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エチオピア連邦民主共和国 2008年〜2009年

アフリカアフリカ Africa 2014

○2007年までのニュース・情報 エチオピア連邦民主共和国 〜2007年
○最新のニュース・情報 エチオピア連邦民主共和国

○外務省 各国・地域情勢 エチオピア連邦民主共和国

◆2008/01/03 nikkansports.com スタバ、コーヒー農家支援 エチオピアで
◆2008/01/04 中国情報局NEWS 中国外相が南アなど訪問へ 正月恒例のアフリカ外交
◆2008/01/04 NIKKEI NET 中国外相、7日からアフリカ歴訪
◆2008/01/06 中国新聞 政府、41カ国に重点支援 温暖化対策で主導権狙い '08/1/6
◆2008/01/08 cinemacafe.net 一人一人の思いが実った『約束の旅路』ブログ募金第2弾が終幕 見事2,000ブログ達成!
◆2008/01/11 NIKKEI NET AGF、チルドゲーブルコーヒー「〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店」2品を発
◆2008/01/15 スポーツ報知 野口連覇で報奨金…所属シスメックスから
◆2008/01/16 asahi.com 2時間3分台に自信 ドバイ・マラソン前に「予言」
◆2008/01/16 GOAL.com FIFAランキング、上位陣に変更なし ブラジル首位は変わらず
◆2008/01/20 国境なき医師団 「私にはこうするしかありません」MSFのイエメンにおける人道問題担当、イングリッド・キルヒャーの手記
◆2008/01/21 外務省 国際原子力機関(IAEA)アフリカ理事国等招へい計画の実施について
◆2008/01/23 Daily Sports ハイレ 北京回避でロンドン挑戦か
◆2008/01/23 朝鮮日報 5年間エチオピアでボランティアを続ける韓国人医師
◆2008/01/23 京都新聞 食料問題から世界の貧困学ぶ
◆2008/01/23 nikkansports.com 男子マラソン世界記録保持者が五輪回避か
◆2008/01/24 Daily Sports 大気汚染怖い!マラソンの皇帝が五輪回避
◆2008/01/30 民団新聞 エチオピアで医療ボランティア
◆2008/01/31 時事ドットコム 2008/01/31-16:56 陸上界に新風を=絹川、新天地で北京へ挑戦
◆2008/02/01 NIKKEI NET 「アフリカ会議に参加を」・森元首相、地ならしに奔走
◆2008/02/01 NIKKEI NET 森元首相がゲブレシラシエを激励
◆2008/02/01 nr.nikkeibp.co.jp 人気の新スポットに「5店で1店」のカレー店
◆2008/02/01 journal.mycom.co.jp 100円で高品質なコーヒーを--マクドナルド「プレミアムローストコーヒー」
◆2008/02/04 MSN産経ニュース 「大気汚染の北京五輪マラソンは大変」世界トップランナー
◆2008/02/08 外務省 中山外務大臣政務官のエチオピア、モロッコ、ニジェール訪問
◆2008/02/08 MSN産経ニュース 北京五輪あと半年 スター選手 続々北京入り
◆2008/02/12 読売新聞 横浜国際女子駅伝の出場選手発表…小林、小島が意気込み語る
◆2008/02/15 時事ドットコム 2008/02/15-12:16 PKO部隊が一時撤収=エリトリア
◆2008/02/16 usfl.com エリトリアの妨害非難 国連安保理が議長声明
◆2008/02/24 yomiuri.co.jp 横浜国際女子駅伝、エチオピアが4年ぶりに優勝…日本2位
◆2008/02/24 Daily Sports 横浜国際女子駅伝 日本は2位
◆2008/02/24 時事ドットコム 2008/02/24-15:35 日本、2位に終わる=エチオピア4年ぶりV−横浜国際女子駅伝
◆2008/02/24 時事ドットコム 2008/02/24-16:54 強かったエチオピア=横浜国際女子駅伝
◆2008/02/24 Sponichi 日本2位、エチオピアV/横浜国際女子
◆2008/02/24 nikkansports.com 1区小林最優秀選手賞も日本2位/駅伝
◆2008/02/25 サンスポ 【駅伝】小林祐梨子、北京五輪A標準突破!日本2位に貢献
◆2008/02/25 中日スポーツ 小林祐梨子が快走 横浜国際女子駅伝、日本は2位
◆2008/02/25 Daily Sports 小林祐梨子“野口みずき超え”MVP
◆2008/02/25 IBTimes 横浜国際女子駅伝、エチオピア優勝、日本は2位
◆2008/03/04 外務省 エチオピアに対する無償資金協力(食糧援助)について
◆2008/03/09 時事ドットコム 2008/03/09-12:22 内藤、準決勝で敗退=世界室内陸上
◆2008/03/09 cnn.co.jp 劉翔が男子60m障害で優勝 世界室内陸上
◆2008/03/10 時事ドットコム 2008/03/10-11:58 ソボレワが女子1500で室内世界新=陸上
◆2008/03/10 時事ドットコム 2008/03/10-21:49 世界との差どこまで埋めるか=初代表の3人に期待−マラソン五輪代表・男子
◆2008/03/11 時事ドットコム 2008/03/11-23:47 北京五輪で清潔な環境提供=有力選手の出場回避に翻意促す−中国
◆2008/03/11 cnn.co.jp ゲブレシラシエ、北京五輪の欠場へ 大気汚染を理由に
◆2008/03/11 AFP BB News マラソン世界記録保持者 大気汚染を理由に北京五輪を欠場
◆2008/03/12 Sponichi 北京の大気汚染「五輪までに改善」
◆2008/03/24 スポーツ報知 北京の大気問題でロゲ会長「競技延期は極めてまれ」
◆2008/03/26 時事ドットコム 2008/03/26-18:18 敵は大気汚染=北京五輪・マラソン代表
◆2008/03/27 SANSPO.COM 【マラソン】ゲブレは“銭ゲバ”!尾方が世界王者をバッサリ
◆2008/03/27 yomiuri.co.jp 大気汚染「走ってられない」…北京五輪欠場のゲブレシラシエ
◆2008/03/28 時事ドットコム 2008/03/28-21:16 大麻3.4キロ、エチオピアから密輸=家具に隠す、3人を告発−東京税関
◆2008/03/31 時事ドットコム 2008/03/31-00:38 エチオピアが全種目制覇=ジュニア女子団体で日本3位−陸上世界クロカン
◆2008/04/02 AFP BB News UNHCRが支援しているスーダン南部の帰還プログラムにより、10万人がふるさとへ【UNHCR】
◆2008/04/11 朝鮮新報 五輪男子マラソン 出場資格を獲得
◆2008/04/15 asahi.com 米政府、200億円緊急食糧支援へ
◆2008/04/16 時事ドットコム 2008/04/16-08:47 ゲブレシラシエ、欠場撤回の可能性も=北京五輪のマラソン
◆2008/04/22 nikkansports.com エチオピアがカタールと断交
◆2008/04/22 AFP BB News 第112回ボストンマラソン チェルイヨットとツネが制す
◆2008/04/22 時事ドットコム 2008/04/22-10:41 チェルイヨットが3連覇=車いすの土田も昨年に続き優勝−ボストンマラソン
◆2008/04/22 jp.reuters.com 陸上=ボストン・マラソン、チェルイヨットが3連覇
◆2008/04/22 MSN産経ニュース 野口のライバル? エチオピアの新星、北京五輪の有力候補に浮上
◆2008/04/25 時事ドットコム 2008/04/25-21:39 カンボジアで給食停止=食料高騰理由に5月1日から−WFP
◆2008/04/30 AFP BB News リヤ・ケベデ、ソマリア出身モデル「ワリス・ディリー」役で映画に主演
◆2008/05/01 AFP BB News ソマリアで爆弾攻撃、エチオピア兵の発砲で市民12人死亡か
◆2008/05/01 時事ドットコム ジョリーとピットが家族で南仏に滞在
◆2008/05/08 townnews.co.jp アフリカへの熱い思い胸に
◆2008/05/11 毎日新聞 ぶっく・えんど:『写真に見るアフリカ・西アジアの風俗文化』 /東京
◆2008/05/20 MSN産経ニュース 1人の教授の人生を決定づけた化石
◆2008/05/20 NIKKEI NET エチオピア人に偽装結婚させた疑い、容疑の3人逮捕
◆2008/05/24 Daily Sports ゲブレシラシエ選手に挑戦 駅伝大会
◆2008/05/27 AFP BB News イタリア軍に略奪されたエチオピア「アクスムのオベリスク」、元の場所に復元へ
◆2008/05/27 AFP BB News エチオピア最高裁、メンギスツ元大統領に死刑判決
◆2008/05/30 47news.jp 多面的なアフリカ報道を ボノさんらが新聞に要望
◆2008/05/30 cinemacafe.net たった1杯のコーヒーに秘められた衝撃のドラマを追う『おいしいコーヒーの真実』
◆2008/06/01 nhk.or.jp 新BSディベート:アフリカからの声
◆2008/06/02 朝鮮日報 貧しい子どもたちとそれを支える人々の写真展
◆2008/06/03 国境なき医師団 エチオピア:オロミヤ州で栄養治療を実施
◆2008/06/05 ナショナルジオグラフィック ニュース 第7回エチオピアの伝統食、テフの値上がりの影響
◆2008/06/09 外務省 エチオピアに対する無償資金協力「ティグライ州地方給水計画」に関する書簡の交換について
◆2008/06/09 外務省 エチオピア国立博物館に対する一般文化無償資金協力について
◆2008/06/12 国境なき医師団 エチオピア南部で栄養治療プログラムを拡大
◆2008/06/20 国境なき医師団 MSF、アデン湾を渡る数千人のソマリア人・エチオピア人難民の暴力的な航海の状況を告発 -報告書「選択の余地なし」の発表に際し、紛争や飢餓から逃れてイエメンに到着する難民・移民-
◆2008/06/21 asahi.com エチオピア、再び飢餓の恐怖 栄養失調で子ども犠牲に
◆2008/07/31 asahi.com 国連部隊、完全撤退へ エチオピア・エリトリア国境
◆2008/07/31 yomiuri.co.jp 国境停戦監視、国連エチオピア・エリトリア派遣団の任務終了へ
◆2008/08/01 外務省 タンザニア、エチオピア、セネガルへの「水の防衛隊」ニーズ調査団の派遣について
◆2008/08/04 asahi.com 栄養失調は救える! エチオピア:シェレミの場合
◆2008/08/16 AFP BB News サハラ砂漠から石器時代最大級の埋葬地、米研究チーム
◆2008/08/18 毎日新聞 北京五輪:陸上 男子1万メートル 悲しみ越え、ベケレ連覇
◆2008/08/18 AFP BB News ベケレ 2大会連続の金メダル
◆2008/08/20 国境なき医師団 エチオピアにおけるMSFの栄養治療プログラムの概要
◆2008/08/21 朝鮮日報 【社説】「黒人? 黒人はダメです」
◆2008/09/01 国境なき医師団 エチオピア:恵みの雨は降っても栄養失調地域への食糧供給には未だ至らず
◆2008/09/08 外務省 御法川外務大臣政務官の東部アフリカ地域訪問について(東部アフリカ貿易・投資促進合同ミッション)
◆2008/09/08 VARIETY ヴェネチアで日本勢が受賞しなかったわけ
◆2008/09/09 IBTimse 国連、エチオピアの食料不足に警鐘鳴らす
◆2008/09/10 DIAMOND online 中国のなりふり構わぬ資源外交
◆2008/09/12 国境なき医師団 29人の遺体がイエメンの海岸で発見される −MSF、死に至る航海の生存者を援助−
◆2008/09/16 cinematoday アンジェリーナとブラピ、エチオピアに医療センター設立のため約2億円を寄付
◆2008/09/16 AFP BB News ブラピとアンジー、エチオピアで結核エイズ治療施設建設のため2億円寄付
◆2008/09/16 varietyjapan ブランジェリーナがエチオピアの病院に2億円寄付
◆2008/09/24 asahi.com エチオピアで日本人女性誘拐報道 「世界の医療団」
◆2008/09/24 MSN産経ニュース 日本人女性誘拐か エチオピア
◆2008/09/24 iZa NGOメンバー2人誘拐 1人は日本人の可能性 エチオピア
◆2008/09/25 毎日新聞 エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 金目的、外国人誘拐が頻発――国境付近で
◆2008/09/25 毎日新聞 エチオピア:邦人ら2人誘拐 「世界の医療団」スタッフ
◆2008/09/25 yomiuri.co.jp エチオピアで「世界の医療団」の2人誘拐…1人は日本人か
◆2008/09/25 yomiuri.co.jp エチオピア誘拐の「世界の医療団」2人、ソマリアに移動か
◆2008/09/25 yomiuri.co.jp 「誘拐されたのは日本人女性医師ら」在エチオピア外交筋
◆2008/09/25 AFP BB News エチオピアで拉致の2人、身元は日本人とオランダ人
◆2008/09/25 AFP BB News エチオピアで国際支援団体の職員2人拉致される
◆2008/09/25 MSN産経ニュース エチオピアの誘拐、事実認め「新情報は発表できない」 医療団日本支部
◆2008/09/25 MSN産経ニュース 医療団スタッフ誘拐 部隊派遣するも発見に至らず
◆2008/09/25 iZa NGO側「新情報は発表できない」 エチオピア邦人誘拐
◆2008/09/26 毎日新聞 エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 「日本人は女医」――外交筋明かす
◆2008/09/26 yomiuri.co.jp エチオピアの日本人女性らの誘拐、身代金目的か
◆2008/09/27 FNN エチオピアNGOメンバー誘拐事件 現地の反政府組織幹部「25日夜までは無事を確認」
◆2008/09/27 MSN産経ニュース/iZa エチオピアで誘拐の2人に「危害なし」 1人は日本人女性と確認/エチオピア誘拐の2人に「危害なし」 地元長老が解放交渉
◆2008/09/27 毎日新聞 エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 反政府組織幹部「2人は無事」
◆2008/09/29 FNN ベルリンマラソン エチオピアのゲブレシラシエ選手、2時間3分59秒の世界新記録
◆2008/09/29 産経新聞 エチオピア邦人女性医師ら誘拐 「30日に重大局面」
◆2008/10/06 らばQ まるで他の惑星…エチオピアのダロル火山
◆2008/10/08 asahi.com 誘拐された日本人医師は無事 「ソマリアで拘束」と住民
◆2008/10/10 AFP BB News エチオピアで日本人医師らを拉致の武装集団、目的はソマリア人拘束者の釈放か
◆2008/10/10 asahi.com 「世界の医療団」誘拐事件 人質「モガディシオにいる」
◆2008/10/11 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:長崎大大学院生か 元同僚「女医、赤羽桂子さん」
◆2008/10/12 毎日新聞 エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 赤羽さん、現場希望し医療団に 解放祈る知人ら
◆2008/10/13 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん「銃の音で眠れない」 不安な日々訴え
◆2008/10/13 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん、不安吐露 毎日新聞と電話会見
◆2008/11/01 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:犯人側3億円要求 囚人解放断念か
◆2008/11/05 AFP BB News 移民希望者ら、「追加料金払え」とイエメン沖で海に投げ出される
◆2008/11/10 AFP BB News バイオ燃料の誘惑、収入源も食糧も減り後悔するエチオピア農民たち
◆2008/11/24 asahi.com 日本、連覇ならず2位 国際千葉駅伝、エチオピア優勝
◆2008/11/24 AFP BB News エチオピア政府、英国軍に略奪された写本などの返還を要求
◆2008/11/24 yomiuri.co.jp 国際千葉駅伝、エチオピア代表が初優勝…日本は2位
◆2008/12/01 yomiuri.co.jp ソマリアで拘束の赤羽さん「大丈夫」…電話取材に応じる
◆2008/12/01 外務省 事務次官会見記録(12月1日付)エチオピアにおける邦人誘拐事案
◆2008/12/12 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:犯人「赤羽さんら無事」
◆2008/12/15 国境なき医師団 イエメン南部:アワルの海岸にたどり着くソマリア・エチオピア難民
◆2008/12/16 AllAfrica.com Ethiopia: Disability Day Colourfully Commemorated Here
◆2008/12/16 TRAVEL VISION ルフトハンザ・ドイツ航空、エチオピア航空とコードシェア、アフリカ線拡充
◆2008/12/31 AllAfrica.com Ethiopia: Centre Launches First Database on Disability
◆2009/01/04 毎日新聞 NEWS25時:ソマリア エチオピア軍が撤退へ
◆2009/01/08 毎日新聞 赤羽さん解放:「帰り信じていた」…祈り続けた家族
◆2009/01/08 毎日新聞 エチオピア誘拐:赤羽さん無事解放…世界の医療団が発表
◆2009/01/08 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん解放情報 ケニアで保護か
◆2009/01/08 yomiuri.co.jp エチオピアで誘拐の医師・赤羽桂子さん「無事解放」の情報
◆2009/01/08 yomiuri.co.jp 赤羽さんの解放、外務省も確認…身代金「答えられない」
◆2009/01/08 yomiuri.co.jp 拘束3か月「必ず帰る、信じていた」赤羽さん解放で家族ら
◆2009/01/08 yomiuri.co.jp エチオピアで誘拐の女医解放、犯人側「身代金もらった」
◆2009/01/08 外務省 エチオピアにおける邦人誘拐事件について
◆2009/01/08 外務省 副大臣会見記録(1月8日付)エチオピアにおける邦人誘拐事案
◆2009/01/08 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽医師ら解放確認 3カ月半ぶり――大使が面会
◆2009/01/09 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん解放 NGOが交渉主導
◆2009/01/10 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん、ケニア出国 パリで家族と再会へ
◆2009/01/11 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん解放喜ぶ――パリで会見
◆2009/01/12 AFP BB News 赤羽さん解放にあたり「金銭的な取引はなし」、世界の医療団
◆2009/01/13 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さんが帰国
◆2009/01/14 毎日新聞 エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん帰国 「母に肉ジャガ作ってほしい」
◆2009/01/15 AFP BB News エチオピア軍、ソマリア首都から撤退
◆2009/01/23 外務省 エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式について
◆2009/01/23 外務省 食糧援助の実施に関する交換公文署名式について
◆2009/01/26 usfl.com エチオピア軍が完全撤退 ソマリア、一層の混乱も
◆2009/01/27 毎日新聞 NEWS25時:エチオピア ソマリア撤退を完了
◆2009/03/10 外務省 エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力案件に関する交換公文署名式について
◆2009/03/27 African Press Agency Ethiopia to host the first ever disabled parliamentarians’ conference
◆2009/04/23 外務省 エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力案件(環境プログラム無償)に関する交換公文署名式
◆2009/04/24 外務省 政策評価法に基づく事前評価書
◆2009/04/28 外務省 西村康稔外務大臣政務官のウズベキスタン、アゼルバイジャン、グルジア、オーストリア、シリア、ヨルダン、エチオピア、ジブチ、ケニア、南ア、モザンビーグ及び英国訪問
◆2009/05/21 外務省 エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力案件(ノン・プロジェクト無償)に関する交換公文署名式
◆2009/06/20 Ethiopian Review Collaborative effort to help parents of hearing impaired children in Ethiopia
◆2009/07/16 外務省 エチオピア連邦民主共和国に対する無償資金協力に関する交換公文署名式について
◆2009/07/21 Ethiopian Review The Joy Of Work: A Disabled Man's Quest For A Job
◆2009/07/22 Gallaudet University Inside Gallaudet Summer Story: International leaders learn grassroots advocacy
◆2009/07/24 ECO JAPAN 石弘之:「地球危機」発 人類の未来「始まった農地の争奪―中国や産油国が獲得に走る“食料権益”」
◆2009/07/25 innolife.net 北朝鮮、エチオピアに医療スタッフ派遣
◆2009/07/29 ロイター エチオピア人ガイドの1億円の夢、旅行者が叶える
◆2009/08/02 notrax あの大物がバックアップするケナ、今度はRJD2と!
◆2009/08/16 AFP BB News マサイが女子1万メートルを制す 中村は7位、世界陸上ベルリン大会
◆2009/08/17 AFP BB News ラドクリフがハーフマラソンで優勝
◆2009/08/18 yomiuri.co.jp イシンバエワ記録なし、男子1万mはベケレ4連覇
◆2009/08/18 cnn.co.jp 世界陸上、男子1万Mでベケレ4連覇
◆2009/08/18 日経ビジネスオンライン 水力発電も一極型から分散指向へ? 第三世界を救うかマイクロ水力発電
◆2009/08/18 AFP BB News ベケレが男子10000で大会4連覇、世界陸上ベルリン大会
◆2009/08/20 AFP BB News カメル 男子1500メートルを制す、世界陸上ベルリン大会
◆2009/08/23 AFP BB News チェルヨトが女子5000を制す 小林11位中村12位、世界陸上ベルリン大会
◆2009/08/23 AFP BB News 白雪が女子マラソン優勝 尾崎は銀、世界陸上ベルリン大会
◆2009/08/24 cnn.co.jp 男子5千Mでベケレ初優勝、2冠達成 世界陸上
◆2009/08/24 AFP BB News ベケレ 大会初の長距離2冠、世界陸上ベルリン大会
◆2009/08/28 外務省 わかる!国際情勢>Vol.44 農地争奪と食料安全保障
◆2009/09/12 CNN International 9 killed in mortar attack by Somali insurgents
◆2009/09/12 Aljazeera.net Disabled die in Somali mortar raid
◆2009/09/14 The Associated Press Somali shelling kills 15, mostly disabled men
◆2009/09/18 ブルームバーグ アフリカの避妊具不足、気候変動の影響の深刻化につながる―WHO
◆2009/09/21 cnn.co.jp ゲブレシラシエが4連覇、世界記録ならず ベルリン・マラソン
◆2009/10/02 cnn.co.jp 最古の人類像、440万年前のラミダス猿人で復元
◆2009/10/02 毎日新聞 世界の雑記帳:最古の原人か、エチオピアで440万年前の全身骨格
◆2009/10/02 asahi.com 440万年前、最古の人類像を復元 森に住み木登り得意
◆2009/10/05 毎日新聞 ナイル川:上流国VS下流国 水めぐる綱引き今も
◆2009/10/18 毎日新聞 ケニア:「渇」色の大地、ゾウも干からび 大干ばつ、過去10年で最悪
◆2009/11/05 AFP In Ethiopia disabled people get jobs, not hand-outs
◆2009/11/06 毎日新聞 コーヒー豆:「シダモ」など、商標か地名か エチオピア政府と日本協会が法廷闘争
◆2009/11/18 JICA 日本企業の成功の秘けつ、「カイゼン」をエチオピアが導入
◆2009/11/30 ecool 三菱商事、エチオピアで太陽光発電パネルなどを寄贈
◆2009/11/30 asahi.com 三菱商事、エチオピアでの太陽光発電による無電化農村支援(国際貢献)
◆2009/12/01 cnn.co.jp 象牙2トン押収、逮捕者100人超 アフリカ6カ国で密売摘発
◆2009/12/04 asahi.com 福岡国際マラソン、連覇狙うケベデ「勝つためにきた」
◆2009/12/06 asahi.com 出るか2時間5分台 福岡国際マラソン、6日号砲
◆2009/12/06 毎日新聞 マラソン:福岡国際でケベデが優勝 国内初の2時間5分台
◆2009/12/06 asahi.com 福岡国際マラソン ツェガエ・ケベデ連覇 国内初5分台
◆2009/12/08 asahi.com ボブ・ゲルドフ氏「アフリカの視点を」COP15で寄稿
◆2009/12/15 yomiuri.co.jp 30キロ世界記録、ゲブレシラシエ…松宮破る

【参考】
25年目の検証『飢え』『援助』『エイズ』 エチオピア・ケニア調査 http://www.arsvi.com/2000/1001ht.htm

【参考図書】
エチオピアを知るための50章
岡倉 登志著 明石書店 2100円 四六判 375p 2007年12月 [amazon]

旅行人 2007年冬号エチオピア
田中真知/増田研 (著), 旅行人 (編集)  旅行人 1029円 B5判 128p 2007年1月 [amazon]

アクション別フィールドワーク入門
武田丈・亀井伸孝編 世界思想社 1995円 四六判 270p 2008年3月 [amazon]

西さんによる「病と共存する社会をのぞむ エチオピアのHIV/AIDS予防運動」を読むと、西さんらが「リスクと公共性研究会」に寄せる思いを感じることができます。
全盲の人類学者・廣瀬浩二郎さんの発案をもとに実施された民族学博物館の触文化展は興味をそそります。何年か前、やはり全盲である社会学者の石川准さんが、たまたま博物館で触ることのできる展示に出会った際の感動を語っていたことを思い出しました。
内藤順子さんの『「途上国」の相手に教える チリにおける開発援助の現場から』は、「圧倒的に優位にある存在による援助の持つ暴力性」を鮮明にえがきだしています。
亀井さんの「異文化理解の姿勢を教室で教える ろう者の文化を学ぶワークショップ」は、彼と連れ合いの秋山さんの共著である「手話で行こう」にえがかれた講義保障要求運動の成果なのでしょう。

■はじめる
 アクションから見えるフィールドワーカーの姿[亀井伸孝・武田丈]
Action1
■ふみだす
1 遠い世界にふみだす[西崎伸子]
2 身近なフィールドにふみだす[三宅加奈子]
Action2
■まきこまれる
1 暴力問題にまきこまれる[飯嶋秀治]
2 政治論争にまきこまれる[丸山淳子]
Action3
■分かちあう
1 調査対象者と分かちあう[中川加奈子]
2 研究成果を分かちあう[服部志帆]
Action4
■教える
1 「途上国」の相手に教える[内藤順子]
2 異文化理解の姿勢を教室で教える[亀井伸孝]
Action5
■創る
1 ユニバーサル・ミュージアムを創る[広瀬浩二郎]
2 移住者たちと博物館展示を創る[城田愛]
Action6
■手伝う
1 教育プロジェクトを手伝う[吉野太郎]
2 日常生活を手伝う[黒崎龍悟]
Action7
■のぞむ
1 病と共存する社会をのぞむ[西真如]
2 多言語社会のゆくえをのぞむ[米田信子]
Action8
■行き来する
フィールドとホームを行き来する[武田丈]
■おわる
フィールドとホームの急接近の時代に[飯嶋秀治・吉野太郎]
〔Column〕
1 手話の世界に飛びこんだ頃[亀井伸孝]
2 「真実」を受けとめる[有薗真代]
3 映画にされた調査者の告白[寺尾智史]
4 フィールドセンスの教え方[西崎伸子]
5 美味しいフィールドワーク[武田丈]
6 調査者に期待されること[白石壮一郎]
7 「文化」か、それとも「自由」か[白石壮一郎]
8 異質なものを結びつける[西真如]


所有と分配の人類学−エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学
松村圭一郎著 世界思想社 4830円(税込み) 四六判 324p 2008年3月 [amazon]

人びとは、富をいかに分け与え、「自分のもの」として独占しているのか? エチオピアの農村社会を舞台に、「所有」という装置が、いかに生成・維持されているのか、緻密に描き出す。「私的所有」という命題へ人類学から挑戦する、気鋭の力作。




 
 
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一人一人の思いが実った『約束の旅路』ブログ募金第2弾が終幕 見事2,000ブログ達成!

『約束の旅路』

2007 年3月、東京・岩波ホールを起点に全国で公開され、多くの感動を呼んだ真実の物語『約束の旅路』。家族と別れ、故郷から遠く離れたイスラエルの地で、民族や宗教の壁にぶつかりながら成長していくひとりのエチオピア人少年の姿を描いた本作のDVDが、昨年10月より発売されている。これを記念して、アフリカの難民支援という目的のもと、シネマカフェで実施してきたブログ募金キャンペーンの第2弾がこのたび終了し、劇場公開時に実施された第1弾と合わせて総計 2,003ブログ達成を成し遂げた。

いまなお不充分な生活環境の中で暮らす多くのアフリカの難民へ、遠い日本から何か出来ることはないか? という考えのもと日本初の試みとして昨年1月よりスタートした本キャンペーン。『約束の旅路』をブログに書き込んでいただいたエントリ1つに対して、シネマカフェ運営会社である「株式会社カフェグルーヴ」がUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所アフリカキャンペーンに、50円の寄付を行うというもので、第1弾では井戸1本の掘削費用に値する1,600ブログを達成、最終的に1,793ブログを記録し幕を閉じた。

その快挙に続けと、約3か月にわたって行われたキャンペーン第2弾では、25人分の健康診断を提供できる200ブログを超える210ブログが集まり、総計2,003ブログを達成する運びとなった。ひとりひとりの思いが、大きな貢献につながった同キャンペーン。映画『約束の旅路』が投げかけた問題、そして巻き起こした感動の大きさは、映画史上に残るものとなった。

『約束の旅路』ブログ募金キャンペーン



 
 
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AGF、チルドゲーブルコーヒー「〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店」2品を発売

おいしいうちに飲みきれる720ml

チルドゲーブルコーヒー

「〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店」新発売

AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社 社長 池田孝雄)は、チルドゲーブルコーヒー「〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店」2品種を新発売します。

1.商品概要

               商品名              容 量    JANコード 

チルドゲーブルコーヒー〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店 低糖  720ml  4901111103290 

チルドゲーブルコーヒー〈マキシム〉ちょっと贅沢な珈琲店 無糖  720ml  4901111103306 

2.商品特徴

・エチオピア産モカ豆を30%使用し、モカ特有の果実のような、甘く芳醇な香り。

・厳選したコーヒー豆を通常の1.2倍使用*。高圧でエスプレッソ抽出し、しっかりとした味わいと深いコクが特徴。*<ブレンディ>アイスコーヒー比。

・おいしいうちに飲みきれる〈新サイズ720ml〉手に持ちやすく、持ち運びにも便利です。

3.価格 オープン価格

4.発売日 2008年3月5日(水)

5.地域 北海道・沖縄を除く全国

6.商品に関する一般のお客様からのお問合せ先 お客様相談室 TEL 0120−17−8651

http://blog.cinemacafe.net/yakusoku/



 
 
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野口連覇で報奨金…所属シスメックスから

女子マラソンのアテネ五輪金メダリスト野口みずき(29)が14日、京都市内で、大会新記録で優勝し北京五輪切符を確実にした昨年11月の東京国際女子の報告会に出席。所属のシスメックスが数千万円の“五輪連覇ボーナス”を約束した。

同社の家次恒社長(58)は「連覇すれば、あのアベベと同じ。歴史的人物ですよ。何億とはいかないけど、頑張った人に報いるのは基本」と、60年のローマ、64年の東京と、五輪男子マラソンを連覇したアベベ・ビキラ(エチオピア)にたとえ、報奨金を確約。アテネ金で前所属のグローバリーから出た推定5000万円のボーナスを上回る額になりそうだ。

会であいさつした野口は、感極まって涙を浮かべる場面もあった。

(2008年1月15日06時02分 スポーツ報知)



 
 
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2時間3分台に自信 ドバイ・マラソン前に「予言」

2008年01月16日18時50分

男子マラソン世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)がドバイ・マラソンを翌々日に控えた16日、「特別なことが起こる」と予言した。世界初の2時間3分台に挑むと公言しており、その実現に自信を見せた。

数日前から大雨に見舞われているが、当日の予報は晴れ。「(2時間4分26秒の世界新を出した)ベルリンも2日前は雨だった。良い時は2日前に何か感じる」

北京五輪前最後のマラソンで、世界記録を30秒近く上回る大記録達成なるか。



 
 
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ハイレ 北京回避でロンドン挑戦か

男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)のマネジャーは22日、北京五輪のマラソン出場を回避し、2012年ロンドン五輪でのマラソン挑戦を検討していることを明らかにした。

ゲブレシラシエは1964年東京大会で五輪2連覇したエチオピアの英雄、アベベ・ビキラ以来の同国マラソン五輪王者を目指しているが、北京五輪の大気汚染や高温多湿などを心配しているという。

マネジャーは「強行出場して優勝したとしても、それで選手生命を縮めることはよくない。彼はロンドンで勝つチャンスがあると確信を持っている」と話している。



 
 
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5年間エチオピアでボランティアを続ける韓国人医師

昨年12月10日、エチオピアの首都アディスアベバから南に600キロ離れた村では、1000人を超える患者が簡易テントの診療所に溢れ返っていた。この人だかりは、韓国の医者が来たという知らせを聞きつけ集まってきた患者たち。マラリアや白内障の患者が多く、破傷風の薬をもらうため、200キロ離れた村から歩いてきた患者もいた。

このたくさんの患者たちを次々と診療していくのは、韓国人医師イ・ジュハンさん(46)=CLB整形外科院長=。イさんは顔のやけどが膿んだ子どもを2時間かけて手術した後、羊水が破裂した妊婦を無事出産させた。イさんと4人の医師たちは食事もせずに診療を続けた。

イさんがエチオピアでの医療ボランティアに参加し始めたのは2003年。今年で5年目だ。イさんが通っているソウル明声教会は、03年から医療ボランティア活動のため、アディスアベバに800万ドル(約8億5000万)を投資して現代式の総合病院を建て、毎年約8000人を無料で診察している。しかし医者が足りず、特に整形外科の専門医がいないために不便なことが多いと聞き、イさんは自ら現地に向かうことにした。

エチオピアでは紛争が絶えず、爆弾テロや銃撃戦も頻発している。「最初は危険な所だという先入観のため、なかなか決心が付きませんでした。特に12月は整形外科が1番忙しい月だということも気にかかりました」

しかしイさんはエチオピアの惨憺たる現実を目の当たりにしてから、1度も欠かさず毎年ボランティアに参加している。イさんは「辛そうにしている幼い患者の顔がいつも目に浮かびます」と話す。06年にはエチオピアに行く直前、現地で爆弾テロが起こり、800人余りが死亡するという事故が発生したが、危険を顧みず1カ月後に現地へ向かった。

5年間ボランティアを続ける中で、イさんはたくさんのエチオピア人の恩人となった。

「8歳のナティという孤児は、左足のかかとの炎症が悪化し、骨まで腐った状態でした。内戦で混乱しているこの国で、両親のいない子どもが歩けないということは、死と背中合わせに生きているようなものです。僕は手術が難しいという同僚たちの意見を無視し、手術をしました。1年後に再会したナティは両足で走ってきて、涙を流しながら僕にありがとうと言ってくれました。一緒に泣きそうになりました」

05年には先天性の心臓病を患っていた少女を韓国に連れてきて手術し、完治後に帰国させた。翌年、イさんがその少女の暮らす村に行ってみると、村の人々がたくさんの料理を準備し歓迎してくれたという。

イさんは「エチオピアに行くたび、手術しなければならない患者は200人を超えるのに、20人前後しか対応できず心苦しい。もっとたくさんの韓国人医師に医療ボランティアに参加してほしい」と語った。

パク・シヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS



 
 
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食料問題から世界の貧困学ぶ

京都文教大で講演会

「食」を通して世界の飢餓や貧困の状況を知る講演会が23日、京都府宇治市槙島町の京都文教大で開催された。訪れた学生や市民ら約20人は飢えで亡くなっていく人が後を絶たない世界の状況を目の当たりにし、食べ物があふれる日本との違いを実感していた。

食の重要性が叫ばれる中、世界で起こっている食糧不足の問題に関心を持ってもらおうと、同大の学生らが企画した。

講演では、アフリカの食文化を調査している京都大の西真如(まこと)研究員(37)が、エチオピアの食糧事情を話した。

西さんは、1980年代半ばに起こった食糧危機が現代まで続いていることに触れ、「雨が降らなかったため、土の水分が無くなり田畑が食物を育てられる状態ではなくなってしまった」と説明。海外からの食料援助で飢餓は減ったが、地球環境の変化で今なお干ばつの恐れがあるという。

昨夏、学生が行った日本とエチオピアの食文化の違いに関する調査結果も報告した。日本では1人で食事をする子どもが多いが、エチオピアでは必ず家族そろって食べコミュニケーションをとっていることなどを紹介し、聴衆は世界との違いに驚いた様子だった。



 
 
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男子マラソン世界記録保持者が五輪回避か

男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34=エチオピア)のマネジャーは、北京五輪のマラソン出場を回避し、12年ロンドン五輪でのマラソン挑戦を検討していることを明らかにした。

ゲブレシラシエは64年東京大会で五輪2連覇したエチオピアの英雄、アベベ・ビキラ以来の同国マラソン五輪王者を目指しているが、北京五輪の大気汚染や高温多湿などを心配しているという。

[2008年1月23日19時36分]



 
 
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大気汚染怖い!マラソンの皇帝が五輪回避

男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34)=エチオピア=のマネジャーは22日、北京五輪のマラソン出場を回避し、2012年ロンドン五輪でのマラソン挑戦を検討していることを明らかにした。

ゲブレシラシエは1964年東京大会で五輪2連覇したエチオピアの英雄、アベベ・ビキラ以来の同国マラソン五輪王者を目指しているが、北京五輪の大気汚染や高温多湿などを心配しているという。

昨年9月にベルリンで2時間4分26秒の世界記録を出したゲブレシラシエは、18日のドバイマラソンでも2時間4分53秒をマーク。北京に出場すれば金メダルの最有力候補とみられている。マネジャーは「強行出場して優勝したとしても、それで選手生命を縮めることはよくない。彼はロンドンで勝つチャンスがあると確信を持っている」と話している。



 
 
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エチオピアで医療ボランティア

2008-01-30

韓国人医師の李ジュハンさん(46、CLB整形外科院長)らボラティアがエチオピアで医療診療を続けている。2003年に韓国の教会が首都のアディス・アベバに総合病院を建てて毎年8000人を無料診察しているが、医者が足りない。特に、整形外科の専門医がいないため、李さんが毎年、現地入りしている。首都から600・離れた村の簡易テントには、爆弾テロなどで負傷者が絶えないため1000人を超す患者で溢れ、4人の医師が対応に追われている。

(2008.1.30 民団新聞)



 
 
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2008/01/31-16:56 陸上界に新風を=絹川、新天地で北京へ挑戦

スポットライトの中に立つのが大好き。陸上女子長距離の絹川愛(18)=仙台育英高=は「世界を舞台に戦っていきたい。北京五輪をはじめ、その先の五輪や世界選手権で活躍できる選手になりたい」と将来を思い描く。指導する渡辺高夫監督は「女優さんだから。華やかなところにいないと自分を維持できないんだ」と苦笑い。自己顕示欲の強さが走りの原動力になっている。

北京五輪は1万メートルの代表を狙う。昨夏の世界選手権大阪大会で、高校生ではただ一人の代表となり、ジュニア日本記録を持つこの種目を走った。結果は14位。優勝したエチオピアのティルネッシュ・ディババらの走りに「ただすごいな、と肌で感じた。あこがれた」。

その後、骨盤付近に痛みが出て疲労骨折が判明したが、年明けから練習を再開。激戦が予想される五輪の1万メートル代表争いを制するより先に、「北京では8位入賞が目標」と話す。志は高い。

今春、高校を卒業してミズノに入社する。駅伝強化に多くの時間を割く他の実業団チームではなく、個人種目で勝負するため同社を選択した。初の長距離選手採用に、ミズノの上治丈太郎専務は「可能性がある限りサポートを続ける」と将来性に期待を寄せる。

首都圏に拠点を移し、高校を定年退職する渡辺監督とともに新天地での挑戦が始まる。北京五輪後はマラソンも視野に。「わたしの世界を変え、わたしが世界を変えたい。新しい風を陸上界に吹かせる」。体重40キロにも満たないランナーの夢は壮大に広がる。

絹川愛のプロフィル

絹川 愛(きぬかわ・めぐみ)仙台育英高3年。06年世界クロスカントリー選手権出場。07年4月に兵庫リレーカーニバルの女子1万メートルで31分35秒27のジュニア日本新を樹立し、北京五輪参加標準記録Aも突破した。07年世界選手権大阪大会で同種目14位。08年4月にミズノに入社予定。155センチ、39.5キロ。18歳。群馬県出身。(了)



 
 
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「アフリカ会議に参加を」・森元首相、地ならしに奔走

エチオピア訪問中の自民党の森喜朗元首相は1日、アフリカ連合(AU)総会出席などの主要日程を終えた。2001年に現職首相として初めてサハラ砂漠以南を訪れるなど強いアフリカ人脈を生かし、5月に横浜市で開くアフリカ開発会議(TICAD)の地ならしに奔走した。

森氏は1月31日夕(日本時間1日未明)、エチオピアのメレス首相と会談。メレス氏はTICAD参加の意思を伝えた上で「アフリカにとって意味のあることだ」と語った。政府はアフリカとの関係強化に向けて地域の53カ国のうち40カ国以上の参加を目指すが、現時点では35カ国前後にとどまっている。(アディスアベバ=四方弘志)(00:32)



 
 
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森元首相がゲブレシラシエを激励

エチオピア訪問中の森喜朗元首相は1日昼(日本時間同日夕)、男子マラソン世界記録保持者で北京五輪に出場予定のハイレ・ゲブレシラシエ選手と日本大使公邸で会食した。

森氏は、自身が日本体育協会会長を務めるなどスポーツへの関心が高いことを説明し激励。ゲブレシラシエ氏が「ラグビーをしていると聞いている。これから一緒に外で走りましょうか」と提案すると、森氏は「マラソンだけは苦手。体重別にしよう」とかわし、笑いを誘った。

森氏はこれに先立ち、大統領府でギルマ大統領と会談、エチオピアに対する教育支援をめぐり意見交換した。

[2008年2月1日21時46分]



 
 
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人気の新スポットに「5店で1店」のカレー店

2008年2月1日

東京・有楽町の新スポット、有楽町イトシアに、都内にあるカレーの名店5店の味を味わえる店「東京カレー屋名店会」が登場、人気を呼んでいる。

「専門店のカレーの味をもっと多くの人に知ってもらいたい」──。人気カレー店「エチオピア」を経営する鈴木堅司氏、「トプカ」会長の関根保博氏の呼びかけに、「デリー」「ドンピエール」「本郷プティフ」が応え、実現した店だ。

「各店のカレーの味をそのまま提供することに、最も気を配っている」と鈴木氏。ルーは、最終的な味付け直前の状態で真空パックにして店に搬入し、最後の味付けは、店内で各店のシェフが直接指導して行っている。

メニューは、どのカレーを選んだらいいかわからないというお客のために、2店の味を組み合わせたセットを6種類(880〜1200円)と、5店のカレーを一度に味わえる「コンボカレー」(2500円)を用意。「コンボカレー」は、プラス100円で1人分のご飯を追加できるので、2人でシェアして食べ比べることもできる。

想定したターゲットは女性客だが、現在のところ、男女比は半々。今後、店頭やインターネットでのレトルト販売も行う予定だ。

文=ドイ コージ / 写真=武田 和秀

東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシアB1 TEL:03-3211-0616



 
 
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100円で高品質なコーヒーを--マクドナルド「プレミアムローストコーヒー」

日本マクドナルドは15日、コーヒー豆の中でも高級品種となるアラビカ種のみを使用したコーヒー「プレミアムローストコーヒー」を全国の「マクドナルド」にて発売する。価格はSサイズで100円で、Mサイズも用意されている。

同商品は、一部の店舗でこれまでにも販売していた「ハイスペックなアラビカ豆だけを使用したコーヒー」をリニューアルしたもの。同商品には、ブラジルやコロンビア、グァテマラ、エチオピア産のアラビカ種を使っている。豆のおいしさを最大限に引き出すために高精度のコーヒーマシンも開発し、全店舗に設置したとのことだ。

全国発売に伴い、カップのデザインも変更。「高級感溢れるデザインにリニューアルしました。また持ち帰りのニーズに対応し、飲みやすいリッドを採用しました」(同社コミュニケーション部)。新リッドは開閉が可能で、唇の当たる部分に溝が入っており、飲みやすさを高めているという。



 
 
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「大気汚染の北京五輪マラソンは大変」世界トップランナー (1/2ページ)

2008.2.4 15:59

【北京=川越一】陸上マラソン男子の世界最高記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34)=エチオピア=が4日、北京の大気汚染と気候に懸念を示し、北京五輪でのマラソン出場に慎重な姿勢を示した。

ゲブレシラシエは同日、アテネ五輪女子二百メートル金メダリストのベロニカ・キャンベル(ジャマイカ)や男子百メートルの元世界記録保持者、モーリス・グリーン(米国)らとともに、北京体育大学で開催されたスポーツ用品メーカーのイベントに参加した。

北京五輪への出場は約束したものの、「一万メートルに出るのか、マラソンに出るのかは、まだ決めていない」と逡巡(しゅんじゅん)する胸を内を明かした。理由は2つ。深刻な大気汚染と高温多湿で知られる夏の北京の気候だ。

「北京でマラソンを走るのはとても大変なことだ。42キロ、2時間以上だよ。正直言って走るのはとても困難だ。歩くことだって難しい。大気汚染の問題はとても重要だ。五輪期間中だけじゃない。ここに住む人々にとっても苦難だ」

ゲブレシラシエは30度を超す気温にも言及。「誰が走ると思っているんだ。われわれは人間だ。気温は恐ろしいほど高い。要望としては朝の6時にやってほしい」と述べた。

一方で、北京で五輪を開催することは、世界の他の地域に向けて環境問題の重要性を喚起する機会になると主張。今後、2カ月の間に、マラソンに出場するか否かを決定するという。



 
 
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北京五輪あと半年 スター選手 続々北京入り

2008.2.8 13:56

【北京=川越一】北京五輪開幕を半年後に控え、世界的なスター選手らが相次いで北京を訪れた。スポンサー企業のPRやテレビ番組の宣伝など、五輪ムードの盛り上げにひと役買うスター選手の発言は、今後も注目を集めそうだ。

4日に北京体育大学で開催された五輪パートナー企業のスポーツ用品メーカー、アディダスのイベントには、陸上界のスター選手が顔をそろえた。

マラソン男子の世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)やアテネ五輪女子二百メートルの金メダリスト、ベロニカ・キャンベル(ジャマイカ)、北京滞在中に引退を表明したシドニー五輪の金メダリストで元世界記録保持者のモーリス・グリーン(米国)…。

中でも今夏、注目を集めそうなのが、昨年8月の世界選手権大阪大会で、百メートル、二百メートル2冠を達成したタイソン・ゲイ(米国)だ。北京五輪大会2日目に26歳となるスプリンターは、五輪でも世界選手権の再現を狙っている。「ギャンブルではあるが、後悔したくない」と意欲を見せた。

一方、1972年ミュンヘン五輪競泳でマーク・スピッツ(米国)が記録した7冠の“偉業”に挑むのがマイケル・フェルプス(米国)だ。アテネ五輪では6個の金メダルを獲得、昨年の世界選手権では7種目を制した。いやが上にも期待が膨らむが…。

1月下旬、テレビ番組の宣伝などのため北京を訪れた競泳界の元スーパースター、イアン・ソープ氏(豪州)は「期待はするが、彼が(7冠を)達成できるとは思わない。競技は1人で戦うものではない。多くの種目で強力なライバルがいる」と、否定的な見解を示した。



 
 
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横浜国際女子駅伝の出場選手発表…小林、小島が意気込み語る

第26回横浜国際女子駅伝(読売新聞社など主催、特別協賛・日産自動車)の出場選手が12日、日本陸連から発表された。

大会は今月24日、ロシア、エチオピア、日本など7か国の代表に国内の地域選抜を加えた14チームが参加し、横浜赤レンガ倉庫を発着点とする6区間、42・195キロのコースで行われる。

3年ぶり10度目の優勝を狙う日本代表は、昨年12月の記録会で北京五輪一万メートルの参加標準記録Aを突破した赤羽有紀子(ホクレン)、2006年ドーハ・アジア大会千五百メートル銀メダルの小林祐梨子(豊田自動織機)、昨年10月の全日本大学女子駅伝で3区で区間新記録をマークし、チームの優勝に貢献した小島一恵(立命大)らが選ばれた。

この日の記者会見には小林と小島が出席。先月の都道府県対抗駅伝で2区で区間賞に輝いた小林は「日の丸をつけるのは1年ぶり。積極的にレースを作りたい」、小島は「初めて日本代表として走れることに喜びを感じている。思い切った走りをしたい」と話した。

海外勢では、3連覇を狙うロシアが、出場した過去3大会とも区間賞のショブコワらを擁する強力なメンバー。中国、モロッコ、ポーランド、米国も参加する。

(2008年2月12日18時31分 読売新聞)



 
 
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横浜国際女子駅伝、エチオピアが4年ぶりに優勝…日本2位

横浜国際女子駅伝(読売新聞社など主催、特別協賛・日産自動車)は24日、横浜赤レンガ倉庫を発着点とする6区間、42・195キロのコースで行われ、エチオピアが2時間14分47秒(速報タイム)で4年ぶり2度目の優勝を飾った。

3年ぶり10度目の優勝を狙った日本は1分54秒差で2位。3連覇を目指したロシアは3位だった。

日本は1区の小林祐梨子(豊田自動織機)が区間賞の走りでトップに立ち、2区の赤羽有紀子(ホクレン)がエチオピアと24秒差をつけた。3区の湯田友美(ワコール)が3・4キロでエチオピアに抜かれ、5区の勝又美咲(第一生命)がその差を詰めたが、逃げ切られた。

(2008年2月24日14時55分 読売新聞)



 
 
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横浜国際女子駅伝 日本は2位

横浜国際女子駅伝は24日、横浜赤レンガ倉庫発着の6区間、42・195キロで海外の6チームを含む14チームが参加して行われ、日本は2時間16分41秒で2位だった。エチオピアが2時間14分47秒で4年ぶり2度目の優勝。3連覇を目指したロシアは3位だった。

日本は1区で小林祐梨子(豊田自動織機)が区間賞を奪い、2区の赤羽有紀子(ホクレン)も区間2位の好走で首位を守った。だが3区でエチオピアに逆転され、そのまま逃げ切りを許した。



 
 
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2008/02/24-15:35 日本、2位に終わる=エチオピア4年ぶりV−横浜国際女子駅伝

横浜国際女子駅伝は24日、横浜市の横浜赤レンガ倉庫を発着点とする6区間、42.195キロのコースに7カ国の代表など14チームが参加して行われ、日本は2時間16分41秒で2位に終わり、3年ぶり10度目の優勝を逃した。エチオピアが2時間14分47秒で4年ぶり2度目の優勝。3連覇を狙ったロシアは3位だった。

日本は1区(5キロ)で1500メートル日本記録保持者の小林祐梨子(豊田自動織機)が追い風を利し、15分4秒の好タイムで区間1位。2区(10キロ)も北京五輪の1万メートル参加標準記録Aを切っている赤羽有紀子(ホクレン)が区間2位でトップを守ったが、3区(6キロ)でエチオピアに抜かれ、強い向かい風の4区(6キロ)で差を広げられた。 (了)



 
 
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2008/02/24-16:54 強かったエチオピア=横浜国際女子駅伝

女子中長距離界で世界を引っ張るエチオピアが強さを発揮し、4年ぶりの栄冠を手にした。先頭の日本から26秒差の5位でたすきを受けた2区のアヤレウは最初の1キロを2分45秒の驚異的ハイペースで飛ばして一時は先頭を奪い、赤羽に抜き返されたものの堂々の区間1位。最長10キロの区間で「エチオピア人として(他選手の)後ろを走るのはよくない」と強気だった。

3区でトップを明け渡した湯田は「エチオピアの選手とは歩幅もリズムも違って全然ついていけなかった」。今回のメンバーは五輪などに出る一線級ではなく、層の厚さを印象付けた。(了)



 
 
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日本2位、エチオピアV/横浜国際女子

横浜国際女子駅伝は24日、横浜赤レンガ倉庫発着の6区間、42.195キロで海外の6チームを含む14チームが参加して行われ、日本は2時間16分41秒で2位だった。エチオピアが2時間14分47秒で4年ぶり2度目の優勝。3連覇を目指したロシアは3位だった。

日本は1区で小林祐梨子(豊田自動織機)が区間賞を奪い、2区の赤羽有紀子(ホクレン)も区間2位の好走で首位を守った。だが3区でエチオピアに逆転され、そのまま逃げ切りを許した。



 
 
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1区小林最優秀選手賞も日本2位/駅伝

<横浜国際女子駅伝>◇24日◇みなとみらい21横浜赤レンガ倉庫発着(6区間42・195キロ)

日本代表が2時間16分41秒で2位に入った。1区小林、2区赤羽がトップでつないだが、3区で逆転され、5区の勝又が区間賞の好走を見せたが、逆転できなかった。長沼監督は「1、2区は力通り。5区の勝又の走りも良かった」と評価した。エチオピアが2時間14分47で4年ぶり2度目の優勝を飾った。区間賞を獲得した1区の小林と4区のゲタネ(エチオピア)が最優秀選手賞に選ばれた。

[2008年2月24日19時21分]



 
 
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【駅伝】小林祐梨子、北京五輪A標準突破!日本2位に貢献

横浜国際女子駅伝(24日、横浜赤レンガ倉庫発着=6区間、42.195キロ)日本は、1区・小林祐梨子(19)=豊田自動織機=がロードながら女子5000メートルの北京五輪参加標準A記録を破る区間賞の活躍などで2位となった。2時間14分47秒のエチオピアが4年ぶり2度目の優勝を飾った。

* 横浜国際女子駅伝 最終結果

“春一番”の強風を生かした区間一番。小林が、日本代表として3度目の挑戦となった1区5キロを15分4秒で駆け抜けた。対象外のロードながら、北京標準A記録を5秒上回る快走だった。

「A標準を視野に入れていました。成長した姿を見せたかった」

スタート時は北北西の風、風速10メートル。1メートル63、46キロの身体が横風の影響を受け、「何回も足をくじきそうになった」というが、2キロ地点で追い風を感じるや一気にギアを変える。エチオピアのウルゲサらを振り切り、独走でタスキを2区・赤羽へ。昨年から実業団登録問題の渦中にいるものの、「レースになれば関係ないです」と明るい笑顔を振りまいた。

今後はまず日本記録を持つ1500メートルでの北京五輪出場が目標。滑らかさを増した走りで大舞台を目指す。

(山田貴史)



 
 
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小林祐梨子が快走 横浜国際女子駅伝、日本は2位

2008年2月25日 紙面から

日本は2時間16分41秒で2位だった。1区(5キロ)の小林祐梨子(19)=豊田自動織機=が15分04秒と区間賞の快走を見せ、3区で逆転されたものの昨年より順位を1つ上げた。エチオピアが2時間14分47秒で4年ぶり2度目の優勝を飾った。

狙っていた。2キロすぎ。小林が出る。グングン広がる後続との差。千五百メートルの日本記録保持者が見せるロングスパート。中距離界の女王は、そのままスピードを落とさず5キロを駆け抜けた。

「ラスト3キロからは自信がありました。冬に長い距離を走っていたので、今回はそれが良かったかも」

3年連続で務めた1区で初の区間賞。走り込みを続けた冬場の成果を発揮し、強風が舞う悪条件で出したタイムは15分04秒。これは五千メートルの北京五輪参加標準記録A(15分09秒)を上回る。

「五千メートルのA標準は狙っていました。北京を狙うのはあくまで千五百メートルですが、その中でもスタミナは必要なので」

当然、ロードでの記録は適用されないが、中距離だけでなく長距離でも日の丸を狙える底力。小林自身は「中途半端はしたくない」と本職の千五百メートルに専念する姿勢を強調しながらも、「五千メートルの方がA標準は切りやすいかな」とニヤリ。“二刀流”への挑戦も選択肢に含める。

「最近は陸上以外で心配かけているので。今日はその分も走りで挽回したかった」

昨年から続く日本実業団連合などへの登録問題はまだ出口が見えない状況。だが、「その件は監督にすべて任せています。まずは千五百メートルのA標準を切りたい」。周囲の雑音をシャットアウトし、今は競技に集中。半年後の北京へ、才能あふれる19歳はこれからギアを上げていく。

(寺西雅広)



 
 
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小林祐梨子“野口みずき超え”MVP

横浜国際女子駅伝(24日・横浜赤レンガ倉庫前発着=6区間42・195キロ)、陸上女子千五百メートル日本記録保持者の小林祐梨子(19)=豊田自動織機=が、日本代表メンバーとして3年連続で1区(5キロ)を走り、00年に野口みずき(現シスメックス)がマークした15分44秒の区間記録を大幅に塗り替える15分4秒で初の区間賞を獲得した。日本は3区で、優勝したエチオピアに逆転されて2時間16分41秒の2位に終わったが、小林は最優秀選手に輝いた。「登録問題」で揺れる精神面の不安を一掃し、まずは千五百メートルを優先しての北京五輪出場を誓った。

 ◇  ◇

2キロ過ぎ、風速10メートルの追い風を味方につけた。レース前、強敵不在のオーダーを確認した小林は「自分でガンガン攻める」と決めた。序盤は冷たい逆風。「走りながら“わっ!乱れ髪!!”って」。前髪を気にしながら、風向きの変化を待った。「ラスト3キロ、追い風になった瞬間、勝ちにいった。自信はあった」。宿敵のロシアに23秒差、エチオピアに26秒差を付けて、ブッちぎった。

3度目の挑戦で初の区間賞とMVPを獲得し、“野口超え”も達成したヒロインは「成長した姿を見せられた」と会心の笑顔を見せた。足の外側から接地していた走法を、足裏を平行に接地し、つま先で蹴る方式に変えたことで“なめらかな走り”に進化した。

一方で、所属企業での勤務実態がないとして、昨年から実業団の統括団体に認められない“登録問題”は、法廷闘争に持ち込まれる可能性もある。小林は「走り以外の部分で周囲に心配をかけてきた。今回はそういう部分でばん回したかった」と告白した。

目標は千五百メートルでの五輪出場。「あくまで千五百メートルを優先。五千メートルもA標準記録(15分9秒)を視野に入れつつ、それはチャンスがあれば。両方狙うと中途半端に終わってしまう。今後は海外で千五百メートルのタイムを狙いたい」と青写真を描いた。



 
 
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横浜国際女子駅伝、エチオピア優勝、日本は2位

2008年02月25日 12:48更新

24日、第26回横浜国際女子駅伝が横浜赤レンガ倉庫発着の6区間42・195キロで海外6チームを含む14チームが参加して行われ、エチオピアが2時間14分47秒で4年ぶり2度目の優勝を果たした。

日本は2時間16分41秒で2位、3連覇を狙ったロシアは2時間20分47秒で3位だった。

日本は1区で小林祐梨子(豊田自動織機)が区間賞を獲得する好走で首位に立ち、2区の赤羽有紀子(ホクレン)も首位を守ったが、3区でエチオピアに逆転され逃げ切られた。



 
 
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2008/03/09-12:22 内藤、準決勝で敗退=世界室内陸上

【ロンドン8日時事】陸上の世界室内選手権第2日は8日、スペインのバレンシアで行われ、男子60メートル障害は劉翔(中国)が7秒46で優勝した。予選で7秒75の室内日本新記録をマークした内藤真人(ミズノ)は準決勝で敗退した。

女子棒高跳びはエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が4メートル75で、同3000メートルはメセレト・デファル(エチオピア)が8分38秒79でそれぞれ3連覇を飾った。男子走り高跳びはステファン・ホルム(スウェーデン)が2メートル36で2大会ぶりの優勝。 (了)



 
 
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劉翔が男子60m障害で優勝 世界室内陸上

スペイン・バレンシア(AP) 陸上の世界室内選手権は8日、当地で第2日を行い、男子60メートル障害で劉翔(中国)が7秒46で優勝した。

アテネ五輪男子110メートル障害で金メダルを獲得した劉翔は、この日も予選から快調。決勝では序盤でやや遅れたものの、途中から他の選手を抜き、先頭でゴールした。0秒9差の2位はベテランのアレン・ジョンソン(米国)。

女子棒高跳びは、エレーナ・イシンバエワ(ロシア)が4メートル75をマークし、3連覇を達成。。女子3000メートルはメセレト・デファー(エチオピア)が3連覇した。



 
 
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2008/03/10-21:49 世界との差どこまで埋めるか=初代表の3人に期待−マラソン五輪代表・男子

【男子】現段階では最良の代表だろう。いずれも初の五輪になるとはいえ、日本陸連の河野マラソン部長は「酸いも甘いも味わってきた3人。苦労した経験を経てそれぞれが自分のスタイルを確立している。金メダルの可能性もゼロではない」と期待する。

福岡国際で日本歴代4位の2時間7分13秒をマークして一皮むけた佐藤、勝ち切れないまでも安定感は随一の大崎、2005年世界選手権銅メダルの尾方。ただし、日本陸連の沢木専務理事は「堅実には走ってくれると思うが、メダルとなると極めてハードルが高い」と指摘する。昨夏の世界選手権大阪大会で尾方は5位、大崎は6位。2位から4位までのシャミ(カタール)、ロスリン(スイス)、アスメロン(エリトリア)はその後、日本の五輪代表選考レースに出場し、誰も日本選手より下位にはならなかった。これが世界との差を測る物差しになる。

世界記録保持者のゲブレシラシエ(エチオピア)は北京の大気汚染を懸念して欠場も示唆しているが、酷暑の大阪で世界選手権を制したキベト(ケニア)らアフリカ勢の層は厚い。日本勢にとって、北京は近年の不振を脱する契機として位置付けられる。(了)



 
 
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2008/03/11-23:47 北京五輪で清潔な環境提供=有力選手の出場回避に翻意促す−中国

【北京11日時事】男子マラソン世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が大気汚染を理由に北京五輪のマラソン出場を回避する意向を表明したことについて、中国外務省の秦剛副報道局長は11日の定例会見で「五輪招致の成功以来、北京市は多くの環境対策を取ってきた。各国の選手が北京へ来て良い成績を収めてほしい」と述べ、翻意を促した。

大気汚染は北京五輪の主要懸案の1つだが、秦副局長は「五輪前に総合的措置を講じる。期間中は排出量を削減し、清潔で優良な環境を提供する」と強調した。中国当局は大気汚染緩和のため、自動車の通行制限や一部工場の操業停止を計画している。 (了)



 
 
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ゲブレシラシエ、北京五輪の欠場へ 大気汚染を理由に

パリ──男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)は、今年8月の北京五輪の同種目を大気汚染を理由に欠場する。関係者が10日明らかにした。

ゲブレシラシエは、北京の気温の高さや湿度、大気汚染を理由に「99%」(関係者)男子マラソンを欠場する。競技生活は今後も継続し、2012年のロンドン五輪ではマラソン出場を目指す意向にある。関係者は「ゲブレシラシエの夢は2時間3分台の初達成で、再度金メダルを獲得することより重要だ」とコメントした。

エチオピアの北京五輪代表は、5月24日にオランダ・ヘンゲロで開かれる競技会後に発表される。代表入りした場合、ゲブレシラシエは男子1万メートルに出場する予定。



 
 
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マラソン世界記録保持者 大気汚染を理由に北京五輪を欠場

* 2008年03月11日 13:12 発信地:パリ/フランス

【3月11日 AFP】男子マラソン世界記録保持者のハイレ・ゲブレセラシェ(Haile Gebrselassie、エチオピア)の代理人は現地10日、北京の大気汚染が健康に与える影響を理由に、同選手が北京五輪のマラソンを欠場することを明らかにした。

ゲブレセラシェの代理人を務めるJos Hermans氏は、AFPの電話取材に対し「彼が北京でマラソンを走ることはないだろう。100%ではないが、気温と湿度の高さに加え大気汚染を理由に欠場することになるだろう。99%は確かだ。彼はキャリアを危険に晒したくないと考えており、2012年のロンドン五輪で走る意向を持っている。彼の夢はマラソンで初めて 2時間3分を切ることだ。彼にとってはこのことの方が五輪でさらに金メダルを獲得するよりも重要だ」と語っている。

また、同氏はゲブレセラシェが北京五輪の10000メートルに出場する意向であるとしているが、そのためには5月24日にオランダのヘンゲロ(Hengelo)で開催される国際グランプリ(IAAF Grand Prix)のタレスFBKゲームズ(THALES FBK-Games)の後に発表される同種目のエチオピア代表の選考に残らなければならず、Hermans氏は「10000メートルの出場権を逃した場合、彼がどうするのかは分からない」としている。

国際五輪委員会(International Olympic Committee、IOC)は、8月8日に開幕する北京五輪の長距離種目に対する懸念を以前から示しており、選手の健康状態に危険を及ぼすような状況であれば、マラソンを中止する可能性を示唆している。(c)AFP



 
 
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北京の大気汚染「五輪までに改善」

中国国家環境保護局の張力軍・副局長は11日、北京五輪期間中の大気汚染について「6月までにクリーンにできる」と話し、改善が可能だとの認識を示した。10日には男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が大気汚染を理由に五輪同種目への欠場を表明したばかり。張副局長は「二酸化窒素や二酸化硫黄は国際基準以下になった。あとは粉じんなどの微粒子だけ」と語り、周辺各省の工場から排出される石炭の煙を制限することによって “最後の関門”もクリアできるとした。

[ 2008年03月12日付 紙面記事 ]



 
 
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2008/03/26-18:18 敵は大気汚染=北京五輪・マラソン代表

五輪2連覇の偉業に挑む野口にとって北京の環境は当然気になる。「大気汚染は走っているときはそうでもないかもしれないけど、走った後にどうなるか分からない。選手生命に影響するという話もあるし…」と心配。男子世界記録保持者のゲブレシラシエ(エチオピア)が悪条件を理由に出場しない意向を表明したことを引き合いに出して、不安を口にした。

とはいえ、金メダル候補最右翼の存在に変わりはない。緊張の度合いを問われると、「緊張感はまだない。レースが近くなっても、それをプラスに持っていけそうな気がする。レースが大きければ大きいほど、やりがいがあってうれしい」と強気。今後は4月上旬から熊本での合宿に入り、5月の仙台ハーフマラソンで足慣らしして調整を重ねていく。(了)



 
 
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北京の大気問題でロゲ会長「競技延期は極めてまれ」

国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は24日、オリンピア(ギリシャ)で主要メディアと会見し、北京五輪の大気汚染対策としてIOCが視野に入れる競技日程の変更は「極めてまれな事態になるだろう」と述べ、必要性は薄いとの見解を示した。

IOCは中国当局から五輪期間に相当する昨年8月の大気データを入手し、4人の専門家に分析を依頼。同会長は「結果に満足し、安心させられた。もっと悪い状況を想定していた」と述べた。

男子マラソン世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が大気汚染に対する懸念からマラソン回避を表明。中国側は周辺の工場の操業停止などで改善を約束する一方、IOCは大会中は大気状態を監視し、場合によってマラソン、自転車ロードレースなど競技時間が1時間を超える耐久種目の日程を変更できる態勢を取るとしている。(共同)

(2008年3月24日18時20分 スポーツ報知)



 
 
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【マラソン】ゲブレは“銭ゲバ”!尾方が世界王者をバッサリ

ゲブレは銭ゲバ!? 北京五輪男子マラソン代表の尾方剛(34)=中国電力=が26日、都内で行われた研修会後に、北京の大気汚染を理由にマラソン回避を決めた世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34)=エチオピア=を「よそで走れば金が稼げるから」と“銭ゲバ”扱いした。研修会にはアテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(29)=シスメックス=ら男女マラソン代表6人が出席。メダル総取りを目指し、チームJAPANの結束を固めた。

過酷なマラソンを知るからこそ、我慢できなかった。真夏の2005年ヘルシンキ世界陸上銅メダル、昨夏の大阪世界陸上でも日本人最上位の5位入賞を果たした尾方が世界王者にキバをむいた。

「ハイレ(ゲブレシラシエ)の欠場? 確実に勝てるなら出ますよ。悪条件だから出ないだけ。よそで走れば金が稼げますからね」

07年ベルリンで2時間4分26秒の世界新記録をマークしたゲブレシラシエが持病のぜんそくを理由に北京でのマラソン回避を決めたのは今月10日。一方で3度目の金メダルを狙う1万メートルには出場するとの報道に尾方がゲブレシラシエを“銭ゲバ”扱いした形だ。

今や世界のマラソンは賞金レースが主流。ゲブレシラシエが1月に出場し、自己記録に27秒及ばなかったドバイでは世界記録更新に100万ドル(当時約1億700万円)ものボーナスがかけられていた。名誉より金ー。尾方は「僕も彼ぐらいの力があれば」と苦笑いしたが、「でも僕は日本人。五輪で結果を残したい」と名誉を優先させる考えだ。

初めて男女合同で開かれた研修会では、暑さ対策やコースの特徴、給水の仕方などが2日間にわたってたたき込まれた。「あの条件なら横一線。伏兵が出てもナメたらダメ。練習をして調子を90%ぐらいにもっていく」

尾方はこう思っているはずだ。北京にはお金で買えない価値がある、と。

(山田貴史)

◆佐藤敦之(中国電力)

「チームJAPANとして全力投球したい。いいイメージを抱きながら、これからの練習をやっていきたい」

◆大崎悟史(NTT西日本)

「女子と初めて交流できて気持ちも高ぶってきた。揺さぶりにいかに反応できるかでメダルが決まると思う」

◆土佐礼子(三井住友海上)

「スポンジで身体を冷やすのがいいと分かった。五輪はアテネで経験しているので、今は落ち着いています」

◆中村友梨香(天満屋)

「給水方法などは、これからの練習で実践したい。他の2人のあとに続きたい」

★野口五輪連覇へ5月ハーフ走る

アテネ女王の野口も北京の大気汚染にピリピリ。「不安? ハイ。走っているときより、走ったあとに(身体が)いろいろやられて選手生命が終わったらどうしようって。ゲブレシラシエさんの心配みたいに」。だが、実力は折り紙付き。「大きなレースの方がやりがいがある。暑さと強豪が勢ぞろいするけれど、積極的にいきたい」と五輪連覇を見据えていた。野口は4月上旬に熊本で合宿に入り、5月11日の仙台国際ハーフマラソンに出場する。

■マラソン研修会

日本陸連が初めて開催した男女混合のマラソン研修会。その項目は『骨密度と貧血改善』、『コンディショニングとドーピング』、『失敗を減らす水分摂取』、『ケニア人選手の特徴究明について』など多岐にわたった。河野マラソン部長は「昨年の大阪世界陸上の暑さ対策を例に北京でどう戦うか、内容の濃い研修だった。この6人は世界と互角に戦える。今のメダル数の目標は6個です」と話した。



 
 
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大気汚染「走ってられない」…北京五輪欠場のゲブレシラシエ

陸上男子マラソン世界記録保持者で、大気汚染などを理由に北京五輪マラソンの欠場を表明したハイレ・ゲブレシラシエ(34)(エチオピア)が、読売新聞のインタビューに答えた。(アディスアベバで、新宮広万)。

――北京五輪のマラソンをなぜ回避するのか

「以前、北京に行った時に、ビルから眺めた市内の風景は(大気汚染が)すごかった。アディスアベバの比でなかった。これでは、とても走っていられないと思った」

――世界中のランナーに影響を与える

「競技者として、あれだけ高温多湿で、私のようなぜんそくの持病がある者にとって、北京でマラソンを走るのは無理だ。普通の選手でも影響があるのではないか。夏のマラソンも問題だ。夏の五輪マラソンで優勝した選手が、それ以降の大会でもすごい活躍をしたケースは少ない。ロンドン五輪、それ以降も走る可能性があるから、北京で健康を崩したくない」

――一万メートルのエチオピア代表もかなり厳しいが

「去年の順番から言うと、(世界記録を持つ)ケネニサ・ベケレから数えて私は4番目の記録(26分52秒81)だが、上位3人の中に入るのはそんなに難しくはない。去年の記録は、トラック練習を全くしないで出した記録だ。出場したらメダルの可能性はあると思っている」

――五輪約1か月後のベルリンマラソンには出場するか

「可能性は高い。2時間4分以内で走る選手になることに興味がある。去年、世界記録を樹立した時と同じ条件、気候ならば、記録更新は十分に可能。2時間3分50秒で走る自信はある」

(2008年3月27日23時37分 読売新聞)



 
 
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2008/03/28-21:16 大麻3.4キロ、エチオピアから密輸=家具に隠す、3人を告発−東京税関

乾燥大麻約3.4キロ(末端価格約1380万円)を家具に隠し、エチオピアから密輸入しようとしたとして、東京税関は28日、関税法違反の疑いで、東京都品川区大崎、飲食店経営須藤昭子被告(34)ら3人を東京地検に告発した。

警視庁が2月に大麻取締法違反(密輸)の疑いで3人を逮捕し、起訴された。アフリカ系の男が同被告に話を持ち掛けており、同庁は逮捕状を取って行方を追っている。



 
 
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2008/03/31-00:38 エチオピアが全種目制覇=ジュニア女子団体で日本3位−陸上世界クロカン

陸上の第36回世界クロスカントリー選手権は30日、英国のエディンバラで行われ、シニア女子(8キロ)はティルネッシュ・ディババ(エチオピア)が25分10秒で2年ぶり3度目の優勝を果たした。日本勢は野原優子(豊田自動織機)の46位が最高で、団体は10位。

ジュニア女子(6キロ)ではティルネッシュの妹、ゲンゼベ・ディババが19分59秒で優勝。日本勢は二宮悠希乃(愛知・豊川高)の10位が最高だったが、団体でエチオピア、ケニアに次ぐ3位に入った。

男子のシニア(12キロ)はケネニサ・ベケレ(エチオピア)が34分38秒で6度目の優勝。ジュニア(8キロ)で日本勢は田村優宝(青森山田高)の20位が最高で、団体は4位。このレースも勝ったエチオピア勢が全4種目を制した。 (時事)

田村優宝(たむら・ひろたか)



 
 
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2008/04/16-08:47 ゲブレシラシエ、欠場撤回の可能性も=北京五輪のマラソン

【ロンドン15日時事】男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が、大気汚染による健康被害を懸念して表明した北京五輪のマラソン出場回避を撤回する可能性があることが15日、分かった。英紙ガーディアンが伝えたもので、ぜんそくの持病を持つ同選手が大気汚染の影響について専門家に助言を求めていることを、個人マネジャーが明らかにした。

ゲブレシラシエはマラソンを回避して1万メートルに出場する意向だが、同種目でエチオピア代表の座を確保する必要もある。このマネジャーは「1万メートルで無理なら、マラソンで彼の姿を見ることになるだろう。呼吸の問題についても常に専門家と相談している」と話した。 (了)



 
 
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エチオピアがカタールと断交

ロイター通信によると、東アフリカのエチオピアは21日、「隣国ソマリアでのテロ活動を支援し、周辺地域の不安定化を助長している」として、中東のカタールと断交した。

エチオピア政府の声明は「われわれの地域のテロや過激主義の最も有力な支持国の1つ」とカタールを非難。また、カタールを敵視する理由の1つに「メディア活動」を挙げており、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが関係している可能性もある。

エチオピア軍は2006年12月、ソマリアに本格介入。駐留するエチオピア軍と、反発するイスラム原理主義勢力との戦闘が激化し、多数の市民が死亡するなど人道危機が深刻化している。

[2008年4月22日2時48分]



 
 
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野口のライバル? エチオピアの新星、北京五輪の有力候補に浮上

2008.4.22 09:15  執念のラストスパートだった。ゴール直前でビクティミロワとの激しい一騎打ちに決着をつけたトゥネは「勝つ自信があった。伝統のボストンで勝てて最高にうれしい」と感慨に浸った。

ここ2年で4度目のマラソン制覇となるエチオピアの新星だ。同国女子の優勝は1997年から3連覇したアトランタ五輪金メダリストのファツマ・ロバ以来。22歳の新鋭は「わたしが決めることでない」と言いながら北京五輪の有力候補に浮上してきた。(共同)



 
 
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ジョリーとピットが家族で南仏に滞在

【ロサンゼルス30日AFP=時事】米芸能誌ピープルの電子版は30日、ハリウッドのスーパースターカップル、アンジェリーナ・ジョリーさん(32)とブラッド・ピットさん(44=写真)が4人の子供たちとともに、南仏のコートダジュールにしばらく滞在すると報じた。

同誌は消息筋からの情報として、ジョリーさんは28日遅く、家族と2人の乳母と3人のボディーガードとともにニースに到着し、車でコートダジュールの海辺の別荘に向かったと伝えている。この別荘はビル・ゲーツ氏とともにマイクロソフト社を創設した億万長者のポール・アレン氏が所有しているという。

同誌によると、ジョリーさんはピットとともに、5月14−25日のカンヌ国際映画祭の間、プロモーションのために南仏に滞在する。ジョリーは双子を妊娠しており、フランスで産む予定だとのうわさが出ているが、同誌はこれに関しては何も触れていない。

2人はカンボジア人、ベトナム人、エチオピア人の3人の子供を養子に取り、2006年には実子の娘のシャイロちゃんが生まれている。 〔AFP=時事〕



 
 
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アフリカへの熱い思い胸に

アフリカ・エッセイコンテスト

一般の部で最優秀賞を受賞した

小山 裕子さん

西区宮ヶ谷在住 40歳

○…「死ぬまでにアフリカに行きたい、と口ぐせのように言っていたら本当に叶ってしまいました」と笑う。『アフリカ・エッセイコンテスト』(朝日新聞社、外務省などが後援)一般部門で最優秀賞を受賞した。現在は、副賞のアフリカ旅行(5月3日〜11日)でエチオピアの地へ飛んでいる。「自然や風土、空気など実際に行かないと感じられないものを体験したい」と少女のように表情を輝かせる。

○…エッセイのテーマは『幸せを載せて輸出したい』。4年前、息子の小学校入学を機にマイカーを買い替えた際のエピソードを綴った。「この車はどこへ行くの?」。慣れ親しんだ車の行く末を気にする息子に、ディーラーの店員がとっさに答えた「アフリカへ行くかもしれないよ」という一言。その時、頭をよぎったのは、中古車から出る排気ガスにより空気が汚され、廃車が山となっている光景だった。「私達の幸せを支えたマイカーが、アフリカの環境を壊していないか」。そうした問題意識を文章にこめた。

○…大阪府出身。10年前、新婚旅行で訪れたモルディブで「人生が変わった」。そこで目にした美しい自然に感動すると同時に、温暖化が進めばモルディブが沈むかもしれない、という話に衝撃を受けた。以来、レジ袋は使わない、移動は自転車で、と環境に配慮した生活を続けている。数年前には、エコ生活についてのエッセイで最優秀賞を受賞したこともある。「楽しんでやることが一番。だって私、贅沢も大好きなんですよ」とあくまで自然体だ。

○…アフリカに行くことになり、改めて情報の少なさを感じた。「飢餓や貧困だけではないアフリカを知りたい」と語る。自分が見て、感じた生のアフリカを、家族や友人、なによりも一人息子の真澄君に伝えたい、と言う。「身近な人の体験談なら、きっと彼の深いところに届くはず。それが友達やもっと多くの人に広がっていけば」。そう語る澄んだ瞳が印象的だった。



 
 
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1人の教授の人生を決定づけた化石

2008.5.2 00:30

【テンピ(アリゾナ州)=USA TODAY(アン・ライマン)】世界で最も有名な化石「ルーシー」の発見者は今も彼女から離れることができない。アリゾナ州立大人類起源研究所のドナルド・ジョハンソン教授の部屋には、樹脂製のアファール猿人の頭蓋骨(ずがいこつ)が飾られている。

1974年、ジョハンソン教授らはエチオピア北東部のハダールで化石人骨を発見した。

発見当日は日曜日。ジョハンソン教授は学生たちと一緒に、38度近い猛暑のなか、化石の発掘作業を行っていたとき、茶灰色の物体を見つけたという。6・35センチの化石は人間のひじのように見え、周囲を掘ったところ、あご、臼歯、足や腕、頭蓋骨の一部とみられる320万年前の化石が見つかった。

車に積んでキャンプに戻り、その晩はビールで貴重な発見を祝ったという。そのとき、テープレコーダーから流れていたのがビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」。ジョハンソンのガールフレンド、パメラさんが「ルーシーという名にしたら」と提案、この化石人骨はルーシーと名付けられ、世界中に広まった。

ルーシーはエチオピア政府の許可を得ていったん、米国に持ち込まれたが、1980年にエチオピアに返却された。その後も、ジョハンソン教授はルーシーに会うため、何度もエチオピアに通ったという。

(c) 2008, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.



 
 
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エチオピア人に偽装結婚させた疑い、容疑の3人逮捕

エチオピア人の女と日本人の男を偽装結婚させたとして、警視庁組織犯罪対策1課が東京都西東京市、自称自動車販売仲介業、岡村寿誠(よしなり)容疑者(41)ら3人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕していたことが、20日わかった。

ほかに逮捕されたのは、エチオピア国籍の同市、パート、アビゲル・モコネン・ワゲブラエル容疑者(38)と同市、防水工、高野亨容疑者(26)。エチオピア人の偽装結婚の摘発は初めて。

調べによると岡村容疑者らは2006年9月、長期滞在できる「日本人の配偶者等」の資格をアビゲル容疑者に取得させるため、西東京市役所に高野容疑者を夫とする虚偽の婚姻届を提出し、受理させた疑い。(20日 18:11)



 
 
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イタリア軍に略奪されたエチオピア「アクスムのオベリスク」、元の場所に復元へ

* 2008年05月27日 08:41 発信地:パリ/フランス

【5月27日 AFP】70年前イタリア軍に持ち去られ、3年前に里帰りを果たしたエチオピア北部アクスム(Axum)のオベリスク(花崗岩の石柱)の復元作業が、6月に元あった場所で開始されることになった。国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)が22日明らかにした。

フランチェスコ・バンダリン(Francesco Bandarin)ユネスコ世界遺産センター所長は記者会見で、復元作業はエチオピア・イタリア間の平和条約に基づいて行われると語った。

オベリスクは3世紀のもので、高さ24メートル、重さ150トン。現在世界遺産に指定されている「アクスムの考古遺跡」にあったものだが、1937年、エチオピアの植民地化を企図していたイタリアの時の独裁者、ベニト・ムソリーニ(Benito Mussolini)の命で兵士により持ち去られた。

返還は1947年に合意されたが、オベリスクはその後も国連食糧農業機関(UN Food and Agriculture Organization、FAO)ローマ(Rome)事務所の前に立ち続けた。返還されたのは2005年になってからのことで、「3つの部分に分けて」エチオピアに輸送された。

アクスムは、紀元前5世紀から10世紀まで、交易の中心地として栄えたアクスム王国の首都。同王国は、最盛期には今日のエチオピア、エリトリア、スーダン、ソマリア、イエメンにまで勢力を拡大した。同遺跡にはかつて100本以上のオベリスクが立っていたとされる。

数百万ドルが投入された復元計画は、6月4日に開始され、9月10日には一般公開される予定。(c)AFP



 
 
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エチオピア最高裁、メンギスツ元大統領に死刑判決

* 2008年05月27日 06:01 発信地:アディスアベバ/エチオピア

【5月27日 AFP】エチオピアの最高裁判所は26日、虐殺罪で有罪となっているかつての独裁者、メンギスツ・ハイレ・マリアム(Mengistu Haile Mariam)元大統領に対し、被告不在のまま死刑判決を言い渡した。メンギスツ政権下の高官17人にも死刑判決が下された。

同国の裁判所は07年1月、ジンバブエに亡命中の元大統領に終身刑を言い渡していたが、控訴審で最高裁はより厳しい刑を求める検察側の主張を支持し、判決が覆った。(c)AFP/Aaron Maasho



 
 
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多面的なアフリカ報道を ボノさんらが新聞に要望

アフリカの貧困撲滅に取り組むアイルランドの人気ロックバンド「U2」のボノさんと、ロック歌手ボブ・ゲルドフさんが東京都内で30日、アフリカの明るい面にも目を向けた積極的で多面的な報道を展開するよう、新聞など日本のメディアに要望した。

「僕たちは隠れジャーナリスト」と話すボノさんはかつて記者志望で、ゲルドフさんには記者経験がある。ボノさんは「『悲惨でかわいそう』というアフリカ観を変えて、ビジネスチャンスや現地で活躍する日本人の姿を伝えてほしい」と語った。

ゲルドフさんが企画した1985年のエチオピア飢餓救済コンサート「ライブ・エイド」以来、2人は途上国の債務削減を先進国に訴える活動などを続けている。

2人は同日、東京都中央区の朝日新聞東京本社で31日付朝刊用「アフリカ特別紙面」の1日編集委員を務め、割り付けの変更など精力的に意見を述べていた。

2008/05/30 20:18 【共同通信】



 
 
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たった1杯のコーヒーに秘められた衝撃のドラマを追う『おいしいコーヒーの真実』

コーヒー1杯、数百円。街のいたるところにカフェがあり、いつでもおいしいコーヒーが飲める日本で、その値段について真剣に考えたことがあるだろうか。この『おいしいコーヒーの真実』は、普段何気なく飲んでいるコーヒーが私たちの口に運ばれるまでに、どのように生産され、流通し、加工されているのかを追いかけたドキュメンタリーだ。

2002年末に、コーヒーの原産国であるエチオピアが食糧危機に見舞われているというニュースを耳にして、この映画を作ろうと思ったという英国人監督のニック&マーク・フランシス兄弟。世界で1日あたり20億杯も消費されている飲み物であるのに、なぜ生産農家が食糧援助を受けるほど貧困に苦しんでいるのか、彼らはそのパラドックスを追いかけた。

リサーチ中にエチオピアのコーヒー農家を束ねるタデッセ・メスケラ氏と出会い、彼と共に2年間にわたってシアトル、ロンドン、エチオピア…世界中を駆け回ったニックとマーク。そこから見えてきたのは驚くべきコーヒー産業の実態だった。フェアトレード(公式な取引)を求めて奮闘する小農民と農協、彼らの苦労を知らずに優雅にコーヒーを味わう消費者──その生活の差にも驚かされるだろう。

たった1杯のコーヒーの背景に、こんなにも衝撃的なドラマがあったとは! これは“知ること”の大切さを痛感させてくれる、心のアクション映画だ。

(text:Rie Shintani)



 
 
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貧しい子どもたちとそれを支える人々の写真展

写真家ホ・ホさん(49)が29日から来月3日まで、ソウル光化門のKTアートホールで写真展「僕は君に、君は僕に」を開催する。ホさんは国際子ども養育機関「韓国コンパッション」とともに開催する今回の写真展で、コンパッション・プログラムに参加して世界の子どもたちを後援する人々の姿を写した。配達員の男性、もち屋のおじいさん、ダウン症のピアニスト、牧師、学生たち…。さまざまな分野の幅広い年代の人々がホさんのレンズを通じ、「助け合って生きていこう」と語り掛けている。

ファッション写真が専門のホさんがコンパッションとともに写真展を開催するのはこれで3度目。ホさんは「4年前、偶然この団体のことを知り、子どもたちの写真を撮るようになった。現在はドミニカ共和国、エチオピア、ウガンダの子どもたち3人を後援している」と話した。米国のエバレット・スワンソン牧師が1952年、韓国戦争(朝鮮戦争)で家族を失った孤児たちを援助するために設立したコンパッションは、現在24カ国の極貧家庭の子どもたち約90万人を援助している。

ホさんは「子どもが一人いれば、その子どもを助ける後援者もいるということを見せたくて、カメラを普段と違う方へ向けてみた」と話した。

クァク・アラム記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 
 
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エチオピア、再び飢餓の恐怖 栄養失調で子ども犠牲に

2008年6月21日21時59分

【シャシャマネ(エチオピア中部)=古谷祐伸】アフリカ東部エチオピアの中・南部が深刻な干ばつだ。食糧高騰も追い打ちとなり、多くの子供が栄養失調などで命の危険にさらされている。同国政府は460万人が緊急食糧を必要としている、として国際社会に支援を呼びかけている。

首都アディスアベバから南へ約250キロの町シャシャマネに6月中旬、入った。穀倉地帯だが、3〜4月に雨が降らず年明けに植えた作物がほとんど収穫できなかったという。人々は飢えをしのぎながら次の収穫を待ちつつ、耕作していた。

町の保健当局によると、栄養失調の子供は4月下旬から目立ち始めた。5月下旬に国際医療NGO「国境なき医師団(MSF)」が政府と共同で緊急医療センターを設置、救援活動を始めた。

16日、センター前には診察や食べ物を求める母子十数組の行列ができていた。病室には深刻な状態にある子供約150人が入院していた。すでに17人が死亡したという。

カシン君(6)は病室のマットレスの上で、骨と皮だけの体を毛布にくるまれて座っていた。目を無表情に開き、問いかけても反応がない。5月下旬、移動巡回中のMSFスタッフが50キロ離れた村で見つけて運んできた時は、適正体重の半分以下の10.5キロ。結核にも感染していたという。

この日退院したドレティさん(7)は、ガリガリの体で歩くのもふらつく状態。それでも母ユボさん(25)は「3週間前は死にかけていた。とても元気になった」と笑顔を見せた。

エチオピアでは84年、飢餓で100万人が死亡した。今のところは当時ほどではないが、大雨期が始まる6月の天候次第で事態がさらに悪化する可能性はある。

国連児童基金(ユニセフ)エチオピア事務所のビヨン・ユングビスト代表によると、食糧や燃料の物価上昇も追い打ちをかけている。4月の物価上昇率は年率29.58%。食糧に限定すると39.09%だ。収穫がなかった貧しい農家に買える食べ物はほとんどないという。2億5千万ドル(約260億円)分の食糧不足が予想されている。

だが、対応の遅れを国際社会から非難されるのを警戒するエチオピア政府は、メディアに神経質になっている。同センターで働く政府派遣の医師は「(事態は)既に改善傾向にある」と笑顔で強調。記者の取材に同行した情報省担当者が、MSF側に「もう記者は受け入れるな。大げさに書き立てる」と要求する声が聞こえた。政府はNGOの活動への統制を強める法案を検討中。NGO側は、実情を国外へ伝えて支援を求めるのが困難になるなどと、危機感を強めている。



 
 
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栄養失調は救える! エチオピア:シェレミの場合

2008年8月5日

* 国境なき医師団@エチオピア

栄養失調とは、食糧の不足だけではなく、栄養素の不足により引き起こされる病気である。「私たちは、子どもたちが健康に発育するためにはどのような食物が必要かを知っているにもかかわらず、世界のリーダー達はなぜ、自分の子どもたちには決して与えないであろう食糧を飢えた国に送るという二重基準に満足しているのでしょうか?」と、国境なき医師団(MSF)の必須医薬品キャンペーンの栄養アドバイザー、スーザン・シェパード医師は語る。

例年にない干ばつにあえぐエチオピアでは、国際的な穀物市場の高騰や高インフレ率が栄養失調に拍車をかけている。オロミヤ州および同国南部におけるプログラムで、MSFは今年5月中旬から6500人以上の重度の栄養失調児の治療を行ってきたが、ハンガーギャップ(端境期に起きる飢餓)の到来と共に、状況は深刻化している。しかし、近年開発された、栄養価が高くそのまま食べられる栄養治療食(ready−to−use food: RUF)を活用することで、子どもたちの死亡率は飛躍的に改善されることが判明し、重度の栄養失調に苦しむ4歳の女児、シェレミを含む多くの子どもたちが、RUFを用いた治療により順調に回復している。

[1] RUFは、個別包装されたパッケージを開封して、そのまま食べることのできる、画期的な栄養治療食である。常温での長期保存が可能な上、調合や調理が必要ないことから、家庭でも簡単に取り扱うことができ、投与分量の間違いや、調理に要する清潔な水の入手を心配する必要もない。粉ミルク、砂糖、植物性油脂等を主原料とし、乳幼児に必要な栄養素、ビタミン、ミネラルが含まれている。

(c)Susan Sandars/MSF

[2] 4歳のエチオピア人の女の子、シェレミ。彼女が母親に連れられ、双子のクトゥバと共にオロミヤ州、クエラにあるMSFの入院治療センターを訪れた時、重度の栄養失調による浮腫の影響で、足や顔がひどくむくんでいた。シェレミとクトゥバの診療は到着後の16時過ぎに始まり、18時には治療用F75と呼ばれるミルクを用いた治療の第一段階が行われた。

(c)MSF

[3] 「村の人びとから、子どもたちの治療と食糧援助をしているMSFの診療所へ行くように言われました。双子たちが早く元気になる事を願っています。」と、シェレミとクトゥバの母は語る。彼女はMSFに絶大なる信頼を寄せているようで、あまり心配していない様子だが、双子たちの状況は未だ危機的であり、命を落とす可能性も否定できない。7月の夜は気温が低く、栄養失調児たちにとって低体温症は脅威だ。双子たちにはF75ミルクを一日8回投与する治療が24時間体制で行われている。

(c)MSF 

[4] クトゥバの浮腫は引き、順調に回復のきざしを見せている。一方、衰弱して食欲がなく、治療用ミルクの経口投与を嫌がるシェレミに、チューブによる強制投与が試みられるが、怯えてうまくいかない。最終的には母親が定時にミルクを投与することになった。数日後、治療の効果がシェレミにも次第に現れ始め、少し浮腫が軽減された。次はいよいよ、クトゥバに続き、F100ミルクを用いた、移行段階の治療が開始される。

(c)MSF

[5] シェレミとクトゥバの双子は、無事治療の第二段階に移行し、療養ミルクと、日に3袋のRUFを用いた栄養食治療が始まった。1袋で500カロリーを摂取できるRUFは、食欲を無くした子どもも好んで食べることができる、甘いピーナッツバター風味だ。シェレミとクトゥバの退院の日は近い。シェレミのように重篤な栄養失調に陥る前に、中程度の栄養失調児にもRUFを用いた療養を施し、栄養失調が生命を脅かす段階まで進行するのを未然に防ぐことが何よりも重要である。

(c)MSF

▼ 食糧援助における、必須栄養素の欠落を指摘するMSFのプレスリリースはこちら

▼ エチオピア南部における、栄養治療プログラムの拡大に関するニュースはこちら

▼ エチオピア、オロミヤ州での栄養治療開始に関するニュースはこちら

▼ 栄養治療キャンペーンに関する詳細はこちら

<インフォメーション>

■ MSFのウェブサイトが新しくなりました

7月1日にMSFのウェブサイトが新しくなりました。こちらからぜひご覧下さい。

■ MSF DAY 2008

2007年に引き続き、2008年も国境なき医師団のイベント「MSF DAY」を開催しています。会場でしか見ることができない国境なき医師団制作のドキュメンタリー映画の上映会、そして海外派遣スタッフによる講演会を通じ、人道援助とは何かを皆様と考える一日です。今後の開催予定地は、広島、名古屋、大阪です。詳細については、随時こちらでお知らせします。

■命を救うために毎日できることは何だろう。

「1日50円キャンペーン」は、1日あたり50円または任意の金額を、1ヵ月ごとに口座から振り替えていただく継続的なご寄付の方法です。安定した資金が確保できるため、緊急事態へのより迅速な対応が可能となり、またより長期的な視野に立ったプログラムづくりを可能にする支援方法です。ぜひご参加下さい。お申し込みはこちらから。

■海外派遣スタッフ 参加者募集中

MSFでは、活動に参加できる海外派遣スタッフを常時募集しています。医師、看護師、助産師、臨床検査技師、臨床心理士、薬剤師のほか、非医療系ではロジスティシャン(建築、水・衛生管理、電気、通信、機械、車両、物資輸送などの専門家)、アドミニストレーター(財務・人事管理責任者)を募集しています。

毎月、派遣希望者を対象に海外派遣スタッフ募集説明会を開催しています。次回は9月7日(日)13:30〜15:30に大阪で、9月13日(土)16:30〜17:30に広島(MSF DAY 2008と同日開催)で、開催します。参加希望の方は、事前に参加申込みフォーム又はお電話にてお申込みください。海外派遣に関するお問い合わせはリクルート担当へ。TEL:03-5337-1499 / recruit@tokyo.msf.org

■国境なき医師団 メールマガジン

MSFの活動状況や海外派遣スタッフ募集などの情報を、メールでお届けします。(月一回程度、テキスト形式またはHTML形式)購読は無料です。是非お申し込みください。お申し込みはこちらから。



 
 
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北京五輪:陸上 男子1万メートル 悲しみ越え、ベケレ連覇

(第10日)

エチオピア、エリトリア、ケニアの東アフリカ勢が先頭を競った17日の男子一万メートル。勝負を制したのは、前回覇者のベケレだった。最後の1周(400メートル)は53秒42。中距離選手並みのスピードでシヒネを振り切ると「夢がかなってよかった」と連覇を喜んだ。

アテネ五輪は優勝。だが翌年の05年1月、競技仲間でもあった19歳の婚約者アレム・テチャレさんが練習中に胸の痛みを訴えて急死。その後、一時は走るたびに負ける時期もあった。

それでも「走ることこそ彼女の追悼になる」と奮起した。その夏の世界選手権を制して復活を証明し、直後には26分17秒53の世界記録も出した。昨年も世界選手権で3連覇した後、秋にはエチオピアのトップ映画女優ダナウィト・ゲブレジアベルさんと、首都アディスアベバ最高級のホテルで結婚式を挙げ、私生活も充実。走りにも自信が満ちる。

まだ26歳。「自分のためにも国のためにも、もっと多くの金メダルを取り続けて歴史を作りたい」という。アフリカ勢のレベルが全体に上がり、争いは激しくなる一方。だが、勝ち続ける自信は揺るがない。【石井朗生】

毎日新聞 2008年8月18日 東京夕刊



 
 
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ベケレ 2大会連続の金メダル

* 2008年08月18日 22:28 発信地:北京/中国

【8月18日 AFP】(写真追加)北京五輪第10日、陸上・男子10000メートル決勝。エチオピアのケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)は、五輪新記録となる27分01秒17をマークして同種目で二連覇を達成した。銀メダルは27分02秒77を記録した同じくエチオピアのシレシ・シヒネ(Sileshi Sihine)が獲得し、銅メダルは27分04秒11を記録したケニアのミカ・コーゴ(Micah Kogo)が獲得した。(c)AFP



 
 
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記事入力 : 2008/08/21 11:40:01 【社説】「黒人? 黒人はダメです」

外国人女性が多数出演しトークを繰り広げるバラエティー番組『美女たちのおしゃべり』(KBS第2テレビ)の出演者で、エチオピア人の大学講師メザ・イシュトゥさんは、18日の放送で「韓国に初めて来たとき、ある会社に履歴書を出したら“黒人なの? 黒人はダメです”と言われた」と涙を流した。韓国に来て4年半というメザさんは、昨年9月からある大学の経営情報学部専任講師として教壇に立っている。メザさんは「韓国では、“黒人なのになんで大学で教えられるの?”と言われる。韓国はひどすぎる」と言った。韓国語ができないエチオピア人の代わりに、メザさんが工場の社長に会うと、「黒人の給料は、アジア人の給料よりもだいぶ少なくしている」と言われたともいう。オーストラリア人のコスティさんも「韓国の人たちは黒人が英語を教えていると、その授業を取らない」と韓国人の人種差別を問題視した。

韓国人にも、貧しかったころ海外に働きに行き、差別の悲しさに耐えた時代があった。その韓国人が、今は暮らしが豊かになったからといって、韓国よりも貧しい国の人々、韓国人と違う肌の色の人々を見下すのは恥ずかしいことだ。京畿道利川市で冷凍倉庫の火災があったとき、死者40人のうち外国人労働者は14人にも達した。彼らは安い給料をもらい、つらい仕事場で韓国経済を支えてくれている。先進国の人々は、先進国によく見せようと努力する韓国人が東南アジア人や黒人を見下しているのを見て、どんな気持ちを抱くだろうか。

韓国は1年間に3700億ドル(約40兆6300億円)相当の商品を外国に売る一方、韓国内に住む外国人の数は100万人、全国民の2%を超えている。にもかかわらず、スイス国際経営開発研究所(IMD)は「外国文化に対する開放性」の評価で韓国を「55カ国中最下位」としている。

国際結婚をして韓国に住んでいる東南アジア出身のある女性は、韓国での小学校生活によくなじんでいた子供に「お母さんが学校に来てからいじめられるようになった」と言われた。同級生たちはその子の母親が東南アジア出身ということを知ると、いじめるようになったというのだ。まだ幼い子供たちまでもが人種差別や偏見に染まっていては、世界が一つの町、一つの家族のように混じり合い、暮らしていく未来の世界のリーダーとして成長してはいけないだろう。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 
 
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国連、エチオピアの食料不足に警鐘鳴らす

2008年09月09日 16:56更新

国連人道問題調整事務所(OCHA)は8日、干ばつ地域の拡大によるエチオピアの食料不足が深刻化している、として同国内全域に警鐘を鳴らした。

OCHAによると、エチオピア国内は日照り続きの天候のため食料の安全確保状況がますます悪化しているという。

援助団体らは「深刻な供給不足にある」とし、国連世界食糧計画とともに1億3,600万ドル(約147億円)相当の大規模な食糧供給支援策にとりかかっている。

現地を訪問したジョン・ホームズ国連人道問題事務次長は、「長期的な混乱が続く南西地域は、厳しい食料不足の影響により最も憂慮すべき地域である」とし、エチオピアへの食料輸送を早急の課題とした。

昨年エチオピアを襲った大洪水は、食用作物の大部分に致命的な打撃を与えた。それをきっかけに始まった干ばつ状況は今年もさらに悪化傾向にある。

現地報道によると、南西エチオピアのガンベラでは洪水の氾濫により約3万5千人が住居移動を余儀なくされ、世界保健機関が被害者1万人のために薬や生活必需品を供給しているという。



 
 
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アンジェリーナとブラピ、エチオピアに医療センター設立のため約2億円を寄付

2008年9月16日 15時43分 feed

[シネマトゥデイ映画ニュース] アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが、エイズや結核にかかったエチオピアの子どものための医療センターの設立用に200万ドル(約2億円)をGlobal Health Committeeに寄付した。

寄付はジョリー・ピット基金からの寄付で、子どもだけでなく大人の薬物耐性結核の治療プログラムの設立にも使用される。「わたしたちの目標は、結核や治癒可能な病気、エイズ/HIVなど治療可能な病気で多くの人が亡くなっているエチオピアに、カンボジアと同じ成功をもたらすことです」とアンジーは声明を出している。カンボジアには1994年にエイズと結核の医療センターが設立されている。



 
 
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ブラピとアンジー、エチオピアで結核エイズ治療施設建設のため2億円寄付

* 2008年09月16日 12:25 発信地:ロサンゼルス/米国

【9月16日 AFP】ハリウッド屈指の大物カップル、俳優ブラッド・ピット(Brad Pitt)と女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Joli)が、エイズ(HIV/AIDS)や結核に感染した子どもの治療施設をエチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)に建設するため、200万ドル(約2億円)を寄付した。非営利団体Global Health Committee(GHC)が15日、発表した。

この医療施設は、2人の出資により以前カンボジアに建設された同様の施設をモデルにしている。施設にはエチオピアから迎えた3歳になる養子のザハラ(Zahara)ちゃんの名前が付けられる予定。ピットは「ザハラが大人になったら、責任を持ってこの施設を運営し、使命を引き継いでほしい」と話している。

「カンボジアには結核やエイズで無駄に命を落とす人たちが大勢いるけれど、わたしたちはそうした人たちを救う活動で成功を収めてきた。エチオピアでも同様の成功を収めることが目標だ」と、ユニセフ親善大使を務めるオスカー女優のジョリーは語った。

2人の寄付金は結核とエイズの治療、患者の苦しみを和らげる活動を実現する手助けになると、GHCの共同設立者でハーバード大学医学部(Harvard Medical School)のアン・ゴールドフィールド(Anne Goldfeld)准教授は話している。

国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、エチオピアのエイズ孤児は推定で約100万人いる。また、世界保健機関(World Health Organisation、WHO)によると、エチオピアは世界で7番目に結核患者が多く、推定170万人がHIVに感染している。

ピットとジョリーは、今年生まれた双子のノックス・レオン(Knox Leon)くんとビビアン・マーシュリン(Vivienne Marcheline)ちゃん、実子で2歳のシャイロ(Shiloh)ちゃん、養子のザハラちゃん、ベトナム出身パックス(Pax)くん、カンボジア出身のマドックス(Maddox)くんら、合わせて6人の子どもを育てている。(c)AFP



 
 
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ブランジェリーナがエチオピアの病院に2億円寄付

エイズ・結核治療の新クリニック“ザハラ”創設へ

2008/09/16

アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが、3歳の娘ザハラちゃんの出身国であるエチオピアにクリニックを創設するため、200万ドルを寄付した。アフリカにおけるエイズ・結核の治療を促進するため、ジョリー=ピット基金を通して世界健康委員会(Global Health Commettee)にゆだねられた。

世界保健機関(World Health Organization)によると、現在、アフリカ国民の170万人がHIVに、6000人が薬物抵抗性の結核に感染している。今回の寄付金により、エチオピアの首都アジスアベバに重病の子どもたちのためのクリニックが設けられ、子どもや大人の結核を治療するプログラムも組まれる予定だ。

クリニックは“ザハラ”と名づけられ、ピットは「ザハラが大きくなったら、責任を持ってクリニックを運営していけるよう願っている」と思いを込める。

ジョリーとピットは以前にも、世界健康委員会とともにカンボジアの首都プノンペンにクリニックを設立し、地元出身の息子マドックスくんにちなみ、 “Maddox Chivan Children's Center”と名づけている。同病院では、2006年2月からHIVや結核に感染した子どもたちに向けた治療や教育、社会奉仕などを行っている。

ジョリーは、「私たちのゴールは、カンボジアの成功例をエチオピアでも実行すること。この国では、治療可能な重病や結核、HIVなどで多くの人々が亡くなっているのです」と語る。

ジョリーとピットの間には、ザハラちゃんとマドックスくんのほか、ベトナムから養子に迎えた4歳の息子パックスくんと、2歳になる実娘シャイロちゃん、7月に誕生したばかりの双子ノックス・レオンくんとヴィヴィアン・マーシュリンちゃんがいる。



 
 
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エチオピアで日本人女性誘拐報道 「世界の医療団」

2008年9月25日0時53分

【パリ=国末憲人、ナイロビ=古谷祐伸】国際救援団体「世界の医療団」(MDM、本部・パリ)は23日、エチオピアで活動していたスタッフ2人が誘拐されたと発表した。仏ラジオRFIは24日、うち1人は日本人だと伝えた。MDMはスタッフの国籍や名前を明らかにしていない。

同ラジオなどによると、誘拐されたのは日本人女性とオランダ人男性。ソマリア国境から約80キロのエチオピア東部オガデン地方で22日、武装集団に連れ去られたという。紛争地での中立性を示すため、2人は武装警備を受けていなかった。

MDMは緊急の対応組織を立ち上げ、誘拐された2人の家族と連絡を取っている。責任者は「人々の安全のため、国籍などは明らかにできない」と話している。MDMはエチオピアで長年、活動してきたという。

AFP通信はソマリア警察当局者の話として、2人がソマリア中央部に連れていかれたと報じた。

誘拐した集団の詳細は不明だが、オガデン地方はソマリア系住民が大半を占め、エチオピアからの独立を訴える「オガデン民族解放戦線(ONLF)」などの反政府勢力が政府軍と衝突を繰り返し、治安はよくない。ONLFは24日、「オガデン住民の苦難を増やすだけだ」と今回の誘拐を非難する声明を出した。

エチオピアがソマリア暫定政府に軍を派遣していることに反発した、ソマリアのイスラム系武装勢力による犯行との見方もある。ソマリアでは最近、身代金目的の外国人誘拐事件が頻発し、8月下旬からカナダとオーストラリアの記者が誘拐されているほか、22日にはドイツ人が数日間拉致された末に解放された。



 
 
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日本人女性誘拐か エチオピア

2008.9.24 23:41

非政府組織(NGO)「世界の医療団」(本部・パリ)は、エチオピア東部のオガデン地区で活動していた専門家ボランティア2人が22日午後(現地時間)に誘拐されたことを明らかにした。医療団は2人の氏名や国籍を公表していないが、現地報道などによると、日本人女性とオランダ人男性の可能性が高い。

関係者によると、現場はソマリア国境から約80キロの付近で、医療団メンバーが頻繁に訪れていたという。2人は反政府組織に誘拐されたとみられ、在エチオピア日本大使館などが安否や身元の確認を急ぐとともに、情報収集を進めている。

医療団はパリの本部に緊急対策チームを立ち上げ、関係機関などと連絡を取り合っているとしている。

オガデン地区は石油資源が豊富で、以前から分離独立を求めるオガデン人のオガデン民族解放戦線など複数の反政府組織が活動。エチオピア政府と対立しており、爆弾テロによる死傷者も多数出ている。

また、「(現地は)外国人が足を踏み入れることを嫌う」(同大使館)気質が強く、昨年4月には石油採掘をしていた中国人9人を含む74人が殺害される事件が発生している。

このため、外務省は不測の事態が発生する可能性が高く、渡航延期を勧告している。

世界の医療団 民間非営利団体(NPO)「国境なき医師団」を離脱した医師ら15人が1980(昭和55)年設立した組織。フランスのクシュネル外相は創設メンバーの一人。81年に初めてベトナムに医療チームを派遣。平成7年1月の阪神・淡路大震災の際も医療チームを派遣、同年3月に同医療団の日本事務局が設けられた。エチオピアでは約20年間、支援活動に取り組んでいる。



 
 
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NGOメンバー2人誘拐 1人は日本人の可能性 エチオピア

09/24 23:54更新

非政府組織(NGO)「世界の医療団」(本部・パリ)は24日、エチオピア東部のオガデン地区で活動していた専門家ボランティア2人が22日午後(現地時間)に誘拐されたことを明らかにした。外務省などによると、このうち1人は日本人の可能性があり、関係機関が確認を急いでいる。

同医療団はホームページで「フランス本部は本県に関する事実を確認し、同時に緊急対策チームを立ち上げた。現在、平常時より連携のある当局および関係各所との連絡を取っている」としている。

外務省によると、エチオピア東部では、反政府組織が政府軍とたびたび衝突。爆弾テロによる死傷者も出ており、不測の事態が発生する可能性があることから、渡航延期を勧告している。

「世界の医療団」は、民間非営利団体(NPO)「国境なき医師団」出身の医師15人が1980(昭和55)年設立した組織。翌年、ベトナムに医療チームを派遣。平成7年1月の阪神大震災の際も医療チームを派遣、同年3月に同医療団の日本事務局が設けられた。

2007年からはペルーやバングラデシュの自然災害対策のほか、エチオピアでの緊急支援に取り組んでいる。



 
 
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エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 金目的、外国人誘拐が頻発――国境付近で

【パリ福井聡】国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人女性とオランダ人男性と見られる医療スタッフ2人が誘拐された事件で、発生現場のエチオピア東部オガデン地方と国境を越えたソマリア国内では、外国人を狙った身代金目的誘拐が頻発していることが分かった。

関係者によると、2人は22日にソマリアとの国境地帯にある村でソマリア人武装グループに誘拐された後、国境を越えソマリア中部のグラエル地方に連れ去られたことが確認されている。

ソマリアでは22日、北部プントランドで誘拐されていたドイツ人男性とソマリア人の妻が解放されたばかり。別にカナダ人、オーストラリア人、ソマリア人のジャーナリスト3人組が8月に誘拐され、犯人グループは「身代金250万ドル(約2億6500万円)を要求中」と報じられている。ソマリア近海でも海賊による身代金目的乗っ取りが頻発。4月にはフランスの豪華帆船(乗組員30人)が海賊に乗っ取られ、仏軍がヘリコプターで攻撃して人質を解放、「身代金200万ドル(約2億円)が支払われていた」と報じられた。

◇「日本人誘拐」の事実には答えず――医療団日本支部

世界の医療団日本支部のオスタン・ガエル理事長は25日、東京都港区の事務所前で、同団の専門ボランティア2人が22日にエチオピア東部で誘拐された事実を確認したと発表した。誘拐された2人に日本人が含まれるかどうかについては明らかにせず、報道陣の質問にも一切答えなかった。【内橋寿明】

毎日新聞 2008年9月25日 東京夕刊



 
 
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エチオピア:邦人ら2人誘拐 「世界の医療団」スタッフ

【パリ福井聡】国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)は24日までに、エチオピア東部オガデン地方で医療スタッフ2人が22日午後に誘拐された、と発表した。医療団は安全上の理由から、2人の国籍や氏名などを一切公表していないが、現地の報道などによると、2人のうち1人は日本人女性で、もう1人はオランダ人男性とみられる。

医療団は緊急対策チームをつくり、関係当局や誘拐された2人の家族らと緊密に連絡を取っているという。日本の外務省も経過を把握している模様だ。

報道によると、2人はソマリアとの国境地帯にあるラース・カーヌード村で約10人のソマリア人武装グループに誘拐され、ソマリアの首都モガディシオの北数百キロのグラエル地方に連れ去られた。現地当局者は犯人グループとの折衝に当たっているという。

ソマリアとエチオピアの国境周辺では身代金目的の外国人誘拐事件が頻発している。

「世界の医療団」はクシュネル現仏外相らが「国境なき医師団」から分かれる形で1980年に創設した非政府組織(NGO)。年間約1200人の医師、看護師らを約90カ国に派遣。95年1月の阪神大震災でも活躍した。

毎日新聞 2008年9月25日 東京朝刊



 
 
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エチオピアで「世界の医療団」の2人誘拐…1人は日本人か

【ヨハネスブルク=角谷志保美】民間活動団体(NGO)「世界の医療団」(本部・パリ)は24日、ソマリアと国境を接するエチオピア東部オガデン地方でスタッフ2人が22日午後に誘拐されたと発表した。

2人の国籍や氏名は公表されていないが、フランス公共ラジオなどによると、日本人女性とオランダ人男性とみられる。

世界の医療団本部は、「メンバーの安全確保を最優先している」として、緊急対策チームを組織、関係当局と連携して解放を目指しているという。ロイター通信などは、2人を誘拐したのは隣国ソマリアの武装集団で、首都モガディシオから北約500キロの町に連行したと伝えたが、詳細は不明。

オガデン地方は、ソマリアと同じソマリ族住民が多くソマリアの武装勢力が出入りするほか、エチオピア政府からの独立を目指す反政府武装勢力も活動しており、政情不安が続いている。

(2008年9月25日01時57分 読売新聞)



 
 
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エチオピア誘拐の「世界の医療団」2人、ソマリアに移動か

【ヨハネスブルク=角谷志保美】東アフリカ・エチオピアで、国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)に所属する日本人女性とオランダ人男性とみられるスタッフ2人が武装集団に誘拐された事件で、2人はソマリアと国境を接するエチオピア東部のオガデン地方から、ソマリア中部に連れ去られた可能性が高いことが明らかになった。

AP通信などが伝えた。

2人は22日、ソマリア国境付近で活動中、約10人の武装集団に襲われた。ソマリア中部の行政当局者は、「武装勢力と外国人男女が乗った車両を見た」との情報を得て中部の村に治安関係者を派遣したが、車両は移動した後だったという。

ソマリアは紛争状態が続き、最近は治安が急速に悪化。身代金目的の外国人誘拐も頻発しており、22日には、同国北部で誘拐されたドイツ人男性とソマリア人妻が警察当局に2日ぶりに救出されたばかりだった。

(2008年9月25日15時12分 読売新聞)



 
 
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「誘拐されたのは日本人女性医師ら」在エチオピア外交筋

【パリ=林路郎】AFP通信によると、在エチオピアの欧州外交筋は25日、国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)に所属するスタッフ2人が武装集団に誘拐された事件について、「さらわれたのは日本人の女性医師とオランダ人の男性看護師だ」と語った。

これについて「世界の医療団」本部は25日、「(提供できる)新しい情報はない」と述べ、確認を避けた。誘拐された2人の身元に関する情報について、「依然として2人の身の安全が第一であり、何も公表できない」としている。

(2008年9月25日22時51分 読売新聞)



 
 
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エチオピアで拉致の2人、身元は日本人とオランダ人

* 2008年09月25日 20:46 発信地:アディスアベバ/エチオピア

【9月25日 AFP】エチオピア東部で人道支援団体職員2人が武装集団に拉致され、ソマリア中部に連行された事件で、2人はパリ(Paris)を拠点とする国際NPO「世界の医療団(Medecins du Monde)」で従事する日本人の女性医師と、オランダ人看護士であることが判明した。外交筋が25日、伝えた。

2人は22日、干ばつ被害に遭った地域を視察に訪れたエチオピアのFadhigaradle村で拉致された。(c)AFP



 
 
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エチオピアで国際支援団体の職員2人拉致される

* 2008年09月25日 11:45 発信地:モガディシオ/ソマリア

【9月25日 AFP】エチオピア東部で国際支援団体の職員2人が銃で武装した集団に拉致され、ソマリア中部に連行された。パリ(Paris)を拠点にする「世界の医療団(Medecins du Monde)」が23日発表した。

2人は22日、干ばつに襲われた地域を視察するために訪れたFadhigaradle村で拉致されたという。

ソマリアの地元当局は人質の身柄解放のため治安部隊を派遣した。犯行集団の身元は明らかになっていない。

ここ数か月、ソマリアでは武装集団による国際組織の職員を狙った身代金目当ての拉致事件が複数発生している。(c)AFP



 
 
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エチオピアの誘拐、事実認め「新情報は発表できない」 医療団日本支部

2008.9.25 13:16

非政府組織(NGO)「世界の医療団」(本部・パリ)のスタッフがエチオピアで誘拐された事件で、団体の日本支部のガエル・オスタン理事長は25日、東京都港区東麻布の支部前で、誘拐の事実を認めた。

理事長は「世界の医療団は、2人の専門家ボランティアがエチオピアのオガデン地方で、現地時間の9月22日午後、誘拐されたことを確認した。これ以上新たに発表できる情報はない」などとコメントを読み上げ、一切の質問を受け付けずに扉を閉ざした。

誘拐された人物の国籍などの詳細は、人命にかかわるとして公表していない。



 
 
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医療団スタッフ誘拐 部隊派遣するも発見に至らず

2008.9.25 10:16

ソマリアなどからの報道によると、フランスに本拠を置く国際医療援助団体「世界の医療団」のスタッフ2人がエチオピアで誘拐された事件で、ソマリア当局者は25日までに、2人が現在拉致されているとみられる同国中部の地域に治安部隊を派遣したが、発見には至らなかったことを明らかにした。

犯行グループはソマリ系の約10人で、重武装しているとの情報もある。

ソマリア当局者によると、同国中部バランバレ付近で、外国人2人と武装勢力を乗せた車両が目撃されたとの情報があり、現場に治安部隊が派遣されたが、車両は発見できなかったという。

医療団のスタッフ2人は22日にソマリア国境に近いエチオピア東部オガデン地方で誘拐された。、うち1人は日本人女性の可能性がある。(共同)



 
 
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NGO側「新情報は発表できない」 エチオピア邦人誘拐

09/25 13:40更新

報道陣の取材に応じる、「世界の医療団」日本支部理事長=25日午後0時20分、東京都港区東麻布 非政府組織(NGO)「世界の医療団」(本部・パリ)のスタッフがエチオピアで誘拐された事件で、団体の日本支部のガエル・オスタン理事長は25日、東京都港区東麻布の支部前で、誘拐の事実を認めた。

理事長は「世界の医療団は、2人の専門家ボランティアがエチオピアのオガデン地方で、現地時間の9月22日午後、誘拐されたことを確認した。これ以上新たに発表できる情報はない」などとコメントを読み上げ、一切の質問を受け付けずに扉を閉ざした。

誘拐された人物の国籍などの詳細は、人命にかかわるとして公表していない。



 
 
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エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 「日本人は女医」――外交筋明かす

【パリ福井聡】国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人女性とオランダ人男性と見られる医療スタッフ2人がエチオピア東部で誘拐された事件で、エチオピアの首都アディスアベバの外交筋は25日、「2人は日本人女医とオランダ人男性看護師」と述べた。AFP通信が報じた。同外交筋は「2人は22日、干ばつ被害が深刻化している(ソマリアとの国境地帯の)ファディガラドル村を訪れ、誘拐された」と述べた。

毎日新聞 2008年9月26日 東京朝刊



 
 
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エチオピアの日本人女性らの誘拐、身代金目的か

【ヨハネスブルク=角谷志保美】東アフリカ・エチオピアで、国際医療支援団体「世界の医療団」の日本人スタッフら2人が誘拐された事件で、同医療団は2人が拘束されていると見られるソマリア中部の地域指導者らに情報提供などの協力を求めている。

犯行声明などはなく、2人を誘拐した集団に政治的、宗教的背景はないとみられ、身代金目的の犯行の可能性が強まっている。

アディスアベバの外交筋などによると、誘拐されたとみられる日本人女性医師は、エチオピア東部オガデン地方の町ケブリダハルを拠点に、近隣地域の医療向上に取り組んでいた。同医師はオランダ人男性看護師とともに武装集団にソマリア中部に連れ去られ、各所を転々としているものとみられる。

ソマリア中部の事情に詳しく、地域の長老らに取材したソマリア人記者によると、長老らが「地域の名誉にかかわる」として、2人の無事解放を目指して活発に動いているという。地域には政治的、宗教的背景のない武装集団が多数あり、犯行集団はその一つとみられている。

(2008年9月26日21時19分 読売新聞)



 
 
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エチオピアで誘拐の2人に「危害なし」 1人は日本人女性と確認

2008.9.27 11:31

国際医療援助団体「世界の医療団」のスタッフ2人がで、現地の反政府組織「オガデン民族解放戦線」(ONLF)のロンドン在住の渉外担当幹部は26日、共同通信に対し、2人のうち1人は日本人女性であると確認し、25日夜の情報では「2人に身体的危害は加えられていない」と言明した。

また、犯行グループはソマリア人で、地元長老らによる解放交渉が進められていることも明らかにした。

同幹部によると、2人はソマリア国境から数十キロのエチオピア東部オガデン地方のONLF実効支配地域から外れた地域で誘拐され、ソマリア中部ドゥサマレブ地区アブドゥワク村に連れて行かれた。同村周辺を転々としているという。

(共同)



 
 
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エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 反政府組織幹部「2人は無事」

【ロンドン共同】国際医療援助団体「世界の医療団」のスタッフ2人がエチオピア東部で誘拐された事件で、現地の反政府組織「オガデン民族解放戦線」(ONLF)のロンドン在住の渉外担当幹部は26日、共同通信に対し2人のうち1人は日本人女性であると確認したうえで、25日夜の情報では「2人は無事だ」と述べた。

同幹部は、誰が背後にいるかは分かっているが、今は解放交渉の「微妙な時期なので、名前などは言えない」と述べた。同組織の関係者ではなく「金などを目当てとした連中」だと指摘した。

毎日新聞 2008年9月27日 東京夕刊



 
 
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ベルリンマラソン エチオピアのゲブレシラシエ選手、2時間3分59秒の世界新記録

28日に行われたベルリンマラソンで、エチオピアのハイレ・ゲブレシラシエ選手(35)が2時間3分59秒で優勝し、史上初めて2時間4分を切った。

高低差の少ない高速コース。

そして、気温10度、快晴という好条件でレースがスタートした。

黄色のユニホームのゲブレシラシエ選手は、大気汚染を理由に、北京オリンピックでのマラソン出場を辞退し、この大会に照準を合わせてきた。

レースは、序盤から世界記録よりも速いペースで進み、脱落者が続出し、36km付近でついにゲブレシラシエ選手の独走状態となった。

「すべてが完ぺきだった」というように、圧倒的な強さを見せ、2時間3分59秒の世界新記録でゴールした。

(09/29 13:14)



 
 
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エチオピア邦人女性医師ら誘拐 「30日に重大局面」

9月29日8時2分配信 産経新聞

【ロンドン=木村正人】東アフリカのエチオピアで国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人女医ら2人が誘拐された事件で、解放に向け犯人グループと接触している同国東部オガデン地方の反政府組織「オガデン民族解放戦線」(ONLF)の渉外責任者は28日、ロンドン郊外で産経新聞と会見し「2人は無事だ。交渉は大詰めで、30日に重大局面を迎える」と語った。

現地からの報道では、誘拐されたのは日本人女医とオランダ人男性看護師とみられる。この責任者によると、今月22日、ソマリア国境から数十キロ離れたオガデン地方で医療支援活動を行っていた2人は、四輪駆動車に乗ったソマリ系の3人組に誘拐され、ソマリア中部に連れ去られた。このあと2人は別のグループに引き渡されたという。

干魃(かんばつ)被害に見舞われている同地方で医療向上に取り組む2人の誘拐を放置できないとして、ONLFは地元長老らと協力して犯人グループと接触、解放に向け交渉を進めている。責任者は「2人は無事で、1人は日本人。30日に犯人グループから回答が来る予定だ」と話したが、身代金要求の有無など詳細については明らかにしなかった。

ソマリアでは、武装勢力が身代金目的で外国人の誘拐事件を繰り返しており、今回の事件も武装勢力と関係している疑いが強い。ONLFはオガデン地方の分離独立を求めるイスラム系武装反政府組織。



 
 
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「世界の医療団」誘拐事件 人質「モガディシオにいる」

2008年10月10日22時52分

【ナイロビ=古谷祐伸】エチオピア東部で国際救援団体「世界の医療団(MDM)」のスタッフ2人が誘拐された事件で10日、犯人グループは地元記者らに人質2人に対する電話取材を認めた。そのうちの一人、日本人女性医師(32)は「元気だ。水もあるし、食べ物も食べている」などと話したという。

地元記者によると、女性医師は「エチオピア内で誘拐されたが、今はモガディシオにいる」と述べ、ソマリアの首都にいることを明らかにした。もう一人の人質のオランダ人看護師は「私はフランスの組織の世界の医療団で働いている。長い間、私たちはとても緊張した状態にある。でも体調はOKだ」「犯人らは何も求めてこないので、彼らの要求は知らない」と語った。

犯人グループは、別の記者らをモガディシオの隠れ家まで連れてきて、人質の写真撮影も認めた。

2人はエチオピア東部のオガデン地方でMDMのスタッフとして医療活動などをしていたが、9月22日、銃で武装した若者らに誘拐され、ソマリア中部に連れ去られた。知人によると、女性医師は約半年前に現地入りし、今月上旬で契約が切れる予定だったという。

犯人グループはエチオピア当局に拘束された仲間の解放を、人質2人の解放条件にしている。



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:長崎大大学院生か 元同僚「女医、赤羽桂子さん」

エチオピア東部で9月に誘拐され、10日に隣国ソマリアで犯人グループが開いた記者会見に同席し「アカハネ・ケイコ」と名乗った国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人女性医師について、茨城県土浦市の土浦協同病院の男性医師(45)と病院幹部は11日、「かつて勤務していた赤羽桂子さん(32)に間違いない」と話した。新聞に載った写真で確認したという。長崎大熱帯医学研究所にも同名の女性が大学院生として在籍しており、大学が確認を急いでいる。

土浦協同病院によると、赤羽さんは03年10月から昨年3月まで小児科に勤務し、小児循環器を中心に診療していた。一緒に勤務した男性医師は「赤羽さんは明るくまじめだった。患者さんのことをよく診るので、安心して任せられた。熱帯医学に興味を持ち、国際協力をしたいという希望を持っていた」と話し「身近な人にこんなことが起きるなんて」と言葉を失った。

長崎大は「まだ、はっきりしたことが言える段階ではない。情報収集しているところだ」という。【山崎理絵】

毎日新聞 2008年10月11日 西部夕刊



 
 
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エチオピア:医療スタッフ2人誘拐 赤羽さん、現場希望し医療団に 解放祈る知人ら

エチオピアで9月に誘拐され、10日に隣国のソマリアで犯人グループが開いた記者会見に同席した国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)所属の日本人女性医師について、長崎大の複数の関係者は11日、この医師が同大の熱帯医学研究所で学ぶ赤羽桂子さん(32)であることを明かした。赤羽さんは昨年4月、研究所の修士課程に入学。「一日でも早く、現場を経験し役に立ちたい」として「世界の医療団」に入り、エチオピア行きを選んでいた。

大学関係者の一人は現地での記者会見の様子をテレビで見て、赤羽さんと確認。「以前より少しやせているが、熱帯で数カ月働けばそうなる。まずは無事で良かった」と胸をなで下ろし、「色白で細身だが『お嬢さん』という感じではなく、明るく元気な女性だった」と語った。

長崎大は国内で唯一、熱帯医学修士を取得できる施設。赤羽さんは富山医科薬科大を卒業後、東京都内の病院や茨城県の土浦協同病院の新生児科での勤務を経て、途上国での国際貢献を志して、長崎大の修士課程に入学した。

関係者によると、赤羽さんは英語のほか、スペイン語も堪能で、メキシコからの留学生と一緒にスペイン語で歌うほど。米国人講師が「ぜひ米国の大学で熱帯医学を勉強しろ」と誘うほど、成績優秀だったという。しかし、赤羽さんは「一日でも早く、現場を経験して役に立ちたい」と、エチオピア行きを選択。「日本の若い医師が、途上国での貢献に向かうことは珍しい。貴重な存在だ」と関係者は高く評価していた。

赤羽さんは約3年前に父を亡くしたという。関係者は「父親を亡くしたことで人生の転機を考え、アフリカ行きを決めたのかもしれない」と語り、「お母さんの心痛は察するに余りある。犯人グループは一日も早く彼女を解放してほしい」と無事を祈った。【錦織祐一】

毎日新聞 2008年10月12日 東京朝刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん「銃の音で眠れない」 不安な日々訴え

◇本紙と電話

【パリ福井聡】先月22日にエチオピアで誘拐され、ソマリアの首都モガディシオで拘束されている国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人医師、赤羽桂子さん(32)とオランダ人男性看護師は11日、犯人の監視下で毎日新聞との電話会見に応じた。2人とも身体的には健康だと話す一方、武装した犯人らの銃の操作音で眠れぬ夜が続くなど、不安な毎日を送っていると訴えた。

赤羽さんは「長野県伊那市出身の長崎大学医学部大学院生(博士課程、医師歴7年)で、4月からエチオピア東部ソマリ州で治療や医薬品の配給をしてきました」と自己紹介。「日本の皆さんには心配をかけて申し訳ありません。オランダ人の同僚と一緒なので元気にしています」としっかりした声で話した。

しかし、「ソマリア内を3週間転々とし、移動のない日は室内で自炊するほかすることもありません。どうして捕らわれたのか、何が行われているのか分からず、精神的には不安です」と苦しい心境を吐露。「犯人は全員武装していて、銃を操作する音で夜中にしばしば起こされよく眠れません」と訴えた。

誘拐時の状況については「9月22日にエチオピア東部ソマリ州サラノ村で医療活動を終え、帰る途中に待ち伏せされた」と説明。ソマリア中部を移動した末、「10月5日からモガディシオ市内に滞在している」という。

一緒に誘拐されたのはオランダ人看護師、ビレム・ソールズさん(27)。やや疲れた声で「犯人たちが何を考えているか分からず不安だ」と話した。2人は食事以外で外へ出ることを許されないという。

クーラン・ファラと名乗る犯人グループの広報担当者は、10日の地元メディア向け会見と同様、「エチオピアが領内で拘束しているソマリア人囚人を解放すれば2人を解放する」と述べた。解放要求の人数と期限には「約350人。期限は設けていない」とのみ答え、2人の解放の見通しは明示しなかった。

赤羽さんは日本語で、ソールズさんと広報担当者は英語でそれぞれ答えた。

◇「無事救出を」――赤羽さんの親類

赤羽桂子さんの両親の出身地、長野県伊那市では、母千恵子さんら親族が一日も早い解放を願っている。

桂子さんは子供時代、福岡大医学部寄生虫学教室に勤務していた父啓栄(ひろしげ)さん=05年8月死去=と千恵子さんに連れられ、伊那市へ帰省することもあったという。

桂子さんとは遠い親類だという赤羽弘さん(71)は取材に対し「とにかく心配だ。無事救出してほしい」と深刻そうに語った。【大島英吾】

毎日新聞 2008年10月13日 東京朝刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん、不安吐露 毎日新聞と電話会見

◇夜中に銃の操作音、眠れぬ日々続く

【パリ福井聡】先月22日にエチオピアで誘拐され、ソマリアの首都モガディシオで拘束されている国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人医師、赤羽桂子さん(32)とオランダ人男性看護師は11日、犯人の監視下で毎日新聞との電話会見に応じた。2人とも身体的には健康だと話す一方、武装した犯人らの銃の操作音で眠れぬ夜が続くなど、不安な毎日を送っていると訴えた。

赤羽さんは「長野県伊那市出身の長崎大学医学部大学院生(博士課程、医師歴7年)で、4月からエチオピア東部ソマリ州で治療や医薬品の配給をしてきました」と自己紹介。「日本の皆さんには心配をかけて申し訳ありません。オランダ人の同僚と一緒なので元気にしています」としっかりした声で話した。

しかし、「ソマリア内を3週間転々とし、移動のない日は室内で自炊するほかすることもありません。どうして捕らわれたのか、何が行われているのか分からず、精神的には不安です」と苦しい心境を吐露。「犯人は全員武装していて、銃を操作する音で夜中にしばしば起こされよく眠れません」と訴えた。

誘拐時の状況については「9月22日にエチオピア東部ソマリ州サラノ村で医療活動を終え、帰る途中に待ち伏せされた」と説明。ソマリア中部を移動した末、「10月5日からモガディシオ市内に滞在している」という。

一緒に誘拐されたのはオランダ人看護師、ビレム・ソールズさん(27)。やや疲れた声で「犯人たちが何を考えているのか分からず不安だ」と話した。2人は食事以外で外へ出ることを許されていないという。

クーラン・ファラと名乗る犯人グループの広報担当者は、10日の地元メディア向け会見と同様、「エチオピアが領内で拘束しているソマリア人囚人を解放すれば2人を解放する」と述べた。解放要求の人数と期限には「約350人。期限は設けていない」とのみ答え、2人の解放の見通しは明示しなかった。赤羽さんは日本語で、ソールズさんと広報担当者は英語で、それぞれ答えた。

ソマリア人囚人の解放について現地関係者は「エチオピア政府が容易に応じるとは考えにくい」としている。

毎日新聞 2008年10月13日 西部朝刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:犯人側3億円要求 囚人解放断念か

【パリ福井聡】国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人医師、赤羽桂子さん(32)とオランダ人看護師、ビレム・ソールズさん(27)がエチオピア東部で誘拐された事件で、犯人グループは1日までに、ソマリアの首都モガディシオの事件交渉筋に「300万ドル(約3億円)支払えば即時解放する」と電話で伝えてきた。同筋が毎日新聞に語った。「エチオピアで拘束されているソマリア人350人の釈放」を求めて金銭要求を否定していたが、身代金目的に態度を変更したと見られる。

犯人グループのクーラン・ファラと名乗る広報担当者は電話で「人質の2人は無事だ。300万ドル支払えば即時解放する。ソマリア人解放にはこだわらない」と述べた。交渉筋は「エチオピア政府が数百人の囚人を解放する可能性は低く、周囲がそう説得したためではないか」としている。

2人の状態について広報担当者は「2人とも健康に問題ない」とした。交渉筋が「2人に危害は加えないでほしい」と頼むと「危害は与えていない」と安全の保証に応じた。

毎日新聞 2008年11月1日 東京夕刊



 
 
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バイオ燃料の誘惑、収入源も食糧も減り後悔するエチオピア農民たち

* 2008年11月10日 11:18 発信地:ソド/エチオピア

【11月10日 AFP】AFP記者を小さな畑に案内してくれたアシェナフィ・チョテ(Ashenafi Chote)さん(25)は、頭を振りながら、後悔を口にする。「わたしは間違っていた。(バイオ燃料開発企業の)申し出を受け入れるべきではなかった」

首都アディスアベバ(Addis Ababa)から南に350キロのウォライタ(Wolaytta)地方ソド(Sodo)は、たびたび干ばつと水不足に見舞われてきたが、アシェナフィさんの畑は過去10年間、家族4人分のおなかを満たすのに十分な食糧を供給してきた。余剰分は市場で売ることもできた。だが、数か月前にバイオ燃料用作物の栽培に切り替えて以来、貴重な収入源が枯渇してしまった。家族は今や、支援団体の援助物資に頼らざるをえなくなっている。

ウォライタ地方では、地元民の主食であるトウモロコシ畑が、トウゴマ畑にゆっくりと姿を変えつつある。

貧困国エチオピアは、原油価格の高騰でさらなる打撃を受けた。そこで政府は、前年に制定した国家プロジェクトの一環として、40万ヘクタール以上でバイオ燃料用作物を栽培する計画を打ち上げた。バイオ燃料の開発は、現在も高く推奨されている。エチオピアの耕作地は全土の18%に過ぎないが、外資系にはインセンティブ(奨励金)が用意され、稼働までのプロセスが比較的容易なこともあり、海外のバイオ燃料開発企業の参入が相次いでいる。

水資源・鉱山エネルギー省は「既存の農地をバイオ燃料用に転換することはありえない」としているが、ウォライタ地方では、アシェナフィさんら数千人の農民が「主食であるトウモロコシ、キャッサバ、ジャガイモの栽培をやめて、バイオ燃料用作物を栽培するよう、言葉巧みにだまされた」と憤る。

農民たちによると、米国・イスラエル系のGlobal Energy Ethiopia社は当初、ヒマシ油を生成するトウゴマの栽培用に2700ヘクタールを確保し、「年間で3回収穫できる。50ドルの賃金を支払う」などと言ってトウゴマの栽培に誘導した。しかし、6か月たっても収穫はなく、賃金も支払われていないという。

現在、この地方では9500人以上がトウゴマを栽培しているが、その大半が従来の農地を使用している。これについて、親会社のGlobal Energy社は、「トウゴマについては、農地の3分の1を超える栽培は許可していないので、食料生産の低下を招いてはいない」と反論する。また、地元民に対し教育、医療などのサービスを提供する計画があり、環境保護にも尽力していると主張する。賃金の不払いについては、「銀行ローンの受け取りが遅れているため」と説明した。

一方、環境保護活動家らは、トウゴマを栽培する農家に対し、栽培をやめるよう呼びかけている。「食料の確保が厳しい地域でバイオ燃料用作物を栽培することは、許されるべきではない」と、ある活動家は話した。(c)AFP/Aaron Maasho



 
 
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日本、連覇ならず2位 国際千葉駅伝、エチオピア優勝

2008年11月24日19時19分

国際千葉駅伝は24日、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場を発着とする6区間42.195キロのコースに11カ国13チームが参加して争われた。連覇を狙った日本(中尾、小林、岡本、清水、松宮隆、那須川)は2時間6分39秒で2位だった。3区で日本からトップの座を奪ったエチオピアが2時間5分27秒で優勝。3位にロシア、4位に日本学生選抜が入った。

この大会は昨年から男女混合チーム(奇数区男、偶数区女)で行われている。



 
 
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エチオピア政府、英国軍に略奪された写本などの返還を要求

* 2008年11月24日 17:04 発信地:ロンドン/英国

【11月24日 AFP】エチオピア政府は英国政府に対し、140年前に英国軍が略奪した王冠を含む貴重な文化財を返還するよう求めている。23日の英インディペンデント(Independent)紙が報じた。

同紙によると、エチオピアのギルマ・ウォルドギオルギス(Girma Wolde-Giorgis)大統領は今年に入ってから、大英博物館(British Museum)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)、大英図書館(British Library)、ケンブリッジ大学図書館(Cambridge University Library)に対し、1868年の「マグダラ(Magdala)の戦い」の際に英国軍に略奪された400点以上の返還を求める書簡を送ったという。

この中には18カラットの金の王冠、キリスト教の聖典などの貴重な写本300巻以上が含まれている。祭台9台など、宗教的に重要な意味がある遺物も多いことから、文化財返還要求はエチオピアの世論を刺激しやすい問題だ。ちなみに、木製の祭台を所蔵する大英博物館は、これが極めて神聖な遺物であることを認識しており決して一般公開しないと明言している。(c)AFP



 
 
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国際千葉駅伝、エチオピア代表が初優勝…日本は2位

陸上・国際千葉駅伝(24日・千葉県総合スポーツセンター陸上競技場発着=6区間、42・195キロ)――前回から男女混合となったレースで、エチオピアが初優勝を果たした。

連覇を狙った日本は、2区の小林祐梨子(豊田自動織機)が区間新記録の快走でトップに立ったものの、後続が粘れずに2位。日本学生選抜は4位と健闘した。

(2008年11月24日22時45分 読売新聞)



 
 
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エチオピアにおける邦人誘拐事案

(問)本日の読売新聞の夕刊に、ソマリアで赤羽さんという女性医師を拘束している犯人グループの電話インタビューが掲載され、その中で、犯人側が日本政府に100万ドルの身代金を要求しており、しかも12月10日という期限なのですが、これについてどのような対応をお考えでしょうか。

(事務次官)これは従来から申し上げてきていますが、誘拐事件という事案の性質に鑑み、政府として一切コメントしないということです。事件に対する色々な影響も有り得ますし、犯人側が報道を利用するということもあり得るからです。今、関係者が必死に対応していますので、我々も勿論その状況の把握に努めていますが、一切コメントできないということです。報道についても、慎重に対応して頂きたいと思います。



 
 
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赤羽さん解放:「帰り信じていた」…祈り続けた家族

昨年9月にエチオピアで誘拐された日本人医師、赤羽桂子さん(32)の解放が確認された8日、家族や病院、出身の大学関係者は待ち望んでいた吉報に胸をなで下ろし、喜びをにじませた。誘拐が判明してから約3カ月。拘束状態が長引く中、家族らは赤羽さんの無事を祈り続けていた。

赤羽さんの母千恵子さん(64)と兄千尋さん(34)は8日早朝、長野県伊那市の千恵子さんの実家で報道陣の取材に応じた。

千恵子さんは「協力していただきありがとうございました。桂子には『よく頑張ったね』と声をかけてあげたい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

千尋さんは「帰ってくることを信じていた。MDM(世界の医療団)から、解放されてケニア・ナイロビ行きの飛行機に乗ったらしいという連絡があったのは昨夜。桂子からと思われる電話も受けたが、電波が悪く聞き取れなかった。その後、外務省から連絡が入り、安心した」と話した。2人はMDM会員とともに9日にもパリに向けて出国する予定という。

東京都港区のMDM日本支部では8日午前、スタッフが情報収集や報道陣への対応に追われた。ガエル・オスタン支部代表理事は「皆さんにご心配をかけたが、非常に喜ばしい話で胸がいっぱい」とほっとした様子を見せた。

長崎大学はこれまで、赤羽さんが同大の大学院生であるかどうかなど一切コメントしてこなかった。しかし解放の情報を受け8日、同大医歯薬学総合研究科博士課程に在籍する大学院生と認めた。片峰茂学長は報道陣に対し「私たちが育てようとしている理想の人材。学長に就任してから一番うれしいニュース」と喜んだ。片峰学長によると、赤羽さんは、社会貢献活動として昨年4月から半年間の予定でMDMのエチオピア・ミッションに加わっていた。

また、赤羽さんが卒業した富山医科薬科大(現・富山大)の同窓会は約1カ月前、中曽根弘文外相とエチオピア大使館あてに、赤羽さんの早急な救出を求める要望書を提出し、大学を挙げて無事解放を願ってきた。赤羽さんを指導した宮脇利男・富山大医学部長(小児科学)はテレビで解放を知り、「本当によかった」と胸をなで下ろした。宮脇学部長によると、赤羽さんは学生時代から小児科医療を志し、非常に礼儀正しくまじめな学生だったという。【渡辺諒、錦織祐一、青山郁子、前谷宏】

毎日新聞 2009年1月8日 11時17分(最終更新 1月8日 13時50分)



 
 
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エチオピア誘拐:赤羽さん無事解放…世界の医療団が発表

【パリ福井聡】国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)は7日、アフリカ東部エチオピアで08年9月に誘拐された同団体の日本人医師、赤羽桂子さん(32)が無事に解放されたと発表した。外務省も在ケニア大使館を通じて赤羽さんの解放を確認した。解放の詳しい経緯は不明だが、医療団がパリで8日午前11時(日本時間午後7時)に会見して明らかにするという。

同医療団の声明によると、赤羽さんは現地時間の7日昼、一緒に拘束されていたオランダ人男性看護師ビレム・ソールズさんとともに解放された。2人は08年9月22日、エチオピア東部ソマリ州で医療活動を終えて帰る途中、武装集団に誘拐されたあと、隣国ソマリアに連れ去られ、10月5日から首都モガディシオ市内で軟禁されていた。

外務省によると、赤羽さん解放の一報は日本時間の7日午後9時ごろ、同医療団からソマリアの隣国ケニアの日本大使館に入った。同日午後11時半ごろ、岩谷滋雄・駐ケニア大使が首都ナイロビの空港で赤羽さんを出迎え、無事を確認した。

外務省の説明では、赤羽さんは足取りもしっかりしており、大使が「赤羽さんですか」と声を掛けると、「はい」と答えたという。赤羽さんは現在、ナイロビ市内で健康状態について検査を受けている。解放交渉で身代金が支払われたかどうかについて同省は「答えられない」としている。

赤羽さんは長崎大大学院医歯薬学総合研究科に在籍し、医師歴7年。08年4月から同医療団で、治療や薬品配給などの活動に当たっていた。

赤羽さんを誘拐したグループは当初、エチオピア政府に対し、拘束中のソマリア人350人の釈放を要求。後に囚人釈放を断念し、身代金要求に切り替えていた。

毎日新聞 2009年1月8日 8時12分(最終更新 1月8日 12時58分)



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん解放情報 ケニアで保護か

昨年9月、エチオピアで誘拐された国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)の日本人医師、赤羽桂子さん(行方不明時32歳)が解放されたとの情報が7日夜(日本時間)、現地で流れた。赤羽さんは現在、ケニアのナイロビにいるとの情報もあるが、日本政府関係者は「そうした情報が乱れ飛んでいるが、確認はできていない」と語った。

赤羽さんは昨年9月22日、エチオピア東部ソマリ州サラノ村で医療活動を終えて帰る途中、オランダ人男性看護師とともに、待ち伏せしていた犯人グループに誘拐された後、隣国のソマリアに連れ去られた。

赤羽さんはソマリアの首都モガディシオで犯人グループ監視下にあった昨年10月、毎日新聞の電話取材に応じ、不安な毎日を送っていると訴えていた。

犯人グループは当初、エチオピア政府に対して拘束しているソマリア人350人の釈放を求めていた。しかし、後に囚人釈放を断念し、身代金要求に切り替えていた。

赤羽さんは長野県伊那市出身で長崎大医学部大学院(博士課程)に在籍。昨年4月から「世界の医療団」のメンバーとしてエチオピアで活動していた。

毎日新聞 2009年1月8日 東京朝刊



 
 
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エチオピアで誘拐の医師・赤羽桂子さん「無事解放」の情報

政府関係者に7日夜に入った情報によると、エチオピアで昨年9月、武装勢力に誘拐され、拘束されていた国際医療支援団体「世界の医療団」(MDM)の日本人医師・赤羽桂子さん(32)が同日、無事解放された。

現在、ケニア国内にいるという。外務省で確認作業を進めている。

赤羽さんは昨年9月22日、エチオピア東部のソマリア国境近くで医療支援活動中に、同僚のオランダ人男性看護師とともに誘拐され、ソマリアの首都モガディシオで拘束されていた。

赤羽さんは同年12月1日未明(日本時間)、読売新聞の電話取材に対し、「犯人側の要求は、日本政府が身代金100万ドルを支払うこと」などと語っていた。

(2009年1月8日01時46分 読売新聞)



 
 
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赤羽さんの解放、外務省も確認…身代金「答えられない」

外務省は8日午前、エチオピアで昨年9月、武装勢力に誘拐され、ソマリアで拘束されていた国際医療支援団体「世界の医療団」(MDM)の日本人医師・赤羽桂子(あかはねけいこ)さん(32)が無事解放されたと発表した。

赤羽さんは目立った外傷はなく、受け答えもしっかりしているという。ともに誘拐されていた同僚のオランダ人男性看護師も無事だった。

外務省によると、ケニアの日本大使館に7日午後(日本時間7日夜)、MDMから「赤羽さんが解放された」との情報が入った。同日午後5時30分(同午後11時30分)ごろ、岩谷滋雄・在ケニア大使がナイロビの空港で赤羽さんを出迎え、本人と確認した。赤羽さんは8日午前現在、ナイロビにいるという。

解放にあたっての身代金の支払いについて、外務省は「答えられない」としている。

2人の救出作業にはMDMが中心となってあたったという。このため、外務省は、赤羽さんの言動や解放にいたる詳細について、「MDMが追って明らかにするので申し上げられない」としている。

赤羽さんはエチオピア東部オガデン地方で巡回医療に取り組んでいたが、昨年9月22日、同僚のオランダ人男性看護師とともに同地方でソマリアの武装勢力に誘拐され、その後、同国の首都モガディシオに連れ去られた。

犯人集団は当初、エチオピアで拘束されている仲間のソマリア人囚人の釈放を要求。その後、MDMに300万ドルを要求したが拒否され、日本政府に対し、昨年12月10日を交渉期限として、100万ドル(約9300万円)を要求していた。

ソマリアは現在、無政府状態に陥っている。オガデン地方にも、ソマリアと同じソマリ族住民が多く、ソマリアの武装勢力が出入りするほか、エチオピアからの独立を目指す同国の反政府勢力も活動しており、政情不安が続いている。

ソマリアとその周辺では昨年、外国人の誘拐事件が相次ぎ、モガディシオでは、別のフランス系人道支援団体関係者や報道関係者など、外国人6〜8人が現在も拘束されている。

赤羽さんの解放を受け、中曽根外相は8日、「卑劣な犯罪行為である誘拐を非難する。かかる行為はいかなる理由であれ正当化し得ない」との談話を発表した。また、国民に対し、危険地域に立ち入らないよう改めて注意を求めた。

(2009年1月8日11時25分 読売新聞)



 
 
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拘束3か月「必ず帰る、信じていた」赤羽さん解放で家族ら

「必ず帰ると信じていた」「戻ってきたらみんなで会いたい」――。アフリカで医療支援活動をしていた医師赤羽桂子さん(32)が、エチオピア東部で武装集団に拘束されてから100日あまり。ようやく届いた赤羽さんの無事の知らせに、解放を待ちわびていた家族や友人らは胸をなで下ろした。

長野県伊那市の赤羽さんの実家には、7日深夜から8日未明にかけて、「世界の医療団」(MDM、本部・パリ)と外務省から解放の知らせが入った。

8日朝、実家前で取材に応じた赤羽さんの兄千尋(ちひろ)さん(34)は「まずは一段落というか、ほっとした気持ち。家族できずなを強く持ち、必ず帰ってくると信じて待っていた。(ケニアの)ナイロビに移っているという話が入ったので、安全な所にいるなと少しは安心した」と安堵(あんど)の表情を見せた。

母千恵子さん(64)も「良くがんばったね、とほめてやりたい。ありがとうございました」と語った。

赤羽さん本人からとみられる電話もあったが、通信状態が悪く、話はできなかったという。千尋さんと千恵子さんは9日、中部国際空港からパリに向かい、MDM本部で赤羽さんと会う予定という。

赤羽さんの出身大学、富山医科薬科大(現富山大)で同級生だった医師・折原理顕(ただあき)さん(31)(群馬県高崎市)は8日朝、「昨日もおとといも、仕事の合間にふと、『まだ解放されないかな』と考えていた。無事戻って来て落ち着いたら、ぜひ連絡を取りたい」と語った。折原さんは初詣での際にも、「元気でいますように、早く無事に解放されますように」と祈ったといい、「よかった、よかった」と繰り返した。

赤羽さんが博士課程に在籍する長崎大でも、喜びの声が上がった。同大熱帯医学研究所の男性助手(59)は「赤羽さんの車は今も研究所の駐車場に止まったままで、車を見るたびに早く帰ってきてほしいと思っていた。帰国したら祝杯をあげたい」。男性助教(46)は「無事でよかった。たくさんの学生や研究者が海外で活動しており、同じことが起こるとも限らない。安全に活動できるような対策を考えていく必要がある」と話した。

赤羽さんの母校、福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)高校(福岡市)で3年時の担任だった新飼友一さん(現同県立博多青松高教頭)は「教え子からの年賀状にも解放を願う言葉がつづられ、たくさんの同窓生が心配していた。福岡に戻ってきたらみんなで会いたい」と話した。

MDM日本支部のガエル・オスタン代表理事は、8日午前、東京・港区の同支部で報道陣に対し、「詳しいことは聞いていないが、解放されたと聞き、喜ばしく思う。皆さんにご心配をおかけしました」と語った。

(2009年1月8日12時53分 読売新聞)



 
 
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エチオピアで誘拐の女医解放、犯人側「身代金もらった」

外務省は8日午前、エチオピアで昨年9月、武装勢力に誘拐され、ソマリアで拘束されていた国際医療支援団体「世界の医療団」(MDM)の日本人医師・赤羽桂子(あかはねけいこ)さん(32)が無事解放されたと発表した。

赤羽さんに目立った外傷はなく、受け答えもしっかりしているという。ともに誘拐されていた同僚のオランダ人男性看護師も一緒に解放された。

外務省によると、赤羽さんはソマリア国内で7日午後(日本時間7日夜)に解放され、MDMに身柄を引き渡された。ケニアの日本大使館はMDMから連絡を受け、岩谷滋雄・駐ケニア大使が同日午後5時30分(同午後11時30分)ごろ、ナイロビの空港で赤羽さんを出迎え、本人と確認した。赤羽さんは8日午前現在、ナイロビで健康状態などの確認を受けている。

解放にあたっての身代金の支払いについて、外務省は「答えられない」としている。

2人の救出作業にはMDMが中心となってあたった。このため、外務省は、赤羽さんの言動や解放に至る詳細について「MDMが追って明らかにするので申し上げられない」としている。

赤羽さんはエチオピア東部オガデン地方で巡回医療に取り組んでいたが、昨年9月22日、オランダ人男性看護師とともに同地方で武装勢力に誘拐され、その後、ソマリアの首都モガディシオに連れ去られた。

ソマリアとその周辺では昨年、外国人誘拐事件が相次ぎ、モガディシオでは、別のフランス系人道支援団体関係者など外国人6〜8人が現在も拘束されている。

赤羽さんの解放を受け、河村官房長官は8日午前の記者会見で、「卑劣な犯罪行為である誘拐を非難する」と述べた。また、国民に海外の危険地帯に立ち入らないよう求めるとともに、「困っている人々のため(危険地帯に)向かう場合、危険性を周知徹底することが大事だ」として、民間活動団体(NGO)などへの注意喚起に努める考えも示した。

◆赤羽さんと同僚看護師、ナイロビへ移送◆

【ヨハネスブルク=角谷志保美】ソマリアで100日以上拘束されていた「世界の医療団(MDM)」の医師、赤羽桂子さんらスタッフ2人の解放について、武装勢力の犯行グループは7日夜(日本時間8日未明)、「身代金を受け取ったので解放した」と、電話を入れた在ナイロビの関係者に対して明らかにした。

この関係者によると、犯行グループの広報担当者を名乗る男は、ソマリア人の国際送金ネットワークを通じた身代金受け取りを確認した後、7日午後、首都モガディシオで拘束していた赤羽さんと同僚のオランダ人男性看護師を解放した、などと語ったという。2人は地元報道関係者に気付かれないよう、極秘裏にモガディシオの空港から隣国ケニアの首都ナイロビに移動した模様だ。

犯行グループは当初、300万ドル(約2億7900万円)の支払いを要求。その後、日本政府などに人質1人につき各100万ドル(約9300万円)の支払いを求めていた。犯人側との交渉は最後までMDMが担当しているため、詳細は不明だが、実際の支払額は、要求額よりも少なくなった模様だ。

(2009年1月8日16時01分 読売新聞)



 
 
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エチオピアにおける邦人誘拐事案

(問)赤羽さんの解放に関して、一部報道で犯人側が身代金を受け取ったとの報道がありましたが、日本政府として身代金の問題に関わったという事実はありますでしょうか。

(伊藤副大臣)日本政府が身代金を支払ったという事実はありません。身代金が支払われたかどうかについては日本政府としてはコメントする立場にはありません。



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽医師ら解放確認 3カ月半ぶり――大使が面会

【パリ福井聡】国際医療支援団体「世界の医療団」(本部・パリ)は7日、アフリカ東部エチオピアで08年9月に誘拐された同団体の日本人医師、赤羽桂子さん(32)が無事に解放されたと発表した。外務省も在ケニア大使館を通じて赤羽さんの解放を確認した。

解放の詳しい経緯は不明だが、医療団がパリで8日午前11時(日本時間午後7時)に会見して明らかにするという。

同医療団の声明によると、赤羽さんは現地時間の7日昼、一緒に拘束されたオランダ人男性看護師ビレム・ソールズさんとともに解放された。2人は08年9月22日、エチオピア東部ソマリ州で医療活動を終えて帰る途中、武装集団に誘拐されたあと、ソマリアに連れ去られ、10月5日から首都モガディシオ市内で軟禁されていた。

外務省によると、赤羽さん解放の一報は日本時間の7日午後9時ごろ、同医療団からソマリアの隣国ケニアの日本大使館に入った。同日午後11時半ごろ、岩谷滋雄・駐ケニア大使が首都ナイロビの空港で赤羽さんを出迎え、無事を確認した。

外務省の説明では、赤羽さんは足取りもしっかりしており、大使が「赤羽さんですか」と声を掛けると、「はい」と答えたという。赤羽さんは現在、ナイロビ市内で健康状態について検査を受けている。解放交渉で身代金が支払われたかどうかについて同省は「答えられない」としている。

赤羽さんは長崎大大学院医歯薬学総合研究科に在籍し、医師歴7年。08年4月から同医療団で、治療や薬品配給に当たっていた。

赤羽さんを誘拐したグループは当初、エチオピア政府に対し、拘束中のソマリア人350人の釈放を要求。後に囚人釈放を断念し、身代金要求に切り替えていた。

毎日新聞 2009年1月8日 東京夕刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん解放 NGOが交渉主導

◇身代金絡み、日本政府は関与控え

エチオピアで昨年9月に誘拐され、7日に無事解放された赤羽桂子さん(32)の解放交渉をめぐって日本政府が関与を控える一方、主導的な役割を果たしたのは赤羽さんが所属する国際医療支援団体「世界の医療団」(MDM)だった。拘束先のソマリアが無政府状態で政府間交渉が成立しなかった事情があるほか、外務省幹部は「犯行グループの狙いは身代金要求。政府が直接交渉すると相手を利する可能性があった」と説明した。

赤羽さん解放の発表はMDM主導が際立った。日本政府は日本時間の7日午後11時半ごろ、駐ケニア大使が面会して無事を確認したが、公式発表は8日午前6時になってから。MDMが赤羽さんに対するメディアの取材を避ける狙いから発表時間についても「我々のやり方で」と強く求めたためだという。

MDMはクシュネル仏外相が80年パリで創設。以来、世界各国に12代表部・4支部を擁し会員は約1600人。年間予算は100億円を超える。外務省幹部は「MDMは各国の要人が幹部に名を連ね、人脈もある。日本政府としても尊重せざるを得ない」と明言。

日本政府は今回の犯行を「身代金要求のビジネス」と判断。「身代金が絡む交渉に政府が乗り出せば、世界中で日本人が狙われかねない」と説明する。【大谷麻由美】

毎日新聞 2009年1月9日 東京朝刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん、ケニア出国 パリで家族と再会へ

【ナイロビ共同】エチオピアで武装集団に誘拐され、7日に解放された医師、赤羽桂子さん(32)が10日未明(日本時間同午前)、一時滞在先のケニアを出国し、パリに向かった。ケニアの首都ナイロビの空港関係者が明らかにした。

赤羽さんは同日、パリで長野県伊那市在住の母千恵子さん(64)、兄千尋さん(34)の2人と再会するほか、所属する国際医療援助団体「世界の医療団」のパリ本部で記者会見する予定。

赤羽さんは7日、ソマリアで同時に解放されたオランダ人男性看護師とともにナイロビへ向かい、世界の医療団の施設に滞在していたという。

千恵子さんと千尋さんも9日、愛知県の中部国際空港からパリに到着した。

毎日新聞 2009年1月10日 東京夕刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん解放喜ぶ――パリで会見

◇「生きてこの日を迎えられ、うれしい」「毎日、家族のこと考えた」

【パリ福井聡】エチオピアで昨年9月に誘拐され、7日に解放された長崎大大学院生の医師、赤羽桂子さん(32)とオランダ人看護師、ビレム・ソールズさん(27)は空路パリに到着し、10日午後(日本時間同夜)、所属する国際医療支援団体「世界の医療団」のパリ本部で会見に臨んだ。赤羽さんは「生きてこの日を迎えられたことを本当にうれしく思う」と喜びを語った。ソールズさんも「自由の大切さを強く感じている」と語った。赤羽さんは9日パリ入りした母千恵子さん(64)と兄千尋さん(34)とも再会した。

赤羽さんは拘束中の生活について「最初の1週間、1カ月は犯人たちが銃を触る音を聞くたびに殺されるかもと不安だったが、食事を毎日与えられ生きていることで、背後に多くの人の助けがあると積極的に考えるようにした」と振り返った。

犯人グループの意図などについて、ソールズさんは「10月から金銭要求に変わったが、真意は分からない」と述べ、医療団のミケレッティ会長も身代金交渉について否定した。

10日朝に家族と9カ月ぶりに再会した赤羽さんは「笑顔で迎えてくれてうれしかった。(拘束中は)毎日家族のことを考え、つらい思いなどを素直に手紙に書いていた」と話した。今後の活動については「今はまだ心身がついてこない状態。しかし、医師として患者を診る仕事を早く再開したい」と語った。

毎日新聞 2009年1月11日 東京朝刊



 
 
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赤羽さん解放にあたり「金銭的な取引はなし」、世界の医療団

* 2009年01月12日 10:00 発信地:パリ/フランス

【1月12日 AFP】前年9月にエチオピアでソマリアの武装集団に拉致され、今月7日に解放された日本人医師の赤羽桂子(Keiko Akahane)さん(32)とオランダ人看護師ビレム・ソールス(Wilhem Sools)さん(27)について、「世界の医療団(Medecins du Monde)」は10日、身代金は支払わなかったことを明言した。

赤羽さんは同日、ソールスさんとともにパリ(Paris)で記者会見し、「銃を触る音が聞こえるたびに『もう終わりか』と思った」などと、拘束時の生活を振り返った。

なお、犯行グループが当初はエチオピア政府が拘束しているソマリア人の釈放を求めていたものの、のちに身代金を要求するようになったと報じられたことについて、会見に同席した医療団のピエール・ミケレティ(Pierre Micheletti)代表は「2人の解放にあたり、金銭的な取引は全くなかった」と話した。また、解放の経緯の詳細についての説明は避けた。(c)AFP



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さんが帰国

エチオピアで誘拐され3カ月半の拘束後、7日に解放された長崎大大学院生の医師、赤羽桂子さん(32)は12日夕(日本時間13日未明)、日本へ向けて母千恵子さん(64)、兄千尋さん(34)=長野県伊那市在住=とともにパリのシャルルドゴール空港を出発、中部国際空港(愛知県)に13日午後に到着した。空港で記者会見する。

赤羽さんは10日朝にパリで家族と9カ月ぶりに再会。今後については「今は心身がついてこない状態。しかし、医師として患者を診る仕事を早く再開したい」と語っていた。

赤羽さんは、パリまで出迎えに行った母千恵子さん、兄千尋さんとともに元気な様子で到着ロビーに姿を現すと、待ち受けた医療支援団体の関係者らと握手し、笑顔を見せた。【福井聡、浜名晋一】

毎日新聞 2009年1月13日 東京夕刊



 
 
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エチオピア・医療スタッフ2人誘拐:赤羽さん帰国 「母に肉ジャガ作ってほしい」

エチオピアで誘拐され3カ月半の拘束後、7日に解放され帰国した長崎大大学院生で、国際医療支援団体「世界の医療団」の医師、赤羽桂子さん(32)が13日、中部国際空港(愛知県常滑市)で記者会見し「今日やっと終わったという感じで、安心感でいっぱい。支えてくれた一人一人に心からお礼を言いたい」と喜びを語った。

また赤羽さんは「毎日、何が起こっているのか、いつ解放されるのか、分からず心配だった」と拘束生活を振り返り、「母に肉ジャガを作ってほしい」と安堵(あんど)の表情で語った。

一方、会見に同席した医療団日本支部のガエル・オスタン理事長は解放の経緯について、「金銭的な取引なしで解決を実現した」と強調し、身代金の支払いを改めて否定した。

赤羽さんは、同日夜、長崎空港に到着した。14日、所属する長崎大を訪れ、帰国を報告する。【浜名晋一】

毎日新聞 2009年1月14日 東京朝刊



 
 
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エチオピア軍、ソマリア首都から撤退

* 2009年01月15日 20:03 発信地:モガディシオ/ソマリア

【1月15日 AFP】ソマリア暫定政府報道官がAFPに語ったところによると、エチオピア軍は15日、ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)からの撤退を完了した。

Abdi Haji Gobdon報道官は「エチオピア軍はけさ、首都から完全に撤退し、1人も残っていない」と述べた。

エチオピア軍は2006年末、ソマリア国内の大部分を制圧したイスラム系反政府勢力に対抗し、基盤のもろいソマリア暫定政府を支援するため、ソマリア国内に本格的に軍事介入した。ソマリア全土からのエチオピア軍撤退の一環として、首都からの撤退は13日から開始されていた。(c)AFP



 
 
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北朝鮮、エチオピアに医療スタッフ派遣

2009/07/25(Sat) 12:19

北朝鮮がエチオピアに初めて医療スタッフを派遣したと、米国の自由アジア放送RFAが伝えた。この放送はエチオピア保健当局関係者の言葉を引用して、総勢 32人の医療スタッフのうち27人が21日エチオピアに到着し、各地域の病院に配置されて患者を世話し、エチオピア医療スタッフを教育していると明らかにした。

北朝鮮の医療スタッフ派遣は、両国が結んだ医療協力協定により実施され、北朝鮮医療スタッフはこれから2年間エチオピアに留まり、保健.医療分野を支援する。しかし、医薬品や基金は支援項目から除外され、北朝鮮の医療人材だけ支援されるとエチオピア側は明らかにした。



 
 
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エチオピア人ガイドの1億円の夢、旅行者が叶える

(ロイター - 07月29日 17:05)

[ラリベラ(エチオピア) 28日 ロイター] 11世紀末から12世紀の初めに王が教会を建設した時、天使が舞い降りて助けたという伝説の残るエチオピアのラリベラで、1人のガイドが持っていたホテル建設の夢をプライベートジェットで降り立った旅行者が叶えた。

ガイドのGetachew Tekebaさん(29)は、自宅近くの山腹に旅行者を案内し、沈む夕日を眺めながら自分の夢を度々語っていた。3年ほど前に訪れた米国人の旅行者カップルは、その話によく耳を傾け、デザインなど計画について様々な質問をしたという。ラリベラの一流のガイドの月収は200ドルほどだが、Tekebaさんの銀行口座には数カ月後に80万ドル(約7500万円)が振り込まれていた。

ことしオープンさせたマウンテン・ビュー・ホテルのロビーで、Tekebaさんはその時のことを「本当に驚いた」と振り返り、「このようなことが起こるなんて信じられない」と話した。

Tekebaさんとパートナーの29歳の旅行ガイドは、開業から7年で返済する約束で80万ドルの資金を無利息の融資として受け取ったという。さらに地元の投資家のグループから20万ドルを集めた。

1人の子どもの父親でもあるTekebaさんは、このお金を返済し、事業を拡大すると自信を見せている。



 
 
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ラドクリフがハーフマラソンで優勝

* 2009年08月17日 13:30 発信地:ニューヨーク/米国

【8月17日 AFP】ニューヨークシティー・ハーフマラソン(NYC Half-Marathon 2009)が16日、ニューヨークで行われ、女子はポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe、英国)が、1時間09分45秒で優勝した。

ラドクリフは、2位のMamitu Daska(エチオピア)、3位のキャサリン・ヌデレバ(Catherine Ndereba、ケニア)に1分以上差をつけて勝利した。(c)AFP



 
 
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イシンバエワ記録なし、男子1万mはベケレ4連覇

【ベルリン=田上幸広】陸上の世界選手権第3日は17日、ベルリンで行われ、女子棒高跳び決勝は3連覇を狙ったエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が記録なしに敗れる波乱があった。

4メートル75を失敗した後、4メートル80を2回失敗した。優勝は4メートル75を跳んだアンナ・ロゴフスカ(ポーランド)で初。

女子100メートル決勝は北京五輪金メダルのシェリーアン・フレーザー(ジャマイカ)が今季世界最高の10秒73で初優勝。

男子1万メートル決勝はケネニサ・ベケレ(エチオピア)が大会新の26分46秒31で4連覇を果たした。

岩井勇輝(旭化成)は29分24秒12で25位。女子400メートル障害予選は久保倉里美(新潟アルビレックス)が56秒91の1組5着、青木沙弥佳(ナチュリル)が1分3秒56の2組7着でともに敗退。

(2009年8月18日10時13分 読売新聞)



 
 
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2009.08.18 Web posted at: 13:03 JST Updated - CNN

世界陸上、男子1万Mでベケレ4連覇

(CNN) 陸上の世界選手権は17日、当地の五輪スタジアムで男子1万メートル決勝を行い、ケネニサ・ベケレ(エチオピア)が大会新記録の26分46秒31で、同種目4連覇を達成した。

ベケレは残り1周でゼルセナイ・タデッセ(エリトリア)を追い抜いて優勝し、大会4冠のハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)の記録と並んだ。3位はモーゼス・マサイ(ケニア)。

女子100メートル決勝は、北京五輪金メダリストのシェリーアン・フレーザー(ジャマイカ)が10秒73で優勝。女子棒高跳びはアンナ・ロゴフスカ(ポーランド)が4メートル75で初優勝し、北京五輪金メダリストで世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が記録なしに終わった。



 
 
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水力発電も一極型から分散指向へ? 第三世界を救うかマイクロ水力発電

* 白土 晴一 【プロフィール】

日本に住んでいると、水が輸出で稼げる資源であることを、忘れてしまいそうになる。飲料水の輸出の話ではない。エネルギー資源として見た水、つまり水力発電の話である。

石炭などはあったにしても、エネルギー資源に乏しい日本では、明治時代から水力発電を熱心に取り入れている。流通インフラが整っていない当時の日本では、内陸部の工業地域への石炭輸送のコストが高かったため、険峻な地形を利用できる水力発電が注目されたという事情もあるし、燃料輸入に頼らない国産エネルギーとして、有事の際でも安定供給できるというメリットが考慮された面もある。

しかし、日本では国際的な視点で、水力発電を考えることが少ないように思う。周囲を海に囲まれた日本では、水力発電による電力を海外に輸出または輸入するようなこともなかったため、致し方ないと言えば致し方ないのだが。

「産電国」という夢と現実

世界を見ると、水力発電による電力を国外に輸出することで、国の財政を支えようとする国は数多く存在している。

最も著名な例ではブータン。水力発電による電力をインドへ輸出した収入は国家歳入の4割に達していると言われており、新たな水力発電所の建設などによって、その割合は将来的にもっと増えるものと予想される。

ブータン南部の「タラ水力発電ダム」は、年間約1億7500万ドル分の電力をインドに輸出している。新たな水力発電ダム建設計画もあり、それによって住民との軋轢も起こっている。

中央アジアのタジキスタンも、旧ソ連の中ではエネルギー資源に乏しい国であるが、水資源に関しては豊富であるため、旧ソ連時代に作られたヌレク水力発電所などからかなりの電力量がロシアへ輸出されている。

こうしたタジキスタンの水力発電施設は、国が株式を保有している電力会社「バリキトジク」(Barqi Tojik)が管理運営しているが、タジキスタン政府はロシアやイランなどの援助によって水力発電ダムや送電設備の建設を行うことで、電力の国外輸出が経済成長に結びつくことを期待しているらしい。

先日も、パミール高原の水力発電プロジェクトをロシアと協同で行うことが発表されたばかりである。

こうした水力発電による電力輸出により、「産電国」になろうとしている国はまだまだある。

ヨーロッパからの援助でケニア向けの水力発電ダム建設を行っているエチオピア、ブータンと同じくインドへの電力輸出用水力発電ダム建設を計画しているネパール、2015年までにブラジルやペルー、チリなどの電力市場へ進出しようとダム建設を進めているボリビア、メコン河など大河川が多い東南アジアのカンボジアやベトナムなどでも電力の国外輸出の動きが広まってきている。

もっとも、電力自由化が進んだヨーロッパなどでは、電力系統が国境を越えるのは当たり前なので、こうした電力の国外輸出も驚くべきことではないのだろう。

では、「産電国」を目指している国々では、国内に電力が十分行き渡っているのかというと、必ずしもそんなことはない。

充分な数の発電設備が並列し、効率的な電力系統が構築されている国の方が少ないし、大規模な水力発電に適した険峻な地形が、逆に送配電のインフラ整備には障害になっていることも多い。輸出のために作る施設ならば、外国からの投資などが見込めるが、国内の電力整備を十分に行う財政的な余裕はないという国もある。

輸出の電力はあっても、国内では電力が行き渡らないというのは、なんとも皮肉な話ではある。

水力発電がミニ・マイクロ化で「地域密着型」に

こうした電力過疎地域のインフラ不足を補うため、地域資源としての水を活用したミニ水力発電、もしくはマイクロ水力発電設備を活用しようという動きも盛んになってきている。大規模な輸出用水力発電プロジェクトとは対極にある考え方で、地域に根ざしたエネルギー自立のための水力発電ということだが、こちらも注目に値する事例と言える。

水力発電には、その出力規模によって、大水力(10万kW以上)、中水力(1〜10万kW)、小水力(1000kW〜1万kW)、ミニ水力(100kW〜1000kW)、マイクロ水力(100kW 以下)という区分があるが、火力や原子力に比べて発電コストが高く、ある程度大規模なものでなければ採算に合わないと考えられてきたため、これまでは小さい発電出力施設はあまり省みられなかった。

しかし、市場の影響が少なく燃料費の高騰などにふりまわされないこと、電力需要が少ない地域までわざわざ送配電インフラを建設する必要がないこと、などのメリットが注目されるようになり、山間部の村落のような場所では、条件さえ合えばミニ・マイクロ水力発電が建設されるケースが増えてきている。

アフリカのケニアは電力不足が深刻であり、ウガンダなどから電力輸入も行っているが、インフラ整備が遅れている地域などを対象に「国連開発計画」がマイクロ水力発電プロジェクトを進め、地域毎のエネルギー自立を高めようとしている。

そして、何より二酸化炭素を排出せず、有効な水の流量や落差さえあれば河川や用水路にも建設可能なミニ水力・マイクロ水力発電は、環境問題の面からも周辺住民や援助する側からもコンセンサスを得やすい。

持続可能でローカルなエネルギー対策の促進を目的にした「アシェデン・アワーズ」というイギリスの賞があるが、2007年にはペルーの山間部アンディーン村でマイクロ水力発電事業を起こした企業が受賞している。

太陽発電や風力発電などに比べ、小出力ながらも安定した発電を行える小水力発電は、設置する地域さえ選べば非常に有望な再生可能エネルギーだ。

日本も水力発電を見直す必要があるかも

長期的に考えれば、現在のような石油などの化石燃料に依存した社会は転換していくしかない。そうなった場合、水力発電はエネルギー戦略の重要な一翼として必要不可欠な存在になるのは間違いなく、もしかしたら、水力発電が盛んな「産電国」の国際的な立場が強まるような未来が来るかもしれない。

日本の場合、電力の国外輸出などは現実的ではないし、環境の影響を考えると安易に大規模なダム建設を行うことは難しい。

しかし、そうであったとしても、これまで以上に国家的なエネルギー戦略の見地に立って、対外対内の水力発電のあり方を考えていくことは、より必要になってくると思う。



 
 
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ベケレが男子10000で大会4連覇、世界陸上ベルリン大会

* 2009年08月18日 10:09 発信地:ベルリン/ドイツ

【8月18日 AFP】(19日写真追加)第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)男子10000メートル決勝。エチオピアのケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)が、26分46秒31で大会4連覇を達成した。

ベケレは、ハイレ・ゲブレセラシェ(Haile Gebrselassie、エチオピア)の持つ世界選手権・同種目の最多優勝回数(4回)に並んだ。

26分50秒12でゼルセナイ・タデッセ(Zersenay Tadese、エリトリア)が2位、26分57秒39でモーゼス・ヌディエマ・マサイ(Moses Ndiema Masai、ケニア)が3位に入った。

日本の岩井勇輝(%%%Yuki Iwai%)は29分24秒12で25位に終わった。(c)AFP



 
 
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カメル 男子1500メートルを制す、世界陸上ベルリン大会

* 2009年08月20日 11:21 発信地:ベルリン/ドイツ

【8月20日 AFP】第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)男子1500メートル決勝。ユーセフ・カメル(Yusuf Saad Kamel、バーレーン)が、3分35秒93で優勝した。

2003年までグレゴリー・コンチェラー(Gregory Konchellah)の名前でケニア代表として出場し、世界陸上の800メートルで2度優勝したビリー(Billy)さんを父に持つカメルが、後半の見事な追い上げで初優勝を果たした。

2位には3分36秒01でデレセ・メコネン(Deresse Mekonnen、エチオピア)が、3位には3分36秒20で前回王者のバーナード・ラガト(Bernard Lagat、米国)が入った。(c)AFP



 
 
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2009.08.24 Web posted at: 12:52 JST Updated - CNN

男子5千Mでベケレ初優勝、2冠達成 世界陸上

(CNN) 陸上の世界選手権は最終日の23日、ベルリンの五輪スタジアムで男子5000メートル決勝を行い、北京五輪の金メダリストであるケネニサ・ベケレ(エチオピア)が13分17秒09で優勝した。

ベケレは大会新記録での4連覇を達成した男子1万メートルと合わせ、大会史上初の2冠を果たした。2位はバーナード・ラガト(米国)、3位はジェームズ・クワリア・チクルイ(カタール)。

男子800メートルはムブラエニ・ムラウジ(南アフリカ)、女子1500メートルはマリアム・ジャマル(バーレーン)がそれぞれ金メダル。1600メートルリレーは、男子および女子ともに米国が制した。

女子マラソンは白雪(中国)が2時間25分15秒で優勝し、10秒差の2位に尾崎好美が入った。男子やり投げはアンドレアス・トルキルドセン(ノルウェー) が金メダル、村上幸史が同種目で日本人初の銅メダルを獲得した。

国・地域別の金メダル獲得数では米国が10個で首位に立ち、ウサイン・ボルトがけん引したジャマイカを3個上回った。



 
 
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ベケレ 大会初の長距離2冠、世界陸上ベルリン大会

* 2009年08月24日 10:15 発信地:ベルリン/ドイツ

【8月24日 AFP】第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)男子5000メートル決勝。北京五輪の同種目金メダリストのケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele、エチオピア)が、13分17秒09で優勝し、大会史上初の長距離2冠に輝いた。

ベケレは、自身の持つ世界記録(12分37秒35)とは程遠いタイムであったが、男子10000メートルに続き今大会2つ目の金メダルを獲得した。2位には13分17秒33でバーナード・ラガト(Bernard Lagat、米国)、3位には13分17秒78でジェームス・クワリア・チクルイ(James Kwalia C'Kurui、カタール)が入った。(c)AFP



 
 
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アフリカの避妊具不足、気候変動の影響の深刻化につながる―WHO

 9月17日(ブルームバーグ):世界保健機構(WHO)が発表予定の調査リポートによると、貧困国での望まれない妊娠が、既に気候変動の影響を受けている土地や水などの資源の需要拡大につながっている。

 調査リポートの主執筆者、レオ・ブライアント氏は、エチオピアやルワンダなど避妊具の供給が不足している国々での人口急増により干ばつや淡水の供給逼迫(ひっぱく)が進んでいると指摘。調査対象となった40カ国のうち、37カ国が人口の増加により環境被害が深刻化しているとの見方を示した。

 科学者らは、気候変動が、世界各地で干ばつの増加や海面の上昇、豪雨による洪水を引き起こしていると指摘する。食料や水の供給が既に不足している発展途上国で気候変動の影響は深刻化する可能性があり、このような事態への地域の対応を支援する資金はほとんど提供されていない。

 生殖関連の保健サービスを提供する団体マリー・ストープス・インターナショナル(ロンドン)の権利擁護担当マネジャーであるブライアント氏は16日の電話インタビューで「家族計画と環境との関連に注意を向け始める時が来た」と指摘。「生殖関連の保健サービスは、気候変動の影響への適応戦略に組み込まれるべきだ」と述べた。

 ブライアント氏は、貧困国40カ国が国連に提出した気候変動の影響への適応に関する国家計画を分析。大半の国々が、人口動態のトレンドは気候変動と「相互に影響し合って」おり、天然資源の減少を加速させるとともに異常気象発生のリスクを高めているとの見解を示していた。同氏によると、調査結果は11 月にWHOが発表する予定。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 堀江 広美 Hiromi Horie     hhorie@bloomberg.net Editor:Takeshi Awaji記事に関する記者への問い合わせ先:Jim Efstathiou Jr. in New York at jefstathiou@bloomberg.net .

更新日時 : 2009/09/18 16:09 JST



 
 
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2009.09.21 Web posted at: 20:03 JST Updated - CNN

ゲブレシラシエが4連覇、世界記録ならず ベルリン・マラソン

(CNN) ベルリン・マラソンが20日、ベルリンであり、男子はハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が2時間6分8秒で優勝、4連覇を達成した。しかし、自身の持つ世界記録は更新できなかった。

ゲブレシラシエの世界記録は2時間3分59秒。

女子は、アツェデハブタム・ベスエ(エチオピア)が2時間24分47秒で優勝し、エチオピア勢が男女で首位を占めた。



 
 
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2009.10.02 Web posted at: 11:32 JST Updated - CNN

最古の人類像、440万年前のラミダス猿人で復元

(CNN) 約440万年前の人類、アルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)の全身像を、世界10カ国の科学者で構成する研究者グループが復元し、2日付の米科学誌ネイチャーで発表した。

研究グループは、1994年にエチオピアで見つかった化石を元に、全身像を復元。頭蓋骨や歯、骨盤、手、脚などの化石からメスの個体と見られ、「アルディ」と名付けられている。身長120センチ、体重50キロほどで、脳の大きさはチンパンジーほど。

歯の形状から、主に植物や果物、小動物を食べていたと考えられている。

これまでに全身像が復元されているのは、エチオピアで見つかったアウストラロピテクスの「ルーシー」で、約320万年前のもので、今回の復元はルーシーからさらに、100万年以上もさかのぼっている。

研究グループの米カリフォルニア大学バークレー校、ティム・ホワイト氏は、「チンパンジーでも現生人類でもない化石で、人類最古の姿といえる」と話している。



 
 
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世界の雑記帳:最古の原人か、エチオピアで440万年前の全身骨格

[ワシントン 1日 ロイター] 米カリフォルニア大学バークレー校のティム・ホワイト氏らの研究チームが1日、エチオピアで見付かった440万年前のものとみられる初期人類の骨格化石によって、人類がチンパンジーのような祖先から進化したのではないことが示された、との報告を行った。

同チームでは、これまで「欠けた部分」とされてきた人類と類人猿の共通祖先は、実は人類とも猿とも違っており、それぞれの種は共通祖先から別々に、ほぼ同じ程度に進化してきた、としている。

研究チームでは、「アルディ」と名付けられたこの身長120センチのアルディピテクス・ラミダス(ラミダス原人)の女性の骨格が最古の原人のものである可能性を指摘。その上で、「アルディ」は人類と類人猿の共通祖先ではないと強調した。

2009年10月2日 17時13分



 
 
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440万年前、最古の人類像を復元 森に住み木登り得意

2009年10月2日0時39分

最古の時期の人類は森で暮らし、木登りをする一方で、二足歩行も可能だった。東京大総合研究博物館の諏訪元(げん)教授らの国際的な研究グループが、約440万年前の人類、アルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)の化石から全身像を復元することに成功し、生活の様子がわかった。約400万〜100万年前に草原で暮らしていた猿人アウストラロピテクスよりさらに古い人類像が、初めて描き出された。2日付の米科学誌サイエンスで発表される。

ラミダス猿人は諏訪教授らが92年にエチオピアで歯の化石などを発見し、94年に英科学誌ネイチャーで発表した。その後、同じ地域から36体分、110標本が見つかった。復元された個体は94年から破片の状態で発見され、約15年かけて復元と分析を続けてきた。この成果で、最古の人類の生活などをめぐる教科書の記述が書き換えられる可能性がある。

頭蓋骨(ずがいこつ)がきゃしゃで、犬歯が他の個体より小さいことから女性と推定され、「アルディ」の愛称が付けられた。身長120センチで体重50キロ、脳の大きさは300〜350ccとみられる。脳はアウストラロピテクス(500cc程度)よりも小さくチンパンジー(350〜400cc)に近い。

骨盤はチンパンジーより丈が短く地上での二足歩行が可能で、こぶしを地面につけるチンパンジーのような歩き方はしていなかった。足裏に土踏まずがないなど、アウストラロピテクスより原始的な特徴も備えており、木登りもしていた。

犬歯は、チンパンジーなどが持つ武器としての犬歯に比べると、アウストラロピテクスなどと同じく小さかった。雌雄の体格差も少ないため、現代人のように雄と雌がペアで生活する社会構造へつながる特徴だという。

他の歯も含めた分析からは、硬いものや草原性の植物はほとんど食べないものの、森の中の果実や葉、昆虫などを食べる雑食性だったこともわかってきた。

これまで全身に近い人類骨格は、「ルーシー」の愛称を持つ約320万年前のアウストラロピテクスのものが最古だった。ラミダス猿人より古い人類化石には、チャドで見つかったサヘラントロプス・チャデンシス(約700万年前)、ケニアで見つかったオロリン・ツゲネンシス(約600万年前)などがあるが、化石が部分的で姿や生活についてはよくわかっていない。

諏訪教授や米カリフォルニア大バークリー校のティム・ホワイト教授を中心とする今回の研究グループは、これらの化石の特徴がラミダス猿人と似ていることから、アルディの姿が最古の人類像を代表するものと考えている。

今回の発表は11本の論文からなる。同時に発掘された動植物の化石なども分析し、当時の自然環境やラミダス猿人の食性まで幅広く研究・考察されている。(松尾一郎)



 
 
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コーヒー豆:「シダモ」など、商標か地名か エチオピア政府と日本協会が法廷闘争

◇沸騰コーヒー論争

コーヒー豆「シダモ」「イルガッチェフェ」は商標か、それとも単なる地名か? エチオピアと業界団体「全日本コーヒー協会」(東京都中央区)の対立が法廷闘争に発展している。5日、知財高裁(中野哲弘裁判長)で第1回口頭弁論があり、エチオピアは「欧米でも商標登録されている」と主張した。協会側は取材に「価格高騰につながる」と反論している。

シダモ、イルガッチェフェはいずれもエチオピア南部の地名。エチオピアは二つの名称について、コーヒー豆として06年に特許庁に商標登録したが特許庁は3月「産地名であり独占使用を認めるのは公益上適当でない」と審決し、商標を無効と判断したため、エチオピアが8月、知財高裁に提訴した。

エチオピア側は訴状で「産地名としては日本では無名。銘柄(ブランド)名としてとらえるべきで、米国や欧州連合(EU)で商標登録されている」と主張。一方、協会の西野豊秀専務理事は「ブラジルやコロンビアでもコーヒー豆の名称の商標登録をしていない。二つの名称をエチオピアのコーヒー豆と認識できる消費者はほとんどいない。商標登録が認められ価格が上がった場合、購入者がついてくるか疑問だ」と話している。【伊藤一郎】

毎日新聞 2009年11月6日 東京朝刊



 
 
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三菱商事、エチオピアで太陽光発電パネルなどを寄贈

エチオピアでの太陽光発電による無電化農村支援(国際貢献)

2009年11月29日、三菱商事は、エチオピア農村開発省(MOARD)指定のモデル農村オロミア州マキ村で、同省向け小規模太陽光発電機材の寄贈式を開催致しました。

地方農村開発支援を目的として、昨年7月にMOARDと締結した覚書にもとづき、当社はマキ村とチャカ・アラムテナ村にて太陽光発電機材の据付を完了し、両農村の電化計画に貢献して行きます。

本プロジェクトは現地通貨で約50万ブル(円貨換算額:約500万円)の予算総額で、MOARD指定のモデル農村であるマキ村とチャカ・アラムテナ村のそれぞれの農民訓練センター及び家畜診療所に、以下の機材を提供します。

1. 農業訓練センター:太陽光発電パネル機材、講習用テレビ及びDVD等

2. 家畜診療所 :太陽光発電を利用した動物薬保存用冷蔵庫

農業訓練センターでは、農作業を終えた村民が、夜間に農業技術向上の為の教育プログラムを受講できるようになります。また、家畜診療所では、安全な動物薬を長期保存出来るようになります。

これら太陽光発電機材に特徴的なのは、発電するための運転コストを必要としないことです。当社は、今回寄贈する太陽光発電システムは農民の生産技術向上に役立つだけでなく、CO2の発生を抑制することにより環境保全にも貢献できることを期待しております。

当社の企業理念「三綱領」の一つである所期奉公では、「事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する」ことを謳っており、この理念に基づき、当社は35年以上も前から世界中で数多くのCSR事業を展開して参りました。この度のマキ村とチャカ・アラムテナ村における太陽光発電プロジェクトも、エチオピアで50年以上に亘り事業を継続している当社のCSR活動の一環です。



 
 
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三菱商事、エチオピアでの太陽光発電による無電化農村支援(国際貢献)

2009年11月30日12時31分

Tokyo, Nov 30, 2009 - (JCN Newswire) - 2009年11月29日、三菱商事(TSE:8058)は、エチオピア農村開発省(MOARD)指定のモデル農村オロミア州マキ村で、同省向け小規模太陽光発電機材の寄贈式を開催致しました。

地方農村開発支援を目的として、昨年7月にMOARDと締結した覚書にもとづき、当社はマキ村とチャカ・アラムテナ村にて太陽光発電機材の据付を完了し、両農村の電化計画に貢献して行きます。

本プロジェクトは現地通貨で約50万ブル(円貨換算額:約500万円)の予算総額で、MOARD指定のモデル農村であるマキ村とチャカ・アラムテナ村のそれぞれの農民訓練センター及び家畜診療所に、以下の機材を提供します。

1. 農業訓練センター: 太陽光発電パネル機材、講習用テレビ及びDVD等

2. 家畜診療所: 太陽光発電を利用した動物薬保存用冷蔵庫

農業訓練センターでは、農作業を終えた村民が、夜間に農業技術向上の為の教育プログラムを受講できるようになります。また、家畜診療所では、安全な動物薬を長期保存出来るようになります。

これら太陽光発電機材に特徴的なのは、発電するための運転コストを必要としないことです。当社は、今回寄贈する太陽光発電システムは農民の生産技術向上に役立つだけでなく、CO2の発生を抑制することにより環境保全にも貢献できることを期待しております。

当社の企業理念「三綱領」の一つである所期奉公では、「事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する」ことを謳っており、この理念に基づき、当社は35年以上も前から世界中で数多くのCSR事業を展開して参りました。この度のマキ村とチャカ・アラムテナ村における太陽光発電プロジェクトも、エチオピアで50年以上に亘り事業を継続している当社のCSR活動の一環です。

詳細は下記URLをご参照ください。

http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2009/html/0000009234.html

三菱商事株式会社

詳細は www.mitsubishicorp.com をご参照ください。

Contact:

三菱商事株式会社 広報部 報道チーム

TEL:03-3210-2171

FAX:03-5252-7705

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福岡国際マラソン、連覇狙うケベデ「勝つためにきた」

2009年12月4日19時0分

第63回福岡国際マラソンを6日に控え、4日は有力招待選手が福岡市内で記者会見し、意気込みを語った。

昨年の大会で初優勝したツェガエ・ケベデ(エチオピア)の2時間6分10秒が、現在の国内最高記録だ。そのケベデは「勝つためにやってきた。フラットな福岡のコースは大好きで、気候も私に合っている。現在の状態は万全に近い」と満面の笑み。「できれば自己ベストを狙いたい」と、4月のロンドンで出した2時間5分20秒の突破まで口にした。

尾方の欠場で日本勢唯一の招待選手となった佐藤智之(旭化成)。「練習通りの力を発揮できれば、大幅な自己記録更新も可能だと思う。外国人は力のある選手が多いから、挑戦者として積極的なレースがしたい」と静かに語った。

ケニア人留学生として来日して以来、駅伝で大活躍してきたメクボ・モグス(アイデム)は初マラソン。2月に起こした交通事故のショックを乗り越えて挑戦する。「距離が長いのでちょっと緊張しますが、できる限り頑張りたい。いい勝負ができると思う。2時間7分を切りたい」

ドミトロ・バラノフスキー(ウクライナ)は、過去2度の出場で優勝と2位の好成績。「12月の最初のレースは、私にとって調整がしやすい。今年も気持ちよくレースに臨める」と語った。



 
 
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マラソン:福岡国際でケベデが優勝 国内初の2時間5分台

2009年12月6日 14時36分 更新:12月6日 14時40分

来年11月に開かれるアジア大会(中国・広州)の代表選考会を兼ねた第63回福岡国際マラソンが6日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点とする42.195キロで行われ、08年北京五輪と今年の世界選手権銅メダルのツェガエ・ケベデ(エチオピア)が、世界歴代9位に当たる2時間5分18秒の大会記録で連覇を果たした。

国内開催のマラソンで2時間5分台の記録が出たのは初めて。これまでの最高記録は昨年の同大会でケベデがマークした2時間6分10秒だった。(記録は速報値)



 
 
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福岡国際マラソン ツェガエ・ケベデ連覇 国内初5分台

2009年12月6日14時21分

第63回福岡国際マラソン(日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日、九州朝日放送主催、武田薬品工業協賛)は6日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点に行われ、ツェガエ・ケベデ(エチオピア)が世界歴代9位となる2時間5分18秒で2連覇を果たした。日本国内のレースで、2時間5分台が出たのは初めて。日本勢では、下森直(安川電機)が9位に入ったのが最高だった。

日本人ただ1人の招待選手となった佐藤智之(旭化成)は、中盤まで第2集団で踏ん張ったが、33キロ付近で失速。初マラソンで注目されたメクボ・モグス(アイデム)は31キロ過ぎに棄権した。(記録は速報値)



 
 
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出るか2時間5分台 福岡国際マラソン、6日号砲

2009年12月6日8時18分

福岡市の平和台陸上競技場を発着点に、6日午後0時10分に号砲が鳴る。2時間5分20秒の記録をもつ昨年の覇者、ツェガエ・ケベデ(エチオピア)を軸に、国内初の2時間5分台が出てもおかしくない。

「去年の福岡は6分台、今年のロンドンで5分台、次にくるのは4分台」。ケベデの意気込みは本物だ。今夏の世界選手権で銅メダルを獲得後、大会に出ず備えてきた。

気象庁の予報では日中の最高気温は10度と涼しく、ペースメーカーは昨年よりやや速い5キロ15分前後で走る見通しだが、ケベデは「良い記録を出すために来日した。ペースメーカーが遅いならつく必要はない」。一般参加した練習仲間のデレジェ・テスファイエ(エチオピア)とともに、30キロより先に仕掛けるか。

追えるのは、ハーフマラソンで59分5秒の世界歴代7位、エバンス・チェルイヨット(ケニア)と、大学駅伝でならしたメクボ・モグス(アイデム)の2人だが、追う判断を下すかは微妙だ。

チェルイヨットは8月に足首を痛めて調整が遅れた上、パスポートを盗まれて来日が大会直前と万全ではない。モグスは、大学2年の箱根駅伝で後半に失速した経験もあり、やや慎重だ。「私は初マラソン。ちょっと抑えて、体を温めてからいく」

日本人ただ1人の招待選手となった佐藤智之(旭化成)は優勝を口にしなかった。控えめな男があえて言った「大幅な自己記録更新」を狙うには、先頭集団に他の日本選手がいない海外レースのような特殊状況を、終盤まで楽しむくらいのゆとりが欲しい。

伏兵は05年優勝のドミトロ・バラノフスキー(ウクライナ)。寒さに強い。テケステ・ケベデ(エチオピア)も2レース連続で自己記録を更新中で侮れない。(増田創至)



 
 
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ボブ・ゲルドフ氏「アフリカの視点を」COP15で寄稿

2009年12月8日21時0分

コペンハーゲンで開かれている地球温暖化対策の新たな国際枠組みづくりをめざす国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)を機に、アフリカの貧困やエイズ問題に取り組んできたミュージシャンのボブ・ゲルドフ氏がアフリカの重要性を訴える論文を朝日新聞に寄せた。

    ◇

1980年代のエチオピア飢饉(ききん)から25年が過ぎた。

先週、私は再度エチオピアを訪ねた。良い変化は経済成長だ。就学人口が倍増し、マラリアによる死亡率は半減、エイズウイルス(HIV)感染者数も減っている。携帯電話が普及し、道路の整備で人びとは市場や医療・教育サービスへのアクセスを得た。何より、配給や早めの警戒が功を奏して過去18年と同様、今年も飢饉は避けられそうだ。

悪い変化もある。気候だ。私が会った村人たちによると、変化は80年代半ばに始まった。降雨が不安定になって、農業のやり方を根本的に変えざるを得なくなった。ある地域では、季節の移り方が変わって月々の呼び方を変えなければならなくなったが、変わり方が早すぎてそれもかなわなかった。降雨が減って農業収入は落ち、社会にも影響して盗みが増えた。

エチオピア北部滞在中、私たちは英国北部で起きた洪水の映像をテレビで見た。これも気候変動に伴うものだろう。激しい天候に見舞われたエチオピア北部と英国北部の人々が住むのは過去ではなく、これからの世界だ。

このままだと、私たちがエチオピアで目の当たりにしている社会崩壊が、もっとひどい形で起きるかもしれない。だが、それを避けることはできる。犠牲を払うばかりではなく、好機でもある。たとえ気候変動をめぐる科学的コンセンサスを信じなくても、二酸化炭素(CO2)を大量に排出するような非能率な経済はクリーンで安い再生可能エネルギーにとって代わられるだろうし、近い将来、排出量取引は主要産業になるだろう。

エチオピアでは良い変化と悪い変化がせめぎ合っている。どちらが勝るかはエチオピア国民の選択次第だが、私たちの選択もかかわっている。犠牲を払うばかりではなく、好機でもある。たとえ気候変動をめぐる科学的コンセンサスを信じなくても、二酸化炭素(CO2)を大量に排出するような非能率な経済はクリーンで安い再生可能エネルギーにとって代わられるだろうし、近い将来、排出量取引は主要産業になるだろう。

排出量取引とその市場は、英国とアフリカ双方の問題解決に役立つ。例えば、コペンハーゲンで適切な枠組みが合意されれば、CO2を吸収する樹木はアフリカ農家の新たな収入源になりうる。開発をめぐる数々の未達成の約束の中でも、先進国による農業関連の約束がカギを握る。

コペンハーゲンでアフリカの交渉の先頭に立つメレス・エチオピア首相は、私に先進国の支援には疑問があると話した。イタリアでG8が決めた農業投資のための新たな資金約束や、コペンハーゲンで発表されるであろう気候変動に適合するための基金の約束が話題になったが、彼は先進国はどちらもすでに別の場で約束した資金を振り向けるだけではないか、と危ぶむ。

25年前、アフリカといえば飢餓だったが、今は成長だ。アフリカは開発されていない最後の大陸で、9億人の生産者と消費者を抱え、今後数十年間に最も投資利益が上がる場所だ。地球環境と同様に世界経済のためにもアフリカと連携しなければならない。25年後には彼らが私たちを、でなく、私たちが彼らを必要とするだろう。(抜粋、原文は英語)

    ◇

1951年、アイルランド生まれ。ロックバンド、ブームタウン・ラッツのボーカリスト。80年代からアフリカの様々な問題に取り組む。08年5月、ロックバンド、U2のボノ氏とともに本紙アフリカ特集の一日編集委員を務めた。

Bob Geldof : Climate Change and Africa

2009年12月8日22時34分

Africa can and must be part of the solution to climate change

by Bob Geldof

It’s now 25 years since the Ethiopian famines of the 1980s and the British public’s unprecedented outpouring of generosity to their fellow human beings on another continent. The question I’m always asked of course is was it all worth it, what’s changed in Ethiopia and in Africa as a whole? A great deal, I answer - for both better and worse.

Last week I was back in Ethiopia where these two types of change are quite apparent. On the positive front, economic growth has boomed; indeed, next year Ethiopia is expected to be among the top five fastest growing economies in the world. Education enrolment has been doubled, malaria death rates halved and HIV/AIDS is on the decline. Mobile telephony is spreading (though it would be faster if privatised) and rural roads are linking remote communities to markets and health and education services. Above all, though too many people are still reliant on food aid, famine will be avoided this year as it has for the last 18 years, as distribution and early warning systems have improved. Certainly, the government could be more transparent, but on the whole this is a country making progress, in a continent that has been doing likewise.

Then there is the negative change - that of the climate. Many of the villagers I’ve met mark the mid 1980s as the moment when they really saw how their weather patterns were changing. Since then, increasingly erratic rainfall has forced them to radically alter their farming practices. Communities we visited in Tigray have had to rename the months of the year because the names were based on the seasons. They’ve now given up as the pattern of the seasons has changed so quickly. People told us how reduced rainfall has cut their income from farming. This in turn strains the social fabric. Thefts are becoming more common, and the children are forced out of the home to work.

While we were travelling in northern Ethiopia we saw images of the Cockermouth floods on the television - quite possibly part of the same storyline. The weather-blasted people of northern Ethiopia and northern England are not living in some unsustainable version of our past; they are already living in our future, in the mid 21st century. By this time, according to 5000 eminent scientists, we will all be experiencing these dramatic changes.

If allowed to spread and worsen to its logical conclusion, the kinds of social disintegration we’re now seeing in Ethiopia could have a chilling trajectory. It is all too easy for extreme poverty and climate change to feed a vicious cycle, making communities more vulnerable to extremist politics. A band of extreme poverty and instability across the Sahel and Sahara - worsened by climate change - would be very bad for a Europe just eight miles to the north. It is completely avoidable.

The tension between the positive and negative changes in Ethiopia is palpable. Which direction wins depends on the choices Ethiopians make, and to some extent upon us. And it’s not all about us having to make sacrifices; there are opportunities too. Whether or not you believe the scientific consensus about climate change, there’s an inevitability to the way our own economies are adapting - and an economic rationale for us to buy into this change. The inefficiencies of the hydrocarbon economy will be replaced by clean cheap renewables; carbon finance trading will be a major industry in the near future. In the UK there will be at least 100,000 more green jobs by 2015 according to The Climate Group. City experts estimate carbon trading could be worth £1.8 trillion in the next decade or two, a trade in which the City should lead the world. China is charging into renewables as Germany has already, with green jobs the fastest expanding new source of employment. Rather than deny these inexorable processes, we should embrace the opportunity they present if we are not to be left behind.

Carbon finance and the market can help link solutions in the UK to solutions in Africa. For example, growing trees to capture carbon could become a new cash crop for Africa’s farmers if the right framework is agreed in Copenhagen.

Investing in agriculture in Africa, both through government aid and private funds, is critical; it can also be highly profitable. Of all our un-delivered development promises, the rich world’s promises on agriculture are especially key.

Ethiopia’s Prime Minister Meles Zenawi, Africa’s lead negotiator at Copenhagen, told me wearily that he is sceptical about the international community’s “funny money” and double bookkeeping. We talked about the promises of new money for agricultural investment made by the G8 at their summit in Italy last summer, money to tackle the global food crisis which will radically affect our supermarket prices. We talked about the possible pledges of funds to help poor countries adapt to climate change that could come out of Copenhagen. He fears both may well involve money already pledged elsewhere.

Twenty five years ago, the story was one of Africa starving. Now, in spite of ongoing food shortages in some regions, there is a new story. It is a story backed by hard statistics, of an Africa rising. The last continent to be developed, with a burgeoning middle class and 900 million producers and consumers, Africa is where some of the best returns on investment will be made in the next few decades. We must partner as we have promised with these people, for the sake of our global economy as well as our global environment, because in another 25 years we may just need them more than they need us.



 
 
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30キロ世界記録、ゲブレシラシエ…松宮破る

国際陸連は14日、30キロの世界記録に、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が今年9月のベルリンマラソンで、通過タイムとして記録した1時間27分49秒を公認すると発表した。

従来の記録は松宮隆行(コニカミノルタ)が2005年に出した1時間28分0秒だった。

(2009年12月15日10時33分 読売新聞)



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

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