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水俣病 2022

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■書籍/特集上映

◆桑原 史成/久保田 好生・白木 喜一郎 編 202210 『いのちの物語 水俣 桑原史成写真集1960〜2022』,くんぷる,200p. ISBN-10:4875510543 ISBN-13:978-4875510543 [amazon][kinokuniya]

◆米本浩二 20220812 『水俣病闘争史』,河出書房新社,232p.
“【概要】水俣病を巡る闘争はどのように生まれ、全国的な運動に展開したのか? 渡辺京二や石牟礼道子の知られざるコミットを明らかにしつつ、運動の精神に肉迫する決定版。|今日ただいまから、私たちは、国家権力に対して、立ちむかうことになったのでございます――。|最もラディカルで大規模な公害闘争として知られる水俣病闘争は、どのように生まれ、全国的な闘争に展開していったのか? そこには「運動方針の最優先事項は患者の意思である」とし、徹底して裏方に回った渡辺京二と石牟礼道子の存在があった。知られざる彼らのコミットを明らかにしつつ、水俣病闘争が問いかける「精神」を躍動感豊かに描き出す。”

■動画

◇永野三智講演会「水俣から琵琶湖へ」
 2022/01/23 ころから
 https://www.youtube.com/watch?v=ZQqcGUHm3jU
“『みな、やっとの思いで坂をのぼる』(ころから)の著者で、水俣病センター相思社の常務理事の永野三智さんが2021年12月に滋賀県守山市で講演された様子です。|「水俣から琵琶湖へ」と題し、水俣病患者たちのいまを伝えるとともに、1956年からチッソ関連工場が稼働する守山の市民たちとの交歓の場となりました。”

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■記事

◇葛西伸夫 2022 「滋賀県大津市で講話」,一般財団法人水俣病センター相思社,2022年10月18日,(https://www.soshisha.org/jp/archives/15255)
“【引用】チッソ守山工場の労組書記長をつとめ、その後滋賀県の環境運動をリードしてきた細谷卓爾さんもお見えになりました。”
◇中島岳志 2022 「『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか』野澤淳史著(世織書房)」,『毎日新聞』2022年10月15日東京朝刊12頁〔今週の本棚〕,(https://mainichi.jp/articles/20221015/ddm/015/070/015000c)
*野澤淳史 202007 『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか――〈被害と障害〉〈補償と福祉〉の間を問う』,世織書房,304p.
◇患者・支援者の悲憤と気概――水俣病闘争史 米本浩二著
2022年10月15日2:00『日本経済新聞』
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65139440U2A011C2MY5000/
“【Exordium】石牟礼道子の『苦海浄土 わが水俣病』や、昨年公開されたジョニー・デップ製作、主演の映画「MINAMATA―ミナマタ―」などによって、改めて水俣病について知りたいと思った人は少なくないだろう。本書は、この病気を巡る闘争の歴史を綴(つづ)った迫真の書である。|なぜ闘争史なのか。そこに水俣病の本質の一つがあるからだ。”
◇梅沢平 2022 「愛娘への思い胸に水俣病救済運動けん引 死去した上村好男さん」,『西日本新聞』2022年10月7日,(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/997788/)
“【Exordium】5日に88歳で亡くなった水俣病の患者団体「水俣病互助会」会長の上村好男さんは、胎児性患者だった長女智子さん(1977年に21歳で死去)への愛情を胸に運動の先頭に立ってきた。活動をともにしてきた人たちからは故人を悼む声が上がった。”
◇今村建二 2022 「上村さん死去、悼む声、ねぎらい」,『朝日新聞デジタル』2022年10月7日,(https://www.asahi.com/articles/ASQB67618QB6TLVB002.html)
“【引用】胎児性患者の写真を撮り続け、問題を告発した写真家桑原史成さん(86)の始まりは、上村さん宅の訪問からだった。「漁村の家でよそから来たカメラマンがシャッターを切るのは難しいこと。それを上村さんは『いらっしゃい、いらっしゃい』と迎えてくれ、お茶と寒漬けを振る舞ってくれました」。その後、何人もの患者の撮影が可能になった。桑原さんが撮った、成人式のために晴れ着姿となった智子さんを抱きかかえる好男さんの写真は、大切な一枚になった。「愛情深い方でした」と桑原さんは上村さんの死を悼んだ。”
◇[評伝]水俣病互助会長の上村好男さん死去 患者らの行く末案じ続け
2022/10/7 『毎日新聞』熊本版
https://mainichi.jp/articles/20221007/ddl/k43/040/193000c
“【引用】「公害の原点」と呼ばれる水俣病の歴史を身をもって知る被害者がまた一人亡くなった。胎児性患者の長女智子さんを亡くし、その後も患者の行く末を案じ続けた熊本県水俣市の患者団体「水俣病互助会」会長、上村好男さん。88歳だった。|上村さんは1934年、鹿児島県伊佐市生まれ。トラック助手の仕事で53年に水俣市へ転居し、水俣病の公式確認(56年5月1日)から約1カ月後の56年6月に智子さんが誕生した。しかし、小さな愛娘は母親の胎内で水銀被害を受け、生まれながらに水俣病という重い事実を背負った。”
◇胎児性水俣病患者・智子さんの父、上村好男さん死去 88歳 互助会会長、被害者救済に尽力 伊佐市出身
2022/10/07_09:22『南日本新聞』
https://373news.com/_news/storyid/164005/
“【引用】53年に水俣市に移住、56年に長女智子さんが誕生した。重症で寝たきりだった智子さんが母親に抱かれて入浴する様子を、米国の写真家、故ユージン・スミスさんが撮影した写真「入浴する智子と母」は、水俣病の被害を世界に伝えた。[…]智子さんの遺品を納めた水俣市の「乙女塚」で開かれる慰霊祭に毎年参列していたが、今年5月は体調不良で欠席。「若い世代が水俣病の真実を伝え、乙女塚をしっかり守ってくれるよう期待する」とのメッセージを寄せた。”
◇上村好男さん死去 88歳 水俣病の被害者救済に尽力
NHK: 熊本 NEWS WEB
2022年10月06日12時51分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20221006/5000017180.html
“【引用】水俣病の胎児性患者の父親で、被害を受けた人の救済に力を尽くしてきた水俣市の上村好男さんが、5日亡くなりました。 88歳でした。|上村好男さんは、水俣病が公式確認された昭和31年に生まれた胎児性患者・智子さんの父親で、原因企業・チッソの責任を患者や家族が初めて訴えた「水俣病第1次訴訟」では、原告側として勝訴し、患者救済への道を開きました。|その後も、患者団体「水俣病互助会」の会長として、国や熊本県に対し認定基準の見直しを求めるなど、被害を受けた人たちの救済に向けて、長年、力を尽くしてきました。”
[…]

◇神戸金史 2022 「悲しみは、歴史に人の美しさを刻んだ――新刊「水俣病闘争史」を読む」,田畑竜介 Grooooow Up(RKBオンライン),2022年8月30日,(https://rkb.jp/article/133566/)
“【Introduction】水俣病は、世界史に記録されるべき大事件。本当は誰もが知っておくべきことだが、水俣病の歴史はあまりに長く深くて広い。RKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』で、コメンテーターのRKB神戸金史解説委員が「最適な一冊」と紹介したのは、今月出版されたばかりの「水俣病闘争史」(河出書房新社、税別2500円)だ。圧倒的な強者のチッソ・国・県は、歴史の審判の前に無残な姿をさらし、戦いに参加した人々の人生がきらめくという。”
◇人間存在を問う闘い 米本浩二・著『水俣病闘争史』
『毎日新聞』2022年8月6日西部朝刊
https://mainichi.jp/articles/20220806/ddp/014/040/026000c
“【Exordium】水俣病の歴史と患者らの闘いを概観する『水俣病闘争史』(河出書房新社)が8月中旬、刊行される。著者は『評伝 石牟礼道子 渚(なぎさ)に立つひと』、『魂の邂逅(かいこう) 石牟礼道子と渡辺京二』(いずれも新潮社)などの著作のある作家の米本浩二。本書を『評伝〜』『魂の〜』に続く「3部作」と言う米本に話を聞いた。”
◇永野三智 2022 「今日は何の日」,一般財団法人水俣病センター相思社,2022年7月1日,(https://www.soshisha.org/jp/archives/14824)
“【Exordium】1977年7月1日。溝口秋生先生のお母さん、溝口チエさんのお命日。|先生はいつもいつも、お母さんのお命日の話をしていた。お命日に、母の水俣病の審査の状況を聞くために熊本県に電話して、そのたびに県職員に冷たくあしらわれたと言った。先生から何年もかけて、何度も何度も聞いた話は、今は私の記憶になって、口から指から溢れ出す。”
◇山脇新一郎 2022 「[ミニシアターから]原一男監督「水俣曼荼羅」 “恋バナ”もできる距離感で 元町映画館 支配人・林未来さん(48)」,『毎日新聞』2022年6月22日大阪夕刊,(https://mainichi.jp/articles/20220622/ddf/012/200/002000c)
“【引用】水俣病患者というひとくくりではなく、患者一人一人に目を向けており、それぞれに暮らしがあることを改めて気づかされます。印象的だったのは胎児性水俣病の女性の場面。監督は「恋多き人なんですよね?」「告白したの?」など、恋愛遍歴を掘り下げます。それを照れながらも素直に答えていく女性。その様子はチャーミングで普通の恋愛話を聞いているのと変わらず楽しい。告白された男性たちも登場して思い出を語ります。”
◇永野三智 2022 「原田正純さんのこと」,一般財団法人水俣病センター相思社,2022年6月11日,(https://www.soshisha.org/jp/archives/14755)
“【Exordium】今日は原田正純さんのお命日。水俣病に携わり、胎児性水俣病研究の第一人者で医者の原田さん。水俣病を治すということが今の医学ではできない中で、一人の「私」がどう患者と向かい合うかを考え、周囲を巻き込んだ。何度も水俣病裁判の証言台に立ち、患者の被害について証言をした。”
[…]

◇村田直隆「「写真家が見た水俣」展示、熊本市で開幕 9人の106作品一堂に」
 2022/4/28_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/914917/
“水俣病の公式確認から66年となる5月1日を前に、受難の歴史を記録してきた写真家の作品を一堂に集めた展示会「9人の写真家が見た水俣」が27日、熊本市中央区の熊本日日新聞社新聞博物館で始まった。入場無料。6月10日まで。”
◇東誉晃「「写真家が見た水俣」106点展示  熊本市の新聞博物館で開幕」
 『熊本日日新聞』2022年04月27日12:41
 https://kumanichi.com/articles/638090
“作品展は、ネガフィルムやデジタルデータ、取材ノートなどの一括保存・管理を目指す写真家9人が結成した「水俣・写真家の眼プロジェクト」と新聞博物館が開いている。熊日の創立80周年記念事業。|会場には、20万点超のカットから厳選した106点を展示。モノクロ写真を中心に、患者の暮らしの中に垣間見える被害の深刻さや海との近さ、正当な償いを求めて闘う患者の姿などを伝えている。”
◇今村建二「患者と暮らし、運動、日々の風景… 水俣を撮り続けた9人の写真展」
 2022年4月26日11時30分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ4V3624Q4PTLVB00R.html
“「9人の写真家が見た水俣」に作品を寄せるのは、桑原史成さん(85)、塩田武史さん(故人)、宮本成美さん(74)、アイリーン・美緒子・スミスさん(71)、石川武志さん(72)、北岡秀郎さん(78)、小柴一良さん(74)、芥川仁さん(74)、田中史子さん(80)。1960年から撮影を始めた桑原さんを筆頭に、水俣と長く関わり続けた写真家たちだ。[…]桑原さんは「写真をアーカイブとして残すという運動の盛り上がりにつながれば」と期待している。”
◇「水俣病終わっていない」坂本しのぶさん訴え 「国連環境会議」50年
 『熊本日日新聞』2022年04月26日09:41
 https://kumanichi.com/articles/636949
◇今村建二「坂本しのぶさん講演「水俣病終わってない」ストックホルム会議50年」
 2022年4月25日21時01分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ4T6WP7Q4TTLVB00J.html
“母親のおなかの中でメチル水銀の被害をうけた胎児性水俣病患者の坂本しのぶさん(65)が25日、スウェーデン大使館(東京都港区)で開かれたシンポジウムに招かれ思いを語った。「ストックホルム会議」の名で知られる国連人間環境会議から6月で50年。当時15歳の坂本さんは自らの姿を見せることで水俣病の被害を世界に告発した。半世紀を経た今も「水俣病は終わっていない」と訴えた。”
◇もっと詳しく「公害の原点」水俣病
 『熊本日日新聞』2022年04月25日16:58
 https://kumanichi.com/articles/636217
 *簡潔な全体的解説記事
◇石貫謹也「「もしも…」水俣病6つの分かれ道」
 『熊本日日新聞』2022年04月25日15:57
 https://kumanichi.com/articles/629611
“水俣病の長い歴史を振り返ると、いくつもの分かれ道がありました。歴史に「もしも」はありませんが、別の道を歩んでいたらどうなっていたのでしょうか。熊本学園大水俣学研究センターのセンター長、花田昌宣教授に解説してもらいました。”
◇よく分かる 水俣病Q&A
 『熊本日日新聞』2022年04月25日15:57
 https://kumanichi.com/articles/629566
◇水俣病1人認定、3年ぶり
 2022/4/22_19:07(同19:09更新)『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/912030/
“熊本県は22日、四大公害病の一つ、水俣病の患者に、70代男性1人を新たに認定したと発表した。19日付。認定理由や男性の居住地などは明らかにされていない。県による患者認定は2019年4月以来3年ぶり。”
◇水俣病被害者団体が国に要望  2022/4/19_18:22(同18:23更新)『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/910199/
“水俣病の患者・被害者団体と国会議員有志が19日、都内で会合を開き、国に対し、被害地域住民の健康調査を早期に実施するよう求めていくことを確認した。団体側は同日付で山口環境相に要望書を提出。参加者らは「すべての被害者救済を求めて闘い続けよう」と訴えた。”
◇鎌倉尊信「水俣病、レンズ越しに寄り添う 新連載【見つめる先は】@ 作品展「9人の写真家が見た水俣」」
 『熊本日日新聞』2022年04月18日06:30
 https://kumanichi.com/articles/627674
“水俣病の公式確認から5月1日で66年。この間、水俣を撮り続けた写真家たちの作品展「9人の写真家が見た水俣」が27日、熊本市中央区世安の新聞博物館(熊日本社内)で始まる。それぞれの代表作と、作品に対する思いを紹介する。”
◇水俣病認定、原告ら控訴 熊本地裁判決「実態理解していない」
 『熊本日日新聞』2022年04月10日10:05
 https://kumanichi.com/articles/619290
◇原告全7人が控訴 水俣病行政訴訟 鹿児島、熊本両県に患者認定求める
 2022/04/10_08:00『南日本新聞』
 https://373news.com/_news/storyid/154427/
“水俣病の胎児性患者と世代が重なる水俣病被害者互助会の男女7人が鹿児島、熊本両県に患者認定を求めた行政訴訟で、原告側は9日、全員の請求を退けた熊本地裁判決を不服として、7人の控訴状を8日付で郵送したと明らかにした。”/“原告団長の佐藤英樹さん(67)は「幼少期から水銀の被害に遭ったのは事実。水俣病ではないというのは許されない」と訴えた。”
◇西貴晴「水俣病認定訴訟の原告7人が控訴 「不認定、納得いかない」」
 『毎日新聞』2022/4/9_17:24(最終更新:4/9_17:59)
 https://mainichi.jp/articles/20220409/k00/00m/040/174000c
“水俣市で記者会見した佐藤英樹原告団長(67)は「手足のしびれなど感覚障害の症状は子どものころから続いている。それが水俣病でないというなら何の病気なのか。地裁判決は納得いかない」と語った。”
◇水俣病認定訴訟「胎児性世代切り捨て 汚点残す不当判決」 原告、都内で抗議集会
 2022/04/03_20:00『南日本新聞』
 https://373news.com/_news/storyid/154106/
“互助会会長で原告団長の佐藤英樹さん(67)は両親とも認定患者。「幼い頃から魚を食べ、こむら返りなど多くの症状があったのに、認められず腹立たしい。きちんと調査研究して、どのように被害に遭ったかを調べるのが国や県のやるべきことだ」と批判した。水俣湾で捕れた魚が毎日食卓に並んでいたという倉本ユキ海さん(67)は「水俣病被害の真実は私たち一人一人の体の中に入っている。それが証拠だ」と訴えた。”
◇村田直隆「水銀研究に尽力、故・赤木さんの功績たどる 水俣病情報センターで企画展」
 2022/4/3_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/901378/
“水銀分析の国際的権威で、20年8月に亡くなった赤木洋勝さん(享年78)の功績をたどる企画展が、水俣市明神町の国立水俣病情報センター1階小展示室で開かれている。実験結果などを記したノート19冊や、研究内容や人柄を紹介するパネル15枚が並ぶ。入場無料。10月末まで。”
◇「熊本地裁判決は不当」控訴審へ支援訴え 水俣病互助会、都内で報告集会
 『熊本日日新聞』2022年04月03日10:32
 https://kumanichi.com/articles/612354
◇河合仁志「水俣病訴訟、原告側「だましだ」 東京で地裁判決の報告集会」
 2022/4/3_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/901411/
“胎児、幼児期にメチル水銀に汚染され水俣病を発症したとする熊本、鹿児島両県の男女7人の訴えを退けた3月30日の熊本地裁判決を受け、東京の支援者団体が2日、都内で報告集会を開いた。原告3人が駆け付け、水俣病の症状の条件を厳格、限定的に捉えた地裁の判断に憤りをぶつけた。”
◇公健法に基づく認定を 水俣病互助会が環境省に要望
 『熊本日日新聞』2022年04月02日12:32
 https://kumanichi.com/articles/611728
◇内門博「悶え神とエンパシー」
 2022/4/1_17:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/900358/
“原一男監督のドキュメンタリー作品「水俣曼荼羅(まんだら)」。水俣病患者や未認定患者、支援者、医師、国や熊本県の役人をカメラで追いながら、公式確認から六十数年経過してなお未解決の水俣病の本質に迫ろうとする力作だ。|勉強になるとはいえ、眠気が襲う時間を警戒する人もいよう。この大作はその心配はない。理由の一つは切り返しショットの多用で飽きさせないことだ。特に患者、支援者側と役人や政治家が対峙(たいじ)する会見の場面は、それぞれ発言する側に映像が切り替わり、表情に迫る。ドラマのワンシーンのように引き込まれた。”
◇福山聡一郎「水俣病判決「法を適切に運用」と環境相」
 2022/4/1_11:20『熊本日日新聞』
 https://nordot.app/882451241345662976
“公害健康被害補償法(公健法)に基づく水俣病の患者認定を求めた水俣病被害者互助会の7人全員の訴えを退けた熊本地裁判決を受け、山口壮環境相は1日、閣議後会見で「熊本、鹿児島両県の主張が認められた。環境省としては引き続き、関係県市と密に連携しながら公健法を適切に運用する」と述べた。”
◇東誉晃・上野史央里・鎌倉尊信「「司法が救済の幅を狭めた」 水俣病訴訟、原告敗訴 被害者団体ら批判」
 2022/4/1_08:28『熊本日日新聞』
 https://nordot.app/882407182064877568
“熊本学園大水俣学研究センター長の花田昌宣教授は「判決は被告の県の主張をそのまま追認した」と指摘。原告が受けたメチル水銀の影響を認定審査で認めつつ、裁判の途中で否定に転じた県の姿勢を「(言動をいったん示した後、これに反する言動が許されない)禁反言の原則に反しているにもかかわらず、地裁は容認した」と問題視した。”/“水俣病不知火患者会の元島市朗事務局長(67)は「被害者側が積み重ねてきた医学的知見を完全に無視した判決」と憤る。集団訴訟では民間の医師による「共通診断書」で被害を訴えており、「今の認定行政が正しいのかを判断するのが司法の仕事だ」と注文を付けた。”/“花田教授は「(公健法上の)指定地域に住んでいた人は水銀の影響を受けたことが大前提で、当然被害を受けている。公健法は患者を救済する法律なのに、実際の運用はそうではなくなっている。国や県は、どこを向いているのか」と苦言を呈した。”
◇[社会]水俣病と認めず
 『毎日小学生新聞』2022/4/1
 https://mainichi.jp/maisho/articles/20220401/kei/00s/00s/015000c
◇[ニュースのことば]水俣病
 『毎日小学生新聞』2022/4/1
 https://mainichi.jp/maisho/articles/20220401/kei/00s/00s/012000c
◇長妻昭明・堀越理菜「「幼い頃から手足のしびれ」 水俣病患者に認めない判決、原告ら憤り」
 2022年3月31日12時30分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3Z73FLQ3ZTLVB00C.html
“水俣病の患者認定をめぐる裁判で30日、熊本地裁が出した原告全員の訴えを退ける判決に失望の声があがった。「幼い頃から水俣病の特徴的な症状である手足のしびれを患ってきた」と主張し、長年にわたって患者認定を求めてきた原告らは、判決後の会見で怒りをあらわにした。”
◇中村太郎・松本紗菜子・綾部庸介「「司法も罪をつくった」 水俣病認定訴訟 敗訴に原告怒りあらわ」
 2022/3/31_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/899523/
◇判決失望「なぜ声聞かぬ」 水俣病認定訴訟 原告ら、県と交渉もかみ合わず
 『熊本日日新聞』2022年03月31日11:19
 https://kumanichi.com/articles/608811
◇水俣病認定訴訟 原告全員敗訴 門戸狭めた新通知に沿う
 『熊本日日新聞』2022年03月31日11:17
 https://kumanichi.com/articles/608794
◇「水銀由来 説明できず」水俣病認定 7人全員棄却 鹿児島・熊本の胎児性世代、怒りと失望 「司法は後退」「最後まで闘う」
 2022/03/31_10:53『南日本新聞』
“「納得できない」「隙だらけの判決」−。胎児・小児期のメチル水銀被害を訴えた水俣病被害者互助会の原告7人全員の水俣病認定を退けた30日の熊本地裁判決に、原告らは一様に怒りと失望を口にした。感覚障害などの症状について「メチル水銀由来と合理的に説明できない」とした判決に、「根本から是正するため、闘い抜く」。控訴審をにらみ、気勢を上げた。”
◇奥正光「行政と司法は「救済」から逃げていないか 水俣病認定訴訟」
 2022年3月31日7時00分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3Z72M0Q3ZTIPE00B.html
“水俣病は、原因企業チッソの水俣工場がかつて流したメチル水銀に汚染された魚介類を食べて発症する。国の認定基準に沿えば複数の典型症状がなければ患者と認められなかったが、2013年の最高裁判決は一つの症状でも認める余地があると判断した。|国はそれでも認定基準を変えず、14年に環境省が出した新通知でメチル水銀による被害を「客観的資料」で確認することを求めた。被害者側は「認定のハードルが上がった」と受け止めたが、今回の熊本地裁判決はそれを裏付けるものといえる。”
◇鶴善行・松本紗菜子「7人を水俣病と認定せず 「症状は他疾患の疑い」 義務付け訴訟で熊本地裁判決」
 2022/3/31_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/899589/
◇河野潤一郎・松本紗菜子「「切り捨て」「偽患者と差別」全員却下に憤る原告 水俣病義務付け訴訟」
 2022/3/31_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/899540/
◇村田直隆「胎児、幼少期の水銀汚染の立証難しく【解説】水俣病義務付け訴訟判決」
 2022/3/31_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/899499/
 *争点の図解あり
◇子世代水俣病、認定せず 熊本地裁「症状、他疾患可能性」
 2022/3/31『毎日新聞』西部朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20220331/ddp/041/040/019000c
◇西貴晴・中村園子「水俣病認定訴訟 怒りや落胆の声 原告敗訴、控訴審で闘い続ける決意 熊本地裁」
 2022/3/31『毎日新聞』熊本版
 https://mainichi.jp/articles/20220331/ddl/k43/040/384000c
“判決後、原告の緒方博文さん(65)=熊本県水俣市=は、支援者と共に「不当判決 苦海どこまで」と書いた幕を地裁前で掲げた。支援者ら約50人は「問答無用の被害者切り捨てだ」などと声を上げた。”
◇「子世代」の疾患、水俣病と認めず 熊本地裁
 2022/3/31『毎日新聞』東京朝刊社会面
 https://mainichi.jp/articles/20220331/ddm/041/040/135000c
◇奥正光・長妻昭明・堀越理菜・外尾誠「水俣病の認定求めた7人の請求棄却 水銀原因「合理的に説明できず」」
 2022年3月30日21時30分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3Z6QWQQ3ZTIPE007.html
“不知火海沿岸地域で生まれ育った男女7人が、水俣病の患者と認めなかった熊本県と鹿児島県の決定を取り消し、患者に認定するよう求めた訴訟の判決が30日、熊本地裁であった。佐藤道恵裁判長は、原告7人のいずれも水俣病の患者とは認められないとして、全員の請求を棄却した。原告側は控訴する方針。”/“判決は、原告のいずれもメチル水銀に一定程度曝露(ばくろ)し、一部の原告は高濃度に曝露していたと認めた。だが症状が出たのは曝露が終わってから20〜30年経っており、メチル水銀によるものとは「合理的に説明できない」とした。”
◇植木泰士「水俣病認定、7人全員敗訴 熊本地裁 症状と水銀、因果関係認めず」
 『熊本日日新聞』2022年03月30日20:38
 https://kumanichi.com/articles/607831
 *図解「水俣病認定訴訟の主な争点と裁判所の判断」あり
“水俣病の胎児性や小児性の患者と世代が重なる水俣病被害者互助会の男女7人が熊本県や鹿児島県に患者認定を求めた訴訟の判決で、熊本地裁(佐藤道恵裁判長)は30日、全員の訴えを退けた。手足の感覚障害など原告の症状と水俣病の原因物質メチル水銀との因果関係を認めなかった。”
◇西貴晴・中村園子「「水俣病患者と認めよ」 熊本地裁判決に原告、怒りと落胆」
 『毎日新聞』2022/3/30_18:59
 https://mainichi.jp/articles/20220330/k00/00m/040/253000c
“判決が原告らが訴えた感覚障害を「他の疾患による可能性が否定できない」と判断したことについて、原告らを診断した阪南中央病院(大阪府)の三浦洋・元院長(79)は「我々が水俣病の症状だと証明したことを一顧だにしなかった」と批判した。|熊本地裁には原告の緒方さんのいとこで同級生に当たる胎児性患者の坂本しのぶさん(65)=同=も駆け付けた。車椅子で法廷に入り判決を聞いた坂本さんは「(緒方さんは)子供の頃から言葉がはっきり出ないなどの私と同じ症状があり、水俣病と思っていた。それを認めない判決はおかしい。(原告は)最後まで裁判を頑張ってほしい」と話した。”
◇水俣病認定、7人全員敗訴
 2022/3/30_14:42『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/899208/
“公害健康被害補償法に基づく水俣病の患者認定申請を退けられた熊本、鹿児島県の7人が、両県に棄却処分の取り消しと認定義務付けを求めた訴訟の判決で、熊本地裁は30日、「原告の症状がメチル水銀由来とは合理的に説明できず、水俣病とは認められない」とし、全員の請求を退けた。原告側は控訴する方針。”
◇熊本地裁「水俣病と認めず」原告7人の請求棄却【熊本】
 2022/03/30_19:22配信 KKT熊本県民テレビ
  *映像あり
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5a662f842db78bd5f5667d4f2091a994cd7fd3f1
◇奥正光「水俣病認定求める請求、熊本地裁が棄却 深刻化の時期に胎児や子ども」
 2022年3月30日14時19分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3Z3Q9DQ3VTLVB00F.html
◇「水俣病認定訴訟」7人全員の訴え退ける 熊本地裁
 2022年03月30日14時11分 NHK NEWS WEB>熊本県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220330/5000015152.html
“7人の原告と同じ世代で、胎児性水俣病患者の坂本しのぶさん(65)も30日の裁判を傍聴しました。|判決について、坂本さんは「何度も何度も同じ言葉を聞いた。全然変わってない。悔しい」と話し、国や県に対しては「自分たちが悪いと思えばもっと認定してほしい」と求めていました。”
◇宗岡敬介・西貴晴「水俣病認定訴訟 子世代原告全員の訴え退ける 熊本地裁判決」
 『毎日新聞』2022/3/30_14:09
 https://mainichi.jp/articles/20220330/k00/00m/040/117000c
“判決後に記者会見した佐藤英樹原告団長(67)は「幼い頃からいろいろな症状に悩まされてきたが、それが水俣病と分からなかったというのが事実。誰も水俣病の症状など教えてくれなかった。私たちは最後まで闘う」と訴えた。”
◇水俣病認定訴訟 鹿児島・熊本 原告全7人の請求棄却 水銀由来「説明できず」 熊本地裁
 2022/03/30_14:02『南日本新聞』
 https://373news.com/_news/storyid/153869/
“ 水俣病の胎児性患者と世代が重なる水俣病被害者互助会の男女7人が、鹿児島、熊本両県に患者認定を求めた行政訴訟の判決で、熊本地裁(佐藤道恵裁判長)は30日、全員を水俣病と認めず、請求を退けた。感覚障害などの症状について「メチル水銀由来と合理的に説明できない」とした。原告側は控訴する方針。”
◇国の新基準「患者切り捨て」 感覚障害、三つに厳格化
 『熊本日日新聞』2022年03月29日10:23
 https://kumanichi.com/articles/605301
◇水俣病と原発事故テーマの企画展 水俣市で開催
 2022年03月28日16時02分 NHK NEWS WEB>熊本県のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220328/5000015124.html
“水俣病と福島の原発事故をテーマにしたパネル展が水俣市で開かれていて、これまでの歩みを紹介する写真や、水俣病の患者から福島の人たちへあてたメッセージなどが紹介されています。|このパネル展「今、水俣から福島を想う」は環境汚染や被害者の救済など、共通した課題と向き合う2つの地域の研究と住民の交流に取り組んできた熊本大学大学院の石原明子准教授が企画しました。”
◇原告は「同じ世代」勝訴願う 胎児性患者の坂本さん
 『熊本日日新聞』2022年03月28日10:33
 https://kumanichi.com/articles/604219
◇白波宏野「「水俣曼荼羅」監督が上映会で登壇「生き方を問う作品」」
 2022/3/28_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/897730/
“水俣病は終わっていない−。公式確認から66年を迎える水俣病をテーマに、裁判闘争で国や熊本県と争い続ける患者や医師を追ったドキュメンタリー映画「水俣曼荼羅(まんだら)」の上映会が北九州市立大(同市小倉南区)であった。20年かけて6時間超の長編を完成させた原一男監督(76)が登壇。「水俣病には日本の共同体に根強く残る差別構造がある。水俣の問題ではなく、生き方を問う作品だ」と訴えた。”
◇東誉晃・上野史央里「汚染魚、家族で食べていた 原告団長佐藤さん、両親と祖母は「患者」」
 『熊本日日新聞』2022年03月27日12:00
 https://kumanichi.com/articles/602829
“熊本県は患者認定を申請した佐藤さんの審査では汚染魚の多食を認めつつ、裁判では一転して否定。報道が行き届くなどしたとして「1957年以降は魚介類の危険性が認識されており、摂取を控えた」と主張し、多食を裏付ける客観的な資料がなければ認定できないとした。|この主張を佐藤さんは「県は漁村の生活がどうだったか知らない。言い分はこじつけで、臆測にすぎない。多食を裏付ける60年以上前の資料なんか残っているはずがない。被害の全容を調べなかった責任を患者に押し付け、切り捨てている」と批判している。”
◇村田直隆「環境汚染、風評、地域の分断…水俣と福島、支え合う思い伝える企画展」
 2022/3/27_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/theme/jlfzc4z2bi/
“公害の原点とされる水俣病を経験した水俣市と東京電力福島第1原発事故に見舞われた福島県。重なる地域課題を持つ両地域の人々が互いに心を寄せ合うメッセージパネルや、福島の写真を紹介する企画展「今、水俣から福島を想(おも)う」が26日、同市牧ノ内のもやい館2階ギャラリーで始まった。”
◇村田直隆「「偽患者扱い終止符を」水俣病認定義務付け訴訟、30日判決」
 2022/3/27_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/897340/
“メチル水銀に汚染された魚介類を食べたことが原因で、両手足のしびれ「感覚障害」が生じたと訴える水俣病被害者互助会の7人が、熊本、鹿児島両県に患者認定を求めた「水俣病認定義務付け訴訟」の判決が30日、熊本地裁で言い渡される。国の認定基準は複数の症状の組み合わせを原則としてきたが、2013年の最高裁判決は総合的に検討すれば感覚障害だけでも水俣病と認定できるとした。原告の症状、水銀との因果関係をどう評価するか、地裁の判断が[…]”
◇西貴晴「「まずは患者と認めよ」 世代超える水俣病被害、第2世代の訴え」
 『毎日新聞』2022/3/27_05:30
 https://mainichi.jp/articles/20220322/k00/00m/040/241000c
 *年表「水俣病認定基準を巡る主な動き」あり
“「公害の原点」といわれる水俣病を巡り、公式確認当初の重症患者の子世代にあたる男女7人が患者認定を求めた訴訟の判決が30日、熊本地裁で言い渡される。7人はこの訴訟とは別に国や熊本県などに損害賠償を求める訴訟を闘っていたが、今月、最高裁に上告を棄却された。だが、原告らは声を上げ続けていくつもりだ。世代を超えて広がった被害にきちんと向き合ってほしい。地裁判決を前にその思いを強くしている。|「水俣病の被害はまだ解明されていない。このままでいいのか」|患者多発地区の一つ、熊本県水俣市茂道(もどう)地区の船だまりを見やりながら、訴訟の原告団長で、被害者団体「水俣病被害者互助会」会長の佐藤英樹さん(67)は語る。”
◇長妻昭明「「ずっと友達」 石川さゆりさん、胎児性水俣病患者に向けて熱唱」
 2022年3月26日13時00分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3V0CT3Q3TTLVB01C.html
“「大好きな仲間が応援に来てくれた」。熊本県出身の歌手、石川さゆりさんが25日、熊本市で開いた「50周年記念コンサート」に、水俣病の胎児性患者を招待した。石川さんは、20代の頃からの友達だという患者たちにエールを送ろうと、「津軽海峡・冬景色」など20曲余りを熱唱した。”
◇重川英介「水俣病、最高裁の上告棄却に思う」
 2022/3/24_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/895758/
◇ハンセン病や水俣病、後世にどう語り継ぐ 岡山と熊本つなぎ、オンライントーク
 2022/3/21『毎日新聞』岡山版
 https://mainichi.jp/articles/20220321/ddl/k33/040/262000c
“ハンセン病や水俣病など、後世に語り継ぐべき問題をどのように継承するかをテーマにしたイベントが20日、オンラインで開かれた。瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」にあるカフェ「喫茶さざなみハウス」の店主、鑓屋(やりや)翔子さん(33)が企画。岡山大の松村圭一郎准教授(文化人類学)の司会で鑓屋さんと熊本県の水俣病センター相思社職員の永野三智さんが語り合った。”
◇吉田賢治「【ゆの花】水俣曼荼羅を見て」
 2022/3/20_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/893860/
◇村田直隆「水俣病国賠訴訟の敗訴確定 提訴から15年の原告「紙1枚で終わりか」」
 2022/3/12_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/889857/
“水俣病被害者互助会の未認定患者8人が国などに損害賠償を求めた訴訟は、最高裁が原告側の上告を棄却し、全員を敗訴とした福岡高裁判決が確定した。提訴から15年。「紙1枚で終わりかと思うと、とても悔しいし情けない」。原告団長の佐藤英樹さん(67)は無念をにじませながらも、30日に熊本地裁での判決を控える患者認定訴訟などに注力する決意を新たにした。”
◇「事実捉えていない」 水俣病互助会、最高裁決定に憤り
 『熊本日日新聞』2022年03月11日10:22
 https://kumanichi.com/articles/584282
◇奥正光「提訴から15年 届かなかった思い 水俣病裁判」
 2022年3月11日10時00分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3B7DPJQ3BTLVB002.html
“2007年の提訴から今年で15年。胎児・小児期にメチル水銀の影響を受けて水俣病になったとして、水俣病被害者互助会の男女8人が国と熊本県、原因企業チッソを相手取り損害賠償を求めた訴訟は、原告の敗訴が決まった。原告側の上告を棄却する最高裁の決定を受け、原告団長の佐藤英樹さん(67)らが10日、熊本県水俣市で記者会見した。悔しさを口にしながら、「長かったというのもあるし、いろんな人たちに支えられながらやってこられた」と振り返った。”
◇奥正光「水俣病、最高裁も認めず「悔しく情けない」 「第2世代」特有の事情」
 2022年3月11日7時00分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3B6SKDQ3BTIPE00R.html
“胎児・小児期に水俣病になったとして、未認定患者らでつくる「水俣病被害者互助会」の8人が国と熊本県、原因企業「チッソ」に総額約3億円の賠償を求めた訴訟で、最高裁が原告側の上告を退け、原告敗訴とした二審・福岡高裁判決が確定した。提訴から15年。原告らは唇をかんだ。”
◇村田直隆「未認定8人の敗訴確定 水俣病胎児・幼児世代訴訟、最高裁が上告棄却」
 2022/3/11_6:00『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/889369/
◇水俣病 子世代の上告棄却 最高裁 60代8人、患者と認めず
 2022/3/11『毎日新聞』西部朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20220311/ddp/041/040/010000c
◇東誉晃「原告全員の敗訴確定 水俣病被害者互助会訴訟 最高裁、上告退ける」
 『熊本日日新聞』2022年03月10日22:22
 https://kumanichi.com/articles/583385
“水俣病の胎児性患者らと世代が重なる水俣病被害者互助会の未認定患者8人が国と熊本県、原因企業チッソに総額3億1千万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は10日までに、8人の上告を退ける決定をした。裁判官5人全員が一致した結論。原告全員の請求を棄却した二審の福岡高裁判決が確定した。|最高裁は8日付の決定で、「事実誤認または単なる法令違反の主張で、上告理由に当たらない」と判断。原告弁護団の山口紀洋弁護士は「高裁判決の内容に全く踏み込まないまま棄却された。水俣病の診断に長年携わってきた医師の意見や(集団を対象に病気の原因などを解明する)疫学の観点が取り入れられず、誤った判決が確定した」と決定を批判した。”
◇西貴晴「「きちんと見てほしかった」 水俣病「子世代」訴訟敗訴の原告団長」
 『毎日新聞』2022/3/10_21:01
 https://mainichi.jp/articles/20220310/k00/00m/040/289000c
“熊本学園大学水俣学研究センターの花田昌宣(まさのり)センター長の話|地球規模で水銀被害を防ごうと2017年に発効した「水俣条約」をはじめ、世界は日本が水銀被害にどう向き合うか注目している。水俣病問題は行政だけでなく司法を含めて解決すべき役割があるのに、今回の決定は「水俣病は終わり」という宣言に思える。今後も患者が声を上げ続けていくしかない。”
◇今なお苦痛、最高裁の姿勢に怒り
 2022/3/10_18:19『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/889104/
“胎児期や幼少期のメチル水銀被害を訴える「水俣病被害者互助会」の未認定患者8人が国などに損害賠償を求めた訴訟で、全員の上告が退けられ敗訴が確定したことを受け、原告側が10日、熊本県水俣市で記者会見し「今なお被害を訴える原告の苦痛と苦悩を、具体的な理由を述べずに蹴飛ばしてしまう最高裁の姿勢には怒りを覚える」と批判した。”
◇阿部峻介「水俣病認定訴訟、熊本や鹿児島の原告8人の敗訴が確定 最高裁」
 2022年3月10日16時42分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ3B51W1Q3BUTIL014.html
“原告は熊本や鹿児島に住む60代の男女で、チッソ水俣工場の廃水に含まれた有機水銀で海が汚染された時期に胎児や小児だった。一審・熊本地裁は、同居の親族が水俣病だった2人を含む計3人について患者と認定。だが高裁は、手足の感覚障害などの症状が出た時期が遅すぎるなどとして「ほかの疾患の可能性がある」と覆したため、原告側が上告していた。|水俣病の認定については、国が1977年、手足の感覚障害に加え複数の症状が必要とする基準を出し、認定されない人が急増した。だが、2013年に最高裁が「複数症状がなくても因果関係を立証できれば認定する余地がある」と判断し、国は14年に複数症状は不要とする新たな指針を出した。ただ、汚染された魚を食べた証明などを求める内容が加わり、「認定のハードルは下がっていない」という声がある。”
◇近松仁太郎「水俣病未認定患者8人の敗訴確定 「胎児・小児期に被害」認められず」
 『毎日新聞』2022/3/10_13:08
 https://mainichi.jp/articles/20220310/k00/00m/040/120000c
“原告は、水俣病の公式確認(1956年)の前後に生まれた62〜69歳の男女8人で、未認定患者でつくる「水俣病被害者互助会」の会員。確認初期の重症患者の子世代に当たる。激しいけいれんなどの症状があった親世代と異なり、8人は手足のしびれなどの慢性的な感覚障害を訴えた。水銀被害があったとされる時期から発症まで20年以上経過した人もおり、高濃度の汚染被害の有無や感覚障害との因果関係などが争点となった。”
◇異例のドキュメンタリー 「水俣曼荼羅」 九州各地で上映
 2022/3/5『毎日新聞』西部朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20220305/ddp/014/200/017000c
“「ゆきゆきて、神軍」などで知られる原一男監督によるドキュメンタリー映画「水俣曼荼羅(まんだら)」が九州各地で上映されている。2月23日に北九州市の「北方シネマ」で開かれた上映会には原監督も来場。撮影の裏話などを披露しながら、公式確認から66年がたつ今もなお未解決の水俣病問題への支援を呼びかけた。”
◇元水俣病関西訴訟原告 坂本美代子さん死去 86歳 理不尽さ訴えた人生
 2022/03/05 日テレNEWS
“水俣病関西訴訟の原告だった坂本美代子さんが3日、亡くなっていたことがわかった。86歳だった。 坂本美代子さんは、水俣で育ち、家族は5人が患者[…]”
◇[訃報]坂本美代子さん 86歳=元水俣病関西訴訟原告
 2022/3/4『毎日新聞』熊本版
 https://mainichi.jp/articles/20220304/ddl/k43/060/355000c
◇堀江利雅「公開中のドキュメンタリー映画「水俣曼荼羅」 患者の内奥、訴えかける」
 『熊本日日新聞』2022年02月22日11:43
“作品を見続けるうちに、さまざまな人々の心の奥底にある「水俣」が見えてくる。それは住民の神経をむしばんだ公害だけでなく、生活の破壊と再生、民主主義や医学研究の在り方、差別や偏見など多岐にわたっている。|18日の舞台あいさつを終えた原監督はしきりに、記録映画作家としてさまざまな角度から水俣を撮り続けた故土本典昭監督への畏敬の念を語っていた。”
◇水俣病患者を支援 「東京・水俣病を告発する会」季刊誌100号 多様な視点で問題提起
 『熊本日日新聞』2022年02月17日10:28
 https://kumanichi.com/articles/562209
◇村田直隆「チッソ工員が記録した水俣の写真、映像、随筆 故・鬼塚巌さん企画展」
 2022/2/13_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/876078/
“水俣病の原因企業チッソ水俣工場の元労働者、鬼塚巌さん(1928〜98)が残した水俣病闘争に関する記録をはじめ、故郷でもある水俣の豊かな自然や生き物を捉えた写真や随筆を集めた企画展が、水俣市袋の水俣病センター相思社で開かれている。”
◇塩塚未「石牟礼さんしのび不知火忌 熊本市 真宗寺に新たに墓碑」
 2022/2/12_11:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/875727/
“水俣病を題材にした小説「苦海浄土」の著者として知られ、2018年に死去した作家石牟礼道子さんをしのぶ集い「不知火忌」が命日の10日、熊本市東区の真宗寺で開かれた。境内に新たに建てられた墓碑の開眼供養もあった。|集いは石牟礼道子資料保存会の主催で、親交のあった約30人が参加した。”
◇水俣の暮らし、闘争…克明に 元チッソ労組、故・鬼塚さん撮影 相思社で記録展
 2022年02月10日11:06『熊本日日新聞』
 https://kumanichi.com/articles/555357
“ 水俣病の原因企業チッソで働きながら、水俣病患者の闘いや地域の自然などを撮影した故鬼塚巌さんの記録展が、熊本県水俣市の水俣病センター相思社で[…]”
◇佐々木直樹「「水俣病、全然終わっていません」 原一男監督、授賞式で訴え」
 2022/2/9_17:30『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/874368/
“原一男監督の長編ドキュメンタリー「水俣曼荼羅(まんだら)」が、2021年公開映画を対象にした「第95回キネマ旬報ベスト・テン」で文化映画作品賞第1位に選ばれ、2日に東京都内で行われた授賞式で原監督が作品に込めた思いを語った。”
◇隅川俊彦「石原慎太郎さん死去 水俣病患者と面会 環境庁長官時代」
 2022/02/02_11:32『熊本日日新聞』
 https://kumanichi.com/articles/546858
“1日に死去した石原慎太郎さんは1976年12月から約1年間、環境庁(現環境省)の長官を務めた。水俣市で面会した水俣病患者たちは訃報に接し、当時を振り返った。”
◇西貴晴「水俣病問題、懐かしい風景… チッソ元労働者、写真や8ミリで記録展」
 2022/02/02_4:30配信『毎日新聞』
 https://news.yahoo.co.jp/articles/50645d99aee963979118ecfe2dbf6f0a0195f7c0
“水俣病の原因企業チッソ(東京)の元労働者で、生まれ育った故郷・熊本県水俣市の出来事を写真や8ミリフィルムで残した鬼塚巌さん(1928〜98年)の記録展が4〜15日、水俣市袋の水俣病センター相思社で開かれる。記録は水俣病問題にとどまらず、市民の日常や自然の風景を住民の目線で描いた内容となっている。”
◇奥正光「生徒の告白が教室に広げたもの 元教師が振り返る水俣病」
 2022年2月1日9時00分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASQ1072LFQ18TLVB001.html
“水俣病をめぐる諸問題を全国の研究者や市民らが議論する第16回水俣病事件研究交流集会が1月、熊本県水俣市で開かれた。医学や教育など幅広い分野で水俣病に向き合ってきた人たちが報告発表をし、オンラインを含め約150人の参加者と意見を交わした。”
◇河合仁志「「痛恨の一喝」とミナマタの惨劇…岸田首相との浅からぬ縁」
 2022/1/29_6:00(2022/1/31_11:22更新)『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/868780/
“節目の第100号が手元に届いた。東京から水俣病患者や被害者を支え続け、今年結成52年を迎える「東京・水俣病を告発する会」が、年4回発行している季刊誌「水俣支援 東京ニュース」。1997年4月の初号から四半世紀、毎号850部程度を刷ってきたB5判の冊子は、全国の支援者と現地・水俣の関係者たちとをつないできた。|第100号の巻頭に置かれていたのは「『患者切り捨て行政』に歯止めをかけられるか」―の文字。”
◇藤生明「(取材考記)東工大、水俣病の「封印」解き教養改革 科学者の倫理学ぶ動き、広がり願う」
 2022年1月28日16時30分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/DA3S15187624.html
◇[京の人今日の人]水俣病の写真記録を残す活動始めた アイリーン・美緒子・スミスさん 新しい社会の起点に
 2022/1/23『毎日新聞』京都版
 https://mainichi.jp/articles/20220123/ddl/k26/070/191000c
“「公害の原点」とされる水俣病の公式確認から66年となる2022年5月に、惨禍を長年記録してきた写真家9人(故人含む)の作品を保存・継承する一般社団法人「水俣・写真家の眼」を共同で発足させる。21年には、水俣病の実態を世界に告発した米国の写真家で元夫の故ユージン・スミスさん(1918〜78年)との伝説的な共作写真集「MINAMATA」の日本語版を再出版。それを手に各地の学校を講演に回った。「水俣病はまだ終わっていない」。若い世代に伝え続けている。”
◇水俣病認定申請、熊本県が18人を棄却
 『熊本日日新聞』2022年01月18日10:35
 https://kumanichi.com/articles/532021
◇住彩子「映画「水俣曼荼羅」の公開から考える映画と社会問題」
 2022年1月15日06時00分『中日新聞』
 https://www.chunichi.co.jp/article/400404
“水俣病が「公式確認」されて六十五年ほど。厳格な認定基準が原因で、今も患者として認められない人たちがいる。裁判に訴え、闘う人々に原監督はカメラを向けた。同時に患者や支援者、症状を研究する医師たちが絡み合う関係を曼荼羅のように映し出す。”
◇水銀被害研究の赤木さん足跡紹介 水俣市で企画展
 2022/1/11『毎日新聞』熊本版
 https://mainichi.jp/articles/20220111/ddl/k43/040/183000c
“国立水俣病総合研究センター(熊本県水俣市)を拠点に、水俣病の原因となった水銀の研究に尽くした故赤木洋勝(ひろかつ)さんの足跡を紹介する企画展が、水俣市の環境省水俣病情報センターで開かれている。”
◇下山進「[2050年のメディア:第92回]君は『水俣曼荼羅』を見たか! 「発見の乱調」の傑作」
 2022/1/11_05:00『サンデー毎日』
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20220110/org/00m/010/002000d
“母親の認定のために、40年近くにわたって県と争った溝口秋生(あきお)さんの軌跡を、地裁、高裁、最高裁とカメラは追っていく。”/“映画の最後に『苦海浄土』を書いた石牟礼(いしむれ)道子が亡くなる前に撮られたインタビューが出てくる。ここで石牟礼は「悶(もだ)え神」という言葉を出す。それは裁判で掲げる「怨(おん)」の旗をつくった石牟礼が最後にたどり着いた境地ともいえる言葉だ。”/“『ゆきゆきて、神軍』(87年)などを撮ってきた原一男は、「予定調和のドラマ」ではなく「発見の乱調」を大事にしている。”
◇村田直隆「水銀「指先、視覚機能に影響」 岡山大教授が水俣病の胎児期調査」
 2022/1/9_11:30(同14:21更新)『西日本新聞』
 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/858881/
“水俣病の研究者や医師、支援者が全国から集い議論する「水俣病事件研究交流集会」(実行委員会主催)が8日、2年ぶりに熊本県水俣市のエコネットみなまたで開かれた。胎児期のメチル水銀汚染が神経認知機能に及ぼす影響など、11人が研究内容や訴訟経過を報告。オンラインを含め約140人が参加し[…]”
◇高橋聡「怒りと魂の鎮魂と… 「水俣曼荼羅」 原 一男監督」
 2022年1月6日『大阪日日新聞』
 https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/220106/20220106027.html
“「ゆきゆきて、神軍」(1987年)などで知られるドキュメンタリー作家の原一男監督(76)が15年かけて撮った新作「水俣曼荼羅」(疾走プロダクション配給)が大阪の第七芸術劇場で上映中だ。原監督は「患者さんの第二世代の補償などまだ水俣病の問題は終わっていない。その怒りと魂の鎮魂の行方を追いかけた」という。”
◇堀之内健史「映画「水俣曼荼羅」、関西で公開 原一男監督「終わってない」」
 2022年1月1日14時00分『朝日新聞デジタル』
 https://www.asahi.com/articles/ASPDX5TVLPDWPTIL01H.html
“水俣病をテーマにした長編ドキュメンタリー映画「水俣曼荼羅(まんだら)」(6時間12分)が、2022年1月から関西で公開される。「ゆきゆきて、神軍」で知られる原一男監督(76)が撮影に15年、編集に5年をかけて、患者認定をめぐる裁判闘争や病因を証明しようとする解剖学者の姿などを追った。公式確認から65年たっても解決しない水俣病の問題の根深さを、改めて問いかけている。”

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■企画

◆《水俣病センター相思社の活動からみえるもの――ひねくれ爺のどんだりこんだり水俣考》
出演:永野三智(相思社)・石澤利己(鹿児島県出水市在住)
日時:2022年12月3日(土)13:00〜16:30
会場:札幌市西区二十四軒4条1丁目4-1 ポリテクセンター2階ホール
主催:札幌ライフ
参加費:現地・オンライン参加費:1,000円
https://www.soshisha.org/jp/archives/15409
“誰もが学んだ教科書の中の「水俣病」。わたしたちは実際、どれだけことを知っているのでしょうか。
水俣病って?
水俣病患者って?
障害者って?
差別って?
長い時間をかけて、じわじわと奪われた豊かな海の暮らし。
毒の入った魚を食べた被害者は、20万人とも40万人とも言われています。
ニュースでは報道されない現実を知り、感じ、なにをすれば良いのかを考えましょう。
これからも誰かが向き合い続けなければならない水俣病。
その「誰か」はきっと「わたしたち」です。”
◆《天草での水俣病 お話会。》第3回
2022年11月27日(日)10:30〜12:00
会場:本屋と活版印刷所の屋根裏
会場参加:15名ほど 1,500円(飲み物つき)要予約
オンライン参加:1,000円
主催:天草での水俣病お話会
https://www.soshisha.org/jp/archives/15417
“1930年代に離島の御所浦で生まれ、一度も島を離れなかった、松田さんのお話。記憶力が抜群で、年表や数字や人の名前に強い。いつも誰かの隣に控え、「その瞬間」を間違いなく見定めてサポートをする松田さん。たくさんの時間をともにしても、気配り上手な松田さんから聴こえる話はごくわずか。そんな松田さんのお話を、初めてきちんとうかがいます。小学校時代のイワシとからいもと麦の思い出や、御所浦に3つもあった映画館、青年期に入って経験した夜這、漁師になってやがて起きた水俣病、島の水俣病闘争を、語ってもらえるしこで、語ってもらいます。(しこ=「だけ」の意味。できたしこ=できた分でいい)”
◆《[チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム No.26]写真で見守り、伝え続けるMINAMATA》
日時:2022年11月26日(土)13:00〜17:00(12:30開場)
会場:YMCAアジア青少年センター9F 国際ホール
参加費:1000円(学生半額)
プログラム:
 <第1部>写真の可能性 未来世代への伝承にむけて
 <第2部>水俣病の現在とその課題
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会 / 東京・水俣病を告発する会
協力:最首塾
https://saishjuku.hatenablog.com/entry/2022/10/15/232826

◆《『水俣病闘争史』刊行記念 米本浩二さんブックトーク》
日時:2022年9月2日(金)19時スタート(18時30分開場)
場所:カフェ&ギャラリー・キューブリック(福岡市東区箱崎1-5-14)
*詳細:http://bookskubrick.jp/event/9-2

◆《[チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム:第25回]先人に学び、「水俣病切り捨て」と闘う》
日時:2022年5月28日(土)13:00〜17:00
会場:在日本韓国YMCAアジア青少年センター 9F 国際ホール
主催:東京・水俣病を告発する会
参加費:1,000円(学生半額)
https://www.facebook.com/events/572364100619665/
“【趣旨文】ハリウッド映画「MINAMATA」で半世紀前の患者家族の闘いに注目が集まり、また原一男監督「水俣曼荼羅」では今も終わらぬ水俣病が深く伝えられました。|しかしこの3月、被害者互助会の裁判で、原告全員を「水俣病ではない」とする不当な判決・決定が相次ぎました。司法までもが「患者切り捨て」に傾くという前代未聞の事態です。|感覚障害が多発している事実を無視し、特別措置法に定めた調査も行なわないままの「水俣病幕引き」など、決して許すわけにはいきません。|川本・佐藤さんたちが貫いた自主交渉闘争に学び、水俣をどう支え続けるかを考えます。ご参集下さい。”

◆《水俣セミナー》第118〜120回(水俣フォーラム
◇第118回:2022年5月26日(木):森山亜矢子講演会「修学旅行で見せたい水俣――複層の水俣案内」
◇第119回:2022年6月21日(火):島薗進講演会「水俣と精神文化の新たな地平」
◇第120回:2022年7月20日(水):井上ゆかり講演会「女島に惹かれて――漁村の中の水俣病調査」
┃時間:19:00〜21:00(18:30開場)
┃会場:常円寺祖師堂講堂(新宿区)
┃参加費:1000円(オンラインも同額)
┃申し込み:来場参加の定員は50名/電話で仮予約を受付
 ┗ オンライン配信(録画配信のみ)の申し込み:https://minamataseminar.peatix.com/
☆→【詳細チラシ】

◆[第37回 AKIHIKOの会:オンライン講演会]石川武志(写真家)「ユージン・スミス−水俣−私」
2022年5月14日(土)14:00〜16:00 via Zoom
聞き手:戸田昌子
https://akihiko.kazekusa.jp
“今回講師としてお招きする写真家石川武志さんは、ユージン・スミスのアシスタントとして1971年から74年までの3年間、夫妻と共に生活をして水俣を撮影した写真家です。|石川さんは夫妻と水俣を取材後、1975年渡米、以後フリーランスとなり、アジアの祭りや民族、宗教、遺跡などを取材し、さらにインドやハイチ、ブラジル等の取材を経て、2008年から再び水俣の取材を開始して、昨年秋、写真展「MINAMATA ユージン・スミスへのオマージュ」(リコーギャラリー)を開催。2022年4月27日から6月10日まで熊本市新聞博物館で「9人の写真家が見た水俣」開催を予定されています。|石川さんと岡村昭彦との直接の関わりはありませんが、岡村は水俣の漁師と舞阪の漁師とを結びつけようとし、水俣病の語り部として活動した杉本栄子さんとも親しい関わりがありました。質疑応答などを通して話は広がっていくのではないかと楽しみにしています。”

第19回水俣病記念講演会
日時:2022年4月30日(土)14:30〜18:00(14:00開場)★延期のお知らせ★→【Link】
会場:立命館大学朱雀キャンパス大講義室
入場料:一般当日2000円/一般前売1500円(若年割引あり)
*配信:ライブ配信を同額で受付(見逃し配信あり)
講師:坂本 美代子(水俣病患者/元・水俣病関西訴訟原告)
   米本 浩二(著述業/石牟礼道子資料保存会研究員)
   森 達也(映像作家/明治大学特任教授)
   立岩 真也(立命館大学生存学研究所所長)
司会:いとう せいこう(作家/クリエーター)
主催:立命館大学生存学研究所水俣フォーラム
https://twitter.com/minamataforum/status/1481544885534543872

◆《[熊日の創立80周年記念事業]新聞博物館「9人の写真家が見た水俣」展》
┃期間:2022年4月27日(水)〜6月10日(金)
┃時間:10:00〜17:00
┃会場:新聞博物館(〒860-8506 熊本県熊本市中央区世安町1丁目5-1)
“ネガフィルムやデジタルデータ、取材ノートなどの一括保存・管理を目指す写真家9人が結成した「水俣・写真家の眼プロジェクト」と、新聞博物館が主催。会場には、20万点超のカットから厳選した106点を展示。モノクロ写真を中心に、患者の暮らしの中に垣間見える被害の深刻さや海との近さ、正当な償いを求めて闘う患者の姿などを伝えている。入場無料。作品展の関連イベントとして、写真家によるトークショーが、5月14日の午後2〜4時、新聞博物館に隣接する熊日本館2階ホールで開かれる(参加無料・要予約)。”
☆→https://kumanichi.com/event/651394

《鬼塚巌記録展》
2022年2月4日(金)〜2月15日(火)9:00〜17:00
於:水俣病センター相思社/水俣病歴史考証館
入場無料(考証館常設展示は有料)*水俣周辺地域住民は常設展無料です
“水俣市侍地区出身の鬼塚巌さん(1928−1998)は、一家の父として、チッソ工員として、地域と自然を愛する住民として、様々な記録を残しました。変わりゆく水俣の町と職場の工場、変わらぬふるさとの春夏秋冬、浜辺のカニや小さい生き物たち。そして労働争議と水俣病へ…なぜ鬼塚さんはそれらを記録し、編集し、残したのでしょうか。写真、映像、スクラップブック、ノート、肉筆から、鬼塚巌さんの足跡と目線をたどり、記録の持つ可能性を探ります。|鬼塚さんが撮影した懐かしい水俣の風景の写真も展示します。ぜひご来場ください。”
◇関連企画@ 8ミリフィルム上映会
┃2月7日(月)14:00〜
上映作品:「第43回チッソ株主総会 同行記録」(モノクロ・無音声)
ゲスト:山下善寛さん
聞き手:坂本一途(相思社)
┃2月22日(火)19:00〜
上映作品:「東京勧進」(カラー・無音声)
ゲスト:調整中
聞き手:永野三智(相思社)
◇関連企画A 8ミリフィルム作品YouTube公開
“鬼塚さんの8ミリフィルム作品の中から、カニと四季を題材にした2作品YouTubeで公開中です(2月28日まで)。ぜひご覧ください。”

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■関連

◇永野三智 20220519 「水俣病の時代を生き延びたサバイバーむかし茶入荷しました」,一般財団法人水俣病センター相思社,2022年5月19日,(一般財団法人水俣病センター相思社)
“水俣病のことがマスコミで大きく報道されるようになると、水俣の魚は売れなくなりました。魚屋の看板には「水俣産ではありません」という文字が踊るようになりました。汚染された魚は水俣産のものに限りません。だけれども、名前の影響は大きく、「水俣産」の魚も、そして汚染されていない野菜もお茶も売れなくなりました。水俣のお茶は、八女に持っていかれて「八女産」として売られたりしました。”/“何よりも、松本さんと出会って、山の人との距離がぐっと縮まりました。このお茶を、私らの集落の人たちも飲んでいたんだろうな、と思いながら。一緒に茶畑を歩き、物語を聞き、家に帰ってお茶を飲んでいたら、ふとそのお茶が、水俣病を生き延びたあのたくましい患者さんに思えてきました。お茶への、尊敬と憧れの念が湧きました。”


*作成:村上 潔
UP: 20220115 REV: 20220125, 0206, 11, 0331, 0401, 05, 29, 0512, 14, 19, 0629, 0813, 0901, 1017, 1123, 25, 1204
水俣病  ◇水俣病 2018  ◇水俣病 2019  ◇水俣病 2020  ◇水俣病 2021  ◇水俣・水俣病:関連新聞記事  ◇石牟礼道子  ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築  ◇事項
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