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障害学(Disability Studies) 2015


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◆2015/04/19 障害学研究会 関西部会 第38回研究会

## 日時
2015年 4月19日(日) 13:30 - 17:00

## 会場
茨木市市民総合センター(クリエイトセンター) 203号室

- 報告者 : 草山太郎(追手門学院大学)
- 報告タイトル : 「ブラインドサッカーにおける晴眼プレイヤーをめぐって(仮)」
- 参加費 : 1,000円

## 交通
- 阪急京都線茨木市駅・JR京都線(東海道線)茨木駅より、ともに徒歩10分。
(阪急茨木市駅とJR茨木駅を結ぶ中央通りから福祉文化会館および市民会館の裏手へ回ったところにある建物です)

- アクセス・マップ
http://www.ibabun.jp/outlineLeaf.php?eid=00002

【!】視覚障害その他の理由で誘導が必要な方は、3日前 (4/16) までにお申し出ください。会場最寄駅よりご案内いたします。

## 情報保障
- 点字レジュメをご希望の方は、開催日より2週間前 (4/5) までにお申し出ください。
- 手話通訳・要約筆記をご希望の方は、10日前 (4/9)
までにお申し出ください(派遣元の方針により、利用者の参加が確実でない場合、通訳者・筆記者を派遣してもらうことができません。申し訳ございませんがご協力をお願いいたします)。

連絡先: 横須賀俊司 yokosukaあっとpu-hiroshima.ac.jp

##報告要旨と報告者からのメッセージ

ブラインドサッカーという競技をご存じでしょうか。2020年、オリンピックとともに東京で開催されるパラリンピックでも公式種目となっています。
さて、ブラインドサッカーは「サッカー」という名称を用いていますが、ベースとなっているのはフットサル(5人制サッカー)です。これを全盲者がプレイできるようアレンジした競技とお考えいただくほうがイメージしやすいでしょう。音でボールの所在を確認できるように、ボールの中には鈴が仕込まれています。
チームは4人のフィールドプレイヤーとゴールキーパー、これにピッチ外から指示を出すコーラーと監督から成ります。フィールドプレイヤーはすべて全盲者、ゴールキーパーは晴眼者ないし弱視者というのが国際的なルールとなっています。
ただし、日本の国内ルールでは晴眼者や弱視者もフィールドプレイヤーになることができます。ゲームをフェアにすすめるために4人のフィールドプレイヤーは全員、装具により視覚を遮断した上で競技にのぞみます。
晴眼プレイヤーは、なぜ、あえて見える目をふさぎ、ふだんと異なる不自由な状態にわが身を置いて、ブラインドサッカーという競技に加わるのでしょうか。スポーツをするにも選択肢の限られる盲人がこの競技に惹かれるのは不思議ではありません。
けれど、晴眼者にはそうした制約があるわけではない。にもかかわらず、なにゆえブラインドサッカーのフィールドに立つのでしょう。
このような疑問をもったわたしは、3名の晴眼プレイヤーに聞き取り調査を行いました。今回の報告では、そこで得られたデータをもとに、ブラインドサッカーをはじめたきっかけやおもしろさ、むずかしさなどをめぐる彼らの語りを仔細に検討してみたいと思います。
なお、今回の報告にはこれといった結論があるわけではありません。「ブラインドサッカーにおける晴眼プレイヤー」というモチーフが、どのようなテーマを掘り起こし、広がっていくのか、報告者自身も半ばわからぬまま好奇心に駆られて研究に着手したというのが正直なところです。参加者のみなさまからさまざまなコメントをいただくことで、この漠然とした研究に少しでも具体的なかたちや方向性を与えていただければ幸甚です。このような厚かましくも身勝手な報告者におつきあいいただき、一緒にああだこうだと考えてくださる奇特なみなさまのご参加をお待ち申し上げております。

◆2015/04/09 第52回くすのき研  cf.楠 敏雄
 2015年4月9日(木) 19時〜

  市民交流センター ひがしよどがわ 303 
   JR東海道本線「新大阪」下車 徒歩5分
  (大阪市東淀川区西淡路1-4-18 TEL 06-6321-3816)
  http://www.skc-higashiyodogawa.jp/html/access.html

  チューター:文公輝(ムン・ゴンフィ)さん
 テーマ  :「ヘイトスピーチと社会」

☆ テーマの趣旨(文さんから):
近年、「ヘイトスピーチ」なる人権侵害行為がマスコミ等にも取り上げられ、そ
の行為に対処すべきとする国連からの勧告も出され、日本でも訴訟においてその
不当性が司法判断されてきています。また、大阪市などでは、こうした行為を行
う団体への対応方策の議論が進んでいます。
また、従軍慰安婦の報道をめぐって、新聞報道に携わった元記者自身や勤務
する大学が脅迫にさらされるといった事態も起きています。
一方で、街頭で視覚障害者の盲導犬に危害を加えたり、障害者に直接危害が
加えるという事例も報道されています。
こうした行為の背景には何があるのか。障害者権利条約の批准や障害者差別解消
法等が制定され、人権に関する法制が前進を見せている一方で、あからさまに侵
害行為が堂々と行われていく社会の現状を、どう理解すればいいのでしょうか。
くすのき研の再開として、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

☆ 講師紹介:文公輝さんは、元大阪人権博物館の学芸員として在日外国人の差別
と人権の課題を担当してこられ、現在は、大阪にある特定非営利活動法人多民族
共 生人権教育センターの理事として、講演会や法人の運営に携わっておられま
す。最近は、ヘイトスピーチに関する講演会ももたれています。

(☆くすのき研の現事務局・姜博久さんより。
1990年代に文さんは在日外国人が大阪市の公務員受験できるよう求める運動
の当事者として、姜は在日外国人の無年金障害者への救済措置を求める当事者と
して、一時は大阪市役所の屋上をともに占拠してしまおうかと夢想した活動仲間
でもあったりします。)

◆愛知大学文学会 障害学研究会ワークショップ『愛知の障害者運動・小史――実践者たちの声』出版によせて,於:愛知大学車道キャンパス13F(名古屋市東区)

◇立岩真也 2015/03/29 「『愛知の障害者運動』出版によせて」


UP:20150405 REV:20150408
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