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臓器移植・脳死 メディア報道 2010年7月

brain death / organ tranpslantation 2010

臓器移植・脳死 2010


◆2010年07月01日 朝日新聞 子どもがドナー、脳死移植の訓練 児相・警察参加、阪大で/大阪
◆2010年07月01日 朝日新聞 (患者を生きる:1313)臓器移植 生駒の空:3 1%でも可能性にかけたい
◆2010年07月01日 読売新聞 小児からの移植想定し訓練 阪大病院=大阪
◆2010年07月01日 毎日新聞 心臓移植:菜沙ちゃんを救おう 鳥栖で募金活動−−きょう、あす /佐賀
◆2010年07月02日 朝日新聞 (患者を生きる:1314)臓器移植 生駒の空:4 術後、高熱に苦しみ50日後死亡
◆2010年07月03日 朝日新聞 (患者を生きる:1315)臓器移植 生駒の空:5 提供後、続く異変 後悔はなし
◆2010年07月03日 毎日新聞 ファイル:15歳未満の心臓移植、3施設認定/佐賀
◆2010年07月04日 朝日新聞 (患者を生きる:1316)臓器移植 生駒の空:6 生体肝移植、重い提供者の負担
◆2010年07月05日 朝日新聞 新たに13施設を追加=心臓、肝臓など脳死移植―合同委
◆2010年07月06日 朝日新聞 脳死肝移植の実施施設、8病院追加
◆2010年07月06日 朝日新聞 (患者を生きる:1317)臓器移植 あなたの隣に:1 夫の気持ち、確信があった
◆2010年07月06日 朝日新聞 脳死の肝移植、21病院に/大阪
◆2010年07月06日 読売新聞 小児臓器移植施設を認定
◆2010年07月06日 毎日新聞 心臓移植:実施施設に北大病院が認定 /北海道
◆2010年07月07日 朝日新聞 北大病院、心臓移植施設に認定「全力で臨みたい」 道内での治療に意欲 /北海道
◆2010年07月07日 朝日新聞 (患者を生きる:1318)臓器移植 あなたの隣に:2 意識戻らぬまま迎えた誕生日
◆2010年07月07日 読売新聞 道内に心臓移植施設 15歳以上対象 北大病院を認定=北海道
◆2010年07月07日 毎日新聞 心臓移植:中野の7歳女児、カナダへ /東京
◆2010年07月08日 朝日新聞 (患者を生きる:1319)臓器移植 あなたの隣に:3 望めぬ回復、決心の時
◆2010年07月08日 朝日新聞 (読む)長期脳死 娘、有里と生きた一年九カ月 中村暁美著
◆2010年07月09日 朝日新聞 (患者を生きる:1320)臓器移植 あなたの隣に:4 摘出、これでよかったのよね
◆2010年07月10日 朝日新聞 (患者を生きる:1321)臓器移植 あなたの隣に:5 移植患者の言葉にはっとした
◆2010年07月11日 朝日新聞 (患者を生きる:1322)臓器移植 あなたの隣に:6 情報編 話すのが重要
◆2010年07月11日 読売新聞 心臓病の小2支援 きょう募金活動 久留米の高校生ら=佐賀
◆2010年07月11日 読売新聞 改正臓器移植法17日施行 提供条件緩和 15歳未満に希望
◆2010年07月13日 朝日新聞 (患者を生きる:1323)臓器移植 キャッチボール:1 野球の練習中、突然の失神
◆2010年07月14日 朝日新聞 臓器提供、新しい意思表示カード配布
◆2010年07月14日 朝日新聞 (患者を生きる:1324)臓器移植 キャッチボール:2 募金なんて どう思われるだろ
◆2010年07月14日 読売新聞 小児の臓器提供 訓練で手順確認 藤田保健衛生大病院=愛知
◆2010年07月14日 毎日新聞 改正臓器移植法:あす施行 小児心臓移植で国循と阪大提携
◆2010年07月15日 朝日新聞 (患者を生きる:1325)臓器移植 キャッチボール:3 人工心臓ぎりぎり間に合う
◆2010年07月15日 朝日新聞 杏、手描きの母子像をお披露目 臓器移植を考えるイベントで
◆2010年07月15日 読売新聞 臓器移植「門戸広がれ」 改正法17日施行 患者2人が体験披露=北海道
◆2010年07月15日 読売新聞 基礎からわかる改正臓器移植法=特集
◆2010年07月15日 読売新聞 腎移植 歌に感謝込め 米子の松本さん 母提供し成功 8、9月ライブ=鳥取
◆2010年07月16日 朝日新聞 (患者を生きる:1326)臓器移植 キャッチボール:4 米でもトラブル、「神様に任せるよ」
◆2010年07月16日 朝日新聞 子の脳死、現場に不安 改正臓器移植法、あす施行 朝日新聞社アンケート
◆2010年07月16日 朝日新聞 (ニュースがわからん!)臓器移植のルール、どう変わる?
◆2010年07月16日 朝日新聞 子の脳死移植、見切り発車 改正法あす施行 「即対応可」の病院15%
◆2010年07月16日 読売新聞[社説]改正臓器移植法 家族で意思を確認し合おう
◆2010年07月16日 毎日新聞 特集:改正臓器移植法、あす施行
◆2010年07月16日 毎日新聞 記者の目:改正臓器移植法の全面施行=藤野基文(東京科学環境部)
◆2010年07月17日 朝日新聞 改正臓器移植法施行=提供の要件緩和、子どもも可能に―救急医療など課題
◆2010年07月17日 朝日新聞 「学ぶ機会作って」 改正臓器移植法きょう施行
◆2010年07月17日 朝日新聞 子どもの脳死移植、きょうから可能に 県立中央病院が受け入れ態勢に /山梨県
◆2010年07月17日 朝日新聞 臓器移植拡大、歓迎と懸念と 「命論じる文化を」 きょう、改正法施行/大阪
◆2010年07月17日 読売新聞 改正臓器移植法 「15歳未満」未対応多く 道内病院=北海道
◆2010年07月17日 読売新聞 改正臓器移植法きょう施行 医師不足…体制充実を=富山
◆2010年07月17日 読売新聞 子供の国内移植いつ… 改正法きょう施行 7歳女児、提供者待てず渡航
◆2010年07月17日 読売新聞〈解〉提供施設
◆2010年07月17日 読売新聞[スキャナー]医師不足 小児移植の壁 国内医療施設 救急部門かけ持ち
◆2010年07月17日 読売新聞 小児脳死「対応困難」4割 認定病院 整備遅れ 判定も 臓器摘出も
◆2010年07月17日 読売新聞 改正臓器移植法 子ども脳死判定戸惑い きょう施行=鳥取
◆2010年07月17日 読売新聞[今日のノート]臓器移植法、改正施行
◆2010年07月17日 読売新聞 15歳未満臓器提供可能に 改正移植法全面施行
◆2010年07月17日 毎日新聞 改正臓器移植法きょう施行 6割以上「知らない」−−県調査 /岡山
◆2010年07月17日 毎日新聞 社説:改正移植法施行 課題山積のスタートだ
◆2010年07月18日 朝日新聞 (患者を生きる:1327)臓器移植 キャッチボール:5 元気に動く胸 青空に「ありがとう」
◆2010年07月18日 読売新聞 いのちのギフトありがとう 移植受けた子どもの作品展=東京
◆2010年07月18日 読売新聞 国内心臓移植手術「予後」良好 渡航患者と比べ拒絶反応少なく
◆2010年07月18日 毎日新聞 改正臓器移植法 臓器提供施設に説明会 全面施行受け
◆2010年07月18日 毎日新聞 改正臓器移植法 熊本市中心部でキャンペーン /熊本
◆2010年07月19日 朝日新聞 (社説)改正移植法 それでも現場に残る課題
◆2010年07月19日 朝日新聞 (患者を生きる:1328)臓器移植 ふたりの卒業式:1 お姉ちゃんと同じ病気だった
◆2010年07月19日 読売新聞 脳死検証会議 1年以上休眠状態 「移植法改正で多忙
◆2010年07月19日 読売新聞 臓器移植の現状紹介 鹿児島でセミナーに80人=鹿児島
◆2010年07月20日 朝日新聞 (患者を生きる:1329)臓器移植 ふたりの卒業式:2 もう二度と、子どもを死なせない
◆2010年07月20日 読売新聞 子どもの移植専用 循環器病センターにクリーンルーム完成
◆2010年07月21日 朝日新聞 (私の視点)改正臓器移植法 「脳死は一律に死」は誤解 辻泰弘
◆2010年07月21日 朝日新聞 小児移植へ無菌室新設 大阪の国立循環器病研究センター/大阪
◆2010年07月21日 朝日新聞 (患者を生きる:1330)臓器移植 ふたりの卒業式:3 手術、亡き姉とドナー思う
◆2010年07月21日 毎日新聞 改正臓器移植法施行に伴い、小児・乳幼児病棟にクリーンルーム−−国循 /大阪
◆2010年07月21日 毎日新聞 臓器移植推進街頭キャンペーン:事前に意思表示を−−岡山駅近く /岡山
◆2010年07月21日 毎日新聞 改正臓器移植法:大阪で説明会
◆2010年07月22日 朝日新聞 (患者を生きる:1331)臓器移植 ベランダの朝顔:1 突然心臓止まりそうに
◆2010年07月23日 朝日新聞 (患者を生きる:1332)臓器移植 ベランダの朝顔:2 「このままでいい」と夫
◆2010年07月24日 朝日新聞 (患者を生きる:1333)臓器移植 ベランダの朝顔:3 選択に後悔ない、でも涙
◆2010年07月25日 朝日新聞 (患者を生きる:1334)臓器移植 情報編 術後も続く治療、渡航しない選択も
◆2010年07月26日 朝日新聞 虐待見極め、病院に重荷 子の臓器提供、疑いあれば対象外
◆2010年07月27日 朝日新聞 (患者を生きる:1335)臓器移植 読者編:1 道があるなら、と渡米を決意
◆2010年07月27日 読売新聞 [焦点]臓器移植 状況変わらず 改正法施行で15歳未満提供可能に=福島
◆2010年07月28日 朝日新聞 (患者を生きる:1336)臓器移植 読者編:2 術後の笑顔に命感じた
◆2010年07月28日 朝日新聞 (医を語る)改正臓器移植法の施行 問われる臓器提供の覚悟 安田是和 /栃木県
◆2010年07月28日 読売新聞 岡山大が9月に心臓移植演習 搬送手順確認=岡山
◆2010年07月29日 朝日新聞 心臓移植、模擬訓練へ 医師ら70人勉強会 岡大病院 /岡山県
◆2010年07月29日 朝日新聞 (患者を生きる:1337)臓器移植 読者編:3 一日でも長く生きて恩返し
◆2010年07月29日 読売新聞 子どもの臓器移植 関心持って 生きる喜びあふれる作品展=鳥取
◆2010年07月29日 毎日新聞 家族承諾で移植 テレビ見て男性共感、提供の意思伝える
◆2010年07月30日 朝日新聞 (患者を生きる:1338)臓器移植 読者編:4 夫が突然死、意思確認できぬまま
 
 
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■新たに13施設を追加=心臓、肝臓など脳死移植―合同委(2010年7月5日19時6分)朝日新聞

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201007050086.html

 17日の改正臓器移植法施行を前に、移植関係学会合同委員会は5日、新たに脳死移植を行う施設として、心臓3カ所、肝臓8カ所、膵臓(すいぞう)2カ所を承認した。近く、日本臓器移植ネットワークに実施施設として登録される。
 法改正で脳死での臓器提供の要件が緩和されることから、件数の増加が見込まれており、各臓器ごとに関連学会で施設の選定を進めていた。[時事通信社]

 
 
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■杏、手描きの母子像をお披露目 臓器移植を考えるイベントで(2010年7月15日)朝日新聞

http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/TKY201007150387.html

写真:手描きの母子像を披露した杏拡大手描きの母子像を披露した杏(略)
写真:「Gift of Life プロジェクト」アンバサダーの杏拡大「Gift of Life プロジェクト」アンバサダーの杏(略)
写真:臓器移植を受けた子どもたちの作品約40点が展示臓器移植を受けた子どもたちの作品約40点が展示(略)
 女優・モデルの杏さんが15日、東京・六本木ヒルズで行われた臓器移植について考えるイベント「Gift of Life プロジェクト 〜いのちをつなぐ贈りもの〜」のオープニングセレモニーに参加した。(アサヒ・コム編集部)
 同プロジェクトのアンバサダーを務める杏さんはこの日、涼しげな白のプリーツドレスで登場。自身が制作したオリジナルの絵画作品を披露した。杏さん自ら作品のベールを取り去ると、柔らかなタッチで描かれた母子像が登場した。「今までも、これからも永遠に消えることのない、あたたかくてささやかな、そして厳かな幸せ」を描きたいと思い、母子像というテーマを選んだそうだ。
 杏さんの作品は、臓器移植を受けた子どもたちの絵や書を展示する「Gift of Life 15周年記念作品展」に展示される。杏さんは子どもたちの作品を見ての感想を「“ことほぐ”という言葉がぴったり、今生きている瞬間をことほいでいるんだな、と感じました」と述べた。
 昨年腎臓移植手術を受けた歌手の松原のぶえさんもゲストで登場し「多くの人に臓器移植のことを理解して、真剣にとらえていただけるとうれしい」と訴えた。
 イベントは、17日の改正臓器移植法の本格施行を前に、臓器移植に対する知識を深めてもらう目的で開催。改正法本格施行後は、本人の臓器提供の意思が不明な場合でも、家族の承諾があれば臓器提供が可能となる。期間中は「15周年記念作品展」の他、女優の音無美紀子さん、タレントの向井亜紀さんらがパネリストとして参加するシンポジウムなどが行われる。19日まで。詳細は公式ホームページで。

 
 
 
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■改正臓器移植法施行=提供の要件緩和、子どもも可能に―救急医療など課題(2010年7月17日1時6分)朝日新聞

http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201007160160.html

脳死移植の機会を拡大する改正臓器移植法が17日、施行された。従来認められなかった15歳未満の臓器提供が可能となり、国内での移植増加が期待される一方、救急医療体制の整備など課題が多く残されたままでのスタートとなった。
 改正法では、脳死による臓器提供の要件が緩和される。従来は本人の書面による意思表示がある場合に限定していたが、これに加え、本人の意思が不明な場合にも家族の承諾で提供できるとした。15歳未満は法的に書面の意思表示が有効とはみなされないためドナー(臓器提供者)になれなかったが、今後は親の承諾で可能となる。
 子供は大人よりも脳の回復力が高く、脳死判定にはより一層の慎重さが求められる。このため、運用指針で「6時間以上」とされている2回の法的脳死判定の間隔を、6歳未満は「24時間以上」とした。生後12週未満は対象から除外する。
 また、虐待を受け死亡した子供がドナーにされることのないよう、18歳未満の児童からの臓器摘出を行う施設は、児童虐待防止の委員会やマニュアルなどを備えていることを要件とした。[時事通信社]

 
 
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■子供の国内移植いつ…7歳女児、提供者待てず渡航(2010年7月17日) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20100717-OYT8T00306.html

写真:渡航前に記者会見した古家孝一さん(左)と妻の美穂さん(13日、東京女子医大で)(略)
 17日に全面施行となる改正臓器移植法。15歳未満の子供からの臓器提供を認め、本人意思が不明でも家族の承諾で脳死移植を可能にする内容だ。
 1997年の法施行後、わずか86例にとどまる脳死移植を増やすことにつながるのか。全面施行直前の13日には「国内ではいつ受けられるか分からない」との理由で、東京都内の女児が心臓移植のためカナダ・トロントに向かった。
 「カナダに行って病気が治るなら頑張る」。中野区の小学2年、古家(こが)菜沙(なずな)ちゃん(7)のこの言葉に、孝一さん(51)、美穂さん(45)夫妻は渡航移植を決断した。「早く気持ちを落ち着かせたい」。15日、トロントの病院にいた美穂さんは電話取材にそう語った。
 菜沙ちゃんは5歳の時に心臓の筋肉が硬くなる拘束型心筋症と診断され、「将来は移植が必要」と医師に言われた。両親は「早く国内で移植が受けられるようになれば」と願っていた。
 翌年、小学校に入学直後の5月に突然の発作で心停止し、緊急手術で一命を取り留めたが、今年4月も容体が悪化し、医師から「余命半年」と宣告された。
 脳死でしか移植できない心臓。改正法施行後、すぐに子供の提供者が現れる保証はない。同級生の親たちが支援に乗り出し、6月から集めた募金は渡航移植に必要な9000万円を超えた。「できれば国内で、という思いはあった。(提供者となる)子供のことを考えると複雑だが、国内でもっと移植医療が普及してほしい」と美穂さんは話す。
 東京都東村山市の田代祐也さん(20)は入院しながら米国での肝臓移植を希望しているが、募金が必要額の5000万円に届かず、予定が立っていない。
 先天性胆道閉鎖症で、1歳の時に父親の純一郎さん(50)から生体肝移植を受け、小学校までは普通に生活できたが、肝硬変が進み、現在は「余命半年」とされている。母親の啓子さん(51)は「今度は自分の肝臓を」と考えたが、血液型の不一致などで断念。「国内移植の道が広がっても、祐也には時間がない。もう一度元気な人生を歩ませたい」と願っている。

 日本移植学会によると、84年〜2009年10月末に日本から海外に行って心臓移植を受けたのは137人。厚生労働省研究班によると、海外での肝移植は84〜05年に221人が受けた。年10例程度の国内での脳死移植が、全面施行で提供者が増えることで「30例以上」「約80例になる」との分析もあるが、欧米に比べれば少ない。
 渡航移植を望む家族を支援するNPO法人「日本移植支援協会」の高橋和子理事長は「施行後も渡航移植はすぐにはなくならない。臓器提供者が少ない日本の現状では、国民の間で、より移植医療への理解が深まるよう、議論を高めていく必要がある」と話している。



*このファイルは生存学創成拠点の活動の一環として作成されています(→計画:T)。

*作成:伊藤 未弥(立命館大学大学院社会学研究科・2009入学)
UP:20091013 REV:
臓器移植  ◇臓器移植・脳死 2009
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