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出生・出産と技術/生殖技術 1996

出生・出産と技術/生殖技術



 
 

◆不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム第2回

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   ♪ 「不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム第2回」のご案内 ♪

         ど う 考 え る ?  『 減 数 手 術 』

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● 日時  1996年2月17(土)13:00〜18:00(開場12:30)
● 場所   東京都勤労福祉会館・大ホ−ル 
    → 地下鉄日比谷線・JR京葉線「八丁掘」駅下車、A3出口上がってすぐ
● 参加費  2,000円
● 発言者  根津八紘(産婦人科医)
       尾澤彰宣(産婦人科医)
       山南貞男(新生児科医)
       坂田泰子 (小児科医)
       荻原礼子 (当事者の立場から)
       鈴木良子(当事者の立場から)

 いま、不妊をめぐって新たな技術がつぎつぎと登場しています。体外受精や顕微受精はもちろんのこと、第三者の精子による体外受精、精子細胞による顕微受精、そして受精卵の着床前診断・・・。けれど、患者不在のまま、技術だけが先行していくことに不安や疑問を感じている人も多いはずです。「不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム」は、そんな現状に風穴をあけようと、5 人の「呼びかけ人」によって企画されたものです。
 第2回目のテ−マは「減数手術」。長野の諏訪マタニティ−クリニック院長・根津八紘医師からはこれまで自らが手がけてきた減数手術の実態とその思いを。それとは異なる意見と立場をもつ新生児科医、小児科医、産婦人科医の発言もあります。さらに実際に体外受精を受けている患者の立場からも発言をいただきます。その後は参加者の皆さんも交えての質疑応答およびディスカッションです。多くのかたのご参加をお待ちしています。

参加申し込み・問い合わせは往復ハガキ、FAX、パソコン通信で。
「減数手術」についてのあなたの意見、体験も受けつけています。
                           
★往復ハガキ・・・・〒156 世田谷区経堂1-28-4-307  鈴木方「フォ−ラム」
★FAX・・・・・ 03(5477)1558 〔TEL 共通〕
★パソコン通信・・・E-mail SDI00167 Nifty-serve.or.jp (加部一彦)
          E-mail 38553126 peaple. or.jp (ピ−プル・謝花)
          または VFC05762 Nifty-serve (岩本かす美)まで

    (呼びかけ人/鈴木良子 謝花麻里 岩本かす美 加部一彦 尾澤彰宣)

 
 

◆2003/05/21

勉強会のお知らせ

周産期医療と生命倫理─生殖技術の進展と女性・障害者の自己決定権をめぐって─
講師:斎藤有紀子氏(埼玉県立衛生短期大学非常勤講師,生命倫理学・法哲学)

日時:5月21日(火)午後6時から(8時半までの予定)
場所:信州大学付属病院2階第一・第二会議室
問合せ先:信州大学医療技術短期大学部 玉井真理子(一般教育,心理学)

 
 

◆不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム第3回

排卵誘発って何ですか?

日時  1996年5月26日(日)13:00〜16:00(開場12:30)
場所  星陵会館・ホール ※千代田区永田町2-16-2/都立日比谷高校グランド横
参加費 2000円
定員  400名(参加自由)
発言者 矢内原 巧氏(昭和大学医学部産婦人科教授)
    星合 尚武氏(星合産婦人科病院院長)
    武田 玲子氏(クリニック玲タケダ院長)
    患者の立場から(1〜2名)

 排卵誘発剤の副作用をめぐる新聞報道が続いています。厚生省の再調査の結果,重篤な副作用は過去3年の間に20件にのぼっており,うち2人が死亡していたこともわかりました。赤ちゃんが欲しいという思いで始めた不妊治療で,なぜこんな結果になってしまったのか……。そもそも,不妊治療における排卵誘発とは何なのでしょう。そこには,「なぜ子どもが欲しいのか」という根源的な問いも含まれています。
 5人の呼びかけ人によって企画された「不妊と生殖技術を考えるオープンフォーラム」,第3回目のテーマは「排卵誘発」。発言のあとは,参加者の皆さんも交えての質疑応答およびディスカッシッションです。多くのかたのご参加をお待ちしています。

    (呼びかけ人/鈴木良子 謝花麻里 岩本かす美 加部一彦 尾澤彰宣)

参加自由です。申し込みは不要。直接会場にお越しください。お問い合わせは下記のいずれかへ。

●TEL&FAX  03-5477-1558 〒156 世田谷区経堂1-28-4-307
      鈴木方「フォーラム」
●パソコン Nifty-serve VFC05762(岩本かす美)
      38553126@people.or.jp (ピ−プル・謝花)

 
 

◆19960710

優生保護法改正、「母体保護法」に関する声明及び要望

                        優生思想を問うネットワーク

 「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」目的で制定された優生保護法
は、制定から四八年を経てようやく「”優生部分”の削除」という形で改正されま
した。この間、優生保護法は障害者の存在そのものを否定し続け、「母性保護」の
名目で女性の性と生殖を支配し続けてきました。また、この優生思想に満ちた法律
によってのみ中絶を合法化することで、女性差別に基づいた刑法堕胎罪の存在をう
やむやにし、障害者の生きる権利と女性の産む、産まぬの選択の権利を対立させる
という構造を作り出してきました。
 私達「優生思想を問うネットワーク」では、この優生保護法・堕胎罪の完全撤廃
と、不妊手術・人工妊娠中絶に関する新たな法の制定を求めて、障害者と女性が連
帯して活動してきました。今回の改正で「優生」部分が削除されたことは、優生思
想の維持強化に対する長年の障害者たちの闘い、及び女性たちの取り組みの成果で
あると思います。

 しかし、女性に対する性と生殖の管理については相変わらず何の改正も成されて
はいません。積極的な優生施策を補完する目的で作られた「母性保護」の項目が、
単に名を「母体」と変えただけで、一切検討されることなくそのまま残されていま
す。

 以上の観点から、私達は次のとおり要望します。
 1.優生保護法を長年放置してきたことに対して謝罪し、見解及び「改正」に至
   る経緯と今後の見通しを明らかにすること
 これまで多くの障害者は、優生思想に貫かれた悪法、優生保護法によって「生ま
れるに値する者」と「値しない者」とにふるい分けられ、抹殺され続けてきました。
障害者は子供を産んではならないとして、数多くの障害者が優生手術や中絶を強制
されてきました。
 また、優生保護法の存在を背景に女性障害者の子宮を強制的に摘出するという、
人権侵害の最たる行為が平然と行われてきました。そして、「優秀な子供を産む道
具」として、女性の性と生殖を管理し、障害者と女性のみならず、女性同士の間に
も対立関係を生じさせてきたのです。
 私たちの度重なる撤廃要求の声を無視し、このような状況と悪法を長年放置して
きた政府・厚生省の責任は、重大かつ深刻なものであると言わざるを得ません。こ
のことを真摯に受け止めるなら、まずもって社会的に謝罪されてしかるべきです。
 また、私たちは、今回の「優生」部分の削除に関して一定評価されるものの、そ
れはあくまでも「一部改正」でしかないとの認識に立っています。
 さらに充分な審議もなく、当事者である女性・障害者や国民に何の見解も示さず、
「改正」に至る経緯・今後の見通しなども明らかにされていないのは、どうしても
納得できるものではありません。
 早急に政府・厚生省の見解及び「改正」に至る経緯と今後の見通しを明らかにし、
当事者団体の意見を集約するとともに、完全撤廃にむけた公開論議を進めていくこ
とが強く求められています。

 2.母体保護法という名称に抗議する
 人工妊娠中絶と、男性を含めた不妊手術のための行為であるのに、あえて「母体
保護」と表現するのは、女性は母体(妊娠・出産する身体)であるべきだ、という
固定概念の現れであり、妊娠・出産しない女性に対する抑圧に他なりません。
 また、不妊手術を受けるのは女性だけではありません。にもかかわらず「母体」
という言葉を使うのは、社会に今なお残る、妊娠を女性のみの責任とする間違った
考え方を増幅させるものです。

 3.刑法堕胎罪の撤廃を求める
 本来生殖は、個別の人間の個別な営みであり、その結果としての妊娠の継続、あ
るいは中絶についても、最大限個人の意志が尊重されるべきです。しかし、この
「母体保護法」においても、人工妊娠中絶は許可されるものでしかなく、妊娠した
女性の意志を十分に保障したものとはなっていません。その原因は、刑法堕胎罪に
あります。
 妊娠した女性に産むことを強要するこの法律は、時代遅れなばかりか、女性に対
する重大な人権侵害です。一刻も早い撤廃を要求します。

   一九九六年七月一〇日

                 優生思想を問うネットワーク
                 連絡先=大阪市城東区東中浜二−一〇−十三
                     全障連関西ブロック気付

 『全障連』141(1996.10.24):16-17より転載
 (意味のとりにくい箇所がありますが、そのまま転載してあります。)

 
 

◆不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム第4回

       ♪ 不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム第4回 ♪

             「体外受精は福音ですか?」

     発言者  荒木重雄氏 (自治医科大学医学部産婦人科助教授) 
          森 恵美氏 (千葉大学看護学部助教授)   
          白井泰子氏 (国立精神神経センタ−)

 日 時 : 1996年9月 8日(日) 12:00〜16:00  (開場11:30)

 場 所 : 東京都渋谷区神宮前5-53-67  東京ウィメンズプラザ・ホ−ル

 交 通 : JR・東急東横線・京王井の頭線「渋谷駅」徒歩12分
      地下鉄:銀座線・半蔵門線・千代田線・「表参道」徒12分

 参加費 : 2,000円(カップル3,000円)

 主 催 : 「不妊と生殖技術を考えるオ−プンフォ−ラム 」


 体外受精や顕微受精は、果たして福音とよべるのでしょうか。これらの生殖技術にともなう医学的、倫理的問題性にはどのようなものがあるのでしょうか。
 発言のあとは、参加者のみなさんも交じえての質疑応答、およびディスカッションです。
 準備の都合上、なるべく事前にお申しこみください。多くの方のご参加をおまちしています。

 申し込み・問い合わせ先 : NIFTY-Serve:VFC05762  岩本かす美

 (よびかけ人 鈴木良子 謝花麻里 岩本かす美 尾澤彰宣 加部一彦)

……

1 岩本 かす美   VFC05762     96/07/27 20:36
  題名:体外受精は福音ですか?


ファイル名等変更:20031227
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