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児童・青少年労働者運動(MAEJT)の活動


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アフリカアフリカ Africa 2015


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会事務局長

◎児童・青少年ためのアフリカのムーブメント(MAEJT) http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

西アフリカにおける児童の低年齢流出と売買 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

児童の低年齢流出と売買:アフリカ児童・青少年労働者運動(MAEJT)の地域的イニシアティブ http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

アフリカ児童・青少年労働者グループ運動(MAEJT)コミュニケーション・グループ集会報告書 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

児童・青少年労働者グループ(EJT)の挑戦 第10号 http://eja.enda.sn/ 翻訳・AJF

1.実施者の育成

1990年アフリカ訓育プログラム≪PAF≫は、地元での鑑定評価の開発を目標にかかげ、アフリカの経験に基づいた教訓とアフリカの経験から引き出された手段で設置された。さらに、参加者の訓練と強化の目的で活用を指導員の自由裁量に託した;アフリカでの現地の経験に基づいた教訓や児童・青少年参加の実施から得た教訓を蓄積すること;現地体験を積んだアフリカ人指導員の地域ネットワークの設立、指導員たちに考えることや再検討することへの欲望を抱かせ、ESDと一緒に連携のネットワークを発展させること

新たな指針

数年来、この運動は絶えず発展してきた。それは、新たな指針を生み出し、PAFは、技術支援団体(GAT)の会合と以下の方式で作成された訓練プログラムによって取って替えられることになった

児童・青少年の参加

児童・青少年グループ諸協会における訓練は、同種類の協会出身の一世代の指導員を誕生させ、彼らはその後支援団体出身の活動家の側で活動している。彼らは、2000年以来、毎年25都市で特に“技術支援使節”として活動している。つまり、パートナー団体が特定した諸問題に取り組みながら、同じ都市のAEJTと支援機構を強化することが彼らの役割となる。

2.組織的支援

EJTにおける支援は、現地の人々が貧困地域の児童・青少年と一緒に向き合っている問題から生まれた。体験交流はひとつの関心事であり、1985年のグラン・バッサム・フォーラムは困難な状況にある児童の支援としてのビジョンをさらに広げることを可能にした。かくして、仕事のない児童や児童・青少年労働者のような社会から取り残された青少年たちに、協会リーダーたちは関心を持ち始めた。

彼らの問題と向き合うため、体験の交流から仕事の方法論についての反省が生まれた。そのことは1990年に都市部指導員のアフリカ訓練プログラム(PAF)の設置を実現させた。目標は、彼らと一緒に活動する担当指導員を育成することである。

彼らとの関わりの中で、指導員たちは児童・青少年労働者たちの能力を発掘した。そして、聴取、参加型活動リサーチ、活動計画立案といった訓練によって自主的組織化を強化するプログラムが実施された。グループの年長者たちは、自分たちの役割をよりよく演じられるように聴取訓練を活用している。年少者の問題が指導員にとどく前に、多くの場合まずその問題と向き合うのはグループの年長者たちである。

このような自主的組織の強化は、同様に、支援のための近隣の視察に向けられる。その視察のため、児童・青少年労働者や指導員たちは技術支援を担当するペアを組む。支援は、特定の分野で問題を抱えている協会や地域交流会議開催への支援だ。この地域交流会議で、様々な児童・青少年労働者団体が実施してきたこと、すなわち権利を具体化する中で直面している問題、自分たちの運動の将来2年後の見通しについて意見を戦わせている。

彼らの将来をより良く準備するための訓練活動(もうひとつの教育)は、教育機関と児童・青少年労働者組織との間で毎年交渉の対象となる。したがって、識字授業や資格教育授業、リプロダクティブ・ケアやエイズ・MSTに関する話し合いは連携して行なわれる活動である。

彼らの活動計画の実現のため、地域委員会で決定される財政支援は、MAEJTの加入メンバー協会が自由に使えるものである。この支援は、当委員会の会期中のAEJTメンバーの数によって異なる。

3.コミュニケーション

はじめに

MAEJTの中枢部門のひとつであるコミュニケーション・グループは、2007年7月に参集し、活動の可視性を最適なものにするための活動計画を立案した。

2007年に作成されたコミュニケーション・グループのレポート

1996年以来、児童・青少年労働者組織が置かれている諸都市において、児童・青少年労働者グループ(EJT)や支援団体の要請により、コミュニケーション訓練が提案された。コミュニケーション訓練の最初の会議は、18都市のEJTによってサン・ルイで組織された。EJTは、蓄積や啓発活動の中で徐々により重要な役割を演じるようになった。

この活動は、一般的に次の特定分野で成長が見られる。

内部連絡会報、壁新聞、漫画作品の製作…

インタヴューや会議用にレコーダーをより頻繁に活用する;

下部におけるコミュニケーション

児童・青少年労働者グループは、最初に“街便り”を掌握した。“街便り”は彼らが書いて配信しているもので、彼らの協会にとっていくらかの収入をもたらすものであるのと同時に協会を知ってもらうことも出来た。

1998年、彼らは「EJTの挑戦」と名付けた別の会報に替えることを決定した。

児童・青少年労働者で構成された編集委員会は一年に一度参集し、会報に載せる記事や写真やイラスト、デッサン、インタビュー、詩、なぞなぞ、歌などを選んで処理する。これらの素材は、アフリカ児童・青少年労働者運動(MAEJT)の児童・青少年労働者メンバーから送られてくる。

4巻が2001年、2002年、2003年、2004年に発行された。

“街便り”がEJTの会報になった時、パートナー団体や支援団体は、団体の活動見通しが当然ながら別の形態をとったネットワークの中で確実なものになることを願った。

従って、パートナー団体とEJT間の話し合いの後、季刊の会報が2000年に作られることになる。その名前が、「ニュース・カラオ」である。

内容は:

ターゲットとなる公衆は、まずはネットワークそのものである。しかし、「ニュース・カラオ」は、同時にネットワークの仲間や“児童権利”国際ネットワークを中継して直接配信される人たちや諸機関も対象としている。その配信は、電子メールやインターネットによって行なわれる。会報を見たがっているすべての人が、より早くアクセス出来るようにウェブサイト上での交流が実現した。

その後、パートナー団体とEJTとの話し合いを経て、インターネット・ニュース“カラオ・エクスプレス”によるニュース月報が2005年に始まった。この新しい会報はAEJTの貢献により産声をあげた。それは、数分間で、アフリカや世界各国の児童労働者グループの活動、彼らを支援する組織やNGO、その他の諸団体の活動について、フランス語、英語、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語で情報を伝えるものだ。

音声表記

対象者の2/3近くは、書き言葉の場合、活動から排除された。書き言葉は、話し言葉と明らかに違い、ほとんど行政用語に限定される。

このことは、一方で児童と青少年たちが直面し、他方では、“報告義務”である活動報告だけにほとんど終始している支援団体もている蓄積の困難性を説明している。

土地の言語をカセット録音する音声転写やフランス語への音訳は、アマド・アンパテ BA(マリ人の歴史家、哲学者、作家、語り部、詩人:1901〜1991) http://www.pulaaku.net/defte/ahb/の作品から着想を得ながら、そうしなければ姿を消すかも知れない宝物を収集出来る。この方法論は、児童・青少年労働者たちに彼らの最初の書籍「アフリカの子供たちの声」(英語にも翻訳)を書かせた。これは、日常的にENDAの派遣団に携わる人々にも活用されており、蓄積を容易にするために普及されることが期待される。

通信手段

サン・ルイで開催されたコミュニケーションの地域ワークショップ(2000年7月)、バマコの第5回会議(2000年11月)は、参加者に通信機器になじんでもらい、また自分たちで設備を整えることを可能にした。AEJTは自分たちのメッセージを作成するためのコンピューター機器を揃えると同時に、(インフラと手段がそれを可能にするところでは)電子メール交換のためネット接続を行った。

コミュニケーションに関する最新の会議(2001年ニアメ、2002年ダカール)の際に表明されたあらゆる期待の中に、通信及びコミュニケーション新技術(NTIC)の訓練の要請は常に存在した(例えば;インターネット/ウェブサイト ウェブ/メール/アドレス作成/メッセージ送受信/資料送信/映像送信/ウィルス問題など)。

目的/目標

展示会

重要な催事(ブックフェア、ユネスコ、ラ・ペ・アッシズのためのイタリアの展開、UNGASS、ドイツ・アフリカフォーラム)の際、EJTの写真やデッサンやポスターを含むパネルが大衆に紹介された

4.ロビー活動

ロビー活動は、国際舞台および地方舞台において、MAJETがENDA TMや青少年活動チーム、そしてパートナー団体と一緒に行なう重要な役割のひとつだ。ロビー活動は、関係する様々な国の当局者や大統領府を通じて、あらゆるレベルにおける決定権者、校長や診療所長から、地区長、国連事務局に向けて行なわれる。第一の目標は、彼らの運動と彼らが提言する解決策の妥当性を知ってもらうために、下部のパートナーたちや児童・青少年に発言の機会を与えること、さらに彼らと“当局者” 間の会話を活性化することである。この対話は同時に、権利と義務としての児童・青少年の市民参加を強化することをめざしている。MAEJTの場合、年次会合が運動地域委員会とBIT、セーブ・ザ・チルドレン、ユニセフのような機関との間で行なわれている。2000年と2001年のCEDEAOの議長は運動の“父”であり、女性大臣のネットワーク代表は“母”であった。このような種類の繋がりが拡大することにより、国際レベルで、とりわけ児童に関する国連特別総会の場でMAFJTは耳を傾けてもらえるようになった。そして、同時に日常において権利を具体化することが出来た。例えば、児童・青少年労働者たちが≪読み書きを学び≫に行く教室を獲得したこと、ブアケの診療所で彼らが≪病気の時にヘルスケア≫をわずかな費用で受けることが出来ること、児童・青少年労働者たちが検挙されることなく≪安全に仕事≫が出来るようにバマコ警察と交渉したこと、さらにセネガルで家事手伝いとして雇われている少女たちが≪教育の権利≫獲得のため19時から夜間授業を受けられるように交渉をしたなどは、ロビー活動の結果である。2001年3月、MAEJTの各国代表10人によって設立された地域委員会は、第2回UNGASS(2001年1〜2月)会議で2人のスポークスマンの報告を聞き、「子供たちに相応しい世界」の資料を検討した。各国代表は、この世界的なプロセスに貢献し、これからの数年間、国際委員会の努力を導くことになるだろう。UNGASSのプロセスに全面的に参加することを決定した。この資料における24の一連の提言と解説は、全ての機関に送られ伝えられた:CEDEAO(ECOWAS)の代表、ユニセフ、BITなどの委員会、UNGASSの議長団。カイロでの準備フォーラムやUNGASSでの活発なロビー活動によって、いくつかの国の代表団の中に混じってMAEJTメンバーが参加することができた。これらの代表たちは、アフリカで大半を占める“未就学”青少年を代表していた。国内プランに関するMAEJTの提言、セネガルの公式資料はMAEJT資料から発した15の提言を取り入れている。UNGASS当局はMAEJTの提言に積極的な関心を示した。2001年6月に発表された“子供たちに相応しい世界”の第3次改訂版で、いくつかの箇所は彼らの文書からが出ているものだ。同様に、MAEJTは、NGO共同体が発表した“もうひとつの調書”の第一のアフリカの貢献者であった。UNGASSのプロセスでの世界の児童グループや児童組織の貢献をまとめた研究資料“私たちに耳を傾けて”の中で、MAEJTが提示した解説は、かなりの広い範囲で引用された。この貢献の後、MAEJTは会議における信頼を獲得することになった。これは、2月の準備会議以降に信頼を獲得した唯一の児童運動である。2001年、MAEJTの代表たちは、UNGASSの準備会議で、特に青少年の参加に関する総会の際、そしてユニセフの執行理事長キャロル・ベラミー氏やヨーロッパ共同体代表トーマス・ハマーバーグ氏が出席する児童参加に関してのパネル討論会に参画した。2003年5月の会議の際、彼らは公開討論を組織し、そしていくつかのパネル討論会に参加した。24提言のうち13が、“子供たちに相応しい世界”の最終版に載ったものである。MAEJTは、ラテン・アメリカ、アジアにある児童組織の他のネットワークやユニオン、REALM、AMWC( ≪世界の他の運動のサイト≫参照)と一緒に会議後の10年間に子供たちの生活を改善するための提言を創った。決定は下され、皆がその決定に取組むことを確認した。しかし、彼らは貧困、教育、健康に関して彼らの生活が改善するかどうか知るのに、これからさらに10年の歳月を待つことを望んではいない。この理由から、AMWC 、MAEJT 、REALMは、2004年5月バルセロナにおいて、レポート“子供たちに相応しい世界”を発表した「児童に関する世界運動」の大人たちに向けて、報告書を作成して、それをそれぞれの国の当局や親たちに向け検討するよう提示することを提案した。彼らはアンケートを発表した。それは「子供たちのための世界運動」(GMC)、ユニセフといくつかの国際NGOをその内部に統合した:BRAC、CARE、ラテン・アメリカNGO団体コーカス、ENDA TM、NETAID、OXFAM、PLAN、セーブ・ザ・チルドレン、WVIの支援で行なわれた。これらの組織は、子供たちの声が国の当局者に届くように、同じネットワークの児童組織委員会だけではなく他ネットワークの児童組織委員会と子供たちが話し合いをもつ手助けをしている。これと平行して、GMCは子供たちが貧困に対する世界的キャンペーンに参加できるように活動している。このキャンペーンにとって2005年はG8およびミレニアム目標に関するサミットとともに強烈な年となるだろう。

最初の回答文到着は、MAEJTの主導のもと、アンケートがアフリカで配布される数週間後となる。配布は2005年中を予定。

5.収入創出活動、AGP

収入創出活動(AGP)は、定義上経済的な性格をもつあらゆる活動に従事する児童・青少年労働者に直接的に関係するものである。これらの活動は、EJTメンバーの生活環境改善、つまり貧困から抜け出す希望を喚起するものだ。12の権利向上の一方でこれらの活動はMAEJT活動のテーマとして登場する。

奨励されている2つのタイプのAGR

既存の多様な推奨状況;

  • 研修と助言
    経営や起業についての研修、AGR自体の技術的研修、経常損益の表記および必要事項読解のための識字の手助け
    1999年12月、EJTとアフリカ18都市の指導者たちが集まった地域ワークショップは、協同確認文を提出した。それは、報告書と“AGRを成功させる8つの助言“の草案に記されたものだった。これらの助言は、“EJTの挑戦”の第2号で発信されたポスターの対象となっている。
  • 貯蓄 ー 貸付
    貯蓄・貸付は、AEJTの自主的決定の対象である。貯蓄の奨励とメンバーの活動強化をめざして、いくつかのAEJTはこの分野の活動計画を決定する。貸付は、とりわけ連帯下部グループのもとで個人的に行なわれている。彼らは、その入り口と出口でそれを行っている。
  • 商品化の奨励
     最近、手工芸品の画像やカード収集活動がENDAの支援を受けMAEJTのもとで始まった。この活動はこれらの製品の販売促進を目的にしたもので、その画像はウェブサイトで登場する。


  • UP:2009
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