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ワーク・シェアリング

労働


 作成:橋口 昌治立命館大学大学院先端総合学術研究科


◆日本労働研究機構によるワークシェアリング情報のまとめ
 http://www.jil.go.jp/kaigai/hotissue.html
◆ワークシェアリングについて
 http://pol.cside4.jp/socialism/1.htm


◆日経連労働問題研究委員会 199901 『ダイナミックで徳のある国をめざして』,日本経団連出版,578 ISBN:4-8185-9811-9
 骨子:http://www.nikkeiren.or.jp/h_siryou/1999/h11_roudou_kenkyu.htm
 「社会の活力を強めるためにも、こうした就業意欲の高い高齢者に、ワークシェアリングの発想も取り入れた再雇用によって就業の場を確保する努力が望まれる」。「賃金分割をともなうワークシェアリングの考え方(たとえば一人分の賃金を二人の雇用者で分け合う発想)の導入」が望まれる。

◆日経連労働問題研究委員会 200001 『「人間の顔をした市場経済」をめざして――平成12年版労働問題研究委員会報告』,日経連出版部,46p. ISBN:4-8185-9912-3 578
 骨子:http://www.nikkeiren.or.jp/h_siryou/2000/20000112_roudou.htm
 「第5章 今次労使交渉の課題
 今次労使交渉では、雇用・賃金・労働時間を総額人件費の視点から総合的に検討することが重要である。その総合的検討にあたっては、ワークシェアリングの考え方を視野に入れる必要があろう。過剰雇用について、あらゆる対策をとったうえでなおかつ対処が避けがたい場合に、労働時間の縮減に応じて賃金を削減することがひとつの選択肢となろう。また正規従業員の仕事・価値を洗い直し、仕事の性格・内容によって時間給管理が可能なものは時間給賃金とする発想も必要ではないか。[…]」(骨子より)

◆日本経営者団体連盟・日本労働組合総連合会 20011018 「「雇用に関する社会合意」推進宣言」
 http://www.nikkeiren.or.jp/h_siryou/2001/20011018.htm
 「(2) 雇用の維持・創出を実現するため、日経連・連合は多様な働き方やワークシェアリングに向けた合意形成に取り組み、労使は雇用・賃金・労働時間の適切な配分に向けた取り組みを進めること。」

◆200112〜 政労使ワークシェアリング検討会議

◆20020329 政府・日経連・連合が「ワークシェアリングについての基本的な考え方」について合意
 厚生労働省発表 20020329 「ワークシェアリングに関する政労使合意/別紙 ワークシェアリングについての基本的な考え方」
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/03/h0329-1.html
 脇田[2002:101-113]にも全文


■本・報告書

◆労働総研・労働時間問題研究部会 編 199405 『日本の労働時間――賃下げなしのワークシェアリングと大幅時短への展望』,学習の友社,271p. ISBN: 4761705663 1835 [amazon] ※,


内容(「BOOK」データベースより)
ヨーロッパに比べて数百時間も長い日本の労働時間。なぜ労働時間は短縮できないのか。広範な産業・業種の実態と問題点をえぐり、その日本的障害を明らかにして、時短闘争を推進していく基本的視点を示す。
内容(「MARC」データベースより)
ヨーロッパに比べて数百時間も長い日本の労働時間が、なぜ短縮できないのか。広範な産業・業種の特徴もおさえ、実態と問題点を明らかにした上で、時短闘争を推進していく為の基礎的材料を提供する。〈ソフトカバー〉

目次
序章 不況下のワークシェアリング
1 大企業の労働時間の実態と問題点
 長時間労働につながるトヨタのかんばん方式
 労働の「弾力化」とセットで一八〇〇時間―松下電器の時短計画
 真の時短にほど遠い新日鉄―人べらしで一人休めば二人が残業
2 中小企業の労働時間短縮と民主的規制
 全印総連の時短闘争について
 タクシー労働者と労働時間短縮の課題
3 ホワイトカラー職場での労働時間短縮と運動
 看護労働と労働時間短縮
 銀行産業における労働時間短縮とサービス残業とのたたかい
4 女性労働者の労働時間と生活時間
 補論 女性差別をそのままにした「男性なみ」労働条件の強制は犯罪
5 労働時間短縮の日本的障害について
6 労働時間短縮の今日的意義
7 いま、労働時間行政は――後退する最低労働基準確保行政
8 労働時間短縮闘大の推進

◆鎌田 とし子 19950710 『男女共生社会のワークシェアリング――労働と生活の社会学』,サイエンス社,女性社会学者による新社会学叢書,226p. ISBN: 4781907717 1700+ [amazon] ※,

内容(「MARC」データベースより)
過労死するほど長時間労働をする夫と半数に及ぶ専業主婦という日本の夫婦。男女共に短時間働き毎日の家事を共に分担するスウェーデンの夫婦。社会の全ての有用労働を合算し再配分する提案。〈ソフトカバー〉*

目次
第1章 労働とは何か
第2章 労働の歴史的規定
第3章 労働過程
第4章 日本的労使関係
第5章 労働者諸階層
第6章 労働過程と生活過程
第7章 総労働の社会的分業
第8章 社会化された人間

 「スウェーデン型ワークシェアリング」:「社会構成員のうち働ける者は能力に応じて全員働き、提供されたすべての有用労働をいったん国家に吸い上げた後、必要に応じて必要に応じて再分配する」(鎌田[1995:198])

◆長坂 寿久 20000411 『オランダモデル――制度疲労なき成熟社会』,日本経済新聞社,236p. ISBN: 4532148219 1785 [amazon] ※,

◆柚木 理子 2001 「「ワークシェアリング」とジェンダー――ドイツにおける1970年代終わりの議論を中心に」,竹中編[2001:191-216]

◆厚生労働省 20010426 『ワークシェアリングに関する調査研究報告書』
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/0104/h0426-4.html

「I.調査研究の概要
 ワークシェアリングについては、現下の厳しい雇用情勢の中、雇用の維持・創出という観点から、社会的関心が高まっているところであり、また、少子高齢化の進展や勤労者の価値観の変化が進む中、多様な働き方の実現手法の一つとして位置付ける動きもある。  このため、ワークシェアリングの導入実態と企業や勤労者の意識の把握を行うとともに、今後の課題等について分析を行うべく、「ワークシェアリングに関する研究会」(座長:今野浩一郎学習院大学経済学部教授、別紙参照)を開催し、調査研究を行った。調査研究に当たっては、ワークシェアリングが様々な定義のもとで議論されていることに鑑み、まず、その類型についての整理を行った上、企業及び勤労者を対象にアンケート調査を行うとともに、企業及び労使団体に対しヒアリング調査を実施した。
(備考)本調査研究は三井情報開発(株)への委託により実施した。」

◆根本 孝 20020201 『ワークシェアリング――『オランダ・ウェイ』に学ぶ日本型雇用革命』,ビジネス社,210p. ISBN: 4828409688 1470 [amazon] ※,

内容(「BOOK」データベースより)
わが国経済はデフレ・スパイラルに突入したともいわれ、失業率はうなぎ上り、「自立自助と競争」のみが個人も企業も生き残る道だと断定する強者の声も日増しに高まっている。そうしたなかでアメリカ・モデルに代わる新たなモデル探しがはじまり、オランダのワークシェアリングが雇用革命の切り札として極めて高い関心を集めている。本書は、オランダのワークシェアリングを中心とする雇用革命、働き方革命を紹介するとともに、生活革命をももたらした「オランダ・ウェイ」の約二〇年間の足跡をたどり、日本の働き方革命、生活革命へのヒントを探ることを目的としている。
内容(「MARC」データベースより)
我が国はデフレ・スパイラルに突入し、失業率もうなぎのぼり。そうした中で、オランダのワークシェアリングが高い関心を集めている。オランダのワークシェアリングの足跡を辿り、日本の働き方革命へのヒントを探る。

 目次

序章 日本はアメリカ?
第1章 オランダの聖域なき雇用改革
第2章 ワークシェアリングによる働き方革命
第3章 オランダの政労使対話
第4章 日本型ワークシェアリング
第5章 オランダに学ぶライフスタイル革命

◆竹信 三恵子 20020314 『ワークシェアリングの実像――雇用の分配か、分断か』,岩波書店,250p. ISBN: 4000026437 2100 [amazon] ※,

出版社/著者からの内容紹介
失業率が過去最悪の記録を更新する中で,雇用対策の切り札として,いま最も注目されている「ワークシェアリング」.だが,実態はどうなのか.「先進的」といわれる日本の実践例や欧州の挑戦をきめ細かくルポし,本来あるべき「仕事のわかち合い」を実現していく上で,急務とされる施策を考える.単なる「賃下げ」の代名詞にしないために….
内容(「MARC」データベースより)
失業率が過去最悪の記録を更新する中で、今最も注目されている「ワークシェアリング」。果たしてその実体は? 日本の先進的な実践例や欧州の挑戦をきめ細かくルポし、あるべき「仕事の分かち合い」の実現の方途を考える。

◆別冊宝島編集部 編 20020322 『ワークシェアリングがやってくる!』,宝島社新書,191p. ISBN: 4796626298 735 [amazon] ※,

内容(「BOOK」データベースより)
雇用確保の“切り札”その実態と将来―先進地ヨーロッパの実例から各企業の思惑まで具体例満載の緊急レポート。 目次

第1章 新しい働き方の時代
 ワークシェアリングの先進地でわかった、「オランダの奇跡」はこうして起きた!
 「ワークシェアリングは非常に快適です」
 ドイツ・フォルクスワーゲンが切り抜けた雇用最大のピンチ
 日本の雇用を変えるリーダーが語る「ワークシェアリングなんか怖くない!」
  ほか
第2章 私の仕事はどうなる?
 日本初のワークシェアリングを導入、その成果はいかに?
 ワークシェアリングは「転ばぬ先の杖」
 産業別ワークシェアリングルールの完成!JAM式ワークシェアリングって何?
 ワークシェアリング研究家のオランダ報告―ホワイトカラー職では当たり前! ほか

◆日本労働研究機構研究所 編 200205 『欧州のワークシェアリング――フランス、ドイツ、オランダ調査研究報告書』,日本労働研究機構,97p. ISBN: 4538891495 [amazon],


内容(「BOOK」データベースより)
日本労働研究機構では、平成12年度及び13年度において、ワークシェアリングに関する欧州諸国の現状を調査することとした。本書は、その成果である。まず、欧州のワークシェアリングに焦点を当て、初めに欧州全般の状況を説明する。次に、我が国にとって参考になる経験を豊富に有している、フランス、ドイツ、オランダ各国について情報を収集し、分析している。
内容(「MARC」データベースより)
日本労働研究機構が平成12年度、13年度に行ったワークシェアリングに関する欧州諸国の現状調査の報告書。欧州全般の状況の説明を行い、また、フランス、ドイツ、オランダ各国についての情報を収集・分析する。

目次

総論 「欧州のワークシェアリング―フランス、ドイツ、オランダ」概要編
 ワークシェアリングの考え方と欧州での経緯
 ワークシェアリングの種類と概況
 ほか
第1章 フランスのワークシェアリング
 失業率の変動と失業分析の深化
 フランスの雇用政策の推移 ほか
第2章 ドイツのワークシェアリング
 労働時間短縮の経緯
 雇用を重視した時短協約について  ほか
第3章 オランダのワークシェアリング
 経済的背景
 ワークシェアリングの全般的傾向 ほか

◆脇坂 明 20020529 『日本型ワークシェアリング』,PHP新書,204p. ISBN: 4569622496 714 [amazon] ※,

◆中澤 俊一 20020819 『自社人材を活かすワークシェアリング』,経営書院,204p. ISBN: 4879138185 1890 [amazon] ※,

内容(「BOOK」データベースより)
中高年齢層の有効活用で組織を活性化。
内容(「MARC」データベースより)
高齢社会化が進む日本の大きな社会問題の一つに、高齢者の「再雇用」問題がある。ワークシェアリング導入の動向を中心に中高年者を取り巻く雇用環境を概観し、有能人材としての「自社出身OB」の活用方法を紹介する。

目次
第1章 中高年者を取り巻く雇用環境
第2章 中高年者が再就職出来ない原因と高齢者の就業理由
第3章 OB中高年者の活用―オフィス部門
第4章 OB活用制度の概要
第5章 OB活用制度導入メリット
第6章 高齢法及びその他法規

樋口 美雄 20021225 『日本型ワークシェアリングの実践――仕事と暮らしを変える』,生産性出版,243p. ISBN: 4820117459 1680 ※ [amazon] *w,

内容(「BOOK」データベースより)
雇用と生活の構造改革を!実践段階に入ったワークシェアリングを成功させるために、政労使の課題を整理・分析し、導入の具体的手順を提起する。労働時間短縮の雇用効果に関する調査結果収録。

内容(「MARC」データベースより)
実践段階に入ったワークシェアリングを成功させるために、政労使の課題を整理・分析し、導入の具体的手順を提起する。労働時間短縮の雇用効果に関する調査結果も収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
樋口 美雄
1952年栃木県生まれ。1975年慶応義塾大学商学部卒業、1980年慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程修了、1985年~87年米国コロンビア大学経済学部客員研究員、1991年慶応義塾大学商学部教授、商学博士号取得、1993年一橋大学経済研究所客員教授、1995年~96年米国スタンフォード大学経済政策研究所客員研究員、米国オハイオ州立大学経済学部客員教授。現在、慶応義塾大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

◆石川 昭・仲 勇 20030410 『ナレッジマネジメントとリスク戦略――ワークシェアリング、人材デリバティブズなどを巡って』,近代文芸社新書,151p. ISBN: 4773370173 1050 [amazon] ※,

内容(「BOOK」データベースより)
知識の寿命は近年短くなる傾向にあり、企業の中に蓄えられた知識は瞬く間に不良資産に陥る恐れが増大しつつある。時代は益々知識の適切な取捨選択を求めている。一度手に入れた知識に安住することは、誰であろうとも許されなくなるだろう。本書は、プロフェッショナル組織における知識選択マネジメントについて述べる。
内容(「MARC」データベースより)
「知識の革命」は近年短くなる傾向にあり、企業の中に蓄えられた知識は瞬く間に不良資産に陥る恐れが増大している。企業に求められる知識の適切な取捨選択の方法論とは?

 目次
「知識の取捨選択」時代の到来
第1部 「知識の非ストック化」と「知識選択リスクの顕在化」
 知識の変遷
 知識移転コストと知識継承の思惑
 知識移転の選択
 知識選択のインパクト
第2部 知識選択リスクと向き合う方法
 知識選択社会が解決すべき課題
 知識需要の可視化
 知識需給のマッチング
 知識移転にかかる時間コストの確保
 知識移転システムの効率化
 知識選択社会のフレームワーク

◆熊沢 誠 20030418 『リストラとワークシェアリング』,岩波新書新赤834,213p. <289> ※

野田 正彰 20050810 『この社会の歪みについて――自閉する青年、病弊する大人』,ユビキタスタジオ,発売子KTC中央出版,127p. ISBN: 4877585001 [amazon] ※,

 「この社会は、九〇年代、ふたつのことで失敗しています。ひとつは、ワークシェアリングに失敗している。フリーターが増える一方で、正社員には、ますます非人間的長時間奴隷労働が強いられています。営業職とか、小売業とか、全部そうです。
 もうひとつは、大国ではなく、中規模の国として、ここに生きている市民が幸福である、というプランニングができなかったこと。」(p.42)

■立岩 真也

◆2002/10/00 「労働の分配が正解な理由」
 『グラフィケーション』123(富士ゼロックス)特集:働くことの意味

稲場・立岩『所有と国家のゆくえ』より(対談の後に付した補注)
 「労働を(労働も)分けることがよいことについては、『希望について』に収録された「労働の分配が正解な理由」にも記した。分配に同意する人たちの中にも、労働の分配については、市場への好ましくない介入になるとして賛成しない人たちがいる。その懸念にはもっともなところがあることを認めよう。しかし他方に、労働を分けた方がよい理由もたしかにある。とすれば、ここから考えどころである。つまり、どのようにしたらうまく分けることができるのか。そうした議論もまだあまりなされていない。なお、最初『グラフィケーション』(富士ゼロックス発行)に掲載された「労働の分配が正解な理由」を拙著に収録するにあたって、ここ数年間の間に出版されたワークシェアリングについての本を列挙し、ごく短く紹介した注を新たに付している。」


*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htme

UP:20060315 REV:0402 0626 0704
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