アフリカ Africa 2013年8月

Following the fifth Tokyo International Conference on African Development, or TICAD V, held in Japan from June 1-3, 2013 diplomats and United Nations officials held a briefing at the UN's New York headquarters on the effect TICAD's results will have on the Millennium Development Goals, or MDGs.

As the 2015 deadline for the MDGs approaches, officials are using newfound insight to examine the efficacy of different programs. Focus has shifted to Africa and the 34 of the world's 49 Least Developed Countries, or LDCs, located there. Japanese leaders are taking particular interest in Africa as an investment, helping Africa reach these goals in hopes of a future partnership.

While the MDGs have made strides in eradicating poverty and improving the health of individuals located in LDCs, experts expect the goals to fall short of its targets. The Yokohama Declaration 2013 and Yokohama Action Plan 2013-2017 resulting from TICAD V use hindsight to build upon the shortcomings of the MDGs in preparation for the post-2015 development goals.

"The discussions and recommendations emerging from TICAD are expected to feed into the global discussions on post-2015," Babacar Cisse, Deputy Regional Director for the UN Development Program's Regional Bureau for Africa, tells MediaGlobal News.

"In addition," Cisse tells MediaGlobal News, "the Yokohama Action Plan identifies a range of development priorities that complement what is expressed in the MDGs."

Yoshifumi Okamura, Ambassador for African Affairs and Director-General for African Affairs from the Ministry of Foreign Affairs in Japan, said at the briefing that the conference held "three overarching principles" for African development.

The first guiding principle, Okamura explained, emphasizes the necessity of African involvement in its own development agenda, while being supported by outside countries such as Japan.

Secondly, MDGs are essential to African empowerment. Many of the goals, such as the first (eradicating extreme poverty and hunger) and sixth (combating HIV/AIDS) goals are precursors to sustained economic development.

"The attainment of MDGs is a priority in the Yokohama Declaration," Cisse tells MediaGlobal News.

Thirdly, Japan's $32 billion aid package serves as a pledge to achieve the first and second principles through strengthening and empowering young African leaders.

Advocates and scholars alike see the plan as a change from previous discussions about African development and helping LDCs.

Anastasia Shown, Assistant Director of the University of Pennsylvania's Africa Studies Center, explained the differences between TICAD V and previous development declarations.

"Focusing on the continent is a step forward," Shown tells MediaGlobal News. The plan "is specifically focused on Africa, which the MDGs were not."

The Yokohama Action Plan and the Yokohama Declaration address developing leadership among youth and building trade, points not currently specified in the MDGs or current post-2015 plan.

Focus on African issues is not new, but TICAD V takes a different approach toward creating a plan to further African development. Not only does it support its ideas with financial backing, but emphasizes the involvement of experts from different fields and perspectives.

"The Action Plan also highlights the importance of private sector development, infrastructure, agricultural transformation, and employment creation," says Cisse to MediaGlobal News.

"One of the features of TICAD is that it is an open and multilateral forum for dialogue and action on African development," Cisse tells MediaGlobal News, "with the participation not only of African countries, but also Asian and donor countries, international organizations, private sector, civil society, and NGOs."

Despite the collaboration, Shown believes TICAD V has its imperfections.

"I think women and working youth need to be more of a focus in the plan. Without active intervention, specifically with women, little progress can be made," Shown tells MediaGlobal News.

Attempts to tackle African problems from a continental perspective rather than a regional perspective may also prove difficult. Given the range of geography and issues that face individual countries within the African continent, "it will be hard for any blanket plan to work well in every single country," Shown explains.

Despite the inevitable shortcomings Shown outlines, TICAD V serves as a way to address development issues in the continent that contains the majority of the world's least developed countries while providing a step forward in post-MDG planning, asserts Cisse.

As experts search for answers to modern development questions, TICAD V may be the collaborative experiment needed to advance Africa and perfect future plans.

米、１８在外公館再開へ…中東・北アフリカなど

【ワシントン＝山口香子】米国務省のサキ報道官は９日、保安上の理由で４日から閉館していた中東や北アフリカなどにある１９の米大使館・領事館のうち、１８在外公館の業務を１１日から再開すると発表した。

イエメンのサヌアの大使館については、「『アラビア半島のアル・カーイダ』によるテロの脅威が引き続きある」として、当面閉館を続ける。また、８日に閉鎖したパキスタン・ラホールの総領事館も閉館を続ける。

（2013年8月10日13時46分 読売新聞）

首相がアフリカ歴訪検討　来年１月にも、資源確保狙う

nikkei.com

2013/8/14 2:02

安倍晋三首相は来年１月にもアフリカ諸国を歴訪する方向で検討する。南アフリカなどサハラ砂漠以南の国々と結びつきを強めて資源の安定調達につなげ、政府開発援助（ＯＤＡ）を活用したインフラ輸出の拡大にも力を入れる。首相は８月下旬に中東、10月には東南アジアも訪れる予定で、経済外交を加速する。

訪問先は南アやコートジボワールなどが候補に上がっている。サハラ砂漠以南の地域は「サブサハラ」と呼ばれ、原油や天然ガス、レアアース、プラチナなどの埋蔵量が豊富だ。近年もモザンビークで油ガス田が発見された。政府は資源開発を促すため企業と連携し、現地の人材育成や技術指導に力を入れる方針だ。

現職首相のアフリカ訪問は2006年の小泉純一郎氏以来となる。小泉氏はエチオピアとガーナの２カ国を訪れた。各国を歴訪するには国会日程との調整が課題になる。

資源が豊かなアフリカとは中国も関係を強化している。習近平国家主席は３月にタンザニア、南ア、コンゴ共和国を歴訪し、計200億ドルの借款を約束した。外務省によると、11年の日本の対アフリカ貿易額278億ドルに対し、中国は1386億ドルと差が大きい。

アフリカの政治力も大きな魅力の一つだ。日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りには「アフリカ票」の確保が不可欠だ。緊密な関係を築くためにも経済・外交両面で連携を深めていく。

気候変動の原因は「人間」、９５％の確率　国連パネル草案

cnn.co.jp

2013.08.21 Wed posted at 12:00 JST

（ＣＮＮ） 国連の気候変動に関する政府間パネル（ＩＰＣＣ）が、気候変動は人間の活動によって引き起こされている可能性が「９５％」に上るとの報告書をまとめていることが２１日までに分かった。ＣＮＮが草案の概要を入手した。

ＩＰＣＣは１９９０年以降、気候変動の影響や予測などを評価する報告書を定期的に発表している。次回の第５次報告書は９月以降、段階的に発表される予定だ。

草案によると、ＩＰＣＣは１９５１〜２０１０年に観測された世界的な地表温度の上昇について、半分以上は人間活動の影響が原因だった可能性が「非常に高い」との見方を示す。前回の第４次報告書は、気候変動が人為的原因で引き起こされた可能性を「９０％」としていた。

報告書の内容は発表までに修正される可能性もあるが、第４次報告書の作成にかかわった米気象協会のマーシャル・シェパード会長によれば、今回も人間活動の影響を強く指摘することは確実だという。

草案は、温室効果ガスの増加によって１９５０年以降の平均気温は約０．６度上昇したと指摘。２１００年までにはさらに１〜３．７度上がると予想している。

海面の上昇は現在の年間約３ミリからさらに加速する可能性が非常に高く、２１００年までに５０〜９７センチ上昇する見通しだという。

現状のまま、あるいはこれ以上のペースで温室効果ガスの濃度が上がり続ければ、全世界の気候システムに過去数百〜数千年で例がないほどの変化が起き、それが何世紀も先まで残ることが考えられる。

海面上昇による脅威をめぐっては、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」の最新号に、水害で大きな被害が懸念される都市を挙げた研究が掲載された。最もリスクが高い都市は中国・広州とされ、米国のマイアミ、ニューヨーク、ニューオーリンズ、インドのムンバイがこれに続いている。

アフリカの緑の革命を強化するため、空を見よう

the Guardian

2013年8月22日

アフリカは、気温や相対湿度のデータを収集するため、大陸全土に渡って２万ヵ所に測候所を設置する予定だ。デルフト工科大学をはじめ、様々な大学や企業はTAHMO（湿度観測計ネットワーク）を作るために共同作業を開始する。TAHMOは重要な情報を記録する事により、農業行程を予測し、効率良い政策を作成し、食料生産を改善する。TAHMOで集められた生のデータは一般に公開する予定だ。測候所は一ヶ所あたり、わずか５００ドルで設置でき、高等学校の校庭に設置されれば、生徒達もデータ収集に協力出来る。しかし、持続的な資金供給は将来的に問題になる恐れがある。

Africa will start to set up 20,000 weather stations across the continent to collect data such as air temperature and relative humidity. Delft University of technology and other universities and business are working together to create Tahmo, a hydro-meteorological observatory network. These weather stations will help record vital information that can help predict agricultural patterns, create more effective policy making and improve food production. The raw data collected will be available to the public. These stations will only cost $500 each and will be managed partly by school children. However, sustained funding might be a problem in the future.

外務省概算要求、ＯＤＡ11％増　途上国支援で存在感示す

nikkei.com

2013/8/28 0:19

外務省は2014年度予算案の概算要求で、政府開発援助（ＯＤＡ）関連予算を4706億円と13年度当初予算に比べ11.7％増やす方針を固めた。円安のためドルベースで目減りすることなどを考慮する。発展途上国への支援で存在感を増す中国をけん制する狙いもある。

政府全体のＯＤＡ予算は日本が世界一の援助国だった1997年度をピークに財政難から減少を続けている。外務省所管分のＯＤＡ予算が大幅に増えれば、政府全体のＯＤＡ予算が15年ぶりに増加に転じる可能性がある。

ミャンマーや中東・北アフリカへの支援、アジアやアフリカでの海上安全保障能力の強化などに重点を置く。民間企業と連携したインフラ輸出や医療技術の国際展開、防災対策への支援にも取り組む。

避けられない「気温２度上昇」の巨大リスク　洪水や台風など

日本総合研究所理事　足達英一郎

2013/8/30 7:00

「ティッピング・ポイント」という言葉がある。「（重大な変化が起きる）転換点」を意味する。人類の経済活動から排出される温室効果ガスによって引き起こされる地球全体の平均気温の上昇を、産業革命前（人為的な温暖化が起きる前）と比べて２度未満に抑えるという目標が、これまでは世界で合意されてきた。それ以上の気温上昇になると、極めて深刻な問題が生じると予測されたからだ。２度が「ティッピング・ポイント」だったのである。

しかし、２度未満に抑えるという目標は、実現できそうにないという見通しが優勢になってきた。国際機関による複数の報告書にも、地球全体の平均気温の上昇が２度以上となることを前提に、その対応策を講じるべきとする内容のものが目立つようになっている。

世界銀行が発表した「Ｔｕｒｎ　Ｄｏｗｎ　ｔｈｅ　Ｈｅａｔ　2013」と題する報告書では、気候変動がアフリカ・サブサハラ地域、東南アジア地域、南アジア地域で、どのような悪影響を及ぼすことになるかを詳細に予測・分析している。

東南アジア主要都市の気候変動の影響予測

(出所)Turn Down the Heat 2013から抜粋

具体的には、現時点の0.8度上昇の水準から、２度、４度に各々上昇した時に、農業生産、水資源の確保、沿岸漁業、海岸線の保全などといった領域で、どのような現象が生じるかが丁寧に描写されている。日本企業にとっても結び付きの強い東南アジア地域については、夏期の熱波の深刻化、マニラ、ジャカルタ、ホーチミンシティ、バンコクなどで50センチメートルを超える海面上昇、台風の巨大化などが懸念されるという。

国連環境計画は「ＧＥＯ−５　ｆｏｒ　Ｂｕｓｉｎｅｓｓ」と呼ぶ報告書を公表。建設、化学、電力、鉱山、金融、食品、医療、情報通信、観光、運輸という10の業種について、地球環境問題の趨勢がどのような脅威と事業機会をもたらすかを記述している。例えば、食品業界では、農産品や畜産品の入手、品質維持が困難となり、価格高騰が深刻化することや、水資源の確保が困難になる懸念を分析している。

18日に英国の有名科学誌に掲載された論文では、海沿いの世界の大都市136について分析。洪水防止策を大幅に強化しない限り、洪水による年間被害総額が2050年までに１兆ドルに達する恐れがあると警告し、話題となっている。

地球全体の平均気温の上昇が２度以上となることを前提とした対策としては、６月に米ニューヨーク市が公表した「より強靭で、回復能力を有するニューヨークを作る」とする438ページにも及ぶ包括計画が世界的に注目を集めている。

12年10月に街を襲ったハリケーン・サンディの甚大な被害が計画づくりの直接の引き金になったとはいえ、温室効果ガスの排出を原因とする気候変動の影響を加味したうえでの計画だ。実はニューヨークでは08年の段階で、気候変動に適応できるよう対策を講じるべきだとする提言が、有識者等から既になされていたという事実もある。

日本国内では、農業分野で高温などに耐える品種改良の取り組みが打ち出される程度で、包括的な計画立案に至った自治体はない。政府は国としての備えを15年夏にも公表し、都道府県ごとの影響も示す予定だと伝えられる。だが、本来なら「国土強靱化推進」の政策にも、首都直下型地震や南海トラフ地震といった大規模な自然災害に加え、気候変動への適応の視点がより明確に盛り込まれるべきだろう。

この夏、熱中症で病院に運ばれた人は全国で４万人を超え、気象庁の観測地点927のうち、およそ１割の地点で史上最高気温を更新したという。不安をかき立てるべきではないとの意見もあろうが、「ティッピング・ポイント」を超えた世界を、しっかりと直視しておくことは決して無駄ではない。

［日経産業新聞2013年８月23日付］