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アフリカ Africa 2014年10月


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アフリカアフリカ Africa 2017


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会理事

グローバル・エイズ・アップデイト
Gender in Africa
アフリカの子ども
アフリカ障害者の10年
アフリカ開発会議(TICAD)
気候変動とアフリカ
アフリカと中国
アフリカとスポーツ
アフリカの食料・農業問題
アフリカの石油、資源
アフリカの保健・医療
アフリカのICT
アフリカ熱帯林の課題と日本
ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
ソマリア海賊対策と自衛隊派遣問題
日本・ブラジル・モザンビーク三角協力プロジェクトPro SAVANAを問う
アフリカ熱帯林の現状と日本との関係
反アパルトヘイト運動
アルジェリア民主人民共和国アンゴラ共和国ウガンダ共和国エジプト・アラブ共和国エチオピア連邦民主共和国エリトリア国ガーナ共和国カーボヴェルデ共和国ガボン共和国カメルーン共和国ガンビア共和国ギニア共和国ギニアビサウ共和国ケニア共和国コートジボワール共和国コモロ連合コンゴ共和国コンゴ民主共和国サハラ・アラブ民主共和国サントメ・プリンシペ民主共和国ザンビア共和国シエラレオネ共和国ジンバブエ共和国スーダン共和国スペイン領カナリア諸島スワジランド王国セーシェル共和国赤道ギニア共和国セネガル共和国ソマリア民主共和国タンザニア連合共和国チャド共和国チュニジア共和国中央アフリカ共和国トーゴ共和国ナイジェリア連邦共和国ナミビア共和国ニジェール共和国ブルキナファソブルンジ共和国ベナン共和国ボツワナ共和国マダガスカル共和国マラウイ共和国マリ共和国南アフリカ共和国南スーダン共和国モーリシャス共和国モーリタニア・イスラム共和国モザンビーク共和国モロッコ王国リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国)リベリア共和国ルワンダ共和国レソト王国
※外務省ウェブサイトを基に、国名を表記しています。

* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版で内容を確認してください。

* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。


◆2014/10/01 nikkei.com エボラ出血熱、米で初の感染者
◆2014/10/01 cnn.co.jp 新天地目指した移民、海や砂漠で4万人が命落とす
◆2014/10/01 nikkei.com エボラ熱、米で初の感染者 西アフリカから入国の成人
◆2014/10/01 cnn.co.jp エボラ熱、米で初の感染者 西アフリカから入国の成人
◆2014/10/01 yomiuri.co.jp 米国初のエボラ出血熱患者を確認…テキサス州
◆2014/10/01 asahi.com エボラ出血熱、米に飛び火 国内感染者を初確認
◆2014/10/01 NHK エボラ出血熱 米に入国の男性発症
◆2014/10/01 cnn.co.jp 米国で発症のエボラ患者、搬送した救急隊員らを隔離
◆2014/10/01 nikkei.com <東証>富士フイルムが反発 米でエボラ熱患者を確認
◆2014/10/01 nikkei.com 中東・アフリカの太陽光発電、約12GWが建設予定
◆2014/10/01 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 業績不振サムスン電子、事業再編急ピッチ
◆2014/10/01 時事ドットコム マツダ、南アに「アクセラ」「アテンザ」投入=新販売統括会社が営業開始
◆2014/10/01 asahi.com エボラ熱で親失った子、3700人超 国連が概算結果
◆2014/10/01 時事ドットコム もらったベンツ返す=モザンビーク大統領
◆2014/10/01 NTV Uganda Living Life: Disabled Street Preacher
◆2014/10/02 時事ドットコム エボラ熱死者、3338人=「封じ込め兆候なし」−WHO
◆2014/10/02 NHK 米 エボラ出血熱患者12〜18人と接触
◆2014/10/02 cnn.co.jp 米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅
◆2014/10/02 nikkei.com エボラ熱、西アフリカ以外にも拡大リスク 米で感染者
◆2014/10/02 yomiuri.co.jp 米、エボラ経過観察80人…発症者は確認されず
◆2014/10/02 AJF/JVC/HFW/OJ/PRIME 明治学院大学国際平和研究所(PRIME)「平和学を考える」AJF・JVC・HFW・OJ・明治学院大学国際平和研究所共催連続公開セミナー「食べものの危機を考える」2014年度 第1回「なぜ今、国際家族農業年なのか?」 @明治学院大学・白金校舎
◆2014/10/02 nikkei.com ハラル対応学食、留学生に安心感 イスラム圏から急増  神田外語大、土日は学外に開放 埼玉大、弁当の開発も検討
◆2014/10/02 NHK エボラ出血熱 世界拡大で損失数兆円規模
◆2014/10/02 nikkei.com アフリカゾウ保護訴え行進 上野公園で4日に
◆2014/10/02 nikkei.com エボラ熱ワクチン、15年前半に量産 WHO見通し
◆2014/10/02 nikkei.com <東証>エアーテックが続伸 エボラ熱で思惑広がる、アゼアスも高い
◆2014/10/02 時事ドットコム タンザニアで電設資材の販売開始=パナソニック〔BW〕
◆2014/10/02 毎日新聞 荒廃の果てに:ソマリア・イスラム過激派との戦い/上 暴力連鎖の「産物」 テロを続けるアルシャバブ
◆2014/10/02 SYNODOS 創られた「野生の王国」セレンゲティ−−自然保護と地域住民の受難 岩井雪乃 / 環境社会学
◆2014/10/03 NHK エボラ出血熱発症 米の調査対象者100人
◆2014/10/03 cnn.co.jp エボラ患者の家族を自宅アパートで隔離、シーツもそのまま 米
◆2014/10/03 cnn.co.jp 米NBCの報道カメラマン、エボラ熱に感染
◆2014/10/03 cnn.co.jp 米のエボラ出血熱、100人が患者と接触の可能性
◆2014/10/03 nikkei.com 米、エボラ熱で80人以上を観察
◆2014/10/03 nikkei.com エボラ熱、西アフリカのリベリアで米カメラマン感染
◆2014/10/03 NHK エボラ出血熱発症 米の調査対象者100人
◆2014/10/03 yomiuri.co.jp 中国に配慮?南アのノーベル平和賞サミット中止
◆2014/10/03 nikkei.com エボラ熱対応に24億円 政府、無償資金協力を決定
◆2014/10/03 nikkei.com サハラ砂漠から「綱」レベルの新微生物発見 広島大など
◆2014/10/03 毎日新聞 荒廃の果てに:ソマリア・イスラム過激派との戦い/中 歌や踊りも虐殺の理由
◆2014/10/04 cnn.co.jp マリでPKO部隊が襲撃され9人死亡
◆2014/10/04 yomiuri.co.jp 米軍、西アフリカに4000人…エボラ熱対策
◆2014/10/04 nikkei.com エボラ熱、日本の薬投与した仏女性が治癒
◆2014/10/04 nikkei.com エボラ熱、日本の薬投与した仏女性治癒 富山化学開発
◆2014/10/04 asahi.com エボラ熱死者3439人に、西アフリカ4国 WHO発表
◆2014/10/04 yomiuri.co.jp 伊外相「難民受け入れ整備を」…密航船沈没1年
◆2014/10/04 nikkei.com 米国防総省、エボラ熱で米兵千人増派
◆2014/10/04 毎日新聞 アフリカ図書展:アフリカを読む・知る・楽しむ 左京で8日から /京都
◆2014/10/04 毎日新聞 エボラ出血熱:親失い行き場ない子供激増 3700人以上
◆2014/10/04 asahi.com ケニア大統領、国際刑事裁判所に出廷へ 地元で報道
◆2014/10/04 毎日新聞 荒廃の果てに:ソマリア・イスラム過激派との戦い/下 支援拒み、干ばつ被害拡大
◆2014/10/05 cnn.co.jp 米国でエボラ熱発症の患者、重体に
◆2014/10/05 yomiuri.co.jp 日本の薬でエボラ出血熱治療、仏の患者退院
◆2014/10/05 東京新聞 日本の薬服用 エボラ治癒 仏、ギニアで投与へ
◆2014/10/05 cnn.co.jp 米旅客機でリベリアからの乗客おう吐、一時乗客全員を隔離
◆2014/10/05 asahi.com エボラ熱対策、米兵4千人まで増員も オバマ政権が表明
◆2014/10/05 asahi.com エボラ熱、日本の薬併用で治癒か 仏看護師が退院
◆2014/10/05 毎日新聞 マリ:PKO部隊車列を武装集団が襲撃 9人が死亡
◆2014/10/06 AJF/JVC/OJ 日本のODAによるモザンビークの農業開発事業「プロサバンナ」に関する現地調査報告と提言〜合意から5年、現地で何が起きているのか?〜 @参議院議員会館(10月6日午前10時過ぎ、台風接近のため延期決定)
◆2014/10/06 nikkei.com 「米のエボラ熱拡大なし」 衛生当局、接触者も健康
◆2014/10/06 nikkei.com エボラ熱、米国でも患者 感染封じ込めに暗雲
◆2014/10/06 cnn.co.jp 「エボラ孤児」3700人、恐怖で引き取り手なく
◆2014/10/06 nikkei.com 富士フイルムのインフル薬、ギニアで抗エボラ熱の治験へ
◆2014/10/06 nikkei.com <東証>富士フイルムが高値 富山化開発薬投与でエボラ熱治癒
◆2014/10/06 yomiuri.co.jp 富士フイルムの薬品、独でもエボラ患者に投与
◆2014/10/06 cnn.co.jp 全米の空港で検査強化へ、エボラ流行に対応
◆2014/10/06 AllAfrica.com Africa: View On Disability - Are Disabled Kids in School After All?
◆2014/10/06 AllAfrica.com Sudan: Providing Education for Central Darfur's Deaf Community
◆2014/10/07 cnn.co.jp スペインでエボラ熱が感染 アフリカ外で初
◆2014/10/07 yomiuri.co.jp スペインでエボラ熱感染…アフリカ外で初確認
◆2014/10/07 yomiuri.co.jp エボラ流行国への渡航歴、日本で400人申告
◆2014/10/07 yomiuri.co.jp オバマ氏、エボラ拡大防止「最優先事項だ」
◆2014/10/07 nikkei.com スペインでエボラ感染 アフリカ外初、病院勤務の女性
◆2014/10/07 asahi.com エボラ熱、スペインで感染か 治療に携わった看護師女性
◆2014/10/07 nikkei.com 米、空港の検疫強化 エボラ熱を水際阻止
◆2014/10/07 asahi.com ケニア大統領、国際刑事裁判所出廷を表明 「私は無実」
◆2014/10/07 毎日新聞 ケニア:大統領が国際刑事裁判所8日出廷 人道への罪など
◆2014/10/07 nikkei.com <東証>富士フイルムが連日高値 ギニアで「抗エボラ薬」治験へ
◆2014/10/07 gurtong Disabled Union In NBGS Calls For International Support For Peace In South Sudan
◆2014/10/07 Radio Tamazuj Disabled persons in Aweil protest against war
◆2014/10/07 GRAIN Feeding the one percent
◆2014/10/08 cnn.co.jp マールブルグ出血熱で死者、99人を隔離 ウガンダ
◆2014/10/08 cnn.co.jp エボラ熱、スペインがさらに4人を観察 シエラレオネでノルウェー人感染も
◆2014/10/08 asahi.com ケニア大統領、国際刑事裁判所に出廷 現役首脳では初
◆2014/10/08 nikkei.com ナイジェリアと近隣国、過激派対処の合同部隊設立
◆2014/10/08 Mission Network News Reaching the Deaf for Christ: Part Two
◆2014/10/08 毎日新聞 インド:エボラ熱、日本人女性の感染なし判明
◆2014/10/08 Down To Earth Report accuses India-born businessman of unchecked land grabbing across continents
◆2014/10/09 cnn.co.jp スペインのエボラ患者、防護服を脱ぐ際に感染か
◆2014/10/09 cnn.co.jp エボラ患者の飼い犬を殺処分、助命の願い届かず スペイン
◆2014/10/09 yomiuri.co.jp 米5空港、エボラ検査強化…西アフリカ3国の客
◆2014/10/09 yomiuri.co.jp スペイン看護師、エボラ防護用手袋で顔こする?
◆2014/10/09 nikkei.com 米、主要空港で検疫厳しく エボラ熱を水際阻止
◆2014/10/09 毎日新聞 世界の雑記帳:エボラ患者の飼い犬を殺処分、スペイン当局「ウイルス保有も」
◆2014/10/09 cnn.co.jp ケニア大統領、国際刑事裁に出廷 現職元首で初
◆2014/10/09 nikkei.com ケニア大統領、国際刑事裁判所に出廷
◆2014/10/09 cnn.co.jp 豪州「エボラ熱感染で女性検査」 シエラレオネから帰国後
◆2014/10/09 nikkei.com 英、エボラ熱の治療施設建設支援で750人派遣
◆2014/10/09 cnn.co.jp 米でエボラ発症の男性死亡、同じアパートにいた男性が入院
◆2014/10/09 nikkei.com エボラ熱、米国内での最初の感染者が死亡
◆2014/10/09 毎日新聞 米国:エボラ熱で男性死亡 5空港で検査強化へ
◆2014/10/09 毎日新聞 エボラ出血熱:米国で副保安官を隔離  観察措置は48人
◆2014/10/09 nikkei.com 富士フイルムのインフル薬、欧州4カ国のエボラ患者に投与
◆2014/10/09 nikkei.com 住友ゴム、南アのタイヤ生産能力5割増
◆2014/10/09 Verdade Governo faz-se de surdo-mudo em relação às queixas da UNAC
◆2014/10/10 asahi.com エボラ熱の経済損失、3.5兆円 世銀試算、支援訴え
◆2014/10/10 毎日新聞 エボラ出血熱:国際的な検査態勢強化 米国土安全保障長官
◆2014/10/10 nikkei.com ウガンダでマールブルグ出血熱確認
◆2014/10/10 GhanaWeb Neglected Wa School for the Deaf calls for help
◆2014/10/10 毎日新聞 エボラ出血熱:米国の保安官代理は陰性
◆2014/10/11 cnn.co.jp エボラ熱による死者4000人超え
◆2014/10/11 cnn.co.jp 「エボラ熱感染した」機内で冗談発言、当局に連行される
◆2014/10/11 cnn.co.jp 英女王、米女優アンジーに名誉勲章 性暴力防止活動たたえ
◆2014/10/11 yomiuri.co.jp エボラ抑止へ、国連が加盟国に資金拠出など要請
◆2014/10/11 毎日新聞 児童労働者:世界に1億6800万人 子供人口の11%
◆2014/10/11 毎日新聞 エボラ出血熱:国連支援10億ドル「まだ4分の1しか…」
◆2014/10/11 cnn.co.jp 内乱のソマリアに初の「ATM」登場、情勢安定化の象徴か
◆2014/10/11 yomiuri.co.jp エボラ出血熱の死者4000人超…WHO
◆2014/10/11 asahi.com エボラ死者4033人に 計7カ国、感染者は8399人
◆2014/10/11 nikkei.com エボラ熱、死者4000人超え 先進国にも不安広がる
◆2014/10/11 毎日新聞 エボラ:死者4000人超 3〜4週間で感染者倍増
◆2014/10/11 nikkei.com マールブルグ病、ウガンダで死者 エボラ熱と類似
◆2014/10/12 cnn.co.jp 米NYの空港でエボラ検疫を強化 計5空港に拡大へ
◆2014/10/12 yomiuri.co.jp 米国内でエボラ初感染か…発症者を手当て
◆2014/10/12 asahi.com エボラ患者隔離施設の取材を禁止 死者最多のリベリア
◆2014/10/12 nikkei.com 米の病院職員、エボラ熱陽性反応 死亡の男性治療
◆2014/10/12 nikkei.com エボラ熱、米国内で初感染か 患者治療の看護師
◆2014/10/12 毎日新聞 エボラ:米病院職員が陽性反応 「感染例増える可能性も」
◆2014/10/12 nikkei.com エジプトでガザ復興国際会議
◆2014/10/12 毎日新聞 カメルーン:ボコ・ハラムが人質計27人解放
◆2014/10/13 AJF 緊急報告会:エボラ出血熱に立ち向かうナイジェリア−西アフリカで今何が起こっているか?− @東京・JICA地球ひろば
◆2014/10/13 cnn.co.jp エボラ熱、米国内初の感染例 死亡患者担当の看護師が陽性
◆2014/10/13 yomiuri.co.jp エボラ出血熱、米国内での感染を初確認
◆2014/10/13 nikkei.com エボラ熱、米国内で初感染か 患者手当ての看護師が陽性反応
◆2014/10/13 nikkei.com エボラ熱、米国内初の感染を確認 看護師の女性
◆2014/10/13 nikkei.com エボラ熱、米国内初の感染を確認 「防護策に誤り」
◆2014/10/13 毎日新聞 エボラ:テキサスの女性看護師 感染を確認 米国内で初
◆2014/10/14 cnn.co.jp エボラ熱対応、治療現場に「手順違反」 安全強化へ
◆2014/10/14 yomiuri.co.jp 米大統領、再発防止を指示…看護師のエボラ感染
◆2014/10/14 yomiuri.co.jp 英の空港・駅でエボラ検査…渡航者対象に
◆2014/10/14 nikkei.com エボラ熱、死者4千人超に拡大 世界経済の重荷に
◆2014/10/14 cnn.co.jp エボラ熱感染の国連スタッフ、治療先のドイツの病院で死亡
◆2014/10/14 nikkei.com 米でエボラ初感染、大統領が原因究明指示
◆2014/10/14 毎日新聞 エボラ出血熱:防護すきだらけ 欧米で2次感染
◆2014/10/14 nikkei.com エボラ熱、マリ首相「衛生システム機能せず」
◆2014/10/14 nikkei.com 浙江吉利、タンザニアにセダン輸出
◆2014/10/14 New Era Disabled children widely neglected in Zambezi
◆2014/10/15 jp.reuters.com エボラ感染地域、西アフリカでまだ拡大=WHO
◆2014/10/15 jp.reuters.com 米英仏独伊首脳が15日にTV会議、エボラ熱やイスラム国など協議
◆2014/10/15 nikkei.com 米疾病対策センター、「エボラ熱対策チーム」を設置
◆2014/10/15 nikkei.com フェイスブックCEO夫妻、エボラ熱対策に26億円寄付
◆2014/10/15 nikkei.com 首相、イタリアに出発 ASEM首脳会合に出席
◆2014/10/15 nikkei.com 日米首脳が電話協議 エボラ、TPPで連携を確認
◆2014/10/15 nikkei.com エボラ、週1万人感染の恐れ WHO「12月上旬に」
◆2014/10/15 nikkei.com 首相、ASEM首脳会合「成長戦略で世界に貢献と発信」
◆2014/10/15 nikkei.com エボラ熱、米で感染2人目か 病院関係者が陽性反応
◆2014/10/15 nikkei.com エボラ対策 国内もしっかりと
◆2014/10/15 cnn.co.jp エボラ患者、週1万人のペースで増加も WHO
◆2014/10/15 cnn.co.jp 全米の病院でエボラ対策強化 2次感染防止へ
◆2014/10/15 cnn.co.jp エボラ患者の飼い犬、米国では殺さず隔離
◆2014/10/15 cnn.co.jp エボラ熱、米国で2人目の陽性反応 ダラスの病院スタッフ
◆2014/10/15 yomiuri.co.jp 米エボラ、新たに76人経過観察…計125人に
◆2014/10/15 yomiuri.co.jp エボラ新規感染者「12月には週5千〜1万人」
◆2014/10/15 yomiuri.co.jp エボラ、米で2人目感染か…医療従事者が陽性
◆2014/10/15 NHK 西アフリカ 別の感染症も拡大の恐れ
◆2014/10/15 毎日新聞 エボラ出血熱:米国で感染拡大なら…CDC緊急チーム派遣
◆2014/10/15 nikkei.com エボラを迅速検査、シエラレオネに装置提供 IAEA
◆2014/10/15 日経ビジネスオンライン 税所 篤快:第5回:ソマリランドの大学院構想は空中分解寸前
◆2014/10/16 nikkei.com ASEM首脳会合、16日夜開幕 首相がエボラ熱対応を説明へ
◆2014/10/16 nikkei.com エボラ熱で米欧5カ国協議 オバマ氏「安保の危機」
◆2014/10/16 nikkei.com EU、空港検疫監査で一致 エボラ対策で会合
◆2014/10/16 nikkei.com 感染症対策の最前線 デング熱・エボラ出血熱…
◆2014/10/16 cnn.co.jp エボラ感染の米看護師が旅客機に、同乗の全132人を調査
◆2014/10/16 yomiuri.co.jp 米、エボラ対策を大幅強化…即応体制を整備
◆2014/10/16 毎日新聞 エボラ:「防護手順ない」米看護師組合、訴え痛切
◆2014/10/16 毎日新聞 エボラ:米大統領が緊急閣議 国連、全加盟国に支援要請
◆2014/10/16 毎日新聞 米国:エボラ熱も中間選挙争点に
◆2014/10/16 毎日新聞 ASEM:ミラノで開幕 経済から温暖化、エボラなど討議
◆2014/10/16 nikkei.com 猛威振るうエボラ熱、身構える国際社会
◆2014/10/16 nikkei.com  エボラ熱、セネガルなどで拡大終了宣言へ WHO
◆2014/10/16 nikkei.com 全日空、エチオピア航空と共同運航 26日から
◆2014/10/17 nikkei.com 米、エボラ対策に不備 医療施設が手順再点検
◆2014/10/17 nikkei.com 首相「専門家の追加派遣を準備」 エボラ熱対応
◆2014/10/17 yomiuri.co.jp 米大統領、エボラ拡大に備え予備役招集を承認
◆2014/10/17 asahi.com 手作りのエボラ対応マスク、無償提供 アフリカの3国に
◆2014/10/17 cnn.co.jp エボラ感染の看護師、当初発表より4日前に発症か 米
◆2014/10/17 asahi.com エボラ熱感染の看護師は軽装 米の病院、訓練不十分
◆2014/10/17 毎日新聞 エボラ出血熱:米が予備役兵を招集
◆2014/10/17 毎日新聞 エボラ出血熱:ASEMで安倍首相「さらなる支援を検討」
◆2014/10/17 毎日新聞 ASEM:新気候変動枠組み、議長声明採択し閉幕
◆2014/10/17 nikkei.com 米大統領、エボラ熱対策で予備役招集 長期化に備え
◆2014/10/17 cnn.co.jp エボラ熱流行のリベリアで遺体袋が不足
◆2014/10/17 asahi.com 流行地から密入国・看護師感染… エボラ熱、広がる混乱
◆2014/10/17 asahi.com エボラ熱、3次感染の疑い 2次感染の女性を搬送
◆2014/10/17 毎日新聞 米国:女性看護師、エボラ熱発症は5日前か
◆2014/10/17 asahi.com マレーシアなど5カ国、非常任理事国に 国連安保理
◆2014/10/17 毎日新聞 安保理:非常任理事国、ベネズエラなど選出 5カ国改選
◆2014/10/17 asahi.com 政府、エボラ熱対策支援で2人派遣 シエラレオネへ
◆2014/10/18 cnn.co.jp ナイジェリア、ボコ・ハラムと停戦合意 女子生徒ら解放へ
◆2014/10/18 yomiuri.co.jp 拉致の女子生徒、解放か…ボコ・ハラム停戦合意
◆2014/10/18 yomiuri.co.jp 女子生徒ら解放も…ボコ・ハラム、停戦合意で
◆2014/10/18 asahi.com 誘拐少女ら解放で合意か ボコ・ハラムとナイジェリア
◆2014/10/18 asahi.com ボコ・ハラムと停戦合意 誘拐少女ら解放は「交渉中」
◆2014/10/18 nikkei.com 過激派ボコ・ハラム、拉致の女生徒らを解放へ
◆2014/10/18 nikkei.com ナイジェリア大統領補佐官「拉致女生徒、近く解放される」
◆2014/10/18 毎日新聞 ナイジェリア:「ボコ・ハラムと停戦合意」発表
◆2014/10/18 NHK 日本とアフリカ結ぶ定期便 就航延期に
◆2014/10/18 cnn.co.jp WHO、セネガルのエボラ熱終息を宣言 対策も評価
◆2014/10/18 yomiuri.co.jp セネガルのエボラ出血熱流行、WHOが終息宣言
◆2014/10/18 cnn.co.jp クルーズ船で米病院職員を隔離 エボラ検体に接触の恐れ
◆2014/10/18 cnn.co.jp 米、エボラ熱対策責任者を任命へ、元副大統領首席補佐官か
◆2014/10/18 yomiuri.co.jp 微熱ある状態で民間機搭乗…エボラ対応に不手際
◆2014/10/18 yomiuri.co.jp 米のエボラ対策、責任者にクライン氏を任命
◆2014/10/18 nikkei.com エボラ感染、米欧で不安拡大 封じ込め態勢に不備
◆2014/10/18 nikkei.com ASEM首脳会議が閉幕 「平和的手段で紛争解決」
◆2014/10/18 nikkei.com 途上国支援金「15年までに倍増」 COP12が閉幕
◆2014/10/18 nikkei.com 米、1000人の健康観察 エボラ、2人目感染確認
◆2014/10/18 nikkei.com エボラ対策、米中間選挙争点に急浮上
◆2014/10/18 asahi.com エボラ熱、感染者9216人 死者は4555人 WHO
◆2014/10/18 nikkei.com エボラ熱の3カ国、韓国での国際会議に不参加
◆2014/10/18 毎日新聞 エボラ:米国の病院職員、クルーズに 検体扱った可能性
◆2014/10/18 nikkei.com ブリュッセル空港、西アフリカからの荷物検査 エボラ対策
◆2014/10/19 cnn.co.jp 「初期対応に失敗」 WHOの内部文書が流出 エボラ熱流行
◆2014/10/19 cnn.co.jp エボラ対策費、目標額の3分の1しか集まらず
◆2014/10/19 yomiuri.co.jp エボラ死者、4546人に…西アフリカ3か国
◆2014/10/19 asahi.com WHO内部文書、エボラ初期対応失敗認める AP報道
◆2014/10/19 yomiuri.co.jp 仏航空労組、ギニア便停止要求…欧空港では問診
◆2014/10/19 nikkei.com キューバのカストロ氏、エボラ熱対策で米と協力も
◆2014/10/20 cnn.co.jp 看護助手がエボラを克服、検査で陰性反応 スペイン
◆2014/10/20 yomiuri.co.jp エボラ感染看護師が快方に、日本の薬投与と報道
◆2014/10/20 jp.reuters.com エボラ熱のワクチン開発、急速に進んでいる=英GSK
◆2014/10/20 jp.reuters.com 米国がエボラ熱で新ガイドライン、感染のスペイン看護師は陰性に
◆2014/10/20 nikkei.com [FT]オバマ政権のエボラ対応が選挙の争点に
◆2014/10/20 nikkei.com 米軍、エボラ熱で医療チーム編成へ 国内感染に備え
◆2014/10/20 毎日新聞 エボラ出血熱:EU緊急対策で680億円支出 専門家確保
◆2014/10/20 yomiuri.co.jp エボラ支援、米と喜んで協力…カストロ前議長
◆2014/10/20 nikkei.com エジプトで爆破テロ、軍兵士7人死亡
◆2014/10/20 nikkei.com ナイジェリアでエボラ終息宣言 WHO
◆2014/10/20 毎日新聞 エボラ出血熱:WHO ナイジェリアでも感染終息宣言
◆2014/10/20 nikkei.com 富士フイルム、エボラ熱向けにインフル薬追加生産
◆2014/10/20 nikkei.com 富士フイルム、エボラ熱向けにインフル薬追加生産
◆2014/10/20 asahi.com 韓国、エボラ熱対策で関係者派遣 来月にも西アフリカへ
◆2014/10/20 毎日新聞 エボラ:クルーズ旅行中の医療スタッフ、感染確認されず
◆2014/10/21 nikkei.com EU、エボラ熱で「一段の支援」
◆2014/10/21 nikkei.com 米エボラ熱患者、接触者43人に感染なし 潜伏期間経過
◆2014/10/21 cnn.co.jp エボラ熱、観察中の43人発症せず 米
◆2014/10/21 yomiuri.co.jp 米エボラ、43人発症せず…経過観察260人に
◆2014/10/21 nikkei.com エボラ熱対策で自衛官らを独に派遣 防衛省
◆2014/10/21 nikkei.com 米、エボラ熱治療時の防護服指針を改定
◆2014/10/21 nikkei.com 米MS、エボラ熱対策研究者にクラウド無償提供
◆2014/10/21 nikkei.com 防衛省、エボラ熱の情報収集強化 米軍司令部に自衛官
◆2014/10/21 nikkei.com エボラ熱、WHOが血清治療導入 ワクチン治験も拡大
◆2014/10/21 nikkei.com 秋田の中学生訪問団、訪米を見合わせ エボラ熱巡り
◆2014/10/21 cnn.co.jp WHO、ナイジェリアのエボラ終息を宣言
◆2014/10/21 yomiuri.co.jp ナイジェリアのエボラ流行「終息」…WHO
◆2014/10/21 asahi.com 停戦合意後も戦闘続く ボコ・ハラムとナイジェリア
◆2014/10/21 cnn.co.jp 絶滅危機のキタシロサイ、1頭が死んで6頭に
◆2014/10/21 nikkei.com 西アフリカ3カ国からの帰国者、体調報告義務づけ
◆2014/10/21 yomiuri.co.jp 義足ピストリウス被告、交際相手射殺で禁錮5年
◆2014/10/21 asahi.com ピストリウス被告に禁錮5年の量刑言い渡し
◆2014/10/21 毎日新聞 南アフリカ:義足のピストリウス被告に禁錮5年 恋人射殺
◆2014/10/21 IOM タンザニア エチオピア人移民の自主的帰国支援
◆2014/10/21 AllAfrica.com South Africa: Basic Education Department Is Neglecting Deaf Learners
◆2014/10/21 nikkei.com (短信)南スーダンPKO、自衛隊派遣期間を延長
◆2014/10/22 nikkei.com 米、西アフリカ3カ国からの入国を5空港に制限
◆2014/10/22 cnn.co.jp 米政府、西アフリカからの入国を5空港に限定
◆2014/10/22 yomiuri.co.jp 米各地でエボラパニック…国防総省内でも騒ぎに
◆2014/10/22 yomiuri.co.jp 日本薬投与と報道のスペイン看護師、エボラ治癒
◆2014/10/22 asahi.com エボラ熱ワクチン、投与は来年に WHO臨床試験開始
◆2014/10/22 asahi.com エボラ患者と接触疑いの43人に感染なし 米テキサス
◆2014/10/22 毎日新聞 エボラ出血熱:西アフリカ3カ国から入国 全米5空港限定
◆2014/10/22 cnn.co.jp ピストリウス被告、恋人射殺事件で禁錮5年
◆2014/10/22 nikkei.com 南アが成長率を下方修正 14年1.4%、資源安などダメージ
◆2014/10/22 cnn.co.jp エボラ感染の米カメラマンが回復、退院へ
◆2014/10/22 yomiuri.co.jp エボラ感染のカメラマン、隔離病棟を退出へ
◆2014/10/22 asahi.com 「欧州、アフリカに関与を」リベリアで活動のNGO代表
◆2014/10/22 cnn.co.jp ツタンカーメンの生前の姿、明らかに 足に疾患か
◆2014/10/22 国境なき医師団 マリ:マラリアから子どもたちを守る−−"忘れ去られた地域"で
◆2014/10/23 asahi.com エボラ感染者9936人、死者4877人に WHO
◆2014/10/23 asahi.com エボラ感染「ずれた眼鏡を上げた時に」 回復の看護師
◆2014/10/23 nikkei.com 米、西アフリカ3カ国からの渡航者全員を追跡調査へ
◆2014/10/23 jp.reuters.com 米国がエボラ熱患者の対応態勢強化、受け入れ病院拡充へ
◆2014/10/23 jp.reuters.com 一部の米病院、エボラ患者の治療中断を検討
◆2014/10/23 cnn.co.jp 米軍にエボラ熱即応班、国内の患者発生に備え
◆2014/10/23 nikkei.com 北朝鮮、外国人観光客受け入れを停止 エボラ熱対策で
◆2014/10/23 nikkei.com エボラ熱対策の渡航・貿易禁止、WHO改めて反対
◆2014/10/23 nikkei.com 「感染者の来院、想定して」 エボラ熱で専門家講演
◆2014/10/23 nikkei.com 厚労省、エボラ熱で24日に専門家会議 国内発生時の対応協議
◆2014/10/23 asahi.com カイロ大前で爆発、11人けが 治安当局が警備強化の中
◆2014/10/23 JICA 自分の健康は自分で守る−−ケニアのコミュニティヘルス戦略拡大への挑戦
◆2014/10/23 Jeune Afrique 遺伝子組み換え作物(OGM):アフリカで最も進んでいる国はどこか?
◆2014/10/24 jp.reuters.com マリで初のエボラ感染確認、西アフリカで6カ国目
◆2014/10/24 cnn.co.jp マリで初のエボラ熱患者、西アフリカで6カ国目
◆2014/10/24 yomiuri.co.jp 西アフリカ・マリでエボラ感染者確認…8か国目
◆2014/10/24 nikkei.com マリでエボラ熱初確認 ギニアから入国の女児
◆2014/10/24 毎日新聞 エボラ熱:マリで感染者、初の確認 ギニアから入国の女児
◆2014/10/24 cnn.co.jp ボコ・ハラムが村襲撃 3人殺害、女性60人拉致 ナイジェリア
◆2014/10/24 yomiuri.co.jp また女性45人拉致…停戦合意したボコ・ハラム
◆2014/10/24 nikkei.com 過激派が少女25人拉致か ナイジェリア
◆2014/10/24 cnn.co.jp NYの医師、エボラ熱検査で陽性 市内の病院に隔離
◆2014/10/24 nikkei.com エボラ総合対策を検討 EU首脳会議開幕へ
◆2014/10/24 yomiuri.co.jp エボラで渡航制限措置取らないで…WHO再勧告
◆2014/10/24 yomiuri.co.jp エボラ拡大で北、すべての外国人観光客入国中止
◆2014/10/24 nikkei.com EU、エボラ熱対策担当にキプロス出身者
◆2014/10/24 nikkei.com マイクロソフト共同創業者、エボラ熱対策に1億ドル寄付
◆2014/10/24 毎日新聞 エボラ出血熱:ワクチン20万人分、来年上半期までに
◆2014/10/24 yomiuri.co.jp NYでエボラ陽性反応…ギニア帰りの男性医師
◆2014/10/24 nikkei.com 男性医師をエボラ熱検査 NYの病院
◆2014/10/24 nikkei.com NYの医師、エボラ熱陽性 ギニアで医療活動
◆2014/10/24 cnn.co.jp エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車 当局は「安全」強調
◆2014/10/24 毎日新聞 エボラ熱:NYの医師、陽性反応 検査前に地下鉄乗車
◆2014/10/24 毎日新聞 エボラ熱:渡航禁止は不要 WHOが国際社会に訴え
◆2014/10/24 毎日新聞 エボラ出血熱:NY、拡大防止苦慮…ギニア帰りの医師陽性
◆2014/10/24 GhanaWeb Address abuse of common fund allocation to persons with disability
◆2014/10/24 Verdade リオマ郡で何百人もの農民ら土地を追われる(仮訳)
◆2014/10/24 Jeune Afrique 土地の収奪問題: Bolloré、農民たちの要求を聞くことに同意
◆2014/10/25 47News マリのエボラ感染女児が死亡 緊急事態とWHO
◆2014/10/25 cnn.co.jp マリで初のエボラ熱による死者、2歳の女児
◆2014/10/25 yomiuri.co.jp エボラ出血熱、マリで初感染の2歳女児が死亡
◆2014/10/25 cnn.co.jp エジプトで爆弾テロ 少なくとも27人死亡
◆2014/10/25 yomiuri.co.jp エジプト軍検問所で爆弾テロ、兵士ら33人死亡
◆2014/10/25 nikkei.com エジプトで爆発、兵士17人死亡
◆2014/10/25 nikkei.com エジプトの軍検問所でテロ、兵士30人死亡
◆2014/10/25 nikkei.com エジプト軍がイスラム過激派掃討作戦 検問所テロに報復
◆2014/10/25 yomiuri.co.jp エジプトの軍検問所で大きな爆発、約30人死亡
◆2014/10/25 毎日新聞 エジプト:検問所襲撃相次ぎ、兵士ら29人死亡
◆2014/10/25 yomiuri.co.jp エボラ予防ワクチン、来年中に数百万人分量産へ
◆2014/10/25 nikkei.com エボラ熱感染1万人超す 死者は4922人
◆2014/10/25 yomiuri.co.jp エボラ対策、入国後最大3週間強制隔離…米2州
◆2014/10/25 nikkei.com エボラ熱の2看護師が回復 1人は退院、オバマ氏抱擁
◆2014/10/25 nikkei.com 米NY・NJ州、エボラ熱で隔離対象を拡大
◆2014/10/25 nikkei.com エボラ患者と接触の全渡航者を強制隔離 NY州など
◆2014/10/25 毎日新聞 エボラ出血熱:EU、支援額を倍増…「欧州の安全に脅威」
◆2014/10/25 nikkei.com エボラ熱感染を確認 NYで隔離の米医師
◆2014/10/25 nikkei.com NYで隔離の医師、エボラ感染確認 看護師2人は回復
◆2014/10/25 nikkei.com エボラ陽性の医師、地下鉄利用 NY市長「冷静に」
◆2014/10/25 nikkei.com エボラ熱、世界が警戒 感染封じ込めに暗雲も
◆2014/10/25 yomiuri.co.jp エボラ感染者が1万人突破、死者は4922人に
◆2014/10/25 The Star Disabled want their own department
◆2014/10/26 cnn.co.jp エボラ熱流行 感染者1万人を超える、4922人死亡
◆2014/10/26 nikkei.com エボラ熱、米中西部も隔離 援助活動に懸念
◆2014/10/26 cnn.co.jp 米NY・NJ州の「強制隔離」方針、一部に批判の声も
◆2014/10/26 asahi.com 米2州のエボラ対策が波紋 隔離の看護師「囚人のよう」
◆2014/10/26 nikkei.com チュニジア議会選、共存探るイスラム・世俗派
◆2014/10/26 毎日新聞 チュニジア:議会選挙 イスラムと世俗、第1党狙い激戦
◆2014/10/26 毎日新聞 チュニジア:議会選の投票始まる 新憲法下で初
◆2014/10/26 asahi.com 米2州のエボラ対策が波紋 隔離の看護師「囚人のよう」
◆2014/10/26 GhanaWeb Disabled 'cry' over 2% common fund
◆2014/10/25 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラム停戦1週間 解放交渉は進まず
◆2014/10/27 cnn.co.jp チュニジアで議会選、アラブ民主化の試金石
◆2014/10/27 yomiuri.co.jp チュニジア議会選、混乱なく投票終了
◆2014/10/27 毎日新聞 チュニジア議会選:世俗政党が優勢 大連立形成が焦点に
◆2014/10/27 yomiuri.co.jp エボラ流行国に滞在の男性、羽田で発熱訴える
◆2014/10/27 nikkei.com エボラ対策関係閣僚会議の設置を決定
◆2014/10/27 asahi.com エボラ隔離「医師らやる気そがぬ工夫を」 オバマ大統領
◆2014/10/27 東洋経済ONLINE 日本人看護師が現地で見たエボラの真実
◆2014/10/27 nikkei.com エボラウイルス、見えない脅威との闘い  欧州総局編集委員 大林 尚
◆2014/10/27 yomiuri.co.jp 「ボコ・ハラム」か、少女含む若者30人拉致
◆2014/10/27 nikkei.com [FT]原油安、ナイジェリア大統領選に影響も
◆2014/10/27 毎日新聞 ナイジェリア:ボコ・ハラムか、若者30人拉致
◆2014/10/27 nikkei.com エボラ阻止へ周辺国支援 政府、空港検疫や検査体制充実
◆2014/10/27 nikkei.com エボラ治療医療関係者の強制隔離撤回促す 米政権
◆2014/10/27 nikkei.com 「エボラ強制隔離撤回を」 米政権、2州の知事に促す
◆2014/10/27 yomiuri.co.jp NY州がエボラ隔離緩和…兆候なければ経過観察
◆2014/10/27 cnn.co.jp 州政府の強制隔離を連邦政府が懸念 「人権侵害」の声も エボラ出血熱
◆2014/10/27 Nyasa Times Chilima inaugurates Malawi Council for the Handicapped flag week
◆2014/10/27 United Nations Human Rights “Education must be protected from the forces of privatization” - UN human rights expert
◆2014/10/28 時事ドットコム 大統領居座りに反対=学生と治安部隊衝突−ブルキナファソ
◆2014/10/28 毎日新聞 南部アフリカ・フォーラム:日本との関係話し合う
◆2014/10/28 nikkei.com 首相「迅速な初動検査に全力」 エボラ熱で初閣僚会議
◆2014/10/28 yomiuri.co.jp 帰国医療者の隔離は非人道的…イリノイ州は緩和
◆2014/10/28 yomiuri.co.jp エボラ患者に90cm以内で「中リスク」米指針
◆2014/10/28 毎日新聞 エボラ熱:米新指針「強制隔離せず」 一部州と矛盾
◆2014/10/28 毎日新聞 エボラ熱:米軍先遣隊は「強化監視」対象 実質的隔離措置
◆2014/10/28 cnn.co.jp 米アフリカ軍先遣隊、イタリアで事実上の隔離
◆2014/10/28 cnn.co.jp エボラ熱、強制隔離の看護師が退院 米ニュージャージー
◆2014/10/28 nikkei.com エボラ熱の医療従事者、自宅待機は不要 米政府が新指針
◆2014/10/28 yomiuri.co.jp ギニアから帰国の5歳児、NYでエボラ熱の検査
◆2014/10/28 yomiuri.co.jp 検査のNY5歳男児、エボラウイルス非検出
◆2014/10/28 asahi.com (世界発2014)ナイルパーチ激減 アフリカ・ビクトリア湖の巨大魚
◆2014/10/28 spyghana.com Assemblies Borrow Disability Fund
◆2014/10/28 毎日新聞 チュニジア議会選挙:暫定集計 世俗派優勢 大連立が焦点に
◆2014/10/28 毎日新聞 チュニジア:大連立検討 安定化へ歩み寄り…第1、2党
◆2014/10/28 毎日新聞 チュニジア:大連立検討 第1、2党、安定化へ歩み寄り
◆2014/10/28 AFP BB News モロッコ初の巨大太陽エネルギー発電所、15年に始動
◆2014/10/28 Bloomsbury Pub Plc USA Ellah Wakatama Allfrey ed."Africa39: New Writing from Africa South of the Sahara"
◆2014/10/29 AJF/JVC/OJ 日本のODAによるモザンビークの農業開発事業「プロサバンナ」に関する現地調査報告と提言〜合意から5年、現地で何が起きているのか?〜 @衆議院第二議員会館
◆2014/10/29 cnn.co.jp オーストラリア、エボラ熱流行国からの入国を制限
◆2014/10/29 nikkei.com エボラ治療薬の開発阻む市場原理のワナ
◆2014/10/29 nikkei.com 2人目も退院 エボラ感染の米看護師
◆2014/10/29 nikkei.com 豪州、西アフリカからの渡航を制限 エボラ熱対策で
◆2014/10/29 cnn.co.jp エボラ2次感染の米看護師が退院
◆2014/10/29 yomiuri.co.jp エボラ医療従事者の強制隔離、オバマ氏が批判
◆2014/10/29 nikkei.com 日印、アフリカ開拓で協力 11月に局長級協議
◆2014/10/29 nikkei.com 米大統領、州の隔離方針を批判 エボラ熱対応の医療従事者
◆2014/10/29 毎日新聞 エボラ出血熱:オバマ大統領、強制隔離を批判
◆2014/10/29 nikkei.com 西アフリカに救急車やバス13台 エボラ対策で政府が寄贈
◆2014/10/29 yomiuri.co.jp エボラ感染者、計1万3703人に…WHO
◆2014/10/29 nikkei.com エボラ熱の死者5000人超す リベリアは新規感染減少
◆2014/10/29 asahi.com エボラ対策ー冷静な対処が試される
◆2014/10/29 nikkei.com 招商局国際、アフリカ最大の港開発
◆2014/10/29 yomiuri.co.jp エボラの恐れで登校禁止、女児の親が市を提訴
◆2014/10/29 yomiuri.co.jp ザンビアのサタ大統領が死去
◆2014/10/29 nikkei.com ザンビア大統領が死去 療養先のロンドンで
◆2014/10/29 毎日新聞 ザンビア:マイケル・サタ大統領 療養中のロンドンで死去
◆2014/10/29 nikkei.com エボラ対策資金を76億円に倍増 国際赤十字
◆2014/10/29 GhanaWeb 8,000 Children are visually impaired
◆2014/10/29 毎日新聞 ナイル.com:(34)妬み
◆2014/10/29 日経ビジネスオンライン 税所 篤快:第6回:米倉先生のバズーカ的活躍でプロジェクトは再起動
◆2014/10/30 cnn.co.jp ザンビア大統領死去、白人のスコット氏が暫定大統領に
◆2014/10/30 asahi.com ザンビアのサタ大統領が病死 副大統領が暫定元首に
◆2014/10/30 cnn.co.jp リベリアのエボラ熱、感染拡大に減速の兆し WHO
◆2014/10/30 yomiuri.co.jp エボラ、見えぬ終息…病床、防護服の不足深刻
◆2014/10/30 nikkei.com 米、西アフリカ派遣の米兵を21日間監視下に
◆2014/10/30 asahi.com エボラ熱、感染者1万3703人に 報告例の追加で急増
◆2014/10/30 毎日新聞 エボラ出血熱:死者5000人超か…WHO集計
◆2014/10/30 cnn.co.jp 米メーン州、アフリカから帰国の看護師を強制隔離の構え
◆2014/10/30 時事ドットコム 大統領再選に反対デモ=議事堂に放火、死者も−ブルキナファソ
◆2014/10/30 yomiuri.co.jp オバマ氏、エボラ統一指針の浸透に期待
◆2014/10/30 yomiuri.co.jp エボラ、遺体埋葬をボランティアが担当
◆2014/10/30 nikkei.com [FT]エボラ支援に熱心なキューバの誇りと懸念
◆2014/10/30 毎日新聞 エボラ出血熱:帰国者対応、米の国内対立は深刻
◆2014/10/30 毎日新聞 エボラ出血熱:米軍部隊の帰還時に21日間隔離措置
◆2014/10/30 毎日新聞 エボラ出血熱:「撲滅に全力を」…ローマ法王要請
◆2014/10/30 nikkei.com チュニジア議会、世俗派が第1党に
◆2014/10/30 毎日新聞 チュニジア:世俗政党が第1党 民主選定着、投票率69%
◆2014/10/30 AllAfrica.com South Africa: Taking Basic Education to Greater Heights
◆2014/10/30 New Vision Trials of a physically impaired elderly man
◆2014/10/30 Mmegi Online Disabled fall by the wayside in Parliament
◆2014/10/30 AFP コートジボワール 児童労働を「断固として」廃絶へ
◆2014/10/31 アジア経済研究所 次世代ワークショップ「アフリカにおける開発と障害」
◆2014/10/31 cnn.co.jp ブルキナファソで軍が政権掌握 デモ隊は国会に放火
◆2014/10/31 yomiuri.co.jp ブルキナファソ軍、事実上のクーデター…AFP
◆2014/10/31 NHK ブルキナファソ 大統領再選の改憲で抗議デモ
◆2014/10/31 NHK ブルキナファソ 軍が政権掌握か
◆2014/10/31 毎日新聞 ブルキナファソ:暫定政権発足へ 暴動で国会解散
◆2014/10/31 cnn.co.jp エボラ患者看護の女性が外出、自宅待機求める州と決裂 米
◆2014/10/31 nikkei.com エボラ対策、米世論を二分 医療従事者の隔離問題
◆2014/10/31 asahi.com エボラ熱患者と接触の看護師、外出禁止基準に反発
◆2014/10/31 asahi.com 大阪)シエラレオネ出身の英語助手ら、エボラ対策で募金
◆2014/10/31 毎日新聞 エボラ出血熱:隔離めぐり米で論争…帰国の看護師vs州
◆2014/10/31 nikkei.com エボラ対策費調達49%止まり WHO、リベリア死者は下方修正
◆2014/10/31 jp.reuters.com 米エボラ熱対策、医療支援団体が強制隔離を批判
◆2014/10/31 asahi.com エボラ熱「人道の危機」 ウイルス発見の博士に聞く
◆2014/10/31 毎日新聞 米国:大統領側近交代か…エボラ、イスラム国対応後手
◆2014/10/31 jp.reuters.com 中国がリベリアに軍派遣へ、エボラ熱対策を支援
◆2014/10/31 nikkei.com 「中国人のエボラ感染者なし」 中国外務省
◆2014/10/31 毎日新聞 チュニジア議会選:世俗政党ニダチュニスが議席4割

【News Sites】
○allafrica.com http://allafrica.com/
○Jeune Afrique http://www.jeuneafrique.com
○Inter Press Service: Africa http://www.ipsnews.net/news/regional-categories/africa/

【参考】
25年目の検証『飢え』『援助』『エイズ』 エチオピア・ケニア調査 http://www.arsvi.com/2000/1001ht.htm

○asahi.com:魅惑大陸アフリカ http://www.asahi.com/international/africa/

【参考文献】
◇曽田 夏記 2008/03/01 「紛争後のルワンダにおける障害者の周辺化」 東京大学教養学部国際関係論分科卒業論文
◇原山 浩輔 2011/03/01 「途上国における手話言語集団としての生計獲得−−ケニアのろう者の事例に基づいて−−」 静岡県立大学 平成22年度 国際関係学部国際関係学科 卒業論文
◇田坂歩 飢餓人口削減に向けた活動における組織の連携のあり方―ケニアの事例を横浜国際フェスタの事例から考える―


 
 
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エボラ出血熱、米で初の感染者

nikkei.com

2014/10/1 6:42

【ワシントン=川合智之】米疾病対策センター(CDC)は9月30日、米国内で初めてエボラ出血熱の感染者を確認したと発表した。感染者は、西アフリカへの渡航歴があるとみられる。



 
 
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新天地目指した移民、海や砂漠で4万人が命落とす

cnn.co.jp

2014.10.01 Wed posted at 12:50 JST

(CNN) 国際移住機関(IOM)は1日までに、欧州や米国への移住を目指して死亡した人が、2000年以来、少なくとも4万人に達したとの統計を発表した。

IOMによると、死者のうち約2万2000人は欧州へ渡ろうとしていた。米国とメキシコの国境付近では6000人が死亡、アフリカのサハラ砂漠やインド洋上などの移民ルートでも3000人が命を落とした。

砂漠や海上で人知れず命を落とす人も多く、実際の犠牲者数はこれを大幅に上回ると推定している。

欧州を目指した人の多くは航海に耐えないような船に乗せられて中東や北アフリカを出港し、地中海を渡る途中に船が沈没した。こうした船にはシリアやパレスチナ自治区ガザの戦闘を逃れた避難民や、迫害や貧困から逃れて新生活を目指す人などが乗っていた。

IOMは「安全に移住できる機会が限られているため、移民希望者が密輸業者の手にかかり、窮状にある人たちの命を脅かす不正な取引が横行する。この連鎖を断ち切らなければならない」と指摘。「書類のない移民は犯罪者ではない。保護や支援を必要としていて、尊敬に値する人間だ」と強調した。

国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルも30日に報告書を発表し、今年に入って地中海で死亡した人は少なくとも2500人に上ると推計。欧州連合(EU)諸国が対応を強化しなければ、さらに多くの人命が失われると警告した。



 
 
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ハラル対応学食、留学生に安心感 イスラム圏から急増  神田外語大、土日は学外に開放 埼玉大、弁当の開発も検討

日本経済新聞

2014年10月2日

学生食堂でイスラム教の戒律に沿った「ハラル食」を提供したり、授業の合間などにお祈りができる礼拝スペースを設けたりする大学が増えている。インドネシアやマレーシアなどイスラム圏からの留学生が急増しているためだ。生活の基本である食について安心できれば留学は充実する。留学生の声を拾い、今どきのキャンパス事情を探った。

「どんな調味料なのかわからないからコンビニで食品を買えないし、自炊もできない。食堂でハラルメニューが食べられて、とても助かる」。9月にインドネシアから神田外語大学(千葉市)へ留学に来たフェルリアンディ・ロッビさん(21)はこう話す。

この日食べたのはハラル対応のうどんとエビの天ぷら。調味料や調理器具まで、すべてイスラム教徒の戒律に配慮したものだ。食堂を利用するまでは「外食はパンだけだった」といい、ハラル食が食べられることに安堵の表情を浮かべる。

神田外語大は今春、学生食堂を改装オープンした。東南アジア各国の食文化を体験できるメニューや内装にしたほか、国内の大学施設では初となる「ムスリムフレンドリー・ハラール認証」を日本アジアハラール協会(千葉市)から取得。「ハラル食」を提供したり、礼拝スペースを設けたりして、イスラム圏からの留学生に配慮した。

9月6日からは土日限定で学外の市民にも食堂の開放を始めた。東南アジア各地のセット料理やビールなどを提供するほか、ハラル食が食べられるプレートも用意した。オープン初日には開店前から行列ができ、約420席はほぼ満席の状態。土日の2日間、家族連れなど計1320人が来店した。「想像以上に注目度が高くて驚いている」(神田外語大)

名古屋工業大学(名古屋市)の生協は5月、イスラム教徒の留学生の要望を受け「ハラール推奨メニュー」をつくった。イエローチキンカレーなど2品を日替わりで提供し、毎日約20食が売れる。

厳密にハラル食と認定されるためには、食材の加工工場の機械を洗う際にアルコールを使っていないなど、数多くの条件をクリアする必要がある。しかし、学食で実現するには不可能な条件も数多くあったため、チェックリストを作成。留学生にはハラル食の条件を満たしていない項目もあることを理解してもらったうえで、提供している。

大学院の博士課程で道路の設計などの創成シミュレーション工学を専攻しているカン・モハマダ・ハンナンさん(26)は2011年にバングラデシュから来日。ハラール推奨メニューが登場するまでは「昼食に食べられるものがなく、シーチキンのおにぎりばかり食べていた」という。

5月以降は週に2、3回、食堂でハラール推奨メニューを食べているといい、特にイエローチキンカレーがお気に入り。500円を超える価格だけは「もう少し安くしてほしい」と苦笑いする。

埼玉大学は5月、第2食堂部のハラル対応のメニューを扱うコーナーを新設した。真新しい食堂の奥に「食べてみたい ハラールメニュー」と書かれた張り出しがあり、他のメニューと同様、カウンターで注文できる。

埼玉大にはイスラム圏からの留学生が50人程度いる一方、ハラルに対応した食べ物が少なく、留学生は食事に苦慮していた。イスラム圏出身の留学生に調理器具や食材などを確認してもらい、カレーや竜田揚げ、しょうが焼きなど、週替わりで3品ずつ販売している。食材が限られるため平均単価は500円前後で、一般メニュー(390円程度)よりやや高い。

食堂を運営する埼玉大学生協によると、ハラル食は1日30食程度売れており「一定のニーズがある」(大木島誠専務理事)。メニューを飽きさせない工夫として、9月下旬からはうどんやそばも始めた。食堂の営業時間外でもハラル対応食を食べられるよう、今後は弁当の開発も検討する。

宮崎大が礼拝スペース 男女別の足洗い場設置

独立行政法人の日本学生支援機構(旧日本育英会)によると、イスラム圏であるインドネシアとマレーシアから日本の大学・大学院(日本語学校を除く)に留学している学生の数は2013年までの10年間で4割増加した。なかでもインドネシアは04年の1266人から13年には2163人と、1.7倍になった。

イスラム圏からの留学生増加に伴い、学生食堂のハラル対応に加え、礼拝スペースの設置などが欠かせない。宮崎大学は今年6月、宮崎市内のキャンパスにイスラム教徒の留学生らが礼拝や交流をするための「イスラーム文化研究交流棟」を設置した。平屋建てで広さ約80平方メートル。大部屋が1つと礼拝を行うための男女別の足洗い場がある。

宮崎大は農学研究が盛んで留学生はアジア出身がほとんど。イスラム圏出身の留学生はインドネシア、アフガニスタンなど計7カ国48人(5月1日現在)で、全留学生の34%を占める。

政府は20年までに外国人留学生を14万人から30万人まで倍増させる計画。多様な文化的・宗教的背景を持つ留学生が増えることで、日本人学生も異文化に触れ、理解する機会が増える。



 
 
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エボラ出血熱 世界拡大で損失数兆円規模

NHK

10月2日 8時32分

エボラ出血熱 世界拡大で損失数兆円規模

世界銀行のキム総裁は講演で、西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱について、感染を封じ込めることができず世界に拡大すれば、損失は日本円で数兆円規模に及びかねないと指摘し、国際社会に迅速な対応を呼びかけました。

途上国の開発支援などを行う世界銀行は、エボラ出血熱の患者が集中している西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で、ことし少なくとも390億円余りの経済的な損失が発生するという試算を発表しています。

世界銀行のキム総裁は1日、ワシントンで講演し、エボラ出血熱の患者の数が最大で140万人に達する可能性があるというアメリカのCDC=疾病対策センターの予測に触れながら「感染が世界の各国に広がっていけば損失は数兆円規模か、それ以上に及びかねない」と述べ、強い警戒感を示しました。そのうえで、キム総裁は世界各国が医療施設の整備などの支援策を相次いで打ち出していることを評価しながらも「迅速な行動がウイルスの封じ込めにつながる。これ以上、対応が遅れれば解決は急速に困難になっていく」と述べ、国際社会に一刻も早く支援策を実施するよう呼びかけました。



 
 
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アフリカゾウ保護訴え行進 上野公園で4日に

nikkei.com

2014/10/2 13:03

深刻化する象牙目当ての密猟でアフリカゾウは15分に1頭が殺され、このままでは10年後に絶滅する恐れがある−−。そんな現実を知ってほしいと、4日に東京・上野公園を歩くイベントを、非政府組織(NGO)メンバーなどでつくる実行委員会が開催する。

4日は「世界動物の日」。2013年から世界各国で、この日にゾウの保護を訴えながら歩くイベントが行われている。今年は110都市以上で計画され、日本は初参加する。

企画の中心となっているNGO「アフリカゾウの涙」共同代表の山脇愛理さん(35)は「日本は印章や装飾品などで象牙を使ってきた消費国。責任ある行動を取れるよう現状を知ってほしい」と話している。

象の牙は自然に抜け落ちることはなく、死んだ象から切り取るしかない。輸出入は禁止されているのに、2010年から3年間に約10万頭が殺されたとの米国の大学の推計もある。

サイも角を漢方薬の材料にするための密猟が後を絶たず、絶滅が危ぶまれている。

4日は「ゾウとサイの日」と銘打ち、午後2時に上野公園の大噴水付近に集まり、園内を歩く。5日に東京・六本木ヒルズでゾウとサイについて学ぶ子供向け企画もある。詳しい情報は実行委のサイトで、URLはhttp://gmferintokyo.jimdo.com〔共同〕



 
 
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エボラ熱ワクチン、15年前半に量産 WHO見通し

nikkei.com

2014/10/2 9:57

【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は1日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱を封じ込めるためのワクチンについて、2015年前半中に量産を実現する見通しを発表した。一部は既に臨床試験(治験)の第1段階が始まっているが、安全性に関するデータを得られるのは11〜12月になる。9月28日時点の死者数は3338人にのぼった。

エボラに対するワクチンは2種類が候補に挙がっている。1つは英製薬大手グラクソ・スミスクラインと米国立衛生研究所(NIH)が共同開発。もう1つはカナダ公衆衛生庁が開発し、米ニューリンク・ジェネティックスが販売権を持つ。WHOは「2社とも生産能力の拡大に取り組んでいる」と説明し、「目標は15年前半中の有効な(生産量の)増加だ」とした。

感染者数は5カ国の合計で、疑いのある人も含め7178人。リベリアでの感染拡大が特に目立ち、死者数は同国だけで1998人に達する。これとは別に、9月30日には米国内で初めて感染者が見つかった。

エボラ熱には有効なワクチンや治療法がまだなく、開発中のワクチンも生産量に限りがある。WHOは実際に感染地でワクチンを使用するには解決すべき問題があるとも指摘。特に候補のワクチンをセ氏マイナス80度で保管する必要があることを、技術的な課題に挙げた。



 
 
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<東証>エアーテックが続伸 エボラ熱で思惑広がる、アゼアスも高い

nikkei.com

2014/10/2 13:32

(13時25分、コード6291)大幅に続伸している。午前の取引で一時前日比98円(18.3%高)の633円に上昇。8月8日以来ほぼ2カ月ぶりに年初来高値を更新した。空気清浄装置を製造・販売し、病原微生物や遺伝子組み換え生物を扱う際に利用される「バイオハザード対策設備」の設計・施工も手掛けている。米国でエボラ出血熱の感染者が確認されたことを受け、同社製品への需要が増えるとの思惑が広がったようだ。防護服専門商社のアゼアス(東証2部、3161)も続伸し、制限値幅の上限(ストップ高水準)である前日比17%高の551円と年初来高値を更新している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕



 
 
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エボラ熱対応に24億円 政府、無償資金協力を決定

nikkei.com

2014/10/3 10:26

外務省は3日、西アフリカのエボラ出血熱の流行に対処するため、世界保健機関(WHO)などの国際機関を通じた2200万ドル(約24億円)の緊急無償資金協力の実施を決めたと発表した。安倍晋三首相が米国訪問中に国連の関連会合で表明した4000万ドルの追加支援の一環で、西アフリカ各国での感染拡大防止策のほか、食糧支援などにも充てる。



 
 
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伊外相「難民受け入れ整備を」…密航船沈没1年

The Yomiuri Shimbun

2014年10月04日 15時25分

【ローマ=青木佐知子】イタリア最南端ランペドゥーザ島沖で昨年10月、密航船が沈没し、ソマリア難民ら360人以上が死亡した事故から1年を迎えた3日、同島で追悼式典が開かれた。

モゲリーニ伊外相は式典で、「難民の受け入れ制度を整え、合法的な入国ルートを開設する必要がある」と述べ、各国に対し、難民対策の必要性を訴えた。

地中海での難民船沈没としては過去最大級となった事故を受け、伊政府は昨年、救出活動を強化した。だが、毎月約900万ユーロ(約12億3600万円)の費用がかかり、「他国も負担すべきだ」との不満が出ている。

2011年の民衆蜂起「アラブの春」以降、地中海では、北アフリカから欧州を目指す人々の海難事故が相次ぐ。国際移住機関(IOM)によると、今年1〜9月、少なくとも3072人が死亡した。

2014年10月04日 15時25分



 
 
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米国防総省、エボラ熱で米兵千人増派
ワシントンでも患者か

nikkei.com

2014/10/4 10:01

【ワシントン=川合智之】米国防総省は3日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカに米兵約千人を増派すると発表した。オバマ米大統領は9月16日、約3千人の西アフリカ派遣を表明したが、予想以上に感染が広がっているため半月で増派に踏み切る。現地の医療支援を強化し、爆発的な感染の封じ込めを図る。米国では首都ワシントンの病院でも3日、エボラ出血熱に似た症状の患者が見つかり、警戒感が広がっている。

モナコ大統領補佐官(テロ対策担当)は米ホワイトハウスで3日に記者会見し、オバマ米大統領がエボラ熱対策について「国家安全保障の優先事項だ」などと述べ、政府全体で対応にあたるよう指示したことを明らかにした。

増派する要員は工兵や後方支援、警備などの部隊で、医療施設の建設や医薬品の供給などを担う。10月後半にもリベリアに到着する予定という。

米メディアによると、ワシントンの患者はハワード大学病院に入院、隔離されているが、容体は安定している。エボラ熱で8人の死者が出ているナイジェリアへの渡航歴があるという。同病院は米疾病対策センター(CDC)と協力して患者の経過観察を続ける。

9月30日に米国内で初めて見つかったエボラ熱患者の男性は、南部テキサス州の病院で引き続き治療を受けている。発症時に同居していた近親者4人がアパートから外出禁止を命じられた。



 
 
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アフリカ図書展:アフリカを読む・知る・楽しむ 左京で8日から /京都

毎日新聞 2014年10月04日 地方版

「アフリカを読む・知る・楽しむ 子どもの本展&絵本原画展」が8〜12日、京都市左京区の市国際交流会館で開かれる。ケニアの山あいの村を舞台にした絵本「エンザロ村のかまど」など約130冊が並ぶ。

読み語りや本の貸し出しなどに携わる「京都市子ども文庫連絡会」と「アフリカ子どもの本プロジェクト」が企画した。プロジェクトは、2004年からケニアのエンザロ村にある子ども図書館への支援をはじめ、日本でアフリカ文化を伝える活動を続けている。今回はプロジェクトの設立10周年を記念したイベントで、12日午前10時半から、代表を務める翻訳家のさくまゆみこさんの講演もある。

期間中には民族楽器「ムビラ」の演奏会や西アフリカの民話を取り上げるお話会なども予定している。京都市子ども文庫連絡会の角谷真子副代表は「本や音楽からアフリカの雰囲気を感じ、新しい世界の扉を開くきっかけにしてほしい」と話している。

入場無料。ただし講演は一部有料。問い合わせはプロジェクトの角谷副代表(080・5316・9948)。【宮川佐知子】



 
 
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エボラ出血熱:親失い行き場ない子供激増 3700人以上

毎日新聞 2014年10月04日 10時43分(最終更新 10月04日 10時47分)

【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱で、両親または片親を亡くした子供が3700人以上に上ることが、国連児童基金(ユニセフ)の推計値で明らかになった。親を亡くす子供は最近数週間で激増しており、今月中旬までに倍増する恐れもあるという。

ユニセフは9月30日に推計を発表。これらの子供たちの多くが、感染への恐れのために親類などから世話を拒まれたりしていると指摘、「子供たちへの配慮と支援が急務」と呼び掛けている。



 
 
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富士フイルムの薬品、独でもエボラ患者に投与

The Yomiuri Shimbun

2014年10月06日 19時10分

富士フイルムは6日、抗インフルエンザ薬「アビガン」が、ドイツの病院でエボラ出血熱の患者に投与されたと発表した。

アビガンがエボラ出血熱の患者に投与されるのは2例目で、治療薬の有効性が期待される。

アビガンは、エボラ出血熱の治療薬として承認されていないため、緊急措置としてドイツ政府から厚生労働省に供給依頼があり、同社が応じた。

9月からフランスでアビガンの投与を受けた女性看護師は、今月4日に回復して退院した。

2014年10月06日 19時10分



 
 
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全米の空港で検査強化へ、エボラ流行に対応

cnn.co.jp

2014.10.06 Mon posted at 12:49 JST

(CNN) 西アフリカのエボラ出血熱流行で米国内にも不安が広がったことを受け、米当局者は5日、全米の空港で検査態勢の強化を検討していることを明らかにした。

当局者は「米国内での検査手順をさらに強化するため、あらゆる選択肢を検討中だ」と述べ、エボラが流行している国から来た人の体温チェックなどを検討していることを明らかにした。

ただ、米国への直行便は数が少なく、乗客の多くは別の国で便を乗り継いで米国に到着することから、困難も予想されるという。

疾病対策センター(CDC)も、主要空港での検査態勢強化を検討していることを明らかにした。

テキサス州ダラスではリベリア人の男性が米国に入国後にエボラを発症し重体に陥っている。しかしCDCのフリーデン所長は、ダラスで感染が広がる恐れはほとんどないと強調した。

男性と接触した人については経過観察を続けており、発熱などの症状が出た場合は隔離する方針。テキサス州衛生局によると、経過観察の対象となっている50人のうち、医療関係者数人を含む「高リスク」の約10人に現時点で症状は出ていない。

残る「低リスク」の40人のうち、ホームレスの男性1人は一時行方が分からなくなっていたが、6日に発見されてダラスの病院に入った。発熱はなく、失踪前も症状は出ていなかったという。



 
 
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スペインでエボラ熱が感染 アフリカ外で初

cnn.co.jp

2014.10.07 Tue posted at 10:12 JST

(CNN) スペインのマト保健相は6日、同国の病院でエボラ出血熱の患者を担当した看護助手の女性が、エボラ熱に感染していたことを明らかにした。アフリカ以外で感染したのが確認されたのはこれが初めてとされる。

女性は、西アフリカでエボラ熱に感染して帰国後に死亡したスペイン人宣教師ら2人の治療にかかわっていた。保健当局者らによると、女性は9月30日に発症。症状は発熱だけで、入院したのは今週に入ってからだという。

マト保健相は「患者に最良のケアを提供し、市民全員の安全を確保するべく関係機関と協力している」と述べた。

女性が発症後に接触した可能性のある相手について調査を進めているが、現時点でほかに患者は見つかっていないという。

スペインへ帰国した患者2人の治療には、この女性のほか30人前後の医療スタッフがかかわっていた。

また、米国ではリベリア人男性が入国後に発症、重体に陥っていることを受け、エボラ熱流行への不安が広がっている。

オバマ米大統領は6日の記者会見で「当初から言っている通り、これはわが国の安全保障にかかわる最優先課題だ」と述べ、感染拡大を防ぐ措置が必要だと強調。米国に到着する旅客機の乗客を出発地だけでなく、到着地でも検査するよう検討を進める構えを示した。大統領はそのうえで、エボラ熱が米国内にまん延する危険性は極めて低いと語った。

リベリア人男性が発症、入院したテキサス州のペリー知事も同日、「州レベルでできることは限られている」と語り、連邦政府が入国時の検査やその場での隔離態勢を強化するべきだと主張した。

米保健当局者らが6日に話したところによると、男性は米企業が提供した抗ウイルス剤の投与を受けている。もともと天然痘などの治療向けに開発された実験薬だという。

一方、ネブラスカ州では6日、西アフリカでエボラ熱の実態を取材していて感染したフリーカメラマンの男性が帰国し、隔離病棟に収容された。衰弱の程度は軽く、飛行機から自力で降り立ったという。患者の父親は「取材に行くなど正気のさたではないと引き留めていたのだが」と話した。



 
 
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スペインでエボラ熱感染…アフリカ外で初確認

The Yomiuri Shimbun

2014年10月07日 10時35分

【パリ=三井美奈】スペイン保健省は6日、首都マドリードの病院で、エボラ出血熱患者の治療に当たった女性看護師(44)の感染が確認されたと発表した。

アフリカ大陸以外で、エボラ出血熱の感染が確認されたのは初めてとなる。

発表によると、看護師は、西アフリカ・シエラレオネでエボラ出血熱に感染した神父(9月25日死亡)の治療チームの一員だった。9月30日から具合が悪くなり、2度の検査で感染が確認され、マドリード近郊の病院に隔離入院した。発熱しているが、容体は安定しているという。

神父が死亡した病院では8月、リベリアでエボラ出血熱に感染した別の神父が入院、死亡している。治療には約30人がかかわっており、当局で経過を観察している。

2014年10月07日 10時35分



 
 
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エボラ流行国への渡航歴、日本で400人申告

The Yomiuri Shimbun

2014年10月07日 10時15分

エボラ出血熱の感染者が急増する中、日本では、入国者に対し、過去21日以内にエボラ出血熱の感染者が多い国を訪れた場合、検疫所に申告するよう呼びかけている。

厚生労働省によると、8月12日〜9月30日、入国時に空港の検疫所で流行国への渡航歴を申し出た人は400人を超えた。

渡航経験者には、症状がなくても「健康カード」を配布。エボラを疑う症状が出た場合、保健所に電話し、症状とともに渡航歴を伝えるよう求める。また、医療機関に対しても、エボラを疑う症状と渡航歴などがあれば、保健所に相談することを求めている。

ただ、国立国際医療研究センター国際感染症センター感染症対策職の堀成美看護師は「一般の病院は心構えができていないことも考えられる」と述べ、渡航歴を確認せずにエボラの症状を風邪やインフルエンザと判断する可能性を指摘した。

2014年10月07日 10時15分



 
 
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オバマ氏、エボラ拡大防止「最優先事項だ」

The Yomiuri Shimbun

2014年10月07日 14時16分

【ワシントン=井上陽子】オバマ米大統領は6日、ホワイトハウスで、エボラ出血熱対策について協議を行った。

オバマ氏は記者団に対し、エボラ出血熱の感染拡大防止は「安全保障上の最優先事項だ」と語り、旅行者への検査について追加措置を取る方針を示した。

オバマ氏は、米国内でエボラ出血熱のアウトブレイク(大量感染)が起きる可能性は「極めて低い」と説明した。一方、エボラ出血熱を米国内で初めて発症した男性は、テキサス州の病院にリベリアから来たことを伝えたにもかかわらず家に戻されたため、接触者が拡大した。オバマ氏は、感染防止で失敗は許されないとして、「国民の安全を確保するため、何でもやる」と述べ、対策を強化していく考えを示した。

2014年10月07日 14時16分



 
 
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スペインでエボラ感染 アフリカ外初、病院勤務の女性

nikkei.com

2014/10/7 11:41

【パリ=竹内康雄】スペイン保健省は6日、エボラ出血熱の患者を受け入れたマドリードのカルロス3世病院に勤務する女性がエボラ熱に感染したと発表した。アフリカ大陸外で感染が確認された初のケースになるとみられる。

同省によると、同病院は8月と9月に、西アフリカのリベリアとシエラレオネでエボラ熱に感染したとみられる男性2人を収容・治療した。女性は両患者と接触していた。9月25日にシエラレオネから搬送された男性が死亡。女性は同30日に体調不良を訴え、検査の結果、エボラウイルスへの感染が確認された。

スペイン当局は、女性はこの男性から感染した可能性が高いとみているが、詳しい経路を調べるとともに、ほかにも感染者がいないか調査している。女性の容体は比較的安定しているという。

エボラ出血熱は西アフリカを中心に、感染が拡大しており、3000人以上の死亡が確認されている。これまでは西アフリカで感染後、他地域で確認されたケースはあったが、アフリカ域外で感染した例はなかった。



 
 
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エボラ熱、スペインで感染か 治療に携わった看護師女性

asahi.com

パリ=青田秀樹2014年10月7日10時11分

スペイン政府は6日、マドリードの病院でエボラ出血熱の治療にかかわっていた看護師の女性が感染したと発表した。国内での感染だとすればアフリカ以外で初の事例とみられ、夫や近親者らに感染が広がっていないかどうか検査を進めるという。

マト保健相らが記者会見して明らかにした。地元メディアなどによると、女性は40代。発熱してマドリード近郊の病院で検査を受けた。9月末にも体調不良を感じていたとも伝えられている。

スペインでは8、9の両月、それぞれリベリア、シエラレオネで感染した神父が帰国して治療を受けたものの死亡している。この女性は両ケースとも看護に携わったとされる。感染の確認直前は休暇中だったという。保健当局は女性と接触した人物の特定を急いでいる。子どもはいないという。

西アフリカで感染が分かって帰国治療するのとは別に、米国ではリベリア人男性が渡米後に発症している。今回は、感染そのものがスペイン国内だった可能性がある。(パリ=青田秀樹)



 
 
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米、空港の検疫強化 エボラ熱を水際阻止

nikkei.com

2014/10/7 11:42

【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は6日、ホワイトハウスでエボラ出血熱の感染拡大対策を検討する会合を開いた。感染拡大を「国家安全保障上の危機として取り扱う」と強調し、米国や西アフリカの空港の検疫を強化すると発表した。乗客に対してエボラウイルスへの感染の疑いを詳しく調べ、水際での感染封じ込めに全力をあげる。

オバマ氏は6日、ケリー国務長官、ヘーゲル国防長官らをホワイトハウスに集め、エボラ熱の感染防止に向けた対策を協議した。

エボラ感染が拡大する西アフリカのリベリアやシエラレオネ、ギニアの保健当局や空港、航空会社に対し、米疾病対策センター(CDC)が医療物資の提供や研修を実施する。米国の入国者についても、質問票などで感染の兆候があるかどうか調べ、さらなる感染を防ぐ措置をとる。

一方、アーネスト米大統領報道官は6日の記者会見で、一部議員から要請が出ていた西アフリカからの渡航禁止については「検討していない」と述べ、検疫強化によって感染拡大は防げるとの認識を示した。

9月30日に米国内で初めて感染が確認されたリベリア国籍の患者は、南部テキサス州ダラスの病院で隔離され治療を受けているが、容体が悪化しているという。患者がリベリアから渡航した際、感染者と接触したかどうか尋ねる調査票に虚偽の記載をしていたとの指摘もあり、感染封じ込め策が課題になっている。



 
 
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インド:エボラ熱、日本人女性の感染なし判明

毎日新聞 2014年10月08日 12時51分(最終更新 10月08日 13時18分)

【ニューデリー金子淳】インド北東部マニプール州を旅行中にエボラ出血熱の疑いがあるとして隔離された日本人女性(27)は7日、エボラ熱には感染していなかったことが判明した。在印日本大使館によると、女性はエボラ熱が流行している西アフリカへの渡航歴が無く、高熱などの症状も改善したため、血液検査を行う前の段階で「感染の可能性は無い」と判断されたという。

インド保健当局は西アフリカでのエボラ熱拡大を受け、空港などでの「水際対策」を強化。これまでもアフリカ訪問後に入国した渡航者が発熱し、隔離されたケースがあるが、今のところ国内では感染者は確認されていない。



 
 
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スペインのエボラ患者、防護服を脱ぐ際に感染か

cnn.co.jp

2014.10.09 Thu posted at 12:57 JST

マドリード(CNN) アフリカ大陸以外で初のエボラ出血熱感染例が確認されたスペインで、治療を受けている看護助手は、エボラ出血熱の患者を治療して防護服を脱ぐ際に感染した可能性があることが9日までに分かった。

地元メディアの報道によれば、エボラ熱に感染したのはテレサ・ロメロ・ラモスさん。ロメロさんは看護助手で、西アフリカでこの夏、エボラ熱に感染して帰国した宣教師ら2人の治療にかかわっていた。宣教師はその後死亡している。

ロメロさんの治療にあたっている医師によれば、ロメロさんは防護服もしくは手袋を脱ぐ際に、それらが自身の顔に直接触れてしまった可能性があるという。

地元紙との電話インタビューでロメロさんは、必要な手順を守っていたのでまさか自分が感染するとは思ってもみなかったと語っている。

スペイン当局は、西アフリカでエボラ熱に感染した宣教師らの治療では、感染を防ぐための適切な手順がすべて守られていたとしている。だが欧州連合(EU)は、ロメロさんがどのように感染したがの説明をスペイン側に求めている。

マドリードの保健当局はCNNに対し、ロメロさんが飼っていた犬を殺処分する意向を明らかにした。

米疾病対策センター(CDC)によれば、犬は発症しないもののウイルスの感染源になる可能性があるとの研究結果があるという。ただし、現時点で犬経由の感染が確認されたケースはない。



 
 
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エボラ患者の飼い犬を殺処分、助命の願い届かず スペイン

cnn.co.jp

2014.10.09 Thu posted at 15:31 JST

(CNN) スペイン・マドリードの保健当局は9日までに、同国でエボラ出血熱に感染した患者の飼い犬を殺処分したことを明らかにした。

殺処分されたのは、隔離された看護助手テレサ・ロメロ・ラモスさんの飼い犬「エクスカリバー」。保健当局によると、エボラに感染した疑いがあると判断し、鎮静剤を投与して安楽死させた。死骸は定められた手順に従って火葬される。

エクスカリバーを巡ってはインターネットなどで助命嘆願運動が行われ、署名運動サイトには約40万人の署名が寄せられた。嘆願書では「患者の夫と同じように、犬を隔離するのはずっと容易なはず」と訴え、ロメロさん夫妻に家族の一員を亡くすことを強要しないでほしいと呼びかけていた。

飼い主のロメロさんはマドリード市内の病院の看護助手で、エボラに感染した患者を看護していて発症し、同病院で隔離された。夫も観察対象となっているが、現時点で症状は出ていない。

世界保健機関(WHO)によると、アフリカではチンパンジーやゴリラ、コウモリ、サル、アンテロープ、ヤマアラシを通じてエボラに感染したという記録がある。

しかし犬がエボラの感染を媒介するかどうかについて確固とした結論は出ていない。米疾病対策センター(CDC)が2001〜02年にエボラが流行したガボンで行った調査では、集団感染が起きた地域の犬の25%前後にウイルスの兆候が見つかった。しかし調査期間中に発症したり、エボラのために死んだりした犬はいなかった。

ただ、犬の排泄物やよだれが感染源となる恐れも指摘され、論文では「感染しながら発症していない犬が人間のエボラ流行を発生させる可能性はある」と記している。



 
 
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米5空港、エボラ検査強化…西アフリカ3国の客

The Yomiuri Shimbun

2014年10月09日 18時20分

【ワシントン=井上陽子】米政府は8日、ニューヨークなど主要都市の5空港で、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカの3か国から到着した渡航者全員に対し、体温測定など検査を強化すると発表した。

対策を強化するのは、ニューヨーク周辺のジョン・F・ケネディ国際空港とニューアーク国際空港のほか、ワシントン、シカゴ、アトランタの計5空港。検査対象はギニア、リベリア、シエラレオネからの渡航者。3か国からの渡航者は1日約150人おり、94%が5空港を利用している。

渡航者は空港内の検査エリアに誘導され、医療スタッフが体温測定や聞き取り調査を行う。検査はケネディ国際空港では11日から、残りの4空港では来週から始まる。

オバマ大統領は8日、米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長らと電話会議を行い、米国内での感染拡大防止に全力で取り組む姿勢を示した。

2014年10月09日 18時20分



 
 
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スペイン看護師、エボラ防護用手袋で顔こする?

The Yomiuri Shimbun

2014年10月09日 14時48分

【パリ=三井美奈】ロイター通信によると、スペイン・マドリードの病院でエボラ出血熱に感染した看護師の治療にあたっている担当医は8日、記者団に対し、看護師が病室で使用した防護用手袋で顔をこすった際に感染した可能性があるとの見方を示した。

この病院には9月22日、シエラレオネでエボラ出血熱に感染した神父(25日に死亡)が入院し、看護師はシーツ替えなどで2度、接近したとみられている。担当医は「看護師が手袋で顔をこすったと話した。3度確認した」と述べた。

看護師は現在、この病院で隔離治療を受けており、エル・パイス紙の電話インタビューで「防護服を脱ぐときに、間違いがあった」と認めた。

この病院では8月にも、リベリアでエボラ出血熱に感染した別の神父が入院、死亡している。スペイン政府は治療関係者や看護師の夫など、約50人の経過観察を続けている。看護師はアフリカ大陸以外でエボラ出血熱の感染が確認された初のケースとなった。

2014年10月09日 14時48分



 
 
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米、主要空港で検疫厳しく エボラ熱を水際阻止

nikkei.com

2014/10/9 9:46

【ワシントン=川合智之】米国土安全保障省と米疾病対策センター(CDC)は8日、エボラ出血熱の感染拡大が止まらない西アフリカからの渡航者全員を対象に、米国の主要5空港で検疫を強化すると発表した。渡航者に健康状態を尋ねるほか、体温を測って発熱の有無を調べる。感染者の入国を水際で防ぐ。

ニューヨークのケネディ国際空港では11日から、首都ワシントンとシカゴ、ニューアーク、アトランタの国際空港では来週から始める。西アフリカのリベリア、ギニア、シエラレオネからの渡航者の94%が5空港を訪れるという。

3カ国からの渡航者は入国審査後、別室で健康診断や体温測定を受ける。感染の兆候がみられなければ、当局者から自己診断方法などの助言を受けたうえで、入国が可能になる。

米議会などでは西アフリカからの渡航禁止措置を求める声が強まっている。一方、ケリー米国務長官は8日、医療関係者や支援物資を運ぶため「国境は開いておく必要がある」と述べ、理解を求めた。

米国内で初めてエボラ出血熱に感染した42歳の男性患者が8日、テキサス州ダラス市内の病院で死亡した。患者が入院していた病院が発表した。

西アフリカのリベリアから先月20日に米国に到着した男性は25日、高熱が出たため、この病院で診察を受けたが、一度は自宅に帰された。症状が悪化したために再度受診し、病院で隔離された。治療では未承認薬も投与されていた。

米メディアによると、感染した男性患者と接触した10人を特定。このほかに約40人が接触した可能性もあり、男性と一緒に住んでいた4人の近親者は現在隔離されている。



 
 
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世界の雑記帳:エボラ患者の飼い犬を殺処分、スペイン当局「ウイルス保有も」

2014年10月09日 14時35分

保健当局は犬がエボラウイルスを保有している可能性があり、生物学的リスクを引き起こすとして、マドリード郊外にある看護師夫婦の自宅から、飼い犬の「エクスカリバー」を連れていった。

監視下に置かれている看護師の夫、ハビエルさんはエクスカリバーが「理由もなく手続きも踏まずに殺されようとしている」として、殺処分命令が取り消されるよう訴えていた。

夫婦の自宅のあるアパート前では、約30人の動物保護活動家が保健当局の殺処分命令に抗議。マドリードにある保健省前でも約100人が抗議活動を行い、保健相の辞任を要求していた。



 
 
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エボラ熱の経済損失、3.5兆円 世銀試算、支援訴え

asahi.com

ワシントン=五十嵐大介2014年10月10日11時00分

世界銀行のキム総裁は9日、エボラ出血熱が拡大しているリベリア、シエラレオネ、ギニアの西アフリカ3カ国の首脳らと協議した。感染が広がれば、西アフリカ地域の経済損失は2015年末までに326億ドル(約3・5兆円)にのぼるとの試算を示し、「国境を封鎖して3カ国を孤立させても、問題は解決しない。病気の根源を止めなければいけない」とさらなる支援の必要性を訴えた。

ビデオ会議に参加したシエラレオネのコロマ大統領は「感染者の3分の2が働き盛りの15〜50歳の人たちだ」などと被害状況を説明。ギニアのコンデ大統領は「我々は協調して対応する必要がある」とし、医療従事者の訓練などのための資金が必要だとの認識を示した。(ワシントン=五十嵐大介)



 
 
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エボラ出血熱:国際的な検査態勢強化 米国土安全保障長官

毎日新聞 2014年10月10日 10時14分

【ワシントン西田進一郎】ジョンソン米国土安全保障長官は9日、首都ワシントンで講演し、エボラ出血熱が流行する西アフリカ3カ国からの渡航者に対する国際的な検査態勢の強化を目指す考えを示した。米国は8日に国内の5空港で、体温検査や接触者情報の収集などの対策を強化する方針を打ち出しており、欧州などを含む国際的な防御網を作り、エボラ熱の拡散防止を目指す。

ジョンソン氏は国内の空港での検査強化について「今週末なるべく早くに実行に移す」としたうえで、「目標はできる限りさまざまなチェックポイントを国際的に作ることだ」と語り、各国が連携をして検査を強化し、患者を見過ごさない態勢を作りたいとの考えを示した。



 
 
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エボラ熱による死者4000人超え

cnn.co.jp

2014.10.11 Sat posted at 09:36 JST

(CNN) 西アフリカで発生したエボラ出血熱による死者が4000人を突破した。世界保健機関(WHO)が10日、明らかにした。

最近の計算によると、すでに感染が確認されている患者、感染の可能性が高い患者、感染が疑われる患者の合計が8399人、総死者数が4033人となっている。この数字は、ギニア、リベリア、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、スペイン、米国から報告された人数を集計したものだ。

またエボラ出血熱に感染したと見られる医療関係者も416人に上り、WHOによると、そのうち233人がすでに死亡したという。



 
 
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「エボラ熱感染した」機内で冗談発言、当局に連行される

cnn.co.jp

2014.10.11 Sat posted at 11:48 JST

(CNN) 米フィラデルフィアからドミニカ共和国のプンタ・カナに向かっていたUSエアウェイズ機内で8日、自分はアフリカに行き、今、エボラ出血熱に感染していると冗談を言った米国人の男が空港に到着後、ドミニカの当局者に連行された。

USエアウェイズ845便がプンタ・カナに到着すると、青い防護服を着た4人の当局者が機内に乗り込み、男を連行した。ソーシャルメディアに投稿された映像によると、男は連行される途中「ただの冗談だ」と述べ、さらに「アフリカには行っていない」と叫んでいる。

機内でこの男の真後ろに座っていた乗客は、「彼は常にせきをしていた。(中略)冗談にも程がある」と述べ、さらに「他の乗客たちは次第に苛立ちはじめ、少なくとも警察にこの男を連行してもらいたいと思った」と付け加えた。中には顔を覆ったり、席で騒ぎ出したりする乗客もいたという。

男が連行された後、当局者が機内を検査し、入港許可を出した。

この男が発したとされるコメントについて、まだ確認は取れていないが、地元メディアが空港の責任者の話として伝えたところによると、男は「自分はエボラ熱に感染している。みんな巻き添えだ」と叫んでいたという。



 
 
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英女王、米女優アンジーに名誉勲章 性暴力防止活動たたえ

cnn.co.jp

2014.10.11 Sat posted at 15:22 JST

(CNN) 英国のエリザベス女王は10日、紛争地で性暴力廃絶などの運動に積極的に参加している功績をたたえ米女優アンジェリーナ・ジョリーさん(39)に同国の名誉勲章を授与した。

授与の式典はバッキンガム宮殿で催された。

ジョリーさんは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使も務め、英国のヘイグ元外相と共に性暴力防止イニシアチブの設立も主導した。

英政府が主催して今年6月にロンドンで開いた紛争地での性暴力廃絶を目指す世界サミット会合では「レイプは紛争の避けられない要素との考えには根拠がない」などとし、民間人を狙った戦争の兵器などと主張していた。



 
 
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エボラ抑止へ、国連が加盟国に資金拠出など要請

The Yomiuri Shimbun

2014年10月11日 20時23分

【ジュネーブ=石黒穣】国連は10日、西アフリカで広がるエボラ出血熱の封じ込めのため、加盟国に資金拠出および現場で治療にあたる医師、看護師の派遣を求めた。

感染による死者は8日時点で4033人に達し、西アフリカでの抑え込みに失敗すれば、世界的な拡散も免れないとの危機感が強まっているためだ。

エリアソン国連副事務総長がニューヨークの国連総会で協力を求めた。最も深刻な西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では、医療設備と人員の不足から、封じ込めが機能していない。国連は、この3か国などで有効な拡大防止策を整えるため、10億ドル(約1080億円)の資金が必要と試算している。エリアソン氏は、集まった資金がこの「4分の1にとどまる」と一層の資金提供を求めた。

世界保健機関(WHO)によると、8日時点で、エボラ出血熱による死者は4033人に上り、1か月で倍増した。感染者は8399人に達した。

2014年10月11日 20時23分



 
 
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児童労働者:世界に1億6800万人 子供人口の11%

毎日新聞 2014年10月11日 00時40分

就学の機会を奪われ、健全な成長が阻害される児童労働の従事者は、国際労働機関(ILO)によると2012年時点で、子供人口(5〜17歳)の約11%に当たる1億6800万人に上る。各国政府や国際機関、非政府組織(NGO)の取り組みによって、00年の2億4600万人から約3割減少したが、ILOなどが目標とする「根絶」にはほど遠い状況だ。

ILOによると、児童労働者が最も多い地域はアジア太平洋地域だが、子供に占める割合はアフリカ地域が高い。西アフリカ・ガーナのカカオ生産地で支援を続ける日本のNGO「ACE」のプロジェクトマネジャー、近藤光さん(40)は児童労働がはびこる主な理由として(1)児童労働の危険性、教育の重要性への理解不足(2)学校環境が整っていない(3)貧困−−を挙げる。近隣国やカカオができないガーナ北部から、生活に困った親が南部のカカオ生産地に子供だけを送るケースもあるという。

ILOは、児童労働者の約半分の8500万人が身体や精神の健康に大きな悪影響を与える「危険有害労働」に従事していると推計する。その中には強制的に労働させられている子供550万人、「性的な搾取」を受けている子供約96万人も含まれている。ILOは、こうした子供たちの苦しみをできるだけ早い将来に終わらせるには、国家やコミュニティーなどあらゆるレベルで、法執行や教育、社会的保護の強化などを加速させる必要があると強調している。【米村耕一】



 
 
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エボラ出血熱:国連支援10億ドル「まだ4分の1しか…」

毎日新聞 2014年10月11日 21時55分(最終更新 10月11日 22時48分)

【ニューヨーク草野和彦】国連総会は10日、エボラ出血熱対策に関する会合を開催した。国連は対策支援額として10億ドル(約1080億円)を必要としているが、エリアソン副事務総長は4分の1しか集まっていないことを明らかにし「寛大で迅速な行動を加盟国に要請する」と語った。

米国のパワー国連大使は、断交中のキューバによる支援について「人口が1100万人しかない国が、これまで165人の医療従事者を現地に派遣し、さらに300人近くを追加派遣する計画がある」と称賛。「もっと多くの国の取り組みが必要だ」と強調した。



 
 
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米NYの空港でエボラ検疫を強化 計5空港に拡大へ

cnn.co.jp

2014.10.12 Sun posted at 10:07 JST

(CNN) 米ニューヨークのケネディ国際空港で11日、エボラ出血熱の感染拡大を防ぐための検疫が強化された。米疾病対策センター(CDC)によると、16日からはこのほか米国内4カ所の主要空港でも同様の措置を開始する。

対象となるのは、エボラ熱が流行する西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネからの乗客。沿岸警備隊員らが体温を測り、税関・国境取締局のスタッフが本人の健康状態や患者と接触した可能性を質問する。感染の可能性がある場合はCDCの担当者がさらに検査を進めるという。

ケネディ国際空港に加え、ワシントン、ニューアーク、シカゴ、アトランタの各空港にも拡大する予定。この5空港を合わせると、対象国から米国を訪れる旅行者の94%を占めることになる。

当局者らの話によると、対象者は1日当たり150人前後にとどまり、空港で旅行者全体の待ち時間などに影響が出る恐れはないという。

ただCDCの検疫部門責任者は11日、「こうした措置をどれだけ取っても危険性をゼロにすることはできない」と述べた。テキサス州ダラスの病院で8日に死亡したリベリア人男性のように、感染者が入国時には発症していないケースも考えられ、その場合は検疫を強化しても発見は難しいためだ。一部の専門家から「検疫強化は米国民への気休めにすぎない」との声も上がっている。

同責任者によると、流行国ではすでに、出国時に全旅行者への問診と検温を実施している。過去2カ月間で計3万6000人が検査を受けたが、感染者が見つかった例は一件もないという。



 
 
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米国内でエボラ初感染か…発症者を手当て

The Yomiuri Shimbun

2014年10月12日 21時32分

【ワシントン=中島達雄】米南部テキサス州の保健当局は12日、同州ダラスの病院の医療関係者がエボラ出血熱に感染し、発症した可能性が高いと発表した。

同州の公衆衛生研究所の暫定調査で11日、陽性反応が出た。8日に死亡した男性患者の手当てを担当していた。米CNNによると、女性看護師という。

米疾病対策センター(CDC)が確定診断を行うが、感染と発症が確認されれば、米国内でのエボラ発症は2人目、米国内での感染は初となる。この病院では、米国で初めて発症が確認されたリベリアの男性が8日に死亡した。

陽性反応が出た医療関係者は、10日に微熱を発症、同病院の隔離病棟に移され、検査を受けた。テキサス州の保健当局は、発症してから隔離されるまでの間に接触した人の割り出しを急ぎ、感染拡大防止に努める。

2014年10月12日 21時32分



 
 
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エボラ熱、米国内初の感染例 死亡患者担当の看護師が陽性

cnn.co.jp

2014.10.13 Mon posted at 09:44 JST

(CNN) 米当局は12日、テキサス州ダラスの病院で死亡したエボラ出血熱患者を担当していた女性看護師が、エボラ熱の予備検査で陽性反応を示したと発表した。米国内で感染した初めてのケースとなる。

事情に詳しい当局者がCNNに語ったところによると、新たに感染した患者はテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院の看護師。同病院では米国滞在中に発症したリベリア人患者が隔離され、先週死亡していた。

米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長らは12日の記者会見で、看護師が何度も隔離病棟に入り、患者と密接に接触していたことを明らかにした。看護師は防護服や手袋、シールド、マスクを着けていたとされるが、フリーデン氏は「ある時点で手順違反があり、これが感染の原因になった」と述べた。

当局は死亡患者と接触のあった病院スタッフや家族らに感染が広がっている可能性を想定し、注意深く観察を続けていた。看護師は10日夜に軽い発熱があったため隔離された。CDCが血液検査を実施し、11日夜に検査結果が出た。

病院関係者によると、本人の容体は安定している。この看護師の密接な接触相手が1人、念のため隔離されたという。地元消防当局は看護師の自宅があるアパートの建物で消毒作業を実施した。

CDCは州当局とともに、「感染拡大は接触先の追跡や早期隔離によって食い止めることができる」と強調している。



 
 
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エボラ出血熱、米国内での感染を初確認

The Yomiuri Shimbun

2014年10月13日 06時42分

【ワシントン=中島達雄】米疾病対策センター(CDC)は12日、米南部テキサス州ダラスの病院の女性看護師がエボラ出血熱に感染し、発症したことを正式に確認したと発表した。

同州の暫定調査で11日に陽性反応が出たため、CDCが確認を急いでいた。

米国内でのエボラ出血熱の感染は初めて。発症は2人目。女性は8日に同病院でエボラ出血熱で死亡したリベリアの男性患者の手当てを担当。病院内で男性から感染したとみられ、10日に微熱が出たため検査を受けた。

同病院ではCDCが定めたガイドラインに従って、万全の感染防止対策を講じていたはずだったが、何らかの手違いがあり、患者から看護師に感染してしまったとみられる。

同州とCDCは、死亡したリベリアの男性が発症後、隔離されるまでの間に接触した48人の経過観察をしているが、今回感染が確認された看護師は、この48人には含まれていなかった。今後、病院内で感染が起きた原因を調べる。

2014年10月13日 06時42分



 
 
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エボラ熱対応、治療現場に「手順違反」 安全強化へ

cnn.co.jp

2014.10.14 Tue posted at 11:07 JST

(CNN) エボラ出血熱への感染が西アフリカの流行国以外で確認された2件のケースは、いずれも患者を担当した医療従事者だった。病院での防護体制が改めて問われている。

スペインの首都マドリードの病院で看護助手が感染したとの情報に続き、米テキサス州ダラスで死亡した患者を担当していた看護師がエボラ熱の診断を受けた。看護師らには必要な訓練や装備が与えられていたのだろうか。

全米看護師連合(NNU)の幹部はCNNとのインタビューで、医療従事者が身を守るための訓練や装備は不十分だと断言した。同組合が看護師1900人を対象に実施した調査によると、エボラ熱患者が入院する可能性について病院の方針を知らされていないとの回答が76%を占めた。組合は防護体制と研修の強化を要求している。

CNN系列局が入手した情報によると、ダラスで感染した看護師はニーナ・ファムさん。先週死亡したリベリア人患者を担当していた。

米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は記者会見で、治療現場に「手順違反」があったとの見方を示した。保健当局者らは、患者との接触後に防護服を脱ぐ際の手順などを見直し、隔離病棟から出る際に消毒液をスプレーするといった対策を検討しているという。

CDCはまた、全米の病院にエボラ熱の危険性を認識し、患者の渡航歴調査を徹底するよう呼び掛けている。

全米数千カ所の病院のうち、エボラ熱のように感染力の強い伝染病への対応が確立しているのはジョージア州アトランタのエモリー大学病院、ネブラスカ州オマハのネブラスカ医療センター、メリーランド州の国立衛生研究所、モンタナ州のロッキーマウンテン研究所の4カ所だけ。専門家からは、エボラ熱に対応できる拠点を地域ごとに設ける必要があるとの声も上がっている。

スペインで感染した看護助手は重篤な状態が続き、呼吸困難に陥っている。欧州疾病対策センター(ECDC)は、看護助手の入院先の病院はエボラ熱治療に必要な基準を満たしていないとの懸念を示した。

看護助手の夫は代理人を通した書簡で「妻は防護服の着脱法について、同僚から30分ほどの説明を受けただけだった」と抗議し、マドリード保健当局責任者の辞任を求めている。



 
 
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米大統領、再発防止を指示…看護師のエボラ感染

The Yomiuri Shimbun

2014年10月14日 13時03分

【ワシントン=中島達雄】米南部テキサス州の病院で、女性看護師がエボラ出血熱に感染した問題で、オバマ米大統領は13日、米疾病対策センター(CDC)など保健当局に対し、再発防止策の徹底を指示した。

女性は同病院で、エボラ出血熱を発症したリベリアの男性患者の手当てを担当。8日に男性が死亡した後、10日に微熱が出たため検査を受け、12日にCDCが感染を確認した。現在、容体は安定しているという。米国内でのエボラ出血熱の感染は初めて。

CDCは先月30日に男性のエボラ出血熱の発症を確認した際、隔離後の二次感染は起きないと自信を見せていた。女性は防護服や手袋、マスクを着用して患者の手当てをしていたが、感染防止対策に何らかの不備があり、隔離後の患者から感染したとみられる。

2014年10月14日 13時03分



 
 
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英の空港・駅でエボラ検査…渡航者対象に

The Yomiuri Shimbun

2014年10月14日 22時07分

【ロンドン=柳沢亨之】英国のハント保健相は13日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカ諸国からの渡航者を対象とする検査を14日からロンドン・ヒースロー空港で始めることを明らかにした。

英下院で表明したもので、体温測定などが行われる。

2014年10月14日 22時07分



 
 
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エボラ熱、死者4千人超に拡大 世界経済の重荷に

2014/10/14 23:19

日本経済新聞 電子版

【ワシントン=川合智之】西アフリカで発症したエボラ出血熱の感染拡大が世界経済に影を落とし始めた。死者数が4千人超と加速度的に増え、スペインに続き米国でも国内感染の事例が確認されたためだ。経済損失は西アフリカ地域だけで約3.5兆円にのぼるとの試算もあり、投資家心理の重荷となっている。

「30年にわたる私の公衆衛生分野での経験上、今回のような例はエイズだけだ」。世界銀行が米ワシントンで開いたエボラ熱対策会議。米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長はエボラ熱が大規模な感染爆発(アウトブレイク)を引き起こす懸念が強まっていると警告した。

12日には米テキサス州ダラスの病院の女性看護師が、同病院で死亡したリベリア人男性からエボラ熱に感染したと判明した。西アフリカ以外で国内感染したのは、死亡した宣教師を診ていたスペインの女性看護師に続き2例目だ。

ドイツメディアによると、14日には独東部ライプチヒの病院でエボラ熱の治療を受けていた国連職員の男性(56)が死亡したことが明らかになった。男性は9日、西アフリカのリベリアから搬送されていた。スーダン人の医師との情報がある。国内感染ではないが、エボラ熱患者の先進国での死亡例は不安心理をかき立てる。

世界保健機関(WHO)のエイルワード事務局長補は14日の記者会見で、エボラ熱の1週間あたりの新規感染者数が12月初旬までに5千〜1万人に増える可能性があると指摘した。現在は同1千人前後という。14日までに感染者数(疑い例含む)が8914人、死者が4447人に達したことも明らかにした。

集計は実態を反映していない可能性もある。CDCは感染者数が来年1月に最大140万人まで膨れあがると試算した。

世界銀行のキム総裁は9日、エボラ熱による西アフリカでの経済損失が「2015年末までの2年間で計326億ドル(約3.5兆円)に達する恐れがある」と懸念を示した。感染拡大を放置すれば、経済成長が期待されるアフリカの停滞が長引くとみられるためだ。

米国は主要空港で、西アフリカからの渡航者全員を対象に検疫を強化し始めた。世界的に航空旅客の動きが鈍るとの見方から、13日の米株式市場では航空株が下げた。

米国などはエボラ熱の感染拡大阻止へ支援を強化しているが、西アフリカ諸国の受け入れ体制は貧弱だ。米紙ニューヨーク・タイムズによると、シエラレオネの港には米が提供した防護服などの医療物資が8月から放置されているという。

感染を公式に認めていない西アフリカの周辺国でも既に感染者が出ていると警告する向きもある。アフリカで人口が最大規模のナイジェリアは欧米やアジアへの定期便が多い。同国を経由して「隠れ感染者」が渡航する可能性を指摘する関係者もいる。



 
 
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エボラ感染地域、西アフリカでまだ拡大=WHO

jp.reuters.com

2014年10月15日00時57分

10月14日、WHOはギニア、シエラレオネ、リベリアで感染地域が依然として拡大しているとした。写真はエボラの症状を説明する看板。グアテマラ市の空港で13日撮影(2014年 ロイター/Josue Decavele)

[ジュネーブ/ロンドン 14日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は14日、西アフリカのエボラ出血熱感染者が今週中に9000人を超えるとの見通しを示し、ギニア、シエラレオネ、リベリアでは感染地域が依然として拡大していると明らかにした。

WHOのブルース・アイルワード事務局長補によると、エボラ熱の死者は計4447人に、感染者は8914人に達した。



 
 
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米英仏独伊首脳が15日にTV会議、エボラ熱やイスラム国など協議

jp.reuters.com

2014年10月15日09時06分

10月14日、米ホワイトハウスは米英仏独伊の首脳が15日にテレビ会議を開催し、エボラ出血熱やイスラム国への対応などについて協議すると発表した。写真はリベリアの首都モンロビア市内、12日撮影(2014年 ロイ

[ワシントン 14日 ロイター] - 米ホワイトハウスは14日、米英仏独伊の首脳が15日にテレビ会議を開催し、エボラ出血熱やイスラム国への対応などについて協議すると発表した。

ウクライナ危機をめぐる停戦合意の順守も議題になるとしている。



 
 
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米疾病対策センター、「エボラ熱対策チーム」を設置

nikkei.com

2014/10/15 9:34

【ワシントン=川合智之】米疾病対策センター(CDC)は14日、米国内の病院でエボラ出血熱の感染者が見つかれば数時間以内に専門家を派遣する「エボラ熱対策チーム」を設置したと発表した。死亡したリベリア人男性から感染した女性看護師の例を踏まえ、専門家が防護服の着用方法などを指導し、2次感染を防ぐ。

12日にエボラ熱感染が判明した米南部テキサス州ダラスの病院の女性看護師は、防護服を脱ぐときに患者の体液に触れ感染した可能性がある。こうした事態を防ぐため、専門家が医療従事者に正しい感染防護策を指導する。患者と接触した人の追跡や、実験段階の医薬品の使用法も対策チームが支援する。

CDCのフリーデン所長は14日の記者会見で、リベリア人男性の治療に携わっていた医療関係者76人を追加の観察対象にしたことを明らかにした。8日に死亡したリベリア人男性との接触者48人と合わせて計124人の経過を観察している。現時点で感染の兆候が出た人はいないという。感染した女性看護師も14日、病院を通じて声明を出し「体調は良い」と表明した。

所長は2週間が過ぎても症状が出ていない観察対象者について「感染者であることはあまりない」とも述べた。念のため全員を3週間観察し、感染の有無を判断する。

オバマ米大統領は15日、英独仏伊の首脳とのビデオ会議でエボラ熱対策を協議する。米ホワイトハウスが発表した。



 
 
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フェイスブックCEO夫妻、エボラ熱対策に26億円寄付

nikkei.com

2014/10/15 9:35

【シリコンバレー=小川義也】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は14日、妻とともに私財2500万ドル(約26億7000万円)を米疾病対策センター(CDC)に寄付すると明らかにした。感染の拡大が続くエボラ出血熱の対策費とする。

ザッカーバーグ氏は自身のフェイスブック上で寄付を表明した。エボラ出血熱がエイズやポリオ(小児まひ)のように、人類が長期間闘う病気にならないように「早期に封じ込める必要がある」と訴えた。

国連はエボラ出血熱対策に10億ドルが必要と試算しているが、まだ4分の1しか集まっていないという。米国ではマイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏も設立した財団を通じて5000万ドルの支援を表明している。



 
 
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首相、イタリアに出発 ASEM首脳会合に出席

nikkei.com

2014/10/15 9:48

安倍晋三首相は15日午後、イタリア・ミラノでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会合に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。

出発に先立ち、首相は首相官邸で記者団に、中国の李克強首相、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がASEMに出席することを踏まえ「マルチ(多国間の会合)の機会を通じて話す機会があればいい。日本の対話のドアは常にオープンだ」と述べた。「ロシアのプーチン大統領とは話をする機会を作りたい」とも語った。

首脳会合に関しては「成長戦略を通じて世界の経済成長に貢献していくことについてアピールしたい。エボラ出血熱、中東情勢の安定化など国際的な課題に対して積極的平和主義のもと、日本がさらに貢献していくことを主張していきたい」と強調した。

アジアと欧州のトップが集まるASEM首脳会合は16〜17日、51カ国・2機関が参加する予定だ。首相はプーチン氏のほか、ウクライナのポロシェンコ大統領ともウクライナ情勢で意見交換を検討している。北欧・バルト諸国8カ国との首脳会合にも臨む。



 
 
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日米首脳が電話協議 エボラ、TPPで連携を確認

nikkei.com

2014/10/15 11:08

安倍晋三首相は15日午前、オバマ米大統領と約25分間、電話で協議した。首相がアジア欧州会議(ASEM)出席のためイタリアへ出発するのに合わせ、エボラ出血熱の感染拡大防止への対応や日米間で事務レベル協議が続く環太平洋経済連携協定(TPP)交渉などについて連携を確認したとみられる。

電話協議には谷内正太郎国家安全保障局長や斎木昭隆外務次官らが同席した。

首相は15日午後、ASEM首脳会合が開かれるイタリア・ミラノに向けて政府専用機で羽田空港を出発する。

一連の会合で経済政策「アベノミクス」の現状を説明するほか、エボラ出血熱など国際社会の課題に積極的に貢献する姿勢を表明する。ロシアのプーチン大統領とも接触し、対話継続を確認する見通しだ。

アジアと欧州のトップが集まるASEM首脳会合は16〜17日、51カ国・2機関が参加する予定だ。中国から李克強首相、韓国は朴槿恵(パク・クネ)大統領が出席する。

安倍首相はプーチン氏のほか、ウクライナのポロシェンコ大統領ともウクライナ情勢で意見交換することを検討している。北欧・バルト諸国8カ国との首脳会合にも臨む。



 
 
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エボラ、週1万人感染の恐れ WHO「12月上旬に」

nikkei.com

2014/10/15 13:23

【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)のエイルワード事務局長補は14日のジュネーブでの記者会見で、西アフリカでのエボラ出血熱の感染拡大について、1週間当たりの新たな感染者数が現在の約千人から12月上旬には5千〜1万人になる恐れがあると指摘した。

主要な感染地域であるリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国での拡大が加速しているとみられるため。

一方、WHOは同日、新たな感染者が出ていないセネガルについて17日に、ナイジェリアについては20日にそれぞれ終息宣言できる可能性が出てきたと明らかにした。

WHOの集計によると、ナイジェリアの感染者は疑い例も含めて20人で、死者は8人。セネガルは感染者が1人で死者は出ていない。



 
 
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首相、ASEM首脳会合「成長戦略で世界に貢献と発信」

nikkei.com

2014/10/15 13:25

安倍晋三首相は15日午後、イタリア・ミラノでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会合出席のための出国に先立ち、「日本が成長戦略を通じて世界の経済成長に貢献していくことをしっかりアピールしてきたい」と抱負を語った。「(ロシアの)プーチン大統領と話をする機会を作りたい」と述べたほか、中国と韓国に対しても日本の対話のドアがオープンであることを改めて強調した。

官邸で記者団に語った。首相は併せて「エボラ出血熱や中東情勢の安定化といった国際的な課題に対して、積極的平和主義のもと、日本がさらに貢献していくことを主張してきたい」と述べた。

午前中のオバマ米大統領との電話会談を巡っては「日米において環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を加速させていくことで一致した」と振り返った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕



 
 
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エボラ熱、米で感染2人目か 病院関係者が陽性反応

nikkei.com

2014/10/15 19:55

【ワシントン=川合智之】米南部テキサス州の保健当局は15日、同州ダラスの病院の医療従事者で新たにエボラ出血熱の陽性反応が出たと発表した。8日に同病院で死亡したリベリア人男性を診ていた。感染が確認されれば、米国内での感染者は12日に明らかになった同じ病院の女性看護師に続く2人目となる。

医療従事者は14日に発熱し、ただちに病院で隔離された。同日深夜に予備検査で陽性反応が出たため、米疾病対策センター(CDC)が確認検査を進めている。

ロイター通信によると、陽性反応が出た医療従事者は症状が出た前日の13日、オハイオ州クリーブランドからテキサス州ダラス行きの飛行機に搭乗していた。同機には132人の乗客が乗っていたという。

AP通信によると、死亡したリベリア人男性は、当初数時間は隔離されていない緊急治療室で治療を受けていた。また数日間は防護服がなく、服の開口部をテープでふさいで対応していたという。

オバマ米大統領は15日、英国、ドイツ、フランス、イタリアの首脳とビデオ会議を開き、エボラ熱対策について協議する。感染が広がる西アフリカだけでなく、米国やスペインで感染者が見つかったことで先進国でもエボラ熱に対する不安が高まっている。



 
 
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エボラ対策 国内もしっかりと

nikkei.com

米国とスペインの国内で、エボラ出血熱の患者の治療にあたっていた看護師の感染が判明した。西アフリカの流行国以外でもエボラ出血熱の感染リスクが顕在化し始めた兆しと受け取れる。

西アフリカの国々への渡航者が少ない日本は欧米に比べリスクは小さい。しかし治療経験のある医師は限られる。医療従事者を対象に必要な知識を伝え訓練するなど国内の備えが欠かせない。

エボラ出血熱はギニアやリベリアなどで流行の拡大に歯止めがかからず、死者は4千人を超えた。1カ月で倍増する勢いだ。医療スタッフや資材が足りず十分な対策が打てていないからだ。

このままだと、西アフリカの外へ感染が広がり「世界はエボラウイルスと永遠に共生しなくてはならなくなる」と国連は警告、加盟国に重ねて支援を要請している。

日本は世界保健機関(WHO)を通じて医師を現地に派遣し、資金も提供してきた。さらなる支援が必要な情勢だ。

エボラ出血熱は患者の体液を介して感染する。飛沫感染のインフルエンザなどと比べてうつりにくい病気といえる。ただ患者に接する医療従事者のリスクは大きい。

米国ではリベリアからの入国者がテキサス州ダラスで発症し病院で亡くなった。病院では防護衣の着用など対策を講じていたにもかかわらず看護師1人が感染した。

米疾病対策センター(CDC)などは対策に見落としがなかったかを点検しており、感染の広がりを防ぐのに懸命だ。主要空港の検疫も強化している。

日本政府も流行国を訪れた人に対し空港の検疫所に必ず申し出るよう求め、検疫態勢を強めているが、水際で食い止められるとは限らない。

国内の病院で感染者が見つかる事態も想定し、医師らが的確に判断ができるよう、迅速なウイルス検査の態勢なども整えておく必要がある。未承認の薬の使用条件なども事前に議論を進めておくのが望ましい。



 
 
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エボラ患者、週1万人のペースで増加も WHO

cnn.co.jp

2014.10.15 Wed posted at 10:34 JST

(CNN) 世界保健機関(WHO)は14日、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネで流行しているエボラ出血熱について、年内に週1万人ものペースで患者が増える恐れがあるとの見通しを示した。

同日ジュネーブで記者会見したWHOのエイルワード事務局長補は、エボラ熱の致死率は当初より上がり、すでに70%に達していると指摘。事態は好転する前にさらに悪化し、12月には西アフリカで週に5000〜1万人のペースで患者が増える可能性があると予想した。

14日までにWHOが確認した患者は計8914人、死者は4447人に上る。

WHOは感染率を減らすため、12月1日までに患者の70%を隔離し、死者の70%を安全に埋葬するという目標を設定した。しかしこの目標を達成するために必要な人員や施設を整えるのは極めて難しいとエイルワード氏は懸念を表明。この目標を達成できなければ死なずに済んだはずの人が犠牲になり、感染率は上昇を続け、さらに多くの人員や物資が必要になると強調した。



 
 
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全米の病院でエボラ対策強化 2次感染防止へ

cnn.co.jp

2014.10.15 Wed posted at 10:49 JST

(CNN) 米テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱の患者を担当していた看護師が2次感染したことを受け、米疾病対策センター(CDC)は14日、患者が確認された病院に対策チームを派遣し、医療従事者への研修を強化するなどの対策を打ち出した。

CDCのフリーデン所長は記者会見で、「国内でエボラの症例が確認された病院には数時間以内にチームを派遣する」と語った。新設されるCDCエボラ対策チームでは、感染防止の専門家や装具、実験的治療などの態勢を整える。

フリーデン所長はダラスの看護師のエボラ感染に触れ、「最初の患者が診断された初日からこうしたチームを設置していれば、今回の感染は防げたかもしれない」と指摘。「エボラは不慣れで恐ろしい」「適切な対応を取ることが極めて重要だ。代償はあまりに大きい」と強調した。

さらに、全米の医療従事者に不安が広がっていることを踏まえ、CDCの研修を強化すると表明。米国内の全病院がエボラに対応できる態勢を整える必要があると述べた。

ダラスの病院では、死亡した患者に接触した可能性のある医療従事者少なくとも76人が経過観察の対象になっている。CDCは同病院で防護服の安全な着脱方法の指導や治療担当者の人数制限など、安全対策強化の措置を講じている。



 
 
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エボラ患者の飼い犬、米国では殺さず隔離

cnn.co.jp

2014.10.15 Wed posted at 15:23 JST

(CNN) 米テキサス州ダラスでエボラ出血熱に感染した看護師の飼い犬が隔離され、14日、市が管理する基地の跡地に移された。スペインで感染した看護助手の飼い犬が処分されたのとは対照的に、ダラスの犬は市の動物センターが預かって経過を観察している。

ダラス市はフェイスブックやツイッターで看護師の飼い犬「ベントリー」を自宅から保護する様子を伝え、「ベントリーは住宅地から離れた安全な場所にいる」と報告した。看護師もベントリーが無事でいる様子を見て安心したという家族の言葉も添えた。

ベントリーは21日間、経過観察を続ける予定で、市が玩具なども与えながら面倒を見ているという。

米疾病対策センター(CDC)によると、犬や猫がエボラを発症したという報告や、人間やほかの動物に感染させたという事例は現時点で報告されていない。

それでもペットから人に感染することがあるかどうかははっきりしないのが現状だ。パデュー大学のデービッド・サンダース教授は「感染しても症状の出ない動物が、人をウイルスに感染させる可能性はある」と話す。

これに対してバンダービルト大学のウィリアム・シャフナー氏は、「ウイルスが動物に広まることは分かっているが、アフリカでも米国でも、エボラの感染拡大でペットが問題にされたことはない」「スペインで患者の犬が注目されたのは無分別だったと思う」との見方を示した。

CDCは農務省や獣医師会などと連携して、ペットの扱いに関するガイドラインの公表を予定している。



 
 
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エボラ熱、米国で2人目の陽性反応 ダラスの病院スタッフ

cnn.co.jp

2014.10.15 Wed posted at 20:07 JST

(CNN) 米テキサス州保健当局は15日、同州ダラスの病院でエボラ出血熱の患者を担当した医療スタッフが、エボラ熱ウイルスの陽性反応を示したと発表した。同じ病院ですでに看護師1人が感染している。

新たな患者は14日に発熱し、ただちに隔離された。同日夜に州都オースティンの公共衛生研究所が1次検査を行い、深夜に陽性の結果が出た。2次検査は米疾病対策センター(CDC)が実施する。

保健当局者が患者からの聞き取り調査で接触相手を特定し、接触内容に応じて監視する。患者は症状が出てから1日以内に隔離されたため、監視対象者は少数にとどまる可能性が高い。エボラ熱は発症前には感染しないことが分かっている。

米国内でエボラ熱に感染した患者は2人目となる。この病院では先週、米国滞在中に発症したリベリア人の患者が死亡した。1人目の看護師も新たに陽性反応を示したスタッフも、亡くなった患者を担当していた。

全米看護師連合(NNU)のデモロ事務局長は14日、同病院のエボラ熱治療体制について「指針が絶えず変更されていた。決まった手順はなかった」と指摘。「私たちが知る限り、全米のほかの病院でも手順は設定されていない」として、強い危機感を示した。

事情に詳しい当局者は、そもそもリベリア人患者をこの病院に収容したのが間違いだったと主張。米国内でエボラ熱のように感染力の強い伝染病への対応が確立している病院は、ジョージア州アトランタのエモリー大学病院など4カ所に限定されることから、これらの病院へただちに移送するべきだったとの見方を示した。



 
 
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米エボラ、新たに76人経過観察…計125人に

The Yomiuri Shimbun

2014年10月15日 16時47分

【ワシントン=中島達雄】米南部テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱の二次感染が起きた問題で、米疾病対策センター(CDC)は14日、死亡したリベリアの男性患者の手当てを担当して感染した女性看護師以外にも、医療関係者76人が治療に関わっていたとして、体温検査などの経過観察を開始したと明らかにした。

隔離前に男性患者と接触した48人と、女性看護師と接触した1人と合わせ、米国内の経過観察の対象者は計125人となった。

二次感染の原因は不明で、医療関係者の間で懸念が高まっているため、CDCは「エボラ対応チーム」を組織。米国のどの病院でも数時間以内に専門家が駆け付け、院内の感染防止策の指導にあたることにした。

2014年10月15日 16時47分



 
 
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エボラ新規感染者「12月には週5千〜1万人」

The Yomiuri Shimbun

2014年10月15日 21時19分

【ウィーン=石黒穣】世界保健機関(WHO)のブルース・エイルワード事務局長補は14日のジュネーブでの記者会見で、エボラ出血熱の感染拡大が止まらない西アフリカで、新たに感染する人が12月初めには1週あたり5000〜1万人に上るとの見通しを明らかにした。

西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で新たに感染する人は、現状では1週あたり1000人程度とみられ、感染のペースは1か月半余で最大で10倍になる。

エイルワード氏は、ウイルス封じ込め対策で、新たに感染する人の数を12月初めをピークに減少させることが目標だ、と強調した。

2014年10月15日 21時19分



 
 
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エボラ、米で2人目感染か…医療従事者が陽性

The Yomiuri Shimbun

2014年10月15日 22時32分

【ロサンゼルス=加藤賢治】米南部テキサス州の保健当局は15日、同州ダラスの病院でエボラ出血熱患者の治療に関わった医療従事者の女性から、新たに陽性反応が出たと発表した。

この病院では、12日に女性看護師の感染が確認されている。2人とも、エボラ出血熱により8日に同病院で死亡したリベリアの男性の治療に携わっており、院内で二次感染した可能性がある。

陽性反応が出た医療従事者は14日に発熱症状を訴え、同病院内で隔離された。同州の公衆衛生研究所で14日夜に暫定検査が行われ、陽性反応が確認された。米疾病対策センター(CDC)が確定検査を行う。感染が確認されれば、米国内での感染は2人目となる。

保健当局は、この医療従事者の聴取をすでに実施しており、発症までに接触した人物を特定し、経過観察を行う。

CDCは14日、女性看護師以外にも、男性患者の治療に76人が関わっていたとして、定期的な体温検査などの経過観察を開始したと明らかにしていた。

2014年10月15日 22時32分



 
 
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西アフリカ 別の感染症も拡大の恐れ

NHK

10月15日 23時33分

西アフリカ 別の感染症も拡大の恐れ

感染症対策に取り組む「世界基金」=「グローバルファンド」の代表がNHKのインタビューに応じ、エボラウイルスの感染が広がっている西アフリカで、マラリアなどの別の感染症も拡大するおそれがあると強い懸念を示したうえで、現地で医療従事者を対象に感染を防ぐための訓練の支援を強化していく方針を明らかにしました。

エイズ、結核、そしてマラリアの撲滅に向けて感染症対策を支援している「グローバルファンド」のマーク・ダイブル事務局長は15日、都内でNHKのインタビューに応じました。

このなかでダイブル事務局長は、エボラウイルスの感染が拡大している西アフリカの現状について、「エボラウイルスへの感染を恐れて、医療関係者が職場に来ないなどの大きな影響が出ている」と述べ、危機感をあらわにしました。

そのうえで、西アフリカではマラリアやエイズなどの別の感染症も課題となっているが、こうした患者が治療を受けられていないと指摘して、エボラ出血熱以外の感染症も拡大するおそれがあると強い懸念を示しました。

そしてダイブル事務局長は、西アフリカでの感染症の拡大を防ぐために、現地の医療機関に対して防護服の提供などを支援してきたと説明するとともに、今後は現地で医療従事者を対象に政府やNGOが行っている感染を防ぐための訓練の支援を強化していく方針を明らかにしました。



 
 
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エボラ出血熱:米国で感染拡大なら…CDC緊急チーム派遣

毎日新聞 2014年10月15日 11時21分(最終更新 10月15日 11時32分)

【ワシントン及川正也】米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は14日の記者会見で、米国内でエボラ出血熱の感染が拡大した場合、CDCの緊急対応チームを派遣する方針を明らかにした。テキサス州の病院で死亡したリベリア人男性を治療した女性看護師が2次感染したのを踏まえ、新たな感染の防護を徹底するのが狙い。

チームは医師、実験科学の専門家、感染症学者らで構成。「数時間」以内に派遣し、感染防護用具の提供や治療方法の手順の指導などの支援を行う。フリーデン所長は「(最初から)強力な措置を講じていれば(女性看護師への)2次感染を防げたかもしれない」と述べ、初動の不十分さを認めた。

フリーデン所長によると、エボラ熱は患者の血液など体液への接触で感染するが、女性看護師が感染した具体的な原因は不明。米メディアによると、感染した女性看護師は「体調はよくなっている」と話しているという。



 
 
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ASEM首脳会合、16日夜開幕 首相がエボラ熱対応を説明へ

nikkei.com

2014/10/16 9:54

【ミラノ=地曳航也】アジア欧州会議(ASEM)の首脳会合が16日午後(日本時間同日夜)、イタリア・ミラノで2日間の日程で開幕する。安倍晋三首相は15日夜(同16日未明)、政府専用機で現地に到着。首脳会合では自身の経済政策「アベノミクス」の成果を強調するほか、エボラ出血熱など地球規模の課題に関する日本の取り組みを説明したい意向だ。

首脳会合には51カ国・2機関が参加。16日は金融・経済面の協力のあり方や感染症など地球規模の課題について協議し、続く17日は国際・地域情勢に関して討議する。

首相は会合開幕前の16日午前(同16日午後)、タイのプラユット暫定首相と初めて会談する。開催国イタリアのレンツィ首相のほか、欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領、バローゾ欧州委員長とも顔を合わせる。

ロシアのプーチン大統領とも接触するほか、ウクライナのポロシェンコ大統領と会い、同国情勢を巡り意見交換する。会合に参加する中国の李克強首相や韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との接触があるかも焦点だ。



 
 
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エボラ熱で米欧5カ国協議 オバマ氏「安保の危機」

nikkei.com

2014/10/16 10:13 (2014/10/16 11:52更新)

【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は15日、キャメロン英首相、オランド仏大統領、メルケル独首相、イタリアのレンツィ首相とテレビ会議で協議した。西アフリカで猛威をふるうエボラ出血熱への国際的な対応方針について議論した。オバマ氏は「より早く、より強い対応が必要だ」と述べ、リベリアやシエラレオネ、ギニアへの国際支援を一層強化すべきだと強調した。

首脳らはエボラ熱感染拡大を阻止するため、より多くの国から支援を得られるよう協調するとともに、現地での取り組みでも協力することで合意した。オバマ氏は「人道的な悲劇であるだけでなく国際安全保障の危機だ」と述べ、感染の広がりを食い止めるために資金や人材を集める必要性を訴えた。

オバマ氏は15日、予定されていた遊説を取りやめて緊急対策会議を開き、声明で「より積極的な監視が必要だ」と述べた。空港での検疫強化を検討するとともに、米疾病対策センター(CDC)に対し、エボラ熱に感染した疑いのある患者が出た病院に対応チームを24時間以内に送り支援するよう指示した。

エボラ熱に陽性反応を示した米テキサス州ダラスの病院の医療従事者は15日、ジョージア州アトランタの病院に移送された。ダラスの病院では8日にリベリア人男性が死亡し、治療にあたった別の女性看護師が感染するなど、感染防護策が不十分との指摘があった。アトランタの病院はリベリアでエボラ熱に感染して帰国した米国人医師の治療に成功した実績がある。

米メディアによると、陽性反応が出たのは29歳の女性看護師。隔離された前日の13日にオハイオ州クリーブランドからテキサス州ダラス行きの航空機に搭乗していたが、その際に37.5度の微熱があったという。CDCのフリーデン所長は15日、「飛行機で移動すべきではなかった」と述べ、同乗していた132人の体調を調べている。

米欧5カ国首脳は過激派「イスラム国」についても協議。外国人戦闘員の流入を止め、イラク治安部隊や穏健派のシリア反体制勢力に軍事支援する取り組みについて再検討した。ウクライナについては経済支援の必要性について議論した。



 
 
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EU、空港検疫監査で一致 エボラ対策で会合

nikkei.com

2014/10/16 23:24 (2014/10/17 0:56更新)

【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)は16日、ブリュッセルで保健相などによる臨時のハイレベル会合を開き、エボラ出血熱対策を協議した。感染拡大を防止するために、検疫体制の点検や協力で一致した。欧州各国は歴史的、地理的にアフリカに近いため、危機感を強めている。

会合では、欧州委員会が世界保健機関(WHO)と共に、エボラ出血熱が発生している西アフリカ諸国の空港などで実施している検疫検査(スクリーニング)が有効に機能しているか監査する方針を表明。EUのポルジ欧州委員(保健担当)は会合後の記者会見で「(エボラ出血熱の)拡大を封じ込めることが最も重要だ」と強調した。

EU内の対応としては、加盟国が入国時の検疫強化に向けて協力することで一致した。特に直行便のある空港の重要性を強調した。ただ検疫体制などは各国政府の責任で決めるとして、EU共通の対策などは打ち出さなかった。

英国は14日から同国最大のヒースロー空港でリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国からの乗客に対してスクリーニングを始めた。順次、他の主要空港やロンドンとパリ・ブリュッセルを結ぶ高速鉄道「ユーロスター」の駅に検査を広げていくという。フランスも空港での検疫検査を開始すると発表した。

EU内ではスペインで今月6日に病院勤務の女性がエボラ出血熱に感染したことが確認された。欧州委員会によると、これまでに10人の患者が感染が確認された国から欧州に送還されたという。スペインやデンマークでは16日、発熱などエボラ出血熱の疑いで検査を受けるケースが相次いだ。米国で初めてエボラ出血熱が確認された患者はリベリアからブリュッセル経由で米国に到着した。



 
 
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感染症対策の最前線 デング熱・エボラ出血熱…

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2014/10/16付

今年、日本ではデング熱の国内感染が約70年ぶりに確認された。西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱は米国内でも感染者が発生するなど、海外からの感染症への懸念は高まっている。各空港や港では、病原体を媒介する生物を徹底的にチェックし、万が一感染者が見つかった場合の対応も見直しが進んでいる。感染症対策の最前線を追った。

9月下旬、東京都江東区の東京湾に面した埠頭。樹木にぶら下げた機器を東京検疫所の職員が次々と回収していった。

回収したのは蚊の捕獲器。二酸化炭素(CO2)を出すドライアイスと光でおびき寄せ、風で網の中に追い込む。この日は数匹の蚊を確認。顕微鏡で種類を判別し、遺伝子検査で病原体の有無を調べる。

蚊はデング熱のほか、マラリアやチクングニア熱を媒介する。今回のデング熱は、感染者が入国後に日本国内にいるヒトスジシマカに刺され広がったとみられるが、「海外の出発地で船内に蚊が紛れ込み、そのまま国内に上陸する恐れは否定できない」(同検疫所の担当者)。東南アジアなどに生息するネッタイシマカはより感染させる力が強いとされる。東京検疫所は9月の調査を2回から4回に増やした。

厚生労働省によると、東京港など56の国際港と、成田空港など21の国際空港で蚊とネズミを捕獲している。「到着するすべての船や航空機内を調べるのは不可能」(成田空港検疫所)で、定期的に空港や埠頭の周辺を調べる。周辺の側溝などにたまった水を調べ、幼虫も捕まえる。

■機内くまなく「捜索」

直接機内を探すこともある。10月上旬、成田空港。南アジアからの国際線が着陸し、乗客を降ろすと、虫網を手にした職員4人が次々と入っていった。「機内で蚊を見ませんでしたか」。客室乗務員に尋ね、荷物棚や客席の下を網で探る。約10分にわたって機内をくまなく“捜索”したが、幸い蚊は見つからなかった。

2013年は全国の港と空港で蚊約1万8600匹、ネズミ約480匹を捕獲した。大半は日本の在来種だが、成田空港検疫所の調査では、12年8月と13年8〜9月にネッタイシマカの幼虫とサナギが見つかった。日本でも夏には繁殖する可能性があり、検疫所は周囲の側溝に殺虫剤を散布するなどした。木田中・衛生課長は「飛行機で運ばれてきた蚊の定着を抑え込むのが重要」と話す。

一方、人間の場合は発症している患者を見逃さないことが対策の大きな柱になる。

成田空港など国際線が発着する約30の空港では、体温を自動的に計測するサーモグラフィを導入した。成田空港では昨年、発熱や症状の申告があった283人に採血を実施し、うちデング熱11人、チクングニア熱3人が見つかった。発熱を調べることで、エボラ出血熱やインフルエンザ患者も見つかる可能性がある。

しかし、国立国際医療研究センターの堀成美・感染症対策専門職は「症状が出ていない潜伏期間中の場合はすり抜けてしまう」と警告する。例えばエボラ出血熱の潜伏期間は最長3週間程度とされ、本人が気づかないまま入国してしまう危険は無視できない。

■「平時から訓練」

日本入国後に発症した場合はどうするか。

9月上旬、国立国際医療研究センター病院2階のある病室に、クリーム色の防護服に全面マスク、2重のゴム手袋を着用した医師ら数人が集まった。研修医の男性がエボラ出血熱が疑われる患者役となり、実際に採血してウイルスを検査するまでの流れを確認した。白衣に比べ動きにくい防護服に慣れるのが目的だ。

同病院は重い感染症の患者を受け入れる特定感染症指定医療機関。3重の扉で室内を減圧して空気が外部に漏れない特別な病室があり、09年の新型インフルエンザの初動でも使われた。すでにエボラ出血熱が疑われる患者の来院を想定し、診断手順も見直した。堀氏は「平時から訓練や情報収集をしておくことで適切な初動体制がとれる」と気を引き締める。

◇            ◇

■先進国でも流行例

蚊やネズミが媒介する感染症の多くは熱帯から亜熱帯が主な流行地だが、欧州や米国など先進国で流行している感染症もある。

西ナイル熱は蚊が媒介し、厚生労働省によると、2〜14日の潜伏期間の後、発熱や頭痛などの症状が出る。重症化すると脳炎を引き起こし、死亡する場合もある。

もともとアフリカで見つかったウイルスだが、米国では1999年に初めて患者が確認され、以降は毎年患者が発生している。2013年は119人が死亡した。ウイルスを持つ蚊が航空機で米国に侵入したとの指摘もある。

ネズミが媒介するハンタウイルス肺症候群は、突然の発熱の後に呼吸困難に陥る。米国やカナダのほか南米でも患者が出ている。ウイルスを持つネズミのふん尿が傷口に触れたり、排せつ物を含んだほこりを吸いこんだりして感染する。

(村上徒紀郎)

[日本経済新聞夕刊2014年10月16日付]

感染症対策の最前線 デング熱・エボラ出血熱…



 
 
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エボラ感染の米看護師が旅客機に、同乗の全132人を調査

cnn.co.jp

2014.10.16 Thu posted at 09:54 JST

(CNN) 米国内で2人目となる看護師のエボラ出血熱感染が確認された問題で、米疾病対策センター(CDC)は15日、この看護師が発症する直前に国内便の旅客機に乗っていたことが分かったと発表した。CDCは同じ便に乗り合わせた132人全員に連絡を取り、聞き取り調査を行う方針。

CDCのフリーデン所長によると、テキサス州ダラスの病院に勤務する看護師のアンバー・ビンソンさん(29)は、同病院でエボラのため死亡した男性患者の看護を担当。同じ患者を担当していた同僚看護師の感染が確認されたことからビンソンさんも経過観察の対象となり、公共交通機関を利用しないなどの行動制限を求められていたという。

それにもかかわらずビンソンさんは10月13日、クリーブランド発ダラス行きのフロンティア航空機に搭乗した。搭乗前に測った体温は37.5度だったが、ほかに症状は出ていなかったという。ビンソンさんはCDCに体温のことと旅客機に乗ることを報告したが、飛行機に乗らないようには言われなかったという。

翌14日に症状が出てダラスの病院に入院し、15日に感染が確認された。

ビンソンさんについて、「同機に搭乗すべきではなかった」とフリーデン所長は指摘。同じ便に乗り合わせた乗客が感染するリスクは「極めて低い」としながらも、安全を期すため全員に連絡を取っていることを明らかにした。

ビンソンさんは、エボラ患者の治療実績があるアトランタのエモリー大学病院に転院。容体は「臨床的には安定している」という。

当局によると、先にエボラ感染が確認された看護師のニーナ・ファムさんも容体は安定している。ファムさん、ビンソンさんとも、9月28〜30日にかけて嘔吐(おうと)や下痢など激しい症状に見舞われた患者の大量の体液に接していたという。

CDCは、この患者の治療にかかわったほかの医療従事者などが行動制限を守っているかどうかも確認する方針。

フロンティア航空によると、ビンソンさんが乗った機体はいったん使用を中止して徹底消毒を行った後に、15日から使用を再開した。

事態を受けてオバマ大統領は15日に予定していたニュージャージー州などの訪問を中止してホワイトハウスで閣議を招集し、政府の対応を協議した。



 
 
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米、エボラ対策を大幅強化…即応体制を整備

The Yomiuri Shimbun

2014年10月16日 16時15分

【ワシントン=白川義和】オバマ米大統領は15日、ホワイトハウスでエボラ出血熱に関する緊急の閣僚会議を開き、対策の大幅な強化を指示した。

新たな感染者が出た場合、米疾病対策センター(CDC)の緊急対応チームが24時間以内に駆けつけ、現場の病院に対応を指導する体制作りを目指す。空港での乗客らの健康状態の監視体制も必要に応じて強化する。

テキサス州ダラスでは、エボラ出血熱患者の治療に関わった医療従事者の女性から陽性反応が検出された。感染が確認されれば、米国内での感染は2人目となる。女性は15日、設備の整ったジョージア州アトランタの病院に航空機と救急車で移送された。オバマ氏は会議後、記者団に、「こうしたことが繰り返されないよう、監視や指導体制をいっそう強化する」と述べた。

2014年10月16日 16時15分



 
 
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エボラ:「防護手順ない」米看護師組合、訴え痛切

毎日新聞 2014年10月16日 11時38分(最終更新 10月16日 12時28分)

【ワシントン和田浩明】米国の看護師組合「全米看護師連合」は14日、エボラ出血熱で死亡したリベリア人男性を担当した看護師の感染が判明した米テキサス州の病院について「適切な予防措置が取られていなかった」と発表した。同病院の複数の看護師からの聞き取りに基づく指摘で、死亡患者は症状が出ていたが数時間も他の患者と同じ区画に置かれ、初期段階で使われた防護服は首の部分がカバーされていなかったという。組合幹部は「感染した看護師は防護手順を守らなかったと批判されたが、手順そのものが存在しなかった」と指摘している。

この病院の看護師らは組合員ではないが、内情について告発してきたという。

組合によると、死亡患者は搬送時に救急治療室に数時間置かれ、その間に少なくとも7人の他の患者が同じエリアにいた。死亡患者の治療を担当していた看護師は、他の患者の看護も続けていた。エボラ治療に関する事前セミナーも必修ではなかったという。

また、死亡患者の担当看護師に支給された防護服は首の部分がカバーされておらず、テープで留めなければならなかった。AP通信によると、この患者は「激しい下痢や嘔吐(おうと)」などの症状を示していたという。

病院側は「患者と職員の安全は我々の最大の優先事項で、さまざまな安全対策を実施している」などとする声明を出した。

組合は15日、オバマ大統領宛ての書簡で、大統領権限による統一的な感染予防措置の実施を全国の医療機関に命じるよう求めた。



 
 
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エボラ:米大統領が緊急閣議 国連、全加盟国に支援要請

毎日新聞 2014年10月16日 11時43分(最終更新 10月16日 13時04分)

【ワシントン和田浩明、ニューヨーク草野和彦】オバマ米大統領は15日、欧州4カ国首脳とビデオ会議を行い、西アフリカで猛威をふるうエボラ出血熱の抑え込みに向け国際支援態勢を強化することで一致した。米国では2人目の国内感染の可能性がある患者が出ており、オバマ氏は同日、ホワイトハウスで緊急閣議を開いて感染予防対策の迅速な実施や問題点の洗い出しを指示。会議後、記者団に「西アフリカの感染を阻止できなければ全世界に拡大する」として発生源での抑止の重要性を強調した。

世界保健機関(WHO)の15日の発表によると、エボラ熱の疑い例を含む感染者数は8997人、死者数は4493人となった。

オバマ氏とのビデオ会議にはキャメロン英首相、オランド仏大統領、メルケル独首相、レンツィ伊首相が参加。オバマ氏は、資金や要員の提供などで早急かつ強力な国際連携が必要だと強調。感染拡大は「人道上の悲劇で、国際安全保障上の脅威だ」と指摘した。

国連安全保障理事会は15日、「国際社会はエボラ熱の感染拡大の規模に十分に対処できていない」と警鐘を鳴らす報道向け声明を出した。感染国への人的・物的支援や資金援助を「加速させ、劇的に拡大する」よう全加盟国に要請した。

米国内では15日、南部テキサス州ダラスの病院でエボラ熱で死亡した男性患者の治療に関与した女性看護師がエボラ熱の陽性反応を示し、疾病対策センター(CDC)が確認検査中だ。CDCによると、看護師は13日に米中西部オハイオ州クリーブランドからダラスに空路で移動していたことが判明した。搭乗前には37・5度の微熱があったという。CDCのフリーデン所長は「当時は症状が出ておらず、感染リスクは極めて低い」としつつ「公共交通機関に乗るべきではなかった」と説明。同乗の乗客約130人に連絡を求めた。米メディアによると、看護師は微熱の症状と飛行機への搭乗を事前にCDCに伝えていたという。

オバマ氏は緊急閣議後の会見で「国内での深刻な感染拡大の防止には自信がある」と述べつつ、確立された感染防止手順の厳守が重要だと強調した。



 
 
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米国:エボラ熱も中間選挙争点に

毎日新聞 2014年10月16日 18時45分(最終更新 10月16日 18時55分)

【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は15日、予定していた中間選挙(11月4日投開票)に向けた地方遊説などを急きょとりやめ、エボラ出血熱の対策に取り組んだ。米国内での感染者が確認され、対応の不十分さが次々と明らかになったからだ。共和、民主両党はエボラ熱を巡る批判の応酬を始めており、中間選挙の争点の一つになりそうだ。

「我々は政府の最高レベルでエボラ熱を非常に深刻に受け止めている」。オバマ大統領は15日、閣僚らを集めた緊急対策会議の後、危機意識を強調した。同日、欧州4カ国首脳ともビデオ会議を行い、国際支援態勢の強化で一致した。党の資金集めや応援演説で15、16の両日に予定していた計4州の訪問を取りやめ、ホワイトハウスで陣頭指揮を執る。

オバマ政権の危機管理への批判は初めてではない。大統領は今年1月、「イスラム国」などイスラム過激派組織をバスケットボールの「2軍チーム」に例えた。その後、イスラム国が急速に台頭し、「過小評価」を認めた。

エボラ熱問題では、大統領は今月6日、閣僚らとの協議で「米国での流行の可能性は極めて低いと確信している」と語った。しかし、リベリアから帰国し発症が確認されたリベリア人男性がその後死亡し、治療にあたった女性看護師も2次感染が判明。別の医療スタッフも感染の疑いがあり、不安が広がった。

野党・共和党はオバマ政権の対応を国境警備と結びつけ、「政府は国境の安全確保に無策だ」(上院選のブラウン候補)などと批判。民主党はエボラ熱対策を担う米疾病対策センター(CDC)の予算を共和党が削減したと反論している。

過去の選挙では、自然災害への初動が遅れた政権は批判にさらされる一方、迅速な対応を取った場合は支持率アップに結びついた例がある。支持率低迷に悩むオバマ政権は、選挙活動よりエボラ熱対応を優先させる姿勢だ。



 
 
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ASEM:ミラノで開幕 経済から温暖化、エボラなど討議

毎日新聞 2014年10月16日 21時56分(最終更新 10月16日 23時21分)

【ミラノ斎藤義彦】アジアと欧州の首脳が一堂に会し、世界的な課題を確認しあう「アジア欧州会議(ASEM)」首脳会議が16日、イタリア・ミラノで開幕した。16日は、来年合意する見込みの新しい気候変動対策や、新国連開発目標について協力を確認する。一方、17日までの会期中、ロシアのウクライナへの介入を巡り、プーチン露大統領とウクライナのポロシェンコ大統領、独仏英伊首脳が断続的に会談する。先月初めに合意されたウクライナ東部での停戦が履行されていない問題や、ウクライナ向けガスの停止問題について話し合う。

ASEM首脳会議は2年ごとに開いており、今年で10回目。これまでの日中韓や欧州連合(EU)など49カ国と2機関にカザフスタンとクロアチアを迎え、51カ国に拡大した。

16日はアジア・欧州間の交通・通信強化など経済問題のほか、来年、パリで開く国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で京都議定書に続く2020年以降の温室効果ガス排出削減の新枠組みで合意できるよう意思疎通を図る。また、貧困半減などをうたう国連ミレニアム開発目標が来年に終了年を迎えることから、新目標について意見交換する。エボラ出血熱対策も話し合う。17日は、イスラム過激派対策など安全保障、地域問題を討議する見込み。

ドイツのメルケル首相は16日、「停戦合意実施は大きな問題を抱えている。履行されるよう話し合う」と述べ、ロシアがウクライナ東部から軍を撤退、影響力を行使して停戦を実現するよう要求する考えを示した。



 
 
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米、エボラ対策に不備 医療施設が手順再点検

2014/10/17 0:12

日本経済新聞 電子版

【ミラノ=原克彦】米国で新たにエボラ出血熱に陽性反応を示した医療関係者が出たことで、同国医療機関での準備不足があらわになった。欧米各国はエボラ患者の治療にあたる医療施設で手順などの再点検を進める。患者数の増加が懸念されるなか、早期の隔離措置が広がりを封じ込める決め手になる。

世界保健機関(WHO)は16日、エボラ出血熱の感染が広がっている西アフリカ3カ国の周辺国に対し、感染者を確認した際の備えとして対応策を指導していることを明らかにした。対象はカメルーン、ガーナ、南スーダンなど15カ国。初期段階での隔離措置や患者との接触者を追跡する作業が感染拡大を防ぐ重要な手段となるため、周辺国に警戒を促す狙いがある。

特に実際の感染地域が国境付近に迫っているコートジボワールについては、近く特別チームを派遣して準備状況を確認するという。

一方、米テキサス州で起きた二次感染について米疾病対策センター(CDC)は、対応規則通りに手順を踏まなかったのが二次感染の原因だと指摘。看護師の組合ナショナル・ナース・ユナイテッドは「初期対応では不十分な防護服しかなく、対応についての研修・訓練は義務付けられていなかった」と反論した。

エボラ熱は発症した人の体液に触れることで感染する。医療関係者らは防護服などを着用し適切に対処する必要がある。患者の治療は院内感染が発生した米国とスペインのほかにドイツ、フランス、英国、ノルウェーも手掛けている。

これまで感染者を受け入れてきた各国の医療施設には患者が厳重に管理された状態で到着したが、米テキサス州では発症したリベリア人男性が突如病院を訪れた。こうしたケースにそれぞれの病院が適切に対応できる態勢をどう整えるかは、各国に共通する課題だ。

リベリア人の治療にあたりエボラ熱に陽性反応が出た女性看護師は隔離される前日に微熱があったにもかかわらず飛行機で移動していたことが判明、医療施設外での行動の制約も重要になっている。

WHOの12日までの集計によると西アフリカ5カ国と米国、スペインの感染者数は疑いのある人も含め8997人、死者数は4493人にのぼる。死者の半数以上をリベリアが占める。



 
 
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首相「専門家の追加派遣を準備」 エボラ熱対応

nikkei.com

2014/10/17 11:04

【ミラノ=地曳航也】安倍晋三首相は16日夜、(日本時間17日未明)アジア欧州会議(ASEM)首脳会合で、感染が拡大するエボラ出血熱への対応を強化するため、追加支援策を打ち出す考えを重ねて示した。「国際社会の支援の手は緩めるべきでなく、日本もさらなる支援を検討している」と述べ、医師ら専門家の追加派遣を準備していることも明らかにした。

感染症や気候変動など地球規模の課題について協議する第2セッションで、4000万ドルの資金支援や医薬品の提供などの日本の取り組みを説明した。首相は15日のオバマ米大統領との電話協議を受けエボラ熱の追加策の検討を指示しており、政府はこれまでの延べ4人に加え、新たに20人超の医師を現地に派遣する方向で世界保健機関(WHO)と調整している。

第2セッションではエボラ熱に関し「国際的な取り組みが重要だ」との指摘が相次いだ。



 
 
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米大統領、エボラ拡大に備え予備役招集を承認

The Yomiuri Shimbun

2014年10月17日 14時35分

【ワシントン=井上陽子】オバマ米大統領は16日、大統領令を発令し、エボラ出血熱の感染拡大に備え、必要な場合に米軍の予備役を招集し、西アフリカに派遣することを承認した。

米政府は4000人規模の米兵を現地に派遣することを決めているが、状況次第で予備役も派遣できる体制を築く。

米兵はリベリアなどで病院設置や医薬品の搬送などを行っている。米政府は、感染が一段と拡大した場合の増員や、対応が長期化した場合の交代要員として予備役を動員する準備を進めるとみられる。

また、エボラ対策は現在、安全保障やテロ対策を担当する大統領補佐官らが兼任しているが、オバマ氏は「1人が(エボラ出血熱への対応に)ぬかりなくあたる方が適当かもしれない」と述べ、対策に専従する特別担当者の任命を検討していることも明らかにした。

2014年10月17日 14時35分



 
 
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手作りのエボラ対応マスク、無償提供 アフリカの3国に

asahi.com

2014年10月17日10時13分

愛知県豊橋市のメッシュ製造業「くればぁ」が、独自に開発したエボラ出血熱対策用のウイルスを不活性化させるマスクをアフリカのギニア、リベリア、コンゴ(旧ザイール)に無償提供することになった。ギニア政府などからの要請を受け、医療従事者向けに1万枚を送る。

同社によると、マスクの表面のフィルターに、殺菌効果のある「4級アンモニウム塩」などを染み込ませることで、エボラウイルスの膜を破り、不活性化することができるという。

エボラウイルスは空気感染しないとされるが、通常のマスクは静電気でウイルスを吸着するため、表面に付着したウイルスに触れてしまう恐れがある。このマスクは静電気をためない特殊な加工を施し、そもそもウイルスが付きにくい構造だという。

すべて手づくりで1日約400枚しか製造できない。21日に3国の大使館に届けるため、100人態勢で製造を急いでいる。

10月からインターネットなどで販売を始めた。洗って繰り返し使えるタイプは1枚7980円、使い捨てタイプは20枚6980円。



 
 
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エボラ感染の看護師、当初発表より4日前に発症か 米

cnn.co.jp

2014.10.17 Fri posted at 13:14 JST

(CNN) 米テキサス州ダラスの病院の看護師(29)がエボラ出血熱に感染した問題で、この看護師が当初発表された発症日より4日早い10日に発症し、ダラスとオハイオ州クリーブランドを往復する旅客機に乗っていた可能性があることが分かった。米疾病対策センター(CDC)が16日に明らかにした。

調査や経過観察の対象者は一気に増え、一部の学校が休校になるなど各地で不安が広がっている。

ダラスの病院で死亡した患者を看護していた看護師のアンバー・ビンソンさんは、14日に入院してエボラ感染が確認された。ビンソンさんはその前日の13日、クリーブランド発ダラス行きのフロンティア航空便に搭乗。この時点で微熱はあったが、エボラの症状は出ていなかったと当局は説明していた。

エボラは患者の体液を通じて感染することから、発症していなければ他人に感染させる恐れはないとされる。

しかしCDCの専門家はオハイオ州で記者会見し、ビンソンさんが11日の時点で発症していた可能性があることが分かったと述べ、「10日に発症していた可能性も否定できない」と語った。

ビンソンさんは10日、ダラス発クリーブランド行きのフロンティア便にも搭乗していた。このためCDCは、調査の対象を広げて同機に乗り合わせた乗客も含める方針を明らかにした。

関係者によると、ビンソンさんはクリーブランド滞在中と帰りの飛行機の中で倦怠(けんたい)感や筋肉痛などの症状はあったものの、下痢やおう吐などはなかったという。

CDCはこれまでに、帰りの便に乗り合わせた乗客132人全員に連絡を取っている。また、フロンティア航空は6人の乗員を休職させて経過観察の対象とした。

オハイオ州では12人がビンソンさんと接触があったことが確認され、経過観察の対象となった。ビンソンさんは挙式を控えて同地でブライダルストアを訪れており、対象者にはこの店の4人も含まれる。

テキサス州ではビンソンさんが使ったクリーブランド発ダラス行きの便に生徒2人が乗っていたことが分かり、この生徒が通う学校区の複数校が16日から休校になった。

クリーブランドでも、ビンソンさんが乗った機体で運航された別のフロンティア便を職員が使ったという理由で、2校が休校になっている。

当局者によると、政府はダラスで死亡した患者の治療にかかわった医療関係者を搭乗禁止者リストに載せ、商用機への搭乗を禁止することも検討しているという。

ビンソンさんは15日、アトランタのエモリー大学病院に搬送された。容体は「臨床的には安定している」という。同病院にはもう1人、エボラに感染した患者が9月9日から入院している。

ビンソンさんと同じ病院で感染したもう1人の看護師ニナ・ファムさんは、ワシントン郊外にある米国立衛生研究所の病院に転院する。容体は快方に向かっているといい、「世界最高のチームのおかげで良くなっている」というコメントを出した。

米国で治療中の4人目の患者で、ネブラスカ医療センターに入院しているNBCのフリーランスカメラマンも快方に向かっているという。



 
 
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エボラ熱感染の看護師は軽装 米の病院、訓練不十分

asahi.com

ワシントン=小林哲、マドリード=渡辺志帆、ミラノ=石田博士2014年10月17日21時55分

米テキサス州の病院で、エボラ出血熱患者のリベリア人男性(8日死亡)の治療にあたった女性看護師2人が二次感染した問題で、男性が救急搬送された直後の2日間、看護師らが身につけた防護服が全身を完全に覆う現在のものより軽装だったことがわかった。病院ではエボラ患者を想定した訓練を行っておらず、現場が混乱する中で感染が広まった疑いが強まった。

16日にあった米議会下院の公聴会で証言した病院のバーガ最高臨床責任者によると、男性は9月28日、発熱や嘔吐(おうと)、下痢などの症状が悪化して救急搬送された。病院側はこの時点でエボラ感染を疑い隔離するなどしたが、看護師らが全身を完全に覆う防護服を着用し始めたのは、エボラ感染が正式に確認された9月30日以降だったという。

バーガ氏は「男性がエボラと診断されて、防護服をフル装備のものに格上げした」と述べた。ただ、防護服と感染の関係は現時点では不明との見方も示した。

また、病院側は、米疾病対策センター(CDC)が作成したエボラ患者用の治療ガイドラインを医師や看護師らに配布するなどしたが、実際に患者の搬送を想定した訓練などは行っていなかったという。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、今回の二次感染を受けて、CDCはエボラ治療にあたる防護服の装備を手厚くするようガイドラインを改定した。習熟していないと着脱時などに汚染物質に触れる恐れがあるため、訓練や点検の徹底も呼びかけている。

米国の看護師組合「全米看護師連合」は14日、病院の看護師の証言として、防護服は首の部分が覆われておらず、防御が不十分だったなどと指摘していた。

一方、これまで西アフリカから戻った神父2人が死亡、看護に携わった女性(44)が二次感染して入院したスペインで、新たに4人に感染の疑いが浮上した。

1人は、二次感染した女性の救急搬送にかかわった男性で「3次感染」の疑いが持たれていたが、スペイン政府は17日、初期検査の結果、4人とも「陰性」だったと発表した。ただ72時間後に改めて検査し、陰性を確認する必要があるとしている。ラホイ首相は17日、出張先のミラノで会見し、「状況はコントロール下にあると信じる」と話した。

 ◇

エボラ出血熱について、計53の国と国際機関が参加したアジア欧州会議(ASEM)首脳会合は、17日に採択した議長声明で「感染拡大は、世界規模の保健衛生と安全保障に対する深刻な脅威」との懸念を示し、国際社会にさらなる緊急対策を呼びかけた。(ワシントン=小林哲、マドリード=渡辺志帆、ミラノ=石田博士)



 
 
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エボラ出血熱:米が予備役兵を招集

毎日新聞 2014年10月17日 10時24分(最終更新 10月17日 10時44分)

【ワシントン及川正也】オバマ米大統領は16日、西アフリカで実施しているエボラ出血熱の感染封じ込めに向けた人道支援のため、予備役兵を招集することを承認した。米政府はすでに最大4000人の米兵派遣を決めている。米国主導の封じ込め対策を加速させると同時に国際社会に対策強化を促す狙いがあるとみられる。

米国防総省によると、招集規模は示していないが、工兵や後方支援、民間支援などの要員が中心となる。

一方、米議会では、共和党を中心にエボラ出血熱が流行している西アフリカ諸国からの入国禁止を求める意見が強まっている。米紙ワシントン・ポストとABCテレビの合同世論調査でも流行地域からの入国制限について67%が支持し、共和党のベイナー下院議長も「オバマ大統領は検討すべきだ」との声明を出した。

これに対し米政府は主要5国際空港などで検査体制を強化していることを理由に反対している。アーネスト大統領報道官は第三国経由などで入国を試みるなど「渡航履歴が包み隠される」ことへの懸念も示した。



 
 
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エボラ出血熱:ASEMで安倍首相「さらなる支援を検討」

毎日新聞 2014年10月17日 10時45分

【ミラノ仙石恭】安倍晋三首相は16日午後(日本時間17日午前)、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席し、エボラ出血熱対策について各国と協議した。安倍首相は「国際社会は支援の手をゆるめるべきでない。日本もさらなる支援を検討している」と述べ、新たな支援に取り組む意向を表明した。

日本は当初500万ドルを支援し、4000万ドルを追加支援したほか、防護服の提供を実施している。安倍首相は、同会議の経済・金融に関する協議で、成長戦略の実現に改めて決意を示した。

また、同行筋によると、記念撮影を終えて自席に戻る際、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と握手した。中国の李克強首相、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と接触する機会はなかったという。



 
 
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ASEM:新気候変動枠組み、議長声明採択し閉幕

毎日新聞 2014年10月17日 21時39分(最終更新 10月17日 22時10分)

【ミラノ斎藤義彦、仙石恭】アジアと欧州の首脳が一堂に会し、世界的な課題を確認しあう「アジア欧州会議(ASEM)」首脳会議(51カ国2機関)が17日、新しい気候変動枠組み採択に向けて「決意を持って取り組む」などとうたった議長声明を採択して閉幕した。

ファンロンパウ欧州理事会常任議長(EU大統領)による議長声明は、パリで来年開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で、京都議定書に続く2020年以降の温室効果ガス排出削減の枠組みを決める「法的な文書か、法的な拘束力のある合意」を目指すとした。

また、貧困半減などをうたう国連ミレニアム開発目標が来年に終了年を迎えることから、15年以降に「貧困削減や持続可能な開発」を実現する「野心的」な目標への合意に向け努力するとした。

一方、日本政府が中国を念頭に求めた海洋安全保障に関する国際法の順守と、北朝鮮の拉致問題も初めて盛り込まれた。海洋安全保障は「国際法の原則に基づく紛争の平和的解決が重要」と明記された。



 
 
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クルーズ船で米病院職員を隔離 エボラ検体に接触の恐れ

cnn.co.jp

2014.10.18 Sat posted at 10:46 JST

(CNN) 米テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱患者の検体に接触した可能性のある女性職員が、カリブ海クルーズ船に乗って旅行していることが分かった。職員は船上で隔離された。

同病院では今月8日、米国滞在中に発症したリベリア人患者が死亡した。この患者の治療にかかわったスタッフ76人が経過観察の対象となっている。これまでに看護師2人の感染が確認された。

米国務省が17日に発表したところによると、クルーズ船上の職員は検査部門の責任者。同日の時点で、検体を扱った可能性のある日から19日が経過したが、症状は出ていない。エボラ熱に感染してから発症するまでの潜伏期間は最長で21日間とされる。

国務省報道官によれば、当初はこの職員をカリブ海に面した中米ベリーズに上陸させ、空路米国へ運ぶ計画だったが、ベリーズ政府が感染拡大への懸念からこれを拒否した。ケリー米国務長官がバロー・ベリーズ首相に直接依頼したものの断られたという。クルーズ船は職員を乗せたまま、帰着予定地のテキサス州ガルベストンへ向かっている。

ケリー長官は「現状に適切に対処しなければ、エボラ熱はエイズやポリオと同様、人類全体が何十年も闘い続ける災禍となるだろう」と述べた。

一方、同病院で2次感染した看護師の1人、アンバー・ビンソンさんが診断前に米フロンティア航空便でダラスとオハイオ州クリーブランドを往復していた経緯を巡り、同航空は接触の可能性が考えられる800人に、米疾病対策センター(CDC)への連絡を呼び掛けている。対象者の中には行き帰りの便に乗り合わせたり、帰りの機体が使用中止となるまでの5回のフライトに搭乗したりした乗客が含まれている。ただ、乗客らが感染した可能性は非常に低いとみられる。

2次感染した1人目の看護師、ニーナ・ファムさんの治療にかかわった別の看護師は16日、CNNとのインタビューで、病院から与えられた防護服では首の部分が覆われていなかったと明かした。病院側に「どうして口や鼻に近い部分が露出しているのか」と尋ねたが返事はなく、新しい防護服を発注済みだとだけ告げられたという。看護師はさらに、同病院の職員はリベリア人患者が9月に入院するまで、エボラ熱についての訓練を義務付けられていなかったとも語った。

CDCの報道官は17日、医療現場からの懸念に対応するため、防護服などの着脱に関する指針をまもなく更新すると発表した。



 
 
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米、エボラ熱対策責任者を任命へ、元副大統領首席補佐官か

cnn.co.jp

2014.10.18 Sat posted at 16:44 JST

(CNN) オバマ米大統領は18日までに、エボラ出血熱の対応に当たる担当官ポストを新設し、バイデン副大統領の元首席補佐官を務めたロン・クレイン氏を起用する方針を固めた。消息筋がCNNに明らかにした。

オバマ氏は16日、エボラ熱を封じ込めるための統括責任者を任命し、迅速で効果的、一体化した政府の対応策を打ち出すのが良策との考えを表明。ホワイトハウスのアーネスト報道官はさらに踏み込み、クレイン氏の名前にも言及してこの担当者ポストの重要性を記者団に説明していた。

米国内でもエボラ熱の患者死亡や看護師の2次感染が起きており、病院の対応や防護服の取り扱い方などの不手際に関しオバマ政権を批判する声も出ている。連邦議会の一部議員は、感染が急拡大する西アフリカ諸国からの渡航禁止も要求しているが、オバマ政権は否定的な見方を示している。

クレイン氏はゴア元副大統領の首席補佐官を務めた経歴も持ち、連邦政府の省庁間調整や議会折衝での能力が評価されている。ホワイトハウス当局者によると、同氏がエボラ熱対応の担当官ポストに就任した場合、ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らに最新情勢などを報告する。

ただ、クレイン氏に保健衛生関連の職務の経験がないため、野党共和党の間では適任者ではなく別の人物を起用すべきだとの声も出ている。

クレイン氏は現在、投資グループの社長を務めている。



 
 
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微熱ある状態で民間機搭乗…エボラ対応に不手際

The Yomiuri Shimbun

2014年10月18日 11時09分

【ワシントン=井上陽子、シカゴ=中島達雄】エボラ出血熱の二次感染が相次ぎ発覚した米国では16日、感染拡大への懸念が広がった。

オバマ政権は当初、「医療技術が整っている米国では、感染は拡大しない」と自信を見せていたが、発症した女性看護師が隔離される前日に民間機に搭乗していたことが明らかになるなど、対応に不手際が目立ち、議会でも説明に追われた。

AP通信などによると、米国でエボラ出血熱に感染したのは、テキサス州ダラスの病院の女性看護師ニナ・ファムさん(26)とアンバー・ビンソンさん(29)。いずれも、米国で初めてエボラ出血熱を発症し、8日に死亡したリベリアの男性患者の手当てを担当していた。

最初に二次感染が判明したのはファムさんで、16日、ダラスを離れ、メリーランド州の米国立衛生研究所(NIH)に移送された。米CNNテレビは、防護服姿の医療スタッフがファムさんを運ぶ様子を長時間にわたって放送した。

一方、2番目に二次感染がわかったビンソンさんは、発症が確認される前日の13日、オハイオ州クリーブランドからダラスに戻るため、微熱がある状態で民間機に搭乗していた。このため、同じ便に乗り合わせた児童らがいたオハイオ、テキサス両州の小学校などが16日、相次いで休校の措置を取った。オハイオ州でビンソンさんが立ち寄った店舗の一部も、一時的に閉店した。

2014年10月18日 11時09分



 
 
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米のエボラ対策、責任者にクライン氏を任命

The Yomiuri Shimbun

2014年10月18日 22時08分

【ワシントン=井上陽子】オバマ米大統領は17日、エボラ出血熱対策の責任者として、バイデン副大統領の首席補佐官を務めたロン・クライン氏を任命することを決めた。

アーネスト大統領報道官は同日の記者会見で、「(エボラ出血熱の)深刻な脅威に政府をあげて対応するためにふさわしい人材」と話した。クライン氏は政府機関や民間との調整にあたり、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)らに状況を報告する。

オバマ氏は17日もホワイトハウスに閣僚を集めて対策を協議。エボラ出血熱の二次感染を引き起こすなど不手際が続いたテキサス州ダラスに、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の調整官らを配し、政府と連携を強めることを決めた。

2014年10月18日 22時08分



 
 
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エボラ感染、米欧で不安拡大 封じ込め態勢に不備

nikkei.com

2014/10/18 1:14

【ワシントン=川合智之】米欧でエボラ出血熱への不安が広がっている。国内の病院などで2次感染が明らかになり、封じ込めに向けた態勢の不備が問われているためだ。オバマ米大統領はエボラ対策を指揮する責任者を近く指名する見通し。日本政府も追加支援の検討に入ったが、感染拡大を阻止できるかは不透明な情勢だ。

米国では南部テキサス州ダラスの病院で女性看護師が院内感染したのに続き、陽性反応が出た2人目の女性看護師が隔離前日の13日に航空機に搭乗していたことが判明し、動揺が広がった。その後、当局は看護師が10日から発症していた疑いがあると公表した。

米疾病対策センター(CDC)はこの看護師と同じ航空機を利用した乗客から聞き取り調査を続けている。米メディアは17日、オバマ氏がエボラ対策の責任者にバイデン副大統領の首席補佐官を務めたロン・クレイン氏を近く指名すると一斉に報じた。

米国務省のサキ報道官は17日、問題のダラスの病院の職員が12日からクルーズ船で海外渡航していることが分かったと発表した。発熱などの症状はないが、船室で隔離しているという。

欧州ではスペインで、エボラ熱に感染した疑いのある4人が入院した。AP通信によると、1人は2次感染した女性看護師からの「3次感染」の疑いがあったが、初期検査では4人とも陰性だった。3次感染が確認されれば、西アフリカ外では初めてとなる。

17日、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議後に記者会見した欧州委員会のバローゾ委員長は「人道上の大惨事になりかねない。来週の欧州連合(EU)首脳会議でも何ができるのかを話し合う」と語った。

日本政府も対応を急ぐ。岸田文雄外相は17日、世界保健機関(WHO)のシエラレオネでの活動に国立感染症研究所の専門家2人を派遣すると発表した。政府は医師ら20人超の追加派遣もWHOと調整中だ。米国の要請を受け、ドイツ・シュツットガルトの米アフリカ軍司令部への連絡要員として自衛官数人の派遣も検討している。



 
 
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ASEM首脳会議が閉幕 「平和的手段で紛争解決」

nikkei.com

2014/10/18 1:40

【ミラノ=原克彦】アジア欧州会議(ASEM)の首脳会議は17日、ウクライナ情勢や東・南シナ海問題を念頭に「国連憲章や国際法に沿った平和的手段での紛争解決が重要」とする議長声明を採択して閉幕した。西アフリカなどで感染が拡大しているエボラ出血熱については「問題終結に向けた迅速な対応と、地域や国際社会の協力」を促すことを確認した。

声明には貿易や投資、エネルギーなどの自由な移動を促進することも盛り込んだ。ロシアがウクライナへの影響力を保つために天然資源の供給を武器にしていることや、世界貿易機関(WTO)で多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)が停滞しているのを踏まえた。

17日の会合では過激派「イスラム国」への対応のほか、日本人拉致を含む北朝鮮の人権侵害や核開発問題についても協議した。声明ではアジアと欧州が連携し、来年パリで開く国連気候変動枠組み条約の締約国会議(COP21)に向けて温暖化ガスの排出削減に取り組む意思も示した。

議長を務めた欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領は記者会見で「欧州はアジアの成長が必要で、アジアは欧州の市場と投資が必要。2国間、地域間で非関税障壁の解消に取り組む必要がある」と経済連携の重要性を強調した。次回は2016年にモンゴルで開く。



 
 
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途上国支援金「15年までに倍増」 COP12が閉幕

2014/10/18 1:56

日本経済新聞 電子版

【平昌(ピョンチャン)=浅沼直樹】韓国・平昌で開かれていた国連の生物多様性条約第12回締約国会議(COP12)は17日、生態系を守るために先進国などが途上国に支援する資金を「2015年までに倍増させる」との目標で合意し、閉幕した。20年までの生態系保全に関する「愛知目標」の達成に向けて、各国に対策を加速するよう求めた。

途上国への資金支援は06〜10年の平均を基準とし、2倍の水準を20年まで維持する方針。資金提供の交渉は先進国の一部とアフリカ諸国が対立したが、最終的には12年のCOP11で合意した暫定目標をほぼ踏まえた決着となった。各国が国内対策費を拡充することの重要性も確認した。

愛知目標の20項目のうち、現段階で20年までに達成が見込めるのは3項目にとどまるため、各国が緊急に対応するよう求めた。生態系保全に関する人材育成を強化したり技術協力を進めたりすることなどを挙げた。

また、海外の動植物の遺伝資源を活用して開発した医薬品などで得た利益を、提供国にも配分するルールを定めた「名古屋議定書」の締約国による初会合も13〜17日に開かれた。事務局に遺伝資源に関する情報交換センターを設置することなどを決めた。

COP13は16年にメキシコ・ロスカボスで開く。



 
 
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米、1000人の健康観察 エボラ、2人目感染確認

nikkei.com

2014/10/18 10:44

【ワシントン=川合智之】米疾病対策センター(CDC)は17日、米南部テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱の陽性反応が出た女性看護師が、ウイルスに感染していたことを確認したと発表した。同病院で8日に死亡したリベリア人男性からの感染が確認されたのは2人目。CDCと航空会社は看護師が乗った飛行機の乗客ら約千人の健康状態を観察する。

オバマ米大統領は17日、感染阻止の対策を指揮するため、バイデン副大統領の首席補佐官を務めたロン・クレイン氏をエボラ対策の担当官に起用することを決めた。アーネスト米大統領報道官は「官民でのマネジメント経験があり、議会やホワイトハウスに太い人脈を持つ」と説明した。

オバマ氏は同日、米ホワイトハウスでエボラ熱の国内対策について会議を開いた。患者との接触者全員を特定し、必要なら監視する取り組みについて協議。州や自治体の当局者や医療従事者を政府をあげて支援する方針を確認した。

テキサス州の保健当局は同日、ダラスの病院で死亡したリベリア人男性と接触した関係者に対し、潜伏期間の21日間が過ぎるまで、公共交通機関での移動や、レストラン、食料品店、映画館などへの外出をしないよう要請した。

米社会では感染の懸念が一段と広がっている。死亡したリベリア人男性の検体を扱っていた病院の女性職員が、12日からカリブ海クルーズ船で米国を出国していたことが判明した。船はメキシコへの着岸を拒否され、出発地のテキサス州に引き返した。女性職員は船内で隔離されている。

2人目の看護師は感染検査を受けた14日の前に飛行機で移動したが、CDCは看護師が10日から発症していた疑いを指摘。看護師がオハイオ州からテキサス州に戻った13日の便だけでなく、10日の往路の便も汚染された可能性が出てきた。CDCと航空会社は往復の飛行機が消毒されるまでに、これまでの100人超に加えて約880人の搭乗者を経過観察する。

世界保健機関(WHO)は17日、西アフリカのセネガルでエボラ出血熱の流行が終息したと正式に宣言した。リベリアなどでは感染拡大が続く。



 
 
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エボラ対策、米中間選挙争点に急浮上
共和「渡航一時禁止を」

2014/10/18 23:02

日本経済新聞 電子版

【ワシントン=吉野直也】エボラ出血熱への対応が11月4日の米中間選挙の争点に急浮上してきた。院内感染が相次ぐ事態に、野党の共和党は危機管理の甘さを追及し、感染が広がる西アフリカからの渡航禁止の検討を求めている。オバマ大統領は対策の責任者にバイデン副大統領の首席補佐官を務めたロン・クレイン氏を決めるなど守勢に立つ。

17日に米疾病対策センター(CDC)が南部テキサス州ダラスの病院で女性看護師の感染を確認したと発表した。エボラ出血熱により同病院で死亡したリベリア人男性からの感染が確認された国内感染者は2人目だ。

「一時的な渡航禁止を検討すべきだ」。選挙戦で共和党を率いるベイナー下院議長は15日の声明でリベリア、ギニアなど感染が深刻な西アフリカ諸国を対象に踏み込んだ対応を迫った。米国での感染拡大に歯止めをかけるため、下院エネルギー・商業委員会のアプトン委員長(共和)らも同様の見解を示す。

西アフリカからの渡航者への査証発給の拒否や現地での領事業務の停止を求める声も出ている。議会や政府との調整力を評価され、新たに対策の責任者となるクレイン氏には「医療の専門家ではない」との批判を早くも浴びせている。

オバマ氏は15〜16日に予定していた地方遊説を急きょ中止し、ホワイトハウスで対応に専念した。18日には週末恒例のビデオ演説で「エボラ出血熱はバスや飛行機で乗り合わせただけでは感染しない」「恐怖ではなく科学に基づいて対応すれば大流行は阻止できる」などと語り、国民に冷静な対応を呼び掛けた。

一方で西アフリカとの往来の禁止については「地域全体を封鎖しようとすれば、状況が悪化する恐れがある」と改めて慎重な考えを示した。

共和が勢いづく背景には政権の初動のまずさもある。オバマ氏は6日に「米国での流行の可能性は極めて低い」と語ったが、直後にテキサス州で治療を受けていたリベリア人男性が死亡した。15日にオバマ氏は「最高レベルで非常に深刻に受け止めている」と修正せざるを得なかった。

米国内で感染が広がれば、危機管理に失敗した指導者との印象が増すのは確実だ。過激派「イスラム国」による米国人殺害やイラク空爆で日程を変えなかったオバマ氏が地方遊説をやめたのは、近づく中間選挙への危機感の表れでもある。

米国のアフリカ戦略にも波紋を広げる。政権はリベリアなど米国に近い国を支えにアフリカでの影響力の拡大を狙ってきたからだ。中国はアフリカで鉄道など大型インフラ案件の獲得を重ねる。リベリアなどがエボラ出血熱で壊滅的な打撃を受ければ、米国は動きを取りにくくなる。

オバマ氏の支持基盤に響く面もある。40%前後に支持率が低迷するオバマ氏だが、アフリカ系米国人の支持率は90%近くを保つ。エボラ出血熱を巡る不安が長引けば、強固な支持層にも動揺が広がりかねない。アフリカ系米国人として初の大統領に就いたオバマ氏にとって重い試練だ。



 
 
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「初期対応に失敗」 WHOの内部文書が流出 エボラ熱流行

cnn.co.jp

2014.10.19 Sun posted at 11:32 JST

(CNN) 世界保健機関(WHO)がエボラ出血熱についての内部文書の中で、初期対応の失敗を認めていることが19日までに分かった。AP通信が伝えた。一方、WHOは内部文書は事実確認などを経ていない下書きにすぎないと説明している。

AP通信が内部文書の内容として伝えたところによると、WHOは「エボラ熱対応にかかわった者はほぼ全員、明らかな予兆を見逃していた」「事態は最悪の状況に向かって進行していた」との認識を示し、西アフリカでの発生以降、拡大阻止の機会を逃してきた経緯を振り返っている。

伝統的な伝染病封じ込め作戦がこの地域では通用しないことに、WHOの専門家は気付いていなかったとも指摘している。

同文書によれば、WHOで当時ポリオ撲滅を担当していたアイルワード事務局長補は今年6月、チャン事務局長へのメールで、現地の保健当局や支援団体からWHOに対し、エボラ熱対策を助けるどころか妨げになっているとの批判があると警告していた。

WHOは18日、この文書は事実確認や審査を経ていない下書きの段階だと主張。当面は事態への対応に全力を注ぎ、流行が収まった時点で徹底的な検証を公表するとの方針を示した。

WHOによると、エボラ熱への感染が確認された患者はこれまでに9200人、死者は4500人を超えている。診察を受けられなかったり隠れていたりする患者を含めると、実際の人数はさらに多いと推定される。



 
 
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エボラ対策費、目標額の3分の1しか集まらず

cnn.co.jp

2014.10.19 Sun posted at 11:40 JST

(CNN) 西アフリカを中心に猛威を振るっているエボラ出血熱のに対応するため国連が先月、国際社会にエボラ熱対策として10億ドル(約1070億円)の拠出を呼び掛けた件で、ケリー米国務長官は19日までに、各国の駐米大使らとの会合で、目標額の3分の1しか集まっていないと訴えた。

ケリー長官は、国際社会が一致して対応に当たらなければ、HIVやポリオのように、エボラ出血熱に何十年もの間、対処し続けなければならなくなる可能性があると警告を発している。

英国のキャメロン首相は18日、欧州連合(EU)に10億ユーロ(約1360億円)の資金援助と2000人の支援要員派遣を求めた。

カナダ保健当局は同日、実験段階のエボラ熱ワクチン800本を20日以降、ジュネーブのWHO本部へ送ると発表した。ワクチンは動物実験で効果が確認され、12月までの予定で臨床試験が実施されている。

フランスは流行国のひとつ、ギニアから毎日1本到着する便の乗客を対象に、問診と検温を開始した。

スペインでは死亡した患者を担当していた看護助手1人が2次感染し、首都マドリードの病院に入院している。当局の緊急対策チームは、ウイルスに接触した可能性のある87人について経過観察を続けている。



 
 
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エボラ死者、4546人に…西アフリカ3か国

The Yomiuri Shimbun

2014年10月19日 11時14分

【ジュネーブ=石黒穣】世界保健機関(WHO)は17日、エボラ出血熱の感染が拡大する西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で、感染者は9191人に達し、うち死者は4546人に上ったと発表した。

このほか米国で感染者3人、死者1人、ナイジェリアで感染者20人、死者8人が出ている。

一方でセネガルは17日、流行の終息を宣言。ナイジェリアも9月上旬以降、新たな感染者が見つかっていないことから終息を宣言できる可能性があるという。

2014年10月19日 11時14分



 
 
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WHO内部文書、エボラ初期対応失敗認める AP報道

asahi.com

ジュネーブ=松尾一郎2014年10月19日18時37分

4500人超が死亡するなど西アフリカで大流行中のエボラ出血熱について、世界保健機関(WHO)が感染拡大初期の対応失敗を認める内部文書を作成していた、とAP通信が18日までに報じた。

AP通信によると、内部文書は、WHOが大流行を食い止められなかった要因として「無能な職員」「官僚主義」「信頼出来る情報の不足」などを挙げ、「ほぼすべての関係者」が爆発的大流行の「兆候を見逃した」としている。

WHOは同日声明を出し、内部文書の流出を認めた上で「当事者が事実確認を済ませていない」などとし、まずはエボラ出血熱の封じ込めに専念し、過去の対応の調査は終息後に行う意向を示した。(ジュネーブ=松尾一郎)



 
 
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看護助手がエボラを克服、検査で陰性反応 スペイン

cnn.co.jp

2014.10.20 Mon posted at 09:50 JST

マドリード(CNN) スペインのエボラ対策当局は19日、同国の病院で患者を看護していてエボラ出血熱に感染した看護助手のテレサ・ロメロ・ラモスさんの血中からウイルスが消えたと発表した。

政府が設置したエボラ対策特別委員会によると、ラモスさんは2回の検査でエボラウイルスの値がほぼゼロになり、3回目の検査で陰性反応が出た。

夫のハビエール・リモンさんは「テレサがこの病気を克服したと言えるのは本当にうれしい」とのコメントを発表した。

ラモスさんはマドリード市内の病院で患者を看護していてエボラに感染し、2週間前に入院した。病院では西アフリカでエボラから回復した元患者の抗体をラモスさんに点滴したほか、実験段階の抗ウイルス薬「ファビピラビル」を投与。血中のウイルス量は入院当初に比べて激減していた。

専門家は、ウイルスに対する抗体ができるまでにラモスさんの体調が回復したと指摘している。ただ、完全な回復までにはまだ数日〜数週間の入院が必要になる。

スペインで確認されているエボラ患者は19日の時点でラモスさんのみだった。同じ病院で経過観察を受けている2人の患者は19日、いずれも陰性反応が出た。



 
 
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エボラ感染看護師が快方に、日本の薬投与と報道

The Yomiuri Shimbun

2014年10月20日 11時23分

【パリ=三井美奈】スペイン政府は19日、エボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に隔離入院していた看護師が快方に向かっていると発表した。

ウイルス検査で陰性の結果が出たためで、近く再検査を行う予定としている。

政府は治療に使った薬を明らかにしていないが、スペイン紙エル・ムンドは、富士フイルムホールディングスのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じた。この看護師は、西アフリカでエボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に入院した神父の治療団の一員で、今月6日に感染が確認された。

「アビガン」はエボラ出血熱の治療薬としては未承認だが、フランスやドイツで治療に使用された。仏では今月初め、この薬を投与された患者が治癒し、退院している。

2014年10月20日 11時23分



 
 
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エボラ熱のワクチン開発、急速に進んでいる=英GSK

jp.reuters.com

2014年10月20日08時48分

[ロンドン 18日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は18日、ウェブサイトに掲載した声明で「ワクチン候補品の開発はかつてない速さで進んでいる。第1段階の安全性試験は米国、英国とマリで実施中で、来週以降も他国で開始する」と発表した。

同社によると、第1段階の初期データは年内に得られる見込みで、成功した場合には2015年前半に次段階の試験を始める。これにはシエラレオネ、ギニア、リベリアの現場医療関係者へのワクチン接種も含まれるという。



 
 
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米国がエボラ熱で新ガイドライン、感染のスペイン看護師は陰性に

jp.reuters.com

2014年10月20日12時11分

[ガルベストン(米テキサス州)/マドリード 19日 ロイター] - 米保健当局は19日、医療関係者のエボラ出血熱感染を防ぐため、今まで以上に厳しいガイドラインを設定すると明らかにした。また、国防総省は、国内感染に備え医療チームを編成すると発表した。

一方、スペイン政府は19日、アフリカ大陸以外で初めてエボラ出血熱に感染して治療を受けていた女性看護師について、19日に行ったウイルス検査の結果が陰性だったと明らかにした。

女性はエボラ熱に感染した患者2人を担当していたが、感染が確認され、マドリードの病院で治療を受けていた。2度目の検査も行われるが、治癒したとみられる。

米保健当局者によると、新たなガイドラインでは、患者の治療にあたる際に皮膚や髪の毛の露出を避けることが求められている。

また、新たに編成される医療チームは5人の医師と20人の看護師、5人の医療トレーナーの計30人体制となる。

国防総省のカービー報道官は「国内でのエボラ熱の症例発生時に迅速、効率的かつ安全に対応するのが目的」だと説明。エボラ熱の感染が拡大する西アフリカなど海外へ派遣することはないと述べた。

テキサス州では、エボラ出血熱の患者の検体を扱った可能性があるとされていた女性病院職員が、検査で陰性と判断された。この女性はクルーズ船でカリブ海を旅行していた。

女性はクルーズ旅行中、他の人と接触しないよう過ごしていた。ヘリコプターで送られた女性の血液サンプルを検査した結果、陰性だったという。クルーズ船はベリーズやメキシコなどから入港を拒否されていたが、テキサス州のガルベストン港に19日に入港した。



 
 
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[FT]オバマ政権のエボラ対応が選挙の争点に

nikkei.com

2014/10/20 7:00

エボラ出血熱に対するオバマ政権の対処が選挙の争点になっている。米テキサス州の医療従事者2人が致死性の高いエボラウイルスに感染したことについて、共和党がホワイトハウスの能力不足を批判している。

■批判強める共和党

ホワイトハウスは守勢に立たされている。医療従事者がどのように感染したのか、そのうち1人がなぜ後に国内線に2度搭乗したのか、米国がなぜエボラ熱に襲われたアフリカ諸国からの旅行者の入国を禁止しなかったのかを巡り疑問を突き付けられているからだ。11月4日の議会選挙を前に、共和党はエボラ熱を利用し、バラク・オバマ大統領が弱い外交政策を推進し、米国民を守れなかったとの批判を強めている。

どちらの党が上院を制するかの選挙戦を戦うカンザス州の共和党議員、パット・ロバーツ氏は10月半ばにこう言った。「米国内で流行が起きる前に、この問題について実際に指揮を執り、緊急措置を講じ、米国民の命を守ることを大統領に求める」

こうした批判を受け、オバマ大統領は15日、米国内におけるエボラの脅威に取り組む責任を負う上級閣僚会議の議長を務めるために、ニュージャージー州とコネティカット州で予定されていた資金集めイベントへの参加を取りやめた。大統領は会議の後、米国は現存するエボラ発症例を封じ込め、病院が新たな発症例への対処法を確実に把握しているようにするために「以前よりはるかに積極的な」アプローチを取ると述べた。

また、オバマ大統領は欧州の指導者との電話会議で、シエラレオネ、リベリア、ギニアでのエボラ熱との戦いでより緊密に連携する方法について議論し、「エボラ発生の傾向を抑え込むために」資金と人員を増やすよう求めた。

一連の会議が開かれる一方で、米当局は、エボラ熱に感染し10月上旬にダラスの病院で死亡したリベリア人男性、トマス・エリック・ダンカン氏の治療にかかわり、米国内で2人目の感染者となった医療従事者と同じ飛行機に乗った132人の乗客を追跡しようとしていた。

■争点化を避けたい民主党

今年の選挙戦は1つの国家的テーマにまとまっておらず、オバマ政権はエボラ関連の対応能力の問題がその空白を埋めるのを防ごうと懸命になっている。民主党の一部のグループは、エボラ対策を率いる連邦機関で、批判の的になった米疫病対策センター(CDC)の予算削減に投票したとして共和党を批判し、形勢の逆転を図ろうとした。

2人目の医療従事者の感染は、エボラ熱に対する国民の不安を一段と高めた。新たな発症例が出るたびに、CDCが万全と表現していた安全手順の過失が浮き彫りになったからだ。2人目の感染が診断される前に実施されたNBCとウォール・ストリート・ジャーナルの共同世論調査によると、米国がエボラ熱の集団発生に準備ができていると考えている米国人はたった56%だった。

ブッシュ政権で政府高官を務めたスティーブン・マイロウ氏は、エボラ熱は、オバマ大統領の欠点の印象を強めたと言う。これは、大統領が当初、過激派組織「イスラム国」の脅威を軽く見せようとしたという批判の根拠となった姿勢を指す。

「大統領はえらい教授だという認識がある。オバマは動きが遅く、概して受動的で、セミナーを開き、みんなの意見を聞くというイメージだ」とマイロウ氏。「たとえメディアがエボラ熱をあおっているのだとしても、十分な積極性がないという大統領に対する見方を後押しすることになる」

やはり激戦州であるノースカロライナ州の共和党上院議員候補のトム・ティリス氏はエボラ熱を「国境封鎖」の必要性と結びつけた。これは移民に憤慨する保守派のスローガンだ。

共和党のジョン・ベイナー下院議長は10月半ば、エボラ熱に苦しむ国々からの渡米の禁止を検討するようホワイトハウスに要請した。オバマ政権は、渡航禁止はエボラウイルスと戦うために必要な人員と設備の移動を妨げると述べ、この案を退けた。

By Barney Jopson in Washington

(2014年10月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

(翻訳協力 JBpress)



 
 
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米軍、エボラ熱で医療チーム編成へ 国内感染に備え

nikkei.com

2014/10/20 9:46

【ワシントン=共同】ヘーゲル米国防長官は19日、米国内でエボラ出血熱の新たな感染例が発生する事態に備え、米本土防衛を管轄する北方軍(司令部・西部コロラド州)に30人規模の医療支援チームを編成するよう指示した。カービー報道官が同日声明で明らかにした。

チームは医師5人と看護師20人、感染症対策の専門家5人で構成。近く南部テキサス州フォートサム・ヒューストン基地で約7日間の研修に入り、派遣可能な態勢を整えるとしている。

カービー氏は声明で、医療チームについて「エボラ熱の感染に迅速で効果的、かつ安全に対応するための準備」だと説明。必要に応じて米国内の医療機関に短期間派遣するのが目的で、エボラ熱の感染が広がる西アフリカへの展開は想定していないという。



 
 
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エボラ出血熱:EU緊急対策で680億円支出 専門家確保

毎日新聞 2014年10月20日 23時12分(最終更新 10月20日 23時16分)

【ルクセンブルク斎藤義彦】欧州連合(EU)は20日、ルクセンブルクで外相会議を開き、エボラ出血熱への緊急対策として5億ユーロ(約680億円)の支出と、専門家を事前に登録して緊急時に出動させる「予備役」制度の創立で合意した。またエボラ関連の情報を統合管理する「情報交換所」の設立も決めた。

EUは感染拡大を「憂慮」し、「国際社会の平和と安定への脅威」と位置付け、EUと加盟国で5億ユーロを緊急治療▽感染拡大防止策▽感染地域の経済や都市運営への障害緩和−−に支出することを決めた。また、EUの災害緊急対策の枠内で、国際組織の医療関係者が感染し治療が必要となった場合、病状に応じてEU内に搬送先を確保する。またEU加盟国から派遣された支援者の緊急避難対策も担う。

一方、エボラへの備えが十分でなかったことから、知識を持った専門家を予備役として登録しておき、緊急時に対応できる制度を創設する。また、欧州各国で対応がバラバラなため、「情報交換所」を新たに設置して、EU内での感染者情報や治療方法、対策の情報を一元化して効率化をはかる。



 
 
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EU、エボラ熱で「一段の支援」

nikkei.com

2014/10/21 0:59

【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)外相理事会は20日、エボラ出血熱に関して「拡大を封じ込めるため取り組みを強化する必要がある」とする声明を発表した。EUと加盟国は西アフリカ諸国などに5億ユーロ(約680億円)以上の支援を約束しているが、声明では「一段の支援を供給する」意向も示した。AFP通信によるとファビウス仏外相は、EUとしてエボラ出血熱に関する調整官の設置で一致したことを明らかにした。

一方、世界保健機関(WHO)は20日、ナイジェリアでエボラ出血熱の感染が終息したと発表した。終息宣言はセネガルに続き2カ国目。ナイジェリアでは疑いのある人も含め20人が感染し、8人が死亡したが、最長潜伏期間の2倍に当たる42日間にわたり新たな感染者が出ていない。



 
 
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米エボラ熱患者、接触者43人に感染なし 潜伏期間経過

nikkei.com

2014/10/21 6:15

【ワシントン=共同】米テキサス州ダラスの保健当局は20日、米国で初めてエボラ出血熱と診断されたリベリア人男性が先月28日にダラスの病院に隔離されるまでに接触した43人について、エボラ熱感染の恐れがないことを確認したと発表した。

感染から発症までの潜伏期間を最大に見積もった21日を経過しても発熱などの症状がなかったため。男性と同じアパートで暮らしていて隔離措置が取られた近親者4人も含まれている。

ただ隔離後に男性の治療を通じて女性看護師2人が感染しており、米疾病対策センター(CDC)や地元保健当局はテキサス州で医療スタッフを含む約120人、オハイオ州で約150人の健康状態を引き続き観察している。多くは発症前に看護師の1人と同じ航空機に乗るなどした人たちで感染リスクは低いとみられる。

一方、CDCは看護師の感染を受けて医療スタッフ向けに定めた感染防護策の見直しを進めている。米メディアによると、激しく嘔吐(おうと)する患者と集中治療室で繰り返し接触するのを想定し、従来は認めていた首や頭など体の一部が露出するタイプの防護服ではなく、全身をカバーするタイプの防護服を使うよう求めることが検討されている。



 
 
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エボラ熱、観察中の43人発症せず 米

cnn.co.jp

2014.10.21 Tue posted at 10:46 JST

(CNN) 米テキサス州ダラスの当局者は20日、エボラ出血熱で死亡した男性と接触して経過観察の対象となっていた43人について、潜伏期間とされる21日の間に発症しなかったことが確認され、経過観察を解除したと発表した。

ダラスではリベリアから来たトーマス・エリック・ダンカンさんがエボラのため死亡。ダンカンさんと接触のあった家族などが経過観察の対象となっていた。

同市のローリングス市長によると、今回経過観察が解かれた人のほかに120人がまだ観察の対象になっているという。一方、ダラス郡の判事は観察対象者は医療従事者75人だと述べた。人数の食い違いの理由は不明。

ダンカンさんを担当していて感染した看護師2人は、メリーランド州の国立衛生研究所と、アトランタにあるエモリー大学病院に入院している。

エモリー大学は同日、エボラに感染して同病院に入院していた別の患者が退院したと発表した。

米疾病対策センター(CDC)は看護師が感染した事態を受けて同日、医療従事者を守るための研修の強化を盛り込んだ改訂版のガイドラインを発表した。

また米国防総省は、西アフリカに派遣している米兵が感染した場合に備え、米国内にある軍の病院4カ所を治療センターに指定した。



 
 
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米エボラ、43人発症せず…経過観察260人に

The Yomiuri Shimbun

2014年10月21日 12時37分

【ニューヨーク=中島達雄】米南部テキサス州の保健当局は20日、米国で初めてエボラ出血熱を発症したリベリア人の男性が9月末までに接触した43人について、最長潜伏期間の21日間を過ぎても発症しなかったことから、感染していないと判断し、経過観察を終了したと発表した。

ほかに約260人の経過観察が続けられている。

43人は、8日にテキサス州ダラスの病院で死亡したリベリア人男性が、9月28日に隔離されるまでの間に接触した親族や知人、医療関係者ら。これまで、1日2回の体温測定などを続けてきた。エボラ出血熱は、発症後の患者の血液や吐しゃ物などから感染する。感染から発症までの潜伏期間は2〜21日間で、8〜10日後に発症するケースが多い。

2014年10月21日 12時37分



 
 
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エボラ熱対策で自衛官らを独に派遣 防衛省

nikkei.com

2014/10/21 10:22

防衛省は21日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱への対策として、自衛官ら職員5人をドイツ・シュツットガルトにある米アフリカ軍司令部に派遣した。このうち3等空佐の1人が連絡要員として現地に駐在し、感染の状況や米軍を含む各国軍の活動内容などの情報収集にあたる。エボラ出血熱の追加支援策は米政府が日本政府に求めていた。

連絡要員の派遣期間は未定。米軍などとの調整次第で、追加派遣も検討する。



 
 
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米、エボラ熱治療時の防護服指針を改定

nikkei.com

2014/10/21 10:35

【ワシントン=共同】米テキサス州ダラスの病院で女性看護師が相次いでエボラ出血熱に感染したのを受け、米疾病対策センター(CDC)は20日、エボラ熱が疑われる患者を治療する際に、医師や看護師らに肌が露出しないタイプの防護服を着用するよう求める新たな指針を発表した。

首や頭の一部が露出する防護服の使用も場合に応じて認めていた従来の指針を改定し、感染防御策が不十分だったことを認めた形。集中治療室などで激しく嘔吐(おうと)する患者と繰り返し接触することを想定しており、日本など他の先進国の治療態勢にも影響を与えそうだ。

一方、テキサス州の保健当局は同日、感染元となったリベリア人男性が先月28日にダラスの病院に隔離される前に接触した51人に、エボラ熱感染の恐れがなくなったと発表した。発症までの潜伏期間を最大に見積もった21日を経過しても発熱などがなかったため。CDCのフリーデン所長は「男性の隔離前の接触者はすべて健康監視から解放された」と述べた。

新たな指針では、顔全体を覆うマスクやフード、ガウンなどを使い、肌が露出しないようにする。脱ぐ際に誤って表面に付いた体液に触れないよう別の人がチェックするほか、患者に接触する治療チームの人数を最小限にすることも求める。

51人には男性と同じアパートで暮らしていて隔離措置が取られた近親者4人も含まれる。隔離後に男性と接触した医療スタッフや、感染した2人の看護師の接触者については、CDCや地元保健当局が健康状態を引き続き観察中。対象はテキサス州で約120人、オハイオ州で約150人だが、多くは発症前に看護師の一人と同じ航空機に乗るなどした人たちで感染リスクは低いとみられる。



 
 
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米MS、エボラ熱対策研究者にクラウド無償提供

nikkei.com

2014/10/21 10:45

【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフト(MS)のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は20日、エボラ出血熱の対策に関わる医療分野の研究者に対し、同社のクラウドサービス「アジュール」を無償提供する方針を表明した。

サンフランシスコ市内で同日開いたクラウドサービスのイベントであきらかにした。エボラ熱の解明や治療法の開発につながる研究プロジェクトを大学など教育機関から募り、審査を通過したプロジェクトの研究者がアジュールを使えるようにする。

ナデラ氏はクラウドの提供に加え「MSの研究者が開発したワクチンを発見するためのツールも提供したい」と述べた。エボラ熱の克服に向けた取り組みを支援する考えを強調した。



 
 
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防衛省、エボラ熱の情報収集強化 米軍司令部に自衛官

2014/10/21 23:48

日本経済新聞 電子版

防衛省は21日、エボラ出血熱の感染拡大を防ぐため、自衛官ら5人をドイツ・シュツットガルトの米アフリカ軍司令部に派遣した。うち1人が連絡要員として残り、感染地の情報収集や米軍の輸送業務の支援にあたる。

連絡要員となる3等空佐は感染地の状況や各国軍の活動情報を収集する。米軍が感染地で物資や人員を輸送する際の連絡、調整業務も支援する方向。米政府内には自衛隊に感染地での医療拠点の設営や物資輸送などを期待する向きもあるが当面は見送る。



 
 
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エボラ熱、WHOが血清治療導入 ワクチン治験も拡大

nikkei.com

2014/10/21 23:59

【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は21日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱について、回復した患者の血清を治療に使える態勢を数週間以内にリベリアで整えると発表した。抗体を持つ人の血液は米国やスペインで治療に使われており、西アフリカでも本格導入する。2種類のワクチンは来年1月の利用開始を目指し、月内にも臨床試験(治験)を拡大する。

キーニーWHO事務局長補は記者会見で、血清治療の準備は3カ国で同時に進めていると説明した。中でもリベリアで治療にあたる提携機関が最も進んでおり、近く血液を集め、血清を作るための設備が整うという。ギニアとリベリアでも準備を終え次第、血清を使う治療に乗り出す。

回復した人の血液に含まれる抗体を輸血などで別の患者に注入すれば、理論上はウイルスに対する免疫を強めることができる。WHOは感染者の増加に伴い回復した人も増えたのを受け、血清の利用を急ぐ考え。採血と輸血が安全に行われるよう、感染地での治療のための指針も策定した。

ワクチンの治験は米国などで少人数を対象に行われてきたが、効果と安全性を確認できるデータを得られるよう規模を拡大する。英グラクソ・スミスクラインなどが開発したものはスイス西部ローザンヌで250人のボランティアを募る。カナダ公衆衛生庁が開発した別のワクチンはWHOが各国と連携しスイス、ドイツ、ガボン、ケニアで治験を実施する。

ワクチンは大量生産を実現するまでは感染地に出荷できる量も限られる。このため、安全性に加え、効果を発揮するのに必要な使用量を確認するのも重要という。

エボラ出血熱による死者は4500人を超え、リベリアなど3カ国では感染者が増え続けている。有効な治療法や治療薬は確立されておらず、WHOは8月に未承認薬の投与も容認した。米国やスペインでは患者に未承認薬を投与するのと併せて、抗体を持つ人の血液も利用している。



 
 
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秋田の中学生訪問団、訪米を見合わせ エボラ熱巡り

nikkei.com

2014/10/21 12:17

エボラ出血熱の感染が米国で確認されたことを理由に、秋田県にかほ市が米オクラホマ州への中学生の訪問団派遣を見合わせたことが21日、分かった。安全が確認できれば派遣を再度検討する。

市によると、中学生14人と教職員らが21〜28日の日程で姉妹都市のオクラホマ州ショーニー市を訪れ、ホームステイなどをする予定だった。

オクラホマ州に隣接し、感染者が確認されたテキサス州のダラスに到着し滞在する予定で、外務省などから情報収集した上で決めたという。市の担当者は「健康への不安が残る。親の心配も大きい」と話している。〔共同〕



 
 
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米、西アフリカ3カ国からの入国を5空港に制限

nikkei.com

2014/10/22 9:37

【ワシントン=川合智之】米国土安全保障省は21日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカ3カ国からの渡航者の受け入れを、22日からニューヨークのケネディ国際空港など主要5空港に限定すると発表した。感染者の入国を懸念する声が米国内で広がっていることに対応した。

残りの空港は首都ワシントンのほか、ニューアーク、アトランタ、シカゴ。5空港にはリベリア、ギニア、シエラレオネからの渡航者1日約150人のうち、94%が入国する。5空港では3カ国からの渡航者全員に対し体温測定や健康診断を始め、検疫を強化した。

米議会では野党・共和党を中心に、西アフリカからの渡航禁止やビザ発給停止を求める声が強い。米政府は密入国など事態悪化を助長する恐れがあるとして、渡航禁止には消極的。渡航者全員を水際で検査することで不安にこたえる狙いだが、最大21日間の潜伏期間中は感染が判明しない場合もある。

今月8日に米南部テキサス州の病院で死亡したリベリア人男性は、ベルギーと首都ワシントンの空港を経由して9月20日にテキサス州ダラスに到着。渡米時には発熱などの症状はなかったが、同24日に発症、同28日に隔離された。



 
 
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米政府、西アフリカからの入国を5空港に限定

cnn.co.jp

2014.10.22 Wed posted at 11:10 JST

ワシントン(CNN) 米国土安全保障省のジョンソン長官は21日、エボラ出血熱が流行している西アフリカ3か国からの旅行者の入国を、国内5カ所の空港に限定すると発表した。

対象はリベリア、シエラレオネ、ギニアから出発した乗客。22日以降、ニューヨークとワシントン、ジョージア州アトランタ、イリノイ州シカゴ、ニュージャージー州ニューアークの国際空港でのみ入国を認める。

ジョンソン長官は、旅行客への影響を最小限に抑えるよう航空会社と緊密な連携を図っていると述べた。

現在、対象3カ国からの直行便はない。米疾病対策センター(CDC)によると、3カ国から米国への入国者はもともとこの5空港で94%を占めている。

5空港ではすでに10日ほど前から、リベリアなど3カ国からの乗客に対して検温のほか、医療スタッフが健康状態を調べ、エボラ熱ウイルスとの接触の可能性を質問するなど検査態勢を強化していた。出発側の空港でも同様の検査が実施されている。

米議会では、流行国からの入国を全面的に禁止するべきだという声が上がっている。潜伏期間中に渡航して米国内で発症、死亡したリベリア人男性のようなケースは、空港の検査では防ぐことができないとの指摘もある。



 
 
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米各地でエボラパニック…国防総省内でも騒ぎに

The Yomiuri Shimbun

2014年10月22日 11時18分

【ニューヨーク=中島達雄、ワシントン=井上陽子】エボラ出血熱で死亡したリベリアの男性患者から、女性看護師2人への二次感染が発生した米国で、感染への過剰反応とも言える騒動が相次いでいる。

バージニア州にある米国防総省内の駐車場で、17日に女性が嘔吐(おうと)し、駐車場が封鎖される騒ぎが起きた。この女性が警察官に、「最近、アフリカを旅行した」と話したという情報が駆けめぐったためだが、その後、米メディアは「この女性はパスポートすら持っていない」と報じた。

19日、カリブ海を巡るクルーズ船が、中米ベリーズやメキシコへの入港を拒否された末、出港したテキサス州に戻った。クルーズ船には、リベリア男性が死亡したテキサス州の病院の、医療関係者が乗っていた。その後、感染なしと確認されたが、船内で一時隔離状態だったという。米メディアは一連の騒動を、「エボラクルーズ」(ニューヨーク・タイムズ)などと大々的に報じた。

過剰な反応の背景には、エボラ熱への理解不足が指摘されている。感染するのは、発症者の血液や吐しゃ物などに触れ、傷口や粘膜からウイルスが侵入した時だが、米ハーバード大が今月8〜12日に実施した世論調査では、85%が「せきやくしゃみで感染する」と回答した。

オバマ米大統領は18日のビデオ演説で、「科学に基づいて行動すれば、米国で大量感染は起きない」と強調。20日の演説でも「インフルエンザでは毎年2万〜3万人が亡くなるが、エボラでは今のところ1人だ」と語り、冷静な対応を呼びかけた。

ただ、オバマ政権の対応の不手際が、各地のパニックをもたらした面もある。二次感染した看護師の一人は、発症前に微熱があったにもかかわらず、13日に旅行で民間機に搭乗。同じ便に乗っていた児童が通う学校が休校になった。米疾病対策センター(CDC※)は20日、「防護服に隙間を作らず肌を露出させない」、「肌を露出させない」などとする病院での二次感染防止策を定めたものの、病院関係者からは「対応が遅すぎる」との指摘が出ている。

2014年10月22日 11時18分



 
 
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日本薬投与と報道のスペイン看護師、エボラ治癒

The Yomiuri Shimbun

2014年10月22日 10時50分

【パリ=三井美奈】スペイン政府は21日、アフリカ大陸以外で初めてエボラ出血熱への感染が確認され、隔離入院していた看護師が治癒したと発表した。

担当医が記者会見し、最終的なウイルス検査で陰性の結果が出たと述べた。

発表によると、看護師はウイルス感染による内臓への後遺症が懸念されるため、隔離室から一般病棟に移され、治療を続ける。看護師は、西アフリカで感染して治療のためスペインに帰国した神父の看護を担当し、今月6日に感染が確認された。

政府は使用薬について明らかにしていないが、スペイン紙エル・ムンドは、富士フイルムのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じていた。

2014年10月22日 10時50分



 
 
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エボラ熱ワクチン、投与は来年に WHO臨床試験開始

asahi.com

パリ=青田秀樹2014年10月22日00時44分

世界保健機関(WHO)は21日、エボラ出血熱のワクチンの臨床試験をスイスで始めると発表した。11月初めまでには着手し、12月には初期データが出る見通し。実際の投与は年明け以降になりそうだ。

臨床試験をするのは、カナダの研究機関と英製薬大手がそれぞれ開発したワクチン。ジュネーブやローザンヌでボランティアを募り、18〜65歳を対象にした250人規模の試験で安全性などを確かめる。WHOは9月の時点では、早ければ11月にも利用可能になるとしていた。

一方、日本の富士フイルム傘下の富山化学工業(東京)が開発した「アビガン」については、フランス政府が主導して、エボラ熱が多発している西アフリカ・ギニアで臨床試験に入る。アビガンは、インフルエンザ治療薬だが、エボラ熱にも効く可能性があるとして、すでに一部で投与されている。WHOが合わせて説明した。(パリ=青田秀樹)



 
 
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エボラ患者と接触疑いの43人に感染なし 米テキサス

asahi.com

ワシントン=小林哲2014年10月22日19時32分

米テキサス州の保健当局は20日、米国で初めてエボラ出血熱と診断されたリベリア人男性(8日死去)と接触した疑いがあるとして観察対象になっていた48人のうち、43人を対象から外すと発表した。最大潜伏期間の3週間が過ぎても発症しておらず、感染していないことが確定した。残り5人も近く解除される見通し。

男性は9月下旬にリベリアから渡米し、テキサス州に滞在中に発症した。同居人の女性や病院に搬送した救急隊員らが観察対象になっていた。男性の治療にあたった看護師2人に二次感染が確認されたため、当局は対象者を病院の医療従事者らに広げた。残りの対象者は約120人になった。(ワシントン=小林哲)



 
 
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エボラ出血熱:西アフリカ3カ国から入国 全米5空港限定

毎日新聞 2014年10月22日 20時17分(最終更新 10月22日 23時02分)

◇米国土安全保障省が発表

【ワシントン及川正也】米国土安全保障省は21日、エボラ出血熱が流行しているリベリア、シエラレオネ、ギニアの西アフリカ3カ国からの空路による入国を22日からニューヨークなど全米5空港に限定すると発表した。5空港は3カ国からの入国者の94%をカバーしており、全員を検査できるようにすることで水際での防衛策を強化する。

米議会には3カ国からの入国禁止を求める強硬意見が強まっているが、政府は反対している。

入国が限定されるのはニューヨークのほかシカゴ、ニューアーク、ワシントン郊外、アトランタの5国際空港。5空港ではすでに3カ国からの入国者にはエボラ熱の兆候がないか検査などを実施している。これまで562人が検査を受けたが、問題はなかった。3カ国から5空港への直行便はないが、1日約150人が第三国を経由して入国している。対象には米国人も含まれる。



 
 
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米国がエボラ熱患者の対応態勢強化、受け入れ病院拡充へ

jp.reuters.com

2014年10月23日10時39分

[シカゴ 22日 ロイター] - 米保健当局は、エボラ出血熱の患者を受け入れる病院約20カ所のネットワークを設ける方針。受け入れ態勢を整えた病院を多くの地域に指定することで感染拡大阻止を図る。

米保健福祉省の準備・対応部門のニコール・ルーリー氏は20日、病院運営関係者らに対し、まず感染が深刻な国からの渡航者が到着する都市の周辺を対象に、政府が病院の特定を急いでいると述べた。

最終的には、エボラ熱の専門設備を持つ病院を国内で「最大で約20カ所」とし、どの患者も6−8時間以内に病院に救急搬送できる態勢を整える方針だという。

米国内で初めてエボラ熱と診断されたリベリア人のトーマス・エリック・ダンカンさんは当初来院した際、微熱があり感染国からの渡航を職員に伝えたにもかかわらず病院に収容されることはなく、治療が遅れた可能性がある。ダンカンさんは10月8日に死亡。ダンカンさんの治療に関わった看護師2人もその後感染が確認され、米国内の病院の受け入れ態勢を疑問視する声が高まっていた。

ダンカンさんの入国以前は、エボラ熱患者の受け入れ準備ができているとされた病院は、ジョージア州アトランタのエモリー大学病院を含む4カ所だった。しかし、これらの病院の隔離病棟のベッド数は数床に限られており、過去1週間ではイリノイ州とニューヨーク州がエボラ熱患者を受け入れる病院を指定していた。



 
 
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一部の米病院、エボラ患者の治療中断を検討

jp.reuters.com

2014年10月23日12時48分

[シカゴ/ニューヨーク 22日 ロイター] - 米病院でエボラ出血熱患者の治療に関わっていた看護師が感染した事態を受けて、一部の病院では、医療関係者に危険が及ぶ可能性があり、治癒の見込みが低いケースでは、治療を中断することも検討されている。

ロイターが病院関係者に実施したインタビューで明らかになった。

インタビューによると、一部の病院は、治療を行うべき事例、行うべきでない事例について明示した初のガイドライン作成に動いている。

エボラ熱患者の受け入れをめぐっては、現場の医師らの間でも懸念が広がっている。倫理専門家の元には、自分に危険が及ぶ場合でも治療する職業上の義務があるのか、問い合わせの電話が増えているという。

エボラ熱の治療法はまだ確立されていないが、同じように、患者をケアする医師や看護師の保護についても、統一見解がないのが現状だ。



 
 
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米軍にエボラ熱即応班、国内の患者発生に備え

cnn.co.jp

2014.10.23 Thu posted at 17:30 JST

(CNN) ヘーゲル米国防長官は23日までに、米本土防衛の任務を担う北方軍のジャコビー司令官に対しエボラ出血熱の新たな患者が米国内で判明した場合、民間の医療部門への支援を即座に実施する30人規模の特別医療班の編成を指示した。

同省のカービー報道官は声明で、医療班は医師5人、看護師20人、訓練に当たる専門家ら5人から成ると述べた。

同省当局者によると、このチームは来月にも、命令が出れば72時間内に出動出来る態勢を整える。チームの結成は厚生省の要望に応じたものとなっている。

ジャコビー司令官がチーム編成作業に当たり、米テキサス州フォートサム・ヒューストン基地で1週間程度の研修を開始した。感染防止や防護服着用の方法などを学ぶ。研修は陸軍の伝染病研究部門が主導している。

カービー報道官によると、チームは当面、30日間の出動態勢を敷く。公的な医療専門家が慎重に判断して賢明な措置と判断した場合、チームは米国内のあらゆる場所に出動するとしている。

米国防総省当局者によると、オバマ大統領は先週、ホワイトハウスでの会合でより積極的なエボラ熱対策を講じることを求めた。同省はこれを受け、民間の医療部門への支援の在り方を検討してきたという。



 
 
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北朝鮮、外国人観光客受け入れを停止 エボラ熱対策で

nikkei.com

2014/10/23 23:16

【北京=共同】中国で北朝鮮観光を取り扱っている複数の旅行会社は23日、北朝鮮が24日から外国人観光客の受け入れを停止すると同国側から連絡を受けたと明らかにした。西アフリカを中心に流行するエボラ出血熱の感染対策が理由という。

受け入れ停止の対象に外交関係者や商用での渡航が含まれるかどうかは不明。27日に始まる日本政府当局者による平壌訪問への影響も明らかではない。

北京の北朝鮮専門旅行会社「高麗ツアーズ」幹部は23日、共同通信の取材に対し「きょう北朝鮮の関係者から連絡を受けた。いつまでこの措置が続くのかなど、詳細は分からない」と説明。別の会社はウェブサイト上で北朝鮮による受け入れ中断を告知した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は23日「エボラウイルスはまだ国内に波及していない」と報じ、防疫態勢が強化されていると伝えた。北朝鮮は2003年、新型肺炎(SARS)の流入阻止を理由に外国からの観光客受け入れを中断したことがある。



 
 
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エボラ熱対策の渡航・貿易禁止、WHO改めて反対

nikkei.com

2014/10/23 23:31

【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は23日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱について、専門家による緊急委員会が「渡航や貿易の禁止はすべきでない」と改めて強調したと発表した。渡航や貿易の禁止は感染国の経済を悪化させ、不法な出入国が増えて一段の感染拡大につながるとみている。米国などで渡航禁止を求める声が出ているのにクギを刺した格好だ。

エボラ熱に関する緊急委員会は3回目で、22日に開いた。引き続きリベリア、シエラレオネ、ギニアで感染拡大を抑え込むことが、他の国に広がるのを防ぐうえで最も重要だとしている。感染国からの入国者を対象に体温測定などの検査を実施する国に対しては、得られた知見を共有するよう求めた。

WHOが22日に発表した集計によると、エボラ熱による死者は19日までに4877人にのぼった。感染者数は疑いのある人も含め9936人。週内に死者5千人、感染者1万人の大台を突破する公算が大きい。

感染が集中的に起きた3カ国では、航空便の運航中止などの影響で経済状態が急速に悪化。支援もしにくくなったとされる。また、食料調達にも支障が出始めている。

一部の非感染国で国際会議やイベントの中止が決まったり検討されたりしていることについて、WHOディレクターのヌタル氏は23日の記者会見で「緊急委として中止を勧めるものではないが、事情に応じて複雑な判断を迫られるのは理解している」と語った。そのうえで、感染国の代表者らを除外しないよう求めた。



 
 
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「感染者の来院、想定して」 エボラ熱で専門家講演

nikkei.com

2014/10/23 23:23

リベリア、ギニア、シエラレオネを中心に西アフリカで感染拡大が深刻化しているエボラ出血熱について、国立感染症研究所感染症疫学センターの大石和徳センター長が23日、岡山市内で講演し「国内の医療機関も、感染者が受診する可能性を認識すべきだ」と話した。講演は日本感染症学会の地方会が開いた。

大石センター長は、リベリアに滞在した60代の男性が帰国後10日目に発熱を訴え、感染症法の規定でエボラ出血熱に感染した患者を収容できない沖縄県の医療機関を受診した事例が今回の感染拡大後にあったことを紹介。検査結果はマラリアだったが、医療従事者らは防護服を着用せず対応していたという。

感染の疑いがある人らは、専門医がおらず、隔離施設がない小規模の診療所を受診する可能性があるとも指摘。「各医療機関は、必要な際は防護服をきちんと使用してほしい。安全に検体を運搬する方法の確立も必要だ」と述べた。

講演では、国による水際対策も説明。厚生労働省は21日、西アフリカの3カ国に滞在した人には患者との接触がなくても入国後21日間は健康状態の報告を求めることを決めたが、大石センター長は「報告を怠ったり、渡航歴を明かさなかったりした場合を想定すべきだ」と話した。〔共同〕



 
 
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厚労省、エボラ熱で24日に専門家会議 国内発生時の対応協議

nikkei.com

2014/10/23 21:23

エボラ出血熱の感染拡大を受け、厚生労働省は24日、国内の医療体制や患者の治療方法などを議論する専門家会議を開く。海外で拡大するエボラ出血熱の感染状況の報告に加え、国内で患者が発生した場合の未承認薬の使用の是非などについて医師ら専門家を交えて話し合う。

国はエボラ出血熱など最も危険性が高い「1類感染症」の治療ができる全国45カ所の医療機関を指定し、ウイルスが外部に漏れないようにした病室や専用の搬送用具を備えている。



 
 
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NYの医師、エボラ熱検査で陽性 市内の病院に隔離

cnn.co.jp

2014.10.24 Fri posted at 11:49 JST

ニューヨーク(CNN) 西アフリカでエボラ出血熱の患者の診療に当たっていた国際医療支援団体「国境なき医師団」の米国人医師がエボラと診断され、23日に米ニューヨーク市内の病院で隔離された。当局者がCNNに明らかにした。ニューヨークでエボラの患者が確認されたのは初めて。

クレイグ・スペンサー医師(33)は12日にギニアでの診察業務を終了。2日後に同国を出発し、欧州経由でニューヨークのジョン・F・ケネディ空港に17日に到着した。22日夜になって発熱や吐き気などの症状を発症。検査で陽性反応が出たため、マンハッタンにあるベルビュー病院の隔離病棟に入院した。

ニューヨーク州のクオモ知事は会見で、スペンサー医師に接触したのは4人とみられ、当局が全員と連絡をとっていると明らかにした。接触したのが発症後かどうかは不明。

ニューヨーク市のデブラシオ市長は23日の記者会見でスペンサー医師について、発症してからの期間が非常に短く、ニューヨークで直接的な接触があった人はごく少数だったと強調した。

当局者によると、スペンサー医師の交際相手の女性も経過観察の対象になった。当局は同医師が帰国した後の行動を調べ、接触した可能性のある人物の特定を急いでいる。



 
 
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エボラ総合対策を検討 EU首脳会議開幕へ

2014/10/24 0:10

日本経済新聞 電子版

【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)は23日、ブリュッセルで首脳会議を開いた。2日間の会議では、感染が広がるエボラ出血熱に関して総合対策の検討を始め、域内でエボラ対策の調整官を任命することでも正式合意する。経済政策では成長や雇用促進が最重要課題との認識を再確認する。

最終調整中の総括文書案によると、西アフリカ諸国を中心に感染者が増えているエボラ出血熱について「首脳会議は安全保障上級代表と欧州委員会に総合対策の検討を求める」という方針で一致する。欧州における感染拡大を阻止するため、入国時の検疫検査も域内で協調していく。

ユーロ圏の景気低迷が長期化するリスクにも懸念を表明する。総括文書案は「経済・雇用情勢は依然として最重要事項だ」と指摘したうえで、「弱い経済情勢は(成長戦略の)迅速な実行の必要性を明確にしている」とも盛り込んだ。ロシアへの経済制裁では「EUのこれまでの決定を再確認する」と指摘するだけで、ウクライナ情勢を注視する姿勢を示す。



 
 
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エボラで渡航制限措置取らないで…WHO再勧告

The Yomiuri Shimbun

2014年10月24日 11時14分

【ジュネーブ=石黒穣】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は23日、エボラ出血熱の感染が拡大する西アフリカ諸国からの渡航を制限する動きが各国で広がっていることを巡り、渡航や貿易の制限措置を取らないよう、改めて勧告した。

制限の対象となった国で経済的な苦境が深まることにより、移民の流出に歯止めが利かなくなり、世界的なウイルス拡散の危険が一段と高まることを理由として挙げた。

エボラ出血熱に関する専門家による3回目の緊急委員会会合が22日に開かれ、渡航や貿易制限の悪影響が改めて取り上げられた。

2014年10月24日 11時14分



 
 
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エボラ拡大で北、すべての外国人観光客入国中止

The Yomiuri Shimbun

2014年10月24日 17時53分

【瀋陽=蒔田一彦】北朝鮮旅行を手がける中国東北部の複数の旅行社によると、北朝鮮当局は「エボラ出血熱の感染拡大を受け、24日からすべての外国人観光客の入国を中止する」との通知を出した。

通知は23日付で、ビザの新規発給は観光用、商業用ともに今後少なくとも20日間停止する。ただ、24日も国境間の貨物輸送は止まっていないという。

吉林省延辺朝鮮族自治州の旅行社によれば、北朝鮮当局者は「医療設備が十分でなく、ウイルスが国内に侵入したら大問題になるので、外国人の入国を許可しないことにした」と話していた。中朝貿易商の一人は、「入国中止が長引けば取引にも影響が出かねない」と懸念を示した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、エボラ出血熱に関して「国家非常防疫委員会」が設置され、空港や港などでの検疫体制が強化されていると伝えていた。

2014年10月24日 17時53分



 
 
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EU、エボラ熱対策担当にキプロス出身者

nikkei.com

2014/10/24 10:12

【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)は23日から24日未明に開いた首脳会議で、域内のエボラ出血熱対策などを担当する調整官に地中海の小国キプロス出身で11月から人道支援担当の欧州委員となるスティリアニデス氏を指名することで合意した。

首脳会議では、ユンケル次期欧州委員長と「閣僚」に相当する27人の欧州委員で構成する新体制も正式に任命し、11月から始動することが正式に決まった。首脳会議は24日、総括文書を採択して閉幕する。



 
 
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マイクロソフト共同創業者、エボラ熱対策に1億ドル寄付

nikkei.com

2014/10/24 11:44

【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフト(MS)の共同創業者で資産家のポール・アレン氏は23日、西アフリカを中心に感染が広がるエボラ出血熱の対策費として、少なくとも1億ドル(約107億円)を寄付することを明らかにした。医療従事者が感染した場合の緊急輸送体制の整備などに使われるという。

同氏のホームページで表明した。緊急輸送体制の整備では米国務省と、現地で活動する医療従事者向けの教育やトレーニングではマサチューセッツ大学とそれぞれ連携する。

アレン氏は誰でも簡単な手続きで寄付できる専用サイトも開設。「感染拡大を阻止するためには、力を合わせて必要な資金を集めなければならない」として協力を呼びかけた。

エボラ熱対策では、米フェイスブック最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ夫妻や、MSのもう1人の創業者、ビル・ゲイツ氏も寄付を表明している。



 
 
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エボラ出血熱:ワクチン20万人分、来年上半期までに

毎日新聞 2014年10月24日 23時55分(最終更新 10月25日 00時50分)

◇WHO見通し

エボラ出血熱について世界保健機関(WHO)のキーニー事務局長補は24日、ジュネーブで記者会見し、「来年上半期までに20万人分前後のワクチンが使用できるようになる」と述べた。

現在、英製薬大手グラクソ・スミスクラインなどが開発したワクチンと、カナダ政府開発のワクチンの2種類が臨床試験中で、12月にも結果が判明する見通し。新たに5種類のワクチンも開発中で、来年早々にも臨床試験が行われるという。

キーニー氏は「ワクチンは(感染拡大防止の)特効薬ではないが、使用できるようになればエボラ熱流行の潮目を変える材料になる」と話した。【中西啓介】



 
 
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エボラ対策、入国後最大3週間強制隔離…米2州

The Yomiuri Shimbun

2014年10月25日 13時05分

【ニューヨーク=広瀬英治】ニューヨーク州のクオモ知事と、隣接するニュージャージー州のクリスティー知事は24日、ニューヨーク市内で共同記者会見し、エボラ出血熱に対する2州独自の検疫強化策を発表した。

西アフリカ3か国(リベリア、シエラレオネ、ギニア)でエボラ出血熱の治療にあたった全ての医療関係者について、ニューヨーク州のジョン・F・ケネディ国際空港と、ニュージャージー州のニューアーク国際空港から入国する際、医療施設に隔離したり、自宅からの外出を禁止したりする。期間は最大21日間。

ロイター通信によると、24日、ニューアーク空港から入国しようとした女性医療関係者が隔離された。

クオモ知事は「この地域から来る人はそれほど多くない」と述べ、空港で隔離業務にあたる人員を増やす計画がないとした。

米政府は検疫強化の一環として、西アフリカのエボラ出血熱流行国からの入国者の受け入れをケネディ、ニューアーク両空港と首都ワシントン、シカゴ、アトランタの計5空港に限定している。

2014年10月25日 13時05分



 
 
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エボラ熱の2看護師が回復 1人は退院、オバマ氏抱擁

nikkei.com

2014/10/25 6:52

【ワシントン=共同】米南部テキサス州ダラスの病院でリベリア人男性の治療中にエボラ出血熱に感染した女性看護師ニーナ・ファムさんが完治し、東部メリーランド州にある米国立衛生研究所(NIH)の医療施設から24日退院した。

検査で体内からウイルスが検出されなくなった。感染したもう1人の女性看護師アンバー・ビンソンさんが入院している南部ジョージア州の病院も同日、ビンソンさんの体内からウイルスが消滅したと発表した。退院日時は未定。

ファムさんは退院時にNIHの医師らに祝福され、その足でホワイトハウスを訪問。オバマ大統領はファムさんと抱き合って退院を喜んだ。

記者会見したファムさんは、ニューヨークで感染が判明した男性医師の回復を祈るとした上で「テキサスに帰っていつもの生活に戻り、飼い犬のベントリーと再会したい」と話した。スペインで感染した看護師の犬は殺処分されたが、テキサス州当局者はベントリーを殺さずに保護しており、エボラ熱に感染していないことも確認している。

ファムさんはダラスの病院で、エボラ熱から回復した患者から抗体を含む輸血を受けた後、NIHの施設に移送された。



 
 
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米NY・NJ州、エボラ熱で隔離対象を拡大

nikkei.com

2014/10/25 9:27

【ニューヨーク=原真子】ニューヨーク州のクオモ州知事と、ニュージャージー州のクリスティー州知事は24日、エボラ出血熱の感染が広がっている西アフリカの3カ国からの渡航者に対し、隔離を義務付けると発表した。医療従事者は症状の有無にかかわらず3週間隔離される。今後は感染者と接触した人や感染の可能性がある人にも対象を広げる。

ニューヨークのデブラシオ市長は24日の記者会見で、市内で初のエボラ出血熱患者に関連して「エボラ熱は患者の体液に直接触れない限り、ちょっとした接触程度では感染しない。日常生活を変えないでほしい」と述べ、市民に冷静な対応を改めて呼びかけた。

市長は24日朝、市内の地下鉄に乗り、安全を訴えた。市内では特に混乱は起きていない。エボラ熱はインフルエンザと症状が似ているため、紛らわしい症例の増加で医療関係者が混乱しないよう、予防接種を受けてほしいとも呼びかけた。



 
 
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エボラ患者と接触の全渡航者を強制隔離 NY州など

nikkei.com

2014/10/25 19:44 (2014/10/25 23:11更新)

【ワシントン=川合智之】米ニューヨーク、ニュージャージー両州が24日、エボラ出血熱の患者と接触した渡航者全員の強制隔離に踏み切った。ギニアから帰国したニューヨーク市の医師(33)の感染が同日確認され、渡航者に自主的な報告を求める米政府の感染封じ込め策では不十分だと判断したからだ。

ニュージャージー州保健当局は24日、シエラレオネでエボラ出血熱の治療に携わりニューアーク国際空港に着いた女性の医療従事者を大学病院に隔離した。検査の結果は陰性だったが、同州が強制隔離を導入した直後で、一時緊張が走った。

隔離対象は西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアでエボラ熱患者と接触し、ケネディ国際空港、ニューアーク国際空港に着いた渡航者全員。医療施設や自宅からの外出を最大21日間禁じる。現地でエボラ熱患者を診た医療従事者も含む。

「自主的な隔離ではダメだ」。ニューヨーク州のクオモ知事は24日の記者会見で強調した。

米政府はケネディ国際空港など主要5空港で、27日から渡航者全員の健康状態を21日間追跡調査する。ただ渡航者に体温や症状を毎日報告するよう義務づけただけで、強制隔離には踏み込まなかった。渡航先の虚偽申請など、隔離を避けようとする動きが出かねないと警戒したためだ。

医師が帰国後に発熱し、感染が確認されたことに両州知事は危機感を強め、州独自の措置に踏み切った。米政府も感染防護措置の再検討を迫られそうだ。

オバマ米大統領は25日の国民向けの演説で「エボラ熱は容易に感染しない」と述べ「恐怖でなく事実に基づいて行動しなければならない」と冷静な対応を呼びかけた。「我々は米国民の安全と健康を守るため、州や地方当局と協力し必要な措置をとる」と強調した。



 
 
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エボラ出血熱:EU、支援額を倍増…「欧州の安全に脅威」

毎日新聞 2014年10月25日 01時19分

【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)は24日の首脳会議でエボラ出血熱を「欧州の安全への脅威」と断定、従来の支援額を10億ユーロ(約1370億円)に倍増することを決めた。また23日、加盟各国のエボラ出血熱対策をまとめる「調整官」にスティリアニデス次期欧州委員(人道支援・危機管理)を指名した。

EUはエボラ感染の広がりを「過小評価していた」(独政府)との反省から、これまでの消極姿勢を転換。緊急の医療対策や、西アフリカ諸国の感染拡大防止策を拡充する。

首脳会議はまた、ユンケル前ルクセンブルク首相を委員長とする欧州委員会を承認した。22日の欧州議会の承認を受け決めた。

新委員会は11月1日から活動する。任期は19年10月末までの5年。



 
 
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エボラ熱、米中西部も隔離 援助活動に懸念

nikkei.com

2014/10/26 8:51

【ニューヨーク共同】米中西部イリノイ州のクイン知事は25日までにニューヨーク、ニュージャージー両州に続き、海外でエボラ出血熱患者と接触した医療関係者らに対し21日間の強制隔離措置を取ると発表した。

隔離措置は国境なき医師団(MSF)の一員としてギニアでエボラ熱の治療に当たったニューヨークの男性医師が24日、感染を確認されたことで決まった。米国内での感染阻止に万全を期すためだが、医療関係者が長期間隔離を嫌って西アフリカでの援助活動に支障が生じる懸念も出ている。

米国はニューヨーク州のケネディ国際空港、イリノイ州のオヘア国際空港など感染が広がる西アフリカ3カ国からの入国を5空港に絞っている。

一方、ニュージャージー州のニューアーク国際空港で全米初の隔離事例となった女性看護師は強制的な対応を批判した。

米メディアによると、この女性看護師はシエラレオネでMSFの活動に加わった後、空港に到着。発熱があり病院に移されたが、エボラ熱は陰性だった。



 
 
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米NY・NJ州の「強制隔離」方針、一部に批判の声も

cnn.co.jp

2014.10.26 Sun posted at 14:00 JST

ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク、ニュージャージー両州がエボラ出血熱の流行地域から帰国する医療従事者に最大21日間の強制隔離を義務付けたことに対し、連邦当局や医療支援団体から批判的な声が上がっている。

クオモ・ニューヨーク州知事とクリスティー・ニュージャージ州知事は24日に突然、強制隔離策を発表、施行した。対象となるのは両州の空港から入国する乗客のうち、西アフリカのエボラ熱流行地域で患者と直接接触した人。接触はなくても流行地域への渡航歴がある人は積極的な観察対象とし、必要に応じて隔離する。

ニューヨーク州では23日、流行国ギニアでのエボラ熱治療活動から帰国した医師の感染が確認されたばかりだった。

米連邦当局者が匿名で語ったところによると、米疾病対策センター(CDC)は両知事の発表に驚き、流行国へ向かおうとする医師や看護師らがいなくなる事態を心配しているという。

ニューヨーク市当局者も匿名で、「市に事前の相談はなかった。衝撃的だ」と述べた。

国際医療支援団体、国境なき医師団(MSF)は声明で、両州が発表した指針には不明点が多いため、詳細の確認を急いでいると述べた。そのうえで、「西アフリカに手を差し伸べようとするボランティアの意欲をそぐ結果になることだけは避けたい」との立場を示した。



 
 
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米2州のエボラ対策が波紋 隔離の看護師「囚人のよう」

asahi.com

ニューヨーク=中井大助2014年10月26日16時46分

エボラ出血熱の対策として米ニューヨーク、ニュージャージーの両州が、西アフリカでエボラ患者と接触した旅行者に隔離を義務づけたことが、波紋を呼んでいる。対象の1人目となった米国人看護師(33)は25日、「誰にも経験して欲しくない事態だ」と手記を発表。看護師が仕事をしていたNGO「国境なき医師団」(MSF)も「基準が不明確」と批判している。

米紙ダラス・モーニングニュースに公表した手記によると、シエラレオネでエボラ患者の治療にあたっていた看護師は、24日にニュージャージー州のニューアーク国際空港に到着。検疫の事務所に通され、非接触型の体温計で体温を測ったところ、36・7度だったという。

その後、約4時間にわたってほとんど状況も説明されず、菓子と水しか与えられなかった。再び同じような体温計で検査をされたが、今度は怒って顔も紅潮していたためか、38・3度を記録。口内型の体温計で測れば熱はないと主張したが、係官は「熱がある」と記録したという。

さらに3時間も放置されてから、パトカーに先導されて病院に連れて行かれた。「何か悪いことをしたのだろうか。1カ月間、子どもが死ぬのを見てきた。世界の多くが傍観して、何もしていない時に助けようとしたのに」とその時の思いをつづった。病院で検査したところ、熱もなく、ウイルス検査も陰性だった。

看護師は手記で、「同じように米国に戻る同僚も、犯罪者や囚人のように扱われるのだろうか」と疑問を投げかけている。MSFも声明で、公衆衛生を守ることの大切さを認めながら、「医療従事者の人権も保護されなければならない」と主張。両州の基準では帰国した医療従事者は21日間の隔離を義務づけられるが、ニューヨーク・タイムズは隔離がこれだけ長いと、ボランティアする医師らが減る可能性を指摘する。

ただ、隔離を支持する声も多い。全米第3の都市シカゴがあるイリノイ州も両州と同様に、エボラ患者と接触した人を21日間隔離する方針を決め、25日から実施を始めた。(ニューヨーク=中井大助)



 
 
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エボラ流行国に滞在の男性、羽田で発熱訴える

The Yomiuri Shimbun

2014年10月27日 20時21分

東京都に入った連絡によると、27日夕、国外から東京・羽田空港に到着した乗客の男性が発熱を訴えた。

男性はエボラ出血熱が流行している西アフリカ4か国のいずれかの滞在歴があった。男性がエボラ出血熱に感染している可能性も含め、詳しく検査する。

2014年10月27日 20時21分



 
 
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エボラ対策関係閣僚会議の設置を決定

nikkei.com

2014/10/27 11:48

政府は27日、世界的に拡大傾向にあるエボラ出血熱への対策を話し合う関係閣僚会議の設置を決めた。安倍晋三首相が同日午前、首相官邸で塩崎恭久厚生労働相らに「できるだけ早く開くように」と指示した。菅義偉官房長官は記者会見で開催時期について「状況をみながら速やかにという形になる」と述べた。



 
 
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エボラ隔離「医師らやる気そがぬ工夫を」 オバマ大統領

asahi.com

ワシントン=小林哲2014年10月27日23時38分

エボラ出血熱の対策として、米ニューヨーク州などが西アフリカでエボラ患者と接触した人の隔離を義務づけたことを受けて、オバマ米大統領は26日、「(現地で治療に当たる)医療従事者のやる気をそがないよう工夫すべきだ」などと述べた。連邦政府として同様の措置の導入に慎重な姿勢を示したものだ。

ホワイトハウスで開いた関係閣僚らによる対策会議で発言した。ホワイトハウスによると、オバマ氏は、西アフリカでエボラ患者の治療にあたる医療従事者について、「エボラ制圧に向けた我々の取り組みに欠かせない存在」と指摘。「我々のとる手段は、医療科学の最良の知見に基づかなければならない」などと述べたという。

ギニアから帰国したニューヨークの医師がエボラ熱と診断されたことを受けて、ニューヨーク、ニュージャージーの両州は、現地で患者と直接接触した人について最大21日間の隔離を義務づけた。

これに対し、ニュージャージー州で隔離された米国人看護師は26日、隔離施設からCNNの電話インタビューに答え、シャワーなどの設備がない場所に閉じ込められているとして、「基本的人権を侵害されたと感じている」などと当局の対応を非難した。CNNによると、隔離を不服として提訴を検討している。

ニュージャージー州のクリスティー知事は27日、急きょ「(看護師は)退院することになる」などとする声明を発表した。25日の検査でウイルス感染していないことが確認され、その後も24時間以上、発症していない、などと説明している。看護師は、メーン州の自宅に戻る予定という。(ワシントン=小林哲)



 
 
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南部アフリカ・フォーラム:日本との関係話し合う

毎日新聞 2014年10月28日 18時46分(最終更新 10月28日 18時55分)

南部アフリカ地域と日本の協力について話し合う「南部アフリカ・フォーラム2014」(毎日新聞社主催、外務省など10団体後援、三井物産、双日協賛)が28日、東京都内で開かれた。南部アフリカ開発共同体(SADC)に加盟する南アフリカやタンザニアなど12カ国の駐日大使や一般の聴講者ら約300人が参加した。

アフリカに対する企業の注目度が増す中、資源開発やインフラ整備、観光などをテーマに活発な議論が交わされた。講演したモザンビークのマラテ大使は「南部アフリカは政情が安定し、過去2年は約5%の経済成長率を維持した」とアピール。開発の財源確保に向け、日本企業との関係強化に意欲を示した。【小泉大士】



 
 
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首相「迅速な初動検査に全力」 エボラ熱で初閣僚会議

nikkei.com

2014/10/28 12:07

政府は28日午前、西アフリカなどで感染が拡大するエボラ出血熱に関する初の関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相は「検疫の徹底、迅速な初動検査、医療体制の確保に全力を尽くす」と述べた。

会議には塩崎恭久厚生労働相らが出席し、国内対策や邦人が海外で感染した場合の対応策を協議した。西アフリカから羽田空港に到着した男性が27日、発熱の症状を訴えた際の初動対応についても検証した。

政府は28日午前、エボラ出血熱に関する情報収集体制を強化するため、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。関係省庁で対策を進めるため、28日付で内閣官房に「エボラ出血熱対策室」を立ち上げた。



 
 
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帰国医療者の隔離は非人道的…イリノイ州は緩和

The Yomiuri Shimbun

2014年10月28日 15時12分

【ワシントン=中島達雄、ニューヨーク=水野哲也】エボラ出血熱を巡り、西アフリカから米国に帰国した医療従事者について、米イリノイ州は27日、適切な防護服を着用して活動していた場合は外出禁止の対象にしないと発表した。

当初は外出禁止による隔離措置の方針を示していた。米国では帰国者の隔離措置に対して「非人道的だ」といった批判が高まっている。

国際NGO「国境なき医師団」の一員としてシエラレオネで活動後、24日にニュージャージー州の空港に帰国した女性看護師はいきなり隔離され、27日ようやく解放された。女性看護師は同州に「非人道的措置だ」と不満を表明した。

米国では、テキサス州の女性看護師が微熱のある状態で民間機に搭乗したり、ニューヨークで発症した男性医師が発症前に地下鉄に乗ったりしていたことから、国民の間で、発症リスクのある人の隔離を求める声が高まった。

2014年10月28日 15時12分



 
 
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エボラ患者に90cm以内で「中リスク」米指針

The Yomiuri Shimbun

2014年10月28日 17時37分

【ワシントン=中島達雄】米国内でエボラ出血熱の発症者が相次ぎ、複数の州が独自の検疫強化策を発表するなど混乱が続いていることを受け、米疾病対策センター(CDC)は27日、連邦政府としての統一的な運用指針を新たに策定し、発表した。

新指針は、発症リスクの高低によって対象者を4段階に分類。発熱などの症状ありの場合と、症状なしの場合に分け、隔離や経過観察などの措置を示した。

西アフリカの流行国などで患者の血液などに直接触れた「高リスク」の人は、症状が出ていなくても、旅行や大勢が出入りする場所への出入りが禁止された。患者に3フィート(約90センチ)以内まで近付いた「中リスク」の人も、状況によっては旅行などを禁じる。

2014年10月28日 17時37分



 
 
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エボラ熱:米新指針「強制隔離せず」 一部州と矛盾

毎日新聞 2014年10月28日 11時04分(最終更新 10月28日 13時16分)

【ワシントン及川正也】米疾病対策センター(CDC)は27日、エボラ出血熱が流行している西アフリカなどで治療にあたり帰国した医療従事者について強制隔離はせず、感染の危険が高い場合に限って自主的な自宅待機を促す新指針を発表した。ギニアで治療した医師が帰国後に感染確認されたのを受けた措置。ただし、オバマ政権は強制隔離を導入した州の規制も容認する方針で、入国者への対応を巡り混乱が起きるおそれもある。

CDCによると、自宅待機を促す対象は、治療中に誤って針を皮膚に刺したり、十分な防護服を着用せずに治療したりした場合など。それ以外の場合は外出は自由だが、潜伏期間の21日間、毎日の体温測定などを求めている。

エボラ出血熱対策を巡っては、ニューヨーク、ニュージャージー、イリノイ3州が24日、フロリダ州が25日に感染流行地域からの医療従事者らの「強制隔離」方針を決定。24日にはシエラレオネから帰国した看護師ケーシー・ヒコックスさんがニュージャージー州の病院に隔離されたが、感染はなく、27日に隔離から解かれた。

ヒコックスさんは隔離中に米紙への寄稿で「犯罪者のような」扱いを受け「恐ろしかった」とし、エボラ熱の治療にあたった医療従事者を「尊厳と人間性を持って処遇すべきだ」と訴え、当局の対応を批判していた。

ホワイトハウスは強制隔離には「科学的根拠がない」と否定的で、ニューヨーク州は26日に「自宅待機」措置に、イリノイ州は27日、防護服を着用した医療従事者を対象外とするなどの緩和措置を発表した。

一方、米メディアによると、ニュージャージー州のクリスティー知事は27日、「(強制隔離の)決定は覆さない」と強調した。アーネスト大統領報道官は27日の記者会見で「患者のために自発的に渡航する医師や看護師の行動を妨げることがあってはいけない」と強制隔離を批判しつつも、「州の権限」を尊重する意向を示した。



 
 
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エボラ熱:米軍先遣隊は「強化監視」対象 実質的隔離措置

毎日新聞 2014年10月28日 11時10分(最終更新 10月28日 11時31分)

【ワシントン和田浩明】米国防総省のウォレン報道部長は27日、エボラ出血熱対策支援で西アフリカ諸国に派遣されイタリアに戻った米陸軍先遣隊12人が、「強化監視」の対象になったと記者団に明らかにした。実質的な隔離措置で、外出や家族との面会も禁じられているという。米国は最大4000人をエボラ対策支援で派遣する予定で、同様の措置を全要員に適用するかはヘーゲル国防長官が決定する。

12人の中には米アフリカ軍のウィリアムズ司令官も含まれる。西アフリカに滞在中に感染患者に接触したことはなく症状も出ていないという。最大潜伏期間とされる21日間、イタリア北部ビチェンツアの米軍基地内の検疫施設で過ごす。ウォレン氏は「念のため」と説明した。

今回の措置は当面、米陸軍の西アフリカ派遣要員のみに適用されるという。アーネスト大統領報道官は27日「全軍に関する方針は作成中だ」と述べた。米陸軍報道官によると、強化監視は陸軍参謀長の決定。「我々が全ての健康保護措置を取っていると兵士や家族、周辺自治体が信頼できるようにするため」だという。

オバマ米大統領はエボラ熱の流行拡大を国際的な安全保障上の脅威と見なし、米軍を派遣して治療施設の建設や医療関係者の輸送態勢強化などに取り組ませている。

米国では、西アフリカからの訪問者を通じた2次感染や、現地で感染者の治療を行い帰国した医療関係者の感染が判明しており、上陸阻止策の強化を求める声が強まっている。陸軍の措置も、こうした国民感情に配慮したものと見られる。



 
 
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オーストラリア、エボラ熱流行国からの入国を制限

cnn.co.jp

2014.10.29 Wed posted at 10:54 JST

(CNN) オーストラリアのモリソン移民・国境警備相は27日、同国がエボラ出血熱の流行国からの入国を厳しく制限し、査証(ビザ)申請の受け付けを停止したことを明らかにした。

モリソン氏は議会での質疑応答で、政府は人道支援活動も停止していると述べた。オーストラリアの永住権を持つ人が流行国から渡航する場合は出発前に3週間の隔離を義務付け、入国後も検査や経過観察を実施するという。

オーストラリア医師会(AMA)のブライアン・アウラー会長はCNNとのインタビューで、この方針に「驚いた」と語り、AMAには事前の相談がなかったと指摘。「これは的確な判断とはいえない」としたうえで、政府は国内の体制整備や現地への医療チーム派遣などに力を入れるべきだと主張した。

アボット首相はAMAの意見を「深刻に受け止める」との姿勢を示すとともに、西アフリカにはエボラ熱対策費として1800万豪ドル(約17億円)を出資し、さらに追加支援も検討していると強調した。

野党、オーストラリア緑の党のハンソンヤング上院議員は「モリソン氏は西アフリカからの難民への扉を閉ざした」と非難。「政府からの利己的で残酷な発表は、わが国の品性を示すものではない」と語った。

アナン前国連事務総長もCNNに、孤立主義は危機解決への答えにならないと語り、「中長期的な対応はエボラ熱の流行を止める道しかあり得ない」との認識を示した。



 
 
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エボラ治療薬の開発阻む市場原理のワナ
グローバルヘルス技術振興基金CEO スリングスビー氏に聞く

nikkei.com

2014/10/29 7:00

エボラウイルス病(エボラ出血熱)の感染拡大に歯止めがかからない。特効薬やワクチンがないことも被害の広がりに拍車をかけているが、そこには構造問題があるという。感染症治療薬開発を支援する日本生まれの官民ファンド、「グローバルヘルス技術振興基金(GHITファンド)」はビル・ゲイツ氏の財団とも連携し、こうした事態の打開に挑む。同ファンドの最高経営責任者(CEO)を務め、自らも医師のB.T.スリングスビー氏に聞いた。

−−エボラ出血熱の感染者がアフリカだけでなく、米国やスペインなど先進国にも広がっている。

「今年、ギニアやリベリア、ナイジェリアなどの西アフリカを中心に猛威をふるってきたエボラ出血熱はすでに4000人以上の死者を出した。さらに、国境を越えて感染拡大する事態となっており、日本にとってもひとごととはいえない状況になっている。米疾病対策センター(CDC)の予測では、大規模な感染爆発(アウトブレイク)の可能性があり、適切な対処により疾患をコントロールできなければ2015年1月には感染者数が最大で140万人に達するという。こうした状況にもかかわらず、有効で安全な治療薬やワクチンがないことは深刻な問題だ」

■宗教学や文化人類学の知見も必要

−−海外での反応は。

「先日、ビル・ゲイツ氏率いるビル&メリンダ・ゲイツ財団(ゲイツ財団)が主催する世界のヘルスケアをめぐる課題をテーマとした国際会議に出席したとき、アフリカのある国の厚生労働大臣が語っていたことが印象的だった。アフリカにおけるエボラ出血熱感染者の7割は女性なのだという。アフリカでは亡くなった家族の遺体を洗う風習があり、その担い手が伝統的に女性だという。これが感染ルートのひとつと考えられる。こうしたことを踏まえると、エボラ出血熱を封じ込めるために、医学や薬学だけでなく宗教学や文化人類学なども含めた学際的な知恵を集め、多面的なアプローチで解決する必要がある」

−−なぜいま、エボラ出血熱が過去最大規模の拡大をみせているのか。

「1976年にエボラ出血熱が初めて発見されてからこれまで、アウトブレイクと認められた事例は中央アフリカを中心に20回以上あった。そのたびに公衆衛生の観点から適切に対処し、封じ込めてきた。本来は正しい措置をとれば、エボラ出血熱は封じ込めが可能な感染症だ。しかし、今回は対応が遅かった。またグローバル化も一因だ。2日から20日とされる潜伏期間に飛行機に乗って発症した人がアフリカ以外に感染を広げた可能性がある。中国などはアフリカとの経済取引や人の移動が多いため、これからアジアにエボラ出血熱の感染が広がる可能性も十分にあるだろう。グローバル化の進展で人の移動がかつてなく大規模になったことは、感染症が国際社会に突きつけた新たな挑戦といえる」

−−エボラウイルスは決して感染力が高くはないというが。

「エボラ出血熱はせきやくしゃみなどによる空気感染はしない。ただ、周囲の人が無防備な状態でウイルスを含む血液や分泌物、排せつ物に触れると、粘膜や傷口からウイルスが侵入して感染する。防護服の着脱や消毒を正しく行えば、感染の広がりを封じることは十分にできる」

■製薬会社にとり乏しい経済的動機づけ

−−特効薬がないのはなぜなのか。

「製薬会社にとっての経済的な動機づけに乏しいことが大きい。投資した研究開発費の回収が十分に見込める大きなマーケットではないうえ、感染症に苦しむ人は世界でも最貧困層が大半で高い薬価を設定しづらい事情もある。これは『新興感染症』に区分されるエボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)や、『顧みられない熱帯病』と呼ばれるデング熱や住血吸虫症、シャーガス病など、ほかの多くの感染症にも共通する構造的な問題だ。マーケットメカニズムが働かず、新薬開発が行われない。世界的に高い研究開発力を持ちながら、日本の製薬会社の多くが採算面での魅力の乏しさを理由に、感染症分野から撤退している。薬の購買力がない人たちが感染を繰り返し、企業によるイノベーションが起こらず、感染症の広がりに歯止めがかからないという悪循環が続いている」

−−感染症が引き起こす経済的な損失も大きい。

「世界銀行が、今回のエボラ出血熱で最も深刻な状況になっているギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で集団感染がさらに続き、封じ込めが遅れた場合の国内総生産(GDP)の影響を試算している。それによればギニアで2.3%、リベリアで11.7%、シエラレオネで8.9%のGDP損失を招くという。3カ国合計で8億900万ドル(約870億円)の富が失われる計算だ。さらに懸念されるのは、エボラ出血熱への対応に手いっぱいとなることでその国の医療インフラがダメージを受けることだ。公衆衛生の担い手である医療機関の機能やマンパワーがパンクすれば、国民全体の医療へのアクセスが悪化しかねない。三大感染症と呼ばれるマラリアや結核、エイズウイルス(HIV)など一般的な感染症の患者受け入れに限界が生じれば、せっかくここまで抑え込むことに一定の成果を上げてきた感染症との戦いが5年前、10年前の状況に逆戻りしてしまうかもしれない」

−−解決策はないのか。

「今回、エボラ出血熱に効果があるとされる未承認の薬を特例的に患者に投与する緊急措置がとられているが、根本的な解決とはいえない。安全性や有効性を確認できていないためだ。いつでも必要なときに薬を届けられるためには、平時から世界の製薬会社が高度な研究開発を行っている必要がある。ひとつの解決策は、政府と民間が手を組んで感染症の新薬開発に取り組むことだ。政府にとっても、経済損失を招きかねない感染症を根治する治療薬に投資する意義は十分にある」

「私がCEOを務めるGHITファンドは、官民ファンドの形式をとっている。日本の製薬会社5社と日本政府、ゲイツ財団が資金を拠出し、世界中の製薬会社や研究機関の有望な感染症の新薬開発プロジェクトに投資している。ポリシーは『ノーゲイン・ノーロス(収支とんとん)』。支援先には、大きなもうけは追求しないが持続的に再投資できる利潤を確保することを推奨している。開発した薬を売る場合の価格も最低限の利幅を上乗せするよう促している」

■日本がグローバルな感染症対策に関与する時期

−−日本が担う役割は。

「日本は1930〜40年代に結核やマラリア、フィラリア、住血吸虫症などの感染率が非常に高く、感染症大国だった。しかし感染症撲滅に向けて国をあげて行政や専門家、住民が一丸となって公衆衛生活動に取り組んだ結果、60〜70年代には主な感染症の撲滅に成功。その後の経済発展の原動力として感染症を克服したことがカギになったといっても過言ではない」

「このように感染症の克服は経済成長と切っても切り離せない関係にある。タイなどの新興国においても、人口10万人あたりの感染症患者数を時系列で見ると、数が減ってくるにつれて実質経済成長率は上昇し、逆相関にあることが証明されている。現在、世界の最貧困層にあたる30億人、つまり世界人口の7人に3人が感染症にいつ感染してもおかしくない状況にある。途上国の人々が感染症から解放されれば、学校や職場に出ることができ、経済活動の発展に伴って貧困から抜け出せる。日本の製薬会社の研究開発能力は、国際特許出願件数や新薬開発数において世界トップレベルだ。これまで世界に先駆けて公衆衛生問題を解決してきた日本が、いままたグローバルな感染症対策に積極的に関与する時期に来ているのではないだろうか」

(聞き手は杉本晶子)

グローバルヘルス技術振興基金(GHITファンド)CEOのB.T.スリングスビー氏
米ジョージ・ワシントン大医学部より医師免許取得。京都大院医学研究科で公衆衛生修士号、東京大院医学研究科で博士号を取得。日米でNPOなどの設立に携わり、エーザイ勤務などを経て、2013年より現職。



 
 
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2人目も退院 エボラ感染の米看護師

nikkei.com

2014/10/29 6:06

【ワシントン=共同】米南部テキサス州ダラスの病院でリベリア人男性の治療中にエボラ出血熱に感染した女性看護師アンバー・ビンソンさんが完治し、ジョージア州の病院を28日退院した。

最初に感染したニーナ・ファムさんもすでに退院。同病院で感染した看護師は2人とも回復した。ビンソンさんは退院時の記者会見で「西アフリカでエボラ熱に苦しむ多くの家族のことも忘れないで」と話した。



 
 
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豪州、西アフリカからの渡航を制限 エボラ熱対策で

nikkei.com

2014/10/28 13:14

【シドニー=共同】オーストラリア政府が28日までに、エボラ出血熱が流行する西アフリカからの渡航者について、査証(ビザ)をキャンセルするなどの入国管理を厳格化する措置に踏み切った。ロイター通信によると、先進国でのこうした措置は初めて。

これまでオーストラリア国内ではエボラ熱の感染者は確認されていないが、感染の有無を検査する事例は相次いでいる。27日の議会でモリソン移民・国境警備相は入国制限について「オーストラリアを守るためだ」と説明した。

オーストラリアのAAP通信によると、政府はシエラレオネやギニア、リベリアなどエボラ熱が流行する西アフリカの国を対象に、オーストラリアへの渡航を予定する一時入国者や非永住者へのビザをキャンセルしたり、発給を拒否したりする措置を取っている。

オーストラリアの永住者で西アフリカから帰国する場合は、渡航前に約3週間の隔離期間を要求している。



 
 
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エボラ2次感染の米看護師が退院

cnn.co.jp

2014.10.29 Wed posted at 10:53 JST

(CNN) 米国内でエボラ出血熱に2次感染した2人目の看護師が28日、アトランタの病院を退院した。これで米国内で入院中のエボラ感染者は1人だけになった。

退院したのは看護師のアンバー・ビンソンさん(29)。テキサス州ダラスの病院で死亡した男性患者を担当していてエボラウイルスに感染し、15日にエモリー大学病院に入院した。米国内での2次感染は同僚看護師のニナ・ファムさんに続き2例目だった。ファムさんは24日に退院している。

グレーのスーツ姿で記者会見したビンソンさんは、病院関係者などに謝意を表し、「西アフリカでこの病気と闘っている何千という家族たちのことを忘れてはならない」と訴えた。

ビンソンさんのケースでは、隔離される直前に米国内便の旅客機に搭乗していたことが分かり、各地で感染の不安が広がっていた。

エモリー大学病院は同日、ビンソンさんはエボラウイルス感染から回復したと宣言。他人にウイルスが感染することを心配せずに日常生活に戻れると請け合った。

これで米国内で治療を受けているエボラ感染者はニューヨーク市内の病院に入院中のクレイグ・スペンサー医師(33)のみとなった。スペンサー医師はギニアで国境なき医師団のメンバーとして患者の治療に当たり、米国に帰国後に発症した。



 
 
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エボラ医療従事者の強制隔離、オバマ氏が批判

The Yomiuri Shimbun

2014年10月29日 10時36分

【ワシントン=井上陽子】オバマ米大統領は28日、ホワイトハウスで声明を読み上げ、一部の州が西アフリカのエボラ出血熱流行国から帰国した医療従事者を強制隔離する方針を表明したことに関連し、「(医療従事者が)最前線に行く意欲をそぐべきではない」と批判した。

ニューヨーク州とニュージャージー州は24日、西アフリカから帰国した医療従事者全員を最長21日間強制隔離する方針を打ち出したが、「非人道的だ」との批判が高まったため、方針を一部緩和した。

オバマ氏は声明で「我々は恐怖心ではなく事実に基づき、賢い選択をする」とも述べ、両州の対応に行き過ぎがあったと間接的に批判した。

一方、エボラ出血熱を発症して死亡したリベリアの男性患者から二次感染した看護師、アンバー・ビンソンさんは28日、ジョージア州アトランタの病院から退院。オバマ氏はビンソンさんと電話で話したことを明らかにし、「この病は封じ込めることができる」と強調した。オバマ氏は29日には、西アフリカから帰国した医療従事者と意見交換する予定だ。

2014年10月29日 10時36分



 
 
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日印、アフリカ開拓で協力 11月に局長級協議
企業の連携後押し

2014/10/29 13:30

日本経済新聞 電子版

政府は民間企業のアフリカ市場開拓を後押しするため、インドとの連携に乗り出す。11月に外務省局長級の政策協議をインドで開き、経済外交での協力策などを幅広く意見交換する予定だ。アフリカは東部や南部を中心にインドとの歴史的関係が深く、インド系住民も多い。現地市場に精通したインド系資本と組み、日本企業がアフリカに進出する例などを増やしたい考えだ。

対アフリカの投資を巡っては欧州や中国が先行している。政府は日本勢の現地展開を加速するには、日本企業の関心が高いケニアやタンザニアなど、東アフリカで存在感があるインド資本との提携が有望とみる。

インドで生産した自動車をアフリカに輸出するスズキのように、インドに進出した日本企業がアフリカに進出することも重視している。アフリカにはインドと経済発展のレベルが近い国も多く、インドとアフリカの両方をにらんだ製品展開なども見込んでいる。

局長級協議では主に日・インド両国の対アフリカ政策とビジネス分野での連携などを話し合う。外務省は今夏からインドとアフリカ各国にある在外公館を通じ、日印両国の企業のアフリカビジネスでの提携例や協力の余地がある分野を調査。インド側と情報交換に役立てる。

企業活動や投資環境の整備に不可欠なアフリカ各国の人材育成での日印協力についても協議する方針だ。インドで日本が協力してアフリカの技術者を育てることなどが念頭にある。アフリカ開発会議(TICAD)やインド・アフリカフォーラムといった日印両国が主導するアフリカとの政治対話同士の枠組みについても協力を模索する。

日本政府は昨年6月に横浜市で開いた第5回TICADで、5年間で政府開発援助(ODA)約1.4兆円を含め、官民で最大約3.2兆円をアフリカに投じると表明した。



 
 
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米大統領、州の隔離方針を批判 エボラ熱対応の医療従事者

nikkei.com

2014/10/29 10:05

【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は28日、米ホワイトハウスで声明を読み上げ「(西アフリカの)最前線に行くという医療従事者の決意を鈍らせたくない」と指摘し、エボラ出血熱の治療にあたった医療従事者を隔離する一部州の方針を批判した。「米国民を守る最善の方法は感染源で止めることだ」とし、西アフリカの感染封じ込めの重要性を訴えた。

西アフリカから帰国した医療従事者を隔離する方針はニューヨーク州とニュージャージー州などが一時打ち出した。その後、批判を受け自宅待機に変更した。オバマ氏は「恐怖によって対応するようなことはしない」と述べ、隔離の判断は米疾病対策センター(CDC)が27日公表した新指針に準拠するよう求めた。

米テキサス州ダラスの病院で8日に死亡したリベリア人男性を診てエボラ熱に感染した2人目の女性看護師は28日、ウイルスが体内から消えたことが確認された。看護師は米ジョージア州アトランタの病院を退院した。1人目の看護師も24日に退院しており、リベリア人男性からの感染者は2人とも完治した。



 
 
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エボラ出血熱:オバマ大統領、強制隔離を批判

毎日新聞 2014年10月29日 11時16分(最終更新 10月30日 12時05分)

【ワシントン及川正也】オバマ米大統領は28日、エボラ出血熱への対応について「医療従事者が(感染流行国の)最前線に行くことを妨げたくない」と述べ、医師や看護師らが西アフリカでエボラ熱の治療にあたることができる環境整備が重要と強調した。帰国後の「強制隔離」など厳しい防疫対策を導入した一部州の対応を批判した発言で、「科学的根拠に基づかないことをすれば重要な仕事の障害になる」と指摘した。

米政府は27日、エボラ熱治療にあたった医療従事者の帰国後の対応について統一的な新指針を発表。十分な防護策を講じずに治療するなど感染の危険度が高い場合に限って自主的な自宅待機措置を促している。これに対し政府指針より厳しい「強制隔離」を導入したニュージャージー州は制限緩和を拒否し、政府と対立している。

◇看護師が退院

一方、テキサス州ダラスで感染が確認されたリベリア人男性(8日に死亡)を治療して感染し、15日に隔離された看護師、アンバー・ビンソンさん(29)が28日、ジョージア州アトランタの病院を退院した。米国内では男性から感染した別の看護師、ニナ・ファムさんが24日に退院しており、2次感染した2人はともに治療を終えた。

ビンソンさんは今月中旬、感染の兆候がありながら米疾病対策センター(CDC)の許可を得て民間機に搭乗していたが、これまで3次感染は発生していない。現在、米国内での発症者はギニアで治療にあたり帰国後に感染確認され、ニューヨーク市の病院で治療中の医師、クレイグ・スペンサーさんだけとなった。



 
 
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オバマ氏、エボラ統一指針の浸透に期待

The Yomiuri Shimbun

2014年10月30日 10時06分

【ワシントン=井上陽子】オバマ米大統領は28日、米国の一部の州が、西アフリカのエボラ出血熱流行国から帰国した医療従事者らを強制隔離する方針を表明したことに懸念を示した。

ホワイトハウスは、米疾病対策センター(CDC)の統一指針が、各州に浸透することを期待している。

ニューヨーク、ニュージャージー両州は24日、最長21日間の強制隔離を打ち出したが、「非人道的だ」と批判が高まり、その後に一部緩和。外出禁止による隔離措置の方針を示していたイリノイ州も、適切な防護服を着用していた場合は対象にしないと切り替えた。

CDCが27日に発表した統一指針では、発症リスクによって帰国者を4段階に分けて、症状によって必要な措置をとるとしている。アーネスト大統領報道官は28日の記者会見で「メリーランド州などはCDCの指針とほぼ近い措置が取られている」と述べ、同様の動きが他州に広がることに期待を示した。 ただ、独自の措置を取る動きは一部の州で続いており、ニュージャージー州のクリスティー知事は28日、CDCの方針が「非常に分かりづらい」と反発した。

2014年10月30日 10時06分



 
 
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エボラ、遺体埋葬をボランティアが担当

The Yomiuri Shimbun

2014年10月30日 10時06分

西アフリカでのエボラ出血熱への対応について、国際赤十字・赤新月社連盟のエルハッジ・シィ事務総長が、都内で本紙の取材に応じた。

遺体の埋葬を赤十字ボランティアが担っているといい、シィ氏は「遺体から感染する危険は高く、非常に困難な任務だ。流行を食い止めるため、日本など世界各国の更なる協力が必要だ」と訴えた。

シィ氏によると、赤十字はボランティア5300人以上を訓練し、埋葬などにあたる。「遺体を洗い、消毒した上で二重の袋に収容し、穴を掘って埋葬する。気温が35度を超える中、防護服を着ての作業は心身共に消耗する」と話す。

今回の感染拡大の一因は、西アフリカに広く伝わる家族が遺体を洗い、遺体に触る風習にあるとされる。自身も西アフリカ・セネガル出身のシィ氏は「遺体に触れることで残された人々に死者との絆が受け継がれるとされ、遺族にとって重要な意味を持つ」と説明する。

だが、エボラ出血熱で家族を失えば、「愛する人の死に際に付き添えず、伝統的な葬儀も行えず、自身の感染の恐怖と偏見にもさらされる」とシィ氏は指摘。遺族などへのカウンセリングの必要性を強調した。(国際部 角谷志保美)

2014年10月30日 10時06分



 
 
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[FT]エボラ支援に熱心なキューバの誇りと懸念

nikkei.com

2014/10/30 14:00

エボラ出血熱は多くの国でパニックを引き起こしており、キューバでも状況は変わらないように見える。ただ、キューバ政府はエボラ対策としてアフリカに医師を派遣し、幅広い称賛を浴びている。これは米国の制裁緩和につながるかもしれない見事な広報戦略ともいえる。

ラウル・カストロ国家評議会議長の決断により、すでに256人の医療スタッフが西アフリカに派遣され、6カ月間活動することになっている。他の外国人医療関係者は6週間という活動期間が多い。

これと別に200人のスタッフが任務につくため待機している。この取り組みは国営メディアのトップで報じられ、これから骨の折れる危険な仕事に向かうため飛行に乗り込む医師や看護師をカストロ氏が一人ずつ抱きしめる映像が放映されている。

カストロ氏は首都ハバナで最近開かれたエボラ出血熱を話し合う首脳会議で、「西アフリカでこの脅威を封じ込めるために国際社会がすぐ対応しなければ、人類史上最も重大なパンデミック(世界大流行)の一つとなりかねない」と述べた。

■経済から国民の関心をそらす

この動きは、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長から絶賛され、米国のケリー国務長官に歓迎されるなど、同国が珍しく好意的な国際社会の注目を受けて輝く機会となり、低迷するキューバ経済から国民の目をそらすのに一役買っている。

「私たちが誇りに思うか? 私たちの医師や看護師は勇敢だって? もちろん。彼らはヒーローよ」と、キューバ西部の村でカフェを営むマリア・コルドバさんは話す。「ここでは彼らを手厚くもてなし、値引きし、支払いは後日でよいとさえ言う。子どもたちは大切にしなければ。キューバだけでなく世界中どこでも」

だがその声には不安も入り交じる。放課後の児童が列をなしておやつを買い求める傍らで、「(今キューバで流行している)デング熱も十分怖いのに、もしエボラが来たらどうなることか」と話した。

外国に医療関係者を派遣するキューバの伝統は、それを理想の追求だと見なす人々から高く評価されてきた。現在は60カ国で5万人が活動している。

一方で、これを医師に選択の余地がない契約労働の一形態だと見なす人々からは、批判を集めている。彼らは海外で高い給料を受け取り、帰国後も様々な特典を受けるのではあるが。例えば、ベネズエラでは推定1万人のキューバ人医療関係者が働く。ベネズエラがキューバに供給する日量10万バレルの安価な原油への見返りの一部とみられる。しかしベネズエラの状況悪化でキューバ人医師らは米国への亡命を求めているという。

ハバナの東方500キロの町カマグエイの看護学教員アナイダ・ヒメネスさんは、「(エボラ対策に関して)何も強制はされない。派遣される者はあらかじめ志願し、各地域でグループごとの訓練を受け、災害が起きたらすぐ支援に向かえる準備をする」と語った。

「わが国の医療制度では、誰に対してどこで医療活動にあたるにしても、それを拒否する医師や看護師は一人もいないことを理解してほしい。ただし常に例外はある。どんな理由でも報酬を与えられないというようなことはない」

また、キューバ人はおそらく近隣地域で最も安全に暮らせる。同国の予防重視の無料医療制度のおかげで、何らかの症状が現れるとすぐに発見され、それまでのあらゆる接触が追跡調査される。医療従事者がもしエボラ熱にかかれば、アフリカで治療を施し、流行中心地から帰国した者は21日間隔離することになっている。また、キューバ政府はジャマイカや中米に専門家を派遣し、エボラ熱の脅威を退ける方法について助言している。

■外交上のアピールも

キューバのエボラ熱に対する大規模で迅速な対応は、それが計画的にせよ、理想主義にせよ、それ以外の動機であるにせよ、国営メディアが飛びつく朗報であり、苦境に陥った経済から目をそらすのに都合がよい。キューバの食料価格は1年に10%上昇し、経済成長率は1%に減速している。

カストロ氏の市場志向型の改革は遅々として進まず、共産党が約束した「豊かで持続可能な社会主義」の発展への期待に応えられていない。

また、キューバのエボラ対策は外交上のアピールという面もある。国連総会は28日、米政府に対して、50年続く対キューバ制裁措置の解除を求める決議を再び採択した。

カストロ氏は長年の敵である米国と、西アフリカで協力することを呼びかけた。2010年のハイチ地震後の支援でもこれは実現した。米国もキューバの提案を歓迎し、ケリー長官はキューバの人口に比べた貢献度の大きさを強調した。ただ、ハイチ支援における協力関係は、その後の両国の関係改善に結びつかなかった。

By Marc Frank

(2014年10月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)



 
 
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エボラ出血熱:帰国者対応、米の国内対立は深刻

毎日新聞 2014年10月30日 10時53分(最終更新 10月30日 12時18分)

【ワシントン及川正也】西アフリカでエボラ出血熱の治療に携わり、帰国した米国人医療従事者らへの対応を巡り、科学的根拠に基づく「柔軟」な措置を訴える米政府と、国民の不安に応える「厳格」な措置をとる一部州の間で対立が深まっている。両者の論争は過熱し、間近に迫った中間選挙の争点にも浮上している。

オバマ大統領は29日、ホワイトハウスにエボラ熱患者を治療した医師や看護師らを招き「米国の英雄」と称賛。エボラ対策の「最善の方法は流行を発生地で根絶することだ」と強調し、医師らの役割の重要性を強調した。

米政府の指針では、防護服無しでの治療など感染リスクが高い場合に限り、医療従事者の外出や旅行を制限するが、感染の兆候が出るまで隔離はしない。流行地域への医師らの渡航意欲をそがないようにとの配慮もある。

しかし、29日には新たに西部カリフォルニア州が西アフリカからの入国者や、エボラ熱患者に接触した人を一定の条件下で「強制隔離」すると決定。ニューヨーク、ニュージャージー両州を皮切りに導入された「強制隔離」やそれに準じる厳しい指針を採用する州は、米メディアによると少なくとも8州に増えた。

背景にはエボラ熱の拡散に対する米世論の懸念の広がりがある。29日発表のCBSテレビの世論調査では80%が西アフリカからの帰国者全員の隔離を支持した。強硬派の急先鋒(せんぽう)でニュージャージー州のクリスティー知事(共和党)は「(強制隔離は)世論の常識だ。微動だにしない」と強調し、オバマ政権と対立。CNNテレビの調査では中間選挙の投票判断で36%がエボラ熱問題を「極めて重要」と回答するなど、選挙戦を左右する課題に浮上した。

強硬措置への抵抗も表面化した。ニュージャージー州の病院に隔離され、感染が確認されず自宅があるメーン州に戻った女性看護師ケーシー・ヒコックスさん(33)は、「自宅隔離」を求める州当局の要請を拒否した。29日にテレビ出演したヒコックスさんは政府指針に基づき体調を自己管理しており、感染の兆候もないと指摘。「制約が続くなら裁判所に訴える」と表明した。弁護士も「強制は正当性がなく違法だ」と批判している。



 
 
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エボラ出血熱:米軍部隊の帰還時に21日間隔離措置

毎日新聞 2014年10月30日 10時55分(最終更新 10月30日 12時03分)

【ワシントン和田浩明】米国防総省は29日、エボラ出血熱対策で西アフリカ諸国に派遣される米軍部隊の全将兵を対象に、帰還時に21日間の隔離措置を実施すると発表した。米疾病対策センター(CDC)は西アフリカから帰国する医療従事者に自主的な自宅待機を促すにとどめているが、軍側はより強い措置を選択した。ヘーゲル国防長官は「派遣される兵士の多さや家族の要望を考慮した」と説明している。

西アフリカからの帰還兵士については、既に陸軍が先遣隊をイタリアで「監視」対象とし、外出や家族との面会を規制している。

オバマ大統領は最大4000人の派遣を承認している。国防総省によると、隔離措置の具体策は15日以内に統合参謀本部が作成し、45日後に見直しを行う。

オバマ大統領は西アフリカでのエボラ熱流行を「国際的な安全保障上の脅威」と見なし、米兵を派遣して治療施設の建設や医療関係者の運輸態勢強化などを支援している。



 
 
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エボラ出血熱:「撲滅に全力を」…ローマ法王要請

毎日新聞 2014年10月30日 10時57分(最終更新 10月30日 12時04分)

【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は29日、バチカンでの一般謁見で、エボラ出血熱の感染が「アフリカ大陸の特に貧しい人々の間で広がっている」と指摘。国際社会がエボラ熱の撲滅に全力を尽くすよう要請するとともに、現地で治療や支援にあたる医師や看護師、ボランティア、宗教団体などの取り組みをたたえた。



 
 
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米エボラ熱対策、医療支援団体が強制隔離を批判

jp.reuters.com

2014年10月31日08時59分

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 国際非政府組織 (NGO)の「国境なき医師団」は30日、米国の一部の州がエボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカから帰国した医療関係者を強制隔離していることについて、団体の医療支援活動を損ねると批判した。

同団体は、強制隔離による偏見を避けるために、医師や看護師のなかには帰国を遅らせ、感染していないことを確認するために欧州に21日間滞在する人もいると指摘。

強制隔離措置を受け、医療関係者の派遣期間を短縮することを検討していると明らかにした。



 
 
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エボラ熱「人道の危機」 ウイルス発見の博士に聞く

asahi.com

江木慎吾2014年10月31日08時22分

エボラウイルス発見者の一人で、国連エイズ計画(UNAIDS)事務局長としてエイズ対策を主導したロンドン大学衛生熱帯医学大学院学長のピーター・ピオット博士(65)が30日、都内で講演した。講演の質疑や朝日新聞とのインタビューで、いまのエボラ熱の大規模感染は「日本の一般大衆にとって直接の脅威にはなってはいない」としつつ、西アフリカの状況を人道危機ととらえ、日本が得意な支援を生かすべきだと語った。

ピオット氏は「ウイルスが入ってくる準備を医療機関が整えることが大事だ」とし、水際対策について「空港での体温検査は、教育や注意喚起はともかく、科学的にあまり効果はない」と話した。ニューヨーク州などが西アフリカで感染者と接触した医師らに3週間の隔離措置を導入したことについても、感染地に赴く医師らの熱意をくじくとして知事に撤回を申し入れたという。

国境封鎖などで感染地を孤立化させれば、支援を困難にし、感染克服を阻害すると指摘する。「経済活動は止まり、貧困は拡大し、国が普通の機能を失ってしまう。保健衛生の問題ではなく、もはや人道危機だ」と話した。保健予算をエボラ対策に振り向ければ、エイズ、結核やマラリアなどその他の病気で死者が増えるだけになると分析した。

米英は災害支援に経験豊富な軍を現地に送り込み、感染者の収容施設づくりなどに力を注いでいる。「人道援助に豊富な経験を持つ日本も、この方面で支援できる」と話した。

エボラ出血熱は、1人の感染者からでも大規模感染につながる。「感染が減少に向かっていたギニアで1人の葬儀に集まった人たちから再び拡大したことがわかっている。最後の1人まで気が抜けない」としながら、各国の支援や、現地で死者の埋葬方法を見直す動きが出てリベリアでは感染拡大がにぶっているとした。「クリスマスまでにすべての地域で感染が減少に転ずる可能性がある」と楽観的な見方を示した。

エボラウイルスに接触する危険性は、感染して死亡した人の遺体が最も高い。ものに付着したウイルスは数時間程度しかもたない。「難しい問題は医療関係者らが防護服を脱ぐ時だ。国境なき医師団(MSF)では、脱衣を監督するようにしている」と話した。

エボラウイルスが変異して感染力が強まった可能性について「変異したという証拠は何もない」と否定した。「変わったのはウイルスではなく、人の対応だ」として、過去に例を見ない今回の大規模感染は初動の遅れに原因があるとした。

感染者が快復しても社会に受け入れられない状態が続いていると指摘した。免疫のついた快復者を、感染者のケアにあてることによって社会復帰をはかることを提案した。(江木慎吾)

   ◇

《ピーター・ピオット氏》 ベルギー生まれ。1976年にアフリカのコンゴ(当時ザイール)で発生した感染症で、後にエボラと名付けられた未知のウイルスを確認、現地で治療に当たった。95年から2008年まで国連エイズ計画(UNAIDS)の初代事務局長。世界保健機関(WHO)エボラ科学委員会の座長も務める。日本のグローバルヘルス技術振興(GHIT)基金理事。第2回野口英世アフリカ賞受賞。



 
 
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米国:大統領側近交代か…エボラ、イスラム国対応後手

毎日新聞 2014年10月31日 12時45分(最終更新 10月31日 13時58分)

【ワシントン西田進一郎】米紙ニューヨーク・タイムズは30日、オバマ米大統領がイスラム過激派組織「イスラム国」やエボラ出血熱への対応などが後手に回ったとの批判を受け、11月4日の中間選挙後にもライス大統領補佐官(国家安全保障担当)ら外交安全保障担当を交代させる可能性があると報じた。ヘーゲル国防長官がライス氏にシリア政策を批判するメモを送ったとされるなど、政権内の不協和音も取りざたされている。

同紙は、既にエボラ熱でバイデン副大統領の首席補佐官を務めたロン・クライン氏を対策責任者に、イスラム国対応では、有志国連合を構築する大統領特使にアフガニスタン駐留米軍司令官を務めたジョン・アレン退役大将を起用するなど、大統領が周辺に「新たな血」を入れ始めていると指摘した。

オバマ政権2期目では、外交安全保障を巡り、ホワイトハウスで司令塔となるライス氏らが批判を浴びてきた。ライス氏ら側近グループとケリー国務長官、ヘーゲル氏らの「距離」も指摘されており、大統領が人事を通じて状況を打開しようとする可能性がある。

同紙はヘーゲル氏が先週、オバマ政権のシリア政策を鋭く批判する2枚のメモをライス氏に送ったと紹介。アサド大統領に米政府の意思をはっきり説明するのを怠ったことを指摘したものだという。

ヘーゲル氏は30日の記者会見で「(アサド大統領にとって)二つの敵が破壊され、より良い立場にいるのではないか」と問われ「そうだ。アサドはもちろん利を得ている」と強調。メモについても「我々は何が一番かという考えを大統領や国家安全保障会議に提供する義務がある」と、否定しなかった。



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