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ケニア共和国 Republic of Kenya 2013年

アフリカアフリカ Africa 2014


○2007年大統領選挙関連ニュース → ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
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KENWA

○外務省 各国・地域情勢 ケニア共和国

◆2013/01/08 ダイヤモンド・オンライン 豊田通商社長 加留部 淳 仏商社買収で基盤を強化しアフリカの開拓で先陣を切る
◆2013/01/10 asahi.com ゾウ密猟、中国人が暗躍 道路工事の「副業」? ケニア
◆2013/01/10 AllAfrica.com Kenya: Rongo School Hit
◆2013/01/12 payment navi 決済で銀行に勝ったボーダフォン(カードBizと僕の勝手気ままログ)
◆2013/01/13 cnn.co.jp ケニア議会が議員への退職金を「駆け込み」可決 大統領は拒否の構え
◆2013/01/15 Business Daily New Nairobi hub to ride on ICT solutions for development
◆2013/01/22 AllAfrica.com Kenya: Fight Corruption and Injustices, Pastor Urges Christians
◆2013/02/06 IT Pro Microsoft、HuaweiやNokiaと協力しアフリカでスマートデバイスの普及促進
◆2013/02/08 nikkei.com [FT]アフリカ株式市場、投資ブーム再来は本物か
◆2013/02/13 InfoComニューズレター マイクロソフトが狙うアフリカ市場
◆2013/02/20 Daily Nation Pupils ‘may miss KCPE’ over deaf school dispute
◆2013/02/21 日経ビジネスオンライン IT企業がアフリカに熱い視線
◆2013/02/21 AllAfrica.com Kenya: Parents Tipped On Disabled Kids
◆2013/02/21 New Vision Denied jobs because of disability
◆2013/02/24 yomiuri.co.jp 男子は前田4位、女子は尾崎5位…東京マラソン
◆2013/02/25 国境なき医師団 ダダーブのMSFスタッフ拉致事件、怒りと非難を改めて表明
◆2013/03/02 時事ドットコム 正副首相が接戦=大統領選、4日投票−ケニア
◆2013/03/04 nikkei.com 首相と副首相が接戦 ケニア、大統領選で厳戒
◆2013/03/05 asahi.com ケニア大統領選、投票始まる 早くも衝突、14人死亡
◆2013/03/06 Daily Nation Even disability could not kill this man’s spirit
◆2013/03/08 毎日新聞 ケニア大統領選:結果改ざん疑惑 暴動再来、市民恐れ
◆2013/03/09 cnn.co.jp ICC訴追の副首相が当選か、ケニア大統領選の暫定開票結果
◆2013/03/09 asahi.com 暴動関与で訴追の副首相、大統領に当選 ケニア
◆2013/03/09 nikkei.com ケニヤッタ氏が当選 ケニア大統領選
◆2013/03/09 毎日新聞 ケニア大統領選:ケニヤッタ氏当選を発表、対立陣営は反発
◆2013/03/10 cnn.co.jp ケニヤッタ氏が勝利宣言「民主主義の勝利」 ケニア大統領選
◆2013/03/11 国境なき医師団 ケニア:ごみと暴力と希望の狭間で(上)
◆2013/03/12 nikkei.com 「成長大陸」に世界が視線(アフリカ、離陸できるか)
◆2013/03/12 国境なき医師団 ケニア:ごみと暴力と希望の狭間で(下)
◆2013/03/13 中日新聞 ケニアに明の「永楽通宝」 米研究者が発見
◆2013/03/26 JBpress アフリカと中国:鉱物資源以上の関係
◆2013/03/27 nikkei.com ホンダ、ケニアで二輪組み立て 工場借り投資抑制
◆2013/03/28 AllAfrica.com Kenya: George Mugare - Young Artist With Eye for Details
◆2013/03/28 AllAfrica.com Kenya: Special Schools Receive Grant
◆2013/03/28 AllAfrica.com Kenya: Kericho Disabled Want Nominee Seat
◆2013/03/28 AllAfrica.com Kenya: Trans Mara Disabled Furious Over Nomination Slots
◆2013/03/31 nikkei.com ケニヤッタ氏の当選認める ケニア大統領選で最高裁
◆2013/03/31 毎日新聞 ケニア:大統領選 ケニヤッタ氏の当選有効…最高裁が裁定
◆2013/04/01 nikkei.com ケニアで衝突、7人が死傷 大統領当選認定に反発
◆2013/04/04 国境なき医師団 ダダーブのMSFスタッフ拉致、即時解放を!
◆2013/04/06 横浜でTICADを考える会 タイム誌:アレックス・ペリー(ナイロビ):アフリカ・ライジング−アフリカの勃興
◆2013/04/07 Newstime Africa Disabled group earn living through detergent making in Kenya
◆2013/04/09 yomiuri.co.jp ケニア大統領にケニヤッタ前副首相が就任
◆2013/04/13 AllAfrica.com Kenya: Give Us Cabinet Slot, Disabled Ask Uhuru
◆2013/04/14 jp.reuters.com 焦点:投資熱高まるアフリカ、資源争奪戦は「時代遅れ」
◆2013/04/17 AllAfrica.com Kenya: Ministry Warns Over Disabled Children
◆2013/04/19 AllAfrica.com Kenya: Disabled Union Asks for U.S.$23.8 Million
◆2013/04/24 毎日新聞 幸せの学び:<その53> アフリカ激写30年=城島徹
◆2013/05/04 AllAfrica.com Kenya: Fire Destroys School Buildings and IEBC Offices in Rongo
◆2013/05/10 AllAfrica.com Kenya: Linturi in Trouble With Coast Disability Group Over House 'Cowboy' Remark
◆2013/05/13 AllAfrica.com Kenya: Digital Jobs Africa
◆2013/05/15 nikkei.com 高成長アフリカ、日本勢巻き返し 6月に開発会議
◆2013/05/15 AllAfrica.com Kenya: Links Growing Between HIV and Disability
◆2013/05/20 毎日新聞 アフリカ:日本企業の進出加速 中国先行に焦り
◆2013/05/21 nikkei.com 日清食品、アフリカ進出 ケニアに即席麺工場
◆2013/05/22 AllAfrica.com Kenya: Optimism Amid Odds for Deaf, Blind Four-Year Old Girl
◆2013/05/23 nikkei.com ケニア開拓、まず中古車 将来見据えイメージ確立
◆2013/05/27 毎日新聞 英兵士殺害容疑者:過激派参加企て逮捕…ケニアで2年半前
◆2013/05/27 毎日新聞 ケニア:ICCが訴追の副大統領訪日へ
◆2013/05/28 日経エコロジー 成長市場アフリカで環境ビジネス 日本企業の戦略
◆2013/05/30 nikkei.com 政府、東アフリカで地熱発電の開発支援
◆2013/05/30 asahi.com アフリカ音楽に販路を 日本のレーベル、開発会議に出展
◆2013/05/31 yomiuri.co.jp 政府、アフリカ投資基金を倍増…5000億円に
◆2013/06/01 nikkei.com アフリカ10カ国でインフラ開発戦略 首相表明
◆2013/06/02 asahi.com 即席ラーメン、ケニアの腹を満たせ 援助から市場へ
◆2013/06/02 nikkei.com ケニアなどで「ソーラーランタン」発売 パナソニック
◆2013/06/03 毎日新聞 アフリカ開発会議:ケニア副大統領も出席
◆2013/06/04 nikkei.com ケニア副大統領、石炭火力の技術移転求める
◆2013/06/04 nikkei.com 日野自、ケニアでトラック生産 アフリカ東・中部で市場開拓
◆2013/06/05 AllAfrica.com Kenya: Disabled Lobby Blocks Garissa, Mandera Lists
◆2013/06/05 The Star Disabled lobby blocks Garissa, Mandera lists
◆2013/06/05 asahi.com (@ナイロビ)資源開発・インフラ…際立つ中国の存在感
◆2013/06/06 The Standard Digital News Road to Bulgaria
◆2013/06/06 The Star Disabled protest being sidelined
◆2013/06/06 毎日新聞 マウマウ団の乱:英政府、植民地時代の被害者に補償金
◆2013/06/07 nikkei.com 日野自動車、ケニア進出 トラック生産を委託
◆2013/06/07 asahi.com ケニアでトラック生産開始 日野自動車、現地で販売
◆2013/06/07 cnn.co.jp 英、ケニア独立闘争の拷問被害者らに30億円支払いへ
◆2013/06/07 国境なき医師団 ケニア:キベラ南診療所を開設、無償の医療援助を拡大
◆2013/06/08 asahi.com 植民地下の拷問、英が30億円補償へ ケニアの5千人超
◆2013/06/08 nikkei.com 政府、ケニアから排出枠獲得へ 地熱発電技術提供で
◆2013/06/14 情報通信総合研究所 ケニア:乗り合いバス「Matatu」でのWi-Fiアクセス
◆2013/06/25 The Star MP roots for the disabled
◆2013/06/27 The Standard Digital News Kenya national Deaflympics hoping to surpass Taipei record in Sofia
◆2013/07/07 nikkei.com 女性に起業の機会 ケニアのモバイル送金「エムペサ」
◆2013/07/08 東京新聞 「アフリカゾウ 密猟から守って」 邦人獣医師、300キロ行脚
◆2013/07/08 nikkei.com 携帯送金、アフリカなど世界73カ国導入 貧困層に需要
◆2013/07/09 AFP BB News ケニアで大量の象牙を押収、アジア地域への密輸
◆2013/07/12 cnn.co.jp サウジ王子の妻、米国で訴追 使用人監禁の疑い
◆2013/07/16 asahi.com ケニアで日本人男性襲われ死亡 ODAで勤務
◆2013/07/16 毎日新聞 ケニア:日本人男性死亡 強盗が射殺と報道
◆2013/07/16 毎日新聞 ケニア:亡くなったのは小川さん…背後から肩撃たれる
◆2013/07/17 asahi.com ケニア・邦人殺害、右肩後部を銃撃か 地元警察が検視
◆2013/07/17 asahi.com 台車で道塞ぎ襲う ケニア・邦人銃撃死
◆2013/07/18 毎日新聞 ケニア銃撃:犠牲の日本人遺体、帰国の途に
◆2013/07/19 毎日新聞 ケニア:経済成長の一方で強盗や殺人多発
◆2013/07/19 毎日新聞 ケニア銃撃:死亡の小川さん、無言の帰国
◆2013/07/19 国境なき医師団 ソマリア:ケニア・ダダーブで拉致されたスタッフ2名が解放
◆2013/07/20 asahi.com 銃撃の小川さん、遺体到着 ケニア・邦人殺害
◆2013/07/20 毎日新聞 ケニア・日本人射殺:無言の帰国
◆2013/07/20 毎日新聞 ケニア・日本人射殺:小川さんの遺体、関西空港に到着
◆2013/07/20 毎日新聞 ケニア日本人殺害:至近距離から銃撃の可能性 大阪府警
◆2013/07/20 国境なき医師団 ケニアで拉致され、1年9ヵ月ぶりに解放されたスタッフ2人が無事に帰国
◆2013/07/21 毎日新聞 ケニア・日本人射殺:遺体を司法解剖
◆2013/07/21 毎日新聞 ケニア・日本人射殺:至近距離で銃撃 大阪府警司法解剖
◆2013/07/22 nikkei.com 中国車がアフリカ開拓 現地生産加速、低価格で攻勢も
◆2013/07/25 AllAfrica.com Africa: Kenyan Doctor Receives Peace Corps Association's Highest Honor
◆2013/07/25 asahi.com 女性器切除、1億2500万人以上が被害 ユニセフ調査
◆2013/07/26 日経ビジネスオンライン 企業が考えるべきアフリカリスク
◆2013/07/29 The Africa Report Kenya-Tanzania: Trafficking handicapped children and the economy of misery
◆2013/08/02 asahi.com ケニア旅行中の邦人男性、撃たれ重傷 ナイロビ
◆2013/08/07 jp.reuters.com ケニアのナイロビ国際空港が大規模火災で閉鎖、消火活動続く
◆2013/08/07 cnn.co.jp ナイロビ国際空港で大規模火災
◆2013/08/07 nikkei.com ケニアのナイロビ空港で火災、一時全面閉鎖
◆2013/08/07 毎日新聞 ケニア:ナイロビ空港で大規模火災 死傷者はなし
◆2013/08/08 cnn.co.jp ケニアの空港で再び火災か 国際線ターミナルの被害大きく
◆2013/08/08 nikkei.com 経産相、タンザニア・ケニアへ
◆2013/08/11 cnn.co.jp 「テロとは無関係」とケニア大統領 ナイロビ国際空港の火災
◆2013/08/11 nikkei.com ケニア油田、政府が共同探査 日本企業に試掘権
◆2013/08/14 AllAfrica.com Kenya: Disabled Ex-Soldier Demands Sh22 Million Dues
◆2013/08/15 nikkei.com JICA、アフリカで栄養改善ビジネス キッコーマンなどと
◆2013/08/17 スポニチ “155位”キプロティク、五輪に続き金メダル!
◆2013/08/18 北海道新聞 ケニアで越境襲撃、4人殺害 ソマリア過激派
◆2013/08/19 cri online 習近平国家主席、ケニア大統領と会談
◆2013/08/20 Bloomberg ケニア、東アフリカで初の原油輸出国へ−5年以内に実現か
◆2013/08/20 サーチナ 中国主席がケニア大統領と会談…新分野での協力強化を強調
◆2013/08/20 cri online 李首相、ケニアとの関係強化を期待
◆2013/08/20 サーチナ 中国習主席がケニア大統領と会談「平等で信頼できる関係を」
◆2013/08/20 cri online 兪正声政協議長、ケニア大統領と会見
◆2013/08/21 中央日報 【コラム】ニーハオ、こんにちは、アンニョンハセヨ(1)
◆2013/08/21 SankeiBiz(サンケイビズ) ケニア 16年から原油輸出へ 東アフリカ初、地域のリーダー目指す
◆2013/08/21 asahi.com スラムの歌声を世界へ 軽やかに、明るく @ナイロビ
◆2013/08/22 新華社日本語経済ニュース 中石油、ケニアで地熱発電所を建設
◆2013/08/23 MSN産経ニュース アフリカで防衛駐在官を大幅増強 人質事件教訓に 中国にも対抗
◆2013/08/23 news.searchina 中国の李首相がケニア大統領と会談、災害対策などで協力の意向
◆2013/08/23 nikkansports 世界陸上金メダリスト2人が敗退/陸上
◆2013/08/27 AFPBB News ケニアでナイロビ・ファッション・ウィークが開催
◆2013/08/29 cnn.co.jp ケニアでバス事故、死者多数
◆2013/08/29 タウンニュース ケニアの学生と交流
◆2013/08/30 NHKニュース ケニア バス転落40人超死亡
◆2013/08/30 The Liberty Web 『常勝思考』など大川隆法総裁の著作3冊が、ケニアの高校の副読本に認定
◆2013/09/04 nikkei.com 新興国で供給力拡大 ホンダ、アフリカもにらむ
◆2013/09/05 Japan Business Press アフリカ大陸の起債ラッシュ、東部にも到達
◆2013/09/05 nikkei.com [FT]ケニア、タンザニア… 資金流入相次ぐ東アフリカ
◆2013/09/05 AllAfrica.com Kenya: Mother to Serve Six Years in Prison for Killing Son
◆2013/09/06 nikkei.com ケニア国会、国際刑事裁判所脱退に賛成
◆2013/09/06 JCCP ケニアでスラムのろう児を持つ親を支援するプロジェクト
◆2013/09/09 AllAfrica.com Kenya: Disabled Call for Education
◆2013/09/10 trust.org Kenya Making 'Huge Progress' in Fight Against HIV/Aids
◆2013/09/10 AllAfrica.com Kenya: Uasin Gishu Raises Funds for Disabled Kids
◆2013/09/12 東京新聞 ケニアに70年分の巨大地下水源 水事情一変の可能性も
◆2013/09/12 nikkei.com ケニアで巨大地下水源発見 国内消費量の70年分
◆2013/09/12 cnn.co.jp ケニア北部に巨大な地下水源、ユネスコ発表
◆2013/09/15 AFP BB News ケニア北部の乾燥地帯で大量の地下水発見、住民の生活改善に期待
◆2013/09/21 nikkei.com ケニア首都で武装集団と警察の銃撃戦
◆2013/09/21 nikkei.com ケニア首都で武装集団襲撃、15人死亡 商業施設
◆2013/09/21 毎日新聞 ケニア:商業施設で乱射…25人死亡 武装集団テロか
◆2013/09/22 nikkei.com ケニア首都で武装集団襲撃、22人死亡
◆2013/09/22 nikkei.com ケニア首都の商業施設で武装集団襲撃 26人死亡
◆2013/09/22 nikkei.com ケニア商業施設襲撃、死者39人に
◆2013/09/22 nikkei.com ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃
◆2013/09/22 cnn.co.jp 武装集団が商業施設を襲撃、死者39人 ケニア
◆2013/09/22 asahi.com ケニアの商業施設に武装集団、テロか 銃撃で22人死亡
◆2013/09/22 asahi.com ケニアの襲撃、死者39人に アルカイダ系が犯行声明
◆2013/09/22 asahi.com ケニアの襲撃、死者59人に アルカイダ系が犯行声明
◆2013/09/22 yomiuri.co.jp ケニアの高級ショッピングモール、武装集団襲撃
◆2013/09/22 yomiuri.co.jp アル・カーイダ系がケニア首都襲撃、銃撃戦続く
◆2013/09/22 nikkei.com ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃
◆2013/09/22 nikkei.com ABP、ケニアに事務所 日系企業のアフリカ進出支援
◆2013/09/22 yomiuri.co.jp 商業施設襲撃120人死傷…ケニア首都
◆2013/09/22 毎日新聞 ケニア・モール襲撃:ソマリア過激派が犯行声明
◆2013/09/22 毎日新聞 ケニア:首都乱射、死者59人…ソマリア過激派が犯行声明
◆2013/09/23 nikkei.com ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃
◆2013/09/23 nikkei.com ケニア襲撃、死者68人に 大半の人質救出と軍表明
◆2013/09/23 cnn.co.jp ケニアのモール襲撃、死者68人に 人質の大半を救出か
◆2013/09/23 asahi.com ケニア当局が人質救出作戦 モールで爆発・黒煙
◆2013/09/23 yomiuri.co.jp ケニア襲撃、死者にインド人やオランダ人も
◆2013/09/23 yomiuri.co.jp ケニア襲撃事件、捜査支援を表明…オバマ大統領
◆2013/09/23 毎日新聞 ケニア:突入作戦始める 「大半の人質救出」 死者69人
◆2013/09/24 yomiuri.co.jp 人質救出作戦を決行、実行犯3人殺害…ケニア
◆2013/09/24 yomiuri.co.jp 「商業施設を制圧、人質解放」ケニア政府内務省
◆2013/09/24 nikkei.com ケニア襲撃事件、人質の大半を救出 部隊が突入
◆2013/09/24 毎日新聞 ケニア:軍「商業施設掌握」 内務省「人質解放を確信」
◆2013/09/24 cnn.co.jp 武装グループの一部が依然立てこもり ケニア襲撃事件
◆2013/09/24 asahi.com ケニアの襲撃、すべての人質救出 当局が発表
◆2013/09/24 yomiuri.co.jp ケニア内務省、制圧と発表…武装集団モール襲撃
◆2013/09/24 nikkei.com ケニア政府、襲撃事件「モール掌握」 制圧作戦続行
◆2013/09/24 nikkei.com [FT]アフリカで力増す過激派組織、テロ相次ぐ
◆2013/09/24 nikkei.com ケニア、企業活動に支障も イスラム過激派「テロ続ける」
◆2013/09/25 cnn.co.jp ケニア大統領、モール襲撃事件の終結を宣言
◆2013/09/25 asahi.com 「白い未亡人」、実行犯の1人か ケニアの襲撃
◆2013/09/25 asahi.com ケニアの商業施設襲撃、死者は72人 大統領が制圧宣言
◆2013/09/25 yomiuri.co.jp ケニアの商業施設襲撃、大統領が作戦終了を宣言
◆2013/09/25 nikkei.com ケニア大統領、過激派「打倒」と宣言 襲撃死者67人に
◆2013/09/25 毎日新聞 ケニア:大統領勝利宣言も複数襲撃犯が施設立てこもりか
◆2013/09/25 毎日新聞 ケニア:テロ襲撃で行方不明60人以上 犠牲者増も
◆2013/09/25 毎日新聞 ケニアテロ:過激派、国境越え勢力拡大
◆2013/09/26 nikkei.com ケニアの襲撃事件、国際捜査へ 過激派はテロ継続を警告
◆2013/09/26 cnn.co.jp 襲撃犯、モール内部に武器隠匿や店舗「賃借」か ケニア
◆2013/09/26 nikkei.com 政府、アフリカで都市計画支援 まずケニアの経済特区
◆2013/09/26 nikkei.com 襲撃相次ぎ3人死亡 ケニア、ソマリア国境付近
◆2013/09/26 nikkei.com アフリカ・アジア、テロ拡散へ深まる懸念 背後にアルカイダか
◆2013/09/27 cnn.co.jp ICPO、英国人の女を国際手配 ケニアの事件に関与か
◆2013/09/27 yomiuri.co.jp ケニアのモール襲撃、「白い未亡人」関与か
◆2013/09/27 yomiuri.co.jp 英国人女性を国際手配…ケニア当局の要請受け
◆2013/09/28 cnn.co.jp アフリカ東部狙う新たなテロ情報、シャバブか 米情報機関
◆2013/09/28 毎日新聞 ケニア:テロ襲撃 「白い未亡人」 今も国内に潜伏中
◆2013/09/29 時事ドットコム イスラエルから事前に警告=ショッピングモール襲撃−ケニア
◆2013/09/29 MSN産経ニュース 男子マラソンで世界新 ケニアのキプサング、2時間3分23秒
◆2013/09/29 毎日新聞 ケニアテロ:凄惨な現場目撃証言 「私はムスリム」命拾い
◆2013/09/30 cnn.co.jp モール襲撃で新たに1人逮捕 ケニア
◆2013/09/30 nikkei.com ケニア襲撃、容疑者9人に 新たに1人拘束
◆2013/09/30 毎日新聞 ケニアテロ:口つぐむソマリア系 過激派に恐怖心
◆2013/10/01 毎日新聞 ケニアテロ:政府当局が1年前に可能性指摘 米紙報道
◆2013/10/02 nikkei.com ソマリアから軍撤退せず ケニア大統領
◆2013/10/04 毎日新聞 ケニア:過激派アルシャバブが象牙の違法取引に関与か
◆2013/10/06 asahi.com 米特殊部隊、ケニア襲撃組織の拠点を急襲 指導者殺害か
◆2013/10/07 cnn.co.jp ソマリアの米軍作戦、標的は武装勢力のケニア人幹部か
◆2013/10/07 cnn.co.jp ケニアのモール襲撃事件、米国人含む実行犯4人の身元判明
◆2013/10/11 日経ビジネスオンライン 3500円スマホはアフリカを席捲するか?
◆2013/10/13 時事ドットコム ケニア大統領の裁判延期要求=国際刑事裁判所に不満−AU
◆2013/10/18 毎日新聞 ケニア:商業施設テロ 地元の過激派関与の疑いが浮上
◆2013/10/19 cnn.co.jp ケニアのモール襲撃事件にノルウェー人が関与か
◆2013/10/21 毎日新聞 マラリア:アフリカで年間60万人死亡 ワクチン実用化へ
◆2013/10/23 cnn.co.jp 国軍兵士がモールから商品略奪か、襲撃対応中の映像流出 ケニア
◆2013/10/29 AllAfrica.com Kenya: Disabled Pupils Are Equally Intelligent
◆2013/11/01 asahi.com ケニア軍がソマリアに大規模空爆 武装勢力拠点に対し
◆2013/11/01 nikkei.com ケニア軍がソマリア空爆 モール襲撃の報復
◆2013/11/01 cnn.co.jp レイプ犯が「草刈り」で釈放、国民の不満爆発 ケニア
◆2013/11/03 cnn.co.jp ケニア、ソマリア両国軍が過激派拠点を攻撃 テロに報復か
◆2013/11/04 nikkei.com アフリカで皆既日食 「黒い太陽」に歓声
◆2013/11/04 毎日新聞 日食:金環日食と皆既日食が一度に アフリカ各地で観測
◆2013/11/07 BBC Kenya launches Huduma e-centre to cut bureaucracy
◆2013/11/15 立命館大学生存学研究センター セミナー「目の前のアフリカ」第6回「身体に宿る共同性:視覚・聴覚障害者の身振りとリズム」 @立命館大学衣笠キャンパス
◆2013/11/16 毎日新聞 安保理:ケニア正副大統領の決議案、ICC審理延期廃案に
◆2013/11/19 AllAfrica.com Kenya: Disability Fund Held in Bank
◆2013/11/19 MSN産経フォト 日清、ケニアで即席麺販売 アフリカでの市場開拓へ
◆2013/11/21 アフリカビジネスニュース アフリカの政府若手職員 四国3県巡り観光もてなし研修
◆2013/12/01 asahi.com 日本育ちケニアランナー、Vなるか 福岡国際きょう号砲
◆2013/12/01 asahi.com マサシ初V、川内が日本選手最高3位 福岡国際マラソン
◆2013/12/01 asahi.com 来日10年マサシ、雪辱 マラソン2度目、前回は棄権
◆2013/12/01 nikkei.com 東アフリカ5カ国、通貨同盟へ協定
◆2013/12/02 nikkei.com 通貨同盟設立へ協定 東アフリカ共同体
◆2013/12/06 nikkei.com 三井造船、ケニアで港湾クレーン受注 アフリカ開拓
◆2013/12/09 Kenya Broadcasting Corporation 1.4 m Kenyans have disability: Report
◆2013/12/12 nikkei.com 豊田通商、ケニアで海水淡水化事業を受注
◆2013/12/15 cnn.co.jp 米、「格安テロ」を警戒 ケニア・モール襲撃は約50万円
◆2013/12/15 nikkei.com 米企業、アフリカ開拓 資源からIT・サービスへ
◆2013/12/15 nikkei.com IBMアフリカ研所長に聞く「先端技術で課題克服」
◆2013/12/17 nikkei.com 三菱自、アフリカ駐在員事務所を18年ぶり復活 ナイロビに開設
◆2013/12/22 AFP BB News 南スーダンで米軍オスプレイ3機が被弾、4人負傷
◆2013/12/22 nikkei.com 南スーダン、内戦の懸念強まる 戦闘が各地に広がる
◆2013/12/23 The Standard Digital News Church for the deaf beats odds to praise God
◆2013/12/26 毎日新聞 南スーダン:ケニア大統領ら調停活動へ
◆2013/12/27 AFP BB news 南スーダン、油田地帯で戦闘激化 和平協議に「進展」
◆2013/12/27 毎日新聞 南スーダン:約6万人が国連施設に避難 内戦の激化で
◆2013/12/28 毎日新聞 南スーダン:政府が即時停戦合意 周辺国が反乱軍側に圧力
◆2013/12/28 yomiuri.co.jp 南スーダン戦闘、大統領が即時停戦に合意

○DAILY NATION http://www.nationmedia.com/dailynation/nmgindex.asp
○THE STANDARD http://www.eastandard.net/
○BUSINESS DAILY http://www.bdafrica.com/

[NGO]
●(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo) http://www.cando.or.jp/

【参考】
橋場奈月 伝統社会と近代教育−ケニア・マサイコミュニティを例に−

原山浩輔 途上国における手話言語集団としての生計獲得−−ケニアのろう者の事例に基づいて−−

田坂歩 飢餓人口削減に向けた活動における組織の連携のあり方-ケニアの事例を横浜国際フェスタの事例から考える-

林達雄 25年目の検証『飢え』『援助』『エイズ』 エチオピア・ケニア調査

【参考図書】
現代アフリカ農村と公共圏
児玉由佳編 アジア経済研究所 3990円(税込み) A5判 307p 2009.12 [amazon]

序章 アフリカ農村社会と公共圏の概念/児玉由佳
第1章 エチオピア農村社会における公共圏の形成 -市民社会/共同体の二元論をこえて-/松村圭一郎
第2章 アフリカ農村の生産者組織と市民社会−ガーナの事例から−/高根務

第3章 東アフリカ農村における森林資源管理と生計安全保障-タンザニアとケニアの参加型制度の事例分析-/上田元
第4章 ザンビアの農村における土地の共同保有にみる公共圏と土地法の改正/大山修一
第5章 ルワンダの農村社会と民衆司法-アブンジを中心に−/武内進一
補章1 新しい公共圏の創生と消費の共同体-タンザニア・マテンゴ社会におけるセングの再創造をめぐって-/杉村和彦

開発フロンティアの民族誌-東アフリカ・灌漑計画のなかに生きる人びと
石井洋子著 御茶の水書房 ¥5,040 A5版 310ページ  2007年2月 [amazon]

サブサハラ・アフリカで最も成功したと言われてきた国家的潅漑計画の歴史と、1990年代末から始まった新しい動きを伝える。


アフリカ昆虫学への招待
日高敏隆監修 日本ICIPE協会編 京都大学学術出版会 ¥3,150 A5版 285ページ 2007年4月 [amazon]

ケニアにある国際昆虫生理生態学センター(ICIPE)、ナイジェリアにある国際熱帯農業研究所(IITA)等でアフリカの昆虫研究に従事した日本人研究者が、人びとの健康や農業に関わる昆虫研究の課題を紹介する。


アフリカン・ポップスの誘惑
多摩アフリカセンター編 春風社 ¥1,680 A5版 191ページ 2007年5月 [amazon]

アフリカの人びとがラジオ、カセットテープを通して親しんでいるポップスを多数紹介。最後に収録されたエイズで亡くなった大スター自身のエイズの恐ろしさをえがく歌が印象的。


マウマウの娘-あるケニア人女性の回想
ワンボイ・ワイヤキ・オティエノ (著), コーラ・アン・プレスリー (編さん), 富永 智津子 (翻訳)  未来社 ¥2,730 四六判 266ページ 2007年5月 [amazon]

十代でケニア土地解放軍の闘いに参加し、ケニア独立後は政治家としても活躍した女性の自叙伝の前半。後半の翻訳も待たれる。70歳を超えて、ケニア独立の理念を高く掲げた政党を立ち上げた著者から目が離せない。



 
 
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2013年01月10日

ゾウ密猟、中国人が暗躍 道路工事の「副業」? ケニア

【ナイロビ=杉山正】アフリカゾウの密猟が絶えない。目当ては「白いダイヤモンド」とも呼ばれる象牙。毎年2万頭以上が殺される。ケニアで取材を重ねると、密猟者たちがアフリカへの進出が著しい中国人の暗躍ぶりを証言した。

ケニア南部の村に住む男性(28)は匿名を条件に取引の様子を語った。友人に誘われ、10年5月から密猟を始めた。米国製の自動小銃「M16」を使った。義理の兄らと5人でこれまで18頭を殺した。

買い手は当初、表向き日用雑貨店を開いていたソマリア人らだった。取引を重ねるうちにナイロビから中国人が来て直接会うようになった。ボス格の40代の男のほか2人の中国人がいた。四輪駆動車で現れ、時に警察官を連れてくることもあった。「警察も買収しているんだ。中国人との取引は安心だと思った」。取引は夜中、森の中で行った。1キロあたり1万〜1万2千シリング。はかりは中国人が持ってきた。

11年7月ごろ、別のソマリア人ブローカーが取引後に銃殺される事件が起きた。中国人ボスは「彼はおおっぴらにやりすぎた。お前も気をつけろ」と警告してきた。危険を感じ、以後、取引には銃を携行するようにした。

ボスは10月、金額を値切ってきた。象牙が大量に押収されたためだと言った。さらに、「一発で仕留められる銃が手に入る。一緒にやって山分けしないか」と提案してきた。だが、今年1月に義兄が逮捕されたため、密猟から一切、手を引いた。

仲買人の男性(38)は5年ほど前に密猟で逮捕され、2年半前に刑務所から出てきた。中国人が直接取引するようになったのはここ数年だ、と証言した。

「彼らが来てから象牙価格は上昇を続けていい商売になっている」と語る。密猟歴は10年以上になる。「以前は1キロ800〜3千シリングくらいでタンザニア人に売っていた。価格は何倍にもなった」という。

取引相手の中国人は工事用トラックに砂を盛り、その中に象牙を隠した。不審者をチェックする検問所の係官には金を渡しており、検査なしで通過させたという。

ケニアにとどまらず、アフリカ大陸の各地では、一部の中国系企業の従業員らが、象牙取引に深く関与し、「副業」にしているとささやかれている。

    ◇

象牙の国際取引はワシントン条約で禁止されている。密猟された象牙の末端価格は1キロ1千米ドル(約8万4千円)ほどにまで跳ね上がると言われる。同条約締約国会議に今年提出された報告書では、11年に世界で大規模とされる象牙の押収(800キロ以上)が14件あり、押収量は計約24.3トンと過去最大だった。判明しただけで、その54%が中国向けだった。だが、押収されるのは氷山の一角に過ぎない。

ケニア野生生物公社(KWS)のジュリアス・キプンゲティチ前総裁は中国人の関与とケニア政府の腐敗を指摘する。「ケニアの若者、ソマリア人仲買人、中国人の道路工事関係者の順番で取引されるのが典型的な例だ。数時間のうちに、密猟現場から中国人に象牙が届く」と言う。

中国人の組織の層は厚く、トップまで捜査が及ぶことは極めて難しいという。以前にナイロビで中国人の闇取引の情報を得て踏み込んだが、警察から情報が漏れ、すでに逃走後だったという。

多くの象牙がケニアのモンバサ港から東南アジアに密輸され、そこから中国に向かうという。ケニアで水際で抑えられるケースは少ない。キプンゲティチ氏は「税関の職員が中国人に買収されていることが大きい。汚職が深刻だ」と嘆いた。



 
 
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[payment navi]

決済で銀行に勝ったボーダフォン(カードBizと僕の勝手気ままログ)

http://www.paymentnavi.com/paymentnews/28330.html

アフリカの決済市場で圧倒的な地位を築いたのはボーダフォンである。ケニアでスタートしたエムペサ(M-Pesa)は、タンザニアやインドにまで拡大している。

銀行口座をもっていない人たちに、現金にかわる決済手段をモバイルで提供した。携帯電話のテキストメッセージで送金や支払いが簡単にできる。現金の盗難や不正がエムペサで大幅に減少している。

タンザニアのGDPの約4分の1がエムペサで決済されているという。これはすごい。モバイルキャリアが、リテールバンキングに勝利したサービスだ。

ボーダフォンは、エムペサを利用して海外送金もできるようにした。キャッシュレス社会の構築スピードは、先進国よりも開発国のほうが速いかもしれない。



 
 
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ケニア議会が議員への退職金を「駆け込み」可決 大統領は拒否の構え

cnn.co.jp

2013.0113 Sun posted at 14:38 JST

(CNN) アフリカ東部ケニアのキバキ大統領は13日までに、今年3月に総選挙を控えた議会で駆け込みで可決されていた議員1人への11万米ドル(約979万円)の「退職金」支給や他の優遇措置を盛り込んだ法案を拒否する考えを示した。

議会議員は昨年10月にも同様の法案を成立させていたが、大統領は憲法に反する内容で財政的な余裕もないとして拒否権を発動していた。

再度の法案は今月10日、深夜の審議をへて可決されたもので、議員や家族への外交旅券の支給、死去した場合の国葬遂行、空港ラウンジを重要人物として利用出来る特権なども含めていた。

大統領府は12日の声明で法案の拒絶を表明し、検事総長に対し憲法に合致するよう法案内容を書き換え、議会議長に提出するよう指示した。ただ、この措置の後の対応については触れなかった。キバキ氏は次期大統領選に出馬しない。

ケニア議員の報酬額は、アフリカ大陸では最高水準にあるとされる。一方、平均的なケニア人の年収は約1800ドルとなっている。

議員への退職金支給などの特権はケニア国民の反発を招き、街頭での抗議行動も近く計画されている。昨年10月に法案が可決された際には、住民らが議事堂前に結集し、到着する議員に「泥棒」などの罵声(ばせい)を浴びせていた。議会はこの可決前、財源不足を理由に公務員の昇給要求を退けていた。

ケニアでは2008年に選挙が実施されたが、部族間の対立が先鋭化して数百人規模が死亡する騒乱となっていた。今年3月の選挙はそれ以来の国政選挙となる。



 
 
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[Business Daily]

New Nairobi hub to ride on ICT solutions for development

http://www.businessdailyafrica.com/Corporate-News/Nairobi-hub-to-ride-on-ICT-solutions-for-development/-/539550/1666134/-/jgluihz/-/index.html

An international research and training institute has established a centre in Nairobi that seeks to bank on robust technology breakthroughs to solve some of Africa’s economic challenges.

Columbia University, through its newly-established hub ― Columbia Global Centre for Africa ― is seeking to ride on ICT solutions developed in Kenya to meet the region’s needs in agriculture, health, education, and environment.

Columbia’s Earth Institute director Jeffrey Sachs said Kenyans could be poorer in the next century with the population projected to reach 160 million people.

“East Africa is on a demographic course that is unsustainable. Unless we harness ICT rapidly and solve the problems we are experiencing, we might not be able to face off the challenges,” said Prof Sachs.

Columbia Global Centre is keen to integrate M-Pesa in the project.

The mobile phone money transfer platform has offered solutions to financial inclusion in Kenya and Africa. Among the solutions is a smart water dispensing system for use by vendors in slum areas, starting with Kibera.



 
 
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Microsoft、HuaweiやNokiaと協力しアフリカでスマートデバイスの普及促進

IT Pro

2013/02/06

小久保 重信=ニューズフロント

Microsoftは現地時間2013年2月4日、中国Huawei TechnologiesやフィンランドNokiaなどと協力してアフリカ地域におけるスマートデバイスの普及や、情報通信技術のインフラ整備、利用促進を図ると発表した。

まずは「Huawei 4Afrika」(写真)と呼ぶWindows Phone 8搭載スマートフォン(関連記事)をアフリカの7カ国で2月中にも発売する。

Microsoftによると、これは「4Afrikaイニシアチブ」と呼ぶ広範なアフリカ支援の取り組みの一環。2016年までに数千万人の若者がスマートデバイスを利用できる環境を作ったり、100万社という規模で中小企業のIT化を支援したり、20万人の従業員、新卒者のITスキル向上を手助けしたりする。

ケニアの通信当局によると、同国におけるブロードバンドサービスの加入者比率はわずか2%。新規に販売される携帯電話のうち95%がフィーチャーフォンという。こうしたデジタル格差の解消に向けMicrosoftは各国政府や業界のパートナー企業と協力するとしている。

ケニアで太陽光発電稼働の無線基地局

第1段階として同社は、スワヒリ語でクラウドを意味する「Mawingu」という無線基地局の実験プロジェクトをケニアで開始する。これはMicrosoft Researchで一部開発した技術を用いている。テレビの空き周波数帯を使った高速インターネット用基地局で、電力の行き届かない地域でも利用できるよう太陽光発電で稼働する。Microsoftは同様の実験を数カ月後にアフリカ東・南部の国々で行いたい考え。

このほか、南アフリカとエジプトでは両国の利用者に特化したWindows/Windows Phone向けアプリケーションを開発するプロジェクト「AppFactory」を拡充する。また北アフリカの女性のスキル向上、雇用、起業を支援するポータルサービスを3月に始める計画。

Nokiaとはケニアとナイジェリアで地域の通信事業者の協力のもと、携帯電話販売店内でトレーニングプログラムを実施し、Windows Phone「Lumia 510」「同620」の販売促進を図る。

Huaweiの4Afrika端末は、今年1月に2013 International CESで発表したWindows Phone8端末「Ascend W1」のアフリカ版。エジプト、ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、コートジボワール、モロッコ、アンゴラで発売する。Microsoftは価格について明らかにしていないが米New York Timesは150ドルと報じている。



 
 
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マイクロソフトが狙うアフリカ市場

InfoComニューズレター

2013年2月13日掲載

(株)情報通信総合研究所グローバル研究グループ
佐藤 仁

マイクロソフトは2013年2月4日、アフリカにおいて2016年までにスマートデバイスの普及、ICTのインフラ整備、利用促進を図るとした経済開発イニシアティブ「4Afrika Initiative」を発表した(※1)。マイクロソフトのアフリカでの活動を見ていきたい。

マイクロソフト「4Afrika Initiative」

マイクロソフトは「4Afrika Initiative」のプロジェクトを通じて、2016年までに数千万人の若者がスマートデバイスを利用できる環境を作ること、100万社以上の中小企業がオンラインに接続できるようにすること、10万人の従業員のITスキル向上、新卒者10万人のITスキル向上と就職斡旋を目指している。

「4Afrika Initiative」のプログラムは以下の通りである。

(1) HuaweiのWindows Phone 8スマートフォン「Huawei 4Afrika」
中国メーカHuaweiと提携し、Windows Phone 8を搭載したスマートフォン「Huawei 4Afrika」を開発する。2013年2月後半よりアンゴラ、エジプト、コートジボワール、モロッコ、ケニア、南アフリカ、ナイジェリアの7カ国で提供を開始、その後、他アフリカ諸国に拡大していく。 価格は150ドル以下と推測されている。Huaweiは1999年からアフリカ市場に進出しており、アフリカの多くの国で通信設備や端末を納入しており、アフリカにおいて一定のブランド力を築いている。

(2) ケニアでの高速インターネット提供パイロットプロジェクト「Mawingu」
ケニアICT省、ケニアのインターネットプロバイダーIndigo Telecomと提携し、ケニアで無線基地局展開に向けたパイロットプロジェクトを行う。スワヒリ語で雲(cloud)を意味する「Mawingu」がプロジェクト名である。無線基地局のパイロットプロジェクトで、Microsoft Researchで一部開発した技術を活用する。テレビのホワイトスペース(空き周波数帯)を使った高速インターネット回線のための基地局で、電力の行き届かない地域では太陽光発電で稼働する。高速なインターネットを提供することによってビジネス、教育、ヘルスケア、政府の活動やサービスをネット上で提供していくことを目指している。マイクロソフトは同様のプロジェクトをアフリカ東部、南部の国々で行う予定。

(3) 中小企業向けサービス「SME Online Hub」
アフリカの中小企業が現地でビジネスを提供するにあたって必要なネットでのサービスを無料で提供する「SME Online Hub」を2013年4月に南アフリカ、モロッコで提供する。中小企業がホームページを開設する際のツールを無料で提供したり、ドメイン登録が1年間無料でできる。

(4) 教育機関「Afrika Academy」
ビジネスに必要なITスキルを向上させることによって就職や起業支援を目的とした教育機関「Afrika Academy」を開設する。数カ月以内にコートジボワールで立ち上げる。大学生、ビジネスリーダー、マイクロソフトのパートナー企業が対象。オンラインでの学習ツールも提供する予定。

(5) 学生によるアプリ開発「AppFactory」
南アフリカとエジプトで、WindowsおよびWindows Phone向けアプリケーションを開発するプロジェクト「AppFactory」を開設。30人の学生アルバイトが働いて、1カ月に約90の新しいアプリが開発されている。

(6) Nokiaと提携したWindows Phoneの販売促進
ケニアとナイジェリアではフィンランドのメーカNokia、現地の通信事業者(ケニアではSafaricom、ナイジェリアではBharti Airtel)と提携し、Nokiaの携帯電話販売店内でトレーニングプログラムを実施しWindows Phone「Lumia 510」「Lumia620」の販売促進を図っている。なおナイジェリアでは販売されている携帯電話のうち95%がフィーチャーフォンである。

(7) 女性のITスキル向上を目指したポータルサイト「MasrWorks」
北アフリカでは女性のITスキル向上による雇用、起業を促進するためのポータルサイト「MasrWorks」を現地NGO「Silatech」と提携して2013年3月から提供開始する予定。

マイクロソフトが狙うアフリカ市場

マイクロソフトは20年に渡ってアフリカでビジネスを行っており、10,000以上のパートナー企業がアフリカにある。

マイクロソフトが提供するモバイルOSのWindows PhoneはノキアからLumiaシリーズが出ているものの、世界的にはiPhoneやAndroidの端末と比較すると出荷台数もシェアは非常に小さい(※2)。さらにアフリカでは地場メーカや中国系のメーカがAndroid端末を現地で開発、販売を開始している。今回マイクロソフトと提携したHuaweiはAndroid端末「IDEOS」がケニアを中心に非常に人気がある(参考レポート)。

マイクロソフトとしてもAndroidがアフリカ全土に行き渡る前に早急な対策が必要である。そのためにはアフリカでブランド力があるHuaweiとの提携はマイクロソフトにとって重要である。

毎日PCを利用している先進国の人にとって、多くのPCのOSはWindowsである。そのためマイクロソフトは毎日接する馴染みある会社である。一方でアフリカではPCに接続してインターネットを利用する人はまだ限られている。多くのアフリカ諸国でPCでのインターネット接続率は10%以下である。つまりマイクロソフトに対して親近感がない人や知らない人がアフリカには多い。

ところがアフリカでは携帯電話は至る所まで普及している。中古端末も大量に流通しており、プリペイドのSIMカードもあらゆる所で販売されていることから、多くの国で携帯電話普及率は100%を超えている。但し、アフリカでの携帯電話の使い勝手は圧倒的にSMS(ショートメッセージ)と電話である。インターネット接続をモバイルから利用する割合は非常に少ない。販売されている携帯電話の95%がフィーチャーフォンである。スマートフォン市場の開拓余地は大きい。世界を席捲しているAndroid(グーグル)にとってもアフリカは「これからの市場」だ。

アフリカで流通している中古端末の多くはNokiaのため、マイクロソフトは知らなくともNokiaは知っている。NokiaのWindows Phoneを促進していくことはアフリカのスマートフォン市場でのマイクロソフトの進出の足掛かりになる可能性が大きい。

今回の「4Afrika Initiative」では現地の政府やパートナー企業、NGOなどと提携して、インフラから端末、コンテンツまで幅広く様々なプロジェクトを提供する予定である。喫緊で儲けが出るプロジェクトは少ない。しかし将来大きく花開いた時にビジネスとして収益を上げ、マイクロソフトのアフリカでの事業展開に寄与する可能性が大きいものばかりである。

さらにアフリカの多くの人々がモバイルであれPCであれインターネットに接続し、国内外の様々な情報に接することによる「デジタル・デバイド」の解消やITスキルを身につけることはアフリカ諸国の発展に繋がる。そのような大きな投資を行える企業は世界でも限られていることからマイクロソフトが果たす役割は大きいだろう。

アフリカ市場で標準を取れるか

アフリカでのITの動きは世界の他の国々と同様に非常に速い。そしてアフリカのITではまだ標準(デファクト・スタンダード)を取っている企業が限られている。これからでも標準を取ることが可能な市場ではないだろうか。マイクロソフトがアフリカへ注力することはアフリカ市場での標準を目指した布石とも考えられる。

PCの分野ではWindowsが世界を席捲している。全世界で共通のOSを利用した方が相互接続が可能で利便性が高いことからアフリカにおいてもマイクロソフトが優位になりうる。しかし携帯電話、スマートフォンではAndroidやiPhoneが世界を席捲してしまっている。今から世界のスマートフォン市場においてWindows Phoneで逆転を図るのは容易ではない。しかし、アフリカではまだスマートフォンが普及していないことから、マイクロソフトが標準を取れる可能性は残っている。

かつてアフリカでは携帯電話ではノキアが標準だった。中古端末もほとんどがノキアだった。ノキアの端末はローエンドからミドルまでユーザ・インターフェースが統一されていたため買い替え時もノキアを選択する利用者が多かった。さらに充電器の形状が同じことから中古端末を購入する際に端末だけ購入して、充電器を購入する必要がなかったことから新興国で受け入れられていた。現在では地場メーカや中国系メーカが進出し市場も変わってきている。

マイクロソフトはアフリカ市場を制することができるのだろうか。 これからも注目である。

(表1)アフリカのIT事情とマイクロソフトの戦略

(図1)マイクロソフトのアフリカでの活動と貢献

※1 Microsoft(2013), “Microsoft Introduces the 4Afrika Initiative to Help Improve the Continent’s Global Competitiveness,” Feb 4,2013 http://www.microsoft.com/en-us/news/Press/2013/Feb13/02-04AfrikaPR.aspx

※2 米国の調査会社IDCは2012年11月、2012年Q3の世界におけるスマートフォンの出荷台数に関する調査によると、2012年Q3でAndroid端末の出荷台数が1億3,600万(シェア75%)、iPhoneが2,690万台(同14.9%)に対して、Widows Phoneの出荷台数は360万台(シェア2%)である。

マイクロソフトが狙うアフリカ市場



 
 
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男子は前田4位、女子は尾崎5位…東京マラソン

東京マラソン2013(読売新聞社など共催)が24日、東京都庁から東京ビッグサイトまでの42・195キロのコースで行われ、男子はデニス・キメット(ケニア)が優勝した。

前田和浩(九電工)が日本勢最高の4位に入った。

女子はアベル・ケベデ(エチオピア)が優勝した。

日本勢最高は、尾崎好美(第一生命)の5位だった。

(2013年2月24日13時34分 読売新聞)



 
 
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正副首相が接戦=大統領選、4日投票−ケニア

2013/03/02 時事ドットコム

【ロンドン時事】アフリカ東部ケニアで4日、大統領選や議会選などの投票が行われる。大統領選には8人が出馬。そのうちオディンガ首相(68)と、初代大統領ケニヤッタ氏の息子ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が有力だ。直前の世論調査では両者の支持率は拮抗(きっこう)しており、接戦が予想される。

オディンガ氏は2007年の前回選挙で野党オレンジ民主運動(ODM)を率い、今回退任するキバキ大統領と対決した。「キバキ当選」の発表にオディンガ派が「不正」を訴えて抗議行動を展開。支持者同士が激しく衝突する暴動に発展し約1200人が死亡した。その後、オディンガ氏は両派の合意に基づき連立政権で首相に就任した。

一方、大地主で「アフリカで最も裕福な一人」であるケニヤッタ氏は前回選挙でキバキ氏を支援。「暴動の首謀者」として人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に訴追された。4月開始予定だった審理が手続きの問題で延期され、そのまま大統領選を戦ってきた。(2013/03/02-14:33)



 
 
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首相と副首相が接戦 ケニア、大統領選で厳戒

nikkei.com

2013/3/4 11:21

【ナイロビ=共同】東アフリカ・ケニアで4日、大統領選の投票が行われる。8人の立候補者のうち、ライラ・オディンガ首相(68)とウフル・ケニヤッタ副首相(51)が接戦を繰り広げており、両者が上位2人による4月11日の決選投票に進む可能性が強まっている。

前回2007年末の大統領選では結果をめぐって大暴動が起き、千人以上が犠牲となった。再発防止のため、全国に約9万9千人の治安部隊要員が派遣され、厳戒態勢下での選挙となった。

2期約10年務めた現職キバキ氏の任期満了に伴う大統領選。同氏は憲法の3選禁止規定に従い退任する。暫定結果は投票終了後、48時間以内に発表される予定。登録有権者数は18歳以上の約1430万人。

ケニヤッタ初代大統領の息子のケニヤッタ氏は、自身の副大統領候補のルト元高等教育相らと共に、前回選挙後の暴動を首謀したとして国際刑事裁判所(ICC)に訴追されているが、いずれも関与を否定している。

サファリツアーなどで有名な観光大国ケニアは、東アフリカで最大の経済規模を誇る。前回選挙後は暴動により周辺国の物流や経済にも混乱が生じた。今回も選挙の行方次第で、周辺国に影響が及ぶ恐れもある。キバキ氏は1日の演説で、平和的な選挙の実施を国民に求めた。

大統領の権限縮小などを記した10年8月発効の新憲法に基づく初の大統領選で、4日の投票には、新憲法で上下二院制に変更された国会議員選や県知事選も含まれる。



 
 
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asahi.com 2013年03月05日00時49分

ケニア大統領選、投票始まる 早くも衝突、14人死亡

【ナイロビ=杉山正】ケニアで4日、任期満了に伴う大統領選の投票が始まった。開始前から衝突があり、少なくとも14人が死亡した。2007年の前回選挙の開票後、民族同士の衝突で1千人以上が死亡しており、今回、政府は約10万人の警察官を動員して警戒している。

地元メディアによると、投票開始の数時間前に沿岸部のモンバサなどで警官隊と武装集団との間で銃撃戦があり、警察官6人を含む12人が死亡。北東部ガリッサでも衝突で2人が死亡した。

選挙はライラ・オディンガ首相とウフル・ケニヤッタ副首相の事実上の一騎打ち。ケニヤッタ大学のエドワード・キシアンガニ教授(政治経済学)は、前回の暴動に関与したとして国際刑事裁判所(ICC)から訴追されている副首相が当選した場合、「国際的にケニア産品のボイコットや経済制裁を受ける可能性もある。外貨が不足し、経済成長が止まる」と話した。

一方、ユナイテッド・ステーツ国際大学のマチャリア・ムネネ教授(国際関係論)はケニア周辺にはソマリアやスーダン、コンゴなど政情不安を抱える国が多いことを踏まえ、「ケニアは欧米にとって非常に重要だ。国際社会はダブルスタンダードがあるから、どの大統領であっても協調していくはずだ」と指摘した。



 
 
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ケニア大統領選:結果改ざん疑惑 暴動再来、市民恐れ

毎日新聞 2013年03月08日 10時51分(最終更新 03月08日 11時09分)

【ナイロビ服部正法】4日に投票が行われた東アフリカ・ケニアの大統領選は7日現在、依然最終的な集計結果の発表に至っていない。途中の開票状況でケニヤッタ副首相にリードを許しているオディンガ首相の陣営は同日、開票状況について「投票結果が改ざんされた疑いがある」として、開票作業の中断を求める声明を公表した。ケニアでは前回07年の大統領選直後、結果に不満を抱いた民衆が暴動を起こし、1000人以上が死亡した経緯がある。開票の遅れやトップ争いを展開する候補陣営の「改ざん疑惑」の指摘は、民衆の不安や不満を広げる恐れもある。

地元紙デーリー・ネーション(電子版)によると、7日夜現在の開票状況で、得票率はケニヤッタ氏約50%、オディンガ氏約46%と僅差。投票総数の過半数にいずれの候補も達しない場合は上位2候補による決選投票が行われることになる。当初、投票締め切り後48時間以内に大勢が判明すると思われていた。

ナイロビは7日現在平穏だが、中心部は普段に比べ車の数や人通りが少ない状態だ。ケニア人ジャーナリストによると、多くの市民が投票結果を注視しているうえ、暴動発生なども恐れて自宅待機しているためという。

前回選挙では、当初オディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏(現大統領)の勝利が発表され、オディンガ氏の出身民族ルオ人がキバキ氏の出身民族のキクユ人を襲撃するなどし、報復の連鎖が全国に広がった経緯がある。



 
 
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ICC訴追の副首相が当選か、ケニア大統領選の暫定開票結果

cnn.co.jp

2013.03.09 Sat posted at 15:31 JST

(CNN) 今月4日に実施された任期満了に伴うアフリカ東部のケニア大統領選で、地元テレビ局は8日、有力候補だったウフル・ケニヤッタ副首相が50.03%の得票率を獲得したとの暫定開票結果を伝えた。

これが事実なら過半数を上回る支持票を得た副首相は決戦投票を待たずに当選を決めたことになる。選挙管理委員会は正式な開票結果を9日朝に発表する見通し。

CNN系列の地元のテレビ局2局によると、暫定開票結果ではケニヤッタ氏の対抗馬だったライラ・オディンガ首相の得票率は43.3%。今回の大統領選ではこの2氏の事実上の一騎打ちとなっていた。

ケニヤッタ氏は2007年の前回大統領選に伴う部族間の衝突への関与で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されている。当選が決まれば国際社会とのあつれきも生まれそうだが、同氏は衝突への関与を否定している。

また、ICCの訴追は大統領としての職務遂行に支障を与えないとの考えも示していた。前回大統領選では有力候補者が属する部族間の衝突や暴動が発生、1200人以上が死亡し、数十万人規模が避難を強いられる1963年の英国からの独立以降、最悪の国内騒乱となっていた。

オディンガ氏陣営は7日、改ざんの恐れや正当性に欠けるとして開票結果の中止を要求していた。選管は大統領選に適用された電子投票システムの機能障害を受け、手作業での開票を強いられていた。

ケニヤッタ氏は、同国の初代大統領の息子。



 
 
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asahi.com 2013年3月9日10時42分

暴動関与で訴追の副首相、大統領に当選 ケニア

【ナイロビ=杉山正】任期満了に伴うケニアの大統領選で、ウフル・ケニヤッタ副首相の得票がわずかながら過半数に達した。選挙管理委員会が9日未明、暫定開票結果として発表した。決選投票を待たずに当選を決める見通しだ。

得票率は50・03%で、約1234万の投票の半数を約4100票上回った。2位はライラ・オディンガ首相で得票率は約43・3%。選管は9日午前11時に正式に当選者を発表する。

2007年の前回選挙では、開票結果を巡って起きた暴動が民族同士の衝突に発展し、1千人以上の死者が出た。ケニヤッタ氏はこの暴動に関与したとして国際刑事裁判所(ICC)から訴追されている。大統領に就けば国際社会との関係が悪化する可能性がある。

結果の集計は4日夕の投票終了から48時間以内とされていたが、システムのトラブルで遅延。8候補のうち、ケニヤッタ氏と一騎打ちとなったオディンガ氏の陣営は、劣勢が見えた7日、「集計に不正がある」と主張しており、結果を巡る暴動が再燃する恐れもある。



 
 
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ケニヤッタ氏が当選 ケニア大統領選

nikkei.com

2013/3/9 22:47

任期満了に伴う大統領選で選挙管理委員会は9日、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が全投票の過半数を得票し、当選したとの最終結果を発表した。任期は5年。地元メディアによると、対立候補のオディンガ首相(68)の陣営は結果を認めず、裁判所に異議を申し立てる方針を示した。混乱が広がる恐れもある。(ナイロビ=共同)



 
 
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ケニア大統領選:ケニヤッタ氏当選を発表、対立陣営は反発

毎日新聞 2013年03月09日 20時43分(最終更新 03月09日 23時19分)

【ナイロビ服部正法】開票が進んでいた東アフリカ・ケニアの大統領選で、同国の選挙管理委員会は9日、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が当選したと発表した。しかし、接戦を展開してきたオディンガ首相(68)は敗北宣言せず結果を受け入ない構えで、混乱する恐れが出てきた。

選管が発表した最終集計結果によると、ケニヤッタ氏の得票率は50.07%で、過半数に達した。オディンガ氏の得票率は約43%。同選挙では、得票数トップの候補が過半数の得票率とならない場合は、決選投票を行うことが定められており、当初、決選投票に持ち込まれる公算が大きいと思われていた。

オディンガ氏は選管最終発表後の会見で、開票結果の妥当性を法廷で問う姿勢を示した。オディンガ氏の陣営は開票途中の7日、「投票結果が改ざんされた疑いがある」として開票作業の中断を主張していた。

07年の選挙では、当初オディンガ氏の大差のリードが伝えられていたが、最終的にキバキ氏(現大統領)の逆転勝利が発表された。このため、結果に不満を持つオディンガ氏の出身民族ルオ人の一部などがキバキ氏の出身民族キクユ人を襲うなどした。各地に報復の連鎖が拡大して、1000人以上が死亡、60万人以上が国内避難民となる事態となった。

ケニヤッタ氏は、初代大統領ジョモ・ケニヤッタ氏の息子。自身の出身で最大民族のキクユ人と、副大統領候補ルト氏の出身民族カレンジン人を中心に支持を固め、当初優勢が伝えられていたオディンガ氏を急追し、逆転した形だ。

ケニヤッタ氏とルト氏は共に、前回07年の大統領選直後に起きた暴動を巡り、間接的な加害責任を問われ国際刑事裁判所(ICC)から訴追されており、公判対策などで政治が停滞する可能性もある。

ナイロビ郊外のケニヤッタ氏の選対本部にはこの日、イメージカラーの赤いTシャツなどを身に着けた1000人規模の支持者らが集まった。当選が知らされると大きな歓声が会場を包んだ。男性支持者のボンファス・ラガトゥさん(25)は「外国勢力はウフル(ケニヤッタ)を排除したかったかもしれないが、私たち自身が彼らをリーダーとして選んだ」と、ICCの「干渉」を批判した。自身はキクユ人で夫がカレンジン人のマーガレット・ヌデグワさん(40)は「オディンガが当選したらキクユ人は都会から田舎に追いやられてしまうのでないかと思っていたので(ケニヤッタ勝利で)よかった」と感想を話した。



 
 
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ケニヤッタ氏が勝利宣言「民主主義の勝利」 ケニア大統領選

cnn.co.jp

2013.03.10 Sun posted at 09:59 JST

ナイロビ(CNN) アフリカ東部ケニアの大統領選は接戦の末、ウフル・ケニヤッタ副首相(51)が過半数の票を獲得して勝利を決めた。ケニアの選挙管理委員会が9日発表した開票結果によると、ケニヤッタ氏の得票率は50.07%だった。

同国憲法では、当選には得票が得票率50%を1票でも超える「過半数」が必要とされる。対立候補のライラ・オディンガ首相は43.31%にとどまったが、法廷に異議を申し立てる構えだ。

ケニヤッタ氏は支持者らの前で「民主主義の勝利、平和の勝利、国家の勝利を祝う」と宣言し、「国際社会の懸念をよそに、わが国は予想をしのぐ政治的成熟度を示した」と述べた。支持者らは街に繰り出し、車のクラクションを鳴らすなどして祝った。

同氏は2007年の前回大統領選に伴う部族間衝突への関与で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されているが、本人は容疑を否認している。訴追をめぐる国際社会とのあつれきが予想される一方で、ケニア国民はむしろ同氏に共感を示し、欧米に「干渉するな」とのメッセージを送ったという見方もある。

米国のケリー国務長官はこの結果を受け、「ケニアは米国にとってアフリカ最大のパートナー。われわれはケニア国民の力強い盟友であり続ける」とのコメントを発表した。



 
 
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ケニアに明の「永楽通宝」 米研究者が発見

中日新聞

2013年3月18日 17時02分

【ニューヨーク共同】米シカゴのフィールド博物館は18日までに、アフリカ・ケニアのマンダ島で中国の約600年前の硬貨が発見されたと明らかにした。AP通信によると、博物館側は、硬貨は明の永楽帝が発行し、その名が刻まれているとしており、「永楽通宝」とみられる。米国の研究者らが調査した。

発見されたのは1枚。APは研究者らの話として、この発見により、「大航海時代」より前に中国と東アフリカの間で交易関係があったことが分かるとしている。

調査はフィールド博物館、イリノイ大シカゴ校などの研究者が中心となり、ケニアの研究者らとも合同で実施した。



 
 
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ホンダ、ケニアで二輪組み立て 工場借り投資抑制

nikkei.com

2013/3/27 12:09

ホンダは27日、今年9月にもケニアで二輪車の最終組み立てを始めると発表した。現地の工場を借りて簡素な設備を導入。中国などの拠点から大まかに組み上げた部品を送り、現地で完成車に仕上げる。生産能力は年2万5千台で、投資額は数百万〜数千万円に抑える。

ホンダはアフリカではナイジェリアで二輪車を生産しており、ケニアは2カ国目。ケニアの二輪車の市場は年に十数万台と少ないが、将来は経済成長に伴って需要が伸びるとみて現地で完成車の組み立てに乗り出すことにした。アフリカ市場で先行している中国やインドの二輪車企業に対抗する。

ホンダは「どこでも簡単KDパック」と呼ぶ簡素な設備をつくり、市場規模が数万〜十数万台の小さな国や地域でも二輪車を現地生産する方針を打ち出している。バングラデシュでも現地企業と合弁会社を設立し、二輪車の最終組み立てをすると決めている。



 
 
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ケニヤッタ氏の当選認める ケニア大統領選で最高裁

nikkei.com

2013/3/31 19:24

ケニア最高裁判所は30日、3月4日実施の大統領選で、国際刑事裁判所(ICC)に訴追されたケニヤッタ副首相(51)が当選したとの選挙結果を正当と認める決定を出した。対立候補のオディンガ首相(68)らが、選挙で不正があったと主張して最高裁に異議を申し立てていた。

オディンガ氏は最高裁の決定後、ケニヤッタ氏を祝福すると表明、敗北を受け入れた。ケニヤッタ氏の大統領就任式は4月9日の予定。

ケニヤッタ氏は故ケニヤッタ初代大統領の息子で、2007年末の前回大統領選後に1千人以上の死者を出した暴動を首謀したとしてICCに訴追されたが、関与を否定している。

選挙管理委員会は9日、50.07%の得票率でケニヤッタ氏が当選したと発表。オディンガ氏の得票率は約43%だった。(ヨハネスブルク=共同)



 
 
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ケニア:大統領選 ケニヤッタ氏の当選有効…最高裁が裁定

毎日新聞 2013年03月31日 00時33分(最終更新 03月31日 09時08分)

【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカ・ケニアの最高裁は30日、ウフル・ケニヤッタ副首相の当選が発表されていた大統領選の開票結果について、有効との裁定を下した。大統領選は今月4日、行われ、次点のライラ・オディンガ首相陣営が不正があったとして異議申し立てをしていた。ケニヤッタ氏の当選が確定し、4月上旬に就任式が行われる。



 
 
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ケニアで衝突、7人が死傷 大統領当選認定に反発

nikkei.com

2013/4/1 10:12

【ヨハネスブルク=共同】ケニア西部キスムで30日、最高裁判所が大統領選でのケニヤッタ副首相の当選を認定したことに反発した若者らと警官隊が衝突し、少なくとも2人が発砲を受けて死亡、5人が負傷した。首都ナイロビでも30日から31日にかけ、一部で抗議行動や略奪などが起きた。地元メディアが伝えた。

キスムは大統領選で敗れたオディンガ首相の地盤。オディンガ氏は30日、最高裁の決定を受けて記者会見し、敗北を認めた。

ケニアでは前回2007年末の大統領選後、暴動が起きて千人以上が死亡。3月4日の今回の大統領選では暴力の再発が懸念されていた。



 
 
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ケニア大統領にケニヤッタ前副首相が就任

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】3月実施のケニア大統領選で当選したウフル・ケニヤッタ前副首相(51)が9日、大統領に就任した。

ケニヤッタ氏は、前回2007年の大統領選後に発生した、選挙結果を巡る部族間の衝突を扇動したとして国際刑事裁判所(ICC)に訴追されている。同氏は就任演説で「国際的な義務を守る」と述べ、ICCに協力する意向を示した。ただ、ICCの出廷要請を拒否するなどした場合、日本などの対ケニア外交にも影響が出そうだ。

(2013年4月9日21時46分 読売新聞)



 
 
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日清食品、アフリカ進出 ケニアに即席麺工場

nikkei.com

2013/5/21 2:00

日清食品ホールディングス(HD)はケニアに進出する。今年9月から即席麺の輸入販売を始め、2014年秋には現地で工場を稼働。カップ麺も含めてケニアを拠点に東アフリカ5カ国に販売先を広げる。東アフリカでは即席麺の普及はこれから。経済成長に伴って需要拡大が見込めるため競合他社に先行して市場開拓に取り組む。

ケニアの国立大学、ジョモケニヤッタ農工大学(JKUAT)と共同出資で現地での事業会社を設立した。資本金は約6億円で、日清食品HDが70%、JKUATが30%をそれぞれ出資した。日本の大手食品メーカーでケニアに進出するのは初めて。

9月に首都ナイロビに営業所を設け、インドの子会社で製造した袋麺を輸入販売する。ケニアの大手量販店の8割と取引がある食品卸会社を通じて販売する。14年秋には5億円前後を投じて大学内に工場を新設し、現地生産に切り替える。

現地の食文化に合わせ、歯応えがあり、汁がない東アフリカ専用の袋麺を売る。店頭想定価格は35〜45円と日本の半分以下。

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ケニアの法定最低賃金は月1万5000円程度。袋麺は割高にも見えるが、「消費者を対象にした調査では標準的な家庭で買ってもらえる水準」(日清食品HD)と分析している。

今秋の販売開始から約1年はケニアを重点開拓し、2年目以降は関税がかからない東アフリカ共同体(EAC)全域で販売する。当面は袋麺を販売し、軌道に乗れば単価の高いカップ麺も発売する。18年度に同地域で50億円の売上高を見込む。

EACはケニアやタンザニアなどの5カ国で結成し、域内の人口は10年で1億3300万人。10年から一部品目を除いて域内の関税を撤廃。将来の通貨統合を目指している。

日清食品HDは08年からケニアの学校で即席麺を紹介。これまでに延べ6万3000人が食べており、事業開始の下地が整ったと判断した。

ケニアの11年の実質国内総生産(GDP)成長率は年率4.4%で、15年まで同6%前後の成長が続く見通し。EAC加盟国のタンザニアやウガンダも7%前後の成長率を続けている。

アフリカの経済事情に詳しいジェトロの高崎早和香氏は「東アフリカは資源開発や自動車関連産業などが盛ん。EAC域内で人とモノの交流が加速しており、消費財市場も拡大する」と指摘する。

日清食品HDの13年3月期の海外売上高は535億円。アフリカ市場開拓をテコに16年3月期には1.8倍の985億円への引き上げをめざす。



 
 
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ケニア開拓、まず中古車 将来見据えイメージ確立,br> 台頭・アフリカ市場 トヨタが挑む(3)

nikkei.com

2013/5/23 13:30

赤道直下にあるケニア・ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港。到着出口から駐車場に向かうと、どこかで見たような風景が飛び込んでくる。居並ぶ車には「福岡トヨタ」「22年度燃費基準達成車」といったステッカー。日本語の商号が入った営業車らしきミニバンもそこかしこにある。ケニアは中古車の、それも日本車の一大天国だ。

■9割が中古車

自動車市場が10万台規模とされるケニア。うち新車はおよそ1万台とみられ、残り9割を中古車が占めるという。1人あたり国内総生産(GDP)は1800ドルで、新車を買えるのは政府や一部富裕層など一握り。このため街中は中古車であふれかえることになる。

ケニアは車両が左側通行で、右ハンドルであることも奏功。英国やタイから約1万5千台の中古車を輸入しているもようだが、日本車はそれを大きく上回る約4万台。日本車のうち8割がトヨタ自動車製とされ、現地では「7年落ちのトヨタ車の方が5年落ちの他国の中古車より高値がつく」(中古車ディーラー)ほど重用されている。

この“トヨタ市場”に目を着けたのがグループの豊田通商。「中古車でもトヨタブランドのオーナー。やがてはトヨタの新車を買ってくれるかもしれない」(加留部淳社長)。2012年4月にナイロビで中古車を500台置ける専用ショールームを構え、「正規中古車店」として日本からの輸入販売を始めた。

■「悪貨」を駆逐

「正規」とうたったのは、事故車であることを隠したり、走行距離メーターを短く巻き戻したりした中古車が「市場の大半を占めている」(豊田通商のケニア法人)からだ。日本での盗品が市場に紛れていることもあり「万が一のことがあればトヨタのせいだとなり、ブランドイメージを損ねかねない」(加留部社長)との懸念もあった。

豊田通商は、事故車かどうかなどの履歴や流通ルートが明確な車しか扱わない。ショールームには自動車ローンや保険会社も入居し、新車さながらの売り方だ。並ぶ車はセダンの「プレミオ」「カローラ」、ライトバンの「プロボックス」などが中心。それでも主な顧客は法人で、一般個人にとっては車そのものがまだ高根の花だという。

いわば、良貨で悪貨の駆逐を試みる事業モデルに、当初はトヨタ側の反対も強かった。ただ顧客の評価は悪くない。車を引き取りに来た男性公務員は「私にとっては新車。トヨタ車は転売時も値が崩れない」と満足顔。豊田通商は12年度に714台を販売し、13年度は900台を目指す。

アフリカでは、南アフリカよりもケニアのような所得水準の国がまだ主流派だが、そうした国でも育ちつつある中間層を取り込む術(すべ)があることを豊田通商の中古車販売は示している。

発売数年経たトヨタ車の品質がむしろちょうどよい−−。揺らん期の新興市場攻略へどのようなクルマをつくるかという点で、ヒントが隠れているように見える。



 
 
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英兵士殺害容疑者:過激派参加企て逮捕…ケニアで2年半前

毎日新聞 2013年05月27日 20時05分

【ヨハネスブルク服部正法】ロンドン南東部ウーリッチの路上で英兵が男2人に殺害された事件で、容疑者の1人が2年半前、アフリカ東部ソマリアのイスラム過激派アルシャバブに加わろうとし、隣国ケニアで逮捕されていたことが分かった。英サンデー・タイムズ紙などが報じた。

ナイジェリア系英国人のマイケル・アデボラジョ容疑者(28)は10年11月、ソマリア国境に近いケニア東部ラムから若者数人を率いてソマリアに渡航しようとし逮捕された。容疑者はアルシャバブのパンフレットを所持しており、逮捕後に英国に送還されたという。

ケニアの治安当局幹部は26日、ロイター通信に対し、容疑者の逮捕と英国への送還の事実を認め、「アルシャバブへの参加を企てていた」と述べた。

アルシャバブは内戦下のソマリアで08年ごろから勢力を伸ばし、一時は中・南部の大半を支配下に置いた。国際テロ組織アルカイダとの統合も宣言している。11年以降、ソマリア政府軍などの攻勢を受け、都市部から撤退して弱体化が指摘される一方、ケニア国内での活動活発化が懸念されている。

欧米やケニアなどのソマリア人コミュニティーで戦闘員勧誘を行っていることが知られているが、ケニア治安当局関係者は今月、毎日新聞の取材に、非ソマリア人にも勧誘を図っている実態を指摘している。最近では、他の英国出身者のアルシャバブ参加の疑いも報じられた例がある。



 
 
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ケニア:ICCが訴追の副大統領訪日へ

毎日新聞 2013年05月27日 21時21分

2007年末の大統領選後の暴動を首謀したとして「人道に対する罪」で国際刑事裁判所(ICC)から訴追されているケニアのルト副大統領が、6月1〜3日のアフリカ開発会議(TICAD)に出席するため日本を訪問することが27日分かった。ケニア政府当局者らが明らかにした。

日本はICC加盟国。日本政府関係者は、ルト氏がICCへの協力姿勢を示しており、来日は問題ないとの見解を示した。ルト氏は安倍晋三首相と会談する見通し。

ルト氏が今年4月に副大統領に就任後、副大統領として欧米を含む先進国を訪問するのは初めて。(共同)



 
 
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成長市場アフリカで環境ビジネス 日本企業の戦略

2013/5/28 7:00

遠く離れたアフリカの地で、多くの日本企業が環境関連ビジネスを展開している。アフリカは今後の発展が見込まれている一方で、現状は電力や水関連のインフラ整備が進んでいない。将来性をにらみ、事業展開する日本企業の動向を解説する。

今、世界中から企業の視線がアフリカに注がれている。その理由は、アフリカの成長性と可能性だ。サハラ砂漠より南に位置するサブサハラ・アフリカ地域の2011年の国内総生産(GDP)は1兆8299億ドルで、ロシアやインドとほぼ同じ規模だった。そしてGDPの年間平均成長率は、最近10年間では5.8%と着実に成長を遂げている。

人口は10年ごとに約3億人ずつ増え、2050年以降もこのペースが続く。アジア市場の減速が予想される2050年以降も、消費や雇用が見込める市場である。

■民間企業の役割が拡大

2013年6月、「アフリカ開発会議((TICAD)」が横浜市で開催される。日本政府の主催で全アフリカ諸国の首脳級を招待し、アフリカ開発の方向性を決める。5年ごとに開催し、2013年で5回目を迎える。

2008年の第4回会議では、アフリカ向けODA(政府開発援助)額を5年平均18億ドルに倍増させ、民間直接投資額も34億ドルに倍増するという公約を打ち出した。

アフリカ市場は、豊富な資源を各国が奪い合う「争奪戦」の様相を呈している。特に支援を強く打ち出しているのが中国である。進出企業は2000社を超え、日本の約300社と比べて桁が違う。中国商務部によると同国の対アフリカ投資は2011年までの累計で約150億ドル。2012年7月には、今後3年間で200億ドルの低利融資をすると発表した。

2013年のTICADは、日本が、中国をはじめとする他国に劣らない支援策を打ち出せるかが焦点となる。しかし、国内の厳しい財政状況からすると、大盤振る舞いはしにくい。外務省幹部は、「ODAの金額は最低でも現状維持を目指す。民間企業による投資や進出支援を強化する方向で調整している」と打ち明ける。

■「電力」「水」のニーズに応える

TICADの事前会合では、重点支援分野として、電力や水などのインフラ分野を指定することが決まった。アフリカの都市部では、成長に伴って電力や水の慢性的な不足が深刻な問題となっているからだ。こうしたニーズにいち早く目を付け、事業を展開している日本企業もある。

豊田通商は昨年度、アフリカ地域をビジネスにおける「第5の極」と位置付け、アフリカ市場に注力する方針を打ち出した。2011年11月には、ケニア電力が進める地熱発電所の建設プロジェクトを約300億円で受注した。発電容量14万kWの地熱発電タービンを2個設置する。完成すればケニアの総発電量の約25%を供給する発電所となる。

豊田通商はエジプトで31件の火力発電所の受注実績があり、プラント開発ノウハウが生かせる。また、主要な発電機器は東芝が納入することが決まっている。地熱発電タービンは、日本企業が世界で約7割のシェアを握る。こうした強みがプロジェクト受注につながった。

飲み水や農業用水の供給も喫緊の課題である。ヤマハ発動機は2012年7月からアフリカで、水浄化装置「クリーンウォーターシステム」の本格販売を開始した。

特徴は、浄水に砂や砂利を利用する「緩速ろ過式」と呼ばれる仕組みを採用したところである。不純物を取り除くための凝集剤やフィルターが不要なので、メンテナンスが容易で環境負荷も低い。河川や湖沼に設置し、1日に約8000l、800〜1200人分の浄水を供給できる。価格は約500万円。資金提供者として民間企業、政府機関、銀行などを想定しており、連携して普及を図る計画だ。

同社の水浄化システムは、低所得者層を対象にしたBOP(ベース・オブ・ピラミッド)ビジネスといえる。低所得者層に「ヤマハ」を知ってもらい、経済成長によって所得が増えた際に、オートバイや船外機などの購買につなげる狙いがある。

アフリカで環境衛生ビジネスに乗り出したのが、手洗いせっけん製造のサラヤ(大阪市)である。

アフリカ進出のきっかけは、国連が「国際衛生年」と定めた2008年。国連は、10月15日を「国際手洗いの日」と定め、ユニセフ(国連児童基金)を中心に、各国で衛生習慣を広めるプロジェクトを進めていた。同社はこれに同調し、販売する衛生商品の売り上げの1%を寄付し、ユニセフがウガンダで展開する手洗いの普及活動を支援する「100万人の手洗いプロジェクト」を開始した。

現地に入って気付いたのが、ウガンダで酒類の販売が盛んなことだった。調べてみると、アルコールを生産するための蒸留技術を持つ現地企業があることが分かった。代島裕世マーケティング本部長は、「飲料用のアルコールが作れれば、消毒液用も作れる。医療現場向けに販売するアイデアが浮かんだ」と話す。

2011年5月に現地法人「サラヤ・イースト・アフリカ」を設立し、事業化の準備を整えた。2013年中に、現地の大手砂糖製造会社と共同で、消毒用アルコールの製造工場を設立する予定である。

■都市部は「品質」で攻める

アフリカが抱える社会問題の解決を参入機会と捉える企業もある。

住友化学は、マラリアをはじめとする感染症の予防を目的として、殺虫剤を練り込んだ蚊帳「オリセットネット」を開発。現地工場で年間5000万枚以上を生産している。

これまで順調に売り上げを伸ばしていたが、2011年から販売量が落ちてきた。中国やインド企業の参入で安価な製品が登場し、入札で勝てないケースが増えてきたからだ。

新たな販売戦略として打ち出したのが、都市部の顧客をターゲットにした一般販売である。現地の販売代理店と組んで物流網を構築し、形状や模様でデザイン性を高めた新商品「オリセットクラシック」を都市部のスーパーに展開した。低価格商品が1枚5ドル程度なのに対し、「オリセットクラシック」はあえて1枚15ドル程度にした。

この戦略は的中した。高い品質と機能を求める中間層に受け入れられ、ケニアの首都ナイロビでは、25%のシェアを獲得するまでになった。今年度中には、従来品に比べて殺虫効果を約6割高めた「オリセットプラス」の投入も予定している。

パナソニックは2011年10月、タンザニアの無電化地域に「ライフイノベーションコンテナ」と呼ぶ電源装置を設置する活動を始めた。

コンテナ上部に太陽光パネルを備え、発電した電気をコンテナ内部にある蓄電池に蓄える。冷蔵庫や夜間照明、携帯電話の充電などで活用されているという。今後は、電力の有効的な活用方法などを提案していく予定である。

同社がこの活動の先に見据えているのは、「街づくりビジネス」への展開だ。電力を街づくりの中核と捉え、将来、街全体の構築支援をビジネスに結び付けたい考えである。

アフリカ進出を支援するアフリカビジネスパートナーズの梅本優香里チーフコンサルタントは、「社会が成長して消費が拡大すれば廃棄物が増える。今後は、廃棄物処理やリサイクルといったビジネスにチャンスが出てくる」と予想する。

企業のアフリカ進出を促進するには、政府による支援体制の強化も欠かせない。現在、アフリカにおける日本貿易振興機構(ジェトロ)の事務所はわずか5カ所。治安や政治リスクなどを抱える国も多く、情報提供体制の強化も必要だ。官民が連携した戦略の構築が欠かせない。

(日経エコロジー 半沢智)



 
 
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政府、東アフリカで地熱発電の開発支援

nikkei.com

2013/5/30 1:30

政府はアフリカで地熱発電の開発支援に乗り出す。ケニアやタンザニアなど東部の大地熱地帯にある各国で開発を進め、日本が世界シェア7割を占める地熱発電プラントの輸出拡大を目指す。同地域は地熱エネルギーの宝庫と言われているが、試掘技術の低さなどから開発が遅れている。日本の技術で事業化を進め、ケニアだけで2兆円超の事業創出を狙う。

6月1〜3日に横浜市で開く第5回アフリカ開発会議(TICAD5)で支援策に盛り込む。政府は今回のTICADでは日本企業の事業拡大に直結する経済支援を重点とする方針で、地熱など電力開発は目玉の一つとなる。

第1弾として国際協力機構(JICA)が9月からケニア地熱開発公社の技術支援に取り組む。同国は今後10年で500本の試掘を行い、現在約200メガワットの地熱発電能力を今後20年間で約5千メガワットまで高める計画。地質調査から掘削まで日本の技術を使う。発電所建設では円借款を供与する方向だ。

ルワンダやウガンダ、タンザニアなどでも、年内にも地質などを調べる調査団を順次派遣する。エチオピアでは今秋から1年半程度をかけ地熱開発の基本計画を立案する。地熱発電の知識を持つ行政官などの人材育成でも各国を支援する。

アフリカ東部の地熱地帯では1万3千メガワット規模の資源量が見込まれるが、各国の開発技術が低く、開発が進んでいない。大規模案件が増えれば、大型プラント分野に強い三菱重工業や東芝、富士電機などの受注拡大につながる。



 
 
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asahi.com 2013年05月30日16時22分

アフリカ音楽に販路を 日本のレーベル、開発会議に出展

【榊原謙】アフリカのスラムに住むミュージシャンたちを、400の音楽配信サイトを通じて「世界デビュー」させている日本のレーベルがある。代表の梅本優香里さん(41)が「アフリカには、世界で通用する優れた音楽がある。新しい流通のしくみをつくりたい」と始めた。アフリカ開発会議(TICAD)が横浜で開かれるのにあわせ、30日、彼らの音楽の魅力を紹介するブースを会場に設ける。

レーベルは「AMP(アンプ) MUSIC(ミュージック)」(東京)。2011年に梅本さんが友人とつくった。きっかけは、社会人学生として調査に訪れたケニア・ナイロビで、スラムに住む若いインディーズのミュージシャンたちと出会ったことだ。わずかな身銭を切って彼らがつくる楽曲を聞き、その質の高さに衝撃を受けた。

レゲエやポップス、ヒップホップなどをベースにしながら、リズムや音階には現地の部族の伝統音楽やイスラム圏の影響がにじみ、そこにスワヒリ語の歌詞が乗る。「音楽好きには全く新しい体験。販路さえあれば、世界で売れる」と確信した。

これまでにケニア、セネガルのミュージシャン51人と契約を結び、世界展開するアップルの配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」などに楽曲を売り込んできた。消費者は、そうしたサービスを通じて楽曲を試聴、気に入れば1曲150円からインターネット上で買うことができる。アルバムもつくっており、これまでに13枚をリリース。売り上げの3割をミュージシャンに送金する。

アフリカ諸国の首脳らが集まるTICADは、6月1日から。ブースは今月30日〜6月2日、パシフィコ横浜に開く。楽曲の試聴ができるほか、昨年、現地で初めて撮影したミュージックビデオも映写する。「スラムのミュージシャンは、楽曲の質で世界と勝負したいと考えている。彼らをその土俵に乗っけるのが役目です」。レーベルは今年、アフリカの新たな国で、新人を発掘する計画だ。

ブースなどの詳細は、レーベルのサイト(http://amp-music.net/)へ。



 
 
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アフリカ10カ国でインフラ開発戦略 首相表明

日本勢の受注後押し アフリカ開発会議

nikkei.com

2013/6/1 19:27

安倍晋三首相は1日、横浜市で開幕した第5回アフリカ開発会議(TICAD)で、ケニアやモザンビークなど10カ国のインフラ整備を進める「戦略的マスタープラン」をつくると表明した。日本企業の投資拡大とアフリカの経済成長を後押しする。

首相は「アフリカは豊富な資源があり、巨大な市場がある。道路が四通八達し、電力が隅々まで行き渡った時、どれほど魅力的な投資先となるか」と強調した。そのうえで「アフリカをより魅力的な投資先とする取り組みをアフリカと手を取り合って進めていく」と述べ、マスタープランづくりを提案した。

「戦略的マスタープラン」は国際協力機構(JICA)が各国政府などから請け負い、策定する。主要都市の都市計画や交通、電力網などインフラ整備の基本計画を描く。人口が急増しているアフリカの主要都市では渋滞対策やごみ処理、水道整備などが喫緊の課題となっているため、日本が培ってきた技術やノウハウを活用する。

相手国が日本のプランを採用すれば、日本企業は内容をいち早く把握し、受注活動につなげられる。日本はフィリピンやインドネシアなどでインフラ整備の計画づくりを請け負った実績がある。

日本とアフリカ諸国の首脳が経済発展のあり方を話し合う同会議には、アフリカの51カ国が参加した。首脳級の出席は39カ国にのぼる。首相は1日の開会式の演説で、今後5年間に約1兆4000億円の政府開発援助(ODA)を含む最大約3兆2000億円の資金を官民共同で拠出する支援策を表明した。



 
 
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asahi.com 2013年06月02日02時50分

即席ラーメン、ケニアの腹を満たせ 援助から市場へ

【ナイロビ=神田大介】麺類を食べる文化に乏しかったケニアで近く、日本企業が地産地消の要素を取り込んだインスタントラーメンを売り出す。ラーメンを無料で配る「社会貢献」として進出したが、経済成長による社会の変化に「単なる援助の対象というより、有望な市場」と、ビジネスとして向き合うことにした。東アフリカの食生活が変わる可能性も出ている。

■麺類を食べる習慣、あまりなく

ケニアの首都ナイロビ。未舗装の街路沿いに小さな商店の連なる地区が点在する。食料品店の軒先にはトウモロコシ粉や、小麦粉、ヒエなどの穀類。安さや親しみやすさで、新しい大型スーパーやショッピングモールに引けを取らない人気を維持している。

「インスタントラーメンは取り扱ってますか」「仕入れはどの卸業者から?」

日本の即席麺大手、日清食品ホールディングスの駐在員、岡林大祐さん(39)が、商店に声を掛け、聞き取りを続けていた。

日清は2008年にケニアへ進出した。その目的は、社会貢献活動。貧しく十分な昼食をとることができないアフリカの子どもたちのため、小学校に無償で「チキンラーメン」を配り、食べてもらうことを考えていた。同社陸上部に出身選手が多いケニアを活動地として選んだが、当初はツテもなく、広告会社と旅行会社が現地の実務を仕切ったという。

岡林さんは駐在員として2009年7月に赴任。小学校訪問に加え、農作物の活用策開発に熱心な現地の国立大学ジョモ・ケニヤッタ農工大(JKUAT)の一画に日本から機械を運び込み、即席麺づくりを実習する寄付講座を始めた。やる気のあるケニア人にノウハウと資金を丸ごと与えて生産と販売を委ね、ビジネス振興の一環にしてほしいとの狙いがあった。

だが、ケニアをはじめとする東アフリカには、麺類を食べる伝統がほとんどなく、植民地時代に導入されたスパゲティが少々食べられている程度だった。麺の講座は盛況で試食も好評だったが、社会的になじみのない即席麺を売ろうという人も現れなかった。

小学校で子どもたちに「とてもおいしかった。どこで買えるの」と聞かれるたび、岡林さんは苦笑して首を横に振った。このままでは一時的な寄付で終わってしまう、と悩んだ。

■高い経済成長率、食卓に変化

そんなころ、インドネシアの食品会社が、サウジアラビアで生産した即席麺を持ち込み、1袋30ケニアシリング(約36円)で売り出した。人気は広がって同業他社も参入。スーパーが専用売り場を設けるまでになった。

ラーメンが受け入れられるようになった背景には、近年の経済成長によるライフスタイルの変化がある。

ケニアはこの10年の成長率が年3〜5%台と右肩上がり。収入に余裕がある層がある程度生まれ、加工食品が食卓に上るようになった。一方で女性の就業率が高まり、家事に割ける時間は減った。家庭用ガスは高価で、電気の普及率も約2割と低く、いまだ炭火が現役。お湯を沸かすだけという簡便さが受けた。

11歳の娘を持つ女性事務員スコラスティカ・ヌジャイさん(35)は「お湯を注げば3分でできるのが、いい。ウガリはつくるのに20分もかかるから」。ウガリとは、トウモロコシやキャッサバの粉と湯を混ぜ、固めてつくる現地の主食だ。

人口増加率も高く、周辺国の需要も見込める。「もはや有望な市場に成長しつつある」とみた日清は、主体的なビジネスへとかじを切った。9月にも即席麺の販売を始める。

岡林さんはケニアならではの商品にこだわった。「ニャマチョマ味」は現地の焼き肉風。「チキン味」は20店以上のレストランを回って研究した。調理に使う水の量は日本の半分に設定、どんぶりがなくても皿に盛って食べられる。

麺には、地元産の穀物ソルガム(モロコシ)を混ぜた。ケニアでも小麦は栽培されているが、気候が適さず供給は不安定。一方、ソルガムは干ばつに強くやせた土地でも育つが、大規模な買い付け先がなく作付けが広がらなかった。「即席麺の生産が、地元の農業や食糧供給の自立につながるならうれしい」と岡林さんは話す。

当面はインドで生産するが、来年には約50人を雇い、ナイロビ近郊で生産を始める予定だ。日清と提携して合弁会社をつくり、人材集めや対政府の窓口になるJKUATのサイモン・ムホホ教授(食品化学)は「ケニア人自らが技術を習得し、市場を拡大することが重要だ。諸外国との協業でアフリカの先駆例になるだろう」と話した。



 
 
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ケニアなどで「ソーラーランタン」発売 パナソニック

nikkei.com

2013/6/2 6:00

パナソニックは今秋にも太陽電池を電源にした「ソーラーランタン」をケニアとミャンマーで発売する。電気が届かない発展途上国の村落でも明かりが得られるようにし、所得が少ないBOP(ボトム・オブ・ピラミッド)市場を開拓する。

横浜で開催中のアフリカ開発会議(TICAD)の関連セミナーで1日、明らかにした。

灯油を使う従来型ランプは、体に有害な煙が出たり、燃料費が負担になったりしていた。パナソニックは、得意の太陽電池技術を生かし、日中に6時間充電すれば最大27時間使える製品を開発。アフリカなどで需要の多い、携帯電話を充電する機能も備える。価格は現地の携帯電話端末並みに抑えることを目指す。

BOP市場の開拓では、どういうビジネスモデルで収益を確保するかが最大の課題。パナソニックは機器のレンタルやマイクロファイナンス(少額融資)を組みあわせて利用者の負担を抑える方法を研究している。

パナソニックの国際渉外グループの堀田隆之氏は「BOP市場を開拓し、ともに成長していきたい」と話す。将来的に貧困層が中間所得層へと育ったときにパナソニック製品を買ってくれるようにするのが目標だ。

ソーラーランタンは数年前から発展途上国で普及が進む一方、低品質のものも多いという。パナソニックは高性能の製品で市場を開拓する。ただ最近では中国や米国の企業も品質を上げつつあり、厳しい競争を迫られる可能性もある。



 
 
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アフリカ開発会議:ケニア副大統領も出席

毎日新聞 2013年06月03日 21時42分

3日閉会した第5回アフリカ開発会議(TICAD5)に出席したアフリカ首脳の中には「人道に対する罪」で国際刑事裁判所(ICC)に訴追されている人もいた。

ケニアでは2007年の大統領選直後、陣営同士の争いに民族対立がからみ1000人以上が死亡する暴動が発生。今回来日した同国のルト副大統領は、ケニヤッタ大統領とともに間接的な加害責任を問われている。

ただ、日本側はルト氏らがICCに協力的な姿勢を示していることから「問題ない」と判断。1日には安倍晋三首相と会談し、ルト氏は港湾整備などへの支援に期待を寄せた。



 
 
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ケニア副大統領、石炭火力の技術移転求める

nikkei.com

2013/6/4 1:15

アフリカ開発会議(TICAD)に参加したルト・ケニア副大統領は3日、日本経済新聞などの取材に応じ、日本企業に対し発電や石炭火力、自動車分野での進出を求めた。各国と協力してテロ対策を強化する考えも示した。主なやりとりは次の通り。

−−日本の民間セクターに期待することは。

「地熱など発電分野では多くの日本企業が進出している。国際貿易港であるモンバサ港の拡充でも、日本企業が最大の貢献をしている。強化したいのが石炭火力発電だ。今回の来日でも日本の石炭火力発電所を訪問する予定だ。日本の技術力は大変高く、中小企業を含めて技術移転を今後も進めてもらいたい」

−−内需も拡大しつつある。

「首都ナイロビや東アフリカでは自動車の10台中8〜9台は日本車だ。トヨタ自動車はナイロビに技術の養成学校を設立しており、さらに工場建設などを検討してほしい。雇用の安定化にもつながる」

−−アルジェリアで起きた人質事件の影響で治安面を懸念する企業も少なくない。

「大変重要な点だ。先日、アフリカ連合の会議で、テロ対策のための特殊部隊を設立する方針を決めた。日本政府はアフリカの治安改善のために今後5年間で約1000億円の政府開発援助(ODA)を拠出することを今回のTICADで表明した。こうした資金も活用し、企業がアフリカで安心して活動できるように平和で安定した環境を整えていく」

(聞き手は経済部 小瀧麻理子)



 
 
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日野自、ケニアでトラック生産 アフリカ東・中部で市場開拓

nikkei.com

2013/6/4 1:00

日野自動車はアフリカのケニアで中型トラックを生産し、月内にも現地販売を始める。三菱ふそうトラック・バスはインドの工場からトラックを年内にケニアやタンザニアに輸出する。東・中部アフリカはアフリカ全体の人口の約半分を占め、今後の経済成長で需要の伸びが期待できる。まず現地企業との連携による進出など大きな投資負担が生じない形で新市場の開拓に乗り出す。

日野はケニアの車両組み立て会社と組み、トラックの現地生産を始めた。エンジンや骨格部品である「フレーム」、運転手が乗る「キャブ」といった主要部品を日本から輸出し、完成車に組み立てる。トヨタ自動車系の現地自動車販売会社のルートを使って売り込んでいく。

ケニアは年率5%前後の経済成長が続いている。日野はインフラ整備や農産物輸送などの需要で、同国のトラック販売台数は2015年に年間7千台規模と、年率10%前後伸びるとみている。日野は13年度は300台、14年度は450台を生産する計画だ。

国際自動車工業連合会によると12年のアフリカ全体の大中型トラックの生産は約2万5千台で、南アフリカ共和国とエジプトで大半を占める。

三菱ふそうは親会社の独ダイムラーと協力し、新興国向けのトラックを開発。ダイムラーのインド子会社の工場で生産を始めた。アフリカでは積載量の多さのほか、頑丈で修理しやすいトラックが求められるという。

年内にケニア、ザンビアに輸出を開始。来年以降、タンザニアやウガンダ、ジンバブエなど東・中部アフリカ各国に輸出する。販売面でもダイムラーと連携し、ふそうブランドを浸透させる。

日野も三菱ふそうも従来アフリカでは、鉱山での需要が多い南アと原油生産関連などでインフラ整備が進む北アフリカが市場開拓の中心だった。いすゞ自動車は提携先の米ゼネラル・モーターズがケニア子会社でいすゞブランドのトラックも組み立て、周辺国にも供給している。

アフリカ市場は欧州のトラックメーカーが地理的、歴史的に関係が深く、東・中部アフリカでもブランド力などで強みを持つ。ダイムラーは南アでメルセデスブランドのトラックを生産。独フォルクスワーゲン(VW)傘下の独MANはインドの合弁会社を完全子会社にし、アフリカへの輸出拠点として活用する。

日本政府はインフラ整備などでアフリカの経済成長を積極的に支援する構えで、日系企業の進出も今後加速する見通し。東南アジアや中南米に続く「次の新興国市場」であるアフリカを舞台に、トラック分野でも国際競争が激化しそうだ。



 
 
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asahi.com 2013年06月05日

(@ナイロビ)資源開発・インフラ…際立つ中国の存在感

■特派員リポート 杉山正(ナイロビ支局長)

ナイロビに赴任して2年近くになる。アフリカで街を歩いていて住民に「ニイハオ」と中国語であいさつされるのに慣れきった。当初は「中国人ではありません」と言い返していたが、それも面倒になるぐらい多い。

それもそのはず、アフリカの中国人の数は100万人とも言われ、日本人の100倍以上。アフリカ人にとって、日本人に会う機会などほとんどないのだ。

第5回アフリカ開発会議(TICAD5)が横浜で開かれた。中国はこれより前に3年間で200億ドル(約2兆円)の融資枠をつくることを表明。これに対抗する形で日本は「今後5年間で官民による最大320億ドル(3・2兆円)の支援」を打ち出した。安倍首相は「日本はただ資源を採掘し、日本に持ち込むようなことはしない」とした。中国を意識した発言だと受け止められている。

だが、アフリカでの中国の存在はもはや日本が規模で競うようなレベルではない。資源開発だけにとどまらない。道路、港湾などのインフラ整備、小売り、中国語学校、病院、飲食店、金融と至る隅々まで中国人が深く入り込んでいる。一方の日本は、とにかくアフリカに日本人がいないのだ。治安や政情不安のリスクを考えて、日本企業は消極姿勢を続けている。中国を超えようという拠出額と「日本人不在」のギャップがとても気になる。

中国人は、外国語を話せなくてもどんどんとアフリカに入り、現地語を覚え、ビジネスを成功させていく。日本でグローバルな人材育成といえば、会社での英語の公用語化や、欧米への留学ということになろうか。しかし、アフリカではグローバルな中国人たちが活躍しているのを目の当たりにする。

TICADでは、投資と貿易の促進を掲げ、官民あげての民間企業の進出をうたった。中国は、既にアフリカ最大の銀行への資本参加や企業合併などでアフリカ中にネットワークを広げている。他国も長年、市場調査などを重ねている。日本が割り込んで行くのにはこれから、多大な努力が必要になるだろう。

中国の進出は特に欧米から「新植民地主義だ」という指摘がしばしば出る。英紙に掲載されたナイジェリア中央銀行総裁による中国批判の寄稿が、日本のメディアでは何度も引用される。しかし、各国政府からそういった指摘を聞くことはそう多くはない。

親日家のコンゴ高官に取材した時、「中国人はどこにでも行く。確執も起こすが、近い存在になっている。日本人はどこにも行かない」と言われたことがある。市民には「仕事を奪われている」と反発する声も実際にある。その一方で、「中国人は自分たちと同じスラムに住んで共感を持てる」と言う人もいる。

欧米企業にも「中国アレルギー」があるようだ。ナイジェリアで石油メジャーの職員は油田への中国の進出を顔をしかめて話した。そして「日本にはどんどん来て欲しい」と語った。日本は自分たちの権益の邪魔にならないと甘く見ているのかと思った。

アフリカにこれまで投じた巨額の援助は国益と直結してはこなかった。日本は見返りを求めず、金だけくれるというイメージがアフリカに定着している。

今回の会議で日本が多額の支援を表明したソマリアで、外国人は「トゥルキー、トゥルキー(トルコ人)」と言われる。難民キャンプの運営、地元警官の訓練、建設事業に現地でトルコ人が携わっているからだ。その数は200人に上る。在ソマリアのトルコ大使は「国際支援の多くは国際機関の本部に残り、行政費用に消えるのではないか。直接的な支援がよい場合がある。一方的な援助ではなく、継続性を考えている」とし、日本も直接支援するべきだと言っていた。

金だけではなく、アフリカに日本人が増えること。それが存在感を高めることになるはずだ。

     ◇

杉山正(すぎやま・ただし) ナイロビ支局長。2000年入社。秋田、横浜両支局、東京社会部、フランス留学を経て2011年9月からナイロビ支局長。37歳。



 
 
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マウマウ団の乱:英政府、植民地時代の被害者に補償金

毎日新聞 2013年06月06日 21時04分(最終更新 06月06日 21時52分)

【ロンドン小倉孝保】英国植民地時代のケニアで発生した民族独立運動「マウマウ団の乱」(1952〜60年)でケニア人活動家らが拷問を受けるなどした問題で、英政府は6日、被害者に謝罪し補償金を支払うことを明らかにした。英国はこれまで植民地時代の不当行為を認めながらも、補償などの責任についてはその後に独立した国の政府が負うべきだとの立場を主張してきた。植民地時代の補償について大きな政策転換になる可能性がある。

ヘイグ外相が6日、議会で謝罪した。「マウマウ団の乱」は、ケニア最大民族のキクユ族などが英植民地支配に対して起こした反乱。

英植民地政府が推定15万人を強制収容所に収容。ケニア人権委員会によると、9万人が処刑や拷問、レイプなどを受けたとされる。

英政府はこれまで拷問などの不当行為があったことを認めながら▽ケニア独立(63年)によって植民地時代の法的責任はケニア政府が引き継いだ▽半世紀も前のことであり、裁判などで公正な審理を期待できない−−として個人への補償を拒んできた。

しかし、昨年10月、拷問を受けたとするケニア人3人が英政府に補償を求めた訴訟で、ロンドン高等裁判所が個人にも補償請求の権利があると認めたため、英国政府とケニア人被害者の間で話し合いが続いてきた。

すでに多くの被害者は亡くなっているため、補償対象者は約5200人で、補償金は各2600ポンド(約39万7000円)。英国は植民地時代のイエメン、キプロス、マレーシア、パレスチナなどでも同様の拷問・暴力の問題を抱えている。



 
 
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日野自動車、ケニア進出 トラック生産を委託

nikkei.com

2013/6/7 20:02

日野自動車は7日、アフリカのケニアに進出すると発表した。現地企業に中型トラックの生産を委託し、豊田通商を通じて販売する。ケニアは経済発展が進む東アフリカ地域の中でも成長性が高く、商用車の需要拡大が見込めると判断した。2014年3月期に300台の販売を目指す。

エンジンや骨格部品の「フレーム」など主要部品を日本から輸出し、現地企業の工場で完成車に組み立て、豊田通商が100%出資する自動車販売会社「トヨタケニア」が売る。日野自動車はアフリカをアジアや中南米に次ぐ「育成市場」に位置付けている。



 
 
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asahi.com 2013年6月7日19時38分

ケニアでトラック生産開始 日野自動車、現地で販売

日野自動車は7日、ケニアで中型トラックの生産・販売を始めたと発表した。日本から基幹部品を輸出して現地で組み立てるノックダウン方式で生産する。現地の車両組み立て会社に生産を委託し、豊田通商の協力を得て現地で売る。アフリカでは、南アフリカ、モロッコに次ぐ三つ目の生産拠点になる。経済成長に伴う商用車の需要増を見込んで本格進出する。2013年度に300台、14年度は450台の生産・販売を計画している。



 
 
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英、ケニア独立闘争の拷問被害者らに30億円支払いへ

cnn.co.jp

2013.06.07 Fri posted at 11:30 JST

(CNN) ヘイグ英外相は6日、英植民地時代のケニアであった拷問などの人権侵害への補償として計1990万ポンド(約30億円)を支払うと発表した。

「英政府は当時行われた人権侵害と、ケニアの独立への歩みを妨げたことを心から遺憾に思う」と、ヘイグ外相は述べた。

賠償金は5228人の被害者に対して支払われる。また英政府は独立の闘士たちを称える施設を建設する計画だという。

人権侵害は、英統治下のケニアで「マウマウ団の乱」と呼ばれる独立闘争が行われた1952〜61年に起きた。独立闘争では数千人のマウマウ団の兵士が死亡。民間人を含む多くのケニア人が身柄を拘束された。

被害者らは強姦(ごうかん)や違法な身柄の拘束、去勢といった人権侵害が英国によって行われたと主張。英政府を相手取って訴訟を起こしていた。

「高齢の拷問被害者はついに、長年求めてきた(被害の)認知と正義を手にした。被害者にとって、この瞬間の重要性はどれだけ強調してもしすぎることはない」と、被害者側の弁護士の1人は述べた

被害者が英政府に賠償を求める訴訟を起こしたのは2009年。これに対し英政府は、出訴期限は過ぎており、全ての賠償責任は独立の際にケニア政府が引き継いだと主張した。

だが2011年1月、拷問の詳細を記録した文書が発見され、風向きは大きく変わった。英外務省は本件に関する証拠を全て提出するよう裁判所から命じられた。これには、独立前に秘密裏に運び出された大量のファイルも含まれていた。

英裁判所は昨年、独立闘争時に拷問を受けた3人のケニア人に対し、英政府を相手取って訴訟を起こす権利を認める判決を下した。この後、数千人の被害者が同様の裁判を起こしていた。



 
 
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asahi.com 2013年06月08日07時21分

植民地下の拷問、英が30億円補償へ ケニアの5千人超

【ロンドン=伊東和貴】英国の植民地支配下のケニアで独立運動を起こした「マウマウ団」の元戦士らが、不当な拘束で拷問・虐待を受けたとして英政府を相手取って起こした裁判を巡り、ヘイグ英外相は6日、原告らに対して遺憾の意を表し、5200人以上の被害者に計1990万ポンド(約30億円)を支払うと発表した。

ヘイグ氏は議会で、「ケニア人が植民地の行政当局から拷問や虐待を受けたことを認める」「虐待が起きたことを心から遺憾に思う」と表明。今の英政府に法的責任はないと強調した上で、補償を決めた理由について「現在と将来のケニアとの関係を過去によって曇らせたくない」と述べた。また、ケニアの首都ナイロビで、拷問犠牲者の追悼碑建設を支援する方針を明らかにした。

1950年代に起きたマウマウの反乱では、非戦闘員のケニア人も拘束や弾圧を受け、9万人が亡くなったとの推計もある。英政府は「事件の責任は独立後のケニアに引き継がれた」などと訴えていたが、英裁判所が昨年10月、原告に訴訟提起の権利を認めていた。

今後、同様の動きが他の旧植民地に広がる可能性もあるが、ヘイグ氏は「今回の和解は前例にはならない」としている。



 
 
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政府、ケニアから排出枠獲得へ 地熱発電技術提供で

nikkei.com

2013/6/8 12:07

政府は最先端の環境技術を提供した見返りに温暖化ガスの排出枠を得る取り組みで、ケニア政府と近く合意する。地熱発電などの再生可能エネルギーを現地に普及して温暖化ガスを削減する。アフリカとの連携を強化し温暖化防止に向けた国際交渉で協力を得る狙い。

環境技術の提供で温暖化ガスの排出枠をやり取りする「2国間クレジット制度」を活用する。アフリカ諸国との合意はエチオピアに続き2カ国目。3日に閉幕したアフリカ開発会議で交渉が進展した。

ケニアは経済成長と人口の急拡大で、電源の確保が急務の課題となっている。東アフリカには火山が連なる大地溝帯があり、建設計画が相次ぐ地熱発電所に日本の最先端の技術を提供する。電気の通じていない地域に太陽光や風力、小水力発電なども導入し、安定した電源を供給する。



 
 
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[情報通信総合研究所]

ケニア:乗り合いバス「Matatu」でのWi-Fiアクセス

http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2013/Gpre201359.html

2013年6月、ケニアの通信事業者Safaricomがケニアの乗り合いバス「Matatu」(マタトゥ)で無線LAN(Wi-Fi)の提供を始めたと報じられた。

乗り合いバス「Matatu」でのWi-Fi

「Matatu」とはケニアで走っている個人経営のミニバスである。派手なペイントをしていて、10人から20人程度の客が乗車している。ドライバーとコンダクターがいて、コンダクターが乗降の客捌きをしている。ケニアの通信事業者Safaricomは「Matatu」向けにWi-Fiサービスを提供する。1台あたり月に1,500ケニアシリング(約18ドル)である。「Matatu」の経営者も差別化に向けて車内でのWi-Fi導入を進めているとのことであり、若者や通勤客に人気があるとのことだ。現地の「Matatu」車内の表示では、乗客は「無料」でWi-Fiが使えるバスもあるようだ。

(図1)「Matatu」車内において無料でWi-Fiが利用できることを伝えているボード
(出典:CIO Africa)

(図2)Wi-Fi利用が可能なことを伝える「Matatu」(車体左下にWi-Fiの表示) Wi-Fi利用が可能なことを伝える「Matatu」(車体左下にWi-Fiの表示)
(出典:CIO Africa)

ケニアでのモバイルインターネット

ケニアの携帯電話加入者数は約2,800万(普及率約70%)である。プリペイド比率が95%以上と非常に高い。そしてケニアの通信事業者Safaricomのシェアは約60%と一番多い。

ケニアでは中古端末も含めてスマートフォンも普及しつつあるが、多くの人がGSM(2G)のプリペイドSIMを保有しているため、インターネットへのアクセスは安価(または無料)なWi-Fiを経由してアクセスすることが多い。

中国メーカーHuaweiのスマートフォン「IDEOS」といったハイエンド端末もかつてヒット商品だった(参考レポート)。但し、ハイエンドのスマートフォンを保有できる人は「Matatu」にはほとんど乗車しないで、自家用車での通勤だろう。

新興国で進む車内でのWi-Fi利用

日本や先進国ではモバイルからインターネットへのアクセスは3GまたはLTEを活用することが多いだろう。しかし3GやLTEが完備されていない新興国ではモバイルからのインターネットアクセスはWi-Fiを利用するところが多い。

そして新興国で移動する場合は車で移動することが多い。一方で、多くの人が車やバス、バイクで移動することから渋滞も激しい。最近、新興国では空港からホテルまでの送迎の車の中で、無料でWi-Fiにアクセスできるサービスを提供しているホテルが多くなった。車内でラップトップやスマートフォンでインターネットにアクセスができるため、渋滞している間にメールの確認や送受信ができるので、便利である。またホテルの送迎車だけでなく、一般の自動車に乗車する際にもWi-Fiモデムを持参し、インターネットにアクセスすることがよくある。

ケニアだけでなく多くの新興国ではスマートフォンを保有しているが、2GのプリペイドSIMで利用しており、インターネットにアクセスする際はWi-Fiを利用するという人は非常に多い。カフェやコンビニ、レストランなど多くの場所で無料または安価でWi-Fiにアクセスできるスポットも増加している。これらはWi-Fiに接続するために、その「スポット」に行く必要がある。

移動している時にもWi-Fiに接続できる「車内からのWi-Fi」の需要は学生や若者を中心に高いだろう。移動している時でもインターネットにアクセスできる、という日本や先進国では当たり前のことだが、新興国において乗り合いバスで通勤・通学している人にとっては画期的なことである。

これからも新興国においてケニアの乗り合いバス「Matatu」のように車内でのWi-Fiアクセスのサービスを提供するバスや電車が増加してくるのではないだろうか。

【参考動画】
ケニアの「Matatu」でのWi-Fi

*本情報は2013年6月13日時点のものである。



 
 
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女性に起業の機会 ケニアのモバイル送金「エムペサ」

携帯電話会社のサファリコム、SMSを活用

nikkei.com

2013/7/7 7:10

ケニアの携帯電話会社、サファリコムのモバイル送金サービス「エムペサ」の利用者数拡大が続いている。2007年のサービス開始以来、銀行口座を持つことが難しかった貧困層に受け入れられ、起業の機会創出にもなり、テクノロジーが途上国の社会問題解決に寄与した事例として評価されている。TICAD(アフリカ開発会議)の関連イベントに参加するために来日した、同社戦略・技術担当取締役で、グループの社会貢献活動を担うサファリコム財団の理事長でもあるジョセフ・オグトゥ氏に、エムペサ事業の現状と波及効果について聞いた。

<M−PESA(エムペサ)>とは

携帯電話のショートメッセージ(SMS)で手続きや本人認証をする送金サービスの名称。Mはモバイルを指し、PESAはスワヒリ語でお金を意味する。実際の現金の出し入れはケニア全土に7万件あるM−PESAの代理店で行う。送金したい人は代理店で現金を渡し、自分の口座に入金する。そのうえで、お金を受け取る人の携帯電話番号と金額をSMSで送信する。受取人は、近くの代理店店舗でSMSの情報を見せてお金を受け取る仕組みだ。銀行がまだ十分に普及していない中、送金やお金の貸し借りが容易になった。金融サービスを得て、女性らが起業するのにも役立っているという。

■エムペサユーザーは6年で1720万人に

−−モバイル送金サービス「エムペサ」事業で知られています。

「4時間前に日本に到着したばかりだが、エムペサについて、すでに何度も尋ねられた。こんなにも日本で注目されているとは正直驚いている」
 「サファリコムは2000年に、ケニア政府とボーダフォンの合弁会社として設立された。当初は政府が株式の60%を所有しており、ボーダフォンは40%だった。2008年に株式市場に上場し、現在の持ち分はボーダフォンが40%、ケニア政府が35%、そして25%が一般投資家だ」
 「エムペサ事業は上場前の2007年3月に開始した。サービスの顧客に利便性を提供するために開始した事業で、収益を生むような事業だとは当初は考えていなかった。ユーザーの定着率を高めようという狙いだった。今では、エムペサのユーザーは1720万人まで増え、われわれにとって、最も大きな収益の柱になった」

−−規模が拡大できた要因は何でしょうか。

「サファリコムが成功できたのは、非常に有効なディストリビューションネットワークを持っていたからだ。ケニア国内の相当不便な地域でも代理店がある。国中どこでもサファリコムのサービスは利用することができる。エムペサが6年間でゼロから1700万の顧客に成長できたのも代理店のおかげだ」
 「市場占有率をみると、加入者数では65%だが、音声トラフィックの市場は77.5%、モバイルデータの72.6%。そして、エムペサというサービスがあるSMSでは市場占有率は93.7%にも達する。音声は横ばいだが、エムペサを中心とするデータ通信の伸びで業績は拡大している」

■GDPの31%を送金

「ケニアでは、人口のかなりの部分はまだ銀行のサービスを受けていない。その分、エムペサの需要がある。エムペサを通じて行われる資金移動は、年間120億米ドルに達する。ケニアのGDPの31%に相当する規模だ。現在、75カ国を対象に、国際送金も始めている」

−−銀行との関係はどうなっていますか。

「当初、銀行はエムペサを競合相手とみて、支援してくれなかった。しかし、エムペサが成功して以降、銀行はわれわれのサポーターになっている。彼らのプラットフォームを利用しているからだ。銀行口座を開く場合にも携帯電話で登録するだけでよい。そして、貯金をしたり、融資を受けたりできる。エムペサが切り開いた新たな市場だ」
 「エムペサは現在、単なる送金にはとどまらず、利用シーンは増えている。例えば、スーパーで買い物したり、電気料金を支払ったりすることもできる。航空券を買うこともできる。また、給与を支払うこともできる」
 「ケニアでは、金融取引の95%は現金取引だ。現金取引以外では70%がエムペサによるものだ。いかにエムペサが、地域経済にとって強力なものになったか、理解いただけると思う」

■女性の起業や事業拡大に道開く

−−エムペサは女性の利用者が多いと聞きました。

「われわれにとってうれしいのは、エムペサが女性にとって、母親にとって、意義のあるものになったことだ。われわれのような国では、女性は経済の中で非常に大きな役割を果たしている。女性こそが実際に農場に行き、農業を行う。女性が家畜の世話をし、牛乳を採取して売っている。エムペサで、女性が金融サービスに接する機会が増えている。事業を始め、拡大するチャンスがあるということだ。現在では、エムペサのユーザーのうち、55%程度が女性だ。男性よりも女性の方が多い。女性起業家が多い。2008年には38%だった」
 「エムペサはわれわれの社会構造の中に組み込まれている。基本的な医療サービス、クレジット、小口預金、小口融資などのソリューションとして使われている。ユーザーは大変巧みにエムペサを使っており、最近、花嫁の持参金をエムペサで支払ったということを聞いて私も驚いた」

■アフリカで存在感失った日本企業

−−途上国の低所得者層を対象とするBOPビジネスに力を入れる日本企業は増えています。通信関連でもビジネスの機会はあるでしょうか。

「アフリカの成長については、この10年間くらい、いろいろ言われている。私は通信分野に20〜30年関わっている。ノスタルジアで思い起こすのだが、1980〜90年代、日本企業はこのセクターで非常に支配的だった。しかし、現在、私の感触では、アフリカのモバイル革命から、日本の企業は外されている。参加する機会はある。アフリカのモバルビジネスに取り組んでほしい」

(上田 敬)



 
 
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「アフリカゾウ 密猟から守って」 邦人獣医師、300キロ行脚

東京新聞

2013年7月8日 夕刊

ケニア在住の日本人獣医師、滝田明日香さん(37)が、密猟被害が深刻なアフリカゾウの保護を訴えるため、首都ナイロビから密猟の相次ぐ国立保護区マサイマラまで約三百キロを歩く試みを始めた。 (上條憲也)

滝田さんは、南アフリカで育った山脇愛理さん(33)と、昨年十二月に日本で非政府組織(NGO)「アフリカゾウの涙」を設立。東京でイベントを開くなど啓発活動を行っている。

地元住民から密猟の被害状況を聞きながら歩く試みは六日にスタート。テント泊をしながら約二週間でマサイマラに到達する予定。地元メディアや、象牙需要の高い中国のメディアが密着取材するなど、注目度は高いという。密猟被害があった区域では、武装した自然保護官ら数人も同行する。

初日は五時間で十四キロ歩いた。二日目に入った七日、滝田さんは本紙の電話取材に「集まってくれた人といろんな話ができる。密猟をやめさせることは難しいけれども、密猟の実態を訴えることで購入をやめてくれれば」と話した。

山脇さんによると滝田さんが今回の試みで撮影する動画や、同行カメラマンの映像などで記録映画を作る計画もある。将来的に日本で公開したいという。

ゾウ保護の運営資金寄付も募っている。振込先などはホームページ=http://tearsofelephants.jimdo.com=へ。

* 参考ウェブサイト アフリカ熱帯林の現状と日本との関係



 
 
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携帯送金、アフリカなど世界73カ国導入 貧困層に需要

nikkei.com

2013/7/8 0:38

【ロンドン=松崎雄典】携帯電話を使った小口の送金や預金、決済といった金融サービスが、アフリカなどの途上国や新興国で急速に普及している。銀行口座を持てない貧困層を中心に需要が強く、通信会社がサービスを提供する国は70カ国以上に増えた。金融取引の裾野が広がり、経済発展を後押しするとの期待も出ている。

携帯電話の業界団体であるGSM協会(GSMA)の調べでは、携帯電話を使った金融取引のサービスはアフリカや中東、南米、東南アジアなどの73カ国で計183件が提供されている。サービスへの登録者数は世界で8000万人を超える。

先行したのはアフリカ・ケニアの「M−Pesa」と呼ばれるサービスだ。英携帯通信大手ボーダフォンが開発し、同社が40%出資するケニアの通信大手サファリコムが2007年からサービスの提供を開始した。利用者数は12年5月に1500万人を超え、ケニアの人口の4割弱が利用している計算だ。

銀行の役割補う

需要が拡大しているのは、個人間の送金サービスだ。例えばAさんがBさんに送金する場合、Aさんは近くの小売店などM−Pesaの代理店で現金を払って電子マネーを購入し、携帯電話に取り込む。この電子マネーを携帯電話のショートメッセージでBさんに送り、Bさんは近くの代理店で電子マネーを現金に交換する仕組みだ。

M−Pesaのシステムが個人や代理店の電子マネーの残高や出入りを管理。代理店は常に一定量の電子マネーや現金を確保し、取引が円滑にできるようにしている。

家族や親戚でのお金のやり取りのほか、商取引でも利用が進んでいる。送金だけでなく、預金や引き出し、支払いなどの金融取引も可能だ。

利用には身分証明書が必要だが、一定の預金残高の維持などを求められる銀行口座の開設に比べるとハードルは低い。途上国では銀行の支店網が地方まで整わず、金融サービスを受けられない事情もある。

アフリカでは銀行口座を持つ人の割合は人口の10%以下だが、携帯電話の保有者は60%に上る。携帯電話の電話機本体や通話料が安くなったことが、M−Pesaの普及を後押しした。

都市から地方への送金が増えた結果、地方の消費が高まったことが研究により確認されている。地方の小規模な商店は仕入れの決済が容易になり、より多くの在庫を抱えるようになった。

M−Pesaはボーダフォンの子会社がタンザニアや南アフリカでも展開し、今春にはモザンビークやインドにも広げた。フランスの携帯通信大手オランジュも「オランジュ・マネー」と呼ばれる同様のサービスを08年にコートジボワールで開始。現在はアフリカの13カ国で展開している。

サービスの幅も拡大。ボーダフォンは昨年末から国際的な送金システムとM−Pesaをつなげ、英国からタンザニアなど一部の国では国境をまたぐ送金が可能になった。

手数料に課税

一方、携帯での金融取引の増加に各国政府が着目。ケニア政府は今年2月から送金などの取引手数料に10%の課税を始めた。これを受けて、サファリコムは手数料を引き上げた。同社のボブ・コリモア最高経営責任者は「金融サービスへのアクセスへの障害になりかねない」と批判するが、ウガンダも同様の課税を開始。タンザニアも追随する計画だ。



 
 
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サウジ王子の妻、米国で訴追 使用人監禁の疑い

cnn.co.jp

2013.07.12 Fri posted at 12:48 JST

ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア州に滞在中のサウジアラビア王子の妻が、ケニア人の使用人を本人の意思に反して自宅に監禁して働かせた疑いで逮捕・訴追された。

訴追されたのはメシャエル・アライバン容疑者(42)で、容疑者はサウジ王子の妻の1人だという。

アライバン容疑者は現在、カリフォルニア州オレンジ郡の拘置所に収容されており、同地の裁判所で罪状認否手続きが行われている。有罪になった場合、最長で禁錮12年の刑が言い渡される可能性がある。

警察によれば、使用人の女性(30)は9日、アライバン容疑者の住むマンションからの脱出に成功し、通りかかったバスに助けを求めたという。その後通行人の助けを借りて警察に通報した。

ケニア人女性は昨年3月、サウジのアライバン容疑者の家族に使用人として雇われた。雇用条件は1日8時間、週5日労働で月給1600ドル(現在のレートで約16万円)というものだった。だがサウジに到着後、女性のパスポートは取り上げられ、1日16時間、週に7日働かされて月給は220ドルしか支払われなかったという。

警察によれば、アライバン容疑者ら家族は5月に米国に入国。ケニア人の使用人の女性と、同様の契約で雇われた4人のフィリピン人女性も一緒だった。

ケニア人女性の通報を受けた警察や国土安全保障省の捜査官がアライバン容疑者のマンションを捜索したところ、4人のフィリピン人女性を発見。ケニア人女性を含めた全員が健康で、肉体的な虐待を受けていた形跡はないという。 容疑者の弁護士は、肉体的な虐待はないとする警察の報告書に言及し、「本件は労働契約上の争いに過ぎない」と主張している。



 
 
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asahi.com 2013年7月16日12時17分

ケニアで日本人男性襲われ死亡 ODAで勤務

国際協力機構(JICA)などによると、ケニア東部のモンバサ港で15日、日本人男性が強盗に襲われ、死亡した。男性は、日本のODA(途上国援助)による港湾開発事業を行う民間企業で働いていたという。



 
 
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ケニア:日本人男性死亡 強盗が射殺と報道

毎日新聞 2013年07月16日 16時31分

東洋建設(東京)に16日までに入った連絡によると、ケニア・モンバサ港の工事に従事していた同社協力会社の日本人男性が死亡した。事件に巻き込まれたとみられ、東洋建設などが確認を急いでいる。

新華社電によると、死亡したのはオガワ・サトルさん。東洋建設は男性が小川悟さん(51)とみている。現地での業務中、現地時間15日午前11時ごろに発生した事件に巻き込まれ、死亡したという。

新華社は、ケニア警察当局者の話として、工事現場のすぐ近くで強盗団に射殺されたと伝えた。(ヨハネスブルク共同)



 
 
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ケニア:亡くなったのは小川さん…背後から肩撃たれる

毎日新聞 2013年07月16日 20時37分(最終更新 07月17日 00時08分)

ケニア南東部のモンバサで日本人男性が銃撃されて死亡した事件で、東洋建設(東京)は16日、男性は同社の協力会社社員小川悟さん(51)=大阪府出身=と現地スタッフが確認したと発表した。また現地の警察当局などから得た情報として、犯行グループは5人とみられ、小川さんは乗っていた車の窓ガラスを棒のようなもので割られた後、銃で肩辺りを撃たれたと明らかにした。

小川さんは現地時間の15日午前11時半(日本時間15日午後5時半)ごろ、ケニア人と港から車で銀行に行き、現金を下ろした。港に戻る途中、台車が道をふさいでいたため車を止めると、襲われたという。(共同)



 
 
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asahi.com 2013年7月17日11時33分

ケニア・邦人殺害、右肩後部を銃撃か 地元警察が検視

アフリカ東部のケニア・モンバサで15日、シンガポールの海洋土木会社「イーストマリン」社員小川悟さん(51)が強盗に襲われ死亡した事件で、小川さんは右肩後部の付け根あたりに銃撃を受けていたことが、地元警察の検視で分かった。

17日、政府の途上国援助(ODA)で同社が参加しているモンバサ港の整備事業の元請け会社・東洋建設(東京都江東区)が発表した。銃弾は1発で、心臓を貫通し、左脇腹あたりで止まったという。小川さんは即死だったとみられる。



 
 
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asahi.com 2013年7月17日

台車で道塞ぎ襲う ケニア・邦人銃撃死

アフリカ東部のケニア・モンバサで15日昼ごろ(日本時間同日夕)、日本人男性が強盗に襲われ死亡した事件で、犯行グループは台車で車の行く手を阻むなどして襲撃していたことが分かった。

亡くなったのは、東洋建設(東京都江東区)の協力会社で、シンガポールにある「イーストマリン」の社員小川悟さん(51)。

東洋建設の説明によると、小川さんは銀行から車で戻ってくる途中、男5人に襲われた。男1人が台車で道をふさぎ、車が止まると物陰から銃を持った男2人が飛び出してきた。「金品を出せ」という男たちに小川さんが抵抗すると、銃で撃たれたという。

犯行グループはバッグを奪い、別の2人が運転するバイクに乗って逃走。小川さんが銀行から引き出した現金270万ケニアシリング(約300万円)が入った別のバッグは車内に残されており、金品の被害は確認できていないという。

地元警察は「犯行グループは、いつ、いくらの現金を引き出すという内部情報を知った上で襲った可能性がある」と話している。

小川さんは現場責任者で、昨年11月から現地で働いていた。

東洋建設の杉本俊介・国際支店長らと、小川さんの兄でイーストマリンの小川淳社長が現地へ向かった。17日に到着予定という。

■安全対策中、工事現場外で被害

襲撃事件があったモンバサ港の工事現場周辺では、過去にも銃を持ったグループによる事件が発生。日本企業側が警戒を強めるなかでまた被害が起きた。

工事を請け負う東洋建設によると、この現場で働く日本人は、同社の社員が12人、協力会社員が数人いた。現場敷地内では昨年4月、銃などで武装したグループが重機のタイヤを盗んだ。近くには警備員もいたが、武器を持っていなかったため抵抗できなかった。

この事件を機に、同社は現地警察にパトロール強化を依頼。警察官を2人増強し、4人で敷地内を巡回するようになった。工事現場全体にフェンスを張り巡らせるなどの対策も取った。

だが今年6月にも工事現場の敷地内で、武器を持った数人の男らが重機から油を抜き取る事件が発生。警察官は他の場所を巡回しており、食い止められなかったという。今回は工事現場の敷地外での事件だった。

東洋建設は1月にアルジェリアで起きた人質事件を受け、危機管理のコンサルタント会社とも契約。テロ発生時には、従業員らを国外に脱出させる手順を定めている。これとは別に、海外で強盗などに襲われた場合、抵抗せずに現地の事務所に逃げ込むよう指導していたという。

東洋建設の浜辺修一土木事業本部長は16日の記者会見で、「敷地内外の安全対策を早急に見直したい」と述べた。



 
 
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ケニア銃撃:犠牲の日本人遺体、帰国の途に

毎日新聞 2013年07月18日 21時43分

ケニア南東部モンバサで15日に銃撃され死亡した東洋建設(東京)の協力会社社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=の遺体が18日、日本に向けてモンバサから航空機で移送された。首都ナイロビやドバイを経由し日本時間19日夕方に関西空港に到着する予定。

関係者によると、到着後大阪府警が遺体を司法解剖する見通し。小川さんの遺体には、所属先の「イーストマリン社」(本社シンガポール)の社長で兄の淳さんらが付き添っているという。

小川さんは15日モンバサの銀行で現金を下ろした後、車で移動中に犯人グループに襲われた。銃弾1発が心臓を貫通し、即死状態だった。(共同)



 
 
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ケニア:経済成長の一方で強盗や殺人多発

毎日新聞 2013年07月19日 18時18分

【ヨハネスブルク服部正法】日本人男性が銃撃され死亡する事件が起きたケニアは、経済成長が続く一方、アフリカでは南アフリカと並び都市部の治安の悪さが有名で、カージャックや強盗、殺人が多発している。

ケニア紙スタンダードによると、今年1〜5月に発生した犯罪件数は3万件超。経済犯罪や窃盗などが減少傾向にある一方、強盗と殺人が増加しているという。

ケニア周辺には、紛争が続くソマリアや、武装勢力が割拠しているコンゴ民主共和国などがあり、こうした国々から流入する銃器がケニアでは問題化。

地元情報筋によると、闇市場では日本円で1万円以下で銃器が売買されている。多くの強盗事件などで銃が使用され、発砲されるケースも目立つ。情報筋は「決して抵抗しないことが肝要だ」と話す。

また、ケニアでは近年、ソマリアのイスラム過激派武装組織アルシャバブが浸透。この組織の犯行と疑われるテロ事件も頻発している。

在ナイロビ日本大使館によると現在ケニア在住の邦人は約700人。8割程度がナイロビに住み、事件が起きたモンバサには約30人が住む。モンバサは人口推定約100万人。インド洋に面した観光地として有名だ。日本外務省は、2007年に日本人が強盗事件に遭った例などを挙げ、注意を促している。

モンバサでは今年3月の大統領選時、沿岸部の分離独立を目指す組織によるとみられる警官殺害事件が発生し、緊張が高まった。



 
 
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ケニア銃撃:死亡の小川さん、無言の帰国

毎日新聞 2013年07月19日 21時05分(最終更新 07月19日 22時04分)

ケニアのモンバサで強盗団に銃撃され死亡した東洋建設(本社・東京都)の協力会社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=の遺体が19日、関西国際空港に到着した。駐機場では東洋建設や国際協力機構(JICA)の関係者が出迎え、遺体を納めたコンテナに向かって黙とうした。府警は強盗殺人事件として捜査しており、遺体を門真署に運び、司法解剖して死因を調べる。

小川さんは、東洋建設がJICAを通じて受注したモンバサ港のコンテナターミナル建設事業に従事。昨年11月に所属先の海洋土木会社「イーストマリン」(本社・シンガポール)からモンバサに派遣されていた。

空港では、イーストマリン社の社長で兄の淳さん(55)が会見。「私も弟も長年、海外のいろいろな国の工事に携わってきたが、このような悲惨な事件が降りかかるとは思ってもいなかった。ただただ、残念としか言いようがない」と語った。東洋建設の毛利茂樹社長は「昨年現場を視察した際にお会いしたが、温厚な人柄でチームをまとめていく優れた力を感じた。安全管理には配慮をしてきたつもりだが、工事区域外の公道でこのような事件が起きてショックを受けている。冥福を祈りたい」と述べた。



 
 
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asahi.com 2013年7月20日

銃撃の小川さん、遺体到着 ケニア・邦人殺害

アフリカのケニア・モンバサで銃撃されて亡くなった会社員小川悟さん(51)の遺体が19日、関西空港に到着した。同じ飛行機で帰国した兄の淳さん(55)は記者会見で「非常に残念」と沈痛な表情で語った。大阪府警は今後、刑法の国外犯規定に基づいて強盗殺人の疑いで捜査する。



 
 
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ケニア・日本人射殺:無言の帰国

毎日新聞 2013年07月20日 大阪朝刊

ケニアのモンバサで強盗団に銃撃され死亡した東洋建設(本社・東京都)の協力会社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=の遺体が19日、関西国際空港に到着した。駐機場では東洋建設や国際協力機構(JICA)の関係者が出迎え、遺体を納めたコンテナに向かって黙とうした。府警は強盗殺人事件として捜査しており、遺体を門真署に運び、司法解剖して死因を調べる。

小川さんは、東洋建設がJICAを通じて受注したモンバサ港のコンテナターミナル建設事業に従事。昨年11月に所属先の海洋土木会社「イーストマリン」(本社・シンガポール)からモンバサに派遣されていた。

空港では、イーストマリン社の社長で兄の淳さん(55)が会見。「私も弟も長年、海外のいろいろな国の工事に携わってきたが、このような悲惨な事件が降りかかるとは思ってもいなかった。ただただ、残念としか言いようがない」と語った。

東洋建設の毛利茂樹社長は「安全管理には配慮をしてきたつもりだが、工事区域外の公道でこのような事件が起きてショックを受けている。冥福を祈りたい」と述べた。

小川さんは15日、モンバサ市街の銀行で作業員の給料などに充てる約270万ケニアシリング(約300万円)を下ろした後、車で工事現場に戻る途中に強盗団に襲われた。現地での検死結果では、銃弾1発が心臓を貫通し、即死状態だったという。【山田泰正】



 
 
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ケニア・日本人射殺:小川さんの遺体、関西空港に到着

毎日新聞 2013年07月20日 東京朝刊

ケニアのモンバサで強盗団に銃撃され死亡した東洋建設(本社・東京都)の協力会社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=の遺体が19日、関西国際空港に到着した。駐機場では東洋建設や国際協力機構(JICA)の関係者が出迎え、遺体を納めたコンテナに向かって黙とうした。府警は強盗殺人事件として捜査しており、遺体を門真署に運び、司法解剖して死因を調べる。

小川さんは、東洋建設がJICAを通じて受注したモンバサ港のコンテナターミナル建設事業に従事。昨年11月に所属先の海洋土木会社「イーストマリン」(本社・シンガポール)からモンバサに派遣されていた。

空港では、イーストマリン社の社長で兄の淳さん(55)が記者会見。「私も弟も長年、いろいろな国の工事に携わってきたが、このような悲惨な事件が降りかかるとは思ってもいなかった。残念としか言いようがない」と語った。【山田泰正】



 
 
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ケニア日本人殺害:至近距離から銃撃の可能性 大阪府警

毎日新聞 2013年07月20日 19時59分(最終更新 07月20日 20時52分)

ケニア南東部のモンバサで東洋建設(東京都)の協力会社社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=が射殺された事件で、大阪府警は20日、遺体を司法解剖した結果、小川さんは右肩付近を1メートル前後の至近距離から銃撃された可能性が高いことを明らかにした。

府警によると、小川さんは即死状態だったとみられ、銃弾1発が心臓を貫通していた。傷痕から直径9ミリの銃弾が使用されたとみられる。解剖後、遺体は遺族に引き渡されたという。

府警は刑法の「国外犯規定」に基づき強盗殺人容疑で捜査を始めており、今後、現地警察から事件当時の情報を収集する方針。【村上正】



 
 
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ケニア・日本人射殺:遺体を司法解剖

毎日新聞 2013年07月21日 東京朝刊

ケニア南東部のモンバサで東洋建設(東京都)の協力会社社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=が射殺された事件で、大阪府警は20日、遺体を司法解剖した結果、小川さんは右肩付近を1メートル前後の至近距離から銃撃された可能性が高いことを明らかにした。



 
 
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ケニア・日本人射殺:至近距離で銃撃 大阪府警司法解剖

毎日新聞 2013年07月21日 西部朝刊

ケニア南東部のモンバサで東洋建設(東京都)の協力会社社員、小川悟さん(51)=大阪府出身=が射殺された事件で、大阪府警は20日、遺体を司法解剖した結果、小川さんは右肩付近を1メートル前後の至近距離から銃撃された可能性が高いことを明らかにした。

府警によると、小川さんは即死状態だったとみられ、銃弾1発が心臓を貫通していた。傷痕から直径9ミリの銃弾が使用されたとみられる。解剖後、遺体は遺族に引き渡されたという。

府警は刑法の「国外犯規定」に基づき強盗殺人容疑で捜査を始めており、今後、現地警察から事件当時の情報を収集する方針。



 
 
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企業が考えるべきアフリカリスク
危機回避に必要な「情報」「作法」「現地の人脈」

日経ビジネスオンライン

梅本 優香里

2013年7月26日(金)

ケニアで7月15日、東洋建設の協力会社イーストマリンの社員が殺害される事件が起こった。今年1月にアルジェリアで起こった、イスラム武装勢力による日揮社員の人質事件も記憶に新しい。アフリカで懸命に働いている人の身に、このような事件が起こることを、非常に残念に思う。亡くなられた方々やご家族・関係者の方々には、心から哀悼の意を表したい。

メディアによる報道の中には、事件を日本企業のアフリカビジネスに絡めて取り上げ、危険への対応がビジネス展開における大きな障壁であるとしているものも多い。そこで今回は、企業からみたときにアフリカにおけるリスクとはどのように捉えることができるのか、考えてみたい。

アルジェリアの人質事件とケニアの強盗殺人事件との違い

まず、何について語っているのかを明確にするために、冗長ながら「リスクの分類」をしておきたい。なぜなら、アフリカが「危険だ」「リスクが高い」と言われるときには、背景やとりうる予防策が違うさまざまなタイプの「リスク」が一絡げに語られることが多いからだ。

(図1)リスクの分類

アルジェリアの事件も、ケニアの事件も、セキュリティリスクに該当する。ただしこの2つは、企業にとってとりうる予防策が違う。以下、本稿ではセキュリティリスクについて述べる。

イスラム武装集団によるテロとされるアルジェリアの事件は、もともと危険度が高く、テロの危険性が高まっていた場所で起こった。国境地帯のガスプラントであり、リビアをはじめとする近隣北アフリカ諸国および隣国マリの政情が不安定になっていた。資源やプラント事業は場所を選べないというその特性から、事業地が危険な場所になることが多い。権益もからむ。企業も当然それは把握しており、対策はとっている。

しかしテロの場合、具体的にいつどこで起こるかを民間企業が完全に把握することは難しい。この事件は、いわばリスク管理に長けた企業だけが事業を行えるような場所・時期に、それでも起こってしまった事件である。

言い換えれば、大半の企業にとっては行く必要がない場所であり、このような場所を選ばなければ、同じような危険な状況に陥ることはない。国境地帯で行うことが必要な事業はそう多くないし、アフリカ中でテロが起こっているわけではないのだから、場所を選ぶことで避けることができるリスクである。

どこが危険なのかを知ることから始まる

一方で、ケニアの事件は、報道情報から判断するならばいわゆる犯罪であり、どこででも起こる可能性がある。ビジネス拠点となる都市部においてこそ起こりうるため、テロと同じ方法で避けることはできない。しかし、その都市部の中でも場所を選び、予防的な行動をとることで、犯罪に遭遇する可能性を減らすことができる。

危険な場所、危険な時間、危険な行動は、ある程度決まっている。よく分からない、知らないことからくる過剰なリスク回避論が目立つアフリカであるが、のべつ幕なしにテロや犯罪が起こっているわけではない。どこに危険があるのかわかっていれば、自社の目的の重要度と対策をとれる能力との見合いから判断し、適切な予防策をとることで、危険に遭遇する可能性は減らすことができる。

外務省によると、アフリカにおいて、ここ約3年で起こった主なテロは以下の通りである。これらには、大きく3つの源流がある。

(図2)アフリカにおいて約3年に起きた主なテロ

1つは、チュニジア、リビア、エジプトといった北アフリカ諸国およびマリ北部などにおけるイスラム武装勢力の台頭である。背景には近年これらの国々で起こった政変と、社会的経済的状況の悪化がある。場所でいうと、アフリカ大陸の赤道より北のエリアを横切る、サハラ砂漠とその周辺のベルト状の地域だ。モーリタニア、アルジェリア、マリ、ニジェール、リビア、スーダンといった国が該当する。アルジェリアの事件で犯行声明を出した「イスラム・マグレブ諸国のアル・カイーダ(AQIM:アキム)」は、マリ北部が重要拠点の1つだといわれる。

2つ目は、ナイジェリア北部で2002年に結成されたとされるイスラム勢力、「ボコ・ハラム」の存在。ナイジェリア北部や首都アブジャを含む地域で多数起こっているテロは、このボコ・ハラムまたはそこから分派した「アンサル」によるものと見られている。

最後が、ソマリアにおいて暫定連邦政府と対立し、戦闘やテロを繰り返しているイスラム勢力「アル・シャバーブ」。ケニアやウガンダで起こったテロは、ソマリアの治安維持に動いたこれら国々への、アル・シャバーブによる報復テロだとされている。

地図を見てみよう

アフリカ大陸は、広大だ。どのくらい広いかというと、ヨーロッパとアメリカと中国とインドを合わせた面積とほぼ等しい。あの大きな中国大陸がすっぽり入った上に、アメリカまで入り、まだ余裕がある広さである。

アルジェリアの事件が起こったとき、筆者は南アフリカにいた。日本から心配するメールが届きありがたかったが、実のところ北の端のアルジェリアと南の端の南アフリカの間には、中国大陸を横断する以上の距離がある。同じアフリカといっても、南アフリカから見れば、アルジェリアは物理的に(そして文化的にも)遠い遠い国である。

つまり、テロが起こったとしても、アフリカの国全てに影響が及ぶことはない。テロのリスクが燻っている先述の地域は、アフリカを赤道で半分にしたときの北半分の、さらに一部である。外務省の海外安全ホームページを基にすると、セネガルやタンザニアのように真っ白の国(危険情報が発出されている場所が国内にほぼない国)もある。南半分はクリスチャンの構成比が高い国が多いこともあり、イスラム武装勢力のテロはいまのところ見られない国が多い。

また、ひとつの国の中でも危険度は一様ではない。たとえばアルジェリアでも、南部と北部、国境地帯とそれ以外で危険度には違いがある。アルジェリアの北と南は距離にして約2,000km、北海道から沖縄と等しい。「アフリカ」「国」という単位ではなく、もう少しメッシュを細かく場所を特定して、危険度を測る必要がある。

都市部に集中する犯罪

ところで、今回のケニアの事件のようないわゆる犯罪が起こる比率が高い場所は、テロが起こる可能性が高い場所とは必ずしも一致していない。

UNODC(国連薬物犯罪事務所)が出している、人口10万人あたり殺人件数比率(紛争やテロによるものは含まれていない)では、コートジボワール、ザンビア、ウガンダ、マラウィ(35件以上)、レソト、南アフリカ、コンゴ共和国、中央アフリカ、エチオピア(25件以上35件未満)といった国が上位にくる。

(図3)国ごとの殺人発生割合

犯罪の場合も、ひとつの国の中での危険度は一様ではない。犯罪が主として起こるのは都市部だ。どこの国でもそうであるように、都市とは多くの人が仕事と機会を求めてやってくる場所。良い人も悪い人も集まってくる。貧富の差も激しい。多様な国籍、民族が同居する。他国や近隣の紛争国、紛争終結間もない国などから流れた銃が、売り買いされる場所でもある。つまり、犯罪が起こる動機と背景が揃っている。ケニアの事件が起こったモンバサも、ケニア第二の都市といわれる場所だ。

政府が何もしていないわけではないが、危険地帯の警備や法の執行、銃の管理が十分にできているというほど統制がとれていないことが、犯罪の発生を許している。

危機を避ける「作法」を学ぶ

それにしても、先ほどの殺人件数比率をみると、アフリカ大陸は世界有数の犯罪勃発地域のように見える。日本で出回る旅行ガイドや案内などを読むと、「昼間でも決して歩くな」「殺人は稀ではない」「リアル北斗の拳」など、一歩足を踏み入れただけで殺されるのではないかと思えるような書かれぶりである。

しかし、一般のビジネスパーソンが出張で訪れる、都市部のビジネスエリアや消費活動が行われる場所では、実際のところそこまでの危険を感じることはない。都市部であり、多くの外国企業がすでに進出していることから、一方で安全なインターナショナルホテルも、信頼できるタクシー会社も、管理が行き届いたショッピングモールもある。たとえば日本企業がアフリカで事業を行ったり、現地法人を設立したりする場合に候補となることが多い南アフリカのヨハネスブルグ、ナイジェリアのラゴス、ケニアのナイロビといった都市においては、スラムなど貧困度の高い場所、ひとけのない地域、地元の人でも避けるような場所を迂回し、夜の移動を避け、車で動いている限りは、大きな危険はない。どこの国においても都市部において起こる、スリ、窃盗などに遭っても、被害は保険で補償されるのだから、抵抗せず、金品を渡せば、命までは狙われないことが多い。

もちろん、大金を持ち歩いたり(それを知られたり)、一人で行動することは危険だ。外国人だというだけで自分が思っている以上に目立っている。スマートフォンを見ながら歩いたり、鞄を椅子に置きっぱなしにしたりするのもNGだ。しかし、こういった基本的な「お作法」を守っている限り、たとえば家族連れで賑わうショッピングセンターの中でいきなり拳銃を突きつけられたり、何もしていないのに昼間安全な地域で車が突然人に囲まれたりすることはない。2011年10月時点で南アフリカには1,446人、ケニアには769人の在留邦人がおり、危険への対策を行いながら、暮らしている。

背景は政情不安から貧富の差へ

アフリカビジネスの可能性に注目が集まるようになったのは、紛争の数が減り、政治が落ち着いてきているからだ。多くの国で、政情は安定に向かっている。一方で、豊かになるにつれ、貧富の差が目立ってきている。犯罪の動機である貧困の解消と、犯罪を顕在化させない政府の統制力の強化が、進められている過程にあるのが今だといえるだろう。先にみた殺人件数比率にしても、南アフリカのように減少に向かっている国もある。

(図4)南アにおける殺人発生件数の変化

テロにせよ犯罪にせよ、危険な場所は、ある程度特定できる。アフリカでのビジネスを、まるで何の危険もないかのように捉えるのは、ボジティブ過ぎる。ただ、アフリカ大陸のどこもかしこもビジネスが成り立たないほど危険だと考えるのは事実ではなく、ネガティブ過ぎる。

安全度だけみれば、タンザニアやセネガルでビジネスをするのがよい。企業にとって従業員の安全確保は必須事項である。ならば、安全で危険度が低いことがあらかじめわかっている、リスクが少ない場所でしかビジネスはできないのだろうか。

テロでもスラムでも対策がある

ケニアの国境沿いはともかく、首都ナイロビはそれまでテロの危険性は低い場所だった。2011年、ソマリアのアル・シャバーブがケニアに対して報復テロを宣言した頃、筆者はちょうどナイロビにいた。仕事を取りやめ帰国することも考えた。テロのリスクは一時的なものと思われ、日本の外務省の危険情報では安全レベルは「十分注意してください」水準だったものの、標的になりやすいアメリカは、自国民へ「渡航中止勧告」を出していた。

結局は、滞在しなければならない理由の重要度との見合いで決めるしかなかった。筆者は予定通り滞在することに決め、その代わりいつもよりもとる予防策のレベルを上げた。テロリストが攻撃したい、大使館や教会、メモリアルな場所や外国人が集まる場所には近づかない。バス停や人混みでは、少し離れて周囲がうかがえる場所に立つ。移動はほぼ車を使い、状況をよく把握しており、信頼しているドライバーにお願いする。大使館が日々出している安全情報をメールで受信し、自分の居場所は常に誰かに知らせておく。どこにいてもいつでも逃げるルートをシミュレーションしておく、といった具合だ。

犯罪リスクにおいては、筆者はスラムでも事業を行っているため、犯罪がおこる可能性が高いとわかっていてもそこに行かないわけにいかない。危険度に合わせた対策をとっている。また、スラムの中では、2メートル先にジュースを買いに行くだけであっても、一人では決して行かない。必ずスラムの住人である仕事仲間たちと行動をともにしている。複数の人数でいることで狙われるリスクを下げるのと同時に、彼らと仲間であることを周囲に示すことに、抑止効果があるからだ。

先述の外務省の海外安全ホームページや他国の同趣旨のサイト、アフリカから発信される日々のニュース、在外公館、アフリカビジネスやリスク管理の専門家、その地域に詳しい人、現地リソースといった複数の情報源から情報を入手する。危険を把握できれば、自社がどこまでリスクを取れるかを判断できる。そうやって現地を知りながら、現地にステークホルダーを作っていく。実は、もっとも安全なのは、その土地に顧客、協業者、ステークホルダーをつくり、関係をつくることだ。情報の精度が上がる上、そのような関係性を持っていることが抑止効果になる。恐れずに中に入ることが、結果として安全をもたらす。

アルジェリアやケニアの事件の後、既にアフリカでビジネスを行なっている日本企業と事件について話をした。アフリカの地を何度も踏み、現地に人を送り、現地の企業や人と関係を持っている彼らの反応は、冷静だ。どういう対策をとればリスクによる被害を最小化できるかわかっているからだ。一時的な様子うかがいはあったものの、アフリカでのビジネス展開を縮小した企業はみられなかった。日本でビジネスを行うことと比較すると窮屈で面倒かもしれないが、企業としての情報収集力と危険への対応力は経験値に比して上がっていく。危険が本来のチャンスを獲得する障壁にならないためには、まず始めることである。

(なお、弊社はアフリカビジネスを専門としているが、リスク管理を専門とはしていない。より慎重な意思決定を必要とされる場合は、他の複数の情報も得て判断されることをお勧めする)

企業が考えるべきアフリカリスク



 
 
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asahi.com 2013年8月2日15時10分

ケニア旅行中の邦人男性、撃たれ重傷 ナイロビ

【杉山正】アフリカ東部のケニア首都ナイロビで7月、東京から旅行に来ていた日本人男性(25)が強盗団に銃撃され、重傷を負っていたことが分かった。男性は地元の病院に入院して治療を受け、既に帰国したという。

在ケニア日本大使館によると、7月2日昼、男性が宿泊先の前で迎えの車を待っていた際、複数の男が男性のカバンを奪おうとした。男性が抵抗したところ、1人が至近距離から発砲。銃弾は男性の脇腹を貫通したという。

ケニアでは外国人を狙った路上強盗やカージャックが多発。7月27日にも、ナイロビ市内のショッピングセンター近くで日本人男性が銃を持った強盗に襲われた。また、沿岸部モンバサでは同15日に日本人会社員が強盗に銃撃され、死亡している。



 
 
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ケニアのナイロビ国際空港が大規模火災で閉鎖、消火活動続く

Reuters

2013年 08月 7日 17:00 JST

[ナイロビ 7日 ロイター] - ケニアの首都ナイロビにある東アフリカ最大の空港、ジョモ・ケニヤッタ国際空港が7日、早朝に発生した大規模火災により閉鎖された。火災の原因は不明で、今のところ負傷者は報告されていない。

当局者らによると、出発ラウンジの出入国審査エリアで出火し、国際線の到着エリアにまで燃え広がった。マイケル・カマウ運輸相は空港で記者団に対し、「われわれは依然として消火活動に当たっている。その間、空港は無期限で閉鎖する」と述べた。

またジョセフ・レンク内相は「消火活動が行われている間は、空港に近付かないでほしい。負傷者の報告はなく、消防士が全力で活動している。安全が最優先だ」とコメント。火災発生を受け、空港の警戒水準を高めたことも明らかにした。

空港は立ち入りが禁止されており、避難した乗客数百人が空港の外で待機しているという。



 
 
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ナイロビ国際空港で大規模火災

cnn.co.jp

2013.08.07 Wed posted at 14:38 JST

(CNN) ケニアの首都ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港で7日、大規模な火災が発生した。同国政府と空港関係者が伝えた。

現段階で人的被害の報告はないが、空港への被害は大きく、全ての航空機の離発着を見合わせているという。

CNNの系列局NTVによると、炎は同空港の国際ターミナル全域に広がり、大きな黒煙が立ち上がっていたという。



 
 
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ケニアのナイロビ空港で火災、一時全面閉鎖

nikkei.com

2013/8/7 23:22

ケニアの首都ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港で7日未明(日本時間同日午前)、大規模な火災が発生し、同空港は一時全面閉鎖された。7日は1998年にケニアとタンザニアで起きた米大使館同時爆破テロから丸15年で、在ケニア日本大使館などが警戒を呼び掛けていた。現時点では火災の原因は不明で、テロと関係があるかどうかも明らかになっていない。

同空港はアフリカ東部最大級のハブ(拠点)空港。ロイター通信によると、ケニア大統領府報道官は、国内便と国際貨物便の運航が7日中に再開される見通しと述べた。

米政府は、国際テロ組織アルカイダ系勢力によるテロの危険があるとして、中東や北アフリカを中心に一部の米公館を一時閉鎖しているが、米国務省によると、在ケニア米大使館は閉鎖対象に入っていない。

(ナイロビ=共同)



 
 
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ケニア:ナイロビ空港で大規模火災 死傷者はなし

毎日新聞 2013年08月07日 19時06分(最終更新 08月07日 19時24分)

ケニアの首都ナイロビの国際空港で7日未明(日本時間同日午前)、大規模な火災が発生し、空港が全面閉鎖された。米CNNテレビによると、施設に大きな被害があったが、死傷者は出ていない。

7日は1998年にケニアとタンザニアで起きた米大使館同時爆破テロから丸15年で、在ケニア日本大使館などが警戒を呼び掛けていた。現時点では火災の原因は不明で、テロと関係があるかどうかも明らかになっていない。

同空港はアフリカ東部最大級のハブ(拠点)空港。多数の便が周辺の空港に行き先を変更した。(共同)



 
 
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ケニアの空港で再び火災か 国際線ターミナルの被害大きく

cnn.co.jp

2013.08.08 Thu posted at 11:08 JST

(CNN) ケニアの首都ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港で7日に発生した大規模な火災は、いったん収束した後、8日早朝になって再び燃え広がっている様子だ。CNN特派員は、到着ロビー付近から煙が上がり、火勢が増しているのを目撃した。

アフリカ大陸の交通の中心地で、農産物などの輸出の玄関口でもある同空港の建物には大きな被害が出ている。

CNN系列局の報道によると、7日未明に発生した火災は国際線ターミナルの大部分を焼失した後、消防の消火活動によってほぼ収束した。負傷者が出たとの報告はなく、その日の午後には国内便の運航を再開した。

同国の運輸インフラ相によると、国際便も8日に空港内の別のエリアを使って到着便の受け入れを再開する予定だった。しかし火災の再燃で影響が出る恐れもある。出発便の運航再開予定は不明。

7日にはケニヤッタ大統領が現場を訪れ、復旧に向けて全力を尽くすと表明した。

出火元については、税関エリアや建設作業が行われていた免税店エリアから出火したなどの情報があり、当局が原因を調べている。



 
 
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「テロとは無関係」とケニア大統領 ナイロビ国際空港の火災

cnn.co.jp

2013.08.11 Sun posted at 14:36 JST

(CNN) アフリカ東部ケニアの首都ナイロビの国際空港で今月7日に起きた大規模火災で、ウフル・ケニヤッタ同国大統領は9日、出火原因は火の不始末で、テロとは無関係との声明を発表した。

爆発が起きたり、簡易な爆発物が用いられたりした形跡はないと言明した。怠慢行為を含め出火に関係した人物が判明した場合、法律で厳しく罰するとも述べた。

ジョモ・ケニヤッタ国際空港で起きた火災では、国際線ターミナルの広範な部分が焼失し、アフリカ東部の航空網の拠点としての能力にも支障が出た。国際線の運航は8日から徐々に再開されていた。

同空港を利用する乗客は1日当たり約1万6000人とされる。

ナイロビと隣国タンザニアのダルエスサラームでは1998年、米大使館がほぼ同時刻のテロ攻撃を受け、224火が死亡、数千人が負傷する事件が起きていた。ケニアではまた、隣国ソマリアのイスラム過激派によるとみられるテロ事件も近年発生している。



 
 
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ケニア油田、政府が共同探査 日本企業に試掘権

nikkei.com

2013/8/11 2:00

政府は東アフリカで石油資源の開発に着手する。ケニア政府との間で、将来に日本企業に試掘権を与えることを条件に共同での油田の探査で合意する。原油調達の中東依存緩和につなげる。石油開発の「最後のフロンティア」とも呼ばれる地域で、中国や韓国に先駆けて権益の確保を急ぐ。

茂木敏充経済産業相が12日にケニアのケニヤッタ大統領と会談し、同国の南西内陸部での探査推進で合意する。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とケニア国営石油会社(NOCK)が秋以降、地質構造を推定する調査に共同で取りかかる。費用は両国で分担し、日本側は10億円を受け持つ。

東アフリカでは近年、日本でも発電向け燃料に使える低硫黄の原油を埋蔵している可能性が指摘されるようになり、海岸沿いを中心に欧米勢が進出を始めた。2012年には内陸部での埋蔵の兆候が確認され、日本も進出を決めた。

JOGMECは油田が見つかった場合、試掘に取りかかる段階で権利を日本企業に譲り渡す。見つかっていない段階での探査は企業にとってリスクが大きく、政府が肩代わりする形だ。発見できれば、20年にも生産を開始できる可能性がある。

日本はケニアでの探査の専門人材の育成にも協力し、同国の探査や生産の体制づくりを後押しする。JOGMECなどで5年で30人の研修を受け入れる計画だ。ケニアは政情が比較的安定しており、日本はインフラ輸出の有望市場と位置づけ、人材育成の支援を開拓の足がかりとする。

ケニアは欧米メジャーに過度に依存しない石油開発の体制を模索しており、両国の思惑が一致した。

アフリカは世界の原油生産の約1割を占めるが、石油輸出国機構(OPEC)に加盟する西アフリカやサハラアフリカが大半を占める。東アフリカ地域は欧米への輸送に不便なため開発が遅れてきた。

茂木経産相はケニアを通過する石油パイプラインの敷設でも、協力を要請する。内陸のウガンダや南スーダンの原油を輸出し、将来的にはケニア産の石油輸送にも使える。ウガンダからのパイプライン敷設にはケニアは難色を示している。



 
 
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JICA、アフリカで栄養改善ビジネス キッコーマンなどと

nikkei.com

2013/8/15 12:31

国際協力機構(JICA)はキッコーマンなど民間企業・団体と連携し、アフリカの貧困層の栄養状態などを改善するビジネスモデルづくりを支援する。サハラ砂漠以南のアフリカ大陸は人口の約半数が依然貧困層とされ、貧困からの脱出に向けて政府などの一時的な援助でなく、民間企業による継続的な事業展開が急務になっている。JICAは企業や団体の事業化を側面から支援する考えだ。

キッコーマンは10月、ケニアで栄養食品を作る事業の調査を始める。同社の持つ発酵技術を生かし、こうじを使って現地でとれる穀物をおかゆ状にした食品を提供する。発酵させることで乳幼児や病人などでも栄養を吸収しやすくなり、栄養状態が改善するという。3年程度調査し、事業化を目指す。

ザンビアでも今秋から、非政府組織(NGO)がインキ世界最大手のDICと組み、藻を使った食品を製造する。アフリカに生息する食用藻「スピルリナ」を栽培し、粉末化などにより栄養価の高い食品を作る。ガーナでは、味の素が乳幼児の栄養状態を改善する食品の試験販売を始めた。

JICAは貧困層向けビジネス支援として、アフリカにおける企業や団体の活動に最大で5000万円を支給。相手国政府やNGOとの仲介などを通じて企業・団体をサポートする。

サハラ砂漠以南のアフリカは高い経済成長が続く一方で、世界銀行によると人口の半数に当たる約4億人が1日1.25ドル以下で暮らす貧困にあえいでおり、世界の貧困層の3分の1を占める。貧困層を継続的に支援するため、民間の営利活動と社会問題の解決を両立できる事業の立ち上げが急務となっている。



 
 
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ケニアで越境襲撃、4人殺害 ソマリア過激派

北海道新聞

08/18 05:13

【ヨハネスブルク共同】ケニア東部ガリッサ県で16日夜、武装集団が警察の拠点を襲撃し、警官4人が殺害された。地元メディアなどが17日伝えた。隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブがインターネット上で犯行を認める声明を出した。

ケニア軍が2011年10月にソマリア南部に進攻後、ケニアでは国境付近や首都ナイロビで爆発事件などが続発。アルシャバーブは今年5月にもケニア東部に越境して警察の拠点を襲撃し、少なくとも6人が死亡した。



 
 
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習近平国家主席、ケニア大統領と会談

cri online

2013-08-19 21:20:20

中国の習近平国家主席は19日午後、北京の人民大会堂で、ケニアのケニヤッタ大統領と会談しました。双方は両国関係の発展推進について深く意見交換しました。

習主席は会談の冒頭で、「中国とケニアの交流は長い歴史を有しており、明時代の中国の大航海者・鄭和が船隊を率いてケニアを数回訪問した。国交樹立して50年来、両国関係が全面的で急速な発展を遂げた。今回の会談は、両国の新しい首脳として初めての面会となり、両国関係発展の新たな局面を開拓することに重要な意義がある」と述べた上で、「中国はケニアと共に努力し、平等と相互信頼、互恵共栄という全面的な協力パートナー関係を推進していきたい」との考えを表明しました。

また、「双方は引き続き相手の核心的利益と関心事を支持し、政党と立法機関、地方政府間の往来を深め、国を治する経験を交流すべきだ。中国は引き続き、積極的な措置をとり、ケニアからの輸入を拡大させ、二国間関係のバランスのとれた発展を促していく。さらに、双方は、インフラ施設や経済特別区の建設、金融分野での協力を強化させ、新エネルギー分野や農業、環境などの分野における新しい協力を開拓するべきだ」と強調しました。

ケニヤッタ大統領は「ケニアと中国の伝統的な友好は長い歴史を持ち、鄭和が友好の種を撒いてから、ケニヤはアフリカと中国を結ぶ重要な絆となっている」と述べたうえで、「ケニア国民は、ケニアの国家独立と民族解放事業を長期的に支持してくれた中国に感謝する。ケニアは中国を真の仲間と重要なパートナーとし、中国と共に、政治や経済などの分野、国際的事務における協力を強化し、両国関係発展の美しい未来を切り開いていくことを望んでいる」との考えを示しました。(万、山下)



 
 
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ケニア、東アフリカで初の原油輸出国へ−5年以内に実現か

Bloomberg

2013/08/20 10:31 JST

8月20日(ブルームバーグ):ケニアは東アフリカで最初の原油輸出国への道を歩んでいる。5年以内に外国のエネルギー供給会社への依存を脱し、「持たざる国」からこの地域のリーダーとなる見通しだ。

タローオイルが昨年、油田を発見し、ケニアは2016年から輸出を開始する予定。タローが7年以上前に油田を発見したウガンダを抜く見込みだ。タローのポール・マクデード最高執行責任者(COO)はインタビューで、ケニアで14年にも原油生産を開始する方針を明らかにした。同社によると、ケニアの埋蔵量は100億バレルを超える可能性があり、英国の残存埋蔵量の3倍以上に達する。

原油輸出が始まれば、ケニアの通貨シリングが下支えされる見込みだ。ウガンダ、コンゴ(旧ザイール)など東アフリカの資源諸国に対し優位に立ちたいケニア政府は輸出を推進している。東アフリカでは近年、中国海洋石油、仏トタルなどが資源開発を進めている。石油各社はこれまでナイジェリア、アンゴラといった西アフリカの資源大国やリビア、エジプトなど地中海周辺諸国に重点を置いてきた。

米政府のデータによると、ケニアは全燃料を輸入に頼っており1日約8万バレルの石油を800万ドル以上で購入している。経済規模 は約370億ドルで東アフリカ最大。主要輸出品はコーヒー生豆と茶。

原題:Kenya From Nowhere Plans East Africa’s First Oil Exports:Energy(抜粋)



 
 
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中国主席がケニア大統領と会談…新分野での協力強化を強調

サーチナ

2013/08/20(火) 08:22

中国の習近平国家主席は19日午後、北京の人民大会堂でケニアのケニヤッタ大統領と会談し、双方は両国関係の発展推進について意見交換を行った。中国国際放送局が報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供)

習主席は会談の冒頭で、「中国とケニアの交流は長い歴史を有しており、明時代の中国の大航海者・鄭和が船隊を率いてケニアを数回訪問した。国交樹立して50年来、両国関係が全面的で急速な発展を遂げた。今回の会談は、両国の新しい首脳として初めての面会となり、両国関係発展の新たな局面を開拓することに重要な意義がある」と述べ、「中国はケニアとともに努力し、平等と相互信頼、互恵共栄という全面的な協力パートナー関係を推進していきたい」との考えを表明した。

また、「双方は引き続き相手の核心的利益と関心事を支持し、政党と立法機関、地方政府間の往来を深め、国を治める経験を共有すべきだ。中国は引き続きケニアからの輸入を拡大させ、バランスのとれた発展を促していく。さらに双方は、インフラや経済特別区の建設、金融分野での協力を強化させ、新エネルギーや農業、環境などの分野における新しい協力を開拓すべきだ」と強調した。(編集担当:村山健二)



 
 
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李首相、ケニアとの関係強化を期待

cri online

2013-08-20 20:46:05

李克強首相は20日午後北京で、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領と会見し、両国の協力パートナーシップを強化し、アフリカの平和発展事業を促すことに期待を示しました。

李首相は、中国はアフリカ一体化の実現とアフリカ諸国よるアフリカ問題の自主的解決を支持し、アフリカの平和と発展を促すために寄与していきたいとした上で、「中国は発展途上の大国であるが、自然災害が頻繁に発生し、その一部地区は災害に見舞われる貧しい地域だ。中国とアフリカは災害防止や被災軽減及び、貧困撲滅などの分野において同じような課題を抱えていることから、この面の経験を分かち合い、協力と強め、共同の発展を実現していくべきだ」と述べました。

ケニヤッタ大統領は、「中国の発展の経験を学び、重要な分野でのケニアとの実務的協力を推進し、共にチャレンジに対応し、両国関係とアフリカと中国の関係をより高いレベルへ引き上げていきたい」と述べました。(ZHL)



 
 
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中国習主席がケニア大統領と会談「平等で信頼できる関係を」

サーチナ

2013/08/20(火) 13:22

 中国の習近平国家主席は訪中したケニアのケニヤッタ大統領と19日、北京の人民大会堂で会談し、両国関係について意見を交換した。会談で両首脳は「未来に向けて、平等で相互に信頼でき、共に利益が得られる全面的パートナーシップを築いていく」との考えで一致した。(写真は「CNSPHOTO」提供)(編集担当:古川弥生)



 
 
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兪正声政協議長、ケニア大統領と会見

cri online

2013-08-20 19:27:33

全国政治協商会議の兪正声議長は20日午後、北京でケニアのウフル・ケニヤッタ大統領と会見しました。

席上兪議長は「中国とケニアとの国交樹立50年来、経済、文化、教育、観光、報道など多くの分野における協力は実り豊かな成果を遂げた。中国は今後も真摯で友好的な姿勢を持って、平等互恵の原則を踏まえ、両国の全面的協力パートナーシップの進展を推し進めていく。また、政協会議もケニア議会とのコミュニケーションを強め、相互理解を増進し、両国関係の発展に新しい活力を注いでいく」と述べました。

ケニヤッタ大統領は「ケニアと中国は兄弟のごとき友情を育んでおり、経済や政治、社会、文化など幅広い分野において緊密な協力を行っている。両国は共同の発展という課題を抱えている。ケニアは中国の経験を学び、両国の友好協力関係を絶えず深化させていく」と述べました。(ZHL)



 
 
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【コラム】ニーハオ、こんにちは、アンニョンハセヨ(1)

中央日報

2013年08月21日11時40分

「空を切り裂いて落下する滝のように/僕はよどみない生命を生きたい/キリマンジャロの白い雪/それを支える紺碧の空/僕は風に向かって立つライオンでありたい…」。

1990年代半ばの東京特派員時代に聴いた、日本の歌手さだまさし(61)の曲「風に立つライオン」の歌詞の一部だ。詩のような歌詞を静かに口ずさむ曲であるため、チョ・ヨンピルの「キリマンジャロのヒョウ」を連想させる。内容はこうだ。医大を卒業した若い青年がアフリカのケニアへ医療ボランティアに行く。3年後、日本の過去の恋人から手紙を受ける。「(待ちきれず)私、結婚します」という手紙だ。青年は「僕を怨んでいなかったことに感謝している。あなたが本当に恋しかったが、私はケニアの風景と動物、そして何より私の患者の美しい瞳から離れられなかった。日本はどこかで道を間違えたようだ。辛くないと言えば嘘になるが、それでも私は幸せだ」と返答する。手紙の最後は「遠くからあなたの幸せを祈る。結婚をおめでとう。さようなら」だ。

今月6日、直航便で14時間近くのフライトでナイロビ空港に到着した時、「風に立つライオン」が頭に浮かんだ。柴田がボランティアした時から40年が過ぎた。多くのことが変わっていた。ケニアに住む韓国人は「わずか10年前までケニア人は東洋人を見ると日本語で『こんにちは』と声をかけていたが、今は『ニーハオ』という」と話した。チェ・ムンジョン韓国国際協力団(KOICA)ケニア事務所長(42)は「中国ブームがすごい。3月に当選したウフル・ケニア新大統領の最初の国賓訪問国も中国だった」と話した。1970−80年代には少なくともアジアでは日本と比較できる国がなかった。エズラ・ヴォーゲルが『ジャパン・アズ・ナンバーワン(Japan as Number One)』を書いたのが1979年だった。



 
 
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ケニア 16年から原油輸出へ 東アフリカ初、地域のリーダー目指す

SankeiBiz(サンケイビズ)

2013.8.21 05:00

ケニアは東アフリカで最初の原油輸出国への道を歩んでいる。5年以内に外国のエネルギー供給会社への依存を脱し、「持たざる国」からこの地域のリーダーとなる見通しだ。

英タローオイルが昨年、油田を発見し、ケニアは2016年から輸出を開始する予定。タローが7年以上前に油田を発見したウガンダを抜く見込みだ。タローのマクデード最高執行責任者(COO)は20日までにインタビューで、ケニアで14年にも原油生産を開始する方針を明らかにした。同社によると、ケニアの埋蔵量は100億バレルを超える可能性がある。

原油輸出が始まれば、ケニアの通貨シリングが下支えされる見込みだ。ウガンダ、コンゴ(旧ザイール)など東アフリカの資源諸国に対し優位に立ちたいケニア政府は輸出を推進している。東アフリカでは近年、中国海洋石油、仏トタルなどが資源開発を進めている。

米政府のデータによると、ケニアは全燃料を輸入に頼っており1日約8万バレルの石油を800万ドル(約7億8240万円)以上で購入している。経済規模は約370億ドルで東アフリカ最大。(ブルームバーグ Eduard Gismatullin)



 
 
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asahi.com 2013年8月21日

スラムの歌声を世界へ 軽やかに、明るく @ナイロビ

南アフリカの歌手ZAHARAのことをザンビア編に書いたら、「ナイロビのスラムのミュージシャンを取材しませんか」とツイッターで誘いを受けた。ツイートをくれたのは梅本優香里さん(41)。スラムのアーティストの作品をiTunesなどを通じて世界に届ける「AMP MUSIC」というレーベルをつくっている(http://www.amp-music.net)。

ザンビアから戻ったところだったので誘いにのって17日、ナイロビ東北のコルゴチョ・スラム(通称コッチ)に出かけた。ダンドラという大きなゴミ捨て場に沿うように、崩れそうなトタン屋根が広がっている。5万人とも20万人ともいわれるルオーやキクユやソマリの人たちが暮らす。

小さな子どもはみんな「How are you?」と呼びかけてくる。返事しても、同じ言葉を繰り返す。外国人が珍しいのか、そっと手をつないでくる女の子が何人もいて、何だかうれしい。

例によってナイロビに戻って体調を崩した。暖かくなって日差しが強く感じられ、よからぬ様々なにおいが漂い、ふらふらする。

一角にコチャFMというほぼスラム限定の地域ラジオ局がある。楽しみを通じた教育「Edutainment」を掲げる。赤と黒に塗られたコンテナハウスのような建物を訪れると、若いミュージシャンたちが音楽活動について真剣に議論を交わしていた。

彼らはこのFMに自分のつくった曲を持ち込み、放送してもらう。曲は半径5キロ内で知られることはあっても、そこを超えることは難しかった。そこに梅本さんたちが加わることで一気に日本にも届くようになったわけで、みな一様に「大きなチャンスを与えてもらった」と話す。

フィリップ・ノルダンさん(26)は10年前から音楽活動をしている。梅本さんたちがリリースした9枚のCDの多くは複数のアーティストの作品を集めたものだが、ノルダンさんの場合はソロになっているという実力派だ。レゲエやケニアの現代音楽ベンガを歌う。

「レゲエには、若い人たちを教えるメッセージが込められている」という。コッチは、治安のよいところではない。もっと平和になろうよなどと、曲の3分の1は社会に向けたメッセージ、残りは音楽への愛と、彼女への愛。

T−me(23)、Heavens(24)が取材してくれとくる。みんな自分の才能を信じている。信じて、どんな小さな機会も逃すまいとしている。

梅本さんは、音楽とは別にアフリカ進出を目指す日本企業向けのコンサルタントもしている。このスラムにきた当初はソーラーパネルを持ち込んだりして、人々の暮らしを変えるビジネスをもくろんだ。

でもうまくいかず、「外から持ち込むのではなく、中にあるものを生かそう」と考えを改めた。音楽の専門家ではなかったが、スラムの若者の音に接し「売れる」と直感した。

100人が聴きたいと思う曲を、当たり前に100人に届ける。それが梅本さんたちの思いだという。

ゴミ捨て場のがらくたが売られているスラム、骨ばかりになった魚が売られているスラムに、軽やかな、明るい音色が育っている。

江木慎吾



 
 
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中石油、ケニアで地熱発電所を建設

新華社日本語経済ニュース

2013年08月22日

中国石油天然気(ペトロチャイナ)はこのほど、ケニアの地熱開発および地熱発電所建設を進める覚書を同国政府と調印したと発表した。現地の電力不足解消のため、中国の技術を提供する。



 
 
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アフリカで防衛駐在官を大幅増強 人質事件教訓に 中国にも対抗

MSN産経ニュース

2013.8.23 11:16

政府が、海外で軍事情報の収集にあたる防衛駐在官(防駐官)をアフリカで大幅に増強することが、分かった。1月に日本人10人が死亡したアルジェリア人質事件で情報収集に手間取ったことを教訓に、同国やケニアなど7カ国への新規派遣に踏み切る。アフリカ各国の旧宗主国である英国など欧州3カ国では防駐官を増員し、人的ネットワークでアフリカ情報の収集にあたらせる。

中南米で初となる防駐官をブラジルに派遣する方針も固めた。防衛省は8月末に締め切られる平成26年度予算案概算要求で防駐官増員の関連経費を盛り込む。

「ヒューミント」と呼ばれる人的情報収集機能の検討も加速させるため、防衛政策局に「調査研究室」を新設。防駐官候補者の研修を強化し、情報収集・分析や交渉能力を向上させる。

これまでアフリカで防駐官を置いていたのはエジプト、スーダンのみ。新たに(1)アルジェリア(2)モロッコ(3)ナイジェリア(4)ジブチ(5)エチオピア(6)ケニア(7)南アフリカ−に派遣する。

このうちケニアは日系進出企業が多く、7月には日本人技術者が銃撃され死亡した。ジブチはソマリア沖の海賊対策で自衛隊の活動拠点があり、米軍やフランス軍も派遣されているため、アフリカでの軍事情報の収集拠点と位置づける。

ほかの新規派遣国は、南アフリカがアフリカ唯一の20カ国・地域(G20)のメンバー国であることや、エチオピアにはアフリカ連合(AU)の本部が置かれていることなどを踏まえ、地域の主要国を選別した。

欧州ではアフリカの旧宗主国で日本が防駐官を派遣しない国に影響力のある英国、フランス、ドイツについて、1人だけだった防駐官を2人態勢にする。軍関係者や各国の駐在武官らと人脈を築き、アフリカ情報の収集・分析にあたる。

政府がアフリカを重視するのは、資源獲得をにらみアフリカ進出を加速させている中国に対抗する意味合いもある。中国はアフリカで19カ国に駐在武官を置いており、日本はようやく半分程度に差を縮めることになる。



 
 
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中国の李首相がケニア大統領と会談、災害対策などで協力の意向

news.searchina

2013/08/23(金) 11:02

 中国の李克強首相は20日、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領と北京の人民大会堂で会談した。李首相は「中国はケニアと各分野での協力を強化し、関係を新たな段階に高めたいと考えている」と表明。災害対策での一層の協力に意欲を示した。(写真は「CNSPHOTO」提供)(編集担当:古川弥生)



 
 
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世界陸上金メダリスト2人が敗退/陸上

nikkansports

2013年8月23日21時30分

<陸上:ダイヤモンドリーグ第12戦DNガラン>◇22日◇ストックホルム

男子1500メートルのアスベル・キプロプ(24=ケニア)と3000メートル障害のエゼキエル・ケンボイ(31=ケニア)、モスクワ世界陸上金メダリスト2人があっけなく敗れた。

ケンボイは7月のパリ大会で7分59秒03の今季世界最高も出していて絶好調だったが、2周以上を残してリタイアした。理由は不明。

キプロプも7月のモナコ大会で3分27秒72の今季世界最高で走り、「どんな展開にも対応できる」と自信を得た。その言葉通りモスクワ世界陸上では、残り250メートルからのスパートで圧倒的な力を見せた。それが今大会では先頭に立つ見せ場をまったく作れず、3分35秒49で6位に終わった。

負ける金メダリストがいれば、勝ったモスクワ世界陸上敗者もいる。1500メートルに3分33秒59で優勝したアヤンリュー・スレイマン(20=ジブチ)は、世界陸上では準決勝落ちした選手。「スウェーデン在住の私にとってここは第二の母国。モスクワでは批判もたくさん受けたが、今日勝つことができて本当にハッピーだ」。



 
 
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ケニアでナイロビ・ファッション・ウィークが開催

AFPBB News

2013年08月27日 18:01

【8月27日 AFP】ケニア・ナイロビで23日から25日までナイロビ・ファッション・ウィークが開催された。ナイロビ・ファッション・ウィークではアフリカ出身のファッションデザイナーらによる作品を一堂に集め、発表する機会を設ける。

イベントの収益は、咽喉がん患者への寄付金としても役立てられる。(c)AFP



 
 
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ケニアでバス事故、死者多数

CNN.co.jp

2013.08.29 Thu posted at 16:33 JST

(CNN)ケニア赤十字社は29日、首都ナイロビ西部でバスが横転し、少なくとも41人が死亡したと発表した。

この事故で33人が負傷し、地元の病院に搬送された。

事故が発生したのは同日未明。バスは高速道路上で横転したという。



 
 
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ケニアの学生と交流

タウンニュース

2013年8月29日号

神橋小学校(垣崎授二校長)で8月22日、アフリカ交流会(ケニア編)が行われた。これは、「はまっ子ふれあいスクール」事業の一環で、日本ケニア学生会議(有賀康祐委員長)の協力により実現した。

この日は、同会議メンバーのケニア人学生5人と日本人学生10人が同校を訪問。はじめに、児童らにケニアという国について説明し、その後は一緒にケニアの歌や現地で人気のあるボールゲームなどを楽しんだ。はじめは少し遠慮がちだった児童らも、ケニアの歌が流れると緊張が解れたのか、笑顔で歌っていた。昼食時も学生と児童が混ざり合って座り、日本人学生が通訳となって会話を楽しんだ。

交流後は、垣崎校長が学生たちに神橋小学校の取り組みを紹介。ケニア人学生が熱心にメモを取る姿も見られた。同会議委員長の有賀さんは、「活動トピックのひとつが教育。子どもたちは成長と共に、外国人との壁を感じるようになりやすい。そのような壁を作らせないような教育機会を提供していきたい」と話し、今回の交流を喜んだ。

日本ケニア学生会議は1999年に創設され、日本日本及びケニア中の大学生が参加する非営利・非政治・非宗教の学生団体。2年前に横浜で行われた国際イベントで、当時の委員長が垣崎校長と知り合い、交流が始まった。



 
 
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ケニア バス転落40人超死亡

NHKニュース

8月30日 15時2分

アフリカのケニアで、大勢の乗客を乗せて高速道路を走行していたバスが、ガードレールを突き破って谷底に転落し、40人以上が死亡しました。

ケニアの首都ナイロビから西に140キロ離れた町、ナロクの高速道路で、29日、大勢の地元の乗客を乗せたバスがガードレールを突き破って谷底に転落しました。この事故で、これまでに子どもを含む40人以上が死亡し、多数のけが人が病院に運ばれて手当てを受けています。

バスは、崖を何回も回転しながら転落したということで、現地からの映像には、車体がめちゃめちゃに壊れて天井部分がなくなったバスと、その周辺で警察などが乗客を救出する様子が映っています。警察によりますと、事故当時、バスには65人の定員を超えるおよそ80人が乗っていて、かなりのスピードで走行していたとみられるものの、現場にブレーキをかけた跡がなかったということで、警察が詳しい状況を調べています。ケニアでは、ことし2月にも大勢の乗客が乗ったバスが横転し、少なくとも35人が死亡するなどバスの事故が後を絶たず、スピード違反の取締りや夜間照明の設置など安全対策の徹底を求める声が高まっています。



 
 
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『常勝思考』など大川隆法総裁の著作3冊が、ケニアの高校の副読本に認定

The Liberty Web

2013.08.30

大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の著作がこのほど、ケニア教育省が選ぶ高校副読本に認定された。大川総裁の著作が、政府機関に推薦図書として認められるのは初めて。ケニアには公立高校が約7500校あり、副読本は、各校の図書館の蔵書として政府の資金による購入の対象となる。

今回選ばれた、『常勝思考』『不動心』『成功の法』(いずれも英語版)の3冊は、4月にケニアの大手出版社・モラン社(Moran (E.A) Publishers., Ltd)から発刊された。ケニア教育省は今回、250冊を同国公立校の副読本として認定し、そのうちモラン社の書籍は36冊選ばれた。

大川総裁の著作は、心の教えや政治・経済から霊界や宇宙といった、数多くの分野にわたる。今回選ばれた3冊は、大川総裁の成功発展理論を代表する書籍で、特に『常勝思考』は、これまでにも世界各地で企業研修のテキストなどにも使われている。

現在ケニアでは、若者をリーダーとして育て、国を成長させたいという意識が強いという。この3冊を副読本に推薦したモラン社のムーディ・アウォリ会長も、4月の出版セレモニーで「ケニアにはクリエイティブな若者が必要だ」「著者の言葉には霊的パワーがある」と語っていた。先進国である日本でベストセラーを連発している著者の成功哲学が、遠くアフリカの地でも求められているわけだ。

この3冊がケニアにとって、明治期の日本の発展に多大な影響を与えた、『自助論』や『学問のすすめ』のような役割を果たすことになるかもしれない。(居)



 
 
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新興国で供給力拡大 ホンダ、アフリカもにらむ

nikkei.com

2013/9/4 2:06

ホンダが二輪車で世界最大手の座を守るためにはアジアなど新興国での供給力拡大が不可欠だ。中でも昨年、中国を抜いて世界最大市場となったインドの開拓は重要課題。景気の先行き懸念はあるものの1世帯あたりの普及台数は0.5台と、タイやベトナムの2台に比べ少ないとされ、市場開拓の余地が大きい。

ホンダはブランドが浸透し首位を維持している東南アジア諸国連合(ASEAN)地域でも能力の拡大を急いでいる。インドネシアでは2014年春に第4工場が稼働する予定でベトナムでも第3工場を建設中だ。

さらにアフリカでも今後の二輪車普及をにらみ事業拡大を急ぐ。今年10月にはナイジェリアに続きアフリカで2カ所目の二輪工場をケニアで稼働させる。生産能力は2カ国合計で年17万5000台になる。

新興国戦略の課題がインド市場のテコ入れだった。知名度が高く製品数の多い地元メーカーとの差は大きい。インドの需要を取り込むためにも供給力の拡大が急務となっていた。

インド市場ではヤマハ発動機やスズキ、川崎重工業もテコ入れを急ぐ。ヤマハ発はインドで14年の稼働を目指し第2工場を建設中。第1工場の拡張と合わせ18年までに生産能力を現在の60万台から280万台に引き上げる計画だ。



 
 
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アフリカ大陸の起債ラッシュ、東部にも到達

Japan Business Press

2013.09.05(木)

(2013年9月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

ガーナがサハラ砂漠以南のアフリカの国としては初めてのソブリン債を発行した2007年以降、資本市場で資金を調達するトレンドはアフリカ大陸の西部と南部の国々に限定されていたが、ここに来て東部の国々がこの流れに加わりつつある。

ケニアとタンザニアは近く、ドル建てソブリン債市場へのデビューを果たす。発行額は最大で計25億ドルになるという。調査会社ディールロジックによれば、アフリカ諸国は今年に入ってから国際債券市場で62億ドルを調達している。2011年通年の実績の3倍に相当する記録的な水準だ。

東アフリカではこれまで、債券市場で資金を調達している国はルワンダだけだった。しかし、ケニアとタンザニアがそこに加わることにより、東アフリカは多額の債務救済措置を受けてから10年ほどしか経たないうちに、外国の投資家の有力な投資先候補になりそうだ。

高度成長に投資家の関心

「東アフリカは現在、経済成長率が世界で2番目に高い地域であり、上を行くのはアジア新興国だけだ」。国際通貨基金(IMF)のケニア常駐代表、ラグナー・グドマンドソン氏はこう指摘する。「投資家がこの地域に魅力を感じているのはそのためだ」

また、シティグループのアフリカ担当エコノミスト、デビッド・カウアン氏は、ナイジェリアやガーナ、ガボンといった国々に投じた資金を分散させることに投資家が関心を持っていることも東アフリカ諸国の追い風になると述べている。「西アフリカのソブリン債はその大半が石油にリンクしており、ここへの投資資金をほかの地域に分散させたいという気持ちが強い」(同氏)。

だが、ケニアとタンザニアによる資本市場へのデビューは、いささかまずいタイミングで行われることになる。アフリカ諸国のドル建てソブリン債の利回りは過去3年間、非常に低い水準にとどまっていたが、米連邦準備理事会(FRB)が超金融緩和政策の終わりの始まりを示唆した今年5月から上昇し始めているのだ。

この地域の債券市場の指標であるJPモルガンNEXGEMアフリカ指数で見た利回りは、今年1月に5.3%という低水準をつけたが、現在は7.3%になっている(債券利回りの上昇は債券価格の下落を意味する)。ただそれでも、サハラ以南のアフリカ諸国のソブリン債利回りは、2008年の世界金融危機の際に記録した直近のピークの14%を大幅に下回っている。

サハラ以南で最も低い金利を実現したのはザンビアだった。7億5000万ドルの起債で資本市場に昨年デビューした際の金利はわずか5.6%だった。

だが、その後に起債した国々はいずれもこれより高い金利を課されている。6月に起債したガーナの金利は7.85%で、ナイジェリアは6.6%だった。投資家の間では、ケニアとタンザニアがこれから発行するソブリン債の表面利率は7%と8%の間になると見られている。

ナイジェリアやザンビアのソブリン債などを組み入れた運用資産1億6000万ドルの新興国債券ファンドを運用しているインスパロ・アセット・マネジメントの代表、モハメド・ハニフ氏は、アフリカの債券に対する投資家の投資意欲が非常に強いため、同社ではアフリカ債のみの債券ファンドを年内に立ち上げる予定だと述べている。

同氏によれば、「売買が可能なアフリカ債券は明らかに不足している」という。

アフリカに詳しくない投資家は不意打ちも

ただ、「市場の少し浮かれた雰囲気」に引かれているものの、アフリカに詳しいとは言えない多くの投資家は、不意打ちを食らいやすいという。ルワンダが今年4億ドルを起債して債券市場にデビューした時には買い注文が殺到したが、インスパロはこれに加わらなかった。このルワンダ債は既に大きく値を崩している。

ハニフ氏に言わせれば、ルワンダ経済は援助に依存した小規模なものであり、債券を発行できる発展段階にはまだ達していない。

しかし、それに比べればケニアとタンザニアの経済は成熟しており「持続的な成長」を遂げているため、どちらの債券も「いい案件」であり、インスパロも購入する計画だとハニフ氏は述べている。

タンザニアとケニアの政府関係者は、自国債券に対する旺盛な需要を見込んでおり、投資家を呼び込むために2ケタの利率を払う必要はないと断言する。投資家はアナリストらが両国について想定している7〜8%のリターンを得られないとまで言う政策立案者もいる。

ケニア中央銀行のンジュグナ・ンドゥング総裁は、投資家はFRBの動きとは「無関係」に同国の起債を待っており、金利は低いだろうと語っている。「欧州には、この債券を買おうとして待っている人がいる。投資先を待っているファンドマネジャーが大勢いるアラブ世界でも待っている人がいる。だから競争は相当激しくなる」

タンザニアの商都ダルエスサラームでは、ウィリアム・ムギムワ財務相が、東アフリカに対する投資家の関心を示す兆候として、同国が今年実施した私募債発行を例に挙げる。

「今年3月、インターネット上で投資家からの申し込みを募った。求めていたのは5億ドルだったが、募集を上回る25億ドルの申し込みがあった」。ムギムワ財務相はこう語り、「(債券購入の)機会を待っている非常に良い投資家が既にいる」と付け加えた。

By Javier Blas and Katrina Manson

Financial Times アフリカ大陸の起債ラッシュ、東部にも到達



 
 
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[FT]ケニア、タンザニア… 資金流入相次ぐ東アフリカ

nikkei.com

2013/9/5 7:00

(2013年9月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

ガーナがサハラ砂漠以南のアフリカの国としては初めてソブリン債を発行した2007年以降、資本市場で資金を調達するトレンドはアフリカ大陸の西部と南部の国々に限定されていたが、ここに来て東部の国々がこの流れに加わりつつある。

ケニアとタンザニアは近く、ドル建てソブリン債市場へのデビューを果たす。発行額は最大で計25億ドルになるという。調査会社ディールロジックによれば、アフリカ諸国は今年に入ってから国際債券市場で62億ドルを調達している。2011年通年の実績の3倍に相当する記録的な水準だ。

■有力な投資先候補に

東アフリカではこれまで、債券市場で資金を調達している国はルワンダだけだった。しかし、ケニアとタンザニアがそこに加わることにより、東アフリカは多額の債務救済措置を受けてから10年ほどしか経たないうちに、外国の投資家の有力な投資先候補になりそうだ。

「東アフリカは現在、経済成長率が世界で2番目に高い地域であり、上を行くのはアジア新興国だけだ」。国際通貨基金(IMF)のケニア常駐代表、ラグナー・グドマンドソン氏はこう指摘する。「投資家がこの地域に魅力を感じているのはそのためだ」

また、シティグループのアフリカ担当エコノミスト、デビッド・カウアン氏は、ナイジェリアやガーナ、ガボンといった国々に投じた資金を分散させることに投資家が関心を持っていることも東アフリカ諸国の追い風になると述べている。「西アフリカのソブリン債はその大半が石油にリンクしており、ここへの投資資金をほかの地域に分散させたいという気持ちが強い」(同氏)。

■米緩和政策終了の見通しで金利上昇

だが、ケニアとタンザニアによる資本市場へのデビューは、いささかまずいタイミングで行われることになる。アフリカ諸国のドル建てソブリン債の利回りは過去3年間、非常に低い水準にとどまっていたが、米連邦準備理事会(FRB)が超金融緩和政策の終わりの始まりを示唆した今年5月から上昇し始めているのだ。

この地域の債券市場の指標であるJPモルガンNEXGEMアフリカ指数で見た利回りは、今年1月に5.3%という低水準をつけたが、現在は7.3%になっている(債券利回りの上昇は債券価格の下落を意味する)。ただそれでも、サハラ以南のアフリカ諸国のソブリン債利回りは、2008年の世界金融危機の際に記録した直近のピークの14%を大幅に下回っている。

サハラ以南で最も低い金利を実現したのはザンビアだった。7億5000万ドルの起債で資本市場に昨年デビューした際の金利はわずか5.6%だった。

だが、その後に起債した国々はいずれもこれより高い金利を課されている。6月に起債したガーナの金利は7.85%で、ナイジェリアは6.6%だった。投資家の間では、ケニアとタンザニアがこれから発行するソブリン債の表面利率は7%と8%の間になると見られている。

ナイジェリアやザンビアのソブリン債などを組み入れた運用資産1億6000万ドルの新興国債券ファンドを運用しているインスパロ・アセット・マネジメントの代表、モハメド・ハニフ氏は、アフリカの債券に対する投資家の投資意欲が非常に強いため、同社ではアフリカ債のみの債券ファンドを年内に立ち上げる予定だと述べている。

同氏によれば、「売買が可能なアフリカ債券は明らかに不足している」という。

ただ、「市場の少し浮かれた雰囲気」に引かれているものの、アフリカに詳しいとは言えない多くの投資家は、不意打ちを食らいやすいという。ルワンダが今年4億ドルを起債して債券市場にデビューした時には買い注文が殺到したが、インスパロはこれに加わらなかった。このルワンダ債は既に大きく値を崩している。

ハニフ氏に言わせれば、ルワンダ経済は援助に依存した小規模なものであり、債券を発行できる発展段階にはまだ達していない。

■欧州やアラブの投資家が食指動かす

それに比べればケニアとタンザニアの経済は成熟しており「持続的な成長」を遂げているため、どちらの債券も「いい案件」であり、インスパロも購入する計画だとハニフ氏は述べている。

タンザニアとケニアの政府関係者は、自国債券に対する旺盛な需要を見込んでおり、投資家を呼び込むために2ケタの利率を払う必要はないと断言する。投資家はアナリストらが両国について想定している7〜8%のリターンを得られないとまで言う政策立案者もいる。

ケニア中央銀行のンジュグナ・ンドゥング総裁は、投資家はFRBの動きとは「無関係」に同国の起債を待っており、金利は低いだろうと語っている。「欧州には、この債券を買おうとして待っている人がいる。投資先を待っているファンドマネジャーが大勢いるアラブ世界でも待っている人がいる。だから競争は相当激しくなる」

タンザニアの商都ダルエスサラームでは、ウィリアム・ムギムワ財務相が、東アフリカに対する投資家の関心を示す兆候として、同国が今年実施した私募債発行を例に挙げる。

「今年3月、インターネット上で投資家からの申し込みを募った。求めていたのは5億ドルだったが、募集を上回る25億ドルの申し込みがあった」。ムギムワ財務相はこう語り、「(債券購入の)機会を待っている非常に良い投資家が既にいる」と付け加えた。

By Javier Blas and Katrina Manson

(翻訳協力 JBpress)



 
 
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ケニア国会、国際刑事裁判所脱退に賛成

nikkei.com

2013/9/6 10:09

ケニア国会は5日、同国の国際刑事裁判所(ICC)からの脱退に賛成する動議を可決した。ICCでは、2007年末の同国大統領選後の暴動を首謀したとして訴追されたルト副大統領らの本格審理が来週に始まる予定だが、今回の動議は審理に影響しない見通し。

同様にICCに訴追されているケニヤッタ大統領の与党陣営が動議を提出した。野党陣営は採決をボイコットした。

07年大統領選後の暴動では千人以上が死亡。ケニヤッタ、ルト両氏は暴動への関与を否定している。ケニヤッタ氏の本格審理は11月に開始予定。(ナイロビ=共同)



 
 
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Kenya Making 'Huge Progress' in Fight Against HIV/Aids

trust.org

BY KATY MIGIRO, 10 SEPTEMBER 2013

Kenya is making great strides in tackling HIV/AIDS, with a fall in the HIV positive population and a surge in the number of people getting tested and receiving treatment, according to a government survey released on Tuesday.

Kenya has the fourth largest HIV positive population in the world, after South, Nigeria and India. But the number of Kenyans living with the disease fell from 1.4 million to 1.2 million between 2007 and 2012, the 2012 Kenya Aids Indicator Survey revealed on Tuesday. The prevalence of HIV among adults dropped from 7.2 to 5.6 percent in the same period.

"We've made huge progress in Kenya both in reducing the number of new infections and getting people living with HIV on treatment," Maya Harper, the United Nations AIDS country director, said at the launch of the report. "Testing, knowledge of status, male circumcision in Nyanza, access to treatment - I think those have been great leaps forward in Kenya in the last five years."

More than 600,000 Kenyan men have been circumcised through a voluntary government programme since 2008, particularly in the western region of Nyanza, where it has traditionally not been part of the local culture.

Male circumcision reduces the risk of acquiring HIV by more than 60 percent.

"Circumcision scale-up has been more successful in Kenya than in any other African country," said Kevin De-Cocks, director of the Centers for Disease Control and Prevention's Center for Global Health.

PHOBIA HAS DECLINED

Most exciting is the huge increase in the number of Kenyans getting tested. This is important because people need to know that they are infected so that they can seek treatment.

The percentage of adults who have taken an HIV test more than doubled from 34 percent to 72 percent between 2007 and 2012. Two-thirds of those tested have been tested more than once.

The government has campaigned actively for people to find out their status, offering free tests, including at home. About seven million Kenyans now take an HIV test each year.

"The phobia which was there before now seems to have declined," said James Macharia, the cabinet secretary for health. "In the past, people used to get tested for HIV secretly. They'd be going to the remotest testing locations because nobody wanted to be seen entering those VCT (voluntary counselling and testing) locations."

As a result, almost half of HIV positive Kenyans are aware that they have the disease - up from 16 percent in 2007 to 47 percent in 2012.

With more people knowing their status, more people are taking anti-retroviral therapy (ART) to suppress the virus. Not only does this improve their health and their body's ability to fight off opportunistic infections, it also reduces the chance of their giving HIV to others.

Almost nine out of ten HIV positive people who know their status and are eligible for ART are receiving treatment.

One of the reasons that Kenya's prevalence rate remains quite stable is the large number of people taking ART.

"Because of ART, they are staying alive," said De-Cocks.

As a result, the highest HIV prevalence rate in Kenya (9.1 percent) is among middle-aged people aged 45 to 54 - contrary to assumptions that HIV predominantly affects young people.

This is a significant change from 2007, when the highest prevalence was among those aged 25 to 34 (10.5 percent). Prevalence among this age group fell to 6.4 percent in 2012, showing that there are fewer new infections among young people.



 
 
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ケニアに70年分の巨大地下水源 水事情一変の可能性も

東京新聞

2013年9月12日 07時21分

【ヨハネスブルク共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は11日、深刻な干ばつに度々見舞われてきたケニア北部トゥルカナ地方で巨大な地下水源が見つかったと発表した。英メディアによると、ケニア全体の消費量の70年分に当たる水が蓄えられているとされ、同国の水事情が一変する可能性もありそうだ。

地下水源は衛星やレーダーを使った調査で見つかった。この調査事業には日本政府も資金協力している。水資源の実際の活用に向けて、今後さらなる研究が進められる見通しだ。



 
 
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ケニアで巨大地下水源発見 国内消費量の70年分

nikkei.com

2013/9/12 9:34

【ヨハネスブルク=共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は11日、深刻な干ばつに度々見舞われてきたケニア北部トゥルカナ地方で巨大な地下水源が見つかったと発表した。英メディアによると、ケニア全体の消費量の70年分に当たる水が蓄えられているとされ、同国の水事情が一変する可能性もありそうだ。

地下水源は衛星やレーダーを使った調査で見つかった。この調査事業には日本政府も資金協力している。水資源の実際の活用に向けて、今後さらなる研究が進められる見通しだ。

トゥルカナ地方の住民の多くは遊牧民。ケニアで最も降水量が少なく貧しい地域の一つとされる。これまで何度も深刻な干ばつに襲われてきた。

それだけにこの水源への期待は大きく、ケニア政府の閣僚からは「干ばつに苦しめられてきた地域に希望をもたらす」と歓迎する声が出ている。

ユネスコによると、ケニアでは、4千万人超の人口のうち約1700万人が安全な水を十分に確保できないでいる。



 
 
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ケニア北部に巨大な地下水源、ユネスコ発表

cnn.co.jp

2013.09.12 Thu posted at 12:10 JST

(CNN) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は11日、ケニア北部のトゥルカナ地方で巨大な地下水源が見つかったと発表した。住民の生活向上と、水源をめぐる長年の争いの収束につながると期待されている。

ユネスコによると、トゥルカナ地方で5カ所に帯水層が見つかり、このうち2カ所は衛星探査や掘削を行って存在を確認した。貯水量や水質を調べるためにはさらなる調査が必要だとしている。

残る3カ所についてはまだ掘削による確認を行っておらず、今後詳しく調べる必要があるという。

水不足に悩まされている同国にとって、水源の発見は重要な意味を持つ。国連によると、ケニアの人口約4100万人のうち、約1700万人は安全な水を確保できず、約2800万人は不衛生な環境に置かれている。 環境担当閣僚

は、「巨大水源の発見は、トゥルカナ地方の住民、そしてこの国全体の未来の繁栄につながる。責任をもって今後の探査を行い、将来の世代のために安全を確保しなければならない」と語った。

ケニアは長年の間干ばつに見舞われ、水をめぐって治安が悪化。牛や牧草地をめぐる争いで死者が出る事態が日常化している。

新たな水源は灌漑や牧畜、飲料水としての利用が期待できるほか、栄養失調の解決にもつながる見通しだ。

調査プロジェクトはユネスコとケニア政府が実施し、日本が資金提供した。



 
 
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ケニア北部の乾燥地帯で大量の地下水発見、住民の生活改善に期待

AFP BB News

2013年09月15日 15:18 発信地:ナイロビ/ケニア

【9月15日 AFP】ケニア政府と国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)は11日、水が少なく住民も貧しいケニア北部トゥルカナ(Turkana)地方で、膨大な量の地下水を発見したと発表した。帯水層(地下水で飽和した透水性のある岩石や沈泥の地層)が2か所で発見されたとしている。

発見は最先端の衛星探査技術を利用して行われ、UNESCOが掘削を支援した。世界有数の乾燥地帯の住民約50万人の生活を一変させる可能性がある科学技術の成果だと歓迎されている。現地は2年前に壊滅的な干ばつに見舞われ、人道支援関係者はこれが原因で栄養失調率が37%に上昇したと指摘した。

水資源探査を実施した資源探査企業、レーダー・テクノロジーズ・インターナショナル(Radar Technologies International、RTI)は、一帯の地下水埋蔵量が少なくとも2500億立方メートル、年間補給ペースがオーストリアの水需要とほぼ同じ34億立方メートルに上るとの推計を示している。

RTIのアラン・ガシェ(Alain Gachet)社長はAFPに対し、「度重なる干ばつで何千頭もの家畜が死亡したが、こうした事態は今後起こらないだろう」と語り、「われわれはケニアの飲料水の資源量を2倍に引き上げた。女性が10〜20キロも歩いて水くみに行かざるを得ないことが多いことを踏まえると、必要性は極めて大きい」と付け加えた。

生活に適さない砂漠さながらのトゥルカナ地方は、ウガンダや南スーダン、エチオピアとの国境に近く、ケニア国内で最も所得水準が低い。住民はほぼ遊牧生活を余儀なくされ、立場の弱さはアフリカ有数とされている。また、一帯では家畜の放牧地をめぐる衝突が頻発しており、互いに対立する集団が銃で武装している場合も多い。

ケニアの人口4100万人余りのうち、1700万人は飲用に適した安全な水を調達できず、2800万人は適切な公衆衛生を欠いた生活環境に置かれている。

同国北部には、南北250キロ、東西が最大60キロで世界最大の砂漠湖トゥルカナ湖(Lake Turkana)がある。ただ、ヒスイのような深緑色で知られる湖水は、同湖に流れ込んでいる川に隣国エチオピアが水力発電用のダムを建設する影響で、失われる危機にさらされている。

また、トゥルカナ地方では石油の試掘も行われている。(c)AFP/Aude GENET



 
 
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ケニア首都で武装集団と警察の銃撃戦

nikkei.com

2013/9/21 22:01

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビで21日、武装集団がショッピングモールを襲撃し、警察との間で銃撃戦が起きた。地元メディアなどによると、複数の死傷者が出ているもよう。ロイター通信は少なくとも9人が死亡したと伝えた。

武装集団の正体や背景は不明。手りゅう弾が使われ、武装集団がショッピングモール内に立てこもっているとの情報がある。

在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないが、確認を続けている。

現場のショッピングモールはナイロビ最大級で、日本人を含む多くの外国人が日常的に利用している。

ケニアでは、一昨年10月に同国軍が内戦状態の続く隣国ソマリア南部に進攻後、ナイロビなどで爆発事件が相次いでいる。



 
 
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ケニア首都で武装集団襲撃、15人死亡 商業施設

nikkei.com

2013/9/21 22:39

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビで21日、武装集団がショッピングモールを襲撃し、警察との間で銃撃戦が起きた。ロイター通信によると、地元赤十字は少なくとも15人が死亡したと明らかにした。負傷者も多数出ており、犠牲者はさらに増える恐れがある。

武装集団は人質を取って、内部に立てこもっているとの情報がある。事件の背景は不明だが、AP通信は目撃者の話として、武装集団がイスラム教徒にショッピングモールから立ち去るよう話していたと伝えた。イスラム教徒以外を狙った可能性がある。

地元メディアなどによると、武装集団は十数人で、自動小銃や手りゅう弾が使われたとの情報もある。警察は周辺を封鎖した。

現場のショッピングモールはナイロビ最大級で、日本人を含む多くの外国人が日常的に利用している。

在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないが、確認を続けている。

ケニアでは一昨年10月に同国軍が内戦状態の続く隣国ソマリア南部に進攻後、ナイロビなどで爆発事件が相次いでいる。



 
 
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ケニア:商業施設で乱射…25人死亡 武装集団テロか

毎日新聞 2013年09月21日 22時22分(最終更新 09月22日 01時26分)

【ヨハネスブルク服部正法、沢田勇】東アフリカ・ケニアからの報道によると、首都ナイロビ中心部にある高級商業施設「ウエストゲート・モール」に21日、武装した男たちが侵入し銃を乱射、ロイター通信によると少なくとも25人が死亡し、50人以上が負傷した。男らが人質少なくとも7人を取って立てこもっているとの報道もあり、警官隊や軍が施設を包囲している。ケニア内務省や警察はテロ攻撃の可能性があると見ている。

ナイロビ警察幹部などによると、男らは10人前後。目撃者の話によると、男らはモールに侵入後に手投げ弾を爆発させ、カラシニコフ自動小銃を乱射した。

施設は日本人も含めた在留外国人や富裕層に人気のあるナイロビ屈指の総合商業施設。日本外務省海外邦人安全課によると、日本人が被害に遭ったとの情報は入っていない。

これまでのところ犯行声明は出ていないが、隣国ソマリアで政府と戦うイスラム過激派アルシャバブが同施設の襲撃を警告したことがある。ロイター通信は、襲撃者がソマリ人のように見えたとの目撃者の話を報じており、アルシャバブの犯行だった可能性もある。

アルシャバブは国際テロ組織アルカイダとの統合を宣言した過激派。ソマリア中・南部を制圧して政府軍と戦闘してきたが、2011年8月に政府軍やアフリカ連合(AU)部隊によって首都モガディシオから放逐された。その後、主要都市部から撤退を余儀なくされたものの、最近では都市部でのテロ攻撃を散発的に繰り返すゲリラ戦術を取っている。



 
 
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ケニア首都で武装集団襲撃、22人死亡

nikkei.com

2013/9/22 0:26

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビで21日、十数人の武装集団がショッピングモールを襲撃し、警察との間で銃撃戦が起きた。AP通信によると、地元赤十字は少なくとも22人が死亡したと明らかにした。負傷者も多数出ており、犠牲者はさらに増える恐れがある。武装集団が人質を取って、内部に立てこもっているとの情報がある。

事件の背景は不明だが、APは目撃者の話として、武装集団がイスラム教徒にショッピングモールから立ち去るよう話していたと伝えた。イスラム教徒以外を標的にしたとみられる。武装集団がソマリア人とみられるとする報道もある。

ロイター通信によると、内務省当局者は「テロリストによる襲撃の可能性がある」と述べた。

地元メディアなどによると、武装集団は自動小銃や手りゅう弾を使ったとの情報もある。警察は周辺を封鎖、ロイターによると、武装集団を鎮圧するため軍部隊も動員された。

現場のショッピングモールはナイロビ最大級で、日本人を含む多くの外国人が日常的に利用している。在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないが、確認を続けている。



 
 
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ケニア首都の商業施設で武装集団襲撃 26人死亡

nikkei.com

2013/9/22 1:21

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビで21日、十数人の武装集団がショッピングモールを襲撃し、駆け付けた警察との間で銃撃戦が起きた。地元メディアによると、地元赤十字は少なくとも26人が死亡したと明らかにした。約50人が負傷したといい、犠牲者はさらに増える恐れがある。武装集団は人質を取って、内部に立てこもっているという。

ロイター通信によると、内務省当局者は「テロリストによる襲撃の可能性がある」と述べた。

人質の数は不明。目撃者は共同通信に対し、武装集団がイスラム教徒にショッピングモールから立ち去るよう話していたと証言、イスラム教徒以外を標的にした可能性がある。武装集団がソマリア人とみられるとする報道もある。

地元メディアなどによると、武装集団は自動小銃や手りゅう弾を使用。警察は周辺を封鎖、ロイターによると、武装集団を鎮圧するため軍部隊も動員された。

現場のショッピングモールはナイロビ最大級で、日本人を含む多くの外国人が日常的に利用している。在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていないが、確認を続けている。

ケニアでは一昨年10月に同国軍が内戦状態の続く隣国ソマリア南部に進攻後、ナイロビなどで爆発事件が相次いでいる。



 
 
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ケニア商業施設襲撃、死者39人に

nikkei.com

2013/9/22 6:03

【ナイロビ=共同】ケニアのケニヤッタ大統領は21日夜、テレビ演説し、首都ナイロビのショッピングモールの襲撃事件で少なくとも39人が死亡、150人以上が負傷したことを明らかにした。



 
 
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ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃

nikkei.com

2013/9/22 7:11 (2013/9/22 20:54更新)

ケニアの首都ナイロビのショッピングモールで21日に起きた武装集団襲撃事件で、隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブは同日、インターネット上で犯行への関与を認める声明を出し、さらなる攻撃を警告した。

ケニア政府高官は22日、死者数が59人に達し、175人が負傷したと述べた。ケニヤッタ大統領は21日夜のテレビ演説で、襲撃を「テロ」と非難した。同高官によると武装集団は10〜15人で、人質を取って22日もショッピングモール内に立てこもっている。人質の数は不明。

現地外交筋などによると、これまでに外交官を含むカナダ人2人と、フランス人2人、韓国人、中国人の死亡が確認された。その他の犠牲者には子供も含まれるという。

アルシャバーブは声明で、犯行はケニア軍が2011年10月にソマリア南部に進攻したことへの報復だとし、ケニア軍の撤退を求めた。ケニア政府によると、武装集団の1人が拘束されたが、銃撃による傷が原因でその後、死亡した。

AP通信は、米国人4人が負傷したとの情報があると報道。在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

大統領は演説で「卑劣な行為だ」として、テロに屈しない姿勢を強調。最優先課題は人質の生命保護と述べた。自分の近親者が巻き込まれて死亡したとも語った。

アルシャバーブはケニア軍の進攻後に繰り返しテロを警告。多くの外国人が訪れる同ショッピングモールはテロの対象になり得るとみられていた。

国際テロ組織アルカイダと連携するアルシャバーブは、ソマリアでは勢力が減退しつつあるが、国内で自爆テロを続けている。(ナイロビ=共同)



 
 
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武装集団が商業施設を襲撃、死者39人 ケニア

cnn.co.jp

2013.09.22 Sun posted at 09:52 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外のショッピングモールが21日昼ごろ、武装集団に襲撃された。ケニヤッタ大統領によると、同日深夜までに買い物客ら39人の死亡が確認された。武装集団は人質を取ってモール内に立てこもっている。

現場は4階建てのビル内にレストランや商店が並ぶ高級ショッピングモールで、富裕層や外国人の買い物客でにぎわっていた。犯行グループはモール内や駐車ビルで一斉に銃を乱射したとみられる。手投げ弾の爆発音が響いたとの情報もある。

ケニヤッタ大統領は、死者の中には自身の親族もいたと述べ、犯行を強く非難した。政府幹部によると、2〜78歳の負傷者293人が近隣3カ所の病院で手当てを受けた。この中には米国人数人が含まれている模様。武装集団側の2人も射殺されたという。

隣国ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力「シャバブ」が犯行声明を出し、ケニア当局との交渉には応じないと宣言した。シャバブは犯行に先立ち、モールにいたイスラム教徒を全員避難させたと主張している。

モール内の状況について、警察は「犯行グループを隔離して一室に追い込んだ」と発表。一方でシャバブ側は犯行グループ側の優勢を主張するなど、情報が錯綜(さくそう)している。

ケニア緊急対策当局によると、22日午前1時30分ごろ、人質のうち5人が解放された。ただ現時点でも、多数の買い物客らが安否不明となっている。

犯行グループは内部のスクリーンでテレビニュースを見ているとされ、軍は地元メディアに生中継の報道を避けるよう指示した。



 
 
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asahi.com 2013年09月22日00時37分

ケニアの商業施設に武装集団、テロか 銃撃で22人死亡

【ヨハネスブルク=杉山正】ケニアの首都ナイロビ郊外にある高級ショッピングモールで21日、自動小銃や手投げ弾で武装した集団が買い物客らを襲撃し、立てこもっている。公式な死傷者数は不明だが、地元赤十字は少なくとも22人が死亡し、50人が負傷したとしている。警官隊、軍特殊部隊が突入し、銃撃戦を続けている。ケニア内務省は「テロ攻撃の可能性がある」としている。

目撃者によると、武装集団は10人前後とみられる。午前11時ごろ、モール内の正面入り口付近で手投げ弾を爆発させ、多くの客がパニックになった。その後、銃を乱射し、喫茶店では子供も被弾した。モール内で客を人質に取り、立てこもったという。AFP通信によると、警察当局は人質が7人いると確認した。

また、AP通信によると、武装集団は乱射の前に、イスラム教徒は立ち去るように命じたという。

ショッピングモールは、「ウェストゲート」と呼ばれ、裕福なケニア人や日本人を含む外国人駐在員が多く訪れる。ナイロビでは最も警備が厳しいショッピングモールの一つだ。

ケニア政府は2011年から隣国ソマリアでアルカイダ系武装勢力シャバブの掃討作戦に軍を派遣しており、シャバブは報復を誓っている。モールにはイスラエル資本の店が多いほか、外国人が集まることから度々、テロの対象になることが懸念されていた。

犯行声明は出ていないが、ケニア内務省はテロの可能性を指摘し、「非常に深刻な事態として対処している」としている。

在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っておらず、さらに確認をしている。



 
 
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asahi.com 2013年9月22日14時18分

ケニアの襲撃、死者39人に アルカイダ系が犯行声明

【ヨハネスブルク=杉山正】ケニアの首都ナイロビ郊外にある高級ショッピングモールで21日にあった武装集団による襲撃事件で、隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」が同日夜、犯行声明を出した。AP通信などが報じた。ケニア政府は、死者が少なくとも39人、負傷者は150人に上ると発表した。

シャバブは、声明の中で、ケニア軍がソマリアでシャバブ掃討作戦に参加していることに触れ、「(モール内の)銃撃はケニア軍の犯罪に対する正義だ。戦いの場をケニアに移す時が来た」とした。

ショッピングモールは、裕福なケニア人や日本人を含む外国人駐在員が家族連れなどで多く訪れる場所。

シャバブは、2011年以降、ケニアへの報復を誓い、同国内で度々テロが起きている。ただ、今回のように外国人が集まる商業施設が狙われることはなかった。



 
 
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asahi.com 2013年09月22日21時57分

ケニアの襲撃、死者59人に アルカイダ系が犯行声明

【ヨハネスブルク=杉山正】ケニアの首都ナイロビ郊外にある高級ショッピングモールが21日に襲撃された事件で、隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」が同日夜、犯行声明を出した。AP通信などが報じた。ケニア政府は、死者が2〜78歳の59人、負傷者は170人余りに上ると発表した。

シャバブは声明で、ケニア軍がソマリアでシャバブ掃討作戦に参加していることに触れ、「(モール内の)銃撃はケニア軍の犯罪に対する正義だ。戦いの場をケニアに移す時が来た」とした。

武装集団が複数の人質を取ってモール内に立てこもっている。22日朝、治安部隊との銃撃戦の末、4人が救助されたという。

このショッピングモールは、裕福なケニア人や日本人を含む外国人駐在員が家族連れで多く訪れる場所。死者にはケニア人のほか、外交官を含むカナダ人が2人、フランス人、イギリス人、中国人などがいるという。地元赤十字は49人の行方が分かっていないとしている。

在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。ナイロビでは21日、日本人会主催の祭りが別の場所で開かれており、数百人の邦人が参加していた。日本人駐在員の間では「祭りがなければ多くの日本人が事件に遭遇していただろう」と口々に話している。

シャバブは2011年以降、ケニアへの報復を誓い、同国内で度々テロを引き起こしている。ただ、今回のように外国人が集まる商業施設が狙われることはなかった。ただ、襲われたモールは、イスラエル系資本の店が多く、テロの標的になるのではと以前から懸念されていた。ケニア軍を支援するため22日、イスラエルの治安当局も現場入りした。



 
 
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ケニアの高級ショッピングモール、武装集団襲撃

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】東アフリカ・ケニアの首都ナイロビで21日、武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート」を襲撃し、ロイター通信によると、少なくとも15人が死亡した。

武装集団は約5人で、買い物客に向かって手投げ弾を爆発させ、自動小銃を乱射。駆けつけた警官隊と交戦となった。複数の客を人質に立てこもっている模様だ。

同通信は政府高官の話として、テロ攻撃の可能性があると伝えた。

同モールは日本人など外国人駐在員やケニア人富裕層らが頻繁に利用している。ナイロビの日本大使館によると、日本人がこの事件に巻き込まれたという情報は入っていない。

ケニアは、隣国ソマリアのアル・カーイダ系イスラム武装組織「アル・シャバブ」の掃討作戦に軍隊を派遣しており、アル・シャバブによるテロがケニア国内で相次いでいる。

(2013年9月22日00時22分 読売新聞)



 
 
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アル・カーイダ系がケニア首都襲撃、銃撃戦続く

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】ケニアの首都ナイロビで21日、武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート」を襲撃した事件で、隣国ソマリアのアル・カーイダ系イスラム組織「アル・シャバブ」は21日、犯行を認めた。

AFP通信が伝えた。また、襲撃による死者は59人、負傷者は175人以上に達した。

アル・シャバブの広報担当者は声明で、事件は2011年からソマリアにアル・シャバブ掃討の軍を派遣しているケニア政府への報復と言明、派遣を続ける限り「ケニアに平和は訪れない」と警告した。

襲撃時は、モール内で子供向けのイベントが行われており、児童のほか、英国やカナダ、フランスの外交官や市民も犠牲になった。

ケニア政府は軍も投入したが、米CNNは22日、政府関係者などの話として、10〜15人前後の武装集団が約30人の人質をとって立てこもっていると報じた。

ケニアのケニヤッタ大統領は21日の声明で、親族も犠牲になったことを明らかにし、今回のテロ事件を「憎むべき犯罪」と非難し、「犯人がどこに逃げようと捕まえ、罰を与える」と強調した。

22日夕現在、日本人の被害は確認されていない。

(2013年9月22日23時53分 読売新聞)



 
 
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ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃

死者59人に

nikkei.com

2013/9/22 22:59

ケニアの首都ナイロビのショッピングモールで21日に起きた武装集団襲撃事件で、隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブは同日、インターネット上で犯行への関与を認める声明を出し、さらなる攻撃を警告した。

ケニア政府高官は22日、死者数が59人に達し、175人が負傷したと述べた。ケニヤッタ大統領は21日夜のテレビ演説で、襲撃を「テロ」と非難した。同高官によると武装集団は10〜15人で、人質を取って22日もショッピングモール内に立てこもっている。人質の数は不明。

現地外交筋などによると、これまでに外交官を含むカナダ人2人と、フランス人2人、インド人2人、韓国人、中国人の死亡が確認された。その他の犠牲者には子供も含まれるという。

アルシャバーブは声明で、犯行はケニア軍が2011年10月にソマリア南部に進攻したことへの報復だとし、ケニア軍の撤退を求めた。ケニア政府によると、武装集団の1人が拘束されたが、銃撃による傷が原因でその後、死亡した。

AP通信は、米国人4人が負傷したとの情報があると報道。在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

大統領は演説で「卑劣な行為だ」として、テロに屈しない姿勢を強調。最優先課題は人質の生命保護と述べた。自分の近親者が巻き込まれて死亡したとも語った。

アルシャバーブはケニア軍の進攻後に繰り返しテロを警告。多くの外国人が訪れる同ショッピングモールはテロの対象になり得るとみられていた。

国際テロ組織アルカイダと連携するアルシャバーブは、ソマリアでは勢力が減退しつつあるが、国内で自爆テロを続けている。(ナイロビ=共同)



 
 
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ABP、ケニアに事務所 日系企業のアフリカ進出支援

nikkei.com

2013/9/22 23:34

日本企業のアフリカ進出支援を手がけるコンサルティング会社、アフリカビジネスパートナーズ(ABP、千葉県柏市、佐藤重臣代表)はケニアに事務所を開設した。常駐の現地人スタッフが市場調査や地元企業との折衝などにあたる。従来は日本人スタッフが短期滞在し、情報収集していた。よりきめ細かい情報を提供し、日本企業の進出を後押しする。

事務所は首都ナイロビに設けた。ケニアは4千万人規模の人口を抱え、経済成長に伴い個人消費の拡大が見込まれる。ABPは年内にセネガルや南アフリカ共和国にも拠点を設ける。



 
 
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商業施設襲撃120人死傷…ケニア首都

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】東アフリカ・ケニアの首都ナイロビで21日、武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート」を襲撃し、地元の医療機関関係者によると、少なくとも20人が死亡、約100人が負傷した。

ロイター通信などによると、武装集団は10人前後でマスクを着用。手投げ弾を爆発させ、自動小銃を乱射。警官隊と交戦になった。複数の客を人質に立てこもっており、ケニア政府は軍も投入した。政府高官は「テロの可能性がある」と話している。

同モールは日本人など外国人駐在員やケニア人富裕層らが利用している。ナイロビの日本大使館によると、日本人の被害情報は入っていない。

(2013年9月22日01時25分 読売新聞)



 
 
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ケニア・モール襲撃:ソマリア過激派が犯行声明

毎日新聞 2013年09月22日 08時01分(最終更新 09月22日 09時41分)

ケニアの首都ナイロビのショッピングモールで21日に起きた武装集団による襲撃事件で、隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバブは同日、インターネット上で犯行への関与を認める声明を出し、さらなる攻撃を警告した。

ケニアのケニヤッタ大統領は21日夜、テレビ演説し、死者が少なくとも39人に達し、150人以上が負傷したと明らかにした。大統領は、襲撃は「テロ」だとして非難した。武装集団は人質を取ってショッピングモール内に立てこもっており、軍などが救出作戦を続けている。(共同)



 
 
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ケニア:首都乱射、死者59人…ソマリア過激派が犯行声明

毎日新聞 2013年09月22日 21時01分(最終更新 09月22日 22時53分)

【ヨハネスブルク服部正法】21日にケニアの首都ナイロビの商業施設で起きた銃乱射事件で、隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブが同日夜、犯行声明を出し、さらなるケニア国内でのテロ攻撃も示唆した。ケニア政府によると死者数は59人、負傷者数は175人。国際テロ組織アルカイダの犯行とされる在ナイロビ米大使館爆破事件(1998年8月)以降、最悪のテロ事件となった。

負傷者は300人以上との情報もある。

21日正午ごろ、10〜15人とみられる男らがナイロビ中心部にある商業施設「ウエストゲート・モール」に侵入。銃を乱射し手投げ弾を爆発させた。22日午前現在、襲撃グループは人質を取りモール内に立てこもっている。人質の人数は不明。

女性目撃者の一人は毎日新聞の取材に「襲撃者は、標的は非イスラム教徒と話していた」と語った。襲撃者についてソマリ人がいたと報じられるが、2階で店を営むアブドル・アジズさんは毎日新聞の取材に、襲撃者の一人が「アラブ人に見えた」と語った。その男は黒い布で顔を覆っていたが、その後、布を取って避難する人々の中に紛れ込んだという。

モールは在住外国人や地元富裕層に人気のある高級商業施設。ロイター通信によると、フランス人2人、外交官1人を含むカナダ人2人が犠牲となった。在ナイロビの日本大使館によると、日本人の被害情報はない。

アルシャバブはアルカイダとの統合を宣言した過激派。ソマリア中・南部を制圧したが、2011年10月のケニアの軍事介入などで都市部から放逐され、弱体化が指摘される一方、ソマリア国境に近いケニア北東部などではアルシャバブの犯行とみられるテロ事件が頻発している。



 
 
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ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃

nikkei.com

2013/9/23 0:00

ケニアの首都ナイロビのショッピングモールで21日に起きた武装集団襲撃事件で、隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブは同日、インターネット上で犯行への関与を認める声明を出し、さらなる攻撃を警告した。

ケニア政府高官は22日、死者数が59人に達し、175人が負傷したと述べた。ケニヤッタ大統領は21日夜のテレビ演説で、襲撃を「テロ」と非難した。同高官によると武装集団は10〜15人で、人質を取って22日もショッピングモール内に立てこもっている。人質の数は不明。

各国政府などによると、これまでに外交官を含むカナダ人2人と、フランス人2人、英国人3人、インド人2人、韓国人、中国人らの死亡が確認された。犠牲者には子供も含まれるという。

アルシャバーブは声明で、犯行はケニア軍が2011年10月にソマリア南部に進攻したことへの報復だとし、ケニア軍の撤退を求めた。ケニア政府によると、武装集団の1人が拘束されたが、銃撃による傷が原因でその後、死亡した。

AP通信は、米国人4人が負傷したとの情報があると報道。在ケニア日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

大統領は演説で「卑劣な行為だ」として、テロに屈しない姿勢を強調。最優先課題は人質の生命保護と述べた。自分の近親者が巻き込まれて死亡したとも語った。

アルシャバーブはケニア軍の進攻後に繰り返しテロを警告。多くの外国人が訪れる同ショッピングモールはテロの対象になり得るとみられていた。

国際テロ組織アルカイダと連携するアルシャバーブは、ソマリアでは勢力が減退しつつあるが、国内で自爆テロを続けている。(ナイロビ=共同)



 
 
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ケニア襲撃、死者68人に 大半の人質救出と軍表明

nikkei.com

2013/9/23 9:00

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビのショッピングモールを武装集団が襲撃した事件で、ケニア軍は22日夜、モール内のほとんどの部分を掌握し、大半の人質が救出されたとインターネット上で表明した。事件の早期収束に全力を尽くしているとしている。

地元メディアなどによると、ケニア赤十字はテロの死者が68人に達したと明らかにした。行方が分からない市民が多数いるとしており、犠牲者数はさらに増える恐れもある。死者にオランダ人や南アフリカ人、ガーナ人が含まれることも新たに分かった。

オバマ米大統領は22日、ケニヤッタ大統領と電話会談し、事件について哀悼の意を伝え、テロ対処でケニア政府を支援する意向を示した。米国務省によれば、米国人5人が負傷した。

ケニア軍は22日、兵士多数を現場に追加投入し、モールからは散発的に銃声や爆発音が聞かれた。上空には軍のヘリコプターが旋回。ケニア軍は解放された人質の数は明らかにしていないが、兵士4人が負傷した。

ケニア政府幹部は、人質保護のため制圧作戦には「細心の注意が必要」と語っていた。在ケニア日本大使館によると、日本人が被害に遭ったとの情報は入っていない。

負傷者はこれまでに175人。赤十字は輸血用の血液が足りないと呼び掛け、多数の市民が献血に駆け付けている。

オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に訴追されたケニアのルト副大統領の弁護士は22日、今月10日に始まった本格審理を休止するようICCに申請した。ルト氏を帰国させ、テロに対応できるようにするためとしている。



 
 
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ケニアのモール襲撃、死者68人に 人質の大半を救出か

cnn.co.jp

2013.09.23 Mon posted at 10:10 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外で武装集団がショッピングモールを襲撃し、買い物客らを人質に立てこもっていた事件で、ケニア軍は23日未明、人質の大半が救出され、事態は収束に向かっていると発表した。

ケニア赤十字によると、現場では22日夜、新たに9人の遺体が収容され、死者は計68人となった。その一部は外国人とみられ、各国政府によれば英国人3人、フランス人2人、カナダ人も外交官1人を含む2人が死亡した。ケニヤッタ大統領によれば、負傷者は少なくとも175人に上った。この中には米国人数人が含まれている。

治安部隊は大規模な突撃の末、すでにモール内の大部分を掌握したとされる。22日午後までに少なくとも1000人が脱出したが、依然として約30人が人質となっている模様だ。

犯行グループは10〜15人の規模だったとみられる。隣国ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「シャバブ」が犯行声明を出し、ツイッター上で実行犯9人の名前を公表した。このうち3人は米国から、2人がソマリアからで、残る4人はそれぞれカナダ、フィンランド、ケニア、英国の出身だという。

死者の中にはケニヤッタ大統領のおいとその婚約者も含まれていた。大統領は22日、「実行犯だけでなく首謀者にもただちに厳しい罰を下す」と述べた。

ケニアは2011年以降、シャバブの掃討作戦に参加している。これに対してシャバブ側は、同国の教会やバス停など公共施設を狙った攻撃を繰り返してきた。



 
 
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asahi.com 2013年09月23日22時47分

ケニア当局が人質救出作戦 モールで爆発・黒煙

【ナイロビ=杉山正】ケニアの首都ナイロビ郊外にある高級ショッピングモールが襲撃された事件は、23日も犯人グループが人質をとって立てこもりを続けた。ケニアの治安当局はモールへの突入作戦を行い、人質の多くを救出したとしている。同日までの死者は少なくとも69人、負傷者は170人以上に上っている。

隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」が犯行声明を出している。犯人グループは15人程度とされ、一部は銃撃で死亡したが、まだ人質を盾に立てこもっている。70人近くの行方不明者が出ており、地元警察の1人は「運び出せない遺体が中にたくさんある。死者数はもっと増える」と話した。

周辺道路は封鎖され、モールでは大きな爆発が起こり、黒煙が高々と上空に上がった。治安当局は、犯人グループが内部で火を放ったとしている。

ジャネットさん(47)は、モール内のスーパーで働いていた夫(48)の帰りを待つ。「携帯がずっと通じない。孫娘が生まれたばかりなのに」とむせび泣いた。モールは富裕層や外国人駐在員に利用され、死傷者は英、米、仏、中、印など多岐にわたる。ナイロビ市内の遺体安置所では、各国の大使館関係者や犠牲者の親族らが遺体の確認を続けている。

インド系銀行に勤めるプラサッドさん(39)は同僚(55)と連絡が取れなくなり、遺体安置所で再会した。「遺体の損傷が激しく、手投げ弾の犠牲になったようだ。非情な犯罪で許せない」と語った。



 
 
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ケニア襲撃、死者にインド人やオランダ人も

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】ケニアの首都ナイロビで武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート」を襲撃した事件で、AP通信によると、死者には、インド、オランダ、南アフリカ、ガーナ、ペルー人が含まれていることが新たに分かった。

モールは外国人駐在員らが利用していた。

在ケニア日本大使館によると、23日昼現在、日本人の被害は確認されていない。

(2013年9月23日21時22分 読売新聞)



 
 
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ケニア襲撃事件、捜査支援を表明…オバマ大統領

【ワシントン=白川義和】ホワイトハウスの声明によると、オバマ米大統領は22日、ケニアのケニヤッタ大統領と電話会談し、ナイロビでのショッピングモール襲撃事件の捜査を支援すると伝えた。

対テロ戦での両国の協力関係も確認した。

(2013年9月23日20時40分 読売新聞)



 
 
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ケニア:突入作戦始める 「大半の人質救出」 死者69人

毎日新聞 2013年09月23日 21時22分(最終更新 09月23日 23時29分)

【ヨハネスブルク服部正法】ケニアの首都ナイロビの商業施設で起きたテロ攻撃で、ケニア軍は22日夕方から施設への大規模な突入作戦を開始した。23日午後には建物から爆発音が上がり大きな黒煙が上がった。ケニア政府は作戦中に襲撃犯2人を殺害したと発表、「ほとんどの人質は救出された」としており、作戦は最終局面を迎えた模様だ。

ケニア赤十字によると死者数は69人。負傷者数は少なくとも175人に上るとみられる。

隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブと見られる10〜15人程度の武装集団が21日正午ごろ、ナイロビ中心部の高級商業施設「ウエストゲート・モール」に侵入、小銃を乱射し手投げ弾を爆発させた。このテロ攻撃で買い物客らが死亡した。

武装集団は人質を取って立てこもり、ケニア軍は22日の日暮れごろから人質救出のため、大規模な突入作戦を始めた。

モールは在住外国人にも人気の施設で、これまでに英国人、フランス人、カナダ人、中国人などの死亡が報じられている。在ナイロビの日本大使館によると日本人の被害情報はない。

AFP通信は、救出作戦にイスラエル治安当局が参加していると報じた。ロイター通信は、イスラエル人が助言を行っているが実際の作戦には参加していないとのイスラエル当局者の話を報じた。

モール内にはイスラエル人経営の店舗があったことで知られている。ケニアでは2002年11月にイスラエル資本のホテルへの自爆テロやイスラエルの旅客機を狙ったテロ未遂事件が発生。これらの事件はアルシャバブが統合を宣言した国際テロ組織アルカイダの犯行が疑われている。



 
 
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人質救出作戦を決行、実行犯3人殺害…ケニア

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】21日にケニアの首都ナイロビで武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート」を襲撃した事件で、AFP通信などによると、ケニア政府の内相は23日に記者会見し、4階建てモール内の「全ての階を制圧した」と述べ、人質救出作戦を決行したことを明らかにした。

内相は武装集団のメンバーが一部の店舗内に隠れているとしながらも、「作戦は早期に終結する見込みだ」と述べた。モール内に残っている人質の数については、「不明」と語った。

地元の医療関係者によると、事件による死者は62人、負傷者は約200人以上に上った。

また、内務省はツイッターへの書き込みで、容疑者を10人以上逮捕したと伝えた。ケニア軍はツイッターで実行犯の3人を殺害し、ほかに数人が負傷したことを明らかにした。

(2013年9月24日01時26分 読売新聞)



 
 
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「商業施設を制圧、人質解放」ケニア政府内務省

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】ケニアの首都ナイロビで21日、武装集団が高級ショッピングモール「ウエストゲート」を襲撃した事件で、ケニア政府内務省は23日、ツイッターへの書き込みで、「ウエストゲートを制圧した」と伝えた。

また、治安部隊がモール内で取り残された人をくまなく捜索しているが、「全ての人質は解放されたものと信じる」と発表した。

(2013年9月24日06時52分 読売新聞)



 
 
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ケニア襲撃事件、人質の大半を救出 部隊が突入

当局「制圧は間近」

nikkei.com

2013/9/24 0:52

【カイロ=押野真也】ケニアの首都ナイロビのショッピングセンターで起きたイスラム過激派の襲撃事件は、23日午後(日本時間同日夜)までに治安部隊が施設内に突入し人質の大半を救出したもようだ。治安当局幹部は同日の記者会見で「制圧は間近」との見解を示し、事態収拾に自信を見せた。ただ、過激派組織はさらなる攻撃を予告しており、堅調なケニア経済にも影響が及びかねない状況だ。

ケニア政府によると、今回の襲撃事件の死者数は23日までに62人に達した。治安部隊は施設内に突入して人質を救出する一方、各階をほぼ制圧。実行犯は施設内の一部に立てこもり、治安部隊との間で交戦が続いているもようだ。

今回の襲撃事件では、ソマリアのイスラム過激派組織「アルシャバーブ」が犯行声明を出している。実行犯の人数などは不明だが、解放された人質や治安当局は現地メディアなどに、複数の国籍のメンバーで構成されているなどと語った。

アルシャバーブは国際テロ組織「アルカイダ」の関連組織で、ケニア軍がアルシャバーブ掃討を目的に2011年10月にソマリアに軍事介入したことに強く反発。介入以降、ケニアではナイロビや南東部の観光地モンバサなどで爆弾テロや外国人の誘拐事件などが断続的に起きている。

今回の襲撃事件は、テロ事件としては、200人以上が死亡した1998年の在ケニア米大使館爆破事件以来の規模となった。襲撃対象となった施設はナイロビでも有数の大型商業施設で、食料品販売店や海外ブランドの店舗も入居しており、在留邦人や外国人の利用も多い。

アルシャバーブは今後もケニアでのテロを続けると宣言しており、治安が悪化すれば海外直接投資をテコに成長してきたケニアの経済政策が揺らぐ懸念もある。

ケニアの経済規模は東アフリカ最大で、12年の海外直接投資の受け入れ額は約2億6000万ドル(約257億円)。11年比で約23%減少したのは13年の大統領選挙を見極めようとした一時的な減少で、今後も直接投資は増加するとの見方が多い。日本貿易振興機構(ジェトロ)ナイロビ事務所によると、ケニアに対する日系企業の関心は高く、現在は約40社が進出。日清食品ホールディングスは14年にも即席麺を現地製造する計画だ。

ケニアがけん引する形で、エチオピアやタンザニアなど東アフリカ諸国への直接投資も増えており、各国とも13年は5、6%の経済成長率が見込まれている。

アルシャバーブは東アフリカ地域全体で活動を活発化させているだけに、安定を維持するためには各国政府がいかに広域の連携を構築できるかがカギを握りそうだ。



 
 
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ケニア:軍「商業施設掌握」 内務省「人質解放を確信」

毎日新聞 2013年09月24日 11時48分

【ヨハネスブルク服部正法】ケニアの首都ナイロビの商業施設で起きたテロ攻撃事件で、ケニア軍が23日夜から24日未明(日本時間同日午前)にかけ、商業施設内に立てこもった武装集団の制圧作戦を行った。作戦は最終段階とみられ、ロイター通信などによると、ケニア内務省や軍は「商業施設を掌握した」と表明。内務省は「我々の部隊が施設の各階を調査中だ。全ての人質が解放されたと確信する」とも述べた。

実行犯の武装集団に関し、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は24日、「米国人2〜3人と英国人1人が含まれている」とのケニア政府高官の発言を報じた。米国人は「ソマリア系かアラブ系の18〜19歳」、英国人は「何度もこうしたこと(テロ攻撃)をしたことがある」女だという。

同事件では隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブとみられる10〜15人の武装集団が21日正午ごろ、ナイロビ中心部の高級商業施設「ウエストゲート・モール」に侵入。AFP通信によると、軍はこれまでに少なくとも武装集団の3人を殺害して数人を負傷させた。また、警察は10人以上の容疑者を拘束したと話している。

現在も武装集団が抵抗を続けているかは不明。政府報道官はAFP通信に対し、「(商業施設内の)部屋や隅に隠れている可能性は排除しない」と語った。23日午後、商業施設の屋上から黒煙が上がったが、武装集団が放火した可能性があるという。

AFP通信などによると、今回の事件では複数の外国人を含む62人が死亡し、約200人が負傷した。ケニア赤十字は一時69人が死亡したとしたが下方修正した。行方不明者も63人いるという。在ケニア日本大使館によると、日本人の被害の情報は入っていない。



 
 
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武装グループの一部が依然立てこもり ケニア襲撃事件

cnn.co.jp

2013.09.24 Tue posted at 09:48 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外のショッピングモールが武装グループに襲撃された事件は、発生後3日目に入った23日深夜までに当局が建物全体を掌握したと発表したものの、グループの一部は依然として立てこもりを続けている模様だ。

ケニア内務省や警察責任者はツイッターで、すでに4階建てモールの全フロアを掌握したと発表し、市民らに平静を呼び掛けた。一方、同国政府の高官2人がCNNに語ったところによると、内部にはまだ武装したメンバーが数人いる模様。人質が残っているかどうかは明らかでない。ケニア赤十字社は65人の安否が不明としている。

モールからは23日も断続的に銃声が響き、犯行グループの放火によるとみられる煙が立ち上った。事件の死者は少なくとも62人に上ったとみられ、この中には英国人6人、フランス、インド、カナダ人各2人、オランダ人1人が含まれている。

内務省が同日発表したところによると、犯行グループ側のメンバー3人が死亡し、ケニア軍兵士11人が負傷した。ケニア当局は空港などで出入国者の監視を強化。10人以上を拘束して事情を聴いている。

隣国ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「シャバブ」が犯行声明を出し、実行犯とされるメンバー9人の名前を公表した。この中には米国出身者3人、カナダ、フィンランド、英国の出身者各1人が含まれるとされ、米情報当局などが確認を急いでいる。

シャバブはツイッターを通し、モール襲撃はケニアがシャバブ掃討作戦に参加したことに対する報復だと主張した。一方、ケニアのモハメド外相は23日、CNNとのインタビューで「これはシャバブ単独ではなく、アルカイダによる高度な計画的犯行だ」との見方を示した。



 
 
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asahi.com 2013年9月24日10時40分

ケニアの襲撃、すべての人質救出 当局が発表

【ナイロビ=杉山正】ケニアの首都ナイロビ郊外にある高級ショッピングモールが襲撃された事件で、ケニア治安当局は24日未明、モールを統制下に置き、「すべての人質を解放した」と発表した。

隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」が犯行を認め、21日から人質をとって治安部隊と銃撃戦を続けていた。犯人グループは15人ほどで、少なくとも3人が銃撃で死亡した。シャバブは、ソマリアからのケニア軍の撤退を求めていたが、ケニア政府は拒否していた。

人質の人数は不明だが、地元赤十字は63人が行方不明になっているとしていた。これまでに確認された死者は60人以上、負傷者は170人以上に上っている。犠牲者の国籍はケニアに加え英国6人のほか、仏、中、印など。イスラエルや英、米の機関が人質救出作戦を支援した。

一方、ケニア軍当局は、犯人グループの出身国は複数だとしており、米情報筋は欧米国籍の者が含まれるとみている。



 
 
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ケニア内務省、制圧と発表…武装集団モール襲撃

【ナイロビ=黒岩竹志】ケニアの首都ナイロビで武装集団が高級ショッピングモールを襲撃し、人質を取ってたてこもった事件で、ケニア内務省は24日未明(日本時間同日朝)、同モールを「制圧した」とツイッターを通じて発表した。

内務省はこれまでに容疑者10人以上を逮捕したと発表。ケニア軍は、実行犯3人を殺害したとしている。

制圧作戦前、モール内には、複数の人質が残されているとみられていたが、内務省はツイッターで「全ての人質は解放されたと確信する」とした。一方、AFP通信によると、ケニア政府報道官は「武装集団の一部が建物内に隠れている可能性は排除出来ない」と指摘。依然、捜索を進めていることを明らかにした。

地元医療関係者によると、21日に起きた事件ではこれまでに62人が死亡、200人以上が負傷した。国際テロ組織アル・カーイダ系イスラム武装組織で、隣国ソマリアを拠点とする「アル・シャバブ」が犯行を認めているが、ケニアのアミナ・モハメド外相は23日、米PBSテレビのインタビューで、実行犯のうち数人が米国出身とみられることを明らかにした。外相は「18〜19歳の若者で、ソマリアやアラブ系とみられる」と述べた。

(2013年9月24日11時27分 読売新聞)



 
 
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ケニア政府、襲撃事件「モール掌握」 制圧作戦続行

nikkei.com

2013/9/24 11:44

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビのショッピングモール襲撃事件で、ケニア軍は23日夜から24日未明にかけ、モール内に立てこもった武装集団の制圧作戦を続けた。事件発生から2日以上が経過し、作戦は最終段階に入ったとみられ、政府は「モールを掌握した」と表明した。武装集団の抵抗が続いているかどうかは不明。

英国放送協会(BBC)放送によると、ケニア政府高官は23日、モール内に人質が残っている可能性は小さいと語った。ケニア軍は同日、モールを襲った10〜15人の武装集団のうち、これまでに3人を殺害し、数人にけがを負わせたと表明した。

モールでは23日午後から黒煙が立ち上り、地元テレビは同日夜も一部で火災が続く映像を伝えた。政府は、武装集団が軍の制圧作戦をかく乱するため火を放ったとみている。ケニア軍側は、火災には対処できているとしている。

またケニア治安当局は事件に関連し、尋問のために10人以上の身柄を拘束したと表明した。身元は明らかにしていない。

中東の衛星テレビ、アルジャズィーラによると、事件への関与を認めた隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブの幹部は23日、「ケニア政府との交渉は望まない」と語った。

事件ではこれまでに、複数の外国人を含む62人が死亡し、175人が負傷。制圧作戦に当たるケニア軍兵士は11人が負傷した。在ケニア日本大使館によると、日本人被害の情報は入っていない。



 
 
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[FT]アフリカで力増す過激派組織、テロ相次ぐ

nikkei.com

2013/9/24 14:45

(2013年9月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

ケニアの首都ナイロビのショッピングセンターで起きたソマリアのイスラム過激派組織「アルシャバーブ」によるとみられる襲撃事件は、アフリカ各地で過激派組織によるテロが増えていることを如実に示している。

ここ数年、アルシャバーブ、ナイジェリアの「ボコ・ハラム」、アルジェリアを拠点とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」などの過激派組織はアフリカ各国政府への反発を強め、テロ活動を活発化させてきた。

欧米の情報当局によれば、イエメンに拠点を置く「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を除き、こうした組織に西洋諸国を直接攻撃する力はないという。

ただ、テロ活動に詳しい専門家の間では、アルシャバーブが主導した今回の襲撃事件は、過激派組織がアフリカで勢力を増し、欧米人を標的にし始めたことを示しているとの見方が広がっている。

■過激派組織が連携し勢力を拡大

アフリカでは、今年に入って過激派組織によるテロ活動が続く。先週には、ボコ・ハラムによるナイジェリア北東部での襲撃で100人以上が死亡。2009年に同集団がテロ活動を本格化させて以来、最大の死傷者を出した。

さらに今年1月には、AQIMの武装勢力がアルジェリア南部イナメナスの天然ガス施設を襲撃し、外国人約40人を殺害した。「テロの規模や過激さが徐々に増している」。アフリカと中東で石油会社の事業を助言する治安専門家は懸念する。

過激派組織が勢力を増しているのにはいくつかの要因がある。1つ目はリビアのカダフィ政権崩壊を受け、アフリカ各地に武器が大量に拡散したこと。2つ目は3つの過激派組織が勢力拡大に向けて連携している疑いがあることだ。「例えば、AQIMがアルシャバーブに訓練を提供しているとの情報がある」と米IHSジェーンズのアナリスト、バレンティナ・ソリア氏は話す。

3つ目の要因はアフリカ各国政府のテロ対応能力が低い点だ。昨年にはAQIMの指揮で過激派がマリ北部の広大な地域を占拠。フランスの介入で何とか奪回した。

ナイロビでは、治安部隊がなぜショッピングセンターという分かりきった標的への襲撃を予測し、食い止めることができなかったのかを問う声が高まっている。

■経済へのダメージが目的か

国際的な関心は、一連のテロ行為がどの程度欧米人を標的としたものであるかだ。ソリア氏によれば、欧米人の犠牲者が出たからといって、必ずしもアルシャバーブなどの過激派組織が国際テロ組織「アルカイダ」のように反欧米主義を信奉しているわけではないという。「だが欧米人を殺害することで、テロの衝撃を増大させようとしている可能性も否定できない。ケニア経済に与えるダメージは特に大きいからだ」と話す。

外国人を標的とする戦略は、ここ数年間国際的な過激派組織による自国でのテロ計画をつぶすことに注力してきた欧米の治安当局に新たな課題を突き付けている。

イナメナスとナイロビの襲撃事件は、欧米政府が海外に滞在する自国民の保護をより真剣に検討する必要性を示しているのかもしれない。ただ、ある欧米当局者は「ナイロビでのテロが外国人襲撃の新しい傾向を示しているかどうかはまだ分からない」と言う。

By James Blitz and Javier Blas

Nairobi mall strike signals terrorist rise across Africa

2013/9/24 11:00

The attack claimed by the Somali-based al-Shabaab movement on Nairobi’s Westgate shopping centre is the most striking indication yet of how Islamist militant terrorism is on the rise across African states.

In recent years militant groups such as al-Shabaab, Boko Haram and al-Qaeda in the Islamic Maghreb (AQIM) have carried out a string of atrocities in order to further their political and religious struggles against regional governments.

Western intelligence officials say none of these groups is in a position to carry out a direct attack on European or US territory. The one jihadist group that is still deemed capable of such an assault is al-Qaeda in the Arabian Peninsula, based in Yemen. One of its chief figures, Ibrahim al-Siri, is regarded as a threat to western security because he is a sophisticated bombmaker.

That said, experts say the shopping mall attack, attributed by many to al-Shabaab, is a sign of how these groups are expanding their capability on the African continent, targeting westerners even if they lack the ability to strike on US and European territory. “The Nairobi attack was executed with a theatrical brutality that was surprising,” one former British intelligence official said. “It showed al-Shabaab moving out of its domestic arena in Somalia and into the Kenyan capital with a degree of planning that is deeply alarming.”

In the course of this year, there have been several indications of how ruthless these militant groups are becoming. Last week, the jihadist group Boko Haram killed more than 100 people in a single attack in northeast Nigeria, one of the deadliest raids by the Islamist militants since their violent campaign started in 2009.

In January, Islamic militants from AQIM killed 40 foreigners in an assault on the isolated In Amenas natural gas facility in southern Algeria. “We are watching a creep-up of attacks - particularly in size and publicity,” said a security expert who advises oil companies operating in Africa and the Middle East.

There are several reasons why these groups may be growing in capability. One factor in their favour is the huge dispersal of weapons stocks across the region in the wake of the overthrow of the Gaddafi regime in Libya. A second factor is that all three groups appear to be co-operating with one another in order to boost capability. “There have been reports, for example, of AQIM offering training to al-Shabaab,” says Valentina Soria, a terrorism analyst with IHS Janes.

A third factor is the weakness of regional governments in combating these militants’ operations. Last year, AQIM was able to lead a jihadist takeover of a large part of northern Mali, pushing government forces into retreat. A French intervention ultimately reversed their gains. In Nairobi, questions are already being asked about why the Kenyan security forces failed to predict and combat an attack on a target as obvious as the Westgate mall.

What is attracting international attention to the increased capability of these African militant groups is the extent to which westerners are the victims of their atrocities. Ms Soria says the fact that westerners are being killed does not mean that groups such as al-Shabaab are espousing the anti-western values of the core al-Qaeda group and its founder Osama bin Laden.

“The motives of al-Shabaab are still largely regional. They are motivated by hostility towards Kenya because of its assistance to international efforts to fight al-Shabaab inside Somalia. What may be new, however, is that al-Shabaab may feel that the killing of westerners adds significantly to the impact of their operation, in particular because of the damage it does to the Kenyan economy.”

Kenya, which also has its own homegrown extremists who nurse global ambition, arrested ten people in connection with the attacks on Monday and has pointed to an international terror network that may be involved in the mall strike.

African jihadists’ strategy of targeting westerners on the continent poses a new challenge for western policy makers. In recent years, the US and European security services have had strong success in foiling complex foreign jihadist plots aimed at striking people inside their own countries. As a result, much of the focus of domestic intelligence services in the US and UK is focused on combating homegrown Islamist terrorism.

The In Amenas and Nairobi attacks may indicate that western governments need to think a lot harder about protecting their nationals abroad. “What we can’t yet judge is whether these events in Nairobi represent a new trend in attacks on foreigners that we have to factor into our calculations,” says one western government official.

By James Blitz in London and Javier Blas in Lagos

FT.com September 23, 2013 6:53 pm



 
 
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ケニア、企業活動に支障も イスラム過激派「テロ続ける」

nikkei.com

2013/9/24 23:50

【カイロ=押野真也】ケニアで起きた商業施設の襲撃事件は死者が60人を超える惨事となった。実行犯はソマリアのイスラム過激派で、ケニア軍のソマリアへの軍事介入を非難。今後もケニアでのテロ活動を続けると宣言している。ケニアは東アフリカの中で最大の経済規模を誇り、日系企業の進出も増加。治安悪化で企業活動に支障が出る恐れもある。

襲撃された商業施設には治安部隊が突入してほぼ制圧したものの、立てこもっている過激派メンバーとの間で銃撃戦が続いているもよう。治安当局は10〜15人の実行犯のうち数人を殺害したという。

犯行声明を出したのはケニアの隣国、ソマリアに本拠を置くイスラム過激派組織「アルシャバーブ」。アルシャバーブはアラビア語で「若者」の意味で、2006年ごろに同国のイスラム原理主義組織の若手強硬派を中心に派生したとされる。

ケニアはソマリアとの国境付近で外国人が誘拐された事件を受け、11年10月に掃討作戦を展開。ソマリアに軍事介入し、同国の主要都市からアルシャバーブを排除した。アルシャバーブはケニアへの報復を宣言し、これまでも首都ナイロビのクラブの爆破や、観光地モンバサでの外国人誘拐事件を起こしている。

今回襲撃の対象となった商業施設は海外ブランドや金融機関などが入居し、ナイロビでも有数の規模。ただ、警備員による出入り口での手荷物検査が、最近は徹底されていなかったとの指摘も出ている。

アルシャバーブの報道担当者はロイター通信に「戦いは始まったばかりだ」などとケニアでのテロ活動継続を表明。さらに治安が悪化すれば、企業活動にも大きな影響を与える可能性もある。

ケニアを東アフリカ地域でのビジネス拠点と位置付ける外資企業は多い。飲料大手の米ペプシコは今年2月にナイロビに工場を建設し、飲料の現地生産を開始。米マスターカードも地域の拠点として昨年2月に事務所を開設するなど、消費・金融分野にも投資対象が広がっている。

日系企業は約40社が進出し、約700人の在留邦人がいる。日野自動車は今年からトラックの現地生産を始め、ホンダも二輪車生産を開始する計画だ。現状では日系企業の中で投資計画を見直す企業は出ていないもようだが、今後の情勢次第では変更を強いられる可能性もありそうだ。

アルシャバーブはケニアだけでなく、ソマリアに軍事介入・派兵したエチオピアやウガンダなどでもテロ活動を続けている。いずれも海外からの直接投資が経済成長をけん引しているだけに、治安安定が共通の優先課題になっている。



 
 
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ケニア大統領、モール襲撃事件の終結を宣言

cnn.co.jp

2013.09.25 Wed posted at 09:24 JST

ナイロビ(CNN) ケニアのケニヤッタ大統領は24日、首都ナイロビ郊外で武装集団がショッピングモールを襲撃した事件の終結を宣言し、「われわれはテロリストを破った」と述べた。

ケニヤッタ大統領はテレビ演説で、犯行グループの5人を殺害し、事件に関与した疑いで11人を逮捕したと発表した。一方で勝利には犠牲がともなったとして、少なくとも民間人61人、治安要員6人が死亡、175人が負傷したと語った。負傷者のうち62人は入院中だという。

赤十字社によると65人の安否が依然不明とされ、死傷者の数はさらに増える恐れがある。大統領によれば、4階建てのモールの3階分が崩壊し、一部の遺体が閉じ込められている模様。崩壊の原因は不明だが、現場では火災や爆発が何度も起きていた。

隣国ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「シャバブ」が犯行声明を出し、実行犯の中に欧米人のメンバーがいたと主張した。ケニアや米国の捜査当局が事実の確認を急いでいる。

ケニヤッタ大統領は事件によって国民の団結が強まり、「襲撃は失敗に終わった」と宣言。「卑怯者は必ず裁かれる」と述べ、同盟諸国と協力してテロとの戦いを続けると表明した。



 
 
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asahi.com 2013年09月25日00時41分

「白い未亡人」、実行犯の1人か ケニアの襲撃

【ナイロビ=杉山正】ケニア首都ナイロビの高級ショッピングモールが襲撃された事件は24日未明、内務省が人質全員の解放を公表した。しかし、軍当局によると、同日も銃撃戦が続き、現場に突入した兵士3人が死亡した。  これまでの死者は60人以上、負傷者は170人以上に上っている。地元赤十字は63人が行方不明としており、死者はさらに増える可能性がある。

今回の実行犯メンバーは15人ほどとされる。ケニア外相は米メディアに「英国人の女1人、米国人が2〜3人含まれる。女は過去に何度も(テロを)やっている」と語った。

事件当時、モールにいたラジオ局勤務スティーブ・アウィノさん(28)は「グループに女の声の者がいた。ほかのメンバーに命令するように叫ぶと銃撃が起き、また叫ぶと止まった。『ケニア人たちに教訓を与えている』と言っていた」と朝日新聞に証言した。アウィノさんは同僚と親類を銃撃で亡くした。

ロイター通信によると、英当局者が女について「白い未亡人」と呼ばれる有名なテロリストの可能性があることを示したという。女の夫は2005年にロンドンで50人以上の犠牲者を出した連続爆破テロの実行犯とされる。

今回の事件では、隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」が犯行声明を出した。「白い未亡人」の関与が事実ならば、テログループの広範囲な連携が活発になっていることを意味する可能性がある。

■シャバブ、掃討作戦に報復テロ誓う

ソマリアの中南部を実効支配していたシャバブは、アフリカ連合(AU)軍の掃討作戦で国内での戦闘では劣勢に立ちながら、テロを活発化させている。

シャバブは昨年2月にアルカイダへの合流を発表。武器や資金の支援を受けているとされる。ケニアなどアフリカ各国の貧しい若者を「大金をもらえる」などと勧誘してきた。内戦中に欧米に逃れた者の参加も相次いでいる。元メンバーによると、戦闘訓練はアラブ諸国からの教官が指揮していたという。

ケニア軍は11年にシャバブ掃討作戦に参加。以来、シャバブはケニアへの報復を誓い、教会などへの比較的小規模なテロが頻発してきた。今回の犯行声明は「戦闘の地をケニアに移す時がきた」としており、国外でのテロの遂行能力が高いことを示した形だ。ケニア軍幹部は記者団に「(事件は)地域の出来事ではなく、ここで国際的なテロと戦っている」と語った。



 
 
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asahi.com 2013年09月25日13時30分

ケニアの商業施設襲撃、死者は72人 大統領が制圧宣言

【ナイロビ=杉山正】ケニアの首都ナイロビの高級ショッピングモールで武装集団が人質をとって立てこもっていた事件で、ケニヤッタ大統領は24日夜(日本時間25日未明)、テレビ演説を行い、「敵に打ち勝った。世界中に我々が達成できることを示した」と制圧を宣言した。

事件は21日昼ごろに発生。武装集団が手投げ弾や自動小銃で買い物客らを殺害、モール内に立てこもって治安部隊と銃撃戦を続けてきた。隣国ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」が犯行声明を出した。

ケニヤッタ大統領は演説で、市民61人と治安部隊6人、実行犯メンバー5人の計72人が死亡したと発表。モール内では床が崩れ、実行犯を含めて数人が下敷きになったままだという。

さらに、「実行犯メンバーの11人を拘束した」とした。救出されたという人質の人数は明らかにしなかった。地元赤十字社は約60人の行方不明者を指摘しており、死傷者数がさらに増える可能性もある。

一方、実行犯メンバーに英国人や米国人が含まれるかどうかについて、ケニヤッタ大統領は「あり得ることだが、テロリストの国籍は調査中だ」と述べるにとどめた。



 
 
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ケニアの商業施設襲撃、大統領が作戦終了を宣言

【ナイロビ=黒岩竹志】ケニアのケニヤッタ大統領は24日、テレビを通じて演説し、21日に首都ナイロビで武装集団が高級ショッピングモールを襲撃した事件について「軍事作戦が終了した」と宣言した。

大統領によると、これまでに民間人61人と治安要員6人の計67人が死亡した。モール内では建物の一部が崩落し、さらに複数の遺体ががれきに埋もれたままとみられるという。

大統領は、実行犯5人を殺害し、容疑者11人を拘束したことを明らかにした。さらに、実行犯に英国人女性1人と米国人2〜3人が含まれていた可能性を示唆し、「法医学の専門家がテロリストの国籍の確認を行っている」と語った。

襲撃については、隣国ソマリアのアル・カーイダ系イスラム組織「アル・シャバブ」が犯行を認めている。ケニア政府は軍の特殊部隊を投入して人質の解放にあたった。

(2013年9月25日16時54分 読売新聞)



 
 
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ケニア大統領、過激派「打倒」と宣言 襲撃死者67人に

nikkei.com

2013/9/25 10:48

【カイロ=押野真也】ケニアのケニヤッタ大統領は24日夜(日本時間25日未明)にテレビ演説し、同国首都ナイロビの商業施設に立てこもっていたイスラム過激派を治安部隊が「打倒した」と宣言した。21日に発生した襲撃事件での死亡者は治安部隊員を合わせ67人。ケニヤッタ政権は今後、過激派組織の掃討に乗り出す考えを強調した。

大統領は演説で、商業施設の襲撃を実行した過激派メンバー5人を殺害し、11人を拘束したと発表した。来店客など61人と治安部隊員6人が死亡したことも明らかにした。過激派メンバーの死亡者はさらに増える可能性があるとみられている。

実行犯メンバーに欧米人が含まれていたとの情報について、大統領は明言を避けたが、英国人の女や米国人が事件に関与していたとの情報が流れている。英国人の女の身元は特定されていないが、2005年に52人が死亡したロンドンでの同時テロの実行犯の妻で、「白い未亡人」とも呼ばれる女だとの見方がある。

大統領は拘束した実行犯だけでなく、「共犯者や支援者がどこにいようと(実行犯と同じように)処罰する」と明言。犯行声明を出しているソマリアのイスラム過激派組織「アルシャバーブ」に対抗措置を取る考えを示した。

アルシャバーブはケニアだけでなく、エチオピアやウガンダなど東アフリカ地域での活動を活発化させている。ケニア政府は周辺国と連携して同組織の掃討作戦を展開するとみられる。アルシャバーブはケニアへのさらなる攻撃を宣言しており、今後、地域の緊張が高まる公算が大きい。



 
 
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ケニア:大統領勝利宣言も複数襲撃犯が施設立てこもりか

毎日新聞 2013年09月25日 11時18分(最終更新 09月25日 11時42分)

【ナイロビ服部正法】ケニアの首都ナイロビの高級商業施設で起きたテロ襲撃事件で、ケニヤッタ大統領は24日夜(日本時間25日未明)、テレビ演説を行い、「襲撃者を打ち負かした」と勝利宣言をした。だが、ケニア治安当局者は直前の24日夕、毎日新聞の取材に「襲撃犯5人が施設内にまだ残っている」と証言、政府側が施設を完全に掌握できたのか依然不透明な状況だ。

大統領は、テロ攻撃とその後の戦闘で市民61人と治安当局者6人が犠牲となり、襲撃犯5人が死亡、11人が拘束されたと発表した。

ケニア当局は事件発生後、「建物を掌握した」などと再三説明し、人質救出作戦の順調な推移を強調してきたが、事件発生3日後の24日になっても現場では銃撃らしい音が散発的に聞こえ、低空でヘリコプターが旋回を繰り返すなど緊張が続いたままだ。

治安当局者は毎日新聞の取材に、襲撃犯がまだ立てこもっていると明言した上で「人質も何人かいる」と明かした。

「人質の大半は救出された」との当局の説明とは逆に、「相当な数の人質らの遺体が建物の中にあると医師らが話していた」(地元記者)との情報もある。行方不明者の安否などについて具体的な説明はなく、地元メディアの間では政府発表への不信感も高まっている。

事件はナイロビ中心部の「ウエストゲート・モール」で21日正午ごろ発生。隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブとみられる武装集団10〜15人が侵入して自動小銃を乱射。手投げ弾を爆発させるなどして買い物客や従業員らを攻撃した。



 
 
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ケニア:テロ襲撃で行方不明60人以上 犠牲者増も

毎日新聞 2013年09月25日 20時39分(最終更新 09月25日 20時54分)

【ナイロビ服部正法】ケニアの首都ナイロビのテロ襲撃事件で、多数の負傷者を収容した病院が25日に会見し、事件発生2日目の22日午前以降、負傷者の搬送はないことを明らかにした。

ケニア治安当局は22日夕に本格的な人質救出作戦に乗り出し、高級商業施設へ突入を開始したが、その後、負傷者が運ばれていないことから、行方不明者の多数が死亡した可能性も出ている。

ケニア政府は市民61人と治安当局者6人が死亡したと発表。一方、ケニア赤十字は60人以上の行方不明者がいるとみている。政府は襲撃犯5人が死亡、11人が拘束されたとしている。

隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブとみられる武装集団が攻撃した商業施設「ウエストゲート・モール」に近い「M・P・シャア病院」が25日、会見した。

同病院によると、事件の負傷者の受け入れは市内で最も多く、これまでに100人以上の負傷者を診察・治療し、うち23人が入院中。また、19人の遺体を確認した。多くの負傷者が手投げ弾の爆発による傷を負っているという。



 
 
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ケニアテロ:過激派、国境越え勢力拡大

毎日新聞 2013年09月25日 23時52分

【ナイロビ服部正法】ケニアの高級商業施設テロ襲撃事件で、犯行を認めた隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブは「ケニア軍はソマリアから撤退すべきだ」と要求している。ケニアの軍事介入など国際的な包囲網の強化により、アルシャバブはソマリア国内で弱体化する一方、最近はケニアに流入し勢力を拡大していた。事件は、ケニアの地域社会に入り込んだアルシャバブの「力」が、報復目的で一気に噴き出したとも言えそうだ。

ソマリアのイスラム原理主義勢力から分派し過激化したアルシャバブは、国際テロ組織アルカイダとの連携を強化。2008年ごろから攻勢を強め、一時はソマリア中・南部を制圧した。しかし、アフリカ連合(AU)平和維持部隊の強化やエチオピア、ケニアの軍事介入などで、昨年10月までに主要都市部から追い出された。

一方、ケニアでは勢いを強めている。ソマリアとの国境に近いケニア北東部の主要都市ガリッサでは、アルシャバブの「暗殺標的リスト」に載ることを恐れ、住民は口をつぐみ疑心暗鬼が町中を覆っている。ガリッサとその周辺ではキリスト教会や飲食店などへのテロ攻撃も相次ぎ、地元紙によると5月段階で犠牲者が100人を超えていた。

アルシャバブは、ソマリアから安価な砂糖を大量にケニアに密輸する手法で資金を稼いでいるとみられる。ガリッサ周辺では、密輸に関与したとして治安当局者が摘発される例もあり、アルシャバブの影響力が公務員を含めた地域社会に浸透しているようだ。

アルジェリアを追われたイスラム原理主義組織が隣国マリを勢力拠点にし、やがて過激派となってマリ北部を制圧した例があるように、新たな移動先で過激派が生き延びるケースもある。

アフリカのイスラム過激派に詳しい南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン教授は「ケニアではイスラム礼拝所での食料配布などを通じ(過激な)イスラム思想が浸透している。イスラム過激派の思想拡大から人々を守るのは政府による良き統治だ」と指摘する。



 
 
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ケニアの襲撃事件、国際捜査へ 過激派はテロ継続を警告

nikkei.com

2013/9/26 12:12

ケニアの首都ナイロビのショッピングモール襲撃事件で、レンク内相は25日の記者会見で、米国人や英国人が事件に関与したとの情報などを踏まえ、両国やイスラエル、ドイツ、カナダなどの協力を得て捜査を進める方針を明らかにした。

一方、犯行を認めた隣国ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブは同日までに、ソマリア南部に約2年前に進攻したケニア軍が撤退しなければ、テロを継続すると警告した。

国外で大規模テロを起こせることを実証した過激派組織がテロ継続を警告したことで、ケニアなど経済成長が続く東アフリカの治安の不安定化は必至。日系企業の東アフリカ進出にも影響が出そうだ。

武装集団の制圧宣言から一夜明けたモールでは25日、残された遺体の捜索などが続いた。市民61人と治安要員6人の死亡が確認されたが、赤十字は行方不明の市民らが多くいるとしており、犠牲者数はさらに増える見通し。

アルシャバーブは25日、人質137人が死亡したとインターネット上で主張したが、根拠は不明。英国放送協会(BBC)などによると、英外務省は同日、事件に絡んで英国人1人がナイロビで拘束されたと明らかにした。

ケニアのケニヤッタ大統領によると、英国人の女と、米国人2〜3人が事件に関与したとの情報がある。25日付英紙デーリー・メールによると、英情報当局はこの女について「白い未亡人」と呼ばれる英国人女性の可能性もあるとみている。女性の夫は2005年のロンドン同時テロを実行した際に自爆。女性はイスラム過激派を支援しているという。(ナイロビ=共同)



 
 
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襲撃犯、モール内部に武器隠匿や店舗「賃借」か ケニア

cnn.co.jp

2013.09.26 Thu posted at 17:32 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外のショッピングモールで起きた襲撃事件で米政府当局者は26日までに、実行犯グループが襲撃前にモール内に武器類を隠していたり、店舗を借りて襲撃の拠点にしていた可能性があるとの見方を示した。

また、襲撃犯がモール内の見取り図を入手、従業員、モール関係者用の通路、階段や換気システムの位置を把握していたとする一部情報に注目しているとも述べた。

事件では隣国ソマリアを拠点とするアルカイダ系の武装組織「シャバブ」が犯行声明を出した。

同当局者は米国がこれまで得た事件関連情報を踏まえ、用意周到に準備された犯行と明言。突然モールに飛び込んで起こし得るような事件ではないと述べた。

また、襲撃はシャバブの強硬派指導者アーメド・アブディ・ゴダネが命令したとの見方を強めている。今回のような犯行は同指導者抜きでは実行されないとも分析した。

ケニアのケニヤッタ大統領によると、事件では少なくとも民間人61人と治安要員6人が死亡。実行犯の5人が殺害され、11人が事件に関与した疑いで拘束された。モールの建物は一部倒壊しており、がれきの除去などの作業が進めば新たな犠牲者が見つかる恐れもある。



 
 
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政府、アフリカで都市計画支援 まずケニアの経済特区

nikkei.com

2013/9/26 14:00

政府はアフリカで、インフラ整備の基本計画づくりの支援に乗り出す。まずケニアの港湾都市モンバサで経済特区の都市整備計画を立案。タンザニアや西アフリカ諸国でも交通や都市基盤の計画づくりを提案する。アフリカでは交通網や電力などのインフラ整備が経済成長の課題となっている。政府は支援を通じてインフラ需要を喚起し、日本の民間企業が投資しやすい環境を整備する。

来年度から2年間で、ケニア初の経済特区計画を立案する。候補地はインド洋に面した同国第2の都市、モンバサの南にある臨海地区約1200ヘクタール。電力や通信、道路、水などのインフラから、環境への配慮までを含めた都市開発の方針を定める。近隣の東アフリカ市場もにらみ、物流や製造業の拠点として開発する方針で、自動車関連などの企業誘致を目指す。

モンバサでは2016年の完成を目指して200億円超の円借款で港湾拡張事業を進めている。今後も道路整備などで円借款を供与する計画で、ケニア内陸部やウガンダなど周辺国を含めた経済活動の拠点に育てる考えだ。ケニアの南のタンザニアでも今後、港湾や鉄道の整備計画を模索する。

西アフリカではナイジェリアで電力計画の策定を支援する方向で調整している。同国はアフリカで最も人口が多いが、電力供給が不安定で国内での工業生産拡大の足かせになっている。発電から送配電まで計画づくりを総合的に支援し、発電効率の良い日本企業の火力発電設備導入も後押しする。内戦が終わったコートジボワールでも最大都市アビジャンなどの交通計画を支援する方針だ。

日本は東南アジアを中心にインフラ計画づくりを支援した実績を持つ。アフリカは今後の進出先として注目する企業も多く、政府としても投資環境の整備を後押ししたい考えだ。

6月に横浜市で開いた第5回アフリカ開発会議(TICAD)では、安倍晋三首相が今後5年でアフリカの10カ国でインフラ整備の「戦略的マスタープラン」を策定する支援策を打ち出した。国際協力機構(JICA)が各国政府などからの要請をもとにアフリカ各地で具体化を進める。

首相は来年1月にも、アフリカ諸国の歴訪を検討している。原油や天然ガス、レアアースなどの天然資源の埋蔵量が豊富なサハラ砂漠以南の「サブサハラ」地域などを想定する。



 
 
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襲撃相次ぎ3人死亡 ケニア、ソマリア国境付近

nikkei.com

2013/9/26 22:26

ソマリアとの国境に近いケニア北東部ワジルで25日、武装集団による爆発物を使った襲撃事件があり、1人が死亡、4人が負傷した。26日には同じくソマリアとの国境に近いケニア北東部マンデラで、武装集団の別の襲撃があり、警官2人が死亡、数人が負傷した。地元メディアなどが伝えた。

2つの事件の関連や背景は不明。ケニア軍が2011年10月にソマリア南部に進攻した後、両国国境付近では爆発事件が相次ぎ、ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブやその支持者らの関与が指摘されている。

アルシャバーブは、ケニアの首都ナイロビで21日に発生したショッピングモール襲撃事件で犯行を認めた。(ナイロビ=共同)



 
 
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アフリカ・アジア、テロ拡散へ深まる懸念 背後にアルカイダか

nikkei.com

2013/9/26 0:37

ケニアやパキスタンでイスラム過激派によるとみられるテロが相次いで起きた。内戦が続くシリアを軸に国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力が連携する兆しもあり、各地でテロ活動が活発になる恐れがある。

21日にケニアの首都ナイロビのショッピングモールで起きたテロでは200人以上が死傷した。アルカイダと協力関係にある組織アルシャバーブが犯行声明を出した。パキスタンでも22日、ペシャワルのキリスト教会前で自爆テロが発生した。

両地域で起きたテロはいずれも大規模で、イスラム教徒をテロの対象から外している点が共通する。ナイロビのテロではアルシャバーブが「異教徒を狙った」と表明した。アルカイダの指導者であるザワヒリ容疑者はかねてキリスト教徒とユダヤ教徒を標的にする意向を示しており、2つのテロの背後にはアルカイダの影がちらつく。

シリアではアルカイダ系の「イラクとシリアのイスラム国」(ISIS)が台頭。こうした組織にはチュニジアやリビアなどから数千人規模の勢力が参加しているとされる。両国は「自国を安定させるために過激な若者らを国外に出るよう仕向けている」(中東調査会の高岡豊研究員)との見方もある。シリアがアフガニスタンのように過激派の巣となりかねない。

シリアの隣国イラクではすでに影響が出ている。最近来日したイラク議会のアバディ財務委員長は「シリアから過激派が流入し、市場、学校、礼拝施設など『弱い標的』にテロをしかける恐れがある」と指摘した。過去3年でイラクのアルカイダ系勢力は400人から3000人規模に増えたという。

イスラム勢力はかつて西欧が画定した国境を否定してイスラムの規範で統治する国家を広げたいという願望を抱く。シリアから過激派がさらに拡散すれば、地域全体が不安定になる。2003年のイラク戦争から翌年にかけ過激派が産油国サウジアラビアに侵入、テロが頻発した。シリア内戦の余波がペルシャ湾岸に及べば、原油相場にも影響する恐れがある。

オバマ大統領は10日、「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」と明言した。対テロを主導してきた米国の影響力低下を見越し、アルカイダが勢いづく可能性がある。

(編集委員 中西俊裕)



 
 
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ICPO、英国人の女を国際手配 ケニアの事件に関与か

cnn.co.jp

2013.09.27 Fri posted at 15:03 JST

(CNN) 国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は26日、ケニア当局の要請を受けて、「白い未亡人」と呼ばれる英国人の女に対し「赤手配書」と呼ばれる国際手配書を発行したと発表した。

手配されたのは英国人のサマンサ・ルースウェイト容疑者(29)。ICPOによると、2011年の爆弾事件に関連して、加盟190カ国に同容疑者が危険人物であることを通知するようケニア当局から要請があった。

ケニアでは、首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件で犯人の中に白人の女が1人いたと伝えられており、この女がルースウェイト容疑者ではないかとの観測が浮上していた。

同容疑者の夫は、05年にロンドンで自爆テロ事件を起こした犯人の1人だったとされる。

国際テロ対策当局は、ルースウェイト容疑者が住んでいたケニア・モンバサの自宅から11年に爆弾製造の材料が見つかったとして、同容疑者の行方を追っていた。

ケニアのショッピングモール襲撃事件では、犯人の中に女が1人いたという複数の目撃証言があり、ケニアの当局者も24日、女が関与していたことを確認した。ただ、この女の身元など詳しいことは明らかにしていない。

ショッピングモール襲撃事件では少なくとも67人が死亡、まだ63人の安否が確認されていない。



 
 
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ケニアのモール襲撃、「白い未亡人」関与か

【ナイロビ=黒岩竹志】ケニアの首都ナイロビで武装集団が高級ショッピングモールを襲撃した事件で、地元警察幹部は26日、本紙に対し、モール内の携帯電話販売店から銃などの大量の武器を押収したことを明らかにした。

同店は約1年前にオープンしており、警察は武装集団が同店を隠れみのに、長期的な襲撃計画を立てていたものとみて、捜査を進めている。

この幹部によると、店内からは銃のほか、手投げ弾や別の爆発物が見つかった。また、治安部隊との交戦で死亡した5人の実行犯のうち1人のポケットから、通常は入手が難しいモールの設計図のコピーが見つかった。警察が入手先を調べている。

同幹部によると、遺体で見つかった実行犯には白人女性が含まれていた。襲撃事件には、「白い未亡人」と呼ばれる英国出身でテロリストとして指名手配中の白人女性サマンサ・ルスウェイト容疑者の関与が指摘されており、同容疑者との見方が強まっている。

(2013年9月27日07時48分 読売新聞)



 
 
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英国人女性を国際手配…ケニア当局の要請受け

【パリ=三井美奈】国際刑事警察機構(ICPO、本部・仏リヨン)は26日、ショッピングモール襲撃事件が起きたケニアの警察当局から要請を受け、英国人女性サマンサ・ルスウェイト容疑者(29)を国際指名手配したと発表した。

ICPOによると、指名手配は2011年のテロ未遂事件関与や爆発物所持などの容疑に基づくもの。同容疑者は、05年7月にロンドンで50人以上の死者を出した同時テロの実行犯の妻で、モール襲撃事件でも関与の疑いが浮上している。

一方、ケニアの警察当局は、モール襲撃事件に絡み、現場で遺体で見つかった実行犯に白人女性が含まれていたとしており、同容疑者との関連も調べている。

(2013年9月27日21時50分 読売新聞)



 
 
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アフリカ東部狙う新たなテロ情報、シャバブか 米情報機関

cnn.co.jp

2013.09.28 Sat posted at 14:27 JST

(CNN) ケニアの首都ナイロビの高級ショッピングモールで起きた武装勢力による襲撃事件に関連し、米情報機関当局がアフリカ東部、特にケニアなどを標的にした新たなテロ攻撃の謀議を示唆する機密情報を入手し、監視態勢を強めていることが28日までに分かった。

少なくとも67人の犠牲者が出たモール襲撃事件では隣国ソマリアに拠点があるアルカイダ系過激派「シャバブ」が犯行を認めた。新たなテロ攻撃の情報にもシャバブが絡んでいるとみられる。同組織はモールでの事件後、新たな攻撃を仕掛けるとも脅していた。

複数の米政府当局者によると、今回入手した新たなテロ情報は標的や決行日時などの詳細には触れていない。ただ、当局者の1人は「懸念せざるを得ない情報が含まれている」と深刻に受け止め、事前阻止の対策に注力していることを明らかにした。

新たなテロ情報はモール襲撃事件に絡む捜査の過程で入手された。電話やインターネット通信の傍受などで得たとみられる。



 
 
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ケニア:テロ襲撃 「白い未亡人」 今も国内に潜伏中

毎日新聞 2013年09月28日 02時30分(最終更新 09月28日 03時35分)

【ナイロビ服部正法】ケニアの首都ナイロビで起きたテロ襲撃事件で、ケニア情報当局関係者は26日、イスラム過激派を支援し「白い未亡人」の異名を持つ英国出身の白人女性、サマンサ・ルスウェイト容疑者(29)が事件に関与し、今も国内に潜伏中とみて捜査していると明らかにした。同容疑者は治安部隊の制圧作戦で死亡したとの情報もあるが、国際刑事警察機構(ICPO)はこの日、ケニア政府の要請を受けて別の事件でルスウェイト容疑者を国際逮捕手配した。

ケニアの情報当局関係者は、毎日新聞の取材に同容疑者が襲撃事件に関与した疑いが強いとの考えを示した上で「サマンサ(ルスウェイト容疑者)は生きており、ケニアにいる」と明言し「行方を全力で追っている」と述べた。

ICPOによると、国際手配の直接の容疑は爆発物の所持など。ケニア警察は昨年、ルスウェイト容疑者がケニアでテロ攻撃を企てたグループに関係していたとして、逮捕状を取っていた。このグループに資金提供していたらしい。

また、今回の事件では隣国ソマリアのイスラム過激派で国際テロ組織アルカイダと連携するアルシャバブが犯行声明を出したが、同容疑者はこの組織とも関係があるとみられている。

ルスウェイト容疑者は英南部で育ち、10代でキリスト教からイスラム教に改宗。夫は2005年のロンドン同時爆破テロの容疑者の一人で、テロの際に死亡した。アルカイダが犯行声明を出した。ルスウェイト容疑者はその後アフリカに渡り、専門家の分析では、ケニアなどでアルシャバブと他のイスラム過激派を結ぶネットワーク作りや過激派の資金作りを担った疑いがある。過激派ネットワークでは幹部と推定される。

ナイロビのテロは21日正午ごろ発生。武装集団が侵入し、銃を乱射し買い物客らを攻撃した。



 
 
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イスラエルから事前に警告=ショッピングモール襲撃−ケニア

時事ドットコム

【ナイロビAFP=時事】ケニア紙デーリー・ネーションは28日、首都ナイロビのショッピングモール襲撃について、イスラエル政府からケニア政府に対し、事前に警告されていたと報じた。ナイロビのイスラエル大使館からケニア外務省に対し「イランや、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが、イスラエルやユダヤ人の権益に関心を示し、情報を集めている」と注意喚起があり、9月が危ないと警告されていた。

襲われたショッピングモール「ウエストゲート」にはイスラエル資本が入っていた。同紙が入手した情報機関の報告書によると、複数の閣僚や軍高官が「ナイロビやモンバサで9月にテロが起きる恐れが高まっている」と警告を受けていた。(2013/09/29-01:11)



 
 
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男子マラソンで世界新 ケニアのキプサング、2時間3分23秒

MSN産経ニュース

2013.9.29 19:38

ベルリン・マラソンは29日、ベルリンで行われ、男子は31歳のウィルソン・キプサング(ケニア)が2時間3分23秒の世界新で優勝した。2011年大会でパトリック・マカウ(ケニア)が出した従来の記録を15秒短縮した。

ロンドン五輪銅メダリストのW・キプサングは、快晴ながら気温があまり上がらない好条件で、35キロ付近からの力強いスパートで快挙を成し遂げた。女子はフローレンス・キプラガト(ケニア)が2時間21分13秒で2年ぶりに制した。

日本勢は男子の石川末広(ホンダ)が2時間10分24秒で7位、小林光二(SUBARU)が2時間11分31秒で8位、女子の早川英里(TOTO)が2時間37分45秒で7位となった。(共同)



 
 
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ケニアテロ:凄惨な現場目撃証言 「私はムスリム」命拾い

毎日新聞 2013年09月29日 09時25分(最終更新 09月29日 10時54分)

ケニアの首都ナイロビの高級商業施設で起きたテロ襲撃事件は28日、発生から1週間を迎えた。目撃者らの証言からは、凄惨(せいさん)な現場の状況が浮かび上がる。無慈悲な犯行を行ったのは「多国籍」の集団だった。【ナイロビ服部正法】

隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブとみられる武装集団が襲撃した「ウエストゲート・モール」はナイロビ屈指のショッピングモールで、地元富裕層や外国人に人気のスポットだ。

事件が起きた21日正午ごろ、地元ラジオ局のパーソナリティー、アリーム・マンジさん(35)は屋上駐車場で同局が開いた子供たちの料理コンテスト会場にいた。妻(28)と8カ月の娘も連れていた。階下から爆発音が2回聞こえ、続いて銃声が響いた。「下の階の銀行に強盗が入ったかと思った」

気づくと10メートルほど先で黒人の男2人が銃を乱射していた。親子連れらが血を流して倒れたのを目の当たりにした。イスラム教徒のマンジさんの口から思わずイスラム教の祈りの言葉が出た。「お前はムスリム(イスラム教徒)か」。男の一人がマンジさんに尋ねた。「イエス」。男はマンジさん一家に「行け」と言った。「私たちは幸運だった。他の人たちは……」

武装集団の一部は地下の駐車場から、他のメンバーは1階正面入り口から侵入したとみられている。

アジャイ・パテルさん(53)は正面入り口前の車内にいた。中東風の長衣を着た男たちが銃弾を放ち、買い物袋を提げた人たちが次々に撃たれ、倒れた。男たちはソマリア人らしい風体で20代ぐらいに見えたという。「洗脳されて頭がおかしくなったんだろう。人間のすることじゃない」と吐き捨てるように言った。モール内から逃げて助かった40代ぐらいの女性は、襲撃犯が人質に銃を突きつけてコーランの一節を尋ね、答えられなかった人を射殺したと話した。

襲撃犯が「多国籍」だったのが事件の特徴だ。ケニアのモハメド外相は、武装集団には2〜3人の米国人、英国人の女1人が含まれ米国人はソマリア系かアラブ系だったと語っている。米ニューヨーク・タイムズ紙は、アルシャバブが英語を話す戦闘員を襲撃犯に選んだと報じた。マンジさんが言葉を交わした黒人も「癖がない、とてもクリアな英語だった」といい、符合している。背景には国際テロ組織アルカイダと連携を深めるアルシャバブの「国際化」があると考えられる。

ケニア治安当局は、「白い未亡人」の異名を持ち、アルシャバブと他の過激派を結びつける役割をしてきた疑いがある英国出身の白人女性、サマンサ・ルスウェイト容疑者(29)の事件への関与を強く疑っている。



 
 
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モール襲撃で新たに1人逮捕 ケニア

cnn.co.jp

2013.09.30 Mon posted at 11:59 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件に関連して、同国のレンク内相は29日の記者会見で、新たに容疑者1人を逮捕したと発表した。今回の事件に関連して拘束された容疑者はこれで9人目。

事件は21日に発生し、少なくとも67人が死亡した。当局が拘束した容疑者の身元や国籍などは公表していない。レンク内相は「逮捕した容疑者の身元を公表すれば捜査に支障をきたす」と述べた。

これまでの捜査では目撃者など156人から事情を聴き、犯行グループが使ったとみられる車両から武器を発見したという。

ケニア赤十字は27日の時点でまだ59人の安否が確認できていないと話していた。市の遺体安置所前には、生死不明の親族を探す人たちが詰めかけた。

しかしレンク内相は、行方不明者についての報告は受けていないと述べ、建物を制圧した時点でモール内に人質は残っていなかったと説明。「建物にいた人々の救出に成功し、人質は残っていないというのが政府の見解だ」と話している。

米国務省が出しているケニアへの渡航警戒情報については、「不必要であり非友好的」だとして解除を求めた。

レンク内相によると、犠牲者の内訳は、ケニア国籍が57人、フランス国籍2人、中国、ガーナ、カナダ、韓国、オーストラリア、南アフリカ、ペルー、オランダの国籍が各1人。

英国人についての言及はなかったが、英外務省は、二重国籍者も含む英国人6人が犠牲になったと述べていた。



 
 
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ケニア襲撃、容疑者9人に 新たに1人拘束

nikkei.com

2013/9/30 9:59

【ナイロビ=共同】ケニアの首都ナイロビのショッピングモール襲撃事件で、レンク内相は29日の記者会見で、新たに容疑者1人を同日拘束したと表明した。拘束中の容疑者は9人だが、身元や国籍は明かさなかった。

事件の犠牲者数は67人のままで、一部崩壊した現場のモール内に取り残された民間人はいないと考えているとした。また、制圧作戦時にモールは完全に封鎖されていたと強調、武装集団の一部が地下トンネルを通って逃走した可能性を指摘する報道を打ち消した。



 
 
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ケニアテロ:口つぐむソマリア系 過激派に恐怖心

毎日新聞 2013年09月30日 07時10分

ケニアの首都ナイロビの高級商業施設「ウエストゲート・モール」で起きたテロ襲撃事件で、犯行声明を出したのは隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブだった。ソマリ系ケニア人やソマリアからの難民が多く暮らすイスリー地区を歩くと、街の活気とは対照的にアルシャバブへの恐怖心からか人々の口は重かった。

ナイロビ中心部から車で東へ約20分のイスリー地区。大通りは人と車があふれ、衣服などを並べた露店がひしめき合う。女性の大半は黒衣で頭と体を覆っている。近くの建物からイスラム教の祈りの時間を告げる「アザーン」が流れてきた。

活気を感じるが、案内人の20代のソマリ系ケニア人男性は「事件以降、往来が減った」と言う。アルシャバブ関係者を追うケニア治安当局の「捜査や拘束に巻き込まれるのを嫌い、人々が来なくなった」らしい。

同地区では、ケニア軍のソマリア介入(2011年10月)以降、キリスト教徒を狙ったとみられる爆弾テロなどが相次いだ。大量の武器が押収された事件もあり、アルシャバブメンバーが潜伏している可能性もある。

イスリー地区で下着類などを売る男性店員、フセインさん(25)は「犠牲者を心から悼んでいます。(他民族の)ケニア人と痛みを分かつ思いだ」と、悲しげな表情を浮かべた。だがアルシャバブのことは口をつぐんだ。

菓子パンを売る男性のアブドルカデルさん(40)は、ソマリア難民。アルシャバブについて「彼らはどんな事件でも犯行声明を出す。(攻撃後すぐに撤退する)ヒットアンドアウエーが彼らの普段の手口で、今回はやり方が違う」と、アルシャバブの犯行に否定的な見方をした。

衣料品店の女性ジャミラさん(28)に「アルシャバブが関与したと思うか」と尋ねると、慎重に言葉を選び「事件はソマリ人全体が背負うべき重荷です」と目を伏せた。【ナイロビで服部正法】

◇施設内の店舗借り武器隠すテロ組織

ケニアの首都ナイロビの高級商業施設であったテロ襲撃事件で、英BBC放送(電子版)は治安当局者の話として、テロ組織が事件の数週間前から施設内の店舗を借り上げ、武器を隠していたと報じた。BBCによると、テロ組織のメンバーは政府当局者を買収し、店舗を借りる際に必要な身分証明書を偽造。店舗内に事前に武器や弾薬を運び込み、襲撃用の「基地」を作っていたという。【金子淳】



 
 
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ケニアテロ:政府当局が1年前に可能性指摘 米紙報道

毎日新聞 2013年10月01日 19時59分

【ワシントン及川正也】ケニアの高級商業施設襲撃テロ事件で、ケニア情報当局がこの「ウエストゲート・モール」を標的としたテロ攻撃の可能性を1年前に指摘していたと米紙ウォールストリート・ジャーナルが9月30日報じた。攻撃は、今回の事件で犯行声明を出した隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブと予測。ケニア当局が早くからアルシャバブによるテロを警戒していながら防げなかったことになる。

同紙がケニア当局の機密ブリーフ文書のコピーをもとに分析した。2012年9月21日付で「アルシャバブの戦闘員がナイロビに滞在し、期日不明だが、モールを標的とする自爆攻撃を実行するための計画を立案している」と指摘。裏付けとなる証拠は書かれていないという。

別の文書では、08年にインドで高級ホテルなど10カ所がイスラム過激派に襲撃されたムンバイ同時多発テロと同様の計画とみられると指摘。大統領府報道官は同紙に防止措置を講じたかについて、コメントしていない。

同紙によると、事件後、ケニア当局がモールの地下駐車場で爆発物を積んだ自動車を発見。車両は事件の1カ月以上前から停車しており、当局は犯行グループがテロ攻撃に向けて備蓄用に使っていたとみているという。

英BBC放送は、犯行グループが事件の数週間前から施設内の店舗を借り上げ、武器や弾薬を運び込んでいたと報じており、テロ攻撃を予測していたケニア当局などの警戒態勢が十分だったかどうか議論となりそうだ。



 
 
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ソマリアから軍撤退せず ケニア大統領

nikkei.com

2013/10/2 9:59

【ナイロビ=共同】ケニアのケニヤッタ大統領は1日、首都ナイロビで演説し、ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブが犯行を認めたナイロビのショッピングモール襲撃事件を受けても、ケニア軍はソマリアから撤退しないと明言した。また事件の調査委員会を発足させると表明した。

ケニヤッタ氏は、テロには「おびえない」と強調。ソマリアに秩序が成立するまでケニア軍は駐留を続けると語った。

襲撃事件では外国人を含む67人が死亡し、170人以上が負傷。地元赤十字には9月30日段階で39人が行方不明者として届けられており、犠牲者数は増える可能性がある。



 
 
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ケニア:過激派アルシャバブが象牙の違法取引に関与か

毎日新聞 2013年10月04日 10時48分(最終更新 10月04日 12時49分)

【ヨハネスブルク服部正法】ケニアの首都ナイロビの商業施設で起きたテロ襲撃事件で、犯行声明を出した隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブが、ケニアで象牙の違法取引に関与している可能性が強いことが、NGOの調査で分かった。密猟組織から買い取った象牙をソマリアへ運んだ後、船でアジアや湾岸諸国方面へ密輸しているとみられ、象牙がテロ攻撃の「軍資金」に結びつく構図が浮かび上がっている。

米国の密猟監視団体「エレファント・アクション・リーグ」の調査で判明した。2011〜12年の調査結果によると、アルシャバブはケニア国内の密猟組織と協力し、毎月1〜3トンの象牙をケニアからソマリアに密輸していた疑いが強く、月20万〜60万ドル(約2000万〜6000万円)の収益を上げていたと見積もられるという。同NGOは、アルシャバブの戦闘員が月に300ドル(約3万円)程度の「給与」を得ていると指摘した上で、戦闘員数を約5000人とすると、戦闘員「人件費」の最大で4割程度を象牙取引で賄えると試算した。

アルシャバブは資金が潤沢で「ケニアで職にあぶれた若者らがカネを手に入れるためにアルシャバブに参加している」(南アフリカのシンクタンク「安全保障研究所」のアッタアサモア上級研究員)との指摘もある。ソマリアから湾岸諸国に木炭を輸出、湾岸から砂糖を輸入しケニアに持ち込んで売る「木炭・砂糖サイクル」が大きな資金源とされるが、象牙も重要な位置を占めそうだ。

同NGOのアンドレア・クロスタ代表(オランダ在住)は2日、毎日新聞の電話取材に「現在もアルシャバブによる相当量の象牙取引が続いている」と強調した。アルシャバブはケニア軍などの攻勢で主要港湾都市キスマユから撤退したが、小規模の港を管理下に置き、密輸を継続している疑いがあるという。

アフリカでは象牙目当てのゾウの密猟が横行。国連環境計画(UNEP)などによると、国際機関に監視されているエリアだけでも11年には1万7000頭が不法に殺害された。UNEPは、過去10年間で殺されたゾウの数が倍増したと警告している。背景には、主に経済成長で中間層が拡大する中国で工芸品として需要が伸びていることが指摘される。アフリカ南部ジンバブエでは最近、密猟者によって毒殺されたとみられる約90頭のゾウの死体が見つかっている。



 
 
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ケニアのモール襲撃事件、米国人含む実行犯4人の身元判明

cnn.co.jp

2013.10.07 Mon posted at 14:46 JST

(CNN) ケニアの首都ナイロビのショッピングモールが襲撃された事件で、ケニア国防省は7日までに、事件の実行犯とされるテロ組織メンバーのうち4人の身元が判明したと発表した。

発表によると、身元が判明したのはソマリア系米国人1人とスーダン人、ケニア人が各1人で、残る1人の国籍は不明。4人ともショッピングモールの建物の一部崩壊に巻き込まれて死亡したとされ、身元確認のため遺体のDNA鑑定を行っている。

この事件では治安部隊が4日間かけて武装集団を制圧した。襲撃にかかわった実行犯の人数は不明だが、ケニア当局は2日目の時点で襲撃犯の人数は10〜15人としていた。

一方、犯行声明を出しているアルカイダ系組織「シャバブ」の関係者は、米国人3人、ソマリア人2人のほか、カナダ、フィンランド、ケニア、英国の各1人が襲撃に加わったと話している。

ケニア外務相は米公共放送PBSの番組で、襲撃犯の中にはケニア人、英国人、米国人がいたと述べ、「米国人は18〜19歳の若者だった」と話していた。この若者はソマリア出身で、米ミネソタ州などに住んでいたという。

ケニア大統領は事件発生から4日目に、治安部隊がテロリスト5人を殺害し、事件に関与した疑いで11人を拘束したと発表していた。



 
 
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3500円スマホはアフリカを席捲するか?
携帯電波の入らない村でもスマホを売る

日経ビジネスオンライン

芝 陽一郎

2013年10月11日(金)

今年8月20日、米フェースブック、韓国サムスン電子、スウェーデン・エリクソン、フィンランド・ノキアは新興国におけるインターネット利用の拡大を目指す新団体の設立を発表した。狙うのはネクスト40億(フォービリオン)と言われる新興国40億の人口。潜在的なスマートフォンユーザーだ。

こうしたスマホ普及の動きは新興国に留まらず、発展途上国であるアフリカのケニアでも既にみられる。しかも最貧地区においてもだ。

ケニア北西部にあるトゥルカナ湖。面積は6405平方キロメートルと琵琶湖の約10倍。エチオピアとの国境に位置し、砂漠にある湖としては世界最大規模だ。猿人化石が発見されるなど、人類史において重要な場所であると同時に、慢性的な干ばつ、洪水などの災害のためケニアの中でも貧困率が高い地域だ。

トゥルカナ湖は映画「ナイロビの蜂」の舞台でもあり、ナイロビ在住の英国人外交官夫婦がここで事件に巻き込まれていく。詳しいあらすじはここでは触れないが、そんなアフリカの厳しい現実を象徴した場所とも言える。

ケニアの首都ナイロビから600キロメートル。トゥルカナ湖に近い都市ロドワルで驚くべき広告を見かけた。

─スマートフォン「IDEOS」、今ならたったの3499ケニアシリング(約3500円)、データ通信ポイント付き─

ケニアでも辺境と言われる、こんな地でスマホが発売されていた。しかも驚くべき値段でだ。

このスマホを販売するのは、ケニアの携帯電話会社大手のサファリコム。携帯の普及を進めるため、ショートメッセージ(SMS)による電子マネーを開発するなど次々と新サービスを展開している革新的な企業だ。

サファリコムに追随して、印バルティ・エアテル、フランステレコム系のオレンジなどの競合も入り込みケニアに携帯が一気に普及した。

ケニアで約7割近くの市場シェアを持つサファリコムは人口の95パーセントが住むエリアまで通信をカバーしている。日本人にも馴染み深い遊牧民のマサイ族も、携帯を駆使して電子マネーサービスで羊を売買している程だ。

そんなケニアにあって、トゥルカナ地域は、携帯の電波が入りづらい数少ない地域。にもかかわらず携帯を手にしている人を時々、目にする。

不思議に思って「一体、どこで使うのか」と尋ねると、男は質問には答えず黙って遠くの丘を指差した。その場所に行くと、何とそこでは電波が入る。地元の人々はここに訪れて携帯を使う。まるで、集会場のようだ。

ケニアで最も携帯の通じない地域で、しかも世界最安とも思われる価格でスマホが販売されている。全く世界は凄いことになっているのだ。

貪欲にアフリカ市場を狙うグーグル

トゥルカナの例は極端だとしてもスマホはケニアで、特に首都ナイロビなどの大都市では普及するのだろうか?

IDEOSは米グーグルのアンドロイドスマホ、中国ファーウェイ製だ。最近では、日本でも格安スマホとして9000円程度で販売されている。

それに比べて3500円のスマホは圧倒的に安い。だが、読者の中にはケニアの人々にとっては、それでも高価で売れないのではないかと思うかもしれない。

これまでケニアにおける携帯の販売価格は約3000円。多くの人が中古を1000円程度で入手してボロボロになっても長年使っているのが現状だが、3500円は都市生活者にとっては決して手が届かない価格ではない。

都市生活者だけではなく、トゥルカナの遊牧民族にも同じことが言える。羊は1頭当たり1万〜3万円、ラクダは1頭当たり20万円で取引され、そこそこの規模の頭数を所有していれば、彼らも実はかなりの資産家なのだ。

また、グーグルの元社長エリック・シュミットは2012年、スペインで開催されたモバイル機器の国際展示会「Mobile World Congress」の講演で「スマホ端末の価格が100米ドルを切ると、急速に世界中にスマートフォンが普及する」予測している。

既にケニアでは3500円で販売されていることを考えると価格は十分安いと言えるだろう。

問題はスマホの需要があるかどうかだ。

スマホの需要を拡大するカギはやはりSNS(交流サイト)だろう。

ナイロビなど都市部では、多くの若者は、スマホではなく旧来の携帯でフェースブックなどのSNSや音楽をダウンロードして楽しんでいる。

彼らの多くは、今でもいわゆるワン切りを多用して通話料を節約している。例えばオフィスを出て家に帰る前、家族にワン切りする。あらかじめそうした合図を決めておけば、わざわざ通話する必要はないからだ。

それでも補えない分についてはSMSかフェースブックのメッセンジャーでやりとりする。これも略語などで最低限、意味が通じる文字数しか送らない。

グーグルはこの点に目をつけて、SMSユーザーならではのサービスを付けてスマホを販売している。例えば同社のメールサービス「Gmail」からSMSにメッセージを送信できるサービスだ。

このサービスは米国では以前からあるが、それ以外ではアフリカ、アラブ諸国を対象エリアにしている。さらに、Gmailからの送金サービスも始めようとしていて、SMSをベースにした電子マネーが普及しているアフリカならではのサービスを視野に入れている。サファリコムがケニアで展開している電子マネーサービス「M−Pesa(エムペサ)」のグローバル版を始めようとしているのだ。

こうしたアフリカならではのサービスは現地から生まれる。グーグルは、既に2010年に南アフリカ、ケニア、セネガルの3カ国において、アンドロイドのエンジニア育成のためのカンファレンスを開催している。

さらに南アフリカでは、独自の起業支援オフィス「Umbono(ウムボノ)」を開設。現地特有のサービスを開発するベンチャーの育成にも力を入れている。

スマホの本格普及は省電力がカギ

今まで、スマホの価格とニーズからアフリカで本格的に普及するかどうか考えてきたが、最大のポイントは実は別のところにある。

それは、バッテリーの持ち時間だ。

著者が現地の通信会社の幹部と打ち合わせをしたとき、彼らは「スマホの普及にはカバーエリアや端末価格よりも、バッテリーの問題が大きい」と指摘していた。これは特に農村部について言える。

ケニアに限らず、アフリカ諸国全般的に電源の供給は都市部においても安定はしていない。ましてや地方都市や農村部では頻繁に停電する。さらに遊牧民族は電源がない場所を数日間移動することもある。

ケニアで普及している旧型の携帯はノキア製などがあるが、これらは充電しなくとも1週間くらいバッテリーが持つと言われている。

それに比べれば一般的にスマホのバッテリー持ち時間は短い。いくら通信環境が整備されようとも、インターネットのコンテンツが多くなろうとも、消費電力が多いスマホに乗り換えるのはアフリカの人々にとってリスクが高いのだ。

そうなると省電力で動作するスマホOS(基本ソフト)が急速に普及する可能性もある。Tizen、FirefoxOS、UbuntuなどiOSとアンドロイド以外のスマホOSが登場している。これらはスマホの中核であるCPU(中央演算装置)の性能が低くとも、省電力で動作するのが特徴だ。

さらには、ハード側の進化が進みシャープのIGZOのような低電力消費の液晶、もしくは新しい蓄電技術が求められる可能性もある。

日本では携帯の高機能化が進み、世界の追随を許さず独自に進化した。その結果、海外の標準化の波に乗り遅れて、ガラパゴス携帯(ガラケー)と揶揄された。

だが、今回見てきたようにアフリカの携帯の進化もまた独特だ。先進国どころか、近年の新興国における進化とも様相が違う。

こうしたアフリカ流のIT(情報技術)進化について、次回もお伝えしていく。

3500円スマホはアフリカを席捲するか?



 
 
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ケニア大統領の裁判延期要求=国際刑事裁判所に不満−AU

時事ドットコム

【アディスアベバAFP=時事】アフリカ連合(AU)は12日、エチオピアの首都アディスアベバでの臨時首脳会議で、11月12日にオランダのハーグで開始予定のケニア大統領に対する裁判の延期を国際刑事裁判所(ICC)に要求することを決めた。エチオピアのテウォドロス外相は「要求への回答がない限り、ケニア大統領は出廷する必要がない」とICCに強く警告した。

ケニアのケニヤッタ大統領は、ルト副大統領と共に、2007年末の大統領選後に起きた虐殺の責任を問われている。事件では、国内の民族間の憎悪をあおった結果、少なくとも1100人が殺された。

ICCは2002年の設立条約発効後、計8カ国の虐殺や戦争犯罪を訴追してきたが、いずれもアフリカの国。ケニヤッタ大統領は12日の臨時首脳会議で、アフリカを狙い撃ちにするICCについて「落日の帝国主義の玩具だ」と批判し、「アフリカ諸国の主権に反対する欧米のお先棒を担いでいるのが実態だ」と厳しく非難。さらに「アフリカは二級市民が住む三流大陸ではない。ICCの実験台でもない」と訴え、各国首脳に自らの出廷拒否への理解を求めた。(2013/10/13-14:32)



 
 
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ケニア:商業施設テロ 地元の過激派関与の疑いが浮上

毎日新聞 2013年10月18日 19時19分(最終更新 10月18日 23時56分)

【ヨハネスブルク服部正法】ケニアの首都ナイロビの高級商業施設で起きたテロ襲撃事件で、犯行を認めた隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブのほかに、地元のケニア人による過激派が関与した疑いが浮上してきた。イスラム教へ改宗した若者らが多く含まれる組織で、キリスト教徒が多数を占めるケニア社会でもイスラム過激派が深く浸透していることを示している。専門家は、キリスト教徒が多い周辺国を含め、東アフリカ地域全体で今後もテロの危険性があると警告する。

ナイロビでは先月21日、商業施設「ウエストゲート・モール」で武装集団が自動小銃や手投げ弾で買い物客らを襲撃、市民ら61人、治安部隊6人が犠牲となった。アルシャバブが犯行声明を出しており、ソマリアに軍事介入してアルシャバブ掃討作戦を続けるケニアへの報復が主な動機と推測されている。

襲撃への関与が新たに疑われているのは、ケニア人主体のイスラム過激派組織アルヒジュラだ。

専門家による国連ソマリア監視グループの元リーダーでナイロビ在住のシンクタンク代表、マット・ブライデン氏は毎日新聞の電話取材に対し、事件後に特定された襲撃犯の中に少なくとも2人のアルヒジュラ構成員がいると指摘したうえで、「今回の攻撃はアルシャバブとアルヒジュラの合同作戦だった」と分析した。

国連専門家の報告書などによると、アルヒジュラはナイロビのスラムが拠点。過激派との関連が疑われるナイロビのモスク(イスラム礼拝所)や東部モンバサのイスラム指導者に影響を受けてきた若者らの組織とされ、以前は「ムスリム・ユース・センター(MYC)」の名で呼ばれた。アルシャバブは昨年、MYCのアルシャバブへの統合を宣言した。

ケニアのイスラム教徒は人口の1割程度で、多数派は約8割を占めるキリスト教徒。アルヒジュラには、キリスト教からイスラム教への多数の改宗者が含まれ、ブライデン氏は「職がなく、(社会的に)不利な状況にある若者がグループに参加する過程で改宗しているようだ」と話す。従来、「モスクでの食料配布などを通じ(過激な)イスラム思想が浸透している」(南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン教授)との指摘もあり、イスラム過激派がキリスト教徒を含む貧困層の受け皿になっている可能性もある。

ブライデン氏は「ケニアだけでなく、ソマリアに派兵するウガンダ、ブルンジ、エチオピア、ジブチも潜在的なアルシャバブの標的。アルヒジュラはタンザニアなどにもいる」と述べ、東アフリカ地域全体での警戒の必要性を強調した。



 
 
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ケニアのモール襲撃事件にノルウェー人が関与か

cnn.co.jp

2013.10.19 Sat posted at 11:00 JST

ケニア・ナイロビ(CNN) 先月、ケニアの首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件で、ケニアのテロ対策班は、ソマリア出身のノルウェー人の男が事件に関与した疑いがあるとして行方を追っていることが情報筋の話から明らかになった。

このノルウェー人は、ソマリアに拠点を置くテロ組織アル・シャバブの最も危険な指揮官の1人とされるアブディカディア・モハメド(通称イクリマ)とつながりがあると見られる。

ケニアの情報筋によると、現在ノルウェーの諜報員がケニアでイクリマとこのノルウェー人の男の捜査を行っているという。ノルウェー当局は、このノルウェー人の男の氏名は明らかにしていない。

モール襲撃事件は9月21日に発生した。ナイロビ郊外の高級ショッピングモール「ウエストゲート」に武装グループが侵入し、モール内に立てこもったが、4日目に治安部隊が突入し、武装グループ全員を殺害。この事件で少なくとも67人が死亡した。

アル・シャバブはショッピングモール襲撃の犯行声明を出しており、ケニア当局はイクリマがショッピングモール襲撃事件に関与したとみている。

米特殊部隊は5日にソマリア南部の港町バラウェ近くにあるアル・シャバブの拠点を急襲した。米当局はこの時の標的はイクリマだったとしているが、イクリマは特殊部隊が攻撃されている間に逃走したと見られる。

ケニアの情報筋によると、イクリマはケニアで育ち、6カ国語を話すとされ、ソマリアのアルカイダとアラビア半島のアルカイダの主要な「連絡係」を務めているという。



 
 
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マラリア:アフリカで年間60万人死亡 ワクチン実用化へ

毎日新聞 2013年10月21日 20時22分(最終更新 10月21日 23時14分)

アフリカの子どもを中心に年間60万人以上が死亡するマラリアについて、英製薬大手グラクソ・スミスクラインは21日までに、臨床試験で一定の成果が得られたとして、来年にもワクチンの承認を申請する方針を発表した。実用化されれば世界初のケースとなり、マラリア被害の劇的改善へ期待が高まっている。

臨床試験はケニアなどアフリカ7カ国で1万5000人以上を対象に実施。生後5〜17カ月の乳幼児にワクチンを接種したところ、18カ月後の時点で、接種しなかった乳幼児に比べて感染するリスクが46%減った。(共同)



 
 
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国軍兵士がモールから商品略奪か、襲撃対応中の映像流出 ケニア

cnn.co.jp

2013.10.23 Wed posted at 12:10 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビで先月起きたショッピングモール襲撃事件で、制圧作戦に送り込まれた軍兵士らが店舗から商品などを略奪した現場とされる映像が流出し、関係者らの怒りを買っている。

デパートの防犯カメラで撮影された映像を、警察が23日までに公開した。兵士が部隊から離れて店頭の品物を手に取る様子や、両替所に入って室内を探し回り、ポケットに何かを入れながら出てくる様子が映っている。

デパート経営者はCNNに「略奪があったと断言することはできない。買い物袋を持って出てくる兵士の映像も見たが、中に何が入っていたのかは分からない」と話した。店内には当時、総額約16億円相当の在庫があったとされるが、事件で焼失したため確認は不可能だ。ただ、焼け残った複数のレジはこじ開けられた形跡があり、中に現金は残っていなかった。現時点で軍からの説明はないという。

作戦中の略奪疑惑については、ケニア国防省が先週、「一部兵士に職務上の規定に反した行動があったとの情報が国民の間で広がっている」との認識を示し、真相究明を約束していた。ルト副大統領はCNNに、ケニヤッタ大統領が調査を開始したと語り、作戦中に職務を逸脱した者は処罰すると強調した。



 
 
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ケニア軍がソマリアに大規模空爆 武装勢力拠点に対し

asahi.com

2013年11月1日10時23分

【カイロ=山尾有紀恵】ケニア軍は10月31日、隣国ソマリア南部のアルカイダ系イスラム武装勢力シャバブの軍事訓練拠点に対する大規模な空爆を行ったと発表した。ロイター通信が伝えた。シャバブが9月にケニア・ナイロビのショッピングモールを襲撃したことへの報復だという。

拠点では、この襲撃事件の実行犯らも訓練を受けていたという。空爆当時、シャバブの戦闘員ら300人以上がいたとされるが、死傷者数は不明。一方、シャバブは「どの軍事拠点も攻撃を受けていない」としている。

ケニア軍は合わせて、10月28日にソマリア南部でシャバブの幹部らが無人機による空爆で死亡した事件は、米軍ではなくケニア軍による攻撃だったと明らかにした。



 
 
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ケニア軍がソマリア空爆 モール襲撃の報復

nikkei.com

2013/11/1 19:01

【ナイロビ=共同】ケニア軍は10月31日、隣国ソマリア南部にあるイスラム過激派組織アルシャバーブの軍事訓練拠点を空爆し、破壊したと発表した。地元メディアなどが伝えた。9月にケニアの首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件の報復という。

ケニア軍は、空爆した拠点で襲撃事件の犯人が訓練を受けていたとしている。軍は、空爆時に拠点にいた戦闘員約300人のうち多数が死亡したか負傷したとみている。今後も空爆攻撃を続けるという。

同事件では外国人ら67人が犠牲となり、アルシャバーブが犯行声明を出した。一方、アルシャバーブの報道担当者はロイター通信に対し、空爆を受けたことを否定した。



 
 
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レイプ犯が「草刈り」で釈放、国民の不満爆発 ケニア

cnn.co.jp

2013.11.01 Fri posted at 13:06 JST

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビで31日、16歳の少女に集団暴行した容疑者らが警察から草刈りを命じられただけで釈放されたことに抗議するデモが行われた。

デモ隊は警察トップの事務所に押し寄せ、世界中から寄せられた130万人の署名を届けて容疑者の逮捕を求めた。

事件はケニア西部ブシアの町で、少女が祖父の葬儀から家に帰る途中に起きた。少女はレイプされたうえ、屋外トイレの深い穴に突き落とされた。

助けを求める声を聞いた近所の住民が血まみれの少女を救い出したのはそれから数時間後のこと。少女は骨折などの重傷を負っていた。

少女の証言から襲った男たちのうち3人を割り出した近所の住民は、地元警察に男らを突き出した。だが支援団体によれば、警察は容疑者らに草刈りを命じただけですぐに釈放したという。

事件に注目が集まったのは、事件から3カ月が経った10月。少女の治療にあたっている医師から話を聞いた地元紙が事件を大きく伝えるとともに、治療費の寄付を求める呼びかけを行ったからだ。

重傷を負った少女は事件の後、車椅子での生活をよぎなくされ、腸の機能にも問題をかかえていた。大きな病院での治療を受けさせるため、家族は農地を貸し出して医療費を工面したという。

ケニアではソーシャルメディアを舞台に、暴行に関わった容疑者らと、彼らに草刈りを命じた警官の逮捕を求める声が高まった。

人権団体は逮捕が実現するまで抗議行動を繰り返す姿勢だ。集団暴行で有罪となれば、容疑者らは最高で終身刑の刑を言い渡される可能性がある。

容疑者らの行方は分かっておらず、国境を超えて隣国のウガンダにいるとの話もある。警察は捜査を続行中だとしている。



 
 
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ケニア、ソマリア両国軍が過激派拠点を攻撃 テロに報復か

cnn.co.jp

2013.11.03 Sun posted at 14:26 JST

(CNN) アフリカ東部ケニアの軍当局者は2日、ケニア軍と隣国ソマリアの軍部隊は同日、ソマリア内でアルカイダ系過激派シャバブの合同掃討作戦を実施し、シャバブ戦闘員少なくとも30人を殺害したと発表した。

ソマリア・コルビオの拠点を狙った攻撃で、ケニア軍は今週、ソマリア内にあるシャバブの訓練キャンプに空爆も加えていた。

ケニア軍による一連の攻撃は、同国の首都ナイロビの高級ショッピングセンターで先月発生したテロ事件への報復とも受け止められている。シャバブは同事件への関与を認めケニアへの新たな攻撃も仕掛けると宣言していた。

ソマリア軍が空爆した訓練キャンプでは、ショッピングセンター攻撃に加わった戦闘員も訓練を受けていたという。



 
 
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BBC 7 November 2013 Last updated at 17:16 GMT

Kenya launches Huduma e-centre to cut bureaucracy

Kenya's leader has launched a "one-stop shop" to access and pay for government services electronically in order to cut corruption and bureaucracy.

President Uhuru Kenyatta said public inefficiency had bred corruption, wasted time and "cost billions".

A pilot centre has been set up in the capital, Nairobi, where customers can access a range of self-service counters linked to government databases.

Known as Huduma centres, they will be rolled out across the country.

Huduma, which means "service" in Swahili, is part of a government plan to fully digitise government services.

Kenya is one of Africa's most technologically advanced countries, with a widely used mobile phone money transfer service and a cluster of tech start-ups.

But President Kenyatta said this had yet to reach government services:

"For a long time Kenyans have been subjected to moving from place to place in search of services from the government," he said at the launch of the pilot centre.

"Kenyans and visitors became accustomed to being frustrated numerous times in their quest for public service: 'Come tomorrow'; 'Go to this or that other office first'; 'Bring a copy of your identity card'; and so on.

"Endless, static queues have been the order of the day, wasting countless hours. Public service became the epitome of inefficiency. This inefficiency bred corruption, initiating a cycle of vice which has tormented many and cost the country billions."

'Rude service illegal'

The BBC's Odhiambo Joseph in Nairobi says dealing with Kenyan bureaucracy can indeed be a costly and time-wasting business.

Our reporter says he took a whole day off work to order a replacement of his ID card.

It involved reporting the loss at a police station, going to a district officer to have the loss certified, then going to the national ID office and queuing for forms.

He then joined another queue to submit the forms and then had to wait to be called for finger-printing and queued again to have a photo taken.

At most stages, he was asked for money and then there was at least a three-month wait until the card was ready, which involved queuing again to collect it, he says.

Under the new system, our reporter should be able to report the loss and apply for a replacement ID card at the Huduma centre - and as the system is connected directly to a government database, there would be no need for finger-printing and photos as his records could be automatically accessed.

In properly managed queues, the president said Kenyans would be able to access 18 services from 10 government agencies - from renewing a driving licence and applying for health insurance to registering a business and paying for parking.

"I urge Kenyans to expect and demand the highest service standards. I also remind all public servants that rude, reluctant, slow, or negligent service is illegal," Mr Kenyatta said.

It was also matter of urgency for all government departments to digitise and automate their records and procedures, he added.

Our correspondent says that once Huduma is rolled out, people should be able to track their applications online or through their mobile phones and will also be able to use some services without going into a centre.

Kenya launches Huduma e-centre to cut bureaucracy



 
 
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安保理:ケニア正副大統領の決議案、ICC審理延期廃案に

毎日新聞 2013年11月16日 20時31分

【ニューヨーク草野和彦】国連安全保障理事会は15日、ケニアの正副大統領に対する国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の審理延期を求める決議案の採決を行ったが、賛成7、棄権8で採択に必要な賛成9に達せず、廃案となった。アフリカ諸国はICCがアフリカを標的にしていると批判しており、廃案を受けて改めて反発を強めている。

ICCに関するローマ条約により、安保理は訴追手続きの1年間延期を決定できる。2007年の大統領選直後の暴動を巡り、ICCはケニアのケニヤッタ大統領とルト副大統領を「人道に対する罪」で訴追しており、今回の決議案は非常任理事国のルワンダが主導した。

ルワンダのガサナ国連大使は採決後、「安保理がケニアとアフリカを見捨てた日と歴史上に書きとどめよう」と発言した。常任理事国の対応も分かれ、中露が賛成、米英仏は棄権にまわった。

03年の開設以来、ICCによる訴追20件はすべてアフリカが対象となっている。



 
 
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日本育ちケニアランナー、Vなるか 福岡国際きょう号砲

asahi.com

2013年12月1日00時10分

【金子智彦】第67回福岡国際マラソン(朝日新聞社など主催)は1日午後0時10分に号砲が鳴る。9年ぶりの優勝を狙う日本勢に立ちはだかるのは、過去2大会を制した日本育ちのケニア人たちだ。

「ワンジルの足跡を追いたい」。マーティン・マサシ(27=スズキ浜松AC)は、2007年の第61回大会で優勝し、翌年の北京五輪で金メダルを獲得した母国の英雄、故サムエル・ワンジルを目標に挙げた。

07年の世界選手権1万メートル銅メダリスト。マラソン初挑戦だった前回は38キロ過ぎで棄権し、三潟卓郎監督に「陸上をやめる」と言うほど落ち込んだ。しかし、翌朝には思い直し、再挑戦を決意した。

5月から約5カ月間、一流選手が集うケニア西部・エルドレットで練習した。新旧の世界記録保持者、キプサング、マカウと一緒に走り刺激を受けたようだ。距離に対する不安もなくなった。「優勝したい。ただ、それだけ」

初マラソンのガンドゥ・ベンジャミン(22=モンテローザ)もワンジルを目標にする。「私も日本で練習して五輪で金メダル」と話す。日本に憧れ、日大に入学。今年の箱根駅伝は2区で12人抜きを見せた。就職後も拠点を日大に置き、富士通に「出稽古」するなどして距離を積んできた。

「最初だから」と目標を2時間10分切りに置く。夢はマラソンで成功し、故郷の家族に家を贈ることだ。「ケニア代表になるのは難しいけれど、これから頑張ればいける」。幸先のいい一歩を踏み出せるか。

招待選手として、連覇を狙うジョセフ・ギタウ(25=JFEスチール)や、メクボ・モグス(26=日清食品グループ)が出場する。



 
 
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マサシ初V、川内が日本選手最高3位 福岡国際マラソン

asahi.com

2013年12月1日14時26分

第67回福岡国際マラソン(朝日新聞社など主催)は1日、福岡市の平和台陸上競技場発着(一部は大濠公園スタート)のコースであり、ケニア出身で一般参加のマーティン・マサシ(スズキ浜松AC)が2時間7分16秒で初優勝した。昨年優勝のジョセフ・ギタウ(JFEスチール)が2時間9分0秒で2位。今年の世界選手権代表の川内優輝(埼玉県庁)は中間点でスパートしたものの逃げ切れず、2時間9分5秒で3位だった。2012年ロンドン五輪代表の藤原新(ミキハウス)は20キロ過ぎで途中棄権した。

先頭が1キロを約3分で通過。ペースメーカーについているのは、一般参加の松本翔(日税ビジネス)1人。3キロ過ぎ、後続が追いつき、先頭が集団になる。先頭が5キロを15分6秒で通過。集団の人数は約20人。

先頭集団が8キロを24分前後で通過。集団の人数はペースメーカー2人を除くと約15人で、国内招待選手の藤原新(ミキハウス)、川内優輝(埼玉県庁)の姿も。10キロの通過タイムは30分10秒。ケニア人で日大時代に駅伝で活躍したガンドゥ・ベンジャミン(モンテローザ)が先頭から遅れる。

約15人の先頭集団は15キロを45分15秒で通過。集団には藤原、川内、松本のほかに、高田千春(JR東日本)、松宮隆行(コニカミノルタ)、メクボ・モグス(日清食品グループ)、昨年優勝のジョセフ・ギタウ(JFEスチール)らの姿も。16キロ付近で先頭集団が少し割れる。ペースメーカーについたのは川内、高田、松宮、モグス、佐々木ら。藤原は後ろの集団につけた。

18キロ手前、先頭集団にギタウ、2007年世界選手権1万メートル銅メダルのマーティン・マサシ(スズキ浜松AC)が追いつく。先頭はヘンリク・ゾスト(ポーランド)、フアン・ルイスバリオス(メキシコ)を加えた9人(ペースメーカーを除く)。厳しい表情を浮かべた藤原は大幅にペースを落とし、集団から離された。

20キロ過ぎ、藤原が歩き始め、棄権した。

中間点でペースメーカーが外れると、川内がスパート。後ろの集団からゾスト1人が川内を追いかける。23キロ付近でゾストが川内に追いつく。

25キロを川内とゾストが1時間15分25秒前後で通過。3位集団は6人。

29キロ手前、川内とゾストが後続に吸収される。そのままモグスが飛び出すが、すぐに吸収されて先頭は7人の集団に。30キロ手前でモグスが再びスパートするが、またもや吸収される。30キロの通過タイムは1時間30分47秒。

31・6キロの折り返し地点を、川内、松宮、高田、モグス、マサシ、ギタウ、ゾストの7人の先頭集団が通過。33キロ手前で松宮が遅れる。34キロ付近でマサシが飛び出し、ギタウがつく。川内らはつけず、徐々に差が広がる。

35・5キロ、連覇を狙うギタウが遅れ、マサシが独走態勢に。36キロ過ぎ、3位集団に動きあり。ゾストと川内が抜け出し、モグスと高田が遅れる。37キロ過ぎ、川内がゾストを突き放し、単独3位に。

40キロを先頭のマサシが2時間0分52秒で通過。2位のギタウが約1分遅れ、3位の川内が約1分20秒遅れで通過。そのままマサシが逃げ切った。川内はギタウを追い上げたが、わずかに届かなかった。



 
 
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来日10年マサシ、雪辱 マラソン2度目、前回は棄権

asahi.com

2013年12月1日21時12分

【小田邦彦】3年連続で一般参加を表す白いゼッケンの選手が優勝を飾った。マラソン2度目で栄冠を手にしたマサシは「初めて完走できて幸せ。タイムも十分」。10年前に夢をつかむために来日し、陸上を学んできた27歳はほほえんだ。

初挑戦は昨年の福岡。2007年世界選手権1万メートル銅メダリストは招待選手として出場したが、38キロ過ぎで途中棄権した。「マラソンはこれが最後」ともらすほど落ち込んでいた。

この1年で学んだのは、力をためて走る「我慢」だ。序盤は無理をせずに集団の後方につけ、35・5キロ付近で満を持して独走態勢に入った。「最初は我慢。最後のスパートは自信があった」

08年北京五輪男子マラソン金メダルの故サムエル・ワンジルと同じ、ケニアの高地ニャフルルの出身。日本で育ち、頂点に立ったワンジルを目標に掲げる。「五輪でマラソンの金メダルを取りたい」。また1人、「ケニア生まれ、日本育ち」のランナーが、マラソン界へ羽ばたいた。



 
 
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東アフリカ5カ国、通貨同盟へ協定

nikkei.com

2013/12/1 20:19

【ヨハネスブルク=共同】東アフリカ共同体(eC)に加盟するケニアやタンザニア、ウガンダなど5カ国の首脳は11月30日、共通通貨の導入に向けて10年以内に通貨同盟を設立するとの協定に署名した。AP通信などが伝えた。

ウガンダの首都カンパラで開いたeCの首脳会議で合意した。eCは域内の投資や貿易の促進のため、関税同盟を発足するなど経済統合を進めている。

ほかの加盟国はルワンダとブルンジで、eCによると5カ国合わせた人口は約1億3500万人、国内総生産(GDP)の合計は約850億ドル(約8兆7千億円)に上る。



 
 
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通貨同盟設立へ協定 東アフリカ共同体

nikkei.com

2013/12/2 10:39

東アフリカ共同体(eC)に加盟するケニアやタンザニア、ウガンダなど5カ国の首脳は11月30日、共通通貨の導入に向けて10年以内に通貨同盟を設立するとの協定に署名した。AP通信などが伝えた。

ウガンダの首都カンパラで開いたeCの首脳会議で合意した。eCは域内の投資や貿易の促進のため、関税同盟を発足するなど経済統合を進めている。

ほかの加盟国はルワンダとブルンジで、eCによると5カ国合わせた人口は約1億3500万人、国内総生産(GDP)の合計は約850億ドル(約8兆7千億円)に上る。(ヨハネスブルク=共同)



 
 
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三井造船、ケニアで港湾クレーン受注 アフリカ開拓

nikkei.com

2013/12/6 23:40

三井造船はアフリカで港湾クレーン市場に参入する。従来型より燃料消費量を半減させたハイブリッド型などの高性能クレーンを売り込み、ケニア・モンバサ港でコンテナ搬送設備を受注した。同社がアフリカに港湾クレーンを納入するのは初めて。今回の受注を皮切りに、経済発展や資源開発に伴う港湾設備の拡張が見込まれるアフリカでの需要を取り込む。

モンバサ港の案件は豊田通商と共同で受注した。受注額は約29億円で、クレーン6基の据え付けを2015年12月に完了させる。同港は東アフリカ最大級の貿易港で、コンテナ貨物の取扱量が増加している。現在の能力は45万Te(1Teは20フィートコンテナに相当)だが、15年には取扱量が115万Teに達する見込み。三井造船のクレーンが設置されると能力は120万Teになる。

設置するのは船からコンテナの積み下ろしをするクレーン2基と、港でコンテナの搬送をするクレーン4基。このうちコンテナ搬送クレーンには、蓄電装置を備えたハイブリッド技術を採用しており、燃費を50%低減し、二酸化炭素(CO2)排出量も半減できる。

モンバサ港はケニアの首都ナイロビのほか、周辺の内陸国であるウガンダやルワンダなどへつながる交易拠点で、今後も拡張の可能性が高い。また、タンザニアなどインド洋に面した他の東アフリカ諸国や資源開発が進むアンゴラといった西アフリカでも需要が期待できる。

三井造船はクレーン事業の受注高を12年度の300億円から16年度に500億円に引き上げる計画を掲げており、省エネ性能などを武器にアフリカ市場を開拓する考えだ。



 
 
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豊田通商、ケニアで海水淡水化事業を受注

nikkei.com

2013/12/12 20:24

豊田通商は12日、ケニアのモンバサ州政府から海水を淡水化する事業を受注したと発表した。事業化調査を経たうえで、本工事にとりかかり2017年の操業開始を目指す。給水能力は1日当たり10万立方メートルを予定。実現すればケニア初の海水淡水化事業となる。受注金額など詳細は明らかにしていない。



 
 
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米、「格安テロ」を警戒 ケニア・モール襲撃は約50万円

cnn.co.jp

2013.12.15 Sun posted at 17:08 JST

(CNN) アフリカ東部ケニアの首都ナイロビの高級ショッピングモールで今年9月起きた襲撃事件で、米国の治安当局筋は15日までに、実行犯4〜5人の武器調達や移動にかかった費用は総額で5000ドル(約51万5000円)以下とテロ攻撃としては割安な水準だったことを明らかにした。

2001年発生の米同時多発テロ後、米当局はテロ組織の資金源断絶を重視し、それなりの対応策を講じてきた。しかし、ナイロビの事件は工作資金が少額でも大きな被害が出るテロが可能なことを見せ付けており、この種の攻撃の増加に警戒を強めている。

同事件の犠牲者は67人で、負傷者は200人。襲撃の手口は比較的単純で費用のかからないものだった。凶器は手りゅう弾やAK47タイプの自動小銃だったが、いずれも東アフリカ地域では安価で入手可能な武器だった。

実行犯は隣国ソマリアに拠点があるアルカイダ系の過激派「シャバブ」との結びつきが指摘されている。

他の主要なテロ事件の実行費用を見た場合、アルカイダが米同時多発テロに要した資金は40万〜50万ドルとされる。02年にインドネシアの国際リゾート地バリ島で発生した連続爆弾テロは推定で約5万ドル。

スペインの首都マドリードで04年、通勤列車を狙った爆弾テロの資金は1万〜1万5000ドル。1年後にロンドンの地下鉄などを標的にしたテロの実行犯は約2000ドル使ったとされる。

ナイロビのテロ事件を調べた米連邦捜査局(FBI)の元捜査員は、多額の資金をかけないテロ攻撃は事前阻止が最も難しいと指摘。ナイロビの事件のような手口は極めて簡単で、費用も格段に安いと述べた。

テロ組織の資金源を遮断させる金融の対抗措置は近年築かれたが、攻撃に使われる可能性があるより少額の資金の探知は一層難しくなっている現状も認めた。シャバブの場合、勢力の衰退を受けソマリアの支配地域でかつて実施していた「税金」徴収が出来なくなっており、海外に居住するソマリア人支持者からの献金が主要な資金源とみている。



 
 
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米企業、アフリカ開拓 資源からIT・サービスへ

2013/12/15 0:35

日本経済新聞 電子版

米企業がアフリカ市場で投資を拡大している。従来の石油など資源分野から、最近はIT(情報技術)やサービス分野に投資対象が拡大。各国で台頭する中間層の需要の取り込みを目指している。アフリカ経済には成長の減速懸念があり治安面でも課題を残すが、中長期的に高成長が続くと判断。中国の台頭に警戒感を強める米政府も後押ししている。

IBMはケニアの首都ナイロビにアフリカで同社初の研究所をこのほど開設した。欧米企業の本格的な研究所としても「アフリカ初」だという。広さ2000平方メートルの施設には、ビッグデータ(膨大なデータ)の分析などに使える最先端のコンピューター設備を導入した。エネルギーや水資源、交通、農業、治安などアフリカが抱える重要課題に対し、商業化が可能な解決策を探る。

高級ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナルは11月、南アフリカのホテル大手プロテア・ホスピタリティー・ホールディングスの営業権とブランドの買収で覚書を交わした。米メディアによると、買収金額は2億ドル以上という。実現すれば、マリオットのアフリカでの客室数は約2万3000室と、現在の2倍近くに増える。

化学大手のデュポンは7月、南アの種子大手パナー・シードを買収した。同社は南アを含むアフリカ大陸9カ国でトウモロコシや大豆、小麦などの種子の生産や販売を手がけている。デュポンは約615万ドルを投じて、2017年までに南アに種子関連の研究開発拠点も開設。先進国よりも低いアフリカの農業の生産性向上を支援する。

国際通貨基金(IMF)の予測によると、サハラ砂漠以南(サブサハラ)の13年の経済成長率は5%。資源価格の下落などが逆風だが、14年も6%と高い成長を維持する見通し。アフリカ開発銀行によると、中間層の人口は00年の2億2300万人から10年には3億5300万人に増加した。

中国などが官民一体で急接近する現状に危機感を抱くオバマ大統領は今夏、アフリカを歴訪。サブサハラ地域の電力供給網の整備に今後5年間で70億ドルを支援する方針を打ち出したほか、ケニアなど東アフリカ共同体(eC)からの輸入を4割増やす構想を表明した。14年にはサブサハラのアフリカ諸国の首脳を集めた首脳会議を米国で初めて開催する予定だ。

(ニューヨーク=小川義也)



 
 
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IBMアフリカ研所長に聞く「先端技術で課題克服」

2013/12/15 3:30

日本経済新聞 電子版

米IBMはケニアの首都ナイロビに、世界で12番目、アフリカで初めてとなる研究所をこのほど開設した。広さ2000平方メートルの施設には、ビッグデータの分析などに使える最先端のコンピューター設備を導入。人工知能を備えた学習するコンピューター「ワトソン」なども活用し、エネルギーや水資源、交通、農業、治安などアフリカが抱える重要課題に対し、商業化が可能な解決策を探る。研究所の初代所長に就任したカマル・バッタチャルヤ博士に、アフリカの課題と機会、中国企業などとの競争について聞いた。(聞き手はニューヨーク=小川義也)

−−アフリカに研究所を開設した狙いは。

「ニューヨークやインドにいてはわからないことを理解するためだ。研究は常に事業に先行する。アフリカが抱える課題は何か、人々の関心は何かを現地に入りコミュニティーの一員となって理解しなければ、解決策を見つけ出すことも成功することもできない」

−−アフリカが抱えている課題とは。

「この1年間、サハラ砂漠以南のほとんどの国に足を運び、政府や企業と対話を重ねてきた。ボランティアや研修中の看護師に依存している地域の医療体制をどう支えるか。融資などの金融サービスを利用できる人が限られている状況をどう改善するか。学校に通っていない4600万人の子どもにどうやって学びの機会を提供するか。課題は1つではない」

−−IBMはどう取り組むのか。

「我々はこれらの課題をテクノロジーで解決したい。しかも、ビジネスとして成り立つかたちでだ。渋滞やカージャックが深刻なナイロビで試験的に始めた交通情報サービスは一例だ。監視カメラなどのインフラ不足を補うため、東京の研究所が開発したデータ解析技術を駆使して交通量を予測。携帯電話経由でドライバーに配信することで、交通問題の解消を目指している」

−−中国企業の台頭が著しい。

「米企業が特に出遅れているとは思わない。中国企業は(道路や橋など)物理的なインフラに関する分野では存在感があるが、IBMが目指しているのはまったく違う領域、すなわち、我々が強みを持つハイテク分野だ。アフリカは各国の経済成長の段階に応じたかかわり方があるという点でユニークな市場。破壊的な製品やサービスを生み出す余地は十分ある」



 
 
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三菱自、アフリカ駐在員事務所を18年ぶり復活 ナイロビに開設

nikkei.com

2013/12/17 14:13

三菱自動車(7211)は17日、ケニアの首都ナイロビに駐在員事務所を開設すると発表した。2014年1月に業務を始める。アフリカ地域専任の駐在員派遣は合理化などを背景に1996年から中断し、ドバイの拠点で兼務していた。人口増加などで現地の経済成長が見込めることから、18年ぶりに現地事務所を復活し販売支援を強化する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕



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