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泉さん事件




 ◆泉宜秀君を支援する会
 代表:米内山明宏
 事務局 ファクス0424-95-2256
 電子メール:ton@air.linkclub.or.jp
 ホームページ:http://www.deaf.or.jp/izumi/

◆長瀬 修 200009 「関連図書・関連団体の紹介」
 泉宜秀君を支援する会
 http://www.deaf.or.jp/izumi/
 『交通事故で逝ったろうの若者 泉宜秀君が残してくれた夢』

レナード・デービス氏からの泉さんの死へのメッセージ
 長瀬修訳 200009 泉宜秀君を支援する会
 http://www.deaf.or.jp/izumi/
 『交通事故で逝ったろうの若者 泉宜秀君が残してくれた夢』


◆19991109火 公判 午後1時15分 東京地裁八王子支部

……

◆19991004 長瀬修のjsdsへのメイルを転載

泉宜秀さんが亡くなったことにお悔やみを申し上げます。

私の母はろう者ですが、同じような形で1973年に殺されました。
ニューヨークで道を渡っていた時でした。運転者は母が聞こえると
思ってクラクションを鳴らしたのですが、母には聞こえませんでした。
母の死は殺人行為の結果と見なされ、運転者は告訴されました。
母が聞こえなかったことは刑事事件では全く触れられなかった
と思います(運転者はスピード違反でした)。

しかし障害の問題はいずれにしても出てきました。
私たち家族は民事訴訟を起こし「勝訴」したのですが、
結局、雀の涙ほどの金額しか賠償が得られませんでした。
将来の稼得能力に基づいて金額が決められるからです。
62歳で耳が聞こえず、収入の少ないパートの仕事だったので
65歳の定年までの収入は4000ドル程度とされてしまいました。
裁判所に支払う費用、弁護士費用等が差し引かれた後で、私と
兄(もしくは弟)は500ドルの小切手をそれぞれもらいました。
もちろん、金額の問題ではありませんが、社会、経済的地位が
障害の問題に関係があるかを示しています。
運転教習、安全運転講座で歩行者は耳がよく聞こえないかも
しれないことが伝えられていないのには驚かされます。

レナード・デービス
ビンガントン大学
英語学科教授
ニューヨーク、米国

*デービス氏はいわゆるCODA(両親はろう者で本人は聞える)で
このメッセージは英語の障害学メーリングリスト、
disability-research に簡単に泉さんの事件に
関するメッセージを流したところ、寄せられたものです。
御本人の承諾を得て、ここにアップします(長瀬訳)。
氏の「ろうと洞察」は『現代思想』96年4月臨時増刊
「ろう文化総特集」に翻訳、掲載されています。

オリジナルの英文は、
泉宜秀さんを支援する会のホームページ
http://www.deaf.or.jp/izumi/
にアップしてあります。

長瀬修


◆『朝日新聞』9月25日朝刊
 「手話講師・泉さんひき逃げ事故 容疑者を起訴」

 立川市内の路上で今月三日、ろう者で手話講師だった泉宜秀さん(当時25)がひき逃げされて死亡した事故で、地検八王子支部は二十四日、立川市の飲食店従業員窪上知行容疑者(20)を業務上過失致死と道交法違反(ひき逃げ)の罪で地裁八王子支部に起訴した。
 起訴状によると、窪上容疑者は三日午前零時二十五分ごろ、制限時速二〇キロの立川市柏三丁目の市道を約五〇キロで走っていた。現場の約五十五メートル手前で、道路左側を歩いていた泉さんに気付いたが、速度を落とさず、運転前に飲んだ酒の影響で注意力も散漫になり、道路左寄りを走った。ぶつかる直前になって、ハンドルをに切ったが間に合わ ず、泉さんをはね、そのまま逃げたとされる。

◆『朝日新聞』武蔵野版9月23日朝刊

事故死の泉君支える会発足
「ろう者に理解を」

 立川市内の路上で今月3日、ろう者で手話講師だった泉宜秀さん(当時25)がひき逃げされて死亡した事故をきっかけに、泉さんの友人ら約150人が、ろう者に対する社会の理解を促していこうと「泉宜秀君を支援する会」を立ち上げ、22日、中野区で発足集会を開いた。
 集会では、スライドなどを使って事故の様子が説明された。夜道を歩いていた泉さんは、後ろから来た車にはねられ、十数メートルも飛ばされたという。
 「支援する会」のメンバーの木村晴美さんは、「ろう者だから事故が起きたという予断を、警察や検察は持ちやすい。車のライトに敏感になるなど、ろう者にはろう者なりの危険の察知の方法があることを社会に伝えていこう」と語った。
 立川署に逮捕、送検された容疑者の処分はまだ決まっていないが、容疑者が起
訴さ
れた後も、できるだけ裁判の傍聴に行くことを決めた。
 立川署は事件について、容疑者が前をよく見ておらず、制限速度20キロを大
幅に
超えて運転していたことが原因とみている。

◆19990922水
 1900〜2100 泉宜秀君を支援する集会 於:東京都生協連会館(中野)
 http://www.deaf.or.jp/izumi/

●集会について

泉宜秀君を支援する会
 9月22日集会のお知らせ 

日時:9月22日(水曜日)
午後7時から9時まで
場所:東京都生協連会館Bホール
(1Fはコープ、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の真向かい)
中野区中央5-41-18  FAX03-3383-7840 TEL03-3383-7800
※JR中央線・地下鉄東西線中野駅下車、南口から徒歩5分

9月3日午前0時半頃、立川市内で友人と帰路の途中だった泉宜秀さん(25歳)は
、後ろから来た自家用車にはねられ、全身を強く打って、同日午前8時頃亡くなりま
した。車はそのまま逃走しましたが、警察の懸命な捜査の結果、被疑者を逮捕しまし
た。現在、東京地検八王子支部に身柄を送致し、勾留されています。
最初の段階では「聞こえなかったから車のエンジンの音が気づかずはねられた」とい
うような報道をされていましたが、現在では、泉君が「聞こえなかった」ためにひか
れたというような認識はないようです。
被疑者が起訴されるかどうかは、現時点ではまだわかっていません。
ただ、今後、事件が裁判所に移ったとしたら、私たちろう者・聴覚障害者は、交通事
故にあうたびに「聞こえなかったから」といって不当な扱いをされるおそれもありま
す。
例えば、子どもの交通事故の場合でも「子どもだから飛び出したんだろう」というよ
うな予断がついてまわるのと同じように、私たちも「聞こえないから」という予断と
偏見がついてまわります。
22日集会では、泉宜秀君が私たちに残した課題にどう取り組んでいけばいいのか、
みんなで考える集会にしたいと思います。             (米内山明宏


泉宜秀君を支援する会の目的:
 泉宜秀君は平成11年9月3日午前0時半頃、友人と帰路の途中、後ろからきた車
にはねられて全身を強く打ち、同日午前8時頃死亡した。
この事故では「耳が聞こえないから車をさけられず事故にあった」というような報道
をされているが、問題の中心は、運転手の過失の有無であって、被害者の耳が聞こえ
ないことをまず問題にすることはおかしい。
 支援する会は、泉宜秀君の事故について、捜査が予断、偏見なしに捜査が行われる
ことを願う泉君ご遺族を支援するために、有志により設立された。

泉宜秀君を支援する会 代表:米内山明宏
連絡先:泉宜秀君を支援する会事務局 ファクス0424-95-2256
電子メール:ton@air.linkclub.or.jp
ホームページ:http://www.deaf.or.jp/izumi/

●(木村晴美さんより)

 泉宜秀君が9月3日午前7時58分に急逝しました。
 合掌。
 立川市内のアパートへ、友人と一緒に帰路の途中、後ろからきた車にはねられ、全
身を強く打って死亡しました。
 (田門弁護士の調べでは19メートル)
 運転者はそのままとん走し、その日のお昼に警察が身柄を拘束。
 夕方5時過ぎになってやっと自分がやったことを認めました。
 加害者は、泉君のアパートから2軒目の家に住んでいる窪上知行(20歳)。

 9月14日には起訴になるか不起訴になるか決定する見込みです。

 加害者側は、「耳が聞こえない」ことを最大限利用する可能性があります。

 そこで本件を同じろう者である田門弁護士が受任し、支援活動を始めることにしま
した。
 
 何かお手伝いしたい、力になりたいと考えている人は、是非、泉君を支援する会の
メーリングリストに入って下さい。
 加入希望者は、「泉宜秀君を支援する会」のMLの管理人、竹内までメールを送って
下さい。
 竹内:zi3k-smkw@asahi-net.or.jp

 なお、ML加入希望者が殺到すると思われますので、
 登録手続きがおくれる場合があるかもしれません。
 その際は、ご容赦ください。

 また、泉君を支援する会のホームページもあります。
 http://www.deaf.or.jp/izumi/

 なお、この案内メールについては、他MLへの転送は自由です。
 よろしくお願い致します。



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