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出生前診断・2012

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◆利光 惠子 20121130 『受精卵診断と出生前診断――その導入をめぐる争いの現代史』,生活書院,339p. ISBN-10:4865000038 ISBN-13:978-4865000030 \2940 [amazon][kinokuniya] ※ p01.

『受精卵診断と出生前診断』


◆2012/12/15 「妊婦血液使う出生前診断、登録病院に限定 学会指針案」
 朝日新聞社 2012年12月15日22時3分
 http://www.asahi.com/national/update/1215/TKY201212150231.html

 「妊婦の血液で胎児にダウン症などの染色体異常があるか判定できる新型の出生前診断について、日本産科婦人科学会は15日、指針案をまとめた。安易な中 絶が広がるのを防ぐため、妊婦らにダウン症やこの検査技術をきちんと説明するなど、十分なカウンセリングができると認定した登録施設でのみ行うようにす る。
 検査対象については、35歳以上の高齢妊娠や超音波検査などで胎児に染色体異常が疑われる妊婦に限る。
 出生前診断については「命の選別につながる」との指摘もある。結果が出て、妊婦が十分な知識や情報がないまま中絶しないよう、検査前後に十分なカウンセ リングができる施設か、新設する第三者機関で審査する。遺伝の専門医の資格を持つ産婦人科か小児科の医師がいることや専門外来の設置も、施設認定の条件に する。母体保護法は、胎児の異常を中絶の理由として認めていないが、母体の健康などの拡大解釈で中絶されているのが実態だ。
 この検査は採血だけでできるため、産婦人科以外にも広がる可能性がある。このため、審査機関には、産婦人科以外の診療科の学会などにも参加を求める。
 指針案を学会のホームページで公開して市民から意見を求め、来年3月の理事会で正式に決める。
 続きを読む」

◆2012/12/17 日本産科婦人科学会「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」指針(案)に関するご意見の募集について」
 http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20121217.html

◆利光 惠子 20121130 『受精卵診断と出生前診断――その導入をめぐる争いの現代史』,生活書院,339p. ISBN-10:4865000038 ISBN-13:978-4865000030 \2940 [amazon][kinokuniya] ※ p01.

◆2012/11/05 「命の技術、どう付き合う 「出生前診断」「iPS細胞」」(『朝日新聞』2012/11/05)で立岩コメント

◆2012/8/29 「妊婦血液で胎児のダウン症診断…国内5施設で」
読売新聞 2012年8月29日
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130510-OYT1T01201.htm

妊婦の血液で、胎児がダウン症かどうかがほぼ確実にわかる新型の出生前診断を、国立成育医療研究センター(東京)など5施設が、9月にも導入することがわかった。
 妊婦の腹部に針を刺して羊水を採取する従来の検査に比べ格段に安全で簡単にできる一方、異常が見つかれば人工妊娠中絶にもつながることから、新たな論議を呼びそうだ。
 導入を予定しているのは、同センターと昭和大(東京)、慈恵医大(同)、東大、横浜市大。染色体異常の確率が高まる35歳以上の妊婦などが対象で、日本人でのデータ収集などを目的とした臨床研究として行う。保険はきかず、費用は約20万円前後の見通しだ。
 検査は、米国の検査会社「シーケノム」社が確立したもので、米国では昨年秋から実施。妊婦の血液にわずかに含まれる胎児のDNAを調べる。23対(46本)ある染色体のうち、21番染色体が通常より1本多いダウン症が99%以上の精度でわかるほか、重い障害を伴う別の2種類の染色体の数の異常も同様にわかる。羊水検査に比べ5週以上早い、妊娠初期(10週前後)に行うことができる。 (2012年8月29日 読売新聞)

UP:20150117(ファイル分離) REV:
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