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出生・出産と技術/生殖技術・2004年

代理母/代理母出産/代理出産 2004

出生・出産と技術/生殖技術



●2004

02/11 18:20 共: 伊で厳しい不妊治療法案 近く発効、野党は反発
共同通信ニュース速報

 【ローマ11日共同】イタリア下院は十日、体外受精や人工授精
で第三者の精子や卵子の提供を禁じる不妊治療法案を賛成多数で可
決した。
 同法案は昨年十二月に上院で可決され、大統領の署名で近く発効
するが、欧州では第三者の精子や卵子の利用について規制を緩める
方向にあり、バチカン(ローマ法王庁)のカトリック的倫理観を反
映した厳しい内容。
 法案は一度に受精できる卵子は三個までとし、すべて母体に戻す
ことを義務付け、受精卵の凍結保存も禁じた。クローン治療も禁止
、違反した医師には禁固十―二十年や最高百万ユーロ(約一億三千
三百万円)の罰金を科し、代理母も禁じている。
 野党は、法案により双子や三つ子誕生の可能性が高まるとして「
女性の母体に負担をかける」と反発。市民団体の反対も必至で、野
党の一部は、法案の是非をめぐる国民投票の準備を始めた。
 欧州では、英国やフランスが第三者提供の精子、卵子による人工
授精を認め、ドイツやオーストリアも第三者の精子提供を認めてい
る。
(了)
[2004-02-11-18:20]


UP:20050719 REV
生殖技術
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