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フリーター・ニート関連ニュース

労働


 作成:橋口 昌治立命館大学大学院先端総合 学術研究科


◆「フリーター やめる人と続ける人の違い」 リクルートワークス研究所
 http://www.works-i.com/special/tyosa-no-mori_7.html#top
(2004年6月16日掲載)
フリーター。リクルートのアルバイト情報誌『フロム・エー』が 1980年代後半に世に送り出した造語で、「定職に就かず、主にアルバイトで生計を立てている人」を意味する。日本にはどのくらいのフリーターがいるのだ ろうか。『国民生活白書』によれば、1990年の 180万人に対して 2001年は 417万人と、ここ 10年で急増している。今回は「フリーターから正社員に転身した人と、フリーターを続けている人」の比較を中心に、その現状に迫ってみたい。。
図 A 最初の仕事がフリーターだった人の割合(世代別)
フリーターをめぐる状況は大きく変化
「ワーキングパーソン調査」のデータによると、最初の仕事が「フリーター」だったと答える人の割合は若い世代ほど多く、18〜24歳では 35.6%に達している(図A)。冒頭述べた近年のフリーター増加現象は、若い世代ほど顕著なのだ。彼らはなぜ、フリーターになるのだろうか?

「自分の可能性に枠をはめたくない」「気楽だし、アルバイトでもけっこう稼げるから」――。かつて「フリーター」という言葉が登場したころ、そのイメージ は「気ままな若者」であり、実際、あえてフリーターという立場を自ら選ぶ人も多かった。しかし現在のフリーターたちの声を聞くと、状況はかなり違ってきて いるようだ。

「もちろん就職活動はしました。でもどこにも決まらなかったから、仕方なく書店でアルバイトを始めたんです。すると周囲に同じような人が大勢いて、まだフ リーターでも大丈夫かな……なんて、なんとなく安心してしまったんですね」( Aさん 23歳 女性 書店アルバイト)
長引く不況の中、正社員になりたくても就職先がないという理由で、最初の仕事がフリーターとなるケースが多発しているのだ。図Bを見ても、フリーターの就 業形態満足度は低い。また、希望する就業形態をフリーターに聞くと、「フリーターのままでよい」という人はわずか 13%。実に 7割が正社員になることを希望している。


図B フリーターと正社員の就業形態満足度
※「満足している」は「とても満足」「まあ満足」の合計
「満足していない」は「あまり満足していない」「全く満足していない」の合計


「就職した友達が海外旅行に出かけたり、洋服を買ったりするのを、指をくわえて眺めています。親元にいるからなんとかなっているけど、一人暮らしだと、と てもやっていけません。それにいつ解雇されるか分からない不安もあるし、やはり正社員になりたいと思っています」( Aさん)
と、正社員として就職する道を模索している。

データによれば、フリーターの平均年収( 34歳以下の未婚者)は 165万円で、正社員( 34歳以下の未婚者)の 338万円と比較して収入の差は明らかだ。ただ、正社員を目指す理由は収入だけではない。給与以外の待遇や任される仕事の内容にも不満があるようだ。

「最近、出版社で正社員になりましたが、まだ給料は安くて大変。家電量販店で販売のアルバイトをしていたときの方が、かえってお金にはなっていましたね。 営業成績がよかったですから」( Bさん 29歳 男性 かつて量販店でアルバイト)
だが Bさんも、ずっとフリーターのままでいいとは思っていなかった。
「社会保険や福利厚生を考えれば、アルバイトでは不安。なにより、アルバイトでは任される仕事に限界がありました。だから収入が一時的に減っても、将来性 があって打ち込める仕事を見つけて、正社員になりたいと悩んだものです」と、Bさんはフリーター時代を振り返る。

正社員に転身は 2割強
いくら希望しても誰もが Bさんのように正社員へと転身できるわけではない。最初の仕事がフリーターだった人が、正社員に転身する割合は 2割強にとどまっている(図C)。


図C 最初の仕事がフリーターだった人 現在の就業形態


ではフリーターから正社員に転身した人たちと、フリーターを続ける人たちにはどんな違いがあるのだろうか。

「正社員へとすんなり転身できるのは 25歳ぐらいまで」と、多くのフリーター経験者が語っている。データではどうだろうか。「34歳以下で、最初の仕事がフリーターだった」という人のうち、 「現在の仕事もフリーター」という人に年齢を聞くと、「18〜24歳」が 8割を占める。またフリーターの経験年数を聞くと「3年未満」が 7割を超す。フリーターから正社員に転身するなら、やはり 25歳前後はひとつの目安といえそうだ。

前述の Bさんの例を見てみたい。
「20代半ばで電器店の販売から、編集プロダクションへとアルバイトを変え、その後出版社の契約社員、正社員と経験を重ねました」
正社員になったのは 20代後半だが、Bさんはこう語る。
「中途で正社員になるには即戦力であることが要求されますから、アルバイトといえどもキャリアアップを意識して仕事をしたのがよかったと思います」(Bさ ん)

職種にはどんな傾向があるのだろうか。フリーターから正社員になった人と、今もフリーターである人を比較すると、フリーター離脱者は前職が事務職、技術・ 専門職だった比率が高い。フリーターでもこれらの職種に携わっていれば、正社員に転身する確率が高いといえる。「任された仕事で一人前になるのに必要な期 間」をみると、「今もフリーター」は「1週間から 1カ月」が 3分の 1を占めるのに対し、「今は正社員」は「1年から 3年」が 2割近い。平均労働時間でも「今は正社員」が週 5時間ほど長くなっている。1人前になるのに 1年から 3年かかる、事務職や技術・専門職に従事し、労働時間も比較的長いフリーターには、正社員への転身という道も開けているといえるだろう。



図D 「今は正社員」「今もフリーター」比較 (1) 前の仕事の職種(クリックで拡大)
※ 前職がフリーターで転職経験のある人を、「転職後は正社員」「転職後もフリーター」に分けて比較している。



図E 「今は正社員」「今もフリーター」比較 (2)
一人前になるため必要な期間/フリーター時代の労働時間(クリックで拡大)
※「今は正社員」「今もフリーター」いずれも転職前の仕事について回答している。


新卒正社員だけではない就職の道
ギャップインターナショナルに勤める Cさんは、新卒の正社員採用というルートだけが就職の道ではないと強調する。

「就職活動の最中、ある会社の面接の帰りに、たまたま服を買おうと GAPに立ち寄ったのがきっかけで、アルバイトとして入社しました。数年前から正社員に登用され、今はマネジャーの仕事をしています」( Cさん 27歳 男性 ギャップインターナショナル勤務)

一部のアパレル系企業では、アルバイトとして高い成果を挙げたスタッフを正社員に登用する仕組みが整備されており、フリーターの仕事への意欲を高めてい る。「アルバイトとしての経験や吸収したものが、今の仕事にとても役立っています」( Cさん)
自分自身フリーターを経験しているから、後輩フリーターの気持ちもよく分かり、リーダーシップも発揮しやすいと Cさんはいう。

同じく GAPでアルバイトをする Dさんからは、こんな発言もあった。
「もともと、私はある会社の正社員だったんですが、それを辞めて、あえて GAPでのアルバイトを選びました」( Dさん 23歳 女性 ギャップインターナショナル勤務)

彼女に理由を尋ねると、
「前の会社は、正社員であっても女性の活躍できる場は非常に限られていた。先輩の仕事を見ても補助的な仕事しか任されていませんでした。アルバイトという 立場に不安はありますが、GAPではステップアップすればいろんな可能性がある。まずは『目指せ正社員』です」( Dさん)

現実に多くの若者がフリーターとなっている中、フリーターのやる気や能力を引き出し、自社の人材ポートフォリオにうまく組み込んだ企業こそが、厳しい競争 に生き残っていけるのだろう。また優れた人材を活用するにも、フリーター増加という社会問題を解決するためにも、社員登用への道を整備することが求められ るのではないだろうか。(文:河野比呂 データ分析:小泉静子 編集:五嶋正風)


ワーキングパーソン調査の報告書はこちら
ワーキングパーソン調査は、ワークス研究所が 2000 年から 2 年に 1 度のペースで実施している。調査の目的は、日本の 3 大都市圏(首都圏、大阪、名古屋)で働く 17000 人を対象に、働く人々の実態と意識を明らかにすること。調査対象はパート、正社員、派遣、フリーターなど、様々な雇用形態で働く老若男女を網羅している。

※ 今回抽出したデータについて

前職がフリーターまたはパートで、34歳以下、未婚の男女のうち現在は正社員の人 195人、現在もフリーターの人は 472人。

◆「若・中年層などの安全網整備を 日本経団連が提言」
 FujiSankei Business i. 2007/6/25
 http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200706250025a.nwc
 「日本経団連は、格差問題に関する提言をまとめた。この中で、成長を重視した経済施策の展開を図るとともに、不安定就労の若・中年層や生活困窮者に対す るセーフティーネット(安全網)を整備する必要性を指摘した。

 提言は「経済成長と格差是正は矛盾する命題ではない」と強調。イノベーション(技術革新)の推進を通じた生産性向上により「業種間、大企業と中小企業、 一般労働者とパートタイム労働者賃金の差も縮小に向かう」とした。一方、格差の固定化を防ぐため、生活保護基準に関し、勤労控除見直しなどを通じ「より就 労インセンティブが働く仕組み」にするなど、生活困窮者の経済的自立を促す施策を充実させることを提言。フリーターやニートの職業能力向上策も求めた。」

◆「「モラル回復で幸せに」と提言 七宝の大島さん、本出版」
 2007年6月22日
 http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20070622/CK2007062202026081.html
 「(…)
 ニートや環境の問題も「一人一人が人間として当然のモラルを持ち、必要以上の欲を捨てることが解決につながる」と訴える大島さん。「世の中の勝ち組、負 け組と呼ばれる人たちをはじめ、多くの人に読んでほしい」と呼び掛けている。
(…)」

◆「ニートたちの「3人デモ」! YouTubeで人気を集めつつある日本の動画」
 朴 哲鉉(2006-12-06 12:10)
 http://www.ohmynews.co.jp/news/20070410/3637

◆来たれ迷えるニート/北中城に支援施設
 2007年6月8日(金) 夕刊 7面
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200706081700_03.html
 「学校に行かず職にも就いていない「ニート」の若者を支えようと、「サポートステーション沖縄」が9日、北中城村にオープンする。日本青少年育成協会沖 縄支部が、運営を手掛ける。同支部の「若者自立塾」が3カ月の合宿生活を受け入れるのに対し、喫茶コーナーなどを作り気軽な相談窓口となる。上江田紫寿江 支部長は「どこに行けばいいか分からない人は、来てほしい」と呼び掛ける。(阿部岳)

 仕事で輝く「かっこいい大人」を集め、若者の投票で一番を決めるコンテスト。手作りパンと有機野菜を楽しむ週一回の朝食クラブ―。増加が社会問題となっ ているニートの若者に仕事への興味を持ってもらい、規則的な生活を身に付けてもらうため、多彩なイベントを企画する。

 常駐のカウンセラー二人による相談やパソコン講座など「定番」の事業も用意。いずれも無料で、日曜日を除く毎日午前十時から午後六時まで開いている。来 所者の希望や状況に応じて、自立塾やハローワーク、医療機関も紹介する。

 同協会の近藤正隆専務理事は「公務員志向などで、親が子どもの選択肢を狭めている側面もある。若者の周辺にも働き掛けたい」と意欲。上江田支部長は 「ニートは支援したくても、どこにいるか分からない。一緒に方法を考える場になれば」と期待する。

 ステーションはJAおきなわ北中城支店二階に開設される。県や北中城村の推薦を受け、厚生労働省が同支部に運営を委託する。二〇〇六年度は全国に二十五 カ所開設され、〇七年度は沖縄を含む五十カ所に広がる。

 同支部は、七月十七日から三カ月の自立塾第七期生と、それに先立つ二泊三日の体験入塾の参加者も募集している。いずれも問い合わせは上江田支部長、電話 090(8293)3370。」

◆「ニート支援します 初の「自立塾」来月開講」
 2007年6月14日
 http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200706140109
 「働く意欲がなく親への依存から抜け出せない若者(ニート)を集め、就労訓練など社会への適応を手助けする「若者自立塾」が7月、県内で初めて西都市上 三財に開講する。

 厚生労働省の委託事業で、宮崎市の特定非営利活動法人(NPO法人)フロンティア会(平尾隆光理事長)が運営する。

 同会は民間の宿泊施設を借り上げて、1人3カ月間の訓練を予定。1カ月半ごとに10人を受け入れる。パソコンなど事務的なものから、本県の特色を生かし 春はマンゴー出荷の手伝いなどの農作業、夏は「海の家」の手伝いなどで接客の訓練も行う。修了時には資格試験などを紹介する。

 開講は7月4日。義務教育修了から1年以上経過した16―35歳の男女各5人を募集する。

 問い合わせ、申し込みは同会TEL0985(59)1802。電子メールアドレスはfrontier@ability−ss.org」

◆「ニート、引きこもり自立支援 岡山の経験者がNPO設立へ 「同じ目線で」 県に法人化認証申請」
 (2007年6月13日掲載)
 http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/06/13/2007061309484077010.html
 NPO「すたんど」の河田代表(右)らメンバー

 岡山県内のニートや引きこもりの経験者らがNPO(民間非営利団体)を設立し、悩みを抱える若者たちの自立支援活動をスタートさせた。今月初めには NPO法人としての認証を県に申請。厚生労働省キャリア形成支援室は「支援される側が支援する側に回るケースはあるが、団体を立ち上げるのは珍しい」とし ている。

 団体は、心理カウンセラーらによるNPO法人「リスタート」(岡山市西古松)の支援を受けて引きこもり状態から社会復帰した河田純一代表(27)=岡山 市津島南=が中心となり、「若者たちと同じ目線に立って支えたい」と4月に発足した。メンバーは31―23歳のアルバイトや学生など4人。うち河田代表ら 3人がニートや引きこもりの経験者。

 団体名は「すたんど」。「立ち上がる(stand up)」と「ガソリンスタンドのような人が集まる場所になれば」との思いを込めて命名、河田代表方に 事務局を設けた。

 「すたんど」は、若者の自立を目的に厚労省が「リスタート」に委託している地域若者サポートステーション事業の一部を受託。ニートらの自宅に出向いて悩 みを聞いたり、週1回のフリートークに参加しており、多くの人たちとふれ合う場となるフリーマーケットなどのイベントも企画・運営している。

 今秋のNPO法人化を目指し、今月6日には法人の認証を申請した。河田代表は「実績もなく試行錯誤することも多いが、同年代で同じ悩みを経験した強みを 生かし、1人でも多くの若者が社会復帰できるよう支援したい」と話している。」

◆「農業体験で脱ニート」
 2007 年 06 月 13 日 16:28 現在
 http://www2.knb.ne.jp/news/20070613_11732.htm

 とうもろこしの苗を植える

 いわゆるニートなど働かない若者たちを全国から募り農業を体験してもらおうという事業を、富山市のNPO法人が13日から始めました。

 ニートの自立を促し農業の担い手不足も解消しようという取り組みです。

 この事業を始めたのは不登校やひきこもりなどの若者が共同生活する寮を運営する「はぐれ雲」の川又直さんで、今回、農林水産省からモデル事業として 1200万円の補助を受けました。

 参加者は13日から今月20日まで、富山市旧大沢野町の公民館などで合宿しながら農作業を行います。

 初日から参加したのは首都圏などからの5人で、「はぐれ雲」の寮生とともにとうもろこしの苗を植えました。

 期間中、全国から20人の若者が参加するということです。

 はぐれ雲主宰の川又直さんは「昼間太陽の下で農作業をして汗を流して夜は失敗談などをさかなにみんなで話し合うっていうのがいいと思う。」

 参加者は「正直僕はしんどいと。きつい作業だと思います。」「ニートやってた時は体を動かさない生活を中心としていたので修行になると思います。」

 今回の参加者には秋の収穫期にも来てもらう予定で、農業に興味を持った若者には県内で農業に従事するためのサポートもしていくということです。」

◆「ニート支援で81人就職 県の自立センター 開所1年、421人利用」
 http://www.saitama-np.co.jp/news06/18/03x.html

 就職せず、学校にも行かない「ニート」と呼ばれる若者の自立を手伝う「若者自立支援センター埼玉」(川口市)が開所から一年を迎えることから、県は十四 日、利用状況をまとめた。これまでに若者四百二十一人がセンターを利用し、そのうちアルバイトも含め八十一人が就職した。

 同センターにはキャリアカウンセラーや臨床心理士を配置。悩みを聞いたり、進路のアドバイスをするとともに、「電話のかけ方」など、就職のノウハウを訓 練する。保護者の個別相談も受け付けている。

 県雇用対策課によると、若者と保護者の利用件数の合計は先月末までに八千六百四件に上る。登録した四百二十一人のうち、男性が76%を占め、利用者の八 割が就労経験を持ち「自分がどんな仕事向いているのか分からない」「人間関係がうまくいかない」などの悩みを抱えている。

 センター開所一周年を記念し、県は七月八日午後二時から、川口駅前市民ホール「フレンディア」で、若者の自立について考えるシンポジウムを実施する。 「若者はなぜ3年で辞めるのか」の著者、城繁幸氏ら四人がシンポジスト。申し込みが必要。問い合わせは、同センター(TEL048・255・8680) へ。」

◆「第2日本テレビ」リアルタイムドキュメンタリー『新しい尺度。』
ニートのアルピニスト・栗城史多氏の登頂に至るドキュメンタリー
世界で活躍するパントマイムユニットの不思議映像の新作が登場!
 http://www.news2u.net/NRR200719251.html

◆自立の一歩、農体験ニート26人受け入れ/富山のNPO法人【北陸】
 掲載日:07-06-22
 http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid= 1994

 「【富山】富山市万願寺の特定非営利活動法人(NPO法人)北陸青少年自立援助センターは、全国から募った、仕事もせず学校にも行かないニート26人を 受け入れ、12日から旧大沢野町周辺で第1回就農体験ツアーを始めた。農水省の民間知識結集型新規就農課題調査事業の補助を受け、21日までの農作業と秋 の収穫期にも10日間実施。参加者の意識の変化などを報告書にまとめ、農業に関心のある若者発掘に役立てる。

 センター理事長の川又直さん(53)は、1987年から万願寺で共同生活寮・ピースフルハウスはぐれ雲を運営。規則正しい共同生活と農作業を通じて、 ニートの社会復帰を支援してきた。過去20年間に約300人を受け入れ、9割の参加者が就職や学校に戻り、4人の就農者を誕生させた。

 今回は万願寺地域をはじめ、農事組合法人ファームファーム、小原営農センター、万乃う楽(万願寺農業を楽しむ会)、舘牧場が協力。

 東京や県内の自立支援センターと連携して参加者を募り、はぐれ雲や万願寺会館(公民館)で共同生活を営んでいる。

 川又さんは、小原営農センターとともに、水稲43ヘクタール、野菜畑1ヘクタールを耕作。キュウリ、ズッキーニ、カボチャ、オクラ、サツマイモ、アスパ ラガス、ジャガイモなどを栽培する。

 15歳から34歳までの参加者と、はぐれ雲や自立支援センターのスタッフ合わせて約40人が、トウモロコシの定植や田植えなどを体験している。

 16日には全員で田の草取りに励んだ。汗をぬぐいながらも豊かな自然の中での農作業が楽しそうだった。川又さんは「農業はニートの自立に有効な手段の一 つであり、新規就農者の発掘に努めたい」と話している。」

◆ニートの就業後押しへ新たに相談窓口…指宿のNPO
 http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/046/046_070607.htm
 「相談に応じる竹田センター代表(左)ら(鹿児島市役所別館のソーホーかごしまで)

 就業せず学校にも行かない「ニート」と呼ばれる若者たち。その自立を支援してきた指宿市湊のNPO法人「かごしま青少年自立センター」が新たに5月か ら、就労相談窓口「若者サポートステーションかごしま静活館(せいかつかん)」を開設、鹿児島市など県内各地への出張相談も始めた。「働きたくてもチャン スをつかめなかった若者たちに、次のステップを提供できる場にしたい」と、自立に悩む若者たちに温かいまなざしを向ける。

 毎週火曜日に出張相談を開いている鹿児島市役所別館「ソーホーかごしま」の一室。引きこもりになった20歳代前半の長男を持つ母親が、沈痛な面持ちで訪 ねてきた。長男は中学時代から学校になじめず、高校退学後に自宅から出なくなったという。引きこもりはだんだんエスカレートし、食事も部屋に運ばせるよう になった。

 母親の切々とした訴えに耳を傾けると、センター代表の竹田寿昭さん(53)は、父親を含めた家族で話し合うことをアドバイスしたうえ、「また来てくださ い」とねぎらった。

 「いろんな職場を経験したが長く続かない」(30歳代男性)、「対人関係に不安があって高校を1週間で退学、引きこもりになった」(10歳代男性)。ひ とくくりにニートと言っても事情はさまざま。「無職の子どもが就職活動をしようとしない」と、気をもむ保護者からの相談もある。

 精神保健福祉士として長く医療機関に勤め、青少年のカウンセリングなどにあたった経験を持つ竹田さんは、「思春期は、大人になるための基礎づくりの期間 であり、相当つらいもの」と、ニートや引きこもりの心情に理解を示す。一方で、引きこもりが長引くと自分の部屋に「王国」を築き、他者との交わりのない 「奇妙な安定」から抜け出せなくなると指摘する。

 相談では、本人、家族らからいきさつを聞き取って苦悩を共有。カウンセリングを重ねたり、職業訓練を受けさせたりして、社会復帰を支援する。「何らかの 出来事につまずいて自信をなくした若者も、きっかけさえあれば自立に向けて歩み出せる」と力説する。

 同センターは2005年7月に、指宿市の民間ビル内に「若者自立塾静活館」を開設、ニートらに3か月間の合宿生活と、農作業などの職場体験をさせるなど してきた。110人以上を受け入れ、その約7割を就職させた。その実績を背景に応募したのが、厚生労働省がニートの就労支援を目的に全国で進めるサポート ステーション事業だった。同省の補助金で塾内に開設した。

 ステーションには、竹田さんのほか2人の相談員が常駐する。相談員の一人のキャリアコンサルタント池元正美さん(47)が、履歴書の書き方や面接の受け 方といった、就業するためのマナーやノウハウを指導する。

 相談は予約制で無料。16〜35歳が対象で、大学休学中や高校不登校の若者にも門戸を開いている。鹿児島市のほか、6市でもそれぞれ月1回、出張相談を 受けている。時間は午前9時30分〜午後4時30分。鹿児島市以外の実施日と会場は次の通り。問い合わせはセンター(0993・27・0225)へ。

 ▽出水(第1水曜)ハローワーク出水▽鹿屋(第1金曜)ハローワーク鹿屋▽薩摩川内(第2水曜)NPOせんさつ▽南さつま(第2金曜)ハローワーク加世 田▽霧島(第3水曜)市働く婦人の家▽日置(第3金曜)ハローワーク伊集院」

◆「元ニートの起業家、同性愛者…当事者招き東大自主ゼミ」
 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20070626ur01.htm

◆「働く人の心を尊ぶ」
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20070704/135352/
 2007/07/04
 池松 由香=日経ものづくり

 「今までに取材した中で一番『スゴイ』と感じた経営者は誰?」。昨晩,数年前まで同じ部署で仕事をしていた人たちとご飯を食べに行って,こんな話になり ました。当時は経営者向け雑誌の編集にいたので,大手メーカーを含む数多くの経営者を取材することができました。そう言われてみると誰だろう…。しばらく 悩んだ末に頭に浮かんだのは,いわゆる「大手の著名経営者」ではなく,売上高25億円の電子部品メーカーを営むA氏の顔でした。

 「従業員のモチベーションを上げる」をテーマにA氏を取材したのは,2003年春のことです。A氏は当時,派遣やアルバイトなど非正社員の活用でさまざ まな仕組みを導入していました。今で言う「ニート」と呼ばれるような若者を1週間単位で雇い,期間中きちんと勤務した人に「金一封」を支給。さらに継続し て働けば1カ月契約になる権利を与える…。人不足にあえぐ町工場が多い中,そんな仕組みで成果を上げていました。「チャンスを与えれば誰だって頑張る。働 かない若者をつくっているのは,彼らの才能を信じてやれない親や経営者の責任だ」というのがA氏の持論です。

 現場を見て驚いたのは,そんな若者たちの仕事ぶりでした。工具を巧みに操って細かな電子部品を黙々と組み付けていく様は,到底“元ニート”などとは思え ません。カメラとノートを持った「いかにも」な筆者を見るや「こんにちはーっ」と明るく挨拶までしてくれました。「何なんだ,この光景は…」。それが正直 な感想でした。でも,A氏の話を聞いてもっと驚きました。この工場はその1年前,倒産の危機に遭っていたというのです。

 取引先が倒産し,巨額の焦げ付きが発生しました。受注が減ったわけではないものの,キャッシュが入ってこなければ部品の調達ができません。このままだと 連鎖してしまう。A氏が最初に取った行動はシンプルでした。従業員全員を集め,包み隠さず実状を話したのです。そして「会社は絶対に潰れないし,潰さな い。だから協力してくれないか」と頭を下げました。それでも不安を口にする人には工場や事務所に集まってもらい,何度でも話し合ったといいます。A氏の誠 意が伝わったのか,従業員は社員もアルバイトもなく一致団結して仕事に励んでくれたそうです。足りない資金は私募債でなんとか集め,危機を脱しました。

 視線を取材ノートからA氏に移すと,A氏は眼鏡を外して涙を拭っていました。胸が熱くなりました。A氏が「自分が相手の立場だったらどう感じるか」を真 剣に考え,行動してきたことが伝わってきたからです。相手の立場で物事を考える。当然のことかもしれませんが,これを実践できている経営者は悲しいことに さほど多くありません。

 非正社員の雇用が急速に普及している今,働き手の心はますます複雑になっている気がします。誰のために働くのか。何のために働くのか。それを明確に持ち 続けることが,雇用の流動化によって見えづらくなっているように思うのです。

 2007年5月にメイテックが製造業の技術部門担当者を対象に実施した調査によると,全体の7割強が「派遣エンジニアを活用している」と答え,「派遣エ ンジニアの重要性は今後ますます高まる」と答えた人は7割弱に上りました。雇用の流動化は,技術部門にも着実に浸透しつつあります。その中でいかに全体の モチベーションを上げ続けるか。その答えのヒントがA氏の経営にあるような気がしてなりません。」

◆「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」(20070628)
 http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/siryo/pdf/20070704.pdf

◆「ニート8割「働きたい」 でも6割が「対話は苦手」」(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/life/update/0629/TKY200706290437.html
2007年06月29日23時59分

 仕事も通学も職探しもしていない「ニート」と呼ばれる若者の約8割が「社会や人から感謝される仕事がしたい」と感じていることが、厚生労働省による初の 実態調査でわかった。一方で、「人に話すのが不得意」が6割を超えるなど、対人関係への強い苦手意識が就職活動などに二の足を踏む原因になっていることが 浮き彫りになった。

 ニートは社会とのつながりが薄く、実態の把握が難しかった。今回の調査は、厚労省のニート支援事業に参加した35歳程度までの約860人を対象にアン ケートや面接で実施した。

 一般にニートは就労意欲が低いと思われがちだが、全体の82%が「社会や人から感謝される仕事がしたい」と回答。「どこでも通用する専門技能を身につけ たい」が80%、「仕事をしてないとうしろめたい」も82%だった。これまでに「1カ月以上の就労経験」がある人も79%を占め、正社員経験がある人も 19%に及んだ。

 一方で、就職活動で問われる能力について不得意かどうかを尋ねると、「計算」(42%)や「人の話を聞く」(34%)などに比べ、「人に話すのが不得 意」(64%)が突出して多かった。

 生活行動の苦手意識についての質問でも、「職場で友達をつくる」ことや「上司から信頼される」のが「難しい」「やや難しい」という答えが64%を占め る。「学校でのいじめ」(55%)や「不登校」(37%)の経験者も多かった。

 同省の担当者は「声の出し方や話し方から訓練し、少しずつ対人関係に自信をつけてもらえるような支援策が必要だ」と分析している。」

◆ニート、8割が「後ろめたい」=厚労省調査
 2007年06月28日22時27分
 http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070628-5
 「厚生労働省は28日、通学も就労もしていないニート(15歳−35歳程度)に関する調査報告書をまとめた。それによると、人間関係への不安や仕事への 苦手意識が強い半面、仕事をしていない状態に8割以上が後ろめたさを感じていることが分かった。
 ニートの37.1%に不登校の経験があるほか、31.7%は高校や大学などを中退していた。引きこもりや精神科などでの治療経験もそれぞれ半数近くあっ た。就労経験は79.0%に上るが、アルバイトが多く、仕事に対する苦手意識が強いという。
 半面、自分がニートであることには世間体の悪さを感じており、「社会や人から感謝される仕事がしたい」「どこでも通用する専門能力を身に付けたい」との 希望もともに80%以上に上った。
 報告書は自立支援機関の利用者や元ニートら855人を対象とした初の本格調査を基に作成した。この結果を踏まえ、学校段階での早期介入が重要だと指摘。 教育機関と連携し、継続的に自立支援に取り組むよう提案している。(了)」

◆[ニート調査]8割が就労経験…多くがアルバイト
 2007年06月28日19時11分
 http://news.livedoor.com/article/detail/3215075/

 「厚生労働省は28日、働いても学んでもいないニートの状態にある若年者の実態について調査結果を公表した。約8割が就労経験があり、多くがアルバイト だったことなどが初めて判明した。離職、転職を繰り返して労働への苦手意識が増幅され、就労が困難になる状況が浮かんだ。

 調査は、ニートの自立をサポートする支援機関を利用するニート827人のアンケート、ニートを脱した若年者28人の聞き取り、支援施設50カ所のアン ケートで行った。

 調査で共通したのは対人関係やコミュニケーションに対する苦手意識。ニートの調査では、64.4%が「人に話すのが不得意」と回答。就労についても「面 接に通る」(75.1%)や「職場で友達をつくる」(64.6%)などに苦手意識を示した。「学校でいじめられた」(55%)、「ひきこもり」(49. 5%)の経験を持つ若者も多かった。ニート状態に関しては「仕事をしていないと後ろめたい」(82.8%)など精神的な負担になっていることも分かった。

 就業支援の取り組みでは、43.5%が訓練期間内に就業したが、正社員は19.1%だけで、アルバイトが49.4%、契約社員などは21.9%。約4割 が月収10万円程度で経済的な自立は難しい。

 報告では、単なる就労支援でなく、コミュニケーションに苦手意識を持つなどの特徴を踏まえた支援などが今後の課題と提言している。厚労省は「ニートの原 因を精神論に求めがちだが、それでは済まない問題だと明確になった。若者の貧困と社会的排除の固定化とならないような対策が求められている」と話した。

 ニートは06年で約62万人いると推計されている。【東海林智】」

◆フリーター・ニート249万人 3年連続減 青少年白書
 http://www.asahi.com/job/news/TKY200706290063.html
 2007年06月29日

 「内閣府は29日、「07年版青少年白書」を公表した。06年の15〜34歳のフリーター・ニートは計249万人で、前年と比べて6%減った。3年続け て減っているが、減少幅は今回が最大。景気回復による雇用の改善が背景にあるが、若者の失業率は依然高く、職業に関する知識や技能を習得する「キャリア教 育」の必要性を強調している。

 フリーター・ニートは03年の281万人をピークに減少。06年はフリーターが前年比14万人減の187万人、ニートが2万人減の62万人だった。

 だが、06年平均の失業率は全年齢層の4.1%に対し、15〜19歳9.4%、20〜24歳7.7%で、若年層の就職が「依然として深刻な状況」と指摘 する。白書では、職場体験や地域社会との連携など、小学校から大学まで年齢に応じた体系的なキャリア教育の推進を提言。実践的な能力を備えた人材の育成を 求めている。」

◆フリーター・ニート…依然高水準 青少年白書
 http://www.sankei.co.jp/kyouiku/kyouiku/070629/kik070629000.htm
(2007/06/29 11:20)
 「高市早苗少子化担当相は29日午前の閣議で、平成19年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を報告した。定職に就かないフリーターは3年連続で減 少したものの、18年平均で187万人と依然高い水準が続いている。家事も通学もしていないニートも62万人に上った。白書は「社会的自立が困難な若者が 多い状況は社会全体にとっても健全とはいえない」と指摘している。

 白書によると、15−34歳のフリーターの数は、15年の217万人をピークに減っており、18年は前年比で14万人減少した。同じ年代のニートの数 も、18年は前年比で2万人減少した。

 しかし、15年度末の新卒者の3年以内の離職率は、中卒70.4%、高卒49.3%、大卒35.7%と高く、中、高、大卒の順に離職率が高い「七五三現 象」が定着しつつある実態を明らかにしている。

 また、18年に全国の警察が扱ったいじめに起因する事件が、233件と前年から68件(41.2%)増加。検挙・補導された少年も460人と134人 (41.1%)増加しており、白書は「学校生活をめぐって、児童生徒の問題行動が憂慮すべき状況にあり、極めて重要な課題だ」と指摘。

 さらに、17年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数が過去最高の3万4472件に上ったことなどを念頭に、「児童虐待問題は、依然、早急 に取り組むべき社会全体の課題だ」と訴えている。」

◆ニートの自立支援へ実態調査=宮城県
 2007年07月02日17時32分
 http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070702-4

 「宮城県は、学校に通わず定職にも就かないニートに関する実態調査に乗り出す。当事者を対象にアンケートや聞き取り調査を実施、9月ごろをめどに結果を まとめ、2008年度以降に展開する具体的な自立支援策に生かす。
 県内のニートは04年に1万2700人を数え、10年前の2倍に急増している。県産業人材・雇用対策課は「いじめなどの学校教育要因、就職の失敗や仕事 が長続きしなかった経験が尾を引く雇用環境要因、親の財産を当てにするといった経済的要因など、ニートになる要因はさまざま」と分析しており、一人ひとり の事情に見合った支援策を模索したい考えだ。
 調査は民間に委託し、サンプル対象は100人程度とする予定。家庭環境や就業経験の有無、就職に対する考え方、求める支援策などを聞く。
 県内では5〜6月、仙台市と大崎市の2カ所に、国が設ける「地域若者サポートステーション」がオープン。特定非営利活動法人(NPO法人)が運営母体と なり、若者の相談に応じたり、職場見学や体験を促したりする試みが始まった。
 同課は「きめ細かな調査を心掛け、関係機関や団体との連携でケースに応じた支援ができるよう努める」としている。(了)」

◆「15日、福島でニート支援のワークショップ」
 2007年07月04日 16時23分
 http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2007070425
 「福島市のニート支援施設「ふくしま若者サポートステーション」主催の「保護者のための気づきと変化のコミュニケーション・ワークショップ」が、15日 午前10時から市男女共同参画センターで開かれる。

ニートや引きこもりの若者を家族に持つ保護者を対象に参加者を募集している。

同ステーションは、NPO法人ビーンズふくしまが厚生労働省の委託事業として6月1日に開設した。

ワークショップは保護者にコミュニケーションの在り方を考えてもらおう―と初めて企画した。」

◆ニート支援を強力に
 http://www.komei.or.jp/news/2007/0704/9235.html
公明新聞:2007年7月4日
 「遠山氏 地域若者サポステを視察
静岡市

静岡地域若者サポートステーションを視察する遠山氏(中央)ら

 公明党の遠山清彦参院議員(参院選予定候補=比例区)は3日、静岡市内に開設された静岡地域若者サポートステーション(しずおかサポステ)を視察し、ス タッフから事業内容や課題を聞いた。市議会公明党の小野勇、片平博文の両議員も同行した。

 サポステは、就労していないニートなどの若者を支援する拠点として全国での設置を公明党が推進。現在、全国で50カ所に置かれ、この日オープンした、し ずおかサポステではニートとその保護者を対象に、(1)カウンセラーによる個別相談(2)職場ふれあい体験(3)ジョブトレーニング(働くための練習とし てイベントやゲームに参加)――などを実施する予定。「開設前から多くの問い合わせがある」(自立支援員)ほど期待も大きい。

 遠山氏は、「今後も現場の声をよく聞き、サポート体制を充実させたい」と述べた。」

◆「テーラー職人、仕立てます──70歳ベテラン、後進の指導に汗」
 【2007年7月4日】
 http://www.nikkei.co.jp/kansai/elderly/40850.html
「長期低落が続いてきたテーラー業界。岡本さんは将来への希望を捨てていない。衣料品製造の中国などへの海外移転の流れには逆らえないが、テーラーメード 商品はなお一定の需要があり、国内で大手百貨店の注文服売り場やアパレルメーカーの企画部門などに紳士服作りを熟知している職人は不可欠。「職人の高齢化 が進み60代が中心で中堅以下が全く抜け落ちている。このままいけば職人は希少価値になる」とみる。

 技術を取得しようとする生徒たちの真剣なまなざしを目の当たりにし、職人を目指す若者の情熱にも頼もしさを感じている。「朝晩バイトで夕方に教室。遊び もデートもせずに修業一筋の人もいる。仕事に就かないニートが問題になっている同じ国の若者とは思えない」

 衣料品でも今や「世界の工場」となっている中国に、岡本さんは80年代後半に長期の技術指導に行ったことがある。「生徒の優秀さと熱心さに驚いたが、夕 方に作業が終われば定刻通りに帰って行く。あくまで仕事で、自主的に何かやろうという感じではなかった」。

 たとえ経済発展を遂げた現在の中国の労働者と比較しても、職人への道を究めようとする日本の若者たちの技術吸収への貪欲(どんよく)さはひけをとらない と考えている。

 国内では、景気の回復や消費の成熟化などを背景に、洋服や靴などの特注品がブームとなっている。注文品を意味する「ビスポーク」という言葉も徐々に広 がってきた。「風向きは変わってきた。あとは会社や社会が職場や制度を整備し、ものづくりに真剣に取り組む若者を、しっかりと受け止めるような仕組みをつ くってほしい」。仕立てをこれからも発展する技術として伝えていきたいという思いは人一倍強い。
(大阪経済部 桝渕昭伸)」

◆【現論】「遊民」とフリーターの差
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/70380/
07/24 03:34
 「フリーター」「ホームレス」「ニート」という言葉がある。どういうわけか、どれもこれも横文字だ。縦文字に直すとどうなるか。フリーターは「遊民」、 ホームレスは「無宿」といったところか。つまり今に限ったことではなく、古来いつの時代にも存在した生き方、暮らし方なのである。
 しかしニートにあたる日本語はない。どんな社会でも、働かないで生きていかれるということはなかったからだ。家事・雑事をまかされる、自給自足をする、 農作業や商売を手伝うなど、現金収入にならなくとも仕事はいくらでもあった。ちょっとしたことを頼まれて小遣いをもらうという働きかたもあり、家族も周囲 もそれをさせた。むろんそれとは別に、勉学に熱中する者もいた。
 だが何もしないで家にいるのは、よほどの財産持ちか、よほどの病人である。なかなか病気が治らないでぶらぶらしていることを「ぶらぶら病(やまい)」と いう。江戸時代ならさしずめニートを、「お大尽」か「ぶらぶら病」に分類したであろう。
 遊民はお大尽でも病人でもない。遊民は働いているのである。「遊」とは移動するという意味で、遊民とはもともと移動することで生きていた人々をさす。中 世の芸能人や職人や山伏、遊女、僧侶などは移動しながら仕事を見つけ、その収入で生きていた。そういうことが社会に定着していれば、それは異常なことでも 非難されることでもなく、人々の通常の営みなのである。

■江戸の対策

 江戸時代になると、多くが都市に定住した。都市の治安意識も高くなった。そこで非定住の遊民はやや「困った問題」になった。やがて武士たちのあいだで遊 民論も盛んになる。つまり遊民対策に頭を悩ましていたのである。中でも、もっとも幕府が手をやいたのは浪人である。
 貧窮した農村から出てきたり、商売がうまくいかなくなったりで日雇い労働に従事する人々は、土木工事があればそこに吸収される。そういう考え方は江戸時 代にもあった。また商家でも農家でも武家でも、男女問わず家事手伝いの仕事は求められており、女性なら洗い張りや裁縫の仕事もあった。「口入れ」という派 遣業者がいて、これらの仕事を斡旋(あつせん)していた。
 自由に働きたいなら棒手振(ぼてふり)といわれる、てんびんをかついで物を売る商売方法もある。これら派遣や棒手振は決して遊民ではなく、職能をもつプ ロフェッショナルであり、立派な仕事人である。そういう働き方をする人たちが、今ほどは低く見られなかったのである。

■浪人の誇り

 しかし浪人は、そういう仕事に従事しようとはしなかった。志を持って浪人になった人々は別だが、多くは仕官したいと思いながらできないでいる人々だから だ。恨みは積もる。能力があろうがなかろうが、誇りだけは高い。命を捨てても名誉や精神的満足感が欲しい。
 そういう人たちだから、浪人は集まれば何をするかわからない。実際、由井正雪の乱は浪人の乱であり、忠臣蔵の討ち入りも浪人の結束によるものだ。討ち入 りはその矛先が幕府にではなく吉良家に向かったが、由井正雪の乱はちょっと違う。
 大量に発生しながら再就職もできない浪人たちの貧困救済を求め、騒乱による幕政批判をしようとしたのだ。その矛先はきっちり幕府に向かっている。結果的 には30人以上が処刑されたが、批判の相手が的確という意味で、私は討ち入りよりこちらのほうがはるかにすごい事件だと思う。
 フリーターの中に戦争を望む者たちが出てきたことが、総合雑誌「論座」への寄稿をきっかけに知られるようになった。彼らの抱えている問題は金銭ではな く、むしろ人としての誇りなのである。フリーターやニートの一部は、かつての浪人と非常によく似た精神状態にあるのかもしれない。
 浪人は物騒な人たちだったが、フリーターはネットカフェの個室に分断され沈黙している。浪人は政府への批判分子だったが、フリーターは戦争が起こった ら、真っ先に行ってもいいという。これほど政府に都合がいいのは、一体どういうわけか?
 私は現代を見ていて、だらしなさそうな江戸時代のほうがはるかに、反旗を翻す力のある時代だったと気づいた。(田中優子)

◆たなか・ゆうこ 1952年、横浜市生まれ。法政大大学院修了。江戸を中心とした近世文学、アジア比較文化専攻。法政大学教授。著書に「江戸の想像力− 18世紀のメディアと表徴」「江戸百夢−近世図像学の楽しみ」、近著「芸者と遊び−日本的サロン文化の盛衰」など。

◆脱ニート職探し、4段階支援 講演・親子相談… 藤沢市、今月からしごと塾/神奈川県
朝日新聞 2007年9月1日
 藤沢市は今月から年明けにかけて、ニートやフリーターの職探しを4段階で支援する「Let’sしごと塾」を開く。3年前から取りかかり、成果を踏まえて 年々、工夫を凝らし、就職活動後のフォローもしている。この2年で、相談に応じた計14人が就職できたという。定員制だが、すべて参加無料だ。
 市勤労市民課によると9日午後2時から、市労働会館で立教大ビジネスデザイン研究科の小島貴子准教授が、「親子で考える働く意味と働き方」と題して講演 する。対象は18〜34歳で市内在住のニートやフリーター、あるいはその親。来春卒業予定の学生も参加できる。定員は先着200人で、まず、関心を呼び起 こすことをねらう。
 続いて「ハートフルカウンセリング」。1人1時間程度で小島准教授らが個別に相談に応じる。定員はニート、フリーター、親が10人ずつの計30人。相談 日は10月6、7、13日。9月25日までに申し込む。
 10月から11月にかけては、就職の基礎知識や自己PRの仕方、面接の受け方など就職活動の実践を学ぶ「就職パーフェクトセミナー」を開く。カウンセリ ングを受けた人が優先で定員は30人。参加者は市の無料職業紹介事業に登録したうえで、就職活動に挑む。
 4段階目の仕上げは1月の「フォローアップカウンセリング」。1人30分程度、うまくいかなかったことや分からない点を相談し、次へのステップとする。
 3、4段階目も小島准教授が担当する。
 市は総務省の調査などから、市内のニートを2千人、フリーターを6千人ぐらいと推測している。カウンセリングなどの参加者は一昨年が40人余で8人が就 職、昨年が20人余で6人が就職した。問い合わせは市勤労市民課(0466・50・8222)へ。(山本真男)

◆絆を探して  コトバノアトリエの挑戦  目標は持っているが、お金のない漫画家志望者。目標も見つからず、お金もないニート――。そんな若者たちが NPO、コトバノアトリエ(東京都文京区)の手助けを受け、それぞれの道を歩み始めている。
2007/09/02, 日経マガジン
熱気のこもる一軒家
 すっかり黄ばんだ部屋の壁。黒光りした床はミシミシと音を立ててきしむ。東京都墨田区にある築50年の2階建て一軒家。中に入ると、外見からは想像もつ かない、目標に向かって突き進む女性たちの熱気がこもっていた。
 ここは、若手漫画家が集い、手塚治虫、藤子不二雄らの人気漫画家を輩出した伝説のアパート「トキワ荘」(東京・豊島)にちなんで名づけられた「トキワ荘 プロジェクト」の舞台。若者の就労問題に取り組むNPO、コトバノアトリエが一軒家を借り上げ、低家賃で漫画家志望者に貸し出すシステムだ。
 入居条件は18歳から26歳までで、契約期間は最長三年。プロジェクトは昨年八月から始まり、現在は都内4軒の家で女性16人、男性4人の計20人が漫 画家修業に打ち込む。トイレ、風呂、台所は共用で敷金、礼金はなし。一部屋3畳から8畳で家賃は月3万―5万2千円(光熱費、インターネット代込み)、と 相場に比べて2、3割は住居費が安く抑えられる。
 もちろん、アルバイトをしなくては生活費を賄えないが、家賃が安い分、バイト時間を短縮し、漫画の執筆に集中できるようになる。また、定期的に漫画家や 編集者と交流する機会を設け、プロの厳しさを教えるとともに、彼らが世に出るきっかけもつくっていく。
 おしゃべりが息抜き
 5月から借り上げた墨田の”女子寮”には20歳から25歳まで6人の女性が暮らす。桜木響子さん(仮名、20)は漫画の専門学校を卒業後、神戸から上 京。焼き肉屋で働きながら、時代漫画を執筆中だ。「初めての東京で右も左もわからなかったので、トキワ荘のおかげで助かった。バイトから帰ってくると、誰 かしら『お帰りなさい』と声をかけてくれるのもうれしい」
 埼玉県内の実家から引っ越してきた市村香代さん(仮名、23)は毎月の生活費を月に10日間程度の派遣の仕事で稼ぎ、残りの時間でファンタジー漫画を集 中して描く。2年前に作品を漫画雑誌に掲載されたこともあるが、「実家にいて、自分1人で描いている時は、スランプに陥っていた。ここに来て、ほかの人た ちと接しているうちに、純粋に漫画を描きたいという思いがよみがえった」と表情も明るい。
 庭に面した1階の廊下も共有スペース。「こないだ作ったスペインオムレツ、響子さんにも食べてもらいたかったな」「ごめん、あの時、バイトが入っていた から」。ちゃぶ台をはさんで交わす他愛もない会話が大切な息抜きだ。
 一方、女性だけが暮らす墨田のトキワ荘に比べて、どこかカビ臭さも漂う東京・練馬の”男子寮”。2階の六畳間で、兵庫県出身のトミモリコウタロウさん (23)は、10月締め切りの新人漫画家の登竜門となる賞への応募を目指し、執筆に励んでいた。
 高校卒業後、衣料品店の店員として就職したものの、飽きたらず、好きだった漫画の道で生きていくことを決意。運送屋、レストランなどでアルバイトをしな がら独学でコマ割りなどを勉強し、この5月、出版社の多い東京にやってきた。「店員時代に培った人間観察力を作品に反映させている」と自己PR。精霊と魔 女があやなす幻想的な漫画を応募する予定だ。
 薄い壁1枚を隔て、寝る間も惜しんで、ライバルたちがしのぎを削る空間。それにしても、3年という限られた時間の中で、20人中、果たして何人が一本立 ちできるのだろうか。
 そんなこちらの胸中を見抜いたのか、トミモリさんは「今度の応募作で入選し、作品が雑誌に掲載される自信はあります」と妙に確信めいた口ぶり。その目は 真っすぐに1年後を見据えていた。
 ニートの話を聞け
 「バイト先を明確な理由もなく、突然、解雇されてニートになったって? それは不当解雇だよ。ここにいるみんなで雇い主のところへ交渉に行こう」――。
 7月13日(金曜日)の夜、東京・渋谷のイベントホールで催されたコトバノアトリエが主宰するインターネットラジオ「オールニートニッポン」の公開生放 送。雇用問題に詳しい作家、雨宮処凛さんをパーソナリティーに迎え、労働組合幹部らが参加した「フリーターの反撃」がテーマの番組には80人ものリスナー が詰めかけた。
 学校にも行かず、仕事も職業訓練もしないニートは全国で62万人にのぼり、うち半数近くが自宅に引きこもった経験があるともいわれる。その多くは対人関 係に不安を感じている人たちだ。だが、昨年10月から放送を開始したオールニートには、携帯電話やパソコンを通じて、1万人を超えるニートや引きこもり、 フリーターの若者がつながっている。
 番組では毎回、雇用問題、自殺など、生きづらさを感じているニートにとって身近なテーマを選ぶ。リスナーだけではなく、運営しているのもニートや引きこ もり経験のある若者たちだ。当初は全くの素人だったが、オールニートにかかわることで、放送技術や番組制作のノウハウを身につけていく。今では外部の動画 コンテンツの制作業務も請け負い、収入を得るまでになった。
 ディレクターの小穴哲至さん(20)は「ほかの学生たちの軽いノリに違和感を覚えて」日本大学を1週間で中退。茨城県の実家に引きこもっている時に、父 親を通して、コトバノアトリエの存在を知った。
 「ちょっとつまずいただけなのに、ニートに対する世間の目は厳しい。放送にかかわるようになって世界が広がった。『役に立つ番組だ』といったリスナーか らの反響が一番の励み。広告収入を得る道筋をつけるのが課題」と今後の展開に思いを巡らせる。
 ひとりじゃない
 オールニートの裏方を務めるとともに、トキワ荘プロジェクトの新たな物件探しに奔走する丸山鉄平さん(27)も元「引きこもり」。受験勉強一辺倒の高校 の寮生活に耐えきれずに中退、新潟の実家に16歳から5年間引きこもっていた。その間、友達はインターネットだけ。尿瓶を持ち込んで、トイレも自分の部屋 で済まし、家族とも顔を合わさない日々が続いた。
 やがて一念発起し、上京。その後はピザ屋の店員、印刷会社の営業マンなどを経て、オールニートの放送を聞いたのをきっかけに、この3月からコトバノアト リエの職員として働き始めた。「けっして1人じゃないとわかった。ようやく自分の居場所がみつかった」
 無気力なニートやフリーターがいる一方で、トキワ荘で暮らす漫画家の卵たちからはもちろん、ネットラジオにかかわるニートや元引きこもりの若者たちから も、自分探しをしながら、真面目に人生に向き合う姿勢が伝わってくる。
 コトバノアトリエは慶応大学の学生時代から文章教室や演劇活動を通じて、引きこもりや不登校の子どもたちと接してきた山本繁さん(29)が、卒業を機に 立ち上げたNPO。職員は山本さんと丸山さんの2人だけ。オフィスは東京ドーム近くの古アパート。「彼らには無限の可能性があるのに、ぜんぜん磨かれても いないし、才能が発揮されてもいない。その才能を輝かせるために、少しでも手伝いができればいい」と語る山本さんからは気負いは全く感じられない。
 ちょっとしたきっかけ。ふとした出会い。そして、ささやかな後押し。収益面ではまだひとり立ちしていないコトバノアトリエだが、そのまわりでは自分の可 能性に気づいた若者同士の化学反応が起きている。 [名波彰人]
 THE NIKKEI MAGAZINE

◆ニート支援拠点開設 推定9300人、就労体験など企画 津駅前に県 /三重県
朝日新聞 2007年9月3日
 働くことや対人関係の構築に不安や苦手意識がある若者の社会参加を支える県の拠点が3日、津駅前の複合ビル「アスト津」に開設される。当事者や家族から の相談にのり、高校中退者や就職後すぐに辞めてしまった若者の実態をつかむほか、就労を体験できる企画なども手掛ける。
 名前は「県若者自立支援センター」。県単独の新事業で、初年度は職員のほか保健師1人、カウンセラー2人が常駐する。
 対象にするのはおおむね15〜34歳。この世代は県内に約44万人おり、県はこのうち9300人がニートと呼ばれる若年無業者だと推計している。セン ターの最終目標はこうした若者の就労。手始めに中退者の多い県立2高校をモデル校に指定し、中退者や就職先が決まらないまま卒業した生徒の進路をサポート する仕組み作りを検討する。
 就労体験には約20社の協力を取り付けた。民生児童委員を通じた周知にも力を入れるという。
 ニートの若者の社会参加支援は、アスト津内に県労働福祉協会による「サポートステーション・みえ(サポステみえ)」があるが、民間のため広報面や市町と の連携が弱点だった。センターはサポステみえと協力し、市町の協力も求めていく。相談(平日午後1〜7時)は要予約。問い合わせは同センター(059・ 246・1212)へ。

◆おでかけ情報 /福井県
朝日新聞 2007年9月14日
(…)
 ◆若者自立支援セミナー 20日午後1時〜5時半、福井市下六条町の県生活学習館ユー・アイふくいで。第1部では、ニートと呼ばれる若者の自立支援を テーマに、東京聖栄大専任講師の長須正明さんが「若者たちのために何ができるか」と題して講演する。第2部では不登校・ひきこもり支援をテーマに、NPO 法人文化学習協同ネットワーク代表理事の佐藤洋作さんが「社会に出逢い、自分に出逢う子ども達」と題して講演する。第3部は家族対象の座談会がある。参加 無料。参加申し込み、問い合わせは県労働政策課(0776・20・0388)または県精神保健福祉センター(0776・26・7100)へ。当日参加も可 能。

◆ニート支援拠点を倍増へ、全国100か所に…自宅訪問も
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070923i213.htm
 政府は来年度から、進学も就職もせず、職業訓練も受けていない「ニート」の若者を支援する「地域若者サポートステーション」を現在の50か所から100 か所に倍増し、ニート支援を強化する。

 これまでの対策は、相談を受けて支援に乗り出す“待ち”の姿勢だったが、積極的に関与する路線に転換することにした。今後は、相談員が若者を訪ねて自立 支援を行ったり、地域のニートの存在を把握する支援体制づくりを目指す。
(2007年9月23日23時23分 読売新聞)

◆ニート支援方法学ぶ 徳島市、セミナーに100人 2007/09/23 10:39
 http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_119051148712&v=&vm=1

 進学や就職、求職活動もしていない若者の自立支援を考える「徳島県若年者すだち(巣立ち)セミナーU」(県、県労働者福祉協議会主催)が二十二日、徳島 市内のウェルシティ徳島であり、親や教師ら約百人が参加した。

 千葉県の学校職員で、徳島新聞で「自立ってなんだ?」を連載していた鳥居徹也さんが「フリーター・ニートになる前に」と題して講演。正社員とフリーター の生涯賃金の差が約二億円になるデータを示し、「賞与や退職金もなく、健康保険が未加入であることの危険性を知らせておくべきだ」と指摘した。また、子供 がニートになるのを防ぐ方法として、コミュニケーション能力を高める教育の重要性を訴えた。

 この後、県内でニートや引きこもりの若者の自立を支援しているNPO法人など三団体と、開設一周年を迎えた県若者サポートステーション(徳島市寺島本町 西一)の活動報告もあった。
【写真説明】すだちセミナーで講演する鳥居さん=徳島市内のウェルシティ徳島

◆若者自立塾…働く尊さ 見えてきた
 http://osaka.yomiuri.co.jp/izumi/iz70923a.htm

ニートの若者に料理を教える名倉さん(左)。自らも働かずに過ごした時期がある(大阪府泉佐野市で)

 働かず、学校にも通わない、ニートと呼ばれる若者を対象に、国が「若者自立塾」をスタートさせてから2年余り。活動は実を結んでいるのでしょうか、塾の 一つを訪ねました。

 関西空港対岸の大阪府泉佐野市。国道近くのプレハブ小屋で、スタッフの名倉健司さん(22)が塾生2人に話しかけています。「もっと自分に自信持とう よ」

 少しはにかみながらも落ち着いた口調です。自らも元塾生、ニートの一人でした。それが5月、塾を運営するNPO法人「おおさか若者就労支援機構」(泉佐 野市)の職員となって、自力で歩き始めたのです。

 「僕には力がない」「何をやっても、うまくいかない」。名倉さんは少し前まで、そんな思いにとらわれていたといいます。

 高校入学後、授業についていけなくなりました。一人で悩んでいた1年生の終わり、建築士だった父をがんで亡くし、喪失感が尾を引きます。進路も決まりま せん。リハビリを担う作業療法士の専門学校を志望しましたが、「今の学力では難しい」と教師に反対され、断念したのです。

 失意の底に落ちて、自信を失ったのでしょうか。卒業後、働きもせず、自宅でテレビやパソコンに向かう日々が始まります。以前から、人づきあいが苦手なこ ともあり、徐々に外出が怖くなっていきました。

 そうして4年近くをニートとして過ごし、迎えた今年の正月。スーパーのパートで生計を支える母から責められたそうです。

 「仕事をしなさい」

 目に涙を浮かべる母の姿を見て、「何とかせなあかん」と気が焦りました。そんなとき、インターネットで案内を見つけたのが、厚生労働省から委託を受けて 2005年9月に始まったこの塾。5期生として2月に入塾しました。

 同期は7人。10年以上働いていない30歳代半ばの男性もいます。全国30か所の他の自立塾と同様、同省が用意したプログラムに基づく3か月の合宿に参 加し、生活訓練や労働体験を通して働く意欲を培います。

 あいさつや料理、掃除の練習、リサイクル工場での作業……。能登半島地震の被災地を訪れ、傾いたブロック塀の撤去作業も経験しました。「いつ倒れるかと 思うと怖かった。ありがとう」。老夫婦のねぎらいの言葉が忘れられません。

 プレハブ小屋に寝泊まりして、他の塾生と話し合えたことも収穫でした。「うまくいかない」と悩んでいるのは自分一人じゃないと知って、気持ちが楽になっ たといいます。

 老夫婦の言葉に励まされたのでしょう。合宿を終えるころ、名倉さんは「ここで働きたい」と思うようになりました。1期生で、塾のスタッフでもある先輩に 思い切って相談すると、上司に頼み込んでくれて採用が決まったのです。

 早速、6期生約10人の世話係を任されました。人との接し方が下手で、失敗も目立ちますが、逃げ出した塾生を説得して連れ戻したこともあります。「前向 きにやっている姿が塾生にとって励みになる」と、同支援機構事務局長の加藤秀樹さん(25)は言います。

 プレハブ小屋から巣立った若者は70人。他地域も合わせた塾の修了生は今年3月までで計1021人に上りますが、就労率は55%強と、まだまだです。

 名倉さんの給料も「家計を助けるには遠い額」だそうですが、それでも、最近母にラーメンとトンカツをごちそうしました。その笑顔に触れてやっと、働くと いうことの尊さが、見えてきた気がするのです。

 入塾希望者は、おおさか若者就労支援機構(072・458・7600)へ連絡してください。
(2007年09月23日 読売新聞)

◆鎌倉市
約700人の「ニート」を支援
親のためのニート・フリーターの就職支援、個別相談も
 http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/01_kama/2007_3/09_28/kama_top1.html
2007年9月28日
過去3年間の鎌倉市内の15〜34歳人口とフリーター・ニート人口の推移(推計)

セミナーではカウンセラーによる若年層を取り巻く就職状況説明のほ個別の相談にも対応


 鎌倉市では、今年度から就労不安を抱えている若年層とまたその親を対象とした就職支援セミナーを開始した。就職の問題について親と子の価値観の相違を無 くすことを目的として、講演や無料の個別相談で対応している。

 07年現在、鎌倉市内の15歳から34歳の人口は37808人。その中で正規雇用者ではない、いわゆるフリーター人口は2213人、ニートは734人と 推計されている。

 鎌倉市ではこれまでに、04年から若年層の雇用対策として、新卒者向けの就職活動準備セミナーを行ってきたが、昨年12月に行った「ニートと親の相談 会」参加者からの「今後も相談の場を設けてほしい」という要望などを受け、今回のセミナーを開始した。同市ではこの事業に今年度予算として約27万円をつ けている。

 同市は教育・産業カウンセラーで、心理相談員の山田弘美さんを講師に迎え、8月にセミナーを開催(次回は12月2日)、5組8人が参加した。セミナー参 加者には、就職経験が無いという人も多く、また、未就労期間が数年にも及ぶ人もいるなど、問題の根深さも伺える。

親と子、互いの理解が重要

 実際に就職にたどり着いたという実績について、市では「追跡調査を行ってはいない」としているが、セミナー後のアンケートで、参加者から「これからも継 続してほしい」「若者を取り巻く環境が理解できた」という意見も寄せられており、着実な反響も出ているようだ。

 セミナーを主催する市民活動課では「本人と親の就職に対する価値観の相違など、問題は本人だけでなく家庭にあることも多い」とし、また「『就職』は最終 目標。細かなステップを踏んでいき、家族全体で前進していければ」と話している。

 個別相談はレイウェル鎌倉で来年3月まで1カ月に一度のペースで開催されており、次回は10月28日(日)に開催。時間は午前10時から午後4時まで各 組50分。参加は無料。問い合わせは、電話0467(47)1771・鎌倉市市民活動課勤労者福祉担当。

◆敬和学園大でニートを考える
 http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=2849

 通学せず、仕事に就かず、職業訓練も受けていない「ニート」やワーキングプア(働く貧困層)など若者を取り巻く就労環境について考えるシンポジウムが6 日午後1時から、新発田市の敬和学園大で開かれる。作家で元パンク歌手の雨宮処凜さんをゲストに迎え、全国の状況を報告してもらうほか、ニートの若者を交 え地域での支援策なども探る。

 ニートやフリーターを支援する市民グループ「若ぇ衆らサポートネットにいがた」が主催し、県と同市、新発田商工会議所などが後援。同ネットは2年前から 同様のシンポを県内で開いており、新発田での開催は初めてとなる。

 シンポは2部構成で、第1部は「取材を通じて感じた非正規雇用の現状と今後」と題し、雨宮さんと新潟市の作家・月乃光司さんが対談する。

 雨宮さんは「生きづらさ」をキーワードにフリーターやネット難民などを若者の立場から取材しており、月乃さんはアルコール依存症から引きこもりになった 経験を持ち、現在は執筆活動やパフォーマンスなど幅広い活動を展開している。

 第2部のパネルディスカッションでは、同ネット事務局長の鈴木貴之さんをコーディネーターに、ニートの若者や新発田の教育関係者が本県での現状や支援策 について語り合う。

新潟日報2007年10月2日

◆ニートと呼ばないで:ニート、毎年5%ずつ サポステ盛岡調査 /岩手
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000009-mailo-l03

10月3日11時0分配信 毎日新聞

 ◇求人ない過疎地に多く
 ニートを続けたりフリーターとニートを繰り返している人が、毎年5%ずつ生まれていることが、盛岡地域若者サポートステーション(サポステ盛岡)の調査 で分かった。釜石市で行ったニート対策講演会で報告書を発表した。
 県内の定時制や分校を含む97校を対象にしたアンケートと高校、個人に対するヒアリングを実施。アンケートは91校から回答を得た。
 06年3月卒業時点での進路状況を(1)進学者(2)就職者(正規就業者)(3)一時的な仕事(4)家業・家事従事者(5)受験浪人(6)その他(無 業・進路未決定など)に分類した。このうち(3)、(4)、(6)を、ニートやフリーターとニートを繰り返す人「浮動層」と定義した。
 全体に占める浮動層の割合は4・4%で、男女別では男性が3・6%、女性が5・1%だった。調査を行った岩手大人文社会科学部の横井修一教授は「退学者 や中卒者を含めていないため、これらを含めると5%程度になるだろう」と分析する。
 学校区分別では、公立、私立、実業校で、浮動層の占める割合に大きな違いはない。ただ、分校は割合が高く、10%以上を浮動層が占める学校が6割ある。 過疎地域にあるため、就職先が少ないという地域的な条件が影響しているという。
 普通校を下位校(進学率0〜30%未満)、中位校(同30〜50%未満)、上位校(同50%以上)に分けて見ると、男子では実業校に、女子では下位校、 実業校の2割超の学校で、10%以上を浮動層が占めた。
 ヒアリングは県内の高校97校から20校を抽出し、進路課長などと面談。さらに就業支援機関に訪れた人など44人を対象に面談を行った。
 担当した東京聖栄大の長須正明講師によると、▽規則正しい生活を送っている人が多い▽家族以外にほとんど交流を持たない▽ほとんどがいじめを経験し、そ れを親に話していない▽経済的には中以下の家計▽家族が本人に何も言わない――などが共通するという。また環境要因として、県内に生徒の希望に応えるだけ の求人がなく、さらに都市部と県北・沿岸の地域内格差を指摘している。
 長須講師は「ジョブカフェに通う人は『動ける層』。深刻なのはそういう所に行かない『動けない層』。彼らは犯罪や生活保護、病気などが起こらない限り、 どこに住み、何人いるのか実態が不明なため、支援が難しい」と話している。
 講演会は、20日に盛岡市、12月8日に二戸市、2月9日に奥州市で行う。参加料は報告書代600円。申し込み問い合わせはサポステ盛岡(019・ 653・4210)。【安田光高】

10月3日朝刊

◆「ららぽーと甲子園」内にキッザニア開業
 http://osaka.yomiuri.co.jp/edu_news/20071005kk02.htm

 子供向けの職業体験型テーマパーク「キッザニア」を運営するキッズシティージャパン(東京)は4日、兵庫県西宮市にある大型商業施設「ららぽーと甲子 園」内に、「キッザニア関西」(仮称)を2009年3月に開業すると発表した。

 キッザニアには、警察署、病院、商業施設など約50の職業体験パビリオンが設置され、子供たちは“仮想の街”で、仕事をして模擬通貨を稼いだり、買い物 や習い事をしたりしながら、社会生活を体験する。

 メキシコ発祥の施設で、国内では東京・豊洲に次いで2か所目。初年度に入場者80万人、売上高35億円を見込んでいるが、社会問題となっている「ニー ト」や「フリーター」の解消に役立つかどうか……。
(2007年10月5日 読売新聞)

◆「若者の自立にセラピーを」 龍谷大吉川教授支援者にセミナー 県庁
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20071009/20071009_002.shtml
 仕事を持たないニートなどの若者に対し、その自立を支援する人を対象にしたセミナーが8日、県庁であった。県内各地で相談やカウンセリングに当たってい るスタッフやボランティア20人が参加。龍谷大学大学院の吉川悟教授が「ブリーフセラピーを利用する」と題して講演した。

 セミナーは県主催で全5回予定され、今回が初日。ブリーフセラピーは短期間で行動の変化を引き起こす心理療法。吉川教授は「問題解決のためにいろいろと やってみようという気持ちにさせることが必要で、相手の自己治癒能力を引き出すことが大切」とし、その方法として「相手の話を関心を持って聞き続ける姿勢 が重要」と指摘した。

 セミナーでは、参加者が2人1組になり、吉川さんの指導を受けてセラピーを実践する場面もあった。

=2007/10/09付 西日本新聞朝刊=

2007年10月09日00時23分

◆ジョブカフェいわて「お仕事広場」 正社員就労、道半ば
 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071010_12
 盛岡市菜園1丁目のジョブカフェいわて(海野俊也センター長)が、若者の正社員就労の促進を目的に企画する「お仕事広場」。昨年度5回、本年度は今月3 日までに4回の計9回開いたが、実際の就職者は計8人にとどまり、成果は十分でない。企業のPRタイムと個別説明会の2部で構成、求職者は多様な企業情報 を得ることができ、企業側も隠れた人材発掘などのメリットはあるが、取り組みはまだ道半ばだ。

 お仕事広場はジョブカフェいわてが経済産業省の事業委託を受け、昨年度は全5回で求職者延べ約390人、企業29社、本年度は7月から月1回開き10月 分までで求職者延べ約190人、企業24社が参加。本年度は来年3月までの原則毎月第一水曜日、同市大通1丁目のリリオで定期開催する予定だ。

 参加対象者は求職者が34歳以下で主に無職や転職希望の人、企業側は正社員を募集中の県内に職場がある中小企業。

 3日は紳士服販売、コールセンターなど企業6社と求職者36人が業務や適性、給与など幅広い企業情報を交換した。

 失業中の盛岡市の男性(24)は「2回目の参加。誰でも均等に説明を受けられるのがいい」と熱心に耳を傾けた。

 過去のアンケート結果では、企業側からも「会社をPRできた」「求職者の動向が分かった」などおおむね好意的な反応が寄せられている。

 一方、求職者は職業や企業への理解を深めたり、就職活動の技術を高める目的の人も。「お仕事広場」への参加を通じ、就職に至った人は昨年度が6人、本年 度は8月分までで参加者約110人中2人。

 ジョブカフェいわての高瀬和実・企業事業推進担当は「人が欲しくても企業は一定の採用基準を守る。参加企業が1回6社に限られ、求職者が就職先として選 ぶのが難しい面もある」と課題を挙げる。

 岩手労働局によると、県内の正社員有効求人倍率は0・33倍(8月)。一方、正社員の新規求人に対する充足率は34・6%にすぎない。

 正社員就労を増やすためには、正社員求人を有効活用する求職者と企業側のマッチング機能の強化が不可欠。高瀬企画事業推進担当は「地場企業の参加を促す とともに、求職者が実際に採用選考に応募するまでのフォローもしっかりやっていきたい」と、企業と求職者の橋渡しに一層、力を入れる。
(岩手日報 2007/10/10)

◆『効率優先』から『人間中心』へ じわり広がるスローワーク
 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007101490071708.html
2007年10月14日 10時31分

 暮らしを大切にしながら、じっくり仕事と向き合う「スローワーク」という働き方が、じわり広がりつつある。スピード・効率を優先する労働現場になじめな い人を救い、より人間に優しい働き方を模索する動きだ。「ファストワーク」が幅をきかせる世の中に一石を投じている。 (服部利崇)

 千葉県浦安市にある総合物流会社「新晃」の配送センター。コンビニ向け商品をかご台車に仕分けする若者らに交じり、人材派遣会社「スローワーク」=東京 都中央区=の登録労働者が働く。引きこもり経験のある元ニートたちだ。

 「理念はよく分からないが、だんだんと社会に慣らしていき、自分のペースで働けるので気に入っている」と話すのは大瀬戸航さん(23)。一日約五時間、 週五回の勤務。早起きが苦手で、昼からの勤務がうれしいという。

 対人恐怖症に悩み、普通の就職をあきらめていた佐藤隆仁さん(33)=仮名=は「会社の縦の人間関係やバリバリ働く人が怖くてしようがない」と話す。知 人の勧めでワーク社に登録したものの、この現場も最初は嫌々来たという。派遣先に事情を打ち明け「働けない」と話したが、「それでもいいから働いて」と言 われた。確かに教え方もやさしく、居心地もいい。週二回で始めたが、今は週四回に。「小さい一歩だが前には進んでいる」

 スローワークに明確な定義はない。連想するイメージから、ファストワークと比較してみた。この趣旨に沿って二年前に設立されたのがワーク社だ。豊崎康弘 取締役は「ファストワーク化された企業に適合できない労働者が、いきなりフルタイムの正社員はつらい。段階を踏んで社会へ−というニーズがあった」と派遣 会社を立ち上げた理由を語る。

 もちろん派遣先の理念への理解は欠かせない。別の派遣先である広告プロダクション「コーマス」=東京都中央区=の二宮英温社長は「社員の特技や興味を大 切にする会社運営をしてきた。(ワーク社の)個を大切にするという理念に共感した」と話す。六月から受け入れた男性(35)も十回を超える転職歴がある が、二宮社長は「いろんな経験をしており、とてもおもしろい人材」と評価、近く正社員に登用するという。

 スローワークは、正社員の働き方としても注目されている。編集プロダクション・ワーカーズコープ「アスラン」=同千代田区=の杉村和美理事(55)は著 作「現場発 スローな働き方と出会う」(田中夏子共著、岩波書店刊)で、これまでの企業中心の働き方から「暮らしを壊さない」人間らしい働き方を提言す る。

 スローワークを「(仕事の)質が高く、吟味されていること」など四つの意味で解説。実際には、スタッフが対等な立場で話し合って情報を共有、スキルの平 準化も並行して行い、ワークシェアリングする形になる。杉村さんは「収益だけのものさしではなく、人々の暮らしや社会に役立つ本を出すことで実践したい」 と話す。

 しかし、市場原理主義や経済のグローバル化が進み、企業が「ファストワーク」を求める傾向がますます強まっている。長時間労働や低賃金、過労死など顕著 な形で弊害が現れている。杉村さんも「もはや自助努力で、スローワークを根付かせるのは困難」と分析、企業に社会的責任を求める。

 「企業価値として、強制労働などがないかを示す『公正労働』の視点が必要。それを目に見える形にする仕掛けが不可欠です」

■スローワーク

・じっくり

・やりがい

・つながり、横の連携

・人間中心

■ファストワーク

・速く、強く

・効率、コスト

・孤立、上下の関係

・企業中心

(東京新聞)

◆“ニート”からの脱出を目指すEZweb向けシミュレーションゲーム
 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/36647.html
 ビービーエムエフとジェイディスクは、EZweb向けのゲームサイト「@ゲームワールド」で、主人公がニートからの脱出を目指すシミュレーションゲーム 「池袋ひきこもり伝説 がんばれ!ニート君」の配信を11日より開始する。

 今回配信される「池袋ひきこもり伝説がんばれ!ニート君」は、プレイヤーが主人公の「ニート君」となり、30日間でニート生活からの脱出を目指すシミュ レーションゲーム。1日に3回選択できる行動を繰り返すことで行動範囲が拡大され、「スキル」を身につけることで就職先などエンディングがさまざまに変化 する。
 利用料は1ダウンロード315円。アクセスは「ゲーム」→「総合」から。
■ URL
  ニュースリリース(PDF形式)
 http://www.bbmf.co.jp/release/PDF_files/game20071010.pdf

◆上川陽子・少子化担当相に聞く 仕事と家庭生活の調和 年内に憲章と指針制定
 http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2007101102055502.html
2007年10月11日
 上川陽子・少子化男女共同参画担当相は本紙のインタビューで「個人の希望にあわせて仕事と家庭生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)がとれる社会づく りが重要」と強調した。ワーク・ライフ・バランス憲章と行動指針を年内に制定することを明言。企業側に子育て支援面での改革を促した。(聞き手・草間俊 介、杉戸祐子)

 ―二〇〇五年の合計特殊出生率は1・26。五年連続で過去最低を更新した。少子化対策として、政府に目標値などはあるのか。

 出産は産みたい人に産んでいただくもの。国家が目標値などを設定すべきではない。少子化、男女共同参画、青少年などの問題は、ばらばらに考えるのではな く、首相が所信表明演説で示したワーク・ライフ・バランスがとれた社会づくりで解決すべきだ。(企業側の協力を得て)働き方の改革を中心とした社会づくり を進めることで、社会全体の構造改革につながっていくだろう。

 そのための考え方や概念を示す「ワーク・ライフ・バランス憲章」、そのための政府がとるべき政策を示す「行動指針」を年内に制定する。どちらも仮称で、 現在、専門家会議で内容を議論している。行動指針は閣議決定か、それに準じた決定がされる。

 ―経済的な不安から結婚したくてもできないニート、フリーターの若者は多い。行動指針に対策は盛り込まれるか。

 非正規雇用の若者らの問題は専門家会議で議論されている。当然、対策は盛り込まれるだろう。

 ―子育て支援のために現金給付を、という声が出ているが。

 (民主党が法案で準備している「子ども手当」の)中学生以下の子ども一人当たり月額二万六千円を一律支給というのには賛成できない。子どもの成長段階で 医療、教育などニーズが違ってくる。現金給付よりも、もっと効果的な支援策はある。例えば、フランスでは子どものいる世帯に、一部の公共交通機関を割引 し、喜ばれている。

 出産支援策として、妊婦の無料健診は二回から五回以上(本年度中に実施)になり、出産育児一時金が三十万円から三十五万円(昨年十月から)に増額され た。ニーズに対応した施策が求められており、一律の現金支給で終わり、というわけにはいかない。きめ細かい支援策を志したい。

 ―子育てする女性が働きやすい職場は増えていくのか。

 厚生労働省が、従業員の子育て支援に力を入れる企業を増やそうと、「くるみんマーク」の認定制度を行っている。私は(赤ちゃんの「おくるみ」と、「企 業・社会ぐるみ」で子育てに取り組むという意味の)くるみんマークが好き。エコマークのようにもっと普及することを願っている。

 先日、東京都大田区の「区立男女平等推進センター・エセナおおた」を視察した。そばにあるマザーズハローワークと緊密に連携し、利用者にとって便利に なっていた。他の自治体のよいモデルになる。私自身が「えっ、そうなの」と感動するようなよいモデルが一般化するように、(自治体などとの)接着剤になり たい。

◆2007年度スワロフスキー・ファッション・ロックス開催
 http://www.afpbb.com/article/entertainment/fashion/2299772/2257229
2007年10月18日 16:27 発信地:東京
スワロフスキー・ファッション・ロックス2007のイメージ・ビジュアル(モデル:ナオミ・キャンベル、撮影:ニック・ナイト)。(c)スワロフスキー・ ファッション・ロックス
【10月18日 MODE PRESS】スワロフスキー(SWAROVSKI)が主催のチャリティ・イベント「2007年度スワロフスキー・ファッション・ロックス・フォー・プリン ス・トラスト」が18日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。

■ファッションと音楽の融合

 「ファッションと音楽の融合」をテーマに掲げ、2年に1度開かれるこのチャリティ・イベントは今年で3回目。会場では、アルマーニ(ARMANI)、イ ヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、ヴァレンティノ(VALENTINO)、シャネル(CHANEL)、ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)などのショー や、アリシア・キーズ(Alicia Keys)、ティンバランド(Timbaland)をはじめとしたアーティスによるパフォーマンスが行われる予定だ。

 司会は、女優のユマ・サーマン(Uma Thurman)と俳優のサミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson)が務める。

■クリストファー・ケインらの限定商品も

 イベント開催後には、クリストファー・ケイン(Christopher Kane)やスティーブン・ウェブスター(Stephen Webster)、トム・ビンズ(Tom Binns)ら気鋭のデザイナーによるジュエリーやヘッドフォンを限定発売する。

 写真家のニック・ナイト(Nick Knight)が撮影した広告ビジュアルでモデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)が着用しているケインの「パープル・ロック・ネックレス」を筆頭に、スワロフスキー・クリスタルをどれもふんだんにあしらったラグジュ アリーな仕上がりになっている。日本では、セリュックスで購入可能だ。

 イベントのチケット売上金や、限定商品の販売収益金は、英国チャールズ皇太子がニート支援など若者の援助に設立した「プリンス・トラスト」基金に寄付さ れる。(c)MODE PRESS

◆引きこもり予防から就職まで 相談窓口を一本化 県、若者支援センター開設
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20071019/20071019_006.shtml
 ニートら若者を対象にした総合相談窓口の役割を担う県青少年自立支援センターが大分市東春日町の大分NPOプラザに開設された。窓口を一本化することに よって相談しやすい環境を整え、事情に応じた支援策を提供する。支援団体の連携を図る拠点として、引きこもり予防から社会的な自立、就職まで幅広い支援を 目指す。

 相談対象は(1)不登校などの予防が必要な小中学生(2)就業や進学に意欲を持てない非希望型ニート(3)就職を希望しながらも就職活動に至らない非求 職型ニート(4)技術や経験の不足で就職できない求職型ニート‐ら。

 これまでは公的機関や特定非営利活動法人(NPO法人)がそれぞれ相談者に対応してきた。しかし、機関・団体は得意分野が異なり、相談者に最適な支援策 を提供できるとは限らないという。

 センターは相談者に支援団体を紹介する橋渡し役となる。予防段階は県教委が学校現場で対応。非希望型には県精神保健福祉センター(大分市)や保護者団体 がカウンセリングを行う。非求職型にはNPO法人が体験活動などを通して社会性をはぐくむ「居場所」を提供する。求職型はジョブカフェおおいた(同)など で職業訓練を行う。

 センターの業務は大分市のNPO法人「大分教育支援協会」に委託。複数の支援団体メンバーが相談員として運営に参加し、各団体と連携する。

 相談は毎週水曜、土曜の午前10時‐午後6時、面談や電話、電子メールなどで受け付ける。対象はおおむね35歳未満で、保護者の相談も受ける。自宅への 訪問も予約制で応じる。県青少年自立支援センター=097(534)4650。


=2007/10/19付 西日本新聞朝刊=

◆小学生に体験講座 福祉マインド磨く
 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20071019ur01.htm
 高齢化社会を迎え、福祉関連の学科を設ける高校が増える中、大阪市立淀商業高校(大阪市西淀川区)は「福祉ボランティア科」を設け、生徒に社会的貢献を 求めている。知識や技術の習得以前に必要な福祉マインドを養うことが目的だ。

 「やってみよう! ちょっと福祉体験」と銘打った小学生向けの講座が8月下旬、同高校で開かれた。主催したのは、福祉ボランティア科の生徒たち。日程は 3日間で、参加した地元の小学生に車いすを体験してもらったり、一緒にデイサービス施設を訪れてお年寄りと交流したりした。

 車いす体験では、小学生に車いすの仕組みや乗り方を教えた後、車いすで街に出て、買い物をしてもらった。「小さな段差でも大変」「車いすに乗ったままで は買い物もうまくできない」と、小学生からは素直な感想が相次いだ。

 体験終了後、生徒たちは小学生に「福祉は決して難しいことではありません。困っている人がいれば手をつないで助け、一緒に歩んでいくことなんだよ」と語 りかけた。

 企画リーダーの3年、赤松蘭さん(18)は「小学生に理解しやすいよう教えることで、これまでに学んだことの復習ができるし、小学生の反応を見ているう ちに相手の立場で物事を考えることの大切さも再認識できた」と話す。

 同科は1学年40人。大阪府内の公立高で唯一の福祉専門学科として2003年度に設置された。授業の半分近くを介護や社会福祉などの専門科目が占め、他 校の福祉科と同様、福祉施設への就職を視野に、介護福祉士の取得も目指す。

 だが、最大の特徴はボランティアだ。単位にはならないが、奉仕活動にかかわる年間の目標時間を設定し、生徒たちは地域の祭りなどのイベントを手伝った り、福祉施設でお年寄りや障害者らと交流したりする。小学生向けの福祉体験講座もその一つで、昨年から始まった。

 ボランティアや奉仕活動については、若年層のモラル低下やニートの増加もあって、教育的意義を強調する声が高まっている。東京都が今年度からすべての都 立高で「奉仕」を必修とするなど、先進的な試みも始まっている。福祉関連の学科のある高校は今年3月現在全国で計77校に上り、その多くでもボランティア は重視されているが、学科の名称にまで盛り込むケースは異例という。

 淀商業高校で学科長を務める辻本智加子教諭は、「福祉のスペシャリストとして単なる知識や技術を身につけるだけでは不十分。真の福祉マインドを身につけ るためには、ボランティア精神を養うことが必要と考え、あえて科の名称にボランティアの文字を盛り込んだ」と狙いを話している。(中井宏二)

(2007年10月19日 読売新聞)

◆「キャリア教育シンポジウム2007in盛岡」の開催について
〜未来を創る子ども達のために 学びにつながるキャリア教育とは〜
 http://www.tohoku.meti.go.jp/sangyo_jinzai/kyoiku/sinpo071019.htm
平成19年10月19日

東北経済産業局
 東北地域が自律的に発展していくためには、将来の社会・経済を担い、新たな時代を切り開いていける、「社会人基礎力」を身に付けた逞しい人材を地域で育 成していかなければなりません。また、昨今、若者の早期離職やニート・フリーター問題がクローズアップされており、若者が学校から社会へ円滑に移行してい くために、早い段階から職業観、勤労観等を育んでいくことが求められています。
 このような中、実社会・地域との関わりを通じて、児童・生徒の「自ら学び自ら考える力」、「生きる力」の成長を促し、職業観、勤労観等を育む−キャリア 教育− が注目されています。経済産業省では、小・中・高等学校の各段階において、働くことの面白さの体験や理解を促すため、NPO・企業等の民間主体の経験やア イディアを活用した事業―地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト―を平成17年度から全国各地で展開しています。
 本シンポジウムは、キャリア教育をテーマに東北地域の未来を担う人材の育成について考える機会とし、キャリア教育への更なる理解の醸成、普及促進を目指 すため、キャリア教育の実践報告及び有識者による講演・パネルディスカッションを行います。学校・教育関係者をはじめ、企業、行政、一般からの御参加をお 待ちしています。

1. 日 時
 平成19年11月30日(金)13:00〜16:30

2. 場 所
 ホテル東日本 盛岡 鳳凰の間
  岩手県盛岡市大通3-3-18 盛岡駅から徒歩7分

3. 主催及び後援
 主催:東北経済産業局
 後援:青森県教育委員会、岩手県教育委員会、秋田県教育委員会

4. 対象
 教育関係者、企業関係者、行政関係者、一般 (120名程度)

5. プログラム
    案内チラシはこちらから>>(PDF形式:2,038KB)
 
* 基調講演
「キャリア教育〜未来に広がる種をまく〜」
 特定非営利活動法人スクール・アドバイス・ネットワーク 理事長
                                      生重 幸恵 氏

* キャリア教育実践報告
「おおだて子ども未来づくりプロジェクトの展開」
 特定非営利活動法人ひととくらしとまち大館ネットワーク 事務局長
                                     小棚木 政之 氏
「イーハトーブ・ルネッサンス〜企業戦略体験型職業観創生プロジェクト〜の展開」
 特定非営利活動法人未来図書館 理事           大山 美和 氏
                      事務局長         恒川 かおり 氏
「地域の課題解決プログラムに取り組んで」
 岩手県立大東高等学校 教諭                   小山  智之 氏
                                         生徒代表

* パネルディスカッション
◇ パネリスト
久保 均 氏 特定非営利活動法人未来図書館 理事長
佐々木 修一 氏 岩手県立黒沢尻工業高等学校 校長
鈴木 千里 氏 滝沢村立柳沢中学校 PTA副会長
針生 英一 氏 ハリウコミュニケーションズ株式会社 代表取締役
◇ コーディネータ
上野 裕子 氏 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 主任研究員

※閉会後、17:00から同会場にて交流会を予定しています。
  (要事前申込、会費制4,000円)

6. 参加費
 無 料(交流会は会費制)

7. お申し込み方法
 「参加者氏名」、「所属/役職」、「連絡先電話番号」、「交流会(参加する 又は 参加しない)」について、11月9日(金)までに下記申込先宛FAX又は電子メールにてお申し込みください。

【お問い合わせ先・シンポジウム参加お申し込み先】
東北経済産業局 産業人材政策課
  TEL:022−262−1271(直通)
  FAX:022−265−2349
  電子メール:thk-seisaku@meti.go.jp

◆母親と一緒に入社式へ行く新入社員たち
 http://news.ameba.jp/2007/10/7955.php
10月20日 15時51分
 亀田親子、横峯さくら親子、和泉元彌親子、アニマル浜口親子など、世間から注目される「親子」は数多いが、最近企業の人々は「親子関係」に首をひねるこ とが多いという。多くの企業・学生と接してきたキャリアカウンセラーは「最近の母親は息子の入社式についていくことが多く、企業の方々も戸惑っています」 と話す。

 もちろん入り口で「親御さんは入れません」と言われてしまうのだが、入社式が終わるまで母親は外で待っている。息子は入社式の後には研修が始まるため、 一緒に帰ることはできないが、休憩時間に一旦外へ出て入社式の報告をし、母親は安心して帰るケースが多いそうだ。

 かつて「母と娘が友達化した」ということが話題となったが、現在は「母と息子が友達化」するという現象が起きているのだという。「別にこれはマザコンと いうわけではありません。互いに“友達”感覚だからただ来ているだけ。息子も母親に特別な感情を持っているというよりは、“仲がいいから来てもらうのも自 然だ”と考えているようです」と前出キャリアカウンセラーは語る。

 だが、仲が良い友達となったがために過干渉をし、ニートを増やす一因になっているともカウンセラーは指摘する。「就職活動を一所懸命やった結果多くの企 業に落ち、ようやく清掃会社に入った男子学生がいました。彼はその会社へ就職するつもりだったのですが、母親が“そんな会社やめなさい。あなたにはもっと いい会社があるの。納得できる会社に入れるまでゆっくりと生きなさい”と干渉してきて結果的に彼は就職する気が失せ、ニートになってしまったのです」。

 本当の友人であれば、過干渉することはあっても、甘やかしはしないはずだが…。

◆無職の若者「ニート」が減る
 http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=92257&servcode=400&sectcode=400
学校にも職業にも職業訓練にも就いていない無職の若者を意味するニート(NEET:Not in Education、Employment or  Training)が減っていることが分かった。

韓国雇用情報院のオ・ミンホン副研究委員は、04年から昨年までの調査結果によると「ニートが04年23.6%から05年21.3%、昨年17.3%へと 年々減少傾向にある」と発表した。満29歳以下の若者の中から5000人を無作為に選び、01年から雇用・教育・所得レベルなどを毎年追跡、調べたもの。

また、ニートになる可能性は女性が男性より約5〜10%高かった。大卒以上の学歴を持つ若者は、ニートになる確率が高卒以下の若年層に比べ約10〜18% 低かった。とりわけ、所得の高い世帯の若年層であるほどニートになる確率が低いことが、調査により分かった。

例えば、04年をベースに、年平均所得が3028万ウォン(約360万円)の世帯の場合、所得が1%上昇するとき、その世帯の子女がニートになる確率は 2.9%減った。これは、富裕な家庭の子女であるほど働かず職業に就かない確率が高いという、いわゆる「銀サジ症候群(Silver Spoon  Syndrome)」が韓国では適用されない、との意味になる。

オ副研究委員は、これについて「外国とは異なって、韓国では、所得が高いほど子女の教育・職業教育が順調に進んでいるため」とし「したがって、ニートの大 半は『ぜい弱階層』に集中している可能性がある」という認識を示した。
金基讃(キム・キチャン)記者
2007.10.24 17:56:20

◆ソーシャルファーム/障害者と共に働く場を
 http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/news1/article.php?storyid=349
掲載日:2007-10-25 12:01:00
 ここ数年、欧州を中心に「ソーシャル・ファーム」が注目されている。障害者ら就職に不利な人々を雇用することを目的にしたものだ。ソーシャル・ファーム は直訳すれば「社会的農場」だが、実際には福祉工場のようなものがたくさんあり、「社会的企業」と訳すほうが実態に近い。もちろんその中には、農園や農場 があり、農業の多面的な機能を発揮する場の一つとなっている。

 障害者をはじめ、高齢者やニートらを含め、人々があるがままの姿で、共に働いて生きていける社会をつくりたい。日本でも名称は違っていても、一部で同様 の活動は行われてきた。今後、さらに大きな広がりとなることを期待したい。

 オランダのユトレヒト教育専門大学のジーン・P・ウィルケン教授が先日、東京で開かれた国際シンポジウムで講演したところによると、世界人口の約 10%、6億5000万人が障害者だが、障害者の就労率は米国で35%、欧州では35%未満にすぎない。そうした中で、雇用機会を増やすために最近、ソー シャル・ファームの創立が進められている。

 成功した事例をみると、1.適切なニッチ市場(他の企業が進出していない、すき間市場)の発見 2.高品質な製品・サービス 3.地方自治体との連携 ――などの要因があるという。結果として障害者が各自の能力を生かし社会に貢献、医療費を削減することも可能となるので、人道的、経済的にも価値があると している。

 日本でも障害者にとって就職の機会が少ないのは欧米と同じ。さらに適切な仕事が見つからない高齢者やニート、引きこもりの問題もある。

 障害を持った人が働く場としては、これまで授産施設や福祉工場、特例子会社などがあった。福祉工場は、もともと福祉施設だった授産施設が企業的な性格を 持つようになったもの。特例子会社は、一般企業が社会貢献の目的で福祉的な性格を持たせた企業。こうした活動事例に加えて、もう一つの道としてソーシャ ル・ファームを考えたい。

 従業員の多くが障害者であるのは同じだが、欧州などでは国によって内容は少しずつ違っている。イタリアでは社会的協同組合、ドイツは有限会社、イギリス は政府主導型のソーシャル・ファーム、韓国では生産型福祉という形でそれぞれ取り組まれている。日本には日本型のソーシャル・ファームがあっていい。

 すでに障害者に働く場を提供しようと、野菜や花き、花苗栽培、製パンなどに取り組んでいる施設や農業生産法人などがある。こうした活動を今後、どう支援 していくのか、法律の整備など課題はいろいろある。障害者や高齢者、ニートの若者らを含め、みんなが共に働きながら心豊かに生きていける社会づくりにソー シャル・ファームは重要な位置を占めるだろう。

◆雇用改革
 http://www.business-i.jp/news/book-page/debut/200710200008o.nwc
島田晴雄、根津利三郎(著)
(東洋経済新報社・1680円)
FujiSankei Business i. 2007/10/26
 ■「質」を高めるための提案 

 企業の業績は、おしなべて絶好調。なのに、生活は必ずしも楽ではない。多くの一般庶民が感じている。

 企業の競争力がアップした割には安い賃金。20代後半から30代前半の過重労働。熟年労働者の大量退職。これらは家庭の負担を増大させ、出産や子育てを 困難にし、多くのフリーターやニートを生み出している。この状況が続けば、近い将来、日本経済が機能不全に陥るかもしれない。

 どうすればいいか。本書が明確に打ち出しているのが「雇用の質」を高めることだ。つまり、同じ労働者でもより高い生産性を上げられるように、仕事の中身 や環境条件を整備することだという。

 これにより、賃金を上げても企業はコストを吸収して、国際競争力を維持でき、社員は生活の向上が図れる。とくに、建設、サービス、流通、サービス、農林 水産業といった中小・零細企業の生産性の底上げに効果がある。

 「雇用の質」を高めるためのさまざまな提案が、本書にちりばめられている。豊かでありながら、住みにくい日本への問題提起だ。

◆読書の秋
 http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/syunju/CK2007102602059443.html
2007年10月26日
 三度の飯より書店の中をうろつき回っている方が良いと思うほどの“本の虫”だ。

 ここ数年はまっているのが北方領土の返還交渉にかかわり不正を働いたとして東京地検特捜部に起訴され、休職中の外交官佐藤優氏の著作。

 「神皇正統記」から「資本論」まで語り尽くす思想の広さには感服する。自身が国策捜査で罪に問われたとの検察批判も、富山冤罪(えんざい)事件でずさん な検察の捜査を取材してきた記者にはうなずける。

 再読したいのは、ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」。高度資本主義社会での勤勉精神の在り方を探りニートの問題を取材する参 考にしたい。

 「源氏物語」と司馬遷の「史記」はまだ“積ん読”状態。でも、文に親しむ秋の夜長はこれからだ。 (林啓太)

◆広辞苑が10年ぶりに改訂
 http://www.asahi.com/kids/news/TKY200710260056.html
2007年10月25日付 朝日小学生新聞
 日本の代表的な国語辞典の一つ「広辞苑(こうじえん)」が、来年1月発売の第6版で10年ぶりに大きく改訂(書物などの内容を見直すこと)されます。出 版元の岩波書店が発表しました。

 新しく加わる1万語の中には、職業(しょくぎょう)につかず教育・職業訓練も受けていない若者をさす「ニート」、内臓脂肪(ないぞうしぼう)がたまるな どして健康がおびやかされる「メタボリック症候群(しょうこうぐん)」、しかられていた人が逆に怒り出す「逆切れ」などがふくまれます。

 「いけ面」「めっちゃ」「癒(いや)し系」など若者言葉も収録。総数はこれまでで最多の24万語となります。

◆青森でニート問題を考えるシンポ
 http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071028211149.asp
 県内に約六千人いるとされるニート問題を考えようと、「あおもりサポステシンポジウム2007」が二十八日、青森市のアピオあおもりで開かれた。県民約 五十人が参加し、ニートを取り巻く現状に理解を深め、支援の在り方などを考えた。

 学校に行かず、仕事も職業訓練もしていないニートなどの若者の自立を支援する「県若者サポートステーション」などが主催した。八戸市で不登校や引きこも りの人を支援する「いろいろなはぐくみの会」の井ノ上洋一代表は「まじめなのに自己評価が低い傾向があるが、なまけているわけではない。私たち自身が人生 や人間について真剣に考えず『何もしないならバイトして』と言っても、本人の心には届かない」と指摘した。

 県若者サポートステーションの酒井泰幸キャリアコンサルタントは「多くの保護者が、最初は『好きな仕事に就け』と言っていながら後に『何でもいいから仕 事に就け』と言うが、これは子どもの心に突き刺さる。家族みんなで力を合わせてほしい」と語った。

※写真=ニート問題について意見を交わしたシンポジウム

◆松本潤主演で50年ぶり「隠し砦の三悪人」
 http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20071029-276013.html
 黒沢明監督(享年88)の名作「隠し砦(とりで)の三悪人」が50年ぶりに再映画化され、嵐の松本潤(24)が主演することが28日、分かった。オリジ ナルは「スター・ウォーズ」に大きな影響を与えたと言われる傑作時代劇。オリジナルの魅力を継承しながら、新解釈を加えた娯楽作品を目指す。ヒロインを長 沢まさみ(20)が演じるほか、阿部寛(43)宮川大輔(35)が共演。メガホンは樋口真嗣監督(42)がとる。東宝配給で来年5月10日公開。

 58年公開「隠し砦の三悪人」は、ジョージ・ルーカス監督(61)の「スター・ウォーズ」シリーズの原点とも言われる。男勝りの姫の救出劇と敵中突破と いう展開もさることながら、三船敏郎さん(享年77)が演じた主人公の侍大将に巻き込まれる形で物語に加わる2人の農民が、ロボットコンビのC−3POと R2−D2のモデルになったとされている。

 50年ぶりによみがえるリメーク版は、農民を山に住む民衆という設定に変えた上、その1人を主人公とした。「日本沈没」のリメーク版を昨年ヒットさせた 樋口監督は「現代の観客に向けて作る上で、フリーターやニートに代表されるような自分のよりどころを探す若者の姿を反映する設定にしたかった」という。

 主演はジャニーズの人気グループ嵐のメンバーの松本が起用された。時代劇は初挑戦。同監督は04年の映画「東京タワー」を見て「ナイーブで反抗的で野性 的な魅力を強く感じた」。ヒットドラマ「花より男子」のセレブ王子様のイメージを覆すワイルドな演技を求めるという。松本は「全身全霊をかけて挑戦した い。オリジナル作品をご覧になった方も、お子さんやお孫さんと一緒に見られる、どの世代も楽しめる作品になればと思います」と話している。

 オリジナルはスピード感あふれるアクションも見どころだった。同監督は「発展させた形で肉体のぶつかり合いを持てる限りの技術で見せたい」。松本も馬術 訓練に取り組んでいる。

 姫を演じる長沢も時代劇映画初挑戦。同監督は「ナチュラルな役が多かった従来のイメージと大きく異なるキャラクターを演じてもらいたい」。オリジナルに はなかった主人公に思いを寄せる設定にもなった。脚色は劇団☆新感線の中島かずき氏が手掛けた。11月1日に撮影を開始し、全国各地で大規模ロケも行う。

[2007年10月29日7時31分 紙面から]

◆マスコミ報道に対する一考
 http://www.data-max.co.jp/2007/10/post_1757.html
 東京モーターショーにつき、マスコミはこぞって自動車の国内販売不振の原因を、若者の車離れに起因していると報道している。しかし、なぜ若者が車から離 れたのかという原因を追求しようとはしない。

 車離れの大きな原因は、明らかに少子化問題・ワーキングプア問題・ニート問題・派遣社員問題・年金不払問題などに連鎖しているものである。そのことをマ スコミは報道しようとしない。

 市民の可処分所得を見ても、企業のリストラ、増税などが絡み、続落傾向に歯止めがかかっているわけではない。上場企業は空前の利益を計上しているにもか かわらず、労働分配率は極度に下がったままである。

 市民は、将来設計に対する不安を感じさせるような社会を作り出してきた政治や大企業に不信感を募らせており、そうした大きな潮流は目先の車のデザインで は解決しない。

 総じて、可処分所得の減少や少子化となっている層の低賃金派遣社員増などが原因で、直接的に車の販売台数減となったのである。「あったら便利の排除」は トヨタの鉄則でもあり、その価値観を派遣社員などの所得層に教え、別の時間の楽しみ方に移行させていった大きな潮流は、諸問題を解決するなかでしか戻すこ とができまい。

 これまでにもいろんなブーメラン現象があった、内需拡大型の経済を採らない限り、すべての問題は解決しない。

 マスコミは与えられた情報を噛み砕くぐらいのことをしなければ真の報道はできまい。
日時: 2007年10月29日 11:31

◆ネットカフェ難民 ドキュメント「最底辺生活」
川崎昌平(著)
(幻冬舎・777円)
 http://www.business-i.jp/news/book-page/debut/200710270008o.nwc
FujiSankei Business i. 2007/11/1
 ■用語解説で読ませる

 最寄りの駅近くの雑居ビルに最近、「漫画喫茶」ができた。看板をよく確かめていないので24時間営業かはわからない。しかし、朝、出勤途上に漫画喫茶か ら若者が出てきたところを見かけたことがある。そのとき、「おっ。“ネットカフェ難民”か」とまったく何の根拠もないのに思ってしまった。

 実家やアパートなどを出て、インターネットカフェで寝泊まりを続けるネットカフェ難民。若者が多いと考えられているが、40、50代といった層まで広 がっているという調査報告もある。彼らの多くは、ネットカフェを拠点にして日雇い労働などをして稼ぐ。その点はニートやひきこもりと異なる。

 東京芸大を卒業し、ニートだったこともある著者が、2007年のある時期から始めたネットカフェ難民の体験をつづっている。単に体験したことだけでなく 「ホームレス」「映画館」「シャワー」などユニークな視点からの用語解説が読ませる。

 「ネットカフェ難民入門書」のようにも受け取れる。

◆社会情勢を見据えての自己スキルアップが有効な時代
 http://news.study.jp/recommend/071101_526.html
2007年11月01日
セレブレイン代表取締役社長 高城幸司さんに聞く「20代の方へメッセージ」
 リクルートで新規事業の立ちあげをしながら、6年間トップセールスマンだった高城幸司氏は現在、経営、人事コンサルおよび人材サーチを行うビジネスコン サル会社を経営する代表取締役だ。近年の仕事への意識やスキルを考えるとよいか、自身のキャリア形成時代キャリアとは、資格とは話を聞いた。

■フリーターやニートといった若者の社会現象についてどう感じますか?
A:学校を出てから、社会にでる若者たちの多くが、将来に不安を持っている人が多いと感じている。
なぜなら、学生時代にキャリア教育等もなされていないし、学校と社会があまりに分断されているからだろうと思う。また企業に入っても企業の人材教育が完全 とはいえないのが現状だ。人事の分野の仕事は大別すると「
人を採用すること」、「育成する」ことに分かれると思うが、現実的には真に大切な「人材育成」の方はおろそかになっているのが多くの企業の実態ではないだ ろうか。

■ 資格は武器だと思いますか?
A:例えば、公認会計士の資格があるから就職できるということではないのは明白だ。資格は入り口だということ
を理解しなければならない。一番大切なことは、資格が仕事にどれくらい生きるかという見極めと企業や組織社
会がどいうったことを求めているかを冷静に知り行動することだ。例えば現在勤務している会社で会計の能力、
ポジションが求められている、そこで会計の資格を取得する、というのは有効な行動パターンだろう。

■リクルートのトップ営業マンとして実績をあげてきた経験から、20代の方へメッセージを!
A:はじめから大きなことではなく、小さくても良いから、成功体験を積み上げることが必要だ。小さい仕事だろうとも仕事はつながっているもの。目の前の チャンスを逃さずに自分の糧としてゆくことでその積み上げが、まとまった成果となる。また、どんな時に自分が幸せを感じるかということを把握しておくこ と、その瞬間を身に感じておくことだ。例えば、「売り上げが上がった」時がうれしいということをひとつ取ってみても、よく分析すれば、“契約が取れて帰社 した時の仲間の笑顔を見るのが嬉しい”のかもしれない。その瞬間を自己に刻み込んでおくことだ。それが自分の成功体験となってゆく。
 さらに、自分のモデルとなる人を見つけるのも有効だ。自分もああなりたいな、という人を見つけ、仕事でも何でもまねからはじめるといい。それで、自分の ベースができる。ベースができれば、上へのステップを目指すことが可能になる。
 そういったことを自分の中に、今の仕事に結果を出せるために必要な行動パターンを確立しておくことだ。
つまり、若い時は自分の中に、結果を出せるために必要な行動パターンを確立しておくことが良いのではないか。そして、別途に「将来のための勉強の時間を確 保する」ということだ。つまり自己投資の時間を意識的につくり勉強すること。前向きなテーマを自分で持って、そのために勉強する。スキルアップには絶対に 必要なことだ。

■ これから有効な分野はどのようなものだとお感じになりますか?
A:これからは、企業は内部統制する時代だと思う。その意味で、組織を保全してゆくノウハウ関連の資格がよいだろうと思う。
 具体的な例をあげると、商法が改正になり上場企業は内部とが外部の監査法人の監査が必須となったが、公認会計士の数が絶対的に少ない。今現在、企業は綱 渡り状態である。そこで、会計関連の人材がいますぐにでも、必要になっている。そういうことで時代をみることは必要だ。 また、社会がますます変化し複雑 化している傾向を見ると、かなりの専門知識を有する分野の人材を社内に抱えるべきでないほうが良いかと思う。

 内部で育てるコストもそうだが、専門性が高いとその人材のキャリアプランを社内で抱えるのはかなり難しいこととなってくる。例えば会計職とか編集スキル などは外部のプロに委託するほうが効率的だということが今後ますます出てくるのではないか。スキルアップも、社会情勢や自分の置かれた立場を分析理解した 上で、挑戦することが必要だろう。 (以上・インタビュー)


たかぎこうじ=プロフィール
1964生まれ株式会社セレブレイン代表取締役社長、86年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。 営業マン関連・マネージメント関連の著書多数。「仮説力が営業を変える」がビッグコミックの原作にも使われ、本人がマンガで登場した。営業関連は日経ネッ トの連載を始め、講談社、ダイヤモンド、PHP出版他数多くの出版社で書籍を執筆。累計50万部を超える。特に『営業マンは心理学者』は10万部。 現在は成長企業の人事戦略を支援するコンサルティング会社の社長として株式公開の支援を行っている。

■Presented by Study.jp 学びタイムズ 071101

◆田原市長と市民が懇談
 http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&id=21106&categoryid=1
女性の視点からの市民の意見・提言が話し合われた語る会
 田原市の市民グループ「女性会議WIT(森下静子代表)」主催の鈴木克幸田原市長と、市民が語る会「車座トーキング」が1日、田原市役所で開かれた。

 男女共同参画社会の実現に向けて活動する同グループのメンバーを中心に、老人福祉、教育問題など地域で活動する市民12人が参加、それぞれの分野の女性 の視点からの意見や提言を市長に投げかけた。

 その中で、地域でのボランティア活動を行う際、個人情報保護法が障害となっていることについて、鈴木市長は「なんとかしなければいけないと思っている。 積極的な活動を阻害するようなことがあってはいけない」と答えた。

 そのほか農業やニート問題、外国人との共生などについて話し合われたが「どの分野でもそうだが、一番欠けているのは活動の全体をとりまとめてコーディ ネートする仕組みだ。時間はかかるかも知れないが地道に作り上げていきたい」と話した。

 参加した女性の1人は「現在の行政は市民の提案を受け入れる体制ができていないと感じる。これを第一歩として行政と一緒に議論しながら働きかけたい」と 話していた。

◆脱メタボ宣言
 http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/toku/mado/CK2007110202061274.html
2007年11月2日
 おなか回りを気にする私に、健康運動指導士が秘策を教えてくれた。生活習慣病対策に効果的とされ、近年注目を集める、もう一つの「ニート(NEAT)」 だ。

 ニートは「ノン・エクササイズ・アクティビティー・サーモジェネシス」の略で、直訳すれば「非運動性活動熱発生」。日常生活の立ったり、歩いたりといっ た軽い動きをまめに行うと、消費エネルギーが増え、食事管理と併せると、メタボリック対策にも効果があるという。

 来年度から医療制度改革が始まる。伸び続ける医療費抑制を目的とした新制度では、各保険者に生活習慣病の予防が義務づけられ、メタボリックの危険因子を 調べる新たな健診も加わる。喫煙もその危険因子の一つに数えられるようだ。

 「このニートなら…」。エレベーターを階段に変え、一日の歩数をまずは二割アップに、と定めている。 (田嶋豊)

◆富山県功労表彰
 http://www2.knb.ne.jp/news/20071102_13453.htm
2007 年 11 月 02 日 12:29 現在
富山県功労表彰(県庁)
 行政や商工業・芸術文化などに力を注ぎ、今年度の富山県功労者に選ばれた35人と16の団体が、2日表彰されました。

 富山県功労表彰は、今回で23回目です。

 県庁で行われた表彰式では大家啓一元小矢部市長や、砺波地方の散居村の研究と文化財保護に力を注いでいる新藤正夫さんなど個人35人が表彰されました。

 また団体では、高岡市の「土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会」や若者のニート対策に取り組む北陸青少年自立援助センター「はぐれ雲」など16の団体 が表彰されました。

 そして受賞者を代表して滑川商工会議所元会頭の杉野太加良さんが「今後もそれぞれの分野で精進し県の発展のために尽くしたい」と述べ、受賞者それぞれが 地域の発展へ思いを新たにしていました。

◆JOBトレで仕事を体験 ニート支援 新たな試み 福岡サポステが今夏から
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/topics/20071102/20071102_001.shtml
スーパーのキッチンで就労体験に励む森さん(手前)=福岡市中央区のスーパー「百旬館」
 ●企業側も職場提供で後押し
 ニート(若年無業者)は全国で62万人(2007年版青少年白書)にのぼり、深刻な社会問題となっている。対策の一環として2006年、全国25カ所 に、「若者サポートステーション(サポステ)」が設けられた。このうち福岡県のサポステは8月から、企業の協力による職場体験を通じ職業的自立を促す 「JOBトレ」事業を行っている。「働きたいが踏み出せない」。そんな若者の後押しをする取り組みの現場を見た。 (野田正志)


 福岡市中央区のスーパー「たべごろ百旬館」の惣菜(そうざい)キッチンで、「研修」の名札を着けた森拓哉さん(26)=仮名=がスタッフから手渡された トレーを手際良く洗い片付けていた。「あいさつをしっかりすることと遅刻しないことだけは気を付けています」と話す。

 大学卒業後も就職せず2年半の間、ニート状態だった。アルバイト情報誌に目は通しても「職場で知らない人と話すことが不安」と面接には踏み切れなかっ た。今年の夏、年齢的な焦りを感じサポステに登録した。

 福岡県のサポステは、就労支援に取り組んでいた特定非営利活動法人(NPO法人)が母体だ。「JOBトレ」には、カウンセラーや臨床心理士の個別面談、 グループワーク、就労体験、就労定着支援、家族のためのセミナーなどのプログラムがある。目玉となる就労体験は、企業の協力を得て、スーパーのキッチンの 手伝い、荷物発送、営業車の洗車などの業務を10日間前後、体験する。

   ◇   ◇

 8日間の体験を終えた森さんは「初めは不安だったが、温かい職場で働きやすかった。やり遂げることができ自信になった」と話した。「百旬館」の現場担 当、田中美弥子さんは「初めはおどおどしている人も、慣れてくるとハキハキしてくる」と参加者の変化を喜ぶ。別人のように声が明るくなる人もいるという。

 一方で、途中で辞める人もいる。森さんと同時に就労体験を始めた男性は2日目から姿を見せなくなった。企業側がことさら配慮や準備をするわけではなく、 田中さんも「(ニートを想定した)特別なスキルがあるわけではない」と言う。だが、福岡サポステのコンサルタント蓑田清さんは「だからこそ実りある経験に なる」と話す。ありのままの職場に触れることが、まず大事なのだ。

   ◇   ◇

 森さんはあらためて百旬館で働くことが決まり、アルバイトとして出勤している。「給料日が楽しみ」と声を弾ませる。「1人で考え込むより誰かに相談する ほうがいい。サポステが後押しになった」と振り返る。

 「JOBトレ」には現在、16の企業が登録、17人が就労体験を終えた。福岡サポステは、本年度中に50企業、100人の参加を目標にしている。

 ◇福岡県若者サポートステーション=092(739)3405。最新の職場情報がHP(http://saposute.com/)で確認できる。24 日午後2時から福岡市博多区のリバレイン内、人権啓発センター研修室で、ニートの自立を応援する家族のためのセミナーを開く。

=2007/11/02付 西日本新聞朝刊=

◆新卒無業者の増加 健全な職業観の養成を
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-28650-storytopic-1.html
 就職もしない、学校にも行かない、いわゆるニートと呼ばれる若者が話題となって久しい。さらに、正社員に就かず、アルバイトを繰り返すフリーターの増加 も時代を反映する社会現象として、全国的にマスコミをにぎわせている。
 多様な価値観のなせるわざ、と解釈するのは簡単だ。しかし、これが社会的に健全な姿とは言えないだろう。進学、就職をも含めた将来の人生設計を、学校や 家庭で早いうちから、保護者とともに考えていく必要があろう。
 このような状況は、むしろ県内で深刻、という結果が出た。日銀那覇支店の調査によると、沖縄は卒業後に進学も就職もしない「新卒無業者」が多い。また、 就職後1―3年以内の離職率も全国平均を大きく上回っているという。
 例えば、2007年3月に卒業した無業者は大卒27・7%、高校では17・4%。大卒で全国平均の2倍強、高卒も3倍強という。大学進学率が低迷してい ることも一因。一方、卒業後の3年以内の離職率は高卒者で6割前後(全国は5割ほど)、大卒者も5割前後(同3割半ば)で推移している。特に、就職1年目 の離職者が多いというのも特徴だ。
 以前から指摘されていたことだが、数字によって裏付けられた格好だ。県内には大きな企業も少なく、さらに公務員の人気が高く、そのための就職浪人が多い ―という背景も、その通りだろう。加えて、県内志向が強く、むしろ親の方にその傾向があり、子弟の県外進学・就職になかなか賛成しないということもあるよ うだ。
 確かに、沖縄には血縁の強いきずなが色濃く残っており、無職者でも暮らしやすい風土がある。それはそれで長所であろう。ただ、そのことが若い人の自立心 や独立心をそいでいるとするならば、やはり対策は必要だ。調査で「生活のために働こうとする意欲に欠ける若者と、それを助長する親の職業意識の欠如」とも 指摘しているが、ここは素直に耳を貸すべきだ。
 小さなころから、家庭や学校などで健全で建設的な職業観を自覚させることも、一つの方法だ。
(11/4 9:59)

◆ラジオだよニート集合 ネット公開生放送
 http://www.asahi.com/komimi/TKY200711020330.html
2007年11月05日
 放送開始から1周年を迎えたニートのためのインターネットラジオ「オールニートニッポン」が、11月6日、公開生放送をする。作家の雨宮処凛さん、経済 アナリストの森永卓郎さん、元文科省大臣官房審議官の寺脇研さんらが、教育について熱く語る。(アサヒ・コム編集部)

2月23日にあったイベントの様子=コトバノアトリエ提供

8月10日にあったイベントの様子=コトバノアトリエ提供

 「オールニートニッポン」は、ニートや引きこもりから抜け出せない人への支援事業をしているNPO法人「コトバノアトリエ」(東京)が始めた。2006 年10月の開始以来、フリーターの労組を取り上げたり、国会議員をゲストに招いたりするなど、意欲的な番組を次々と配信。放送回数は45回を数え、月に約 2万人が聴いているという。

 代表の山本繁さんは「みんな素人同然からのスタート。失敗を繰り返しながら成長してきた」と振り返る。

 生放送当日は、定時制高校の教諭、元木史昭さんを交え、教育現場で何が問題になっているのか、議論を深める。働き方の変化を分析し、今後の教育のあるべ き姿などについて、提言も行う。

 公開生放送は、東京・渋谷のアップリンクファクトリーで、午後6時半開場、午後7時開始。参加希望者は、当日午前10時までに、メール (ann―entry@kotolier.org)で申し込む。

◆公明、活発に調査活動
 http://www.komei.or.jp/news/2007/1106/10023.html
公明新聞:2007年11月6日
若者の自立・就労支援を
横浜市で党雇用格差対策本部
「サポステ(地域若者サポートステーション)」拡充へ課題探る

サポステのさらなる拡充へ、現状や課題で意見を聞く党雇用格差是正対策本部の(左から)谷合、遠山、谷口(和)氏

 公明党雇用格差是正対策本部(福島豊本部長=衆院議員)は5日、ニートや引きこもりなどの若者の自立・就労を支援する「地域若者サポートステーション」 (通称=サポステ)の拡充に向け、昨年(2006年)12月にオープンした横浜市の「よこはま若者サポートステーション」の先進的な取り組みを視察した。 遠山清彦事務局長(参院議員)と谷口和史衆院議員、谷合正明参院議員、横浜市議会公明党の代表らが参加した。

 同サポステは、NPO法人「ユースポート横濱」と横浜市が協働で運営。約10人体制のスタッフで、若者や保護者への総合相談のほか、臨床心理士によるメ ンタル相談、精神疾患に効果のあるストレッチ体操や芸術療法、計算や作文の学び直しなど、さまざまなプログラムを実践している。

 利用者は、一日平均35人程度。引きこもり状態の人が連携団体でのボランティア活動やジョブトレーニングに参加して就労に至るケースや、若者就職支援セ ンターやハローワーク等の就労支援施設に移行するなど、市内の各施設のネットワークの“地域力”を生かして成果を挙げている。

 一行に対し、同サポステの戸塚由美事務局長は「来所者の半数は、精神疾患や発達障害などで社会生活や一般就労が困難な若者。学校や職場のいじめで対人恐 怖症となった若者も多い」とし、来所者の個別の状況に応じた支援の重要性を強調。地域ネットワークの効用については「福祉の知識が乏しかったが、横浜市や 連携団体がカバーしてくれ助かっている」としたほか、「国の財政支援なしに事業の継続は厳しい」と訴えた。

 遠山氏は「横浜のようなサポステを全国に増やすため、省庁の壁を越えた効果的な若者支援策を検討し、政府に提言していく」と述べた。

「仕事と生活の調和」進める
福島・いわき市で党少子対策本部
テレワークセンターを視察

 公明党の少子社会総合対策本部(坂口力本部長)は5日、福島県いわき市の株式会社・いわきテレワークセンターを視察し、テレワーク(情報通信技術の利用 により、場所と時間にとらわれない柔軟な働き方)に関する同センターの取り組みについて、会田和子社長から説明を受け、意見交換した。同本部の古屋範子事 務局長(衆院議員)、渡辺孝男厚生労働部会長(参院議員)のほか、中島千光・福島県議や地元市議が出席した。

 同センターは、在宅労働者を約500人管理し、25%の高い稼働率を維持している。また、地域によっては在宅で働きづらい実情があるため、施設内にコー ルセンター事業を開設。施設を共同利用したテレワークを実現している。

 会田社長は、「(労働者の)スキル(技能)が売れるようにしなくてはならない」と述べ、職業訓練によって仕事の質を向上させる必要性を強調した。

 意見交換では、母子家庭の就労支援や医師不足対策へのテレワークの活用など、活発に議論が交わされた。

 視察を終えた古屋さんは、「テレワークで雇用を生み出すことは、地方の活性化やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を進める上で非常に重要」 と述べた。

◆青少年育成大綱を改定へ=政府
 http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071106-5
2007年11月06日20時00分
 政府は6日午前、青少年育成推進本部(本部長・福田康夫首相)の会合を開き、2008年中をめどに青少年育成施策大綱を改定する方針を決めた。定職に就 かないフリーターや通学も就労もしていないニートへの就労支援、インターネット上の有害情報や「学校裏サイト」でのいじめ問題などへの効果的な対策を盛り 込む。現大綱は03年12月に策定された。
 青少年問題を担当する上川陽子特命相は同日の閣議後記者会見で「依然として若者の社会的自立の遅れや安全・安心の確保の問題など、青少年をめぐる状況は 大変厳しい」との認識を示した。(了)

◆英ブラウン政権、ニート対策で義務教育を18歳まで延長へ
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071106i417.htm?from=navr
 【ロンドン=本間圭一】英国のブラウン政権は6日、イングランドでの義務教育修了年齢を現行の16歳から18歳に引き上げる方針を明らかにした。

 国家元首のエリザベス女王が同日、英議会で同政権の施政方針演説を行い、表明した。通学も就労もせず、職業訓練も受けていない若者(ニート)への支援が 狙いで、若者の1割に上るニート対策を強化することになる。

 演説などによると、義務教育修了年齢は2013年まで17歳、15年まで18歳に段階的に引き上げられる方針。教育内容は若者の希望に合わせ、就学を希 望する場合、中等学校で引き続き必要なカリキュラムを学び、就労する若者に対しては、職業訓練などを行う。

 「ニート」の造語は英国で生まれ、現在、その一部は路上の車両破壊などの問題を起こしている。経験や知識の不足により、就労が長続きしないことが主な理 由で、対策が急務となっていた。

 「君臨すれども統治せず」を政治の原則とする英国では毎年、議会の招集日に、首相が作成した立法方針を国王が読み上げる。
(2007年11月6日23時38分 読売新聞)

◆「意欲的ニート」は不適切と
京大の学園祭テーマ 異例の変更
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110700100&genre=G1&area=K10
新テーマが掲げられた京都大11月祭の看板。旧テーマの看板は、10月下旬に撤去された(京都市左京区)

 京都大学(京都市左京区)で22日から25日に開かれる学園祭「11月祭」のテーマが、当初の「超意欲的ニート」から「満喫!モラトリアム。」に変更さ れたことが7日、分かった。「ニートへの差別意識を助長する」との声が学生から上がったため。この問題を契機に11月祭では、若年者の労働問題についての 講演会も企画されるなど、京大でニートをめぐる議論が活発になっている。

 11月祭のテーマは毎年公募で決め、パンフレットや看板に記して祭りの雰囲気を盛り上げている。本年度のテーマは、各学部の代表や事務局でつくる全学実 行委が9月、学生による投票で25候補のうち最多の19票を得た「超意欲的ニート」と決めた。

 ところが、「ニートという概念の使用法を誤っている」との指摘が事務局に寄せられ、全学実行委が再検討。「ニートは意欲がない、という誤ったイメージを 広めるのは問題」とする意見に、「社会のイメージは『意欲がない』であり、このテーマは学園祭に人を呼べる」などの声もあった。最終的に「学園祭のテーマ として社会に広報するのは不適切」との結論で一致し、投票で次点だった「満喫!モラトリアム。」を選び直した。

 問題提起した経済学部4年の学生(24)は今回の議論を受け、学祭のイベントとして25日午後3時から、「『溜(た)め』を剥(は)がれる若者たち」と 題して、自立生活サポートセンター「もやい」(東京都)の湯浅誠事務局長らによる講演会を企画した。「ニートを生み出す社会的・経済的な背景に触れないま ま、就労意欲がなく親に頼る怠け者のイメージだけが、一人歩きする状況に恐れを抱いている」という。
 ニートについて内閣府は「若年無業者」として、就労・就学していない独身者で、15歳以上34歳以下の個人と定義している。

◆英女王、ブラウン政権で初の施政方針
 http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3701574.html
 イギリスのエリザベス女王は6日、イギリスの上院でブラウン政権発足後、初めて施政方針演説を行い、テロ対策をはじめ、温暖化対策や教育改革に力をいれ る意向を表明しました。
 「イギリス政府は国連やG8、EUとともに大量破壊兵器の拡散防止に努めます」(エリザベス女王)

 イギリスでは、政権の施政方針演説を国家元首である女王が行うことになっています。ブラウン政権発足後、初めてとなる今回の演説では、テロ対策の強化策 として、容疑者の事情聴取における警察権限の拡大などが提案されました。

 地球温暖化対策については、温室効果ガスの排出量を、2050年までに1990年に比べ60%削減する目標設定を行うことが表明されました。

 また、仕事にも教育にもつかない、いわゆるニート対策として、義務教育の終了年齢を現在の16歳から18歳に引き上げることも盛り込まれています。 (07日10:34)

◆都市も地方も格差深刻 日本自治学会研究会で論議 少子高齢化 共通の原因
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20071107/20071107_001.shtml
 日本自治学会(会長・神野直彦東京大学教授)の第7回研究会が3、4の両日、富山市の富山国際会議場であった。全国から約700人が参加。分権改革や最 近の自治課題をめぐり論議を深めた。今回は「地域間格差」の分科会を中心に、格差の現状報告や背景分析に関する論議が目立ち、都市部と地方部を問わず問題 が深刻化していることが浮き彫りになった。 (編集委員・大西直人)

■人を支える社会の再構築必要

 現  状 

 日本自治学会は、研究者、ジャーナリスト、地方自治体関係者らでつくっており、現場に即した論議を目指している。地域間格差の分科会では、富山県氷見市 の堂故茂市長が「人口は5万5000人。職員削減や給与カットなど行政改革を進めているが、それでも財政力は弱い。逆に行政のマンパワー不足まで感じ始め ている」と報告した。

 一方、人口360万人を抱える横浜市の前副市長で同市国際交流協会理事長の前田正子氏は「0.06平方キロに6500人が住んでいる寿町という地域は生 活保護率が80%、60歳以上は55%。多くは高度成長期に首都圏で集団就職した単身の男性で、疾病も抱えている」と大都市の中の格差問題に言及した。

 「財政調整」の分科会でも、東京都の熊野順祥主税局長が「島部や奥多摩など、東京にも過疎や高齢化はある。シャッター通りの商店街も多い」と訴えた。地 方財政審議会委員の木村陽子氏は「格差は領域の広い問題。地域によって取り組むべきターゲットは違う」と指摘した。

 背  景 

 さまざまな格差問題に共通の背景はあるのだろうか。木村氏は「都市の生活保護、地方の限界集落などは、ますます深刻化していくだろう。それは少子高齢化 が背景の共通項にあるからだ」と分析した。

 堂故市長は「新医師臨床研修制度などの医療制度改革で、地方の自治体病院は医師や看護師が集めにくくなり、医療にまで格差が生じている」と述べた。

 前田氏は「都市では子育て支援、ニートやフリーター対策、児童虐待対応など、人が人をケアする新しい行政ニーズが発生している」と説明。学会会長の神野 教授は「家族や地域の福祉力が低下しており、その分野で行政の役割は高まっている」との見方を示した。

 対  応 

 政府・与党は夏の参院選惨敗を受けて、地域間格差の是正に躍起となっているが、今のところ浮上しているのは、法人二税の都市部から地方部への再配分や 「ふるさと納税」など。国の財源を痛めない手法に、報告者から批判が相次いだ。堂故市長は「交付税削減が格差を拡大している。税源をもっと移譲してくれれ ば、地方は知恵も出すし汗も流す」と述べた。

 その上で、前田氏は「格差の問題を抱えている人は、お金をもらっても解決できない。人をケアする公を支える社会の再構築が必要」と強調。地域間格差の分 科会で司会をした千葉大学の新藤宗幸教授は「この国全体が限界社会になっている。特定地域だけの問題ではない」と指摘した。

 木村氏は「問題の本質は現場でしかみえない。国の対応を待つだけではなく、問題を抱える地域が連携して、提言型で取り組むことも考えないといけない」と 助言した。

=2007/11/07付 西日本新聞朝刊=

◆横浜市、ニートに就労支援
 http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/071119/kng0711190210002-n1.htm
2007.11.19 02:10
 教育機関で学習せず、雇用されておらず、職業訓練を受けていない15〜34歳の「ニート」対策として、横浜市は、各種専門学校を運営する「岩崎学園」や NPO法人と協力し、就労支援プログラムをスタートさせる。

 12月と来年2月の2回で、希望や適性に応じてIT(情報技術)や介護など講座を受ける。23〜30日に12月開催分の参加者を募集。15〜34歳の横 浜市民対象で、定員約50人、先着順、無料。


UP:20071010 REV:随時
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