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※ 北海道赤いりぼんアフリカ支援の会からアナウンスによれば、本屋さんには並ばないそうなので、内容など詳しくは、下記の赤いリボンのブログをご覧ください。
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中央アフリカ共和国でエイズ診療所を開くまでの歩みを振り返った『「アフリカ病」にかかる』で始まるこの本は、診療所の活動の中で出会った子どもたち、母親たち、青年たちのことを書いたものです。記述を読んでいると、一人一人の姿が浮かび上がってくるように感じます。長年の友であり同志であったシスター・クララふくめ、多くは亡くなった人たちの思い出が積み重なるなか、徳永さんが活動を続けていることがよくわかります。
2003年のクーデターがきっかけとなって徳永さんが日本へ帰った後、「私は日本で不安を募らせたが、すべては杞憂であった。・・職員の成長と自立は、活動10年の大きな成果であった」と言える状態になっているそうです。
世界の人口、世紀末までに100億人突破へ 国連予想
2011.05.04 Wed posted at: 09:34 JST
(CNN) 国連が3日に発表した2010年版の世界人口予想によると、世界の人口は現在の約70億人から2050年までに90億人を突破する見通しだ。
それによると、世界の人口は2023年に80億人、41年に90億人、81年以降に100億人に増え、21世紀が終わる2100年までには101億人に達する見通し。主にサハラ以南のアフリカ諸国やアジア、オセアニア、中南米など出生率の高い国で人口が増えると予想している。
ただしこの予想は出生率の変化によって大きく変動する可能性もある。2100年の人口は、出生率がわずかに上昇すれば158億人に増え、わずかに低下すれば62億に減ると予想した。
高齢化が進んでいる国も多く、こうした国では出生率の低下に伴ってさらに人口が高齢化する見通し。
世界の平均寿命は現在68歳。サハラ以南の国でエイズ治療が進んで若年層の死亡が減れば、2095〜2100年の間に81歳に伸びると予想している。
2010年エイズ感染者は3400万人、1.8兆円の拠出要請=国連
2011年06月03日(金)15時30分
[シカゴ/ジュネーブ 3日 ロイター] 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は3日、世界のエイズ感染者総数は2010年末時点で推計3400万人だったと発表した。09年末時点では、3330万人だった。
UNAIDSは、エイズ対策として2015年までに少なくとも220億ドル(約1兆7800億円)の拠出が必要と報告。対策を強化することで、20年までに1200万人の新規感染、740万人の死亡を防げるとしている。
またUNAIDSは、貧困国の患者の多くが抗レトロウイルス薬による治療を受けられていないと指摘。ミシェル・シディベ事務局長は、「対策費拠出の画期的な方法を検討すべきだ。先進国のためだけではない薬を持つ必要がある」と格差是正を訴えた。
エイズは最初の症例が報告されてから今年で30年を迎える。感染者数は約6000万人以上で、うち半数近くがエイズに関連する原因で死亡している。
エイズ感染者3400万人以上 国連の2010年末推計
2011/6/3 10:54
国連合同エイズ計画(UNAIDS)は3日、世界のエイズ感染者総数が昨年末時点で推計3400万人以上だったと発表した。
新規感染率は年々減っているが、過去10年間で感染者が700万人増加。昨年は約10年ぶりにエイズ対策基金への先進国などによる拠出が減少した。国連は対策強化を加盟国に求めるため、ニューヨークで8日からハイレベル会合を開く。
UNAIDSは2015年までに、少なくとも年間220億ドル(約1兆7800億円)の拠出を要請。中低所得国への治療薬普及により、20年までに1200万人の新たな感染を防ぎたいとしている。
(ジュネーブ=共同)
1500万人に効果的エイズ治療を 国連で宣言採択
2011年6月11日23時59分
世界のエイズ対策を検討する国連の「HIV/AIDSハイレベル会合」は10日、体内のエイズウイルス(HIV)の進行を抑える抗レトロウイルス薬(ARV)の治療を、2011年からの5年間に1500万人に提供することを柱とした政治宣言を採択した。
同会合は、今年がエイズ患者が初めて報告されてから30年、各国首脳がエイズとの闘いを宣言した国連エイズ総会から10年の節目にあたることを受けて、今月8〜10日に国連本部で開催。エイズ撲滅に向けたこれまでの取り組みの検証とともに、今後5年間の活動方針を協議した。
国連合同エイズ計画(UNAIDS、本部・ジュネーブ)によると、過去30年間に世界で延べ約6千万人がHIVに感染し、約3千万人がエイズを発症して死亡。10年時点のHIV感染者は約3400万人。
エイズ:母子感染、15年までに撲滅 国連宣言採択
【ニューヨーク山科武司】国連のエイズ対策に関するハイレベル会合は10日、エイズウイルス(HIV)に感染している妊婦の出産時に胎児が感染する「母子感染」を15年までに撲滅することを盛り込んだ政治宣言を採択、閉幕した。
ハイレベル会合はエイズの初報告から30年を機にニューヨークの国連本部で8日から開催。宣言は15年までの目標として、母子感染撲滅に加え▽性交渉や薬物使用者の注射器による感染を半減させる▽HIVを減少させる抗レトロウイルス治療を受けられる人口を1500万人に増やす−−ことを設定した。
毎日新聞 2011年6月11日 東京夕刊
サイエンス誌の科学10大成果、1位はHIV治療薬の効果 「はやぶさ」も
2011年12月23日 19:00 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月23日 AFP】米科学誌サイエンス(Science)が23日発行の最新号で、「2011年の画期的10大成果」を発表し、抗レトロウイルス薬療法(ART)でパートナーへのHIV感染リスクを96%減らせることを示した臨床試験が1位に選ばれた。
米ノースカロライナ大(University of North Carolina)医学部のマイロン・コーエン(Myron Cohen)所長率いる国際研究チームによる臨床試験「HPTN 052」は、片方がHIVに感染している異性愛カップル1763組を対象に、ボツワナ、ブラジル、インド、ケニア、マラウイ、南アフリカ、タイ、米国、ジンバブエで2007年から実施された。専門家らは、30年に及ぶエイズ(HIV/AIDS)との戦いの中で、対処法を「一変させる」力を持つ研究結果だと評価している。
・早期の抗レトロウイルス療法でパートナーへのHIV感染リスク低下、米研究
その他、上位10位に入った9つの研究成果は以下の通り。
-- 小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の分析で、太陽風が小惑星を変色させることが分かった。
-- 2010年に発表されたヨーロッパ人とアジア人がDNAの2〜6%をネアンデルタール人から受け継いでいるとの研究成果に引き続き、ネアンデルタール人との性交渉が現生人類の免疫機能を高めたことが新分析で分かった。また、道具を器用に作っていた「セディバ猿人(アウストラロピテクス・セディバ、Australopithecus sediba)」は人類の直系の祖先なのかという新たな疑問が提示された。
・人類の免疫系を強くしたのは、ネアンデルタール人らとの性交渉
・新種猿人の化石、「道具の歴史」を書き換えるか?
-- 日本の研究チームが、植物が光合成で水を水素と酸素に分解する際に使用するたんぱく質(光化学系II複合体)の詳細な構造を解明した。この構造を用いれば、クリーンエネルギー分野が飛躍的に進歩する可能性がある。
-- ビックバンから数億年後の初期宇宙に見られるような原始的な水素ガス雲が発見された。また、初期宇宙の星のように金属をほとんど含有しない星が発見され、深宇宙の大きな領域が宇宙嵐にもまれず、無傷で生き延びたことを示している。
-- 人間の腸に宿る微生物には、高たんぱく食を好むものと野菜を好むものの2種類がいることが分かった。
-- アフリカで大規模な臨床試験が行われている世界初のマラリアワクチン「RTS,S」について、子供の感染リスクが半減したとする有望な初期結果が得られた。
・世界初のマラリアワクチンまであと一歩、フェーズ3治験で有望な結果
-- 深宇宙で不思議な太陽系外惑星の発見が相次いだ。地球から2000光年離れた主星「Kepler-11」を周回する密集した6個の大型惑星、主星の自転方向と反対の向きに公転(逆行)する巨大ガス惑星、主星を持たないと見られる10個の惑星、主星が2つある惑星などだ。
・密集する6個の系外惑星を発見、ケプラー望遠鏡
・太陽系の方が奇異な存在? 系外惑星「逆行」の謎
・主星を持たない「浮遊惑星」か、木星サイズ 10個発見
・まるでスターウォーズ、「太陽」が2つある惑星を発見 サイエンス誌
-- 多孔質の天然鉱石ゼオライトの孔の大きさを変更するという新たな方法で、薄くて安価な皮膜を開発した。空気や水の浄化に活用でき、石油・ガス産業のほか、家庭の洗剤としても使えるかもしれない。
-- マウスの実験で、老化細胞を体内から取り除くと白内障の発症や筋力の衰えが遅れることが分かった。古い細胞を除去すると生活の質を向上できる可能性が示された。(c)AFP
HIV治療に大打撃も=欧州債務危機しわ寄せ−アフリカ
時事通信 12月28日(水)15時25分配信
ギリシャに端を発した欧州債務危機が、軌道に乗り始めた世界のエイズウイルス(HIV)対策に大打撃を与える恐れがあると医療関係者が警戒している。アフリカのHIV対策に取り組む看護師で、国際援助団体「国境なき医師団(MSF)」の保健政策・支援顧問マリエル・ベメルマンスさん(38)は、対策を支える基金への「先進国の拠出が先細りする恐れがある」と強く警告する。
28日までにブリュッセルで、時事通信社の電話取材に語った。オランダ出身でアフリカとは無縁だったベメルマンスさんは、看護師となりHIVと向き合ううち「エイズが風土病化しているアフリカ」に直面。治療の「システム自体を変える手伝いをしたい」と2001年から10年間、スーダン、コンゴ(旧ザイール)、ジンバブエ、マラウイと各国で暮らし感染者と寄り添ってきた。
この10年は「目覚ましい進歩」を目の当たりにした。抗レトロウイルス薬の普及で数年前からエイズによる死者数は峠を越え、下り坂に入った。
10年前は「重症化して一輪車で担ぎ込まれる患者が多かった」が、感染症対策を話し合った00年の九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)を受け02年に誕生した世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)などが環境を一変させた。HIV対策は「転機を迎えた」とベメルマンスさんは実感している。
ところが、今年はアフリカの現場で資金不足から「新規の患者を一切受け入れられない状況」になったコンゴなど異変が少なくない。原因は08年秋のリーマン・ショック。欧米からの資金が滞った影響が「すぐ目に見える形にはならなかったのに、少し時間を置いて出ている」と気が付いた。