のリビアにいる」と、ローマを射程に入れたともとれるメッセージを発信。また、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部はイタリアがリビアに軍事介入すれば「アラブ・イスラム諸国への新たな十字軍だ」と警告したという。

リビア情勢の悪化や欧州でのテロ頻発を受け、イタリア当局は17日、主要都市の警備や要人の警護にあたる兵員の増強を決定。ユダヤ教などの宗教施設や、5月に開幕するミラノ万博の会場、ISを非難しているジャーナリストなどの警備・警護を強化する。

キリスト教カトリックの総本山・バチカンのフランシスコ・ローマ法王もISの「標的」との未確認情報もある。法王はISによるエジプト人キリスト教徒の殺害に「悲嘆」を表明するなどしている。



 
 
>TOP

リビア:爆発、45人死亡…IS分派が犯行声明

毎日新聞 2015年02月20日 23時25分(最終更新 02月21日 09時32分)

【カイロ秋山信一】リビア東部クバで20日、ガソリンスタンドなどを狙った爆発があり、AP通信によると、少なくとも45人が死亡した。東部を統治する「トブルク政府」側のサレハ暫定議会議長の自宅前でも爆発があった。クバの東約35キロのデルナでは16日、エジプト軍と「トブルク政府」が共同で、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の分派への空爆を実施しており、ロイター通信によると、ISの分派組織が「デルナの流血に報復するため、数十人を死傷させた」との犯行声明を出した。

APによると、「トブルク政府」の軍報道官は、ガソリンスタンドで給油待ちをしていた車列が爆発に巻き込まれたと説明。別の治安当局者は、議長の自宅やガソリンスタンド近くの警察施設を含めて計3回の爆発があったと述べた。

リビアを拠点とするIS分派「ISトリポリ州」は今月15日にエジプト人21人を殺害したとする映像を公開。エジプト軍などは報復としてデルナのIS拠点を空爆していた。



 
 
>TOP

リビアで爆弾テロ、40人死亡 「イスラム国」系が犯行声明

nikkei.com

2015/2/21 1:33

【カイロ=共同】リビア北東部デルナ近郊クッバの治安当局施設やガソリンスタンドが並ぶ地区で20日、3台の自動車爆弾が相次いで爆発するテロがあり、ロイター通信によると、40人が死亡、70人が負傷した。治安当局は自爆テロとの見方を示した。

デルナを拠点とし、過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓うグループが犯行声明を出した。同グループはキリスト教の一派、コプト教徒のエジプト人21人を殺害したとされ、エジプト軍は16日、デルナの拠点を空爆していた。

リビアは政治的にはイスラム勢力中心の西部と、リベラル勢力中心の東部に分裂。混乱に乗じてデルナで過激派組織が台頭していた。



 
 
>TOP

アフリカで爆弾テロや襲撃相次ぐ…100人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年02月21日 01時17分

【カイロ=溝田拓士】AFP通信などによると、アフリカのリビアとナイジェリア、ソマリアで19〜20日、イスラム過激派による爆弾テロや襲撃があり、少なくとも100人が死亡した。

リビア東部クッバでは20日、ガソリンスタンドなど3か所を同時に狙った爆弾テロなどがあり、45人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国」の傘下組織とみられるグループが犯行声明を出した。「イスラム国」は15日、リビアで拘束したエジプト人21人の殺害映像を公開。これに対し、エジプト、リビア両国軍がリビア国内の「イスラム国」拠点を空爆した。傘下組織は声明で、今回のテロを空爆への「報復」と説明している。

ナイジェリアでは19日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が北東部チボック郊外の村を襲撃。村人ら少なくとも30人を殺害し、住宅に放火した。ボコ・ハラムは昨年4月、チボックで女子生徒200人以上を拉致した。

ソマリアでも20日、首都モガディシオ中心部でホテルを狙った爆弾テロが発生。モガディシオ副市長や国会議員、市民ら少なくとも25人が死亡し、同国の副首相ら2閣僚を含む数人が負傷した。アル・カーイダ系のイスラム過激派組織「アル・シャバブ」が犯行声明を出した。



 
 
>TOP

リビア:爆弾テロで米が非難

毎日新聞 2015年02月21日 10時41分(最終更新 02月21日 12時44分)

【ワシントン和田浩明】リビア東部で20日起きた爆弾テロ事件で、米国務省のサキ報道官は事件を非難すると共に、リビアの各政治勢力に対し国連主導の対話に参加し、挙国一致内閣を設置するよう求めた。

事件ではイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の分派組織が犯行声明を出したが、米国はISのような過激派の活動活発化の背景には、分裂状態で機能不全のリビアの政情不安があると見ており、テロ組織に対抗するためにも早期の政治安定化が必要だとの立場だ。



 
 
>TOP

IS:リビアでの勢力拡大 識者「軍事介入は危険」

毎日新聞 2015年02月22日 12時35分

中東のイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=IslamicState)がシリア、イラクに続き、北アフリカの産油国リビアにも勢力を拡大している。リビア情勢と国際社会が取るべき対応について、リビアの旧宗主国イタリアの元法務省国際調整官で国際テロ問題に詳しい、ステファノ・ダンブルオーゾ下院議員(52)に聞いた。【ローマ福島良典】

−−リビアでIS系武装集団が勢力を広げている理由は?

ISがシリアからリビアに拠点を移そうとしたわけではない。以前からリビアにいたテロリストが、「カリフ国家」の版図拡張というISの戦略に同調した形だ。彼らはフランチャイズ事業のようにISのブランドに引き付けられた者たちだ。

−−イタリアにとってのISの脅威は?

イタリアや欧州において組織的な攻撃を実行する能力を持った(過激派)集団があるとの確証はない。だが、(中東の紛争地から)欧州に戻った外国人戦闘員は懸念材料だ。

−−欧州を目指す難民にIS戦闘員が紛れ込む恐れは?

難民100人にテロリスト1人が紛れ込むことはあるかもしれないが、30〜40人を船で送り込むことはできないと思う。テロリストにとっては命懸けで地中海を渡るよりも、トルコから陸路、欧州入りする方が容易かつ確実だからだ。

−−イタリア政府は「軍事介入よりも政治的解決」の立場だ。

国連の方針に基づき、アラブ諸国と共にリビア紛争の緩和に努めなければならない。リビアには150もの部族が割拠しており、敵は一つではない。敵を特定できずに派兵するのはナンセンスだ。外国部隊が軍事介入すれば、それまでバラバラだった部族がまとまってかかってくる。



 
 
>TOP

「イスラム国」持ちこたえている状態…高橋教授

The Yomiuri Shimbun

2015年02月25日 23時31分

高橋和夫・放送大学教授は25日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、イスラム過激派組織「イスラム国」について「勢力拡大は止まったが、持ちこたえている状態ではないか」との見方を示した。

高橋教授は、「イスラム国」の現状について、「有志連合の空爆で第一線の戦闘員はかなり殺された。戦闘員の質は落ちている」と分析する一方、「イラク、シリアでは劣勢になってきているが、リビアなどその他の国では勢力が伸びている」と語った。

今後の戦況については、「イラク北部モスルを奪還出来れば『イスラム国』をイラクからシリアに追いやることができる」と予測。ただ「(『イスラム国』の壊滅は)シリアでは難しい。『イスラム国』の脅威は、今ほどではなくてもくすぶり続けるだろう」とした。



 
 
>TOP

リビアの油田襲撃、フィリピン人ら9人を拉致 ISISか

cnn.co.jp

2015.03.10 Tue posted at 18:18 JST

(CNN) リビア中部のガニ油田が武装グループに放火され、現場で作業していた外国人9人が拉致された。リビア政府は、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」による犯行との見方を示している。

フィリピン外務省によると、拉致されたのはリビアの首都トリポリに本社を置くオーストリアの石油会社VAOSの作業員で、国籍はフィリピンが4人、オーストリア、チェコ、ガーナが各1人。さらにバングラデシュ政府から、同国の1人が人質になったとの発表があった。残る1人の国籍は判明していない。

同省は9日、トリポリのフィリピン大使館が人質の発見と解放に向け、VAOS社やリビア当局との連携を強化したと発表した。

オーストリア外務省の報道官は同日、「信用できる筋」からの情報として、作業員らがISISの「テロリスト」に拘束されていることを確認したと述べた。

リビアでは最近、ISISとつながりを持つイスラム過激派などが勢力を拡大し、治安状況が悪化している。国営の石油公社は2週間以上前から、VAOSにこの地域からの退去を勧告していたという。

フィリピン外務省によれば、ガニ油田ではほかに52人のフィリピン人がVAOSに雇われていたが、かれらはすでにトリポリへ避難した。2月にはリビア国内の別の油田でフィリピン人作業員3人が行方不明となり、今も見つかっていないという。同省の報道官は、フィリピン当局としてISISの犯行と確信するには至っていないと述べた。



 
 
>TOP

EU、リビア情勢を協議

nikkei.com

2015/3/17 1:39

【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)は16日、ブリュッセルで外相理事会を開き、内戦状態に陥ったリビア情勢を協議した。理事会はモゲリーニEU外交安全保障上級代表に対し、治安支援目的での軍部隊派遣策などについて、早急に提案をまとめるよう求めた。

EUは、地中海の対岸にあるリビアが「イスラム国」など過激派組織の拡大でテロの温床となることを強く懸念。理事会の総括文書は、リビアで挙国一致政府の樹立に関する合意などが整い次第「EUは支援拡大の用意がある」と表明した。

リビアは、首都トリポリを掌握したイスラム勢力と、北東部トブルクへ撤退したリベラル勢力の間で国家が分裂。統治が弱まりイスラム国系の組織が台頭する素地となっており、挙国一致政府の樹立に向け、国連の仲介で両勢力の和平協議が行われている。

EU外交筋によると、EUはリビアの「アフガニスタン化」を恐れている。1990年代にアルカイダが国家分裂状態のアフガンに拠点を築いたことが念頭にある。

またシリア内戦などの影響で、地中海を船で渡って欧州を目指す中東やアフリカからの移民が激増。リビアを出発地とする船が多く、イタリアが対応の必要性を強く訴えている。

対応策の一つは、EUの共通安全保障・防衛政策(CSDP)による軍部隊や非軍事的支援団の派遣だ。停戦監視や基幹施設の警備などが想定される。

ただ派遣の前提は和平協議での合意成立とされる。別の外交筋は「(合意できない場合の)第2案はない」としている。



 
 
>TOP

ISIS、リビアの病院スタッフを解放 条件付きで

cnn.co.jp

2015.03.18 Wed posted at 10:59 JST

(CNN) リビア中部シルトの病院スタッフがイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を名乗る武装グループに拉致された問題で、ISISが条件付きでスタッフを解放したことが分かった。

病院の職員が17日に語ったところによると、グループは拉致した外国人スタッフ20人を病院近くの自宅へ帰し、シルト市内にとどまるよう命じたという。

このうちの1人だったウズベキスタン人医師は、武装グループから「シルトでメンバーの治療に応じる限り、身の安全を保証する」と言い渡されたという。

ISISはイラクとシリアの拠点からエジプト、リビアなどアフリカ大陸にも勢力を伸ばしている。シルトでは昨年12月から今年1月にかけ、キリスト教の一派コプト教徒のエジプト人労働者21人が拉致された。ISISは先月、労働者らの殺害映像を公開した。

病院スタッフは16日、バスで首都トリポリへ脱出しようとしていたところを拉致された。



 
 
>TOP

「世界の暴力と抑圧の終結を」 ローマ法王、復活祭で祈り

cnn.co.jp

2015.04.06 Mon posted at 10:35 JST

(CNN) ローマ法王フランシスコは5日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でイースター(復活祭)のミサを行い、世界各地で続く暴力と抑圧の終結へ祈りをささげた。

フランシスコ法王は特に、イラクとシリアの流血を終わらせるよう訴え、「とてつもない人道的悲劇の展開、そして膨大な数の難民の現状を目の当たりにしながら、国際社会が傍観していてはならない」と指摘。必要とする人たちに人道援助を届けるよう促した。

さらにイスラエルとパレスチナの和平交渉再開を願い、イランの核開発を巡る協議のほか、リビア、イエメン、ナイジェリア、南スーダンに言及。ケニアの大学が襲撃された事件にも触れ、ウクライナの平和を祈った。

経済的抑圧にも目を向け、「個人や集団による犯罪のために隷属させられている多くの男女に平和と自由を」と呼びかけて麻薬組織や腐敗した当局者、武器商人からの解放を願い、貧困や病気で苦しむ人たちへの励ましの言葉でミサを締めくくった。



 
 
>TOP

リビアで韓国大使館銃撃2人死亡 「イスラム国」犯行声明

nikkei.com

2015/4/12 21:28

【ソウル=共同】韓国外務省当局者は12日、リビアの首都トリポリにある韓国大使館に現地時間の同日未明(日本時間同日朝)、銃撃が加えられ、警察官2人が死亡し、1人が負傷したと明らかにした。

韓国外務省当局者によると、襲撃の約2時間後、過激派組織「イスラム国」(IS)の「トリポリ支部」を名乗るグループがツイッターで「韓国大使館の警備員2人を殺害した」との犯行声明を出した。

同当局者は、組織の実体は不明だとしている。武装グループが大使館を標的にしたのか、警察官を狙ったのかも分からないと述べた。AP通信は地元治安当局者の話として、死亡した1人は民間人だと報じた。

犯人は車に乗ったまま機関銃を約40発、大使館建物前の警備の詰め所へ向け発砲し逃走した。

リビアはリベラル勢力とイスラム勢力の対立で国家が分裂し事実上の内戦状態にある。警備の警察官は形式上、内務省所属で、トリポリはイスラム勢力が掌握しているため、同勢力側の人員とみられると韓国外務省は説明している。

大使館には韓国人外交官3人が勤務しており、大使館に隣接して宿舎がある。3人は事件発生時には宿舎にいた可能性があり、いずれもけがはなかった。韓国政府は3人の撤収の検討も始めた。



 
 
>TOP

リビアの韓国大使館銃撃、警官3人死傷 「イスラム国」名乗る

nikkei.com

2015/4/12 22:02

【ソウル=峯岸博】韓国外務省は12日、リビアの首都トリポリにある韓国大使館が現地時間の同日未明、何者かに銃撃される事件があり、警備にあたっていた警察官2人が死亡し、1人が負傷したと明らかにした。被害者に韓国人は含まれておらず、大使館の内部も被害を受けていないという。

同省によると、襲撃の約2時間後、過激派組織「イスラム国」(IS)トリポリ支部を名乗るグループがツイッターに「韓国大使館の警備員2人を殺した」との犯行声明を出した。

被害にあった警察官はリビア内務省の所属だという。韓国外務省当局者は「大使館を標的にしたのか、警察官を狙ったのかなど、目的はわからない」としている。

犯人は車に乗ったまま機関銃を約40発、大使館建物前の警備の詰め所に向け発砲し、逃走した。聯合ニュースによると、韓国政府は大使館員の撤収の検討を始めた。

リビアはイスラム勢力と世俗派などの対立で分裂し、事実上の内戦状態に陥っている。2月にはISに忠誠を誓う過激派が拉致したとみられるキリスト教の一派の信徒21人の殺害場面とされる映像がインターネット上で公開された。

3月に隣国チュニジアの首都で武装集団が日本人を含む多数の外国人旅行者らを殺害した事件でも、ISを名乗る組織が犯行声明を公表した。



 
 
>TOP

リビアの韓国大使館で銃乱射、警備員2人死亡

The Yomiuri Shimbun

2015年04月12日 22時21分

【ソウル=豊浦潤一】韓国外交省によると、トリポリの在リビア韓国大使館で12日午前1時20分頃(現地時間)、何者かが車両から機関銃で約40発を乱射し、リビア内務省所属の警備員2人が死亡、1人が負傷した。

車両はそのまま逃走した。

韓国人外交官と職員への被害はなかった。

韓国外交省によると、イスラム過激派組織「イスラム国」のリビアの関連団体が、ツイッターで「韓国大使館の警備員2人を除去した」と犯行声明を出したという。

リビアではトリポリで1月に「イスラム国」の「トリポリ州」を名乗る組織が高級ホテルへの爆弾テロを行うなど、「イスラム国」の影響力が拡大している。



 
 
>TOP

リビア:韓国大使館に乱射、警官2人死亡 IS名乗る声明

毎日新聞 2015年04月12日 23時35分

【ソウル米村耕一】韓国外務省は12日、リビアの首都トリポリの韓国大使館が襲撃され、警備中だったリビア内務省所属の警官2人が死亡、1人が負傷したと発表した。何者かが車両で乗り付け、機関銃で40発余りを発射したという。大使館員にけがはなかった。

襲撃した車両はすぐに逃走。事件から2時間後、ツイッター上に「韓国大使館の警備員2人を除去した」とのイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)のトリポリ支部を名乗る書き込みがあった。襲撃者の狙いが最初から大使館だったのか、警備担当者だったのかは現時点では不明という。

聯合ニュースによると、トリポリの韓国大使館は一般住宅を借り上げて使用しており、各国の在リビア大使館が集まる地域から離れた場所にある。韓国政府は既に在リビア大使館を大幅に縮小しており、今回の事件を受けて一時的な完全撤収も検討しているという。



 
 
>TOP

モロッコ大使館にもテロ攻撃 リビア、「イスラム国」犯行声明

nikkei.com

2015/4/13 19:27

【カイロ=押野真也】リビアの首都トリポリにあるモロッコ大使館の門付近で13日、爆発が起きた。AFP通信によると、死傷者はいないという。過激派組織「イスラム国」(IS)がインターネットで犯行を認める声明を出した。リビアは内戦状態にあり、ISなど複数の過激派組織が活動を続けている。12日にはトリポリの韓国大使館が襲撃され、警察官2人が殺害されたばかり。



 
 
>TOP

イタリア漂着の難民激増 8480人救助、400人不明か

cnn.co.jp

2015.04.15 Wed posted at 12:34 JST

ローマ(CNN) アフリカや中東から欧州を目指す難民を乗せた船の沈没事故が激増している。イタリア沿岸警備隊は、10日から13日の間に8480人を救助したことを明らかにした。13日だけで遭難船20隻からの救難信号を受信したという。

子ども支援団体「セーブ・ザ・チルドレン」の広報は14日、アフリカ北部リビアの沿岸から約130キロの地中海上で、550人を乗せた船が沈没し、400人が行方不明になった可能性があると語った。

ただ、イタリア沿岸警備隊はこの船の沈没については確認できていないとした。船舶や航空機を使った捜索では生存者も犠牲者の遺体も発見できず、沈没したとされる船の形跡も見つからなかったという。

地中海を横断してイタリアにたどり着く難民は急増を続け、沿岸警備隊の出動回数も増えている。

国際移住機関(IOM)によれば、今年1〜3月にイタリアに漂着した難民は1万人を超え、4月に入っても最初の週末だけで約2000人がシチリア海峡で救助された。

ほとんどの難民は西アフリカ諸国やソマリア、シリアから、リビアを経由して来るという。

今年に入って少なくとも480人が地中海を航行中に、悪天候や密航手引き船の過密状態が原因で命を落とした。船長や船員が船を捨て、乗船者が自分たちだけで航行を強いられることもあるという。



 
 
>TOP

船転覆:アフリカ難民ら400人死亡か リビアを出港

毎日新聞 2015年04月15日 10時39分(最終更新 04月15日 11時02分)

【ローマ福島良典】国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は14日、リビア沖からアフリカ移民・難民を乗せて地中海をイタリアに向かっていた船が難破し、約400人が死亡したとみられると発表した。イタリア沿岸警備隊に救助された生存者の証言として伝えた。

証言によると、約550人の乗った船がリビアを出港した約24時間後に転覆したという。イタリア沿岸警備隊が144人を救助し、9人の遺体を発見した。生存者はイタリア南部に移送された。

一方、イタリア沿岸警備隊が13日にリビア沖で別の船に乗っていた約250人を助けようとした際、密航手引き業者から威嚇発砲を受けたという。警備隊によると、10〜13日に地中海上で計8480人を救助し、イタリア南部に移送した。

17歳の生存者によると、出航前、リビアの首都トリポリ近郊にあるイワシ加工工場で、密航手引き業者に集められた1000人以上が働かされていた。食事は1日1回だけで、工場内での会話や電話での自由な通話は禁じられていたという。

中東・アフリカの紛争や貧困を逃れてイタリア南部に向かう移民・難民の密航は近年、増加傾向にある。海水温が高くなる夏場に密航が多くなるため、イタリア当局や援助団体は監視を強化する。



 
 
>TOP

リビアからの難民船が転覆、400人死亡か

The Yomiuri Shimbun

2015年04月16日 00時29分

【ローマ=青木佐知子】国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は14日、リビアからイタリアに向かっていた難民らの船が地中海で転覆し、約400人が死亡した恐れがあると発表した。

伊沿岸警備当局によって今月11日から13日の間に救出された生存者が、伊南部の港で証言したという。

発表によると、船には約550人が乗っており、このうち約150人が伊当局に救出された。大半はサハラ以南のアフリカ出身者とみられ、行方不明者には子どもも含まれるという。

伊当局は11〜14日、地中海でボートに乗って南欧を目指していた不法移民約8000人を救助した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、今年1〜3月に推計500人が地中海で命を失ったとしている。



 
 
>TOP

[FT]EU、地中海難民の救済に支援を(社説)

nikkei.com

2015/4/16 14:30

地中海を渡って欧州に到達しようとする移民と亡命申請者の着実な増加が、欧州連合(EU)が直面する最大の試練のひとつになっている。

■世界で最も厳しい移民の経路

今週は400人がリビアを出港した後に海で溺死し、8500人がイタリア沿岸警備隊に救助された。多くのEU加盟国の市民が移民で苦悩しており、この地中海の問題の解決を難しくしている。それでもなお、欧州の対応の現状は不十分で非人道的と非難されるべきだ。

欧州大陸は長らく、南部と東部の国境から流入する移民を引き付けてきた。中東と北アフリカの混乱、とりわけリビアの無法状態が恒常的な問題を危機に変えた。2014年は約22万人と前年の4倍の移民が海を渡りEUに到達した。そうしたなかで3200人以上が溺死し、15年は溺死者はさらに増えるとの予想は多い。

地中海は世界で最も厳しい移民の経路だ。EUの政策でそれがさらに危険になった。イタリア政府は、地中海で入念な捜索救援活動を行う「マーレ・ノストルム(我らの海)」作戦に昨年の秋まで資金を拠出していた。同国は作戦にかかる毎月900万ユーロの支払いに二の足を踏んだ。同作戦は11月、捜索救援よりも国境警備に主眼を置き3分の1のコストで行うより小規模なEUの活動にとって代わられた。

欧州各国政府は、EUが任務の範囲を狭めたことは正当だと考えている。ある英外交機関の公使が最近指摘したように、イタリアの作戦は「より多くの移民に危険な渡航を促し、一段と悲惨で不必要な犠牲を招く意図せざる誘因」となった。EU加盟国は、救援活動を縮小することでまず移民の渡航が抑止されると信じている。

しかし、作戦をやめても、死に物狂いで密航あっせん業者の不法な誘いに乗った難民に渡航を思いとどまらせる効果はなかった。今年は約700人が海で行方不明になった。昨年同時期は17人とされる。さらに、EUによる捜索救援活動の効果的な中止は、人道的に非難されるべきだ。人々が命を落とす危険を冒しているなら、文明国家の政府として彼らの救援に妥協すべきではない。

今後数週間で(EUの)委員会は「包括的な移住アジェンダ」を発表する。それには必要な施策が含まれるべきだ。EU加盟国は地中海での適切な捜索救援活動に共同で資金を拠出すべきだ。可能なら、移民流入に対応でき、難民の人権尊重で妥協しない近隣国に難民収容所を設立すべきだ。

何よりも重要なのは、EU各国が難民の増加に対する後ろ向きなアプローチをやめることだ。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は12月、内戦で行き場を失ったシリア人に13万人分の再定住場所を与えるようEUに要請した。これは、人口5億のEU圏が対応できる範囲に十分収まっている。先月時点でドイツは3万人、スウェーデンは2700人の受け入れを約束した。残りのEU26カ国は5438人を受け入れている。英国は143人だ。

欧州が今直面している大きな試練は、域内経済とユーロ圏がどうなるかだ。その結果には数百万人の雇用と政治の安定がかかっている。

地中海の状況を受けて、良心と記憶についての危機感が引き起こされるべきだ。欧州人は彼らの大陸に救いを求めてきた人々に寛容に対応できなければ、自らを文明的と呼ぶことはできない。

(2015年4月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)



 
 
>TOP

難民船でキリスト教徒12人突き落とし殺害か、イスラム教徒15人逮捕

cnn.co.jp

2015.04.17 Fri posted at 10:08 JST

ローマ(CNN) イタリアの警察は16日、リビアからイタリアを目指していた船の同乗者12人を海に突き落として殺害したとして、同船でシチリア島に到着した15人を逮捕したと発表した。イスラム教徒の乗船者が、キリスト教徒の乗船者を殺害したとしている。

シチリア島パレルモの警察によると、105人を乗せたゴムボートは14日にリビアを出港。地中海を北へ向けて航行中に、コートジボワールとマリ、セネガルから来たイスラム教徒が、キリスト教徒12人を船から突き落したとされる。

ほかの乗船者も突き落とされそうになったが、「人間の鎖を作って必死に抵抗した」と話しているという。

イタリア海軍艦が同船を発見して乗船者をパナマ船籍の船に乗り換えさせ、同船が15日にパレルモに到着したところで容疑者が逮捕された。

死亡した12人はナイジェリアとガーナの出身だったという。

北アフリカや中東の紛争を逃れ、粗末な船で地中海を渡って欧州を目指す難民は後を絶たない。沿岸警備隊によれば、この1週間足らずの間だけで1万人が到着しているという。

船が転覆して死亡する難民も多く、昨年は少なくとも3200人が死亡した。国際移住機関(IOM)によれば、2000年以来の死者は2万2000人に上っている。



 
 
>TOP

密航船でキリスト教徒殺害…イスラム教徒を拘束

The Yomiuri Shimbun

2015年04月17日 22時04分

【ローマ=青木佐知子】ANSA通信によると、イタリアの警察は16日、アフリカから伊南部パレルモに上陸したイスラム教徒15人を殺人などの疑いで拘束した。

容疑者15人は、イタリアに向かう密航船上で、キリスト教徒12人を海に突き落とし、殺害した疑いがもたれている。

15人は、マリやセネガルなどの出身で、14日にリビアを出航した。同乗者の証言によると、約100人が乗っていた船上で、少数派だったナイジェリアやガーナ出身のキリスト教徒と争いになり、12人を海に突き落とした。ほかのキリスト教徒は、周りの人々が「人間の鎖」で囲んで守ったという。

地中海では天候が安定する季節を迎え、北アフリカから小舟で欧州を目指す不法移民らが急増している。伊沿岸警備当局によると、10〜14日の5日間だけで約1万人が救出された。



 
 
>TOP

リビア沖で移民船転覆、700人死亡か 伊報道

nikkei.com

2015/4/19 18:31

【ローマ=共同】イタリアのメディアは19日、北アフリカのリビア沖で多数の移民を乗せてイタリアに向かっていた船が転覆し、約700人が溺死した恐れがあると報じた。船内で移民らが動いたため船体が傾き、転覆したとみられる。28人は救助されたという。

シリアやリビア情勢の悪化や、アフリカ諸国の政情不安に伴い、ここ最近は中東やアフリカから地中海を渡って欧州を目指す人が後を絶たず、事故による死者も激増している。

14日にはリビアからの移民を乗せたボートが転覆し、推定400人が死亡した可能性があることが判明した。



 
 
>TOP

イタリア:密航でも宗教対立 キリスト教徒大量殺害で逮捕

毎日新聞 2015年04月17日 19時21分(最終更新 04月18日 08時31分)

【ローマ福島良典】イタリア警察当局は16日、リビアからイタリアに向けて地中海を渡る密航船上で、キリスト教徒12人を海に突き落として死亡させたとして、イスラム教徒15人を殺人容疑で逮捕したと発表した。中東・アフリカでキリスト教徒迫害が相次ぐ中、宗教対立が移民・難民船にも波及した格好だ。

イタリア南部シチリア島パレルモの警察当局によると、救助されたキリスト教徒ら生存者の証言から事件が発覚。逮捕されたのはコートジボワール、マリ、セネガルのイスラム教徒で、ナイジェリア、ガーナのキリスト教徒が死亡した。警察当局は逮捕容疑を「宗教的憎悪を理由とした大量殺人」と発表した。

生存者の証言によると、14日に105人がゴムボートでリビアを出航。途中でイスラム教徒がキリスト教徒を海に突き落としたという。生き残ったキリスト教徒らは手をつないで「人間の鎖」を作り、抵抗したという。ボートは「すし詰め」状態だったとみられる。

地中海をはさんで北アフリカの対岸に位置するイタリアには今年に入ってから約2万人の移民・難民が押し寄せ、海上で約500人が死亡したと推定されている。イタリア政府は欧州連合(EU)に対策の強化を求めている。



 
 
>TOP

リビア沖難民船700人死亡か 伊首相、EU首脳会合要請

nikkei.com

2015/4/19 22:57

【ジュネーブ=原克彦】北アフリカのリビア沖で19日、約700人を乗せていたとみられる難民船が転覆した。ANSA通信などが報じた。救助されたのは28人にとどまり、ここ数年の難民船事故では最悪の被害になる可能性がある。

イタリアのレンツィ首相は19日、難民・移民問題に関する緊急のEU首脳会合を1週間以内に開くよう加盟国の首脳らに呼びかけた。イタリア国内では同日中に閣僚会議を開き、対応を協議する予定だ。

AFP通信によるとイタリアとマルタの海上保安当局が、リビアとイタリア南端ランペドゥーザ島の中間点辺りから遭難信号を受信した。要請を受けたポルトガル籍の商業船が現場で船の転覆を確認した。現在も救助活動が続いている。

船で地中海を渡り欧州を目指す難民はシリアやイラクでの戦闘が激しくなるにつれて増えている。最近は内戦状態に陥ったリビアで過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)のグループが勢力を増したことも、こうした難民の増加に拍車をかけている。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の推計によると、今年だけで15日までに約900人が難民船で死亡した。転覆事故に加え、病気や食料不足から船上で死亡することも多い。

19日の事故を受け欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は「今こそEUがこのような悲劇に急いで対応するときだ」との声明を発表した。ローマ法王フランシスコも同日、日曜恒例の祈りの集いで事故に言及し「悲劇を繰り返さないよう、断固たる迅速な行動」が必要と語った。

難民船の救助活動は2013年からイタリアが本格化したものの、リビア沖にまで出向く負担が大きいため14年秋に終了した。その後はEUの専門機関が監視と救助を手掛けるが、対象範囲が狭いこともあり効果は限られている。

中東・北アフリカでは難民を密航船に乗せる仲介業が横行している。昨年末からは仲介業者が難民船を自動操縦にして船から去るという事件も相次いだ。一方、欧州側では難民に紛れてテロリストが入国することへの警戒感も強い。



 
 
>TOP

キリスト教徒殺害の映像 「イスラム国」が公開

nikkei.com

2015/4/19 23:30

【カイロ=共同】過激派組織「イスラム国」(IS)は19日、エチオピア人のキリスト教徒2グループ、計約30人をリビアで殺害したとする映像をインターネット上に公開した。同組織の戦闘員とみられる男は映像で、キリスト教徒はイスラム教徒に改宗するか、人頭税を払わなければならないと主張した。

エチオピア人が同組織に拘束された経緯などは不明。1グループは内陸の砂漠で銃殺され、別のグループは海岸で首を切り落とされた。リビアは内戦状態にあり、同組織が徐々に勢力を広げている。



 
 
>TOP

地中海:難民船転覆 700人乗り、28人救助数百人不明

毎日新聞 2015年04月19日 20時07分(最終更新 04月19日 21時56分)

【ローマ福島良典】リビア沖の地中海上で18日深夜、欧州を目指す難民・移民約700人を乗せた漁船が転覆した。28人は救助されたが、数百人が行方不明になっている。イタリアのANSA通信などが報じた。

イタリア沿岸警備隊が漁船から「航行困難になった」と遭難信号を受け、現場近くにいたポルトガルの貨物船が救助に向かった。貨物船を見た難民・移民が注意を引こうとして船の片側に押し寄せたため、転覆したとみられる。

現場海域ではイタリアとマルタの当局などによる生存者の捜索・救助活動が続いているが、英BBC放送(電子版)によると、マルタのムスカット首相は「大勢が死亡した恐れがある」と述べた。地中海では今月13日、同様の理由で密航船が転覆し、約400人が死亡したとみられる海難事故があったばかり。

フランシスコ・ローマ法王は19日、バチカンのサンピエトロ広場で開いた日曜恒例の祈りの集いで「このような悲劇が繰り返されることがないよう国際社会に対し断固たる措置を速やかに取るよう呼びかける」と述べた。



 
 
>TOP

難民船転覆でまた数百人死亡、「集団虐殺」に対応呼びかけ

cnn.co.jp

2015.04.20 Mon posted at 11:15 JST

(CNN) アフリカの紛争を逃れて欧州に渡ろうとした男女や子ども700人あまりを乗せた船が地中海で沈没し、数百人が犠牲になった。難民船の沈没事故が激増する事態を受けて、欧州や国際社会に対応を求める声が強まっている。

同船はリビアを出港して数日後の18日夜に救難信号を発信し、マルタやイタリアの当局が救助に向かった。ところが救助船が接近すると、乗船者が助けを求めて船の片側に殺到したため船体が傾いて転覆した。

乗船者は凍るような海に投げ出され、マルタの当局によると、無事に救助できたのは50人前後にとどまっている。イタリア沿岸警備隊などはリビア沖約110キロの海上で生存者の捜索と遺体の回収作業を続けている。

乗船者の多くはサハラ砂漠以南のアフリカ諸国の出身で、何週間もかけてリビアにたどり着き、人身売買組織の手配する船に乗船していた。

マルタのムスカット首相は「犯罪集団が、人々を時には銃で脅して船に乗せている」「まさに死への旅に送り出しているも同然だ」「これはジェノサイド(集団虐殺)にほかならない」と非難、国際社会がこの現実に目をそむけ続けるわけにはいかないと訴えた。

国連人権高等弁務官のアントニオ・グテーレス氏によると、地中海では数日前にも難民船が沈没し、400人あまりが死亡する事故が起きたばかり。今回の犠牲者はこれを上回る。

国際医療支援団体「国境なき医師団」の代表は19日、「地中海に集団墓地が形成されようとしている。責任は欧州の政策にある」と指摘。

「この悲劇はまだ始まったばかりだが、食い止めることは可能であり、食い止めなければならない」と述べ、欧州各国に対して直ちに大規模な捜索活動に着手するよう促した。同団体も「医療人道団体としてこれ以上待つことはできない」との立場から、独自の捜索活動に乗り出すと表明した。

フランスのオランド大統領も欧州連合(EU)に対応を呼びかけ、イタリアのレンツィ首相は臨時閣議を招集した。レンツィ首相は記者団に対し「(救助船の)不在が今回の事態を招いたわけではない。問題を根絶するためには対応を変えなければならない」と述べ、人身売買の撲滅に照準を絞る必要があると指摘、その責任は同国だけでなく全世界にあると強調した。

EUは19日に発表した声明で、対応を計画していることを明らかにした。加盟国や国際機関と連携して5月中旬にも「欧州移民戦略」を策定する準備を進めているという。

国際移住機関(IOM)は17日の時点で、今年に入って地中海で命を落とした難民は900人を超え、前年同期を大幅に上回ると発表していた。



 
 
>TOP

IS、エチオピア人30人殺害か リビアで拘束

asahi.com

ドバイ=渡辺淳基2015年4月20日01時45分

過激派組織「イスラム国」(IS)が19日、リビアで拘束したキリスト教徒のエチオピア人約30人を殺害したとみられる映像を、インターネットに公開した。映像はIS戦闘員とみられる男たちが、海岸でオレンジ色の服を着た男性十数人をナイフで斬首したり、砂漠に連行した十数人を銃殺したりする様子を映している。

ISは映像のなかでアラビア語字幕と英語の音声を交え、「敵であるエチオピアの教会から来た十字架の信徒」を殺害したと説明した。ISは2月、リビアでキリスト教の一派、コプト教のエジプト人労働者21人を殺害する映像も公開した。(ドバイ=渡辺淳基)



 
 
>TOP

地中海転覆:難民700人以上死亡か…密航船、最悪規模

毎日新聞 2015年04月20日 11時24分(最終更新 04月20日 12時59分)

【ローマ福島良典】イタリア南方の地中海で18日夜に起きた密航船の転覆事故で、19日までに救助された難民・移民は約50人にとどまっている。船には700〜950人が乗っていたとみられ、地中海における密航船の海難事故としては過去最悪規模となる可能性が高い。最近、同様の事故が相次いでおり、欧州連合(EU)は20日にルクセンブルクで緊急の外相・内相会議を開く。また、イタリアのレンツィ首相は、再発防止策を協議するためEU緊急首脳会議の開催を要請した。

現場はリビアの北約115キロの地中海上。転覆した長さ20メートルの密航漁船には、難民・移民約700〜950人が乗っていたという。イタリア沿岸警備隊は、南部ランペドゥーサ島沖などで捜索活動中だ。

19日までに24人の遺体が発見され、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、約50人が救助された。残りの死亡が確認されれば「地中海における難民・移民事故で過去最多の犠牲者数となる」(UNHCR)という。

中東やアフリカの紛争や貧困に伴い、欧州への「玄関口」にあたるイタリアには近年、難民・移民が殺到。地中海を渡航中に死亡した難民・移民は一昨年に推定約600人だったが、昨年は約3500人に急増。今回の事故の死亡者が確認されれば、今年に入ってからの死者数は既に約1600人に達する計算になる。

イタリア政府は一昨年10月に366人の死者を出した密航船火災事故を受け、海上で難民・移民を見つける救助作戦「マレ・ノストルム」を実施していた。だが、費用がかさむことなどから、昨年11月にEU主導の国境管理作戦「トリトン」に引き継がれた。トリトンはマレ・ノストルムよりも小規模で、援助団体などは「トリトンでは対応できず不十分」と批判してきた。

レンツィ首相は19日、主要閣僚会議を開き、記者会見で「地中海で日々起こる惨劇に無関心でいるわけにはいかない。(イタリアを)独りぼっちにしないでほしい」とEU加盟国に協力を求めた。グテーレス国連難民高等弁務官も声明で「海上救助作戦を強化すると共に(難民・移民が)合法的に欧州入りするルートを確立する必要がある」と欧州レベルでの対応を促した。

援助団体はこれまでも、難民・移民の安全を確保するための「人道回廊」の設置を提唱してきた。だが、不法移民排斥を掲げるイタリアの右翼政党「北部同盟」のサルビーニ書記長は19日、地元テレビのインタビューで「海上封鎖を実施して、不法移民と難民を選別すべきだ」と主張した。



 
 
>TOP

EU:リビア安定へ軍艦派遣…会議で難民対策提案へ

毎日新聞 2015年04月20日 15時00分

【ルクセンブルク斎藤義彦】イタリア南方の地中海で密航船が転覆した事故を受け、欧州連合(EU)は20日、ルクセンブルクで難民に関する緊急の外相・内相会議を開く。EU外交筋によると、モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表(外相)は、密航船の大半を送り出すリビアの安定が欠かせないとして、EUが合同で軍艦をリビア沖に派遣することなど密航船根絶のための五つの選択肢を提示する。ただ、EU加盟国は無政府状態に近いリビアへの関与をためらっており、合意できるかは不透明な状況だ。

モゲリーニ氏は、EUが合同で軍艦を派遣することで、リビアの停戦と治安の安定を確実にする案などを会議に提示する。軍艦は武器密輸や石油密輸も取り締まり、リビア政府を安定させる役割も担う。リビアで勢力を増しているイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)をけん制することも視野に入れる。EUによる停戦監視や国境管理も提案する。

密航船の9割はリビアから出航しているとみられ「大本の状況を変えることが現状を改善する唯一の方法」(欧州委員会)であることからモゲリーニ氏が提案を準備した。

ただ、提案は国連が進めている停戦の実現が大前提。停戦後もISなどが攻撃してくる可能性も高く、EU外交筋は「加盟国には軍事的な関与に大きなためらいがある」としており、合意は難しいのが実情だ。

EUはイタリアの要請で昨年11月から国境管理作戦「トリトン」を開始。20カ国以上が参加して船や航空機も提供しているが、活動はイタリア沿岸に限られており、イタリアが広範囲に実施していた救助作戦の「代替にはならない」(欧州委)と言われている。

このため、レンツィ・イタリア首相やチプラス・ギリシャ首相は19日、緊急のEU首脳会議開催を呼びかけ、EU全体としての抜本的な取り組みを検討することを求めている。



 
 
>TOP

地中海の難民船転覆、救助に向かった貨物船が原因か

cnn.co.jp
2015.04.21 Tue posted at 17:20 JST

イタリア・シチリア島カターニア(CNN) イタリア沖の地中海で18日夜に沈没した難民船は、救助に駆け付けた貨物船が原因で転覆した可能性があることが分かった。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報道官が21日未明、CNNに語った。

当局は19日の時点で、貨物船が来るのを見た難民らが助けを求めて船の片側に殺到したため、船体が傾いて転覆したとの見方を示していた。

沈没した船にはアフリカから欧州へ渡ろうとした難民らが乗っていた。その人数は当初700人とも950人ともいわれたが、報道官は生存者らの話に基づき、800〜850人との見方を示している。

同報道官らUNHCRの3人がイタリア南部シチリア島カターニアに運ばれた複数の生存者から聴いた話によると、救難信号を受けて最初に駆け付けたポルトガルの貨物船は、難民船に勢いよく接近したとみられる。難民船は貨物船に衝突されたか、あるいは接近時に発生した大きな波を受けた結果、バランスを崩して転覆した可能性があるという。

同報道官によれば、生存者らの話は「首尾一貫している」という。

CNNは貨物船の運航会社から話を聴こうと試みたものの、現時点で連絡は取れていない。

現場の捜索活動を主導しているイタリア当局によると、生存が確認されたのは貨物船に救助された28人のみ。これまでに24人の遺体が収容された。船体はまだ発見されていない。地中海で起きた難民船の事故としては過去最悪の規模となりそうだ。

UNHCRの報道官によれば、生存者は全員、船の上部にいて助かったと話している。多くの難民は下部の船室にいたとみられ、内部に閉じ込められたままになっている恐れがある。

イタリア当局は19日、救助されたバングラデシュ人が匿名で語った話として、人身売買業者が下部船室に難民らを監禁していたと述べた。

イタリアの警察当局者によると、生存者のうち2人は20日、シシリー島に到着した直後に人身売買の疑いで逮捕された。



 
 
>TOP

欧州に押し寄せる難民船 転覆で昨年3500人死亡

asahi.com

イタリア南部カターニア=山尾有紀恵、ブリュッセル=吉田美智子 ジュネーブ=松尾一郎、チュニス=翁長忠雄2015年4月21日00時46分

難民や移民を乗せた船がリビア沖の地中海で転覆し多数が行方不明になった事故を受けて、密航の取り締まりの強化を求める声が欧州で強まっている。背景には、イスラム過激派が勢力を伸ばすリビアなど北アフリカ諸国の混乱がある。難民を受け入れる欧州側の負担も増している。

■23日に緊急EU首脳会議を招集

「難民たちを密航業者から救うべきだ。我々(イタリア)を一人にしないで欲しい」

イタリアのレンツィ首相は19日、会見で訴えた。レンツィ氏は移民や難民の受け入れや、密航の取り締まりは、欧州全体で取り組むべきだとの認識を示し、緊急の欧州連合(EU)首脳会議を週内にも開くよう呼びかけた。

首相が危機感を募らせるのは、密航船が後を絶たず、船の転覆などで過去最大規模とみられる犠牲者を出す事故も相次いでいるためだ。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は19日、北アフリカから欧州へ向かっていた密航船が地中海で転覆し、約700人が行方不明になっていると公表。ロイター通信によると、マルタのムスカット首相は、犠牲者数が900人に上るおそれがある、と語った。約1週間前にも、密航船2隻が転覆し、約450人が犠牲になったとみられている。国際移住機関(IOM)によると、今年に入ってからイタリア南部海域にたどり着いた移民や難民は約2万人に上る。イタリアの沿岸警備隊は17日までの1週間で1万人以上を救助した。

伊主要紙レプブリカなどによると、現在、イタリア国内の施設に収容された移民や難民は約7万人にのぼる。難民認定を待っている人が多く、手続きに時間がかかる。施設を運営する自治体の負担が重くなり、不満が高まっているという。リビアで勢いづくイスラム過激派が移民に紛れ込む可能性も指摘されており、地域住民からも懸念の声が上がっている。

EUは昨年11月から、各国艦船の協力を得て、密航船の難民や移民を保護・収容し、密航業者を取り締まる活動を始めた。だが、加盟国には救援活動が密航を助長するとの意見もあり、十分に機能していなかったとの指摘もある。ザイド国連人権高等弁務官は20日、「欧州は世界の最も傷つきやすい移民たちに背を向けつつある」との声明を出し、EUに対処を求めた。

EUは20日、ルクセンブルクでの外相理事会に急きょ、内相も参加して、事故への対応を協議している。レンツィ氏の要請を受けて、EU首脳会議のトゥスク常任議長(大統領に相当)は同日、ツイッターで、緊急の首脳会議を23日に招集すると発表した。(イタリア南部カターニア=山尾有紀恵、ブリュッセル=吉田美智子)

■背景にリビアの混乱

グテレス国連難民高等弁務官は19日、「この災害は強力な海上救助体制を立て直すことがいかに急を要するかを改めて示している」との声明を出した。UNHCRは「2014年に約21万9千人の難民や移民が地中海を渡り、そのうち少なくとも3500人が死亡した」と指摘。今年もすでに約3万1500人がイタリアとギリシャに渡ったという。

イタリア赤十字社は、夏が近づくにつれて海上の天候が改善すると、地中海を密航する数はさらに増えるとみており、その流れを「止めることはできない」と指摘している。

UNHCRは、EUなどに、救助体制の整備や、救助に関わった海運会社への補償、人道ビザの発給などといった合法的な措置の拡充などを呼びかけている。国連の移住労働者委員会(CMW)も16日、「出身国、目的国、中継国は密航の根本的な原因に対処しなくてはならない」と声明を出した。

密航急増の背景にはリビアの混乱がある。11年のカダフィ政権の崩壊後、多数の武装組織が勢力争いを繰り返してきた。国際社会が認める暫定政府は東部の一部地域を統治するだけだ。西部にはイスラム系の政府がある。さらに

昨年秋以降は過激派組織「イスラム国」(IS)系組織が勢いを増している。

治安当局は機能せず、国内はほぼ無秩序状態だ。国境管理が十分にできておらず、密航ビジネスも横行している。老朽船に密航者を大量に乗せるため事故が相次いでいる。密航者はリビア人だけでなく、シリアからの避難民や、マリやソマリアなどからも危険を冒してリビア経由で欧州へ向かおうとする人が多い。(ジュネーブ=松尾一郎、チュニス=翁長忠雄)



 
 
>TOP

密航船:EU「事前に破壊」 緊急行動10項目で合意

毎日新聞 2015年04月21日 10時15分(最終更新 04月21日 11時28分)

【ブリュッセル斎藤義彦】地中海で900人以上の難民が乗っていたとみられる密航船が転覆した問題で、欧州連合(EU)の外相・内相緊急会議は20日、ルクセンブルクで共同声明を発表し、密航に使われる船を事前に捕捉して破壊するなど10項目の緊急行動で合意した。23日の緊急首脳会議でさらに詰める。モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表(外相)は「緊急行動で事態を早急に改善したい」と述べた。

共同声明によると、主な緊急行動は(1)EUがイタリア沿岸で行っている出入国管理作戦「トリトン」の予算や沿岸警備船などを倍増して活動範囲も拡大(2)密航ブローカーにより使われた船を組織的に捕捉、破壊(3)EUに正規に難民申請できるように5000人規模の受け入れプログラムの試験的実施(4)難民を本国に帰還させるプログラムを創設(5)密航船の送り出し基地になっているリビアの周辺国への積極的関与、国境管理支援(6)難民の指紋採取−−など。

密航船の破壊についてフランスのファビウス外相は「特に重要」と指摘。難民を乗せる前に発見して破壊する必要性を強調した。EUは、ソマリア沖で2008年から実施している海賊対策作戦「アタランタ」の経験を生かすとしている。「アタランタ」は世界食糧計画(WFP)などの輸送船の保護や、海賊による強奪の防止、船の保護を任務にしており一部で海賊船を破壊したこともあるという。ただ、リビアでの地上作戦がなければ密航船の摘発は困難とみられるが、リビアへの軍事的な直接関与は加盟国で合意できていない。



 
 
>TOP

地中海渡る難民増加 EU首脳、23日に対策会議

2015/4/22 0:46

日本経済新聞 電子版

【ジュネーブ=原克彦】リビア沖で約850人の難民が乗っていたともみられる船が転覆した事故を受け、欧州連合(EU)は20日に密航船の取り締まりなど水際対策を強化する緊急行動計画をまとめた。23日の緊急首脳会議で承認する予定だが、受け入れよりも締め出しに重点を置いた施策は効果を疑問視する声も多い。中東やアフリカでの紛争が収束しなければ難民は減らないからだ。

「我々が直面しているのは深刻な人道の危機だ」。イタリアのレンツィ首相は20日、ともに事故対応にあたったマルタのムスカット首相と共同会見を開き、EUなどに一段の支援を求めた。

緊急行動計画の主な内容は(1)地中海における密航船の監視・救助活動の資金拡充や活動範囲の拡大(2)捕らえた密航船の破壊(3)各国の治安関連当局間の連携強化−−だ。

海路での難民の大半はイタリアやギリシャ、スペインに着く。南欧は失業率が高いので、ほとんどが北部のドイツやスウェーデンを目指す。先に着いた親類や知人を頼る傾向があり、一部の国に集中しやすい。

今回の転覆事故の犠牲者数について国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)報道官は21日「800人以上とみられる」と指摘した。地中海での同種の事故として過去最悪となるもようだ。生存者への聞き取りで、乗船者は約850人とみる。

UNHCRによると2014年は約21万9千人が地中海を渡り、3500人が死亡した。今年は約3万6千人が船に乗り、今回の事故を合わせると死者は1600人を超える。夏にかけて難民船が増えれば、死者が増えるのは必至だ。

EUの緊急行動計画には密航の仲介業者の取り締まり強化なども盛り込まれたが、紛争地での対策がなければ効果は乏しい。難民の指紋管理や一部をEU全域に分散させる取り組みでは、難民を孤立させる懸念がある。

UNHCRのトゥルク高等弁務官補は21日、ジュネーブでの記者会見でEUの行動計画を歓迎しつつ、「(移住支援や柔軟なビザ発給など)難民申請に代わる手段や家族との再会支援といった難民を保護する施策も必要だ」と語った。

EU加盟国の多くやスイスはパスポートやビザがなくても国境を越えられる「シェンゲン協定」に加盟している。いったん域内に入れば難民も自由に移動できる。

13年秋に船上火災で360人超が死亡する事故があり、イタリアはリビア沖での救助活動マーレ・ノストラム(ラテン語で「私たちの海」)を始めた。だが財政難の同国には負担が重く14年秋に終了した。「助けられるのを期待する難民が増える」との批判もあった。

現在は欧州の専門機関で国境管理を担うフロンテックスが監視・救助を手掛けるが、活動範囲は欧州沿岸だけ。行動計画では予算を増額するが、それでも1年前より少ないとの指摘もある。

EU加盟国は人道支援の観点から救助活動が重要との意見に異論はないが、受け入れではドイツなどが公平な負担を求める。一方、英国やフランスでは、雇用や伝統文化の保護を掲げる反移民政党が勢いづいている。



 
 
>TOP

密航ビジネスが横行 リビア、内戦で国境警備手薄

2015/4/22 0:48

日本経済新聞 電子版

【カイロ=押野真也】中東・アフリカ諸国から欧州諸国へ不法に渡航する難民が増える背景には長びく内戦や貧困がある。地中海に面し、欧州に近いリビアで政治の空白状態が続いていることも難民増に拍車をかける。

難民は内戦状態のシリア、リビアのほか、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の出身者が多い。

リビアは2011年にカダフィ独裁政権が崩壊した後、中央政府が機能していない。国境警備も手薄で、不法に欧州へ向かう船を阻止する能力はない。一連の混乱で大量の武器が出回り、多くの民兵組織や武装した部族が互いに争っている。

こうした複数の武装勢力がリビア領内の南部から北部の地中海に至る複数のルートを独自に確保し、不法な出国を手引きしているといわれる。これが密航の仲介ビジネスだ。相場は1人あたり数千ドルともいわれる。高額だが、つてを頼って借金を重ね、欧州を目指す。

イタリアのANSA通信によると同国警察当局は21日までに、今回の転覆事故で救助された人たちのうち2人を密航の仲介業者とみて拘束した。



 
 
>TOP

密航船転覆:「船長は酔っぱらって操船」生存者証言

毎日新聞 2015年04月22日 19時31分(最終更新 04月24日 10時21分)

【ローマ福島良典】「船長はワインで酔っぱらい、マリフアナを吸いながらかじを握っていた」「かじを切り損ね、救助船に船体をぶつけた」−−。18日にリビア沖の地中海で起きた密航船転覆事故の生存者の証言から、手引き業者による危険な操船の実態が明らかになった。密航船には約850人の難民・移民が乗っていたとみられ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は21日、事故の死者数を推定800人以上と発表した。

マルタ当局は当初、救助された生存者を約50人と伝えていたが、28人と判明。生存者は20日、イタリア南部シチリア島に移送された。イタリア当局は20日、操船していたチュニジア人の船長(27)とシリア人の乗組員(25)を過失致死、過失遭難、密航手引きの疑いで逮捕。イタリアのANSA通信によると、当局は転覆原因について操船ミスと、難民・移民が船内で移動して船が傾いたためとみている。

イタリアメディアが報じた生存者の証言によると、密航船はリビアを18日朝に出航。18日午後10時(日本時間19日午前5時)ごろ、救助に向かったポルトガルの貨物船が接近した。貨物船が横付けしようとした際、密航船の船長が操船を誤り、貨物船と激しく衝突。船倉に閉じ込められていた難民・移民は衝撃でパニック状態となり、船がバランスを崩して転覆したという。船長が船内の難民・移民に紛れ込もうとして、横付けの最後の操船作業を放棄して、衝突した可能性もある。

船に乗っていた難民・移民の人数について、イタリア当局はポルトガル貨物船の情報などから「約850人」と推定。UNHCRによると、エリトリア人約350人のほか、シリア、ソマリア、シエラレオネ、マリ、セネガルなどの出身者がいたという。現場海域では捜索活動が続いているが、難民・移民の多くは船倉に閉じ込められていたとみられており、乗船していたとされる女性約200人、子ども40〜50人の遺体は見つかっていない。

UNHCRは21日の声明で「地中海における過去最悪の事態となった」と述べた。



 
 
>TOP

EU、移民・難民問題を協議 緊急首脳会議

nikkei.com

2015/4/23 21:36 (2015/4/23 23:31更新)

【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)は23日、ブリュッセルで緊急の首脳会議を開いた。地中海を渡って欧州を目指す移民や難民が急増し、移動に使う密航船の転覆などで多数の死者が出ている問題への対策を協議する。地中海沿岸の監視・救助活動の拡大や、密航船の取り締まり強化へ首脳レベルで協調を探る狙いだ。

EUのトゥスク大統領は開催に先立って23日、記者団に「第一の優先事項は人びとの命を救うことだ。人命救助だけでなく、密航業者と戦い、密入国を防ぐことも意味している」と指摘。「今日は具体的な行動で合意しなければならない」と訴えた。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年に入ってからだけでも地中海での死者はすでに1600人超にのぼる。背景には中東やアフリカの政情不安に加え、多くの密航船の出発点となっているリビアが政治の空白状態に陥り、国境管理の機能がマヒしていることがある。

首脳会議の討議のたたき台となるのが、20日にEU域内の外相と内相が開いた合同会議で合意した10項目の緊急行動計画。密航業者が使う船を捕まえて破壊し、密航を防ぐ軍事活動の検討や、地中海沖でEU加盟国が展開する密航船の監視・人命救助の共同作戦の態勢強化などを盛り込んだ。

首脳会議では、EU全体で移民や難民の受け入れを分担するため、約5000人の難民をEU加盟国がそれぞれ自主的に国内へ受け入れて定住させる試験事業の導入も検討する。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、会議後に公表する共同声明で、地中海沖のEU加盟国による監視・人命救助の共同作戦の資金源を「少なくとも2倍以上」に拡大すると明記する方向で調整している。共同作戦を巡っては規模が小さいとの批判を浴びている。

首脳会議の開催のきっかけとなったのが、19日にリビア沖で発生した転覆事故。800人以上が死亡したとみられ、ここ数年で最悪の事故になる見通し。事態の緊迫を受けて、イタリアのレンツィ首相が首脳会議の開催を要請し、トゥスクEU大統領が応じた。



 
 
>TOP

密航船転覆、地中海で最悪の死者800人以上か

The Yomiuri Shimbun

2015年04月23日 11時38分

【アテネ=青木佐知子】リビア沖で密航船が転覆した事故で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は21日、約700人とされていた死者数について「800人以上とみられ、地中海で過去最悪の事故」との見方を示した。

密航業者のチュニジア人船長が操船を誤った可能性があるという。

UNHCRやイタリアの検察当局によると、船は18日朝、エリトリア人やシリア人ら約850人を乗せ、リビアのトリポリを出航。同日深夜から19日未明にかけて、救助信号を受けて駆けつけたポルトガルのコンテナ船に近づけようとした際に誤って衝突。バランスを崩し、転覆したという。

船内の倉庫には数百人がいたとみられ、大半が脱出できずに水死した恐れがある。伊検察当局は、船長の男(27)とシリア人乗組員(25)を拘束、密航のあっせんなどの容疑で調べている。



 
 
>TOP

「数百人、船と共に沈む」転覆事故生存者が証言

The Yomiuri Shimbun

2015年04月24日 13時50分

地中海で800人以上が死亡したとみられる転覆事故の様子が、生存者の証言から明らかになった。

英デイリー・テレグラフ紙によると、救出されたバングラデシュ人男性(17)は「大型船に3回ぶつかり、全員パニックになって、叫びながら船の片側に集まり転覆した」と話す。男性を含めデッキに出ていた約50人が海に放り出された。「泳げない人がたくさんいた。船内にいた数百人は船と一緒に全員沈んでいった」と証言する。

別の男性は1200リビア・ディナール(約10万円)を払って船に乗った。「家族全員貧しく、欧州にはよりよい生活が待っているに違いないと思った」という。



 
 
>TOP

イタリア:戦火逃れ危険な海渡り…難民はさらに北を目指す

毎日新聞 2015年04月24日 19時34分(最終更新 04月24日 22時30分)

【ミラノ福島良典】リビア沖の地中海上で18日に起きた密航船転覆事故は中東・アフリカの紛争地から欧州に逃れる難民・移民の窮状を浮き彫りにした。シリアやソマリア、エリトリアなどから命がけの渡航の末、イタリアに上陸した難民は、ドイツなど欧州でもより豊かな「北」を目指す。イタリア北部の商業・文化都市ミラノは、難民にとっての中継地点となっている。

国際博覧会(ミラノ万博)の開幕を5月1日に控え、活気あふれるミラノ中央駅。階段の踊り場のベンチに体を休める一団がいた。内戦下のシリアから、地中海を渡って来た難民約20人だ。

元教師のアブサフワン・マスリさん(48)はシリア中部の主要都市ホムスの出身。アサド政権軍と反体制派の激戦を逃れて陸路トルコに渡り、地中海の港湾都市アンタルヤから約100人乗りの小さなボートでイタリアに向かった。仲介業者に支払った密航料は4000ドル(約48万円)。

転覆事故は人ごとではない。マスリさんらの乗ったボートは事故当日の18日、地中海上にいた。その後、シチリア島沖160キロで航行不能になり、救助された。「トルコに残っている友人が心配して『お前は大丈夫か』と電話をかけてきた」

駅では非営利組織(NPO)「SOSミラノ難民救援」のメンバーが難民に軽食や飲み物を提供する。「冬が終わり難民が増えている。彼らにとっては戦争での死か、海上での死か、の選択だ」。ボランティアのフルビア・ティツィアーニさん(51)が解説する。

多くの難民にとって、債務危機の影響が尾を引き、失業率が高止まりしているイタリアは経由地に過ぎない。「私はカネがないが、イタリアもカネがない」とマスリさん。「ドイツに行きたい。美しく、豊かだ。仕事を見つけ、シリアに残る家族に仕送りしたい。いずれ呼び寄せられるかもしれない」と夢を膨らませている。

だが、欧州側は難民の受け入れ拡大には消極的だ。欧州諸国が難民認定申請を受け付けたシリア難民は全体(約400万人)の約5%。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、欧州諸国に密航仲介業者の取り締まり強化だけでなく、難民の受け入れを増やすよう求めている。



 
 
>TOP

リビアで不明の記者5人、遺体で発見 IS系組織関与か

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年4月29日10時01分

リビア東部で27日、昨年夏から行方不明になっていた地元テレビ局の記者5人の遺体が、のどを切られた状態で見つかった。地元の軍司令官によると、過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う武装組織が殺害に関与した可能性があるとロイター通信が伝えた。

5人は昨年8月、東部トブルクで暫定議会の開会を取材した後、西方にあるベンガジに向かっていて誘拐された。途中には、IS系組織が拠点としている街がある。遺体は森の中で見つかったという。

リビアは東部の一部を統治する世俗派の暫定政権と、西部を拠点にするイスラム系の政府がある。IS系装組織もあり、内戦状態になっている。(カイロ=翁長忠雄)



 
 
>TOP

欧州、密航業者取り締まり強化へ 急増する移民へ対応は

asahi.com

ブリュッセル=吉田美智子2015年5月3日16時59分

地中海で先月中旬、700人以上の死者、行方不明者が出た密航船の転覆事故後、欧州連合(EU)は緊急の首脳会議で、紛争や迫害を逃れた難民の保護や密航業者の取り締まり強化などの再発防止策を打ち出した。だが、より踏み込んだ経済目的の移民の受け入れ拡大には反対が根強く、密航に使われる船の破壊も実現の見通しは厳しい。

「合法的な移住に『ドア』を開かなければ、世界の不運な人々が『窓』によじ登ろうとするだろう」。仏ストラスブールの欧州議会本会議で4月29日、ユンケル欧州委員長(首相に相当)が訴えた。

ユンケル氏がトップを務める欧州委員会は今月中旬、移民問題に関する戦略を発表する。紛争や迫害を逃れてきた難民申請者や難民と認定された人たちを、EU加盟国で分担して受け入れるプロジェクトなどが盛り込まれる見通しだ。

さらにユンケル氏は、EU加盟国に経済目的などの合法的な移民の受け入れも拡大するよう呼びかけた。だが、ユンケル氏が所属する中道右派の欧州人民党(EPP)からも異議が出た。マンフレート・べーバー議員(ドイツ)は「欧州では5人に1人の若者に職がないことを思い出さなければならない」と述べた。

最近では、イスラム過激派が紛れ込むおそれも指摘され、EU懐疑派の英国独立党(UKIP)のファラージ党首も、「イスラム過激派が大陸に殺到する」と非難した。UKIPは、7日投票の英国総選挙で「台風の目」になるとみられている。

EU域内に不法越境する人は近年、急増している。2013年の約10万人が、14年には約28万人に。今年は50万〜100万人になるとの予測がある。内戦の続くシリアやサハラ砂漠以南(サブサハラ)などからが多い。しかし、長引く不況で欧州各国に受け入れる余裕はない。さらに、移民規制の強化を求める政党や、イスラム憎悪を訴える勢力が支持を広げており、各国は受け入れ拡大に慎重にならざるをえない。

密航船の9割はリビアから出航しているとされるが、内戦状態にあるリビアでの取り締まりは期待できない。EUは対策の柱として、密航者が乗船する前の段階で船を破壊することも検討しているが、作戦には国連安全保障理事会の決議が必要。ロシアなどの抵抗が予想され、すんなり実現するとは限らない。

EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相に相当)は先月末に訪米し、安保理の理事国や米政府に協力を仰いだ。だが、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は4月28日、訪問先のバチカンで、密航には漁船が使われるため、船を破壊すれば地元経済に影響を与える可能性があると指摘。「正しい手段ではない」と反対した。(ブリュッセル=吉田美智子)



 
 
>TOP

密航船移民6500人、伊が保護…リビア出港か

The Yomiuri Shimbun

2015年05月05日 12時15分

【ローマ=青木佐知子】イタリアの沿岸警備当局は4日、リビア沖の地中海で2、3の両日に密航船に乗った移民ら約6500人を保護したと発表した。

2日間で救出した人数としては、今年に入って最大規模に上る。いずれも小型船舶でリビアのトリポリなどから出港したとみられる。

当局が両日に受けた救助要請は計17件。救助活動中に少なくとも10人が遺体で収容されたが、このうち2人は救助に来た船舶を見て、助けを求めて海に飛び込み、水死したという。

地中海では4月以降、天候が安定したため、北アフリカから小型船舶を使って欧州に密航する移民が急増。同19日にはマルタ沖で密航船が転覆して約800人超が死亡する事故が発生し、欧州連合(EU)が対策強化に乗り出している。



 
 
>TOP

伊海軍、難民ら乗る船残がいを海中で発見 800人死亡か

cnn.co.jp

2015.05.09 Sat posted at 15:35 JST

ローマ(CNN) イタリア海軍は9日までに、リビア沖の地中海で転覆し、乗っていた難民や移民とみられる推定800人が死亡したとする小型船の船体を深さ約375メートルの海中で発見したと発表した。

船体が見付かったのはリビア沿岸部から北へ約137キロ離れた海域。転覆は今年4月19日に起き、28人を救出、24遺体を収容していた。生存者は船内の劣悪な状況を証言しており、過多な乗客積載などが転覆原因と指摘されている。

生存者の中には船長とその助手とみられる2人がおり、逮捕された。

イタリア海軍が残がいをビデオ撮影し、先月19日に転覆した船と確認した。船の2層式の甲板付近で多数の遺体が見付かったという。

イタリアの検察当局は先に、転覆の原因について船長の操縦ミスや過剰な乗客数の可能性に言及。一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は生存者からの事情聴取を根拠に、救援に駆け付けた貨物船による船体への接触や貨物船の接近で生じた高波で転覆した可能性があると指摘していた。

政情混乱に襲われる中東やアフリカ諸国の難民らが地中海をわたってイタリアなどを目指す密航行為が減る兆候は見られず、欧州諸国は対策に追われている。



 
 
>TOP

トルコ船にリビアから砲撃、船員1人死亡 21キロ沖合

asahi.com

テヘラン=神田大介2015年5月11日23時56分

トルコ外務省の発表によると、リビア東部トブルク沖で10日夜、トルコ企業が所有する貨物船がリビアの陸上から砲撃を受け、船員のトルコ人1人が死亡した。負傷者も出ているという。積み荷は石膏(せっこう)ボードで、トブルク港の約21キロ沖合を航行中だったという。

リビアは内戦状態で、首都トリポリは武装組織が占拠。トブルクには昨年6月の選挙で成立した暫定議会がある。ロイター通信によると、暫定議会側は2月、トリポリに武器を送っているとしてトルコとの取引の停止を宣言していた。(テヘラン=神田大介)



 
 
>TOP

リビア首相暗殺未遂、車列妨害の車から銃撃

cnn.co.jp

2015.05.27 Wed posted at 10:17 JST

(CNN) リビア暫定政権の議会がある東部のトブルクで26日、シンニ首相を狙った暗殺未遂事件があった。当局者によると、首相は無事だった。

リビア国営LANA通信が暫定政権報道官の話として伝えたところでは、5台の車がシンニ首相の車列を妨害し、このうち1台に乗っていた男が首相の車を銃撃した。

首相は無事だったが、警護隊員の1人が銃撃のさ中に車から飛び出して軽傷を負ったという。

シンニ首相はこの日、トブルクで議会の質疑応答に出席していた。暫定政権の発表によれば、建物の外で銃声が聞こえ、武装したデモ隊が議会襲撃を計画しているとの情報があったため、首相と閣僚が議事堂から退出していた。

リビアは現在、2つの政府と2つの議会が併存する状態になっている。トリポリで樹立を宣言した政権とは別に、シンニ首相率いる暫定政権はトリポリを脱出して東部の都市バイダに拠点を移した。国際社会はシンニ暫定政権を承認している。



 
 
>TOP

リビア:中部シルト、ISが制圧 内乱に乗じ勢力拡大

毎日新聞 2015年06月10日 11時28分(最終更新 06月11日 16時45分)

【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)は9日、インターネット上で地中海に面する「リビア中部シルトを制圧した」とする声明を発表した。ロイター通信が報じた。ISが地中海沿岸で勢力を広げていることに、地中海対岸のイタリアなど欧州諸国は懸念を強めている。しかし、リビアは東西に二つの政府が分立して内乱状態に陥っており、シリアやイラクに次いでISの勢力が拡大する恐れが増している。

ロイターによると、ISは9日、シルト西郊にある発電所を新たに制圧し、「シルトを完全に掌握した」と主張した。ISは今年2月にシルトの行政庁舎やラジオ局を占拠し、5月には南郊にある軍民両用の空港も制圧していた。シルトでISと戦っていたイスラム勢力主体の「トリポリ政府」系部隊は撤退した。

ISは昨年10月以降、東部デルナに勢力を保持している。さらにシルトから地中海沿いに東方への進出を図っている。リビアは世界9位の埋蔵量を誇る産油国で、ISが主要な石油の積み出し港があるシドラやラスラヌーフを狙っているとの見方もある。

一方、リビア西部を押さえる「トリポリ政府」と東部を拠点とする「トブルク政府」との和平協議が8日からモロッコで始まった。仲介役を務める国連のレオン特使は、統一政府の樹立や両政府傘下の武装勢力の国軍編入などを柱とする和解案を提示。レオン特使は記者団に「和解案への反応は好意的だった」と語った。

しかし、トブルク政府側は9日、「(特使は)イスラム主義者に屈服した」などとして和解案の受け入れを拒絶し、交渉からの離脱を決めた。トリポリ政府側は和解案に賛同する姿勢を見せた。

リビアは2011年に内戦の末、カダフィ独裁政権が崩壊。しかし、内戦後も反カダフィ派同士の軍事衝突や政争が絶えない状況が続いている。



 
 
>TOP

IS、リビア中部のシルト制圧 カダフィ氏の出身地

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年6月11日08時38分

過激派組織「イスラム国」(IS)は9日、リビア中部シルトを完全制圧したとする声明を出した。シルトは独裁支配を続けて2011年に殺害されたカダフィ氏の出身地で、西部にある首都トリポリと東部ベンガジなどを結ぶ地中海沿いの要衝だ。

ISの支援組織は、戦闘員が発電所にISの旗を掲げた画像をネット上に投稿した。ISは昨年11月に東部デルナを支配し、今年2月にシルトにある国営ラジオ局を占拠した。イスラム系の武装組織「リビアの夜明け」と戦闘を続けていた。IS戦闘員はAP通信に「次はミスラタを落とす」と話した。

リビアはトリポリを拠点とするイスラム系の政府と、東部を拠点とする政府が並立。8日からモロッコで国連の仲介による和平協議を続けているが協議は難航している。(カイロ=翁長忠雄)



 
 
>TOP

リビア:反ISデモ隊に発砲、7人死亡

毎日新聞 2015年06月13日 23時59分

【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が拠点を置くリビア東部デルナで12日、ISに抗議する住民のデモがあり、武装集団による発砲でデモ隊の7人が死亡、30人が負傷した。ロイター通信が報じた。武装集団の正体は不明だが、IS系の可能性がある。住民らはISに参加する外国人戦闘員が街に増えていることに抗議していたという。

一方、デルナでは同日、ISと別のイスラム系武装勢力の間で戦闘が起き、IS側の9人が死亡した。ISが武装勢力の指導者を殺害したことを契機に戦闘が激化したという。

リビアでは2011年にカダフィ政権が内戦の末に崩壊した後、反カダフィ派同士の軍事衝突が断続的に続いている。ISは混乱に乗じて、デルナや中部シルトの拠点化を進めている。



 
 
>TOP

アルジェリア人質事件の首謀者死亡か、米機がリビアで空爆

cnn.co.jp

2015.06.15 Mon posted at 10:51 JST

(CNN) リビア政府は14日、米軍が同国内で同日実施した空爆で、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派幹部、モフタール・ベルモフタール容疑者が死亡したと発表した。米当局者はCNNに対し、イスラム過激派幹部を狙った作戦だと説明している。

ベルモフタール容疑者は、2013年1月にアルジェリアで起きた天然ガス施設襲撃事件に関与したとして、米ニューヨークで連邦当局に訴追されていた。この事件では過激派組織の人質となった37人が死亡。うち3人は米国人だった。

米国防総省の当局者がCNNに語ったところでは、今回の空爆は有人機を使って実施された。米要員は地上には展開せず、上空からベルモフタール容疑者の動きを追跡していたという。作戦の成果についてはまだ検証中と述べ、同容疑者の生死については明言していない。

一方リビア政府は声明を出し、今回の米国の空爆によってベルモフタール容疑者とテロ組織メンバーのリビア人数人が死亡したと発表した。空爆は現地時間の14日午前2時ごろ行われた。

ベルモフタール容疑者は、アルジェリアの天然ガス施設襲撃事件で犯行声明を出した「血盟旅団」の創設者。この事件では施設内にいた外国人らが人質にされ、ベルモフタール容疑者は誘拐罪やアルカイダ支援の罪、大量破壊兵器使用などの罪に問われていた。

同容疑者は犯行の動機について、マリで行われたイスラム過激派掃討作戦のためにアルジェリアがフランスに領空を使用させた報復だと主張していた。



 
 
>TOP

アルジェリアの邦人人質事件、首謀者死亡か 米軍が空爆

asahi.com

カイロ=翁長忠雄、ワシントン=杉山正2015年6月15日11時03分

米国防総省は14日、リビアで対テロ作戦のため空爆を実施したと発表した。アルジェリアで日本人10人を含む40人が死亡した2013年の人質事件を首謀したとされるイスラム過激派組織指導者のモフタル・ベルモフタル容疑者を狙ったという。

同省は「作戦の成果を精査している」としてベルモフタル容疑者の生死を明らかにしていない。一方AFP通信などによると、リビア東部を拠点とするリビア暫定政府はベルモフタル容疑者が米軍の空爆で死亡したとしている。

米国防総省によると、空爆は13日夜に行われた。空爆地点は明らかにされていないが、北東部のベンガジ近郊との情報もある。

ベルモフタル容疑者はアルジェリア国籍で、「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の元幹部。その後、分派組織の「覆面旅団」を結成した。アルジェリア南東部イナメナスで13年1月、天然ガス施設が襲われ、プラント大手「日揮」の社員ら日本人10人を含む40人が死亡した人質事件を首謀したとされる。

ベルモフタル容疑者を巡ってはこれまで幾度も、死亡説や生存説が出ていた。

リビアは11年にカダフィ政権が倒れた後に治安が崩壊し、無数の民兵組織が群雄割拠している。アルカイダ系のほか、「イスラム国」(IS)系の組織も勢力を伸ばし、内戦状態が続いている。

米軍は、13年10月にもリビアで対テロ作戦を実施。米中央情報局(CIA)などと共同作戦でアルカイダ幹部を拘束している。(カイロ=翁長忠雄、ワシントン=杉山正)



 
 
>TOP

アルジェリア人質事件の首謀者、米空爆で死亡 リビア政府確認

nikkei.com

2015/6/15 9:31 (2015/6/15 9:37更新)

【ワシントン=川合智之】米国防総省のウォーレン報道部長は14日声明を出し、2013年1月に日本人10人が犠牲になったアルジェリア人質事件の首謀者とされるベルモフタール容疑者に対し、米軍機が13日夜にリビアで空爆を実施したと表明した。リビア暫定政府が死亡を確認したという。

同容疑者はイスラム武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」元幹部。アルジェリア南東部のイナメナスで天然ガス関連施設を襲撃、施設従業員を人質に取った。強行突入したアルジェリア軍との戦闘もあり、日揮駐在員ら日本人10人を含む40人以上の人質が死亡した。ベルモフタール容疑者に対しては神奈川県警が国外犯規定を適用し、人質強要処罰法違反(加重人質強要など)の疑いで逮捕状を取っていた。



 
 
>TOP

アルジェリア人質事件:米軍空爆で首謀者死亡か

毎日新聞 2015年06月15日 11時30分(最終更新 06月15日 11時48分)

【カイロ秋山信一、ワシントン和田浩明】リビア東部を拠点とする「トブルク政府」は14日、米軍が13日夜にリビア領内でイスラム過激派の拠点を空爆し、アルジェリア人のモフタール・ベルモフタール容疑者(43)を「殺害した」との情報を明らかにした。ロイター通信が報じた。

「トブルク政府」は、死亡確認の手段など詳細を明らかにしていない。ベルモフタール容疑者を巡っては、過去にも死亡情報が流れた後、本人が生存を主張する声明を発表したことがある。

米国防総省のウォレン報道部長は14日、米軍機が13日夜にリビアで、ベルモフタール容疑者を標的にした対テロ空爆作戦を実施したと発表。同容疑者を殺害したかは明言せず、「戦果を評価中だ」と述べるにとどめた。

ベルモフタール容疑者は、2013年1月に日本人10人を含む40人が死亡したアルジェリア南部の天然ガス施設襲撃事件の首謀者と疑われており、神奈川県警が刑法の国外犯規定に基づき、人質強要処罰法違反容疑で逮捕状を取っていた。襲撃事件では米国人も死亡している。米政府はベルモフタール容疑者に500万ドル(約6億円)の懸賞金をかけて行方を追っていた。

ベルモフタール容疑者はアルジェリア北部ガルダイア出身。内戦下のアフガニスタンで実戦経験を積み、1990年代半ばから北アフリカ・サハラ砂漠を拠点に、テロや外国人の誘拐事件などに関与したとされる。北アフリカで活動する国際テロ組織アルカイダ系の「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の幹部だったが、12年に内部対立を契機に「覆面旅団」と呼ばれる独自の組織を設立。下部組織に当たる「イスラム聖戦士血盟団」が13年のガス施設襲撃事件の実行部隊となった。13年8月、他組織と合流して新組織「ムラビトゥン」を設立。リビア南部の砂漠地帯に潜伏しているとの報道もあった。

リビアでは11年の内戦でカダフィ独裁政権が崩壊して以降、混乱状態が続き、イスラム過激派の活動が活発化している。現在は首都トリポリなど西部を拠点にするイスラム勢力主体の「トリポリ政府」と、世俗派中心の「トブルク政府」の二つの政府が分立。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)も勢力拡大を図っている。



 
 
>TOP

アルジェリア人質事件首謀者の死亡否定 リビアのテロ組織

nikkei.com

2015/6/16 20:06

【カイロ=共同】リビアの国際テロ組織アルカイダ系の過激派「アンサール・シャリア」は16日、ネット上に声明を出し、アルジェリア人質事件の首謀者とされるベルモフタール容疑者が、米軍による空爆で死亡したとするリビア暫定政府の発表を否定する立場を示した。

声明は、リビア北東部アジュダビヤでの空爆で、メンバー7人が死亡したと認める一方、「これ以外に殺害されたものはいない」と強調した。同容疑者には直接言及していない。米軍は同容疑者を標的としていたが、死亡を確認していない。

同容疑者は、2013年1月、イスラム武装組織「覆面旅団」を率い、プラント建設大手「日揮」(横浜市)の駐在員ら日本人10人を含む少なくとも40人が犠牲になったアルジェリア人質事件を起こした。



 
 
>TOP

EU、密航業者への軍事作戦開始を決定 外相理事会

nikkei.com

2015/6/22 20:10

【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)は22日、ルクセンブルクで外相理事会を開き、多くの不法移民や難民を乗せて地中海を渡ってくる密航船を取り締まる軍事作戦の開始を決めた。またウクライナ停戦合意の完全な履行を促すため、ロシアに対する経済制裁を2016年1月末まで6カ月間延長することも正式決定した。

密航船を取り締まるための軍事作戦は、地中海を渡ってアフリカや中東から欧州入りを目指す不法移民や難民が急増している問題へのEUの緊急対策の一環だ。密航に使われる船を見つけ出して破壊することで、密航を未然に防ぐ狙いがある。

軍事作戦では、多くの密航船が出航するリビアの領海で密航業者を捕まえたり、密航船を破壊したりすることも想定している。ただこうした措置に必要なリビアの同意や国連安全保障理事会決議の採択はメドがたっていない。当面は情報収集や監視活動に限って作戦を展開する方針だ。

対ロ制裁を巡りEUはウクライナ東部で政府軍と戦闘を続ける親ロシア派勢力の後ろ盾にロシアがなっているとみて、14年夏に本格的な経済制裁を導入した。ロシアの石油大手や軍事企業を対象に、EU圏内での資金調達や技術提供を禁じたり、ロシアの政府系銀行のEU圏内での資金調達を制限したりしている。EU加盟国とロシアとの新規の武器取引も禁止している。

EUは3月にウクライナ東部の停戦が完全に履行されない限り、ロシアへの経済制裁を解除しない方針を決定したが、南欧などの一部加盟国からは制裁停止を求める声も出ていた。しかし6月はじめにウクライナ東部で再び大規模な戦闘が発生すると、制裁延長論が再び勢いを回復。7月末に迫っていた期限を延長することを決めた。



 
 
>TOP

カダフィ大佐次男に死刑判決、被告不在のまま リビア

cnn.co.jp

2015.07.28 Tue posted at 19:50 JST

(CNN) リビアの最高指導者だった故カダフィ大佐の次男セイフルイスラム被告がデモ弾圧の罪に問われた裁判で、首都トリポリの裁判所は被告不在のまま、銃殺による死刑の判決を下した。

セイフルイスラム被告はカダフィ大佐の後継者と目されていたが、カダフィ政権が崩壊した2011年、西部ジンタンで民兵組織に拘束された。

民兵組織はトリポリの政府や裁判所を承認していない。裁判への協力も打ち切っているため、被告の今後の扱いがどうなるかは不透明だ。



 
 
>TOP

カダフィ氏次男に死刑判決 殺人、強姦扇動などの罪

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年7月29日01時57分

リビアの首都トリポリの裁判所は28日、2011年の「アラブの春」で殺害された元最高指導者カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏とカダフィ政権時のマフムーディ元首相、情報機関幹部ら計9人に死刑判決を言い渡した。セイフルイスラム氏らは民主化運動のさなかに殺人、強姦(ごうかん)の扇動などの罪に問われていた。AFP通信などが報じた。

セイフルイスラム氏は西部ジンタンの民兵組織に拘束されている。セイフルイスラム氏はカダフィ氏の後継者といわれていた。民衆デモ鎮圧のためにあらゆる手段を講じたとして、国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ、ICC)から「人道に対する罪」の容疑で逮捕状が出ている。(カイロ=翁長忠雄)



 
 
>TOP

リビアの「勇気ある被害者」、亡命先の米国で有罪評決

cnn.co.jp

2015.08.02 Sun posted at 15:13 JST

(CNN) 4年前のリビアで外国人記者らに「政府軍兵士に強姦された」と訴え、世界的な注目を集めた女性が、亡命先の米国で傷害事件を起こしたとして有罪の評決を受けた。最大で16年の禁錮刑を言い渡される可能性がある。

リビア出身のイーマン・オベイディ被告は2011年3月、首都トリポリで外国人報道陣の滞在ホテルに飛び込み、体のあざや傷跡を見せて助けを求めた。同国では当時、カダフィ政権に対する抗議デモが拡大し始めていた。政権の暴力を訴える同被告の姿は、被害者の勇気ある行動として世界中に伝えられた。

オベイディ被告はその後いったんカタールに逃れたが送還され、同年6月に渡米。当時のヒラリー・クリントン米国務長官の力添えで亡命を認められ、コロラド州デンバーのアパートで暮らし始めた。

しかし言葉も文化も違う異国での再出発は、予想以上に厳しかったようだ。カダフィ政権崩壊とともに新たなスタートを切った母国の歩みと同様、同被告の新生活もトラブルの連続だった。

支給される生活支援金の額に不満を示す一方で、設定された就職面接には現れない。会合の途中に怒り出し、部屋を出ていってしまう。そんな被告に支援者らは手を焼いたという。

12年初めには首都ワシントンのリビア大使館に駆け込んで直談判し、月々約1800ドル(約21万6000円)の給付金を受け取る約束を取り付けた。

渡米から2年半余りたった昨年2月。同被告は、コロラド大学へ通うために引っ越していたボルダー市内の飲食店で客にビールをかけ、もう1人の客にはグラスを投げ付けてけがを負わせたとして、暴行容疑で逮捕された。

米国で逮捕されたのはこれが初めてではなかった。過去の容疑は治安を乱す行為や警官への暴行だったが、そのたびに情状酌量が認められてきた。裁判所がカウンセリングやアルコール中毒の治療を命じたこともあるが、本人はこれをはねつけた。

昨年11月には、アルコールと薬物の乱用などで4度目の逮捕。保釈時に判事から「危険人物でないことを示す最後のチャンスだ」との警告を受けたが、保釈条件違反で今年1月以降、収監されている。

傷害事件の裁判では正当防衛を主張したものの認められず、5月に有罪の評決を受けた。量刑の言い渡しは7月31日に予定されていたが、9月2日に延期された。

渡米を支援した団体の責任者は「カダフィ大佐の魔の手から逃れて来た米国で、自分自身が張ったクモの巣に絡め取られてしまったのは悲しいことだ」と話す。

新生活の立ち上げに手を貸した人々との連絡はほぼ途絶えてしまったようだ。リビアでの体験についても、いつしか語らなくなっていた。米国で大学へ行って十分な給料が得られる職に就き、自分の家庭を持つ−−被告の描いたそんな夢が、かなうことはもうないだろう。



 
 
>TOP

地中海で700人の難民乗せた船が転覆 死者多数か

cnn.co.jp

2015.08.06 Thu posted at 10:30 JST

ローマ(CNN) リビア沖の地中海で5日、数百人の難民を乗せて欧州に向かっていた漁船が転覆した。救助に当たっているイタリア沿岸警備隊がCNNに明らかにした。

アイルランドのコベニー国防相によれば、同国の海軍艦艇も救助に当たっている。漁船には600人近くが乗っており、うち少なくとも165人は救助されたが、これまでに17人が遺体で発見されたという。死者は今後増える可能性があると同国防相は述べた。

国際医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」の船2隻も現場海域で救援に当たっている。MSFによれば乗船していたのは約700人。死者は「多数」に上っているが、正確な人数は分からないとしている。

イタリア当局によれば、沿岸警備隊やアイルランド海軍の艦艇は、漁船からの遭難を知らせる無線を受けて現場に駆けつけた。

アイルランド海軍が到着して間もなく、漁船は転覆。難民たちが船の片側にいっせいに移動したのが原因ではないかという。

国際移住機関(IOM)はこのほど、今年に入ってこれまでに地中海を船で渡ろうとして死亡した難民や移民の数は2000人を超えたと発表した。

一方、救助された人の数は約18万8000人に上るという。



 
 
>TOP

獄中のカダフィ息子の拷問映像出回る、殴打や侮辱 リビア

cnn.co.jp

2015.08.06 Thu posted at 19:35 JST

(CNN) リビアの元最高指導者カダフィ大佐の息子の1人であるサーディ・カダフィ被告が収監先の刑務所内で拷問を受けているとみられるビデオ映像がアラビア語サイトに掲載され、その後、ソーシャルメディア上に流出していることが6日までにわかった。

長さ約9分の映像の撮影時期や撮影方法などは不明。ただ、編集された形跡は明瞭に残っている。拷問があった場所はリビアの首都トリポリのハドバ刑務所とみられる。被告は昨年3月、逃亡先のニジェールから身柄送還された後、同刑務所に拘束されている。

映像では頭をそり、スポーツ用の保温着姿の被告が目隠しされ、他の部屋で殴打されている受刑者の叫び声のような音に襲われる姿などが見られた。制服や私服姿の複数の刑務官らから尋問され、苦しんでいる様子の中で情報を提供する代わりに詰問の中断を懇願する場面もあった。

侮辱の言葉を浴び、顔をたたかれて棒でうちすえられる内容も含まれていた。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチの関係者はこの映像で明示された威嚇的な尋問の手法についての懸念を表明。トリポリの検察当局はフェイスブックでの声明で、ビデオの内容への調査を既に開始したとし、必要なら関係者を罰すると発表した。

リビアでは旧政権の崩壊後、無法状態が起きて武装勢力の活動が野放し同然となっており、法の統治が確立出来ない混乱が続いている。

サーディ被告は2011年、カダフィ旧政権の崩壊に伴い隣国ニジェールに逃亡。リビア当局はその後、身柄送還を交渉していた。ただ、他の兄弟と異なり、国際刑事裁判所に追われる身とはなっていない。

リビアのサッカー連盟会長時代の選手殺害容疑に問われているが、出廷はまだ一度もない。実業家だった同被告はイタリアのサッカークラブでプロ選手としてプレーしたこともある。

母国に昨年春、送還された直後、被告への虐待や拷問が指摘されたこともある。しかし、国営テレビで放映されたビデオ映像に自ら出てこの事実を否定し、別のビデオでは旧政権崩壊後に自ら試みたとする混乱をあおる行為を国民に謝罪もしていた。被告の元側近は昨年、CNNの取材に謝罪表明などの声明は強要された結果とも主張していた。



 
 
>TOP

リビア沖で不法移民船が転覆 600人乗り、救助続く

nikkei.com

2015/8/6 10:02

【ロンドン=共同】AP通信などによると、リビア北方の地中海で5日、約600人の不法移民が乗っていたとみられる漁船が転覆した。アイルランド海軍筋は、少なくとも150人が海に投げ出されたと述べた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は250人が救助され、少なくとも16人の遺体が見つかったと表明した。

現場に船を出して救助に加わっている国際医療支援団体「国境なき医師団」は、多数の死者が出たとしている。

アイルランド海軍の艦船が、イタリア当局の要請を受けて救助に向かい、人々が海に漂っているのを確認した。イタリア当局のヘリコプターが救命ボートを投下するなど、救助活動が続けられているという。

APによると、遭難したのはリビアの首都トリポリから北西に110キロの海域。地中海では最近、政情の混乱を避けてアフリカや中東から欧州への密航を図る人々を乗せた船の遭難が相次いでおり、今年に入ってからの死者は約2千人に達したと推定されている。



 
 
>TOP

地元民兵組織が蜂起、住民の支持得てIS撃退 リビア

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年8月12日12時01分

中東の各地で勢力を拡大してきた過激派組織「イスラム国」(IS)が先月、リビアで拠点としていた東部デルナから撤退した。朝日新聞の電話取材に応じた住民らによると、地元出身者による民兵組織が蜂起したという。ただその後もデルナではISによるテロが起きており、不安定な情勢が続いている。

デルナの人口は約10万人。以前は穏健なイスラム系民兵組織が統治していた。電話取材に応じた「アブエサム」と名乗る俳優の男性(44)によると、ISがデルナで活動を活発化し始めたのは昨年夏ごろ。アフガニスタンやイラクで戦った経験のあるリビア人のほか、サウジアラビア、エジプト、イエメンなどの出身者がいた。戦闘員は2千〜3千人に増えていった。指導者はエジプト人とイエメン人だった。

エジプト中部メニア在住でリビア情勢に詳しいタハ・キラニさん(58)によると、デルナにはもともと信仰心の強いイスラム教徒が多かった。「ISはデルナを拠点にリビアでの勢力拡大を図れると考えた」と指摘する。当初はカリフ(預言者ムハンマドの後継者)制復活を標榜(ひょうぼう)するISを歓迎した住民もいたという。

しかしISは、窃盗容疑者の手を切り落としたり、同性愛者の男性を公開処刑したりして住民に恐怖を植え付けた。アブエサムさんはISを批判するテレビ番組に出演したため、「その邪悪な行いをやめないとお前の首を切り落とす」とフェイスブックに脅迫メッセージが届いた。

風向きが変わったのは、地元の穏健派イスラム系民兵組織の幹部4人がISに殺されてからだ。民兵組織は6月にISへの攻撃を始めた。キラニさんによると、元リビア軍退役少将が率いる部隊も対IS攻撃で加勢した。ISへの不満をため込んでいた住民も民兵組織を支持した。今年2月にISがリビアでエジプト人ら21人を殺害した事件後にエジプト軍がデルナを空爆したこともISの戦力低下につながっていた。

ISは7月11日、「戦争には勝つときも負ける時もある」とする動画を投稿し、デルナから撤退したことを認めた。しかし今月9日、ISが仕掛けた自動車爆弾で9人が死亡するテロがデルナで起きるなど、ISが反撃の機会をうかがっている様子もある。

デルナでは飲料水や電気、燃料、医薬品が不足している。アブエサムさんは7月下旬に家族を連れてデルナを出て東部のトブルクへ移った。「テロの可能性があり安定していない。仕事と生活のためにデルナを出た」と語った。

ISはリビア中部シルトをなお掌握しており、西方の首都トリポリへの展開を狙っているとされる。リビアはカダフィ政権崩壊後、武装組織が割拠している。現在は東部トブルクを拠点とし、国際社会が認める暫定政府と、トリポリを拠点にしてイスラム主義者を中心とする政府が並立している状態だ。国連が統一政府の樹立を働きかけているが、両者の政治対話は難航している。(カイロ=翁長忠雄)



 
 
>TOP

イタリア:密航の4400人、地中海上で救助

毎日新聞 2015年08月23日 20時23分(最終更新 08月23日 22時54分)

【ローマ福島良典】イタリア当局は22日、リビアから欧州入りを目指す密航者約4400人を地中海上で救助した。紛争や政情不安が続く中東やアフリカから脱出した難民・移民とみられ、英BBC(電子版)によると、1日の救助作戦としては過去最大規模という。

イタリア紙コリエレ・デラ・セラなどによると、すし詰め状態のゴムボート16隻、小型船7隻がリビア沖でイタリア沿岸警備隊に救難信号を発信。イタリア海軍、ノルウェー当局、国際医療・人道援助団体「国境なき医師団」などの船舶が現場海域に急行し、救助にあたった。

一方、イタリア南部シチリア島パレルモの警察当局は19日に432人の難民・移民をエジプトから密航させたエジプト人の手引き業者6人を逮捕した。業者は女性や子供を船倉にかぎをかけて閉じ込め、難民・移民に密航料金として1人あたり2000ユーロ(約28万円)を支払わせていたという。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年に入ってから今月14日までに約26万4500人の難民・移民が地中海経由で欧州に流入した。うち15万8456人がギリシャ、約10万4000人がイタリアに到着。推定2000人以上が密航途中に死亡または行方不明になっている。



 
 
>TOP

リビア沖:難民密航船で55人死亡 排ガス吸引か

毎日新聞 2015年08月27日 11時41分(最終更新 08月27日 11時50分)

【ローマ福島良典】リビア沖の地中海上で26日、イタリアに向かう難民・移民を乗せた密航船から55人の死者が出た。ANSA通信が伝えた。大半は船倉に閉じ込められ、エンジンの排ガスを吸い込んで死亡した可能性が高いとみられている。

現場海域で難民・移民の捜索・救助作戦中だったスウェーデン沿岸警備隊が439人の乗った密航船を発見、船倉を開けたところ、51人の遺体があったという。難民らの証言によると、手引き業者は密航者の一部を船倉に閉じ込め、外に出ようとすると殴る蹴るの暴行を加えて阻止した。

また、120人の乗ったゴムボートでは、妊婦1人を含む女性3人の遺体が見つかったという。さらに、別のボートに乗っていた20代のスーダン人青年が救助された後、持病の悪化で死亡した。

イタリア紙スタンパ(電子版)によると、同国には今年1月から今月25日までに11万136人の難民・移民が到着。約4400人が22日に救助されたのに続き、26日には3000人以上が救助された。 

国際移住機関(IOM)によると、中東・アフリカなどから欧州を目指す密航者の死者数は今年、推定2300人以上に上っている。



 
 
>TOP

リビア沖地中海:密航船沈没 200人死亡の恐れ

毎日新聞 2015年08月28日 10時54分(最終更新 08月28日 13時20分)

【カイロ秋山信一】リビア西部ズワラ沖の地中海で27日、同国からイタリアを目指していたとみられる密航船が沈没した。ロイター通信によると、リビアの沿岸警備当局が救助作業に当たっているが、密航者最大200人が死亡した恐れがあるという。地中海では近年、中東やアフリカから欧州へ向かう密航が活発化しているが、仲介業者が利益を確保するために定員以上の密航者を乗せる例が多く、沈没事故が後を絶たない。

ロイターなどによると、沈没した密航船には、サハラ砂漠以南のアフリカ各国やシリア、パキスタン、モロッコなどの出身者ら約400人が乗っていたとみられる。リビア当局は約200人を救助したが、ズワラの病院には既に100人の遺体が搬送された。

国際移住機関(IOM)によると、中東・アフリカから欧州へ地中海を密航するルートでは、今年だけで推定2300人以上が死亡した。沈没事故の大半は、北アフリカのリビアやチュニジアからイタリアに向かうルートで起きている。一方で、イタリアに10万人、ギリシャには15万人以上が密航に成功しており、移民・難民の急増は欧州で社会問題化している。



 
 
>TOP

リビア沖の船から52人の難民遺体、10人逮捕 伊当局

cnn.co.jp

2015.08.29 Sat posted at 11:15 JST

(CNN) イタリア当局は28日、リビア沖で今週、移民や難民ですし詰めになった船から52人が遺体で見つかった事件に関連し、10人を殺人の容疑で逮捕したと明らかにした。

警察によると、不法移民ほう助や拉致の容疑も加わる可能性があるという。

26日と27日には、リビア西部ズワラ沖で多国籍の数百人を乗せた船2隻が相次いで転覆する事故もあった。当局の28日の発表によると、少なくとも84人が死亡した。リビア赤新月社の広報担当者は、少なくとも198人が救助されたものの、18人が依然として行方不明だとしている。

欧州では中東やアフリカからの難民に絡む事件が多発している。27日にはオーストリアの高速道路脇に放置されたトラックからシリア難民とみられる71人の遺体が発見された。国連は欧州当局者に対し、人道危機の解決に向けた一層の努力を要求している。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のメリッサ・フレミング報道官は、「この悲劇は、容赦ない人身密航業者が地中海から欧州の高速道路までビジネスを拡大していることを浮き彫りにしている」と述べた。

UNHCRによると、ギリシャやイタリアを目指し地中海を渡航した人は今年、約30万人に上る。国際移住機関(IOM)によると、このうち少なくとも2373人が死亡した。移民や難民が欧州に殺到する事態を受け、国連は欧州の指導者に対し、一致団結した対応を組織するよう促している。



 
 
>TOP

難民:人道支援団体「救助船が足りない」…リビア沖

毎日新聞 2015年09月02日 12時22分(最終更新 09月02日 12時32分)

【ローマ福島良典】リビア沖の地中海上で欧州を目指す難民・移民の海難救助にあたる国際医療・人道支援団体「国境なき医師団」の担当者が毎日新聞の電話インタビューに応じ、押し寄せる難民・移民を前に「救助船が足りない」と訴えた。

リビアの北方沖約60キロの洋上で活動する「医師団」調整担当のリンディス・フルムさん(43)=ノルウェー出身。今年5月から現場海域で救助活動を展開している船上から、インターネット電話によるインタビューに答えた。フルムさんは、5週間前から船に乗っているという。

8月26日にはシリア難民など757人を救助し、28日にイタリアへ移送した。「幸い死者はなかったが、渡航前に拷問を受けたり、レイプされたりするケースがある。皆が心的外傷(トラウマ)を抱えている」という。

8月初旬に111人が乗ったゴムボートを救助した際には、現場に到着した時点で既に女性4人、男性1人の一家計5人が死亡していた。「酷暑の地中海をすし詰めのボートで渡航するため、脱水症状になり、救助が間に合わなかった」

中東やアフリカの紛争や政情不安を受け、地中海を渡る難民・移民は今年に入って急増している。イタリア沿岸警備隊などと緊密に連絡を取って救助にあたっているが、「多数の人々が一度に地中海を渡ってくるため、救助のための船舶が足りない」のが実情だ。

「医師団」は救助船3隻を展開し、今年、約1万2000人を救助した。



 
 
>TOP

クラスター弾の被害、14年445人 国際NGOが報告

nikkei.com

2015/9/3 22:38

【ジュネーブ=共同】クラスター(集束)弾の全面禁止を訴える国際非政府組織(NGO)「クラスター弾連合」は3日、ジュネーブで2015年版の報告書を発表し、昨年1年間でクラスター弾の攻撃や不発弾による死傷者が445人確認されたと明らかにした。うち383人が内戦の続くシリアでの死傷者だった。

ラオス、イラク、レバノン、ウクライナ、ベトナム、コソボ、カンボジア、リビア、南スーダン、アフガニスタンでも死傷者が確認された。

クラスター弾を全面禁止する条約(オスロ条約)が発効した10年から14年までの全死傷者のうち92%が一般市民という。

クラスター弾は1発の親爆弾が空中から多数の子爆弾をまき散らし、紛争後も不発弾の爆発による被害が絶えない。日本を含む93カ国が加盟国となっているが、シリアは加盟していない。



 
 
>TOP

リビア主要勢力、挙国一致内閣の設置で「合意」 国連

AFP BB News

2015年10月09日 12:42 発信地:スキラット/モロッコ

【10月9日 AFP】リビアの主要政治勢力は、数か月に及ぶ協議を経てファイズ・サラージ(Fayez el-Sarraj)氏を首相とする挙国一致内閣を設置する方針で合意したと、国連(UN)のベルナルディノ・レオン(Bernardino Leon)特使が9日、明らかにした。

リビアでは、2011年に当時の最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁政権が崩壊した後、情勢が混迷を深めている。現在は議会が2つ存在し、互いにそれぞれの権限を主張して対立しているほか、豊かな天然資源をめぐって複数の武装勢力の攻防が続いている。

首都トリポリ(Tripoli)はイスラム過激派を含む武装勢力同盟に掌握されており、国際社会に承認されたアブドラ・シンニ(Abdullah Thinni)首相の政権は、エジプト国境に近い東部の港湾都市トブルク(Tobruk)を拠点としている。(c)AFP

リビア主要勢力、挙国一致内閣の設置で「合意」 国連



 
 
>TOP

国連リビア特使の新内閣案、併存する2議会の議員から否定的な声

AFP BB News
2015年10月09日 20:21 発信地:スヒラート/モロッコ

【10月9日 AFP】リビア内戦の終結を目指して国連(UN)のベルナルディノ・レオン(Bernardino Leon)リビア特使が9日にモロッコで発表した挙国一致内閣案について、互いに対立するリビア2大政治勢力の双方が否定的な反応を示した。

リビアでは首都トリポリ(Tripoli)がイスラム武装組織連合に掌握された昨年8月から、国内に2つの政権が併存する事態が続いており、国際社会から承認されている方の政権は東部トブルク(Tobruk)への退避を余儀なくされている。

2011年に当時の最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁政権が崩壊した後、リビア情勢は混迷を深めている。現在は議会が2つ存在し、互いにそれぞれの権限を主張して対立しているほか、豊かな天然資源をめぐって複数の武装勢力の攻防が続いている。

レオン特使の発表について、トリポリを拠点とする政権の国民議会(General National Congress)のアブドルサラーム・ビラシャヒル(Abdulsalam Bilashahir)議員は英国放送協会(BBC)に「われわれは(提案された)内閣には関与していない。われわれにとって何の意味もないもので、事前の相談もなかった」と語った。

トブルクの暫定議会のイブラヒム・アルザギアト(Ibrahim Alzaghiat)議員も「提案された内閣はリビアの分裂につながり、もの笑いになるだけだ。レオン氏の選択は賢明ではない」と述べたと伝えられている。

だがレオン特使は、リビアの西部、東部、南部から1人ずつ副首相が入閣するとされる新政府は「成功できると信じている。リビアの人たちは国を救うために、この歴史的な機会をつかまねばならない」と述べた。(c)AFP

国連リビア特使の新内閣案、併存する2議会の議員から否定的な声



 
 
>TOP

A Libyan militia confronts the world’s migrant crisis
In a chaotic country, a militia tries to halt the ships bound for Europe.
But is it possible to stop the migrants?

The Washington Post
Story by Kevin Sieff
Photos by Lorenzo Tugnoli
Published on October 16, 2015

The dead were laid in rows on the beach so they could be counted. A dozen bodies soon became a hundred. Somewhere off the coast, the dilapidated fishing boat was still bobbing, half-submerged. There would be more victims.

Even in one of the world’s most notorious smuggling capitals, the Aug. 27 migrant disaster was a shock. The people of Zuwarah borrowed shovels to dig a mass grave. They found the tiny drenched clothes of infants strewn on the shore.

For years, Zuwarah had looked the other way while local smugglers got rich. Migrants from sub-Saharan Africa, South Asia and Syria flooded into Libya’s northernmost city, boarding boats to flee their countries’ extreme poverty and war. But now, the city had enabled a major humanitarian disaster, one its residents could see close up.

“We need to do something,” Sadiq Nanees, the top security official here, said to a group of local leaders.

And so Zuwarah’s citizens decided to do the unthinkable: close down a major North African smuggling route to Italy.

Never has it been more difficult to stop the migrants and refugees trying to cross the sea to Europe. Over 600,000 people have made the journey this year, more than twice the number in all of 2014. In Greece and the Balkans, borders have crumbled before the onslaught from the east. In Libya, the jumping-off point for a smaller but still immense stream of migrants, hundreds of people climbed aboard flimsy ships nearly every night this summer, taking advantage of a state that has virtually collapsed since the 2011 overthrow of Moammar Gaddafi.

European officials have held meeting after meeting, trying to slow the ceaseless flow of people. They have discussed targeting smugglers’ boats from helicopter gunships, adding naval vessels in the Mediterranean and hiring intelligence experts. So far, nothing has worked.

The crackdown in Zuwarah looked like it might. Thousands of residents filled the streets to demonstrate against human smuggling. A militia pursued smugglers. For the first time in years, rescue boats reported that the seas north of this crucial city were empty.

But could it hold?

Throughout Zuwarah, in crumbling stash houses and spare concrete rooms, the migrants waited for their chance.

Amadou heard the protesters from the abandoned house where the smuggler had taken him. He had traveled 3,000 miles from Gambia in 20 days, riding a bus through Mali and Burkina Faso, a truck through Niger and a van across Libya.

Now he could hear the sound of Zuwarah’s crackdown, a chorus of voices chanting in Arabic.

“No more murdering for money,” he later learned the crowd was saying.

He had arrived here just as the bodies from the shipwreck were being collected. His boat was supposed to leave the following day. But his smuggler fled, hoping to avoid arrest.

“Just give me a few days,” the man told Amadou over the phone. “We need to wait for this thing to calm down.”

Then Amadou was on his own, roaming around a city that was being transformed. On a main street, residents posted a large banner with pictures of the dead from the shipwreck. Amadou walked past cafes and restaurants and the harbor, where people had hung a white sheet proclaiming: “A thousand times no to smuggling.”

Amadou is 26. He is short and thin with a big toothy smile, boylike except for the goatee he is trying to grow. He knows about the danger in crossing the Mediterranean illegally, how the journey has killed about 3,000 people this year. When friends asked if he could swim, Amadou replied: “I sink like a stone in the river.” Everyone would laugh, but it was also true, and it scared him.

But he was tired of earning around five dollars a day in Gambia, tired of an authoritarian government that seemed to jail anyone it didn’t like. Amadou had dreams: a car, a television, a little piece of land. He wanted a wife who was kind and smart and tall, so that his children wouldn’t be as short as he was.

He had left Gambia after selling his market stall in the city of Serrekunda for $250, and begging his uncles and cousins for more.

Eventually, Amadou had the $2,300 he needed to travel “the Backway,” as Gambians call the journey to Europe. He spoke on the condition that his last name not be used, because of his precarious legal situation.

Libya had been an abstraction, less a country than a springboard to something better. Two weeks after arriving, though, Amadou wandered into a dimly lighted Internet cafe and slumped over a keyboard.

“I’m still here, man,” he wrote on Facebook to a friend back home in Gambia.

“We stuck in Libya,” he wrote to another who had migrated to Austria.

He scrolled down his feed, clicking on photos of his friends who had already made it to Europe. They posed in front of fancy cars and shopping malls. They wore new sneakers and baseball caps.

Amadou was a half-mile from the sea and 187 miles from Italy.

“I gotta get out of here,” he wrote.

The men who hunted Zuwarah’s smugglers wore black ski masks. Underneath, they were schoolteachers, graying bureaucrats and engineers. They had to improvise an anti-migration effort out of the chaos of a failed state.

There is no effective police presence in this port community, where homes and apartment buildings are still pockmarked by the war that toppled Gaddafi, and covered with posters of the men who died fighting.

In a country so dysfunctional that it has two rival federal governments, there are no military operations, either. Instead there are the Black Masks, a volunteer militia that drives through town in pickups with tinted windows, combating everything from burglars to militant groups from outside the city.

“It fell on us to end this,” said Adam Abza, the militia’s spokesman.

It’s not that residents had been unaware of the tragedies occurring off Zuwarah’s coast. Boats had capsized before, killing dozens and even hundreds of people at a time. But those disasters happened in international waters, and the bodies were taken to Italy or Malta. Few here saw the carnage.

And Zuwarah’s 60,000 residents were consumed with more immediate problems than human smuggling, such as attacks by tribal and political rivals. Militant groups, including followers of the Islamic State, had seized power 15 miles away. In December, warplanes belonging to another faction bombed Zuwarah, killing at least eight people.

Amid the chaos, local smugglers had thrived, driving through the streets in Mercedes-Benzes and Hummers. Some of them had day jobs as government officials. Some were unemployed young men looking for a quick profit.

“Everyone knew who the smugglers were,” said Nanees, the security official. “But we only had so many resources, and we had other priorities.”

Then the Aug. 27 catastrophe happened, leaving nearly 200 of the roughly 400 passengers on the old wooden boat dead. Within hours, the Black Masks were in their pickups, with jerry-built holding cells in the back.

After 10 days, the militia had arrested about a dozen smugglers and their affiliates, locking them up in a makeshift prison.

As the militia members crisscrossed the city, they saw migrants from sub-Saharan Africa walking down side roads or sitting on curbs. The migrants spoke quietly in English or Wolof or Hausa, their eyes darting around nervously. But the Black Masks weren’t pursuing them. The militiamen believed that if they could remove the smugglers, the migrants would go home, or find jobs in Libya, where foreign workers had long done manual labor.

“I don’t know what will happen to them,” Abza said.

In the center of the city, next to a row of buildings that had been pulverized in an airstrike, Amadou held a paintbrush in one hand and a cigarette in the other. It had been just more than two weeks since he arrived here.

He wore a yellow construction worker’s vest and a ski cap, even though the temperature was close to 100 degrees.

He shuffled down the road, bending to paint the curb in black and yellow stripes. He was surrounded by 16 men wearing identical vests, all of them migrants.

Now, they were paid about $10 a day by the city to sweep the streets or paint the curbs.

The men quietly discussed their plans during a lunch break, eating chicken sandwiches, the sea breeze casting a layer of sand over everything.

“Man, I’m tired of this. I’m thinking about going to Tripoli,” said one man. “The boats are still leaving from there.”

“I’m ready to go back to Nigeria,” said another.

Amadou wasn’t thinking about going home. If he returned to Gambia, he risked being jailed by a government that banned its citizens from taking “the Backway” to Europe. He would be an insult to his family, having wasted the extraordinary amount of money they had lent him.

During the lunch break, while the others talked, Amadou stared at the ground. The previous night, he had spoken to his mother for the first time in weeks. She had heard a radio segment about boats capsizing in the Mediterranean.

I think you should come back to Gambia, she told him.

He had talked to her from the cinder-block room he shared with six Gambians and Nigerians, a cramped home where they listened to West African love songs and cooked rice with tomatoes in the evenings.

“I told her I would, that I would come back,” he said. “But I was lying.”

Amadou had grown up on the beach in Gambia, staring at the sea. There’s no way, he thought, that men could defend something so vast. Libya had a 1,100-mile coastline, the longest in North Africa. It couldn’t be sealed.

From the hull of Lt. Col. Assam Tor’s patrol boat, the Mediterranean looked wide open, the sunlight flat against the sea. Nearly three weeks after the crackdown began, Tor was conducting a morning patrol for the Libyan coast guard, whose Zuwarah force consisted of two small skiffs with no lights and hardly any fuel.

“Even the migrants have bigger boats,” he said, shaking his head as a wave crested over the rim of his 30-foot skiff. For the past few years, his force had been virtually useless as a parade of smuggler ships sailed from the Zuwarah coast.

This morning, though, the horizon was a clean line. There were no other vessels to be seen. The crackdown was working.

A week later, the city’s blockade was still in effect.

“There’s been nothing,” said Foued Gamoudi, the Tunisia country director for Doctors Without Borders, which operates rescue ships off the coast.

“When the families of Zuwarah say smuggling should stop, it stops.”

But back in his office, Tor received reports of the boats leaving from the surrounding cities. Thirty-nine people died off Khoms one day. Twelve died off Tripoli another. About 4,500 were saved by the Italian coast guard on another.

“If you can get out of Zuwarah, you can still leave,” Tor said.

Amadou knew that, too. By mid-October, some of his roommates had paid a driver to take them to Tripoli, where the boats were still departing. It cost $400 for the 80-mile drive. Amadou had only $250, and was struggling to find work.

The weather was turning colder, the waves were choppier, the risk of capsizing was increasing. There were rumors that Zuwarah would soon target the drivers shuttling people to Tripoli.

“Man I need your help,” Amadou wrote to friends and relatives on Facebook, appealing for the extra money.

Zuwarah had shut down the smugglers, but that didn’t mean Amadou’s journey was over. He would find the money, he declared in a Facebook message. He would find the driver. He had learned that you could will yourself across any border if you were ready to risk enough.

Postscript: Two weeks after this story was published, Amadou paid a smuggler $500 to take him to Sabratha, about 15 miles from Zuwarah. After a week in Sabratha, Amadou finally set out in a boat for Europe. In the Mediterranean, a rescue ship picked up him and the other passengers from the flimsy vessel. Amadou now is living in the southern Italian city of Calabria, looking for work.

A Libyan militia confronts the world’s migrant crisis: In a chaotic country, a militia tries to halt the ships bound for Europe. But is it possible to stop the migrants?



 
 
>TOP

クリントン氏、領事館襲撃を議会で証言 共和党の攻勢に対抗

AFP BB News

2015年10月23日 09:27 発信地:ワシントンD.C./米国

【10月23日 AFP】2016年米大統領選の民主党最有力候補、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官は22日、2012年にリビア・ベンガジ(Benghazi)で発生した米領事館襲撃事件に関する下院特別委員会の公聴会で証言し、同事件を政治利用しようとしているとして、野党の共和党を非難した。

事件では2012年9月11日、同領事館がイスラム過激派の襲撃を受け、J・クリストファー・スティーブンス(J. Christopher Stevens)駐リビア米大使を含む米国人4人が死亡した。かねて注目を集めていたこの証言でクリントン氏は、自身が事件に対する最終的な責任を取ったと繰り返し主張。一方で、領事館に対する警備強化の要請を直接受けたことはなかったと述べた。

民主党は、共和党主導の下院特別委が2014年5月に開始した同事件に関する調査について、クリントン氏の大統領当選阻止を狙ったものと指摘している。

クリントン氏は証言の冒頭で、「私は(亡くなった)この4人の献身をたたえるためにやって来た」と発言。事件に対する調査の「党派的な意図」に警鐘を鳴らし、議員らに対し自分と力を合わせて調査を進め、今後同様の事件で犠牲者を出さないよう、「政治的手腕を発揮していこう」と呼び掛けた。

証言がうまく行けば、クリントン氏は懐疑的な有権者に対し、選挙運動につきまとってきたこの論争を過去のものと思わせることができるかもしれない。しかしもし失敗すれば、同氏の証言は複数のテレビネットワークで生中継されていることもあり、これから来年11月の選挙までの1年余りにわたって、共和党側が同氏の判断力と外交見識についてますます攻勢を強める可能性もある。(c)AFP/Michael Mathes

クリントン氏、領事館襲撃を議会で証言 共和党の攻勢に対抗



 
 
>TOP

米軍、リビアでISIS指導者を殺害 国防総省が発表

cnn.co.jp

2015.11.15 Sun posted at 12:21 JST

ワシントン(CNN) 米国防総省によると、米軍は13日、リビアでの空爆で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のアブ・ナビル幹部を殺害した。

ナビル幹部はイラク人で、国際テロ組織アルカイダの長年のメンバーだった。国防総省のクック報道官によると、空爆作戦はパリで同日夜に起きた同時多発テロより前に承認され、実行に移された。

クック氏は「米軍がリビアでテロリストを攻撃したのはこれが初めてではないが、ISIS指導者を標的とした同国での攻撃は初めて。ISISの指導者がどこで活動していようと狙い撃つという、我々の意志の表れだ」と語った。

ISISは今年2月、キリスト教の一派コプト教徒の人質を殺害した動画を公開したが、この中に登場した宣伝担当者はナビル幹部だった可能性がある。

クック氏は、ナビル幹部の死によってISISがリビアで戦闘員を募集したり拠点を設置したり、米国への攻撃を計画したりする能力が弱まるだろうと述べた。

国防総省は12日にも、ISISの人質殺害映像に登場していたムハンマド・エムワジ容疑者(通称ジハーディ・ジョン)を狙って空爆を実施したと発表。米軍報道官は13日、同容疑者を殺害した確信があると述べていた。



 
 
>TOP

米、リビアで空爆 「イスラム国」幹部を標的に

nikkei.com

2015/11/15 18:48

【ワシントン=共同】米国防総省のクック報道官は14日、米軍がリビアで13日に過激派組織「イスラム国」(IS)のアブナビル幹部を標的に空爆したことを明らかにした。同組織幹部を狙ってリビアで空爆するのは初めてとしている。

AP通信によると、米政府当局者は幹部殺害に成功したとみられると語った。空爆はパリ同時多発テロ後に実施したが、以前から計画されていたという。

クック氏の声明によると、同幹部はイラク人で、長く国際テロ組織アルカイダの工作員だった。声明は、今回の空爆により「ISが新たなメンバーを勧誘したり、リビアに拠点を設けたり、対米攻撃を計画したりする能力を低下させることになる」と強調した。



 
 
>TOP

リビア挙国一致政権を支援 多国間閣僚級会合

nikkei.com

2015/12/14 10:08

【ローマ=共同】国家分裂状態のリビアの和平協議をめぐり、欧米や国連など多国間の閣僚級会合が13日、ローマで開かれ、リビア国内で対立するリベラル勢力とイスラム勢力による挙国一致政府の樹立を全面的に支援することで一致した。議長を務めたイタリアのジェンティローニ外相は「リビアの安定はテロとの戦いに貢献できる」と強調した。

リビアでは2011年のカダフィ政権崩壊以降も続く混乱に乗じて過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点を築いており、混乱の早期収拾の重要性が高まっている。対立する両勢力は国連の仲介で挙国一致政府の樹立に既に合意しており、16日に正式に署名する見通し。

ジェンティローニ氏と共同議長を務めたケリー米国務長官は会合後の記者会見で、挙国一致政府と「円滑な統治に向けて話し合う用意がある」と語り、16日の確実な合意を促した。

会合にはリビア国内各勢力の代表者らも出席した。



 
 
>TOP

リビア、統一政府発足へ 合意案に署名

nikkei.com

2015/12/17 23:30 (2015/12/18 1:20更新)

【カイロ=共同】国家分裂状態のリビアで対立を続けてきたリベラル勢力とイスラム勢力が17日、モロッコ北西部スキラットで国連の仲介による統一政府樹立に向けた合意案に署名した。コブラー国連事務総長特使は「署名は民主国家設立への最初のステップだ。国際社会は全力で支える」と強調した。

2011年にカダフィ独裁体制が崩壊したリビアでは武装勢力が乱立。過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点を築くなど「テロの温床」として国際社会の脅威になり、欧州に流入する難民の経由地ともなった。欧米はパリ同時テロ後、特に危機感を強め、両勢力に統一政府を樹立するよう圧力をかけていた。

両勢力は、国際社会が正統とみなすリベラル勢力が主導する形で統一政府樹立を目指す。今後の移行期間は、リベラル勢力の暫定議会が立法府として「正統な権力を行使」し、イスラム勢力の制憲議会は暫定議会を補佐する新たな諮問機関へと移行するもようだ。今後、リベラル勢力側のシラージュ氏を首相候補として、組閣作業が進められる。40日以内に政権が発足する見通し。

12年7月の選挙でイスラム勢力中心の制憲議会が誕生。憲法起草などをめぐる争いから機能不全になり、14年6月、新たに議会選が実施され、リベラル勢力が勝利、暫定議会ができた。制憲議会は北西部トリポリを、暫定議会は北東部トブルクを拠点とし、2つの勢力が対立してきた。



 
 
>TOP

IS、リビアを狙う 内戦2勢力、統一政権へ動き活発化

東京新聞

2015年12月17日 朝刊

【カイロ=中村禎一郎】内戦状態のリビアで互いに対立している世俗派勢力とイスラム主義勢力が、新統一政権樹立に向けた動きを見せている。背景にあるのは統治の隙間に乗じて台頭する過激派組織「イスラム国」(IS)の存在だ。IS台頭の影響は隣国エジプトやチュニジアに拡大する恐れがある。

リビアは、両勢力がそれぞれ政府と議会を保持する異常事態。しかし、今月六日に新政権樹立を目指し双方で構成する委員会を設置することで合意。十六日に署名が予定されていた。ただ、ロイター通信によると「検討にさらに時間が必要」として署名は延期されたもようだ。

署名実現には国際的な関心が集まる。AFP通信によると、リビア問題をめぐって十三日に開かれた国際会合では、混乱収束のためにリビアを支援することで米国など参加十七カ国の意見が一致した。

中東の衛星放送アルアラビーヤによると、リビアには二千〜三千人のIS戦闘員がいるとみられている。ISは現在、中部シルトを完全に支配下に置いており、新たな資金源獲得のために油田地帯の掌握を狙っているとの情報もある。

米国主導の有志国連合やロシアの空爆を受け、シリアやイラクで劣勢が伝えられるISは、石油資源が豊富で国境管理も厳格でないリビアを新たな拠点にしようとしている可能性が指摘されている。

一方、リビア情勢によっては、既に東部シナイ半島でIS系グループの脅威にさらされているエジプトが、西側国境でもIS掃討に当たらなければならない厳しい情勢に置かれることになる。また、テロが続くチュニジアにさらにIS戦闘員が入り込み、治安が一層悪化する懸念がある。

国際社会は、リビアでこれ以上のISの伸長を阻止するため、リビアの両勢力による統一政権が掃討に当たることを求めている。



 
 
>TOP

リビアで統一政府樹立へ 国連仲介で合意

cnn.co.jp

2015.12.18 Fri posted at 10:58 JST

(CNN) 2011年のカダフィ政権崩壊後、内戦状態にあったリビアで、2つの対立勢力が17日、統一政府を作ることで合意した。国連が発表した。

合意は国連の仲介により、モロッコのスキラットで17日に結ばれた。

合意文書は首都トリポリのイスラム系勢力と、国際的に承認されている東部トブルクの政府に統一を呼びかけるものとなっている。

国連のコブラー特別代表は「今日、リビアの政治対話への参加者が、同国の歴史の1ページをめくった。政治的分裂と対立の期間を経て、リビアは政治的移行を再開した。合意により、唯一の正統な政府が整備される。これは平和で安定し、繁栄するリビアに向けた重要な礎石だ」と声明で述べた。

だが合意に反対する勢力も残っており、実現が可能か疑う声もある。

リビアは2011年の革命でカダフィ政権が崩壊した後、安定した中央政府が存在しなかったことで権力の空白が発生。都市や部族間の対立にイスラム系武装組織の台頭もあって不安定な状態が続いていた。

国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」など複数のイスラム系組織が一部地域を支配。国連の報告書によると、シリアやイラクで戦闘を経験した最大800人のリビア人が最近帰国している。



 
 
>TOP

リビア統一政府へ合意書署名 世俗派とイスラム系勢力

asahi.com

カイロ=翁長忠雄2015年12月18日12時39分

内戦が続くリビアで対立する世俗派勢力とイスラム系勢力が17日、モロッコのスキラットで統一政府樹立の合意書に署名した。国連が1年以上にわたり仲介していた。しかし、双方の勢力内には国連の仲介に反対するグループがあり、統一政府づくりが順調に進むかどうかはわからない。

現地からの報道によれば、統一政府は首都トリポリに置き、1年後に議会選を実施する。移行期間は国際社会が認める世俗派議会を正式な議会として予算案などを審議し、イスラム系議会が諮問機関として補佐する。武装組織などは武装解除した後に国軍に統合する、としている。

しかし、世俗派、イスラム系双方の議会議長は、国連仲介の合意はそれぞれの議会が認めたものではないと反発している。両勢力内に国連仲介に反対する一派があり独自に統一政府づくりを模索する動きがある。統一政府が発足したとしても、各武装組織が武装解除に応じる可能性は低い。

ログイン前の続きリビアでは過激派組織「イスラム国」(IS)が中部シルトを完全制圧しており、ISの新たな拠点になるとの危機感が国際社会にはある。特に欧州はISや他のイスラム過激派と相対するため統一政府の早期樹立を強く求めている。

リビアでは2012年に制憲議会が発足したがうまく機能せず、14年6月に暫定議会選が実施された。世俗派勢力が勝利したが、イスラム系勢力はこれを認めず暫定議会を復活させた。イスラム系勢力はトリポリを占拠、世俗派勢力は東部トブルクで暫定議会を開会した。以来、東西に二つの議会・政府がある状態が続いてきた。(カイロ=翁長忠雄)



UP:2015 REV:
アフリカ  ◇世界 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)