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HIV/AIDS 2001・日本



◆2001/07/08 「米で抗エイズ薬開発 武田・塩野義 新作用で需要開拓」
 『日本経済新聞』2001年7月8日(日)朝刊
◆2001/07/24 「エイズ患者 増加続く 「先進国で日本だけ」 予防、自衛が原則」
 『日本経済新聞』2001年7月24日(火)夕刊
◆2001/08/15 「HIV除去精子 体外受精に成功 新潟大で夫婦2組 母子感染なし 出産へ」
 『日本経済新聞』2001年8月15日(水)夕刊
◆2001/10/02 「HIV除去し人工授精の妻出産…母子とも感染せず」
 読売新聞ニュース速報
◆2001/11/02 「エイズワクチン開発へVB 新日本科学 鹿児島大教授と共同出資」
 『日本経済新聞』2001年11月2日(金)朝刊
◆2001/12/24 「HIV感染防ぐ遺伝子 山梨医大 治療薬開発に期待」
 『日本経済新聞』2001年12月24日(月)朝刊


 
 
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◆2001/07/08 米で抗エイズ薬開発 武田・塩野義 新作用で需要開拓
 『日本経済新聞』2001年7月8日(日)朝刊

 武田薬品工業と塩野義製薬は米国でエイズ治療薬の開発を本格化する。武
田は注射剤による副作用問題から開発を中断していたエイズ治療薬を経口剤
に切り替え、臨床試験を1〜2年以内に始める。塩野義製薬は米国に開発子会
社を設立し新薬の臨床試験に着手。2005年ごろの実用化を目指す。
 抗エイズ薬市場は成長しているが、メルクなど米欧勢による寡占状態にあ
る。ただ、特効薬がなく複数の薬剤を併用する療法が一般的なため、武田と
塩野義は新しい作用メカニズムを売り物に需要を開拓する。
 武田が臨床試験を始めるエイズ治療薬「TAK-779」は、エイズウィルス(
HIV)が人の細胞に結合するのを阻止する作用を持つほか、ウィルス保有者
でも発病を抑えられるという。同社は1990年代後半に注射剤タイプで開発に
取り組んだが体内への吸収性が悪く、重い注射痕が残る副作用が出たため開
発を中断していた。
 抗エイズ薬には注射剤タイプと口から飲む経口剤タイプがあり薬の性質に
より使い分けているが、武田は「経口剤タイプに切り替える」(藤野政彦会
長)。1〜2年以内に患者を対象にした臨床試験に乗り出す。
 塩野義は5月に設立した米子会社「シオノギUSA」(デラウェア州)で新薬
「S-1360」の開発を進める。この新薬はHIVの増殖にかかわる「インテグラ
ーゼ」と呼ばれる細胞内酵素の作用を阻害し、ウィルス増殖を抑える。現地
の臨床試験受託会社に委託、新薬申請に必要な患者や臨床データを集める。
抗エイズ薬の市場規模は全世界で2,000億円強といわれている。

▼抗エイズ薬
 エイズウィルス(HIV)の増殖を抑えたりウィルス保有者の発病を抑える
エイズ治療薬。HIVはヒトの免疫細胞にくっついた後、自分の遺伝子情報を
細胞内に放出して増殖する。治療薬にはウィルスの遺伝子情報が複製される
のを防ぐ逆転写酵素阻害剤と、ウィルスが細胞内に侵入した後に成熟するの
を阻害するプロテアーゼ阻害剤の2種類がある。
 ただ薬を長期に投与するとHIVが耐性を獲得して効かなくなる。このため
各国の製薬会社は従来とは違ったやり方でウィルスの増殖を抑える新薬の研
究開発にしのぎを削っている。

 
 
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◆2001/07/24 「エイズ患者 増加続く 「先進国で日本だけ」 予防、自衛が原則」
 『日本経済新聞』2001年7月24日(火)夕刊

 「エイズ患者が国内で増えている。専門家は性行動の大きな変化などが背景にあると分析する。複数の薬剤を併用することで治療効果があがっているものの、完全な治療薬はまだない。このほど開かれた主要国首脳会議(ジェノバ・サミット)において感染症の対策基金の設立が決まるなど、エイズは世界的な重要疾患の一つ。専門家は感染予防を呼びかけている。

性教育、行き届かず
 昨年1年間に厚生省(現厚生労働省)に報告された新たな患者数は327人で過去最高を記録した。エイズウイルス(HIV)感染者数は462人で、一昨年実績を下回ったものの、専門家は引き続き増加傾向にあるとみている。感染者数は外国籍女性の感染が多く判明した1992年に一度ピークを迎えしばらく減少したが95年以降、上昇し始めた。
 厚生労働省エイズ動向委員会の市川誠一神奈川県立衛生短大教授が問題視しているのが、「20代の若者で感染者が増えていること」だ。感染者に占める20代の割合は約3割で毎年比率に大きな変化はないが、感染者数が増えていることを考慮すると「学校でのエイズ教育が彼らに届いていなかった証拠」と語る。
 市川教授によると感染者が増えた原因は「性的パートナーの増加と初交年齢の低下などの性行動の変化が考えられる」。自分は特定の相手としか接していなくても、相手が不特定多数と接触していると、感染の確立は高まる。市川教授は「エイズは性感染症との意識を高め、コンドームの使用を一層啓発するほかない」と訴える。

阻害剤の併用で治療
 薬害エイズ被害者救済の一環として97年に設立された国立国際医療センター(東京・新宿)はエイズの診療と治療法の研究を進めている。同センターの安岡彰エイズ治療・研究開発センター医長は「1日の来院者は約30人」で患者は増加傾向にあるという。
 日本では96年ごろから作用の仕方の新しい薬が認可され始め、3、4種類薬を併用する治療法(カクテル療法)が主流になった。HIVは、逆転写酵素を使い人間の細胞の中に自分のコピーを作る。次にプロテアーゼという酵素でコピーを切断することにより、増殖に必要な“部品”を増やしていく。これらの酵素の動きを邪魔して増殖を抑えるのが阻害剤という薬の働きだ。こうした阻害剤を組み合わせて使用する。安岡医長は「使える薬が少なかったころは1、2年病気の進行を遅らせるのがやっと。現在は薬が効けば人間の回復力で症状が改善する。治療効果は格段に上がった」と話す。血液からウイルスが検出できなくなるまで減る人もあるという。
 しかし、ウイルスはリンパ節などに残っており、薬を飲むのをやめると再び増殖する。薬を飲みつづけなければならない。
 HIVの薬は高く、1種類ごとに月5万〜6万円かかる。検査費などを加えると月20万円を越えるケースもある。治療には保険が使え、病状によっては補助制度もあるが、それでも負担は大きい。生涯にわたる治療費の総額は1人あたり4千万〜5千万円という試算もある。国の医療費削減のためにも、一層の感染対策が求められる。
 東京都はエイズ電話相談(電話:03-3292-9090、平日=午前9時〜午後9時、土日祝日=午後2時〜午後5時)を非政府組織(NGO)と協力して開いている。昨年は約1万6千件の相談があり、感染の不安から電話をかけてくる例が多いという。

完全な治療薬なく
 感染の有無を調べるには血液を検査する。全国の保健所が匿名で無料の相談・検査を受け付けている。
 現状では完全な治療薬はできていない。感染予防には自衛が原則だ。市川教授は「米国では93〜95年の間、エイズが成人男性(25〜44歳)の死亡原因の第1位だったが、その後は減少している。90年代後半以降に感染者が増える傾向にあるのは先進国では日本だけ」と予防が進まない日本の現状に警告を発している。

《主な感染の機会》
・無防備な性行為
・妊婦が感染していると出産時などに子どもに感染
・母乳を通じた感染の可能性もある
・感染者を含めた注射器の共用など
《感染しないケース》
・感染者の血を吸った蚊やダニを通じて感染することはない
・感染者のせきやくしゃみではうつらない
・同じ容器の飲食物を一緒に飲んだり食べたりしても感染しない
・同じふろ、プールに入ってもうつらない」

 
 
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◆2001/08/15 「HIV除去精子 体外受精に成功 新潟大で夫婦2組 母子感染なし 出産へ」
 『日本経済新聞』2001年8月15日(水)夕刊

 「新潟大医学部で、エイズウイルス(HIV)に感染した夫の精子からウイルスを除去し、妻の卵子と体外受精することに成功していたことが15日、明らかになった。2組の夫婦で成功していた。母子にHIVは感染していないもようで、秋と来年春に赤ちゃんが誕生する。HIV除去による体外受精は国内初の試み。
 同大が14日に厚生労働省に提出した報告書によると、体外受精に成功したのは30代同士の夫婦と、妻が40代で夫が30代の夫婦。2月と6月に体外受精を実施した。その後の血液検査で、2人の妻はいずれもHIVは陰性。母子ともに感染していないと判断し、このまま出産する予定。
 同大医学部産婦人科の田中憲一教授は、自らが班長を務めている厚生労働省の研究班の活動の中で、荻窪病院(東京都杉並区)の花房秀次医師や慶応大学医学部などと共同で、血液のリンパ球除去などに使う「パーコール法」をもとに、HIVを除去する技術を昨年、開発した。
 今回はこの方法を採用した。遠心分離機で重さの違う精子、リンパ球、ウイルスなどを分離する。受精をする精子にHIVが含まれていないかどうかを確認してから体外受精した。  厚生労働省は数年前から、HIV感染者が安全に子どもを作る方法の開発に取り組んできた。「安全性は高い。この技術を使い、C型肝炎などほかの感染症患者の体外受精にも利用できるかどうか、検討したい」(疾病対策課)としている。」


 
 
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◆2001/10/02 「HIV除去し人工授精の妻出産…母子とも感染せず」
 読売新聞ニュース速報

 エイズウイルス(HIV)に感染した夫の精液からウイルスを取り除いて妻に人工授精し、感染のない子供を誕生させることに鳥取大学医学部付属病院(鳥取県米子市)が国内で初めて成功した。出産による妻への感染も見られなかったという。こうした治療は、新潟大学病院でも今夏、体外受精によって2組の夫婦が妊娠したことが報告されたばかり。子供が感染した場合の倫理問題は残るが、今回、無事出産にこぎ着けたことで、これら安全性を高めた手法による妊娠がさらに増えることになりそうだ。
 出産に成功したのは20歳代の夫婦。夫は血友病治療の非加熱血液製剤でHIV感染していた。夫婦は2年前に同大産婦人科を受診。同科では大学の倫理委員会の承認を得たのち、夫婦に昨年5月から数回にわたり、安全性の高い新しい方法で精液中のウイルスを除き人工授精を実施した。
 今夏、無事に赤ちゃんが誕生し、血液検査を行ったところ、感染は見られなかったという。
 ウイルス除去の方法は、精子から不純物を取り除く「パーコール法」という一般的な手法を応用したもの。除去後、正確なウイルス検出法を開発した慶応大で検査。ウイルスが検出されないことが確認されたため、人工授精に踏み切った。この段階で感染する確率は4000分の1以下という。
 今回の成功は、HIV感染の心配から妊娠をあきらめていた夫婦にとって朗報だが、生まれた子供がHIV感染している可能性はゼロではなく、子供の福祉を巡る倫理的な問題がある。
[2001-10-02-03:02]

◇10/02 HIV除去の人工授精で出産
 NHKニュース速報

 「鳥取大学医学部附属病院がエイズウイルスに感染した男性の精液からウイルスを取り除いたうえで行った人工授精で赤ちゃんが誕生し、この赤ちゃんはウイルスに感染していないことが確認されました。
 人工授精を行ったのは、鳥取県米子市にある鳥取大学医学部附属病院産婦人科の原田省(ハラダタスク)講師です。
 原田講師は、血友病治療のための非加熱の血液製剤でエイズウイルスに感染した男性とその妻から相談を受け、去年五月に大学の倫理委員会で承認を受けたうえで、人工授精を行いました。
 原田講師によりますと、この人工授精は、男性の精液からすでに幅広く行われている技術を使ってエイズウイルスを取り除いたうえで行われたということで、今年無事生まれた赤ちゃんは、検査の結果、赤ちゃんも妻もウイルスに感染していないことが確認されました。
 原田講師によりますと、大学の倫理委員会の承認を受けたうえで行われたこうした人工授精で、赤ちゃんがエイズウイルスに感染せず、無事生まれたのは国内で初めてだということです。
 この人工授精では、妻と子への感染の危険性が残されていて、大学の倫理委員会でも、このことを夫婦に伝え納得してもらうことを条件にしていました。
[2001-10-02-11:14]

◇10/02 09:53 HIV除去し、出産成功 人工授精、母子感染なし 鳥取大病院
 共同通信ニュース速報

 鳥取大病院(鳥取県米子市)が二日までに、エイズウイルス(HIV)に感染した夫の精液からウイルスを除去して妻の体内に人工授精し、感染していない子供を出産することに国内で初めて成功した。妻への感染もなかったという。
 新潟大医学部でも今夏、感染者の夫の精液からウイルスを取り除いた上での体外受精に二組の夫婦が成功しており、今年秋と来年春に出産予定。
 子供へのHIV感染を恐れて出産できずにいた夫婦にとって朗報だが、母子に感染する可能性がゼロとは言えず、倫理的な問題は残りそうだ。
 同病院によると、夫は二十代で、血友病治療の非加熱血液製剤で感染。一九九九年十一月、病院は鳥取大倫理委員会に人工授精の実施を申請した。昨年五月、妻の妊娠希望を厳密に文書で確認することなどを条件に承認を受け、人工授精を実施。今年の夏、赤ちゃんが生まれた。
 ウイルス除去の方法は、試験管内に「パーコール」という粉末の溶液と一緒に精液を入れて遠心分離機にかけて精子と不純物、リンパ球、ウイルスを分離する。これによりウイルスの数は四千分の一に減り、母子への危険率は一万分の一になるという。(了)」
[2001-10-02-09:53]

◆HIV除去、出産成功 国内初人工授精で 妻子に感染なし 鳥取大病院
 『日本経済新聞』2001年10月2日(火)夕刊

 「鳥取大病院(鳥取県米子市)が2日までに、エイズウイルス(HIV)に感染した夫の精液からウイルスを除去して妻の体内に人工授精し、感染していない子供を出産することに国内で初めて成功した。妻への感染もなかったという。
 新潟大医学部でも今夏、感染者の夫の精液からウイルスを取り除いた上での体外受精に2組の夫婦が成功しており、今年秋と来年春に出産予定。
 子供へのHIV感染を恐れて出産できずにいた夫婦にとって朗報だが、母子に感染する可能性がゼロとはいえず、倫理的な問題は残りそうだ。
 同病院によると、夫は20代で、血友病治療の非加熱血液製剤で感染。1999年11月、病院は鳥取大倫理委員会に人工授精の実施を申請した。昨年5月、妻の妊娠希望を厳密に文書で確認することなどを条件に承認を受け、人工授精を実施。今年の夏、赤ちゃんが生まれた。
 ウイルス除去の方法は、試験管内に「パーコール」という粉末の溶液と一緒に精液を入れて遠心分離機にかけて精子と不純物、リンパ球、ウイルスを分離する。これによりウイルスの数は4,000分の1に減り、母子への危険率は1万分の1になるという。

リスク説明徹底を
青野敏博・徳島大医学部名誉教授(産科婦人科学)の話

 夫がHIVに感染している夫婦にも子供が産める道が開けた。非常に喜ばしい結果だ。感染していない子供が生まれる確率は非常に高いが、100%ではない。リスクをきちんと説明した上で、夫婦の了解を得ることを徹底させなければいけない。」


 
 
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◆2001/11/02 「エイズワクチン開発へVB 新日本科学 鹿児島大教授と共同出資」
 『日本経済新聞』2001年11月2日(金)朝刊

 「医薬品開発受託大手の新日本科学(鹿児島県吉田町、永田良一社長)は、
鹿児島大学の教授3人と共同出資で医療バイオビジネスのベンチャー企業を
設立し、新薬や新医療技術を開発する。3教授の研究成果をもとに、まずエ
イズやO-157用ワクチン、血液を凝固させないカテーテルなどの実用化を目
指す。
 新会社「BMTハイブリッド」(鹿児島市)は資本金1,000万円。新日本科学
が40%、3教授が計25%を出資した。同大工学部の明石満教授(機能性高分
子学)と医学部の馬場昌範教授(微生物学)、丸山征郎教授(血管生物学)
が取締役に就任した。
新日本科学の大西瑞男監査役が社長を務める。
 明石教授は超微粒子技術の第一人者。馬場教授とエイズ抗体の作成に成功
したほか、丸山教授と共同で血液凝固を防ぐ医療技術を開発した。」


 
 
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◆2001/12/24 「HIV感染防ぐ遺伝子 山梨医大 治療薬開発に期待」
 『日本経済新聞』2001年12月24日(月)朝刊

 「山梨医科大学などのグループは、エイズウィルス(HIV)に汚染された可能性の高い血液製剤を使いながら感染しなかった血友病患者の7割で遺伝子に共通した特徴があることを突き止めた。ウィルスが免疫細胞に侵入するときにかかわるたんぱく質の遺伝子で、塩基配列が多くの人と微妙に違っていた。ウィルス感染を防ぐのに関係しているとみられ、治療薬の開発に役立つという。
 山梨医大の照沼裕講師と静岡県立こども病院の三間屋純一医師らのグループはエイズウィルスが混入し薬禍をもたらした非加熱製剤を用いた日本人血友病患者の中に、感染が認められないグループがいることに着目、患者の遺伝子を調べた。
 11人のうち8人が、免疫細胞の表面にあるたんぱく質「CCR2」の遺伝子において190番目の塩基がグアニン(G)ではなくアミン(A)だった。この結果、CCR2を構成するアミノ酸のうち、64番目のアミノ酸がバリンではなくイソロイシンになっていた。同じ遺伝子の特徴を持つ人は日本人では全体の3割程度とみられ、白人の約1割に比べて際立って多い。
 個人の遺伝子の微妙な差は一塩基多型(SNP)と呼ばれ、病気の発症や薬の効き具合に関係する。研究グループは今回見つけた遺伝子の微妙な違いがエイズウィルスの感染を抑えている可能性が高いとみており、「感染の認められない血友病患者が使った非加熱製剤にウィルスがたまたま混入していなかったとは考えにくい」と話している。
 これまでCCR2の多型にはエイズウィルスが感染しても発症を遅らす働きのあることが知られていた。」


*作成:斉藤龍一郎(情報提供)・立岩真也
*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けた研究(基盤(C)・課題番号12610172)の一環として作成されました(〜2004.03)。
UP:2001 REV ...20040416(ファイル構成変更)
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