HOME > Index >

和歌山県立身体障害者福祉センターに対する青い芝の会の抗議行動


Tweet




19760116 和歌山県立身体障害者福祉センター入所者藤田さん(29)施設の管理的処遇に抗議し、国鉄紀勢線に飛び込み自殺 *
19760126〜27 関西青い芝の会 藤田さんの死に抗議し、和歌山県立身体障害者福祉センターを糾弾占拠 *

■言及

 「七七年四月「川崎バスジャック事件」と呼ばれるものを起こした。比べてさほど知られていない出来事では、和歌山県立身体障害者福祉センターに入所し青い芝の会の会員でもあった藤田正弘が自殺すると、七六年一月、関西青い芝の会がセンター△262 を糾弾し占拠、横塚はその場にも赴いている【301】。[…]
 だが、それは苦くもある。『母よ』の増補版以降には『さようならCP』の上映会の記録も収録されている。その最初に収録されているのは山口県・須佐町(現在は萩市)での上映会の記録(文責は司会をした室津滋)で、横塚の言葉がわからないから一文ごとに通訳してくれと言われ、「(かなり逆△263 上)」と記す司会がそれに怒り、「そのような態度がどんなに障害者を押さえつけているかといるか……」と応じたのに対して、「主婦 そんなに感情的になられたたら困る。/(会場のざわめきは一層ひどくなり帰る人が続出。老人が数人、「かわいそうにね、頑張って下さいね」と横塚氏に金を置いていく)」【157】といった記述がある。また和歌山でのセンター闘争の時には、針金で身体を括りつけてセンターに一晩立てこもったのだが、結局捕まった人たちは、拘置所ではなく事務所に搬送され戻されることになったという挿話がある【369】。」


UP: REV:20160427
障害者(の運動)史のための資料:年表  ◇施設/脱施設 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)