アフリカ Africa 2015年10月
アフリカ/アフリカ Africa 2018
作成:斉藤龍一郎*
*(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究センター運営委員
◆グローバル・エイズ・アップデイト
◆Gender in Africa
◆アフリカの子ども
◆アフリカ障害者の10年
◆アフリカ開発会議(TICAD)
◆気候変動とアフリカ
◆アフリカと中国
◆アフリカと日本企業
◆アフリカとスポーツ
◆アフリカの食料・農業問題
◆アフリカの石油、資源
◆アフリカの保健・医療
◆アフリカのICT
◆アフリカ熱帯林の課題と日本
◆ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
◆ソマリア海賊対策と自衛隊派遣問題
◆日本・ブラジル・モザンビーク三角協力プロジェクトPro SAVANAを問う
◆アフリカ熱帯林の現状と日本との関係
◆反アパルトヘイト運動
◆ アフリカの熱帯林の現状:メディア報道
◆アルジェリア民主人民共和国/アンゴラ共和国/ウガンダ共和国/エジプト・アラブ共和国/エチオピア連邦民主共和国/エリトリア国/ガーナ共和国/カーボヴェルデ共和国/ガボン共和国/カメルーン共和国/ガンビア共和国/ギニア共和国/ギニアビサウ共和国/ケニア共和国/コートジボワール共和国/コモロ連合/コンゴ共和国/コンゴ民主共和国/サハラ・アラブ民主共和国/サントメ・プリンシペ民主共和国/ザンビア共和国/シエラレオネ共和国/ジンバブエ共和国/スーダン共和国/スペイン領カナリア諸島/スワジランド王国/セーシェル共和国/赤道ギニア共和国/セネガル共和国/ソマリア民主共和国/タンザニア連合共和国/チャド共和国/チュニジア共和国/中央アフリカ共和国/トーゴ共和国/ナイジェリア連邦共和国/ナミビア共和国/ニジェール共和国/ブルキナファソ/ブルンジ共和国/ベナン共和国/ボツワナ共和国/マダガスカル共和国/マラウイ共和国/マリ共和国/南アフリカ共和国/南スーダン共和国/モーリシャス共和国/モーリタニア・イスラム共和国/モザンビーク共和国/モロッコ王国/リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国)/リベリア共和国/ルワンダ共和国/レソト王国
※外務省ウェブサイトを基に、国名を表記しています。
* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版で内容を確認してください。
* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。
◆2015/10/02 cnn.co.jp 隠し部屋に謎の王妃埋葬か、ツタンカーメンの墓を内部調査
◆2015/10/03 nikkei.com 仏首相「日仏でアフリカ開拓」 EPA合意に期待
◆2015/10/03 all.africa.com Africa: 'Youth Dividend' Will Help Africa Produce Food and Jobs
◆2015/10/05 cnn.co.jp ノーベル医学生理学賞、北里大学特別栄誉教授の大村氏ら3人
◆2015/10/05 cnn.co.jp ノーベル医学生理学賞、大村氏ら3人に 感染症治療に功績
◆2015/10/06 asahi.com (特派員メモ)アフリカ一のすし @リベリア
◆2015/10/06 nikkei.com フェイスブック、アフリカで衛星ネットサービス
◆2015/10/06 スポニチアネックス 大村智氏 感染症治療薬を開発“アフリカ救った”
◆2015/10/06 The Sankei Shimbun 中国人薬学者の屠ユウユウ氏は博士号も留学もない「三無教授」だった…中国で“偽物”じゃないと称賛の嵐
◆2015/10/06 nikkei.com 「一発屋じゃなかった」 南アのメディアが日本称賛 ラグビーW杯
◆2015/10/06 Vanguard Nigeria: Why UK Govt Seized £27,000 From Diezani
◆2015/10/07 世界銀行 TICADセミナーシリーズ第1回「モザンビーク大使と2016年TICAD(第6回アフリカ開発会議)を考える」@世銀東京ラーニングセンター
◆2015/10/07 SYNODOS 象牙密猟は生息地でどう受けとめられているか?−−二重に苦しめられるタンザニアの地域住民 岩井雪乃 / 環境社会学
◆2015/10/07 UN DISPATCH MOZAMBIQUE DESTROYED ITS LAST LANDMINE. THAT’S A VICTORY FOR FOOD SECURITY.
◆2015/10/07 JVC 南スーダンの首都、ジュバを訪問して−繰り返される内戦−
◆2015/10/08 cnn.co.jp ジンバブエの国立公園でゾウ14頭が毒殺 象牙目的か
◆2015/10/09 時事ドットコム 事業統合組織のデジタル・プラクティスを設立=ディメンションデータ〔BW〕
◆2015/10/09 asahi.com ノーベル平和賞にチュニジアの「国民対話カルテット」
◆2015/10/09 cnn.co.jp ノーベル平和賞はチュニジアの「国民対話カルテット」
◆2015/10/09 asahi.com ノーベル平和賞に「チュニジア国民対話カルテット」
◆2015/10/09 AFP BB News リビア主要勢力、挙国一致内閣の設置で「合意」 国連
◆2015/10/09 AFP BB News 国連リビア特使の新内閣案、併存する2議会の議員から否定的な声
◆2015/10/10 cnn.co.jp 中国人の「象牙の女王」逮捕、706本密輸か タンザニア
◆2015/10/11 asahi.com 平和賞、チュニジア市民は戸惑い 厳戒態勢で民主化遠く
◆2015/10/12 cnn.co.jp 9歳少女が78歳男性と結婚、禁じられても残る「伝統」 ケニア
◆2015/10/12 asahi.com 平和賞うれしいけど… テロの爪痕、観光客戻らず
◆2015/10/13 asahi.com チュニジア民主化のカギは? ノーベル平和賞受賞者語る
◆2015/10/13 cnn.co.jp ノーベル経済学賞に米プリンストン大のディートン氏 貧困を研究
◆2015/10/13 cnn.co.jp ジンバブエ、人気ライオン殺害の医師を訴追せず
◆2015/10/14 asahi.com (ピケティコラム@リベラシオン)南アの人種間格差 「略奪」防ぐ国際的枠組みを
◆2015/10/15 asahi.com 米軍、カメルーン派遣へ ボコ・ハラム対策、戦闘は否定
◆2015/10/15 cnn.co.jp エボラ熱から回復の看護師、合併症で重篤な容体に 英
◆2015/10/15 ニューズウィーク日本版 中東ニュースの現場から:ノーベル平和賞のチュニジアだけが民主化に「成功」した理由
◆2015/10/16 nikkei.com エイズ全感染者に抗ウイルス薬治療を WHOが新勧告
◆2015/10/16 asahi.com ツタンカーメンの墓に隠し部屋? 「絶世の美女」の墓か
◆2015/10/16 The Washington Post Tiny Gambia has a big export: Migrants desperate to reach Europe
◆2015/10/16 Jeune Afrique Ces phosphates africains que tout le monde convoite
◆2015/10/16 AFP BB News ジンバブエでゾウ毒殺相次ぐ、2か月で40頭犠牲
◆2015/10/17 東洋経済新報 アフリカのスラムを変える小さな日本企業
◆2015/10/17 東京藝術大学 武器をアートに−モザンビークにおける平和構築
◆2015/10/17 cnn.co.jp ナイジェリア北部で自爆テロ5件、34人死亡
◆2015/10/17 AFP BB News 50歳超の「国宝級」巨大ゾウ、ドイツ人観光客が射殺 ジンバブエ
◆2015/10/18 nikkei.com エジプト議会選の投票始まる
◆2015/10/18 東京新聞 シシ政権弾圧で同胞団過激化か エジプト国会選投票始まる
◆2015/10/18 asahi.com 砂漠の空、星の大海原 ナミビアに天文ファン続々
◆2015/10/19 AFP BB News 通貨急落のザンビア、大統領が国民総動員し「神頼み」
◆2015/10/19 The Sankei Shimbun 【海外こぼれ話】最後は神頼み? 経済停滞のザンビア
◆2015/10/19 nikkei.com 交通事故死、世界で125万人 WHO13年調べ
◆2015/10/19 Jeune Afrique Olam、ADMのココア事業の買収を完了
◆2015/10/20 asahi.com 義足ランナーのピストリウス受刑者を仮釈放 南ア
◆2015/10/20 cnn.co.jp ピストリウス受刑者が仮釈放、自宅軟禁に 南アフリカ
◆2015/10/21 nikkei.com エボラ熱、英で完治患者が再発 体内にウイルス残留か
◆2015/10/21 The Intercept THE STEALTH EXPANSION OF A SECRET U.S. DRONE BASE IN AFRICA
◆2015/10/22 asahi.com あしなが、米に初の事務所開設 アフリカ遺児支援に本腰
◆2015/10/22 FAO 国連機関が南スーダンでの破局を防ぐため、紛争地域への即時アクセスを求める
◆2015/10/22 AFP BB News 南スーダン「レイプキャンプ」の実態、女性数千人が性奴隷に
◆2015/10/22 UNICEF Monitoring and Reporting Mechanism (MRM): The Crisis in SOUTH SUDAN
◆2015/10/23 cnn.co.jp アルカイダ系組織の幹部がISISに忠誠 ソマリア
◆2015/10/23 AFP BB News アルビノであることに誇りを、コンゴで啓発ファッションショー
◆2015/10/23 AFP BB News 中国の孔子平和賞にジンバブエ大統領、創設者が理由語る
◆2015/10/23 AFP BB News クリントン氏、領事館襲撃を議会で証言 共和党の攻勢に対抗
◆2015/10/24 asahi.com ナイジェリアで爆発、55人死亡 ボコ・ハラムの犯行か
◆2015/10/24 asahi.com ピラミッド近くで爆発 「イスラム国」が声明 エジプト
◆2015/10/24 cnn.co.jp 南ア大統領、大学学費の値上げ中止を発表 学生デモ受け
◆2015/10/27 cnn.co.jp BA機、着陸直後に車輪部分が外れ損傷 南アフリカ
◆2015/10/28 外務省 TICAD VI官民円卓会議提言書作成に向けた第1回会合の開催
◆2015/10/28 外務省 TICAD VI官民円卓会議第1回会合開催(結果)
◆2015/10/29 cnn.co.jp ナイジェリア軍、ボコ・ハラムから人質338人を救出
◆2015/10/29 AFP BB News 子どもや女性338人救出、ボコ・ハラム拠点から ナイジェリア
◆2015/10/29 nikkei.com [FT]「孔子平和賞」が語る中国独自の物語 ジンバブエ大統領が受賞
◆2015/10/29 nikkei.com 中国「孔子平和賞」にジンバブエ大統領 受賞は辞退
◆2015/10/29 The Washington Post South Sudan report shows civil war horror: ‘I have seen people being forced to eat other humans’
◆2015/10/30 Forest Stewardship Council FSCジャパンシンポジウム「森林管理と世界の環境保全 −日本の消費の責任−」
◆2015/10/31 cnn.co.jp ロシア旅客機、エジプト・シナイ半島で墜落 224人搭乗か
◆2015/10/31 asahi.com ロシア旅客機が墜落、224人全員が犠牲か IS系声明
【News Sites】
○allafrica.com http://allafrica.com/
○Jeune Afrique http://www.jeuneafrique.com
○Inter Press Service: Africa http://www.ipsnews.net/news/regional-categories/africa/
【参考】
25年目の検証『飢え』『援助』『エイズ』 エチオピア・ケニア調査 http://www.arsvi.com/2000/1001ht.htm
○asahi.com:魅惑大陸アフリカ http://www.asahi.com/international/africa/
【参考文献】
◇曽田 夏記 2008/03/01 「紛争後のルワンダにおける障害者の周辺化」 東京大学教養学部国際関係論分科卒業論文
◇原山 浩輔 2011/03/01 「途上国における手話言語集団としての生計獲得−−ケニアのろう者の事例に基づいて−−」 静岡県立大学 平成22年度 国際関係学部国際関係学科 卒業論文
◇田坂歩 飢餓人口削減に向けた活動における組織の連携のあり方―ケニアの事例を横浜国際フェスタの事例から考える―
仏首相「日仏でアフリカ開拓」 EPA合意に期待
2015/10/3 4:00
日本経済新聞 電子版
【パリ=竹内康雄】フランスのマニュエル・バルス首相は日本経済新聞の書面インタビューに応じ「日仏企業の協力を第三国に広げるべきだ」と述べ、アフリカなど新興市場の開拓を後押しする考えを表明した。気候変動問題では、日本を含む先進国に途上国への資金支援を拡充するよう求めた。バルス首相は3〜5日に日本に滞在する予定。安倍晋三首相と会談するほか、企業トップなどとも面会する。インタビューの一問一答は次の通り。
−−今回の訪日を通じて日仏関係をどう強化しますか。
「日仏企業は密接な関係にある。日産自動車とルノーの提携はもちろん、原子力や防衛分野でも成功している。より多くの分野で関係を深めたい、というのが私が日本に滞在する間に送るメッセージだ。日仏企業の協力を第三国に広げるべきだ。特にアフリカは多くのビジネス機会がある」
−−日本と欧州連合(EU)は経済連携協定(EPA)の年内の大筋合意を目指しています。
「フランスは日本との交渉を支持しており、農業分野は日仏双方に発展が見込める。しかし(合意には)やるべきことは多い。とりわけ非関税障壁や公共市場へのアクセスの問題だ。これらを共同で進展させれば、迅速な合意は可能だ」
−−国際社会は年末にパリで開く第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)で2020年以降の温暖化対策で合意する予定です。合意は可能ですか。
「今は全参加国の合意は得られていないが、フランスはそのためにあらゆることをやる。重要なのは先進国による途上国への資金支援だ。09年に先進国は(20年までに)年間1000億ドルの支援を決めたが、現状はその水準に達していない。オランド大統領は20年には50億ユーロを拠出すると表明し、従来の30億ユーロから上積みした。他国もこれに続かなければならない」
−−原子力大手アレバの経営不振で、仏側は三菱重工業に出資を要請しました。一方で中国にも出資を要請しています。
「フランスと日本の原子力分野での協力の歴史は長く、両国にとって非常に重要だ。アレバは三菱重工業と、トルコへの輸出で成功した中型炉『アトメア』を共同で開発してきた。日仏協力が両国関係を深めてきたのだから、事業にプラスになるのであれば他のパートナーと関係を構築することがあってもよい」
−−フランスは中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加しました。
「インフラ整備はアジアにとって非常に重要だ。AIIBはすでにある投資開発銀行と協力して事業を手掛ける役割がある。創設メンバーになることは、AIIBのガバナンスや融資などの面で最も良いやり方を取り入れるようかかわれる」
−−欧州の目下の課題は難民対策です。
「包括的な解決策が必要。まずEU加盟国で16万人の保護が必要な難民の受け入れを用意する。それから関連する国際機関と、通過国となっているトルコ、ヨルダン、レバノンに大規模な援助をする。最後に難民を生み出す根本的な問題に取り組む。中東に安定を確立しなければならない」
−−難民には過激派が混じっている可能性がありませんか。
「難民に過激派が潜入するリスクはある。仏政府の対応は断固としている。過激派組織を追い詰めて解体し、テロ攻撃を防ぐために必要な手段をとる。特にインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で監視を続け、過激化や組織への参加を防ぐ」
−−仏経済はなお弱いままです。
「仏企業の競争力を強化するため改革を始めた。注力しているのは(1)雇用に柔軟性を与えるための労働市場改革(2)デジタル経済の発展(3)世帯減税の継続−−だ。効果は出ており、仏経済は回復している。研究機関は今年の成長率は少なくとも1%、来年は1.5%と予測する。輸出も年初から5%以上伸びている」
−−バルス首相は17年の大統領選の有力候補と言われています。
「今の大統領であるオランド氏が左派の候補になるのが自然だ。私としては今与えられている仕事に集中したい」
ノーベル医学生理学賞、北里大学特別栄誉教授の大村氏ら3人
cnn.co.jp
2015.10.05 Mon posted at 19:22 JST
(CNN)スウェーデンのカロリンスカ医科大は5日、2015年のノーベル医学生理学賞を北里大学の大村智特別栄誉教授ら3人に授与すると発表した。大村氏は、寄生虫病に対する新しい治療薬の発見が評価された。
大村氏とともに、アイルランドのウィリアム・キャンベル氏と中国のトゥー・ユーユー氏も選ばれた。
ノーベル医学生理学賞は3年前に京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の研究の功績が認められ受賞している。
ノーベル医学生理学賞、大村氏ら3人に 感染症治療に功績
cnn.co.jp
2015.10.06 Tue posted at 17:22 JST
(CNN) スウェーデンのカロリンスカ医科大は5日、今年のノーベル医学生理学賞について、感染症の治療に功績があったとして、大村智・北里大特別栄誉教授、アイルランドのウィリアム・キャンベル氏、中国のトゥー・ユーユー氏に贈ると発表した。
大村氏とキャンベル氏の2人は、「河川盲目症(オンコセルカ症)」などの寄生虫感染症の治療に使う新薬の発見に貢献したことが評価された。治療薬「イベルメクチン」の誕生によって、河川盲目症や象皮病の発症が激減したという。
トゥー・ユーユー氏は、伝統的な薬用植物を利用することで、新しいタイプのマラリア治療薬の発見につなげた。
カロリンスカ医科大は声明で、「寄生虫感染症は世界の最も貧しい人々に影響を及ぼし、人類の健康と福祉の改善に大きな障壁となっている」と指摘。受賞者らの発見が、何億もの人々に影響を与える病気と闘う手段を人類に与え、人々の健康の改善と苦しみの低減につながったとして、その功績をたたえた。
フェイスブック、アフリカで衛星ネットサービス
nikkei.com
2015/10/6 9:36
【ロサンゼルス=小川義也】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックは5日、仏衛星大手のユーテルサット・コミュニケーションズと組み、2016年後半からアフリカ南部で衛星インターネット接続サービスを始めると発表した。通信基盤の整備が遅れている地域の人々に、基本的なネットサービスを無料で提供する計画の一環だ。
16年に打ち上げ予定の静止衛星「AMOS6」を利用し、サハラ砂漠以南のいわゆる「サブサハラ」地域を対象にする。フェイスブックは世界人口の3分の1にとどまるネット利用者の拡大に向け、14年に普及団体「internet.org(インターネット・ドット・オーグ)」を設立。アフリカや中南米など約20カ国で、現地の通信事業者と組み、フェイスブックを含む基本的なネットサービスを無料で提供している。
大村智氏 感染症治療薬を開発“アフリカ救った”
大村智氏 ノーベル医学生理学賞受賞
スポニチアネックス
Q 大村さんはどんなことに貢献。
A 「オンコセルカ症(河川盲目症)」という病気の治療薬の開発です。ブユなどが媒介するミクロフィラリアという寄生虫が感染し、目のレンズに当たる角膜の炎症が起きます。アフリカや中南米では、失明の大きな原因となってきました。
Q どうやって薬をつくったの。
A 大村さんらは土の中にいる放線菌の一種が「エバーメクチン」という物質をつくることを見つけました。大村さんと一緒に受賞する米ドリュー大のウィリアム・キャンベル博士は、この物質で動物の寄生虫を退治できることを発見しました。この物質から「イベルメクチン」という動物用の薬ができ、後に人間にも効果があると分かりました。
Q 治療は進んだの。
A 1988年から製薬大手のメルクが世界保健機関(WHO)を介して流行地域に無償で提供を始めました。オンコセルカ症は2020年代には撲滅される見通しです。
Q 病気が克服できるかもしれないんだね。
A イベルメクチンはオンコセルカ症のほか、皮膚が硬く変形し、世界で1億人が苦しんでいるとされるリンパ系フィラリア症(象皮症)や皮膚の疥癬(かいせん)などにも効くことが分かりました。年間3億人が使っているという試算もあります。
Q 微生物がつくる薬は他にもあるの。
A 大村さんはエバーメクチンの他にも、微生物がつくる有用な物質を数多く見つけ、そのうち20種類以上が薬などに利用されています。
[ 2015年10月6日 05:30 ]
交通事故死、世界で125万人 WHO13年調べ
nikkei.com
2015/10/19 23:15
【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は19日、2013年の世界の交通事故による死者が約125万人だったとの統計を発表した。前回調査した10年(124万人)とほぼ横ばいだが、WHOは「安全対策を取ることで死者を着実に減らせる」として、各国に一層の行動を促した。
13年の人口10万人当たりの交通事故死者数は世界全体で17.5人となった。日本は4.7人。地域別で最も多かったのはアフリカの26.6人で、最も少なかったのは欧州の9.3人だった。
WHOは中低所得国には世界全体の自動車の54%しかないのに交通事故死者の9割が集中していると指摘。先進国と発展途上国との間で、事故で死亡するリスクの「格差」が依然として解消されていないと警告した。
あしなが、米に初の事務所開設 アフリカ遺児支援に本腰
asahi.com
ワシントン=佐藤武嗣2015年10月22日20時37分
親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが育英会」が21日、米ワシントンで事務所の開所式を行った。同会が欧米に事務所を置くのは初で、アフリカの遺児に対して日本や欧米への大学進学を支援するのが目的だ。
同会は、日本国内の遺児を奨学金などで支援してきたが、2003年にアフリカのウガンダに事務所を設け、アフリカの遺児支援にも乗り出した。「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」を掲げ、第1期生として今年から10人のアフリカ遺児を海外の大学に留学させる。今後も規模を拡大していく方針で、大学に奨学金の支給を働きかけるほか、米企業からの資金集めや遺児の教育支援のため、ワシントンに事務所を開設することにした。
同会の現地法人の会長は設立当初から支援活動に参加し、野田政権で官房長官だった藤村修氏が務める。この日の開所式では「『あしなが』を世界語にしたい」と抱負を述べた。(ワシントン=佐藤武嗣)
UP:2015 REV:20180319, 26
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アフリカ
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世界