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イラン

http://www.interq.or.jp/www1/infomat/info07020.htm#iran



◆アレズ ファクレジャハニさん→川尻さん→

Date: Sun, 4 Jan 2004 21:07:15 +0900
Subject: [mhr:2287] Re: 【転送】イラン大地震>医薬品寄付願い

医療と人権メーリングリスト mhr からの配信です。
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川尻雛子(元厚生科学研究員、音楽家)です。

医薬品援助の続報メールをアレズさんからの依頼により、
転送いたします。
援助やアドバイスをできる方はよろしくお願いします。

ーーーここからーーー

今朝、Dr.Kaavianiから現在の状況と必要の医薬品リストが
届きました。

夕べ現在では、テヘラン医科大付属、ホメイニ病院に199人の
患者が入院しています。120人が手術を受け、そのほとんどは
骨折患者だそうです。患者の中で、16人はSPINEの手術を受け
、5人はCORD患者で、首から下が麻痺になっています。現在、
一般的な骨折医療器具に加え、電動マットと牽引機械を緊急に
要求していす。
運送方法についてもイラン大使館が「緊急である以上タダで送
れます」との答えでした。

またvancomycin と hydrocortisonも少量で欲しいとのことで
した。更に、赤十字の情報によると、薬の寄付の場合は「国際
基準の英語名」を明記したものが適切とのことです。

これらの機械をどこかから安く御提供していただけるところは
ご存知ではないでしょうか。恐らく大変高価な物であろうから
、全部寄付でなくてもいいのです。

再度いろいろなコメントに御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
アレズ ファクレジャハニ
東京工業大学大学院

 
>TOP

◆200401
 アレズ ファクレジャハニさん→川尻さん・他→

**************<転送歓迎>

イラン南東部地震の医療救援のお願い
2004年元日配信

 2003年12月26日にイラン南東部で発生した大規模地震による被
害は、拡大する一方で、12月31日現在、既に埋葬された人が
28000人、死者は5万になる模様で、負傷者数万人という未曾有の
被害報告が出ています。現地からの報告によると、被災地一帯の
病院だけでなく、首都テヘランの病院にも次々に患者が運び込ま
れています。
 そのような中で、12月27日、テヘラン医科大学附属「イマーム
・ホメイニ病院」の救急センター長カービアニ医師(Dr. Ahmad
Kaaviani)から、私(アレズ、現在、東京工業大学大学院博士課
程留学中)の妹(エルハーム、現在大阪医科大学留学中)のもと
に、手術後に必要な抗生物質や点滴用のチューブ・セット、骨折
患者の手術道具と手術後のコルセット等(詳細はリスト参照)が
不足しているという知らせが入りました。(救急センター長カー
ビアニ医師は、妹がテヘラン医科大学附属に勤務していたときの
上司でした)祖国での悲惨な状況に対して、私たちにできること
は何かについて妹と相談した結果、テヘラン医科大学附属「イ
マーム・ホメイニ病院」の救急センター長から届いた情報を皆様
に公開し、不足している医薬品等を提供していただける方々とイ
マーム・ホメイニ病院との間を取り持つことだという結論に至り
ました。

 以下のリストにある医薬品を寄付していただける方々がいらっ
しゃいましたならば、mail to: iran_bam2003@yahoo.co.jp [日
本語可]にご連絡いただければ幸いです。(なお、低価格でご提
供いただける方もご一報いただければ幸いです。)

 なお航空輸送費は在東京イラン大使館が負担し、通関等の業者
は、こちらでご紹介いたします。(医薬品の量にもよりますが、
通関手数料は数千円程度ですの、あわせてご寄付いただけると大
変にありがたいです。)
 医薬品は地震による負傷者が治療を受けているテヘラン医科大
学「イマーム・ホメイニ病院」救急センターに届けられるように
私たちで、手配いたします。。

★ここまでのプロセスをまとめると、以下のようになります。

1、医薬品ご提供に関する連絡が届く。
2、現地での必要数などを確認した上で(時々刻々と必要品が変
化しますので、念のために確認をいたします)、通関業者の連絡
先をご紹介する。
3、ご寄付いただく方が、直接に通関業者に連絡の上、医薬品を
発送する。
4、通関業者に医薬品が届いたことが確認できた時点で、再度ご
連絡をいただく。
5、イラン側でイマーム・ホメイニ病院へ運搬する人を、私たち
が手配。
6、イマーム・ホメイニ病院に医薬品が到着したことを確認後、
ご報告いたします。

☆なお、私たちの力には限りがありますので、医薬品提供のお申
し出は、1月12日で締め切らせていただくことにしたいと思いま
す。

★必要な薬品名12月30日現在(現地の情報に基づき随時更新いた
します)
(更新の情報を大阪外国語大学ペルシア語専攻のホームページで
ご確認ください。
 http://www.osaka-gaidai.ac.jp/~mes/persian/JISHIN.HTML
 )
 点滴用のチューブ・セット、骨折患者の手術道具と手術後のコ
ルセット等に加え、薬品は
 1.Amp Clindamycin(ダラシンS注射液600mg) 2.Amp
Hydrocoristone(水溶性ハイドロコートン500mg) 3.Amp Gamma
Globulin 4.AmpTetanus Toxoid 5.Amp tetanobulin 6.Amp
Atropine(硫酸アトロピン注射液) 7.Amp Adrenaline(ボスミ
ン注) 8.Amp Ceftriaxone(ロセフィン静注用1g) 9.Amp
Metronidazole 10.Amp Cefazolin Sodium(セファメジンα注射
用) 11.Amp Haloperidol(セレネース注) 12. CapCefixime
(セフゾンカプセル100mg)(括弧内は日本での名称例)

 テヘラン医科大学附属イマーム・ホメイニ病院
 首都テヘランにある病院で、最大級の病院でベット数1000台あ
まり。ヘリポートがあるために、緊急の患者はすべてこちらに運
び込まれている。地震発生から48時間の情報によると、テヘラン
大学の3つの付属病院だけで、運ばれた患者数は、イマーム・ホ
メイニ病院225名、 イブンシーナ病院136名、シャリアティ病院
110名となっています。

 この呼びかけに賛同し、医薬品をすでに提供してくださった機

・大阪医科大学一般・消化器外科教室のグループ。1医薬品の第
1便をイラン航空にて発送しました。(2003-12-29)
・日本国内の複数の大学や病院がこの呼びかけに応じて医薬品提
供の用意をしていると連絡がありました。(2003-12-30)

呼びかけ人
アレズ・ファクレジャハニ(東京工業大学博士課程)、エルハー
ム・ファクレジャハニ(大阪医科大学博士課程)

賛同者
板垣雄三(東京大学名誉教授)、臼杵陽(国立民族博物館)、大
野元裕(中東調査会)、黒木英充(東京外国語大学)、酒井啓子
(アジア経済研究所)、桜井啓子(学習院女子大学)、
高橋和夫(放送大学)、谷川允彦(大阪医科大学)、竹原新(大
阪外国語大学)、Zahra Taheri(東京外国語大学)、柘植元一
(東京藝術大学)、長沢栄治(東京大学)、野元晋(慶應義塾大
学)、橋爪大三郎(東京工業大学)、羽田正(東京大学)、森本
一夫(北海道大学)、山岸智子(明治大学)

・この件についての賛同者も募っております。賛同してくださる
方は、ご連絡ください。よろしくお願いいたします。
mail:iran_bam2003@yahoo.co.jp [日本語可]
・このメールを自由に転載・再配布できます。但し、誤解のない
ように一部の取り出したり改変するのをお止めいただきたい。
メーリング・リストや掲示板への再配布も歓迎です。

 
>TOP

Date: Mon, 02 Feb 2004 00:48:58 +0900
From: 西田 清志
Subject: [public--philosophy.627] イラン大地震の御礼と報告

にしだです

先月の12日には
イラン人留学生アレズさんから
”感謝のメール”が入っていました

PCを紛失し
その後、「イラン大地震」の報告が遅れました事
お詫び申し上げます

ーーーーー<重複御免>

大変お世話になっています。
東京工業大学大学院のアレズ・ファクレジャハニです。イラン東
南部地震医療品支援のこれまでと今後に関する報告を以下のよう
にまとめました。
皆様のご支援・ご助言・ご協力に、心から御礼申しあげます。

******************【転送歓迎】
イラン東南部地震医療品支援のこれまでと今後
2004年1月12日発信

############
(1) 1月12日(月)で、新たな医療品ご提供の受付を終了しま
す。
(2) 医療品支援の活動を引継いでいただける団体やグループ
を募集しています。
(3) これまでにご提供いただいた医療品リスト
############

(1)新規受付終了について
 イラン東南部地震へ医薬品支援の呼びかけに対して、本当に多
くの方々からご支援やご助力をいただき、心から御礼申しあげま
す。

 テヘランの病院では、入院患者が"減る"どころか、バム周辺の
仮設病院から脊髄損傷の重度の患者等が運ばれてくる状況です。
しかし、残念ながら活動当初からの予定どおり、1月12日をもっ
て、新たな医療品のお申し出を終了させていただきたいと思いま
す。
 無論、12日以前にお申し出のあった病院関係者の方々につきま
しては、引き続き、現地との連絡を取り、その結果を連絡いたし
ますので、今しばらくお待ち下さい。

 被災者を支援したいという一心で、素人が始めた運動でした
が、皆様にいろいろと支えられて、ここまでやって来ることが出
来ました。お会いしたこともない専門医の方に相談にのっていた
だいたり、大手製薬会社や政令指定都市役所などから予想を上回
る量の薬を提供していただきました。改めて、皆々様に御礼申し
上げます。
 下記にご提供いただき、現地に送ることができたリストを紹介
いたします。(現在、確認段階であるものに関して、順次、大阪
外国語大学ペルシア語専攻のホームページで紹介させていただき
ます。
 http://www.osaka-gaidai.ac.jp/~mes/persian/JISHIN.HTML

 しかし、死者3万以上というバム大地震の被災者たちの必要と
している医療品は、まだまだ不足しているのが現状です。テヘラ
ンのイマーム・ホメイニ病院に入院している脊髄損傷者の数から
推測すると残念ながら、全国の病院にいる脊髄損傷者は、膨大な
数となります。
 ちなみに、イマーム・ホメイニ病院の入院患者200人中、16人
が背骨を骨折し、そのうち5人が脊髄損傷者です。この割合でみ
ると、15,000人以上と言われる全国の入院患者中、1200人が背骨
を骨折し、375人が脊髄損傷者との計算になります。
 つまり、悲しいことに1600人ほどが、一生寝たきりの生活とな
りますが、そのためには、褥瘡予防用エアー・マットが必要で
す。しかし、褥瘡予防用エアー・マットは、イランでは非常に高
価なもので、それを買えるような人は、ほんとうに一握りの人だ
けです。

 イランの状況を知りながら、この活動を12日で打ち切らなけれ
ばならないことに、私は心を痛めています。多くの方々のご協力
をいただきながらも、事実上「素人の一人事務局」として活動
し、この2週間は、一日16時間以上をこの支援に集中致しまし
た。たまたま大学の休み期間中だったので、可能でしたが、これ
からは、博士論文の準備や引越し準備をしなければなりません。
このような状態で、活動を続けることは、どうしてもできませ
ん。その点をご理解いただければ幸いです。
 この場を借りて、私が運営する「素人事務局」 を、年末年始
の期間であったにもかかわらず、時間と労力を惜しまず助けてく
ださった「大阪外国語大学ペルシア語専攻の先生方及び学生の皆
様」、「関西労災病院の整形外科医師、看護師のグループの皆
様」、そして、親身の友人に心からお礼申し上げます。

 お名前をご賛同者にさせていただいた方々にも御礼申し上げま
す。忙しさのあまりに、ご賛同者リストの更新ができなかったの
をお許し願い、改めてお詫びいたします。


(2)活動の引継ぎについて
 今回の私の活動は、一応ここで一区切りといたしますが、イラ
ンでは、依然として多くの被災者が、苦しい状況に置かれていま
す。この活動を引継いで下さる団体やグループなどをご紹介いた
だければ幸いです。現地のニーズは時々刻々と変化しております
が、これからは、緊急援助からより長期的な支援へと移行する必
要もあると思います。是非とも、そのような方々をご存知であれ
ば、ご紹介していただきたいと存じ上げます。引継いで下さる
方々には、勿論、こちらで出来る限りのお手伝いをいたします。

 神戸の震災から10年近くたった今でも、多くの方々が、なお痛
みを抱えています。バムの被災者に対して、是非とも今後もご支
援下さいますよう、お願いいたします。
 最後になりますが、さまざまなかたちでご支援くださったすべ
ての方々にバム大地震被災者に代わって再度御礼申し上げます。

2004年1月12日

アレズ・ファクレジャハニ
東京工業大学大学院
社会理工学研究科
価値システム専攻

*********************

(3)ご提供いただいた医薬品・医療器具など1月12日付け(現
在、いただいているご提供お申し出の結果を改めて知らせいたし
ます。)

■関西労災病院の整形外科医師、看護師のグループがこの呼びか
けに賛同して1月10日の段階で褥瘡予防用エアー・マットを発送
したと連絡がありました。(2004-01-10)
■岐阜県安八郡の墨俣医院の熊崎俊英医師(岐阜県安八郡医師会
長)がこの呼びかけに賛同して1月9日の段階で褥瘡予防用エアー
・マットを発送したと連絡がありました。(2004-01-09)
■ファイザー(株)がこの呼びかけに賛同して1月8日の段階で医薬
品を発送したと連絡がありました。(2004-01-08)
■テルモ(株)がこの呼びかけに賛同して1月8日の段階で医薬品を
発送したと連絡がありました。(2004-01-08)
■1月7日の段階で、災害に備えて医薬品を備蓄している政令指定
都市の市役所、複数の国内および外資系の製薬会社、医療機器
メーカー等がこの呼びかけに賛同して、1月12日発の便での送付
をめざして準備をしていると連絡がありました。(2004-01-08)
■大阪医科大学のグループが送付した医薬品等は既にテヘラン医
科大学「イマーム・ホメイニ病院」に届いていると連絡がありま
した。(2004-01-08)
■日本マティス(株)がこの呼びかけに賛同して1月7日の段階で骨
折患者用の医療器具を発送したと連絡がありました。
(2004-01-07)
■大阪医科大学一般・消化器外科教室の谷川允彦教授のグループ
がこの呼びかけに賛同して12月29日19時の段階で医薬品の第1便
を発送しました。(2003-12-29)

【12日以前にご支援のお申し出をいただいた方々へ】
■ご支援のお申し出をいただきながら、まだ、現地との調整が付
かないために、お待ちいただいている方々が、大勢おります。12
日以降も引き続き、現地との連絡を取り、結果がわかり次第、ご
連絡いたしますので、今しばらくお待ちください。



UP:200401 REV:20040217,0422
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