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障害学生支援(障害者と高等教育・大学)2019


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last update: 20191110


■企画

◇2019/11/16 「障害学生支援シンポジウム」 於:関西学院大学大阪梅田キャンパス



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2019/11/16 「障害学生支援シンポジウム」 於:関西学院大学大阪梅田キャンパス

障害学生支援シンポジウム


障害学生の総合的な理解を深めていくために
―新たな視点の可能性―

ねらい
 大学をはじめとした高等教育機関における障害学生支援では、障害者差別解消法の精神の下、合理的配慮を提供していくためには当該学生と支援者との間での建設的対話の積み重ねが期待されている。その際に、支援者は当該学生の理解を、そのインペアメント1)や直面する社会的障壁という観点からにとどまらず、広くその生活全体を過去、現在までの時間軸に沿いながら理解を深め、もって信頼関係の構築が望まれているといえる。ただし、このプロセスを円滑に進めて、その実効性を上げていくために求められるスキル、視点や姿勢については、いまだに属人的なレベルに留まり、支援者全体に広く共有された「知」にまで至っているとは言えない。
 こうした問題意識のもと、このシンポジウムでは、いかなる視点でもって学生を理解していくことが建設的対話の際に重要になるかという点を取り上げて、関西の総合大学において実際に多くの障害学生とかかわりを持ち、様々な支援を展開し、かつ現在も展開されている支援者の方々の実際を通して、「理解」の際に依拠すべき様々な視点を参加者で共有しあい、もって障害学生支援の現場に求められる「総合的な理解」についてのレベルの底上げを図っていくことを目指したい。
 同時に、障害学生に対して「インペアメント文化」2)という観点からアプローチし、それが当該学生を理解していく視点の1つとして、学生の「総合的な理解」にいかなる意味を持ち得るのかという点で、話題提供と討論を試みたいと考える。
 最後に、各シンポジストのお考えやそれを活かした取り組み、そして問題提起される「インペアメント文化」という考え方について、それぞれ障害学生の立場でのコメントを得て、更にはフロアからの質問や意見も介しながら、活発で有意義な議論を展開できる場にしていきたい。

注)
1)心身の機能の制約、という意味で用いています。
2)インペアメントのある身体で環境に適応していくために、自然に身についた生活習慣やルールを総称したもので、いわばインペアメントのある人の「生の戦略」とでもいうべきものになります。


日時
  2019年11月16日(土) 14:15〜17:45(開場14:00) 
場所
  関西学院大学大阪梅田キャンパスK.G.ハブスクエア大阪 10F 1005教室 
  (〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー内)
主催
  関西学院大学人間福祉学部 松岡研究室
費用
  無料
対象
  高等教育機関における障害学生支援に携わっている教職員の皆さま
シンポジスト(以下、敬称略)
  京都大学   村田 淳
  同志社大学  土橋 恵美子
  関西大学   藤原 隆宏
  関西学院大学 西岡 崇弘
コメンテータ
  障害学生(または元学生)の方 交渉中
コーディネータ
  関西学院大学 松岡 克尚
司会
  四天王寺大学 原  順子
備考
(1)会場定員が30名になりますので、先着順とさせていただきます。
 〇申込期間
  2019年11月14日(木)まで
 〇お申込み先 myzk@スパム対策kwansei.ac.jp宛に、以下の点(a〜e)をメールに明記の上で、
  件名「11月16日シンポジウム参加申込」でご送信ください。
  a.お名前(ふりがな)、b.ご所属、c.ご連絡先(電話番号、メールアドレス)
  d.どこでこのシンポジウムについて知ったのか
(2)ご参加いただいた場合には、「障害学生支援における『インペアメント文化』について―支援者向けガイドライン」と「同マニュアル」を配布いたします。
(3)情報保障として、要約筆記を用意いたします。
(4)本シンポジウムは、科研費16K04224(研究代表:松岡克尚)の助成を受けたものです。


UP:20191017 REV: 20191110
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