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「心神喪失者医療観察法案」2003年・夏〜秋



「心神喪失者医療観察法案」2002年秋〜2003年春


◆「予防拘禁法(心神喪失者医療観察法)を許すな!ネットワーク)」(仮称)への参加と予防拘禁法の廃案闘争の記録 「閉じ込めないで! もうこれ以上」の購入のお願い
◆2003/06/01 「精神病院:社会的入院患者の退院、目標達成は困難」
 『毎日新聞』2003-06-01(2003-06-01-03:00)
◆2003/06/02 日本障害者協議会
 「「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案」の廃案を求める要望」
◆2003/06/03 「「まるで危険ごみ扱い」 精神障害者団体、怒りの会見」
 共同通信ニュース速報・他
◆2003/06/04 DPI(障害者インターナショナル)日本会議
 「心神喪失等医療観察法案の参議院法務委員会における強行採決に対する抗議声明」
◆2003/06/04 日本障害者協議会
 「「心神喪失医療観察法案」の参議院法務委員会における強行採決に対する抗議声明」
◆2003/06/04 『障害連事務局FAXレター』42号
 「心神喪失医療観察法案」参議院法務委員会で強行採決
◆2003/06/05
 七瀬タロウ「心神喪失者等医療観察法案廃案に御協力を」
◆2003/06/05
 七瀬タロウ「本会議採決までに国際社会に訴えましょう」
◆2003/06/06 大阪精神障害者連絡会
 「「医療観察法案」 参議院法務委員会における強行採決に 対する緊急抗議声明」
◆2003/06/  大阪府精神障害者家族会
 「心神喪失者医療観察法案の強行採決に対する抗議声明」
◆2003/06/18 つぶせ!予防拘禁法4.20集会実行委員会
 「「心神喪失者等医療観察法案」強行採決弾劾!」
◆2003/06/24 日本学術会議「精神障害者との共生社会特別委員会」報告(2003年6月24日)
 「精神障害者との共生社会の構築をめざして」
 (暫定版。報告書は、諸外国の事例を追記したものを同会議内の諸手続をふんで正式に「報告書」として冊子にして公開する。)
 概要は以下
 http://www.geocities.jp/jngmdp/gaiyo.htm
 全文は以下からダウンロード PDF・928KB
 http://www.geocities.jp/jngmdp/gakujutu.pdf
 WORD・380KB
 http://www.geocities.jp/jngmdp/gakujutu.doc
◆2003/06/25 「心神喪失者処遇法案 学術会議委が評価」
 『朝日新聞』2003年6月25日(水)
◆2003/07/02 安原 荘一
 日本学術会議あて、撤回、謝罪要求文
◆2003/07/03 日本障害者協議会→衆議院法務委員
 「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案」の廃案を求める要望」
◆2003/07/03 DPI(障害者インターナショナル)日本会議→衆議院法務委員
 「「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案(心神喪失者等医療観察法案)」強行採決中止を求める声明」
◆2003/07/04 上野厚生労働副大臣と日精協の贈収賄での告発、東京地検受理
 http://www.geocities.jp/jngmdp/
◆2003/07/06 精神科医療懇話会「日本学術会議「精神障害者との共生社会特別委員会」報告書「精神障害者との共生社会の構築をめざして」を批判する」
◆2003/07/08 衆議院法務委員会:9時40分〜
 ○一般質疑(2時間15分)(実質、心神喪失者等医療観察法案の審議)
 ○心神喪失者等医療観察法案(参議院修正部分の説明・討論・採決)
◆2003/11/03 予防拘禁法(医療観察法)を許すな!全国ネットワーク結成集会
長野 英子 2003/12/25 「「心神喪失者医療観察法」廃案闘争を振り返って」
 『季刊福祉労働』101
 http://www.geocities.jp/jngmdp/0312fukushi.htm


◆2003/06/11
 Date: Mon, 09 Jun 2003 21:10:11 +0900
 Subject: [jsds:8124] 6 月 11 日大阪毎日放送

皆様へ
山本真理です。

 大阪にお住まいの方、大阪毎日放送(4番)の11日(水)3時45分ころから、
「ちちんぷいぷい」という番組で「心神喪失者医療観察法案」が取り上げられます。
伊賀弁護士、足立先生、私が取材されました。

どんな内容になるかは?ですが、御用とお急ぎのない方はご覧ください。



 
 
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JD発第03−12号
2003年6月2日

(宛先は、参議院法務委員と厚生労働委員の全員です)

日本障害者協議会
代表 河端 静子

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の
医療及び観察等に関する法律案」の廃案を求める要望


 貴職におかれましては社会福祉施策の推進、ノーマライゼーション社会の実現に向け、ご尽力されていることに心より敬意を表する次第です。
 さて昨年12月「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案」が、私たち多くの障害者団体の反対や廃案を求める声をよそに、衆議院法務委員会で強行採決され、本会議で可決されたことに対して、本協議会といたしまして憤りをもって抗議声明を出しました。障害者施策の分野で強行採決されることは極めて異例であり、政府与党が、「何らかの意図をもっているのではないか」との疑念を抱かれても仕方がありません。
 今国会におきまして、この法律案が参議院に送付され、審議が進められていますが、その過程でこの法律案の問題点がますます明らかにされております。「審判」において通常の刑事被告人であれば守られる司法手続き上の諸権利を認めていないことなど、これまで多くの問題点が様々な角度から指摘されています。そして何よりも触法精神障害者の再犯防止を目的とした予防拘禁を可能とする差別的で人権を大きく制限する法律案といえます。さらにこの審議を通じて、日本精神科病院協会による政治献金問題も明るみにされ、精神障害者本人の立場にたってつくられた法律案とは到底言い難いことが証明されつつあります。
 仮にこれが成立する事態になれば、日本の障害者施策、社会福祉分野に大きな禍根を残す結果となることは明白です。
 本協議会は再三にわたって、他の障害者分野に比べて、精神障害者が地域社会で人間らしく生きることを可能とさせる社会サービス、福祉施策の質と量が著しく遅れており、まず地域福祉サービスと地域医療システムの充実が先決課題であることを強力に訴えて参りました。
 以上の認識に立ち、下記の事項について強く要望いたします。



1. 現在参議院で審議されている「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案」を廃案にすること。

2. 社会的入院の解消など、精神障害者が地域社会の中で人間としての尊厳をもって生活することを可能とするような、地域福祉サービスや地域医療システムの充実を早急に実行すること。
                                   以 上

 
 
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◆2003/06/03 「与党、医療観察法案を強行採決=今国会で成立へ−参院法務委」

 「参院法務委員会は3日午後、与党が、殺人や放火などの重大事件を起こした精神障害者に対し新たな処遇制度を定める心神喪失者医療観察法案の採決を強行、一部修正の上、賛成多数で可決した。同法案は、早ければ4日の本会議で可決の上、衆院に回付され、今国会で成立する見通しだ。
 委員会では、福島瑞穂氏(社民)による質疑終了の直後、与党側が質疑を打ち切り、直ちに採決を行うよう求める動議を提出。野党議員の怒声が飛び交う中で同法案は可決された。」(時事通信)[6月3日17時3分更新]

◆2003/06/03 「「人間でないと宣言された」=医療観察法案採決に抗議の声」

 心神喪失状態で重大犯罪を行った人をめぐる医療観察法案が参院法務委員会で強行採決された3日、法案に反対する精神障害者や精神科医らが厚生労働省で記者会見し、「精神障害者は人間でないと宣言された」と怒りをぶつけた。
 京都市の精神科医高木俊介氏は「再犯の予測に基づく拘禁は許されないのに、精神障害者だけ医療だからと許されるのか。こういう法律ができると精神障害者が危険だという偏見ができ、地域への移行ができなくなる」と批判。足立昌勝関東学院大学教授(刑法)は「マイノリティーをマジョリティーから切り捨てる法案だ」と指摘した。」(時事通信)[6月3日17時1分更新]

◆2003/06/03 「「まるで危険ごみ扱い」 精神障害者団体、怒りの会見」
 共同通信ニュース速報

 「「まるで危険物のごみを病院に閉じ込めるような法案だ」。心神喪失者医療観察法案が参院法務委員会で強行採決された三日、精神障害者団体のメンバーが厚生労働省で記者会見し、怒りに声を震わせた。
 「全国精神病者集団」の長野英子さんは「国はずっとわたしたちを厄介者として隔離し、人間扱いしてこなかった。そしてまた(法案で)人間でないと宣言した」と強行採決を批判。「わたしたちには街に居る権利がある。提訴も考える」と憤った。
 関東学院大法学部の足立昌勝教授は「医療従事者でもない検事や裁判官に、申し立ての必要性や鑑定入院命令を判断する能力はない。法案は重大な問題を内包している」と反対する刑法学者三十人の意見を発表。
 「マイノリティーを切り捨てる法案だ。決して参院本会議を通してはいけない」と話した。(了)」[2003-06-03-20:42]

◆2003/06/03 「心神喪失者法案審議打ち切り、与党が強行採決 参院法務委」
 毎日新聞ニュース速報
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030604-00002089-mai-soci
 「重大事件を起こした精神障害者の処遇を定めた心神喪失者医療観察法案が3日、参院法務委員会で自民、公明の賛成多数で可決された。与党側の動議で一方的に審議が打ち切られ、反対する野党委員や傍聴者の怒りの声が飛び交うなかでの強行採決となった。法案は参院本会議で可決後に再び衆院に送られ、成立する見通し。」[6月3日23時1分更新]

◆2003/06/03 「心神喪失者処遇法案、参院法務委で強行採決」
 http://www.asahi.com/politics/update/0603/005.html
 『朝日新聞』2003/06/04
 「重大な犯罪を起こしたが、心神喪失などで刑事責任が問えない精神障害者に裁判所が治療を命令できる「心神喪失者処遇法案」が3日、参院法務委員会で与党3党の強行採決で可決した。法案は昨年の通常国会で政府が衆院に提出したが、医療・法律関係者や精神障害者の間には「長期入院につながりかねない」など懸念が強く、3会期にまたがり国会審議が続いていた。  参院本会議で近く可決されるが、参院の審議で文言が一部修正されており、衆院で再議決を経た上で今国会で成立する。この日は「審議は尽くした」とする与党が採決を求める動議を出し、さらに審議を求める野党を押し切った。  法案は、殺人、放火などの重い犯罪行為を起こした人に責任能力がないか欠けている場合、裁判官と医師が合議したうえで治療の必要性があると判断すれば、裁判所は入院・通院を命令できる。その場合は、国公立を中心とする専門治療施設に入り、退院の是非や、通院などの治療開始・終了も、裁判所の合議体が決定する。 」

◆2003/06/03 「心神喪失者医療観察法案、参院委で可決」
 読売新聞ニュース速報
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030603ia23.htm
 「殺人など重大犯罪を犯した精神障害者を裁判官と精神科医の合議による審判で強制的に入院や通院させることができる心神喪失者医療観察法案は3日、参院法務委員会で一部修正のうえ、与党3党の賛成多数で可決された。
 これで同法案は6日の本会議で可決され、衆院に回付されて今国会で成立する見通しだ。 同法案をめぐっては、野党側が「退院の要件が厳しく、長期の入院を強いる恐れがある」と指摘し、反対した。与党側は、質疑を打ち切り、採決を求める動議を提出、採決に踏み切った。」(2003/6/3/22:48)

 
 
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2003年6月4日
心神喪失等医療観察法案の参議院法務委員会
における強行採決に対する抗議声明


DPI(障害者インターナショナル)日本会議
議長 山田 昭義

精神障害者の権利を踏みにじり、精神障害者に対する差別を固定することに
つながる「心神喪失者等医療観察法案」が、6月3日の参議院厚生労働・法
務連合審査会において十分な審議が尽くされないまま、与党の賛成多数で強
行採決された。この法案は、かねてより障害を持つ当事者だけではなく、医
療関係者ならびに司法関係者等この分野に係わる多くの関係者から法律とし
ての必要性に疑義が呈され、さらにその内容には精神障害者に対する差別と
偏見に基づく条項が多々含まれているという指摘がなされてきた。この法案
は、再犯のおそれがある精神障害者に対する強制的な入院を骨子とするもの
であるが、そもそも再犯の予測そのものが成立するという根拠が全くない状
況の中で、こうした法律を制定しようとすることは、精神障害者は危険な存
在であるという誤った認識に基づくものでしかなく、日本の社会に根強くは
びこっている精神障害者に対する偏見を助長するものに他ならない。

こうした批判や指摘が数多く提起されているにもかかわらず、実質的審議が
十分に行われないまま、6月3日法務委員会において強行採決し、実施に移
そうとすることは精神障害者をより一層厳しい差別的状況のもとに置こうと
するものであり、断じて容認することはできない。私たちDPI日本会議は障
害種別を超えた当事者組織として、今回の強行採決という暴挙に対して強く
抗議するものである。

DPI日本会議ホームページ
http://homepage2.nifty.com/dpi-japan/3actions/3-2/nego_pp/seimei_030604.htm

 
 
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「心神喪失医療観察法案」の参議院法務委員会における
強行採決に対する抗議声明


日本障害者協議会 代表 河端 静子

私たち日本障害者協議会は、精神・知的・身体などといった障害種別を越え
て、6月3日(火)参議院法務委員会において「心神喪失医療観察法案」が強
行採決されたことに強い憤りを覚え、抗議する。

 今、精神障害者施策で求められていることは、社会的入院の解消など、精
神障害者が地域社会の中であたりまえに生活していくことを可能とするよう
な、住宅・相談・介護や、日中活動の場など、地域福祉サービスの充実であ
り、具合が悪くなったときには、いつでも気軽に受診できる地域医療システ
ムの構築である。

 決して人権を制限するような再犯防止を目的とする予防拘禁などではない。
精神障害者に対する誤った認識を人々に植え付けさせてしまうこの法案は、
ノーマライゼーションの理念に反するものであり、廃案にされるべきである。

 本協議会は多くの仲間や市民と連帯を強めて、この法案の成立阻止に向け、
最後まで全力を傾けていく決意である。

2003年6月4日

 
 
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「心神喪失者等医療観察法案」強行採決弾劾!

つぶせ!予防拘禁法4.20集会実行委員会

 「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法
律案」が、6月3日、参議院法務委員会で強行採決された。審議では、この法案が
精神障害者の利益にならず治安目的であること、再犯予測可能という根拠は証明
不可能であることがますます明らかになってきていた。
一方で日本精神科病院協会(私立精神病院の経営者の集まり)の政治資金問題が
暴露され、有事法制など治安強化のために人権の制限をもくろむ政府と、病院経
営者の利権が生みだした悪法であることを政府与党は隠しおおせなくなっていた。
日精協会長の参考人出席の引き延ばしが困難となり、木村副大臣ら法案関連の自
民党議員の政治献金をめぐる疑惑は決定的に煮詰まってきた。
 それにもかかわらず。いやだからこそ6月3日、参議院法務委員会で野党議員の
質問終了後、次回の日程を決めるのではなく、突如、自民党・公明党議員のだま
し討ちにより採決を強行したのだ。政府・与党は恥を知るべきである。

<精神障害者差別立法を弾劾する!>
 ここに再び三度、精神障害者は人間でない、人権はない、という差別立法が採
決された。
 通常、無罪・執行猶予、あるいは不起訴となれば、その人が拘禁されることは
ない。しかしこの法案下では心神喪失等を理由に無罪・執行猶予あるいは不起訴
となったものを直ちに「鑑定入院」という名目で拘禁し、そして裁判官と精神科
医の合議による審判により、特別施設に強制的に収容したり、通院を強制したり
する処分が決定されることになる。法案の目的は如何に仮装しようと「再犯の防
止」であり、処分の要件は「再犯のおそれ」である。
 まさに精神障害者差別に基づく医療の名を借りた実質的保安処分だ。
 参院の審議で政府は「法案は対象者に手厚い医療と社会復帰をうながすもの」
と開き直り続けた。
 医療を保障し社会復帰を促すのであれば、なぜ特別な法律が必要なのか? な
ぜ特別施設なのか? なぜ退院は主治医だけで決められないのか? なぜ高い塀
と堀に囲まれた全室独房の病院が必要なのか? 特別施設そしてこの法律そのも
のが精神障害者差別を強化していくではないか? 重大な犯罪にあたる行為をし
て、再犯のおそれのあった精神障害者という三重の烙印を押されたものが社会に
戻ることなど可能なのか? そもそも「再犯のおそれ」など予測不可能であり、
さらに言えば「再犯のおそれのないこと」など絶対に証明不可能だ。治安的圧力
のもと審判は拘禁に傾き、釈放などなかなか認められなくなる。法案は長期の隔
離拘禁、そして抹殺しか生み出さないではないか? これらに政府は全く答えて
いない。
 今現在入院治療が不要にもかかわらず、行き場がないため、精神病院を生活の
場としている方たちが10万ともそれ以上とも言われている。政府ですら七万二
千人を10年かけて退院させるとまで言っている。精神病院からの退院のこの困
難の中で、いったん特別施設に拘禁されれば、釈放などありえず、施設は過剰拘
禁となりさらなる増床が必然である。法案採決後、政府はなんと各県に特別施設
を作るとまで言い出しているではないか。政府自身が被拘禁者の釈放などありえ
ないことを認めているのだ。

<特別施設に措置入院患者も収容?>
 恐るべきことに、修正案提出者塩崎泰久議員は、措置入院制度との有機的連
携、この法は特別施設への措置入院患者収容を排除しない、とまで答弁してい
る。日精協の精神病院で少しでも「厄介」とされたらここに送り込まれることと
なる。日精協の長年の悲願、「扱いやすい患者だけ入院させ儲けたい」「厄介な
患者は追い出したい」が達成することになる。
 すべての精神障害者は、特別施設送り、という脅迫のもとで精神科医はじめ精
神医療・保健・福祉従事者に隷属させられることになる。精神医療・保健・福祉
は根底から破壊されてしまう。
 一方精神医療・保健・福祉従事者のほうも、「再犯予測ができることを前提」
としたこの法律のもとで、「犯罪防止」を任務として科せられ、精神医療・保
健・福祉総体が治安の道具とおとしめられ、精神病院の開放化や退院促進、地域
での精神障害者の生活はますます困難となっていく。

 私たちは法案を精神障害者差別に基づく予防拘禁法であるという立場から、精
神障害者、精神医療従事者、法律家、労働者、市民が集まりこの稀代の悪法を廃
案にするために闘ってきた。たとえ数の力で強行採決がなされようとも、私たち
はそれぞれの立場から精神障害者差別を許さず、共に生きる社会をめざし、今後
も廃案まで闘いつづけることをここに宣言する。

2003年6月18日

つぶせ! 予防拘禁法4.20集会実行委員会
連絡先:自律支援センター さぽーと
    〒113−0033
    文京区本郷3−18−11TYビル501
    TEL03−3816−5121
    FAX03−3816−2063

 
 
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◆2003/06/25 「心神喪失者処遇法案 学術会議委が評価」
 『朝日新聞』2003年6月25日(水)

 「重大な罪を犯しものの、刑事責任が問えない精神障害者に裁判所が治療を命令する心神喪失者処遇法案について、日本学術会議の特別委員会(委員長=川端博・明治大法学部教授)は24日、「従来の医療モデルに最小限の司法機能を加えたもので妥当だ」と評価する報告書をまとめた。
 報告書は、事件を起こした精神障害者に対し、医学と司法が同一の場で治療や処遇を検討し、専門的な治療施設を設置することによって、患者の社会復帰が促進されるとしている。
 同法案は精神科医の間でも賛否が分かれ、国会では3会期にまたがって審議が続いていたが、今国会で成立する見通しとなっている。

 
 
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2003年7月3日
衆議院法務委員 各位
日本障害者協議会
代表 河端 静子

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の
医療及び観察等に関する法律案」の廃案を求める要望

 貴職におかれましては社会福祉施策の推進、ノーマライゼーション社会の実現
に向け、ご尽力されていることに心より敬意を表する次第です。
 本協議会は「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等
に関する法律案」について、その内容において多くの問題点を含むものであり、
徹底した議論と検証を必要とするものであり、廃案にすべきであるとの考え方に
たっています。
 この法案は、精神障害者の人権を侵害する可能性が極めて高く、差別と偏見を
助長しかねないものです。
 今、精神障害者施策で最も求められていることは、7万2千人といわれる社会的
入院者の解消をはじめとした、地域社会の中で安心して生活ができる制度や社会
資源の整備、地域社会における精神科緊急医療システムの構築であります。
 今とるべき道は、「触法精神障害者」の予防拘禁などではありません。再び重
大な他害行為を行う恐れなど、予測できるものではありません。
 貴委員会において、この法案は障害者の人権問題に関わる重要なものと認識さ
れた上、下記の事を強く要望する次第です。


1、貴委員会において、この法案について慎重に議論をされ、採決を行わないで
いただきたい。
以上

 
 
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2003年7月3日

衆議院法務委員 各位


特定非営利活動法人 DPI(障害者インターナショナル)日本会議
議長 山田 昭義
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館内
TEL: 03-5256-5365
FAX: 03-5256-0414


「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する
法律案(心神喪失者等医療観察法案)」強行採決中止を求める声明


DPI日本会議は、衆議院法務委員会に対し、
この法案の強行採決を即時に中止し、
精神障害者の人権確立と社会参加の視点から
法案全体を見直すことを求めます。


 私たちは、障害種別を越えて障害者の人権を障害当事者の立場から擁護してい
く団体として、標記の法案を強行採決しようとしている現在の衆議院法務委員会
のあり方に強く抗議し、強行採決の即時中止を求めます。
 この法案は、精神障害者に対して根強く残っている差別と偏見を悪用した、精
神障害者の社会からの隔離をねらいにしたものであり、一部の心ない病院経営者
を儲けさせるための法律に他なりません。この法案が実施されると、精神障害者
は社会からの隔離に常におびえる生活を余儀なくされ、結果として全ての精神障
害者の社会参加や人権が著しく阻害されます。まさに今、精神障害者施策として
必要かつ議論されるべき、社会参加、権利擁護といった理念の対局に位置するも
のであります。
法案提出当初より、精神障害当事者のみならず、医療関係者・司法関係者などか
らもこの法案のもたらす効果について疑義が呈されてきました。
しかしながら、法案提出者である政府並びに与党はそうした社会の指摘に耳を傾
けることなく、衆議院・参議院ともに強行採決を繰り返し、法案修正を経て衆議
院に差し戻された今となっても、みたび「審議は尽くした」とばかりに強行採決
を試みようとしています。私たちはこうした姿勢を厳しく指弾し、強行採決の即
時中止と法案全体の抜本的な見直しを求めます。

 
 
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◆山本さんより

 7月8日の衆院法務委員会議事録から

○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
 冒頭、先ほどの木島委員の御質疑でも指摘されるように、この法案にまつわっ
てたくさんの献金、疑惑だけでなくて実際に献金が行われて、金で買われた法案
ではないかという指摘すらある中で、本日、実は、私のお部屋を介して何人かの
障害団体の方々が傍聴を申し入れました。しかるに、前回の採択の折に騒いだ、
あるいはこの審議を黙って聞いていることができなかったというゆえをもって、
何名かの方の傍聴はかないませんでした。一方は、法案を推進しようとする側
は、金を打てば、大臣、副大臣、もしかして動く。一方で、反対の意見を持つ者
は、もちろんこの審議の席で不要に混乱を来すはいいこととは思いませんが、や
むにやまれぬ、お金が出せない、だから声を出しているかもしれないわけです。


UP:20030605 REV:0606,22,0701,04,06,09,19,28,0925
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