ティーチイン《橋下発言から考える》
■呼びかけ
大阪市長・橋下徹氏による「慰安婦制度は当時は必要だった」、「(在沖米軍海兵隊は)もっと風俗業を活用してほしい」といった発言に、多くの批判と抗議の声があがっています。
一連の発言は、「慰安婦」や戦争責任をめぐる歴史認識の問題のみならず、軍隊と性暴力、沖縄など多くの土地で継続している「占領」の現実、セックス・ワークなど、多くのことを含みこむものです。
また、近年の日本社会の右傾化や排外主義、あからさまな沖縄への抑圧などと、連動した発言として受け止めることもできるでしょう。
発言が含みこむ、いくつもの問題と文脈のつながりと広がりを、批判的かつ丁寧に読み解くことが、何よりもまず、求められていると思います。
一方で、「配慮が足りていない」として批判するマスメディアや政治家の言葉、「言語道断」と断罪する米国政府の高官らの言葉があります。これらの言葉を、どう読むことができるでしょうか。
「配慮」の名の下で、橋下氏の発言が矮小化され、同時に、大切な問題が消されていくようにさえ思えます。
橋下氏の発言、そして、発言をめぐる数々の言葉と声から思考し、それらを批判し、乗り越え、別の言葉と世界を紡ぎ出すために、丁寧に議論する場を設けたいと思います。
皆様、お集まりください。
□日時: 2013年6月9日(日)14時~(18時頃、終了予定)
□場所: 立命館大学 朱雀キャンパス 308教室
(京都市中京区西ノ京朱雀町1)
http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_suzaku_j.html
JR・地下鉄 二条駅から徒歩数分
阪急 大宮駅から徒歩10分
□プログラム:
第1部 問題提起
秋林 こずえ(立命館大学)
冨山 一郎(同志社大学)
西 成彦(立命館大学)
大野 光明(大阪大学) [コーディネーター]
第2部 参加者による議論
□参加費無料。申し込み不要。
□主催: 「橋下発言を考えるティーチイン」有志一同
□共催: 立命館大学国際地域研究所「ジェンダーと平和・開発」研究会