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西アフリカにおける児童の低年齢流出と売買


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アフリカアフリカ Africa 2015


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会事務局長

児童・青少年ためのアフリカのムーブメント(MAEJT) http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

◎西アフリカにおける児童の低年齢流出と売買 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

児童の低年齢流出と売買:アフリカ児童・青少年労働者運動(MAEJT)の地域的イニシアティブ http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

アフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)コミュニケーション・グループ集会報告書 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

児童・青少年労働者グループ(EJT)の挑戦 第10号 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF


西アフリカにおける児童の低年齢流出と売買

このプログラムは現在8カ国で行われている:ベナン、ブルキナファソ、コートジボワール、ギニア、マリ、トーゴ、セネガル

「村へ戻る権利と村を出ない権利」は1994年以来、MAEJT創設の支柱の一つである。

プログラム紹介

児童の低年齢流出と児童売買に関する西アフリカ諸国EJTネットワーク

その運動は:

村における教育および訓練を強化すること

子供たちや親たちに対し児童の低年齢での都市流出の危険性に関して情報を伝えること

子供たち本人に向けて、彼らを待ち受けている危険や密売者が仕掛ける偽りの約束を警告するため、いくつかの運動が西アフリカ諸国の人身売買の要所で展開されてきた。人身売買から救出された数百人の子供は、EJTが注意深く事情を聞き、家族や社会への再統合を始めている。

児童の“託児や人身売買につながる移住”問題は、1999年のBIT年次会議で特別勧告の対象となった。

この問題は、第5回アフリカ会議(2000年11月)の議事日程に組み込まれた重要課題であった。この時、MAEJTは3つの実地経験を明確に示した。

MAEJTによると、移住は積極的な面と消極的な面をもち合わせている。決して搾取へと悪い方に変化させてはいけない、したがって改善されなければ託児も同様である。EJTは、あらゆる種類の人身売買を非難し、児童労働を商売にしている人身売買ネットワークと闘う中で、そのネットワークを注視することに邁進してきた。

その件に関しての運動や研究は、ひとつの資料に掲載され存在する(jeuda 106)。

2002年2月地域評議会が行なわれ、この協議の後で、EJTを支援するNGOがMAEJTを積極的に人身売買対策に加えるよう提案をした。

児童・青少年労働者グループ第6回アフリカ会議(2003年4月)の際の全体総会と作業部会で人身売買問題についての話し合いが行なわれた。

地域のもとで開催されたワークショップ“児童売買に関する児童・青少年労働者団体の第1回地域ワークショップ”は、Plan・インターナショナル、セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン、SKN、中部・西アフリカのユニセフ事務局の財政支援を受け、2003年11月18から26日までブルキナファソの首都ワガドゥグーで開催された。

このワークショップは、ベナン、ブルキナファソ、コートジボワール、マリ、ニジェール、トーゴの各AEJTを巻き込んだ。

最終声明(ワガドゥグー会議の最終声明)で、参加国の代表たちは人身売買との闘いを強化することを約束した。

このワガドゥグー会議で、西アフリカ6ヵ国の児童・青少年労働者グループは、児童の低年齢の流出と売買の現象の彼らの見方について明確な定義を定めた。彼らは、同時にこの挑戦の意義を指摘し又新たな方向の道筋を提案するために、自分たちの活動について現状の総括を行なった。

将来的に、参加した様々な国のAEJTにとって、その努力を増大し、より多くの協調行動を展開していくため、彼らは西アフリカネットワークで互いに結束する必要に迫られた。このために、彼らは、児童の受入れや供給を行う地域に、下部グループを設立することによってネットワークを拡大することと、またコミュニケーションや聴取に関して、他の活動家やパートナー、NGO、協会、報道関係者との協力に関して、EJTのキャパシティの強化することに特に力を注いだ。

現在、ネットワークは、この会議の後、ギニアとセネガルが加わり8カ国に巡らされている。

調整プログラム

西アフリカにおける児童流出と児童売買問題対策調整プログラム

“エンダTM青少年運動”地域事務所での6ヶ月間の実習システムは、児童の低年齢流出と売買に関する運動の地域レベルでの調整を確実にするため実施された。このようにして、このプログラムは、同僚から選任された年長の実習生によって各国でこのイニシアティブに関する情報の収集と分配をすすめている。

独自の手法や他からの動員された付加的手段で児童の低年齢流出と児童売買に関する対策の運動を諸団体が推進している国や都市においては、このプログラムは活動の続行を考えている。

関係国は次の8ヵ国:ベナン、ブルキナファソ、コートジボワール、ギニア、マリ、ニジェール、セネガル、トーゴ

下部グループとダカールを基盤とする“労働搾取対策グループ”の地域組織の間でこのリレー役を継続することは望まれている。そして、MAEJT総会の際や児童の低年齢流出と売買に関する地域交流その他の場でとともに、体験を発表して話し合うためにMAEJT参入を支援することも同様に期待されている。

実習生リスト

氏名
AEJT/国
メール・アドレス

Frederique Zongo
AEJTブルキナ
freddyzongo@yahoo.fr fredzongo@yahoo.fr

Edwige Agbadi
AEJTベナン
ahedwi@yahoo.fr

Alamine Toure
AEJTマリ
alamyton@yahoo.fr

Nathalie Dena
AEJTコートジボワール
natdena2005@yahoo.fr

Moussa Harouna
AEJTニジェール(実習中)
moussaaejtniam@gmail.com

Mouhamed Cherif Sylla
AEJTギニア
mohamedcherif2000@gmail.com
mohamed_csylla@yahoo.fr

MAEJTにおける児童の低年齢流出と児童売買に対する対策EJTネットワークの交流

MAEJTの児童の低年齢流出と人身売買に対する対策ネットワークの交流と総括

2004年から2006年の間に、ネットワークはバマコ、ワガドゥグー、ロメ、ニアメにおいて3回の総括会議を行なった。この交流から、私たちは獲得できた成果や変化を知り、新たな方向の道筋を引き出すことを目的に、聴取活動、基礎グループの設立および拡大活動、啓発活動、おしゃべり討論活動、教育活動、都市間およびAEJT間の交流活動、そしてネットワークの継続と調整のための実習運動活動を総括することが出来た。

同時に、私たちは、2006年7月のワガドゥグーでのアフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)の第7回会議の時のように、ネットワークの小会合を開くために他の大きな会議を活用している。このような会議を通じて関係が生まれるからだ:ロメ、ニアメ、ワガドゥグーのアフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)の第7回会議における作業グループ

私たちの国、都市、村で、私たちは大衆向けアニメの上演を開催している。その上演の間に、歌や劇や私たちがラジオで放送している≪Q&A≫ゲームを組み入れている。

私たちは折り畳みパンフレット≪村に留まろう≫を配布している、そして流出や人身売買の犠牲となっている児童の現状を説明するために住民と一緒に話し合っている。

私たちはこれを戸別啓発訪問と呼んでいる。

私たちは搾取されている子供たち、暴力の犠牲になっている子供たち、人身売買の犠牲になっていると疑われる状況にある子供たちに接触するため、子供たちがよく行く公共の場所、市場、ゲーム場、交差点などに出向く。そして、彼らと一緒に問題を解決する方法を探すため、何度も時間をかけて彼らの話を聞く。私たちは、また、彼らが居る場所にはどこにでも出向いて、彼らが状況を認識し、行動をおこし、自己防衛できるように導くため、勉強会や映画上映、子供たちや青少年やその親たちとの共同作業を運営している。

2006年11月にニアメで開催された前回のネットワーク会議で、EJTは彼らの活動の中身と質について、また獲得した変化や観察中の変化について、そして西アフリカの児童の低年齢流出・売買問題と闘った最近3年間に渡る自身の体験から引き出された教訓や教育について語った物語を集めた。

これらの物語は、アフリカ大陸におけるEJTの現場での実体験をもとに構成されている。これは、聴取活動、啓発活動、都市や村における基礎グループの設立と拡大について語られている。また、児童の児童の低年齢流出と人身売買の現状対策に関するMAEJTのすぐれた体験の数々を社会に知ってもらう出版の対象となる。

出版

この資料は、ベナン、コートジボワール、マリ、セネガル、トーゴで展開されているいくつかの運動をまとめ、最近の体験からいくつかの考察や展望を提言し、最新の会議でのMAEJTが決定した事項を詳しく伝える。
http://eja.enda.sn/Publications pdf/jeuda106/jeuda 106.pdf

このパンフレットは、西アフリカにおける児童の低年齢流出と児童売買の問題に直面する児童・青少年労働者グループの体験をまとめている。それらは、(時には)犠牲になった彼ら自身や彼らの友人たちの実体験や経験にもとづくものである。
http://eja.enda.sn/Publications%20pdf/jeuda%20111-112/jeuda%20111%20et%20112.pdf

児童の低年齢流出と児童売買に対する対策に関するEJTの有効な体験の蓄積

2007年10月15から19日バマコ(マリ)での総括会議

蓄積過程に関する記述
方法論
活動スケジュール
人材
パートナーシップ
調整プログラム
****************************************
記述

1994年7月の創立以来、アフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)は、彼らの12権利の1つ≪村から出ない(村に留まる)≫を具体化するため、運動を展開している: 2004年から、これらの運動は西アフリカにおける地域運動プランに基づき、調整した方法で展開されてきた。

彼らの実践を刷新し運動の内容を深めていく課題の中で、アフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)は、西アフリカ5カ国(ベナン、ブルキナファソ、コートジボワール、マリ、ニジェール)における児童の低年齢流出と児童売買の問題との闘いについての、彼らの体験の情報を集め、評価し、蓄積するための研究に着手した。この研究は、下記の主要目標をもって、MAEJTの体験に基づいた一連の質的データ収集に基づいている。

方法論

この研究/評価/考証の方法論は明確な3つの段階を通して現れるであろう。

段階1:ベナン・コトヌで2007年7月11から15日に行なわれた≪発起≫地域ワークショップ

この交流での様々な意見交換によって生まれたものに、一枚の運行表があり、それは捜すべき情報の種類についての講義となっている。また、それは彼らのもとで収集すべき情報の取得者へ、方法論についての喚起すべきいくつかの経験を生み出した。なぜなら参加者同士が情報収集の問題について、お互いを強化しあっているからだ。

段階2:≪物語≫の収集と一連の国内ワークショップでのデータの参加型分析

これは、特定の都市や村で情報収集の役割を調整し担ってきた各国のEJTグループとの訓練再建会議から第一歩を踏み出した。EJTグループは、テープに録音された情報を翻訳、解読しなければならかった。

予定通り、収集データは≪地域調整≫と分有され、≪地域調整≫は、次にデータを掘り下げていくことになる。情報はEJTに属さない青少年少女219人、130人のEJT、141人の大人やパートナーたちから集められた。関係5ヵ国での5日間に渡る一連の国内ワークショップに組み込むため、全作業は、45日間(7月20日から8月5日)に渡って展開された。

このワークショップには、合計115人の参加者が集った。内訳はEJTに属さない22人の児童・青少年、80人のEJT、その他親たちやパートナーなど13人の成人である。これらのワークショップは、その有効性を立証するため、いくつかの情報を再確認し、深く掘り下げ、完全なものにすることを可能にした。

段階3:評価および考証レポートの作成と蓄積型地域交流の組織化

このワークショップは、主要目的として、評価と考証レポートおよび勧告の有効化と完成である。これを基本に、このワークショップでは、将来のための運動とMAEJTとRWOGATメンバー(≪参加者≫の項参照)間の協力の展望を決定することを可能にするだろう。このレポートの成果は、他方で、地域諸国一帯に流布されることになる。

プロジェクト実施スケジュール

プロジェクトの人材

Lidia Gaudin、コンサルタント、アシスタント

Dominique Gomis、主コンサルタント、児童・青少年部門のシニア研究員

Moussa Harouna、児童の低年齢流出・児童売買対策活動コーディネーター、MAEJT

Cherif Sylla、MAEJTコーディネーター研修生

パートナーシップ

研究の結果は、児童の低年齢流出・児童売買問題対策ネットワークの全パートナーメンバーの間で議論が行なわれた:BIT、Enda-TM、OMI、Plan、セーブ・ザ・チルドレン・スエーデン、UNDC、ユニセフなど、彼らは、さらに、改善についての指摘と解説による討論の際、2007〜2011年のMAEJTプログラム基金のほか(Plan waro とEndaの支援による)に配慮しなければならなかった。この研究は、ユニセフやセーブ・ザ・チルドレン・スウェーデンの地域事務所の継続的な拠金の恩恵に浴した。

住所: HYPERLINK "mailto:etj@enda.sn" etj@enda.sn

tel 221- 821 21 13, 889 34 20, ENDA Jeunesse-Action BP 3370 Dakar Senegal

最終声明

1994年以来、私たちは私たちの≪村に留まり、村から出ない≫権利を実現するため、また全ての搾取と闘うため行動を起している。

2004年、私たちは西アフリカの8ヵ国において≪児童の低年齢流出と売買≫と闘う計画を立案した。3年後、私たちは、私たちが今置かれている立場をより良く知るための研究を行なう決定をした。

私たちは、5ヵ月間で、児童・親・当局・密売者の物語やインタヴューを数百件集めた。

私たちは、5つの国においてこれらの情報全体を分析し、ここバマコにおいて、これら全ての情報と分析から引き出される教訓について考究した。

搾取、それは、子供たちを長期にわたり、厳しく、過剰に働かせること。労働に見合う給料の全てあるいは一部の支払いを拒むこと。合意や契約を尊重しないこと。つまり、利益を得るため子供たちの労働を最大限に利用し、子供たちがEJTの12の権利を実現しながら、自らを解放する道を閉ざすこと。

虐待と暴力は頻発している、そしてよく知られている。私たちは、子供たちへの精神的および肉体的苦痛、誰一人として自分としては好まない苦痛を強要することを拒絶する。

児童売買は、物を売り買いするようなもの。移動させ、搾取し、虐待する。 たとえ、(村から)出て行きたかったとしても、決して探しているものを見つけることはない。

人の尊厳を愚弄する。たとえ、その時≪人身売買≫であると理解することが容易でないとしても、それを告発し、それが続けられることを阻止しなければならない。子供たちのいうことにしっかり耳を傾け助けること;彼らが家に戻りたいと望むのなら、戻る手助けをし、自己形成のため留まりたいと望むなら、留まる手助けをすること。

児童の低年齢流出は、悪である。私たちはそれを阻止するため全力を尽くす。

それを組織する大人たちの利益でしかない児童流出は悪であり、私たちは流出を非難する。時には、それは、私たちが告発する≪児童売買≫へと姿を変える。しかし、私たちは出て行き都市を発見したいと望む子供たちを止めることは出来ない。私たちの闘いは、村の子供たちがより快適な生活をおくる手助けをするための、また村から出て行く年齢を出来るだけ遅らせるための、≪小さな炎≫である。私たちは彼らに、特に搾取や虐待の危険についての情報を提供し、安全のためのアドバイスをしている。

子供たちが出て行くことを、親たちが常にとめることが出来るとは限らない。時として、私たちは親たちにとめるように励ますことさえあります。

彼らが自分の考えや意見を持つように、暴力、粗暴、侮辱によってではなく対話によって教育をしなさい。家で心地よいと感じるように子供の教育方法を改善しなさい。

働くために子供を低年齢で都市に行かせてはいけない。

もし子供が都市に出て行く場合は、子供との連絡を維持し、彼らに注意をはらい、もし可能なら面会に行きなさい。

われわれの行政当局は、村の開発を助けるため、全力を尽くさなくてはならない。

他の活動者は、有効に行動するため一つに纏まらなければならない。

諸施設とNGO

運送業者組合

私たちMAEJTについて、私たちは予防に全力を尽くさなければならない:啓発活動、組織化、聴取、オリエンテーション、就学、訓練。流出のリスクとその結果について情報を提供すること、AEJTはどこにでも存在するという情報を分かち与えること。

私たちは、私たちEJTのあいだのコミュニケーションを強化しなければならない。私たちの地域事務所にやってきた子供たち(私たちの友達)に耳を傾け、支援すること。

村の生活が改善されれば、子供たちは、もはや都市に出て行くことを望まないに違いない。子供たちが組織されているところでは、彼らはよりよく守られ、彼らの権利が向上するだろう・・・

2007年10月19日バマコにて作成



UP:2009
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