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障害学研究会関西部会・2005

障害学  障害学 2005  障害学研究会関西部会



◆20050206 障害学研究会関西部会第23回研究会 案内 例会記録
◆20050904 障害学研究会関西部会第24回研究会 案内 例会記録




倉本@関西部会世話人です。

下記の要領で障害学研究会関西部会第23回研究会を開催いたします。
どなたでもご参加いただけます。案内文末の【!】印のサービスをご利用の場合を除いて、事前のお申し込みは不要です。当日、直接会場にお越しください。ふるってのご参加をお待ちしております。

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■障害学研究会関西部会第23回研究会

テーマ:障害疑似体験の功罪〜実態調査と自主体験結果から(仮)
    ※メール末に報告概要を掲載しております。

報告者:関大Disability Studiesグループ(KDSG)
    =社会学部杉野昭博ゼミ3年生

日時:2月6日(日) 午後2時〜5時

会場:ヒューマインド(大阪府福祉人権推進センター) 2F・研修室2
    大阪市浪速区久保吉2-2-3
    TEL 06-6561-4193
    FAX 06-6561-4111
   【交通】
   ・JR環状線「芦原橋駅」下車 徒歩7分
    北口を出て弁天町、大正方面へ、2つ目の信号を左、
    200m先(芦原自動車教習所角)の信号を右、次の信号前
   ・南海汐見橋線「芦原駅」下車 徒歩3分
    http://www.humind.or.jp/map.html

参加費:\1,000

☆点字レジュメ(自動点訳)の用意があります。
 【!】手話通訳・要約筆記をご希望の方は、1週間前までにお申し出ください。
  (派遣元の方針により、利用者の参加が確実でない場合、通訳者・筆記者を派遣してもらうことができません。申し訳ございません。)
 【!】視覚障害その他の理由で誘導が必要な方は、事前にお申し出ください。会場最寄駅よりご案内いたします。

連絡先:makeneko@spa.nifty.com (倉本智明/障害学研究会関西部会共同世話人)

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障害疑似体験の功罪〜実態調査と自主体験結果から

[報告概要]
「障害疑似体験」については、イギリス障害学においては、1989年の『障害と社会』誌に掲載されたサリー・フレンチによる厳しい批判
Sally French, 1989, "Simulation Exercises in Disability Awareness Training:
A Critique"
http://taylorandfrancis.metapress.com/app/home/contribution.asp?wasp=ef6tmfk3wp1vxjc15jvw&referrer=parent&backto=issue,4,16;journal,69,89;linkingpublicationresults,1:100641,1
があり、疑似体験を用いない啓発プログラムとして障害平等研修(DET)が開発され実践されている。DETについては久野研二によって紹介されている。
http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brick/5813/sub1.html

一方、わが国の障害学においては、福島智のように疑似体験を積極的に評価活用する取り組みもなされている。
http://www.planning.rcast.u-tokyo.ac.jp/term7-program.html

さらに、わが国では、疑似体験をめぐるイギリス障害学における論争などとは関係なく、学校教育や社会教育の現場において、疑似体験が盛んにおこなわれている実態がある。たとえば、2004年度の日本社会福祉学会大会が実施されていた東洋大学でも、学会と並行しておこなわれていた「オープンキャンパス」の「目玉イベント」としてアイマスク歩行を見学者の高校生40名ほどを対象に30分程度おこなっていた様子を私自身が目撃し、軽い衝撃を受けた。いずれにしろ、高齢者疑似体験も含めると、わが国では英米をはるかにしのぐ規模で、疑似体験実践がおこなわれていると推測できる。

また、「高齢者疑似体験プログラム」については、社団法人WACの収入の重要な柱となっており、類似品販売も含めると、それはすでにビジネスとして成立していると言える。
http://www.wac.or.jp/

このような現状の中で、関西大学社会学部杉野ゼミでは2004年度の授業の一貫として、「疑似体験」の是非を「当事者」視点から検討する目的で、
1.自ら疑似体験を経験し、率直な感想を記録。(アイマスクと杖による単独歩行で
大学→駅→電車乗降をおこなう)
2.障害疑似体験についての賛否各論の文献調査。
3.障害疑似体験を経験したことのある学生への簡単な聞き取り調査とその集計
4.疑似体験を実施している方への聞き取り調査(社協職員・高校教員)
5.歩行訓練士への聞き取りによる自らの疑似体験の確認
という5つの作業をおこなった。
以上の研究調査活動の成果を学生自身が学生による視点で報告する。

本報告における「学生視点」の意義は、それが「疑似体験」における「当事者視点」であるという点にある。これまでの「疑似体験」論のすべては、「体験させる」側からの議論であって、体験者の生の声は、指導者を通じてしか伝わっていない。
「指導者視点」からの本研究の報告は、社会教育および指導法研究といった教育学的 観点も含めて、別の機会(勝手に「神戸障害学サロン」を考えています)に、杉野自身が報告したいと考えている。
というわけで、まずは、「疑似体験当事者」の声を聴いてもらって、色々つっこんでもらって、とくに「ホンモノ体験当事者」と「疑似体験当事者」とのコミュニケーションから何かが生まれないかと期待しています。(文責:杉野)


 
 
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◆20050904土
 障害学研究会関西部会第24回研究会
 『セクシュアリティの障害学』合評会

 *倉本さんより

倉本@関西部会世話人です。

下記の要領で障害学研究会関西部会第24回研究会を開催いたします。
どなたでもご参加いただけます。案内文末の【!】印のサービスをご利用の場合を除いて、事前のお申し込みは不要です。当日、直接会場にお越しください。ふるってのご参加をお待ちしております。

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■障害学研究会関西部会第24回研究会

日時:9月4日(日) 午後2時〜5時

会場:茨木市福祉文化会館 203号室
   茨木市駅前4-7-55
   【交通】
   阪急京都線茨木市駅・JR京都線(東海道線)茨木駅より、ともに徒歩10分。
   (阪急茨木市駅とJR茨木駅を結ぶ中央通りに面しています。市役所むかい。)

テーマ:『セクシュアリティの障害学』合評会

内 容:関西在住の執筆者からそれぞれ5分程度のコメントをしてもらったのち、ディスカッションを行いたいと思っています。通常の回のような報告はございませんので、『セクシュアリティの障害学』(2005年6月,明石書店刊)をお読みの上ご参加ください。

参加費\1,000

 【!】手話通訳・要約筆記をご希望の方は、10日前までにお申し出ください。
(派遣元の方針により、利用者の参加が確実でない場合、通訳者・筆記者を派   遣してもらうことができません。申し訳ございません。)
 【!】視覚障害その他の理由で誘導が必要な方は、3日前までにお申し出ください。会場最寄駅よりご案内いたします。

連絡先:kurat@spa.nifty.com (倉本智明/障害学研究会関西部会共同世話人)


UP:2005 REV:20090718
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