MSとデル、(Product) RedモデルPCを提供へ[CNET Japan]
MicrosoftとDellは米国時間1月25日、3機種の(Product) Red PCを両社協力のもとで提供し、アフリカでHIVおよびAIDSにかかった女性や子どものための慈善事業を支援することを発表する予定だ。ただし、このニュースは、New York TimesのJohn Markoff氏が同紙の Davoブログで述べてからは、少しずつ事前に明らかになっていた。
Dellは、同社オールインワンデスクトップPC「XPS One」を赤くすること予定している。また、両社は、ノートPC「XPS M1330」および「XPS 1530」の赤色バージョンでも協力する予定だ。ただし、両機種とも赤色モデルが既に存在することから、違いは特別版OSという点になる予定だ。
このPCでは、特別版の「Windows Vista Ultimate」エディションが搭載されることで、内部にも赤が採用される。この特別版OSには、特別テーマの壁紙やサイドバーガジェットが含まれる。
最も重要なこととしては、両社が売り上げの一部を(Product) Redの活動に提供する点がある。XPS Oneでは1台につき80ドル、各ノートPCで50ドルを共同でGlobal Fundに直接寄付する。
アフリカ支援 ゲイツ氏と協力
福田総理大臣は26日、スイスで開かれる「ダボス会議」に出席し、地球温暖化対策やアフリカへの支援策などについて演説を行うほか、「マイクロソフト」のビル・ゲイツ会長と会談する予定です。これまでの事務レベルの調整の結果、政府は、ゲイツ氏が途上国支援などのために創設した「ゲイツ財団」とともにアフリカ支援に乗り出すことになり、福田総理大臣がゲイツ氏に直接協力を求めることにしています。具体的な支援の内容としては、保健分野ではエイズ、マラリアなどの感染症の防止策や妊産婦の健康を改善すること。農業分野では、農産物の品種改良や人材育成などが検討されています。政府としては、アフリカへの支援策が主要議題の1つになる北海道洞爺湖サミットを控える中、世界的に著名なゲイツ氏と協力することでアフリカ支援に積極的に取り組む日本の姿勢を国際的にアピールするねらいがあるものとみられます。
1月24日 18時10分
DellとMS、(PRODUCT)REDブランドPCでエイズ撲滅支援
2008年01月25日 08時56分 更新
米Dellと米Microsoftは1月24日、(PRODUCT)REDブランド製品を発表した。Windows Vista Ultimateの(PRODUCT)REDバージョンを搭載したDell製PCとプリンタで、30日までDellのWebサイトと全米のBest Buyの店舗で販売。31日からは、さらに30カ国近くでも提供を開始する予定。
(RED)は、アフリカのAIDS撲滅のために2006年に立ち上げられたプロジェクト。プロジェクトに賛同して企画された「(PRODUCT) RED」ブランド製品の売り上げの一部は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund)に寄付される。既にAmerican ExpressやGap、Emporio Armaniのほか、米Motorolaや米Appleが同ブランドの製品を販売しており、これまでに世界基金に寄せられた寄付金は5700万ドル以上に上る。
今回発表された(PRODUCT)REDブランドのPCは、「XPS One」、「XPS M1330」、「XPS M1530」の3モデルで、それぞれWindows Vista Ultimateの(PRODUCT)REDバージョンを搭載。ボディに赤をあしらったほか、(RED)仕様の壁紙やスクリーンセーバー、Windows Sidebarガジェットもプリインストールした。プリンタは「948 All-in-One Printer」の1モデルとなっている。 red (PRODUCT)RED製品を前にしたビル・ゲイツ氏(左)、プロジェクトの共同創立者ボノ(中央)、マイケル・デル氏(右)
DellとMicrosoftは、(PRODUCT)REDブランドPCの販売1台につき、モデルに応じて両社合計50〜80ドルを世界基金に寄付する。プリンタの販売では、Dellが1台当たり5ドルを寄付することになっている。
米マイクロソフト、デルもボノ氏のエイズ撲滅活動に参加
【シリコンバレー支局】米マイクロソフトと米デルは24日、売上金の一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付するパソコンなどを発売した。人気ロックグループ「U2」のボーカル、ボノ氏らが取り組むエイズ撲滅活動「プロダクト・レッド」に参加する。
発売したのは活動名にちなみ赤い色を取り入れたデザインのデスクトップ1種類(価格は1台1599ドルから)、ノート型2種類(1149ドルから)。デスクトップ1台につき両社合わせて80ドル、ノート型では50ドルを寄付する。デルはこのほかにもプリンターを発売。1台売れると基金に5ドルを寄付する。
ボノ氏らは「プロダクト・レッド」という共通ブランド商品の売り上げの一部をアフリカのエイズ患者救済に役立てる活動を推進している。米アップルや携帯電話機の米モトローラなども活動を支援、同ブランドの商品を販売している。(14:44)
MicrosoftとDell,エイズ患者支援活動「(RED)」に協力
米Microsoftと米Dellは米国時間2008年1月24日,「(PRODUCT)RED」ブランドを冠したソフトウエアおよびハードウエアの一般提供開始を発表した(関連記事:DellとMicrosoftが(PRODUCT)RED製品を提供,収益の一部をエイズ対策に寄付)。「(RED)」はHIV感染やエイズ発症に苦しむアフリカの女性と子供を支援する目的で設立された国際組織。活動の一環として,世界的に著名な企業と共同で「(PRODUCT)RED」ブランドの製品を開発し,その収益を支援に役立てている。
Dellは(PRODUCT)REDブランドのトレードマークで飾る様々なハードウエア製品を販売する。例えば,オールインワン・デスクトップ・パソコンの特別仕様モデル「XPS One(PRODUCT)RED」,ノート・パソコン「XPS M1330(PRODUCT)RED」「XPS 1530(PRODUCT)RED」2モデル,プリンタ複合機「Dell 948 All-in-One Printer(PRODUCT)RED」などを用意する。価格は通常モデルと変わらないが,Dellは購入された製品の種類に応じて1台当たり5〜80 ドルを(RED)の管理団体である世界基金(Global Fund)に寄付する。
Microsoftは,この支援計画専用のWindows Vistaを作り,Dell製(PRODUCT)REDブランド・パソコンだけに搭載して販売する。この特別エディションの名称は「Windows Vista Ultimate(PRODUCT)RED」。(PRODUCT)REDをテーマとする専用の壁紙6枚,スクリーンセーバー,Windows Sidebarガジェット2種類,DreamScene(アニメーション壁紙)が入る。
さらに両社は,アメリカン・フットボール・チームのNew England PatriotsとNew York Giantsが2月3日にアリゾナ州グレンデールで対戦するスーパー・ボウルのテレビ中継で,初めてのコマーシャル(CM)を流すことも明らかにした。このCMでは,Dellの(PRODUCT)REDブランド製品とWindows Vista Ultimate(PRODUCT)RED,そして(RED)そのものを紹介する。
この取り組みに関する詳細と関連製品の画像やスクリーンショットは,SuperSite for Windowsの記事「Dell and Microsoft Join(RED)」(英文)に掲載した。DellのWebサイトにも詳しい情報があり,(PRODUCT)REDブランド製品を注文できる。
(Windows IT Pro, (C)2008. Penton Media, Inc.)
(Paul Thurrott) [2008/01/25]
DellとMicrosoft、(PRODUCT) REDモデルのPCとプリンターを提供
2008/01/25
Yoichi Yamashita
DellとMicrosoftは1月24日 (米国時間)、 (PRODUCT) REDモデルのPCとプリンターの提供を発表した。
(PRODUCT) REDは、民間企業から世界エイズ・結核・マラリア対策基金への持続的な資金の流れをつくる寄付の仕組みだ。U2のボーカリストであるBono氏と国際 NGOであるDATAのBobby Shriver氏が発起人となり、2006年1月にスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム (ダボス会議)で発表された。現在2008年のダボス会議が開催されている。
Dellの(PRODUCT) REDモデルは、オールインワンデスクトップの「XPS One (PRODUCT) RED」(1,599ドルから)、薄型ノートPCの「XPS M1330 (PRODUCT) RED」(1,149ドルから)、ノートPCの「XPS M1530 (PRODUCT) RED」(1,149ドルから)、マルチファンクションプリンター「948 All-in-One Printer (PRODUCT) RED」(149ドルから)など。PC製品はOSがWindows Vista Ultimateで、 (PRODUCT) RED向けの6つの壁紙、スクリーンセーバ、2つのWindows Sidebarガジェット、Windows DreamSceneなどが含まれる。米国ではDellのオンラインストアおよびBest Buyでまもなく発売が開始され、1月31日から世界30カ国近くでの販売も始まる。PC製品では1台につきDellとMicrosoftから50〜80 ドル、プリンター製品ではDellから5ドルがアフリカのエイズ問題に取り組む世界基金に寄付される。
DellとMicrosoftが(PRODUCT)RED製品を提供,収益の一部をエイズ対策に寄付
米Dellと米Microsoftは米国時間1月24日,「(PRODUCT)RED」ブランドのパソコンとプリンタの提供を発表した。(PRODUCT)REDブランドの製品は,U2のボーカリストであるBono氏と慈善活動家のBobby Shriver氏が創設した「(RED)プロジェクト」の一環として提供されるもの。収益の一部がアフリカのエイズ問題に取り組む世界基金(Global Fund)に寄付される。
Dellが発表した(PRODUCT)REDモデルは,液晶ディスプレイ一体型のデスクトップ・パソコン「XPS One」(1599ドルから),13.3インチ型ノート・パソコン「XPS M1330」(1149ドルから),ハイエンドの15.4インチ型ノート・パソコン「XPS M1530」(1149ドルから),プリンタ複合機の「948 All-in-One Printer」(149ドルから)など。パソコンに搭載される(PRODUCT)RED版のWindows Vista Ultimateは,(RED)仕様の6種類の壁紙,2種類の「Windows Sidebar」ガジェット,(RED)をテーマとする動く壁紙「Windows DreamScen」などを提供する。
DellとMicrosoftは,(PRODUCT)REDモデルのパソコン製品1台につき50〜80ドル,プリンタ製品ではDellが1台あたり5ドルを世界基金に寄付する。世界基金には,(RED)プロジェクトを通じてこれまでに5700万ドル以上の寄付金が寄せられている。アフリカのエイズ患者は,1人あたり80ドルで抗レトロウイルス治療を6カ月以上受けられるという。
米国では現在,Dellの(PRODUCT)RED製品は同社のオンライン・ストアで購入可能となっており,2008年1月27までには小売りチェーンのBest Buyでも発売される。米国以外の地域でも,1月30日から約30カ国で販売される。
(ITpro) [2008/01/25]
デル、エイズ対策支援の(PRODUCT) REDを国内販売
〜真っ赤なXPSシリーズやプリンタを投入
米Dellと米Microsoftは24日(現地時間)、エイズ対策活動への支援を目的とした「(PRODUCT) RED」ブランドのPCとプリンタを、両社の協力の下で発売した。これを受け、米Dellの日本法人であるデル株式会社は同製品の国内販売を2月1日より開始する。
(RED)とは、アフリカで実施されているエイズ対策活動に対する企業と消費者の関心を高め、資金提供を促すことを目的とした活動。この活動に賛同する企業は、(PRODUCT) REDブランドにて製品を開発/販売し、その収益の一部を世界基金に寄付する。これまで国内でも、iPodや携帯電話などが同ブランドで発売されている。
今回デルが発売するのは、液晶一体型PC「XPS One (PRODUCT) RED」、ノートPC「XPS M1330 (PRODUCT) RED」、ノートPC「XPS M1530 (PRODUCT) RED」、プリンタ「948オールインワンプリンタ (PRODUCT) RED」の4製品。PCには鮮やかな赤のカラーリングを施すと共にロゴを追加。OSは同じく(PRODUCT) REDに対応したWindows Vista Ultimateとなり、特製壁紙(6枚)、スクリーンセイバー(1種)、サイドバーガジェット(2個)、Windows DreamScene(1本)が付属する。プリンタはカラーリングとロゴの変更のみ。
XPS Oneの標準構成は、Core 2 Duo E4500(2.20GHz)、1GBメモリ、320GB HDD、1,680×1,050ドット(WSXGA+)表示対応20型液晶、Radeon HD 2400 Pro(128MB)、DVD±RWドライブなどを搭載し、価格は185,800円。80ドルが世界基金へと寄付される。
XPS M1330は、Core 2 Duo T7500(2.20GHz)、2GBメモリ、160GB HDD、1,280×800ドット(WXGA)表示対応13.3型液晶、GeForce 8400M GS(128MB)、DL対応DVD±RWドライブなどを搭載し、価格は190,030円。50ドルが寄付される。
XPS M1530は、Core 2 Duo T7500、2GBメモリ、160GB HDD、WXGA表示対応15.4型液晶、GeForce 8400M GS(128MB)、DL対応DVD±RWドライブなどを搭載し、価格は156,480円。50ドルが寄付される。
948オールインワンプリンタは、ファックス/スキャン/コピー機能を備えたインクジェット複合機。価格は18,800円。5ドルが寄付される。
デルとマイクロソフト、日本でも(PRODUCT) REDブランドの製品を発売
2008/01/31
富永ジュン
デルとマイクロソフトは31日、日本国内において(PRODUCT) REDブランドのPCとプリンタを2月1日より販売すると発表した。
(PRODUCT) REDとは、アフリカで実施されているエイズ対策活動に対する民間企業の関心を高め、民間企業からGlobal Fundへの支援金提供を促す目的で2006年春に始められた(RED)活動に参加するパートナー企業が開発製造する共通ブランド。(PRODUCT) REDブランドの製品の販売収益の一部はGlobal Fundに継続的に寄付され、これまで5,700万ドル以上の支援金がルワンダ、スワジランド、およびガーナにおいて実際の救命活動に利用されている。
(PRODUCT) REDブランドのデルのPCには、(PRODUCT) REDブランドつきのWindows Vista Ultimateが搭載され、1台ごとに50ドルから80ドルの支援金の寄付が行われる。また、(PRODUCT) REDブランドのデルのプリンタは、1台ごとに5ドルがデルからGlobal Fundに寄付される。(PRODUCT) REDブランドのデル製品は、鮮やかな色調の赤を基調にしたボディと独特の(PRODUCT) REDのマークが特徴となるほか、(PRODUCT) REDブランドのWindows Vista Ultimateには、デスクトップ画面用の特製壁紙が6枚、スクリーンセーバーが1枚、サイドバーガジェットが2個、(RED)をテーマにした Windows DreamSceneが1本含まれている。
販売される製品のラインナップは、コンパクトなオールインワンPC「XPS One (PRODUCT) RED」、13.3型ハイディフィニションディスプレイ搭載のノートパソコン「XPS M1330 (PRODUCT) RED」、15.4型液晶を搭載したノートパソコン「XPS M1530 (PRODUCT) RED」、印刷、ファックス、スキャン、コピーの4つの機能を備えたオールインワンプリンタ「948オールインワンプリンタ (PRODUCT) RED」の4製品。最小構成時の価格はそれぞれ18万5,800円、19万30円、15万6,480円、1万8,800円。
デルとマイクロソフト、PC&プリンタの(PRODUCT)REDモデル
デルとマイクロソフトは31日、アフリカのエイズ対策活動を支援する「(PRODUCT)RED」ブランド製品を、両社協力のもとに販売すると発表。デル製PCおよびプリンタの(PRODUCT)REDモデルを2月1日に発売する。
(RED)プロジェクトは、アイルランド出身の人気ロックバンド「U2」のボーカルであるBono氏と、Bobby Shriver氏によって創設されたもので、企業が同ブランドの製品を作ることで、アフリカにおけるエイズとの闘いに、ビジネスが関わっていく趣旨としている。製品の収益金の一部は「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金)に寄付し、HIV/エイズに罹患したアフリカの女性や子供たちのためのプログラムに資金を提供する。
今回発売されるデル製品は、20型ワイド光沢液晶ディスプレイ一体型PC「XPS One(PRODUCT)RED」、薄型・軽量の13.3型ノートPC「XPS M1330(PRODUCT)RED」、15.4型ノートPC「XPS M1530(PRODUCT)RED」、SOHO向けインクジェット複合プリンタ「948オールインワンプリンタ(PRODUCT)RED」の4製品。いずれも鮮やかな赤を基調としたカラーリングおよび(PRODUCT)REDロゴを採用。また、PC 3製品はOSをWindows Vista Ultimateとしたほか、特製壁紙×6枚/スクリーンセーバー×1枚/サイドバーガジェット×2個などが付属する。最小構成の価格はXPS One(PRODUCT)REDが185,000円、XPS M1330(PRODUCT)REDは190,030円、XPS M1530(PRODUCT)REDが156,480円で、948オールインワンプリンタ(PRODUCT)REDは18,800円となっている。
(花@RBB 2008年1月31日 17:08)
著名写真家100人によるアフリカ写真展−作品通じ問題提起
国際協力機構(JICA)横浜国際センター(横浜市中区新港、TEL 045-663-3251)は2月1日より、世界を代表する著名フォトジャーナリスト約100人よる「A Day in The Life of Africa 写真展」を開催する。今年5月に横浜で開催するアフリカ開発会議に先駆けて、広くアフリカに興味を持ってもらおうと現地の様子をとらえた作品を展示する。
作品は、写真家たちがさまざまな国や地域に分散し、その国の1日をカメラに収めるイベント「Day in the Life」で撮影されたもの。今回のアフリカ編は、アフリカのHIV陽性者数が子どもを含め2,500万人を越えるという危機的状況に対して問題意識を高めることを目的に企画された。写真集も発売され、収益は全額アフリカのエイズ教育基金に寄付されている。
会場には、フォトジャーナリストたちがアフリカ大陸の53カ国を撮影した作品の中から約80点を展示。優れたジャーナリズム作品に贈られる「ピューリッツァー賞」受賞歴がある報道写真家・ラリー・プライスさんや、日本人では五十嵐太二さん、村上佳子さんらによる作品も含まれる。
開催時間は9時30分〜18時。3月2日まで。
国際協力機構(JICA)横浜国際センターA Day in The Life of Africaアフリカ開発会議(横浜市)「アフリカ開発会議」親善大使に鶴田真由さん−横浜で5月に開催(ヨコハマ経済新聞)(2008-02-18)
iPod shuffle、1Gバイト版が5800円に値下げ--2Gバイト版も登場
アップルは携帯音楽プレーヤー「iPod shuffle」を値下げすると発表した。1Gバイトモデルは5800円。また、新たに7800円の2Gバイトモデルが追加された。
筆者など : 永井美智子(編集部)
チャネル名 : ニュース : パーソナルテクノロジー
URL : http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20367668,00.htm
アップルは2月19日、携帯音楽プレーヤー「iPod shuffle」(アイポッドシャッフル)を値下げすると発表した。1Gバイトモデルで5800円となる。また、新たに7800円の2Gバイトモデルが追加された。
iPod shuffleは重さ約15.5gの小型軽量モデルで、クリップを備え洋服などに簡単につけられる点が特徴だ。アルミニウムのボディで、色はシルバー、ブルー、グリーン、パープル、そして売り上げの一部が世界基金に寄付される(PRODUCT) REDスペシャルエディションの赤色がある。
「5800円のiPod shuffleはこれまでで最も購入しやすいiPodだ」と、アップルのiPodおよびiPhone担当ワールドワイドプロダクトマーケティング・バイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック氏は述べる。
1Gバイトモデルは19日より新価格で販売されるという。ただし午後10時55分時点で同社のオンラインストアでは、まだ旧価格の9800円で販売されていた。また、2Gバイト版の発売は2月末となる。
iPod Shuffle 容量2GB登場
21/02/2008 by Aki Ukita
アップルがiPod Shuffleに新たに容量2GBモデルを追加することを発表。さらにはオリジナルの容量1GBモデルの値下げも同時に発表。
http://www.slashgear.com/gallery/data_files/9/6/ipodshuffle_2ndGen.jpg
容量2GBのiPod Shuffleは最大500曲の保存が可能でお値段は7800円で、今月末に発売の予定。
オリジナルの容量1GBモデルは5800円に値下げ。2GB、1GBモデルとも色は従来通りシルバー、ブルー、グリーン、パープルと、購入金額の一部が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付される(PRODUCT) REDスペシャルエディション。
子どもたちを救うサミットを提言 ワールド・ビジョン
キリスト教精神に基づいた国際NGOのワールド・ビジョン・ジャパン(榊原寛理事長、東京都新宿区)は、今年7月に北海道洞爺湖で開かれる主要国首脳会議(G8サミット)に合わせて、日本と他の首脳陣の政治的意思が、命の危機に処せられている子どもたちの救命を目指すものとなるよう具体的な政策提言をまとめ、各国のワールド・ビジョンと共同で署名活動を展開している。
提言では、(1)2010年までに総額500億ドルの援助増額という公約実現に向けて、具体的な予定を策定すること、(2)HIV/エイズの予防、治療、ケアへの普遍的アクセス達成という公約実現に向けて、資金拠出を含む計画を策定すること、特に、母子感染予防、小児治療、エイズ遺児へのサポートについての資金拠出に関して、戦略を策定すること、(3)乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康改善、感染症の拡大防止などの保健分野に関するミレニアム開発目標(MDGs)達成に不可欠な、途上国の保健医療システム強化のための援助資金を増加させること、を求めている。
同団体によると、世界では現在、1年間に約970万人の子どもたちが防げるはずの病で命を落としている。また、エイズによって約1500万人の子どもたちが親を亡くしている。
高村正彦外相はすでに、今年のサミットでアフリカ支援と国際保健の問題を重要な議題とすることを表明しており、日本のサミットでの役割が期待されている。8年前の九州・沖縄サミットでは、議長国であった日本政府が「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」の設立に大きな役割を果たした。この基金により、これまでに76億ドルの資金が感染症対策のために集められ、約180万人の命が救われている。
同団体は、G8のうちイタリアを除く7カ国ある各国のワールド・ビジョンと協力し、日本をはじめG8参加各国からも政策提言への賛同を求めていきたい考えだ。
詳しくは同団体ホームページ「G8洞爺湖サミット・キャンペーン」特設ページ(http://www.worldvision.jp/g8)で。
[2008-03-17]
一時は死の淵 HIV感染ケニア女性、悩み聞き世界回る
2008年03月22日00時59分
西アフリカ・ガボンで、20、21の両日に開かれたアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級準備会合に合わせて日本とアフリカ諸国の市民団体が開いた集会には、ケニア・エイズNGO連合のルーシー・チェシーレさん(35)も参加した。アフリカでは女性初のHIV感染者をカウンセリングする専門家で自らもエイズと結核を患って死のふちをさまよった。
「貧しい人たちが真に恐れるのは国境を越えて広がる結核やエイズ。日本はまずそこに目をむけるべきだ」
今回のTICADで、日本政府が経済成長を促す支援や気候変動対策を前面に打ち出す半面、感染症対策の比重が軽くなっているとチェシーレさんの目には映る。
「ただ死を待つのはいやだった。状況を変える人間になりたかった」
HIV感染がわかったのは22歳のとき。交際していた男性から感染者である事実を隠していたと告げられた。死の恐怖と男性の「裏切り」にうちひしがれていたとき、治療先で同じような境遇の女性たちと出会い、自身の体験を語ることで生きる希望を見いだした。
92年、自らのHIV感染を公表。感染者の相談や悩みを聞く女性初の専門家となり、97年から各地を飛び回る。
交通網が貧弱な地方では、設備の整った都市の病院にたどりつけず亡くなるケースが少なくないという。
エイズに結核が追い打ちをかける。アフリカでは結核患者の5割超がエイズとの重複感染者で、エイズ患者の死因1位は結核といわれる。00年、チェシーレさん自身も結核を発症。3回の手術と7カ月に及ぶ入院生活で体重は20キロ以上減った。「手は尽くした」と医師から半ば死の宣告を受けたが、自宅で投薬療法を続け、約1年後に奇跡的に回復した。ビクトリア湖近くの村で、母親と兄弟7人、自分にHIVを感染させた男性と暮らす。
「だれかを憎んでいたら人は救えないから」
途上国の感染症対策、5億ドル超を支援…首相表明へ
福田首相は17日、途上国の感染症対策を支援する民間財団「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金、本部・ジュネーブ)に対し、2008〜10年の3年間で5億ドル(約520億円)を超える資金を拠出する方針を固めた。
05〜07年分の拠出額5億ドルを上回り、過去最大規模となる。23日に都内で開かれる同基金など主催の国際シンポジウムで表明する。
エイズ、結核、マラリアの3大感染症による死亡者は、世界全体で毎年500万人に上る。特に、エイズとマラリアでの死亡者の約8割は、アフリカのサハラ砂漠以南に集中している。この問題は、28日から横浜市で開かれる第4回アフリカ開発会議と7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で、主要議題となる。
首相は両会議に先立ち、基金への新たな拠出方針を表明し、保健医療分野での途上国支援に積極的な日本の姿勢を国際社会に示したい考えだ。
基金は、00年の沖縄サミットで日本が提唱し、02年に設立された。3大感染症の国際支援の中心的役割を果たしており、設立以来、基金全体で約130か国に約54億ドル(約5616億円)の支援を行っている。
日本はこれまで、総額8億5000万ドル(約884億円)を拠出。今年2月段階での総額は、米国、フランス、イタリアに続く第4位だが、今回の5億ドル超の拠出で、3位となる見込みだ。
首相は23日、基金への拠出とあわせ、感染症対策には母子への保健教育や人材育成が不可欠だとし、新たな国際協力の枠組みの必要性を訴える予定だ。
(2008年5月17日 読売新聞)
AMDA、26日に「国際保健セミナー」を開催
国際保健セミナーin Okayama
〜「人間の安全保障」からみた 三大感染症への新たな提言〜
三大感染症―エイズ・結核・マラリアが、全世界の、特に開発途上国の個人および地域社会の生命と暮らしを脅かすものであることが、「人間の安全保障」への関心の高まりとともに広く認識されるようになってきています。
2002年に設立された世界基金は、グローバルな規模での感染症の蔓延を抑える上で大きな役割を担ってきましたが、一方において、その複雑化した脅威により効果的に対応する必要性が議論されるようになってきています。
本セミナーは「国際シンポジウム‐沖縄から洞爺湖−「人間の安全保障」から見た三大感染症への新たなビジョン」のフォローアップとして開催されます。三大感染症を初めとする国際保健の課題に対して、様々な連携・協力のあり方、また地元の最新の取り組みについて考え、ともに学ぶことを目的とするものです。
◆日時
5月26日(月)14:00〜17:00
◆場所
ホテルグランヴィア岡山 クリスタルの間
http://www.granvia-oka.co.jp/access/map.html
◆プログラム
日英同時通訳付き 入場無料
14:00 開会 挨拶
(財)日本国際交流センター 理事長 山本正氏(世界基金支援日本委員会ディレクター)
第1セッション 三大感染症への新たなビジョン
司会:(財)日本国際交流センター 理事長 山本正氏
14:10
Ms. Caroline KAYONGA(キャロライン・カヨンガ) ルワンダ保健省事務次官
14:25
Dr. Sin SOMUNY(シン・ソムニー) MEDiCAM事務局長
14:40
Dr.Christoph BENN(クリストフ・ベン) 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)渉外担当ディレクター
14:55
質疑応答
15:10
休憩
第2セッション 現場の取り組みについて
司会:AMDAグループ代表 菅波茂
15:25
AMDA-MINDSよりホンジュラス事業の紹介:(特活)AMDA社会開発機構 理事長 鈴木俊介
15:55
岡山での感染症の取り組み―エイズ:岡山市保健所 所長 中瀬克己氏
16:10
岡山での感染症の取り組み―マラリア:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系) 博士研究員 平本晃子氏
16:25
岡山での感染症の取り組み―結核:独立行政法人国立病院機構南岡山医療センター 統括診療部長 多田敦彦氏
16:40
意見交換
お問い合わせ
席に限りがありますので、下記にお申し込みください。
AMDAボランティアセンター
TEL: 086−284−7730
E-mail: member@amda.or.jp
主催:特定非営利活動法人AMDA、特定非営利活動法人AMDA社会開発機構
協力:財団法人日本国際交流センター、世界基金支援日本委員会
(2008年05月21日 読売新聞)
感染症対策で5.6億ドル拠出、首相が表明
福田康夫首相は23日午前、都内で講演し、2009年以降に感染症対策として当面5億6000万ドルを拠出する方針を明らかにした。主要7カ国(G7)などが出資する「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金)への拠出額を上積みし、アフリカなど発展途上国で深刻化するエイズなどの予防や治療の対策などに充てる。
外務省や世界基金などが都内のホテルで開いた「国際シンポジウム―沖縄から洞爺湖へ」で表明したもので、首相は「三大感染症は途上国、先進国を問わず猛威を振るう。地球規模での取り組みが不可欠だ」と強調。28日から横浜市で開くアフリカ開発会議(TICAD)や7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)の重要課題として取り上げる考えも示した。
世界基金は2002年1月に設立された財団。これまで世界136カ国で約108億ドルを上限とする事業を承認し、日本はすでに約8億5000万ドルを出資している。(23日 10:32)
感染症対策 582億円拠出表明
福田首相は23日午前、途上国の感染症への取り組みを支援する民間財団「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金、本部・ジュネーブ)が都内で開いた国際シンポジウムで、2009年以降の数年間で同基金に5億6000万ドル(約582億円)を拠出する方針を表明した。
28日からの第4回アフリカ開発会議を前に、05〜07年に出した約559億円を上回る額の提供を約束することで、感染症で苦しむアフリカを支援する姿勢を明確にした。
首相はあいさつで、「3大感染症と闘う世界中の人々を支援することは、日本が重んじる『人間の安全保障』の実現につながる」と強調した。また、感染症対策について、途上国における保健システム強化が不可欠だと指摘したうえで、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の重要課題と位置づける意向を示した。
02年に設立された同基金には、これまでに総額約104億ドルが拠出されている。
(2008年5月23日 読売新聞)
国際エイズ会議:メキシコで開幕、2万2000人参加
【メキシコ市・庭田学】第17回国際エイズ会議が3日、当地で開幕した。ラテンアメリカでの同会議開催は初めてで、世界から約2万2000人が参加。「今こそユニバーサル(世界共通)な行動を」をテーマに8日まで開かれる。開会セッションでは潘基文(バン・ギムン)国連事務総長が演説し、「会議の取り組みは、エイズ予防と治療へのユニバーサルアクセスを実現させるものだ」と評価した。
サブサハラのHIV治療活動を支援=米ブリストル・マイヤーズ〔BW〕
【ビジネスワイヤ】バイオ製薬大手の米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(NYSE:BMY)とブリストル・マイヤーズ・スクイブ・ファウンデーションは、HIV・AIDS感染者が多いサブサハラ(サハラ砂漠以南アフリカ)地域社会でのHIV治療と管理サービスを改善する「セキュア・ザ・フューチャー」テクニカル・アシスタンス・プログラム(TAP)を開始すると発表した。「セキュア・ザ・フューチャー」は1999年に開始された慈善事業で、アフリカの12カ国で治療サポートプログラム、子供のケア、インフラの整備などを行っている。
【注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。(2008/08/07-12:43)
コートジボワール、保健所でのエイズ治療が無料に
* 2008年09月02日 02:23 発信地:アビジャン/コートジボワール
【9月2日 AFP】コートジボワールのHIV/エイズ(HIV/AIDS)感染者は、保健所で抗レトロウイルス治療を無料で受けることができるようになった。費用の大半は海外から援助されるという。
AFPが8月29日に入手したレミ・アラ(Remi Allah)保健・公衆衛生相の署名入りの布告によると、全国の保健所でのHIV/エイズ治療は8月20日から無料になった。費用の大半は、米国のエイズ救済大統領緊急計画(President’s Emergency Program for AIDS Relief、PEPFAR)、およびジュネーブに本部を置く世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria)から拠出されるという。
両団体は、2008-09年の治療実績を7万7000人に設定しているが、2010年までに10万4000人にまで引き上げたい考えだ。
2005-06年の全国調査では、同国のHIV感染者は約75万人で、人口に占める割合は4.7%となっている。(c)AFP
第17回国際エイズ会議:HIV/エイズ治療における今日の問題点
2008年9月9日
* 国境なき医師団@メキシコシティ
2008年8月4日から8日にかけて、第17回国際エイズ会議がメキシコシティで開催された。世界では約1千万人のエイズ患者が延命のために抗レトロウイルス(ARV)薬を必要としているが、薬はその3分の1にしか届いていない(*)。世界各国でHIV/エイズ治療プログラムを展開している国境なき医師団(MSF)はこの会議でも積極的に発言し、医療従事者の深刻な不足や小児エイズへの対策の遅れなど、治療拡大を阻む壁を明らかにし、対策を訴えた。MSFは世界27カ国において14万人以上にARV治療を提供しており、このうち約1万人は小児患者である。
[1]国際エイズ会議の初日にMSFが主催した「格差に目を向けよ」と題するサテライト会議の様子。この会議の席で、専門家らは医療従事者不足の地理的範囲と影響に関して報告し、また各国政府と資金拠出者は、医療従事者数の維持と彼らへの支援に対して迅速に具体策を講じるため、積極的な関与を緊急に強化すべきであると述べた。
[2]マラウイのチョロ州にある、MSFがHIV/エイズ治療を支援する病院の外来部門の様子。マラウイにおけるMSFの医療コーディネーター、モーゼス・マサコワは言う。「マラウイのチョロ地域では、看護師1人が400人の患者を担当し、不可欠な治療を続けることにより彼らの命を支えていますが、基本給は一日わずか3ドル(約320円)です。」治療を開始する患者の増加により、医療スタッフは多数の患者に対して適切な治療と経過観察に割く時間がほぼなくなり、結果として医療の質の低下と治療の中断を招きかねない。
[3]また、国際エイズ会議の席でMSFは報告書「足踏み状態」(“Running in Place”)を発表し、設備や人材が限られた環境であっても小児HIV/エイズ患者の治療は可能であるが、この病気による子どもの死亡を防ぐためには小児に適した薬剤、診断ツール、そして治療法が緊急に必要であることを指摘した。
[4]ジンバブエのブラワヨで、診察を受ける小児HIV患者。同国でMSFは1700人以上の子どもにARV治療を実施している。小児科医のフェルナンド・パレーニョ医師は語る。「子どもたちはエイズと闘っているばかりか、時間とも闘っているのです。治療を受けなければ、HIVに感染して生まれてきた子どもの半数は2才の誕生日を迎える前に亡くなるでしょう。私たちがより効果的な母子感染の予防法の導入に四苦八苦している現状では、すべての子どもが診断を受け、結果の判明後ただちに治療を開始することが急務です。さもなければ、あまりにも多くの子どもが今後も命を落とすでしょう。」
[5]MSFの必須医薬品キャンペーンのコーディネーターであるカレン・デイ(薬剤師)は語る。「先進国ではHIVに感染して生まれてくる子どもが非常に少ないため、小児向け製剤の研究は製薬会社の優先事項ではないのです。現在入手できる医薬品の大半は、水と混ぜる必要のある粉末、あるいは冷蔵を必要とする苦い味のシロップであり、設備や人材が乏しい状況での使用には適していません。また、新規に承認された薬剤については、小児向けの使用における安全性を示すデータがないのです。」
* Towards Universal Access; Scaling up Priority HIV/Aids Interventions in the Health Sector. Progress report 2008. WHO, UNAIDS, Unicef. WHO 2008.
▼17回国際エイズ会議に関連したMSFのミニサイトはこちらから(英語)
▼報告書「足踏み状態」(“Running in Place”、英文または仏文)はこちらから
▼MSFのHIV/エイズに関する活動ニュースはこちらから
インフォメーション
■ パレスチナ・心理ケアプログラム 活動報告会
2007年10月から2008年7月まで、パレスチナ自治区のヘブロンに派遣され、紛争の犠牲となった人びとの心理ケアを担当した河野暁子臨床心理士による報告会を、9月10日(水)19時から東京都渋谷区の「こどもの城」にて開催致します。ぜひご来場ください。詳しくはこちらから。
■ MSF DAY 2008
2007年に引き続き、2008年も国境なき医師団のイベント「MSF DAY」を開催しています。会場でしか見ることができない国境なき医師団制作のドキュメンタリー映画の上映会、そして海外派遣スタッフによる講演会を通じ、人道援助とは何かを皆様と考える一日です。今後の開催予定地は、広島、名古屋、大阪です。詳細については、随時こちらでお知らせします。
■命を救うために毎日できることは何だろう。
「1日50円キャンペーン」は、1日あたり50円または任意の金額を、1ヵ月ごとに口座から振り替えていただく継続的なご寄付の方法です。安定した資金が確保できるため、緊急事態へのより迅速な対応が可能となり、またより長期的な視野に立ったプログラムづくりを可能にする支援方法です。ぜひご参加下さい。お申し込みはこちらから。
■海外派遣スタッフ 参加者募集中
MSFでは、活動に参加できる海外派遣スタッフを常時募集しています。医師、看護師、助産師、臨床検査技師、臨床心理士、薬剤師のほか、非医療系ではロジスティシャン(建築、水・衛生管理、電気、通信、機械、車両、物資輸送などの専門家)、アドミニストレーター(財務・人事管理責任者)を募集しています。
毎月、派遣希望者を対象に海外派遣スタッフ募集説明会を開催しています。次回は9月13日(土)16:30〜17:30に広島(MSF DAY 2008と同日開催)で、9月19日(金)18:30〜20:30に東京で開催します。参加希望の方は、事前に参加申込みフォーム又はお電話にてお申込みください。海外派遣に関するお問い合わせはリクルート担当へ。TEL:03-5337-1499 / recruit@tokyo.msf.org
■国境なき医師団 メールマガジン
MSFの活動状況や海外派遣スタッフ募集などの情報を、メールでお届けします。(月一回程度、テキスト形式またはHTML形式)購読は無料です。是非お申し込みください。お申し込みはこちらから。
停滞するエイズワクチンの開発、発想の転換を迫られる研究現場
* 2008年10月20日 13:49 発信地:ケープタウン/南アフリカ
【10月20日 AFP】米医薬大手メルク(Merck)社が、開発中のエイズワクチンの臨床試験を中止してから、まもなく1年。エイズワクチンの開発は一歩後退したかに見えるが、科学者らは「(メルク社の)敗北が、全く新しいエイズ予防策へと目を向ける転機となった」と、希望を捨てていない。
エイズウイルスの発見から約30年が経過し、エイズによる死者は累計で2500万人にのぼる。エイズワクチンの開発には数十億ドルが費やされているが、いまだに有効なワクチンは登場していない。
南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)では前週、年に一度の「国際エイズワクチン会議」が開催された。出席した国際HIVワクチン事業(Global HIV Vaccine Enterprise)ディレクターのアラン・バーンスタイン(Alan Bernstein)氏は、「エイズ治療の研究において、われわれは全く新しい発想へと転換している最中だ」と語る。
メルク社が前年、「エイズ感染リスクを高める可能性があることが判明した」として、2か所で大々的に行われていたエイズワクチン臨床試験を中止したことは、驚きとショックをもって受け止められた。エイズ・ワクチン・アドボカシー連盟(AIDS Vaccine Advocacy Coalition)のミッチェル・ワレン(Mitchell Warren)氏は、「科学者は誰も予期していなかったことだったし、いまだにその経緯が理解できない」と振り返る。「だが、この出来事がエイズワクチン開発への新たなアプローチを模索する契機となったことは確かだ」
現在、世界では約30のエイズワクチンの臨床試験が行われている。中でも最も注目されているのは、2003年からタイで行われている過去最大の臨床試験だ。これまでに1万6000人が参加した試験の結果は来年にも出るが、どんな結果であれ、エイズに関する有益な情報が提供されるものと期待されている。
■ワクチンの作用を再考
メルク社の失敗は、ワクチンの作用に関する基本的な前提を再考するきっかけにもなったと、ワレン氏は語る。これまでワクチンは、抗体を体内に生成して、ウイルスに感染した細胞を撃退する、という考え方に基づいてきた。しかしHIVウイルスの場合は、いたる所で突然変異を引き起こすため、ワクチンの開発をほとんど不可能にしている。
バーンスタイン氏によると、今最も有望視されている研究の1つは、自然免疫システムという近年明らかにされてきた生体防御反応だ。これはウイルスの侵入を早期に警告できるシステムであり、これを活用することでHIVの感染拡大を防げるのではないかという。
エイズワクチンの開発がなかなか進展しないことから、ワクチンの研究を断念して、研究費をほかの予防法や治療法に回すべきだとの声があがり始めているが、米国のあるエイズ研究者は「ワクチンは歴史的に見ても、最も費用効率の高い病気予防法だ」と主張する。(c)AFP
HIV/AIDS撲滅のスペシャル・イベントが開催! 出演はDJ KRUSH、天平ら
2008/10/21 11:19配信:
(ライター:MySpace Japan)
12月1日は世界エイズ・デー。アフリカ大陸におけるHIV/AIDSの悲惨な現実を知らしめ、今もなお世界中で増え続けるHIV/AIDSの撲滅を呼びかけるべく、エイズ・デー目前の11月22日に恵比寿リキッドルームでイベント<世界のストリートが手を繋いだら>が開催される。
主催するのは、表現を通じてアフリカ大陸における様々な問題を提起し、貧困層の子供たちの救済及び自立支援を主目的としたプロジェクト、African JAG。その主旨に賛同した、世界的DJ/サウンドクリエイターのDJ KRUSH、若手コンポーザー・ピアニストの天平、NYと東京を拠点に活動するタップ・ダンサーの熊谷和徳らが、ジャンルを超えて一同に会すスペシャル・イベントだ。
イベントの模様は、特別番組として12月1日に渋谷FMラジオでのオンエアが決定。また収益金の一部は、African JAG Projectが行なっているマラウイ共和国のAIDS孤児、AIDS患者の緊急支援や自立支援に使用されるとのこと。(MySpaceニュース)
日程:11月22日(土)
時間:19:00 開場・開演
場所:恵比寿リキッドルーム(http://www.liquidroom.net/)
出演:DJ KRUSH、天平、熊谷和徳、ほか
・チケット(10月22日発売)
前売り3,500円/当日4,000円(ともにドリンク代別)
チケットぴあ … 0570-02-9999 (Pコード:307-843)
ローソンチケット … 0570-084-003 (Lコード:75176)
e+(イープラス) … http://eplus.jp/
HMV 渋谷店 … 03-5458-3411
DISK UNION CLUB MUSIC SHOP 渋谷店 … 03-3476-2627
DISK UNION CLUB MUSIC SHOP 新宿店 … 03-5919-2422
DISK UNION CLUB MUSIC SHOP お茶の水店 … 03-3294-6205
LIQUIDROOM … 03-5464-0800
主催:African JAG Project(http://www.africanjag.org/)
企画・制作:有限会社エス・ユー・エス コーポレーション
制作協力:リキッドルーム、株式会社サンリス、株式会社SMAプレイヤーズ
問)エス・ユー・エス コーポレーション … 03-3381-4072
アフリカのエイズ撲滅運動に寄金=米スターバックス〔BW〕
【ビジネスワイヤ】コーヒー専門店チェーン大手の米スターバックス・コーヒー(NASDAQ:SBUX)は、アフリカのエイズ撲滅運動基金「グローバル・ファンド」を運営する米レッドと複数年の提携契約を結んだと発表した。これは、スターバックスの企業の社会的責任(CSR)コミットメントの一環。2008年11月27日から09年1月2日までの期間、米国とカナダで販売する「スターバックス(レッド)」1カップにつき、0.05ドルがグローバル・ファンドに寄付される。
【注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。(2008/10/31-14:31)
国際連帯税:途上国支援に導入を 推進委の設立準備
途上国支援に充てる地球規模の税制「国際連帯税」導入を目指し、市民団体や研究者らが推進委員会の設立準備を始めた。日本政府は国際連帯税を検討中だが、推進委は市民サイドから途上国の立場に立った制度作りを求めていく。議論を盛り上げるため、寺島実郎・日本総研会長らが呼び掛けて23日午前10時半から東京税理士会館(東京都渋谷区)でシンポジウムを開く。
この税は、世界の貧困克服を掲げた国連の「ミレニアム開発目標」の資金源として検討された。地球規模の税制によって世界的な貧富の差を縮める考え方だ。フランスは06年「航空券税」を導入し、同国を発着する飛行機のファースト、ビジネスクラスに10〜40ユーロ、エコノミークラスに1〜4ユーロを課税。年間約1億6000万ユーロの「税収」を途上国でのエイズ薬の購入、分配に使う。現在、同様の制度を計9カ国が導入、19カ国が導入予定だ。
外国為替取引に0・005%程度課税する「通貨取引開発税」も提案されている。外国為替市場の取引額は年約770兆ドル(07年)に上り、世界の政府開発援助総額の3分の1の資金調達が可能とされる。【足立旬子】
毎日新聞 2008年11月23日 東京朝刊
エイズワクチン開発への支援呼び掛け=米IAVI〔BW〕
【ビジネスワイヤ】HIV(エイズ)予防ワクチン開発を促進する米非営利団体の国際エイズワクチン推進構想(IAVI)は、12月1日の「第20回世界エイズデー」に合わせて、エイズワクチン開発への支援を呼び掛けるビデオクリップを一般募集すると発表した。ウェブサイトwww.iavi.org/Commitmentsでは、一般、活動家、コミュニティワーカー、科学者、政治家から寄せられた20−40秒のビデオメッセージを掲載。「世界エイズデー」は1988年、HIVについての意識向上を目的に制定。21年目の今年は「ストップ・エイズ、キープ・ザ・プロミス(約束を守ろう)」をスローガンに、より積極的な呼び掛けを行っている。今年の「エイズデー」詳細はwww.iavi.org/WAD2008へ。
【注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。(2008/12/01-16:03)
感染妊婦の治療率3割に上昇=エイズ孤児は1500万人−ユニセフ
【ニューヨーク1日時事】国連児童基金(ユニセフ)などが世界エイズデーに当たる1日に公表した報告書によると、2007年時点でエイズウイルス(HIV)に感染している低・中所得国の妊婦の33%がHIV増殖を抑える抗レトロウイルス薬治療を受けており、治療率は04年の10%から3倍以上になった。
同様の治療を受けている低・中所得国の15歳未満の子供も05年の7万5000人から07年は19万8000人に増加。ただ、この年代のHIV感染者は推定で200万人に達すると指摘し、乳児を対象にしたHIV診断や治療の拡大が必要と強調した。
報告書はまた、07年時点でエイズのために親を亡くした子供は1500万人に上るとの推計値を示した。(2008/12/02-07:28)
カーラ仏大統領夫人、エイズ基金親善大使就任で抱負を語る
* 2008年12月02日 11:06 発信地:パリ/フランス
【12月2日 AFP】世界エイズデー(World AIDS Day)を迎えた1日、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)仏大統領夫人は大統領府エリゼ宮(Elysee Palace)で会見を開き、ジュネーブ(Geneva)に本部を置く世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria)の初代親善大使に就任することを正式発表した。
「私はいつも皆さんから注目されることで恩恵を受けてきた。今後は皆さんの注目をもっと重要で深刻な問題に向けることができる」と意気込みを語ったカーラ夫人は、母子感染の防止を主な活動目的に挙げた。
国連合同エイズ計画(Joint United Nations Programme on HIV/AIDS、UNAIDS)によれば、1日に生まれるHIVウイルスに感染した子どもの数は1200人で、その半数が2歳までは生きられない。世界のHIV感染者3300万人のうち、半数は女性だが、新しく感染する患者の60%が女性で、20%が子どもだという。
カーラ夫人は、「検査されること、治療を受けること、社会・家族から排除されることを、女性は恐れている」と語り、女性に対するエイズ教育の重要性を訴えた。また、現地への視察旅行の実施や、ほかの有名人への活動参を加呼びかけることで、エイズ問題に対する社会の意識を改革したいとの抱負を述べた。
今後は企業などに対し、同エイズ基金への募金を呼び掛けるという。同基金は世界140か国でエイズ対策に140億ドルを投じ、国家規模でのエイズ治療に取り組んでいる。同基金の支援のおかげで、約200万人が抗レトロウイルス薬を投与されている。(c)AFP/Carole Landry
仏大統領サルコジ夫人、エイズ基金の初代大使に
2008.12.2 11:11
カーラ・ブルーニ仏大統領夫人は世界エイズデーの1日、パリのエリゼ宮別館で会見し、エイズ・結核・マラリア対策世界基金の初代大使への就任を発表した。会見には基金の理事長カザチキン教授も出席した。カーラ夫人は同日発売の女性誌「エル」でも大使就任を明らかにし、自分の大統領夫人としての「媒介力」を有効に「利用したい」と指摘。またエイズは2006年に死去した兄の死因だったことも明らかにした。特にアフリカで蔓延している「母子感染防止」に力を注ぐことも強調した。(パリ 山口昌子)
第77回 カーラ夫人の活躍に期待 エイズ撲滅などの人道支援で
世界エイズデーの12月1日、フランスのサルコジ大統領夫人カーラ・ブルーニさんが、エイズ撲滅を目指す人道的な活動を始めた。世界エイズ・結核・マラリア対策基金の「世界大使」に就任したカーラ夫人は、記者会見で「教育に力を注ぎ、特に犠牲になりやすい女性と子どもを助けたい」と抱負を語った。
日本政府も資金を拠出している世界エイズ・結核・マラリア対策基金は、02年に設立された国際財団で、スイスのジュネーブに本部がある。3大感染症(エイズ、結核、マラリア)による犠牲者は、年間500万人にものぼる。アフリカやアジアなど感染症の脅威にさらされている国々を救済するため、世界中で550以上のプログラムが展開されている。
このような財団の親善大使のポストは、ファーストレディとして人道的な活動に従事したいと語っていたカーラ夫人には適役だ。「今日、私が果たそうとすることは、これまで私の家族と共に行ってきたことの延長にある」と述べたカーラ夫人。このポストを引き受けたのには、個人的な事情もあった。
カーラさんの最新アルバムのなかに、兄が撮影した写真が添えられている。その写真のタイトル「何もなかったかのように」がCDのタイトルにもなっている。カーラ夫人の兄は、2年前に亡くなっているが、死因はエイズだった。昨年2月に、カーラ夫人の家族は、兄の名前を冠にした財団を設立。財団は、エイズに関する教育活動を支援するもので、ユネスコと提携し資金を提供している。
国境なき医師団によると、世界で210万人の子どもたちがエイズ・ウイルスに感染している。そのうち90%がアフリカの子どもたちだ。親善大使として、カーラ夫人はアフリカなどの国々を訪問する。「母子感染は防止できるはず。女性たちは恐れている。治療されることを恐れている。検査を恐れている。なぜなら、共同体や家族から見放されるのを恐れているから」とカーラ夫人。
アフリカにはフランスの旧植民地があり、それらの国々ではエイズに苦しむ人々が多い。フランスのファーストレディーとして、また国際親善大使としてカーラ夫人の活躍が期待されている。
2008年12月2日
高橋真美(たかはし まみ)
北海道放送(HBC)報道記者・ディレクターを経て2001年渡仏。パリ第八大学修士課程卒業後、コーディネート会社Office MaMi代表となる。
URL: www.officemami.jp