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児童・青少年労働者グループ(EJT)の挑戦 第10号
児童・青少年労働者協会(AEJT)の活動、子供たちと組織


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アフリカアフリカ Africa 2017


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究センター運営委員

児童・青少年ためのアフリカのムーブメント(MAEJT) http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

西アフリカにおける児童の低年齢流出と売買 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

児童の低年齢流出と売買:アフリカ児童・青少年労働者運動(MAEJT)の地域的イニシアティブ http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

アフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)コミュニケーション・グループ集会報告書 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

児童・青少年労働者グループ(EJT)の挑戦 第10号
児童・青少年労働者協会(AEJT)の活動、子供たちと組織

セネガル

自分たちで組織、権利に関するさらなる啓発をめざす

国内調整総会

2009年、セネガルの児童・青少年労働者協会(AEJT)は、新メンバーと委員長の選任、決定機関を刷新する総会を開催した。私たちの運動が掲げる12の権利の具体化活動に関する報告書を読み上げ、児童・青少年労働者協会(AEJT)と下部グループ間でコミュニケーションについて意見を交換し、資源動員活動を検討した後、私たちの運動の抱える問題点について、特に活動の中央集権化について話し合った。その場にいた国内調整事務所、国内代表のクーディア・ディオップさんが委員長に選出され、他のポストについても合意のもと準備が整った。

【写真】ラジオ局での事務所メンバー

戸籍証明書の重要性に関する啓発

イタリア・プロジェクトAIRNの財政支援を受け、サン・ルイ市の児童・青少年労働者グループ(EJT)は、彼らの仲間たちに、戸籍証明書の重要性をうったえる啓発活動を行なった。大きなデモ行進がピキネ・タッケ区域、ソール街で開催され、35人の児童が戸籍証明書を取得し、CIに登録された。

ソフィー・ティアム


チャド

児童・青少年労働者グループ(EJT)が祝った子どもの権利条約(CDE)記念日

子どもの権利条約(CDE)の20周年記念日は特別な日だ。世界中の子供たちがこの日を祝福する。ジャメナの子供たちも他の子供たちと違ってはいなかった。地域も見る世界も違ったところから多くの子供たちや青少年らがやって来て、朝早くドン・ボスコ青少年センターに集まった。児童・青少年労働者グループ(EJT)も彼らの仲間たちと一緒だった。お互いの体験を共有し児童権利についての歌や詩を聞き、この日に捧げた。夜は、音楽家SULTANTが、暴力の犠牲となっている子供たちの運命を大いに腐心する彼のシャンソン“アンファン・ソルダ(子供兵士)”で、センターの大ホールに集まった観衆みんなの気を引き付けてはなさなかった。児童・青少年労働者グループ(EJT)の12の権利についての歌や詩は、ショーの間児童・青少年労働者グループ(EJT)によって語られた。

ジェタトーレン・サドック


トーゴ

TIC入門

児童・青少年労働者協会(AEJT)トーゴは、協会のすべての“どんな低学年児童”とも一緒に活動を展開している。毎回月末の総会時に、児童・青少年労働者協会(AEJT)はすべての“どんな低学年児童”をも対象に、識字クラスとコンピュータを教える情報科学クラスを開いている。情報科学とコミュニケーションの技術実習により、彼らは自分自身のレポートを把握し、エクセルでゲームや簡単な計算をする。青少年に倣って、子供たちはコンピュータやその全構成部分についてもっと知りたいと手助けを要求する。

実習後、彼らの何人かは“全くの初心者”でありながら、自分たちの名刺を作ってしまう。

また電子メール受信トレーやブログをつくる子供もいて、それを使って下部グループや児童・青少年労働者協会(AEJT)の仲間たちだけではなく、他の団体や世界中の仲間たちと交流している。

【写真】“低学年生”にコンピュータの手ほどき

ベンジャミン・アボジャンとA.エド・コムラン


ジンバブエ

児童・青少年労働者グループ(EJT)をさらに重視する行政当局

国内調整の訓練

ジンバブエにある組織化した児童グループをまとめる国内調整部は、≪ノルウェー・セーブ・ザ・チルドレン≫の支援を受け、5日間に渡って児童団体のためのワークショップを開催した。これは、各団体の中にプロジェクトの計画立案や運営についての能力を備え、児童権利について子供たちを教育し、それをもっと子供たちに理解してもらい、生かしてもらう狙いがあった。マイニカランド(カティヨ)、ハラレ(チトウンギザ)、ミッドランズ(ジシャバニ)の団体で、子供たちは今とてもダイナミックだ。彼らは行政当局を自分たちの活動に引き入れた。自分たちの運動を理解してもらい、子供たちは安心して自分たちに関係した全ての問題を行政当局に掛け合い、児童団体に対してさらに理解してもらうことが出来ている。

児童・青少年労働者グループ(EJT)は、逆境の中に生きる他の子供たちを支援し困難と向きあう手助けをしている。自己を表現し、どこにでも自由に出て行って、彼らの悩みに耳を傾けてもらっているのだ。

人材育成センター設立

人材育成センターの目標は、インフォメーション・センターとして、子供たちが活動する場所を提供し、行動することである。センターは、情報通信、教育、コミュニケーション設備を配備し、余暇器具一式、教育用書物を整えている。≪セーブ≫の支援とコミュニティーの援助により、子供たちのために5つのセンターが設けられている。カティヨでは、地域のコミュニティーがさらに多くの人数を収容できるホールの建設に支援を提供した。同時に、全センターが、子供たちが自費でもより効率的に、より長く活動が続けられるようにしている。500人以上の子供たちがこのセンターの恩恵を受けており、将来多くの子供たちが通ってくることだろう。

【写真】人材育成センターでのEJT

サミュエル・マンジワナ



UP:2010
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