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ケニア共和国 Republic of Kenya 2008年3月〜12月

アフリカアフリカ Africa 2014


○2007年大統領選挙関連ニュース → ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
○2006年以前のニュース、企画案内 → ケニア共和国 Republic of Kenya 〜2006年
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○最新のニュース、企画案内 → ケニア共和国 Republic of Kenya

KENWA

○外務省 各国・地域情勢 ケニア共和国

◆2008/03/01 NIKKEI NET ケニア与野党が大連立で合意、仲介役のアナン氏が発表
◆2008/03/01 MSN産経ニュース ケニアの与野党合意 対立解消までの道のり遠く
◆2008/03/02 時事ドットコム 2008/03/02-20:38 大崎3位、北京代表確実に=2時間8分36秒で日本人最上位―びわ湖マラソン
◆2008/03/03 IBTimes びわ湖毎日マラソン、大崎3位で北京五輪代表確実
◆2008/03/04 ロイター 米女優D・バリモア、ケニアの児童向けに1億円を寄付
◆2008/03/04 AFPBB News 与野党間の協議続くケニア、襲撃で新たに15人死亡
◆2008/03/04 時事ドットコム 2008/03/04-00:49 留学生の駅伝1区起用禁止を確認=高体連
◆2008/03/05 cinemacafe.net ドリュー・バリモアが、ケニアの子供たちのために100万ドルを寄付
◆2008/03/05 cnn.co.jp テロリストの潜伏先狙いミサイル発射、ソマリアで米潜水艦
◆2008/03/05 christiantoday.co.jp 榮義之牧師「天の虫けら」(77)・・・アフリカに取りつかれた神学生
◆2008/03/05 AllAfrica.com Baltimore Sun Examines Masai Practices That Could Lead to Spread of HIV
◆2008/03/06 TRAVEL VISION ケニア、政治的混乱が収束、対立から平和と調和へ―今後の再建に期待
◆2008/03/06 MSN産経ニュース オバマ人気、ケニアの村へ飛び火
◆2008/03/07 AFP BB News ケニア議会2か月ぶりに再招集 新たな襲撃で死者も
◆2008/03/08 時事ドットコム 2008/03/08-18:24 名古屋女子マラソン・談話
◆2008/03/09 asahi.com アフリカ 縮む巨大湖、蚊の巣窟に マラリアが高地にも
◆2008/03/11 時事ドットコム 2008/03/10-21:49 世界との差どこまで埋めるか=初代表の3人に期待―マラソン五輪代表・男子
◆2008/03/13 外務省 人間の安全保障基金による「アフリカン・ミレニアム・ビレッジ(AMV)第2フェーズ」への支援について
◆2008/03/14 外務省 小野寺外務副大臣のケニア、ガボン訪問について
◆2008/03/18 JANJAN アフリカ先住民族を救え
◆2008/03/18 National Geographic News ケニアの国立公園で野生動物殺害事件が続発
◆2008/03/23 (特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo) CanDo設立10周年記念講演「2007年総選挙後紛争の背景と構造的解決を考える」―CanDoスタッフがみてきたケニアの10年と今後―
◆2008/03/25 時事ドットコム 2008/03/25-18:29 鶴田真由さんがスーダン訪問へ=親善大使として
◆2008/03/26 NIKKEI NET 政府、アフリカ医学研究などで2人を表彰
◆2008/03/26 nikkansports.com 野口英世賞にケニアのウェレ博士ら
◆2008/03/27 KFB 野口英世アフリカ賞、英とケニアの博士に
◆2008/03/27 毎日新聞 政策:野口英世アフリカ賞に2博士
◆2008/03/27 Daily Sports キニャンジュ、瀬戸ら長野マラソン出場
◆2008/03/27 時事ドットコム 2008/03/27-21:48 瀬戸らが出場=長野マラソン
◆2008/03/31 Daily Sports 鶴田真由がケニアの難民キャンプ訪問
◆2008/04/03 asahi.com 鶴田真由さん、ケニアの避難民を励ます
◆2008/04/04 JANJAN 9条世界会議 5月開催 関西でも
◆2008/04/07 外務省 鶴田真由TICAD親善大使のケニア及び南部スーダン視察(結果)
◆2008/04/09 Business Daily Disabled demand for tax break
◆2008/04/10 AFP BB News 大量のゴミ投棄、解決策「官民パートナーシップ」を提唱 ケニア
◆2008/04/10 Daily Sports ワンジル「北京はマラソンで狙う」
◆2008/04/11 朝鮮新報 五輪男子マラソン 出場資格を獲得
◆2008/04/11 asahi.com ノーベル賞のマータイさん、聖火リレー不参加
◆2008/04/11 時事ドットコム 2008/04/11-06:47 マータイさん、聖火リレー不参加へ=人権問題で中国に圧力を
◆2008/04/11 yomiuri.co.jp ノーベル平和賞・マータイさん、聖火リレー参加辞退
◆2008/04/13 Daily Nation The disabled demand recognition in new order
◆2008/04/13 時事ドットコム 2008/04/13-21:25 レルが連覇=ロンドン・マラソン
◆2008/04/13 時事ドットコム 2008/04/13-21:27 ワンジル2位、2時間5分24秒=優勝は世界歴代4位のレル―ロンドン・マラソン
◆2008/04/13 時事ドットコム 2008/04/13-23:59 キプサングが優勝=ロッテルダム・マラソン
◆2008/04/13 時事ドットコム 2008/04/13-23:20 初めて3人が2時間6分切る=ロンドンマラソン
◆2008/04/13 AFP BB News ケニア、連立政権閣僚人事で合意
◆2008/04/13 AFP BB News ケニア、連立内閣発足へ 大統領府が声明
◆2008/04/13 47NEWS キプサングが初優勝 ロッテルダム・マラソン
◆2008/04/14 NHK ケニア 野党新首相で連立内閣
◆2008/04/14 asahi.com ケニア首相に野党オディンガ氏 連立内閣発足へ
◆2008/04/14 外務省 ケニア新内閣の発足について
◆2008/04/14 時事ドットコム 2008/04/14-00:31 予告通り快走、北京切符手中に=21歳ワンジル潜在能力見せる―ロンドンマラソン
◆2008/04/15 時事ドットコム 2008/04/15-00:41 ワンジル、北京五輪代表に=男子マラソン
◆2008/04/15 yomiuri.co.jp 「国境なき医師団」の写真展
◆2008/04/15 AFP BB News ケニアで非合法集団が暴動、14人死亡
◆2008/04/18 AllAfrica.com Kenya: Standard to Support Mentally Disabled
◆2008/04/18 Daily Nation The disabled pitch their case over continued relegation
◆2008/04/19 KFB福島放送 英世アフリカ賞講演会で参加者募集
◆2008/04/19 AllAfrica.com Kenya: Province Takes Two Titles As Special Schools Event Ends
◆2008/04/20 East African Excluded from the fight
◆2008/04/22 AFP BB News 第112回ボストンマラソン チェルイヨットとツネが制す
◆2008/04/22 時事ドットコム 2008/04/22-10:41 チェルイヨットが3連覇=車いすの土田も昨年に続き優勝―ボストンマラソン
◆2008/04/22 jp.reuters.com 陸上=ボストン・マラソン、チェルイヨットが3連覇
◆2008/04/23 タウンニュース ケニア大使も来場、友好の写真展
◆2008/04/23 毎日新聞 アースデー:ケニアのマータイさん、コンサートでビデオメッセージ /東京
◆2008/04/25 外務省 食料価格高騰に対応した緊急食糧援助の決定
◆2008/04/25 時事ドットコム 2008/04/25-21:39 カンボジアで給食停止=食料高騰理由に5月1日から―WFP
◆2008/05/14 AllAfrica.com Kenya: Disabled People Left Out of Aids War, Say NGOs
◆2008/05/19 国境なき医師団 MSF、ケニア西部のキャンプで避難民の強制帰還・再定住を目撃
◆2008/05/20 外務省 ケニアに対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について
◆2008/05/21 KBC Report: 4.6% Kenyans disabled
◆2008/05/22 Daily Nation Neglect keeps people with disability in poverty
◆2008/05/22 NIKKEI NET JT、ケニア豆アラビカ種使用の無糖缶コーヒー「ルーツ ローストワンケニアブラック」を発売
◆2008/05/23 毎日新聞 毎日新聞東京本社を訪問
◆2008/05/22 nikkei TRENDY net JJT、「ルーツ」コンビニ限定の無糖缶コーヒー。ケニア豆アラビカ種100%で
◆2008/05/26 毎日新聞 ケニア:マサイマラに危機 暴動で観光客急減 地元NGO活動に深刻な影響
◆2008/05/27 外務省 日・ケニア外相会談
◆2008/05/27 Daily Nation Second Sharia bank opens
◆2008/05/28 AFP BB News ケニアの「お騒がせ」ファーストレディー、5か月ぶりに姿を見せる
◆2008/05/28 毎日新聞 野口英世アフリカ賞:両陛下が出席し授賞式
◆2008/05/28 nikkansports.com ケニアのウェレ博士らに野口英世賞
◆2008/05/28 Ohmynews ドキュメンタリーを通して知るアフリカ路上の日常
◆2008/05/28 コンビニパーク JT、濃い目の無糖ブラック缶コーヒー「ローストワンケニアブラック」を発売
◆2008/05/29 公明新聞 ケニア、スーダン大統領と会談
◆2008/05/29 ascii.jp 世界中でDLの嵐の予感 Firefoxがギネスに挑戦する日
◆2008/05/29 毎日新聞 マータイさん:首相と会談 コンゴ川森林保全への支援訴え
◆2008/05/29 AFP BB News ケニアの薬1/3が偽物、取り締まりに情報庁動員
◆2008/05/29 AFP BB News 第1回野口英世賞、医学・医療分野で英・ケニアの2人に
◆2008/05/29 TRAVEL VISION ケニア、安全をアピール―キバキ大統領が観光分野への意欲を示す
◆2008/05/30 毎日新聞 マータイさん:福田首相と会談
◆2008/05/30 ohmynews.co.jp アフリカン・フェア2008 パシフィコ横浜で開催中、6月1日まで
◆2008/05/30 毎日新聞 北東アフリカ協力会議:アフリカ開発会議に合わせ初開催
◆2008/05/30 cnn.co.jp ソマリア沖でまた乗っ取り 貨物船2隻
◆2008/05/30 ナショナルジオグラフィック グローバル・フード・クライシス - 第3回 豊かさの中の飢餓に苦しむケニア
◆2008/05/31 毎日新聞 マータイさん:毎日新聞社長らと懇談 記念パーティーも
◆2008/05/31 JANJAN ケニア:妊娠により退学を余儀なくされる女子学生たち
◆2008/06/01 毎日新聞 ケニア:食料高騰に抗議、首都ナイロビでデモ
◆2008/06/01 毎日新聞 もったいない全国大会:宇都宮市内の喫茶店、環境保護活動に協賛――あすから /栃木
◆2008/06/01 アサヒ・コムきっず マータイさんと真珠さん「もったいない」対談
◆2008/06/02 毎日新聞 マータイさん:「もったいない全国大会」で講演…宇都宮
◆2008/06/02 時事ドットコム 2008/06/02-16:13 新鋭ジェリモ、女子8百で世界歴代6位=男子4百のウォリナーは2位―陸上GL
◆2008/06/03 47news.jp マータイさんが北海道訪問 環境テーマに知事と対談
◆2008/06/03 毎日新聞 もったいない大会inうつのみや:開幕(その1) 県都から世界へ発信 /栃木
◆2008/06/03 usfl.com ケネディに並ぶカリスマ 「一つの米国」訴え脚光
◆2008/06/04 asahi.com 「少年ケニヤ」山川惣治 生誕100年の回顧展
◆2008/06/05 毎日新聞 米大統領選:オバマ氏のケニアの祖母ら祝福
◆2008/06/11 Daily Nation Seek to improve lives of disabled
◆2008/06/20 国境なき医師団 ケニア:マウント・エルゴン県、緊急援助を切実に必要とする、 恐怖に脅える人びと
◆2008/07/14 AFP BB News ケニアのマータイ氏、「タナ川デルタ」のバイオ燃料用サトウキビ畑転用計画に警告
◆2008/07/28 yomiuri.co.jp ケニア代表・ワンジル名で退職通知、所属のトヨタ自九州に
◆2008/08/03 NIKKEI NET メリットがウォリナー破る 全米陸上男子400メートル
◆2008/08/17 yomiuri.co.jp 女子マラソン、中村13位…優勝はルーマニアのトメスク
◆2008/08/17 毎日新聞 五輪陸上:日本勢3連覇なるか 女子マラソン速報
◆2008/08/18 AFP BB News ベケレ 2大会連続の金メダル
◆2008/08/19 AFP BB News ジェリモ 女子800メートルで金メダル獲得
◆2008/08/19 AFP BB News キプルト 男子3000メートル障害で金メダル獲得
◆2008/08/22 Daily Nation Deaf and dumb and at the pinnacle of varsity career
◆2008/08/24 NIKKEI NET 男子マラソン、ケニアのワンジル優勝 尾方は13位
◆2008/08/24 NIKKEI NET ワンジル、日本で学んだ「我慢」 亡き先輩に贈る金の輝き(24日 18:00)
◆2008/08/24 毎日新聞 五輪陸上:男子マラソン…ケニアのワンジルが優勝、五輪新
◆2008/08/24 Innolife.net 【北京五輪】マラソン、ケニア優勝...イ・ボンジュ28位
◆2008/08/24 AFP BB News ワンジル 五輪新で男子マラソン制す
◆2008/08/24 JANJAN ケニア:経済成長を可能にするのは電力ではなく人力
◆2008/08/26 yomiuri.co.jp マラソン金のワンジル、ケニアに帰国へ…大阪での会見中止
◆2008/08/26 yomiuri.co.jp ワンジルどうする…トヨタ九州退社へ、練習拠点は?
◆2008/08/26 VENTURE VIEW ブログ1エントリーにつきケニアに1本植林--アライドアーキテクツがキャンペーン実施
◆2008/08/29 JANJAN ケニア:平和のための執筆(全訳記事)
◆2008/08/29 nikkei TRENDY net キリンビバレッジ、アフリカ産豆を61%使った缶コーヒー「キリン ファイア アフリカン」
◆2008/09/01 どらく 地球異変余録アフリカ編1
◆2008/09/02 JANJAN ケニア:影響力を失うイギリス商品
◆2008/09/06 毎日新聞 男子マラソン:ワンジルが会見「ロンドン五輪でも1番に」
◆2008/09/08 AFP BB News マサイマラ国立保護区、マサイ人も納得の「ビジネスによる」自然保護
◆2008/09/08 外務省 御法川外務大臣政務官の東部アフリカ地域訪問について(東部アフリカ貿易・投資促進合同ミッション)
◆2008/09/10 JANJAN ケニア:経済成長を可能にするのは電力ではなく人の力(全訳記事)
◆2008/09/11 外務省 ケニアに対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について
◆2008/09/12 jp.reuters.com 米大統領選民主党候補オバマ氏のケニアの祖母宅に強盗
◆2008/09/12 NBonline 人間の思惑に翻弄されるケニアの野生ゾウ
◆2008/09/15 AFP BB News ケニアの北京五輪マラソン金メダリスト宅に強盗団、「報奨金よこせ」と
◆2008/09/15 KBC World conference on disability opens
◆2008/09/15 Daily Nation Leaders ‘shortchange disabled’
◆2008/09/16 African Press Agency Kenya-MDGs-disability-conference
◆2008/09/17 Ecumenical News International African disabled people 'left out' of UN anti-poverty efforts
◆2008/09/20 Standard Disabled yes, but very able
◆2008/09/22 毎日新聞 陸上:ワンジルがハーフ優勝 ポルトガルで五輪後初レース
◆2008/09/23 Business Daily Africa Orient pioneers tech - driven insurance sales
◆2008/09/25 Daily Nation Law that did not smooth the way for the disabled
◆2008/09/26 外務省 アフリカ貿易・投資促進合同ミッション(東部ミッション) (成果と概要)
◆2008/09/27 毎日新聞 NEWS25時:ケニア沖 兵器積載船を乗っ取り
◆2008/09/28 asahi.com ケニア沖 武器輸送のウクライナ船、乗っ取られる
◆2008/09/28 yomiuri.co.jp 戦車積んだウクライナ貨物船、ソマリア沖で海賊乗っ取る
◆2008/09/28 マイライフ手帳@ニュース タリーズコーヒー、数量限定コーヒー豆「ケニアAA ローストマスターセレクション」など発売
◆2008/09/30 AFP BB News 海賊乗っ取りの貨物船、積載兵器はスーダン向けか 関係国は否定
◆2008/09/30 jp.reuters.com マサイの女性、顔にペイントし子宝祈願
◆2008/10/10 Record China ケニアの象牙密猟・密貿易、中国人が加担か―英紙
◆2008/10/12 asahi.com ケニア!―彼らはなぜ速いのか [著]忠鉢信一
◆2008/10/13 cnn.co.jp 絶滅危機のサイを育てる保護区職員 「わが子同然」と
◆2008/10/14 六本木経済新聞 ロンドン発のジーンズブランド「ペペジーンズ ロンドン」の日本初直営店
◆2008/10/14 EICネット UNEP第2回水銀に関するアドホック公開作業グループ会合の結果
◆2008/10/17 asahi.com ケニア暴動「警官が405人射殺」 調査委が報告書
◆2008/10/27 Standard Double trouble for the disabled in IDP camps
◆2008/10/28 asahi.com 元IMFアフリカ局次長の日野さん、ケニア首相顧問に
◆2008/11/03 AFP BB News ケニアでオバマ候補の勝利を祈念するサッカー大会、地元オバマFCは敗退
◆2008/11/04 Africa Science News Service Persons with disabilities are excluded from war against HIV/AIDS
◆2008/11/05 cnn.co.jp 父の故郷ケニアで高まるオバマ氏への期待、米大統領選
◆2008/11/05 AFP BB News ケニアでは村も街もオバマ氏勝利祈念、模擬投票も実施
◆2008/11/05 AFP BB News オバマ氏、米国初のアフリカ系大統領が誕生するまで
◆2008/11/06 cnn.co.jp オバマ氏の当選を歓迎するアフリカ、ケニアでは休日に
◆2008/11/06 毎日新聞 米大統領選:オバマ氏勝利 ケニアの継祖母「人生最良の時」
◆2008/11/06 AFP BB News 戦闘続くコンゴ ケニアで紛争解決に向けた首脳会談開催へ
◆2008/11/06 AFP BB News ケニアで「オバマ」「ミシェル」と名付けられる新生児が続出
◆2008/11/06 AFP BB News ケニアでもオバマ氏勝利を祝福、6日は「国民祝日」に
◆2008/11/07 時事ドットコム 「バラクちゃん」命名ラッシュ=オバマ人気でケニア
◆2008/11/08 asahi.com コンゴ東部での速やかな停戦要求 周辺国緊急首脳会議
◆2008/11/14 yomiuri.co.jp 中国漁船ケニア沖で乗っ取られる、日本人1人乗り組み
◆2008/11/14 毎日新聞 乗っ取り:海賊が日本人ら24人乗り漁船襲う ケニア沖
◆2008/11/14 産経新聞 ケニア沖で邦人乗船の漁船乗っ取り
◆2008/11/15 毎日新聞 乗っ取り:中国マグロ漁船の日本人は船長の久貝豊和さん
◆2008/11/16 asahi.com MISIAさん、ケニアの学校訪問 子どもたち励ます
◆2008/11/16 yomiuri.co.jp ケニア沖の乗っ取り事件、邦人船長は沖縄県出身の男性か
◆2008/11/16 NIKKEI NET ケニア沖の漁船乗っ取り事件、船長は沖縄の久貝さん
◆2008/11/17 asahi.com 海賊、サウジの石油タンカー乗っ取り 被害「最大の船」
◆2008/11/17 usfl.com 巨大石油タンカー乗っ取り ケニア沖、最大の被害船
◆2008/11/18 毎日新聞 ソマリア:サウジの大型タンカー、海賊が襲撃
◆2008/11/18 yomiuri.co.jp サウジの31万tタンカー、海賊乗っ取り…ケニア沖
◆2008/11/18 MSN産経ニュース ケニア沖で空母級の巨大石油タンカー乗っ取り サウジ会社所有
◆2008/11/18 cnn.co.jp 大型石油タンカー、海賊に乗っ取られる ケニア沖
◆2008/11/18 AFP BB News 米軍トップ、海賊の高度な戦術に懸念 早急な対処訴える
◆2008/11/18 AFP BB News ケニア沖で海賊が大型タンカー乗っ取り
◆2008/11/18 AFP BB News ケニア沖で海賊被害のタンカー、ソマリア港沖に停泊
◆2008/11/18 NIKKEI NET 海賊が乗っ取りのサウジ大型タンカー、ソマリア北部に停泊
◆2008/11/18 時事ドットコム 海賊が大型タンカー乗っ取り=被害船では過去最大―ケニア沖
◆2008/11/19 NIKKEI NET 「取り締まり強化招くだけ」 サウジ外相、タンカー乗っ取り非難
◆2008/11/19 Daily Nation Blunkett: Enrol more disabled in universities
◆2008/11/20 毎日新聞 象牙:アフリカ5カ国、密猟者ら57人を拘束
◆2008/11/20 asahi.com 海賊、サウジに2500万ドル要求 ケニア沖の乗っ取り
◆2008/11/20 yomiuri.co.jp ケニア沖乗っ取り、中国マグロ漁船の写真を米海軍が配布
◆2008/11/20 AFP BB News 【UNHCR】「ゆず」によるWONDERFUL WORLD基金、ケニア・カクマ難民キャンプでの植樹支援に―
◆2008/11/22 毎日新聞 海賊乗っ取り:邦人船長含め乗組員24人全員が無事
◆2008/11/26 毎日新聞 ケニア:政界「オバマ効果」綱引き 連立政権、残るしこり
◆2008/11/30 Daily Nation Disabled seek better status
◆2008/12/05 Coastweek Deaf Soccer Championship
◆2008/12/06 Daily Nation Touched by the plight of the mentally disabled
◆2008/12/08 cnn.co.jp ケニア首相、国際部隊によるジンバブエ介入を呼び掛け
◆2008/12/09 ITpro Vodafone,英国−ケニア間の国際送金サービスでWestern Unionと提携
◆2008/12/14 AFP BB News 「オバマツアー」の闘牛イベントにケニア政府が「待った」
◆2008/12/17 cri ケニア、ソマリア大統領に警告
◆2008/12/22 時事ドットコム 途上国の水質改善計画に総額100万ドル=米コカ・コーラ財団〔BW〕
◆2008/12/23 毎日新聞 ケニア:「オバマ一族には進取の気風」 ルーツの村を訪ねて
◆2008/12/26 時事ドットコム 中台、海外油田を共同開発へ=ケニアの権益一部譲渡
◆2008/12/26 NIKKEI NET 中国CNOOCのケニア権益、台湾中油が譲り受け

○DAILY NATION http://www.nationmedia.com/dailynation/nmgindex.asp
○THE STANDARD http://www.eastandard.net/
○BUSINESS DAILY http://www.bdafrica.com/

[NGO]
●(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo) http://www.cando.or.jp/


ケニアで大統領選挙をめぐって生じている騒乱について、政治指導者に早急な解決を呼びかける国際署名についてのメールをお送りします。

○以下の国際署名文案(日本語訳・英語原文)をお読みいただき、賛同できる方は署名してくださるとありがたいです。

○また、本メールについて、差し支えない範囲で、関心のありそうな友人・知人の方にご自由にご転送下さい。

ケニア大統領選挙後の事態については、以下もご覧下さい。

マイシャ・ラハ http://www.maisha-raha.com/Riot%20in%20Kenya%20Top.html

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■ケニア騒乱の早急な解決を求める国際署名■
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(特活)アフリカ日本協議会 紛争問題タスクグループ担当 稲場 雅紀

ご存知のように、ケニア共和国では、昨年末に行われた大統領選挙の結果をめぐって、大規模な騒乱状態が生じています。これについては、日本のメディアを含む多くの報道機関などでも大々的に報じられています。報道によると、1月5日現在、数百人が死亡し、17〜25万人が国内避難民となっています。

この危機に際して、ノーベル平和賞受賞者である南アフリカ共和国のデズモンド・ツツ大司教がナイロビ入りし、ふたりの大統領候補者の間の調停を積極的に進めています。ケニアの報道機関が連合を組んで報道規制に抵抗しながら活発な報道を続けているほか、ケニア国内の各種市民社会による、平和を求める動きなども生じてきつつあるようです。

ここに紹介するのは、英国・南アフリカ・ケニアに事務所を置くNGO「FAHAMU」の主要メンバーにより展開されている国際署名「ケニアの選挙に関わる危機への緊急の解決を呼びかける」です。FAHAMUは、情報とコミュニケーションの促進を通じて、アフリカに於ける社会正義の確立をめざすネットワークNGOで、アフリカの各種情報や論説を集めたメール・ニュースマガジン「Pambazuka News」を発行しています。

ここに紹介する署名は、Fahamuの共同ディレクターを務めるケニア人フィロゼ・マンジ氏を中心に、在英のケニア人作家・詩人・市民活動家が起草したものです。二人の大統領候補に対して、協力して危機の解決策を模索することを求めると同時に、平和を愛する全ての人々に対して、ケニアに平和をもたらすための署名を呼びかけています。

■署名の方法について■

(1)以下の日本語訳(および必要ならば英語訳)をお読み下さい。

(2)署名に賛同したいと思われる方は、以下のウェブサイトにアクセスしてください。

Petitiononline.Com “CALL FOR URGENT RESOLUTION OF KENYA ELECTORAL CRISIS” http://www.petitiononline.com/kenya08/petition.html

(3)このウェブサイトの以下のURLから署名できます。

http://www.petitiononline.com/kenya08/petition-sign.htmlhttp://www.petitiononline.com/kenya08/petition-sign.html

(4)現在の署名数および署名者を確認するためには、以下のURLを見てください。

http://www.petitiononline.com/mod_perl/signed.cgi?kenya08

(5)ワード版もありますので必要な方はご連絡下さい。(info@ajf.gr.jpまで)

■日本語訳「ケニアの選挙に関わる危機への緊急の解決を呼びかける」■

※英語原文は、日本語訳の後についています。

==========================================================
ケニアの選挙に関わる危機への緊急の解決を呼びかける
〜ケニア国家統一党およびオレンジ民主運動の指導者への書簡〜
==========================================================

(翻訳:(特活)アフリカ日本協議会 稲場雅紀)

私たちは、オレンジ民主運動(Orange Democratic Movement)と国家統一党(Party of National Unity)の指導者たちに対して、ただちに、ケニアで現在生じている、選挙に関わる危機への解決策を模索し、その指導力を通じて、国家の平和と調和を再建するよう呼びかけるものです。

私たちは、高い投票率によって多くの人々に印象を残したこの選挙に続いて生じた、事態の悪化に懸念を表明します。私たちは、ケニアの人々の尊厳と勇気を称賛するとともに、ここ数日間の不要な暴力によって命を失った人々とその家族、また、傷ついた多くの人々に対して、哀悼の意を表します。ケニアの人々にとって、今は、忍耐し、尊厳を守り、大多数の人々にとって最も利益のある解決策を探すことが必要な時なのです。

私たちは、この国において、生命を奪い、資産を破壊し、全体的な騒乱状況をもたらす原因となったこの混乱について、痛苦に受け止めます。選挙の結果が論争となったことにより、ケニアのみでなく、アフリカ全体において、民主主義と平和に向けた展望が傷つけられました。ケニアの歴史上、最も激しく闘われたこの選挙の結果について、暗雲がたれ込めていることを、私たちは悲嘆の思いで受け止めています。私たちは、自由で公正な結果を得るためにも、緊急の課題として平和が取り戻されることが必要だと信じています。

私たちは、今は挑発的な行動をする時ではないこと、相争うパートナーを交渉の席に着かせるためにリーダーシップを発揮するべき時であることを信じます。この危機は、未だ対立するプレイヤーたちが、調停と和解のメカニズムを活用することによって解決することが出来ます。危機の平和的解決を立案することこそ緊急の課題であることに気づくべきなのです。もし必要なら、アフリカ連合(African Union)や、その他選挙監視を行った組織などの第三者の調停を活用することも可能です。私たちは、相争う指導者たちに対して、民主主義の精神にしたがって行動すること、透明性のある方法によって、ここ数日の騒乱によって生じた傷をいやすことを追求することを要請します。

私たちは、多くの人々が、今回の選挙において不正義が生じたと考えていること、また、それについて裏切られたという感情を持っていることを認識しています。私たちは、こうした人々に対して、適切な説明とアカウンタビリティを要求すること、また、市民としての責任に関する自覚に沿って行動することにより、選挙プロセスに参画していくことを求めます。

私たちは、国家統一党およびオレンジ民主運動の指導者たちに対して、国家の利益のために、現在の危機を解決し、和解を模索していくことを呼びかけます。私たちは、調停と和解のメカニズムを緊急に設置し、どこにも勝者はなく、ただ敗者のみが存在する現在の状況により生じたすべての不満や苦悩に声を与えることを求めます。また、現在までに行われている仲裁プロセスを歓迎します。私たちは、治安部隊および他の全ての勢力によって生じている暴力を直ちに停止することを求めます。私たちは、治安部隊が平和と秩序を維持する役割を有していることを認識しますが、一方で、ここ数日において、治安部隊が非武装の市民に対して行っている、過剰でなおかつ非中立的な暴力の行使を非難します。

私たちは、選挙プロセス全体およびその結果について、競合する政党の間での認識の違いを解決するための、独立した透明性のある検証を要求します。選挙の結果と、報告されたすべての違反行為、とくに、最終結果の集計作業にかかわる各種の不整合について、検証の対象にする必要があります。

私たちは、信用に足る独立した司法調査委員会を即座に設立することを呼びかけます。これはすでに選挙監理委員によっても呼びかけられています。

私たちは、国際社会に対して、提案されているこれらの検証プロセスの結果を忍耐強く待つことを呼びかけます。ムワイ・キバキ政権 Mwai Kibaki Governmentもしくはライラ・オディンガ政権 Raila Odinga Government の下で生きていかなければならないのは、他ならぬケニア国民です。国際社会は、これらの選挙が「自由で公正であった」と宣言する前に、独立した検証プロセスによる提言を踏まえる必要があります。

私たちは、平和で民主的なケニアを求める人々、とくにアフリカ連合の人々に対して、この危機について、対話と和解による早急な解決をもたらしうるイニシアティブを支援することを求めます。

私たちは、報道機関に対して課されている報道規制に対して、深い懸念を表明します。こうした報道規制は、すでに一触即発の状況にあるケニアにおいて、疑念と憶測を拡大する効果しか生みません。表現の自由は、ケニアの人々によってここ数年勝ち取られてきた最も偉大な民主主義の成果であり、私たちはこれを後退させることは出来ません。

私たちは、報道規制を直ちに撤回し、ケニアの人々が、今何が生じているかを即座に知ることが出来るようにする事を求めます。私たちは、ケニアの報道機関が、この危機に関する情報を流し続けていることについて、これを賞賛します。危機の時期にあっては、憶測ではなく事実に基づいた民主主義の確立にとって、自由で独立した報道機関の存在が不可欠です。

私たちは、この危機に当たって、国際的な各種の報道機関が、ケニアの報道機関を支援すること、自由で独立した報道の権利を促進し続けることを求めます。私たちは、平和を愛する全ての人々が、ケニアが通常の状態に戻り、人々が恐怖と不安を抱えることなく生き続けていけるように、私たちとともに、この危機の早急な解決を求めていくことを呼びかけます。

(署名)

本書簡の起草は、いずれも在英のケニア人作家・詩人・市民活動家であるワングイ・ワ=ゴロ Wangui wa Goro、フィロゼ・マンジ Firoze Manji、ムコマ・ワ=グギ Mukoma wa Ngugi、ロナルド・エリー・ワンダ Ronald Elly Wanda、キング・オモガ King Omoga、セニャ・シイェンディ Cenya Ciyendiによってなされ、フィロゼ・マンジによって執筆された。

■英語原文「CALL FOR URGENT RESOLUTION OF KENYA ELECTORAL CRISIS」■

CALL FOR URGENT RESOLUTION OF KENYA ELECTORAL CRISIS

http://www.petitiononline.com/kenya08/petition.html

To: Leaders of PNU and ODM

CALL FOR URGENT RESOLUTION OF KENYA ELECTORAL CRISIS

We the undersigned call on the ODM and PNU leaders to urgently seek a resolution to the current electoral crisis in the country and restore peace and harmony in the country through leadership.

We express our concern at the deteriorating situation in Kenya following what has been widely acknowledged as an impressive election turn-out. We commend the Kenyan people for their dignity and courage but also express our condolences to the families of those who have lost their lives and to the many who have been injured in the course of needless violence over the last few days. This is a time for Kenyans to be patient, dignified and to look for solutions that are in the best interest of the majority.

We regret the chaos which has caused loss of life, destruction of property and general unrest in the country. The contested outcome has marred the prospects of democracy and peace not only in Kenya but also in Africa. The cloud which hangs over the conclusion of one of the most fiercely-fought elections in Kenya?s history is regrettable. We believe that peace should be regained as a matter of urgency so that a free and fair outcome can be reached.

We believe that this is not the time for provocative actions, but a time for demonstrating leadership through bringing the contending partners to the table. This crisis can be resolved by the players in disagreement using conciliation and arbitration mechanisms as a matter of urgency to plan a peaceful resolution of the crisis. If necessary, this could be done with the involvement of others such as the African Union and others, such as those who acted as election observers. We urge the contending leaders to act within the spirit of democracy and seek to heal the wounds that have been opened by recent events and to do so in transparent ways.

We are aware of the betrayal that many may feel in what they consider to be an electoral injustice. We ask them to engage in the process by seeking explanation and accountability and to be guided by their own sense of civic responsibility.

We call on the PNU and ODM leaders to seek conciliation and resolution of the current crisis for the sake of the country.

We call for mechanisms for mediation and conciliation to be put in place urgently to give voice to all grievances that have arisen from the present situation in which there can be no winners, only losers. We welcome the mediation processes that have been initiated

We call for an immediate ending of violence by the security forces and all other parties. Whilst we recognize that the security forces have a role to play in maintaining peace and order, we condemn the disproportionate and excessive use of force by the security forces against unarmed civilians that has been manifest over the last few days.

We call for an independent transparent review of the whole electoral process and its outcomes so as to resolve any differences between contesting parties. This should include reviewing the results of the election and all reported irregularities, especially those related to the disparities in the tallying of the final results.

We call for a swift formation of an independent and credible Judicial Commission of Enquiry by endorsing the call by the Electoral Commissioners who have called for one.

We urge the international community to be patient pending the outcome of such a proposed review process. As it is Kenyans who have to live with the consequences of a Mwai Kibaki or Raila Odinga government, the international community can only follow the recommendations of an independent review before declaring the elections free and fair.

We call on those who wish to see a peaceful democratic Kenya, especially in the African Union, to support initiatives that can bring this crisis to a swift conclusion by facilitating dialogue and reconciliation.

We are deeply concerned by the gagging of the media, especially as this has only fueled suspicion and encouraged speculation in an already highly volatile situation. Freedom of expression has been one of our greatest democratic prizes won by Kenyans during the last few years and we cannot afford to go backwards.

We call for an immediate and unconditional lifting of the reporting ban so as to ensure that Kenyans are able to keep abreast of what is happening. We commend the Kenyan press for the work they have done to keep information flowing. It is precisely in the time of crisis that a free and independent media is essential to ensure a democracy that is based on information not speculation.

We urge the international media community to support the Kenyan press during this time and continue promoting the right for a free and independent press especially during such a period.

We call on all peace loving people to join us in calling for a swift conclusion to the crisis so that Kenya can return to normality and people can continue their lives without fear and anxiety.

Sincerely,

(Signature)

The Call for Urgent Resolution of Kenya Electoral Crisis Petition to Leaders of PNU and ODM was created by Wangui wa Goro, Firoze Manji, Mukoma wa Ngugi, Ronald Elly Wanda, King Omoga, Cenya Ciyendi and written by Firoze Manji (firoze@fahamu.org). This petition is hosted here at www.PetitionOnline.com as a public service. There is no endorsement of this petition, express or implied, by Artifice, Inc. or our sponsors. For technical support please use our simple Petition Help form.


【参考図書】
開発フロンティアの民族誌―東アフリカ・灌漑計画のなかに生きる人びと
石井洋子著 御茶の水書房 ¥5,040 A5版 310ページ  2007年2月 [amazon]

サブサハラ・アフリカで最も成功したと言われてきた国家的潅漑計画の歴史と、1990年代末から始まった新しい動きを伝える。


アフリカ昆虫学への招待
日高敏隆監修 日本ICIPE協会編 京都大学学術出版会 ¥3,150 A5版 285ページ 2007年4月 [amazon]

ケニアにある国際昆虫生理生態学センター(ICIPE)、ナイジェリアにある国際熱帯農業研究所(IITA)等でアフリカの昆虫研究に従事した日本人研究者が、人びとの健康や農業に関わる昆虫研究の課題を紹介する。


アフリカン・ポップスの誘惑
多摩アフリカセンター編 春風社 ¥1,680 A5版 191ページ 2007年5月 [amazon]

アフリカの人びとがラジオ、カセットテープを通して親しんでいるポップスを多数紹介。最後に収録されたエイズで亡くなった大スター自身のエイズの恐ろしさをえがく歌が印象的。


マウマウの娘―あるケニア人女性の回想
ワンボイ・ワイヤキ・オティエノ (著), コーラ・アン・プレスリー (編さん), 富永 智津子 (翻訳)  未来社 ¥2,730 四六判 266ページ 2007年5月 [amazon]

十代でケニア土地解放軍の闘いに参加し、ケニア独立後は政治家としても活躍した女性の自叙伝の前半。後半の翻訳も待たれる。70歳を超えて、ケニア独立の理念を高く掲げた政党を立ち上げた著者から目が離せない。



 
 
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ケニア与野党が大連立で合意、仲介役のアナン氏が発表

【ロンドン=岐部秀光】英BBCテレビなどによると、昨年末の大統領選挙の結果を巡る対立で混乱が広がっているケニアの与野党は28日、大連立政権を樹立することで合意した。仲介にあたっていたアナン前国連事務総長が発表した。1500人を超す死者が出た同国の混乱が収拾に向かうと期待されている。

双方は野党が握る首相ポストの新設で合意したものの、その権限を巡る対立が解けずアナン氏は26日、協議をいったん停止すると発表していた。アナン氏は28日、キバキ大統領、野党指導者のオディンガ氏とそれぞれ会談し、合意をとりつけた。



 
 
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ケニアの与野党合意 対立解消までの道のり遠く

2008.3.1 17:39

【ロンドン=木村正人】昨年末の大統領選をめぐる混乱で死者1500人、避難民60万人を出したケニアでは、与野党が暫定連立政権樹立で合意し、混乱はひとまず収拾される見通しとなった。29日、復興のための政治プロセスが始まったが、新設される首相職に野党オレンジ民主運動(ODM)のオディンガ氏がいつ就任するのかも未定で課題は山積している。

オディンガ氏の出身地、西部の都市キスムでは有力民族ルオの住民数千人が街頭で踊って合意成立を歓迎した。オディンガ氏は29日、英BBC放送に「国家再建」の抱負を語った。キバキ大統領も3月6日に議会を開き、復興のための協議を始める考えを示した。

合意を受けケニアの通貨の対ドル相場は29日、最近の45日間で最高値を記録した。しかし、これまで裏切りを繰り返してきたキバキ大統領とオディンガ氏の過去を知る住民は「まだ最初の一歩に過ぎない」と慎重な構えを崩さない。

キバキ大統領とオディンガ氏が署名した28日の合意文書には(1)首相職と2つの副首相職の新設(2)閣僚ポストは議会の議席数に応じて配分―することなどが盛り込まれた。暫定連立政権の有効期限は最長でも2年間だ。署名にあたってはアナン前国連事務総長や、アフリカ連合(AU)のキクウェテ議長が立ち会った。

2003年の政権発足時、キバキ大統領は選挙を一緒に戦ったオディンガ氏に首相就任を約束したが、反故(ほご)にした。今回、オディンガ氏は、1年以内に首相職の創設と権限を明記した新憲法を制定し、2年以内に大統領選をやり直すことを求めている。これに対し、大統領権限の縮小につながる新憲法制定について、キバキ政権は「慎重な審議が必要」とオディンガ氏の動きを牽制(けんせい)している。

議会(224議席)第1党はODMで103議席(暴動で射殺された2人を除く)を占めているが、与党国家統一党(PNU)も101議席を有しており、勢力は拮抗(きつこう)している。今後の政権、議会運営は紆余(うよ)曲折が予想され、最大の政治課題である民族間の社会格差是正までの道のりは果てしなく遠い。



 
 
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2008/03/02-20:38 大崎3位、北京代表確実に=2時間8分36秒で日本人最上位―びわ湖マラソン

北京五輪代表最終選考会を兼ねた第63回びわ湖毎日マラソンは2日、滋賀・皇子山陸上競技場を発着点とする42.195キロで行われ、大崎悟史(NTT西日本)が2時間8分36秒で日本選手最上位の3位に入った。昨年の世界選手権大阪大会で6位に入賞した大崎は、2月の東京マラソンで日本人トップの2位に入った藤原新(JR東日本)が出した2時間8分40秒を上回り、五輪代表入りが確実となった。

世界選手権2位でケニア出身のムバラク・シャミ(カタール)が2時間8分23秒で初優勝。ともに一般参加の大西雄三(日清食品)が2時間8分台で4位、清水智也(佐川急便)が5位と健闘した。大崎は、30キロすぎに飛び出した上位2人に付いていけなかったが、終盤は粘り強く走り、自己記録も10秒更新した。

この結果、男子の五輪代表3人には福岡国際で2時間7分台をマークして3位の佐藤敦之(中国電力)を筆頭に、世界選手権5位の尾方剛(同)、大崎が選ばれる見通し。10日の日本陸連理事会、評議員会で正式に決まる。(スタート時の気象=晴れ、気温10.2度、湿度58%、東北東の風1.7メートル)。 (了)

大崎悟史(おおさき・さとし)藤原新(ふじわら・あらた)佐藤敦之(さとう・あつし)尾方剛(おがた・つよし)



 
 
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びわ湖毎日マラソン、大崎3位で北京五輪代表確実

2008年03月03日 11:50更新

2日、2008年北京五輪代表選考会を兼ねた第63回びわ湖毎日マラソンが滋賀県の皇子山陸上競技場発着の42・195キロで行われた。

2007年世界選手権6位の大崎悟史(NTT西日本)が2時間8分36秒、日本人トップの3位でゴールし、北京五輪代表入りをほぼ確実にした。

同世界選手権銀メダルでケニア出身のムバラク・シャミ(カタール)が2時間8分23秒で優勝、11秒差の2位にはヤレド・アスメロン(エリトリア)が続いた。また、一般参加の大西雄三(日清食品)が2時間8分54秒で4位と健闘した。

北京五輪代表は10日の日本陸連理事会、評議員会で決まる。



 
 
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米女優D・バリモア、ケニアの児童向けに1億円を寄付

2008年 03月 4日 08:10 JST

[ニューヨーク 3日 ロイター] 米女優ドリュー・バリモアさん(33)が3日、国連世界食糧計画(WFP)に個人で100万ドル(約1億円)を寄付した。同寄付金は、ケニアの児童向け食糧支援に使われる予定。

WFP親善大使でもあるバリモアさんは、人気テレビ番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演し、WFPが発展途上国の学校児童5900万人に対して総額30億ドルの支援を目指す「Fill the Cup」活動を紹介。その一環として、今回の個人での寄付を発表した。

過去2年間にケニアを2回訪問しているバリモアさんは、WFPがリリースした声明で「たった1杯の栄養あるポリッジ(おかゆ)が、子どもの生活をどれだけ変えられるかを自分の目で見てきた」と述べ、同活動への支援を広く訴え掛けている。



 
 
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与野党間の協議続くケニア、襲撃で新たに15人死亡

【3月4日 AFP】与野党の指導者が連立政権樹立に向けた合意文書に前週、調印したばかりのケニアで、新たな襲撃があり、少なくとも15人が死亡した。地元警察当局が3日、明らかにした。一方、与野党間の協議は週末を挟んで再開され、詳細の議論に移った。

襲撃は、リフトバレー(Rift Valley)州Trans Nzoiaで発生。警察当局によると、死者数は15人。なたや銃で武装した襲撃者が就寝中の被害者らを襲い、6人が自宅で焼き殺され、6人がなたで切りつけられ死亡、3人が射殺されたとしている。

■与野党間の協議は各論の協議へ

一方、与野党は、新たな仲介役を迎え、首都ナイロビ(Nairobi)で協議を再開した。権力分担や前年から続く民族対立の解決にむけた与野党間の協議は前週末、合意に達していた。

新たな仲介役には、ナイジェリアのオルエミ・アデニジ(Oluyemi Adeniji)元外相が就任した。前任のコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連(UN)事務総長は2日、与野党間が合意に達したことでケニアを離れた。

協議の中心は、改革案に集中している。具体的には、長年にわたる不公正の解決や無責任体質と汚職を解消するための選挙や制度、憲法、司法などの問題への取り組み、政府の透明性と説明責任を強化することなどだ。また、土地改革や貧困、失業、格差対策などについても協議が行われている。

ムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領と野党オレンジ民主運動(Orange Democratic Movement、ODM)のライラ・オディンガ(Raila Odinga)党首は前月28日、首相職の設置と2つの副首相職の設置で合意している。また、12か月以内の憲法見直しも合意されている。(c)AFP/Bogonko Bosire



 
 
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2008/03/04-00:49 留学生の駅伝1区起用禁止を確認=高体連

全国高校体育連盟(高体連)は3日の評議員会で、毎年12月の全国高校駅伝競走大会で今年から最長区間の1区(男子10キロ、女子6キロ)に外国人留学生の起用を禁止する方針を確認した。5月に大会要項を改定する。1区に力のあるケニア人留学生を起用した高校が優勝を争う例が近年目立つことから、昨年5月の高体連理事会、評議員会で同区での留学生出場を不可とする方針を決めた。 (了)



 
 
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ドリュー・バリモアが、ケニアの子供たちのために100万ドルを寄付

ドリュー・バリモアが3日、国連世界食糧計画(WFP)にポケットマネーの100万ドルを寄付すると宣言した。WFPは国連唯一の食糧援助機関で、1963年から活動。ドリューは同団体の飢餓撲滅親善大使として、過去2年間に2回ケニアを訪問している。

ドリューはこの日、トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショウ」に出演。これだけ高額の寄付をするのは初めてだが、「こんなにいい気分になったことはない。人生が変わったわ」と言い、WFPの新しいキャンペーン「Fill the Cup(カップをいっぱいに)」について語った。

「Fill the Cup」は、1,000万人の飢餓に苦しむ子供たちを救うためにアメリカ国内で行われる募金年間キャンペーン。50ドルあれば、アフリカの児童1人が1年間毎日カップ1杯の食事をとれるという。

「1 杯の栄養あるポリッジ(おかゆ)が子供の人生をいかに変えるかを、私はこの目で見たの。このおかげで、子供たちは学ぶことができ、健康に過ごし、明るい未来へと歩むことができるわ」と語り、「WFPの“Fill the Cup”へのみなさんのご協力をお願いします。飢餓を過去のものにしましょう」と訴えた。

(text:Yuki Tominaga)



 
 
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榮義之牧師「天の虫けら」(77)・・・アフリカに取りつかれた神学生

アフリカのケニアは、もう一つの宣教地である。ひょっとすると、少年時代に読んだ「少年ケニア」が心の隅に残っていたのかも知れない。

一九八八年に学院に入学してきた下川樹也兄は、アフリカに取りつかれた神学生だった。入学する前、写真家としてケニアを訪れた彼は、ファインダーを通して見るケニアの現実に圧倒された。それはサファリでも、ナイロビの高層ビルでもなかった。彼は難民村の悲惨な状態をひたすら撮り続けた。半裸か全裸でお腹の飛び出た飢餓状態の子どもの姿、ゴミためかと思うような住まい。レンズ越しに見る彼の目は涙で曇り、もうプロの写真家の冷徹な目を失っていた。

旅程の最後の日、彼はマラリアにかかり、高熱を出した。死を覚悟し、祈る声すら出ない彼の心に、聖書のことばが聞こえてきた。

キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちをすてるべきです。(Iヨハネ3:16)

思えば子どものころからガキ大将で、少年時代は不良で悪いことばかりしてきた。高校生の時、誘われて出かけた教会でも、集会の邪魔ばかりしていた。追い出されそうになったが、永吉牧師の寛容なとりなしで、イエス・キリストの十字架の救いに感動し、クリスチャンとなった。感激屋の彼は情熱をキリストにぶつけていった。「キリストのためなら、喜んでいのちを捨てる」、それが彼の口癖となった。仲間の木村由智と話す時も、どのようにしてキリストのために死ねるかが話題の中心だった。

今、マラリアでうなされながら聞く聖書のことばは、彼の生涯を完全に変えてしまっていた。九死に一生を得た彼は、献身を決意した。すでに結婚し、翼君というかわいい男の子もいた。そんな状況で、前途有望なカメラマンの道を投げ捨て、何の保証もない伝道者の道を選ぶことは不可能へのチャレンジだった。

彼が涙を流しながらアフリカのことを語るのを聞く時、私の目にもなぜか涙があった。

(C)マルコーシュ・パブリケーション

榮義之(さかえ・よしゆき)

1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、8つの教会の主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。

このコラムで紹介する著書『天の虫けら』(マルコーシュ・パブリケーション)は、98年に出版された同師の自叙伝。高校生で洗礼を受けてから世界宣教に至るまでの、自身の信仰の歩みを振り返る。(Amazon:天の虫けら)

[2008-03-05]



 
 
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オバマ人気、ケニアの村へ飛び火

2008.3.6 18:55

米大統領選の民主党候補指名争いでオバマ上院議員が勢いづくにつれ、父の故郷ケニア西部ニャンゴマコゲロ村に世界中から報道陣が殺到、相次ぐ取材攻勢に、村に住む親族らが落ち着かない日々を過ごしている。

「あの日は米国だけでなく、スウェーデンやフランス、イスラエルなど世界中の10以上のメディアが押し寄せたよ」。オバマ氏の叔父に当たるサイドさんが語る。あの日とはスーパーチューズデーの2月5日。対応に追われたサイドさんは「夜もぐっすり眠れなかった」と振り返る。

それ以外も毎日のように記者が村を訪れ、サイドさんには電話がひっきりなしにかかる。

村にはオバマ氏の祖母サラさんも住む。「サラばあさんは86歳と高齢で足も悪いのに『そこを歩いてくれ』だの『そこまで行って座ってくれ』だの言ってくるんだ」。サイドさんは報道陣のマナーの悪さにも苦言を呈する。

オバマ氏の父は村を出てハワイ大に留学し、1960年に白人女性と結婚。ハーバード大卒業後ケニアに戻り、財務省のチーフエコノミストなどを歴任したが、82年に交通事故で亡くなった。

「取材が嫌というわけではない。でもゆっくり食事をする時間くらいはほしいよ」とサイドさん。候補指名争いが長引けば、サイドさんの眠れぬ夜はまだ続きそうだ。(共同)



 
 
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ケニア議会2か月ぶりに再招集 新たな襲撃で死者も

2008年03月07日 03:07 発信地:ナイロビ/ケニア

【3月7日 AFP】ケニアのムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領は6日、議会を約2か月ぶりに再召集し、これまでに1500人が死亡した民族対立の終結にむけた与野党間の権力分担の合意を、正式に実行に移すための法案を成立させるよう議会に求めた。

一方、同国西部リフトバレー(Rift Valley)州Laikipia近郊の村で同日、2つの村が襲撃を受け少なくとも9人が死亡、100戸以上の家屋が放火された。

地元の警察当局者らは、「2つの村が襲われ、少なくとも9人が死亡、11人がなたによる重傷を負って病院に搬送された」としている。また、100戸以上の家屋が放火されたことを明らかにした。(c)AFP



 
 
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2008/03/08-18:24 名古屋女子マラソン・談話

◇集中して練習できた

大南敬美(トヨタ車体) いつになく距離を踏めて、集中して練習ができた。自分が先に五輪代表を決め、(トラック長距離で代表を目指す双子の姉の)博美にも自信を持たせたい。

◇気持ちで負けない

原裕美子(京セラ) 大阪国際女子マラソン出場が(急性胃腸炎で)駄目になった後、名古屋で走れるチャンスを頂いたことに感謝しながら練習した。気持ちで負けずに粘りたい。

◇ケニア代表目指す

ジョイス・キルイ(ケニア) 日本の素晴らしい選手たちと一緒に走れることは幸せ。いいレースをして、わたしも(ケニアの)北京五輪代表入りへアピールしたい。(了)



 
 
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ケニアの国立公園で野生動物殺害事件が続発

Nick Wadhams in Nairobi, Kenya

for National Geographic News

March 18, 2008

ケニアで人気のあるアンボセリ国立公園でここ数週間、少なくとも3頭のライオンと4頭の象が殺された。

この事件は、この地域の人々と野生生物の間で高まる緊張の一端を示すものだ。保護団体のライオン・ガーディアンによると、2頭のライオンは3月9日に槍で刺されて殺され、もう1頭は先月殺された。また、別の保護団体のワイルドライフ・ダイレクトは、アンボセリ周辺で14頭の象が槍で刺され、少なくとも4頭が死んだと発表した。槍で突き刺す手法は、この地域に住むマサイ族が最も一般的に使用している方法だ。

ケニア当局は象の死についてはまだ確認していない。しかし、当局や地元の保護活動家たちはライオンへの襲撃に関して、いくつかの理由を挙げている。家畜を殺されたことへの報復、地域同士の対立、マサイ族男性の伝統儀式、さらには、マサイ族によるトロフィーハンティングさえも行われているという。

ケニア野性動物保護局で種の保存と管理を統括するパトリック・オモンディ氏は「彼らはライオンに家畜の牛を殺されたからだと言う。しかし、戦利品のライオンを売り飛ばそうという目的があるのかもしれない」と話す。ケニアの農家の多くは貧しく、象やライオン、そのほかの動物に対して長年憤ってきた。動物たちは旅行者には人気があるが、家畜や作物を脅かす存在だ。ライオンは広い範囲で狩りを行うため、人間の畑まで荒らすことが頻繁にある。

ほかの市民たちも苦々しい思いをつのらせてきた。野生生物を守るように言い渡され、動物を殺すことで刑事告訴される可能性にも直面しているのに、観光客が地元経済にもたらす資金から利益を受けることはめったにない。

ライオン・ガーディアンのアシスタント・ディレクター、アンソニー・カサンガ氏は「住民たちは、動物を保護するように言われるばかりで、そこから何も利益を受けていないと訴えている」と話す。1970年代からの推計で、ケニアには1万頭のライオンがいたが、現在は3000頭以下に減っている。



 
 
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CanDo設立10周年記念講演「2007年総選挙後紛争の背景と構造的解決を考える」

―CanDoスタッフがみてきたケニアの10年と今後―

2007年12月27日にケニアでは総選挙が実施され、選挙結果の発表に対する不満を引き金に、各地で暴動や襲撃、それらへの報復など混乱が生じました。2月28日には連立政権設置に関する合意文書への署名がなされました。また、多くのケニアの人たちは、もとの生活を取り戻そうと努力を続けてきています。

2007年ケニア総選挙後の混乱は、なぜ起こったのでしょうか。

植民地化のなかで形成されてきた「民族」や土地占有の形、それらを活用してきた独立後の富裕層、貧富の格差の拡大など、それら背景についてと、ケニアのナイロビ市とムインギ県で活動を続けるなか、CanDoがみてきた10年間の社会の動きと変化を紹介し、今後、ケニアの社会に対して、どのようなお手伝いができるのか一緒に考えたいと思います。

○日時: 2008年3月23日(日)13:30-15:00
○場所: 文京区立汐見交流館 会議室A (本郷図書館2階)
東京都文京区千駄木3-2-6
東京メトロ千代田線「千駄木」駅 団子坂出口から徒歩3分
○地図:http://www.lib.city.bunkyo.lg.jp/kakukan_annai/hongo.html
○定員: 30名(先着順)
○参加費: 無料
○申込: 前日までに下記へご連絡ください。
○問合・申込先: (特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)
E-mail tokyo@cando.or.jp
電話・FAX 03-3822-1041
〒110-0001 東京都台東区谷中5-4-3
URL http://www.cando.or.jp/



 
 
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政府、アフリカ医学研究などで2人を表彰

政府は26日、アフリカの医学研究や医療活動で功績のあった人材を対象とする野口英世アフリカ賞の第1回受賞者を発表した。医学研究はロンドン熱帯医学研究所のブライアン・グリーンウッド教授、医療活動はケニア国家エイズ対策委員会のミリアム・ウェレ委員長を選出した。(23:29)



 
 
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野口英世賞にケニアのウェレ博士ら

政府は26日、アフリカの医学研究や医療活動に貢献した人に贈る「野口英世アフリカ賞」の第1回受賞者を発表し、医学研究部門にイギリスのブライアン・グリーンウッド博士(69)、医療活動部門にケニアのミリアム・ウェレ博士(67)を選んだ。

5月に横浜市で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD)で授賞式を行い、それぞれに賞金1億円を贈る。

グリーンウッド博士はアフリカの現場に密着して行ったマラリア研究が、ウェレ博士はエイズ予防の活動が評価された。

この賞は2006年に当時の小泉純一郎首相がアフリカ外遊中に発案した。賞金は国費と寄付がほぼ半額ずつ。内閣府によると、寄付は現時点で約9000万円集まっているほか、計1億7000万円分の申し出もあるという。

[2008年3月26日19時48分]



 
 
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野口英世アフリカ賞、英とケニアの博士に

2008年03月27日 09時40分

本県出身の医聖の名を冠し、政府初の医学賞となる「野口英世アフリカ賞」の初代受賞者が26日、決まった。

医学研究部門はマラリア研究で画期的な研究成果を残したイギリスのブライアン・グリーンウッド博士(69)、医療活動部門は地域社会に立脚し革新的な保健サービスを確立したケニアのミリアム・ウェレ博士(67)がそれぞれ選ばれた。



 
 
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キニャンジュ、瀬戸ら長野マラソン出場

長野マラソン(4月20日)の大会事務局は27日、男子で3連覇を狙うネファト・キニャンジュ(ケニア)や前回女子優勝者のアレフティナ・イワノワ(ロシア)ら招待選手を発表した。

日本勢は、男子が昨年のベルリン・マラソン9位の瀬戸智弘(カネボウ)や榎木和貴(トヨタ紡織)、女子は安藤美由紀(第一生命)らが出場する。



 
 
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2008/03/27-21:48 瀬戸らが出場=長野マラソン

第10回長野マラソン(4月20日、長野五輪記念コース)の内外招待選手が27日、主催者から発表された。日本勢の男子は瀬戸智弘(カネボウ)、榎木和貴(トヨタ紡織)ら、女子は安藤美由紀(第一生命)らが出場。海外からは男子で2連覇中のネファト・キニャンジュ、女子のテグラ・ロルーペ(ともにケニア)らが招待された。 (了)



 
 
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政策:野口英世アフリカ賞に2博士

政府は26日、アフリカの医学、医療分野で優れた功績を残した人を表彰する「野口英世アフリカ賞」の第1回受賞者に、医学研究部門で英国のブライアン・グリーンウッド博士(69)、医療活動部門でケニアのミリアム・ウェレ博士(67)を選んだと発表した。賞金は各1億円。アフリカ開発会議(TICAD4)の初日に合わせ、5月28日に横浜市で授賞式を開く。グリーンウッド氏はマラリア対策として殺虫剤をしみこませた蚊帳の効用を証明。ウェレ氏は乳幼児の予防接種率引き上げやエイズ対策に尽力した。

毎日新聞 2008年3月27日 東京朝刊



 
 
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鶴田真由さん、ケニアの避難民を励ます

2008年04月03日05時58分

5月に横浜市で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD)の親善大使を務める女優の鶴田真由さんが、ケニア中部の都市ナクルを訪れ、昨年暮れの大統領選後の暴動を受けて設けられたキャンプで暮らす避難民らを励ました。

民族対立から各地で起きた暴動では1000人を超す死者が出るなど治安が悪化し、このキャンプではいまも約1万6千人がテント生活を送る。鶴田さんは3月30日、仮設の学校や教会を訪問。避難民らの暮らしぶりを熱心に見て回り、トウモロコシの粉や調理用油などの配給を手伝った。「12年前に仕事で訪れたときは明るい国という印象を受けた。みんな安全に暮らしたいと思っているはず。この状況を日本に伝えたい」と話した。

ナクルはフラミンゴの生息地として有名な湖があり、日本人観光客も大勢訪れる。



 
 
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大量のゴミ投棄、解決策「官民パートナーシップ」を提唱 ケニア

* 2008年04月10日 08:31 発信地:ナイロビ/ケニア

【4月10日 AFP】ケニア国家環境管理局(NEMA)は7日、数千トンにものぼるゴミで汚染された環境をきれいにするための官民のパートナーシップを提唱した。

NEMAは「ゴミ投棄への管理を怠ってきたことで、われわれは今、洪水や地滑り、病気といったツケを払わされている。われわれは全員、環境汚染に関与しており、誰かが先頭に立って環境清浄化にまい進しなければならない」とのコメントを発表し、官民のパートナーシップがその解決策になるとの考えを示した。

保健衛生問題の専門家らは、工場や病院、家庭から出る大量のゴミが、病気のまん延などの問題を招いたと指摘する。

政府は、大きな汚染要因であるポリ袋対策として、プラスチックをリサイクルするための基金を設立する計画を発表している。

人口450万人の首都ナイロビ(Nairobi)の1日あたりのゴミの量は2400トンに達し、その大半が郊外のダンドラ(Dandora)スラムに投棄されている。

米国の環境保護団体ブラックスミス研究所(Blacksmith Institute)の2007年の報告によると、ダンドラは「世界で最も汚染された地域」の上位30位以内に入っており、アフリカ大陸ではザンビアの鉛鉱山に並ぶ2大汚染地域となっている。(c)AFP



 
 
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ワンジル「北京はマラソンで狙う」

13日のロンドン・マラソンに出場する男子有力選手が9日、ロンドンで記者会見し、ハーフマラソンの男子世界記録保持者でケニア出身のサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が「北京五輪はマラソンで狙う」と語った。

ワンジルは昨年12月の福岡国際で初マラソン優勝を果たした。ロンドンでは「ペース設定通り走れば、2時間5分台は出る。終盤のスプリント勝負」とポイントに挙げた。レースには昨年の世界選手権大阪大会を制したルーク・キベト(ケニア)やアテネ五輪金メダルのステファノ・バルディニ(イタリア)らの強豪が集結する。



 
 
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ノーベル賞のマータイさん、聖火リレー不参加

2008年04月11日14時39分

アフリカ女性として初めて04年にノーベル平和賞を受賞したケニアの環境活動家ワンガリ・マータイさんが10日、タンザニアで13日に予定されている北京五輪の聖火リレーへの不参加を表明した。ロイター通信によると、マータイさんは地元テレビで「長年チベットで起きてきたことについて、私たち人権問題にかかわってきた活動家はたいへん懸念している」と述べ、各地で起きている抗議の声に対し中国政府が耳を傾けるよう望むとしている。



 
 
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2008/04/11-06:47 マータイさん、聖火リレー不参加へ=人権問題で中国に圧力を

【ロンドン10日時事】ケニアの女性環境保護活動家で2004年のノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんは10日、タンザニアで予定されている北京五輪の聖火リレーへの参加を取りやめたと言明した。

タンザニア滞在中のマータイさんは電話でAFP通信に対し、リレー不参加の理由として「スーダンのダルフール地方、チベット、ミャンマーでの人権問題を提起している世界の他の人々に連帯を表明するため」と説明。「これら3カ国・地域での人権問題の改善に尽力するよう中国に圧力を掛けることが大切だ」と語った。



 
 
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ノーベル平和賞・マータイさん、聖火リレー参加辞退

【ヨハネスブルク支局】ロイター通信によると、ケニアの女性環境活動家で2004年ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさん(68)は10日、タンザニアのダルエスサラームで13日行われる北京五輪聖火リレーへの参加を辞退すると表明した。

ケニアのテレビ局のインタビューに答えた。

マータイさんは「私を含め、人権問題に関心を抱くすべての人々は、チベットで長く続いている出来事に強い懸念を抱いている」と指摘。辞退が中国政府への抗議表明であるとした上で、「世界と中国(政府)は、(各地の抗議の)声に耳を傾けてほしい」と訴えた。

(2008年4月11日13時16分 読売新聞)



 
 
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2008/04/13-21:25 レルが連覇=ロンドン・マラソン

【ロンドン13日AFP=時事】ロンドン・マラソンが13日に行われ、男子はマーティン・レル(ケニア)が2時間5分15秒の大会新で連覇を果たした。これまでの大会記録は、2002年のハリド・ハヌーシ(米国)の2時間5分38秒。(写真は昨年の大会で優勝したレル)

ケニア出身のサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が2時間5分24秒で2位。3位は2時間5分30秒のアブデラヒム・グムリ(モロッコ)だった。

レルはハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)の持つ世界記録2時間4分26秒を上回るペースだったが、終盤に失速した。 〔AFP=時事〕



 
 
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2008/04/13-21:27 ワンジル2位、2時間5分24秒=優勝は世界歴代4位のレル―ロンドン・マラソン

【ロンドン13日時事】ロンドン・マラソンは13日、当地の市街地コースで行われ、強豪が集まった男子はケニア出身で日本の実業団に所属する21歳のサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が2時間5分24秒で2位に入った。マーティン・レル(ケニア)が2時間5分15秒で2年連続3度目の優勝。レルは世界歴代4位、ワンジルは同5位の好タイムだった。

女子はカザフスタン出身のイリーナ・ミキテンコ(ドイツ)が2時間24分14秒で初優勝した。

男子は30キロすぎまで、昨年9月のベルリンでハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が出した世界記録(2時間4分26秒)を上回るハイペース。ワンジルは先頭集団で積極的な走りを見せ、最後はレルに振り切られたが、ハイレベルのレースで健闘した。ワンジルは仙台育英高に留学し、卒業後にトヨタ自動車九州入り。初マラソンとなった昨年12月の福岡国際を2時間6分39秒で制し、2度目の今回、自己記録を大幅に更新。ハーフマラソンの世界記録も持つ。 (了)



 
 
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2008/04/13-23:59 キプサングが優勝=ロッテルダム・マラソン

【ロッテルダム(オランダ)13日AFP=時事】ロッテルダム・マラソンは13日、当地で行われ、男子はウィリアム・キプサング(ケニア)が2時間5分48秒の大会新で優勝した。2位はダニエル・ロノ、3位にはチャールズ・カマシが入り、ケニア勢が上位を独占した。

女子はリュボフ・モルグノワ(ロシア)が2時間25分10秒で制した。(了)



 
 
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2008/04/13-23:20 初めて3人が2時間6分切る=ロンドンマラソン

13日のロンドン・マラソン男子で、上位3人が2時間5分台をマークした。同時に3人が2時間6分を切ったのは初めて。2時間7分は6人が切っており、これも初。

2時間4分26秒の世界記録を持つハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が出場しなかったレースで2時間6分を切ったのは、2003年のシカゴでエバンス・ルト(ケニア)が2時間5分50秒で走って以来5年ぶり。

ロンドンでは、優勝したマーティン・レル(ケニア)が2時間5分15秒、2位のサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が2時間5分24秒、3位のアブデラヒム・グムリ(モロッコ)が2時間5分30秒で走り、それぞれ世界歴代4、5、6位となった。(時事)



 
 
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ケニア、連立政権閣僚人事で合意

2008年04月13日 06:49 発信地:ナイロビ/ケニア

【4月13日 AFP】前年12月の大統領選の結果をめぐって対立していたケニアのムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領とライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏は12日、連立政権の閣僚人事で合意した。政府、外交関係者が語った。13日にも新しい内閣が発表される。オディンガ氏は首相に就任する見通し。

2人は2月28日に連立政権樹立で合意していたが、人事をめぐってケニア中部SaganaのState Lodgeで非公式会談を行っていた。

前年12月の大統領選後の暴動で、1500人以上が死亡し数十万人が避難生活を余儀なくされている。(c)AFP



 
 
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ケニア、連立内閣発足へ 大統領府が声明

2008年04月13日 18:01 発信地:ナイロビ/ケニア

【4月13日 AFP】(一部更新)ケニアの大統領府は13日声明を発表し、ムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領が同日新連立内閣を発足させると発表した。前年12月の大統領選以来続いた全国的な混乱にようやく終止符が打たれる。

声明は「キバキ大統領とライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏は会談で、本日新内閣を発表することで合意に達した」とし、新内閣の発表は13日午後4時(日本時間同日午後10時)の予定としている。

ケニア中部のSagana State Lodgeで12日行われたキバキ・オディンガ会談で、閣僚ポストの分配について合意に達した。

連立内閣は当初4月6日に発表される予定だったが、人事を巡って合意に達せず延期されていた。新政権は2月28日に合意され、抗争を終結させた権力分担合意の実現に向けた大きな一歩となる。8日には首都ナイロビ(Nairobi)近郊のスラム地区と西部のキスム(Kisumu)で、新内閣発足の遅れに抗議する数百人の若者が機動隊と衝突し、混乱の再燃が懸念されていた。

既に合意された通り40人の閣僚を任命するのかは不明。多くの国民、特に国内の市民運動団体や新聞はこの人数に反対している。(c)AFP



 
 
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キプサングが初優勝 ロッテルダム・マラソン

【ロッテルダム(オランダ)13日共同】ロッテルダム・マラソンは13日、ロッテルダムの市街コースで行われ、男子はウィリアム・キプサング(ケニア)が2時間5分48秒の大会新記録で初優勝した。女子はリュボフ・モルグノワ(ロシア)が2時間25分10秒で初制覇した。

男子は序盤からレースを引っ張ったケニア勢の大集団が徐々に小さくなり、キプサングは33キロすぎで2位のダニエル・ロノ、3位のチャールズ・カマシ(ともにケニア)らを振り切った。前半で自重したモルグノワは30キロを過ぎてからゼキロス・アダネク(エチオピア)を逆転した。

2008/04/13 22:01 【共同通信】



 
 
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ケニア 野党新首相で連立内閣

4月14日 6時36分

大統領選挙をめぐる与野党の対立が民族どうしの衝突につながり、1000人以上が死亡したアフリカのケニアで、キバキ大統領が野党のオディンガ党首を新たな首相とする連立内閣の発足で合意したと発表し、3か月以上にわたる混乱が収拾に向かう可能性が出てきました。

これはキバキ大統領が、最大野党のオディンガ党首と会談したうえで、13日、大統領公邸で発表したものです。それによりますと、対立してきた野党のオディンガ党首を新たな首相とする連立内閣を発足させ、閣僚は与党と野党から半数ずつ選出して、与野党のバランスに配慮した形になっています。大統領は演説で、「政治的な混乱が続くなか、忍耐強く待っていてくれた国民に深く感謝したい」と述べました。ケニアでは、去年12月の大統領選挙をきっかけに与野党の対立が民族どうしの衝突に発展し、1000人以上が死亡する事態となりました。また、ことし2月、国際社会の求めに応じて連立政権の樹立に合意したあとも、組閣の構成をめぐって対立が続いてきました。今回の発表を受けて、ケニアの独立以来最悪となった混乱が収拾に向かう可能性が出てきましたが、厳しく対立した与野党による政権運営が安定するかどうかは予断を許さない情勢です。首都ナイロビの住民はひとまずは一様に喜びの表情を見せており、住民の1人は「いつ合意してくれるか緊張しながら毎日過ごしていました。これでようやく平和が戻ります」と話していました。



 
 
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ケニア首相に野党オディンガ氏 連立内閣発足へ 

2008年04月14日10時55分

【アクラ(ガーナ)=古谷祐伸】昨年末の大統領選を機に混乱の続いたケニアで、キバキ大統領は13日、最大野党「オレンジ民主運動(ODM)」のオディンガ党首を新設される首相に指名し、与野党連立内閣の閣僚メンバー40人を発表した。就任宣誓を経て近く正式に発足する。ただ、大統領と首相との権限の違いが明確でない面もあり、今後の連立内閣のかじ取りには困難も予想される。

ケニアの政情不安では千人以上が犠牲になり、約30万人が国内避難する民族対立に発展、アナン前国連事務総長が仲介に乗り出していた。2月末、与野党が連立内閣づくりを柱とする和解案に合意したが、閣僚ポスト配分をめぐって話し合いはこじれた。アナン氏が4月に入り、キバキ、オディンガ両氏に早急な解決を再び要請していた。

与野党にとっては今後、根深さを増した民族対立にどう取り組むかが緊急課題となるが、民族対立には、数十年前にさかのぼる土地取引が背景にあり、解決は容易ではない。また、従来34人だった大臣ポストの増員には国民の批判も出ている。



 
 
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2008/04/14-00:31 予告通り快走、北京切符手中に=21歳ワンジル潜在能力見せる―ロンドンマラソン

「2時間5分で走りたい」。レース前からの予告を、見事に実現させた。世界歴代5位の好タイム。「予定通りだったから、負けてもうれしい」とワンジルは笑顔を見せた。

経験豊富な強豪が集結。ペースメーカーにも引っ張られ、ゲブレシラシエ(エチオピア)の世界記録を上回るラップを刻んだ。だが、21歳は先頭集団の中で冷静だった。「速かったが、自分にとってはいいペースだった」

試練にも耐えた。30キロすぎに全体がペースダウン。さらに気まぐれな英国の空は、スタート時の快晴から雨と強風に急変し、「体が冷たくなって、動かなくなった」。それでも、集中力を切らさなかった。一騎打ちとなった母国の先輩レルに残り500メートルで突き放されたが、2度目のマラソンで、敗れてなお潜在能力を見せ付けた。

このレースは母国ケニアの北京五輪代表選考も兼ねており、「これで五輪は決まりだと思う」と目を輝かすと、こう付け加えた。「五輪の後は、世界記録を狙いたい」。夢は広がるばかりだ。(ロンドン時事)



 
 
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2008/04/15-00:41 ワンジル、北京五輪代表に=男子マラソン

【ロンドン14日時事】陸上男子長距離で、ケニア出身のサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が北京五輪男子マラソンのケニア代表に選ばれたことが14日、分かった。13日のケニア陸連の会議で決まったもの。関係者が明らかにした。

ハーフマラソンの世界記録を持つ21歳のワンジルは13日に当地で行われたロンドン・マラソンで世界歴代5位の2時間5分24秒をマークし、2位に入った。同選手は初のフルマラソンとなった昨年12月の福岡国際でも好記録で優勝しており、実績が評価された。

ワンジルは来週にも来日し、日本国内で北京五輪に向けて調整していく予定としている。 (了)



 
 
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「国境なき医師団」の写真展

紛争地や災害現場で救援活動を行う「国境なき医師団」の活動を紹介する写真展「TUMAINI(トゥマイニ)命をつなぐ―ケニア、エイズ治療の現場から―」が19日から、東京・表参道の商業施設「GYRE(ジャイル)」のギャラリーで開かれる。

トゥマイニとはケニアの言葉で「希望」の意。国境なき医師団は1971年にフランスで設立された国際的な民間医療・人道援助団体。99年にはノーベル平和賞を受賞している。

展示作品はドイツのドキュメンタリー写真家、マティアス・シュタインバッハさんがケニアの貧困地域で、2006年以降に撮影した。

国境なき医師団の診療所で子どもを抱いて診察を待つ女性患者、小児病棟のやせ細った子どもなど、貧困地域の現実を伝える約80点。

GYREは、来店者が買い物をするとポイントが発生し、そのポイントの合計額を社会貢献活動をしている団体などに寄付する。今年度は、国境なき医師団を寄付先に選んでいる。

写真展は、6月1日まで。入場無料。問い合わせは、GYRE(03・3498・6990)へ。

(2008年4月15日 読売新聞)



 
 
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ケニアで非合法集団が暴動、14人死亡

2008年04月15日 16:53 発信地:ナイロビ/ケニア

【AFP】ケニアで14日、最大部族キクユ人出身者が組織する非合法集団「ムンギキ(Mungiki)」が、獄中にいるリーダーの妻が殺害されたことをきっかけに暴動を起こし、警官隊と衝突、少なくとも14人が死亡した。

ムンギキは同日、首都ナイロビ(Nairobi)市内のダンドラ(Dandora)地区で車両を焼き払うなどしたほか、国内各地でも道路を封鎖するなどして暴れた。当局によるとナイロビ市内で5人、西部リフトヴァレー(Rift Valley)州で5人、中部地域で4人が死亡した。(c)AFP



 
 
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福島県内ニュース

英世アフリカ賞講演会で参加者募集

2008年04月19日 09時56分

県と会津若松市、猪苗代町の各国際交流協会は5月30日に会津若松市の会津大講堂で開く野口英世アフリカ賞受賞者記念講演会の参加者を募集している。

定員は400人程度で先着順。

申し込みは県や市町村に置いてある用紙、電子メールなどで受け付ける。

五月二十日必着。

入場無料。

記念講演会は当日午前10時から正午まで。

内閣府と県、会津若松、猪苗代各市町などの主催。

キャスターの福留功男さんをコーディネーターに迎え、医学研究部門受賞者のブライアン・グリーンウッド博士(英国)と医療活動部門受賞者のミリアム・ウェレ博士(ケニア)による記念講演や対談などが繰り広げられる。

同時通訳がある。

会津大レストランではアフリカ料理を味わえるほか、文化などを紹介するフェアが催される。

問い合わせは県国際課電話024(521)7183へ



 
 
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第112回ボストンマラソン チェルイヨットとツネが制す

2008年04月22日 10:06 発信地:ボストン/米国

【4月22日 AFP】第112回ボストン・マラソン(112th Boston Marathon)。男子の部はケニアのロバート・チェルイヨット(Robert Cheruiyot)が2時間07分46秒を記録し自身4度目の優勝を果たした。また、女子の部は2時間25分25秒を記録したエチオピアのディレ・ツネ(Dire Tune)が制した。

2006年に自身が樹立した2時間7分14秒の大会記録に32秒及ばなかったが、大会史上6番目の記録で大会3連覇を果たしたチェルイヨットは、序盤のスローペースの展開から抜け出して着実に2位集団からの距離を離し、大会新記録のペースで独走したが最後の1マイル(1.609キロメートル)でペースが落ちた。

男子の部の2位には2時間09分04秒を記録したモロッコのアブデラヒム・ブランデイン(Abderrahime Bouramdane)が入り、以下3位には2時間10分35秒で同じくモロッコのハリド・エル・ブムリリ(Khalid El Boumlili)が、4位にはエチオピアのガショー・アスファウ(Gashaw Asfaw)が2時間10分47秒で入った。

女子の部で優勝を果たしたツネは、ゴール前約400メートルのところでロシアのアレフチナ・ビクティミロワ(Alevtina Biktimirova)を振り切り、2秒差でビクティミロワとの一騎打ちを制した。以下3位には2時間26分34を記録したケニアのリタ・ジェプトゥー・シティエネイ(Rita Jeptoo Sitienei)が、4位には2時間28分12秒でラトビアのエレナ・プロコプツカ(Jelena Prokopcuka)が入った。(c)AFP



 
 
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2008/04/22-10:41 チェルイヨットが3連覇=車いすの土田も昨年に続き優勝―ボストンマラソン

【ニューヨーク21日時事】112回目を迎えた伝統のボストン・マラソンは21日、約2万5000人が参加してボストン郊外から市街地までの片道コースで行われ、男子はロバート・チェルイヨット(ケニア)が2時間7分46秒で制し、3年連続4度目の優勝を果たした。女子はディレ・トゥネ(エチオピア)が2時間25分25秒で初優勝した。

車いすの部では、女子で土田和歌子(ヒューマントラスト)が1時間48分32秒で優勝し、大会2連覇。男子で昨年の覇者、副島正純(シーズアスリート)は3位だった。 (了)



 
 
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陸上=ボストン・マラソン、チェルイヨットが3連覇

2008年 04月 22日 10:42 JST  [ボストン 21日 ロイター] ボストン・マラソンの第112回大会が21日に当地で行われ、男子の部では、ロバート・チェルイヨット(ケニア、29)が2時間07分46秒のタイムを記録し、3年連続で4度目の優勝を飾った。世界で最も伝統のある同大会において、1991年以降、ケニア勢の優勝は今回で16度目。

一方の女子の部では、ディレ・トゥネ(エチオピア、22)が、アレフチナ・ビクティミロワ(ロシア)との接戦を制し、2時間25分25秒のタイムで優勝した。



 
 
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ケニア大使も来場、友好の写真展

相模台在住のアマチュア写真家、地元で初の開催

アフリカの野生動物に魅せられ、ケニア・タンザニアに何度も足を運んで写真を撮り続けてきた地元在住のアマチュア写真家が、4月28日から地元で写真展を開く。写真を通じて友好を深めたケニア共和国の特命全権大使も会場を訪れる予定だ。

写真展を開くのは、相模台在住の中川義廣さん(75歳)。15歳からカメラに親しみ、会社勤めのかたわら、風景や石仏、丹頂鶴などを楽しみながら撮り続けてきた。転機が訪れたのは’99年。動物写真家で医師でもある井上冬彦氏と出会い、野生動物の生き生きとした美しさに感動、同年、一念発起してケニアに渡り、サバンナで野生の動物を目の当たりにした。群れの絆、親子の情愛、生きていく厳しさやいたわり合いは人の世界と通じ、ファインダーを通じて繰り広げられる一瞬の出会いに気持ちを震わせながらシャッターを押し続けた。その後、何度も現地に足を運び、マサイの人とも親しみ、またケニアを訪れる日本人の世話をするうち、両国の小さな橋渡し役として、ケニアの要人とも知り合うことになった。

撮りためた動物の写真をまとめ、初めて個展を開いたのが北海道の旭川。アマチュアの小さな個展にもかかわらず、開催を聞きつけたケニアの特命全権大使、デニスN.O.アウォリ大使が会場に姿を見せ、写真展に華を添えた。

4月28日から地元で開催される写真展にも同大使の来場が予定され、開催にあたって「世界の七不思議の一つに数えられている野生動物の大移動、その世界の不思議を写真を通して披露して下さることに、また、彼のケニアとケニア国民に対する揺るぎない支援に感謝する」とコメントを寄せている。

中川さんは「サバンナの爽やかな風と野生動物たちの厳しくも美しい生きる姿、そしてマサイの人たちの素朴な心を感じてもらえればうれしいです」と地元開催に向けて抱負を述べる。

会場はラクアル・オダサガ4階のおださがプラザで、4月28日(月)から5月4日(日)までの10時から18時(最終日17時)に開催される。入場は無料。



 
 
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アースデー:ケニアのマータイさん、コンサートでビデオメッセージ /東京

地球環境の保護と保全を世界に呼びかける「アースデー」の22日、千代田区の日本武道館で「アースデー・コンサート」(TOKYO FMなど主催)が開かれ、ノーベル平和賞受賞のケニア元副環境相、ワンガリ・マータイさん(68)のビデオメッセージが紹介された。

ビデオメッセージはTOKYO FMの担当者がケニアを訪問して撮影した。マータイさんは「今日は美しい青い惑星について考える日」とし「私たちはつながっています。この美しい惑星の上で同じ運命を背負っている」などと呼びかけた。

コンサートは音楽を通じ、世界の若者に地球を愛する心を訴えるのが狙い。地球環境問題への関心が高いアーティストの「絢香」や「BONNIE PINK」らが出演し、「みんなの行動で地球温暖化を防ごう」と呼びかけた。チケット1枚(指定席税込み6000円)の売り上げにつき1ドル相当が、マータイさんが呼びかける植林活動「グリーンベルト運動」に毎日新聞社を通じて寄付される。

【山本建】

毎日新聞 2008年4月23日 地方版



 
 
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毎日新聞東京本社を訪問

来日中のノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさん(68)=元ケニア副環境相=は23日、東京都千代田区の毎日新聞東京本社を訪れた。1階にある水と緑の地球環境本部を見学。同本部がマータイさんと取り組む「MOTTAINAIキャンペーン」や植樹活動の説明を熱心に聞いた。マータイさんは「みなさんの歓待ぶりに感激している。MOTTAINAIキャンペーンが生まれた場所であることを実感した」と話した。

来月3日まで国内に滞在。この日の午後には昭和女子大(東京都世田谷区)で講演。24日は毎日新聞中部本社(名古屋市)などを訪問し、第4回アフリカ開発会議(横浜市、28〜30日)や、「第2回もったいない全国大会inうつのみや」(宇都宮市、6月2、3日)などにも出席する予定。【佐藤岳幸】

毎日新聞 2008年5月23日 東京夕刊



 
 
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ケニア:マサイマラに危機 暴動で観光客急減 地元NGO活動に深刻な影響

野生動物の宝庫であるアフリカ・ケニアの中でも特に種類、数とも豊富なマサイマラ国立保護区。だが昨年12月の大統領選に端を発したケニアの暴動の影響で観光客が急減し、入園料で保護区の一部を管理する地元NGOは活動に深刻な影響を受けている。現地で実情を聞いた。【佐藤岳幸】

◆なくならぬ密猟

「いくら撤去しても、なくなることはない。巡回して排除し続けるのが、唯一の抵抗の手段だ」。草食獣を密猟するため保護区内に仕掛けられたわなを手に、NGO「マラ・コンサーバンシー」代表のブライアン・ヒースさんは嘆いた。保護区内にある事務所には、金属製のワイヤで作られたわなが山積みになっていた。「資金がないと、見回りもままならない」と続けた。

大統領派と反大統領派の部族間の対立などで1000人以上が死亡した今回の暴動は、年間200万人が訪れるケニアの観光に大きな影響を与えた。ケニア観光局によると、暴動が始まったばかりの今年1月の観光客は、国全体で前年同期に比べ45%も減少し、経済的な損失はこれまでに5億ドルにも上るという。

マラ・コンサーバンシーが管理するのは、「マラ・トライアングル」と呼ばれるマサイマラ国立保護区の約3分の1にあたる地域で、東京23区とほぼ同じ面積に相当する。隣国のタンザニアと接するこの地域では以前は違法な狩猟が横行し、タンザニアに草食獣の肉が密輸されるなど治安も悪かったという。

そのため、02年に州政府は、この地域の管理をマラ・コンサーバンシーに委託。観光客の入園料(1人40ドル)の40%ほどを使って、保護区の管理を行う制度を始めた。この制度は、監視員の意識やこの地域の治安の向上にめざましい成果を上げ、02年から1029人もの密猟者を拘束している。

保護区周辺の家畜のワクチン接種に取り組み、マラ・コンサーバンシーの獣医も務める滝田明日香さん(32)は「入場料による収入だけで保護区を管理するというケニアでは画期的な試み。成果が上がったことから国内の他地域でも導入の動きがあるほどだ」と話す。

◆「収入源」絶たれ

しかし、今回の政変がこの仕組みを壊してしまった。この地域だけでも年間約6万8000人の観光客が訪れ、その1割ほどが日本人だが、暴動以降は一時、例年の5分の1以下にまで急減。与野党の合意で新しい内閣が決まった4月になっても観光客は戻らず、同月は1510人と、06年の同期(4815人)と比べ3割程度にとどまっている。

そのため、入場料収入だけに頼っていたマラ・コンサーバンシーは資金難に陥った。20人ほどいた非常勤スタッフは解雇され、正規スタッフ約80人のうち、監視員を除く30人ほどは無給の休暇を余儀なくされた。「保護区内の治安を維持するのに最低限のスタッフだけを残すことになってしまった」とヒースさんは話す。

◆寄付金呼びかけ

打開策として、滝田さんらがインターネットなどを通じて窮状を伝え、寄付を呼びかけた。これまでに日本から710万円ほどの寄付が集まり、今年4月分までの運営資金はまかなえた。が、最近になって、家畜泥棒に銃撃された監視員が重体になり、首都ナイロビまで航空機で搬送したため多額の出費を強いられるなど、苦しいやりくりが続いている。

滝田さんは「雨期が終わり、観光シーズンとなる7月になっても、観光客が戻ってくる確証はない。引き続き、支援をお願いしたい」と話している。

◇   ◇   ◇

寄付金は指定の銀行口座まで。いずれも加入者名「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」で、「三菱東京UFJ銀行大森支店・普通1299787」か「ゆうちょ銀行・00100―0―667889」。通信欄に必ず「Mara Conservancy」と記入する。

毎日新聞 2008年5月26日 東京朝刊



 
 
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ケニアの「お騒がせ」ファーストレディー、5か月ぶりに姿を見せる

* 2008年05月28日 18:49 発信地:ナイロビ/ケニア

【5月28日 AFP】ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で27日、とある美容院の前に数百人の市民が集まった。ファーストレディーが5か月ぶりに公の場に姿を現したからだ。

ボディガードに身辺を固められたルーシー・キバキ(Lucy Kibaki)夫人は、熱狂する群衆の前に立った。公の場に姿を見せたのは、夫のムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)氏が前年12月30日に大統領に再任して以来となる。

群衆から「お帰りなさい、ママ! どこにいたの?」「あなたがいなくて寂しかった。何か話して!」などの叫びが上がると、夫人はほおを紅潮させながら「歓迎してくれてありがとう。別に姿を消していたわけではなくて、例の(選挙結果をめぐる暴動)問題のせいで忙しかったのよ」と答えた。

また、「われわれは国民の団結に向けた努力を開始しなければならない。それこそが、今まで目指してきたこと」と強調。キバキ大統領の選挙時のスローガン「Let the work continue(努力を止めてはならない)」で群衆への語りかけを締めくくった後は、ボディガードの制止を振り切り、市民と積極的に握手を交わした。

このニュースは、ゴールデンアワーのテレビニュースのトップで報じられた。

夫のキバキ大統領の初当選以来、夫人は5年間にわたり、エイズ予防策としてのコンドームの着用に反対し注目を集めてきた。コンドームでエイズを予防できると主張する人を「ペテン師」と呼ぶなど、歯に衣着せぬ発言が目立つ。

2004年には、大統領に複数の妻がいるとの憶測を否定する文書を公表して世間を騒がせた。

今年に入ってからはある議員が、大統領との会談中に夫人に暴力を振るわれたと訴えている。これについて夫人は「単なる中傷」と反論している。(c)AFP



 
 
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野口英世アフリカ賞:両陛下が出席し授賞式

アフリカでの感染症対策などのために貢献した人に与えられる「第1回野口英世アフリカ賞授賞式」が天皇、皇后両陛下が出席し、28日夜、横浜市のホテルで開かれた。

受賞者はマラリアなどの感染症を多角的に研究している英国のブライアン・グリーンウッド・ロンドン大教授(69)と、女性と子供の保健向上に尽くしたミリアム・ウェレ・ケニア国家エイズ対策委員会委員長(68)で、それぞれ賞状と賞金1億円が贈られた。

毎日新聞 2008年5月28日 21時18分



 
 
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ケニアのウェレ博士らに野口英世賞

アフリカの医学研究や医療活動に貢献した個人、団体をたたえる「野口英世アフリカ賞」の第1回授賞式が28日夜、横浜市内のホテルで開かれた。福田康夫首相は、受賞者のケニア国家エイズ対策委員長、ミリアム・ウェレ博士(68)と、英国出身のブライアン・グリーンウッド博士(69)にそれぞれ賞金1億円を贈呈した。

首相はあいさつで「2人の受賞で国際社会の認識が高まり、新たな人材、資金の動員につながることを切望する」と表明。同賞創設を提唱した小泉純一郎元首相も祝辞を述べた。

ウェレ博士は草の根レベルのエイズ予防活動、女性や子どもの保健福祉向上に尽力した実績が認められた。グリーンウッド博士はガンビアなどアフリカに密着したマラリア研究が評価された。

授賞式には天皇皇后両陛下、アフリカ諸国首脳らも臨席。両博士は29日に都内で受賞記念の講演を行う。

[2008年5月28日21時30分]



 
 
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マータイさん:首相と会談 コンゴ川森林保全への支援訴え

会談を前に、笑顔で記念写真に納まるケニアのノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさん(左)と 福田康夫首相=横浜市内のホテルで2008年5月29日午後3時53分、代表撮影

横浜市で開催中の第4回アフリカ開発会議(TICAD4)に出席しているノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんは29日、福田康夫首相と会談し、世界で2番目に大きいアフリカ中央部・コンゴ川流域の森林と生態系の保全への支援を訴えた。

マータイさんはこの日、TICAD4の全体会合でスピーチし、「アマゾンに次ぐ『地球の肺』を守らなければ、アフリカ以外にも気候変動の影響が及ぶ可能性がある」として7月の北海道洞爺湖サミットでも課題として取り上げるよう訴えた。【足立旬子】

毎日新聞 2008年5月29日 21時04分(最終更新 5月29日 23時46分)



 
 
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ケニアの薬1/3が偽物、取り締まりに情報庁動員

2008年05月29日 17:25 発信地:ナイロビ/ケニア

ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)のスラムにある精神療養所で、薬を無料で配布する薬剤師(2007年4月11日撮影)。(c)AFP/TONY KARUMBA

【5月29日 AFP】ケニア政府は、横行する「偽薬」の輸入を取り締まるために情報要員の投入を開始した。保健・医療サービス省が28日、明らかにした。

ケニア政府の関係機関などが最近行った調査では、同国内で販売されている薬の30%は偽薬で、一部の成分は石灰粉末や水にすぎないという。また、同省によると抗マラリア薬の16%が偽物だという。

同省は、国家保安情報庁(NSIS)と協力し、麻薬密売取り締まりの手法を用い、市場に偽薬を出回らせない監視手法を完成したいとしている。

英医薬品大手グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)は4月、ケニア政府に対し、偽薬の輸入取り締まりを強化するよう要請していた。(c)AFP



 
 
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第1回野口英世賞、医学・医療分野で英・ケニアの2人に

2008年05月29日 16:40 発信地:神奈川

第1回野口英世アフリカ賞(Hideyo Noguchi Africa Prize)を受賞したケニアのミリアム・ウェレ(Miriam Were)氏(左)。隣は拍手する福田康夫(Yasuo Fukuda)首相(2008年5月28日撮影)。(c)AFP/Kazuhiro NOGI

【5月29日 AFP】横浜で開催中の第4回アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development、TICAD)に合わせ、医学研究および医療活動においてめざましい貢献をした個人を顕彰する「第1回野口英世アフリカ賞(Hideyo Noguchi Africa Prize)」が2人に贈られた。授賞式は28日夜、横浜市内のホテルで開かれた。

受賞者は、医学研究部門で英国のロンドン大学衛生熱帯医学校教授のブライアン・グリーンウッド(Brian Greenwood)氏、医療活動部門でケニア国家エイズ対策委員長のミリアム・ウェレ(Miriam Were)氏。(c)AFP



 
 
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マータイさん:福田首相と会談

TICAD4に出席しているノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんは29日、福田康夫首相と会談し、世界で2番目に大きいアフリカ中央部・コンゴ川流域の森林と生態系の保全への支援を訴えた。福田首相は「我々も支援の方法を検討している」と述べ、途上国への温暖化対策支援の資金メカニズム「クールアース・パートナーシップ」などを念頭に考えていることを明らかにした。

この地域は、アフリカ中央部の10カ国にまたがり、野生生物や地下資源が豊富。しかし住民や外国企業による伐採で森林が急速に失われている。

マータイさんはTICAD4の全体会合でスピーチし、「アマゾンに次ぐ『地球の肺』を守らなければ、アフリカ以外にも気候変動の影響が及ぶ可能性がある」として北海道洞爺湖サミットでも課題として取り上げるよう訴えた。【足立旬子】

毎日新聞 2008年5月30日 東京朝刊



 
 
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マータイさん:毎日新聞社長らと懇談 記念パーティーも

タイをかたどったうちわを囲む伊藤忠商事の小林栄三社長と丹羽宇一郎会長、ワンガリ・マータイさん、北村正任毎日新聞社長(左から)=東京都内で2008年5月30日、山田茂雄撮影

来日中のノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさんが30日、東京都内で北村正任毎日新聞社長や伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長、小林栄三社長らと懇談した。マータイさんは「日本の環境技術や自然にやさしいライフスタイルをアフリカに導入したい」と話した。

マータイさんは、30日に閉会したアフリカ開発会議の基調講演などをするため来日。「会議ではリサイクルなどの3Rが地球環境を救うことなどを訴えた」と説明した。丹羽会長が、3周年を迎えるMOTTAINAIキャンペーンの成果について尋ねると「とても満足している」と答えた。北村社長も「世界各地でキャンペーンを紹介してくれてありがとうございます」と語りかけた。

その後、3周年記念パーティーが開かれ、賛同企業32社約60人が集まった。

毎日新聞 2008年5月30日 21時57分(最終更新 5月31日 0時24分)



 
 
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ケニア:食料高騰に抗議、首都ナイロビでデモ

【ヨハネスブルク支局】ケニアの首都ナイロビで31日、食料の高騰に抗議するデモがあり、8人が警察に逮捕された。AP通信が伝えた。主催者によると、デモは当局の許可を受け数百人が参加して行われていたが、解散させようとした警官隊が催涙弾を群衆に向けて発射したという。

ケニアは急激なインフレや昨年12月の大統領選を巡り、混乱が続いている。

毎日新聞 2008年6月1日 19時40分



 
 
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もったいない全国大会:宇都宮市内の喫茶店、環境保護活動に協賛――あすから /栃木

◇ケニアの紅茶を提供

宇都宮市から「もったいないの心」を世界に発信する「第2回もったいない全国大会inうつのみや」が2日に開幕する。同大会や広がりをみせる環境保護活動に協賛しようと、宇都宮市の喫茶店がケニアの紅茶を提供し始めた。もったいない全国大会には、同国出身のノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさんが参加する。輸出量では世界一を誇るが日本ではあまり知られていないケニアの紅茶を飲んで、「もったいない運動や環境問題を考えよう」と喫茶店側は話している。

喫茶店は、「プラスカフェ」(同市西1、電話028・633・9229)。7種類のケニア紅茶をホット、アイスともに500円で提供する。

紅茶の輸入会社「セレクティー」(静岡市)によると、ケニアの紅茶は、農家が素手で葉を摘み木を傷めないため、農薬は未使用。また、渋み成分のカテキンを多く含むという。同社の社長、聞谷(きくたに)正人さん(56)は「若々しくて心地よい渋みがあります」と話す。

一方、ケニア紅茶の07年の生産量は36万9000トンで、紅茶の生産国として有名なスリランカの30万5000トンを上回った。しかし、日本の輸入量はスリランカの10分の1に過ぎず、国内ではあまり知られていないという。

プラスカフェの店員、勝浦梨絵さん(24)はケニア紅茶について「味そのものに香りが感じられ、インドの紅茶とはまったく違います」と印象を語る。さらに「お客さんの中には、もったいない全国大会などエコ活動を知らない人もいます。ケニアの紅茶を飲むことで知っていただければ」と話す。【小野博宣】

毎日新聞 2008年6月1日 地方版



 
 
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マータイさんと真珠さん「もったいない」対談

2008年06月01日付 朝日小学生新聞

ノーベル平和賞の受賞者で、「もったいない」の言葉を世界に広めているワンガリ・マータイさん(ケニア)。「もったいないばあさん」の作者で、朝小のユニセフのコーナーにイラストをかいている真珠まりこさん。2人が5月31日、都内で約1年ぶりに再会しました。

世界の子どもたちの問題をイラストでうったえる真珠さんの取り組みを聞いて、マータイさんは「問題を理解しないと、行動もできない。親子で学ぶのはとってもいいこと」。真珠さんは朝小の連載をまとめた『もったいないことしてないかい?』(講談社)をプレゼントしました。

マータイさんは6月2日、「第2回もったいない全国大会」(栃木県宇都宮市)に参加し、中央小で子どもたちと木を植える予定です。

提供:朝日学生新聞社



 
 
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マータイさん:「もったいない全国大会」で講演…宇都宮

「もったいない全国大会 in うつのみや」で基調講演するワンガリ・マータイさん=栃木県宇都宮市の総合文化センターで2008年6月2日、三浦博之撮影

「もったいない」の心を世界に発信する「第2回もったいない全国大会inうつのみや」(宇都宮市などの実行委員会主催)が2日、宇都宮市の栃木県総合文化センターで開幕し、毎日新聞社とともにMOTTAINAI運動を進めるノーベル平和賞受賞者で元ケニア副環境相、ワンガリ・マータイさんが講演した。

マータイさんは地球温暖化の危機的な現状に触れ「炭素を吸い、酸素を吐き出す森は地球の肺だ。森林を守ることが極めて重要」と語り、約2100人の聴衆が熱心に耳を傾けた。

パネルディスカッションではマータイさんのほか、小池百合子元環境相らが環境保護をテーマに議論を展開。最後に「この素晴らしい『MOTTAINAI』をこの大会から全国へ、世界へ広げていく」との宣言文が読み上げられた。

毎日新聞 2008年6月2日 20時00分(最終更新 6月2日 20時12分)



 
 
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2008/06/02-16:13 新鋭ジェリモ、女子8百で世界歴代6位=男子4百のウォリナーは2位―陸上GL

【ロンドン1日時事】陸上のゴールデンリーグ(GL)今季開幕戦は1日、ベルリンで行われ、女子800メートルで18歳の新鋭パメラ・ジェリモ(ケニア)が世界歴代6位の1分54秒99で優勝した。最近11年間では最速の好タイム。同走り高跳びは昨年の世界選手権大阪大会優勝のブランカ・ブラシッチ(クロアチア)が2メートル03で制した。

男子400メートルはラショーン・メリット(米国)が44秒03で勝ち、アテネ五輪金メダルで世界選手権2連覇中のジェレミー・ウォリナー(米国)は44秒07で2位だった。 (了)



 
 
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もったいない大会inうつのみや:開幕(その1) 県都から世界へ発信 /栃木

「『もったいない』が地球を救う」をテーマに、宇都宮市から「もったいない」の心を世界に向けて発信する「第2回もったいない大会inうつのみや」が2日、宇都宮市の県総合文化センターで開幕した。約2100人が訪れ、メーンホールだけでは収まりきらず、サブホールを開放するほどの盛況ぶりだった。聴衆は、ノーベル平和賞受賞者で元ケニア副環境相のワンガリ・マータイさんの講演や、パネルディスカッションでの討議に熱心に耳を傾けた。3日午前10時からは、「もったいない運動」に取り組むNPO法人や高校など4団体が事例発表を行い閉幕する。【葛西大博、松谷譲二、戸上文恵、中村藍】

◇「森林保護が重要」 公共交通機関利用訴え--マータイさん基調講演

ワンガリ・マータイさんは、「美しい地球を未来の子どもたちへ」と題して基調講演を行った。7月に開催される北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で、「G8の首相がごみの削減や再利用、再生利用だけではなく、もったいないというすばらしい概念に気が付くことを期待している」と述べた。

マータイさんはケニア出身の環境保護活動家。03年から3年間、ケニアの副環境相を務めた。植林活動を通じて女性の地位向上に貢献し、04年にアフリカ人女性として史上初めてノーベル平和賞を受賞した。

講演では、05年に毎日新聞社の招きで来日した際に、「もったいない」という言葉に出合ったエピソードを披露。「資源をむだにしないよう、思いやりや感謝の気持ちを持つという意味。偉大な概念を網羅していてすばらしいと感動した」と振り返った。

また、アフリカをはじめ、世界各地で起きている紛争について、「水、土地、森林など資源を巡る争いだ。平和は環境を破壊しては達成し得ない。公平な形で資源を共有し合わなければ、ますます紛争が増えてしまう」と指摘した。

マータイさんは昨年、ゴア前米副大統領と共にノーベル平和賞を受賞した「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)がまとめた「温暖化は人間活動による可能性がかなり高い」との報告書を挙げ、「炭素を吸い、酸素を吐き出す森は地球の肺だ。森林を守ることが極めて重要」と訴えた。

温室効果ガスの排出量を減らすため、公共交通機関の利用を呼び掛け、「もったいないの考え方を念頭に、電車や自転車を使う時は、地球が癒やされることを自覚してほしい。我々にできることをやっていきましょう」と結んだ。

◇「樹木に感謝」--パネルディスカッション、マータイさん訴えに拍手  パネルディスカッションにはマータイさんの他、小池百合子・元環境相、坂東眞理子・昭和女子大学長、佐藤栄一・宇都宮市長が参加し、「『もったいない』の心を育(はぐく)む」をテーマに意見を交わした。

小池元環境相は「心だけではなく、省エネでできるだけ化石燃料を使わないような技術の開発を進めるとともに、環境税導入などの制度を整えていかなければならない。心・技・体がそろえば、日本はさらなる環境立国へと進む」と述べた。

また坂東学長は「目先の利益を追う短期的な考えは賢くない」と指摘。「ものを十分使い切ることが大事。長く付き合い、持続させることは、かえって大きなリターンを生む。ものの命を慈もう」と訴えた。

佐藤市長は「もったいない精神」に基づく行政の取り組みを紹介。予算の無駄遣いを減らすため、小中学校間での備品や本の貸し借りを推進していることや、太陽光発電の利用家庭への助成制度などを取り上げ、「もったいない運動の一環として続けていきたい」と話した。

最後にマータイさんは、環境保全のキーワードである“リデュース”(ごみ削減)や、“リユース”(再利用)、“リサイクル”(再生利用)の三つのRに加え、植物や緑を尊重する“リスペクト”の重要性を強調。「人間は環境をきれいにしてくれる樹木を必要としている。人は植物、緑なくして生きることはできないが、樹木は人がいなくても生きていける。樹木に感謝しなければならない」と訴えると、会場からは拍手がわき起こった。

◇ギョーザも一役--市民団体、自治体が交流会  大会初日の2日夜には、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで、交流会が開かれた。会場には県内外から訪れた市民団体や自治体関係者など約370人が集まり、互いの取り組みについて紹介し合うなど、親交を深めた。

交流会では「おもてなし」をテーマに、県立宇都宮白楊高の生徒らによる「鮎(あゆ)ラーメン」や、県内産の野菜を使ったギョーザ、宇都宮が誇るカクテルなどが振る舞われた。4人グループ「フェスタ」によるジャズ演奏も披露された。

会場を訪れたマータイさんは「大会後でも、それぞれの人がもったいないと思う気持ちが大切。家に帰ってもぜひ、もったいないの活動を広げてほしい」と話した。

◇小学生が大会宣言

○…大会宣言文は宇都宮市立西小学校の5、6年生の72人の児童が読み上げた。マータイさんとともに壇上に上がった児童は「もったいないの精神のもと、美しい地球を未来へつなぎます」と、元気いっぱいに声を張り上げた。

また、開会前のアトラクションを飾ったのは、県立宇都宮中央女子高合唱部の歌声だった。「アメイジンググレイス」など5曲を披露し、美しいハーモニーに聴衆からは大きな拍手が寄せられた。

毎日新聞 2008年6月3日 地方版



 
 
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ケネディに並ぶカリスマ 「一つの米国」訴え脚光

地方議員時代の2004年、党全国大会で行った演説で脚光を浴び一気に大統領候補への階段を駆け上がった。「白人でも黒人でもなく、金持ちでも貧者でもなく、共和党でも民主党でもない一つの米国をつくろう」

聴衆を巻き込む語り口が武器で、故ケネディ大統領や公民権運動家の故キング牧師に例えられるカリスマ性も漂う。選挙戦ではブッシュ政権のイラク政策に一貫して反対。既存政治からの「変革」を訴え、草の根の支持を広げたが、経験不足を懸念する声も。激しい指名争いで生じた党内亀裂の克服が今後の課題だ。

1961年8月、ハワイ留学中のケニア人の父と、白人の母の間に生まれ、両親が離婚。母親の再婚相手の母国インドネシアに渡るなど、多様な環境で少年時代を過ごした。アフリカ系ではあるが、奴隷の子孫ではないとして「真の米国黒人代表といえるのか」との指摘を受けたこともある。(共同)



 
 
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「少年ケニヤ」山川惣治 生誕100年の回顧展

2008年6月4日14時36分

絵物語「少年ケニヤ」などで知られる山川惣治(1908〜92)の初の本格的な回顧展が東京都文京区の弥生美術館で開かれている。生誕100年を記念し原画や出版物など約400点が集められた。敗戦から間もない昭和20年代に少年たちをとりこにしたヒーローに会うことができる。

「少年王者」に「少年ケニヤ」。猛獣が群れをなすアフリカの密林で、親とはぐれた日本人の少年……。山川の代表作の主人公は同じ境遇だ。身にまとうのは腰布だけ。手にはナイフ一つ。その姿は敗戦ですべてを失った日本そのものだったのかもしれない。

「水泳の古橋選手、ノーベル賞を受けた湯川博士、そして絵物語の山川さん。この3人を抜きにして昭和20年代の少年の心象風景は語れない。勇気づけられました。夢中でしたね」と国立歴史民俗博物館の春成秀爾名誉教授。

どんなに過酷な環境に置かれても、くじけない。体は小さいが、知恵と勇気で、象やゴリラを仲間にして、時には白人の少女まで助ける。細密で躍動的な絵は全国の少年に夢とロマンを届けた。

山川さんのスタートは、紙芝居だった。22歳ごろで、評判を呼び雑誌の仕事が舞い込む。そのうち絵の中に物語の説明文を織り込む表現を開発。紙芝居の表と裏を一緒に載せるという発想の「誌上紙芝居」で、39年に「絵物語」と名を変える。

「少年王者」が世に出たのは47年だった。それまではストーリー主体だったが、この作品を通し、絵が中心の構成に変わった。「ノックアウトQ」は49年の連載開始。恵まれない少年が努力を重ねボクサーになり、米国に渡り活躍する物語。53年には「少年ケニヤ」の雑誌連載500回記念の大会が日比谷公会堂で開かれ、絶頂を迎えた。

今回の企画をした同美術館学芸員の中村圭子さんは生前に何度か山川に話を聞いた。「いつかはいいことがあるものです」との言葉が印象に残るという。

福島県から夜逃げのように上京したのは、父が相場で失敗したからだった。紙芝居を描き始めたのも詐欺にあったため。小学校を出るとすぐに奉公に出て、兄と菓子店を開きたいと蓄えた資金をだまし取られてしまった。自分で始めた出版社も倒産。晩年は経営していたレストランが破産し、借金返済に追われた。波乱に満ちた生涯だが、若い日の詐欺被害がなければ、作家としての山川も、なかったのかもしれない。作品の主人公に負けない人生だ。

29日まで。休館は月曜。電話03・3812・0012。(渡辺延志)



 
 
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米大統領選:オバマ氏のケニアの祖母ら祝福

【ニャンゴマ村(ケニア西部)高尾具成】バラク・オバマ上院議員(46)が米大統領選民主党指名候補争いを制し、オバマ氏の父方の親族が住むケニア西部キスム周辺の街や村は、喜びに包まれた。亡き父の故郷ニャンゴマ村では、祖母のサラ・オニャンゴ・フセイン・オバマさん(86)宅に親族が集まり、互いに抱き合い、握手を交わすなどし祝福した。

4日朝、サラさんはオバマ氏の義理の姉で、南アフリカへ出張中の国際NGOスタッフ、アウマ・リタ・オバマさん(47)からの電話で朗報を知った。祈りをささげた後、近隣住民が祝福に訪れ、電話の対応にも追われた。

村に電気はない。太陽光発電を利用して受信した米メディアのテレビ映像を通じ、オバマ氏が「祖母やケニアの人々へも感謝をしたい」と伝えると、両手を握り締めた。サラさんは「バラクが偉業をなし得たことを神に感謝したい。世界はよりよく変わってほしいけど、この家族の関係は変わらぬままだよ。ケニアのみんなも祝福しているわ」と話した。

村は、ビクトリア湖畔の街キスムから西へ約60キロ、赤道沿いに位置する。サラさんは、寝室のとびらに飾られた、大きな袋に農作物を入れてかつぐオバマ上院議員と一緒に2人で写った写真を指さし、「彼が米国だけでなく、世界を担える日が来ることを祈っているわ。きっとケニアの発展にも貢献してくれるはずだわ。私も米国に行ってみたい」と語った。

親族らは「大統領になって戻っておいでよ」と現地のルオ語で歌い、踊った。

オバマ氏のいとこにあたり、地元高等裁判所に勤めるヒルダ・ウェル・イスマイルさん(42)は、「表情も輝いていた。歴史に残る功績よ。会うことが難しくなるけれど、11月4日の本選でも勝つことを信じている」と胸に手を当てた。

毎日新聞 2008年6月5日 15時00分(最終更新 6月5日 15時00分)



 
 
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ケニアのマータイ氏、「タナ川デルタ」のバイオ燃料用サトウキビ畑転用計画に警告

* 2008年07月14日 10:33 発信地:ナイロビ/ケニア

【7月14日 AFP】ケニアの環境活動家でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)氏は13日、AFPとのインタビューで、ケニア政府が支援するバイオ燃料計画について「ケニアは環境保護の失敗を、のちのち後悔することになるだろう」と警告した。

政府は希少な野生動物が多数生息するタナ川デルタ(Tana River Delta)をバイオ燃料用サトウキビ畑に転用するプロジェクト「Tana Integrated Sugar Project」を今月1日に承認したが、沿岸都市マリンディ(Malindi)の裁判所は11日、環境保護活動家や地元住民が司法審査を行えるよう、プロジェクトの一時停止を命令した。

240億シリング(約400億円)が投入されるこのプロジェクトは、タナ川デルタの2万ヘクタールでサトウキビを栽培し、年間34メガワットの発電とエタノール2300万リットルの生産を目指すものだが、英国鳥類保護協会(Royal Society for the Protection of Birds)と自然保護団体ネイチャー・ケニア(Nature Kenya)は、「壊れやすいデルタの生態系を破壊する」と反対している。牧草地と農地が失われることによる甚大な影響も指摘されている。

マータイ氏は、「この国は環境問題を深刻に受け止めてこなかったので、われわれの子孫は重大な危機に直面することになるだろう。ケニア人は20-30年後に、政府による環境破壊を阻止できなかったことを後悔することになるはずだ」と語った。

 また、環境を破壊するプロジェクトに反対するのは地元の住民次第だと強調している。「バイオ燃料や砂糖が必要だからと言って、環境を破壊するのは正しいことではありません」(c)AFP



 
 
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ケニア代表・ワンジル名で退職通知、所属のトヨタ自九州に

ハーフマラソンの世界記録保持者で北京五輪マラソンのケニア代表、サムエル・ワンジル(21)を通知人とする「退職通知」が28日、所属するトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)に届いた。

同社陸上部によると、通知は東京の法律事務所を通して郵送されてきた。理由は「一身上の都合」と記されていた。ワンジルは7月中旬からチームを離れて帰国中。同部では「本人が出したものかどうか確認を急いでいる」としている。

ワンジルは仙台育英高(宮城)に留学し、2005年に入社。昨年12月の福岡国際では、大会記録で初マラソン初優勝。今年4月のロンドンマラソンで2位に入り、五輪代表となった。

(2008年7月28日19時38分 読売新聞)



 
 
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メリットがウォリナー破る 全米陸上男子400メートル

【ユージン(米オレゴン州)3日共同】北京五輪代表選考会を兼ねた陸上の全米選手権第5日は3日、オレゴン州ユージンで行われ、男子400メートルは22歳のラショーン・メリットが44秒00で初優勝し、第一人者のジェレミー・ウォリナーは44秒20の2位だった。

アテネ五輪金メダルで世界選手権2連覇中のウォリナーは、6月1日のゴールデンリーグ第1戦(ベルリン)に続き、メリットには今季2敗目。

女子400メートルはサーニャ・リチャーズが49秒89で2年ぶり4度目のタイトルを獲得。同走り幅跳びはブリトニー・リースが6メートル95で制した。

男子1500メートル予選では、5000メートルとの2冠を狙うケニア出身のバーナード・ラガト、スーダン難民だったロペス・ロモングらが4日の準決勝へ進んだ。



 
 
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女子マラソン、中村13位…優勝はルーマニアのトメスク

北京五輪、女子マラソンは17日行われ、トメスク(ルーマニア)が優勝した。

2位にはアテネ五輪銀メダリストのヌデレバ(ケニア)、3位は周春秀(中国)。日本勢は、1988年のソウル五輪以来5大会ぶりのメダルなしに終わった。

日本勢では、マラソン2度目の中村友梨香(22)(天満屋)が13位でゴール。

アテネ五輪5位の土佐礼子(32)(三井住友海上)は15キロ付近から遅れ始め、その後途中棄権した。

(2008年8月17日11時04分 読売新聞)



 
 
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五輪陸上:日本勢3連覇なるか 女子マラソン速報

北京五輪第10日の17日午前7時半(日本時間午前8時半)、陸上の女子マラソンが北京・天安門広場をスタートした。メーンスタジアムの国家体育場(愛称・鳥の巣)がゴール。

00年シドニー五輪の高橋尚子、04年アテネ五輪の野口みずきに続き五輪3連覇が懸かる日本からは、前回五輪5位の土佐礼子(三井住友海上)と中村友梨香(天満屋)の2人が出場している。

▽スタート

一団で進む。土佐、中村は先頭から少し後ろの集団。5キロ手前の天壇公園で前回の銅メダリスト、ディーナ・カスター(米国)がリタイアするアクシデント。

▽5キロ(先頭通過タイム=18分24秒)

スローペースだが5キロを過ぎたあたりから集団から落ちる選手が出てくる。スタートしてから25分過ぎごろ、小雨が落ちてくる。

▽10キロ(先頭通過タイム=36分10秒)

まだスローペースで先頭集団は一団。中村が先頭から3秒遅れの17位で通過。土佐は32位で通過。

▽15キロ(先頭通過タイム=53分52秒)

先頭集団が絞られてくる。中村は7位の好位置で通過。土佐は先頭集団から遅れてきて35位で通過。土佐は19キロ過ぎあたりから苦しい表情でずるずると後退。痛めている右足の外反母趾の影響か。

▽20キロ(先頭通過タイム=1時間11分27秒)

変わらずスローペース。中村は、先頭から2秒遅れの16位で20キロを通過。土佐は苦しい。ルーマニアのトメスクがスパートして集団を引き離す。

▽中間地点(先頭通過タイム=1時間15分11秒)

先頭はルーマニアのトメスク。中村は先頭から5秒遅れの1時間15分16秒で通過。土佐は1時間17分40秒の60位でなんとか通過。

▽25キロ(先頭通過タイム=1時間28分16秒)

トメスクが2位集団を突き放す。2位のラドクリフとの差は34秒。中村は先頭から35秒遅れの18位で通過。中村も含めた2位集団は約15人。

▽30キロ(先頭通過タイム=1時間45分04秒)

トメスクが独走態勢で2位のコム(ケニア)との差は57秒。中村は2位集団から遅れ始めて先頭から1分12秒差の17位で通過。

▽35キロ(先頭通過タイム=2時間2分)

トメスクの独走態勢が続く。2位はコム、3位はヌデレバ。中村は先頭から2分16秒遅れの11位で通過。土佐は、25キロ過ぎで途中棄権でレースを終える。

▽40キロ(先頭通過タイム=2時間19分07秒)

トメスクが変わらず独走。2位集団は、ケニアのヌデレバ、コム、中国の周春秀、朱暁琳。

▽ゴール

優勝はトメスク。2位は、最後のデッドヒートを制したヌデレバ、3位は中国の周。中村は13位に終わった。

※タイム、順位はいずれも速報値

2008年8月17日



 
 
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ジェリモ 女子800メートルで金メダル獲得

* 2008年08月19日 11:02 発信地:北京/中国

【8月19日 AFP】北京五輪第11日、陸上・女子800メートル決勝。ケニアのパメラ・ジェリモ(Pamela Jelimo)は、世界ジュニア記録とアフリカ記録を更新する1分54秒87で優勝を果たし金メダルを獲得した。

また、銀メダルは1分56秒07を記録した同じくケニアのジェネス・ジェプコスゲイ(Janeth Jepkosgei)が、銅メダルは1分56秒73を記録したモロッコのハスナ・ベンハシ(Hasna Benhassi)が獲得した。(c)AFP



 
 
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キプルト 男子3000メートル障害で金メダル獲得

* 2008年08月19日 10:18 発信地:北京/中国

【8月18日 AFP】(19日写真追加)北京五輪第11日、陸上・男子3000メートル障害決勝。ケニアのブリミンキプロプ・キプルト(Brimin Kiprop Kipruto)は、8分10秒34を記録して金メダルを獲得した。(c)AFP



 
 
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男子マラソン、ケニアのワンジル優勝 尾方は13位

【北京=五輪取材班】北京五輪最終日の24日、男子マラソンが行われ、宮城・仙台育英高、トヨタ自動車九州で力をつけたサムエル・ワンジル(ケニア、21)が2時間6分32秒の五輪新記録で初優勝した。ケニア勢のマラソンの金メダルは男女を通じて初めて。

03年、05年世界選手権覇者のジャウアド・ガリブ(モロッコ)が2位、ツェガエ・ケベデ(エチオピア)が3位に入った。

日本の尾方剛(中国電力)は2時間13分26秒の13位、佐藤敦之(中国電力)は76位と惨敗した。大崎悟史(NTT西日本)は故障で欠場した。日本マラソン勢が男女そろってメダルなしに終わったのは1988年ソウル五輪以来。 (11:20)



 
 
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ワンジル、日本で学んだ「我慢」 亡き先輩に贈る金の輝き(24日 18:00)

「我慢、我慢。それができた。完ぺきです」。ゴール直後、日本語で喜びを表した。24日、ケニアに男子マラソンで初の金メダルをもたらしたサムエル・ワンジル選手(21)。日本の高校に“陸上留学”し「我慢すること」を学んだ。一緒に練習し、兄のようだった亡き先輩に金の輝きをささげた。

ケニアでスカウトの目に留まり、15歳の時に仙台育英高校(仙台市)の留学生として来日。「1年の時はホームシックになった。日本語も大変だった。アニメ番組を見て勉強した」という。

陸上部の練習で渡辺高夫監督(61)から繰り返し言われたのは「きつくても我慢すること」だった。「ワンジルは朝早く練習に来て、きついことも進んでやった。自分に厳しく、苦しいと言ってきたことはなかった」と渡辺監督は振り返る。

慣れない日本でワンジル選手は、陸上部の先輩で同じケニア出身のサムエル・カビルさんを慕った。カビルさんは実業団チームに入り活躍したが2004年7月、病気のため21歳で亡くなった。

渡辺監督から伝えられた悲しい知らせ。ワンジル選手は大雨の中で立ち尽くし、ずっと泣いていた。そして監督に「おれは五輪に出る。カビルが出られなかったから、おれが出る」と誓った。

卒業後も日本で練習を続け、ケニアに戻るたび、自宅から約200キロ離れたカビル選手の墓に参る。渡辺監督は「ワンジルはカビルの死を背負って強くなった」。

6月、ワンジル選手から「北京で金メダルを取れなければ、走る意味がない」と聞かされた渡辺監督。レースの数日前、電話で「体調が万全なら、中盤は我慢、我慢。そうしたら最後に必ず飛び出すチャンスが出てくる」とアドバイスした。

ゴールしたワンジル選手は胸で十字を切って両手を合わせ、ひざまずいた。「優勝のことをずっと考えていた。次のオリンピックも優勝したい」。笑顔に白い歯がのぞいた。〔共同〕



 
 
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五輪陸上:男子マラソン…ケニアのワンジルが優勝、五輪新

【北京・石井朗生】北京五輪は最終日の24日、天安門広場をスタート、国家体育場(愛称・鳥の巣)をゴールとする42.195キロのコースで男子マラソンを行い、21歳のサムエル・ワンジル(ケニア)が2時間6分32秒の五輪新記録で優勝した。従来の記録は84年ロサンゼルス五輪でカルロス・ロペス(ポルトガル)がマークした2時間9分21秒だった。ケニア勢の男子マラソン優勝は初。

ワンジルはハーフマラソンの世界記録保持者。宮城・仙台育英高から日本の実業団に進み、才能を開花させた。

2位は03年、05年の世界選手権を制したジャウアド・ガリブ(モロッコ)で、タイムは2時間7分16秒。3位は2時間10分0秒のツェガエ・ケベデ(エチオピア)だった。

日本勢は、2時間13分26秒で13位に入った尾方剛(中国電力)が最高の成績。佐藤敦之(中国電力)は2時間41分8秒で、76位だった。大崎悟史(NTT西日本)は左脚を痛めて23日に欠場を表明し、日本選手は2人がレースに出場していた。この種目で日本勢が入賞を逃したのは00年シドニー五輪以来。

◇暑かったけど我慢できた

ワンジルの話 北京は暑かったけど我慢できた。(走りながら)優勝したらどうなるかを考えていた。ケニア初だからうれしいです。(出身の仙台育英高時代に)渡辺先生に、きつくても我慢することを言われたが、今日はそれができた。完ぺき。次のオリンピックも優勝したい。

◇勝負にならなかった

尾方剛の話 速い展開は予測していたが、いい位置で走れず、後ろで走って何とか(順位を)上げるしかないと思った。ワンジルが(2時間)6分台と聞いて、力の違いを見せつけられた感じで、悔しい。最低でも入賞できればと思っていたが、勝負にならなかった。

◇力不足でした

佐藤敦之の話 力を出し切れずに終わり、残念です。もっと前半は速いペースで粘れたら良かったが、力不足でした。どんなことがあっても走り抜こうと決めていた。それができたので次につながると思う。76位ということをしっかり受け止め、一歩一歩精進していきたい。

毎日新聞 2008年8月24日 10時40分(最終更新 8月24日 11時53分)



 
 
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【北京五輪】マラソン、ケニア優勝...イ・ボンジュ28位

2008/08/24(Sun) 08:46

北京オリンピックのフィナーレを飾るマラソンで、ケニアのサムエル・ワンジルが2時間6分32秒の記録で優勝した。ワンジルは、トップ圏を維持する37kmから独走し、オリンピック新記録を3分近く繰り上げながら優勝した。

韓国のイ・ボンジュ選手は、競技初盤から先頭グループのスピードについていく事が出来ず、後衛グループに遅れた末2時間17分56秒の記録で28位に止まった。“期待の主”イ・ボンジュは、2時間14分37秒で18位を占め、韓国選手のうち記録が最も良かったしキム・イヨンは50位にとどまった。

 Innolife & Digital YTN & Joynews24 & inews24



 
 
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ワンジル 五輪新で男子マラソン制す

* 2008年08月24日 22:46 発信地:北京/中国

【8月24日 AFP】(写真追加)北京五輪第17日、陸上・男子マラソン。ケニアのサムエル・ワンジル(Samuel Kamau Wansiru)は、2時間06分32秒を記録して同種目でケニア勢では初となる金メダルを獲得した。ワンジルは、1984年ロサンゼルス五輪でカルロス・ロペス(Carlos Lopes、ポルトガル)氏が記録した2時間09分21秒の五輪新記録を更新した。

銀メダルは2時間07分16秒を記録したモロッコのジャウアド・ガリブ(Jaouad Gharib)が、銅メダルは2時間10分00秒を記録したエチオピアのツェガエ・ケベデ(Tsegay Kebede)が獲得した。(c)AFP



 
 
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マラソン金のワンジル、ケニアに帰国へ…大阪での会見中止

北京五輪男子マラソンで金メダルに輝いたサムエル・ワンジル(ケニア)が26日、北京からケニア選手団のチャーター機で帰国することが明らかになった。

ケニア大統領主催の祝賀会に招待されたため。

ケニア選手としてマラソンで初の金メダリストとなったワンジルは日本の高校、社会人チームで育ち、26日に大阪で優勝報告会見をする予定だったが、中止となった。(共同)

(2008年8月26日14時14分 読売新聞)



 
 
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ワンジルどうする…トヨタ九州退社へ、練習拠点は?

「雨が降ったら練習は休み」「好きな言葉は我慢」――。北京五輪最終日の24日に行われた男子マラソンで優勝したサムエル・ワンジル選手(21)(ケニア)は、長距離大国ケニアの系譜に、日本で学んだ「忍耐力」を加味した〈ケニア生まれの日本育ち〉のランナーだ。

夏マラソンの常識を覆した21歳も、宮城・仙台育英高に留学した当初は言葉や慣習の違いに悩んだ。ケニア人の先輩留学生のそばを片時も離れられず、ホームシックにもなった。しかし、部員たちが気遣い、一緒に銭湯に行くなどしてうち解けると、生来の才能が一気に開花した。高校駅伝では3年連続区間賞。高校生どころか世界トップ級のスピードが物議を醸し、後に留学生の走る区間を制限する論争にもつながった。

高校卒業後、トヨタ自動車九州に進み、本格的にロードに舞台を移すとハーフマラソンの世界記録を次々と更新。男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)は予言していた。「いずれマラソンに挑戦してくる彼が最大の脅威だ」

初マラソンの2007年福岡国際を2時間6分39秒の世界歴代18位(当時)で制し、今年のロンドンで2時間5分24秒まで伸ばした。そして金メダル。「来年、(世界記録の)2時間3分台を狙う」という言葉が実現する可能性は大きい。五輪が終わってもワンジル選手の周囲の喧騒(けんそう)はおさまらない。五輪直前の7月、「マラソンに専念したい」としてトヨタ自動車九州に退社届を提出。「今後、日本でも活動をしたい」との意向だが、練習拠点などについて現時点では不透明だ。金メダリストになったこともあり、日本、ケニア両国陸連との関係も無視できない。北京五輪で巻き起こした特大の「ワンジル旋風」は、表彰台を降りた今もまだ吹き荒れている。(北京で、新宮広万)

         ◇

トヨタ自動車九州は25日、ワンジル選手の退社を認めることを明らかにした。同社は「本人と連絡がとれない」として対応を保留していたが、24日に陸上部の森下広一監督が本人と電話で話し、退社の意思を確認した。

(2008年8月26日03時09分 読売新聞)



 
 
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ブログ1エントリーにつきケニアに1本植林--アライドアーキテクツがキャンペーン実施

浅賀美東江

アライドアーキテクツは8月26日、同社が展開するクチコミマーケティングモール「モニタープラザ」において、環境保護団体の協力のもと「ブロガーECOキャンペーン」を実施すると発表した。期間は9月1日〜30日。

ブロガーECOキャンペーンは、モニタープラザで企業が主催する「ブロガー向けの企画」にブログエントリーを投稿すると、1件につき1本の木をケニアに植林するというもの。

現在、モニタープラザには約40社の企業が出展し、1カ月間に約3000件のブログ記事の投稿がある。アライドアーキテクツでは、キャンペーン期間中にも同様のペースで投稿が行われた場合、1カ月間で約3000本の植林が実現すると見込んでいる。

キャンペーン期間中は、モニタープラザトップページにて、植林する木の本数をリアルタイムでカウントアップする。ブロガーは、このカウンターをブログパーツとして自分のブログに掲載することが可能になる予定。これにより、ECOキャンペーンの臨場感を体感するとともに、ECOキャンペーンの告知が可能になるとしている。

クチコミマーケティングの実施を希望する企業は、モニタープラザ出展料をアライドアーキテクツに支払うことで出展が可能。今回のキャンペーンでは、アライドアーキテクツが出展料の一部を植林費用に充当する仕組みとなる。



 
 
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男子マラソン:ワンジルが会見「ロンドン五輪でも1番に」

北京五輪男子マラソンの金メダリスト、サムエル・ワンジル(ケニア)が5日、大阪府泉佐野市内のホテルで会見し「とてもいい気持ち。世界の1位になるなんて、考えられなかった。ロンドン五輪でも1番になりたい」と喜びを語った。当面は特定のコーチは置かずに福岡とケニアを拠点に活動する。

ワンジルは北京から、ケニア大統領主催の祝賀会に出席のため一時帰国した後、4日に再来日していた。

ワンジルは02年、15歳で宮城・仙台育英高に留学し、卒業後は実業団のトヨタ自動車九州で活躍。7月、同社に退職届を出した上で、北京五輪に臨んだ。同社もワンジルの意向を確認し、8月1日付で退社扱いとした。

今後はトヨタ自動車九州時代のマネジャーらとともにマネジメント業務を行う「Team SAM」を設立し、スポンサー企業を募る。ワンジルは10月半ばまでケニアで休養した後に再始動する予定で、「これからは世界記録を目指す。来年(9月の)のベルリンマラソンで、やれると思います」と自信を見せた。【田内隆弘】

毎日新聞 2008年9月5日 18時06分(最終更新 9月5日 21時14分)



 
 
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マサイマラ国立保護区、マサイ人も納得の「ビジネスによる」自然保護

* 2008年09月08日 08:55 発信地:マサイマラ/ケニア

【9月8日 AFP】ケニアの野生動物の楽園、マサイマラ(Masai Mara)は、放牧、農業、そして過剰な観光産業により、その自然が失われつつあるが、投資家や環境保護活動家は革新的なビジネスを通じて自然を守ろうと、動き始めている。

マサイマラ国立保護区では毎年8月、隣接するセレンゲティ(Serengeti)国立公園からのヌーの大移動が見られる。「12年前には120万頭いたヌーも、前年までに30万頭に減った」と、マサイマラに34年間暮らしているケニア人の環境保護活動家、ロン・ビートン(Ron Beaton)さんは危機感をつのらせる。

マサイマラ自体の面積の4倍に当たる周辺地域は、牧畜の民・マサイ人(Maasai)に与えられた私有地だ。「土地は神から与えられたもの」と考えてきたマサイ人の間に「所有権」という概念が芽生えたため、自由な放牧はいさかいの元となり、農業に転身したり土地を転売したりするマサイ人も増えてきた。

また、保護区の収益の見返りがあるわけでもなく、家畜を襲うライオンを殺してはならないという理由も見あたらない。こうしたことが、世界有数のライオンやゾウの生息地をせばめる結果となっている。

■新しい保護モデル例

2006年、個人投資家らはマサイ人たちの協力のもと、マサイマラに隣接する2万エーカーの土地にOlare Orok保護区を誕生させた。保護区内には高級ロッジ4軒が建設された。

この保護区内の場合、マサイ人150人あまりが各世帯が所有する150エーカーを観光業者に貸し出して、毎月決まった賃借料を受け取る。誰もが観光収入を得られる仕組みだ。土地を貸したマサイ人は、動物たちが自由に徘徊できるよう、ほかの場所で暮らすことになる。なお、賃借料は、農業で得られる収入よりも多い。

■マサイ人の社会崩壊も防ぐ

保護区や生態系の管理を誤ると、野生動物を激減させるのみならず、かつての北米のインディアンのように、マサイ人の社会を崩壊させることになりかねない。前述のような、地元住民が利益を享受できる新しい保護モデルは、マサイ人が従来のライフスタイルを取り戻すことにもつながり、マサイ人のアイデンティティーも守ることができると環境保護団体は言う。

なお、マサイマラに隣接するMotorogi保護区では、英実業家のリチャード・ブランソン(Richard Branson)氏が豪華エコロッジの建設を計画している。(c)AFP



 
 
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米大統領選民主党候補オバマ氏のケニアの祖母宅に強盗

2008年 09月 12日 10:42 JST

[ナイロビ 11日 ロイター] 米大統領選のバラク・オバマ民主党候補の祖母が住むケニア西部の住宅に10日、強盗が押し入ったが、すぐに拘束された。現地の警察が11日発表した。

オバマ候補の継祖母であるサラ・オバマさん(85)は「単にオバマ(候補)が私に大金を送っていると思った人たちだ」と語った。

警察によると、犯人は地元の少年4人で、ドアを壊して押し入り、屋根に登ってソーラーパネルを盗もうとしたが、村の住民が一体になって追跡した結果捕まった。被害はなかった。

地元住民は人気の高い「ママ」オバマの安全に安どする一方、普段は軽犯罪への対応が遅い警察が迅速に対応したことについて、一部では疑問を投げ掛ける声が出ている。

オバマ候補はケニア人の父親と白人の米国人の母親の間にハワイで生まれた。



 
 
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人間の思惑に翻弄されるケニアの野生ゾウ

乱獲かと思えば、次は過保護!?

* 2008年9月12日 金曜日

* 藤田 宏之

ケニア中部のサンブル県周辺には、同国有数のゾウの生息地が広がっている。 「ナショナル ジオグラフィック日本版」9月号では、この道40年のゾウ研究者と行動を共にし、ゾウたちの雄大な姿をとらえた。

物語は、英国の生物学者イアン・ダグラス=ハミルトンが、1頭のゾウに忍び寄ろうとしているシーンから始まる。

相手は、年ごろを迎えた大きな若い雌で、恥ずかしがり屋だ。ゾウの名前はアン。ケニア北部の奥地にある、小高い丘の木立に半分身を隠して、家族と一緒にのんびりと若葉を食べていた。その首には頑丈な革の首輪がはめられていて、ちょうど肩のあたりに発信器がついている。

ダグラス=ハミルトンはこの発信器から出る信号を頼りに、アンの居場所を見つけ出した。小型のセスナ機が使えたのは途中までだ。後は背の高い草やアカシアの茂みをかきわけて、自分の足で進まなくてはならなかった。

身をかがめたダグラス=ハミルトンは、風上に向かって前進し、アンまで30メートルという位置にまで接近していた。アンはひたすら葉っぱを食べている。彼の存在に気づいていないのか、はたまた関心がないのかは、見たところわからなかった。

ゾウはときに危険な動物である。気難しいうえに興奮しやすく、身を守ろうとするあまりどう猛になる場合があるのだ。ゾウ研究の世界的な権威として40年ものキャリアがあるからこそできる技なので、素人は真似してゾウに近寄ったりしないほうがいい。彼が確認しようとしていたのは、研究の目的で付けたアンの首輪の状態だ。

ケニア中部にあるサンブル国立保護区は、知られざる自然の宝庫だ。サンブルという名は、勇猛さで名を馳せた地元の牧畜民族に由来する。保護区の面積は168平方キロと他の自然保護区と比べると決して大きくはないが、その環境は実に変化に富んでいる。半乾燥地帯のサバンナや険しい山地、干上がった川床-。エワソ・ニイロ川の北岸にはアカシアとヤシの森が広がっている。舗装道路はなく、周囲には家畜を飼って生計を立てるサンブルの人々がちらほら暮らしている程度だ。

サンブル保護区には数多くの野生生物が生息している。ライオン、ヒョウ、チーターはもちろん、グレビーシマウマやアミメキリン、ベイサオリックス、ジェレヌク(ウシ科の草食動物)もいる。鳥の種類も実に豊富だ。ソマリアダチョウやアフリカオオノガンなどの大型のものから、トサカムクドリ、テンニンチョウ、ライラックニシブッポウソウといった、美しい小鳥も生息している。

そんな動物たちの頂点に立つのがゾウだ。樹木の皮をはいだり、根こそぎ引き抜いたりすることでサバンナに木が増えすぎるのを防ぎ、生態系の維持に重要な役割を果たしている。ライオンを威嚇して追い払うこともできるが、最大の天敵は人間だ。ゾウは保護区を自由に出入りできるので、人間から身を守ろうと保護区内に逃げ込むこともある。

この保護区があるサンブル県周辺には、ライキピアを含め3つの県がある。保護区のすぐ南には牧場や小麦畑、自然保護区、丘、小さな渓谷、シャンバ(家族経営の農園)、土地を囲うフェンスなどが点在する。特にライキピアでは、農地や放牧地、集落、野生生物の生息地が混在していて、色とりどりのモザイクのようだ。一方、サンブルでは、農園やフェンスに囲まれた土地はほとんどない。

サンブルの人々は、農耕のような地道で新しい生活様式に背を向け、ヤギやウシを飼育する昔ながらの暮らしを守っている。若い男たちはビーズや羽根、シュカという真っ赤な布で派手に着飾り、先祖代々の宿敵たちとの戦いに明け暮れる。このように伝統を重視する人々が暮らすサンブルは、今のところライキピアで行われているような大規模な開墾を免れている。もともと耕作に適した土地や水が少ないことや、観光が収入源になるという意識が浸透してきたことも影響しているのだろう。

サンブルとライキピアにあるゾウの生息地は合わせて2万8500平方キロほどにもなり、およそ5400頭のゾウが生息している。主に保護区の外で暮らすゾウの個体数としては、ケニアでも最大規模だ。これだけ多くのゾウが生息し、さらに年々増加を続けている背景としては、ゾウたちにとって生活しやすく、繁殖にも適した環境がある。

その一方、微妙で複雑な要素もある。さまざまな用途の土地が混在し、季節ごとに環境が変化するこの地域には、ゾウにとっての危険が潜む。それは、人間との衝突だ。ゾウが作物を荒らしたり家畜を襲ったりすることもあれば、人間を牙で刺したり、踏み殺すといった事故も起こる。

もちろん、人間がゾウを射殺することもある。ケニアの人口も年に2%の割合で増加しているから、衝突は増えることはあっても、減る見込みはなさそうだ。

私たちは何を守り、何を犠牲にしなければならないのだろう?ゾウの移動ルート、トウモロコシ畑、農地を切り開こうとする人々の権利の間に、どう折り合いをつければよいのだろうか。その決定を下す立場の人々に、科学的に裏づけされた詳細かつ有効な情報を迅速に提供することが、ダグラス=ハミルトンのような研究者たちの目標なのである。

歴史的にみると、乱獲によって絶滅の危機に瀕した時期もあれば、逆に増加しすぎて問題になる時期もある。これまで、ゾウたちは、乱獲されたり、保護されたり、と人間の都合に運命を左右されてきている。共存共栄していく道筋はどこにあるのか?それは、研究者たちに共通する思いといえるだろう。

(藤田 宏之=『ナショナル ジオグラフィック日本版』編集長)



 
 
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ケニアの北京五輪マラソン金メダリスト宅に強盗団、「報奨金よこせ」と

* 2008年09月15日 12:08 発信地:ナイロビ/ケニア

【9月15日 AFP】北京五輪の男子マラソン金メダリスト、ケニアのサムエル・ワンジル(Samuel Wanjiru)選手宅に13日、なたと銃で武装した強盗団が押し入った。

地元警察によると、同国のニャフルル(Nyahururu)にある同選手宅に7人の強盗が押し入り、五輪の報奨金を出せと脅した。当時ワンジル選手と家族が在宅しており、「カネはない」と答えると、強盗団は30分ほど物色したあと立ち去った。負傷者はいないもよう。警察は犯人たちの行方を追っている。

ケニア政府は、北京五輪の金メダリストに約3万ドル(約320万円)の報奨金を約束している。だが、海外でのレースにおける優勝賞金の大半は、これよりも高額だ。(c)AFP



 
 
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陸上:ワンジルがハーフ優勝 ポルトガルで五輪後初レース

北京五輪男子マラソンの金メダリスト、サムエル・ワンジル(ケニア)が21日、五輪後最初のレースとなる、ポルトガルのポルトで行われたハーフマラソンの大会に出場し、1時間1分24秒で優勝したと国際陸連の公式サイトが報じた。ワンジルはこの種目で58分33秒の世界記録を保持している。(共同)

毎日新聞 2008年9月22日 20時10分



 
 
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NEWS25時:ケニア沖 兵器積載船を乗っ取り

インタファクス通信によると、ウクライナのエハヌロフ国防相は26日、アフリカのケニア沖で海賊に25日乗っ取られた貨物船が、ウクライナからケニアに輸出した戦車33台を含む兵器を輸送していたと明らかにした。他に弾薬を積んでいたという。【モスクワ】

毎日新聞 2008年9月27日 東京朝刊



 
 
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ケニア沖 武器輸送のウクライナ船、乗っ取られる

2008年9月28日9時38分

【モスクワ=副島英樹】イタル・タス通信などによると、約30台のT72型戦車などを積んだウクライナの貨物船が25日、アフリカのケニア近海で海賊に乗っ取られた。乗組員21人の中にロシア人3人が含まれていることなどから、ロシア海軍は26日、バルト艦隊の警備艦を派遣することを明らかにした。

貨物船はウクライナ国営会社が売却した武器を積み、ケニアに向かう途中で、ウクライナ人の乗組員17人も乗っていた。ロシアのバルト艦隊司令部は今後、ロシア人の生命保護と航行の安全確保を目的に、定期的に艦船を派遣するとしている。



 
 
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海賊乗っ取りの貨物船、積載兵器はスーダン向けか 関係国は否定

* 2008年09月30日 07:03 発信地:ナイロビ/ケニア

【9月30日 AFP】ソマリア沖で前週、ウクライナの貨物船が乗っ取られた事件で、ケニア、ウクライナ両政府は29日、同船に積載されていた戦車などの兵器類が、ケニア向けではなく実際はスーダンに送られるものだったとする米海軍の主張を否定した。

海賊に乗っ取られた、33台の戦車などの兵器類を積んだウクライナの貨物船「MV Faina」号について、バーレーンに司令部を置く米海軍第5艦隊のネーサン・クリステンセン(Nathan Christensen)報道官は、スーダンにいる受け取り元に向かっていたという報告を受けていると語っていた。

これに対し、ケニア国防当局のBogita Ongeri報道官はAFPに対し、「ケニア、ウクライナ両政府は、この貨物がスーダンの詳細不明の買い手ではなく、ケニア政府に属するものであることを証明するすべての書類をもっている」と語った。ケニアは当初から、貨物は同国軍の兵器類を更新するためのものだと主張している。

また、ウクライナ外務省のVasyl Kyrylych報道官も、「われわれが得た情報によると、貨物はケニア国防当局に向けたものだ」と語った。

MV Faina号は前週、ケニアのモンバサ(Mombasa)港に向かう途中、インド洋(Indian Ocean)上で海賊に乗っ取られた。(c)AFP



 
 
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マサイの女性、顔にペイントし子宝祈願

2008年 09月 30日 09:00 JST

[Kiskon(ケニア) 28日 ロイター] ケニアのナイロビ南西にある村Kiskonでマサイの人々による子宝に恵まれることを祈願する珍しい祭りが行われ、顔に染料で装飾を施した女性らの姿が見られた。

伝統的なこの祭りでは、コミュニティの存続を確かなものにするために、村のすべての女性が子どもを授かるよう祈る。



 
 
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ケニアの象牙密猟・密貿易、中国人が加担か―英紙

2008年10月6日、新華網によると、英「デイリーテレグラフ」紙が3日、ケニアの中国人労働者が象牙の密猟に加担している可能性が高いとの記事を掲載した。

動物愛護団体の調べによれば、ケニア北部で道路工事に従事している中国人労働者により、象牙の密猟が急激に増加し、すでに数十頭もの象が被害に遭い、殺されているという。08年8月までに発見された象牙を切り取られた象の死骸は57頭。07年と比べて15%も増えており、3年連続で被害が増加している。

ケニアの野生動物保護組織は、象牙の密猟と中国人労働者の渡航には関連性があると見ており、同組織の責任者によれば、殺された象の半数以上が道路工事のために中国人が渡航してきてから殺害され、地域も一致しているという。また、ケニアのナイロビ・ジョモ・ケニヤッタ空港で象牙の密輸により逮捕されているブローカーの大多数は中国人で、ある中国人は110kgもの象牙を密輸しようとしていたという。(翻訳・編集/岡田)

2008-10-10 20:02:02 配信



 
 
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ケニア! 彼らはなぜ速いのか [著]忠鉢信一

[掲載]2008年10月12日

* [評者]松本仁一(ジャーナリスト)

■諸説紛々どうあれ、とにかく速い

北京五輪の男子マラソンでは、ケニアのワンジル選手がぶっちぎりで優勝した。

なぜマラソンはケニアが強いのか。何か特別な理由があるのではないか。

だれでも考えることだ。しかしそこから先に進む人は少ない。好奇心旺盛な著者は、研究者を次々に訪ねて「そこから先」を明らかにしようとする。

ある研究者は「速く走る筋肉遺伝子があるからだ」という。別な学者は、「膝(ひざ)下が長くて質量が小さい」からであると分析する。

いやそうじゃない、高地育ちで脂肪燃焼効率がいいからだという説。ケニアは貧しくてハングリー精神があるからだという説、毎朝20キロ走って学校に行くからだという説、いや、キャンプ訓練の効果があるからだ、という説。

どれにも納得できない著者が最後に到達した結論は、という本である。

登場する研究者が面白い。自分の説こそ正しいのだといいながら、ちらちら横目でスポーツメーカーの方を見ている。さまざまにそれらしい理屈をつけ、ひと山ねらっている様子がありありなのだ。

そのあたりのおかしさを引き出せたのは、なぜ、どうして、と食い下がる著者の取材力のたまものだろう。

諸説どうあれ、とにかくケニアの選手は速いのである。

ケニア! 彼らはなぜ速いのか

著者:忠鉢 信一

出版社:文藝春秋  価格:¥ 1,850



 
 
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絶滅危機のサイを育てる保護区職員 「わが子同然」と

ケニア・オルペジェタ(AP) 夜中にこっそり出歩いてはいないか、留守番させても大丈夫か、年上の誘惑にくらっときたりしないだろうか――。まるで思春期の子を持つ親のように気をもんでいるのは、ケニアの草原で野生のシロサイ「マックス」の世話をするパトリック・ムリイティさんだ。体重2トン、3歳のマックスに、「息子同然」と愛情を注ぐ。

ムリイティさんは、当地の自然保護区の職員。同僚のチャールズ・ムチェケさんとともに、近くの保護区から引き取られた身寄りのないマックスを育ててきた。自宅の隣に設けた木の屋根の下が、マックスの寝床だ。「外出する時はマックスにばれないよう、ラジオをつけっぱなしにしておくんです」と、ムリイティさんは語る。

現在、地球上に生き残っているシロサイはわずか1万5000頭。サイは角が漢方薬や剣の部品として重用されるため、密猟が絶えないのが現状だ。この保護区でも、最近2週間のうちに3件の密猟未遂が報告された。だからマックスの寝床の周囲には、常に4人の警備要員が配置されている。

赤ちゃんだったマックスに、ムリイティさんらは1日3回、計10リットルのミルクを飲ませた。今は草を食べさせるため、毎日10キロ近い距離を連れて歩く。草原を悠々と歩き回るムリイティさん「親子」の姿は、保護区を訪れる旅行者らの間でも人気を呼んでいるという。

親分格のサイが縄張りを主張したり、ライオンの群れが近づいてきたりしたら、こん棒や爆竹で追い払う。最近は、年上の雌のサイ「スーザン」が誘いをかけてくるようになったが、スーザンが5メートル以内まで寄ってくると、マックスは逃げ出してしまうという。「マックスの体重は、まだ大人の半分。ガールフレンドはちょっと早いね」と話すムリイティさんの表情は、まさに父親そのものだった。



 
 
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ロンドン発のジーンズブランド「ペペジーンズ ロンドン」の日本初直営店

(2008年10月14日)

英・ロンドン発のジーンズブランド「ペペジーンズ ロンドン」の日本初直営店(港区六本木6、TEL 03-5772-0733)が9月27日、六本木ヒルズ内にオープンした。

同ブランドは1973年、ケニヤ出身のNitin、Arun、Milan Shahの3兄弟がロンドン西部の「ポートベロー・ロード」でスタート。1980年代にはロンドンの最も有名なジーンズブランドの1つとして知られる存在となった。日本には2005年に初上陸。これまで百貨店やセレクトショップ経由で販売されていた。20代後半〜30代の男女に人気があるという。

同店は日本初直営店で国内の旗艦店となり、「六本木ヒルズというハイイメージな環境であり、ブランドイメージもアップする。また情報発信が出来る場所であると確信した」(同店広報担当者)ことから同地へ出店した。店舗面積は約39平方メートル。

取扱いアイテムはメンズ、ウィメンズ、キッズ用を展開。定番となる「73(セブンティシックス)」などのジーンズを中心に20,000円〜30,000円前後の価格帯で複数の型を揃える。ジャケットや小物なども取扱い、トータルコーディネートを提案する。

営業時間は11時〜21時。今後はウィメンズのラインで、シルエットを日本人向けに変更した別注品の展開も検討しているといい、他エリアでの2号店出店も狙う。



 
 
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UNEP第2回水銀に関するアドホック公開作業グループ会合の結果

環境省は、ケニア・ナイロビにおいて平成20年10月6日〜10日の会期で開催された「UNEP第2回水銀に関するアドホック公開作業グループ会合」の結果について発表。

会合には、各国政府化学物質担当官、関係国際機関、産業界、市民団体関係者など約200名が参加。日本からは、環境省環境安全課瀬川課長補佐や外務省の担当官などが出席した。

会合では、今後国際的に実施すべき対策の包括的な枠組みに含まれる要素に関する議論がなされ、そのリストアップがなされた。また、事務局への比較検討依頼があった3つの選択肢(単独条約、POPs条約新規議定書及び自主的取組)については、単独条約及び自主的取組の2つに絞られ、その内容とそれぞれの得失がまとめられた。

今回の会合の結果は、平成21年2月に開催されるUNEP第25回管理理事会に報告され、同管理理事会において報告に基づく決定がなされる。

同会合は、水銀対策のための条約制定の可能性を含め、対策強化の選択肢を検討するために設置されたもので、第1回は平成19年11月にタイ・バンコクで開催された。【環境省】



 
 
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ケニア暴動「警官が405人射殺」 調査委が報告書

2008年10月17日10時39分

【ナイロビ=古谷祐伸】大統領選を機に07年末から08年はじめにかけて起きたケニア暴動の真相を調べてきた調査委員会は15日、死者1133人のうち405人が警察官に射殺されていたことなどを明らかにした報告書をキバキ大統領に提出した。調査委は、国際法廷を設置して暴動を主導した政治家らの責任を追及することを提案している。

調査委は、アナン前国連事務総長の提案を受けて5月に内外の法律家による独立した委員会として設置された。

暴動は07年12月下旬に発生。キバキ大統領の出身民族のキクユと、対立候補オディンガ首相のルオ族などとの民族衝突になった。これまで警察は死者約600人としてきたが、調査委は1133人と認定した。

報告書は、警察官に射殺された犠牲者には子どもが含まれ、警官が抵抗した女性らを強姦(ごうかん)したことなども明らかにしている。また、1月にナイロビの北の町ナイバシャで起きたキクユ族によるルオ族襲撃事件では、事前に政府高官や政治家が会議を開いて計画を立てたうえ、暴徒に手当を払っていたと指摘した。

また、警察官約1600人が、キバキ大統領の与党国家統一党(PNU)のスタッフとしてオディンガ首相の地盤のケニア西部ニャンザ州へ送り込まれ、組織的に不正選挙に関与していたとした。



 
 
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元IMFアフリカ局次長の日野さん、ケニア首相顧問に

2008年10月28日7時16分

【ナイロビ=古谷祐伸】日本政府は、ケニアのオディンガ首相の顧問に、国際通貨基金(IMF)元アフリカ局次長で神戸大経済経営研究所教授の日野博之さん(63)を派遣することを決めた。オディンガ首相から直接要請されたという。

外国政府首脳の顧問を日本人が務めるのは珍しい。日野さんは、国際協力機構(JICA)の専門家として派遣。年内にも赴任し、任期は2年の予定になっている。

日野さんは90〜96年、IMFアフリカ局アドバイザーとして主にケニアを担当した。その業績を知ったオディンガ首相が6月、南アフリカでの世界経済フォーラム・アフリカ会議の夕食会で、JICAの緒方貞子理事長に日野さんの派遣を打診したという。



 
 
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ケニアでオバマ候補の勝利を祈念するサッカー大会、地元オバマFCは敗退

* 2008年11月03日 23:04 発信地:コゲロ/ケニア

【11月3日 AFP】ケニア西部のコゲロ(Kogelo)村で2日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領候補の義兄弟にあたるマリク・オバマ(Malik Obama)さんが主催するサッカートーナメントが開催された。2日後に迫った米大統領選でのオバマ候補の勝利を祈念して開かれた大会だったが、地元チームの「オバマFC」は決勝戦で敗退してしまい、オバマ氏の「勝利の先触れ」とはならなかった。

試合は両チーム無得点のまま延長戦にもつれこみ、ペナルティーキックを得た相手チームが、ゴールキーパーの「ひじの故障」という弱手を突いてゴールを決め、オバマFCは1-0で敗退した。

オバマFCのキャプテンは、「相手を見くびっていた。相手の方が一枚上手だった」と悔しそうだった。

オバマFCはもともと、オバマ氏の父親の出身地である村の名前をとって「コゲロFC」と呼ばれていたが、2004年の民主党全国大会での演説がオバマ氏の名前を世界に知らしめたころ、今の名称に変更された。

青少年のスポーツ振興を目指す理由を尋ねられたマリクさんは、オバマ氏の自伝『マイ・ドリーム(Dreams from My Father)』を引いて、「わたしの父親の代からの夢だった(dreams from my father)」と答えた。ちなみに優勝チームには、サッカー用具とトロフィーが贈られた。(c)AFP



 
 
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父の故郷ケニアで高まるオバマ氏への期待、米大統領選

ケニア・コゲロ――米大統領選の投票日を迎えた4日、民主党の大統領候補バラク・オバマ氏の父親の出身地ケニアでは各地で集会やパーティーが開かれ、早くも祝賀ムードが盛り上がっている。

オバマ氏の父親の故郷であるケニア西部のコゲロでは、村を挙げてオバマ氏を支持。米国で投票が始まると、オバマ氏の勝利を祈る集会が開かれた。オバマ氏の当選が決まれば、牛を1頭解体して勝利を祝う予定だ。

人口1000人足らずで普段は静かなコゲロには今や世界中からマスコミが詰め掛け、オバマ氏の祖母が暮らす簡素な住宅はフェンスに守られケニヤの警察が警備を固める。同地にはオバマ氏と血のつながった兄弟姉妹や親類も多く、オバマ氏の異母兄弟であるマリク・オバマ氏は「盛大に勝利を祝うのを楽しみにしている」と話した。

オバマ旋風はケニア全体を覆っており、首都ナイロビでは海賊版CDなどオバマグッズの販売が盛ん。ナイロビ大学では学生数百人が集まって選挙パーティーが開かれ、学生のバレンタイン・ワンビさん(23)は「今夜は眠らない。一晩中お祝いするよ」と興奮した様子。

コゲロ近郊の街キスムでは目抜き通りや自転車タクシーにオバマ氏のポスターが張られ、住民は打ち上げ花火や「セネター」ビールで米国初の黒人大統領誕生を祝う瞬間を待ち構えている。

オバマ氏はハワイで生まれて白人の母親に育てられ、ケニア出身の経済学者だった亡き父親のことはほとんど覚えていない。それでもオバマ大統領誕生にかけるアフリカの期待は高まる一方だ。



 
 
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ケニアでは村も街もオバマ氏勝利祈念、模擬投票も実施

* 2008年11月05日 13:13 発信地:コゲロ/ケニア

【11月5日 AFP】米大統領選投票日の4日、ケニア西部のコゲロ村(Kogelo)にある、バラク・オバマ(Barack Obama)候補の今は亡き父親の自宅には、親せき、友人一同が集まり、オバマ氏の勝利を祈念して牛1頭を屠(ほふ)る準備を進めている。

オバマ家へ通じるほこりだらけのでこぼこ道は、目下ケニア政府により舗装工事が行われている。オバマ家に設置された巨大スクリーンの前に集まった村人たちは、時計を米国時間に合わせ、徹夜で開票速報を見守っている。

■キスムでは「模擬投票」

一方、コゲロ村にほど近い西部の中心都市キスム(Kisumu)では4日、米大統領選の模擬投票が行われた。企画した2人のコメディアンが、段ボールの投票箱を抱え、オバマ氏を支持するスローガンを口ずさみながら、道行く人々に投票を呼びかけた。

正午までに、約1500人が投票した。主催した「ミルトン・オボテ(Milton Obote、ウガンダのかつての独裁者)」を名乗るコメディアンの1人は、「結果がどうあれ、平和的に祝いたいという意図で企画した」と話す。

模擬投票の開票は同日中に行われるが、オバマ候補がどうやらジョン・マケイン(John McCain)候補に圧勝しそうだという。

■マケイン候補に投票した人も

マケイン候補への票も入っている。ニコラス・オコト(Nicolas Okoth)さんも、その一人。「白人はわれわれを援助し、植民地化し、教育とノウハウを授けてくれたから。オバマも支持しているが、2人に投票することはできないからね」と言って笑った。

記憶に新しい前年12月27日のケニア大統領選後の混乱では、現職に敗れたライラ・オディンガ(Raila Odinga)候補の出身地であるキスムでも、暴力が吹き荒れた。そうした経緯もあり、多くの人が、模擬投票という「ジョーク」を楽しんだ。ドミニク・オニャンゴ(Dominic Onyango)さんは、「オバマは勝つだろう。(結果をめぐり混乱した)われわれのようにはならないはずだ」と話した。(c)AFP



 
 
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オバマ氏、米国初のアフリカ系大統領が誕生するまで

* 2008年11月05日 15:23 発信地:ワシントンD.C./米国

【11月5日 AFP】米大統領選挙は4日、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員(47)が共和党のジョン・マケイン(John McCain)候補(72)に勝利し、米国史上初の黒人大統領が誕生することになった。

オバマ氏は来年1月20日、第44代大統領に就任する。1930年代以来最悪の金融危機、アフガニスタンとイラクでの2つの戦争、イランの核開発計画など、課題は山積している。

各テレビ局は、オバマ候補が民主党の地盤で手堅く勝利し、共和党の地盤にも深く切り込んだ時点で、オバマ氏の勝利を予想した。共和党のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が4年前に再選されたときにまだ無名だった男は、米国政界の頂点に登り詰め、混乱続きだった8年間のブッシュ政権に終止符を打つことになった。

民主党が連邦議会の過半数を握る中で就任するオバマ氏は、同盟国との関係改善、イランや北朝鮮など「仮想敵国」との対話戦略のほか、気候変動対策の策定や国民皆保健制度の導入を公約に掲げている。

オバマ氏の就任は、出自の点でも大きな転換点を示す。父親はケニア人、母親はカンザス州出身の白人で、人種差別が根強く残る同国でアフリカ系の大統領が誕生するのは初めてのことだ。

2007年2月に地元イリノイ(Illinois)州で選挙活動を開始したオバマ氏は、変革を繰り返し呼びかけた。この「変革」は、米国史上最長かつ最も費用がかかったとされるこの選挙戦において、同候補のスローガンにもなった。

草の根的な活動により集められた数千万ドルの資金をバックに、民主党の指名候補争いでヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員を破った。4日の本選では、激戦州ペンシルバニア(Pennsylvania)州とオハイオ(Ohio)州のほか、前回の選挙で共和党のブッシュ氏が獲得したニューメキシコ(New Mexico)、アイオワ(Iowa)の2州でも勝利し、マケイン氏の大統領就任への望みを断った。

マケイン氏には、「米国史上最年長の大統領」のタイトルがかかっていた。(c)AFP



 
 
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オバマ氏の当選を歓迎するアフリカ、ケニアでは休日に

(CNN) 米大統領選で民主党候補のバラク・オバマ氏が勝利し、米国史上初となる黒人大統領の誕生に、アフリカ各国で歓迎の声が挙がっている。オバマ氏の父親の出身国ケニアでは、オディンガ首相が当選が決まったことなどに関連し6日を「祝日」にすると宣言、ケニアと世界に希望をもたらしたと述べている。

オバマ氏の父親の故郷、ケニア西部のコゲロでは、村を挙げてオバマ氏を支持。当選が確実となると、大勢の村人が道に繰り出して、祝福の声をあげた。

オバマ氏の祖母サラ・オバマさん(86)は、家族や親類、多くの村人らに囲まれて、祝福を受けた。米国大統領となる孫に、いつか会いに行きたいと話している。

コゲロ村ではアフリカの伝統に基づいてブタ1匹を料理し、オバマ氏の当選を感謝する儀式が行われた。

同村は人口1000人にも満たない、通常は静かな村だが、この日は多くの報道陣がつめかけたほか、オバマ氏を支持する村人が当選を願って、オバマ氏の名前を連呼したり、TシャツやCDを売るなどの騒ぎになっていた。

また、南アフリカで初めて黒人大統領になったネルソン・マンデラ氏も、米国建国以来初の黒人大統領の誕生は希望のシンボルだと述べ、「この勝利は、より良い世界を築きたいとの夢を持たない人物はこの世界にはいないということを示してくれた」との祝福をオバマ氏に送った。



 
 
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米大統領選:オバマ氏勝利 ケニアの継祖母「人生最良の時」

【ニャンゴマ村(ケニア西部)高尾具成】オバマ米上院議員の亡き父親の故郷であるケニア西部ニャンゴマ村は5日、祝賀ムードに包まれた。オバマ氏の継祖母サラさん(86)は「人生で最良の時。バリー(オバマ氏の愛称)、おめでとう。米国だけでなく、世界全体をより良いものにするのよ」と祝福した。ケニアのキバキ大統領は祝意を示すため、6日を国民の祝日にすると発表した。

村の診療所の敷地内に設置された大型スクリーンの前には多くの住民が集まり、オバマ氏当選が伝えられると、現地語による歌や踊りの輪が広がった。

06年にオバマ氏と食事をしたという、いとこのモーセス・オバマさん(40)も「当時から『もしチャンスが来れば大統領に』と話していた。夢のようだ」と語った。オバマ氏の叔父、セイド・オバマさん(41)は「民族や宗教の壁を克服し、よりよい世界のため貢献してほしい」とエールを送った。

サラさんは、オバマ上院議員の祖父の2人目の妻。

毎日新聞 2008年11月6日 東京朝刊



 
 
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ケニアで「オバマ」「ミシェル」と名付けられる新生児が続出

* 2008年11月06日 09:06 発信地:キスム/ケニア

【11月6日 AFP】米大統領選でバラク・オバマ(Barack Obama)氏が勝利した5日、お祭りムードに沸く父方の故郷・ケニア各地の病院で、たくさんの小さな「オバマ君」、「ミシェルちゃん」たちが産声を上げた。

オバマ氏の父親の出身地に近いキスム(Kisumu)の病院では、この日双子が誕生し、母親のポーリン・アディアンボ(Pauline Adhiambo)さんはそれぞれオバマ、ミシェルと名づけた。

この病院だけでも、男児の少なくとも8人が「バラク」「オバマ」または「バラク・オバマ」と名づけられた。このほか首都ナイロビ(Nairobi)などの病院でも、オバマ氏の名前がつけられるケースが続出した。

ある女性は、「夫と相談して、息子をバラク・オバマと命名することにしたの。街中、そして世界中がバラク・オバマに夢中になっているでしょう。彼は偉大な人物だし」と話した。(c)AFP



 
 
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ケニアでもオバマ氏勝利を祝福、6日は「国民祝日」に

* 2008年11月06日 11:41 発信地:コゲロ/ケニア

【11月6日 AFP】米大統領選でバラク・オバマ(Barack Obama)氏が勝利した5日、父親の出身地であるケニア西部のコゲロ(Kogelo)村では、祖母サラ・オバマ(Sarah Obama)さん(86)宅に村人たちが集まり、歌と踊りで当選を祝った。

村中で「オバマ、オバマ!」のシュプレヒコールが上がる中、一番上等な伝統衣装を身に着けたサラさんは、報道陣に対し「ここだけではなく、世界が変わるだろう」と興奮気味に話した。また、1月の大統領就任式にはぜひとも出席したいとも付け加えた。「(米国に)行けたら、幸せすぎて死んじゃうかもしれないわ」

ムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領は、ジョン・マケイン(John McCain)候補が敗北を認めた直後に、「オバマ氏の勝利はケニアにとっての勝利でもある」と歓迎する声明を発表。さらに、祝意を表するため6日を国民の祝日にすると宣言した。

5日夜、首都ナイロビ(Nairobi)やキスム(Kisumu)のナイトスポットには、オバマTシャツを着た人々が集まり、オバマ氏の勝利を祝った。米国大使館の前にも、歓喜する人々が集まった。ナイロビの中心街では花火が打ち上げられた。(c)AFP/Otto Bakano



 
 
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「バラクちゃん」命名ラッシュ=オバマ人気でケニア

【ロンドン6日時事】米大統領選で当選したオバマ氏の父親の故郷ケニアで、同氏の勝利を記念し、生まれたばかりの赤ちゃんをオバマ氏夫妻にちなんで命名するのがブームになっている。

英BBC放送によると、父親の出身地の村に近い西部キスムにある新ニャンザ州立病院では、5日生まれた新生児15人のうち、5人の男の子が「バラク」、3人の女の子が夫人の名前である「ミシェル」と名付けられた。当選後に男女の双子を出産した女性はそれぞれに夫妻の名前を付けたという。(2008/11 /07-06:16)



 
 
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中国漁船ケニア沖で乗っ取られる、日本人1人乗り組み

【北京=佐伯聡士】新華社電によると、日本人1人を含む24人が乗った中国天津市の遠洋漁業会社所属のマグロ漁船「天裕8号」が北京時間14日午前2時(日本時間同3時)ごろ、アフリカ東部のケニア沖で操業中に武装グループに乗っ取られた。

ソマリア南部の海岸に向かうよう要求されているという。

英文版の新華社によると、漁船には、日本人1人のほか、中国人16人(うち台湾人1人)やフィリピン人3人、ベトナム人4人が乗っている。ただ、中国語版は「24人全員が中国人」と伝えており、日本の外務省が中国側などと事実関係の確認を急いでいる。

武装グループのリーダーはソマリアの首都モガディシオのラジオに対し、「全員無事だ」と語ったという。

(2008年11月14日23時03分 読売新聞)



 
 
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乗っ取り:海賊が日本人ら24人乗り漁船襲う ケニア沖

【北京・浦松丈二】新華社電によると、日本人1人を含む24人が乗り込んだ中国天津市の遠洋漁業公司所属のマグロ漁船「天裕8号」が日本時間14日午前3時ごろ、アフリカ・ケニア沖で操業中、武装した海賊グループに乗っ取られ、北方のソマリア南部に向かうよう要求された。

北京の日本大使館が日本人の身元など事実関係の確認を急いでいる。同船には日本人1人のほか、中国人15人、台湾人1人、フィリピン人3人、ベトナム人4人が乗り組んでいるという。

海賊のリーダーを名乗る男がソマリアのラジオ放送を通じて「乗組員は元気だ。要求は後で教える」と伝えてきた。この男は天裕8号がソマリア領海内で違法操業していたため、ソマリア南部キスマユ港に連行したと主張している。

一方、ケニア・モンバサで海賊監視に当たる民間組織によると、天裕8号はケニア東部ラム島付近で、てき弾発射機と自動小銃で武装した海賊に乗っ取られた。この数時間前にも現場から近いソマリア沖でロシア貨物船が海賊の攻撃を受けていたという。

中国交通運輸省が外務、農業両省と合同で情報を集めている。

毎日新聞 2008年11月14日 22時38分(最終更新 11月15日 12時34分)



 
 
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ケニア沖で邦人乗船の漁船乗っ取り

配信元:産経新聞

2008/11/14 19:05更新

中国の交通運輸省によると、アフリカ東部ケニア沿岸で、日本時間14日午前3時ごろ、日本人1人を含む24人が乗船した中国のマグロ漁船天裕8号が身分不詳のグループに乗っ取られた。新華社電が伝えた。

天裕8号は中国天津市の「遠洋漁業」所属の漁船。乗っ取ったのは海賊とみられ、北方のソマリア南部沖に向かうよう要求しているという。

漁船には日本人1人のほか中国人16人(台湾人1人を含む)、ベトナム人4人、フィリピン人3人が乗っている。

ソマリア沖では海賊による船舶被害が多発している。(共同)



 
 
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MISIAさん、ケニアの学校訪問 子どもたち励ます

2008年11月16日21時27分

【ナイロビ=古谷祐伸】歌手のMISIA(ミーシャ)さんが15日、ナイロビ最大の貧民街キベラ・スラムで住民らが運営する小学校「マゴソ・スクール」を訪れ、約100人の子どもたちを励ました。子どもたちからは歌と踊りで大歓迎を受けた。

MISIAさんは同校を昨年4月に訪れ、児童らの描いた絵でつくったカレンダーなどを日本で販売、売り上げを学校の増築に充てた。その経験から今年8月、アフリカの教育を啓発や寄付などで支援する団体「CHILD AFRICA」を設立した。

仲良くなった子らとの再会を楽しんだ後、「アフリカの人の力になるのは、支えじゃなくて生きがい。互いにリスペクト(尊重)することが人間の力につながる。彼らにもらった力を日本に届け、日本とアフリカの人々をつなげたい」と話した。



 
 
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ケニア沖の乗っ取り事件、邦人船長は沖縄県出身の男性か

【中国総局】中国天津市の遠洋漁業会社所属のマグロ漁船「天裕8号」がアフリカ東部のケニア沖で武装グループに乗っ取られた事件で、沖縄県出身の久貝豊和さんが乗船していたことが15日、関係者の話でわかった。

久貝さんは、船長として乗り込んでいたと見られる。

中国の新華社電は、日本人1人のほか、中国人やフィリピン人らが漁船に乗っていると報じている。漁業会社は遠洋漁業と水産品の加工、貿易などを行う国有企業で、22隻の大、中型船を保有しているという。

(2008年11月16日00時42分 読売新聞)



 
 
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ケニア沖の漁船乗っ取り事件、船長は沖縄の久貝さん

【北京15日共同】アフリカ東部ケニア沖で日本人船長らが乗船した中国天津市の「天津市遠洋漁業」所属のマグロ漁船天裕8号が海賊とみられるグループに乗っ取られた事件で、船長は沖縄県八重瀬町の久貝豊和さん(53)であることが15日、分かった。久貝さんの家族が明らかにした。

中国漁業協会は関係ルートを通じて得た情報として、15日夕(日本時間同)現在、漁船の乗組員は久貝さんを含め全員無事だと明らかにした。中国外務省や漁業協会などはケニア政府などと連絡を取りながら乗組員の安否を含めた情報収集を進めている。乗っ取りは日本時間14日午前3時ごろ発生。乗組員は久貝さんと中国人16人(台湾人1人を含む)、ベトナム人4人、フィリピン人3人の計24人。〔共同〕(01:04)



 
 
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海賊、サウジの石油タンカー乗っ取り 被害「最大の船」

2008年11月17日23時2分

【カイロ=田井中雅人】米海軍第5艦隊(バーレーン)は17日、アフリカ東部ケニア・モンバサ沖を航行中のサウジアラビアの石油タンカー、シリウス・スター(31万8千トン)が海賊とみられる武装組織に15日に乗っ取られたと発表した。ソマリア周辺海域では海賊による乗っ取り事件が頻発しているが、同海域を管轄する同艦隊によると、今回のタンカーはこれまでに被害にあった中で最大の船だという。

タンカーは国営サウジ・アラムコ社の所有で、クロアチア人、英国人、フィリピン人、ポーランド人、サウジアラビア人の計25人の船員が乗っていた。



 
 
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巨大石油タンカー乗っ取り ケニア沖、最大の被害船

米海軍第5艦隊(司令部・バーレーン)の報道官は17日、ケニア沖でサウジアラビア国営石油会社サウジ・アラムコ所有の大型石油タンカー「シリウス・スター」が、15日に海賊に襲われ乗っ取られたと明らかにした。海賊はタンカーをソマリア沿岸に移動させた。

同船は全長330メートル、31万8000トンと空母級の巨大さで、ロイター通信によると事件当時、サウジの一日の輸出量の4分の1を超す原油200万バレルを運搬していた。米海軍当局者は英BBC放送に対し、付近海域で海賊の被害に遭った最大の船だと語った。

周辺海域では海賊事件が多発しているが、ロイター通信によると石油タンカーが乗っ取られたのは初めて。同船はリベリア船籍で、モンバサの南東沖約830キロの海域で乗っ取られた。海賊グループの人数や武装程度、大型タンカーを乗っ取った手口は不明。タンカーにはクロアチア人や英国人、サウジ人ら25人が乗り組んでいた。(共同)



 
 
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ソマリア:サウジの大型タンカー、海賊が襲撃

【カイロ高橋宗男】米海軍第5艦隊報道官は17日、アフリカ東部ケニア沖で、サウジアラビア国営石油会社サウジ・アラムコの大型タンカーが15日に海賊に襲撃されたことを明らかにした。周辺海域では海賊被害が頻発しているが、同タンカーは最大規模。

AP通信によると、襲撃されたタンカーは「シリウス・スター号」(リベリア船籍)。全長約330メートルと空母並みだ。大型タンカーの海賊被害は極めてまれ。乗員は既に解放されたとの報道もある。



 
 
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サウジの31万tタンカー、海賊乗っ取り…ケニア沖

【カイロ=福島利之】米海軍第5艦隊は17日、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ所有の大型石油タンカー(31万トン)がケニアのモンバサ沖で15日に海賊に襲撃され、乗っ取られたことを明らかにした。

同艦隊の報道官は本紙に対し、同船はソマリア沖に向かっており、ソマリア人海賊の犯行の可能性が高いと語った。

海賊情報などを収集する国際海事局(IMB)によると、周辺海域で乗っ取られた船としては最大級だという。同船は解放されたとの情報もあるが、米海軍やアラムコ社は確認していない。同船は石油200万バレルを積載しているとみられ、英、クロアチアなどの国籍の乗員25人が乗っている。

(2008年11月18日01時39分 読売新聞)



 
 
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ケニア沖で空母級の巨大石油タンカー乗っ取り サウジ会社所有

2008.11.18 00:45

米海軍第5艦隊(司令部・バーレーン)の報道官は17日、ケニア沖でサウジアラビア国営石油会社サウジ・アラムコ所有の大型石油タンカー「シリウス・スター」が、15日に海賊に襲われ乗っ取られたと明らかにした。

同船は全長330メートル、31万8千トンと空母級の巨大さで、原油200万バレルの運搬が可能。米海軍当局者は英BBC放送に対し、付近海域で海賊の被害に遭った最大の船だと語った。実際に何バレルの原油を運んでいたかは不明。

海賊グループの人数や武装程度、大型タンカーを乗っ取った手口は不明。タンカーにはクロアチア人や英国人、サウジ人ら25人が乗り組んでいた。

ケニア沖では日本時間14日、日本人船長が乗った漁船が乗っ取られる事件が起きたばかりだが、ロイター通信によると石油タンカーが乗っ取られたのは初めて。(共同)



 
 
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大型石油タンカー、海賊に乗っ取られる ケニア沖

ナイロビ(CNN) 米海軍第5艦隊(司令本部バーレーン)は17日、アフリカ東部ケニア・モンバサ沖で、サウジアラビアの石油タンカーが海賊に乗っ取られたと発表した。

乗っ取られたのは15日。乗員は英国、クロアチア、ポーランド、フィリピン、サウジアラビア各国籍の25人で、無事と見られる。

サウジ国営石油会社サウジ・アラムコが所有する大型タンカー「シリウス・スター」で、ソマリア東部の港湾都市エイルに向かっていた。

同タンカーは全長330メートル、31万8000トンと空母級の巨大タンカー。最大で200万バレルを積載でき、海賊に襲われた時点では、ほぼ満量の原油を積んでいた。

ソマリア周辺海域では海賊事件が急増しており、日本の海運会社が保有するパナマ船籍の貨物船が武装グループに乗っ取られたばかり。



 
 
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米軍トップ、海賊の高度な戦術に懸念 早急な対処訴える

* 2008年11月18日 11:50 発信地:ワシントンD.C./米国

【11月18日 AFP】(写真追加)マイケル・マレン(Michael Mullen)米統合参謀本部議長(海軍大将)は17日、ケニア沖でサウジアラビアの大型タンカー「シリウス・スター(Sirius Star)」号が海賊によって乗っ取られた事件について、「がくぜんとした」と語り、海賊行為は早急に対処すべき問題だと強調した。

マレン議長は、どの国の政府も人質をとられると身代金を支払って問題を解決する傾向があるため、各国海軍による海賊対策には限界があると指摘した。

マレン議長はシリウス・スター号の乗っ取りについて、「タンカーのサイズもそうだが、それにも増して海賊の移動距離にがくぜんとした」と語った。石油を満載したシリウス・スター号は米空母の3倍の大きさを持つが、海賊に乗っ取られた場所はケニア沿岸から約450マイル(約724キロ)も離れた海域だったという。

マレン議長によると、今回の乗っ取りは、最近の海賊事件の中ではもっとも沿岸から離れた場所で発生した事例だという。

マレン議長は海賊について、「非常に乗っ取りの技術に長けている。武装も十分で、戦術的にも優秀だ」と指摘した上で、「乗っ取りにあった場合、それを阻止することは非常に難しい」と述べた。

さらに、「一度乗っ取られてしまえば、乗員はすべて人質となる。そうなったら人質をどうするか?そこで行き詰まりが生じる」と語り、その背景として「船舶の所属国の国家的問題であることに加え、これまで各国政府が海賊に身代金を支払うことで問題を解決してきたことが挙げられる」と述べた。

マレン議長によると、海賊による船舶乗っ取りの成功率は低下傾向にあるが、乗っ取り自体は増加しているという。(c)AFP



 
 
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ケニア沖で海賊が大型タンカー乗っ取り

* 2008年11月18日 17:47 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦

【11月18日 AFP】(一部更新、写真追加)ソマリアに向かっていたサウジアラビアの大型タンカー「シリウス・スター(Sirius Star)」(31万8000トン)が17日、ケニア東部沖約724キロで、海賊に乗っ取られた。米海軍が発表した。

バーレーンに司令部を置く米海軍第5艦隊の報道官は電話で、「われわれが把握している最新の報告では、タンカーはソマリア沖エイル(Eyl)に向かっている」と述べた。海賊はソマリア人とみられるとの見解を示した。

米海軍の発表によると、シリウス・スターはサウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramuco)が所有し、リビエラ船籍でVela Internationalが運航している。同船にはクロアチア、英国、フィリピン、ポーランド、サウジアラビア籍の乗組員25人が乗船している。

18日午前現在、同船がソマリア沖海上にいることが、米海軍および船舶会社によって確認された。(c)AFP/Mohamed Hasni



 
 
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海賊が大型タンカー乗っ取り=被害船では過去最大―ケニア沖

【カイロ17日時事】米海軍第5艦隊(司令部バーレーン)は17日、サウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコが所有する大型石油タンカー「シリウス・スター」(318000重量トン)が東アフリカのケニア・モンバサ南東沖450カイリ(約830キロ)で海賊に乗っ取られたことを明らかにした。周辺海域で海賊被害に遭った船としては過去最大だという。

同タンカーは乗っ取られた後、ケニア北隣のソマリア・エイル港に近づいている。

アラブの衛星テレビ局アルアラビアは、匿名のサウジ当局者の話として、その後タンカーが解放されたと報じたが、米海軍やサウジ・アラムコ社は確認していない。

同タンカーには英国、ポーランド、クロアチア、サウジ、フィリピンの計25人が乗り組んでいる。ロイター通信によれば、同船は喜望峰回りの航路で米国に向かっていた。積載している原油の量は不明。(2008/11/18-01:27)



 
 
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「取り締まり強化招くだけ」 サウジ外相、タンカー乗っ取り非難

【ドバイ=太田順尚】サウジアラビアのサウド外相は18日、同国の大型石油タンカーが東アフリカのケニア沖で海賊に乗っ取られたことについて「無法な行為で、国際社会の取り締まり強化を招くだけだ」と強く非難した。海賊対策のため周辺諸国と積極的に協調していく姿勢を示した。

同外相は「(海賊被害が頻発している)紅海の周辺諸国が一致して取り組むべき問題だ」と指摘し、海賊対策のため紅海に近いソマリア沖に艦船を派遣している北大西洋条約機構(NATO)などの活動を後方支援する用意があることを明らかにした。

ソマリア沖では18日、イランの海運会社が運航していたとみられる香港船籍の貨物船が海賊に乗っ取られる事件も発生。エチオピアの貨物船が海賊とみられる二隻の小型船の襲撃を受け、救助を求める無線を聞いて駆けつけたドイツ海軍の高速艇が小型船を追い払う事件も起きた。(12:06)



 
 
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象牙:アフリカ5カ国、密猟者ら57人を拘束 

【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ5カ国が国際刑事警察機構(ICPO)と合同で実施した野生動物関連製品や密猟業者の一斉摘発で、ケニア野生生物庁はこのほど、5カ国で象牙製品約1トンを押収し、密猟業者ら57人を拘束したと明らかにした。

摘発は6月にICPOの呼びかけで開始し、ケニアやガーナなどの市場や空港、国境検問所などで4カ月間に及ぶ過去最大の取り締まりを実施した。

ケニアだけで象牙113本(358キロ)を押収し、密猟者や密売業者ら36人を摘発した。摘発された業者の中には、中国人3人も含まれていた。象牙に加え、チーターやヒョウの毛皮、カバの歯なども押収した。ICPOはアジアや米国でも同様の摘発を実施する可能性を示唆している。

象牙の商取引は、絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約で禁止されているが、先月末から今月初めにかけ、ナミビアや南アフリカなど4カ国で、病死したゾウや頭数調整で殺されたゾウの象牙に限って特別競売が実施された。輸出先は流通管理体制が確立されている日本と中国に限られ、両国業者が計約102トン、1500万ドル(約14億5000万円)相当の象牙を競り落とした。競売の収益はゾウの保護活動や密猟対策に充てられる。

ただ、一斉摘発で密猟の実態が改めて明らかになり、特別競売が密猟の増加を招くとの懸念の声が高まる可能性もありそうだ。

毎日新聞 2008年11月20日 20時03分



 
 
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海賊、サウジに2500万ドル要求 ケニア沖の乗っ取り

2008年11月20日22時48分

【カイロ=井上道夫】アフリカ東部ケニア沖で、サウジアラビアの石油タンカーが海賊に乗っ取られた事件で、AFP通信は20日、海賊が身代金2500万ドル(約23億8千万円)をサウジ側に要求していると伝えた。海賊のメンバーは同通信の取材に、10日以内にサウジ側から返答がない場合、「大惨事につながる行動を起こす」とも述べた。

タンカーは国営サウジ・アラムコ社の所有で、15日に海賊に襲われた。クロアチア人や英国人ら計25人の船員が乗っており、約200万バレルの原油を積んでいるとみられる。



 
 
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ケニア沖乗っ取り、中国マグロ漁船の写真を米海軍が配布

【北京=佐伯聡士】中国共産党機関紙「人民日報」が運営するニュースサイトなどは19日、日本人船長の久貝豊和さんが乗り込み、ケニア沖で海賊とみられる武装グループに乗っ取られた中国のマグロ漁船「天裕8号」の写真を報じた。

17日に撮影された写真を米海軍が配布したもので、銃を構えた武装グループの監視の下、船員ら約10人が船首の甲板に座らされている様子が写っている。ただ、船員らの中に久貝さんが含まれているかどうかは不明。

新華社電によると、「天裕8号」は日本時間の今月14日未明、ケニア沖で操業中、武装グループに乗っ取られた。久貝さんのほか、中国人16人(うち台湾人1人)やフィリピン人3人、ベトナム人4人が乗っている。

(2008年11月20日01時50分 読売新聞)



 
 
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【UNHCR】「ゆず」によるWONDERFUL WORLD基金、ケニア・カクマ難民キャンプでの植樹支援に―

* 2008年11月20日 19:15 発信地:東京

【日本UNHCR協会】

2008年4月、ミュージシャン・デュオ「ゆず」による「WONDERFUL WORLD基金」が立ち上がりました。

楽曲「ワンダフルワールド」の印税の一部や全国アリーナツアーで販売されたTシャツやバッジ収益の一部をもとにした基金です。

WONDERFUL WORLD基金には、多くの皆様からおよそ1500万円のご寄附をお寄せいただきました。

さらに、日本UNHCR協会を通じてUNHCRのためにお寄せいただいたご寄附を合わせて、この度、ケニア・カクマ難民キャンプにてUNHCRが進めている植樹事業を応援することが決定しました!

▼詳細はこちらから

http://www.japanforunhcr.org/sp/sp_yuzu_01.html

問合せ先:

特定非営利活動法人 日本UNHCR協会

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)国内委員会

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル(UNハウス)6F

info@japanforunhcr.org

TEL/03-3499-2450(受付時間 10:30〜17:30)FAX/03-3499-2273

(c)UNHCR



 
 
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海賊乗っ取り:邦人船長含め乗組員24人全員が無事

中国漁業協会関係者は21日、日本人船長が乗船しアフリカ東部ケニア沖で海賊とみられるグループに乗っ取られた中国のマグロ漁船「天裕8号」の乗組員24人全員が無事でいることを明らかにした。

米国の衛星を使い漁船の動向や乗組員の様子を24時間態勢で監視しており「乗組員の生命にとって危険な状況はない」と語った。

また犯行グループの目的について「テロ勢力とは違う。身代金だ」と述べたが、具体的な要求内容については「事件の解決に不利になる」として明らかにしなかった。

天裕8号は日本時間14日午前に乗っ取られ、1週間が経過。船長は沖縄県八重瀬町の久貝豊和さん(53)で、中国人船員ら計24人が乗り組んでいる。(共同)

毎日新聞 2008年11月22日 11時17分



 
 
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ケニア:政界「オバマ効果」綱引き 連立政権、残るしこり

◇次期米大統領の父は…大統領「元部下」だ/首相「親類関係」だ

オバマ米次期大統領の父の故郷ケニアで、死者も出す抗争を経てきた2大政党が、それぞれオバマ氏との関係を強調。「オバマ効果」による人気取りで「綱引き」を演じている。大統領の与党はオバマ氏の父が「職場の元部下」、首相の党は「親類関係」にあたると主張。オバマ氏の存在が、ケニア政治の重要なキーになっている。

オバマ氏の父バラク・フセイン・オバマ氏(36〜82年)は米国留学中に白人女性と結婚し、その後オバマ氏が生まれた。父は帰国後、財務省の主任エコノミストなどを務めた。

ケニアの与党「国家統一党」のキバキ大統領は、父オバマ氏の財務省時代の「上司にあたる」と主張。一方、大政党「オレンジ民主運動」を率いるオディンガ首相は「オバマ氏の父は母方の叔父にあたる」と述べ「親密さ」を強調する。

両党は昨年12月末の大統領選を巡って抗争を起こし、1000人以上の死者を出した。2月末のアナン前国連事務総長の調停で、オディンガ氏を首相とする連立政権樹立に合意したが、なお、しこりが残っている。

両者の対立には民族問題も影を落とす。オディンガ氏は、父オバマ氏と同じルオ人だ。ルオ人社会は、オバマ氏の2期目挑戦の時期と重なる12年のケニア大統領選で、オディンガ氏の当選を悲願としている。

一方、キバキ大統領はルオ人などと対立関係にあるキクユ人社会からの支持を受けている。このため「与党敗退への危機感」(消息筋)から大統領は、オバマ氏が当選を決めた翌日の6日(ケニア時間)を、「国民の祝日」としたり、オバマ氏の義理の祖母が住むケニア西部ニャンゴマ・コゲロ地区に電気を開通させ、道路整備をするなど、オバマ人気を逃すまいと腐心している。【ナイロビで高尾具成】

毎日新聞 2008年11月26日 東京夕刊



 
 
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ケニア首相、国際部隊によるジンバブエ介入を呼び掛け

ナイロビ(CNN) 食糧難やコレラのまん延、経済破綻で人道危機が指摘されるジンバブエ情勢をめぐり、ケニアのオディンガ首相は7日、「ムガベ大統領の殺人政権に終止符を打つため、国際社会が力を貸すべきだ」と述べ、アフリカ連合(AU)や国連の部隊による武力介入を呼び掛けた。

ムガベ大統領に対して以前から批判的な立場を取ってきた同首相は、「AUや国際社会がこのまま行動を起こさずにいることは、人道犯罪に相当する。ジンバブエの危機はそこまできている」と主張。AUまたは国連の部隊を同国へ派遣し、コレラや飢えに苦しむ国民を救う必要があるとしたうえで、「ムガベ大統領がこれに協力しない場合は、退陣させるべきだ」と言明した。

同国では今年8月以来、コレラによる死者が600人近くに上っている。国内の病院は機能を果たしていないとされ、患者の多くは国外での医療を求めて近隣諸国へ流出。感染の拡大が懸念されている。

ジンバブエの危機をめぐっては先週、ブラウン英首相とライス米国務長官が相次いでムガベ政権による失政を糾弾した。また、アナン前国連事務総長、カーター元大統領らを含む人道調査団は先月、ジンバブエへの入国を拒否されたため、同国専門家らとのインタビューに基づく報告書を作成し、「予想を超える惨状だ」と指摘している。



 
 
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Vodafone,英国−ケニア間の国際送金サービスでWestern Unionと提携

2008/12/09

渡辺 享靖=ITpro

英Vodafoneは英国時間2008年12月8日,携帯電話を利用した英国−ケニア間の送金サービスで,ケニアの通信事業者Safaricomおよび金融サービス大手の米Western Unionと提携を結んだと発表した。英国からケニアに「わずか数分で」(Vodafone)直接送金できるようにする。

3社による国際送金サービスは,VodafoneとSafaricomがケニアで展開しているモバイル送金サービス「M-PESA」をベースにする。M-PESAは2007年3月に開始して以来,400万人以上が利用しているという。

試験サービスでは,英国バークシャー州のレディングにあるWestern Unionの一部店舗を利用する。利用者は,Western Union店舗に行き,ケニアにいるSafaricom携帯電話サービスの加入者に送金する。ケニアで受け取るユーザーは,M-PESA代理店を訪れて現金を引き出すか,他の携帯電話に転送することも可能。

Vodafoneの説明によると,ケニアでは銀行口座を開設している人はたいへん少ないが,携帯電話所有者は1000万人以上にのぼる。また,海外移住者がケニアの家族に送金することも増えており,たとえば昨年の海外からケニアへの送金額総額は約13億ドルにのぼるという。



 
 
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「オバマツアー」の闘牛イベントにケニア政府が「待った」

* 2008年12月14日 23:19 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月14日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領の父親の出身国であるケニアの政府は13日、同国の首都ナイロビ(Nairobi)で、オバマ氏人気にあやかって外国人旅行客を呼び込もうと企画されたツアーの闘牛イベントを中止させた。

闘牛はオバマ氏の父方の家族の故郷であるケニア西部で人気があるが、これまでナイロビでこうした催しが行われたことはない。ジェームズ・ワウエル(James Waweru)ナイロビ州知事は闘牛の実施が迫った13日、ナイロビには適当な施設がないことを理由にテレビでイベントの中止を宣言した。

闘牛はナイロビ郊外のカサラニ・スタジアム(Kasarani Stadium)で行われる予定だったが、動物愛護運動家らは強く批判していた。しかし主催者側は中止の理由はオバマ氏の評判に傷をつけることをケニア政府が恐れたためだと主張している。

イベントを企画した会社ターゲット・アフリカ(Target Africa)の広報担当者はAFPの取材に対し、「ナイロビでの闘牛実施の許可を受けていたので、今回の決定は政治的理由によるものだと思う。闘牛を見たことがないナイロビの人たちは楽しみにしてくれていたので、6万人収容のスタジアムを一杯にする自信はあった。準備に多額の費用をかけたし、西部の豊かな文化の一端をナイロビの人に見てほしかった」と語った。

ケニア西部のいくつかの地域で闘牛は、数千人の観客が熱狂する年中行事になっている。競技は2頭の牛を戦わせ、1頭が深手を負うか、死ぬまで続けられる。

オバマ氏が11月4日に次期米大統領選で勝利を収めると、ターゲット・アフリカは未来の米大統領にあやかろうと今回のツアーを企画した。このツアーには、現在もオバマ氏の祖母が暮らすケニア西部のコゲロ(Kogelo)村訪問も含まれている。(c)AFP/Julie Shingleton



 
 
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ケニア:「オバマ一族には進取の気風」 ルーツの村を訪ねて

◇誇りと、期待と

来月、就任するバラク・フセイン・オバマ次期米大統領の亡き父の故郷、ケニア西部を改めて訪れた。親族によるとオバマ一族は代々、進取の気風があり、その「開かれた雰囲気」が次期大統領に脈々と受け継がれているという。ゆかりの地では政府の肝いりで急速に開発が進み、次期大統領のファン「オバマニア」が訪れ、観光業が栄えることに期待が高まっている。【ニャンゴマ・コゲロ(ケニア西部)で高尾具成】

○電気も通った

次期大統領の亡き父バラク・フセイン・オバマ氏(1936〜82年)の故郷ニャンゴマ・コゲロでは、オバマ次期大統領の顔や名が印刷されたTシャツ姿の市民が目立つ。電気のない農村だったが、オバマ氏当選後、ケニア政府は15台の大型トラックと約100人の電気技師を投入。道路整備と併せてわずか2日間で約5キロの電力供給ラインを開通させた。亡き祖父の再婚相手で、次期大統領の継祖母にあたるサラ・オニャンゴ・フセイン・オバマさん(86)が住んでいるが、サラさん宅の屋根には、太陽光発電施設が親族により設置され、サラさんはオバマ氏の勝利演説を見ることができた。

○対岸にもルーツ

次期大統領にはもう一つルーツがある。ニャンゴマ・コゲロからビクトリア湖を挟んだ対岸に位置するコバマ村で、オバマ一族の村という意味だ。次期大統領の曽祖父オバマ・オピヨ氏が開いた。オバマ氏もケニア訪問の際、村の民家の土間にマットを敷いて泊まった。親族の一人ママ・ペンナ・ニャングエソ・アジャンボさん(75)は、当時のオバマ氏について「愛すべき人間だった」と誇らしげに話す。

「祖先は、かつてスーダン南部やウガンダ辺りにいたが、豊かで安全な土地を求め、ケニア西部の湖のほとりにたどりついた」。親族の古老は語る。オピヨ氏の祖先は、最初ニャンゴマ・コゲロに居を構えたが、家族が増えたため、オピヨ氏の時代に湖を渡り、農作物がよく育ち、豊かな漁場にもほど近い新天地コバマ村を開拓したという。

◇「教育、医療改善してくれる」

○祖父も広い視野

オピヨ氏は複数の妻との間に8人の息子をもうけた。次男で、次期大統領の祖父にあたるフセイン・オニャンゴ・オバマ氏は「特別、好奇心が旺盛で外界に視野が開けた人」(親族)だった。

1895年、英国の保護領となったケニアでオニャンゴ氏は、料理人などとしてナイロビや隣国ウガンダへも出掛けた。第一次大戦に英国の従軍料理人として参戦。現在のタンザニア沖に浮かぶザンジバル島に赴いた際、イスラム教に影響を受けたという。他の兄弟はみなキリスト教信仰を続けたが、オニャンゴ氏はイスラム教への改宗を決める。フセインの名はその当時に自ら付けた。

1930年代半ば、コバマ村から湖対岸のニャンゴマ・コゲロに家族を連れて戻ったオニャンゴ氏は、その後も英軍と共に現在のスリランカやエチオピアなどを転戦した。チャールズ・オルオチ・ンダロさん(53)はオバマ一族には「開かれた雰囲気がいつもあった」と語る。「だからバラクが立ち寄った際もだれも驚きはしなかった。『息子よ、よく帰ってきた』という雰囲気だった」

○観光コースに

現在のコバマ村は多くが農家で、家畜の世話で生計をたてる。村には電気も来ていない。オバマ氏当選で地元では「米国はケニア政府を通じコバマ村を改善してくれる。教育、医療なども充実される」と期待は膨らむ。

曽祖父オピヨ氏の住居跡には最近、墓石が設けられた。「オバマ一族の足跡をたどるオバマニアらの観光コースになる」(親族)との思惑からだ。オバマ氏の叔父、オバマ・コビロさん(58)は世界からの観光客の訪問に備え、“次期大統領ゆかりの地”を整備したい、との構想を語る。親族の女性セルパ・アニャンゴ・オバンボさん(56)も「日本のオバマ・シティーにもコバマ村への支援をお願いしたい」と話す。

毎日新聞 2008年12月23日 東京朝刊



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

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