HOME >

医療経済(学)

医療


 ○本ファイル内目次
  ■文献
  ■厚生労働省による文書
   以下未整理


 ○生存学HP内関連ファイル
  ■人
   ◆権丈 善一
   ◆広井 良典
   ◆石井 暎禧
   ◆二木 立
  ■事項
   ◆年表:医療・福祉制度の歴史
   ◆老人医療費無料化までの経緯
   ◆公的介護保険
   ◆Insurance|保険/保険の原理
  ■全文掲載
   ◆QALYについて


>TOP

■文献(年代順)

◆西村 周三 19830324 『「病院化社会」の経済学――現在医療システムはあなたの明日をどこまで保障できるか』,PHP研究所,PHP新書,194p. ASIN: 4569210104 525 [amazon][boople] ※, me
◆二木 立 19910720 『複眼でみる90年代の医療』,勁草書房,231p. ASIN: 4326798734 2520 [amazon][boople] ※, me
◆岡本 悦司 19910731 『医療費の秘密――患者のための本』,三一書房,227p. 750 ※
◆川上 武・小坂 富美子 19911120 『医療改革と企業化―日本医療の構造分析 (勁草 医療・福祉シリーズ)』,勁草書房,265p. ISBN:4326798777 ISBN-13:978-4326798773 [amazon][kinokuniya] ※ me
◆池上 直己 19920610 『医療の政策選択』,勁草書房,p.177 ASIN: 4326700416 3360 [amazon][boople] ※ me
◆二木 立 19921015 『90年代の医療と診療報酬』,勁草書房,251p. ASIN: 4326798815 [amazon][boople] ※, me
広井 良典 19940824 『医療の経済学』,日本経済新聞社,270p. 2000 ※
◆二木 立 19941125 『「世界一」の医療費抑制政策を見直す時期』,勁草書房,237p. ASIN: 4326798939 2625 [amazon][amazon] ※, me
◆鴇田 忠彦 編 19950323 『日本の医療経済』,東洋経済新報社,251p.,3296 ※
川渕 孝一 19960116 『医療ビジネス最前線――広がるニューサービス』,日本経済新聞社,249p. ISBN-10: 4532144442 ISBN-13: 978-4532144449  1500 [amazon] ※ me
◆岡本 祐三・八田 達夫・一圓 光彌・木村 陽子 19960501 『福祉は投資である』,日本評論社,201p. ASIN: 4535560234 1890 [amazon][boople] ※, b
◆西村 周三 19970620 『医療と福祉の経済システム』,筑摩書房,ちくま新書,218p. ASIN: 4480057110 735 [amazon][boople] ※ me
◆久繁 哲徳 19971201 『最新医療経済学入門――医療システムの抜本的改革に向けて』,医学通信社,268p. 2800 ※
◆西村 周三 監修 19971205 『医療ビッグバン――どう変わる明日の医療』,日本医療企画,235p. ASIN: 4890413464 2310 [amazon] ※ me
川渕 孝一  19980115 『わかりやすい医療経済学』,日本看護協会出版会,189p. ISBN-10:4818006076 ISBN-13:9784818006072 \2520 [amazon][kinokuniya] ※me
◆池上 直己 19980608 『ベーシック 医療問題』,日本経済新聞社,日経文庫,174p. ASIN: 4532106818 950 [amazon][boople] ※, me
◆西村 周三 20000220 『保険と年金の経済学』,名古屋大学出版会,236p. ASIN: 4815803722 3360 [amazon][boople] ※, me
◆二木 立 20000420 『介護保険と医療保険改革』,勁草書房,272p. ASIN: 4326750448 2940 [amazon][boople] ※, me
◆二木 立 20011120 『21世紀初頭の医療と介護――幻想の「抜本改革」を超えて』,勁草書房,308p. ASIN: 4326750456 3360 [amazon][boople] ※,
◆厚生労働省高齢者医療制度等改革推進本部事務局 編 20030319 『医療制度改革の課題と視点 解説・資料編』,ぎょうせい,150p. ISBN-10: 4324064768 ISBN-13: 978-4324064764 [amazon][kinokuniya] ※ me
◆国民医療研究所 編  20031115 『21世紀の医療政策づくり』,本の泉社,213p. ISBN-10:4880238252 ISBN-13:9784880238258 \1890 [amazon][kinokuniya] ※me
川渕 孝一監修・最新医療経営「フェイズ3」編集部編集・工藤 高 著 20040515 『医療大転換期の病医院経営戦略マニュアル・シリーズ No.8 2004年度診療報酬改定 ポイント解説と病医院経営シミュレーション』,日本医療企画,133p. ISBN-10:4890416242 ISBN-13:978-4890416240 2500 [amazon] ※ b me ms
◆鴇田 忠彦 20040909 『日本の医療改革――レセプトデータによる経済分析』,東洋経済新報社,192p. ISBN-10:4492701060 ISBN-13:978-4492701065 \3150 [amazon][kinokuniya]※ me
◆日野 秀逸(編)国民医療研究所(監) 20050930 『市場化の中の「医療改革」――国民皆保険制の行方 』,新日本出版社, 293p. ISBN-10: 4406032002 ISBN-13: 978-4406032001 2205 [amazon] ※
◆結城 康博 20060120 『医療の値段―診療報酬と政治』,岩波書店,207p.ISBN:4004309891 ISBN-13:978-4004309895 \735 [amazon]
権丈 善一 20070710 『医療政策は選挙で変える――再分配政策の政治経済学 IV 』,慶應義塾大学出版会,362p. 1800円+税 ISBN-10: 4766413954 ISBN-13: 978-4766413953 [amazon]
二木 立 20071108 『医療改革――危機から希望へ』,勁草書房,235p. ISBN-10:4326700572 ISBN-13: 978-4326700578 \2835 [amazon] ※


 
>TOP


■厚生労働省

◆平成10年度 国民医療費の概況
 http://www1.mhlw.go.jp/toukei/h10-kiryohi/index_8.html
◆平成9年度国民医療費の概況
 http://www1.mhlw.go.jp/toukei/h9-kiryohi/index_8.html

◆厚生省 平成8年国民医療費の概況
 http://www.mhw.go.jp/toukei/k-iryohi/index.html
◆厚生省 平成7年国民医療費の概況
 http://www.mhw.go.jp/toukei/k-iryo/index.html
◆医療費情報システム
 http://www.meshnet.or.jp/medias/
◆(財)医療経済研究機構
 http://east.park.or.jp/ihep/
◆(財)医療保険業務研究協会
 http://www.amir.or.jp

◆日本医師会・医療構造改革構想
 http://www.med.or.jp/japanese/ippan/koso729.html


 
>TOP

◆池上 直己 19920610 『医療の政策選択』
 「明確な資源制約の下に医師に最大の裁量権を与えているのがイギリスの国営医療であり、イギリスではプライマリ・ケアのレベルの開業医が患者が病院を選択できるかどうかを決めており、さらに病院レベルの専門医には予算制約を設けている。たとえば50歳以上で腎不全になった患者には通常透析治療を開始していない(但し、これは新規に開始する場合であり、50歳以前から腎透析を行っている患者についてはもちろん透析を継続している)。このような配給基準はどこにも銘記されておらず、あくまでも50歳以上に開始した場合には予後が悪いという医師の「医学的判断」による裁量権が前面に立っており、医師を守るために医療訴訟やインフォームド・コンセントのあり方について一定の制限を設けている(Aaron & Schwartz, 1984)。」(池上[1992:51])
Aaron, H. J. & Schwartz, W. B. 1984 The Political Prescription: Rationing Hospital Care, Wahshington, D. C.: Brookings Institution

◆上條 俊昭* 1997 「いま、なぜ医療ビッグバンなのか」,西村監修[1997:1-19]
  *(財)医療経済研究機構専務理事 1930年生
 西村 周三 監修 19971205 『医療ビッグバン――どう変わる明日の医療』,日本医療企画,235p. ASIN: 4890413464 2310 [amazon][boople] ※ b m/e01

 六大改革こそ日本版ビッグバン
 このままでは日本経済は医療費増大に耐えられない
 「周知のとおり経済成長は人口増加とかなり密接な関係がある。人口がすう数的に減少すれば、経済成長は困難になる公算がかなり高くなる。人口の高齢化によって、医療費の増大が予想される時期に、経済成長が停滞すれば、どういうことになるかは説明するまでもないであすう。今後、国民医療費の対GNP比は急角度で上昇し、やがて一〇%を超え、ヨーロッパの水準を上回る時期が到来する公算が大きい。
 このような事態が起きれば、日本経済は医療費の負担に耐えぎれなくなる。また、医療制度の運営が行き詰まってしまうだろう。人口の高齢化とともに、国民医療費のある程度の増加は必要だし、また望ましいことでもある。しかし、国全体の経済成長が難しくなる時期だけに、極力医療サービスの効率化を図り、無駄を省き、国民医療費の伸びを適正にすく方策が求められるのは当然の話であろう。」(上條[1997:16])
 →国民の健康づくりを重視すべき


 
>TOP

 *以下はとてもふるいものですので、役にはたちません。

■医療費・医療保険

 国民医療費の国民所得に対する割合
 1998年度 見込 7.7%
 1999年度 見込 7.9%
 国民医療費・その中の老人医療費
 1998年度 見込 29.2兆円 10.6兆円
 1999年度 見込 30.1兆円 11.2兆円
 (『厚生白書 平成11年版』p.437)


◆制度の概要・本人負担

健康保健  一般被用者
  政管
  組合
 健康保険法第69条の7被保険者
船員保険
各種共済
 国家公務員等/地方公務員等/私学教職員

  本人         2割
  家族 入院      2割
     外来      3割

国民健康保険
  農業者・自営業者等     3割
  被用者保険の退職者  本人 2割
             家族 入院 2割
                外来 3割

老人保健制度

 『厚生白書 平成10年版』p.460
 『厚生白書 平成11年版』p.435

◆(1997年までの)制度の概要

被用者保険
 健保組合
 政管健保
  本人         1割
  家族 入院      2割
     外来      3割

国民健康保険
  一般         3割
  退職者  本人    2割
       家族 入院 2割
          外来 3割
老人保健制度

 

●本

◆宇沢 弘文 編   『医療の経済学的分析』
           (講座21世紀へ向けての医学と医療 4)
           日本評論社
◆サンド,ルネ    =1956 山田九朗訳,『人間経済学』,
           白水社,クセジュ文庫
◆西村 周三     『病院化時代の経済学』,
           PHP新書
◆Fuchs, Victor Robert =19770425 江見康一訳,            『生と死の経済学──誰のための医学か』,
           日本経済新聞社,266p.,1800円
◆Fuchs, Victor Robert The health economy
           =199010 江見康一他訳,『保健医療の経済学』,
           勁草書房,勁草医療・福祉シリーズ37,265p.,3090円

◆永井 明      『病気の値段』,
 光文社


 cf.医療保険


 何が問題とされているか

 1制度の分立
   国民健康保険(国保)   …自治体からの財政支出 3割負担
   健康保険(健保)     …1割負担(家族:外来3割 入院2割)
    組合健保
    政府管掌健保

 2支払いシステムの問題
  出来高払い
  何に点数をつけるか? 開業医に有利にできている
  薬価・…… 差益 →薬漬け (薬価は引き下げられてきているが…)
  点数の与え方を変えるしかないのだが… &診断名について定額制にすると
  チェック機構が働かない
  医療費削減という問題

  定額制(これ自体は変えられない)→価格メカニズムが働かない
  どうするか:消費者(利用者)に見えるようにする 情報開示
     レセプト(請求書),カルテ…
  cf.◆レセプト・カルテ開示

  cf.
  永井明『病気の値段』,光文社
   これはわかりやすくておもしろい もう少し専門的なものでは
  鴇田忠彦編『日本の医療経済』
  広井良典『医療の経済学』
   以上,私の研究室にあり)

■医療資源の配分 <
cf.  立岩 真也 2000/02/05「選好・生産・国境――分配の制約について(上)」
 『思想』2000-2
 立岩 真也 2000/03/05「選好・生産・国境――分配の制約について(下)」
 『思想』2000-3
 関連資料
 *岩波書店
 http://www.iwanami.co.jp/

◆季 啓充 19981001 『市場原理に揺れるアメリカの医療』
 医学書院,202p. 2200

◆立岩『私的所有論』p.169より

 医療資源の配分についての議論として、医療サービスを受ける権利は消極的権利でしかないとするSade[1974]、こうした主張を批判するBeachamp ; Faden[1979]。Engelhardt[1986=1989:407-456]では、一方で第2章に見た議論からそのまま導かれる消極的権利の主張を紹介しつつ、他方では別の論の筋も検討しており明確な主張はなされていない。他にSinger[1976]、Daniels[1981]、Childress[1981:74-97]等。

Beauchamp, Tom L. ; Faden, Ruth R. 1979 "The Right to Health and the Right to Health Care", Journal of Medicine and Philosophy 4:118-130
 (飯田編[1988:134-137]に坂井昭宏・野村春成の解説「健康権と医療権」)
Childress, James F. 1981 Priorities in Biomedical Ethics, Westminster Press(pp.74-97 Allocating Health Care Resources (chap.4)について飯田編[1988:138-147]に谷田信一の紹介「医療資源の配分」)
Sade, Robert 1974 "Is Health Care a Right ?", Image 7:11-18(飯田編[1988:129-133]に江黒忠彦の解説)
Singer, Peter 1976 "Freedom and Utilities in the Distribution of Medical Care", Veatch ; Branson eds.[1976:175-193](飯田編[1987:143-145]に今井知正の紹介「医療の配分における自由と効用」)
土屋 貴志 1994 「医療資源の配分の倫理」
 『実践哲学研究』17 http://www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp/jk17/tuchiya.txt


 
>TOP

■医療保険

◆公的医療保険の正当化根拠について島田・清家[1992:173]

 「……不確実性がある場合には、私的保険に加入することによって不確実性を解消することが出来る。では、なぜわが国では政府によって公的医療保険が供給されているのだろうか。代表的な根拠は二つある。一つは逆選抜(adverse selection)の存在である。私的保険の供給者は加入者の病気にかかる確率(事故率)を前もって調べることが出来ない。事故率の高い加入者が多い保険では給付の上昇によって保険料が引き上げられる。そして、事故率の高い加入者が多い保険では給付の上昇によって保険料が引き上げられる。これを「逆選択」という。その結果、リスクプール機能が失われ、保険が市場に供給されなくなる。そのため強制的な医療保険が政府によって供給される。もう一つの理由は消費者の近視眼的な(myopic)行動である。病気にかかったときのことを考えない近視眼的な消費者は私的な保険には加入しない。。これらの消費者が病気にかかると公的扶助を利用することになる場合があるから、それを防ぐためにも自助努力としての強制保険が供給されるのである。
 一方、保険に加入すると消費者の行動が変わるモラルハザード(Moral Hazard)が発生する。保険に加入すると病気に対する注意を怠るようになったり、一部負担制度によって窓口で支払う医療支出が低下するから、それらのために医療需要が増大する。わが国でも昭和四十九年の老人医療費の無料化によって高齢者の医療需要が著しく増大したのはこのモラル・ハザードの一つの例であると考えられる」(島田・清家[1992:173])

島田 晴雄・清家 篤 1992 『仕事と暮らしの経済学』,岩波書店

◆太田 晋 19890210.102 「医療保険」
 社会保障研究所編[1989:265-283](『フランスの社会保障』)
◆高智 英太郎 1989051009 「医療保険の現状と動向」
 社会保障研究所編[1989:189-201](『西ドイツの社会保障』)
◆高智 英太郎 1989051010 「医療供給制度の現状と動向」
 社会保障研究所編[1989:202-240](『西ドイツの社会保障』)
◆地方行政システム研究所 編 198002
 『市町村における国民健康保険事業の現況に関する調査研究
 ――老人医療問題を中心として』
 地方行政システム研究所,都市総合管理システムの研究調査研究報告書
 昭和54年度1〔その2〕,83p.
◆手島 邦和 198909 『健康保険法入門』
 薬業時報社,教育研修シリーズ,89p. 890
◆中村 秀一  19870925 「医療制度と医療保険」
 社会保障研究所編[1987B:247-265](『スウェーデンの社会保障』)
◆西村 健一郎 19931215 「労働保険の課題」
 京極高宣・堀勝洋編[1993:221-244] 千葉社4738-02
◆堀 勝洋 19870925 「国民保険」
 社会保障研究所編[1987A:69-101](『イギリスの社会保障』)
◆本間 照光 19920210 『保険の社会学――医療・くらし・原発・戦争』
 勁草書房,240p. 3914 ※/千葉社5131共通
◆Mundinger, Mary O'Neil 1983
 Home Care Controversy : Too Little, Too Little, Too Costly
 Aspen Systems Corporation
 =19861030 岡本祐三監訳,『アメリカの在宅ケアと老人医療保険』 
 勁草書房,xvii+360p. 2900 横浜A024-87
◆老人福祉研究会 1973 『メディケア考――米国老人健康保険制度の解説』
 老人福祉研究会,老人福祉研究 no.4,200p.

 ※は生存学資料室


 (1997年までの)制度の概要

被用者保険
 健保組合
 政管健保
  本人         1割
  家族 入院      2割
     外来      3割

国民健康保険
  一般         3割
  退職者  本人    2割
       家族 入院 2割
          外来 3割
老人医療制度

 何が問題とされているのか?

 1制度の分立
   国民健康保険(国保)   …自治体からの財政支出 3割負担
   健康保険(健保)     …1割負担(家族:外来3割 入院2割)
    組合健保
    政府管掌健保

 2支払いシステムの問題
  出来高払い
  何に点数をつけるか? 開業医に有利にできている
  薬価・…… 差益 →薬漬け (薬価は引き下げられてきているが…)
  点数の与え方を変えるしかないのだが… &診断名について定額制にすると
  チェック機構が働かない
  医療費削減という問題

  定額制(これ自体は変えられない)→価格メカニズムが働かない
  どうするか:消費者(利用者)に見えるようにする 情報開示
     レセプト(請求書),カルテ…

  cf.
  永井明『病気の値段』,光文社
   これはわかりやすくておもしろい もう少し専門的なものでは
  鴇田忠彦編『日本の医療経済』
  広井良典『医療の経済学』
   以上,私の研究室にあり)


REV:....20061201,04,12 20070404 20080329 0618, 20090419 0422, 1104, 20100102,0710
医療  ◇経済学  ◇生活・生存 

TOP HOME (http://www.arsvi.com)