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聴覚障害・ろう(聾) 2012

聴覚障害・ろう(聾)



◆0110(共同通信) 13年参院選から政見放送に字幕 聴覚障害者の参政権向上
[外部リンク]http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011001001824.html
(上のHPより引用)

総務省は10日までに、聴覚障害者の参政権向上のため、13年参院選から政見放送に字幕を付ける方針を固めた。手話通訳は既に一部の政見放送で実施されているが、理解できない聴覚障害者もいることに配慮。準備に時間が必要なため比例代表で試行し、状況を見ながら対象拡大を検討していく。

政見放送は、公選法に基づき衆参両院選と都道府県知事選で実施。衆院小選挙区と衆参比例代表については候補者や比例名簿を届け出た政党、参院選挙区と知事選では各候補者がテレビを通じて政策などを訴える。

現在、字幕入りの映像は衆院選小選挙区分で政党が独自に持ち込む場合に限って認められている。
2012/01/10 18:13 【共同通信】


◇2012/01/12 (日本経済新聞)花王、字幕付きテレビCMの放映発表 13日から
[外部リンク]http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819696E3E0E299948DE3E0E2E3E0E2E3E08698E0E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
(上のHPより引用)

花王は12日、字幕付きテレビコマーシャル(CM)を13日から放映すると発表した。TBS系列のバラエティー番組「A―Studio(スタジオ)」で3月末まで企業広告や洗顔料などのCMを流す。通常のテレビ番組で字幕を見る時と同じように視聴者がリモコン操作で切り替えるとCM画面に字幕が出る。

花王は今回のノウハウや仕様を他社にも公開、4月以降も字幕付きCMの普及に向けた活動を続ける考え。同社によると、潜在的な難聴者を含め聴覚障害者は日本の人口の約15%にあたる約2000万人。高齢化の進展に加え、移動中の車内で携帯電話などを使いテレビ放送を無音で楽しむケースも増えており、字幕CMの需要は大きいと判断した。

2012/01/12 19:39


◇2012/01/16 (週刊ゴムタイムス)クラレ東京 企業のオフィスを活用した校外での作品発表会を開催
[外部リンク]http://www.gomutimes.co.jp/?p=18847
(上のHPより引用)

(株)クラレ東京本社(所在地 東京都千代田区大手町1-1-3)は、社会貢献活動の一環として、筑波大学附属聴覚特別支援学校高等部専攻科造形芸術科(千葉県市川市)の作品展示を、1月16日より1月27日まで、クラレ東京本社内にて行う。生徒が制作した絵画・ポスター・織物など造形作品が来客スペースに展示されるという。

筑波大学附属聴覚特別支援学校は、日本で唯一の聴覚障害者のための国立学校であり、専攻科(短大相当)には、専門知識を学ぶため、全国各地から、高等学校や聴覚特別支援学校高等部を卒業した聴覚障害者が集まっている。 外部で発表をする機会を増やし、生徒が社会へ出るまでに社会との接点を持ちたいという筑波大学附属聴覚特別支援学校と、首都圏という立地を生かした社会貢献活動を模索していた同社との考えが一致したことにより、1999年より、同社東京本社にて作品展示と生徒の会社見学会が実施されている。
会社見学会では、生徒の就職活動を支援するために、企業の仕組みについての講義や、実際の職場の雰囲気を理解するための見学会、従業員との交流会を行っている。本年は、覚特別支援学校生徒の同社見学会・交流会:1月20日午後に実施予定で一般公開はされていない。
クラレ東京本社では、今回の作品展示、会社見学会を来年以降も継続し、息の長い活動として取り組んでいく予定。

<作品展示の概要>

開催期間:2012年1月16日〜1月27日 9:00〜17:45

開催場所:株式会社クラレ 東京本社

東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル 9Fクラレ来客スペース

展示内容:専攻科生徒による絵画・ポスター・織物など造形作品26点


◇2012/01/20 (金沢工業大学)人工内耳の効果を測定する世界初の国際共同研究を開始
[外部リンク]http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2012/1189530_2480.html
(上のHPより引用)

金沢工業大学・先端電子技術応用研究所(所長:上原 弦 教授)は、脳神経の微弱な磁場を計測して脳の活動を調べることが出来る「脳磁計(Magnetoencephalograph:MEG)」を用いて、人工内耳を埋め込んだ聴覚障害がどの程度聞こえているかを客観的に評価する世界初の国際共同研究をオーストラリア・マックゥェーリー大学と開始しました。

従来の脳磁計では人工内耳を頭に固定するための磁石が計測の妨げになってしまい計測ができなかったため、強い磁場に耐えうる脳磁計のセンサの構造を改良し、余分な磁気を除去できるデータの解析方法も改良した新たな試作機を年内に開発する予定です。

脳磁計の開発において先端電子技術応用研究所は、世界トップレベルの技術を有しており、これまで海外の5つの大学に装置を設置し、共同研究を行っています。また、マックゥェーリー大学には小児用の脳磁計が設置されており、言語学を研究しているグループと子供の言語能力の習得過程を共同研究しています。

人工内耳は聴覚障害者の内耳に電極を挿入し、聴神経を直接電気刺激して聴覚を補う装置であり、最近は幼児期に埋め込むケースも増えています。また、人工内耳を埋め込んだことによる改善効果の判断は本人による感覚が頼りであり、幼児の場合は改善効果の判断が難しく、そのため、脳磁計を用いて脳の磁場分布や波形が変化する様子を観察しながら、音声を正確に認識できているか判断できるようにしたいと考えています。

2012年1月20日UP


◇2012/01/22 (岩手日日新聞社)聴覚障害 理解深める 盛岡で「みみフォーラム」
[外部リンク]http://www.iwanichi.co.jp/ken/item_27819.html
(上のHPより引用)

県立視聴覚障がい者情報センター主催の「いわてみみフォーラムinアイーナ」は22日、盛岡市のいわて県民情報交流センター「アイーナ」で開かれた。聴覚障害者やその家族、県民らが訪れ、聴覚障害者のための情報機器の展示や講演会などを通し、耳の不自由な人への理解を深めた。

文化活動などを通じて、聴覚に障害がある人もない人も関係なく交流を深めてもらおうと、2006年から毎年実施。会場では、聴覚障害者の生活の利便性向上を図る各種情報機器の展示のほか、NHK手話ニュース845キャスターの野口岳史さんによる講演なども行われた。

このうち、情報機器の展示では耳が不自由な人に振動で情報を伝える目覚まし時計やワサビの匂いで火災を知らせる火災警報器などが展示され、実際に手に取って体験することもできる。

同情報センターの佐藤信一副所長は「耳が不自由な人は、周囲からは障害があることが気付かれずにトラブルになることもある。このような機会を通じて、健常者にも聴覚障害者に理解を深めていただきたい」と話していた。

情報機器の展示は23日からアイーナ4階にある同情報センターに会場を変えて28日まで展示。時間は午前9時30分から午後8時(最終日は4時)まで。


◇2012/01/22 (MSN産経ニュース)聴覚障害者に災害情報を 支援施設など設立へ 福井で準備会開催
[外部リンク]http://sankei.jp.msn.com/region/news/120122/fki12012202010001-n1.htm
(上のHPより引用)

聴覚障害者への災害情報の提供など支援活動を広げるため、社会福祉法人「県障がい者協会」と聴覚障害者情報提供施設の設立に向けた発起人会準備会が21日、福井市の県社会福祉センターで開かれ、福祉関係者ら約30人が参加。法人化と施設の有効性や活動内容について話し合われた。

同施設は平成9年、県で施設設立委員会が創設。14年、厚生労働省の「障害者基本計画」で、同施設を「全都道府県での整備を促進する」と書かれた。現在、全国40都府県で造られたが、福井県はいまだ整備されておらず、関係者にとって「15年越しの念願」となっている。

昨年3月の東日本大震災で、災害情報が聴覚障害者へうまく伝わらないなどの問題が起きた。これを踏まえ、県も早急な施設整備で情報提供の拠点をつくり、全国的なネットワークづくりに発展させる狙いだ。

発起人で、同センターの真家徹キャリア支援専門委員は「土地整備、県内の関係団体との交流、法人化後の人材採用と運営、事業内容を詰める」と活動方針を示し、「中身作りが最も大きな仕事だ。関係者が一堂に会して協力していくことが必要だ」と訴えた。


◇2012/01/26 (毎日新聞)補聴アプリ:iPhoneで周囲の音、拾って拡大 神戸の市民団体開発 /兵庫
[外部リンク]http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120126ddlk28040359000c.html
(上のHPより引用)

◇右耳失聴の代表「手軽に支援」
聴覚障害者を支援するため、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を活用し、周囲の音を拾って拡大するアプリケーションソフト「Easy Hearing Aid(イージー・ヒアリング・エイド)」を、神戸市須磨区の市民団体「Link」が開発した。代表の大坪健二さん(35)=同区=は自身も昨年、右耳を失聴。「孤独を感じる人々のコミュニケーションを支えたい」との一念で開発した。

アプリは、低音から高音まで125〜5000ヘルツを13に分割し、聞こえにくい音域に合わせてそれぞれの音量を画面のバーにタッチして調整でき、イヤホンを通じて拡大して出力する。1200円で販売している。

大坪さんは姫路工業大(現・県立大)大学院を卒業後にエンジニアから「人づくりがしたい」と保育士に転身したが、昨年2月におたふく風邪の合併症で右耳を失聴した。ネットで中途失聴者と交流するうちに「同じ立場の人たちを助けたい」と保育士を退職して「Link」を設立。東京のソフト開発会社にアプリを提案した。

大坪さんは「補聴器は高く、症状が安定するまでは手を出せない。より手軽に支援したい」と話す。

 問い合わせはメール(info@link-ai.jp)かファクス(078・742・7332)。【錦織祐一】

〔神戸版〕


◇2012/01/30 (NHK NEWS WEB)音声の文字変換 実用化の実験
[外部リンク]http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120130/k10015625431000.html
(上のHPより引用)

人の声を自動的に文字に変換して表示できる技術や、これをいつでも利用できることで聴覚に障害がある子どもたちの授業に役立ててもらおうと、NTTなどは30日から鳥取県などで実用化に向けた実験を始めることになりました。

この実証実験は、聴覚に障害がある子供たちの教育に活用しようとNTTが大手ゲームメーカーの任天堂などと共同で、30日から鳥取県と沖縄県のろう学校で行うものです。NTTは、インターネットを通じてさまざまなデータを好きなときに取り出し、使える「クラウド」を使って、音声を自動的に文字に変換する技術の開発を進めており、実験では教師が話したことばを電子黒板や携帯ゲーム機の端末に文字として表示しながら授業を進めることにしています。このシステムを使えば、授業で話した内容がクラウド上に保存されるため、生徒は授業のあと好きな時間や場所で繰り返して復習できます。また、実験で使われるゲーム機は文章のやりとりもできることから筆談の道具としても活用できるということです。NTTは、教育現場での本格導入を目指す計画で、稲嶺智彦担当課長は「まずは学校現場から実験をスタートさせ、聴覚障害者が外出先や家庭などでもコミュニケーションの道具として利用してもらえるよう検証を重ねたい」と話しています。


◇2012/01/31 (NHK NEWS WEB)沖縄 ろう学校に音声文字変換技術
[外部リンク]http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120131/t10015669831000.html
(上のHPより引用)

人の声を文字に変換して表示できる技術を、聴覚に障害がある子どもたちの授業に活用しようという実験が、沖縄県北中城村にある、ろう学校で始まりました。

この実験は、音声を文字に変える新しい技術を、聴覚に障害がある子どもたちの教育に活用しようと、NTTがゲームメーカーの任天堂と共に、沖縄と鳥取のろう学校で始めました。新しい技術は、教師のことばを文字に変換して、通信機能が付いたゲーム端末に表示させるとともに、保存した情報は、インターネットを通していつでも見られることから、復習にも活用できるということです。沖縄での実験は、北中城村にある沖縄ろう学校で始まり、小学1年生の算数の授業では、教師が話した内容が、2秒ほどでゲーム端末に表示され、子どもたちは端末を見て数字の読み方などを学んでいました。子どもたちにも好評で、教師は「授業で活用する機会が増えれば、子どもたちが内容を正しく捉えることができると思います」と話していました。実験は、ことし3月まで行われ、その後、教育現場での導入を目指すということです。NTTの稲嶺智彦担当課長は「今後は、聴覚障害のある子どもたちがほかの人とのコミュニケーションを図るための支援ツールとして提供していきたい」と話していました。


◇2012/02/01 (毎日新聞)裁判員裁判:聴覚障害の裁判員、手話通訳で審理−−前橋地裁
[外部リンク]http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120201ddm041040119000c.html
(上のHPより引用)

前橋地裁で開かれている強盗傷害事件の裁判員裁判(高山光明裁判長)で、聴覚障害者の男性が裁判員に選ばれたことが分かった。男性は手話通訳付きで審理に参加している。聴覚障害者が補充裁判員に選ばれ要約筆記で審理が進められた例は10年5月に奈良地裁であるが、手話通訳を付けた裁判員裁判は全国初とみられる。

前橋地裁によると、男性は昨年12月に呼び出し状を送った52人の1人。1月30日の選任手続きで男性を含む6人が裁判員に選ばれた。男性は事前に耳が不自由なことを申告しており、同日始まった公判では地裁が手配した手話通訳士4人が15〜20分交代で通訳した。

裁判員法によると、「職務遂行に著しい支障」がない限り、障害者も裁判員の選任対象。最高裁によると、これまでに視覚障害者が点字翻訳付きで審理に参加した例がある。【塩田彩】

毎日新聞 2012年2月1日 東京朝刊




◆被災地聴覚障害者支援

◇2012/01/05 (神戸新聞)災害時の聴覚障害者支援は 県センターなどが冊子 
[外部リンク]http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004724466.shtml
(上のHPより引用)
 
災害時の聴覚障害者の支援方法などをまとめた冊子=県立聴覚障害者情報センター

県立聴覚障害者情報センターなどはこのほど、耳の不自由な人が災害時に困ることや支援方法についてまとめた冊子「聴覚障害者災害支援ハンドブック」を作った。東日本大震災では、阪神・淡路大震災と同じように聴覚障害者が避難所などで情報を得られずに孤立した。嘉田真典・同センター所長(46)は「災害時に誰もが安心して避難できるよう、行政関係者はじめ多くの人に読んでほしい」と呼び掛けている。

昨年3月末、東北で被災した聴覚障害者を支援しようと、阪神・淡路で同じ経験をした人たちが、必要な支援などについて手話と字幕で紹介する映像を同センターのホームページに載せた。

その後、東北の被災者や専門家らから同センターに問い合わせが殺到。文書化してほしいとの要望もあり、手話や筆談などコミュニケーション方法の説明を加えて冊子にまとめた。

冊子では、聴覚障害者が災害時に困ることとして「サイレンや広報車、声による呼び掛け、避難所での館内放送が聞こえない」と紹介。困っている人がいたら、身ぶり手ぶりで声を掛けてほしいとしている。また、避難所での情報提供の方法について、放送内容は掲示板やホワイトボードに書く▽「耳の聞こえない人はいますか?」「手話通訳は必要ですか?」と書いた紙を張る‐などを挙げている。

A4判で2千部作製。これまでに被災地や県内の小学校などに配布し、同センターのホームページでも見ることができる。同センターTEL078・805・4175

(三島大一郎)

(2012/01/05 22:50)


◇2012/01/06 (毎日新聞)豊の命:2012「滅災」のいま/3 障害者避難/上 工夫と理解で共存 /大分
[外部リンク]http://mainichi.jp/area/oita/news/20120106ddlk44040384000c.html
(上のHPより引用)

「障害者の姿が見えない……」。東日本大震災の避難所を映すテレビ。県内8社会福祉法人でつくるNPO法人チャレンジおおいた福祉共同事業協議会の丹羽和美理事長は気になった。「周囲に迷惑をかける」と避難所を出たり、初めから行かなかったことを後日知った。

先月16日、同協議会は中津市で大地震を見据えた避難所運営訓練をした。9〜12月、県内5カ所で障害者や高齢者ら延べ約700人が訓練した一つ。12施設から身体、知的障害者、高齢者、スタッフら約100人が参加した。「入り口付近は寒いがトイレには近い」「元気な人から奥にしよう」。話し合いの末に段ボール、シートを敷き居住空間を確保。「わずかな段差でもつまずく」とシート端にテープを張ってバリアフリー化する人も。約2時間後、弁当が配られると、非日常で元気がなかった障害者もようやく笑顔を見せた。

記者は訓練中、障害者自身やスタッフに「避難時に何が困るか」などを尋ねた。

「耳が不自由です」と書かれた紙を胸に張った聴覚障害の福成明美さん(55)は「聴覚障害は外見では分からない。他の人に『情報が分からない』と気付いてもらえないのが不安」▽電動車椅子の三宅サトノさん(79)は「避難所に洋式トイレがあれば」▽聴覚障害の吉田裕子さん(54)は「掲示板近くに居住空間を確保したい。助けてもらうため普段から自分のことを近所の人に積極的に知らせたい」▽視覚障害の80代の女性は「トイレへ誰に連れていってもらったらいいのか分からない」−−。中津市の授産施設長、湯浅浩さん(54)は「知的障害者が大声を出すこともあるが、環境変化が原因。少しずつ落ち着くので理解を」と話した。主催者側に誘われ、急きょ一般参加した会社員、川嶋良治さん(52)の感想が印象的だ。「最初は障害者に戸惑ったが構える必要はなかった。手を握ったり笑ってうなずくだけで障害者の緊張も解け、居心地の良い空間が作れた」【土本匡孝】

毎日新聞 2012年1月6日 地方版


◇2012/01/09 (産経ニュース)障害者や高齢者のための防災セミナー参加者募集 29日 三重
[外部リンク]http://sankei.jp.msn.com/region/news/120109/mie12010902080001-n1.htm
(上のHPより引用)

名張市などは29日午後1時半から同市鴻之台1番町の市防災センター研修室で、無料の「障害者等のための防災セミナー」を開くことにし、参加者を募っている。障害者や高齢者を取り巻く周囲の人らに、日ごろからの備えの重要性を再認識してもらう。

障害者の自立をサポートしている社会福祉法人「AJU自立の家」が運営する「わだちコンピュータハウス」(名古屋市)の水谷真所長が講演。「東日本大震災の被災地から学ぶ要援護者支援」をテーマに、現地での活動を紹介するなどする。

「日ごろの備えを考えよう〜今日からできる防災・減災」と題したパネルディスカッションでは名張市聴覚障害者協会の窪田智子会長、同市危機管理室の藤岡善光室長らパネリストが意見を交換。有効な手立てなどを探る。

会場には間仕切りなどしつらえた「モデル避難所」も設けられ、見学の時間も設ける。

事前の申し込みは不要。詳しくは名張市高齢・障害支援室((電)0595・63・7591)へ。

2012.1.9 02:08


◇2012/01/12 (中国新聞)聴覚障害者に防災ベスト
 
[外部リンク]http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201201120167.html
(上のHPより引用)

びんご聴覚障害者防災連絡協議会は11日、広島県東部4市の聴覚障害者やボランティアの計24団体と個人を対象に、災害時に聴覚障害者と支援者が着るベスト計410枚の貸し出しを始めた。

福山市の福山すこやかセンターであった貸与式には、約80人が出席。市内の4団体が代表して、同会の金尾千三会長(72)からベストを受け取った。

ベストは黄色で反射材が付いている。前後に「聴覚障害者」と記した。周囲に支援が必要なことを知らせ、情報を受け取りやすくする。手話や要約筆記ができることを示す「聴覚障害者支援」と記した種類もある。

2種類で計580枚を製作。余った分も今後、希望者に貸し出す。金尾会長は「遠慮して支援を求めるのをためらう障害者もいる。ベストを災害時の助け合いに役立ててほしい」と話していた。

【写真説明】貸与式の参加者にベストの利点を説明する金尾会長(右端)

2012.1.12


◇2012/01/22 (NHKニュース)聴覚障害者対象に賠償相談会
[外部リンク]http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120122/t10015450821000.html
(上のHPより引用)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡る賠償について、聴覚に障害がある人たちを対象にした初めての相談会が福島県南相馬市で開かれました。これまで開かれた相談会では手話通訳が十分に確保されておらず、情報が正しく伝わっていないために、賠償の申請をちゅうちょする聴覚障害者が多くいるということです。

この相談会は聴覚障害者の団体からの求めで東京電力が開いたもので、南相馬市の会場には5人の聴覚に障害がある人が参加しました。相談はブースに分かれて行われ、「原発事故で避難したために新たに生じた医療費などを申請する際、どういった書類が必要か」とか、「車や自宅の除染費用は出るのか」といった質問に、東京電力の担当者が手話通訳を交えながら説明していました。団体によりますと、福島県内には聴覚に障害がある人たちがおよそ1200人いますが、これまで開かれた相談会では手話通訳が十分に確保されておらず、誰がどの程度の賠償を受けられるかなど、情報が正しく伝わっていないために、賠償の申請をちゅうちょする聴覚障害者が多くいるということです。福島県聴覚障害者協会の加藤隆正事務所長は「今後はみずから障害を抱える弁護士などとも協力することで、賠償に向けたきめ細かいサポートをしていきたい」と話していました。


◇2012/01/19 (読売新聞)災害SOS 手話学んで…和歌山
[外部リンク]http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20120119-OYT8T00651.htm6
(上のHPより引用)

DVDと小冊子作成
 橋本・伊都聴覚障害者協会(谷口作男会長)などは、聴覚障害者が災害時の避難所生活などで必要な手話をまとめたDVD「災害SOS〜手話を学ぼう」(約51分)2000本と小冊子2000部を作成した。東海・東南海・南海地震の発生も予想される中、聴覚障害者にスムーズに情報が伝わるよう、基本的な手話の知識を学んでもらおうと、県内の消防や小中学校など公共機関へ配布している。(磯江祐介)

東日本大震災や阪神大震災など大規模災害では、防災行政無線など音声による情報の提供が多く、聴覚障害者は苦労を強いられることも多かったという。協会では「災害時に取り残されてしまう」と危機感を強め、昨年7月からDVDの製作などを始めた。

小冊子では、蛇口をひねるしぐさをする「水道」や、右手で「W」「C」と表す「トイレ」など必要最低限な単語を紹介。映像では、「受け付けはどこですか」「弁当はどこで配っていますか」など、実践的な会話を交わしたりするための手話を実演している。

また、同協会の宮本弘美事務局長が「災害が起きた特殊な環境では情報は命を左右するものになります。情報の入手なくして私たちの暮らしは成り立ちません」と訴える。

DVDを企画した和歌山大学防災研究教育センターの今西武客員教授は「映像をきっかけに、災害時に地域の皆さんと一緒に助け合う社会を築きたい」と話す。

2月11日午後1時から、かつらぎ町丁ノ町のかつらぎ総合文化会館AVホールで「聴覚障がい者の防災研修会」が開かれ、今回製作した映像が上映される。東日本大震災で被災した岩手県ろうあ協会の高橋幸子副会長を講師に招いた講演もある。参加費無料。当日は手話通訳、要約筆記もある。

 問い合わせはかつらぎ町社会福祉協議会(電話0736・22・4311、ファクス0736・22・6898)。

(2012年1月19日 読売新聞)


◇2012/01/23 (西日本新聞)聴覚障害者に防災訓練 福岡

[外部リンク]http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/283426
(上のHPより引用)

津波が発生する仕組みについて学ぶ参加者たち 地震や火災に備え、聴覚障害者を対象にした防災訓練が22日、飯塚市芳雄町の市防災センターであった。約20人が参加し、津波が発生する仕組みや消火器の使い方を学んだ。訓練は県の主催。福岡管区気象台の職員らが模型を使って、津波の威力や押し寄せる速度などを説明。同気象台の広報担当者は「100メートルを10秒で走る陸上選手並みの速さで津波が到達する恐れがある。破壊力もあるので、警報が出る前に逃げてほしい」とアドバイスした。

また、耳が不自由な人向けに、音の代わりに強い光やわさびの刺激臭を出す火災警報機も紹介された。筑豊聴覚障害者協会の新良一事務局長(65)は「避難が遅れないように、近所の人との助け合いを大切にしたい。新しい警報器の使用も考え、普段から気を付けたい」と話した。

=2012/01/23付 西日本新聞朝刊=


◇2012/01/30 (神戸新聞)聴覚障害者の避難考える 宝塚で災害訓練
[外部リンク]http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0004778170.shtml
(上のHPより引用)

聴覚障害者の災害時避難について考える「1泊避難訓練」が28、29日、宝塚市売布東の町、宝塚福祉コミュニティプラザで行われ、約30人が参加した。

宝塚ろうあ協会が、講習や日帰り訓練では把握できない課題を浮き彫りにしようと企画。市手話サークル連絡会のメンバーらが協力し、初めて開催された。
大震災が発生したという想定で、参加者は自宅から同プラザまで歩いて避難。手話を使える人がいない状況での、水くみや炊き出しを体験した。ガス漏れがあったという設定で、夜間の避難誘導にも取り組んだ。

訓練のようすを撮影した映像からは、聴覚障害20 件者に情報が伝わらず、取り残された例などが確認された。課題の解決に向けて、参加者からは「情報を共有するためにホワイトボードが必要」「夜の避難時に助けてもらえるよう、前もって近くの人に頼んでおくべき」などの意見が上がった。

同協会で防災活動に取り組む「めざし隊」の志方龍さん(35)は「外見からは気付いてもらいにくいので、自分から積極的にアピールすることが大切だと感じた」と話していた。
(黒田耕司)

(2012/01/30 09:15)


UP:20120111 REV:20120125,0201(甲斐 更紗)
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