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医療・福祉の仕事



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■新着

杉野 昭博 200103 「大学における福祉専門職教育――迷走する資格制度と養成課程」
 『関西大学社会学部紀要』32巻3号 pp.299-315
 http://ipcres1.ipcku.kansai-u.ac.jp/~suginoa/ronbun/200103.htm

 

立岩 真也

『弱くある自由へ』「遠離・遭遇」より

 「6 「専門性」を根拠にしないこと
 フルタイムの一生の仕事でだけある必要はないと述べた。次に、例えばこれは「素人」のする仕事ではなく「専門家」の仕事だというように、この仕事――もう一つ加えるとすれば「看護」という仕事だろう――について「専門性」が持ち出され、語られることがあるのだが、これをどう考えるか。
 まず「専門職」とはその「資格」が規定された仕事であるという理解が一つある。しかし、資格とは[…]
 次に専門性の特徴、意義として、その仕事の中身についての「自律性」があげられることがある。しかし、[…]
 そして、[…]他の人、「素人」にはできない仕事という意味で「専門性」という言葉が使われる。[…]」

◆2002/06/01「だれにとってのなんのための、資格?」
 『ばんぶう』2002-06(日本医療企画)
 http://www.jmp.co.jp
◆1999/10/30「資格職と専門性」
 進藤雄三・黒田浩一郎編『医療社会学を学ぶ人のために』,世界思想社,pp.139-156
 http://www.sekaishisosha.co.jp
 【了:19981207】 35枚
◆1999/04/26「看護の質の保証と専門性――改めて看護の「専門性」を問う」
 (鼎談:中木高夫・立岩真也・山内豊明)
 『医学界新聞』2336:9-11(医学書院)
 以下で全文が読めます
 http://www.so-net.ne.jp/medipro/igak/new/news/n1999dir/n2336dir/n2336_09.htm
  http://www.igaku-shoin.co.jp/new/news/n1999dir/n2336dir/n2336_09.htm
◆1998/02/22「利用者からみる福祉専門職」(与えられた題)
 21世紀の福祉専門職を考える会 設立1周年記念 第1回公開討論会
 連続テーマ:保健・医療の動向と福祉専門職のありかたを考える
 於:上智大学 配布資料
◆1997/10/25「専門性がなんのやくに立つのか?」(講演)
 第22回北信越医療ソーシャルワーカー研究会・講演
 『抄録集』に書いた文章もありますが
 当日配布した文書の方がしゃべった内容に近いです
◆1997/06/07「ピア・カウンセラーという資格があってよいとしたら,それはどうしてか」
 全国自立生活センター協議会・協議員総会 シンポジウム
 「報告要旨」,『全国自立生活センター協議会協議員総会資料集』


 

■ソーシャルワーカー

◇[英]social worker
 社会福祉実践において、専門的な知識と技術と価値観を持って社会福祉サービス利用者の相談に応じ援助を行う社会福祉専門職をいう。わが国では社会福祉士がその代表的な資格である。ソーシャルワーカーの要件は、属性モデルによれば、(1)体系的な理論、(2)伝達可能な技術、(3)学歴かテストによる社会的な承認、(4)職能団体、(5)倫理綱領、(6)公の福祉という目的などがあることである。 秋山智久
 『福祉社会事典』p.661

◇social worker
 社会福祉施設・機関、あるいは医療機関や学校などにおいて、専門的知識と技術、価値観をもって、社会福祉サービス利用者の相談・援助や社会資源の活用、地域への援助を行う社会福祉専門職をさす。わが国における、ソーシャルワーカーにかかわる国家資格としては、1987年に社会福祉士、97年には精神保健福祉士が創設されている。利用者の主体性を尊重しながら、人と環境の相互作用に着目し、両者の適合を図っていくことを役割としている。  『現代社会福祉辞典』,有斐閣,20031110,p.301

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

◇国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)のソーシャルワークの定義
 2000年7月27日モントリオールにおける総会で採択
 http://www.jacsw.or.jp/data/file/html/011109.html


■専門家/専門性
以下三島[1999:9-10,25-26](表は略)

 「1915年、アメリカ・ボルチモアで開かれた全国慈善・矯正事業大会(National Conference of Charities and Correction)において、「ソーシャルワークは専門職か?」(Flexner[1915:576-590])が発表された。この報告は、エブラハム・フレックスナー(Flexner,A.)によってなされたが、彼はこの短い「論文一つによって、その名は社会事業界に遍く知れわたっている人」(田代[1974:68])である。
 「その後の社会福祉専門職の研究に原点の位置を占めるかのように、多大な影響を与え続けてきた」(秋山[1988:85])といわれるこのフレックスナー講演は、社会福祉学の基礎知識として、社会福祉の専門家たるものは頭に入れておかなくてはならない事項である。なかでも、フレックスナーの功績として専門職が成立するための「6つの属性」を明確に提示したことが注目される(田代、[1974:68]秋山[1988:85]、NASW[1995:2584-2585]奥田[1992:67]などで引用される)。その専門職の規準とは次のようなものである。

@ 基礎となる科学的研究(基礎科学)のあること1)
A 知は体系的で学習されうるものであること
B 実用的であること
C 教育的手段をこうじることよって伝達可能な技術があること
D 専門職団体・組織を作ること
E 利他主義的であること2)

 これらは医学を完成された専門職のモデルとして提示されたといわれるが、フレックスナーの主張にインパクトがあったのは、なによりもこのモデルに準拠してソーシャルワークは専門職ではないという結果を導いたことである。フレックスナーはこれら属性を掲げた後で、「現段階でソーシャルワークは専門職に該当しない」(Flexner[1915:588])と結論づけた。当時、アメリカでは社会福祉を専門に教える学校は既に設立され、「専門的」な教育がそこで施されつつあるという認識があったばかりに、このことは社会福祉従事者を専門職化させようと試みる人々にとっては衝撃的なものであった(田代[1974:68]、小松[1993:28-29])。
 いや、そればかりではない。爾来、専門職化のためには、考案された「専門職として承認されるための条件」(フレックスナーの場合は例の「6つの属性」)を充たしていく過程を歩んでいくべき、という暗黙のルールが社会福祉学という場を支配していくことになる。▲09▲フレックスナーに準拠した論理展開によって「専門職化」を推し進めた人物としてグリーンウッド(Greenwood, E.)やミラーソン(Millerson, G.)などがあげられる。彼らの社会福祉の専門職化に関する研究も、フレックスナー「神話」(Austin[1983])の世界のなかでくりひろげられた議論であったといえよう。
 グリーンウッドは1957年に「専門職の属性」を発表し、独自に5つの属性(Greenwood[1957:44-55])3)を掲げた後で、「ソーシャルワークはすでに専門職である」と結論づけた。このフレックスナーと正反対の結論にも、フレックスナーの影響をうかがうことができる。なぜなら、フレックスナーの講演は、「発展する社会福祉学」(発展しゆくイメージについては、第3節参照)を運命付けたのであるが、グリーンウッドはその運命に従って、いよいよ社会福祉も専門職に昇格する時期にきたという判断を下したにすぎないからである。
 しかしながら、グリーンウッドが独自の専門職の基準を設け、既に当時のソーシャルワーカーはそれらの基準を充たしているため、専門職であると述べたことは人々の認識に基づいていた。1952年にソーシャルワーク教育協議会(Council on Social Work Education:CSWE)が結成され、ソーシャルワーク教育についての全米的な責任を持つものとなったほか、1955年に7つの社会福祉団体が統括され4)、全国ソーシャルワーカー協会(National Association of Social Workers:NASW)が組織された。このグリーンウッドの論文が合併して間もないNASWの機関紙“Journal of Social Work”に発表されたことも、一つの完成された学問体系に立脚しているように思われる。
 1967年に東京都社会福祉審議会が東京都知事に対して提出した答申「東京都における社会福祉制度のあり方に関する中間報告」のなかで、ミラーソン(Millerson, G.)の概念が用いられ、日本では彼の6つの属性が普及している(秋山[1988:86-87])。1964年に発表された「資格化団体 ―専門職化の研究」は、専門職を属性で把握し、専門職になるためにそれぞれの条件を充たすよう促す5)。ここでは条件として、「テスト合格」という用件が加えられていることが注目されている6)。しかしながら、この論文においても、属性モデルを規準とする基本的な姿勢はフレックスナーやグリーンウッドと大差ない。それは、ブラウン(Brown, E.L.)の掲げた属性7)にしてもまたしかりである。その他にも、多くの研究者が専門職性について言及したが、奥田のおこなった比較一覧表を参照したい。」

2) 場合によっては、この6つの規準に加えて「専門職の集団に属する人々は、常規的・機械的なものではなく、知的な過程にたずさわるものであり、またかかる知的な仕事をなす際に個人的責任を負うもの」(岡本[1988:60])があげられることがある。ちなみに“Encyclopedia of Social Work”(NASW[1995:2585])では6つとなって▲25▲いるが、論文ではしばしば強調される点であることを考慮すると、この7つめの属性も重要であろう。
3) ここで、グリーンウッドは@体系的な理論、A専門職的権威、B社会的承認、C倫理綱領、D専門職的副次文化(サブカルチャー)という5つの属性を示している。
4) 全米ソーシャルワーカー協会職業安定所(1917年、後に全米ソーシャルワーカー協会)、アメリカ病院ソーシャルワーカー協会(1918年、後にアメリカ・メディカル・ソーシャルワーカー協会)、全米訪問教師協会(1919年、後に全米スクール・ソーシャルワーカー協会)、アメリカ精神医学ソーシャルワーカー協会(1926年)アメリカ・グループワーク研究協会ソーシャルワーカー(1936年、後にアメリカ・グループワーカー協会)、アメリカ・コミュニティーオーガニゼーション研究協会、ソーシャルワーク調査グループ(1949年)の計7団体が合併された。
5) ミラーソンが掲げる専門職の属性とは、@公衆の福祉という目的、A理論と技術、B教育と訓練、Cテストによる能力証明、D専門職団体の組織化、E倫理綱領の6項目である(秋山[1988:87])。
6) しかしながら、「6つの属性」のなかにあげていなかったからという理由だけで、フレックスナーが「テストによる能力証明」を支持しないと結論づけるのは短絡的である。彼の医学における「専門職」観は、何らかの資格制度を前提とするものである。
7) ブラウンは専門職の特性として、@高度の個人的責任を伴う知的操作の使用、A学習可能性、B専門化された規準を通じて、伝達されうる技術の保有、Cその諸規準の向上と利益の増進とのための団結化の傾向をもつ、Dそれは理論的たるにとどまらず、その目的、及び目標において、実際的なもの(岡本[1988:62])をあげている。
8) 岡田藤太郎はすでに1972年に「ソーシャルワークの専門性の特性を、一口で言って拡散性とあらわしてみたらどうかと思う」(岡田[1977:164-169])として、5つの拡散性(@ソーシャルワークの適用される対象領域の拡散性、Aその適用の多様性、Bその技術の非純粋性、Cその基礎とする学問の多様性、D専門職業性)を提示し、それを積極的な方向で認識するよう主張している。

 「グリーンウッドは体系的な理解、専門職的権威、社会的承認、倫理綱領、専門職的な副次分化からなる5つの「専門職の属性」をあげ、「専門的な関係では、専門家がクライエントにとって何が善く、何が悪いかを指示するが、クライエントは選択をせず、専門的な判定に同意するだけである」(Greenwood[1957=1972:184])と主張する。」(三島[1999:71])

□文献(発行年順)

◆Flexner, A. 1910 Medical Education in the United States and Canada:A Report to the Carnegie Foundation for the Advancement of Teaching,4,The Carnegie Foundation for the Advancement of Teaching.
◆―――――  1915 ‘Is Social Work a Profession?’,National Conference of Charities and Correction,Proceedings.
◆―――――  1960 Abraham Flexner:An Autobiography
◆Eliot Friedson 1970 Professional Dominance : The Social Structure of Medical Care, Atherton Press
 =1992 『医療と専門家支配』,進藤雄三・宝月誠訳,恒星社厚生閣
◆秋山 智久  1971 「社会福祉専門職の研究――専門職をめぐる諸概念と成立の条件について」、『四国学院大学論集』、22、四国学院大学文化学会
◆秋山 智久  1975 「米国における社会福祉専門職の現状と展望――非専門職化の流れの中で」、『社会福祉研究』、17、財団法人鉄道弘済会
◆Austin,D.M. 1983 ‘The Flexner Myth and the History of Social Work’,Social Service Review,57-3,The University of Chicago.
◆Brauns, H.- J.and Kramer,D. 1986 Social Work Education in Europe:A Comprehensive Description of Social Work Education 21 Europian Countries,=1987、古瀬徹・京極高宣監訳、『欧米福祉専門職の開発――ソーシャルワーク教育の国際比較』、全国社会福祉協議会
◆秋山 智久  1987  「『社会福祉士及び介護福祉士法』法制化の過程と課題」、『月刊福祉』 、 70-9、全国社会福祉協議会 
◆秋山 智久  1988 「社会福祉専門職と準専門職」、仲村他編[1988:84-97]
森川 美絵 1998
 「「参加型」福祉社会における在宅介護労働の認知構造――ジェンダー,二重労働市場,専門化の観点から」
 山脇直司・大沢真理・大森■・松原隆一郎編『現代日本のパブリック・フィロソフィ』,新世社:396-418
◆三島 亜紀子 1999 「社会福祉の学問と専門職」*,
 大阪市立大学大学院修士論文
◆『月刊福祉』 19990301 特集:福祉改革のなかで福祉専門職を検証する
 『月刊福祉』82-03(1999-03) 971
◆『ノーマライゼーション 障害者の福祉』 19990901
 特集:社会福祉専門職の動向
 『ノーマライゼーション 障害者の福祉』19-09(218) 800 ◆『季刊福祉労働』84号(1999年9月25日) 定価1200円+税
 特集 医療・福祉における専門職の専門性とは
杉野 昭博 200103  「大学における福祉専門職教育――迷走する資格制度と養成課程」
 『関西大学社会学部紀要』32巻3号 pp.299-315
 http://ipcres1.ipcku.kansai-u.ac.jp/~suginoa/ronbun/200103.htm


 
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■福祉の仕事についての法律

●介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律+施行令(1992法63・政233)

 ◆介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律(19920527法律第63号)
 ◆介護労働者の雇用管理の改善等に関する法律施行令(19920626政令第232号)

●社会福祉士及び介護福祉士法+政令(1987.05.26 法律第30号)

 ◆社会福祉士及び介護福祉士法(1987.05.26 法律第30号)
 ◆社会福祉士及び介護福祉士法施行令(1987.12.15 政令第402号)


REV:....20050429
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